人気の舞台『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』と『時子さんのトキ』が、オンラインライブ配信サービス「Z-aN(読み:ザン)」にてアーカイブ配信がスタートした。『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』は、1993年に放送が開始されたNHKの子ども番組『天才てれびくん』の舞台化シリーズ第1弾で、2020年1月東京・ヒューリックホール東京、2月大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演された。脚本は同番組も手掛ける小林雄次、演出はアクションに特に定評のある井上テテが手掛け、アクションあり歌ありダンスありの舞台となっている。今作には大人になったてれび戦士と舞台版新キャストが集結。てれび戦士からは現在NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』へ出演する前田公輝を筆頭に、長江崚行、鎮西寿々歌、ド・ランクザン望、声の出演として飯田里穂が、舞台版新キャストは同番組で「Dream5」を結成し解散後も舞台や音楽活動をしている高野洸をはじめ、多数の舞台等で活躍する多和田任益、松村優が出演。また舞踏家であり、俳優としても多くの作品でその存在感を放つ麿赤兒が特別出演するほか、NHK Eテレの幼児番組『おかあさんといっしょ』で番組史上歴代最長となる9年間“歌のお兄さん”を務め、現在も映像から舞台、声優、CDソロデビューと活躍し続ける横山だいすけが名を連ねた。なお、今回のアーカイブ配信は1月26日に行われた東京千穐楽公演の映像となっており、現在発売中のDVD / Blu-rayや過去に行われたNHKでの放送用編集映像とは異なった映像となる。『時子さんのトキ』メインビジュアル『時子さんのトキ』は、劇団「ONEOR8」主宰でONEOR8『ゼブラ』『誕生の日』(作・演出)、東宝『雪まろげ』(作・演出)、エイベックス『不機嫌な女神たちプラス1』(演出)など手掛けてきた田村孝裕が作・演出を手掛け、2020年9月に東京・大阪にて上演された作品。主演には、離婚後旦那、息子と離れて一人で暮らしている時子役に「20世紀最後の正統派アイドル」として人気を博し、歌手・女優として活躍する高橋由美子。時子の心の隙間を埋める路上ミュージシャン翔真役と息子・登喜(トキ)役の2役を舞台から映画と幅広く活躍する鈴木拡樹が演じた。また、スナック仲間、NPO職員など、時子たちを取り巻く様々な人物を芸人としてだけでなく俳優としても活躍する「カラテカ」の矢部太郎、劇団「拙者ムニエル」に所属しテレビ朝日ドラマ『おっさんずラブ』等の話題ドラマに出演する伊藤修子、劇団「ONEOR8」に属し多数の作品に出演する山口森広、ミュージカル『アニー』アニー役に抜擢され、以降ミュージカルから芝居まで幅広い活躍を見せる豊原江理佳という実力派の俳優陣が脇を固める。『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』の視聴チケットの販売は9月26日21時59分、配信期間は9月30日21時59分まで。『時子さんのトキ』の視聴チケットの販売は11月29日22時、配信期間は12月6日21時59分までとなっている。<配信情報>『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』【出演】前田公輝 / 長江崚行 / 鎮西寿々歌 / ド・ランクザン望 / 飯田里穂(声の出演)高野洸 / 多和田任益 / 松村優麿 赤兒(特別出演)/ 横山だいすけ / ほか【スタッフ】脚本:小林雄次演出:井上テテ企画・製作:NHKエンタープライズ/エイベックス・エンタテインメント協力:NHK【ストーリー】てれび戦士――それは「楽しいこと」を届ける選ばれし子どもたち。彼らの歌声は全宇宙の人々を魅了していた。