WOWOWは、三谷幸喜の脚本・監督による"完全ワンシーンワンカット"のドラマ『大空港2013』を29日(22:00~)に放送する。2011年に放送された『short cut』と同じく、100分間、カメラを止めずに最後まで撮り続ける"完全ワンシーンワンカット"で挑んだ同ドラマ。長野の松本空港を舞台に、空港職員と乗客の家族が繰り広げる群像劇を描いたコメディで、人間の視点に近い臨場感あふれる作品に仕上がっている。そこで、三谷監督と空港のグランドスタッフ役で主演を務めた女優・竹内結子に話を聞いた。――"完全ワンシーンワンカット"でドラマを撮る意味とは何でしょうか?三谷監督「俳優の魅力を引き出す良い手法だと思ってます。カットを割って撮るのも集中力が必要だけど、ブツ切りだから芝居が嘘になってくる。例えば、100分間、1人の人間を演じ続けていると、疲労も溜まってくるし、演じている人間の素の部分が確実に出てくるから、舞台に近いとは思います。今回は、山道を一直線だった前作と違って、屋上に行ったり2階に行ったり。位置的にも物語的にも交錯しているので、難易度がはるかに高かった」――この手法で撮ろうと思ったきっかけを教えてください。三谷監督「元々舞台の人間なので、舞台と映像の手法の合わせ技が何か出来ないかと思って。映像派の監督でもない僕が出来る演出は、俳優と向かい合って良さを引き出すこと。その点、長回しはすごく効果的なんです」竹内「私は舞台未経験ですが、お芝居をし続けることは舞台みたいな感じなのかなと。でも、カメラで撮っているので、見切れたり、入るタイミングを計算してお芝居をしなければいけないので映像っぽくもあるし。とても新鮮でした」三谷監督「舞台より全然難しいですよ。立ち位置も寸分の狂いも無いようにしないとNGだから、俳優はすごく大変」――竹内さん、オファー時の心境とお芝居をした感想を教えてください。竹内「最初は面白そうだなというワクワク感が強かった。でも、よく考えると観るのは面白いけど、あっち側にいくのかと考えた瞬間にゾッとしました。『大変なものを受けてしまった』って(笑)。でも、演じている時はちょっとした興奮状態でしたね。撮影監督の山本英夫さんらと息を合わせながら、共演者みんなが立ち位置を調整し合う感じでした。色んな人が色んなことを考えながら、こんなにチームプレイでお芝居することはなかなか無いと思う。撮影後のプレビューでも、『何で覚えられないんだろう……』って悩んでると、生瀬さんや香川さんが『大丈夫!やれるよ!』って励ましてくれました」――5日間の撮影で1日1テイクという状況で、三谷監督は仕掛けをしていたそうですね。三谷監督「3日目くらいからスタッフワークは良くなるんだけど、俳優さんの演技は慣れてくるんです。より新鮮味を持たせるために、相手役の人だけにアドリブを言ってもらって生のリアクションを楽しむ。実を言うと前回、山本さんの後に付いて行ったら僕が見切れちゃって、NGを出しました。今回は反省して、スタッフ部屋で待機してたから、本番中にやる事がなくてイタズラをしてました」竹内「私はてんやわんやですよ~!歩く道すがら、色んな爆弾が仕掛けられているので、それをかいくぐっていく感じ。素で動揺してる場面もあるけど、アドリブが投下されても、この共演者の皆さんとなら何とかなる!大丈夫!と」三谷監督「笑ったらバラエティになっちゃうから、そこは僕と俳優たちとのせめぎ合いですよね。信頼関係があるからこそ出来ること」――撮影を終えて思うことはありますか?竹内「やってみたいなと思っていたものに近づきました。でも、舞台は怖い話をいっぱい聞くので。いきなりセリフを忘れたり、監督みたいに地雷を仕掛けられたら怖いなぁと」三谷監督「竹内さんとやりたいと思ったきっかけは、『ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~』なんです。その時に、竹内さんは転んだのに芝居を続けてて、本当に面白かった。もっと映像畑の方かなと思ってたけど、何があっても対処出来るし舞台に向いてるなと。ミュージカルとかどう?」竹内「歌はちょっと…。今は前向きではありませんね(笑)」――三谷監督、"完全ワンシーンワンカット"ドラマの今後の構想はありますか?三谷監督「ワンシーンワンカットの可能性を突き詰めていきたいので、更に難易度の高いものをやりたいと思っています。撮影の山本さんありきの企画なので、『南の島が舞台で水中シーンから始まって陸に上がっていくのは?』って話したら、カメラに水滴がついても拭けないから無理だと。最後に潜るのは大丈夫って言ってたけど」竹内「どのタイミングでボンベを付けるんでしょうね(笑)」――ありがとうございました。では、最後にドラマのPRをお願いします。竹内「ワンカットだということを途中で忘れてしまうほど、撮影の山本さんが観ている世界に引き込まれていきますよ。ご覧いただく皆さんが一緒にてんやわんやを体験しているような感覚になると思うし、そういう意味でも面白い作品です」三谷監督「どうやって撮ったんだろう? っていう興味で観てもらえると思うけど、知らないで観ると、ワンカットだと分からないままだと思う。そんなのめり込む作品にしたいと山本さんと話していたので、『何か分からないけど、このドラマは集中するね』って思ってくれれば正解かな」ドラマW三谷幸喜『大空港2013』三谷幸喜の脚本・監督による"完全ワンシーンワンカット"のドラマ第2弾。長野の松本空港で働くグランドスタッフの大河内千草(竹内結子)は、天候不良で羽田空港に着陸できずに降り立った田野倉一家のアテンドをすることに。飛行機を待つ間、家族に隠し事がある父親の守男(香川照之)やお金に困っているライターの蔵之介(生瀬勝久)ら田野倉一家に、謎の女性(戸田恵梨香)、パイロット姿の男(オダギリジョー)らも加わった大騒動が巻き起こる――というストーリーで、放送はWOWOWで29日22時~。また、同ドラマを撮影したカメラマン・山本英夫を追うノンフィクションW「撮影監督・山本英夫~三谷幸喜の夢を撮る~」も、27日22時から放送する。
2013年12月28日女優の竹内結子と三谷幸喜監督が20日、都内で行われたドラマW三谷幸喜『大空港2013』の完成披露試写会に出席した。三谷が脚本と監督を手掛けた同ドラマは、"完全ワンシーンワンカット"で撮られた群像コメディ。長野・松本空港で働くグランドスタッフの大河内(竹内)は、羽田空港の天候不良で空港に降り立った田野倉一家が引き起こす騒動に巻き込まれていく――というストーリーで、キャストは竹内のほか、香川照之、生瀬勝久、戸田恵梨香、オダギリジョーらが出演している。ドラマは、WOWOWプライムで29日に(22:00~)放送。昨年11月に放送された前作『short cut』に続き、"完全ワンシーンワンカット"に挑んだ三谷は、「お客さんの反応を見て、僕の原点はここだと思いました」と満足げな笑みを見せ、「カメラの存在を感じさせないから、俳優たちを見る作品。ワンカットならではの俳優の底力や魅力が出ていると思う」とドラマの出来に自信たっぷり。一方、「前作を見て面白いな~と思っていたので、すぐに飛びつきました。でも、自分は演じる方なんだと考えたらゾッとした」とオファー時の心境を語った竹内は、「カットをかけずに撮影したことを感じさせないくらい、のめり込める内容になってます」と笑顔でアピールした。また、長野ロケに行く前日に台本の後半をもらったという竹内は、「泣きながら覚えました。台本は早くください!」と三谷に懇願して笑いを誘いつつ、1日1テイクのみの5日間の撮影を、「役者陣は日に日に結束していきましたね。一瞬も気を抜かずにやっていたので、みんなで頑張ろうぜという雰囲気だった」と楽しんだ様子。また、役者陣には内緒でアドリブを用意していたという三谷は、「やればやる程、セリフが馴染んできちゃうから、4テイク目から仕掛けを用意した。戸惑ったらそこで終わりだから、役者を信頼しているからこそ出来ること」と明かすと、竹内は「投下されるアドリブ爆弾に必死でした」と苦笑いしていた。
2013年12月21日(画像は菊地亜美オフィシャルブログ「Ami’s garage」より)菊地亜美、アイドルにバラエティにアイドルグループ「アイドリング!!!」で人気絶好調の菊地亜美さん。最近はタレントとしても活躍中で、バラエティ番組ではその可愛らしい外見とちょっととぼけたキャラクターがウケています。8日に「アイドリング!!!」のライブがあり、さぞかし忙しかったのだろうと彼女のブログをのぞいてみると……。ライブのことに触れながらも、オシャレで可愛い彼女の私服が大公開されていました。可愛い私服大公開!彼女のオフィシャルブログ「Ami’s garage」では、12月2日から数回にわたって私服が公開されています。お気に入りの帽子はCA4LA。独特の丸みのあるラインがキュートな帽子です。ロイヤルパーティーのピンクのアンゴラニットは、華やかな雰囲気で彼女にピッタリ。マーキュリーデュオのニーハイは彼女の足の長さを一層引き立てています。注目の私服はコート!そして注目は12月5日にアップされたコート!韓国のファッションサイトで購入したというこのコートは、青色のショート丈で清楚な印象です。ウエストが絞られているので女性らしく、後ろにはポイントで白のレース使いがなされています。最近は忙しくて、キャパオーバー気味という彼女。それでもオシャレに手を抜かないのはさすがです。女性らしい彼女のファッションに今後も注目です。【参考リンク】▼菊地亜美オフィシャルブログ「Ami’s garage」
