意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「温室効果ガス46%削減」です。環境の問題だけではなく、経済の生き残り策 。4月に気候変動サミットが開かれ、各国が温室効果ガスの削減目標を表明しました。日本は2030年度までに2013年度比で46%削減するという新たな目標を掲げ、「50%の高みに向けて挑戦を続ける」と発表。それまでの目標値は26%削減でしたから、一気に引き上げた形になります。ところが、環境問題に熱心に取り組む若い人たちが、その数字では足りないと、経産省前でハンガーストライキを行いました。パリ協定では、世界の気温上昇を産業革命前と比べて1.5°Cに抑えることを目標に定めています。そこまで効果を出すには日本は62%の削減が必要だと訴えたのです。ちなみに他国の目標値は、アメリカは2005年比で50~52%削減。EUは1990年比で55%以上減。イギリスは1990年比で78%以上減です。アメリカのバイデン大統領は、オバマ政権で謳われた、温暖化防止と経済格差是正の両方を行う経済刺激策「グリーン・ニューディール」をさらに強化し、「クリーンエネルギー/持続可能インフラ計画」に4年間で総額2兆ドルを投入すると公約で掲げました。中国は、公害により健康被害が多く出たことを機に、環境対策に積極的になり、2030年までの温室効果ガス削減目標は2005年比で65%以上削減。また、2035年の新車販売でガソリン車をゼロに。電気自動車を中心に省エネ・新エネルギー車の割合を5割にし、残りの5割もすべてハイブリッド車にすると昨年秋に発表しました。欧米や中国の削減目標値が高いのは、環境対策がこれからの経済の主戦場になると踏んでいるからです。欧米の大手企業は、石炭や火力による電力に依存する企業とは取引しないと公言していますから、日本も再生可能エネルギーの比率を上げるなどの対処をしないと、このままでは世界の経済市場から日本の企業は排除されてしまいます。環境対策は、地球を守るというイデオロギー的なものから、産業の生き残り策に大きく変わったんですね。AIや再生可能エネルギーなど、あらゆるテクノロジーを駆使し、環境に負荷をかけない産業政策を、国が本格的にとる必要があるのではないかと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年6月16日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年06月12日女優の川口春奈がはま寿司のブランドアンバサダーに就任し、10日から全国で放送される新CM「大とろ祭 はまい!」編に出演することが分かった。「はまのおいしさそのままに、うまい! つまり、はまい」をコンセプトに、大とろを食べて思わず「はまい!」と心の声を漏らす川口の、至福の表情を収めたCM。川口は、撮影現場でも10貫以上を食べるほどお寿司が大好き。頬張る瞬間の自然にこぼれる表情に、撮影はほとんど一発オーケーで進行。監督に「ほんとおいしそうに食べますね」と言われると「仕事でおいしいお寿司を食べられて幸せです」と笑顔を見せた。CMの見どころについて川口は「セットが海が近いお店の設定で、綺麗な光が入る気持ち良い空間の中で美味しいお寿司を食べられたので、すごく自然体な表情を撮ってもらえたかなと思います」とアピール。好きなお寿司のネタを聞かれると「ん~……難しいですが」と悩んだ末に「真いか! えび! あとは、かんぴょう巻きです!」とベスト3を挙げ、「お寿司屋さんに行くと、無意識にこれらを選んでいる気がします。いかのコリコリした食感が好きで、いくらでもいけちゃうんです。かんぴょう巻きは、のりとかんぴょうが好きで、締めに巻物を頼む時はかんぴょう巻きを選びます。お寿司全般好きなので悩ましいですが、これが私のベスト3です」と熱弁した。
2021年06月10日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「出入国管理法改正案」です。難民は犯罪者ではない。廃案後も対応是正を求める。日本の入国管理のあり方が国際的に問題視されています。まず、難民認定率が1.2%(2020年)と、とても低い。さらに、難民申請を却下された外国人が、入国管理の施設に長期間収容されていることも問題になっています。家族と引き離され、無期限勾留のような状況で、体調を崩してもきちんとした手当てが受けられません。扱いが非人道的ではないかと、国連からも再三勧告を受けていました。今国会では出入国管理法の改正が審議されました。改正案には、難民認定手続き中は強制送還が停止されるという規定を3回目以降の申請には適用せず、本国に送還できるという変更が含まれていました。しかし、内戦や封建的な軍政から命からがら逃れてきた人を母国に送り返せば、その人は殺されてしまうかもしれません。改悪案だと、多くの人が反対の声をあげ、3月に名古屋入管施設に収容中だったスリランカ人女性が死亡し、その管理状況が問題視されたことも受け、与党は今国会での審議を断念しました。難民申請をしている人が本当に難民なのかを判定するのは確かに難しいです。パスポートはもとより、その人を証明するものがないからです。けれども、難民=犯罪者ではありません。ただ、入管庁は麻薬カルテルの一味や武装集団を入国させないよう水際を守るのが仕事ですから、入管庁の中で難民審査を行うこと自体に無理があると思います。たとえば、難民局を作り、難民なのか、虚偽の申請をする偽装難民なのかを審査できる体制を整える必要があるのではないでしょうか。日本は難民申請を厳しくする一方で、特定技能制度など、外国人労働者を受け入れる規制緩和はしてきています。労働力のためには門を開き、助けを求める人には閉ざすというのは矛盾しています。欧米には多民族、多文化の土壌があり、移民を国力に反映させる術を持っています。その点、日本は多様性を受け入れるのが不得意なんですね。廃案になっても難民に対する日本の対応は問題が残っています。もしも日本が戦争状態になり、自分が国を逃れ難民になったとしたら?と想像力を働かせて考えてみてほしいです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年6月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年06月05日タレントの堀ちえみが6月1日、都内で行われたGEヘルスケア・ジャパン「ポケットエコー Vscan Air 新製品記者発表会」に出席した。グローバルヘルスケアカンパニーのGEヘルスケア・ジャパンは、ポケットサイズの超音波診断装置「Vscan (ヴィースキャン)」の最新モデル「Vscan Air(ヴィースキャン エアー)」を発売。その記者会見に口腔がんや食道がんを患って闘病生活を送り、現在も治療中の堀ちえみが登壇して病気の早期発見の大切さを説いた。これまでの経緯について堀は「2019年に口腔がんを患い、ステージ4という告知を受けました、2019年2月に手術をし、悪性の部分を取り除いた結果、舌の6割以上を取って太ももの一部を移植しました。首にも転移(食道がん)していて、エコーに命を助けていただいたと言っても過言ではありません」と説明。手術から2年3カ月が経過した現在は通院のほかにボイストレーニングやリハビリに取り組んでいるそうで、「通院は耳鼻科と口腔外科、それぞれ3カ月に1回は受診しています。経過観察で検査をし、食道がんも経過観察で半年に1回は胃カメラを飲んで再発の有無を診ていただいております。リハビリはコロナ禍なので1カ月に1回、ボイストレーニングは1週間に1回、リモートで先生に2時間ご指導していただいております」と明かしつつ、「コロナも怖いですけど、がんも進行してしまうと非常に恐ろしい病気。そちらの方も対策をちゃんとしながら検査を受けて早期発見できるようにしています。今は全然元気で、喋り方が後遺症として残ってしまいましたが、職業柄話せるように毎日最低でも15分はリハビリとボイトレをやるように心掛けています」と将来を見据えていた。堀は来年3月にデビュー40周年を迎える。「コロナ禍ということもあって事前に決められないもどかしさはありますが、歌の方は変わらず1曲でも多く歌って皆さんにご心配をお掛けした分、安心していただけるように頑張りたいと思っています」と40周年記念コンサートに意欲を見せ、ファンの前で歌うことを「一つの目標にして頑張ります。そこは実現させます!」と力強く宣言。「喋り方も含めて以前と変わってしまった部分で最初は命が助かったけどこの先どうやって生きていこうかと思ったところからスタートしました」と改めてこれまでを振り返り、「落ちるところまで落ちたから後は楽しみしかありません。今はそういう気持ちです。辛いことがありましたけど、皆さんのお陰で生かせて頂いております。瞬間瞬間が楽しいと思えますし、今は大変な世の中ですが、辛い方に目を向けるのではなく、楽しいことや素晴らしいモノに目を向けて過ごす方が同じ生きていくのであればそっちの方がお得かなと思っています」と前向きだった。
