明日香村(奈良県高市郡、村長:森川裕一)は、村の特産いちご「あすかルビー」を、「体験」「食」「買」などあらゆる分野で楽しむことができる「あすかでいちごキャンペーン」を2023 年12 月から実施しています。今回、キャンペーンの第2 弾として、明日香村、近畿日本鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:原恭、以下近鉄)、奈良交通株式会社(本社:奈良県奈良市、取締役社長:田中耕造、以下奈良交通)と協力し、2024 年2 月から3 月にかけてイベント等を実施します。ぜひこの機会に、近鉄電車、奈良交通バスで明日香村にお越しいただき、旬のいちごをご堪能いただきたいと考えています。詳細は別紙の通りです。(参照: (あすかでいちごキャンペーン特設サイト))(別 紙)1.近鉄「あすかいちご列車」の運行南大阪線・吉野線において、期間限定で「あすかいちご列車」を運行します。両先頭車両にはいちごキャンペーンのヘッドマークを掲出するほか、車内もいちごの装飾を行い、「あすかでいちごキャンペーン」を盛り上げます。(1)名称:「あすかいちご列車」(1編成4両)(2)内容:・いちごキャンペーンのヘッドマークを掲出・車両の外観に「いちご」のステッカー貼付・全車両内の吊り革付近にフェイクのいちごの実と葉を装飾(3)運行期間:2024 年2 月3 日(土)~3 月10 日(日)(4)運行区間:大阪阿部野橋駅~(飛鳥駅)~吉野駅(5)料 金:乗車区間の運賃のみ必要2.奈良交通「あすかいちごバス」の運行飛鳥駅や橿原神宮前駅を起点として、明日香村内周遊に便利な「かめバス」。いちごのシーズンは車両の前に「いちごのマスク」を付けて走行します。(1)名 称:「あすかいちごバス」(2)内 容:「いちごのマスク」を付けた車両を運行(3)運行期間:2024 年2 月3 日(土)~3 月10 日(日)※期間中ランダムに運行(4)運行区間:橿原神宮前駅東口~石舞台~飛鳥駅「赤かめ」周遊バス(5)料 金:乗車区間の運賃のみ必要(6)W E B: (7)お問い合わせ:奈良交通株式会社 TEL:0742-20-3100(バスの運賃・時刻のご案内)3.明日香ストロベリーフェア2024 の開催村内及び近郊の飲食店で旬のいちごメニューが満喫できる、この季節限定のフェアを開催します。プレゼントが当たるデジタルスタンプラリーの実施や、ストロベリーフェア2024 期間限定の写真撮影スポットの設置も予定しています。(1) 実施期間:2024 年2 月3 日(土)~3 月10 日(日)(2) 実施場所:明日香村内及び近郊の飲食店19 店舗(3) 内容:・村内及び近郊の飲食店でいちごを使った期間限定メニューを提供・スタンプを3 つ以上集めると素敵なプレゼントが当たる抽選会の実施・期間限定写真撮影スポットの設置(4) 公式H P: (5) 公式SNS: (6) お問い合わせ:明日香村商工会 TEL:0744-54-2068<参考>あすかでいちごキャンペーン 第1弾リリース(2023 年12 月22 日配信)の内容(1)あすかいちご狩りパークの開園について(2)明日香村産ブランドいちご「あすかルビー」プレゼントキャンペーン(3)カフェ&ブックス ビブリオテーク「奈良県明日香村より産地直送!“あすかルビー”いちごのデザートフェア」(4)直売所で「生いちご」「いちごのソフトクリーム」販売※詳細は下記ホームページをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月12日双葉地方広域市町村圏組合(福島県広野町・楢葉町・富岡町・川内村・大熊町・双葉町・浪江町・葛尾村の8町村で構成)と一般財団法人福島県電源地域振興財団(事務局:福島中央テレビ)は、東日本大震災及び原子力発電所事故で全国に分散避難している住民たちの交流の機会を創出するため、双葉地方の復興のシンボルイベントとして、双葉郡内の各町村を巡回しながら「ふたばワールド」を開催してきました。今年で9回目(2020、2021年の新型コロナウイルス感染拡大防止による中止2回を除く)となるふたばワールドは、2023年10月7日(土)に福島県大熊町の「学び舎ゆめの森」周辺特設会場で開催します。みなさまの思い出に残るさまざまな企画を実施する予定です。また、会場からテレビの生放送とインターネットのライブ配信を行います。「ふたばワールド2023」メインビジュアル【開催概要】日時 : 2023年10月7日(土) 10:00~15:00 入場無料 ※雨天決行場所 : 「学び舎ゆめの森」周辺特設会場(福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平2019-1)主催 : 双葉地方広域市町村圏組合、一般財団法人福島県電源地域振興財団、大熊町共催 : 福島県公式ホームページ: 特別番組 : 10:30~11:25(福島中央テレビで放送)「ふたばワールド2023」会場【注意事項】・福島県警の指導に基づき、セキュリティ対策強化として手荷物検査及び金属探知機による入場検査を実施いたします。オープニングセレモニー時(午前9時~10時40分)にステージ前客席に入場される場合は、各種検査へのご協力をお願いいたします。来場者の皆様にはご不便等おかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。・臨時駐車場の台数には限りがありますので、ご注意願います。・会場近隣の私有地・施設・路上への無断駐車は厳禁となります。・来場者が多数となった場合には、一時的に入場を制限する場合がございます。・学び舎ゆめの森内の施設・設備はイベント当日に一部利用を制限させていただいております。制限箇所への立ち入りや該当設備の利用は厳禁となりますのでご注意願います。【メインステージイベント】■オープニングアトラクション 9:30~■オープニングセレモニー 10:00~インターネットでライブ配信■郷土伝統芸能パフォーマンス(全10団体) 10:45頃~/12:00頃~インターネットでライブ配信双葉郡の地元伝統芸能団体など10団体によるパフォーマンスステージ。熊川稚児鹿舞(大熊町)/JAスマイル大正琴(双葉町)/レイマカニ フラ オハナ(双葉町)/大谷じゃんがら保存会(楢葉町)/標葉せんだん太鼓保存会(双葉町)/さくらYOSAKOI天花&よさこい浜さkoi(富岡町)/小浜風童太鼓(富岡町)/Wonderなみえ(浪江町)/FRUITS(大熊町))/実験名人 関口おじさん■お笑いコンビ「アルコ&ピース」お笑いステージ 11:30頃~数々のテレビ番組やイベントで活躍中のお笑いコンビ・アルコ&ピース。平子祐希さんはいわき市の出身。福島県浜通りの魅力紹介する観光バラエティ動画「うつくしマップ」にコンビで出演するほか、平子さんは、「常磐もの」として知られる福島県の水産資源をPRするコマーシャルなどにも出演。福島県との縁が深いアルコ&ピースが「ふたばワールド」でしか見ることのできないスペシャルトークとお笑いライブを展開します!■神谷明&中尾隆聖トークショー 13:50頃~阪神淡路大震災や東日本大震災で復興支援チャリティイベントやボランティア活動を続けてきた声優の神谷明さんと中尾隆聖さん。これまでの活動を通して感じた復興支援のあり方についてお話いただくとともに、レジェンド声優ならではトークイベントを開催します。あの人気アニメのあんな声やこんな声が聞けるかも?神谷明さん・・・「シティーハンター」冴羽リョウ役や「北斗の拳」ケンシロウ役など中尾隆聖さん・・・「それいけ!アンパンマン」ばいきんまん役、「ドラゴンボールZ」フリーザ役など■小林幸子ステージ 14:20頃~歌謡界の大スター小林幸子さんが「ふたばワールド」のステージに登場し熱唱するスペシャルステージです!東日本震災のあと福島県内の避難所を訪問し、お米を届けるなど福島を応援し続けてきた小林幸子さん。メインステージの大トリを飾ります。【サブステージイベント】■レッツ!ブンケンストレッチ!! 11:30頃~福島県立富岡高校(サッカー部)出身で福島中央テレビの夕方情報番組ゴジてれChu!