男の子だって泣きたい日もある。自分の思いがうまく伝えられないのは悲しい男の子には強い人になってほしいと思うお父さんお母さんもいるかもしれません。そんな風に思っていても我が子は泣いてばかり、とため息をつきたくなる日もあるでしょう。よく泣く子は幼くも見え、いつまで経っても成長が見られないと感じる日もあります。しかしその子自身も自分の気持ちをうまく伝えられないことに歯がゆさを感じている場合もあります。子どもの言葉にならない思いを受け止め、お母さんが言葉にしてあげましょう。男の子なのに泣き虫でいいの?ちょっとしたことで泣く我が子が心配になる5歳のAくんは笑うときは大声で笑い、泣くときは声を大きく上げて泣きます。感情をストレートに表現するAくん。お母さんは子どもらしくてかわいいなと思う反面、困ることもあります。それはちょっとしたことですぐ泣くこと。時には泣き過ぎてなんで泣いているのか自分でも分からなくなる程です。こんなに泣き虫でいいのかなと心配になるお母さん。「泣いてばかりじゃわからないでしょ」と言いたくなることもあります。お母さんが代弁した言葉を聞くことで、子どもは伝え方を覚えていく自分の思いを最初から言葉で伝えることができる子はいません。泣いているけど自分がどんな気持ちでいるのか、どんな言葉を使えば自分の思いを伝えられるのか分からないものです。「○○がやりたかったね」「手伝ってほしいんだね」とお母さんが代弁することで、自分の思いをどう言葉にすれば相手に伝わるのかを知ることができます。繰り返し伝え続けることで、少しずつでも自分の言葉で伝えられるようになるでしょう。気持ちを伝えられないストレスを軽減し、親子の絆を深めることにもつながる自分の気持ちをうまく伝えられないことは大人でもストレスになるもの。子ども自身も伝えられないもどかしさを感じています。そんな中、お母さんが子どもの思いを真剣に聞き代弁することで、お母さんは自分の気持ちをわかってくれているという安心感が子どもに生まれます。そうして子どもはお母さんの愛情を感じるでしょう。お母さんが子どもの思いに向き合えば、より子どもとお母さんの絆を深めていけますよ。今日の1日1成長うまく言葉にできない子どもの思いはお母さんが代弁して伝え方を示そう子どもの自己開示力も1成長、お母さんの受容力も1成長。みきいくみ(文)わたなべゆみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)あわせて読みたい🌈手がかからなくなっても目は離さない!子どもの成長を発見しよう
2022年03月22日子どもに直してほしい行動が変わらないワケは、否定語での言葉がけにあり子どもを注意するとき、どのような言葉をかけていますか?余裕がないと「◯◯しないで」と、つい否定語が多くなるのではないでしょうか。しかし否定語では、お母さんが子どもにしてほしいことが伝わりません。子どもも具体的に何をすればいいか分からないため、結局お母さんが直してほしい行動も変わらないのです。でも大丈夫!「◯◯しないで」を肯定語に言い換えるだけで、子どもがぐんと理解しやすくなります。子どもに思いが伝わらない!公園遊びで毎回ヒヤヒヤするお母さん6歳のわんぱくなCくん。よく行く公園にある、お椀型の滑り台がお気に入りです。しかし滑り台にはきちんとした階段がなく、背面にある鉄の手すりや周りの岩をつかんで登ります。少しでも手を滑らせたら落ちてしまうため、お母さんは「落ちないでね」とCくんに何度も伝えますが、当の本人は気にも留めていない様子。登っている最中にお友だちとぶつかっているのを見ると、ケガでもしないかといつもドキドキです。脳は否定語を理解できず、最初に聞こえた言葉を想像してしまう傾向がある「◯◯しないで」という言葉、つい言ってしまいますよね。これは“否定命令”と呼ばれ、子どもに“本意”が伝わらない言葉です。子どもに言葉を届けたいなら、肯定語を使いましょう。また「落ちないで」と言うと、落ちる可能性がなんと50%上がるとも言われます。「ピンクのイルカを想像しないで」と言われるとピンクのイルカを想像してしまうように、子どもの脳も否定語を理解できず、してはいけない行動の方に意識がいってしまうのです。今日からできる!子どもに伝わっていないと感じたら、まず口ぐせを見直そう子どもが落ちそうだなと思ったときは「手すりにつかまって」で良いんです。毎回注意しているのに…と悩むお母さんは、もしかしたら「◯◯しないで」が口ぐせになっているかも。子どもに声をかける前に少し立ち止まって、肯定的な言葉に置き換えると何だろう?と考えてから伝えてみましょう。そうすれば、子どもはするべきことを理解して行動に移しやすいです。「うちの子、全然言うこと聞いてくれない」も改善していくでしょう。今日の1日1成長「落ちないで」は逆効果!「つかまって」と肯定語で言い換えよう子どもの判断力も1成長、お母さんの表現力も1成長。みやもとまどな(文)さわどあさみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)月いっぱいで長期連載「1日1成長お母さん」がフィナーレを迎えます!今度は舞台をYouTubeに移して、ママの皆さんのお悩みに竹内エリカ先生がアドバイスをします!進級・進学などに関するお悩みについてエリカ先生に聞いてもらいたい方は【3/1(火)~3/18(金)】の期間中に、●ニックネーム●お子さんの性別、年齢●お悩み内容上記の情報を記載の上、以下のアドレス宛にメールをお送りください。皆さんのご応募、お待ちしております!info@mamagirl.jp※件名に必ず「エリカ先生」と入れてください。※応募件数によっては回答できない場合がございますので予めご了承ください。 あわせて読みたい🌈子どもが伝えられない思いは、お母さんが代わりに言葉にしよう
2022年03月11日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、子どもに言ってはいけないことについてお話ししてくれました! できれば避けたほうがいい言葉や言ってしまったあとにできることなどまとめて解説!今では、ネットや情報誌などでは“子どもに言ってはいけなこと”があふれています。あまりにたくさんありすぎて、親にとっては覚えるのも大変ですし、言ってしまったあとで「これは言ってはいけなかったのか」と後悔することも多々あるでしょう。 親だって人間ですから、余裕がないとついつい子どもを傷つけるようなことを言ってしまうこともあると思います。では、本当に子どもに言ってはいけないこととはどのようなことなのでしょうか。 できれば避けたいこと実は絶対的に子どもに言ってはいけないことはありません。ご自身を考えてみていただいてもわかるように、今“子どもに言ってはいけなこと”とされている言葉を親から言われた経験がある方はたくさんいると思います。 たとえば、・きょうだいやお友だちと比較するようなことEx.○○はできるのに、なぜあなたはできないの?・存在を否定することEx.あなたなんていなければいいのに・容姿を否定することEx.〇〇ちゃんはかわいくないわね・理不尽な言葉Ex.あなたはお姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから・何かをだしにして子どもにしてほしいことをさせるEx.△△したら、ご褒美に□□を買ってあげる・過程ではなく結果を褒めるEx.100点とってえらいね!などなど。 これらは、できれば言わないほうがいい言葉には違いありません。けれど、子どもによって受け取り方はさまざまで、非常に気にする子もいれば、まったく気にしない子もいます。 またこの先、成長していくなかで、他人から嫌なことを言われることもあるでしょう。わざわざ傷つけるようなことを言う必要はまったくありませんが、親があまり神経質になる必要もないのです。 やってはいけないこと絶対的に言ってはいけないことはありませんが、やってはいけないことはあります。 ・子どもが傷つくとわかっていながら、言ってはいけないとされるようなことばを繰り返し言うこと・自分が言われて嫌だと思うことをあえて子どもに何度も言うこと これらは、子どもをたしなめるという理由をつけて、親の気分をスッキリさせることに子ども利用している場合が多いからです。言っている内容よりも、子どもに対して悪意があることのほうが問題です。なぜなら、悪意は少なからずとも確実に伝わります。 一度ひどいことを子どもに言ってしまったとしても、親から愛されていると感じられれば、子どもはこの先も前向きに生きていく糧をもつことができます。ただそこに、「もしかして本当にそう思っているのかな……」「ママは私が嫌いなのかな」という疑問が生じたとき、トラウマになりかねない暴力的な言葉に変わってしまうのです。 実はトラウマはない!?ここまで、子どもにとってトラウマになりかねない声かけについてお話ししましたが、一方で、『嫌われる勇気』でもおなじみの心理学者アルフレッド・アドラーの説によれば、トラウマはないとされています。 たとえば、親からかわいくないと何度も言われ続け、自信をすっかり失って閉じこもってしまった人がいるとします。親からかわいくないと言われたことが原因=トラウマと考えられる場合が多くありますが、アドラーは、閉じこもるのがその人にとって都合が良いため、親からかわいくないと何度も言われたという原因を後付けしたと考えます。 この説には賛否がありますのでここでは深く掘り下げませんが、少なくとも、子どもが親から言われて傷ついたことが、結果的に子ども自身がトラウマであると感じてしまう可能性はあるわけです。言ってしまって、“しまったな”と思ったら、お子さんにしっかり謝りましょう。 まったく悪気なく言ったひと言にお子さんが傷ついてしまうこともありえます。これは言ってはいけない、あれは言ってはいけないと神経質になるより、お子さんが何に傷つくのか、反対にパパやママはどのようなことを言われたら嫌なのか、お子さんとざっくばらんに話せる環境こそが一番大切ではないでしょうか。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2022年03月02日大人気マンガシリーズ、今回はうしなぎ母さん(@usinagi.mama)さんの投稿をご紹介! 「無邪気な君」です。息子の幼稚園バスのお迎え。息子は無邪気に、見る物全てを伝えてくれますが…?息子のお迎え出典:instagram無邪気な息子出典:instagramちょっと感動…!出典:instagram前方から…?出典:instagram衝撃の一言出典:instagramすれ違うおじさんの怪しさを口に出す息子。子どもの無邪気さは、ときに残酷ですね…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@usinagi.mama)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年02月26日どう伝えていいかわからない。そんな思いがきつい言葉になることもある友だちに優しくできる子になってほしいと思っているお母さんは多くいます。しかし友だちとのトラブルは子どもの成長の中ではつきもの。「いっしょに遊びたくない」「Aくんは嫌」とお母さんが驚くような言葉や口調できつく友だちに言ってしまうときもあります。しかし、この口調は必ずしも友だちを傷つけようと思って言っているとは限りません。中には自分の思いをどう伝えていいかわからず、言った子自身も苦しんでいる場合もあります。育て方がいけなかった?今までに見たことのない子どもの姿に戸惑うお母さんお母さんは5歳のRくんについて最近気になることがあります。それは友だちに言う言葉がきついことです。ある日幼稚園に迎えに行くと「もう入れてあげない。いっしょに遊んであげない」と友だちに怒っている姿を見ました。何か嫌なことでもあったのかなと思う反面、いつもは優しいRくんなのでその姿にお母さんはビックリ。嫌なことがあったとしても違う言い方があるのに、なんでそんな言い方をするんだろうとその姿を信じられずにいました。子どもからきつい言葉が出たときこそ、子どもの思いを聞き受け入れよう子どものきつい言い方に、相手を傷つけようとしているのではと不安になることもあるでしょう。実は、自分の思いを伝えることが苦手な子も中にはいるのです。自分が嫌だと感じている気持ちをどう伝えていいか分からないため、結果的にきつい言葉になってしまうのです。まずは「どうしていっしょに遊びたくないって思ったの?」と苛立っている子どもの思いを聞きましょう。お母さんが受け入れてくれることで、ありのままの思いを出せるようになります。子の思いを聞いたらお母さんはその気持ちを代弁すると伝えられるようになるお母さんは「嫌だったのね」「謝ってほしかったのね」と気持ちを代弁しましょう。子どもは快・不快の感情は自覚していても、自分がどうしてほしかったという細かな思いに自分自身でも気づいていないことがあります。代弁された言葉を聞くことで自分が何を嫌と思っていたのかが分かります。また代弁することで、きつい言葉を使う以外の自分の思いを伝える方法を知ることもできます。自分の気持ちを理解できるよう、お母さんは声かけしましょう。今日の1日1成長きつい言葉は自分の思いを伝えたいサイン。子どもの思いを代弁し整理しよう子どもの伝える力も1成長、お母さんの受容力も1成長。みきいくみ(文)吉田あき(編集)日本キッズコーチング協会(監修)
2022年02月22日4才くらいの頃だったでしょうか。急に言葉のコミュニケーションが楽しくなったらしいまめは、どんなことでも言葉で伝えようと頑張っていました。自宅で一緒に過ごす時間が多いのは私の方なので、語彙力がまだまだでも何を伝えようとしているのかはなんとなくわかる。しかし私の知らないところでの話になるとさっぱりわからない。「ママがいないとき、このへんの女の家にパパとよく行くんだよ」と言われて「ママが仕事でパパと2人で出かけた時はよくこの辺りのアイスクリーム屋さんにいくんだけどそこの女性店員さんがとてもやさしい」という意味だと、すぐに理解できる人は少ないと思う……だから夫よ、一瞬とはいえ心底動揺してしまった私を許して。
2022年01月21日今回は、子どもと接するのが上手な人を星座別に1位から5位までランキングでご紹介。自分の星座が何位にあるか、ぜひチェックしていってくださいね。5位おひつじ座いつまでも子ども心を持ち続ける、無邪気な性格のおひつじ座のあなた。ひょっとしたら心の中では「子どもは面倒だし苦手」という気持ちかもしれませんが、そう思うのは子どもと自分はほぼ同じ立場であると考えているからかも。一度その気持ちを忘れられれば、上手に接することができるでしょう。4位さそり座さそり座は12星座の中でも子どもと接するのが好きな人が多く、深い愛情と思いやりを持っています。一見そうは見えないクールさがありますが、本能的に子どもを守らなければいけないと感じている部分があるようです。愛情が深すぎるがゆえの干渉的な部分がたまに難点ですが、誰の子であろうと関係なく、とくに小さい子に対しては面倒を見たいと思っているでしょう。3位いて座いて座のあなたは心が広く穏やかな性格で、子どもだけでなく動物からもとても好かれるタイプ。包容力があり、喜怒哀楽がわかりやすく表情に表れるさそり座のあなたに、子どもたちは安心感を抱くようです。また、そんなあなた自身も子どもの持つ大きな可能性や生き生きとした生命力に刺激され、関心が湧くようになるかも。大人を武器にせず、上手に接しながら見守ることができるでしょう。2位うお座人当たりがよく、優しい性格のうお座のあなた。意識的に相手の気持ちを理解しようとしなくても、自然と同情できる共感力を持っています。優しい性格でかわいいものや子どもと接するのが好きなあなたは、子どもから好かれやすいでしょう。また、衣装を着せて写真を撮るといった職業も向いているかもしれません。1位かに座母性溢れるかに座のあなたは、子どもがはしゃぎまわったり泣き喚いたりしてもそんな姿がかわいいと思える人。やっていいことと悪いことを理解してもらうまでしっかり向き合うので、子どもからの信頼も厚いでしょう。心のどこかで小さいものは守らなければいけないと思っているため、意外と子どもと接するのに向いているタイプかもしれません。あなたは何位だった?いかがだったでしょうか。子どもと上手に接することができる人は、子どもと関わる仕事にも向いているかもしれませんね。(監修:NOTE-X)"
