鈴木伸之、飯豊まりえ、市原隼人らが主演するオムニバス映画『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』から、テーマの“季節”感じる予告編が到着した。今回到着した予告編は、4つの物語がこの1分の映像に凝縮。まず、夏の物語『ナツヨゾラ』では、幼なじみの小杉亘(宮世琉弥)がゆみ(齊藤なぎさ)に「別に、俺がいなくなったところで何も変わらないだろ…」と言う、切ないストーリーを予感させるシーンが登場。秋の物語『時々もみじ色』では、鈴木さん演じる高校性・大和に「オリンピックでも目指さないか?」と安田(モロ師岡)が誘う。「こいつは、何か打ち込めることがあったほうがいいんだ…」と安田が大和のために何かを訴える様子も描かれる。また冬の物語『冬のふわふわ』では、飯豊さん演じる革工房を開いた菊池綾子が「デザインはいいんですけど…」と言われながらも必死にデッサンをする場面が。そして、春の物語『桜咲く頃に君と』では、余命幾ばくもない妻・真奈(平田薫)と小学校教師の尚也(市原隼人)が、残り少ない時間を噛みしめるように過ごしている様子が確認できる。さらに映像では物語とともに、みゆな「くちなしの言葉」、BENI「夢色日和」、「moumoon」の「One Time」、ハジ→「春夏秋冬。」と、4組のアーティストが書き下ろした主題歌も一部挿入されている。『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』は10月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風
2019年09月26日市原隼人が給食マニアの教師役で主演するドラマ「おいしい給食」から、ポスタービジュアルと予告編が到着した。本作は、市原さん演じる給食マニアの教師・甘利田幸男と給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)による、どちらが“給食をおいしく食べるか”という闘いを描く学園グルメコメディ。1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く子どもたち、大人たちの様々な人生模様が食欲をそそる給食バトルと共に展開する。甘利田の給食愛が炸裂する今回到着した予告編では、給食をおいしそうに食べまくる甘利田や、甘利田に闘いを挑む生徒・神野(佐藤さん)がほくそ笑む場面などが収録。神野は、そのままの給食を美味しく食べることに意義を見出している甘利田とは違い、給食をアレンジしてよりおいしく食べようとするタイプとあって、牛乳をシェイカーで振ったり、タルタルソースをトッピングしたり。そんな神野の行動に、甘利田は興奮のあまりメガネも吹っ飛ばすほどの衝撃を受けまくる!また、あわせて公開されたポスターには、スプーンを片手にキメ顔浮かべる甘利田と、その後ろには初の教師役を演じた武田玲奈や甘利田が担当する生徒たちが写し出されている。第1話あらすじ1984年夏。常節中学校の校門に立つ数人の教師と当番の生徒。登校する生徒たちに挨拶している。その中に立つ教師、甘利田幸男(市原隼人)。甘利田には秘密が。それは、給食に愛がある故にそれを愛せない奴を許せない「給食絶対主義者」であること。給食のために学校に来ているといっても過言ではない。だが、そんな彼の前にある一人の生徒が挑戦状を叩きつけることになる。彼の名前は神野ゴウ(佐藤大志)。給食に愛がある故に変革を求める13歳だ。どちらが給食を「おいしく食べるか」。給食マニアの教師と生徒の、静かな闘いがはじまろうとしていた。一方、御園ひとみ(武田玲奈)が3か月の臨時雇いで常節中学校に赴任してくる。彼女は甘利田が担任を務める1年1組の副担任を受け持つことになるが、赴任早々に給食費が無くなる事件が…。「おいしい給食」は10月16日より毎週水曜日21時~テレビ神奈川にて放送(全10話)。※ほかTOKYO MX、BS12トゥエルビほかにて順次放送スタート(cinemacafe.net)
2019年09月23日映画『3人の信長』(9月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳、相島一之、前田公輝、坂東希、渡辺啓監督が登場した。同作は、“織田信長”の新たな姿を描いた時代劇エンターテインメント。永禄13年。金ヶ崎の戦いにより敗走中の織田信長の首を狙って廃村に潜んでいた元今川軍の蒲原氏徳たちが、影武者を含めた3人の信長を捕らえてしまい、あの手この手で本物をあぶりだそうとするが、それぞれ信長に似通っている3人が今川軍を翻弄する。主演となったTAKAHIROは「誰もが知る戦国武将ということで、プレッシャーは感じたんですけど、お二人がいらっしゃるので、身を委ねながら楽しませていただきました」と振り返る。「テレビで見てる人たちという印象でしたし。衣装合わせで会った時にミーハー心が。『うわ、本物だ』と思った」と最初の印象を明かした。撮影では朝から晩まで一緒だったというが、「隼人くんに関しては、サウナでもよくご一緒させていただいた。サウナにパッと入ると、隼人くんが腕を組んであぐらをかいていて、胸筋がすごすぎて、女風呂と間違えたのかなってくらい巨乳」と驚きの発言。「プルプル、ピクピク。ボリュームがすごかった」と告白し、市原は「2歳からスポーツをやってるので」照れ笑いを浮かべていた。また前田は高嶋政宏、相島との撮影が多く「こんなに先輩お二人とずっと時間を一緒にすると、考えたこともなかった」としみじみし、相島からは「友達になったもんね」と肩を組まれる。最後には、信長が南蛮から伝えたとされることから530mmx485mmx55mmの巨大カステラが登場し、長崎出身のTAKAHIROは「長崎にいたときはカステラが主食みたいなものだったので」とジョークを飛ばしつつ喜んでいた。
2019年09月21日今回、ご紹介する作品は、『3人の信長』。TAKAHIROさん、市原隼人さん、岡田義徳さんがそれぞれ織田信長を熱演。「我こそが信長」と猛アピールする、オリジナルの時代劇エンタテインメントです。3人の信長を魅力たっぷりに演じたお三方にお話をうかがいました。写真・大内香織 文・田嶋真理 スタイリスト・渡辺康裕(W/TAKAHIROさん)小野和美(ポストファウンデーション/市原隼人さん)吉田幸弘(岡田義徳さん) ヘアメイク・下川真矢(TAKAHIROさん)大森裕行(ヴァニテ/市原隼人さん)岩井マミ(岡田義徳さん)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 45タイプの違う織田信長を、魅力たっぷりに体現本作の舞台は、永禄13年。戦国史上もっとも有名な織田信長の撤退戦「金ヶ崎の戦い」をモチーフにしています。主君・今川義元を討たれて復讐心に燃える元今川軍の侍たちが、金ヶ崎の戦いに敗れて逃走中の織田信長を捕らえることに成功。ところが、彼らが捕らえた信長は3人!? 影武者の首を打ち取れば、今川家の恥となるだけに、元今川軍の侍たちは威信をかけ、あの手この手で本物をあぶりだそうとします。初の時代劇映画主演にして、初のまげ姿を披露するTAKAHIROさんは、3人の信長のなかでもっとも頭がキレるかぶき者の信長・甲を好演。市原隼人さんは天然キャラな信長・乙、岡田義徳さんは考えがまったく読めない信長・丙にふんしています。真の信長の命を敵から守るため、3人の信長は自分こそが本物だと主張。彼らが元今川軍の侍たちを相手に繰り広げる、命懸けのウソつき合戦が見どころとなっています。ーー本作はコメディや謎解きの要素を盛り込んだ、これまでにないタイプの時代劇だと思います。最初に脚本を読んだときの印象を教えてください。TAKAHIROさん 誰が味方で誰が敵なのかといった謎解きの要素がたくさんあり、個人的に楽しみながら脚本を読み進めました。市原隼人さん 脚本を初めて読んだ途端に引き込まれるほど、面白かったです。時代劇と聞いて構えてしまう方もいらっしゃると思いますが、この映画は全くそんなことがなくて。現代の言葉でセリフを話していますし、物語が進むにつれてどんどん点と点がつながっていき、誰が信長なんだというシンプルな結論へ導いていきます。早く撮影に入りたいという気持ちでいっぱいになりました。岡田義徳さん 脚本を読んだ段階ではわからないところだらけでした。文字だけでは画が思い浮かばなかったぶん、渡辺啓監督が撮りたいビジョンを見てみたいというワクワク感がありました。TAKAHIROさん 本読みで音を聞き、「こういうことなのか」と、納得するところもありました。市原隼人さん 3人で同じ役をやるというのはなかなかない機会ですので、本当に貴重な経験を楽しみました。ーー実際に撮影へ入って、新しい発見はありましたか?TAKAHIROさん 発見だらけでした。3人の信長が敵軍と同様に、映画を観る方の心もかきまわしていくので、一瞬一瞬を見逃さずに勘ぐりながら観ていただきたいです。すべてがつながっているので。市原隼人さん まず、衣装も髪型も同じという驚きがありました。撮影に入ると、自分がシーンを動かすときの芝居をおふたりが丁寧に受け止めてくださり、安心して演じることができました。岡田義徳さん みんなが面白いものを作ろうという意識を持ち、撮影に臨んでいました。だからこそ、良い緊張感と良い抜け感があり、有意義な時間を過ごさせていただきました。ーー3人で信長を演じることに難しさは? 演じるうえで意識したことがあれば、教えてください。TAKAHIROさん 僕ら自体が三人三様ですから、もともとの個性を活かして演じれば、あえて意識しなくても違った信長になると思いました。もちろん、難しさはありましたが、撮影中にたくさんコミュニケーションを取り、チームワークができあがっていたこともあいまって、出るところと引くところの空気感を感じながら、あうんの呼吸で演技ができました。市原隼人さん 土台はコメディなので、笑わせるよりも笑われることを意識して、何のためのシーンなのかということを把握して感情を動かそうと思いました。3人で演じるシーンでは自分も楽しみながら感情をぶつけ合い、自分の素性を話すシーンでは3人でする演技とは違った表現を心掛けました。岡田義徳さん 映画の前半は、ほとんど密室劇となっています。密室では緊張感や圧迫感が漂うものですが、そんななかで余裕を保つ、抜く演技をしようと思いました。