紗栄子さんが常備する実用的な防災グッズ被災地支援活動などを行うために設立した一般社団法人「Think The DAY」の代表理事を務める紗栄子さん。今年1月に発災した能登半島地震では、支援金募集や現地での支援物資配布、炊き出しなどを継続して行っています。2~3月も各地で震度4レベルの地震が観測され、まもなく「3.11」東日本大震災から13年を迎えることもあり、いっそう防災意識が高まっている人も多いでしょう。紗栄子さんは「Think The DAY」で取り扱っている防災リュックの中身を紹介しました。まずは食品関係として、定番のお水、お湯を入れるだけで食べられるご飯、缶パン、湯せんで食べられる吉野家の牛缶、卵不使用のライスクッキーなどを紹介。缶パンは賞味期限5年で長持ちし、子どもでも食べやすいストロベリー味などがあるそう。また、発熱剤とレトルト食品を入れて食品を温めることができるモーリアンヒートパックもあると便利だと話していました。続いて日用品関係。給水車から水を支給してもらう際に使えるウォーターバッグ、停電中でもラジオが聞けて手回しで充電できる多機能ダイナモラジオライト、除菌スプレー、カイロ、マスク、体拭きシート、ドライシャンプー、歯磨きティッシュ、救急セット、ランタンなどのほか、避難所生活ではストレスが溜まりやすいため、香りで癒されるロールオンタイプのフレグランスも入れておくのがおすすめだそう。さらに「必ずみんなに持ち歩いてほしい」というのが携帯用トイレ。避難所ではトイレを我慢して体調不良になる人が珍しくなく、また出先で被災する可能性もあるため、防災リュックにはもちろん、普段使っているバッグの中にも入れておくと安心だそう。携帯用トイレの中には水や凝固剤が不要で、かつトイレ中の音を軽減してくれるタイプもあるので、プライバシーが気になる人でも安心ですね。避難所生活では固く冷たくて固い床で寝なければならない場合もあるので、コンパクトタイプのエアマットがあると腰への負担が軽減。呼子笛は救助を求める際に使えるだけでなく、避難所でトラブルなどに巻き込まれた際に助けを呼ぶ際にも役に立ちます。避難所で女性や子どもが性被害に遭うパターンもあるので、身につけておくと安心です。ポンチョタイプのレインコートは防寒のほか、着替える際にも利用できます。紗栄子さんが実際に避難所を訪れた際、中学生女子から「避難所内には個室が少なく着替え場所に困っている」と相談を受け、ポンチョタイプのレインコートが必須だと感じたとか。レスキューシートは視認性の高い黄色で、上空のヘリコプターに救助を求めるのに役立つほか、体温で暖まるので包まっているだけでも防寒に。また、内側からは外が見え、外側からは中が見えないという仕様のため、個室の数が限られる避難所で自分だけの空間を作りたいときにも使えるといいます。「実はいろいろ使える」というのがゴミ袋。ゴミ袋としてはもちろん、もらった物資や着替えを入れたり、雨風をしのいだりするのにも使えます。また、避難所では寝つきが悪くなる人が多いので、アイマスクと耳栓もあると便利。また、生理用品、常備薬、コンタクトレンズ、保険証のコピーなども入れておきましょう。そのほか、紗栄子さんがおすすめなのは「3COINS」の圧縮ソックス&ショーツ、「ダイソー」の不織布コンパクトバスタオル。これならコンパクトなので防災リュックに入れてもかさばりません。地域によって想定される被害の種類はさまざまであり「自分の住んでいる場所に合ったアイテムをそろえる」ことが大切だとも話していました。防災グッズは事前に使い勝手をチェックして最近ではホームセンターなどでさまざま防災グッズが販売されていますが、ただ防災用リュックに入れておくだけではなく、実際に非常食や携帯トイレなどを食べてみる・使ってみるのも大事。事前に使い勝手などを知っておくことで、いざ防災グッズを使うタイミングになったときに慌てずに済みます。避難しなければならない状況を想定し、自分達が1番使いやすいものを用意しておくことが大切です。また、子どもがいる家庭では、使わなくなった子どものオムツを防災グッズとしてとっておくのもおすすめ。ゴミ袋の中に入れて使えば吸収剤の代わりになるので、サイズアウトしたからもう使わないと手放してしまうより、非常用として置いておくのもひとつの方法です。
2024年03月07日女優の仲里依紗が19日、都内で行われた「Calvin Klein グローバルイベント in TOKYO」に出席した。同イベントは、アメリカ発のデザイナーズ・ライフスタイル・ブランドであるカルバン・クラインによる、一夜限りの音楽&ファッションイベントで、テーマは「MUSIC MEETS FASHION」。国内外の著名人がカルバン・クラインのファッションを身にまとって参加した。仲は、デコルテ全開の黒のトップスにカジュアルなブルーデニムを合わせたコーディネートで大人の色気を放ち、胸元や耳元にジュエリーがキラリ。フォトセッションではクールな表情も笑顔も見せながら撮影に応じていた。イベントには、池田エライザ、imase、UTA、佐野勇斗(M!LK)、ジョングク(BTS)、SKY-HI、曽野舜太(M!LK)、西内まりや、ブライト、本田仁美、森星、山本舞香らも出席した。
2023年10月19日映え間違いなし⁉ おしゃれなアレンジレシピYouTubeでメイクやコーデ、お悩み相談などの動画を公開してきた紗栄子さんが、初の料理動画 をアップ。自身が経営する牧場「NASU FARM VILLAGE」で販売しているニンジン、ビーツ、カーボロネロのドレッシングとブルーベリージャムを使ったアレンジレシピを披露しました。アレンジレシピとして、それぞれのドレッシングにヨーグルト大さじ1、マヨネーズ大さじ2を混ぜれば、バーニャカウダのディップに早変わり!紗栄子さんも「おいしい〜」「それぞれ(のドレッシングに使われている野菜)がやっぱり効いてる!」と絶賛です。続いて、ブルーベリージャムを使った「グリルチキンのブルーベリージャム添え」。まずはブルーベリージャム大さじ3、バルサミコ酢大さじ1、白ワイン大さじ3、しょうゆ大さじ1をフライパンに入れ、弱火で1分ほど加熱します。バター15gを追加してさらに2分ほど煮詰めたら、フレッシュブルーベリーを5〜8粒程度入れて全体に火を通します。できあがったブルーベリーソースを、こんがり焼いたグリルチキンにたっぷりかけていただきます。フレッシュブルーベリーの果肉感がほどよく、やさしい甘みと塩辛いグリルチキンの相性バッチリ。また、フレッシュブルーベリーとジャムに入っているブルーベリーの違いも楽しめるそうです。できあがったソースを試食しながら「美味しい~これ何が入ってるの?」とボケまくる紗栄子さん。「材料3つしか使ってないのに!」と美味しさに感激の様子でした。ドレッシングやジャムが一気におしゃれなテイストになるアレンジレシピは、おもてなし料理に使うと映えそうですね。
2023年09月04日女優の仲里依紗が26日、都内で行われたNetflixシリーズ『離婚しようよ』配信記念イベントに、主演の松坂桃李らとともに出席した。宮藤官九郎氏と大石静氏が初のNetflixシリーズで異例のタッグを組んだ本作は、交換日記のように交互に脚本を書き継いでいくスタイルによるオリジナルストーリーで、気持ちはすでに冷めきったものの、それぞれの事情ですぐには離婚できない夫婦のすれ違いを描いたコメディ作品。女性にだらしなく能天気で、世間知らずのまま育った愛媛の三世議員・東海林大志を松坂、大志の妻で国民的女優・黒澤ゆいを仲が演じた。仲が演じたゆいは、“お嫁さんにしたいNo.1女優”。「“お嫁さんにしたい女優No.1”なんて、普通に仲里依紗として生きていればなれないので、役で肩書きをいただけてうれしかったです」と笑顔を見せた。また、「私が正統派な女優ではなく変化球系なので、こういう方って国民的女優さんだなとイメージして頑張ったんですけど、家ではめちゃめちゃ仲里依紗っぽい感じなので、使い分けました」と説明。「女優が女優さんを演じるというのがプレッシャーでもありました」と打ち明けた。イベントには、錦戸亮、板谷由夏、山本耕史、古田新太、宮藤氏、大石氏も出席した。
2023年06月26日■前回のあらすじきっぱり教室への出入りを断る紗和に対して、「客の立場にそんなことを言っていいのか」と詰め寄る千夏。しかし紗和は教室を運営させるにあたって千夏を入れることはできないとハッキリ断る。そしてなぜ千夏がここまで紗和に執着をするのか心当たりがあると言い始めて…。 >>1話目を見る 千夏さんは私の教室以外でも金銭トラブルや習い事教室のトラブルを起こしていたことが徐々に知れ渡っていきました。結果的にこのことが千夏さんの夫の耳に入り、千夏さんの実家に強制的に帰されてしまったそうです。私は確かに父の仕事の影響で海外で生活する機会も多く、そのおかげでいろいろと経験できたことは恵まれた人生だったと思います。そのことは今回教室を自分で運営するにあたって、役立つ面もありましたが、自分の甘さを実感することも多々ありました。だからこそ自分の勉強を兼ねながらバイトを増やし、教室もカフェのレンタルスペースからのスタートとなりました。自分の夢のためにひとつずつ基盤を作りながら進んでいきたいと思っています。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・花土能登子(アトリエPP合同会社 エッセイ編集部)/イラスト・ ニタヨメ
2023年06月23日ロッテの菓子「紗々<ずんだシェイク>」が、2023年7月4日(火)より全国発売される。“ずんだシェイク”風味の新フレーバーロッテの人気菓子「紗々」に、東北発祥の“ずんだシェイク”をモチーフにした新フレーバーが仲間入り。枝豆が原料のずんだ餡を再解釈した話題のスイーツドリンクを、「紗々」ならではのチョコで再現しているのが特徴だ。キー素材となるのは、枝豆の味わいと優しいミルク感を融合させた“ずんだシェイクチョコ”。そこにホワイトチョコとビターチョコの2種も丁寧に折り重ねることで、甘くなりすぎない上品な味わいに仕上げている。一口かじると“パリパリ”とした食感と共に、ほろほろと口の中でほどける、こだわりの食感も楽しめるはずだ。【詳細】紗々<ずんだシェイク> 69g発売日:2023年7月4日(火)展開:全国価格:248円前後 ※想定小売価格