2022年01月10日国際結婚というとなんだか甘〜いイメージを抱きがちですが、実際のところどうなのでしょうか?育った国が違えば、文化や価値観が違うのも当然、といえば当然。そこで、お互いの歩み寄りが必要になるわけですが…。スイス人の夫と、新婚当初から食にまつわるカルチャーギャップに困ってしまったケイコモエナさん。また、その悩みは娘の偏食問題に発展し…。■スイス人の夫と国際結婚。しかし夫の謎行動が気になるスイス人の夫と結婚したケイコモエナさん。結婚後、食のカルチャーギャップが頻繁に起こり、理想と現実という壁にぶち当たることに…。特に、魚料理では問題続出!夫の食文化に合わせるとみるみるうちに太ってしまったので、やはり健康的な日本食を作ろう!と張り切ってみたものの…。■今度は息子や娘の食問題に悩み炸裂!?お互いの好みを把握し、嫌いなものは作らないことでようやく落ち着いた食バトル。しかし、息子が生まれたことでやはり、息子には健康的な日本食で育って欲しいと思ったところ…。、息子はモリモリ食べてくれるので自信がついてきました。しかし、次に生まれた娘は真逆!どんなに頑張っても食べてくれません…。しかし、そんな悲愴感漂う日々にラジオから一筋の光が!なんでもバランスよく食べないといけない…! とガチガチの子育てになっていたケイコモエナさん。あるラジオや友人の言葉がきっかけで、ハッと大切なことに気づきます。それは、一体何だったのでしょうか?読者からも国際結婚や子育てにまつわるコメントがたくさん届いています!■国際結婚に食の悩みはつきもの?国際結婚をしている読者からも、食にまつわるお悩みコメントが!・旦那はオージーで、動物を殺してまでは…との考えのベジタリアン(卵や調理されたエビと鮭は食べます)、娘もかなりの偏食あり…。旦那と娘は、自分の好きな物ならたくさん食べますが、あまり好きで無いものに関しては、小食です。なので、毎回3人それぞれ違った物を作ったり…。料理する事が段々苦痛になっています。・うちも国際結婚です。おまけに食生活、文化は日本と全く異なる国の出身です。最初は私も彼に歩み寄る努力をしましたが、疲れてしまいました。そして、子どもを授かり、離乳食が始まると国際電話で姑に「幼い頃から辛い物を与えないと、ずっと食べられない」と意味不明な指導が入りました(夫は辛い物が溢れてる国の出身です)。・外国人の夫は魚、特に青魚が好きではないようです。嫌いとは言いませんが何で魚?と尋ねてきます。休日の晩御飯にお魚を出すと、明日からまた仕事なのに、魚…と言います。お刺身やお寿司は食べるので、魚の匂いに抵抗があるようです。■国際結婚だけじゃない、食のあるある問題に共感の声国際結婚に限らず、家族の食卓についても様々な声が寄せられています。・食が合う人と、うまくやっていきやすいとは聞いていたのですが、奥さん工夫して料理されているなと思いました。ソース味で料理を味付けして、食べられるものが増えるといいですね。トマトソースが食べられるなら、またそれで他の料理をしてみるとか。魚が苦手なら無理して食べることないと思います。体質的に向かない食べ物はありますから。 あと、ちゃんとご主人の幼い頃の気持ちを理解しようとされているところも、いいなと思いました。描かれている漫画、すごく面白いです。・日本人の家庭でも それぞれ親の方針が違うんだから、外国の家庭でも、同じなんだなあと。結婚するというのは やっぱり生活だから食事の相性は重要だし、思いやりだし、努力だなあ と改めて思いました。・異国との文化の違いに限らず、国内でも地域による味付けの違い、家庭環境による嗜好の違いがあると思います。また息子に関しては、学校から家庭での栄養管理も促され、私も一日30品目!6大栄養素!と思っていましたが、家族ならこそお互い歩み寄り、著書のように楽しい食卓を囲める事に幸せを見いだせていければと思いました。・夫さんの食問題から始まって、家族の食事作りに対しての努力がとても素晴らしく、こんな伴侶やお母さんがいる夫やお子さんはとても幸せですね。ゆあちゃんのベジタリアンのお話で、留学時代のスイス人の女の子を思い出しました。ある日一緒にランチをした時に彼女がベジタリアンだと知りました。小さい時からお肉のにおいがダメで、家族の中で唯一ベジタリアンだと言ってました。小さい時からお肉が無理とかあるんだなぁ、それでもこんなにすらっと背が高く、健康的に育つんだなぁと感心したのを覚えています。ゆあちゃんもきっと素敵な女の子になっていくんだろうなぁと思いました。もちろんイチくんも! 貴重な経験のお話、ありがとうございました。家族内でも食の好みが違うと料理を作る人は大変ですよね…。ケイコモエナさんはどのように折り合いをつけたのでしょうか? また、固定観念から救ってくれたラジオや友人の言葉とは何だったのでしょうか? 気になる連載はウーマンエキサイトに掲載されています!▼スイス人夫vs日本人妻 結婚と同時に「食の好みが合わない」バトル勃発!?/スイス人夫VS日本人妻〜家族の偏食、どう乗り切る?〜
2021年10月30日20代から30代女性が集まるanan総研メンバー約200人に「子どもに言われた衝撃的な言葉」をリサーチしました。グサリと心に刺さるセリフの数々をお届けします。傷つくけれど、子どもだから許せるものばかり!?女性約200人に聞いた「子どもに言われた衝撃的な言葉」6選20代から30代女性の集まるanan総研メンバー約200人に、「子どもに言われた衝撃的な言葉」をリサーチしたところ、「子どもは正直」と再確認できるフレーズがずらり。みなさん、さぞかしショックを受けたことでしょう。心中お察しします…。我が子からの耳が痛い助言「3歳の息子に『もうちょっとオシャレしたら?』と言われた」(30歳・自営業)「我が子に『ママ、怒ってばかりで怖い』と言われた」(32歳・会社員)ハッと気づかされる方も多いのはないでしょうか。育児って本当に大変で、容姿にかまっていられないときや、メンタルが安定しないときだって、子どもを産む前よりも数多くありますよね。そのぶん、子どもに愛情を注いでるってことなんですけど…子どもにはそんな苦労は伝わらなくて当然です。夫に言われたらカチンとくる内容も我が子であれば…受け止められますよね、素直に認めましょう(笑)。見た目(?)を指摘されたひと言「幼稚園実習で3歳児に『おっぱいがないね』と言われた。…うん、確かに全然ないけども、ささやかにあるんだよ……」(27歳・大学生)「親戚の子に『〇〇(私の名前)おばさん』」と呼ばれた。本当に“叔母さん”だから間違ってない!間違ってないけど響きがどうしても受け入れられなかったので『〇〇お姉ちゃん』と呼ぶよう訂正し、おばさんと呼ばれても答えない旨を説明しました(笑)」(31歳・会社員)大人なら心の声で抑えることが、いとも簡単に言えてしまうのが、まさに子どもですね。特に2つ目は、30代前半なら正直まだまだ言われたくない呼び名でしょう。その子は「叔母さん」として言ったのでしょうが、呼ばれたほうはちょっと敏感になってしまうのもよくわかります。普通に応えてしまうようになった時が、「おばさん」になったということなのかもしれませんね。ひたすら心にグサッときたセリフ「元カレの家にいったとき、『また違う彼女?』と、彼と年の離れた兄弟に言われてけっこうグッと刺さった(笑)」(29歳・自営業)「友達の家に6歳の甥っ子を連れて行きました。『私ともうひとりのお姉ちゃん(友達)どっちが好きか』という話になり、甥っ子は『もうひとりのお姉ちゃん』と答えた。ショックを受けた」(31歳・専門職)ひとつめは、彼の知られざる側面がわかり、よかったとも言えるのはないでしょうか。元カレということで別れて正解だったのかしれません。ふたつめも、6歳なりの社交辞令と思えば、甥っ子は世渡り上手として立派に生きていけそうです(笑)。以上、女性約200人に聞いた「子どもに言われた衝撃的な言葉」6選でした。子どもは良くも悪くも本音を言う生き物。だから、子どもなんです。言われてもメゲずに生きていきましょう。©Anchalee Yates / EyeEm/Gettyimages©Lisa Barnes/Gettyimages文・田中亜子
2021年06月07日私には子どもが3人います。上の娘はもう3歳になり、私の子育ても3年目に入りました。だいぶしっかりおしゃべりができるようになった長女に言われた言葉で、自身の子どもへの接し方について振り返り、感じたことについてお話ししたいと思います。 娘からのひと言でハッとしたある朝、保育園に行く身支度をしていると、「●●しなさいって言わないで。●●しようって言って」と言う娘。そのときは私も出勤時間が迫っていたので「準備をしようね」と言い直して、なんとかその場を乗り切ろうとだけ思っていました。 しかし、保育園への送迎も終わって落ち着いてからその言葉が妙に気になり、今までの子どもへの私の言葉を思い返してみました。するとたしかに、毎日忙しさを理由にして「●●しなさい」と口癖のように言っていることに気づいたのです。 母からの言葉を思い出した以前、娘が私の言うことを聞かないと母に相談したとき、母は「子どもは思い通りにならないものよ」と言いました。その言葉について改めて考えると、私は娘の立場に立って考えるよりも、どうやってこの育児や家事をこなしていくかに気をとられ、自分のペースで進めようとしていたなと思いました。 娘の立場に立って考えてみると、なぜなのかよく理解もできていない状況で「●●しなさい」と言われても理解できないし、私の言い方で娘も嫌な気持ちになっていたんだなと思いました。 夫に相談すると…そのことを夫に相談すると夫は、「俺は前からできるだけ●●しようかと声かけしているよ」と。そして「でも危険なことやどうしてもわかってほしいときは、●●しなさいとか、してはいけないと厳しく言うようにしているよ」と言いました。 確かに夫は、「●●しなさい」とは言いません。例えば食事のときなども、「もうすぐごはんだよ。自分の良いタイミングで席につくんだよ」と言っているのを思い出しました。 私は自分の娘への接し方について、さらに反省しました。 それからの私それから私は娘に何かしてほしいことがあるときは、きちんと理由を説明したうえで、「●●しようか」と促すような言い方を心掛けました。 すると娘は遊びの途中でも自分の中で気持ちを切り替えてくれるようになり、物事がスムーズに運ぶようになりました。また、危険な場面ではきつく言うことで、「これは本当にいけないんだ」と娘も理解してくれるようになりました。 これからの娘への接し方はもちろん、娘の下の1歳の双子への接し方もきちんと考えなければと思いました。まだ言葉はあまり理解できなくとも、威圧的な言い方や言葉は良くないと思うので、子どもたちをきちんと見守りつつ、子どもたちの意思も尊重した声かけをしていきたいです。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2021年05月22日顔が特別かわいいわけでもないし、スタイル抜群というわけでもない……。なのになぜかモテる女性っていますよね。今回はそのなかでも、男性がハマりやすい「無邪気な女性」になるコツをご紹介します。■ 「無邪気な女性」とは?ここでいう「無邪気な女性」とは、子どものような無邪気さを持っている大人の女性のこと。心がピュアなため騙されやすいこともありますが、男性が一度ハマると抜け出せない魅力があるようです。「無邪気な女性」になるコツを見ていきましょう。■ 気持ちを素直に伝える「無邪気な女性」は決して、褒め上手ではありません。むしろ本人は褒めているつもりはないのかも。ただ本当に思ったから「〇〇さんの△△なところが好きです」と、本人を目の前にしてストレートに自分の気持ちを言えてしまうのでしょう。彼女からしたら、恋愛感情の「好き」ではなく人間としての「好き」なのですが、言われた相手はドキッとしますよね。そういうことを計算するわけでもなく言えてしまうのが、「無邪気な女性」なのです。■ おいしそうに食べる「無邪気な女性」は食べ物を口にするとき、本当にうれしそうな笑顔を見せます。大人になると口に手を当てて食べるなど、「人からどう見られるか」を考えながら行動しがち。でも「無邪気な女性」には、そんな考えはあまりありません。ただ目の前にある食べ物を、おいしくいただくだけ。もちろん最低限のマナーは守りますが、とにかく幸せそうに食べるので、見ているこちらまで楽しい気分になっていくのです。そういう彼女なら、どんなお店にも連れて行きたくなりますよね。「おいしかった、ありがとう」という感謝の言葉も大切ですが、きっとその笑顔が彼への最高のプレゼントになっているのかも。■ なんでもない日にプレゼントするとくになんとも思っていない男性が漏らした「○○が欲しいけど、売ってなかった」という言葉を覚えていて、見かけたら買って渡してしまう「無邪気な女性」。相手の男性は欲しかったモノが手に入ったうれしさと同時に、「この子、俺の言ってたこと覚えていてくれたんだ」「もしかして俺のこと好きなのかな?」と、ドキドキモードに突入してしまうのです。しかし当の本人は、計算も何もしていないため、まったく気にしていません。無邪気に、ただ相手が喜ぶことをしただけなのです。■ 無邪気さを忘れないで大人になると忘れがちですが、あなただって小さい頃は「無邪気な女性」だったと思います。誰かのいいところを見つけたら、素直に言葉にしたり、ぎゅっとしたり……そうやって気持ちを表現してきたんですよね。大人になった今、さすがにぎゅっとするのは彼氏だけにしておいたほうがいいですが、自分の気持ちを素直に表現するのは悪いことではないはず。本来のあなたが持っている優しさを忘れずに、見返りなどを求めず、自分の気持ちに正直に過ごしてみる。そうやって気持ちを開放して「無邪気女子」になっていけば、周りにも笑顔がどんどん広がっていくはずです。(なつくま/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月15日みなさんは自分の子どもがサッカーのことで親に言われてうれしい言葉って、どんな言葉だと思いますか?逆に言われてイラっとする言葉は?先日開催された「こどもが主役」で子どもたちが設営から選手交代、試合の審判まで主体的に行うフォレストカップにて何人かの保護者、小学生にインタビューを行いました。その中から、子どもたちに聞いた「親に言われて嬉しい言葉」「イラっとする言葉」をご紹介します。普段お子さんがどう思っているのか、気になる保護者の方も多いですよね。これからもお子さんのサッカーを応援する上での参考にしてみていただければ幸いです。フォレストカップでは、子どもたちが会場設営、当日の運営、審判まで務めます。(この日は大会OBの中学生たちが審判を務めました)<<「失敗してよかったね」というコーチの言葉が子どもを成長させる。保護者も共感のその理由とは■子どもたちが言われて嬉しい言葉保護者の皆さんも大体想像がついているかもしれませんが、サッカーを頑張っている子どもたちが親に言われて嬉しい言葉を聞いてみると、ほとんどの子がプレーを誉められたときと回答。「いいプレーだったね」「あのプレー良かったよね」「頑張ってたよね」と言ってくれるのが嬉しい、と笑顔で答えてくれました。試合の時などに観戦に来てくれて、自分の頑張ったところや良かったプレーを誉めてもらえるのは子どもにとって嬉しいもの。何より「見ててくれた」ということで喜びを感じるのです。「言われて嬉しい言葉」はお子さんのやる気を引き出すことにもつながります。時に親御さんも試合の結果に熱くなってしまうこともあるかもしれませんが、どの試合でもわが子の良い所を見つけてあげるようにしましょう。■親に言われてイラっとする言葉では逆に親に言われてイラっとした言葉や行動を聞いてみると、以下のような答えが返ってきました。「あの時こうしたらよかったんじゃない?」「どうしてパス出せなかったの?」という、プレーについて言われるのが嫌だという声がたくさん聞かれました。やっぱり子どもたちにとって一番嫌なのは親からのダメだしのようです。自分でいいプレーができなかった、判断が良くなかったことは十分わかっているのに、親からも「あれが良くなかった」「どうしてできなかったの」など否定されたらイライラが募るもの。保護者の方も「わかってはいるんだけど、つい言っちゃうんだよね~」という方も少なくないですよね。何気なく言ってしまうこともあるかもしれませんが、その一言がお子さんを不機嫌にさせてしまうこともあるので注意です。ほかには「いいプレーをしたのに見てなかった」という回答も。試合でいいプレーがあったのに、試合後に話したときに親がその瞬間を見てないとガッカリする、と正直な気持ちを語ってくれた選手もいました。上述したように、子どもたちはいいプレーをちゃんと認めてもらいたいもの。