俳優の星野源が主演を務める、映画『引っ越し大名!』(8月30日公開)の場面写真が28日、公開された。同作は『超高速!参勤交代』シリーズで知られる土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』を映画化。生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩をモデルに、お国を救うため知恵と工夫を絞る姫路藩の藩士たちの汗と努力と涙と笑いの物語となる。今回、主人公・片桐春之介を演じる星野源の誕生日である1月28日にあわせ、侍姿の星野を捉えた場面写真を公開。姫路藩書庫番の片桐春之介は、人と話すのが苦手でいつも書庫にこもって本ばかり読んでいる引きこもり侍のため、周囲から「かたつむり」と呼ばれている。今回のカットにも大量の本に囲まれた春之介が、幸せそうな笑みを浮かべながら読書する姿が写されている。大好きな本に囲まれて過ごす彼の平穏な生活は、藩主の松平直矩に言い渡された国替えというお国最大のピンチにとして白羽の矢が立ったことで突然終わりを告げることに。様々な無理難題に怖気づく春之介だが、幼馴染であり武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)や前任の引っ越し奉行の娘・於蘭(高畑充希)など、まわりの人々の助けを借りながら引っ越しの準備が徐々に整っていく。
2019年01月28日映画「引っ越し大名!」の公開日が2019年8月に決定。星野源さん・高橋一生さん・高畑充希さんがメインキャストとして出演する、話題の新作映画の情報や出演者コメントをご紹介します。映画「引っ越し大名!」の公開日が決定星野源さんが主演の映画「引っ越し大名!」の公開日が2019年8月30日に決定しました。シンガーソングライターとしてだけでなく、俳優業など幅広いジャンルで活躍を見せる星野源さんの活躍に注目が集まります。作家・土橋章宏さん ✕ 犬童一心監督のタッグに注目映画「超高速!参勤交代」シリーズで有名な作家・土橋章宏さんの時代小説「引っ越し大名三千里」を、「のぼうの城」などを手掛ける犬童一心監督が映画化。時代劇のヒット作を生み出し続けるお二方のタッグに期待が高まります。メインキャストが豪華だと話題高橋一生さん連続ドラマやCMなどでも大活躍中の高橋一生さんも本作に出演。星野源さん演じる主人公の幼馴染役として、どのような姿を見せてくれるのでしょうか。高畑充希さん主人公のサポートをするしっかり者の女性役として、高畑充希さんが出演。高畑さんが主人公を務めた人気ドラマ「過保護のカホコ」では星野源さんが主題歌を担当しており、本作での二人の共演に注目が集まっています。メインキャストと監督がコメントを発表オフィシャルサイトでは、メインキャスト3名と監督によるコメントが公開されています。星野源さん “オファーをいただいた時、時代劇の主演だというのでどんなシリアスな役柄だろうと身構えたのですが、その役が「引きこもり侍」だと聞き、楽しい作品になりそうだと非常にワクワクしました。”出典:高橋一生さん “今回演じる鷹村源右衛門は、今までとはさらに違った方法論を持ち出さなければならないことを感じていますし、それをこの組で、この共演者の方々と共に作っていけることが楽しみで仕方ありません。”出典:高畑充希さん “2015年の犬童監督とのメッセージのやりとり履歴を先日発見して、「いつか一緒に。」という言葉を見つけ、やっと実現するんだなぁ、、と嬉しくなっています。時代劇で、京都で、馬にまで乗る。慣れないことだらけですが、未知の場所に思いっきりダイブするつもりで。”出典:犬童一心監督 “江戸時代、理不尽な人たちや、タイミングが引き起こす苦難を、偽ることなく、真っ直ぐな正直さ、そして笑顔で乗り切ろうとする若者を描きたい。それこそ、今一番必要だと思うから。星野源こその片桐春之介。きっと、最高にグッとくるはずです。キュート極まる高畑さん、ぶっ飛んだ一生さんにも、乞うご期待!!”出典:「引っ越し大名!」作品詳細公開日2019年8月30日(金) 全国で公開開始スタッフ監督:犬童一心原作:土橋章宏脚本:土橋章宏出演者星野源高橋一生高畑充希などお問い合わせ先公式HP:「引っ越し大名!」オフィシャルサイト映画「引っ越し大名!」を見に行こう時代劇作品の大御所と豪華なメインキャストで公開前から話題の本作。舞台挨拶のチケットも争奪戦になること間違いなしではないでしょうか。ぜひ話題の「引っ越し大名!」を見に、映画館へ足を運んでみませんか。
2018年10月17日時代小説「引っ越し大名三千里」が映画化。『引っ越し大名!』として2019年8月30日(金)に全国で公開される。『超高速!参勤交代』シリーズで、時代劇の新境地を切り開いた土橋章宏による小説が原作で、今回のテーマは“引っ越し"だ。引っ越し大名 - 現代とは比べ物にならない大イベント生涯に7回もの引っ越し(国替え)を命じられた実在の大名・松平直矩(なおのり)がモデル。国替えとは、もちろん、現代の引っ越しとは比べ物にならないほど費用がかかった一大イベント。参勤交代をはるかに上回る無理難題を実施しなければならない藩士たち。お国の一大事を救うため、知恵と工夫で乗り切ろうとする姫路藩の汗と努力と涙と笑いのストーリーだ。星野源や高橋一生が出演主人公・片桐春之介を星野源主人公・片桐春之介を演じるのはミュージシャンや俳優など幅広いジャンルで大活躍の星野源。役柄は書庫番で引っ越し奉行。本を読むのは大好きだが、人と接するのが苦手な内気なキャラ。にも拘わらず奉行として駆り出される。人と接しながら、悩み、人々と協力しつつ成長していく。主人公の幼馴染役に高橋一生春之介の幼馴染で、春之介を引っ越し奉行に推薦する御刀番・鷹村源右衛門役は、高橋一生。