そういう状況下で平然としていれば、底が見えない、変わった男に見えるかなと。ーー共演する前と共演する後で、お互いのイメージは変わりましたか?TAKAHIROさん 僕はおふたりをファンとして見ていたので、共演してよりイメージが強くなって、もっとファンになりました。一方で、元今川軍の蒲原を演じた高嶋政宏さんの下ネタがすごくて(笑)。自分の器ではまだまだ足りずに受け止めきれませんでしたが、意外と隼人くんが一番応戦できたことに驚きました(笑)。市原隼人さん 終始、聞き手でしたけれど(笑)。岡田義徳さん 聞く度量があるという(笑)。素晴らしい。TAKAHIROさん そこは意外でしたね(笑)。ーー世間一般のイメージでは、市原さんがもっとも顔を赤くして、戸惑いそうな印象ですが(笑)。TAKAHIROさん すべて任せました(笑)。市原隼人さん 何でも来いです(笑)。TAKAHIROさん 岡田さんは、真面目な顔をして冗談を言うんです。撮影の終盤では、どれがウソか本当かわからなくなり、戸惑いました(笑)。ーーまさにこの映画に登場する信長のようですね。具体的にはどのような冗談を?TAKAHIROさん 「次はこういうシーンらしいよ」「今日のケータリングはあれらしいよ」とか。岡田義徳さん ひどいですね(笑)。TAKAHIROさん ウソか本当か見抜けないうちに撮影が終わりました(笑)。とても楽しかったです。ーー最後に、この映画を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。TAKAHIROさん この映画には、たくさんのヒントが散りばめられています。敵軍の気持ちになってひとつも見逃さず、疑いながら観ていただければ、最高に楽しめると思います。市原隼人さん 舞好き、相撲好き、新しいもの好き、猫嫌い、変わり者……などと伝えられている、信長のイメージを思い浮かべながらご覧いただきたいです。そして、どれが本物の信長なのかを見極めるために、ぜひ劇場にいらしてください。岡田義徳さん 良い意味で、時代劇のセオリーをぶっ壊した映画です。時代劇だからと構えずに観ていただきたいです。インタビューのこぼれ話お三方に、最近のオフの過ごし方を聞くと、映画で演じた信長と同じく三者三様の答えが。「自宅の庭の手入れにハマっていて。無心で、芝を刈ったり、剪定したり、外壁を高圧洗浄機で掃除したりしています」(TAKAHIROさん)。「カメラが好きで(※プロとして写真展を行うほどの腕前)、撮影のためにニューヨークへ行きました」(市原隼人さん)。「いまは子育て中心で、子どもと妻の3人で過ごしています。家族と過ごす時間が、財産ですね」(岡田義徳さん)。プライベートの過ごし方も個性あふれるお三方でした!Information映画『3人の信長』9月20日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開監督・脚本:渡辺啓出演:TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳ほか配給:HIGH BROW CINEMA©2019「3人の信長」製作委員会TAKAHIROさん 衣裳協力:シャツ¥30,000(MINEDENIM×WACKO MARIA/MINED TEL:03・6721・0757) そのほかのアイテムは、スタイリスト私物市原隼人さん 衣裳協力:シャツ¥30,000(ボス/ヒューゴ ボス ジャパン TEL:03・5774・7670) ネックレスは、本人私物 パンツと靴は、スタイリスト私物岡田義徳さん 衣裳協力:カーキブルゾン¥33,000(NEXUSVII./V.E.L. TEL:03・5771・4774)パンツ¥16,000(TIGRE BROCANTE/TIGRE BROCANTE TEL:092・761・7666)ブーツ¥68,000(Rolling dub trio/THE BOOTS SHOP TEL:03・3843・0833) そのほかのアイテムは、スタイリスト私物
2019年09月19日「サラリーマン金太郎」「俺の空」の本宮ひろ志の同名傑作漫画を、市原隼人を主演に迎え映画化した『喝 風太郎!!』の公開が決定。併せて、板野友美、鶴田真由、近藤芳正、麿赤児ら追加キャストとポスタービジュアルが解禁となった。■ストーリー山奥の寺から長年の修行を終え、みすぼらしい袈裟に身を包み町へ降り立った僧・風太郎。大酒を食らい、大の女好き、破天荒で非常識、かつ自由勝手で横暴な風太郎に、出会う人はみな振り回されていく。カモを見つけては、幸運のお守りを売りつけ詐欺まがいのことをしている健司は、風太郎に取り入って金儲けを企むことに。家庭でも会社でも虐げられ居場所を失くしてしまった社畜サラリーマンの末吉は、家族と上司に復讐するために、風太郎にある将来の計画を聞いてもらう。ネット依存症の自称インフルエンサーの詩織は、風太郎の周りで起こる揉め事を撮影し、再生回数を稼いで自分の存在価値を高めようと企んでいる。最初はそれぞれの事情で、風太郎を利用しようとしていたが、思いのまま生きる彼といることで、心が解きほぐされていく。そんな中、風太郎たちは、ホームレスのためにボランティアで炊き出しの活動を熱心にする美しく心優しい麻季と出会う。だが、麻季には裏の顔があり、とんでもない事態に巻き込まれていく――。■「サラリーマン金太郎」「俺の空」の本宮ひろ志の傑作漫画を映画化!「サラリーマン金太郎」「俺の空」の本宮ひろ志の同名傑作漫画を映画化した本作は、悩み迷う人々に喝を入れる修行エンターテインメント。『カメラを止めるな!』を生み出したシネマプロジェクトの『あいが、そいで、こい』の柴田啓佑監督が劇場長編の1作目としてメガホンを取る。破天荒で非常識な僧侶・風太郎役で主演を務めるのは、骨太な人間ドラマからコミカルなエンタメ作品まで、幅広いキャラクターを演じることができる『空母いぶき』「リバース」の市原隼人。彼の口から飛び出す「生まれる者は必ず死ぬ也」といった僧侶ならではの説法から風太郎特有の金言や、「あんたの人生だ。生きるのは、あんただぞ」「したいようにすればいい」「お前は弱い。それを認めることがまず第一歩だ」というような、厳しくも暖かい真理をついた「喝」も見どころの1つだ。風太郎に取り入って金儲けを企む健司役には、モデル・俳優として活躍し、主演を務めた特撮ドラマ『仮面ライダーアマゾンズ』などで人気の藤田富。自称インフルエンサーの詩織役を演じるのは、第12回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞した工藤綾乃。麻季役を演じるのは、『64-ロクヨン-』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などに出演するベテラン実力派女優の鶴田真由。気弱なサラリーマン末吉役を演じるのは、「なつぞら」『紙の月』など、数々のドラマや映画に出演する名バイプレイヤー・近藤芳正。このほか、歌手・女優として活躍し、『Diner ダイナー』『プリズン13』などに出演する元AKB48のメンバー・板野友美や、圧倒的な存在感を放つ舞踊界の怪人麿赤児、独特の演技力を持ち監督としても活躍中の二ノ宮隆太郎らも出演する。この度解禁されたポスタービジュアルには、太文字のタイトルがでかでかと躍る一方で、市原さん演じる僧侶・風太郎が静かに手を合わせる姿が。「すべての迷える子羊たちへ」というコピーが添えられ、静けさの中に魂を揺さぶるビジュアルに仕上がっている。『喝 風太郎!!』は11月1日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月09日映画『3人の信長』(9月20日公開)の舞台挨拶付き完成披露上映会が20日に都内で行われ、TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳、高嶋政宏、前田公輝、坂東希、渡辺啓監督が登場した。同作は、“織田信長”の新たな姿を描いた時代劇エンターテインメント。永禄13年。金ヶ崎の戦いにより敗走中の織田信長の首を狙って廃村に潜んでいた元今川軍の蒲原氏徳たちが、影武者を含めた3人の信長を捕らえてしまい、あの手この手で本物をあぶりだそうとするが、それぞれ信長に似通っている3人が今川軍を翻弄する。TAKAHIROは、高嶋について「ドキドキ通り越してムラムラするっておっしゃってたので、僕らは終始ヒヤヒヤしてます」と苦笑。「現場でも本当にすごかったので。高嶋さんは見たことないくらいジェントルマンなんですけど、淡々と下ネタをおっしゃるので」と説明すると、高嶋は「大人のセクシーなジョークね」と訂正。「今日も何をおっしゃるかヒヤヒヤ」とTAKAHIROが心境を吐露すると、「つい最近映画の会見でクレームきたことあるので、気をつけます」と明かした。高嶋はさらに「TAKAHIROさんからの、クレープ屋一件差し入れ! これは最高でした」と現場での対応を絶賛。TAKAHIROは「島根の方で撮影させていただいたんですけど、山奥だったのでお店もないですし、スケジュールもタイトな中撮影してたので、何か喜んでいただけるものを」と、理由を話す。毎朝3時45分出発だったというが、高嶋は「出雲のオープンセットがLDHさんの持ち物だったので、使い放題。何時までというのがないので、有意義に撮影ができたよね」と、語った。さらに前田が「TKAHIROさんのクレープは、クランクアップされた後もクレープ屋を差し入れてくださったんですよ。自分が終わったにも関わらず」と補足すると、高嶋は「ソツがないねえ! HiGH&LOW!!」と褒める。19日に行われた映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)の最速プレミア試写会に触れられ、前田は「昨日のやつ!!」と、照れ笑いを浮かべた。渡辺監督も「最終日もいただいた気がします」と明かし、TAKAHIROは「そうでしたっけ? ちょっと太っ腹なんで覚えてないですね」と笑顔を浮かべた。渡辺監督はさらに「TAKAHIROくんの着物の中に蛾が入って、そのときにTAKAHIROくんが出した声を覚えていて、意外と高かった」と暴露すると、高嶋は「何、喘ぎ声を出した!?」と大喜び。また「市原くんと高嶋さんが重たいシーンを撮ってた時に、ものすごくみなさんを待たせてしまっていたら、現場を和ませようとTAKAHIROくんがちょんまげに裸と、ジャージで来たんですよ。笑うしかないですね」とエピソードを披露する。渡辺監督は「重いシーンだったんで、市原くんはどうだろうと思ったら、肉体美を見て『パンプアップしてる!』って喜んでた」と振り返り、市原は「そうですね、はい」と照れた様子を見せていた。