2023年06月23日ロッテのチョコ「紗々<はちみつ紅茶>」が、2023年4月25日(火)に発売される。「紗々」"はちみつ紅茶”の新フレーバーパリパリとした軽やかな食感の人気チョコレート「紗々」から、“はちみつ紅茶”の新フレーバーが到着。ホワイトチョコとビターチョコに加え、甘くふわりと香るはちみつ紅茶チョコの全3種を、細い線状で構成しているのが特徴だ。口の中で"ほろほろ”と溶けていく口どけも相まって、ちょっぴりリッチな味わいに。チョコは全て個包装で包まれているので、友人とシェアして楽しむのもおすすめだ。【詳細】「紗々<はちみつ紅茶>」発売日:2023年4月25日(火)発売地区:全国内容量:69g(個包装込み)価格:オープン価格※想定小売価格 248円前後
2023年04月21日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はタレントの国本梨紗さんです。実は、インドア派で人見知り。目標はマルチに活躍するタレント!いま、テレビで引っ張りだこの国本さん。「小さい頃から目立ちたがり屋。小学生のときはお笑いのネタを完コピしてみんなの前で披露してました。ホラン千秋さんみたいにバラエティに出ながらキャスターもしたり、色んな番組に出演するのが目標です」。意外と人見知り。「自分から話しかけるのが苦手…。でも10代のうちにまだ話せていない共演者の方たちと話したいです」。4月で20歳に。「20歳になったら一人で旅をするロケに行ってお酒を飲みたいです。温泉もある東北で日本酒とか飲みたいですね」実家にいるクマくんに早く会いた~い!生後2週間のときに来た我が家の愛犬。甘えん坊で私にべったりです!ディズニーに月1回は行くのが目標です。スプラッシュ・マウンテンが大好き!毎回チュロスは絶対に食べます3本を気温によって使い分けています。冬は濃厚なシャネルの香水を使うことが多め。小さい頃から香り好きです。くにもと・りさ2003年生まれ。『ズームイン!!サタデー』(NTV系)では番組史上初の現役高校生お天気キャスターに抜擢。『超無敵クラス』(NTV系)にもレギュラー出演中。※『anan』2023年3月15日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年03月14日「月刊デザート」(講談社)にて連載中の漫画の映画化『なのに、千輝くんが甘すぎる。』より、主演・高橋恭平が演じる千輝くんが自宅で過ごす場面写真が公開された。千輝くんは学校一のモテ男子で、高橋さんはそれをクールに、時にあま~く演じている。高橋さんは先日行われたバレンタインイベントで都内の高校をサプライズ訪問した際には、場内からは割れんばかりの悲鳴が上がるほどいま人気急上昇中。そんな高橋さん23回目の誕生日となる本日公開されたのは、千輝くんの自宅で過ごす風景・メガネ姿のリラックスした姿を写した場面写真。学校ではクールな千輝くんだが、自宅では黒縁メガネにパーカー姿と、リラックスした表情が印象的。年の離れた妹の頭を撫でる何気ない姿には、千輝くんのうちに秘めた優しさが溢れている。『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は3月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:なのに、千輝くんが甘すぎる。 2023年3⽉3⽇より全国にて公開©2023「なのに、千輝くんが⽢すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社
2023年02月28日幸楽苑から、ロッテのチョコレート「紗々」とコラボレーションした新作「チョコレートらーめん」が登場。2023年2月14日(火)から3月31日(金)のまでの期間、全国の幸楽苑店舗にて限定発売される。“紗々”チョコ×幸楽苑の「チョコレートらーめん」2023年で3回目となる幸楽苑の「チョコレートらーめん」は、チョコレート「紗々」と幸楽苑のらーめんのコラボレーション商品。ブラックとホワイトの2種類の味のスープに、パリパリ食感の「紗々」をトッピングした、バレンタイン&ホワイトデーへ向けたラーメンだ。まず、「チョコレートらーめんブラック」は、中華そばのスープベースにカカオオイルでチョコレートを風味付けした一杯。「紗々」とおろし生姜をのせることで、コクとアクセントの味わいに仕上げている。一方、「チョコレートらーめんホワイト」は、塩らーめんスープをベースに、ホワイトカカオオイルを加えているのが特徴。麵の上には、苺チョコの「紗々<芳醇いちご>」をトッピングし、クリーミーさの中にも苺の酸味も感じられる一杯となっている。いずれも甘くないカカオオイルによる香りと味のギャップや、「紗々」ならではのパリパリ感、溶け出したチョコレートの甘さなど味の変化を楽しむことができる。【詳細】ロッテ「紗々」×幸楽苑コラボレーション提供期間:2023年2月14日(火)~3月31日(金)取扱店舗:全国の幸楽苑342店舗価格例:・チョコレートらーめんブラック 650円・チョコレートらーめんホワイト 650円※数量限定。無くなり次第終了。
2023年02月13日タレントで実業家の紗栄子さん(36)は2012年にダルビッシュ有さん(36)と離婚しシングルマザーに。2020年には栃木県那須に移住し牧場経営を始め話題を集めました。先日、自身のインスタグラムにミニスカ脚出しショットを投稿したところ反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう!紗栄子さんのミニスカ脚出しショットに反響 この投稿をInstagramで見る SAEKO♡(@saekoofficial)がシェアした投稿 「素敵なショーにたくさんの刺激をいただきました♡そしてもちろん私の今日のファッションは@patouです」と、patouのショーを見に行ったことを報告。黒のボリュームのあるフリルブラウスに白のミニスカートが上品でオトナ可愛いですね。コメント欄には「可愛いしかない」「ビジュが爆発してます♡可愛すぎます」「紗栄子さん、綺麗で、尚且つかわいらしさもあり♡素敵です」と絶賛コメントが相次いで寄せられておりました。牧場経営だけではなく防災士の資格を取得し被災地への支援活動をしている紗栄子さん。次はどんなことに挑戦するのか楽しみですね!あわせて読みたい🌈「美人過ぎ」「美しい横顔」飯島直子さんがついにインスタ降臨!榮倉奈々さんと2ショットも披露
2023年02月06日2023年1月29日、タレントの紗栄子さんがInstagramを更新。公開された動画と写真に、反響が上がっています。紗栄子、長男とのツーショットに反響同月26日に日本を出発し、同月29日現在、フランスの首都パリに滞在しているという、紗栄子さん。ファッションショーを見たり知人と会ったりしている様子を、たびたびInstagramに投稿していました。同月29日には、イギリスに留学中の長男が紗栄子さんのもとにやって来て、知人夫婦と一緒にディナーを楽しんだのだとか。現地で購入したという、おそろいのヒツジ柄のニットとマフラーを着用する、紗栄子さん親子のツーショットをご覧ください!※画像や動画は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る SAEKO♡(@saekoofficial)がシェアした投稿 高いヒールを履く紗栄子さんよりも、明らかに身長が高い長男。顔こそ写っていませんが、目が隠れた横顔が、紗栄子さんに似ているように感じます!紗栄子さんいわく、長男はおそろいのヒツジ柄のマフラーを、嫌がらずにしっかりと巻いてくれたのだとか。親子愛を感じる素敵なツーショットに、ファンからはさまざまなコメントが寄せられました。・息子さん、紗栄子さんにそっくりな気がする!かわいい~!・嫌がらずにペアルックしてくれるなんて、優しいですね。素敵!・息子さんと楽しそうに過ごす紗栄子さんを見て、こちらまで嬉しくなりました。大切な我が子とのひと時は、親にとってかけがえのないもの。留学や寮生活で会えない距離にいる子供ならなおさらでしょう。紗栄子さんも息子さんと素敵な時間を過ごせて、日頃の疲れをリフレッシュできたかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年01月30日「月刊デザート」(講談社)にて連載中の漫画を、「なにわ男子」の高橋恭平が主演し実写化する映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』。この度、高橋さん演じる千輝くんの幼少期を、映画初出演となるジャニーズJr.の末永光(すえなが・こう)が務めることが分かった。2008年生まれの14歳、2021年にジャニーズ事務所に入所したばかりの末永さん。高橋さんが演じる千輝くんは、周囲には塩対応な陸上部のエースで、人生初の告白に玉砕した真綾(畑芽育)に“片想いごっこ”を提案する人物。千輝くんがふり返る、幼少期の記憶。“いま”の千輝くんに繋がる重要なエピソードを、繊細に、そして堂々と演じている。末永さんは「実際に演じてみて、感情を表情で表現することの難しさを実感し、その中で演じることの楽しさも知ることができました。また現場で高橋恭平くんとお会いすることができ、あまりの格好良さに緊張してしまいましたが、とても心強かったです」とコメントしている。プロデューサーは「はにかんだ優しい笑顔がとても魅力的な末永くんですが、たまにのぞかせる愁いを帯びた少し大人っぽい表情が、そんな大事なシーンにぴったりだと思い、出演をお願いしました」と末永さんの起用理由を語り、「撮影当日はとても緊張している様子でしたが、カメラが回ると集中して、監督の演出に応え、堂々と千輝くんを演じていました。撮影の合間には、妹の恋ちゃん役の女の子とお話したり、遊んであげたり、リアルないいお兄ちゃんぶりを発揮していました」と撮影の様子を明かしている。『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は3月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:なのに、千輝くんが甘すぎる。 2023年3⽉3⽇より全国にて公開©2023「なのに、千輝くんが⽢すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社
