西岸良平の「鎌倉ものがたり」を原作とした映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』が12月より公開されることが決定。主演には堺雅人、ヒロインには高畑充希を迎え、新婚夫婦役を演じる。鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに、年若い亜紀子(高畑充希)が嫁いでくる。しかしこの鎌倉という土地、何やらおかしい。そこここに人ならざる者がいるようなのだ。道を歩く正和と亜紀子の前を貉か河童か通り過ぎて心底驚く亜紀子に、正和は「鎌倉は何千年も昔から妖気が溜りに溜まって、いろいろな怪奇現象が起こるけれどもここでは普通のこと、すぐに慣れる」と言ってのけるのだが…。一色先生は犯罪研究の腕を買われ、迷宮入りしそうな事件の折には鎌倉警察に協力している。何しろ魔物や幽霊も事件に関係するのだから、鎌倉の事件解決は一筋縄ではいかない。心霊捜査にも精通する一色先生は名探偵でもあった。ある日、大金持ちの殺人事件の捜査を依頼される一色先生。どうやら人間の仕業ではないようだ。古都鎌倉――。ここは、人間だけでなく幽霊、物の怪、魔物に妖怪、神様、仏様、死神、貧乏神も住んでいる。魔界や黄泉の国のはざまで、生者と死者の様々な思いが交錯する都。鎌倉ビギナー・亜紀子の嫁入りで静かだった正和の生活が大きく変わってくのだった…。原作は、ロングセラーコミック「三丁目の夕日」で知られる、西岸氏の累計発行部数900万部(既刊33巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」。監督・脚本・VFXは、西岸氏原作の『ALWAYS三丁目の夕日』も手掛けた山崎貴が務める。主人公のミステリー小説作家・一色正和役を演じるのは、「半沢直樹」大河ドラマ「真田丸」など舞台、ドラマ、映画と幅広い分野で活躍する堺さん。ヒロインで正和の年離れた妻・亜紀子を演じるのが、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」や連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、『植物図鑑運命の恋、ひろいました』など話題作への出演が続く、いま注目の女優・高畑さん。そのほかにも堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和といった実力派、今回山崎組初出演となる安藤サクラ、中村玉緒ら超豪華キャストが集結する。大河ドラマ「真田丸」後、初の撮影作品だと言う堺さんは、「今日は新鮮な気持ちで臨みました。いただいた台本を読んだとき、作品世界のあまりの豊かさに、なかなか全貌がつかめませんでした。現場で監督の指示をよく聞いて、完成した映像を楽しみにしたいと思います」と撮影初日の感想を語る。また演じた正和役は、「佇まい、熱中するところ、物腰の柔らかいところ、でも頑固なところなど、山崎監督によく似ているなと思いました。これからの演技の参考にします」とコメント。高畑さんは、「原作の中で、亜紀子が小学生に間違われるというエピソードがあるのですが、私自身も20歳を越えてから小学生みたいだとからかわれたことがあり、亜紀子さんと通づるものを感じています」と思わぬ共通点を明かし、「テンポのよい掛け合いが多いので、先輩の役者さんたちとお芝居が出来ることにワクワクし、とても楽しみです」とこれからの撮影に期待を寄せている。また山崎監督は、「この作品にはたくさんの魔物や幻想的な風景を登場させるつもりです。そんな世界をまるで原作から抜け出して来たような堺さん、高畑さんの2人と一緒に心ゆくまで旅をしてこようと思っています。そしてその中で“本当に大切なもの”についての物語を紡いでいこうと思っています。乞うご期待!」と意気込みを語っている。なお撮影は、すでに1月よりクランクインしており、4月中旬にはクランクアップ予定となっている。『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月9日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月01日俳優の堺雅人と高畑充希が映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(12月9日公開)で共演することが1日、わかった。同作は『三丁目の夕日』シリーズで知られる西岸良平による、ロングセラーコミック『鎌倉ものがたり』を映画化。2005年に日本アカデミー賞の12部門で最優秀賞を受賞した『ALWAYS三丁目の夕日』の山崎監督がメガホンをとる。ミステリー作家・一色正和(堺)と、亜紀子(高畑)の新婚夫婦が、人間だけでなく幽霊や物の怪の住む鎌倉という土地で様々な事件に関わっていく。主演の堺は2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』、そしてヒロインの高畑は2016年NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でそれぞれ主役を務め、今回が初共演。1月23日より撮影に入り、4月中旬のクランクアップを予定している。『真田丸』以来、1年半ぶりの撮影初日をむかえたという堺は、「新鮮な気持ちで臨みました」と初日の様子を振り返った。台本を読んだ時は「作品世界のあまりの豊かさに、なかなか全貌がつかめませんでした」と驚いたというが、「僕の演じる一色は、佇まい、熱中するところ、物腰の柔らかいところ、でも頑固なところなど、山崎監督によく似ているなと思いました」と分析し、「これからの演技の参考にします」と語った。高畑も『とと姉ちゃん』以来1年半ぶりのクランクインとなったが、「全力でタックルしても受け止めてくれそうな堺さんの包容力に、いつしかすっかり安心しきってしまいました」と、現場の様子を明かした。演じる亜紀子は小学生に間違われるほどの童顔だが、高畑自身も「20歳を越えてから小学生みたいだとからかわれた」ことがあるという。「そんなチャーミングな役をいただけたことをとても嬉しく思っています」と、喜びを表した。阿部秀司プロデューサーは、同作について「動き出したのは、2011年。ちょうど『ALWAYS 三丁目の夕日’64』を撮影していた頃でした」と振り返る。阿部プロデューサーは「ファンタジー、ミステリー、アドベンチャー、ラブストーリー、そして感動、エンターテインメントの最高峰になると思います」と自信を見せ、山崎監督も「たくさんの魔物や幻想的な風景を登場させるつもり」と展望を語った。同作には他、堤真一、安藤サクラ、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、中村玉緒の出演が決定している。
2017年02月01日俳優の成河、ミムラ、加藤諒が舞台『人間風車』に出演することが31日、わかった。同作は1997年に後藤ひろひとが劇団「遊気舎」に書き下ろした。2000年には、G2演出のもと、パルコ劇場で生瀬勝久、斉藤由貴、阿部サダヲ、八嶋智人、大倉孝二といった豪華キャストが集結。2003年には永作博美、入江雅人、河原雅彦らにより再演され、今回は14年ぶりの上演となる。一人の童話作家・平川が傑作童話を書いたことから話が展開し、”童話ホラー”と呼ばれた。主役の平川を演じる成河は、26日にミュージカル『わたしは真悟』を終え、3月からは『髑髏城の七人 Season花』を控えるなど、2017年も引っ張りだこ。成河は「この作品の持ち味である、人間本来の持つ弱さと醜さ、矛盾と葛藤をきちんと表現出来るよう、全身全霊、役と自分と向き合っていきたいと思います」と意気込みを語った。 ヒロイン・アキラを演じるミムラは「童話好きとして、その面白さと自由さ、そして時に怖さを感じておりましたので、これらをベースとした人間模様を演じるのが楽しみでなりません」と作品への意欲を示す。サム役の加藤諒は、「2000年と2003年に上演され、観劇された方々に笑いと恐怖と感動を与えた偉大な作品に出演させていただく事になりまして、大きなプレッシャーと共にとてもワクワクしております‼」とコメント。バラエティでもブレイク中だが、実力派キャストとの共演に「喰らい付いていけるように精一杯頑張らせて頂きます!!」と気合いを入れた。 東京公演は9月28日~10月9日、東京芸術劇場プレイハウスで行われる。また大阪他、各地での公演も予定されている。■演出・河原雅彦コメント 僕もかつて出演させてもらったファンタジーホラーの傑作『人間風車』を演出させてもらう日がくるとはなんとも感慨深いわけで、この作品が持つ行き場のない悲哀と苛立ちと恐怖を僕なりのタッチで増幅してみようと、後藤さんの想いも合わさって、ちょっとした変更を試みるわけで、ま、観た人の心に嫌というほどまとわりつくような爪痕を残せるよう、いっちょやってみます。
2017年01月31日お笑いコンビ・カラテカの入江慎也(39)が、21日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『芸人報道1時間SP』(24:59~)で、自身の月収を明かした。「売れてないのに、なぜ食べていける?」の話題を振られた入江。お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(46)が「ツイッターで『今日は講演会です』とか。めっちゃ行ってるやん」と興味を示すと、「1時間半、ビジネスや人脈についてしゃべったり」とその内容を説明した。芸人の収入では「全然食えないです」と言い、その額は「(月収)15万円ぐらいですかね」。講演会以外ではコンサルティングなども行っているそうで、それらを合わせると月収160万円ほどになるという。これには周囲の芸人も「えー!?」「めっちゃ稼いでるやん!」とびっくり。芸人以外の仕事に集中することを勧められたため、「芸人が楽しいじゃないですか!」と訴えたがその場は静まり返り、笑いを誘った。入江は2年前の同番組でも自身の月収を告白。当時は「67万円です」と語っていた。
2016年12月22日堺雅人主演、大泉洋、草刈正雄、木村佳乃らが共演し、三谷幸喜が04年の『新選組!』以来2度目の脚本を手がけた2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」が12月18日(日)今夜の放送でついに最終回を迎える。混沌の戦国時代を「ひらめき」「知力」「体力」「統率力」そして「運」を持って駆け抜けた真田信繁(幸村)の人生を描いた55作目となる大河ドラマ。堺さんが主人公の真田信繁(幸村)を演じるほか、信繁の兄・真田信幸(信之)に大泉さん、信繁の幼なじみで生涯のパートナーとなるきりに長澤まさみ、大阪の陣で信繁が討ち取ろうとする徳川家康に内野聖陽、信繁が仕える豊臣家の嫡男・秀頼に中川大志、秀吉の側室・茶々に竹内結子、また、信繁と共に大阪の陣を戦う毛利勝永に岡本健一、後藤又兵衛に哀川翔、明石全登に小林顕作、長宗我部盛親に阿南健治といった面々が共演。これまでの物語で信繁の父・昌幸役で草刈さん、信繁の母・薫役で高畑淳子、信繁の姉・松役で木村さん、織田信長役で吉田鋼太郎といったキャストも登場している。また本作では三谷氏が『新選組!』以来となる大河脚本を手がけたことも話題となった。「真田丸」とは大阪冬の陣で信繁が築いた出城の名称だが、本作では信濃の一領主で大きな力を持たなかった真田家に生まれた信繁の歩んだ人生を航海に見立て、出城の名をタイトルに冠したという。2016年1月10日より放送開始した「真田丸」だが、今夜の最終回は時間を55分拡大しての放送となる。大阪夏の陣で豊臣と徳川の決戦が始まり、大坂城を出て野戦に持ち込む幸村だが圧倒的に不利な状況。死を覚悟する茶々に「望みを捨てなかった者にのみ、道は開ける」と諭す幸村。勝永らの活躍により徳川軍を次々と倒す豊臣勢だが秀頼のもとに幸村が寝返ったといううわさが広がる…。幸村は家康ただ一人に狙いを定め単騎で突き進む…というストーリー。大河ドラマ「真田丸」最終回は、12月18日(日)20時~NHK総合にて、18時~BSプレミアムにて“55分拡大版”で放送。(笠緒)
