女優の米倉涼子が3日(木)、都内でブロードウェイミュージカル「ピピン」の公開リハーサル会見にスペシャルサポーターとして出席した。「CHICAGO」「キャバレー」で知られる振り付け師で演出家のボブ・フォッシーによる名作を、ブロードウェイで約40年ぶりに新演出で復活させたミュージカル。2013年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した。サーカス小屋を舞台に、一座を支配する妖しいリーディングプレイヤーが悶々とした想いを抱えるピピン王子をそそのかし、観客を煽りながら、華やかなアクロバット・ショーを展開する。現地で観劇したという米倉さんは「舞台いっぱいに広がったエンターテインメント。一人が踊っているのではなく、あちこちで素晴らしい踊りをしている人がいるので、冒頭だけでも見ているだけで500キロカロリーは消費する」と大興奮。今回の来日公演キャストにはトニー賞受賞俳優もいるだけに「どうやったらトニー賞ってとれるんでしょうか?」と身を乗り出して質問した。受賞歴のあるジョン・ルービンスタインが「それに秘訣はありません。ノミネートされる役に配役されるか、その公演が人々を魅了するかどうか。クジを引いたり、サイコロを転がすのと一緒」、同じくプリシラ・ロペスが「才能も大事ですが、全身全霊を捧げてやっているかどうかが大切です」と答えると、米倉さんは「まだまだ遠い、というか全然見えないところにありますねぇ」と深く頷いていた。米倉さんといえば、2012年7月に「CHICAGO」でブロードウェイミュージカル主演を飾った事もある。ボブ・フォッシーから直に手ほどきを受けた事のあるルービンスタインから「彼は知的で、客を喜ばせる事に長けた人物だった。どうすれば観客に作品のメッセージを伝えられるか常に考えていた人で、チャレンジャーでもあった。でもプライベートではとても謙虚だったよ」と、その人となりを教えられた米倉さんは「これテレビに流れますか?録画します」と貴重な証言に鳥肌を立てていた。ブロードウェイミュージカル「ピピン」は、東急シアターオーブで9月4日(金)よりスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年09月03日声優・中村繪里子による単独イベント「中村繪里子 Thank You Party」が、2015年9月20日(日)に東京・千代田区の科学技術館サイエンスホールにて開催されることが決定。チケットは、8月30日(日)の午前10時よりチケットぴあにて発売開始となる。11月8日(日)に品川ステラボールにて開催が決定している「中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~」を前にして、このイベントでは本人による4thライブの振り返り上映やライブの裏話などここでしか聞けない内容が満載となる。○「中村繪里子 Thank You Party」イベント概要【日程】2015年9月20日(日) 17時30分開場 / 18時30開演【会場】科学技術館 サイエンスホール【チケット価格】3,700円(税別)【チケット販売】2015年8月30日(日)午前10時より「チケットぴあ」(Pコード:630-610)にて発売開始※チケットは1人2枚まで
2015年08月29日中村一義が9月11日(金)東京・LIQUIDROOMより東名阪ツアーを開催する。【チケット情報はこちら】ツアータイトルは「中村一義・バンドライブツアー RockでなしRockn’Roll 2015~海賊大宴会~」。バンドHermann H.&The Pacemakersの岡本洋平と平床政治、シンガーソングライターのヨースケ@HOMEらを迎えたバンド“海賊”によるライブツアー。また、ツアーでは新曲『大海賊時代』の初披露も予定されている。現在、同ツアーの特設サイトが公開中。チケットは発売中。■中村一義・バンドライブツアー RockでなしRockn’Roll 2015~海賊大宴会~9月11日(金)LIQUIDROOM(東京都)開場18:45 / 開演19:309月15日(火)umeda AKASO(大阪府)開場18:45 / 開演19:309月17日(木)名古屋クラブクアトロ(愛知県)開場18:45 / 開演19:30料金:前売り券 5,500円(スタンディング/税込/ドリンク代別)
2015年08月28日声優・中村繪里子によるライブ、「中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~」の開催が決定した。開催日程は2015年11月8日(日)で、開催場所は品川ステラボール。チケット価格は1階スタンディング5,940円(税込)となる。チケットの先行受付は、イープラスにて行われている。■イベント開催概要【タイトル】中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~【日程】2015年11月8日(日)16時開場 / 17時開演【会場】品川ステラボール(東京都港区高輪4-10-30)【チケット価格】5,940円(税込)【チケット先行受付】2015年8月15日(土)16:00~9月1日(火)23:59※チケットは1人4枚まで購入可能
2015年08月15日リーボックはこのほど、ブランドアンバサダーとしてモデル・タレントとして活躍中の中村アンさんを起用したことを明らかにした。ブランドアンバサダーに就任した中村さんは、学生時代からチアリーディングに取り組み、現在もクロスフィットトレーニングやランニングなど日常生活のなかにフィットネスを取り入れている。フィットネスを通して理想の自分を手に入れるために努力し、進化し続ける中村さん。その強さ、美しさは、フィットネスを通じて自らの可能性を最大限に高めるという同社のブランドメッセージ「Be More Human」とも重なる。その姿を通し、フィットネスで自分の可能性を引き出して進化させる喜びを発信していきたいという思いから、アンバサダーに中村さんを起用した。中村さんはアンバサダー就任について、「フィットネスがダイエットや減量目的のためだけではなく、『新しい自分を創るための努力』として捉えてもらえるよう発信していきたいです。これから、リーボックのブランドアンバサダーとして活動することが本当に楽しみです」と意気込みを語った。