2023年01月20日2022年12月31日、バレーボール選手の西田有志さんと古賀紗理那さんが結婚したことを、連名で発表しました。西田有志・古賀紗理那、結婚発表コメント全文同日、お互いのSNSでそろって結婚を発表した2人。ともに現役のバレーボール選手ということもあり「競技レベルも向上できるよう一層精進してまいります」と、つづっています。応援してくださるファンの皆様支えてくださる関係者の皆様いつも温かい応援をありがとうございますこの度、西田有志と古賀紗理那は結婚しましたことをご報告させていただきます。まだまだ未熟な2人ですがこの出会いに感謝し、支え合い、高め合いながらいい家庭を築いていきたいと思います。また、2人とも現役プレーヤーの中で大変なことが沢山あると思いますが、2人で乗り越え、競技レベルも向上できるよう一層精進してまいります。私達は皆様に応援していただけるように努力して参りますので、これからもよろしくお願い致します。@volleyball1301ーより引用ご報告皆さんいつも応援ありがとうございます。まだまだ未熟者の僕ですが、成長できるよう精進して参りますので、応援の程よろしくお願いします。 pic.twitter.com/6BA6gxFzBW — 西田 有志 (@volleyball1301) December 31, 2022 バレーボール日本代表である、西田さんと古賀さん。ビッグカップルの誕生は注目を集め、祝福の声が寄せられています。・年の終わりにビッグサプライズ!・おめでとうございます!今年一番のサプライズが年末に起こりました。・年末に幸せなお知らせをありがとうございます!同じバレーボール界からも祝福の声が相次いだ2人の結婚。西田さん、古賀さん、ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2022年12月31日タレントの紗栄子さんが、2022年12月4日にInstagramを更新。愛犬である、dollちゃんとの別れを報告しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る SAEKO♡(@saekoofficial)がシェアした投稿 一昨日の夜、愛犬のdollが虹の橋を渡りました。幼少期から数々の病気を乗り越えてきて、一時は余命4ヶ月と宣告されたこともあったのに、17歳10ヶ月という大往生を遂げてくれました。saekoofficialーより引用紗栄子さんが上京したばかりの頃から、一緒に暮らしていたという、dollちゃん。さまざまな病気を乗り越えながら、紗栄子さんと、たくさんの幸せな日々を過ごしてきました。紗栄子さんが出産してからは、一緒に子育てもしてくれたのだとか。無垢な愛を教えてくれたのはdollでした。どんな時でも気高い彼女の姿に学ばせてもらうことがたくさんありました。saekoofficialーより引用長い時間をともに過ごした、紗栄子さんとdollちゃん。dollちゃんは、最後、紗栄子さんの腕の中で旅立っていったのだそうです。そしてどーちゃん、ありがとう。よく頑張ったね。ずっとずっと愛してるよ。saekoofficialーより引用紗栄子さんのブログなどにも登場していたdollちゃんは、ファンの人たちにもよく知られていました。投稿には、さまざまなコメントが寄せられています。・dollちゃんは、紗栄子さんのもとで幸せいっぱいだったと思います。・涙が止まりません。お空の上でも幸せに過ごせますように。・私もdollちゃんが大好きでした。紗栄子さんのそばにいてくれてありがとう。忘れません。紗栄子さんの温かい愛情に包まれながら旅立った、dollちゃん。きっとこれからは、空の上から優しく紗栄子さんのことを見守ってくれるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年12月05日モデル・タレントで実業家の紗栄子が、『sweet』11月号(10月12日発売/宝島社)の別冊付録『otona SWEET(オトナスウィート)』に登場する。紗栄子が『sweet』に登場するのは、2020年の10月号で『sweet』を卒業して以来約2年ぶりとなる。別冊『otona SWEET』はまるごと1冊紗栄子で構成。インタビュー、ファッション、メイク、スキンケア、自身の経営する牧場「NASU FARM VILLAGE(那須ファームヴィレッジ)」についてなど、72ページの大ボリュームで届ける。インタビューでは、2年ぶりの『sweet』での撮影について「2年前のようにはいかないかもしれないけど、それを受け入れながらも、今しか写らない私を切り取ってもらえたって感じられたことで、私なりにちゃんと年を重ねられているんだなって思えましたね。今回の撮影で少しオトナになれた自分を確認できてすごく嬉しかったです」と語る紗栄子。さらに洗練されて美しく、艶めかしい女性へとアップデートした紗栄子に注目だ。同社は「“28歳、一生女のコ宣言”と掲げて走り出した『sweet』も、創刊から23年。「『sweet』と一緒に青春時代を過ごしてくれた、オトナになった皆さんの背中をまたそっと押してあげられるようなものが作れたら。そんな思いから生まれた、『otona SWEET』。紗栄子さんがカバーモデルを務めていた頃から見てくださっている30代の読者の方はもちろん、紗栄子さんのような素敵なオトナの女性になりたい20代の読者の方にもぜひ読んでいただきたい一冊です」とコメントしている。
2022年10月12日女優の仲里依紗さん(32)は、かねてよりお付き合いしていた俳優の中尾明慶さん(34)と2013年に結婚。夫婦になった今もお互いのインスタグラムにツーショット写真や動画などオフショット投稿をするなど夫婦仲の良さに反響を呼んでいるお2人。先日、お子さんとレディ・ガガのライブに行った時のド派手ファッションを投稿し、フォロワーから注目が集まりました。早速チェックしてみましょう!ピンクのド派手ファッションがお似合いな里依紗さん親子 この投稿をInstagramで見る 仲里依紗 RIISA NAKA(@riisa1018naka)がシェアした投稿 「トカゲくん初ガガ様LIVE」と、息子さんとレディガガのライブに行ったことを報告した里依紗さん。カラースプレーで髪をピンクに染めた息子さんと、ピンクファッションにガスマスクを付けたド派手ファッションの里依紗さんの写真を投稿。ライブを楽しんだ様子が見て取れますね。コメント欄には「会場でお姿拝見しました♡最高に輝いてました」との目撃情報や「さいっこーーーにかっこよくてかわいいママ」「一瞬ガガ様に見えて、何回も確認しましたwwww」「最高にかっこいいお母さん。里依紗さんみると、元気出るし、強い女性になれた気分になれます!」とママになっても全力で楽しむ姿に称賛のコメントが相次いで寄せられておりました。カラフルでポップなファッションがお似合いの里依紗さん。次はどんなファッションを見せてくれるのか楽しみですね!あわせて読みたい🌈松井玲奈さんが大胆ショットを披露「超セクシー美人‼️」「大人の色気スゲー」と反響
2022年09月12日過去に期間限定で発売され、大好評を博した、株式会社ロッテと株式会社銀座コージーコーナーのコラボ商品『紗々ミルクレープ』が2022年9月16日から復活します!2021年9月14日~10月14日、そして2022年1月28日~2月14日という短い期間ながら、約40万個も売り上げた、『紗々ミルクレープ』。ロッテから出ているチョコレート菓子『紗々』と、コージーコーナーの『ミルクレープ』を組み合わせた、ひと品です。『紗々』の繊細な見た目や、パリパリとした食感と、ほどける口どけをミルクレープで表現した『紗々ミルクレープ』。生クリーム入りホイップクリームとココアクレープを重ねて、パリパリチョコを4層にサンドしています。上面は2種のソースで線状のチョコが幾重にも重なる『紗々』をイメージ。『紗々』と『ミルクレープ』の両方のおいしさが見事にマッチしています!価格は1つ420円(税抜)。同年9月16日から10月13日頃までの期間限定で発売予定です。なお、全国のコージーコーナーの『生ケーキ取扱店』でのみ購入可能。北海道と九州地方及び、福井県、京都府、滋賀県、鳥取県、島根県、山口県、愛媛県、高知県には生ケーキ取扱店はありません。人気のコラボ商品だけにファンも多く、全国のすべての店舗での販売を望む人は多いことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2022年09月05日1995年に誕生し、細い線状のチョコレートが折り重なったパリパリ感が人気のお菓子『紗々(さしゃ)』。味わいと食感で多くの人をとりこにし、長年愛され続けている『紗々』を、ケーキでも楽しむことができます!コージーコーナーが『紗々』とコラボ!『紗々』の販売元である株式会社ロッテと、ケーキ専門店『銀座コージーコーナー』を経営する株式会社銀座コージーコーナーが、再度コラボレーション。2社が共同開発した『紗々ミルクレープ』が、2022年9月16日から同年10月13日の期間限定で販売されることが発表されました!人気のお菓子『紗々』と、『銀座コージーコーナー』の人気スイーツであるミルクレープがかけ合わさった、このひと品。『紗々』の特徴的なビジュアルだけでなく、線状のチョコレートによるパリパリとした食感と、ほどける口どけもミルクレープで表現しています。生クリーム入りホイップクリームとココアクレープ、そしてパリパリとしたチョコによる4層のサンドで、濃厚な味わいを楽しむことができますよ!2021年に期間限定で発売された際は、SNSを中心にまたたく間に話題になり、およそ40万個が販売されました。そんな大ヒット商品が、好評を受け2022年も発売されることに。昨年食べ損ねてしまった人は、今回がチャンスです!【紗々ミルクレープ】販売期間:2022年9月16日~同年10月13日価格:453円(税込)販売店舗:全国の銀座コージーコーナー生ケーキ取扱店(北海道・九州地方および、福井県・京都府・滋賀県・鳥取県・島根県・山口県・愛媛県・高知県に生ケーキ取扱店はありません)[文・構成/grape編集部]