2016年12月18日お笑いコンビ・カラテカの入江慎也(39)が、1日に放送された日本テレビ系情報番組『PON!』(毎週月~木10:25~11:30)にVTR出演し、ASKA容疑者の長男の近況を伝えた。28日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたASKA容疑者。逮捕直前に各メディアが一斉に報じると、ASKA容疑者は自身のブログを頻繁に更新し、「マスコミのフライング」「尿から、覚せい剤反応が出るわけなんてことは、あるわけがない」などと身の潔白を主張。25日に「盗聴されている」と自ら110番通報して任意の尿検査に応じ、陽性反応が出たことから今回の逮捕につながった。入江はASKA容疑者の長男と「6~7年前」「20~21歳ぐらいの時」からの知り合い。共通の知人に紹介してもらったことがきっかけで、一緒にカラオケに行くなど親交を深めてきた。最初はASKA容疑者の長男であることを知らなかったが、あまりに歌がうまかったことから驚いていると、「父がアーティストで」と説明されたという。ASKA容疑者が逮捕された日、長男と親交のある知人と偶然出会い、その知人と事件の話題に。心配していることを伝えたところ、知人は「電話したんですけど、相当こたえているみたい」と報告。入江はこのインタビュー直前にもその知人と電話でやりとりし、長男が「落ち込んではいるんですけど、僕が家族を支えていきます。がんばります」と決意を新たにしていることを聞いたという。入江は「なんて声をかけていいのか分からない」「本当に心配していました」と吐露。友人が元気を取り戻したと知って安堵の表情を見せながらも、「応援することしかできないかなと思います」と心配そうに語っていた。
2016年12月01日俳優・堺雅人が、三井住友銀行のイメージキャラクターに起用されることが25日、わかった。新CM「まるごと話せる人(夫婦の夢)」編、「まるごと話せる人(親の本音)」編は25日より全国で放送される。CMでは、堺が銀行員役となり、老婦人、老紳士のお金の相談に乗る。堺は「はい」という頷きと笑顔だけで、客の相談を引き出していくという役どころ。「ちょっとした聞く仕草だったり、相槌の打ち方だったり、ほんの少しのニュアンスで変わってくるので、セリフが少ないのも、楽しめました」と撮影を振り返った。2013年放送の大ヒットドラマ『半沢直樹』以来の銀行員役となるが、堺は「以前銀行員の役をやらせていただいた時は、また全然違う銀行員だったんですが、今回の役を通して、銀行員の役って本当にいろいろあるんだなぁと思いました」と違いを語る。自身もお金の相談をするようなフロアには行っていなかったため「銀行の業務はこういうところもあるんだなぁと改めて勉強になりました」と業務の多彩さに驚いていた。また、2016年はNHK大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜20:00~)で活躍した堺。1年も残り2カ月となったが「現実世界とそんなに交渉していなかったので、新聞を読んで、日本で何が起きているかをもう1回勉強したいと思います」と謙虚な様子を見せた。
2016年10月25日●新しいことにチャレンジしたい「内村光良」を思い浮かべてみる。笑っている。仏様のような微笑みだ。『笑う犬』や『やるならやらねば!』を観ていた遠い記憶を手繰り寄せても、彼が身にまとう"優しさ"は変わらない。3作目の映画監督作となる『金メダル男』(10月22日公開)は、そんな彼の魅力を知るためには良い教材なのかもしれない。2011年に上演された内村の一人芝居『東京オリンピック生まれの男』(11年)が原案となった本作は、あらゆるジャンルで「一等賞」を目指す主人公・秋田泉一の物語。内村が成人時代、Hey!Say!JUMP・知念侑李が少年時代を二人一役で創り出す人物像は、「挫折の責任は、周りではなく常に自分」という凛々しさと潔さにあふれている。私にとっての優しい人・内村光良(52)は、一人芝居、映画、小説を通して、「競争で1位を目指す男」から一体何を伝えようとしたのか。今回のインタビューはその答えを探ることが目的だったが、根底にあった「負けの美学」こそ芸能界の荒波を生き抜いてきた原動力、そして「仏様のような微笑み」の下地になっていたと知る。○一度は暗礁に乗り上げた映画化――本作は、2011年上演の一人舞台『東京オリンピック生まれの男』(11年)が原案となっています。まずは、舞台化の経緯からお聞かせください。もともと舞台経験はありましたが、一人芝居をやったことがないので「やってみたい」と密かに思っていました。だから、挑戦してみようと。モノローグで、生まれてから現在に至るまでをすべて一人でやってみたら面白いかなと。さらに、「どんなことでも一等賞を取る」主人公だと、ピアノ、マット運動、ダンスなどいろいろな表現を舞台に次々と場面を転換ができる。そんな主人公、あまり聞いたことがありませんよね(笑)。――映画のキャラクターは、そこが起源になっていたんですね。そうですね。舞台の時から映像化は考えていました。「映画作ることができたらいいなぁ」程度でしたが、そんなことを考えながらまずは舞台に集中しました。――舞台は失敗が許されない緊張の空間。ましてや一人芝居は、経験豊富な役者さんでも逃げたくなるくらいのプレッシャーがあると聞きます。それでも、やりたかった。自分だったら直前に後悔しそうです。あははは(笑)。泉一じゃないですけど、僕も新しいことにチャレンジしてみたいなと。やったことがないことをやってみたいというのが、素直な気持ちです。劇団SHA・LA・LAなどで数人による舞台は経験していましたが、そういえば一人芝居はやったことがないなぁと思って。やったことがないことへのチャレンジです。――ずっとやりたかった一人芝居。経験してみていかがですか。「やりたかった」ではなく、「やってみたかった」です(笑)。1回!1回だけ!でも、最後はお客さんが立ち上がって拍手してくれて。達成感というか、やってよかったなと思いました。――映画でも泉一が拍手喝采を受けて高揚する場面がありますが、まさにそんな瞬間だったと。そうですね。芝居を終えても泉一を演じているような、そんな不思議な感覚でした。――その後、映画化の話はどのようなタイミングで舞い込んでくるのでしょうか。実は映画の第1稿を3年前くらいに書き上げていたんです。黙~って一人で書いていて。誰からも何も言われてもいないのに、勝手に(笑)。『ボクたちの交換日記』(13年)が公開された翌日、密かに書き上げていた第1稿をプロデューサーに渡したのがはじまりです。――どんな反応でした?それが……一端、お流れになってしまいました(笑)。――それほどまで映像化は難しかった。そうなんでしょうね。一人舞台の映像化はハードルが高かったのかもしれません。話の展開も目まぐるしいですからね。ただ……ある時にこの話が再浮上したんですよ。なぜそうなったのかは、分かりません(笑)。チャンスが巡ってきたわけですから、せっかくだから頑張ってみようと。まずは脚本をだいぶ書き直しました。――どのように書き直したんですか?もっと、みんなが「秋田泉一」を見るように。ひとり語りではなく、泉一の姿と人生を、お客さんが見ていくストーリーにしようと。ただ、サイドストーリーはこれまで通り一切ナシ。だから僕と知念くんは、ずっと出ずっぱりになってしまったんです(笑)。○バラエティ収録前のルーティーン――小説はどのタイミングで書き始めたのでしょうか?映画脚本が書き終わる頃にお話を頂きました。映画脚本が終わって小説を書き始めましたが、少しだけ被っている期間があったと思います。映像は表情や動き、周りの風景などを映し出し、舞台は舞台装置や照明などでさまざまな演出が可能となります。何よりも小説でしんどかったのは、それをすべて書かなければいけないこと。この時、どんな空気が流れていたのか? 春のにおいはどんな香りなのか? 小説はそれらすべての表現を求められます。●出川哲朗の"金メダル"「昔から変わらない」――レギュラー番組の収録などでもお忙しいと思いますが、作業はその合間に?そうですね。今思えば、よく書きましたね!――文庫本で259ページ。なかなかのボリュームです。ええ(笑)。最初書き上げたら、編集担当の方から「連載には足りない」と言われてしまって。最初の壁は、まさかの「増やす」作業だったんです(笑)。――映画のシーンをすぐに思い出すことができて、丁寧に描写されていると感じました。映画を撮りながら書いていったので、現場で感じたことをもとに小説を補うことができました。このシーンの情景を小説に書いてみようとか。そんな感じで互いに相乗効果がありました。泉一が不眠不休のダンスでフラフラになる場面は、撮影と並行していたのでうまく書けたんじゃないかなと思います。――作家さんや脚本家さんは、集中するために喫茶店やカフェなどの自宅外で作業をする人もいるみたいですが、内村さんは?自宅です。もう、やるしかない! と。だいたい昼からバラエティのお仕事がはじまるので、現場に向かう前に朝書く習慣でした。本当によく書けたなと思います(笑)。○一瞬の竹中直人に8テイク――映画には新人からベテランまで、個性豊かな役者がそろいました。どのような流れでキャスティングを?プロデューサーを通してお願いしました。舞台をやっている時から、「小学校の担任は大泉(洋)くん」「校長先生は竹中(直人)さん」みたいに浮かぶ方もいて。だから、お二人が実現したのはうれしかったですね。大泉くんと竹中さんは当て書きでした。あとはココリコの田中(直樹)も先生役にいいかなと思って、高校の担任役は田中を想定して書きました。今回出て下さったみなさんは、達者な方ばかり。こちらの意図を汲み取って下さるのが早かったので、どのシーンもすんなり撮り終えることができました。なので、役者さんで苦労した記憶はないんです。――竹中さんは、ほんの一瞬の登場でしたね(笑)。あれでもテイク8ぐらい(笑)。申し訳ないことをしたなぁと思います。実はその日がクランクインで。私もテンパっていたんでしょうね。たくさん撮っておかないと、心配だったんだと思います。やっぱり「一発OK」は本当に勇気がいります。竹中さんは千葉の奥の方まで来ていただいて。たった一言のために(笑)。ありがたかったです。――撮影が進んでいくにつれて、そのあたりが効率化していったのでしょうか?いえ。「笑い」の部分は撮り直すことが多かったですね。鶴瓶さんはテイク10くらい。ここも悪いことしたなと反省しています。知念くんに至っては、テイク10とかザラで……。芝居はテイク1か2でOKでも、「笑い」の部分だとそうもいかなくて。○映画作りとコント作りの違い――同じ映像作りでも、映画とコントでは違いがあるんですね。似ているところと、異なるところがありまして。何ていうのかなぁ……ちょっと表現が難しいんですけど、ちょっと「間」が違うような気が自分はしていて。テレビと映画の「間」。劇場のスクリーンから笑いを取るのと、テレビの至近距離で笑いを取るのはちょっと違うかなぁと。それを意識していたのもあってだいぶ撮り直しました。――コントでも撮り直すことは多いんですか。テイク1~2で終わりますね。コントは、その場の勢いを大事にしている感じです。映画はもうちょっと丁寧に構築していくという感じですね。――映画の公式サイトでは、「前監督作の『ボクたちの交換日記』の10倍疲れました(笑)」と本音も吐露されていましたが、そういう部分だったんですか?というよりも監督、脚本、主演とすべてを自分がやることへの疲労感(笑)。それに加えて、自分の本業にあたるコメディですから言い訳ができない。逃げ場がないから、称賛も批判もすべて自分に返ってきます。そういうプレッシャーに苦しめられています(笑)。○出川哲朗が愛される理由――この作品を見て、すぐに浮かんだのが出川哲朗さんの存在でした。「嫌いな男ランキング」「抱かれたくない男ランキング」で上位常連となりながら、最近では多くの方に愛される存在に。長年人生を共にしてこられた内村さんだからこそ知る、出川哲朗さんの魅力とは?うーん……(しばらく考え込む)。彼は非常にストレートですね。遠慮がない。言葉でも真芯を突いてくるんですね。それが時には、人によってはグサッと来てしまうかもしれないけど、真芯を突くことに対しての遠慮がない。そこが魅力でもあり、危ういところでもあると思うんですが(笑)。ストレートなところが、今、彼が受けている理由なのではないでしょうか。昔からずっと変わらない、彼の魅力です。――かつてプライベートで行った後楽園遊園地で、ジェットコースターに乗った時に「すみません! 一人降ります!」と叫んだ姿が面白くて、それがリアクション芸の起源になったと聞きました。そうです。乗せてみたら、すごく面白かったんですよね。この人は遊園地に行かせたら面白いんだということに気づきまして。それから、何度も何度も遊園地に行ってもらって、私はいつも補佐役で隣から見守っていました。