腕っぷしの強さと豪傑さで春之介を支える相棒だ。於蘭役を高畑充希前任の引っ越し奉行・板倉の娘で父の引っ越しテクニックを春之介に指南する於蘭(おらん)役に、高畑充希。春之介をサポートするしっかりもの&仕切れる女性。松平直矩役を及川光博引っ越し大名こと松平直矩役は及川光博が務める。生涯7回もの国替えを幕府から命じられた“不運の大名”が及川が時にコミカルさも加えながら演じ切る。多額の費用工面に協力する勘定頭・中西監物役は映画『本能寺ホテル』にも出演した濱田岳、勤勉で将来有望な藩士・山里一郎太役は小澤征悦、次席家老・藤原修三役は西村まさ彦、国家老・本村三右衛門役は映画『のみとり侍』『検察側の罪人』出演の松重豊が担当する。星野源演じる片桐春之介の母親・波津役には、富田靖子。江戸留守居役として、及川光博演じる松平直矩に国替えの命が下ったことを慌てて知らせる仲田小兵衛は、ドラマ「獣になれない私たち」映画『空母いぶき』の山内圭哉。春之介が引っ越し費用を借りに行く商人・和泉屋の若旦那役には岡山天音が選ばれている。また、主人公・春之介たち姫路藩の面々に国替えを言い渡した黒幕・柳沢吉保役として向井理が出演する。野村萬斎と立川志らくも参加『引っ越し大名!』の製作には、日本を代表する狂言師・野村萬斎と、落語家・立川志らくも参加。野村萬斎は、劇中で星野源や、高橋一生、高畑充希らが唄う、原作には登場しない映画オリジナル曲“引っ越し唄”の振り付けを担当した。立川志らくは本編のナレーションを担当し、落語家ならではの語り口で作品を彩る。監督は犬童一心。これまで『ジョゼと虎と魚たち』『グーグーだって猫である』『のぼうの城』などを手掛けてきた。主題歌にユニコーン映画『引っ越し大名!』の主題歌を担当するのは、奥田民生率いる人気ロックバンド・ユニコーン。本作のために書き下ろしたという新曲「でんでん」は、星野源演じる主人公・春之介の渾名が「カタツムリ」であることに因んでいるという。またこの楽曲を聞いた星野源は「人間と日本と季節を感じる、『引っ越し大名!』にぴったりの素晴らしい主題歌でした。」と絶賛。気になる音源の一部は、本予告からもきくことが出来る。あらすじ『引っ越し大名!』引っ越しは・・・戦でござる!姫路藩書庫番の片桐春之介は、人と話すのが苦手で、いつも書庫にこもりっきりで本ばかり読んでいるので、周囲から「かたつむり」とあだ名される引きこもり侍だった。あるとき、藩主の松平直矩(なおのり)は、江戸から国替えを言い渡される。これまでの度重なる国替えで藩の財政事情は苦しいというのに、減封まで言い渡された上、行先は遠く離れた豊後(大分県)の日田。藩まるごとの引っ越しという、参勤交代をはるかに上回る莫大な金額が必要な一大事業。これを成し遂げるには、引っ越し奉行の手腕にかかっている。しかし前任者はその激務が原因で亡くなっていた。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、なぜか春之介に白羽の矢が立ってしまう。国替えと減封による人減らし。無理難題とも言える大役に怖気づく春之介だったが、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門の説得もあり、嫌々引き受ける羽目になる。しかし、引っ越しの経験がない春之介は、どこから手をつけて良いか見当がつかない。そこで、前任の引っ越し奉行の娘である於蘭に助けを借りに行く。最初は父親の死の原因を作った藩に恨みを持っていた於蘭だが、春之介の優しさと頼りなさが放っておけずに手を貸すことになる。こうして源右衛門たち仲間の協力や於蘭の厳しい引っ越し指南に助けられて引っ越しの準備が始まった!与えられた期限は3か月。果たして春之介はこの一生一大の大仕事を知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うことができるのだろうか?!【詳細】『引っ越し大名!』公開:2019年8月30日(金) 全国公開出演:星野源、高橋一生、高畑充希、小澤征悦、濱田岳、西村まさ彦、松重豊、及川光博、富田靖子、山内圭哉、正名僕蔵、丘みどり、飯尾和樹、中村靖日、斉藤暁、岡山天音、松岡広大、和田聰宏、矢野聖人、鳥越壮真、向井理原作:土橋章宏「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫 刊)監督:犬童一心脚本:土橋章宏配給:松竹
2018年05月03日「超高速!参勤交代」シリーズの土橋章宏原作「引っ越し大名三千里」が映画化することが決定。主演に星野源を迎え、現代では考えられないような江戸時代の“引っ越し”が、ユーモアたっぷりに描く。併せて高橋一生、高畑充希と豪華共演者も発表された。あらすじ姫路藩書庫番の春之介は、“かたつむり”と呼ばれるほどの本の虫。そんな彼が新たに任された仕事は、大名の国替え(引っ越し)だった!春之介が奉行する藩主・松平直矩(なおのり)は、生涯7回もの国替えをしたという実在の大名。「お国の一大事」とも言われる無理難題な“引っ越し”を成功させるため、春之介をはじめとする藩士たちは奮闘するが…はたして無事、国替えは成功するのか!?星野源演じる主人公はコミュ障…?春之介を演じるのは、俳優や音楽家として大活躍中の星野源。いわゆる「ひきこもり侍」で人と接するのが苦手だった春之介が、引っ越し奉行として成長していく様を演じる。時代劇では珍しい、気弱な主人公。コメントでは「春之介として精一杯楽しみたいと思います」と喜びを語った。そんな主人公の相棒で幼馴染の御刀番・鷹村源右衛門役は、高橋一生。春之介とは正反対で、腕っぷしが強く、豪傑な役どころ。監督の犬童一心曰く「ぶっ飛んだ一生さん」が見ることができるとか。