「子どもを叱りつける親は失格ですか?」について知りたいことや今話題の「子どもを叱りつける親は失格ですか?」についての記事をチェック! (13/16)
子どもの憧れでもある自分の部屋。とは言っても、部屋が散らかしっぱなしで汚部屋になってしまっては大変です。そこで、子ども部屋の片づけや掃除は子ども自身がやっているのか、大人がやっているのかを調査してみました。Q.こども部屋掃除、どうしてる?1.親がすべて掃除している 20.1%2.少し掃除を手伝っている 25.7%3.子どもに任せている 42.1%4.わからない・どちらとも言えない 9.4%こども部屋の掃除は子どもに任せているという人が42.1%ともっとも多い結果になりました。親がすべて掃除をしているという人は20.1%と少数派ということがわかりました。■声かけは親。やるのは子ども声はかけても、片づけは子ども自身にやらせるという親が多いようです。また、片づけは子どもがやって、掃除は親というパターンの人もいました。「リビングから子ども部屋はつばがっているので、散らかっているのが見えたら速攻で『片付けて!』と言います。使ったら元に戻す。片付けないなら出さないを徹底しています」(鹿児島県 40代女性)「小2です。片付けは自分でさせますが、掃除は他の部屋のついでに私がかけています」(神奈川県 30代女性)「たまにチェックして汚いときには注意します。親は手は出しません」(神奈川県 40代男性)■自主性を重んじて子どもに任せる派子どもの年齢にもよりますが、自分の部屋は自分で掃除をするのが当たり前という考えを持つ親もいました。片づけと掃除ができないなら、部屋を返してもらうとまで言う人も。「自分の部屋くらい自分たちで管理するのが当たり前だと思います」(神奈川県 40代女性)「週一で片付け、掃除き、拭き掃除を必ずやっています。部屋がほしいと言ったときからの約束です。約束が守れないのなら部屋は与えません」(千葉県 40代女性)■子供部屋の汚部屋化に悩む親も子どもに任せている人の中には、そのまま汚部屋化してしまっているパターンも。あまりひどくなる前にチェックはこまめにした方がよさそうです。「子どもに任せているのでとっても汚いです。学校に行っている間は、私が窓を開けて換気はしてます。たまに父親に部屋をのぞかれて怒られ、やっと掃除するって感じです」(神奈川県 40代女性)「自分で掃除してほしいのですが…。いつも足の踏み場がなく、見かねて親がしています」(宮崎県 40代女性)Q.こども部屋掃除、どうしてる?アンケート回答数:6274件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年09月10日こんにちは。婚活恋愛コンサルタントの菊乃です。ドラマ『過保護のカホコ』が人気ですね。あのドラマはまだ21歳女性が主人公。しかし、もしあのような過保護な親の元に居続けたら結婚できないまま実家暮らしで30代40代ということも。ご相談にいらっしゃる方の中には、30代で実家暮らしという方もいらっしゃいます。たまたま実家暮らしというわけでもなく、中には毒親じゃないの?と疑うような娘の人生をダメにする親と暮らしている人もいるのです。“毒親”といえば育児放棄や虐待が思い浮かぶかもしれません。しかし、アラサー以上で毒親疑惑をもたれる親の多くは、昔は子育て熱心な愛情深いお母さんぐらいに思われていて、周りは「真面目ないい人」程度に思っているケースも。それゆえ、気が付きにくいのです。●毒親の特徴3つ●(1)「結婚しなくていいから家にいて私の面倒を見なさい」高齢になると体もいろいろ不自由になります。ネットスーパーなどの便利なサービスがあっても、まず頼るのが子ども 。自分の世話をしてもらうために子どもを手放さないのです。はっきり口に出して言うかどうかは別にして、「結婚しなくていいから家にいて自分の面倒を見て欲しい」という言動があるなら離れたほうがいいでしょう。他人に迷惑をかけたくないという思い込みからなんでも自分の子どもを頼ってしまう親の場合、元気なうちに一日も早く離れないともっと手間がかかるようになります。●(2)「遠いから家から通える会社に転職しろ」実家暮らしの女性の中には1時間以上かけて通勤しているという女性も。通勤でグッタリするし、職場の人に食事に誘われても家が遠いから断る。そんなことを繰り返して気が付いたら30代。Aさんは片道2時間近くかけて会社に通っていました。一人暮らしを始めたい、会社が遠くて通勤も大変と親に訴えたら「だったら家から通える会社に転職したらいいじゃない。家があるんだから」といわれたそうです。娘のキャリアより自分の身近に置いておきたいのはもうエゴ 。Aさんは反対を押し切り一人暮らしを始め、今はステキな彼氏もできました。●(3)「独身の娘が一人暮らしだなんて恥ずかしい」「家を持って一人前」今や陳腐化してしまった古い価値観でも、それを子どもに押し付けてしまう親 もいます。独身で相手もいないのに二世帯住宅を立てているとか、一人暮らしを始めようとした娘に反対する理由が「独身の娘が一人暮らしだなんてお母さんは恥ずかしい!」というものであることもあります。●話し合いができないのが毒親の特徴こうした親を持つ子どもは、親と話し合いをしてお互いの条件を歩み寄るという経験がありません。親の決定事項に従うだけだったため、自分の意見を主張している経験が少ないのです。そもそも自分の意見がないことに気が付いていないケースもあります。今親と離れないと40代、50代になってから結婚できない理由を「親のせい」にするようになるかもしれません。家族のことは誰も口出ししないため、何が“普通”かも分からず自分が親のせいでさまざまなチャンスを逃している と気が付けない方が多いのです。●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年09月03日私のところには家族との問題を相談しにくる人もたくさんいます。親の立場からだったり子どもの立場からだったり内容もいろいろなんですが、その中に「親が愛してくれない」という悩みを打ち明ける人がいます。「他の兄弟ばかりかわいがるんです」とかね。だけど、基本的に自分の子どもがかわいくない親なんてまずいません。本当にまったくかわいいと思っていないなら、私のところに相談に来るようになるまで育てることなんてできませんよ。ただね、同じ兄弟姉妹でも愛情や手のかけかたに差が出ることはあるんです。病気などの事情で、どうしてもひとりの子に手を取られる場合もありますし、跡取り意識の強い家庭だと長男を特別扱いする傾向があったりもするでしょう。また、親は意識していないけれど、いつのまにか愛情が偏っていることもあるわね。親子にも相性ってありますからね。でも「愛してもらえない」と相談に来る人は、たいてい雰囲気が暗いの。「自分が疎まれてるんじゃないか」なんてクヨクヨするよりも、まず笑顔を心がけてみなさいね。それは親にも責任があると思いますよ。きょうだいのうちひとりを溺愛して、ひとりを敬遠するようなことになると、敬遠された子が卑屈になって、どんどん暗くなってもしょうがないわね。でもね、そこで親やきょうだいを恨んでみてもよけいにギクシャクしちゃうだけ。暗い子って親に対しては「おねえちゃんばっかりかわいがって」とか、きょうだいに対しては「弟のせいで私がかわいがってもらえない」とか、たいてい親きょうだいを恨んでいるんですね。それを全部家族のせいにしているの。 だからどんどん卑屈になって暗い顔になっていくし、親も人間ですから、ついつい、そうでない子のほうに話しかけちゃったりして、また暗くなって…という悪循環に陥ってしまうのね。でも、だれだって暗い顔をしている人よりパッと明るい印象の人のほうが話しかけやすいでしょ?親だって同じです。意識して分け隔てしているわけじゃないんですよ。だから直接「なんでおねえちゃんばっかりかわいがるの?」って聞かれても親には自覚がありませんから「どうしてそんなふうに思うのかしら」と思われてしまうのがオチ。親に変わってもらいたいなら、まず自分が変わることです。暗い気持ちだから暗い顔でいるんじゃなくて、そういうときこそ笑顔でいてほしいの。ちょっと難しいかもしれないけど、悲しくても笑ってみる。笑顔でいられる時間が長くなればなるほど、いままで冷たいと思っていた親の態度も変わってくるはずよ。がんばりなさいね。 ≪新しいあなた≫への第一歩!【最重要◆転機】恋/仕事/お金/人脈
2017年09月01日高畑充希さん主演のドラマ『過保護のカホコ』(日テレ系)が注目を集めていますね。ヒロインのカホコこと根本加穂子は、今まですべて親任せに生きてきた箱入り娘。ある日、同じ大学に通う画家志望の麦野初に「お前みたいな過保護がいるから日本が駄目になる」と批判されます。自分は何がしたいのか?そんなことさえ考えたことなかった加穂子。初の言葉は、今まで見えなかった加穂子の内面の扉を開く大きなきっかけとなったのです。◆自立できない親と子ども働いた経験のない加穂子は、「人を幸せにするための仕事がしたい」と、自分の中に秘めた願望があることに気づきます。子どもが漠然とでも自分の進路や進みたいと思う道を見つけたら、親は応援するのが一般的ですよね。しかし、加穂子の母親である泉は違います。就職活動より花嫁修業をするべきだ、と主張するのです。さらに、初に恋心を抱く加穂子の変化を察知し、初と会わないように命じます。泉にとって、加穂子は常に「自分が保護し愛玩できる存在」でなければならず、精神的に独立することを許そうとしません。つまり、自立できないのは加穂子だけじゃなく、加穂子の母親である泉も同じなのです。◆度がすぎるか過干渉はただの支配子どもが一人でもできることなのに、「危ないから」「何かあってはいけないから」といって不必要な援助を押し付ける、泉のような親はとても危険な存在です。親側に悪意がなくても、やっていることは子どもの自信や自尊心を傷つける行為なんですね。そのような過干渉によって、子どもは潜在的なフラストレーションを溜めることになってしまいます。幸いにも加穂子はそのフラストレーションを爆発させ、「うるさい!うるさい!うるさい!」と、親に対して初めて自己を主張することができました。過干渉を退ける、ということは大きな自立の一歩になります。しかし、実際にはフラストレーションを溜めたまま、自分を主張できない子どものほうが多いのです。そういった子どもは親に管理されていることに気づくことができず、ただ親の期待に応えることのみを考え、絶えず人の目を意識して、自分にいまひとつ自信が持てない…そんなパーソナリティが形成されてしまいます。行きすぎた干渉は、子どもから「自分らしさ」を奪うだけに留まりません。いつか大人として独り立ちしていくのに必要な学びの場をも奪う、「優しい虐待」であり「支配」なのです。◆支配からの自立愛情は、相手に服従することではありません。ありのままの自分で幸福に生きられるよう支援できるのが、愛情です。阻害しようとする時点で、その人は保護者ではなく支配者。このような支配者から自立するためには、相手が自分に与えているのが「善意の教育」ではなく「抑圧」だと認めること。その上で、改めて「自分はどうしたいか」を問いかけ、心の声に耳を傾ける習慣を築いていく必要があります。意欲的に自分に向き合って、自分の意思で一歩を進み出しましょう。そこから得られる手ごたえが、あなたを成長させ、支配から脱却させてくれます。失敗しても構いません。失敗もすべて、自分が成長する糧になるのですから。◆まとめ過干渉からどうしたら卒業できるか、ご理解いただけたでしょうか。よく「悪気はない」と言いつつ、慣習やルールを押し付けてくる人っていますよね。実は「悪気」=「悪意」というわけではありません。「自分の都合しか考えてない」ことを押し付けるのが、「悪気」なんです。「あなたのためを思って」と、管理下に押し込めようとするのは立派な「悪気」です。身のまわりにひしめく悪意を取り払い、自分らしく生きる楽しさに目を向けてください。そういうあなたをありのまま受け止めてくれる人こそ、あなたを本当に「愛してくれる人」といえるでしょう。ライタープロフィール黒木蜜一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
2017年08月12日夏休みの宿題で親の頭を悩ませるのが「自由研究」。みんなどうやって子どもの自由研究のテーマや内容を決めているのでしょうか? パパやママたちが参考にした元ネタがどこにあったのかを調査してみました。子どもまかせ派と親主導派、どちらがいいのかも聞いてみましたよ。Q.夏休みの自由研究、テーマの決め方は?1.Webサイト 42.8%2.本・教科書 16.0%3.周りの知人 2.8%4.普段の生活で気になったこと 25.6%5.その他 12.8%Webサイトで探して決めたという人が42.8%ともっとも多かったです。その次に多いのが、普段の生活で気になったことというもの。周りの子どもとのカブりを気にしてか、周りの知人というのがもっとも少ない結果となりました。■親が下調べをしてそのあと子どもがセレクト子どもが自分で考えて取り組むのが自由研究とはいえ、実際にやるとなると学年ごとにどんなものがいいのかなど迷うことも。まずは親がネットや子どもの興味がありそうなことを集めて、そのあと子どもに任せるとい人が多いようです。「webでみんながどのような研究をしているのか見ました。最終的には子どもがやりたいことを。我が家はふたりともカツオくんのび太くん状態で年々繰り返してもバタバタでした」(神奈川県 50代女性)「ネットで調べまくって、やりたいことをいくつかピックアップします。親子でワイワイ相談しながら何をやるのかを決めます。何かを作り出すって楽しいですよね。めんどくさいと思いつつ、毎年楽しみです」(千葉県 50代女性)■テーマから自分の力で選ぶべき一方、テーマ探しから子どもにまかせるという親もいました。自由研究の醍醐味は何をしてもいいというところ。自分がしたいことを考えるのも長期休みだからこそできる宿題なのかもしれません。「宿題は子どもの仕事。間違ってもすべて子どもまかせ!」(滋賀県 20代女性)「工作キットは使わないと決めています。不格好でも工夫してできた作品は褒めてます」(東京都 30代女性)「すべて子どもの考えにまかせます。模造紙にまとめるのも手出しはしません。一度助けると親をあてにするので」(鳥取県 40代女性)■親の完璧主義が子どもをダメにする!?親が口出しをしたり、完璧を求めたりすると子どもの作品や研究ではなくなってしまうことも。我が子だけ立派すぎる作品は、親があとで見ても後味が悪かったりするようです。「長男が小学生のころ、主人が理科の科学研究に夢中になり、かなり立派なものができてしまいました。理系出身の主人は妥協できず、とことんやってしまったようです。はじめから手を出さないのがいいのかも」(千葉県 40代女性)Q.夏休みの自由研究、テーマの決め方は?アンケート回答数:7174件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年08月06日こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。“自分の子どもを愛する”という感情は母性本能からくるもので、親が子を愛し、子も親に愛されることを必要とするのは当然のこと。ただ、度がすぎると「子離れできない」「過保護」と呼ばれてしまうので、さじ加減は大切なのです。“子どもを愛する”を超えて“溺愛”してしまう、つまり溺れるほど愛してしまうと“自立できない子ども”を育ててしまうという弊害が……。愛する対象に溺れれば溺れるほど、自分はそれに気づかずお互いの幸せをむしろ遠ざけてしまう場合があるのです。そこで今回は、子どもを溺愛するママの心理をリサーチしました。●子どもを愛するのは自分のため“全ては子どもの将来の幸せのため”と正義を振りかざし、自分をよく見せるための道具 として子どもを使っているママ。お受験から始まり、複数の習い事に塾。子どもが嫌がっていることでも“他のママさんがやっている”と聞けば、すぐに“負けたくない”とその子と同じ習い事を始めるママも然り。その言動は“子どものため”というより“他のママ友より優れている子どもを連れて歩きたい”と、子どもを自分のブランド化しているにすぎないのです。“子どもが褒められれば自分も褒められた気になる”“子どもが他の子に勝てば自分が勝った気になる”と子どもでママの承認欲求を満たそうとしている 、ということ。子どもがよい成績や賞をとると、ママ友に話をしたりSNSにそれを報告することも決して忘れません。子どもがすごいということを誰かに見せたり、伝えたりすることが重要なのであって、子どもの本当の幸せは実はどうでもよいものだったりします。“子どもにブランドの服を着せるのをやめられない”“子ども服に異常に執着する”と、身の丈にあっていないのに高い服を子どもに着せたがり、着せ替え人形化させるのも“自分の誇れるもの”を可視化しようとする簡単な方法の一つ。そして残念なことに、子どもに自分の理想を押し付けるママは、自分が子どもをブランド化していることにすら気がついてないのです。●自分の寂しさをただ埋めたい自分は親から愛されず、愛に飢えて育ち、「子どもから愛されたい」という思いで子どもを産んだママは、子どもを“自分の寂しさを埋めるツール ”として使うことも。“自立よりママに依存して欲しい”と自立させることなんてそっちのけ、大きくなってもなんでもママが子どものことをやってあげ、ひたすら尽くし、子どもの自立心というものを根こそぎ取り除いてしまいます。とにかく子どもが自分から離れていくのがこわく、ずっと一緒にいたいと強く願うのです。これを『代償行為 』(本来の欲求、願望が満たせないときに、代理の対象・方法によって、その欲求・願望を代償的に満たそうとすること)と呼び、日頃の満たされない寂しさを子どもで埋めようとしている というワケ。