見てて飽きないんですよね。どんな時でも彼は真芯を突いてきます。●娘の運動会で見た涙○なぜストイックに働くのか?――現在、8本のレギュラー番組に出演する多忙ぶり。その上、舞台、映画に加えて小説までも。なぜ、そこまで働くんですか?やっぱり、お笑いのお仕事が面白いからですね。お笑いの仕事であったり、もちろん映画は昔からやりたかったことですから。今回の映画でも作業的にきついことはありましたけど、やっぱり楽しさの方が勝つ。面白いからやる。バラエティも司会もコントもすべて同じです。――非常にシンプルですね。そうですね(笑)。好きだからやる。好んでやらせていただいています。――「隙あらば働く」という感じというか。もっとお休みが欲しいとか思うことはないんですか。「休みがほしい」とか口では言っていますが、実際に3カ月ぐらい仕事がなかったらきっと焦ってしまうと思います。役者さんタイプだったら大丈夫なんでしょうけど、ずっとレギュラー番組を中心にやってきましたので貧乏性なんでしょうね。少しでも空いてしまうと、怖いと思うタイプです。――今でも?はい、今でもそう思います。――ペースを緩めてみようとか。本数を徐々に減らそうとか。1本減らす云々よりも、バランスを考えます。多すぎてもダメだし、少なすぎてもダメ。多すぎると、力が分散してしまいます。だから、ある程度はバランスを心がけています。バランスというのは力や質、クオリティといった意味です。――今、現在のバランスは?ギリですね。ギリギリです。ギリ! (笑)。このギリな感じが丁度良いんでしょうね。○負けを知って強くなる――ゆとり教育を経て、最近では再び「競い合うこと」の意義が考え直されているような気がします。『金メダル男』にはそんな思いも込められていると感じたのですが。実は今日、娘の運動会を見てきたんです。三色チームに分かれての対抗戦で。負けた子たちは悔しくて泣いてるんですよね。リレーでバトンを落として失敗した子とか。でも、そういう挫折を味わうことは大切なことだと思います。負けを知ること。最近は平等意識が高くなっていると感じますが、やっぱり1位を目指して負けを知ることって重要なんじゃないかなって。負けても1位を目指していたら、また強くなれる。映画を観て、そんなところに共感してもらえたらなと思います。――私も学生の頃、運動会で負けると本当に悔しかった思い出があります。賞金がもらえるわけでもないのに、不思議ですよね。そうですよね。でも、それってとっても必要なことですし、大切なこと。泣いた記憶は子どもの成長にも繋がってくると思います。――芸能界で「負け」を感じる瞬間はどんな時なんですか?やっぱり、好きだった番組が終わる時。打ち切りになる時です。個人的な思いなので、番組名は明かせませんが、そういうことは何度も経験してきました。毎回すっごく悔しいですし、「いつか絶対に復活させてやる」と必ず思います。――最近は国民的バラエティ番組の『笑っていいとも!』、漫画では長寿連載の『こち亀』が幕を閉じました。多くの人が「終わり」を実感する出来事が続き、寂しさと同時に「始まりがあれば終わりがある」という現実も。ただ、そこはやっぱり「悔しい」と。そうですね。また姿、形を変えて、新しい番組を立ち上げていくことができればと思います。昔を懐かしんでばかりもいられないし、昔のまま復活することもほとんどありません。だからこそ姿、形を変えて実らせていきたいですね。○現在と未来の金メダル――そろそろお時間なので、最後にこの質問を。内村さんにとっての今の「金メダル」、そして未来の「金メダル」は?現在は何だろうなぁ……この映画が大ヒットしてほしい(笑)。お客さんに入ってもらわないと、困りますので(笑)。とにかく、たくさんの方に観に来てほしい。そして、たくさん笑ってほしい。僕が今、一番願っていることです。この前、完成披露試写会があって、初めて10代の子たちが観てくれた機会がありました。前半から笑ってくれていたので、ちょっとホッとしたというか(笑)。あの昭和の時代をどのように受け止めてくれるのか、心配だったんですけど割と純粋に最初から笑ってくれて。未来に向けて。やっぱり映画は作り続けていきたい。もちろんお笑いも。僕、欲張りですから(笑)。どちらを選べと言われても、選べません。お笑いは必ず続けていきます。もう32年やっていますからね。どんなカタチであれ、やっていくと思います。――ひょっとして、次作の第1稿を密かに書き上げているのでは……?ないです(笑)! ただ、面白い人を見かけたり、面白いエピソードがあれば、メモするようにしています。それがいつか物語に繋がっていけばなと。映画でとても重要な1シーンがあって、それは四谷三丁目で実際に見かけた人をメモしていたことがきっかけでした。物語に入れることができたので、今回もそんな箇条書きを続けています。そういう点が線になって繋がっていけば、やがては物語になるんだと思います。■プロフィール内村光良1964年7月22日生まれ。熊本県出身。1985年に横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)を卒業。同年、南原清隆とお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンとしてデビューした。1987年に同校出身の南原、出川哲朗、入江雅人らと共に「劇団SHA・LA・LA」を旗揚げ。映画監督作はこれまで2作あり、『ピーナッツ』(06年)では監督・脚本・主演、『ボクたちの交換日記』(13年)では監督・脚本を担当した。現在、地上波では『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)ほか計8本の番組で司会を務めている。(C)「金メダル男」製作委員会
2016年10月21日舞台や映画を観たとき、「この作品のテーマって?」とか「この作家のメッセージって?」と考える。そういう“知の好奇心”を刺激されるのもエンタメの面白さだけれど、成海璃子さんと賀来賢人さんが出演する舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』は、まんまサブタイトルの通り。小難しい解釈も深淵な主題もなし。劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんと俳優の古田新太さんが仕掛ける、潔いほどくだらなくて、バカバカしさ満載のナンセンス企画。そこに参加するおふたりの心境とは。賀来:ナンセンスな笑い自体、僕らの世代には馴染みがないから、おふたりが前回やられた『奥様お尻をどうぞ』を観たときは衝撃でした。成海:15歳の頃にKERAさん監督の映画『罪とか罰とか』に出演してから、いつかまた一緒に、とは話していたんですよね。ただ、喜劇でももっと大人っぽいシニカルな作品もKERAさんはやられているなかで、まさか自分がこっち側に呼ばれるとは思いませんでした。賀来:読んでて面白いけれど、当たり前のように笑いが続いてくると、だんだん頭がおかしくなってくるんです。真面目にやると面白くないし、かといって狙っちゃっても面白くない。繊細な塩梅っていうのがあるんでしょうけど、難しくて。古田さんをはじめ共演の方々は、ちゃんと楽しみ方をわかっているというか…そこの感覚が本当にすごいんですよね。成海:本当に皆さん面白くて、自分の出番以外では、ずっと笑ってます。賀来くんも役柄からして面白いですよね。本読みの段階でセリフを聞きながらテンションが上がりましたから。私は逆に、あまりに自分が何もできてないんで毎日落ち込んでます。賀来:そうなの?そんなふうには見えなかった。KERAさんからのトンでもない要求にも普通に応えているし、おかしなセリフも淡々と言ってて、そこが面白かったけど。成海:そもそも舞台自体が2作目なうえに、これまで言われたことがないような演出ばっかりなんで…。賀来:でも、バカバカしい笑いを、じつはすごくシステマティックに構築しているよね。ワンシーンごとに、KERAさんがすごく丁寧に演出をつけてくださるからありがたくて。成海:いまはただただ、言われるがままやってる感じですけどね。賀来でも、くだらないことを、ベテランの俳優の皆さんが本当に真剣に覚悟を持ってやってるじゃない?そこはすごくかっこいいよね。成海:うん。この状況を私も早く楽しめるところまでいきたいです。◇なるみ・りこ1992年生まれ。'05年にドラマ『瑠璃の島』に主演し注目される。近作に映画『無伴奏』。出演映画『古都』は冬公開予定。舞台は'13年『鉈切り丸』以来2作目。◇かく・けんと1989年生まれ。近作にドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』、舞台・劇団☆新感線『五右衛門vs轟天』。現在、出演映画『森山中教習所』が公開中。◇ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~7月24日(日)~8月21日(日)下北沢 本多劇場作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演/古田新太、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇全席指定7400 円(税込み)キューブTEL:03・5485・2252www.cubeinc.co.jp北九州、大阪、新潟公演あり。※『anan』2016年7月27日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・SHUTARO(vitamins/賀来さん)インタビュー、文・望月リサ
2016年07月21日映画『太陽』の入江悠監督が、5月29日(日)に行われた上映後のトークイベントに登壇。観客の質問に答えつつ、舞台版との違いやキャスティング、撮影での意外なエピソードについて明かした。前川知大作で劇団「イキウメ」により上演されたほか、先日亡くなった蜷川幸雄演出版も制作された人気の舞台作品をリアリティあふれる実写ならではの描写で映画化。ウイルスの蔓延で人間社会が新人類「ノクス」と旧人類「キュリオ」の2つの社会に分断された近未来。寒村に暮らすキュリオの青年・鉄彦はノクスになる手術を受けることを夢見て生きていたが、ある時、ノクス社会との交流が始まり…。入江監督は本作について「明確な答えを提示して終わるのではなく(解釈を観客に)丸投げしている」と説明。日本映画では珍しく、無音のままエンドロールが映し出されるエンディングについても「余韻を感じてもらうため、あえて音をつけなかった」と明かした。「イキウメ」による舞台版を鑑賞したという観客からは、映画では舞台にあったコミカルなシーンが封印され、よりシリアスな方向に舵を切っている印象を受けたという指摘があったが、入江監督は「前川さんの作品の良さはシリアスな中に不思議な笑いがある部分で、僕も大好き」と断った上で「映画ではあえて、そこを削った」と告白。「舞台は抽象空間ですが、映画は具体性の中で俳優が動く。映画では、(キュリオの村の)生活の苦しみや(ノクス社会の)未来のディティールの描写を優先しなくてはならず、そこに笑いを入れると薄まってしまう」と説明した。キャスティングについて質問が飛んだが、主人公の鉄彦役の神木隆之介に関しては「最初に(候補に名前が)出て、ほかに考えられなかった」と説明。鉄彦の幼なじみの結役の門脇麦もすんなり決まったが、ノクスの青年で門番として派遣され、鉄彦と友情を築いていく森繁を誰が演じるかが最後まで難航したという。最終的に、数年前に入江監督のワークショップに参加した経験のあった古川雄輝に決まったが、入江監督は決め手として古川さんの持つ「品の良さ」を挙げる。進化した新人類役ということで、キュリオと対照的な雰囲気や見た目も重視したそうで「演技力だけでは無理な役。背も高くないといけなかった」と語った。また、主演の神木さんの様々な提案も実際に映画に生かされているそう。神木さんが、映画の最後で髪を束ねているが、これは神木さんのアイディアであり、それを見て「すごい!」と衝撃を受けたという。これは、かつてノクスを殺害して村から逃げた鉄彦の叔父の克哉(村上淳)と同じ髪型であり「公開初日の舞台挨拶の後、神木くんにどういう意図だったのかと聞いた。(ノクスを憎む)叔父との対比で、鉄彦は叔父を乗り越えて、旅に出る」と語り、神木さんの深みのある発想力を称えていた。『太陽』は角川シネマ新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月29日2007年「犯さん哉」、2011年「奥様お尻をどうぞ」。