2019年08月20日市原隼人主演のドラマ「おいしい給食」が、10月よりテレビ神奈川、TOKYO MXほかにて順次放送決定。市原さんは、連続ドラマ初の教師役で“給食マニア”を演じる。80年代。ある中学校で給食マニアの教師と生徒が、静かな闘いを続けていた。それは、どちらが給食を「おいしく食べるか」――。本作は、教師・甘利田幸男と生徒・神野ゴウの“給食マニア”よる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。1980年代のある中学校を舞台に、様々な人生模様が食欲をそそる給食バトルと共に紡がれていく。今回食ものコメディ初挑戦となった主演の市原さんが演じるのは、給食に愛がある故にそれを愛せない奴を許せない「給食絶対主義者」な甘利田幸男。生徒の人気は極端に低い主人公だ。「台本がとにかく面白かった」と本作の印象を明かす市原さんは、「甘利田は、中学校の数学教師なのに、学校に行く一番の理由が給食を食べることなんです。その時点でもう、枠からはみ出ている(笑)。でも一方で、本音や確信を突くような言葉も吐ける。世の中、思っても言えないことがたくさんあると思いますが、そこをズバっと言ってくれるので気持ちいいです」と演じる役柄について明かし、「演じたことのないタイプの役で、表情も動きも、振り切った演技をしています。誰も見たことのない市原隼人を100%見れると思います」と期待高まるコメントを寄せる。さらに、食べるシーンについては「こんなに体力を使うとは思わなかったです(笑)。何回も何回も食べるので。それと、大勢の人に見られながら食事をすることは普段ないので、妙な緊張感があります」と実際にやってみて発見があったそう。そして「ドラマの概念をすべてひっくり返す、ぶっ飛んだ作品になっています!給食という食を通して、大人と子供、世の中に向けたメッセージも込められています。肩の力を抜きながら、笑いながら楽しんでいただけたら嬉しいです」と視聴者へメッセージを送っている。第1話あらすじ1984年夏。常盤中学校の校門に立つ数人の教師と当番の生徒。登校する生徒たちに挨拶している。その中に立つ教師、甘利田幸男(市原隼人)。甘利田には秘密があった。それは、給食に愛がある故にそれを愛せない奴を許せない「給食絶対主義者」であること。給食のために学校に来ているといっても過言ではない、給食マニア教師・甘利田は、ただ心の奥底で給食を愛するだけ。教師が生徒以上に給食を楽しみにしているなどと知れたら、威厳が失墜するからだ。だが、そんな彼の前にある一人の生徒が挑戦状を叩きつけることになる。彼の名前は神野ゴウ。給食に愛がある故に変革を求める13歳だ。どちらが給食を「おいしく食べるか」。給食マニアの教師と生徒の、静かな「闘い」がはじまろうとしていた。「おいしい給食」は10月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほかにて順次放送開始。(cinemacafe.net)
2019年08月14日6月30日、俳優の市原隼人(32)がインスタグラムを更新。6月13日~19日まで銀座で開催された写真展が終了したことを報告し、来場者に感謝の気持ちをつづった。キャノン主催の写真展で、写真家・立木義浩氏(81)と共に出展。市原と立木氏のそれぞれのアングルで撮影したニューヨークの写真が披露された。今回は、東京と大阪限定の写真展。7月11日からは大阪でも開催される。そんななか、《地方でもやってほしいです》《沖縄でもやって下さい》《機会があったら福岡でもやってください》と地方ファンから熱望の声があがっている。市原といえば、映画やドラマで引っ張りだこの人気俳優。今年公開予定の映画「3人の信長」に出演し、「喝風太郎」では主演を務める。そうした多忙なスケジュールの合間を縫って、写真撮影のために1月にニューヨークへ渡っていたのだ。以前から「カメラが大好き」と公言していた市原。2014年には、“業界のプロ”が集うニューヨークの映画学校「ニューヨークフィルムアカデミー」で写真の授業まで受けていたという。2月15日に《これから僕の本格的な写真家としての人生が始まりました》と“写真家デビュー”をインスタで報告。今回の写真展は、“プロ”として初めての試み。そんな彼は《いつからか自分の中の夢の一つでした》と今回の展示をふりかえっていた。ファンからは《夢の一つが叶って、本当に良かったですね》《夢がまたひとつ叶った事が凄く凄く嬉しかったです》と祝福の声もよせられた。
2019年07月01日映画『3人の信長』が、2019年9月20日(金)に全国公開。EXILE・TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳主演。信長が3人⁈前代未聞の時代劇エンターテインメント映画『3人の信長』は、「我こそが信⻑」と主張する3⼈の信⻑と、元今川軍の侍たちとの攻防を描いた前代未聞の時代劇エンターテインメント。物語の舞台となるのは、永禄13年。⾦ヶ崎の戦いにより敗⾛中の織⽥信⻑の⾸を狙って、元今川軍の蒲原氏徳たちは廃村に潜んでいた。主への復讐心に燃える中、元今川軍は遂に信長を捕獲!…しかし、彼らの前に現れたのは、なんと“3人の信長”だったのだ。2人は影武者に違いなく、一族のプライドをかけて本物をあぶりだそうとする元今川軍。対する信長勢は、真の信長を守るために、“我こそが信長だ!”と猛アピールを開始する。いずれも噂にきいた信長とそれぞれに通っている為、今川軍はしまいに混乱に陥ってしまう…。果たして本当の信長は誰なのか?!互いの誇りをかけた笑いと人情の謀略合戦が幕を開ける!!メインキャスト物語の個性的なキャラクターを演じるキャスト勢にも注目。初の⻑編単独主演『僕に、会いたかった』に続き、主人公を務めるEXILE・TAKAHIROをはじめ、市原隼人や岡田義徳といった豪華な顔ぶれが揃う。<3人の信長>信⻑・甲(EXILE・TAKAHIRO):3人の中で最も頭が切れるかぶき者。信長・乙(市原隼⼈):噂通りの貫禄はあるが、ときどき天然。信長・丙(岡⽥義徳):噂通りのうつけ者だが、まったく読めない。<敵>蒲原⽒徳(髙嶋政宏):3人の信長に翻弄される今川軍残党。半兵衛(前⽥公輝):蒲原の家来。瀬名信輝(相島⼀之):今川義元の元家⾂。朽⽊ハル(E-girls/Flower坂東希):織⽥信⻑への恨みを抱く、戦国⼤名の妻。監督・脚本に渡辺啓監督・脚本を担当するのは、渡辺啓。TVドラマ『タンブリング』や映画『HiGH&LOW』シリーズなど、数々の人気作品を手掛けてきた人物だ。MAN WITH A MISSIONの楽曲が主題歌にオオカミロックバンドMAN WITH A MISSIOの「86 Missed Calls feat. Patrick Stump」が主題歌に決定。MAN WITH A MISSIOは「『3人の信長』は、笑いあり、大ドンデン返しありで、最後には涙が出てしまう素晴らしい作品となってます。映画とともに私たちの楽曲も楽しんで頂ければ幸いです。」とコメントしている。【詳細】映画『3人の信長』公開日:2019年9月20日(金)監督・脚本:渡辺啓出演:TAKAHIRO、市原隼⼈、岡⽥義徳、相島⼀之、前⽥公輝、奥野瑛太、坂東希、 髙嶋政宏配給:HIGH BROW CINEMA
2019年04月18日これまで数々の映画・ドラマの題材となった“織田信長”を、初の時代劇映画主演となる「EXILE」TAKAHIRO、さらに市原隼人、岡田義徳の3人で演じる『3人の信長』が9月20日(金)より全国公開されることが決まった。本作は、「我こそが信長」と主張する3人の信長と、主を討たれ復讐心に燃える元・今川軍の侍たちとの攻防を描いた前代未聞の時代劇エンターテインメント。ときは永禄13年。金ヶ崎の戦いにより敗走中の織田信長の首を狙って廃村に潜んでいた元・今川軍の蒲原氏徳たち。復讐心に燃えた元・今川軍がついに捕らえたのは、なんと3人の信長!?万が一、影武者の首を打ち取ってしまっては、今川家はいい笑いものになってしまう。3人のうち2人は影武者に違いないが、今川家の威信にかけて、蒲原たちはあの手この手で本物をあぶりだそうとする。しかし、真の信長を守るため、3人の信長たちも「我こそが信長」と猛アピール!うわさに聞いた信長にそれぞれ似通っている3人が今川軍を翻弄する。互いの誇りを賭けた笑いと人情の謀略合戦が幕を開ける!主人公の信長・甲を演じるのは、初の長編単独主演映画『僕に、会いたかった』に続き、主演を務める「EXILE」のTAKAHIRO。初の時代劇映画主演にして、ちょんまげ姿を披露するTAKAHIROは3人の中で最も“頭がキレるかぶき者”の信長・甲に扮する。“うわさ通りの貫禄はあるが、ときどき天然”な信長・乙を演じるのはNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の傑山役にて、貫禄ある肉体を披露し話題となった市原隼人。そして“うわさ通りのうつけ者だが、まったく読めない”信長・丙を演じるのは、映画、ドラマ、舞台と多岐にわたって独特の存在感を出している岡田義徳。そして、3人の信長たちに翻弄される今川軍残党の蒲原氏徳を、『キングダム』『空母いぶき』など話題作に立て続けに出演している高嶋政宏が豪快に演じる。今川義元の元家臣・瀬名信輝には相島一之、蒲原の家来・半兵衛には前田公輝。そして織田信長への恨みを抱く、戦国大名の妻・朽木ハルを「E-girls/Flower」坂東希が演じる。監督は、NHK「ラストマネー -愛の値段-」、TBS「タンブリング」、映画『HiGH&LOW』シリーズなど数々の脚本を手掛けてきた渡辺啓。3人の信長と今川軍との攻防を喜劇的に描き、滑稽な姿を見せる新たな信長像を生み出した。『3人の信長』は9月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月15日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は早くもDVDになった、名優・大杉漣さんの最後の主演作映画『教誨師』をご紹介。■『教誨師』DVD発売中。豪華版6,264円、通常版4,212円(ともに税込み)。販売元:ハピネット受刑者に対して心の育成・救済に努め、改心できるよう導く牧師を教誨師と呼ぶそう。大杉さん扮する教誨師の佐伯は、月に2回拘置所を訪れ、6人の死刑囚と面会をします。無口な死刑囚、陽気な死刑囚、屁理屈ばかりこねる死刑囚……と個性がバラバラな6人ですが、佐伯は真摯に向き合い、死を待つ彼らに語りかけて行きます。全編を通して膨大なセリフの会話劇のため、大杉さんは脚本を読んだときに「役者にケンカを売ってるのかと思った」と語ったそう。舞台はほぼ教誨室で、派手な演出がないにもかかわらずどんどん引き込まれていってしまうのは、登場人物の熟練の技があってこそのことでしょう。中盤からは佐伯の過去が明かされたり、死刑囚たちの心情に変化が出たきたりと、話は動きを見せていくのですが、最後まで人が人を裁くことの難しさが描かれ、未熟で悩める教誨師を大杉さんは実直に演じています。バイプレーヤーとして幅広い役をこなしてきた大杉さんの最後の主演作を見て、まだまだ私たちの見たことがない大杉漣がいる、そんな気がしました。だからこそもっとその活躍が見たかった……。昨年の急逝からはや1年がたち、そのかなわぬ思いを強くしたのでした。
