企画展『SPAGHETTI PRESENTS JUNCTION #001 「攻殻機動隊 SAC_2045」』が、東京・表参道の複合的カルチャースペース・スパゲッティ(SPAGHETTI)にて2020年12月19日(土)から2021年1月31日(日)まで開催される。アニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」の企画展2020年4月からNetflixのオリジナルアニメシリーズとして配信開始された近未来SFの金字塔『攻殻機動隊 SAC_2045』。同作は、2045年のアメリカ大陸西海岸を舞台に、全身義体のサイボーグ・草薙素子とバトーたち元・公安9課のメンバー、通称"攻殻機動隊"が戦う姿を描いたアニメ作品だ。共同監督として同作品を手掛けたのは、『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズの神山健治と、『APPLESEED』シリーズの荒牧伸志。攻殻機動隊シリーズで初めて"フル3DCGアニメーション"を採用したことでも話題となった。そんな『攻殻機動隊 SAC_2045』の企画展『SPAGHETTI PRESENTS JUNCTION #001 「攻殻機動隊 SAC_2045」』が開催される。本展では、『攻殻機動隊 SAC_2045』と、ストーリーカルチャーやアートシーンで活躍する複数のアーティストがコラボレーションし、企画展のために書き下ろした新作などを展示する。複数のアーティストが参加参加アーティストの一人・一乗ひかるは、2018年よりイラストレーターとして活動し、書籍、広告、パッケージなどのイラストを手掛ける若手クリエイター。迫力のある構図やポップな色使いが特徴のイラストを描く一乗ひかるが、どのような作品を発表するのか注目だ。また、アパレルブランドへのデザイン提供をはじめ、CDジャケットや広告など幅広い領域で活動する高橋鉄平や、株式会社任天堂でデザイナーとして勤務した後、イラストレーターとして活動を始めた矢野恵司、ネット上で活動する正体不明のアーティスト・Bustaskillも参加。会場では作品展示に加え、オリジナルグッズの販売も行われる予定だ。ファンにはたまらない、見どころ満載の企画展となりそうだ。【詳細】SPAGHETTI PRESENTS JUNCTION #001 「攻殻機動隊 SAC_2045 」開催期間:2020年12月19日(土)~2021年1月31日(日)開催時間:11:00~18:00会場:複合的カルチャースペース「スパゲッティ」住所:東京都渋谷区神宮前5丁目3-13 1階TEL:03-6427-1402
2020年12月18日1989年に士郎正宗により発表された原作コミック『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』を起源とし、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群が展開され、その先鋭的且つ圧倒的な世界観とビジュアル表現により、全世界のクリエイターに影響を与えてきた近未来SFの金字塔が新たな未来像を提示する。Netflixオリジナルアニメシリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』と、JOURNAL TANDARDのコラボレーションアイテムが登場!ITEM攻殻機動隊 L/S Tシャツフロントは、公安9課のロゴと、『攻殻機動隊 SAC_2045』とJOURNAL STANDARDとのコラボロゴを配し、シンプルなデザインに仕上げています。袖には、草薙素子のコネクタデザインをプリント。バックプリントは、イリヤ・クブシノブ氏デザインの草薙素子、バトー、タチコマのイラストを、作品ロゴとキャラクターの世界観を表現したオブジェクトで再構築しています。SIZE M.L.XL 4,500円- +TAXFrontsleeveBack草薙素子バトータチコマ攻殻機動隊 マスク片面には公安9課と作品ロゴをシンプルにデザイン。タチコマのシルエットもプリントして、ひと目で『攻殻機動隊 SAC_2045』の世界観が伝わるアイテムとなっています。COLOR:BLACK SIZE:FREE 1,500円- +TAXINFORMATION『攻殻機動隊 SAC_2045』×『JOURNAL STANDARD』Special Collaboration9月17日より、公式通販ベイクルーズストアを始め、ZOZOTOWN、その他WEBサイトにて受注スタート。受注生産の限定アイテムとなります。公式通販ベイクルーズストア 特集ページ商品ページ STANDARD公式Instagram 公式Twitter 士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会LOOK企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月03日近未来SFアニメの金字塔『攻殻機動隊』の最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』がNetflixオリジナルアニメとして全世界へ配信中。筋金入りの攻殻機動隊ファンの西川貴教さんが、アニメーション監督である神山健治さんと荒牧伸志さんにその熱い想いをぶつけました。西川:攻殻機動隊を観ていると、未来に期待を抱いてしまう。自分の身体を義体にしたら、何百年という命を得られるかもしれない、と希望的観測を強く抱きました。僕は子どもの頃、死への恐怖心がすごく強くて。というのも、父方の祖母のお葬式で棺に釘を打っている時の記憶がずっと脳裏に焼き付いていて…当時から、死はいずれ必ずやってくる、恐怖の対象でした。そこから何となくの人生設計、たとえば20歳までにデビューするとかを考えるようになったんです。そんな中で攻殻機動隊に出合って、もしかしたらこんな未来が来るのではないか、そうなってほしい、と希望を抱くようになった。どんどん攻殻機動隊に魅了されていきました。…僕が喋り続けて申し訳ないのですが(笑)。神山:いえいえ、そういった観点はとても興味深いですね。荒牧:すごくおもしろいです。西川:ありがとうございます。最初に触れた押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は、背景の街の描き込みがとても美しく、世界観にのめり込んでいきました。『イノセンス』は詩的で、アニメという枠だけでは括ることのできない、内面的な部分が深く描かれています。そこから神山監督の『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズに触れて、これだ!と。何度も観返している作品です。そこで描かれた社会と昨今の社会は、紐づいている部分がたくさんある。約20年前に、すでに我々に情報として与えられていたのかと思うと本当にすごいなと。これまでの攻殻機動隊作品は日本ならではのカルチャーが内包されている気がしますが、今回の『攻殻機動隊 SAC_2045』はNetflixで配信されていることもあって、世界に向いている印象を受けました。いい意味でとても分かりやすい作品だと感じます。アメリカの西海岸から話がスタートして、日本と世界の関係性が描かれている。世界から見た日本や、日本という国がこの先存続し続けられるのか、と考えさせられる奥深い作品です。神山:’19年に、西川さんのライブ演出をお手伝いさせていただいた時、今作のお話はしていたんですけど、配信直後に西川さんが「観た」とツイートしてくださって。おそらく日本で一番早く観ていただいたんじゃないかな(笑)。西川:そうですね(笑)。神山:ありがたいです。しかも、作品の世界観を深く考察していただいている。攻殻機動隊の原作が描かれた’80年代、ハイテクといえば日本だと世界ではいわれていました。でも、この30年間で日本を取り巻く状況が変わってきて、意外に日本は衰退している。フィクションなので作品の世界観を地続きにつくっていくことはできます。けれど、僕は「今」起きていることと作品の世界をリンクさせ、こうあったらいいなと思うものを落とし込んで、今まで物語をつくってきたので、今回もそうしようと。現在、世界ではすでに資源や市場など経済の奪い合いが起きています。この先どうなるのかと考えた時、経済とは切り離せない形で戦争が始まっていくのではないかと。それを言葉にしたのが“サスティナブル・ウォー(経済を継続させていくための戦争)”でした。荒牧:なので、グローバルに向けたというより、サスティナブル・ウォーが世界で顕在化している状態を分かりやすく描きたいと考え、アメリカを舞台に物語をスタートさせたんです。そうすることで、世界と日本の対比を描くこともできます。アメリカは戦争しているけど、一方日本では何が起きているのか、と。神山:あとは、(草薙)素子たちが久しぶりにみなさんの前で暴れる姿をどう描こうかと考えた時、彼らは公安9課だけど、それ以前に軍人なので、やっぱり戦場が似合うんじゃないかなと。サスティナブル・ウォーが起こり、貧困格差が進んでいく中、テクノロジーは進化している。そんな社会で起こる犯罪と、素子たちはどんなふうに対峙していくのだろう、という発想で物語をつくり始めた感じですね。西川:お二人は日本の未来がどうなるのかを早い段階で知っていて、こうなるよと教えてくれているのかな?と思いました…。CIAとか、どこかのルートから「こうなるから、みんなに早めに教えてあげて」と言われているんじゃないかという気さえしました(笑)。今作はモーションキャプチャを使った3DCGの映像もすごい。全体的な人の動きは緻密につくられているのに、表情や口元の動きに関しては甘めに感じました。そこは英語などの多言語展開にも対応できるようにしたのかなと。神山:さすがですね。多言語を意識しているわけではないけど、アフレコにも対応できるようにわざとルーズにしています。また、3DCGにしたことで動きがすごくリアルになっている。でも、これはアニメであるということを残したかった。アニメの良さである「曖昧さ」を意識したつもりです。西川:荒牧さんが監督に加わっていることもあって、『APPLESEED』との符合みたいなものも感じます。神山:『APPLESEED』的な要素を感じてくれた人は多いんじゃないかな。特に1、2話は。西川:振り返ると、荒牧さんがメカニックデザインをしていた『機甲創世記モスピーダ』が大好きで、ずっと絵を描いていました。荒牧:ありがとうございます(笑)。西川:これまで違うアプローチで作品をつくられてきたお二人が、こうやって一緒に作品をつくられている。すごいことだと思います。神山さんの脚本づくりにおけるアプローチと、荒牧さんの培ってきた技術が見事に融合されて、素晴らしい作品になっている。今、日本が世界に認められることといえば、アニメくらいしかないと思っていて。そんな中で、日本を代表するアニメーション監督のお二人が世界に配信する作品をつくってくださったことが、僕はとても嬉しい。何より今作は、このコロナ禍の中で蓋を開けたじゃないですか。そこに深い意味を感じてしまいます。作品の後半には、SNSの誹謗中傷問題を彷彿とさせる話もあって、エンタメとして楽しめるだけではなく、現代のさまざまな問題提起をお二人はしてくれていると思うんです。問題を考えたり、議論し合ったりできる機会をこの作品は与えてくれた。それは、すごく幸せなことだと感じます。とはいえ、お二人とも感染症が世界にここまで影響を与えることは想像されていなかったと思うのですが、今後作品づくりに影響はありそうですか?神山:コロナ禍を全くなかったことにして作品をつくるのは、フィクションとはいえ明らかに難しくなりましたね。今作で描いた“全世界同時デフォルト”を画にする時、どんなビジュアルにしようかと悩んでいたけど…街から人がいなくなることが実際にあるんだ、予想は間違っていなかったんだと思いましたね。荒牧:今回の感染症で、経済が止まった世界が可視化されたんですよね。過去に見たことがない事象が起きたという意味で、本当に衝撃でした。だからこそ、無事に配信できるのか心配もありましたよ。西川:経済が止まることを予想していたのかな、とすら思いました。でも、またこうやって素子を見られて、『S.A.C.』シリーズのオリジナルキャストメンバーが帰ってきたことが本当に嬉しいです。パズとボーマの今後の活躍にも期待しています(笑)。神山:一言しか喋っていないですからね(笑)。西川:何回観ても楽しめるし、物語もスタートしたばかりだと思うので、これからさらにのめり込んでいくことになるのかなと。今後も観続けていきたいと思います。荒牧&神山:制作頑張ります!にしかわ・たかのり1970年生まれ、滋賀県出身。’96年T.M.Revolutionとしてメジャーデビュー。2017年西川貴教名義で活動スタート。アニメ、ドラマ、舞台、バラエティなど幅広い分野で活躍。あらまき・しんじ1960年生まれ、福岡県出身。2004年映画『APPLESEED』でモーションキャプチャ技術を導入した世界初の3Dアニメを制作。日本における3DCGアニメの第一人者。かみやま・けんじ1966年生まれ、埼玉県出身。2002年映画『ミニパト』でアニメ監督デビュー。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』はTVアニメ初監督作で国内外問わず人気に。『攻殻機動隊 SAC_2045』経済災害が発生し、AIが劇的に進化した世界では“サスティナブル・ウォー”が勃発。元公安9課(内務省直属の対テロ攻性組織)メンバーはある事件へ巻き込まれていく。Netflixで全世界独占配信中。©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会※『anan』2020年7月15日号より。取材、文・阿部裕華(by anan編集部)
