「おいしかったね、このお店のピザがいちばん好き!」 夫・山本耕史(41)にこう語りかけ、赤ちゃんを乗せたベビーカーを満面の笑みで押して店を後にする、元女優の堀北真希(29)。堀北は、15年8月に山本と結婚。昨年12月に第一子を出産すると、17年2月、芸能界引退を発表した。 《現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思います》 そんな“電撃引退”から10カ月。本誌は初めての“家族3ショット”をキャッチした。12月中旬のこの日は山本が出演中のミュージカル『メンフィス』の休演日とあって、家族でお出かけ。 「パパになった山本さんは、ますます仕事に力が入っているようです。主演と演出を務めた『メンフィス』も、初日から大盛況。業界内でも注目されていて、親友の香取慎吾さん(40)が観劇したことでも話題を呼びました」(芸能関係者) ベビーカーを押す堀北は、女優時代のサラサラな黒髪から一転、かなり明るく染めた茶髪のショートヘアになっている。服装は、黒のセーターにグレーのダウンコート、ワークパンツと超カジュアル。スッピンにメガネで、マスクや帽子もしていないが、周囲の目を気にする素振りもなく堂々と歩いて行く。ピザが評判のイタリアンレストランでランチを堪能した彼らは、近くの公園へ。 「山本さん一家が公園デビューしたのは、半年ほど前。今ではママ友もたくさんできて、ご夫婦ともどもみなさんと情報交換したりしていますよ」(ママ友の1人) 確かに、公園で2人はママ友たちと笑顔で語り合っている。しばらくすると山本は我が子と一緒に滑り台で遊び始めた。堀北はその様子を満面の笑みで眺めている。それにしても、堀北の自然体なふるまいは、すっかり“一般人のママ”そのもの――。 「よく100円ショップや庶民的なスーパーで、堀北さんが買い物する姿を見かけますよ。女優だった頃の華やかさをみごとに消し去って、芸能人オーラはまったく感じられません」(近所の主婦) この変貌ぶりには、本人の強い意思がみてとれる。 「彼女は幼い頃から百恵さん(58)に憧れ、尊敬してきたそうです。家庭に専念するため、絶頂期に華々しく引退した姿に、少なからず影響を受けたのでしょう。また最近、堀北さんは『そろそろ2人目がほしい!』と言っているそうです。百恵さんと同じように、芸能界に戻る気はないようですね」(前出・芸能関係者) 冬の日がすっかり傾くまで、公園でたっぷり我が子と遊んだ夫妻。親子3人、仲良く寄り添いながらスイートホームへと帰って行った――。
2017年12月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「投票率」です。有権者の約半分の意見しか反映されてない!?10月の衆議院議員選挙の自民党の圧勝は、投票率の低さにも大きく起因しています。日本の投票率は現在50%台。先日の衆院選は、台風という悪天候も影響しましたが、戦後2番目に低い53.68%でした。約30年前、昭和の時代の投票率は70%前後でした。ところが、平成2年を境に急降下します。リクルート事件や東京佐川急便事件など、政治家の汚職事件が相次いで起こり、国民の政治不信が募ったからです。2009年に民主党政権が誕生したときには一瞬盛り上がり、69.28%に上がりました。しかし、民主党政権は実行力が伴わず、マニフェストはただの理想にすぎないことを思い知らされます。国民の政治離れは進み、投票率は再び下降しました。政治腐敗は中選挙区制にあると、1994年に小選挙区比例代表並立制が導入されました。選挙自体は簡単にはなったのですが、与党の自民党と野党第1党の社会党が絶妙なバランスでいた「55年体制」が崩壊し、小政党が乱立。国民は、どの政党を選べばよいのかが、わからなくなってしまいました。大学生などに、投票に行かない理由を聞いてみると、政治に関心がないわけではなく、将来を託せる政治家がいない、自分の一票がダメな政治家の後押しをしてしまうのが怖いと言います。問題はあるものの、トランプ大統領ともいい関係を築き、経済面でもそれなりの成果を出しているという点で、やはり自民党に、と今回の圧勝につながりました。世論調査では、「自民党は支持するが、安倍さんは支持しない」という回答も多く上がっています。選挙のたびに投票率の低さが話題になりますが、その前に、票を入れたくなるように政治家ももうちょっと公約を実現させてください、という気持ちにもなりますよね。また、選挙はゴールではありません。当選後、その政治家が国会でどんな発言をしているか。公約を法案にまで進められたか。それらをチェックするのも国民の務めです。前にも言いましたが、他人が決めたルールで生きてよいなら、選挙に行かなくても構いません。でも、自分の望む未来があるのなら、それを作るために投票するべきだと僕は思います。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年12月13日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年12月07日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「『保守』と『リベラル』」です。政策で見ると両者は矛盾だらけ。二分はできない。衆議院選挙は自由民主党の圧勝に終わりました。選挙のニュースなどでもよく使われた「保守」と「リベラル」ですが、実は「保守」の対義語は「リベラル」ではなく「革新」なんです。そもそも保守派とは、受け継がれてきた慣習や伝統、地域のルール、家族を重んじ、慎重に歩みを進める姿勢を指します。対して、革新派は、古いものを打破して新しいものを作り上げていく姿勢。1970年代の学生運動のころは、まさに革命を求める人たちが革新派と呼ばれてきました。時代とともに、いつの間にか「革新」は「リベラル」と言い換えられるようになりましたが、「リベラル」は、個人の自由を尊重するという主義ですから、意味合いが少し違うんですね。政党でいうと、自由民主党が保守の政党とされています。伝統を守り、昔ながらの家父長制度、家族観を大事に守ります。農家や企業を守り、地域地盤を固めることに腐心します。それに対して、家族や企業、地域を優先するのではなく、あくまで個人の幸福追求を基本にして成り立つ社会を目指すのが「リベラル」。共産党や社民党、立憲民主党はリベラルといわれていますが、ひとつひとつの政策を比べてみるとまた、矛盾が生じてしまうんです。たとえば原発。原子力発電というエネルギー自体は、石油をベースにするエネルギーからすれば革新的なものです。自民党は賛成しており、その他の政党は反対しています。TPPを自民党は推進していますが、TPPを進めれば、海外の安いものがたくさん日本に入ってきて、従来の日本の農林水産業は脅かされる恐れもある。地域産業を尊重する自民党のスタンスとは真逆になりますよね。つまり、「保守」や「リベラル」は、政党をわかりやすく色分けするためにメディアが使っている言葉。実際には明確に分けることはできません。自民党員に聞くと「党内には保守の人もリベラルの人もいる」と話しています。わかりにくいと思われるかもしれませんが、最も大事なのは政党ではなく政策。自分が賛同できる政策をうたっているのは誰なのか、有権者はそれを見極める必要があるんですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年11月15日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年11月10日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自殺予防週間」です。日本は自殺大国。9 月はとくに注意月間なんです。9月10日は世界自殺予防デー。それにちなんで、日本では9月10日~16日を自殺予防週間に定めています。期や年度の替わる3月と9月は、自殺する人が多いのですが、18歳以下に限ると9月1日が突出して自殺者が多いんです。1972年~2013年に自殺した18歳以下の子どもの数は1万8048人。平均すると1日約50人ですが、9月1日に自殺した数は131人で平均の2.6倍にものぼります。また、9月2日は4番目、8月31日は5番目に多く、夏休み明けのプレッシャーが精神を不安定にさせるようです。いじめ問題もありますが、学校に行かせようとする親の期待に応えられないことから、自分を責め、存在意義を見失い、自殺に至るケースも少なくありません。自殺者数が把握できる世界90か国で、人口10万人あたりの自殺者数を比べてみると、日本はワースト6位。女性に限ればワースト3位に入っています。それほど、日本は自殺大国なんですね。厚生労働省の自殺対策白書によれば、平成10年以降、14年間連続で3万人を超えていた自殺者の数が、平成24年には2万人台にとどまり、日本全体で見れば、減少方向にはあります。しかし、問題は10代後半~30代の若年層の自殺者が増えていること。平成27年の15歳~39歳の死因のトップは「自殺」だったんですね。自殺の原因はいくつもの要因が複雑に絡んでおり、特定はできませんが、遺書などから推測すると、「うつ病などを含む健康不安」「経済、生活面の不安」「家庭問題」「勤務問題」などが上位に挙がっています。政府はこの現状を重く受け止め、平成18年に「自殺対策基本法」を制定し、国を挙げて自殺防止に取り組もうとしています。NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」では、借金やいじめ、人間関係など、トラブル別の電話相談窓口を紹介しています。いつなんどき、あなたやお友達が崖っぷちに追い込まれるかわかりません。ぜひ元気なうちにウェブサイトを覗いてみてください。学校でも会社でも、命を落としてまで、通わなければいけない場所はどこにもありません。無理をせずに逃げてほしいと思います。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年9月13日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年09月08日“母ロス”という言葉を耳にしたことがありますか?これは、母親を亡くしたときに襲ってくる、深い苦悩や悲しみのことです。母と娘の密着度が高いわが国では、特に女性が深刻な母ロスに陥りやすい傾向があります。母の死を受け入れることができず、悲嘆にくれてしまう。 時には悲しみのあまり無気力に陥り、日常生活に支障が出てしまうこともあるようです。今回は、母親を亡くした女性たちから心境を伺い、悲しみの乗り越え方について考えてみました。●(1)アドレス帳が削除できないAさんの話Aさんは30代、独身の女性です。2年前、最愛の母親を病で失いました。何年もの長きにわたり、闘病してきた母。Aさんは可能な限りそんな母親によりそい、励ましつづけていたそうです。『病室で過ごすのは寂しかったのでしょうね。母は些細なことでも私に電話やメールをよこしてきたんです。でも、母が亡くなってから、私の携帯電話はぱったり鳴らなくなってしまいました。私はいつまでも、母の電話番号をアドレス帳から消すことができません 。その番号はもう他の人が使っているかもしれないし、母から電話がかかってくることはもうないのに……きっとまだ、母の死を受け入れられてないということなんでしょうね』(30代女性/派遣社員)携帯電話を握りしめながらつぶやくAさん。母のアドレスを消すことで、母との接点まで失ってしまいそうに思えるのでしょうね。お話を伺っている私も、胸がつぶれるような思いがしました。●(2)出産後に母ロスをぶりかえしたBさんの話Bさんは1児の母。結婚前に母を心不全で亡くしています。自分なりに悲しみは克服してきたつもりでしたが、出産後に思いもよらぬ感情の波に襲われたそうです。『自分が親になってみると、母へ聞きたかったこと、今だからこそ伝えたいことばかり。夫と子どもが寝静まった夜中、一人ぼっちで部屋にいると、母のことを思い出してしまいます。どうしようもない喪失感、そして親孝行のひとつもできなかった後悔で、涙がとめどなく溢れちゃうんです。何もできなくなり、呆然としたまま朝を迎える こともしばしばです』(30代女性/主婦)出産して改めて、母親の偉大さに気づくというのはよくあること。それは母ロスをぶりかえす引き金ともなるんですね。ママ友たちが実母の協力を得て、楽しそうに子育てしている姿を見るのもつらいのではないでしょうか。