西島秀俊と内野聖陽がW主演し好評を博した「きのう何食べた?」のスペシャル版「きのう何食べた?正月スペシャル2020」が1月1日(水・祝)、テレビ東京で放送される。今回は「誰のために時間とお金を使いたいか」をテーマに3章立てでお届けする。本作は累計発行部数500万部(電子版含む)突破のよしながふみによる漫画を原作に、2019年4月クールに連続ドラマ化。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさん(西島さん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジ(内野さん)の日々の食卓をリアルに描いて、その空気感から多くの視聴者に愛された。そんな視聴者の声に答えて今回本作がスペシャルとして復活。西島さんと内野さんのコンビはもちろん、田中美佐子、マキタスポーツ、山本耕史、磯村勇斗、高泉淳子、チャンカワイ、中村ゆりか、松山愛里、椿弓里奈、山本楽、唯野未歩子、奥貫薫、田山涼成、梶芽衣子ら連ドラキャストも続投。さらに“シロさん”の憧れの女優・三谷まみ役で宮沢りえが出演する。今回は“3章立て”での放送となり、小日向大策(山本さん)に芸能人御用達の超高級焼肉店へ呼び出される史朗と賢二。そこには井上航(磯村さん)の姿もあった。場違いな空気にうろたえる2人の前に史朗が長年憧れ続けた女優・三谷まみが現れる。まみのマネージャーの離婚問題の弁護を史朗が担当したお礼だというが、カッコつけながらも“脳内幸せ物質”が溢れ出てしまっている史朗の様子を見てムッとした賢二は、自分が史朗の彼氏であることをまみに言い放つ…という「第1章」。航との約束をキャンセルして潮干狩りへ行った小日向だが、急な仕事を断れず大量のアサリを抱えて帰宅すると、もともと機嫌が悪かった航はアサリを見るなり号泣。「アサリが苦手だ」と泣き叫び「なんの仕返しだ」とヘソを曲げてしまう。小日向は仕方なく史朗たちの家にアサリを持ちこむ。一方、デイトレーダーの航は自宅で仕事をしており、この日のトレードを終えた航は冷蔵庫で食べ物を探すが、気分に合ったものが見つからない。そんななか冷凍庫で史朗が小日向に持たせたアサリのパックを発見。何かを思いついた航が珍しく料理をしようと外出すると買い物中の賢二と遭遇。意外な共通点で意気投合する…という「第2章」。5月中旬のとある深夜。レシートを計算した賢二は1週間で予想以上に浪費したことに気づく。史朗に怒られるのを恐れ隠ぺいしようとするが、さすがに買い物を工夫しなければと反省した賢二は、倹約方法のリサーチを始める。すると三宅レイコ(奥貫さん)からチラシアプリに登録するといいとアドバイスをもらい、その甲斐もあって賢二は次第に予算が抑えられるようになっていく。しかし多忙を極める史朗とのすれ違い生活は、早くも3週間が経過。賢二は寂しさで押しつぶされそうになる…という「第3章」。この3つのエピソードが放送される。また本作の放送を前に、1月1日(水・祝)朝9時より『「きのう何食べた?」新作前にイッキ見スペシャル』として連ドラ版も一挙放送。連ドラ版を見逃した方はこちらを視聴してから、このスペシャルを見るとより一層楽しめそう。「きのう何食べた?正月スペシャル2020」は1月1日(水・祝)22時~テレビ東京系にて放送。(笠緒)
2020年01月01日展覧会「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」が、東京・品川の原美術館にて、会期を延長して2020年7月12日(日)まで開催される。なお、同館は臨時休館していたが、6月9日(火)より日時予約制で再開。現代日本における「私」とは──絵画や映画に現れる人物、あるいは歴史上の人物に扮したセルフポートレート作品で知られるアーティスト、森村泰昌。巧みなメイクや衣装により、時代や人種、さらには性別をも飛び越えた“自分”を演出してきた森村は、原作や背景に独自の解釈を加えるとともに、「私」とは何かという問いに一貫して取り組んできた。「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」で森村は日本近現代史と文化史にも目を向ける。第二次世界大戦後の日本では、戦前の考え方が否定され、西洋の価値観がその空白を埋めていった。そうしたなかで生まれ育った経験から「真理や価値、思想は、衣服のように自由に着替えられるもの」と思い至った森村が、約20点の作品を通して、現代日本における「私」とは何かという問いを投げかける。映像作品&レクチャーパフォーマンス会場では、2018年にニューヨークにて発表した映像作品《エゴオブスクラ》の再編集版を展示するとともに、この映像を用いた作家自身による“レクチャーパフォーマンス”を開催。長きにわたり⻄洋美術史を参照し、人種や性別を超えて他者に扮してきた背景や思いが、森村自身の言葉で語られる。マネ《オランピア》を参照した2作品を展示また、平面的な描法により、近代絵画史の転換をもたらしたエドゥアール・マネ《オランピア》を原作とする初期作と新作もあわせて紹介する。《オランピア》に描かれるのは、白人娼婦と黒人召使。彼女らは、初期の代表作《肖像(双子)》においては⻩色人種であり男性である森村に演じられることになる。そして新作《モデルヌ・オランピア》ではさらに、芸者と⻄洋男性の姿へと移しかえられる。また、同じくマネの作品を参照した《フォリーベルジェールのバー》も展示。“オランピア”2作と合わせてぜひ鑑賞してみて。詳細展覧会「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」会期:2020年1月25日(土)〜7月12日(日)〈日時予約制〉※2020年2月29日(土)〜3月17日(火)、および3月28日(土)〜6月8日(月)は臨時休館、6月9日(火)より再開※会期は延長※公式サイトより要事前予約会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25開館時間:平日 11:00〜16:00 / 土日祝 11:00〜17:00※当面のあいだ、平日は開館時間を短縮し、水曜日の夜間開館は休止休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)入館料:一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円、70歳以上 550円、原美術館メンバー 無料※当面の間、10名以上の団体での来館は遠慮のこと※学期中の土曜日は、小中高生の入館無料※映像作品の上映は⼊替制※毎週日曜日のギャラリーガイドは当面の間、休止※来館に際しての注意事項など、詳細は公式サイトを確認のこと【問い合わせ先】原美術館TEL:03-3445-0651
2019年12月14日西島秀俊と内野聖陽のW主演で大きな話題となった「きのう何食べた?」が、新年に「きのう何食べた?正月スペシャル2020」としてスペシャル放送される。この度、本作の場面写真とキャスト、さらにエピソードも明らかになった。本作は、累計発行部数500万部(電子版含む)突破のよしながふみによる漫画が原作。今年4月クールに連続ドラマとして放送され、西島さん演じるシロさんと内野さん演じるケンジの物語は多くの視聴者を熱狂させた。そんな本作が早くもスペシャルになってカムバック!西島さんと内野さんはもちろん、シロさんの料理仲間・富永佳代子役の田中美佐子、2人に続いて大きな話題となったカップルを演じた山本耕史と磯村勇斗。さらに、高泉淳子、チャンカワイ、中村ゆりか、松山愛里、椿弓里奈、山本楽、唯野未歩子、奥貫薫、マキタスポーツ、田山涼成、梶芽衣子ら豪華レギュラーキャストの再集結も決定した。今回のスペシャルドラマは3章立て。まず第1章では、小日向大策(山本さん)に芸能人御用達の超高級焼肉店へ呼び出される史朗と賢二。そこには井上航(磯村さん)の姿も。そして、なんと史朗が長年憧れ続けた女優・三谷まみが現れる。カッコつけながらも、“脳内幸せ物質”が溢れ出てしまっている史朗の様子を見てムッとする賢二。実はこのあと、史朗の誕生日サプライズを賢二は考えていて…。続く第2章では、史朗と賢二の家で何やら憔悴しきる小日向。つい数時間前のこと――。急な仕事を断れず、航との約束をキャンセルして潮干狩りへ行った小日向は、大量のアサリを抱えて帰宅。もともと機嫌が悪かった航は「アサリが苦手だ」とヘソを曲げてしまい、仕方なく史朗たちの家にアサリを持ちこんだというわけだ。一方、航は冷蔵庫で食べ物を探すが、気分に合ったものが見つからず。そんな中、冷凍庫で史朗が小日向に持たせたアサリのパックを発見。何かを思いついた航が珍しく料理をしようと外へ出ると、買い物中の賢二と遭遇、意外な共通点で意気投合する――。そして第3章では、深夜、忙しい史朗に代わり料理や家事をしていた賢二だったが、レシートを計算すると1週間で予想以上に浪費したことが発覚し頭を抱える。さすがに買い物を工夫しなければと反省した賢二は、倹約方法のリサーチを始める。三宅レイコ(奥貫薫)からチラシアプリのアドバイスをもらい、その甲斐もあって賢二は次第に予算が抑えられるようになっていく。しかし多忙を極める史朗とのすれ違い生活は、早くも3週間が経過し――というストーリーとなっている。「誰のために時間とお金を使いたいか」をテーマに物語を紡ぐ今回。また、今作でも劇中で披露される料理は必見だ。「きのう何食べた?正月スペシャル2020」は2020年1月1日(水・祝)22時~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2019年12月13日篠井英介と陰山泰が、琵琶と雅楽の楽器を使った「琵琶絵巻 朗読楽『天守物語』」を来年2月、東京・府中の森芸術劇場で上演する。過去3度の公演を行なってきたが、そもそもなぜ琵琶? なぜ『天守物語』なのか。40年来の“盟友”である篠井と陰山に話を聞いた。【チケット情報はこちら】陰山が自ら演出も務める本作だが、企画の始まりは琵琶奏者・友吉鶴心(ともよし・かくしん)との出会い。ふたりを引き合わせた友人の葬儀で、陰山が読む弔辞に合わせて友吉が琵琶を演奏するという「めったにない不思議な経験」(陰山)をした。そこで意気投合し、機会があれば一緒に何か出来ないかという話から行き着いたのが、篠井を加えての『天守物語』の朗読劇だった。琵琶と古来からの楽器を使う雅楽に、100年前に書かれた泉鏡花の戯曲という組み合わせは、一見、堅苦しく格式ばったものにも感じるが、陰山は「クラシックな楽器ですが、実は奏者の感性がすごく出るんです。僕らの感性と交わって“ライヴ”になっている」と語る。