2013年12月10日元AKB48の秋元才加が来年2月に東京・PARCO劇場で上演される三谷幸喜作・演出の舞台『国民の映画』に出演することが決まった。秋元はAKB48卒業後初の舞台出演となる。同作は2011年3月に初演、2012年に第19回読売演劇大賞、紀伊國屋演劇賞など数々の演劇賞に輝いた三谷の代表作のひとつ。1940年代のドイツ・ベルリンを舞台に、宣伝大臣ベッゲルスと映画人たちとの間で繰り広げられる人間ドラマを描く。出演には、2012年に本作で読売演劇大賞最優秀男優賞に輝いた小日向文世をはじめ、段田安則、吉田羊、シルビア・グラブ、新妻聖子、今井朋彦、小林隆、平岳大、小林勝也、風間杜夫らが再び顔を揃えるほか、今回新たにに三谷作品初参加となる渡辺徹と秋元才加をキャスティング。渡辺は空軍元帥ゲーリング役、秋元は新進女優エルザ役を演じる。AKB48卒業後初の舞台出演となる秋元は「最初にこのお話を頂いた時、「え、あの三谷幸喜さんの作品ですか?」と驚いてしまいました。三谷幸喜さんの作品にこんなに早く出演させて頂けるなんて。AKB48を卒業して、最初の舞台が三谷幸喜作品という事でいいスタートを切れるように精一杯努力していくつもりです!共演者の皆様にがむしゃらに食らいつきながらも、沢山学ばせて頂きたいと思います!応援よろしくお願いします」とコメントを寄せている。公演は2014年2月8日(土)から3月9日(日)まで。チケットの一般発売は2013年12月上旬を予定。
2013年09月11日ブログで自慢のまつ毛を披露アイドルグループ、アイドリング!!!のメンバーとしても活躍する、アイドルでタレントの菊地亜美。“あみみ”の愛称でも知られる彼女だが、そんな菊地が8日のオフィシャルブログで、まつエクを施した自慢の目元を披露した。“まつエク”とは、まつ毛エクステンションのこと。最近サロンでつけ直してもらったばかりだそうで、手入れが行き届いるためか、本人も「綺麗」と、その仕上がりにおおいに満足している。大きく片目をアップにした写真が公開されているが、たしかに美しくカールした長いまつ毛が印象的。もともとぱっちりとした大きな目が特徴の彼女だが、より印象的でドーリィな魅力たっぷりの目元となっている。その数、片目100本、合計200本!菊地によると、素まつ毛も綺麗に伸びてきていたため、今回はとくにたくさんエクステンションをつけることができたらしい。つけられるだけつけてもらったら、両目で200本になったという。片目100本ずつの計算で、かなりたっぷりな本数の“まつエク”だ。人工のまつ毛をつけることで、より長く、濃く、理想的なカールを描くまつ毛になれると人気の“まつエク”。さらに、目元にかけるメイク時間も短縮できることから、愛用者も多い。200本をつけてもらったという菊地のこのブログ記事には、ファンらから「可愛いすぎる」「目が凄く大きい!パッチリしてて可愛いです」「マツエク200本すっごいね!かわいい」など、絶賛するコメントが多数寄せられており、彼女のチャームポイントとしての目に、さらなる注目が集まることとなったようだ。【参考リンク】▼あみみ参上!!(菊地亜美オフィシャルブログ)元の記事を読む
2013年07月12日日本の演劇界を牽引するふたり、野田秀樹と三谷幸喜が初タッグを組んだ舞台『おのれナポレオン』が4月9日(火)、東京芸術劇場で初日の幕を開ける。三谷が劇作と演出を手掛け、野田は自身が書いた作品以外ではほぼ初めて俳優として出演する話題作。さらに共演者の顔ぶれも豪華だ。天海祐希、山本耕史、内野聖陽ら主役級の俳優が集結。開幕に先立ち、6日と7日にプレビュー公演が行われた。「おのれナポレオン」チケット情報病死か毒殺か?英雄ナポレオンの死の謎を、三谷が独自の解釈を加えた歴史ミステリーとして描いている。絶海の孤島セントヘレナ島に幽閉され、退屈で窮屈な毎日を送るナポレオン(野田)。彼は愛人・アルヴィーヌ(天海)とその夫で副官のシャルル・モントロン(山本)らと一緒に、読書やピアノ、お芝居ごっこをして有り余る時間を浪費して過ごしている。身の回りの世話は従僕マルシャン(浅利陽介)の仕事だ。主治医のアントンマルキ(今井朋彦)は、監視役の島の総督ハドソン・ロウ(内野)に、ナポレオンを“皇帝”として扱ってほしいと頼むが、ロウは“捕虜”だといって取り合わない。そんな中、ある事件をキッカケに何者かによるナポレオン殺害の企みが発覚し……。物語はナポレオンの死後、20年近い歳月を経たパリで、その死に疑問をもったセントヘレナ出身の医学生が関係者をひとりずつ訪問する形で始まる。彼らがナポレオンとの思い出話を語りだすと、いつしか当時の姿に変わり、一瞬のうちにパリから島へと時空を超える。ワンシチュエーションものが得意な三谷には珍しく、時間と空間が大きく広がりをもった設定になっている。また、通常とは異なるステージの形状にも注目したい。客席が舞台の左右にも設けられ、四角いステージを三方から取り囲む形になっている。そのためセットはごくシンプルに、椅子とベッド、それにナポレオンが好きだったというチェスなど、最低限の装置だけ。その分俳優の芝居に委ねられるところは大きいが、そこは演技巧者の面々だけに、三谷の期待に充分応えていたと言えよう。野田は子どものような無邪気さで舞台を走り回っていたかと思えば、天海とのラブシーンでは男の一面を見せたりと、振り幅の広さを存分に発揮。天才と言われた一方、エキセントリックな性格のナポレオンを体現していた。愛人役の天海は野田との息もぴったりで、コミカルな演技で笑いを誘いながらも愛情と打算に揺れる女心を好演。内野は野田ナポレオンを虐待する役だが、単純に憎んでいるだけではない複雑な心情をみせていた。緻密に描かれた人間関係とエピソードの数々は、やがて明らかになるナポレオンの一世一代の企みへと繋がっていく。それは、三谷が物語の中に仕込んだ壮大な仕掛けにほかならない。公演は5月12日(日)まで。なお、5月9日(木)19:00の公演の模様を全国の公共劇場および映画館にて生中継配信する。
2013年04月09日信頼できる顔合わせ。だが、安心してはいられない。三谷幸喜が作・演出を手がけ、野田秀樹が自作以外の舞台に初めて出演する『おのれナポレオン』。作品に意外性を持ち込む名手・三谷が、対応能力の高い布陣を得て、誰もが知る英雄の物語をストレートに描くとは思えない。手がかりを得るため、出演者のひとりで、三谷作品をよく知る山本耕史に話を訊いた。NHK大河ドラマ『新選組!』(2004年)、スペシャル・ドラマ『新選組!! 土方歳三 最期の一日』(2006年)、映画『ザ・マジックアワー』(2008年)『ステキな金縛り』(2011年)など、三谷作品では映像での接点が多く、舞台で組むのは『オケピ!』(2000年)以来となる。「好青年の役をいただいたのは、最初の『オケピ!』ぐらいでしたね。で実際にお仕事をしてみたら“イメージと違った”と言われて(笑)。次からは、土方歳三もそうですけど、ひと癖ある人物ばかり。おそらく今回もそういうキャラクターということで、お話をいただいたのかもしれません」。演じるのは、セントヘレナ島にナポレオンが幽閉される際に随行した軍人、モントロンの役だ。ポスター撮影時には、三谷からこんな演出があったという。「“自分がもった毒で死んだナポレオンに、じゃあな、と言っている感じで”と。実際の舞台でどうなるのかわかりませんが、三谷さんの演出はいつも明確なので、僕は身を委ねるというか、きちんと指示通り表現できるように、まずは心を柔軟にしておきたいと思います」。ナポレオン役の野田とは、『新選組!』で共演経験がある。「勝海舟役の野田さんとは、何度か一緒のシーンでお芝居させていただくことがありました。力が抜けていながら、スピード感があってシャープで。デフォルメしても、自然だし。斬新な勝海舟でしたね。演出家としての客観的な視点も持ってらっしゃるので、今回は大いに勉強させていただこうと思います」。山本の妻役を天海祐希が演じるほか、内野聖陽、浅利陽介、今井朋彦が出演する。「ご一緒したことのある方ばかりで、チームワークが今から楽しみですね。人間関係を積み上げながら、さらに先を目指したい。百戦錬磨の方たちを相手に、どこまで食らいついていけるのか、遅れをとらないようにがんばりたいと思います」。『おのれナポレオン』は4月6日(土)・7日(日)にプレビュー公演をおこなった後、4月9日(火)から5月12日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。チケットぴあでは、無料会員向けWEB先着先行「プリセール」を1月20日(日)11:00から受付。
