兄弟姉妹、子どもたちのケンカは日常茶飯事。モラルやルールをきちんと教えたほうがいいのか、仲裁すべきなのか。きつく叱っていいものか、どう肩を持ってあげるのがベストなのか…。親としてはなかなか悩みどころです。本日は4コマです。今に始まったことじゃないんだけど、ケンカすると「こまめちゃんがたたいた~」だの「のまめちゃんが本を貸してくれない~」だのよく報告されるのよ。最初はそれに対して「やめなさい」だの「順番は守ろうね」だの声かけしてたんだけど、なんかもう1日1回や2回じゃなくてどんどこ増えてきたから相手にするのが大変になってきちゃって。だからなんなのよーって(笑)とりあえず話は聞く。ただ聞いて欲しいって場合もあるかな?と思って。だからどうして欲しいかを言ってきたときだけアクションをとることにしたよ。(もちろん現行犯で見つけた時はちゃんと注意するけども)
2018年07月21日もうすぐ夏休みですね。当たり前ですが、ずっと子どもが家にいます……。何にもやることがないと親も子もイライラしてくるので、我が家では去年から夏休みの計画をしっかり立てることにしています。1日1イベントを目標に、カレンダーを埋めていきます。イベントといっても、大きいものから小さいものまでいろいろです。日常のちょっとしたことも、イベント化すると有意義な時間になるから不思議です。■ 1. まずは大きなイベントを決めるまずは大きなイベントの予定を立ててしまいます。今年の我が家の大きな夏のイベントはこの3つです。デイキャンプ家族旅行帰省7月下旬・8月初旬・8月下旬と前期・中期・後期に大イベントを振り分けると、長い休みもモチベーションが保てますよ。ヨシヒロ / PIXTA(ピクスタ)子どもが年中さんになった今年からやっと参加できるようになったデイキャンプ。キャンプは「地頭を良くする」「コミュニケーション能力が高まる」「生き抜く力がつく」など子どもの成長に良い影響を与えるということはよく知られています。さっそく、幼稚園でもらってきたYMCAのデイキャンプ 4日間に申し込みました。1泊2日の旅行の予約は6月の前半など早めに済ませて、早割を利用します。マハロ / PIXTA(ピクスタ)まだ子どもが小さいので、小回りの利く車で行ける範囲に設定し、体力的、経済的な負担も考えて自宅から2時間~3時間くらいの海水浴ができる場所を探すようにしています。私の実家の九州への帰省は毎年、母と子だけはお盆シーズンを避けて帰省するようにしています。仕事の関係上、パパだけシーズン真っ只中に新幹線で帰ることになりますが、乗車率200%の新幹線に親子3人で乗ってどっと疲れるよりもいいかな、と思います。■ 2. 習い事の「体験」を上手に利用しようFast&Slow / PIXTA(ピクスタ)夏休みは、新しい習い事を見つける絶好の機会です。週に1回程度、予定に入れたいところです。英会話や音楽教室、幼児教室の体験コースは無料もしくは低価格で参加できることが多いです。我が家も、数カ所のピアノ教室と造形教室の体験に申し込む予定です。学習系だと、ドリルなども家での暇つぶしになります。勉強というよりは、ゲーム感覚で楽しんでいます。我が家は、ネット上で無料配布されているプリントドリルを活用しています。■ 3. お財布に優しいお出かけスポットをチェック工場見学動物園図書館のお話の会アートイベント、音楽イベント幼稚園のプール開放といった、なるべくお金をかけずに出かけられるスポットへのお出かけも、週1回くらい予定に入れています。関西で人気の工場見学といえば大阪府池田市にある「カップヌードルミュージアム」。入場は無料で、インスタントラーメンの歴史を学べます。また世界でひとつだけのカップヌードルを作れるファクトリーもあります(1食300円)。Mumemories / PIXTA(ピクスタ)同じ池田市にある「五月山動物園」も入場料無料です。小さな園だしアルパカやひつじなどのえさやりもできて(えさ代は有料)、幼稚園児にはぴったりなんです。お弁当も持参すると、交通費だけで済みます。日本一高いビル、あべのハルカスにある「子ども美術館スカイミュージアム」でもアート系のサマーアクティビティを無料で体験できます。週替わりで興味深いアートワークを体験できますから、小学生の自由研究・工作対策もバッチリです。他にも図書館のお話の会、公立幼稚園のプール解放などにも積極的に参加する予定です。これらの情報はタウン誌や市報などに掲載されていますので、チェックしてみてください。■ 4. 日常をイベント化して楽しもう!流しそうめん家庭菜園スイーツ作りお皿の絵付け工作など家の中でできることでも、工夫次第で子どもにとっては楽しいイベントにります。昨夏から我が家で取り入れて良かったのが「流しそうめん」。ホームセンターでプラスティックの雨どいを買ってきて、それにそうめんを流します。ただこれだけのことなのに、子どもに大ウケでした。「今日のお昼は流しそうめんにしよう!」というだけで、一大イベントになります。片付けも子どもと一緒にします。雨どいをお風呂で洗うのですが、長いので簡単ではありません。もはや水遊びと化しますが、ちゃんときれいに洗わせます。AK / PIXTA(ピクスタ)他にオススメなのが、家庭菜園。ベランダの花壇にプチトマトを植えたので、毎日観察して熟したら収穫し、最後はピザのトッピングにして食べよう!と今から張り切っています。無印良品で見つけた「おえかきペン・陶磁器用」でおやつ用のお皿の絵付けをしたり、遠方に住むおじいちゃんおばあちゃんに「おりがみ手紙」を送ったり、簡単なスイーツやパンを作ったりするのも1日1イベントとしてカウントして行くと、だいたい毎日の予定が埋まっていきます。■ 5. 克服すべき目標を掲げようTATSU / PIXTA(ピクスタ)最後に考えたのが、夏休みの間に何かを克服しよう!という目標。今年の誕生日に、子どもに自転車をプレゼントしました。もちろん補助輪付きなのですが、夏休みのうちに補助輪を外して乗れるようにしよう!という目標を子どもと立てました。暑い中、親も付き添って頑張らないといけないのでなかなかハードルが高いですが、子どもの体力づくりにもなるし、やり遂げることで大きな自信につながるのではないか、と期待しています。ラジオ体操に毎日通う、逆上がりができるようになる、玄関を毎日掃除する、などでも十分ですよね。いかがでしたか?夏は子どもがどんどん成長する時期でもあります。楽しみながら有意義な夏休みにしましょう!