古田新太を主演に、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が作・演出する人気の超デタラメ企画シリーズ。このたび、さらにお騒がせな第3弾が登場する。今回は成海璃子、賀来賢人が初参加。「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」のチケット情報ナンセンスをやろう、と2人がタッグを組んだこの企画に、レギュラーで参加しているのが山西 惇。硬派から軟派の芝居まで多岐に渡る作品に出演、重要な役どころにキャスティングされる個性派俳優だ。この企画でも、古田をはじめ、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコらクセ者ぞろいの役者陣の中、その存在感はひと際異彩を放っている。4月、「イニシュマン島のビリー」大阪公演に出演した山西を取材、「ものすごく消耗するけど、ほんとに楽しい」と語るお騒がせ企画への想いやこれまでの作品の話を聞いた。「長い俳優人生で、初めてお尻出しました。後にも先にも、これだけ」というのが、第1弾の『犯さん哉』。前2作とも怒って途中で帰るお客さんがいた。が、大阪のお客さんはそう簡単には帰らない。第2弾の『奥様お尻をどうぞ』は、東京公演では帰る人がいたが、大阪公演は逆に「熱狂的だった」と山西。「総立ちのカーテンコールで、みんな帰らない。すごかったなぁ」。この2作目の公演時期は東日本大震災のすぐあと。どうしようもなくバカバカしいやり取りの中に、世相を反映したネタが盛り込まれた。「こんなしょうもないセリフに、これだけの説得力をもたすのは、あなたにしかできない」と、仲間から賞賛される。「デタラメを突き詰めていくと、笑えるのかどうかわからなくなる、ちょっと怖い領域に入っていく。そのキワキワのとこをやりたいんですよ。なんかすごいな、とも思わせたい」。それには、俳優としてのスキルの高さが求められるのだ。古田が「3分の1の人が大絶賛してくれれば、観客の半分は怒って帰ってもいい」と豪語する企画。「若い頃からずっと周期的に言ってます(笑)。演劇の持つ凶暴さ、ボクらが若い頃に観た唐(十郎)さんや寺山(修司)さんの芝居のような、ゾワゾワっとした気持ちを与えられる作品を作りたいという気持ちはすごくわかります。でも、ボクはできれば帰ってほしくないです(笑)」。これまで観たことがある人は「相変わらずだな、良かったって思っていただけると思う」。初めて観る人は「世の中にこんな芝居があっていいんだと(笑)。いいんです、こういう芝居もあって、いいんです!観終って説明のしようがない、『観てみないとわからない』って友達に言ってもらえるような舞台を目指します(笑)」。公演は、7月24日(日)~8月21日(日)まで東京・下北沢 本多劇場、8月27日(土)・28日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 中劇場、9月1日(木)~4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、9月10日(土)・11日(日)までりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場で上演。チケットぴあでは東京・大阪公演にてWEB先行先着[プリセール]を受付中。ライター:高橋晴代
2016年05月18日「なんやねん、これ?!」と、観客の半分を怒って帰らせたいと豪語する舞台。作・演出にKERAことケラリーノ・サンドロヴィッチ、主演・古田新太の通称“フルケラ企画”が、2007年「犯さん哉」、2011年「奥様お尻をどうぞ」に続く第3弾を上演。モンティ・パイソンの笑いを愛するふたりがタッグを組んだ、極めつけのナンセンス企画だ。そのくだらなさ、その不謹慎さ、最上級の「なんやねん、これ!(怒or笑)」な舞台は、今の日本の演劇界で唯一無二。このシリーズが今回で打ち止めになると言う。共演は成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇。シリーズ最後(?)を飾るにふさわしい、最強のメンバーが結集した。劇団☆新感線「乱鶯」の舞台で来阪した、古田新太を直撃取材!「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」チケット情報「『犯さん哉』で、あ、お客さんはここまでひどいことやると帰るんだなっていうことがわかり、『奥様お尻をどうぞ』でも非常に怒ってる人たちがいたりして、ある程度の成果は上げられたんじゃないかなと(笑)」。初演から10年近く経ち、3本やって「もういいか」と打ち止めにすると言う。そもそも、芝居らしい芝居にフラストレーションをためたKERAと古田が「せっかくふたりでやってるのに、なんでナンセンスやってないんだ?」というところからスタートした企画。前2回、古田はKERAと話し合ってお題を出したものの「全部ないがしろになったんで(笑)。だから今回はKERAさんに丸投げ。注文は、イリポン(入江雅人)がいっぱい出たらいいな、ぐらい。それは、ボクが見たいからです(笑)」。タイトルの“ヒトラー”は、多分出てこないだろうと思われる。「出てきても、そこか!見たいな感じだと思う。で、後半はグダグダになる予定(笑)」と古田。この企画は社会派ではありません、念のため。「この世の中で、ふざけちゃダメなことってないと思ってるんですよ。やっちゃいけないことが一番おもしろい。葬式の屁ほど、おもしろいもんはないですからね(笑)。不謹慎という言葉は、知らない(笑)」なわけで。3回目、しかもこれで打ち止めとなると「なんやねん、それ?!」度は、さらにアップするに違いない。「凶暴ではありたいと思いますね。みんなが微笑んで帰れるような作品にはしたくないと思ってるんで(笑)。誰かを傷つけたりとか、そういう気持ちで臨みたい。お客さんの半分ぐらいが怒ってくれたらうれしいです。でも、3分の1の人たちには『メッチャおもしろかった』って言ってほしいです。こんだけ達者な人たちがデタラメやるの、なかなか観れないと思うから、観といた方がいいと思いますよ」。公演は、7月24日(日)から8月21日(日)まで東京・本多劇場、8月27日(土)・28日(日)福岡・北九州芸術劇場 中劇場、9月1日(木)から4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、9月10日(土)・11日(日)新潟・新潟市民芸術文化会館 劇場にて上演。取材・文:高橋晴代
2016年04月15日「僕たち、久しぶりの再会なんですよ」「6年ぶり」と笑い合うのは、片岡信和と桑野晃輔。4月に上演する舞台『人間風車 Jnapi produce』で重要な役を演じるふたりだ。ミュージカル『忍たま乱太郎』の初演(2010年)以来の共演となる。舞台『人間風車』チケット情報映画『パコと魔法の絵本』の原作者であり『ダブリンの壁つきカビ人間』でも知られる後藤ひろひとの代表作ともいえる本作。2000年には生瀬勝久、斉藤由貴、阿部サダヲら、2003年には永作博美、入江雅人、河原雅彦らと錚々たるキャスト陣で上演されてきた。その作品を若手俳優たちが演じたらどうなるのか――という挑戦から、オリジナルにアレンジを加え、従来とは異なる新しい生命を吹き込む。演出は朗読劇『私の頭の中の消しゴム』『しっぽの仲間たち』の脚本・演出を手掛ける岡本貴也。本作の主演、売れない童話作家・平川を演じる片岡。物語のキーパーソンで知的障害のあるサムを演じるのは桑野。「平川って終盤では友人や恋人に裏切られて、その憎しみのシナリオを勢いで書いたら現実になってしまうっていう人なんですけど。でもそれまではどこか幸せそうに見えるんですよね。楽しく生きていた人間なのかな」(片岡)「サムは平川先生の大ファンで、先生と恋をする女優の弟でもあるんですけど。先生から聞く物語を再現してしまうことで物語が転がっていく役どころです。これが僕がやるサムだよっていう像を伝えられたら」(桑野)名だたるキャストが演じてきた本作。「(前作は)敢えて見ないようにしています。僕、影響受けやすいし、なぞってしまうかもしれないので。素直に台本を読んで演じることから始めてみるのが僕はよさそうだなって。きっと、初めて観る人もいれば、この作品を知っていて、役の重みも知っていて、比較して観る人もいると思うんです。でもそういうことを意識するより一生懸命やるだけだよね」(片岡)「そうですね。僕らでしかできないものって絶対あると思うので。そこは演出の岡本さんを信じてみんなで作っていきます。それがなにかの1ページになるように作っていけたらなと思っています」(桑野)「これまでとはまた別の、僕たちだけの『人間風車』を稽古で作っていきます。『人間風車』ってどういう意味なのかとか、わからないことも今はたくさんあるので。そういうのを全部舞台上で伝えられるように、届けられるように、がんばります!」(片岡)舞台『人間風車』は4月6日(水)から12日(火)まで、東京・六行会ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月15日「僕たち、久しぶりの再会なんですよ」「6年ぶり」と笑い合うのは、片岡信和と桑野晃輔。4月に上演する舞台『人間風車 Jnapi produce』で重要な役を演じるふたりだ。ミュージカル『忍たま乱太郎』の初演(2010年)以来の共演となる。舞台『人間風車』チケット情報映画『パコと魔法の絵本』の原作者であり『ダブリンの壁つきカビ人間』でも知られる後藤ひろひとの代表作ともいえる本作。2000年には生瀬勝久、斉藤由貴、阿部サダヲら、2003年には永作博美、入江雅人、河原雅彦らと錚々たるキャスト陣で上演されてきた。その作品を若手俳優たちが演じたらどうなるのか――という挑戦から、オリジナルにアレンジを加え、従来とは異なる新しい生命を吹き込む。演出は朗読劇『私の頭の中の消しゴム』『しっぽの仲間たち』の脚本・演出を手掛ける岡本貴也。本作の主演、売れない童話作家・平川を演じる片岡。物語のキーパーソンで知的障害のあるサムを演じるのは桑野。「平川って終盤では友人や恋人に裏切られて、その憎しみのシナリオを勢いで書いたら現実になってしまうっていう人なんですけど。でもそれまではどこか幸せそうに見えるんですよね。楽しく生きていた人間なのかな」(片岡)「サムは平川先生の大ファンで、先生と恋をする女優の弟でもあるんですけど。先生から聞く物語を再現してしまうことで物語が転がっていく役どころです。これが僕がやるサムだよっていう像を伝えられたら」(桑野)名だたるキャストが演じてきた本作。「(前作は)敢えて見ないようにしています。僕、影響受けやすいし、なぞってしまうかもしれないので。素直に台本を読んで演じることから始めてみるのが僕はよさそうだなって。きっと、初めて観る人もいれば、この作品を知っていて、役の重みも知っていて、比較して観る人もいると思うんです。でもそういうことを意識するより一生懸命やるだけだよね」(片岡)「そうですね。僕らでしかできないものって絶対あると思うので。そこは演出の岡本さんを信じてみんなで作っていきます。それがなにかの1ページになるように作っていけたらなと思っています」(桑野)「これまでとはまた別の、僕たちだけの『人間風車』を稽古で作っていきます。『人間風車』ってどういう意味なのかとか、わからないことも今はたくさんあるので。そういうのを全部舞台上で伝えられるように、届けられるように、がんばります!」(片岡)舞台『人間風車』は4月6日(水)から12日(火)まで、東京・六行会ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月15日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と古田新太が3度目のタッグを組む新作舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』が7月に上演決定。そのビジュアルが公開された。“この上なく狂暴、きわめて不毛“と2007年の演劇界に大きな衝撃を与えた『犯さん哉』、“前作のデタラメをさらに徹底的に極める“と言いつつ震災直後の日本に猛烈なパンチを喰らわせた2011年の『奥様お尻をどうぞ』に続く、ふたりのコラボ企画第3弾。作・演出にKERA。キャストには古田をはじめ、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇ら人気俳優から小劇場の実力派まで多彩な顔ぶれが揃う。新作舞台は7月24日(日)からの東京公演を皮切りに、北九州、大阪、新潟で上演。チケットの一般発売は5月21日(土)午前10時より。■舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』<東京公演>7月24日(日)~8月21日(日)下北沢 本多劇場<北九州公演>8月27日(土)・28日(日)北九州芸術劇場 中劇場<大阪公演>9月1日(木)~4日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ<新潟公演>9月10日(土)・11日(日)りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
