「今村里子」について知りたいことや今話題の「今村里子」についての記事をチェック! (1/2)
女優の吉高由里子が21日、Ⅹを更新した。【画像】吉高由里子、お腹ペコペコ状態でのスーパーでの買い過ぎに「これって病気?」とファンに問い掛けると…「外でたら、おらぁぁぁぁああってくらい咲いてた。昔、吸い付いたことある人白状して。はーい」と綴り、画像いっぱいに写したピンクの花の写真をアップした。吉高のいう通り、子供のころ同じような経験をした人は多いかも知れないが、厚生省によると「ツツジ科の植物には毒をもつものが多く、蜜にも毒性成分があることがあり、注意が必要」とあり、中毒症状としては、嘔吐、下痢、けいれんが挙げられている。そのため、公園に咲くツツジも含めて、ツツジの蜜は吸わない方がいいということになるのではないだろうか。外でたらおらぁぁぁぁああってくらい咲いてた昔、吸い付いたことある人白状して♀️はーい✋ pic.twitter.com/LHhTU7dWoT — 吉高由里子 (@ystk_yrk) April 21, 2025 この投稿にファンからは「つつじ吸ったな〜あんまり吸いすぎるとお腹壊すぞ」「ちょっと苦味があるけど美味しかった」といったコメントが寄せられている。
2025年04月22日直木賞作家の今村翔吾氏が15日、神奈川・横浜BUNTAIで行われた「2025微博文化交流ナイト」に出席し、「Weibo日本年度イノベーティブ小説家賞」を受賞した。今村氏は「小説家をしておりますが、普通の小説家とは違って、書斎にこもっているわけではなくて、本屋をつくったり、自らアニメをつくったり、活動しながら船でも飛行機でも車でも、どこでも執筆するアクティブな作家です。それと同時に今の日本の出版界について少しでも力になれたらなと思って活動しています。そういう点も評価していただいたのかなと思っています」と挨拶。「僕の夢としては、日本の作品がもっともっと世界とつながって広がっていくような未来を描いています。アニメになったり、動画配信が決まったり、翻訳が決まったり、僕の作品も世界に羽ばたこうとしています。この機会に中国の皆様にも手に取っていただけたらと思っています。また作品の中で皆さんにお会いできることを楽しみにしています」と呼びかけた。「2025微博文化交流ナイト」は、中国最大のソーシャルメディア「微博(Weibo/ウェイボー)」が贈る日本と中国の文化交流・エンターテインメントの祭典で、日本と中国の文化交流に貢献した著名なアーティストや文化人、団体を表彰。また、幅広いアーティストによるパフォーマンスも披露された。なお、今村氏のほか、Weibo日本年度ベストアーティスト賞の浜崎あゆみ、Weibo日本年度エンターテインメントアイコン賞の深田恭子、Weibo日本年度最優秀ライジングスター賞の中島健人、Weibo日本年度ベストパフォーマー賞のEXILE AKIRA、Weibo日本年度ベスト俳優賞の山崎賢人らが出席した。撮影:蔦野裕
2025年04月16日直木賞作家・今村翔吾氏、タレントの山崎怜奈がパーソナリティーをつとめるABCラジオ『今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて』(毎週木曜深0:00)が、5日からTBSラジオでも毎週土曜日午後6時より放送される。同番組は2022年9月30日にスタートした30分のトーク番組。現在まで131回オンエアされ毎回、多彩なゲストを招いて自分自身を構成する本を紹介するコーナーや「ラジオパーソナリティーをやって欲しい偉人を決める」”偉人選抜会議”、さらにはリスナーの悩みに2人が答える”物は相談”などユニークな番組として人気を博してきた。ラジオと言えば、山崎は2020年10月からTOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(月~木後1:00)で経験豊富だが、今村氏は「言って聞かせて」がデビュー戦だった。今回のエリア拡大について、今村氏は「TBSラジオでもお聴き頂けるようになり、とてもうれしいです。TBSラジオは3月22日に、「井上貴博 土曜日の『あ』」の公開生放送に出演したばかり。新たなリスナーさんに出会えるのを楽しみにしています!」と抱負を語っている。“新装開店”第1回は「作家の黒歴史 デビュー前の日記たち」を出版した作家・宮内悠介氏をゲストに迎える。
2025年04月05日美術作家・今村遼佑と全盲の美術作家・光島貴之による展覧会『今村遼佑×光島貴之感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展』が、2月15日(土)〜5月11日(日)、東京都渋谷公園通りギャラリーで開催される。世代も制作スタイルも異なるふたりは、2022年頃から対話を始め、共通の体験をしても個々の美術作家としての感覚が異なることに着目し、そこから生まれる新たな表現を探求してきた。この展覧会では、おもちゃのピアノを用いて3つの展示室で展開する今村のインスタレーション《プリペアド・トイピアノ》、釘やカッティングシートなどを用いた光島のレリーフ状の作品《さやかに色点字―中原中也の詩集より》を展示。いずれも鑑賞者が手で触れて直感的に楽しめる。今村遼佑《プリペアド・トイピアノ》2023年撮影:片山達貴※「今村遼佑×光島貴之〈感覚の果て〉」展 アトリエみつしま Sawa-Tadori 展示風景さらに、野外彫刻や森の木に触れる、点訳本(点字図書)について考察する、光島の感覚をたどりながら近所を歩く、スルーネットピンポン(誰もが同じルールでプレーできるバリアフリースポーツ)を体験するといった10件を超えるリサーチの記録を展示・報告する。そこには例えば、彫刻を触って全体像をつかむまでには時間が必要で、それは最後まで聴かないと全体がわからず、何度か聴いて覚えてくると自分のものにしたような気になる音楽にも似ていることに気づくなど、自らの経験をつぶさに見つめ、伝えようとして改めて解き明かされる発見がある。光島貴之《さやかに色点字 ― 中原中也の詩集より》2023-2024年撮影:前谷開※「今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 プレイベント」東京都渋谷公園通りギャラリー 展示風景3月1日(土)には共同作品《触覚のテーブル》に特別ゲストを招いて行うワークショップ、2月16日(日)には《プリペアド・トイピアノ》の演奏会を開催するほか、スルーネットピンポン体験会、全盲の写真家で美術鑑賞者・白鳥建二がナビゲートする鑑賞会などさまざまなイベントもある。数学の問題に用いられる「任意の点P」になぞらえ、私の/誰かの「感覚の点P」を通して世界の多様さを実感することのできる展覧会だ。<開催概要>『今村遼佑×光島貴之感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト〈感覚の点P〉展』会期:2025年2月15日(土)~5月11日(日)会場:東京都渋谷公園通りギャラリー展示室1・2、交流スペース時間:11:00~19:00休館日:月曜(2月24日、5月5日は開館)、2月25日(火)、5月7日(水)公式サイト:
2025年01月29日モデルの小泉里子が23日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】「令和の編み物事情でございます」人気モデル&編み物女子、ゲーミングチェア揺れる”アミアミ動画”を公開「可愛い…」「2025年、最初の投稿」と綴り、最新投稿をアップ。子どもを抱っこして笑顔を見せるショットなど、複数枚の写真を公開した。今年も大集合で迎えた2025年だったが、自身だけが絶不調だったとのこと。その理由は明かされていないが、「それでもみんなでいると楽しく過ごせて外は寒いけど、心は暖か〜なお正月でした。」と、正月の思い出について語った。 この投稿をInstagramで見る 小泉里子/ Satoko Koizumi(@satokokoizum1)がシェアした投稿 この投稿にファンからは、多くのいいねが寄せられている。
2025年01月23日女優の吉高由里子が13日、自身のXを更新した。【画像】吉高由里子、新年早々首を寝違えるも「できれば痛いのは嫌だけど」とファンに長文のメッセージ「ただいまー散歩してたら!!!!!おっきいまんまるな月を見つけてびっくりしてズッコケそうになったよ」と語り、夕空に輝く月の動画をアップ。そして「数日前にオーストラリアでみた月ははんぶんだったのになぁ」と月の変化に驚き、「こんなおっきいのに夜になるとちっちゃく見えるの不思議よね」と語った。それから「風つんよーいので見上げるときは皆様暖かくねー♀️」と呼びかけた。ただいまー散歩してたら!!!!!おっきいまんまるな月を見つけてびっくりしてズッコケそうになったよ数日前にでみた月ははんぶんだったのになぁこんなおっきいのに夜になるとちっちゃく見えるの不思議よね風つんよーいので見上げるときは皆様暖かくねー♀️ pic.twitter.com/swAbQDiAcD — 吉高由里子 (@ystk_yrk) January 13, 2025 この投稿にファンたちからは「同じく見ましたー!吉高さんも暖かくしてお過ごしくださいね」「わたしも光る君への最終回からもう1ヶ月経っちゃったのか…の寂しくなりながらまんまるな月を見てました」などといったコメントが寄せられた。
2025年01月13日JRA騎手の今村聖奈が31日、Ⅹを更新した。【画像】JRA騎手 今村聖奈、誕生日を迎えファンからは多くの「おめでとう!」の声が届けられる「2024年無事にお仕事終わりました今年は悔しい思いを沢山した一年でした。沢山の人達に、支えられたからこそまた頑張ろうとも思えた一年でもあります。皆様良いお年をお迎えください」と綴り、1枚の写真をアップ。今村は2022年にデビューした年に女性騎手として初となる新人賞を獲得も昨年と今年は怪我などの影響もあってか少し伸び悩んでいる。通算100勝まであと18勝。来年こそは100勝を達成し、聖奈スマイルが見られることをファンは期待してるだろう。2024年無事にお仕事終わりました今年は悔しい思いを沢山した一年でした。沢山の人達に、支えられたからこそまた頑張ろうとも思えた一年でもあります。皆様良いお年をお迎えください #モデルのお馬さんはハツヒノデ #年明けデビュー予定 #初勝利あげようね ❤️ #2日からお仕事 pic.twitter.com/EJloeoYFoX — 今村聖奈 (@Vall00001) December 31, 2024 この投稿にファンからは「2025年、また聖奈さんが躍動する姿をぜひ見たいと思っています。その方がもっともっと競馬界が盛り上がりますよ!」「来年は怪我なく、人馬無事を祈願します。」といったコメントが寄せられている。