2018年07月18日子ども用の夏のサンダルを買うことにしました。この後もデニムのシンプルなものを勧めるも撃沈、イチコに赤のキラキラを提案されるも却下…。なかなか決まりません。ということで、私好みのシンプルサンダルに、イチコ好みのキラキラビーズを縫い付けました!お互い好みのものになったので、2人ともハッピー♪イチコはビーズを縫い付けたサンダルをとても気に入っていて、幼稚園以外ではほぼ毎回履いています。ビーズを付けたという一手間加えたことにより、私もサンダルに一層愛着が!ビーズキラキラサンダルで、今年の夏を楽しく過ごそうね、イチコ!
2018年07月16日最近では、小中学生も持っているスマホ。さすがに中学生にその料金を払えとは言えないかもしれませんが、高校生になればアルバイトなどをすれば払えるようになります。子どもの携帯やスマホの料金は、いつまで親が払ってあげるべきなのでしょうか。パパママ世代に調査してみました。Q.携帯電話の料金、いつまで親が払う?1.中学まで 14.0%2.高校まで 41.3%3.大学まで 16.9%4.特に決めていない 21.9%5.その他 5.9%携帯電話の料金を親が払うのは高校までという人が41.3%ともっとも多い結果となりました。次に多いのは特に決めていないという人。学生のうちは払ってあげても良いという考えの親もいるようです。■高校生でもバイトをするかしないかで違いが基本的には高校生のうちは払うという親が多いのですが、それもバイトをするかしないかで条件が変わってくるようです。バイトするならスマホ代も払ってほしいというのが親の言い分のよう。「高校生からもたせました。バイトを始めたら自分で払って! と言ってあります」(神奈川県 50代女性)「高校生までと答えたけれど、アルバイトをして収入があれば、本人に支払いをしてもらう約束です」(山口県 40代女性)「高校生になって、バイトを始めてからは自分で支払いをしてもらっています。自分で払うようになってからは、毎月の支払い金額を考えて、アプリや音楽、スタンプなどを購入しています」(神奈川県 40代女性)「高校3年間だけの約束です。高校卒業したら進学しても、全額自己負担」(三重県 30代男性)「高校卒業後は、お小遣いやバイト代から工面して出してもらうつもりです。いつまでも親のすねをかじって生活するのではなく、少しずつでもいいから自立して生活してほしいと考えています」(東京都 40代女性)「高校生までは払ってあげる予定でしたが、新しい機種が欲しいとのことなので、自分で今後払うならという条件にしました。高校生になり、バイトを始めて自分で払うようになりました」(神奈川県 30代女性)■学生のうちはスマホ代は親が払う学生のうちは本業は勉強なのだから、親が支払うという考えの人もいました。親名義の方が子どもの好き勝手にできないからという理由をあげる人も。就職したらさすがに自立してほしいという意見がほとんどです。「大学卒業するまでは払うんだろうな。そして、次男が欲しいって言うんだろうな。また料金が跳ね上がるんだろうな。パパの弁当代は400円を切るんだろうな。悲しいよー」(佐賀県 40代女性)「就職が決まったらかなと考えています」(岩手県 40代女性)「学校を卒業して就職したら、自分にかかるお金は自分の稼ぎでやりくりするのが当然と思っています」(神奈川県 50代女性)「子どもが自分で稼ぐようになってから」(神奈川県 40代女性)「3人とも大学卒業まで払ってあげます。高校から持たせたので7年間ですね。大学へ行ったら自分でとも思いましたが、好き勝手に使っていいとなるとそれも良くないかと。親名義でガッチリフィルタリングもかけて管理しています。社会人になったら好きにさせます」(神奈川県 40代女性)■そもそも自分で払えるまではスマホは買わない!自分で支払えるようになるまではスマホは買わないという親も。どのような条件でも、親子でしっかり話し合って決めることが大切です。スマホを子どもに持たせるときは、料金の支払いについても話し合っておくといいですね。「払いません。自分で払えるようになってから、自分で契約して、自分の責任で買えばいい。待ち合わせとかは、着いたら連絡するとかじゃなくて、時間に間に合うように計画して行動できる人になってほしいです。携帯がなくてもどうにかなっているので、このままいきます」(神奈川 40代女性)Q.携帯電話の料金、いつまで親が払う?アンケート回答数:5666件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年07月16日日々、何となく公園に行って子どもの外遊びに付き合っているというママやパパは多いのではないでしょうか。子どもとどのようにかかわっていけばいいかわかれば、もっと外遊びの時間は楽しくなるかもしれません。外遊びが子どもの発達にもたらす効果について聞いた前回に引き続き、今回は外遊びにおいて「親がすべきこと、してはいけないこと」について、東京成徳大学の石崎一記教授にお話を伺います。【発達の専門家に聞いた外遊びの効果】 第1回 子どもの発達に外遊びは影響がない!? トータルで考える大切さ 第2回 ママのために遊んでるのではない。外遊びで親がしてはいけないこと 外遊び、子どもの年齢別でどう変わる? -->■親の役割の8割は外遊びの環境を整えること――前回、外遊びで子どもたちの発達に与える影響についてお話を伺いましたが、親のかかわり方について教えてください。外遊びにおいて親の一番重要な役割は、子どもたちが安全に外遊びの良さを味わえるような環境を整えてあげることなんです。それで、もう親のすべきことの8割ほどは終わったと言ってもいいくらいです。