2013年01月17日パジャマ姿でパック中を公開アイドルグループ、アイドリング!!!のメンバーで、タレントとしてバラエティ番組などでも活躍する菊地亜美。彼女が5日深夜のオフィシャルブログで、私服部屋着のパジャマ姿でパックをしている姿を公開した。可愛らしいボーダーと薄い柄のリラックスワンピースタイプなパジャマは、misonoからプレゼントされたものだそうで、可愛い上に着やすいので、愛用しているという。パックは韓国の毒蛇パックでそして、次の画像で顔をパックで覆っている姿を公開。つるりとしたパックをした素の彼女が写し出されている。菊地のコメントでは「やっぱりパックは…韓国の毒蛇パックだね」となっており、最近注目度を増している話題の「毒蛇パック」に彼女もハマっているようだ。毒蛇パックとは、実際の毒蛇の毒を使用しているわけではないが、それと同様の効果をもつ人工化学物質の「シンエイク」を用いたもので、この成分が肌に作用し、高いアンチエイジング効果が得られるとされている。気になるシワを目立たなくさせたり、肌をつるつるにしたりする効果が望め、韓国コスメのなかでも、人気の高いアイテムのひとつだ。彼女の素肌美には、毒蛇パックの力も効いているのかも?!気になる人は試してみて。元の記事を読む
2012年12月10日三谷幸喜作・演出、野田秀樹主演。日本の演劇界をリードする2大ビッグネームが、来年4月、ひとつの舞台で力を合わせることになった。1955年生まれの野田は、1976年に劇団夢の遊眠社を旗揚げ。以降、NODA・MAPを主宰する現在まで、考える面白さに満ちた演劇ならではの表現を追求し、国内のみならず海外でも多くの成果を残している。一方、1961年生まれの三谷は、1983年に結成した東京サンシャインボーイズの主宰者として、笑いにこだわった舞台で人気を博す。シチュエーション・コメディという欧米ではポピュラーだったジャンルを日本に定着させた功績は大きい。ふたりが同じ作品に関わったのは、三谷脚本によるNHK大河ドラマ『新選組!』に野田が勝海舟役で出演した2004年の一度だけで、両者のホームグラウンドともいうべき舞台でのコラボレーションは、今回が初めて。そもそも野田が自作以外の舞台に本格的に出演すること自体、異例のケースだ。三谷が書き下ろす作品のタイトルは、『おのれナポレオン』。近年、ゴッホ、石川啄木、夏目漱石など実在した人物の知られざる一面を描くことの多い作者が、今回は、ナポレオン・ボナパルト(1769~1821)を題材に選んだ。フランス革命の精神を継承して出世した身ながら、皇帝として強大な権力をふるって反発を買い、最後には追放され、51歳でこの世を去った“英雄”ナポレオン。まさに乱高下したといっていいその人生は、「私の辞書に不可能という言葉はない」との発言や、1日3時間しか睡眠しなかったという伝説など、エピソードにあふれている。果たして、三谷の筆は、硬軟自在に変貌する知性的な演技と高い身体性を併せ持つ野田を擁して、どこに向かうのか、興味は尽きない。ほかに、天海祐希、山本耕史、浅利陽介、今井朋彦、内野聖陽をキャストに迎え、2013年4・5月、野田が芸術監督を務める東京芸術劇場のプレイハウスにて上演。チケットは1月26日(土)一般発売開始予定。
2012年11月03日来年秋に公開予定の三谷幸喜監督の新作『清須会議』に出演する総勢26名のキャストが発表され、役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市からコメントが届いた。その他の写真“清須会議”とは、安土桃山時代、1582年6月27日に開かれた、織田氏の継嗣問題と、明智光秀の領地配分を議題にした、尾張国・清須城(愛知県清須市)で行われた会議のこと。映画は、信長の没後、彼の跡取りに名乗りをあげたふたりの男の息つまる頭脳戦を描くもので、信長の重臣・柴田勝家を役所、羽柴秀吉を大泉、丹羽長秀を小日向、池田恒興を佐藤が演じる。三谷作品には『THE 有頂天ホテル』以来となる役所は、「久しぶりの三谷作品への参加、とても楽しみです。戦国武将の中で地味な印象の“勝家”ですが、きっといい奴だったんだろうなぁと思います。愛すべき男、勝家を楽しんで演じたいと思います」。昨年、三谷監督が演出した舞台『ベッジ・パードン』に出演し、監督作品には初出演となる大泉は、「尊敬する三谷さんの映画に出演し、本当に豪華な出演者の皆様の中で“秀吉”という大役を演じる事に大変緊張しています。また監督の『今回の秀吉は本当の猿みたいな見た目です』という言葉にいささかの不安を感じております(笑)」。小日向と佐藤は、「三谷さんの演出にしっかり応えられる様、気合を入れて挑みます」(小日向)、「三谷さん自身の原作から自身の台本へ、同じ二次元なれど脚本は三次元な広がりを持ち、一人の人間の所業とは思えぬ裁きに舌を巻く作品、今から楽しみです」(佐藤)とコメントを寄せている。その他、妻夫木聡、坂東巳之助、伊勢谷友介、中村勘九郎、篠井英介、鈴木京香、中谷美紀、剛力彩芽、浅野忠信、寺島進、阿南健治、松山ケンイチ、でんでん、市川しんぺー、浅野和之、染谷将太、瀬戸カトリーヌ、近藤芳正、戸田恵子、梶原善、天海祐希、そして、同時代を生きていた『ステキな金縛り』の更科六兵衛役で西田敏行が出演する。撮影は11月よりクランクインし、公開は2013年秋の予定。『清須会議』2013年秋、全国東宝系超拡大ロードショー
2012年10月22日映画監督・劇作家・脚本家として絶大な人気を集める、日本が誇る喜劇の名手・三谷幸喜が、昨年行った「三谷幸喜生誕50周年大感謝祭」の締めくくりとして発売した小説「清須会議」(幻冬舎刊)。その映画化にあたり、このほど役所広司や大泉洋ら豪華なキャスト陣の参加が発表された。三谷監督の第6作目となる『清須会議』は、自身初となる“時代劇”。天下統一を目前にしながら、明智光秀の謀反によって、本能寺で命を絶った織田信長。その信長亡き後、織田の継嗣問題と明智光秀の領地配分を議題に、日本史上において初めて会議の席上で歴史が動いたと言われる「清須会議」をテーマに、猛将・柴田勝家vs羽柴秀吉の頭脳戦を軸にそれぞれの思惑の中、絶妙に絡み合う人間模様を三谷監督ならではのコメディタッチで描き出す。今回、発表されたキャスト陣は三谷監督の意気込みが伝わる超豪華な面々。織田信長の筆頭宿老にして羽柴秀吉との織田家後継争いを繰り広げる実直な猛将、主人公・柴田勝家役には、『THE 有頂天ホテル』以来7年ぶりの三谷映画となる名優・役所広司。その敵役となる、巧みな人心掌握術で勝家に相対する羽柴秀吉役に三谷映画は初出演となる大泉洋が扮する。さらに、勝家&秀吉と共に清須会議に出席する織田四天王の策士・丹羽長秀役に小日向文世、会議の行方を左右する池田恒興役に佐藤浩市と日本映画界を支える主役級の俳優たちが集結。しかし、もちろんそれだに留まるはずもなく、信長の跡継ぎ候補になる次男・織田信雄役には妻夫木聡、三男・信孝役に坂東巳之助。信長の弟・三十郎信包役に伊勢谷友介、長男・信忠役に中村勘九郎という奇跡のようなキャスティングが実現した。一方の女優陣には、信長の妹・お市様役に鈴木京香、秀吉の妻・寧役に中谷美紀、信忠の妻で未亡人の松姫役に剛力彩芽と、もはや映画版“大河”(?)の様相だ。このほかにも、浅野忠信、松山ケンイチ、でんでん、寺島進、篠井英介、梶原善、染谷将太、近藤芳正、戸田恵子、瀬戸カトリーヌ。そして“忍びの者”役に天海祐希、また奇しくも同時代を生きていた『ステキな金縛り』の更科六兵衛を演じた西田敏行も登場し、劇中では濃密なドラマが展開すること必至だ!日本映画・ドラマ・演劇・歌舞伎界から結集した、まさに“鉄壁の布陣”で挑む本作だが、今回の撮影にあたり、スタジオセットでハリウッド顔負けのスタジオセットが話題となった『ザ・マジックアワー』を上回る大規模なセットを現在制作中だという。果たして、三谷監督の新境地はどんな笑いと感動を見せてくれるのか?期待して続報を待ちたい。『清須会議』の撮影は11月よりクランクイン、公開は2013年秋を予定している。■関連作品:清須会議 2013年秋より全国東宝系にて公開© 2013フジテレビ東宝