2021年06月02日とうとうお互いに相手を好きだと確かめ合った真柴くるみ(川口春奈)と藤野駿(横浜流星)なのに、なかなかハッピーな展開にはならない、むしろここから、二人の関係は難しくなっていくようで……。シェアハウス恋愛の醍醐味と困難、いよいよ本番です!デートって犬の散歩?真柴(川口春奈)はすっかり葉山(向井理)への思いを断ち切って駿に向き合っているように見えるけれど……(6話より)。©TBS3話ラストで駿(横浜流星)から真柴への「好きかも」、4話ラストで真柴からも駿へ「好きかも」返しと、お互いの思いを告げあった二人。本当ならここからラブラブな時間が、まさに“うちキュン”展開が始まるはずなのに、なかなかうまくいきません。「カップルで行きたい! 東京おでかけスポット10選」のページを見せ、いかにもなデートに行きたがる真柴に対して、シェアハウスの家主である香子(夏川結衣)の飼い犬・こうじの散歩を提案する駿。それでも関係が変わってから初めてのお出かけなのだからと、真柴はめいっぱいおしゃれをします。けれど、駿は「SNSに写真をアップするからか」と全くその真意を理解せず、その後の週末についても「イベントが目白押し」と真柴と過ごすことなど頭にないよう……。価値観が合わない同士はやっぱりだめ?香子について住人たちと語り合うなかで駿が言った「合わないのに無理して一緒にいることないからね。二人でいて楽しかったら二人、一人のほうがよかったら一人」という言葉に自信をなくす真柴。さらに駿が陽人に自分のことを「ただのお隣さん」と言っているのを聞いてしまいます。価値観が合わない同士はやはりうまくいかないのでしょうか。けれど、駿の真意が恒例の次週予告後の時間に明らかになります。このドラマ、本編では自分の価値観を変えようとしない駿に真柴が翻弄される様子や真柴の内面が描写され、ラストの短い時間でその裏で駿が実はどう思っているかが明らかになる、というのがお決まり。今回は「真柴の中に、まだいるからさ。例の社長さんが」と真柴自身も気づいていない、社長への思いが残っていることを気にしている様子。駿の方が真柴のことをかなり強く思っていて、だからこそ踏み込みきれないでいるのです。葉山の登場で駿と真柴の関係はどうなる?(6話より)。©TBS陽人(丸山隆平)にストーカーが?さて、5話はちょっとしたミステリー風味の漂う回でもありました。真柴たちを陰から見張るようなアングルがあったかと思うと、ピンポンが鳴るけど誰もいないという状況が何度か続きます。犯人は真柴のSNSのフォロワーか、もしくは陽人(丸山隆平)のカウンセリングを受けている舟木(黒川智花)か? 真柴の元には聞き覚えのない差出人からの荷物が届くし、舟木はかなり思い詰めている様子……。ピンポンダッシュをしていたのは香子の元夫・礼史(生瀬勝久)だったようです。香子とヨリを戻したくて訪ねてきたのでした。香子はどうしてもかつての結婚生活での彼の振る舞いが許せず追い返しますが、シェアハウスの住人たちから見るとお似合いの夫婦だったよう。舟木はストーカーまがいの行動が増えてきて、陽人から強く言われたことをきっかけに逆上、駿のキッチンカーを訪れて立てこもってしまいます。スマホを持たない駿は、近くの会社で働く真柴に救いを求めて走ります。現代を描くドラマでは、誰かに連絡がとれなくて走るというシチュエーションはこれくらい極端なキャラクターでないと実現しないんだな、と変なところで感心してしまいました。「役に立ちたい、必要だって言われたい」と共感を示す真柴と、「(誰かに必要とされるのではなく)俺は自分で決めたい」と強く言う駿。そしてとことん相手を受け入れようとする陽人。三人三様のやり方で舟木を説得し、結果、彼女も陽人へのこじれた思いを吹っ切る決意をします。全員、自分なりの信念を持って生きている大人であることが描かれているのが気持ちいいところ。陽人と彩夏(中村アン)との関係も気になるところ(6話より)。©TBSトラウト釣りに誘う駿この出来事で改めて自分との価値観の違いを認識しつつも「藤野さんのこともっと知りたい。そう思えるうちは一緒にいるって決めた」と真柴。そして思いがあふれた駿との、キッチンカーごしのキス! そして駿は、ひとりで行くはずだったトラウト釣りに改めて真柴を誘います。真柴ばかりが駿に変化させられているように見えて、恋愛という面倒で手間のかかるもの、ひとりの自由を制限しかねないものにそれでも一歩踏み出したのは駿の変化と言えるのではないでしょうか。謎の荷物は真柴がずっと好きだった元社長・葉山(向井理)からのものでした。葉山と偶然再会してしまった真柴。6話ではなんと葉山がシェアハウスに滞在することに……3人の関係はどうなっていくのでしょう。文・釣木文恵ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。Information脚本:金子ありさ演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン・向井理、夏川結衣他放送日:TBS系毎週火曜日夜10時〜文・釣木文恵
2021年05月25日漫画家のセモトちかさんによる、不倫を描いた漫画『サレタガワのブルー』。漫画配信アプリ『マンガMee』で上位を獲得するなど、人気を見せています。そんな『サレタガワのブルー』がテレビドラマ化決定!発表にはネット上でも歓喜の声が上がりました。主人公・田川暢役を演じるのは俳優の犬飼貴丈さん。またW主演で、田川藍子役を演じるのは、2021年3月にアイドルグループ『乃木坂46』を卒業した堀未央奈さんです。2人のポスタービジュアルを、原作者のセモトちかさんが描いたオリジナルイラストも公開されています。『サレタガワのブルー』は、愛妻家のイケメン夫が、妻に不倫をされることから始まる新感覚不倫エンターテインメント作品。主人公・田川暢(たがわのぶる)はイケメン、デザイナーで高収入、愛妻家の誰もが羨むイイ夫。大好きな妻・藍子(あいこ)に尽くし、家事に仕事に努力を惜しまない。藍子も家事一切を仕切ってくれる暢に優しく、ラブラブな2人。一見幸せそうな夫婦生活を送っていた暢だが、ある事実を目の当たりにする。彼が見たのは職場の上司との不倫を全力で楽しんでいる藍子の姿だった…。「まさか藍子さんが…そんなはずはない…」優しく可愛らしい藍子が自分を裏切るはずがない。だがそんな願いは届かなかった…修羅場を迎え、自分の欲望に忠実に生きる藍子に、復讐を決意する暢。「いい女はね、自分の望みは確実に全部叶えるの」暢に、史上最凶の不倫妻を裁くことはできるのか!?ドラマイズム「サレタガワのブルー」ーより引用原作者の、セモトちかさんは「田川暢役の犬飼貴丈さんはまさに思い描いていたご本人だった」と、配役が決まった時には驚きと感動で声が出たといいます。また、堀未央奈さんについても、「撮影現場でプロ根性を見た」と絶賛。ドラマ『サレタガワのブルー』は、TBS・MBSで同年7月13日の深夜から放送です![文・構成/grape編集部]
2021年05月22日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「Z世代」です。世界中で抱える問題。解決の鍵となるZ世代。バブル世代と氷河期世代は「X世代」、‘80~‘90年代半ばに生まれたゆとり世代は「Y世代」、‘90年代半ば~2010年代初めに生まれた若者たちは「Z世代」と呼ばれています。Z世代に注目が集まるきっかけとなったのは、人権運動家のマララ・ユスフザイさんや環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんの登場でしょう。ティーンエイジャーが、人権や地球環境が脅かされている窮状をSNSを通じて訴え、それらを守ろうとするアクションは世界で同時多発的に起こりました。そうして、経済至上主義とは別の新しい幸福の価値観を広げていきました。日本のZ世代は、小学生~中高生の多感な時期に東日本大震災や原発事故を体験しています。義務教育課程で環境や人権、SDGsについて学び、働き方は会社員ベースから、フリーランスベースに移行しつつあります。国や集団に属さずに、強い個として生き抜く新自由主義者がフィーチャーされた時代を経て、人々は戦いに疲れてしまいました。さらに自然災害が頻繁に起こり、景気は回復せず、格差は広がるばかり。個人の力ではどうしようもない状況に陥っています。そんな背景のもと、多様な個が足りない部分を補填し合い、困難を共に乗り越えようとする「コミュニタリアニズム(共同体主義)」がZ世代に広がっていきました。社会環境は目まぐるしく変化しています。人権や環境部門に積極的でない企業は投資の対象にならなくなり、SDGsというゴールを目指さねばなりませんが、大人たちは策がなく困っています。以前、ベンチャー企業と大手企業をマッチングさせる取り組みを取材したとき、大企業の社員はZ世代の新しい感性や価値観をサービスに取り入れようと、熱心に若い起業家たちの意見を聞いていました。これまでは若者の意見といえば、流行物やギャル語など、トレンドとして取り上げられる程度でした。しかし、今後は、デジタルネイティブのZ世代から新しい知見を学び、大人は資本やマーケットを若者に提供するなど、ウィンウィンの関係を築く必要があると思います。互いに協力しなければ乗り越えられそうにない問題が世界に山積みなのです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年5月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年05月21日女優の川口春奈が16日、YouTubeチャンネル『川口春奈オフィシャル はーちゃんねる』で、デビュー当時の“カオスな日常”を明かした。