外遊びをする環境というのも、特別なものではなくて、普段からよく行く近所の公園や庭があれば、そこでもまったく問題はありません。何よりもまず安全に遊べること、そしてできれば前回お話したような4つのポイント(感覚が豊かになる、試行錯誤ができる、達成感や満足感を得られる、命のつながりを学べる)が抑えられているとなおいいと思います。■外遊びで親にしてほしいこと――では、具体的に親はどのようなことをすべきなのでしょうか?“すべき”というよりも、“できたらいい”くらいに考えてもらいたいのですが、まずは子どもに共感すること。子どもが「お花だ、キレイだね!」と言ったら、「そうだね」と言って一緒に見てあげたら、それだけでも子どもは安心できます。さらに、共感するだけでなく、一緒にするというのもいいと思います。たとえばスケッチブックを持参して、子どもだけに書かせるのではなく、ママやパパも一緒に隣で描いてみるのもいいですよね。一緒にした経験というのは、親子にとってスペシャルな思い出になるし、親にとっても新しい発見があるはずです。そして、外遊びのときは子どもの実感を大切にしてあげてください。親が目標を決めてしまったり、見たらどうする、聞いたらどうすると先を見過ぎたりしない方がいいでしょう。見るために見る、聞くために聞くのだと考えて、結果を求めすぎないことが大切です。――子どもの実感をシンプルに受け止めてあげることが大切なんですね。ほかにも親ができることはあるのでしょうか?思い切り試行錯誤させてあげてほしいですね。何かうまくいかないことがあっても、すぐに失敗だと決めつけずに、子どもたちが失敗から学ぶことは何だろうという考え方をしてもらいたいです。たとえば、子どもがよそ見していて溝に落ちて泥だらけになってしまった場合、「もう! 泥だらけじゃない! どうするの!?」と怒らずに、そこから子どもたちが何を学んだのか、体験から何を得たのか考えてみてください。そのために親ができることは、失敗したときの手立てを考えること。汚れては困るような服や靴を履かせない、着替えを持って行くなど、きちんと準備をしておくと、余裕を持って子どもとかかわり、思い切り試行錯誤させてあげられると思います。■なぜ子どもたちの気持ちを代弁することが大切?――では、子どもたちに対して、親はどのような言葉かけをすればいいでしょうか?子どもの気持ちを代弁してあげるような言葉かけをしてもらいたいですね。親は、つい「できたかできていないか」で褒めたり叱ったりしてしまい、大人の基準で良いか悪いかを判断してしまいがちです。子どもが喜んでいるときに「うれしいね」、子どもができないときは「悔しいね」と言ってあげられるといいでしょう。子どもたちは自分の気持ちを自覚しにくいため、感情を言葉で表現するのが苦手です。気持ちを代弁してもらうことで、親が自分の気持ちを理解してくれていることに気づき、そして自分の気持ちにも自覚できるようになります。■外遊びのときに親がしてはいけないこととは――一方で、外遊びで親がしてはいけないことは何ですか?知識を教えようとしたり、手取り足取りやり方を教えてあげたりすると、子どもたちが試行錯誤するチャンスを奪ってしまうことになりかねません。子どもができなくても、自分で工夫してやり方を作り出すように、見守ってもらいたいですね。また、親が「成功はいいこと、失敗は悪いこと」という考え方を持っていると、子どもたちが敏感に感じ取ってしまい、失敗を恐れてチャレンジしなくなってしまいます。成功や失敗という軸で、子どもたちとかかわらないでほしいです。また、子どもたちへの声かけとしては、親の気持ちを押し付けるようなことは言わないようにしましょう。たとえば、「ママを困らせないで」などと言いがちだと思いますが、子どもはそもそも、ママのために遊んでいるわけではありませんよね。子どもの気持ちに寄り添うことを一番大切にしてもらいたいです。――親たちに対して、外遊びを一緒に楽しむためにアドバイスを教えてください大切なことは、親も自然のなかで癒やされることです。公園に行って外遊びすることをストレスに感じないで、楽しんでもらいたいです。親がイライラすると、子どもはその気持ちを敏感に感じ取ってしまい、安心して発達もできませんよね。子どものためと思って外遊びをしても、逆に子どものためにならなくなってしまいます。親子で時間を共有するということを一番に考えて、何よりも自然を楽しんでもらいたいですね。次回は、年齢別に子どもたちの発達にいい外遊びについて、引き続き石崎教授にお話をお伺いします。0歳から5歳以上の子まで、オススメの遊び方についてご紹介します。石崎一記さんプロフィール東京成徳大学応用心理学部教授。2000年4月より現職。発達心理学について、特に児童期の動機づけや感性の発達が専門。ガイダンスカウンセラー、学校心理士、1級キャリアコンサルティング技能士、日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員・トレーナー。千葉県社会福祉審議会委員や厚生労働省キャリアコンサルティング研究会委員なども務めている。※「石崎」の「崎」は正しくは「たつさき」)