2019年04月08日「人気ドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)の新作が、この4月から始まるんです。大杉さんは生前、『ドラマや映画でもだいたい自分が一番歳上なのが当たり前だけど、緊急取調室には同世代の俳優がたくさんいる。現場が楽しくて仕方がないよ!』と話していました。だから今回の放送も、天国で楽しみにしているのではないでしょうか」(ドラマ関係者)天海祐希(51)主演の『緊急取調室』(テレビ朝日系)、通称 “キントリ”は容疑者との心理戦で知られる人気ドラマだ。14年にスタートし、17年には第2シーズンが放送。今回で、シリーズ3作目となる。ただその間には、あまりに悲しいできごともあった。昨年2月21日、ドラマに出演していた大杉漣さん(享年66)が急性心不全のためこの世を去ったのだ。だが訃報からちょうど1年。実は、その大杉さんが“出演”するという。「大杉さん演じるベテラン刑事の中田善次郎は、退職したという設定になっています。そのため出演は写真や過去の回想シーンで登場する予定です。その穴を埋める役に抜てきされたのは、塚地武雅さん(47)。退職前の大杉さんに接点があり、それが縁で代わりに配属されるという展開です。ただ台本はまだ1話しかできあがっていませんが、大杉さんは2話目以降も要所要所で登場することになりそうです」(前出・ドラマ関係者)実は、この演出を後押ししたのは他でもない主演の天海だったという。「大杉さんが亡くなる前の時点で、今回の続編計画は決定していたんです。大杉さんは撮影を心待ちにしていました。天海さんはその思いを知っていました。だから『もう一度、漣さんと“共演”したい!』とスタッフに直談判。その提案があったからこそ、今回のサプライズ出演が実現したのです」(前出・ドラマ関係者)天海にとって、大杉さんの存在は大きかったようだ。過去の撮影現場でも、2人の仲むつまじい様子がたびたび目撃されていた。「天海さんは、大杉さんをとても慕っていました。現場で大杉さんを中心におじさん集団が話していると、しょっちゅう天海さんがその輪に加わっていくんです。おじさんたちの会話なので、健康や病気の話ばかり。にもかかわらず天海さんは『血圧を下げるのは何がいいの?』と質問をして、大杉さんに話しかけていました。ときには『私、すごくセリフが多いの。だから漣さん、代わりに言ってよ~』なんて冗談を言うことも。大杉さんは『いつも祐希ちゃんから元気をもらえるよ』と言って笑っていました」(前出・ドラマ関係者)そんな彼女のことが、大杉さんも大好きだった。シーズンが終わっても交流は続いていたようだ。「“キントリ”のメンバーはみな人気俳優なので、なかなか全員で集まれる機会はありませんでした。それでも天海さんはみんなとスケジュールを合わせて、年に数回は集まっていたそうです。それだけに訃報を聞いたときの天海さんは、かなりショックを受けていました。あまりに落ち込んでいて、周囲も声をかけられないほどだったそうです」(前出・ドラマ関係者)そんな彼女を奮い立たせるできごとがあった。昨年10月、大杉さんの初プロデュース作品であり最後の主演となった映画『教誨師』の公開だ。天海はこんなコメントを寄せている。《漣さんの、優しくも鋭い矢で心の真ん中を射られた気がした。真っ直ぐ、誠実な瞳で漣さんが見ていた事、そして伝えたかった事が今、ここに残っている。もう一度、漣さんに触れられた様な、そんな気がした》大杉さんは、今も作品のなかで生きている――。そう実感した天海は、動き出した。「クランクイン直前に“決起集会”が開かれました。天海さんはそこでもスタッフ全員を集めて、『大杉漣さんとの“共演”です。しっかりやりましょう!』とお願いしたのです。あまりにも真剣な表情でそう語る天海さんの姿に、スタッフも涙ぐんでいましたね。前作から2年ぶりとあって、しばらくは撮影も忙しくなりそうです。でもみんなで『少し落ち着いたら、漣さんをしのぶ会でもやりたいね』と話しています」(前出・ドラマ関係者)
2019年03月05日大杉漣さん(享年66)の命日である2月21日、「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)では大杉さんへの追悼メッセージが流れた。さらに田中圭(34)が奇跡を起こし、大きな反響を呼んでいる。17年1月から亡くなる昨年2月21日までの約1年間、大杉さんは同番組の人気企画「グルメチキンレース ゴチになります!」のレギュラーを務めていた。そのため同放送回のエンディングでは大杉さんの映像が流れ、「あれから1年経ちました」「大杉さんはいつまでもゴチファミリーです」といったメッセージが表示された。その気さくな素顔から、多くの視聴者に親しまれていた大杉さん。Twitterでは番組のメッセージに《ゴチ見てたら大杉漣さんの一周忌でテロップ流れた。ちょっと泣けた》《大杉漣とゴチは永遠に永久不滅です》と改めてその死を悼む声が上がっている。また同放送回のゴチバトルでは田中圭(34)が1位を獲得。田中は大杉さんの後継者としてゴチバトルに参加しており、参加当初も「漣さんの遺志を継いで、ここに来れて光栄」とコメントしていた。大杉さんの命日に、見事トップとして輝いた田中。その奇跡に、感激する声が上がっている。《大杉漣さんの命日に、後任を引き継いだ 田中圭 が1位で通過するなんて。なんだかスゴすぎて偶然とは思えない》《田中圭さんがゴチ1位取ったのは何かの運命だと信じています》《1位を取ったけいくん、最高に素敵でした。漣さんが見守ってくれていたんかな》大杉さんはこれからも、視聴者の心のなかで生き続けるだろう。
2019年02月22日’18年2月21日に急逝した俳優・大杉漣さん(享年66)の長男で、写真家の大杉隼平さん(36)が2月20日、自身のインスタグラムを更新。一周忌を前に心境をつづった。隼平さんは「父、大杉漣が旅立ち1年が経とうとしています。小さい頃からよく遊んでもらい、よく喧嘩をし、多くの時間を共にしてきました。本当に親友のような人でした」と書き出した。この1年間は「父を一人の人としてどれだけ好きだったかを痛感する日々でもあります」と振り返り、「『生を与えてくれたこと。育ててくれたこと』できるならきちんと『ありがとうございます』を伝えたかったです」と後悔をにじませた。続けて「揺れ動く気持ちの中で、気持ちを整理する時間を持ちました。一緒に行こうと約束していた場所。かつて共に訪れた場所。あたりまえにあったはずの日常。その時間がいかに大切で儚いものだったかを感じています」と旅を共にしたという漣さんの写真を投稿。「父が歩んだ道のり。決して平坦では無かったと思います。小さい頃の記憶を辿ると、本当に生活をするのが苦しかった時期も長くありました」と幼少時代を回顧し、「ただ父と母はそれに勝る愛情と生きる力をくれたように思います。そして最後の瞬間まで努力し続けた人だと思います」と故人をしのんだ。そして「時間が経っても思います。一瞬でもいい。会いたい。話したい」と切実な思いを吐露。生前に「現場で喜び、現場で傷つき、そして現場で生きる。ぼくは現場者だ」と語った漣さんの言葉をあげ、「多くの方の支えがあり、応援してくださる方がいて父は現場にいることができたのだと思います。改めて感謝いたします。本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。最後は「今の姿。これからの姿を見ていてほしいと思います」と前向きにコメント。「あなたは今どうしているのでしょうか。どこにいてもあなたらしくいて下さい」と漣さんに語りかけている。ファンからは「漣さんも、近くで見ている気がします」「写真の中から声が聴こえてきそうな気がしました」「素直にありがとうございますってきっと伝わってますよ」というコメントが寄せられている。
2019年02月20日昨年の2月21日、ドラマ撮影中に急逝した俳優・大杉漣のウェブサイト「大杉漣記念館 ohsugi ren official archive」が、 2月20日(水)より公開されることになった。大杉さんが最後に現場に立ったのは2018年2月20日、千葉県君津市で「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」のロケが行われていた。今回、本ドラマ劇中に出てくる「大杉漣記念館」の実現を!という多くの声を受け、いつでもどこからでも“大杉漣に会える”ウェブサイトが制作。サイトではプロフィールや年表、幼少時からの秘蔵写真、ライブ映像、自撮り動画で足跡を紹介し、舞台・映画・テレビドラマの出演作品データ、受賞歴を網羅したアーカイブ的なデータベースの役割も。大杉さんの作品を通して様々な監督や俳優、アーティストに出会ってもらいたいという、人と人を繋げるサイトになれば、という願いが込められているという。今後、追加されるコンテンツは最後の主演映画『教誨師』のメイキングを中心としたページや、2001年~2010年まで音楽雑誌「音楽と人」で連載した自伝的エッセイ「ゴンタクレが行く」の配信を予定。「大杉漣記念館 ohsugi ren official archive」は2月20日(水)午前0時オープン。(text:cinemacafe.net)
