経営者をやっている不倫相手から「自分の会社を継いでくれ」と言われ、ズルズルと不倫を続けてしまった40代の優子さん(仮名)。キャリアに自信がなく、将来への不安とコンプレックスが、不倫をやめられなかった理由だと話します。後継者の話が白紙になるのを恐れ、不倫相手に離婚を迫れずに関係を継続した彼女は、その後一体どうなったのでしょうか。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫相手の会社を継ぎたい一心で不倫を続けた40代女性のエピソードをお届けします。不倫相手の嘘が次々と明るみに…あるとき、不倫相手である長野さんがシャワーを浴びているあいだに、開いてあったパソコンをなにげなく覗いでみた優子さん。そこには「子どもはいない」と言っていたはずの長野さんと、小さな子どもが2人、そして妻と思われる女性の家族写真のようなスクリーンセーバーが流れていたとのこと。「子どもがいないから、自分の会社を私に継いでほしいっていつも言っていたくせに、幸せそうな家族写真がパソコンに何枚も出てきたときには、本当に驚きました」シャワーから出てきた長野さんを問い詰めると、あっさりと子どもがいることを認めたそう。ただし「子どもは妻の連れ子で、俺の子ではない」と説明されたそうです。「その説明を聞いて、当時の私はまたも長野さんを信じてしまいました。だけど、それから2か月くらいしたときに、たまたま長野さんを知っている人と仕事で一緒になって、長野さんが子煩悩だとか、立ち会い出産を2度もしていて忙しいのに家族思いだといった話を耳にしてしまって…。そこでまた、私は彼に嘘をつかれていたと気づいたのです」不倫相手に将来のことを詰め寄ると…これ以上嘘をつかれているのはつらいと考えた優子さんは、勇気を出して将来について長野さんに単刀直入に尋ねることに決め、電話やメールではなく対面で、彼の目を見ながら問い詰めたそうです。「私はものすごく真剣に将来の話をしたのですが、彼は“君に会社を継がせるなんて、まだ決まった話じゃないし、そうなればいいな~って夢を話しただけだよ”、“そもそも俺は結婚しているんだから、君がこのまま俺の会社を継ぐことなんてできないだろ。考えが甘すぎるんじゃないか?”などと言ってきました。ここでようやく私は、彼にすっかり騙されていたことに気づいて…。その場で別れを告げて、それ以来、長野さんとは二度と会っていません」この日の話し合いから、長野さんからも一度も連絡はこなかったと振り返る優子さん。「私は彼にとって、その程度の相手だったってことですよね」と悲しそうな表情を浮かべて語ります。「なんで“会社を継がせたい”なんて言葉を信じてしまったのか…。今となっては自分が馬鹿だったとしか言いようがありません。なんのキャリアもない私が、社会的な地位を望んでいることを、彼は見抜いて利用したのかもしれませんね。実は彼と付き合うために、私もけっこうお金を使ってしまいました。経営者である彼にふさわしい女性になりたいと思って、化粧品や洋服、エステなどで散財したし、“将来は経営者になるならそれなりの格好をしないと”ってハイブランド品も買いました。細々と貯めていた貯金がすべて底をついたのもあって、あのとき彼に将来の話を切り出したのですが、まさかこんなにあっさりと関係が終わるとは予想もしていませんでした。自分が勝手に使ったとはいえ、失ったお金は返ってこないし、彼の甘い言葉に浮かれてとんでもないことをしてしまったと反省しています」優子さんのように不倫相手に振り向いてもらいたいからと外見にお金をかけ始める女性もいるでしょう。しかしそんなことをしても、不倫が実る可能性は低いうえに、実ったところで幸せになれる保証もありません。大切に貯めてきたお金を、軽い目的で安易に失ってしまえば、不倫を終えたときの虚無感も相当に大きなものになるのではないでしょうか。©aijiro/Adobe Stock ©M&M Factory/Adobe Stock文・並木まき
2024年05月26日40代になって自分が望むようなキャリアを形成できていない場合、強烈な焦りを抱くことがあります。自身の将来への不安から、嘘つきな経営者との不倫から抜け出せなくなった優子さん(仮名)のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。友人たちには敵わないとコンプレックスを抱く日々優子さんは、30代までずっと派遣社員としていろいろな職場を転々とし、気づけば40代になっていたそう。「これ」というキャリアもなく、婚活もうまくいかなかったため、職場と自宅を往復するだけの地味な生活を送っていたと語ります。そんなある日、友人に誘われた異業種交流会で経営者を名乗る男性の長野さん(仮名)と出会い、不倫関係へ…。その背景には、優子さんがずっと秘めてきたコンプレックスが関係しているそうです。「学生時代の友人たちはみんな昇進したり独立したりで、社会的な地位もどんどん上がっているのに、自分だけずっと派遣社員で何のキャリアも積んでいないことに強いコンプレックスを抱いていました。だから長野さんと出会ってすぐに、“俺は婚歴があるけれど、子どもがいない。つまり後継者がいないから、会社を継いでくれる女性を妻にしたいんだ。君にはその資質がありそうだから、僕と付き合わないか?”と口説かれたときに、こんな私にもチャンスが巡ってきた!と嬉しくなってしまったんです」当初は、長野さんがバツイチだと思い込んでいたと話す優子さん。交際を始めて3か月ほどは、長野さんのことをずっと独身だと思っていたところ、あるときに「ウチの妻が」と長野さんが電話で話しているのが聞こえてきて、自分たちの関係は不倫関係だったと悟ったそうです。不倫ならやめると伝えるも後継者問題で懇願され…「不倫だと知ってからは、もう長野さんと付き合っていても将来はないだろうと思ったので、すぐに私から別れたいと話をしました。でも長野さんは“婚歴があって子どもがいないというのは真実だ。ただ妻と籍が入っているだけで、子どもがいないことで夫婦仲も冷めていて、ただの同居人だ。ゆくゆくは離婚をするし、会社を君に継いでもらいたい気持ちは変わっていない”と必死に私を繋ぎ止めようとしてきて…。すごく迷ったのですが結局、長野さんの後継者問題には私も魅力を感じていたので、そのまま不倫でもお付き合いを継続することにしたのです」優子さんは、できることなら長野さんに早期に離婚をしてもらいたいと思いながらも、変に離婚を迫って長野さんの機嫌を損ね、後継者の話が白紙になるのが怖かったとのこと。そのため、離婚を迫るようなことは一切せずに、長野さんの会いたいときに応じる形でデートを重ねていたと振り返ります。「それはそれで楽しかったし、長野さんはまだまだ仕事で現役を続けるつもりっぽかったので、こうなったら私は10年、20年という単位で長野さんのそばにいるしかないなって覚悟を決めました。最終的に会社を譲ってもらえれば老後の心配もなくなるし、当時の私は、長野さんについていけば安心だって思っていたんです」優子さんのように「好きだから」という理由以外でも、不倫をズルズルと続けてしまう人がいます。しかし自分が望んでいるものを、不倫を続けることによって得られると期待しても、その期待が叶う可能性は極めて低いと考えたほうが賢明でしょう。不倫は、世間からは認めてもらえない関係性である以上、社会的な特権が得られるケースはほとんどないのが現実ではないでしょうか。©beeboys/Adobe Stock ©west_photo/Adobe Stock文・並木まき
2024年05月26日結婚式場でウエディングプランナーをしている奈保さん(仮名・30歳)。長年付き合っていた彼氏(広之さん・仮名・30歳)と別れたこともあり、お客さまの結婚式をサポートすることがつらくなってしまって。憂さ晴らしに担当する家族の夫(実さん・仮名・27歳)を誘惑し、やがて二人は不倫関係に。順調に逢瀬を重ねていたものの、突然彼に「結婚式も近いからもう不倫は終わりにしよう」と別れを告げられてしまいます。予想外の展開に気持ちが追いつかない奈保さん。実さんの決意は固そうなので、仕方なく素知らぬ顔で結婚式の担当を続けることにしたのだとか。いつも通りの打ち合わせのはずが…サレ妻の復讐が始まって…「数日後の打ち合わせの際に、妻のユリさん(仮名・26歳)から披露宴会場の見学がしたいとの話がありました。夫婦の子どもの頃からの写真を当日スクリーンに映し出したいとのこと。その準備をしていると、とある同僚がやって来て『あなたは引っ込んでいて』と冷たくあしらわれて。何事かと思ったら、次の瞬間私と実さんがカラダを重ねている動画がスクリーンに映し出されたのです。気がつくと披露宴会場には上司や同僚が集まっていて…私はあられもない姿をたくさんの人に見られてしまいました」どうやらユリさんが私たちの不倫を暴露した上で、職場のみんなに披露宴会場を訪れるよう声をかけた様子。「彼女は『夫が急に素っ気なくなったので、浮気を疑って家にカメラを設置したところ奈保さんと不倫していることがわかりました』と大きな声で語り出したのです。続けて『幸せをサポートするはずのスタッフが夫を略奪するなんて、この結婚式場は一体どうなっているの?』と怒鳴り散らして…ただ彼女の言うことはごもっともなので周りは何も言い返せず。それでも、ユリさんの怒りが収まることはありませんでした」サレ妻が職場で不倫を暴露…怒り心頭の彼女がとった驚きの言動とは…?「さらにユリさんは幼い娘(心さん・仮名・1歳)をこれみよがしに私の前に突き出してきました。『あなた、この子から明るい将来さえも奪う気…?』と訴えかけてきて…この時初めて自分が不貞を働いたことで、危うく子どもから父親を取り上げるところだったのだと気がついたのです。私が罪悪感でいっぱいになっていると、その場にいた実さんが『奈保さんに言われるがまま不倫に走ってしまって申し訳ない』『とにかくしつこかったんだよ』と妻に謝罪。たしかに自分から誘惑したけれど、執拗にアピールする間もなく彼は簡単に私になびいたのに。土壇場での実さんの嘘にショックを受けて…自分だけ妻のユリさんに許される彼の姿をただただ見ているしかありませんでした」もう言い逃れできないと思った奈保さんは、すぐに不倫の事実を認めたそうです。「気まぐれで彼にちょっかいを出した私が悪いと思いました。上司に『お客さまの幸せを壊すなんて、結婚式場で働くウエディングプランナーとしてあるまじき行為だ』『君がもうここにいることは許されない』と叱責されて。さらに同僚たちにも『よく平気で不倫相手の家族を担当できたわね』とののしられたのです。すべて自業自得なのですが、この出来事を機に私は退職を余儀なくされました」奈保さんはさほど貯金もなく、急に仕事を辞めたので路頭に迷うことになったと言います。「私はただ幸せな結婚を夢見ていただけでした。今振り返ると、元カレの広之さんとの別れがあまりにつらくて、憂さ晴らしに近くにいた実さんを誘惑…それほど彼のことが好きだったわけではなかったのだと思います。でも、その結果何の罪もない彼の家族を傷つけてしまって。ユリさんに慰謝料を請求され窮地に立たされていますが、私は不倫に陥った責任を負わなければなりません。その後、風の噂で実さん家族は無事に結婚式と披露宴を行ったと耳にして…私の働いた悪行は消えないけれど、彼の家族関係が修復できたのなら、それがせめてもの救いです」不倫が原因で何もかも失った奈保さん。どんなに失恋がつらかったとしても、八つ当たりで誰かの大切な人を奪うことは許されるはずもありません。今回のように、ただ感情の赴くままに行動すると後になって悔やむことになるでしょう。©Haru Works/Adobe文・菜花明芽
2024年05月25日「隣の芝生は青い」と言うように、他の人が持っているものが良く見えてしまうことは多々ありますね。今回は、結婚式目前の男性に手を出した30歳ウエディングプランナーのエピソードをご紹介します。お客さまの一大イベントをサポートしつつ、自分の結婚が近いのも予感していて…奈保さん(仮名・30歳)は現在とある既婚男性(実さん・仮名・27歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、奈保さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は結婚式場でウエディングプランナーとして働いています。たくさんのかたの人生の一大イベントをお手伝いしたいと思い就職。私も7年間お付き合いしている彼氏(広之さん・仮名・30歳)がおり、もうすぐゴールインできるだろうと考えていて。お客さまだけでなく、自分自身も幸せな家庭を築く未来はそう遠くないと信じていました」結婚を視野に入れる奈保さんが、この後不倫に走るとは思えないのですが…。「私自身、予想だにしない展開が待ち受けていました。ある日彼に『もう二人とも30歳になったし、そろそろ結婚でもしたいね』と話しかけてみたのですが…。広之さんは『なんだよ急に…そんな重い話聞きたくない』と怪訝そうな顔をして。今まで二人の間で結婚話が出たことはなかったものの、長くお付き合いしていたので彼にもその気があると思っていたのですが、よくよく話を聞いてみると、なんと広之さんには結婚願望がなかったのです。これがきっかけで溝が生じて、私たちは別れることになりました」彼氏と別れた身で、結婚式を控えるカップルを目の当たりにするのは仕事とはいえ相当つらかったそうです。「笑顔で働いていたけれど、心の中では泣いていました。そのタイミングで、子ども(心さん・仮名・1歳)のいる夫婦が結婚式と披露宴を行いたいとやって来て。何でも奥さま(ユリさん・仮名・26歳)がウエディングドレスを着るのが昔からの夢だったそう。入籍や出産でバタバタしており、結婚式場を訪れるのが今になったのだとか。絵に描いたような幸せな家族を目の前にして、私はより一層気持ちがモヤモヤするようになりました」結婚の夢破れた奈保さんは、憂さ晴らしに夫の実さんにちょっかいを出すことにしたと言います。