国立科学博物館(東京・上野公園)にて、様々な“毒”について紹介する特別展「毒」が開催されている。同展のオフィシャルサポーターを務め、「QuizKnock」として毒にまつわるクイズを提供している伊沢拓司に本展の魅力について話を聞いた。今回の展示の魅力として、伊沢が強調するのがその「重厚さ」である。「ただ『怖い!』で終わるのではなく、毒と人類の歴史、それを防ぐ方法や共存の仕方など、毒にまつわるあらゆる観点から展示を作っている」と語る。特に衝撃を受けたというのが「ブルーノイシアタマガエル」という南米産の毒ガエル。「頭部骨格の3Dモデルがこの特別展のために作られているんですけど、頭の突起で頭突きをして、相手に毒を注入するという、およそカエルとは思えない戦略を採っていて、それがわかりやすく展示されているんです」と興奮気味に語る。なぜ人間は「毒」という存在に惹かれるのか? そんな問いに伊沢は「怖いからこそ『知っておきたい』という防衛本能が働くのかな? 危険なものに知識としても惹かれ、好奇心が沸き立つのかもしれない」と語る。歴史の転換に毒が関わっていたことも数多く、ミステリーや映画などの題材にもなっている。「ソクラテスが自ら毒杯を仰ぐ――死という運命を受け入れるって、毒を通して哲学的に『死とは? 生とは?』というテーマを哲学者であるソクラテスに突き付けていて面白いですよね。人類普遍のテーマであり、重厚な主題で、だからこそ創作のテーマにもなっているんだなと思います」。我が子にサイエンスに興味を持ってほしい! と考える親も多いが、子どもの頃から国立科学博物館(科博)に親しんできたという伊沢は自身の経験も踏まえこう語る。「僕の科博の一番古い記憶は『エスカレーターの中ってこうなってるんだ!』と思ったこと。科博のエスカレーターは透明になっていて構造が見えるんです。それは、親が見てほしかったところじゃなかったと思います(笑)。うちの親は『子どもが標本に興味示している。じゃあ図鑑を買おう』という感じではなかったですし、役に立つルートを親が作ろうと思わなくていいと思います。それこそ10年後とかに時限爆弾のように『あの時の体験が…!』という感じで効いてきたり、そういう気長さが結果的に僕を助けてくれたと思います。無理して親が面白いポイントを伝えなくても、子どもは勝手に学びとると思っています」。特別展「毒」は2023年2月19日まで開催。文章:くろずなおき
2022年12月15日来たる2023年2月26日(日)に実施される『第5回知識検定』(主催:株式会社キュービック)に先立ち、クイズ王・伊沢拓司(いざわ・たくし)さんをお招きしての、プレイベント『クイズ王 伊沢拓司に挑戦!第4回伊沢杯』を2023年1月21日(土)に開催いたします。伊沢拓司氏【知識検定とは】・世の中のあらゆることを問う「出題範囲のない検定」です・問題数は全500問の「日本最大級の出題数」の検定です・オンラインで全国どこからでも受検できます・就職を控えた学生のPR材料、社会人のキャリアアップに最適です・中高生の皆さんは自身の知識量を測るのに役立ちます当日はスマートフォンを用いて解答するクイズを行い、勝ち上がると伊沢さんに挑戦する権利を得られます。皆様の力が伊沢さんに通用するか、是非チャレンジしてみてください。【日時】2023年1月21日(土)開場 12:00開演 13:00終了 17:00(予定)【会場】渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール東京都渋谷区桜丘町23-21(各線渋谷駅 徒歩5分) *会場には駐車場がありませんので、公共交通機関にてお越しください*本イベントに関して、会場へのお問い合わせはご遠慮ください【参加費】4,000円*クイズへの参加・不参加(見学のみ)に関わらず同額となります【定員】600名*定員に達し次第締め切ります*当日はチケット購入順に前からお席を割り振ります【お申し込み方法】チケット販売サイトPeatixにてお申し込みいただきます。Peatix販売サイト: 【ご持参頂くもの】スマートフォン(それに類するモバイル機器)当日は、「アンサータッチ(R)」(※)を使用したクイズを実施し、上位に進出すると決勝の早押しクイズで伊沢さんに挑戦できます。また、クイズ以外に伊沢さんのミニ講演も行う予定です。(※)アンサータッチ(R)とは株式会社キュービックにて開発した「スマホを用いて大規模なクイズイベントができるシステム」です。アプリの登録は不要で、ブラウザにて実施可能です。【参考】アンサータッチ(R)HP 注意:最初にYouTube動画の音が出ます 【注意事項】・本イベントでクイズに参加される場合、二次元バーコードを読み取れるスマートフォンもしくはタブレット等のモバイル機器が必要となります*携帯電話(ガラケー)では参加できませんので、あらかじめご了承ください*充電は充分に行った状態でお越しください*ご自身でWi-Fiをご持参いただくか、もしくはキャリアの電波をご使用ください(なお、クイズに参加されない場合でもイベントの見学は可能です)・当日の様子を後日キュービックHPおよびSNSにアップいたします・メディアの取材が入る可能性があります【主催】株式会社キュービック【知識検定】現在参加申し込み受付中です。詳しくは下記URLをご確認ください。『知識検定』公式サイト 【伊沢拓司さんプロフィール】1994年東京都生まれ東京大学経済学部卒業開成高校時代には、『全国高等学校クイズ選手権』史上初の2連覇を達成大学在学時代にWEBメディア『QuizKnock』を立ち上げ編集長に就任し、YouTubeチャンネルの登録者数は195万人を超える一大メディアに成長させる。現在は株式会社QuizKnockのCEOを務める一方で、クイズプレーヤーとしてクイズ番組『東大王』(TBS系列)やバラエティ番組『林修の今知りたいでしょ!』(テレビ朝日系列)でレギュラー出演を務めるなど、多方面に活躍中。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月15日上野の国立科学博物館で、「毒」をテーマにした特別展が開かれています。オフィシャルサポーターは、クイズ王の伊沢拓司さん。内覧会に登壇した伊沢さんのトークとあわせて、展示の様子をレポートします!伊沢拓司さんがオフィシャルサポーター!伊沢拓司さん【女子的アートナビ】vol. 268特別展『毒』では、自然界に存在するあらゆる毒について、国立科学博物館(通称:科博)のスペシャリストたちが徹底的に掘り下げ、わかりやすく解説。動物、植物、菌類、鉱物、人工毒などあらゆる毒について、標本や模型、資料など約250点の展示物を見ながら、毒の奥深い世界を楽しめます。本展のオフィシャルサポーターは、東大クイズ王としておなじみの伊沢拓司さん。子どものころから科博に通っていたという伊沢さんは、「大好きな科博のサポーターになれて子ども時代の自分に自慢したい」とうれしそうな様子。さらに、展覧会の魅力を次のように語りました。伊沢さん毒のイメージは、子どものころから図鑑で見て、怖いし危ないと思いながらも、知りたくなる要素もある。刺激的で、興味をそそられ魅かれてしまう存在です。会場の展示は非常に重厚で、幅広いジャンルの先生方が集まり、毒についてありとあらゆるものが語られています。たくさんの標本やモデルもあって、子どもから大人まで楽しめるギミック(仕掛け)がある。僕は展示を見るのに3~4時間はかかると思う(笑)。毒クイズも楽しめる!また、会場では、伊沢さんが率いる東大発の知識集団QuizKnock【クイズノック】が作成した毒クイズも楽しめます。クイズについて、伊沢さんは次のようにコメントしました。伊沢さん毒クイズは、展示を見ながら解けるので、答えを探してみようという目線で見ていくと興味がわくと思います。毒展は、もしかしたら、子どもに見せたくないと思う方がいるかもしれませんが、大事なのは正しく知って正しく恐れること。展示の中では、毒も薬になるという要素だとか、毒の利用、人間と生物の毒の付き合い方の話もあります。ただ何となく知らずに恐れるのではなく、毒について魅力的な要素から入り、正しく知る。毒から逃れられないからこそ、うまく付き合う知識を入れていただきたいです。かなり役立つ!毒知識特別展『毒』展示風景では、展示のなかから、いくつかピックアップして見てみます。前半の第2章「毒の博物館」で個人的に一番興味を引いたのは、身近な植物の毒。ふつうに食べるインゲンマメやビワなどが並び、それらの持つ毒について説明が書いてあります。例えば、インゲンマメの果実については、「熟した豆は十分に火を通さないと中毒する」と記載。また、ウメやビワなどの果実は未熟だと毒性があり、いっぽうモロヘイヤの種子は熟すと有毒になるそうです。毒知識、役に立ちます。