2015年05月25日篠原涼子が「キレートレモン」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社)のブランドから女性向けに発売されるエナジードリンク「キレートレモンENERGIE(エナジエ)」の広告タレントを務めることになり、3月25日(水)に新CM発表会が開催された。市場の拡張が著しいエナジードリンク分野にポッカサッポロは“看板”とも言えるキレートレモンブランドで参入。働く女性をターゲットにレモン果汁23%、カフェインゼロ、カロリーオフなどの従来のエナジードリンクにない路線で「女子力を保つためのエナジードリンク」として売り出す。CMでは篠原さんがスーツ姿で大量の書類を抱えたり、両手で電話を取ったりと忙しい女性を演じつつもノリノリで「さあ、仕事なんか楽しんじゃえ!」と呼びかける。篠原さんはこのCMについて「忙しいけど、忙しい顔を見せずに、楽な気持ちで楽しんじゃえという感じで、楽しみながら働いている女性像をイメージしました」と語る。これまでドラマなどで働く女性を数多く演じてきたが、もしもOLとして働くならどんな職種を?という質問に「どちらかと言えば、お話ししたりコミュニケーションを取るのが大好きなので、営業のお仕事をやってみたいです。コミュニケーションを取りつつ自分を確かめてみたい」と語った。篠原さんにとって「強くしなやかな女性」が理想の働く女性像だという。「女性であることを生かしながら、細やかに気配りができるようになりたい。周りに学びたいところです」と明かす。篠原さん自身、「理想の上司」ランキングなどで常に上司に食い込んでいるが「女性らしさを保つ秘訣」を問われると「強いて言うなら“笑顔”です。常に笑顔でいること。肌のケアも大事ですが、何より心からにじみ出る笑顔が大切だと思います」とこの日一番の笑顔を浮かべて語っていた。キレートレモンENERGIE(エナジエ)は3月30日(月)より発売開始。新CMは4月1日(水)よりオンエア開始予定。(text:cinemacafe.net)
2015年03月25日4月2日(木)より東京・歌舞伎座で上演される「松竹創業120周年中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露歌舞伎座四月大歌舞伎」。同公演の成功を祈願し、四代目中村鴈治郎、坂田藤十郎らが東京・浅草の浅草寺でお練りを行なった。【チケット情報はこちら】中村鴈治郎は今年の1月・2月の大阪・大阪松竹座で襲名披露公演を開催。今回、歌舞伎座で行なわれる公演で、四代目中村鴈治郎が東京に初お目見えする。お練りのあと行なわれた囲み取材には、四代目中村鴈治郎が出席。報道陣に自身の名前には慣れたかと聞かれると「なんとか(笑)。ただこれでおどおどしているようではダメですけどね。襲名してつくづく思うのは鴈治郎という名前の大きさですね。この名前はどこに行っても皆さん知っていてくださる。改めて凄いなと思っております」とコメント。さらに「初代はあまりにも伝説的な役者ですが、そこを意識しすぎるとプレッシャーにやられてしまう。二代目、三代目という自分が目に焼き付けてきた鴈治郎を、良い意味で追いかけていければと思います。どんな役をやっても光っていられるような役者になりたい」と抱負を述べた。新開場した歌舞伎座で襲名披露公演が行なわれるのは今回が初。公演に向けて意気込みを聞くと、「江戸とは違う上方の役者のにおいを出して、お客様にそれを感じていただければと思います。ただ、いかんせん歌舞伎座というのは大きな小屋。なので、お客様にはその大きさを感じさせない、空間を埋められるようなお芝居をできれば良いなと思っています」と語った。「松竹創業120周年中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露歌舞伎座四月大歌舞伎」は4月2日(木)から26日(日)まで、東京・歌舞伎座で上演。チケットの一般発売は3月12日(木)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施。受付は3月4日(水)午前11時から9日(月)午前11時まで。
2015年03月04日中村屋はこのほど、「スパイスデリ 新宿中村屋 純カリー粉」を発売した。同商品は、1927(昭和2)年に、日本で初めて純印度式カリーを発売したという中村屋本店のレストランで使用しているオリジナルブレンドのカレー粉。オリジナルブレンドのスパイスは、高温で焙煎(ばいせん)した後に、石壷でスタンピング(型押しのように上から突くこと)した。さらにスパイスを熟成させることで、深い香りとコクが引き出されるという。しっかりとした熟成感がありながら、コリアンダーとカルダモンの清涼感ある香りが楽しめるとのこと。カレーだけではなく、様々な料理にも使用可能。なお、本店のレストランではこのカリー粉以外も使用しているという。価格は430円(税別)。
2015年02月19日俳優の中村雅俊と五十嵐淳子夫妻の三女でモデルの中村里砂が、芸能界デビュー1周年を迎えた。2010年にモデルデビューを果たし、女性誌『LARME』(徳間書店)のレギュラーモデルを務めるなど、ガーリー系女子の間で高い人気を誇っているが“2世”であることを公表したのはタレント活動を始めた1年前から。活動の場を広げたのも自らの意思で、「テレビに出演することも全部決まってから報告した」という。「最初は両親とも、すごく驚いていました」と話す中村が、芸能界デビュー後の変化や両親への思いを語った。<全身ショット>中村里砂、キュートなミニスカ&バニー風衣装2014年、両親の結婚記念日でもある2月1日から本格的にタレント活動をスタートさせた中村。1年間を振り返り「改めてデビューと言われると恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべる。自身としては「モデル業に加えて、テレビという活動の場がひとつ増えた程度にしか捉えていなかった」というが、テレビ露出が増えることでファン層の変化や広がりを実感。「これまでのわたしを知らない人にも、常に新しいわたしを発信していけたら」という思いと旺盛なサービス精神から、最近ではバラエティ番組で家族とのエピソードやプライベートを明かして注目を集めている。「仕事が忙しい時には、お母さんが作るあたたかいごはんは、やっぱり嬉しいですね」と良好な親子関係を明かした中村。「すごく料理が上手なんですよ。ごはんも土鍋で炊くなどしてこだわっていて。特に和食がおいしいんです」と、母・五十嵐淳子の料理を絶賛した。また、2月1日は父・中村雅俊の誕生日だが、「プレゼントってあげたことがなくて…」とポツリ。「何をあげればいいかわからないんです。今年は渡せたらいいなと思います」と、娘としての顔ものぞかせる。家族のエピソードを語ることが増えたが、ここまで両親の力を借りることなく自らで道を切り開いてきた。“2世タレント”という言葉の裏に“親の七光り”という特権を見る視聴者は多いが、「自分のやっていることには責任を持ちたいし、やるからには1ミリも妥協したくない」と力を込める。もともと自立心は旺盛で、「(幼少の頃から)なんでも自分で決めたいタイプ。両親がダメといっても聞かない子だった」という中村。「小さい頃から舞台などは連れられて観に行く機会も多くて、役者の仕事をやってみたら、と言われたこともあった」というが、自らの意思でモデル業からスタート。「みんなでひとつのものを作り上げる作業が好き」だったこともあり、モデルの仕事を続けているうちに、俳優業にも自然と興味を抱くようになった。「両親とは進んできた道が違うから、自分はマイペースに」と語る中村。その大きな瞳からは、持ち前の自立心と、芸能生活2年目に挑む決意が感じられた。