2022年08月26日千總(ちそう)が京都に展開する千總ギャラリーでは、展覧会「千總の屏風祭─明治の屏風祭ふたたび」を、2022年8月22日(月)まで開催する。120年前に千總が屏風祭で公開した作品を展示京都の夏の風物詩である、祇園祭。その宵山の期間には、京都の旧家や商家が秘蔵の名品を公開して祭りを盛り上げる、屏風祭を行っている。千總ギャラリーでも、この時期に合わせて、屏風をはじめとする所蔵品を紹介してきた。2022年は、今からちょうど120年前、千總が屏風祭で公開した作品を展示。『京都新聞』の前身である『京都日出新聞』は、1902年の屏風祭でどのような作品が陳列されたかを報じており、そこから当時公開された屏風5点がわかっている。本展「千總の屏風祭─明治の屏風祭ふたたび」では、岸竹堂《牛馬図》や山口素絢《やすらい祭図》など、明治の屏風祭を彩った作品を目にすることができる。展覧会概要展覧会「千總の屏風祭─明治の屏風祭ふたたび」会期:2022年5月28日(土)〜8月22日(月)会場:千總ギャラリー ギャラリー1住所:京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店開館時間:11:00〜18:00休館日:火・水曜日※開館日や開館時間は千總本店の営業時間に準ずる※入場無料【問い合わせ先】千總本店TEL:075-253-1555
2022年06月04日2022年5月8日の『母の日』に、俳優の仲里依紗さんがInstagramを更新。家族仲、そして夫婦仲のよさの伝わるエピソードに、ファンから「素敵」「泣く」と感動の声が寄せられています。仲里依紗、夫・中尾明慶から14回の「愛してる」母の日当日は、息子さんからサプライズで花をプレゼントされ、夫である中尾明慶さんとはランチを楽しんだという仲さん。「こんな私だけど母にしてくれてありがとうね。自慢の母になれるよう頑張るね」と幸せな1日だったことが伝わるメッセージを投稿しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 仲里依紗 RIISA NAKA(@riisa1018naka)がシェアした投稿 また、仲さんは地方ロケのため、同日から2週間、家を空けることになっているといい、中尾さんから嬉しい『愛の言葉』を伝えられたのだそう。2週間会えないからってトカゲくんから14回「愛してる」って言われた私は宇宙一幸せな母です。riisa1018nakaーより引用なんともうらやましいエピソードは反響を呼び、多くのコメントが寄せられました。・泣く泣く泣く。お仕事頑張って!・最高の母親。最高の家族。・14回も「愛してる」なんて、泣けます。母親として、俳優として、忙しい日々を送っている仲さん。それでも、家族からの愛があるからこそ、頑張っていけるのでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年05月09日2022年4月26日、タレントの紗栄子さんがInstagramを更新。公開された写真に、反響が上がっています。紗栄子が息子たちの『後ろ姿』を公開同日、紗栄子さんが公開したのは、長男と次男が歩く姿を、後ろから撮影した写真。ファンから「たくましい」「大きくなっている」などの声が上がった、実際の写真がこちらです。 この投稿をInstagramで見る SAEKO♡(@saekoofficial)がシェアした投稿 並んで歩く、14歳と12歳の息子さんたち。紗栄子さんの息子さんたちは、どちらもイギリスのロンドンに留学中です。写真が撮られた時は、春休みで一時帰国をしていたのでしょう。また、投稿同日、紗栄子さんは、息子さんたちがロンドンへ戻ったことを次のように報告していました。マカロン好きの息子たちがロンドンの学校へ戻っていきましたいってらっしゃいのバイバイは、何度経験しても慣れないし寂しい。次会える日までママもお仕事頑張ります!saekoofficialーより引用「いってらっしゃいのバイバイは、何度経験しても慣れないし、さびしい」とつづった、紗栄子さん。幼い子供と離れて暮らすのは、親としてはとてもさびしく感じるもの。しかし、紗栄子さんは、さびしい気持ちをグッと堪え、息子さんたちの意思を尊重しているのでしょう。紗栄子さんの投稿には、ファンたちからたくさんのコメントが寄せられています。・紗栄子さんの愛情が伝わってくる。尊敬しています。・分かります。私も帰省した息子が家をまた去る時は、しばらくさびしいです…。お互い頑張りましょう!・息子さんたちの背中、とても立派ですね。我が子と離れて暮らすことを想像するだけで、胸がギュッと締め付けられます…。・私も娘が一人暮らしをすることになり、別れる時はすごくさびしかったです。「子離れは一生できないな」と感じました。紗栄子さんが次に我が子と再会する時は、息子さんたちはより一層成長しているはず。息子さんたちの成長を楽しみに、仕事を頑張る紗栄子さんの活躍からも、目が離せませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年04月27日女優の相武紗季さん(36)は、かねてよりお付き合いしていた一般男性と2016年に結婚。お2人は共通の友人である俳優の金子ノブアキさんの紹介で知り合ったそう。そこで紗季さんに一目惚れした旦那様は猛アプローチ!見事、紗季さんのハートを射止めたようです。その後、2017年と2020年に出産し現在は2児のママとなった紗季さん。先日は、自身のインスタグラムにお子さんとの可愛い密着ショットを投稿し反響を呼んでいました。早速チェックしてみましょう!可愛い2人の密着ショットにくぎ付け この投稿をInstagramで見る Aibu Saki(@aibu_saki)がシェアした投稿 可愛いお子さんと向かい合って顔を密着させたモノクロの写真を自身のインスタグラムに投稿した紗季さん。ママになっても相変わらずの可愛さでフォロワーの視線をくぎ付けに。コメント欄には、「写真がとても尊いです」と可愛い密着ショットに反響を呼んでいて「紗季ちゃん今日の配信も聞いたよー!癒やされるー!」「早く聴きたくて仕方ないです!子育て中の同じママのお話が聞けると参考にもなるし、共感出来たり元気がでます」と紗季さんのPodcastを聞いているファンからの書き込みも多く見られました。子育てをしながら芸能活動もこなしている紗季さん。そのためSNSの更新ペースはゆっくりのようです。次はどんな写真が投稿されるのか楽しみですね!あわせて読みたい🌈橋本マナミさん、キャミソール姿で寝そべりショット披露「色っぽい」「美しさ変化無し」
2022年03月22日ドラマ『ユーチューバーに娘はやらん!』で、主人公の平千紗を演じている佐々木希さん。物語は、結婚式の最中に、千紗の花婿が突如現れた男性と逃げ出してしまうという波乱の展開からスタート。ところが、その時の千紗の姿勢に惹かれたユーチューバーのタックタック(戸塚純貴)とテレビ局員の榎本信(金子ノブアキ)が恋人候補に名乗り出て、2人からの猛アプローチが始まるのだが…。テンポよく、合間に笑いどころが挟まるなど、とにかくコミカル。「これまでコメディを演じた経験があまりなかったので、自分の中では挑戦だったのですが、台本を読んでいても、現場で演じていても、ずっと楽しくて!笑いをこらえるのが大変です(笑)。とはいえ、コメディならではの難しさもあって、特にそれを感じるのがセリフの“間”です。すぐにセリフを言うと笑いどころが流れてしまいますし、溜めすぎても『そんなに立てる必要ないのでは…』となってしまいます。監督からアドバイスをいただきながら、みんなで試行錯誤しています」千紗は2人の男性から同時に好かれるわけだが、そのキャラクターの魅力が象徴的に表れていたのが、花婿に逃げられながらも、一人で披露宴を行おうと決意したところ。なかなか思い切りのいい人なのだ。「変に噂されるくらいなら、自分で説明しようと、世間体を気にするタイプだからこその選択でもあったと思います。それでもへこたれずに乗り切った千紗のことを、私は素晴らしいと思いました。自分は悪いことをしていないのだから、堂々としていようって。逞しいですよね」ドラマでは千紗の恋模様を軸に、家族など周囲との関係や、仕事の葛藤なども描かれるが、その中には「女性の共感できるところがたくさんあるのでは」と感じているという。「例えば、学生時代のクラス会での会話で、一人が『子育てが忙しい』と何気なく言ったつもりでも、子どもがいない人にとっては、マウンティングに聞こえてしまうなど。千紗と同じ30代女性ならではのあるあるがちりばめられていて、『そういうことってあるよね』と感じながら見ていただけると嬉しいです」今作の企画・原作は、どんでん返しで視聴者を驚かせることも多い秋元康さん。ゆえに、この先、もしかしたら意外な展開が待っている?「どうでしょうか…(笑)。ですが、『嘘でしょ!?』という展開にはなるのではないかなと思っています。ただ、千紗には、どんな道を選ぶにせよ、幸せになってほしい。結末を楽しみにしていてください」ドラマプレミア23『ユーチューバーに娘はやらん!』主人公の千紗は、結婚式で花婿に逃げられるというハプニングに遭ったと思ったら、今度はユーチューバーとテレビ局員に告白されるというまさかの事態に!戸惑いつつも、恋の三角関係が進行して…。毎週月曜23時06分~、テレビ東京系で放送中。©「ユーチューバーに娘はやらん!」製作委員会ささき・のぞみ1988年2月8日生まれ、秋田県出身。俳優としてはもちろん、『所JAPAN』などバラエティ番組にも出演し、飾らない素顔で人気に。現在、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)に出演中。シャツ¥143,000ピアス¥29,700ネックレス¥115,500パンツ、シューズ 参考商品(以上FENDI/FENDI JAPAN TEL:03・3514・6187)※『anan』2022年2月23日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・中井綾子(crepe)ヘア&メイク・犬木 愛(AGEE)インタビュー、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2022年02月18日2022年1月21日、俳優の仲里依紗さんがInstagramを更新。