2024年12月31日劇作家・演出家の齋藤雅文が主宰する演劇ユニット「新派の子」が、12月12日(木) に“歳末特別朗読祭”として『さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴』を開催する。本公演は、その名の通り新派女優・波乃久里子が当り役とする新派作品を朗読という形で上演する内容で、1日限定の14時と18時開演の2回公演。会場はコンサートホールとして名高い代々木上原の「MUSICASA」。11月1日(金) より前売り販売がスタートする。130年を超える歴史を持ち、日本人の心の機微を描いてきた「新派」。コロナ禍にことごとく劇団公演が中止となる中、危機感を募らせた新派文芸部の齋藤を中心とする有志がコロナ禍での新たな演劇活動を模索し、より新しい形でより自由な活動を目指した。2020年11月に第1弾公演を開催し、第3弾公演として開催したのが、2023年4月の1日限りの特別な朗読会『さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴』。2回の公演はいずれも満席となり、北條秀司作『太夫さん』では曽我廼家文童を相手役に迎え、大劇場さながらの上演で喝采を浴びた。コンサートホールとして名高い会場に役者の科白が心地好く響き、北條秀司作『明治の雪』ではチェロの生演奏との共演も話題となった。「さろん・ど・まろん」より『明治の雪』その好評に応える形で再び開催される今回の公演では、構成・演出の齋藤が「“マロンづくし”をもう一度!」と意気込むように、新派女優・波乃久里子を堪能する、贅沢な内容に。久保田万太郎作『大つごもり』、泉鏡花作『日本橋』、井上ひさし作『頭痛肩こり樋口一葉』、川口松太郎作『遊女夕霧』という波乃久里子が当り役とする4作品からなる『久里子四段返し』。名科白とチェロの調べが織り上げる新派万華鏡、齋藤自身が「久里子の中でも特にお聴き願いたい珠玉の四役!」と訴える充実のラインナップとなっている。また、前回公演で好評を博した北條秀司作『太夫さん』を上演。京都島原の遊郭を舞台にした傑作戯曲を、波乃久里子のおえいで、曽我廼家文童を再び相手役に迎えて上演する。「さろん・ど・まろん」より『太夫さん』併せて、波乃久里子と構成・演出の齋藤よりコメントが到着した。■齋藤雅文(構成・演出)コメント「マロンづくし」をもう一度!コロナの日々……「マロン」こと久里子さんの科白が聴きたい!その思いだけで開いた一日だけの『さろん・ど・まろん』。助っ人の曽我廼家文童さん、チェロの五十嵐あさかさんのお力もあって、満席のお客様からお褒めの言葉を頂戴した。こういうものが聴きたかった、と。砂漠でオアシスに転がり込んだような多幸感!そしてまた「聴きたい欲」がうずいて来た!朗読を安易な表現と思う人も多い。が、ホンモノの科白の力は、脳の中に真実の舞台を再現させてくれる。久里子さんの語るものは、実際の舞台といささかも変わることがない。美しい音響のムジカーザで、真実の「脳内劇場」をご堪能いただきたい!少しでも多くの方にこの感動を!ホント、もったいないですから!■波乃久里子 コメント齋藤雅文先生から、また嬉しいお声がけをいただきました。昨年の春、『さろん・ど・まろん〜波乃久里子を聴く宴』という大層畏れ多い名前の朗読会を催してくださいました。一日限りの会でしたが、溢れんばかりのお客様とのあの緊密な空間は、まさに夢の中の出来事のよう。一期一会の煌めくような素敵な宴でした。これまで演じてきた役々に、朗読という形で改めて向き合うのは、なんだか馴染みの方の、新たな一面に出合うようで、とても新鮮でした。お稽古から毎日が楽しくて、そして科白だけで表現することの難しさを実感……すぐに立って動きたくなってしまうんです(笑)。今回の齋藤先生からのリクエストは、『大つごもり』『日本橋』『頭痛肩こり樋口一葉』『遊女夕霧』からなる“久里子四段返し”……これまた大層な(笑)。そして曽我廼家文童さんとご一緒する『太夫さん』。おみねさん、清葉さん、一葉さん、夕霧さん、おえいさん……幼馴染のような皆さんと再び向き合えることが今から楽しみです。「久里子ちゃん、役の人生をなさいね」。師匠である(初代水谷)八重子先生の言葉をいつも思い出します。私たち役者は常に自分とは違う人生を生きます。そのために幾度も幾度も台本と向き合います。台本はその役の生命の源であり、台本に書かれた科白は血肉となります。そこに書かれた言葉を見つめ、声に出して読み、役と向き合います。役者である私にとって、この上ない喜びです。齋藤先生、本当にありがとうございます。感謝しかございません。早いもので新派に入って60年以上の月日が経ちます。これまでの全てを総動員して、少しでも皆様にご恩返しできましたら嬉しいです。科白のひとつひとつを大切に。12月12日(木)、一日限りの公演となります。皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。<公演情報>演劇ユニット新派の子 歳末特別朗読祭『さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴』2024年12月12日(木) 14:00公演・18:00公演会場:東京・MUSICASA構成・演出:齋藤雅文企画・製作:演劇ユニット 新派の子出演:波乃久里子 / 田口守、伊藤みどり、佐堂克実、中谷容子、鴫原桂 / 五十嵐あさか / 曽我廼家文童【チケット】(全席自由・税込)一般:6,500円U40:3,500円当日:7,000円11月1日(金) より前売り販売がスタート「新派の子」公式X:
2024年10月21日Netflixは直木賞作家・今村翔吾の小説「イクサガミ」シリーズの実写化を発表。この度、主演・プロデューサー・アクションプランナーを担当した岡田准一と藤井道人監督、そして原作者・今村翔吾氏のクロストークが公開された。主演のみならず、初のプロデューサーとして本作に挑む岡田さん。岡田さん自らが「監督は彼以外考えられなかった」と語る藤井監督、そして本作の生みの親である原作者・今村氏が、かつてない挑戦への熱い想いを語り合った。企画の成り立ち――Netflixの高橋信一さんから、岡田准一さんにプロデューサー&主演オファーが届いたのが始まりだったと伺いました。岡田:高橋さんにお声がけいただいたとき、ちょうど僕は役者のキャリアの中で時代劇を軸に据えるパートに入っていて「日本、そして世界でもヒットする時代劇をどう作るか」を考えていました。時代劇にはアクションや人間ドラマ、社会性ほかエンターテインメント要素が豊富にあるため、もっとうまくできるのではと僕個人は感じています。今村先生の小説は時代モノの核を大切にしながらも攻めていくエンタメ性があり、いまの人々も楽しめる作りになっているのが好きで読ませていただいていたため、(映像化に対して)非常に興味を持ちました。そして、自分がプロデューサーとして入るうえで「日本でも世界でも売れる時代劇を若い世代で作る」を目標に掲げました。では、誰に撮っていただくか。僕は藤井道人監督以外は考えられませんでした。『最後まで行く』でご一緒した際、芝居を大切にしながらエンタメ性を追求する素晴らしい才能に感銘を受けたのです。正直、「藤井監督が受けてくれなかったら僕は降ります」という想いでアタックしました。藤井:とても光栄です。僕はこれまで、好き好んで時代劇を観てきた人間ではありません。ただ、自分たちが生きていくうえで絶対に避けては通れないのが“時代”ですし、岡田さんがいてくれるなら面白いものができるのではないかと思い、まず今村さんの原作小説を読ませていただいて「こんなに面白い本があるのか!」と衝撃を受けました。30代が多い僕のチームが本作に携わるのはめちゃくちゃ試練だと思いましたが、この年齢でこんな勝負をできるのはものすごく恵まれていると自覚して、お受けさせていただきました。今村:実は僕も「世界に通用する時代小説」をコンセプトに『イクサガミ』を書いていました。「日本の若い世代、ひいては世界に受け入れられるような、エンタメに振り切った時代小説を書く!」という想いで始めたんです。いまだから言うわけではないのですが、編集者さんと「Netflixさんしか映像化は無理だから、どうか届いてほしい」と話していたので、オファーをいただいた際にはとにかく嬉しかったです。しかも主演が岡田准一さん!執筆中に主人公・愁二郎に岡田さんのイメージを重ねていたので、二重に驚きました。脚本作り/目指すビジョン――原作を読んでいても「どう映像化するんだ!?」と感じましたが、脚本作りはどのように進められたのでしょう。藤井:まず岡田さんと「日本、そしてその先にどう届けるか」を話し合いました。日本人が持っている心や様式美がアクションやエンターテインメントに交じり合うことでその目標が達成できるのではないかと結論付け、日本人としての誇りを大事にして脚本を作ろう、と決めました。その後に今村先生にお話を伺ったのですが、「小説と映像で想いが一緒であれば問題ない。藤井監督たちが思う『イクサガミ』を届けて下さい」という優しい言葉をいただけて、安心して「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながらも自由に書かせていただきました。今村:僕からすると「原作ではこうですがこう変更して大丈夫ですか?」と最大限配慮して下さって、真摯に向き合って下さっているのが伝わってきたので、何の心配もありませんでした。小説を書いた身としても「ここは映像では違う風に表現した方が届きやすいだろうな」と思っていましたし、その見せ方については藤井監督や岡田さんのチームを信じていました。脚本も読ませていただきましたが、率直にすごくよくできていると感じました。小説と変えている部分も、映像ならではの視覚的にハラハラさせる演出が加わっていて面白かったです。岡田:何回本打ち(脚本の打ち合わせ)を行っただろうか……というくらい改稿を重ねましたが、藤井さんが最後に綺麗に直してくれて、どんどんキャラクターに心が通っていきました。海外も視野に入れている以上、キャラクターの作り方もこだわった部分の一つです。日本の時代モノで難しいのは、侍を描くにあたって主従関係が付随することにより「お殿様の部下である武士たちは個性を消す」になってしまいがちなことです。つまり、キャラ立ちを優先しすぎると世界観を破壊しかねないため、どう組み立てていくか。アクションプランナーとしても、原作に最大の敬意を払いながら「今村さんが描こうとしていること」を見失わず、そのうえで映像としての方法論を見つけていくのには頭を悩ませました。――複数のエピソードからなるドラマシリーズですから、そのぶん労力もかかったかと思います。藤井:岡田さんはプロデューサーとして全国各地のロケハンに同行してくださって、ロケ地を一緒に決めて「じゃあここでこういったアクションをしよう」と話すことができました。そのアクションにしても、岡田さんが全部に的確なコンセプトを付けて下さるんです。「ここは混乱を生む場所、ここでは“狩り”をテーマにしよう」といった風に。そうすると目的が明確になってくるんです。シーンやキャラクターに応じたコンセプトを設けて下さるから俳優も演じやすいでしょうし、あの岡田さんがやって下さるからこそ脚本に強度が生まれたのだと感じます。岡田:それを映画3本分のボリュームでやらなければならないわけです。脚本だけでものすごい分量ですし、登場人物も多いなか、それぞれの見せ場もちゃんと拾っていきたいので、アクションプランナーの仕事は脚本段階から始まっていて、各シーンで「こういうことをしたい」ということを提案し、OKが出たものを入れ込んでいただく形をとりました。藤井監督は本質を見失わない強さを持っていて、映像で嘘をつかず、誤魔化さないのが魅力だと感じています。衣装も約300人分以上用意したり、スタッフ含め全員が「いいものを作ろう」という気概で妥協なく、本当に攻める姿勢で臨んでいます。藤井:映像的には、僕たちはいつも通り「感情を撮る」を重視しています。この中で起こっていることはいまの社会にも当てはめられるでしょうし、友情や絆といった守るべきもの・時代の流れの中で失われてしまったものは普遍だと捉えています。「いま自分が心動くものを撮る」を念頭に置きながら、エンターテインメントとして面白いかを研究して作っています。自分は時代劇を勉強してきた人間ではありませんから、専門性という意味では不安があります。