昔は恋愛依存体質だった、という女性にも多く、対象が男から子どもに代わっただけということも。何かに依存していないと生きていけない……そしてその体質が自分の一番大事な子どもの人生の邪魔をしているという皮肉な結果に。子どもは親の“モノ”ではありません。親の義務として子どもを社会で生きていけるようにきちんと自立させてあげるように育てることこそが本当の愛なのです。●夫に対する不満を見つめ直してみよう子どもを溺愛してしまうママは“夫との関係がうまくいっていない ”ことも原因の一つにもあげられます。夫との満たされない関係を子どもにフォーカスすることで、一時的に問題から目をそらしたり、子どもで埋めようとしたりしているのです。だから、見直すべきは“夫との関係”。子どもに今まで注いでいた愛を夫に向けてみたり、できるだけ夫を構ってあげたり……と、夫婦関係の不調和を日々調整していくことは必要。夫との関係を避けて子どもとの関係を深めようとすればするほどそれは悪化していってしまいます。子どもに執着することをやめられない……そう感じていれば、夫からの愛情が不足してないか?そしてそれは自分のせいでもあるのではないか? と考えてみましょう。ママがやっていることは子どもに対する本当の愛からなのか、ただ自分のために子どもを使っているのか、という線引きは難しいところ。ただ“子どもが笑顔で毎日過ごして欲しい”という気持ちを優先して子どもに接してみれば、本当の愛が見えてくるかもしれませんね。【参考文献】・『面白いほどよくわかる!恋愛の心理学』渋谷昌三・著●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年08月02日「終活は読んで字のごとく人生の終わりについての活動です。いわば死に支度。子どもから勧められると『死ねと言っているの?』と、傷ついてしまう親もいるでしょう。生前に実家を片づけることは、人生を生ききるための前向きな活動。私は“生き活”と呼んでいて、正しくやれば、親はどんどん元気になるんですよ!」 そう話すのは、掃除・片づけ・生前整理のプロで生前整理アドバイザー認定指導員も務める大津たまみさん。「終わり」に向けた作業と考えるのか、新たな「始まり」への第一歩と考えるのかで「実家の片づけ」はガラッと変わってくるという。大津さんによれば、やればやるほど親が元気になる理由は2つ。1つ目は、物理的にモノが減ることで、安全・快適に暮らせるということ。 「家の中にモノがあふれていると、災害時に落下物がぶつかったり、邪魔になって逃げ遅れる可能性が。日常生活でも、つまずいてケガをする可能性が高まります。家が片づけば、当然そうしたリスクも減少。さらに家の中に十分なスペースが生まれ、孫が喜んで遊べる家にもなります。孫の笑顔が見たい親は多いものです」 2つ目の理由は、親の潜在的な望みがわかること。 「モノというのは、言ってみれば“思いがカタチになったもの”ですから、片づけをいっしょに行うことで、親のひそかな思いに気づくことができるのです。“紙類”などは、老親が捨てられないモノの代表ですが、『なんでこんなモノを!?』というチラシやパンフレットに、意外な願いが込められていたりするんです」 実際に大津さんが片づけの手伝いに訪れた80代の女性の家からは、大量の旅行パンフレットが見つかったことがあった。じつはそれらは「いつか息子と一緒に行きたい」と、女性がひそかに集めていたものだったというーー。いっしょに家を片づけていくと、一見不要に思えるそうした「モノ」たちが、親の気持ちや願いを知る糸口になってくれるのだ。 「だからこそ、親が元気なうちにスタートしてほしいのです。早ければ早いほど、親の願いをかなえるお手伝いもできますからね」 実際に片づけを始めるにあたって、まず大切なのは親の気持ちに寄り添うこと。そのために大津さんは、ぜひ、自分の家の片づけから始めてみてほしいという。 「生前の家の片づけは、楽しいことも大変なこともたくさんあります。自分はそれらを経験していないのに『やれ』と言っても、親は納得してくれません。それに、親が片づけにつまずいたときに冷たい態度をとってしまうことになり、最終的にはお互いが意固地に……。ですから、まずは自分の家の片づけを写真に撮って『こんなにスッキリしたよ』と見せてあげてください」 さらに、親世代は、モノをの持ち方の基準が違うことも理解する必要がある。 「戦中、戦後の貧しい時代を体験した親世代は『モノが多い=豊か』『モノを捨てるのはもったいない』という価値観が根強くあります。その価値観を否定してしまうのは、親の人生を否定するようなもの。ですから、片づけの際も『捨てる』という言葉は厳禁!『使わないなら、もったいないから手放そうね』という言い方に変えましょう」 実家の片づけのポイントは、一気に終わらせるのではなく、ゆっくり、焦らず、でも止まらず、確実に進めること。 「最終的な目的は、モノを極限まで減らすことではなく、あくまでも『大切なものをあぶり出すこと』。ですから、片づけと同時に、親御さんにとってもっとも大切な品を入れる『思い出箱』も、ぜひ作ってあげてください。理想的な大きさはみかん箱大が目安です。極端な言い方をすれば、これさえ作ってあれば『ほかのものは処分しても大丈夫』と割り切ることができますよ」 そして、くどいようだが始めるのは「今」! 「まさに、親孝行したいときには親はなし。『いつかやろう』の『いつか』は、待っていてもこないのです」
2017年08月02日愛するわが子にはできるだけ幸せになってほしいというのは、子どもを持つ親なら誰しも考えることではないでしょうか。熾烈な受験戦争や就職活動など年代ごとに競争が行われているだけに、心配な気持ちをもつのも仕方ないのかもしれません。しかし、親の期待が大きすぎるために、子どもがそれを負担に感じてしまうこともあります。また、あれこれと大切に育ててきたにも関わらず、子どもが思ったような成果を出せないことがあると、失望してしまう親もいるでしょう。今回は、手塩にかけて育てた子どもが期待通りにならなかった人の声と、その対処法をご紹介します。●(1)正しいレールに乗ってくれなかった『小学校受験をさせて、いわゆる人気校に入学させることができました。合格するためにお金や時間は惜しまず、そのためにさまざまな努力を続けてきたのです。しかし中学に入って徐々に成績がさがり、高校では学校に行かない日が増えてきました。最終的に不登校となり、きちんとした企業に就職するという夢は叶わなくなってしまいました。「こんなはずじゃなかった。こんな子、私の子じゃない」とまで思ってしまいましたね。普通の幸せを願っているだけだったのですが』(40代女性/パート)有名な大学を出て、一流の企業に就職し、平穏な結婚をするのが幸せだと思っている親は少なくないでしょう。しかし、子どもが自分で行った選択を尊重することも重要です。子どもの人生は子どものものであり、決して親のものではありません。親は、レールを敷いてそれに乗せるのではなく、あくまで見守ることに徹する のです。「夜更かしする」「学校を休む」「勉強をしない」というのは、すべて子どもが選んだこと。それを認めず、「親の教育が悪かった」と思い込むのは、エゴと言うほかないでしょう。たとえ親の望んだレールが一般的には正しいものだったとしても、子どもの成長には失敗することも必要なのです。●(2)身に付かなかった生活習慣『健康な体と規則正しい生活習慣さえあれば、他にはなにもいらないと思っていました。最低限のしつけができていれば外で恥ずかしい思いをすることもないでしょうし。しかし、私の思いは子どもに伝わらなかったようで、散らかし放題の部屋に暴力的な態度。一人暮らしを始めてからは外食や弁当ばかりできちんとした食事も取っていないようです。これまでの私の努力はなんだったのでしょうか……』(40代女性/主婦)わが子のこととなると、日頃の些細なことも気になってしまうという親は多いでしょう。あらゆる行動にケチをつけ、望み通りの行動ができなければ叱責する……。しかし、これを受けた子どもはどう感じるでしょうか。そもそも、規則正しい生活などをそもそも望んでいなかった可能性もあるでしょう。それに加え、押し付けられ、さらには批判までされるとあれば、反抗する気持ち になっても仕方ありません。「恩着せがましい」とさえ言えるのではないでしょうか。●(3)苦手なことが多い子どもになってしまった『うちの子は他の子どもたちより「できないこと」「苦手なこと」が多いように感じます。普通のことができないというか……。それが原因でいじめのターゲットになってしまうようなことがあれば、後悔してもしきれません。子どもをきつく叱ることも多いですが、その後「どうしてわかってくれないの?できるようにならないの?」と自己嫌悪してしまいます。かといって、褒めて伸ばすというのも違う気がして、子育てに自信がありません』(30代女性/事務)親というものは、子どもの欠点を見つけると心配になり、平穏な状態ではいられなくなります。「あれはしちゃダメ」「どうしてこんなこともできないの」という言葉は、「他のみんなができることを当然のようにやってほしい」という思いがあるからです。これは“否定”することを意味します。しつけや教育を、欠点をなくすことだと思っているから です。しかし、親の失望は子どもを次第に無力にしていきます。弱みを見つけて指摘するのは簡単です。人と違う部分を探して、それがおかしいと言うだけ。反対に、強みというものは人と違うからこそ強みなのであり、それを見つけ、良い部分だと考えることは簡単ではないでしょう。しかし、これは褒めればいいということでもありません。結果に着目して褒めることは、子どもが親の目を気にして行動することにつながるためです。大切なのは、子どものことをよく観察し、しっかりと対話することです。----------いかがでしたか?最近では毒親という言葉も注目され、親のあり方というものが考え直されているのかもしれません。安易に叱るのは簡単です。時には我慢を強いられることもあるかもしれませんが、忍耐強く向き合ってみることが大切ではないでしょうか。●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年07月31日『子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』の著者の立石美津子です。「○○さえ出来たら…」親の価値観で子どもに期待を寄せていたあの頃子どもを産んだ瞬間は「元気であればそれでいい」とそんなに高望みはしていなかったのに…。ほかの誰かと比較することなく、我が子の存在そのものに喜びを感じていたのに…。定型発達児であれ発達障害児であれ、親になるとつい周りの子どもと比べてしまいます。「みんなと同じ行動がとれますように…」「お友達のようにお喋りができますように…」「集団行動がとれますように…」無意識のうちに、こんな言葉が頭をよぎることはありませんか?でも、これらは親が持っている独自の価値基準。「ここさえ改善されたら、私もこの子もきっと幸せになるに違いない」と勝手に思っているだけなのです。Upload By 立石美津子もし、親が定型発達で、子どもが発達障害児であればなおのこと、子どもは苦しみます。何故なら親に“共感”してもらえないからです。親が定型発達の場合「みんなと同じことが出来るようになることが幸せだ」「お友達がいることが幸せだ」という考えにとらわれていることも多くあります。私自身もそんなことを感じた出来事がありました。発達障害当事者のママに言われた衝撃の一言私は定型発達で、息子はバリバリの自閉症です。ですから、私も前記のような親の期待と子どもの状態のずれに悩んでいました。これは、14年前、息子が3歳だったときの保育園での写真です。皆と同じように帽子をかぶって合唱することはなく、息子は一人読書をしています。私は保育参観でこの光景を目の当たりにし、もの凄く悲しい気持ちになりました。Upload By 立石美津子当時、息子を病院内の療育施設に通わせていたのですが、そこで知り合ったあるママがアスペルガー症候群の当事者でした。そのママにこの写真を見せたことがあります。そこでの会話私「ねえ、うちの子を見てよ。何度叱ってもみんなと同じ行動がとれないのよ…」当事者のママ「この前列に立っている子ども達、どうしてみんな同じ格好をして歌を歌っているのかしら?後ろで本を読んでいる方が楽しいのにね」意外性のある回答を聞いてびっくりしました。同時に「このママは他人なのに、息子の気持ちがわかるんだ。そんな視点も存在するんだ~」と思ったのです。そして、私が自分の枠組みでしか子どもを見ていなかったことに気付かされました。個性を伸ばしたいといいながら、子ども自身の「世界観」を無視していた出典 : どんな子どもにもそれぞれ個性があります。ところが「個性を伸ばしたい」と口では言いながら、実際にやっていることは人並みを求めたり、平均値を意識する子育ての人が多いように感じます。ダウン症、視覚障害、肢体不自由などの障害は一目見ただけでわかるので、親自身も受け止めざるを得ないですし、いちいち説明して回らなくても周囲の理解を得られやすい場合もあります。でも、見た目が定型発達児と変わらない発達障害の子どもに対しては、まず親自身がなかなか受け入れられないことがあります。中には「このまま私が一生懸命育てれば、いつかきっと普通の子どもになるのではないか」と錯覚してしまう人もいます。また、母親が理解していても、姑から「しつけがなっちゃない!」となじられたり、理解のない夫から「お前の育て方が悪いからこうなったんだ。愛情不足だ」と責められている人もいます。こうなると誰も理解者がいなくなり、母親は更に苦しみます。偉人の母たちの行動から学ぶしかし、自分の育て方が間違っていると、苦しむことはありません。歴史上には学校に匙を投げられても、偉大な人物に成長した人、その人を育てた母の話がいくつも残っています。徹子さんは初めに入学した小学校で問題児扱いされました。教室の机のふたが珍しくて授業中何度もパタパタ開け閉めしたかと思うと、今度は窓際に行き、外を歩くチンドン屋を呼び込んだり…。学校からは迷惑がられて、とうとう退学処分となりました。立派なのはその時のお母さんの姿勢です。徹子さんを変えようとしないで「この子を受け入れてくれる学校を探そう」という視点で転校先を探しました。しかも、本人が傷つくことを恐れて、転校理由(退学について)は本人には絶対に伝えませんでした。この母親の配慮により、徹子さんは“自分の存在を否定された”と感じることなく、その後、転校先で素晴らしい先生に出会うことになりました。転校先で校長先生からかけられた「君は本当はいい子なんだよ」の言葉に元気づけられ、徹子さんの今があると『窓際のトットちゃん』に書かれています。出典 : 粘土を使って“1+1=2”を教える小学校教員。エジソンは「粘土と粘土を合わせたら1」だと言い張りました。これに対して担任は「腐れ脳みそ!」と言い放ったそうです。そのこと知った母親は子どもの発想力をつぶす教師と学校側に抗議し、とっととエジソンを退学させます。母がとった決断の結果、のちにエジソンは人類の生活を変える電球の実用化を果たしました。もちろん、みんながみんな偉人になるわけではありません。でも、こうした偉人のエピソードから親が学べることはあると思うのです。子どもを変えるのではなく、親が変わる。そうすれば、子どもは「この世に生まれてきて良かった。毎日が楽しい、幸せである」と感じます。親が子どもを産んだときに「この子が幸せな人生を歩んでいきますように」と願ったことは、親が子どもの立場に立ち、子ども自身の世界観を大切にすることでこそ、叶うのではないでしょうか。まとめ出典 : 親が定型発達であると、どうしても既成概念で物事を捉えがちです。「友達がいないことは可哀想だ。友達と一緒に遊ぶことが楽しいだろう」と考え、地面の虫や石ころとたわむれる一人遊びをする子どもを「そんなことしていないで皆のところへ行って遊びなさい」と連れ出します。部活を選ぶときも、みんなと協力しなくてはならないサッカーや野球をやらせたくなります。でも、子どものことを考えたら人と関わらないで済む個人プレイの体操、マラソン、テニス、卓球などをやらせた方が楽しめる子もいるはずです。我が子に対しては「こうあってほしい」と願いを託すのは親として自然な感情ですが、子どもを無理に変えようとしたら本人には無用な大きなストレスがかかります。もしかして…変わらなくてはならないのは親なのかもしれませんね。『立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方』