特別展『毒』展示風景菌類のコーナーでは、もちろん毒キノコも登場。「派手な色のキノコは毒キノコ」、「虫食いのあるキノコは食べられる」などの迷信はすべてウソ、とのこと。地球上には推定10万種以上のキノコが存在し、そのうち大半は食毒不明で、食毒があるか見分ける方法もないそうです。気をつけましょう。人間が作った「毒」…特別展『毒』展示風景さらにショッキングだったのが、人間が作った毒のコーナー。海洋中に漂う殺虫剤やダイオキシンなどの汚染物質が、自然界で分解されないプラスチックの小さな粒「マイクロプラスチック」に吸着し、それらを海洋生物が誤食。食物連鎖の過程で毒が濃くなり、最終的に化学物質が体内に蓄積された魚を人間が食べるという結果になっています。レジ袋などのプラスチックゴミも、殺虫剤もすべて人間が作ったもの。レジ袋は環境によくない、とわかっていたつもりでも、科学の視点できっちり解説されると改めて恐ろしいことだと実感します。正しく知ってうまく付き合う、という伊沢さんのコメントが身に沁みました。役に立つ毒も!特別展『毒』展示風景最終章では、役に立つ毒も紹介されています。例えば、アオカビの一種から発見されたペニシリンは、バクテリアの生育を抑える物質。人間にとっては薬でも、バクテリアにとっては「毒」になります。本展の監修者で国立科学博物館の植物研究部長、細矢剛さんは「毒と向き合う姿勢は科学そのもの。毒とうまく付き合うのが我々に求められるもの」と語っていました。迷信やウソにだまされず、科学的な視点できちんと理解することの大切さを本展で体感できました。特別展『毒』は2023年2月19日まで開催。Information会期:~2023年2月19日(日)休館日:月曜日、12/28~1/1、1/10(ただし、1/2、1/9、2/13は開館)会場:国立科学博物館開館時間:9:00-17:00(入館は16:30まで)※最新情報などの詳細は展覧会公式HPをご覧ください観覧料:一般・大学生 ¥2,000、小・中・高校生¥600※日時指定予約制
2022年11月13日イオンレイクタウンkaze(埼玉県)で「めざせ!サステナクイズ王〜QuizKnockと一緒に!SDGsクイズ大会!〜」と「MYボトルデザインコンテスト授賞式」が開催された。イベント前半は、クイズ集団QuizKnock(クイズノック・伊沢拓司、須貝駿貴、こうちゃん)が、日本全国からオンラインで参加した47組とSDGsクイズで対戦した。「地球温暖化が進むとサンゴは何色に変化する?」(答えは「白色」)、「世界中で1年間に作られるペットボトルを繋げると地球を何周する?」(答えは「2400周」)、「一度海に漂った廃プラスチックは、その後何年間海を漂い続ける?」(答えは「400年」)という難易度の高い内容だったが、QuizKnockもオンラインチームも全問正解し、対決の結果は引き分けとなった。伊沢はオンラインチームの正解率に驚きつつ、「今日のクイズで覚えたことを『楽しかったね』っていうふうに済ますんじゃなく、今後、家での生活とかに生かしてほしいですね」というメッセージを送った。イベント後半は「MYボトルデザインコンテスト」の授賞式。環境問題やSDGsに関心を持ってもらう「イオンサステナキャンパス」の一環で、自分でデザインした絵をボトルデザインにするコンテスト。全国から多数の応募があり、最も優秀な作品に贈られる「環境大臣賞」をはじめ、「イオンモール賞」「イオン環境財団賞」の受賞者が発表された。「創意工夫」「注目度と影響度」そして、子どもの部は“子どもらしさ”、大人の部は“コンテストの理解度”がコンテストの審査の基準となっている。「イオンモール賞」10名(大人の部・子どもの部、各5名)、「イオン環境財団賞」10名(大人の部・子どもの部、各5名)が発表された後、「環境大臣賞」受賞者を発表。“子どもの部”は土橋琉翔さん、“大人の部”は鹿間結衣さんに決定。浜島直子氏(環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性主流化室長)より賞状が贈られ、伊沢拓司氏よりそれぞれがデザインしたマイボトルが手渡された。土橋さんは「受賞できてとても嬉しいです。この絵を見た人が少しでも環境問題について関心を持ってくれたらいいなと思います。」とコメントした。続いて鹿間さんは「私たちのこれからの選択が未来で地球にどのような影響を与えるかを分かりやすく伝えられるようにして描きました。」と、デザインのテーマを説明し、マイボトルを手にした喜びを語った。伊沢氏も「多様な地球と多様な問題を、この小さな空間にきれいに収められていると思います。地球環境問題の理解、デザインのセンス、全てがすごいなと思いました」と受賞作を絶賛。イベント終了後、QuizKnockが囲み取材に応じた。「小さいお子さんから大人の方までクイズに参加していただいたのですが、小学校に入ったぐらいの子でも大人顔負けの知識がありましたし、クイズをきっかけに問題意識の広がりを感じました。たくさんの方に見ていただけましたし、環境問題やSDGSを意識してもらえるきっかけになったんじゃないいかなと思います。」とイベントを振り返った。最後は伊沢が代表して、「難しいことだと思って欲しくないですね。楽しみながら知ることで、『自分にもできることがあるんじゃないかな』って思ってもらえるのがいいことだと思っています。なので僕たちも今回のクイズ大会のように“きっかけづくり”を定期的にやっていけたらいいなと考えています」と、若い世代に向けてのメッセージで締めくくった。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月18日6月27日、「ディノアライブ・プレミアムタイムダイバー 夏休みスペシャル」記者発表イベントが東京・ららぽーと豊洲で行われ、スペシャルサポーターを務めるクイズプレーヤー・伊沢拓司が登場した。「DINO-A-LIVE」は株式会社オン・アートが開発した恐竜型メカニカルスーツと独自の演出手法によって恐竜のダイナミックかつ繊細な動きを自然に再現した最高の〝恐竜エンターテインメント〟。長年全国で公開されてきたディノアライブの上位ブランドである〝ディノアライブ・プレミアム〟が昨年誕生し、ストーリー性、出演頭数、上演時間、そして迫力もバージョンアップされた。大好評だった昨年秋の上演に続き、今年は「夏休みスペシャル」として、さらにスケールアップして帰ってくる。少年〝みらい君〟が中生代にタイムスリップして、様々な生き物たちと出会う旅が描かれ、恐竜の迫力に最初は戸惑いながらも生き物たちの〝親子愛〟や仲間との〝絆〟に触れることで、次第に生命の大切さに気づく。ストーリー性も高く、前作以上の没入感も体感できる。注目してもらいたいバージョンアップポイントはこちら。「ディノアライブ史上最多となる17頭以上が出演予定」「人間(主人公・みらい君)が初めて登場」「ティラノサウルス、トリケラトプスをはじめ、全長13mのブラキオサウルスなどの陸の恐竜に加え、巨大クラゲ、翼竜といった海と空の生き物も登場」「そんな迫力満点の恐竜や生き物たちが客席を練り歩く」。そして、同時開催される〝恐竜パラダイス〟では、夏休みの課題に役立つ「恐竜ワークショップ」「化石発掘」「恐竜謎解き」「巨大迷路」のほか、「恐竜BBQ」「ビアガーデン」などが設置される予定(入場無料 ※会場内のアトラクション及び飲食は有料です)。[人, 立つ, 男, 持つ が含まれている画像 自動的に生成された説明] 伊沢拓司は恐竜の思い出を聞かれると「今、28歳なんですが、僕が小学生の頃、まさに恐竜の図鑑とかが充実し始めて、学べる場が増えた時期でした。最初に出会ったのが上野の科学博物館で見た骨格で、その後、夏休みの恐竜展に行きました。だから、今回来てくれる少年少女と同じように〝夏休み〟というタイミングで恐竜を好きになりました」と、恐竜との出会いを振り返った。恐竜の知識をどこで得ているのかという質問については、「最近は科学誌もウェブに記事を載せてくれたりしているのでそれを読んだり、テレビで放送されている映像のアーカイブも見やすくなっていて、ビデオを借りに行かなくても観られますから、そういうところで得ています」と回答。そして、「クイズ番組で恐竜をドカンとテーマにしたものってあまりないので、これを機に恐竜の問題が多くなると僕が勝ちやすくなるので、ぜひ各局の皆さん、よろしくお願いします」とアピールした。そして、もう1人のスペシャルサポーター、日本の恐竜ファンの間で“ダイナソー小林”として親しまれている小林快次氏(古生物学者、北海道大学 総合博物館教授)も登場。「去年観させていただいて、今回さらに進化していると聞いているので、どれぐらい恐竜の最新研究に追いつけているのかが楽しみです」と期待を口にした。恐竜に興味を持ったきっかけについては「僕は仏像少年だったので、恐竜を本当に好きになったのは19歳でした。