タレントのホラン千秋が、5月2日(19:00~20:54)に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ネプリーグSP』に出演し、ネプチューン・堀内健のボケに激怒する。この日の番組は、早稲田、青山学院、東大の3チームに分かれてクイズバトル。青学チームとして出場するホランは、勝利に貪欲で真面目にクイズに挑むものの、堀内のボケを許すことができず、芸能界の先輩であることを忘れて激怒する。ほかにも、早稲田チームのフリーアナウンサー・岡副麻希が、タワーの頂上を目指すゲームで混乱する名倉潤に、空手経験を生かした強烈キックを。また東大チームが、最高学府らしからぬ凡ミスで、インテリ芸能人としてのプライドを傷つけてしまう場面も発生してしまう。出演者は、早稲田大学チームが、名倉潤、福澤朗、岡副麻希、山口恵以子、宮司愛海(フジテレビアナウンサー)。青山学院チームが、堀内健、和泉元彌、前川泰之、ホラン千秋、三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)。東大チームが、原田泰造、林修、高田万由子、木村美紀、三輪記子。
2016年04月28日戦国時代最後の大勝負"大坂夏の陣"で、覇者・徳川家康を寸前まで追い詰め、その家康から「日の本一の兵」と賞賛された戦国時代最後の名将・真田信繁(幸村)。その信繁と彼を取り巻く家族を中心に描いているNHK大河ドラマ『真田丸』が、4月3日放送の第13話で前半最大の山場でもある「上田合戦」を迎える。現在は第20話まで撮影が進んでいるという同ドラマだが、主演の堺雅人に前半を振り返ってもらいながら、「上田合戦」の見どころを聞いた。――久しぶりの出演となる三谷幸喜作品ですが、撮影は順調ですか?13話までの前半部分に関して言えば、1話1話がギュッっと詰まった感じがするんですよね。例えば、敵の所に行って敵の武将を調略するところ(元武田家家臣で上杉家家臣の春日信達(前川泰之)を調略する第8話)は、調略だけで1話の完成度が高く、1話だけ見ても面白い作品が13本並んだという感じです。14話からリズムが違ってくるんですけど、見逃しても次からすっと入れるような短編として見ても面白い作品が揃った気がします。それは三谷さんらしい緻密な計算というか、1話の45分をどう起承転結つけるかっていうのは三谷さんならではだと思うんですよ。でも1本終わるとスタッフも演者もヘトヘト(笑)。13本終わったのが年末だったんですが、すごくいい感じでお正月休みに入れたというか、本当にヘトヘトだったのでちょうど良かったですね(笑)。――第13話までを振り返り、印象に残ったシーンは?第1話でいったら、平岳大さん(武田勝頼役)が本当にいいお芝居をされていたので、皆さんの印象に残るいいお殿様だと言われたことは本当に嬉しかったです。それとお父上(昌幸役の草刈正雄)。草刈さんの何を考えているのか分からない面白さがすごくお客さんに届いているところは、すごく面白いですよ。あとは室賀正武(西村雅彦)や春日信達(前川泰之)。あまり知らなかった武将が実はすごく面白かったんだ、という反響はうれしいですよ。どの時代もちゃんと掘り下げて描くと面白いんだな~と改めて教えてもらいました。そういった方々に囲まれてお芝居ができているのは、本当に幸せなことだと思います。――放送が始まる前と始まってからの心境に変化はありましたか?反響は嬉しいけれど、撮っているのは随分先なので、「あんなこともあったな~」という感じですよね。昔の答え合わせをしているような(笑)。一つは書き手である三谷さんが今まではどういう現場か知らずに書いていらっしゃるので、お互いコミュニケーションを取らないままやっている感じがしてたんです。放送が始まると現場と三谷さんの頭の中が行き来できるようになります。ちょっとずつ"当て書き"っていうんですかね、『新選組!』の時もそうでしたが、放送が始まってから現場と三谷さんのキャッチボールが始まるので、それがますます登場人物やシーンを生き生きする感じがします。――"当て書き"を具体的に感じるシーンもあったんでしょうか西村雅彦さんの使い方(笑)。「黙れ小童!」