の人気コーナー「ブンケン歩いてゴミ拾いの旅」に出演するタレントの鈴木文健さん。運動不足解消のためのトレーニングやストレス解消などのためのストレッチにも詳しく、コロナ禍では視聴者に向けてトレーニング方法などを伝授してきました。お子さまからご年配の方まで、ブンケン流の健康法を学びながら一緒に体を動かして楽しむステージイベントです。「ふたばワールド2023」ゲスト※諸事情によりイベントの内容が変更または中止となる場合がありますのであらかじめご了承ください。【注目コンテンツ】■FANTASTICS畑×福島県立ふたば未来学園高校 コラボスイーツ販売人気ダンスボーカルグループ「FANTASTICS」のメンバー・澤本夏輝さんが双葉地方を訪れ、ファンタスティックな味覚をリサーチ!これまで数々のスイーツを開発販売してきたふたば未来学園とコラボして、この日しか食べることができないオリジナルスイーツを販売します。※数量限定「引換券」を9:30から総合受付脇で販売。商品との引換時間は引換券に記載しております。引換の際は「FANTASTICS畑×ふたば未来学園」のブースにお越しください。■ふくしまのおいSea!大鍋 無料提供/先着1,000名福島県内で放送されたドラマ番組「ウオメシ~おいSea!食卓~」で紹介された、福島県産の海産物を使用した大鍋が登場!ドラマに出演した伊藤淳史さん、神尾佑さん(福島市出身)、真下玲奈さんも会場に登場し、来場者のみなさまに大鍋を振舞います。大鍋の材料となるのは福島県沖で水揚げされる旬の水産物。中でも注目して欲しいのは“未利用魚”として扱われることの多いカナガシラです。知名度の低さなどで漁獲されても売れない「未利用魚」を新たな資源として有効活用する取組みも紹介します。整理券:当日9:30から大鍋テントで整理券を配布。先着1,000名限定。「ウオメシ~おいSea!食卓~」出演者ふたばワールド2023」ふくしまのおいSea!大鍋■ベリーベリーパン販売「ふたばワールド2023」の開催地である大熊町で昔から親しまれてきたUFO形パンをふたば未来学園の生徒たちが進化系で復刻させます!材料には大熊町特産のいちご「おおくまベリー」を使い、その美味しさと魅力を発信します。ふたば未来学園のブースにて販売(数量限定)「ふたばワールド2023」ベリーベリーパン■おおくま こどもパーク大人気の「ちゃぷちゃぷボートひろば」と「シャカシャカ採掘ひろば」はもちろん、今年はさらにバージョンアップして、大型遊具が登場します。【臨時駐車場について】会場周辺に駐車スペースはございませんので、お車でお越しの方は、臨時駐車場をご利用ください。臨時駐車場の台数には限りがありますので、ご注意願います。・お体の不自由な方には会場内に専用駐車場をご用意しております。・会場近隣の私有地・施設・路上への無断駐車は厳禁となります。臨時駐車場 (410台)…福島県双葉郡大熊町大川原南平1049-1臨時駐車場 (360台)…福島県双葉郡富岡町上手岡茂手木46臨時駐車場 (800台)…福島県大熊インターチェンジ付近【無料シャトルバスについて】JR大野駅、各臨時駐車場をご利用の方向けに会場までシャトルバスを運行します。・当日の道路状況により発車時間・所要時間が前後する場合があります。・先着順にご乗車いただき、満員になった場合は出発いたします。・満員のためご乗車いただけなかった場合ご容赦ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月28日●悩んだ時期を乗り越え“ありのまま”でいられるようにグラビアの活動に加え、俳優としてもさまざまな作品に出演している華村あすか。昨年、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』で “ボンボンガール”のメンバー・篠山あさみを演じ注目された。24歳の誕生日である3月18日には、2nd写真集『真価論』を発売する。昔から自分のことが好きではなかったという華村が、内面も外見も自分磨きをして自分のことを認められるように。そんな大きな変化を遂げた華村の今の魅力が詰まった一冊となっており、「やり過ぎたかも」というほど大胆に美ボディを披露している。『真価論』は、華村がリスペクトするアーティスト・琴音の楽曲「真価論」からもらって、このタイトルに。「自信がなく気分が元気でいられない時期があったのですが、琴音さんのアルバムの中の一曲『真価論』が、私の当時の気持ちそのものを書き写している歌のようで、歌詞に散らばっている言葉が全部私が求めている言葉だったんです。この曲にすごく救われたので、そのまま『真価論』という言葉をお借りしました」琴音は、高校時代にテレビ番組のカラオケバトルで優勝に輝いた実力者。華村はその頃からのファンだったという。「この子スターになりそうだなと思って応援していて、メジャーデビューされたときはすごくうれしくて、そこから全部聴いているのですが、力強い歌に勇気や元気をもらっています」悩んでいた2年間は自分が自分ではないような感覚に陥り、「自分をさらけ出せなかった」と振り返る。「力が抜ける瞬間がなく、ずっと何かに操られているみたいで、ありのままでいられなくて、『何のために今こうしているんだろう?』とか、『なんで?』という疑問を持ったまま生活していました」だが、あるとき現場で思い切って話してみたら、共演者やスタッフから「こんなしゃべる子だったの?」「なんでもっと出さなかったの?」と言われ、本来の自分が受け入れてもらったことで「ありのままの自分を出していこう」と思えたのだという。「この仕事は自分を発信して興味を持ってもらう必要がありますし、お芝居以外のところで演じていても意味がないと思ったので、殻を破ろう、ありのままでいようと決めました。そして、周りからどう言われても、自分のことを認めて大事にしてあげなきゃと思い、やっと自分を出せるようになりました」続けて、さらけ出せるようになった “ありのままの自分”について、 「しゃべることが大好きです。最初の頃は『女の子らしい』『清純派』というイメージが強かったと思いますが、全くそんなことはない」と述べ、「皆さんが思っているようなキラキラした女の子を作っていた意識はなかったですが、気づいたらそうでいなきゃいけないと勝手に縛られていました」と打ち明けた。●ショートにイメチェン! ボディメイクにも励み自分に自信「変わりたい」「進化したい」との思いから、昨年の春に長かった髪の毛をバッサリ切ってショートに。また、3年前ぐらいからボディメイクにも励んでいる。「以前は単純に痩せるためにダイエットをしていましたが、そこからさらに、もっと引き締めたいという意識が芽生え、食事制限に加えてトレーニングをして鍛えるようになりました」体作りで大切にしていることを尋ねると、「とても筋肉質で、かつ太りやすい体質なので、むくまないように気をつけています。筋肉がつかないように毎日ストレッチをしたり、筋肉をローラーでほぐしたり。食事に関しては、太りやすいので小麦はなるべく食べないように。お米か豆腐を食べるようにしています」と説明した。ボディメイクを始めてからの変化は、体重よりも見た目が大きいとのこと。今回の写真集で仕上がった美ボディを披露しているが、完成度は「60%」と自己評価は低く、「全然まだ満足していません」ときっぱり。「今はまだ、とりあえず引き締まったかな、くらいです」と話す。目指すは森星のようなスタイルだという。「一番の理想は森星さんで、ずっと憧れています。細いところは細いけど、骨骨しくなく、女性らしい。ただ細いのではなく、引き締まった細さ。あそこまでは絶対なれないですけど近づきたいなと」まだ満足はできていないとはいえ、「自分の理想の手前に近づいたかな」と手応え。気持ち的にもビジュアル的にも好きになれるように努力をして、「やっと自分を認めることができました」とほほ笑む。「3年間もボディメイクを続けてこられたという事実が自信なんです。周りの方も変化に気づいてくれて『頑張ったね』と言ってもらえて、絞ったからできた仕事もたくさんあって、そういった意味で3年間やってきた自分を『よくやったね』と認めることができ、自分に自信がつきました」子供時代についても聞いてみると「体は丈夫ですが、生まれつき気がすごく弱くて、だから自分のことが好きになれなくて。