しかし、「楽しいこと」を奪おうとするテレゾンビ党が地球に襲来し、てれび戦士たちは敗北。全宇宙が「つまらないこと」に支配されてしまった!てれび戦士たちはテレゾンビ党に記憶を奪われ、やがて大人になった。すべてを失って……。だが、希望は失われてはいなかった。彼らが謎のリモコンを手にしたとき、てれび戦士としての記憶がよみがえる!『天才てれびくん』を復活させ、楽しいテレビを取りもどせ!大人になったてれび戦士たち!【チケット料金】価格:2,500円販売期間:2022年6月28日(火) 11:00~9月26日(月) 21:59※紛失等によるシリアルコード再発行や変更、返金等は対応出来かねます。チケットはこちら:■配信公演:2020年1月26日(日) 16:00 東京千穐楽公演■配信期間:2022年6月28日(火)11:00~9月30日(金) 21:59■シリアルコード入力期間:2022年6月28日(金) 11:00~9月27日(火) 21:59■視聴期限:シリアルコード入力後「視聴する」ボタンを押してから3日間公式ホームページ:舞台『時子さんのトキ』【出演】高橋由美子 / 鈴木拡樹 / 矢部太郎 / 伊藤修子 / 山口森広 / 豊原江理佳【スタッフ】作・演出:田村孝裕企画・製作:エイベックス・エンタテインメント【ストーリー】それでもいいと思ってた。幸せだったから。離婚後、疎遠になってしまった息子に重なる路上シンガーの男・翔真。私(時子)は、この男に多額のお金を貸している。これまで感じてきた心の隙間、寂しさを全部、翔真が埋めてくれている。ある日、NPO団体を名乗る柏木という男が店へとやってくると、翔真のことについて私にいくつか質問をしてきた。そして、「翔真という男に騙されているんじゃありませんか?」翔真に貸したお金は、2000万を超えている。でも、あくまで“貸しているお金”だ。ばか。この無礼極まりない柏木の登場で、私の人生は大きく狂っていった……。【チケット料金】価格:2,500円販売期間:2022年6月28日(火) 11:00~11月29日(火) 22:00※紛失等によるシリアルコード再発行や変更、返金等は対応出来かねます。チケットはこちら:■配信期間:2022年6月28日(火) 11:00~12月6日(火) 21:59■シリアルコード入力期間:2022年6月28日(火) 11:00~11月30日(水) 22:00■視聴期限:シリアルコード入力後「視聴する」ボタンを押してから7日間公式HP:公式Twitter:【視聴方法】1. プレイガイドでチケット(シリアルコード)をご購入ください。2. Z-aNアカウントをご作成のうえログインし、対象配信ページの「シリアルコード入力」ボタンより、プレイガイドから案内されたシリアルコードをご入力ください。3. シリアルコード認証後、「視聴する」を押すと、ご登録いただいたアカウントにて視聴が可能となります。※シリアルコード入力期限を過ぎた場合、シリアルコードを入力いただけなくなりますのでご注意ください。※配信期間を過ぎると視聴いただけなくなりますので予めご注意ください。Z-aNアカウント新規登録方法はこちら:公式サイト:
2022年06月28日舞台『時子さんのトキ』が2020年9月11日(金)から、よみうり大手町ホールにて開幕した。劇団「ONEOR8」主宰の田村孝裕が作・演出を手掛けた新作。主人公の時子は、離婚後、偶然出会った路上シンガーの翔真に、疎遠となってしまった息子・登喜の姿を重ねつつ、金銭的な援助を続け、人生を大きく狂わせていくーー。2012年に時子と翔真が公園の広場で出会う場面から始まり、時を前後しながら、2020年現在までを描く。2020年の場面では、マスクをつけたり、検温をしたり、ソーシャルディスタンスを保ったりと、今の“新しい生活様式”を反映させている描写が盛り込まれていた。今年デビュー30周年を迎えた高橋由美子が主人公・時子を熱演。時子の真っ直ぐすぎる思いは、母性と深い愛情を感じさせつつ、どこか痛々しさや切なさもあった。翻弄され続けた一人の女性として、時子を堂々と演じ切った。