2012年10月22日俳優・渡辺謙が12年ぶりに舞台に立つ。渋谷・パルコ劇場の40周年を記念した第1弾『ホロヴィッツとの対話』に主演することが発表された。作・演出は三谷幸喜。同劇場に渡辺が出演するのは実に28年ぶりとなる。本作は、ピアノ調律師として20世紀のピアノの巨匠たちの演奏を支え続けたフランツ・モアと、彼が支えたピアニストのひとり、ウラディミール・ホロヴィッツとの、ある一夜の会話を描くもの。三谷のライフワークともいえる光の中を生きる表舞台の人とその光を支えるバックステージの人のドラマで、海外芸術家シリーズの新作となる。公演は来年2月と3月、東京と大阪で開催される。三谷と渡辺はこの舞台への思いについてそれぞれコメントを寄せた。三谷幸喜のコメント「世界の謙さんが、渋谷の謙さんになってパルコ劇場に帰って来ます。僕は舞台俳優としての謙さんの大ファンです。スクリーンの謙さんも素敵だけど、舞台の上の存在感は凄いです。ダイナミックで暖かくて格好良くて茶目っ気たっぷりな、生・謙さんをぜひ劇場に観に来て下さい。特にクリント・イーストウッドとクリストファー・ノーランには観て欲しいな。自分たちが俳優渡辺謙について、実はまだ半分しか知らなかったことに気づくはずですから」。渡辺謙のコメント「12年ぶりの舞台をやることになりました。前回も13年ぶりでした。人々が忘れ去った頃に出てくる“蝉”のようです。俳優の基礎を作ってくれた舞台に久しぶりに上がるのは、緊張とか興奮を越えた恐れのようなものを感じます。それを乗り越える気になったのは、三谷君とパルコのおかげです。三谷君は、彼がTVの脚本家としてデビューした頃からの友人です。パルコ劇場は僕のデビュー作『下谷万年町物語』そしてその後のTV、映画への大きなステップとなった『ピサロ』と節目節目でお世話になった劇場です。その40周年記念作品の1本に出演できることに不思議な力を感じたからです。でも、その恐れが今、消えたわけではありません。ようやく地上に上がって来た“蝉”がその恐れにおののきながら鳴いている姿をぜひ見ていただけたらと思っています」。『ホロヴィッツとの対話』は東京・パルコ劇場にて2013年2月9日(土)から3月10日(日)まで、大阪・シアターBRAVA!にて3月13日(水)から31日(日)まで上演する。なお、公演の詳細は10月上旬、公式HP等で発表される。
2012年09月26日『ステキな金縛り』で2011年実写映画ナンバー1ヒットを記録した三谷幸喜監督が早くも新作映画『清須会議』を製作し、来年秋に公開することを発表した。その他の写真『清須会議』は、三谷監督が本日発売する同名小説が原作。本能寺の変で織田信長が没した後、彼の跡取りに名乗りをあげたふたりの男の息つまる頭脳戦を描く。老将・柴田勝家と後に天下を統一する羽柴秀吉が、壮絶な駆け引きを展開する本作は、ふたりの他にも歴史の名将たちが次々に登場し、会議場で“歴史が動いた”瞬間を描くという。キャストは今後発表されるが、三谷監督は小説執筆時は「柴田勝家をショーン・コネリー、秀吉は若かりし頃の緒形拳」とイメージしていたそうで、映画版ではどのような俳優がキャスティングされるか気になるところだ。また、美術監督の種田陽平氏が清須城下町を現代に甦らせるべくロケセットを作り出すなど、大規模な製作体制が敷かれており、今年11月より撮影を開始し、来年秋の公開を予定している。『清須会議』2013年秋公開
2012年06月27日興行収入60.8億円という大ヒットを博した『THE 有頂天ホテル』や昨年の邦画No.1を記録した『ステキな金縛り』など、大ヒット喜劇を送り出し続ける三谷幸喜監督が、昨年から続く自身の“生誕50周年感謝祭”の締めくくりとして、本日6月27日(水)発売となる自身著の小説「清須会議」を同名映画化することが決定!本作は、三谷監督の映画作品史上、初の時代劇であり、初の小説の映画化作品となる。天正10年、本能寺の変で織田信長が命を絶った後、彼の跡取りに名乗りを上げた2人の男。老将・柴田勝家と、後に天下を統一する羽柴秀吉。清須城を舞台に、2人の人生を賭けた頭脳戦が交わされる。これが日本史上、初めて会議の席上で歴史が動いた「清須会議」。勝家、秀吉を始め、歴史に名を残した猛将たちのそれぞれの思惑をモノローグ式に、その全貌が三谷監督ならではの人間喜劇としてコミカルに描かれる。原作となる小説は、三谷監督にとっては実に17年ぶりとなる小説で、これが発売される6月27日は奇しくも歴史上、清須会議が行われた日と旧暦で同日。映画では小説とは異なるアプローチで、登場人物“全員”が騙し騙されるさまを描いていくという。『ザ・マジックアワー』では架空の港町が東宝スタジオに作り上げられたが、本作では、それを上回る大規模となる城下町のセットを美術担当の種田陽平と共に制作する予定だ。また、毎度その豪華キャスティングで挑む三谷作品。現時点では未発表だが、「『清須会議』は群像劇であり全員が主役。日本映画・演劇界を代表する“信じられないくらい”豪華キャストに出演していただきます」と三谷監督が語る通り、今回も当然、豪華キャストの集結が期待される。ちなみに、小説執筆時のキャスティングイメージは、柴田勝家=ショーン・コネリー、秀吉=若かりし頃の緒形拳とのことだが、その采配やいかに?本作の撮影は今年11月にクランクイン、2013年秋の公開を予定している。『清須会議』は2013年秋、全国東宝系にて公開。■関連作品:清須会議 2013年秋、全国東宝系にて公開
2012年06月27日三谷幸喜がロシアを代表する劇作家アントン・チェーホフの『桜の園』を演出する舞台が、東京・PARCO劇場で6月9日に初日を迎えた。前日の6月8日には公開舞台稽古が行われ、出演の浅丘ルリ子、藤井隆、青木さやかと三谷が会見に応じた。三谷版「桜の園」チケット情報『桜の園』は『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』と並ぶチェーホフ4大戯曲のひとつ。革命前夜のロシアを舞台に没落貴族の喜悲劇を描く。物語はパリで放蕩生活をしていた桜の園の女地主が資産を使い果たし、領地が競売にかけられるため帰国するところから始まる。会見で三谷は「『桜の園』は読むと結構笑えるところがあるんですよ。実際、戯曲には“4幕の喜劇”と書かれていて、コメディとして作ってある。だからこそ、僕みたいな喜劇作家が本来のコメディとして作るべきなんじゃないかと思いました」と本作を手がけるに至った経緯を語った。三谷の演出について訊かれた出演者は「すっごくダメ出しが長いです。でも三谷さんがおっしゃったことが、こういう風に変わるんだ、としみじみ感じながらやらせていただいてます」(浅丘)、「僕が迷っていても許してくださって、その結果を採用してくださる器の大きい方です」(藤井)、「私が不安に思っていたりすると気付いてくれて凄いなと思います」(青木)、とそれぞれが三谷を絶賛。今回のキャスティングについて訊かれた三谷は「新しいイメージでチェーホフをやりたかったので、なるべくチェーホフから遠いところにいる人を集めた」と話すと、浅丘が「本当はシェイクスピアやチェーホフは好きじゃないので、以前来た話はお断りしたことがあるんです。今回は三谷さんとならやってみようかしら」と引き受けた理由を明かした。また大学生役に挑戦する藤井に対し、報道陣から年齢的なギャップについて問われると「(劇中で)頭が禿げてるみたいな件もありまして、(僕も)ちょうど前頭部が禿げ上がってきたのでいいタイミングだな」と笑いを誘っていた。稽古場ではキャストが浅丘の楽屋に集まり、皆でお茶を飲むなど仲のよさを青木がアピール。逆に三谷は「僕は距離を置いてました」と話し、「浅丘さんはおしとやかに見えますけど一方でべらんめえなところもあって、結構怖いんですよ」と暴露。これを受けて浅丘が「“てめえ馬鹿やろう、うるせえんだよ”とか、いろんな面を三谷さんにお見せしているんです」と自身が演じる女地主・ラネーフスカヤの役作りの一環(!?)だったと話していた。会見の最後に三谷は「この3人の中で一番笑いをとるのは浅丘さんだと思う」と浅丘のコメディエンヌぶりをぜひ見て欲しいとアピールしていた。公演は7月8日(日)まで東京・PARCO劇場にて上演。その後、7月12日(木)から22日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、7月25日(水)から29日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場にて上演される。チケットは発売中。
2012年06月11日三谷幸喜らしさがこれほど際立つ舞台は珍しい。国も違う100年も後輩の演劇人によって、自らの戯曲にチューンナップが施され、作品本来の喜劇性を取り戻したと知ったら、チェーホフはどう思うか。それが、三谷版『桜の園』の稽古場取材で得た感想だった。三谷版『桜の園』公演情報初めて他人の戯曲を演出することになった三谷にとって、まず最初に頼りにしたのが、キャスティングだろう。破産寸前なのに優雅な暮らしをあきらめきれない“桜の園”の女地主・ラネーフスカヤに、浅丘ルリ子。自前の豪華なドレスで稽古に取り組む姿勢からはスターの風格が漂い、世俗に染まらないピュアな印象が役によく合う。何より、嘆きのセリフが暗くなりすぎないのがいい。透明感のある声はどこか凛々しく、特権階級としての矜持をにじませる。一方、彼女の対極に位置するのが、成り上がりの実業家・ロパーヒン役の市川しんぺーだ。猫のホテルのメンバーとして小劇場で足腰を鍛えたタフな存在感が、浅丘と絶妙なコントラストをなす。作者チェーホフが“喜劇”と称していながら、笑いの部分をきちんと汲み取った上演は、これまで多くなかった。だからこそ笑える舞台にしようと立ち上がった三谷だけに、やはりそこへのこだわりは並大抵ではない。笑いの達人である藤井隆、青木さやかのほかにも、大和田美帆、瀬戸カトリーヌ、阿南健治、藤木孝ら、陽性なキャストが揃っている。普通、出番でない俳優は自分の世界に没頭していてもおかしくないが、この現場では、笑い声をあげながら、他人の稽古を楽しそうに見ている俳優が多いのが印象的だった。また、お互いの役名を早く覚えようと、役名入りゼッケンを胸につけて稽古するというもの、悲劇の稽古場なら考えられない。ましてや、演出家までもが自らの胸に“アントン”(チェーホフのファーストネーム)と書いてみせるなんて。チェーホフ戯曲のどこに面白さを感じるか。そして、自分が感じたその印象に観客をどう巻き込むか。他の演出家なら素通りしてしまいそうな何気ない場面が、テンポや間のとり方、セリフのトーンを変えただけで、爆笑シーンとして生まれ変わる不思議。すべては演出家のセンス次第だ。つまり今回の三谷の挑戦は、自らのクリエイターとしての資質にあらためて向き合う作業に他ならない。チェーホフでありながら、三谷流。三谷ワールド全開なのに、あくまでもチェーホフ。最良の着地点を目指して、稽古は開幕まで続く。6月9日(土)から7月8日(日)まで東京・PARCO劇場、7月12日(木)から22日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、7月25日(水)から29日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて上演。チケット発売中。