ほかの保護者との会話や、わが子の雄姿をカメラに収めようとシャッターを切ることに夢中になって、いいプレーを見逃してしまうこともありませんか。頑張っている子どもを写真に残すのも大事ですが、子どもにとって何より嬉しいのは親が自分のプレーをしっかり見ていてくれることですので、できる限りピッチ内に目を向けてあげましょう。■親にダメだしされた時の反応続いて親にダメ出しをされたときに何と返すかを聞いてみると、今回話を聞かせてもらった子どもたちからはこんな回答がありました。「そうだね、と返す」(ダメ出しの内容が合っているから)「うるせ~、うるせ~、うるせ~♪とふざけて交わす」「うるさい!プレーしてるのは自分だから!!と言う」「うるさい!と思うけど口では言わない。心の中で言う」そうだね、と返す子たちの意見としては「親の指摘した内容が正しくて、自分もそう思うから」というものでした。自分で良くなかったと反省しているポイントを指摘され、それを素直に受け止めているということのようです。「うるさい」と思っていると答えた子が圧倒的に多かったのですが、実際に口に出す子と口に出さない子がいるようです。これまでサカイクでもたくさんお伝えしてきたように、プレーしているのは本人なので本来はダメ出しではなく頑張ったポイントを誉めてあげてほしいのですが、親御さんも「わかっているけど言っちゃいます(苦笑)」という方も多いもの。今回、会場でお話を伺った親御さんの中にも「プレーの指摘しちゃいます。うちの子は『うるさい!プレーしてるのは自分だから!!お父さんお母さんはサッカーしてないでしょ』と返してきます。その通りなんですよね」とおっしゃる方もいました。うるさい!プレーしてるのは自分だから!!と自分の感情を親にぶつけられるのは、いいことです。親御さんもそれ以上プレーの指摘を重ねず、「そうだね」とわが子の主張を受け止めてあげましょう。■「うるさい」と心の中で言う理由一方で「うるさい」と思っているものの「口では言わない」派もちらほら。その理由を聞いてみると、意外にも子どもたちの方が大人を分かっている答えが返ってきました。いわく、「心の中で言う理由は、返事を返すと親が逆切れしてさらにギャンギャンわめきたてるから」とのこと。ダメ出しをされた際にイラっとして口答えをすると、親がカッとなってさらに畳みかけてくるので「うるさいな~」と思いつつ口には出さず、心の中で文句を言うのだと教えてくれました。今回お話を聞かせてくれた子どもたちの話しでは、親に委縮して「言えない」のではなく、親がヒートアップするのが面倒で「言わない」ようにしているのだとか。子どもは案外大人のことをよく見て理解しているのだと感じさせられた回答でした。いかがでしたでしょうか。年頃になると恥ずかしさもあって、親に言われて嬉しい言葉、イラっとする言葉など本音を話すことも少なくなってくるものですよね。ぜひ今回のインタビュー結果を参考に、これからもお子さんの「サッカーが好き」を応援してあげてください。
2021年04月28日子どもにとって、親から向けられる言葉の影響力は計り知れません。わが子にはできるだけ、傷つけるような言葉をぶつけないようにしよう、と心がけてはいても、思い通りにいかずにイライラしたりカッとなったり……。今回は、「子どもに絶対言ってはいけない言葉」について解説し、子どもの自己肯定感を育むだけではなく、親のストレスも軽減される「効果的な声かけとほめ方」を紹介していきます。親の言葉が「子どもの人生の土台」をつくる「いつも穏やかな気持ちで子どもに接したいのに、カッとなるとつい厳しい言葉をぶつけてしまう」「自分の言葉が子どもの人生に悪影響を与えているのではないかと不安になる……」このような悩みを抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。真剣にわが子と向き合っているからこそ、親はいつも悩み、不安を感じてしまうもの。「いまの親は思い込みに縛られていて、せっかく愛情があるのに空回りしていることが多い」と述べるのは、教育評論家の親野智可等先生です。みなさんも、ネットの情報やSNSなどを見ては、他人と比較して落ち込むこともあるはず。自分の育児法に自信がもてなくなると、子どもとの向き合い方までもわからなくなってしまいます。親もひとりの人間なので、思い通りにいかない子どもにイライラしたり、感情的になって怒鳴ったりすることもあるでしょう。しかし、親から言われ続けた言葉は、知らず知らずのうちに子どもの心に深く刻み込まれることも事実です。一般社団法人日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカさんによると「親の言葉は子どもにとって一種の暗示のようなもの」であり、「『あなたはできる』と言われて育った子は恐れずに挑戦する子になるなど、親の言葉が価値観の基礎になる」と指摘しています。逆に、親から「あなたって本当にダメな子ね」と言われ続けると、子どもの自己肯定感は育まれません。それどころか、チャレンジ精神が失われ、ちょっとした壁にぶつかるとすぐに諦めるような無気力さばかりが目立つようになるでしょう。このように、親からかけられた言葉が子どもの人格形成や、生きていくうえで身につけておきたい「自己肯定感」に強い影響を及ぼすことはよく知られています。親が子どもに “絶対に言ってはいけない” 言葉続いて、親が子どもに言ってはいけない言葉について、具体的に解説していきます。■子どもの存在そのものを否定する言葉「あんたなんて産まれてこなければよかったのに」「お前なんていないほうがいい」「捨ててしまいたい」これらの言葉は、どんな場合であっても決して言ってはいけません。もちろんほとんどの親は、このような言葉を発したことはないでしょう。しかし、ときに冗談や過剰な謙遜、周囲への照れなどから軽い気持ちで言ってしまうケースも。たとえ冗談でも、言われた子どもは心に深い傷を負うかもしれません。大人になって何かにチャレンジしようとしたとき、幼いころに親から存在を否定されたことを思い出し、「どうせ自分なんか」と一歩も踏み出せなくなってしまうこともあるので注意が必要です。■子どもの人格を否定する言葉「あなたって意地悪な子ね」「どうしていつも迷惑ばかりかけるの!」たとえばお友だちを叩いてしまったとき、「お友だちを叩くなんて乱暴な子ね!」と子どもの人格を責めるか、「お友だちを叩くのは悪いことだよ」と行動そのものに対して注意をするかで、受け取り方は大きく変わります。『子どもが一週間で変わる親の「この一言」』(三笠書房)の著者の波多野ミキさんは、「人格を否定されるようなことを言われ続けると、だんだんとネガティブになり、『自分はダメな子なんだ』と思うようになります」と警鐘を鳴らしています。あくまでも「子どもの行動そのもの」に目を向けて、人格を否定しないように気をつけて。■子どもの能力を否定する言葉「何度やってもできないなんてダメな子ね」「お前には無理だ」自分の能力を否定される言葉で叱られ続ける弊害について、前出の親野先生は次のように述べています。よく見られるのは、「ダメな自分は親から愛されないのではないか」という不安から、わざと心配させるような行動をとり、「こんなに心配してくれているから自分は愛されているんだ」という確認作業を行なうこと。また、子どもは自分が叱られながらも、親の口調や態度をよく観察しています。その結果、親の叱り方をまねするようになることも。弟や妹、友だちに対して、できないことをとがめるような口調で責めるようになる前に、親自身の叱り方を見直す必要があるでしょう。■兄弟・姉妹や他の子と比べる言葉「お兄ちゃんはできるのに……」「お友だちに負けないように頑張りなさい!」『叱りゼロ!「自分で動ける子」が育つ魔法の言いかえ』(青春出版社)の著者でプロコーチの田嶋英子さんは、「わが子とほかの子どもを比べてしまうのは、ちゃんと成長しているかどうか確かめて安心したいから」と説明しています。しかしたいていは “できている子” と比べてしまうため、結果的に不安が増してしまうことが多いそう。比べられて育った子は、劣等感が強くなり、自分に対してマイナスのイメージを抱くようになります。比べるなら過去のその子自身、つまり半年前や一年前の姿を思い出して、「ずいぶん成長したね」と前向きに考えるようにしましょう。伝えたいことは間違っていなくても、選ぶ言葉によって子どもの心を深く傷つけることがあります。親が発する言葉の重みや責任について、一度立ち止まって考えてみる必要がありそうですね。カッとなる前に押さえておきたい!叱り方のポイント2つ子どもの性格や家庭の方針によって叱り方はさまざまですが、状況に応じて即座に正しい声かけをするのは容易ではありません。カッとなってとっさに人格を否定するような言葉が出てしまうこともあるはずです。自分の言葉に後悔して落ち込まないように、「これだけは押さえておきたい叱り方のポイント」を覚えておきましょう。■子どもが自分から動けるような「具体的な提案」をするNG:「こんなに散らかして!なんで片づけないの!?」OK:「まだ遊びたいのかな?遊び終わったならおもちゃを箱にしまって、おやつにしようか」毎日毎日同じことを注意しているのに、いつまでたっても自分から動こうとしない、と悩んでいませんか?だからといって、ついイライラして感情のままに叱っても、状況は改善されません。前出の田嶋さんは、「子どものよい部分に目を向け、自己肯定感を高めながら、できていないところも直すことを心がけて」とアドバイスしています。「小さいおもちゃはこの箱に、大きいものはこの箱に入れようか」など、具体的に指示を出しながら促すとスムーズに行動できるようになるでしょう。■「私」を主語にすれば、子どもを責める口調になりにくいNG:「(あなたは)何回言ったらわかるの!」OK:「(私は)○○してくれると嬉しいな」子どもを叱るとき、無意識のうちに相手を責めるような口調になっていたら要注意。親業訓練協会の瀬川文子さんは、「子どもを叱るのは、たいてい子どもの行動に対して親が気に入らないとき。だから『どうしてそんなことをするの!』という表現になってしまう」と説明しています。これは「あなた」を主語にした叱り方であり、相手を責めるニュアンスが強く、責められたほうは言い訳や反発をしてしまうという悪循環を生むことも。子どもに注意するときは、「(私は)こうしてほしい」「(私は)こんな気持ちになった」と、「私」を主語にするようにするといいでしょう。「叱る回数」よりも「ほめる回数」を増やしてみませんか?子どもを叱りつけるたびに後悔し、自分を責めてしまいがちな親御さんは、「子どもをほめること」を意識して過ごすように心がけましょう。親御さんのストレスが軽減されるのはもちろん、お子さんの自己肯定感もぐんぐん上がりますよ。■子どもが失敗したときこそ、ほめるチャンスです!たとえば、お片づけを「していない」ことばかりに目が向いてしまうケースでは、お片づけを「してくれた」ときにしっかりとほめるようにします。その際には「きれいになって気持ちがいいね」「片づけてくれて助かるよ」と、感謝の気持ちもプラスしましょう。また、お子さんが何かに挑戦して失敗してしまったときも、ほめ言葉を伝えるチャンスです。結果だけに着目するのではなく、そのプロセスやがんばった姿を認めてあげることで、子どもの自信につながります。「親は子どもの『できる』『できない』に目を向けがちです」と苦言を呈するのは、東京都市大学人間科学部教授の井戸ゆかり先生。がんばってもできなかったときは、「つらかったね」「次はきっとできるよ」「一緒にやってみようか」と励ましながらも、がんばったことをしっかりとほめてあげるといいでしょう。■ニコニコして子どもを見守るだけでも効果ありなかには「ほめるのが苦手」「どうやってほめればいいの?」と悩んでいる親御さんもいるのではないでしょうか。発達心理学が専門で恵泉女学園大学学長の大日向雅美先生は、「ほめることにテクニックはない」ときっぱり。ただし、「『何かができるから、いい子』というほめ方はしない方がいい」とアドバイスしています。「これができたからいい子だね」と条件つきでほめてしまうと、子どもは「次も親の期待に応えなければならない」とプレッシャーを感じてしまうそう。また、乳幼児教育学が専門で玉川大学大学院教授の大豆生田啓友先生は、「ほめ方には、『見守る』ことも含まれる」と述べています。子どもの様子を見て、「がんばっているんだな」とニコニコしながら見守ってあげることも、子ども自身が「自分は認められている」と感じることにつながるので、十分効果的だといえるでしょう。もっと具体的に「子どもをほめる基準」や「子どものほめ方」を知りたい方は、ヒューマンアカデミーの通信講座「ほめ育子どもコーチング講座」をおすすめします。子どもの長所を伸ばすだけでなく、親自身の成長も感じることができると注目されている「ほめ育」。しっかりと基礎から学ぶことで親子の絆が深まり、子どもの自己肯定感アップにもつながりますよ。***普段あまり意識していなくても、子どもにとって親の言葉は強い影響を及ぼします。今回ご紹介した「叱るときに注意したいこと」と「ほめるときのポイント」を覚えておけば、親子のコミュニケーションはより豊かになるでしょう。(参考)PHPファミリー|子どもの「性格の土台」は親の言葉がつくる東洋経済オンライン|親が子どもにうっかり授ける「裏の教育」PHPのびのび子育て 2021年3月特別増刊号,PHP研究所.STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「私メッセージ」の叱り方で子どもが変わる!親は怒りではなく“第一次感情”に注目してNHK すくすく子育て情報|“ほめて育てる”とはいうけれど…ヒューマンアカデミーの通信講座 たのまな|ほめ育子どもコーチング講座(Basic)
2021年03月04日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、子どもに言ってはいけないことについてお話ししてくれました! できれば避けたほうがいい言葉や言ってしまったあとにできることなどまとめて解説! 今では、ネットや情報誌などでは“子どもに言ってはいけなこと”があふれています。あまりにたくさんありすぎて、親にとっては覚えるのも大変ですし、言ってしまったあとで「これは言ってはいけなかったのか」と後悔することも多々あるでしょう。 親だって人間ですから、余裕がないとついつい子どもを傷つけるようなことを言ってしまうこともあると思います。では、本当に子どもに言ってはいけないこととはどのようなことなのでしょうか。 できれば避けたいこと実は絶対的に子どもに言ってはいけないことはありません。ご自身を考えてみていただいてもわかるように、今“子どもに言ってはいけなこと”とされている言葉を親から言われた経験がある方はたくさんいると思います。 たとえば、・きょうだいやお友だちと比較するようなことEx.○○はできるのに、なぜあなたはできないの?・存在を否定することEx.あなたなんていなければいいのに・容姿を否定することEx.〇〇ちゃんはかわいくないわね・理不尽な言葉Ex.あなたはお姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから・何かをだしにして子どもにしてほしいことをさせるEx.△△したら、ご褒美に□□を買ってあげる・過程ではなく結果を褒めるEx.100点とってえらいね!などなど。 これらは、できれば言わないほうがいい言葉には違いありません。けれど、子どもによって受け取り方はさまざまで、非常に気にする子もいれば、まったく気にしない子もいます。 またこの先、成長していくなかで、他人から嫌なことを言われることもあるでしょう。わざわざ傷つけるようなことを言う必要はまったくありませんが、親があまり神経質になる必要もないのです。 やってはいけないこと絶対的に言ってはいけないことはありませんが、やってはいけないことはあります。 ・子どもが傷つくとわかっていながら、言ってはいけないとされるようなことばを繰り返し言うこと・自分が言われて嫌だと思うことをあえて子どもに何度も言うこと これらは、子どもをたしなめるという理由をつけて、親の気分をスッキリさせることに子ども利用している場合が多いからです。言っている内容よりも、子どもに対して悪意があることのほうが問題です。なぜなら、悪意は少なからずとも確実に伝わります。 一度ひどいことを子どもに言ってしまったとしても、親から愛されていると感じられれば、子どもはこの先も前向きに生きていく糧をもつことができます。ただそこに、「もしかして本当にそう思っているのかな……」「ママは私が嫌いなのかな」という疑問が生じたとき、トラウマになりかねない暴力的な言葉に変わってしまうのです。 