今もまだ大好きにはなれていません。(大好きが100だとすると)以前は0で今は30%。それだけでも私の中では進歩なんです」と語る。そして、「気が弱い人間は自分で自分に課題を与えて、それを達成していかないと自信がつかないし、強くなれない。ずっと自分に厳しくしているのは、そのせいだと思います。自分に課題を与えたほうが生きている感じがするんです」と自己分析。自分のことを100%好きになるには「あと30年かかりそうです」と笑い、「仕事で結果がついてきたら100になるかもしれないですし、全然想像つかないです」と話した。●「女優業に力を入れたい」『エルピス』出演が転機に今後の活動については、「女優業に力を入れたい」とのこと。『エルピス』への出演によってそう思うようになったそうで、「この世界から離れようか悩んでいたタイミングで出演が決まったので、すごく自分にとって大きかったです」と述べ、一歩踏み出して参加した結果、演じる楽しさややりがいを感じることができたと振り返る。「髪を切ったりして自分の中でも変わって、『エルピス』など自分でも信じられないような大きな作品に参加できるように。これからもチャンスを無駄にしないようにしていき、演じる仕事をしている人間としてちょっとずつ認められたいなと思っています」最後に改めて、写真集について「(カメラマンの)沢渡(朔)さんのお力もあって、鍛えたことが目に見えてわかる写真がたくさんあるので、ただの写真集というより、鍛えてきたというのを頭に入れて見ていただけたら。だからこそ着られたかわいい衣装たちにも注目してほしいです」とメッセージを送った。なお、3月18日には東京・SHIBUYA TSUTAYAにて発売記念イベントを開催する。■華村あすか(はなむら・あすか)1999年3月18 日生まれ、山形県出身。2017年に東京・原宿で現在の事務所からスカウトされ、同年『週刊プレイボーイ』の表紙&巻頭グラビアでデビュー。グラビア活動を出発点に、翌2018年にはテレビ東京系ドラマ『宮本から君へ』で女優デビューし、同年映画『初恋スケッチ ~まいっちんぐマチコ先生~』で映画デビュー。2022年には長澤まさみ主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』に出演し注目された。
2023年03月18日妖精のように可憐なムードが印象的な俳優の華村あすかさん。その名前にちなみ、春の訪れとともに咲き競う花をイメージした“春華メイク”を纏ってもらいました。華村あすか×春華メイク「普段のセルフメイクはベーシックな色みを選ぶことが多く、あまり冒険してこなかったんです。今回は今まで使ったことがないカラーばかりだったのですごく新鮮だったし、一足先に春を感じました。“こんなに色があふれているのに、なんでもっといろんなメイクに挑戦しなかったんだろう…”と、後悔するくらい素敵でした!」メイクの探究心が芽生えた華村さんが、今春試したいメイクは?「今回使っていただいたイエローは自分でもぜひ挑戦してみたいですね。あとは春らしい淡いブルーも気になるかな。今回のメイクはアイシャドウの塗り方が全部違っていて、それもすごく勉強になったんです。自分でもいろんな塗り方を試したいなって思いました」Cherry Blossoms Pink~ほのかに透ける繊細トーンでセンシュアルに。さまざまな表情を生むコダワリの質感がお見事 賞THREE左・ジュビリーコレクション パレット 2023 RAPTUROUS REVELATION中・ディヴァインリップジェム X01右・ネイルポリッシュ 138肌トーンを選ばずに使える万能ピンク。マット、グリッターなど、異なる質感の色彩の重なりで桜が持つ儚さや潔さを表現した6色アイパレット。同シリーズの桜色リップは、立体的なツヤめきを与えつつティント効果も備えた優れモノ。ミルキーなくすみ発色のグリーンネイルは差し色に。「私はイエベなのでピンク系カラーに苦手意識があったけれど、このメイクは大好き。フワッとしたくすみピンクなら使いやすいんだとわかり、嬉しい発見でした。今回みたいにピンクコーデに合わせてもいいし、黒でまとめたスタイルにメイクでピンクを効かせても可愛いと思う」(華村さん)。左¥7,480中¥3,850 共に3/3限定発売右¥1,980(THREE TEL:0120・898・003)【Makeup Point】パレットの左中央をアイホールに塗り、左上を眉の下側にふわっと広げる。さらに、下まぶた全体に左下をオン。「アプリコット色と重ねることで、ピンクのなじみやすさがアップ」(ヘア&メイクアップアーティスト・福岡玲衣さん)。「二重幅にピンクをしっかりのせると重たく見えがちだけれど、眉のギリギリ下まで薄く広げてあげるとこんなに可愛く見えるんですね!」(華村さん)イヤリング¥34,980(オウシーナン/ススプレス TEL:03・6821・7739)トップスはスタイリスト私物Mimosa Yellow~フレッシュなイマドキ顔に導く最旬カラー。程よく抜け感が漂う大人のチアフルメイク 賞Celvoke左・アラウズ リップス 02中・ヴァティック アイパレット 06右・クレイヴド ネイルポリッシュ 10都会的なセンスが光る洒脱な発色がウリ。トレンドのイエローをちりばめることで、心浮き立つメイクが実現。マスタード色のリップバームは、シースルーな色づきが使いやすさの秘訣。単品でもベースとして使っても。印象画のような優しいトーンを組み合わせたアイパレットは、イエローでもグンと大人っぽく仕上がる点が優秀。くすみのあるベージュネイルを配し、洗練ムードの底上げを。「イエローを使うのは初めてですが、奇抜にならず思った以上に顔になじむことにびっくり。着こなしの邪魔をしないので、いろんなテイストのファッションに合わせられそう」(華村さん)。左¥3,960中¥6,820右¥2,640(セルヴォーク TEL:03・3261・2892)【Makeup Point】リップは直塗りでややオーバーぎみにたっぷりと。目元は左下で上下のまぶたを広めに囲み、右上を目尻側にふわっと重ねる。仕上げに左上を目頭にのせて、抜け感をメイク。「目尻や下まぶたなど、ポイントで効かせるのがイエロー攻略のポイントに」(福岡さん)。「全体に塗るよりも簡単だし、オシャレっぽく見えますね」(華村さん)ハット¥4,950(キャセリーニ×フリークス ストア/フリークス ストア渋谷 TEL:03・6415・7728)シャツにつけたブローチ¥46,200(ジャスティンデイビス/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL:03・3401・5001)リング、中指¥7,700薬指、小指 各¥20,900(以上ジュエッテ TEL:0120・10・6616)シャツはスタイリスト私物Anemone Red~チャーミングなのに色っぽい、二面性が魅力。ふんわり唇を包み込む新感触のマットリップ 賞RMK左・ザ マットリップカラー 10右・ピュア コンプレクション ブラッシュ 08ベルベットのように上品な質感にうっとり。スルスルと軽やかにのび広がる感触が心地よい、エアリーなマットリップ。ほんのり青みを帯びたバーガンディレッドは、凛とした顔立ちを際立たせつつ、肌の透明感を引き出す効果も。表面はサラッとマットなのに、潤いを感じる仕上がりも優秀。肌にフィットして一体感を生み出すチークは、ナチュラルな血色感をプラスしてくれるコーラルがイチオシ。「赤系のリップは、普段からよく使うアイテム。これはマットな質感が素敵だし、今日みたいに目元を軽くして口元に視線がいくようにするとさらに可愛く見えるなって思いました」(華村さん)。左¥3,850右¥3,630 4/7発売(RMK Division TEL:0120・988・271)【Makeup Point】リップを唇全体に塗ったら、中央に同色を重ねて立体感を演出。ブラシを使い、唇の山の部分をややオーバーぎみにぼかして。「ブラシでぼかすことで、重めの色も女性らしく柔らかい印象になります」(福岡さん)。「指でぼかすよりもブラシを使う方が、じゅわっと色づく感じですごくナチュラル。