東京・六本木の国立新美術館で3月16日から6月13日まで開催中の展覧会「MIYAKE ISSEY 展: 三宅一生の仕事」の関連アプリが2種類配信されている。今回配信されているのは、会期中、スマートフォンやタブレットで楽しめる展覧会のチラシを使ったアプリ2種。「立動アプリ」は、AR機能を利用したインタラクティブな共有情報発信ツール。アプリをチラシにかざすとチラシの中央に描かれた不思議な立体が動き出し、立体と一緒に写真撮影をすることができる。一方、「MIYAKE ISSEY展:音声ガイド」のアプリは、展示作品の中から厳選された20作品をゲストナビゲーターのピーター・バラカンが分かりやすく解説。“衣服は身体を包む一枚の布である”という発想から生まれた服のエピソードを聞くことができる。このアプリの収録時間は18分で、ダウンロード価格は税込500円。美術館入口カウンターで同アプリをダウンロードした画面を見せると、同展オリジナルステッカーもプレゼントされる。
2016年05月02日V6の三宅健と、タッキー&翼の滝沢秀明がケンタッキー・フライドチキンのパックメニュー「おトクな いいとこどりパック」CMキャラクターに決定したことが8日、わかった。放送は4月21日から5月31日。三宅と滝沢は、10日開演の舞台『滝沢歌舞伎2016』で初共演を予定しており、1月19日に行われた制作発表で、三宅が自分たちの名前に触れて「ケン&タッキーというおいしい関係になれたら」と発言していた。この言葉がきっかけの一つとなり、今回のCMが決まったという。CM自体も舞台に合わせ、稽古を終えた2人が楽屋でフライドチキンを食べるという設定。滝沢が「ケン」、三宅が「タッキー」と呼びかけるなど、2人の名前を生かした展開になっている。三宅は1997年、滝沢は2012年にそれぞれ同社のCMにキャラクターとして登場しており、三宅は19年前に撮影したスタッフと再会、当時の話題で盛り上がったという。また、滝沢は前回のCM時、コンビを組んでいる今井翼と一緒に「ケン・タッキー&翼(ツバサ)・ンド」というコピーで出演しており、今回もまた名前にかかった内容で出演することとなった。
2016年04月08日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)の東京・丸の内にある大型ショップ「イッセイ ミヤケ 丸の内(ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI)」が2016年4月4日(月)に1周年を迎える。それを記念して、4月1日(金)から丸の内店限定アイテムが販売。注目は、全てのアイテムが赤色でカラーリングされているところ。オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)からは、VネックプリーツTシャツ、バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)からはスタイリングのアクセントになるクラッチバックがラインナップ。三宅一生と研究開発チームのReality Lab.(リアリティ・ラボ)による服作りのプロジェクト「132 5. ISSEY MIYAKE」からは、今シーズンのテーマである“ペンタゴン(PENTAGON)”を代表するドレスが登場。さらに、照明器具を展開する陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKEの『FUKUROU』をモチーフにした2WAYバッグ(ショルダー/ クラッチ)も。こちらは赤と黒で表現されている。どれも一点で強い個性を発揮してくれそうなアイテムばかり。お気に入りのアイテムを購入しにお店に足を運んでみては。【詳細】ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI 1st ANNIVERSARY発売日:2016年4月1日(金)発売場所:イッセイ ミヤケ 丸の内住所:東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルTEL:03-5221-9900オープン:11:00~20:00アイテム:・VネックプリーツTシャツ 13,000円+税・クラッチバック 26,000円+税・ドレス 55,000円+税・2WAYバッグ(ショルダー/ クラッチ) 30,000円+税
2016年04月01日4月4日、イッセイ ミヤケ 丸の内(ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI)がオープン1周年を迎える。それを記念し、4月1日に「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」、「バオバオ・イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」、「132 5. ISSEY MIYAKE」の3ブランドより同店限定アイテムが発売される。イッセイ ミヤケ 丸の内は、「今までにないものを、人々の快適な日常のために」という三宅一生の普遍的なものづくりに触れることができる空間として2015年4月4日にオープンしたショップ。今回は同1周年を記念して、赤を基調とした店舗のデザインからインスピレーションを得たアイテムの数々を販売する。オム プリッセ イッセイ ミヤケからは、七分丈のVネックプリーツTシャツ(1万3,000円)が、バオバオ・イッセイ ミヤケからは赤色のクラッチバック(2万6,000円)が登場。132 5. ISSEY MIYAKEは、今シーズンのテーマである“PENTAGON”を代表するドレスと、三宅デザイン事務所のリアリティ・ラボがデザインを手掛けた照明器具「陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE」の“FUKUROU”をモチーフにしたショルダーバッグを展開する。
2016年03月30日デザイナーの三宅一生のものづくりに迫った書籍『Creativity is born 三宅一生 | 再生・再創造』が、3月25日に発売される。三宅一生とリアリティ・ラボ(REALITY LAB)チームによる132 5. ISSEY MIYAKEでは、身頃やスカート部分などのパターンを用いず、谷折り山折りの線が規則的に並ぶ1枚の型紙から衣服を製作している。三宅一生によるこのような衣服構造はどのようにして生み出されたのだろうか。同書では、三宅一生によるものづくりを、荒木経惟の撮りおろしをはじめとするビジュアルとともに紐解いていく。なお、同書の関連イベントとなる展覧会「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」が、6月13日まで東京・六本木の国立新美術館にて開催されている。【イベント情報】「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」会場:国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2会期:3月16日~6月13日時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)【書籍情報】『Creativity is born 三宅一生 | 再生・再創造』編著:清水早苗発刊:パイ インターナショナルソフトカバー/112ページ/A4判変型発売:2016年3月25日価格:2,315円