普段のイメージとは少し違った高橋さんに期待したい。また、前任者である板倉の娘・於蘭(おらん)役は、高畑充希。引っ越し素人の春之介に、引っ越しのコツを一から指南する。気丈でしっかり者の娘で、春之介を支える役だ。犬童監督とは「いつか一緒に」と以前からやりとりをしていたそうで、ついに念願の出演となる。監督は、『ジョゼと虎と魚たち』や『メゾン・ド・ヒミコ』の犬童一心。『のぼうの城』では、豊臣秀吉にたった500人の軍勢で立ち向かった一国一城の主を描き、圧倒的なスケールで新しい時代劇を作り上げた。また6月には、最新作の『猫は抱くもの』の公開が控えている。豪華キャスト陣からコメントが到着!星野源(片桐春之介役)オファーをいただいた時、時代劇の主演だというのでどんなシリアスな役柄だろうと身構えたのですが、その役が「引きこもり侍」だと聞き、楽しい作品になりそうだと非常にワクワクしました。僕が演じる片桐春之介は、本を読むのが大好きで、人と接するのが苦手な男です。そんな内気な男が“引越し奉行”として無理やり引っ張り出されたことを切っ掛けに、人と接し、悩み、協力し、己の才能を開花させていきます。脚本を読み、その痛快かつ胸が震えるようなストーリーに驚きました。犬童監督、一生くん、充希ちゃんをはじめ、素晴らしいスタッフ・キャストの皆様とお仕事できることを光栄に思います。久しぶりの主演作品『引っ越し大名』。春之介として精一杯楽しみたいと思います。高橋一生(鷹村源右衛門役)台本を読ませていただいて、この役を何故僕にお声掛けくださったのか、嬉しく思うと同時に不思議でなりませんでした。俳優は、少しずつそのイメージの幅が狭まってくるものだと理解しています。それでも僕は幸運な事に、今までいただいた役それぞれが独立していたと思います。ただ、今回演じる鷹村源右衛門は、今までとはさらに違った方法論を持ち出さなければならないことを感じていますし、それをこの組で、この共演者の方々と共に作っていけることが楽しみで仕方ありません。高畑充希(於蘭役)2015年の犬童監督とのメッセージのやりとり履歴を先日発見して、「いつか一緒に。」という言葉を見つけ、やっと実現するんだなぁ、、と嬉しくなっています。時代劇で、京都で、馬にまで乗る。慣れないことだらけですが、未知の場所に思いっきりダイブするつもりで。以前わたしの奥様だった(笑)源さん、高橋さんがいてくださることが、とてもとても心強いです。ほぼ紅一点、そわそわします。がんばります。犬童一心監督江戸時代、理不尽な人たちや、タイミングが引き起こす苦難を、偽ることなく、真っ直ぐな正直さ、そして笑顔で乗り切ろうとする若者を描きたい。それこそ、今一番必要だと思うから。星野源こその片桐春之介。きっと、最高にグッとくるはずです。キュート極まる高畑さん、ぶっ飛んだ一生さんにも、乞うご期待!!『引っ越し大名三千里』は2019年全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年04月30日俳優の星野源が、映画『引越し大名(仮題)』(2019年公開)に主演することが30日、わかった。高橋一生、高畑充希が出演する。同作は『超高速!参勤交代』シリーズで知られる土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』を映画化。生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩をモデルに、お国を救うため知恵と工夫を絞る姫路藩の藩士たちの汗と努力と涙と笑いの物語となる。星野が演じるのは、姫路藩書庫番・片桐春之介。いつも書庫にこもりっきりの本の虫で、人と接するのが苦手なために「かたつむり」とあだ名される「引きこもり侍」だが、“引っ越し奉行”に任命されて、すべての采配を取り仕切ることになってしまう。また高橋が演じるのは、春之介の幼馴染で、春之介を引っ越し奉行に推薦する御刀番・鷹村源右衛門。腕っぷしの強さと豪傑さで春之介を支える相棒としての役割を担う。そして、前任の引っ越し奉行・板倉の娘で父親から受け継いだ引っ越しのコツを春之介に指南する於蘭を、高畑が演じる。3人とも時代劇映画初出演、初共演となる。犬童監督は「江戸時代、理不尽な人たちや、タイミングが引き起こす苦難を、偽ることなく、真っ直ぐな正直さ、そして笑顔で乗り切ろうとする若者を描きたい。それこそ、今一番必要だと思うから」と同作についての思いを吐露。「星野源こその片桐春之介。きっと、最高にグッとくるはずです。キュート極まる高畑さん、ぶっ飛んだ一生さんにも、乞うご期待!!」と語った。○星野源コメントオファーをいただいた時、時代劇の主演だというのでどんなシリアスな役柄だろうと身構えたのですが、その役が「引きこもり侍」だと聞き、楽しい作品になりそうだと非常にワクワクしました。僕が演じる片桐春之介は、本を読むのが大好きで、人と接するのが苦手な男です。そんな内気な男が“引越し奉行”として無理やり引っ張り出されたことを切っ掛けに、人と接し、悩み、協力し、己の才能を開花させていきます。脚本を読み、その痛快かつ胸が震えるようなストーリーに驚きました。犬童監督、一生くん、充希ちゃんをはじめ、素晴らしいスタッフ・キャストの皆様とお仕事できることを光栄に思います。久しぶりの主演作品『引っ越し大名』。春之介として精一杯楽しみたいと思います。○高橋一生コメント台本を読ませていただいて、この役を何故僕にお声掛けくださったのか、嬉しく思うと同時に不思議でなりませんでした。俳優は、少しずつそのイメージの幅が狭まってくるものだと理解しています。それでも僕は幸運な事に、今までいただいた役それぞれが独立していたと思います。ただ、今回演じる鷹村源右衛門は、今までとはさらに違った方法論を持ち出さなければならないことを感じていますし、それをこの組で、この共演者の方々と共に作っていけることが楽しみで仕方ありません。○高畑充希コメント2015年の犬童監督とのメッセージのやりとり履歴を先日発見して、「いつか一緒に。」という言葉を見つけ、やっと実現するんだなぁ、、と嬉しくなっています。時代劇で、京都で、馬にまで乗る。慣れないことだらけですが、未知の場所に思いっきりダイブするつもりで。以前わたしの奥様だった(笑)。源さん、高橋さんがいてくださることが、とてもとても心強いです。ほぼ紅一点、そわそわします。がんばります。