自分でもやってみます!」(華村さん)ニット¥44,000(テーロプラン/テーロプラン カスタマーサポートcustomer@teloplan.co)イヤカフ、上¥33,000下¥22,000(共にフォーヴィレイム/フォーヴィレイム カスタマーサポートcustomer@fauvirame.com)リング 各¥14,080(ステラハリウッド TEL:03・6419・7480)パンツはスタイリスト私物はなむら・あすか1999年3月18日生まれ、山形県出身。2017年にデビュー。ミステリアスな存在感を活かし俳優、モデルとして活躍。2nd 写真集『真価論』(講談社)が3/18発売決定。福岡玲衣さんヘア&メイクアップアーティスト。トレンドを的確に捉えつつ、その人の魅力を最大限に引き出すメイクを得意とする。モデルやタレントからの指名率も高く、雑誌や広告など幅広く活躍。※『anan』2023年3月1日号より。写真・嶌原祐矢スタイリスト・コギソマナ(io)ヘア&メイク・福岡玲衣(TRON)取材、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年02月23日話題を呼んだドラマ『エルピス』に出演し、可憐でシャープな存在感が注目されている華村あすかさん。スラリとしたボディが印象的だが、もとは太りやすい体質なのだそう。大好きなお洋服を着ることがボディメイクのモチベーションに。「MAXで76kgありましたが、このお仕事を始めたことをきっかけにダイエットを開始。1~2年ほど食事制限を徹底して体重を落としてから、筋トレで絞りました。ジムには行かず、YouTubeなどを見ながら1日2時間ほど家トレを実践。なかでも、ちょび。さんの筋トレ動画&mieyさんのストレッチ動画はすごく参考にしています」今日は脚、明日はお尻…など、曜日ごとにメニューを決め、ドラマなどの撮影がない時は毎日、多忙な時期でも週4日は行っているのだとか。「最大のモチベーションは、大好きなファッション。以前は好きなお洋服を着てもバランスが悪く見えていたけれど、体作りを頑張るうちに少しずついい感じに着られるようになってきて。まだまだ自信はないですが、そういった嬉しい瞬間が増えるようにボディメイクを続けていきたいです」そんな努力家の華村さんが目指すボディとは?「痩せすぎると女性らしさが消えてしまうし、メンタルも乱れやすくなると思うので、程よく筋肉がついたしなやかなバランスが理想。縦にラインが出る、引き締まった背中にも憧れますね」美ボディの秘訣教えてください!お手製スープは腹持ちも抜群。「食事はほぼ自炊。食べないダイエットだと代謝が落ちるしリバウンドもしやすいので、分量に気をつけつつ、三食バランスよく食べるようにしています。イチオシの減量メニューは、具だくさんなスープ。いろんなバリエーションが作れるから飽きないし、満足感も得られてオススメ」全身をほぐしてしなやかな体に。「私はかなり筋肉質で、ただ鍛えるだけだとゴツくなっちゃうタイプ。ストレッチポールやフォームローラーで筋肉をしっかりと緩めることが、ボディメイクのポイントに。持ち運びしやすいサイズや広い範囲を伸ばせるものなど、いろんなタイプを用意して毎日欠かさずほぐしています」Asuka’s Beauty Rules1、香水はSHIROのサボンを長年愛用。「3年ほど前から、香りものはSHIROのサボン一択!匂いが強すぎず、いろんな方がいる現場にも安心してつけていけます。いつか挑戦したい香水はガブリエルシャネル。友達が使っていて、すごくいい香りだったので憧れています」2、週2回はスクラブでボディの角質をオフ。「角質が溜まりやすい膝、お尻、ふくらはぎの側面を中心にボディ磨きを。ダヴのスクラブは肌当たりが優しく、香りも。お風呂上がりはハトムギ入りのボディクリームを塗るのですが、お米のオイルを2~3滴混ぜると保湿力がアップ」3、コットンパックで肌荒れから脱出。「上京したばかりの頃にニキビで悩んだ時期があって。乳液を使わずにコットンパックで化粧水を入れ込むようにしたら、肌が回復したんです。さっぱり系としっとり系の2種類を用意し、昼はさっぱりのみ&夜は両方重ねてしっかり保湿を」はなむら・あすか1999年3月18日生まれ、山形県出身。2017年に芸能界デビュー。グラビア撮影のほか、ドラマ『エルピス‐希望、あるいは災い‐』など俳優として活躍。ファッション好きで知られ、女性誌でモデル活動も行っている。デニムスカート¥26,400(チャンス/H3Oファッションビュロー TEL:03・6712・6180)トップス、サンダル、アクセサリーはスタイリスト私物※『anan』2023年2月22日号より。写真・嶌原祐矢スタイリスト・コギソマナ(io)ヘア&メイク・福岡玲衣(TRON)取材、文・真島絵麻里
2023年02月19日女優でグラビアアイドルの華村あすかが、9月27日発売の写真週刊誌『FLASH』(光文社刊)に登場している。デビュー当時の18歳の頃から、黒髪ロングヘアだった華村あすか。ショートカットにして以来、初めて同誌に登場し、水着姿とランジェリー姿を披露している。インタビューでは「思い切って、ずっとやりたかったショートヘアにしてみたら、『ここから心機一転だな!』って気持ちになりました」と現在の心境も。10月24日スタートのドラマ『エルピス —希望、あるいは災い—』(フジテレビ系)の出演も決まり、女優業も好調の彼女が見せたグラビアは必見だ。ほか、『週刊FLASH』9月27日発売号では元乃木坂46の松村沙友理が3年ぶりの撮り下ろしで表紙と巻頭10ページにわたるグラビアを、SKE48の須田亜香里がアイドル人生ラストとなるグラビアを披露している。TikTokフォロワー数360万人を超えるなな茶が同日発売のデジタル写真集から悩殺カットを限定公開。ヘアヌード写真集『Dyed in a dream』を発売したばかりの染谷有香が袋とじで登場している。また、人気バラエティ番組に出演していた四宮ありすが『週刊FLASH』初登場で本格的にグラビアデビュー。戦隊ヒロイン出身女優・大久保桜子が同日にデジタル写真集を発売したが、その写真集から厳選されたカットが裏表紙に掲載されている。なお、月額1,100円(税込み)の会員制サイト「FLASH Prime」にて、高画質メイキング動画、未掲載写真を公開中。
2022年09月27日住友ファーマアニマルヘルス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:高田 和浩、以下「住友ファーマアニマルヘルス」)とあすかアニマルヘルス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山口 文豊、以下「あすかアニマルヘルス」)は、2022年11月1日より脳下垂体後葉ホルモン製剤「動物用オキシトシン注射液DSP」の販売を、住友ファーマアニマルヘルスからあすかアニマルヘルスに移管することに合意しましたのでお知らせします。両社は、2017年4月から畜産領域のコ・プロモーションを行っており、この度の合意を通じて、より一層のパートナーシップを構築し、両社で畜産領域の生産性向上に寄与していきたいと考えています。販売移管品目 :動物用オキシトシン注射液DSP 5mL×10管販売移管予定日:2022年11月1日(火)■「動物用オキシトシン注射液DSP」について本剤は、オキシトシンを有効成分とする注射剤です。オキシトシンの生物学的活性は、子宮の律動的な収縮作用、射乳作用等であり、生体内では視床下部で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンです。■住友ファーマアニマルヘルス株式会社について住友ファーマアニマルヘルスは、動物たちの健康を支えることで、人々の笑顔あふれる暮らしに貢献する企業として、2010年7月に住友ファーマ株式会社の事業部門から分社化し、設立された研究開発型の動物用医薬品等の製造販売会社です。70余年に及ぶ動物薬事業を通じて培った経験と実績を基礎に、人と動物の絆を支える「コンパニオンアニマル事業」、人々の豊かな生活を支える「畜水産事業」、確定診断に必要不可欠な「臨床検査事業」を展開しています。