「今振り返ると、この時はまだ元カレの広之さんに未練があったものの、ほんの出来心から実さんを誘惑しようとしたのだと思います。打ち合わせを何度もする中で、妻のユリさんがトイレに行ったり、娘をあやしたりして席を外すことが多いのに気がついて。その隙に私は実さんの隣の席に座り距離を縮めて、ボディタッチすると彼は顔を赤くしたのです。これは脈ありだと思った私は『実さんのことを好きになりました』『電話番号を教えてもらってもいいですか?』と言って連絡先を秘かに交換しました」彼とどんな風に仲を深めていったのでしょうか。「結婚式前の男性とウエディングプランナーが親密な関係になるなんてシャレにならないのはよくわかっていました。なので、妻のユリさんにバレぬよう最初は職場の昼休みに電話をかけ合って…私から『妻よりあなたを満足させる自信がある…私と関係を持たない?』と口説き落とし、やがて不倫関係に。週末、ユリさんは娘を連れて公園へ行くので、その間に私が彼の家を訪れベッドでカラダを重ねて…。それが終わると私はすぐに帰宅。周りに不倫が知れぬよう気を遣っていました」急に不倫相手が駆け寄って来て…その時彼が放った衝撃の言葉とは…?「その日も、実さん家族の打ち合わせがありました。順調に話も進み帰り際に私がみんなを見送っていると、急に彼が『言い忘れたことがあった!』と私に駆け寄って来て。妻のユリさんの前でこっそり私に愛の言葉でもささやくのかなと思ったら、耳元で『結婚式も近いし、もう不倫関係は終わりにしよう』とつぶやいたのです。あまりのことに頭が真っ白になっていると、実さんは何事もなかったかのように笑顔で手を振って帰宅の途に。その後、彼に電話するもつながらず…着信拒否にされた様子。こうして私はいとも簡単に不倫相手に捨てられてしまいました」気まぐれに不倫に走ってしまった 奈保さん。それほど彼に本気でもないのに、相手の家庭を壊すようなことをしたのだから、一瞬で別れることになっても身から出た錆と言えますね。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年05月25日不倫にのめり込んでいってしまうと、なかなか抜け出せなくなる可能性が高いでしょう。ただ、ショッキングな出来事などが起こったときに、我に返って不倫に終止符を打つ人もいるようです。そこで今回は、女性たちが「不倫から抜け出すことができたきっかけ」について紹介します。「妻とは別れる」と言って3年経った「不倫相手からの『妻とは別れる』とか『もう夫婦関係は終わってる』みたいなお決まりの言葉にまんまと乗せられてしまいました。別れてくれるはずと思いながら3年が過ぎたときに、別れる気なんかないことにやっと気づきました。私の誕生日も忘れてて、この人は私に気持ちなんかないって感じて一気に冷めましたね」(30代・女性・WEBデザイナー)「妻とは別れる」「妻とはうまくいっていない」「もう家庭は破綻している」。これらは既婚男性が不倫相手の女性に言いがちな典型的なセリフ。希望を持たせてくれるセリフかもしれませんが、その場しのぎの言葉でもあるので、鵜呑みにすると痛い目に遭うだけでしょう。知り合いが慰謝料の請求をされた「軽い気持ちで不倫をしちゃてったんですが、同じく不倫していた同僚女性がバレて相手の妻から慰謝料を請求されたという話を聞いて、急に怖くなって…。そこからバレた人の体験談などをネットで見るようになり、いろいろと危険すぎると思って不倫から足を洗いました」(20代・女性・出版編集)不倫がバレたときには、それなりの代償を背負うことにもなるでしょう。そういった悲惨な結末を迎えた人を実際に目にした際には、不倫を続けることに不安を感じるはず。「こんなことになるなんて…」と後で思っても遅すぎるので、深く考えずに不倫に足を踏み入れるのは危険すぎますよ。不倫相手の妻が妊娠した「不倫相手の妻が妊娠したと知ったときに、彼への気持ちがサーッと消えていきました。結局、夫婦仲いいんじゃんって…。私も結婚とか出産をそろそろ真剣に考えなきゃいけない年齢なのに、何してるんだろうって虚しくなりましたね」(30代・女性・歯科衛生士)相手の妻が妊娠をしたら、さすがに不倫をやめる踏ん切りもつくはず。夫婦関係がうまくいっている証拠とも言えるので、自分の存在について考えることにもなるでしょう。結局は都合のいい相手であると自覚させられる瞬間であり、そこで目を覚ます人も多いかもしれません。SNSに「不倫してるくせに」とコメントがきた「会社の先輩とこっそり不倫をしていたのですが、あるとき私のSNSのコメント欄に『不倫してるくせに』ってコメントがきたんです。相手の妻なのか、会社の誰かなのか、全くわからなくて…。何度か書かれてすごく怖くなったので、彼とは別れてSNSのアカウントも削除しました」(20代・女性・商社)現代では、SNSで不倫を暴露されてしまうなんてこともあるかもしれません。身近な人ともたくさんつながってもいるでしょうから、そこで暴露されたらかなり大変なことになるはず。不倫がバレている形跡が感じられたのなら、そこでもう終わりにするべきというサインでしょう。不倫を続けても明るい未来が待っている可能性は極めて低いです。大抵の場合、後悔することになるだけですし、深みにハマってしまう前に抜け出さないと危険度も高まるでしょう。©buritora/Adobe Stock文・山田周平
2024年05月25日結婚後、相手の行動に不信感をおぼえて不倫を疑うようなこともあるかもしれません。なかには感情が抑えきれず、驚きの行動に出るタイプの人もいるようです。今回は“妻の不倫を疑う夫の驚きの行動”について、経験のある女性たちに話を伺いました。正体不明のアプリを入れられる「夫が嫉妬しやすく、私が友人と出かけたりすると、“誰と?”としつこく聞いてくるようなタイプです。あるとき夫と二人で出かけて帰宅したところで、“撮った写真を見せて”と言われました。それで、スマホのアルバムを開いて渡したところ、結構長い時間眺めていたんです。後日、私がスマホのアプリ一覧を見ていたら、正体不明のアプリが入っていました。調べたら、それは浮気調査アプリといわれる種類のもの。夫が写真を見ている間に入れたんでしょう。私は不倫していませんが、ここまで疑われると嫌な気持ちになってしまいます」リエ(仮名)/29歳夫は写真を見るふりをして、スマホを勝手に操作し、アプリをインストールしたわけです。抜け目のないやり口といえるでしょう。会社を休んで尾行「私は仕事が休みで、夫は出勤という日がありました。そのころ、私は不倫をしていて、その相手と会う約束をしていたんです。昼ごろに家を出て駅に向かい、ホームで電車を待っていると、人影が目に入りました。それがどう見ても夫。まさか……と思いました。密かに会社に電話をして夫の所在を尋ねると、“有休を取っている”と。そこで、気付かれていたんだ……と思いました。浮気相手との約束を急いでキャンセルし、適当に買いものをして帰りましたが、危なかったです」カズミ(仮名)/33歳夫は会社を休んで尾行をしていたということでしょう。上手くいくとは限らないだけに、相当な覚悟と確信があったと言えます。留守を装いクローゼットに隠れて「ある休日、私が友人と出かけて家に帰ってくると、夫がいませんでした。そのころ、私はある男性と不倫をしていて、リビングのソファに座りながら、彼とLINEでやり取りしていたんです。30分ほどして、寝室のほうから物音が聞こえました。恐る恐る寝室を覗くと、夫がクローゼットから出てきたんです。“驚かそうと思って”と言うんですが、明らかに嘘。私の不倫を疑っての行動に違いないと思いました」カリナ(仮名)/30歳夫はクローゼットに隠れて、妻の不倫の証拠でも掴もうと思ったのでしょうか。切羽詰まっての行動のようにも感じられます。カラダに触れると「汚らわしい!」「私は男友だちを含めて、友人たちとよく出かけるのですが、それを夫はあまりよく思っていません。“浮気でもしているんだろう”と本気半分・冗談半分で言ってきます。あるとき、いつものように友だちと出かけ、帰りが遅くなってしまいました。夫が怒っていたので、私が“ごめん”と謝りつつカラダに触れると、“やめろ!”と叫んで…。“汚らわしい”とまで言われて傷つきました」ミオナ(仮名)/30歳夫は疑り深い性格のようです。お互いに歩み寄ってコミュニケーションを取らないと、そのうち夫婦関係が壊れてしまうでしょう。嫉妬に駆られて、驚きの行動に出てしまうタイプの人もいるようです。実際に不倫しているならともかく、潔白であるのなら堂々と振る舞うべきでしょう。夫婦関係の修復が間に合わなくなる前に、しっかりと話し合うことが大切ですね。©yamasan/Adobe Stock ©maroke/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月23日夫婦で教師をしながら堅実な日々を過ごしていた真帆さん(仮名)は、夫への些細な不満が蓄積されて、軽い気持ちから不倫へと足を踏み入れてしまいました。同僚の教師と不倫関係に堕ち、割り切った関係のつもりだった真帆さんでしたが、いつしか運命の歯車は大きく狂っていくことに…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、職場不倫でストレス発散する女性教師のエピソードをお届けします。最悪の事態は免れたものの不倫の噂が勃発真帆さんが忙しい教員の仕事をこなしつつ、同僚教師と相変わらず不倫を続けていたある日、真帆さんの不倫の噂が立ち始めたとのこと。これにはさすがの真帆さんも、なんとかして噂を消さなくてはいけないとさすがに少し慌て始めたと振り返ります。「不倫相手と私は、部活終わりの体育館でそのまま過ごすことも多かったので、部活の生徒たちが怪しんでいて、そこから噂が出たのかもしれないって思っています。噂に関しては、後日学校から私たちに事情聴取が行われ厳重注意をされましたが、謹慎などのペナルティはありませんでした。早めに火消しをできたので、大事にならなくてよかった!とホッとしていたのですが…」油断していたところに夫から不倫を追求され…噂が出てからしばらく経った頃に、真帆さんは突然、夫から不倫を追及されてしまったとのこと。夫は他校だからと油断していたところ、教員間の伝聞で近隣の学校に務める夫の耳にも不倫の噂が届いてしまったようでした。「この頃には夫への愛情がすっかり冷めていたこともあって、素直に不倫を認めました。その日は夫が“今後のことは考える”と言ったので、私が不倫を認めた時点で、いったん話し合いは終了。夫に不倫がバレた後も、私はとても冷静でした。もし離婚することになっても、私は教師としてのキャリアを積んでいるから、子どもを育てながら生活していけるだろうと思っていたし、夫と離れて自由に恋愛を楽しむ生活にも憧れるな~なんて呑気に考えているくらいでした」親権は夫が濃厚…後悔してもしきれない日々しかし事態は、真帆さんが考えていたほど甘くはありませんでした。現在も真帆さんは、離婚に向けて夫と話し合いを進めていますが、親権問題でもめている最中とのこと。真帆さんだけでなく夫も教員なので、親権を争うにあたって「仕事や収入が安定しているから」というアドバンテージはなく、むしろ土日も不倫に時間を割いて家を留守にしていた真帆さんに呆れ、子どもの心は夫に傾いてしまっていると言います。「子どもは来年中学生になるので、どちらについていくのかは、最終的に本人の意見を尊重することになりそうです。今は子どもに選んでもらえるのか、不安でいっぱいですが、夫と一緒に暮らしたがる可能性が極めて大きい状況です。職場不倫でストレスを発散していい気になっていたけれど、その間に、子どもというかけがえのない大切なものすらも失っていたことに、今になって気づきました。子どもの親権は夫に取られる可能性が濃厚ですが、もしそうなったとしても、これからは心を入れ替えて子どものために私ができることはなんでもしていこうと思っています…」身近な存在と男女関係になってしまう職場不倫は、夫婦関係に問題があるときに起きがちです。しかし不倫によって家庭が壊れることになれば、想像をしていたよりもずっと深刻な事態を招きかねません。不倫は絶対にするべきではないことであるのは、間違いないでしょう。©buritora/Adobe Stock ©ah/Adobe Stock文・並木まき
2024年05月22日きちんと仕事をしながらも、ちょっとしたことをきっかけとして不倫へと足を踏み入れてしまい、急激に人生が狂い始めた人もいます。教師をしていた真帆さん(仮名)も、そのひとり。同僚と不倫を始めたことで運命の歯車が大きく狂った女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。軽い気持ちで不倫をスタートした教師幼い頃から堅実な性格で「いざというときに仕事に困らないように」と、教師の仕事を選んだ真帆さん(仮名)。社会に出て数年後には同僚の男性教師と結婚し、子どもにも恵まれたそうです。ところがあるとき、新年度になるタイミングで真帆さんは別の学校に転任に。新しい赴任先は以前の学校の何倍も激務だったことから、運命の歯車が狂い始めたと話します。「その頃は、長時間労働に加えてバレー部の顧問まで任されて、休日出勤も多くなっていました。夫に愚痴をこぼしても真剣に話を聞いてもらえなくて、余計にストレスが募っていましたね。そんななかで、バスケ部顧問の男性教師と不倫を始めてしまったのです。同じ体育館で部活をすることもあり、話す機会が多かったのがきっかけ。夫が聞いてくれない愚痴を親身に聞いてくれる彼に惹かれてしまい、男女の関係になりました。正直、罪悪感はそこまでなくて…。教師は職場不倫が多いと聞いていたし、実際私も不倫の噂を聞くことも少なくなかったから、当時はそこまで真剣に考えていませんでした」夫に疑われることもなく順調な毎日に安堵していたけれど…不倫相手とは、残業が終わったあとや休日の部活終わりにホテルに行っていたとのこと。真帆さんの夫も同業者で、教師の仕事は残業や休日出勤が当たり前だと知っていたので、「仕事」と言えば詮索されることなく家を空けられたそう。そのため、不倫デートでも支障なく逢瀬ができていたと真帆さんは振り返ります。「不倫相手との関係は特別に情熱的ではありませんでしたし、離婚をして不倫相手と一緒になる気も全くありませんでした。不倫は不倫、家庭は家庭って感じで、私としては割り切っていたんですよね。細く長く不倫を続けていければいいかなと考えていて、実際、不倫相手と定期的に会って体を重ねていれば満足でした」堅実的な性格を自負する人でも、ひょんなきっかけから不倫へと足を踏み外してしまうケースもあります。どんなに割り切ったつもりの関係でも、不倫はやがて家庭生活に大きな闇を落とすことになっても不思議ではありません。軽々しく始めるべきではないことは、言うまでもないでしょう。©naka/Adobe Stock ©maroke/Adobe Stock文・並木まき