母に育児の悩みをうちあけ、「何言ってるの、あなただって小さいころは手がかかる子だったのよ〜」と笑い飛ばしてくれればどんなにいいか……出産後の母ロス、なかなか根深い問題となりそうです。●(3)20年経っても悲しみを抱えるCさんの話Cさんは20年前に母と死別しました。今でもふと、深い悲しみに襲われることがあるといいます。『ふとした瞬間に、強烈に母のことを思い出します。「おかえり」って言ってもらいたい、思い切り甘えたい、たくさんほめて欲しい……おかしいですよね。でも、一度その状態になるとしばらくは立ち直れません。長いと何か月間も、やり場のない怒りや強い喪失感で一杯になってしまいます 』(50代女性/パート)母とはまるで姉妹のように仲良しだったというCさん。その分だけ、なくなったときの喪失感は強かったそうです。20年という長い月日がたっても、母ロスを完全に克服することは難しいのでしょう。●母ロスから回復するために〜キューブラー・ロスの5段階プロセス〜深い母ロスに陥らないようにするためには、死を受け入れる心の働き(プロセス)を知っておくことが役に立ちます。ここで、死生学やホスピス運動の第一人者キューブラー・ロス博士が提唱している『受容の5段階プロセス』をご紹介しましょう。このプロセスは、もともと「自らの死を受け入れていく過程」として構想されたもの。しかし、愛する人の死を受け入れるときにも、同じ心の働きを経ると考えられているんですよ。●第1段階:「否定と孤独」死別への衝撃から、強い否定の感情が生まれる。焦り、無力感、不安感で一杯になってしまう時期。●第2段階:「怒り」「どうして私を残して死んでしまったのか」というような、亡くなった本人への怒りや、死別の苦しみを経験していない友人などへの妬み、憤りなどを感じる時期。怒りが自分自身に向かい、自責の念にとらわれることもある。●第3段階:「取り引き」「もしもあの人が生き返るなら、何だってする」といったような思いが押し寄せてくる時期。少しずつ過去を振り返ることができるようになってくる。●第4段階:「抑うつ」痛烈な孤独感や不安感、喪失感がやってくる。「誰とも関わりたくない」「1人になりたい」という気持ちになる時期でもある。●第5段階:「受容」穏やかに死別の現実を受け入れることができるようになる時期。もちろんすべての人がこのプロセスを順番通りに踏んでいくわけではありません。ときには何年も停滞したり、後戻りしたり、いくつものプロセスが同時に押し寄せたりもするでしょう。大切なのは、否定や孤独感、喪失感は全て、現実を受け入れていくために必要な過程であると知っておくことです。そして、これらの感情を持っている自分を過度に責めることなく、認めてあげることだとロス博士は説いています。----------母親を亡くすことは、とてもつらいものです。でも、いつか現実を受け入れ、穏やかに過ごすことができる日がやってきます。それまでは怒っても、悲しんでも、無力感にさいなまれてもいい。どうか、そんな自分の心持ちを認めてあげてくださいね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月14日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。フードロスは、先進国を中心に世界中で取り組みがなされています。企業が主に行っている状態ですが、家庭でもできる取り組みがあります。すぐに実践できるものばかりですので、家族で話し合い、フードロスを減らしていきましょう。●日本のフードロスはこんな状態日本では、年間にどのくらいの食品が廃棄されているかご存じですか?年間の食品廃棄量は、約2,800万トンです。そのうち、フードロス(期限の切れた食品・食べ残しなど)は、約632万トンと言われています。家庭においては、約302万トンがフードロスをしていることがわかっています。この数字だけ見ても想像がつかないということもあるでしょう。もっとわかりやすく言いますと、毎日1人がお茶碗1杯分の食べ物を捨てている計算 になります。日本の自給率は平成27年度の調べで、39%となっています。残りは輸入に頼っています。食べられる食品を多く捨てているというのが現状です。いかに、もったいないことをしているかがおわかりになると思います。●家庭のフードロス、原因は?家庭でフードロスが起こってしまうのには、原因があります。・鮮度が落ちた・腐ってしまった・賞味期限等が切れたなどが挙げられています。これ以外にも、調理をするときに食べられる部分を過剰に捨ててしまう ことも原因となっています。たとえば、「野菜の皮を厚めにむいてしまう」や「肉の脂身を捨てている」などがあります。●フードロス削減のための取り組み4つ●(1)買う前に冷蔵庫などにあるものをチェックする買い物をする前に、冷蔵庫や食料品棚をチェックしましょう。そうすれば、重複して商品を購入してしまうことが減ります。買い物リスト を作成して、賢く必要な物だけを購入するようにしている家庭もあります。●(2)買ったら使い切る価格が安いとつい買ってしまうこともあるでしょう。買ってしまったら腐らせる前に調理をして使い切ることを徹底します。調理すれば、食べることができます。捨ててしまうよりずっといいことです!●(3)保存方法を知る使い切れなかった食材は、上手に保存すれば長持ちします。【乾燥させる】・大根は千切りにして天日に干す・しいたけはそのままの状態で天日干しに使うときは水で戻します。【冷凍する】・肉や魚は小分けにして冷凍する・大根や玉ねぎはおろしにして氷ケースで冷凍する自然解凍で元に戻します。【酢に漬ける】・余った野菜はピクルスにするこのように、保存の仕方を知れば、捨てなくても長持ちさせて使い切る ことができるはずです。●(4)フードドライブを活用するフードドライブとは、家庭で余っている食材をまとめて地域の福祉団体や施設などのフードバンクに寄付すること です。缶詰やお菓子、乾物などさまざまなものを寄付することができます。余っている食材を食べてもらえるところに譲ることも、フードロスを削減することにつながります。●おわりに家庭からの生ごみを調べてみると、手つかずの食品が2割あるそうです。そのうち、4分の1は賞味期限前に捨てられている ことがわかっています。昔に比べ裕福になった日本ですが、もったいないことをしてはいけません。一人ひとり、一家庭でも多くの人がフードロスの現状に気づき、削減することができれば、食べ物を無駄にすることがなくなります。フードロスが少なくなる未来が来ることを願っています。【参考リンク】・もったいない! 食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう | 政府広報オンライン()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年06月21日2016年カンヌ国際映画祭ACID部門に正式出品され、モスクワ国際映画祭などで最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞した『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』が、6月10日(土)より日本公開される。このほど、主人公となる女性マダム・ベーの危険で過酷な脱北の道中をカメラに収めた本編映像が、シネマカフェにて解禁となった。10年前、家族のため1年間だけの出稼ぎのはずが、中国の貧しい農村に嫁として売り飛ばされた北朝鮮女性B(ベー)。最初は憎んでいた中国の夫と義父母との生活を受け入れた彼女は、そこで生き抜くために“脱北ブローカー”となる。しかし、北朝鮮に残してきた息子たちの将来を案じた彼女は、彼らを脱北させ、さらには自らも韓国へと渡る過酷な道を選ぶことに――。この名もなき北朝鮮女性Bの生き様を記録したのは、フランスと韓国を拠点に映画製作し、これまでに5本の中短編映画がカンヌ国際映画祭に出品され、いま最も注目される新鋭の1人ユン・ジェホ。大胆で鋭く、ときに美しい映像で、中国と北朝鮮、そして韓国に引き裂かれるマダム・べーの分断の人生を、韓国人である監督自身のアイデンティティへの疑問と闘いながらもカメラに収めた。昨年の第69回カンヌ国際映画祭ACID部門に正式出品、モスクワ国際映画祭、およびチューリッヒ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞するなど、各国の映画祭で絶賛を受けている。今回解禁された本編シーンは、マダム・ベーら北朝鮮女性が、よりよい生活、幸せを求め、中国からラオス、タイ・バンコクを経て脱北するルートを進む様子を、同行したユン監督がカメラで収めた、貴重な映像。中国で乗り込んだ小さなバンの車内でも、北の監視の目がないか常に緊張する様子や、子どもを背負ったまま、真っ暗な山中を無言でただ進む様子など、短い映像からもかなり緊迫した状況が感じ取れる。この脱北に同行することになったユン監督は、「12人くらいのグループで、食事もままならず、山中を10時間以上歩き続けた。危険でなかったとは絶対に言えない」と当時をふり返り、「旅が終わって、映画が完成して、人生の価値、世間を見る視点が大幅に変わった」と言う。「実際にマダム・ベーの人生も変わったが、私自身も大きく変わったと思う」と語るユン監督。その衝撃の真意を、劇場で確かめてみてほしい。『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』は6月10日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月06日昨年12月、夫である山本耕史(40)との間に第一子が誕生した堀北真希(28)。2月28日には《あたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたい》とのメッセージを残して芸能界を電撃引退、育児に専念することを発表した。それから2カ月……。 「先月くらいまでは、近所で堀北さんの姿を見かけていたんですよ。おひとりで外出されることが多かったので、赤ちゃんは旦那さんが見ていたんでしょうか。でも最近はまったく見かけることがなくなっちゃったんですよね。どうしたんでしょう」(堀北が住むマンションの住人) 堀北が育児に追われ外に出る時間もなく日々を過ごすいっぽう、自らの“仕事”に没頭する山本の姿を本誌は目撃していた。彼は現在、豊洲の劇場『IHIステージアラウンド東京』で上演されている、「劇団☆新幹線」の『髑髏城の七人』に出演中だ。 4月13日の木曜日、芝居が終わってしばらくたった18時半ごろ。会場から出て来た山本はマネージャーでもある実母と一緒に車に乗り込み、東京駅近くのガード下にある庶民的な焼き鳥屋に入った。 「制作発表会見で共演者の古田新太が『(会場の)豊洲には飲み屋がない(中略)我々が絶対行きますので店を出してください!』と言ったように、山本さんはじめ演者同士は仲が良く、少し遠出をしては頻繁に飲み歩いているようです」(芸能関係者) その言葉どおりに共演者である小栗旬や、古田新太、青木崇高ら、スタッフ含め少し遅れて総勢30人ほどが店に入っていく。 「公演の中打ち上げということで、出演者とスタッフの方の宴会があったようです。19時から始まった宴会は徐々にヒートアップして『飲め!飲め!』のコールが店じゅうに響き渡るほどの大盛り上がりでした」(別の芸能関係者) 22時過ぎに小栗が、続いて青木が帰途に着いた。しかし山本と古田らはその後も飲み続けた。山本が店を出たのは23時半の閉店間際だった。 「家庭のある小栗さんたちは早く帰りました。残った山本さんも『赤ちゃんがいる山本さんこそ早く帰らなくていいの?』と言われていたようですが、『いいんです。家庭より仕事が大事ですから!』と言って、ご機嫌で騒いでいました」(前出・別の芸能関係者) 家庭を守りたいと人気女優の座を投げ出して引退した堀北だが、夫は「家庭より仕事」と飲み歩いているようだ。後日、山本の実母に話を聞くと、事務所のインターホン越しにこう答えてくれた。 「打ち上げがあったときなどは確かに帰りが遅いようですけど、そのときだけですよ。山本は、芝居が終わったらちゃんと真っすぐ家に帰っています。堀北さんはとてもしっかりした方ですから、ちゃんと子育てを楽しんでやっていますし。私から見たら、何の心配もありませんよ」 本誌が目撃した宴会終了後、山本はスタッフ一人一人に声をかけたり握手をしたりしてメインキャストらしく立ちふるまっていた。しかし慣れない子育てに奮闘する妻に対しても、もう少し気遣いがあってもいいのでは!?