留学して、そこで恐竜が面白いと思って」と話し、子供だけでなく、観にきた大人もハマる可能性が大きいと語った。株式会社オン・アート代表取締役社長・金丸賀也氏も登場しトークに参加。「よりリアルに見えるように皮膚をどのようにするのか」など、恐竜型メカニカルスーツの製作におけるこだわりのほか、「今回、初登場する“翼竜”の製作は試行錯誤を繰り返しています。歩く姿がとても特徴的なので、注目していただきたい。また、この翼竜は翼を広げると7メートルほどあり、何度も折れたりしました」と苦労したことを明かした。昨年から〝プレミアム〟にバージョンアップしたことについては、「最初はファミリー向けという感じでしたが、〝自分たちのやりたいようにやろう〟と思い、自己規制していたリミッターを外し、大人も巻き込んでビックリすることがやりたいと思った」と説明した。トークで盛り上がっているところに恐竜の雄叫びが響き、前期白亜紀にアメリカのユタ州に生息していたとされるユタラプトルが登場。「正面で目が合うとすごく怖いんですよね」と警戒する伊沢だが、逃げようとするが頭に噛みつかれてしまった。「本能的に恐怖を感じました」と感想を漏らすのが精一杯の様子。最後は、金丸氏が「今回、初めて舞台上に人間が登場します。主人公の少年・みらい君とタイムセイバーの男。彼らが皆さんと一緒に恐竜たちが生きていた時代への新しい旅に出かけます!より感情移入しやすくなり、きっと旅への没入感も深まることでしょう。恐竜というものが僕たち人間とは全然違っています。その凄さというのを皆さんに感じていただけると思うので、ぜひご家族で〝生き物の世界〟の素晴らしさを感じてもらえれば最高ですね」と。小林氏は「恐竜の面白さは多彩な進化だったりします。それが東京のど真ん中で、まさにタイムスリップして恐竜の時代を体験できるというのは、皆さんに一度は体験してもらいたい」と見どころをアピール。そして伊沢も「『タイムダイバー 夏休みスペシャル』、そしてテーマパークの『恐竜パラダイス』を併せて、知識を超えて五感として、恐竜のこと、当時の生き物のこと、環境のこと、地球のことが学べると思います。ぜひ、大人も子供もお越しいただいて、この夏しかできない体験をしていただきたいと思います!」と熱いメッセージを届けた。【公演概要】公演名:ディノアライブ・プレミアムタイムダイバー 夏休みスペシャル会場:IHIステージアラウンド東京(東京都江東区豊洲6丁目4-25)公演日程:2022年7月23日(土)〜8月28日(日)チケット料金:(全席指定・税込)VIP席大人10,000円、子供5,000円/S席大人6,000円、子供3,000円※子供料金は3歳~小学生。中学生以上は大人料金となります。※3歳未満のお子様はご入場いただけません。公演公式ホームページ お問い合わせ:ステージアラウンド専用ダイヤル0570-084-617(受付時間 11:00〜16:30)(撮影:GEKKO) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月29日世界に誇る日本の技術で生み出された、世界初のリアル恐竜体験プロジェクト「ディノアライブ」。世界14ヶ国で特許を取得し、まるで生きているかのような恐竜の動きを、ダイナミックかつ繊細に表現。「ディノアライブ」は本物の恐竜と遭遇したかのような体験ができ、はるか太古の地球、生き物への想いを馳せることとなる。その「ディノアライブ」が昨年、上位ブランド「ディノアライブ・プレミアム」として誕生し、ストーリー、出演頭数、迫力、上演時間など、すべてにおいてバージョンアップ。その第一作が、昨年の秋から開催された「ディノアライブ・プレミアム タイムダイバー2021 メソゾイックオデッセイ 中生代への旅」。そして、この夏限定で開催される「タイムダイバー 夏休みスペシャル」では、15頭以上の恐竜に加え、“翼竜”や、“あやしく光る巨大クラゲ”も登場!!主人公はリアル恐竜たちと1人の少年「みらい君」。彼と一緒に恐竜たちの世界へタイムトリップ!日本で唯一の360度回転劇場「IHIステージアラウンド東京」でしか体験することのできない豪華演出によるリアル恐竜ライブステージは、観る人すべて、時空を超えた世界へと誘う。2022年の夏の記憶に刻まれる!この夏を代表すると言える公演「タイムダイバー」のスペシャルサポーター伊沢拓司(クイズプレーヤー)が7月の本番を前に、徹底解説をした特別番組が6月11日ごご4時から放送される!今週末、その全貌が明らかに!まだ迷っている方、この番組を見て気分を盛り上げ、会場へ行こう!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー6月11日(土)ごご4時から TBSにて(関東ローカル)「大興奮!伊沢拓司の恐竜エンタメ史~タイムダイバー夏休みSP~」なぜ、恐竜は人々を惹きつけるのか!その魅力と秘密に迫ります!この夏、パワーアップして上演されるタイムダイバーの見どころ紹介!お見逃しなく!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<公演情報はこちら>陸を越え、海へ、空へ。新しい旅が始まる!ディノアライブ・プレミアムタイムダイバー 夏休みスペシャル日程:2022.7/23(土)〜 8/28(日)会場:IHIステージアラウンド東京(豊洲)チケット料金(全席指定・税込)VIP席大人10,000円・子供5,000円S席 大人 6,000円・子供3,000円※子供料金は3歳~小学生。中学生以上は大人料金となります。ステージアラウンド専用ダイヤル0570-084-617(受付時間 11:00~16:30)公式ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月10日7月23日からIHIステージアラウンド東京で開催される「ディノアライブ・プレミアムタイムダイバー 夏休みスペシャル」のスペシャルサポーターにクイズプレーヤー 伊沢拓司氏が就任することが決定した。「ディノアライブ」は、株式会社ON-ARTが開発した恐竜型メカニカルスーツと独自の演出手法によって恐竜のダイナミックかつ繊細な動きを自然に再現した最高の〝恐竜エンターテインメント〟。長年全国で公開されてきたディノアライブに昨年、上位ブランドであるディノアライブ・プレミアムが誕生。ストーリー性、出演頭数、上演時間、迫力などすべてにおいてバージョンアップされた。その第一作が昨年秋から公開されたタイムダイバー2021メソゾイックオデッセイ中生代への旅だ。本当に生きているかのような迫力のある動きや雄叫びが、観客の心を太古の時代にタイムスリップさせ、大きな話題となった。夏休みスペシャル版として帰ってくる今回は、少年 みらい君が中生代にタイムスリップして、様々な生き物たちと出会う旅が描かれ、恐竜の迫力に最初は戸惑いながらも、生き物たちの〝親子愛〟や仲間との〝絆〟に触れることで次第に生命の大切さに気づくようになっていく。主人公の気持ちで観ると、ディノアライブの世界観により没入できる演目になっている。そのほか、陸だけでなく、空の生き物、海の生き物も登場したり、夏休みスペシャルということで恐竜の魅力を届けるために「学び」の部分もより分かりやすくなっている。さらに、会場横には「恐竜パラダイス」というテーマパークが同時開催されることも決定し、楽しみ方も倍増。(詳細は後日発表)全てにおいてスケールアップ&バージョンアップした「ディノアライブ・プレミアムタイムダイバー 夏休みスペシャル」を、ぜひ家族や友達同士など、大勢で体感してもらいたいということで、チケットもVIP席にも子供料金を新設するなど、夏休みスペシャル価格になっている。「ディノアライブ・プレミアムタイムダイバー 夏休みスペシャル」の魅力をより多くの人に伝えることを手伝ってくれる〝スペシャルサポーター〟に、「東大王」「今でしょ講座」などのテレビ番組でも活躍中のクイズプレーヤー・伊沢拓司氏が、日本の恐竜ファンの間では〝ダイナソー小林〟と呼ばれている北海道大学総合博物館教授・小林快次氏と共に就任が決定。その伊沢氏からのコメントが届いた。■伊沢拓司スペシャルサポーター就任コメントこの度、ありがたいことに「ディノアライブ・プレミアムタイムダイバー」スペシャルサポーターを務めさせていただくことになりました。私自身、以前ステージ上の恐竜たちを見て、そのリアルな造形や挙動、唯一無二の臨場感にワクワクを抑えきれなかったので、大変嬉しく思っております。タイムダイバーでは、楽しさと驚きに満ちた体験が、観劇後に至るまで、みなさんの知的好奇心を刺激し続けるでしょう。そしてそれは、単に恐竜についての知識のみにとどまらず、生き物や地球環境にまで派生していく、非常に豊かな学びをもたらしてくれるはずです。