子どもも大人も疲労回復のためには良質な睡眠をとる事が大事です。そして良質な睡眠をとるためには何と言ってもお風呂が欠かせません。毎日の習慣なので特にこだわりなく済ませる方も多いかもしれませんが、お風呂の入り方ひとつで睡眠の質が変わって来るのです。しっかり疲労回復をして元気にサッカーをするためにも「正しい入浴法」を習慣にしませんか。前回は、入浴と睡眠の効果についてお話しを聞きましたが、今回は正しい入浴の方法を日本健康開発財団の温泉医科学研究所所長で東京都市大学人間科学部教授の医師・博士の早坂信哉さんに教えていただきました。すぐにできることばかりなので、今夜から実践してみてください。(取材・文:前田陽子)入浴剤も疲労回復効果があります。炭酸系は筋肉疲労に効くそうなので、サッカー少年少女におすすめです<<前編:最近の子どもたちは疲れている!?元気にサッカーするために知っておきたい、疲労回復効果を上げる「正しい入浴と睡眠」の知識■40℃のお湯に10分が基本、汗が出たらいったん湯から上がる正しい入浴のポイントは温度と時間だと早坂さんは言います。温度が表示される機能がある場合は小学校高学年であれば大人と同じ40℃に10分程度入浴するが良いとの事です。40℃で熱いと感じるなら38℃ぐらいに設定しても問題ないそうですが、それより低くなると温熱作用(※)が得られなくなってしまうのだそうです。※温熱作用とはお湯に浸かり体があたたまること。温熱作用により皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流が良くなる。それにより体内の老廃物や疲労物質の除去、コリがほぐれ疲れが取れる。逆に42℃以上では交感神経が刺激されて良質な睡眠につながらなくなるため、熱くても40℃までにしたほうが良いのだとか。お風呂に浸かるときは全身浴が良いそうです。美容やスタイルキープのために半身浴などが良いと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、半身浴は心臓など身体にかかる負担が少ないので全身浴より長時間入っていることができるだけで、ダイエット効果などは無く、体温を上げるためには全身浴の方が手っ取り早く効果的なのだそうです。湯船には10分間連続で浸かっている必要なはく、汗が出たらいったん湯船から上がってもいいのだと早坂さんは言います。湯船に入る、出るを繰り返し、トータルで10分浸かっていれば温熱効果は十分得られるのだと教えてくれました。■入浴中は500~800mlの水分が失われる!入浴「前」も水分補給の習慣をまた、入浴によって失われる水分は500~800㎖と言われているので、入浴前と後に必ず水分補給をした方が良いとアドバイスをいただきました。飲み物は水でもいいそうですが、ミネラル分を含む麦茶、タンパク質を含む牛乳、イオン飲料などでも大丈夫だそうです。それらの水分をコップ1~2杯摂取することで脱水を防ぐのだそうです。脱水予防として「入浴前」の水分補給も大事なのです。夕食はできれば入浴の1時間前までに済ませておくと良いのだそうです。お風呂の水圧で胃腸にかかる負担が軽減されるのと、入浴することで血液の分布が皮膚表面に移ってしまうと、胃腸に行く血液の量が減って消化が悪くなるためだそうです。可能な限り食後、入浴するまでの時間を空けるようにしましょう。前編でもお伝えしましたが、入浴後は、温熱効果を持続させると同時に、睡眠に向かうためにある程度体温が下がることが必要です。ですが、扇風機やクーラーなどで急速に体温を下げてしまうと、せっかく得た温熱効果が失われてしまうことになるので、自然と体温が下がってくるのを待った方がよいのだそうです。■入浴剤は積極的に使いましょう。炭酸系なら疲労回復に効果も「入浴剤は温熱効果を高め、塩素を除去する効果もあるので使うことをおすすめします」と早坂さん。疲労回復には炭酸系がおすすめだそうです。炭酸の効果でぬるめのお湯でも血管を広げて、血流を良くしてくれるためだと教えてくれました。アトピーの子なら保湿系のものを利用するのも良いのでは、との事です。入浴後、保湿クリームやアトピー性皮膚炎の薬などを塗るなら、皮膚が乾燥する前の入浴後10分以内に行うのが良いそうです。お風呂の中では、マッサージやストレッチも疲労回復の助けになります。足首から膝にかけてなど下(末端)から上(体の中心)に向かって血流を促すようにやさしくマッサージするのが効果的です。低学年の子どもではうまくできないかもしれませんが、足をもむだけでも効果はあるそうですので、身体が温まった、入浴後に親子で一緒に行うのもいいのではないでしょうか。■試合後の強い疲労には温冷交代浴も効果あり試合後など、特に疲れを感じるときには温冷交代浴を試してみるといいかもしれません。多くのトップアスリートが疲労回復を目的に行っている入浴法で、文字通り温かい湯船と冷たい湯船に交互に入る方法です。家庭で実践する際は、40℃に3分、ヒヤッと感じる冷たい25℃ほどのシャワー1分を3回繰り返すと温冷交代浴の代わりになるそうです。最後は40℃の湯に3分入浴したら上がります。「インターネットなどでは、最後を冷水にする例が掲載されていますが、それでは温熱効果を得られないので、最後は40℃にしてください」と早坂さん。また、ケガ予防などのために試合の2日前に熱いお風呂に入る、ヒートショックプロテインを増やすという入浴方法もあるのだそうです。・42℃に10分・41℃に15分・40℃に20分(炭酸系入浴剤の併用で15分)いずれかの方法で入浴することで、ヒートショックプロテインと呼ばれる身体を守るタンパク質を生成するのだそうです。体温を1.5度くらい上げることで自身を守るために特殊なタンパク質が作られるという入浴法なのだとか。筋肉の障害を抑える効果や傷を修復する作用などがあり、試合でのパフォーマンスを上げることが期待できるのだと早坂さんは教えてくれました。この入浴法を実践しているアスリートもいるようです。ただし、この入浴法は身体への負荷も強いので、のぼせに注意が必要なことと、毎日行っていては効果が悪くなるそうなので、ここぞという試合の前限定で行ってみるといいかもしれません。正しい入浴方法・40℃にトータル10分入浴する・入浴の前後で水分補給をする・炭酸系入浴剤を使うと疲労回復の手助けになる・入浴中のマッサージやストレッチも効果あり毎日のお風呂の入り方ひとつで疲労回復やパフォーマンスが変わってくるのです。元気な毎日を過ごすためにも、サッカーを思い切り楽しむためにも、今日からできることをみなさんも実践してみませんか。早坂信哉(はやさか・しんや)東京都市大学教授/ 博士(医学)、温泉療法専門医大学医学部卒業後、1998年より自治医科大学大学院医学研究科にて入浴に関する調査研究を開始。現在は東京都市大学人間科学部教授東京都市大学大学院総合理工学研究科教授、総合研究所子ども家庭福祉研究センター長を務める傍ら企業等との協働や講演活動も行っている。テレビ、雑誌など各種メディア出演も多数。著書に「たった1℃が体を変えるほんとうに健康になる入浴法」(KADOKAWA)、入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」(日本入浴協会)、「最高の入浴法~お風呂研究20年、3万人を調査した医師が考案」(大和書房)がある。
2021年02月15日疲労回復を促すために行うべき「ストレッチ」とは…「ストレッチ」とは、筋肉を伸ばす運動のことを言います。筋肉の伸ばし方には、大きく2つの種類があります。1つは、関節を曲げ伸ばししたり回したりといった動きを伴って筋肉を伸ばす方法で、これを「動的ストレッチ」と言います。もう一つは静止した状態で筋肉を伸ばし続けるストレッチで、これを「静的ストレッチ」と言います。では、疲労回復を促すためには、どちらのストレッチを行うべきでしょうか?動的ストレッチは筋肉の伸縮動作を繰り返すことにより血流が促進され、筋温を高める効果が期待できます。また、筋温が上がると筋肉の粘性が低下し、神経伝達速度を高めることができるので、パフォーマンス(能力)アップ効果が得られます。そのため、動的ストレッチは、ウォーミングアップに適したストレッチと言えます。一方、静的ストレッチは筋肉を伸ばし続けることで副交感神経が優位になり、リラックス効果を得ることができます。また、筋肉の緊張を緩めることで血液やリンパの流れが促進されるので、疲労回復促進効果も期待できます。そのため、静的ストレッチは運動後のクールダウンとして用いられます。以上のことから、疲労回復を促進させるために行うべきストレッチは、静的ストレッチということになります。出典:byBirthストレッチによる疲労回復効果を更に高める「3つのポイント」静的ストレッチは筋肉の緊張を緩め、リラックス効果と疲労回復効果をもたらします。その静的ストレッチによる疲労回復効果も、これからお伝えする「3つのポイント」を踏まえて行うことで、更に高めることができます!ポイント1:入浴後に行うこと1つは入浴後に静的ストレッチを行うようにしましょう。カラダが温まっているため、普通にストレッチをするよりも、筋肉を伸ばしやすい状態になっているからです。しかし、ここで重要なことは「カラダが芯から温まっていること」です。「カラスの行水」ではカラダが温められていないため、ストレッチを行っても十分な効果が期待できません。また、熱いお湯に浸かっても、表面しか温めることができないので、カラダを芯から温めるには至りません。カラダを芯から温めるには、38~40度程度のぬるめのお湯に10分程度浸かる必要があると言われています。出典:byBirthポイント2:薄暗い静かな部屋で行うことお風呂でカラダを温めたらストレッチを行うのですが、ストレッチを行う環境も非常に大切です。疲労回復を目的でストレッチを行う場合、薄暗くて、なるべく静かなお部屋で行うようにしましょう。それだけで副交感神経が優位に働き、リラックス効果を得ることができます。また、カラダを冷やさないように、必要であればお部屋を暖かくしておくとよいでしょう。もちろんアロマなどお好きな香りを楽しみながら行うのもアリだと思います!ポイント3:ゆったりとした呼吸を心がけることストレッチを行う際、呼吸を意識して行っていますか?あまり意識していない人が多いのではないでしょうか。ストレッチを、ゆったりとした呼吸を心がけながら行ってみましょう。具体的には、鼻から大きくゆっくりと息を吸い、口から細く長く息を吐くようにします。ゆったりとした深い呼吸を心がけることで副交感神経が優位になり、より高いリラックス効果を得ることができます。出典:byBirth疲れたカラダに効く!是非行っておきたいストレッチ2選以上の3つのポイントを踏まえた上で、実際にストレッチを行ってみましょう!ここでは是非行っておきたい、「疲れた脚に効くストレッチ」と「十分なリラックス効果が得られる深呼吸」の2つをご紹介します。一日中歩き回って疲れた脚に効くストレッチ出典:byBirth両膝を立てて仰向けになり、片方の脚を上に上げてふくらはぎに両手を回して、膝を伸ばすことで太もも裏側の筋肉がストレッチされます(写真上)。そこから更に足首を曲げていくと、ふくらはぎの筋肉がストレッチされるようになります(写真下)。余裕があれば、もう一方の立てている膝を床に伸ばしてみましょう。両手をふくらはぎに回すのが難しい場合は、タオルで引っ掛けて手前に引きつけるようにしてみましょう。左右それぞれ、筋肉が心地良く伸ばされていることが感じられる強度で、20~30秒間伸ばし続けるようにします。十分なリラックス効果が得られる!「大の字での深呼吸」出典:byBirth仰向けに寝て「大の字」になり、軽く目を閉じて深呼吸を10回程度繰り返します。ゆっくりと大きく深く深呼吸を行うようにしましょう。この深呼吸は、ストレッチの最後に行うとよいでしょう。十分なリラックス効果を得ることができ、疲れた心身に効きます!ストレッチで疲れた心身をリセットして、翌朝スッキリ!出典:byBirth今回は、ストレッチで疲労回復効果を高めるポイントについてお伝えしました。疲れた心身をできるだけ早くリセットさせたい場合は、ただお布団に入ってカラダを休めるよりは、ストレッチを行ってからお布団に入るのがお勧めです。その方がぐっすり眠れ、翌朝スッキリ目覚めることができるハズです!早速お試しください!
2020年10月28日年々気温が上昇し40℃を超える日もある日本の夏。あまりの暑さに体にも大きな影響をもたらしており、体調をくずしてしまう人も多いのではないでしょうか。暑さは疲れにも深く関係しているため、蓄積された疲れを引きずって毎日過ごしている方もいますよね。今回は毎日の食事で夏バテや疲労を予防し、元気な生活を送るための手助けとなる食べ物やその効能を紹介します。■疲労回復に効果のある食べ物ランキング・1位:イミダゾールペプチドたっぷり「鶏むね肉」あまり聞きなれない栄養成分であるイミダゾールペプチドですが、多大なエネルギーを必要とする渡り鳥や回遊魚の筋肉に含まれる成分です。長時間の運動にも耐えられるよう、一部の動物に備わっている成分であり、疲労にとても強いという特徴があります。疲労の原因となる体内の組織の酸化を抑制する抗酸化作用に優れているため、人間の疲労にも効果的な成分として注目されています。食品から摂ることが可能であり、特に鶏むね肉にはイミダゾールペプチドが豊富に含まれています。・2位:ビタミンB1豊富な「豚肉」夏バテには豚肉の摂取が効果的というのは有名ですね。体が疲れやすくなるのは、エネルギー不足と老廃物の蓄積によるもの。ビタミンB1は糖質が分解されてエネルギーに変わるときに必要な栄養素であり、老廃物の代謝にも関わっています。この栄養素は水溶性であるため、摂りだめはできませんので、こまめに摂ることが必要です。・3位:イミダゾールペプチドとタウリンのW効果「カツオ」鶏むね肉に含まれるイミダゾールペプチドは、活動量の多いカツオにも含まれています。カツオには魚介類の血合いに多く含まれるタウリンも豊富に含まれています。タウリンは、さまざまな体の不調に対する抵抗力をつける役割があり、興奮時に優位になる交感神経を抑制する作用もあります。イミダゾールペプチドとタウリンの両方を含むカツオは、夏バテや疲労回復の強い味方となるでしょう。・4位:疲れやすい体に鉄分補給「レバー」鉄分といえばレバーです。牛・豚・鶏肉のなかでも豚肉のレバーは鉄分含有率ナンバーワン。100gの豚レバーには鉄分が13mg含まれており、女性の1日に必要な鉄分12mgを摂りきることができます。鉄分には酸素を全身に運ぶ役割があり、体温維持や疲労の防止、成長の手助けなどの基本的なからだの機能に関わっています。クセが強く苦手意識のある人も多いレバーですが、疲労回復への効果はとても期待できるものなので、苦手意識を克服できると良いかもしれませんね。・5位:ビタミンEの補給に「うなぎ」人間の細胞の酸化を防ぐ働きが強いビタミンEは、『土用の丑』の主役であるうなぎに多く含まれています。からだを活性酸素の害から守り、生活習慣病の予防にも効果があると言われています。細胞の酸化は疲労やからだ全体の不調にも深く関連しているため、強い抗酸化作用のあるビタミンEは多くの体の不調の救世主ともいえるビタミンです。■慢性疲労の原因と摂取したい食べ物慢性疲労とは休養や睡眠を取っても疲労が回復しない状態であり、6ヶ月以上の病的な全身疲労感におそわれている状態を言います。ウイルス感染や代謝異常、精神的疾患などさまざまな原因が考えられていますが、解明はされていないようです。慢性疲労に対して効果が期待できる食べ物を見てみましょう。・鉄分豊富な食べ物からだのすみずみまで酸素を運搬する鉄分は疲労の緩和にも効果的。肉や魚などの動物性食品に含まれるヘム鉄は、卵や乳製品・植物性食品に含まれる非ヘム鉄よりも吸収率が高いため、動物性食品をしっかり摂ることで鉄分を効率よく摂取できます。ただし、非ヘム鉄はビタミンCやタンパク質と一緒に摂取することで効果がアップするので、動物性食品に偏らず、さまざまな食品を上手に取り入れてみてください。鉄分の多い食品(ヘム鉄編)カツオマグロレバー豚もも肉あなご鉄分の多い食品(非ヘム鉄編)ひじき牛乳あさりほうれん草ブロッコリー・βカロチンたっぷり緑黄色野菜免疫機能に作用するβカロチンはビタミンAに変化する栄養素であり、風邪の予防にも効果があると言われています。緑黄色野菜に多く含まれています。にんじんほうれん草かぼちゃみかんスイカ・ビタミンEは果物と一緒に食べて効果アップ抗酸化作用の強いビタミンEは疲労や老化の原因となる細胞の酸化を防止してくれる、からだにとって大切なビタミンです。ナッツ類や食用油に多く含まれています。アーモンドヘーゼルナッツひまわり油小麦麦芽うなぎ■スポーツ前・後に摂りたい疲労回復効果の高い食べ物運動の効率を上げるためには、食事の摂り方がひとつのポイントとなります。効率よくからだをうごかすために適した食べ物をご紹介します。・スポーツ前にとりたい食べ物ウォーキングやジョギングなど、朝の運動を習慣としている方がいますよね。朝食抜き、または朝食前の運動は要注意です!朝は脳や筋肉など、からだの機能をうごかすブドウ糖が不足している状態です。つまりブドウ糖不足でおこなう運動は筋肉中のタンパク質をエネルギーとして使うため、筋肉量が減少してしまいます。筋肉が落ちているからだは代謝が悪くなるので痩せにくいからだをつくり、せっかくの運動の効果を台無しにする恐れがあります。食事前の運動が日課になっている方は、食事を済ませてから運動をおこなうようにしましょう。では、運動前のおすすめの栄養はというと…糖質を補給しましょう!食事からスポーツをするまでの時間によっても適した食べ物は変わってきます。10分後にスポーツするとき:エネルギー補給ゼリー30分後にスポーツするとき:バナナや100%果物ジュース1時間後にスポーツするとき:おにぎり・パン・うどん2時間後にスポーツするとき:油こいものを避けたバランスの良い食事スポーツ前は運動中に使う糖質を補給します。食後、短時間でスポーツをおこなう場合は消化の早いゼリーやバナナなどがおすすめです。