という(笑)。現場と三谷さんのキャッチボールができるようになって、生き生きとし出したというか、筆の滑りが滑らかになったんじゃないかと思います。「黙れ小童!」は流行語大賞を目指して欲しいぐらい汎用性のある言葉だと思いますよ(笑)。――演じる前と実際に演じた後の、信繁に対する思いの変化もあったとか始まる前はいろんなことを考えました。信繁が裏方として実務家としての武将を描きたいということを個人的に思っていましたね。今回は忍者があまり出てこないんですけど、ある意味スパイのような忍者っぽいことをしていたんじゃないと思ったんです。でも実際始まってみるとそれどころじゃなく、現場で演技を楽しんだり皆さんの演技を見て反応していくのが精一杯で、あまり考えなくなりました。現場が始まると「今日のお昼何食べようか?」とか「眠いな…」とか「この人のお芝居面白いな!」とか考え始め、悩み事が幼稚というか、でもそれはすごくいいことなんじゃないかと思うんです。それと設定として15歳から始まるので、若者の若々しさとか、好奇心旺盛な目だとか、そういうものをどう表現しようかと考えましたが、やってみるとそれどころじゃなくて(笑)。若者だと思っている若者はいない訳で、周りとの関係性の中で少しずつ落ち着くところに落ち着く。もう42歳ですからね。土台無理があるということをだんだん演ってみてわかりました(笑)。――ドラマ前半では、本能寺など歴史的な戦いが省略されています面白いと思いますよ。初めから信繁が見てないところを省略するっていうお話だったので、今回の本当の面白いところは、見通しの悪さを楽しんでいただけるところ(笑)。今の時代もそうなんですけど、この先の国際情勢なんて誰も分からない訳で。特に本能寺を描いたあたりの情報の錯乱具合は、本当にリアルだったし、その中で持っている情報をフルに活かしてベストだと思われる行動を取るというのは、非常に面白い台本だと思いました。ある意味、歴史に詳しい方は隣で見ている方に解説をせず、一緒に見通しの悪さを楽しんでいただく方が面白いんじゃないかと思うんです。それは分かったフリしてお芝居をしないことだと。どうしても勝者は初めから勝者の顔をしがちですが、今回の徳川家康もそうですが、ギリギリのところを生き残っていくところが今回の大河の面白さだと思います。――上田合戦の前に信繁は父親になりますね祝言がまずあり、授かり婚みたいな感じで結婚するので、地面に一つ根を張るじゃないですけど、今まで大地をピョンピョン飛び跳ねていた人が初めて大地を意識するというか、それが黒木華さん演じる梅の存在だと思うし、信濃を心から愛すっていう儀式だと思うんです。そういう意味では良い祝言だったと思いますが、その裏で血なまぐさい事件も起き、そこも含めて祝福と呪いを受けているような、その連続ですよ。良いことがあった時に良いことばかりではない。長編小説を読んでいるような一筋縄ではないかない感じがするので、父になることは目出度いことだけど、それに伴う責任と身動きの取れなさ。最終的には信繁の死に向かう楔にもなっていると思うので、良いことばかりじゃないんだと思っています。――第13話「上田合戦」の見どころを教えて下さい合戦のシーンの迫力はそのままに、三谷さんならではのちょっと変わったシーンがあります。僕がずっと挑発し続けて、徳川の兵をおびき寄せるシーンを随分と長い時間描いていて、実際に槍とか鉄砲とかでドンパチやるよりも、僕が六文銭の旗を持って引き続けるっていう合戦のシーンというのが面白いと思います。信繁が敵をバカにし続ける45分(笑)。あの手この手で挑発しています。非常にリアルだと思うし、非常にカロリーの高い撮影でもあり、手間暇けて汗をすごく掻いたシーンでした。ただ、人がなかなか死なないっていうのは、三谷さんらしいところですね(笑)。上田合戦はこういう切り口もあるんだと、楽しんでいただけるんじゃないかと思います。――真田家のシンボルでもある「六文銭」の旗が初めて登場します旗を持って振らなければいけないことを知っていたので、(実際に持ってみて)「重くてデカイな!もう少し小さくならないかな…」っていうのがありました(笑)。