実はトラウマはない!?『嫌われる勇気』でもおなじみの心理学者アルフレッド・アドラーの説によれば、トラウマはないとされています。 たとえば、親からかわいくないと何度も言われ続け、自信をすっかり失って閉じこもってしまった人がいるとします。親からかわいくないと言われたことが原因=トラウマと考えられる場合が多くありますが、アドラーは、閉じこもるのがその人にとって都合が良いため、親からかわいくないと何度も言われたという原因を後付けしたと考えます。 この説には賛否がありますのでここでは深く掘り下げませんが、少なくとも、子どもが親から言われて傷ついたことが、結果的に子ども自身がトラウマであると感じてしまう可能性はあるわけです。言ってしまって、“しまったな”と思ったら、お子さんにしっかり謝りましょう。 まったく悪気なく言ったひと言にお子さんが傷ついてしまうこともありえます。これは言ってはいけない、あれは言ってはいけないと神経質になるより、お子さんが何に傷つくのか、反対にパパやママはどのようなことを言われたら嫌なのか、お子さんとざっくばらんに話せる環境こそが一番大切ではないでしょうか。著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2021年03月02日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。とにかく奥さんと子どもに好かれたいと日々頑張る僕が、妊娠判明から育児に奮闘する様子を描いた連載マンガ「奥さんと子どもに好かれたい」の第26話です。 今回は、夫婦で楽しみにしていた子どもの初めての言葉についてお届けします。初めての言葉はまさかの!? 1歳の誕生日が近づくにつれ、わが子はだんだんと言葉を発するようになってきました。 初めて話す言葉は「パパ」かな「ママ」かな? とワクワクしながら待っていたのですが……。 「あー」とか「うー」とか意味のない言葉も十分にかわいらしかったのですが、わが子がたどたどしい言葉で話すの姿はとても愛おしいですよね。 初めて話す言葉といえば、大抵「まんま」とか「まま」とか聞き覚えのある言葉を発するのだと思っていたのですが……。 わが家では、まさかの「しゃじゃえしゃん(サザエさん)」! 初めて発した単語のぶっ飛びっぷりに、とても驚きました。本人は僕の言葉を、意味もわからずまねしただけだったとは思いますが……(笑)。 今回のような意外なことが多すぎて、子育ての奥深さを身に染みて感じますね。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。
2021年02月26日個人懇談や送り迎えの時に、先生から子どもについてうれしい言葉をもらったことはありますか? 親以外の客観的な視点での先生からの言葉をありがたく感じた経験のある人も多いことでしょう。パパやママたちは先生からどんな褒め言葉をもらい、どう感じているのか、アンケートを元に考えてみたいと思います。■8割以上は先生に言われてうれしかった言葉あり!アンケートでは、子どもについて先生に言われてうれしかった言葉があるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が85.9%となり、8割以上が先生に言われてうれしかった言葉があることがわかりました。Q.お子さんについて先生に言われてうれしかった言葉ある?ある 85.9%ない 6.4%わからない 6.8%その他 0.8%■子どもがもつ個性、特性を育ててくれる言葉まずは、子どもの能力について先生から褒められてうれしかったというエピソードです。「『図工では発想が豊かで面白い。道徳では、みんなと違った視点で意見を言える子です』と、変わっていると思われそうな事を褒めてくれた」(埼玉県 40代女性)「授業中に先にできた子がわからない子に教える時間があるそうで『教え方がうまい』と言っていただきました」(神奈川県 40代女性)「スペクトラムの息子。『授業中に机の下で本を読んでいる』と、注意かと思ったら、『息子さんは文字からの吸収力がすごいので、たくさん本を読ませてあげてください!』と。人と同じ事ができていなくても、長所を見つけて大切にしてくれる担任には初めて出会った」(三重県 40代女性)「中3女子の今の担任の先生。『歌声がキレイ』とか。『ダンスがうまくてリズム感が良い』など、とにかくいい所を見つけて優しい笑顔で褒めてくれます。こうやっていい所を引き出してくれる先生が見ていてくれるのはとてもうれしいです」(神奈川県 40代女性)子どもたちの持っているさまざまな能力や個性について、先生がきちんと見つけてくれて、それを言葉にしてくれるのはとてもうれしいことですよね。テストが何点だったとか、ピアノが上手に弾けるなど、一見してわかるような能力の高さではなく、じっくり子どものことを見てくれたからこそわかる一人ひとりの個性を褒めてもらってうれしいと感じている人が多いことがわかります。さらに、先生に褒められて初めて子どもの長所に気づくこともあるようで、第三者である先生からの褒め言葉が家庭においても重要な役割をになっていることがわかります。■子どもの内面をみてくれる言葉また、子どもの考え方や性格を褒めてもらったというコメントも寄せられていました。「みんなが同じ意見でも自分の意見を言ったところ、先生が褒めてくれたようです。『答えがどうであれ、周りに流されずに自分の意見をもてるのはすごいことです』と言われ、うれしかったです」(鳥取県 40代女性)「『クラスのムードメーカーで、とても頼りにしています』と言ってもらい、子どもの中身を褒めていただけているようでうれしかった」(神奈川県 40代女性)「『泣いている子にさっと近付いて声を掛けたり、誰かが困っていると私たちより先に気付いて教えてくれたりします。本当に気が付く優しい子ですよ』と言われました」(茨城県 40代女性)「隣の席の子がケガをして車イスになり、『学校に来たくない』ってつぶやいたのを息子が聞いたらしく、『治らないケガじゃないでしょう! 俺たちが助けるから』って話したと先生から聞きました。その話を聞いたときは思わず涙がこぼれてしまった」(広島県 50代女性)子どもたちの性格や考え方を褒められてうれしかったエピソード、どれも心温まる様子が伝わってきますよね。ほかにも「あいさつが元気よく気持ちがいいと、どの先生にも言われてうれしかった」という声も寄せられていました。筆者自身も、最近保育園に通う年中の次男について、担任の先生から「穏やかな性格でみんなに優しくできています」と言われただけでうれしく感じました。ささいなことであっても、子どもの性格を褒められるとこんなにうれしいものかとあらためて思ったものです。■親の心配を理解してくれる言葉さらに、子育てに悩めるパパやママにとって、先生からの言葉は心強い支えにもなっているようです。「イヤイヤがすさまじい息子を見てくださった先生が、『人懐っこくて物怖じしないし、好奇心が旺盛でよく笑って。心配することはないですよ』と言ってくれた」(広島県 30代女性)「発達障害がある息子は小学生の頃、個別級で毎日先生からお褒めの言葉をもらっていた。そのおかげでやる気が上がり、中学生になった今では普通級でどうにかやっていけています。あの時否定をせず個人をきちんと見ていてくれた先生のおかげです」(神奈川県 30代女性)「中学生の一番上の子。勉強ができず悩んでいたけど、先生が『大丈夫です。私たちも力になりますし、お子さんも力がありますから』って言ってくれたことがうれしかったです」(福岡県 30代女性)「担任の先生に、『何の心配もいりません。僕は彼の男女を問わず平等に接することができるところが大好きです』と言われた言葉は今も子育ての糧になっていて、思い出しても泣けてきます」(岩手県 30代女性)子育てはうまくいくことばかりではなく、壁にぶち当たることもありますよね。そんな日常の中では、ついつい子どもの悪いところばかり目に入ってしまうことも。そんな時に先生からかけられた褒め言葉は、あらためて子どもの良さに目を向けるきっかけになったり、精神的な支えになることもあるようです。■「子どもをちゃんと見てくれてる?」先生に褒められない…一方で、「先生に褒められない」という意見も寄せられていました。「いい担任に当たらないからな? 小学校も中学も、大したことはなかった。できれば学校以外では顔も合わせたくない」(神奈川県 50代男性)「今まで先生方からは、『優しい子』だと褒められてきました。ですが今の担任は、個人懇談の時も、『何か気になることは?』と聞くだけ。学校での様子もまるで把握していない感じです」(愛媛県 40代女性)「小学校は親と先生が関わる機会がとても少ないので、話すのは必要最低限のことのみで、嬉しいコメントをいただいたことはありません。今の担任は若い男性で、オバサンと話すのが苦手なのか、いつも話す時はオドオドしている印象です」(神奈川県 40代女性)「長女の小学校の算数の授業参観で、問題がとけたら手を挙げて、先生から丸をもらうことになりました。そのうち、先生が『ヒントがほしい人?』と問いかけましたが、娘が『私はいりません』と答えたら、『かわいげのない子だね』と一言。娘もショックだったようで、親子でトラウマになりました」(神奈川県 50代女性)「毎年先生から引き継ぎがあるようで、先生が変わっても、先入観がある状態で4月を迎えているからか、『こんな子だ』と、子どもを決め付けられている感じがします。成長してもレッテルを貼られている気がして、毎年先生に会う度、残念な気持ちです」(三重県 40代女性)「先生に子どもを褒めてもらえない」と、モヤモヤした気持ちを抱えている親もいるようです。子どもができない部分も知りたいけれど、できれば学校でのいい姿も見たいというのは親の素直な心のうちかもしれませんね。■先生からの褒め言葉が親子にもたらすものとは?ここまで、先生からのうれしい褒め言葉の数々についてみてきましたが、その言葉は家庭にどのような影響を与えているのでしょうか。▼自分の子育てに自信を持てた「小1の娘の先生に、『家族の愛情をいっぱい受けて育っているのがわかります』って言ってもらえたとき、自分の子育ては間違っていないんだなぁと思ってうれしかったです」(愛知県 40代女性)「次男は周りと比べて少しやんちゃです。謝ることが多いなか、先生には恵まれています。親として悩むこともありました。その中で『○○君をとてもいい子に育ててくれてありがとうございます』と言われた時、『間違っていなかったんだ』と思い、とてもうれしかったです」(千葉県 40代女性)「息子が中学3年生の時、三者面談で『息子さんは育ちが良いと感じます。お金持ちとかそういう意味ではなく、人の話をしっかり聞けるし、大人ともしっかり話ができるんです。しっかり育ててもらった証です!』と言われました。必死で駆け抜けてきた日々を思い出して涙が出たのを思い出しました」(神奈川県 30代女性)子育てには正解も不正解もないため、「自分のやり方は正しいのだろうか」と、不安がつきまといがち。そんな不安があるなか、先生からの褒め言葉は自分の子育てについて安心や自信を持てるきっかけになるかもしれません。▼子どものいいところに目を向けるきっかけに「高3になってもいまだに反抗期継続中の次男、家では一切口もきかず、仏頂面をしているけれど、先日の懇談の際に、『学校ではお友だちの面倒見がよく、ひとに優しい。いつも楽しそうですよ』と言ってもらい、思わずホロッとしてしまいました」(大阪府 50代女性)「面談で、『気持ちの優しいお子さんですよね。困っている子がいれば、必ずそっと横に言って、声を掛けてくれます』と言っていただいたときは、うれしかったです。毎日接していると、できていないことばかりに目が行ってしまいますが、いいところをもっと伸ばしていけるようにしようと、あらためて思いました」(埼玉県 30代女性)日常の中で、つい子どものことを客観的に見られなくなることもあり、短所ばかり目についてしまう時もありますよね。そんな時に先生から子どもを褒めてもらえると、あらためて子どもたちの長所に目を向けなければと感じさせられます。そうした意味でも先生からの言葉は重要なきっかけになりますよね。最後にこんなコメントもご紹介します。「優しさがピカイチですと言われました。その後、他の先生にも本当に優しくてムードメーカーで、いるだけでクラスの雰囲気が変わると言っていただきました。自分が褒められるよりうれしかったです」(滋賀県 30代女性)筆者も親になってから、子どものことを褒められると自分が褒められるよりうれく感じるようになりました。褒められる内容はそこまで重要ではなく、子どものことを自分以外に認めてくれている人がいてくれると言うこと自体が心の支えになりうると感じます。とくに教育のプロである先生からの言葉は、重みが増すようにも思います。反面、先生から褒められたことがない場合、親としても心配になることがあります。ただ先生によっては褒めることで子どもを伸ばすよりもその子の苦手を解決させることに重きを置いている先生もいるように思います。だから子どもが学校に楽しく通っていて、先生を信頼している場合には、指導を信じて見守るのもひとつの方法かもしれません。でももし子どもが「先生から褒めてもらえない」ことに悩んでいる場合には、保護者会などで先生の方針などを聞いたり、面談などで学校でのわが子の姿などを聞きながら相談してもいいかもしれません。また学校だけではなく、習い事、塾、趣味の世界などあらゆるところにいる先生との出会いのなかで、子どもも大きく成長していくのではないでしょうか。子どもの出会う世界を親として見守り応援しながら、もし何かあれば人生の先輩としてサポートしていきたいですね。Q.お子さんについて先生に言われて嬉しかった言葉ある?アンケート回答数:3574件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年12月11日子どもに対してついつい言いすぎて、「あんなこと言わなくてよかったのに…」と後悔したことはありませんか? もっとも近い存在であるがゆえに、遠慮がなくなってしまいがちな親子関係。そのなかで、時に子どもを傷つけてしまうこともあるかもしれません。今回は、親から子どもへの言葉のかけ方について、考えてみたいと思います。■子どもに言って後悔した言葉ある?アンケートでは、子どもに言って後悔した言葉があるかどうか聞きました。その結果、「ある」、「少しある」と答えた人が合わせて92.4%となり、じつに9割以上の人たちが、子どもにかけた言葉に何かしらの後悔の気持ちを抱いた経験があることがわかりました。Q.子どもに言って後悔した言葉ある?ある 76.5%少しある 15.9%ほとんどない 4.8%ない 2.2%その他 0.6%■後悔の言葉1、子どものことを否定する9割以上のパパやママたちがかけてしまったことのある、後悔の言葉。子どもにどんな言葉をかけて、後悔しているのでしょうか。「娘から『すごい?』って聞かれた時に、『別にすごくない』と答えたことがありました。何で『すごいね』ってほめてあげられなかったのか、たまに思い出します」(栃木県 50代男性)「『何であなたは○○なの?』という言い方。理由なんかないし、これは子どもをもっとも簡単に、かつ強烈に否定する言葉だと気付いたのは育児を始めて何年経っていただろう…」(神奈川県 40代女性)「高校生の娘とかなり激しい言い合いになった時、『あなたと話してると自分がイヤな人間になってくる』と言ってしまったこと。娘は、『そんな事言われたの初めて』と、とても悲しそうな顔をしていました」(神奈川県 50代女性)「宿題も、次の日の準備も、連絡帳の記入も、授業態度も芳しくない息子のチェックにウンザリして、つい『ちっとも頑張らないね』と言ってしまった。息子が目に涙を浮かべながら、私をにらみながら、『オレはいつも、いつも、頑張ってる!』 と、言ってきました。 他の誰に言われても、私だけはこの言葉を言ってはいけなかったと、深く後悔しました」(神奈川県 50代女性)そのほかにも、「『嫌い!』親からは絶対言ってはいけない言葉。この一言で子どもの顔色が変わった」とか、「『なんでこんなこともできないんだ』私でもいまだにできないこと、忘れることもあるのに…」というコメントも寄せられてました。どのコメントを見ても、その時にみずからが発してしまった言葉への後悔の思いが伝わってきます。子どもにとっても、自分自身を否定されるような言葉は、きっとつらい記憶として残っているのかも…と考えると、胸が苦しくなります。■後悔の言葉2、人と比べてしまうまた、「子どもを人と比べてしまって後悔した」という声も集まっていました。