2015年02月01日女優の米倉涼子が12月1日(月)、「VOGUE JAPAN(ヴォーグジャパン)」の選出する「VOGUE JAPAN Women of Our Time」に輝き、都内で行われた授賞式に出席。「今年はバタバタと働きまくった」と絶好調だった2014年を総括した。今年で創刊15周年を迎えた、世界で強い影響力をもつファッション誌「VOGUE」の日本版である「VOGUE JAPAN(ヴォーグジャパン)」。10年前から「さまざまな分野で圧倒的な活躍をみせ、スタイル・生き方・美においてVOGUE 読者をインスパイアするヴォーグな女性たち」として、「VOGUE JAPAN Women of the Year 2014」を発表してきたが、今年はさらに「キャリアを通して輝きを増し続け、私たちの時代(Our Time)を彩る女性たち」を選ぶ「VOGUE JAPAN Women of Our Time」が加わった。米倉さんといえば、現在放送中のドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」が、8週連続で“大台”である視聴率20%を超える快進撃が大きな話題。また、米倉さん本人が「働きまくった」とふり返る通り、「テレビ朝日開局55周年記念 ドラマスペシャル 家政婦は見た!」「アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子」などSPドラマでも主演を務めるなど、受賞にふさわしい活躍ぶりだった。「せっかちな性格だから、じっとしていられない」と米倉さん。「歳を重ねるなかで、前向きな姿勢を目標に生きていきたい」とさらなる飛躍を誓っていた。●「VOGUE JAPAN Women of the Year 2014」*さまざまな分野で圧倒的な活躍をみせ、スタイル・生き方・美においてVOGUE 読者をインスパイアするヴォーグな女性たちを選定する。黒木華(女優)、竹内智香(スノーボードアルペン選手)、中園ミホ(脚本家)、松岡モナ(モデル)●「VOGUE JAPAN Women of Our Time」*キャリアを通して輝きを増し続け、私たちの時代(Our Time)を彩る女性たちを選定する。杏(モデル・女優)、国谷裕子(キャスター)、TAO (女優・モデル)、椎名林檎(音楽家)、蜷川実花(写真家・映画監督)、米倉涼子(女優)●「アニバーサリー特別賞」ハローキティ(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日女優の米倉涼子と「ネプチューン」の原田泰造が11月21日(金)、東京都内で行われた「年末ジャンボ宝くじ&年末ジャンボミニ7000万」の発売開始PRイベントに出席した。今朝、報じられたばかりの向井理と国仲涼子の結婚の話題になると、米倉さんと原田さんは寝耳に水状態で「え!?そうなんですか?」とマスコミ陣からビッグニュースを初めて聞いたようで、キョトン顔。米倉さんは「おめでとうございます。良かったですね」と祝福しながらも、自身の結婚話になると「そればっかりは、神様に聞いてみないと分からない」と笑い飛ばしていた。今回の「年末ジャンボ宝くじ」は、1等賞金が5億円。1等前後賞が各1億円で、1等・前後賞合わせた総額は7億円となる。当選本数は1等が49本、1等前後賞が98本、続く2等2,000万円が98本、3等100万円が4,900本。また「年末ジャンボミニ7000万」は、1等賞金7,000万円が190本用意される。米倉さんは約70キロある7億円ダミーを前にして「凄い量。単純に凄い。一気に持てないので『現金でください』は出来ませんね」とドギマギしつつ、「豪華客船に乗って色々な国を見てみたい。せっかちだから途中で船から降りたくなったらどうしよう」と総額当選を妄想。原田さんも「当選したら貯蓄したい。もしくは外国に別荘を買います。いや、やっぱり貯蓄します。使い方が分からない~」と絵に描いた餅ながらも混乱していた。また、ジャンボミニ1等賞金の使い道について原田さんが「いい車を買って、米倉さんとドライブをしたいですね。車夫ですから」と共演CMの設定になぞらえるも、米倉さんは「旅行とか、あとは家のリホーム?」とリアルな夢を語っていた。(text:cinemacafe.net)
2014年11月21日1世紀に渡り親しまれてきた新宿の老舗食品メーカー「中村屋」が、新宿本店ビルの建て替えにあたり、新たに「中村屋サロン美術館」を開館する。10月29日のグランドオープンに先駆けた内覧会では、開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」がお披露目された。新宿中村屋ビル3階に設えられた中村屋サロン美術館は、展示室と多目的スペースを備えた約240平方メートルの文化芸術施設としてオープンする。白と赤の壁、木製の什器とレトロなランプが落ち着いた雰囲気。開館記念展は、中村屋から広まった近代日本の芸術潮流であり、また館名の由来ともなった「中村屋サロン」にスポットを当てる。荻原守衛、中村彝、高村光太郎、會津八一、中原悌二郎ら関連する作家による絵画、彫刻および書など約50点を集め、明治から昭和に掛けての芸術家達の文化交流の様相を提示した。中村屋の創業者である相馬愛蔵・黒光夫妻は芸術に深い理解を示した文化人である。愛蔵と同郷の彫刻家・荻原守衛(碌山)を中心に、中村屋には多くの芸術家達が自然と集い、その様子がさながらヨーロッパのサロンのようであったことから、夫妻のもとに開花した芸術潮流は「中村屋サロン」と呼ばれた。同館の染谷省三館長は、「ここ新宿中村屋で生まれ、発信された芸術文化は中村屋のアイデンティティーである。それを後世に伝え、また人々の文化的集いの場“サロン”となる美術館にしたい」と話す。本展の目玉となる作品が、萩原守衛によるブロンズ彫像『女』だ。不安定な膝立ちのポーズに秘められた躍動感を感じる一作であり、その造形美は必見である。同館の太田美喜子学芸員は、「美術史上ではよく知られた“中村屋サロン”の一般認知度の低下を食い止めるとともに、若者にその存在をもっと知ってもらいたい」と言い、若い世代の鑑賞者に向けて、出品作の中から中村彝の油彩画『小女』を推薦した。相馬夫妻の長女・俊子をモデルに制作された本作は、肺病に侵された画家とモデルの恋のエピソードで有名。俊子の強いまなざしときりりとした太い眉、頬にさす紅色の生命感が鮮烈で、どこか現代にも通ずる魅力を持った作品だ。その他、高村光太郎の『自画像』や、鶴田吾郎の『盲目のエロシェンコ』など有名作が出展され、コンパクトながら見どころの多い展覧会にまとめられた。かつて多くの企業美術館が立ち並んだ新宿。新たな新宿の芸術サロンとしての同館の今後に注目したい。【イベント情報】中村屋サロン美術館 開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」会場:中村屋サロン美術館住所:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル3階会期:2014年10月29日から2015年2月15日時間:10:30から19:00休館日:火曜日、1月1日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)入館料:300円