2024年05月22日知恵さん(仮名)は、インフルエンサーとしても活躍している知人の亜由美さん(仮名)に対し、「あんなふうになりたい!」とずっと憧れを抱いていたそう。ある日、飲み会で亜由美さんの元不倫相手と知り合い、そのまま深い関係になってしまいました。憧れの女性と同じ相手と不倫をしたことによって、最初は高揚感を得ていた知恵さん。しかし楽しい日々は、そう長くは続かなかったそう…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、背徳感と高揚感に溺れて不倫をした30代女性の残念な結末をお届けします。不倫相手の妻に関係を知られて事態は悪化「ある日、不倫相手から『妻にバレた』とLINEが届き、そのすぐあとに電話が鳴りました。何事かと思って出てみると、彼の妻から『証拠を押さえた。二度と夫とは会わないでほしい。慰謝料も請求するつもりだ』といった話をされ、びっくりしました」このとき知恵さんは、不倫をして4か月ほど。相手のことをそこまで好きでもなかったために「妻に知られたなら、もう会えないな」くらいの軽い気持ちで不倫を捉えていたそうです。「慰謝料の話が出ていましたが、たった4か月の不倫だし、そんなに大金でもないだろうなって思っていたんです。亜由美さんはその彼と2年近く不倫をしていたはずだから、それよりは私のほうが罪が軽いという勝手な思い込みがありました」過去の不倫相手も自分だと誤解されていたところが、夫の不倫に疲れ果てた妻は、この機会に離婚を考えていると言い出し「ウチの婚姻関係が破綻したのは今回の不倫が原因だから」と知恵さんに多額の慰謝料を要求してきたのです。「夫婦関係が不倫によって破綻したと言われてしまい、言い返すことはできませんでした。たった4か月だけの不倫に大金を払いたくない気持ちが強かったのですが、すでに彼の妻は離婚を決めている様子で“不倫のせいで夫婦関係が壊れた”と言うばかり。交渉の余地もありませんでしたね。仕方なしに請求された額の全額を支払い、彼との関係ももちろん清算しました」その後知恵さんは、離婚が成立した彼から久しぶりに連絡が入ったときに、当時の顛末を聞いたそう。すると、妻は夫が亜由美さんと不倫をしていた期間についても、不倫相手を知恵さんだと誤解していたことが発覚。そこで知恵さんは「私が亜由美さんの不倫の後始末までしたことになっている」と愕然としたそうです。「憧れの女性に近づいたつもりが、実はその女性の不倫の後始末までさせられたような、悲惨な結末になってしまいました。自分が本当に情けなくなりましたね。亜由美さんは不倫をして慰謝料を払っていないのに、私だけが好きでもない相手と不倫をして、大金を払って人生がボロボロになって……。自分で選んだ行動ではありますけど、後悔してもしきれません。亜由美さんと私は、亜由美さんが結婚をしたあとに疎遠になってしまったので、私が亜由美さんの元不倫相手と付き合っていたことを亜由美さんは知らないまま。亜由美さんが今、どこでどうしているのかは全く知りません。亜由美さんの真似をして不倫をした私は、本当に馬鹿だったなって思います」身近な人が不倫をしていたからといって、自分も安易に始めるべきではありません。取り返しのつかない代償を払うことになってから気づいても、やり直すことはできないのです。©buritora/Adobe Stock ©Liza5450/Adobe Stock文・並木まき
2024年05月19日世間は思っているよりも狭いと感じさせられる出来事もあります。知り合いの元不倫相手と不倫をしたことによって、人生を大きく誤ってしまった30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。憧れている女性の元不倫相手と出会う知恵さん(仮名)は、女子会メンバーの亜由美さん(仮名)にずっと憧れを抱いて「あんなふうになりたい!」とメイクやファッションのお手本にしてきたそう。亜由美さんは知恵さんよりも2歳年上で、インフルエンサーとしても活躍している姿がとても眩しかったとのこと。いつしか亜由美さんとプライベートの話をするようになり、亜由美さんが不倫をしている事実を知ってからも、知恵さんは変わらずに亜由美さんに憧れ続けていたといいます。「亜由美さんは本当に素敵な女性で、私にはないキラキラオーラがある女性なんです。だから、仲良くなって恋愛の話をし合えるようになったときには、本当に嬉しかったですね。不倫をしているのを知ったときには一瞬だけ驚きましたけど、あれだけ美人だったら既婚男性がメロメロになっても不思議ではない…と思っていました」それからしばらくして、亜由美さんは不倫を清算し、独身の男性と交際を始めたかと思ったらスピード婚をしたそうです。「亜由美さんから結婚をすると聞いたときもすごくびっくりしましたけど、不倫を終わらせたことにホッとしました。ところが、運命ってすごく奇妙なんですけど…それから3か月しか経っていないときに私が飲み会で出会った彼が、なんと亜由美さんの元不倫相手だったんです」背徳感に溺れる不倫の道へ亜由美さんの元不倫相手と初めて会ったときに、それまで何度も写真を見ていた知恵さんは、すぐにその男性が誰なのかが分かったそう。飲み会の場で確信をもって「亜由美さんの元カレですよね?」と本人に尋ねると、すんなりと認めたことで、知恵さんと男性との距離が一気に縮まったといいます。「その飲み会では、亜由美さんが結婚してしまって悲しいという彼の話をずっと聞いていました。未練があったけれど、自分が既婚者だから亜由美さんを追うこともできなかったと…。でもそのあと、お酒が深まってきたときに、なんと彼は“だけど今日、知恵ちゃんと出会って亜由美のことはどうでも良くなった!俺、知恵ちゃんに一目惚れした!”と熱烈に口説き始めたんです…」胡散臭さを感じながらも、お酒が入っていたこともあり、その男性に口説かれるままホテルに行ってしまった知恵さん。憧れの女性である亜由美さんの元不倫相手と関係を持った自分が、亜由美さんに近づけたような気がして気分が高揚したと話します。「今思えば本当に迂闊だったんですけど、その日からその男性と私が不倫を始めてしまったんです。そのときもう亜由美さんとは疎遠になっていたので、私が亜由美さんと同じ男性と不倫をしたことは、亜由美さんは知りませんでした」不倫相手の彼のことは、最初からそこまで好きではなかったと話す知恵さん。しかし「憧れの亜由美さんが付き合っていた同じ男性と関係をもっている」という背徳感から、デートのたびに自分が憧れの亜由美さんになったような高揚感が得られることがクセになってしまったと、当時を振り返っていました。不倫そのものへは嫌悪感があっても、他の事情が複雑に絡むことによって、ズルズルと不倫の道へと入っていく人もいます。身近な人が不倫をしていると、不倫への感覚が麻痺してしまう人もいるでしょう。しかし仮に身近な人が不倫をしていたとしても、自分は絶対に足を踏み入れないことが正しい道であるのは間違いありません。©kapinon/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・並木まき
2024年05月19日歯科衛生士として働くミキさん(仮名・35歳)。ある時、患者である既婚男性に告白された結果、不倫に足を踏み入れることに。その後も、歯科医院の患者をターゲットに不貞を働く日々。現在の不倫相手(謙さん・仮名・32歳)と逢瀬を重ねていたものの、突然彼の妻(歩さん・仮名・32歳)と娘(風花さん・仮名・7歳)が歯科医院にやって来て。浮気がバレたと悟った彼にミキさんはあっさり捨てられてしまいます。突然の別れに悲しみに暮れるミキさん。しかし、これ以上謙さんを追いかけても仕方がないので、とりあえず元の生活へ戻ることにしたのだとか。サレ妻に不倫の事実を知られるも、まったく動じることがなくて…「翌日、彼の妻に仕事帰りを待ち伏せされました。歩さんは『最近、夫の様子がおかしいと思い探偵をつけたら、あなたと不倫していることがわかった』と証拠写真を突きつけてきて。でも、すでに不倫がバレているだろうと予想していた私はさほど驚かず。素知らぬ顔で『声をかけたら、謙さんは私になびいたのよ』『それだけ、あなたに魅力がないってことじゃないの?』と食ってかかったのです。すると、怒り心頭した彼女は『絶対に一泡吹かせてやるから!』と言ってその場を去っていきました」その日を境に、ミキさんの周りで困った現象が起きるようになったと言います。「健診票を持って来る子どもの母親が同じようなことを私に話しかけてくるようになりました。みんなが口をそろえて『あなたが歩さんの夫の元不倫相手?』『どんな顔をしているか見に来たのよ』と言うじゃないですか。どうやら歩さんが夫の不倫をママ友に言いふらした様子。いつも受付で母親たちに話しかけられていたので、その声が診察室にいる先生(岳・仮名・47歳)の耳にいつ入るかとヒヤヒヤしました」数日後の昼休みにミキさんは先生とその妻(真里さん・仮名・45歳)に突然呼び出されたそう。歯科医院の先生夫婦に呼び出されて…そこで知らされた衝撃の事実とは…?「急いで二人の元へ向かうと、真里さんが『友人の歩さんから聞いたけれど、あなた彼女の夫に手を出したんですって?』と怒鳴りつけてきて…まさか先生の奥さんと歩さんが知り合いだとは思ってもみませんでした。慌てた私は『そんなことありません!彼につきまとわれて困っていたんです』ととっさに嘘をついてしまって。すると彼女に『私の義弟である蒼太さん(仮名・39歳)とも不倫関係にあったとわかっているのよ』と責められて…たしかに以前患者だった彼と不貞を働いていたのも事実。真里さんが言うには、妹(桃子さん・仮名・40歳)が夫との関係が急速に悪くなったと訴えたので、先生夫婦も加わって話し合いの場が設けられると、蒼太さんは私との不倫を白状したのだとか。ただただぼう然としていると『あなたうちの歯科医院で何をしているの?』『ここは不倫相手を探す場所じゃないのよ』と真里さんに怒鳴られました」いくつもの不倫がバレてしまったので、さすがにミキさんはもう言い逃れできないと思ったのだとか。「続けて先生が『新しく歯科衛生士を募集することにしよう』『君の代わりはいくらでもいる』と私に言い放ったのです。今までのやり取りはもちろん近くにいた同僚たちにも聞かれていて…職場に居場所もなくなり、はっきり『もう必要としない』と言われたこともあり、この時私には退職する道しか残されていませんでした」ミキさんは過去の不倫を思い出してしまうので、歯科衛生士の仕事は今後しないことにしたと言います。「元不倫相手の妻の歩さんから慰謝料を請求されるも、このご時世なかなか新しい仕事が見つかりません。昔から『友情より愛情』と考えて恋人とばかり遊んでいたので、いざと言う時に頼れる友人はおらず、おまけに実家の両親にも自分が不倫していたなんて言えるはずもないので、こんな状況になっても一人でどうにかするしかないのです。今までたくさんの不貞を働いてきたので、元不倫相手の妻たちからいつ復讐されるかと思うと怖くていても立ってもいられません」軽い気持ちで不倫を繰り返してきたミキさん。今回のようにしばらく不貞がバレなかったとしても、いつ大きなしっぺ返しが待ち受けているかわかりませんね。くれぐれも「人の不幸の上に幸せは成り立たない」とわきまえておきましょう。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年05月19日何がきっかけで人の道を踏み外すかわかりませんね。今回は、既婚男性と不倫を繰り返した結果すべてを失った35歳歯科衛生士のエピソードをご紹介します。職場で孤立するも、とある患者に告白されて…ミキさん(仮名・35歳)は現在とある既婚男性(謙さん・仮名・32歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、ミキさんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は歯科衛生士として働いています。昔から『友情より愛情』と考えており、友人より好きな人を何より優先してきたので、女性ばかりの世界でうまくやっていけるか心配でした。どうにか仕事はこなしているものの、やはり同僚と反りが合わずいつも一人ぼっち。人知れず寂しさを感じていた頃、仕事帰りにとある患者から告白されて…相手は既婚者だったけれど、さほど気にならなかったので交際することに。この出来事を機に私は数々の不倫に溺れていきました」では、今回の不倫が初めてというわけではないのですね。「はい、今まで何人もの男性と不倫をしていました。最初の不倫が終わると、今度は歯科医院の患者をターゲットにするように。受付で診察券と一緒に電話番号を書いたメモを手渡しリアクションがあった相手と不倫関係になるのです。