2020年07月12日近未来SFアニメの金字塔『攻殻機動隊』。その最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』がNetflixオリジナルアニメとして全世界へ配信中。屈強な男たちを束ねる公安9課のリーダー・草薙素子を演じる声優・田中敦子さんにお話をお聞きしました。「草薙素子は唯一無二の存在。私にとって憧れの人です」こう語るのは、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から25年以上素子を演じている田中敦子さん。長い間共に歩んできた田中さんの考える、素子の魅力とは。「公私混同せず、自分の決めたことをやり切れる精神力は、とてもカッコいいです。それでいて、人間味や女性らしさも兼ね備えています。タチコマに接する時の素子に、母性のようなものを感じる瞬間もあって。バトーからのモーションをするりとかわしていくところも女性らしいですよね」これらの魅力から、作中では公安9課のメンバーに慕われ、信頼される存在だ。「自分と素子は真逆なんです」と話す田中さんだが、“仲間からの愛”は唯一、素子と共通する部分だそう。「素子が公安9課のメンバーに愛されてきたように、私も公安9課のキャストのみなさんにとても可愛がっていただきました。一番年下で至らない点も多かった中、いつもフォローしてくださって。仲間からの愛、というのは大げさかもしれないですけど…(笑)」初めは、全身義体で謎の多い女性を演じることへ、迷いや気負いがあった、と田中さんは当時を振り返る。一生懸命演じなければと必死だったとも。しかし、25年の月日を経て、徐々に素子との溝が埋まってきたよう。「『STAND ALONE COMPLEX』も『イノセンス』も、キャストのオーディションをしています。だけど、毎回素子は私のところに戻ってきてくれました」今作の制作決定が発表された時点でも、キャストの発表は行われていなかった。イリヤ・クブシノブさんの描く新しい素子を見た時、「私はキャスティングされないと思った」と田中さんは話す。「若々しくて、可愛らしくて、エネルギッシュさを持つ、新しい素子だなという印象を受けました。大塚明夫さん(バトー)、山寺宏一さん(トグサ)と3人で、私たちはキャスティングされないだろうね、と話していたことも」ところが、『攻殻機動隊 SAC_2045』でも素子は田中さんの元へ戻ってきた。「私に、演じてよ、と言ってくれているような気がします。だからもう、気負わなくてもいいのかなって。今も、作品の持つテーマの重厚さやスケールの大きさに、プレッシャーは感じます。でも、素子と付き合いが長くなって、私の人生の経験値も多少は上がったことで、今作では素子に寄りかかって演じることができました」新しくなっても、素子は素子。変わらずに演じきる。ダブル監督、キャラクターデザイン、3DCG…シリーズ初となる要素が満載な今作だが、アフレコでは今まで通り、素子を演じることができたと言う。「10年以上間はあいていますけど、公安9課のメンバーも神山(健治)監督も何度もご一緒してきたので、あの頃と変わりなく、みんなで作品づくりができました。それに、デザインは変わっても、素子は素子ですから、演じる側として変える部分はありませんでした」変わらずに素子を演じた田中さんだが、これまでにない“解放感”を今作では感じていた。第1話では、アメリカ西海岸の広い空の下で、休暇を楽しむ素子たちの様子が描かれている。今まで抱えていた重責から解放されたような印象を受ける場面だ。冒頭に素子が発する「ノイズがないって素晴らしいわ」という言葉は、それを象徴的に物語っている。このセリフは田中さんにとっても特に思い入れが深いそう。「一番初めのこの言葉はとても重みを感じました。またしばらくの間、素子と付き合っていくんだ、演じていけるんだと。全12話の中で最も印象的なセリフです」今作では新しい仲間も登場する。「バラエティに富んだメンバーになった」と田中さん。「スタン(ダード)は一風変わった個性的なキャラクターですし、(江崎)プリンちゃんは今までの『攻殻機動隊』では見たことのない可愛らしいキャラクターです」新しいキャラクターの中でも注目してほしいと語るのが、物語の鍵を握る少年・シマムラタカシだ。「登場話数は多くないけれど、後半に向かって見どころになるのは彼だと思います。そして、そんな彼の声を林原めぐみさんが見事に表現している。タカシの年齢(中学生)的には、若い男の子を演じられる男性声優さんでもいいラインだと思いますけど…そこにあえてめぐみちゃんを起用するところが、“キャスティングの妙”だなと。今作の注目のポイントではないでしょうか?」3DCGのアフレコはアニメと実写の中間だという。モーションアクターの声を聞きながら挑んでいるそう。謎多き少年・シマムラタカシの声は林原めぐみさんが担当。憂い漂う雰囲気を見事に表現している。たなか・あつこ1962年生まれ、群馬県出身。’90年、米テレビドラマ『ENG』の吹き替えでデビュー。数多くのアニメ・洋画作品に参加。2020年声優アワード外国映画・ドラマ賞を受賞。『攻殻機動隊 SAC_2045』経済災害が発生し、AIが劇的に進化した世界では“サスティナブル・ウォー”が勃発。元公安9課(内務省直属の対テロ攻性組織)メンバーはある事件へ巻き込まれていく。Netflixで全世界独占配信中。©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会※『anan』2020年7月15日号より。取材、文・阿部裕華(by anan編集部)
2020年07月12日Netflixオリジナルアニメとして全世界へ配信中の、『攻殻機動隊』の最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』。そのアニメーション監督である神山健治さんと荒牧伸志さんにお話を伺いました。――今作は、『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズの世界観を引き継ぎながら、モーションキャプチャを駆使した3DCGという新しい映像表現を用いています。このようなアプローチに至った経緯とは?荒牧:最初はシリーズではなく、一本の映画をつくろうと話していて。どういう切り口がいいかと悩んでいました。神山:S.A.C.の続編としてつくるか、全く新しい攻殻機動隊としてつくるのか、どんなアプローチが一番いいのだろうと。でも、S.A.C.に全く触れないとなると、僕が参加する意味がないんじゃないかとも考えて。S.A.C.の世界観を生かして、続編的な意味合いでつくっていくことになりました。荒牧:それが2015年かな。今作は、僕から神山さんに声をかけました。その段階から3DCGでやりたいと頼んでいました。20年間3DCGでつくってきて、さらなる可能性の手応えを感じていて。同時に、一人で突き詰めることに限界があるなと。攻殻機動隊という題材を3DCGで、かつ僕とは違う経験を持つ神山さんとつくることができれば、表現の幅が広がるのではと期待しました。――今作ではどのようなテーマを意識して物語をつくりましたか?神山:僕は脚本を書く時、「人間」と「社会」と「今」の要素を対比させながらイメージを膨らませています。特に、いつも「人間」を深く掘り下げて描いていると思うんです。『STAND ALONE COMPLEX』でも「人間」を描いていました。人は個でありながら、社会を形成して初めて人間たり得ている。テクノロジーを使うのも人間です。今作では、人間と対比した「社会」と「今」を描くために、「経済(社会)」と「AI(今)」の要素を取り入れています。経済を継続させていくための戦争“サスティナブル・ウォー”や、いずれ来ると言われているAIが人の知性を超える瞬間“シンギュラリティ”の設定を物語の中心に据えている。経済が破綻し、テクノロジーが発達した世界で、人間はどう生きていくのか、そんなことを考えて今作の物語を描きました。――作品の制作過程において、どのような苦労を感じましたか?神山:僕ら自身、この物語がどこに帰結していくか分からず手探りで、紡いでいくのが大変。つくっているというより探している感覚。その物語を可視化するためのアイデア出しも、設計図に起こすのも、予算の中でCGを依頼するのも、死ぬほど大変です。荒牧:脚本で固めたつもりでも、モーションアクターさんに演じてもらうと気づくことがあります。いろいろな段階で行ったり来たりを繰り返しているので…どの作業も大変ですね。素子の魅力は完璧さ。それゆえに描きづらさも…。――監督お二人から見て、草薙素子にどんな魅力を感じますか?神山:あれだけ屈強な男たちを束ねるリーダーシップや行動力。それでいて人間味や思いやりのある人。その完璧さですかね。描いていておもしろい。普通、隊長というのは成長を描くのが難しく、おもしろみに欠けるから、物語の主人公になりづらい。でも映画『プレデター』で隊長役のシュワちゃんを観て、素晴らしい主人公が登場した!と思った。それが影響しているのかもしれません。荒牧:全身義体の女性という特殊性と自分の信念を持っている安定感。とても魅力的だけど、物語をつくる上では大変です。完璧ゆえに失敗させられない。失敗しても、先を見据えての失敗というか。それが動かしづらくて…。なので、今作では新人のキャラクターである(江崎)プリンを登場させました。物語を動かしてもらうために。――プリンにはそんな役割が…。神山:プリンはいろいろな狙いがあります。紅一点だった素子の近くに、可愛らしい女性が出てくると嫌われる部分はあるだろうと思いつつ、出しました。最初はどうしても異物感を抱かれると想定していたので、中途半端に好かれるより振り切ってしまおうと考えてつくりました。――今作の素子についてはいかがですか?イリヤ・クブシノブさんの描く素子はこれまでのクールな印象と異なり、可愛らしさを感じます。神山:イリヤくんの描くイラストは、少女の最も美しい瞬間を切り取っているところ、瑞々しいところが一番の良さだと思っています。今作の素子には上手いことそれが出ているなと。イリヤくんのデザインによって、より素子が身近な存在になった。可愛いお姉さんのような感じですよね。あらまき・しんじ(写真右)1960年生まれ、福岡県出身。2004年映画『APPLESEED』でモーションキャプチャ技術を導入した世界初の3Dアニメを制作。日本における3DCGアニメの第一人者。かみやま・けんじ(写真左)1966年生まれ、埼玉県出身。2002年映画『ミニパト』でアニメ監督デビュー。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』はTVアニメ初監督作で国内外問わず人気に。作中で実際に登場する背景のラフ画。アニメでは大道具や小道具の一つひとつを3DCGでつくり込んでいる。屈強な男たちを束ねる公安9課のリーダー・草薙素子。神山監督は彼女を「理想の上司」と表す。『攻殻機動隊 SAC_2045』経済災害が発生し、AIが劇的に進化した世界では“サスティナブル・ウォー”が勃発。元公安9課(内務省直属の対テロ攻性組織)メンバーはある事件へ巻き込まれていく。Netflixで全世界独占配信中。©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会※『anan』2020年7月15日号より。取材、文・阿部裕華写真・後藤利江(by anan編集部)