この日公開された動画「12歳の川口春奈はギャルだった【超貴重映像】」で、芸能界デビューのきっかけとなった小中学生向けのファッション雑誌『ニコラ』について語った川口。小学6年生の春休みに、『ニコラ』愛読者だった幼なじみから「写真を撮らせて」とお願いされたそうで、「いいよ~みたいな感じで送ったのがきっかけで」「私の原点です。デビューのきっかけは『ニコラ』のオーディション」と、懐かしそうに振り返った。デビューしてしばらくは、地元である長崎県の五島列島に住んでいたため、「まあ通ったよ。週に2回くらいは船で通ってて。東京の直行便がないのよ。行きは飛行機で行けるけど、帰りは福岡まで飛行機で行って、博多から(船で)9時間半かけて地元に帰って」と回顧。島に到着すると、母親が車で迎えにきてくれたそうで、「車の中で制服に着替えて、学校に行って。今思えば、カオスだったなって思うけど、そのときは楽しかったというか、必死だったから」と、仕事と学校の両立に苦労したことを吐露。また、「島だしド田舎だし、私はこの雑誌の存在すら知らなかったし。物珍しくて、中学校のクラスの前に、先輩やら後輩やら見に来る。それくらいド田舎だったから、すごかったですよ」と、人気モデルとなった当時の反響を明かした川口。「いまだに『ニコラ』のときから好きですって言って、応援してくださる方もたくさんいる」と言い、「『ニコラ』ってすごいなって改めて思う。このときがあったから今があるんですけどね」と、しみじみ語っていた。
2021年05月19日上白石萌音×玉森裕太にキュンキュンした『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』のあとに始まるのは、『着飾る恋には理由があって』。川口春奈、横浜流星、丸山隆平……とキャスティングを見ただけでわくわくします。TBS火10ドラマにまたしてもこころを根こそぎもっていかれるのか?今夜の放送の前に、見どころを解説します。脚本は『恋つづ』の金子ありさ主人公の真柴くるみ(川口春奈)は、アクシデントをきっかけに料理人、藤野駿(横浜流星)と出会う。©TBS川口春奈主演の『着飾る恋には理由があって』が本日20日夜10時からスタートします。『逃げるは恥だが役に立つ』や『カルテット』、『義母と娘のブルース』など、名作ドラマをいくつも生み出してきたTBS火曜22時枠。そんななか、2020年1月期に放送された『恋はつづくよどこまでも』で佐藤健×上白石萌音による少女マンガさながらの恋愛模様に夢中になる人が続出。以来、『この恋あたためますか』、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』など、TBS火曜22時枠はキュンキュンがあふれんばかりの恋愛ドラマが定番になりつつあります。『着飾る恋には理由があって』は、『恋つづ』の金子ありさによる脚本。中谷美紀のコメディエンヌぶりが印象深い『私、結婚できないんじゃなくて、しないんです』、禁断の恋に迷い悩む有村架純の姿が胸をしめつける『中学聖日記』と同じく、金子脚本×新井順子プロデューサー×塚原あゆ子監督のタッグが満を持して生み出すオリジナル作品です。横浜流星、丸山隆平、向井理、豪華男性キャスト!主人公は、きれいに着飾ることを自身のアイデンティティとしていた真柴くるみ(川口春奈)。仕事はインテリアメーカーの広報。SNSのフォロワーがたくさんいるインフルエンサーでもあります。いつも誰かの目を意識して背伸びしている彼女が、ひょんなことから年齢も仕事もさまざまな4人とともにルームシェアをすることに。自分の好きなときだけキッチンカーでバルを営業する料理人である藤野俊(横浜流星)は、マイペースなミニマリスト。自分とは違う価値観を持った人と暮らすうち、くるみはどう変わっていくのか、そして俊との関係はどうなっていくのか……。横浜流星演じる藤野駿は、シンプルな生活を追求する超マイペースな性格らしい。©TBSくるみが働く会社の社長を演じる向井理、くるみや俊とともにルームシェアをするオンラインカウンセラー・寺井役の丸山隆平と、主人公を取り囲む男性キャストも気になるところ。藤野駿のはとこで、オンラインカウンセラーとして悩み相談を請け負っている関西人・寺井陽人(丸山隆平)。©TBS「インフルエンサーとミニマリスト」なんてまさに現代を映し出すようなキャラクターですが、実際のところ、私たちは新たな概念であればあるほど、その対象を類型的なイメージに当てはめてしまいがち。けれど、それで理解したことにしてしまったら、そこからは何も生まれません。『着飾る恋には理由があって』というタイトルが指す、その理由とは何なのでしょう?くるみがさまざまな価値観に出会うのと同じように、私たちもこのドラマを通じて新しい価値観を知ることができるかもしれません。文・釣木文恵ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。Information脚本:金子ありさ演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン、向井理 他放送日:TBS系毎週火曜日夜10時〜文・釣木文恵
2021年04月20日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「米中外交」です。体制の違いにより対立が顕著に。注視が必要です。アメリカの外交政策を、国際協調から「アメリカ第一主義」に大きく方向転換したトランプ前大統領。バイデン大統領は2月の演説で、「アメリカは戻ってきた」と世界に向けてメッセージを発し、再び協調体制に戻すこと、失われた同盟関係を修復することを宣言しました。問題は対中国です。就任前には「弱腰になるのでは?」と推測する声がありましたが、それを覆すかのようにバイデン政権は中国に強い姿勢を示しています。人種や宗教によって差別することは許さないと、新疆ウイグル自治区や香港、東南アジアに対する中国の挑発的な支配姿勢を批判。「中国の経済的虐待に立ち向かう」「人権や知的財産、グローバルガバナンスに対する中国の攻撃を押し返す」などと表現しました。中国への強硬姿勢は、トランプ時代と変わりませんが、バイデン大統領は「アメリカの国益となる場合は、中国政府と協力する用意がある」と付け加えることも忘れませんでした。しかし、米中関係は日に日に緊張感を増しています。3月に行われた米中外交トップ会談では、人権に反する中国の行為を非難したアメリカに対し、「内政に干渉する行為には断固として反対」と、中国側は強く反発しました。中国は自らを民主国家と謳いますが、民主主義の定義が私たち自由主義国とは異なり、最終決定権はすべて中国共産党にあります。バイデン大統領は、中国が民主国家に変わることを期待していたのですが、体制の違いは露わになるばかり。3月末の記者会見でバイデン大統領は「21世紀における民主主義と専制主義のどちらが機能するかの闘い」と発言し、対立を極めました。習近平国家主席は、オバマ政権のころには「G2」として、中国とアメリカで世界の秩序を作ることを呼びかけていました。ところがトランプ政権になり対立関係に。本音ではビジネス上で繋がっておきたい両国ですが、不当逮捕や弾圧が日常的に行われる国相手では安心して投資はできません。今後、たとえば台湾をめぐり、米中関係がさらに悪化した場合には、日本の米軍基地から中国にプレッシャーをかける可能性も。他人事ではいられないのです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。新しい朝の報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~8:00)が放送中。※『anan』2021年4月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年04月16日女優の川口春奈が、カルビー「miino(ミーノ)」の新CMキャラクターに起用され、29日より全国で放送される新CM「食べてミーノ」編に出演することが分かった。これまで川口は、「Jagabee」や「シンポテト」、「ポテトデラックス」など、カルビーのCMに多数出演。どれも好評だったことや、川口自身そら豆が⼤好きだということから今回の起用に至った。夫婦のリラックスしたおうち時間を描いた今回のCM。オーバーサイズの白シャツに身を包んだ妻役の川口が、美味しさに思わず「ん!」と目を見開く。豆嫌いだったはずが、口に運ぶなり「これは美味しい」と言わんばかりに頷く夫に、川口は満面の笑みで拍手する。撮影は、観葉植物やブラウン基調の家具が配置されたナチュラルなテイストのハウススタジオで行われた。夫婦一緒に食べるシーンでは夫役の俳優となかなかタイミングが合わず、思わず笑ってしまう場面も。川口は普段している“体に良いこと”を「あまり意識しているわけではないですが、野菜もすごく好きですし、最近は体を温めるためにお風呂にしっかりと浸かって、体を労っていることが多いですね」と明かす。また、家でのリラックスタイムの過ごし方は「ストレッチとか、体のケアをしながら愛犬と遊んだりしています。(愛犬のアムちゃんとは)毎日お散歩をしていますし、時々綱引きのようにロープを引っ張りっこする遊びが好きなのでやってますね」と語った。