彼が歯科医院を訪れる際はお互い他人のふりをして、周りにバレるスリルを楽しんで。ですので、相手の通院が終わると私から別れを告げるということを繰り返してきました」現在の不倫相手である謙さんとの出会いも同じパターンだったのでしょうか。「そうですね、彼も歯科医院の患者の一人です。謙さんは『妻とはもう終わっている』『離婚話を進めているところだ』と口癖のように話していて。初めて不倫相手が別れを匂わせてきたので、私はいつしか謙さんが離婚したら、彼と再婚したいと考えるようになりました」一度も不倫がバレたことがないミキさん。相手とどのように密会を重ねていたのでしょうか。「不倫が周りに知れぬよう毎週末自宅に彼を招いていました。外でデートなんかしたら、誰が見ているかわかりませんからね。私は料理が苦手なので、昼食は毎回デリバリーを注文…それを謙さんとおいしくいただき、その後ベッドでカラダを重ねることに。そして、そのまま相手を泊まらせることなく、夕食に間に合うよう家に帰らせていたのです。少しでも怪しいと思われないよう対策は徹底していました」そんなある日、意外な人物が歯科医院にやって来たと言います。「今は、学校の歯科検診の結果である健診票を持って子どもたちが多く来院する時期です。その日、診察が終わるととある子ども(風花さん・仮名・7歳)が『パパもここに通院しているんだよ』と話しかけてきて。すると、その母親(歩さん・仮名・32歳)が私にぐっと顔を近づけて『いつも夫がお世話になっています』と睨みつけてきたのです。よくよく考えてみると謙さんと同じ名字…この親子は不倫相手の娘と妻でした」サレ妻が不倫に気づいた様子…それを知った彼の驚きの発言とは…?「私は、週末家を訪れた彼に『あなたの家族が歯科医院に来た』と話しました。謙さんは妻の意味深な発言に『俺たちの不倫がバレたんだ』と顔面蒼白に。すかさず私が『離婚話が出ているんでしょ』と言うと『それは君を喜ばせるための嘘だよ』と信じられない言葉を発したのです。なんと彼の家庭は円満そのもの。必死に引きとめようとしたものの、謙さんは家庭が壊れることを恐れあっという間に帰宅してしまって…結局、私は簡単に不倫相手に捨てられてしまいました」一方的にフラれてしまったミキさん。彼も本気だと信じていただけに、突然の別れは彼女にとって予想外の出来事だったのではないでしょうか。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年05月19日唯奈さん(仮名・30歳)は、居酒屋で知り合った大橋さん(仮名)とダブル不倫の関係に。ある日、「今から向かう」とLINEが送られてきたものの、妻への誤送信だったと聞かされます。しかし、後日ホテルに行き、彼がバスルームに入った隙にスマホを覗くと、LINEはまた別の女性に送っていたものだったと判明。彼女もまた既婚者であることが分かりました。トリプル不倫であることを知った後、どうなったのでしょうか。トリプル不倫の相手「大橋さんの不倫相手の名前は、『ナツキ』というようでした。このままこの一件を放置してわだかまりを残すのも嫌だったので、彼がバスルームから出てきたところで、尋ねたんです。私も、勝手にスマホを覗いているため強気には出られず、“この人誰?”と軽く尋ねました。大橋さんも、“勝手に見るなよ”と怒っている様子。ちょっと気まずい空気が流れましたが、“この前知り合ったんだよ”と言いました。“まだ1度しか二人で会っていない”とのことで、“もう会わないよ”と一応は言っていました」休日に不審な電話が…「女性の存在について確認はできたものの、“もう会わない”というのは信用できませんでした。LINEを見た限り、彼のほうから熱烈なアプローチをかけているようだったので、信憑性はありません。すると翌週、私がひとりで家にいるとき、急に大橋さんからLINEで電話がかかってきたんです。休日ということで夫も家にいる可能性もあります。そんな危険なことをする人ではなかったので不審に思いました。電話に出ると、知らない男性の声が聞こえました。そして、“お宅の夫がうちの妻と不倫している”と言ってきたのです」電話の向こうの修羅場「一瞬パニックに陥りました。夫が…?と思いましたが、すぐに状況を察知。私が、“それは夫ではない”と告げると向こうも混乱した様子。そのあと電話をかわり、出たのは大橋さんでした。最初に電話をかけてきたのは、不倫相手であるナツキの夫。大橋さんとナツキの関係がバレてしまい、大橋さんはナツキの夫から呼び出され、スマホを取り上げられた…というシチュエーションだったようです。ナツキの夫はLINEを見て、私を妻だと勘違いして電話をかけてきたのでした。以前にナツキのLINEのアイコンを確認した際、隣にいた夫がかなりイカついタイプの男性だったことを思い出しながら、電話の向こうはかなりの修羅場であることが想像できました」3組の夫婦の破滅「ナツキの夫も状況を把握し、いったん電話は切られました。しばらく音沙汰がなかったんですが、その間に状況は複雑化していたようです。ナツキの夫は、大橋さんの妻に電話をかけ、自分の妻との不倫の事実を伝えました。そしてさらに、“ほかにも女性がいる”と報告したのです。トリプル不倫が明るみになり、芋づる式で私の存在までも発覚してしまいました。事態の複雑化により、慰謝料についても揉め始めているようでした。このままでは、私の夫の耳に入るのも時間の問題だと思い、私のほうから夫に状況を伝えました。夫は、怒っているというよりは、呆れ果てている感じでしたね。ここから関係を改善させていく気力も湧かないようで、離婚へと話が進み、私もそれを受け入れました。大橋さんの夫婦も離婚。ナツキ夫妻に関して情報は入ってきませんでしたが、あの様子では無事とはなっていないでしょう。結局、3組の夫婦が破滅の道をたどる結果となりました。本当にバカなことをしてしまったと思っています」トリプル不倫ともなると、状況はより深刻化します。一歩道を踏み外すと、こうして想像もしていなかった方向に転がり落ちてしまう可能性もあります。幸せを維持したいのであれば、まっとうな道を進むべきなのでしょう。©buritora/Adobe Stock ©siro46/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月15日既婚の男性を好きになり、関係を持てばそれは不倫です。さらに自分も既婚者である場合はダブル不倫となります。唯奈さん(仮名・30歳)もかつてダブル不倫の関係に堕ちましたが、さらにそこから悲劇的な事態に見舞われたそう…。いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。一緒に飲んだ男性グループのひとりと連絡先を交換「結婚して3年が経ったころ、友人たちに誘われて数名で飲みに行きました。居酒屋にいた男性グループに声をかけられ、一緒に飲むことになったんです。そのなかにいた、大橋さん(仮名)という方と席が隣になりました。男性たちは学生時代の部活の仲間らしく、賑やかな集まり。大橋さんもテンションが高めで、気さくな印象を受けました。一応、連絡先だけは交換。すると翌日にLINEが来て、“また飲みに行きましょう”とのお誘いがありました。大橋さんに悪い印象はなく、タイミングが合えば…といった感じで返信しました」絶妙なタイミングでのお誘い「そんなある日、友人との約束がリスケになり、時間が空いたタイミングで大橋さんからお誘いが。もともと出かけるつもりで準備していたので、誘いを受けました。大橋さんはとても喜んでくれて、私も気分が上がりましたね。話していて楽しいし、呼吸が合うような印象がありました。そして、流れのままにホテルに行き、関係を持ってしまったんです。ただ、お互い既婚者。家庭を壊すつもりはありません。なので、関係は続きましたが、“会えるときに会おう”というような余裕を持った付き合いとなりました。でもしばらくして、大橋さんから突然LINEで、“今から向かう!”と来たのでビックリしました」不倫相手の誤送信「大橋さんと約束をしているわけでもなく、何かあったのかと心配しましたが、すぐに“送り先を間違えた”とLINEが届きました。待ち合わせをしている妻に送るつもりだったようです。私もホッとしましたが、逆でなくてよかったと思いました。もし私に送るLINEを妻に送っていたのなら、大変なことになりますから。LINEの誤送信により不倫が発覚するというのはよく聞くケースです。なのでそこは、“気を付けてね”と注意を促しました」ホテルで衝撃の事実が発覚「しばらくして、再び大橋さんと会いました。ホテルに行き、彼がシャワーを浴びにバスルームに入ったとき、まだスマホが開いた状態だったので、手に取ってなかを見てしまったんですね。妻とどんなやり取りをしているのか気になってLINEを覗くと、履歴の欄に知らない女性の名が。興味はそっちに移りました。“次はいつ会える?”といった会話が目に入りました。明らかに妻ではなく、すでに男女の関係にあるような気配。遡ると、先日の“今から向かう”のメッセージも彼女に送ったものと分かりました。LINEのアイコンを拡大してみると、ウェディングドレスを着ている女性とタキシード姿の男性が写っているのが確認できました。どうやら彼女は既婚者。ということは、私も含めてトリプル不倫という関係です。私は知らない間に、複雑な状況に巻き込まれていたことに気づきました」不倫相手の男性は多くの女性と関係を持つタイプだったようです。やはり、既婚者同士の都合のいい関係が続くことはないのでしょう。©Monet/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月15日魅力的な彼氏に恵まれることなく30代を迎え、強い劣等感を抱いて生きてきたと話す麻衣さん(仮名)。イケメンでハイスペックの既婚者と交際を始めたことによって自尊心が満たされていくのを感じたと言います。しかし不倫では満足できずに略奪を企てたことによって、状況は急速に悪化していくことに…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、ハイスペ不倫彼の略奪を企てた30代女性のエピソードをお届けします。妻にDMを送り直談判不倫相手をどうにかして離婚させたい麻衣さんは、彼の妻のSNSアカウントを突き止め、大胆にも本人に直接ダイレクトメッセージを送ってコンタクトをとったとのこと。最初は既読無視をされていたものの、何度かメッセージを送っていると、ついに妻から返信が届いたそうです。「私は単刀直入に“あなたの夫は不倫をしている。もうあなたは夫から愛されていないから、別れたほうがいい”といった内容のメッセージを何度か送りました。妻から届いた返信には“夫が不倫をしているのは薄々気づいていて、ひょっとしてあなたが夫の不倫相手ではないのか?”と書かれていました」妻から返信が届いたことによって、離婚を迫るチャンスだと考えた麻衣さんは、会って話をしたいとメッセージを送信。すると妻から了承のメールが届き、直談判をすることになったと言います。身元を明かし離婚を迫るも…「私は、自分が誰なのかをきちんと名乗るのがマナーだと思ったので、名前や勤務先、住所なども本当のことを妻に伝えました。直談判の席では妻は静かに私の話を聞いていて“あなたの希望はわかりました。追って連絡をします”とだけ言われたので、これは思ったよりもすんなりと略奪ができそうだなって手応えを感じて満足だったのですが……」それから数週間後、麻衣さんの自宅に不倫相手の妻の代理人を名乗る弁護士から文書が届き、状況は一変。その文書には、不倫相手とすぐに別れることに加え、慰謝料を請求する旨の要求が書かれていたそうです。「直談判のときの態度から、てっきりスムーズに離婚話が進むと思い込んでいた私は、妻の対処に驚きました。慌てた私は不倫相手にすぐに連絡をしたのですが、なんと彼にLINEをブロックされてしまったんです。前日までは既読になっていたのに、その日以降、彼のLINEが既読になることはなくて…。彼に電話をしても出てくれないし、妻からの文書が届いて以降は彼と一切の連絡が取れなくなってしまったんです」突如として孤独に立たされたと当時を振り返る麻衣さん。しかし弁護士からの文書を無視するわけにもいかず、渋々連絡を取って弁護士との話し合いに応じたそうです。「妻は不倫の証拠も押さえているようで、ここで私が拒否をしても状況がこじれるだけなんだろうなという感じでした。彼からあっさり捨てられたショックも大きかったけれど、悲しんでいる暇もないほど慰謝料の額が私にとっては負担で、どうしたらいいのかわからなくなってパニックみたいな状態でした。結局、貯金のなかった私は両親に事実を打ち明け、お金を工面してもらって、そのお金で妻に慰謝料を支払いました」不倫をしていた事実を両親からは勘当寸前まで怒られ、二度と既婚者とは付き合わないと約束をして許してもらったとのこと。しかしこの出来事以降、両親が麻衣さんに接する態度にはどことなく距離があるそうです。「弁護士からの連絡が来てからの出来事は、あっという間に過ぎ去っていきました。だけど不倫をして、いろんなものを失ったんだなっていうのは痛感していて、両親からもこれからずっと“不倫をした娘”というレッテルを貼られていくのがつらいです。不倫を終えてからは恋愛欲もなくなってしまい、今では出会いの場にも出かけなくなりました。職場と家の往復だけで単調な毎日を過ごしていますが、もう恋愛をする意欲も湧きません。きっとこのまま年をとって、一生独身のままかもしれないなって考えると不安ですが…。不倫をして親の気持ちまで深く傷つけた私が、結婚をして幸せになれる気もしません。今はもう、いろんなことが“どうでもいい”って感じてしまって、昔の私とは別人です」今も不倫の傷痕が心に残っていると話す麻衣さんは、自分への自信をすっかり失ってしまったとのこと。時間や自尊心、恋愛への意欲など大切なものをたくさん失ってしまうのは、不倫の怖さでもあると言えるでしょう。虚無感や無気力が続くほど、不倫の代償によって失うものも大きくなるのではないでしょうか。©健二 中村/Adobe Stock ©Peak River/Adobe Stock文・並木まき