2020年07月11日近未来SFアニメの金字塔『攻殻機動隊』の最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』が、Netflixオリジナルアニメとして全世界へ配信された。作品の魅力をキーワードとともに読み解いていきます。未来像を提示した、攻殻機動隊の最新形。攻殻機動隊の舞台は高度な技術が発達した近未来。脳神経をネットに直接アクセスする“電脳”化や体を“義体(サイボーグ)”化できるようになった世界が描かれている。’89年に発表された士郎正宗原作コミック『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』を皮切りに、アニメ、ハリウッド実写映画などさまざまなシリーズが展開されてきた。そして今年、新たなるシリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』が登場。“AIが発展”し、“経済が衰退”した2045年の未来像が提示された今作。メガホンをとるのは日本を代表するアニメーション監督・神山健治さんと荒牧伸志さん。キャラクターデザインには気鋭のクリエイター、イリヤ・クブシノブさんを起用し、モーションキャプチャ技術を駆使したフル3DCGでアニメーション映像を表現。時代を先読みしていたかのようなストーリーは大きな話題となり、Netflixの毎日更新される日本国内の「今日の総合TOP10」では常時上位にランクインするほど。ほかにも、常田大希さん率いるmillennium paradeが主題歌を手掛け、アニメソングとしては異例のオリコン首位を獲得するなど、話題が尽きない。熱狂を巻き起こすその魅力をひもといて、最新の攻殻機動隊が描く未来を体感しよう!ここがスゴイ!熱狂を読み解くキーワード。1、STORY:社会問題と向き合うテーマの提示。経済を継続させるための戦争“サスティナブル・ウォー”と、AIが人類の知能を超える“シンギュラリティ”を物語の根幹に据え、未来の世界が描かれる。SNSの普及によるネットリンチ問題など、現代の社会問題がテーマに取り上げられ、深く考えさせられる。2、VISUAL:圧倒的な臨場感!フル3DCGアニメ映像に注目。シリーズ初となるモーションキャプチャ技術を駆使したフル3DCGアニメーションは、今作の見どころの一つ。特にアクションシーンは見応え十分だ。また、CGでつくり込まれた背景にも注目してほしい。アメリカの広大な風景や日本の混沌とした街並みの美しさに感動する。3、CHARACTER:最強の元公安9課に、頼もしい新キャラが参戦。攻殻機動隊の圧倒的リーダー・草薙素子の活躍に今作も目が離せない。バトーやトグサなどお馴染みのメンバーや、多脚思考戦車タチコマの存在がより一層頼もしくなっているのも今作のポイントだ。スタンダードや江崎プリンといったバラエティに富んだ新しい仲間の登場も見もの。4、GLOBALIZATION:シリーズ初、アメリカを舞台に物語が開幕。日本のみならず世界からも人気の高い攻殻機動隊。最新作となる今作は、Netflixオリジナルアニメシリーズとして全世界独占配信されている。本編冒頭、アメリカ大陸西海岸を舞台に物語が進んでいく。経済災害“全世界同時デフォルト”後に崩壊した世界が分かりやすく描かれている。『攻殻機動隊 SAC_2045』経済災害が発生し、AIが劇的に進化した世界では“サスティナブル・ウォー”が勃発。元公安9課(内務省直属の対テロ攻性組織)メンバーはある事件へ巻き込まれていく。Netflixで全世界独占配信中。©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会※『anan』2020年7月15日号より。取材、文・阿部裕華(by anan編集部)
2020年07月11日7/8(水)発売のanan2208号「体感せよ!エンタメの最新系。」特集の表紙は『攻殻機動隊 SAC_2045』の少佐こと草薙素子。表紙制作エピソードを紹介します。『攻殻機動隊』草薙素子のエモい瞬間。『攻殻機動隊 SAC_2045』の少佐こと草薙素子が、時空を飛び越えananカバーモデルとして降臨です!屈強な男たちを束ねる、強くたくましいリーダーである素子が、やさしくて柔らかな、みずみずしい表情を披露してくれました。普段は見せることのない色っぽい一面に、ドキッ……。描き下ろしてくださったのは、キャラクターデザインを務める人気イラストレーター、イリヤ・クブシノブさん。フューチャリスティックでありながらも、どこか郷愁を感じる、奥深き草薙素子を描ききってくださいました。小さい頃に観た『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』冒頭シーンの素子が衝撃的すぎて、イラストレーターになったというイリヤさん。「実は5年ほど前から、ananの表紙でイラストを描きたいと思っていました。素子がその夢を叶えてくれてうれしい」と感動のお言葉! イリヤさん自らの手で、イリヤさんの人生に大きな影響を与えた素子を描いていただき、ananの表紙を飾っていただけるなんて、大変光栄な思いです。今号の裏表紙をめくったところには、表紙とは別ポーズの素子も掲載。保存版のイラストとして楽しんでいただけるものになっているので、そちらもお見逃しなく。特集では、イリヤさんのほか、神山健治監督×荒牧伸志監督、声優として素子を演じ続ける田中敦子さん、さらには攻殻機動隊ファンの西川貴教さんといった豪華メンバーの方々へのインタビューを通して、『攻殻機動隊 SAC_2045』の魅力を多角的な視点で掘り下げています。Netflixオリジナルアニメとして世界に配信されている今作、これまで攻殻機動隊に触れてこなかったという方でも大丈夫、存分に楽しめる内容になっています。現代の社会問題に向き合うテーマの提示だったり、モーションキャプチャを駆使した3DCG映像のド迫力だったり、劇的に進化するAIと相反する人間のノスタルジーだったり……まだ観ていない方は、ぜひ本誌を片手に、素子とともに未来を体感してください!(O)
2020年07月07日日本テレビで月曜深夜に放送されている「映画天国」の5月25日(月)放送回は、伝説のコミックを中国、日本、香港、韓国とアジアの総力を結集して映画化した『墨攻』をオンエアする。戦乱の中国を舞台に、壮大な人間ドラマと大迫力の戦闘シーンを描いた日本の伝説コミック「墨攻」(ぼっこう)を構想10年、巨額を投じ完全映画化した本作。荒れ狂う戦乱の世に、攻撃せずに守り抜く、墨家(ぼっか)という集団がいた。大国・趙(ちょう)の攻撃によって落城寸前の小国・梁(りょう)は、墨家に援軍を求めるが、やって来たのは、天才戦術家・革離(かくり)、ただ1人。彼が立ち向かうのは猛将・巷淹中(こうえんちゅう)率いる10万の敵。次々と繰り出される猛攻を、墨家の秘策で凌ぐ。革離は城と民を守り、使命を果たすことができるのか…。出演は80年代より活躍、レオン・カーフェイ、ジャッキー・チェンらと共演した『炎の大捜査線』や趙雲視点で描かれた『三国志』。『グレートウォール』や『インファナル・アフェア』などこれまで数多くの作品に出演。ドニー・イェンらと共演した最新作『追龍』の公開も迫るアンディ・ラウ。韓国で子役時代から活動、実際にあった軍の極秘計画を映画化した『シルミド』や『第7鉱区』などのアン・ソンギ。『X-MEN:フューチャー&パスト』などハリウッドにも進出。日本でも多数のCMに出演するなど高い人気を誇るファン・ビンビンといったキャストが出演する。アンディ・ラウ最新作『追龍』は1960年代のイギリス領香港を舞台に、汚職が蔓延し黒社会と繋がっている警察が市民を恐怖に陥れていた当時の香港に実在したマフィアのボス、ン・シックホーと、警察署長ルイ・ロックをモデルに描いた香港ノワール。中国・潮州から仕事を求めて香港にやってきたホーをドニー・イェンが演じ、警察署長のロックをアンディ・ラウが演じ、2人はプロデューサーとしても本作に参加している。1960年代の香港の町並みや、悪の巣窟と言われた九龍城砦を再現して描かれる壮大なドラマをお見逃しなく。『追龍』は6月26日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。映画天国『墨攻』は5月25日(月)深夜25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)
2020年05月25日本日より、Netflixオリジナルアニメシリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』の全世界配信が開始された。これにあわせ、KDDI株式会社、一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザインが、渋谷区が推進する創造文化都市事業への貢献を目的とした“渋谷 5G エンターテイメントプロジェクト”を通じ、『攻殻機動隊 SAC_2045』の世界が現実に合成される拡張体験“UNLIMITED REALITY”において、4つのオンラインコンテンツを提供。この環境下、自宅で楽しめるものになっている。当初“UNLIMITED REALITY”イベントは、“渋谷 5G エンターテイメントプロジェクト”第1弾の取り組みとして、東京・渋谷の街を舞台にした体験型イベントの実施を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う社会情勢を鑑み、本作ファンの人々のため、自宅から安心してコンテンツを楽しめるよう、イベント内容をすべてオンラインコンテンツ化した。渋谷における体験型イベントは、時期を改めて実施される予定だ。今後いかなる環境下においても、渋谷における文化創出や新たな価値提供を目指し、オンラインを活用し継続的にプロジェクト活動を推進していくようだ。“渋谷 5G エンターテイメントプロジェクト”公式ホームページ“UNLIMITED REALITY”実施概要プロジェクトページ・UNLIMITED REALITY - 渋谷複合現実化ミッション期間:4月23日〜5月31日(日)概要:東急プラザ渋谷で予定していた体験型XRコンテンツを自宅で楽しめるよう、オンラインコンテンツに変換。渋谷の街で素子やバトーが犯人と戦うオリジナルストーリーを、360°VRで体感できる。auスマートパスプレミアムサイトやYouTube(※スマートフォンのみ体験可能)にて楽しめる。また、簡易スマートフォンVRゴーグルで見ると、より物語に没入することができる。・#公安9課メンバーを集めろキャンペーン期間:4月23日〜5月10日(日)概要:“渋谷 5G エンターテイメントプロジェクト”参画企業や関係企業のTwitterアカウントに日替わりで投稿されるARリンクより、草薙素子やバトーなど、主要キャラクター6人の画像を集め、指定ハッシュタグとともにTwitterでシェアすると、抽選で100名に人気ファッションブランド“F-LAGSTUF-F”が手がけるスペシャルコラボTシャツをプレゼント。キャンペーン詳細 ・公安9課インスタフィルター期間:4月23日〜5月31日(日)概要:体験者の顔に、公安9課メンバーの顔が合成されるインスタフィルター。またこのフィルターを使った“#公安9課プロフハック”チャレンジも実施中。フィルターを使ってインスタグラムにポスト、さらに撮った写真をインスタのプロフィールアイコンに設定すると、抽選で1,000名に、UNLIMITED REALITY4色分解スペシャルポスターをプレゼント。詳細 ・UNLIMITED REALITY - タチコマ AR期間:4月23日〜5月31日(日)概要:渋谷PARCOやau SHIBUYA MODIで予定していた、タチコマ AR コンテンツを自宅で楽しめるよう変換。専用のARアプリ“STYLY”をダウンロードして、タチコマ AR のリンクにアクセスすることで、自宅でタチコマ ARを楽しむことができる。詳細 “UNLIMITED REALITY”プロジェクト動画“STAY HOME”『攻殻機動隊 SAC_2045』Netflixにて配信中