2017年04月27日吉永小百合の120本目の出演作にして、北海道を舞台にした『北の零年』(行定勲監督)、『北のカナリアたち』(阪本順治監督)に続く“北の三部作”最終章となる『北の桜守』。本作の公開日が2018年3月に決定し、体感温度マイナス20度を超える極寒の北の地で魅せた、吉永さん演じる“強き母”をとらえたポスタービジュアルと初映像が解禁となった。戦中・戦後の北海道の厳しい環境の中、懸命に生きた母・江蓮てつ(吉永さん)と、息子・修二郎(堺雅人)の約30年にも渡る姿を描いた物語。『おくりびと』で米国アカデミー賞で日本初の外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督がメガホンをとる。今回届いた本作の第1弾のポスタービジュアルには、吉永さん演じるてつが、行方の判らなくなっている夫の安否を心配し、息子の修二郎と共に、海に向かって夫の無事を強く祈る…という、映画の中でも重要なシーンの際に撮られえたビジュアルが起用されている。吉永さんが本作で演じるてつは、優しいだけでなく、時には息子に叱咤激励を飛ばすなど、常に胸を張って生きようとする“強き母”。ポスターの中の、てつの表情からも、吹き荒れる雪の中で、厳しい寒さと貧しさに耐えながらも、必死で生き抜こうという強い意志を感じることができる。実は、このシーンが撮影された冬ロケ最終日は、雪に加え、スタッフが用意したテントが吹き飛ばされるほどの強風が吹き荒れる悪天候だったという。体感温度はマイナス20度を超えるような極寒の寒さ。さらに、撮影場所は流氷が押し寄せた海岸の先端ということもあり、強風で体ごと吹き飛ばされそうで、さらには雪で目を開けることすら困難な状況。そんな中でも、吉永さんたちは撮影に挑み続け、今回のビジュアルが切り取られることになった。冬ロケのパートは、北海道・網走市にて2月16日にクランクイン。樺太を追われた、てつと幼少の修二郎が、戦後の網走の地で懸命に生き抜く姿を中心に撮影が行われた。メインとなるのは、流氷を前にしたシーンの撮影。網走入りした際には流氷が見渡す限り一面に着岸していたが、撮影の前日に風向きが変わり、なんと流氷は遥か遠くに。そんなハプニングに、急きょ毎朝6時に撮影スタッフが流氷の状況を確認してから、その日のスケジュールを決めるという変則的な撮影に。ようやく19日になって流氷が再び着岸し、その日の撮影は無事に終えることができたものの、翌朝、なんと流氷は再び、海の彼方に…。三度、着岸したのは冬ロケの最終日。待望の流氷を前に、本作でも重要な母と子のシーンを満を持して撮影することができたという。終始、氷点下の極寒の中で撮影が続いた今回の冬ロケでは、吉永さんが子役をたびたび気遣う場面も。北の大自然との闘い、つれない流氷とのハプニングに見舞われながらも、予定通り2月21日に冬ロケパートの撮影を無事終了した。さらに、先日発表された、篠原涼子、佐藤浩市、阿部寛ら豪華キャスト陣も加えた春パートの撮影が、いよいよ4月30日から撮影所や都内にて開始、6月上旬には稚内を中心とした北海道縦断ロケが行われ、7月上旬のクランクアップを予定しているという。『北の桜守』は2018年3月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月25日フィギュアスケート女子のバンクーバー五輪銀メダリスト・浅田真央が現役引退を発表したことを受け、ネット上では"真央ロス"が広がっている。突然の引退発表に、「やっぱり率直に『寂しい』だよね」「真央ロス…が酷い…涙が止まらぬ」「真央ロスつらい」「真央ロスで会社休みたい…なんのやる気も出ない…」「うそでしょ…真央ちゃんもっと演技見たかったしばらく真央ロス…」「喪失感が半端ない……」「小さい頃から見てるから余計に寂しいです」などと"真央ロス"を訴える人が続出。また、「あなたの演技が大好きでした。本当にありがとう」「真央ちゃん、衝撃的発表ですが、感動をありがとう」「真央ちゃん本当にありがとう。今までもこれからも、貴女がNo.1です」「ほんとにお疲れ様でした!感動をいっぱいありがとう」「真央ちゃん、素敵な演技と癒やしをありがとう」「勇気をもらった 感動をもらった 挑む姿に涙ももらった」と感謝の声も続々と上がっている。浅田は10日、自身のブログで引退を発表し、「私のフィギュアスケート人生に悔いはありません」とコメント。ファンへの感謝の思いや、引退を決断した理由も伝え、「この先も新たな夢や目標を見つけて、笑顔を忘れずに、前進していきたいと思っています」とつづった。
2017年04月11日●知英のアドバイスで相手を見つめる"ポスト堀北真希"とマスコミが熱い視線を送る女優がいる。ごくごく普通の中学生として岐阜で日常生活を送っていた松風理咲(16)は、下校時にスカウトされたことで運命が変わる。初仕事は2015年。今年2月に引退を表明した堀北真希さんとのCM共演だった。その後、ネスレのショートムービー『そちらの空は、どんな空ですか?』では同じく事務所の先輩である知英と共演し、初めて本格的な演技に挑戦。昨年4月期のテレビ朝日系『グッドパートナー 無敵の弁護士』では初の連ドラレギュラーに抜てきされ、高校1年生ながら小学6年生の役を器用に演じてみせた。そして、今年5月には初主演映画『トモシビ ~銚子電鉄6.4kmの軌跡~』が公開される。デビューから2年が経つ今、松風は役者業や芸能界とどのように向き合っているのか。今回の約5,000字にわたるインタビューでは、3月27日から配信を開始したショートムービー『恋茶の作法』をはじめ、「ネスレシリーズ作」「堀北真希」「知英」といったルーツともいえるトークテーマから、松風の原点と可能性を探る。――いろいろな取材記事を読んできましたが、常に課題を見据えている印象です。ご自身が出演した映像を見返すことも多いのでは?何度も見返すことはありませんが、完成したものを最初に見た時に「ここがダメだったなぁ」といつも反省しています。撮影してから映像を見るまでの間、ふと、「今だったらもうちょっとできたのに」と思うことも……。――ネスレのショートムービー「そちらの空は、どんな空ですか」(15年)では事務所の先輩である知英さんとの共演でした。いま振り返ると、どのようなところが足りなかったと感じますか? すごく自然にやりとりされているように見えました。とにかく初めてのことばかりで(笑)。よく分からないままやっていたので、ほかのことを考える余裕もなかったんだと思います。きっと今だと、カメラがこっちを向いていたらこういう動きをすればいいとかいろいろ気づくこともあったはずです。あの時は、1カット目と全然違うところを歩いてしまったりすることも(笑)。――知英さんとの共演で印象に残っていることは?一緒のシーンの時、あまり目を見ない私に、「目を見て話して」と言ってくださいました。普段、人と話す時は相手の目を見るんですけど、セリフを言う時にどうしたらいいのか本当に分からなくて。やっぱり目を見た方が相手をちゃんと意識している雰囲気も出ますし、私にとってはすごくありがたいアドバイスでした。――われわれは何気なく役者さんの演技を見ていますが、いざ自分がやるとなると手のやり場、視線や表情など、「どうすればいいの?」という所作がたくさんあることに気づきます。やっぱり現場でしか磨けないものなんですかね。そうだと思います。本を読んでいても、相手のセリフがどんな感じで飛んで来るのか、想像するしかないですし、そこがどんな場所なのかは想像の中にあるもの。現場では相手の方のセリフの言い方や場所の雰囲気が実際に分かると、やっぱり自分の頭の中にあったものとの違いを感じます。――知英さんのことはデビュー前からご存知だったんですか?はい。――そんな人と一緒にお仕事をするのは、単純にどんな心境なんですか?KARAの時代から好きだったので、とにかく「うわー!すごい!」の連続です(笑)。でも、本当に気さくな方でたくさん話し掛けてくださったので、緊張が解れていい意味でリラックスして撮影できました。――その後に出演した『待ってろ!私の未来』は、受験に向けて必死に勉強をするリサキの姿を描いた物語でした。コメディ要素もあって、また違った演技力が求められる作品ですね。そうですね。役名が「リサキ」というのもあるんですけど、「そのままの気持ちで楽しんで」と言われていたので、難しく考えずに入ることができました。――先生役の原口あきまささんが、毎回ものまねを披露するのも見どころの1つです。爆笑してしまいました。原口さんは本番の演技が変わるので、本当に「次はどんな感じなんだろう?」と考えながらの撮影でした。本当に面白くて、ついつい笑ってしまう瞬間もたくさんありました(笑)。――コメディを演じる難しさは感じましたか?監督さんからも言われていたんですが、表情をなるべくオーバーに動かすとか、笑った後にすぐに真顔に戻すとか、普段やらないような表情がたくさんありました。「自分にもこんな表情ができるんだ」という発見もあったので、今後に生かしていきたいです。――その後の作品においても、とても貴重な経験になったそうですね。こんな動きをしてみようと工夫しても、実際はそこまで動いてなかったりします。思っていることと、やっていることが違うことが多かったんです。でも、あれだけオーバーに動いてみたことで、どんなふうに見えるのかを知ることができました。――3月27日から配信される「恋茶の作法」は恋愛をテーマにした作品ですね。茶道部に所属する、旅館の娘。1つ上の幼馴染・利休くんに思いを寄せていて、姉との三角関係のような展開になります。みんな自分の思いを相手に言えない。伝えられないからこそ、お茶を通して心を通わせていきます。――今回はどんな演技を求められたんですか?「元気で明るい子」という設定だったので、笑う時は思い切り笑いました。でも、お姉ちゃん役の横田(美紀)さんの方がすごく表情が豊かで……。見ていて役柄の元気な部分がより伝わって、すごく勉強になりました。●『グッドパートナー』の難役秘話――先ほどは知英さんとのエピソードもありましたが、共演者から得られるものは大きいんですね。出ている方がどんな演技をしているか勉強しようと思っても、画面を通してだと、どうしても客観的に見てしまいます。でも、実際に現場でご一緒させていただくと、相手の方を受けて感じる部分がすごく分かります。