2024年05月12日幸せな結婚生活を送っていた理紗さん(仮名・32歳)。隣に引っ越してきた家族の妻(佳帆さん・仮名・28歳)と子どもが同じ歳ということもあり、すぐに親しくなったものの、彼女と性格が合わないことで次第に苛立ちを覚えるようになって。その腹いせに佳帆さんの夫(颯斗さん・仮名・28歳)を誘惑し、やがて不倫関係に。しかし、理紗さんは程なくして彼から別れを告げられてしまいます。急な別れにショックを受けた理紗さん。夫(将生さん・仮名・35歳)に不倫がバレていなかったこともあり、何事もなかったかのように元の生活に戻ることにしたのだとか。サレ妻に不倫がバレるも、大きな態度で応戦して…「翌朝、夫を会社に送り出すと佳帆さんが自宅に乗り込んできました。颯斗さんの浮気を疑って、家のいたるところにカメラを仕掛けたら私との不倫の様子が映っていたと言うのです。彼女は『夫に手を出すなんてひどい!私を見下すのもいい加減にして』と怒鳴り散らしてきて。その態度が気に入らなかった私は『横取りされるあなたも悪いのよ』と反撃。すると、佳帆さんは『夫と不倫したことを絶対に後悔させてやる』と言い残して去っていきました」この時理紗さんは、颯斗さんが別れを告げてきたのは妻に不倫がバレたからだと悟ったそう。「こんな状況になっても、不倫などしていないと周りに嘘をつき通す自信がありました。今まで佳帆さんが私の言いなりだったこともあり、彼女が何か主張しても言い負かすのは簡単だと考えていたからです。どうせ不倫はバレないと高をくくった私はさっそく彼女に仕返しをすることに。他のママ友たちに『佳帆さんが私に立てついてきたのよ!だから明日から彼女を無視することにしましょう』とLINEで指示を送りました」突然家に訪問者が…彼女たちの驚きの告白とは…?「早朝、インターホンが鳴ったかと思うと佳帆さんをはじめとするママ友たちがうちの玄関に姿を現しました。私が出るなり『理紗さんじゃなくて、旦那さんに用がある』と言うじゃないですか。訳がわからないでいると夫が玄関に顔を出して。すると、佳帆さんが『お宅の奥さんにうちの夫を略奪されたんです』と証拠の動画をスマホで夫に見せたかと思ったら『それに私は理紗さんに相当いじめられていて…奥さんかなり性格悪いですよね』と言い放ったのです。さらに他のママ友が『子どものお迎えを押しつけられた』『一番に挨拶することを強いられた』と私の悪事を夫に告げ口し始めました」悪い流れはここで留まることはありませんでした。「続けて『私たちの夫に会うとボディタッチしたり、やたらと褒めちぎったり平気でするんですよ…誰の夫がいつ奪われてもおかしくなかった』とママ友たちは大嘘をついたのです。日頃から周りに意地悪をしていたので、みんな佳帆さんの味方になり、夫にさらなる疑念を抱かせるような仕返しをしてきて。どんなに言い訳しても夫は私の言葉に耳を傾けることはありませんでした」夫は玄関のドアを閉めると理紗さんを睨みつけたのだとか。「彼は『俺が働いている間に君は何をしていたんだ!』と大激怒。『人を見下すような態度まで取って…娘の陽菜(仮名・5歳)にも悪影響を及ぼしかねない』と離婚を突きつけられて…その場で夫に追い出されることに。住む場所がないので友人を頼ろうにも、今回の件で全員に裏切られたので行く当てもありません。実家の両親にも『自分の不倫が原因で離婚することになった』とは言えず…。ただホテルを転々とする日々。挙句の果てに娘の親権も失って…夫に慰謝料を請求されるもブランクがあるので職探しは難航しています。一体これからどう生きていけばいいのでしょうか」ボスママとなり周りを従えていた理紗さん。見下していたママたちに思わぬ形で足元をすくわれても、すべて自分が悪いのだから、その制裁を受け入れるしかありません。安易に不倫に走ると大きなしっぺ返しを食らうと覚えておきましょう。©琢也 栂/Adobe文・菜花明芽
2024年05月12日対等な人間関係こそ良好と言えるのではないでしょうか。今回は、自分より下に見ていたママ友の夫と不倫関係になったものの、思わぬことですべてを失った32歳人妻のエピソードをご紹介します。幸せな結婚生活を送るも…あるママ友に苛立つようになって理紗さん(仮名・32歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある既婚男性(颯斗さん・仮名・28歳)とW不倫しているそうです。なぜ、理紗さんは自ら不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は、夫(将生さん・仮名・35歳)と娘(陽菜さん・仮名・5歳)の三人家族です。自分で言うのもなんですが、昔から成績も良くて、男性にもよくモテました。ですので、その長所を生かし客室乗務員をしていて…結婚を機に仕事を辞めることに。さらに夢だったマイホームも購入して。絵に描いたような幸せな結婚生活を送っていました」何もかも順調な理紗さんが、この後不倫に走るとは到底思えないのですが…。「しばらくして隣に新しい家族が引っ越してきました。娘と同じ年の男の子(類さん・仮名・5歳)がいたこともあり、すぐに奥さん(佳帆さん・仮名・28歳)と親しくなって。子育ての悩みを色々な人と共有したくて、私は早々にママ友グループを作ることに…子どもの頃から、リーダーとなって人をまとめることが好きなんです。佳帆さんにも参加してもらったのですが、彼女はとてもおとなしい性格なので、本心が読めず私はイライラすることに。いつしか佳帆さんの夫がイケメンで高収入であることも気に食わないと思うようになりました」これを機に理紗さんは佳帆さんに冷たく当たるようになったのだとか。「急に『買い物に行きたい』と言って佳帆さんに車を出させたり、いきなり家に押しかけて『娘の面倒を見て』と子守りを押しつけたり…私が身勝手な振る舞いをしても彼女は何も言い返して来ないんですよ。それでいい気になった私は、佳帆さんに理不尽なことをしても許されると勘違いするようになりました」その後、理紗さんの行動はエスカレートします。「今度は彼女の夫である颯斗さんを誘惑することにしました。これまで彼と接点がなかったので、こちらから仕掛けることに。颯斗さんが帰宅する時間帯に泣きながら玄関先に立って、気を引くことにしたのです。私の姿を見るなり、彼は驚いた様子で『どうしたんですか?』と声をかけてきて。すぐに『夫が浮気しているんです…娘の前で泣くわけにもいかなくて』『良かったら相談にのってくれませんか?』と私は嘘をついて、彼とのLINEの交換に成功しました」二人はどのように距離を縮めたのでしょうか。「家が隣同士なのでベランダに出て顔を合わせていました。平日の夜に『外の空気に当たりたい』『タバコを吸ってくる』とそれぞれ家族に話して。その場で会話すると周りにバレるので、お互い顔を見ながら黙ってLINEを送り合うことに。『夫とはもう終わっている』『颯斗さんと結婚すればよかった』と私が思わせぶりな言葉を送り続け、やがて私たちは不倫関係になったのです」理紗さんは不倫がバレることはないと高をくくっていたそう。「彼と密会する際、ベランダを使って行き来していました。家の後ろは林になっており、人目を気にする必要がなかったからです。それに夫は休日出勤をしており、佳帆さんは母親の介護で日曜日は息子を連れ帰省していたので、週末は不倫に好都合でした。颯斗さんの家にあがっては、佳帆さんの服に勝手に袖を通して『妻よりずっときれいだよ』と褒めてもらったり、彼がうちに来る時は手の込んだ料理を振る舞って『おいしいね』と二人で食卓を囲んだり…。さらに双方の家でカラダを重ねて…不倫関係にあるのにあたかも夫婦のように過ごしていました」不倫相手から突然LINEが送られてきて…その衝撃のメッセージとは…?「ある夜、彼から『もう君と別れたい』『お互い既婚者なのだから、これ以上関係を続けても意味がない』とLINEが届きました。すかさず『今が楽しければいいじゃない』と返信したのですが…。颯斗さんの意志は固く『今後、俺と顔を合わせても不倫のことは持ち出さないでくれ』と突き放されたのです。その後、何度メッセージを送っても既読にならず…。彼にLINEをブロックされた様子…こうして私はいとも簡単に颯斗さんに捨てられてしまいました」完全に調子に乗っていた理紗さん。自分の家族だけでなく相手の家族も傷つけるようなことをしたのだから、意に沿わない結末を迎えても全部受け入れるしかありません。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年05月12日シングル同士の恋愛では、納得できる相手と巡り合うことができず、いつしか不倫へと足を踏み入れてしまう女性もいます。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代で自分の恋愛歴に嫌気がさし、ハイスペックでイケメンの男性を求めた末に不倫へと突き進んでしまった女性のエピソードをお届けします。結婚願望を諦めたときに不倫の道へ麻衣さん(仮名)は、20代から30代にかけて人並みに恋愛はしてきたものの、どの彼に対しても“ダサい”と感じてガッカリしていたとのこと。友人たちにはハイスペックやイケメンの彼がいるのに、自分だけが周囲よりも格下の男性とばかり付き合っているような気がして、強い劣等感を抱いていたと話します。「私が出会う男性は、ファッションやグルメに全く興味がなくて、失礼ながらもイモっぽい雰囲気の人ばかりでした。イケメンやハイスペックの男性との出会いもほとんどなくて、みんなはどこで彼氏を見つけているんだろう……って不思議に思っていました。だけどやっぱりカップルでバーベキューやパーティに呼ばれたときなどには、彼と一緒にいるのが恥ずかしいな……って思っちゃうことも多かったんです。彼氏がいないよりはマシだと自分に言い聞かせてましたけど、周りへの劣等感はずっともっていましたし、ダサいと思っちゃう相手と結婚まではしたくないなって思っていたから、結婚願望も捨てていました」そんなある日、仕事で知り合ったイケメンでハイスペックの既婚者から「君って俺のタイプ!」と熱烈に口説かれた麻衣さんは、誘われるがままに体の関係にも応じてしまい、あっという間に不倫の道へと足を踏み入れてしまったそうです。既婚者であること以外は完璧な彼「もちろん不倫には抵抗がありました。だけど彼はお金もあるし遊び方もスマート、見た目もすごくイケメンで、私にとっては彼が既婚者であることを除いては理想的な相手だったんです。旅行や遠出のデートも行ったし、その費用は全て彼が出してくれて、これまでの恋愛では経験したくてもできなかった華やかなデートをたくさんしました」これまで周りへの劣等感が強かった麻衣さんは、不倫を始めたことによって自尊心を取り戻し、毎日の生活にもハリが出てきたとのこと。しかし当初は結婚願望がなかったはずなのに、不倫相手に溺れるにつれて、麻衣さんは不倫相手を妻から略奪して、自分が彼の妻になりたいと強く願うようになったと語ります。「最初はデートをするだけで幸せだったんですけど、だんだんとその生活を日常にしたいって思いが強くなりました。だから略奪をして、私と結婚をしてもらおうと決めたんです。そこで、彼の妻のSNSアカウントを突き止めて、本人に直接ダイレクトメッセージを送ることもしました」みずから不倫相手の妻に連絡を取るという、大胆な行動に出た麻衣さん。それほど彼に夢中になっていた……と当時を振り返っていました。不倫をする既婚男性は経済的・精神的に余裕のある人も少なくありません。そのため、恋人に強い不満を抱いている女性から見ると、魅力的だと錯覚してしまうこともあります。けれども本人にとってはどんなに深刻な背景があるにしても、不倫に足を踏み入れれば、ハッピーエンドになる可能性は極めて低いでしょう。©ako/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・並木まき
2024年05月12日恋愛をするなら、恋人にとって唯一無二になりたいと思うのが一般的ですよね。でもなぜか既婚者に惹かれたり、不倫に憧れてしまったりする女性もいます。「一体既婚者の何がいいの?」と思いますが、彼女たちなりの理由があるようです。そこで今回は「既婚者ばかり好きになる女性の特徴」をご紹介します。とにかく惚れっぽい「不倫ばかり繰り返す知人がいますが、とにかく惚れっぽいです。ただ異性と話しただけで“カッコいい!”“これって運命かも!”と騒いでいます。既婚者だろうとお構いなしに猛アタックするので、見ていてヒヤヒヤしますね」(26歳/通信)既婚者ばかり好きになる人は、大前提として惚れっぽい傾向にあるよう。好きになると一直線になってしまい、歯止めが利きづらいようです。気持ちが不安定「ブラック企業に勤めていたときは、なぜか不倫ばかりしていました。単純に既婚者との出会いが多かったのもありますが、気持ちが不安定で善悪の判断がつきにくかったんだと思います…。なので少しでも言い寄られたら関係を持ったり、自分からアプローチしたりしていました。ちなみにその職場をやめてから、一切不倫はしていないです」(28歳/営業事務)置かれている状況によって、無意識のうちに不倫に手を染めてしまうこともあるよう。まずは身の回りの環境を整えることも大切かもしれません。自分を正当化してしまう「不倫する人って、自分を正当化するタイプが多いですよね。“出会うのが遅かっただけ”“彼は妻とうまくいってないから”とか…。ちょっと自分本位すぎない?と思ってしまいます」(32歳/広告)不倫はしてはいけないことなのに、「私は悪くない!」と自分を正当化するタイプもいるもの。でも既婚者と関係を持ったら不利になるのは自分ですよね。最終的に相手のパートナーにもバレてしまい、どんどん泥沼化するようです。自分に酔っている「若い頃は不倫してしまっていたこともありました。当時は“既婚者と付き合っている自分はカッコいい”と思い込んでいたんです。それで同年代の友人にマウントをとって、縁を切られたこともありました。今思うと本当に恥ずかしいです」(31歳/販売)不倫ドラマなどのブームもあってか、既婚者との禁断の恋に憧れた人もいるのかもしれません。当然ながら不倫はカッコいいものではないですし、自ら公言しているのはなおさら恥ずかしいでしょう。「既婚者ばかり好きになる女性の特徴」をご紹介しました。不倫に走る人は、好きになるとゾッコンになりやすいのが特徴なようです。既婚者と関係を持つ前に、不倫の末路を考えて一度冷静になることが重要でしょう。©LIGHTFIELD STUDIOS/Adobe Stock ©Павел Костенко/Adobe Stock文・和