1時間以上の時間を空けてスポーツする場合は、炭水化物を中心にバランスの良い食事を摂りましょう。揚げ物や脂肪の多い肉類などの、胃に負担のある食べ物は避けて和食中心の食事でスポーツに臨んでください。・スポーツ後にとりたい食べ物スポーツ後は、筋肉が傷ついている状態です。良質なたんぱく質に加え、炭水化物を摂取することが好ましいです。たんぱく質を多く摂るイメージが強いかもしれませんが、極端に多い量を摂る必要はありません。適量の炭水化物と少量のたんぱく質で十分だと言われています。全粒粉のハムサンド&牛乳鮭おにぎり&豆腐と野菜の味噌汁ヨーグルト&フルーツスポーツ後はからだに入ってくる栄養に対して、筋肉も敏感になっています。筋肉やエネルギーの良好な回復には、運動後30~45分の間に食事を摂るようにすると良いそうです。・疲労回復に即効性がある食べ物運動後や日常の疲労には休息が必要ですが、食べ物でも回復を助けることができます。たんぱく質を構成するアミノ酸にはいくつかの種類があり、そのアミノ酸のなかでも疲労の回復に適したものがいくつかあります。大豆やインゲン豆、納豆などの豆類には、疲労回復効果が期待できるレクチンやロイシン、アスパラギン酸という物質が含まれています。疲労回復効果のあるアミノ酸がまんべんなく含まれる大豆製品は、多くの食品のなかでも疲労回復効果が期待できる優秀な食品です。また、レバーにも疲労回復効果の高いアミノ酸がしっかりと含まれています。にんにくや長ネギなどの香味野菜を使うことでさらに高い効果が期待できます。同時にビタミンの豊富なグレープフルーツなどの果物も食べてみてください。食品は、体内での消化・吸収サイクルを経て、吸収された栄養素が少しずつ機能していきます。食べてすぐに効果が現れるものでなありませんが、食べる食品の種類によっては効果が期待できるものがあります。上手に取り入れて早めに疲労をリセットしましょう。■夏の疲労回復におすすめの食べ物と栄養素夏の暑さはからだへも大きく影響するため、不調が続いている方も多いのではないでしょうか。そこで、夏の疲労回復に効果のある食べ物を栄養素とともにいくつかご紹介します。・クエン酸クエン酸は柑橘類などに含まれる「すっぱさ」の成分です。エネルギーをつくるために必要な成分であり、からだのなかで無駄なくエネルギーに転換してくれる栄養素です。体力増進や疲労、運動機能だけでなく神経の疲れにも効果が期待できる成分であり、疲労物質の分解を手伝ってくれます。夏みかんやレモンなどの柑橘類、米酢やりんご酢などの食酢に含まれています。・カリウムカリウムは野菜や果物などに含まれる成分であり、細胞を維持する働きがあります。細胞の内側にはカリウム、外側にはナトリウムが多くなっており、余分なナトリウムの排出にはたらきかけて血圧を下げる効果があると言われています。細胞内外のバランスが崩れると筋肉のはたらきが悪くなり、夏バテの原因に繋がってしまいます。生野菜全般、里芋やさつま芋などの芋類、バナナやアボカドなどの果物、刻み昆布やするめなど幅広い食品に含まれています。カリウムは水に溶ける性質があるため、生のまま食べるか、煮物など煮汁も一緒に摂取できる調理が良いでしょう。・ビタミンB1ご飯やパン、砂糖などの糖質を分解するために必要な成分であり、神経機能の保持にも役立っています。筋肉の疲労を防止し、疲労を軽減する作用があることも分かっているそうです。神経や筋肉の疲れを回復するので、運動量が多い人にしっかり摂ってもらいたい成分です。パン酵母や小麦胚芽、豚もも肉やうなぎに多く含まれている栄養素です。・旬野菜旬の野菜にも疲労回復効果が期待できるといわれています。現在は、ハウス栽培や輸入品も多く出回っているため、どのような食品も年間通して手に入りやすくなっていますが、旬の野菜にはからだにはたらく力がたっぷり備わっていますので、積極的に取り入れましょう。例えばほうれん草のビタミンCは、夏採りに比べると冬採りのほうが3倍程度も栄養価が高くなっています。それぞれに適した気候で育てられた野菜は栄養がしっかりと閉じ込められ、旬を外した野菜より味もよくもっともよい状態になります。とうもろこしやトマト、オクラやピーマンなど夏に旬を迎える野菜は種類がとても豊富です。ビタミンたっぷりの夏野菜で夏を乗り切りましょう。・十分な水分からだの中の水分が不足すると循環が悪くなり、疲労感や多くの症状が現れてきます。ひとのからだの2/3は水分でできています。眠っていても水分は失われており、運動や夏の暑さで失う水分はそれ以上のものです。体重など、からだの作りによっても必要な水分量は違ってきますが、1日2Lを目標にこまめに水分を摂るとよいでしょう。塩分や糖分が適度に含まれたドリンクは、夏場や運動中の水分補給や疲労回復にも効果が期待できるものなので、上手に利用しましょう。夏場の適度な水分補給は、夏バテからくる食欲不振の軽減にもつながるそうですよ。■コンビニでも買える疲労回復におすすめの食べ物いまやコンビニのお弁当やお惣菜も、健康を考えて作られたものが続々と増えてきています。コンビニで手軽に購入できる食品を利用して疲労を吹き飛ばしてしまいましょう!・サラダチキン前述でも紹介した、疲労回復効果の期待できるイミダゾールペプチドたっぷりの鶏むね肉。その鶏むね肉を使用した、サラダチキンがお好きな方も多いのではないでしょうか。調理要らずなサラダチキンはハーブやガーリックなど、味のラインナップも豊富でカロリーも控えめ。レタスやトマト、オニオンなどのビタミンをプラスすればボリューム満点で彩り鮮やかなサラダのできあがりです!・ゆで卵卵には良質はたんぱく質のほか、鉄分やビタミン類など疲労回復に役立つ栄養素がバランスよく含まれています。コンビニで販売されているゆで卵はあらかじめ塩味がついており、そのままでもおいしく食べやすくなっているものが多いです。免疫力を高めてくれる栄養素も入っているため、元気なからだ作りの手助けをしてくれます。・鮭おにぎりおにぎりの人気ランキングに必ず入ってくる鮭にも、疲労回復効果が期待できる栄養素が含まれています。鮭の特徴である赤みがかったオレンジ色は、強い抗酸化作用のあるアスタキサンチンという物質によるものです。疲労回復や老化防止への効果が確認されており、疲れたからだに補充したい米の糖質と鮭が合わさることで、疲労回復の強い味方となる食べ物です。・栄養ドリンク類種類も豊富な栄養ドリンクは栄養素が凝縮されているため、一時的な疲労回復には効果が期待できます。滋養強壮や疲労回復などさまざまな効能がありますが、カフェインなどの添加物も含有しているものが多いため、必ずしも健康に良いとは言い切れません。■毎日の食事で疲労を軽減させよう!いかがでしたか。毎日の食事にちょっとした工夫をすることで疲労の予防や軽減をすることができます。食品は食べてすぐに効果がでるものではありませんが、バランスを考えずに食事をするよりは疲れたからだにとってよいものだと思います。ご紹介した食品を食べて夏バテや疲労に負けない毎日を送っていきましょう。≪参考≫ ・「最新栄養キーワード事典」監修者:五十嵐 脩/発行者:池田 豊(株式会社池田書店)
2020年09月14日暑い季節は、ツルツル食べやすい冷たいおそばの出番が増えますよね。でもそれだけでは栄養が偏ってしまいます。そんな時は、疲労回復&老化防止に効果が期待できる、ネバネバ食材をドーンとおそばに乗っけた「ネバとろ食材でパワーUP☆夏そば~温泉卵のせ~」がオススメです。山芋、オクラ、免疫力を高めてくれる効果が期待できる、話題の納豆を乗せたスタミナおそばに、タンパク質豊富な卵を乗せたら、遠慮することなく豪快に混ぜながら頂きます。ネバネバ食材は、消化を助け、疲労回復や老化防止、夏バテ防止効果が期待できるものばかり。元気いっぱいパワーをもらって、暑い夏を乗り切りましょう!■ネバとろ食材でパワーUP☆夏そば~温泉卵のせ~調理時間 10分レシピ制作:山口 祐未<材料 2人分>そば(乾麺) 2束オクラ 4本 塩 少々大葉 4枚納豆 2パック 納豆のタレ(付属のもの) 2袋長芋 1/2本麺つゆ(ストレート) 適量温泉卵 2個かつお節 適量<下準備>・たっぷりの熱湯にそばを加え、袋の表示通りにゆでてザルに上げ、流水をかけて粗熱を取り、大きめの鍋かボウルにザルを重ねて水を溜めながら、流水でぬめりを取る。・オクラは塩で板ずりをして、分量外の熱湯で柔らかくなるまでゆで、ゆであがったらザルに上げ冷ます。冷めたらヘタを切り落とし、食べやすい大きさの小口切りにする。・大葉は軸を切り落として細切りにし、水に放ってザルに上げ、水気をきっておく。・納豆はよく混ぜ合わせ、付属のタレを加える。・長芋は皮をむき、すりおろしておく。<作り方>1、オクラ、大葉、納豆を混ぜ合わせる。2、器に麺つゆ、長芋、そばを順に盛る。その上に(1)と温泉卵をのせ、かつお節をかける。食欲がなくてもペロリと頂ける「ネバとろ食材でパワーUP☆夏そば~温泉卵のせ~」で、疲れた体にパワーをチャージ。是非作ってみてくださいね。E・レシピで作り方をもう一度チェック↓
2020年07月28日体を作るタンパク質に、ストレスから守ってくれるフィトケミカル、過剰な水分や疲労物質をオフするカリウム&クエン酸etc…。夏を快適に乗り切るなら、味方に付けるべき栄養成分はこの7つ!皮膚科医の山崎まいこ先生と管理栄養士の森さやかさんが教えてくれました。タンパク質すべての細胞の“モト”。これがなければ始まらない。「英語でタンパク質を指す『プロテイン』は、『最も重要なもの』という意味のギリシャ語から派生したもの。その言葉どおり、体じゅうで必要な“原材料”です」(山崎先生)しゃきしゃきと動ける体でいるためには、必要不可欠な栄養素。「肌や髪、骨を健やかに保つためにも必須です。タンパク質は体内で常に合成と分解を繰り返すうえ、夏は消耗が激しく不足しがち。毎食しっかりと摂りましょう」(森さん)目安は1食につき片手に乗る程度の肉や魚、卵、大豆製品を。毎回種類を変えるのもポイントだそう。「そうすることで食べ方が変わり、ほかの栄養成分をバランスよく摂るのにも役立ちます」摂り方のコツタンパク質の代謝を助けるのはビタミンB2。肉や魚、卵や豆類自体に含まれることが多いけれど、さらに増やすなら乾物やアーモンドなどと一緒に摂ろう。ビタミンB群タンパク質や糖質を働かせる大事な立役者。ビタミンB群とはB1、B2、B6など8種類のビタミンの総称。「なかでも大切なのが糖質の代謝に関わるビタミンB1と、糖と脂質、タンパク質の代謝に広く関わるビタミンB2、体内の酵素の作用を助けるビタミンB6です。これらがしっかり働いてくれると、肌荒れや肥満の予防になるだけでなく、イライラなどメンタル面のトラブルを抑えるのにも役立ちます」(森さん)豚肉やうなぎ、豆類、にんにくはビタミンB群が多くおすすめ。「また、ビタミンB群は腸内でも作られています。食物繊維やオリゴ糖などを摂って腸内環境を整えることも、ビタミンB群を増やすことにつながります」(山崎先生)摂り方のコツ尿で排出される率が高い水溶性ビタミンなので、こまめに摂ることが必要。疲れ対策には、ビタミンB群とブドウ糖がバランスよく含まれる甘酒もおすすめ。鉄分現代女子に圧倒的に不足中。こまめに補給を。血液内で酸素を運ぶヘモグロビンの材料となるミネラル。メラニンの分解にも関わっている。「鉄分が行き渡った体は疲れにくく、肌ツヤにも好影響。夏は汗で排出される量が増えるので、意識して摂りたいですね」(山崎先生)比較的吸収のいい「ヘム鉄」は赤身の肉や鶏のレバー、しじみ、かつお、あさりに豊富。「非ヘム鉄」はひじきや大豆、切り干し大根などの植物性の食材に多く含まれている。「吸収されにくいミネラルなので、多彩な食材でこまめに摂りましょう。吸収を促すビタミンCやクエン酸のほか、造血作用のある葉酸と一緒に摂ると効果的。葉酸はマンゴーやほうれん草に豊富です」(森さん)摂り方のコツ紅茶やコーヒー、緑茶に含まれるタンニンには、鉄の吸収を阻害する働きが。鉄分不足が気になる人は、食後の飲み物のタンニンは控えめに。カリウム脚や顔のむくみを防ぐ、お助けミネラル。「夏は汗によって塩分も失われるため、ある程度は塩分を補給する必要がありますが、実際は排出よりも摂取している量のほうが多くなりやすい。食欲を刺激するために料理の味付けを濃くしたり、辛いものが食べたくなることが原因です」と、山崎先生。過剰な塩分は水分を呼び、むくみの大きな原因に。「ナトリウムを排出し、体内の水分バランスを整えてくれるのがカリウム。トマトやきゅうり、すいかなどの夏野菜や、アボカド、わかめ、アスパラガスなどに豊富です。水に溶け出しやすいミネラルなので、生で食べるか、加熱するときはスープなどにするのがよいでしょう」むくみが気になる人は、ぜひ。摂り方のコツ塩分排出のメリットを生かすために、調理時は塩を控えめに。調理用の塩を、カリウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含む自然塩に替えるだけでも効果的。ビタミンC美肌作りとストレス対策に必須のビタミン。メラニンの生成を抑えてコラーゲンの合成を助け、高い抗酸化力で細胞の老化を予防…と、美肌にうれしい働きがいっぱいのビタミンC。「肌にいいだけではなく、鉄分が体内に吸収されるのを助けるのもビタミンCですし、白血球の働きを活発にしたりと免疫力アップにも関わっています」(山崎先生)多く含まれているのは、キャベツや小松菜などの緑黄色野菜に、大根、カリフラワーといった淡黄色野菜、じゃがいも、フルーツなど。「野菜は生なら1食につき両手のひらに一杯、加熱したものなら片手に一杯分を。ビタミンCはストレスで消耗されるので、暑さが厳しい時期はしっかり補給を」(森さん)摂り方のコツビタミンB群と同じく水溶性のビタミン。「熱に弱いので、生野菜や果物もバランスよく食べることが大事。ジュースにするのも一案です」(森さん)フィトケミカル植物の自衛成分に、強力な抗酸化力が。フィトケミカルとは、野菜や果物が持っている色素や香り、苦みなどに含まれる成分のこと。「植物が紫外線や外敵などから身を守るために作り出したもので、人にも良い働きをしてくれるものがたくさんあります」(山崎先生)とくに紫外線にさらされる夏野菜は抗酸化作用を持つものが多く、「代表格はトマトの色素“リコピン”。油と一緒に摂ると吸収率が高まります。また、しょうがやみょうが、ねぎ、しそなど、香味野菜の香り成分も有用。香りでリラックスできるだけでなく、血流改善や、ビタミンB群の吸収、肝臓での解毒を助ける働きも。野菜は、色や香りにも注目して選んでみましょう」摂り方のコツリコピンは油とともに加熱すると吸収率アップ。香味野菜は、しょうがやねぎ以外は加熱によって香味成分が消失しやすいので、できれば生で食べるとよい。クエン酸酸味に頼って、疲れも肌荒れも寄せ付けない!体が、糖質をエネルギーに変えるときに必要になるのがクエン酸。「酸っぱいものが疲れを取ることは経験上よく知られていますが、それはこのクエン酸が働いているから。ほかにもミネラルの吸収を助ける、抗酸化成分の働きを促進するといった作用があり、夏の体に欠かせない成分のひとつです」(森さん)クエン酸は、酢のほか、柑橘類やいちご、梅干しなど、酸味のある食材に多く含まれている。「ハイビスカスティーもおすすめです。クエン酸と、ビタミンCも豊富。ほんのり赤い色は、フィトケミカルも含まれているしるしです」疲れオフも美白も期待できるハーブティーを、夏の定番ドリンクに。摂り方のコツビタミンB1を多く含む豚肉や豆、未精製の穀類、糖質とともに摂ると効果的。玄米入りご飯と梅干しや、豚肉とレモンのパスタなどは良いメニュー例。山崎まいこ先生皮膚科医、まいこ ホリスティック スキン クリニック院長。消化吸収と腸内環境に着目した「ホリスティック栄養学」を提唱。体の中から美を導く診療に定評がある。森さやかさん女子栄養大学 栄養クリニック管理栄養士。医師と提携しての指導に定評のある、ヘルシーダイエットコースで調理・栄養相談を担当。※『anan』2020年7月29日号より。イラスト・oyumi取材、文・新田草子(by anan編集部)