とはいえ、あくまでこれはエンターテインメント!ぜひまずは身構えず、ワクワク100%だけ持って劇場にお越しください!【公演概要】公演名:ディノアライブ・プレミアムタイムダイバー 夏休みスペシャル会場:IHIステージアラウンド東京(東京都江東区豊洲6丁目4-25)公演日程:2022年7月23日(土)〜8月28日(日)チケットのお求めはこちらから!!================ステージアラウンドFC: TBSチケット: ローソンチケット: ディスクガレージ: 楽天チケット: イープラス: ぴあ: ================チケット料金:(全席指定・税込)※3歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。VIP席:大人10,000円/子ども5,000円、S席:大人6,000円/子ども3,000円公式ホームページ ■お問合せ:ステージアラウンド専用ダイヤルTEL:0570-084-617(11:00〜16:30)※グループ鑑賞(10名様以上)のお申込みもこちらにお問合せください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月25日YouTuber芸人のフワちゃんが30日、都内で行われたモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」新公式キャラクター就任式に、お笑いコンビ・かまいたち(濱家隆一、山内健司)とともに出席。報道陣から、一部週刊誌で報じられたクイズプレーヤー・伊沢拓司との熱愛疑惑について聞かれ、タジタジになる場面があった。発表会には、公式キャラクターに就任したフワちゃんと、就任のお祝いに駆け付けたかまいたちが登場。多忙すぎて元気がないというかまいたちの2人に、公式キャラクター就任後初仕事として、フワちゃんがマッサージ師による「激痛足つぼマッサージ」をプレゼント。山内が体験すると絶叫した。その後、フワちゃんも体験し、「痛い!」と苦痛の表情を見せた。記者から熱愛報道について聞かれると、フワちゃんは「タクシーに滑り込むように乗ったって書かれた」と報じられた内容に触れ、濱家が「そんなことより、オープンカーでな」と、フワちゃんの愛車がオープンカーと書かれたことをいじると、「オープンカーっていじらないで! レンタルでオープンカー借りたのに『フワちゃんの愛車』って、捏造記事を書かれた」とクレーム。濱家がさらに「フワちゃんくらいになるとオープンカー乗るねんな」といじると、「やめてよ! フワちゃん、ホンダのトゥデイ!」と説明した。そして改めて記者から、「伊沢さんとの仲は熱愛ではない?」と聞かれると、フワちゃんは「もうやめてよ! 今度オープンカーに乗ったときにあんな誘ってあげるから。3人で出かけようよ」とかわしていた。
2021年09月30日TBS系『東大王』などで活躍したクイズプレーヤーでタレントの伊沢拓司が11日、池袋サンシャインシティ・展示ホールCで開催中の『東映まんがまつり公開記念 「おしりたんてい」&「科学漫画サバイバル」シリーズ なぞとき+探検フェスティバル』に来場した。同展は映画『深海のサバイバル!』と『おしりたんてい スフーレ島のひみつ』(ともに8月13日公開)の公開を記念したもの。会場は「科学漫画サバイバル」エリアと「おしりたんてい」エリアがあり、体験型アトラクションなどが配置されている。「科学漫画サバイバル」エリアは映画第1弾の「人体のサバイバル!」と最新作「深海のサバイバル!」を題材にした展示が登場。人体の不思議や、謎が多い深海に迫るコンテンツが用意されている。伊沢は学習マンガ「科学漫画サバイバル」シリーズを原作としたアニメーション映画第2弾『深海のサバイバル!』にオペレーター役で出演。その縁もあり、同展の見どころを報道陣に紹介した。伊沢は「深海はブラックライトで海底生物を探すアトラクションは本当に生き物を探すものになっている。非常に楽しく生物を探せるのはなかなかない体験。自然と学びになっているのでは。ここに来ることによって家でも『楽しい』が広がると思うし、楽しく勉強ができるきっかけになる。長い広がりがある展示だと思います」とアピールした。映画『深海のサバイバル!』で声優に初挑戦した伊沢。オファー時の心境を聞くと、「2年くらい『科学漫画サバイバル』シリーズに関わらせていただいているので、その上でオファーしていただけて純粋に光栄。このような機会をいただいてありがたかった。すばらしい作品を広げる一畳になれば」と笑顔。アフレコ前は「とにかく事前にできる作業を無心でやった。まっさらな気持ちで臨むというのが今回のテーマだったので、演技に関してはプロにお任せして言われたことを100%噛み砕いてリクエストに応じられるようにしました。色を加えるのではなく、お手をわずらわせないようにすることをばかりを考えていましたね」と回想。完成した作品を見て「これでいいのかな?と思った」とドキドキだが、「お仕事をいただいたからには僕もプロとして臨んだ」と胸を張る。これまで『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)などで演技には挑戦したことがあったが、今後の演技の仕事については「今回でやっぱりプロはすごいなと改めて思った。声優さんと一緒にアフレコしたのですがほんとにプロで…。今回はサバイバルシリーズだから特別かな」と語った。
2021年08月11日東京五輪・パラリンピックの開閉会式でクリエイティブディレクターを務める佐々木宏氏が、式典に出演予定だった、お笑いタレントの渡辺直美さんを「ブタに例える演出を関係者に提案した」とニュースサイト『文春オンライン』が報じ、大きな問題になっています。サンケイスポーツによると、佐々木氏は2020年3月、五輪開閉会式の演出メンバーにLINEで、渡辺さんにブタの仮装をさせ『オリンピッグ』として出演させるアイデアを送信。これに対しメンバーの女性が「容姿のことを例えるのは気分がよくない」などと返信し、批判が相次いだため、撤回をしたといいます。この問題で、大会組織委員会の橋本聖子会長は国際オリンピック委員会(IOC)の幹部と対応を協議。佐々木氏は辞任の意向を示しています。田村淳「第三者目線で見て、嫌」2021年3月18日に放送の情報番組『グッとラック!』(TBS系)では、騒動について取り上げ、コメンテーターの意見に反響が寄せられました。渡辺さんと同じ事務所に所属するお笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんは、「内部のLINEが流出してしまうところにも、運営側がひとつになっていない感じがある」と発言。また、渡辺さんが事態をどのように受け取とめているのかは「本人に直接聞いていないので気持ちは分からない」としつつも、次のように語りました。第三者目線で見て、「そんなことをいわれたら嫌だろうな」と思いますよ。直美の明るい性格だと、インタビューとかで笑って答えてくれるかもしれないけど、それは本当に彼女の中の気持ちではないと思うから。グッとラック!ーより引用ヴァイオリニストの木嶋真優さんは、報道について「女性蔑視といわれているけれど、これは容姿に対しての蔑視で性別は関係ない」と指摘。さらに起業家でタレントの伊沢拓司さんは、オリンピックという国際的なイベントの演出に、差別表現があったことに対し、苦言を呈していました。人をブタ扱いするというのは、人間の差別の歴史の中で非常によく行われていて、世界的に侮蔑の象徴にあったような表現になりますから、そのあたりの文化的な背景ですら把握できていないというのは悲しいかなというところはありますけどね。受け手のことを考えられていないエンターテイメントになっているのが問題です。グッとラック!ーより引用ネット上では、視聴者からさまざまな声が寄せられています。・「女性蔑視でなく容姿蔑視」って意見に賛成。どちらも最悪だけど。・冗談だから、渡辺さんが芸人だからOKとか、そんな話ではないと思います。国際的なイベントなので。・体型を気にする人たちを励ましてきた渡辺さんは、こんな形で話題になるのは嫌だと思います。容姿をいじることをユーモアとする風潮は、本来許されるものではなく、時代遅れとなりつつあるのかもしれません。世界中の人が集まり、人々の多様性と調和の重要性を呼びかける、オリンピックという場。「誰かが傷付くような演出はしてほしくない」と多くの人が願っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年03月18日世界有数のエジプト・コレクションを持つ、ドイツの国立ベルリン・エジプト博物館。この博物館から名品が来日する『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展天地創造の神話』が江戸東京博物館で11月21日(土)に開幕した。