「仲のいい友達と比べてしまい、『〇〇くんは〇〇なのに』とか言ってしまうことが多い」(千葉県 40代女性)「『お兄ちゃんは〇〇できるのに、 あなたはどうしてできない!』ですね。子ども、一人一人得意なこと、苦手なことがあるのに、兄弟内で比べてしまった」(愛媛県 40代女性)「野球を始めた長男。つい周りの子と比べて試合での失敗を強めに責めてしまい、今でも後悔しています」(千葉県 30代女性)同級生や兄弟など、子どもの身近にいる人とついつい比べてしまう言い方をしてしまった経験のある人も少なくないかもしれません。筆者も、小学2年生の長男が、自分で始めると決めた水泳の習い事に行くのを嫌がった時、思わず「○○くんは水泳を頑張って続けて、もうクロールができるらしいよ〜」と言ってしまったことがあります。言われた長男は、悔しそうな表情で口を一文字に結んでおり、「あ、しまった」と一瞬で後悔しました。■後悔の言葉3、理不尽な言葉をかけてしまったコメントの中には、理不尽な言い方をしてしまったという後悔の言葉も寄せられていました。「『お兄ちゃんでしょ! お姉ちゃんでしょ! 我慢しなさい!』」(千葉県 40代女性)「娘とケンカになるとつい、『お父さんとソックリだね』と言ってしまい後から後悔してしまいます」(岩手県 50代女性)「仕事との両立に自分に余裕がなくて、話しかける子どもについつい、『うるさい! 待っていなさい!』と連日言ってしまった。泣きながらベッドにうずくまっているのを見て、後悔しました」(神奈川県 50代女性)「自分が子どもの頃親から言われて傷ついた言葉ほど記憶に残っていて。なぜかその言葉を我が子にぶつけてしまったことが大きな後悔です」(奈良県 30代女性)親の方も心に余裕がなくなってくると、きちんとした理由もなく、子どもに対して当たってしまうこともあるのかもしれません。■後悔の言葉4、親の都合を押し付けるさらに、親の都合を子どもに押し付けてしまったと後悔している人も。「子どものやる事なす事に『時間がないからはやくはやく』と水鉄砲のごとく後ろから強引に押し出す感じでやっていました。今思えば気持ちに余裕が全然なかったですね」(千葉県 40代男性)「夕飯の支度中にめずらしく長男が、『あのね、あのね…』って話しかけてきたとき。『あとでね』と言ったが、『さっきの話、何だったの?』と聞いても、『もういいや』とそれきりになってしまった。その時に聞いてほしかったんだなぁ、と反省しきり。子どもに、『あとでね』は二度とないんだと思う」(神奈川県 50代女性)「私自身も体調がすぐれないのと、気持ちがしずんでいる時に、息子が、言うことを聞いてくれなくって、『悪い子はどっかいってしまえ』って言うてしまったことがあります」(大阪府 30代女性)「小さい頃、『遊ぼ!』と言われて仕事で疲れているときは適当な理由で断ったりしていたことを後悔しています。仕事は誰でもできるし代わりなんかいくらでもいるけれど、この子たちの父親は自分だけという当たり前のことが当時はあまり考えませんでした。いろいろと遊んでいたものの、あのかわいい時期にもっと遊んであげればよかったと後悔しています」(神奈川県 50代男性)子どもが親を必要としているタイミングで、時間を取ってあげられなかったことに対して、後悔しているパパやママが多いようですね。どのコメントからも、親の悔いが感じられて、身につまされます。また、今の時期ならではのこんなコメントも。「とくに今の時期、学校がコロナの影響で休校になり、夏休みのロングバージョン。習い事は全部休講、イベントも全部中止、遊べる場所も臨時休業…。行き場のない子どもと狭い家の中で24時間一緒にいると、こちらの精神状態もおかしくなり、ついついヒドイことを言ってしまいます。自分でもどうしたら良いかわからず、助けてほしいです」(神奈川県 40代女性)感染症が拡大している影響で、子どもと家で過ごす時間が増えたことによって、いつもよりもひどいことを言ってしまうという悩みを抱いている人もいるようです。おそらく、同じように感じているパパやママも多いのではないでしょうか。■言ってしまってフォローはどうする?それでは、言葉をかけてしまった後に、パパやママたちはどのようなフォローをしているのでしょうか。「イライラ口うるさく注意してしまい、すやすや寝ている姿に、『ゴメンね』と涙がでます。気持ちに余裕ができたときに『大好きだよ』とギューしたり誉めたりを心がけています」(千葉県 40代女性)「最終的に怒鳴ってしまい、後で反省しています。子どもには、後で冷静になってから、説明したり、謝ったりします」(新潟県 40代女性)「数えきれないくらい、大人の都合でしかって自己嫌悪…。子どもには必ず謝っています。私が子どもの頃、親は絶対に私に謝ることはしなかったけど、私は必ず謝ります」(神奈川県 30代女性)「イライラMAXになるとついつい言っちゃいます。母親だって人間なんだから感情があるのです。『なんでもかんでもワガママ言うのはやめて』って言いました」(福島県 30代女性)フォローする上では、自分自身の気持ちをしっかりと伝えることを大切にしている親が多いように思います。また、言ってしまった言葉に対しては、「ごめん」と謝罪するというコメントも多く見受けられました。■親子のコミュニケーションを円滑に行うために必要なことそれでは、子どもを言葉で傷つけないために、親はどのようなことを心がければいいのでしょうか。▼言葉のかけ方1、言われて嫌なことは言わない「私自身が『長女なんだから』や『女の子なんだから』とよく注意されて嫌だったから、子どもには言わないようにしている」(愛媛県 30代女性)「『怒る』『しかる』『注意する』はすべて違うから、人に言われてイヤなことは自分もイヤという考え。だから後悔するだろうことはまず自分に置き換えるかな」(広島県 40代女性)▼言葉のかけ方2、感情にまかせて話さない「しかるときはなぜしかられるのかを、どうすればしかられないのかはちゃんと説明している」(三重県 40代女性)「イライラしてつい言ってしまったことでも、子どもにとっては一生傷として残る場合もある。人間関係は子どもであっても夫であっても、みんな一緒です。言葉一つで相手を殺してしまうことだって。一つ一つ考えて話しています」(北海道 30代女性)▼言葉のかけ方3、言葉を発する前に一呼吸「怒りに任せて言葉をかけることはないです。イラッときても、『ひと呼吸』が大事ですよね」(鹿児島県 40代男性)「日々気をつけて過ごしていますが、やはり余裕ない時にふと言ってしまうことがあります。余裕がない時こそ、深呼吸して間を置いて気持ちに余裕を持てるといいです」(神奈川県 40代女性)「精神的に余裕がなくなってる時は、感情に流されガツっと言ってしまう時がありますが、最近は、少し深呼吸したり自分に落ち着けって言い聞かせてから言うようにしています」(三重県 40代男性)ここまで、子どもに言って後悔した言葉について、アンケートを元に見てきました。親とは言っても、一人の人間。だからこそ、ついかけたくない言葉をかけてしまうこともあるのだと、気づかされます。最後にこんなコメントもご紹介します。「親だって人間です。完璧じゃありません。子どもと一緒に成長させてもらっていると思っています。感情的に怒ってしまうこともあります。悪いことをしたら、子どもにだって謝ります」(宮城県 40代女性)「親が言い過ぎたと思っている時は、子どもも傷付いていますよね。そう思った時はすぐに謝ります。子育てさせてもらいながら、親も育ててもらっています」(神奈川県 40代女性)最初から完璧な親はなく、ついつい発してしまった言葉に後悔するのは、多くの親が通る道でしょう。でも誤った時には謝れるような関係性を普段から築きたいところ。今回の感染症の拡大では、自宅で家族で過ごす時間が長くなり、いつもよりもコミュニケーションが増えたという家庭も多いかもしれません。筆者も、仕事中に何度も話しかけられ、「ちょっと待ってよ!」とついつい大きな声を出してしまい、子どもの悲しそうな顔を見ては後悔することも。「こんなに長時間一緒にいられる機会なんて、これから先もうないのかもしれない」と思うと、もっと丁寧にコミュニケーションを取ればよかったという気もしています。親が子どもを世話するという関係性から、つい子どもに対しては強く言いすぎてしまいがち。そして怒りの火が点火してしまうと、より傷つける言葉が口から飛び出てしまうことがあります。きつい言葉の心底に、愛情が含まれているから…と考えるのは親の言い訳にしかならないのかもしれません。もしパパママが叱りすぎているなと感じたら、どこかで息抜きしたり、愚痴を聞いてもらうといいかもしれませんね。パパママ自身の気持ちがトゲトゲしていたら、まずはそれを解消する方法を探すことも大事だと思います。だって、子どもを傷つけたいと思っている親はいないはずですから。子どもにつらい顔をさせないよう、そして自分も後悔しないような、温かい言葉がけをしていきたい。そのためにはどうしたらいいのか? パパママが心に少しでも余裕が持てるような工夫も考えながら、子どもとの温もりあるコミュニケーションができるようになるといいですね。Q.子どもに言って後悔した言葉ある?アンケート回答数:4729件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年06月14日私は35歳で高齢出産をし、1児の子育て中です。年齢、体力、人生の残された時間のことを考え、子どもは1人と決めました。夫も私の体と思いを優先すると言ってくれています。子どもを産む、産まない、産めない……とてもプライベートなことであり、また時代もそれを尊重する風潮にあると感じていましたが、そんなに世間はやさしいものではありませんでした……。 カウンターパンチは義母から義母は地方都市に住む第1次ベビーブーム世代の専業主婦です。義母には何度となく「私は弟がいてよかった」「きょうだいはいたほうがいい」と言われました。でも、私がそれとなくもう子どもを産む気はないと伝え続けると、納得したようでした。 けれど子どもに向かって「この子が結婚したら子どもをいっぱいもてばいいわねぇ」と言われたのです。「子どもを1人しか産まない私は悪」「きょうだいのいない子どもはかわいそう」と言われているようで悲しくなりました。 次は児童館の職員に育休中は、近所の児童館によく行きました。午前中は利用者も少なく、職員の方とも近しく話をするようになりました。そこで1人の職員の方に「私は子どもが欲しくても授からなかった。あなたは大丈夫よ。頑張ってね」と言われたのです。 私に子どもが1人しかいないのは、私が頑張っていないからなのか? どんな事情があろうと、頑張ってもう何人か子どもを産まなければいけないのか? 福祉のプロに「今のままではだめだ」と言われたように感じ、その職員の方と距離を置くようになってしまいました。 ついには保育園の保育士にまで子どもが3歳になるまでは、事業所内保育所を利用していました。規模が小さく、子どものことを細かに見てくれ、保育者と保護者のコミュニケーションも多く感じました。 その中の1人の保育士と2人だけになったときに「私は共働きをしながら2人の子どもを育てた。あなたも、もう1人は産まなくちゃだめよ」という話をされたのです。 私は「保育者とは子どもと保護者に寄り添ってくれるであろう」と期待していただけに、批判を受けたように感じ、一時期保育園に対しても不信感を抱いてしまいました。 2人目のことを周りから言われたのも子どもが2歳くらいまでで、一過性のものでした。それでも、悲しい思いをしたという記憶がはっきり残っています。こんな思いをするママがいない世界になったらいいのにと思わずにはいられません。 監修/助産師REIKO著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2020年05月20日男子は彼女を笑わせるもの。女子は彼氏に笑われるもの。このふたつが、ラブラブなカップルの条件だと私は思います。彼氏はいつも、彼女をおかしな話で笑わせている。一方で、彼女は「笑わせてやろう」っていうんじゃなくて、ただ飾らずに、カッコつけずに素でいる姿を見て、彼は「もう、馬鹿だなぁ」ってついつい笑ってしまう。こういう関係って素敵です。そこで今回は、「無邪気で、めちゃかわいいな俺の彼女」と感じてしまう瞬間について男子に聞いてみましたよ。■ザ・無邪気「はしゃぐ」「無邪気な子っていうと、テンションが高いときにわかりやすくはしゃいでるイメージ。デートで面白い話をしたときつい大声で笑ってしまって、すぐさま自分で『あ、ヤバっ・・・・・・(私うるさい)』って口を押えてたり、待ち合わせのときに俺のこと見つけて手を振ってたり、そういう感じかな」(出版/25才)「無邪気なかわいさ」と聞いて「はしゃぐ」を連想する男子は多いようです。彼女が自分とのデートを楽しんでくれているかどうかは、文字通り、彼女が楽しそうかどうかを見れば一瞬でわかる。そういう彼女は、男子にとても好評なようです。こういう女子が男子にウケるのって、結局、「わかりやすい」からだと思うんですよね。テンションが高いとき、それがわかりやすく言動に出ている。感情を読み取ろうと気を張っている必要がなくて、いい意味で油断できる。男子が苦手な「女心を察する」ということが必要のない、というところが最大のメリットなのでしょう。■CMみたいにおいしそう・・・・・・「幸せそうにご飯を食べている顔を見ていると、ノーリーズンで、癒されます」(医療関係/24才)「飯テロ」なんてジャンルの動画がYouTubeで人気になっていることもあるように、人が食べ物をおいしそうに食べている様子というのは、見ていて楽しいもの。だとすれば、好きな人がおいしそうに食べているのを眺めるのなんて、本当にノーリーズンで(理由なしに)幸せですよね。ちなみに男子一番のお気に入りは、「デザートを食べている彼女の姿」。ダイエットをしばし忘れてスイーツの夢に心の芯まで酔っている私たち。このときばかりは、どんなときより幸福に満ちた顔をしている、そんな自信がありますよね(笑)。それに、彼がごちそうをしてくれる、あるいは彼が選んでくれたお店でこの表情を見せてあげるとすれば、彼の感動もひとしおでしょう。素敵なディナーの時間を作ってくれた彼に対する最高の恩返しですね。■ニヤニヤが隠しきれてない「デートのとき、待ち合わせ直後に手をつなぎながら歩き始めた彼女の横顔を見ると、だいたいニヤニヤしてるのが全く隠しきれてないような変な表情になってるので、それをいつもからかってます」(ウェブ系/26才)「笑われる」の真骨頂ですね。にやけた顔を見られちゃうのって。ま、いざその場面になったら普通に恥ずかしくてたまらないんでしょうけどね。好きな人の笑顔は魅力的で、こちらに対して向けられた笑顔というのも、それはそれで素敵なんだけれども、こちらに対して向けられていない、見られることを想定していない、完全に自分専用のこういうにやけ笑顔も、作っている感じがしなくて、意図せずついつい幸せな気持ちがこぼれてしまっている感じがして、見ていてとても愛おしい気持ちになるというのは、共感できるかな。■ちょっと、抜けてる「ドジというほどじゃないとしても、例えばちょっとした勘違いをしてたり、俺がついたちょっとした変な嘘に騙されてたり、そういう抜けてる瞬間とかは、『ばーか』って笑って抱きしめてあげたくなる」(美容師/23才)「俺より頭のいい女と付き合いたくない」こんな言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。そしてこの「ちょっと抜けてる子がかわいい」というのはまさに男子のこの気持ちの表れです。「頭がいい」というのは、自分の弱みを見せないということ、反対に、「抜けてる」というのは、彼に対して自分の弱い部分を見せるということ。ここから、結局、男子は自分が大切だと思う人には、弱い部分を見せてほしいっていうことがわかるんですよね。といっても、あえて天然アピール、抜けてるアピールをする必要はなくて(それだとだいたい失敗してしまうので)、ただ単に、彼の目の前でカッコつけない、きちんといようとしすぎないで、安心して自然体でいれば、こういう瞬間はポロポロ出てきます。みんな、普通に生きてればそれなりの頻度で勘違いや失敗をしてるので、それを隠さずに見せていけばいいというだけのことですね。■おわりにもちろん彼氏と彼女は対等。だけど、立場は同じでも、「お前ってほんと、バカだなぁ」って、彼がときおり感じてしまうような、そういう弱さ、隙、天真爛漫さがある彼女こそ、「俺がこの子の笑顔を守ってあげるんだ、大切にするんだ」みたいな、恋人に対する感情と、まるで妹に対して感じるような気持とが半分半分になったような、深い理想的な愛情を持ってもらえる存在でいられるような気がしますね。