その言葉を受け篠井も「(共演する)雅楽の稲葉明徳さんも非常に多芸多才な方で、笙や篳篥(ひちりき)といった古典楽器から太鼓にパーカッションまでこなされて、音の世界に尋常じゃない広がりがあるんです」と力を込め、この公演を「朗読と音楽のセッション」と表現。「毎回、同じことをしてくれと言ってもできないし、センスと息で合わせながらやっています。非常にジャジーですね。『あぁ、今日はここでベベンっと入れてきたか。じゃあこっちはこうしてやろう!』という感じでこちらも楽しんでます」と笑顔で語る。『天守物語』は、白鷺城(姫路城)の最上階で“異界”の者たちを統べる富姫と人間の図書之助の恋を描いた物語。陰山は「非常によくできたSF」と本作を評す。「彫師の桃六という男が“馬鹿な奴らども、勝手に戦争してろ!”と言うんですけど、そこに泉鏡花の表現者としての魂を感じます。琵琶や雅楽の音と言葉によって想像をかき立てる、非常に朗読劇に合う作品だなと思います」篠井は以前富姫を演じた経験から「富姫というのは女形にふさわしい役で、僕らが若い頃は玉三郎さんの専売特許でしたからね。それをやらせていただけるというのは巡り合わせなのかなと、その時は一世一代の覚悟で臨みましたが、またこういう形でやらせてもらえるのが嬉しいし、どれだけやっても飽きることのないお役ですね」と語る。2人は共に80年代の小劇場ブームを体験した盟友でもある。共演は決して多くないが「あの熱狂の時代、苦楽を共にした同志」と陰山が言えば、篠井も「安心感が違います。感覚を共有しているからこそ、のびのびやらせてもらえる」と全幅の信頼を寄せる。若き注目株の小川ゲンを加え、3人の朗読と琵琶と雅楽の魅惑的な音色が混じり合い、どのような“和”のSFファンタジーが浮かび上がるのか?公演は2月24日(月・祝)、東京・府中の森芸術劇場にて上演。取材・文:黒豆直樹
2019年12月11日原美術館では、現代美術家・森村泰昌の展覧会「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020−さまよえるニッポンの私」展を、2020年1月25⽇から4⽉12⽇まで開催する。映像作品「エゴオブクスクラ」より2020(参考写真)撮影:福永一夫 ©Yasumasa Morimura名画や映画の登場⼈物あるいは歴史上の⼈物に⾃らが扮するセルフポートレイト作品で知られる森村泰昌。巧みなメイクや⾐装で、時代や⼈種、性別を超えて様々な⼈物に⾃らが成り代わり、制作を通して原作やその背景に独⾃の解釈を加えてきた。1985年に「肖像(ゴッホ)」で鮮烈のデビューを果たし、以降、⼀貫して「私」とは 何かという問いに取り組む森村は、さらに⾃らが脚本を⼿がけ⾃演する映像作品や、ライブパフォーマンスへと表現の領域を広げている。2018年には、ニューヨークのジャパンソサエティーで展覧会「Yasumasa Morimura: Ego Obscura」を開催。その凱旋展と位置づけられる、東京2020展⽤に再編集された映像作品「エゴオブスクラ」と、この映像を⽤いて会期中開催される作家⾃⾝によるレクチャーパフォーマンスを通じて、日本近現代史、文化史に言及する。「ポートレイト(女優)/駒場のマリリン」1995‒2008 ©Yasumasa Morimura映像作品「エゴオブスクラ」 には、⽇本⼈の記憶に深く刻まれている昭和天皇とダグラス マッカーサー、あるいはマリリン モンローや三島由紀夫らに扮した森村が登場。1951年、大阪に生まれた森村は、戦前の教えが否定され、日本人に広がった「空虚」が、西洋の価値観で埋められていった時代の日本で教育を受けた。その個人的経験から、やがて「真理や価値や思想というものは(中略)いくらでも自由に着替えることができるのだ。」(映像作品「エゴオブスクラ」より)という発想を導く。「モデルヌ・オランピア2018」2018 ©Yasumasa Morimura30年に渡り⻄洋美術史に侵⼊しながら、森村は何を考えて⼈種や性別を超えてきたのだろうか。⾃らの⾔葉で⾃作が⽣まれた背景、そして、そこに込められた思いを語る「エゴオブスクラ」は、ニューヨークでも⼤きな反響を得た。森村は「エゴオブスクラ(Ego Obscura)」という耳慣れない言葉に「闇に包まれた曖昧な自我」という意味を込め、愛情のみでは⽚付けられない⺟国への複雑な感情をにじませながら、セルフポートレイトという形で、「さまよえるニッポンの私」とは何かという命題に挑む。会期中、作家自身によるレクチャーパフォーマンス「エゴオブスクラ 東京2020バージョン」を実施。スケジュールは、1月25日、26日、2月22日、23日、3月20日、21日、4月11日、12日のいずれも16時から17時まで。事前申し込み制となり、詳細はウェブサイト()にて確認を。戦後⽇本の復興を印象付けた先の東京オリンピックから55年を経た2020年、再び東京でオリンピックが開かれる年に、森村泰昌は「私」とは何かを我々にも問いける。【展覧会情報】森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020−さまよえるニッポンの私会期:2020年1⽉25⽇〜4⽉12日会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25時間:11:00〜17:00(⽔曜は20:00まで、⼊館は閉館時刻の30分前まで)休館⽇:⽉曜⽇(祝⽇の場合は翌平⽇)料金:⼀般1,100円、⼤⾼⽣700円、⼩中⽣500円、70歳以上550円※原美術館メンバーは無料
2019年12月06日本日から東京・池袋の新文芸坐で特集上映「映画監督・加藤泰 情念の横溢」が開催される。時代劇や任侠映画など数多くの傑作を残した巨匠監督の作品を厳選して上映。名画座の定番にして、映画ファンなら絶対にハズすことができない超人気プログラムだ。加藤泰(かとうたい)は1916年に生まれ、叔父の映画監督・山中貞雄を頼って上京し、1937年に東宝に入社。いくつかの映画会社を転々とした後に伊藤大輔や黒澤明の下で助監督を務め、1951年に監督デビュー。映画黄金期に次々と公開される時代劇や任侠ものを数多く手がけヒット作を連発。その一方で実験精神あふれる作品や異色作、リアリズムを追求した時代劇も発表し、映画ファンを熱狂させた。今回の特集では膨大なフィルモグラフィの中から10作品を上映。ミュージカル風の演出や強烈なキャラクターが魅力の異色作『真田風雲録』、鶴田浩二主演の傑作『明治侠客伝 三代目襲名』、大ヒットシリーズ『緋牡丹博徒 花札勝負』と、その後日譚『緋牡丹博徒 お竜参上』など見逃せない作品が揃った。デジタルリマスターされた遺作『ざ・鬼太鼓座』以外はすべて35ミリで上映される。加藤泰作品はこれまでも繰り返し特集が組まれ、名画座ファンにはおなじみのプログラムになっているが、多くの作品でスクリーンを埋め尽くさんばかりの激情、哀しみ、今回の特集タイトルにもなっている“情念”が描かれる。俳優たちの鬼気迫る演技、観客を圧倒するクローズアップ、観る者の予想を裏切るカメラ位置……映画ファンを魅了し続ける加藤泰の美学を新文芸坐の大スクリーンで堪能できる必見の特集になっている。映画監督・加藤泰 情念の横溢新文芸坐11月25日(月)・26日(火)『明治侠客伝 三代目襲名』『骨までしやぶる』27日(水)・28日(木)『瞼の母』『沓掛時次郎 遊侠一匹』29日(金)・30日(土)『緋牡丹博徒 花札勝負』『緋牡丹博徒 お竜参上』12/1日(日)・2日(月)『炎のごとく』『ざ・鬼太鼓座 デジタルリマスター』3日(火)・4日(水)『阿片台地・地獄舞台突撃せよ』『真田風雲録』
2019年11月25日神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席ソロ・コンサートマスターを務める、石田泰尚氏がプロデュースした男性奏者のみの硬派弦楽アンサンブル「石田組」。その単独公演が10月14日(月・祝)、東京・赤坂にあるサントリーホール大ホールで行われる。今回の公演の見どころや石田組について、石田泰尚氏に話を伺った。【チケット情報はこちら】石田組の公演はクラシックのみならず、幅広いジャンルを楽しめることが特徴。今回の公演でも、E.バーンスタイン(近藤和明編曲)「荒野の七人」といった映画音楽や、クイーン(松岡あさひ編曲)「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」のようなロックの名曲を演奏予定だ。特に聴いてほしい曲は、松岡あさひ氏が編曲したプログラム後半の4曲で、それらはすべて初披露となるもの。石田氏が太鼓判を押すだけあって、その仕上がりに期待したい。「チラシを見ただけではどんな集団なのか分からないと思う。実際に見に来ていただいてギャップをお伝えしたい」と、耳だけでなく目で見て楽しめることも、石田組の見どころのひとつだ。総勢13名の弦楽合奏団である石田組。そのコンセプトを尋ねると、「メンバーが思い切り演奏を楽しめる場にしたい」と語る石田氏。オーケストラ奏者が100人近いオーケストラで演奏する際は、時には周りに気を遣って気疲れすることもあるという。「自分たちが演奏を楽しむことで、お客さんにも楽しんでいただきたい」というのが石田氏の想いだ。石田組としての今後の目標は、長く活動を続け、まだ訪れていない地域を含め日本全国で公演を行うこと。そのためにはメンバーが離れないように、自分自身も練習を積み成長することを大事しているという。最後に観客へ向けてのメッセージを聞くと、「石田組はひとりひとりが主役。素晴らしいメンバーが揃っているので、全員のことを見てほしい」と語った。現在、前売り券がチケットぴあにて発売中。取材・文:松崎 優美子