2020年04月23日士郎正宗の人気コミックを原作としたNetflixオリジナルアニメシリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』が4月23日(木)からスタートする。監督を務めたのは『ULTRAMAN』でもタッグを組んだ神山健治監督と荒牧伸志監督。ふたりは2020年にどんな『攻殻』を描くのか? なぜ映画ではなくシリーズ作品にしたのか? 両監督に話をきいた。本作の舞台は、情報ネットワークと義体(サイボーグ)技術が発達した近未来。そこでは現在からは想像もできない新たな犯罪が生まれ、全身義体の草薙素子率いる組織・攻殻機動隊が活躍する。本作はこれまで様々な監督によって繰り返し映像化されており、押井守監督が映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と『イノセンス』を、神山健治監督が『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズを、黄瀬和哉総監督が『攻殻機動隊ARISE』を、そしてルパート・サンダース監督が実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』を手がけた。今回、神山監督と荒牧監督が舞台にしたのは2045年。そこでは全世界の国家を巻き込む経済災害が発生し、AIの進化によって世界は持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”に突入している。草薙素子と元・公安9課のメンバーは現在、アメリカで傭兵部隊として活動しているが、彼らの前に新たな脅威“ポスト・ヒューマン”が出現する。本シリーズはこれまで漫画、アニメーション、実写など様々な手法で映像化されてきたが、本作ではモーションキャプチャ技術と3DCGが導入され、キャラクター表現の繊細さや実在感、映像表現が大幅にアップデートされた。これまで世界中のファンを熱狂させてきた人気作のまったく新しいシリーズの始まりを強く感じさせる仕上がりだ。荒牧神山監督は過去の作品でも風景をしっかりと作り込んで、芝居をキッチリと描くことでキャラクターの存在感を出してきた。その点をすごくちゃんとやっていると思っていたので、自分がこれまでやってきた3D空間をつくってそこにモーションキャプチャのキャラクターを描く手法にとてもフィットしていると思ったんです。ステージを用意して、そこで人の目線も実際に確認して、そこでシナリオやダイアログをブラッシュアップしていく手法を神山監督もきっと面白がってくれると思ったので声をかけました。神山『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は作画で、いわゆるアニメーションらしい作り方でやってたわけですけど、荒牧監督に「3Dでやったら面白いよ」って声をかけてもらった時に、その通りだと思いましたし、新しい挑戦もしたいと思った。やり始めるまでは想像のレベルでしたけど『ULTRAMAN』を実際にやってみて、こんなに意義があることなんだなと。モーションキャプチャはアクションのために使ってると思ってる方もいるかもしれないですけど、実は芝居の方が有用なんだと荒牧監督が言っていて。自分も漠然とイメージはあったけど、まさにそうなんだなと『ULTRAMAN』でわかり、それをさらに『攻殻』にフィードバックさせていきました。アニメーターが手で描いていく手法と、俳優が演じた動きを取り込んでさらに洗練させていくモーションキャプチャではキャラクター表現のルールも効果もまったく違うが、両監督は今回の手法で最も生きる表現を目指したようだ。神山実際にやってみると3Dアニメとセルアニメの文法は真逆なんだなとわかったんです。アニメだとちょっとリアルにすると、すごくリアルなものとして観てもらえる。でも3Dだと相当がんばっても、あんまりリアルなものとして観てもらえない。同じことをやっても逆のベクトルに受け取られるんです。文法がだいぶ違うので、セルアニメでは得意なことでも、3Dが苦手なことはやってなかったり、狙って違う語りを目指したわけではなくて、3Dが持っている意味性みたいなものをある程度、理解しながらやっていった結果、違いが出てきたんだと思います。荒牧今回のやり方だと俳優さん自身も『攻殻…』やキャラクターを理解しようとしてくれるので、そこで得られたものと、田中敦子さんや大塚明夫さんたちの声が重なってできていった部分は大きいです。では新たな手法で両監督はどんな物語を描くのか? テーマの設定や具体的なエピソード、セリフ、舞台の設定なども含め、両監督でやりとりしながら創作が行われたようだ。神山どの作品であっても「いま」というものを切り取りたいと思っていて、その結果、こうなったらいいなとか、こういうことが問題なんじゃないかということをあぶり出していきたいと思っています。まず最初に考えたのは、いますごく平和で安定してきている部分がある一方で、それまで平和だったところで内戦が起こったりして、世界戦争に社会が突入しているんじゃないか? ただしそれは僕らが子供の頃に想像していた世界大戦とはまったく違うかたちになった。それはひとことで言えば何だろう? というのが今回のスタートでした。確かにいまはミサイルとか飛んではいないけど戦争状態だろうと。だとしたら、戦争って産業になっちゃったんじゃないの? 経済の持続可能性を追求した結果、産業として戦争が一番効率がいいっていう風に必然的に社会がそうなってなってしまってはいないか? そこで出てきたのが“サスティナブル・ウォー”って言葉で、それは誰かが意図的にやっているわけではないけれども、アメリカ社会なんかを見ていると持続可能性にネットやAIが加担しているんじゃないかとか……そうやってだんだん出来ていった感じですね。荒牧神山監督とはいろんな部分が合致していて、アクションはこちらで設定するけど、地味な部分は任せて……とかじゃなくて、すべてふたりで一緒に見ていきました。どちらかというと僕は神山監督が出してくるネタに対して、それをどういう舞台でやれば物語として機能するかを考えて強化していくことが多かったですね。最初に士郎さんが描いたものはファンタジーだったのかもしれないですけど、僕らはそれを現実で追体験していった部分があって、今という時代はこれまで以上にSFとしての嘘がつけなくて、ヘタをするとこれは古いねってことになってしまう危険性もある。だからある程度の理屈をつけつつ、『攻殻』らしく描く微妙なチューニングを一緒になってやっていきました。本作のポイントは、Netflixを通じて全世界に配信されるシリーズだということ。ひとつずつエピソードを重ねて、次第に世界が広がり、キャラクターに対する理解が深まり、物語の核心が少しずつ明らかになっていく。荒牧最初は映画でやろうという話だったんですけどね(笑)神山でも、『攻殻』って僕の体感ではあるんですけど、シリーズ向きなんですよ(笑)。映画に向くものとシリーズに向く題材があって、もし『攻殻』を映画にするのであれば、それは押井監督が最初につくった映画しかなくて、あとはシリーズになっちゃうんですよね。荒牧最初の映画があった上での劇場版、ってことになってしまいますよね。神山でも、原作は枝葉の部分が幹になるようなエピソードがたくさんあるのでシリーズ向きだなとは思ってました。『攻殻』はシリーズにできる強度のある作品で、逆に映画にする方が難しいはずだと。だから今回、Netflixさんと組んでシリーズとしてできたのは…。荒牧結果としてはハマったかなと思います。神山なるべくしてシリーズになったかなと思います。荒牧僕はシリーズものをやるのは久しぶりなんで、やる前は分量的にキツいかなと思いつつも、やってみるとすごく手ごたえがあった。モーションキャプチャも月に2話のペースで収録していって、繰り返すことで見えてくるものもあったし、このペースでやったからこそ表現できたことがたくさんありました。Netflixオリジナルアニメシリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』4月23日(木) 全世界独占配信(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会
2020年04月22日今日の元気を即攻でサポートする「即攻元気ゼリーアミノ酸&ローヤルゼリー」のドリンクタイプ新登場株式会社明治は、今日の元気を即攻でサポートする「即攻元気シリーズ」から「即攻元気ゼリーアミノ酸&ローヤルゼリー」の主成分と同等の栄養成分を配合した「即攻元気ドリンク アミノ酸&ローヤルゼリー 栄養ドリンク風味」を3月17日から全国で発売開始した。「即攻元気シリーズ」のさらなる進化を現在発売中の「即攻元気ゼリーアミノ酸&ローヤルゼリー」は、ブランドイメージの浸透もあり、ここ10年の売り上げが安定して伸びている。そんな中、「即攻元気シリーズ」が元気を拡充するブランドとしてさらに進化する事を目指し、従来のゼリーと同等の栄養成分のまま、3種のビタミンと乳成分を配合することで、おいしくすっきりと飲みやすい味わいに仕立てたドリンクタイプの発売となった。従来品もリニューアル予定健康と美容に関心が高い人たちは元より、近年非常食的な面からも需要の広がりがある「速攻元気ゼリー」。今回、現在発売中の「即攻元気ゼリー アミノ酸&ローヤルゼリー」、「即攻元気ゼリー 11種のビタミン&4種のミネラル ぶどう風味」、「即攻元気ゼリー 11種のビタミン&4種のミネラル マンゴー風味」も3月下旬より順次、リニューアルされる予定だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社明治のプレスリリース
2020年03月18日人気シリーズ『攻殻機動隊』最新作にして、“攻殻”史上初となるフル3DCGアニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』が、Netflixで4月に全世界独占配信される。この度、メインキャスト、音楽および、オープニングテーマ・アーティストが発表。あわせて最新予告編とティザービジュアルが公開された。同時に、謎に包まれていたストーリーも公開されている。『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズを手がけた神山健治、『APPLESEED』シリーズを手がけた荒牧伸志によるダブル監督で、Production I.GとSOLA DIGITAL ARTSによる共同制作となった本作。メインキャストを務めることになったのは、田中敦子(草薙素子役)、大塚明夫(バトー役)、山寺宏一(トグサ役)。その他、神山健治監督による『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズにおいて同役を演じたオリジナルキャストが公安9課を再び演じることとなる。劇伴の音楽を手がけるのは、戸田信子と陣内一真。これまで『METAL GEAR SOLID』シリーズ等の音楽を担当し、『ULTRAMAN』(2019年)に引き続き、神山・荒牧両監督の作品世界を彩る。オープニングテーマを手がけるのは、常田大希(King Gnu)によるプロジェクト、millennium parade(ミレニアムパレード)。常田大希が主催する、「世界から見た東京」をテーマに、デジタルネイティブなミレニアル世代を中心としたミュージシャン、映像ディレクター、CGクリエイター、デザイナー、イラストレーターなどのクリエイティブ集団だ。オープニングテーマとなる『Fly with me』は、本作をイメージした書き下ろし楽曲となり、既に自身のライブでは、本作のオープニングテーマという内容は伏せて披露されていた。