2020年07月27日梅雨が明けるとやってくる暑い夏。疲労感やだるさ、食欲不振、不眠といった「夏バテ」症状を感じる人が増える季節です。食欲が湧かないため食事面も偏りがちになり、栄養が不足してさらに体調が悪くなる、という悪循環に陥りやすい点も注意が必要です。食事面でのポイントは、栄養バランスの整った食事を心がけることが一番ですが、特にビタミン・ミネラルとタンパク質をしっかりとり入れましょう。太陽を浴びた鮮やかな夏野菜は、ビタミン・ミネラルが豊富。また豚肉・マグロ・レバー・うなぎなどに豊富に含まれるビタミンB群はエネルギー代謝や疲労回復に効果的です。にんにくや長ネギなどのアリシンを含む食材と一緒に食べるとビタミンB1の吸収が良くなります。今回は、暑さに負けないカラダを作る、夏野菜たっぷりで簡単なおすすめレシピをご紹介します。1. 肉にも魚にも合う!ラビゴットソースラビゴットソースはフランス語の「元気を出させる」という言葉が由来の、刻んだ野菜を酢で味付けしたソースです。緑黄色野菜のパプリカ・ピーマンはビタミンCとβ-カロテンを豊富に含み、からだの調子を整えるビタミン・ミネラルを補給することができます。オリーブ油は体に不可欠な不飽和脂肪酸を豊富に含み、エネルギーを効率的に補給できます。≪材料≫(2人分)・赤パプリカ 1/2個・黄パプリカ 1/2個・紫玉ねぎ 1/2個・にんにく 1かけa.レモン または ビネガー(酢) 大さじ1a.オリーブ油 大さじ1と1/2a.塩 小さじ1/3a.コショウ 少量≪作り方≫1. 材料を全て薄切りにします。2. aをボウルに入れ混ぜ合わせます。3. 1をボウルに入れ、aと和え、10分くらいおいて馴染んだら出来上がり。≪ポイント≫冷たくても温かかくても美味しいので、メインのタンパク質の食材とも合わせやすく、野菜がたっぷり摂れます。ビタミンB群の豊富なカツオのたたきやマグロ、低カロリー高タンパクのホタテ・エビなどと合わせても。2. 万能!簡単山形のだし山形県の郷土料理「だし」は夏野菜と香味野菜を細かく刻んで醤油などで和えたもの。しそ・みょうが・長ネギ・生姜・にんにくなどの香味野菜は良い香りで料理の味を引き立てます。だしは冷奴や納豆、しゃぶしゃぶなどタンパク質の食材にも合うだけでなく、そうめん・温かいご飯などと一緒に食べても食が進みます。≪材料≫(2人分/約3食分)・なす 2本・オクラ 5本・きゅうり2本・しそ 5枚・みょうが3個・つゆの素(濃縮タイプ)大さじ3程度≪作り方≫1. なす・きゅうりは角切りに、オクラは5mmの輪切り、しそとみょうがはせん切りにし、よくほぐして大きめの保存容器に入れます。(容器は高さのない平たいものの方が良いです。)2. つゆの素を入れ、全体になじむように混ぜ合わせます。3. 野菜から水分が出てつゆの素と馴染んでくるので、15分後くらいに再び混ぜ合わせます。4. 食べる前に馴染むように混ぜてください。≪ポイント≫細かく刻むとツルっと食べやすい食感になります。食感を楽しみたい方や、時間がない場合は大きめに刻んでも美味しいです。冷蔵庫で3日間ほど保存ができます。3. 和えるだけ!さっぱり梅干しと青じそのたれ梅干しを叩いて調味料と混ぜるだけのシンプルなたれ。梅干しにはクエン酸が豊富に含まれており、クエン酸の効果でエネルギー代謝が活発になり、疲労回復を早めることも期待できます。≪材料≫(2人分)・みょうが2個・しそ3枚a.梅干し(たたく) 2個a.酢 大さじ1a.醤油 小さじ1a.砂糖・サラダ油 各小さじ2≪作り方≫1. みょうがとしそは粗く刻み、ボールにいれ、aと合わせる。≪ポイント≫もやしやゴーヤを茹でたものと和えてボリュームアップさせ、サラダのようにして食べるのもおすすめ。茹でたイカなどの魚介やパスタと和えても美味しいたれです。 温冷両方に合う夏野菜のレシピをご紹介しましたが、暑いからといって冷たいものばかり食べていると胃腸の働きが弱まり代謝も落ちてしまいます。温かいスープや汁物を一緒に食べたり、台所で火を使いたくない時はレンジを活用するなどして、温かいおかずも食べるように心がけましょう。多田綾子/栄養士化粧品ブランドに14年間勤務後、からだの内側からも美容や健康をサポートしたいという思いから栄養士の資格を取得。現在はあすけん栄養士としてコラム執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。
2020年07月26日今回は、妊娠中に疲れを感じやすい理由と、疲労をためないためにできることについてお話しします。 妊娠中に疲れを感じやすい理由妊娠すると、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌量が劇的に変化して、母親のおなかの中で赤ちゃんが育ちやすい環境を整えます。ホルモンバランスの変化によって、だるい・眠いなど妊娠中に特有な症状に悩まされたり、つわりや食欲の変化によって妊娠前のような食事ができなかったり、体を自由自在に動かせなかったりなど、妊娠による心身の変化によって疲れを感じやすくなります。なかには睡眠不足によって日ごろの疲労を回復できていない妊婦さんもいます。 妊娠中の疲れやすさは、妊娠前の体力や筋力の程度によっても左右されます。疲れやすさを感じる期間も人それぞれです。 また、悪阻や切迫流産、切迫早産など一時的に安静にしていた後は、体力や筋力が回復する過程にあるため、疲れを感じやすいことがあります。 そのほかに、妊娠に伴う貧血や甲状腺機能に異常があると疲れを感じやすい妊婦さんもいますが、妊婦健診の際におこなう血液検査と適切な治療を受けていれば、日常生活に支障をきたすほどに疲れを感じることはないはずです。なかなか疲れがとれず日常生活がままならない場合は、早めに産婦人科を受診して相談しましょう。 妊娠中に疲れをためないためにできること妊娠に伴う心身の劇的な変化によって疲れを感じやすくなりますが、日ごろの生活習慣を見直すことで、疲れをためにくい体づくりをすることは可能です。 ①十分な休息と睡眠時間を確保する睡眠不足になると、日常生活に緊張感が続いたり、疲れがたまりやすくなります。なるべく同じ時間帯に眠ったり起きたりしましょう。十分な休息や睡眠時間を確保せずに「疲れやすい」「疲れた」と言っている妊婦さんも少なくありません。赤ちゃんは生まれて3カ月もすると昼夜の区別がつき、朝型の生活リズムになりますので、妊娠中から生活リズムを整えていくためにも早寝早起きが理想です。 熟眠感を得られる睡眠時間は妊婦さんによって異なります。夜間ぐっすり眠れない場合は、昼寝をうまく取り入れるなど工夫して睡眠リズムを整えましょう。仕事をしている場合や、上の子のお世話などでなかなか時間の確保が難しい場合は家族で相談して、妊婦さんが休める時間を意識的に作りましょう。 ②栄養バランスのとれた食事を心がけるつわりの時期は食べやすいものを食べましょう。つわりがない、あるいはつわりの時期が過ぎたら、主食、主菜、副菜でいろいろな食材を摂るように心がけましょう。疲れをためにくい健康的な体づくりのためには、栄養バランスのよい食事を食べることが大切です。なにか特定の食材を摂ることにこだわったり、妊婦が飲める栄養ドリンクに頼る必要はありません。胎児の成長発達のために、母親が健康的な食事を食べることや食習慣をもつことは重要です。 妊娠前からあまり水分を摂らない、または妊娠中のむくみや頻尿が気になるなどの理由で積極的に水分を摂らない女性もいますが、妊娠中は血液循環を促すことや脱水を予防することが大切です。水や麦茶など、糖分やカフェインを含まない飲み物を意識的に摂取しましょう。 ③適度な運動をして体力を養う妊娠中に適度な運動をおこなうことは、心肺機能や筋力、体力の維持に効果的なため、妊娠期間を快適に過ごすことに役立ちます。また、妊娠中から体力を養うことで、産後の赤ちゃんのいる生活に、疲れにくい体を準備することができます。 妊娠12週以降で正常な妊娠経過であること、妊婦健診で医師、助産師から運動を禁止されていなければ、運動をしても大丈夫です。 妊娠経過が順調であれば、1日あたり10分程度のストレッチや、15~30分程度の散歩を日常に取り入れると良いでしょう。妊娠前から定期的な運動習慣がない方でも、無理なく続けられる程度の運動でかまいませんので続けましょう。妊娠中の体力維持だけでなく、出産時や産後のための体力づくりにも役立ちます。 高血圧、糖尿病、肥満などの妊娠中の合併症の予防と治療を目的とする運動については、医師や助産師、運動指導をするトレーナーから専門的な指導と助言を受けて、十分に注意しておこないましょう。 疲れがとれにくいときの受診や相談するタイミング睡眠や食事、運動などの習慣を見直しても疲れやすいという場合は、身体的な変化によるものだけではなく、精神的なストレスによって疲れやすいと感じている可能性があります。 日ごろから緊張や不安が続いていたり、周囲の人のサポートを物足りなく感じているならば、思っていることや感じていることを夫(パートナー)や家族、友人など身近な相手に話してみましょう。話すことで気持ちが軽くなったり、具体的な解決策が生まれるかもしれません。 何をやっても「疲れやすい」「疲れる」と感じる場合や、身近な人に上手く話せない場合は、担当医や助産師、居住地の保健師などに相談しましょう。専門家と話すことで解決策が見つかるかもしれません。 まとめ妊娠中は、心身の変化によって疲れを感じやすくなることはよくあることです。妊娠中の疲れやすさは、妊娠前の体力や筋力の程度によって左右されるため、個人差はありますが、睡眠・食事・運動の習慣を見直すことで、疲れをためにくい体力づくりをすることはできます。 なかなか疲れがとれず日常生活がままならない場合は、早めに産婦人科を受診して相談しましょう。 <参考>・産婦人科診療ガイドライン産科編2017・周産期メンタルヘルス コンセンサスガイド2017・妊娠中から始めるメンタルヘルスケア 2017年発行 日本評論社 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2020年02月14日体が正常な状態に戻る際に、一時的に起こる反応のことを好転反応と呼びます。マッサージなどの後に起こりやすい反応ですが、実はヨガを行った際にも好転反応が表れる場合があります。今回はその原因や症状、対策法についてHikaru先生に教えていただきました。ヨガの好転反応についてマッサージ後にやけに体が怠くなったり、トイレの回数が増えたり…というような好転反応があるように、ヨガ後にも好転反応が起こる場合があります。ヨガ後に起こり得る好転反応として代表的なものが「怠さ・倦怠感」です。これは、ヨガを行うことにより体の深部までアプローチできている証拠で、きちんと体が使えていれば普段刺激されない筋肉が刺激され活性化されることで、後に怠さや筋肉痛のような痛みが出ます。また、ヨガを行うことで精神面にアプローチできていると、本来見たくない本当の自分と対面することがあり、精神的な疲労感が一時的に現れます。その他身体面では、頭痛、眠気、吐き気、精神面では悲しみ、怒りなどの普段心の奥底に閉じ込めている感情が出てくる場合があります。ヨガの好転反応が表れる時期ヨガの好転反応が表れる時期は人により様々ですが、ヨガが深まれば深まるほど好転反応が出やすくなります。なんとなく何も考えずにヨガをしていれば、起きても筋肉痛様の痛みくらいですが、しっかりヨガに取り組むことで内観できるようになり、精神的にも身体的にもヨガが深まり好転反応が表れます。また、感受性が豊かな方などはヨガの最中、もしくはヨガ直後から好転反応が表れる方もいます。ヨガを行っていく上で、体には好転反応以外にも様々な変化が起こりますので、その変化も楽しみながらありのままの自分でヨガを楽しんでくださいね。ヨガの好転反応が起こる理由ヨガは自分と繋がる作業を行います。自分と対話し、本来見たくない自分の汚い部分を認め目を背けず自己に集中することでヨガが深まります。これにより、時に自分に嫌気が差し精神的に辛い思いをする場合もあり、精神的に疲弊し怠さや頭痛となり体に現れます。その他、ヨガが深まることで今まで使われていなかった筋肉などが使われるようになり、一時的に筋肉痛様の痛みや倦怠感として体に現れます。好転反応の対処法体に好転反応が現れた場合は、一時的にリラックス系のヨガに切り替えるか、数日体を休めることで回復します。頭痛や吐き気がある場合も体が不純物を外に出そうとしていることが考えられますので、良い時期だと思って体をしっかり休めてください。また精神的に現れる好転反応については、いちいちその反応が起こり得ることを気に留めないようにすることが大切です。様々な考えや本来の嫌な自分が見えてきてしまう場合は、頭の中でただそれを受け流す練習をすると、心が波立たず好転反応が起きても反応が大きく出ずに済みます。好転反応と上手に付き合ってヨガを深めようヨガの好転反応は、心身にしっかりとアプローチができている証拠。身体的、そして精神的にも自分自身と真正面から向き合い、受け止めてあげることが大切です。好転反応が表れている間はきちんと体を休めて、ヨガをさらに深めていってください。Hikaruヨガインストラクター
2019年11月21日パソコンやPCで目を酷使しているけれど、最近特に疲労、乾きが半端ない! そんな人が増えているかもしれません。というのも、漢方薬剤師の大久保愛先生によると、秋は眼精疲労やドライアイが加速するそう。そこで、大久保先生が、これら目の不調を改善できる簡単なコトをお教えします!文・大久保愛【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 32最近、目が乾いて辛いのは…?肌寒くなり、暖房に頼る機会が増えてきましたね。外気の乾燥と同時に室内の乾燥も気になりはじめます。乾燥した空気は、私たち現代人の日々酷使されている目にもダメージを与えます。それに加え、夜更かししながら、パソコンや携帯電話などの液晶画面を寝る直前まで見ている人も多いのではないでしょうか。実は、涙の分泌量は昼よりも夜のほうが減少しやすく、何かに夢中になりまばたきの回数が減った状態で、乾燥した空気の中で過ごしているとドライアイが進んでしまいます。この時期、夜中に目を酷使するようなことは、少し控えたほうがよさそうですね。しかも、日常的にストレスが多い人も涙の分泌量が少なくなります。今すでに目が乾く、目が充血しやすい、目がゴロゴロする、眼精疲労を感じるという人は、秋の過ごし方に気をつけましょう。移動中や寝る前は目を休めるようにしたり、目薬をさしたりと、対策はあると思いますが、それ以外にも食事を使った対策もあります。そこで、今週は眼精疲労を感じる人のための食薬習慣を紹介していきます。自然の変化が体調に影響している漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを「食薬」と呼びます。今週は、眼精疲労のための食薬習慣ドライアイは、おもに下記の原因から起こると言われています。乾燥した空気によって涙が蒸発する不規則な生活やストレスなどで涙の分泌量が少ない画面や本などに集中しまばたきが少ないこれが起こる条件が揃うのが、忙しく毎日慌ただしく過ごす人と秋冬の組み合わせです。目が疲れやすい、目が痛い、かすみ目、光が眩しい、ゴロゴロする、目やにが多い、度が合っているコンタクトレンズやメガネでも目に合わなく感じる……。こういったことに思い当たる人は、ドライアイかもしれません。この状況を漢方医学では、潤いが不足している『陰虚(いんきょ)』と呼びます。そのため、『陰』を補うためにオメガ3脂肪酸を含む食材を取り入れることが大切。今週食べるとよい食材・メニューは、寒い時期に旬を迎える【ブリの照り焼き(にんにく醤油を使って)】です。今週食べるとよい食材・メニュー:ブリの照り焼き(にんにく醤油を使って)『陰』を補うオメガ3脂肪酸を補うことができる食材の代表といえば、お魚です。そして、寒くなるとおいしくなっていくお魚といえばブリ。今週はブリを使って、季節の不調を乗り越えていきましょう。にんにく醤油まずは、調味料の準備をしていきます。この時期には、ビタミンB1の吸収をたすけ、抗菌、抗ウイルス作用のあるにんにくを頻度よく使うことがおすすめです。ビタミンB1は、目の筋肉の緊張を和らげるために役立ちます。普段使っているお醤油瓶ににんにくを入れておくのも簡単にできる食薬術です。ブリブリは、オメガ3脂肪酸を含む『陰』を補う食材です。そして、ビタミンB1を含むため、にんにくを組み合わせることにより、ビタミンB1の吸収が促進されます。寒くなるにつれて脂を蓄え、さらにおいしくなっていくブリをこれからの時期に取り入れていきましょう。シンプルにブリの照り焼きも良いですが、ビタミンCが豊富でバリア機能を高める大根をプラスして、ブリ大根にするのもおすすめです。季節の食材を使って内側からできる食薬習慣を取り入れていきましょう。information大久保 愛 先生アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。©katleho Seisa/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages©jreika/Gettyimages
2019年11月06日気温や気圧の変化が激しい季節の変わり目は、疲労が蓄積されやすい時期。そんなときに心強い食材は、なんと「もやし」でした。意外にも栄養価が高く、財布に優しく、さらにある食材との組み合わせで疲労回復効果がアップします!「もやしは、豆から発芽する際にビタミンCやアスパラギン酸など、発芽前にはもっていなかった栄養素を生み出すのです。もっとも身近な緑豆もやしのほか、ブラックマッペ(黒豆もやし)など種類がありますが、なかでも『大豆もやし』の栄養価は群を抜いています」こう話すのは、女子栄養大学名誉教授であり、『女子栄養大学の疲れをとるもやしレモン』(エクスナレッジ)の監修者でもある三浦理代先生だ。さらに「レモン」を合わせることによって、さまざまな相乗効果が生まれるという。「その代表格が疲労回復効果です。私たちの体内には、食べたものを分解してエネルギー生産する『クエン酸回路』というシステムがあるのですが、レモンに含まれるクエン酸は、そのシステムを動かすうえで“燃料”となり、疲労のもとである乳酸も分解します。片や、もやしに含まれるアスパラギン酸は、単体でもスタミナドリンクの成分になるほどですが、クエン酸の働きもサポートします。つまり、レモンともやしの組み合わせは、ダブルの疲労回復効果を見込めるというわけです」そんな、もやしとレモンを合わせたスーパー健康食「もやしレモン」の作り方は次のとおり。■もやしレモン【材料】4人分もやし…1袋(200g)塩…大さじ2きび砂糖(なければ白砂糖)…小さじ2【作り方】(1)もやしは水でさっと洗い、ざるにあけて水を切る。(2)鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩小さじ1/4とレモン汁小さじ(いずれも分量外)を加え、もやしを入れて、30秒から1分ほどゆでる(電子レンジ〈600W〉の場合は2分加熱する)。(3)ざるにあげて水けを切り、粗熱をとる。(4)厚手のジッパー付きポリ袋に材料のレモン、塩、きび砂糖を混ぜ合わせ、(3)を加え和える。冷蔵庫で半日ほどおけば食べごろに。日ごろから「もやしレモン」を作りおきしておけば、疲れたときでもさっぱりといただける。また、タンパク質を補って調理すれば、まさに一品で「完全栄養食」の完成だ。