2017年07月28日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男(小3)、次男(年長)、三男(年少)の3兄弟の母です。「大変なことこそ笑いに変えて」をモットーに日々子育てに奮闘しています。■わが子には「やりたい習い事」がない!?みなさん、子どもの習い事ってどうしてますか?私自身は、自分でやりたい習い事を決めて、自分で「やりたい!」と言って通わせてもらった幼少期でした。私が通ったのはエレクトーン、ピアノ、習字、そろばん。どれもそこそこ習って中学生頃でやめてしまったのですが、今になってみたらこういった勉強以外の教養が役に立つ場面が多々あります。その経験があるので、自分の子どもにも習い事はさせてあげたいなって思っていました。子どもが「これやりたい!」っていうものがあればどんどん応援しようって思っていました。がしか~~~し、待てど暮らせどうちの息子たち、「これがやりたい!」って言ってきません。3人もいるのだから誰か一人ぐらいは言ってくるかなーと思ったんですが誰も言ってきません(あ、あれ?)別にいいんですよ。別にいいんですけど周囲を見渡してみれば3歳頃になると何かしら習い事始めたりするんですよね。そして、「え…うちも何かやったほうがいいのかな。」って急に焦り始めるんです。えぇ、もちろん私も流れに乗って習い事を探したましたとも。私、実は憧れがあるんです(恥)■母の憧れ、「ピアノ男子」みなさんも「子どもが産まれたらこれを習わせたい」って夢見ることありませんか?私の場合、なにか楽器をやらせたかったんですよね。特にピアノが弾ける男子!!ピアノ男子に憧れてうちの息子にも習わせたいなぁって思ってました(広く言えば楽器ならバイオリンでも太鼓でもなんでもいいです)。楽譜が読める、ピアノが弾けるって結構役に立つんですよね。私自身、保育士試験や幼稚園の行事で役にたちましたし、耳で聞いただけで音程を取れるのも結構役に立ちます。「これ、知ってる?」って即興でリコーダー吹けたりしますから(あ、役に立つレベルが低いって? 汗)そこでわが子をピアノ男子に育てるためには、まずは親である私がピアノを楽しそうに弾けばいいんじゃないかと思ったんですね。親が楽しむ姿を見せて子どもの関心をひこうと一時期ピアノを弾きまくっていました。がしか~~し、弾けども弾けども誰も寄ってこない!え。嘘やん。見てぇぇぇ!! 今、めっちゃママピアノ弾いてるよ~~~! ほらほら弾いてますよーー!!しーーーーーーん(無視)え・・・誰も興味なしー!!! カァカァ。こうなったらしょうがないと全員に直接「ピアノやってみない!?」と聞き、超絶技巧の動画を見せては「これ、格好いいと思わない!?」と聞きまくり、最終的には「ピアノ習おうよぉ~~」と懇願しましたが、3人:「べつに」「やだ」「やらない」カーーーーン!!!!息子が3人もいるのに…誰一人…ピアノ男子への夢…叶わず。ちーん。続いて、私がさせてみたかったのが「道」のつく競技。■男の中の男! 「柔道」なかでも柔道がさせてみたかったんですね。格好よくないですか!? ビターン! って倒してご飯モリモリモリィー! おかわりーーー!!! みたいな。(はあ?)男の中の男! って感じがして、うん、良いではないか!男たるもの柔道じゃ。と思い、さっそく道場に連れて行ったのですが、え。何しに来たん、これ。師匠が「おいで」と言っても、「なかなか良い体格じゃな」と言っても、「やらない」「やらない」の一点張り。一歩も畳の上に踏み入れず、ひたすら私の影に隠れて終わっただけでした。もぉぉぉ~~~!!(笑)親がやらせてみたい習い事をことごとく拒否する息子!理想どおりにはいきませんね~~(汗)■親が「レールを敷く」のは難しい…字が汚すぎるので書道に通わせようと思っても、断固拒否。スイミングスクールも一回連れていったことあるけど断固拒否。そろばんも私がお願いして通ってもらったけど一瞬でやめちゃいました。野球やサッカーなどもってのほか。ダンスもないない。なんやこれ。無気力か。長男があれいやこれいや言うもんで、次男も三男もそういうもんだと思って「これが習いたい」って一切言ってきません。私なんてやりたい習い事が多くて困ったぐらいなのに、自分の子どもが自分と違いすぎてとまどいます(これ、習い事に限らずよくあります。自分の子どもながら3人とも自分と違いすぎて、わが子というより、他人みたいな感じで不思議な感覚です)。他のお母さんたちが「うちはあれもやりたい、これもやりたいで絞らせるのが大変よ」なんて事をおっしゃっているのを聞くと、うらやましく思います。なかなか思ったようにはいかないですね(汗)親がレールを敷くって私にとっては逆にすごく難しい。でも、きっと息子が「やりたくない」っていう理由もあると思うんです。■無理やりやらせても続かない長男の場合は、ママと離れたくないとか(ほんっっとーーにヘタレ!!)みんなが出来るようになってるところに一人だけ出来ないまま入っていくのが嫌だとか。次男の場合は、そもそも話が面白くないとか、一人で行くのが嫌とか。三男は…なんとなく嫌なんだと思います(笑)本人たちがやりたくない理由をしっかり持ってる以上無理やりやらせることはできませんし、やったとしても長続きしないのは経験上よーくわかりました。習い事って「やりたい!」「うまくなりたい!」っていう意志がないと習っててもあんまり意味がありません。ですので、彼らが「これやりたい!」と言ってくるのをいまかいまかと待っているのですが、果たして来るのでしょうか。もうこのまま来ないかもしれません(笑)あーーあ。私の憧れのピアノ男子ぃ…誰か一人だけでもやってほしかったな…。(まだ言うか)ちなみにですが、私が親になってみてから自分の親に感謝したことは…やめたいって言った時にすぐやめさせてくれたことです。■一度始めたら最後までやらせるべき?これねぇ~、親になってわかりました。入るはよいよい、出るのは怖いんですよ。私、子どもが「やめたい」って言いだしたら「もうちょっと続けてみたら?」とか「せっかくここまで来たのに」とか口出ししちゃうと思うんですよね。実際止めたことありますし。でも、私自身はそれを言われた記憶がなくて、「やめたい」って言ったら母がすぐに「やめます~」って伝えに行ってくれました。お母さん、あのときはごめん!!(笑)しかも親になると、一度始めたものは最後までやり抜くべきだ! みたいなスポコン精神(?)が不安を煽るんですよね。簡単にやめてしまうような子では忍耐力が育たないんじゃないか~~みたいな。大丈夫!私、あちこちかじってどれも中途半端にしか成し得てないけれど、自分の好きなものはとことん頑張れる性格に育ってます。ちなみにうちの弟、意気地なしで体操教室入った瞬間速攻やめたんですが、現在普通に会社員してます(姉ながらに「もうやめんのかーい!! 大丈夫かこいつ」って思ってました 笑)まさに好きこそものの上手なれだと思います。うちの子たちにも早く「これが好き!」が見つかりますように!
2017年07月06日皆さんは、自分が“毒親”になってしまっていると感じたことはありませんか?毒親とは、子どもにとって“毒”になってしまっている親のことで、具体的には、過保護もしくは育児放棄などで子どもに悪影響を与えている親のことを指します。あなたの周囲にも、子どもに対して過干渉に接していたり放置しすぎていたりという親が一人はいるのではないでしょうか。毒親は子どもの健全な成長を奪ってしまいます。そんな親には絶対になりたくないですよね。しかし、中には子どもを愛しすぎるが故に自分が“毒親”になってしまっているのではないかと悩むママもいます。そこで今回は、ママたちが「自分は毒親かも」と不安になったエピソードをご紹介します。あなたは、自分を“ダメな親”だと感じたことがありますか?●(1)なんでも否定してしまう『私は子どもにちゃんと育ってほしいと思うあまり、いつも否定から入るクセがあります。子どもが将来の夢を語っても「それは現実的じゃないよね?」と言ったり、母の日に「プレゼント何がいい?」と聞かれても「お金がもったいないから貯金しなさい」などと言ってしまったりします。すべては子どもに良かれと思ってやっているのですが、子ども自身はそんな私の態度が気に食わないようで、「ママはいつも僕の言うことを否定するね 」と悲しげな顔で言われることが良くあります。最近は子どもも私とあまり口を利かなくなってきました。私の子育ては間違っているのか、と日々悩んでいます』(38歳女性/小学4年生男児のママ)「否定が多くなってしまう」……子育てをしていれば、多くのママが経験することではないでしょうか。親としては、子どもにとって最善の結果が訪れるように助言しているつもりなのですが、子どもからしてみると「ママに否定された」という感情だけが残ってしまいます。よかれと思ってやっていることなのに、逆に子どもを苦しませている……。そんなジレンマに陥ってしまうのです。自分の言動を否定されて育った子どもは、そのうち自分の考えや行動に対して「どうせダメなんだ」とネガティブに捉えてしまうようになる可能性があります。●(2)いつまでも“子ども扱い”してしまう『うちの息子はもう高校生になりますが、いまだに“子ども扱い”してしまっている自分に嫌気がさします。頭では分かっていても、過保護になってしまうのです。たとえば、門限はいまだに6時 のままですし、この前は受験前の息子に過度のシフトを入れるバイト先にクレームを言ったこともありました。とにかく息子のことが心配で、ちょっとしたことでいてもたってもいられなくなるのです。息子は私に何も言いませんが、私は毒親なのでしょうか?』(41歳女性/高校3年生男子のママ)子どもに対してつい過保護になってしまったという経験は誰もがあるのではないでしょうか。子を持つ親にとってはある程度仕方のないことではありますが、それが度を越してしまうと、子どもをコントロールしようとする毒親になってしまう危険性があります。この方は高校生になる息子さんをいまだに子ども扱いしている自分に悩んでいるそうです。●(3)子どもに進路を強要してしまう『私たち夫婦は某有名大学を卒業しているのですが、自分の中で無意識に「子どもたちもそこに通うだろう」という思い込みがあり、長男が高校生になるまでずっとそう信じていました。ところが、長男は別の大学に行きたいと言い出し、しかも偏差値が比較的低い大学だったので猛烈に反対しました。結局夫に説得されて息子の希望を優先する形で受け入れましたが、冷静に考えるとほとんど無意識的に子どもに進路を強要しようとしていた 自分にゾッとしました。自分がやられていたら相当親を嫌っていたはずですから』(44歳女性/高校3年生男子、高校1年生女子のママ)親の中には自分のたどってきた道を子どもにも歩ませたいと思う人がいます。政治家や医者などの家系はその傾向が強いと言われていますが、子どもの希望をきかずに進路を決めてしまうことには賛否あります。今回お話いただいた方も、ほとんど無意識的に子どもに自分と同じ道を歩ませようと思っていたそうです。しかし、子どもは自分のコピー人間ではありませんから、自分と同じ道を進むとは限りません。この方は夫に諭されて、そのことを受け入れられるようになったそうです。●毒親にならないために子育てをするということは、ニコニコ子どもに笑いかけていればいいというものではありません。時には厳しく叱る必要がありますし、誤った道を歩もうとしていれば、本人の意思を多少無視してでも正しい道へ引き戻すことも必要です。そうした中で、「自分は毒親なのだろうか」と不安になってしまう人も少なくないと思います。毒親にならないために、親が心がけておいたほうがいいことがあります。それは、“子どもの人格を尊重する ”ということです。子どもは親の所有物ではありませんし、一切成長をしない人形でもありません。彼らは私たち親と同じように自分で考え、行動します。また、その自由があります。その権利を奪うことはたとえ親でも許されることではありません。しかし、親も人間ですから失敗もします。子育てをしていて「しまった!」という経験をしたことは数えきれないはず。でも、そんなときは落ち込み過ぎず「次から気をつけよう」とポジティブに考えることが大切です。親は誰だって毒親になる可能性を秘めています。しかし、毒親になるかならないかを分けているのは、“自覚する心”と“改善する心”を持っているかどうかです。失敗しても軌道修正しながら、最終的には親子ともに笑い合えるような関係を築けるといいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月05日こんにちは、ママライターのましゅままです。子どもの激しい人見知りの性格で悩むママが多い中、誰にでもニコニコ明るく話しかけられる人懐っこい性格の子どもはどこへお出かけしても楽しく過ごせ、得することも多いので羨ましがられることも多いですよね。しかし、人懐っこい性格の子どもも、特有の注意すべき点があるのです。今回は、人懐っこい性格の子どもの注意すべき点をご紹介します。●人懐っこい子どもの注意点●(1)愛情不足と勘違いされないようにする『たいていの方は子どもの人懐っこさに喜んでくれるのですが……。義理の姉の子が非常におとなしい子で、うちの子の人懐っこさが気に入らないのか「愛情不足の子は人懐っこいって言うよね」としきりに言っていたのがとてもつらかったです』(3歳女の子ママ)親以外の大人に執拗に懐く子どもは、親から十分に愛情を受けていないのかな? というイメージを持たれがち。しかし、愛情いっぱいに育てられたからこそ人に笑顔を振りまける子どもとそうでない子どもの違いは、良識ある大人ならだいたい見抜くことができます。子どもの人懐っこい性格を妬むように愛情不足と非難されてしまうこともあるので、そんな場合は軽く受け流しましょう。●(2)犯罪に巻き込まれないように目を離さない『うちの子はとにかく赤ちゃん時代から人見知りゼロで、幼稚園に上がるころには親のわたしをさしおいていろんな人にかわいがってもらうような子でした。人懐っこい子は人に対する好奇心がものすごく旺盛なので、いろいろな人に懐きすぎて良い人かどうかもわからない全く知らない大人についていこうとする場面もあり、犯罪に巻き込まれないかヒヤヒヤすることもありました』(6歳男の子ママ)人懐っこい性格の子は人への警戒心より人への好奇心の方が勝ってしまい、どんな人にも話しかけたりついていってしまったりすることがあるので、日ごろ一緒にいるときは危ない目に遭っていないか目を離さないようにし、登下校などで親元から離れる時間ができる際は知らない人には絶対についていかないよう 言い聞かせておく必要があります。●(3)人懐っこすぎる子どもが苦手な大人もいることをわきまえる『人懐っこいことは悪いことではないのですが、うちの子は外出先でちょっと目を離したすきに探検に出かけ、よそのご家庭に紛れ込んで一緒に食事をしていたり若いカップルのあいだに入ってかわいいがってもらっていたりしていました。しかしいつも歓迎してもらえるばかりでなく、うちの子が話しかけた方があまり子どもが好きじゃない様子で迷惑をかけてしまったようで、大変申し訳ない気持ちになったこともありました』(5歳女の子ママ)自分の子どもにしか興味のない方や、そもそも子どもが好きではない方などさまざまな可能性がありますので、子どもが人様に話しかけているときは、迷惑をかけている様子はないか 目配せをするようにしましょう。●(4)「うちの子は人懐っこいからどこへ行っても大丈夫」という過信はしない『1歳前から保育園に入れていたおかげか、うちの子は対人関係が上手でどこに行ってもすぐにお友達ができる子だったので、小学校に上がってもすぐに打ち解けお友達ができると思っていました。ところが、なかなかクラスの子とは打ち解けなかったようで……人懐っこいうちの子に限ってそんなことあるわけないとずっと思い込んでいたのが間違いで、子どもが学校に行きたくないと言い出してやっと気付きました。人懐っこい性格の子でも、節目節目で子どもの様子は細かくチェックすべきですね』(8歳男の子ママ)親元では人懐っこい性格だった子どもでも、環境が変わると周囲に馴染めなくなってしまう こともあります。「人懐っこい性格の子だったのに」と親をガッカリさせたくない思いで悩みを打ち明けられない場合もありますので、「うちの子はどこでもうまくやれる」と決めつけてしまわないようにしましょう。●人懐っこい性格ゆえの危険もあるいかがでしたか?一見いいことだらけに見える“人懐っこい性格”ですが、それが災いとなり思わぬトラブルを招いてしまうことも。必ずしも人懐っこい=コミニュケーション能力が高いという訳では無いので、ママは子どもが人と上手に距離感をつかめているかどうかを十分観察してあげるようにしましょう。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年06月26日子どもが思春期に入ると、いろいろ難しい問題が出てきます。子ども同士の人間関係もそのひとつ…。親としては、やはり「良い子」が友達でいてくれるほうが安心できるわよね。親なら当然の気持ちでしょう。でも、子どもの友達を批判するのは避けるべきです。悪友を受け入れる懐の深さが、親には必要なのよ。子どもには良い刺激を受けて育ってほしいと思うでしょう?そして、その理想的な形が良きライバル。友だち同士で切磋琢磨し合い、お互いが成長していく関係。相手の存在が良い刺激となり、勉強や運動に精を出す…、こんな素晴らしい友人関係はありません。でもね、こう願う親心には打算も入っていると思うのよ。成績優秀な子が友だちなら、うちの子も勉強をガンバってくれるかも…とか、運動部で活躍している子が友だちなら、困難に立ち向かう精神力を見習ってくれるかも…など、親にとっての理想的な友人関係を期待しているんですね。いっぽう、子どもにとって友だちとは「自分を映すカガミ」でもあり、打算で選ぶことはありません。何となく波長が合う、一緒にいて楽しいなど、お互いに引かれ合う何かが、そこにあるんですね。大人の目から見て悪い子であろうとも、子どもにとっては大事な友だち。大人にはわからない悪友のいいところを子どもは知っているんですね。 子どもにとって自分の友だちを悪く言われることは、自分を否定されたのと同じことよ。親が悪く言えば言うほど反発するし、傷つきます。特に、九紫火星のお母さんは子どもの友達の悪口を平気で言ってしまう傾向が…。正直で思ったことをすぐ口に出す性格からでしょうけど、自重しましょうね。また、悪友のせいで自分の子どもまで悪くなる、と考えるお母さんが多いようだけど、それは違います。親に信じてもらえないことで荒れるんです。勉強だって、周りがやらなくても本人がしっかりやりさえすれば済むこと。わが子の友だちなら悪友も受け入れる。そんな母親の姿勢を見ながら育った子どもが横道にそれることは、絶対にありません。大人の価値観に逆らうことも、自我を確立するうえで、ある程度は必要なことなんですよ。大切なのは自分の子どもを信じることなの。 新宿の母・伝説占! 次起こる出来事【1年/3年/5年~老後まで】