2016年03月24日3月16日から国立新美術館で「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」が始まった。会期前日にはプレス内覧及び記者発表会が行われ、三宅一生を始めとする関係者が出席した。「21_21 DESIGN SITEを2007年に開館してからすぐに近所である国立新美術館へ挨拶に伺った際に、いつかここで展覧会が出来たらと私が呟いたことから始まった10年掛かりのプロジェクト」と三宅氏が語る本展は、デザイナーの三宅一生が活動を始めた1970年から現在に至るまでの約45年間“企業秘密”にしてきた仕事を紹介するこれまでにない大規模な展覧会である。まず同展を構想するにあたり、三宅一生の45年間のアーカイブを整理するところから始めたのは数年前。三宅氏は「数万点に及ぶ膨大なコレクションの中から、一着一着当時を振り返りながら今回のための展示品を厳選することは思っていた以上に時間の掛かる作業で、実は当初の計画から会期が先延ばしになってしまっていたのだが、やっと今年実現が叶った」と明かし、45年という長い歴史を実感させる。そんな歴史を凝縮させた展示内容は、A、B、Cと大きく3つのセクションで構成されている。ルームAでは、三宅デザイン事務所を立ち上げた70年代に制作された原点ともいえる「タトゥ」「麻のジャンプスーツ」「水着とキャップストール」「ヌバ」といった服を展示。ルームBでは、80年秋冬コレクションで発表された「プラスティック・ボディ」に始まり、その後85年まで様々な形で展開された「ボディ」シリーズを展示する。このA、Bの空間デザインは、三宅氏と20年来の付き合いであるという吉岡徳仁が手掛け、服の展示に用いられているマネキン「グリッド・ボディ」も本展のために制作された。三宅氏の「衣服の原点は一枚の布」という概念に基づき、一枚の紙、または一枚のアクリル板からレーザーカッターでくり抜いた365パーツをグリッド状に組み立てて形成されているという。佐藤卓が空間デザインを手掛けたルームCでは、「プリーツ」「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」「132 5. ISSEY MIYAKE/陰影 IN-EI ISSEY MIYAKE」など5つのテーマに分けて三宅氏の原動力となるチーム、メーカー、デザイナーとの協働を紹介する。中でも注目される「製品プリーツ」の制作過程を初公開するコーナーでは実際にスタッフがプリーツマシーンを動かし、制作実演も行われる。「本展に訪れた人が“何か自分も創りたい”と、子供から大人まで創造意欲を掻き立てられるような展覧会に仕上がったと思っている。デザインとは完成までのプロセスも含めて、こんなにもわくわくする可能性に満ちた仕事なんだと伝えたい」と三宅氏。記者発表会で「これから先40年に活躍する未来のクリエーターの課題は?」と問われると「資源不足や人口増加など問題は様々にあるが、男女や家族でシェアできること、温かみの感じられるプロダクト、洗濯のし易さなどより暮らしや生き方そのものに密接したデザインが必要になってくると思っている。生活の身近な事柄も含めてチームで日々ディスカッションしながら創造していく、だからデザインは面白い」と話した。会見終了後には本展の開会式が行われ、その場でなんと三宅氏にはフランス政府から芸術文化勲章のレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールが授与された。会期中には佐藤卓と深澤直人による「三宅一生の感覚」(4月23日)、写真家・高木由利子と建築家・田根 剛の「Nobody Knows」(5月8日)、テキスタイルデザイナーで株式会社 イッセイ ミヤケ 取締役の皆川魔鬼子による「小さな驚きを与え続けること ―三宅一生のテキスタイル創り―」(6月4日)といったトークイベントや、造形作家・関口光太郎による「新聞紙とガムテープのアートを体験しよう!」(4月17日)や、リアリティ・ラボ(Reality Lab.)スタッフによる「折りオーリ ラボ開講!」(4月29日)といったワークショップなど、様々な関連イベントも予定されている。イベントの詳細や予約方法については国立新美術館公式サイト()にて掲載中。【イベント情報】「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」会場:国立新美術館 企画展示室2E住所:東京都港区六本木7-22-2会期:16年3月16日~6月13日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)休館日:火曜日(5月3日は開館)料金:一般1,300円、大学生800円(5月18日は国際博物館の日につき入場無料)
2016年03月17日東京・白金台のセレクトショップ・ビオトープ(BIOTOP)にて3月11日から27日まで、京都・祇園の老舗履物店「ない藤」が手掛けるビーチサンダル「JOJO」のポップアップショップと、フォトグラファーの横須賀功光の写真展が同時開催される。JOJOは、明治8年から100年以上に渡り履物を作り続ける老舗ない藤が提案する“新しい形のビーチサンダル”。今では非日常になってしまった伝統的な履物を、暮らしに寄り添い、世界とコミュニケーションできるモノに変換したいという気持ちから立ち上げられたプロジェクトのひとつで、日本の伝統的な知恵と方法を駆使して生み出した新しい形のビーチサンダルを展開している。会場ではHIGASHIGUMIの空間演出によって、世界中とコミュニケーションができるモノづくりを目指すJOJOと、写真の可能性を追求し続け、今や世界的にも影響力がある横須賀功光の作品が融合。また、ビオトープがJOJOにカラー別注した限定モデルや、横須賀功光の作品なども限定発売される予定だ。横須賀功光は、1960年から90年代にかけて活躍したフォトグラファー。日大芸術学部写真科在学中に資生堂のポスターを手がけ、瞬く間に広告写真の金字塔となる。70年後半には、山口小夜子と山海塾のコラボレーション作品や三宅一生のブランドイメージ、更にドイツ、イタリア、フランス版の『ヴォーグ』に携わった最初の日本人カメラマンとして世界でも脚光を浴びた。
2016年03月11日新橋演舞場で6月に上演される熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」。その製作記者発表が都内で行われた。構成・演出・出演を担当する座長・三宅裕司をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之という一座の面々に、今回ゲスト出演する松下由樹、笹本玲奈が顔を揃えた。【チケット情報はこちら】音楽をちりばめた東京の喜劇“軽演劇”をベースに、練りこまれた台本を喜劇役者がきちんと演じることによって生まれる“表現としての笑い”を追求する熱海五郎一座。伊東四朗座長の「伊東四朗一座」のメンバーが、伊東がスケジュールの都合で参加できないときも“東京の笑い”を継承すべく、三宅を座長に2006年旗揚げ。今作で新橋演舞場での公演は3度目となる。物語の舞台は、リゾート地の老舗高級旅館「ふじみ楼」。隣にリゾートホテルが建ち、閑散としているところに、小出向江(松下)が訪れ住み込みで働くことになる。リゾートホテルは繁盛していたが、週刊誌によってずさんさが明るみに。サミットの宿泊施設として旅館とホテル、両陣営によるプレゼンが行われることになる。プレゼンを勝ち取るために、どちらも人気歌手の桐山来亜(笹本)をゲストに呼ぼうと画策するが――。松下と笹本の出演は、三宅がテレビ番組で一緒にコントをしたことがきっかけ。松下については「コントを一緒にやってみて、シリアスからばかばかしい演技にいくところのこの落差のすごさというのを改めて見せていただきまして。これはぜひご一緒したいなと思いました」。ミュージカル界で人気の笹本については「(熱海五郎一座のやる)東京喜劇というのはエンターテインメントでもありますので、歌とダンスもレベルの高いものがやりたい。そこで(笹本)玲奈ちゃんが登場するわけです。それとコントで鬼教官の役をやっていただきまして、ものすごいキレ方なんですね、鬼としてね。これもまた落差が大きいなと。ダンス歌のカッコよさからのばかばかしさへの落差」と絶賛。三宅や渡辺による軽妙なトークで取材陣が何度も爆笑する中、笹本は「出演させていただいている舞台はほとんど悲劇。今回、喜劇の作品に呼んでいただけて本当に嬉しく思っています。今回は三宅さんに改めてしばいて……しば…ん?しばいて…しごいて!(笑)」と挨拶で言葉に詰まり、この日一番の大爆笑に。三宅から「しばいてどうするの!」、渡辺から「もう面白いじゃないの!」とツッコまれた。熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」は、6月3日(金)~27日(月)、新橋演舞場にて。