2019年09月12日神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めるヴァイオリニスト石田泰尚の近年の活躍がめざましい。その特異なルックスは、クラシックのヴァイオリニストのイメージとは一線を画し、コンサート会場で目にする動作も極めて独特。まさに、自らの世界観を作った男の存在感を、人は「カリスマ」と呼んでいる。その石田泰尚のソロ・コンサートが開催されるとなればこれは気になる。プログラムには、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」を中心としたクラシックの王道からピアソラのタンゴまで、現在の石田の実力を知る“試金石”とでも言えそうな名曲がずらりと並ぶ(9月2日:横浜みなとみらいホール&9月14日:ミューザ川崎シンフォニーホール)。現代のカリスマとはいかなるものか。それを確かめるチャンス到来だ!◆公演概要「石田泰尚ヴァイオリン・リサイタル」9月2日(月)横浜みなとみらいホール大ホール9月14日(土)ミューザ川崎シンフォニーホール●石田泰尚(ヴァイオリン)Yasunao Isida,Violin(C)井村重人神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て2001年神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり現在は首席ソロ・コンサートマスターとしてその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。幅広いレパートリーを誇り神奈川フィル他各地のオーケストラと協奏曲の演奏やリサイタルを行いソリストとしての顔も持つ。2014年 自身がプロデュースした男性奏者のみの弦楽アンサンブル“石田組”を結成。録音も多く2016年発売の“石田泰尚/LIVE”、2017年発売の“ALL BRAHMS LIVE”は共にレコード芸術誌上で準特選、さらに石田組デビューアルバム“THE石田組”は特選盤の評価を得た。2018 年には石田組がNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部」 で放送されその熱いステージの模様は大きな反響を呼んだ。使用楽器は 1690 年製 G.Tononi、1726 年製 M.Goffriller。●中島剛(ピアノ)Go Nakajima,Piano東邦音楽大学ピアノ科首席卒業。ハンガリーリスト音楽院留学。ウィーンでのリサイタルなどを経て、CHANEL Pygmalion Days(2005年)、坂本龍一プロデュース「ロハスクラシック・コンサート2006」参加。国内に活動拠点を移し、ジョン・健・ヌッツオ氏、森山良子氏、東儀秀樹氏らなどと次々と共演。現在、東邦音楽大学講師。
2019年08月28日JALの新制服をエズミ(EZUMi)のデザイナー・江角泰俊が担当。2020年4月より導入される。テーマは“ハイブリッド モダンビューティー”航空運送事業に関わる全部門の制服を新たなデザインに一新するJAL。エズミのデザイナー 江角泰俊は、“ハイブリッド モダンビューティー”をテーマに、客室乗務員や地上接客部門の制服デザインを担当。異素材を組み合わせてオリジナリティを加えながらも、着心地の良さや動きやすさも重視した新制服を完成させた。客室乗務員客室乗務員の制服には、ワンピースとパンツスタイルの全2種類を用意。ワンピースは、航空会社の制服では珍しいバルーンスリーブを採用。またJALのロゴマークにちなんで、“鶴”の流線型を表す立体的なシルエットに仕立てている。地上接客部門地上接客部門には、通常のジャケット×スカートに加え、ワンピースが新登場。またラウンジスタッフの制服には、柔らかなピンクベージュに彩られたノーカラーのダブルジャケットが導入される。“手書き”で描いた満開のスカーフ地上接客部門の制服には、大判を整形したロングタイプのスカーフをセット。スカーフは、江角泰俊の手書きによる満開の花々をあしらったデザインで、約20色を使用した華やかな仕上がりとなっている。“レッド”をアクセントになお制服は、ダークカラーを基調に、JALのコーポレートカラーであるレッドをアクセントに採用。制服の袖口や胸元のポケットといったディテールをはじめ、ベルトやスカーフアクセサリーに差し込まれている。
2019年07月26日西島秀俊&内野聖陽が同性カップルを演じW主演した「きのう何食べた?」が6月28日深夜の放送でフィナーレを迎えた。シロがケンジを連れ実家に行くという注目の最終回に視聴者からは「原作通り…感無量」「幸せな時間を本当にありがとう」など感動の声が殺到中だ。「西洋骨董洋菓子店」「大奥」などで知られる、よしながふみによる「モーニング」(講談社)連載中の人気コミックをドラマ化した本作。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさん(西島さん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジ(内野さん)の日常と食卓が描かれてきた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回ではついに史朗が賢二を連れ実家へ。2人はもちろん出迎えた史朗の母・久栄(梶芽衣子)と父・悟朗(田山涼成)も緊張の面持ち。食事が始まると史朗は久栄のから揚げ作りを手伝うことになり、賢二と2人きりになった悟朗は史朗の高校時代のアルバムを見ようと誘う。そこで賢二は悟朗に“ある質問”をされていた。久栄と悟朗の2人は、史朗と賢二のどちらかが自宅では女装して生活してると考えていたのだ。このシーンに「どっちかが女の格好してると思ってる…どうしようもない断絶だ」「理解があるつもりでも男と女の概念から抜け出せてないんだよなあ.......難しいなあ」などの声が集まる。それでも史朗の家に行けた喜びのあまり「もう死んでもいい」と話す賢二に、「そんなこと言うもんじゃない。長生きしよう」と優しく語りかける史朗。階段での2人のやり取りに「原作愛読者として、このシーンを最終回に持ってきてもらい、胸がイタくなるような心を鷲掴まれるシーンにしていただき、感謝しかない」「まじ脚本神ですわ…ケンジの坂道での泣き方もほんと原作通り…感無量です」と原作ファンから大絶賛の声が続く。その後いつもの商店街で買い物をする史朗だが、賢二の提案で駅前のカフェへ。以前と違い店の真ん中のテーブルでスコーンをシェアしながらはしゃぐ2人に周囲の目線が集まる。以前ならこういったシチュエーションを嫌っていた史朗だったが、帰宅後賢二に「もう気にしなくて大丈夫。お前が幸せを感じるならこれからはカフェぐらい何度でも付き合うよ」と話す。そんな史朗の襟足をカットしながら思わず“バックハグ”する賢二。2人の深い愛が感じられるラストに「ケンジのバックハグがなかなかの雰囲気出してたし、萌え殺されるかと思った」「引きで静かに撮ってるのもすばらしい」の声が殺到。この“バックハグ”をラストにもってきた構成にも「シロさんの襟足カットするケンジの描写って原作では確か一話のエピソードなのよね。それを最終話に持ってきたのか」「構成の見事さが素晴らしい」などの感想多数。「俳優さんの演技力、脚本、構成、音楽等すべてが秀逸で最近見たドラマの中では一番」「12話積み重ねたうえで初めて恋人らしい触れ合いがカメラの前で描かれるのがただただ素晴らしい」と、改めて本作を絶賛する声がSNS上に溢れ続けている。(笠緒)
2019年06月29日西島秀俊(48)と内野聖陽(50)のダブル主演『きのう何食べた?』(テレビ東京系)の第10話が6月14日に放送された。几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)が2LDKのアパートで暮らす日々を描いたドラマ。三宅(マキタスポーツ)の妻・レイコ(奥貫薫)が同じ美容室で仕事復帰することに。夫の不倫に気づかないふりをしているレイコは、ケンジに「大事な人に絶対に浮気なんかされちゃダメよ」と忠告する。そんななか、頻繁に小日向(山本耕史)と電話をするシロさんの姿に不安を抱いたケンジは……というのが第10話のあらすじ。ケンジが参加できなくなった食事会に小日向と2人きりで行こうとするシロさん。すると、ケンジは「俺が行かないとシロさんと小日向さん、2人きりってことになっちゃうでしょ。それはダメだよ……」と浮気されることを心配する。レイコの忠告が胸に引っかかっていたケンジは、過去に自分が浮気した経験から“シロさんもそうなってしまのうでは?”と不安で仕方なかったのだ。浮気の経験をシロさんに打ち明けたケンジは「嫌いになったでしょ、俺のこと。普通引くよね?心の狭いこと言ってるってわかってる!自分が浮気したことあるくせに嫉妬深いって最低だよね!あ〜〜!!なんて俺ってばか!こんなこと言ったらシロさんに嫌われて、愛想尽かされて、うざがられて、最終的に捨てられってわかってるのに……」と涙を流しながら絶叫。切ない気持ちを見事に表現した内野の鬼気迫る演技に、心震わせる人が続出。《ケンジのいつもより俄然重い嫉妬心を唇震わせながら鼻もひくひくさせて涙こらえて感情爆発させて泣いちゃうっていうのを見事に伝えられる内野さんほんとすごすぎて》《え、もう天才??内野聖陽という役者が演じるとこれがああなるの?天才?》《神回に次ぐ神回。内野聖陽がケンジで良かったと心底思うと共に、内野聖陽とんでもねぇな…って》と、ネット上では絶賛の嵐だった。また、そんなケンジを「嫌いになんかならないよ!!」と真剣に受け止める西島演じるシロさんにも《ケンジさんが本心をぶちまけても「嫌わないよ」って言い切る、目の前で行動に移すシロさん…愛》と惚れ込む声が聞こえていた。次回は、ジルベールこと航(磯村勇斗)&小日向カップルが再登場し、クリスマスをともに過ごすようだ。そしてシロさんにも新たな局面が。最終回まで残りわずか。ひとときも目が離せない。
2019年06月16日西島秀俊と内野聖陽のW主演で贈るドラマ24「きのう何食べた?」の第10話が6月14日深夜オンエア。ケンジの“過去”と、小日向さんへの“嫉妬”。ケンジを演じる内野さんによる圧巻の演技力とおいしそうなクレープに視聴者も圧倒と興奮が抑えられない様子だ。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさんを西島さんが、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジを内野さんがそれぞれ演じ、史朗たちと交流を深める芸能マネージャーの小日向大策に山本耕史、その恋人“ジルベール”井上航に磯村勇斗、史朗と食材をシェアする仲の富永佳代子に田中美佐子、賢二が所属する美容室「フォーム」の店長・三宅祐にマキタスポーツといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。賢二の勤務する美容室の2階を改装、祐の妻・レイコ(奥貫薫)のためにエステルームを作ることになる。一方、賢二は史朗から一通の封書を受け取る。それは千葉市市役所から届いた生活保護を受ける父親(内田文吾)の扶養照会の書類だった。賢二の父はほかに女性を作り家を出て、時々帰ってきては暴力振いお金をせびるような男だったが、成長した賢二に威圧され、家に来なくなったという。その夜、史朗が小日向らカップルとの食事会について電話していると、賢二からその日が打ち合わせで行けなくなったから、史朗も行かないで欲しいと言われる。浮気の心配をする賢二に呆れる史朗だが、激しく嫉妬する賢二を見て結局食事会を中止することに。そして土曜を迎える。改装工事でお休みの賢二のために史朗はクレープを作り、優雅な休日のブランチを楽しむのだった…というのが今回のストーリー。今回視聴者が最も注目したのが史朗と小日向が2人で食事することに猛反対、涙を流して激昂する賢二の姿だった。その圧巻ともいえる“嫉妬”ぶりに「圧巻の演技……泣ける」「内野さんの圧倒的演技力で実況する暇がない」「いや、もう…ほんと内野さんすごいな」「嫉妬するケンジに共感しすぎてちょっと泣いちゃった」「ケンジかわいい!ケンジかわいい!ケンジかわいい!」と、その演技力に圧倒されたという声と、共感したという声の両方がタイムライン上で入り混じる事態に。そして今回の“メインディッシュ”となったクレープは、ハムや卵を入れた食事として楽しめるものから、デザートとして味わえるものまでバラエティに富んだメニューが登場。これにも「おかずクレープっておいしいよね」「何食べのおかげでクレープ欲が…」などの反応が数多く集まっている。(笠緒)