2012年05月28日2011年の実写映画ナンバー1ヒットを記録した映画『ステキな金縛り』のブルーレイ&DVDが25日(金)にリリースされる前に、三谷幸喜監督が取材に応じた。その他の写真本作は、三流弁護士のエミ(深津絵里)が、殺人容疑をかけられた男の上にのしかかっていた落ち武者(西田敏行)の幽霊を証人に招きいれ、被告が事件の夜“金縛り”にあっていたというアリバイを証明し無罪を立証するべく奔走する法廷コメディだ。映画でも次々とヒット飛ばしている三谷監督だが、本作は監督が10年前から温め続けるも、なかなか実現しなかったという企画だ。「当時は、映画でコメディはあたらない、法廷ものは難しい、幽霊ものもそれほどヒットしないと言われて、『その3つを全部やって、当たる映画を作ります!』って宣言しちゃった手前、これが当たらなかったら次はないな、と。だから公開前は不安でしたね」。しかし、映画は大ヒット。興行収入42.8億円を記録した。もちろん、企画を温め続けた10年の間に大きな出来事もあった。主演女優・深津絵里との出会いだ。「前作(『ザ・マジックアワー』)で初めて深津さんと御一緒して、今回は“深津さんありき”で始まったんです。まず『深津さん主演でコメディをやりたい』と思いましたし、深津さんの魅力をどれだけ映像で残せるかが僕の使命だと思っていました。彼女はお芝居も上手なんだけど、動きが面白いし、動きのキレがいいんですよね。深津さんはそれに加えてどこか“哀感”がある。この人はコメディエンヌに必要なものをすべて持っている人だと思います」。ちなみに三谷監督は続く舞台『ベッジ・パードン』、スペシャルドラマ『ステキな隠し撮り 完全無欠のコンシェルジュ』でも深津に出演を依頼している。自作がヒットし、高評価を集めていることについて「もっと褒めてもらってもいい!」とジョークを飛ばす三谷監督だが、本作ではこれまで多様してきた“長回し”をあえて封印して、短いカットを積み重ねる作劇に挑戦するなど、1作ごとに自らにハードルを設定し、映画を撮り続けている。「映画に関しては明確な目標があって、それは『お熱いのがお好き』(ビリー・ワイルダー監督の傑作コメディ)なんです。あの映画のいいところは“観終わった後に感動が残らないのに満足は残る”こと。そんな映画がつくりたいし、それが僕の映像としてのコメディの目標なんですね。だからそのために今なにをすればいいのか逆算しながら作っています。そこに向けて着実に進んでいる感じです」。『ステキな金縛り』スペシャル・エディション3枚組7140円(税込)発売元:アミューズソフト販売元:東宝『ステキな隠し撮り 完全無欠のコンシェルジュ』3990円(税込)発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン『 三谷幸喜「short cut」』3990円(税込)発売元:株式会社WOWOW販売元:東宝株式会社すべて発売中
2012年05月25日昨年は50歳という節目に自身の“生誕50周年”を祝う形で、新作の映画と舞台を5本発表した三谷幸喜。今年は“三谷幸喜の初ものづくし3作品”と銘打ち、初めてのチェーホフ作品の演出、初めてのロングラン『なにわバタフライN.V』、初めての文楽への新作書き下ろし&演出と、舞台作品を3か月にわたり東京・PARCO劇場で上演する。「新しいことをやってみたい」という三谷の意欲が、3つの「初」に結びついた。翻訳劇、ひとり芝居、古典芸能と全く趣向の違う3作品についての思いを三谷に訊いた。三谷幸喜の初ものづくし3作品チケット情報初めてのことばかりに挑戦しようと思ったきっかけは「去年もそうだったんですが、同じところに留まっていてはいけないと思って。僕は喜劇作家ですから、最終的には純然たるコメディに戻るつもりでいるんですけど、今はいろいろなことに挑戦してみたいんですね」と話す。日本でも人気の高いチェーホフの『桜の園』については「以前から興味はあった」そうだ。「『桜の園』は喜劇なんです。チェーホフ本人もそう書いているし。だから喜劇としてきちんと演出したい」と構想を明かす。2004年に初演の、ミヤコ蝶々をモチーフにした戸田恵子のひとり芝居『なにわバタフライ』は今回が3回目の上演で、100回公演を越えるロングラン作品となる。「ひとり芝居の堅苦しさを無くしたいというのが、最初からのテーマです。軽くさらっとやって、すごい!というものにしたい。その場で思いついてしゃべっている、そんなハイレベルまでいきたいですね」。文楽は『其礼成心中』(それなりしんじゅう)という新作を書き下ろす。もともと人形劇が好きで、NHKの『三銃士』(2009年10月から5月まで教育テレビで放送された連続人形活劇)を書いた際、文楽を見るようになったという三谷。「笑える文楽にしようと思っています。それが文楽の方たちの希望でもあるので。心中が流行ったせいで商売が傾いてしまった饅頭屋の夫婦の話です。心中しようとしている恋人たちを、親父が止めに入るって、面白そうだなって」。近松門左衛門が書いた『曾根崎心中』の裏版という設定だ。ただし、自分のことは「外部の人」とあくまで謙虚だ。「ファンとしての視点を大事にしようと思っています。(観客が)文楽で何が見たいかに立ち返りたいですね。それは、歌舞伎、ミュージカル、大河ドラマ、何をやる時にも同じです。そのスタンスは崩さないようにしようと思います」。“三谷幸喜の初ものづくし3作品”は、三谷版『桜の園』が6月9日(土)から7月8日(日)までPARCO劇場、7月25日(水)から29日(日)までKAAT神奈川芸術劇場ホールで上演。『なにわバタフライN.V』が7月5日(木)の大阪公演を皮切りに、7月11日(水)から22日(日)までPARCO劇場で上演後、宮城、北海道、石川、香川と各地を回る。『其礼成心中』は8月11日(土)から22日(水)までPARCO劇場で上演する。3作品とも東京、神奈川公演のWEB先行抽選を4月2日(月)午前11時まで受付中。なお、三谷のインタビューの全文はチケットぴあサイトに掲載。
2012年03月30日歌手の鈴木亜美が、3月7日に「フードアナリスト4級」に合格したとの発表があった。鈴木さんは、1998年「love the island」でデビュー。2009年からは本格的にDJ活動を始め、国内のみならず、韓国、台湾、上海、オーストラリア、LAなどで、Girls DJとして活躍。女優としては、2006年10月公開の「虹の女神Rainbow Song」で初の映画出演を果たし、2008年には聴覚障害を持つ少女を演じた「愛の劇場・ラブレター」で昼ドラマ初主演を飾っている。「食の情報」の専門家であるフードアナリストは、飲食店情報は元より食材、食品、飲料等食を取り巻くあらゆる情報を受信、収集し、読み解き、発信する食の情報を扱うプロフェッショナル。鈴木さんは従来の音楽活動に加え、今後は「食の情報」の専門家として、新商品の開発や料理飲食店の紹介といった活動もスタートし、活躍の場を広げていく考えという。大人になり、食事や栄養のバランスも自己管理しなくてはいけません。自炊する時は、お店で出されるような料理を作りたいと、今までテレビの料理番組や本で勉強してきました。そのうちに、もっと食に関する知識に興味を抱き、フードアナリストの資格にチャレンジしました!フードアナリストの4級の講習会は、食に関する知識を学びました。テーブルマナーなど、食事の席ですぐに役に立ちますし、料理したものを紹介するブログでも、今後、意識が変わります。更に級を上げて、いろんな事に役立てるように楽しみながら学んでいきたいと思います。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月18日三谷幸喜監督の『ステキな金縛り』が、映画ファンの投票で決まる「ベスト・オブ・ベスト アワード 2011」の「ベスト・ムービー」および「ベスト・ディレクター」部門を受賞。