2018年04月30日「最近、病院や介護事業所など、医療・福祉事業の倒産が増加しています。今年1〜9月には186件が倒産。昨年の同時期から20%増えています。これは介護保険法が施行された’00年以降、最多のペースです」 そう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。また、昨年の介護事業の倒産は、一昨年より約42%増の108件と、過去最多を記録していた。今年も高止まりが続いており、2年連続100件超えの可能性も(東京商工リサーチ調べ)。その原因には3つが考えられるという。荻原さんが解説してくれた。 【1】「デイサービス」の事業所が乱立していたこと 「『デイサービス(通所介護)』は、利用者が事業所に通って介護を受けるものです。利用者宅で介護を行う『訪問介護』や、利用者が短期的に宿泊する『ショートステイ』と並んで、在宅介護を支える中心的サービスの1つです。事業として考えると、訪問介護はヘルパーの確保や管理がむずかしく、ショートステイは施設などに大きな初期投資が必要です。デイサービスは、比較的参入しやすいため、’15年には全国で約4万3,000カ所ありました。競合が多いため、経営基盤の弱い事業所の倒産が、まだしばらく続くでしょう」(荻原さん・以下同) 【2】需要の少ない地域に介護施設を建設していたこと 「’14年、地方自治体などが運営する『特別養護老人ホーム(以下・特養)』は入所待ちが約52万4,000人と発表され、大きな反響を呼びました(厚生労働省調べ)。その結果、民間施設の『有料老人ホーム』が増加。また、要介護度の軽い高齢者向けの『サービス付き高齢者住宅』は、’11年の制度開始から6年余りで約22万戸と急増しました(高齢者住宅推進機構調べ)。ところが今年3月、特養の入居待ちは約36万6,000人と減少(厚生労働省調べ)。’15年から入所の条件を要介護3以上に引き上げたことに加え、需要の少ない地域にも特養を作っていたことが要因です。そうした地域の有料老人ホームなどの経営も、やはり厳しく、倒産が増加しています」 【3】介護報酬の引き下げ 「介護事業者の受け取る報酬は法律で決まっていて、3年ごとに改定されます。前回’15年の改定で、介護サービスの単価が4.48%引き下げられました。収入の減少が、倒産の一因といえるでしょう」 ’15年に、有識者でつくる「日本創成会議」が、首都圏では’25年に介護施設が約13万人分不足すると推計。荻原さんは将来の介護に備えるため、こう提案する。 「地方移住なども含めて、どんな介護を受けるのかは、元気なうちに、自分で決めておきたいものです。これから親を介護するという方は、ご本人の意見をよく聞いておきましょう。情報集めのためには、たとえば、高齢者の話し相手や特技を生かした『介護ボランティア』などを行い、実際にさまざまな施設に行ってみるといいと思います。そこで働く介護福祉士さんから、パンフレットや見学会だけではわからない生の情報が得られます」
2017年10月27日1月13日、帝国データバンクと東京商工リサーチから2015年)の全国企業倒産の集計結果が発表された。同年同期の倒産件数と負債総額は、帝国データの発表では8517件/2兆108億800万円、商工リサーチの発表では8812件/2兆1129億8200万円となっている。○帝国データバンクの調査結果2015年の全国企業倒産の件数は8517件(前年9180件、前年比7.2%減)と、6年連続で前年を下回り、2005年以来、10年ぶりに9000件を下回った。四半期別では、第3四半期まで減少基調で推移していたが、第4四半期は、2013年第2四半期以来、10四半期ぶりの前年同期比増加に転じた。2015年の全国企業倒産の負債総額はは2兆108億800万円(前年1兆8678億円)と、前年を7.7%上回り、3年ぶりの前年比増加となった。四半期別では、第2四半期を除く3四半期で前年同期を上回り、特に第3四半期以降は2四半期連続で前年同期比2ケタの大幅増加となった。その要因として、大型倒産は各種金融支援や大企業を中心とした好業績などを背景に低水準にとどまったが、負債1000億円以上の倒産は3件(前年1件)発生したことが挙げられている。業種別では、全7業種で前年を下回った。なかでも、建設業(1612件、前年比13.3%減)、運輸・通信業(345件、同16.5%減)、不動産業(270件、同15.4%減)の3業種は前年比2ケタの大幅減少した。地域別では、全9地域で前年を下回った。なかでも北陸(230件、前年比21.5%減)は12月を除く11カ月、中国(367件、同15.0%減)は10カ月、前年同月を下回り、前年比2ケタの大幅減少となった。○商工リサーチの調査結果2015年の全国企業倒産件数は8812件で、前年比9.4%減(919件減)だった。7年連続で前年を下回り、1990年(6468件)以来、25年ぶりに9000件を割り込んだ。