2016年03月09日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と古田新太が3度目のタッグを組む新作舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』が7月に上演決定。そのビジュアルが公開された。“この上なく狂暴、きわめて不毛“と2007年の演劇界に大きな衝撃を与えた『犯さん哉』、“前作のデタラメをさらに徹底的に極める“と言いつつ震災直後の日本に猛烈なパンチを喰らわせた2011年の『奥様お尻をどうぞ』に続く、ふたりのコラボ企画第3弾。作・演出にKERA。キャストには古田をはじめ、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇ら人気俳優から小劇場の実力派まで多彩な顔ぶれが揃う。新作舞台は7月24日(日)からの東京公演を皮切りに、北九州、大阪、新潟で上演。チケットの一般発売は5月21日(土)午前10時より。■舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』<東京公演>7月24日(日)~8月21日(日)下北沢 本多劇場<北九州公演>8月27日(土)・28日(日)北九州芸術劇場 中劇場<大阪公演>9月1日(木)~4日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ<新潟公演>9月10日(土)・11日(日)りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
2016年03月09日きょうご紹介したいのは、『灘高→東大合格率ナンバーワン 伝説の入江塾は、何を教えたか』(入江伸著、祥伝社)。まずは、ここがどんな塾なのかをご説明する必要があるでしょう。■入江塾はただの学習塾ではなかった!入江塾の正式名称は、伸学社。大阪の帝塚山に1986年まで存在していた学習塾で、塾頭である本書の著者、入江伸氏の名から「入江塾」と呼ばれていたのだそうです。大阪府立高校の教師だった著者が退職後、中学生向けの通信添削を行なう仕事をはじめたのがそもそもの発端。やがて生徒たちが自然発生的に集まり、直接の講義を受けるようになっていったという流れ。そして結果的には2~3年後に、塾生のひとりが超難関校として知られる灘高にトップで合格したことから灘高受験希望者が次々と集まり、「入江塾」の名は全国に広まっていったのだといいます。灘高が55人を募集したある年には、合格者のうち30人が入江塾の出身だったこともあったのだとか。それどころか、高校生も教えるようになってからは、入江塾で学んだ灘高生の九割近くが東大へ進学したというのですから驚きです。しかも注目すべきは、閉塾までの30年間にわたり、入塾のための審査や試験をいっさい行なわなかったこと。やる気がある子であれば、成績にかかわらずすべて受け入れたというのです。また、単なる進学塾とは違い、人間形成に重点を置いていたことも注目に値するでしょう。著者の塾運営の目的が、「勉強の成果のみの追求ではなく、少年らしい、健やかな自主性の養成」にあったためだといいますが、その姿勢は学習塾の枠を大きく超えています。しかし、だからこそ多くの実績を生み出すことができたのだともいえるはずです。本書は、そんな著者が過去に送り出してきた『入江塾の秘密』(昭和49年初版)、『奇跡の国語』(昭和53年初版)、『奇跡の入江塾方式』(昭和55年初版)の3点から部分的に抜粋して再構成したもの。現代の受験や教育にも通じる、重要なエッセンスが盛り込まれています。■中学1年は子どもにとって大切な時期本書のなかで著者は中学1年を、暗示的に将来が呈示され、大なり小なり子どもの声質も変化してくる大切な時期であると位置づけ、「この時期ほど親の指導が子どもの性格形成に大きく影響を持つ時期はない」といい切っています。そして実際に中学1年生を教えているなか、彼らの勉強に対する態度により、子どもたちを大きく3つの類型に分けていいとも主張しています。しかもそれは持って生まれた基本的な資質によるものではなく、環境によって育成され、偶然も大きく作用した後天的なものなのだとか。それでいて、いったん形づくられると、なかなか取れにくい性質になってしまうともいいます。■中学1年の勉強に対する態度3つの型[第一の型]第一の型は、誰にもはばからず、自分の興味を積極的に、外部に示すことができる子どもたち。刺激に応じ、体の神経が全身的に動き出す感じがする型です。この型の場合、環境が性格形成を大きく支配していることがわかるのだといいます。そのことに興味を持った時期が他の友だちより早かったというようなことも重要な要素として機能し、それも大きな成長の原動力になるというのです。「まず自分が知ったんだ」という自信が、積極性に輪をかける結果になるわけです。[第二の型]第二の型は、「これはおもしろそうだ。いま話をよく聞いておいて、今度、時間のあるときに本格的にやってみよう」という反応を示す子どもたち。性格は生真面目でありながら、「自分は頭がいいのだ」との自信は持てないタイプ。家庭的には恵まれ、さびしさをあまり感じたことがない子に多く、母親からの配慮は行き届いているものの、普段からかなりの精神的課題を両親から与えられている受け身型なのだとか。「これをするには、こういう条件が必要なのだ」と考える“条件派”ともいえるそうです。[第三の型]第三の型は、「おもしろいころはおもしろいけれど、またしんどいことが増えたなあ」という型の子ども。この型は、母親がつねに他の兄弟や、近所の子どもとその子を比較し、足らないところを注意し続けてきた場合が多いのだといいます。■小学校6年から中学1年の教育が重要つまり、これらの型を踏まえたうえで、その差異を認めつつ、それぞれに適した学習法を取り入れていくべきだということ。実際に三者に対する教育法が紹介されていますが、ほんのわずかな差異が、できる子とできない子を分かつのだといいます。端的にいえば、伸びる子どもは小学校時代は比較的楽しく勉強してきて、軽く灘中を受けて軽く失敗した子に多いといいます。そして伸びない子どもは、「灘中、灘中」と何人もの家庭教師に追い上げられ、親も懸命になりすぎ、肝心の子どもの心が勉強から離れている子。中学に入ってからは、勉強がすでに重荷になっている子どもに多いそうです。つまりこうした例から考えても、小学校6年から中学1年にかけての教育方針が、子どもの性格決定に与える影響は大きいということ。*時代が違うとはいえ、本書における著者の主張は、現代の教育環境にも十分にあてはまるように思えます。なにより魅力的なのは、著者か子どものことを心から大切に思っていることがはっきりとわかる点。子どもの教育について思うところのある方には、ぜひとも読んでいただきたいと思います。(文/印南敦史)【参考】※入江伸(2015)『灘高→東大合格率ナンバーワン 伝説の入江塾は、何を教えたか』祥伝社
2016年02月15日日本の空港に到着したばかりの外国人に密着する「YOUは何しに日本へ?」のシチュエーションの番組裏で繰り広げられる3人の“絆”をテーマに描いたドラマ「Friend-Ship Project 初恋△トライアングル~あのコは何でニッポンに?~」。この度、本作の場面写真が解禁されると共に、出演する木南晴夏、三浦貴大らからコメントが到着した。アヤ(木南晴夏)とリョウ(三浦貴大)は成田空港で面白い外国人がいたら密着する人気番組「あのコは何でニッポンに?」の番組ディレクターをしている。番組スタッフにはヒミツだが、2人は交際して4年になる。本来ならリョウもアヤも成田空港でインタビューロケをしているはずだが、骨折してしまい、編集ディレクターを務めることになった。ある日、編集所に行ったリョウは、ほかのスタッフが密着したロケの素材を見て驚いた。画面に映っていた外国人は、なんと自分の初恋の人、リリー(テイラー)だった。しかもロケに行ったディレクターは自分の恋人・アヤ。さらに驚いたのはリリーが日本に来た目的。それは“初恋の人を見つけてアメリカに連れて帰りたい”アヤはリリーに密着取材を交渉。快諾するリリー。リョウは自分の恋人がロケ取材した、自分の初恋の人の映った映像素材を見る、という複雑で不思議な状況で編集をはじめる…。本作は、テレビ東京と電通による融合企画で、2007年の開始以来、友情・家族・夫婦など様々な人との“絆”をテーマに、毎回業種が異なる複数のコラボレーションによるメッセージが注目を集める「Friend-Ship Project」の第13弾。人気バラエティ番組「YOUは何しに日本へ?」のディレクター・太田勇がドラマの演出・脚本・プロデュースを務めている。主人公の女性ディレクター役・アヤと男性ディレクター役・リョウには、「銭ゲバ」「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の木南さんと、『劇場版SPEC』シリーズや『イニシエーション・ラブ』などに出演する三浦さんといったの実力派俳優が顔を揃える。そして日本に初恋の人を探しにやってくる家は裕福でパワフルなアメリカ人女性・リリー役には、本作が2作品目となるカナダ人モデルのテイラー、アヤとリョウが付き合ってる事を唯一知るスタッフで番組AD・クルミ役に、単独ではドラマ初出演となる「乃木坂46」 の若月佑美、番組プロデューサー・植村役には入江雅人といったキャストが脇を固めている。<出演者コメント全文>■木南晴夏撮影は本当にあっという間でしたが、ロケで色々なところに行っていたので、ちょっとした観光気分も味わえて新鮮でした。今回ディレクター役で、初めてカメラを担ぎながら演じました。インタビューする方とはどれくらいの距離感なのかなど気をつけて演じました。また、自分の使っているカメラの映像をドラマの中でも使用するので、見ている方が酔わないように、脇を閉めるなど、技術的なことにも気を遣いました。(恋愛に積極的で、猪突猛進なリリーに対して)演じたアヤは「自分の好きな人が一番幸せになってほしい、自分が引くことによって、彼が幸せになるのだったら我慢しよう」と思うタイプで、アヤの言葉にとても共感でき、役にも入りやすかったです。このドラマは、入り口としてはポップな感じなので入りやすいのですが、ドラマのストーリーの中に込められている思いは、いたってシンプルで、初恋をした相手と結ばれるか、結ばれないかという、とても純粋な恋愛の心を描いている物語だと思います。本当にみんながみんな、好きな人の幸せを願っていて、みんな仏のような(笑)心の持ち主で、こういう人になりたいなと思えるドラマになっていると思いますので、気軽に見ていただきつつ、そこに込められているメッセージも読み取っていただければと思います。■三浦貴大ディレクター役は初めてですが、自分の知らない仕事の役でも、役の心情をメインに演じていければ良いかなと思い、演じてみました。特に今回は、今の彼女と初恋の相手との間で複雑な状態に陥る役なので、その辺りの心情を大事に演じました。リョウは本当にいい奴だと思います。外国の人に話しかけられて、言葉もわからないのに助けてあげようと思える気持ちを根っから持っている人間なので。周りに評判が良い人間を演じるのは楽しいです(笑)撮影では、編集室で一人芝居のシーンが多く、難しかったです。場所が狭く、足を怪我している設定なので、椅子から立ち上がるなどの動きをつけられないのが本当に難しかったです。ドラマの見どころは、3人の恋の行方で、リョウが一体どういう決断を下すか、ですが、物語はフィクションではありますけど、テレビの裏側も覗くことができるのもまた面白いところだと思います。