――知英さんの愛猫・レオンくんとの共演でしたね。実家で猫を飼っていたこともあって、自然に接することができました。現場の雰囲気に落ち着かない感じでしたが、少しでもリラックスしてくれたらいいなと思いながらナデナデしていました。――知英さんは活動拠点を日本に移してからレオンくんを飼いはじめて、時には悩みなども話しているそうです。松風さんは、猫とどのようにコミュニケーションするタイプですか?お母さんに怒られた時、猫がいると「おかしいよね?」みたいに言っちゃいます(笑)。私自身、猫を誰よりも大切にしていたので、お父さんが寝ている猫にちょっかいをかけに来ると怒っていました(笑)。私にとっては、「猫さま」という感じ。なんでも話せますし、一緒に寝たりすることもありました。――レオンくんと会話するシーンもありますね。ありました。猫はセリフ通りに動かないですし、目もなかなか合わせることができません。でも、普通の猫としてではなく、「人」と会話しているつもりで演じました。――着物での演技は今回が初めてだったそうですね。はい。祖母が着物好きで、お正月のような行事で何度か着させてもらってました。上品に見えるように意識しましたが、慣れない部分もあったかと思います。お茶を点てるシーンの動きは、先生が指導してくださいました。――前2作と比較していかがですか?テンションの振れ幅や感情の起伏があまり大きくなかったんじゃないかと反省しています。そこはやっぱりお姉ちゃんに負けていました。元気な子が急に静かになったら、「この子どうしたんだろう?」となりますが、そこの幅が狭いと注目されにくくなりますので……。――すごく冷静に分析されていますね。声を録音してセリフを聞き直すこともあるそうですが、その方法もご自身で編み出したことですか?レッスンの時に先生が「録音してみるのもいいんじゃない?」とアドバイスしてくださいました。実際にやってみると、自分が聞こえている声と違っていたり、声の大きさにも違いがあることが分かりました。――昨年4月には初の連ドラレギュラーとなる『グッドパートナー』(テレビ朝日系)に出演。当時高校1年生でしたが小学6年生の役でした。知英さんと共演させていただいた直後の撮影でした。周りにはたくさんの先輩方。小学6年生は3~4年前のことでしたので、意外とそんなに変わらないのかなと思ったりもしたんですけど、実際に学校に行ってシーンを撮った時にいた子たちをすごく子供っぽく感じてしまいました(笑)。――父親役は竹野内豊さん、母親役は松雪泰子さん。そのほかもスター揃いでしたが、平常心でいられましたか?そういうことは自然と意識しなくなりました。本読みの時では、「テレビで見たことある方だ!」と思いますが、現場に入ると普通に接していただいて、みなさんすごく優しい方でした。学校で流行っていることを聞いてくださったり、セリフを一緒に読んだりしてくださったりしたお陰で、そこまで緊張することもなく撮影できました。――最近、若い世代の方々とお話する機会が多いのですが、緊張しない方が多いように感じます。はじまる前はすごく緊張するんです。どうしたらいいんだろうとか、ついつい考えてしまって。でも、いざ始まると「そんなこと言ってられない」となる。現場に行くと覚えないといけないことがたくさんあります。だから、「緊張なんかしてる場合じゃない」となってしまいます。「緊張感ない」みたいに思われるかもしれませんが(笑)、もちろん緊張感はあるんです。それよりも緊張するのは会見やイベントなどの場所です。「間違ったこと言えない」という緊張感があります。ドラマだと自分とは違う人を演じていて、言うことも決まっていますので、比べるとそこが安心できる部分なんじゃないかなと思います。――演じる楽しさ、喜びは?うーん……今はまだ「どうしたらいいだろう?」ということが多いんですけど、いろいろな人間になれるのは楽しいです。この世界でしかできないことだと思います。――岐阜で下校時にスカウトされて、その後、事務所に入る前に現場を見学したそうですね。何を感じましたか?こんなに多くの人が関わっていることを知って驚きました。堀北さんの『まっしろ』(15年1月期・TBS系)というドラマ。本当にたくさんの方がいて、通路にいろいろな人やものが並んでいた。今まで見ていた世界とは全然違いました。●堀北真希さんからの言葉を胸に――見学するまでは、この業界に入るかどうか迷っていたんですか?どんな世界か、想像つかなかったんです。東京だとロケ現場を見かけることもあると思いますが、地元の岐阜では一切ありませんでした。どんなふうに撮影しているのかすごく気になったので、現場を見ることができたのは、よかったと思います。――事務所の方の勧めで?はい。ドラマ以外では雑誌の現場も見学させていただきました。現場で見たものが実際に誌面になったり、映像になったりすると、多くの人が関わって長い時間をかけていろいろなものが作られていると知って、すてきな世界だと思いました。――初仕事は堀北真希さんとのCM共演でしたね。あっという間の撮影で、スタッフさんに言われるがままの現場でした(笑)。堀北さんは、CMの現場はドラマや映画と違うということを教えてくださいました。カメラの向きを意識しつつ、そこに注意しながら動かないとカメラに映り込まなくなることも丁寧に教えてくださいました。すごく優しく接してくださったことを今でも思い出します。――それにしても、岐阜の下校時でのスカウト。あまりにも運命的です。友だちと一緒に帰っている時に声を掛けられて、普通にしゃべってたらその方が後日、家に来たので、こわいなぁと思っていました(笑)。スカウトされたのも、その時が初めてです。――最近、周囲はどのような反応ですか。寮生活になってから、家族は食生活のことを気にしてくれています。実家に帰った時も心配してくれて。友だちからはお仕事の話をあまり聞かれません。こういうお仕事をしていることとは関係なく付き合ってくれるので、それはすごくうれしいですし、ありがたいです。――芸能界に入ることは松風さんの選択だった。「やる」と決めた時、ご両親の反応は?自分で「やる」と決めたからには、しっかり頑張らないといけない。お母さんは最初は「できるの?」と心配してくれていましたが、「やる」と決めてからは「『子どもだから』『高校生だから』みたいな言い訳はダメ。大人の方々が優しくしてくれると思うけど、一人の社会人として、それに甘えることなく。良い事務所に出会えたのは幸せなことだから、この機会を無駄にせずにがんばってね」と励ましてくれました。――心に残る言葉ですね。仕事について感想は?つい先日、「前よりは安心して見れるようになった」と言われました(笑)。感想を言われることもありますけど、恥ずかしいというか……聞き流しています(笑)。演技のことについてはレッスンの先生に相談しています。寮に住んでいるので、そこで先輩や後輩と話をするのも大事な時間です。――実家に帰りたいとは思わない?帰りたい気持ちもありますが、その頃の自分を知っている人には何だか会いづらくて(笑)。中学の時の自分を振り返ると、反省するくらい子どもだったなぁと感じます。――それだけ成長したということですね。どんな女性になりたいですか?しっかりした「軸」がある女性になりたいです。ぶれない女性。「やる」と決めたことはちゃんとやり通す。まわりに流されず、人と違うことを自信をもってやれるようになりたいです。――力強いお言葉です。仕事面での今後の目標は?この世界に入ってから、「女優さんだけをやりたい」と思い続けてきました。いろいろな幅広い役と出会いたい。黒木華さんに憧れています。あのくらい柔らかい演技でインパクトを与えられたら……人の心に届けられるような、そんな女優さんになっていきたいです。――これまでの取材記事で、「女優一本」という言葉をたびたび目にしました。これにはどのような思いがあるのでしょうか?モデルは身長的にも厳しいというのもあるんですけど(笑)、やっぱり、1つのことを集中してやりたいという思いがあります。女優さんをやり続けていくと、きっと役柄によって楽器をやるとかスポーツをやるとか、そんな日が来ると思います。そうやっていろいろなことが経験できることもこのお仕事の魅力だと思います。女優一本。そんに器用じゃない私でも、まだまだできることがあるはずです。■プロフィール松風理咲(まつかぜ・りさき)2001年1月17日生まれ。岐阜県出身。身長153センチ。B型。中学2年生の時に地元・岐阜で下校時にスカウトされる。初仕事は東京メトロのCM。ネスレのショートムービー「そちらの空は、どんな空ですか」(15年)で知英と共演。2016年4月期のテレビ朝日系『グッドパートナー 無敵の弁護士』で連続ドラマで初のレギュラーを務める。2017年5月20日から、初主演映画『トモシビ ~銚子電鉄6.4kmの軌跡~』が公開される。
2017年03月31日「堀北は翌日仕事だと、友達の誘いを断わって台本を読み直し、早く寝てしまうタイプ。14歳で芸能界入りして以来、事務所に厳しく教育されてきた。 だが山本は、忙しいなかでも友達と遊ぶことで演技の幅が広がると考える役者。結婚生活は堀北にとって、カルチャーショックだった」(堀北の知人) 堀北真希(28)が2月いっぱいで所属事務所との契約を満了、引退を発表した。2012年のNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』などで知られる若手実力派女優のイメージは「優等生」。 彼女が変わったのは、2015年8月、山本耕史(40)の猛プッシュに負け結婚してからだ。 「堀北は芸能界入りしてから結婚するまで庶民的なラーメンを食べたことがなかった『箱入り娘』。山本は肉味噌から手作りしたプロ顔負けのジャージャー麺を振る舞い感激させた」(堀北の知人) しだいに堀北の気持ちは、主婦として夫を支えるほうに向き、事務所が打診する仕事を断わるように。最後のドラマとなった昨年1月期の連ドラ『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』の現場では、終始眠そうな顔を見せた。以前の彼女では考えられないことだ。 クランクアップ直後に妊娠、出産。今年2月末の契約満了を待って引退。すっかり「山本色」に染まった堀北は、つい最近、髪を生まれて初めて茶髪にした。(週刊FLASH 2017年3月21日号)