2017年06月23日新年度に行われる視力検査。視力低下の判定を持って帰ってきた場合、親のショックも大きく、戸惑うことも多いのではないでしょうか?実は私もその1人でした。今回は私が実体験から学んだことをまとめてみました。視力低下判定をもらってから、メガネをかけるまでの注意点1.「様子を見ましょう」には要注意わが家の長女が小学3年生になった春、視力検査の結果を持って帰ってきました。結果はC判定、眼科を受診するように書いてあります。両親共に視力は良く、ゲームもないわが家。正直「ウソだよね?」と思いながら眼科へ。眼科での検査の結果、近視になりつつあり、「目薬をさして、また少し様子を見ましょう」とのことでした。学校に検査結果を提出、教室では黒板が見えやすいように前の席にしてもらい、これで授業も大丈夫だと安心していたのですが、1年後にさらに悪くなった結果を持って帰ってきた娘。今さらながら母子でショックを受けます。眼科受診の結果、メガネが必要となり、処方箋を持ってメガネ屋さんへ直行しました。視力に関しては子どもが目の痛みを訴えるわけではないので忘れがちになり、また「様子を見る」という言葉に私が油断してしまったことで、眼科通いが後回しになったことを反省しました。2.成長期、頭痛も要注意思い起こせば、視力低下が進んだ時期はぐんぐんと背が伸びている成長期でもありました。その時期、寝る前に頭痛を訴えることもしばし。それが眼精疲労からくることもあるとは知らず、ひと晩様子を見てやり過ごしていたこともありました。3.親の思い込みも要注意視力で困ったことのない私たち夫婦は「メガネはなるべく遅いほうがいい」という勝手な思い込みがありました。今でもいつのタイミングがベストなのか、私にはわかりません。ただ視力や環境には個人差がありますし、弱視のように早くメガネをかけなければならないケースもあります。勝手な判断をするのではなく、眼科に通い相談をし続けることが大切だと思いました。初めてメガネをかけた娘、「こんなにくっきり見えるんだ!」と言ったときの明るい表情は、今でも忘れられません。そしてその日にメガネ屋さんで「お子さんはこんな感じでものを見ていますよ」とかけさせてもらったメガネ、そのメガネ越しの景色に私自身もハッとさせられました。「こんなにぼんやり見えていたら、生活に支障がないわけがない…」これまでメガネなしで自転車に乗っていたことを思い出します。自転車で私の後をついて走る娘、大きな段差でもない場所で大転倒したことがありました。どうしてこんな場所で転倒するの?と不思議で仕方なかったのですが、当時の娘には段差が段差として見えていなかったのでしょう。車道横でのことだっただけに、今思い出してもゾッとします。周囲がぼんやりとしか見えないことで、状況判断が瞬時に正確に行えず、危険察知は遅くなります。と同時に、その後の行動もワンテンポ遅くなってしまうわけです。これらのことから、メガネは子どもの生活の質をより良くするために必要な道具であることが理解でき、ようやく前向きにメガネを作ることになったのでした。メガネをかけてからも注意すべき点しかしメガネをかけたら安心、でもありません。その後も日常生活で気をつけるべきことは多くあります。1.姿勢や勉強の環境に気をつけるまずは勉強や読書の姿勢。眼科でも注意されますが、本や教材を目から30センチ離すこと。それには机と椅子の高さが子どもの体に合っていないと30センチ離すことができません。子どもの成長に応じて机と椅子の高さの見直しが必要です。2.時間を決めて目を休める意識的に目を休めることは、メガネをかけていない人にも大切なこと。1~2時間続けて目を使い、目の疲れが続くことはNGです。タイマーで時間をはかり、できれば20~30分ごとに目を休ませる習慣をつけます。3.定期的な視力検査で、本人に意識させるメガネをかけてもじわじわと視力が低下してくることもあります。それに伴い、メガネの度も合わなくなっていきます。ゆっくり進むので本人も気づきません。定期的に眼科やメガネ屋さんで視力の測定をし、親も子も共に意識することも大切だと思いました。小学校低学年の頃からメガネをかけている友人のSさんは「視力低下にショックを受ける母の姿を見る方がつらかった」そう。わが家の場合も同じで、動揺する私の姿に娘が心を痛めたかもしれません。しかし今回この記事をまとめることで、一番大切なのは、子どもが明るくまた安全に生活できることであり、親の私は前向きな気持ちでしっかりと子どものサポートをしてあげなければならないこと、そこを再認識することができました。<文:フリーランス記者林未香>
2017年06月08日「親の育て方の問題よ!」発達障害の子どもを育てる親を苦しめる一言こんにちは。モンズ―スーです。みなさんは自閉症児の光くんとお母さんの成長をつづったマンガ『光とともに…』を読んだことはありますか?このマンガに、私たち発達障害のある子どもを育てる親にとって、とても印象的なシーンがあります。光くんが自閉症の可能性を指摘されたばかりの頃、親子が慣れない法事に出席したときのエピソードです。普段から光くんのおばあちゃんに子育てを批判されていた母の幸子さん。親戚の前でなんとかお行儀よくしていてほしい、と願いますが、とうとう光くんは大声で泣き出し、親戚に白い目で見られてしまいます。お経の音や見知らぬ大人たちの話声に、感覚過敏のある光くんは耐えられなかったのでしょう。ところが、エスカレートしていく泣き声におばあちゃんは「テレビにお守りさせて、しつけもしないで手抜きばかり考えているからわがままになった」と幸子を責めます。ついに、幸子さんはおばあちゃんに「光くんに自閉症の疑いがある」ということを告げたのですが……Upload By モンズースー発達障害は先天性の脳機能障害。育て方や本人の努力不足が原因じゃないのに…自閉症を含む発達障害の原因ははっきりとはまだわかっていませんが、先天性の生まれ持った障害だと言われています。ですが以前は「自閉症は親の育て方でなる病気」と考えられていた時代があったこともあり、光くんのおばあちゃんのように「育て方のせい、子どもがちゃんとできないのは全部親が悪いからだ」と考えている方も少なくなかったようです。今でも、同じように発達障害児を育てているママ達から「幼稚園でしつけに問題があると言われた」「子どもの泣き方が激しく近所で虐待を疑われた」「義実家で育て方が悪いから自閉症になったと誤解されている」などというようなお話を聞いたことがあります。「発達障害は何のせい?」思い悩むなかで私が見つけたことUpload By モンズースーUpload By モンズースーUpload By モンズースーUpload By モンズースーただでさえ「育てにくい子」と表現されることの多い発達障害児育児、中には病院の医師に「この子を育てるのは定型発達の子ども3人を育てることと同じくらい大変」と言われたお母さんもいました。そんな大変な育児を頑張っているなかで、「この子が他の子と違うのは親の育て方のせい」などと責められ、光くんのお母さんのように辛い思いをしている方は少なくないのではないでしょうか?しかし、よくよく考えてみると、育て方で子どもが変わっていくというのは、発達障害のある子ない子も同じことだと思います。発達障害のある子は、生まれ持った特性の凸凹の大きさから、その子に合った関わり方や育て方を見つけていくのに時間がかかるため、定型発達の子ども達と比べてしまうとゆっくりではありますが、それぞれに成長していきます。周囲の方は「育て方のせい、親が悪い」などと責めるのではなく、その子なりの成長過程を見守ってくれたら嬉しいと私は思います。※このコラムは『光とともに・・・~自閉症児を抱えて~』の場面の中から発達障害の事例を取り上げてご紹介しています。秋田書店『フォアミセス』誌でも掲載しています。よかったらお手にとってご覧くださいね!フォアミセス|秋田書店Upload By モンズースー新装版 光とともに・・・~自閉症児を抱えて~Upload By モンズースー新装版 光とともに・・・~自閉症児を抱えて~
2017年06月02日みなさんは子どものころの夢を覚えていますか? 私が小さいころの人気な将来の夢は、パン屋さん、花屋さん、アイドルにお嫁さんでした。でも、夢は成長するにつれ変化するもの。小学生・中学生になったとき、どのように変わっているものなのでしょうか。このほど実施されたアンケート調査により「親が子どもに就いてほしい仕事」と「子どもが就きたい仕事」がそれぞれ明らかになりました。■親の希望は堅実的! 子どもに就いてほしい職業No.1は?アデコ株式会社が、全国の小・中学生の子を持つ父母1000人と、その子ども1000人を対象に「就いてほしい・就きたい仕事」についてアンケートをおこないました。<親(父親・母親)が「将来子ども(男女)に就いてもらいたい仕事」(n=1000)>「将来就いてもらいたい仕事」および「将来就きたい仕事」(アデコ株式会社)その結果、親が子どもに就いてほしい仕事第1位は「公務員」。第2位は「会社員(サラリーマン・OL)」、第3位は「医者」という結果となりました。去年実際レた同様アンケートと、7位までが同じ結果に。しかし、昨年8位だった「経営者」が10位にランクダウン。かわりに「自営業・個人事業主・フリーランス」が8位にランクアップしました。また昨年はランク外だった「パティシエ(お菓子職人)」が9位にランクインする結果となりました。■親と子どもの希望は一致する? 子どもの就きたい仕事No.1は?<小・中学生が「将来就きたい仕事」(n=1000)>「将来就いてもらいたい仕事」および「将来就きたい仕事」(アデコ株式会社)親の希望と子ども自身が就きたい仕事は、どのくらい一致しているものなのでしょうか。小・中学生が就きたい仕事の男子・女子総合ランキング1位は昨年同様「会社員」。2位は「医者」、3位は「パティシエ(お菓子職人)」、4位は「公務員」と続きます。男女別にわけたランキングでみると、女子はあらたに「専業主婦」が、男子は「ゲームクリエイター」がランクイン。「自営業・個人事業主・フリーランス」は男女両方でランクインする結果となっています。■今年の傾向、今後の傾向子どもが就きたい仕事は、親の希望第2位にもなっている会社員。親の希望を感じとって応えようとしているのか、「会社員が妥当だよね」とリアルに考えているのか…。ランク外だったものの今年からランクインした「自営業・個人事業主・フリーランス」は会社に雇われることなく、自由に仕事するイメージを高く評価する子どもが多いのかもしれません。男子にランクインしている「ゲームクリエイター」は、別の調査でも男子中学生がなりたい職業として上位にランクアップされています。『Pokémon GO』のようなゲームが一大ブームとなった2016年の結果が反映されているのかもしれませんが、子どもにとっては身近なゲームが将来の夢につながるのかもしれませんね。そんな独立志向、起業思考を持つ子どもがいる一方で、専業主婦(主夫)として家庭にはいりたい、と考える子どもが多いのもおもしろい結果。小学校では今後プログラミング教育が必修となってきます。そうなると「プログラマー」などのIT関連が小学生の夢に登場する日もくるかも。仕事をとおして「なりたい自分」になることが大切なのかもしれませんね。ちなみに将来の夢を私の7歳の息子に聞いてみたところ「魔王」という回答が…。「世界征服したい」という野心あふれる心意気をこれからも見守っていきたいと思います。<参考サイト>アデコ株式会社 「将来就いてもらいたい仕事」および「将来就きたい仕事」に関する調査の結果
2017年05月21日子どもを叱らずに育てられたらいいのに…と多くの親なら思うことです。やさしいママでありたい、寛大な親でありたい、そう思いつつも、現実は毎日怒鳴ってばかりの日々。親たちもそんな自分の行動を反省していることがわかるアンケート結果が出ました。1万2000人の親たちの本音をのぞいてみましょう。Q.お子さまを叱りすぎて反省したこと、ある?1.ある 95.0%2.ない 3.0%3.わからない・どちらとも言えない 2.0%95%の人がお子さまを叱りすぎて反省した経験があると回答しました。親だって人間ですから、いつも冷静に叱れるわけではありません。子育ては毎日が葛藤の日々というのが親の正直な気持ちのようです。■もっとやさしくなれたらいいのに……理想はいつも笑顔のたえないやさしいお母さん。でも、現実は毎日怒ってばかりの怖いお母さん。「いつになったら宿題やるの?」「早く寝なさい!」「ダメって言ってるでしょ」のオンパレードに疲弊している親が多数いました。「寝顔を見ては反省の日々。明日はやさしくしよう、そう思いながら今日も叱る…」(千葉県 30代女性)「あります、あります。言いすぎたな〜と思っているときに、子どもがあやまってくると、一人猛反省します」(宮崎県 40代女性)「後悔の日々です。もっとやさしいママになろうと思えば思うほど、逆のことをしてしまう。でも、周りにはこんなこと相談できないし、しんどいです」(千葉県 30代女性)■大切でかわいい我が子だからこそ叱ってしまう他人の子ならそこまで叱らないことも、自分の子だからこそ強く言いすぎてしまうことも。愛情や心配の裏返しなんですが、子どもにはそれが伝わっているのか不安な面も。親が叱るのは子どもがかわいいからなんです!「逆に『ない』と言い切れる方がいるのが信じられないくらいです。私は日々、罪悪感と葛藤しているので」(千葉県 40代女性)「命がけで産んで育てているかわいい子どもです。叱りすぎることもあると思います。それだけ真剣なんです」(北海道 40代女性)「本気で叱ります。叱りすぎることも多々あります。子どもにも本気は伝わると信じています。危険なことになったときにはいつも怒ります」(茨城県 40代女性)■深呼吸で一度冷静になる子どもが成長すると口も達者になり、痛いところを突いてくることも。そうなるとついつい口げんかのようにヒートアップしてしまいます。怒鳴りたくなったときには、ゆっくり深呼吸をしてから言いたいことを伝えましょう。また、自分とは違う子どもの考えを認める心の広さは必要です。「冷静になったとき、後悔したことがあります。その時は子どもに対し、強く言いすぎてごめんなさいと謝りました。今は怒る前に深呼吸して、冷静な気持ちで話します。子どもを一人の人格として意識するようにしています」(青森県 40代女性)Q.お子さまを叱りすぎて反省したこと、ある?アンケート回答数:12179件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年05月12日発達障害があると恋愛は難しいと、あきらめていませんか?出典 : 恋愛や結婚は、自分と相手がお互いに思いやりながら関係を築いていく必要があります。そのため楽しさや嬉しさの反面、辛いことや悲しいこともたくさんある、複雑で難しいものです。発達障害がある人は、その特性から対人関係やコミュニケーションに困難を感じることが多くありますが、これは恋愛に関しても多く当てはまります。苦手意識をもっていたり、半ば諦めてしまったりしている人もいるのではないでしょうか。パートナーが発達障害のある人の場合、その特性や個性ゆえに悩んでしまったり不満を抱えてしまったりすることもあるかもしれません。また、発達障害の子どもがいる親は、「自分の子どもに好きな人ができたら、どうなるの?交際、結婚はできるの?」と不安に思ったり、恋に悩む子どもをどう見守ったらよいか迷ったりするかもしれません。こうして見ると、「発達障害があったら恋愛や結婚は難しい?」と思ってしまうかもしれませんが、発達障害がある人で恋愛を楽しんでいたり、幸せな結婚生活を送ったりしている人はたくさんいます。本人やパートナーが少し意識したり、一工夫したりすることで、恋愛や結婚がうまくいくことは十分可能です。発達障害がある人やそのパートナーの、恋愛や結婚でよくある困りごとと解決方法について考えながら、素敵な恋愛ができるコツを一緒に探っていきましょう。発達障害のある人が恋愛で困ることって?出典 : 発達障害のある人は恋愛をするにあたって、具体的にどのようなことに困ったり、難しさを感じたりするのでしょうか。今回は発達障害の中でも、ADHDと自閉症スペクトラム(自閉症・アスペルガー症候群など)を中心に、その特性と恋愛における困りごとをご紹介します。ADHDとは、不注意(集中力がない・忘れっぽい)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状がみられる発達障害のことです。この不注意、多動性、衝動性が恋愛においてもうまくいかない原因になっていることがあります。例えば、不注意性ゆえにデートや記念日を忘れて恋人を怒らせてしまう、衝動性ゆえに思いついたら相手に構わず行動したり発言したりしてしまう、というようなことが考えられます。自閉症スペクトラム障害とは、社会的コミュニケーションの困難と限定された反復的な行動や興味、活動が表れる障害のことです。診断基準によっては自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などの診断名で呼ばれている場合もあります。恋愛をするうえでは、自閉症スペクトラムの症状の一つである、コミュニケーション能力の乏しさが困り感につながることがよくあります。自閉症スペクトラムの人は、相手の気持ちや感情を読み取ったり、目的のない雑談をしたりすることが苦手と感じることが多いと言われています。そのため、恋人の気持ちがわからず無意識に怒らせてしまったり、会話のやりとりがうまくできず、不満を与えてしまったりすることがあります。特定非営利活動法人(NPO法人)東京都自閉症協会恋愛したいと思ったら?発達障害の人が心がけるべきこととは?出典 : では、発達障害のある人が「恋愛をしたい、恋愛関係をうまく続けたい」と思った時、何に気をつければ良いのでしょうか。発達障害がある人が恋愛に関して悩みをもった場合、まずその原因を自分自身で理解することが大切です。自分自身で考えるのはもちろん、わからなかったら誰かに相談しつつ、うまくいかない背景を探ってみましょう。