本当に「上田合戦」は面白い合戦で、僕が六文銭の旗を振り続けて勝っちゃうお話で、非常に良く考えたというか、そこで六文銭が初めて出てくるのも面白いし、六文銭に気づくまで妻・梅(黒木華)とのちょっとしたやり取りがあるんですけど、妻との心の触れ合いも面白く描かれているので、三谷さんの台本は本当に面白いなと思いながら読みましたし、実際に演じてみて本当に面白かったですね。――草刈正雄さんが演じている父・昌幸から受けた影響はありますか?まだ終わってないので、昌幸から何を学んだかは答えない方がいいと思います。ただ一つ思ったのは、13話で上田編が終わり、14話から大阪に行きます(豊臣秀吉の人質として)。大阪編では、ある意味大企業に就職して日本を代表するサラリーマンとして生活を始めるんですが、そこで草刈さんが呼びつけられるシーンを撮ったんですけど、その時に草刈さんの背中が小さく見えたんですよね。それは三谷さんの台本のせいなのか、草刈さんのお芝居なのか分からないのですが、あれほど偉大で手に負えなかった父が秀吉に比べると小さく見える、それが悲しく見えるっていうのが、三谷さんの半年ずっと草刈さんと一緒に時間を過ごしてきた中で発見したところかもしれないですね。でも20話になると厄介なお父様に戻る(笑)。昌幸という人は目が離せないし、非常に面白い人物だと思いますね。――大泉洋さんが演じる兄・信之と信繁は対称的な性格ですね生と死を兄弟が担当しているんですよね。お兄ちゃんは生きること、僕は死ぬことで名を残した。でも描かれている信繁と信之は、僕の方が生き生きしていて、お兄ちゃんはいつも我慢。その逆転現象は面白いと思いますよ。
2016年04月02日神木隆之介&門脇麦で実写映画化される『太陽』の原作舞台を生み出した、劇団イキウメの主宰・前川知大が、柳田国男の傑作逸話集「遠野物語」を劇化する舞台「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」の上演が決定。出演に仲村トオル、瀬戸康史ら豪華俳優陣が顔を揃えることが分かった。緻密な構成と筆致で、身近な生活と隣り合わせに現れる異界を描きだし、多くの演劇ファンを唸らせてきた前川氏。これまでに、鶴屋南北戯曲賞、読売演劇大賞の大賞、優秀作品賞、最優秀演出家賞など名だたる演劇賞を獲得。2016年は、自身が主宰する劇団イキウメの代表作であり、蜷川幸雄による演出も話題となった「太陽」の舞台版と、神木さんと門脇さんを迎えて実写化される映画版の同時期公開を控えるなど、より一層の注目を集めている。そんな前川氏脚本・演出による「奇ッ怪」シリーズを、世田谷パブリックシアターでは2009年より継続して上演。第3弾となる今回の「奇ッ怪」では、民俗学者・柳田国男が遠野盆地から遠野街道にまつわる民話を集録した「遠野物語」が原作。河童や天狗といった妖怪たちから、死者、神に至るまで様々な異界のものたちと生きてきた人々の共生を綴った物語を、前川氏の解釈で舞台に表現する。出演は、「チーム・バチスタ」シリーズや「あぶない刑事」シリーズをはじめ数多くのドラマや映画・舞台で幅広く活躍する俳優・仲村さん。シリーズ前2作にも出演した仲村さんは「奇ッ怪」の世界観に欠かすことのできない存在だ。「前川君の作品にかかわっているときは“これは偶然というには確率が随分と低い”と思う出来事がよくあります」「おそらく前川君のもっている此の世とあの世の中間辺りでとんでいる波のようなものをつかまえるアンテナに、僕の中にある、ふだんは只の鉄の棒のようなものが共鳴して何かを受信しやすい状態になるのだと思います」と、その独特の世界観を表現。また、「昔の遠野のことを話しながら、たったいまの真ん中のことを語ってしまう。そんな奇跡をまたやらかす!その力のひとつになり、その場に立ち会いたい」と、意気込みを力強く語った。そして、世田谷パブリックシアター主催「マーキュリー・ファー」で脆さと内に秘めた強さを持ち合わせる難役を繊細な表現力で演じ切った瀬戸さんが、前川作品に初参戦!実はイキウメ作品はほぼ欠かさず観劇するほど、前川作品ファンだという瀬戸さんは「毎日刺激的で精一杯生きているつもりなのに、なんとなく1日が終わっていっている気がする。前川さんの作品はそんな僕の日常に問いかけてくる。