2024年05月09日珠美さん(仮名・35歳)は、仕事関係で知り合った西田さん(仮名)とW不倫の関係に。不倫相手に対する思いをSNSに投稿していたところ、同じ境遇にある女性からコメントが届き、DMで励まし合っていたそうです。女性からの助言を受け、西田さんに姉との不仲を相談すると、彼もまた兄との不仲を告白。親身に相談にのってくれたことで、西田さんへの思いが溢れ不倫の継続を決意したのだと言います。その後、関係はどうなったのでしょうか。家庭を大事にしたW不倫「西田さんとは、お互いに家庭が大事だという認識のもと、不倫を続けていました。なので、決して負担になるようなことはせず、会うのは月に1回程度。それでも、生活に張りも出て、毎日が充実しているような実感がありました。付き合うというよりは、寄り添い合うような感覚。こういう穏やかな不倫みたいなスタイルもあるんだなと、新鮮に感じていました。ただ、そんな関係は長くは続きませんでした…」職場のいざこざに巻き込まれた不倫相手「ある日、会いたい思いが募り、西田さんにLINEを送りました。でも、なかなか返事が来なかったんです。ようやく返信があったのは、3日後のこと。“いろいろあって返事ができなかった”と言い、勤めている会社で問題が起きているようでした。西田さんは、父親の経営する会社で働いているのですが、その父親が社長を退くことになったそう。彼には兄がいて、同じ会社に勤務。兄弟のどちらかが社長になることになりますが、弟の西田さんのほうが明らかに優秀で、会社への貢献度も高く、社長のポジションには相応しいとされていたそうです。しかし、兄弟はもともと不仲。兄が異論を唱え、後継者争いのような状況に陥ってしまっているとのことでした」事態は深刻化していき…「1週間後、西田さんからLINEが届きました。ようやく問題が落ち着いたのかと思いきや、開いてみると、“申し訳ない”と謝罪の言葉が目に飛び込んできました。どうやら兄のほうが西田さんの身辺を勝手に調査したらしく、そこで私の存在が明らかになってしまったそう。兄がそれを告発したため、社長である父親だけでなく、西田さんの妻にまで不倫の事実が伝わってしまったと…。“もしかしたら妻から連絡がいくかもしれない”と告げられ、血の気が引きました。そこからしばらく生きた心地がしませんでした」完全に心が折れて夫に自白「また1週間ほどして、知らない番号から電話が来ました。相手は弁護士。慰謝料の件について告げられ、“後日、通知書が届く”とだけ報告されました。諸々の内容が確定するまでは1か月ほどかかるとのこと。私はなんとか自分だけで解決しようと試みましたが…無意識に普段の生活態度に変化があったのでしょう。夫から“何かあったのか?”と尋ねられて、嘘はつけませんでした。完全に心の折れている状態であり、事実を伝えるしかなかったのです。夫は怒り心頭。夫もまた、西田さん側に慰謝料を請求することになりました。その後、夫は子どもを連れて実家に戻り、別居状態が続いています。西田さんも離婚までには至りませんでしたが、家庭内は大変な状況となったよう。詳しくは分かりませんが、社長のポジションにも就くことはなかったようです。私の思い描いていた、穏やかな不倫関係などは幻想にすぎませんでした」“W不倫の道を突き進んだ妻の告白”をご紹介しました。不貞行為に及びながらも家庭を大事にしたいというのは虫のいい話です。一瞬は穏やかに過ごせるかもしれませんが、必ずどこかに綻びが生まれ、破滅へと向かうことになっていくのでしょう。©Paylessimages/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月08日不倫が罪深い行為であるというのは、誰しも知っているところでしょう。しかし、相手に多くを求めすぎなければ、良好な関係が築けると思ってしまうケースもあるようです。珠美さん(仮名・35歳)もそんな考えから不倫をスタートさせてしまったようですが、果たして望みは叶ったのか…。詳しく話を伺いました。会社の取引相手との不倫「私は営業の仕事をしていて、上司とともに取引先の会社を訪問したときのことです。ちょうどお昼どきだったため、対応してくれた先方の西田さん(仮名)が打ち合わせ終わりでランチに誘ってくれました。上司は別件が控えていたため、私ひとりで西田さんに同行。そこでプライベートに関する話をしました。お互いに既婚者で、当時小学4年生の子どもがいるという共通点があり、子どもの習いごとや受験などについて、話をさせてもらったんです。西田さんは穏やかな人柄で、とても良い印象を受けました。“よかったらまたお話ししましょう”とLINEを交換。後日、夜に会う約束をして、食事をしたあと、関係を持ってしまいました」思い出になろうとした頃に…「西田さんと話をして、お互いに家庭が大事だという認識は共通していました。だから、関係は一度きり……と思っていました。連絡を取ることもなく1か月が経過し、私のなかでもあの出来事が思い出となろうとしていたころ、LINEが来たんです。嬉しかったですね。ときめき…という淡い感情だったように思います。会う約束をして、再び関係を持ってしまいました。私は彼に本気になり、日々、会いたいと思うように。この切ない感情を誰かに分かって欲しいという思いからSNSにアカウントを作り、密かな思いを呟いたのです」不倫経験者からのアドバイス「SNSに不倫の状況を投稿すると、幾つかコメントが付くようになりました。反応は否定的なものばかりでしたが、なかにひとり、共感してくれた方がいました。私はその人にDMを送ってみたんです。相手は女性で、W不倫を継続中であるとのこと。同じような境遇の彼女に、親近感を抱きました。“相手もきっと大切に思ってくれている”といった励まし合うようなやり取りができ、心強く感じました。そこからたびたび相談ごとを持ち掛けるように。あるとき彼女に、“彼の本心が分からない”と伝えると、“今まで誰にも言ったことのないような悩みごとを打ち明けてみたら?”と言われました。そのときの相手の反応を見てみるようアドバイスを受けました」悩みごとを打ち明けたときの彼の反応「西田さんとは1か月に1回程度のペースで会っていましたが、そこである悩みごとを打ち明けてみました。私には姉がいるんですが、とても仲が悪いのです。姉は嫉妬深くてヒステリックで、昔から私への当たりがきつく、悩まされていました。ことあるごとに罵られていて、それが嫌で実家を早くに出たのです。すると西田さんが、“俺も似ているかも”と言うのです。彼にも兄がいて、不仲だそう。今は二人とも父親の経営する会社で働いていて、関係も改善されたそうですが、以前は喧嘩が絶えなかったと。親身になって応えてくれる西田さんに、またしても共通点を見出し、きっと何か深い縁があるんだと思いました。そして私は、この関係を続けていく覚悟を決めました」“W不倫の道を突き進んだ妻の告白”をご紹介しました。好意を抱いた相手には、何かしらつながりを模索してしまうもの。それは単に、関係を続けるための理由を見出したいからかもしれません。どんな相手であろうと、探せば縁を感じる出来事などいくらでも見つかるでしょう。©Trickster*/Adobe Stock ©UTS/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月08日彩里さん(仮名・27歳)の友人の真帆さん(仮名)は既婚男性を好きになり、略奪を企て始めたそう。その不倫相手の友人も含め、4人でドライブへ。しかし、残念ながら友人も既婚者。彩里さんは友人男性からアプローチを断り続けていましたが、その妻から不倫の疑いをかけられることに。身の潔白を証明して一件落着となったものの、真帆さんからの謝罪はなし。呆れた彩里さんのとった行動とは…。不倫相手との写真をSNSにアップ「私が不倫疑惑をかけられ、なんとか身の潔白を証明したあと、しばらく真帆とは距離を置いていました。真帆の不倫相手は安田さん(仮名)と言うのですが、あるとき真帆のSNSに二人のツーショット写真がアップロードされたのです。大丈夫なのかなと思い、久しぶりに連絡を取りました。すると、“順調だよ”と言うのです。うまくいっているんだと思いましたが、まだ離婚には至っていないとのこと。“だから写真はすぐ消すつもり”と言うので、嫌な予感がしました」不倫にハマった友人の暴走「真帆が暴走モードに入っているんじゃないかと感じ始めたころ、真帆の不倫相手の安田さんから私にLINEが届きました。安田さんから連絡が来たことはなかったので、何かあったんだな…と瞬時に察しました。LINEにはやはり、“大変なことになっている”とありました。先日、安田さんは妻と一緒にアウトレットに買いものに出かけたそう。するとその先で、いきなり真帆が現れたらしいのです。おそらく、真帆が安田さんのスマートフォンを勝手に見て妻とのLINEを覗き、行き先や日にちの情報を得て、行動に移したのではないかとのことでした」警察沙汰になりかねない事態「真帆は偶然を装っていたそうですが、計画的なのは明らか。安田さんは咄嗟に“職場の後輩”だとごまかしたそうですが、妻は疑っていると。安田さんは、“とにかく妻をフォローしなければならない”と言い、“彼女のことは任せたい”と、真帆のフォローを託されました。また面倒なことに巻き込まれたとウンザリでしたが、よくよく聞くと、真帆はほかにも危険な行動をおかしていました。安田さんの自宅の前で撮った写真を送りつけてきたそうなんです。自宅の場所までは伝えた覚えはなく、どうやって住所を知ったのかは分からないとのこと。これはそのうち警察沙汰になりかねないと思い、私も重い腰を上げて真帆と直接会うことにしました」母親の話になると顔色が変わり…「私は真帆に会い、ここまでのいきすぎた行動を諫めました。“このままでは妻側から慰謝料を請求されるかもしれない”と伝え、その額も100万円を超える可能性があると示唆。でも真帆は、“それぐらいなら払う”と言いました。身を滅ぼしかねないという危険性をいくら伝えても、聞く耳を持たないのです。しかし、話が親のことに及ぶと、真帆の顔色が変わりました。“親にも迷惑をかけることになるかも”と言うと、“それは困る”とうろたえました。真帆は片親で、母親しかいません。これまで迷惑をかけてきた自覚があるようで、年齢も年齢だしこれ以上は…と思っていたようです。真帆はようやく私の申し出を受け入れ、身を引く覚悟を決めました。その後、安田さん夫婦は離婚にまでは至らず、引っ越しをしたそう。私は、また面倒なことに巻き込まれるのは嫌なので、真帆とは距離を置いている状態です」“友人の略奪愛に巻き込まれた女性の苦悩”をご紹介しました。今回は友人は身を引いたものの、また同じ過ちを犯しそうな気配もあります。これから先、どのようにして友人と付き合っていくのか。自分にも累が及ぶ可能性を考えると、悩むところでしょうね。©polkadot/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月05日人のものが欲しくなる…というのは人間のもつ心理のひとつかもしれません。彩里さん(仮名・27歳)の友人にもそんな行動を取るタイプの女性がいるらしく、あるとき大変な事態に巻き込まれてしまったそう。当時の状況を詳しく伺いました。アルバイト時代からの友人「学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。そこで知り合った真帆(仮名)という友人がいて、やめてからもずっと仲良くしていたんです。真帆は恋愛に積極的なタイプで、アルバイト時代からもいろんな人と幅広く交際をしていました。それが去年、“好きな人ができた”と真帆から報告を受けました。どんな人かと尋ねると、既婚者だというのです。“諦めない”“絶対に奪ってやる”と意気込み、略奪する気マンマン。私が“無理だからやめたほうがいい”と言っても、まるで聞く耳を持ちませんでした」友人の不倫相手に紹介された男性「あるとき真帆から、“彼に会って欲しい”と言われました。それでドライブに誘われたんです。私には彼氏がいなかったので、“彼がいい人を紹介してくれるみたい”とのことで、4人でドライブに出かけました。真帆の不倫相手は、爽やかな印象。悪い人ではなさそう…と思いましたが、不倫をしているのでそんなことはないのでしょう。また、不倫相手の連れてきた友人は、渡辺さん(仮名)という男性でした。こちらもそこそこのイケメンで悪くないなと。楽しいドライブのスタートとなったんですが、会話の端々にどこか違和感がありました。途中で、渡辺さんも既婚者であることが判明。私のテンションはダダ下がりです。いったい何を紹介してくれているんだと、あり得ないと思いました」LINE電話をかけてきた相手は…「ドライブを終えてから、渡辺さんからLINEが届き、食事に誘われました。既婚者なのでもちろん断りましたが、それでもまた誘ってくるんです。完全に軽く見られていると思いました。私が不倫相手の友人なだけに、不倫に免疫があるとでも思ったんでしょう。失礼な話です。