例えば、ADHDの人が「デートを約束した日時や場所を忘れることが多く、恋人に怒られてしまう」と悩んでいるとします。このような場合、ADHDがゆえの自分の特性と、恋愛面の悩みごとを照らし合わせてみましょう。「自分はADHDの不注意性が強く、忘れっぽいところがある。デートの約束をしても時間や場所をすぐ忘れてしまう。だから恋人を待たせ、嫌な気持ちにさせてしまっているんだ」と気づくことができます。困り感の背景にある自分の特性を理解することで「だからうまくいかなかったんだ!」と納得することができます。また、原因が分かれば解決策もおのずと見えてくる場合もあります。自分の中で困り感と特性が結びついたら、それを相手にも伝えてみましょう。自分の特性について相手にも理解してもらうことで、2人で協力して解決していくことができます。先のADHDの人がデートの日時や場所を忘れてしまう、という例の場合、「忘れっぽいのは自分の特性だから、忘れた時に思い出せるように記録を残しておけばよい」と考えることができます。カレンダーに日時や場所を書いておいたり、携帯電話やスマートフォンのリマインダー機能を活用したりして、すぐにデートとその詳細が思い出せるようにするといった工夫をすれば、悩みごとが改善できるかもしれません。また、恋人に「自分には忘れっぽいという特性があって、どうしてもデートの日時や場所を忘れてしまいやすいんだ」と伝えてみることで、「じゃあ当日や直前にもこまめに確認し合おうか」などと、2人で協力して、困り感を補うことが可能です。発達障害、特に自閉症スペクトラム障害の人は、相手の気持ちを読み取ることを難しいと感じている人が多くいます。恋愛をするうえでは、多少なりとも相手の気持ちを感じ取り、行動することが求められます。相手の気持ちになって理解する、ということに苦手意識がある場合、家族や友人など信頼できる人に相談してみましょう。相手の何が分からないのかを話してみると、「相手はこういう気持ちだったからあなたにそんな行動をしたんじゃない?」「あなたのこういうところが嫌だったから怒ったのでは?」などと考えられる相手の気持ちを教えてくれます。最初は相手の気持ちがわからないことが多くても、第三者に相談してみることで相手の気持ちと行動のパターンが見えてきたり、相手の感情を読み取ることを少しずつ習得できたりします。発達障害の子どもが恋愛で困ることは?親はどう接すればいいの?出典 : この記事を見ている人の中には、子どもが発達障害で、将来恋愛や結婚ができるのか不安、という親御さんもいるのではないでしょうか。ここでは、発達障害がある子どもが恋愛で困ること、親にできることをご紹介します。発達障害の有無に関わらず、思春期にさしあたると、異性や恋愛に興味が出てくる子どもがだんだん増えてきます。そのわりに、恋愛におけるマナーやルールは学校で詳しく教えてもらえるものではなく、体験や経験を重ねて自然と学んでいくことを暗に求められています。思春期の子どもは、恋愛がどのように進んでいくのか、相手の気持ちを考えるとはどういうことなのかがまだわかっていないことが考えられます。発達障害がある子どもの場合、周囲とコミュニケーションを苦手とすることが多いので、特にこのような傾向が多いと言えます。そのため、自分が相手のことを「好き」という一方向の気持ちだけで突っ走ってしまうことがあります。例えば、発達障害の子どもがいるご家庭で、子どもの恋愛に関するこんな体験談があったようです。最近告白して相手もOKだったらしく、息子はもうこの世の春だったんですが、何故か彼女が電話をしても全く出ない、LINEをしても既読スルー・・・もう、息子はパニックでずっとイライラしてて、とうとうこの前テレビのリモコンを投げて、それがテレビに当たってしまい壊れてしまいました…恋愛でうまくいかないことが、本人にとってもストレスとなり、家族にあたってしまうなど、家庭でトラブルになってしまうこともあるようです。出典 : 自分の子どもが恋愛で悩んでいる時、親として声をかけてサポートしてあげるべきなのか、それともただそっと見守るだけの方がよいのか迷いますよね。こんな悩みがある親御さんは少なくありません。息子君になにげなく「好きな子いるの?」と聞いたところ、素直に「いるよ」と言われたので、「中学校は忙しいから、そういうことは高校生になってからにしようね」と思わず言ってしまいました。今落ち着いて考えてみると、広汎性で人との付き合いが苦手な部分があるので、付き合ってみるのはどうかと勧めた方が、本人も人付き合いに自信が持てるようになるのかな?なんて思いました。今まで、小学校時代、ずっと問題児で子供だと思っていた息子君が、恋愛について話しているところをみると、やっと中学生になったんだなと実感しました。今後、こういう問題ってどう対処すれば良いのでしょうか?一番大事なことは、子どもが抱いている恋愛感情や恋愛に関する悩みを否定しないということ。そして、子どもの必要に応じて相談に乗ってあげたりアドバイスをしてあげたりするということです。親御さんの中には「うちの子に恋愛なんてできるのだろうか。うまくいかなくて傷つくだけなら止めた方が良いのではないか。」と心配してしまう方もいるかもしれません。恋愛は誰にとっても難しいものです。さらに発達障害の特性ならではの困りごとがあると、恋愛をすることがより難しく、高度なものに感じられるのも無理はありません。ですが、恋愛は相手を思いやったり、人とうまくやるにはどうしたらいいかを学ぶ良い機会であると言えます。もし恋愛に失敗して傷ついたとしても、そのプロセスも子どもを成長させます。自分の思い通りにいかないことを学ぶのも、子どもにとって非常に大事なことなのです。親はまず、子どもが抱く恋愛感情を受け入れてあげましょう。そのうえで、親に相談をしたいのか、気を紛らわせたいのか、それともそっとしておいてほしいのかというような子どものニーズを受け止め、それに合わせたサポートをしていきたいですね。■子どもの相談相手になる発達障害のある子どもの場合、まわりに信頼して話せる同年代の友人がいないことがあります。恋愛に関しては嬉しいことも悲しいことも話せる人がいた方が、本人の気持ちも楽になり、より恋愛がうまくいくことが多くあります。友達に恋愛相談することが難しく、子ども本人が望む場合、親が恋愛相談に乗ってあげるのも良いでしょう。この時、子どもの気持ちを否定せず、人生の経験者・先輩としてアドバイスしてあげるのがおすすめです。また、子どもが相談したいような素振りを見せない場合も、悩んでいる時に気分転換を促してあげたり、一緒にストレス発散ができるような機会を与えたりしてあげるだけでも子どもの支えになるでしょう。■わかりやすいルールを明示してあげる恋愛に関するマナーやルールは「何となく知っていく、暗黙の了解」として扱われていることがほとんどだと思います。ですが、発達障害のある子どもの中には「何とはなしに察する、感じ取る」ということを難しく感じている子が多数います。そのため、親から恋愛に関するルールをわかりやすく具体的に伝えてあげることもよいでしょう。例えば、以下のようなことを話してあげたら良いかもしれません。・自分が相手のことを好きだからといって、相手も自分のことが好きかどうかはわからない・気持ちを確かめる、伝える方法は色々ある・勇気を出して気持ちを告白したとしても、断られる場合もある・メールや電話は直接顔を合わせないが、相手のことを考えてする必要がある・相手の気持ちは言葉だけでは図ることができないなどまた、トラブルや犯罪を防ぐために、やってはいけないことは明確に伝える必要があります。子どもの心身の成長に寄り添いながら、このようなことも忘れずに伝えましょう。・許可なく急に異性に触らない・夜遅くまで子どもだけで出歩かない(門限を守る)・必ず、誰とどこに行くか、何時に帰るかを親に伝えてから出かけるなど年齢に応じて性に関することなども本人にわかりやすく伝えられるとよいでしょう。社団法人日本自閉症協会/著『自閉症ガイドブックシリーズ4成人期編』2006年成人になって恋愛で困ることは?うまくいく方法は?出典 : 成人になると、自分の意思で行動し、その行動に責任を持つ必要があります。これは恋愛に関しても同じことが言えます。恋愛だけでなくその先の結婚を考えに入れることもありますし、ただ「相手が好き」という感情だけではうまくいかないケースも増えてくるかもしれません。また、それまでの恋愛にまつわる失敗経験がある場合、それが影響して大人になってもなかなか恋愛に積極的になれない、恋愛が怖いと感じている人もいるかもしれません。繰り返しになりますが、発達障害があるからといって恋愛や結婚ができないというわけではありません。周りの力を貸してもらいながら自分の特性を理解し、自分にあったペースで恋愛をしていきたいですね。中には大人になって、素敵な異性と出会うきっかけがない、と感じている人もいるかもしれません。最近は障害のある人向けの婚活パーティーなど、真剣な恋愛を求めている人へ出会いのきっかけを与えてくれる場も増えてきています。このようなイベントに参加してみるのも、一つの手ではないでしょうか。障害者婚活という特性上、発達障害のことは最初から伝えた。それをわかっている上で「付き合わない?」と言ってくれたことが、なによりも嬉しかった。それに加え、もうお互いが30歳超えてるから、出会ってすぐ付き合うでもいっか、と思った。パートナーが発達障害だったら?出典 : では、恋愛や結婚のパートナーが発達障害のある人の場合、どのようにサポートしていけばよいのでしょうか。また、発達障害の特性により悩みや困りごとがある場合の解決策を見ていきましょう。「忘れっぽくて困っている」「こちらの考えや気持ちに対しておかまいなしに行動している」など、発達障害があるパートナーに対して、さまざまな不満や困り感を抱いている人は少なくないのではないでしょうか。このような不満と、パートナーの発達障害ゆえの特性を合わせてみてみると、共通していたり、関係性が見出せたりすることがあります。「どうしてこんな行動をするのだろう」と不満と疑問でモヤモヤしていたのが、「発達障害の特性が影響しているんだ!」とわかるだけでもすっきりとすることがあります。先ほどもご説明したように、発達障害がある人は相手の意図や感情を読み取るのが苦手な傾向があります。そのため、こちらが困った、直してほしいと思っていても、パートナーは悪気無くそのような行動や発言をしている可能性があります。もし嫌だな、直してほしいなと思うことがあったら、具体的に何が嫌だったのか、なぜ嫌だったのか、どうしてほしいのか(謝ってほしいのか、何かを手伝ってほしいのか、など)を一つひとつ丁寧に伝えることを心がけましょう。このように伝え方を工夫すれば、パートナーにも素直に受け入れてもらえたり、嫌だと思うところを直してくれたりするかもしれません。野波ツナ/著『旦那(アキラ)さんはアスペルガー‐うちのパパってなんかヘン!?‐』2011年/コスミック出版発達障害がある人、またそのパートナーの恋愛や結婚生活を描いた書籍や漫画がたくさん出版されています。読みやすい文と親しみやすいイラストが入った本や漫画を通して、発達障害への理解を深めることができます。また、発達障害があるパートナーと楽しく過ごしているエピソードもたくさん紹介されています。パートナーとの付き合い方の参考にできたり、共感できるエピソードに触れて元気がもらえるかもしれません。くらげ/著『ボクの彼女は発達障害』2013年/ヒューマンケアブックス逢坂みえこ/著『プロチチ(1)』2011年/イブニングKCある程度の距離を置くことで、抱えている悩みやストレスが改善する人もいます。夫婦や家族の場合、別居という形をとるなどしてストレスのもととなる対人関係から離れることで、気を休めることだけではなく、冷静になったり状況を見つめ直したりすることができる場合もあります。少し距離を置きたいな、と思った場合は、パートナーに何が不満だったのか、どうして距離を置きたいのかきちんと話すことを忘れないようにしましょう。突然何も言わずに距離を置いてしまうと、発達障害がある人は「今まで仲よくしていたのに、どうして?」と思い、あらゆる方法で理由を探ろうとしたり、嫌われたと思ってひどく落ち込んでしまったりすることがあります。発達障害のある人は、「距離を置きたい、少し1人になりたい」という言葉の裏側に、どのような気持ちがあるのか読み取ることを難しく感じている人が多くいます。丁寧に自分の気持ちを伝えることがパートナーとの関係を改善するきっかけにもなります。「そこまで言わせないで、察してよ!」と感じることもあるかもしれませんが、行動や発言に含まれた気持ちもきちんと伝えてあげるようにしましょう。カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群がある人とのコミュニケーションがうまくいかないことで心身の不調が生じる二次障害を指します。家族や友人、恋人など、アスペルガー症候群の人の身近にいる人が、悩みやストレスが解決されないままに悪化した結果、カサンドラ症候群を発症することがあります。症状は、偏頭痛や自律神経失調症といった身体的なものから、自己評価の低下や抑うつといった精神的なものまでさまざまあります。家族は毎日の生活の中で接する機会は多いですし、パートナーであればなおさら、愛する夫や妻、恋人と心を通わせたいと思う気持ちは強いでしょう。それが難しいときストレスを感じるのは、ある意味当然のことかもしれません。その結果、体調不良や抑うつといった症状に陥ってしまうのです。自分がカサンドラ症候群かもしれないと思ったら、専門機関や病院に相談したり、時には1人で落ち着ける時間をつくることをおすすめします。そして、無理のないペースで自分自身とも、相手とも向き合っていきましょう。宮尾 益知、滝口 のぞみ/著『夫がアスペルガーと思ったときに妻が読む本』2016年/河出書房まとめ出典 : 発達障害がある人で恋愛に悩んだり困ったりする人は多くいます。中には、自分の特性や経験から、「発達障害だから恋愛や結婚はできない…」と悩んでいる人もいるかもしれません。ですが、発達障害の方で恋愛をしたり結婚したりしている人は多くいます。発達障害であることで恋愛や結婚をあきらめる必要は全くないのです。自分が発達障害の場合も、パートナーが発達障害である場合も、恋愛において大事なのはそれぞれにある特性や個性、困り感をお互いに理解することです。こうされたら嬉しい、心地よいと思うこと、反対にどうしても苦手なことや嫌だと思うことを伝えあい、理解することが恋愛関係を深め、良いものにするために不可欠です。また、自分とパートナーだけではどうすればよいかわからない時には、周囲に相談するなどサポートを得ることも大切です。これらのことを意識しながら、素敵な恋愛を楽しんでいきたいですね。
2017年04月27日こんにちは。ママライターのamuです。私ってママに向いてないな、失格だな……そんなことを思ったことがあるお母さんも多いと思います。私も、授乳中お酒が飲みたくなったり、出かけたくなったり、なんだか損をしているような気になってしまったこともありました。子育て中、つらくて泣いたこともたくさんありました。そこで、ママ友に、同じような気持ちになったことがあるか聞いてみることにしました。●面倒くさがり『早寝早起きが苦手で、規則正しい生活が送れず、起きても娘を放置してうとうとしてしまうことがあった』(30代、小2男の子、小4女の子のママ)『子どもは散らかすのが当たり前。でも、それを片づけられなくて、部屋がいつも汚部屋 だった』(30代、小1男の子のママ)『子どもと遊ぶのが苦手で、ついテレビやスマホを見せたり、適当に相手をしていた。もっと遊んであげればよかった』(30代、小2女の子のママ)『習い事をさせていない。送り迎え頑張っているママはすごいと思うけど……』(20代5歳女の子のママ)『ご飯を作るのが面倒くさくて、ついレトルトカレーにしてしまっていた。運動会、誕生日などのイベントで、ごちそうやお弁当もかわいく作ってあげられなくて悪かったと思う』(小1女の子のママ)●人見知り『仲のいい友達ができるまでは、ママ友、保護者会、係、子ども関連の人づきあいがすべて苦痛 でなるべく避けていた』(30代、小1、小4女の子のママ)小学校にあがるとなかなか友達を作るのが難しいので、その前までにママ友を作っておけばよかったというママは多いようです。●短気『とにかく、せっかち。待っていられず、つい急かしてしまう』(30代、小1女の子のママ)『感情の起伏が激しい、思い通りにいかないとイラッ とする』(30代、小4女の子のママ)『泣かれると心配より先にイライラしてしまった時期があった』(30代、小3、小5女の子のママ)『負けず嫌いで、娘に大人げなく言い返してしまう』(30代、小4女の子のママ)優しく言い聞かせたり、「お母さん悲しいわ」とおっとり言うママを見るたび、自己嫌悪に陥ったものでした。●母より女でいたい『遊びたい、刺激がほしい、旦那だけずるいって思っていた。自分の時間がほしくて、子育てに時間が取られていること自体嫌 だと思ってしまっていた』(30代、小1女の子のママ)『服を汚されるのが嫌だった』(30代、5歳女の子のママ)とくに、早めに出産したママに多いようです。●真面目すぎる『息抜きできない、これでいいのかと思い詰める。熱があっても無理して、結局ボロボロ 』(30代、小2女の子のママ)ほかにも、潔癖、心配性、完璧主義、神経質なあまりストレスがたまって、わが子に怒ってしまって後悔しているとの声も。私も、子どもに理想を押し付けて、自分の思い通りに動かそうとしたり、先回りしてやってしまったりすることがありました。●人目を気にする『発達が遅いのかもしれないと悩んだし、同じ月齢の子と遊ぶのが嫌になった』(30代、小4女の子のママ)『SNSを見て、嫉妬して落ち込む 。子育てにやる気が起きない悪循環』(30代、小1、小4女の子のママ)他のママがキラキラして見えて落ち込むことってありますよね。