『これでいいのか』『自分に見えているものだけが真実なのか』と僕に、そして世の中に対し揺さぶりをかける」と、前川作品の魅力を語り、「今作で初めてお芝居でご一緒でき、喜びはもちろん、妖怪や神が住む森に迷い込んだ遠野の村人のように凄いところに足を踏み入れたようなワクワク感、そして少しの不安や恐怖…いまはそんな心境です」と明かした。また共演者には山内圭哉、池谷のぶえ、銀粉蝶といった日本の演劇界を支える実力派キャストが集結。瀬戸さんは「仲村トオルさんをはじめ素晴らしい演者の皆さんの中でお芝居できることを幸せに思いますし、何が何でも食らいついていきます」と熱いコメントを寄せた。舞台「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」は10月31日(月)~11月20日(日)まで、世田谷パブリックシアターにて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年03月23日巨匠・松本清張の同名傑作短篇を原作に、連続テレビ小説「澪つくし」など大ヒット作を生み出し続けるジェームス三木が脚本を務める「一年半待て」が、フジテレビにて「松本清張スペシャル」として放送することが決定。主演に菊川怜が抜擢されたことも明らかになった。本原作は、これまでに小柳ルミ子、多岐川裕美、浅野ゆう子、夏川結衣などと10回以上ドラマ化された大人気サスペンス。過去には主要キャストに樹木希林、淡島千景、三國連太郎など、錚々たる面々が顔を揃えるが、今回の2016年版は歴代作の多くが“容疑者・さと子目線”で描かれてきたが、それまでの作品とひと味違い、その容疑者・さと子を守ろうと奮闘する、“弁護士・滝子目線”でストーリーが展開していく。これまでと全く視点を変えて描かれる本作の脚本を手掛けるのは、連続テレビ小説「澪つくし」や大河ドラマ「独眼竜政宗」をはじめ、大ヒット作を数多く生み出してきたジェームスさん。いまでも語り継がれる名作、1982年の名取裕子主演「けものみち」、1983年の佐久間良子主演「波の塔」を生んだ“松本清張×ジェームス三木”の最強タッグが再び本作で実現した。主演を務めるのは、女優のみならずキャスターなどマルチに活躍する菊川さん。今作では、才色兼備と呼ぶにふさわしい菊川さんの“はまり役”とも言える女性弁護士・滝子役を熱演している。一方、夫殺しの容疑者・さと子を演じるのは、約3年ぶりのフジテレビ系ドラマ出演となる石田ひかり。夫によるDVの被害者としての顔と、加害者としての顔の両面を併せ持つ、物語のカギを握る役どころに挑んでいる。 松本清張作品5作目となる菊川さんは「いままではどちらかと言うと、精いっぱいひたむきに犯人を追っていくというタイプだったんですけど、今回はちょっと大人のいろいろな善悪を織り込まれているような部分が、いままでとは違って非常に難しいですが、すごく自分にとってやりがいのある役だと思い、ぜひ挑戦させていただきたいと率直に思いました」とコメント。さらに弁護士ということで、法定シーンについては「ある意味、法廷は “ 舞台” のように感じました。演説ではなく弁論なんですけど、誰に向かって、何を聞かせ、どう訴えるのが効果的なのかを、監督と意見を交わしながら演じました。どうやって色を付けていくのがいいのか非常に難しかったです。また難しい言葉がたくさんあったので、滑舌には苦労しました」と秀才の菊川さんでも難しかったと語っている。意外にも今回が初共演となるそんな2人。菊川さんは石田さんについて「私が演じる高森滝子と、石田さん演じる須村さとこの2人だけのシーンがいくつかあったのですが、石田さんとお互いに意見を交わしながら撮影に臨みました。滝子とさとこの関係性がストーリーが進むにつれて少しずつ変化していく部分を2人でうまく表現できたと思っています」と初共演ながらも息ぴったりの様子。そのほか雛形あきこ、戸次重幸、前川泰之、渋川清彦、寺田農、ジュディ・オングら実力派で脇を固めている。菊川さんと石田さんの2人を中心に、次々と現れる女たちの欲望が渦巻くヒューマンサスペンスドラマ。“家庭”という密室で起こる一つの殺人事件を契機にすべてが動き出す…。