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年05月17日「子どもの個性を大切に」というのはよく耳にする言葉。でも、子どもの個性ってどうやって見つけるの?どうすれば分かるの?という人も多いのではないでしょうか。今回は、心理カウンセラーの筆者が、子どもの個性を見る方法やそのときの注意点についてお伝えします。外出自粛が続いて、時間がたっぷりある今こそ、「子どもの個性」について考えてみませんか?子どもの個性の見方=就職活動の自己分析と同じ!就職活動の時に「自己分析」という行動をしたことがある人も多いでしょう。子どもの個性を見ていくことは、子どもについて分析を行うことと同じ。いわば、子どもの「いいところ探し」です。では、具体的にどのように進めていけばよいでしょうか。子ども目線で興味のあることを見極めて共有するまずは子どもが興味のあることを見極めることが大切ですが、その時に、大人の目線ではなく、できるだけ子ども目線で毎日のできごとを見つめてみましょう。体を動かすことが好き?工作していると楽しそう?ものごとをインプットすることが得意なのかな?わが子が興味をもつことや好きなことを見分けることができたなら、その子どもが興味をもつテーマを親が共有することが大切です。大人はついつい、大人の基準や高い基準で、子どもの興味のあるものを見てしまいがち。そして親の好みに合わないものを、子どもの興味対象から除外してしまうことがあります。しかしそうではなく、子どもが目の前のものに対してどのような感情を持っているのか、大人のフィルターをはずして見ることが重要です。そして、子どもの興味あるものや事柄を決して否定しないでください。ニュースを見ながら子どもと話す、考える子どもの個性を見るのに役立つ方法の1つが、テレビのニュースで流れている問題を子どもと話し合うことです。「ニュースは大人が見るもの」と思ってしまいがちですが、子どもは案外大人のニュースをしっかり見ていて「これ何のこと?」「これどういうこと?」と聞いてくることがあります。そんなときは、「これは大人の問題だから」「子どもには関係ないのよ」などと言わずに、子どもに分かる言葉で説明し、「あなたはどう思う?」と聞いてみましょう。また、これまでニュース番組を見てこなかった子どもの場合、最初はあまり興味を示さないかもしれません。そのときは大人が「見て、こんなことがあったんだって!」と誘導することで徐々に興味を持つようになります。その中でどのようなことに興味を持つのか、さらに、1つの事象に対してどのような感想を持つのかも、子どもの個性をはっきりと指し示します。共感力が高く、優しいタイプの子、深く掘り下げる考察力のある子、感情的に怒りや憤りをもつ子などがいるでしょう。子どもはそれぞれ、その時に起こっていることに自分なりの思いや感想を抱いています。時事問題を子どもと話し合うことで、「この子はこういう風に考えるタイプなんだな」ということが見えてきます。きょうだいとの比較や親の押しつけに注意兄弟、姉妹がいれば、親にとって好ましく思われる性格と、そうでない性格が出てくるのも多少は致し方ありません。「下の子も、もっとお姉ちゃんみたいな子に育ってくれていたら」あるいは、「上の子はもっと弟のようだったらよかったのに」そんなこともあるでしょう。しかし、どのような性格でも、長所と短所が重なり合って形成されているものです。例えばリーダーシップのあるタイプの子は、時に熱くなりやすく、全体の意見をバランス良く取り入れたり、人の意見に耳を傾けることを苦手としていることも。どこを得意としてどこを苦手とするのかということや、子どもの考えや行動が親の好みと合致するかどうかということは、別問題であることを意識しましょう。子どもの個性を見つめることは、その子のそのままの姿を受け入れ、愛することにつながります。子どもは、ありのままの自分を受け入れられていないと感じると、小さな部分でも大人に反発し、反抗します。個性を知るための行動が、子どもへの否定や親の好みの押しつけにならないように注意してください。子どもの姿が見えると適切な対応方法も見えてくる子どもの個性、つまりその子自身がしっかり見えてくると、ほめるポイントや、日常の活動のヒントが見つかりやすくなります。子どもはありのままの自分を見てもらえている、愛されていると感じることができるので、結果的に親が一緒に過ごしていて、ストレスを感じることが少なくなります。今は外出もままならず、時間があり余りがちな人も多いはず。このたっぷりある時間を利用して、「今日は徹底的に子ども目線でこの子の好きなものを探してみよう」「お昼のニュースを見ながらどう思うか聞いてみよう」という感じで子どもと関わってみると、今までとは違うわが子の個性が見えてくるでしょう。そして、個性を知ることは、今後の子どもとの過ごし方を大きく変えることになるはずです。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2020年05月09日今回は「思わず胸を打たれた子どもの言葉」についてのお話です! もうすぐ年中さんの甥っ子に、お手伝いブームが到来したのですが…日々キッズスペースのお片付けや、洗濯を干したり畳んだりと色々なお手伝いに意欲的に取り組んでいます。その中でも一番甥っ子が好きなのは…食べ物への関心が人一倍強いので、お料理は一番楽しいようです。そんなわけで一緒に料理をする機会が増え、甥はレタスをちぎったり、ジャガイモを潰したり、子ども包丁の使い方も様になってきました。気分のムラは激しいですが…お手伝いブームは大変ありがたいです!「手伝ってくれて、ありがとね」何気なく甥にお礼を伝えると、甥からは意外な反応が…そんなこと…そんなこと言われたら…感動して泣いちゃうでしょー!!2歳頃は泣いて暴れまくりだった甥が…! こんなにも思いやりのある言葉を…!幼稚園での集団生活もほぼ1年が過ぎ、私たちが知らない間に多くのことを学んでいるようです。日常の何でもない1コマですが、つい最近まで赤ちゃんだったのにあっという間に大きくなるんだな…と、成長を感じてじ〜んとしたできごとでした。
2020年03月15日こんにちは。わたしはこいしさんと申します。現在、姉妹を育てる主婦です。子育てをする中で、時に子どもの発する言葉にハッとすることがあります。子どもの選ぶ言葉はシンプルなので、すごくストレートに伝わってくるからです。最近、特に印象に残った子どもの言葉を紹介します。■最近、印象に残った子どもの言葉「好き」「嫌い」を覚えた娘は、しばらくの間、家族ひとりひとりにこうやって言い回っていました。 ■娘は「特別な好き」を伝えたいのだと気づいた誰かを好き、という前にどうしてわざわざ誰かを嫌いというフレーズを入れるんだろう…と気になっていたのですが、娘の様子を見ていると、どうやら家族それぞれに、「特別な好き」を伝えたいのだと気づきました。子どもにとって、気持ちを繊細な言葉で分かりやすく表現をすることは、とても難しいです。その一方で、大人にとって、思ったことを子どものように素直に伝えることは、同じくらい難しいことだと、日々、気持ちをストレートに伝えてくる娘たちを見ながら思います。私も娘たちを見習って、知っているだろう、分かっているだろうと思わずに、良いと思ったことはちゃんと言葉にして相手に伝えていきたいなぁ、と思います。
2020年03月15日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。今回は、子どもの言葉で大ウケしたエピソードをお届けします♪息子は2歳半を過ぎ、日々おしゃべりできる単語が増えています。そんな息子の言葉をあるギャグと聞き間違えたことで生まれた、わが家のコミュニケーションの取り方を紹介します。 僕の聞き間違いから発生した、ピン芸人のハリウッドザコシショウの「ハンマーカンマー」が子どもに大ウケ!親子揃って「ハンマーカンマー」やら「ゴーズ!(ザコシショウの別のギャグ)」で盛り上がっています。 「モテる秘訣は相手の言葉を繰り返し、聞き上手になること」とどこかで聞いたのですが、子どもとの会話にも同じことが言えるようですね(笑)。 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。Twitter:@yudai9cInstagram:@jyo_taro_san
2020年02月14日子ども教育の現場においては、場面に応じた「言葉がけ」が重要だといわれます。さまざまな場面のなかでも、子どもが打ち込んでいるスポーツの試合、習い事の発表会や昇段試験、あるいは入学試験に臨むといった場面では、持っている力をしっかり発揮できるような言葉がけをしてあげたいものです。その言葉がけは、英語で「ペップトーク」と呼ばれています。その言葉がけによって、子どもはどんな影響を受けるのでしょうか。日本におけるペップトークの第一人者である、日本ペップトーク普及協会代表理事・岩﨑由純さんにお話を聞きました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)ラグビーワールドカップで生まれたペップトークの名言「ペップトーク」は、英語表記で「peptalk」と書きます。ちなみに「pep」は、「元気、活気、活力」といった意味です。それが「話」を表す「talk」と結びつき、日本語では「励ましの言葉、激励演説」というふうに訳されます。このペップトーク、もともとは欧米のスポーツの現場で生まれました。みなさんも、スポーツを題材にしたアメリカ映画のなかで、大事な本番直前のロッカールームで、監督やコーチが熱い言葉で選手たちを励まし、士気を高めるといったシーンを観たことがあるでしょう。その言葉がけがまさにペップトークです。ペップトークはとくにアメリカで発達してきました。というのも、アメリカは、さまざまなルーツや文化的背景を持つ人間が集まる多人種多民族の国家だからです。さまざまなタイプの選手たちをひとつの目標に向かわせるには、できるだけわかりやすく短い言葉で激励のメッセージを送る必要がある。そうして、ペップトークがアメリカで発達することになったわけです。つい最近、同じような力を発揮したペップトークの名言が日本でも生まれました。2019年に行われたラグビーワールドカップで、アイルランド代表との初戦に臨む日本代表メンバーにかけたジェイミー・ジョセフヘッドコーチの言葉です。代表メンバーはそれこそ多人種多民族。そんなメンバーに、彼はこんな言葉をかけました。「誰も勝てると思っていない。接戦になるとさえ思っていない。でも、君たちがどれだけハードワークをしてきたかを誰も知らない。君たちがどれだけ犠牲を払ってきたかも知らない。そして、君たちは自分たちが準備できていることを知っている。わたしもいままさにそのことを知っている。よし、行くぞ!」いま振り返っても感動がよみがえるという人もいるでしょう。そして、選手たちは見事に前評判を覆して勝利した。これが、ペップトークの持つ力なのです。ペップトークの対極にある「プッペトーク」とは?ただ、なにか大事なイベントを前にしてやる気を出したり、その気になる必要があったりするのはスポーツに限った話ではありませんよね。ビジネスの場でもそうでしょうし、子どもたちが習い事の発表会や入学試験に臨むときもそれにあたります。そうして、現在ではさまざまな場にペップトークが広まりつつあるのです。大事なイベントに子どもが臨む直前のことを想像してもらえればわかるかと思いますが、ペップトークに使う言葉は原則として「前向きな言葉」になります。逆のパターンを想像すると、よりわかりやすいかもしれませんね。たとえば、ペップトークという言葉を知らない人も、受験生には「落ちる」「滑る」といった言葉をかけないようにする、あるいは結婚式のスピーチでは「離れる」「終わる」「切れる」といった言葉を使わないということは知っているでしょう。それらのいわゆる「忌み言葉」のようなものが、子どもに対する言葉がけにもあるのです。それは、「短くてわかりやすくてポジティブな言葉」であるペップトークに対して、「長くてわかりにくくてネガティブな言葉」です。そういった言葉を、ペップトークの真反対のものだとして、わたしたちは「プッペトーク」とも呼んでいます。ただ、じつは短い言葉のなかにも、子どもを望ましくない方向に向かわせてしまうプッペトークはあります。たとえば、スポーツの大事な試合に臨む子どもたちに向かって、コーチが「負けたら罰走だぞ!」と声をかけた。もちろん、コーチは勝ってほしいと思うからこそ、厳しい言葉で励ましたつもりでしょう。でも、子どもたちは負けて走らされている姿をイメージしてしまいます。そうして試合前からネガティブになってしまっては、いい結果につながるはずもありません。ネガティブな言葉を浴びせ続けられた子どもの将来こういったプッペトークをかけ続けられた子どもはどうなるでしょうか。先に挙げた「負けたら罰走だぞ!」という言葉は、「脅し」の言葉でもあります。その言葉におじけづいた子どもは、負けまいと必死に頑張った。つまりこれは、コントロールされたわけです。すると、その子が成長したときには、同じように脅しの言葉で人をコントロールするようになる。また、プッペトークのなかには「嘘をつく」というものもあります。夜ふかししている子どもに、親が「夜ふかししているとおばけが出るよ!」といった。でも、夜ふかししてもおばけは出ませんよね。つまり、これは噓です。すると、脅しの言葉のケースと同じように、子どもは平気で噓をつくようになるのです。子どもをそんな大人にしないためにも、脅しや嘘ではない、なるべくポジティブな言葉をかけることが大切です。しかし、子育ての場合には別の視点も必要でしょう。たとえば、小さい子どもが道路に飛び出そうとしたとします。たしかに、スポーツの試合前に「ミスしたら駄目だぞ」なんて言葉をかけることはNGですが、この場合はきちんと「道路に飛び出したら駄目だよ」と教えなければなりません。そのうえで、「手を上げて横断歩道を渡ろうね」と教えてあげるのです。小さい子どもは、やってはいけないことやどうするのがいいのかといった判断がまだできませんから、場面に応じて、それらをセットで教えてあげることが大切なのではないでしょうか。『相手の結果を100%引き出す 実践!ペップトーク』岩﨑由純 監修・浦上大輔 著/フォレスト出版(2019)■ 日本ペップトーク普及協会代表理事・岩﨑由純さん インタビュー記事一覧第1回:子どもの成功も失敗も、親の言葉がけ次第!「ペップトーク」が持つすごい力とは第2回:子どもの夢を断ち切っているのは親かもしれない。注意すべき「ドリームキラー」発言(※近日公開)第3回:「わたしの子=わたしのもの」と思ってはダメ。“傾聴力”で子育てはもっとうまくいく!(※近日公開)第4回:本番に強いか弱いかは価値観で決まる。「緊張を味方につける方法」の教え方(※近日公開)【プロフィール】岩﨑由純(いわさき・よしずみ)1959年10月10日生まれ、山口県出身。一般社団法人日本ペップトーク普及協会代表理事。NECレッドロケッツ・コンディショニングアドバイザー。日本体育大学体育学部体育学科卒業後に渡米し、米シラキューズ大学大学院体育学専攻科修士課程修了。日本初の「アスレチックトレーナー」として数々のスポーツ現場で活躍。アメリカ留学中に、ペップトークの迫力・思い・魅力を体感し、現在はスポーツの他、教育・ビジネスの世界にペップトークを普及するため精力的に講演活動を行っている。主な著書に『子どもの心に響く励ましの言葉がけ「ペップトーク」』(学事出版)、『想いが伝わるペップトーク』(いまじにあ出版)、『やる気をなくす悪魔の言葉VSやる気を起こす魔法の言葉』(中央経済社)、『心に響くコミュニケーション ペップトーク』(中央経済社)、『子どものココロを育てるコミュニケーション術』(東邦出版)などがある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年01月26日落ち込んでも立ち直る力があれば、生きていくのは楽になるはず! そんな心のありようをレジリエンスといいます。前回までの記事で「レジリエンスを育てるためには、『できたこと』に焦点をあてて褒めることが大切」ということを学びました。けれども、そもそも褒めることが苦手な場合はどうしたらいいですか? 引き続き東京学芸大学教授の藤野博先生にお話しを伺ってきました。 「『どうせムリ…』あきらめがちな子どもが陥っている悪循環とは」 「つまずきやすい子のやる気の引き出し方」 の続きです。