2019年06月15日西島秀俊(48)と内野聖陽(50)のダブル主演『きのう何食べた?』(テレビ東京系)の第9話が6月7日に放送された。几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)が2LDKのアパートで暮らす日々を描いたドラマ。友人期の結婚パーティーに出席することになった史朗。独身だとわかった瞬間に猛アピールしてくる女性招待客に困惑し、“結界”として指輪が欲しくなる。誕生日にかこつけて指輪のプレゼントを提案すると、賢二は大喜び!賢二に押し切られた史郎は、2人で指輪買いに行くことに……というのが第9話のあらすじ。珍しく自分のためだけにご飯を作るが、味気なさを感じ「結局、俺が毎日ちまちまと品数を多くおかずを作っているのは賢二がいるからなんだよな。そう考えるとあいつの存在って大事……」と賢二の大切さを実感する史郎。いっぽうの賢二も、夜食を作ってくれた史郎へ「うちで食べるご飯がいちばんおいしいよ」と自然に感謝を伝える。また史郎から指輪のプレゼントを提案されると、米粒を唇につけ「え〜っ!?ウソ!?ほしい!超ほしい!!」と賢二は発狂。2人でジュエリーショップに行くことを嫌がる史郎に対しては、「いいえ!それはできません!」と断固拒否する。渋々買いに出かけた史郎だったが、賢二から「指輪、大事にする」と言わると満面の笑みで「うん」と頷く。いつも以上にラブラブな2人の関係に、視聴者も大興奮!ネット上では歓喜の声が殺到していた。《シロさんのふと見せる表情が尊い…2人で食べるのが日常だからこそ1人で食べる時に虚しさを感じるんだろうな〜一緒に食卓を囲める人がいるって、素晴らしいことじゃん?》 《頬杖ついて伏し目がちからのちょっと口角上げながら「俺とお揃いで指輪買ってやるって言ったらどうする?」とか惚れてまうやろーーー!!!!!》 《「大事にする」に「うん」 って返せるって素晴らしいことです。 あぁ尊い》次回は生活保護を受けている賢二の父親や、美容室店長の三宅祐(マキタスポーツ)の妻・レイコ(奥貫薫)が登場。そして、賢二は史朗の浮気を心配したりとドタバタ劇になりそうな予感。
2019年06月10日西島秀俊&内野聖陽がW主演、「モーニング」(講談社)連載中の人気コミックをドラマ化した「きのう何食べた?」の第9話が6月7日深夜に放送。今回はシロさんがケンジに指輪を買うという“プロポーズ回”とも言える展開。視聴者からも祝福の声が殺到している。西島さんがシロさんこと几帳面で倹約家の弁護士・筧史朗を、内野さんがケンジこと人当たりの良い美容師・矢吹賢二をそれぞれ演じ、2人の同性カップルの日常とシロさんの作る料理が見せ場となる本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は同期の結婚パーティーに出席した史朗が、独身だと知った周囲の女性たちから猛アピールされ困惑。今後はそんな目に遭わないようにしようと指輪を買うことに決める。その頃、賢二は居酒屋で三宅祐(マキタスポーツ)の悩みを聞いていた。なんと浮気現場を娘に見られたという祐に賢二はパートナーを大事にすべきだと諭す。史朗から指輪を買おうと提案された賢二は2人で買いに行くことにこだわるが、史朗は乗り気ではない。しかし賢二の熱意に押し切られ、2人で指輪を購入する…というのが今回のストーリー。お米を買い忘れ、パスタとミネストローネ、カブのサラダというメニューで食事をする2人。おいしそうに味わう賢二にいきなり「はい、これ」と指輪の箱をわたす史朗。食事中にいきなり指輪を渡された賢二は「だめぇえええ」と叫び、「こういうのは食事の後じゃなきゃ~」と続ける。彼氏から指輪をもらうシチュエーションを気分だけでも味わいたいという賢二に、呆れ顔で「勝手にやってくれ」という史朗だが、CM明け、指輪をつけた賢二からいつになくシリアスなトーンで「シロさん、大事にするよ」と言われると、しっかりうなづきながら「うん」と答える…。実質的な“プロポーズ”とも言える展開に、「これはプロポーズ?」「サラッとプロポーズしたのクソかっこよい!」などといった投稿がSNSに上がっていく。また指輪の受け取り方にこだわりをみせる賢二に「私も「今日絶対プロポーズされるじゃん!」とか思いながらプロポーズを待ちたい派」といった声や「旦那にプロポーズされてねぇな…ケンジみたいにドキドキしながら指輪渡されるの待ってみたかった…」という声まで賢二への共感も多数。ゆっくりだが、しっかりと歩みを進めるシロさんとケンジの恋に多くの視聴者が祝福の声を上げている。(笠緒)
2019年06月08日西島秀俊(48)と内野聖陽(50)のダブル主演『きのう何食べた?』(テレビ東京系)の第7話が5月17日に放送された。几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)が2LDKのアパートで暮らす日々を描いたドラマ。友人の小日向(山本耕史)と航(磯村勇斗)カップルとの食事会を楽しんだ賢二(内野)と史郎(西島)。しかし、その翌日に史郎は風邪を引いてしまう。いつも世話をされてばかりの賢二はここぞとばかりに張り切るが、卵焼き作りに苦戦し……というのが第7話のあらすじ。第6話で初登場したジルベールこと航がまたも大暴れ。ある女優について興奮気味に話す史郎に対して「筧さんってバイなの?」と詰め寄るドSぶりを発揮したかと思うと、賢二に対して「タイプじゃないのに選ばれた賢二は史郎に愛されてる」と背中を押す小悪魔な一面も。そんな航に史郎らはタジタジ。ネット上でも《ジルベール航…恐ろしい子…》と魅力に取り憑かれる人が続出。さらに、ドラマファンを熱狂させているのが内野と山本の共演。2人の共演は内野が徳川家康を、山本が石田三成を演じた大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)以来3年ぶり。関が原で激しい争いを繰り広げていた2人が、カップル同士で“再会”する展開にファンも歓喜!《真田丸ではお互いの首を取る為に死闘を繰り広げていた三成と家康が、まさかお互いのパートナーを交えて超ラブラブな食事会をしているなんて感無量》《初めて一緒に視聴している夫(真田丸ファン)がゲイドラマに家康と三成が出ていることに驚愕しているw》さて、次回は賢二の友人同性カップルと食事会をすることに。しかし、人目を気にする史郎は冷たくあしらってしまう……。波乱の展開から目が離せない――。
2019年05月20日西島秀俊と内野聖陽のW主演で贈るドラマ24「きのう何食べた?」の第7話が5月17日オンエア。今回も山本耕史と磯村勇斗演じるカップルとの“Wデート”に内野さん演じるケンジの料理シーンと見どころいっぱいで視聴者を大いに沸かせている。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさんを西島さんが、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジを内野さんがそれぞれ演じ、2人の日々の食卓をリアルに描いていく本作。前回からついに山本耕史演じる芸能マネージャーの小日向大策と、磯村勇斗演じる“ジルベール”井上航のカップルも本格登場となった。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は史朗と賢二、小日向と航のカップルが新宿二丁目で2対2の食事会をすることに。そこで自由奔放な発言と“小悪魔”ぶり全開の振る舞いをみせる航に「ジルベールかっわいいな!想像以上に小悪魔」「ジルベール磯村くんめちゃくちゃ最高だな」「磯村ジルベールワタルが最高すぎて笑いが止まらなかった」などの声が寄せられる。だがその帰り道、雨に濡れた史朗は風邪で寝込んでしまう。そんな史朗の看病のため仕事を早上がりしてキッチンに立つ賢二だが、料理の手際が悪すぎて、史朗は寝込みながらも心のなかでツッコミを入れまくる…という展開に。特に賢二が雑炊に鳥モモ肉を1枚まるごと使ってしまい史朗から「モモ肉は高いんだぞ」とツッコまれてしまうシーンには「モモ肉のくだりは、激しく同意」「シロさん、それ激しく同意っす」など共感する投稿が多数。さらに賢二の好きなタイプがコミック「シティーハンター」の主人公・冴羽りょうで、史朗を「三次元の冴羽りょう」と話す様を微妙な表情で見つめる小日向と航には「二人して表情の引き出しすごいな」「似てないと思われてる目がすごい冷めてて草」「ジルベール航くんと、小日向さんの冷めた表情がもう……!!!今回も神回」など、山本さんと磯村さんの演技力に感嘆するツイートが殺到。今回もタイムラインを様々な声が飛び交った「きのう何食べた?」は毎週金曜深夜0:12~テレビ東京で放送中。(笠緒)