ぜひ沢山の方にこの番組はもちろん、この番組のモチーフになった元の番組も見ていただきたいと思います。■テイラーリリーは、強気で野心家で、自立しようと努力する女性ですが、愛や熱意に弱いという面もあって。落ち着いていて、何がしたくてどうしていくべきなのかを知っている女性でもあり、私は彼女のそういう強さがとても好きです。同じ現場が多かった木南さんは本当に素敵な方で、演技はもちろん、現場でのオンの切り替えや皆さんへの対応など、プロとしての在り方を学ばせていただきました。素敵なチームでお仕事をさせていただくことができ、とても楽しかったです。支えていただいた皆さんに、心から感謝しています。私の拙い日本語やアクセント、許して下さいネ。一生懸命勉強中です!リリーの恋の行方も一緒に、みなさん応援よろしくお願いします!■若月佑美クルミ役は自分と同じ年の21歳で、社会に出たばかりの新人ADという設定で、私も初めてADという役を演じるので、同じように色々なことを学ぶ姿勢でいようと最初に思いました。そして撮影前には自分の出演番組でADの方のファッションや立ち振る舞いを見て研究したり、スタッフさんにADの役割を聞いたりして役作りしました。また、ストーリーの中では唯一、主人公のアヤともリョウとも仲良くしていて、二人の恋を応援しているという立場だったので、とても楽しく演じさせていただきました。台本を読んでアヤ、リョウ、リリーの恋愛模様を見ていると、「もどかしい!」という気持ちが強くなり、クルミのセリフの中にも「よく言った、クルミ!」と思うところが多くありました。視聴者の皆さんにもクルミの立場で見ていただいたら、一番わかりやすく、一番面白いかなと思います。きっと「言ってほしい」と皆さんが思っているところで、きっとクルミが動くはずなので、クルミのことを見ていただきつつ楽しんでいただけたらと思います。「Friend-Ship Project 初恋△トライアングル~あのコは何でニッポンに?~」は2月11日(木・祝)9時11分~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2016年02月03日「木更津キャッツアイ」『20世紀少年』など数多くのドラマや映画に出演しながら「劇団☆新感線」に所属し舞台作でも活躍する古田新太が座長を務め、ミュージシャンで俳優で演出&脚本家のケラリーノ・サンドロヴィッチが作・演出を担当する舞台作品の第3弾が公演決定。既に発表されている賀来賢人をはじめ、成海璃子、大倉孝二ら全キャストが解禁された。「作&演出・ケラリーノ・サンドロヴィッチ×座長・古田新太」企画の舞台は第1弾が2007年に上演。「この上なく狂暴、きわめて不毛」と演劇界に大きな衝撃を与えた「犯さん哉」から4年後の2011年、「前作のデタラメをさらに徹底的に極める」と震災直後の日本にパンチを喰らわせるような第2弾「奥様お尻をどうぞ」を上演。そして、2016年夏、強烈な2作品に続く新たな2人の“悪巧み”が作品となって上演されることとなった。出演するのは座長の古田さん。そして、NHK連続テレビ小説「花子とアン」で花子の兄・安東吉太郎を演じ、現在放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」で新撰組・沖田総司を演じる若手俳優・賀来さん。今回新たに発表されたのは、「ハチミツとクローバー」『ストレイヤーズ・クロニクル』など注目作に出演する成海さん。そのほか、『ピンポン』アクマ役をはじめ個性的な役が光る大倉さん、NHK「サラリーマンNEO」シリーズレギュラーとして活躍する入江雅人、「あまちゃん」「ごちそうさん」などに出演する八十田勇一、「ポケットモンスター」シリーズ(ニャース)をはじめ、声優や女優として幅広く活躍する犬山イヌコ、「相棒」シリーズ・角田六郎で知られる山西惇ら、実力派俳優陣が集結。破天荒&ナンセンスの笑いを追究したKERAと古田さんの企画に、おなじみのメンバーが集まり、さらに若い実力派の2人の参戦がどんな化学変化を起こすのか。より期待が高まる本公演の続報を待ちたい。<以下、キャストコメント>■古田新太5年ぶりのフルケラ、レギュラーメンバーも大倉以外はだいたい50オーバーです。古くなった元若者の悪ふざけ、お楽しみに。賢人、璃子ちゃん、ついてこいよ。ついて来れたら人生豊かになるぞ。■成海璃子KERAさんと舞台でご一緒するのは初めてなので、今回のお話をいただいたときからずっと楽しみしていました。ワクワクするのと同時に緊張していますが、必死で先輩方についていこうと思います!■賀来賢人待望のKERAさんの作品に参加できて嬉しいです。古田さんとKERAさんの作る笑いを稽古場で見るのが本当に楽しみですが、非常に怖いです(笑)。古田さんに、意味がないセリフが多すぎて覚えるの大変だよ、と言われました。意味のないセリフを覚えるのをがんばります。新作は2016年、7月~8月は東京・下北沢本多劇場にて、8月~9月は北九州、大阪、新潟にて公演。(text:cinemacafe.net)
2015年12月04日NHKの大河ドラマの毎年恒例のバトンタッチセレモニーが11月25日(水)に開催。今年の「花燃ゆ」主演の井上真央、来年の「真田丸」の堺雅人が出席した。毎年、それぞれの作品とゆかりの深い土地の名産品を互いに贈り合うが、井上さんから堺さんに贈られたのは、「花燃ゆ」の中にも登場する富岡製糸場に代表される群馬県特産のシルクでできたストール。一方、堺さんは真田氏の根拠地である信州特産の真っ赤なリンゴを贈呈した。「花燃ゆ」放送は残り3回となったが、井上さんは準備を含めて同作に携わってきた約2年を振り返り「主演をさせていただけて光栄でしたし、ゴールにたどり着いた時は、人生で一番じゃないかと言うくらい達成感がありました。役者として、人として、価値観が変わるいろんな経験があり、成長させていただきました。大変な分、得るものも多かったです」と充実した表情。一方で「撮影が終盤に近づくと、『花燃ゆ』ではなく『真田丸』の台本を持っているスタッフが増えたり、こないだまで『花燃ゆ』Tシャツを着ていた方が『真田丸』Tシャツを着ていたりして、寂しいと思うこともありましたが(笑)、こうやって引き継がれていくんだなと思いました」とも。これを聞いた堺さんは「僕も『花燃ゆ』のTシャツをもらって、ちょくちょく着たいと思います!」と笑いを誘っていた。井上さんは、堺さんからリンゴを受け取り「気も体も緩んでいるので、リンゴダイエットでもしながらおいしくいただきます!」と笑顔。この先も長丁場の撮影が続く堺さんに「スタッフのみなさんも、頼りになる座長さんだと頼もしく思っていると思います。私の周りの歴史好きの人も楽しみにしていますし、私も勉強のためにいち視聴者として見るのを楽しみにしています。お体に気をつけて、頑張ってください!」とエールを送った。一方、堺さんは「おつかれさまでした。男性が主演なら『おれに付いてこい!』という感じになるのかもしれませんが、(井上さんの役は)遠くで見守ったり、受けのお芝居も多かったので、きっとリーダーシップを発揮するだけではない座長ぶりを発揮されたのではないかと想像しています」と井上さんをねぎらった。「花燃ゆ」の現場では井上さんがお菓子ボックスをたびたび差し入れしていたそうだが、堺さんは「僕もお菓子は時々差し入れしてるんですが、チマチマと安いお菓子を差し入れることが多いです。あとで、井上さんにどんなお菓子の銘柄が呼ばれるのかお聞きしたいと思います」と笑顔で語っていた。「真田丸」は2016年1月10日(日)より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年11月25日芸能界でも屈指の交遊録の広さを持つカラテカの入江慎也さん。その数は5,000人とも言われています。また、3,000回以上も合コンしており、『カラテカ入江の合コン用語辞典』という本を出版しているくらい、合コンマスター。そんな入江さんが、ユニークな合コン用語を生み出していることをご存知でしょうか。■『gooランキング』で話題になった「上手い表現」トップ10まずは、入江さんの合コン用語を知らない人のために、どんなものがあるのかおさらいしましょう。過去に、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)などで紹介されてから、インターネット上でも大きく話題になり、『gooランキング』でも紹介されました。トップ10は以下の通り。[1位]:モンスターハンター(ブスをお持ち帰りすること)女性としては、痛い言葉。でも、この表現は「1本取られた」ですよね。[2位]:アースマラソン(タクシー代が無くて走って帰ること)近場ならともかく、遠距離だったら涙……ですね。[3位]:関ヶ原(10対10以上の合コン)大人数の争奪戦みたいな感じでしょうか?[4位]:中山ひでちゃん(コンパ中にすぐ「うち来る?」と聞いてくる男子のこと)今の10代、20代には意味不明かも。中山秀征が『ウチくる!?』という番組を担当していたなんて知らないですよね。[5位]:Tサミット(女子のトイレ会議のこと)男子に聞かれたくないときには、Tサミットです。[6位]:蓮舫(サラダを仕分けしてくれる女子のこと)2009年に「事業仕分け」の「仕分け人」として任務した蓮舫を引っかけたもの。政治を知っていないとこれも意味不明です。[6位]:校長先生(話が長いうえに面白くない奴のこと)どこの学校も校長先生の話は面白くないですよね。[8位]:コロンブス(遠くから来たブス)わざわざ遠方から来て、こんな風に言われたら悲しいですね。[8位]:ドーピング(みんなに内緒で一人だけウコンの力を飲んでくること)内緒で飲んだはずが、バレたら赤面だけど、体のことを思うと飲んだ方がいいのかな?[10位]:ゴッホ(コンパ中はそうでもなかったけど、家に帰ってから「あの子かわいかったなぁ~」と後悔すること。※ゴッホが亡くなってから評価されたことからきている)後悔先に立たず。チャンスはその時に掴まないとダメですよね。■カラテカ入江さんの合コン以外でも使える最新用語とはしかし、合コン用語はこれだけではないのです!合コンの極意が新しい用語になっています。その一部が、動画「カラテカ入江さんに学ぶ!合コンの極意~WBC編~」に。これは合コン以外の飲み会でも使えるので、マスターしておくとうまく場を盛り上げられるようになります。肝心のWBCとは何の略かというと、「笑うこと」「ビックリすること」「チェックすること」。Wが「笑うこと」で、女子がどんなつまらないことを言っても笑ってあげる。Bが「ビックリすること」で、これもたいしたことじゃなくても、驚いてあげる。Cが「チェックすること」は、「タクシーの時間大丈夫?」などを気にしてあげる。どれも、「合コンに限らず女子にしてあげると喜ばれる行為」と解説していますが、これって基本中の基本で、女子だけじゃなくて、男子にやっても喜ばれますよね?合コンじゃなくても、「いいな~」と思う男子にしてあげたら、自分に興味を持ってもらえるはず!いつも受け身な女子は試してみては?でも、お目当ての男子ひとりだけに集中してやったら、「あざとい女子」の目で見られてしまうため、ほどほどにしましょう。大げさじゃなく、さりげなくスマートにやってこそ極意です!(文/Jeana)【参考】※上手い!と感心するカラテカ入江の合コン用語ランキング-gooランキング※カラテカ入江さんに学ぶ!合コンの極意~WBC編~-YouTube