2021年4月4日(土)まで開催されている。ドイツ・ベルリン市内にある国立ベルリン・エジプト博物館には4万点以上の考古品と6万点におよぶ古代文書が収蔵されている。本展ではこの膨大なエジプト・コレクションのなかから、神々の世界、神話の世界をテーマにした約130点が展示される。古代エジプトにおいて世界の始まりは原初の海・ヌンであったとされている。このヌンから創造神のアトゥム神が誕生し、さらにアトゥム神から8柱の神々が生まれ、天地創造に重要な役割を果たした。展覧会のプロローグと第一章「天地創造と神々の世界」はこの神々の世界に焦点を当てていく。《腹ばいになる山犬の姿をしたアヌビス神像》前1550~前1070年頃古代エジプトでは、人間の力を超越したものは神であると信じられてきた。そのため、エジプトの神々には、太陽や月、星などのほか、はやぶさやカバ、犬や猫など、愛らしい姿や形をしていることもある。その造形のかわいらしさ、凛々しさが見ていて楽しい。(手前) 《ナイルの神の像》前1976~前1794年頃 / (後ろの2体)《セクメト女神座像》前1388~前1351年頃ナイルの神、ハピ神の後ろにいるのはライオンの頭を持つセクメト女神。玉座の両側面にはヒエログリフで碑文が刻まれている。また、本展は、一部の映像作品以外はすべて撮影OK。そのため、3章立ての展示空間は各章ごとにエジプト世界に浸れる装飾が施されえいる。こちらもあわせて楽しんでみよう。第2章「ファラオと宇宙の秩序」は、世界が生まれ、人間社会のリーダーとして、そして神の代行者として君臨した国王ファラオを取り巻く世界を中心に扱う。《ハトシェプスト女王のスフィンクス像(胸像)》前1479~前1458年頃額には聖蛇ウラエウス、アゴには付け髭を装着したハトシェプスト女王の姿。ハトシェプスト女王の葬祭殿の参道と中庭に置かれていた。エジプトでは、王や王妃が人間の頭を持つスフィンクスの姿で描写されることがあった。《二重冠をかぶったハヤブサで表されたホルス神の小像》前664〜前332年頃帽子をかぶったかわいらしいハヤブサの姿をしているが、これは太陽神であるホルス神を表したもの。ホルスは二重冠や襟飾りをつけた姿が目印。なにもつけていないときは単なる動物の像である。《エジプト人と「アジア人」を描いたセティ1世のブロック》前1290〜1279年《神格化されたイアスメス・ネフェルトイリと思われる王妃の立像》前1279〜前1213年頃そして、第3章は「死後の審判」では、古代エジプト人の死生観を紹介する。エジプト人たちは、死後の再生・復活を信じており死者の心臓以外の内蔵と脳を体外に摘出し、体に防腐処理を施してミイラにした。摘出した内蔵は4つのカノポス容器に収められるなど、独特の風習があった。その風習から数々の文化や芸術も生まれたのだ。第3章は「死後の審判」展示風景パレメチュシグという名の男のミイラ・マスクは、さまざまな装飾が施されている。色鮮やかに描かれた銘文からは、埋葬の日付や、男性の名前、父親の名前なども記されている。《デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラ・マスク》後50~後100年頃横から見た《デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラ・マスク》後50~後100年頃《タバケトエンタアシュケトのカノポス容器》前841~前816年頃死者の内蔵を格納するカノポス容器は、ホルス神の4人の息子たちの姿をしている。左から、腸担当のハヤブサ(ベフセヌウエフ)、胃を担当する山犬(ドゥアムウトエフ)、肺担当のヒヒ(ハピ)、肝臓担当の人間(イムセティ)と、それぞれが特定の臓器を守った。本展では、俳優の荒牧慶彦さん担当バージョン、東大クイズ王の伊沢拓司さん率いるQuizKnock担当バージョンと、音声ガイドが2種類用意されていたり、展示室の随所に解説のアニメーションが取り入れるなど、古代エジプトの世界をわかりやすく紐解く工夫が積極的に取り入れられている。この展覧会をきっかけに、古代世界の面白さに目覚める人が大幅に増えていくはずだ。構成・文:浦島茂世【開催情報】『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展天地創造の神話』11月21日(土)~2021年4月4日(土)、東京都江戸東京博物館にて開催
2020年11月28日新型コロナウイルス感染症の影響で、外出する際にマスクを着けるようになった人は多いことでしょう。しかし、外出時のマスク着用が習慣化したことによって、一部では行き過ぎた行為をする人が出てきています。2020年6月22日、情報番組『グッとラック!』(TBS系)ではマスクを着けるように強要する人を皮肉を込めて『マスク警察』と称して紹介。一時、Twitterのトレンドに入るほど反響が上がりました。小学生に「ぶち殺す」と暴言を吐くマスク警察番組では、実際に『マスク警察』の被害にあった人にインタビュー。マスクをしていないで外を歩いていた時に唾をかけられた経験がある人や、マスクがなくハンカチで口を押えながら電車に乗っている女性に強い口調で「そんな非常識人がいるから流行した。電車を降りろ」と責める男性を見たという人が紹介されました。また、小学生の男の子は通学途中にマスクの紐が切れてしまうも、学校で貸し出し用のマスクを借りれるためそのまま登校。すると、登校中に50代ぐらいの女性から「マスク着けろよ、ぶち殺すぞ」と暴言を吐かれたといいます。アンケートでは「マスク未着用の人が気になる」と回答したのは86%だったことを受けて、番組コメンテーターの伊沢拓司さんは、「想像力が欠けている」と批判しました。気になっている人が多いということと、人に強くいっていいというのは別だと思うんですよね。行動に移すのはまた別で、これを正当化しちゃうのは問題が違うなと思いますし、そもそもマスクをすることって目的じゃなくて手段なわけですよね。目的は感染を広げないことだから、感染を広げない手段はいろいろあるし、自分から遠ざかることもできるわけですよね。なので「うつるかも」というマイナスの想像力だけじゃなくて、「この人事情があったのかな」とか、小学生の子みたいに「切れちゃったのかな」とか熱中症の心配もありますし、プラスの想像力も一緒に働かせることが必要になってくるのかなと思いますね。グッとラック!ーより引用番組では、「屋外を1人で黙々と歩くときはマスクは不要、屋外でも屋内でも会話をするときはマスクが必要」と解説。また、東邦大学の小林寅喆(いんてつ)教授は、「ソーシャルディスタンスが確保できていればマスクをしてなくても問題はない」とコメントしました。Twitterにはさまざまな意見が上がっており、「マスクをしていない人を見ると気になる」という声もありました。・マスクをしていない人は確かに気になる。でも攻撃するのは違う。・公共交通機関でマスクをしていない人を見ると離れるようにしてる。・人口密度の高いところでマスクなしで話をしていたらさすがに気になる。『マスク警察』に対しての不信感や、怒りの声も上がっています。・若い女性とか子供を狙って自分より弱い立場の人ばかりに暴言吐いているんじゃない?・自分もいわれたことがある。でも暑くて倒れたら元も子もないと思う。・離れて暮らす自分の親が『マスク警察』になっていないか、不安になってくる。・きっと正義のつもりなんだろうけど、そこまでするのはおかしい。不安なのは誰もが同じでしょう。ですが、暑い日にはマスクで顔が蒸れて身体が余計暑くなってしまうことも考えられます。「感染を拡大させない」という目的を見失わないように、マスクとうまく付き合いたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月22日編集部:学研キッズネット編集部朝日新聞出版は、2020年3月19日(木)にAERA進学MOOK『カンペキ中学受験2021』を発売しました。首都圏334の国公立&私立中学の完全データを収録。最新の2020年度入試応募状況や学費情報も掲載した「どこよりも早い中学受験情報誌」です。 さらに巻頭企画では、タレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司さんが 自身の中学受験経験について語っています。首都圏の国公立&私立中学334校のデータを完全収録首都圏の中学受験生数はここ数年増え続けており、中学入試の環境は年々厳しくなっています。大学入試制度改革の影響で、私学なら柔軟に対応してくれるという保護者の期待が高まっていることが中学入試過熱の一因です。知名度の高い難関ブランド校に加え、改革に取り組み結果を出している新進校も人気が上昇。