2017年03月07日女優の堀北真希さん(28)が2月末で事務所を退社し、芸能界を引退することを発表しました。堀北さんといえば、夫である山本耕史さん(40)との「交際0日婚」が世間を騒がせたことで有名。結婚後も妊娠出産を極秘に行うなど、徹底してプライベートを明かさない姿が何かと話題にあがっていました。 そこへきて今回の突然の芸能界引退。理由は「愛する家族を守るため」というもの。なんとなく予想していた幕引きに、世間も応援ムードが多いようです。 最近ではめずらしい子育てによる人気女優の引退。残念ではありますが、彼女の引退に際し、賞賛と同時に「ママタレとして活動するよりずっと潔い」という、ママタレ批判が混じっていたことも気になります。 近年、女優もタレントも子どもを産むと“ママ”という立場をキャラクターの1つにしたママタレに転向しがちです。良いか悪いかは別として、気づけばママタレ枠は飽和気味。 それでも、子どもを持ったらママ目線を売りにする人が増え続けるのはどうしてなのか。やっていることは普通なのに“ママキャラ”希望者が後をたたない現状はなぜ生まれるのか考えます。 ■嫌がられても“ママタレ”が増える理由 振り返ると、「ママタレ」というキャラクターはいつから当たり前の存在になったのでしょう。その昔はアグネス・チャンさん(61)あたりが有名だったのかもしれませんが、今や芸能界の子持ち女性をみると、あの人もあの人もママをアピールポイントの1つにしているような……。 タレントさんであればブログで食事や子供の成長記録を公開し、女優さんであればママ役を積極的に演じ「自分も母になって演じることで、いろいろ考えさせられます」なんてコメントを発するのが定番です。 飽和状態といわれているのに、それでも女性たちがママタレ枠を目指す。その理由の1つとして、ママキャラという生き方は「特別じゃないのに特別感を見る人に与えることができる」のだと思います。 具体例を出しますと「芸能人ママが作る我が家の食卓」という情報には、特別な準備は不要でもハタから見ると「芸能人の手料理を覗き見れた」というレア感が生まれるものです。同じように「うちの子育てルール」なども“芸能人”というちょっとしたラベルがつくだけで、ただ子育てをしているだけでもレア感のある情報になりやすいもの。 日常に“芸能人ママの~”という主語をつけるだけで、今すぐ共感とレア感を生むコンテンツになるのがママタレなのです。そんな楽なら、誰しもがママタレに移行したくなるのもうなずけます。 ■なぜ引退する女性は聖女扱いなのか 忙しいママにはもってこいの、美味しい要素満点のママキャラ(笑)。飽和するからこそ一部の人から叩かれるのだと思いますが、こと芸能人の場合、堀北さんのように子育て引退(休業)する女性に対して異常なまでの称賛が集まるのも気になります。 堀北さんに対しても「でしゃばるママタレよりずっと好感が持てる」なんて上から目線っぽいコメントも集まっております。専業主婦願望の強い一般人女性に対してはおおむね冷たい目線が集まるのに、芸能人が家庭を優先して引退するとホメるのはなぜなのか……と心底疑問が残ります。 女性には今の時代、国レベルで「生め!働け!輝け!」という追い風っぽいプレッシャーがかっているわけですが、そんな追い風の裏側には「でも男以上にでしゃばるのはナシね」くらいに思っている人が多いのかな、なんて思います。 その証拠が、芸能人という“ある意味でしゃばるのが仕事”の女性たちに対するママタレ批判、そして子育て引退称賛の空気なのかもしれません。 堀北さんの引退はとても残念ですが、彼女の引退が称賛される様子には若干男の幻想すらも感じた今回の話。 とりあえず堀北さんのニュースから「清楚で多くを語らない女の評価の高さ」を痛感したわけですが、結局いつもどおり長ったらしく、ネチネチと多くを語ってしまった女の私なのでした。
2017年03月03日女優の堀北真希さん(28)が2月いっぱいで芸能界を引退したことを所属事務所が発表。堀北さんは自身の公式ホームページに自筆メッセージで、『この度、これまでやってまいりましたお仕事から離れることを決意致しました』とファンや関係者へ引退する旨を伝え、家庭に専念して暮らしていきたいという思いを綴っています。堀北さんは2015年8月に俳優の山本耕史さん(40)と交際0日で電撃結婚し、2016年12月には第1子を出産しました。デビューから14年。芸能界を辞め、ママとしての生活に専念することを選んだ堀北さん。事務所は円満退社かと思いきや、『NEWS ポストセブン』が伝えたところによると、実はそうでもなかったようです。『NEWS ポストセブン』によると、堀北さんの引退の裏には、お姑さんとの親密すぎる関係があったとのこと。堀北さんは夫・山本さんのお母さんであり個人事務所社長であるお姑さんを大変慕っており、仕事に関してもアドバイスをもらっていたそうです。それが原因で結婚以来、堀北さんと所属事務所の関係はギクシャクしていたといいます。とはいえ、2月28日付で事務所との契約が切れ、芸能活動から離れることを決断した堀北さんには、ネット上で多くの絶賛コメントがあがっています。●ネット上では、「ママタレにならずに引退するなんてかっこいい」と絶賛の声『家族のために引退。素敵です』『もったい無い気もするけど、応援したい!のびのび子育てしてほしい』『今仕事を離れるのは良い決断だと思います。子どもが大きくなったら山本さんの事務所で復帰してもいいんじゃないかな』『潔さに好感が持てる』『仕事をきちんとセーブして、綺麗に引退。寂しいけど、潔くて好感が持てます』『寂しいけど、末永くお幸せにって心から思える』『いい引退の仕方だと思った。頑張って!』『素敵な決断ですね。ママタレは見習ってほしい』『堀北真希さんらしいです。見れなくなるのは寂しいけど、応援してます』『残念だけど素敵な決断!』『潔くて素敵!幸せそうで嬉しいです』『ママタレにならずに引退するなんてかっこいい』『この人らしいね。きれいだしもったいないけど、いい決断だと思います』『素敵な英断だと思います。素敵な家庭を築いていってください』『年間何千万と稼げるのにスパッと育児に専念!かっこいい』『本人のコメントが好印象だった。いいママになりそう』など、ネット上では堀北さんの決断を絶賛する声が多数あがっていました。人気の女優さんだっただけに引退を惜しむ声も多いですが、子育てに専念するという理由での引退に、世間も納得のようです。また、堀北さん自身は「引退」という言葉を使っていないため、将来的には復帰もあるのではないかと期待する声もあります。いずれにしても、これまで芸能界で頑張ってきた堀北さんには、お子さんと過ごす幸せな時間を満喫していってほしいですね。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年03月01日堀北真希(28)が28日をもって所属事務所との契約を終了し芸能界を引退した。 堀北は事務所を通じて《これまでやってまいりましたお仕事から離れることを決意致しました》とコメントを発表。15年8月に山本耕史(40)と結婚して1児のママとなったが、契約が切れるタイミングで家庭に入ることを決断した。事務所も引退理由について「家庭に専念して暮らしていきたいという、本人の思いを尊重した」と説明しているという。 そうした家庭への強い憧れの陰には彼女の育った環境が影響しているようだ。堀北の実家は、東京郊外にあった。アパートの住人は当時についてこう明かしている。「堀北家は美人三姉妹として評判でした。真希ちゃんは長女で責任感が強く、いつも妹たちの面倒を見ていました。6畳が3部屋の2DKに家族5人暮らし。仲の良いご家族で、ケンカなどの怒鳴り声は一度も聞こえてきませんでした。真希ちゃんが女優になって引っ越した後も、ご両親は6年前までここに住んでいましたよ」たとえ狭い家でも、親子5人が仲よく肩を寄せ合う――。そんな家族のぬくもりに包まれて成長した堀北は「いつか自分の家族みたいな明るく温かい家庭を作りたい!」という願いを秘めていたのだろう。 前出のコメントに続いて、堀北はこう思いを綴っている。 《現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思います》
2017年03月01日女優の堀北真希(28)が2月いっぱいで芸能界を引退した。3月1日に公式サイトで発表した直筆の文書によると、今後は家事と育児に専念していくという。 14歳で芸能界入りして以降、数多くのドラマや映画で活躍し、’12年にはNHK連続テレビドラマ『梅ちゃん先生』でヒロインを好演。同年の紅白歌合戦で紅組の司会も務めた。’15年には舞台で共演したことがきっかけで、俳優の山本耕史(40)と結婚。昨年12月に第1子を出産している。 公式サイトに掲載された文書で堀北は「この度、これまでやってまいりましたお仕事から離れることを決意致しました」と芸能界引退を発表。 つづけて「現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かげがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています」と引退後は家事、育児に専念する意向を明かした。 夫の山本とも話し合ったといい、「私の気持ちを尊重してくれました。これからも2人で力を合わせ、愛情いっぱいの家庭を築いていきたいと思います」と思いを綴った。 最後は関係者とファンに向けて「素晴らしい14年間を本当にありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。 突然の芸能界引退にネットでは「堀北真希が一般人になるなんて」「末永くお幸せに」「もっと演技観たかった」など様々な反響を呼んでいる。