2019年05月18日令和へと持ち越された、眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題。明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰さんは、お二人の結婚に「反対」だという。その理由とは?■小室さんには早く諦めてほしいと思っています。眞子さまとの結婚には、完全に反対です。いくら個人の意思が尊重される時代とはいえ、皇族方はご存在そのものが公的なのです。上皇陛下がどれだけ公のためにお尽くしになったか、眞子内親王殿下もよくご存じだと思います。そのため秋篠宮殿下がおっしゃったように《多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況》が大切になってくるのです。小室さんが1月22日に公表した文書は、彼を応援していた人まで絶望させたのではないでしょうか。金銭トラブルの発覚から1年以上も問題を放置し、秋篠宮殿下に《それ相応の対応をするべき》と求められた末に、あの回答。一方的に「解決済み」と説明したあの文書で、少しでも状況が進展すると思ったのでしょうか?当初は金銭トラブルが解消するのかどうかが焦点でしたが、もはや多くの国民が、小室さんの人間性や対処能力、誠実さに疑問を抱くようになりました。もし、あの時点で和解を成立させてトラブルを解消していれば「なかなかやるな」と多くの人が評価したかもしれません。それなのに小室さんは、ピンチをチャンスに変えることができず、オウンゴールしてしまいました。あの文書を公表してしまうような世間との感覚のズレは、内親王殿下を口説いてしまう常識のなさに通じているように思えてなりません。小室さんはロースクール留学にあたって、奨学金を得るために「眞子さまのフィアンセ」という肩書きを利用したという疑惑まであります。小室さんが本当に眞子内親王殿下のことを幸せにしたいと思っているのであれば、今の秋篠宮家の状況をどう考えているのでしょうか。小室さんとのご結婚問題で秋篠宮家の親子関係には大きな溝が生まれたといわれています。そのような状況になっても結婚を辞退しない小室さんは、自分たちさえ結婚できれば、相手の家族がどうなってもかまわないと考えているように見えてしまうのです。愛する人が大切にしている人たちを含めて幸せにするというのが、本当の愛ではないでしょうか?眞子内親王殿下や秋篠宮皇嗣同妃両殿下の心の痛みや苦しみを想像できていないように見えます。小室さんには、眞子内親王殿下を幸せにしたいという気持ちよりも、ただ眞子内親王殿下が欲しいという自分中心の気持ちしか感じられないのです。国民にとっても、それが大きな違和感になっているのだと思います。
2019年05月03日西島秀俊と内野聖陽がW主演、ラブラブな同性カップルを演じる「きのう何食べた?」の第4話が4月26日に放送された。今回回想シーンで2人の出会いから共に暮らすまでの“馴れ初め”が描かれ、多くの視聴者の胸をときめかせていた。「西洋骨董洋菓子店」「大奥」などのよしながふみが描く同名コミックをドラマ化した本作。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさんを西島さんが、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジを内野さんがそれぞれ演じ、2人の日々の食卓をリアルに描いて大好評を博している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。史朗の父に食道ガンが見つかった。手術を控えた前日深夜、落ち着かない史朗に賢二がプレゼントを渡す。母・久栄(梶芽衣子)のためにミニタオルを用意したのだ。無理に渡さなくていいという賢二に対し、史朗は母に渡すことを約束する。手術当日、長時間に及ぶ手術の不安から久栄が精神的に不安定となる。そんななか史朗は久栄にタオルを渡すも、「知り合い」からのプレゼントだと伝える。手術は無事終了し、2人はクリスマスを過ごすことに。そして史朗は3年前、賢二と出会った頃を回想する。当時史朗は2丁目に遊びに行ったのだが、場違いな服装に全然モテない。そんななか史朗に興味を示したのが賢二だった。それから時を経て賢二の美容室で2人は再会。そこから同居前の2人の“恋人時代”が描かれていく。2人の初々しいデートシーンに「実写の破壊力スゴい…。デートシーンかわいすぎる」「原作よりちゃんとデートしてる」「実写化で一番嬉しく思ってるのは、漫画では割と仏頂面かつ塩対応なシロさんが、ケンジとご飯食べながら笑ってたりデートで嬉しそうな顔してるのが見れること」「恋人になる前のデート風景、原作では描写がなかったからしんせーん!」など“原作超え”ぶりを絶賛する声が続々。その後賢二の自宅が水漏れの被害に遭い、そのことを知った史朗は思わず「ウチくる?」と同居を提案するという流れに。このシーンにも「ケンジを同居に誘うシーン可愛らしくてときめく」「ウチくる?のシーン原作通りすぎ」などの反応多数。原作派からも高く評価される本作、この後の展開からも目が離せなくなりそう。「きのう何食べた?」は毎週金曜深夜0時12分~テレビ東京で放送中。(笠緒)
2019年04月27日「モーニング」(講談社)連載中の人気コミックを西島秀俊と内野聖陽のW主演でドラマ化した「きのう何食べた?」が4月5日深夜から放送開始。西島さんの“主夫”姿に「めちゃくちゃにかわいい」「テレ東は視聴者を悶絶させたいのか」などの声が相次いでいる。本作は「西洋骨董洋菓子店」「大奥」などで知られる、よしながふみによる累計発行部数500万部(電子版含む)突破の人気漫画をドラマ化。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗=シロさん(西島さん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二=ケンジ(内野さん)の日々の食卓をリアルに描いている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第1話では史朗が定時に事務所から帰社、安売りスーパーを巡り、夕食を作る姿が丁寧に描かれ、そこに賢二が帰宅。2人で料理を楽しむ姿と、ゲイであることを事務所をはじめ周囲に隠して暮らす史朗と、それを隠すことなくカミングアウトしていく賢二の性格的な対比、それがもたらす2人の間のトラブルなどが描かれた。史朗を演じる西島さんは『MOZU』シリーズや「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」などでみせるハードなテイストと同時に、パナソニックのCMや先日まで放送されていた「メゾン・ド・ポリス」でみせる家事にいそしむ“主夫”像も人気とあって「エプロン姿で料理する西島秀俊が尊い」「西島秀俊が、かわいいが過ぎる」「白物家電とエプロンが日本一似合う俳優西島秀俊」などの声がSNSに殺到。一方、賢二を演じる内野さんは「臨場」シリーズや「ブラックペアン」などでクールで渋めな演技が印象的だが、本作ではキュートすぎる史朗の恋人を演じており、「内野さん凄い。ブラックペアンと同じ人とは思えない」「ケンジのキャスティングがはまっていてびっくり」「内野聖陽のナイーブな演技が絶妙」などといった反応が続々と寄せられる。そのほかにも「シロさんとお母様の会話やケンジ君との喧嘩が、漫画よりずっとシリアスで実写の凄さだなあと思いました」「原作のイメージに寄り添った絶妙なキャスティング」「春の週末の深夜にほっこり観られるハートフルなドラマ」など、作品自体に対しても好意的な感想が数多く集まっている。(笠緒)
2019年04月06日西島秀俊と内野聖陽が、“シロさん”と“ケンジ”という恋人同士役で出演し、2人のほろ苦くもあたたかい毎日と日々の食卓を描くドラマ「きのう何食べた?」から、第2弾となる共演者が発表された。放送前にもかかわらず、公式Twitterのフォロワー数は5万9千人を超え、早くも盛り上がりを見せている本作。先日、西島さんと内野さんが登場する映像が公開されると、「待ってました」「最&高!ケンジさんかわいい…」「ドラマますます楽しみになりました」と大反響。さらに、シロさんの“料理仲間”役の田中美佐子ら第1弾の共演者が発表されると、「ピッタリだ~」「素敵なキャスト!」「これは…いい!!」とさらに放送が楽しみになったという声が多数寄せられている。そんな中、第2弾共演者として今回明らかになったのは、梶芽衣子、志賀廣太郎、マキタスポーツ、佐藤仁美、MEGUMIの5名。西島さん演じる“シロさん”こと史朗の母・筧久栄と父・筧悟朗には、「鬼平犯科帳」シリーズの梶さんと、先日最終回を迎えた「イノセンス 冤罪弁護士」に出演していた志賀さん。内野さん演じる賢二が勤める美容室の店長・三宅祐を、俳優・ミュージシャン・ラジオパーソナリティ・文筆家など様々な分野で活躍するマキタスポーツさんが演じる。さらに、初回のゲストとして、弁護士である史朗の依頼人・今田聖子役を佐藤さん。賢二の美容室の常連客で、既婚にも関わらず賢二を食事に誘おうとする千石さん役にMEGUMIさんが決定した。「きのう何食べた?」は4月5日より毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送。※テレビ大阪は翌週月曜日深夜0時12分~(cinemacafe.net)
2019年03月27日「モーニング」(講談社)にて連載中のよしながふみによる漫画「きのう何食べた?」が、西島秀俊と内野聖陽のW主演で4月からドラマ化されることが決定した。■500万部突破の話題の漫画がドラマに!「きのう何食べた?」は、「西洋骨董洋菓子店」「大奥」で知られるよしなが氏の累計発行部数は500万部(電子版含む)を突破している人気作。2LDKのアパートで同居する料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)の2人の日々の食卓をリアルに描いた物語だ。今回ドラマでは、弁護士・筧史朗を、現在放送中の「メゾン・ド・ポリス」では元刑事役を演じている西島さん、美容師・矢吹賢二を大河ドラマ「風林火山」や「臨場」などに出演する内野さんが演じることに。2人が暮らすゆっくりとした日常を軸に描いていく本作では、2人の食卓を飾る「美味しく安上がりな手料理」が大きな見どころのひとつ。ストーリーと同時に毎回披露される料理は、味はもちろんのこと、実用的なレシピばかりだ。■西島秀俊、原作の大ファン! 「とにかく丁寧に真摯に」実は、元々原作の大ファンだったという西島さんは、「お話しをいただいた時は非常に嬉しかったです。たくさんのファンをもつ作品なので、とにかく丁寧に真摯に作品に向き合いたいと思います」と意気込み。一方、内野さんは「こういう役はほとんど経験がないので、新鮮に感じました」と話し、「実はこの作品はかなり前から企画されていたんですが、スケジュールがなかなか合わず、流れに流れてようやくここにこぎ着けた感じなので本当に楽しみですし、まだどう演じようか思案中ですが、二人の関係をごく自然に演じたい」と明かした。■それぞれの役柄やお互いの印象は…?またそれぞれの役柄については「シャープでちょっと近寄りがたく、ツンツンした態度もとるし、クールを装っているんですが、本当はとても周りの人を大切にする人物」(西島さん)、「大人ですねこの人は。外への出方は子供っぽい感じがするんだけど、とても繊細で人の気持ちを汲み取れるキャラだなと思って。美容師さんで、実はすごく寛容で優しい部分をもっているけど、時にサディスティックな感覚も併せ持ってる感じかな」(内野さん)と分析している。さらに、今回が初共演だという2人。お互いの印象について西島さんは「非常にスケールの大きな役者さんで、徹底的に役作りをされるということを聞いています。内野さんの圧倒的なエネルギーが、シロさんとケンジの穏やかで細やかな日常の表現に全部込められるのかなと思うと、今から本当に楽しみです」と撮影が待ち遠しいと語り、一方の内野さんは「写真撮影で初めてお会いしたのですが、思った通りのいい男で、シロさん役にぴったりで。自分はまだ役は中に入っていませんが、きっと西島さんとなら自然なふたりの空気感が醸し出せるんじゃないかなと期待して楽しみにしているところです」とコメントしている。あらすじ筧史朗(西島秀俊)は街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士。史朗の日課は、定時に事務所を出た後に近所の安売りスーパーへ向かうこと。月の食費を2万5千円以内に抑えるのが史朗にとっての重要課題だ。帰宅した史朗は早速夕食づくりに取りかかり、3品のおかずと炊き込みご飯、味噌汁を手早く仕上げる。そしてちょうど夕食の支度が調った頃、帰宅してくるのが同居する美容師の矢吹賢二(内野聖陽)。2人は”シロさん“”ケンジ“と呼び合う恋人同士。2人で食卓を挟みながら取る夕食の時間は、日々の出来事や想いを語り合う大切なひととき。ある日、連れ立って歩いていた2人は賢二の美容室の常連女性客・千石さんと出会う。千石さんは史朗を見るなり「この人が例の彼氏さん?弁護士で女役っていう…?」。周りから偏見を持たれることが嫌な史朗は、自分の素性を職場に公表していなかったが、賢二は職場どころかお客さんにまで話していたのだ。これは、今夜の食卓は波乱の予感――?「きのう何食べた?」は4月クール、毎週金曜日24時12分~テレビ東京系にて放送予定(※テレビ大阪は翌週月曜日放送)(cinemacafe.net)