1月20日(金)に東京・COTTON CLUBにて開催された授賞式に三谷監督が出席した。インターネットや全国劇場に設置された投票箱への投票を通じて「ベスト・アクトレス」、「ベスト・アクター」、「ベスト・ディレクター」、「ベスト・ムービー(洋画・邦画)」を選出する「ベスト・オブ・ベスト アワード」。タキシード姿で登場した三谷監督は「確か女優のシャーリー・マクレーンが何度も候補に挙がった末にアカデミー賞を取ったとき、『私がもらって当然』と言いましたが…」と先日、作家の田中慎弥が芥川賞を受賞した際の物議を醸した記者会見での言葉を引用。だが続けて「…私の気持ちはそれとは全然違って、彼女は受賞後に道を歩いているとき、知らない人から祝福の花束を贈られ『予期していなかったけど嬉しいわ』と言ったそうですが、その気持ちに近い」と語り、会場を笑いに包んだ。続いて「ベスト・ムービー」のトロフィーを受け取ると今度は「この賞が欲しくてこの世界に入りました!」とぬけぬけと言ってのけ、再び会場を爆笑の渦に包んだ。「一般のファンの投票による賞をいただけるのは本当に嬉しい」と喜びを語る三谷監督。「日本では当たらないと言われるコメディで地味な法廷もの。おまけに幽霊が登場するファンタジーというリスキーな企画でしたが、あえてやってみたらこれだけの観客が入った。達成感があります」と胸を張った。次回作にも期待がかかるが「やっと映画がどうやってできるのかが見えてきた」と手応えを明かす。さらに、「まだ言えないけど、早いペースでたくさん作りたい。いまのところ企画は3つあるので実現したい。いろんなジャンルです」と既に進行中であることをほのめかした。この日の授賞式の模様や受賞結果をまとめた番組「今夜決定!これがベスト・オブ・ベスト アワード 2011」は1月28日(土)、ムービープラスにて放送される。「ベスト・オブ・ベスト アワード 2011」受賞一覧ベスト・ムービー(邦画):『ステキな金縛り』ベスト・ムービー(洋画):『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』ベスト・ディレクター:三谷幸喜(『ステキな金縛り』)ベスト・アクター:ジョニー・デップ(『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』)ベスト・アクトレス:ナタリー・ポートマン(『ブラック・スワン』)■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:第35回日本アカデミー賞発表!女優陣の健闘で『八日目の蝉』最多12部門受賞被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返り【シネマモード】2011年、「出会えてよかった」映画をふり返る。ジャック・スパロウらと徹底比較!ジョン・カーターは新時代のヒーロー像を体現?『ハリー・ポッター』原作者J・K・ローリング知られざる、戦う女の魅力をふり返る
2012年01月20日三谷幸喜生誕50周年スペシャル“三谷幸喜大感謝祭”と銘打ち、2011年、4本の新作舞台を書いた三谷。このアニバーサリー・イヤーのラストを飾る『90ミニッツ』のプレビュー公演が12月3日と4日、東京・パルコ劇場にて行われた。『90ミニッツ』チケット情報この作品は、『笑の大学』から15年ぶりとなる西村雅彦×近藤芳正出演のふたり芝居。昨年7月に上演が発表されて以降、「倫理」をテーマにした男ふたりの会話劇という以外、作品の内容については一切公表されていなかったが、プレビュー公演前日の12月2日、三谷と出演の西村、近藤からコメントが寄せられた。「今年は映画・舞台・私生活において様々な挑戦をして来ましたが、『90ミニッツ』は最後にして最大のチャレンジ。それがどういう意味かは劇場でぜひ確かめて下さい」(三谷)。「皆様と同じようにワクワクドキドキしております。三谷くんが紡いでくれた素敵な台詞を通して、とある気づきをお届け出来れば嬉しいです。今まで観たことのない濃密な三谷ワールドをお楽しみ下さい」(西村)。「いつもは舞台に立つ自分の姿がシミュレーションできるのですが、今回はお客さんの前にいざ立ったら、自分がどんな風になるのかまだ想像がつかない。最後まで暗転がない中で、舞台に立ち続けることの怖さはありますが、お互いがお互いを信じて演じるしかないというのが今の心境ですね。頑張るしかない。頑張るしかないです」(近藤)。ベールに包まれた舞台は12月5日(月)、同劇場にて初日の幕を開ける。東京公演は12月30日(金)まで上演。その後北九州、大阪、金沢、福岡、仙台、新潟、名古屋、広島と各地を回る。チケットは一部を除き発売中。なお、東京公演は前売りチケット完売につき2月9日(木)から19日(日)まで追加公演を行うことが決定。東京追加公演のチケットは12月13日(火)11:00よりチケットぴあにて先行抽選・プレリザーブの申し込みを開始する。また、東京公演では当日券の予約を電話で受付る。受付はチケットぴあ当日券専用ダイヤル0570-02-9572にて、希望公演日の当日朝10時から昼12時まで。
2011年12月05日真剣交際で、将来はゴールインもあるかも女優として、歌手として、幅広く活動する鈴木亜美が12歳年上の一般男性と熱愛中であることが発覚した。4日発売の週刊誌「FRIDAY」が写真付きで報じ、各スポーツ紙が大々的に取り上げている。報道によると、先月中旬、二人が仲良く相合傘で鈴木の自宅マンションから外出していくところが目撃されたそうだ。また別の日にも、友人2人を含めた4人で食事をした後、同鈴木のマンションに2人で一夜を過ごしているとか。下旬には、2人で韓国や香川・小豆島へ旅行にも出かけているそうだ。気になるお相手は、身長180cmの長身で、さわやかな印象のイケメン。都内飲食店に勤務しており、知人の紹介で知り合った模様だという。夏ころから本格的な交際が始まり、結婚の話はまだ出ていないそうだが、可能性もありそうだ。事務所も否定せず、さらなる活躍で魅せる鈴木の所属事務所も、プライベートは本人に任せているとし、交際をあたたかく見守っているようで、報道内容に関しても否定していない。最近では、これまでの活動ジャンルのみならず、DJやドラマ出演、ミュージカルなど舞台にも挑戦するなど、仕事の幅を広げて活躍している彼女。よきパートナーを得て、さらに輝いてくれそうだ。元の記事を読む
2011年11月05日三谷幸喜の監督5作目となる最新作『ステキな金縛り』が10月29日(土)、全国で封切られ、三谷監督を始め、深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、中井貴一、KAN、木下隆行(TKO)が東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で初日舞台挨拶を行った。昨年夏の撮影を経て、満を持しての公開。三谷監督からは「痛々しい中井貴一のためにも、ヒットをさせないといけないと思った」とヒット宣誓も飛び出した。中井さんの“痛々しさ”って!?三谷監督が『ザ・マジックアワー』以来、3年ぶりにメガホンをとった長編コメディ。ある殺人事件を担当することになった三流弁護士のエミ(深津さん)が、被告人のアリバイを唯一証明できる落ち武者の幽霊・更科六兵衛(西田さん)と力を合わせて無罪を勝ち取ろうとする。しかし、すべての人に六兵衛が見えるわけではなく、法廷は大混乱に…。深津さんは「今日まで楽しみな気持ちと、不安な気持ちが行ったり来たりの日々だった。もし楽しんでいただけたなら、もう一回くらい(笑)劇場に足を運んでください」と控えめなアピール。西田さんは劇場に向かう車中、反対車線で行楽地に向かう大渋滞を目撃したと言い、「あんな混雑の中、紅葉なんて見て楽しいんでしょうか。都心(映画館)に来てくださったみなさん、大好きです!」と熱烈な感謝のメッセージを送った。「僕のタップダンスはどうでしたか?思う存分やらせていただいた」(阿部さん)、「初めて三谷作品に出演させていただき、光栄」(竹内さん)、「みなさんが感じている以上に、僕が違和感を感じている(笑)」(木下さん)、「ぜひ音楽も楽しんで」(KANさん)と登壇者が挨拶する中、超常現象を真っ向から否定する敏腕検事を演じた中井さんは「僕は三谷さんと同じで、今年50歳。若い頃は50歳といえば、とても偉い存在だと思っていた。それなのに今回は“見えない犬”を相手に芝居をすることになるとは…」と恨み節だ。これには三谷監督は「中井さんの痛々しい姿を見ていたら、中井さんのためにもヒットさせないといけないなと思った。まあ僕がやらせたんですけど(笑)」とニンマリ。さらに「撮影が去年の夏だったので、木下さん(の人気)が公開までもつか心配だった」と“毒舌”を木下さんに飛び火させた。本作は先日、日本公開に先立ち、ニューヨークでプレミア上映されたばかりで「文化や言葉の違いを超えて、同じ空間で気持ちを共有できたのがとっても“ステキ”だった」(深津さん)、「やっぱり笑い声は世界共通」(三谷監督)。また、10月25日(火)には「東京国際映画祭in仙台」(宮城県・MOVIX仙台)で上映され、三谷監督と西田さんが舞台挨拶を行った。西田さんは「みなさんの笑顔を見て、被災地のみなさんが元気になっていただいたと確信している」と感無量の面持ちだった。『ステキな金縛り』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:妻夫木聡、三谷幸喜に負けじと『スマグラー』を猛アピール「三谷幸喜映画祭」に深津絵里、綾瀬はるか、妻夫木、佐藤浩市ら14名がズラリ三谷幸喜が贈る、“笑えて泣ける”『ステキな金縛り』試写会に20組40名様ご招待台風直撃も三谷幸喜新作に350人が来場!三谷&深津絵里「感動しました!」三谷幸喜の作詞で深津絵里&西田敏行がデュエット!KAN、中井貴一、阿部寛らも参加