一方の鈴木拡樹は、翔真役と青年期の登喜役を演じる。爽やかなルックスと、その無邪気さからついついのめり込んでしまうのも分かる“クズ男”っぷり。とはいえ、単なる悪役になりきらず、彼なりの繊細さが垣間見えた気がした。そのほか、矢部太郎、伊藤修子、山口森広、豊原江理佳といった個性豊かな俳優陣が出演。時子と翔真を取り巻く人々を面白おかしく演じていた。開幕に向けて、高橋由美子は「コロナウィルスが世界中で猛威をふるう情勢のなか、こうしてお芝居の幕を開けさせて頂けることに心から感謝を申し上げます。このような時に演劇を行うことへのご意見もあるかと思いますが、今私にできることは駆け抜けることだけ。皆様に楽しみにお運びいただき、精一杯お迎え出来るよう精進いたします」とコメント。また、鈴木拡樹は「9月11日から予定通り、舞台『時子さんのトキ』公演を開始致します。ご来場の皆様と特別な時間を過ごせることを嬉しく思います。また今作はアフタートークショーがある公演回もございます。お時間宜しければアフタートークショーも楽しんでください」と語った。上演時間は約1時間45分。東京公演は9月21日(月・祝)まで。大阪公演は9月26日(土)、27日(日)、サンケイホールブリーゼ。10月には映像配信(東京公演の収録映像)も予定している。『時子さんのトキ』作・演出:田村孝裕9月21日(月・祝)までよみうり大手町ホール9月26日(土)、27日(日) サンケイホールブリーゼ出演者によるアフタートークショー開催【東京公演】・9月13日(日)13:00回…登壇:矢部太郎、伊藤修子、山口森広・9月15日(火)14:30回…登壇:鈴木拡樹、伊藤修子、豊原江理佳・9月16日(水)18:30回…登壇:高橋由美子、鈴木拡樹、田村孝裕(作・演出)・9月17日(木)14:30回…登壇:矢部太郎、山口森広、豊原江理佳・9月18日(金)18:30回…登壇:高橋由美子、鈴木拡樹、山口森広【大阪公演】・9月26日(土)17:00回…登壇:高橋由美子、鈴木拡樹、山口森広取材・文:五月女菜穂
2020年09月13日鈴木拡樹と高橋由美子の顔合わせで、田村孝裕の新作舞台『時子さんのトキ』が本日9月11日(金)に開幕する。今年で歌手デビュー30周年を迎える高橋。初々しいアイドルの頃から、劇団☆新感線の舞台などで女優としてのスキルを磨き、いよいよ充実期を迎えている。そんな彼女がこの節目の年に選んだのが、この舞台。“ほのぼの” と “どろどろ” の調合が巧みな田村の最新作だ。高橋由美子主人公は美しくも秘密を抱える中年女性・時子。離婚して以来すっかり疎遠になってしまった息子と、どこか面影が重なる路上シンガーの男・翔真に出会う。彼と過ごしたいあまり、時子は翔真に合計で1,000万を超える金銭を貸すのだが、ある日、NPO団体を名乗る男がやってきて時子に問う。「翔真という男に騙されているんじゃありませんか?」時子がのめりこむ男・翔真を演じるのは、『弱虫ペダル』や『刀剣乱舞』など数々の舞台で活躍を見せ、近年では声優としても成長著しい鈴木拡樹だ。本作で鈴木は翔真と、時子の息子・登喜の二役を演じることになる。華やかな場面で堂々と歌い踊る姿がおなじみだが、今回は少人数の共演者と、みっちりと描きこまれた会話劇に挑戦。俳優としての底力が、ここでもきらめく。鈴木拡樹決して容易ではない境遇や状況を、切々と生きる者の物語に定評がある田村。それぞれの主人公たちが幸福かどうかは、周囲の誰にも断じることはできない。今回の作品に添えられたコピーもこんなふうだ。「それでもいいと思ってた。幸せだったから。」矢部太郎、伊藤修子ら個性派俳優陣が集結して、「時子さん」の幸福の正体がていねいに描かれる。公演は9月21日(月・祝)までよみうり大手町ホールにて。大阪公演もあり。また、本公演の収録映像配信も予定している。文:小川志津子