また、医薬品と機能性食品の提供に加え、診察・検査・診断・投薬・アフターケアにわたる獣医師、ペットオーナーや畜産農家等のニーズの全体(ヘルスケアサイクル)へ事業領域を拡張し、総合的なソリューションを提供する会社への変革を推進しています。詳細はホームページをご覧ください。 ■あすかアニマルヘルス株式会社について「あすかアニマルヘルス」は「人と動物が共生できる社会づくりに貢献する」ことを経営理念とし、2020年に創立100周年を迎えたあすか製薬株式会社(旧帝国臓器製薬株式会社)のアニマルヘルス事業を分社化して設立致しました。そして、動物用医薬品事業と動物用飼料添加物事業の二本柱で事業を展開し、畜産及び水産物の生産性の維持向上、さらには犬及び猫等のコンパニオンアニマルの健康維持に有用な動物用医薬品等の研究・開発、製造、輸入、販売を通じて、生産農家様・獣医療関係者様や飼い主様に貢献しています。詳細はホームページをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月20日カフェ&ブックス ビブリオテークでは、奈良県のブランドいちご「あすかルビー」と多彩なスパイスを使ったいちごフェア「“あすかルビー”いちごと(パン)ケーキ」を開催。2021年12月27日(月)より、カフェ&ブックス ビブリオテーク全店で様々ないちごスイーツを提供する。カフェ&ブックス ビブリオテーク、いちご×スパイスの限定スイーツバタークリーム&ショートケーキ風、1皿で2度美味しいパンケーキ数あるメニューの中でも特に注目したいのは、バタークリームパンケーキとショートケーキ風の2種類のパンケーキが楽しめる「“あすかルビー”の2種パンケーキ 発酵いちごバタークリームパンケーキとショートケーキパンケーキ」。産地直送の「あすかルビー」のフレッシュな果実と甘酸っぱいソース、そして香り高いシナモンの相乗効果で、ワンランク上の味わいが楽しめる。シナモンを効かせたショートケーキふんわり軽い生クリームが主役のショートケーキ「こだわり生クリームの“あすかルビー”いちごショートケーキ」も、いちごの魅力をシンプルに味わえるおすすめメニューの一つ。ケーキの中に忍ばせた「あすかルビー」のコンフィチュール、パリッとした食感のシナモンのチュイルで、味わいの変化も楽しめる。3種のスパイスを使ったスイーツプレート、濃厚ショコラテリーヌもこのほか、ショートケーキ・タルト・ミニパフェにそれぞれ異なるスパイスを使った贅沢なスイーツプレート「“あすかルビー”いちご尽くしの贅沢デザートプレート」、甘酸っぱいいちごコンフィチュールを合わせた濃厚ショコラテリーヌに甘いクローブが香る「濃厚ショコラテリーヌ “あすかルビー”いちごソース」など、いちごとスパイスの絶妙なハーモニーが楽しめるスイーツの数々が用意されている。詳細カフェ&ブックス ビブリオテーク いちごフェア「“あすかルビー”いちごと(パン)ケーキ。」開催期間:2021年12月27日(月)〜開催店舗:カフェ&ブックス ビブリオテーク全店<展開メニュー>・「“あすかルビー”いちごとルバーブのコンフィチュール、ヨーグルトムースのパンケーキ はちみつレモンソース」1,540円・「“あすかルビー”の2種パンケーキ 発酵いちごバタークリームパンケーキとショートケーキパンケーキ」1,705円・「こだわり生クリームの“あすかルビー”いちごショートケーキ」935円・「“あすかルビー”いちごとピスタチオのタルト ホットアングレーズソース」990円・「濃厚ショコラテリーヌ “あすかルビー”いちごソース」880円・「“あすかルビー”いちご尽くしの贅沢デザートプレート」1,650円・いちごペアリング スリランカティー「クレイグヘッド茶園 キャンディー」715円
2021年12月24日映画『親密な他人』が、2022年3月5日(土)に公開される。黒沢あすかと神尾楓珠がW主演。失った息子を求める女と“謎の青年”、2人の行く末は?映画『親密な他人』は、親子でもない、恋人でもない男女の間に生まれる不思議な愛を描いた心理スリラー。行方不明になった息子を待ち続ける女性と、その息子の消息を知っていると話す謎の青年の関係を軸に、愛と狂気の物語を描く。<映画『親密な他人』あらすじ>46歳のパート販売員・石川恵。最愛の息子・心平が一年前に行方不明になり、その帰りをずっと待ち続けてきた。そんなある日、彼女の前に息子の消息を知っていると言う20歳の謎の青年・井上雄二が現れる。心平の消息をめぐって、やがて二人は親子のような、恋人のような不思議な関係になる。しかし雄二には隠された目的が、また恵には誰にも言えない秘密があった。黒沢あすか&神尾楓珠がW主演主演を務めるのは、『六月の蛇』『冷たい熱帯魚』などで存在感を放ってきたベテラン女優・黒沢あすかと、『彼女が好きなものは』『20歳のソウル』の公開を控える若手俳優・神尾楓珠。その他、上村侑、尚玄、佐野史郎、丘みつ子らが脇を固める。<主な登場人物&キャスト>石川恵(黒沢あすか)46歳のパート販売員。愛する人を失っても、身代わりを見つけようとするいびつな母性と狂気を持つ。井上雄二(神尾楓珠)企てをもって石川恵に近づく、母の愛を知らない孤独な青年。失踪した石川恵の息子(上村侑)中村真夕監督「母性とは、神聖なものなのか?」メガホンを取るのは、ドキュメンタリーとドラマの境界を自由に行き来して映画を作り続ける中村真夕。劇映画『ハリヨの夏』で監督デビュー後、ドキュメンタリー映画『ナオトひとりっきり』『愛国者に気をつけろ!鈴木邦男』などで評価を得た中村が、「母性とは、神聖なものなのか」という疑問を、長年あたため続けた『親密な他人』にぶつける。<中村真夕(監督・脚本) コメント>私がこの映画で描こうと試みたのは、日本の母親の包みこむような温かさと、のみこむような怖さだ。14年間、イギリスとアメリカで過ごし、日本に帰ってきて一番衝撃的だったのは、日本の母親の子ども(特に息子に対する)並々ならぬ愛情の注ぎ方と、執着だった。それはある意味、日本だけでなく、韓国や中国にも共通するアジア的なものかもしれない。この映画では、依存し愛し過ぎるが故に、親子関係がいびつになっていく状況を、ミステリーを絡めた物語にした。日本だけでなく欧米でも、母親は神聖なものとして扱われることが多いが、そうではない悪女性も同時に表現できればと考えている。母性と女性の間でゆれながら、生きるリアルな女性を、これからも映画の中で描きたいと考えている。【詳細】映画『親密な他人』公開日:2022年3月5日(土)監督・脚本:中村真夕出演:黒沢あすか、神尾楓珠、上村侑、尚玄、佐野史郎、丘みつ子
2021年10月03日ピアノの音色が評判を呼び、テレビなどでも特集され注目を集めたピアニスト・野田あすかによる「野田あすかおうちでミュージック~あなたに届けたくて【オンラインコンサート】~」が9月19日(土)に開催される。【チケット情報はこちら】2020年3月21日(土)、28日(土)に予定していた「野田あすかピアノ・リサイタル2020」が新型コロナウイルス感染拡大に伴い延期、振替開催を目指して調整をしていたが、6月20日(土)東京公演は11月14日(土)へ再延期、6月27日(土)福岡公演は中止となった。今回のオンラインコンサートは、このコロナ禍でも応援してくださるファンの皆さんへ感謝の気持ちを伝えたいという本人の強い思いを受けての開催となる。以下は野田あすかコメント。ピアニストの野田あすかです。宮崎に住んでいます。心がホッとする音楽を届けるのを目標に、活動しています。新型コロナウイルスの影響で、私のソロリサイタルが中止や延期になってしまいました。本当は、みなさんにお会いして、みなさんの前で演奏することを楽しみにしていたのですが、いまはできないので、オンラインという形でリサイタルをすることになりました。初めてのことばかりで戸惑ってしまうことが多かったのですが、画面の向こうで、私の演奏を聞いてくださっているみなさんに向けて、心を込めて、演奏しました。新型コロナウイルスで悩んでいる方、ストレスを抱えている方、外出ができない方、新型コロナウイルスが出てくるよりもずっと前から自粛せざるを得えなかった方など、一人でも多くの方の心がホッとするといいなと思います。9月6日(日)までチケットぴあにて早割チケットを発売中。9月7日(月)以降も前売りチケットを発売。9月19日(土)12:00~22日(火)23:59までPIA LIVE STREAMにて配信。