前週8日(金)放送の米倉涼子主演ドラマ「かげろう絵図」と併せ、2週連続で“松本清張スペシャルドラマ”に期待したい。「一年半待て」は4月15日(金)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月15日女優の仲間由紀恵が、堤幸彦監督の映画『天空の蜂』(2015年秋公開)に出演することが23日、明らかになった。本作は、作家・東野圭吾が1995年に発表した同名小説(講談社文庫)を原作に、『トリック』シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛けるクライシスサスペンス作品。ハイジャックされた最新鋭のヘリコプター"ビッグB"を原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の原発テロと、その危機に立ち向かう人々の8時間のドラマが描かれる。ヘリ設計士・湯原役の江口洋介、原発設計士・三島役の本木雅弘に加え、新たなキャストが発表。三島の恋人で事件解決を握る女・赤嶺を、提監督が全幅の信頼を寄せる仲間が演じる。制作サイドは、「主要キャラクターのほとんどが男性となる物語の中で、限定された登場シーンで圧倒的な存在感を発揮する女優を考えたとき、堤監督と15年以上も仕事を続けている仲間さんの顔がすぐに浮かびました」と起用理由を明かす。今回の出演オファーに仲間は、「『トリック』シリーズが完結して少し寂しく思っていたところ、また堤監督とお仕事をご一緒することができて大変嬉しかったです」と感激。「スケールの大きな社会派の作品だったので、堤組とはいえまったく雰囲気も違い、初共演の方が多かったこともあり、改めて新鮮な気持ちで作品に取り組めました」と語り、「私の役は、過去に心に傷を背負った役だったので、原作を元に1シーン1シーン役作りはもちろんのこと、髪型や服装・メイクまで監督と話し合いながら撮影しました」と振り返った。また、巨大ヘリ"ビッグB"を奪う謎の男・雑賀役に提組初参加となる綾野剛。犯人を追う地元のベテラン刑事・室伏役を柄本明、原発「新陽」の所長・中塚役を國村隼、原子炉核燃料開発事業団「炉燃」理事長役を石橋蓮司、警視庁長官役を竹中直人、東日本大震災で救助活動に向かう自衛隊員役を向井理、福井県警・警備部長役を佐藤二朗、福井県消防本部の特殊災害課長役を光石研、室伏の部下役を落合モトキ、航空自衛隊のヘリ操縦士役をやべきょうすけが演じる。そのほか手塚とおる、永瀬匡、石橋けい、カゴシマジロー、松島花、前川泰之、松田悟志、森岡豊の出演も決定している。
2015年02月23日映画『TAP 完全なる飼育』の初日舞台あいさつが9日、都内で行われ、キャストの前川伶早(まえだ れいさ)、有森也実、竹中直人らが出席した。少女と中年男の純愛を描く同作は、1999年の初登場以来、これまで7作品が製作されてきた「完全なる飼育」シリーズの最新作。ヤクザの若頭の愛人を母親に持つ結(前川)は、ふとしたことから、中年ヤクザの設楽(西沢)に監禁され飼育されることになる。激しく抵抗する結だったが、監禁生活を送るうちに、2人の間に奇妙な愛情が芽生え始める――というストーリーで、映画は全国公開中。舞台あいさつには、前川、有森、竹中のほか、キャストの西沢仁太、高川裕也、山根和馬、尚玄と片嶋一貴監督が出席し、映画初出演で主演を務めた前川は、「最初から最後まですべてが見どころ。飼育されてから心が動く様を楽しんで欲しい」と笑顔でアピール。前川は、シリーズの定番となっている初脱ぎにも挑戦し、「覚悟してやると決めて撮影に臨みました。演じているときは必死でした」とはにかみながら撮影を振り返った。一方、愛人である若頭を飼育する結の母親を演じた有森も、前川同様、大胆なシーンを披露しており、「男性を飼育するという感覚が無くて。でも、動物的な感じに飼育出来たと思う」と満足げな笑み。また、第6作を除くすべての作品に登場している竹中は、「ヤクザの役は照れる」と言いつつ、「このシリーズはいつも東京で撮影するけど、今回は沖縄だったから、沖縄そばを食べるのが楽しみだった」と話して観客の笑いを誘っていた。
2013年11月10日