2019年02月20日大杉漣さん(享年66)のウェブサイト「大杉漣記念館 ohsugi ren official archive」が、2月20日にオープンすると発表された。「記念館」の新しい形に、続々と反応が上がっている。「大杉漣記念館」とは、もともと大杉さんが亡くなる直前まで出演していた「バイプレイヤーズ」(テレビ東京系)にセリフとして出てくるもの。各メディアによると同記念館は書面を通じて「『大杉漣記念館』の実現を!という多くの声を聞いて、いつでもどこからでも大杉漣に会いに来ていただけるウェブサイトを作ることにしました」と経緯を説明。さらに、こう報告したという。「応援してくださっているファンの方はもちろん、初めてもしくはこれを機にふたたび大杉漣に出会ってくださる方々に向けてアーカイブ的なデータベースの役割と、大杉漣の作品を通して様々な監督や俳優、アーティストに出会っていただきたいという、人と人を繋げるサイトになればという願いもあります」大杉さんの年表や秘蔵写真だけでなく、ライブ映像や自撮り動画を楽しめる同サイト。作品データや受賞歴のアーカイブ、大杉さんの過去のブログやコラムも読むことができるという。今後コンテンツの追加も予定されているという「大杉漣記念館」。Twitterでは喜びの声が上がっている。《サイトスタッフの方々に本当に感謝です!また、漣さんに逢えますね》《漣さんに会えるだけで最高なのに、コンセプトが更に素敵すぎる》《バイプレイヤーズ大好きです!大杉漣さん、ありがとう》また《そうか、すごいな、今は出身地やらなんやらに記念館を建てなくても、こうして故人を偲ぶことができるのか》《これなら土地も必要ないし距離の暴虐に阻まれることも無いね》と、今回の記念館開設に「いいアイデア!」と感心する声も上がっている。また今回「大杉漣記念館」開設のニュースについて、昨年5月に亡くなった西城秀樹さん(享年63)のファンからも《作ってほしい、との多くの声を受けると、こういう記念館ができるのか。。》《私達がいつでもヒデキに会いに行ける場所を作ってほしいです》《ヒデキ記念館切望》といった声が上がっている。「実際に記念館を建設すると、莫大な費用や維持費がかかります。また高齢であったり足が不自由であったり、家庭の事情であったりといった様々な理由で来館の難しい方々がいます。しかし今回のようにネット空間に開設することで、いつでもどこでも誰でも大杉さんの魅力に触れることができる。今後もこういった形の記念館が増えるかもしれません」(芸能関係者)ファンが故人を偲ぶ気持ちは永遠だ。
2019年02月19日毎週金曜夜にフジテレビ系で放送中の「ダウンタウンなう」。10月26日(金)今夜の放送はお馴染み人気企画「本音でハシゴ酒」に俳優の市原隼人、女優の倉科カナが登場。一同が驚愕した市原さんの“やりすぎ伝説”とは!?ダウンタウンと坂上忍さんの3人が、豪華ゲストたちとお酒を飲みながら本音で語り合う人気の「本音でハシゴ酒」。ドラマ「ROOKIES」で人気となると「おんな城主 直虎」などのドラマから『無限の住人』などの映画まで幅広い役柄を演じる俳優として常に一線で活躍中の市原さん。市原さんはダウンタウンの2人もその礼儀正しさを絶賛するほど、仕事もプライベートもストイック。役作りのためにハイエナの補食動画を研究したり、蜂に刺されても演技を続けたり、壁を殴りながらせりふを覚えたりと数々の“やり過ぎ伝説”を告白。さらに役者仲間からも共演シーンで“胸ぐらをつかまれたら息が止まった”というタレコミが。実際にMCの「ダウンタウン」浜田雅功相手に実演したところとんでもない展開に…!またプライベートで見知らぬ人のケンカの仲裁に入った市原さんが取った行動に一同あ然。飲み仲間の山崎夕貴アナウンサーも思わず「面倒くさいですよ」と叫んだやり過ぎ朝ご飯エピソードも必見だ。もうひとりのゲスト、「カインとアベル」「奪い愛、冬」などで活躍する倉科さんは冒頭から“酒豪”を告白。そのお酒に関するエピソードが語られるほか、以前浜田さんとロケで共演した際、浜田さんが倉科さんの弟宛てにメッセージをくれるなど優しくしてもらったという意外な接点も明かされる。そこから家での超ズボラな部屋着姿が暴露され意外な一面が明らかに。また家で絵を描いたり写経を書いたりしているという倉科さん。12歳の弟からも「暗すぎる」と言われる倉科さんの絵とは!?倉科さんの独特の“間”とキュートな笑顔にも注目。倉科さんが主演、市原さんも共演する映画『あいあい傘』は現在絶賛公開中。25年前に姿を消した父を探す主人公・さつきを倉科さんが演じ、さつきと運命的に出会い恋をするテキ屋の清太郎を市原さんが、さつきの父・六郎に立川談春、六郎を支えながらお茶屋「恋園庵」を営む玉枝に原田知世、そのほか、入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、永井大、トミーズ雅らが出演。逢いたいのにずっと逢えずにいた父と娘の愛にあふれた5日間の物語を描く。「ダウンタウンなう」は10月26日(金)今夜21時55分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年10月26日故・大杉漣さんが主演・エグゼクティブプロデューサーを務めた映画『教誨師』(10月6日公開)に、草彅剛、天海祐希、黒沢清監督が感想を寄せた。同作は、2月21日に急逝した俳優の大杉さんが主演・エグゼクティブプロデューサーを務め、教誨師と6人の死刑囚の対話を描いた。半年前に着任したばかりの教誨師・佐伯(大杉)は、死刑囚に寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、死刑囚たちが心安らかに死ねるよう導くのが正しいことなのか苦悩する。さらに葛藤を通し、彼もまた自らの人生と向き合うことになる。ほぼ全編が教誨室という限られた空間で、会話劇ながら息つく暇もなく、時にユーモアを交えて魂のぶつかり合いが展開される。 同作の公開に寄せて、草彅、天海、黒沢監督が映画の感想、そして最後の主演作となった大杉さんへの想いを語った。○草彅剛 コメント映画『教誨師』を見た夜、僕は珍しくなかなか寝付けませんでした。〝生〟と〝死〟 誰にでも共通して存在する事。それはとてもシンプルな事なのに、何で人はうまく生きられないのか?いつの間にか、僕も、薄暗い小さな面会室の中に入って、死刑囚の方と一緒に、目の前の漣さんの話を聞いているかの様でした。こんなにも映画と、僕自身の距離が近く感じたのは初めてかも知れない。きっと、それは漣さんの心と牧師、佐伯保の心が重なり、本当の教誨師になっていたからだと思います。300の顔をもつ男、〝大杉漣〟さんの顔がまた一つ、これからも増えましたね。ありがとう、漣さん。○天海祐希コメント漣さんの、優しくも鋭い矢で心の真ん中を射られた気がした。真っ直ぐ、誠実な瞳で漣さんが見ていた事、そして伝えたかった事が今、ここに残っている。もう一度、漣さんに触れられた様な、そんな気がした。○黒沢清監督 コメント日本映画の俳優はつくづく層が厚いなあと思った。 凛とした俳優、いかにも何気ない俳優、得体のしれない俳優、 見ていてほっとなる俳優。そして、それらの頂点に大杉漣がいる。(C)「教誨師」members
2018年10月04日今年2月に急逝した、俳優の大杉漣さん。その時、ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ2作目の撮影を共にしていた光石研さんは、同シリーズ1作目の撮影の合間に、大杉さんから直接、主演作兼初のプロデュース作でもある映画『教誨師(きょうかいし)』の出演オファーを受けていた。「絶対に漣さんの“魂”が映ってる」光石研さんが確信する濃厚な会話劇。「オファーといっても、『映画撮るから、研ちゃん、ちょっと手伝ってよ』という感じで。その時は、漣さんはご自身が主演だとかプロデュースするとか一切言わず、内容さえも知らなかったんですが、漣さんのお誘いだったので、『ぜひ!』と即答しました。現場でも、エグゼクティブプロデューサーとして君臨するのではなく、漣さんがお好きだったサッカーで喩えると、同じフィールドに立つキャプテンのようでした」大杉さんは、受刑者に向き合い、悩みを聞いたり、安らぎを与えたりする牧師である教誨師の役。外部との接触が制限される死刑囚とも、面会を許される立場にある。光石さんは、元ヤクザの親分の死刑囚を演じ、大杉さんと一対一で芝居を交えた。「この役をくださったのは、きっと漣さんが、僕が“いかにもヤクザ然としたアプローチはしない”ことをわかってくださっていたからだと思います。漣さんの教誨師の役は、6人の死刑囚と対峙しなければいけないから、本当に大変だった。なのに、巨木のようにどしっとそこにいてくださって、こちらがどんな芝居をしようとも、包み込んでくれました」互いに勝手知ったる名役者同士。撮影は当初の予定より大幅に巻いて終わったそう。「漣さんと読み合わせをしていたら、『どんどんカメラ回していこう』となって、ダダダッと撮りました。それができたのも『バイプレ』で過ごした濃密な時間があったからこそだと思います。フレキシブルに対応してくれた佐向組のスタッフのみなさんにもすごく感謝しています。やっぱり、漣さんを思うと、『バイプレ』での合宿のような生活が甦るんですよ。毎晩一緒にごはん食べて、『じゃあね』って隣の部屋に帰って、翌朝からまた『暑い』だの愚痴を言い合いながら(笑)、撮影していた日々が」本作が生と死を描いていること、大杉さんの初プロデュース作であること。それらの事実と、その死に関係はない。けれど、この作品を観た時、何か見えない結びつきのようなものを感じずにはいられない。「僕の考えでは、映画というのは、カメラに映ったものがすべて。役者は基本的には脚本に書かれていることをやるだけだし、役者の想いのようなものは、映りっこないと思っています。でも、この作品はちがう。この映画に限っては、漣さんの魂が映っていると、確信してるんです」『教誨師(きょうかいし)』教誨師と6人の死刑囚の会話劇から生と死を見つめる。