2020年09月11日有村架純がヒロインを務め2017年上半期に放送された連続テレビ小説「ひよっこ」。同作の“その後”をスペシャルドラマにした「ひよっこ2」が3月25日(月)今夜から28日(木)まで4夜連続で放送。みね子たちの“2年後”が描かれる。連続テレビ小説第96作目として2017年4月から9月まで放送された「ひよっこ」は、東京オリンピックが開催された1964年、茨城県の北西部にある山あいの村・奥茨城村で育った谷田部みね子が、“金の卵”として東京に集団就職。就職先で出会った仲間たちとの友情、行きつけの洋食店・すずふり亭で出会った見習いコック・秀俊との恋などの経験を経て、自らの殻を破って成長していく波乱万丈の青春記。みね子役に抜擢された有村さんをはじめ、みね子と結婚することになる前田秀俊に磯村勇斗、みね子の父・谷田部実に沢村一樹、母・美代子に木村佳乃、祖父・茂に古谷一行、みね子が就職する向島電機の「乙女寮」の舎監・永井愛子に和久井映見、集団就職先の向島電機で出会う秋葉幸子に小島藤子、夏井優子に八木優希、青天目澄子に松本穂香、兼平豊子に藤野涼子、みね子の幼なじみで女優を目指す助川時子に佐久間由衣、「すずふり亭」の料理長の牧野省吾に佐々木蔵之介、「すずふり亭」の店主・牧野鈴子に宮本信子といった朝ドラならではの幅広く豪華なキャストが出演した。今回のスペシャル版は前作から2年後、1970年の東京赤坂と奥茨城村を舞台に展開。みね子は夫となった秀俊とともに「すずふり亭」で働きながら「あかね荘」でつつましい新婚生活を送っていた。毎日楽しく暮らしていた2人だが、最近少し気がかりなのはすずふり亭の店主・牧野鈴子の元気がないこと。息子で料理長の省吾と妻の愛子もすずふり亭の今後について話し合っていた。一方みね子の故郷、奥茨城村では、高校2年生になった妹のちよ子(宮原和)が進路について悩み中。そんなある日、商店街の福引で愛子が熱海旅行を当て、牧野家は初めての家族旅行へ行くことに。みね子と秀俊も奥茨城村へ帰省することになる。久しぶりの故郷で待っていたのはちよ子の大演説と、スキャンダルを起こし村に戻ってきた時子。みね子の父・実の記憶は果たして戻るのか――という物語。お馴染みのキャストが再び集結したスペシャルドラマ「ひよっこ2」は3月25日(月)~3月28日(木)、19時30分~NHK総合で放送。(笠緒)
2019年03月25日第9回岩谷時子賞 授賞式が11日に都内で行われ、受賞者が登壇した。「岩谷時子 Foundation for Youth」にピアニストの黒木雪音、「岩谷時子賞 奨励賞」にサクソフォン奏者の上野耕平、俳優の古川雄大、「岩谷時子賞 功労賞」に演出家・石井ふく子、「岩谷時子賞 特別賞」に女優の大地真央、「岩谷時子賞」に女優の松たか子が選ばれ、プレゼンターを市毛良枝が務めた。同賞は稀代の作詞家であり、越路吹雪を支えたマネージャーとしても知られる岩谷時子の名を冠し、音楽・芸術に功労のあった個人・団体を表彰する。授賞式では黒木が「エチュード ヘ長調 Op.10-8」、上野が「ニューシネマパラダイス」、古川が「僕こそ音楽」(ミュージカル『モーツァルト!』より)、大地が「ラストダンスは私に」のライブパフォーマンスを披露した。「この賞をいただいたからには、これからもっともっと表現者として成長していけるように日々精進していきたい」と意気込む古川。授賞式後の取材では「賞というものをもらったことがなくて、初めていただく賞がこの素晴らしい賞で幸せな気持ち」と心境を表した。また、1月からドラマ『越路吹雪物語』で越路吹雪役を演じていた大地は「初舞台から45周年、という年に素晴らしい賞。『越路吹雪物語』にも主演して、喜びの年となりました。これからも歌とお芝居と、この賞に恥じないようにますます精進していかなきゃ」と気合いを新たにする。賞を受け取る際にはドラマで岩谷時子役だった市毛とハグし、「私の"時さん"の市毛さんから手渡ししていただいたこと、一生忘れられない思いです」と喜んだ。一方、松は「とてもうれしいです。が、なんで私なんだろうという思いのまま、ここにきてしまいました。本当はそんなことじゃいけないんでしょうが」と恐縮。ドラマ『カルテット』の主題歌やNHK連続テレビ小説『わろてんか』主題歌なと、音楽活動も充実していたが「このような賞をいただいていいのだろうかという思いで、どうしてもそこから抜け出せません。