2016年03月03日新橋演舞場で6月に上演される熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」。その製作記者発表が都内で行われた。構成・演出・出演を担当する座長・三宅裕司をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之という一座の面々に、今回ゲスト出演する松下由樹、笹本玲奈が顔を揃えた。【チケット情報はこちら】音楽をちりばめた東京の喜劇“軽演劇”をベースに、練りこまれた台本を喜劇役者がきちんと演じることによって生まれる“表現としての笑い”を追求する熱海五郎一座。伊東四朗座長の「伊東四朗一座」のメンバーが、伊東がスケジュールの都合で参加できないときも“東京の笑い”を継承すべく、三宅を座長に2006年旗揚げ。今作で新橋演舞場での公演は3度目となる。物語の舞台は、リゾート地の老舗高級旅館「ふじみ楼」。隣にリゾートホテルが建ち、閑散としているところに、小出向江(松下)が訪れ住み込みで働くことになる。リゾートホテルは繁盛していたが、週刊誌によってずさんさが明るみに。サミットの宿泊施設として旅館とホテル、両陣営によるプレゼンが行われることになる。プレゼンを勝ち取るために、どちらも人気歌手の桐山来亜(笹本)をゲストに呼ぼうと画策するが――。松下と笹本の出演は、三宅がテレビ番組で一緒にコントをしたことがきっかけ。松下については「コントを一緒にやってみて、シリアスからばかばかしい演技にいくところのこの落差のすごさというのを改めて見せていただきまして。これはぜひご一緒したいなと思いました」。ミュージカル界で人気の笹本については「(熱海五郎一座のやる)東京喜劇というのはエンターテインメントでもありますので、歌とダンスもレベルの高いものがやりたい。そこで(笹本)玲奈ちゃんが登場するわけです。それとコントで鬼教官の役をやっていただきまして、ものすごいキレ方なんですね、鬼としてね。これもまた落差が大きいなと。ダンス歌のカッコよさからのばかばかしさへの落差」と絶賛。三宅や渡辺による軽妙なトークで取材陣が何度も爆笑する中、笹本は「出演させていただいている舞台はほとんど悲劇。今回、喜劇の作品に呼んでいただけて本当に嬉しく思っています。今回は三宅さんに改めてしばいて……しば…ん?しばいて…しごいて!(笑)」と挨拶で言葉に詰まり、この日一番の大爆笑に。三宅から「しばいてどうするの!」、渡辺から「もう面白いじゃないの!」とツッコまれた。熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」は、6月3日(金)~27日(月)、新橋演舞場にて。
2016年03月03日デザイナー・三宅一生による展覧会「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」が、3月16日から6月13日まで東京・六本木の国立新美術館にて開催。これを記念したTシャツが2月18日に発売された。展覧会に展示される服をモチーフにした同Tシャツ。白地をベースに、後ろから前にかけて幅いっぱいにプリントを施したデザインを生かすため、接ぎ目が前中心のみの仕立てとなっている。生地には100%コットン素材を使用。02、04の2サイズ展開のユニセックスモデルで、七分袖のゆったりとしたフォルムに仕上げられた。価格は5,800円。取り扱いは、ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI、REALITY LAB. ISSEY MIYAKE、ISSEY MIYAKE / AOYAMA、ISSEY MIYAKE / KOBE 、ISSEY MIYAKE MEN / AOYAMA、PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / AOYAMA、PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / ROPPONGI、 HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE / SHIBUYA PARCO、HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE 阪急 MEN’S TOKYO、ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA、ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / SEMBA。
2016年02月19日伊勢丹新宿店本館1階のザ・ステージでは9日まで、グラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフにしたイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の新シリーズ「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」を取り扱うポップアップショップがオープンしている。田中は02年に急逝するまで、第一線で活躍したグラフィックデザイナー。伝統芸能、琳派や浮世絵といった近世代以前の日本人の美意識を西洋のモダンデザインに取り込んだ作品を発表してきた。今回より展開される新シリーズは、三宅一生が1960年代に田中と出会い、深い交流を続ける中で、多くの刺激を与えられたことへの感謝と尊敬の想いを込めて制作したもの。田中の数ある作品の中から、カルフォルニア大学で開催された日本舞踏公演のポスター「Nihon Buyo」、東州斎写楽の生誕200年記念展に出品された作品「写楽二百年」、グラフィックアートとして制作された作品「太い記号のバリエーション」の3作品がモチーフとして選ばれた。なお同ポップアップショップでは、書籍や伊勢丹新宿店限定品なども展開される。
2016年02月04日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)が、グラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフとした新シリーズ「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」を2月3日から展開する。1960年代に三宅一生が田中一光と出会い、深い交流を続けるなかで、多くの刺激を与えられたことへの感謝と尊敬の想いを込めて制作した同シリーズ。三宅は制作にあたり、田中の作品と向き合い、サイズや色彩を忠実に再現する一方で、単に作品を絵柄として扱うのではなく、着用し立体になることで田中作品の魅力が増幅するような、いきいきとしたエネルギーを持つ衣服の完成を目指したという。シリーズ最初となる今回のコレクションでは、田中の数ある傑作のなかから、「Nihon Buyo」(1981年)、「写楽二百年」(1995年)、「太い記号のバリエーション」(1992年)の3作品をモチーフとして選択。現代のお茶会で、人と人が和むきっかけとなるコミュニケーションとしての衣服を提案した。カリフォルニア大学で開催された日本舞踊公演のポスターの「Nihon Buyo」をモチーフにした「NIHON BUYO」と、東洲斎写楽の生誕200年記念展に出品された「写楽二百年」をモチーフにした「SHARAKU」からは、コート(5万2,000円)、ワンピース(3万6,000円)、バッグ(4万7,000円)が展開される。また、グラフィックアートとして製作された「太い記号のバリエーション」をモチーフにした「FUTOI KIGO」からは全2色のコート(4万8,000円)、全4色のワンピース(3万2,000円)とシャツ(2万5,000円)が登場する。さらに、2色展開のシューズ、「GETA SANDAL」(4万円)も販売される。販売店舗は、PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / AOYAMA、ROPPONGI、TOKYO SKYTREE、伊勢丹新宿本店 (※2月3日の限定期間)、成田空港第1ターミナルと、ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI、ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA、SEMBA、WEB STOREにて。また、本日より新たに、IKKO TANAKA ISSEY MIYAKEのスペシャルサイト(www.isseymiyake.com/ikkotanaka)もローンチした。
2016年01月14日16年3月16日から6月13日まで、国立新美術館にて展覧会「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」が開催される。同展は、デザイナーの三宅一生が活動を始めた1970年から現在に至るまでの約45年間の仕事を紹介するもの。大きく3つの部屋で構成されており、ルームAでは、三宅一生の原点ともいえる70年代の服を展示。71SSで発表された刺青の図柄を用いたジャンプスーツや、バイアス地の3枚の正方形の布を用いたハンカチーフ・ドレス、一枚の布で作られたコクーン・コートなどが展示される。ルームBでは80年代の中心的な作品である、身体に焦点を合わせた服のシリーズを展示する。繊維強化プラスティックや合成繊維、ラタンなど、従来衣服には用いられてこなかった素材が取り入れられた「ボディ」と呼ばれる胴体部を覆う衣服などが並ぶ。ルームCでは、“布づくりからスタートする”三宅一生の最も革新的な側面をテーマごとに分けて紹介。生地を服のかたちに裁断縫製した後にプリーツ加工を行う三宅の「製品プリーツ」の制作過程も初公開される予定だ。ルームCの会場デザインとヴィジュアルデザインは佐藤卓が手掛けた。また、ルームA、Bは吉岡徳人が空間デザインを手掛け、同展のためにデザインされた「グリッド・ボディ」を用いた展示となる。【イベント情報】「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」会場:国立新美術館 企画展示室2E住所:東京都港区六本木7-22-2会期:16年3月16日~6月13日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)休館日:火曜日(5月3日は開館)料金:一般1,300円、大学生800円(5月18日は国際博物館の日につき入場無料)