でも、誰にだって一場面を切り取れば、キラキラしたところもあれば、泣くほどつらいこともあります。本当につらいときは、自分より不幸な人を見て私はマシだと思ったっていいと思います。----------みんな、悩みながら子育てしているんですよね。大らかさ、ポジティブさ、否定ばかりせず認めながら、穏やかに見守ること。ときに教え、促し、褒め、「人それぞれ」と思うこと。きつく怒ってしまっても、抱きしめたり謝ったりすることで、やり直しはきくと思います。「なんとかなる」と思いながら、今しかできない子育てを楽しめたらいいなと思います。●ライター/amu(ママライター)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年03月16日こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。私のところには「親に言われて結婚相談所に入ったけれどうまくいかない」と相談に来る方がいらっしゃいます。聞くと「この年で独身は親に悪いな」「親を喜ばせたい」と、婚活を始める理由が“親”なのです。別に理由のひとつであってもいいとは思うのですが、すべてが“親”ありき。相手を選ぶときも決める判断材料がスペックです。なぜスペックが大事なのかと聞いていくと、「親に紹介できるスペックかどうか」「友達にうらやましいって思われるため」など、親や周りの目線を気にして選んでいる のです。「じゃ、あなたはどんなことができるパートナーがいいの?」と聞くと何も出てこない。自分のやりたいこと、自分の未来の理想が描けなくて、お母さんの自己実現ツールとしてずっと生きてきているように思えるのです。そんな子どもを育ててしまう子育てについて、メンタルアップマネージャーで一般社団法人日本メンタルアップ支援機構代表理事の大野萌子さんにインタビューしました。●主体性がある・ないってどう違う?こういう方は困ったときに真っ先に思いつくのが親 です。もしも、コップを倒して水をこぼしてしまったら雑巾を持ってきて水を拭くよりも「お母さん!」と母親を呼んでしまう。そして親が水を拭いてしまうのです。これでは自分でそういうときにどうしたらいいか自分で考えて対処できないまま大人になってしまいます。●主体性を育てるには?子どものボタンが取れてしまったときに、子どもが大きくなっても付けてあげる親がいます。針を持つのが難しい小さい子ならば、ボタン付けのような作業は危ないので大人がやるべきでしょう。しかし、ある年齢に達したら“ボタンの付け方”を教えて子どもにやらせる必要があります。●主体性のない子を育てるNG発言子どもが何か失敗したときに「ほら、お母さんの言った通りでしょ」といつも言ってしまうと、子どもはなんでも親の承諾を得るようになってしまいがち。それでは主体性が育ちません。また、過干渉な親がよく言いがちな言葉は「あなたのために」「あなたにはムリよ」です。失敗も経験です。その経験する機会を奪う子育てでは主体性は身に付きにくいでしょう。【取材協力/大野萌子】法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行う。2016年から個人も参加できるどんな場面でも有効な“生きやすい人間関係を創る”コミュニケーションスキルを1日で学べる『メンタルアップマネジメント講座』をスタート。すでに90名を超える受講者がいる。著書『「かまってちゃん」社員の上手なかまい方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。・一般社団法人 日本メンタルアップ支援機構●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年03月09日「子どもは親を見て育つ」といわれるように、本当に細かいところまでよく見ているものです。ちょっとした口癖や家での習慣をまねすることは多々あり、出先で恥ずかしい思いをすることも…。みなさんにも、こんな経験はありませんか?■「どうせ遅くなるでしょ」「娘がうちでおままごとをしていたとき、夫役の男の子に向かって『どうせ遅くなるでしょ』と笑顔で言っていたんです。意味はわかっていないようですが、どうやら私がいつもこうして夫を送り出していたのを覚えていたみたい。子どもって本当によく見ていますね」(39歳・3歳児のママ)夫の帰宅がいつも遅いと、ついこんな愚痴をこぼしたくなるものです。しかし、子どもはそんな姿も見ています。その場にママ友はいなかったようですが、幼稚園などで言われてしまったら…。家庭事情が暴露されてしまいますね。■「痩せなくちゃ」「ママ友の手土産のケーキを食べながら、娘が『痩せなくちゃ』とポツリ。私が甘いものを食べるときにこうつぶやいていたようで…。ママ友は笑ってくれたけど、気を付けようと反省しました」(38歳・小学1年生のママ)子どもはその発言と行動の関連性がわからなくても、条件反射のようにつぶやいてしまうことがあります。無意識のうちに発した独り言まで真似されるとは、気が抜けません。■「もったいない」「子どもが食事を残したとき、まだ使えるものを捨てそうになったとき、私はよく『もったいないでしょ』と口にしていました。食べものなどを大事にしてほしかったからです。しかし、子連れでママ友との食事会に参加したとき、残った刺身のつまを見た息子が『もったいない』といって食べだしたんです。さらに、茶碗に米粒を残した人にも『もったいない』と指摘したり…。私、そんなにひんぱんに言っていたかな? と、我が身を振り返りました」(39歳・小学2年生のママ)「もったいない」とは日本特有の考え方のようで、世界中でも見直されているといいます。ものを大事にする精神はとてもすばらしいものですが、あまりにも口うるさく言ってしまうとこのような悲劇(?)が起きるとは!子どもは親の会話から言葉を覚えていきます。口癖なんかはとくに真似しやすいので気を付けましょう。 ■「ママのおっぱいはまな板」「息子とお風呂に入ったとき、シャンプーの泡で形を作って遊んでいたんです。そこで、『ママのおっぱいはまな板みたいにぺったんこでしょー』と冗談で言ったら大ウケ。しかし、次の日にママ友の前で『ママのおっぱいはまな板なんだよ!』と言い出して…。本当に恥ずかしかった!」(30歳・4歳児のママ)まだ言っていいことと悪いことがわからない年頃では、おもしろかったことをすぐにほかの人にも伝えようとしますよね。こんなトップシークレットな情報まで告白されては困ります…。■「ママの恋人がいる!」「独身時代から応援している芸能人がいて、今でもテレビに出ると夢中になる私。子どもに『この人が好きなの?』と聞かれれば、『ママの恋人なんだよ』なんて言っちゃうことも。それを覚えていたのか、買いもの中に娘が突然、『ママの恋人がいる!』と叫びだしたんです。その人のポスターを見かけて教えてくれたようなのですが、周りからは変な目で見られるし、娘を連れて走ってその場から逃げました」(35歳・5歳児のママ)結婚しても、イケメン俳優やアイドルにキャーキャー言いたくなる気持ちはわかります。でも、「恋人」と言ってしまったのは失敗かもしれませんね。ちょっとした言動でも子どもの印象に強く残ると、こんな恥ずかしい思いをしてしまう可能性があります。ひごろから気を付けたいものですが、予測できないことまで暴露されるから困ったものです。しかし、みんなも同じような経験をしているでしょうから、神経質になる必要はなし! もちろん、子どもに悪影響を与える口癖や行動は見直したほうがいいけれど、ふだんの言動なら「笑い話がひとつ増えた」と、おおらかな気持ちで子育てを楽しみましょう。
2017年03月05日突然子どもが「習い事をやめたい」と言ったとき、どう対応しますか?アンケートから、親子ともに気持ちの整理がつけられる方法を考えてみましょう。※2017年1月27日~2月7日実施のあんふぁん読者webアンケートより。回答数124子どもがやめたいと言った習い事は?今回アンケートに答えてくれたのは124人のあんふぁんママ。まず習い事をしている子どもの年齢で一番多かったのが5歳、次いで3~4歳。約半数がこの年齢から習い事を始めています。何歳であろうが楽しんで通ってくれている間は親も子もハッピー。しかしある日突然「やめたい…」と言い始めることがあるのです。では子どもたちがやめたいと言った習い事は何でしょうか?そもそも習っている人が多かったのかもしれませんが、圧倒的に多かったのがスイミング38人。次いでピアノが16人、英語12人、学習塾が10人。サッカーや野球などのスポーツ、書道やそろばん、空手、剣道、新体操、スケートなどもありました。習い事をやめたい理由、トップ3習い事をやめたい理由で多かったのが「難しい…。うまくできない」45%。次いで「楽しくない…」24%。うまくできなければ「楽しくない…」という気持ちになるのは当然です。3番目にランクインしたのが「その習い事が好きではない」10%。そもそも子ども自身がその習い事を好きではなかったというケースもあるようです。どんな習い事でも課題をクリアして少しずつ上達していくもの。月謝も払っているわけだし、うまくできない、楽しくないからといって、“ここで簡単にやめてほしくない”のが親ゴコロ。習い事をやめる納得の理由と、親が決断する勇気「その習い事は子ども自らが習いたいと言ったものですか?」の質問に対して、「はい」が44%、「いいえ」が56%。半数以上が本人の意思で始めたわけではないようですが、幼い頃に始めたのであれば、それも不思議ではありません。習い事をやめさせたママの中には「半年様子を見ていたが、楽しそうではなかったので」(母39歳、子6歳、サッカー)、「強要したくなかった」(母29歳、子5歳音楽系)、「逃げるというのではなく、しっかりと意思を持っていたことに気付いたから」(母43歳、子8歳、スイミング)という意見も。続けてほしい気持ちはありつつ、子どもの意思も尊重したいという親の気持ちがよくわかります。“習い事をやめた”という中には、「ほかに興味のあることを見つけたので切り替えた」(母34歳、子4歳、テニス)、「無理にやらせても伸びないし、かわいそう」(母48歳、子9歳以上、ピアノ)、「これはダメかなと親が感じたらスパッとやめさせることも大切」(母41歳、子7歳、スイミング)。親が子どもの様子を客観的に見て、決断する勇気も必要なのかもしれません。逆に“習い事を続けた”人たちはどのような対応をしたのでしょうか。習い事を続けさせるために有効な対応、言葉がけは?「たくさん話す時間を作って理由を聞いた」(母40歳、子5歳、バレエ)、「気持ちを聞き、“諦めないでがんばろう”と提案した」(母39歳、子9歳以上、スイミング)など、話を聞く時間をしっかり持っている様子。親が励まして褒め続けることで気持ちが変わることもあるようですが、「続けていくうちに上達し、先生から褒められることが多くなった」(母37歳、子7歳、習字)、「できなかった種目ができるようになり、嫌がらなくなった」(母38歳、子6歳、体操)と、課題をクリアすることでひと皮むけるよう。親も先生も子どもの様子を辛抱強く観察しながら、ポジティブな声がけを続けることもポイントとなりそうです。習い事を続けさせるにあたり有効だった対応や言葉がけは、「責めるようなことは言わない」(母39歳、子6歳、サッカー)、「がんばれとは言わず、楽しんでと」(母29歳、子3~4歳、ピアノ)、「“やめてもいいよ”と言うと、やめたいモードのスイッチが切れる」(34歳、4~5歳、音楽系)など。また自分の子どもの頃の体験談を話したママもいました。」習い事をやめる?やめない?どちらにも必要な“目標設定”やめる、続ける両者に共通した点がひとつありました。それは“目標設定”。目標に向かう途中で子どもがやる気になったり、逆に目標を達成することで気持ちよく習い事をやめることができたりと、“目標設定”が気持ちの整理に有効的なようです。それに加えて「とにかく目標と、そこまでブレない親の気持ち」(母39歳、子6歳、スイミング)が大切。やめる、続けるの決断をするまで親がブレることなく子どもを見守り、たとえやめたとしても“逃げではない”と親自身が納得することも必要なのかもしれません。これからも続く子どもの習い事ライフ、何度かつまずくことはあると思いますが、親子ともに上手に乗り越えられる心がけと力を備えていきたいものです。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年03月05日家庭内暴力とは出典 : 家庭内暴力は、家庭内で起きる暴力のことで、一般的に子どもが親に対して暴力をふるうことを指します。また、同様に家庭内で起きる暴力であっても、親が子どもに暴力をふるう場合を“児童虐待”、夫が妻に暴力をふるうものを“DV”(ドメスティックバイオレンス)と呼ぶことが通例となっています。この記事ではこうした用法にならって、子どもが親に対して暴力をふるう「家庭内暴力」について解説します。警視庁は家庭内暴力について以下のように定義しています。少年が、同居している家族等に対して継続的に暴力を振るう事案をいい、家庭内暴力を止めようとした第三者に対して暴力を振るう事案や他人の所有物を損壊する事案については含まない「平成27年中における少年の補導及び保護の概況」(警察庁生活安全局少年課)より引用ここでの少年とは20歳未満の者を指しています。つまり、家庭内暴力とは20歳未満の子どもが家族に対して行う暴力行為を意味します。ここでいう暴力には、身体的な暴力や、暴言、家具や家財の破壊なども含まれます。家庭内暴力の特徴としては・暴力が家庭内でのみ行われる・暴力の対象が人である場合、暴力をふるう本人より弱い者が対象となりやすいことが挙げられます。事実、暴力の対象のうち約6割が母親であることが警視庁によって報告されています。参考:「平成27年中における少年の補導及び保護の概況」警察庁生活安全局少年課家庭内暴力は、1960年代から顕著に現れるようになりました。警察庁生活安全局少年課による報告書「少年の補導及び保護の概況」によれば、平成27年度現在、家庭内暴力の認知件数は2,531件にのぼります。また、この数字は平成18年の1294件と比べて約2倍となっており、近年も増加傾向が続いています。実際に家庭内暴力をおこなうのは中学生がもっとも多く、次に高校生、小学生の順となっています。さらに、性別でみると男子が圧倒的に多く、女子と比べて2~3倍多く報告されています。同報告書によると、家庭内暴力の動機は1番多いのが「しつけ等親の態度に反発して」(1,636件、全体の65%)、2番目が「理由もなく」(261件、全体の10%)、3番目が「物品の購入要求が受け入れられず」(225件、全体の9%)となっており、以降「不明」「勉強をうるさく言われて」「非行をとがめられて」といった動機が続いています。非行をとがめられた際に反発して起こる家庭内暴力が実は意外と少なく、親の態度への反発から生まれる家庭内暴力が圧倒的に多い結果となっています。実際、おとなしい性格で、学校での成績もよい子どもがある日を境に家庭内暴力を行うようになるケースも多く報告されています。こうした、家庭内暴力を行いやすい子どもの特徴・傾向は次章で解説します。出典:「平成27年中における少年の補導及び保護の概況」警察庁生活安全局少年課家庭内暴力を引き起こしやすい子ども・家庭の特徴出典 : 家庭内暴力をする子どもには、本人の性格や家庭環境に一定の共通点が存在するといわれており、具体的には以下のようなものが挙げられます。ただし、様々な組み合わせがあり、また例に挙げた要因に当てはまらない場合もあります。・真面目、内気、おとなしい・家庭外では他人に対して従順で、自己主張が乏しい・神経質である・比較的友人が少なく孤立的である・非行に走ってはいないが、生活習慣の乱れなどがある家庭の外において反社会的な言動をおこなう非行少年・少女とは対照的に、家庭内暴力を行うのは比較的おとなしく、学校でもあまり多くの友達を持たない子どもが多いようです。・母親が過干渉で父親が無関心である(もしくはその逆)・親子分離が少なく、子どもの親への強い依存心、甘えがある家庭内暴力が起きている家庭は、経済的に豊かで、親も教育熱心ということが少なくないようです。そんな家庭で家庭内暴力が起きてしまうのには、中学生や高校生で挫折して、学力が低下したり、親が期待しすぎたり、干渉しすぎるなどの理由で不登校になり、親への反抗から暴力をふるうようになってしまうというパターンが多いといわれています。また、ときには世代間の考え方の違いが意見の違いをもたらし、その表面化が子どもの親不信の引き金となることもあるようです。参考:「研究紀要第42号 教育相談における心理検査の活用」福島県教育センター家庭内暴力の原因出典 : 家庭内暴力は、様々な要素が複雑に絡み合って起きるため原因の特定は困難であるといえます。親の育て方が悪かったという見方をされがちですが、そうとは言い切れないこともあります。なぜなら、家庭内暴力の原因には社会的な要因、心的外傷、精神疾患などといった、親にはどうしようもないさまざまな要素が複雑に関連している可能性があるからです。親への反発が暴力を誘発しているケースが存在するのは事実ですが、だからといって親がそもそもの原因であるとする考え方は解決を図る上で有効ではありません。本章では、以上に挙げた社会的影響・心的外傷・精神疾患といった家庭内暴力の原因となりうる3つの要素を解説します。・都市化社会における対人関係の疎遠・両親の離婚・共働き・転勤などによる家族間の感情的交流の希薄化・インターネット・スマートフォンの普及による過剰刺激・暴力シーンへのアクセスの簡易化・受験競争や立身出世志向など、社会的な影響が要因となり家庭内暴力へと結びつくことがあります。・親に虐待された・学校でいじめられた・事故に遭った・進学に失敗したというような経験を通して得た親への反抗・復讐心、恐怖心、挫折感などの感情が家庭内暴力へとつながってしまうことがあります。