公開された5枚の写真に、反響が上がっています。仲里依紗「髪をサラサラにしたら…」ハイセンスでカラフルなファッションをすることで知られる、仲さん。身に着ける小物や洋服に合わせてか、近年ではブルーやハイトーンカラーのヘアスタイルを楽しんでいました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 仲里依紗 RIISA NAKA(@riisa1018naka)がシェアした投稿 同日、仲さんは暗めのヘアカラーにしたことをInstagramで報告。「髪をサラサラにしたら女優みたいになってウケる」という冗談とともに、投稿された写真をご覧ください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 仲里依紗 RIISA NAKA(@riisa1018naka)がシェアした投稿 美しいサラサラヘアを披露する仲さん…の後ろには、同じく俳優で夫の中尾明慶さんが写っています!自然でやわらかな笑顔を浮かべる2人。写真からは、夫婦の仲のよさが見て取れますね。投稿には19万件以上の『いいね』と、ファンから「きれいすぎる」「最高のツーショット」「仲よしで素敵」などのコメントが殺到しました。おしどり夫婦としても知られる、仲さんと中尾さん。今後も2人は、テレビドラマや映画にとどまらず、YouTubeやSNSなど、マルチな活躍で私たちを魅了してくれるのでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年01月26日女優の仲里依紗さんが、自身のYouTubeチャンネル『仲里依紗です。』で、『悩み』について語る動画を配信中です。最近、大学のイベントに呼ばれることも多く、学生から悩みを相談されることが増えたという仲さん。YouTubeなどで、いつも明るく話している印象があるからか、悩みが少なそうなイメージを持っている人も多いかもしれません。でも、実はいろいろ悩みがある…という話をしていたはずなのですが、ここで、夫の中尾明慶さんたちが帰宅し、いったん撮影が途切れます。画面が切り替わると、なぜかそこには踊り始める仲さんの姿が…。このダンスには、一体どんな意味があるのでしょう。仲さんのYouTubeではお馴染みの、妹・れいなさんや、猫のおかかさんも駆り出され、爆笑必至のダンス動画、ぜひご覧ください。かねてより、ダンス動画をやってみたかったという仲さん。後日トークの続きを撮影するはずが、急遽、このタイミングでお披露目ということになったようです。汗だくで踊り続ける仲さんの勢いには、普段は自らカメラに近寄ってくる、猫のおかかさんも、なんだか少し圧倒されていた様子。けれど、この動画を見て、爆笑し、元気が出たという人はとても多かったようです。人生、苦しい時や、悩んでしまう時だってあると思います。でも、そんな時、この仲さんのダンスを思い出したら、きっと、ちょっと元気になれるのではないでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年11月23日この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(最終話)【これまでのあらすじ】綾香に不倫がバレて仕事も辞めることになった千紗。『必ず連絡する』と言った悠真さんからの連絡も途絶えた。仕事を退職してから2週間くらいが経った頃、カウンセラーの赤城さんが悠真さんからの手紙を持って訪ねてきた…前回はこちら▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第9話)1話から読む▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第1話)故郷「千紗ちゃん、それ終わったらあがっていいよ」母屋から聞こえてきた声に、「はい」と返事をする。庭の掃き掃除を終えて道具を片付けていると、渡り廊下にいた女将さんに手招きをされた。「はい、これ。臨時ボーナス」「え、いいんですか?」「お客様からチップを頂いたのよ。千紗ちゃんにずいぶん良くしてもらったっておっしゃっていたわ。帰りに美味しいケーキでも買いなさい」「ありがとうございます。お先に失礼します」「ご苦労様。また明日ね」女将さんにお辞儀をしてから、離れにある更衣室へと向かう。その途中、窓の外に広がる青く穏やかな空を見上げ愛しい人の顔を思い浮かべた。今頃、どうしているかな……?あれから故郷に帰った私は、祖母の伝手を頼って温泉旅館で働き始めた。初めは慣れないことばかりで大変だったけど、良い同僚に恵まれて何とか上手くやっている。祖母も退院して元気を取り戻し、心穏やかに慎ましく暮らす毎日だ。「千紗ちゃん、お疲れ!これからランチに行かない?」更衣室に入ると、先輩の明美(あけみ)さんが笑顔で声をかけてくれた。「えーと、今日は……」「たまにはいいでしょ?支配人がね、千紗ちゃんに気があるみたいなの。1回だけ、チャンスをあげてくれないかな」「そういうのは、ちょっと」「どうして~?なかなかイケメンだし、良い人なのは知ってるでしょ?千紗ちゃんとお似合いだと思うけどなぁ」「ごめんなさい、本当に」「もしかして好きな人がいるの?」「え?」「何となくだけど、そんな気がしたから。違う?」なかなか鋭い質問に、心の中で苦笑する。「いませんよ、そんな人」「そうなの~?もったいなぁ、その歳ならまだまだいくらでも恋愛できるのに。支配人はバツ1だけど、かなりの優良物件なのよ」明美さんは納得していない様子だったけど、それ以上追及してくることはなく、「気が向いたらデートしてあげてね」と私に念を押してから更衣室を後にした。「……いくらでも恋愛できる、ね」1人になって、ポツリと呟く。恋愛はもうこりごり。やっぱり私は恋愛に向いていなかった。だけど、ひとりの人を心の底から好きになれることを知った。それを教えてくれた彼には感謝している。着替えを済ませた私は、いつも鞄の中に入れている手紙を取り出し、開いた。◆手紙この手紙を読んでくれることを信じて、筆を執ります。千紗が初めて僕を調査したあの日、尾行がバレていたと知った千紗の顔を今でもはっきり覚えているよ。真面目で律儀で責任感があるこの人なら信頼できると思ったんだ。少しだけど、僕自身の話をするね。僕の両親は僕が物心ついた頃から不仲で、僕は祖父母に預けられて育ったんだ。家には常にお金がなくたくさん苦労をしたから、僕は安定した生活を夢見て綾香と結婚したんだ。だけど「安定した生活」というのは、必ずしもお金じゃないことを知ったよ。千紗が家庭の悩みを打ち明けてくれた時、自分と同じように苦労したんだと共感した。そして悩みを抱えながらも一生懸命に生きている千紗に興味を持った。真っすぐなところや優しいところ、思いやりのある人柄にどんどん惹かれて、気が付いたらいつも千紗のことを考えていたよ。心の底から好きだと思える人は、千紗が初めてだった。全てを捨ててでも一緒にいたいと、強く願った。その願いはすぐに叶えることができなかったけど、どうか待っていて欲しい。―――――――……「いつか必ず迎えに行くから」最後の一行を読み上げたあと、自然と息が漏れた。幾度も幾度も読んでボロボロになった手紙を、鞄の中に戻す。初めてこれを読んだ日は、目が腫れあがるくらい泣いた。彼が恋しくて、こうなってしまった運命が切なくて、会えなくなることが悲しくて、心の底から想ってくれたことが嬉しくて泣いた。故郷に戻ったあとも、折に触れては手紙を読んで涙を流した。そうして涙も出なくなった頃、待ち望んだ「いつか」は来ないと理解した。いや、来ない方が良いと願うようになっていた。だって、私にはもう……。「あ、千紗ちゃん。まだここにいた」不意に更衣室のドアが開いたかと思ったら、帰ったはずの明美さんが顔を覗かせた。「千紗ちゃんに会いたいって人が来ているけど」「え?」まさか……。◆再会その姿を見つけた瞬間、涙が溢れそうになった。品のある佇まい、穏やかな雰囲気、優しい笑顔。最後に会った時から少しも変わっていない。恋しくて、何度も夢で見た彼だ。「悠真さん」「千紗、久しぶりだね」「どうしてここに?」「迎えに来るって言ったでしょ。5年もかかっちゃったけど……遅くなってごめんね」「あ、あの、とりあえず外に……」まさか「いつか」が来るなんて。本当に迎えに来てくれるなんて……。夢を見ている気分で悠真さんの顔を眺めた。「千紗が言っていた通り、自然が多くて本当に綺麗なところだね」「どうして場所が分かったの?」「自分で教えてくれたじゃないか、『地図で言うとくびれているところ』だって」あ……そういえば、言ったような気がする。2人で旅行した時だったかな、覚えていてくれたんだ。旅館を出た私たちは、近くの公園へと向かった。ベンチに腰を下ろした悠真さんが、私の手を取り優しく微笑む。「会いたかった」「……私も」「あれから、どうしてた?」「必死に生きてた」そう、必死だった。今でこそ慎ましく平凡に生きているけど、故郷に帰って来た当時は、何もかもを失って息をするのも苦しかった。どうして私だけがこんな思いをしなきゃいけないのかと、悠真さんを恨めしく思ったこともある。だけど、それでも彼のことが好きな気持ちは変わらず会いたかった。ずっと。「やっと離婚が成立したんだ」会いたかったけど、もう会わない方が良いと思っていた。私たちの想いを貫くには、あまりにも困難が多く、たくさんの人を傷つけた。不倫の代償はもう十分払ったつもりだけど、そう簡単に許されるものではない。「随分長く待たせてしまったけど、やっと一緒になれるよ」一緒になれるなら地獄に落ちても良い、全てを捨てても良いと思っていた。だけど、だけどね……。捨てられない大切なものが私にはできたの。「ごめんなさい」「どうして謝るの?」「一緒にはなれない。いえ、ならない」「どうして……」その時、公園の向こう側に小さなシルエットが見えた。私の祖母に連れられて、ゆっくりこちらに向かって来る。「私ね、やっと今幸せになれたの」「それは……僕以外に良い人がいるってこと……?」