■「褒める」が苦手なママ。それでも必要なワケ褒めるのが苦手問題、ママの「ある・ある」ですね。「子どもを褒めるのが苦手というお母さんは多いものです。『できたこと』や『子どもの長所』をいちいち言葉にするのは野暮ったく感じるかもしれませんが、あえて話すようにしてください。一つひとつの言葉が子どもの自己認識を変え、その子の力となっていきます」(藤野先生)ものすごくザックリいえば、レジリエンスとは、「自分を適正に励ませる力」なのではないか? と、筆者は感じました。「適正に」というのも、ポイントです。この「適正に」を考えるときのキーワードは、「仮想的有能感」です。■間違った褒め方では、間違った自信がつく仮想的有能感とは、いわば自信のバブル化現象のこと。自尊感情とは対極にある感情で、他者を批判的に批評したり軽視したりすることで生まれる偽物の有能感です。「子どもを褒めるのは基本的には良いことですが、他の子と比較して褒めることは避けましょう。そのような褒め方では、本来の自信ではなく、仮想的有能感が育ってしまいます」(藤野先生) 子どもを褒めるときは、その子自身をしっかり見て、「できたこと」に焦点をあてる。誰かと比較しない。子どもの何を、どのように褒めるか? これは、時間をかけてじっくり考えてみたい大切な事柄だと筆者は感じました。「レジリエンスを育てるためのステップ」で、「1、人を頼って成功する」「2、家庭内で役割をもつ」までの説明が終了しましたので、レジリエンスを育てる最後のステップ、「気持ちを切り替える」について考えてみます。【気持ちを切り替える】「人に相談してうまくいく」「役割を果たす」という経験をするなかでも、うまくいかないこともある。そんなとき、「気持ちを切り替える」というふうに考えてみる<レジリエンスを育てる3つのステップ> ■「イライラしてる」をキャッチできただけでOK! 「『どうせムリ…』あきらめがちな子どもが陥っている悪循環とは」 で、レジリエンスの構成要素に感情調整があると書きました。 「感情は、やっぱりきちんとコントロールをしないといけないんだ」と思うと、何だかハードルが高いです…。できなかったら、「やっぱり、だから私はダメなんだと」という気持ちにもなりがちです。どうしたら良いのでしょうか?「落ち込んだとき、イライラしたとき、まずはイライラした気持ちに気がついただけで充分です」(藤野先生) 「感情調整をしなきゃ!」ではなく、「イライラした気持ちに気がついただけでOK」と思うと、気が楽です。「あ! イライラしているな」ということをキャッチできたら、ひとまず手をとめる、その場を離れるる…。そんなあたりから始めてみるのが良いのではないでしょうか。 ■「ママがちゃんとしなければ」という肩の力を抜くことまた、気晴らしに、気の合う誰かと他愛のないおしゃべりをすることも、とても有効だそうです。「最近のレジリエンスの研究では、個人の資質やスキルも大切ですが、『サポート・ネットワーク』があることも重要だとされています。つまり人に頼れて安心できるネットワークのなかで、人の心は癒えていくのです」(藤野先生)気の合う人との他愛のないおしゃべりは、とても大切なこと! レジリエンスを育てるためには、「私がちゃんとしないと!」と肩に力をいれるのではなく、むしろ、その逆なんです。■レジリエンスを育てるにはママの余裕が大切なワケ「じつは、子どものレジリエンスを育てるためには、ママの気持ちの余裕がとても大切なんです。なぜなら大前提として家庭が『心のエネルギーを補給できる場』でないと、子どものレジリエンスは育ちませんからね。急がば回れではありませんが、何より大切なのが、親が楽に生きることなんです」(藤野先生)そして親が楽になる五か条「らりるれろ」を教えてくださいました。●親が楽になる五か条。「ら」楽に生きようあれこれ気にしすぎず、親がまず楽になる。親が悩んで、子どもに口うるさくしない「り」 理解しよう子どもを理解すること。理解すればするほど、その子にとって必要な支援は見えてきます「る」 ルールはほどほどに守りやすい、ほどほどのルールを設定すること。ルールにがんじがらめにならない「れ」 連携は、こちらからの歩みより人と連携することも大切です。何事も自分から歩みより、丁寧に相談しましょう「ろ」 ロンリネスはよくない孤独に陥らないこと。人間は承認され、仲間に支えられることが大切です出典: 『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 より抜粋。上記の親が楽になる五か条は、主に日戸先生かが伺った話をまとめたものである。いかがでしたか? 「ママが楽な方が、結果オーライなんですよ」という話を伺い、筆者は何だか少し肩の力が抜けました。藤野先生は、「近年のレジリエンス研究で重視されているサポートネットワークの観点からみると、とりわけ『れ』と『ろ』が大切だと思っています。ひとりで抱え込まず、気楽に頼れる誰かが身近にいることが子育てには大切なんですね」と言います。本連載が、みなさんの「気楽な子育て」の一助になるとうれしいです。●「レジリエンス」を育てるポイント1)一つひとつの言葉が、その子の自己認識になる2)子どもを褒める時は、その子自身をしっかり見て、誰かと比較しない3)何より大切なのが、親が楽に生きること■今回、お話を伺った藤野博先生の著書 『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 (藤野 博, 日戸 由刈 (監修)/講談社 本体1,300円(税抜き))「レジリエンス」とは心の回復力であり、立ち直り力のこと。自分の思い通りにいかず、落ちこんだときに、気持ちを切り替え、またがんばろうと思える力をいいます。書籍では道具の管理や家事の手伝いといった、子どもにとって身近なことを例として挙げながら、レジリエンスの育て方やポイントをイラスト図解で徹底解説します。藤野博先生東京学芸大学教職大学院教授 博士(教育学) 子どものレジリエンスを育てる研究をしている。専門はコミュニケーション障害学、臨床発達心理学。とくに発達障害の子のコミュニケーションやソーシャルスキルにくわしい。言語聴覚士、臨床発達心理士スーパーバイザー。特別支援教育士スーパーバイザー。
2019年10月15日トイレトレーニングをスタートさせるのに適した季節がやってきました。実際に始めてみると思うように進まず、イライラしてしまうこともあるかもしれません。私自身もそうで、娘にかけた言葉で後悔していることがあります。 私が後悔している子どもへの言葉わが家がトイトレをスタートさせたのは、わが子が2歳になる年の春。夏にはおむつをはずすことが目標でした。ところが実際は思うようにいきません。 おもらしをしてしまったわが子に「また失敗したの?」「なんでもっと早くトイレって言わないの?」と言葉がけをしていました。当時を振り返ると、こうした言葉は子どものやる気を失わせるだけだったと、いまでは後悔しています。 子どもの自尊心を傷つけてしまったおもらしをしてしまったとき、子どもは失敗してしまったと感じています。そこで追い打ちをかけるように「どうして何度も失敗するの?」など厳しい言葉をかけてしまう。 そうすると「どうせできない……」と自尊心を傷つけてしまうことに気づきました。当時は子どもの気持ちを考える余裕がありませんでしたが、おむつはずしを成功させるためにも、励ます言葉がけを意識すべきだったと感じます。 感情的に怒らず、励ます言葉を意識子どもがトイレに行くのを嫌がるとき「トイレに行かないとおもらしするよ!」より、「ママも行くから一緒に行こう」と言うほうが、子どもにプレッシャーを与えずにすむのではないかと思います。 また、失敗しても感情をぶつけるのではなく、「パンツが濡れると気持ちが悪いね」と言葉をかける。さらにズボンをひとりでおろせたなど、できている部分をたくさん褒めてあげます。こういった子どもを励ます声かけが、子どものやる気を引き出すポイントになると思いました。 わが子のおむつはずしは半年ほどかかりました。子どもは失敗しながら学んでいく……それを失敗のたびに、感情的に怒ってもプラス要素は1つもありませんでした。言葉に気をつけて、子どものペースを気長に見守る大切さを学んだ、おむつはずしでした。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年09月18日子どもが言葉を覚え始めると、たくさんの言い間違いをしたり、大人が思ってもみない考え方で言葉を新しく作ったりすることがありますよね。このような言葉への関心が高まっている時期に「言葉遊び」をすると、語彙力アップにもつながります。私たちが普段使っている日本語は、ひらがなとカタカナは文字と音がリンクしていますし、同じ音でも違う意味になる言葉(同音異義語)が多いため、しりとりやダジャレなどの言葉遊びにぴったりです。今回は、親子で楽しめる「言葉遊び」を5つご紹介します。何歳になっても語彙力アップにつながる言葉遊びおしゃべりができるようになった子どもは、さまざまな言い間違いや造語をするようになります。お子さんが、とうもろこしを「とうもころし」、くつしたを「つくした」となる音を入れ替えて発音したり、コップを「ポック」、たまごを「たがも」と母音と子音が入れ替わったような言い間違いをしたりした経験はないでしょうか?または、「来る」の活用を知らないために「おばあちゃん、まだ来(き)ないねえ」と言うこともあったかもしれません。言葉を話し始めた2歳頃から、発音のしやすさによって文字や音が入れ替わる言い間違いは増えてきます。また、文章で言葉を組み立てられるようになる頃には、子どもが自分なりのルールを見出して言葉を整理しだすことで、ユニークな表現も多くなってくるでしょう。東京大学総合文化研究科教授で言語学者の広瀬友紀氏によると、これらの言い間違いは訂正する必要がないのだとか。子どもは自分の中で言語の規則を組み立てている段階であり、「親が訂正しなくてもいつかは規則が完成する」と現状を楽しむことが大切だそう。このような言葉の感受性が高まる時期に、お子さんと一緒に言葉遊びをすると、音や言葉への意識や関心を高めることができ、語彙力アップにつながります。また、言葉遊びは言語習得が始まる幼児期を過ぎてからも、年齢に関係なくいつまでも楽しみながら語彙力を増やし、言葉のセンスを磨いてくれます。もちろん私たち親も、子どもと一緒に遊びを通して語彙力のブラッシュアップができますよ。言葉遊びでアップした語彙力は、生涯年収をも左右する日本語は言葉遊びをしやすい言葉です。英語の「A」は後ろに続く言葉によって「ア」「エイ」「アイ」と読みが変わりますが、「あ」はいつでも「ア」です。文字と音が1つずつ対応しているので、同じ音でも違う意味になる言葉(同音異義語)がたくさん存在しています。同じ「あめ」でも「雨」と「飴」、「はな」は「花」と「鼻」、「かみ」は「紙」と「髪」「神」のように、意味が2つ以上になるものが多いのです。子どものころ、皆さんもこうした言葉遊びを楽しんでいたことでしょう。言葉遊びは「遊び」ですから、相手やグループ間でのコミュニケーション力も育まれますし、語彙力がアップすると、言葉への関心も高まり、読書への興味や文章読解力の向上にもつながります。さらに、明治大学文学部教授の齋藤孝先生によれば、語彙力が増えると生涯年収にも影響があるのだそう。「(省略)大学には、能力的に似ている人たちが集まりますが、生涯年収は“どこに所属するか”で決まります。転職や起業で年収が伸びる人は少ないので、だからこそ、一般論で言うと、最初の就職が肝心。就職活動のわずか3カ月くらいで、だいたいの生涯年収が決まってしまうわけです。そこで一番最初に問われるのが、語彙力やコミュニケーション能力。言葉やコミュニケーションで円滑にやりとりができないと、面接にすら通りません」(引用元:ママテナ|齋藤孝教授が語る【語彙力と生涯年収】の意外な関係)言葉遊びが生涯年収を左右する一因になるとなれば、早いうちからどんどん取り入れておかない手はないですね。おすすめの言葉遊び5選文字と音が対応している日本語は、言葉遊びもバリエーション豊かです。ここでは、子どもの成長に合わせて親子で楽しめる、5つの言葉遊び「同じ音で始まる言葉探し」「しりとり」「逆さ言葉」「連想ゲーム」「早口言葉」を紹介します。同じ音で始まる言葉探し「『あ』から始まるものなーんだ?」と質問を投げかけ、できるだけたくさんの言葉を探します。ルールがシンプルなので、年齢の低いお子さんでも参加しやすいのが特徴です。ママと子どもの1対1だけでなく、パパや兄弟姉妹、おじいちゃん、おばあちゃんも加わると語彙の幅がぐんと広がります。「あ」以外の文字で遊ぶことはもちろん、語尾の文字を指定すると語彙力がアップします。また、「ほかの人が言った言葉はNG」というルールを決めると、自分以外の人の言葉に耳を傾けるトレーニングにもなりますね。 しりとり「しりとり」も定番の言葉遊びで、年齢を問わず考える力や語彙力をアップしてくれます。教育指導に携わっている高橋 公英氏によると、見聞きした言葉をしりとりで実際に使うことによって「使える言葉」として定着し、語彙力が上がるのだそう。しりとりに慣れてきたら、「言葉のジャンル指定」や「文字数しばり」といった条件をつけても楽しめます。親御さんの言った単語に対して、お子さんが「それってどういう意味?」と反応してきたら図鑑で調べたり、インターネットで画像を見せたりして説明してあげると、さらなる学びにつながりますね。 逆さ言葉「コップ」が「プッコ」になるだけで楽しめる「逆さ言葉」も、子どもたちが大好きな遊びです。最初は、子どもの身近にあるものの名前をどんどん逆さにしていきます。慣れてきたら、少し文字数の長いものにチャレンジしてみましょう。また、「トマト」「しんぶんし」など、初めから読んでも終わりから読んでも同じ言葉(回文)を探す逆さ言葉も子どもたちは大好き。昔からある「たけやぶやけた」「わたしまけましたわ」といった回文も、子どもたちは新鮮に感じて喜びますよ。「話すスキル」の学習として、小学校の授業にも取り入れられている回文、音読の際はいつもより盛り上がるのだとか。 連想ゲーム単語での言葉遊びに飽きてきたころ、おすすめなのが「連想ゲーム」です。「白くてやわらかくて甘いもの、なーんだ?」(答え マシュマロ、綿菓子など)のように、ヒントを出してクイズを出してみましょう。その際、「アイスクリーム!」「パン!」など、親御さんが想定していたものとは違う答えが出ても正解にすることが大切です。お子さんに自由に想像させてあげましょう。また、「連想ゲーム」の発展型として「私は誰でしょうゲーム」もおすすめ。「私はとても大きな動物です。私は灰色です。私は長い鼻を持っています」と、少しずつヒントを与えて正解を考えさせるゲームです。進研ゼミの国語教材開発担当者によると、このゲームを通して語彙力だけでなく論理的思考力も鍛えることができるのだそう。 早口言葉皆さんお馴染みの「生麦生米生卵」や「赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ」「東京特許許可局」など、言いにくい言葉をなるべく早く言う「早口言葉」も、子どもたちが大好きな遊びです。日頃、使わない語彙も多いですが、発音しにくい音が並んでいるので、言い間違えないようにするには集中力が必要となり集中力アップが期待できます。また、滑らかに言えるように何度も繰り返す練習が、粘り強さを身につけることにもつながりますよ。 ***言葉遊びは、子どもの語彙力アップだけでなく、コミュニケーション力、集中力、粘り強さなど学力では測れない非認知能力も高めてくれます。また、「いつでも」「どこでも」「誰とでも」できることも、優れた点のひとつです。長旅の車内や病院の待ち時間など、退屈になりやすいときこそ、親子で楽しんでイライラ解消と語彙力アップに活用してみてくださいね。(参考)STUDY HUCKER|語彙を増やして知性を磨く。語彙力を高めるのに効果的な3つの習慣学研おやこCAN|子育て情報 家庭でできる簡単文字・言葉遊びベネッセ教育総合サイト|語彙力につながる「言葉遊び」いこーよ|子どもの世界を広げる「ことばあそび」【あそびのたね連載】いこーよ|車や電車の移動時間は親子で「ことば遊び」を楽しもうママテナ|齋藤孝教授が語る【語彙力と生涯年収】の意外な関係Gymboree|子どもの思考力を伸ばす!「言葉遊び」を楽しむためのアイディア5つWEDGE Infinity|子どもの「言い間違い」は直さなくても大丈夫?『ちいさい言語学者の冒険』広瀬友紀教授インタビューベネッセ教育情報サイト|遊びのヒントAll About|幼児から小学生まで遊べるしりとりで語彙力UP!