2014年10月22日中村アン 秋冬イベント出演抜群のプロポーションにストレートな発言で人気急上昇中の中村アンさん。バラエティ番組にひっぱりだこの彼女はタレントとして活躍の幅を広げています。もちろん、本業ともいえるモデルのお仕事もノリにのっていて、彼女のオフィシャルブログによれば、8月~10月にかけて複数のファッションイベントに出演が決まっています。ヘビロテアイテムは?同ブログでは、彼女のプライベートをのぞき見ることができ、7月23日付けの記事ではヘビロテアイテムを紹介。「カシウエアの触りに病みつきです」と愛用品を大絶賛しています。また、私服も公開されており、同ブログ7月26日付け記事では、オーシャンパシフィックの水着写真が載せられています。「かわいいし 形がキレイだししっかりしてる」とモデルらしいコメントも。もう秋物ですトレンドの先取りがモデルの宿命。同ブログ7月27日付けの記事では、「and GIRL」の撮影で秋物の撮影をしたことを明かしました。スタッフが半袖のなか、長袖のトップスや厚手のパンツをスマートに着こなす姿はさすがプロ!モノトーンのシックなコーディネイトが秋らしさを誘っています。しかし、同日の私服はスイカ柄のワンピース。スタバのドリンクを片手にまだまだ夏を楽しんでいる写真がアップされています。【参考】・中村アン オフィシャルブログ
2014年07月29日(画像はプレスリリースより)「フィッテ」の8月号に登場した国仲涼子さん!女性に人気のある「フィッテ」の8月号の表紙に、女性らしいファッションで国仲涼子さんが登場した。「フィッテ」は、健康や美容、ダイエットをテーマにして女性を応援する、月刊の女性誌だ。また国仲涼子さんは、2014年7月スタートのテレビドラマ「ペテロの葬列」に出演することが決まっており、さらに映画やCMなどでも活躍している人気女優だ。国仲涼子さんはインタビューで「こうや豆腐が、とても良いと聞いたので、そぼろ豆腐を作ってサラダや、ご飯にかけています」(株式会社 学研パブリッシング プレスリリース PR TIMESより)と、美肌の秘訣を語った。「フィッテ」8月号の内容は?「フィッテ」8月号では、お腹を3タイプにわけて、即効でお腹やウエストを痩せさせるためのマッサージや、体のトレーニングの方法を知ることができる特集が組まれている。さらにほうれい線や、たるみを改善するためのマッサージ法など、お金をかけないで実践できる美容の方法が紹介されている。さらに水素水に着目した「若返る」「痩せる」や、トマトの栄養成分のリコピンによる、老化を防ぐためのアンチエイジング、楽に生きるための、イライラをなくすテクニック、そして納豆やヨーグルトなどの楽痩せレシピなど、女性の方が興味を持つだろう最新情報が満載だ。本格的な夏が到来する前に、ウエストを細くしたい、またダイエットが気になる方は、この雑誌を購入してみては。【参考】・株式会社 学研パブリッシング プレスリリース (PR TIMES)・株式会社 学研パブリッシング フィッテ ウェブ
2014年06月19日資生堂ギャラリーは、昨年永眠したグラフィックデザイナー兼アートディレクターの中村真の没後初となる回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を開催している。6月29日まで。本展では、資生堂のイラスト広告を写真広告へと転換させた中村の創作プロセスを、自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターなどの未公開資料を交えながら展示。モデルに山口小夜子を起用した香水の広告など、数々のポスターも紹介する。デザイン評論家の柏木博、グラフィックデザイナーの佐藤卓と松永真を迎えてのトークショーも6月22日の14時より資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにて実施(申し込み制)。中村は1926年岩手生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後し、49年に資生堂に入社。写真を用いた写真表現で頭角を表し、50年代半ばから80年代まで多くの広告を製作した。資生堂の宣伝部政策室長から顧問までを務め、国際グラフィック連盟などで幅広く活動し、93年に紫綬褒章受章。2013年6月永眠。【イベント情報】「中村誠の資生堂 美人を創る」展会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階会期:6月3日から6月29日時間:11:00から19:00(日曜日は18:00まで)休館日:月曜日入場無料
2014年06月10日戦前のイラスト広告を写真へ資生堂ギャラリー(東京都中央区)で昨年永眠した中村誠氏の回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」が開催される。中村誠氏は資生堂の広告を数多く手がけてきたグラフィックデザイナーでアートディレクター。1949年に資生堂に入社してから戦前の資生堂のイラスト広告を写真広告へ転換させた人物として知られている。ただ単にイラストから写真へ変えただけでなく、その仕事内容は実に繊細なもの。中村氏は生前「計数に表現することのできない表情とか、雰囲気、空気感を大切にしてきた」と語っていた。資生堂が確立していた独自のイラスト広告の伝統を受け継ぎながら、製版の工夫、大胆なトリミングといった手法により広告を進化させていった。(画像はプレスリリースより)「一業、一社、一生、一広告」中村氏が築いたスタイルは他の人ではできなかったということは、こんなエピソードからうかがえる。「一業、一社、一生、一広告」、これは中村氏が企業デザイナーとして掲げていたモットー。「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語っており、生涯、企業イメージの創出に力を注いだ。そんな実直な意識のもと生み出された広告だからこそ、見る人に深い印象を与えるものになったのだろう。中村氏の広告は国内だけでなく海外でも賞を得るなど世界的に高く評価されている。回顧展は2014年6月3日(火)~6月29日(日)11:00-19:00 (日曜のみ11:00-18:00) 開催される。【参考】・株式会社資生堂 プレスリリース(PRTIME)