本楽曲におけるアーティスト名は、“millennium parade × ghost in the shell: SAC_2045”と名付けられている。あわせて、キャストによる劇中台詞、音楽およびオープニングテーマを使用した最新予告編が公開。また、本作のキャラクターデザインを手がけるイリヤ・クブシノブによる主人公・草薙素子と公安9課メンバーが描かれたティザービジュアル第2弾も発表されている。●ストーリー持続可能な戦争(サスティナブル・ウォー)がもたらす新たな支配種“ポスト・ヒューマン”再び組織される草薙素子率いる公安9課、通称“攻殻機動隊”2045年。全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した。だが人々が、AIによる人類滅亡への危機を日常レベルで実感できるまでには衰退の進んでいない近未来――。内戦・紛争を渡り歩き、廃墟が横たわるアメリカ大陸西海岸において、傭兵部隊として腕を奮っている全身義体のサイボーグ・草薙素子とバトーたち元・公安9課のメンバー。電脳犯罪やテロに対する攻性の組織に所属し、卓越した電脳・戦闘スキルを誇っていた彼女らにとって、この時代はまさにこの世の春である。そんな草薙率いる部隊の前に、“ポスト・ヒューマン”と呼ばれる驚異的な知能と身体能力を持つ存在が突如として現れる。彼らは如何にして生まれ、その目的とは。大国間の謀略渦巻くなか、いま再び“攻殻機動隊”が組織される。●常田大希(millennium parade)コメント攻殻機動隊の主題歌を作って欲しいというオファーを頂いた時、身体中の血が湧き上がったのを今でも覚えている。なぜなら俺たちがmillennium paradeで作ろうとしている世界観は攻殻機動隊から多大なる影響を受けているから。二つ返事でやらせて欲しいと伝えた。今回主題歌に決定したmillennium paradeのFly with meという曲は、攻殻機動隊 SAC_2045の主題歌であると同時に俺たち自身の主題歌でもある。そのくらい愛着と思い入れのあるこの楽曲が、攻殻機動隊の一端を担える事をとても幸せに思います。2020年春、全世界同時配信。楽しみに待っていてください。『攻殻機動隊 SAC_2045』Netflixにて4月全世界独占配信
2020年01月27日第214飯「炊飯器で作るイカ墨のパエリア」■材料米2.5合鶏もも骨付き肉350gシーフードミックス200g(冷凍/エビ、イカ、ホタテ、アサリ、ムール貝等)にんにく1粒(潰しておく)黄色のパプリカ1個(乱切り)トマト缶1/2缶<A>イカ墨ペースト小さじ1チキンブイヨン1個昆布茶小さじ1塩昆布1つまみサフラン1つまみ醤油、塩、こしょう少々バター10g■作り方【1】鶏肉は関節で切り落とす。包丁を立てて、骨に添って切りこみをいれる。にんにくは潰して、パプリカは乱切りにしておく。【2】フライパンにオリーブオイル大さじ1(分量外)とにんにくを入れて火にかけ、弱火でじっくり香りを出す。鶏肉を加え皮目から焼いていく。カリッと焼けたら裏返してパプリカとシーフードミックスを加える。トマト缶も加え、水分が半分になるまで煮詰めていく。【3】炊飯器に米を入れ水を2合の目盛りまで入れる。2の具材とAの調味料を入れ全体を混ぜ、早炊きモードで炊く。【4】炊きあがったら具材を取り出しご飯を混ぜ、大皿等に盛る。その上に切り分けた鶏肉や他の具材を綺麗に並べて完成。【お知らせ】辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートしました。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。【YouTubeでもレシピ動画公開中!】
2019年04月23日第189飯「いか墨とえび味噌のパスタ」■材料パスタ200gいか250g(墨が多いのは、アオリイカ。ヤリイカ、スルメなど新鮮であれば何でもいいですが、小ぶりなものを選びましょう)有頭えび200gミニトマト130gにんにく1粒(みじん切り)エシャロット30g(みじん切り)オリーブオイル大さじ4白ワイン70cc塩・胡椒・醤油適量■作り方【1】いかは腹わたを取り出し、墨袋を外してお箸等で穴を開けてから中に入っている墨を絞り出し小皿にとっておく。皮もむいておく。いかの胴と下足は食べやすい大きさに切っておく。【2】えびは頭をもぎ取り身の方は殻をむいておく。頭の上の部分にはさみを入れる。ひげはカットしておく。【3】フライパンにオリーブオイルを入れにんにく、エシャロットを入れ、弱火でじっくり香りを移しえびの頭も加える。中火で木べらなどで押さえつけ中の味噌を出す。えびの殻が割れるくらい、しっかり押しつぶす。【4】3にワインを回しかけえび味噌ソースを作る。【5】そこにえびの身、いか、いか墨を加え火が通ったらトマトを加え混ぜ蓋をし5~6分中火で煮てから、トングでトマトを軽く潰していく。【6】茹で上がったパスタを5に入れ混ぜ合わせ、醤油を少々、塩、胡椒で味を調える。※エシャロットが買えない場合は、玉ねぎに少しにんにくを足して代用してください。【お知らせ】辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートしました。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。
2018年10月09日メキシコ料理の「回転鶏」を食べたことはありますか?大阪・天満市場の「墨国回転鶏料理(ぼっこくかいてんとりりょうり)天満本店(ケリコ)」では、本格的なメキシコの肉料理を味わえます。本物の現地の屋台のようなお店で自分の好みのトルティーヤを作っていただく体験は、楽しい思い出になること間違いなしですよ。気軽にメキシコ気分を味わえる「墨国回転鶏料理 天満本店」「墨国回転鶏料理 天満本店」は、大阪・天満市場内にあるメキシコ大衆屋台食堂です。 メキシコから輸入した食器が使われていたりと、店内ではまるでメキシコにいるような気分を味わえます。幅広い年齢層の人々に愛されており、友人とはもちろん、デートや家族での食事にも利用できます。墨国=メキシコ“墨国”とは、漢字でメキシコという意味です。 「墨国回転鶏料理 天満本店」は、現地メキシコにもある「ボジョロスティサド」といわれるローストチキン屋をヒントに2007年1月に開店。その後、福島高架下店・ルクアイーレ店に展開し、2018年9月13日には東京・渋谷ストリームにオープンしました。無数の提灯が並ぶ「ちょうちん通り」「墨国回転鶏料理 天満本店」は、「ウラテンマ チョウチンドオリ」と書かれた大きな提灯(ちょうちん)が無数に吊り下げられた「ちょうちん通り」に位置します。カラフルな大量の提灯がそよ風に吹かれて揺れる光景は、動画映え抜群。 「墨国回転鶏料理 天満本店」の店外にも細やかなライトが飾られており、暗くなると美しく輝きます。「墨国回転鶏」バブル盛り 1羽野菜や果物やスパイスをミキサーにかけてソース状にしたもので一日マリネした丸鶏を、特注回転マシーンで一時間以上かけてじっくりと焼き上げます。加熱と冷却を交互に繰り返すことにより、皮はパリッと中はジューシーに仕上がるのだそう。 トルティーヤと一緒に包んで、オリジナルのタコスを作って楽しめます。「墨国回転豚」中皿「墨国回転鶏」同様、野菜や果物とスパイスのソースをマリネした豚を積み上げて焼き上げます。 さらに、外側を削ぎ取ったお肉を鉄板で焼いて仕上げます。自家製のトルティーヤを2枚重ねにし、お肉と野菜を掴むようにして豪快にいただくのがメキシカン・スタイルです。「墨国回転鶏料理 天満本店」で本場メキシコの味を堪能しよう本物のメキシコの屋台のような空間でいただく本格メキシカン肉料理は格別です。 友人や恋人と、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:墨国回転鶏料理 天満店(ケリコ)住所:大阪市北区池田町8-4電話番号:06-4801-8424
2018年09月21日『DRESS』でも定期的に執筆していただいている海老原露巌(えびはらろげん)さんの「墨アート展」が、6月11日〜31日まで、銀座にあるギャラリー上田で開催されます。今回の展示には、通常の「書作品」は一切なく、墨アートのみの展覧会となります。力強い墨と金泥、銀泥の美しい彩りをお楽しみください。■展示会情報名前:海老原 露巌展会期: 2018年6月11日(月)~30日(土)時間:11:30~18:30 (日曜休廊)作家在廊 : 6月11 , 13 , 20 , 23 , 26 , 29 , 30日会場:ギャラリー上田住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-4-7 いらか銀座ビル8Fメール:info@gallery-ueda.com電話番号:03-3574-7553海老原露巖さんの略歴1961年、栃木県下野市に生まれる。1982年~ヨーヨー・マ(チェリスト 米国)の公演やその他映画・舞台等の題字執筆多数。2012年、文化庁文化交流使に任命。収蔵在日イタリア大使館ホテル雅叙園東京強羅花壇 NOBU TOKYO在フランス日本大使館(フランス)大明寺(中国)陝西省歴史博物館(中国)カナダ歴史博物館(カナダ)他展覧会・揮毫パフォーマンス天龍寺(世界遺産)明治神宮青龍寺(中国)大興善寺(中国)アートサイエンスミュージアム(シンガポール)他
2018年06月01日攻殻機動隊のVRアクティビティ「近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊 ARISE Stealth Hounds」が、国内最大級のVR施設「VR ゾーン 新宿(VR ZONE SHINJUKU)」にて、2017年12月9日(土)から稼働する。今回登場するのは、最大4人vs4人の計8人で対戦する日本初のVRアクティビティ。サバイバルゲームのようにスポーツ感覚で楽しめる上、全身にVRゴーグルなどの装置を身に着けることで「攻殻機動隊」の世界で近未来の銃撃戦が味わえる。ストーリー情報ネットワークが加速的に進展した近未来で複雑化する犯罪に挑む公安九課の奮闘を描いた士郎正宗原作「攻殻機動隊」は、コミック、アニメ、劇場版と展開する人気作。VR体験者は主人公「草薙素子」が召集した特殊部隊のルーキーとしてテロリスト集団の制圧戦に参加する。遊び方全身モーションキャプチャシステムを構築した国内最大級20mx11mの専用アリーナで、最大4人vs4人の計8人が自由に動き回って銃撃戦を繰り広げる。参加者は、VR空間でのリアルな銃撃戦を実現するため、VRゴーグルやベスト、ハンドガンなど全身に装備を着用。銃やベストに組み込まれた体感演出が銃撃戦の臨場感を高める。VR空間には体験者の全身の動きがそのまま映し出され、銃から飛び散る火花や、壁が壊れる様子までリアルに再現される。他にも自身を透明化し敵からカモフラージュする「光学迷彩」や、電脳空間で状況報告を受けるブリーフィングなど、攻殻機動隊の世界観に入り込める演出に余念がない。【詳細】VR アクティビティ 「近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊 ARISE Stealth Hounds」開始日:2017年12月9日(土)使用チケット:専用チケット体験料:2,800円(税込) ※別途入場券の購入(800 円)が必要。体験人数:最大8名 ※サービス開始直後は4名での体験。所要時間:30分(ブリーフィング時間含む)対象年齢:13歳以上会場:VR ゾーン 新宿(VR ZONE SHINJUKU)住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1