2019年10月30日パソコンやスマートフォンの使用による疲労感も緩和株式会社ファンケルは、「ブルーベリーミエルネ」を2019年10月17日(木)に発売する。通信販売と直営店舗、一般流通で購入可能。近年、デジタル機器の急速な普及により多くの人が目の疲れを感じている。同社は、現代人を取り巻く生活環境の変化に向き合い「目の健康」に関する研究開発に取り組んできた。同製品は、ビルベリー由来アントシアニン配合の機能性表示食品だ。人気商品「えんきん」に続く新しいアイケアサプリメントとして展開する。パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ることで一時的に目の焦点が合わず感じる疲労や、目のうるおいが低下して感じる疲労などを緩和する。さまざまな成分を複合的に配合ビルベリー由来アントシアニンを43.2㎎配合。さらに、機能性関与成分だけではなく、独自の製品設計で「ビタミンA」や「ビタミンB群」、「ルテイン」などさまざまな成分を複合的に配合している。丸形タブレットで飲みやすく、ジッパー付きで袋のまま保存が可能。持ち運びにも便利で、外出先でも気軽に飲める。摂取目安量は1日2粒で、1袋に約30日分が入っている。販売価格は、1740円(税込み)。(画像はプレスリリースより)【参考】※ファンケルニュースリリース
2019年10月06日「全身の倦怠感、肩こり、目の疲れ……こうした疲労の原因は、筋肉ではなく脳にあります。眼精疲労解消のためホットタオルで目を温めれば、一時的にはよくなったと感じるかもしれませんが、脳の疲れをとらない限り根本的な解決には至らないのです」こう話すのは、東京疲労・睡眠クリニック院長で疲労回復専門医の梶本修身先生。梶本先生が疲労回復において注目するのは、脳にコントロールセンターを置く自律神経だ。「たとえば100メートル歩くとき、呼吸が速まり心拍数も上がりますが、これは自律神経の働きによるものです。また、座って作業していたとしても、緊張と集中力を維持するのは自律神経の役割。つまり、自律神経は日常生活の中のいたるところで活発に働いており、その活動に比例して疲れがたまっていくということです」自律神経の疲れは「脳」の疲れ。それなのに私たちが「体」の疲れと思いこむ理由は、動物が本来持つ自己防衛本能にある。「自律神経に負担がかかりすぎると機能不全状態に陥るので、その前に活動をやめて休ませる必要があります。しかし、『自律神経が疲れた』という情報だけでは、確実に活動をやめるかわからない。そこで、わざと『体が疲れた』という情報を脳に与えて体の活動を止め、自律神経のオーバーワークを防ぐのです」それでは、自律神経の疲れはどうすれば解消できるのだろうか。「その唯一の方法が、睡眠です。質のいい睡眠をとると翌朝には自律神経の疲れがリセットされ、スッキリと活動を始められます。ところが、睡眠が浅かったり短かったりすると、自律神経にたまった疲れが細胞の“サビ”となって蓄積されていきます」呼吸や歩行など、基本的な活動を行うだけで細胞は酸素を消費し、その1〜2%が活性酸素となる。この活性酸素が、細胞を“サビ”させ、組織の機能を低下させる。これが疲労の正体だ。自律神経の疲れが解消されず、サビが蓄積し続けるとシミやシワなどの老化の原因になるだけでなく、やがては糖尿病や高血圧などの生活習慣病を招くことになる。「どんなに寝ても疲れがとれないと感じるのは、自律神経の疲れがとれていない証拠。自律神経の機能は10代がピークといわれており、50歳を過ぎるころにはピーク時の半分以下に落ちてしまいます。機能が落ちたぶん、自律神経にかかる負担が大きくなるので、疲れが回復しにくくなるのです」
2019年09月19日暑かった夏が終わり、秋はすぐそこ。夏に溜まった疲れを放置したままだと、季節の変わり目にダウンしやすくなるのだそう。そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生に、疲労を取り除き体調を整えられる簡単な方法をお聞きしました!文・大久保愛【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 22体調を崩しやすい季節の変わり目、今のうちに夏の疲れを取ろう猛烈な暑さは、少しずつ和らいできましたね。過ごしやすくなったと思うとまた暑い日が訪れ……と繰り返しながら、徐々に秋へと向かっていきます。それに伴い、少しずつに体が楽になっていく時期ですが、このタイミングで夏の疲れを取り除いておくことが大切です。そのまま、本格的に秋に突入すると風邪、アレルギー、インフルエンザなどで体調を崩しやすくなってしまいます。漢方医学では、秋になると免疫の低下や便秘、肌荒れなどが起こりやすくなると言われています。さらに今週は、新月があるため『気血(きけつ)』が不足しがちで疲労を感じやすくなるときと考えられています。そこで、今週は夏の疲れをとりながら体力をつける食薬習慣を紹介していきます。自然の変化が体調に影響している漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。今週は、夏の疲れをとるようにしましょう。比較的過ごしやすくなってきた今週から始めたいのが、夏の疲れを引きずらないようにする食薬習慣です。季節の変わり目に体調を崩す人は、すごく多いですよね。毎年この時期が弱いんだよなぁと感じている人は、ただその時期を迎えるのではなく体を整える意識が大切です。本格的に秋が始まると『陰虚燥結(いんきょそうけつ)』といって乾燥の時期がはじまり、肌、喉や腸などさまざまな部分が乾燥し、防御機能が低下しやすくなります。そして、今の時期は少し暑さが和らいだとはいえ汗をかく季節であるのに、水分摂取量が減ってくる人は多いと思います。その結果、秋のはじまりを知らせるように腸の乾燥から便秘を感じる人が増えてくることが考えられます。さらに、今週は新月を迎えるため、漢方医学では体に必要な気血が不足し、疲れを感じやすくなるとされています。本格的に秋が始まる前に潤いと体力をつける食薬習慣をとりいれていきましょう。今週は、夏の疲れをとるために『気血』を補い、腸を潤す『潤腸(じゅんちょう)作用』のある食材がオススメです。そこで、今週食べるとよい食材は【とろろ昆布の玉子焼き】です。今週食べるとよい食材とメニュー:とろろ昆布の玉子焼き腸内環境が悪化していると、栄養の吸収が低下し、免疫力が下がり、メンタルが乱れて……と良いことはありません。腸内環境を乱さないようにするためにも腸を潤す『潤腸作用』のある海藻類をとりいれていきましょう。そして、体力をつけるために『気血』を補う栄養素としては、食物繊維とビタミンC以外、体に必要な栄養素を全て兼ね揃えている卵を使います。ただ、とろろ昆布の玉子焼きだけでは、ビタミンCが少し足りないのでキャベツやピーマンを混ぜてあげると完全栄養食品になります。とろろ昆布腸内を潤すためには、水溶性の食物繊維がおすすめ。野菜にも食物繊維が含まれますが、不溶性の食物繊維が多かったりもするため、今週は水溶性の食物繊維を含む、とろろ昆布を選びました。他の栄養素としては、ヨウ素、ビタミン、鉄やカルシウムなどのミネラルなどが含まれます。卵必須アミノ酸の配合バランスをアミノ酸スコアで評価しますが、卵はアミノ酸スコアが100と栄養満点です。アミノ酸は、バランスよく摂取することが大切で、一種類のアミノ酸を多くとったからといって有効利用されるわけではありません。夏の疲れには、必須アミノ酸がバランスよく含まれている卵を取り入れてみましょう。昆布といえばお出汁をとるときに使いますよね。それくらいうまみが強いため、調味料のようにとろろ昆布を使うのがオススメです。味が足りない時は、醤油や塩コショウで調整してください。それ以外でも、ランチタイムにカップ味噌汁などを飲む人は、増える無塩ワカメやとろろ昆布などを持ち歩き、ちょい足ししてみるのも効果的です。毎年、季節の変わり目に体調を崩してしまう人は、夏の疲れを早急に取り除く食薬習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。information大久保 愛 先生アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。【腸活×漢方×栄養学】の理論で考えた、【今週食べるとよい食材】をお伝えしていきます。©Betsie Van der Meer/Gettyimages©Peter Cade/Gettyimages©Yuko Yamada/Gettyimages
2019年08月28日「梅干し」と聞いただけで、なんだか口の中がすっぱいような気分になりますよね。実は、そのすっぱさが、梅干しが持つ「疲労回復」の力だそうです。すっぱさの理由はクエン酸で、クエン酸は疲労物質である乳酸を分解してエネルギーを作り出す働きをしてくれるので、疲労回復が期待できるというわけです。また、唾液の分泌を促進して、食欲を増進させてくれる働きもあるので、食欲がなくなりがちな今の季節にピッタリの食材ですね。今回のレシピは、その梅干しの他に、老化防止の抗酸化作用が高い「大葉」と「ごま」も一緒に混ぜ込みます。また、食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んだ雑穀ご飯を使用することで、栄養満点のご飯になりますね! ■梅しそご飯調理時間 10分 1人分 285kcal<材料 2人分>雑穀ご飯(炊きたて) 茶碗2~3杯分梅干し 1個大葉 3~5枚白ゴマ 小さじ2<下準備>・梅干しは種を取り、包丁で細かくたたきペースト状にする。・大葉は軸を切り落として細切りにし、サッと水に放って水気をしっかり絞る。<作り方>1、全ての材料を混ぜ合わせ、器に盛る。梅干しと言っても、塩分濃いめのしょっぱいものから、はちみつを使った甘いものまで沢山の種類があります。あなたのお好みの梅干しを使って、お気に入りの梅しそご飯を作ってみて下さいね。梅干しには抗菌作用もあるので、お弁当にもピッタリです。
2019年06月17日「最近、私の医院に、『特に理由はわからないけれど、すぐに疲れる』と慢性疲労を訴える患者さんが増えています」そう語るのは内科医の工藤孝文先生。現代の40~50代の女性は、仕事に家事に人づきあいにとフル回転。しかし、寝てさえいれば疲れがとれる年ごろでは、もはやない。そこで、日常のちょっとした生活習慣で改善するヒントを、2択クイズ形式で紹介。睡眠、食生活……「疲れない」のはどっちかな?【Q1】快眠のために歯磨きするのは就寝直前 or 就寝1時間前「答えは就寝1時間前。寝る直前に歯磨きをするという人は多いでしょう。しかし、口の中の刺激で交感神経が優位になってしまい、寝つけなくなってしまうことがあります。ミント味の歯磨き粉も刺激です。歯磨きは就寝1時間前には済ませて、ぐっすり眠る準備をしておきたいですね」(工藤先生・以下同)【Q2】疲労回復にいいのはサケ or エビ「答えはサケ。サケの身の赤色は、アスタキサンチンというカロテノイドの一種で、筋肉疲労や眼精疲労によいといわれています。同じ赤い海産物のエビにもアスタキサンチンが含まれていますが、そのほとんどが頭や殻の部分にあり、身の部分にはそれほど含まれていません」【Q3】お昼休みのランチにいいのは親子丼 or おそば「答えはおそば。食べた直後に血糖値を急上昇させると脳に十分に血液が行き渡らず、疲れやすくなります。親子丼はごはんの炭水化物が食後血糖値を急上昇させるため、食後に眠気に襲われるようなことも。その点、おそばは炭水化物が少なめで、食後の血糖値上昇が緩やかです」慢性疲労は脳の「疲れた」というサインだそう。「実は全身で疲れを感じていると思うかもしれませんが、最初に脳が『疲れた』と体にサインを送らなければ、疲労を感じることはありません。つまり、脳が『疲れた』というサインを出しやすくなっている状態こそが、“理由なき慢性疲労”の始まりなのです。食生活など、ここにあげたような生活習慣を実践し、脳へのストレスを少なくすれば、疲れは軽減していくでしょう。そういう生活を続けると、体の変化を感じるはずです」賢く生きて、脱・疲労体質に!
2019年05月07日深夜、抱っこをしても子どもがなかなか寝付いてくれない……という経験をしたことありませんか? 生後4カ月になるわが家の息子も、抱っこが生まれたときからだーい好き! でも、ずっと抱っこをしながら寝かしつけるのは大変です。そんなときに、私を救ってくれたバランスボールの寝かしつけについてご紹介します。 抱っこのしすぎで腰が崩壊寸前抱っこが大好きな息子は、昼夜問わず抱っこじゃないと寝てくれず、1時間以上抱っこをするなんてザラ。しかも縦揺れが気持ちいいらしく、抱っこをしながらスクワットを要求してきます。夜は長時間のスクワットで夫婦共々、腰を痛めてしまいました。 そんなとき、産後ケアで訪問してくれた保健師さんにすすめられたのが、“バランスボール”でした。私たち夫婦の腰も限界に達しており、藁にもすがる思いでバランスボールをネットで注文しました。 バランスボールで人生変わった!バランスボールが届いた日に早速試すと、いつも長時間立ちながらユラユラしても寝ない息子が、ものの10分程度で寝息を立てているではありませんか! その日からバランスボールなしでは生きていけない生活に変わりました。 時々、眠くないけれど抱っこをしてほしそうなときには、テレビを見ながらバランボールに乗って抱っこ。気張らずにテレビなどを見ながら揺らすぐらいが、息子も逆に落ち着くようでした。 長く使えるマストアイテムバランスボールを使用する際には、周りに障害物がないスペースを確保してください。ママが体勢を崩すと危ないので、しっかり子どもを支えながら自分の姿勢を維持することも大切です。子どもの首がすわっていない時期は、さらにしっかり支える必要があります。 わが家では、生後4カ月を過ぎた今でもバランスボールは欠かせません。産後の体操にも使えるので、本当に買ってよかったと思っています。 もしバランスボールがなかったら……と思うと、毎日全身疲労で育児が嫌になっていたかもしれません。抱っこで疲れ切っている方にバランスボールは本当に救世主です! 決して高価なものはないので、一度は試してみる価値はあると思います。著者:笹塚みおな子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。また、バランスボールを使用する際は転倒しないようにくれぐれもご注意ください。
2019年05月02日睡眠不足はよくないことだとわかっているのに、つい夜更かしなんてことありませんか? だけど、寝不足が続くと気づかぬうちに脳に疲労がたまってしまうことも...。正しい睡眠のおさらいと今話題のブレインフードをご紹介! 脳疲労を解消しましょう!文・mimi寝なさすぎだよ、日本人!一日の睡眠時間は何時間ですか? 一般的に成人の睡眠時間は6~7.5時間取ることが必要とされています。だけど、6~7.5時間ってちょっと難しいという方も多いはず!実際に厚生労働省が実施している調査によると、1日の平均睡眠時間「6時間未満」という人は39.5%(2015年データ)で、「7時間以上」の人は26.5%! また、経済協力開発機構の調査では、日本人の睡眠時間は平均7時間43分でOECDに加盟する世界29か国の中で、韓国に次いで2番目に短いという結果になっています!出展:「厚生労働省 平成 27 年国民健康・栄養調査結果の概要」睡眠負債、どんどんたまると脳疲労状態に!最近、睡眠負債というワードをよく聞きます。これは、睡眠不足が借金のように積み重なり、健康に悪影響を及ぼす恐れのある状態のこと。睡眠負債の状態になると、集中力が下がり仕事効率が悪化したり、生活習慣病の罹患率が上昇するなど、健康面にも悪影響が。この睡眠負債がたまると脳疲労という、脳に老廃物が溜まった状態になります。脳疲労は認知症の可能性になるファクターにもなりうるとも言われています。そして、恐ろしいことに自覚症状はありません。さらにアメリカ・ペンシルバニア大学で行われた実験によると次のような研究結果もでています。6時間睡眠を2週間続けた脳は、2日間徹夜した脳と同じレベルまで機能が低下し、徹夜した人は集中力の低下の自覚があるにも関わらず、6時間睡眠の人はそのことを自覚していない。もしかしたら、あなたの脳「脳疲労」状態になっていませんか? ということであなたの脳疲労状態をチェックしてみましょう!1〜3個の人:脳疲労レベル低4個以上7個以下の人:脳疲労レベル中8個以上の人:脳疲労レベル高脳疲労の解消法はやっぱり睡眠。そして……実は脳疲労中レベル以上の方多いのではないでしょうか? このままじゃイヤ~! 何とかしたい! と思ったあなた、解決方法は二つあります。1.やっぱり睡眠ただ、休日にたくさん寝て普段の睡眠不足を取り戻す「寝だめ」は、生活リズムが壊れてしまうためおすすめできません。とはいうものの、睡眠時間を毎日6~7.5時間確保するのはかなり困難。そんな時は眠い時に30分の昼寝をするのも方法の一つ。また睡眠の質をあげるために次のことをおすすめします。ぬるめのお湯で10分以内の半身浴寝る直前のお酒や喫煙をしない寝る前60分はスマホなどの電子機器を扱わない昼間に日光を浴びる汗をかくくらいの運動をする睡眠中の脳の活動のひとつに老廃物の排出があるため、睡眠の質を上げることが脳のケアにとても重要です。2.食事……ブレインフード意外なのですが、もう一つの脳疲労の解消法は食事。具体的にいうと、脳を健康に保つ食材、『ブレインフード』を積極的に食べること! 身近な食材を例に挙げると……。青魚鯖や秋刀魚といった青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が多く含まれ、脳の神経細胞を活性化させたり、傷ついた神経細胞を修復したりする効果があります。チョコレート・赤ワインチョコレートや赤ワインに含まれるポリフェノールには、アミロイドβやタウタンパクの蓄積を抑える効果があります。また、抗菌化作用もあるため、脳のケアにはぴったり。ただ、ワインはアルコール分も含まれているため、飲み過ぎには注意です!大豆大豆に含まれるPS(ホスファチジルセリン)は、脳の細胞膜の20%を占める成分で、脳細胞に溜まった老廃物の排出を促進する効果や、DNAと結合することで細胞膜の柔軟性を高める効果があります。しかし、1日あたりの理想的なPS摂取量100mgを摂取するために必要な大豆の量は、なんと納豆約100パック分! 非現実的な量ですね……。だから、脳疲労を解消するためにサプリメントなどを活用し、効率的に摂取していく工夫がマストです!睡眠を見直しませんか?「人生100年時代」と言われている今、ただ長生きするだけでなく、“健康に長生き”することが大切。健康に長生きするためには身体的だけではなく、脳の健康も重要。そのような中で重要になるのは、身体的な疲労に比べて自覚しにくい「脳疲労」です。「脳疲労」を引き起こす要因は、睡眠不足や寝る前のスマホなど、身の回りにたくさん潜んでいます。睡眠の質を上げる、食事の中にブレインフードを採り入れ、50年先の健康を見据えましょう!Information資料監修・矢澤一良さん早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 研究院教授「日本を健康にする!」研究会会長として、健康的な食生活のための間食の重要性を説く「機能性おやつプロジェクト」を推進。1972年京都大学工学部工業化学科卒業。2014年4月より現職。ヘルスフード科学、脂質栄養学、海洋微生物学、食品薬理学を専門とする。学術論文を130報以上発表(共著を含む)、300件以上の特許を出願している。著書に『機能性おやつ』扶桑社(2012)等がある。©Wavebreakmedia/Gettyimages