良かったんだなと思えるような自分に、もうちょっと時間をかけてなりたいと思います」と今後への思いを表した。これを受けて、審査委員である作曲家の都倉俊一は「満場一致で決めたことでございます。八面六臂のご活躍だけじゃなくて、皆さんが松さんから受け取る癒やしみたいなあたたかさ、アーティストとしての存在も大きな一つの要素になっていると思います」と受賞理由を説明。「ぜひ堂々と受け取っていただければ」と促すと、松は「すいません……」と苦笑する。授賞式後の取材では、「ミュージカルも最近そんなにやってなくて、本当にいいのかなと思いつつ、『もっと頑張れ』という風に受け取ります」と振り返った松。「また、これを励みに頑張っていかなきゃなと思うように、やっとなれました」と語った。
2018年06月11日連続テレビ小説「ひよっこ」が、9月30日(土)に最終回を迎えるのにあわせ、物語の舞台となった茨城県高萩市にて「連続テレビ小説『ひよっこ』ファン感謝祭 最終回を一緒に見よう!!」が開催。イベント終了後に、有村架純をはじめとする出演者がそれぞれコメントをよせた。2017年4月3日から放送がスタートした本作。物語の始まりは東京オリンピックが開催された1964年。茨城県の北西部にある山あいの村・奥茨城村で育った谷田部みね子(17歳/有村さん)が、“金の卵”として東京に集団就職し、自らの殻を破って成長していく波乱万丈の青春記が描かれた。沢村一樹、木村佳乃、峯田和伸、佐久間由衣、竹内涼真、磯村勇斗、竜星涼、島崎遥香ら豪華俳優陣の共演でも度々話題をよんだ。この日、イベントにはヒロイン・谷田部みね子役の有村さんをはじめ、佐久間由衣(助川時子役)、泉澤祐希(角谷三男役)、磯村勇斗(前田秀俊役)が登壇。有村さんは「この最後の時間をみなさんと共有でき、終わりの日にふさわしい時間になったのかなと思います。皆さんにこの作品が届くということを信じてずっと撮影をしてきたので、このように迎えてくださって、心から幸せに思います。茨城を舞台にした作品に出られて嬉しかったです。みなさんたくさんの愛情をありがとうございました」と感動の思いをコメント。また、磯村さんは「たくさんの人に集まっていただき、幸せな最後を迎えることができたと思っております。『ひよっこ』は終わってしまったんですけれど、続きがあることを信じて、皆さん『ひよっこ』のことを忘れずに、ヒデは生き続けていくので、よろしくお願いします」と熱い思いを寄せた。また、みね子の幼なじみを演じた佐久間さんは「1年くらい前にここ(茨城県)に(撮影で)毎日通ってきていたので、懐かしい気持ちになって、第二のふるさとに帰ってきたような気持ちになりました」と話し、泉澤さんも「また(茨城に)帰ってこられて嬉しいです」「幼なじみ三人とヒデの4人で来られたことが、劇中でそんなにヒデと絡むことがなかったので、こうやってヒデと一緒に来られたことがすごく嬉しかったですし、三男として来ることは最後になるんじゃないかなと思うので、こうやって茨城に来られて嬉しかったです」とそれぞれ物語の舞台となった茨城県への愛情を垣間見せた。イベと終了後の囲み取材では、各々、イベントの感想を述べ、「見てくださってた皆さんが、『ひよっこ』という作品を通して、みね子やいろいろな登場人物たちと一緒に、半年間過ごしてくださっていたんだなというのが、実感できる時間でした。一緒に笑ったり泣いたり怒ったりしてくださっていたことに感謝しています」(有村さん)、「こんなにもたくさんの方々と最後を一緒に終えることができたというのは、すごく幸せな時間をいただけたな、と思って。すごく楽しかったですね」(磯村さん)、「本当に愛されていた作品に自分はかかわらせてもらっていたんだなと実感する時間でした。最終回イベントに参加させていただいて、すごく楽しかったです」(佐久間さん)と、幸せな時間を過ごせた様子。さらに、続編などへの期待や希望を聞かれると、有村さんは「いままで何気ない日常を描いていたからこそ、お話の続きがなんとでも、岡田さんの力をお借りして作れるんじゃないかなと思います。チャンスがあれば」と意欲をみせた。(text:cinemacafe.net)