2019年01月24日国内外の主要な美術館にコレクションされ、世界的に活躍する陶芸家・黒田泰蔵の美術館では初となる個展「黒田泰蔵 白磁」が、2019年1月12日から4月9日まで、静岡のヴァンジ彫刻庭園美術館にて開催される。《白磁 梅瓶》2018年© Taizo KurodaPhoto: Tadayuki Minamoto空間に溶け込むように静謐でありながら、緊張感あふれる力強さをもつ陶芸家・黒田泰蔵の白磁。1966年、20歳の若さでパリに渡り、のちの人間国宝となる陶芸家の島岡達三と運命的な出会いを果たした黒田は、カナダで陶芸を始めた。日本に帰国した後も、黒田はさまざまな技法で精力的に作陶に携わっていくが、45歳の時、「轆轤成形、うつわ、単色」という3つの条件を自身に定め、白磁のみの制作に傾注する。本展は、アメリカ・オハイオのクリーブランド美術館やニューヨークのブルックリン美術館、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、国内外の主要な美術館にその作品がコレクションされ世界的に知られる、黒田の美術館で初となる個展。轆轤に初めて触れてから約半世紀の後に辿り着いた白磁の現在を、黒田の代名詞といえる円筒を始め、梅瓶や花入、台皿などさまざまな白磁の最新作で展観する。磁土との対話の中、個を極限まで消していくことで純化された白磁がみせる抽象の世界。轆轤の回転が生み出す柔らかで張りのあるフォルム、釉薬を用いず、焼締めの後に磨かれた表面の艶やかな陰影、宙空へと薄く挽き上げられた口縁など、その美しさの特質には枚挙にいとまがない。《白磁 花入》2018年© Taizo KurodaPhoto: Tadayuki Minamoto会期中の2月下旬頃には、展覧会カタログが刊行。美術館の展示風景や出品作品の図版だけでなく、40年近く伊豆に窯を構え制作してきた作家の貴重なアトリエ風景が収録される。また、毎週土曜日の14時15分からは、会場にて担当学芸員が展覧会概要と作品の解説を行うギャラリートークが開催。申込不要で、当日の観覧券を持って直接会場へ行けば参加できる。クレマチスの丘にあるケヤキの緑に囲まれた和食の店、日本料理テッセンの1階にある「うつわ茶房 KEYAKI」でも、「͏黒田泰蔵展」が同時開催。2019年1月12日から4月9日の会期中、ヴァンジ彫刻庭園美術館で展示される作品とは別の白磁作品が展示される。静岡の地でうつわの可能性を追求し続けてきた黒田の、究極の白磁を堪能してみては。【展覧会情報】黒田泰蔵 白磁会期:2019年1月12日〜4月9日会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘 347-1時間:1月10:00〜16:30、2・3月10:00〜17:00、4月10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)料金:1〜3月 大人1,000円(900円)、高・大学生500円(400円)、中学生以下無料4月 大人1,200 円(1,100円)、高・大学生800円(700円)、中学生以下無料※( )内は20名以上の団体割引休館日:水曜日
2018年11月27日お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰がパーソナリティを務めるニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜 25:00~)が、10月で放送10年目に突入する。この連載では、番組に携わる構成作家のチェ・ひろし、奥田泰、藤井青銅、ディレクターの石井玄、そしてパーソナリティのオードリーにインタビューをする他、番組密着やイベントレポートも行う。第2回は、構成作家の奥田泰にインタビューを実施した。○オードリーとの出会い――奥田さんがオードリーさんの番組につかれたきっかけをお聞かせください。芳樹さん(宗岡芳樹)がディレクターの頃に、ネタコーナーを強くしたいとなって、声をかけてもらいました。――確かに奥田さんはナイナイさんのオールナイトニッポンで常連のハガキ職人でしたよね。芳樹さんとは元々接点があったのですか。芳樹さんが営業から制作に異動になって、『チュートリアルのオールナイトニッポンR』で最初に仕事をしました。その後、ナイナイさんの番組本の制作で一緒にじっくりやらせてもらって、という感じです。――オードリーさんの番組につかれた時期はいつですか。13年の1月です。サンドウィッチマンさんがゲストに来られたスペシャルウィーク(12年12月12日放送)の後の、切りが良いタイミングでしたね。前任の長永(拓也)さんと入れ替わりでした。――オードリーさんとはその以前から接点があったのですか。お2人は覚えていないと思うんですけど、『ヤンピース』(ニッポン放送/06年~08年)という番組に作家として入っていたんですが、若手芸人だけがゲストで来る1週間があって来ていただきました。――以前からご存じだったんですね。オードリーさんへの印象は、ラジオに携わる前と後で変わりましたか。こういう印象だと最初から決めつけていたわけではないので、あまりないですね。ただ、春日さんがあんなに人見知りだとは思いませんでしたけど(笑)。無言でずっといられる方ですしね。○ブース内で"基本しゃべらない"理由――奥田さんは放送中、オードリーさんと一緒にブースに入られています。放送ではよく奥田さんの笑い声が聞こえてきますが、例えば「オチ前で笑わないように」など、意識していることはありますか。それは思うんですよ。春日さんのツッコミの前に笑わない方がいいなとか。我慢することもありますが、素直に面白いと笑っちゃいますね(笑)。若林さんは、僕らにしか分からないことをたまに言ったりするんですよ。さっきの楽屋の話が前提だったり、あとは同世代だからこそ分かることだったりとか。――奥田さんとオードリーさんの2人は同年代ですよね。若林さんも春日さんも微妙なラインをついてくるんですよ(笑)。『キン肉マン』の話でも「ヘル・ミッショネルズ」とかは俺らの世代でもパッと出てこないワードなんです。「ネプチューンマン」や「ビッグ・ザ・武道」とかはすぐ出てくるんですが。そこがちょっと面白いというか、聞いたら絵が出てくるんで、思わず笑っちゃいますね。――他の番組ではブースの作家さんが補足的にしゃべることもあったりしますが、奥田さんはほとんどしゃべられないですよね。そこは意識されているのですか。そうですね。そっちの方がいいと思ってますし、基本しゃべらないですね。ただ、言った方がいいときは、オンエアで聞こえる声じゃなく言ったり、書いたりはしています。例えば、「ここからはありでここからはなし」と名前を挙げていくトークをたまにするじゃないですか。そういったときは、2人が後から見ながらしゃべれるように、言ったことを僕がパーッと書き留めますね。○放送前、春日俊彰が必ず行う"仕事"――フリートークの内容について、お2人から事前に相談されたりするんですか。いや、トークには一切かかわらないです。ただ、若林さんとは本番前にしゃべっていますけどね。だからトークは生放送で全部初めて聴くんですよ。――若林さんとはどんなお話をされているんですか。ここでは言えない話が多いですね(笑)。――春日さんとは話されないんですか。「しんやめ」(コーナー「死んでもやめんじゃねーぞ」)を持っていて、「お願いします」だけです(笑)。春日さんだけ会議室が別なんですが、春日さんの仕事として、お菓子の袋を全部開けるという作業があるので、それは今でもやってもらっています。だから1回はこっちの会議室に必ず来られますね。――そんなルールがあるんですね(笑)。どういう経緯でそうなったんですか。分からないです。昔からそうなんですって。春日さんが全部袋をガンガンガンって開けていきます。だからお菓子を食べたくても、春日さんのところに行って、「すみません、開けてもらっていいですか」と言いにいきますね(笑)。○採用されやすいネタメールとは――話は戻りまして、ブースに入られる以外に、作家としてどんなお仕事をされているか、お聞かせください。主なところではネタメールの最初の粗選びですね。やはり一定レベルに達したものでないと、放送にはのせられないので。そこまで絞ったものを若林さん、春日さんにお見せします。後は本人たちがに好きなように選んでもらえばいいと思っているので。――どんなメールを省くのか、基準があればお聞かせください。まず、放送に適してない表現のあるものですね。後はお2人に合ってない内容のものです。例えば下ネタは読む人によって使えるワードが変わるので、「しんやめ」で春日さんが言って大丈夫かどうか、判断します。おぎやはぎさんなら言ってもいいけど、他の芸人さんだとキツイことがあるじゃないですか。――確かに、おぎやはぎさんの2人が言うから、許されていることもありますよね(笑)。それと芸能人ネタであれば、他のラジオやテレビのバラエティでよくネタにされる人は、新しい触れ方であればはじかないですね。例えばクロちゃんなどをネタにしても、どうしても後追いになってしまうので。後は、言い回しが長すぎてキレが悪すぎるものやオチが先にきちゃってるものでなければ、基本的にははじかないです。――となると、あまり作家側では省かないんですね。こっちの趣味、僕が好みかどうかでははじかないです。だから客観的に見て成立さえしていれば、お2人に持っていきます。――オードリーさんは放送前、ご自分たちでかなり選ばれているんですね。そうですね、2人とも選んでいますよ。芸人さんのラジオのよくある光景だとは思いますね。――それでは最後に、『オードリーのオールナイトニッポン』は10周年イヤーに突入しましたが、奥田さんの中でこの番組はどういう位置づけですか。ブースで好きなように笑って、1週間をリセットする感覚ですね。だから日曜日は仕事がないとうれしいです(笑)。