2021年03月26日川口春奈が“着飾る女”を演じるTBS新火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」。この度、本作に向井理と夏川結衣が出演することが明らかになった。本作は、価値観の違う人々がひとつ屋根の下で様々な恋を繰り広げる、うちキュンラブストーリー。川口さんをはじめ、横浜流星、丸山隆平、中村アンといったルームシェアメンバーを演じるキャストがすでに発表されていた。そして今回新たに出演が発表された向井さんが演じるのは、真柴くるみ(川口さん)が広報として働くインターネット通信販売で若者から支持を集めるインテリアメーカー「el Arco Iris」(エル・アルコ・イリス)の社長・葉山祥吾。やり手の若手社長としてメディア露出もあり、一見完ぺきな人物だが、どこか抜けているキャラクター。また、真柴に絶大な信頼を寄せており、そんな祥吾に真柴は密かに想いを寄せている。「僕が演じる祥吾という役にはある伏線があるのですが、今回オリジナル脚本ということもあり、今後の展開が読めないので、台本を読むのが楽しいです」と気になるコメントを寄せた向井さんは、「オリジナル作品ならではの先の見えない面白さがあり、時代に即した内容ですので、幅広い層の皆様にご覧いただきたいです」とメッセージを寄せている。また、真柴がアルバイトをしていた頃に仲良くなった常連さんで、唯一の女友達である人気フードスタイリストの早乙女香子を夏川さんが演じることも決定。真柴は、香子の計らいでルームシェアをすることに。彼女に大きな影響を与える自由奔放で頼もしい姉御というキャラクターだ。夏川さんは「価値観の異なる人たちが住むシェアハウスの中では想像がつかないことが多発しますが、共感できることが多く、クスッと笑えたり、羨ましく思ったり、長い自粛生活を過ごす私たちにとって考えさせられることが多いドラマです」と物語の印象を明かし、「今まで当たり前だと思っていたことが、どれだけうれしいことなのか。見終わった時、大変な日常を過ごすみなさんの気持ちをふと楽にしてくれると思います。是非、ゆったりとした気持ちでご覧ください」と呼びかけている。「着飾る恋には理由があって」は4月、毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月16日川口春奈が4月スタートのTBS火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」に主演。横浜流星が「初めて恋をした日に読む話」以来2年ぶりに同枠に出演することが発表された。本作は、昨年社会現象となった「恋はつづくよどこまでも」をはじめ、幅広い世代の女性の共感を呼ぶ脚本で人気を博す金子ありさが手掛ける完全オリジナル作品。綺麗に着飾ることで自分の居場所を得ていたヒロインが、価値観の違う人々とシェアハウスで暮らしながら、恋をしたり、友情を深める中で、“着飾る”という鎧を脱ぎ捨て自分らしく生きる姿を描く“うちキュン”ラブストーリー。制作チームには、「MIU404」や「わたし、定時で帰ります。」「アンナチュラル」などのプロデュースを担当してきた新井順子、さらに新井氏と多くの作品でタッグを組み、「MIU404」「グランメゾン東京」など多くの話題作を演出してきた塚原あゆ子が集結。この3者のタッグは「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」「中学聖日記」と、話題を呼んだドラマに続く3作目のラブストーリーとなる。そしてこの度、主人公の“着飾る女”真柴(ましば)くるみ役に川口春奈、真柴とひとつ屋根の下で暮らすことになる“ミニマリスト男”藤野駿(ふじの・しゅん)役に横浜流星が決定!2人は本日2月28日(日)16時から番組公式SNSの生配信に出演し、自ら発表した。2月16日のドラマ情報解禁時には出演者が明かされておらず、番組公式SNSで2人のヒント画像や動画を毎日アップし、ファンをヤキモキさせていたが、本日晴れて発表されることに。少し背伸びしつつも頑張り屋な主人公、“着飾る”真柴くるみを演じる川口さんは、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」やNTV「極主夫道」での好演も記憶に新しい。10代からドラマや映画で活躍し、モデル業もこなす一方、最近ではバラエティ番組にもレギュラー出演し、個人のYouTubeチャンネルも注目を集めるなど幅広く活躍。大ヒットドラマを数多く生み出してきたTBSの火曜よる10時枠に出演するのは今回が初めて。一方、真柴とひょんなことからひとつ屋根の下で暮らすことになる、シンプルを追求する“ミニマリスト”藤野駿を演じる横浜さん。2019年1月期に放送し、「はじ恋」として話題を呼んだ「初めて恋をした日に読む話」以来、2年ぶりに火10時枠に帰ってきた。近年ドラマ・映画など話題作に出演し、多様な役柄を演じ分けてきた横浜さんは、今作で演じるのは陽気で自由奔放な役どころであり、これまで見たことのない一面が見られるに違いない。そんな2人から生まれるテンポの良い会話劇にも期待が高まる。◆川口春奈&横浜流星&強力製作陣からコメント到着「出演が決まった時は純粋にうれしくて、みんなで一緒にルームシェアするシーンを想像して」撮影が楽しみになったと川口さん。「横浜さんとは3年ぶりぐらいにお会いするのですが、その時とは違ってお互い歳も重ねて、ちょっと大人な感じのラブストーリーをやれることが感慨深い」と明かす。製作陣については「心強いチーム」と語り、「真柴は頑張り屋で少し背伸びしている部分がある、誰かの為に頑張る女性ですが、駿やルームシェアするメンバーと出会って考え方や少し肩の力が抜けていく彼女の姿をしっかり演じていけたら」と役に対してコメント。また、「間違いなく僕を大きくしてくれたこの火曜よる10時枠に2年の月日を経て戻ってこられたことがうれしかった」という横浜さん。「新井プロデューサー・塚原あゆ子監督の作品も大好きで、いつか一緒にやりたいと思っていて、 今回オリジナル作品を作れることは光栄ですし、川口さんとも久しぶりにがっつり共演できる」ことを楽しみにしている様子。また、「駿は僕が今までやったことのないような明るくて自由人で、独特でどこか掴めない男なのですが、チームを信じて魅力的なキャラクターになるよう頑張りたい」と意気込み十分。そんな川口さん、横浜さんに、脚本・金子氏は「華やかなおふたりですが、とても実直で地に足の着いたお人柄が、役に等身大の生活感を与えてくださる事と思います」とコメント。プロデュース・新井氏も「『最近、今までとは何か違う魅力に溢れているな』と感じていたおふたり。このラブストーリーの企画を練っていた頃から、頭のなかにいたおふたりと今回実際にご一緒できることになり本当に楽しみ」と明かす。「今回の役は、噛めば噛むほど味わい深いキャラクター。おふたりと本読みをした時に、早く完成した映像が見たいとワクワクしました。川口さんと横浜さんの輝き、金子さんの軽快な台本、塚原監督の唯一無二の演出。その3拍子が揃ったとき、きっと『毎週見逃すわけにはいかない!』というラブストーリーになる」と自信をのぞかせる。そして演出・塚原氏も「インフルエンサーというキャラクターに川口さんはぴったりだと思いましたし、陽気なミニマリストという役を、横浜さんがどう作り上げるのか、とても楽しみ」とコメント。「好きな時、好きな様に、好きな誰かと暮らす」。第1話にこんな台詞があります。自由に生きるとは、どう生きることでしょうか。インフルエンサーとミニマリスト、価値観の違う2人の成長と、心がウキウキするような“うちキュン”ラブストーリーに、是非ご期待ください」と語っている。火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」は4月、毎週火曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年02月28日2021年1月25日に、俳優の川口春奈さんがInstagramを更新。「生きるのが少し苦しくなる時がある」という一文から始まる長文の投稿に、反響が寄せられています。川口春奈「不器用でもいいから、頑張んなくてもいいから」川口さんは、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)の帰蝶役などを始め、さまざまなドラマや映画に出演しています。俳優として見せる演技力はもちろん、明るく飾らない性格が人気を集めている川口さん。同日は、愛犬とのツーショット写真とともに、次のような心境をつづりました。生きるのが少し苦しくなる時がある。それは私だけにのしかかるプレッシャーや周りから見たら羨ましいとも思える期待など。たくさん味方やサポートしてくれる友人などがいるけれども結局はその人にしか分からない辛さや孤独があるのね。それはどの世界でも。だから私は全ての世界で頑張る人たちを尊敬し感謝しその頑張りに脱帽します。haruna_kawaguchi_officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 川口春奈(@haruna_kawaguchi_official)がシェアした投稿 川口さんは、プレッシャーに飲み込まれそうな時は、大切な人や母親、愛犬のことを思い出して、自分を奮い立たせているといいます。