2015年11月27日結成36年目、三宅裕司率いる劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)の第53回本公演「虹を渡る男たち」が、11月7日に東京・サンシャイン劇場で開幕。前日に公開稽古が行われ、抜粋シーンがいち早く披露された。かつて芸能界でヒットメーカーと呼ばれたふたりの男、長本(三宅裕司)と熊崎(小倉久寛)。ふたりはそれぞれ個性的なアイドルグループを次々と売り出し、抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げるライバル同士だったが、熊崎が満を持して送り込んだグループのメインボーカルが失踪。それを機に熊崎は芸能界から去り、長本も後を追うように表舞台から姿を消した。そして現代。昔の仕事仲間に呼ばれてテレビ局にやってきた長本と熊崎は、久々に再会。なじり合う会話を盗み聞きしていた男・久松(野添義弘)が、自分が発明したタイムマシンで、ふたりの運命を狂わせたあの日に戻ろうと声を掛ける……。公開されたシーンはプロローグの2場、三宅演じる長本の回想シーン。熊崎との切磋琢磨の日々が長本のモノローグで再現されるのだが、ふたりが送り込んだ超個性的な女性アイドルグループもそのつど登場し、歌とダンスを披露する。某グループ風のギンガムチェックの衣裳がキュートな“ジョナガール”、世のオジサンたちを元気づける「オッサン賛歌」をコミカルな振付で熱唱する“デニッシュ”など総勢6組。それぞれのシーンは短いが、女性劇団員たちによる歌、ダンスは、その見せ方ともに完成度が高く、旗揚げ以来“ミュージカル・アクション・コメディー”を掲げ続けるこの劇団の底力を見せる。座長の三宅自身が「世代交代」を口にし、若手劇団員に期待を寄せていた本作だが、公開されたわずかな場面にも、その成長が感じられた。SETといえば三宅、小倉の二大看板の存在感が圧倒的だが、今回は“SET第三の男”野添義弘が彼らと行動をともにする役で、言わば三つ巴のギャグ合戦が繰り広げられる。劇団を長年支えてきた野添がどんな起爆剤として作用するか、注目したい。公開稽古後の囲みには三宅と小倉が登壇し、「もし過去に戻れたら?」などの質問が飛んだ。「東京で生まれてみたかった」という小倉に三宅は、「それじゃきっと味のないただのオジサンになっていた。そうして普通の会社に入っていたら、宴会係がいいとこ(笑)。この持ち味を最大限に活かせる場所が芸能界なんだから最高だと思うよ、アンタの人生」と、独特の賞賛(?)を贈っていた。公演は、11月23日(月・祝) まで東京・サンシャイン劇場にて。取材・文/武田吏都
2015年11月10日第33回毎日ファッション大賞の表彰式が11月5日、日本橋三井ホールで行われた。年間(2014年6月から2015年5月)を通じて、もっともファッション界で活躍した人、企業、団体を表彰する同賞は1983年にスタートし、今回が33回目。大賞はsacaiの阿部千登勢が2007年以来、2度目の受賞となった。これまで大賞を2度以上受賞しているのは川久保玲、三宅一生、山本耀司、高橋盾の4人。「8年前に受賞したときと気持ちは何ら変わっていない。ブランドをスタートして17年間、好きなことだけを追求してやってきたが、周りに支えられたという思いは変わらない。まだまだやらなければならないことばかりで、8年があっという間に過ぎたという思いが強い。これからも自分の見たことのない景色を見たい。世の中にもっと自分の知らない、違うものがあると思って活動を続けていきたい」と阿部千登勢は受賞の喜びを話した。そのsacaiのダウンウェアを始め、海外のラグジュアリーブランドに多用されている合繊の高密度織物メーカー、第一織物が特別賞を受賞。鯨岡阿美子賞には、NYにスタジオを構え、パターンメーカーとして海外のデザイナーから信頼の厚い大丸隆平(oomaru seisakusho 2 inc.代表)が受賞。両者がともに「メイド・イン・ジャパンとしての誇り」を受賞のスピーチで述べたのが印象的。話題賞には銀座で2ヶ月間に渡り「エスプリ ディオール ー ディオールの世界」展を開催。12月に国技館でランウェイショーを行い、ディオール表参道店をリニューアルオープンするなど、日本との関わりを強めているディオールが受賞。新人賞・資生堂奨励賞はクリスチャンダダ(CHIRISTIAN DADA)の森川マサノリが受賞。「世界で戦えるブランドにしたい」と15SSよりパリメンズコレクションに進出したことなどが評価された。表彰式後の会場では、同ブランドが10月にメルセデスベンツファッションウィーク東京(MBFWT)で発表した16SSウィメンズコレクションのランウェイが行われた。text:野田達哉
2015年11月06日東京都・六本木の国立新美術館は、デザイナー・三宅一生が活動を開始した1970年から現在に至る約45年間の仕事を紹介する「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」を開催する。会期は2016年3月16日~6月13日(火曜休館、ただし5月3日は開館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)。観覧料は一般1,300円、大学生800円、高校生以下無料。同展は、初期から最新プロジェクトまでの全仕事を通して、ものづくりに対する三宅氏の考え方やデザインアプローチを明らかにし、未来に向けた更なる創作の可能性を探るもの。三宅氏は常に次の時代を見据えながら、新しい服づくりの方法論と可能性を示しているという。それは、1960年に日本で初めて開催された世界デザイン会議において、当時、多摩美術大学在学中であった三宅氏が、衣服デザインが含まれないことに疑問を持ち質問状を送ったことに始まる。既にそこには、衣服は時代と共に移ろう「ファッション」として存在するのではなく、より普遍的なレベルで私たちの生活と密接に結びついて生まれる「デザイン」であるという三宅氏の思想が見て取れる。以来、既成の枠にとらわれない自由な発想のもと、独自の素材づくりから始まり、「一枚の布」と身体との関係や、そこに生まれる「ゆとり」や「間(ま)」を追求し、また、チームと共に粘り強いリサーチと実験を行い、革新性と着心地のよさを兼ね備えた衣服を生み出しているということだ。また、三宅氏は、伝統技術や職人技を自身の衣服デザインに生かすとともに、新しい素材の開発や服づくりの方法を探求し、従来の服づくりとは異なる画期的なデザインを生み出してきた。同展では、三宅氏独自の「製品プリーツ」の制作過程が初めて展示される。会場の一部の部屋は、グラフィック・デザイナーの佐藤卓氏が会場デザインを担当し、展覧会のヴィジュアル・デザインも行っている。また、吉岡徳仁氏が空間デザインを手がけた部屋もあり、今回の展覧会のために吉岡氏により新たにデザインされた「グリッド・ボディ」に服を着せた展示も行われる。そのほか、同展のために写真家、岩崎寛が全作品を撮り下ろした写真を収録した展覧会図録が求龍堂から出版される予定となっている。