その要因として、金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じるなどの金融支援、大手輸出企業を中心とした業績拡大に牽引される形で景気が底上げされていることが影響したほか、為替の円安基調が続く中で、原油や鉄鋼関連価格の低下などの資源安も経営環境を緩和したと見られるという。2015年の全国企業負債総額は2兆1123億8200万円で、前年比12.7%増(2383億1700万円増)で、3年ぶりに前年を上回った。その要因として、負債100億円以上の大型倒産が15件(前年7件)と2倍増になったことがあるという。MARU(旧:AIJ投資顧問(株)、負債1313億円・12月)と第一中央汽船(株)(同1196億700万円・9月)の2件(前年1件)は1000億円超えの負債となっており、負債を押し上げたとしている。産業別では、農・林・漁・鉱業・建設業・製造業・卸売業・小売業・金融/保険業・不動産業・運輸業・情報通信業・サービス業他の10産業すべてで前年を下回った。建設業は1686件(前年比14.1%減)で7年連続の減少、公共工事拡大などの影響から地区別では全国9地区のうち東北と九州を除く7地区で前年を下回った。小売業も1211件(同2.7%減)で7年連続の減少、製造業1290件(同8.0%減)と情報通信業371件(同5.8%減)は、いずれも6年連続で減少した地区別では、北海道・東北・関東・中部北陸・近畿・中国・四国・九州の9地区のうち、九州を除く8地区で前年を下回った。
2016年01月14日7月8日、帝国データバンクと東京商工リサーチから2015年上半期(2015年1月~2015年6月)の全国企業倒産の集計結果が発表された。同年同期の倒産件数と負債総額は、帝国データの発表では4400件/9752億600万円、商工リサーチの発表では4568件/9902億7600万円となっている。○帝国データバンクの調査結果2015年上半期の全国企業倒産の件数は4400件で、2014年上半期の4756件に比べ7.5%減少し、6年連続で前年同期を下回った。四半期別では、前年同期比では13期連続の減少となったが、前期比では2011年第1四半期以来4年ぶりの2期連続増加を記録した。2015年上半期の全国企業倒産の負債総額は9752億600万円と、前年同期を8.3%下回った。3年連続の前年同期比減少となるとともに、上半期としては2000年以降で最小を記録したという。四半期別では、第1四半期は7期ぶりの前年同期比増加となったが、第2四半期には再び同減少となった。負債トップは江守グループホールディングスの711億円。業種別では、上半期としては2010年以来、5年ぶりに7業種すべてで前年同期を下回った。なかでも、建設業(802件、前年同期比15.0%減)は2ケタの減少率が7期連続、運輸・通信業(180件、同19.6%減)も2ケタの減少率が2期連続した。地域別では、9地域中8地域で前年同期を下回り、北陸(133件)と中国(204件)は前年同期比2ケタの大幅減少となった。一方、九州(352件)は前年同期比では横ばい(同数)だが、前期比では8.6%増加した。○商工リサーチの調査結果2015年上半期の倒産件数は4568件で、前年同期比9.9%減(505件減)で、上半期としては6年連続で減少した。水準としては1991年(4723件)以来、24年ぶりに5,000件を下回ったという。都道府県別では、32都道府県が前年同期を下回った。2015年上半期の負債総額は9902億7600万円で、前年同期比6.0%減(638億3000万円減)となった。3年連続で前年同期を下回り、上半期としては1990年(7274億5100万円)以来、25年ぶりに1兆円を割り込んだという。負債10億円以上の大型倒産は146件(前年同期148件)で、上半期では過去20年間で最少だった。一方、負債1億円未満は3315件(構成比72.5%)となり、小規模企業の倒産を中心に推移した。産業別では、農・林・漁・鉱業・建設業・製造業・卸売業・小売業・金融/保険業・不動産業・運輸業・情報通信業・サービス業他の10産業のうち、卸売業を除く9産業で前年同期を下回った。唯一、増加した卸売業は743件(前年同期比6.2%増)で、上半期としては3年ぶりに増加に転じた。業種別では建築材料卸(48→62件)や医薬品・化粧品等卸(19→32件)で増加が目立ったとしている。地区別では、北海道・東北・関東・中部北陸・近畿・中国・四国・九州の9地区のうち、九州を除く8地区で前年同期を下回った。
2015年07月09日無印良品を展開する良品計画は、3月5日にオープンする九州最大面積の店舗「無印良品天神大名」で、回収した衣料品を染め直して再販するリサイクルの取り組み「re‐muji」をスタートする。○先人の知恵を生かして染め直し同社は2010年より、衣料を中心とした繊維製品を店頭で回収し、資源としてエネルギーにかえていく「FUKU-FUKUプロジェクト」に参加。全国の約350店舗で回収を行い、2014年までに約60トンの繊維製品をエネルギーに再生させている。天神大名店で実施する「re-muji」では、リサイクル品として回収した衣類のうち、着用可能な状態の衣料を染め直し販売。染め直しには、藍色を採用した。同社によると、江戸時代の頃には「紺屋(こうや)」と呼ばれる藍染め専門の染物屋があったほど、日本人に身近に親しまれてきた色だという。「re-muji」では、現代の染めの技術を取り入れ化学染料を使用することで、色落ちの不安を解消した製品に。同じ「藍色」でも3種の濃さを用意し、選択する楽しみも加えられているとのこと。同社は「日本では古くから、着古して色のあせた服を染め直したり、破れた部分は刺し子をして補強したりすることで大切に扱う技術、文化があります。無印良品ではその先人の知恵を生かし、色を染め直し、世界でひとつだけの新たな衣料として生まれ変わらせました」とコメントしている。「re-muji」の商品は紳士用カットソー・シャツ・ボトム、婦人用カットソー・シャツ・ボトム、雑貨など。全て、無印良品の使用済み衣料を回収し染め直した、1点ものとなる。価格は2,900円(税込)。無印良品天神大名限定で販売予定。