2018年10月19日「Mr.Children」の「HERO」MVやNHK Eテレのプチプチ・アニメ「森のレシオ」などで知られる村田朋泰が手がける、児童文学の名作「陸にあがった人魚のはなし」のコマ撮りアニメーション(パイロット版)制作のため、本日2月21日(火)よりクラウドファンディングがスタート。山下敦弘監督ら公式アンバサダーからコメントも到着した。「陸にあがった人魚のはなし」は、米国の詩人ランダル・ジャレルが1965年に発表した童話。むかしむかし…。離れ小島に1人で暮らす狩人。ある日、海から聴こえる歌声に引かれ、人魚と出会う。人間の世界は、人魚の世界にないものばかり。好奇心旺盛な人魚は、狩人と一緒に暮らすようになる。やがて小熊、山猫、ひとりぼっちになった人間の男の子が、狩人と人魚に出会い、1つの家族となった。違う動物同士、一緒に暮らすといろいろな事件が起きたが、みんながお互いを好きで、理解して愛したいと思っていた。そうして何年も経ち、やがて人魚は、海ではわからなかった感情を知るように。見た目の違いは、問題ではない。これは、お互いの存在と違いを思いやる、ある1つの家族の物語――。今回のクラウドファンディング目標金額は、350万円(税込)。達成しなかった場合は制作をしない“ALL or NOTHING”方式となる。また、支援者へのリターンは共作性を重視。エンディングロールへの名前記載、制作日誌お便り、制作・撮影現場への招待、第1回制作会議への参加など、支援者と一緒に作品を製作する内容となっている。担当者は、現代にも通じるこの物語に「まるで私たちに深い問いを投げてくるようです」と言う。「この可愛らしくかつ斬新な表現で愛の在り方を示唆するファンタジーを、国内外から注目を集める村田朋泰氏によってコマ撮りアニメーション化したいと思います。映像化にあたり内容的にも世界観的にも村田氏のコマ撮りアニメーションほど合っているものはないでしょう」と期待を込める。「しかし、コマ撮りアニメーションは時間もコストもかかり実現が容易ではないため、今回、本プロジェクトに共感していただける皆様とクラウドファンディングを通して、まずはパイロット版を作成することにいたしました。なお、完成したパイロット版を持って本編制作の資金を募っていきますが、もし達成しなければパイロット版の制作はありません…!完成への第一歩を一緒に踏み出しませんか?応援をよろしくお願いいたします!」と語り、支援を募る。さらに、『ぼくのおじさん』『オーバー・フェンス』などで知られる山下敦弘監督や、『チェブラーシカ』『ちえりとチェリー』の中村誠監督をはじめ、応援者からの激励コメントも到着している(順不同)。■山下敦弘(映画監督)2017年、現在において人形アニメーションを作り続けている村田さんは本当の変態だと思う。自分みたいに「映像なら何でもやります!」というスタンスでドラマやCMなど何でも引き受けるチャラ男とは違い、人形を一コマ一コマ動かし、シコシコと撮影する村田さんは生粋の変態だ。“変態、変態”と連呼してるけど、ここで言う変態とは自分にとって最大の褒め言葉だ。作品作りにおいて変態ほど信用できる人間はいない。そんな村田さんが長編を作る。変態が作る長編人形アニメーション。つまらない作品になるはずがない。ただただ楽しみだ。■中村誠(映画監督)村田朋泰さんの作品は、音が少ない。登場人物たちが話さない。音楽も控えめだ。その背景美術の見事な広がりに対して、パペットの作りとアニメーションは言ってみればとてもプリミティブだ。静かで、素朴な作品群。しかし「路」シリーズや「森のレシオ」から伝わってくるこの言葉に出来ない激しい感情は何なのだろう。僕の勝手な憶測なのだが、村田さんはそれをこそ、伝えようとしているのではないだろうか。無理やり言葉にすれば、それはかつて誰もが通過したはずの「記憶」だ。心の片隅に忘れられ転がっているその記憶を村田さんの作品は揺り動かす。そして僕たちはそれが心の片隅にあったことを痛烈に思い出すのだ。静かな作品が揺り動かす激しい感情。それこそが、村田さんの作品の魅力なのだと僕は思っている。「陸にあがった人魚のはなし」で、今度はどんな記憶を揺り動かされることになるのか、僕は楽しみに待っている■秦俊子(アニメーション作家)可愛さの中に哀愁が漂う人形や、感情がうまく表現されている照明、引き画の広々とした空間と美しさなど、村田朋泰さんの人形アニメーションは画面に映るものすべてが魅力的です。また、登場キャラクターの記憶や関係の変化が、丁寧に作りこまれたモチーフを通じて展開していくところにも心を惹かれます。村田さんの作品を観ると、モチーフに込められた思いというものを表現する上で、人形アニメーションは最適な表現方法だと気付かされます。「陸にあがった人魚のはなし」の映像化に大いに期待しております。制作の実現を心から応援しています!■森和美(漫画家)地に弾ける雨粒、風に流され雪上を滑る木の枝、陽射しに揺れる水面、うつろう影、輝く樹液や粘菌、瞬く星、賑やかな森。瞳に花を閉じこめた少 女、毛むくじゃらの優しい生き物、初めて見るのに懐かしい異形のものたち。村田さんのアニメーションは画面の彼方此方に小さな命が溢れています。コマ撮りという作業を思えば、なんという積み重ねかと溜息が出るほどです。彼らはたいてい言葉を発してくれないのですが、目を凝らして彼らと出会う時、私たちは新しい友だちを得る事が出来るのです。知らない筈の世界と人をいつの間にか慕わしく思ってしまうー「陸にあがった人魚のはなし」でも、きっとそんな体験をさせて貰えるのではないでしょうか。■武田一義(漫画家)手作りの風景とキャラクターが、起こる出来事が、みんな可愛くて可笑しくて、ぽーっと見惚れて声出して笑って、ちょっと切なくなって、終わる頃には心の中に愛おしさが溢れている。村田朋泰さんが創る世界が好きです。新たな世界の誕生を心待ちにしています。「陸にあがった人魚のはなし」パイロット版(約3分間)制作のクラウドファンディングは2月21日(火)~5月8日(月)まで「Makuake」にて募集。(text:cinemacafe.net)
2017年02月21日シェイクスピア作品の中でも特に人気が高い名作『ハムレット』を、内野聖陽主演で上演する。演出は『レ・ミゼラブル』オリジナル版演出で知られ、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターである巨匠ジョン・ケアード。本作の製作発表が1月10日、都内にて開催された。舞台『ハムレット』チケット情報ジョンは以前より内野に「いつかハムレットをやるべき」と強く薦めていたという。その理由を「ハムレットはシェイクスピアが描いた中でも一番大きな役。若い役と思われているかもしれませんが、本当は経験豊かで技術がある人がやらなきゃいけない。この物語は哲学を描いているから、“ただ稽古でやったことをやる”のではなく、シェイクスピアの描いたことについて考えられる人じゃないと出来ない。内野さんはそういうことが出来る人」と熱弁。これに対し内野は「(考えることは)一番苦手」と笑いながらも、「ハムレットはもっと若い人がやるべきと思う人がいるかもしれませんが、そうじゃないんだぞというのを、今回必ずお見せします」と力強く意気込む。また名匠ジョン・ケアードについて「彼の“どんなキャラクターにも、特殊な役にも、それぞれ共感できるところがないといけない”という考え方が大好き。この作品にも難しい部分はあるかもしれないが、万人に共感できるところもたくさんある、豊かな作品になるのでは」と期待を話した。ちなみに劇中、ハムレットは「太っている」という描写があると訊き「(『真田丸』の家康役のために)16キロ太って必死にいま痩せようとしてたのに、気が緩みました(笑)」と内野。会見ではジョンによる構想も語られたが、中でも注目は、30人ほどの登場人物を、わずか14名のキャストで演じきるということ。内野含め、ほとんどの俳優が複数役を演じ、そのことで演劇的構造を浮かび上がらせる仕組み。「内野さんも(ハムレットが死んだ後)フォーティンブラスとして戻ってきてもらいます。もともと僕は、ハムレットの死後、全然知らない人(フォーティンブラス)が国をとっていってしまうのが疑問でした。ハムレットが自分がなるべきだった王として復活した…となると、この劇のテーマである“蘇る死と生の関係”というものがクリアに見えてくるんじゃないか」と語るジョンに、出演者自身も興味深そうに耳を傾けていた。なお、ヒロイン・オフィーリア役は、オーディションでこの役を掴んだという貫地谷しほり。「本当に今、ここに立てていることが嬉しい」と喜びを語った。ほか出演は北村有起哉、加藤和樹、山口馬木也、今拓哉、壤晴彦、村井國夫、浅野ゆう子、國村隼ら。公演は4月9日(日)から28日(金)まで、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演(4/7・8にプレビュー公演あり)。チケットは1月14日(土)に一般発売を開始。その他兵庫・高知・福岡・長野・愛知公演あり。