2015年11月06日21_21 DESIGN SIGHTで「建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"」の開催がスタートした。世界的建築家フランク・ゲーリーの「アイデア」に焦点をあて、5つのセクションでその仕事、そしてひとりの人間としてのゲーリーに迫る本展覧会は、新国立競技場のファイナリストとして話題を呼んだ建築家 田根 剛が展覧会ディレクターをつとめている。見る者を圧倒し人々の印象に深く残り続ける唯一無二の建築を生み出すフランク・ゲーリーという人物、そしてその「アイデア」を、実際に作成・利用された模型や素材ブロック、そして彼の言葉を紹介しながら、建築家・田根剛がひも解き、紹介するという試みが面白い。ひとつめのセクション「ゲーリーのマスターピース」では、代表的なゲーリー建築であるビルバオ・グッゲンハイム美術館、ウォルト・ディズニー・コンサートホール、ルイ・ヴィトン財団の様子がプロジェクション・マッピングで映し出される。安藤忠雄が設計した会場の壁にゲーリーの建築物が現れるというコラボレーション空間に包まれる高揚感はユニークな体験だ。そして、展示はゲーリー自邸の模型やアイデアの原石となるオブジェやゲーリーのマニフェストを掲示した「ゲーリー・ルーム」、本展覧会の真髄「アイデアの進展」「アイデアの実現」に続き、最後にあまり公開されることのないゲーリーが描いた魚のスケッチや撮影した工場の写真などを展示した「ゲーリーのシークレット」に到達する。「やりたいのは、新しいアイデアをうむことだけ」(フランク・ゲーリー)の言葉に、アイデアを生み続けるモチベーションがどこから来るのかを問うと、ゲーリーは、友人である三宅一生がクリエーションに取り組む姿勢を例にしながら「直観を信じるんだ。一貫性を伴い進化し続けることはHumanityと繋がっていて、誰にも真似できない、非常にパーソナルなことだよ」と答えてくれた。フランクが使う「Humanity」を田根は日本語で “人間の尊厳”と表現した。人間の尊厳、生きていることの価値につながるアイデアは、物質的な重さをもち、人を巻き込み、社会を動かしていく。フランク・ゲーリーのアイデア、そしてそれが実現するプロセスを紹介する本展覧会は、未来を作る切望と信念がもたらす『アイデアの時代』に勇気を与えてくれる。【イベント情報】建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"会期:10月16日~2016年2月7日時間:10:00~19:00(入場18:00まで)休館日:火曜日(11月3日は会館)、年末年始(12月27日~1月3日)会場:21_21 DESIGN SIGHT東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内料金:一般1,100円大学生800円高校生500円中学生以下無料
2015年10月21日デザイナー名鑑の決定版『世界ファッション・デザイナー名鑑 FASHION VISIONARIES』(3,800円)が、9月30日に発売される。『ヴォーグ・ファッション100 年史』の編著者であるリンダ・ワトソンが手掛けた同書。1冊で75名のファッションデザイナーを一望出来るデザイナー名鑑の決定版。デザイナーたちが手掛ける各メゾンの代表的なビジュアルや選りすぐりの人気アイテムなどとともに、ブランドのトリビアや転換期、年表、製品へのこだわり、デザイン哲学など、ファッション好きには堪らない情報が収録されている。ラインアップは、ココ・シャネル、クリスチャン・ディオール、サルヴァトーレ・フェラガモ、ロジェ・ヴィヴィエ、エミリオ・プッチ、ジャンヌ・ランバン、クリストバル・バレンシアガ、ジョルジオ・アルマーニ、カール・ラガーフェルド、イヴ・サンローラン、ラルフ・ローレン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、カルバン・クライン、ジル・サンダー、山本耀司、三宅一生、山本寛斎、川久保玲、渡辺淳弥、高田賢三、ポール・スミス、ジャンポール・ゴルチエ、マーク・ジェイコブス、マルタン・マルジェラ、ドリス・ヴァン・ノッテン、ドルチェ&ガッバーナ、トム・フォード、スティーブン・ジョーンズ、アレキサンダー・マックイーンなど。【書籍情報】『世界ファッション・デザイナー名鑑 FASHION VISIONARIES』著者:リンダ・ワトソン発行:スペースシャワーネットワーク並製ビニールカバー/312ページ/A5判発売:2015年9月30日価格:3,800円
2015年08月08日ハイブランドとファストファッション両方の空間を手掛けるグエナエル・ニコラ。ファッションにおいてその“出会い”は、“時間”のコントロールが重要なのだと言う。東京でデザインをスタートして約25年のキャリアとなる、グエナエル・ニコラのロングインタビュー。1/2に続き、彼のデザインの考え方について問う。――「ユニクロ」と「ルイ・ヴィトン」の空間をデザインするときの最も大きな違いを教えてください。「ユニクロ」の場合、カスタマーと商品は0.5秒でぶつかるインテリアデザインが必要です。その段階で購買を決断させることが重要なんです。「ルイ・ヴィトン」の場合は違います。カスタマーが商品と出会うまでの時間が重要で、店に入ってからすぐに商品とコンタクトする必要はなく、深さとスピードをコントロールするためにレイヤーを作って、ゆっくりとポイントを作っています。デザイナーの仕事はスピードをコントロールする役割なのです。このプロジェクトはハイスピードかロースピードか?ミドルはありません。早く売りたい商品なのか、時間をかけて売る商品なのか。誰もが認める良い商品は早く売る必要はなく、時間をかけて売ればよいのです。ファストファッションは今日買わなければ明日はもう違う商品になっているけれど、ラグジュアリーブランドは雑誌で見て、店に来てそこでさらに知らなかった情報を広く与えられて、“迷って”“影響を受ける”ことも必要。それが空間のデザインに必要となります。――銀座・並木通りの「ルイ・ヴィトン」の店舗をデザインすることになったきっかけは?最初は時計の新しいコンセプトのサロンのプロジェクトの依頼でした。以前、LVMHグループのタグホイヤーの表参道の店舗デザインを手がけたことがきっかけです。並木通りの店のフロアの一角を、その時計の新しいサロンとしてのリニューアルの依頼だったのですが、新しいコンセプトを出したときにそのサロンの隣のスペースや全体のデザインがどうなっているかを確認しました。それはいつも自分がデザインに関わるときにやる作業なのですが、依頼されたスペースだけではなく、そのフロア全体、階段の位置、1階のエントランス、ファサードと次々に提案していきました。先方は頼んだのは時計のコーナーだけなので、「何?」という感じでしたが、当時ルイ・ヴィトングループ会長兼CEOのイブカルセル氏に直接プレゼンテーションして、結局トータルのリニューアルデザインをやることになりました。――並木通りの店はファサードとエントランスを広げ、中央の階段の位置まで変更されましたね?関わるプロジェクトで自分の感じる気になるところは最初に言った方が良いと思います。インテリアデザイナーはそれぞれでルールがはっきりしている。人の動きや風水的に見てとか、いろいろ上手くいかないと思うプランは一旦リセットしなければダメです。――風水も考慮されるのですか?風水は非常に大事です。この(私の)事務所も風水はすごく良いですよ。私が最初にやった仕事はパリのサンジェルマンにあるプリーツ プリーズのショップのリニューアルでした。その店は窓の前に壁があることで気の流れが悪くなっていました。そのためか、開閉式の壁什器がいつも不具合を起こしており、まずその壁を取って窓を生かすデザインに変更しました。自然のエネルギーは重要です。扉は左側にあった方が良いし、階段の場所も人の動きに従ってあるべき場所は決まっています。それでないと店は上手くいかない。それはメンタルなことではなくて、自然のエネルギーなのです。――その考え方は日本的なのでしょうか?日本での最初の仕事は三宅一生さんにいただいた店舗デザインの仕事です。デザイン事務所で働いたことはないので、店をいろいろと見て回り、どの店が良い感じを与えてくれるのかを勉強しました。フランスにいるときはインテリアデザインの勉強はしましたが、実際に店を作ったことはなかったので、現場が勉強です。良い照明だと思ったら店で写真を撮って、そのメーカーを調べました。自分の心地良さを調べていくうちに、だんだんと自分の中で店舗デザインのルールが決まってきたのです。――ニコラさんにとってのデザインのルールというのをもう少し教えていただけますか?以前、音楽家の坂本龍一さんが映画の音楽を作るときに、3つのキーとなる音を探し出すことが大切だという話をされていました。その3つの音が決まれば、後はそれをベースに短い曲から長い曲まで自由に展開していけると、言うようなお話だったと思います。デザインで言えばアイコンと同じ。「ラコステ」でもルイ・ヴィトンでもユニクロでもその3つのノートを探すことが重要です。3つの音のコードを見つけて展開していくというのは、インテリアも音楽も同じ。香水も同じです。リアルワールドはバーチャルワールドとどうコネクトするか考えてデザインしている――ファッションメディアはWEBの普及に伴い大きくファストメディア化してきているのですが、WEBがニコラさんの仕事に影響を与えていることはあるでしょうか?私の仕事でいえば5年前、10年前とは大きく変わってきています。当たり前のことですが、店舗デザインは商品の見え方や、来店者にどういう体験をさせるか、というリアルワールドのデザインです。しかしそのリアルスペースはバーチャルワールドどうコネクトするかを考えて設計し、アイコンを作っています。パリのギャラリーラファイエットにオープンした新コンセプト1号店となるフェンディの店舗の一部のコーナーは完全にメディアのために作っています。