2011年10月29日三谷幸喜監督の映画最新作『ステキな金縛り』のプレミア上映会がニューヨークで現地時間19日に行われ、三谷監督のほか主演の深津絵里と TKOの木下隆之が登壇した。その他の写真アカデミー賞にゆかりのある“アカデミーシアター”で行われた試写会には多くの三谷ファンが来場し、客席220席に対して応募数が1500を超えたほど。三谷監督らは観客と一緒に映画を鑑賞し、上映中は観客の笑い声を肌で感じたという。上映後の舞台あいさつではそれぞれ英語でスピーチし、三谷監督は「みなさん、僕の英語が理解できますか? 僕は自分が何を言っているのかわかりません」とジョークを飛ばすと、深津も「子供のころからアメリカ映画が大好きでした。女優になろうと思ったきっかけの映画は『猿の惑星』です」と場内を沸かせた。NYでの手ごたえをつかんだ三谷監督は「世界へ向けて日本のコメディを伝えていきたいです。いつかは(米国アカデミー賞に)ノミネートされたいと思っています。スピーチはすでに考えています(笑)」とコメントしている。また、プレミア上映会に参加した観客からは、「彼(三谷監督)の過去作品も観たことがあるけど、彼が作る世界観はいつも豊かで何層にも重なっていて、そのさまざまな世界が一つになる瞬間のマジックが彼の作品を深く、面白いものにしてくれるね」「一番印象的なシーンは、最初の金縛りのシーン。サムライが出てくるシーンだね。裁判のシーンも大好きだった。様々なキャラクターを裁判所の色々なところに登場させて、話が展開していく。監督はそれを巧みに描いているね」など、絶賛するコメントが寄せられた。本作は、三流弁護士のエミ(深津)が、殺人容疑をかけられた男の上にのしかかっていた落ち武者(西田敏行)を証人に招きいれ、容疑者が事件の夜“金縛り”にあっていたことを立証するべく奔走する法廷サスペンスコメディ。阿部寛、竹内結子、浅野忠信、中井貴一、草なぎ剛ら豪華俳優陣が出演している。『ステキな金縛り』10月29日(土)より全国東宝系にて公開
2011年10月21日まもなく5作目の監督作『ステキな金縛り』が公開となる三谷幸喜の生誕50周年を記念して10月11日(火)、開場100周年を迎える帝国劇場にて「三谷幸喜生誕50周年大感謝祭映画祭」が開催!これまでの三谷作品を彩ってきた錚々たるスター14名がレッドカーペットを歩き、祝福のコメントを贈った。出席したのは三谷監督と佐藤浩市、妻夫木聡、綾瀬はるか、小日向文世、伊吹吾郎、役所広司、近藤芳正、伊東四朗、深津絵里、西田敏行、竹内結子、木下隆行(TKO)、浅野和之、山本亘。ひとりひとり、三谷監督が選んだテーマ曲に乗って舞台に登場し、三谷監督へのメッセージやエピソードを語った。最初に登場した佐藤さんは三谷監督について「最近では酒も飲めないのに白金のバーで『映像とは何ぞや?』と語っているとか」と暴露。「勘違いするなよ、三谷幸喜!小さくまとまるなよ、三谷幸喜!」と辛口エールを贈った。続いてなぜかNHKの大河ドラマ「天地人」のテーマ曲で登場した妻夫木さんは、『ザ・マジックアワー』に出演することになったきっかけについて「『THE 有頂天ホテル』を観たときにひとりだけスタンディングオベーションをしたんですが、それが良かったらしいです。何でもやってみるものですね(笑)」と明かした。今回の『ステキな金縛り』で初めて三谷作品に出演した竹内さんは「このイベントは何なんでしょうね…?どこぞの国の首相の就任かとポカンとしてます」と困惑気味。映画で3作、さらに舞台「オケピ!」にも出演するなど三谷作品の常連である小日向さんは、NHKの生放送で三谷さんから「おっぱい好き」と暴露されたことに触れ、「生放送で何てこと言ってくれたんだ!」と怒り心頭の様子。「50歳になって身軽になったことだし(笑)」と三谷監督の離婚に触れつつ「前から行きたがってた“何とかパブ”に連れてってもらってください」と笑顔で語った。綾瀬さんは、本作の配給の東宝ではなく、松竹での製作が発表されたばかりの主演作『ひみつのアッコちゃん』のオリジナル版主題歌で登場。三谷監督の現場での様子を思い出しながらポツリポツリと語りつつ「私はあまり三谷監督のこと知らないので、よくしゃべれないので…」とあっさりフェードアウト、いつもの天然ぶりで笑いを誘った。伊吹さんは長年出演してきた「水戸黄門」のテーマで現れ“角さん”の口調で「静まれぇ!」と一喝!三谷監督については「現場でいつもスーツにネクタイなのはなぜ?」と疑問を口にした。山本さんは『ステキな金縛り』で黒澤明監督の『影武者』以来となる映画出演を果たしているが、三谷監督と黒澤監督の違いについて「現場で大声を出さない。でもスタッフは怠けるわけでもなく不思議な現場でした」と語る。三谷監督によると、山本さんは監督の遠縁の親戚で「母の母の妹の娘が亘さんの奥さん」だそう。大学入学の際に山本さんからシェイクスピア全集が贈られたことを明かした。三谷監督の5本の映画全てに出演している近藤さんは、最初に出演した『ラヂオの時間』と三谷監督脚本の『12人の優しい日本人』がいずれもヒットしたことを挙げ、「三谷さんから『縁起物としてずっと出演してもらう』と言われた」と意外な理由を告白。映画、そして舞台と長年、三谷作品に出演してきた浅野さんからは「台本が遅れるとみんな困ります」というクレームも…。『THE 有頂天ホテル』に加え、ドラマ「合い言葉は勇気」、舞台「巌流島」とそれぞれで主演を務めている役所さんも、三谷監督の遅筆ぶりに言及。舞台の初日に台本が間に合わなかったことを明かし「あのときはほとんどの出演者が傷つきましたが、三谷さんが一番、傷ついてなかったと思う」とその図太さを称賛(?)していた。伊東さんは往年の大ヒットギャグ「電線音頭」が流れると「やめろ!せっかく忘れようとしてるのに」と憤激。「舞台の顔合わせと読み合わせに行ったら8枚しか原稿が書けていなかった」と浅野さん、役所さんと同様に三谷さんの遅筆ぶりを強調した。三谷監督の隠れた一面の暴露、過去の思い出など厳しいコメントが続く中、深津さんは「これからも三谷さんにしか思いつかない、三谷さんならではの作品を作り続けてください!」と笑顔で祝福のコメントを贈った。そしてトリを務めた西田さんは「もしもピアノが弾けたなら」を歌いながら登場。「I’m fron L.A.」となぜかハリウッドスター気取りで英語でスピーチを披露しつつ、生誕50周年記念と銘打ってのイベントに対し「よくもまあヌケヌケと…」とあきれ顔だった。三谷監督は、俳優陣からのコメントへの感謝を口にしつつ「50歳はあくまで通過点。次の50年で才能を花開かせ、さらに次の50年で歴史に名を遺します…長寿日本一で」と挨拶。さらに、深津さんと小日向さんの手で巨大なケーキが運び込まれたが、「次は51周年記念でお会いしましょう」と言う三谷監督の頭を佐藤さんが掴んで「調子に乗るな!」とケーキにグシャリ。客席は笑いに包まれた。なお、映画の公開に合わせてフジテレビでは“秋の三谷祭”を開催。三谷監督の脚本、演出でスペシャルドラマ「ステキな隠し撮り 完全無欠のコンシェルジュ」が11月5日(土)に放送されるほか、『ザ・マジックアワー』や「古畑任三郎 FINAL」などが再放送される。『ステキな金縛り』は10月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:三谷幸喜が贈る、“笑えて泣ける”『ステキな金縛り』試写会に20組40名様ご招待台風直撃も三谷幸喜新作に350人が来場!三谷&深津絵里「感動しました!」三谷幸喜の作詞で深津絵里&西田敏行がデュエット!KAN、中井貴一、阿部寛らも参加新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設