大学に確実に進学できる付属校の人気も変わらず高く、これまで以上に学校選びに迷う時代となりました。どこよりも早い中学受験情報誌として毎年評価されている『カンペキ中学受験』の最新版では、首都圏の国公立&私立中学334校の入試難易度や進路状況、スクールライフや特色、カリキュラム、学費といったデータを完全収録。最新、2020年度入試の応募状況もしっかり掲載しています。難関大学や医学部への進学実績が一目でわかるランキング分析記事も充実。志望校選びの特集では、偏差値以外に着目すべき点をQ&A方式で解説。タイプの異なる3人の中学受験専門家が、受験生の家族の心構えについても指南します。巻頭企画では、タレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司さんが自身の中学受験経験をもとに、受験生にエールを送るインタビューにも登場します。<主なラインナップ>• インタビュー伊沢拓司さん(タレント)• いま、 必要な力を育むわが校自慢の授業・講座(海城/麴町学園女子/東洋大学京北)• 効果的な学びを追究こだわりの新施設紹介(聖学院/青山学院/富士見)• こんな制服で登校したい!あこがれの制服スタイル2021• 首都圏中学入試速報今年の結果から2021年入試を予測• ランキングではっきりわかる中高一貫校の実力• 偏差値だけではわからない家族みんなを幸せにする学校選び• 首都圏国公立・私立難易度データ一覧表• 首都圏国公立・私立中学校MAP• カンペキ中学受験ガイド334中学校AERA進学MOOK『カンペキ中学受験2021』発売日:2020年3月19日(木曜日)定価:1900円+税学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月30日そごう横浜店6階のそごう美術館では、「不思議の国のアリス展」を9月21日から11月17日まで開催する。ルイス・キャロル 《切手ケース》 1890年 紙Lewis Carroll, The Wonderland postage stamp case. The Rosenbach, Philadelphia『不思議の国のアリス』は、1865年に初版が出版されてから150年以上が経ち、すでに170を超える言語に翻訳され、その発行総部数は1億部とも言われる世界的ベストセラー。今回開催となる「不思議の国のアリス展」は、貴重な原画展示はもちろん、充実のコラボレーション企画まで、アリスの不思議な世界を多角的に楽しめる、これまでにない展覧会となる。会場では、この名作の原点である著者ルイス・キャロルの貴重な自筆スケッチが日本初公開。初版本の挿絵を描いたジョン・テニエルの原画も展示し、物語の原点に迫る。さらに、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』2つの物語をめぐる、絵本作家や挿絵画家など世界で活躍する7名のアーティストが描く「アリス」作品が並ぶ。草間彌生 《毒きのこ》 1990年 シルクスクリーン/紙 松本市美術館所蔵また、書籍にとどまらず、映画やアニメーション、音楽や舞台などさまざまな分野で愛されている『不思議の国のアリス』は、現在でも多くのアーティストたちが創作意欲を刺激され、新しい「アリス」が誕生している。同展では、過去から現在までの多種多様な「アリス」作品を一堂に集め、この物語に新しい表現を加えたアーティストたちの作品群を展観。同展のために新作を制作したエリック・カール、舘鼻則孝、anno labをはじめ、草間彌生ら各アーティストが生み出すさまざまな「アリス」を通して、現代でも色褪せない不思議な魅力を紹介する。アリスをテーマに約200件の古今東西の作品が織りなす不思議な世界は、本展覧会ならではの貴重な機会となる。さらに、「ハードロックカフェ」とコラボしたオリジナル限定ピンバッジ付き前売券(税込3,000円)や、女性に大人気のコンセプトショップ「水曜日のアリス」とのコラボ・グッズ、伊沢拓司を中心とした東大発の知識集団・QuizKnock制作のオフィシャルブック(1,000円)、そして、声優の平田広明とQuizKnockによる2種類の音声ガイドなど、作品鑑賞の枠を超えた楽しみも登場する。【展覧会情報】不思議の国のアリス展会期:9月21日~11月17日会場:そごう美術館住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)※最終日11月17日は10:00~17:00(入館は16:30まで)料金:大人1,500円(1,300円)、大学・高校生800円(600円)※税込、( )内は前売及び20名以上の団体料金、障がい者手帳各種の所持者及び同伴者1名は入館無料会期中無休
2019年05月09日「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」「チュートリアル」の3組7人の芸人がMCを担当するバラエティ番組「しゃべくり007」の4月29日(月)放送回に、舞台を中心に活躍するジャニーズの人気グループ「ふぉ~ゆ~」がゲスト出演。そのほか注目のスター候補たちが登場する。越岡裕貴、松崎祐介、福田悠太、辰巳雄大の4人による「ふぉ~ゆ~」は1998年にジャニーズ入り。2006年に堂本光一主演の「Endless SHOCK」がきっかけでともに活動することに。4人とも名前に“ゆう”が含まれることから2011年からは「ふぉ~ゆ~」というグループ名で活動を本格化。「滝沢歌舞伎 2011」や1986年から2015年まで続いたジャニーズ伝統の「PLAYZONE」に出演、知名度を上げ、最近では主演だけでなく自ら原案も手掛けるなど舞台をメインに活動中だ。そんな「ふぉ~ゆ~」が今回本番組にゲスト出演、“こんなジャニーズ見たことない”といわれる庶民派(?)な彼らの爆笑特技が披露される。また今回が平成最後のオンエアということもあり、新時代のスター候補たちが続々登場。2012年に結成されライブ活動を重ね着実に人気を上げてきたアイドル「ゆるめるモ!」から、「咲-Saki-」や「ゆうべはお楽しみでしたね」などのドラマ出演で女優としても注目される“あの”や、イチローのモノマネで知られるニッチロー’、東大生クイズ王として話題の伊沢拓司、ユーチューバーとしても注目される若干15歳のトラックメイカー・SASUKEもゲスト出演する。今回のゲスト「ふぉ~ゆ~」の越岡さんが出演する舞台「サムライ・魂」が5月25日(土)から5月31日(金)まで東京国際フォーラム ホールCで上演。その後6月5日(水)~9(日)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで、6月21日(金)に愛知・東海市芸術劇場 大ホールでも上演される。また辰巳さん出演の舞台「BACKBEAT」が5月25日(土)~6月9日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスで、その後6月12日(水)~6月16日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで、6月19日(水)まで愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールで、6月22日(土)と23日(日)に神奈川・やまと芸術文化ホール メインホールでそれぞれ公演される。「しゃべくり007」の4月29日(月)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年04月29日お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太、ホラン千秋、ヒャダインがパーソナリティを務めるTBSラジオ特番『クリスマスの夜なのにラジオ聴いてる受験生に乾杯!』が、24日(22:00~)に放送されることが決定した。同番組では、クリスマスイヴも遊びに行かず、机に向かっている受験生に対して、「おまえらの選択は間違っていない!」と応援する生放送のトークバラエティだ。受験生からのメッセージを紹介するほか、パーソナリティの3人が自身の受験勉強エピソードを交えながら、エールを送る。当日は現役の受験生をはじめ、過去に受験を経験したリスナー、これから受験生になるリスナーからもメッセージを募集する。さらに「キングオブコント2018」ファイナリストのGAG・宮戸洋行がスタジオを飛び出し、クリスマスイヴの街をリポート。また、TBS系番組『東大王』などでおなじみの伊沢拓司も登場する予定だ。