2018年12月01日疲れが溜まった時には食事から改善すると効果的です。特に疲労回復に効くとされている食材を積極的に摂るようにすると、回復も早くなります。そんな疲れを吹き飛ばしてくれる食材をご紹介します。疲れを吹き飛ばすには食べることが一番!出典:byBirth疲れていると感じた時はどんなことをしますか?よく寝たり、好きなことをしてリフレッシュしたり、お風呂に入って癒されたりと、人それぞれ疲れを取る方法があると思います。でも体の中から疲れを取るなら食べることがオススメ。様々な栄養素がある中で、特に疲労回復に効果があるとされている食材を積極的に摂るようにすると、回復力もアップしみるみるうちに元気を取り戻すことができるはずです。そんな疲れた時に摂りたい食材をチェックしましょう。疲労回復に効果的な食材豚肉出典:byBirth体が疲れている時にはガッツリとお肉を食べることを意識している方も多いと思います。エネルギーとなるお肉は疲労回復にはとても効果がありますが、中でも豚肉が疲れている時にはオススメです。豚肉に含まれるビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるはたらきを持っており、疲労回復にとても重要な存在。また運動をすると作られる疲労物質の乳酸を溜まらないようにするはたらきもあります。このビタミンB1が不足してしまうと疲れを感じやすくなったり、イライラしやすい、気分が落ち込むなどのメンタル面にまで影響すると言われています。そのためビタミンB1が豊富に含まれる豚肉は、疲れた体には効果的な食材と言えます。部位はももやロースに特に多く含まれています。うなぎ出典:byBirthうなぎにもビタミンB1が多く含まれています。夏バテにはうなぎ、と言うのはまさに理にかなっているわけですね。またうなぎにはビタミンB2も含まれていて、これは皮膚や粘膜の健康を維持してくれるはたらきを持っています。疲労回復に加えてエイジング効果も期待できたり、美容にも良いとされているうなぎは、女性なら積極的に食べたい食材と言えるでしょう。ただ疲労回復をしたいがためにたくさんの量を食べれば良いわけではありません。胃の負担が大きくなり余計に疲れを感じやすくなるので、食べ過ぎには注意です。ニラ・ネギ出典:byBirth疲労回復にはニラやネギなどを食べると良いと聞きますよね。ニラやネギにはアリシンが含まれています。強い匂いが特徴ですがアリシンには抗菌作用があるので、風邪や病気予防として摂りたい成分。さらにこのアリシンはビタミンB1と一緒に摂ると吸収を高めてくれ、疲労回復にはベストなコンビと言えます。豚肉とニラやネギは相性が良くスタミナのつく料理として、疲れた時には食べたい食材ですね。にんにく出典:byBirthにんにくもぜひビタミンB1と一緒に摂りたい食材。にんにくにもアリシンが含まれていて、ビタミンB1と結び付くことでアリチアミンという成分になります。そもそもビタミンB1は水溶性で体内に吸収されにくいものですが、このアリシンが合わさると脂溶性になるので、より疲労回復に効果を発揮してくれることとなるのです。健康的な体を作るのに欠かせない栄養豊富なにんにくは、ビタミンB1も合わせて食べることを意識しましょう。トマト出典:byBirthトマトに含まれるリコピンにも疲労回復の効果があると言われています。疲れというのは、細胞を錆びさせる原因である活性酸素が増えることが大きく影響しています。でもリコピンにはその活性酸素を取り除く効果があり、疲れた体にはまさにベストな食材なのです。トマトはそのほかにも紫外線対策としても効果があり、美肌や疲れ知らずの体を目指すにはぜひ摂るようにしたいですね。また気軽にトマトを摂ることができる、トマトジュースを飲むのも良いでしょう。梅干し出典:byBirth梅干しの酸っぱさはクエン酸によるもの。この酸っぱさというのも疲れた体に効果があるとされています。クエン酸は栄養素をエネルギーへと変えるはたらきを促してくれるので、体に疲れを溜まりにくくしてくれるのです。また一粒食べるだけで効果を得られるというのもうれしい点。料理のアレンジもしやすく、味のアクセントにもなる梅干しは疲れた時には特に食べるようにしたいですね。疲れを溜めない体に出典:byBirth疲れがどんどん溜まっていくと、体がだるくなったりやる気までおきなくなってしまいます。そうするとあらゆることに悪影響を及ぼしてしまうので、疲れを感じたらすぐに疲労回復に効果的な食材を摂って、溜め込まない状態を維持することが大切です。体の中から美しさや健康でいることを心掛けて、いつだって元気な姿でいたいですよね!
2018年10月23日【恋する薬膳~迷える女子へ贈る優しいレシピ31】夏がそろそろ終わるこの時期、暑さとクーラーのせめぎ合いで疲労MAX!気づいたら、オシャレも身だしなみ程度しかしていない毎日…。「疲れ」は女スイッチを切ってしまうから侮れません。今回は、歯ごたえでもストレス解消できそうなタイ料理のレシピをお届け!お休みの日のブランチをゆったり過ごしたら、夜は街へGO!■ニラ、モヤシの薬膳の効能と栄養ニラって匂いが気になるのか、案外、料理に使わない女性が多いみたいですが、今回は一束ドカンと使用します。モヤシも一袋ドカンといきます。【ニラ】体を温めて、疲労回復や痛みを緩和ニラの独特の匂い成分アリシンには抗酸化作用があり、精力増強効果があると言われています。血の巡りも良くしてくれるので、痛みや腫れを緩和する作用を期待できます。ちなみに、今回使用するエビにも強壮効果が。【もやし】疲労回復、解熱、利尿作用アスパラギン酸も含まれていて、疲労回復効果があるとされています。カリウム、食物繊維も含まれているので利尿効果も期待でき、ビタミンCもたっぷり。調理のポイントは、ビタミンCが無くならないように加熱は手早くササッと済ませること。どちらも疲労回復効果があるから、シャキシャキした食感も楽しんで味わいましょう。■休日のブランチはカラフルな「パッタイ」を・センレック麺(米麺)…60g・むきエビ…6尾・細切れの豚肉…60g・ニラ…1束・モヤシ…1袋(150gくらい)・卵…2つ(溶いておく)・厚揚げ…1/2個・サラダ油…適量・水…適量〇スイートチリソース…大さじ3〇オイスターソース…大さじ1〇ナンプラー…大さじ2〇きび砂糖…大さじ1〇刻みピーナッツ…大さじ1・カイエンヌペッパー…少々・レモンかライム…くし切り2つ≪作り方≫[1] ニラを5cmの長さに切り、厚揚げはサイコロ切りにする。〇の材料を混ぜておく。[2] 鍋でセンレック麺を4分ほどゆでる。その間にフライパンに油をひき豚肉、エビを炒め、センレック麺を入れたら〇のタレを合わせ炒める。水分が飛んだら水を少々入れ、サラダ油を足す。[3] 麺が馴染んだら溶き卵を入れて混ぜ合わせ、ニラとモヤシも加えて手早く炒め、フライパンにこびりつかないよう、さらにサラダ油を少々まわし入れる。[4] 十分馴染んだら皿に盛りつけて完成。お好みでレモンかライムを添える。■なぜかセクシーな気分になるタイ料理デートはフレンチやイタリアンもいいけれど、タイ料理をセレクトする男性には「わかってるねえ~♪」と言いたくなります。何をどうわかっているのか、言った本人も言われたほうも謎に包まれますが、とにかく「わかってるね~♪」って思うんです。そんなタイ料理。不思議なもので、夏の暑い日に食べるとセクシーな気分になる人が多いみたいです。辛さと独特のアジアンな香りがそうさせるのでしょう。ゆったり音楽でも聴きながらの、時間に追われない料理の時間は気分転換にもなります。一人で食べるのもいいけれど、恋人に食べさせてあげるのもいいですよね。ニラとモヤシの疲労回復効果で元気になったところで、切れていた「女スイッチ」がON!精力増進効果もあるニラとエビのパワーで、いつもよりセクシーな気分になるかも。ほどよい辛さはテンションを上げて、頬を紅潮させてくれます。顔色がよくなりメイクのノリもアップしたら、さっそくオシャレして街へ出かけてみませんか?いつもよりセクシーなあなたに、素敵な出会いが訪れるかも!
2018年09月02日夏になると疲労感が溜まりやすくバテやすくなりませんか? それは、強い紫外線や冷房による寒暖差により、自律神経が乱れて内臓機能が低下。脳が疲労感を感じやすくなり、身体そのものが慢性的に疲労を感じてしまうからなのだそう。こうした疲労感を回復し、夏バテを予防するために、最もおすすめな食材は「鶏むね肉」。鶏むね肉には、乳酸を分解促進し、活性酸素を抑え、抗疲労効果が高い「イミダゾールジペプチド」という成分が豊富に含まれていて、夏バテや内臓疲れを軽減することができるとされています。毎日の食卓に鶏むね肉をプラスして、健康的に夏を乗り切ってみませんか?夏野菜をたっぷり使って、酷暑を乗り切りましょう!<材料(5~6人前)>鶏むね肉1枚ゴーヤ1/2本ピーマン大きめのもの2個赤パプリカ1/2個豆もやし1袋塩少々酒大さじ2●ナムルのタレごま油大さじ2炒りごま大さじ3しょうゆ大さじ4砂糖大さじ1おろしにんにく小さじ1<作り方>1:鶏むね肉の下ごしらえをします鶏むね肉は水でサッと洗い、皮を取り除きます(除いた皮は、塩を振って炙り、パパのおつまみにどうぞ!)。耐熱皿に入れ、塩と酒をふりかけて全体にまぶし、ラップをかけて電子レンジに3~4分ほどかけ、中まで熱を通します。お皿を電子レンジから取り出したら、ラップをかけた状態のまま置いておきます。2:野菜の下ごしらえをしますゴーヤ、ピーマン、パプリカは洗って種を取り除き、千切りにします。もやしは洗って水けを切っておきます。3:野菜を茹でます鍋でお湯を沸かし、ピーマン、パプリカ、ゴーヤ、もやしの順に入れて茹でます。湯だったらザルに上げ、よく湯切りをしておきます。4:炒りごまをすります炒りごまは完全にすりきらず、ごまの粒が1/3~1/4程度残るようにすると、食感が良くなります。5:タレを作りますタレの材料と、鶏むね肉を蒸したときに出たスープをボウルに入れて混ぜ合わせます。大人向けに作る場合は、ニンニクの量を多くすると、さらに本場(韓国)風に仕上がります。6:鶏むね肉を細かく割きます手で割いたほうがふんわり美味しく仕上がりますが、間違いなく熱いので火傷にご注意を。我が家では横着をして、写真のように包丁でこそげるようにしています。こうすると素早く割けるので、時短にもなります。7:5のタレをまぶしますタレが入ったボウルに、鶏むね肉を入れてサッと混ぜたら、野菜を入れてさらに混ぜ合わせます。タッパーなどの保存容器に入れ替え、味がなじむまで30分~1時間ほど、冷蔵庫で冷やし落ち着かせれば完成です。しっかり火を通してあるので、お弁当のおかずや、常備菜としても活躍します。入れる夏野菜は、きゅうりやオクラ、枝豆、とうもろこし、湯剥きをしたトマトなどでもOK。ごま油とにんにくの風味が食欲をそそりますよ!
2018年08月15日手帳は仕事と遊びのスケジュールでぎっしり!夜まで明るさが残る夏は、1日中思いっきり楽しみたいもの。ですが、ちょっと待って!あなたのカラダ、疲れていませんか?疲れが溜まると、思わぬミスやケガだけでなく、肌荒れや体調不良の原因に。疲れた体を早く回復さるせコツを知っておきましょう。夏疲れによるトラブルにご用心出典:byBirth仕事も遊びも恋も全力で楽しみたい!予定がぎっしりで、毎日アクティブに過ごしている人こそ気を付けたいのが夏の疲れ。猛暑日が続き、自分で思っている以上に疲れが溜まっています。集中力が低下してケガをしたり、風邪を引きやすくなったりします。また、肌荒れや肌老化を加速させ、気づかぬうちに疲れが顔に出てしまうことも。そうなれば、なんだか不機嫌そう、老けて見えると周囲に思われてしまいますよね。豆知識~乳酸について乳酸=疲労物質と考えられ、乳酸がたまると疲労の原因になると考えられてきました。ですが、近年の研究では別に原因があると言われています。2つの説を確認しておきましょう。疲労の原因①乳酸蓄積乳酸がたまると筋肉が収縮して、血行が悪くなり疲労を感じる。疲労の原因②乳酸が作られる過程乳酸が作られる過程で体がやや酸性に傾くこと、エネルギー源となる糖の蓄えが少なくなることで疲労を感じる。いずれにせよ、乳酸が過剰に蓄積する状況は避けたほうが良いと言えるのではないでしょうか。体のさまざまな不調を引き起こす夏の疲れは、ちょっとしたコツを押さえて解消しましょう。疲労回復のコツすべての基本は姿勢から出典:byBirth猫背は慢性的な疲労の原因になると言われています。あごを突き出す姿勢になるので、首や肩のコリや痛みを引き起こしたり、頭痛の原因になったりします。さらに、背中や腰だけでなく内臓にも負担をかけてしまいます。日常的に猫背の人だけでなく、疲れてくると猫背になりやすい人は、こまめに伸びの運動を取り入れましょう。お腹に力を入れて立ち、肩の力を抜く両腕を頭の上に伸ばす(伸びをする格好)15秒キープ腕の力を抜いて、体の横におろすあごを引いて、美しい姿勢を意識するようにしてくださいね。他にも、デスクワークで長時間同じ姿勢でいることも、疲労の原因に。筋肉が緊張した状態になり、乳酸がたまります。ですが、筋肉を動かさないので、血液の流れが滞って乳酸が流れにくくなり、疲労が抜けなくなると言われています。PCを長い時間使っていると、目の疲れや頭痛を引き起こします。こまめに肩や首を回すと○。身体を作る食事を大切に出典:byBirth美容&健康の基本のきといえる食事。仕事や遊びで忙しいからとおろそかになっていませんか?1日3食、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。特に、脳を目覚めさせる朝食は大切にしてくださいね。体に疲労を蓄積しないためのおすすめ栄養素をチェック!ビタミンB1・B2ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあります。ビタミンB2はたんぱく質や脂質、糖質を代謝します。糖質代謝がきちんとされないと、乳酸が蓄積されやすくなり疲れやだるさが抜けなくなってしまいます。ビタミンB1は豚肉・レバー・豆類などに、ビタミンB2はレバー・うなぎ・卵・納豆などに含まれています。カルシウム筋肉の動きをサポートしてくれます。不足すると、運動能力が衰えて疲れやすくなります。カルシウムは丈夫な骨を作るためにも欠かせない栄養素です。乳製品・大豆・小魚・海藻などに含まれます。とりあえず歩く出典:byBirth「すべての基本は姿勢から」でお伝えしたとおり、筋肉に溜まった乳酸は血液の流れが悪いとスムーズに排出されません。休日に、疲れを取ろうとお昼近くまで布団で寝ていたり、ごろごろ過ごしたりして、かえって疲れが溜まってしまったという経験はありませんか?疲れているときこそ、意識して体を動かしましょう。1日20分程度のウォーキングができると○。運動する時間がないという人は、エスカレーターではなく階段を使う・電車一駅分(バス停1つ分)歩くなど、普段の生活の中で「とにかく歩く」ことを意識しましょう。ぬるめのお風呂でリラックス出典:byBirth入浴には大きく3つのメリットがあります。温熱作用⇒体を温めて血液の流れを良くする。体のこわばりがやわらぐ。冷えた体を温める水圧作用⇒血液やリンパ液の流れを良くする。足のむくみ解消浮力作用⇒体が軽くなって、筋肉をリラックスできる血液の流れを良くするのは、疲労回復には欠かせません。しっかりお風呂につかりましょう。38~40度程度のぬるめのお湯に、20分程度入るのが目安です。就寝の30~1時間前には入浴を終えるのが理想です。眠る前にマッサージ&ストレッチ出典:byBirth血液の流れを良くするために、マッサージやストレッチを行いましょう。立ち仕事やレジャーで足が疲れているなら、ふくらはぎのマッサージや足裏をのばすストレッチを。デスクワークで肩こりがひどいなら、肩甲骨を動かすように腕を回すのもおすすめ。疲れやこわばりを感じる部位を重点的にほぐしてから布団に入りましょう。超重要!睡眠の質を高める出典:byBirth毎日元気に過ごすためには、睡眠時間を削るのは絶対NG!睡眠中、疲労回復に重要な役割を果たす成長ホルモンが分泌されるからです。また、寝不足はストレスを感じやすくなる・集中力低下・肌コンディション悪化・病気リスクが高まるなど良いことは何一つありません。良質な睡眠が得られるよう工夫しましょう。具体的には、スマホやPCは眠る30分前には操作しない早めに部屋の電気を暗くする快適な室温に整えるなどがあげられます。パワフルに夏を乗り切る!出典:byBirth自分がどの程度疲れているかを日々チェックして、休むべき時は休む・遊ぶときは遊ぶとメリハリをつけるのも大切です。例年以上に暑さが厳しく「災害レベルの猛暑」とも言われる2018年夏。疲労回復のためのコツを実践して、夏をパワフルに乗り切りましょう!