2018年07月10日「僕は男の子」「私は女の子」男女の違いを子どもが意識し始めるのにはいくつくらいからなのでしょう。違いが分かりやすいのは身体の変化ですが、その違いは性に結びつくもの。正しく、きちんと教えてあげたいところですが、どう説明したら良いのか悩んでしまうこともありますよね。今回は、子どもから性にまつわる質問があったときの受け止め方や親としての心構えについて、幼稚園「りんごの木 子どもクラブ」代表の柴田愛子先生にうかがいました。お話をうかがったのは…「りんごの木 子どもクラブ」代表 柴田愛子先生「子どもの心により添う保育」をモットーにした「 りんごの木 子どもクラブ 」代表。絵本作家。 保育者。育児書の執筆、雑誌への寄稿だけでなく全国で保育者向けセミナーや母親向け講演会をおこない支持を得る。NHK『すくすく子育て』出演。園で行っている「子ども達のミーティング」はテレビ・映画で取り上げられ「子どもの力を最大限に引き出している」と話題に。■「赤ちゃんはどこから生まれるの?」にどう答える?――以前、息子と一緒にお風呂に入っていたとき、私の体をまじまじと見ながら「赤ちゃん、どこから生まれるの?」と聞かれたんです。私は年齢的に教えていいか迷いつつ「う~ん、このへんかな~」と下腹部をさして教えましたが「おしっこが出るところ?」と返され「そのへんだね~」と曖昧なまま会話終了…。今でも「あの伝え方って良かったのかな~」と思うことがあるんです。柴田愛子先生(以下、柴田先生):最近は弟や妹が生まれる際に立ち会い出産を経験している子も多くなりましたよね。実際にお母さんのお産に立ち会った子は感動を持って見守った経験から出産自体を恥ずかしいこと、いやらしいこととは思っていないんですね。だからストレートに説明していいと思います。でも、お産に立ち会ったことのない場合は未知の世界ですし、お母さんのほうが気恥ずかしくなってしまうことも多いかもしれません。そういう場合は絵本や紙芝居の力を借りてみるのはどうでしょう。お産がテーマの本は意外とたくさんあります。子どもに見せる前にできたらお母さんが見て、すんなりと入ってくるもの、わが子のレベルに合ったものを選んで見せてあげましょう。■男女の体の違いが気になり始めるのは「5歳くらいから」――絵本や紙芝居なら教える側にとっても抵抗が少ないし、間違いのない知識を子どもに伝えられるので実践してみたいです! 赤ちゃんがどうやって生まれるかが分かってくると男女の体の違いが気になってくると思うのですが「どう違うのか」「どうして違うのか」といった疑問にはどう応じるのが良いでしょう?柴田先生:実は、3歳くらいまでの子はほとんど男女差を感じていないんですね。でも、4歳を過ぎたころから遊び方に性差が現れます。5歳くらいには体の違いに興味を持ち始めて、お互いの性器を見せ合ったり触ったりすることで確かめあったりし始めます。ただ、多少の罪悪感があるので大人の目の届かないところでやります。いわゆるエッチな本に興味を持ち、公園などに落ちているとコソコソ見ていたりするんです。――5歳くらいから興味を持ち始める…。息子もそのくらいからだったような気がします。「〇〇のお兄ちゃんがエロ本持ってるって!」とわざわざ報告されたこともあったような(笑)。罪悪感はこのくらいの年齢からすでに感じているのも驚きました。子どもが男女の体の違いについて興味を持ち始めていると感じたら、性について伝える準備を始めたほうが良いのでしょうか?柴田先生:そうですね。スカートめくりする5歳児に「どんな感じ?」と聞いたことがあります。すると「ゾクゾクする」と返ってきました。健康な育ちではあるのですが、いやがる女の子を追いかけて…という事態も起こるかもしれません。だから、きちんと説明する必要がありますね。この時も視覚的なことがあったほうが分かりやすいので、絵本などを使うと良いですね。大きくなった時に赤ちゃんを産むための大事なところだから傷をつけてはいけないし、簡単に見せてはいけないよと脅かしにならない程度にハッキリ伝えることが大事です。■「子どもは何を知りたがっているか」をまず考える――子どもからの性に関する質問はその成長とともに変化していきますよね。親はどのように向き合っていけば良いのでしょうか。柴田先生:しつこく聞いてきたかと思ったら、しばらく忘れたようになる。子どもの性に関する疑問はときどきやってくるという感じですね。なのであまり深く考えなくて大丈夫です。子どもから問いかけがある度に一緒に話しながら、何を知りたがっているのかを探ってあげてください。ゆったり構えておくだけで、お母さんやお父さんもだんだん慣れてきますし、自然に事実を話せるようになると思うのです。お子さんが大きくなり思春期になった時には性欲を否定せず、赤ちゃんは簡単につくってはいけないこと、避妊するための具体的な方法などがあることを自然に話せるようになってゆけると良いですね。性にまつわる質問は人間の根源的なテーマだけに「正しく教えたい。でもどう伝えれば良いのか分からない。今、伝えて良いかどうかも分からない」と戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。今回、柴田先生にお話を聞いてみて安心したのは「考えるのは子ども発信の問いかけがあったタイミングで良い」「あまり深く考えなくても大丈夫」ということです。「子どもが知りたがっていることは何だろう?」と想像してゆったり構える。そうすることで「こんなふうに違うんだよ」「こういう理由でとても大事なんだよ」と子どもに伝わる言葉で自然に伝えられるようになると良いなと思いました。