2017年09月30日NHK連続テレビ小説「ひよっこ」クランクアップ会見取材会が4日、同局内で行われ、有村架純と磯村勇斗が出席。沢村一樹や木村佳乃など駆けつけた共演者からの花束贈呈のリレーに涙が止まらない有村さんは、「谷田部みね子として、『ひよっこ』の世界で過ごせたことは宝物です」と震える声で感激の思いを口にした。有村さんは、座長らしく「皆さん本当にお疲れさまでした。たくさんの方々に支えていただき、応援していただいて、本当に心から感謝しています」と切り出すと、「こんなにも温かいみなさんと、温かい作品を作れたことが何より幸せです」としみじみ。また、「(昨年の)9月からほぼ1年、『ひよっこ』のことだけを考えて過ごしていました。いろんな自分との戦いがありました。毎日、自分の心と体と向き合って過ごしてきました」と悩みや苦労を抱きながらも本作に挑んでいたことも吐露。しかし、現場でスタッフ・キャストが「いつも笑顔で温かく迎えてくれた」ことで乗り越えられたそうで、「凄く自分は愛されていたんだなと実感しています」と喜ぶと共に、「みんなのことが大好きです」と呼び掛けた。そして、「終わったことを理解するのは日にちが経ってから」としながらも、「『ひよっこ』で学んだことをリセットするわけでなく、自分の中で大切にしまうことができればいいなと思っています」と心を込めた。一方、ヒロインの相手役・前田秀俊役を務めた磯村さんは「未熟過ぎて走りきれるのか…という不安ばかりの日々でした」と本音を漏らしつつも完走できたことに感無量の様子。「有村さんからはたくさんのパワーをいただいて、たくさんの刺激をもらいました」とも話すと、ひと際大きな声で「ありがとうございました」と頭を下げ、盛大な拍手をもらった。その後、「ひよっこ」の掛け声で薬玉を割ってクランクアップを祝う一同。沢村さんは父・実風に「みね子、本当によく頑張ったな」と茨城弁で労をねぎらい、有村さんの顔を両手で挟んでくしゃくしゃ。幼なじみの助川時子役の佐久間由衣は、有村さん同様涙を流しながら「(有村さんに)パワーをもらっていたので、感謝の気持ちでいっぱいです。みね子を通してたくさんの愛情をもらって…。本当に幸せな時間でした。大好きです!」と伝え、抱き合った。(text:cinemacafe.net)
2017年09月04日好評放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」で主題歌を手がけている歌手の桑田佳祐が、8月24日(木)今夜NHK総合でオンエアされる「SONGSスペシャル」に出演。最新アルバム「がらくた」からいくつかの曲をテレビ初披露するほか、「ひよっこ」のキャスト陣もライブ会場に現れる。今年でソロ活動30周年を迎える桑田さん、今回は8月23日(水)にリリースされたばかりの最新アルバム「がらくた」から、「ひよっこ」の主題歌でもある「若い広場」や「オアシスと果樹園」に加え、今回ソロ30周年を記念して特別に「波乗りジョニー」や「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」なども披露。今回がテレビ初披露の曲も複数あるのでファンならずとも見逃せない内容になっている。またライブには「ひよっこ」でヒロインの谷田部みね子を演じる有村架純が登場。有村さんのほか助川時子役の佐久間由衣、秋葉幸子役の小島藤子、兼平豊子役の藤野涼子、青天目澄子役の松本穂香、夏井優子役の八木優希ら「元向島電機乙女寮」の面々が集結。有村さんらは「若い広場」の合唱に参加。主題歌を提供する桑田さんとドラマ出演者たちが肩を組んで歌った“奇跡のシーン”をお見逃しなく。さらに有村さんら乙女寮の面々が桑田さんの楽屋を訪問。それぞれの方言や訛りを駆使してトークを展開する。番組のナレーションも「ひよっこ」でナレーションをしているスポーツジャーナリストの増田明美が担当。