2015年02月27日東京商工リサーチは2月9日、2014年「倒産企業の平均寿命」の調査結果を発表した。○老舗企業に倒産は前年よりも減少同調査は、同社の集計した2014年の企業倒産、9,731件(負債1,000万円以上)のうち、詳細な創業年月が判明しない個人企業を除く、8,642件(構成比88.8%)を対象に分析した。なお、本文中にある「老舗」は、業歴30年以上の会社を定義している。業歴対象は、法人企業が設立年月、個人企業は創業年月。2014年の倒産企業の平均寿命は23.5年だった。前年より0.1年短縮し、4年ぶりに平均寿命が短くなっている。企業倒産件数は、6年連続で前年を下回り、24年ぶりに1万件を下回った。しかし、円安の進行、原材料・仕入価格の高騰、人手不足など中小企業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にある。このため、業歴10年未満で事業を断念せざるを得なくなるケースも見られ、平均寿命を押し下げる形となったと考えられる。業歴30年以上の老舗企業は2,647件で、前年(3,051件)より404件減少した。倒産件数(8,642件)に占める割合は30.6%と、前年より1.0ポイント低下し、4年ぶりに構成比が前年を下回った。一方、業歴10年未満は2,062件(前年2,242件)で、構成比は23.8%と3年ぶりに上昇した。○都道府県別では徳島県がトップ都道府県別の老舗企業の倒産構成比トップは、徳島県の50.0%。前年から19.7ポイント上昇し、初めてトップとなった。次いで、新潟県(構成比48.8%)、山梨県(同48.0%)、長崎県(同47.6%)、長野県(同47.3%)となっている。
2015年02月10日三井不動産はこのほど、福岡市中央区大名一丁目で開発を推進している商業ビルの名称を「大名スクエア」に決定した。竣工は2015年1月30日、オープンは3月5日を予定している。同施設は、九州最大の商業地である天神・大名エリアの中でも最先端のファッション・文化の発信拠点だという「天神西通り」に位置している。地下1階・地上6階建てで、テナントとしては「無印良品」が出店。同ブランドとしては九州最大の路面店舗(1階~5階、売場面積約2,751平方メートル)となる。同店では家のようにくつろげる環境を提供し、衣料品専門アドバイザーがスタイリングなどの相談にも応じるという。2階には、デリレストラン「Cafe&Meal MUJI」も出店する。
2014年12月11日三井不動産はこのほど、福岡県福岡市中央区大名一丁目にて開発を推進している商業ビルの名称を「大名スクエア」に決定した。2015年1月末に同ビルの竣工を予定している。○「無印良品」の九州最大の路面店舗が出店同ビルには、世界各国に展開するブランド「無印良品」が出店。同ブランドとしては、九州最大の路面店舗(1階~5階、売場面積約2,751m2)となる。同店舗は、くらしの中にある「衣料品」を表現した新しい売場で、家のようにくつろげる環境を提供し、衣料品専門アドバイザーがスタイリングなどの相談に応じる。2階には、デリレストラン「Café&Meal MUJI」も出店。建物外観の低層階部分にはレンガの装飾を施し、街を歩く人たちの目を引くシンボリックであたたかみのあるデザインとした。アジア圏からも多くの人が訪れる九州最大の商業地天神・大名エリアの中でも、最先端のファッション・文化の発信拠点となっている「天神西通り」に位置しており、同社では、街の新たなにぎわいの拠点として、同エリアのさらなる活性化と魅力の創造に貢献するという。所在地は、福岡県福岡市中央区大名一丁目15番41号。敷地面積は約793m2。階数・構造は、S造、一部RC造・地上6階、地下1階建。延床面積は約3,925m2。竣工は2015年1月30日を予定、オープンは2015年3月5日を予定している。
2014年12月09日浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」が18日、"うなぎのちょんまげ"を切り落とし、「出家大名家康くん」に改名した。出世大名家康くんは、浜松"福"市長の肩書きを持つ静岡県浜松市のマスコットキャラクター。浜松市から出世し、天下統一を成し遂げた徳川家康公の生まれ変わりという設定。うなぎのちょんまげ、みかんの家紋、ピアノの鍵盤の袴など浜松市の名物がデザインされている。家康くんは、「ゆるキャラグランプリ2013」に向けた8月6日の"出陣式"で、同グランプリで1位をとれなかった折には出家大名へと改名すると公約。11月24日に発表された同グランプリの結果が準グランプリとなったことを受け、公約通りこの日の"出家の儀 断髪式"の開催に至った。○"出世大名"から"出家大名"に改名断髪を前に家康くんは「自慢のちょんまげには、本当に本当に申し訳なく思っておるのじゃ。しかしちょんまげを落としたとて、うなぎを思う、浜松を愛する気持ちは変わらぬ。浜松の"やらまいか"精神にはやるときはやる凄みがあるのじゃ。出家してからも拙者の活躍と浜松のPR活動をぜひぜひご声援お願い申しあげまするのじゃ」と話した。また、「(グランプリに選ばれた)さのまる殿のかわいさなら仕方ないかとちょっと負けを認めてしまう気持ちもあったんだが、何が敗因かというと、もう一つの覚悟かのう。それに尽きるのかなと思うのじゃ。暫定1位にあぐらをかいてしまったところは否めない。