2019年09月02日『僕のワンダフル・ライフ』で50年で3回も生まれ変わった犬・ベイリーの新たな旅を描く続編『僕のワンダフル・ジャーニー』から、ベイリーの無邪気さがかわいい本編映像がシネマカフェに到着した。映像は、ベイリーと飼い主のイーサン、妻・ハンナ、そして孫娘のCJと一緒にプールで水遊びをしているシーン。イーサンの無邪気さも垣間見え、幸せそうなベイリーたちだが、次の瞬間、CJの母・グロリアが帰ってくるとその空気は一変してしまう。家族とうまくいっていないグロリア。ベイリーは「一緒に水遊びしたいのかも!?」と無邪気にお尻に突進し、グロリアはプールへ突き飛ばされてしまい、ますます雲行き怪しい雰囲気に…。グロリアを演じたベティ・ギルピンは、自身は犬が大好きだそうで、「グロリアは犬嫌いなの。私にとって、人としての一番の危険信号ね。私は犬が大好きだから、『カット!』の声がかかった瞬間、犬に駆け寄って、怒鳴りつけたことを謝ったわ」と撮影秘話を明かす。ゲイル・マンキューソ監督はそんな犬嫌いなグロリアについて「観客に嫌われるのではないかと心配だった」と語っており、キャラクター描写について悩んだ人物だったよう。しかし、ちゃんと観客へと届く人物として見事に演じきったベティ。「グロリアという女性を、もろさを持った人間として演じてくれた。困難な環境の中で強い親になろうともがいている彼女の複雑さを表現して、見事に演じきってくれたわ」とベティを称えている。『僕のワンダフル・ジャーニー』は9月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:僕のワンダフル・ジャーニー 2019年9月13日より全国にて公開© Universal Pictures and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.
2019年09月01日子どもたちから何気なくかけられた言葉に、思わず胸がキュンとした経験はありませんか。忙しい日々の中で、そうした言葉はパパやママたちの大きな励みになりますよね。今回は、アンケートに寄せられた子どもたちの胸キュンな言葉とエピソードをご紹介したいと思います。■子どもの発言に胸キュンする親が8割超えアンケートで、胸キュンした子どもの名言があるかどうか聞いたところ、8割以上が「ある」と答え、多くの人たちが子どもたちの発言に心を動かされたことがあることがわかりました。Q. 胸キュンした子どもの名言ある?ある 83.5%ない 13.9%その他 2.6%■胸キュン1、「大好きなママの笑顔が見たいから」子どもたちから親に向けて、気持ちを率直に伝えてくれることに胸がキュンとしたというコメントから見ていきましょう。「息子から小学校の謝恩会で渡された手紙に 『どんなことがあっても、お母さんは俺のこと理解して受けとめてくれて、いつでも味方でいてくれたね』って。感激しすぎて涙が止まらなくなりました」(岩手県 40代女性)「家族の俳句を作る宿題で、小3の息子が『大好きなママの笑顔がみたいから』と書いていた。ホロリと涙が出ました」(茨城県 40代女性)「1年生のわが子。『給食おいしかった!』と笑顔で帰宅。その後、『でもね、ママのご飯が1番だった!』ですって。その日は張り切ってハンバーグを作ってあげました」(愛知県 30代女性)「大好き」の言葉にキュンとしているというコメントが多数! 忙しい日々のなか、心が少しすさんでしまったときに「大好き」と言われたら、じーんとしてしまう気持ちには共感しかないですよね。筆者の1年生の息子も、ママ宛てに「だいすき」というお手紙を書くのにハマっていた時期があり、すべて大事にとってあります。少し気は早いですが、将来反抗期が来たらその手紙を見て癒やされる予定です。■胸キュン2、「愛してくれてありがとう」さらに、パパやママたちの大きな力になっているのは子どもたちからの感謝の言葉。さまざまな種類の「ありがとう」に胸キュンしたエピソードが寄せられていました。「5歳の息子がふと、『ママ、産んでくれてありがとう』と言ってくれた時に、キュンとしました」(広島県 40代女性)「『いただきます、ママありがとう』。2歳の息子が、ご飯を食べる前に必ず言ってくれます。この言葉で幸せになれます」(広島県 20代女性)「小学校卒業時にもらった娘の手紙のなかの一言。『愛してくれてありがとう』。1人の人間として人を愛する大切さと喜びを、愛されるよりも愛することの偉大さを、娘から教えてもらいました」(新潟県 40代女性)ほかにも、パパから「『僕たちのために仕事がんばってくれてありがとう』って言われて泣きそうになった」というコメントも寄せられていました。どのエピソードを読んでも、それぞれの家庭で記憶に残るステキな思い出になっていることがわかりますね。親としては、子どもから「ありがとう」と言われると、「いやいや、こちらこそありがとうだよ!」と思ってしまうことも。つくづく「ありがとう」の持つ力は強大だなと実感させられます。■胸キュン3、「パパに心がチュウになった」なかには、「もしかして詩人なの?」と思ってしまうような想像力豊かな発言も寄せられていました。「朝目覚めた時に、私の方にコロコロ転がってきて『お届け物で~す!』」(神奈川県 40代女性)「4才の娘に『パパに心がチュウになった』と言われ、チュウされた」(茨城県 30代男性)「娘が保育園児の頃、強風の日に洗濯物を見て『ケンカしちゃダメよー!』と言っていた。取り込む時に『仲直りしたんだ、良かったね』とニコニコ」(滋賀県 40代女性)「夜高速道路を走っていたときに、年中さんだった息子が星空を見て一言『ほら、星さんたちのささやきが聞こえるよ』」(神奈川県 50代男性)どのコメントを読んでも、子どもたちの想像力の豊かさには驚かされますよね。大人では到底思いつかないようなこうした言葉は、もしかするとその時だけしか聞くことのできない貴重なものなのかもしれません。■胸キュン4、「お母さんはがんばっている」また、子どもからの褒め言葉にグッと来たというコメントも寄せられていました。「『ママかわいい~』。 もういい歳なので夫さえも言ってくれなくなりましたが、年少さんの息子だけは言ってくれます」(千葉県 30代女性)「仕事と家事と育児が忙しくて、つい娘に八つ当たりしてしまった日。娘に『お母さんがあんなに怒っても、お母さんのこと嫌いにならない?』と聞くと、『うん、だってお母さんがんばってるから』と。ちゃんと見てくれてるんだなぁとうれしくて、ボロボロ泣きながら娘を抱きしめました」(兵庫県 40代女性)「娘が高校生の時に、『一番尊敬するのはお母さん。お母さんのような看護師になりたい』と言ってくれました。今では看護大学生、私よりうんとステキな看護師になってほしいなぁ」(宮崎県 40代女性)疲れて、つい子どもにイライラをぶつけてしまったとき、そんなときでも子どもが優しく受け止めてくれることがあります。よく親の子どもへの愛は無償の愛と言われますが、子どもが寄せてくれる親への愛こそが本当に純粋で泣けてきますよね。子どもたちからもらえる褒め言葉は、親を認めてくれる言葉でもあるから、うれしいだけではなく、喜びにもつながりそうです。■胸キュン5、「俺が稼ぐから無理しないで」さらに、子どもの成長の印とも言えるでしょうか、頼りがいのある言葉や励ましの言葉にキュンとしたというコメントもありました。胸に迫るエピソードがたくさん寄せられていましたよ。「子どもたちが寝静まった頃、仕事から帰宅してラップした夜ご飯の上にメモ用紙。『お疲れさま。ゆっくり食べてね』。娘からのラブレターに泣きそうになりました」(宮崎県 30代男性)「高校生になった息子。毎日くたくたで帰宅する私を見て『お袋、自分の体壊してまで仕事しなくてもよくない? 仕事を変えてもいいんだよ』と。大人になったなぁと思いました」(東京都 40代女性)「私の年齢は57歳、息子は7歳です。高血圧や不整脈になり、毎日薬の力を借りてがんばっています。息子が『大きくなったら、立派な医者になってパパの病気を治してあげるからね! だからたくさん勉強がんばるよ!』と言っていて、感激して涙が出てきました」(北海道 50代男性)そのほかにも「パパがお仕事でいない時は僕が家族を守るからね」とか、「大きくなったら、たくさん稼いでラクさせてあげるから長生きしてね」など、子どもたちの優しさが伝わってくるコメントも。さらに、親自身がつらいときに力になったという子どもたちの言葉もたくさん寄せられていました。「三人目を流産してふさぎ込んでいた時に、娘が『私は遠くには絶対に行かないから大丈夫だよ』と言って抱きついて来てくれたことに、このままじゃダメだ、前向きにならなきゃと思い起こさせてくれました」(鳥取県 30代女性)「私の母が亡くなったとき、泣けずにいた私に向かって『ママ、泣きたいときには泣いていいんだよ』と言ってくれた」(神奈川県 50代女性)「持病があり体調が悪くて仕事を休んで 寝ていたとき、次男が『俺が働けるようになったらお母さんは仕事しないでいいよ、俺が稼ぐから』って言われた時はすごくうれしくて泣いてしまいました」(千葉県 40代女性)子どもには、「いつの間にそんなに大きくなったんだろう」と思わせられることがたびたびありますよね。親自身が体調を崩したり、つらい出来事に直面したとき、そんな姿を見て子どもたちはきっと「しっかりしなくちゃ」と思うのかもしれません。そうしたときにかけてくれた言葉は、きっと親にとっても忘れられない大切な宝物になるのでしょう。■子どもたちの胸キュンな言葉を活力にでは、子どもたちからのたくさんの言葉に対して、親は何を返せるのでしょうか。「娘が幼稚園の頃、何回言っても聞かずイライラして、怒った後に『お母さんの絵を描いた』と持ってきてくれて、怒った顔だろうと思っていたら、にっこり笑ってイヤリングをつけた顔が描いてあり、こんなに怒る私でも好きでいてくれてありがとうとキュンとしました。いまでもその絵は大事な宝物です」(宮崎県 40代女性)「『お母さん、私を産んでくれてありがとう』と言ってくれたとき。私も『産まれてきてくれてありがとう』と言って返しています」(宮崎県 40代女性)「幼稚園でのお弁当最後の日、息子と手をつないでの帰り道。『ママ、いままでお弁当を作ってくれてありがとう』、『こちらこそ、いつも残さず食べてくれて、ありがとう』。二人で顔を見合わせて笑いました。とても幸せな思い出です」(神奈川県 50代女性)子どもたちからの温かい言葉の数々。親としては、そんな言葉に耳を傾け、胸にとめて、応えてあげることが大切なのかもしれませんね。筆者も子どもの発言を振り返ろうとしましたが、意外に忘れてしまっている言葉も…。コメントでは、「その時々で胸キュン発言を日記やメモに残しておく」という意見もあり、参考にしたいなと思いました。もしかしたら子どもたちの言葉を心にしたためていくことで、親子関係がつらいときや悩んだときに、自分を奮い立たせてくれるかもしれませんね。子どもたちからの言葉は、親にとって大切な宝物になります。純粋な子どもたちだからこそ、ふとした瞬間に親の胸をキュンとする、心にグッとくるような言葉をかけてくれるのでしょう。子どもからの胸キュンの言葉は、親にとってのエネルギー。毎日たくさんくれる子どもからの胸キュンセリフを活力に変えつつ、子どもたちにも返していきたいですね。Q. 胸キュンした子どもの名言ある?アンケート回答数:4593件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年08月11日こんにちは、保育士の中田馨です。保育所での保護者から多い相談の一つに「言葉の悩み」があります。特に1歳半ばごろになると、周りのお友だちと比べて「うちの子、言葉が遅いのでは?」と気になりだすことも。今回は、各年齢の言葉の発達を見ながら、子どもの言葉の引きだし方をお伝えします。 子どもの発達には個人差があるここで重要なポイントは「言葉の発達には個人差がある」ということ。これまで、首がすわる、寝返りする、おすわりする、ハイハイする、歩くなどの身体的な発達に個人差があったのと同じように言葉にも個人差があります。 ですので、赤ちゃんの成長を見守っていきつつ、それぞれの年齢の発達とママがお家でできることをお話しします。 0歳の言葉の発達0歳児が自分の気持ちを表現する手段は、最初は言葉ではなく「泣く」「笑う」です。 「おなか空いた!!」「眠たい!」「おしっこが出た!」「抱っこして!」「ママ大好き!」「楽しい!」、そんな気持ちを「泣く」「笑う」で表現します。そのうち、「うぐ~」「あ~」「ぶ~」「だあ~」などの喃語(なんご)でも表現し始めます。 この時、ママは赤ちゃんの「あ~」に合わせて「上手にお話しているね」と返事をしてみましょう。赤ちゃんの「あ~」と同じように「あ~」と答えると、また「あ~」っと返してくれることも。そんなやり取りを繰り返しているうちに、声でやり取りする楽しさを赤ちゃんは感じるようになります。 1歳の言葉の発達1歳を過ぎると少しずつ意味のある言葉を話し始めるようになります。 例えば「ママ」「パパ」「マンマ」「ブーブ」「ワンワン」などなどです。周りの人の言葉を聞いて、理解して、自分で発することができるようになるのは大きな成長です。1歳半ばになると、話す言葉の単語数が増えます。2歳前になると、大人の問いかけに対して答えられるようにもなってきます。「ねんねしようか」と言うと布団に行き「ねんね」と寝転んだり、「どーぞ」とものを渡すと「あーと(ありがとう)」と言ったりします。 一方で、自分の子どもは大丈夫かしらと保護者からの言葉の相談が多くなる時期でもあります。相談を受けたときに私がチェックするポイントは2つ。・大人の言葉を年齢なりに理解しているか・車、犬、目、口、鼻などの身近なものを知っているか 言葉が出ていなくても年齢なりに分かっていれば大丈夫です。 2歳の言葉の発達2歳前半は「ブーブ あった」など、2語文を話しだします。中には、会話らしいやり取りができる子もいます。長い文章のお話も集中して聞けるようになってきます。2歳後半になると3語文を話せるようになる子もいます。 ママはこの時期に赤ちゃんとたくさん会話をして、言葉の数を増やしてあげましょう。 子どもの言葉を引きだす5つの方法では、具体的に保育所では、どのように子どもの言葉を引きだしているかを紹介します。 1.子どもの指さしたものに言葉をする子どもが興味関心を向けたものに「口だよ」「ごはん、おいしそうだね」「アジサイ、きれいだね」など声かけをします。 2.子どものマネしながら話しかける子どもがしていることをママやパパがまねします。例えば、一緒におやつを食べながら「おいしいね!」と言ったり、パズルで一緒に遊んで「楽しいね!」と言い合ったりします。手を一緒に洗って「ピカピカになって気持ちいいね」など、声かけをします。 3.子どもの気持ちを代弁する子どもは、自分の気持ちをどう言葉で表現すればいいかわかりません。まだ遊びたい子には「もっと遊びたいのね」、積み木を高く積み重ねられたら「嬉しいね!」など、その場その場での子どもの気持ちに共感しながら代弁します。 4.子どもの言葉にプラスα子どもが「ワンワン」と言ったら、「ワンワン、かわいいね」「ワンワン、茶色くて大きいね」などとプラスαします。その言葉に関連する言葉をプラスαすることで、言葉を覚えやすくなります。 5.正しい言葉をプラスα「ワンワン」「マンマ」などは、大きくなったら使わなくなる言葉です。ですので、赤ちゃんが「ワンワン」と言ったら「ワンワン、犬だね」。「マンマ」と言ったら「マンマ、ご飯だよ」と、正しい言葉をプラスαします。そうすることで、正しい言葉も知っていきます。 長年保育をしてきた経験でいうと、聴いた言葉を、サッと言葉にして出せる子と、自分の体の中にため込んで爆発的にしゃべり出す子がいます。言葉を早くしゃべれるようになることも、ゆっくりなことも、その子の個性です。今回お話した言葉を引きだす方法を遊びの中で取り入れながら、子どもの発達を見守ってください。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年08月09日