家庭内暴力は統合失調症、強迫性障害、精神遅滞、広汎性発達障害、多動性障害などさまざまな精神疾患が背景にあることが少なくありません。次章ではそれらの中でも主な例を紹介します。家庭内暴力と二次障害ー精神疾患や発達障害との関連は?出典 : 行為障害・素行障害(Conduct Disorder)とは別名「素行症」と呼ばれる精神疾患であり、社会で決められたルールを守らず反抗的な行動を起こし続けてしまうという特徴があります。具体的な症状には人や物への暴力的な攻撃、窃盗や長期・複数回の家出などが挙げられます。詳しくは以下の関連記事をご参照ください。国際連盟の専門機関の一つであるWHO(世界保健機関)が作成する疾患の分類である『ICD-10』により定められた行為障害の中でも「家庭限局性行為障害」の症状は家庭内暴力に対応しています。家庭限局性行為障害とは家族が精神的に追い込まれ疲弊してしまうほどの激しい家庭内暴力をおこしてしまう疾患です。この暴力的な行動は家庭内だけでみられ、学校生活や友人間では問題なくうまくやっていくことができることも特徴です。家庭限局性行為障害がある場合、精神科医への相談をおすすめします。家庭内暴力は発達障害の二次障害として発症する場合もあります。発達障害が背景にあり、失敗経験を重ねて子どもが自信を失ったり落ち込んでしまったりした結果現れる二次的な情緒・行動の問題を二次障害といいます。二次障害は周囲への反抗や家庭内暴力、非行など問題行動が外に出るタイプと、うつや対人恐怖、引きこもりなど内面に向かうタイプがあります。二次障害の中でも、反抗挑戦性障害(ODD)は、別名「反抗挑戦症」とも呼ばれ、親や教師など目上の人に対して拒絶的・反抗的な態度をとり、口論をしかける、暴言を吐くなどの挑戦的な行動をおこしてしまう疾患です。反抗挑戦性障害とADHDは強い関わりがあるといわれており、年齢を重ねるとともに合併する可能性が高くなると言わています。そのような場合、元々ADHDがある人が“人間不信的行動”という二次障害として反抗挑戦性障害を発症する場合が多いです。人間不信的行動とは、自尊心・自己肯定感が低下して自分はダメな人間かも知れないと思い、そんな自分のことを誰も理解してくれないという気持ちから、周囲の人を信じれなくなったときに起こしてしまう行動のことを指します。この反抗挑戦性障害を発症している場合も、精神科・心療内科の専門医への相談をおすすめします。反抗挑戦性障害の子どもへの対応方法・接し方などに関しては、以下の関連記事を参考にしてください。家庭内暴力を行う子どもの心理出典 : 思春期の子どもが家庭内暴力をふるう理由のひとつとして、感情の抑制が効かなくなってしまうことが考えられます。イライラや不安、悲しみ、憎しみなどといったネガティブな感情が湧き出てきて、それを抑えることができなくなったとき、感情の鬱積(うっせき)が暴力となって現れるのです。家庭内暴力をふるう子どもの心理としては、だめな自分のやりきれなさを暴れることによって発散しようという気持ちと、そのような自分をつくった親に対する反抗という、二つの側面があります。ほとんどの場合、外でおとなしくて家族にだけ暴力をふるう子どもは、「暴力が悪いことだ」とは自分でも理解しています。なので、「本当は暴力をふるいたくない。でもやってしまう」という罪悪感に苦しんでしまうことも珍しくありません。暴力行為をどんなに繰り返してもモヤモヤした感じが残ってスッキリしないのは、罪悪感から自己嫌悪に陥ってしまうからなのです。暴力をふるうことで自らも傷つき、暴力をふるう自分が許しがたく、しかしそのような「許せない自分」を育てたのはやはり両親なのだ、という自責と他責の悪循環に苦しんでいる場合があるのです。参考:「研究紀要第42号 教育相談における心理検査の活用」福島県教育センター家庭内暴力の解決を目指すうえで親が持つべき心構え出典 : 家庭内暴力は様々な偶然などにより、どんな家族にも起こりえます。だからこそ、暴力が起こってしまったときや、起こりそうになったときの対応策が重要となります。本章では、家庭内暴力の根本的な解決を目指すうえで重要となるであろう、5つの「心構え」を紹介します。『暴力は親に向かう』では問題解決に向かううえでの5つの心構えとして以下のようなポイントが挙げられています。1. 現実逃避をしない2. 過去の話はしない3. いたずらに悲観しない4. 「特効薬」を求めない5. 「リスクのない解決策はない」ことを知るこれらのポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう。1. 現実逃避をしない子どもが家庭内暴力をふるう前段階として、ひきこもりがちになるケースがあります。そうやって子どもがつまずいてひきこもり始めたときや暴力をふるい始めたときに、根拠のない楽観論にすがって、子どものひきこもりを放置したり子どもの暴力を受容してしまうのは、解決を目指すうえでは得策でないといえます。状況を受け入れてしまうのではなく、問題の根源と向き合う努力が必要となるでしょう。2. 過去の話はしない子どもが暴力をふるう原因を過去に探ろうとして、自分を責めてしまう傾向にある親御さんも少なくありませんが、「過去の話をしない」というのも重要な心構えです。なぜなら、過去に起きてしまったことは、誰にもコントロールできないことだからです。「親も子も不完全なんだ」と受け入れ、未来のために今できることに目を向けることが重要といえます。3. いたずらに悲観しない暴力は、子どもにとっての「正当防衛」ということができるかもしれません。なぜなら、暴力は子どもが求めているものを伝えるための、自己主張の一つの手段といえるからです。意外かもしれませんが、実は、暴力もふるわずおとなしく何年もひきこもってしまうほうが解決は困難ともいわれています。子どもが自己表現の一部として暴力をふるっていることを良い機会と捉え、暴力の裏にある主張に向き合っていくことは、問題の解決に結びつく姿勢であるといえます。4. 「特効薬」を求めない家庭内暴力が瞬時におさまり、問題を根本から解決できる「特効薬」は残念ながら存在しません。子どもの隔離などの方法による、表面的・一時的な解決であれば短期間でも可能ですが、それはまだ根本的な解決とはいえません。子どもの不安や親子関係自体を解決するのには時間がかかるという覚悟を持つことは、解決を目指すうえで重要な心構えとなるでしょう。5. 「リスクのない解決策はない」ことを知るどのような解決策にもリスクというのは存在します。外に連れ出してみる、外部の機関に相談してみるなど、リスクを恐れて実行を躊躇するばかりでは、現状を打開する機会を失ってしまうことになりかねません。なにより親にとって最大のリスクは、家庭内暴力が長期化してしまうことのはずです。リスクのない解決策はないのだと知ることは、勇気を持って解決策を打つための助けとなるはずです。参考:二神能基『暴力は親に向かう』2007年、東洋経済新報社家庭内暴力に悩んだ時の相談先は?家庭内暴力は、複雑かつ対応を誤るとエスカレートしやすい傾向にあるため、家庭内で抱えこんで暴力の現場を密室化させてしまうのではなく、外に助けを求めることも重要です。家庭内暴力にお困りの場合、以下のような機関・施設が相談先となります。「子どもの養育に関する相談」、「障害に関する相談」、「性格や行動の問題に関する相談」などの育児に関する相談ができる機関となっています。各県、政令市にはほぼ一か所ずつ設置されている窓口であり、精神保健福祉に関する相談をすることができます。相談については、予約制、健康保険の適応があるところがあります。詳細は、それぞれのセンターにお問い合わせください。全国の精神保健福祉センター一覧心の症状、心の病気を扱う科です。心の症状とは具体的に不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などのことです。心療内科は心と体の不調だけではなく、ほてり、動悸などの身体的症状とその人の社会的背景、家庭環境なども考慮して治療を行います。エスカレートする暴力行為を前に、身の危険を感じた場合は警察に相談することをおすすめします。警察に通報することで子どもの復讐心を煽ってしまう可能性がないとはいえませんが、自分の身を守るためには毅然とした態度で通報する勇気も必要となるでしょう。まとめ出典 : 家庭内暴力とは子が親に向けて行う暴力的行為(暴言や物の破壊も含む)を指し、暴力は家庭内限定で行われます。比較的おとなしい子どもが、ある時点を境に始めるケースが多く報告されており、突然の息子・娘の変化に驚き、苦悩する親御さんは多くいます。家庭内暴力の原因はとても複雑で、必ずしも親の教育やしつけが原因というわけではありません。社会的な影響や過去のトラウマ、精神疾患が原因であることも多いのです。そうした事実を踏まえ、ときに家庭外の第三者の協力も得ながら、対話による意思疎通をベースに解決を目指していくという方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
2017年02月15日約3分に1組が離婚するまでになった日本。親同士が別れるのは勝手ですが、問題は夫婦に未成年の子どもがいる場合。子どもは、親が離婚する以上、どちらか一方の親についていかなければなりません(例外もあります)。それは必ずしも子どもの意思だけで決められる問題ではなく、別れる両方の親にとっても子どもはかけがえの無い存在で、親権を巡る離婚裁判は結構な多さです。離婚に関する紛争は全国の家庭裁判所で争われます。そこでは、まず調停を目指して双方の言い分をじっくりヒアリングされます。では、たとえば親権を争う対象の子どもが、まだしゃべれない赤ちゃんの時、赤ちゃんは自分の意思を言葉で示せません。その場合、親権を双方が主張していた場合、家庭裁判所はどう判断するのでしょうか?離婚とそれに伴う親権の問題に詳しい、三宅総合法律事務所の伊東亜矢子弁護士に実情をお聞きしました。*画像はイメージです:■子どもが赤ちゃんの場合は?「実務上、母親側に親権が認められることが多いですね」(伊東弁護士) ただし、母親が育児放棄気味で、部屋はいつも汚れ放題、精神的に安定していないなど養育に不安があれば話は別。部屋の写真や会話の録音など客観証拠を集めて父親側が親権を獲得することも可能です。 ■子どもが5歳前後の場合は?では、子どもが幼稚園や保育園に入った5歳前後ではどうでしょうか?実は、男が突然、嫁から離婚を切り出されやすいのがこの頃です。年齢では20代後半から30代前半。特に女性は30代前半が統計上で最多です(平成27年「人口動態統計調査」による)。この頃、男は働き盛りで会社も猛烈に働かせます。子どもの教育費やローンなどをできるだけ蓄えないとならない時期でもあり、忙しすぎて家族とコミュニケーションできなくなることが仇となって、離婚一直線になってしまうのです。筆者はこのパターンで、離婚を突きつけられました。自分としても喧嘩ばかりで子どもにこれ以上、荒れた夫婦関係を見せ続けるわけにはいかないと思っていましたので、離婚に同意しました。心残りは親権です。すると、相手は子どもに「どっちについていく?」と、わざわざ聞きました。子どもは母親に事前に仕込まれていたらしく、「……ママのほう」と答えました。やれやれです。離婚を言い出すのは妻の側が圧倒的に多いのですが、それは慰謝料や養育費、手続きについて研究する時間が男よりもあるためです。イクメンがもてはやされる時代ではありますが、長時間働くのは、日本ではまだまだ男性の役割です。離婚したくてもなかなか調べられませんし、子どもの親権について根回しするのも時間不足です。 ■子どもを虐待していた場合は例外しかし、ここでひとつ注意してください。もしも母親が子どもに暴力で(もしくは暴力的に)「ママと言え!」などと恫喝していた場合は、親権はすんなり母の側に移りません。逆の場合も同様です。 「暴力を用いていたような場合は虐待に当たりますので、離婚後に発覚した場合でも“親権者変更の調停”を申し立てるなどして変更を求めて行くことが考えられます」(伊東弁護士) もしも離婚前にお子さんと二人きりで話せる時間があれば、無理矢理言わされていないか、暴力を振るわれていないかなどを確認しておくべきでしょう。 ■離婚後に虐待が発覚した場合はどうすればいい?家庭裁判所には家庭問題で子どもの幸せを第一に考え、親の言い分の裏付けを取る「家裁調査官」もいます。家庭裁判所では相談にも親身に乗ってくれますので、大いに頼るべきです。万一、離婚成立後でも子どもからそんな裏話を打ち明けられたら、話をスマホで録音して、それを証拠に親権者変更を家庭裁判所に申し立てましょう。その際、証言があっても子ども自身の意思を尊重することが大事です。お子さんが今いる家庭から離れたいかという意思をまず確認することを忘れないでください。また、親権を相手に譲ったとしても、その親にあまり子どもへの愛情が観られず、ろくに食事を与えない、養育費を遊行費用に使ってしまう、放置して遊びに行っている、新しい恋人と虐待している様子があるなど、不安要素があれば、これも見逃せません。まして、子どもを置いて行方不明になった場合は、直ちに子どもの安全を確保したうえで、親権者変更を届け出ましょう。 「離婚後でも“親権者変更調停”を申し立てることができます。手続きは煩雑ですが、万全を期すなら弁護士を雇うとスムーズに進行できるはずです」(伊東弁護士) 必要に応じて揃える書類や資料は多いのですが、できる限り証拠を集めること。時にはお子さんにも協力を仰ぎましょう。可愛いお子さんを取り戻すために、機会があればそれを逃してはなりません。 *記事監修弁護士:伊東亜矢子(三宅坂総合法律事務所所属。 医療機関からの相談や、 人事労務問題を中心とした企業からの相談、離婚・ 男女間のトラブルに関する相談、 子どもの人権にかかわる相談を中心に扱う。)*取材・文:梅田勝司(千葉県出身。10年以上に渡った業界新聞、男性誌の編集を経て独立。以後、フリーのライター・編集者として活躍中。コンテンツ全般、IT系、社会情勢など、興味の赴く対象ならなんでも本の作成、ライティングを行う。)【画像】イメージです*マハロ / PIXTA(ピクスタ)
2017年02月14日最近では一緒にアイドルのライブに行ったり、お買い物に出かけたりと友達のような付き合いをする親子もめずらしくないようです。一見楽しそうなこの友達親子の関係。あなたは理想的だと思いますか? それとも親として失格だと思いますか? 今どきのパパとママに調査をしてみました。Q.「友達親子」について、あなたはどう思う?1.賛成 41.7%2.反対 34.3%3.わからない・その他 24.0%賛成派がやや多いものの、反対派やわからない・その他派もそこそこおり、親の意見は分かれていることがわかります。友達親子のメリットとデメリットについてどう考えているのかみてみましょう。■親子だって仲がいいことが一番毎日一緒に過ごす家族だからこそ、仲良しな親子でいたいと考える人が賛成派には多いようです。中には自分の親が厳しかったから、子どもにはもっと近い距離で接したいという人もいました。「主人と娘たちはまさに友達親子です。主人も『友達だもんな』と嬉しそうに言っています。私以上に娘たちの情報を持っています」(福島県 30代女性)「敬うことは大切だけど、私自身はもっと気楽に両親と話したかったと思うので、親は友達ではないけど、友達のように接したいし、仲良し親子でいたいです」(神奈川県 50代女性)「理想はフルハウス!」(埼玉県 40代男性)■親は親! 友達とは違います親は親として子どもに対して見守る立場、決して友達ではないという意見の人もいました。やはり名前で呼ばれたりするのは違和感があるようです。「反対ですね。親を名前で呼ぶなんてもってのほか。家庭は上下関係を最初に教える場所でもある」(神奈川県 40代女性)「賛成派が多くてびっくり! 仲がいいのはいいことだけど、友達にしたらいけないでしょ。友達ではなく、親としてなんでも相談できる関係を築くべきだと思います」(熊本県 30代女性)「親は親です、友達ではありません。外の世界に出て友達を作りましょう。親は黙って見守りましょう」(千葉県 40代女性)■子どもにとっていい親とは友達のようになんでも話せる親と毅然とした親、どちらが子どもにとっては理想の親像なのか。威厳や敬いというのは強制ではなく、子どもが自然に感じることなので、表面的なことではないのかもしれません。「子供が悩んだり困ったりしたときに相談できる相手である方が大切だと思うので、仲の良い親子関係はいいと思います。親の威厳を守りたい、尊敬してもらいたいというのは親側の思いであって、信頼関係が築かれていれば気にならないと思います」(兵庫県 40代女性)Q.「友達親子」について、あなたはどう思う?アンケート回答数:4384件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年02月10日不登校児が家にいるということ。それは私にとって、息の詰まる時間でもありました出典 : 不登校になり、自宅で過ごす子どもたち。私の参加する親の会でもよく聞くのですが、彼らが自宅で過ごしていて辛かったことに「親がキレるのが怖かった」「親の機嫌が悪かったり、悲しまれたりした」という意見があるようです。こうした子どもたちが1番望んでいることは、親は親で勝手に幸せになってくれること。テレビを見て笑っている姿でもいい、楽しそうに過ごしてくれるのが嬉しいのだと、私は思うのです。そんな私も、娘が不登校になってからしばらくの間は、しょっちゅうキレていました。そのたびに泣く娘を見ながら「これではいけないのに…」と、情けない気持ちでいっぱいだったのです。私がどんなふうに、自分のイライラと向き合ってきたのか、ご紹介したいと思います。また娘を叱ってしまった…もう同じことを繰り返さないために考えたこと出典 : そんなある日のことです。