オープンして1時間後には、そのウォールで写真を撮った人たちの写真が世界中にシェアされている。それは最初からその想定してデザインしているからです。――インターネットでどう拡散されるかまで、計算してデザインされているのですか?ビジュアルも雑誌やムービー、WEBでどこでどういうカットが使われるか全部想定して作っています。アイコンも含め基本となる3カットが自分の頭のなかで決まっています。ラグジュアリーブランドでは商品の撮影も、最近は店舗の空間を使って撮影されるようになってきています。これまでは広告デザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザインがそれぞれセパレートしていましたが、今はミックスしてデザインを考えなければダメな時代です。私は以前から広告が大好きです。ブランドのメッセージは最新の広告や動画から得ることにしています。学生時代にはイギリスの20秒、60秒などの広告がすごく好きでした。ブランドのミーティングを始めるときに、インテリアブリーフをもらっても何も感じません。一瞬で伝えるべきテーマが大切なのです。そして、そういうジャッジができる人と仕事をしたいし、そういう人がいるかどうかが大切。ファッションブランドは一人のデザイナーや経営者がすべてを決めていくことが多い。ジャッジできる人と一緒に仕事をすることが楽しいですね。■interview & text:野田達哉--次回(3/4)は日本のデザイン、東京という都市について話を聞きます。
2015年07月18日5月18日、「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」渋谷PARCO店が1階にリニューアルオープンする。スペースは34.38平方メートルと、以前の約2.5倍に拡張。同店初登場となる、スーツ地のような縞柄を手描きで表現したストライプジャケットシリーズを始め、より一層ブランドの世界感を体感できる空間へと進化する。また、今回のリニューアルを記念し、渋谷PARCOのロゴ色からインスピレーションを受けたパーカ(税込3万240円)が限定発売される。袖からフードにかけてブルー、グリーンの身頃にフロントジップのピンクカラーが映える。三宅一生が手掛ける「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」は、現代を生きる男性のための新しい日常着を提案するブランド。シワにならず、乾燥性に優れた素材を用い、縫製後のプリーツ加工、緻密な立体構造で、フォルムの美しさと機能性を兼ね備えたアイテムを展開。動きやすさを考慮した楽な着心地と、携帯しやすい軽さ、メンテナンスの手軽さが、ジェットセッター、ビジネスマンなど日々をアクティブに過ごす男性たちから人気を集めている。
2015年05月15日これほどの大物たちをただ一人で撮れる写真家は、今後現れないかもしれません。 写真の6人をはじめ、赤塚不二夫、ビートたけし、三宅一生…はたまた、染谷将太ら若手まで。雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載企画として撮り続け、いまやなんと200人以上。荒木経惟の写真人生にはもちろん、日本芸能史にも残る写真集『男 ―アラーキーの裸ノ顔―』が誕生しました。本展では、撮り下ろしを含めた全207点を展示。日本を代表する写真家による、日本を代表する男たちの肖像を、お見逃しなく。 ◇information 荒木経惟写真展『男 ―アラーキーの裸ノ顔―』表参道ヒルズ 本館 B3F スペース オー東京都渋谷区神宮前4‐12‐104月24日(金)~5月6日(水)11:00~21:00(4月26日は~20:00、5月6日は~18:00)TEL:03・3497・0310(総合インフォメーション)入場無料 ※『anan』2015年4月29日・5月6日号より
2015年05月06日連休を利用して見るべき美術展・展覧会をご紹介。まずおすすめしたいのは、六本木の森美術館のリニューアル・オープンを記念して開催されている「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」。これは、パリのポンピドゥー・センター分館「ポンピドゥー・センター・メス」が「エルメス財団」とコラボレーションして昨年開催されたものが、日本展として巡回しているものだ。侘び茶の精神を示す長次郎の黒樂茶碗をはじめ、出品作品約130点の内、30から40%が日本だけの限定作品として組み直され、シンプルな形態の美に再度着目した見応えのある展覧会となっている。グッチ(GUCCI)新宿店では、映像や音楽、写真、パフォーマンス作品などを発表し、「VOGUE JAPAN ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」を受賞したことでも知られる現代美術家のスプツニ子!と共に、「Tranceflora - エイミの光るシルク」展を開催中。そんなスプツニ子!は、花や昆虫をモチーフにしたグッチの不朽のアイコン「フローラ」に着目し、「バラの香りのするシルク」を生物研と共同構想。また、約3,000個の光る遺伝子組換え繭で空間をデザインし、シューズデザイナーの串野真也が手掛けた「エイミの光るドレス」なども展示されている。ショッピングの合間に楽しむなら、表参道ヒルズの多目的ホール「スペース オー」では、荒木経惟の写真展「男 ーアラーキーの裸ノ顔ー」はいかが。これは、月刊文芸誌『ダ・ヴィンチ』の創刊20周年企画の一環として行われたもの。巻頭連載企画「アラーキーの裸ノ顔」に掲載された作品の中から、浅野忠信、堺雅人、三宅一生、松田龍平らが被写体となった全207点にも及ぶ男達の顔とじっくり向き合うことができる。その他、西麻布のインスタイル・フォトグラフィー・センターで開催中の、世界的に著名なロンドン出身の写真家テリー・オニールの写真展「テリー・オニール:華麗なる50年の奇跡」も併せてチェックしておきたい。1960年代、音楽や映画、ファッション界の新しいアイコンを見つけては写真を撮り、激動する60年代をフィルムに収め続けてきた、テリー・オニール。本展では、彼の約50年に渡る長いキャリアの中から、ブリジット・バルドー、オードリー・ヘップバーン、ザ・ビートルズ、デビッド・ボウイら著名人の貴重な写真約30点が展示される。最後に、京都に足をのばす際に訪れて欲しいのは、京都では史上最大規模となる国際的な現代アート展覧会「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」。これは、世界の一線級で活躍する36組38名の作家による作品が市内で一斉に展示されるもの。メイン会場となる京都市美術館では、ニューヨークを拠点に彫刻やドローイングなどを作品の変化を通じて制作過程も含めて発表しているブラント・ジュンソーの作品など、総勢31組の作品を展示。また、もう一つの主会場となる京都府京都文化博物館の他、京都芸術センター、大垣書店烏丸三条店など8つの会場が舞台となる。同時に開催されているのが今回が3回目の開催となる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。今回は京都の町屋や歴史的建築物など15ヶ所の会場で計9カ国14組の作家が参加。中でもグッチのサポートで日本初の作品展が実現したヨシダキミコ(会場:花洛庵野口家住宅)や誉田屋源兵衛 黒蔵で開催されているフランスの写真家マルク リブーの「Alaska presented byシャネル・ネクサス・ホール)」ほかにも無名舎、有斐斎 弘道館など普段公開されていない会場での展示は要チェック。今年のゴールデンウィークは、忙しい日常から抜け出し、芸術に触れ心を潤してみてはいかがだろう。<この記事で紹介した展覧会一覧>■「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階■「Tranceflora - エイミの光るシルク」展会場:グッチ新宿 3階住所:東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル■「男 ーアラーキーの裸ノ顔ー」会場:スペース オー住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ地下3階■テリー・オニール : 華麗なる50年の軌跡会場:インスタイル・フォトグラフィー・センター住所:東京都港区西麻布5-2-9 インスタイル南麻布ビルディングB1F■「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」会場:京都市美術館、京都府京都文化博物館、京都芸術センター、堀川団地(上長者町棟)、鴨川デルタ(出町柳)、河原町塩小路周辺、大垣書店烏丸三条店■「KYOTO GRAPHIE 京都国際写真祭」会場:虎屋京都ギャラリー、コム デ ギャルソン京都店、誉田屋源兵衛 黒蔵、堀川御池ギャラリー、嶋臺ギャラリー、両足院建仁寺、京都市役所前広場、有斐斎 弘道館、他