2017年11月24日資生堂(SHISEIDO)から“墨”に着想を得た「インクストローク アイライナー」と“和紙”からインスパイアされた「ペーパーライト クリーム アイカラー」が登場。2017年6月28日(水)より伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、SHISEIDO THE GINZAで先行発売、その後2017年7月1日(土)から全国のデパートを中心とした約240店と、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」で発売される。「墨」のような濃密発色のアイライナー「インクストローク アイライナー」は、滑らかさと墨のような濃厚な発色が特徴のジェルタイプのアイライナー。濃密なラインがよれることなく一筆で描け、美しい発色とリッチな質感が目もとの存在感を高めてくれる。カラーは自然界にあるものからインスピレーションを受けた全6色。漆黒のブラックを始め、森林を思わすグリーンやなすびのようなパープル、黒蜜のようなブラウンなどが展開される。パッケージは、硯(すずり)の筆を整える機能を参考にすることで、手の甲や容器の縁、蓋の裏などを汚すことなく、ブラシを簡単に整え適量をとることが出来る仕様となっている。書道の筆から着想を得て、“広島県熊野筆”の技で究極の描きやすさを追求した「インクストローク アイライナー ブラシ」と併せて使いたい。”30°カーブ”のオリジナルハンドルで、ラインを描く時にまつ毛の生え際を隠さず描ける設計となっている。コシが強く、太く大胆なラインも細く繊細なラインも思いのままに描けるアイテムだ。「和紙」から着想を得た、透け感+マットなクリームアイカラー「ペーパーライト クリーム アイカラー」は、日本伝統文化の和紙からインスパイアされた、透け感のあるマットな仕上がりのクリーム状のアイシャドー。軽く滑らかな質感で肌にぴったり密着し、ひと塗りで色鮮やかに発色。ぼかせば、ふわっとした表現など自在に発色をコントールできる。カラーは「ノバラ ピンク」「ヤマブキ イエロー」「アサギ ブルー」「サンゴ コーラル」など、和を感じさせるネーミングの全8色展開となっている。【詳細】資生堂 2017年秋冬コレクション発売日:2017年7月1日(土)※2017年6月28日(水)より、伊勢丹新宿本店・阪急うめだ本店・SHISEIDO THE GINZAで先行発売■インクストローク アイライナー 各3,780円(税込) 各6色※ブラシ付き■インクストローク アイライナー ブラシ 3,780円(税込)■ペーパーライト クリーム アイカラー 各3,240円(税込) 各8色取り扱い:・全国のデパートを中心とした約240店・資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」【問い合わせ先】資生堂インターナショナルTEL:0120-81-4710 (フリーダイヤル)
2017年04月27日日本が生んだSF金字塔「攻殻機動隊」をハリウッドが実写化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』に出演する仏女優、ジュリエット・ビノシュが来日し、単独インタビューに応じた。「まるで暗号解読だったわ」とふり返る舞台裏、そして“輝き続ける50代”の本音とは?“攻殻”といえば、世界的にも知られるSFアイコンだが、ジュリエット自身は「正直、あまりよく知らなかった」のだとか。メガホンをとるルパート・サンダース監督から熱烈オファーを受け、脚本に目を通したが「内容はさっぱり理解できず、まるで暗号解読だったわ。だから、一度はお断りした」そうだ。それでも、出演を決めたのは「ならば脚本をリライトする」とまで言ってくれたサンダース監督の熱意、そして息子の後押しがあったから。「私の息子が映像関係の仕事をしていて、押井守監督が手がけた長編アニメ(=1995年公開の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』)の大ファンなの。今回の脚本も気に入ったみたいで、絶対参加したほうがいいって助言してくれたわ。現場では、サンダース監督とディスカッションを重ねながら、役柄や世界観への理解を深めていった。要はシェイクスピアと同じ。最初はチンプンカンプンでも、語彙や関連性をつかめば、物語に入り込める」。そう語るジュリエットが演じるのは、映画オリジナルのキャラクターであるオウレイ博士。巨大企業ハンカ・ロボティックスを率いる科学者であり、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公“少佐”の実質的な生みの親でもある。「登場シーンは決して多くないけど、その分、多面的で複雑な人物像をしっかり表現したかった。彼女は科学者としての理想と、組織の歯車だという現実の間で葛藤している。結果的には、悪魔と契約してしまうの…」。グリーンバックに覆われたスタジオには、さまざまな専門分野のプロたちが1つのシーンを完成させるために集結した。「とても楽しかったわ。『あの人は、何の担当なの?』って聞いて回ったりして(笑)。映画作りの新たな側面に触れることができて、現場では子どものようにワクワクしていた。想像力も試され、とても演じがいがあったし、キャラクターにリアルな感情を吹き込むという点では、これまでの出演作と何ら変わりはないのよ」。1996年に公開された『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー助演女優賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。『トリコロール/青の愛』でヴェネツィア国際映画祭女優賞、『トスカーナの贋作』でカンヌ国際映画祭女優賞に輝き、世界三大映画祭を制覇した。まさに名実ともに世界を代表するトップ女優だ。実際、本人を目の前にすると、その貫録に圧倒されるが、同時に言葉やしぐさからは飾らない人柄と、自然体な素顔がにじみ出ている。「人は夢や理想を追いながら生きているでしょ。でも、常に物事がうまく運ぶとは限らない。現実に直面し、挫折や失望、喪失感を味わい、ときにどん底に落ちることもあるのよ。でもそうした体験があるからこそ、『本当の自分とは何か?』と考えずにはいられなくなるの。誰しも歳はとるけど、その分、知恵も身につくし、開放される。その積み重ねで、人間は身も心も少しずつラクになっていくんだと思うわ」と何ともありがたいお言葉!だからこそ、出演作を決める基準の1つが「冒険心を満たしてくれるもの」だと聞くと、思わず納得してしまう。「確かに今回みたいなSF作品は珍しい機会だったけど、ストーリーを通して、人間性にまつわる問いかけがあり、役柄にも何らかの内面的な変化があるという意味では、女優として挑戦すべき作品だった。さっき『本当の自分とは何か?』と言ったけど、まさに『ゴースト・イン・ザ・シェル』が提示するテーマに一致しているわ」。そう語る彼女が、女優として喜びを覚える瞬間は?「カメラは常に回っているの。つまり、すべては現在進行形で流動的。そんな状況の中で一瞬一瞬、真実を探求することがたまらなく楽しく、胸が踊ってしまうのよ。優れた共演者やスタッフ、特に今回はとても国際色豊かな現場だったから、より一層刺激を受けた。権力の暴走や腐敗、産業化の闇を描くと同。時に、人間本来の“生き抜く力”を描いた希望に満ちあふれた作品だと思うわ」(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月05日声優の田中敦子が4月4日(火)、都内で行われた実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の日本語吹き替え版完成披露試写会に出席。「すばらしい攻殻」「よくぞここまで、すごいことをしてくれた」とハリウッドが総力をあげて実写化した本作に太鼓判を押した。田中さんといえば、1995年に世界を席巻した押井守版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を皮切りに、その続編にあたる『イノセンス』や神山健治のTVアニメシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」などで、主人公・草薙素子の声優を努めたレジェンド。今回、日本語吹き替え版でも、6年ぶりに主人公(ハリウッド版では“少佐”役)に命を吹き込んでおり、「私にとって、素子は1番近くて、1番遠い存在。演じているのは私ですが、タフな性格は真逆だし、ずっと憧れの存在」だと深い思い入れを語った。日本語吹き替え版には田中さんをはじめ、大塚明夫(バトー役)、山寺宏一(トグサ役)らおなじみのメンバーが再集結。なんと、アフレコ当日には、豪華な3人が揃ってスタジオ入りしたといい「プレッシャーもありましたが、大塚さんや山ちゃんに委ねれば、(素子を)引き出してもらえると思い、ワクワク感が大きかった」のだとか。「アフレコ中、山ちゃんが『目を閉じると、アニメが浮かぶね』と話していた」とファン垂涎のエピソードも披露し、「私たちなりのゴースト(=魂)を吹き込むことができた」と自信を示した。ルパート・サンダース監督がメガホンをとり、ついに日本公開が近づく『ゴースト・イン・ザ・シェル』については、「随所にルパート監督の、原作や押井監督への愛が止まらない印象。光学迷彩や義体、ダイブのシーンなどどう表現するのかとても興味がありましたし、強いこだわりとリスペクトを感じた」と絶賛。主演を務めたスカーレット・ヨハンソンに対しては「すばらしいですね。ご本人は小柄な方ですが、存在感の大きさがあり、彼女自身が義体なんじゃないかと思うほど細部まで美しい」と圧倒されていた。『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月04日士郎正宗氏のSFコミック『攻殻機動隊』をハリウッドで実写化した映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』(4月7日公開)の日本語吹き替えキャストが10日に発表され、アニメ版で声優を務めた田中敦子(草薙素子役 ※ハリウッド版においては少佐役)、大塚明夫(バトー役)、山寺宏一(トグサ役)が担当することが明らかになった。3人は、押井守監督のアニメーション映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』をはじめ、その続編にあたる『イノセンス』や神山健治のテレビアニメシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」などで声優を担当。このたび、『攻殻機動隊SOLID STATE SOCIETY 3D』から6年ぶりに同役で吹き替えを務めることが決定した。アニメーション作品で声優を務めたキャストがハリウッド作品の実写映画においても同じ役で吹き替えを務めるのは、史上初の試みとなる。今回再び同メンバーが集結したことについて、キャスト陣は「目を閉じて大塚さんや山寺さんの声だけを追いかけるとアニメのシーンが浮かんでくるようで、とても不思議な体験でした」(田中)、「久しぶりにメンバーと集まって、こんなに楽しいことはない、もっとやりたいと思いました」(大塚)、「他のメンバーがアフレコしているところを見て、ずっと一緒にやっていた感覚が戻ってきて懐かしい気持ちになりました」(山寺)と、それぞれ感無量の様子でアフレコ収録の現場を振り返った。そんなキャスト陣に対して、押井守監督は「この役を演じるのは久しぶりだと思います。ぜひ自分の感じたままで演じてほしいです」と監督視点で冷静にコメント。その上で、「「楽しみとしか言いようがないですね。実写版の吹き替えがどうなるのか、お手並み拝見です」と期待している。■田中敦子:少佐役ハリウッド版をオリジナルキャストで吹き替えられたことを心からうれしく思っています。目を閉じて大塚さんや山寺さんの声だけを追いかけるとアニメのシーンが浮かんでくるようで、とても不思議な体験でした。1995年の映画『攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL』あの時からずっと草薙素子が側にいてくれました。でも相棒と言うのはおこがましいし、彼女は一番近いようで遠い存在でもあります。公安9課のメンバー(キャスト)は私の人生の宝物だと感じています。私たちがゴーストを吹き込んだ日本語版『GHOST IN THE SHELL』、ぜひ劇場でお楽しみください!!■大塚明夫さん:バトー役久しぶりにメンバーと集まって、こんなに楽しいことはない、もっとやりたいと思いました。アニメがそのまま実写になったようなシーンもずいぶんあって、制作の方々の、原作やアニメ版に対してのリスペクトが伝わってきて、うれしかったです。「攻殻機動隊」は、愛してやまない作品、宝物ですね。■山寺宏一さん:トグサ役大好きな作品の大好きなメンバーなので、実写化されたことでこういうチャンスを頂けて非常にうれしく思います。自分の参加したアニメの作品が海外で実写化され、それを吹き替えるという経験は初めてだったので、ちょっと不思議でしたね。他のメンバーがアフレコしているところを見て、ずっと一緒にやっていた感覚が戻ってきて懐かしい気持ちになりました。世界的に評価の高い作品に参加できる事をすごく誇りに思いますし、世界に自慢したい作品です。今回、そのことをあらためて強く感じました。(C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