小さなシルエットが、私に気が付いて、大きく手を振る。買ったばかりの赤いコートは、汚すなって言ったのにもう泥だらけだ。「うん。良い人がいるの。今はその人が大切だから、元に戻ることはしない」「千紗、」「会いに来てくれて嬉しかった。ありがとう。さよなら」たくさんの愛をありがとう。たくさんの思い出をありがとう。好きになってくれてありがとう。人を愛する気持ちを教えてくれてありがとう。鞄の中の手紙は、これからもずっとお守り代わりに持っているね。さよなら、お元気で。◆私なりの幸せ「光莉(ひかり)」「ママー!」満面の笑みで飛びついてきた小さな体を抱きしめると、それだけで心が満たされる。何よりも、誰よりも、大切な私の天使。「さっきのひと、だぁれ?」「んー誰だろうね」「ママのかれしでしょ~」「違うよ、ママは彼氏なんかつくらないもん」「どうして~?」「だって、ママは光莉だけのママだから」光莉を妊娠しているのが分かったのは、故郷に戻ってすぐのことだった。初めは戸惑ったけれど、産まれた我が子を抱いた瞬間、女ではなく母として生きることを決めた。この子の父親がいつか会いに来てくれたら?その時は3人で暮らす?何もなかったかのように生きていける?いいえ、できない。何度も自問自答した。昔のようにまた流されてしまうかもしれないと不安だったけど、自分で思っていたよりもずっと私は強くなっていたらしい。もう誰かに依存する生き方はしない。「そうだ、今からケーキを買いに行こうか」「ケーキ?やったー!」未婚の母であることを、不倫の末に産まれた子であることを、いつか誰かに非難されるかもしれない。それでも私は私なりの幸せを、私らしく生きていく。
2021年11月16日この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第9話)【これまでのあらすじ】悠真さんとは別れ日常に戻っていた千紗は、寝不足からか、失恋のせいか体調を崩し寝込んでしまう。看病に来た母の、「一緒に不幸になっても良い人」こそ人生に必要という言葉に、悠真さんを思い浮かべる…別れてから2カ月たったある日、悠真さんから連絡があり千紗は再び会うことに。ホテルで会っているところに綾香が現れ…前回はこちら▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第8話)1話から読む▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第1話)修羅場綾香が、どうしてここに……?突然のことに頭が真っ白になる。彼女は両サイドに体格の良い男性2人を従えて、仁王立ちしていた。事の状況が理解できたのは、綾香からの強烈なビンタを食らった後だった。「友達の旦那と不倫するなんてぇ、最低!」「……」「何とか言いなさいよぉ、このっ!」「綾香」もう一発叩かれそうになったところで、悠真さんが綾香の腕を掴んだ。「待ってくれ、僕と彼女は、」「しらばっくれないでよぉ、全部調べたんだから」調べた? それってまさか……。思わず息を飲んだ私に、綾香の鋭い視線が刺さる。こんな日が来ることを全く予測していなかったわけじゃない。それでも体が小刻みに震え出した。「別の探偵を雇ったのか?」悠真さんが綾香に尋ねた。ただ事ではない雰囲気を醸し出す私たちを、ロビーにいた人たちが好奇の目で見ている。「そうよ、気付かなかった?あなたたち随分、油断していたものねぇ」油断していたのかな。でもまさか私に調査を依頼しておきながら、別の探偵も雇うなんて考えもしなかった。それに、SNSを見る限り私と悠真さんとの関係に気が付いている素振りなんて……あ、もしかして……。「わざとSNSに呑気な投稿をしてたの?」「やっと分かったぁ?私が疑ってないと過信して、2人で旅行に行ったのも知ってるんだからね」「そっか……」じゃぁ、もう言い訳の余地もないね。「ごめん、綾香」「謝って済むことじゃないよねぇ」「分かってる。分かってるけど、悠真さんと別れて」「はぁ? 冗談じゃない! 離婚は絶対にしない」「お願い、悠真さんを自由にしてあげて」「ちょっと何言ってんのか分かんないんだけどぉ。自分の立場ってのを考えなさいよ」ドンッ、と肩を強く押される。衝撃で体が一歩後ろに下がった。「千紗、あんたは相手が既婚者と知ってて関係をもつ最低な女」綾香が距離を詰める。「親にもご近所にも、もちろん職場にも言いふらしてあげる。慰謝料もたっぷり取るから覚悟してて」綾香はそう宣言すると、踵を返してホテルを後にする。悠真さんは、綾香が従えていた男性2人に両脇をガッチリ掴まれた。「何をする、離せ!」「悠真さん!?」抵抗も虚しく悠真さんは、男性2人によってホテルの出入り口へと引っ張られて行った。その様子を私はただ茫然と見送るしかなく、彼が口パクで言った『あとで必ず連絡する』は、永遠に叶わないことのように感じた。◆代償「覚悟していて」といった綾香の本気を知るのは、そう時間のかかることじゃなかった。まずは私が住むマンションの掲示板や私の部屋のドアに『〇〇号室の藤川千紗は不倫女』と書いたビラを貼られた。さらに共有スペースの外廊下に生ごみを撒かれており、他の住民から連絡を受けた管理人さんがすっ飛んで来た。当然それらは私が片づけることとなり、その対応に1日以上を費やすことになる。SNSでも名指しで非難され、コメント欄は共通の友達からの「そんな人だとは思わなかった」という言葉で溢れていた。またリーダー的存在だった玲子からは、友達をやめるという旨のメッセージが直接私のところに送られた。母にも連絡が入ったらしい。『もしもし、千紗? なんかあんたの知り合いという子から電話があったんだけど』「うん……綾香でしょ」『そうそう、そんな名前だった』「ごめんね、綾香は何て?」『旦那を横取りされたとか、どうとか。あんた友達の旦那と不倫したの?』「……うん」親にも言うって宣言していたもんね。ただ、うちの母は私なんかよりもずっと多くの修羅場を経験しているから驚きもしないだろう。予想通り、母は怒るよりも呆れた声でこう言った。『馬鹿だねぇ。1番面倒くさいところに手をつけて。ま、自分で蒔いた種なんだから自分で何とかしなさいよ』「分かってる」『何を言われても私は知らないって言うから、こっちのことは気にしなくていいよ』「うん……ありがとう」『それより、あんたまだ風邪が治ってないの? 酷い声だけど』「大丈夫だよ。ごめん、切るね」1番のダメージは職場だった。所長室に呼び出された私は、苦い顔をした所長にこれまでのことを説明した。重々しい雰囲気と緊張からめまいと吐き気が催してくる。「大変なことをやってくれたね……」呟くように言った所長は、目の前にある内容証明郵便に視線を落とし溜息を吐く。「申し訳ありません」「こうなってしまった以上、うちも厳しく対処しなくてはならない」「……クビですか」「調査員が対象者に手を出すなんて前代未聞だよ。自分がやったことを分かってるよね」「はい。すみませんでした。お世話になりました」当然といえば、当然だ。つい先日まで冗談を言い合いながら一緒に働いていた同僚からも、冷たい視線を向けられる。所長室を出て、自分の荷物をまとめる間も空気が重い。去り際、みんなに向けて一礼をしたけど、赤城さんは最後まで視線を合わせてくれなかった。「藤川」エレベーターでビルの1階まで降りると、咥え煙草の仲西さんが立っていた。「仲西さん……ご迷惑をおかけしてすみませんでした」「やめろよ、お前らしくない」「そうだよね、ごめん。じゃぁ、行くね」「待て、これを持っていけ」仲西さんが私に渡したのは、名刺だった。「不倫問題に強い弁護士さんだから、相談しな」「ありがとう。でも、」「でもじゃねぇよ、持ってて損はないだろ。返品すんな」「うん……」「顔色悪いな、家まで送ってやろうか」仲西さんの優しさに、ちょっと泣きそうになった。「大丈夫、1人で帰れるから」「気を付けろよ。それから、」「それから?」「その、なんだ、確かにお前は悪いことをしたかもしれないけど、だからってお前の価値が下がるわけじゃないから。堂々と胸を張れ」「うん……ありがとう」堂々と、か。自分がしたことに胸を張れる日なんてこない気がする。いや、こない方がいいだろう。でもじゃぁ、どうやってこれから生きていけばいいのだろう。恋人、友達、仕事、信用、信頼、自業自得とはいえ何もかもを無くして、一体どうすれば……。◆涙悠真さんからの連絡は、やっぱりこなかった。きっともう、何もかもが終わってしまったのだろう。彼と一緒なら例え地獄に落ちても良いと思ったけど、結局は1人ぼっちになってしまった。「(それもこれも、自分で蒔いた種だよね)」仕事を退職してから2週間くらいが経ったある日、家のインターフォンが鳴った。平日の昼間に誰だろう?恐る恐る玄関のドアを開けると、赤城さんが立っていた。「突然ごめんね、今いいかな?」「あっ、はい。でも部屋の中は散らかっているので、外で……」びっくりした。まさか赤城さんが訪ねて来てくれるなんて……。天気が良いので駅前のカフェでドリンクとサンドイッチをテイクアウトして、近くの公園へ移動した。手頃なベンチを見つけて腰を下ろしたところで、赤城さんが私に尋ねる。「部屋の中を片付けているみたいだったけど、引っ越しでもするの?」「……はい。祖母がいる田舎に帰ろうと思いまして」「あのことが原因?」「それもあるけど、実はずっと体調を崩してて。田舎でゆっくりしたいなって」「そっか」うん、と頷いた赤城さんは、私の手を握った。「藤川さんが退社したとき、あまりにびっくりして。冷たい態度を取ってごめんね」「いえ、私の方こそ嘘を吐いていて、ごめんなさい」「正直、ガッカリしたけどね……。でも、それでこれまでの信用が変わるわけじゃないしね」「ありがとうございます。わざわざそれを言いに来てくれたんですか?」「実はね、もう1つあるの」赤城さんはそう言うと鞄の中から白い封筒を取り出し、私に手渡した。何だろう? シンプルなデザインのそれには、宛名が書いていない。「伊野さんから預かってきた」「え?」「郵送したら読んでくれない気がするから、私から読むように言って渡してくれって。初対面なのによくそんなこと頼むわよね」「……人の懐に入り込むのが上手い人なんです」「そうみたいね。とにかく、渡したからね」「はい……」悠真さんからの手紙。赤城さんが帰ったあと、その手紙を読んだ私は周りの目を気にすることなく涙を流した。最終話は、11月16日(火)公開予定!