2017年03月01日女優の堀北真希が、2月末日をもって芸能界を引退することを発表。公式サイトでは直筆のコメントを載せ、現在幸せな家庭生活を送っていると心中を告白した。堀北さんは、2003年ごろから女優として活動をスタート。「ケータイ刑事 銭形舞」「電車男」などのドラマ出演を経て、2005年放送のドラマ「野ブタ。をプロデュース」で「KAT-TUN」亀梨和也&山下智久とヒロイン役で共演し大ブレイク。同年の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』での演技が高く評価され、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞。その後も数々の映画・ドラマで活躍し、2012年NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のヒロイン役で幅広い世代からの人気を集めた。最近では、「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」での主人公役が記憶に新しい。女優として確固たる人気を誇るなか、2015年に俳優・山本耕史と結婚。翌2016年には第一子を妊娠・出産を報告した。今回、公式サイトにて「この度、これまでやってまいりましたお仕事から離れることを決意致しました」と芸能界引退を発表。理由については「現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています」と説明した。「夫とも話し合い、私の気持ちを尊重してくれました。これからも2人で力を合わせ、愛情いっぱいの家庭を築いていきたいと思います」と抱負を述べ、「いつも応援してくださったファンの皆様、お世話になりました関係者の皆様、素晴らしい14年間を本当にありがとうございました」と締めくくった。所属事務所「SWEET POWER」からは、この度の引退について「長い間応援して下さった皆様には、突然のご報告となってしまい大変申し訳ございません。デビュー以来14年、皆様のお陰でたくさんの仕事に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです」「今後、家庭に専念し暮らしていきたいという本人の思いを尊重して、彼女の人生を温かく応援して頂けますと幸いです」と堀北さんを慮るコメントを寄せた。(text:cinemacafe.net)
2017年03月01日昨年12月に第1子を出産した女優の堀北真希が2月28日をもって芸能界を引退したことが1日、明らかになった。所属事務所の公式サイトで発表された。堀北は直筆メッセージで「この度、これまでやってまいりましたお仕事から離れることを決意致しました」と発表。「現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています」と家庭に専念する意志を伝えた。そして、「夫とも話し合い、私の気持ちを尊重してくれました」と夫で俳優の山本耕史についても言及し、「これからも2人で力を合わせ、愛情いっぱいの家庭を築いていきたいと思います」と決意を記した堀北。「いつも応援してくださったファンの皆様、お世話になりました関係者の皆様、素晴らしい14年間を本当にありがとうございました」と感謝の言葉で結んだ。所属事務所スタッフのコメントも発表され、「2月末日をもちまして、堀北真希が芸能界を引退することとなりました」と報告。「デビュー以来14年、皆様のお陰でたくさんの仕事に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。今後、家庭に専念し暮らしていきたいという本人の思いを尊重して、彼女の人生を温かく応援して頂けますと幸いです」と呼びかけた。
2017年03月01日日本映画界を代表する女優・吉永小百合が主演する“北の三部作”の最終章『北の桜守』が来春公開されることが決定。共演には堺雅人を迎え、実写で初共演、親子役に挑戦する。1945年、南樺太に一輪の桜が咲いた。やっと咲いたその花は、江蓮てつたち家族にとって希望の花のはずだった。その年の8月、ソ連軍の侵攻が起こる。てつは息子2人と共に樺太を脱出。決死の思いで北海道の網走へと辿り着く。そんな満身創痍の親子を待っていたのは、想像を絶する過酷な生活だった。意識を失うほどの厳しい寒さと飢餓、その中を親子は懸命に生き抜くのだった。1971年、成長した次男の修二郎は米国で成功し、日本初のホットドックストアの日本社長として帰国。15年ぶりに網走を訪れた。そこには長男の姿はなく、一人、夫を待ち続けながら慎ましい生活を送る年老いたてつの姿があった。修二郎はてつを札幌へと連れ帰り、面倒をみる決意をする。息子夫婦と暮らし始めたてつだったが、薪を使い米を炊き、近所から苦情を受けたり、金を払わず八百屋から葱を持ち去ろうとするなど、徐々に不可解な行動が目立つように。年老いたてつは、戦禍によるPTSDの後遺症に陥っていた。そして、てつ自身もその変化を自覚していく…。そんなある日、てつが突然姿を消す。立派になった修二郎に迷惑をかけたくないと思い、一人網走に戻ろうとしたのだ。だが網走の住宅はすでに取り壊されており、帰る場所を失ったてつ。てつのために一緒に寄り添いたいと思う修二郎。2人は北海道の大地を巡る過去への道行を始める。その旅は、親子の抱える禁断の記憶の扉を開けてしまうのだった――。本作は、北海道を舞台にそこで生きる人々を描いた、2005年公開の行定勲監督作『北の零年』、阪本順治が監督を務め、湊かなえの「往復書簡」を原案とした2012年公開の『北のカナリアたち』に続く“北の三部作”最終章で、吉永さん120本目の出演作となる。今回メガホンを取るのは、『おくりびと』で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞を受賞し、さらに米国アカデミー賞で日本初の外国語映画賞を受賞した名匠・滝田洋二郎監督。数々の作品で魅せたその手腕で、戦中・戦後の北海道の厳しい環境の中、懸命に生きた母と子の約30年にも渡る姿を丁寧に切り取っていく。今回、吉永さんが演じるのは江蓮てつ役。樺太で家族と暮らしていたが、ソ連の侵攻により土地を追われ、北海道の網走へと辿りつく。貧しい生活の中で息子・修二郎を命がけで守り抜き、修二郎を育てた後も一人夫を待ち続けながら、網走でひっそりと暮らしているという役どころ。一方、てつの息子で大人になった修二郎を、舞台だけでなく、映画やドラマでも活躍し、その確かな演技力で様々なキャラクターを演じ分ける堺さんが演じる。日本映画界を代表するキャストとスタッフで描かれる本作。撮影は厳しい冬の網走市にて2月よりクランクインし、6月末ごろクランクアップ予定。また本作は、北海道が命名されて150年となる記念すべき年、2018年の春に公開を予定している。『北の桜守』は2018年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月15日第一子を出産したことが報じられた女優の堀北真希さんについて、来春には芸能界を引退するのではないかと『週刊女性』が報じています。堀北さんは2015年8月に俳優の山本耕史さんと電撃婚。その後、仕事をセーブしてきました。『週刊女性』によると、堀北さんはドラマや映画の仕事を減らすだけでなく、短時間で大きな収入を得られるCMの仕事まで断っているといいます。そんな堀北さん出演のCMは、今年の春に10本あったものが、現在は2本まで減っているとのこと。現在残っているCM2本に関しても、『2017年3月いっぱいで終わると言われています』という広告代理店関係者の声を紹介しています。また、芸能界からの引退についても、『来春には所属事務所との契約更新なのですが、彼女はそれを拒否しているそうです。もともと、芸能界には未練がなく、“結婚したら山口百恵さんのようになりたい”ということを周囲に漏らしていましたからね』というテレビ局関係者の声を紹介。ただ、『週刊女性』が堀北さんの所属事務所に問い合わせたものの、担当者不在で回答は得られなかったということです。芸能界引退が真実かどうかはまだ定かではありませんが、この報道を受け、ネット上では堀北さんへ賞賛の声があがっています。●ネット上では「潔い」「好感持てる」と賞賛の声『ママタレとして稼ごうとしている人たちよりはるかに好印象』『仕事より家族を優先するのは悪いことじゃない。良いと思います』『潔くていい選択だと思います。結婚してから夫婦共々好感度が上がった気がする』『潔くて良いと思います』『出産してスピード復帰する女優やタレントよりいい』『出産して早々に復帰したりブログを頻繁に更新したりしているタレントさんより何倍も好感が持てる』『本当に引退したら、百恵さんみたいでかっこいいと思います』『賢そうな人だし、いい判断だと思います。山本さんと末永くお幸せに』『無理して芸能界にしがみついてる人たちよりずっと好感持てる』『テレビで見られなくなるのはさみしいけど、潔くていい。どうかお幸せに』『潔くてすごく好感が持てる!山本さんが頑張ってくれるだろうから、大丈夫』『人気がなくても芸能界にすがりついてる人もいるのに、かっこいい』『旦那もしっかり稼いでるし、家庭や子育てを優先にするのは彼女らしい選択だと思います』『本当だとしたら、最後までブレない堀北さん、かっこいい』など、報道通りの引退となるのであれば、「潔い」「かっこいい」と好感を持つ人が多いようです。果たして、報道通り堀北さんは来春で芸能界を引退してしまうことになるのでしょうか……。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2016年12月23日女優の新垣結衣が主演を務めるTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜22:00~)が20日、最終回を迎え、感謝の声とともに"逃げ恥ロス"を訴える声が続出している。同ドラマは、職なし彼氏なしの主人公・森山みくり(新垣結衣)と、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)が、"契約結婚"という夫=雇用主、妻=従業員となる結婚生活を繰り広げるラブコメディ。エンディングで主題歌「恋」に合わせてキャスト陣が踊る"恋ダンス"は放送開始直後から話題となり、完コピ動画がネット上で多数投稿されるなど一大ブームとなった。前回の放送では、津崎がプロポーズするも、みくりがこれを拒絶するという衝撃的な展開に。みくりと津崎、そして、みくりの伯母・百合(石田ゆり子)と津崎の会社の後輩・風見(大谷亮平)の恋の行方に注目が集まっていたが、ついに完結した。最終回では、星野が出演していたNHK大河ドラマ『真田丸』のパロディや、藤井隆と乙葉のリアル夫婦共演の演出も話題となった。放送終了後にはツイッター上で、「逃げ恥最終回最高かよ……っっ」「何あのエンディング、最高すぎるでしょ」「ありがとう逃げ恥!ありがとう平みく!!逃げ恥永遠なれ!!」「逃げ恥最高!!!」「ムズキュンと多幸感、素敵なドラマをありがとう」「本当に面白くて暖かくて、悪い人が誰もいない幸せなドラマでした!」「逃げ恥、最後まで最高だった。。」などと絶賛の声や感謝の声が続々。そして、「逃げ恥ロス……」「逃げ恥ロスった…どうやって火曜日を過ごせばいいんですか、、、」「逃げ恥終わったった……」「あー、完全に逃げ恥ロスだなー。これからの火曜日、もうガッキーと星野源と古田新太に会えない……」「あぁ、終わってしまった。火曜の楽しみが、、、」「心のオアシス逃げ恥が終わってしまった」「来週から逃げ恥ないなんて耐えられない」と終了を惜しむ声も上がっている。