2017年03月10日スカーレット・ヨハンソンが主演を務め、日本からもビートたけしが参加する『ゴースト・イン・ザ・シェル』。この度、押井守監督版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の声優陣が、ハリウッド実写版である本作の日本語吹き替え版も担当することが決定した。脳以外が全身義体である世界最強の捜査官・少佐(スカーレット・ヨハンソン)が、上司の荒巻(ビートたけし)やバトー(ピルー・アスベック)らエリート捜査組織・公安9課の面々とともに、脳をハックする脅威のサイバーテロリストとの戦いに身を投じていく本作。捜査を進めるうちに、自分の記憶は操作されており、自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと気づく少佐。本当の自分は誰なのか?隠された驚愕の過去とはいったい?果たして、少佐は犯人を突き止め、世界を守ることはできるのか…?日本発のSFの金字塔「攻殻機動隊」を、ハリウッドで実写映画化する本作。昨年11月に行われた東京発の全世界へ向けた特大規模のローンチイベントでは、主演のスカーレットが、ルパート・サンダース監督と共に緊急来日、そしてたけしさんも登壇し、公の場で初めて作品について語られる様子は全世界で注目を集めた。さらに、イベントにあわせて全世界同時解禁された予告映像は、現在全世界で2億回以上の再生回数を記録するなど大きな盛り上がりを見せ、さらに期待がさらに高まっている。そんな中、4月の日本公開に先駆け、押井監督映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の集結から22年、その続編にあたる『イノセンス』や神山健治のTVアニメシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」などで声優を努めた、田中敦子(草薙素子役/※ハリウッド版においては“少佐“役)、大塚明夫(バトー役)、山寺宏一(トグサ役)が『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』から6年ぶりに同役で吹き替えを務めることが決定。すでに公開されている日本版の予告映像では、タイトルコールを田中さんと山寺さんが担当しており、正式発表はないものの、ファンの間では密かに話題に。なお、日本で生まれた漫画やライトノベル、小説などを原作とし、ハリウッドで実写映画化されてきた作品の中で、アニメーション作品で声優を務めたキャストがハリウッド作品の実写映画においても同じ役で吹き替えを務めるということは、史上初の試みとなっている。今回同メンバーが再集結したことについてキャスト陣は、「目を閉じて大塚さんや山寺さんの声だけを追いかけるとアニメのシーンが浮かんでくるようで、とても不思議な体験でした」(田中さん)、「久しぶりにメンバーと集まって、こんなに楽しいことはない、もっとやりたいと思いました」(大塚さん)、「ほかのメンバーがアフレコしているところを見て、ずっと一緒にやっていた感覚が戻ってきて懐かしい気持ちになりました」(山寺さん)とそれぞれアフレコの様子をふり返る。また大塚さんは、「アニメがそのまま実写になったようなシーンもずいぶんあって、制作の方々の原作やアニメ版に対してのリスペクトが伝わってきて、嬉しかった」と作品について明かし、田中さんも「公安9課のメンバー(キャスト)は私の人生の宝物だと感じています」と思いを述べた。そして、押井監督も期待は高まっているようで、「皆さんプロですから、不安はありませんし、楽しみとしか言いようがないですね。実写版の吹き替えがどうなるのか、お手並み拝見です」とコメントを寄せている。『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年03月10日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、篠田桃紅の『墨いろ』。東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)によるご紹介です。■『墨いろ』篠田桃紅ラクで間違いなくやれることであんまりおもしろいことはない。それを知ることが、人生というものに飽きずに生きる秘訣かもしれない。「墨象」という孤高の世界を確立した、今なお第一線で創作を続けている104歳の美術家、篠田桃紅の研ぎすまされた感性が捉える自然、文化、物、人...本書は、1979年に日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した名著に、まえがきや著者の墨象作品が口絵として新たに収録され、再編集された新装版である。激しい炎の赫さ、萌える新緑、深い水底の青...墨はこの世のあらゆる色を鮮やかに描き出す。永年、墨と向き合うことで人生の楽しさ、苦しさのはざまで漂いながら、自分自身と向き合う。そのなかで自分のもっているちから以上のものが宿る不思議に出会う喜び。生きることの尊さを、改めて感じさせてくれる言葉に溢れた香り高い随筆集。篠田桃紅とも親交のあるベルギー現代美術を代表する画家ピエール・アレシンスキーの日本初の展覧会が現在、Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催中。日本の書道が自身の作品に影響を与えたというアレシンスキーが撮影した「日本の書」(1955年)という篠田桃紅も登場するドキュメンタリー・フィルムも本展会場にて上映している。書の世界がどのように彼の作品と融合していったか、ぜひ会場で作品と向き合って頂きたい。【書籍情報】『墨いろ』著者:篠田桃紅出版社:株式会社PHP研究所B6判変形並製発刊:2016年9月価格:税込1,080円【展覧会情報】「ピエール・アレシンスキー展」会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1地下1階会期:10月19日~12月8日時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)、毎週金・土は10:00~21:00(入館は20:30まで)料金:一般1,400円(団体1,200円)、大学・高校生1000円(団体800円)、中学・小学生700円(団体500円)※障害者手帳の提示で割引料金あり。詳細は窓口にて。
2016年11月17日士郎正宗・原作の「攻殻機動隊」をハリウッドが実写映画化する『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』。そのエクスクルーシブ・イベントが11月13日(日)、東京都内にて行われ、主演のスカーレット・ヨハンソンをはじめ、共演のビートたけし、ルパート・サンダース監督らが出席。2分超えの予告編映像もお披露目された。近未来を舞台に、エリート捜査組織公安9課と、ハンカ・ロボティックスによるテクノロジーを狙うサイバーテロ組織との戦いを描くSFアクションとなる本作。スカーレットが演じるのは、原作の草薙素子にあたる、脳以外は全身が義体の主人公・少佐、そして、たけしさんは公安9課の創設者である荒巻大輔役。さらに、桃井かおり、福島リラなども出演する。今回のエクスクルーシブ・イベントには、LEDライトの閃光が駆け抜ける中、撮影で実際に使われたコスチュームやコンセプトアートなどファン垂涎ものの展示がずらり、作品の世界観が細部まで表現された会場に、世界中からファンたちが大集結した。日本発の全世界向けローンチイベントだけあって、会場全体が期待感と緊張感が入り混じる中、押井守監督『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』に続き、本作でも音楽を担当する川井憲次によるライブアクトによりイベントが幕開け!「攻殻機動隊」の世界観らしい近未来感と、和太鼓など日本の伝統楽器をハイブリッドさせた圧巻のパフォーマンスに、会場は大熱狂の渦に包まれた。そんな中、本作でメガホンをとるサンダース監督が大歓声で迎えられながら登壇。この一大シリーズを生み出した日本へのリスペクトを込めて、「まず何よりこの作品が生まれた日本に来たかった。日本のクリエイターたちが始めたもので、私たちが次のチャプターを開く役目だから、彼らに誇りをもって自分たちの作品を紹介したいと思ったんだ」とコメントし、本作を「リメイクではなく、リイマジニング」と紹介した。さらに、「クレイジーで極端な近未来を描いているけど、1人のキャラクターが自身を発見する旅なんだ。人間の脳が組み込まれたアンドロイドである主人公が、自分が誰であるのかを探そうとしている。サイバーパンクの世界観はキープしつつ、主人公の内面を描いたよ。実写化にあたって、トーン、調子にこだわったんだ。マンガ、アニメを実写化するのはトリッキーで難しい部分があるものなんだけど、非常に原作に強さがあるし、キャスティング、ロケーション、デザインを一から作り上げて、違和感なく信じられるようにしたんだ」と、見どころに言及した。今回は、スカーレットやたけしさんら、錚々たる面々が顔をそろえたキャスティングも話題を呼んでいるが、「スカーレットは女優として20年の経験があるし、サイバーパンクの世界観にもぴったりな容姿を持ち合わせている。キャリアを見ても、彼女の姿勢とタフさは素晴らしいし、人間の思考を持つアンドロイドという、機械を通す細かいニュアンスもしっかり表現できる類まれな役者だ。自身が誰なのか、善なのか悪なのか、葛藤をきっちり体現してくれた」とべた褒め。「ビートたけしという俳優も、もともと知っていたんだ。『HANABI』『ソナチネ』『アウトレイジ』ももちろんね。私のフィルムメイカーとしての成長にそれらの作品は欠かせないし、この作品へのアプローチとして荒巻役には彼以外考えられなかった。世界中おいかけて、やっと捕まえることができたんだ(笑)。素晴らしい演技をしてくれて、この作品が日本から発信したということにおいても強みになってくれた」と語り、「2人をはじめスタッフみんなは、地球の反対の小さな島で絆を固くして戦った戦友さ。素晴らしい撮影が出来たよ」と称賛しきり。そんな監督の言葉に会場も一段と熱くなる中、本編中の出演シーンがスクリーンに映し出されながら、荒巻役のたけしさんが登壇し、「こんにちは。渡辺謙です(笑)」とおどけて挨拶。会場をさらに沸かせた。たけしさんは、「昔はアニメというものをバカにしていました。AIの存在感が突出していく割に刀で切ったりとか不思議なことも多かったんですが、この作品はようやく、いまの時代らしく、違和感なくはまっていると思います」とコメント。「英語は嫌だと言ったら日本語で良いとなり、セリフ覚えが悪いとか字が読めないとかいろいろと難癖をつけていて(笑)、しまいには、スカーレット・ヨハンソンが俺のカンペを持っていた(笑)。あれを写真に撮りたかった!」と、驚きのエピソードも披露してくれた。続いて、こちらも出演シーンの一部がスクリーンに映し出されながら、正真正銘のハリウッドNo.1女優スカーレット・ヨハンソンが満を持して姿を現すと、会場の興奮はMAXに!出演映画では14年ぶりの来日となったスカーレットは、日本への愛着を語り「本当に日本が大好きよ。前回は17歳のときだけど、馴染みを感じられたわ」と声を弾ませた。本作には並々ならぬ想いを持って臨んだようで、「(少佐役は)いまの自分のなかに影=GHOSTを感じている人だから、多くの側面を演じられることが魅力的だったの。演じるために肉体的にもたくさんトレーニングしたわ。