監督・脚本/佐向大出演/大杉漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川登、古舘寛治、光石研10/6より有楽町スバル座、池袋シネマ・ロサほかにて全国順次公開。©「教誨師」membersみついし・けん1961年9月26日生まれ、福岡県出身。映画『Helpless』を機に、日本を代表する名脇役として活躍。近年の主な出演作にドラマ『陸王』、映画『アウトレイジ 最終章』。ジャケット¥58,000シャツ¥29,000パンツ¥33,000ネクタイ¥12,000(以上ENGINEERED GARMENTSTEL:03・6419・1798)※『anan』2018年10月3日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・下山さつきヘア&メイク・山田久美子インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年10月02日新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』の公開舞台稽古が3日に東京・新橋演舞場で行われ、坂東巳之助、中村隼人取材に応じた。同作は岸本斉史による人気コミック『NARUTO』を歌舞伎化。落ちこぼれ忍者のうずまきナルト(巳之助)が、うちはサスケ(隼人)らとともに、強大な敵・うちはマダラ(市川猿之助・片岡愛之助)に挑んでいく。72巻もの長さの原作だが、巳之助は今回の舞台化で「完結させるのを目標に掲げた。選りすぐってやっていくので、ノンストップで進んでいきます」と説明。全てが見どころだという。また隼人は「普段の立ち回りよりももっともっとテンポの速い、歌舞伎ではなかなかないアクション」とポイントを語る。水の中での立ち回りなどアクションシーンも多いが、巳之助は「バトル漫画なので、物語の進行にアクションが伴う。戦いでキャラクターが気持ちを交換するので、不可欠なんです」と説明した。和楽器バンドが音楽を務めることもあり、ロックテイストを取り入れた舞台に、2人の格好もまるでビジュアル系のようだと言われると、隼人は猿之助と愛之助の格好を示し「モロX JAPANですからね」と苦笑。2人の格好について「連獅子の獅子とかで使っている毛を使っていて、結構、歌舞伎にあるものを使っています」と解説した。また同じ少年ジャンプ掲載作品では、2人も出演していた「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」の成功もあるが、巳之助は「全然違う舞台になっています。原作自体も陽と陰の違いがありますし、じっくりと物語を楽しめる濃密な作品になっています」と同作の特徴を語った。公演は8月4日〜27日、新橋演舞場にて行われる。
2018年08月03日仕事人間の市民課長・渡辺勘治が、胃がんを患ったことを機に、自らの人生を見つめ直していく黒澤明監督の傑作『生きる』。その初ミュージカル化が決定し、市原隼人が渡辺の息子・光男役でミュージカル初出演を果たす。【チケット情報はこちら】20代前半、ブロードウェイでミュージカルに興味をもちつつも、自らにはむかないとこれまでオファーを断ってきたという市原。今回そんな彼の背中を押したのが…。「30歳を超えたころ、自分が守りに入ったなと感じる瞬間があったんです。その時、すごく悔しくて、寂しくて、自分は何をやっているんだろうと。そこからもっと何かを掴みにいきたいという欲が出てきて。ただ実を言うと、これも1度はお断りしているんです。でも“俺また守りに入った!”と気づいて、追いかけるようにやることを決めました」その初ミュージカル作品が『生きる』であったことは、「素直に嬉しい」と市原は顔をほころばせる。「内容とは反するかもしれませんが、僕は見ていてとても興奮するんですよね。すべての人物が生き生きとしていて、映る世界がすべて楽しそうで、どの場面を見ても生活感や人間味が溢れんばかり。さらに一生懸命愛情を込めて息子を育て、その幸せを大切にし続けた父の想いが、胸の奥まで突き刺さってきて…。さらに今回はミュージカルということで、メロディという表現方法がより人の感情を動かすのだと、事前のワークショップを通して学びました」光男の父・勘治をWキャストで演じるのは、市村正親と鹿賀丈史のふたり。「それぞれ違う生き方をしてこられた方々だというのはすぐに感じられましたし、きっと出来上がる舞台もまったく違うものになると思います。ただ根本にあるものはおふたりとも同じで、ずっと何かを大事にし続ける、守り続けるものがあって、しかもその守り方がとても優しい。あと市村さんはとにかく楽しい方です。気がついたら市村ワールドに引き込まれていて、ずっと居たくなるほど(笑)。鹿賀さんは言葉は少ないですが、現場のすべてを見られている、とても真摯な方という印象です」市原にとってターニングポイントになりそうな舞台だが、観る者にとっても忘れられない感動の1作となりそうだ。「老若男女問わず、気軽に楽しめる舞台だと思います。それでありながら、生きることがより楽しく、より深くなる舞台。この機会を逃すのは本当にもったいないと思いますので、ぜひ劇場に遊びにいらしてください」ミュージカル「生きる」は10月8日(月・祝) から28(日)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。チケットの一般発売は6月9日(土)午前10時より。なお、現在、プリセールを実施中。受付は6月8日(金)午後11時59分まで。取材・文:野上瑠美子
2018年06月08日映画『教誨師』(きょうかいし)が、2018年10月6日(土)より、有楽町スバル座ほかにて公開される。俳優・大杉漣、最後の主演作は死刑囚の改心に尽力する“教誨師”の物語本作の主演とエグゼクティブプロデューサーを務めたのは、2018年2月に惜しくも急逝した俳優・大杉漣。主演の大杉が演じる“教誨師(きょうかいし)”とは、受刑者の心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く人。本作では、主人公の教誨師・佐伯と6人死刑囚たちによる、教誨室という限られた空間の中で展開される会話劇から浮き彫りになる人間の本質を、“死”の側から描き出す。あらすじプロテスタントの牧師、佐伯保(大杉漣)。彼は教誨師として月に2 回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚と面会する。無言を貫き、佐伯の問いにも一切応えようとしない鈴木。気のよいヤクザの組長、吉田。年老いたホームレス、進藤。よくしゃべる関西出身の中年女性、野口。面会にも来ない我が子を思い続ける気弱な小川。そして自己中心的な若者、高宮。佐伯は、彼らが自らの罪をしっかりと見つめ、悔い改めることで残り少ない “生” を充実したものにできるよう、そして心安らかに “死” を迎えられるよう、親身になって彼らの話を聞き、聖書の言葉を伝える。しかし、意図せずして相手を怒らせてしまったり、いつまで経っても心を開いてもらえなかったり、苦難の日々が繰り返される。それでも少しずつ死刑囚の心にも変化が見られるものの、高宮だけは常に社会に対する不満をぶちまけ、佐伯に対しても一貫して攻撃的な態度をとり続ける。死刑囚たちと真剣に向き合うことで、長い間封印してきた過去に思いを馳せ、自分の人生とも向き合うようになる佐伯。そんな中、ついにある受刑者に死刑執行の命が下される...死刑囚6人との火花散る対話教誨師・佐伯と対話する死刑囚役は、光石研、烏丸せつこ、古舘寛治といったベテラン俳優、五頭岳夫、小川登、映画初出演となる劇団“柿喰う客”の玉置玲央ら若手俳優が担当。「自己中心的な若者」「家族思いで気の弱い父親」「心を開かない無口な男」など、それぞれ様々なパーソナリティーと思いを持つ死刑囚たちが、激しい対話で火花を散らす。また、監督・脚本には死刑に立ち会う刑務官を描いた『休暇』や『アブラクサス祭』の脚本、『ランニング・オン・エンプティ』の監督を務めた佐向大。その膨大なセリフ量とユニークな内容から、主演の大杉に「役者にケンカを売ってるのかと思った」と評された脚本と共に、限りある命を持つ者同士の魂のぶつかり合いを描き出す。作品情報映画『教誨師』(きょうかいし)公開日:2018年10月6日(土) より、有楽町スバル座、池袋シネマ・ロサ他にて全国順次公開出演:大杉 漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川 登、古舘寛治、光石 研エグゼクティブプロデューサー:大杉漣、狩野洋平、押田興将監督・脚本:佐向大©「教誨師」members
2018年04月15日2月21日に急逝した俳優・大杉漣の「大杉漣 お別れの会“さらば!ゴンタクレ”」が4月14日(土)、青山斎場で行われるにあたり、メディアに向けての会場内および祭壇、ファンブース撮影などの取材の場が設けられた。大杉さんと関わりのあった関係者ほか、「応援してくださったファンの皆さまへ」感謝の気持ちを込めて、笑顔になるような会にしたいという気持ちを込めて催された「大杉漣 お別れの会“さらば!ゴンタクレ”」。タイトルに込められた「“さらば!ゴンタクレ”」の「ゴンタクレ」とは、大杉さんの著書「ゴンタクレが行く」から取ったもの。ゴンタクレとは、「“悪者”“ごろつき”などを指す“ごんた(権太)”に由来した言葉で“きかんぼう”“悪ガキ”“わがまま”という意味で使われる徳島地方の阿波弁」だという。遊び心が利いており、チャーミングな大杉さんらしい、会の名前だ。祭壇はメインの場所以外に、待合所、ファンの方の献花台と、全部で3つ用意されており、それぞれに息子で写真家の大杉隼平によって撮られた遺影がたたずんでいた。メインの祭壇の遺影は、「事務所で宣材写真を撮るときに“ちょっと撮ってみましょうか?”と撮ったもの」とのことで、家族の皆さんで選んだ1枚だという。こちらを優し気に見つめる大杉さんの表情が印象的な一枚は、モノクロームにこだわったそう。祭壇には爽やかな草花が敷き詰められ、大杉さんが愛してやまなかった趣味のサッカーボールや、「徳島ヴォルティス」の年パス、プライベートのサッカーチーム「鰯クラブ」のユニフォーム、肌身離さずつけていたトレードマークの帽子と眼鏡が、前方には大杉さんがライブを行うときの弾き語りのセットが、静かに息づいていた。