2018年06月25日親は子どもに、どうしても期待してしまいます。親心で、しかたのない部分もあるでしょう。「わが子には、しあわせな人生を歩いていってほしい」、これは誰もが願うことですからね。ただ、問題なのは親の考えるしあわせと、子どもの思うしあわせが違う場合もある、ということなの。親子といえども別々の人格。能力や好み、考え方が違っていて当たり前なんですね。親はどうしても自分の信じる、しあわせの形に子どもを合わせたがります。親が勝手にレールを引いて、この道を行けば絶対にしあわせになれる、と子どもに押しつけてしまうのね。もちろん、子どもを導くのも親の役目。「この子のためになる」と思ったことを積極的にやらせてみるのはいいことです。いろいろなチャンスを与えてあげられるのは、素晴らしいことだと思うのよ。でも、その子が望まないことをムリにやらせるのは親のエゴでしかありません。子どもが興味をもっていることを見つけ、それを伸ばしてあげることが大切なのではないかしら。とくに、子どもが自分から「やりたい!」といったものは、なるべくやらせてあげてほしいわね。というのも、そこで親が口をはさんでやめさせてしまうと、子どもの意志や責任感を育てるチャンスをつぶしてしまうのね。物事を自分で決めたからには、最後までやり遂げなければならないし、自分の言葉に責任をもたなければいけません。親が認めたことだけをやる場合「自分がいい出したことじゃない」「やらされてる」という気分が抜けないため、どうしても甘い考えになりやすいのね。「途中でやめるのも仕方がない」とか「自分が選んだわけじゃないんだから」など、いくらでもイイワケができてしまうんです。 すると、最後までやり通す力や責任感も育ちにくくなる…。もちろん、危険が伴うようなことまで何でもかんでもやらせればいいというものではないけれど、子どもが自分から何かを始めたがったら、なるべく親は口をはさまないことが大事。意志と責任について学ぶ、絶好の機会ととらえましょう。また、意志の力と責任感をもつことの大切さがわかっていれば、自分で自分のしあわせを見つけられますからね。子どもたちは、いつまでも子どものままではありません。成長したら自分自身の足で生きていかなければならないんです。いつまでも親がレールを引き続けていくことはできないのよ。子ども自身が見つけたしあわせに沿って人生を歩いていけるのが一番なんじゃないかしら。しあわせの形は人それぞれ。自分で自分のしあわせを見つけていける力が、子どもにとって必要でしょう。 この先、仕事とどのように接していくべき? 現状の悩み/飛躍のとき
2018年06月22日土や砂、水などに触れながら、全身を使って遊ぶのは子どもにとってはとても楽しいもの。でも、最近では感染症などの心配から、泥遊びに抵抗がある親も少なからずいるようです。そこで、泥遊びに抵抗があるかどうかをパパママ世代に調査してみました。Q.お子さまの泥遊び、抵抗ありますか?1.まったく抵抗はない 32.4%2.あまり抵抗はない 28.2%3.少し抵抗がある 29.5%4.とても抵抗がある 9.3%5.わからない 0.4%6.その他 0.2%子どもの泥遊びはまったく抵抗ないが32.4%ともっとも多い結果になりました。子どもは汚れて遊ぶのが仕事。自分もしていたし気にならないという声が多いなか、少し抵抗がある人も3割ほどいるようです。■子どもが泥だらけになってもまったく気にならない!子どもは全身汚れて遊ぶものだから、泥遊びも当然! まったく気にならないという意見がもっとも多くありました。子どもには思いっきり遊んでほしい、遊んでいるときの笑顔を見ると親としてはうれしいという声も。「家の庭によく水たまりができて、遊ばせていました。長靴を履かせても、中にまで泥が入るくらい思いっきり遊ばせていました。私も、田んぼなどで遊んでいたのでまったく気にしません」(埼玉県 40代女性)「思いっきり遊ぶのが子どもの仕事、親は子どもに思いっきり遊んでもらうために洗濯するのが仕事」(神奈川県 30代女性)「子どもたち、泥遊びが大好きでした! 幼稚園でよくしていました。お着替えがパンパンになって帰ってきていたのがいい思い出です。パンツまでドロドロでした」(滋賀県 30代女性)「いろいろ経験してみることが大事」(静岡県 30代女性)「泥の水たまりに『見て見て〜、お風呂〜』とつかった息子を見て、全てが吹っ切れました。泥遊びは大切なプロセスだと思っています」(神奈川県 40代女性)「たくさん遊んでほしいので、泥だらけになっても気にしません」(茨城県 40代女性)■ある出来事がきっかけで抵抗を感じるようになってしまった人も…抵抗があると回答した人のほとんどが、何やらきっかけがあったようです。犬や猫のフンから酔っ払いの立ち小便まで、自分の目で見てしまうとその後トラウマになってしまう傾向が高いよう。「犬や猫の排泄物がないか心配」(鳥取県 40代男性)「泥遊びに抵抗があるというよりは、泥まみれの服を洗濯することに抵抗があります。誰かが洗ってくれるなら全然かまわない!」(北海道 30代女性)「自分が小学生の頃に、泥遊びをして破傷風になった子どもの映画を見てから、泥遊びが怖くてできません」(滋賀県 40代男性)「近所の公園で酔っ払いの方が砂場で立ち小便をしているのを見てしまい、そこから私も少し抵抗があります」(神奈川県 30代女性)「明らかに子どもが遊ぶ砂場なのに、心無い人が犬に排泄させているのを目撃してしまいました。もう、遊べないですよね。そんなこともあり、その砂場はなくなりました」(神奈川県 40代女性)「砂場に犬のフンが落ちているのを見たことがあって、砂場遊びに抵抗が!」(栃木県 40代男性)■子どもだけでなく孫にも泥遊びはさせたい子どもだけでなく、孫にも、その子どもにも、ずっとずっと泥遊びをさせてあげたいと思っている人もいました。やはりそう言う人たちは、小さなころの純粋に遊んだ思い出が特別だと実感しているようです。大人になったら、全身汚して遊ぶことなんてなくなってしまいますし、人生のうちの数年くらい汚れるほど遊んでもいいのかもしれませんね。「2人の娘がいます。22歳と17歳になりましたが、2人ともとても砂遊びや泥遊びが好きでした。中でも泥だんご作りがとても好きでしたね。