でも時代劇に影響を受けつつ、その枠にとどまらない自由度を有したエンターテインメント作品を目指していければ、僕にも面白いものが作れるのではないかと。その考えは、今村先生が「イクサガミ」シリーズで時代小説を開拓してくださったことにも通じるのではないかと個人的には考えています。そして、僕の隣には時代劇の継承者である岡田さんがいてくれる。今村先生と岡田さんという無敵の両翼があるので、僕は自分とチームが信じる”いい仕事”に徹そうと思っています。期待と意気込み――今村先生が楽しみにされているシーンや、注目ポイントはございますか?今村:こんなことを言って無理させたくはないのですが、やっぱり岡田さんのアクションを一刻も早く観てみたいです。「どんな感じになるんだろう」と僕が一番楽しみにしています!岡田:ありがとうございます。いま撮影が始まって3日目(取材日時点)ですが、「チャレンジするってこういうことだよな」と大変さと充実感を味わっています。そもそも出演者だけで292人以上いますから出演者としてもプロデューサー、アクションプランナーとしてもてんてこ舞いではありますが、これまでの「時代モノはこうあるべきだ」という常識を覆すような「攻めるぞ!」という熱量を感じる現場になっています。まずは日本の皆さんに「こんなに凄いものを作れるんだ!」と認めていただけるようなものをしっかり創り上げて、そこから「これを世界に届けようぜ!」と思ってもらえるように邁進したいです。この作品は、僕の身体が無事だったらとんでもない作品になります。藤井:唯一無二の環境を作っていただいているぶん、責任感は伴います。出演者が300人近くいるということは、スタッフも同じだけの人数が関わっているということ。総勢600人以上が現場にいて、それぞれの家族やファンの方にもこの作品が枝葉のように広がっていくと考えると、作品を背負わないといけない感覚も強まります。だからこそ、僕たちは観たことのないものをしっかり届けないといけません。最高のストーリーとキャスト・スタッフ、映像――その全てをアップデートして「日本、そして世界に届く」作品を生み出すことが、今回僕がチャレンジしたいと思った理由でもあります。(取材・文:SYO)Netflixシリーズ「イクサガミ」はNetflixにて世界独占配信予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月19日杉咲花主演ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」の初回ゲストとして、風間俊介と中村映里子が出演する。本作は、記憶障がいの脳外科医という主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。中村さんと風間さんが演じるのは、ようやく花開きつつある俳優・赤嶺レナと、マネージャーであり夫の江本博嗣。ようやくつかんだ初主演ドラマを控えたある日、突然、脳梗塞で倒れてしまうレナ。脳外科医の三瓶(若葉竜也)の治療により、危険な状態は脱したものの、失語症が残り、読み書きすることも、言葉を発することもできなくなってしまう。脳外科医のミヤビ(杉咲さん)は、絶望する江本夫婦の姿に心を痛め寄り添おうとするが、記憶障がいを負っているため、医療行為をすることは許されていない。彼女は、2人の人生とどう向き合うのか――。脳血管疾患の患者数は約174万人といわれ、その患者の多くが後遺症と闘っている。「脳外科医が診るのは、“脳”ではなく“人生”」。本作は、手術を成功させて終わりではなく、後遺症に直面し人生が大きく変わって動揺する患者やその家族の人生を、正面から描いていく。妻のいちばんの理解者であり協力者でありながら、何もしてあげられないもどかしさに苦悩する江本を演じた風間さんは、「台本を読んだ時、なんて素敵な物語なのだろうと思いました。幾重にも重なったキャラクター達の想いが、素晴らしいハーモニーを奏でている台本だったので気合が入りました」と物語の印象を話し、「1話を観ていただければ、私と同じように皆様にも魅力を理解していただけると思います。2話以降は私もテレビの前で、物語の行く末を楽しみにしたいと思います。まずは『アンメット』第1話、是非ご覧ください」と視聴者へメッセージ。失語症に苦しむ俳優に挑んだ中村さんは、「生半可な気持ちでやれるような役ではないと、言葉を失う、ということにも必死で向き合わせていただいたつもりなのですが、ずっと不安でした。“心”をめいっぱい使って演じるしかないと思いながら臨んでいました」とふり返り、「失語症の症状の程度は人によって様々だそうですが、レナはどのように言葉を失ったのかという描写や苦悩を見ていただき、失語症への理解が少しでも広がれば良いと思います。レナが言葉を失った暗闇の中で一緒に光を探してくれる家族や医師たちとの関わりを見ていただけたらと思います。そこに静かに強く振動しているものが、すべての人へ、それぞれの形で響いてもらえれば幸いです」とコメントしている。第1話あらすじ1年半前、不慮の事故で脳を損傷した脳外科医の川内ミヤビ(杉咲花)は、過去2年間の記憶を全て失い、新しい記憶も1日限り、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう記憶障害に。毎朝5時に起きて机の上の日記を読み、失った記憶を覚え直すことから1日が始まる。現在は、関東医科大学病院脳神経外科の教授・大迫紘一(井浦新)の治療を受けながら、記憶をなくす前の研修先だった丘陵セントラル病院に勤務しているが、医療行為は一切行わず、看護助手として働いている。そんなある日、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が新たに着任し、ミヤビが院内を案内していると、急患が運び込まれてくる。患者は女優の赤嶺レナで、検査の結果、脳梗塞と判明。夫でマネージャーの江本博嗣の同意を得て、すぐさま治療が行われることになり、三瓶はミヤビにも手伝うよう指示するが、看護師長の津幡玲子(吉瀬美智子)がそれを制止。三瓶は、治療後、救急部長の星前宏太(千葉雄大)から、ミヤビが記憶障害であることを聞かされる。治療を受けたレナは目を覚ましたものの、言葉を出すことがほとんどできず、後遺症による失語症と診断。女優として絶望的な状況を目の当たりにしながら、何もできない自分にミヤビは葛藤する。そんなミヤビに、三瓶は記憶障害のことを知った上で、「人手が足りないんだから、できることはやってもらわなきゃ困る」と言い放ち、ミヤビにも医師として診察や診断をさせるよう、院長の藤堂利幸(安井順平)に直談判して…。「アンメット ある脳外科医の日記」は4月15日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(シネマカフェ編集部)
2024年03月27日学校法人工学院大学(理事長:後藤 治、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、2023年12月15日に行われた理事会で、次期学長に今村 保忠教授を選任しました。任期は2024年4月1日から2027年3月31日までの3年間です。今村 保忠教授<次期学長>今村 保忠(いまむら やすただ) 64歳(現 先進工学部生命化学科 教授)<任期>2024年4月1日~2027年3月31日(3年間)<略歴>学位/理学博士(東京大学)専門分野/生物化学、マトリックス生物学、細胞工学1959年 鹿児島県生まれ1983年 東京大学 教養学部基礎科学科 卒業1985年 東京大学 理学系研究科相関理化学課程修士課程 修了1987年 東京大学 理学系研究科相関理化学課程博士課程 中退1987年 東京大学 教養学部化学教室 助手1989年 理学博士(東京大学)1994年 東京大学 大学院総合文化研究科生命環境科学系 助手1997年 米国ウィスコンシン大学マディソン校 客員研究員2006年 工学院大学 工学部応用化学科 助教授2008年 工学院大学 工学部応用化学科 教授2015年 工学院大学 先進工学部生命化学科 教授2018年 工学院大学 副学長2020年 工学院大学 先進工学部学部長2020年 学校法人工学院大学 理事所属学会/日本結合組織学会(評議員)、日本生化学会、International Society of Matrix Biology、ほか 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月18日波乃久里子の主演舞台『新編 糸桜(いとざくら)』の配信が、12月1日よりスタートした。今年の10月12日・13日の二日間限定で、演劇ユニット「新派の子」錦秋公演として日本橋劇場で上演された『新編 糸桜』は、今年が没後130年となる歌舞伎の名作者・河竹黙阿弥の娘で、黙阿弥の作品を守り抜いた糸を中心に繰り広げられる感動の物語。2016年の初演から、コロナ禍の2021年の再演を経て、三度目の上演となる『糸桜』は、『新編 糸桜』として磨き上げられた。「新派の子」主宰で脚本・演出の齋藤雅文は「“新編”はより深く描き出した“決定版”となりました。久里子は本当にすごい。今回、『新編 糸桜』をやってよかった!」と上演時にコメントを寄せていた。齋藤の脚本は、父・河竹黙阿弥の作品を守るために生涯独身を貫く一人娘・糸と、名優・十七代目中村勘三郎を父に持つ波乃とが重なり合い、まさに“虚実皮膜”の演技で賞賛を浴びてきた。今回の上演では、本格的なストレートプレイに初挑戦となる日本舞踊尾上流四代家元・尾上菊之丞が、糸の養子となる実直な繁俊の役を見事に演じ抜き話題に。初演以来、作者の家に嫁いでくるみつを演じた元宝塚歌劇団宙組トップスターの大和悠河はじめ、初演以来のメンバーと新たな出演者により、作品世界が深く掘り下げられている。また、今回の『新編 糸桜』では、河竹登志夫(黙阿弥の曾孫。歌舞伎研究家)の原作『作者の家』でクライマックスとして描かれた関東大震災の場面が鬼気迫る描写で表現され、特に関東大震災で家族の安否が知れず慟哭する菊之丞の姿、阪神淡路大震災を経験した大和悠河が劇中で息子を亡くす場面は観客の心を打つ感動的な場面となっている。主演の糸を勤める波乃久里子は、「素敵なお誕生日プレゼントを頂戴しました!千穐楽のカーテンコールでもご挨拶しましたが、この『糸桜』という作品に出合えたこと、本当に感謝しかありません。こんな幸せなことはございません。二日間限定の公演でしたので、劇場に来られなかった方もいらっしゃるかと思います。すっかり冬らしい寒さとなってまいりましたことですし、是非、この機会におうちで暖かくされて、ゆっくり、じっくりと『新編 糸桜』の配信映像をご覧いただけますと嬉しいです。糸の、繁俊の、みつの、私たちの生きている証がこの中に詰まっています!」とコメントしている。<配信情報>演劇ユニット「新派の子」錦秋公演 河竹黙阿弥没後百三十年『新編 糸桜』河竹登志夫『作者の家』より / 脚本・演出:齋藤雅文出演: 波乃久里子尾上菊之丞大和悠河佐堂克実只野操村岡ミヨ鴫原桂石橋直也市村新吾喜多村次郎下野戸亜弓樋口千清代堅田喜三代望月太左幹鳳聲月晴堅田喜衣紗配信日程:2023年12月31日(金) まで公式X:
2023年12月04日お菓子メーカーに勤める長束総二郎とその妻・真琴は子どもをつくることができない夫婦。里親としてとして、4歳の女の子・くり子を里子に迎えることに。不安と期待が入り混じる中、くり子を迎える日がやってきました。総二郎と真琴は緊張をしながらも笑顔でくり子に挨拶をします。するとくり子は、瞳をきらきらと輝かせ元気に自己紹介をしてくれました。そしていよいよ3人での生活が始まったのですが……。 これは、血のつながりのない親子が“家族”になるハートフルストーリーです。娘との心の距離を縮めてくれた出来事 玄関で自己紹介を終え、児童相談所の職員さんと4人で話をすることに。職員さん曰く、くり子は昨日の夜遅くまで寝付けなかったのだとか。しかし、それはくり子が今日から始まる生活を楽しみにしているのだと思うとも話してくれました。 職員さんから「くり子ちゃんはお菓子の開発をしているお父さんの話が好きで」と聞き、「お父さん」という言葉にジーンとする総二郎。くり子に一緒にお菓子作りをしようと身を乗り出しながら伝えます。 職員さんが帰ったあと、総二郎と真琴はくり子に家の中を案内して、そのあと一緒にお昼ご飯を食べました。午後になり、くり子に絵本の読み聞かせをする真琴。 しかし、くり子はまだ緊張しているからなのか笑顔がありません。その様子を見て、くり子がお菓子作りをしたがっていたことを思い出した総二郎。「くり子ちゃん3時のおやつは一緒にホットケーキを作りませんか?」と声をかけます。 するとくり子は、「つくる!」と勢いよくジャンプ! 総二郎から卵を1つ手渡されたくり子は、真剣な表情でボールに卵を割り入れます。総二郎と真琴から上手だねと褒められたくり子は、両手をバタバタとさせて喜んでいる様子。 そして、いよいよ生地を焼き始めたとき、ホットケーキが膨らむのはなぜなのか総二郎が解説を始めます。しかし、説明に熱が入りすぎてしまい少々小難しい話にまで脱線……。真琴にやんわりと話を止められたところで総二郎はくり子に謝りました。 「こんな話面白くないですね……」 するとくり子は「くりこもっとききたい!」と目を輝かせながら言葉を返したのでした。 ◇◇◇ 総二郎さんは、お菓子メーカーに勤めているからか、ホットケーキがなぜ膨らむのか解説しはじめたところ、少々熱が入ってしまったよう。くり子ちゃんを退屈させてしまったのではないかと心配していましたが、「もっとききたい」というくり子ちゃんの言葉を聞けてほっとしたのではないでしょうか。3人でのはじめてのお菓子作り。3人の距離が縮まるきっかけになるといいですね。おいしいホットケーキが焼きあがりますように。 ※里親制度…さまざまな事情で家族と離れて暮らす子どもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育する制度のこと 雪本愁二さんのマンガは、以下のツイッター(X)からもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター 雪本愁二
2023年10月30日現在「さいたま国際芸術祭2023」でも展示中の現代美術家・今村源の個展『今村源遅れるものの行方』展が、11月3日(金)〜2024年1月28日(日)、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。1980年代に活動をスタートし、京都を拠点として関西を中心に活動してきた今村にとって、10年ぶり、関東以北では初の美術館での個展となる。ボール紙、発泡スチロール、石膏、針金、ビニールなどの日常にありふれた軽量の素材が、今村の手にかかると浮遊感あふれる彫刻に変わる。その作品の根源には、森の地下に菌糸を張り巡らし、時折地上に姿を表すキノコの世界がある。人間には目に見えないが、確実に世界と共生し、世界を支えている菌類に対する今村の思索は、私(個)を超えて、連綿と続く生命への営みへと広がってきた。同展では、2019年に宮城県石巻市で開催された「リボーン アート・フェスティバル2019」で発表した巨大なキノコの彫刻作品《きせい・キノコ・2019》も、エントランスホールに登場する。ありふれたものに少しの隙間を与える、あるいは天地を入れ替えたり、裏返したりしたインスタレーションは、しばらく見つめていると、使われているものの意味を離れ、例えば水面に映る世界のように、虚実入り混じる詩的で深遠な世界に見えてくる。初日には、関西を拠点に国内外で活躍する動態ダンスの角正之と即興ユニット[.es ドットエス]のsaraが、今村の作品を舞台としてダンス&パフォーマンスを展開。その後、今村自身のアーティストトークが行われる。会期中には、茨城県内のキノコや植物、発酵食品の専門家を訪ねる「今村源とたずねる見えない世界のフィールドワーク」、身の回りの素材と針金でキノコをつくるワークショップもあるのでぜひチェックを。キノコとアートと哲学の意外な関連性を深掘りしてみよう。<開催情報>『今村源遅れるものの行方』展会期:2023年11月3日(金・祝)~2024年 1月28日(日)会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー、エントランスホール時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(1月8日は開館)、12月9日(土)、10日(日)、12月27日(水)~1月3日(水)、1月9日(火)料金:一般900円公式サイト:
2023年10月23日「面白い、この方(渡辺えり)が。最高よ。笑う、もう私も」そう相好を崩すのは波乃久里子(76)。弟の故・中村勘三郎(享年57)の親友、渡辺えり(67)と、9月4日(日)14時と16時半から東京・三越劇場で行われる朗読会『対の人形』で20年ぶりの共演を果たす。物語は『東京ストーリーテラー』の久間勝彦が2017年に書き下ろした朗読作品だ。幼い頃に別れ別れになった双子の姉妹。片方は海産物の仲買をしている大店に養女として迎え入れられ幸せになるはずが、家に実子が誕生した瞬間から邪見にされ奉公に出され、それ以降は男に騙されるなど不幸続きで、晩年死の直前に介護施設に運ばれる。そこで出会ったのは施設の園長になった双子のもう一人であった。2人は最後まで再会に気づくことなく別れるが、それぞれ持っていた対の人形もしかり、並べてみても一目では見わけの付かぬほど片方は変わり果てていた……。波乃が演じるのは生き別れになっていた双子の姉妹、房代と登美子の2役。渡辺は、その他の登場人物10人をすべて1人で演じきるという芸達者ぶりを見せつける。「この方は弟の一番の親友」と波乃が言うと、渡辺は「引き受けたのは(波乃と)芝居で会話がしたかったからだったのに、稽古してみたらあんまり会話がないの……」と残念そう。先輩への憧憬の念をにじませた。相手を突き飛ばした一瞬の出来事が思わぬ方向に展開してしまう。実生活で妹がいる波乃は、「女の姉妹(きょうだい)って怖いわよ」と盛り上がった。8月23日に初めて行われた稽古でも、20年間のブランクをまるで感じさせない、息ピッタリの相性の良さを披露した。そんな2人のエネルギーの源は、贔屓のイケメン俳優を見ることだと口を揃える。「下北沢でこの方のお芝居を観て、感動してその足で大好きな高橋一生さんの1人芝居に行ったら、偶然えりさんに再会して。すごかった。ブロードウェイの舞台を観ているみたいな斬新なステージでした」(波乃)波乃は、高橋一生(41)以外にも、最近の“推し”俳優に、小栗旬(39)、綾野剛(40)、佐藤健(33)、星野源(41)、坂口健太郎(31)らの名前を列挙した。渡辺のオススメは、映画にもなった“チェリまほ”に出演した町田啓太(32)だ。「美輪明宏さんと松田優作さんを足して2で割った感じ。顔立ちとか。技術じゃなくて内面で人を愛する演技が素晴らしい。赤楚衛二くんを愛するその表情が好きで、ドラマのときは毎週テレビの前で胸をときめかせていました」朗読会の後には四半世紀以上にも及ぶ2人の交流の深さを垣間見せるアフタートークも開催する。「久里子にえり子(当時の芸名は渡辺えり子)でしょ。だから弟は“りこ軍団”が来やがったって(笑)」(波乃)「久里子さんは潔癖症じゃないですか。私はグチャグチャ」(渡辺)そんな対極的な性格の2人だが、渡辺が結婚するまでは毎年中村家で年越しをしていたという家族ぐるみの付き合い。朗読劇では故・勘三郎さんとの仰天エピソードも初披露するというから、さらに注目が集まりそうだ。
2022年08月28日2022年4月4日、一部の週刊誌が、映画監督である園子温(その・しおん)さんに性的関係を迫られたとする女性の証言を複数掲載。サンケイスポーツによると、同月5日、園さんは事務所を通じ「映画監督としての自覚のなさ、周りの方々への配慮のなさを自覚し、今後のあり方を見直したい」と騒動について謝罪文を掲載しました。しかし、掲載された記事については事実と異なる点が多いと主張し、「しかるべき措置をとる」としています。また、同年3月には俳優や映画監督として活躍する榊英雄さんや、俳優の木下ほうかさんの性行為強要疑惑が報じられました。木下さんは、芸能活動の無期限休止や、所属事務所とのマネジメント契約の解消が発表されています。吉高由里子「優越ある地位を利用して…」2006年に、園さんが監督を務めた映画『紀子の食卓』でデビューを果たした、俳優の吉高由里子さん。吉高さんは同作品で『第28回横浜映画祭最優秀新人賞』を獲得しています。そんな吉高さんが、2022年4月6日に自身のTwitterを更新。相次ぐ、芸能界の不祥事を暗に批判するような投稿を行いました。はぁ…なんかそんな件で名前を聞きたくなかった方々が…よくない。優越ある地位を利用して夢に向かう姿を欺くなんて。本当に残念被害者の方は名前を見るだけで深く長く強く苦しむんだから悲しいやそんな世界だと思われてしまう真摯に熱意をもって作ってる方達に失礼です— 吉高由里子 (@ystk_yrk) April 6, 2022 芸能界の第一線で活躍する吉高さんだからこそ、一連の報道を受け、思うところがあったのでしょう。また、「そんな世界だと思われてしまう」「真摯に熱意をもって作っている人々に失礼」という言葉には、吉高さんの業界への想いが感じられますね。この投稿には、さまざまな声が寄せられました。・さまざまな作品に携わって、真摯に制作しているスタッフと関わってきた吉高さんだからこそ、いえる言葉だと思う。・本当にそう思う。夢に向かう人を踏みにじる行為は許せません。・こうして、立場ある吉高さんが勇気をもって発言してくれたことが、誰かの希望の光になるといいな。・芸能界で活躍する人にとって、とても触れにくい話題だと思う。それでも発言せずにはいられなかった、吉高さんの業界への愛を感じます。芸能界だけでなく、すべての業界において、権力を振りかざし誰かを傷付ける人がいなくなることを、多くの人が願っています。[文・構成/grape編集部]