すると数日後、渡辺さんからLINEで電話がかかってきたんです。出てみると、渡辺さんではなく女性の声。相手が“渡辺の妻です”と名乗りました。口調が強く、怒っている気配が感じられました。きっと私とのLINEを見たんでしょう。面倒なことに巻き込まれたと思いました」友人のせいでとばっちり「ただ、実際のところ渡辺さんと私は何もありません。やましいことなどひとつもないわけです。ここは毅然とした態度をとるべきだと思いました。“夫とどんな関係ですか?”と尋ねてきたので、出会ったときのこと、食事に誘われたこと、それをすべて断っていることなどを全部伝えてやりました。すると、妻も早とちりだと気付いたのでしょう。気まずくなってきたようで、口ごもり始め、最後には“ごめんなさい”と謝罪の言葉を口にしました。とんだもらい事故でした。やれやれ…と一件落着した数日後、真帆から連絡が来ました。不倫相手から経緯を聞いたのでしょう。“散々だったね”と私を労ってきました。私は、そもそもお前があんな人を紹介したからだろう……とムカつきましたね」“友人の略奪愛に巻き込まれた女性の苦悩”をご紹介しました。女性は何ひとつ悪いことをしていないものの、とばっちりを食う事態となってしまいました。自分の身を守りたいのであれば、付き合う友人も選ぶべきかもしれません。©japolia/Adobe Stock ©fishcake/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月05日ウェブデザインの会社で働く若菜さん(仮名・32歳)。いつも職場の男性から注目を浴びていたものの、ある新入社員(彩花さん・仮名・22歳)がやって来たことで、モテる女性のポジションを奪われてしまい、そのいら立ちを彼女にぶつけることに。さらに、自らの出世と引き換えにカラダの関係にあった社長(拓真さん・仮名・52歳)との不倫にますますのめり込んでしまって。しかし、ある日突然彼に別れを告げられてしまいます。あっさり不倫相手に捨てられてしまった若菜さん。突然の別れはつらかったものの、今まで以上に仕事に邁進することにしたのだとか。見下していた部下に不倫がバレてしまって…彼女の衝撃的な正体とは…?「翌日、出社すると廊下にいる彩花さんに手招きされました。何かと思い彼女の元へ向かうと『若菜さん、父と不倫していたんですね』と睨みつけてきて。なんと彩花さんは元不倫相手である拓真さんの娘だったのです。たしかに二人は同じ名字だったけれど、ありふれたものだったので親子だと気づかず。彼女は父親の忘れ物を届けにホテルを訪れ、その時私に遭遇したのだと話しました」若菜さんは不倫がバレて焦りを感じるというより、彩花さんへの怒りがふつふつと湧いてきたと言います。「私はとにかく彼女の存在を目障りに感じました。その場で『父親のコネを使って入社したのね』『通りで仕事ができないはずだわ』と本人に嫌味を言って。私は彩花さんに不倫の事実を暴かれても、まだすべてを隠し通せると高をくくっていたのです。私の態度に怒り心頭の彼女に『絶対にあなたを今の地位から引きずりおろしてやる!』と怒鳴られても、少しも怖くありませんでした」急な会議が開かれて…そこに現れた意外な人物とは…?「その日の午後、急な会議が開かれることになりました。彩花さんが『大事なクライアントが来る』と言うのですが、私にはまったく心当たりがなくて。社長をはじめ全員で会議室に待機していると、しばらくして見知らぬ女性が現れて『拓真の妻の裕子(仮名・51歳)です』と名乗ったのです。まさか元不倫相手の妻が会社に乗り込んでくるとは思ってもみませんでした」不穏な空気が流れる中、社長である拓真さんが若菜さんとの不倫を認めみんなの前で謝罪したそう。「その後も、会議という名のつるし上げは続きました。会議室のスクリーンに私と拓真さんがホテルの一室を出入りする不倫の証拠写真がいくつも映し出されて。手元にある資料にはその日時まで細かく記載されていたのです。窮地に立たされた私は『拓真さんはいつも「妻も恋人を作ってくれれば、こちらの不倫も公認になるのに」と口癖のように言っていたんですよ』と裕子さんに反撃。すると彼は『そんなこと言った覚えはない』と素知らぬ顔をして…土壇場で私は拓真さんに裏切られました」ここで妻の裕子さんがさらに若菜さんに追い打ちをかけたと言います。「あまりのことに私は頭が真っ白になっていました。裕子さんが『娘が不倫するなんてあなたの親も泣いているわよ』と言ったかと思うと、資料に直筆で書いてある一文を指差してきて。そこには『若菜がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。不貞を働くなんてもううちの娘でも何でもありません』と母親の筆跡で書いてあったのです。裕子さんが両親に私の不倫を暴露し、母親に謝罪文を書かせた様子。この出来事が原因で会社に居づらくなって、私は退職を余儀なくされました」その後、若菜さんは両親に絶縁を言い渡されたのだとか。「私は不倫が原因ですべてを失いました。彼の妻に慰謝料を請求されて、支払いのため仕事を探しているものの、このご時世そう簡単に見つからず…。今まで『お金がない』と言えば拓真さんが金銭的に援助してくれたこともあり、お給料が出ても浴びるように使っていたので、蓄えはほとんどありません。ですので、もうすぐ部屋の家賃も払えなくなり路頭に迷うことに。誰も頼ることができなくて…この先私一人でどう生きていけばいいのでしょうか」自業自得な結果を迎えた若菜さん。不倫の代償はあまりにも大きかったのではないでしょうか。たとえ目上の人から魅力的な条件を出されたとしても「ダメなものはダメ」ときっぱり断る勇気も必要です。©metamorworks/Adobe文・菜花明芽
2024年05月04日「因果応報」と言うように、日頃から自分の行いには責任を持ちたいものですね。今回は、自身の出世と引き換えに社内不倫に陥り、思わぬ不意打ちを食らった32歳女性のエピソードをご紹介します。念願の職に就いて…仕事の出来る女性として充実した日々を送るも…若菜さん(仮名・32歳)は現在とある既婚男性(拓真さん・仮名・52歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、若菜さんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「大学を卒業し念願だったウェブデザインの会社に就職しました。今は高い地位に就いており、たくさんの部下を抱え日々懸命に働いています。うちの会社は男性が多いこともあって、日頃から食事に誘われたり、何かにつけてプレゼントをもらったり…自分で言うのもなんですが、私は『高嶺の花的存在』といった感じでしょうか。でも、相手に困っていなかったこともあり、男性たちをうまくあしらっていました」仕事もプライベートも充実していた若菜さんですが、とある新入社員(彩花さん・仮名・22歳)がやって来たことでその様子が一変したのだとか。「四月になりうちの部署にも新入社員が配属されました。すると、周りの男性たちが彼女をチヤホヤし始めて…モテる女性というポジションを一瞬にして彩花さんに奪われたのです。それに苛立った私は『デザインのセンスがないわね』『あなたこの仕事辞めた方がいいんじゃない?』と彼女を目の敵にすることに。彩花さんにわざと冷たく当たることで、ストレスを解消していました」職場でイライラしたことがきっかけで、若菜さんは不倫に走ってしまったのでしょうか?「いえ、私が不倫を始めたのはだいぶ前の話です。でも、今回のことで不満が蓄積されて、鬱憤晴らしで社長である拓真さんとの不倫にのめり込んでいったと言えますね。入社したての頃、彼に『俺とカラダの関係を持たないか? その分出世は約束する』と誘われて…当時から結婚願望もなかったし、仕事のできる女性になりたかった私はその言葉を受け入れることに。社内不倫のおかげで今の私の立場があるというわけです」若菜さんの不倫は長年誰にもバレなかったと言います。「社長と毎週末高級ホテルに泊っていました。周りに不倫が知られぬようホテル内のレストランで食事をしたり、バーでお酒を飲んだり…。その後、夜になればベッドでカラダを重ねることに。拓真さんが妻子持ちだとは知っていたものの、二人の間で彼の家庭の話はほとんどしていなくて。私も『今が良ければいい』と考えていたので、彼の家族にあまり興味がわかず。拓真さんはいつも『妻も恋人を作ってくれれば、こちらの不倫も公認になるのに』と口癖のように話していて…彼が家庭に不満を持っているのはあきらかでした」ある日、ホテル内で若菜さんは思わぬ人物と出くわしたのだとか。「その日、私はホテルの中にあるエステへ行きました。すると『ここで何をしているんですか…?』と誰かに呼び止められて…よく見るとその女性は新入社員の彩花さんだったのです。休日に彼女の顔を見たくなかった私は『せっかく楽しい時間を過していたのに』と文句をつけて。さらに『何をしていたって関係ないでしょ! ここはあなたのような人が来る場所じゃないわ』と激しく攻撃。すぐにその場を立ち去ると、エレベーターの前で待っていた拓真さんと二人で部屋へ戻りました」突然不倫相手に呼び出されて…その時彼が放った驚きの言葉とは…?「数日後、社長室へ呼び出されました。こんなこと今までなかったので『拓真さんったら仕事中に私に会いたくなったのかな』と思っていたのですが…。彼は『家族に君との不倫がバレた』『世間体もあるから離婚はできない』と神妙な面持ち。すかさず『しばらくおとなしくして、ほとぼりが冷めるまで待ちましょう』と説得するも『もう終わりにしたいんだ』と彼は聞く耳を持たず。私は取りつく島もなく拓真さんに捨てられてしまいました」突然の別れに放心状態の若菜さん。最初こそ相手に誘われたとはいえ、自ら不貞を働いたのだから、納得いかない結末になっても文句ひとつ言えないのではないでしょうか。©ah/Adobe文・菜花明芽
2024年05月04日幼い頃から優秀な姉に劣等感を抱いて育った絵里さん(仮名)。姉の夫の康成さん(仮名)と仕事で偶然に一緒になったことから、義兄と不倫関係に堕ちてしまったそうです。不倫相手の「妻よりも君を愛している」の言葉で姉に対する劣等感が拭えたと満足していたそうですが、絵里さんが略奪婚を企てたことから、事態は悲劇的な結末を迎えることに…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、40代女性の孤独な末路を辿ったエピソードをお届けします。「姉と離婚して私と一緒になってほしい」と不倫相手に提案すると…「康成さんに“姉と離婚して私と一緒になってほしい”とストレートに提案してみると、康成さんも“俺もそう思っていた”とあっさり了承してくれました。康成さんは結婚してからずっと完璧主義の姉に対して不満を抱いていたようなので、姉ではなく私と一緒にいたほうが心が休まったのだと思います」驚くほど順調に略奪への道筋が得られた絵里さんは、そのまま気をよくして、姉に「離婚しないの?」などとLINEを送るように。姉は姉で、夫が不倫をしていることに気づいているようでしたが、その相手がまさか自分の妹だとは思っていない様子。そんな姉とのLINEでのやりとりも絵里さんにとっては爽快だったと言います。「初めて“姉に勝った!”と思っていた頃ですからね。夫の不倫に悩む姉の姿を見るのは本当に快感でした。そして“不倫をするような夫はいらない。離婚しようと思う”と姉も言っていたので、康成さんを私の夫にできる日も近いと感じていました」不倫相手の離婚成立。すぐに絵里さんと再婚…それからしばらくして、姉と康成さんは離婚。その後すぐに絵里さんと康成さんは再婚したそうです。「ここまでは本当に順調でした。康成さんと夫婦になるときには、もちろん姉にも親にも言わずに勝手に婚姻届を出しました。その頃の私は実家には滅多に帰らなかったし、親にはそのうちに真実を話せばいいやという程度でしか考えていませんでした。入籍だけして、それまでの生活圏とは少し離れたところに家を借り、康成さんとの夫婦生活がスタートしました」しかし、結婚から1年が過ぎたある日のこと。姉の元夫と再婚したことを知った母親から連絡が入り、状況は一気に悪化していきます。「なぜか分からないのですが、母は私が姉から康成さんを奪ったことを知っていました。そして私に対して汚い言葉で何度も罵り、“絶縁だ”と宣言し、電話が切れました。その後は何度母に電話をかけても着信拒否をされていて、まったく繋がりませんでした」実家と断絶してまで叶えた略奪婚にも終止符が打たれる実家との関係がたった1本の電話で絶縁へと至ったことに唖然としたという絵里さんですが、このときはまだ康成さんとの穏やかな日常があったので、そこまで落ち込むことはなかったそうです。しかしそれから4年後に康成さんの浮気が発覚し、絵里さんと康成さんは離婚へと至りました。「夫が職場の女性と不倫をしていたんです。略奪婚で結婚したのにまた不倫をするなんて、本当に信じられませんでした。だけど夫はその女性に対して本気で、私を捨てて家を出ていってしまったんです。そのときに初めて、康成さんはすぐに不倫相手に燃え上がって家庭を捨てるタイプなんだと悟りました。姉から略奪婚をできたのも私に魅力があったからではなく、康成さんのそういう性格が関係していたのでしょうね。結局、40代になった今も実家から絶縁をされたままですし、離婚後は再婚もせずに暮らしています。あの当時まだ30代と若かった私は、姉への劣等感を払拭することに必死になっていましたが、今思うとなんであんなばかなことをしたんだろうと後悔しかありません」不倫をする男性や簡単に離婚をする男性は、同じようなことを繰り返す傾向があるのでしょうか。略奪婚が成功したように見えても、時間が経過するとともに相手の本質が見えてくることも。最終的に幸せな結末を迎えるケースはそう多くないのが現実でしょう。