2018年07月28日疲れが取れないときは、サプリを飲む前に「スウィッチェル」を飲んでみませんか?パリジェンヌも愛飲しているスウィッチェルは、疲労回復のほかに、美容効果も期待できる元祖エナジードリンクです。手軽に作れるスウィッチェルで、美味しく健康的に!「スウィッチェル」で疲労回復を!出典:byBirthどうしても疲れが取れないとき、あなたはどんな方法を取りますか?サプリメントや市販のエナジードリンンクを利用するのもひとつの手ではありますが、その前にスウィッチェルを飲んでみませんか?スウィッチェルとは、リンゴ酢をベースにした疲労回復が期待できるドリンクです。発祥はカリブ海地域と言われていて、当時から農家の人々は栄養補給として飲んでいたそうです。いわば、元祖エナジードリンクですね。スウィッチェルの良いところは、疲労回復が早くなることだけではありません。なんと、疲労回復のほかに美容効果も期待できるのです。美肌やアンチエイジンング、代謝を促進させる効果もあるのだとか。サプリメントに頼らないパリジェンヌが、スウィッチェルを愛飲しているのも頷けます。今回は、セレブも愛飲しているスウィッチェルの作り方をご紹介します。サプリメントよりも健康的に、その上手軽に作ることができるスウィッチェルで美しさを手に入れましょう!リンゴ酢にプラスするのは“生姜”と“ハチミツ”出典:byBirthスウィッチェル作りに必要な材料は、リンゴ酢・・・大さじ1水(炭酸水でもOK)・・・200mlおろし生姜・・・小さじ1ハチミツ・・・小さじ2レモン汁・・・数滴(お好みで)です。スウィッチェルのベースはリンゴ酢です。リンゴ酢はどこでも手に入れることができますが、スウィッチェル作りにはぜひオーガニックのものを選びましょう。同じく、ハチミツや生姜にもこだわりたいですね。スウィッチェルは適度な酸味と甘味があるため、エナジードリンク特有の甘さが苦手な方でも美味しく飲めるドリンクです。このレシピを基本にして、お好みの分量に調節してみてくださいね。リンゴ酢は“ザクロ酢”や“ブルーベリー酢”で代用OK出典:byBirthリンゴ酢が苦手な方や、手元にリンゴ酢以外の飲むお酢がある方は代用してもOKです。ザクロ酢やブルーベリー酢で代用し、ドリンクにフルーツを浮かべてアレンジしてもよいでしょう。飲むお酢は少々刺激が強いため、スウィッチェルにすることで飲みやすくなりおすすめです。水の代わりに炭酸水を使用した場合は、混ぜるときにご注意を。優しくゆっくり混ぜてくださいね。スウィッチェルの飲みすぎに注意して!出典:byBirthスウィッチェルは、ほどよい酸味があるため食欲のないときにも飲みやすいドリンクです。しかし、ごくごく飲めるからといって過度な摂取はNGです。リンゴ酢の摂取量の目安は、一般的に1日に30mlとされています。大さじが15ml程度なので、スウィッチェルを飲むのは多くて1日に2杯ほどにしておきましょう。同じく、栄養分が豊富に含まれるハチミツも摂りすぎは逆効果。疲れて食欲がないときも、スウィッチェルに頼りきりにならず、しっかり食事を取ることを心掛けましょう。運動前&運動中に飲むのがベスト!出典:byBirthスウィッチェルは、いつでも手軽に飲めるというのがメリットです。さらにスウィッチェルで得られる効果を高めたいなら、飲むタイミングに着目してみましょう。スウィッチェルは、運動前や運動中に飲むのがベストだといわれています。水の代わりにスウィッチェルを飲むことで、さらなる脂肪燃焼効果が得られるでしょう。運動後の疲労回復にも効果を発揮してくれます。また、体調が悪く熱があるときにもスウィッチェルは活躍してくれます。すぐに病院に行けないときは、ひとまずスウィッチェルで栄養補給してみてもよいでしょう。スウィッチェルを新習慣にしませんか?出典:byBirthグリーンスムージーやデトックスウォーターなど、話題の美容ドリンクは次々と現れます。その中でも、スウィッチェルは手軽で美味しく、家計にも優しいドリンクです。古代ギリシャ時代には、民間薬として飲用されていたともいわれるスウィッチェル。そんな時代から飲まれていたなんて、なんだか不思議な気持ちになりませんか?材料は、今すぐにでも手に入るものばかりなので、気になった方はぜひ試してみてくださいね。スウィッチェルを新習慣に取り入れて、健康と美しさを手に入れましょう。
2018年05月12日キレイになるレシピで疲労回復&貧血対策を5月2日、WACOAL BODY BOOK(ワコールボディブック)は、キレイを育てるレシピを紹介する『美をつくる食卓』で、5月にふさわしいオリジナルメニューを公開した。今月は、貧血と疲労に効果的なメニュー「貧血対策!あさりとブロッコリーのアンチョビ炒め」である。『美をつくる食卓』では、アンチエイジング料理のスペシャリストの堀 知佐子さんが、健康と美容に役立ち、旬の食材などを活用したメニューを紹介している。あさりとブロッコリーのアンチョビ炒めあさりの旬は、初夏であり、殻が薄く身も大きくなる。あさりは、鉄分・ビタミンB12・タウリンを含んでいるので貧血気味の人におすすめの食材である。タウリンや亜鉛も含むので、疲労回復・免疫力の向上も期待できる。アンチョビのほどよい塩気と、にんにくの香りが食欲をそそるメニューとなっている。副菜は、かつおぶしとニラを入れた「粉がつおとニラのオムレツ」。かつおぶしは、ビタミンD・カルシウム・リンなどを含んでおり、骨の健康をサポートする。卵に含まれるコリンとあわせることにより、健脳効果が期待できる。栄養価の高いメニューであるが、2品あわせたカロリーは249.5kcal。季節の変わり目には体調をくずす人も多く、貧血の改善や疲労回復に効果的なメニューである。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社ワコール貧血対策! あさりとブロッコリーのアンチョビ炒め
2018年05月06日一刻も早く元気になりたい。そんなときは疲労回復の方法について考えてみましょう。二つの疲労回復法、「積極的」または「消極的」に元気になる方法、どちらを選ぶのが今の自分に適切か考えてみましょう。疲労回復には大きく二つの方法がある疲労回復には、大きく分けて二つの疲労回復の方法があります。一つは積極的な疲労回復法。体内に溜まった疲労物質やストレスを積極的に出していく、能動的な回復法です。もう一つは消極的な疲労回復法。これは体を休めて疲れを癒す方法で、基本的には自分からは動かずに、疲労を回復させていきます。真逆の方法ですが、今の自分に必要なのはどちらか考えて、適切な方を選べるようにしましょう。もちろん組み合わせて疲労回復してもOKです。“積極的回復法”は動くこと積極的回復法の基本は、動くことです。動くことで体に溜まった疲労物質の排出をうながし、血流アップなどで体を元気な状態へと戻します。これは、体が滞っていると感じるような軽度な疲労状態の時に向いている方法で、本気で疲れ切っているときには不向きです。ちょっと疲れたなー、少し体が凝ってきたなーと感じるときに選択するとよいでしょう。運動するちょっと疲れたときには、軽い運動をしてみましょう。つらくない程度のジョギングや、軽めのエクササイズがおすすめです。長くても数十分程度にしておき、疲れを感じたらやめるようにします。少し汗をかく程度がほどよいでしょう。疲れ果てない程度にうまく体を動かして、体を回復に導きましょう。大きな声を出す大きな声を出すことも、疲労回復やストレス解消に向いています。時にはカラオケなどで、好きな歌を好きなだけ歌うなどするとよいでしょう。もちろん友達と行ってもいいですし、ひとりで行ってもよいです。自分が好ましい方を選びましょう。人のいないところで、大きな声で叫ぶのも効果アリです。たまには山登りなどして、大きな声を出してもよい場所を探してみるのもよいですね。“消極的回復法”は休むこと消極的回復方法の基本は、休むことです。体を休めて泥のように眠ることが、消極的疲労回復の基本。とにかく疲れ切ってなにもできない、そんなときに選択すべき方法です。もう今日は何もしたくない。そんな時は、休んでしまえばいいのです!疲れ切ったときは無理に動かない!眠る消極的回復方法の基本は眠ること。睡眠は体や脳を休めてくれますので、心と体の両方の回復に必須です。本気で疲れたときは、とにかく泥のように眠って、心身の回復を図りましょう。ただ寝ているだけと思ってはいけません。眠りの効果は非常に高く、日常の疲労回復にはなくてはならないものなのです。とはいえ、ずっと寝ているのもかえって疲れることもあります。充分眠って元気が出てきたら、積極的な回復法にうつって、さらにパワーをチャージしましょう。穏やかに過ごす眠る以外にも、穏やかに過ごすことも疲労回復には適した方法です。例えばマッサージに行くことも、自分では動かないことから消極的な回復法に入ります。ですが、マッサージによって凝りがほぐれ、体内の老廃物の排出に一役買ってくれますので、非常におすすめの方法です。疲れを溜めないために、定期的にマッサージに行くのもよい方法でしょう。真ん中を取った回復法はヨガやピラティス二つの疲労回復法のちょうど真ん中を取った方法が、ヨガやピラティスです。ヨガの軽めのポーズは、体を癒しつつ軽い運動効果をもたらしてくれますので、ゆったりした気持ちで疲労回復を図れます。ピラティスは、もともと傷ついた兵士のリハビリとして始まったもので、疲労回復にも適しています。体を整え癒しながら元気な状態に戻していく。最近はプログラムを実施しているジムなども増えているので、機会があれば挑戦してみるとよいでしょう。自分に必要な方法で元気になろう自分に必要な方法を賢く選んで元気になりましょう。疲れているときは、どんな疲れ方か、まずは自分に問いかけてみることから始めるのです。自分に本当に必要な方法で、本来の自分らしい元気さを取り戻し、活力のある日々を送りましょう。疲労を溜めこまずに快適な生活を!
2018年03月25日生きていればどうしても感じないわけにはいかない、疲れ。疲れたときの顔を鏡で見ると、いつもより魅力30パーセントダウン、なんてことも珍しくないはず。そんな疲労とうまく付き合っていく方法、考えていきましょう。”疲労”を上手に解消しよう!生きていればどうしても感じないわけにはいかない、疲れ。疲れたときの顔を鏡で見ると、いつもより魅力30パーセントダウン、なんてことも珍しくないはず。そんな疲労とうまく付き合っていく方法、考えていきましょう。疲労を上手に解消して、今日の疲れを翌日に持ち越さない!!お疲れ顔とは今日でサヨナラです!!疲れていると、”老けて”見える老けて見える大きな原因のひとつが疲れです。疲れていると顔色が悪くなり、肌もハリを失います。化粧のりも悪くなるため、何歳か年を取ったように見られてしまうでしょう。ですが、疲れはシミやしわのようにできてしまったらなかなか取れないものと違い、比較的対処しやすいものでもあります。顔から疲労感をなくすために、できることは、まずは疲れをなくすこと。疲れ顔解消のためには付け焼刃のメイクよりも何よりも、疲れそのものを解消してあげることが一番なのです。そこで、疲れに合わせた疲労解消方法を考えていきましょう。どれだけ疲れているか、どんな疲れ方かによっても、疲労回復法は変わってくるのです。美容の大敵”疲労の解消法”は大きくふたつ疲労の解消方法は大きく二つかります。まずは、「動的な」解消方法で、これは体を活動的動かすことで、ストレスの解消を図るなど、動いて疲労を追い出す方法です。精神的な疲労感や、軽いストレスを感じているときには効果的な方法です。対して「静的な」解消方法としては、とにかく寝る、体を横にする、マッサージを受けるなど、自分自身は動かずに疲労を取り除く方法があります。こちらは、とにかく体を休めることで、疲労状態から回復し、英気を養う方法です。極端に疲れていて、もう何をする力もわかない時などは、迷わずこちらの方法を選択しましょう。「動いて」解消する動いて疲労回復する方法は、カラオケのように、ストレスを発散する方法から、ヨガやストレッチのように体をほぐして調子を整える方法までさまざまです。どちらにしても、積極的に体を動かすことによって疲労物質を体から追い出し、血流のアップなどをねらいます。自身の疲れ肩や気力に合わせて、程よい方法を選ぶとよいでしょう。ひたすら「休んで」解消するとにかく疲れている。疲労も限界だ。そんな時はひたすらに体を休めるようにしましょう。日本人は勤勉と言われるだけあって、休むことに否定的である人が多いです。せっかくの連休だから、寝てばかりではもったいないと、疲れていても遠出したり、わざわざ温泉まで行って休養したりせねばならないと思っている人も多いでしょう。ですが、本当に疲れているときは、とにかく休むことを肯定し、手っ取り早くすぐそこのベットで寝ることが一番なのです。ゆっくりと寝て、「静的な」やすみを堪能したら、「動的な」疲労回復にチェンジしましょう。まずは、徹底的に休む。簡単そうに見えて意外と難しいものなのです。全く動かないとかえって疲れる人の身体は、全く動かさずにいると、流れが滞り、かえって疲れを感じやすくなります。実際寝すぎて体がだるいと感じたことがある人も多いでしょう。そのため、疲労回復には、「静的な」回復方法と「動的な」回復方法を適度に混ぜて行うのが効果的です。よく寝た後は、まずは軽い運動から始めてみて、気持ちのよい疲れを感じたらまた休む。こういったことの繰り返しが、疲れをためずに活動的に動くことができる体づくりを支えてくれるのです。体は休息をとらないと回復しません。ですが、動かしていないとさび付いてしまうのです。このバランスをうまく維持していけるようになると、疲労を感じにくく、健康的に過ごすことが可能になります。とても難しいですが、まずは自分の身体の声に耳を傾け、疲れたら休むことから始めてみましょう。そして、生活の中に軽いストレッチを入れるようにすることで、徐々にバランスの良いところがわかってくるはずです。バランスよく疲労を解消して老けにくい体をゲットしよう!体を休めることは本当に大切なことです。熱心に働く人ほど、身体の中は疲労でいっぱい。しっかり解消して疲れを溜めない状態にしておかないと、どこかでパンクしてしまう日が、確実にやってくるはずです。上手に疲労と向き合えることは、美容だけでなく、今後健康的に生きていくために非常に重要なことになるでしょう。うまく自分なりに疲労解消する方法を見つけて、疲れをため込まない生活を送りましょう。
2018年01月17日結婚をしたい!と思ったからってすぐに相手が見つかるワケではありません。婚活パーティー、お見合い、色々な出会いに積極的に参加しても相手がなかなか見つからないと次第に心が疲れて「鬱」に似た症状が出始める人もいるようです。最近では、そんな婚活疲れを感じている女性のために、心療内科のなかに「婚活疲労外来」とよばれる科も出てきているみたいです。今回は、婚活疲労外来の先生のお話の元、婚活で鬱になる原因や対処策をお伝えします。婚活疲労外来ってなに?河本メンタルクリニック(東京都墨田区)では、"婚活"を行っている過程で不調になった人のための「婚活疲労外来」を2009年12月に立ち上げています。こちらの小野医師によると、婚活は精神的にとても大きな苦痛が伴うもので、頑張れば頑張るほど心に負担がかかるとの事。そのため、婚活をしている女性は、自分では気が付いていないだけで軽い鬱のような状態に陥っていることもあるのだとか。不眠や、頭痛や胸の痛み、過敏性腸症候群などの体の不調が出ている場合には薬を出してもらったり、心と体の回復に向けて色々アドバイスもしてもらえる場所が婚活疲労外来なのです。男性と女性の割合は、おおよそ半分といいます。女性だけかと思いきや、男性も婚活で心が辛くなっている現状があるのですね・・・。どうして婚活で鬱になってしまうのか「婚活パーティーなどに沢山参加していると、なぜ鬱になってしまうのでしょうか?」小野医師はこう答えます。「婚活は、他にはないような特殊な場面。一回断られるだけでも大きなダメージを受けることになる。」確かに、選ばれなくてはカップルに慣れないという特殊なパーティーで、選ばれなかった場合「自分は必要の無い人間」というマイナスイメージが自分自身の中に生まれてしまいます。それが、3回4回と続くうちに、「私は誰からも求められないダメ人間」と自分自身にレッテルを貼ってしまうように。参加すればするほど、自分を嫌いになっていくという状態に陥り、次第に鬱っぽくなってしまうとの事。「お金も時間も使っているのに、成果が上がらない事を続けていると人間は誰でも疲れてしまいます。」とも小野先生は言います。婚活疲れを乗り切る対処方はある?婚活疲れを乗り切るためには、リベート(語り合い)が大切だと小野医師は言います。婚活をして、男性に断られた時のショックは、体験した事がないとなかなか理解してもらえないもの。既婚者や、彼氏持ち女子に相談しても「そのうちにいい人が〜」なんて上辺だけを励まされるのがオチですよね。婚活仲間を作り、お互いに状況報告をしながら励ましあうのが一番の心の薬になるんだとか。私も婚活パーティーに何度か参加したことはありますが、初めての人と喋らなくてはならないという状況にとてもストレスを感じ、カップルに成れなかった自分にストレスを感じ、お金と時間を無駄にした気持ちにストレスを感じ・・・。この状態を続けたら本当に鬱になってしまうと一時婚活を諦めた事もありました。無理はせずに、自分のペースでゆっくりと婚活を進めることが大切!体に不調が出始めたら、躊躇せずに婚活疲労外来へと足を運んでみてくださいね。おすすめサービス(sponsored)婚活サイトやマッチングアプリを使ってがんばって婚活してきたけど、出会えなかった。婚活疲れや自力の婚活に限界を感じている。でも結婚相談所は高額すぎるし、店舗へカウンセリングに通う時間もなかなかとれない。そんなあなたへ。プロに任せるネット婚活「excite.結婚相談所」は、日額たったの約300円でプロのコンシェルジュがあなたのネット婚活をサポート。手続きもすべてWEB上で完結。相談所の頼り強さと婚活サイトの利便性、どちらも兼ね備えたサービスなのです。新しい一歩、踏み出してみませんか? 詳しくはこちら