下の子は保育園の先生に、泥だんごマスターの称号をもらいましたよ。清潔面など気にしたりする方も多いですが、子どものころに外で遊ぶことや泥遊びの思い出があることは素敵だと思います。孫ができても泥遊びさせてあげたいです」(千葉県 40代女性)「子どものころの遊びっていつまでも記憶に残っていて、服も泥だらけにして怒られたけど、今も忘れないです。だからどんどん泥遊びしておいでーって思う。そうして、いつか親になったときは、子どもに泥遊びをさせてやってほしい」(佐賀県 40代女性)Q.お子さまの泥遊び、抵抗ありますか?アンケート回答数:7849件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年06月22日子どもが年齢に応じた成長するためには、親がいつまでも面倒を見てあげるのはNG。良かれと思ってやっていることも、子どもの自立を妨げているかもしれません。そこで、パパママ世代に子離れできているかを聞いて見ました。Q.年齢に応じた子離れ、できてる?1.できていると思う 34.1%2.できていないと思う 27.5%3.わからない・どちらとも言えない 35.0%4.子離れの必要を感じない 3.4%できていると回答した人、できていないと回答した人、わからない・どちらとも言えないと回答した人がほぼ同数という結果になりました。心配する気持ちがついつい過保護になってしまっていると自分で気づいている親も多くいました。■子どもが離れていったときに親も離れるつもり親から離れるよりも、子どもから離れていくほうが先だから、そのサインを感じたら子離れを考えるという人も。そうは考えていても、いざとなったらなかなかできないかもしれませんよ。「子離れより親離れのほうが早い。それが子離れのサインだったり…」(神奈川県 40代女性)「そのうち子どものほうから離れていくだろうし、それまではベタベタしておきます」(神奈川県 30代女性)「息子と娘ではまた違うし、その子の状態でも違うのでなんとも言えません。子どものほうから親離れしていくときに、合わせて子離れしていくかも」(神奈川県 40代女性)「子どもが3人いれば3人とも違うし、甘え方も違うから、子どもが離れていけば自然と子離れになるかな。シングルマザーだから普通より子どもと絆は強いかもしれませんが…」(愛知県 40代女性)■子離れできない自分を自覚している親もどんな状態が子離れできているということなのかわからないという声も多くありました。ついつい口出しをしてしまったり、先回りしてお膳立てしてしまう自分に自己嫌悪を感じている人も。「どの年齢でどれくらいという基準がわかっていない気がします。目の届かない歳になればなるほど、心配で目に見えるときに色々言いたくなってしまう」(千葉県 40代女性)「小さなころは子どもを最優先に生きる母親ですが、ある時期になると、子離れをしていかないといけないのは、わかっていても寂しく苦しい時期ですね。子ども依存にならないように、少しずつ新しい人生に向けての種まきをしています」(東京都 40代女性)「なぜか一番上の子どもだけ子離れできません。3人のうち一人だけ男だし、手がかからなくなっても気になって仕方ありません。なんとかならんのか、私!」(東京都 40代女性)「現在高校3年生。つい先回りしてお膳立てしてしまう自分に反省しています」(東京都 60代女性)「できているようでできていないかな。心配してついつい口出ししてる」(三重県 30代女性)「ちょっとした買い物など、昔は必ずくっついてきたのに、今は留守番しています。一緒の買い物を初めて断られたときはビックリしました。なんか少しだけ寂しく感じましたが、今はそんな状況に慣れました。でも、正直ちょっと寂しいかな。完全な子離れって難しいですね」(福島県 40代女性)■親離れ子離れの狭間で揺れ動く子ども小学校卒業から中学入学時期は、親離れや子離れを感じるきっかけになるとき。とは言え、完全に親離れするのには時間もかかりますから、まずは子どもの様子を見て、甘やかすときと見守るときを見極められるといいですね。「子どもが離れだしたら、それに合わせようと思っています。もうすぐ小学校卒業を迎える息子。本人も甘えたいような、親を突き放したいような微妙な心境のようです。甘えたいときには甘えさせるし、生意気なことを言ってきたときには受け流しています。こうやって親の元から飛び立っていくんだなぁと感慨深いです」(神奈川県 40代女性)Q.年齢に応じた子離れ、できてる?アンケート回答数:5993件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年06月21日子どもがある程度の年齢になってくると、「そろそろ文字を書く勉強をさせたい」と考える親は多いもの。しかし突然、紙と鉛筆を持たせて「やりなさい!」と言っても子どもの反応は…。子どもが自分から積極的に文字を学ぶようにするために、ママたちが気を付けているポイントについて調べてみました。子どもに「楽しそう」と思わせることが大切ネット上のママたちの声を見てみると、「文字の勉強は、小学校に入学すれば必ずするものだから、急いでする必要はない」という声もありますが、勉強させたいママたちも散見されます。そんなママたちが工夫していることは、たとえば塗り絵を使う方法。まずは、文字の勉強よりも色鉛筆(鉛筆)に慣れさせるようです。塗り絵は鉛筆の持ち方や線を描く練習にピッタリ。子どもの好きなキャラクターの塗り絵なら、子どもは喜んで描いてくれますよね。子どもが鉛筆と紙になれたら、徐々にひらがなドリルに移行したママもいるようです。他には、トランプやカルタを使う方法も。