2022年04月07日上野樹里、時任三郎、風間俊介らが出演する「監察医 朝顔」第2シーズン17話が3月8日オンエア。里子の遺骨が発見され、万木家に里子が帰ってくる…里子と“再会”できた浩之役の柄本明、“初対面”した桑原役の風間さんそれぞれの演技に号泣する視聴者が続出した。月9初の2クールで、法医学者の主人公と元ベテラン刑事の父、刑事の夫、娘の家族を中心とした人々の日常と、さまざまな事件を解剖で解き明かしていくさまを描いていく本作。東日本大震災で母・里子が行方不明となっている興雲大学法医学教室の法医学者・万木朝顔に上野さん。朝顔の父で里子を探し続けてきた元刑事、万木平に時任さん。刑事に復帰した朝顔の夫・桑原真也に風間さん。朝顔の祖父で里子の父の嶋田浩之に柄本さん。震災で行方不明になった里子に石田ひかり。興雲大学法医学教室で働く高橋涼介に中尾明慶。安岡光子に志田未来。藤堂雅史に板尾創路。医学部生の牛島翔真に望月歩。丸屋大作に杉本哲太。法医学教室の主任教授からエンバーマーに転身した夏目茶子に山口智子。桑原と以前同僚で平とも親しかった野毛山署強行犯係長の山倉伸彦に戸次重幸。同じく強行犯の森本琢磨に「SixTONES」森本慎太郎。強行犯の刑事になった桑原の姉、忍にともさかりえ。検視官の伊東純に三宅弘城といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。青森の大湊で漁師が人骨を発見。DNA照合の結果、里子のものと判明する。朝顔と平は青森で遺骨を受け取ると仙ノ浦に向かい、浩之に里子が見つかったことを報告。その後帰宅した朝顔は、平や桑原、娘のつぐみを前に妊娠を明かす。その頃浩之は天国に旅立っていった…というのが今回のストーリー。里子の遺骨と対面した浩之は「お前青森にいたのか。随分遠い所まで行ったなぁ」と遺骨に触れると、平も遺骨を撫でて「会いたかったよ」と涙ぐむ。浩之と朝顔、平の会話シーンに「病室の朝顔先生、平さん、浩之さんの会話シーン凄かった」「柄本さんの演技に感情移入しすぎて、号泣」などの声が上がる。その後帰宅した遺骨を前に桑原も「はじめまして、朝顔さんと結婚した桑原真也と申します。娘のつぐみです。ご挨拶が遅くなってしまってすみません」と挨拶。遺骨を見たつぐみは「ばあば、ちっちゃいね」とつぶやく…。桑原の挨拶にも「桑原くんのお母さんへの挨拶聞いて我慢できなかった」「桑原くんがお母さんに挨拶するところとか、もう声だして泣くレベル」など号泣する視聴者が続出。また「震災から10年後の3.11に一番近い放送回でお母さんが見つかるのか」「10年目にしてようやく朝顔はお母さんの骨に出会えたね」「もう、震災から10年経つんだな」「震災から10年、今やることに意味がある」と、東日本大震災から10年が経つ週の放送に、改めて様々な想いを抱く視聴者からの声も多数投稿されていた。(笠緒)
2021年03月09日「70年を振り返って?私の人生、何だったんだろう、っていうのが正直な感想」ちゃめっ気たっぷりに笑う女優・波乃久里子(74)は、4歳で初舞台を踏み、’61年から劇団新派に参加。以後、数多の舞台、映画等で活躍を続け今年、芸能生活70周年を迎えた。「これまで2,000以上の役を演じてきました。役になりきってる時間はいいけれど、『素顔の波乃久里子って何者?』って、自分でもわからなくなってしまって(苦笑)。昔、杉村春子先生に言われたんです。『毎月毎月お芝居やってたら、人間性も何もわからなくなっちゃいますよ』って」節目の年だが、多くの仕事がコロナ禍でキャンセルになった。「以前は『私から仕事を除いてしまったら、きっとおかしくなっちゃうだろうな』という不安もありました。ところが、このコロナで気づかされたこともあって。前向きになれている自分もいたんです」そう思わせてくれたのは、家族の存在だった。「父が遺してくれた敷地で、妹と弟の家族と一緒に、5世帯で暮らしているんです。私は結婚もしてませんし子どももいませんが、弟・(十八代目中村)勘三郎の子、勘九郎と七之助、それに勘九郎の子どもたちの勘太郎と長三郎、お嫁さんたちや妹が、とっても私を気遣ってくれる。家にいる時間が長くなって家族の愛情とか絆を改めて実感できたことを、感謝しています」この70年、なかなか愛でることのなかった自分自身の時間も持てるようになった。「私、生まれて初めて、ご飯を炊いたんですよ、忘れもしません、今年の3月5日です(笑)。最近は料理番組もよく見ていて、いろいろ作ってます。勘九郎たち?『えー、マロン(久里子の愛称)が料理!?』って驚いてます。『食べて』って勧めたら『とんでもない』って。失礼しちゃいますよね(笑)」先ごろ大団円を迎えた大ヒットドラマ『半沢直樹』では、旧知の歌舞伎俳優たちの熱演を楽しんだ。「あれも一つの歌舞伎、背広を着た歌舞伎(笑)。あのお芝居が世間に受け入れられるか、皆さん勝負したんだと思います。弟がいま生きていてあのドラマを見たら、何と言ったか聞いてみたいですよね」波乃久里子はコロナ禍による世の中の変化を、しみじみと、そしてタフに受け止めている。「こんなこと言うと笑われそうですけど、私の人生、これからって気がしてるんですよ、こんな年になってやっと……(笑)」「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月12日女優の吉高由里子(よしたか・ゆりこ)さんがツイッターに投稿している手料理が「飯テロだ」と話題になっています。吉高由里子の手料理に「飯テロすぎる!」現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、外出自粛をしているという吉高由里子さん。2020年4月10日には「自炊にはまっている」と明かし、「にんにく生姜濃い味の鳥の唐揚げとハイボールです」と晩御飯のメニューを紹介しています。さて。今夜わたしがいただくのはにんにく生姜濃い味の鳥の唐揚げとハイボールでございます皆さまはどうやっておうちで過ごしてる?私はずーっとなに作ろうかと胃袋と一緒にネットサーフィンしてるよ冷蔵庫の食材が最近のお話相手です。はぁ。コロナが閉じこもってくれよぉ pic.twitter.com/71DzhkoO0G — 吉高由里子 (@ystk_yrk) April 10, 2020 さらに同月12日には「深夜、私がいただくのはえのき豆苗豚巻きとなすとピーマンの揚げ出しとハイボール」と、またもやお酒が進みそうな料理を紹介。さて。深夜わたしがいただくのはえのき豆苗豚巻きとなすとピーマンの揚げ出しとハイボールでございます♀️皆さまお元気?ご気分は?もう自分がいつ寝ていつ起きてるのかさっぱりわからなくなっております。インドアと寝るのは得意な方です。そんな私の最近の運動は寝返りですぱちぱちぱち pic.twitter.com/2pBrKtpYld — 吉高由里子 (@ystk_yrk) April 12, 2020 盛り付けや食器の選び方もセンス抜群で、食欲をそそりますね。そして13日には、腕によりをかけて作ったという自家製のキーマカレーを披露。さて。本日からわたしがいただくのはキーマカレーでございます。なんせしこたまこしらえたので本日からになっております当分これ食べてるんだなーって思っておいてください笑温玉か卵黄か迷ったけどんもぅ!!こうしちゃうんだからっ❤︎ハイボールはまだやめとくかいただきまーす pic.twitter.com/O8VCUbyHpn — 吉高由里子 (@ystk_yrk) April 13, 2020 投稿した時間が昼だったことから「ハイボールはまだやめとくか」と飲酒は自粛したようです。そんな手料理の数々に、多くのファンが「おいしそう!」と反応。「さっそく真似して作りました」と献立を再現するファンも見受けられました。・同じメニューを真似して作りました!吉高さんに影響を受けまくる献立…楽しすぎます。・飯テロ!本当に料理がお上手ですね。・食欲がそそられます〜。きっとおいしいんだろうなぁ。・やっぱり、お供はハイボールなんですね。期待を裏切らない。いつまで続くか、まったく目処がつかないコロナウイルスによる混乱。外出自粛中は、吉高由里子さんのように1つのことに没頭してみるのも、いい気分転換になるかもしれませんね。吉高由里子さんの活躍や、素顔についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事もあわせてご覧ください。吉高由里子が『女優にあるまじき行動』を暴露される父からは「お前死ぬぞ」と、どつかれた過去が…[文・構成/grape編集部]
2020年04月14日お笑いコンビ阿佐ヶ谷姉妹の姉・渡辺江里子(47)のTwitterへの投稿が話題を呼んでいる。2月13日、江里子はハッシュタグを「#聖阿佐ヶ谷姉妹」とし、《姉妹を応援して下さっている皆様へ》と切り出し、こう続けた。《あからさまな日程でお恥ずかしいのですが、日頃の感謝をこめて、2020/2/14にコメントを下さった方にお返事させていただこうかと。すぐのお返事とならないかもですが、もしよろしければご参加下さいませ》と、バレンタインプレゼントとしてファンへの“コメント返信”を実施した。すると、800件以上ものコメントが寄せられることに!《なんて素敵なバレンタインギフトでしょう!お忙しいのにありがとうございます!やはり #聖阿佐ヶ谷姉妹 でございますね!》《素敵な企画、ありがとうございます》《ほのぼのしたお二人にいつも癒されております。これからも応援しています》そんななか、江里子は17日にTwitterを更新。《14日のコメント返しですが、予想を上回る数頂きながら、私の返信能力スキルの低さで、800件近いコメントに対し現在100件もお返し出来ていません》と返信が追い付いていないことを明かした。そして、《ひとまず埋もれないよういいねをさせていただき、返信するする詐欺にならぬよう、ぼちぼち返信してまいりますので、何卒ご了承下さいませ~》と綴った。約束通り、現在も一件ずつ返信している江里子。返信内容も単なる一文ではなく、《コメントありがとうございます》と丁寧にフォロワーのコメント内容に触れているのだ。その律義さにも称賛の声が上がっている。《エリコさんまじ優しい、素敵すぎ。今どき普通の人でもそんな人なかなかいないのに、芸能人でここまで売れてこの素敵な対応》《江里子さんのその誠実さが大好きです。どうぞ無理のないようにしてくださいね》《予想以上に返信が来てアタフタしているお姉さまの姿が目に浮かびます(笑)ご無理なさらず!》
2020年02月18日芥川賞作家・今村夏子の小説『星の子』が、主演・芦田愛菜×大森立嗣監督で実写化。映画『星の子』として、2020年10月9日(金)に全国公開される。家族の“信仰”に向き合う、中学生の成長を描いたストーリー原作者の今村夏子は、『むらさきのスカートの女』で、令和初となる第161回芥川賞を受賞した女性作家。今回実写化される『星の子』は、第157回芥川賞候補、第39回野間文芸人賞受賞作であり、本屋大賞にもランクインした人気作品だ。主人公となるのは、中学校3年生になるちひろ。お父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられてきたが、そんな両親はちひろが生まれたときの病気を奇跡的に治してしまった「あやしい宗教」を頑なに信じている。やがてその宗教が原因で少しずつ壊れていく家族。思春期まっさかりのちひろは、生まれて初めて、両親と暮らす自分の世界を疑いはじめるー。芦田愛菜が主人公・ちひろに主人公ちひろに抜擢されたのは、幼少期から子役として活躍し、近年では『海獣の子供』で主演声優を務めた芦田愛菜。主演映画に出演するのは、『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』以来、5年ぶりの出来事となる。本作では、奇遇にもちひろと同学年の中学校3年生を迎えた芦田。“あやしい宗教”を深く信じている両親のもとで多難な⻘春に翻弄される、ちひろの複雑な感情をその演技力で表現した。芦田愛菜は「ちひろ」の役作りのために髪を30㎝以上カットし、映画『星の子』に挑む。芦田はこの役作りについて「原作を読ませて頂き、イメージしていたちひろを自分が演じる事を想像したとき、ちひろは前の自分のような髪の⾧さではないなと感じ、髪を切りたいと思いました。 」とコメント。この髪の長さは、映画『パシフィック・リム』に出演したときと同じくらいの長さだという。芦田愛菜にインタビュー - 「信じる」って何だろう『星の子』で「信じる」ことに対して揺れ動いていく主人公・ちひろを演じた芦田愛菜。思春期の真っただ中にある、中学3年生の繊細な心情を演じている。芦田愛菜は「信じる」ことに対してどう向き合ったのか、また、等身大のキャラクターともいえる“ちひろ”をどう演じたのかに迫る。