今さらに悔しみが込み上げてきたのじゃ……」とゆるキャラグランプリを振り返った。今後の活動については「断髪をし、出家をし、修行を積んでどうにかもう一度頭に立派なうなぎが生えるということに目指していこうと思っておる。まずはそこからじゃな。負けたままではおられんからの」と語っている。さらに、「本日、自慢のちょんまげを断髪し、出世大名から出家大名に改名することを宣言するで候」などと"出家宣言"した。続いて、"おはま"こと2013ミス浜松グランプリの山本来音さんの手によって断髪式が執り行われ、家康くんの頭のうなぎのちょんまげがはさみで切り落とされた。浜松市の鈴木康友市長は、「家康公は失敗を糧として着実に天下人への道を歩んでいったのです。それは家康くんとて同じです! ここからです! 家康くん、これを戒めとして、必ずや、必ずや復活を果たし、『出世の街 浜松』の名を全国へとどろかせていこう。徳川家康公の名を冠した家康くんであれば、這い上がってくれるものと私は信じている」とコメントした。なお、出家の儀 断髪式で落とした"うなぎのちょんまげ"と、出家した家康くんの"しかみ像"ポーズの写真が12月19日に浜松市役所1階ロビーに展示される。20日からは家康くん公式サイト「天下統一への道」に断髪式の映像を掲載する予定という。
2013年12月19日調査事業や、情報事業などを行っている「東京商工リサーチ」は、2012年11月の「東日本大震災」関連倒産に関する調査結果(速報値)を実施。その結果、関連倒産は震災発生から1年9カ月目で、累計1,000件(11月30日現在)に達していることがわかった。これは、1995年に起こった「阪神・淡路大震災」の4.4倍の数である。11月の「東日本大震災」関連の倒産件数は38件、負債総額は932億4400万円だった。1995年の「阪神・淡路大震災」では、発生から1年9カ月目の累計が件数226件、負債総額1656億7700万円だったのに対し、今回の東日本大震災は、件数が同時期の4.4倍、負債総額が8.1倍となり、その影響の大きさを浮き彫りにした。このほか、事業停止や破産準備などの「実質破綻」が33件あり、震災関連の経営破綻(倒産+実質破綻)は累計1,033件(11月30日現在)となっている。また、産業別では、製造業が248件(構成比24.8%)で最も多く、次に宿泊業・飲食店などを含むサービス業他が238件、卸売業186件、建設業146件、小売業77件、運輸業40件と続く。「阪神・淡路大震災」では、発生から1年9カ月目までに産業別で最も多かったのは、「卸売業」の78件。次に「製造業」77件、「建設業」23件、「サービス業」他が18件の順だった。特に、兵庫県内の地場産業である「ケミカルシューズ(合成皮革を用いた靴)業者」の多くが被災したことで、靴関連業の倒産が目立つなど業種にも特色がみられた。これに対し「東日本大震災」では、広範囲の業種に影響が飛び火している。さらに、「東日本大震災」関連倒産1,000件の地区別を見てみると、関東が490件(構成比49.0%)で最も多い。次いで、東北158件、中部80件、九州74件、北海道68件、近畿64件、北陸40件、中国14件、四国12件の順になった。被害型では、取引先・受注キャンセル、消費自粛などが影響した「間接型」が928件(構成比92.8%)であるのに対し、施設・設備等の直接損壊や人的被害を受けた「直接型」は、72件(構成比7.2%)にとどまっている。同社では、「『直接型』が少ないのは、未曾有(みぞう)の災害で休業や事業停止のまま、今後の方針が定まらない企業が相当数あることも影響しているとみられる」と分析している。なお、詳細な調査結果は、同社サイト内「データを読む」から見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日東京都文京区の六義園(文京区本駒込6-16-3)で「紅葉と大名庭園のライトアップ」が実施される。期間は11月22日(木)~12月9日(日)、ライトアップは日没~21:00まで。ライトアップ期間中は、通常17:00までの開園時間が21:00まで延長される(最終入園は20:30)。軽食やお土産の販売を行う「もみじ茶屋」が11:00~20:00(ラストオーダー19:30)まで延長して営業するほか、抹茶やお菓子、お土産の販売を行う「吹上茶屋」が09:00~20:30(ラストオーダー20:00)、心泉亭が平日12:00~20:00(ラストオーダー19:30)、土日祝日10:30~20:00(ラストオーダー19:30)まで営業される。六義園は江戸幕府の5代将軍徳川綱吉の側用人、柳沢吉保の下屋敷で、吉保自身が設計し7年の歳月をかけて完成させたと言われている。昭和13年からは東京都が管理するようになり、昭和28年には国指定特別名勝に指定されている。六義園データ ・開園時間通常09:00~17:00(最終入園16:30)ただし、本イベント開催中は09:00~21:00(最終入園20:30) ・入園料一般300円、65歳以上150円。ただし、小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料。・アクセスJR山手線・東京メトロ南北線駒込駅下車徒歩7分、都営地下鉄三田線千石駅下車徒歩10分 駐車場は無いので注意。イベント詳細は東京都公園協会ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日帝国データバンクは27日、第6回「金融円滑化法利用後倒産」動向調査の結果を発表した。同社は、金融円滑化法に基づく貸付条件の変更などを受けていたことが取材で明らかになった企業倒産を「金融円滑化法利用後倒産」と定義。