文字や数字が書かれたカードで遊ぶことで、子どもが興味を持てるように誘導してあげるのもいいのだとか。または、ママが子どもへ手書きのメッセージを書いてあげる方法も。簡単なメモでもいいので、実際に書いて渡して、読んで教えてあげる。こういったことを繰り返すことで、子どもが文字に興味を持つキッカケにつなげるそうです。重要なのは、子どもが“自分から興味を持ち、楽しそう”と思え、知的好奇心を高めてあげることなのだとか。子どもが学ぶ前にママが楽しむこと!前述などの方法をおこなうにしても、大切なことがあります。それは“まずはママ本人が楽しむこと”。塗り絵にしてもトランプにしても、ママやパパが楽しそうにやっていれば、子どもは自然と興味を持ち、“自分もやってみたい”と思うもの。たとえば、子どもとお絵かきをしているときに、子どもがママの描いた絵をマネしたり、絵に描き加えたりしますよね。文字もそれと同じこと。ママが楽しく文字を書いていれば、子どもも書きたがってくれる可能性があります。ここで注意しなければならないのは、「やりなさい!」と無理にやらせること。子どもが楽しいと思えないことを無理やりさせてしまうと、文字を嫌いになってしまうこともあるといいます。子どもが楽しく文字を学ぶためには、ママのちょっとした工夫が必要。「もうそろそろ勉強を…」と考えているなら、まずはママが楽しむことから始めてみましょう。(文・山手チカコ/考務店)
2018年06月13日子どもたちに人気の習い事のひとつ「バレエ」。いざお教室を選んで通わせようと思っても、何も準備がないと、親も子どもも心配になってしまうもの。子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、習い始める前の準備について聞きました!そもそも、子どもがバレエを習うメリットとは?バレエのレッスンは、厳しくてハードな印象があり、子どもがついていけるのか…と心配になるママパパも多いもの。子どものころにバレエを習うと、どんなメリットがあるのでしょうか?「バレエは美しい音楽に合わせて踊る芸術です。子どものころからレッスンを積み重ね、長い時間をかけてバレエを踊るために必要な筋肉をつけていきます。バレエは体の中心軸を引き上げて踊るので、正しくレッスンをすれば体幹が強くなって、まっすぐで美しい姿勢を身につけることができます。近ごろは、お子さんの姿勢が悪いとお悩みの親御さんが多いので、正しい姿勢に整えやすいのは大きなメリットです。また、筋肉をよく伸ばして踊るので、柔軟性を高め、怪我をしにくい体を作ることもできます」(四家先生、以下同)また「バレエを習っている子はお行儀がいい」と言われることも多いほど、礼儀作法をしっかりと教えてもらえるのも嬉しいところ。「ご挨拶から言葉遣い、立ち居振る舞いまで、普段のレッスンから礼儀作法を教えていきます。同じクラスにいる生徒たちとの協調性はもちろん、一緒に踊るためのコミュニケーション力を鍛えられることも。また、発表会になると年上の生徒たちとの交流もあり、さまざまな年代の人と触れ合うなかで身につくマナーも多いでしょう」さらに、美しい音楽を聴いて踊ることで音楽性やリズム感も鍛えられるそうです。お教室に通うとき、どんなものを準備すればいいの?では、子どもがお教室に通うときには、どんなものを準備すればよいのでしょうか?バレエショップに足を運ぶと、かわいいレオタードがたくさんあって目移りしそうですが…。「レッスンの際に必要なウェアは、女の子の場合はレオタードとピンクタイツ、男の子の場合はタンクトップやTシャツにタイツやスパッツのことが多いです。ただし、通い始める前に買ってしまわないこと!というのも、お教室ごとにウェアにルールを設けていることが多く、せっかく買っても無駄になる場合があるからです。子どものウェアはユニフォームのようなもの。先生が、生徒の体の使い方を見極めるため、あえておそろいで、体のラインがしっかり見えるウェアを指定することがあります。また、タイツも微妙に色合いが異なるものがあるので『ピンクであればよいだろう』と買うと、NGが出てしまうことも。幼稚園児はタイツではなく、ソックスを履かせるお教室もあります。購入前に、通うお教室の先生に必ず確認しましょう」また、シューズ選びも慎重におこないたいところ!「『子どもはすぐに成長するから』と、つい大きめのシューズを選ぶ親御さんは多いのですが、バレエを正しく踊るためには足裏を鍛え、床をしっかりとつかむ必要があります。そのため、大きすぎたり小さすぎたりすると、適切に鍛えることができないうえ、怪我につながることも。シューズはとても大切なので、先生に選んでいただくか、またはバレエショップのシューフィッターさんに選んでいただくなど、プロに任せたほうがよいでしょう」ちなみに、バレエと言えば思い浮かべる人の多いトウ・シューズですが、11~12歳ごろから履き始めるのがほとんど。骨が成長し、踊るために必要な筋肉を身につけてから、先生から許可をいただいて履くものです。子どもが憧れるあまり、先生の許可なく買ってしまう親もいるそうですが、怪我につながるので絶対にやめましょう。子どものバレエ・クラスでは、どんなレッスンを学ぶの?初めてクラスに参加するときは、緊張するもの。いったい、どんな内容のレッスンをおこなっているのでしょうか?「幼稚園児のクラスでは、ほとんどバレエらしい動きはありません。でも、その積み重ねが、ゆくゆくバレエを踊るための姿勢を身につけ、正しいポジションでさまざまなステップをこなすためには必要なのです。私のクラスでは、まずさまざまなストレッチやエクササイズをおこないます。たとえば、お尻歩きをすることで体幹を鍛えたり、足指じゃんけんをすることで足裏を鍛えたりします。