『星の子』を実際に演じてみて今思うことは何ですか。私はこの作品を通じて、「“信じる”ってなんだろう?」ということについて深く考えました。「自分にとって信じるって何だろう」「自分にとって信じたいと思えるような人って誰だろう」「この人にはわかってほしいと思ってもらいたい、思いたい、大切な人って誰なんだろう」とか、「信じる」ことについて、改めて考えるきっかけになりました。『星の子』を観てくださる皆さんにとっても、この映画がそういう風に考えるきっかけになったら嬉しいなと思います。「信じる」がキーワードになっているのですね。はい。誰かを、何かを信じようとする時の難しさを感じました。自分の思いに反してでも信じてみようとすることもあれば、今まで信じていたものが、周りの人の“信じるもの”に左右されて見え方がガラッと変わることもある。たとえそれが自分の大切な人でも、迷わず信じ続けることはとても難しいな、と思いました。宗教を“信仰する”両親と両親を“信じたい”ちひろ『星の子』では、特殊な両親と中学生の女の子・ちひろの物語が描かれます。ちひろの両親は、ちひろが生まれた時の病気を治したい一心で宗教を信じ始め、どんどんのめり込んでいきます。両親はお揃いの緑のジャージを着ていたり、頭に水を掛け合う奇妙な儀式をしていたりと、見た目は変わっているのですが、ちひろは両親からすごく大切に育てられてきて、ちひろ自身もその両親の愛情を信じています。ちひろは愛情をかけて育ててくれた両親のことが大好きだけれども、とりまく環境や周りの人が“両親の信仰“に向けた想いを受けて心が揺れ動いていきます。両親の信仰に対して不信感を持つ人達がいる一方で、両親を“信じたい”ちひろは少しずつ違和感を抱いていきます。ちひろはどんな女の子だと思いますか?ちひろはクラスのリーダー的存在でもなく、かといって目立たない子でもない女の子。自分の気持ちをうまく表現できない部分があるけれど、両親について周りから色々言われたり、自分に不意に降りかかったりしたことについて、ちゃんと受け止めて自分で考えられる。両親のことを信じたいという意志を心の中に持っているんですよね。演じているうちにだんだんと、ちひろの“意志の強さ”に気付きました。“意志の強さ“、とはどんなところに現れていると思いますか?両親から大切に育てられてきたからこそ、今まで人の悪意を知らずに生きてきたのかなあ、と思ったんですよ。自分の目に見えるもの全てが信じていいことなのかな、と漠然と思っているような感じで。でも、両親の信仰について学校の先生や親戚のおじさんから“あやしい”とか“狂ってる”とか色々言われることで、気付きたくなかったことに気付き始めてしまう。ちひろはそれに対して反発するのではなくて、どうしたらいいか分からないなりに考えたり受け止めたりした上で、自分は“こうしたい”と決意していくことができるんです。周囲の反応によって気持ちは動くけれども、ちひろ自身の意見は持っている、と。そうですね。両親に対する周りの反応を受け止めていくうちに、両親の見た目や行動といった、外から見えることよりも“中身”の部分をあらためて信じたいと思えるようになったのだと思います。ちひろは両親の愛情を知っているからこそ心では両親と繋がっていて、一瞬突っぱねたくなったりもするけれど、それでもやっぱり大切に思っている。そのことに、徐々に気づいていったのではないかと思うんです。芦田さんご自身がちひろに共感する部分はありますか?落ち込んでいるちひろが泣きながら学校の友達に話を聞いてもらうシーンがあるのですが、親に相談できなくてずっと1人で悩んでいたことを心許せる友達になら話せる、というのが思春期ならではのリアルな一コマだなあ、と思って共感しました。ちひろは友達の前でなら、しがらみが無くありのままでいられるんですよね。友達は自分のことをわかってくれると信じているし、友達にはわかってほしいと思っているから。最後に、一番好きなシーンはどの場面ですか?ちひろが両親と3人で星空を眺めるシーンが1番好きでした。どこか希望を感じられるような場面になっていて、もしかしたらこの先ちひろが親元を離れて家族が離れ離れになっても、心では両親と繋がり合えている、ということを象徴しているような気がしています。父親役の永瀬正敏さんや、母親役の原田知世さんと一緒に演じている時も、お2人の演技から「ちひろって両親からとても大切に思われているんだろうな」というのをしみじみと感じて。「お父さん、お母さんはこの時何を思っているのだろう」と考えると涙が出てくるくらい、印象的なシーンになっています。ちひろの両親に永瀬正敏&原⽥知世ちひろの父役を永瀬正敏、母役を原田知世が務める。宗教を深く信じるがあまり日に日に貧乏になり、フリーマーケットで買ったお揃いの緑のジャージしか着なくなる両親を、抜群のコンビネーションで演じきる。岡田将生や高良健吾、黒木華ら実力派キャスト陣脇を固める豪華キャスト陣にも注目。ちひろが一目惚れする南先生役は、『さんかく窓の外側は夜』主演の岡田将生。生徒から人気を集める一方で、若さゆえの勢い余って時に善悪が分からなくなり、空気が読めなくなってしまう先⽣を熱演した。ちひろの両親の目を覚ます為に、ある事件を企てる雄三おじさん役には、大友康平が演じている。また、宗教団体の謎めいた幹部コンビである海路さん役、昇子さん役を、高良健吾と黒木華が務めるほか、ちひろの姉・まーちゃん役を蒔田彩珠、美人でかっこいいちひろの親友を『まく子』ヒロインの新音が演じる。監督に大森立嗣また監督・脚本は、『日日是好日』の大森立嗣が担当。本作の制作について、「『星の子』という小説を読んで思ったのは、 自分のことを置いといてでも人を思う気持ちです。敏感で多感な14歳の少女は風に揺れながら、飛んでいってしまいそうな小さな体で立っています。それでも自分のことのように人を思うのです。これなんだろう? と思ったら、優しさでした。この映画が清涼な一陣の風のように、 皆様を優しさで包み込むようになればと思っています。」とコメントを残している。あらすじ⼤好きなお⽗さんとお⺟さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治した“あやしい宗教”を深く信じていた。中学3年になったちひろは、⼀目惚れしてしまった新任のイケメン先⽣に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を⾒られてしまう。そして、彼⼥の⼼を⼤きく揺さぶる事件が起きるー。詳細映画『星の子』公開時期:2020年10月9日(金)出演:芦田愛菜、岡田将生、大友康平、高良健吾、黒木華、蒔田彩珠、新音、永瀬正敏、原田知世監督・脚本:大森立嗣原作:今村夏子『星の子』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)配給:東京テアトル、ヨアケ
2019年12月05日スポーツチャンネル・DAZN(ダゾーン)のオリジナルドキュメンタリーシリーズ『GIANTS 復活への道』の先行試写会が18日、都内で開催され、読売巨人軍・今村司社長、DAZN・平田正俊氏、ジャイアンツのマスコットキャラクター・ジャビットが出席した。日本シリーズ終了後に配信が開始される同シリーズ。一球団をシーズン通して密着する長編ドキュメンタリーはDAZN初の試みで、試合前のロッカーや監督室など、通常カメラが入ることの許されない場所を映した貴重映像の数々が、7つのエピソードに分けて配信される。上映前に登場したDAZNの平田氏は今春に読売グループと包括提携を結んだことに触れ、「日本テレビ放送網様、読売新聞様、読売巨人軍様のご協力を得て、この契約が結びついたと思っております」と感謝した上で「この場をお借りして、みなさんにお伝えしたいことがあります」と切り出し、以下のコメントを寄せた。「私たちがドキュメンタリーを作るにあたって、選手や施設など交渉が難航していたところ、読売新聞のスポーツ事業部に故・白石(一之)様という方がいらっしゃいまして、弊社を担当して頂いておりました。この8月に若くして亡くなられてしまったのですが、彼の助けがなければ今回のドキュメンタリーシリーズを作ることができませんでした。この場をお借りして謹んでご冥福をお祈り致します」その後、マイクを受け取った今村社長も「白石くんの名前が出てきてグッときてしまいました……」と感慨深げに「本当に良い人で、良い後輩で、すばらしい男でした」と在りし日の姿を偲び、「彼にもこの作品が届くよう願っております」と追悼した。白石さんの尽力によって完成した同シリーズ。今村社長は、「非常に出来が良く、選手の息遣い、恍惚感、プライド、失意、焦り……あらゆるものが現れています。本当に生々しい、巨人選手のドキュメンタリーになっています」と絶賛し、「彼らのすばらしいプレーとメンタリティが少しでも日本中に広がって『スポーツはすごい』『ジャイアンツすごい』ということが伝わったら本望でございます」と作品に込めた思いを伝えていた。
2019年10月20日吉高由里子が必ず定時に帰るヒロインを演じる火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」が6月25日の放送で最終回を迎えた。“働き方”に対し真正面から向き合ったともいえる本作に対し、多くの視聴者から様々な声が寄せられている。「働き方改革」のなかでも特に注目されている「残業問題」を中心に、ライフワーク・バランスを描くことで“働くとは?”“仕事とは?”“そして本当の幸せとは?”を世に問うお仕事ドラマとして放送された本作。“必ず定時で帰る”ことをモットーに生きる主人公・東山結衣を吉高さんが演じる。結衣の元婚約者でいまは同じ会社で働く種田晃太郎に向井理、結衣と婚約するもすれ違ってしまった諏訪巧に中丸雄一、非常識な予算で仕事を獲得、結衣たちをブラック労働に追い込む上司の福永清次にユースケ・サンタマリア。結衣の部下の新人・来栖泰斗に泉澤祐希、結衣の同僚・三谷佳菜子にシシド・カフカ、吾妻徹に柄本時生、結衣の先輩・賤ヶ岳八重に内田有紀、結衣に“助言”する晃太郎の弟・愁に桜田通といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。巧から「結衣ちゃんとは結婚できない…」と告げられた結衣は途方に暮れる。そんななか、外注先が倒産し制作4部のメンバーは窮地に陥る。さらに星印工場側からは契約を進める条件として福永を外すよう要求される。結衣は福永にそのことを伝え、激昂されるも福永はプロジェクトを外れる。納品期日が迫るなか結衣は社長に直訴。人手を借りて追い込みにかかるが、最後の最後で限界に達し倒れてしまう。気づくと1日半も眠っていた結衣、目覚めるとそばには晃太郎が。晃太郎は涙ながらに結衣を心配していた、逆の立場になって結衣の言っていたことがわかったと語る。その後結衣は巧と別れ、晃太郎から一緒に住もうと提案される――というラストだった。結衣自身もその理由を「分からない」とした“働くとは!?”という根源的なテーマに対し、「リアルな会社員の様子が描かれてて共感度高かった」「定時で帰るために考えて働いてたから凄く共感できた」など共感の声が集まる一方、「自分は何の為に働いてるんだろ?って改めて考えます」という声や、「仕事しかない自分にとっては考え深いドラマだった」「決してどの考えも否定することなく、ぶらさず描ききった、文句のない最終回」など多様な反応が寄せられている。また終盤で涙ながらに結衣への想いを吐露した晃太郎に「種田さんロス。。。かっこいいです」「病院のシーンの種田さんは最高に良かった」などの声が殺到、Twitterでは「種田さん」がトレンド入りしている他、晃太郎を演じた向井さんにも「無精髭の向井理が格好よすぎてつい最後まで見てしまった」「向井くんが最初から最後までただただひたすらかっこよかった」などの反応が集まっている。(笠緒)