2018年12月18日『ぼくが発達障害だからできたこと』著者の市川拓司さんUpload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)『いま、会いにゆきます』(小学館)などで知られるベストセラー作家・市川拓司さんは、昨年出版した著書『ぼくが発達障害だからできたこと』(朝日新聞出版)の中で、自身が発達障害であることを告白しています。著書の中では、小学生の頃から多動多弁、クラスメイトに迷惑をかけては先生にひどく叱られたといった幼少期のエピソードが赤裸々に語られます。そんな市川少年が現在の大ベストセラー作家になるまで、どのような道のりがあったのでしょうか。また、自身の経験から、発達障害の子を持つ親や成人当事者に伝えたいこととは?お話を伺いました。ずっと身体の病気だと思っていたーある本との出会いがきっかけで、「発達障害」を知るー市川さんは40代で、AS(アスペルガー症候群)とADHD(注意欠陥・多動性障害)にほぼ当てはまると診断されたそうですね。大人になるまで、自分が発達障害だとは全く気づかなかったのですか?19歳の時、陸上部の活動中に呼吸困難で倒れて、動悸や冷や汗、不条理なほどの恐怖を感じて競技生活を引退しました。今思えば発達障害由来の二次障害、パニック発作でした。でも、当時はずっと内臓系の病気だと思ってました。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)発達障害かも?と気づいたのは、今から24年前に出たドナ・ウイリアムズの『自閉症だったわたしへ』(新潮社)を読んだのがきっかけです。幻覚や身体の代謝の問題など色々な記述にうなずけるところがあって、目の前がさーっと開けたような感覚がありました。そのあと、数年経って仕事関係の知人の紹介でメンタルクリニックを受診して「典型的なアスペルガ―の症状を示している」と言われたんです。『自閉症だったわたしへ 』/ドナ ウィリアムズ著幼少期は、とにかく母親を守ることに必死だったーご著書によれば、子どもの時から発達障害の傾向は現れていたようですね。多動で多弁。学校では授業中もひとりで大声でしゃべり続けて、クラスメイトに迷惑をかけては先生に叱られてばかりでしたね。「バカ」とか「宇宙人」とか酷いあだ名も付けられました。学力は中学生時代がどん底。劣等生です。ただ、中学以降は、過集中の特性を活かしたおかげか、一夜漬けに近い勉強方法で希望の高校に合格。自分が好きな時に学校に行って、気が向かなければ授業を休むという生活をしていました。そこで現在の妻と出逢ったんです。ずっと同じクラスだったのでノートなどを貸し借りしている間に仲良くなりました。ひとの倍くらい「多弁」なぼくのおしゃべりは、大人になった今も変わらない。うちの奥さんは、高校の時から40年間ずーっとその被害者ともいえますね。彼女だってぼくの話し相手は疲れるみたい。「ふつうのひとを相手にする時と、脳の使い方が全く違うような気がする」と言われます。振り返ってみたら、自分ルールで自由奔放にふるまっていたのにもかかわらず、高校を卒業し進学することができたのも彼女のおかげですし。とても感謝しています。のちに妻との恋愛エピソードを作品にし、39歳で会社員を辞めて小説家としてデビューしました。最愛の人と出逢って、ぼくは救われたんです。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー小中学生の頃、辛くはなかったですか?普通、学校の先生に怒られたりとか、クラスメイトにからかわれたりした時は、自分のほうが合わせないといけないのかなと苦しくなると思うのですが、そこを乗り越えて作家に…いや、乗り越えてない!(笑)子どもの頃は、クラスメイトのことより、実は母親のことで必死だったんです。おふくろはマタニティブルーから産後鬱になり、臥せっていることが多い人でした。今思うと、おふくろも発達障害で、二次障害の双極性障害を発症していたのではないかと思います。でも、親父は仕事が忙しくて、一年の3分の2は家にいない。母子家庭のような環境で、かつ一人っ子。そうなると、「母親をなんとかしなきゃ」という、それだけが最初の人生の物心ついたときの記憶です。人と違うだの何だのっていうのは贅沢な悩みで、とにかく彼女の顔色を常にうかがって、息してるか、死んじゃいないかって必死でした。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ーお母様のことが気がかりで、同級生だったり、他人と比べる時間なんてなかったと。特におふくろは本当に無鉄砲な人だから、とんでもないことをするんですよ 。基本的に母は躁(そう)のひとなので、心は子どものまま。例えば、ぼくが中学生のある日、二人で食事に出かけた時に母が、「お金持ってくるの忘れたから、食べ終わったら走って逃げるよ」と言うんです。真に受けたぼくはとにかく急いで皿を空っぽにして、母に「今だ!」と言われて、反射的に店を出て、死に物狂いで駆けだす。しばらく走って振り返ると、母が大笑いしている声が聞こえる。聞くと、「トイレに行ってる間に勘定済ませたよ!引っ掛かったな~!」ですって…こんないたずらをよくされました。かと思うと学校から帰ると母の姿がない。失踪したんじゃないかと半泣きになってあたりを見回しに行ったり。それを叱るのが本当に俺の役目みたいな感じでしたね。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー親と子どもが逆転していたんですね。著書を拝見すると、高いところから飛び降りる話など、「度を超えた多動と多弁、自分のルールで行動してしまう」市川さんの姿が細かに描写されています。しかし、それでクラスメイトに除け者にされて困り果てているという感じではなかったようですね。ご自身はどこかあっけらかんとしている。当時、周りのことはどう感じていましたか?さきほども言ったように、母親のことが最優先でした。かといって、「周りなんてどうでもいい」というのとも違うんです。周りや他者という概念がそもそもない。いまもそうです。でも、もしかしたらそれがKYって言われる所以なのかもしれないけど。発達障害者特有の他者性の希薄さかもしれないですね。自分や親族の凸凹も肯定すること。親の誠実な姿勢はきっと子どもに伝わるからー子どものとき、親がこういうふうに接してくれてたら違ったのに…など、ご自身の経験から、親は発達障害の子どもにどのように接するのがいいと思いますか?とにかく、基本的にそういう子どもには、なんでも例を見せて「自分のようなタイプは決して1人じゃない」と認識させるのが一番大事ではないかと思います。ぼくの場合、自分が生きてきた道のりやいつも思っていたことを自分の言葉で普段しゃべっているように書いただけなんですが、そのことで編集者や共感してくれる読者など、自分の個性や多様性を認めてくれる人たちと繋がることができ、救われたんです。だから、「お前は間違ってる」と言われても「自分は間違ったダメな人間なんだ」と別に思わなくていいんです。ぼくはその違いを「個性」だと思って手放さなかった。だから今の自分があります。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー具体的にはどのような言葉をかけてあればいいでしょう?んー、もし、両親や家族にも発達障害の傾向があるのなら、「お父さんもお母さんもあなたと同じだよ」とか、言ってあげるのもひとつかもしれません。物心ついて、理屈が分かるようになってくれば、遺伝を含めた障害の因果関係をきちんと話してあげたほうがいいと思いますね。発達障害の原因は色々言われていますが、遺伝的要素もゼロではないようですし、親もそれを認めて、ある程度筋が通ったストーリーとして自分たちの言葉で語ってあげてほしいですね。ー発達障害の原因は、遺伝的要因と環境的要因の相互作用だと言われています。遺伝的要素も、それが全てではないからこそ、親や親族としてもそれをどう受け止め、どう子どもに話せば良いかは、なかなか難しいことだと思います。何が一番の原因かというより、結局、どちらかの要素が弱くてどちらかが強いというだけなので。親がありのままを受け止めようとすれば、その誠実さは言葉でなくても伝わると思います。問題は、大人が子どもに何か隠そうとすること。思っている以上に、子どもはちゃんと見ているし、嘘が大嫌い。血の繋がった親として嘘はつかない姿勢を貫くことこそ大事だと思いますね。逆説的に言うと、親がいわゆる「普通の子」に近づけようと思って我が子を見た時に、ポロポロ、ちらちらと、そこからはみ出た凸凹部分が垣間見えてるんだと思いますよ。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)その凸凹が親族の誰かのパーソナリティと重なるっていうこともあるはずです。もしそういう共通点を見つけたら、叱るネタや批判のネタにするのではなくて、一族ひっくるめて肯定するような言い方ができたらいいのではないでしょうか。