2017年07月24日疲労回復には、ビタミンを補うことが大事7月になると、本当に暑くなってきましたね。私は、もともと秋や冬のが得意なので、夏は時が過ぎるのを待つのみです。暑さで体力を奪われ、日中のエアコンで自律神経が乱れ、だるさで疲労困憊。ダイエットのためとはいえ、そんな状態で朝からジョギングや歩くのも嫌になってしまいますよね。今回は、そんな夏バテダイエッターさんにピッタリな飲み物をご紹介します。混ぜるだけで簡単完成!疲労回復「きな粉豆乳ドリンク」スムージーだと果物を洗ったり、切ったりそしてジューサーを洗うもの夏は一苦労。そんなときのオススメはこちら!!「きな粉豆乳ドリンク」<材料>きな粉…大匙2杯、豆乳…コップ1杯<作り方>きな粉をコップに入れて、上から豆乳を注いで混ぜるだけ。か……簡単過ぎる!しかし、そのお手軽さとは対照的にものすごい疲労回復効果と美容効果とダイエット効果があります。きな粉豆乳ドリンクの効果は??まず豆乳は、牛乳と比べて脂質が約1/2です。また牛乳は動物性脂質で、豆乳は植物性脂質です。必須脂肪酸のαリノレン酸や抗酸化物質のサポニンや、代謝をつかさどるビタミンB群、代謝を高めるレシチンが含まれていますので、体内で脂肪燃焼に役立ちます。そして、豆乳やきな粉に含まれるイソフラボンは、髪の毛のツヤ、肌のハリ、血行促進に欠かせない女性ホルモンと同じ作用をもちます。豆乳ときな粉の両方から、ふんだんに摂取できますよ。きな粉 大匙2杯をコップに入れて豆乳を注ぐだけ。なんと簡単で素晴らしい疲労回復ドリンクなのでしょう。ぜひ試してみてください。ダイエットアドバイザー/清水理恵
2017年07月22日「酢や柑橘類の果汁は食欲を刺激し、疲労回復に役立つし、食材が傷むのを防ぐ効果もあります。酸味を生かしたピクルスやマリネは、夏にこそおすすめ」(料理研究家・牧田敬子さん)余ってしまいそうな野菜を食べ切るのにもうってつけ。数種類を作りおいて、日替わりで楽しむのも一案です。ここでは牧田さんが教えてくれた、夏野菜を使ったピクルスの作り方をご紹介します!調味液さえ作れば、さまざまな野菜に応用できるピクルス。「今回は酢を水と一緒に煮立たせ、酸味をマイルドに。どれも米酢で作れますが、できれば野菜ごとに酢を使い分けてみて」(牧田さん)にんじん生のまま細切りにして、にんじんのしゃきしゃき感を楽しんで。黒こしょうをぴりっときかせるのもポイント。【材料/作りやすい分量】にんじん大1本、塩小さじ1/2、<ピクルス液>米酢100ml、水50ml、砂糖小さじ2、白こしょう(粒)、黒こしょう(粒)各10粒、レモンの搾り汁1/2個分【作り方】1.ピクルス液の材料をすべて小鍋に入れて中火にかけ、煮立ったら火を弱めて3分ほど煮立たせる。火を止めて粗熱を取る。2.にんじんは皮をむいて千切りにして塩をふり、全体をよく混ぜる。3. 2のにんじんを容器に入れて1のピクルス液を注ぎ、冷めたらレモン汁を加えて混ぜる。【保存目安】冷蔵庫で1週間パプリカフィッシュアンドチップスには欠かせないモルトビネガーを使って。パプリカの鮮やかな色はお弁当にも大活躍。【材料/作りやすい分量】赤パプリカ1個、塩小さじ1/2<ピクルス液>モルトビネガー50ml、水50ml、グラニュー糖大さじ1/2、コリアンダーシード(粒)10粒、白こしょう(粒)10粒、赤唐辛子(みじん切り)1/2本分【作り方】1.小鍋にピクルス液の材料をすべて入れて中火にかけ、煮立ったら火を弱めて3分ほど煮立てる。火を止めて粗熱を取る。2.パプリカは種とへたを除き、縦に薄切りにする。ボウルに入れて塩をからめて10分おく。水(分量外)を注いですすぎ、水気を絞る。3. 2のパプリカを容器に入れて1のピクルス液を注ぎ、漬ける。【保存目安】冷蔵庫で1週間まきた・いつこ料理研究家。素材を見極め、その持ち味を最大限に引き出す料理が得意。著書に『ひとつの素材があれば』など。※『anan』2017年7月19日号より。写真・津留崎徹花料理、スタイリング・牧田敬子文・新田草子(by anan編集部)
2017年07月13日<ドクターズインタビュー>東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身先生は、長年にわたり疲労の研究を進め、東京・新橋のクリニックで疲労と睡眠に特化した診療を行っています。梶本修身先生に疲労のメカニズムと睡眠との関係についてお話をうかがいました。【梶本修身(かじもと おさみ)先生】大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授東京疲労・睡眠クリニック院長大阪大学大学院医学研究科卒業。医学博士・医師産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者著書『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)、『仕事がはかどる! 超高速脳のつくり方』(宝島社)など脳を疲れさせる寝汗といびき疲労回復に大切なことは、夜中に脳の自律神経が活動するような状況を避けることです。そのためには、ノンレム睡眠の深さを表す4つのステージでいえば3または4に相当するような深い睡眠を周期的に取る必要があります。まず悪い例として挙げられるのは、熱帯夜にエアコンをかけずに汗をびっしょりかくような寝方です。寝汗をかいているということは、体温調節のためにそれだけ自律神経が頑張っているという何よりの証拠です。いびきは睡眠中に運動をしているようなものそして、そのほかにもうひとつ、私たちが疲労の原因として、もっとも注目しているのは「いびき」です。睡眠中のいびきや無呼吸によって血液中の酸素飽和度が80%ほどに低下する方は多く、酸素が足りなくなると脳へ酸素を供給するために血圧を上げ、心拍を速くする必要があります。息を止めると心臓がドキドキしてきますが、それと同じことが深夜に起こっているのです。そうすると、眠りながら運動をしているような状況になり、自律神経は非常に疲れてしまいます。いびきをかいて眠っている人を見て、よく寝ているなというのは大間違いです。無呼吸はもちろんですが、いびきをかいているだけでも実は非常に自律神経を疲れさせているのです。女性はいびきに注意が必要女性の方の場合、男性に比べるといびきの音はそれほど大きくないことが多いのですが、むしろ自律神経へのダメージは深刻であるケースが少なくありません。女性は男性に比べて肺活量が少ないので、結果としていびきの音が小さい傾向がありますが、肺活量が小さいということは酸素を吸い込める量も少なくなります。また、女性の場合は貧血と低血圧を合併している人が多くみられます。貧血や低血圧があると脳に送られる酸素量はもともと少ない状態にあります。その結果、ちょっとしたことで酸素量が不足するので、脳に十分酸素を送るためには自律神経により負担がかかることになります。女性のいびきはホルモンの減少と関係また、女性の場合には更年期にさしかかる35歳から45歳の年代で、それまでほとんどいびきをかいてなかった方にいびきがみられるようになることがわかっています。これは女性ホルモンの減少と関係しているといわれています。一方、男性の場合にはいびきが気になりはじめるのはもう少し遅く、45歳から55歳の年代に多いという傾向があります。男性は豪快ないびきが多いため気づきやすいのですが、女性の場合はいびきの音が小さいことが多く、寝息といびきの区別がつかないような方が35歳から45歳の年代でだんだん増えてきます。ですから、女性の場合は少し寝息が大きいかもしれないという段階から注意していただいたほうがよいでしょう。いびきには簡易型PSG検査を睡眠や疲労を扱っているクリニックでは、簡易型PSG(睡眠ポリソムノグラフィー)という検査を行なっています。いびきが気になる方はまずこの検査を受けていただくことをおすすめします。簡易型PSG検査では病院に泊まって検査をする必要はありません。検査機器を宅配便でご自宅にお送りし、測定後に送り返していただくという形で検査が可能です。この検査を行うことによって睡眠時の無呼吸や低呼吸状態はもちろん、酸素飽和度や睡眠の時間や深さ、つまり睡眠の質がわかります。その検査結果は、ご本人が朝起きたときに疲れがとれている(あるいは疲れがとれていない)という感覚と非常によく相関しています。あなたのお疲れ度がすぐにわかる検査私たちのクリニックで実施している自律神経機能疲労度検査は、自律神経がどれだけ疲れているということがわかる検査です。自律神経機能検査で疲労度をみる方法は大きく2つあります。ひとつは交感神経と副交感神経のどちらがどれだけ優位になっているかという比をみるもので、もうひとつは交感神経と副交感神経を足した合計のトータルパワー値をみています。検査結果は縦軸と横軸で表されます。横軸はLF/HF(LF:交感神経系成分、HF:副交感神経系成分)と呼ばれるもので、交感神経と副交感神経の比を表しています。右に行くほど交感神経が優位なのでストレスが高いということになります。一方、縦軸はトータルパワー値を表していますので、上に行くほどほどトータルパワー値が高いということになります。縦軸のトータルパワー値は、年齢とともに顕著に低下します。また、年齢の平均値に比して下がっていると慢性的に疲労が強いということを意味します。一方、横軸のLF/HFの比は何か緊張するようなことが起こると高くなるので、日によって変わります。一般には、ストレスが高いと右にシフトし、交感神経が相対的に有になりますが、典型的な慢性疲労症候群の方のような場合には交感神経すら上がってこないことがあります。つまり、緊張した状況が作れないほど疲れているということがわかるのです。疲労の原因は、昼間の疲れか?夜間の睡眠か?私たちのクリニックには慢性的な疲労や、寝ても疲れがなかなかとれないという悩みを抱えた方が来られています。中には全国の大学病院からの紹介で来られる慢性疲労症候群の患者さんもいらっしゃいますが、こうした患者さんはすでに診断がついてから長い時間が経っていることが多く、治療も容易ではありません。しかし、そうではない方の場合にはまず疲れの原因を探り、それが昼間に起こっている原因なのか、それとも夜に起こっている原因なのかに分けて治療方針を決定します。夜に起こっている原因の可能性があるときには検査をして、実際にいびきがあればいびきを治していきます。それによって疲労が改善する方はかなり多くいらっしゃいます。いびきや睡眠時無呼吸に有効性が証明されているCPAPとは?いびきや睡眠時無呼吸の治療にはCPAP(持続的自動気道陽圧ユニット)という医療機器を使います。CPAPはきちんと装着すれば100%有効であることが証明されています。睡眠効率や中途覚醒など、睡眠の質を評価するパラメーターでみると100%の方に効果が出ていますし、疲労に関しても、疲れがとれた・軽くなったと感じている方が85%となっています。ただし、CPAPを装着すると圧迫感や違和感があるため、使うのをやめてしまう方も3〜4割おられます。そのため、私のクリニックではまずは1週間使っていただき、使用感に問題がないときに継続使用を勧めています。CPAPの保険適用基準は見直すべきCPAPを保険診療で使っていただくためには、PSG(睡眠ポリソムノグラフィー)という検査の結果が一定の条件を満たしている必要があります。現在の基準では1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数を示すAHI(Apnea Hypopnea Index)が簡易型PSG検査で40以上、終夜ポリソムノグラフィー検査で20以上となっています。しかし、実際にはAHIが5〜20の方であっても昼間の眠気による事故が通常より多いということはデータ上でも明らかであり、軽度だからといって治療をせずに放っておいてもよいということにはなりません。特に職業ドライバーの方が事故を起こすリスクを放置することは、社会的にも問題があると考えます。そして、いびき自体もやはりきちんと改善してさしあげたいということがあります。たしかにいびきだけの患者さんをすべて保険適用としてしまうと、対象となる方はかなりの人数になってしまうので健康保険財政上、厳しいところがあります。現在、私たちのクリニックでは、CPAPがいかに有効かということを多くの方に試していただくために、自費診療でも使っていただけるようにCPAPをご提供しています。軽度の患者さんにも有効な疲労回復CPAPの開発私自身、今よりも太っていた頃にいびきがあって調べてみたことがあるのですが、検査の結果無呼吸がそれほど多くなかったため、やはりCPAPの保険適用基準には該当しませんでした。しかしその当時、同じだけ寝ても以前に比べて疲れがとれなくなってきたという自覚があったのです。そこで自分でもCPAPを試してみたところ、それまでの目覚めと全く違ってスッキリとした朝を迎え、昼間の眠気も全く感じなくなったことは驚きでした。その後、自分でCPAPを購入していろいろ使い方を試してみましたが、それまで8時間は寝なければ疲れが取れなかったのが、今は5時間ぐらいの睡眠時間でも一日中仕事が出来るようになりました。こうした経験から、CPAPは睡眠の質を高め、結果的に疲れをとるという意味で優れているということを確信し、何人かの方に試していただいたところ、やはり非常によい結果が得られました。ただし、その当時のCPAPは無呼吸を検知して空気を送る圧を調整するような仕組みであったため、いびきを検知できるようなシステムに改良を加える必要があると考えました。そこで医療機器メーカーと相談して、現在はいびきによって送り出す空気の圧を調整する特殊なプログラムを組み込んでもらっています。疲れをとる自然な目覚め方とは?睡眠で重視すべきなのは時間ではなくて「質」です。そして、その「眠りの質」というのはまさに、自律神経をいかに休めるかということにポイントがあります。自律神経を疲れさせないという意味では、朝の目覚まし時計もできればやめておいたほうがよいでしょう。大きな音は人間に対しても動物に対しても恐怖心を呼び起こすものであり、強いストレスとなります。実際に目覚まし時計の音で起きたときの自律神経の働きを調べてみると、副交感神経から交感神経に一気に上がっていきます。その結果、心拍や血圧も15〜20%ぐらい上昇します。これでは朝一番でいきなり自律神経を疲れさせているということになってしまいます。理想的な起き方は、朝、少しずつ明るくなってきて自然に目が覚めるというものです。実は、私の自宅では照明とカーテンに少し仕掛けをしてあります。起床時間になると、最初の5分間は暗いところから桜色のライトがだんだん明るくなっていき、少しずつまぶたの上で光をゆっくり感じるようにしています。そして次にカーテンを自動で少しずつ開けていくという仕掛けになっています。この起き方をしていると自然に目覚めたような感じがするので、起こされたという感じがしません。まるで休日の朝のような目覚め方で毎朝起きることができます。そうすると、不思議なことに同じ時間でも熟睡感がかなり違ってきます。あくまでもよく眠った気がするだけなのですが、不快感なく起きるということは自律神経を疲れさせないためにも非常に大切であると考えます。そうした知見から、現在、このシステムはエコナビスタ株式会社から「快眠健康ナビ」というシステム名で商品化されています。自律神経が休まるには、「ゆらぎ」が必要眠るときの明るさについても、よく3ルクスの明るさがよいといわれています。真っ暗でもなく明るすぎるのでもなく、月明かり程度の明るさがちょうどよいというところから来ているのかもしれません。そういったこともすべて含めて、自律神経が一番休まる空間が望ましいのです。完全に締め切られた空間、まったくの無風で環境の変化がないところは動物にとって居心地がよくありません。たとえば家の中で飼っている犬は、どれだけ居心地がよくても2時間ぐらいで寝る場所を変えます。それは、家の中という「ゆらぎ」がない環境ではそよ風で匂いが運ばれることもなく、敵の侵入に気づくことができないからです。同じように、人間も環境が統一されて一定の状態にいることはリスクになります。ゆらぎがない空間というのはあまりに人工的すぎるため「何が起こっているのかわからない」と不安になり、ゆらぎがあるほうがむしろ安心できます。ですから、寝室もリビングもゆらぎを取り入れたほうが心地よく過ごせます。理想をいえばエアコンをつけて窓を開けるぐらいの感覚のほうがよいのですが、そういった自然なゆらぎの心地よさは、たとえば森の中であればお金をかけなくても手に入りますから、その意味では森林浴などはとてもよいと思います。リラックスのためには「五感が一致すること」が大切五感を一致させるということはとても重要です。たとえばスパやエステなど、リラクゼーションを提供する場所では、入った瞬間にたいてい少し暗くなっていて涼しいというつくりになっています。暗いところをあえて涼しくしているからこそ心地よく感じるのですが、それは私たちが経験上、日陰に入ると涼しい、つまり暗くなると涼しくなるということを知っているからです。逆に日陰に入って蒸し暑さを感じたら、それは近くに誰かがいるということを意味しています。このように、五感が一致していることは自然な状態であるという認識につながり、それがくい違っていると気持ちが悪いと感じます。たとえば海の香りは海の近くで感じるからこそ心地よいのであって、山で嗅ぐとあまりいい香りだとは思えないでしょう。コーラだと思って飲んだものが実はコーヒーだったら、普段好きで飲んでいるものでも一瞬吐き出したくなったりします。それと同じように、五感は常に一致していないと気持ちが悪いと感じてしまうのです。こうした感覚の一致というのは、過去の自分の体験や、もっと遡ればDNAに刻み込まれた記憶に由来するものです。それがずれているということは、何か普通ではないことが起こっていてその状況を本能的に怖がっているのだと考えられます。不自然な状態は、動物はとってはもちろん、人間に対してもリスクを与える可能性があります。