2019年06月26日吉高由里子が“必ず定時で帰る”モットーを貫くワーキングガールを演じる、4月期のTBS火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」。この度、吉高さん演じる主人公の恋人役に中丸雄一が決定。さらに江口のりこ、梶原善、酒井敏也、桜田通ら個性派俳優陣の出演も決定した。「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする。美味しいものを食べて美味しいと感じるといった、“普通の感覚”をきちんと大事にする32歳の独身OL・東山結衣を吉高さんが演じる本作。■仕事よりもプライベート重視の中丸雄一、“元婚約者”向井理と三角関係に!?そして結衣の恋人・諏訪巧役に、ドラマやバラエティ、情報番組と幅広い活躍を見せ、ソロアクトライブのセルフプロデュースや舞台出演なども行っている中丸雄一が決定。中丸さんが演じる巧は、向井理演じるワーカホリックな結衣の元婚約者・種田晃太郎とは真逆で、仕事よりもプライベートの時間を重んじ、家庭的で、結衣にとって理想的な恋人、という役どころ。結衣と元婚約者の晃太郎、そして現在の恋人の巧との三角関係の行方にも注目だ。中丸さんは「最近、自分の周りの人と“働き方改革”や“働き方”に関して話すことが多いので、皆さんもとても注目しているテーマだと思います」と語り、「たくさん共感していただき、翌日の話のネタになるようなドラマになれば」と期待を込めている。吉高さんとは今回が初共演となるが、「結衣のイメージにぴったりだなと感じています。一緒のシーンが多くなると思うので、空き時間にも自然に会話をして良い雰囲気でお芝居をしていければと思います」と語った。■桜田通、吉高由里子と関わる謎の男にまた、結衣が会社を定時であがった後に直行する行きつけの店である「上海飯店」の店主・王丹役で江口のりこ、結衣と同じく「上海飯店」常連客の戸塚学役で梶原善、篠原友之役で酒井敏也が出演。様々な作品に出演する個性的な実力派俳優たちが繰り広げる、「上海飯店」での軽快な会話劇も見どころのひとつとなっている。さらに、結衣に様々な情報を提供する謎の男・ハンドルネーム<愁>役には、近年映画やドラマで活躍中の桜田通が決定。職場ではクセ者社員たちに振り回される結衣だが、仕事後の巧とのプライベートタイムや、上海飯店での常連客とのやり取りで見せる表情も今作では見逃せないポイントとなりそう。■あらすじ東山結衣(吉高由里子)はWEB制作会社で働くディレクター。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。理由がなければ帰りづらい風潮の中で、仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。行きつけの中華料理屋「上海飯店」でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との時間も大切にしている。だが、部長の新任をきっかけに、結衣の前にクセ者社員たちが立ちはだかる。ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカ)、産休明けのワーキングマザー・賤ヶ岳八重(内田有紀)、そしてブラック発言を連発する部長・福永清次(ユースケ・サンタマリア)。彼らクセ者たちが抱える様々な問題に、結衣はどう立ち向かうのか――?火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」は4月より毎週火曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年02月19日人生を変える今村式コアウォーキング8月29日、正しい歩き方で歩くことでやせたり姿勢が良くなったりするというトレーニング方法を公開した書籍『人生変わった!体幹コアウォーキング』が発売された。著者はBest Proportion Office代表で、JPTA(日本プロポーショントレーニング協会)代表、ウォーキング指導を行っている今村大祐氏である。正しくない歩き方で体型が崩れ腰痛などの原因に日本一厳しいモデルレッスンが行われる独自の今村式メソッドでは、その指導から5年間でミスユニバースやミスアースなど、8名のミスコンテスト日本代表が誕生している。その実績から今村氏のウォーキングスタジオには予約が殺到しているという。今村氏によれば、体を正しく使えていない歩き方をすることで、体型が崩れて美しさが損なわれるだけでなく、肩こりや腰痛の原因にもなるという。また、本来、使うべき筋肉を使う正しい歩き方のためには、へその下の「丹田」を意識することが大切だとしている。発売された『人生変わった!体幹コアウォーキング』は、今村氏にとって2年ぶり6冊目の書籍で、「体幹コアウォーキング」とは何か、コアウォーキングにプラスするエクササイズ、さらなる強化法と、実践した人の体験エピソード、「実践のためのQ&A」などが掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※人生変わった!体幹コアウォーキング
2018年09月04日女優の吉高由里子が8月16日(木)今夜放送のフジテレビ系「VS嵐」にゲスト出演。「嵐」チームのプラスワンゲストとして、人気お笑い芸人が一挙集結した「よしもと芸人チーム」と熱戦を繰り広げる。また最新作『検察側の罪人』の撮影秘話なども披露する。2008年に公開された『蛇にピアス』の衝撃的な演技で第32回日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞新人賞などを受賞、一躍話題となった吉高さん。その後月9ドラマ「東京DOGS」ヒロイン役や「美丘-君がいた日々-」での連ドラ初主演など着実に実力をつけ、『婚前特急』『僕等がいた』など映画作品でも活躍。そして連続テレビ小説「花子とアン」で国民的認知度を獲得すると同年には「紅白」の司会にも抜擢。いまや「東京タラレバ娘」や「正義のセ」などで独自の個性と存在感を放つ女優へと成長を遂げた。そんな吉高さんだが最新作『検察側の罪人』では「嵐」二宮和也と共演。ということで今回は「嵐」の助っ人としてプラスワンゲストでの登場となる。そんな吉高さんが加わった「嵐」チームと対決するのは千原ジュニア、陣内智則、「麒麟」川島明、「NON STYLE」石田明、銀シャリによる「よしもと芸人チーム」。「ピンボールランナー」ではランナーを二宮さん、通常なら複数人が務める司令塔を今回は吉高さん一人で行うことに。映画でも共演しただけあって2人の息はピッタリかと思いきや、吉高さんの独特な“間”に思わず走りながら笑ってしまう二宮さん。果たして勝負の行方は?さらに今回は特別企画として「正しいのはどっち?」を実施する。これは2つ並んだ問題でどちらが正しいかを当てるというシンプルなものだが、想像の上をいく絶妙&微妙な問題の数々に出演者たちは悪戦苦闘。こちらもお見逃しなく。今夜のゲスト、吉高さんが二宮さんと共演した映画『検察側の罪人』は、「犯人に告ぐ」の雫井脩介が2013年に発表した同名小説が原作。注目は木村拓哉と二宮さんという日本を代表する2大トップスターの夢の競演。エリート検事の最上を木村さんが、若き検事・沖野を二宮さんがそれぞれ演じ、時効、冤罪、そして司法制度への考察とともに「正義とは何か?」という深遠なテーマに挑む。吉高さんは二宮さん演じる検事を支える検察事務官役で出演。映画『検察側の罪人』は8月24日(金)より全国にて公開。「VS嵐」は8月16日(木)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:検察側の罪人 2018年8月24日より全国東宝系にて公開(C)2018 TOHO/JStorm
2018年08月16日納得感のある片づけルールが続々と出てきた前回の収納編に続き、安めぐみさん×収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー・吉川永里子さん対談の第2弾。スペシャルインタビューでご自宅のインテリアについてお話くださった安さんですが、実はピンポイントでちょっと困っている物があるのだとか……。ていねいに扱えば、ご主人のこだわりインテリアも変えられる⁉安めぐみさん(以下、安さん):あのですね、実は、玄関にちょっとした置き物用のスペースを主人が作っておりまして……。スポットライトが当たる構造になっているんですが、そこには小判のレプリカが飾られているんです。吉川永里子さん(以下、吉川さん):こ、小判ですか?安さん:そう、小判です(笑)。ちゃんとそれ用の座布団があって、その上に小判(笑)。主人の好きな王子様系のインテリアや、主人のお父さまのお写真があちこちに飾ってあって視線を感じることは気にならないのですが、お客さまを迎える玄関に小判というのは、ちょっと……。吉川さん:それは目立ちそうですね。安さん:主人としては、自宅でもお客さまに楽しんでもらいたいというエンターテインメント精神だということはわかっているのですが、ママ友などがくるときなどは、別のものにして欲しいなと。何度かそーっとどかして、別のものに置き換えてみたのですが、すぐ元に戻され……。その繰り返しで、私が根負けして今は小判の定位置となっているんです(笑)。吉川さん:(笑)。うーん。それは、どかし方がポイントでしょうか。安さん:どかし方?吉川さん:お客さまのお家の片づけに行く時、奥さまだけご在宅の時間にお邪魔することも多いのですが、旦那さまの物は、とにかくていねいに動かすようにしています。やはり、自分の物を邪険に扱われて気持ちのいい人はいませんし、しかも、自分がいないところで動かされるのは嫌な気分になると思うんです。だから、ていねいに動かします。大切にされていれば、嫌な気分になることはありません。安さん:それは確かにそうですね。吉川さん:ですから、その小判さまも、ごていねいに移動する場所を作ってあげるのがいいと思います。例えば小判さまの別荘を作る!隠れ家と呼んでもいいですね(笑)。扉のあるところに、見えない形でもいいので、きちんとお座布団を敷いて移動できるスペースを作ってあげることです。ゲストによって置き物を変えられるように「今日は小判さまは別荘でおくつろぎください」「さぁ本宅に戻りましょう!」といった感じで(笑)。安さん:別荘を作ってあげる!(笑)そのアイデア、ぜひやってみたいと思います!インテリアをジワジワとチェンジするなら布ものから始めよう!吉川さん:奥さまのセンスに偏ってしまい、旦那さまが我慢しているというケースは多いですが、安さんのお宅は、ご主人の好みが反映されているんですね。安さん:そうなんです。どちらかのセンスに偏ってしまっているお家の場合、どのようなアドバイスをされるんですか?吉川さん:やはり家族が一緒に暮らす空間なので、インテリアの好みが偏りすぎないようジワジワとチェンジしていくことをおすすめしています。ジワジワと変えていくには、布ものから変えていくのがいいと思います。安さん:あっ!実はリビングのソファのクッションだけ、なんとか私好みの淡いトーンにしてもらったんです。クッションも布ものですよね。吉川さん:そうです!いいですね!あとはカーテンやベッドカバーを変えるのもいいと思います。そして、ご提案としては「スペースごとにテーマを決めましょう」ということ。リビングが旦那さま好みのシックなら、キッチンは奥さま好みのナチュラルにするとか。安さん:そう考えると、ダイニングは主人好みのピカピカした感じですが、リビングは少しシンプルかも。主人なりのテーマがあるのかしら(笑)。これから子ども部屋をかわいく作っていきたいと思っていたところなので、なんだか夢が広がりました!私のセンスも取り入れてもらうために、ファブリックからジワジワとトライしたいと思います。【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!【吉川永里子(よしかわえりこ)】収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー。Room&me代表。片づけが苦手だった過去を活かしながら、「片づけはストレスフリーに暮らす近道」をモットーに、メディアでのアドバイスをはじめ、講演、セミナー、ワークショップ、ラジオ出演などもこなす。そのテンポよく楽しい話術で人気を集めている。個人宅への出張片づけも積極的に行い、これまでに10,000人以上の片づけをレクチャーしている。『著書30日間片づけプログラム』など多数。収納スタイリスト吉川永里子オフィシャルブログ●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)