マーベル作品をやっている経験も役に立ったし、武器の使い方も覚えたのよ」と語る。さらに、「たけしさんとも仕事をすることになって、これだけ偉大な方と仕事をするときは一歩下がって彼の仕事を観察していたわ。日本語と英語という差があっても、演技というのは”人間”であることなの。内面が大事だし、感情のつながりなのよね。荒巻の存在感を感じたし、言葉は違っても多くの感情をわかちあって、同じ映画言語で、つまり同じ言葉で話している気持ちだったのよ。とても感動的な体験だったわ」と、たけしさんとの共演を感慨を込めてふり返った。最後に、たけしさんは「映像がかなりすごいです。悔しいくらいにお金がかかってます(笑)。私の映画だと100本出来そうなくらいで、これこそがハリウッドということ。デザイナーをはじめスタッフの凄さに、改めて総合芸術だと感じましたし、参加できたことが本当に光栄です」とコメント。スカーレットも世界中のファンに向けて、「特別な想いを込めた作品よ。非日常で独特な素晴らしい世界の設定で、視覚的にもアクション満載で圧倒されるし、生まれ変われる成長の物語でもあるの。私が主人公に強く共感を得たように、みなさんにも世界に入り込んで共感して欲しいと思っているわ」と呼びかけた。この日、お披露目された予告編では、圧倒的な肉体美でバトルを繰り広げるスカーレットの姿や、銃をぶっ放すたけしさん、オウレイ博士役のジュリエット・ビノシュ、バトー役のピルー・アスベックらの姿も確認でき、さらに期待が高まる映像となっている。『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年4月、全国にて公開予定。2017年3月31日、全米公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月14日スカーレット・ヨハンソンが主演を務め、日本が世界に誇る不朽の名作「攻殻機動隊」を実写映画化する『GHOST IN THE SHELL』(原題)。このたび、11月13日(日)に日本から世界に向けたハッキングイベント「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」の開催が決定。スカーレットとルパート・サンダース監督が緊急来日し、日本人出演者・ビートたけしらと共に本イベントに登壇することになった。1991年に誕生した、士郎正宗の原作漫画「攻殻機動隊」。近未来を描き、人智を超えたその圧倒的な世界観は日本のカルチャーシーンを席巻し、1995年には奇才・押井守を監督に迎えて『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』として劇場版アニメ化。その熱狂は日本に留まらず、瞬く間に世界規模に広がり巨大なファンダムを構築した。その独特の世界観は、『マトリックス』シリーズで監督を務めたウォシャウスキー姉妹など多くの映像作家・監督に影響を与え、2004年には押井監督2作品目となる映画『イノセンス』が公開、日本のアニメ作品としては初めてカンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映されるなど、世界中から絶大な評価を博し、世界中のカルチャーに多大な影響を与え続けてきた。そして、昨年発表されたパラマウント・ピクチャーズ制作による実写映画化。このニュースは世界中を駆け巡り、ファンを中心に新たな情報が渇望されていた中、2016年9月、パラマウント・ピクチャーズのYouTubeチャンネルで10数秒の映像が数本配信され、わずか数週間で計770万回超の再生数を記録。その映像の一部を垣間見た世界中のファンからは、さらなる情報が待ち望まれていた。このハリウッド実写版で主演を務めるのは、『アベンジャーズ』シリーズや『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などで知られるスカーレット。来日は、ソフィア・コッポラ監督作『ロスト・イン・トランスレーション』の撮影で滞在した2002年以来、出演映画関連としてはおよそ14年ぶりとなる。今回のエクスクルーシブ・イベントには、メガホンをとるサンダース監督や、たけしさんをはじめ、特別ゲストたちと共に登壇する予定。また、都内某所で開催される本イベントで、その興奮を世界最速で体感し、世界に拡散する参加者100組200名を“全世界”から緊急募集する。『GHOST IN THE SHELL』(原題)は2017年、世界公開。「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」11月13日(日)夕方、都内某所にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年10月27日名作『攻殻機動隊』をハリウッドで実写化した映画『GHOST IN THE SHELL(原題)』(2017年公開)で主演を務める女優のスカーレット・ヨハンソンが、11月13日に来日することが26日、明らかになった。スカーレットが出演映画のPRとして来日するのは、2002年に公開された『ロスト・イン・トランスレーション』以来、14年ぶり。本作の監督を務めるルパート・サンダースと共に緊急来日する。2人は、11月13日に都内で開催される「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」に登場。同イベントには、本作に出演しているビートたけしなど特別ゲストも参加し、日本から世界に向けて作品をアピールする。また、同イベントに参加し、世界に広げてくれる100組200人を募集。応募サイトより申し込むことができる。1991年に誕生した士郎正宗による漫画原作『攻殻機動隊』は、近未来を描き人智を超えた圧倒的な世界観で人気を集め、アニメ化、そして、押井守を監督に迎え劇場版アニメを公開。2004年には押井守の監督2作品目となる映画『イノセンス』が公開され、日本のアニメ作品としては初めてカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映されるなど、世界中から絶大な評価を博した。
2016年10月27日4月14日(現地時間)に『攻殻機動隊』のハリウッド実写版『GHOST IN THE SHELL』(原題)で主役の草薙素子を演じるスカーレット・ヨハンソンのスチールが公開された際、「なぜ草薙素子役が日本人じゃないのか?」とキャスティングに対して動揺や非難の声が上がる…という憂き目を見たが、現在も順調に制作中。制作会社の「Production I.G」が監督とキャスト、そして映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井守監督、同じく『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』のサントラを手掛けた川井憲次、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の神山健治監督、と『攻殻機動隊』にゆかりのある3人が写っている写真をSNSに投稿。ルパート・サンダース監督やスカヨハは笑顔を見せており、撮影現場の和やかな雰囲気が伝わってくる。「MovieWeb」によると、キャスティングへのクレームを受けた制作側は、スカヨハ版草薙素子を「よりアジア人っぽく」見せるよう努力しているとは言うが、プロデューサーのスティーヴン・ポールは今回の映画化でスカヨハの役は「草薙素子」という役名ではなく、ただの「少佐」と呼ばれるキャラクターになることを強調した。また、ストーリーはサム・ライリー演じる「笑い男」によって引き起こされる世界規模で危険な事件を食い止めようとする、「少佐」と彼女が率いる公安9課を中心とした話になるということだ。(Hiromi Kaku)
2016年07月07日ビートたけしが、スカーレット・ヨハンソン主演の「攻殻機動隊」の実写映画化に出演することが分かった。アニメ化作の人気も高い、士郎正宗原作の同名SFコミックをドリームワークスが映画化するもので、「Variety」誌によると、たけしは内務省公安9課(攻殻機動隊)の荒巻大輔課長。スカーレットが演じるサイボーグ警官のヒロイン(原作では草薙素子)の上司にあたる。監督は『スノーホワイト』(’12)のルパート・サンダーズ。スカーレットのほかにマイケル・ピット、『LUCY/ルーシー』のピルウ・アスベックがキャストとして名前が挙がっている。昨年から『劇場版MOZU』、現在劇場公開中のウェイン・ワン監督『女が眠る時』では主演を務め、俳優として自作監督作以外への出演が続くたけしさんにとって、1995年にキアヌ・リーヴスと共演したロバート・ロンゴ監督『JM』以来のハリウッド映画出演となる。映画は2017年3月31日に公開予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月04日DMM.com、karakuri products、海内工業、攻殻機動隊 REALIZE PROJECTは共同で、アニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する多脚戦車「タチコマ」のリアライズプロジェクト「攻殻機動隊 S.A.C. タチコマ 1/2サイズ・リアライズプロジェクト」を発足したことを発表した。同プロジェクトは、士郎正宗氏のSFマンガを原作としたテレビアニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する多脚戦車「タチコマ」を、コミュニケーションロボットとして1/2スケールで再現し、社会実装に関する研究・技術開発への応用を目的とするもの。コンシューマーへのロボット・コンテンツの認知の向上やイベント、テーマパーク、アミューズメント用途での市場開拓、人材育成などを目指す。昨年、karakuri productsと海内工業の両社が、「多脚ロボットプロジェクト」として一次試作機「Daniel 61」を国際ロボット展に出展し、重量面での設計を見直して再開発した二次試作機「MUSASHI」がプロモーションの一環として採用され、それをベースにコミュニケーションロボット「タチコマ1/2サイズ・リアライズプロジェクト」として公式に開発を進めることになったという。また、二次試作機の完成は今年4月末を予定しており、今年5月から2018年3月末にかけて、商業施設内での研究開発に移行し、社会実装を目的とした環境知能化技術の開発とともに、「1/2サイズ・タチコマ」の機能を段階的に向上させていく計画とのことだ。今後のプロジェクト展開は、プロジェクト公式WebサイトおよびTwitter公式アカウント(@multilegpf)にて公開される。なお、「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」とは、日本を代表する企業、大学の研究開発者、公共機関、そして製作委員会が一体となり、「攻殻機動隊」に描かれている数々の近未来テクノロジーの実現を追究するプロジェクトのこと。
2016年02月12日Cerevoは11日、士郎正宗原作のアニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する小型多脚戦車「タチコマ」をモデルとした製品の開発に着手したことを発表した。発売は翌冬を予定しているという。これは、アニメやゲーム、映画などの作品中に登場するアイテムを、家電のテクノロジーを用いて現実世界に可能な限り再現するCerevoのプロジェクト「S2R(From screen to the real world)」の第2弾として企画されたもの。電動による作品同様の自立歩行または車輪による走行機能を基本に、スマートフォンやインターネットと連携する機能を搭載し、1/10程度のスケールでタチコマを現実世界に再現する。同社は、「S2R」第1弾としてアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃を再現したスマート・トイ「ドミネーター」を発表し、大きな話題を呼んでいた。今回明らかにされた新製品については、価格含む仕様の詳細はアナウンスされておらず、開発が進んだ段階で公開されるという。
2016年02月11日