さらに「私はそんなに強くもないし、よくできてもいない」とつづり、同じような想いを抱えている人に向けて、次のようなメッセージを送りました。今日もいろんなことを思いながら愛犬に癒され明日も頑張って生きようと思ったよ。だからみんな、不器用でもいいから、頑張んなくてもいいから明日を一緒に生きたい。haruna_kawaguchi_officialーより引用心のこもったメッセージに対し、ネット上では「つらい気持ちを抱えていたので救われました」「大切な人のために生きていきたいです」「頑張りすぎずにいきましょう」といったコメントが相次いでいます。人によって抱える悩みはさまざまです。つい周りの人と比べて苦しくなったり、孤独な気持ちに押しつぶされそうになったりする日もあるでしょう。肩の力を抜いて、大切な相手や好きなものを思い浮かべる時間を作っていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月26日女優の川口春奈が、世界に先駆け21日に日本で先行公開されたエンポリオ アルマーニ 2021 春夏の広告キャンペーンビジュアルに、ファッションならびにウォッチ&ジュエリーの広告モデルとして登場した。同ブランドの広告モデルを務めるのは2シーズン目となる。今回の広告キャンペーンテーマは「個性」。エンポリオ アルマーニが目指す、強く、自由で、しなやかな女性像を川口が見事に表現している。今回のビジュアルでは、前回とはまた違ったさらにエレガントで大人な表情もみせている。広告撮影を終えた川口は、「エンポリオ アルマーニの春夏キャンペーンでは“ヴォーギング”という動きで今回のキャンペーンテーマを表現しました。強く、自由に、まっすぐな心を表す舞台演出のような動きを、というディレクションに応じて、自分なりの表現ができるようにチャレンジしました。とても難しい注文でしたが、撮影スタッフの皆さんにも褒めていただきとてもうれしかったです。また、エンポリオ アルマーニの今季のコレクションは、シンプルで軽やか。ナチュラルな色合いが印象的な、素敵なアイテムばかりでした。ビジュアルと共にぜひ注目してみてください」とコメントした。広告ビジュアルの中では、パステルトーンの軽やかな素材を使用したセットアップや、淡いカラーリングがまるで水彩画のようなフラワープリントのオールインワンなど、EMPORIO ARMANIの今季を代表するルックを川口が美しく着こなしている。流れるような静かな動きは、時がとまっているような錯覚を起こし、身体や衣装だけが動いているような芸術的なパフォーマンスを感じさせる。2021春夏広告ビジュアルは、全世界に先駆け日本で先行公開。日本ではビジュアル発表と同時に、アルマーニのオフィシャル公式サイトで全ビジュアルやイメージムービーを公開、1月下旬以降、店舗内コルトン、屋外広告、雑誌、デジタル広告で川口起用の広告キャンペーンが展開される予定となっている。
2021年01月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「子供・若者白書」です。自己肯定感の低い若者たち。長所を伸ばせる社会に。内閣府が毎年国会に提出している「子供・若者白書」。2019年に発表された「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」が話題になりました。これは‘18年の冬に7か国の13~29歳の男女を対象に行われた調査で、国際競争力や結婚観、自ら切り拓く力など、日本の国力に関わる若者の実態を知ることが目的で行われました。この結果、日本の若者は他国の若者と比べて、自己肯定感が低い傾向にあることがわかりました。「自分自身に満足しているか」という問いに対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を含め、イエスと答えた若者は、日本は5割に届きません。ところがアメリカは「そう思う」が57.9%。肯定的回答を合わせると、欧米諸国はほぼ8割を超えています。「自分に長所があると感じているか」という問いには、「そう思う」と断言する日本の若者はわずか16.3%。他の6か国は日本の倍近く、さらにそれ以上の高い割合で「そう思う」と答えています。日本の若者の自己肯定感の低さは、自分は役に立たないと感じる「自己有用感」の低さが関わっているようだと内閣府は分析しています。一方で、家族に大切にされていると感じる若者は多く、海外留学や海外居住を求める割合は低い。堅実で謙虚な優しい日本の若者像が浮かび上がりました。なかでも気になったのは、「よく嘘をつくか」という問いに7割の若者が、つかないと答えている一方で、「人は信用できないと思う」という設問に肯定的回答をした割合が5割以上。これは、政府のモリカケ問題や桜を見る会の問題、ブラック企業やいじめを隠蔽しようとする学校など、社会に対する不信感の表れなのではないかと思います。「うまくいくかわからないことに意欲的に取り組むか」という設問にはイエスとノーの回答がほぼ半々でした。成功体験の有無が影響しているのかもしれません。1月11日は成人の日。若者たちがそれぞれの特性に応じて活躍できる環境を、社会として作るべきではないでしょうか。若者のみなさんには、とるに足らない人間なんていないのだから、好きなことを追求して長所を伸ばしていってほしいと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が昨年公開された。※『anan』2020年1月13日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月09日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「脱ハンコ」です。無駄な手続きを省くのが目的。押印否定ではない。菅政権になり、書類に押印をする手続きを簡略化しようと「脱ハンコ」の動きが官民で急速に進んでいます。コロナ禍のなか、テレワークが推奨されながらも、経理部門などでは、押印のためにわざわざ出社しなければいけないというような事態になっていたことも、改革の後押しとなりました。ただ、河野太郎行政改革大臣も話していましたが、政府はすべての押印をなくそうとしているわけではありません。印鑑証明や銀行印、契約書の押印などは残ります。そもそもハンコの問題ではなく、書類申請や申し込みなど、責任を分散させるために何人もの承認印を押させるなど、煩雑だった手続きを見直すことから始まりました。契約書の押印も、実は民法上では必須ではありません。口約束でも証明さえできれば契約は成立します。ただ、たとえば裁判になったとき、「自分で判を押した」ということが本人の承認意志の有無の証明になるため、押印を求められることが常になっているのです。インターネットの登場とともに電子取引が増え、2001年には電子署名法が施行されました。しかし、電子認証の申請手続きのハードルが高く、なかなか利用されませんでした。その後、テクノロジーが発達し、民間企業の方で電子署名の仕組みが進み、2017年以降、電子契約サービス市場は急速に伸びています。2018年に約37億円程度だったのが2023年には198億円になる見込みです。コロナ禍で契約者数が増え、電子契約サービスを導入している日本の法人数は300万社前後にのぼりました。Eメールの登場で、逆に、手書きの文書が特別なものになったように、今後、印を押す行為は文化として継承されていくのではないかと思います。脱ハンコは菅政権の行政改革の「1丁目1番地」。デジタル化の一つとして進められました。安倍政権のころから提案されていた事案。代替サービスもありますし、押印の必要性は法的根拠もなく、なんとなく皆が続けていた古い産業形態だったので、おそらく誰も反対はしない。ここにメスを入れるのは、菅総理にとって、手柄を立てるのにもってこいのテーマだったんです。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月23日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月24日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「大阪都構想」です。大阪をきっかけに、都市のあり方の再検討が進めば。11月1日、大阪都構想についての住民投票が行われ、反対多数で否決されました。大阪都構想とは、大阪府が「都」になることではありません。大阪市を廃止して、4つの特別区として再編。東京23区のように地域ごとに行政区を割って、地域特性を生かし細やかな地域サービスを実現。広域的な行政は大阪府が行うという提案でした。これまで大阪府も大阪市も同じように権限を持ち、財源もあるため、「二重行政」となって税金の無駄遣いになっていると問題視されていました。たとえば、大阪府で高層商業ビルを建てたのに、同じようなビルを大阪市でも建てたり。あるいは、府がやろうとすることに市が反対し、プロジェクトが進まないというような事例も重なり、大阪の産業の衰退を招いたといわれてきました。それを解消しようと当時、府知事だった橋下徹さんと松井一郎さん(現在の大阪市長)が中心となり、2010年に「大阪維新の会」が立ち上がり、大阪都構想を掲げたのです。2015年に住民投票をしましたが否決。