2016年12月21日俳優の中川大志が19日、オフィシャルブログを更新し、豊臣秀頼役を演じたNHK大河ドラマ『真田丸』が前日に終了したことを受け、「真田丸ロスが始まってます」と心境を吐露した。この日のブログは「完」と題し、「本当にこの作品に出会えた事が幸せです。間違い無く、今後も役者を続けて行く上で真田丸で得た物は僕の幹になって行くと思います」と感謝。「撮影初日、スタジオに入った瞬間に、大河ドラマの空気を一瞬にして思い出しました。匂い、色、温度 あのスタジオでしか生まれない"何か"が、そこにはあると思いました」と振り返った。中川は、同ドラマの終盤で豊臣秀頼役を演じたが、「本当に本当に 豊臣秀頼という男に出会えて良かったです。最終回はようやく、鎧を着れて それだけでもう嬉しくて嬉しくて」と充実の様子。続けて、「でも一言だけ言うなら… 戦に出たかったな。笑 」と本音をもらしながら、「最後のシーンは、絶望にならないでくれと監督から言われました。僕もそう思いました 望みを捨てぬ者だけに、道は開ける 左衛門佐のこの言葉が大好きです。秀頼は生き続けた。 僕はそう思ってますからね!」と思いをつづった。ブログでは、真田信繁(幸村)役の主演・堺雅人や、母・茶々(淀殿)役の竹内結子、大蔵卿局役の峯村リエらとの写真を初公開。最後には、小日向文世が演じた父・豊臣秀吉の羽織を着た写真も公開し、「憧れの父上の陣羽織をこっそり着させてもらったのはここだけの話で…笑」と秘密を明かしていた。
2016年12月19日SMAPの香取慎吾(39)が17日、テレビ朝日系バラエティ番組『SmaSTATION!!』(毎週土曜23:15~)に生出演。俳優の山本耕史(40)と妻で女優の堀北真希(28)の間に第1子が誕生したことを明かした。番組冒頭、同局の屋上に登場した香取は、「本当に寒いんであったかい話をひとつ」と切り出し、「僕の友達の山本耕史がお子様が生まれてお父さんになりました!」と発表。「山本さん堀北さん、おめでとう!」と祝福し、「はい、あったまった」と笑った。山本と堀北は2015年8月に結婚。今年6月に山本が公式ファンクラブサイトで第1子の妊娠を発表し、「どうか授かりました新しい生命の誕生を静かに見守っていただきますようお願いいたします」と呼びかけていた。
2016年12月18日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「経済波及効果」です。***「広島東洋カープ優勝による経済波及効果が331億円」だとか、映画『君の名は。』のヒットで聖地に多くの人が訪れ「モデルとなった飛騨市への経済波及効果が100億円を超える予想」など、経済波及効果という言葉をよく耳にしますね。これは、何かものごとが起きることにより商品が売れ、生産者や直接の関係者の所得が増える。周辺の関連業界への好影響、さらにその人たちの消費が伸びることで、無関係の産業でも利益を生む、二次的波及までを含めた予測を指します。総務省のホームページには、経済波及効果を算出する「産業連関表」が掲載されています。この産業連関表は1936年、アメリカの経済学者のレオンチェフ博士が最初に発表。第二次世界大戦後のアメリカの経済を予測し、高い精度を示したことから、活用されるようになりました。日本の産業連関表は1951年に、当時の通商産業省によって作成されました。経済波及効果があったと報じられれば、人々の投資意欲や消費意欲を高めますよね。そうやって景気を良い方に向かわせるのはよいことなのですが、国が経済波及効果という言葉を持ち出したときには、少し懐疑的になったほうがよいかもしれません。なぜなら、推し進めたい政策を通すための説得材料として、都合のいい情報だけを流している場合もあるからです。日本銀行の算出によると、2020年までの東京五輪開催の経済効果は、訪日観光者数が約3300万人に達し、1人当たりの消費額も増加、建設投資総額は10兆円に。実質GDP成長率も'18年まで毎年0.2~0.3ポイント押し上げると予想されています。しかし、あくまで試算ですから、そこまで楽観視してよいかはわかりません。TPPに関しても、政府は日本が参加すれば、貿易が盛んになり生産性が上がり、賃金も雇用も増え、貯蓄や投資にお金が回り…と、良い循環が生まれると言っています。しかし、良い面だけでなく、農林水産省のホームページでは、農林水産物の生産減少額が1300億~2100億円と予想されています。このマイナスの経済効果の報道は、あまり聞こえてこないんですね。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年11月9日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年11月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「アフリカ開発会議」です。***8月に第6回アフリカ開発会議(TICAD)がケニアで開かれました。アフリカの開発支援のために、日本が世界に呼びかけて1993年に始まった会議で、5年に一度開催され、今年初めてアフリカで行われました。アフリカは人類発祥の地といわれ、ナイル文明など、豊かな文化や歴史があります。ところが19世紀に欧州諸国が肥沃な土地を奪い合うようになり、アフリカを勝手に分割統治、植民地にしてしまいました。その後、アフリカ諸国は独立しはじめますが、欧州各国によって決められた国境は、先住民族の文化や生活を無視した線引き。その問題は現在の内戦や民族紛争にもつながっています。また、アフリカはほかにも、食糧不足や干ばつ、感染症、教育を受けられない子どもたちなど、多くの問題を抱えていますね。近年のボコ・ハラムやアルカイダなど、テロ組織の暗躍も、根底にあるのは貧困や教育問題。経済を好転させることで解消される問題は多い。今年のTICADではテロとの戦いと国際協調が訴えられ、安倍総理は日本から3兆円の支援をすることを約束しました。これに対して、中国は「国連の常任理事国入りをしたい日本が、アフリカ諸国を味方につけようとTICADを政治利用している」と批判しました。近年、中国は、アフリカに携帯電話を普及させ、携帯電話による送金システムを輸出するなど、ものすごい勢いでアフリカに進出してきているんですね。水道も電気も通ってない地域で、携帯電話だけは使われているという異様な光景も。ほかにも道路や港を作る支援をし、代わりにレア・メタルの採掘権を得ようとしています。発展途上のアフリカには、たくさんのビジネスチャンスが眠っています。日本も開発支援だけでなく、民間企業がもっとアフリカと密接につながるといいのですが、距離的な問題もあり少々及び腰です。それでも、日本で消費されるバニラビーンズやカカオ豆、蚊取り線香に使われる除虫菊はアフリカ産がほとんどなんですよ。今後、アフリカと日本は、ますます結びつきが深くなっていくことでしょう。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年11月2日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年10月30日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「消費者物価指数」です***「消費者物価指数(CPI)」とは、全国の消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を時系列で測るもので、5年に一度、基準年を定めて、それと比較して算出します。毎月、総務省統計局が発表しており、景気が良いかどうかの判断基準になるので、「経済の体温計」ともいわれています。消費者物価指数を見て、政府は経済政策や年金の改定などを行うのです。日本経済の最大課題は、デフレからの脱却ですよね。デフレとは、物の値段(物価)が下がると、企業の収益も下がることになるので、企業は賃金を上げられない。なので、懐の冷えた消費者は物を買うのを控えるという状態。物が売れないので企業はさらに商品を安くする…という連鎖が起きます。これがデフレスパイラルです。改善策として、政府は金融緩和を行います。日本銀行が市場にお金を多く流して、相対的に円の価値が下がる状態に誘導するのです。市場に円があふれれば、自然と円安になります。希少価値のものは値段が高くなるけれど、世の中にたくさんあるものは安くなる、というのと同じ原理ですね。日本の主要産業は輸出産業なので、円安になれば企業は儲かります。トヨタなどの輸出企業は利益を増やし、「景気は良くなった」「アベノミクスは成功した」ともいわれますが、多くの一般市民にはあまり良くなった実感がありません。そこで実態を知るのに有効なのが「消費者物価指数」です。消費者物価指数が下がっているということは、市民が前よりも物を買わなくなった(買えなくなった)ということ。2015年の基準年に対して、今年は総合的に消費者物価指数が毎月下がり続けています。これは、一部の企業が好調でも利益が社員に還元されていない(賃金が上がっていない)ということ。