2014年05月30日女優の米倉涼子が、故ダイアナ元英国皇太子妃を描く映画『ダイアナ』の日本語吹替え版でダイアナ役を務めることになり23日に都内のスタジオでアフレコ収録を公開した。洋画の吹替えは『アベンジャーズ』に続き2度目となり、「ダイアナさんは強く主張される女性なので、その気持ちがしっかりと伝えられれば。でも難しいですね。七転八倒しています(笑)」と感想を話した。その他の写真本作は、アカデミー賞主演女優賞に2度ノミネートされている実力派女優のナオミ・ワッツを主演に、36歳で交通事故死した元英国皇太子妃ダイアナが、全世界から注目と歓声を集めるもやがて離婚し、自らの人生を歩みだす姿を、数々の秘話を交えて描く。米倉は「ダイアナさんみたいに高貴な人間ではないが、一緒に映画を見た関係者は『人として似てますね』って…。何をしでかすかわからない部分なんでしょうか。迷惑をかけてごめんなさい」。それでも「もしダイアナさんの立場だったら、私でも苦しいなと思うはず。常に見張られている環境は、かなりのストレスだったと思う」と共感もしていた。また、「理想の王子様?今はいないですね。38歳にもなると、理想が多くなり過ぎて、逆にどなたでもいいです。お相手の収入とか顔とか特に…」と語る一方で、映画の中でダイアナが思いを寄せる医者については「タイプではないです」とバッサリ。ダイアナの生き様に「良かれと思ったことが裏目に出ることもあったと思うが、彼女が成し遂げたことは素敵なこと。私も今やれることをやっていきたい」と強い憧れも示していた。『ダイアナ』10月18日(金)より、TOHOシネマズ有楽座ほかにて全国ロードショー
2013年08月23日売れない貧乏役者(自殺願望あり)と、殺し屋(記憶喪失)との人生が入れ替わり。殺し屋を演じることになった役者は、危険な依頼を受けて大ピンチに。役者を目指すことになった殺し屋は、婚活中の女性の逆プロポーズを受け幸せに? しかし、記憶が戻った時、殺しの依頼、大金の行方、結婚が絡み合い、 想像できない展開へと転がり出す ――笑いとハラハラ・ドキドキのサスペンス、そしてトキメキまで盛り込んだ、 映画の楽しさが200%詰まったエンターテインメント・ムービー「鍵泥棒のメソッド」。出演する堺雅人、香川照之、広末涼子にインタビューを行った。■内田監督との仕事の感想は?堺:ちょっとおかしな言い方ですが、内田監督の現場って本当に楽なんです。監督の頭の中に完成された間とお芝居がある。本当に的確に指示をしてくださるし、その指示に精一杯答えていけば内面もそこに近づいていける。本当に楽だな~と毎シーンつぶやきながら演じてましたし、そういえば三年前もそうだったな~というのをだんだん思い出しました。ただ前作の『アフタースクール』は作品の性質上、すごくたくさんルールがありましたけど、今回はそのルールが少し減って、香川さん、広末さんをはじめとする共演者の方々との芝居のハーモニーとか、その場でしか起きないブレが生かされている、そういう性質の作品じゃないかと思います。香川:強したっていう気分です。脚本を読みこめてなかったと。もっと細かくひだを読み取らなくてはいけないのに、気分で押し切って、読めているつもりでも読めてなかったと思い知りました。内田監督から形を与えてもらうことで、自分では感情で、右脳で演技しているつもりだったのに、実は形でやっていることに気づかされる。形を与えられているのに、それによって感情を作ってもらえる。形によって、形から脱せられるというんですかね。不思議な二重構造、三重構造というのが毎日起こっていました。僕みたいに右脳と左脳が離れて旅をしているタイプの俳優にとっては非常に面白い、初めての体験でした。あの脚本でこの演出、内田さんにしかできないだろうなと思いました。若い頃のキャリアに戻ったような新鮮さがありましたし、久しぶりに離れがたい作品になりました。広末:ドキドキしました(笑)。香川さんもおっしゃっていましたが、最近は年齢もキャリアも重ねてきたからか、「お任せします」と渡されて、役者陣で練ってこねて熱くして、お芝居を作っていくような現場が多かったんです。今回は自分の意思や想いに勝る、熱い監督の完全なお芝居の構成があったので、そこにどう近づくかという芝居作りがすごく新鮮でした。毎回OKをもらえるかドキドキしながら本番を重ねて。OK!って言われた時にすごく嬉しくてほっとする。こういう緊張感って大切だなと改めて感じました。■共演の方々の印象は?堺:広末さんは、今までご一緒した作品で見てきた、どれでもないお顔をされていました。ぜひ映画館でちゃんと観てみたいです。香川さんについては…僕は香川さんが何をしてもびっくりしないので(笑)あれだけのポテンシャルと引き出しを持っていらっしゃる方だから。ご一緒できたってだけで非常に嬉しかったですね。香川さん、僕、広末さんという三人の和音は、相当バラバラだと思うんです。こんなに違うのにそれでも響きあうというのが逆に面白いなと。似通った音の和音じゃなくて、ちょっと複雑な和音、時には不協和音で。不協和音が面白いというのは内田さんもおっしゃってましたね。三人が均一になるのではなく、しらけた人が一人いたり。その空気がなんだか心地よかったですね。香川:堺さんとは共演する機会がとても多くて、脚本を読んだら「堺さん、こんな感じだろうな」堺さんは「香川さん、こういう感じだろうな」とある程度予想はできるんです。もちろん作品によって役が違うわけだから、常に演技のニュアンスは変わるんですけど、お互いその違いを微妙に感じながら演技するタイプなので。でも今回、その予想以上の不思議な違いがありました。予想通りでも演じた体感が違うというか。理由はわからないけれど。科学反応が起こるような初顔合わせではないのに、起きていたんですね。それは広末さんにしても同じことで。何度も共演して演技を観てきているのに、やっぱり違う、新しい広末さんが目の前にいる。最初の3日間くらいはずっと感じていたんですが、途中から皆が思っている、僕が知っている広末さんを全部忘れて、香苗にしか見えなくなっていました。この不思議な科学反応は、内田監督のマジックなのかもしれませんね。広末:堺さんは、面白かったですね(笑)役者の役は初めてとおっしゃっていましたけど、お芝居が下手な役者のお芝居なのか、堺さんのお芝居が下手なのかわからなくなるくらいおかしくって(笑)それはつまり巧いってことなんですけど。