ですから、不自然な状態が生じていると感じ取ったときには、自律神経が交感神経優位になって興奮する方向に働き、休まることができません。自律神経が休まるためにはむしろ副交感神経が優位になるような状況が理想的なのです。夕焼け色の照明は眠りにつくのを早める皆さんが仕事を終えて家に帰る頃、夕方の6〜7時になると空が夕焼けで赤い色に染まっていき、そして夜になります。多くの家庭ではリビングなどの照明に電球色が好まれますが、夕方の空があの色だということを遺伝子のレベルで知っているからこそ、家で過ごすときには無意識のうちにリラックスできる色を選んでいるのです。私たちも家に帰ったときに夕焼け色の照明を使うことを推奨していますし、実際に眠るときにも、あの夕焼け色からだんだん暗くなっていくようにすると寝つきが良くなります。眠る前にそうした夕焼け色の照明を2時間ぐらい浴びていると、入眠潜時(にゅうみんせんじ)といって、ベッドに入ってから眠るまでの時間が早くなるということも論文として発表しています。自然界に起こっていることを再現すると私たちは心地よいと感じます。電気のない時代には人も動物と一緒に自然のサイクルに従って生活をしていました。その記憶は遺伝子の中に深く刻まれているため、それに反することをしていると不安を自覚し、自律神経が交感神経優位に高ぶってしまうこともあるのです。自律神経をいたわるモニタリングが大切睡眠だけでなく、昼間の生活においても自律神経をいたわることは大切です。特に日本では、毎日の習慣だからといって疲れているときにも運動を欠かさないという方は多いのではないでしょうか。しかし、本来は疲れを自分でモニタリングして行動することがとても重要です。たとえば朝、ベッドから出た第一歩で疲れているな、足が重いなと思ったら、それは前日の疲れがまだ残っているという証拠です。日中の負荷が強ければ翌日に疲れが残りやすく、また睡眠の質が悪くても疲れが残りやすくなります。そのどちらかが(あるいは両方が)起こっているわけですから、その日は運動を控えるというようなことを考えてもいいはずです。また、本来は朝起きてから4時間後が一番覚醒している時間だといわれています。朝7時に起きる方なら11時、朝6時起床なら10時がもっとも覚醒した状態にあるというわけです。ですから、その時間に眠さを感じているようであれば、睡眠が足りていないか、あるいは前の日の疲れが過剰であったということになります。もし睡眠がちゃんととれているとしたら、前の日の運動や作業の負荷が普段より強かったのかもしれません。「なんとなく」の衝動を大切に患者さんへのアドバイスとして私がいつもお伝えしているのは「衝動を大切にする」ということです。「なんとなくしんどい」「なんとなく今日は歩きたくないからタクシーにしよう」「今日はなんとなく会社に行きたくないな」などと思うことは誰にでもあるのではないでしょうか。この「なんとなく」という、どこからともなく浮かんでくる衝動は、実は全身から上がってくるデータ集計であり、統計解析の結果なのです。私たち人間が実際に意識できることはごく一部であり、ほとんどのことは無意識のところで行われています。たとえば、「今日、カレーが食べたいな」と思っても、それがどこから浮かんできたのかわからないということはよくあります。人間のひらめきや行動の多くはそうしたものですが、実はこの「衝動」を無視し続けることは健康を害する恐れがあります。「今日はなんとなく運動したくないな」というときには、はっきりとした自覚がなくても疲れていたりするので、そんなときにはトレーニングジムに行かないほうがよいのです。これは怠け者の方がいいと言っているわけではありません。自分の感性に正直であるべきであり、その感性を隠してしまうことが一番危険だということです。意欲や達成感、楽しいことがあると隠れてしまうので、自分でモニタリングした感性はもっと大事にするべきですし、根拠がわからなくても、衝動として上がってくるものには実は意味があるのです。自分の体の状態を意識的にモニタリングすることはなかなかできません。たとえば熱っぽいかなということぐらいは感じ取れても、血圧すら自分ではわかりませんし、同じように疲労も自分ではよくわからないことがあります。「今日はなんだかやる気が出ない」というときには、体が何らかの警告を発しているのだから無視してはいけないという意識を持つべきでしょう。
2017年03月13日<ドクターズインタビュー>東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身先生は、長年にわたり疲労の研究を進め、東京・新橋のクリニックで疲労と睡眠に特化した診療を行っています。梶本修身先生に疲労のメカニズムと睡眠との関係についてお話をうかがいました。【梶本修身(かじもと おさみ)先生】大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授、東京疲労・睡眠クリニック院長大阪大学大学院医学研究科卒業。医学博士・医師産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者著書『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)、『仕事がはかどる! 超高速脳のつくり方』(宝島社)など疲れをとるには、睡眠が最適の手段私たちは疲労の専門家として、睡眠を専門としている先生方とは違う方向から睡眠の研究をしています。私はもともと大阪大学の精神神経科で睡眠を専門としていましたが、その後、疲労に関することをテーマに研究を行う中で、睡眠はあくまでも疲れをとるための「手段」であると考えるようになりました。したがって「よい睡眠とは何か」といえば、前の日の疲れがとれるということが私たちにとってのよい睡眠の定義となります。一般的に「今日はよく眠れた」という言い方をしますが、その場合の「よく眠れた」というのは、朝起きたときに前の日の疲れがとれているということであり、それがすなわち、多くの人々にとっても一番よい睡眠であるといえます。ですから、たとえば睡眠の質を調べるPSG(睡眠ポリソムノグラフィー)検査でまったく問題がなかったとしても、朝になって疲れが残っていたとしたらそれはよい睡眠とはいえません。私たちは疲労回復物質や疲労を起こしにくくする物質の研究をしていますが、もしも疲れをまったく起こさないようにできれば、あえて睡眠をとる必要はありません。しかしそうした夢のような物質が見つかるまでは、疲れをとるために睡眠は不可欠であり、できるだけ効率のよい睡眠をとることが最も適切であるということになります。私はちょうど今、寝てもなかなか疲れがとれない方のための本を書いています。これは、いわゆる不眠に関する本ではありません。実は、寝ても疲れがとれないと感じている方は非常に多くいます。もちろん、よく眠れないという方や不眠症の方のための情報も大切なのですが、今回は、「寝ても寝ても疲れがとれない方はいったい何を改善したらいいのか?」ということを中心にお話ししていきたいと考えています。慢性的な疲労の2つの要因慢性疲労を起こす理由は2つあります。ひとつは睡眠では回復できないほど日中の疲労の負荷が強すぎること。もうひとつは睡眠の質が悪く前日の疲労を十分に回復できないことです。つまり、慢性的な疲労を蓄積させないためには、昼間の疲労を軽減するか、夜に疲労の回復を促すか、この2つしか克服法はありません。一度起こってしまった疲労を昼間のうちに回復させることはできません。日常生活で疲れにくくするための方法はさまざまなものがありますが、それらは疲労を回復させているのではなく、それ以上悪化することを防いでいるだけです。つまり、疲労を回復させる手段は睡眠しかないのです。すべての疲れは脳が感じている「自律神経の疲労」だった私たちの研究の結果、運動疲労(肉体疲労)だけでなく、精神作業疲労と呼ばれるデスクワークの疲労や眼精疲労も含めて、昼間に起こっている疲れは自律神経の疲労であるということが明らかになってきました。たとえば運動をしたときには心拍や呼吸が早くなりますが、それを調節しているのは脳の中にある自律神経の中枢であり、汗を出して体温を調節しているのもまた自律神経です。ゴルフであれマラソンであれ、真夏の炎天下と11月では同じ時間・同じ距離であってもその疲れ方は大きく異なります。行動量には差がないのに、温度や湿度などの気候の差、すなわち体温コントロールを行う自律神経が疲れてしまうのです。自律神経は、発汗、心拍、呼吸、血圧などを秒単位で調整して、身体を常に安定した状態にする働きを司っています。真夏の場合にはその負荷が非常に強くなることから、自律神経が疲れると考えられています。もしも運動疲労の原因が筋肉そのもののダメージであるならば、真夏でも11月でも疲れは変わらないはずです。運動疲労というと体の疲れのように思われがちですが、実は体ではなく脳の中にある自律神経の中枢が疲れているのです。自律神経の疲れは活性酸素による細胞のサビ自律神経の疲れは活性酸素(かっせいさんそ)によるものです。私たちが何らかの作業をして自律神経の細胞が一生懸命働くときには酸素を消費します。すると、その過程で活性酸素が発生して神経細胞自体を錆びさせてしまいます。そしてその神経細胞が錆びると、全体を構成する自律神経の中枢自体の機能が落ちてしまいます。これが自律神経の疲れのメカニズムです。この自律神経の機能低下が起きると、その情報はちょうど眉間の裏側に位置する眼窩前頭野(がんかぜんとうや)という脳の部位にサイトカインという物質を通じて伝えられます。これがいわゆる「疲労感」として認識されます。そのときにあえて「体が疲れた」と感じさせることによって、これ以上作業をさせないようにして体を酷使することを防いでいるのです。ですから、本当は自律神経が疲れているにもかかわらず、私たちは「自律神経が疲れた」とは感じず、「体が疲れた」というように誤解させられているのです。そうしなければ作業をやめることなく、もっと頑張ろうとしてしまうからです。つまり、疲れは防御反応から来るアラート(警報)なのです。疲労と老化のメカニズムは同じもの疲れと老化は基本的には同じものです。細胞が活性酸素で一時的に錆びた状態が疲労。そのサビが固まってしまって取れなくなった状態が老化です。つまり、疲労と老化の違いは、サビが一過性かそうでないか、可逆的か不可逆的かということになります。これは脳の中の神経細胞で考えるとわかりにくいかもしれませんが、肌の変化を考えていただくとわかりやすいでしょう。たとえば海水浴などで日焼けをしても、それは一時的なものですぐに元に戻ります。日焼けした肌は疲れている状態ですが、それは数日経てば元の状態に回復します。言ってみればこれが肌の疲労ということになります。沖縄に住んでいる人や、さらにいえば東南アジアの赤道に近いところに住んでいる人たちは一年中強い日差しにさらされて生活しています。このように毎日肌を紫外線などによって疲れさせていると、結果的に肌のダメージが可逆的なものから不可逆的なものになり、単に色が黒くなるだけでなくシミやしわとして定着します。これが肌の老化です。つまり、可逆的な範囲にとどまっているのが「疲労」であり、それが不可逆的な段階に至ると「老化」となります。ですから、その意味では老化を防ぐアンチエイジングのもっともよい方法は疲れないようにすることであるといえます。疲れも老化もまったく同じ酸化ストレスが原因であり、その酸化ストレスがこびりついて取れなくなった状態が「老化」となっていくのです。「活性酸素がたまる」というのはウソ?よく「活性酸素がたまる」と言いますが、活性酸素の寿命は長くても数十秒です。その一瞬で細胞を錆びさせてしまうのです。周りのものを酸化して錆びると活性酸素自体は還元してなくなってしまうので、長い間とどまっていることはありませんし、それ自体を測ることもできません。酸化ストレスマーカーといって、尿の中に出てくる8-イソプラスタンや8-OHdGなどの物質を酸化ストレスの指標にすることがありますが、それらは酸化ストレスの結果代謝されたものが尿中に含まれる値をみています。ですから、ストレスマーカーはあくまでも活性酸素が悪さをした結果出てきた錆(サビ)を測っているようなものであり、活性酸素自体を測っているわけではありません。活性酸素に抗酸化物質は有効か?疲れの原因が活性酸素による酸化ストレスであるならば、抗酸化物質によってこれに対抗するということが考えられます。活性酸素が発生しては消えていくので常に抗酸化物質がそこに存在しなければならないということです。ビタミンCは強力な抗酸化物質のひとつですが、摂取してから体の中に滞在している時間は1〜2時間といわれています。いったん活性酸素をきれいになくすことができたとしても、ビタミンCが代謝されて体の中からなくなってしまえば、そのあとは効力がありません。抗酸化作用を持続させるためには、たとえば点滴のような形で体に入れるような工夫が必要となります。ブルーベリーに含まれるアントシアニンやリンゴに含まれるアップルフェノンなどのポリフェノール、そしてカテキンなども非常に優れた抗酸化物質ですが、やはり同様に2時間以内にほとんど消えてしまうといわれています。たとえばアントシアニンなどは代謝が早く、体内に取り入れてから30分ほどでピークになるといわれています。ですから、もしもサプリメントとして摂るのであれば、少量ずつこまめに摂るほうがよいかもしれません。抗疲労物質イミダペプチドのメリット私たちが推奨しているイミダペプチドという抗疲労物質がなぜいいかというと、先にお話しした脳の自律神経の中枢にそのイミダペプチドを合成する酵素、すなわちイミダペプチドを作る工場があるからです。つまり、材料さえ供給すれば自律神経の中枢で作ってはそこで効果を発揮するということをおよそ8時間にわたって継続することができます。実際の抗酸化力そのものは、先ほど挙げた抗酸化物質の中ではイミダペプチドは決して強力とはいえません。しかし、それが自律神経の中枢で作用するということが非常に重要なポイントです。イミダペプチドを作っている工場は骨格筋と自律神経中枢にあります。脳と血管の間には血液脳関門というものがあり、血管から脳への物質の移動を制限して分子量の大きい物質を通さないようにしています。イミダペプチドは体内に摂取した後アミノ酸に分解されるので、最小単位のアミノ酸の状態で関門を通過し、脳へ到達することができます。しかし他の抗酸化物質の場合は、比較的通過しやすいポリフェノール以外は関門に引っかかってしまって脳には届きません。疲れの原因は自律神経の中枢ですから、脳に届かなければ肝心の自律神経にはまったく作用しないということになります。眼精疲労も自律神経の疲労眼精疲労については90年代頃からさかんに研究されてきました。その結果、目や視神経の疲労だと思われていた眼精疲労も実は自律神経の疲労であるということがわかってきました。動物の脳は、活発に活動をしているときには交感神経優位の状態にあり、リラックスしているときには逆に副交感神経優位となります。自律神経はこのように交感神経と副交感神経がうまく拮抗してバランスをとっています。ですから、私たち人間も仕事をしているときには交感神経優位の状態を保っています。動物が、獲物を追いかけるときや逆に敵に襲われる危険があるときなどは、交感神経が優位となります。このようにリスクが高い状況では、遠くを見る必要があるため、目に交感神経の刺激が伝わると、眼球内の水晶体を薄くして屈曲率を下げ、遠くがよく見えるように調整されます。このことは私たち人間も含めて全動物に共通する仕組みです。一方、お母さんのおっぱいを飲んでいる赤ちゃんや、その赤ちゃんを抱いているお母さんが見ている対象はおおむね70cm以内のごく近い距離にあります。このように脳がリラックスしている場合には、副交感神経が高まります。目に副交感神経の刺激が伝わると水晶体のレンズが分厚くなって近くがよく見えるようになります。つまり、基本的にすべての動物は、仕事モードのときには交感神経優位でレンズを薄くして遠くを見るようにし、安心できるときはレンズを厚くして近くを見ているのです。50万年の人類の歴史の中でこの数十年だけは、仕事や勉強などで集中して近くを見る時間が多くなりました。その場合、脳は交感神経優位となっているにもかかわらず、目には副交感神経の刺激を出さなければ近くを見ることができません。この矛盾が眼精疲労を引き起こしているのです。眼精疲労は筋肉が痙攣しているときのような状態眼精疲労を起こしている方を調べてみると、実際、目のレンズの厚さを調節する毛様体筋が痙攣(けいれん)を起こしているときのような状態になっていることがわかりました。こむら返りで足がつったときなど、筋肉が痙攣しているときには、関節を曲げるように働く筋肉と伸ばす側の筋肉が同時に収縮しているということがみられますが、眼精疲労でもそれと同じようなことが起きていたのです。眼精疲労を起こしている方のほとんどは、パソコンのディスプレイなど近くを見て仕事をしています。逆にいえば、遠くを見て仕事をしていると眼精疲労を起こしにくいと考えられます。3D(三次元映像)などの技術を用いることによって、近い距離にあるディスプレイを見ていながら、たとえば3m先などもっと遠くに目の焦点距離を合わせることがごく自然に実現できれば、眼精疲労を軽減できるようになるかもしれません。慢性疲労は自律神経失調症と同じ症状が出る眼精疲労が進行すると自律神経失調症と同じ症状が出てくることはよく知られていますが、眼精疲労に限らず運動疲労も徹夜による疲労も、慢性化した疲労はすべて結果的には自律神経失調症と同じ状態になる可能性があります。頭が痛い・重い体がだるい耳が遠く感じる目がしょぼしょぼする・目が乾くろれつが回りにくくなるふらつく汗が止まらなくなるこれらはすべて自律神経失調症の症状に共通していますし、徹夜明けなどにも同じような症状がみられます。つまり、自律神経失調症と慢性疲労とはほぼ同じ状態が表れるということです。こうした疲労は自律神経の疲労によるものがほとんどですから、その自律神経の疲労を睡眠によっていかにとるかということが非常に重要なのです。
2017年03月12日