2017年01月10日NHKプチプチ・アニメ「森のレシオ」や、「Mr.Children」の「HERO」ミュージックビデオなどで知られる映像作家・村田朋泰氏により、米国の詩人ランダル・ジャレル原作の童話「陸にあがった人魚のはなし」の映像化を目指す、クラウドファンディングがスタートすることになった。離れ小島でひとりで暮らす狩人が、海から聞こえる歌声に引かれ、人魚と出会う。人魚が初めて知った人間の世界は、人魚の世界にはないものばかり。しかし、人魚は、たとえ不便であっても人間の世界を理解し、受け入れていく。やがて、こぐま、やまねこ、ひとりぼっちになった人間の男の子が狩人と人魚に出会い、1つの家族になる。もちろん、違う動物同士が一緒に暮らすと、いろいろな事件が巻き起こる。でも、みんながお互いを好きで、理解して、愛したいと思っている。外見が違うことは大した問題ではない。これは、お互いを思いやる気持ちにあふれた、ある“家族”の物語――。「陸にあがった人魚のはなし」(原題:The Animal Family)は、米国の詩人で文芸評論家、作家のランダル・ジャレルが1965年に発表した童話。ジャレルといえば、「かいじゅうたちのいるところ」のモーリス・センダックの絵による「詩のすきなコウモリの話」「夜、空を飛ぶ」といった作品でも知られている。そして、この物語をストップアニメ-ションで映像化するのは、現在放送中のNHKプチプチ・アニメ「森のレシオ」や、「Mr.Children」の「HERO」のMVに起用された「白の路」、「Galileo Galilei」の「サークルゲーム」MVに一部使用され、ドイツ・シュトゥットガルド国際アニメーション映画祭にノミネートされた「木ノ花ノ咲クヤ森」などで知られる気鋭の映像作家・村田氏。今回、2017年2月から4月までの予定で、クラウドファンディングサイト「MAKUAKE」にて映像化プロジェクトを実施、配信やDVD化のための資金調達を目指す。支援のコースにより、エンドロールへの名前記載、完成映像のDVDプレゼント、撮影現場への招待、作品原画プレゼントなどのリターンがある。プロデューサーの東映コンテンツ事業部・内藤恵氏は、「50年前に書かれた『陸にあがった人魚のはなし』」のメッセージが、現代に通じる斬新さで愛の在り方を示唆していることに感動し、そしてその表現方法には村田氏のストップアニメーション映像が何よりもふさわしく思い、どうにか制作を実現したいと願うようになりました」と経緯を語る。「まずはパイロット版の制作を目指しますが、原作と映像のコンビネーションの素晴らしさを楽しみにしていただければと思います」と、支援を呼びかけている。「陸にあがった人魚のはなし」パイロット版(3分間)制作のクラウドファンディングは2017年2月~4月、「MAKUAKE」にて募集開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月17日堺雅人主演のNHK大河ドラマ「真田丸」にて徳川家康役を熱演するベテラン俳優・内野聖陽と、ネクストブレイク必至の若手俳優・栗原吾郎が、“刀剣男士”と呼ばれる戦士へと姿を変えた刀剣たちを育成するゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」の新テレビCMに出演。時代劇ドラマを思わせる迫真の演技と迫力ある映像美が、ゲームユーザーならずとも話題を集めている。刀剣乱舞とは、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”たちを、ゲームプレイヤーが“審神者”となり率い、部隊を結成。様々な合戦場を攻略していく、刀剣育成シミュレーションゲームだ。物語の舞台は西暦2205年。歴史改変を目論んだ敵が過去へ攻撃を開始。歴史を守る使命を与えられた“審神者”は、付喪神“刀剣男士”と共に過去へ飛ぶことになったが――。今回、PCブラウザゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」&スマホアプリ「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」の新テレビCMキャラクターに、内野さんと栗原さんが起用。8月5日より新CMが放映されている。内野さんといえば、1993年にNHKドラマ「街角」でデビューして以来、映画・舞台・ドラマと精力的に活躍し、昨年は『罪の余白』『海難1890』と主演作が立て続けて公開。また、現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」をはじめ、NHK大河ドラマ「風林火山」主演の山本勘助役、TBSドラマ「JIN-仁-」坂本龍馬役など、時代劇作品でもその存在感を遺憾なく発揮し、人気を博す。そんな内野さんが、本CMにて、超大作時代劇を髣髴とさせる迫真の殺陣と演技力を存分に披露。するとSNS上では「めっちゃかっこいいな!!!!!」「大河ドラマかと思った」「刀剣乱舞のCMかっこいいからにやける」「刀剣乱舞CMの内野聖陽さんどストライクだから実装して…」と、その仕上がりに驚き、絶賛するコメントが相次いでいる。また、もう一人の注目すべき出演者が、1996年1月12日生まれの若干20歳・新人俳優の栗原さん。NHKドラマ「金魚倶楽部」で俳優デビューを飾ると、その後はドラマ「花ざかりの君たちへ イケメン☆パラダイス 2011」や、映画『桐島、部活やめるってよ』『リトル・フォレスト冬・春』などに出演。2014年にはアニメ「少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-」井健役を担当し、舞台「AMNESIA」にて舞台初主演を務めるなど、今後の活躍に期待大の若手俳優だ。本CMでは、オリジナル刀剣男士の打刀“猫目石吾郎”を好演。可愛い子猫との2ショットに、雨に濡れた“水も滴るいい男”状態…とイケメン要素満載のシーンの連続に、「とうらぶのCMやってる人誰だろ?イケメンだあ~~」「刀剣乱舞のCMの人めっちゃカッコいい!誰?」と注目度急上昇!多くの人が“このイケメンは誰?”と調査をしたようだ。ファンからも「刀剣乱舞のCMやっぱり栗原吾郎くんだよ!!!あぁ、ほんとかっこいい」「刀剣乱舞のCMでてる栗原くんかっこよすぎだろ。めっちゃ美男子じゃん」と黄色い声が上がっている。10月からはテレビアニメ「刀剣乱舞-花丸-」の放送が開始、さらに2017年にもアニメ「刀剣乱舞」(仮題)が放送予定と、原案のゲームだけでなく、アニメ、舞台と盛り上がりを見せる「刀剣乱舞」。今後の多彩な展開にも期待だ。(text:cinemacafe.net)
2016年08月17日生野陽子らフジテレビのアナウンサー陣が、東京・台場の同局本社屋周辺エリアで行われる夏イベント「お台場みんなの夢大陸2016」(7月16日~8月31日)のPR隊を務めることが24日、明らかになった。今年の同局夏イベントは「『みんな』×『夏祭り』」をテーマに、世界からの来場者を"みんな"でお迎えし、"みんな"で楽しめるものを目指して開催。昨年は男性アナウンサーによる「オマツリ男アナ9人衆」が、体を張ったパフォーマンスでPRしたが、今年は「みんなの夢大陸PR隊」として女子アナも参加することになった。女子アナメンバーは生野アナに加え、山崎夕貴、三田友梨佳、永島優美アナの4人が浴衣姿で写真撮影。お祭り姿の男性アナは、渡辺和洋、倉田大誠、中村光宏、榎並大二郎、谷岡慎一、生田竜生、酒主義久、大村晟、内野泰輔アナが参加し、昨年に引き続き、和太鼓の披露も予定している。団長を務める矢延隆生プロデューサーは「各エリアとも昨年以上にパワーアップしています」と予告。ウォーターエリアに雪が降る"アクアスノーガーデン"が登場するほか、『痛快TVスカッとジャパン』などの人気番組とコラボレーションしたブースが登場する。
2016年05月25日感動の実話を日本とトルコの合作で映画化した『海難1890』の初日舞台挨拶が12月5日(土)、都内で行われ、主演の内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、夏川結衣、田中光敏監督が登壇した。1890年に和歌山県沖で遭難したトルコ軍艦の乗組員を、当地の日本人が救助した「エルトゥールル号海難事故」と、その95年後にイラン・イラク戦争で緊張が高まるテヘランに取り残された邦人をトルコ機が救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」。両国の友好関係を築いた二つの事件を通して、一世紀の時空を超えた真心のバトンを描いた。内野さんは乗組員の介抱に奮闘する医師役で主演し、「映画の原点にあるのは、当時の皆さんが差し出した真心。僕が主役として舞台に立っていますが、心こそが主人公だと思います」と本作の封切りに感無量の面持ち。「トルコの俳優さんが国の威信をかけて、作品に参加してくださり、こちらも武者震いした」と隣に立つケナン・エジェをたたえた。そのケナン・エジェは、「二つの国の歴史や文化を知ってもらおうと、努力したつもり。気持ちが皆さんに届けばいいなと思います」とこちらも感激しきり。京都での撮影を経験し、「文化はもちろん、日本の皆さんの勤勉さ、そして私たちトルコ人俳優を暖かく迎え入れてくれたこと。一生忘れられない思い出になりました」としみじみ語った。「合作は初めての経験。トルコでも公開されるので、うれしく思います」(忽那さん)、「国を超えて、たくさんの人の力が合わさり、映画が完成したことを喜んでいます」(夏川さん)と女優陣も、本作を生み出した両国の絆に感動した様子。10年越しの企画をついに実現させた田中監督は、「いまでも夢のような気持ち。友情の輪を広げながら、互いに切磋琢磨して完成させた自信作です!」と本作の“船出”に胸を高鳴らせていた。『海難1890』は全国公開中。トルコでも12月下旬より、300館規模での上映が決定している。(text:cinemacafe.net)
2015年12月05日日本トルコ合作映画『海難1890』のワールドプレミアが1日、東京・千代田区の国際フォーラムで行われ、キャストの内野聖陽、忽那汐里、ケナン・エジェ、アリジャン・コジェソイと田中光敏監督が出席した。5日から全国公開する本作は、日本トルコ友好125年を記念した歴史大作。1890年、和歌山県の沖合で遭難したトルコ軍艦の乗組員を救助した「エルトゥールル号海難事故」、1985年、戦火のテヘランに残された日本人をトルコ機が救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」の2つの史実を描く。「海難事故」編でトルコ人の救助にあたった医師役で主演の内野は、「救助道具もない中で異国の人々を助けたのは、気持ちがなければ出来ないこと。"モノは無くても心はある"というところに心動かされた。色んな世界の人々が持つまごころを伝えたい」と胸を張ってアピール。また、両編に出演している忽那は、「この日を迎えられて本当にうれしい。この歴史があったからこそ、友好な関係が続いているんだと思う。色んな国の方々に見て欲しい一心です」と笑顔であいさつした。一方、「また内野さんとお会いできてうれしい」と内野との再会を喜んだケナンは、先月、安倍晋三内閣総理大臣、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が出席した鑑賞会に同席。「日本とトルコの友好にとって歴史的な日になった。両国トップの2人と鑑賞できて光栄でした」と興奮気味に振り返ると、田中監督も、「非常に光栄なこと。映画の中に込められた平和のメッセージが世界に伝わって欲しい。日本とトルコ、たくさんの方々に協力して頂いて完成した作品なので、きっとみなさんの心に届くと思う」と熱い想いを語った。
2015年12月02日