それくらいこれまで見たことない、堺さんのお芝居でした。香川さんは、記憶を失っている時、つまり桜井であるコンドウのおぼつかなさと、記憶を取り戻したコンドウの怖さが本当に対称的で。見せつけられました。さすがだなって。■作品の見どころは?堺:最後まで目が離せないハラハラドキドキの展開になっています。それでいて観終わった後には、恋をしたくなるようなラブストーリーにもなっており、いろんなエンターメインメント要素が詰まった作品です。香川:内田監督作品というとストーリーが入り組んでいて、その入り組んでいるのが解れていくところに快感があるというのが今までの持ち味だと思いますが、今回のストーリーは一本の道をただ走ります。ただその中に登場する人物が複雑な人生を背負っていて、その関係性が非常に入り組んでいるという、これまでとはアングルを変えた作品になっています。いずれにしても大変上質な喜劇に仕上がっている作品です。広末:本当に楽しい大人のシュールなラブコメディだと思います。お芝居をこんなに楽しませて頂いた映画は初めてかもしれません。私自身、演じるのを忘れて、お客さんとしてその場で見たくなってしまうくらい堺さんや香川さん、他のキャストの皆さんの素敵なお芝居がたくさん見られる映画です。■作品情報出演:堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々、森口瑶子 監督・脚本:内田けんじ配給・宣伝:クロックワークス9月15日 全国ロードショー(C)2012『鍵泥棒のメソッド』製作委員会
2012年09月07日10月新ドラマでアダルトな魅力女優として多彩に活躍する米倉涼子が、テレビ朝日系で10月にスタートする「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜・21:00~)に主演し、医師役に初挑戦することが分かった。先月には、米ニューヨークの本場ブロードウェイでミュージカル「シカゴ」に挑戦。見事に演じ切った彼女が、さらなる新しい境地、挑戦をみせてくれるドラマとなりそうだ。破天荒かつ美しすぎるセクシー天才外科医米倉演じる大門未知子は、天才的な勘と腕で難しいオペを次々に成功させてゆく、フリーランスの女外科医。スーパードクターとして、ドクターXの異名をもち、さまざまな病院を渡り歩く。医療、医局、金銭、人脈といった、古いつながりが切り離せない大病院の実態を背景に、彼女が敢然と立ち向かう医療ドラマとなっている。技術もすごいが、ルックスもすごいのがこの女外科医だ。短パン&生脚美脚に白衣を颯爽とまとうのが定番スタイル。派手で大胆すぎるファッションで、初勤務する病院では“誰かの愛人”かと間違われるほどの強烈なキャラクターとなっている。セクシーでアダルトに演じてみたいと米倉も意気込みはばっちり。医療界におけるストーリーもさることながら、大胆なファッションと彼女ならではの美しいスタイル、そして美しいメスさばきなどもみどころとなりそうだ。元の記事を読む
2012年08月22日透き通るような美しさと屈託のない笑顔。広末涼子という存在を目の前にすると、こちらまで笑顔にさせられてしまう。しかも、『LOVE まさお君が行く!』で彼女が演じたのは、鳴かず飛ばずの芸人を愛情たっぷりに支える恋人。「こんな女性に支えられたい」と夢見る者がいたとしても、それは無理もない話だ。「2人の歴史を感じさせる時間をきちんと演じたいと思いました」お笑いタレントとラブラドール・レトリーバーが旅をし、行く先々の人々と交流する実在のバラエティ番組をモデルに、売れない芸人とダメ犬のサクセスを描く『LOVE まさお君が行く!』。広末さん演じる里美は、主人公の芸人・松本君を持ち前の優しさで包みながら日々サポートしている。「こんなにも明るくてハッピーな映画の中で、里美は最初から意外とシリアスなんですよね。松本君と仲良くやっているように見えるシーンでも、実は将来や結婚のことを考えている。その現実的な部分を、女性ならではのリアリティとして大切に演じたいなと思いました。将来の約束や結婚を無理強いしたいわけじゃないけど、でも…という女性の心理を突いたキャラクターなんですよね、里美は」。一方、香取慎吾演じる恋人の松本君は、里美の気持ちを理解しているようなしていないような…。この映画を観た女性陣からは「松本君にイライラさせられないの?」という意見も上がったとか。「香取さんがものすごく上手に、好感度高く演じられていたからだと思うのですが(笑)、松本君にいろいろなことを要求すること自体ちょっと違うんじゃないかなって…。きっと里美にもいろいろな枷があって分岐点に立ってはいるけど、彼を好きになったということは、もともと富や地位に惹かれるタイプの人じゃない。芸人として売れて、お金を稼いでほしい気持ちが一番にあるわけではないんですよね。それよりもむしろ、里美にとっては長く付き合ってきた空気が大事。彼のつまらなさとか(笑)、滑ってしまう感じとか、ぱっとしない感じも全て受け入れているし、ある意味、母親的な視点も持ち合わせている。だからこそ、2人の歴史を感じさせる時間をきちんと演じたいと思いました。それに、松本君も全てがダメというわけじゃない。犬のまさお君のためにバンダナを夜な夜な作っているシーンなんて、私自身もぐっときて鳥肌が立ちました。芸人として成功するという夢をずっと追いかけている姿も、応援したくなるものだと思います」。では、もし仮に松本君のような男性との結婚を悩んでいる女友達がいたとしたら、どんなアドバイスを?「そうですね…。専業主婦になってエステにも行って習い事をしたいなら(結婚を)やめた方がいいよって言うと思うのですが(笑)、一緒に苦労して頑張っていきたいのであれば応援したいし大賛成。相談を持ちかけてきた子のタイプによりますね。結婚にいろいろな条件を求める子もいるだろうし、そういった考え方もいいと思うのですが、そういう子に松本君は勧められない。私自身、結婚にいろいろな条件を求める感覚はなく、久しぶりに会った女友達と話していて感覚の違いを感じたりすることもありますが、どちらかと言えば私と里美は似た考え。『里美がいなくなったら困るよ』という松本君の台詞にもあるように、松本君は里美に対しても夢に対しても一途。里美にとっては、それが大事だったのでは。でも、それだけでいいかといったら、そうではない女性もいると思います」。「香取さんがものすごく上手に、好感度高く松本君を演じていたから」という広末さんの意見は極めて的確。夢を追い求める余り、時に恋人の本音を汲み取りきれない主人公像になぜか不快感はない。「香取さんは本当にイメージ通りの方。お芝居をしっかり交えるのは初めてなのですが、小さい子からおじいさん、おばあさんにまで好かれる理由が分かる!と思いましたね。笑顔と天真爛漫な感じが気持ちいいんです。