同調査は、2009年12月から集計を開始し、今回は2012年7月までの倒産(負債1,000万円以上、法的整理のみ)について分析している。それによると、7月の「金融円滑化法利用後倒産」は、2012年1月の32件を9件上回る41件となり、月ベースでは過去最多を記録。負債総額は457億円でこちらも月ベースで過去最高額となったことが分かった。2012年1月から7月の累計倒産数は186件で、2011年(1~12月)の194件に近づいており、8月には前年の件数を上回る見込み。2012年の1カ月あたりの平均倒産数は26.6件で、このペースで推移すると、年間で300件、集計開始以降の累計でも500件に達すると予想される。一方、2012年1月から7月の負債総額累計は1,601億7,500万円で、2011年(1~12月)の1,338億400万円を既に上回ったことが判明。1件あたりの負債額を見た場合、2011年は約6億9,000万円だったのに対し、2012年は約8億6,100万円に増加しており、倒産の大型化傾向がうかがえる結果となった。2009年12月の調査開始以降の累計倒産数は403件。この累計倒産数の詳細を同期間における企業倒産全体(3万751件)と比べたところ、以下の特徴があることが判明したという。帝国データバンクは、「会社更生法」と「民事再生法」を再建型法的整理(以下、再建型)、「破産」と「特別清算」を清算型法的整理(以下、清算型)と定義。「金融円滑化法利用後倒産」403件の内訳を見ると、再建型が40件、清算型が363件で、再建型の構成比は9.9%だった。それに対して全倒産では、再建型が1,352件、清算型が2万9,399件で、再建型の構成比は4.4%となった。この結果、再建型の構成比は「金融円滑化法利用後倒産」の方が5.5ポイントも上回っていることが判明した。また、累計倒産数403件を負債額別に見ると、最多は「負債1億円以上5億円未満」で200件(49.6%)。以下、「同5億円以上10億円未満」「同10億円以上50億円未満」が同数の64件(15.9%)、「同5,000万円以上1億円未満」が44件(10.9%)と続いた。一方、全倒産では「同1,000万円以上5,000万円未満」が構成比50.4%で過半数を占めた。構成比が異なる理由については、「事業規模が小さい企業は業績が回復せずとも返済条件の変更による延命効果が高く、倒産を回避していると考えられる」(同社)。これを考慮すると、今後「負債1,000万円以上5,000万円未満」で「金融円滑化法利用後倒産」が増える可能性が高くなることが予測されるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日東京商工リサーチはこのほど、日本酒メーカー倒産動向調査の結果を発表した。それによると、日本酒メーカーの倒産は、2002年~2011年の10年間で74社に上り、そのうち業歴100年以上の老舗企業が7割以上を占めていることが分かった。10年間の倒産件数を年別に見た場合、2005年は3社と最も少なかったが、翌年の2006年には10社に急増。さらにリーマン・ショックが発生した2008年には、最多件数となる12社が倒産している。2009年以降になると倒産件数は減少し、2011年は2番目に少ない5社となっている。東京商工リサーチによると、2005年9月から酒類販売が全面自由化され、従来の酒屋のほかにスーパーやコンビニでも酒類が販売されるようになり、売れ筋が高いブランド力や知名度を持つ有力商品に集中する傾向が強まったという。同社はこのような流通の変化が、「地元中心に展開してきた中小メーカーが淘汰に追い込まれた原因の一つに挙げられる」と分析している。負債総額については、2002年と2003年が136億円と最高額を記録。これは、2002年に兵庫県の多聞酒造(ブランド名「多聞」、負債額95億円)、2003年に和歌山県の吉村秀雄商店(同「日本城」、同116億円)の大型倒産が発生したことが要因と見られる。10年間に倒産した74件の日本酒メーカーのうち、創業年が確認できた71社を見ると、最も多かったのは「100年以上150年未満」で30社(42.2%)。以下、「50年以上100年未満」が16社(22.5%)、「150年以上200年未満」が9社(12.6%)と続いた。また、「業歴300年以上」は2社、「200年以上300年未満」は11社で、業歴100年以上が7割強(73.2%)の52社となり、老舗企業の倒産が目を引く結果となった。なお、平均業歴は140年だった。倒産した日本酒メーカーの倒産直前と10年前の売上高を比較した場合、売上高が判明した51社では「50%以上減」が19社(37.2%)と最多。次いで、「30%~50%未満減」が17社(33.3%)、「10%~30%未満減」が9社(17.6%)で、売上高が3割以上落ち込んだメーカーが70.5%を占めた。一方、売上高が増加したのは5社(9.8%)にとどまっている。倒産メーカーのうち直近売上が判明した65社について売上高を見てみると、最も多かったのは「1~2億円未満」で19社(29.2%)。以下、「1億円未満」が18社(27.6%)、「2~5億円未満」が17社(26.1%)と続いた。74社の倒産原因は、「販売不振」が最多で42件(56.7%)。以下、「既往のシワ寄せ(赤字累積)」14件(18.9%)、「設備投資過大」と「他社倒産の余波」が同数で5件(6.7%)だった。形態別で見ると、破産が26件(35.1%)、民事再生法25件(33.7%)と清算型と再建型がほぼ同数、以下、銀行取引停止13件(17.5%)、特別清算10件(13.5%)との順となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月01日