2015年05月03日4月21日の注目記事をピックアップ!見逃した記事はありませんか?■二子玉川ライズ・テラスマーケット開業、動画配信用スタジオも。世田谷から新ライフスタイルを発信東急田園都市線二子玉川駅に隣接する大型複合施設「二子玉川ライズ」内に、新たなショッピングセンター「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」が開業!■本場ベルギー感覚で楽しめるフレンチフライ専門店、アンド ザ フリットが立川と原宿に新ショップフレンチフライ専門店「アンド ザ フリット(AND THE FRIET)」が4月27日にルミネ立川に、4月29日にラフォーレ原宿にオープン。■シャネルが新宿伊勢丹でシューズ限定のポップアップ。アーティストのアトリエをイメージシャネル(CHANEL)が伊勢丹新宿店に、シューズ限定のポップアップショップをオープンしている。期間は5月26日まで。■3.1フィリップリムが伊勢丹でポップアップ、“バカンス”テーマの15年サマーコレクションを展開3.1フィリップリム(3.1 Phillip Lim)が、伊勢丹新宿店にポップアップショップをオープンする。■ベイプ×セサミストリート、描き下ろしグラフィックのコラボコレクションア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R))が4月25日、セサミストリートによるカプセルコレクションを発売する。■ソニアリキエル、青山に文学カフェ風の限定ショップオープンソニアリキエル(SONIA RYKIEL)が4月25日、ポップアップショップを青山にオープンする。ちなみに、本日4月22日は三宅一生の誕生日。
2015年04月22日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)は4月4日、東京の玄関である東京駅前に「今までにないものを、人々の生活のために」という三宅一生の普遍的なもの作りに触れることができる新ショップ「イッセイ ミヤケ丸の内(ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI)」(東京都千代田区丸の内2-3-2郵船ビル1階)をオープンした。赤を基調にした店内には「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」「132 5. ISSEY MIYAKE」「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)」「イッセイ ミヤケ ウオッチ(ISSEY MIYAKE WATCH)」、照明器具の「陰翳イッセイ ミヤケ(IN-EI ISSEY MIYAKE)」がそろう。同社は都内でブランドの革新的なもの作りを発信する「リアリティ・ラボイッセイ・ミヤケ(REALITY LAB ISSEY MIYAKE)」、エルトブ テップ イッセイ ミヤケ 銀座(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE GINZA)」などを展開しているが、同店は三宅一生のデザインやプロダクト、もの作りの素晴らしさをこれまで以上に分かりやすく打ち出し、一早く海外や国内に発信する狙いからオープンした。パリでランウエイで発表している「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」や「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」は展開していないが、三宅自身が現在力を入れている「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」と「132 5. ISSEY MIYAKE」が商品量、質ともに他店より充実。オム プリッセ イッセイ ミヤケのストライプジャケットなど先行販売のアイテムに加え、限定カラーの赤を使ったアイテムなども販売している。イッセイ ミヤケ パルファムについてはコーナーで展開する他、セラミックに香りを閉じ込め試すことができるようにするなど、同店ならではの提案も行っている。ショップデザインは吉岡徳仁によるもの。時を経て作り出されたテクスチャーと、空中に浮遊するかのように存在する赤く染められた三角形のアルミニウムによって、歴史と未来のコントラストというショップのコンセプトを表現している。営業時間は11時から20時。
2015年04月05日表参道ヒルズの多目的ホール「スペース オー」で、荒木経惟の写真展「男 -アラーキーの裸ノ顔-」が開催される。期間は4月24日から5月6日まで。この展覧会は月刊文芸誌『ダ・ヴィンチ』の創刊20周年企画の一環として行われるもの。同誌の巻頭連載企画「アラーキーの裸ノ顔」に掲載された作品の中から、全207点の写真を展示。そこには役者、作家、スポーツ選手など、様々な被写体の男ぶりあふれる表情が切り取られている。主な被写体は赤塚不二夫、浅野忠信、いかりや長介、遠藤憲一、及川光博、王貞治、桂歌丸、堺雅人、須賀健太、園子温、染谷将太、五代目中村勘九郎、仲村トオル、野村萬斎、十代目坂東三津五郎、ビートたけし、魔裟斗、松田龍平、三宅一生、山田孝之など。また、会場では3月25日に発刊された写真集の他、関連書籍、DVD、ポストカードなどを販売。スペシャルゲストを招いてのトークイベントも予定されている。【イベント情報】男 -アラーキーの裸ノ顔-会場:スペース オー住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ地下3階会期:4月24日から5月6日時間:11:00から21:00(4月26日は20:00まで、5月6日は18:00まで)料金:無料
2015年04月02日東京ミッドタウン内にあるデザイン施設「21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)」が、「デザインの多視点を提示」をしたとして、過去1年間に優れた作品を制作し、デザイン界に大いに寄与したデザイナーやグループ、団体に贈られる「2014毎日デザイン賞特別賞」を受賞した。「21_21 DESIGN SIGHT」は、日常的なできごとやものごとに改めて目を向け、デザインの視点からさまざまな発信、提案を行っていく場として、2007年に誕生。ディレクターに三宅一生(デザイナー)、佐藤卓(グラフィックデザイナー)、深澤直人(プロダクトデザイナー)が就任し、アソシエイトディレクターにデザインジャーナリストの川上典李子を加え、4名でプログラム企画のテーマと内容を検討する。現在は、「単位展 - あれくらい それくらい どれくらい?」(2月20日~5月31日まで)を開催中。普段何気なく接しているあらゆる単位を、科学、日用品、伝統などの視点から体感することで、新たな世界を提示する企画展となっている。会期中、1階スペースを、単位にまつわるショップとして無料開放し、株式会社ナカダイによる廃棄物を素材として捉えた他に類をみない量り売り「ナカダイ マテリアル ライブラリー」ほか、展覧会チームの関連商品なども多数取り揃える。「単位展」後は、6月19日~9月27日の期間、モーション・グラフィックの先端作家、菱川勢一ディレクションによる展覧会「動きのカガク展」、続く秋には、アメリカを代表する建築家フランク・ゲーリーのこれまでの仕事を通して、思考と創造のプロセスを紹介し、その自由な発想の源を探る展覧会などが予定されている。いつ訪れても、体験的で楽しめる要素にあふれた企画の数々が展開されている「21_21 DESIGN SIGHT」。週末などに散歩がてら足を伸ばしてみたくなる、そんな気軽な気持ちで訪れることができるスポットだ。(text:Miwa Ogata)