ただ、すごく意外だったのが、『僕はそんなに芝居はできないから』とおっしゃっていたこと。“役者をさせてもらっているけど役者ではないから”と、謙遜ではなく本心から言ってらしたんですよね。面白い役からシリアスな役まで様々な役をなさっている香取さんなので、私としては“ええ!?お芝居できてます!”と言いたいところでしたが、ご本人に気負いがなく、自負していないからこそお芝居もフラット。いい意味のフラットさってこういうことなんだなと感じました」。女優業は「いまがすごく楽しい」「様々な役をなさっている」のは広末さんも同様。詳細に関する言及は控えるが、今回の作品ではプールに落ちるシーンも。洋服のまま水浸しになる広末さん、というのも珍しい…。「『涼子ちゃんは落ちると思わなかった!』と何人かに言われましたね(笑)。ああやって落ちるのは、初めて出演したドラマで真冬の池に落ちて以来。池が凍るくらい寒かったので撮影は延期だろうなと思っていたら、池の氷を割っているスタッフさんが当日の現場にいて…。何があっても撮影は優先されるものなんだなと、あのとき知りました(笑)。今回の映画でプールに落ちた日もとても寒かったんです。しかも、計3日間落ちて…。まさお君のコンディションなどもあって撮影がなかなか難航し、撮っているときは仕上がりが想像つかないくらいでしたが、楽しいシーンになっていたので頑張った甲斐がありました」。2年程前、30代に突入したばかり。「いまがすごく楽しい」と女優業の楽しさを噛み締める。「いまの私の年齢って、役柄上の年齢や職業という点でも、女性としての経験値という点でも幅広く演じられる年齢だと思うんですよね。すごく未熟で幼い役だったり、逆に母親役のように人生経験のあるものも演じさせてもらえる。そう考えるといまがすごく楽しいし、10代や20代の頃に比べて役の幅が広がっているのを感じます。だからこそ役を通して勉強させてもらうことも多いですし、自分がこの仕事を好きだから感じられることだと思うのですが、役を通して刺激をもらえることが幸せです。年齢を重ねているのに初めての経験だなと思えることが多いのは、この仕事が好きだからなんでしょうね。演じるたびに幸せを感じています」。(photo:Yoshio Kumagai/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会
2012年06月20日2月より六代目中村勘九郎襲名披露興行を行う中村勘太郎が都内で取材会を行い、現在の心境を語った。襲名興行は2月に東京・新橋演舞場にて、3月に東京・浅草の平成中村座で上演後、主要都市を回る。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報「演舞場と中村座で襲名興行ができるのは、なんだか勘九郎らしいですね。父が19歳の時から夢見て建てた中村座で初の襲名ができる。うれしいですね」と勘太郎。父・勘三郎が勘九郎時代に築いてきた功績は数限りない。1994年よりほぼ毎年、若者の街渋谷で『コクーン歌舞伎』を上演。また、現代の作家に新作歌舞伎を創って欲しいという思いから、串田和美、野田秀樹、渡辺えり、宮藤官九郎などに演出や執筆を依頼し新たなファンを掘り起こした。2000年には中村座にゆかりある浅草に仮設劇場を建て、“平成中村座”として公演を行った。その後この一座は日本国内のみならず、世界各地で上演を行っている。そんな勘九郎の名を継ぐ重責については「とりあえず怖い」と話す。「やっぱり戦ってきた名前ですから。(中村座やコクーンでの上演は)歌舞伎を愛してもらいたい、色々な人に知ってもらいたいって。危機感をずっと持っていたんでしょうね。お客様が入ってくれなきゃ話にならないですし。ただ、新しいことをするとよく思わない人もいますよ。いいものをすることによって戦うというか。熱い魂を持って戦ってきた名前ですね」12月の中村座は勘太郎として最後の舞台出演になる。「今月はいい最後を迎える事ができるんじゃないかな。『積恋雪関扉』の関兵衛は今までの役者人生の中で一番苦心した役ですね。演じた者にしかわからない苦しみや疲れがあります。勘太郎という名前で関兵衛をやらせてもらい、偉大なる先輩方が愛した役で、同じ疲れを自分自身で体感でき、歌舞伎ってこういう楽しさもあるんだなと思いました」今年は震災はもちろん、長男の誕生、父の病気、祖父(七代目中村芝翫)の逝去と勘太郎にとっても大きな出来事が続いた。「すごい年になっちゃいましたね。(父の代役を務めた際)命を削ってでもやりますと言ってたら、本当にそれぐらい大変でした(笑)」2月興行では『土蜘』の僧智籌と、『河内山』松江出雲守、『春興鏡獅子』の弥生での出演が決定している。「『土蜘』は、今まで中村屋にあまり縁のなかった役ですが楽しいです。弥生は、祖父(七代目中村芝翫)と1対1でずっと稽古をやってました。父も祖父もすごく大事にしています。おじいちゃま(十七代目中村勘三郎)も。全員の血が入っているから大切にしなければと思いますね。3人とは体型が違うので、当時振り付けられた踊りをどうこの身長で踊るかですね」襲名興行まであと僅か。「今月の“勘太郎”最後をまずは楽しみたいです。襲名はお祭りですからね。お客様にも楽しんで頂いて、一緒に祝って欲しいです」。公演は2月2日(木)から26日(日)まで新橋演舞場で上演。その後、3月平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に博多・博多座で上演される。
2011年12月22日歌舞伎俳優の中村勘太郎が、来年2月に六代目中村勘九郎襲名披露の成功を祈願して11月27日、東京・浅草寺でお練りを行った。父、中村勘三郎と弟の中村七之助らとともに雷門前を出発し、ゆっくりと本堂までお練りを開始。晴天となったこの日、人気役者を一目見ようと2万5千人が集まり、「中村屋!」と声がかかると笑顔で応えていた。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報勘太郎は「勘九郎という、父が46年間名乗っていた名前を継ぐプレッシャーはあります。みなさまからの笑顔とご声援を胸に、1年間しっかり務めたいと思います」と挨拶。また勘三郎は「勘九郎っていい名前ですけど大した事ありません。(自分が)勘三郎を継いだ時のほうがプレッシャーがありました。気楽にいい勘九郎にしてもらいたい」とエールを送った。勘九郎を名乗る実感がまだ湧かないという勘太郎だが、「謙虚な気持ちと向上心と、ハングリー精神を忘れないように務めたい」と話し、気持ちを引き締めていた。なお、勘太郎としての出演は今年12月の『平成中村座』(東京・浅草)が最後となる。襲名披露は、来年2月2日(木)から26日(日)まで東京・新橋演舞場にて興行を行い、その後、3月に平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に福岡・博多座と各地を回る。新橋演舞場のチケットは12月23日(金)より発売。