2017年10月04日娘さんの物があふれている!というお悩みを抱えている、子育て中の安めぐみさん。ざっくばらんなトークで話題の収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー・吉川永里子さんが、安さんのお悩みを解決。片づけに大切な吉川さん流ルールに、安さんもまるで受講生のように聞き入りうなずきまくり。これを読めば、頭もお部屋もスッキリすること間違いなし!の対談です。実は“整理”と“整頓”は別ものだった!?吉川永里子さん(以下、吉川さん):安さんは、娘さんの物の収納にお悩みとのことですよね?安めぐみさん(以下、安さん):そうなんです。特におもちゃの収納に困っています。私、お掃除はするのですが、収納があまり上手じゃないタイプみたいで。吉川さん:そういう方、実はとても多いんですよ。掃除と収納は違いますから。収納は立体的に考えること。女性は“3D”が苦手ともいわれますよね。整理整頓とひと言でいいますが、「整理」と「整頓」は別もの。整理は不必要な物を区別して取り除く行為で、整頓は物を元にあった場所へ戻す行為です。整理で物の数は減りますが、整頓では数は変わりません。安さん:なるほど!そういうことだったんですね。ちょっと驚き。選択肢が多い子どものこれからの人生のために。選び、判断する力を養いたい吉川さん:私は、個人のお客さまのお宅へ片づけに行ったりもしていますが、その家を熟知していれば掃除や整頓はできるのですが、整理はできません。家族が全員そこにいて、その物を所有している本人がいればいいのですが、いつもそういうわけでないので。旦那さまがいないのに、旦那さまの物を整理、処分するのはトラブルの元。お子さんだって同じです。安さん:やはり、子どもの物も親が処分してはいけないですよね?先日、おまけにいただいた小さなプラスティック製のおもちゃが壊れたので、捨ててしまったんです。そうしたら、翌日「あれ、どこに行っちゃったの?」と聞かれ、困ってしまいました。まだ2歳半なのに、ちゃんと意思があるんだなぁって。結果、また同じおまけをもらいに行ったのですが(笑)。吉川さん:そうです、そうです!子どもの物も、勝手に処分はしてはいけないです。親から見ればゴミでも、子どもにとっては宝物ということはよくあります。小さくても、これは遊んでるか遊んでいないかってきちんと聞いて、遊ばないなら“さようなら”するということを、覚えさせることが大切。そうじゃないと、捨てる判断のできない大人になってしまいます。安さん:捨てられない大人には、なって欲しくないですね。吉川さん:ですよね。結局、必要か不必要か、処分すべきかしないべきかというのは、「判断する」という行為を学ぶことなんです。子どもも、これからの人生、選択しなくてはいけない場面がたくさんやってきます。自分で選んで判断していかなくてはなりません。だから、小さなときから判断する練習を積んでおいた方がいいのです。安さん:なるほど。吉川さん:うちの息子たちは、2、3歳のころからおもちゃの管理は自分たちでやらせています。スペースを決めて、それ以上にならないように自分で決めさせます。例えば、クリスマス前には自分のおもちゃ箱からいったん全部出し、持っているものすべてを把握してから、もう遊んでいないおもちゃを自分で選んでいます。「スペースを作らないと、サンタさんが新しいおもちゃ、持ってこれないよ」って。まだ幸いサンタ制度が通っているんで(笑)。安さん:全体を把握してから、本人に管理を任せる、決めさせるということが大切なんですね。うちの娘もだんだん自分の意思がでてきたところなので、吉川さんのお話はとても勉強になります。片づけにおいて、その物の価値は“今”にある。過去ではない!吉川さん:女の子は成長が早いから、娘さんのお年なら、もう選ぶことができると思いますよ。あとね、よくお客さまのところで起こることの一つなのですが、「これは高かったから」という理由で使っていないのに処分できないおもちゃがある。安さん:確かに、親目線ではそうなりますね。吉川さん:でもそれは子どもの判断ではなく、親の判断ですよね。親の気持ちを乗っけてはいけません。しかも「高かった」というのは、価値が過去にあります。その物は今は使われていません。ということは、今現在の価値でいうと、とても低い。片づけにおいて、その物の価値を決めるのは“今”です。過去ではないんです。安さん:そうですね。実は今、子育てのことで頭がいっぱいだったので、なんだかヒントがいっぱいのお話でとてもためになります。吉川さん:物は、その人の暮らしを作っているチームです。例えば服を整理するときに考えて欲しいことは、派手なデザインの柄もの、着回せる定番、困ったときの黒アイテム……といろいろありますよね。でも派手な、“フォワード”ばかりとか、黒ばかりのキーパーだらけでも困るわけじゃないですか。守りも攻めもいないと。「攻めていてもゴールはガラ空きですよー!」な状態になっちゃいます(笑)。役に立つメンバーをそろえられるいい監督になること。そうすればきちんと物の管理ができるようになると思います。安さん:確かにそうですね。そのお話、フォワードばかり集めがちな主人にも伝えたいと思います(笑)。(インテリア編につづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!【吉川永里子(よしかわえりこ)】収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー。Room&me代表。片づけが苦手だった過去を活かしながら、「片づけはストレスフリーに暮らす近道」をモットーに、メディアでのアドバイスをはじめ、講演、セミナー、ワークショップ、ラジオ出演などもこなす。そのテンポよく楽しい話術で人気を集めている。個人宅への出張片づけも積極的に行い、これまでに10,000人以上の片づけをレクチャーしている。『著書30日間片づけプログラム』など多数。収納スタイリスト吉川永里子オフィシャルブログ●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)
2017年10月03日女優の吉高由里子が、28日から全国放送される江崎グリコ・パナップの新CMで、人気YouTuberのHIKAKINと初共演することが26日、明らかになった。CMでは商品アピールに加え、HIKAKINプロデュースのWEB動画「パナップTV」も告知。「HikakinTV」をモチーフに、YouTuber特有の構成・撮影方法を取り入れた内容となっている。CM「魅力伝えます」編の冒頭、吉高は「ハローパナップ!」とあいさつ。定点カメラに向かって商品をアピールし「パナップTV」へと誘導、HIKAKINがおなじみの「ブンブン ハローパナップ!」で締める。「パナップTV」では吉高がMCを務め、HIKAKINとオリジナルのパナップを作ったり、レアパナップが出るまで開封したりとさまざまなネタ動画に挑戦する(全5編)。撮影をしながら、「すごく新しいことをしている」と感じたという吉高。HIKAKINとの初共演については、「緊張されていたようで、アイスを食べていたのに、汗びっしょりでした(笑)」と笑いを誘いつつ、「でも、HIKAKINさんは普段からユーチューバーとして活動されているので、カメラを通して伝えるのがお上手ですよね。私一人のシーンは心細かったんですけど、共演したシーンではとても楽しい時間を過ごせました」と魅力も伝えた。一方のHIKAKINは、「とても勉強になりました」「YouTubeの動画だと3分ぐらいあるので、15秒という尺の中で最大限パナップをアピールする工夫は参考になります」とYouTubeとの違いを実感した様子。共演した吉高については、「テレビで見ている雰囲気そのままの、気さくな優しい方で、たくさんお話ができました」と語り、「『普段、どういうことを考えて台詞を言っているんですか?』とお聞きしたら、『どうにでもなるっしょ、って考えてると、メンタルが強くなっていくよ』と答えてくださって。名言ですよね(笑)」とやり取りを思い返していた。
2017年04月26日明石家さんまが司会のトークバラエティ「踊る!さんま御殿!!」が1月24日(火)今夜オンエア。今夜は新水曜ドラマ「東京タラレバ娘」から吉高由里子をはじめ豪華出演者が登場。分かり合えない男女の言動にまつわるトークを展開する。今回ゲストで登場するのは吉高さんのほか、榮倉奈々、大島優子、坂口健太郎、金田明夫、鈴木亮平といった面々。また青木源太、陣内智則、「ハリセンボン」、福田彩乃、村本大輔(「ウーマンラッシュアワー」)も参加し「私が出会った面倒くさすぎる異性」「私がキュンとする異性の言動」という2つのテーマでさんまさんとトークバトルを繰り広げる。吉高さんは飲みの席で大迷惑だった男性について告白するほか、番組初登場となった坂口さんは女性と食事した際に言われた余計な一言にイラッとした経験を明かす。さんまさんと金田さんも大共感したというその一言とは!?またさんまさんが猛反発した「自称・嫉妬も楽しめるタイプ」という鈴木さんの恋愛観や、かつて財布をなくしたときに言われたまるで映画のような“キュンキュンフレーズ”もお楽しみに。食事する場所は男性と一緒に決めたいという大島さんはさんまさんと大激論。そして榮倉さんの「昔の話を根に持っている男性が面倒くさい!」など男前発言から男女の恋愛観をめぐる論争が。男女の永遠のテーマについて俳優陣が語り尽くす。今回さんまさんとトークバトルを展開した俳優陣が出演しているドラマ「東京タラレバ娘」は、毎週水曜日22時~日本テレビにて放送中。原作は東村アキコが講談社「Kiss」で連載中の同名コミック。吉高さん演じる鎌田倫子と榮倉さん演じる山川香、大島さん演じる鳥居小雪の3人が、坂口さん演じる金髪イケメンモデル男子のKEYに「このタラレバ女!」と言い放たれたことから厳しい現実に気付く。オトナになりきれないまま30代に突入したヒロインが、幸せを求めて、恋に仕事に悪戦苦闘、右往左往する――という物語。「踊る!さんま御殿!!」は1月24日(火)19時56分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年01月24日