今年2度目の住民投票も再否決され、廃案になりました。大阪維新の会は新自由主義的な政党なので、競争させて無駄は省くという考え方。コストカットの側面から、行政サービスが悪くなるんじゃないか、というのが反対派の見立てでした。廃案になったものの、菅総理は「大都市制度の議論に一石を投じた」と提案については一定の評価を示しました。実際、平成の大合併により、多くの市町村の再編が行われ、同じ市のなかでも中心部は潤うが山間部は廃れるといった格差も生まれてしまいました。逆に、合併を選ばなかった村が地域特性を生かして発展していったケースも。社会的ニーズが多様化し、生活環境が変化に富むいま、暮らしや財政の基盤となる行政はもう少しミニマムにしていったほうが、隅々にまで目が届くのではないかと思います。松井市長は、その後、大阪市を残したまま区の権限を強くする8つの「総合区」を設置する条例案を来年2月に市議会に提案すると表明。大阪に限らず、これを機に地方行政のあり方を再検討する動きが進むことを望みます。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月08日女優の川口春奈が22日、YouTube公式チャンネル『川口春奈オフィシャル はーちゃんねる』に出演。芝居への意気込みを語ったほか、YouTubeやバラエティに対する思いを明かした。この日公開された動画「ドラマ”極主夫道”からSPゲストが来てくれたよ!【対談】」内で、今後の女優業について聞かれた川口は、「この人ととか、こういう作品をやりたいっていうよりは、全部ご縁というか。私を求めてくれる、必要としてくれる、そういう作品に巡り会って、そこで自分ができることを一個一個積み上げていくしかない」という自身の思いを吐露。今年は、NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』や、日本テレビ系のドラマ『極主夫道』に出演するなど、女優業にまい進した1年だったが、「先の目標を立てるよりは、今あることを頑張りたいと思う」「もうちょっと経験、場数を踏んで、お芝居を楽しめるようになりたいな」と笑顔で語っていた。また、今年開設したばかりのYouTube公式チャンネルでは、実家に里帰りする様子や寝起きから始まるモーニングルーティンを公開するなど、ナチュラルな姿を披露して、たびたび話題に。「女優さん、芸能人っていうよりは、もっともっと身近に感じてほしいから」と始めたきっかけを明かした川口は、YouTubeやバラエティ番組を通して、「色んな人に知ってもらえる人になりたい。近くに感じてもらえる人になりたいなって思います」と意気込んでいた。
2020年11月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「新疆ウイグル問題」です。企業のSDGsの意識を強めるきっかけになった。中国の新疆ウイグル自治区では、中国政府がウイグル族の人々を弾圧したり、100万人以上を収容所で強制労働させているなど、非人道的な行為が長年、世界的に問題になっていました。ウイグル族はイスラム教を信仰しており、中国共産党は実質的に宗教の自由を認めていません。特定の宗教は弾圧し、言葉や文化も漢民族への同化政策をとっています。そのことに反発し、一部のイスラム原理主義への回帰思想の人たちがテロを起こすようになり、中国共産党はそれらの過激派をテロ組織と認定し、取り締まりを強化するという悪循環も生まれているのです。今年、新疆ウイグル問題がさらに注目を浴びたのは、3月にオーストラリアの政府系シンクタンクが、世界の82社のサプライチェーン(部品や原材料の調達から製造、販売、消費までの一連の流れ)に、ウイグル族の強制労働が含まれていると発表したからです。そのなかにはアパレル、自動車、電化製品、携帯端末、ITなどの世界の有名多国籍企業や日本の企業も数多く含まれていました。これまでは人権や環境に配慮していると宣言していた企業でも、ウイグルの人たちから搾取するような強制労働に加担していることが明らかになり、各社対応に追われました。いまやESG投資が広まっており、人権や環境に感度が高い企業が投資の対象になり、それらに問題を抱えているとただちに企業価値を損ねます。しかし、サプライチェーンは多岐にわたっているため、メーカー側にしてみれば、まさか自分たちの会社が!と寝耳に水の出来事でもあったのです。トランプ政権は6月にウイグル人権法案を施行。ウイグル族弾圧に関与していることがわかった中国当局の担当者に、制裁を科せるようにする法律です。9月にはウイグル自治区で生産されている綿製品の輸入の禁止を宣言し、対中政策を強化しました。もしかしたら、私たちが普段着ている服や使っているスマホが、ウイグルの人々の強制労働につながっているかもしれません。そういう想像力を欠かさないようにしたいですね。こういう動きをきっかけに、SDGsの取り組みが世界的に進むことを願います。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月19日女優の川口春奈が17日、都内で行われたカルビー「ポテトデラックス全国制覇記念イベント」に出席した。カルビーのポテトチップス『ポテトデラックス マイルドソルト味』は、通常のポテトチップスより3倍の厚さがあり、このほど全国での発売を完了した。イベントはこれを記念して行われ、イメージキャラクターの川口春奈がCMで着用したゴールドのドレス姿で登場し、「商品のパッケージにゴールドの部分があったりとか世界観に合わせて作っていただいたので、撮影の時にすごく可愛いかったなと思ったことを思い出しました」と久しぶりに着用したゴールドのドレスに満足そうで、「たくさんの方に食べていただきたいし、知っていただきたいと思っていたので、今日はすごくうれしいです」と全国での発売完了を喜んだ。同商品については「何より美味しいし名前もデラックスがついていますよね。厚みがあって食べごたえがあります。すごく満足感があって他のポテトチップスにはない商品だと思います。私もハマっちゃって一袋ペロリでした(笑)」とすっかり気に入った様子。またこの日は全国で発売を完了したということで47都道府県にちなみ、47個の同商品を関係者からプレゼントされて「うれしいですね。食べ過ぎちゃうので気をつけながら美味しくいただこうと思います」と笑顔を見せた。また、イベント後半に旅好きだと告白した川口は「旅行は大好きで海外にもよく行っていました。今は行きづらい状況で寂しいですが、昔から1日2日休みがあったら実家に帰ったり温泉に出掛けたりしましたし、どこかへ行くのは好きですね」と明かしつつ、「一人旅もしてみたいですね。国内はあるんですが、海外に一人で行く機会がなかったので、行ってみたいと思います」と願望を語った。温泉にも興味津々で「制覇は難しいとは思いますが、色んな土地の温泉にも浸かってみたいですね。温泉は大好きなんです。熱いお湯が好きですね」と目を輝かせていた。
2020年11月18日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「小選挙区制」です。時局により、すぐ体制が変わりやすい選挙制度。安倍前総理の退陣により発足した菅内閣の任期は2021年の9月末までです。支持率の高いうちに衆議院を解散、総選挙を行って、盤石な体制を整えようという声も自民党内から強く上がっています。いま衆議院選挙で取り入れているのは小選挙区比例代表並立制。小選挙区制では、1つの選挙区から1人を選出します。この場合、与党かそれ以外か、ほぼ一騎討ちになるため、時の風によって体制が一気にひっくり返りやすい。民主党政権も、原発や消費税問題で対応を間違い、あっという間に政権が自民党に戻ってしまいました。小選挙区制では少数派の意見を拾いにくいという問題もあります。実は1993年までは中選挙区制でした。同じ選挙区内から3~5人を選べたので、多様な議員を国会に送ることができたのです。ただ、選挙区が広いと選挙運動に金がかかり、地元の有力者や代々政治家家系の候補者が有利になり、汚職も広がりやすい。それを改善しようと小選挙区制になりました。選挙で「支持する候補者はいるが、所属する政党は支持していない。どうしたらいい」という悩みをよく聞きます。僕は、小選挙区制では政治家個人の資質を見て選び、比例代表制の政党は、普段から自分の考え方に近い政党に投票するようにしています。ただ、比例代表制も、党の判断で名簿上位に並んだ候補者が私たちが選んだわけではないのに当選し、その後、汚職にまみれていく問題などが起きています。自民党の青年局が73歳定年制を打ち出したときには、党内でも相当の抵抗がありました。73歳を越えた候補者が比例代表の名簿の上位におり、本当にこの人たちは必要かと切り込んだのです。国民にとっていい政策を実現するには、与党と野党が緊張関係を持ち、多様な意見が飛び交い、慎重に議論できるようにしておくことが必須です。現在、女性議員や女性閣僚の比率はOECD加盟国でも日本は最低レベル。時代にマッチした、新しい感覚を持った議員が活躍できる国会や政府であってほしいですね。そのためにこの選挙制度は最適なのか、あらためてチェックする必要があるのかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「菅内閣誕生」です。なぜ改革が必要か、目的と理由の情報公開も求む。