「ほら、お父さんもあんなこと言うけど、お父さんのお父さんも口が悪かったのよ」など。それで少し、子どもも安心できるところもあるかもしれない。参考:『発達障害に気づかない大人たち』 /星野仁彦自分自身のルーツに想いを馳せることー市川さんはどのようにご自身のルーツを捉えていますか?うちの場合、母親もそうだし、一族にも似たようなパーソナリティのひとはゴロゴロいるので、発達障害は遺伝なしには生まれてこないと思っています。でも、自分自身はそこに誇りというか、それこそ「一族だぜ!」というような面白さを感じるんですよ。大きなルーツに繋がるようなロマンがあります。希少種の氏(うじ)、というような。親が見方を変えれば、子どもも「自分は一人ではなくてある集団の中の一員なんだ」という思いが強まると思います。発達障害がある子どもにとって自分と似たパーソナリティのひとが他にもいるんだという認識を持てることは、肯定感に繋がるのではないでしょうか。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ーとはいえ、思春期の子どもは第二次性徴も始まり、異性を意識したりなど、他人との違いを一層、意識せざるをえない状況になってきますよね。中学に上がる位までの発達障害の子どもは基本的に天真爛漫じゃないですか。いじけてないし。本当に生き生きとしている。でも、なんか中学に上がった頃から暗い顔し始めて、俺自身もそうでしたけど、あそこで一回ガクッとくるんですよね。自分もいじめでまいったときがありました。やっぱり自我が一番発達するときに、上からガッと抑えられると結構大変なんですよ。だから最初の第1ウェーブである12、 3歳の思春期というのは、本当に大きな壁。いじめも結構悪質になってくる。知恵がついてね。学校の教室みたいな狭い場所に哺乳類を閉じ込めるなんで、本当は理不尽きわまりない。ぼくは個人的には学校になど行かなくて済むのが一番いいとは思いますが、そうした壁を乗り越えるための何か抗弁を用意してあげられればいいなとは思います。そのひとつに家族や親族の存在がある。「教祖」は自分自身信じる道を切り拓くーとにかく自己肯定感を持てるように親が導くということですね。加えて、市川さんは自分で自分の自己肯定感を育むために「自分のための宗教を作っていく」と書かれています。自分教にすがるのではなく、「作っていく」。これは、どういう意味でしょうか?アスペルガーというのは、自分が教祖となって自分なりの宗教を作る、いわば教祖タイプじゃないかなと思うんです。集団主義に属さない。でも、世間で認められやすいのは、ヤンキー気質のひと。ヤンキーって教祖と反対の「リーダーに従う信者タイプ」なんですよね。なぜなら、ヤンキーのひとたちには、「リーダー」「ヘッド」「カリスマ」といった存在がいる。そして、その人たちが彼らヤンキーの教祖であり、宗教になっている。そういう人がいないアスペルガーのひとたちは、自分が教祖になるしかありません。でも、その方が、本来のアスペルガーの気質に合っていると思います。そもそも宗教とは、自分を肯定するために、ある種の大きなものと繋がりたいという欲求でもあります。大きなものというのは、自分の背後にある歴史だったり、潜在意識の世界だったり、集合的無意識だったり……Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー先ほどおっしゃっていた脈々とつながる「一族として意識」なども、いわば自我の存在を超えた「大きなもの」と似ていますね?当然、一族といったものをそこに含まれていて、今、自分の目の前にある平面的な横のつながりだけじゃない、3次元的な世界へアクセスするというのが、本来の宗教という気がします。普通、ひとは潜在意識に簡単にアクセスできません。だから、お坊さんたちは修行をしているわけです。でも、発達障害のひとは前頭葉の機能が弱まっているため、潜在意識などのいわば非常識な世界へのアクセスも早いんじゃないかな。自分の深層心理への世界のゲートが開きやすくなっているとも言えます。ーだから、発達障害のひとほど自分で自分の「宗教」を作っていくことができるし、本来の気質にも合ってるからそうするほうが楽に生きられるかもしれないということですね。ご著書は昨年発行されたものですが、急速に発達障害が知られるようになったことで、1年経った今でも、取材されることが多いとか。そうした状況で、今後のことを考えると、当事者として発達障害がある子どもたちのためには具体的にどんな仕組みがあったらいいと思いますか?街の「こども食堂」みたいなものあるじゃないですか。あれの発達障害版を作ったらいいと思います。そこでみんなで模型作ったりとか。勉強させれば、それぞれの自分の個性というものに気づいて、その道の達人になっていくんじゃないでしょうか。突出した才能がなくても、その人柄で社会の中に潤いをもたらす人間もいるでしょう。一番よくないのはそこで自己卑下を繰り返していくうちに自我がボロボロになってスポイルされること。人に振り向けるだけの朗らかさとか純真さを持っていたのが、いじけて、歪んで、破滅してっていう、それをなんとかね、乗り越えさせてあげなきゃいけないんじゃないでしょうか。それは親だけではなくて、町ぐるみでやれるといい。親だけに任せるには負担が大きすぎますからね。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)誰かに「違う」と言われたって、決してあなたの存在は否定されちゃいないー成人の発達障害のあるひとにも何かアドバイスをいただけないでしょうか?まず1つには、子どもへのアドバイスと同じで、この本を書いた理由でもあるけれど、「1人じゃない」ということを伝えたいですね。そもそも「違い」について、誰かによっぽど差別的に言われることとかがなければ、自分が人と違ってもそんなには悩まないはずなんです。誰かに、「あなたは違う」と言われて辛いという人たちは、とにかく自分の身に降りかかっていることが決して個人への攻撃だとは思わないことが大切だと思います。例えばアメリカに行ったら、アングロサクソンやプエルトリカンへの差別が今でも無くならないのと一緒で、日本という国においてマイノリティであるが故にマジョリティーの集団から差別を受けているんだという感覚で、決して自分への攻撃ではないという考え方でいてほしい。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)ー繰り返しおっしゃっているように「ルーツがある」「一人ではない、自分が属する集団もある」と自覚することで、現在の自分自身に起きていることを俯瞰的に捉えることができると。発達障害というのは遺伝的なグループのひとつの一族で、元を正せば多分同じような部族の人たちが散らばってこうなってきた、っていうのが自分では一番しっくりくる解釈なんですよね。そう考えると、別のパーソナリティを持った人に対する、別のグループからの、いわれのない「違っていることは間違っている」みたいな言い換えをまともに受けちゃいけない。振り返ったときに、全部寄り添っちゃいけないんですよ。ー生きる時代や社会のマジョリティーに無理に合わせる必要はないということですね?そこに寄り添うと、ルールはルールだからとか、あるいは常識は常識だからとかっていう話に丸め込まれてしまう。でも、マジョリティーの彼らの言うことが絶対だと思うのは、本当はおかしな話なんです。見た目が同じだから、苦しんでしまうのでしょう。まさしく今、ダイバーシティーがそこかしこで問われてるのに、まだまだ日本は均質化圧力が強い。多様性という考え方が浸透していないからこそ、発達障害者の方から、むしろダイバーシティー・多様性というものを、力強く打ち出していけるような考え方を世の中に提示していったほうがいいかもしれません。Upload By 平澤晴花(発達ナビ編集部)
2017年09月11日きょう28日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ネプリーグ』(毎週月曜19:00~19:57)では、東京大学と京都大学出身の有名人が対決を繰り広げる。今回は、東大チームに林修、高田万由子、そして『カルトQ』『パネルクイズアタック25』への出演歴もある経営コンサルタント・鈴木貴博、『高校生クイズ』で2連覇を達成した現役経済学部生の伊沢拓司が参戦。対する京大チームは、辰巳琢郎、バイオリニスト・松尾依里佳、法学部在学中で高校時代に林先生の授業を受けていたタレント・加藤あおいが登場する。1stステージから、ハイレベルな頭脳戦が繰り広げられるが、2ndステージでは、漢字クイズを作成した林先生が、京大チームに「もうひとつレベルを下げないとですね!?」と漏らしてしまう。
2016年11月28日