©Takahiro/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2024年04月28日身内の結婚相手と不倫をするという、普通では考えられないような暴挙に出る人もいるようです。そのような行動の背後には、どのような心理的要因があるのでしょうか。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、姉の夫と不倫関係に至った40代女性のエピソードをお届けします。大嫌いな姉に復讐を考える毎日絵里さん(仮名)は、幼い頃から優秀な姉と比較されて育ったそう。姉に対して強烈な劣等感を抱くと同時に、姉を心底嫌ったまま大人になったといいます。進学も就職も結婚もうまくいかなかった絵里さんに対して、姉は親が希望する理想通りの道を歩んでいたのだとか。「いつか姉に復讐してやりたいっていう気持ちがずっとありました。姉は姉で自分が優秀なことを自覚していて、私を小馬鹿にしてきていたので、本当に不快な存在でした。姉は結婚してから専業主婦になり、頻繁に連絡を取ることもなかったのですが…。あるとき私は、姉の夫の康成さん(仮名)と、たまたま同じ仕事の案件で絡むことになったのです」姉の夫が抱える姉への不満に共感仕事で顔を合わせる機会が増えるにつれて、身内の安心感もあってか、絵里さんと康成さんは仕事のあとに二人で飲みにいく仲に進展。そこで、康成さんが姉に対して不満を抱えながら結婚生活を送っていることを知ったそうです。「姉は完璧主義な性格なので、康成さんはそんな姉との生活が疲れると言っていました。私も心当たりがあったので、康成さんの不満に深く共感し、あの姉と一緒に暮らすのは本当に大変なことだろうと思いましたね。何度も康成さんの愚痴を聞いているうちに、いつしか私たちはホテルへ行く仲に…。関係を持ち始めてから1か月後には、康成さんは“妻よりも妹である君のほうが素敵だし、優しいから大好きだ”と言ってくれるようになりました」最初は姉への復讐心もあって「夫を寝取ってやろう」という気持ちだったと振り返る絵里さん。不倫が始まり「姉に勝った」と初めて優越感を抱いたそうです。「その頃の私は、康成さんから愛されている実感も強く、姉に勝ったという優越感もあって、毎日がとても充実していました。もはや姉に劣等感を抱くことはないだろうと思えるところまで自信が回復して、全ては康成さんのおかげだと感謝もしていました」不倫によって長年の劣等感を克服した自分に満足していたと振り返る絵里さん。しかし、次第に不倫関係だけでは物足りなくなり、「姉から康成さんを略奪したい」と考えるようになっていった、と語ってくれました。身内に対して歪んだ感情を抱いていると、ふとした出来心から道徳的に許されない行動に出てしまうこともあるようです。「このくらいなら」と始めたことでも、安易な行動によってのちの人生が大きく変わってしまう悲劇の始まりになる場合もあるでしょう。©望菜 竹内/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・並木まき
2024年04月28日不倫をした経験がある女性に話を聞くと、「不倫なんてしなければよかった」と語る人は珍しくありません。不倫によって多くのものを失った…というのはよく聞く話ですが、それだけでなく、一生消えない心の傷を負うこともあるようです。不倫経験のある女性に聞いたエピソードを紹介します。心の傷が一生癒えない「20代の時ずっと不倫していましたが、5年前に別れました。妻と離婚して私と一緒になる約束だったのに、結局妻が妊娠して、私はあっさり捨てられたんです。私はてっきり彼が結婚してくれるものと信じて待っていたし、『早く子どもが欲しいね』と話していたんです。それなのに妻との間に子どもを作るなんて…。完全に男性不信になってしまい、いまだに立ち直っていません。このまま一生誰のことも好きになれない気がしています」(あすか/35歳)既婚男性がよく言う「いつか妻と離婚する」という言葉を鵜呑みにしてはいけません。待ち続けた結果捨てられてしまい、貴重な時間を無駄にしてしまった…という女性が多いです。また不倫はドラマティックな分、別れた後の心の傷もそれなりのもの。不倫相手と別れて何年も経っているのに、心に負った傷がなかなか癒えないということがあるようです。不倫相手の子どもを出産「不倫相手との間に子どもができて出産し、今はシングルマザーです。子どもを産んだことは全く後悔していませんが、まさか子どもには『あなたのパパは不倫相手だったの』とは言えないので、この先も一生隠し続けないといけません。実は最近、ママ友の間で、私が昔不倫をしていた過去が噂になっているみたいで…。将来、子どもが周りから何か言われるようなことがあったらどうしよう…と不安です」(奈緒/36歳)不倫をしていた過去が一生つきまとい、苦しめられるケースもあります。子どもには何の罪もないので、絶対に子どもを傷つけることのないようにしてほしいですよね…。また不倫相手の子どもを妊娠した女性の中には、究極の選択を迫られ、子どもを諦めなくてはならなかった人もいます。そうなると一生消えない心の傷を負うこととなってしまいます。不倫相手の妻に恨まれて…「以前、既婚男性と付き合っていたことがあります。将来がないことはわかっていたので、私も本気というほどではありませんでした。ところが別れた後に、なぜか不倫が彼の奥さんにバレてしまったんです。インスタのアカウントも突き止められてしまい、その後、妻からストーカーレベルの大量のDMが毎日送られてきました。さらには、私の知人のアカウントにもDMして、私が不倫していたことをバラしていたみたいです。もう彼とはとっくに終わっているのに、あまりにも妻の執着心がすごいので、私もメンタルにダメージを受けてしまいました…」(瑠衣/32歳)不倫は、関係が終わってしまえばなかったことにできる…と思ったら大間違い。例え過去のことだとしても、妻からすると許し難いでしょう。不倫を知った妻が、不倫相手の女性に復讐しようとするケースも決して珍しくありません。このように、一度不倫をしてしまうと、別れた後も永遠に過去に苦しめられるケースが後を断ちません。時計の針を巻き戻すことは絶対にできないので、「不倫なんてしなければよかった」とどんなに悔やんでも、過去は変えられないのです。やはり安定した幸せを手に入れるためには、既婚者ではなく、普通の男性と恋愛をするべきです。©Marco/Adobe文・小泉幸
2024年04月27日不倫は罪深い行為です。もし及んでしまったのなら、それ相応の代償を払うことになるでしょう。代償の払い方というのも人それぞれ違います。そこで、今まさにその状況にあるという男女に、“絶望的な現在”について語ってもらいました。養育費のため働き詰めに「4年前、私の不倫により妻と離婚をしました。もちろん私が悪いため、慰謝料を払い、子どもの養育費を払うことを約束。弁護士を通してしっかり書類を作って契約を交わしました。その後、社内不倫だったこともあり、会社に居づらくなって退職。転職したはいいものの、そこの給料が低く、養育費を払うために夜も別のところでアルバイトをしなくてはならなくなりました。そんな生活をもう2年以上続けています」タカシ(仮名)/31歳昼も夜も働き詰めの生活。子どもが自立するまで続くのかと思うと、なかなかつらい状況だと言えるでしょう。子どもから「会いたくない」と言われ「以前、家庭があるにもかかわらず、私はある男性を好きになり不倫をしてしまいました。その際、子どもをほかに預けるなどして出かけ、育児が疎かになり、離婚の際に親権が夫側にわたってしまいました。でも、月に1回は会えるという条件だったので、その日を楽しみに生活。そしていざ、約束の日を迎えたときです。なぜか夫しか現れませんでした。“あの子が会いたくないと言っている”と言うのです。そんなはずはないと電話で子どもと話をしましたが、“会いたくない”とハッキリ言われてしまいました。子どもの気持ちが落ち着くまで様子を見ようということですが、いまだに会えていません」マイ(仮名)/29歳子どもが会いたくないと言うのならば、強制はできません。自分の犯した罪がそこまで深かったということを痛感したことでしょう。生活が落ち着いたところで慰謝料請求「私の友人が職場の上司と不倫をして、それが原因で離婚をしました。離婚後は身辺がバタバタしてかなり大変そうでした。ひとり暮らしを始めて2年ほどして、ようやく生活も落ち着いたであろう頃です。友人から連絡があり、“不倫相手の妻から慰謝料を請求された”と報告を受けました。なんでも相手方の怒りが収まらなかったらしく、慰謝料請求が時効を迎える前にそういった手段を取られたそうです。その結果、再び友人の生活が不安定になってしまっています」リョウコ(仮名)/30歳慰謝料の請求には時効があります。そのあいだはいつ請求が来るか分からない状態ということ。気の休まらない時間が続きます。妻からの条件をのむしかない生活「3年前に、つい出来心で女性と関係を持ってしまい、それが妻にバレてしまいました。離婚をしたくなかったので、妻の条件を受け入れる形で許してもらったのですが……その条件というのが、“LINEをいつでも見られる状態にすること”“お小遣い制にすること”でした。今は、家ではスマートフォンはロックをかけず、妻は見放題。お小遣いもギリギリで、どこにも遊びにいけません。正直、何を楽しみにすればいいか分からない状態が続いています」ゲン(仮名)/34歳軽率な行動により、自由を制限される生活となってしまったようです。離婚を選ばないのであれば、妻の許しがあるまで受け入れるほかないのでしょう。“不倫した男女の絶望的な現在”をご紹介しました。どなたも悲惨な現状を迎えているようです。過ちを犯したことは確かですから、しっかり受け入れて再生への道を歩んでいくしかありません。©milatas/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月25日不倫はパートナーを裏切る行為。罪深い行為であり、いつかは相手にもバレて、痛い目を見ることになるでしょう。それが発覚するキッカケは、思いがけない人物からの密告による場合もあります。そこで今回は、“不倫発覚につながった意外な密告者”について、経験のある男女に話を伺いました。親友が呆れ果てた末に「元夫には、親友と呼べる友人Aさんがいました。私も何度も会ったことがあり、親しくしていたんです。ある日、Aさんから電話がかかってきました。内容は、夫の不倫を告げるもの。実は以前から知っていて、何度も止めたそうです。それでも夫は関係を続けたため、呆れ果てたAさんは、私に報告することを決めたそうで、なぜか“申し訳ない”と謝られました。その後、夫を問い詰めて、Aさんに聞いたと伝えるとあっさり不倫を認め、離婚となりました」アイ(仮名)/30歳親友として悪事を見過ごすことができなかったのでしょう。悪いことを悪いと指摘できるのが、親友。友人の行動は間違っていないはずです。隣人からの手紙「ある日、ポストを覗くと手紙が入っていました。何も書いていない封筒に1枚だけ紙が入っていて、パソコンで打ったと思われる短い文章で“〇月〇日に夫が女性を部屋に入れていた”という内容が書かれていました。その日はちょうど私が実家に帰省していたときで、信憑性を感じましたね。そのあと夫のスマートフォンを覗くチャンスがあり、LINEを見て女性とのやり取りを発見。私がいなかった日に、会う約束をしていました。あの手紙が誰から届いたのかはわかっていませんが、おそらくマンションの隣の部屋の人からだったのではないかと思います」アキコ(仮名)/33歳近くで生活していると、隣の部屋の様子も目につきやすいもの。見かけない女性を家に入れる現場を目撃して、見過ごせないと思ったのかもしれません。義母から申し訳なさそうに「数年前のある日、急に義母から、“今から行ってもいい?”と電話がありました。家にやって来て、申し訳なさそうに“息子には他に女性がいるかもしれない”と言われたんです。夫が実家に戻ってきたときに、部屋から電話での会話が聞こえたそう。相手は明らかに女性で、内容も男女の深い関係を匂わすものだったらしく…。“間違っていたらごめんなさい”と言われましたが、なんとなく私にも思い当たる節がありました。その夜、夫を問い詰めました。最初は否定していましたが、“じゃあLINEを見せて”と言うと急に黙り、不倫を事実だと認めました」ユキ(仮名)/29歳夫は実家で気を抜いていたんでしょうか。まさか身内から密告されるとは思ってもいなかったかもしれません。子どもの何気ない会話から「以前、私は不倫をしていました。ある日、実家に預けていた息子を迎えに行くのに、途中まで不倫相手の彼の車で送ってもらったときのこと。彼の車は海外製の少し珍しいタイプのスポーツカーだったのですが、そこから降りるところを、息子が偶然見かけてしまったようなんです。そしてその夜、夫がいるところで、“ママがに乗っていた”と車種を特定して言ってしまったのです。息子はちょうど車にハマっている時期で、車種を認識していたようで…。その場はごまかしましたが、夫は疑っていたようです。SNSから私の知り合いを探り、その車に乗っている人物を見つけ出して、不倫が暴かれてしまいました」ナオ(仮名)/31歳息子にとっての何気ない発言が、不倫発覚のキッカケとなってしまったんですね。そもそも実家へ子どもを迎えにいくのに、不倫相手に送ってもらったこと自体が間違いだったのでしょう。“不倫発覚につながった意外な密告者”をご紹介しました。世のなか、誰がどこで見ているか分かりません。不倫は思いがけないところから発覚してしまう場合もあります。誰にも見つからないことなど絶対にないと思うべきなのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©ponta1414/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月23日