2011年11月28日篠原涼子が公開初日・舞台あいさつで号泣17日、第2子を妊娠中の女優・篠原涼子が主演映画『アンフェア the answer』の公開初日舞台(東京都)で、あいさつした。壇上で、これまで長い間、共に仕事をして来た佐藤嗣麻子監督からの「これでキャンペーンは終わりです。ゆっくり休んで元気な赤ちゃんを産んでください。」との文面で締めくくられた手紙が読まれると、篠原は、思わず号泣した。セクシーなミニスカートと生足で登場!!篠原は、ミニスカートにピンヒールという衣装で公開初日舞台あいさつに登場。共演の佐藤浩市は「妊婦なのに生足ですよ?」と話し、寺島進も「素足ですもんね。すごく色っぽい」と、男性キャストや客席を魅了していた。篠原は身重ながら、多くのキャンペーン活動をこなし、ついに迎えた公開初日には「4年ぶりに帰ってきました。久しぶりで緊張しましたがどうにか今日を迎えられて、本当に幸せな日だなって思います。」「ちょっとお休みさせていただきますけど、また笑顔でこういう場に立てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とファンに又、会えることを約束した。(オリコンスタイルによる)★映画NEW『アンフェア the answer』2011年9月17日全国東宝系にて公開!元の記事を読む
2011年09月18日映画『アンフェア the answer』が公開され、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた上映後の舞台挨拶に、主演の篠原涼子と共演者の佐藤浩市、山田孝之、大森南朋、寺島進、そして佐藤嗣麻子監督が豪華に顔をそろえ、公開初日を迎えた喜びを語った。本作は、篠原さん主演で2006年に放映された人気TVドラマ(CX系)の劇場版第2弾。前作から約4年後、北海道の紋別警察署に異動になった刑事・雪平夏見(篠原さん)が、連続殺人の容疑をかけられたことから自分を陥れた巨大な陰謀と黒幕の正体を暴くために型破りな捜査を続ける姿を描く。出演者全員が敵か味方かわからないという怪しいキャラクターを演じ、作品をより面白く魅せている。まずは主演の篠原さんが「今日は、なんて幸せなんだろう」と初日を迎えた喜びを観客に伝えた。篠原さん自身、役との共通点はあまり見当たらないというが、バツイチ、子持ち、大酒飲みだが、検挙率ナンバーワンの美人刑事・雪平に愛着を感じている様子。この役は篠原さんの女優魂を大いに刺激したようだ。劇中、男性キャストの中の紅一点の立場の篠原さんは、「こんな幸せなことは無い。魅力的で大好きな方たちに温められているという、そんな幸せな毎日でした」と現場をふり返っていた。この日、胸の大きく開いたシャッにミニスカに生足という衣裳で登場した篠原さんに、共演者たちは釘付けの様子。佐藤さんは「ドキドキですよね」と照れ笑い。山田さんも「きれいですね」と同調。寺島さんにいたっては、「雪平のときにも素足にピンヒールでした。色っぽいんですよね。現場ではそればかり見ていました」と告白する場面も。それに加えて、篠原さんの現場での気遣いや気配りについて口々に絶賛していた。そんな様子を見ていた佐藤監督が、客席に向かって「いかがでしたか?」と問いかけると、観客からは大きな拍手が返された。「ご期待に添えてよかった!」と満面の笑み。今年2月にクランクインし、4月に都内でクランクアップした本作。船上イベント(8月25日)や大阪など主要都市でのキャンペーンなど、現在第2子を妊娠中の篠原さんだが、本作のPR活動を精力的に展開中。そんな篠原さんに、監督からサプライズレターが贈られた。初めて会ったときの印象や頑張る篠原さんへのいたわりの言葉など、たくさんの監督の想いがつづられた手紙が読まれると、あふれた涙が止まらない篠原さんだった。今回、歌手の中島美嘉が本作のために作詞を手がけ、リリースする新曲「LOVE IS ECSTASY」も話題となっている。『アンフェア the answer』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:アンフェア the answer 2011年9月17日より全国東宝系にて公開© 2011 アンフェア製作委員会■関連記事:篠原涼子、生まれてくる子の性別は「元気ならどちらでも」篠原涼子インタビュー弱さを全力で体現、凛々しくも守ってあげたい女性像篠原涼子、初のベッドシーンを前に監督と“練習”!新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設劇場版『アンフェア』続編に佐藤浩市、山田孝之、大森南朋が新たに参戦!
2011年09月17日今年9月、東京・新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎』興行で、三代目中村又五郎、四代目中村歌昇をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優の中村歌昇と長男の中村種太郎が、中村吉右衛門、中村歌六らとともに8月22日、東京・浅草寺で「お練り」を行った。チケット情報鳴物の山車と木遣り(きやり)に先導され、雷門を盛大に出発。1万人の人で賑わう仲見世を経て、「播磨屋!」、「又播磨!」などの掛け声が飛び交う中、本堂に向かい成功を祈願した。朝から激しく降っていた雨も「お練り」が始まるとすっかり止み、天さえも味方につけているかのよう。なお、浅草寺での「お練り」は2005年1月の中村勘三郎以来6年7か月ぶり。三代目又五郎を襲名する中村歌昇は、「本日は本当にありがとうございます。お天気の悪い中、木遣りの方々、お囃子のあやめ連の方々、浅草の芸子の皆様、ありがとうございます。皆様のご声援に応えるべく、この道一層の精進をいたし、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っております」とコメント。また、四代目歌昇を襲名する中村種太郎は「このようにお練りをさせていただくことは、色々な方々のお力があってのことだと思っております。感謝の気持ちを持って、一所懸命舞台を勤めることが一番の恩返しだと思ってております」と抱負を語った。播磨屋一門の長である中村吉右衛門は「本日はお足元の悪いなか、かくも賑々しくお運びいただき誠にありがとうございます。皆様方のお力によって、舞台で力を発揮できることと思います。ぜひとも又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします」と締めた。公演は同劇場にて9月1日(木)から25日(日)まで上演。チケットは発売中。
2011年08月23日