2011年10月11日三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り』の完成披露試写会が9月21日(水)に開催され、三谷監督をはじめ深津絵里、西田敏行、中井貴一、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、KAN、木下隆行(TKO)、生瀬勝久が舞台挨拶に登壇。台風直撃のさなかにもかかわらず詰めかけた観客に向け、感謝の思いを口にした。夕方の記者会見に続いての舞台挨拶となったが、台風15号の影響で都内随所で交通機関は麻痺状態。観客がほとんど来ないことも予想されたが350人もの人々が映画館に足を運んだ。深津さんは「感動しました。一生忘れません!」と感激の面持ち。舞台の本場、ブロードウェイでは初日が雨だと成功するというジンクスがあるそうで「これだけの雨だとどれだけ素敵なことが起こるか?」と期待を口にする。「映画の感想なんてどうでもいいです!」と興奮気味に感謝の思いを伝えた。西田さんは「大丈夫?」と詰めかけた観客を心配そうに見渡し「あとで一人一人にハグしたい!」とユーモアたっぷりに感謝の思いを語った。竹内さんは憧れの三谷作品への出演を果たして喜色満面。一方で観客に対して「どうかお気をつけてお帰りください」と気遣っていた。実力派俳優陣に囲まれたKANさんは、俳優経験がないとあって「完全に意味分からないまま連れて来られた感が、小さく炸裂しています」と苦笑い。だが、劇中では中井さん、西田さん、阿部さん、小林隆と共に“法廷ボーイズ”を結成し、バックコーラスでその歌声を響かせる。歌に関しては本職のKANさんだが、中井さんら仲間たちの歌唱力を絶賛。中井さんや阿部さんはレコードを出した経験があり、西田さんに至っては紅白出場経験も。西田さんは得意げに、なぜか少し訛りながら「紅白出てるし、こないだも福島でライヴやってジャンピングして、足やっちゃったのよ。僕は基本、ロッカーですから」と語り会場は笑いに包まれた。本職の俳優でないという点では木下さんも同じだが「最初はドッキリと思ってて、いつ底が抜けるのかと思ってた」と告白。ようやく完成披露を迎えてホッと一安心、といったところだったが、三谷監督の「まだ分かりませんよ」という言葉に戦々恐々といった様子だった。中井さんも観客席を見渡し「深津さんがおっしゃったとおり、映画のことなんてどうでもいいです!ここに来てくださっただけで胸がいっぱいです」と思いを語った。そして最後にマイクを握った三谷監督は「感動しました!もう公開なんてしなくていい!」とまで語り、司会者から慌てて制止されていた。さらに、自身が“5”という数字に深く関係していることを告白。「今年、50歳になってこの映画が監督5作目で、今日の台風は15号。5月に離婚して5か月が経って、5キロやせて5キロまた戻りました。健康診断に行ったら普通の人より小腸が短くて5メートルでしたし、好きな言葉は五十歩百歩。好きなひな人形は五人囃子です!」と自虐をまじえて語った。そして「ここまで来たら興行収入50億円…いや、色を付けて55億5,555円を目指したい」とぶち上げ、会場は大きな拍手に包まれた。『ステキな金縛り』は10月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:三谷幸喜の作詞で深津絵里&西田敏行がデュエット!KAN、中井貴一、阿部寛らも参加新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設
2011年09月21日三谷幸喜がメガホンを握る『ステキな金縛り』の主演を務める深津絵里と西田敏行がスペシャルユニットを結成し、三谷監督が作詞した本作の主題歌を歌うことが決定!さらに、本作に出演する中井貴一、KAN、阿部寛、小林隆が“法廷ボーイズ”としてコーラスを担当することも明らかになった。今年、三谷さんは50歳の誕生日を迎えるが、“三谷幸喜生誕50周年スペシャル企画 三谷幸喜大感謝祭”と銘打って、芝居や映画、TVドラマに小説など7本の新作を発表する予定。本作はそのうちの1本で、崖っぷちの女弁護士が落ち武者の幽霊の力を借りて、殺人事件の真相を究明していくというコメディ。主題歌のタイトルは、映画のサブタイトルでもある「ONCE IN A BLUE MOON」。劇中、息の合った演技を見せる2人が、エンドロールでもその美しい歌声を響かせる。三谷監督の前作『ザ・マジックアワー』でも共演している2人だが、特に深津さんは劇中で「I’m Forever Blowing Bubbles」を披露しており、2作続けて歌と演技で魅せることに。しかも今回は、歌手として紅白歌合戦出場経験を持つ西田さんとのデュエット。果たしてどんな楽曲となっているのか?今回、発表された歌詞の中には「あの夜、出会った 不思議な髪の人」とあるが、これはまさに落ち武者状態の不思議な髪形の西田さんのこと?エンドロールでも劇場に笑いがあふれることになりそうだ。また法廷のシーンでは、深津さん演じるエミの前に立ちはだかる敏腕エリート検事役で中井貴一、殺人事件の容疑者役でミュージシャンのKAN、エミの弁護士事務所のボスとして阿部寛、そして裁判官には小林隆と4人のキーマンが出演しているが、彼らが“法廷ボーイズ”を結成し、コーラスを担当!夢の競演が実現する。三谷監督は今回の主題歌の経緯を以下のように説明する。「そもそも、子供の頃からディズニー映画でよく使われている、劇中で時間の経過を音楽(挿入歌)で綴るという演出が大好きで、自身の作品でも一度取り入れたいと考えていたところから、今作の企画の段階で、挿入歌としてこの楽曲を作ることにしました。そして、とても素晴らしい楽曲ができたので主題歌にも採用することになりました。歌い手に関しては、曲を作る際に、エミの気持ちを歌った曲、エミと六兵衛の関係性を歌った曲にしようと考えたので、『ザ・マジックアワー』でも歌を披露してもらい、更に舞台デビューがミュージカル(『アンの青春』(’92))だった深津さん、ミュージカルスターでもあり歌手としても大活躍中の西田さんにデュエットでお願いすることにしました。法廷ボーイズに関しては、ちょうど楽曲が上がったときに中井さんも居合せ、一緒に聞いたらとても喜んでくれたので、協力をお願いしました。更に、KANさんはプロのミュージシャンですし、小林さんもミュージカルで活躍している、阿部さんもとても声が良いということで、法廷に関わる4人に“法廷ボーイズ”としてコーラスで参加してもらうことにしました。声の良い人が法廷に集まっていました。作詞に関しては、エミと六兵衛の関係性を謳いながらも、カラオケなんかでも歌いやすいように、限定し過ぎず、ラブソングにもなるような色々な意味を含ませることを意識しました。いまは、サントラとしての発売ですが、できればシングルカットをして、紅白を目指したいです。ただその場合、紅と白、どちらで出るか…。深津さんは紅と言ってましたが…」と早くも紅白歌合戦を意識?なお、三谷さんが歌詞を手がけるのは平井堅の「一人じゃない」(作詞:三谷幸喜作曲/歌:平井堅)以来となる。今後、8月中に深津さんと西田さんがレコーディングを行い、法廷ボーイズの収録は9月に行われる予定。楽曲は10月5日(水)発売。『ステキな金縛り』は10月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設
2011年07月14日脚本家の三谷幸喜演出、SMAPの香取慎吾主演のコメディ・ミュージカル「TALK LIKE SINGING」のニューヨーク公演が11月22日(現地時間)、全13回の日程を終え、各回ともスタンディング・オベーションなどの好反応を得て閉幕した。会場のオフブロードウェイで中規模劇場とされるニューヨーク大学・スカボールセンターは、最終公演前のウィークデイの回で、約860席がほぼ満席。約8割が日本人とみられる女性客が占めた。最後列席に座った三谷さんは、上演前にもかかわらず関係者からの挨拶に快く応じたが、緊張した面持ちだった。舞台が始まり、最初に香取さんが舞台に姿を見せると、会場から拍手が沸き起こった。生まれたときから話す代わりに歌と踊りでしか思いを表現できない不思議な青年・ターロウと、彼のよき理解者、学者ら彼を取り巻く人々の姿を描くオリジナルストーリー。音楽監督の元ピチカートファイヴ、小西康陽によるポップな曲に乗って、香取さんは日本語の歌、ダンス、英語の歌を通じ、愛嬌あふれる無垢な心を持つターロウを好演し、コンスタントに笑いを取り、時に切ないムードを醸して観客を魅了。外国人客や子供からも笑い声が起きた。一方で川平慈英、堀内敬子、新納慎也(にいろ しんや)の実力派共演陣もそれぞれに個性的な存在感を発揮。中でも、ターロウの“病”を研究する精神医学者・ダイソン博士役の川平さんはキレのあるダンスなどの芸達者ぶりで、拍手をさらう場面が何度もあった。終演後のカーテンコールでは、スタンディング・オベーション。反応を確かめ安堵の表情を浮かべる香取さんは、自身のN.Y.初進出と、日本のオリジナルミュージカルを日本より先にN.Y.で初演するという初の試みの“成功”の喜びをかみしめている様子だった。東京“凱旋公演”は2010年1月23日(土)から3月7日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。(photo/text:Yoko Saito)「TALK LIKE SINGING」■関連作品:座頭市 THE LAST 2010年、公開予定
2009年11月24日