「SONGS」を通して桑田さんと「ひよっこ」の世界観が融合した今回だけのスペシャルコラボが繰り広げられる1時間となる。桑田さんが主題歌を担当、有村さんが主演を務める連続テレビ小説「ひよっこ」は現在21週目を迎えている。今回桑田さんのライブに参加した佐久間さん、小島さん、藤野さん、松本さん、八木さんらのほか、竹内涼真、菅野美穂、沢村一樹、木村佳乃、古谷一行、峯田和伸、シシド・カフカ、島崎遥香ら豪華キャストが顔を揃え、集団就職で上京した有村さん演じる“金の卵”谷田部みね子の波乱万丈青春ストーリーの後半戦が放送中だ。平成29年度前期連続テレビ小説「ひよっこ」は、毎週月曜日~土曜日、8時~NHK放送ほかにて放送。桑田佳祐を迎えた「SONGSスペシャル」は8月24日(木)22時~NHK総合にて放送。(笠緒)
2017年08月24日越路吹雪の『愛の讃歌』やミュージカル『レ・ミゼラブル』などの訳詞、さらに加山雄三や郷ひろみら名だたる歌手たちへの作詞提供で知られる故・岩谷時子。その遺志を汲み、音楽・演劇関係の功労者と、新たな人材に向けて授与されるのが「岩谷時子賞」だ。第8回となる今年、受賞者の加山雄三や斉藤由貴らが顔を揃えるなかで「岩谷時子賞奨励賞」を受賞したのが、発達障害のあるピアニストとしてメディアでも注目の野田あすかだ。その受賞式が6月12日、都内ホテルで行われた。野田あすか チケット情報「発達障害」は生まれつきの脳機能障害だが、知的障害が伴わない場合は家族も気づかないことがあり、単に“人とコミュニケーションが出来ない人”“空気を読めず衝動的な行動をする人”として集団生活になじめないことが多い。その苦悩から、鬱病やパニック障害などの二次障害を引き起こすこともしばしばだ。野田も4歳からピアノを習い、宮崎大学に進学したが、それまでにいじめや転校、自傷などを経験。大学を中退し、ようやく「広汎性発達障害」の診断を受けたのが22歳の頃。その後は宮崎学園短期大学で本格的に音楽に取り組んだことで、見事に才能が開花した。24歳で受賞した第12回宮日音楽コンクールのグランプリを筆頭に、35歳になる今日まで受賞歴は多数。2015年と2016年にはCDブックを上梓し、今春、東京で行われた2日間のリサイタルは満員を記録し、大阪に続き、7月1日(土)には野田の地元・宮崎でもリサイタルを予定している。車椅子に乗って登壇した野田は、プレゼンターの市村正親から記念のクリスタルを受け取ると、さっそく光にかざして大喜び。「綺麗です、ありがとうございます」と挨拶すると、ピアノの前に移動。そこで再びマイクをとると、「私はプロのピアニストとしてスタートしたばかり。こんな立派な賞をいただけたのは、もしかしたら岩谷先生が『あなたは周りに幸せをもらったから、今度はたくさんの人が“生きていて幸せだな”って思える音楽を伝えていってね』とおっしゃっているのかなと思いました」と素直な胸中を語った。続いて演奏は、「どんな人でも毎日が楽しいという人はいない。哀しみを乗り越えるのも大切かもしれないけれど、どっぷり浸ることでいつか希望が見えてくるという気持ちを込めました」という自作曲『哀しみの向こう』。薄明かりの中を進むような、繊細で切ない旋律から、後半は次第に明るさを増していく曲調が印象的だ。最後に登壇した審査委員で作曲家の都倉俊一からは、「僕もいろんな音楽を聴いてきたけれど、野田さんのは心にジーンとくるピアノ。よく“その人の経験が音色に表れる”というが、このことだなと思った」との言葉が聞かれた。野田だからこそ出せる音色の数々。今後のさらなる活躍に期待したい。取材・文佐藤さくら