2021年11月09日この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第8話)【これまでのあらすじ】千紗は綾香と自分、どっち付かずの悠真さんに不安が爆発し、母と同じようになってしまっていることに気付く…さらに、入院した祖母に「千紗が幸せになる姿を見るまで死ねない」と言われ、悠真さんとは幸せになれないと思った千紗は別れることを決めた…前回はこちら▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第7話)1話から読む▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第1話)別れ悠真さんと別れることを決意したものの、なかなか行動に移すことはできなかった。気持ちが揺らぐ前に今すぐ電話をしよう。いや、東京に戻ってから直接会って話をしようか?やっぱりダメ、顔を見たらきっと切り出せない。もう少し落ち着いてから電話した方が良いかな……。そんな風にぐじぐじしていたある日、悠真さんの方から電話がかかってきた。『もしもし千紗? 連絡が遅くなってごめんね』「……ううん」『あれからどうしてた? 僕はずっと千紗に会いたかったよ』私も会いたかった。でも、もう……。『様子が変だね。どうした? 何かあった?』「うん、あのね」迷ってないで、言わなきゃ。「もう別れようと思う」『え?』「終わりにしたいの」『千紗……』ふと、初めて名前で呼んでくれた時のことを思い出した。こんなにも苦しいなら深入りしなきゃ良かった?止められるうちに止めときゃ良かった?ううん、きっと出会ったばかりの頃に戻ったとしても、また彼を好きになると思う。「もう会わない」『何となく、そう言われると思っていたよ。ごめんね、苦しい思いをさせて』「悠真さんは悪くないよ。欲を出した私が悪いの」『そんな風に言わないで。千紗には感謝してる』「私も感謝してる……今までありがとう」『こちらこそ、ありがとう』切るねと言って通話終了ボタンを押した瞬間、やはり寂しさがこみあげてきた。私たちの関係はもうこれで終わり。自分で決めたことなのに、涙が溢れた。◆日常悠真さんとの関係を終わらせて日常に戻った私は、仕事に打ち込むことで寂しさを紛らわせた。その日も朝から尾行、張り込み業務をこなし、夕方からは綾香に提出する調査報告書を作成していた。「対象者・伊野悠真に不貞行為を思わせる動きは見られなかった」不意に赤城さんがパソコンを覗き込み、興味深そうに読み上げる。”ゆうま”という名前の響きに、胸がざわついた。失恋の傷は癒えるどころか、どんどん酷くなっている気がする。「友達の旦那はシロだったんだ」「はい」まさか自分自身のことを報告するわけにはいかず、嘘を吐くのは心苦しいけど。結果的に別れて、何もなくなったんだからいいよね……。「赤城さんの妹さんは、どうなりました?」「離婚することにしたみたい。やっぱり信用を失った人とはうまくいかないって」「そうですか……」「どうしたの? そんなしんみりした顔しちゃって」「いえ、別に」「怪しい。彼氏と何かあったでしょ~」からかうような口調で私のオデコを突いた赤城さんは、急に表情を変えた。「ねぇ、もしかして熱あるんじゃない?」「そうかな……」「絶対あるよ、しんどくないの?」言われてみれば、少しダルイような気がする。ここのところ寝不足だったからかな? それとも失恋のせいで熱が出たとか?私にもそんな繊細な一面があったんだ。「季節の変わり目で風邪を引いちゃったのかもね。今日はもう帰って休んだら?」「そうしようかな」「待って、仲西さんを探してくる。送ってもらうように頼むから」「そんな大丈夫ですよ」あ……もう呼びに行ってるし。結局この日は、仲西さんに車で家まで送ってもらい、そこから私は3日ほど寝込むことになってしまった。◆幸せの定義家で寝込んでいる間、ずっと夢を見ていた。隣に悠真さんがいて、笑っている夢。その夢の中では何の不安もなく、ただただ幸せだった。目が覚めて夢だと気付いた瞬間、絶望感に苛まれる。そんな中、何故か母が家にいて珍しく看病をしてくれた。「具合はどうだい?」「うん、ちょっとマシかな」「お粥を作ったから、食べなさい」「お母さんが作ったの?」「何よ、私だってそれくらいできるわよ」ベッドまで持って来てくれたお粥はお世辞にも美味しいと言えるものじゃなかったけど、その温かさに涙が滲んだ。弱っている時に優しくされるとダメだな……。「しっかりしなさいよ、たかが失恋したくらいで」「うん……。えっ!」一瞬頷いたものの、驚きのあまりご飯粒を喉に詰めそうになった。「どうしてそれを……」「見てれば分かるわよ、これでも一応、あんたの親なんだから」「お母さん」「というのは嘘。カマをかけてみただけだよ」「ええっ!」じゃぁ、まんまと引っかかってしまったってこと?やだな、恥ずかしい。「私も昔はよく失恋しては、熱を出して寝込んだんだよ。覚えてない?」「そういや、そうだったような」「その男とはどうして別れた?」どうしてって、それはもう……。「一緒にいても幸せになれないから」お母さんにこんな話をする日がくるなんて不思議だなって思っていると、母はもっと不思議そうな顔をして私にこう尋ねた。「幸せになれないなら、一緒にいる意味はないの?」「え……」「その男のことが好きなら、幸せじゃなくてもいいと私は思うけどね」「幸せにはなりたいよ。当たり前でしょ」「じゃぁ聞くけど幸せって何? 平和に暮らすこと? お金に困らないこと? それとも誰かに後ろ指を指されないこと?」お母さん、私が不倫してたことに気付いてるのかな。「そもそも人生において幸せだと思える時なんてほんのひと時だよ。そのひと時を一緒に過ごす相手が必要?私はそう思わない」「じゃぁ、どう思うの?」「必要なのは幸せになれる相手じゃない、不幸になっても良いと思える相手だ」「え……?」「この人とだったら例え地獄に落ちても構わない。苦しい時こそ手を握って一緒に頑張れる相手こそ、人生に必要なんだよ」「お母さんはそういう人がいたの?」「言っとくけど、私は昔も今もモテるんだよ。最悪な時に助けてくれる男は1人や2人じゃないよ」祖母はずっと母の事を不幸だと言っていた。だけど、それは間違いだったのかな?母は母なりの幸せを見つけて生きてきたんだね。今になってやっと、ちょっとだけ理解できた気がするよ。◆再愛母は私の体調が回復した頃、また家から出て行った。もう新しく良い人がいるらしい。今度こそ運命の人なんだと言っていた。私の運命の人は……悠真さんは私にとって「一緒に不幸になっても良い人」なのかな。考えれば考えるほど、分からなくなる。「(ま、考えたところで、もう別れちゃったんだけどね……)」失恋の傷はまだ癒えることがなく、時々こうして悠真さんのこと思い出しながら時間が過ぎ。別れてから2カ月がたったある日、悠真さんから電話がかかってきた。『もしもし、千紗?』「悠真さん」『良かった、電話に出てくれて』久しぶりに聞いた彼の声は、相変わらず優しくて涙が溢れた。そしてその瞬間、私にとって彼は一緒に不幸になっても良い人だと気が付いた。彼の全てが恋しい。『千紗に会いたい』「私も……」『本当に?』「会いたい、やっぱり今もまだ悠真さんのことが好きみたい」『金曜日の19時に、初めて一緒に食事をしたホテルで待ってる』「うん、分かった」お祖母ちゃん、ごめんね。私はやっぱり母に似て、世間一般的にいう幸せは手に入らないかもしれない。お祖母ちゃんが望む幸せな姿は、きっと見せてあげられない。それでも私は、自分なりの幸せをきっと見つけるから。心配しないで。金曜日、約束の時間よりも早くホテルに着いた私は、カフェに入り紅茶を飲んでいた。カフェといってもオープンな造りになっているので、ロビーの様子が良く分かる。少しすると、ネイビーのスーツを着た悠真さんが真っすぐこちらに向かって来るのが見えた。「お待たせ、久しぶりだね」「悠真さん」「元気だった?」「うん。悠真さんは?」「千紗に会いたくて気が狂いそうだったよ。行こう、部屋を取ったから」「うん」差し出してくれた手を握る。会えたことはもちろん、今も変わらず私を想っていてくれたことが嬉しくて。自然と綻ぶ顔を彼の背中で隠しながら、エレベーターホールへ向かう。――――と、不意に悠真さんが足を止めた。何事かと思い視線を上げると、そこには思いもよらない人物が立っていた。「やっぱり、2人で会ってたのね」「綾香……」第9話は、11月9日(火)公開予定!