2020年09月04日俳優の草なぎ剛とユースケ・サンタマリア、6月末でテレビ朝日を退社してフリーとなった大熊英司アナウンサーが1日、お笑い芸人・江頭2:50の公式YouTubeチャンネル「エガちゃんねる」に登場した。「草なぎ&ユースケ&シークレットゲストの3人が江頭の誕生日を祝福!」と題して公開された動画で、江頭の誕生日を祝うべく大熊アナは、全身黒タイツの番組制作クルー「ブリーフ団」の一員に扮し、ケーキをもってサプライズ登場した。2018年3月で放送終了となったテレビ朝日系バラエティ番組『「ぷっ」すま』で共演していた江頭と大熊アナ。覆面を外した大熊アナが「どうもお久しぶりです」とあいさつし、「昨日いっぱいでテレビ朝日を退社しまして、今日からフリーなので、最初の仕事が『エガちゃんねる』です」と言うと、江頭は「大熊さん! 久しぶりじゃん!」と喜んだ。江頭が「何で辞めたんだよ?」と尋ねると、大熊アナは「定年まであと3年で、新しいことをちょっと早めにスタートさせたほうが良いかなと。早期退職をしました。『フリーになったらどんな仕事でも必ず受けなさい』と言われたので、最初に来たこの仕事から受けることにしました」と出演理由を明かした。動画では、『「ぷっ」すま』のメインMCだった草なぎとユースケが、ビデオメッセージで登場する場面も。ユースケは「なんか距離は離れてるけど、昔のメンツが1つの画面の中にいるのは感慨深いな」とコメント。続けて、大熊アナに対して「ずっとテレ朝にいて給与をもらって暮らしていくほうが安定していると思うけど、それを選ばなかった大熊さん、あんた男やで! 俺、そういう人好きよ」とエールを送った。また草なぎは「(江頭から)酔っぱらってすげー電話かかってくる」とも。ユースケも「俺も、江頭さん変な時間に電話が来るのよ。正常な状態の時に電話してくるぶんには良いんだけど、変な状態の時に電話してくるんだよね(笑)」とクレームを入れた。動画のコメント欄では、「ぷっすまは永遠ですね」「この4人の共演はヤバい」「学生時代に毎週ぷっすまを見てた世代なので、この4ショットは感慨深いです」などといった声があがっている。
2020年07月04日発達障害のピアニスト野田あすかが、昨年につづいて公演を行なう。前半はクラシック作品、後半は自作という構成だ。【チケット情報はこちら】前半で弾くヒナステラの《アルゼンチン舞曲集》(全3曲)についてこんな話をしてくれた。「1曲目は〈年老いた牛つかいの踊り〉という題名なんだけど、私が聴く限りはものすごくキレがいいんです。“年寄りじゃないだろう!”ってツッコミたくなる(笑)。3曲目は〈はぐれ者のガウチョの踊り〉。みんなとはぐれてどこかに走って行っちゃうカウボーイのお話なんですけど、ちょっと行き過ぎ(笑)。みんなの元に戻れたのかなって心配しちゃいます」視点が面白い。どんな音楽でも、このようにストーリーを考えながら弾いているのだそう。「作曲家がどう考えたのかをちゃんと調べて再現するのが大事だということを、知識としては知っているんだけれども、それをわかったうえで、私は自分の色を入れるほうが、弾きやすいし伝えやすいんです」でも、音楽学的な知識と同じぐらい、あるいはそれよりずっと、楽譜に向き合ってたどり着いた解釈が大事なはず。その意味で彼女は正統的だ。障害のせいで図形の認識が苦手。だから譜読みにとても時間がかかる。「ものすごく時間がかかってしまうから、耳で覚えて弾いてみたこともあるんですけど、それだと音色まで耳で聴いたように弾いてしまって、もう直せないんです。だから、どんなに時間をかけても、自分で譜読みするほうが、結局仕上がりは私らしい。大変だけど、今もその方法を続けています」そして自作曲。どのように作曲しているのだろう。「楽譜に書いた時点では自分がどんな曲を書いたのかわかりません。クラシックの作品と同じように一から譜読みして、“あっ、私、こういう曲を書いたんだ”って(笑)」どういうことかというと、彼女はまず、描こうとする風景や表現のイメージを点と線でスケッチする。見せてくれた作曲ノートには、ちょうど北斗七星のような図形がいくつも並んでいた。そしてその図形を、タブレットの楽譜アプリで、なぞるように音符を置いていくのだ。それが主題のモティーフとなり、展開し、和声づけしながら曲を完成していく。一見ユニークだが、最初の工程に視覚的な線画を用いているだけで、肉付けしていく過程は非常にオーソドックスな作曲法だともいえる。障害のあるピアニストとして報道されることをどう感じているのだろう。「最初はそれが嫌だと思って頑張っていたのですが、障害のある人もない人も、いろいろ悩みがあることに気づきました。そういう人たちが私のピアノを聴いて、悲しい気持ちや悔しい気持ちを少しでも涙として流せるとしたら、それは障害のためにいろんな悔しい思いをしてきた私だからこそできることかもしれない。私は障害を乗り越えたとは思っていなくて、これからも一緒に生きていこうと思っています。今回のコンサートでは、自作の新曲を何曲か発表する予定です。演奏を聴いて、来たときと違う気持ちで帰ってくれたらうれしいです」公演は12月22日(日)東京・トッパンホールにて。取材・文:宮本明
2019年09月02日女優でグラビアアイドルの華村あすかがこのほど、東京・神保町の書泉グランデでカレンダー『華村あすか 2019年カレンダー』(発売中 2,808円税込 発売元:わくわく製作所)の発売記念イベントを行った。昨年8月に『週刊プレイボーイ』(集英社)でグラビアを飾って芸能界デビューを果たした華村あすか。今年はテレビ東京系のドラマ『宮本から君へ』や、映画『初恋スケッチ~まいっちんぐマチコ先生~』で銀幕デビューを果たすなど、女優としても注目を集めている。そんな彼女の初めてとなる同カレンダーは、昨年に沖縄や石垣島、横浜で撮影。豊満バストが露わになっている水着姿などが掲載されている。初めてのカレンダーを手にしながら「デビュー当時に撮影したものですが、どこか懐かしいと思いながら、大人っぽい自分がいて、ドキっとするような感じに仕上がったと思います」と満足げの華村。カレンダーのテーマは「等身大というよりも全体的に大人っぽいイメージで撮影しました」とセクシーなショットが多いようで、お気に入りを5~6月に掲載されているワンピース水着をあげて「色味と生地の素材が好きだし、あどけない表情でこんな顔しているんだな~と思いました(笑)」と照れ笑いを浮かべた。残り1カ月半を切った2018年を振り返り、「自分の生活環境が目まぐるしく変わりました。まさかこの1年でたくさんのメディアに出るとは思っていませんでしたから、喜び半分に不安も混じっていましたが、すごく充実した1年だったと思います」とコメント。来る2019年に向けては「新しい役に挑戦したいです。それにもっと色んな顔を持った女優さんになりたいです。具体的には思いっきり性格の悪い役とか、女性が見ていて嫌われそうな役を演じてみたいです」と抱負を。プライベートの目標としては「山に登りたいですね。頂上に登って大地のパワーを体内に吸収したいです。体力は結構自信があるので、地元の鳥海山に登ってみたいです!」とアクティブな一面を覗かせていた。