私はまた些細なことで、娘にキレてしまいました。娘はポロポロと声も立てずに泣いています。もう、こんな光景を見たくない!と思った私は、いつもと違う行動をとることを決意しました。娘と話し合いながら、娘が泣くに至った出来事と自分のそのときの気持ちをメモ書きすることにしたのです。その時の出来事を時系列に書いていきます。()は私の気持ちです。①娘が夕飯を残した(悲しくなった)②娘に「後で食べる?」と聞いたら「いらん」と言った③1時間後、娘が「袋ラーメンあったっけ?」と探しに来た。自分では見つけられず、私が在宅仕事を中断して探してあげた(なんで夕飯は食べないのにラーメンは食べるの?腹が立った)④「ラーメン頼んだら作ってくれる?」と娘が言ったので、笑って「うん」と答えた。(こんな夜中に何で作らなあかんの。仕事中だったのに腹が立った。でも耐えなければと、あえて笑った)⑤「やっぱり冷凍スパゲティ食べる。気持ち悪いけど」と言われたとたん、ブチ切れした私。(前もスパゲティ食べてほとんど残して気分が悪くなったくせに。そしてまた私が残飯処理をしなければならないのか!キレた。)こうして文字に起こして、娘と話し合いながら自分の気持ちを丁寧に振り返ってみると、色々と見えてくるものがありました。イライラの爆発は、自分の感情に気づかなかったことが原因だった出典 : 娘に対し、突然怒りを爆発させてしまう私ですが、子どもの頃は「いつもニコニコしてるね」「癒されるわ」と言われてきました。だけど、心から笑っている訳ではなかったのです。むしろ「嬉しい、楽しい」という感情が湧くことはめったになく、どちらかというと「悔しい、腹が立つ」というマイナスの感情の方が感じやすい性質です。どういう表情をしたらいいのかわからないから、誰からも攻撃されないように笑顔を選んだだけなのです。今回気付いたことですが、「もうダメ」とキレるまでに、途中で何度も怒りを感じているはずなのに、自分では見えていないというか、心にフタがされているような感じがするのです。そうして怒りが心の中に積み重なり、何かのきっかけで溢れ出したときにキレてしまうのです。つまりキレたときには、すでに精神的には限界を迎えているのです。母親から怒られることに対し、娘はどう思っているのだろう出典 : 自分の気持ちを振り返った後、私は娘の正直な気持ちも確かめることにしました。私「怒られたら怖い?」娘「うん、そりゃ怒られるのは怖い。特にママ怒るとむちゃむちゃ怖いから。」私「他の人に怒られるのも怖い?」娘「怖いに決まってるやん。ママはその場では怒らないのに、後でいきなり一気に怒りをぶつけてくるからびっくりする。例えば私が掃除手伝えなかった時でも『いいよいいよ』って言ったのに、後で急に怒りだすから『え!?』ってなる。その場で怒っているなら言ってほしいし、本当の気持ちを話してほしい。今日なら、夕飯を残したときに『悲しかった』って話し合ったときに言ったやろ。それをその時に言ってほしい。そうしたらわかるし、びっくりしないし」そうした娘の言葉に、私のどういう行動に違和感を抱いていたのか、そしてどうして欲しいのかという気持ちが分かり、話し合って良かったと思いました。また、娘の言葉のおかげで自分のキレ方の癖に気づくことができたのです。イライラすることは誰にでもある。だからこそ、大切にしたいのは…出典 : 娘のおかげで自分のキレ方に気づいた私は、「とにかく我慢しないように心がけよう」と決めました。ちょっとムッとしたとき、「あれ、私怒ってる?それとも疲れてる?」と自分に問いかけるようにしたのです。そして、無理している自分に気づいたらできるだけ休むようにしました。合わせて、娘に正直に「いま機嫌が悪い」と申告するように。そうすると、娘もいろいろと推測して胸を傷めることが減ったようです。こうして私がキレることも、少しずつですが減っていきました。もしキレてしまっても、後で必ず娘に謝るようにしました。すると娘も、「ママも人間だもんね。しょうがないね」と許してくれるようになっていったのです。しんどい子育てをしていると、自分の感情を後回しにし、疲れを溜め込むことが多いと思います。ときには自分の気持ちに目を向け、自分に優しくしてあげる時間を持てたらいいですね。
2017年01月27日あなたの住んでいる地域は安全でしょうか? 最近では都会だけでなく地方でもさまざまな事件が起こっています。子どもたちの安全を守るために親ができることはあるのか。地域の治安について、パパとママに調査をしてみました。Q.地域の治安、不安を感じる?1.感じる 25.7%2.少し感じる 45.7%3.あまり感じない 25.0%4.感じない 2.7%5.わからない・どちらとも言えない 0.9%治安に不安を感じるという人と、少し不安を感じるという人を合計すると71.4%に。ほどんどの人が、今の世の中何があってもおかしくないと思っていることが分かる結果になりました。■うちの近所で実際にこんなことが!自分の地域だけは大丈夫と思っていたのに、実は自分の子どもが危ない目にあいそうになったという人もいました。慣れた土地だから、毎日歩いている場所だからというだけでは安心できない時代なのかもしれません。「先日、高校生の娘が駅で変な人に声をかけられ、後をつけられました。たまたま安全週間でおまわりさんがいたので助けを求めたそうです。何があるかわからないから怖いです」(神奈川県 50代女性)「不審者情報が頻繁に入ります。よくパトカーなどに乗った警察官が巡回してくれていますが、心配なので子どもだけで出かけないように注意しています」(兵庫県 40代女性)「田舎だからと安心していたら、つい最近、娘が変質者に遭遇し追いかけられて号泣するということがありました。長く住み慣れている場所でも安心しちゃダメなんだなと実感させられました」(千葉県 30代女性)■何もなくても心配するくらいがちょうどいい不審者などの情報はなくても、少し不安に感じて警戒しているくらいがちょうどいいのかもしれません。何かあってからでは遅いというのが親心です。「登校時はお友だちと待ち合わせていくのでやや安心ですが、下校時はほぼ一人なのでお迎えに行きます。高校生の娘も暗い時間の登下校なので、自宅から駅までは送迎です」(鹿児島県 40代女性)「とくに何もなくても、少し不安を感じているくらいがちょうどいいと思います。いつどこで何が起きてもおかしくない世の中ですから」(神奈川県 40代女性)「子どもにはなるべく一人で帰らない、暗くなるまえに家に帰るように言っています」(鳥取県 40代女性)■そばにいられない働くママができること仕事を持つママの場合、下校時にお迎えに行ったりすることはむずかしいのが現実です。自分がそばにいられないからこそ、地域とのつながりを積極的に持つことが大切なのかもしれません。「働いているので子どもを見守るには限界があります。子供会に入ったり、町内会の活動に参加したり、万が一のときに力になってもらえるように、地域に貢献できるよう親が努力しているところです。子どもに携帯を持たせる方法もありますが、まずは近所のつながりからだと考えています」(広島県 30代女性)Q.地域の治安、不安を感じる?アンケート回答数:3394件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年01月18日「家庭」は社会の最小単位だとよくいわれます。子どもは、親やきょうだいとの関係を通じて、他者とのコミュニケーションを学んでいくもの。だから家庭でのマナーは必要です。隠しごとなく何でも相談しあい、いつも安心して一緒にすごせる親子関係が理想。でもそんな関係を築くのは簡単ではありません。子どもへの接し方について、マナーという観点からあらためて考えてみましょう。■子どもの部屋に入るときにチェック!家庭の中でも、尊重されるべきプライバシーがあります。それは、子どもであっても同じ。「子どもを守り、助け、育てていくためにはプライバシーなんて言っていられない」と思うこともあるかもしれません。子どもを守ることは親の務めですが、それでも子どものプライバシーを尊重することも大切です。家庭によって時期は異なると思いますが、成長にあわせて「子ども部屋」を用意する家庭は多いでしょう。子どもが自分の部屋ですごしているときに、突然ドアを開けて入室するのはやはりマナー違反。プライバシーを尊重し、ノックや「入るよ~」という声かけを忘れないようにしましょう。中高生になると、「勝手に部屋に入られたくない!」という意識が強まってくるものです。しかし、自分の部屋を与えられたときからノックや声かけが習慣化されていると、「勝手に入ることはない」と親に対して安心と信頼感を持つことができます。そうすると、部屋に鍵をかけたがるなど、必要以上にプライバシーを気にすることがなくなるかもしれません。■子どもの物を借りる・移動させるときにチェック!物を借りたり触れたりするときに承諾を得るのは、大人同士ならあたり前のこと。しかし、自分の子どもの持ち物となると、ついそのあたり前が忘れがちです。子どもの持ち物を借りるとき、また移動させるときは、ひと声かけて承諾を得るように心がけましょう。これは、子どもに「自分の持ち物は、自分できちんと管理する」という意識を持たせることにもつながります。「おかたづけ」ができるようになるのは生後10ヶ月くらいから。「片づける」ということの意味がわかるようになるのは1歳前後といわれています。パパ・ママは早い段階から子どもの持ち物の扱い方を意識しておくと良さそうです。■何かをしてもらったときにチェック!家族だからこそ、基本的なあいさつは大切。朝の「おはよう」から「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」「ごめんなさい」、そして夜の「おやすみ」まで。しっかりお互いの顔を見てあいさつする習慣を身につけておくと、子どもが学校など外の社会に出たときに、きっと役立ちます。とくに「ありがとう」は、きちんと言えない大人も多いため要注意。たとえば、「ちょっとティッシュとって!」と言ってティッシュの箱をこちらへ渡してもらったとき。受け取る際に、自然に「ありがとう」の一言が出ていますか?家庭の中では、物を取ってもらう・借りるなど、誰かに何かをしてもらう場面がたくさんあります。そんなときについ、お礼の言葉を忘れてしまうパパ・ママも多いのでは?どんなささいなことであっても、「してもらって当然」ということはありません。まずはパパ・ママが、子どもへのお礼の言葉を忘れないようにしましょう。0~1歳ごろは、身近な大人の発する言葉を懸命にとらえようとする時期だといわれています。赤ちゃんのうちから、パパ・ママが「ありがとう」の言葉を積極的に使うよう心がけていれば、子どもにも自然に身についていくでしょう。■名前を呼ばれたときにチェック!「名前を呼ばれたら、元気な声でお返事しようね!」子どものころ、誰もが教わったはずですが、これも大人になるとつい忘れがちです。たとえば、「ママ~」と呼びかけられたとき、スマホを見ながら「何~?」なんて返事をしていないでしょうか? パパ・ママ間で、きちんと相手を見て返事をしていますか?家庭で返事の習慣を身につけていない子どもは、幼稚園や小学校で突然「お返事」を求められたときに、困惑してしまうかもしれません。まだ会話でコミュニケーションを取れない小さな子どもでも、パパ・ママの様子はしっかり見ているもの。まずは自分自身が「返事」の習慣を見直してみませんか? マナーとは、相手に不快な気持ちを起こさないようにする立ち居振る舞いで、相手への感謝や敬意も示すものだと思います。親子間のマナーを大切にするということは、子どもをひとりの人間として尊重し、敬意を払うということにもつながります。家庭で身につけたマナーは、きっと学校・職場などの社会へ出てから役立つはずです。
2017年01月17日年頃の子どもを持つ親なら誰でも気になる子どもの恋愛です。でも、恋愛だけは親がしないでほしいと言ってもむずかしいもの。今どきの親は子どもの男女交際についてどう考えているのか調査してみました。Q.男女交際はどれくらいから?1.小学生 4.2%2.中学生 36.9%3.高校生 50.3%4.その他 4.6%5.わからない 3.9%もっとも多いのが高校生からというもので50.3%。ついで多いのは中学生からで36.9%。やはり男女交際は中高生からと考えている親が多いようです。■中高生らしいお付き合いならOK!年齢でいつからなら男女交際をしていいということではなく、その年齢にあった付き合い方をしてほしいというのが親の希望のようです。「中3の娘の友だちは付き合っている子もいるみたいです。娘には高校生からでもいいかなと思っています。学生で付き合うなら、清い付き合いをしてほしいです」(埼玉県 40代女性)「どこからを交際というのかわかりませんが、小学生なら小学生らしく、中学生なら中学生らしく、高校生なら高校生らしく節度のあるお付き合いであればかまわないと思います」(神奈川県 40代女性)「私は子どもたちに付き合うのはいいけど、隠れて付き合うなとは言っています。あとは、息子と彼女にも『まだ高校1年生なんだから子どもだけはできないようにしなさい』とはっきり言っています」(静岡県 40代女性)■恋愛は親ではなく本人が決めること勉強とはちがって恋愛に関しては、親がするなと言ってもしてしまうこともありますし、親がしてほしいと思ってもできないことも。本人次第というのが恋愛のむずかしいところです。「こればかりは本人次第かな。交際するしないは別として、異性を好きになる感情は大切にしてほしいと思っています」(鳥取県 40代女性)「自分で考えて行動したらよくない? 親はきれいごとしか言わないけど、自分たちはどうだった?」(滋賀県 30代女性)「人を好きになる気持ちを親が止めることはできません。だからいつからなんて言えません。大学1年の娘は彼氏ができたことがありませんが、中2の息子は1年生から彼女がいます。人それぞれです」(千葉県 50代女性)■親が伝えられるのは自分を大切にすること恋愛に親が口出しすることはできません。でも、好きな人ができたという話を聞いたら、親として「自分を大切にしてほしい」ということだけはしっかり伝えていきたいですね。「母としてはゆっくりでいいと思いますが、長女は中学のころから彼氏がいますよ。『健全な交際をしてね』と伝えてあります。とにかく『自分を大切にする』『あなたを大切にしてくれる人と付き合ってほしい』と話しています」(鹿児島県 40代女性)Q.男女交際はどれくらいから?アンケート回答数:3550件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年01月16日ゲーム機だけでなく、今ではスマホやタブレットなどでもできるゲーム。一度はじめるとハマってしまってやめられないなど、その悪い影響が気になる親もたくさんいるようです。ゲームはやはり子どもに良くないのでしょうか? パパとママに調査をしてみました。ゲーム機だけでなく、今ではスマホやタブレットなどでもできるゲーム。一度はじめるとハマってしまってやめられないなど、その悪い影響が気になる親もたくさんいるようです。ゲームはやはり子どもに良くないのでしょうか? パパとママに調査をしてみました。 Q.ゲームが子どもに与える「悪い」影響は?1.ある 80.6%2.ない 3.0%3.わからない・その他 16.4%80%以上の人がゲームが子どもに悪い影響を与えると考えているようです。とは言え、今の世の中子どもとゲームは切っても切れない関係になりつつあります。親が抱える悩みとはどんなものなのでしょうか。■やめられなくなるほどの中毒性が危険ゲームのいちばんの問題点は時間を決めても守れなくなるほどの中毒性。ゲームを取り上げればキレられ、さらに視力が悪くなるなどの問題もあるようです。貴重な成長期の時間をゲームばかりに費やすのはムダと考える親も。「挙げたらキリがない。一番は限度がなくなること」(広島県 40代女性)「会話がなくなる。キレやすくなる。隠れてやろうとする。視力が落ちた」(神奈川県 50代女性)「時間を決めても理由をつけては時間をのばし、取り上げると怒り出す。友だちとの遊びと言ってもゲーム。外でお友だちと体を動かして鍛えてほしいのに」(宮崎県 30代女性)■ゲームではなく与える親が悪い親が子どもの行動の管理ができないことやしつけができないことを、全てゲームのせいにするのもよくないという意見もありました。悪いのはゲーム自体ではないのかもしれません。「悪い影響を語るくせに子どもに与えている親が問題。ゲームに熱中して入れば、親はスマホしたり好きなことできますものね」(神奈川県 40代女性)「依存はゲームじゃなくてもなる。刺激が強い作品もそこら中にある。そこを調整や我慢させるのは親のしつけ次第。ゲームのせいではない」(北海道 30代女性)「ゲームは悪くない、悪い影響も与えていない。ゲームを子どもに与えて毅然とした態度をとっていない親が悪い、そんな親が悪い影響を与えている」(神奈川県 40代女性)「親の管理がきちんとできていなければ、全て悪影響だと思う」(神奈川県 40代女性)■子どもの夢はゲームクリエイター子どもの夢であるゲームクリエイターを応援しているという人も。ゲームを介して社会性を学べるという一面もあるようです。もちろんゲームだけでは足りないこともあるのかもしれませんが、付き合い方によっては良い面もあるのかもしれませんね。「昔からずっと言われ続けているけど、ゲームばかり悪者扱いするのもどうなんだろう。我が家では本人の夢・ゲームクリエイターを本気で応援しているので、あえてやらせている。ゲームを通じてさまざまな年代の人たちと交流することで、いつの間にか礼儀やら社会性やら常識を学んでいます」(東京都 40代女性)Q.ゲームが子どもに与える「悪い」影響は?アンケート回答数:3822件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年01月13日