2015年03月26日伊東四朗を座長とする「伊東四朗一座」の誕生から11年。伊東がスケジュールの都合で不在の際は三宅裕司を座長に“伊東ならぬ熱海”、“四朗ならぬ五郎”の「熱海五郎一座」として活動し、昨年には伝統ある大劇場・新橋演舞場に進出した。1か月で5万人動員の成功を受けて上演される今年の演舞場第2弾作品は、爆笑ミステリー『プリティウーマンの勝手にボディガード』。“プリティウーマン”で“ボディガード”なヒロインを演じる大地真央と、座長の三宅に話を聞いた。熱海五郎一座 チケット情報「あまり一緒にお仕事をしたことはないんですが、舞台で大地さんを観て、きっと笑いが好きなんだろうなというのを感じていたんです。昨年、『コントの劇場』(三宅演出・出演のコント番組)でコントを一緒にやって、もう間違いないと思いました(笑)」(三宅)。「確かに好きですね。私、宝塚時代も“白馬に乗った王子様”的ないい人だけのキャラクターだとつまらなくて。作・演出の先生に相談しながら、ちょっとワルっぽいところや笑える部分を、台本になくても盛り込んでいたんです。やっぱりお客様に笑っていただきたい、楽しんでいただきたいという気持ちは昔からありました」(大地)三宅もその笑いのセンスに太鼓判を押す大地が、“東京喜劇”に挑む。三宅曰く舞台の笑いというものは「お客さんの笑い声で分かりやすく結果が出てしまう」もの。「甘っちょろいもんじゃないんですね。チラシに書かれた『どんな手を使ってでも爆笑が欲しいんです』っていう三宅さんの言葉がとってもおかしくて(笑)」(大地)。「もちろん、力尽くでという意味ではないんですよ。無理なく自然に笑わすことのできる方法を、役者たちがなんとしても探すということです」(三宅)。「笑いが上質なんですよね。番組でご一緒したとき、私も本当の笑いというものを追求してみたいと思いました」(大地)三宅と大地は、ともに警視庁所属のSPだった元夫婦で、今は互いに違う職業に就いているという設定。気になるふたりの離婚原因も最後に明かされる。渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之ら笑いの達人たちが周りを取り囲む中、大輪のコメディエンヌ・大地はどんな爆笑の花を咲かせるか!「笑うことは美と健康に、本当にいいと思います。笑いって一番難しいけど、笑いがハマッて劇場でお客様と共有できた瞬間って、お互いにすごく気持ちいい。思いっきり笑ってちょっと感動して、『明日から頑張るぞ』と思っていただけたらいいですね」(大地)公演は6月2日(火)から26日(金)まで、東京・新橋演舞場にて。チケット発売中。取材・文/武田吏都
2015年03月25日東京・丸の内、郵船ビル1階に、4月4日、「イッセイ ミヤケ 丸の内(ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI)」がオープンする。住所は東京都千代田区丸の内2-3-2。「今までにないものを、人々の快適な日常のために」という、三宅一生の普遍的なものづくりに触れることの出来るショップ。赤を基調としたスペースデザインは、20年近くイッセイ ミヤケのショップデザインやインスタレーションを手掛けてきた、吉岡徳仁によるもの。本店舗での主な取り扱いブランドは、バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)をはじめ、オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MYAKE)、132 5.イッセイ ミヤケ(132 5. ISSEY MIYAKE)、陰翳 イッセイ ミヤケ(IN-EI ISSEY MIYAKE)。またイッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)からイッセイ ミヤケ ウォッチ(ISSEY MIYAKE WATCH)など、ウェア以外にもインテリア、ウォッチ、フレグランスなど幅広くラインアップする。
2015年03月21日三宅一生とリアリティ・ラボ(REALITY LAB)チームによる「132 5. ISSEY MIYAKE」が、建築家の中村竜治による特別ディスプレイ「円を折る」を展開する。期間は3月5日から4月1日まで。このディスプレイではブランドの新作「CIRCULAR」シリーズにインスピレーションを得たオブジェが展示される。15SSコレクションに登場したCIRCULARは、超音波自動裁断機でファブリックを同じサイズの円形に裁断し、規則に沿って数ヶ所を縫い止めることで服に仕立てた円形3Dシリーズ。畳まれた姿は“円”だが、着ると無数の“弧”が柔らかさを生む、個性的なシルエットを生み出している。そんな服にインスピレーションを得たオブジェでは、服の大きさを6倍にした円を折り、その折り方によって様々な弧の連なった立体を出現させた。円という単純な一つの形から、思いがけない形が生まれる瞬間の楽しさを表現している。中村竜治はこれまで住宅、店舗などの設計を行う傍らで、展覧会の展示空間、美術館でのインスタレーション、舞台美術なども手がけてきた。過去にはグッドデザイン賞やJCDデザインアワード賞などを受賞している。ディスプレイは「エルトブ テップ イッセイ ミヤケ(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE)」の銀座店と船場店、及び青山の「リアリティ・ラボ イッセイ ミヤケ(REALITY LAB ISSEY MIYAKE)」にて展示される。
2015年02月24日ただ付き合うだけならラフな理由でも成立しますが、男性から「この人となら一生一緒に・・・」と思わせるためには、ただのカップルとは一線を画した要素が必要不可欠!では、男性のハートを一生掴むためにはなにが必要でしょう?今回は男性がずっとそばにいてほしいと思うための要素を5つ紹介しましょう。■1.弱ったところを支える「男っていつでも強くありたいですし、多少のことがあっても強がっていたいですけど、どうしても気持ちがダメになるときがあります。そういうときに否定されたり指摘されるんじゃなくて、そっと支えてほしい」(30代/商社)男性って強く見せようとがんばってますけど、メンタル弱い生き物ですもんね(笑)そんな男性のメンタルを支えてあげられる女性は、とっても重宝されます!男性が弱ってるときに「そんなんじゃダメじゃない!!」とヒステリックになったら「あーコイツ、ないわ」とポイッとされちゃう可能性、大です。■2.コンプレックスを受け入れる「自分のイヤなところってだれでもあるじゃないですか。そのイヤな部分を受け入れてくれる人って大事だと思うんですよ『この人は僕の悪いところも含めて好きになったくれてるんだな』って思えて、相手に安心感と信頼が生まれます」(20代/SE)だれでもコンプレックスはあるものですよね。「なにこれ私の脚太すぎ・・・」とかいろいろ愚痴りたくなっちゃいます。男性も同じように、自分ですごーくイヤだと思うものは持ってるものです。そこを「私はそんなあなたが好きだよ?」と受け入れ姿勢全開で接してあげれば、男性はコロッといっちゃうみたいです。女性だってコンプレックスを「そこがカワイイんだよ」って言ってもらえたら、ホンット嬉しいですもんね!■3.温かい料理を作ってあげる「料理って重要ですよ。だって帰ってきたときに料理を作って待ってくれてるってだけで『オレには帰る場所があって、帰りを待ってくれる人がいるんだな』って実感につながります。最近周りが結婚していってるから余計に『あー俺にも温かい料理を作って待ってくれる人が欲しいな・・・』って思っちゃいますね」(30代/営業)出ました、料理。男性の心を掴むにはやはり胃袋を掴むのが強力です。男性のハートは胃袋に入ってると思っても過言ではありません。料理ができる女性は問答無用で高ポイントです。仕事で疲れた男性を温かい料理で迎えてあげれば、疲れも吹っ飛ぶみたいですね。そういうハートフルで温かなお出迎えを望む男性はとっても多いので、花嫁修業として料理スキルは磨いておくべしです!■4.尊敬する「男たるもの、尊敬してくれる存在は支えになるし自信にもなりますからね。いつでも尊敬される存在でありたいし、そのために努力もする。だから俺のそばにいてくれって思いますよ」(30代/IT)男性はプライド高いから、「俺を認めてくれ!俺ってスゴイでしょ!?」って気持ちを満たしてほしい生き物です。だからそのプライドを常に満たしてあげられる存在になれば、まず男性は喜びますし、かけがえのない存在として離れなくなっちゃいます。■5.相手にない魅力を手に入れる「自分にないものをもってる人って、なにか惹かれるものがあるじゃないですか。相手を好きになり続けるためには、ふとしたところで『この人は魅力的だな』って思えるのが大きいです。その大切な要素が、自分にはない魅力ですかね」(20代/公務員)これは大事ですよね。か弱い女性的には強く猛々しい男性に惹かれますし、猛獣のような肉食系女性であれば大人しい男性に惹かれるものです。ずっと一緒にいるための相性としても、自分にない魅力を持っている人同士は大切なはず。長続きしてるカップルって、みんなそういうところありませんか?■おわりに男性が「一生一緒にいてくれや!」と思う女性になるためには、その男性の心をどれだけ満たせるかが重要そうですね。女性とは異なるプライドの塊な男性という生き物を理解して、「こうしてあげれば私から離れなくなるんでしょ?」という気持ちを抱きながら、優しく支えてあげましょう。そうすれば手玉に取ったも同然のはずです!!(大西薫/ハウコレ)
2014年11月15日