2018年11月20日発達障害を抱えるピアニスト・野田あすか初の全国ツアー『野田あすかピアノ・リサイタル ~全国ツアー2018~』が3月から開催される。野田あすかピアノ・リサイタル チケット情報昨年、「金スマ」(TBS系)でも紹介され話題を呼んだ野田。22歳で生まれつきの脳の障害・発達障害と診断されるまで、人とコミュニケーションをうまくとれないことに本人も家族も苦しんできた過去を持つ彼女が奏でるピアノは、その温かくやさしい響きで多くの人の心を掴んでいる。初の全国ツアーへの想いを聞いた。ツアーが決定しての感想を尋ねると「全国ツアーってテレビで見るような人がやるものだと思ってた」と笑う野田。「去年は、私がしあわせな気持ちで弾いて、お客さんもしあわせになってくれるといいなと思ってやっていました。だけど最後の浜離宮朝日ホール(東京凱旋公演)では『私がいっぱい希望をもらったリサイタルだったな』と思ったら泣いちゃって。そういう気持ちを東京や大阪の大きな街だけじゃなくて、いろんなところに届けられるのはすごくしあわせだし、楽しみです」リサイタルは第一部はクラシック曲、第二部は自作の曲を披露する二部構成。第一部の曲は「光」をテーマに選んだと言い、「去年、お客さんに希望をもらったから、その希望が出す“光”をテーマにした曲を弾きたくて」と、『月光ソナタ(ピアノソナタ第14番)』全楽章(ベートーヴェン)や『月の光』(ドビュッシー)を披露するという。中でも『月光』への挑戦は野田にとって大きく、「今まで私はソナタ全楽章を人前で弾いたことがなくて。ソナタの全楽章を人前で弾くのはすごく大きなチャレンジなんです。と語り、「だけど温かい気持ちで見守って下さい!」とニコリ。第二部では『心がホッとするCDブック』収録曲のほか新曲『木もれびの記憶』も披露予定。これも「光」にまつわる曲で「小学生の頃、昼休みに先生が『みんな外で遊びなさい』と言うんだけど、私は『遊びなさい』だけじゃ何をしていいかわからなくて。大きな楠の木の下に45分座って、みんなを眺めていました。楠の木に寄りかかっていると、木と話しているような気がして。上を見ると楠の木は緑が薄いから、太陽が当たると緑色の光になって私を照らして。自分を守ってくれてるような気がしていたのを思い出して、タイトルにつけました」。「来たときより少しだけにっこりして帰ってくれるような演奏会になると思います」という全国ツアーは3月21日(水・祝)にスタート。島根、新潟、高知、静岡、愛知、大阪、兵庫、宮崎とまわり、東京では紀尾井ホールにて7月13日(金)に開催。取材・文:中川實穂
2018年02月08日「町民のアンケート調査じゃ、1割しか『大熊町に戻らない』って答えているのに、税金31億円もかけて、大熊町に新庁舎をつくるなんて、おかしいですよ。しかも、建設予定地は町長の土地らしい。町長は自分に利益を誘導したいんじゃないでしょうか」 今年3月、ある大熊町民から、そんな訴えを受けた本誌取材班は、町役場新庁舎建設について取材を進めてきた。すると、住民不在のまま「復興」の青写真が描かれ、巨額の税金がつぎ込まれている大熊町の現状が見えてきた。 大熊町は福島第一原発の立地自治体。町の96%が、年間被ばく量20ミリシーベルト(※1)を超える恐れのある“帰還困難区域”で、約1万人の大熊町民は会津若松市や、いわき市をはじめ全国に避難中だ。役場の出張所も会津若松市、いわき市、郡山市、大熊町と4カ所に設けられている。 震災から丸6年たち、高い放射線量や廃炉作業中の原発に対する不安や、避難先での生活が長くなったことなどから、すでに「大熊町には戻らない」と決め、避難先で居を定めた町民も少なくない。 そんな状況のなか、大熊町の渡辺利綱町長(69)は今年1月、町の中心部から離れた田畑が広がる大川原地区にある“大川原復興拠点”というエリアに役場新庁舎を建設すると発表した。 新庁舎建設にかかる総事業費は約31億円(河北新報3月26日付け報道)。その資金の出所は、私たちが電気代に上乗せして支払っている税金が原資になる「電源立地地域対策交付金施設整備基金」が充てられる。 また、用地取得にかかる土地代も「福島再生加速化交付金」(※2)と呼ばれる国費、つまり税金から大川原復興拠点全体の土地取得費用のうち4分の3にあたる約1億9千7百万円が拠出されていた。 大川原復興拠点は、全町避難を余儀なくされている大熊町が、比較的放射線量の低い大河原地区を、住民帰還の足がかりにしようとする復興拠点の名称だ。住宅や商業施設、いちご栽培工場などもつくられる予定で、今回の新庁舎建設予定地もこのなかにある。 しかし、新庁舎建設に関しては、一部の町民から、「税金のムダづかい。使い方を間違えている」といった批判が出ている。 「(新庁舎を建てるなんて)知らねがった。大熊はまだまだ放射線量が高いから帰れねえ。だから、いわき市内の復興公営住宅に入ることにしたんだ。新庁舎に大金を使うなら、(大熊町からの避難者が多い)いわきに老人ホームを建ててくれたほうがありがたい」(会津若松市に避難中の女性) 「町民に戻ってきてほしいなら、立派な役場を建てるより、まずは復興公営住宅が先ですよ。住むところもないのに、戻れません」(いわき市の復興公営住宅に入居している女性) ところが、渡辺町長は先月23日、「18年度中に、この大川原地区の避難指示を解除し、新庁舎完成に合わせて町民の帰還を進める」と発表。大川原復興拠点を、人口1万人の大熊町民のうち1割の1千人と、他県から来る廃炉関係者2千人を合わせて約3千人が暮らす町にする想定だ。 町民1千人に対して31億円の新庁舎――。到底、その人口規模に見合っているとは言えない。そのうえ、建設予定地が町長自身の土地で、売買によって町長に土地代が転がりこむというなら問題だ。 そこで本誌は、新庁舎の建設予定地1万9,439平方メートルの登記簿を調べてみた。すると、なんと5割弱の8,756平方メートルが、渡辺町長の所有地であることが判明したのだ。 各地の原発差し止め裁判や、原発避難者の訴訟などに携わっている弁護士の井戸謙一さんは、町長が自らの土地を町に売却して利益を得ることについての問題点を、こう指摘する。 「町民の代表(代理人)である町長が、自分が所有する土地を町に売った場合、自分が自分と売買契約を結ぶことになり、利益誘導を避けるための“自己契約”ないし“双方代理”を禁止している民法第108条に抵触する可能性があります。そうなると契約は無効になり、町長は町から支払われた土地代金を返還せねばなりません。公の建物を町長が所有している土地に建てるなんて、普通はしません。町長への利益誘導だと思われても、仕方ありませんからね」 このような違法性が疑われるにもかかわらず、なぜ、町長の土地が含まれる場所を建設予定地に選んだのか。 たしかに、町長の所有地は、新庁舎の建設予定地の5割弱を占めているが、大川原復興拠点全体から見れば、ごくわずか。しかも、復興拠点の西端に位置しているので、拠点から避けようと思えば避けられるはずなのだ。 (取材・文/和田秀子)(下)に続く ※1:原発事故前の年間被曝量は1ミリシーベルト以下だが、帰還を促進するために、20ミリシーベルト以下の場所は避難指示を解除するように、15年の改正福島復興再生特別措置法で定められた。 ※2:福島再生加速化交付金とは、福島第一原発で避難した福島県民の帰還を支援するために、住宅や商業施設などの〝復興拠点〟を造る際に必要となる資金を国から補助するための交付金。
2017年07月08日本来、行政をチェックすべき議会では、問題にならなかったのだろうか。 大熊町議会の鈴木光一議長に尋ねてみた。 「6月の議会で土地所有者の名簿や売買価格が公表されましたけど、反対したのはひとりだけ。町長の認識はわかりませんが、議会で法律的にも問題だという議論はありませんでした。都市計画区域に、たまたま町長の土地があるっていうくらいの意識ですよ」 今回の土地取引に問題があるという認識は感じられなかった。鈴木議長によると、土地の価格は決定しており、地権者の合意もとれているが、売買契約を結ぶのは、これからだという。気になるのは、土地の評価額だ。 本誌が独自に入手した内部資料によると、町長の土地を含む大川原地区の土地売買価格は、〈田1千700円/平方メートル、畑1千500円/平方メートル、雑種地1千200円/平方メートル〉。 町長の所有地の地目は、「田・畑・雑種地」で、総面積は8,756平方メートル。ざっと計算すると、1千500万円近くが町長の懐に入ることになる。 この評価額に関しては、町民からこんな不満の声もある。 「大川原地区の田畑は、過去にほとんど売買された実績がなく、したがって公示価格もありません。バブル期終盤の91年に、畑が1,500円/平方メートルで取引されたことがあるので、今回の売買価格は、そのバブル期と同程度。町民の土地を買い上げた放射性廃棄物の中間貯蔵施設の土地取引価格ですら、田んぼは1,200円/平方メートル、畑は1,150円/平方メートルと、大川原より低い。