安倍総理が病気を理由に退陣。9月16日、自民党の菅義偉総裁が、第99代内閣総理大臣に指名され、菅内閣が発足しました。就任の記者会見ではデジタル化強化のために新しくデジタル庁を創設することや、少子化対策として不妊治療の保険適用を実施したいと発言しました。安倍政権の流れを汲み、継承していくのは安全保障政策や自衛隊のあり方、憲法改正など。菅さんは外交経験は少ないため、ロシアのプーチン大統領など、前総理がこれまでに積み上げてきた信頼関係を生かし、体調が回復し次第、安倍さんが外交特使として派遣されるのではないかと注目が集まっています。特にいまは、アメリカと中国が牽制し合っている最中なので、前任者に託すというのは、いい対策なのではないかと思います。一方、内政に関して菅内閣は、積極的に改革を行おうとしています。安倍さんとの大きな違いは、菅さんは世襲政治家ではなく無派閥ということ。会見でも「行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打ち破り、規制改革を全力で進める」と断言していました。前政権では、成長戦略が道半ばで終わってしまったので、これからは民間の参入を積極的に打ち出すことになりそうです。政府内でもベンチャー企業が活躍できるかもしれないという期待は、企業家の間に高まっています。また、官邸人事は強化されるでしょう。内閣の方針に沿う人は重用するけれど、抵抗する人は容赦なく切るという傾向は今後も続きそうです。9月には「日本学術会議」が推薦した候補者のうち6名の任命を見送りました。その理由が不明だという声が上がりましたが、明確な説明はなされていません。パンケーキ好きなど、柔らかいイメージのメディアプロパガンダも効いて、就任時には74%と高い支持率を集めました。しかし、改革により、特定の産業や企業、一部の富裕層や企業家にのみ利益がもたらされ、弱者が切り捨てられることになってはいけません。「誰にとっての改革なのか」ということは見失わないでほしいと思います。また、なぜ改革が必要なのか、目的と理由に関するしっかりとした情報公開はぜひ求めたいところです。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「政府事業の民間委託」です。問題点は行政側に。新規民間の参入と育成が課題です。新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」の支給において、経済産業省がサービスデザイン推進協議会に事業委託。そのほとんどを電通に再委託していたことが発覚し、中抜き疑惑が湧き起こり問題になりました。こういう大きな行政事業は、お金の管理、宣伝文句やデザイン、業者への発注など、仕事が多岐にわたります。しかも迅速に実行しなければいけないとなると、ノウハウを持ち安心して任せられるのは大手広告代理店しかないというのも事実です。東日本大震災で、計画停電を急にしなければいけなくなったときも広告代理店がいろいろなプロジェクトを組んで進めていました。前述の問題の決定的なミスは、説明がきちんとなされなかったことでしょう。不透明な関係で、本当は発注に偏りがあるのに、あたかも公平にやっているかのように見せかけた手法が問題。最初から、こういった大事業を頼める業者は限られていることを正直に公表すればよかったのだと思います。ただ、発注先が限られるということは、市場競争が起こらないため、価格が適正なのかどうかも判断がつきません。この状況を変えるためには、日頃から、様々な業界が行政事業に参入しやすくすることではないでしょうか。アメリカではオバマ政権以降、「オープンガバメント政策」を打ち出しており、政府の透明性、国民参加、官民協業を謳っています。地方行政では福岡市がITやデジタル技術を積極的に使った、新たな行政サービスを次々と打ち出しています。交通では配車サービスの「Uber」のライドシェアをいちはやく実験的にスタート。ベンチャー企業の誘致も進め、育成に力を入れてきました。LINEやYahoo!などのテック系、デジタル系新興企業と連携してプロジェクトを動かすなどしており、他県から視察も多く来ているようです。大手広告代理店が悪いという話ではなく、政府はきちんと情報公開をして、民間参入者を増やし、新たな産業を起こしたり企業育成をすること。本当の意味での効率を高めて、先鋭的、前衛的な新陳代謝のいい国になる必要があるのではないかと僕は思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月14日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月12日最近ドラマに映画に大活躍の川口春奈さん。自身のYouTubeチェンネル『川口春奈オフィシャル はーちゃんねる』でも人気で、飾らない姿がさらに好感度を上げています。今回はウーバーイーツをひたすら食べながら、語るという動画。早速見てみましょう!ウーバーイーツで頼んだランチのメニューは、ブッラータチーズ、トマトのパスタ。「ブッラータチーズって何だろう?」とふと思ったので、調べてみたところイタリア産のフレッシュチーズだそうで、食感はモッツァレラチーズに似ているそうです。川口春奈さんもすごく美味しそうに食べているので、ますます食べてみたくなりました。旅行で行きたいところは?ほかにも動画内で旅行の思い出についても話していました。新型コロナウイルス感染症の前にアメリカのセドナに旅行し、素敵だったからもう一度行きたいそうで、アフリカもすごくよかったそう。川口春奈さんのおすすめはケープタウン、ジンバブエ、ザンビア…。最近思うことは、コロナが落ち着いたら、甥っ子に会いに行ったり、友達や一人旅もしたいとのこと。グランピングやキャンプも興味があるからぜひやってみたいと語っていました。みんなコロナでいろんなことが規制されてきたので、家族や友達といろんなことをして楽しみたいですよね。今回の動画では、川口春奈さんの最近の思いを感じることができました。ぜひ今後の活躍も楽しみにしています。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年09月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日本の防衛」です。攻撃力を高めるより外交、経済政策でリスク回避を。日本の防衛における今年の大きなトピックは、河野防衛大臣が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田・山口への配備を撤回したことでしょう。撤回の理由は、想定されていた安全が確保できないこと。改修に費用がかかりすぎることなどでした。イージス・アショアは、飛んできたミサイルを撃ち落とすシステムです。いま計画を撤廃することで、防衛のためには敵基地に攻撃する能力のあるミサイルシステムが必要なんじゃないかと、話は思わぬほうに進んでいます。そうなると新しい兵器を買わなくてはいけませんし、攻撃能力を持てば、当然攻撃されるリスクも高まります。こうして、際限なく防衛力の拡張にひきずりこまれてしまうことを「安全保障のジレンマ」といいます。2020年度の防衛予算は5兆3130億円と過去最大になりました。2010年くらいまでは5兆円程度でしたが、近年一気に跳ね上がっています。理由の一つは、アメリカが防衛費を見直したこと。自国の経済も疲弊しているアメリカは、日本や韓国から軍を撤退し、自分の身は自分で守ってくれという姿勢でいます。これを受け、これまで空母を持たなかった日本も、空母の機能を持たせるために護衛艦いずもを改修したり、母艦に離発着できるオスプレイを配備したり、宇宙やサイバー関連にも防衛費を投入しました。ただ、安全保障は、軍事力増強だけが方法ではありません。外交政策も大きな歯止めになります。経済的な結びつきを強め、相手国を攻撃すれば自分たちも不利益を被る、という関係を作っておくことはとても有効です。EUが誕生したのも同じ理由です。2つの世界大戦の反省を受け、経済的関係を強めることでEU圏内は戦争を回避してきました。日本も、TPPやRCEPなど、アジア太平洋地域で大きな貿易圏を作り、互いを攻撃しにくくする方法を構築しようとしています。いま新型コロナで、人もモノも行き来しづらくなり、自国第一主義に走りがちです。しかし、各国の連携が薄れれば、リスクも高まります。このなかでどういう防衛協調策があるのか、今後もウォッチしていきたいと思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年9月30日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年09月23日2020年9月19日、バラエティ番組『人間観察バラエティ モニタリング』(TBS系)に新レギュラーとして川口春奈さんが出演しました。川口さんは、お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さんとともに、とある居酒屋でロケを実施。「もし、訪れた居酒屋に2人の『はるな』がいたら、来店客はどんな反応をするのか?」というドッキリをしかけていました。川口春奈の『恋愛観』に称賛の声ドッキリのターゲットが来店するまで、2人でお酒を飲むことになった川口さんと近藤さん。