2017年06月16日「気が使えて友達想い。そして好きな人には直球なところがある。そこはすごいなと思います」 そう話すのは、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で、主人公・谷田部みね子(有村架純)の幼なじみの助川時子(佐久間由衣)に片思いをしている同級生、角谷三男を演じる泉澤祐希(23)。 高度経済成長期真っただなか、“金の卵”として、奥茨城村から上京するみね子と時子。三男は農家の三男坊で家を継ぐこともなく、幼なじみと上京し、日本橋の米屋で働き始める。だが、そこで騒動が起こる……。泉澤が、上京後の見どころを語ってくれた。 「茨城でもいろいろなことに巻き込まれていましたが、東京では違う困難が待ち受けています。ものすごく米屋に居づらくなるんです。そこでどぎまぎしている三男と、みね子、時子と3人で集まっているときのリラックスした三男がまったく違うので、その落差を楽しんでいただけたらと思います」 上京後は、どんな展開を。 「台本を読んでいても『みね子、かわいそう』と思うときがあります。見てくださっている方が、『みね子頑張れ』って応援したくなるようなシーンに注目していただければと思います。でも、笑えるところもたくさんありますし、登場人物が全員面白いので、演じるほうも見ている人も飽きることがない展開だと思います」 東京へ行っても時子への思いは変わることがない? 「はい、ずっと好きです!」
2017年04月27日ドリアン助川氏提唱!読めばやせる「叫ぶ詩人の会」を結成し手活動するなど、作家として、詩人として、またアーティストとして多彩に活躍するドリアン助川(明川哲也)氏。彼が最近提唱している「朗読ダイエット」が話題を呼んでいる。この朗読ダイエットは、左右社より同名書籍としても最近発売されている。朗読を行うことによって体芯を鍛えることができ、脳も活性化、語学も身に付いて、心も体もスッキリ、リバウンドなくやせられるという。新しいダイエット法、エクササイズスタイルとして、テレビや雑誌など各種メディアにも多数とりあげられてきている注目のものだ。いいことづくめ!動画でも指南中頭と体の表現であり、心も豊かにしながらエクササイズできるといううれしい「朗読ダイエット」。ドリアン助川氏は、YouTubeを通して、動画でその方法を指南することにも取り組んでいる。方法としては、まず黒豆を10分くらいゆで、その茹で汁でうがいをして、のどの調子を良くするのだとか。残った黒豆は食物繊維も豊富でダイエット食にも向くので、料理に生かしたい。呼吸はしっかりとした腹式呼吸を。腹式呼吸はほかのことと同時に行うのではなく、その呼吸のみに集中することがポイントという。朗読を行うときは、必ず立って行うことが重要で、なるべく身体を拘束せず、自然に体が動くような全身表現として行うとよいそうだ。朗読する題材は何でもよく、気に入ったものでOKとのことだが、はじめは手をつけやすい短編、とくに童話や詩集などリズム感あふれる文章がお勧めという。実践後には、その記録を朗読日記としてつけていくと、上達に生かせるとしている。そして、ひとりでやるだけではなかなか続けられないので、朗読会や朗読ボランティアなどを行うことも、大きなポイントなのだそうだ。障がい者の方のための朗読ボランティアなどであれば、社会的貢献もできて達成感も高い。体を鍛え、内臓から元気にして、健康美なスッキリ体型になれるほか、作品で心が満たされて、人を感動させることもできると、まさにいいことづくめ。ちょっとユニークな、だがとても素敵な新ダイエット法として、あなたもチャレンジしてみては。(まずはじめるウォーミングアップ参考動画)元の記事を読む
2013年02月02日4月4日、第37回菊田一夫演劇賞と、第3回岩谷時子賞が発表された。菊田一夫演劇賞は、大衆演劇の中で優れた業績を残したスタッフ、キャストに贈られる、日本有数の演劇賞。今回は『国民の映画』『ベッジ・パードン』『90ミニッツ』の作・演出が認められ、三谷幸喜が演劇大賞に選ばれた。そのほか、演劇賞には米倉涼子、石丸幹二、瀬奈じゅん、宝塚星組の柚希礼音。演劇賞特別賞には、こまつ座、司葉子が選出された。また、岩谷時子賞は日本の音楽・演劇界の明日を担う人材や、その向上・発展に功労のあった人物・団体に授与されるもの。こちらは現在、世界的に注目が集まっている由紀さおりが受賞。また岩崎宏美、平幹二朗が特別賞を、瀬奈じゅんが奨励賞を受賞した。瀬奈じゅんは、菊田一夫演劇賞と岩谷時子賞をW受賞したことになる。
2012年04月04日