献花の際にかける音楽は、大杉さんが吉祥寺で暮らしていた頃、裏通りのレコード屋で「ジャケットがいいね」と買い求めた、トム・ウェイツの「The Heart of Saturday Night」となった。ジャケ買いの後は、気に入ってずっと聴き続けていたという。外廊下を歩けば、「供花御芳名」と五十音順で「ア行」から、ずらっと著名人の名前が連なる。500名はゆうに超える並ぶ名前の数は、驚きというよりも、大杉さんがいかに多くの人に愛される人物だったかの証ともとれ、存在の大きさに改めて胸を打たれる。人を大事にし、分け隔てなく接する大杉さんの気持ちは、会場内のそこここにあふれかえった。待合所では、「バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」の最終回で、大杉さんが扮した亀の装いのパネルが設置された。思わずふっと笑ってしまうような間抜けな表情は、名優のユーモラスさを浮かび上がらせる。もうひとつ、冠レギュラーだったBSフジ「大杉漣の漣ぽっ」で、うきうきと散歩をしている最中の大杉さんのパネルも立っている。これらはすべて、「ファンの方と一緒に写真を撮っていただければ」という、気持ちのこもったパネルたちだ。ここでの祭壇には、2016~2017年頃、出身地である徳島でライブを行った大杉さんの1枚が飾られていた。最後、3つ目の祭壇が、「ファンの皆様」に向けた「献花台」のファンブース。入り口では、舞台「象」のときに楽屋の前にかけていた「楽屋のれん」が風でひらひらと揺れ、両隣に「大杉漣の漣ぽっ」にてダブルピースをした笑顔の大杉さんと、「バイプレイヤーズ」のオープニングにて、びしっとスーツで決めた大杉さんのパネルが出迎えてくれる。ファンブースの遺影は、一番リラックスした様子のプライベートな大杉さんの姿。この写真は、2016年に山梨のサッカー場にて、隼平さんのスマートフォンで撮影したものだという。檀上には、徳島ヴォルティスが「大杉さんのために」と作られ贈られたユニフォームが飾られていた。ブース内には、そのほか、レギュラー番組「ぐるぐるナインティナイン」の名物企画「ゴチになります!」で実際に着用していた黄色い衣装、『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(東映)で演じた地獄大使のパネル、「バイプレイヤーズ」のパネルが所せましと並んだ。こうして飾られたパネルは、すべて各番組や映画会社などが、この日、大杉さんと集まる方々のためにと作ったもの。「せっかくなので、たくさんの大杉と会ってほしい」という想いに寄り添うようである。長年、生き続けてきた俳優部という場所で、大杉さんがどれだけの人に影響を及ぼし、それは視聴者も含めた目に見える/見えない人に、もしかしたら本人の想像をはるかに超えて愛されてきたのかが、心遣いや、集まった人々の表情を見ていればよくわかる。花曇りの中、時折、暖かい風が吹いては、大杉さんの息吹を感じさせる心のこもった時間となった。また、大杉さんの所属した株式会社ザッコの代表取締役であり、妻の大杉弘美さんによる思いが、記者陣に1枚の紙で配られた。「この日を迎えるにあたり『祭壇はあの野原にしよう』と決めました。風の吹くなかから大杉が立ち現れてきそうなあそこにと。11年前同じように野原に佇んでいたのは太田省吾氏でした。お別れ会の会場スパイラルホールに入ると小高い花と草むらのそこに太田さんがいらっしゃいました。遺影であるのになぜか新作の芝居が今これから始めるのではと想いました。大杉にも野原に佇み、そして、そこから、これからを楽しんでほしいと願っています」。(cinamacafe.net)
2018年04月14日4月1日に放送された「新しい別の窓」(AbemaTV)で、草なぎ剛(43)と斉藤和義(51)がセッションを披露。その際に草なぎは、2月に亡くなった大杉漣さん(享年66)への思いを初めて口にした。 草なぎは「僕がギターを始めたのは大杉さんの影響が大きい」とし、ドラマで共演した際も2人はよくセッションしていたという。昨年6月には大杉さんに連れられて斉藤のライブに行ったと明かし「ちょうど自分の道を考えているときだったので、心の支えになった曲です」と、斉藤の「僕が見たビートルズはテレビの中」を紹介した。セッションの前に草なぎは、斉藤にこう語りかけた。 「まだ亡くなったばかりで気持ちの整理もつかないんですけど、漣さんのことを思いながら一緒に歌ってください」 セッションを披露し終えると、草なぎは「本当に好きな曲で、大杉さんも好きな曲だった」と瞳を潤ませた。 見守っていた香取慎吾(41)も目元を拭いながら、大杉さんとの思い出を語った。 「漣さんは僕らのことも気にかけてくれていたみたいで。『72時間(テレビ・同局)』のときも出たいと言ってくれていたみたいなんですけど、合わなくて『次の機会にぜひ』とも言ってくれていた」 さらに香取は、大杉さんが亡くなった当時の草なぎの憔悴ぶりを「ほんとダメで。しばらくダメで」と表現。しかし草なぎがギターを再び弾き始めた様子を見て「あの時に、本当にダメな草なぎにギターがあってよかったな」と振り返った。 草なぎと大杉さんは、草なぎの代表作である「僕の生きる道」(フジテレビ系)などの「僕」シリーズを筆頭にドラマ作品で何度も共演。3月に終了したばかりの「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)でも、ギターセッションを2人は披露していた。 今まで草なぎは、公の場で大杉さんの死についてまったく口を開かなかった。Twitterでは、そうした草なぎの心中を察したファンからの気遣いの声が上がっている。 《たくさんの芸能人がTwitterで大杉さんの死に触れてたけど、何も語らない剛くんが一番悲しみを語っていたように感じる》《草なぎドラマにはよく大杉漣さんがいて……いつも父親のように見守ってるイメージがあって……つよぽんTwitterとかで触れてなかったけど、辛かったんだね》《つらかったんだね。。。話してくれてありがとう》 草なぎと斉藤のセッションは、天国の大杉さんにもきっと届いているはずだ。
2018年04月02日先日、惜しくも急逝した大杉漣が主演とエグゼクティブプロデューサーを務め、6人の死刑囚と向き合う男を描いた映画『教誨師』が、10月6日(土)より公開されることが決定した。“教誨師”とは、受刑者に対して道徳心の育成や、心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く存在。大杉さん演じる主人公・佐伯は、死刑囚専門の教誨師である牧師。独房で孤独な生活を送る死刑囚にとって、教誨師はよき理解者であり、話し相手。真剣に思いを吐露する者もいれば、くだらない話に終始したり、罪を他人のせいにしたりする者もいる。皆、どこかで道を誤ったり、ちょっとしたボタンの掛け違いによって取り返しのつかない過ちを犯した者たち。佐伯は彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が本当に彼らに届いているのか、死刑囚たちが心安らかにその時を迎えられるよう導くことは正しいことなか苦悩する。その葛藤を通して、佐伯もまた、はじめて忘れたい過去と対峙し、自らの人生と向き合うことになる――。全編約2時間、ほぼ教誨室での会話劇ながら、役者たちの緊張感あふれる演技の応酬によって浮かび上がる人間の本質。時にユーモアも交えながら、“死”の側からとらえた強烈な“生”を描き出す物語となる。大杉漣が「役者にケンカを売ってるのか」と評した会話劇佐伯役を務める大杉さんは、その膨大なセリフ量とユニークな内容ゆえ、「役者にケンカを売ってるのか」と評したほどのオリジナル脚本を我がものにし、死刑囚専門の教誨師という複雑な人物像を圧倒的な存在感で体現。本作が最初にして唯一のプロデュース映画にして、最後の主演作となった。また、佐伯が対話する死刑囚役には、光石研、烏丸せつこ、古館寛治といったベテラン俳優や、本作が映画初出演となる劇団「柿食う客」の玉置玲央。監督からコメント到着「全く心の整理がついていません」監督・脚本は、死刑に立ち向かう刑務官を描いた『休暇』や、うつの僧侶を主人公にした『アブラクサスの祭』の脚本、監督作『ランニング・オン・エンプティ』で知られる佐向大。「3年前、小さな喫茶店で、この企画を一番最初に話したのが大杉さんでした」と佐向監督。「『いいね、やろうよ』。そのひと言をきっかけにこの作品が生まれました」と明かし、「私にとって主演俳優以上の存在だった大杉さんの訃報を前に、全く心の整理がついていません。ただ、これだけは言えるのは、人生は限りがある。だからこそ、かけがえのない時間を、かけがえのない仲間とともに、どんなお仕事でも遊びでも手を抜かず、一瞬一瞬を精いっぱい全力でやられていた方だったのではないか。あの優しさ、包容力、エネルギーはそんなところからきていたのではないか。いまはそんな気がしています」とコメント。「この作品で大杉漣という役者の凄みを改めて目の当たりにしました。おそらく皆さんも同じ思いを抱くのではないかと思います」と語っている。『教誨師』は10月6日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月15日遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研という日本屈指の名脇役たちのわちゃわちゃした共同生活が描かれる「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」が、3月7日(水)今夜、ついに最終回を迎える。「バイプレイヤーより愛をこめて」のサブタイトルが付けられた第5話(最終回)では、「しまっこさん」のクランクアップを間近に控えたある日、予知夢のような夢を見た大杉は、スタッフへの恩返しを決意。そんな中、島おじさんと島ママの撮影は終了。その日に島を離れることにした遠藤、田口、松重、光石の4人だが、島ハウスを出る前に大杉が書いたある手紙を発見する…。スタッフ不足で混乱中の現場で、ひとり残った大杉が取った行動とは?「しまっこさん」は一体どうなるのか?というあらすじ。劇中劇「しまっこさん」では、今回はこれまで登場した本田望結、吉田羊、野間口徹、森下能幸、でんでんに加え、渡辺いっけい、滝藤賢一も出演。