2015年10月27日この度、俳優・堺雅人と女優・菅野美穂の間に、無事第一子となる男児が誕生したことが明らかとなった。堺さんの所属事務所の公式サイトにて「ご報告」と題したコメントが掲載されており、母子ともに元気であることや、「妻の菅野美穂さんもよくがんばりました」と妻の菅野さんへの感謝が伝えられた。2人の出会いは映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』。本作で堺さんは主人公である大奥総取締・右衛門佐を、菅野さんは愛を求め続ける5代将軍・綱吉を演じた。その後2013年に結婚が報告され、今年の5月には第一子の妊娠を公表していた。公式サイトのコメントでは、「このたび、妻が男児を出産いたしました」という報告からはじまり、「病院の先生には『随分スムーズなお産でしたね』とおっしゃっていただいたのですが、それでもやっぱり大変そうで、病院のみなさんには本当にお世話になりました。妻の菅野美穂さんもよくがんばりました」と、病院関係者や大仕事を成し遂げた菅野さんへの感謝が綴られている。また「アタマではわかっていたつもりでしたが、出産が、こんなにも痛みをともなうものだということを、今回あらためて妻におそわりました」「よく作品づくりが『産みの苦しみ』にたとえられますが、おなじようなことができるか、僕には全く自信がありません。せめて、すこしでも妻にちかづけるよう、精一杯しごとをがんばりたいとおもっています」と、出産に立ち会ったであろう感想を述べ、更なる躍進を誓った。最後は「おかげさまで、母子ともに元気です。お世話になったみなさん、応援してくださったみなさんに、こころからお礼もうしあげます。ありがとうございました」と締めくくられている。堺さんは、三谷幸喜が手がける2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主演に抜擢。戦国時代を駆け抜けた戦国武将・真田信繁(幸村)を演じることが決定している。本作への出演は、2004年の「新撰組!」、2008年の「篤姫」に続いて三度目の大河作への出演となり話題を呼んだ。また菅野さんは、唐沢寿明主演のTBSドラマ「ナポレオンの村」第2話にゲスト出演。2012年10月期ドラマ「結婚しない」以来、約2年7か月ぶりのドラマ出演ということで注目を集めていた。SNS上でも、「ご出産おめでとうございます!」「これはめでたい!」「堺さんのコメントがこれまたすばらしい」と今回の出産を祝福する声が続々と上がっている。(text:cinemacafe.net)
2015年08月14日俳優の松山ケンイチが主演を務めるWOWOW初の連続時代劇『ふたがしら』(毎週土曜22:00~)の放送を記念した、入江悠監督と時代劇研究家・春日太一氏との対談がこのほど、実施された。同作は、オノ・ナツメの漫画が原作で、盗賊たちの策略とだまし合いを描く時代劇。盗賊一味"赤目"として盗みを働く、豪放な性格の弁蔵(松山)とクールな色男の宗次(早乙女)。ある日、敬愛する頭が急逝し、2人は旅立つ決意をする――というストーリーだ。入江監督は、今回が時代劇初挑戦で、事前に春日氏の著書を読んで研究して撮影に臨んだという。一方の春日氏も、入江監督がどのように撮るかに興味を持っていた中での対談。同じ日大芸術学部出身で世代も近いことから、初対面ながら大いに盛り上がり、1時間20分にわたってしゃべり続けた。春日氏は「時代劇や京都をナメた作り方をしていたら容赦なく批判するつもりでした」という思いで『ふたがしら』を視聴。実際に見終わって「過去の時代劇に対するリスペクトを持ちながら、なおかつ京都への闘いも挑んでいて、非常にうれしい作品でした」と絶賛した。一方、入江監督は、春日氏の著書『あかんやつら』と『なぜ時代劇は滅びるのか』を読んだことで、「自分のなかでひとつ武器ができた感じがします」と感謝。また、京都職人特有の仕事の仕方と、東京から来たスタッフや俳優の戸惑いの様子を話すと、春日氏はそれに深く理解しながら、自身の知識や意見を伝えた。話題は同作にとどまらず、これからの時代劇のあり方にも。収録後も「あと30分は話せた」と話は尽きなかったようで、入江監督は「『ふたがしら』に関して辛口批評も聞きたいし、春日さんから昔の時代劇の話をもっと聞きたい!」と熱望し、『ふたがしらナイト』と題したトークイベントを開催しようというアイデアまで飛び出した。『ふたがしら』は、6月27日に第3話を放送。入江監督は「舞台は大阪に移り、登場人物が一気に増えて、ぼくの大好きなマキノ雅弘監督の集団劇のようになっていきますので、そこを楽しんでいただきたいです」と見どころを語っている。なお、対談の模様はWOWOWの特設サイト「W流」にて公開されている。
2015年06月26日『日々ロック』『ジョーカーゲーム』の新鋭・入江悠監督が初の時代劇に挑む連続ドラマW「ふたがしら」。このほど、入江監督が時代劇研究家・春日太一と語り合う番組『「ふらがしら」放送記念スペシャル対談』が6月26日(金)に配信されることが明らかになった。春日さんは、「なぜ時代劇は滅びるのか」「仁義なき日本沈没―東宝VS.東映の戦後サバイバル」「時代劇は死なず! ―京都太秦の「職人」たち」など多数の著書があり、入江監督は初めて時代劇を撮るにあたって、事前に春日さんの著書を熟読して臨んだと言う。一方、春日さんも入江監督はどんなふうに時代劇を撮るか興味をもっていたとのこと。2人は同じ大学出身、世代的にも近いため互いに意識していたこともあり、初体面ながら話は大いに弾み、1時間20分をノンストップで語り続けた。収録後も「あと30分は話せた」と惜しがるほどの盛り上がりをみせた。事前に「ふたがしら」の1、2話を見た春日さんは、「時代劇や京都をナメた作り方をしていたら容赦なく批判するつもりでしたが(笑)、監督は過去の時代劇に対するリスペクトをもちながら、なおかつ京都への闘いも挑んでいて、非常に嬉しい作品でした」と感想を述べる。入江監督は「まったくノープランで京都に行くよりは、どういう状況でどういう歴史があるか知らないと駄目だなと思ったので、『あかんやつら』と『なぜ時代劇は滅びるのか』を読んだことで、自分のなかでひとつ武器ができた感じがします」と感謝を語り、京都の職人特有の仕事の仕方と、東京から来たスタッフや俳優の戸惑いと挑戦を、春日さんにいろいろと報告する場面も。春日さんは時代劇研究家だけあって、東映京都撮影所作品の歴史と慣習を熟知しており、監督の話にひとつひとつの敏感に反応し、自身の知識やエピソード、意見を惜しげもなく語った。話はこれからの時代劇のあり方にまで発展。入江監督は「『ふたがしら』に関して辛口批評も聞きたいし、春日さんから昔の時代劇の話をもっと聞きたい!」と熱望。いつかトークイベント「ふたがしらナイト」を開催しようというアイデアまで飛び出すほどだった。「ふたがしら」は6月27日に第3話が放送。「舞台は大阪に移り、登場人物がいっきに増えて、ぼくの大好きなマキノ雅弘監督の集団劇のようになっていきますので、そこを楽しんでいただきたいです」と入江監督。伝統を引き継ぎながらも新しいものを創りだす入江監督と、時代劇の新潮流を応援する春日さんの熱いトークをお見逃しなく。「連続ドラマW『ふたがしら』放送記念スペシャル対談」は、6月26日(金)8:00より「W流」内で公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日堺雅人を主演に迎え、4月クールより放送される日本テレビ系・水曜ドラマ「Dr.倫太郎(りんたろう)」。このほどヒロイン役の蒼井優、吉瀬美智子、内田有紀ら豪華キャストの出演が決定!堺さんの白衣姿が公開され、さらにコメントも到着した。本作は、精神科医の主人公・日野倫太郎(堺雅人)が、様々な症状をもつ精神疾患患者たちと向き合い、その心に寄り添うことにより、患者の心を治療していく姿を描いたもの。倫太郎自身も心に大きなトラウマを抱えている設定となっており、患者や他の登場人物との触れ合いの中で自らも克服し成長していくのだがーー。NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の大ヒットも記憶に新しい、中園ミホが脚本を手がける本作。堺さんは、最初に台本をよんだ感想を「難しそうだなあ。いい精神科医ってなんだろう、と」とふり返る。「たとえばこれが外科医なら、『手術が成功しました』というセリフで、いい外科医だとわかりますよね。でも、精神科医はそれだけではいけないような気がする。その答えはまだ出ていません。ひとつ“日野倫太郎”に思っているのは『人の話を寄り添って聞く人なんだろうなぁ』ということです。僕が患者さんなら、しっかり話を聞いてくれる人がありがたいのではないか?という気がしていて。最近は喋る役ばかりで、喋り疲れたというわけでもないのですが(笑)、『相手役の話を聞く』というのが今回の役のポイントではないかと思っています」(堺さん)と役柄を分析する。さらに今回発表された、蒼井優、吉瀬美智子、内田有紀、高梨臨、高橋一生、真飛聖、中西美帆、余貴美子、遠藤憲一、酒井若菜、長塚圭史、松重豊、石橋蓮司、高畑淳子、小日向文世という豪華キャストについては、「今回キャストの方々が本当に豪華すぎて!素敵な共演者がひとりでもいらっしゃると、僕は「この方がいるから楽しみ」と現場に行くのが嬉しくなってしまうのですが、そんな皆さんが、今回勢揃いしていて凄いですよね!? 役者にとって、これ以上ない贅沢です」と喜びを語る。特に、本作のヒロイン役となる新橋のNo,1芸者・夢乃役を演じる蒼井さんについては、「『Dr.コトー診療所』(CX)でも共演していますが同じシーンがなかったので、映画『ハチミツとクローバー』以来になります。日本を代表する、素晴らしい女優さんですよね。今回、芸者さんとして、また患者さんとして登場するわけですが、間近で彼女の演技をみられて、とても嬉しいです。僕は彼女と『恋に落ちる』設定ですが、もう全て彼女に任せて、翻弄されていようと思っています(笑)」とのこと。その蒼井さん本人も、「『一大プロジェクト』という感じがしました」とコメントを寄せる。「このようなメンバーの中に自分の名前があることはありがたいですし、キャストの皆さんの顔ぶれを見て、平和なカンパニーになりそうですし、いい抜け感のある濃いお話になる気がしました。堺さんはいつ会っても変わらない方ですが、物凄い緊張感と安心感を同時に与えてくれる役者さんなので、とにかく全力でいかなければ失礼ですし、全力でやりたいと思います」と気合い十分といった様子。また、倫太郎の幼馴染で、彼と同じ慧南大学病院の外科医・水島百合子役に抜擢された吉瀬さんは、「百合子は強そうに見えて切ない役です。倫太郎にずっと片思いしているようなもので、2人の一定距離は縮まらず、むしろ倫太郎をとられてしまうかも?」と役柄について語るが、高梨さん演じる倫太郎の著書を読み、ファンとなり、倫太郎を慕って慧南大学病院に入った研修医・川上葉子も恋のライバルとなりそう。医療ドラマの一方で、恋愛ドラマとしても楽しめそうな本作。果たして、この豪華キャスト陣がどんなアンサンブルを魅せてくれるのか?注目が集まりそうだ。ドラマ「Dr.倫太郎」は4月より日本テレビ系列にて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年03月03日「家政婦のミタ」「ハケンの品格」「きょうは会社休みます」など数々のヒットドラマを生み出してきた、日本テレビ系・水曜ドラマ枠。先日、4月クールから堺雅人を主演に迎えた連続ドラマ「Dr.倫太郎(りんたろう)」が放送されることが発表されたが、このほどヒロイン役の蒼井優、吉瀬美智子、内田有紀らが出演することが決定!その追加キャストのひとり、高梨臨からコメントが到着した。本作は、精神科医の主人公・倫太郎(堺雅人)が、様々な症状をもつ精神疾患患者たちと向き合い、その心に寄り添うことにより、患者の心を治療していく姿を描いたもの。倫太郎自身も心に大きなトラウマを抱えている設定となっており、患者や他の登場人物との触れ合いの中で自らも克服し成長していくのだがーー。本作の脚本を手がけるのは、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の大ヒットも記憶に新しい、中園ミホ。「やまとなでしこ」(CX)や「ハケンの品格」(日テレ)、「ドクターX」(テレ朝)など、現代社会の世相を斬り、人間心理をえぐり出すストーリー展開とセリフで、観る者の心を惹きつけ高視聴率ドラマを連発しているヒットメーカーだ。高梨さんと中園さんは、「花子とアン」に続いての再タッグとなる。高梨さんが本作で演じるのは、倫太郎の著書を読み、ファンとなり、倫太郎を慕って慧南大学病院に入った研修医・川上葉子。倫太郎への想いは“憧れ”から“本気の恋”に変わっていき、やがてその気持ちがエスカレートしてとんでもない事件を起こす…という恋する乙女・全開となる役どころだ。今回の出演決定に、高梨さんは「堺さんをはじめとして、豪華なキャストのみなさんと、このような企画に参加できることを本当に嬉しく思います。とても緊張しますが、緊張していたら勿体無いと思い、スタッフ、キャストの皆さんから日々学び、そして一緒にこのドラマを素敵な作品に作り上げていきたいと思います。そして、『花子とアン』でお世話になった脚本家の中園ミホ先生とまたご一緒させていただけてとても嬉しいです。たくさんの方に見ていただけるように、そして皆さんの期待に応えられるように取り組んでいきたいと思います。このドラマを見て、皆さんが楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。蒼井さん、吉瀬さん、内田さんら豪華女優陣に加え、高橋一生、真飛聖、中西美帆、余貴美子、遠藤憲一、酒井若菜、長塚圭史、松重豊、石橋蓮司、高畑淳子、小日向文世とまさに錚々たる顔ぶれが並ぶ本作。果たして、どんな掛け合いを見せてくれるのか?ドラマ「Dr.倫太郎」は4月より日本テレビ系列にて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年03月03日2015年2月14日(土)に東京・シダックスカルチャーホールで俳優の入江甚儀と市川知宏によるファンイベント「じんとも」の開催が決定した。入江甚儀と市川知宏は、同時期にデビューを果たし、現在TVドラマや映画などで活躍する若手人気俳優。同イベントは今年の6月に初めて開催され、今回で3回目。初の1日2回公演で行なわれるこの日の公演は、バレンタインデーにちなんで第1部を『Sweet Party』、第2部を『Bitter Party』と銘打ち、『Sweet Party』では「甘い」、『Bitter Party』では「少し大人」のふたりが見られるイベントになる予定だ。同イベントのチケット一般発売は2015年1月10日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけてじんとも特設サイトでは先行を実施。受付は12月6日(土)昼12時から14日(日)午後11時59分まで。■じんとも~Sweet Party~(第一部)2015年2月14日(土)開場11:00 / 開演12:00会場:シダックスカルチャーホール(東京都)出演:入江甚儀 / 市川知宏料金:指定 3500円 ※来場者特典付■じんとも~Bitter Party~(第二部)2015年2月14日(土)開場15:00 / 開演16:00会場:シダックスカルチャーホール(東京都)出演:入江甚儀 / 市川知宏料金:指定 3500円 ※来場者特典付