非正規雇用者にはもっと回ってきていませんね。政府はこの状態を認識しており、企業に対して賃金を上げるように働きかけ、消費税増税も先送りにしました。消費者物価指数が上がれば、本当に景気が良くなっているという証拠です。毎月ニュースで発表される消費者物価指数を見ながら、自分の体感景気とぜひ比べてみてください。◇ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年10月19日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年10月18日野草の美しさをヒントにしたスキンケア松山油脂株式会社は、10月11日(火)に「北麓草水」から、5つの新商品を発売することを発表した。「北麓草水」は富士山麓の野草や伏流水に着目したスキンケアやヘアケア商品を提案している。植物の力で肌にハリを今回発売される新商品は、アマチャヅル葉エキスやヤマブドウ樹液など、植物由来の保湿成分を配合。5つの新商品ラインナップは以下の通り。【北麓草水ディープモイストセラム】は、米由来の2種のエキス(純米酒・コメエキス)の他、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルを配合した美容液。油分により肌なじみがよく、肌表面に膜を作ることにより、乾燥を防ぐ効果がある。特に目元や口元を集中的にケアするにはオススメ。ほのかに純米酒の香りがある。【北麓草水モイストセラム】は、アマチャヅル葉エキスやヤマブドウ樹液を始め、16種類の植物から採取したエキスを19種類配合。植物由来の保湿成分が、肌を乾燥から守り、やわらかい肌へ変えていく。植物由来ならではの、心落ち着く香りも魅力の1つと言える。【北麓草水モイストシートマスク】、【北麓草水ディープモイストシートマスク】には、保湿成分としてアマチャヅル葉エキスを配合。みずみずしい使用感が特徴のモイストシートマスクと、角質層に浸透し、しっとりとした使用感が特徴のディープモイストシートマスクの2種類から選べる。【北麓草水モイストマスク】は、洗い流すタイプのマスクで、洗顔後の肌に塗り、3分ほど置いたら洗い流す。純米酒由来のアミノ酸を中心とした保湿成分が角質層に浸透し、肌をやわらかくしてくれる。しっとりとしたリッチな使用感で、マスクを洗い流した後も肌の潤いを実感できる商品となっている。ほのかに純米酒の香るマスク。北麓草水商品は、北麓草水オンラインストア、全国7店舗の直営店にて購入が可能となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※松山油脂株式会社のプレスリリース※北麓草水の紹介ページ※北麓草水オンラインストア
2016年10月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ドーピング」です。***リオ五輪の開催前、ロシアの国家ぐるみのドーピング隠蔽行為が発覚し、問題になりました。世界にドーピングの衝撃が走ったのは、1988年のソウルオリンピック。100m走で、ベン・ジョンソンがカール・ルイスに勝ち、人類初9・8秒台を切るタイムを叩き出しました。ところが、ドーピング検査で陽性になり、ジョンソン選手の金メダルは剥奪されてしまいました。ほかにも陽性の選手が後を絶たず、これをきっかけに1991年にジョンソンの祖国、カナダでアンチ・ドーピングの機関が誕生。1999年には世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が設立されたのです。ドーピングは必ずしも、選手が故意にしているとは限りません。たまたま飲んだ薬の中に禁止成分が入っていて、引っかかるケースも。テニスのマリア・シャラポワ選手が2年間の出場停止処分になりましたが「禁止薬物とは知らなかった」と提訴しています。禁止成分は随時更新されますから、ドーピングを避けるには、選手だけでなく、チームやコーチ、医師や薬剤師も正しい知識が必要。WADAやJADA(日本アンチ・ドーピング機構)はそれぞれの立場での注意を促しています。ドーピングは、製薬会社のビジネスとも密接な関わりがあると指摘する声もあります。合法的に運動能力が上がる薬となれば、ビッグビジネスになりますよね。最近はWADAと大手製薬会社が情報を共有してドーピングを未然に防ごうとしていますが、これも諸刃の剣。規制をすり抜ける新薬が開発され、後にその成分が規制されるというイタチごっこにもなってしまいます。今回のリオ五輪で、IOC(国際オリンピック委員会)が、ロシアの参加を全面禁止にしなかったことに対して、処分が甘いという意見もありました。しかし、五輪は平和の祭典。開催期間は休戦し、人種や国境を超えて皆が参加すること、五輪を続けることに意義があります。大国ロシアが抜けてしまったら、その秩序が崩れてしまう可能性も。そもそも、スポーツとは何を競い合うものなのか?原点に立ち戻り、清い戦いを見せてほしいですね。フェアな戦いこそが感動を与えてくれます。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年9月21日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年09月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「東京都知事」です。***新しい東京都知事が、初の女性知事・小池百合子さんに決まりましたね。東京がどれほどの大都市なのか、数字の面から見てみましょう。2016年度の東京都の年間予算は、13兆6560億円。日本の国家予算総額が96兆7218億円ですから、比較しても相当な額というのがわかります。また、この東京の予算額は、スウェーデンの国家予算に匹敵する(!)規模です。GDP(国内総生産)では、東京都は2015年度見込みで92兆9000億円=約1兆1326億ドルです。世界のGDP順位を見ると、1位はアメリカ約18兆ドル。2位中国、3位日本が4兆ドル台。数字上では東京は12位に匹敵し、スペインやメキシコのGDPより勝っているのです。都市別に見ると、2014年の1位は東京。2位NY、3位ロサンゼルスと続きます。東京は経済的には、国レベルといってもいい大きさなんですね。日本の総理大臣は議会が選びますが、都知事は直接民主制によって、私たちが直接選べます。つまり、東京都知事は東京という一つの国の大統領のようなもの。また、東京には、日本の全人口の約1割が集中。大企業の本社や外国企業の5割は東京にあり、日本の税収のうちの約4割は東京から集められています。これだけの人とお金が動いている少なくないんです。たとえば、石原慎太郎さんが都知事だったとき、東京の空気の浄化のために、ディーゼル車の走行を規制しました。これにより、自動車メーカーは、世界一基準の厳しい排気ガス規制に対応できるクリーンな自動車を開発。日本の技術力を上げるきっかけになりました。石原都知事はほかにも、日本史を都立高校の必須科目にしたり、横田基地の返還要請をし、航空管制の一部を返してもらうなど独自の政策を実行していきました。近年は任期が短くて、実績を残す機会は減っていますが、都知事は日本全体にも少なからぬ影響を与える存在ということに変わりはありません。予算が膨らむ東京五輪問題や土壌汚染を抱える築地市場移転問題など、小池流改革手腕でバッサリ切り込んでいってほしいなと期待しています。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年9月7日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年09月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「イギリスのEU離脱」です。***6月にイギリスは、EU離脱の是非を問う国民投票を行い、離脱派が勝利。残留派のリーダーだったキャメロン首相は辞任し、テリーザ・メイが首相になりました。投票結果は残留派48%、離脱派52%の僅差。EU離脱の選択は、世界に衝撃を与えましたが、実はイギリス国内でも「まさか本当に離脱になるとは!」と驚きの結果だったのです。離脱に傾いた大きな理由は、難民問題。離脱派の元ロンドン市長ボリス・ジョンソンは、「難民が流れ込んだせいで国内の失業率が上がり、テロの脅威にさらされている。EUを離脱し、イギリスは主権を取り戻すべきだ」と主張しました。EU(欧州連合)とは一つの大きな国のようなものです。第一次、第二次世界大戦で大きな犠牲を払ったヨーロッパは、資源争いによる敵対をやめ、まとまる必要に迫られました。EUを立ち上げ、資源を分かち合い、関税を取り払って、人・もの・お金が自由に行き来できるようにしました。ヨーロッパ全体で協力し合うことで、安全保障と大きな経済成長を得たのです。しかし、EU加盟の恩恵は国ごとに差があります。イギリスやフランスは借金の多い国々を助ける役回りになり、経済的負担は少なくありません。また、EU内には法律があるので、国内で勝手に物事を決められない不自由さも出てきました。ジョンソンが「主権を取り戻す」と言ったのはそういう理由です。ジョンソンは有力な次期首相候補でしたが、離脱が決まると立候補を取り下げてしまいました。他にも、国民投票後に現場を退いた離脱派の政治家もいました。つまり、覇権争いのために、離脱の主張をしていた議員が少なからずいたということ。それだけ、国民の不満は募っており、支持を得るには格好のテーマだったのです。首相のなり手はなかなか見つからず、残留派だったメイが名乗りをあげます。メイ首相は22人の閣僚のうち7人に、ジョンソンを含む離脱派の閣僚を据えました。離脱のニュースの後、ポンドは下落、円高ドル高の流れに。世界経済にも影響を及ぼしています。イギリスがEUを離れ、どんな政策で問題解決していくのか世界が注目しています。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年8月31日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年08月30日