渡辺さんは志麻子(本田さん)に大きく関わる役、前作に引き続き出演となる滝藤さんは、でんでんさん演じる宮大工の弟子役を演じる。そして、本作に出演し先日亡くなった大杉さんは、放送が決定した際に「『日本のおじさんたち、結構捨てたもんじゃないよ』という、ただ渋いだけじゃなくて、いろんな“ヒト”として生きてる姿みたいなものが、このドラマの中で散りばめられているような感じがしています。そういう意味では新しいドラマなのかなと思うので、是非一人でも多くの方に見て頂きたいと本当に願っています」とコメントしていた。誰よりもこのドラマを愛していた大杉さん。松居大悟監督は、「20日の夜に『僕ら勝手に芝居してるんで、松居さんの好きなように撮ってくださいね』って話したこと。いつも現場の最初と最後に『監督、おはようございます』『監督、お疲れ様でした』と声をかけてくれること。少年のような笑顔。お芝居に対する姿勢。仲間への想い。僕にとって、あなたは、とてつもないスターで、憧れで、それなのに監督扱いしてくれて、僕はいつも、どうしていいかわからず、なんとなく笑っていました」とふり返り、「現実なんか塗り替えて、何度でも何度でも面白い芝居をしてもらっていいですか。あなたがだいすきです。おかげで一生やめられなくなりました。5話のタイトルは『バイプレイヤーより愛をこめて』にしました。バイプレイヤーズスタッフを代表して、あなたに、愛をこめて。オンエア、みてください」と想いを語っている。また、“最終回までぜひ放送してほしい”という問い合わせがたくさんあったと明かす濱谷晃一プロデューサーは、「キャスト・スタッフも『漣さんもきっと望んでいるはずだ』という思いのもと、一丸となって最終回完成に向けて突き進みました」と今回の放送に至った経緯を述べている。なお、最終回放送に先駆け、これまで放送された第1~4話を「ネットもテレ東」にて一挙配信中。今夜22時47分までとなっているので、まだの方はこちらもお見逃しなく。「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」最終回は3月7日(水)21時54分~テレビ東京ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2018年03月07日3月2日(金)今夜の日本テレビ系「アナザースカイ」で、2月21日に急逝した俳優の大杉漣さんの韓国ロケの模様がオンエアされる。オンエアでは大杉さんが役者論が変わったという劇場や映画監督との再会などの模様が放送されるという。劇団活動からVシネマ出演などの長い下積み時代を経て、『ソナチネ』のオーディションで北野武監督に見出されたことが転機となり、その後『ポストマン・ブルース』『HANA-BI』などでその演技力が認められ、日本を代表する演技派俳優としての地位を確立していく。『BROTHER』や『アウトレイジ』をはじめとした北野作品の常連となったほか、『おかえり、はやぶさ』『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』『シン・ゴジラ』など様々なジャンルの映画作品はもちろん、「相棒」シリーズの衣笠藤治役や最近では「お迎えデス。」「レンタル救世主」などのドラマまで幅広く出演。昨年からは「ぐるぐるナインティナイン」の“ゴチバトル”のレギュラーとしてバラエティー番組でも活躍。この2月から放送が開始されたドラマ「バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」の撮影中、急な病に倒れ帰らぬ人となった。日本映画界、ドラマ界に大きな足跡を残した大杉さんは、どのようにして名俳優へと駆け上がってきたのか。本番組では大杉さんが、人生を変えた想い出の韓国を訪れ、人生の節目で訪れた地を巡り30年前のどん底だった時代に訪れた劇場や、出演した韓国映画の監督と再会、当時の過酷な撮影をふり返る。大杉さん自身が思い出の地で振り返った人生とは?多くの人に愛された名優の軌跡を辿る「アナザースカイ」は3月2日(金)23時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2018年03月02日昨年10月よりseason16が放送中の水谷豊主演の大人気シリーズ「相棒」。まもなく今シーズンの最終回を迎えるが、本作には先日亡くなった大杉漣さんも出演しており、この度その代役を杉本哲太が務めることが明らかになった。本作で大杉さんは、警視庁副総監・衣笠藤治役で準レギュラーとして出演。現在、3月14日(水)放送の「相棒season16最終回2時間スペシャル」の撮影が佳境を迎えているという本作。大杉さんも衣笠として本撮影に臨んでいたが、この度の突然の訃報を受け、様々な検討を行った結果、台本・設定はそのままに、杉本さんが代役を務めるという形になった。またテレビ朝日は、「杉本様にとって大杉様は、かつて、ご自身の主演作にご出演いただいたご縁があり、昨年も長時間、別作品でご一緒するなど俳優として『指標とすべき存在』だったと伺っております。この難局に際し、大杉様の跡を受け継いで頂く杉本様には心より御礼を申し上げますとともに、より良い作品を皆様にお届けすべくキャスト・スタッフ一同、全力を注いで参ります」としている。「相棒season16最終回2時間スペシャル」は3月14日(水)20時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2018年03月02日《突然のことではありましたが、私は2月21日の深夜 千葉への車中で覚悟はできていました。病室で対面した時 大杉に“しばしのさようなら”をしなければいけない現実に立ちつくしました》 2月23日にコメントを発表した大杉弘美さん(64)。弘美さんは、2月21日に急性心不全で逝去した大杉漣さん(享年66)の所属事務所『ZACCO』の代表取締役であり、45年もの歳月をともにした妻である。出会ったときは大杉さんが21歳、弘美さんが19歳。なれそめについて彼は、本誌のインタビューで語っている。 《自由劇場の養成所に通う女優さんだったんですけどね。デートなんて何もないですよ。(でも関係ができた後に)少しずつ好きになっていくという過程がやっぱりあるんですよね》(’00年8月15日号) 当時は音楽関係のアルバイトをしていたという彼が、劇団『転形劇場』に入ったのが22歳のとき。だが弘美さんは、それと入れ違いに女優への道をあきらめたという。4畳半のアパートで長年同棲生活を続けたが、ある日、大杉さんには相談もなく弘美さんが入籍してしまった。 《同棲というか、グダグダ過ごしている時期が9年ぐらいあったのですが、その時、彼女は妊娠していました。それで、妊娠して子供が生まれるというので、ある日、家に帰ったら「籍入れたから」と、言われたんです。今でも忘れないですけどね。「それってサ、合意のもと?」と思いましたけどね》(本誌’00年8月15日号) ちなみに弘美さんが入籍を“無断で”決意したのは、区役所から出産一時金をもらい生まれてくる子供との新生活に備えるためだったという。だが大杉さんはそのうちの5万円を「スーツを買いたいから」と言って持ち出し、パチンコでスッてしまったという……。 そんなことが続き、いつしか弘美さんにはまったく頭が上がらなくなっていった大杉さん。バラエティ番組では夫婦関係についてこんな風に表現している。 「(夫婦喧嘩になったときは)しばし沈黙があったら、僕のほうが『ごめんな』って言ってます」 ドラマ、舞台、映画、あらゆる場所で無数の名演を見せてきた大杉さんは、家庭でも妻を主役に立てる“名脇役”だったようだ。自宅は東京都内にあり、近所の住民たちはしばしば大杉さんの気さくさや夫婦の仲睦まじさを目撃している。 「うちの庭の水道が壊れてしまったとき、大杉さんの奥さんが『あら、どうしたの?』と伝ってくれてね。うまくいかなかったので奥さんが『ちょっと待ってて。いま家に大杉がいるから呼んでくるね』と。大杉さんが水道を見て『(部品の)サイズが合ってないんだよ。よし、ちょっと買ってくるから待っててね』と、そのまま自転車で部品を買いに行ってくれたんです。有名な俳優さんなのに、本当に気さくで優しい人でした」(近所の住人) 60歳を過ぎてからの大杉さんの夢は「サッカー観戦をしながら夫婦でヨーロッパを回ること」だったという。その夢は叶えられなかったが、演じぬき、そして妻を愛しぬいた生涯だった。
2018年02月28日2月25日、北野武(71)が審査委員長を務める「第27回東京スポーツ映画大賞」授賞式が開催された。21日に亡くなった大杉漣さん(享年66)は「アウトレイジ 最終章」で助演男優賞を受賞した。 北野は大杉さんをはじめ同作に出演した4人の俳優を助演男優賞に選び、「映画を支えている人たち。本当にすごい役者さん」と労いの言葉をかけた。さらに「漣さんは、今日はいらっしゃらないけど……」と大杉さんにも触れ、バイプレイヤーの偉大さを改めて語った。 「主演ではないけれどみなさんすごい。このメンバーのお陰で主役が生きた。みなさん素晴らしくてありがたかった」 大杉さんは16年3月、スポーツ紙のインタビューに“バイプレイヤー魂”を語っている。 「極悪人だろうが、オカマちゃんだろうが、『蜜のあわれ』の金魚を擬人化して愛してしまう老作家だろうが、仕事のオファーを頂いて、『やります』っていう自分を、実は愛おしいと思っています」 同インタビューで、大杉さんはどんな役柄でも「喜んで演じる」と語っていた。99年に公開された映画「オーディション」で、体が不自由な年齢不詳の男を演じたときのこと。体に汚しのメークをして撮影を待ち、暗くて寒い倉庫に何時間も待たされた大杉さん。やっと監督に出番を告げられたものの、“麻袋の中にうずくまって”呻くだけの役だった。それでも大杉さんは笑って回想した。 「(観たひとに)『あれ大杉さんでしょ』と言われて、うれしかった」 大杉さんにとって最後の出演作となり、“バイプレイヤー”という言葉を広めたドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」(テレビ東京)は当初の予定通り、残りの2話を放送することが23日決定した。遺族や共演者らの理解が得られ、何よりファンからの要望が多く寄せられたためという。 大杉さんの“バイプレイヤー魂”を最後まで見届けたい。
2018年02月26日