2021年11月02日この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第7話)【これまでのあらすじ】綾香の妊娠を知って、悠真さんとの関係を清算しようと思った千紗だったが、「離婚したい気持ちに変わりはないから待ってて」という言葉に流されてしまう。しかし綾香はすぐに流産していた。それ以来、悠真さんは綾香に付きっきりになってしまい、千紗は激しい嫉妬心に苛まれる…前回はこちら▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第6話)1話から読む▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第1話)彼しかいない行く当てもなく、ふらふらと歩く。衝動的に外へ出たものの、何がしたいかなんて自分でも分からない。悠真さんと綾香が住む家に乗り込んで、秘密を暴露する勇気もない。駅前まで来ると急に寒さを感じて、24時間営業のカフェに入った。「いらっしゃいませ」カウンターでコーヒーを注文して、空いている席を探す。周りに人がいなくて、落ち着ける場所が良いなと考えていると、1人の男性と目が合った。すると、その男性はゆっくり立ち上がり、私のところに向かって来る。「なつみさん?」「え?」「たかあきです。ほらこれ、目印の帽子」もしかして、出会い系で待ち合わせしてる人と間違われた?たかあきと名乗った男性は、私が持っているトレイを持ち席へ誘導しようとする。「違うんです」と言いかけて、やめた。どうせ1人だし、話し相手ができるならいいか。そう思った瞬間だった。「すみません、彼女を返してもらいますね」私と男性の間に突然現れた人物に、我が目を疑った。嘘でしょ……。悠真さんが、どうして?有無を言わせないきっぱりとした口調でそう言った悠真さんは、私の腕を引いてカフェを出た。そのまま人気のない路地へと進んで行く。たまらず、声をかけた。「悠真さん、あの」「僕が来なかったら、あの男とどこか行く気だった?」足を止めた悠真さんは、私に背中を向けたまま質問をする。問いかけに答えられないでいると、「良かった、間に合って」大きなため息を漏らした悠真さんは、こちらに体を向けて私を抱きしめた。「危なっかしくて放っておけないよ」「ごめんなさい」「謝るのは僕の方だよ。ごめん、すぐに駆けつけられなくて」いいの……。こうして来てくれただけでも、嬉しい。「でもどうして、あそこにいるって分かったの?」「電話してもでないから取りあえず千紗が住んでる駅に来てみたら、偶然見つけたんだ」そうだったんだ。ガラス張りのお店に居て良かった。見つけてくれた嬉しさがこみ上げ胸の真ん中が温かくなる。「あれからまたインターフォンが鳴ったの? 警察に連絡した?」「それは……」嘘だったなんて、いまさら言えない。悠真さんの気を引くため咄嗟に嘘を吐いてしまったのだ。「ただの酔っ払いだったのかも。上の階の人が部屋を間違えたのかな」「だったらいいけど。念の為、管理人さんには話した方がいいよ」「分かった、そうする」ごめんね、悠真さん。私、平気で嘘を吐く最低な人間なの。最低だけど、あなたのことが好きすぎてどうにかなりそうなの。私には悠真さんしかいない……。「来てくれて、ありがとう」「お礼なんか言わなくていいよ。でも、約束して。僕以外の男に付いて行かないって」「うん、約束する」小指を立てて頷くと、悠真さんは優しいキスをくれた。◆どっちが大事?「本当に帰らなくていいの?」「うん、綾香には仕事のトラブルで朝まで帰れないと言ってきたから」「嬉しい」悠真さんの首筋に腕を回し、ギュッと抱きつく。綾香が流産してからあまり会えてなかったし、お泊りをするのも久しぶり。ホテルに行くことも考えたけど、私の家の方が近いので招待することにした。最近まで母が居たから、悠真さんがここに来るのは初めてだ。「へぇ、ここが千紗の部屋か。キレイにしてるね」「あんまりジロジロ見ないで適当に座ってて。今、コーヒー淹れる」「いや、コーヒーよりも……」背後からお腹の辺りに腕を回され、耳元にキスをされた。「千紗が欲しい」されるままに悠真さんのキスを受けていると、それだけで心が満たされていく。ベッドへ移動した私たちは、服を脱ぐ間ももどかしくお互いの体を密着させた。「悠真さん、愛してる」「僕も。ずっと一緒にいようね」唇を重ねようとした瞬間、悠真さんのスマホから着信音が鳴った。1度は無視したものの、しつこく何度もコールされる。「もしかして、綾香……?」「あぁ」苦い表情を浮かべた悠真さんは、スマホを取り耳に当てた。それから短い返事をいくつかしたあと、「すぐ帰る」と答え、通話を切った。「ごめん、帰らないと」「どうして? 朝まで一緒に居られるって言ったじゃない」「綾香が不安がっているんだ」「そんなの放っておけばいいでしょ!」不安なのは、私だって同じなのに。寂しくて苦しくて、爆発しそうな思いをいつも抱えて耐えているのに。「また時間を作るから」「またっていつ?」「千紗……」「綾香と私、どっちが大事なの!?」頭にカッと血が上って、思わず泣き叫ぶ。そんな私を、悠真さんは困ったように見つめていたけど、「あとで連絡する」と言い残して帰って行った。どうしてこんなことになってしまったのだろう?さっきまで、すごく幸せだったのに。それからしばらく泣きながら部屋で過ごして涙が枯れた頃、インターフォンが鳴った。もしかして、悠真さんが戻って来てくれた?慌てて玄関のドアを開けに行くと、そこに立っていたのは母だった。「お母さん、どうして?」「どうしたもこうしたもないよ。あの男……若い女と二股しやがって」「また振られたの」「うるさいわね、あんたまで私をバカにする気!?」噛みつかんばかりに勢いで喚き散らす母は、ずかずかと部屋に入り冷蔵庫からビールを取り出した。「ムカつく! ふざけんな!」「お母さん……」「うるさい!うるさい!」ヒステリックに叫ぶ母は、ビールを飲みながら嗚咽を漏らして泣き始めた。その姿が、数時間前の自分と重なりゾッとした。私、お母さんと同じようになってしまっている……。◆決意悠真さんからの連絡は、しばらく途絶えた。綾香のSNSには、「旦那くんがマッサージしてくれた」や「気晴らしに映画を観に連れて行ってくれた」などが書かれていて、私の心は荒れる一方だった。そんなある日、母方の従兄弟から祖母が入院したという連絡が入った。「お祖母ちゃん!」駆けつけた私に、祖母は目を丸くして「どこのお嬢さんかと思ったわ」と笑った。電話はよくしていたものの、祖母に会うのは10年振りくらいかな?祖母も随分老けていて、私の記憶にある祖母とは全然違う。「身体は大丈夫なの?」「検査入院みたいなものだから大丈夫よ」「本当に?」「本当、本当。わざわざ飛行機に乗って駆け付けてくれたのね。ありがとう」「当たり前でしょ、お祖母ちゃんに何かあったら私……生きていけないよ」「大げさね」私は幼い頃、お祖母ちゃんと一緒に暮らしていた。しつけには厳しかったけど、私の母とは違って優しくて笑顔の絶えない人。当時はたまにしか様子を見に来ない母のことを姉、祖母を本当の母だと思っていた。母が上京する際に私も連れて行くことに、最後まで反対してくれた人でもある。「千紗はどうなの? 元気にしてる?」「うん、元気だよ」「こんなにやつれているのに? 無理なダイエットをしているんじゃないでしょうね」祖母は心配そうに、私の頬を撫でた。実はここ最近、あんまり食欲がなく2キロ痩せてしまった。「違うよ」「千紗が幸せになる姿を見るまで、死ねないわ」「お祖母ちゃん……」「木綿子(ゆうこ)はね、どういうわけか幸せに縁のない子でね。千紗にも苦労をかけたでしょう」木綿子というのは、私の母だ。「私の育て方が間違っていたんだろうね。親として娘が不幸せなのは見ていて辛い。だからせめて、孫娘の千紗は幸せな姿を私に見せてね」「うん、分かった」胸が締め付けられるように痛い。幸せな姿なんて、いつになったら見せられるのだろう。そもそも悠真さんが私のところに来てくれたとして幸せになれるのだろうか。ううん、きっとなれない。綾香と私、どっち付かずの彼のことだ。幸せになんかなれるはずがない。「(もう終わりにしよう)」私は祖母の手を握りながら、悠真さんと別れることを決めた。第8話は、11月2日(火)公開予定!
2021年10月26日