2人で恋愛について話す中、近藤さんが「彼氏が元カノと連絡を取るのは許せるか許せないか」と川口さんに問うと「許せます、全然」と回答し驚かせました。でも、それで連絡をとって(彼氏が元カノと)遊びました、不幸になりました…。(そうなってしまったら)それは自分が選んだ人が悪かったんだな、自分の人生だし。自分がそこまでの女だったかってとこですよね、結局。人間観察バラエティ『モニタリング』ーより引用近藤さんは、川口さんの恋愛観に驚きつつ「じゃあ元カノの写真が残ってたら?」と聞くと「全部消すのが、思いやりの1つだとは思いますけど、強要はできない」としました。また、「元カノの写真を見つけたらどうする?」という質問に対しては…。「(元カノの写真を)残してるんだー」ぐらいは、いうかもしれないけれど、キーッとはならない。「それが私に対するスタンスね」って思う。人間観察バラエティ『モニタリング』ーより引用川口さんの発言に対し、近藤さんは「逆に怖いかもしれない」とコメントしました。赤裸々に自身の恋愛観を語った川口さんに対し、視聴者からは称賛の声が多数寄せられています。・川口さん、強い、かっこいい!私もこうありたいなぁ。・自分に自信がない時は「私に魅力がないから…」ってうじうじしてしまいます。でも、こういう考え方のほうがいいなって思います!・自分の価値をしっかり分かっている人って感じでかっこいい。パートナーに不誠実なことをされた場合、「自分自身に価値がないのでは」と感じてしまう人が多いようです。恋愛観は人それぞれですが、川口さんのように、自分自身の価値を見失わずに、相手と対等に付き合える人はかっこいいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月20日2020年9月16日に放送された、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)。番組内で『謎ルール』について特集し、ネットで話題となりました。『謎ルール』とは、学校や職場に存在する、『なぜ従わなければならないのかが分からず、納得しがたいルール』のこと。番組では、さまざまな『謎ルール』の例を紹介しました。・学年をまたいで会話をしてはいけない(野球部)・部活動をしている高校3年間は炭酸水禁止(吹奏楽部)・社内の飲み会では、男女交互に座ること(事務員)・始業1時間前に出勤し勉強、先輩が帰るまで帰れない(客室乗務員)スッキリーより引用視聴者からは、「吹奏楽部の、炭酸水を飲んではいけないルールは特に意味が分からない」といった声が寄せられています。加藤浩次が体験した『謎ルール』とは…?同番組の司会を務めるお笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんは、「俺、小学校の時にサッカーやっていたんだけど」と自身が体験した『謎ルール』エピソードを披露しました。俺、小中高でサッカーやってたんだけど、小学校の監督がすごいおじいちゃんでさ、「海に入ると筋肉がゆるむから、海に行っちゃだめ」っていわれたの。それで僕、一切泳げないっていうのもあるんですよ。これ、とんでもない『謎ルール』ですよ。スッキリーより引用加藤さんは小学生の頃、所属していたサッカーチームの監督にいわれた『謎ルール』を守ったために泳ぐことが苦手になったと告白。スタジオは加藤さんの泳げない理由となった『謎ルール』に驚愕していました。『謎ルール』について、コメンテーターを務める、お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春奈さんは…。みんな振り返ってみて、飲み会で(『謎ルール』について)しゃべってたら盛り上がるみたいな。「あれなんなんだったんだろうね」みたいなことはいっぱいあると思うんですけど。やっぱり、その当時に「これなんなんですか?」っていえるような環境じゃないっていうことが問題だと思います。スッキリーより引用『謎ルール』について、ネットではさまざまな声が上がっています。・本当、近藤さんのいう通りで、おかしいことを「おかしくないですか?」って声を上げさせない、威圧的な雰囲気の組織には問題があるよね。・『先輩が帰るまで帰れない』の暗黙ルール、うちの会社にもあります!仕事ができない先輩の下についてしまうと地獄。・感染症が流行する前は、接客中はマスクをするなという『謎ルール』が…。当時から不必要な『謎ルール』だと思っていたけど、今じゃ考えられない!学校や職場でみんなが守っている『謎ルール』に対し「必要じゃないのに」と思いながらもしぶしぶ従っている人が多いようです。勇気をもって「撤廃しよう」という声を上げてみたら、ほかの人たちも賛同してくれるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月16日女優の川口春奈が10日、都内で行われた「メディキュット ブランドリニューアル&新商品」記者発表会に出席した。同商品の新アンバサダーに就任した川口は「昔からずっと愛用させていただいていたので、(アンバサダー就任は)本当に嬉しかったですね」と喜び、9月11日から順次放映される新CM(計3本)を見た感想を求められると「ぞれぞれ違う世界観で、背伸びせずナチュラルな感じで撮影できたのかなと思います。私も今日初めて見たんですけど、すごく素敵に作っていただけて嬉しいです」と笑顔を見せた。また、新CMのテーマである"脚からはじめるきれいの習慣"について聞かれた川口は「(自身は)長く続けて何かやっている感じではなくて、コロコロ変わるんですけど、体のケアだったり、ちょっとした時間にストレッチだとか、体を温めたり、汗をかいたりすることは、気持ちもスッキリするし、いたわってあげるのは大切なのかなって意識はしていますね」と答え、「(同商品は)無理なく続けていただけるものだと思うので、私もストレスなく健康的になれるのはありがたいですね」とアピールした。さらに、"健康的な美しさのために必要なこと"を尋ねられると「やっぱりストレスを溜め込まないで発散しながら好きなことをして、息抜きするのも大切なのかなと。よく食べたり、よく寝たりするのも大切なのかなと思います。無理しないこと」といい、自身のストレス解消法も食べて寝ることなのかと追求されると「私はあまりストレスを感じたことがなくて、日々、充実していますけど、ストレスがなくても自分が好きなこととか、好きな人に会って、リフレッシュするというのは大切なのかなと思います」としみじみと語った。今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で"おうち時間"を過ごすことも多かったは、川口はどんな"おうち時間"を過ごしていたか質問されると「映画を見たり、テレビを見たり、ゲームを始めてみたり、ワンちゃんと遊んでみたり、なんてことない日常でした。いつも以上にワンちゃんと一緒に過ごせたので、それはラッキーだったかなと思います」と声を弾ませたが、MCから、そんな愛犬と目が似ていると声をかけられると「えっ!? それは嬉しくないですね。だってブルドックですよ」と苦笑して、笑いを誘う一幕も。それでもよく「似ている」と言われるそうで、改めてMCが「くりっとした目元が似ている」と目元を強調すると「この辺(口まわり)は大丈夫ですか?(笑)。ありがとうございます」と安堵の表情を浮かべた。
2020年09月10日女優の川口春奈が、エンポリオ アルマーニの2020秋冬広告キャンペーンのモデルに起用され27日、都内で開催された広告モデル就任記者会見に出席した。エンポリオ アルマーニは今季の女性像として「90年代に代表される意志が強く、大胆な女性~自然体でありながら強い眼差しをもつ女性」を掲げ、その世界観を伝える広告キャンペーンビジュアルに、日本からは川口春奈が登場。エンポリオ アルマーニの広告ビジュアルに日本人女優が起用されるのは11年ぶりで、川口の起用はデザイナーのジョルジオ・アルマーニ自らが決定した。会見で川口は、エンポリオ アルマーニの最新コレクションを着用。同ブランドに抱いていた印象を「かっこいい、ハイブランドで、高嶺の花というか、大人のブランドというイメージでした」と打ち明けた上で、「撮影でいろんな着こなしを何パターンもさせていただいて、モードっぽいかっこいい服もあれば、ちょっとカジュアルなラインもあったり、いろんな自分の見せ方ができるなと。挑戦しやすいものもすごくあるなと思いました」と語った。デザイナーのジョルジオ・アルマーニ自らが起用を決定したことに、「うれしいですし、本当にびっくり。普段、私はお芝居をやっているので、こういう大きいブランドのまさかアルマーニさんの広告…今、写真があるのも変な感じ。大丈夫なのかって不安もありましたけど、素直にうれしかったです」と感激。「6パターン撮影で着させてもらって、いろんなポージングとか普段しないような見せ方とか、それがすごい勉強にもなったし、新たな自分を発見できた」と話した。そして、エンポリオ アルマーニを着ていきたい場所を聞かれると、「びしっと決めてパーティーとかおしゃれなレストランに行きたい。見せつけたいです」とにっこり。また、今後の活動について、「20代のうちにいろんな経験をすることで大きくなれると思うので、いろんな人と出会ってよりたくさんのお仕事をこれからもさせてもらえたらなと思います」と語った。
2020年08月27日