2014年12月05日人気ドラマの最新作「リーガルハイ・スペシャル」の完成披露試写会で主演の堺雅人とゲスト出演した大森南朋が初めて本格的な共演の喜びについて熱く語った。百戦錬磨の敏腕弁護士・古美門を主人公にした人気ドラマのスペシャル版。巨大総合病院の医療過誤事件に古美門&黛(新垣結衣)の凸凹コンビが立ち向かう。大森さんは、一見、うだつの上がらない中年弁護士だが、実は病院から金を巻き上げることを目的とした“たかり弁護士”の九條を演じており、法廷で古美門と火花を散らす。ほぼ同世代の2人で、これまでも同じ作品に出演したことはあるが、ここまで直接“対峙”する関係性を演じるのは初めて。堺さんが「南朋さんはご一緒したかった先輩」と言えば、大森さんは連続ドラマの頃から本作を見ていたことを明かし「TVで見ていて、ちょうど新垣さんと別の作品でご一緒したときに、堺くんのセリフ回しのスピードや、全てワンカットで撮っているのか?どうやってセリフを覚えているのかなどを聞いた」と堺さんの演技が気になって仕方がなかったと告白する。大森さんはさらに堺さんの名演について「同世代でああいう芝居をやられると迷惑(苦笑)!」とまで言い切り、「『おれは出演の話が来ても受けない』と言ってたんですが(笑)、読んでみたら魅力的で『おれもついにあっち側に行くのか…』という恐怖と好奇心があった」とふり返る。実際に法廷での対決を終えて、堺さんは「楽しかったです。ガッツンガッツンと真っ直ぐに来る芝居で、幸せな日々でした」と述懐。大森さんは「小劇場のようだった」と独特の空気を明かし「楽しくやったし『やはり、この人(=堺さん)は前を走ってるな』と思った」と改めて、称賛を送った。堺さんの法廷で相手を追い込んでいく話術については、同じくゲスト出演しており、その“餌食”となる吉瀬さんが「もうやめてよ!って感じで、本当にすごくイヤな感じです(苦笑)」とその凄まじさを実感のこもった言葉で称賛(?)を送っていた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日人気ドラマのスペシャル版「リーガルハイ・スペシャル」に主演する堺雅人が、劇中で、本作にゲスト出演している剛力彩芽が得意とする“ラケットダンス”を披露していることが判明!11月13日(木)に行なわれた舞台挨拶で、剛力さんから直接教わったことを明かした。連続ドラマ2シーズンにスペシャルドラマ1本が過去に放送されている人気ドラマの最新スペシャル版で、巨大総合病院で起きた医療過誤事件をテーマとした本作。この日は堺さん、剛力さんに加え、レギュラーの新垣結衣、ゲスト出演の大森南朋、吉瀬美智子も登壇した。堺さんが「ふざけた部分とふざけていない部分がミックスされている」と語るように、堺さん演じる古美門と新垣さん演じる黛の凸凹コンビの個性的なキャラクターを軸に、真面目なテーマを扱いつつもコミカルなやりとりで笑いを誘うのが本作の魅力のひとつ。今回、古美門が終盤に披露するダンスは、ゲスト出演した剛力さんが自身の楽曲「くやしいけど大事な人」のPVで披露しているテニスのラケットを振る“ラケットダンス”を模したもので、堺さんは作品を見終わった観客に「分かりましたか?」と問いかけ、楽しそうにニンマリ。その場でノリノリでダンスを披露し笑いを誘っていた。剛力さんは「(『リーガルハイ』を)ずっと見ていたので、呼んでいただけて嬉しかったです!(堺さん&新垣さんの)お2人が最初にお会いしたときからすごく優しくて…」と笑顔で語るが、堺さんは「僕は、剛力さんにダンスを教えてもらおうという下心があったので優しくしました」と下心全開の告白。剛力さんは自身のダンスが作品に取り入れられたことを「すごく嬉しかったです!」と喜び、堺さんも「まさかご本人に教えていただけるとは…直に教わって光栄でした!」と感謝。今回、堺さんと剛力さんの直接の共演はあまり長くなかったこともあり、堺さんは「今後、ぜひまたご一緒したいです!」と再共演を熱烈に希望していた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日もし私のお兄ちゃんが玉木宏だったら、あちこち連れまわして皆に自慢しちゃうだろうなぁ……。福山雅治と堺雅人も捨てがたい。あぁ、とにかく素敵なお兄ちゃんを持ってみたかった!! 今回は、マイナビニュースの女性会員400名に「兄にしたい芸能人」は誰か聞いてみた。Q.兄にしたい芸能人といえば、誰を想像しますか?1位 大泉洋 13.2%2位 福山雅治 11.8%3位 堺雅人 7.8%4位 DAIGO 5.5%5位 向井理 5.2%■大泉洋・「面白いところ、実は男らしいところ、なんだか素敵だから」(23歳/自動車関連/事務系専門職)・「一緒にバカできそう、楽しくなると思う」(22歳/生保・損保/営業職)・「落ち込んだときに励ましてくれそう」(34歳/ソフトウェア/技術職)・「しゃべるとうるさいけど一緒にいるとすごい楽しそう」(27歳/医療・福祉/専門職)・「『水どう』の武勇伝を見ていると、こんな兄だったら尊敬できるなと思うから」(27歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「いつも笑わせてくれる優しいお兄ちゃんて感じ、生活力が高そうでいい」(28歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「一緒に遊びに行ったり飲んだりして友達に自慢したい」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■福山雅治・「相談相手になってくれそう」(28歳/電機/販売職・サービス系)・「多趣味なので一緒にいて向上できそう」(33歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「とにかくかっこいい!友達に自慢できる(笑)」(30歳/学校・教育関連/専門職)・「自分にも他人にも厳しそうだけど、大事にしてくれそう」(31歳/医療・福祉/専門職)・「優しそう、かっこいいのにふざけて笑わせてくれそう」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「色んな事を知っていそう、多才だからいろいろ教えてもらえそう」(28歳/食品・飲料/事務系専門職)・「自由奔放なお兄さんという感じがしていい、何よりイケメンなところにひかれてしまう」(28歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)■堺雅人・「優しくて頼りになるから」(37歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「クールな瞳」(23歳/情報・IT/営業職)・「しっかりしていそう」(33歳/医療・福祉/専門職)・「いろいろ教えてくれそう」(31歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)・「物腰の柔らかいところ、包容力がありそうだから」(25歳/小売店/販売職・サービス系)・「かっこいいし、話をしっかり聞いてくれそう」(30歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「年齢的に、なにか相談ごとをするには最適」(35歳/自動車関連/事務系専門職)■DAIGO・「お金持ち」(42歳/医療・福祉/専門職)・「元気になりそう」(33歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「かまってくれそう」(24歳/医療・福祉/事務系専門職)・「単純に面白そう(笑)」(32歳/学校・教育関連/専門職)・「穏やかそうだし、話やすそうだから」(33歳/その他/その他)・「なんだかんだ面倒をみてくれそう」(23歳/情報・IT/営業職)・「優しいところ、遊びに連れてってくれそう」(25歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)■向井理・「料理もできて優しそう」(27歳/医療・福祉/事務系専門職)・「頼りになり守ってくれそう」(27歳/学校・教育関連/専門職)・「かっこいい、ものすごくかわいがってくれそうだから」(24歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「しっかりしていて頼りになりそう」(25歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「若くみえるしカッコイイし、友達に自慢したい」(32歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)・「優しい、お出掛けしてくれそう」(27歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)■総評女性に聞いた「兄にしたい芸能人」第1位は、バラエティーにドラマに引っ張りだこの「大泉洋」が選ばれた。明るいキャラクターと親しみやすさが魅力のようで、「毎日家庭が笑いであふれそう」「退屈しなさそう」といったコメントが並んだ。大泉出演の人気番組「水曜どうでしょう」を見て、その魅力にハマった女性も多いようだ。第2位には「福山雅治」が続いた。とにかくカッコイイ!!ということで、「これが兄なら無敵」「誰に見られても恥ずかしくない」とのこと。「友達に自慢したい」という声も非常に多かった。家族でもなんでも、とにかく一緒にいたい! というのが本音なのかもしれない。3位は「堺雅人」。包容力や頼もしさに惹かれる女性が多く、「何でも受け止めてくれそう」「いろいろ教えてくれそう」といった声が聞かれた。ドラマ「半沢直樹」での役柄も大きく影響しているようだ。4位には「DAIGO」がランクイン。ちょっと天然なところが「かわいい」「一緒にいて面白そう」と女性に人気のよう。「思いのほか空気が読めてしっかりしている」といった評価もみられた。5位は「向井理」で、福山雅治と同様に「カッコイイ」「友達に自慢できる」といった声が多く寄せられた。料理上手なところもポイントが高いようだ。これ以外にも、櫻井翔や玉木宏、西島秀俊といった名が挙げられていた。こんなイケメンたちが家族だったら確かに最高かも!?※画像は本文と関係ありません調査時期:2014年5月23日~2014年5月31日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性400名調査方法:インターネットログイン式アンケート
2014年06月23日