原発事故後、このあたりの土地評価額は0円になっていることを考えると、やはり大川原は高いですよ」(以前、大熊町で不動産業を営んでいた男性) そもそも、なぜ旧役場庁舎は使えないのか。 「元の役場は、下野上地区というJR常磐線の大野駅の近くにあるので便利なんですが、放射線量が高くて使えないそうです。役場の人が言っていました」 そう話すのは、帰還困難区域の下野上地区に自宅がある女性。 ところが大熊町は、放射線量が高い旧役場から、広い道を一本隔てた向こう側に、復興のためにゼネコンの拠点をつくり、6年後の23年には居住可能な第2の復興拠点にする計画を進めている。 「だったら31億円もかけて新役場を建てなくても、あと数年待って、放射線量が下がってから、旧役場を修理して使えばいい。それかそのときの町の規模に見合った庁舎をそこに建てればいいと思うのですが」(前出・下野上地区の女性) 次々にわいてくる疑惑や疑問。本紙は、取材の最後に会津若松市の大熊町役場出張所を訪れ、渡辺町長と役場の担当者に数々の疑問をぶつけた。 まず、町長に、自らの土地を町に売却することの違法性について認識を聞いた。 「問題ないと思った。地権者の説明会でも、ダメだという声はなかった。まだ売買契約は結んでいないから、そんなに問題があるんだったら、私の土地は抜いてもらってもかまわない」 町長は違法性自体、認識していなかったようだ。さらに、利益誘導ではと言われていることに対しては、こう答えた。 「そんな気はまったくない。売らなくてすむならそうしたい。でも、町民のみなさんに『土地を提供してくれ』とお願いしているのに、自分が差し出さないわけにいかない」 先祖代々受け継いだ土地を手放すことへの辛い心情を吐露する町長だが「思うように用地買収が進んでいない場所もあるので、自らの土地を避けて復興拠点をつくることはできない」と語った。では、違法性はどうクリアするのか。 担当課長がフォローする。「我々としても法に触れることはできないので、いま顧問弁護士に相談しています。対策としては、副町長を代理に立て、渡辺利綱個人と、副町長が売買契約を結ぶ形にすれば問題ないだろうとアドバイスを受けました」 ここ数日、他のメディアからも取材が来ているようで、慌てて手段を講じたようだ。 また、土地の売買価格についても、「不動産鑑定士が、国が組織した用地対策連絡協議会の用地の取得費用基準に基づいて算出している」と、担当課長が正当性を強調。 最後に、「町民が1千人しか戻らないのに、31億円もの税金を庁舎にかける必要があるのか」との問いに対しては、「我々としては適正な額だと思っている。役場庁舎が大川原にできたら、インパクトも強い。大熊町の復興にむけて本気で取り組むんだという意思表示だ」と話し、新庁舎建設が、“復興への景気づけ”であることを明かした。 しかし、同じく震災のあと、役場庁舎を新築している福島県の南会津町では、人口約1万6千人で、建設予定費が約19億円。一方、大熊町は人口千人で31億円。景気づけの代金としては、やはり高すぎると言わざるをえない。 長年、公共事業の見直しに取り組んできた法政大名誉教授で弁護士の五十嵐敬喜さんは、「そもそも、まだ原発事故も収束しておらず、放射線量も高い原発周辺に人を戻していいのか」と指摘したうえで、こう警鐘を鳴らす。 「いま、被災地には多額の復興予算がつぎ込まれていますが、それができるのも20年まで。その後は、わずかに戻った高齢者が住民の多くを占める自治体が箱モノの維持費を支払っていかなくてはなりません。資金繰りが立ち行かなくなり財政破綻する被災自治体も出てくるでしょう」 税金の使われ方がおかしい、と思っている町被災地の人がそれを批判しても、「復興に水を差す」と言われてしまう現状もあるという。 本当に必要な事業に税金を回すためにも日本中が関心を持ち続ける必要がある。 (取材・文/和田秀子)(上)に戻る
2017年07月08日モデルで女優の中城あすか(23)が、2月16日から20日まで東京・新宿のシアターサンモールで上演される舞台『嘘つき歌姫』に出演することが9日、明らかになった。本作は、本番を3日後に控えた小劇団で肝心の脚本が1ページも仕上がっていないことが発覚し、次から次へとトラブルやいざこざ、揉め事が巻き起こるコメディ作。中城は大規模な商業演劇のみを取り上げる雑誌『リアルステージ』の記者で、"自信満々に早口でまくしたてる"という個性的なキャラクター・鈴木を演じる。小劇場を見下し、「鼻持ちならない」デキ女役だ。中城のほか、モロ師岡、楠世蓮、水原ゆき、与座よしあき、おさる、岩佐真悠子らが出演する。出演に際し、「このような素晴らしい作品に携われてとても光栄です」と女優としての喜びを語る中城。「とても元気あふれた真っ直ぐな役なので、最初から最後までエネルギーを落とさずに演じることがとても難しかったです。お芝居が分からなくて、迷走してしまった時は先輩方にたくさん質問をしてアドバイスをもらいました」と稽古の日々を振り返り、「他の演者さんたちの団結力と些細なボケやツッコミなど、コメディならではの迫力が満載です。私のエネルギーあふれた役も是非見て欲しいです。すてきな作品をお客さんにお見せできるように頑張ります!」と意気込んでいる。中城は1993年6月1日生まれ。東京都出身。CMや舞台に出演する傍ら、多数のファッションショーやアパレルウェブサイトなどで、モデルとしても活躍をしている。
2017年02月09日広汎性発達障がい、解離性障がいがありながらも、数々のコンクールに入賞し、5年ほど前からソロコンサートを開いている宮崎出身のピアニスト、野田あすか。彼女が初めて東京でのソロコンサートに挑む。野田あすか ソロコンサート今回のコンサートは二部構成。前半では、ショパン「幻想即興曲」、ドビュッシー「2つのアラベスク」第1番といったクラシックを予定しているが、なんといっても注目は、後半に彼女が演奏する自作曲の数々だ。「この1年間に作った曲から何曲か弾きます。『あしたに向かって』は、明日に向かってがんばるエネルギーを充電して、爆発させるイメージの曲です。いつもがんばれるわけではないから、エネルギーを貯めるためにひと休みしたり、心をゆったりさせたりするところもあります。そういう、私の中のエネルギーの動きを曲にしました。また、『しあわせのプレゼント』を作った時は、まわりのひとや、ステージでわたしを包む光や音などを、表現したいと思いました。前半は、私がメロディで、その周りを、人や光の伴奏に包んでもらっています。後半は、幸せのメロディーを音にしました」幼いころから、障がいが原因で、いじめや転校、退学、自傷、パニック、右下肢不自由、左耳感音難聴などでの入退院を繰り返してきた野田。今も腕にはリストカットの傷が残る。しかし、今の彼女にあるのは感謝の気持ち。その情感豊かな演奏にも、紆余曲折を経て辿り着いた、明るさや優しさがあふれている。「私は今まで周りのみんなに迷惑をかけたり困らせたりしてきました。でも、ステージで演奏させていただくようになって、自分だけが練習して自分だけが舞台に立っているのではなく、たくさんの方に支えられて励ましてもらっていたことに気づいたんです。また、舞台のお手伝いをしてくれるひとやCDを聴いてくれるひとがたくさんいるんだとわかりました」他の楽器を弾いた経験もあるそうだが、ピアノのどこに魅せられたのだろうか?「ヴァイオリンやトランペットならひとつの音を自分で伸ばしたり、音を大きくしたりすることができるけれど、ピアノの音は、一度鍵盤を叩いたらあとは消えていく。その一音一音が切ないの。大事に弾き過ぎて、先生に『ちょっと遅い』と言われてしまうこともあります」はにかむように笑う姿が印象的だが、その言葉や音には、常にしなやかな強さがある。「東京でソロで弾くのは初めてなので緊張もしているけれど、心を込めて、みなさんがほっこりにっこり帰ってくれるように弾きます。いつもの私のコンサートでは泣いている人もいるけど、最後はみんな笑顔なので、ぜひ自由に楽しんでほしいです」公演は10月19日(水)東京・王子ホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋彩子
2016年10月11日