また、ケンケンパーをしたり、スキップをしたり、背伸びしたりして脚力を鍛えていきます」通常、バレエのレッスンはまず、バーと呼ばれる棒につかまって「バー・レッスン」をおこない、その後、スタジオの中央で両手を離して踊る「センター・レッスン」へと進みます。しかし、体ができあがっていないうちは、まずバーを通して体の軸を整えていくそうです。「小学校低学年のうちは、両手でバーにつかまって、簡単な動きをおこないます。それに慣れてきたら、小学校中学年ごろから、片手でバーにつかまって踊るようになります。片手になると、片足で体を支える動きも増えてくるので、そこでブレずに踊るためには、まず両手バーできちんと姿勢や筋肉を身につけておくことが必要です。バレエの舞台は華やかですが、レッスンは決して派手なものではありません。幼いころから、小さな動きをコツコツ積み重ねることで、両手を離して舞台で踊れる体を養っていくのです」初めてバレエを習うお子さん向けの解説書もたくさんあり、さらにDVDやインターネットの動画でも、バレエ用語やレッスン内容を解説したものは多いです。レッスンに参加する前に観ておくと、子どもも安心して初レッスンに臨めるはず!適した教材がわからないときは、お教室の先生に尋ねてみてくださいね。(取材・文:富永明子)
2018年06月01日最近「毒親」本は相次いでベストセラーになり注目を集める「毒親」ですが、毒親はアダルトチルドレンの原因になったり、毒親の子が毒親になったりと長期に渡って影響を与える深刻なものです。毒親になっていないかのチェック方法から、毒親の与える深刻な影響、毒親の子が毒親にならないための方法専門家の意見を伺ったママテナの記事からまとめました。●「毒親」とは?「毒親」という言葉を知ってますか?毒親とは、子どもを自分の思い通りにしようとし、暴力や虐待、過度の干渉などによって支配下に置こうとする親のことです。子どもにとって「毒」になる親ををこう呼ぶそうです。どんなママが毒親になってしまうのか?子供が成長してアダルトチルドレンになってしまう原因も毒親にあるといいます。しかし、毒親は実は子供の時の親の影響を受けた場合が多く、被害者が加害者になるという状況もあります…。▼続きはこちら▼●あなたは毒親になってませんか?良かれと思ってしている子どもへの激励や応援は実は自分自身の思いを押し付け、子どもを追い詰めて負担になっています。あなたの毒親度チェック、6つの質問に答える事で簡単に確認できます。▼続きはこちら▼●毒親が与える深刻な影響とは?毒親に育てられた子供が親になると、自分自身が否定されて育ったため、しあわせでないと感じ同じことをしてしまう、と専門家は指摘します。毒親チェックであてはまる項目が多かった場合、自分の子供を毒親にしないためにも、この毒親連鎖を断ち切る必要があります。その方法とは?▼続きはこちら▼●しつけのポイントは?毒親にならないようにしながらも、子供のしつけはしなくてはいけないママ。具体的なしつけの方法や、両親を見て学んだことなど、しつけにかんする記事です。▼続きはこちら▼
2018年05月27日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに苦労させてばかりで、母親失格です」という、かおぽんさん(43歳・派遣社員)に、心屋塾上級認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。■かおぽんさんのお悩み10年前に離婚をし、二人の子どもを育ててきました。長女は温和で優しくてしっかり者です。高校卒業後、1年間働いたお金をためて現在は短大へ進学し、実習でも褒められているようです。 私は彼女に今まで何ひとつ「親らしいこと」をしてあげられませんでした。お金にも苦労し、かわいそうな思いばかりさせてきました。成人式も彼女が自分ですべて支度し、私を食事へ招きました。私は親として恥ずかしく、一緒に写真を撮ることも、食事も断ってしまいました。娘は「一生の思い出だから来て!」と泣いていました。 この先、車の免許も取らせてあげたいし、就職祝いもしてあげたいし、結婚祝いも……。苦労をさせた分、幸せになってもらいたい気持ちはあるのに、今も金銭的には自分と長男が生きていく分でやっとです。やがては長男にも同じ思いをさせてしまうであろう恐怖に、最近は「いなくなりたい」と思う日も。自分の価値をちっぽけに感じ、何をしても楽しくなくなりました。どのように気持ちを切り替えて頑張ればよいかがわかりません。子どもを愛しているのに。母親失格です。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小野美世さんよりかおぽんさん、初めまして。心屋塾認定講師の小野美世です。ご相談ありがとうございます。離婚されて10年、二人のお子様を育ててこられたのですね。読ませていただいて、娘さんは、かおぽんさんのことをとても好きなのだなと思いました。温和でやさしく、しっかり者に成長され、自分で希望して選んだ道を、自分にできる資金の計画をして楽しく進んでいる。そして、これまでずっとお世話になったお母さんへの感謝を伝える場を自分で計画され、かおぽんさんを招待された…。かおぽんさんが「お母さん」としてお子さんたちの心にいつもいたから、娘さんはこのようにすてきに成長されたんだなあと感じました。「今まで何ひとつ親らしいことをしてあげられなかった」と書いてくださっています。かおぽんさんが家計を担われていたとすれば、仕事でお子さんたちの側にいてあげられる時間は短かったのかもしれません。「普通の家庭なら、もっとこういうふうにしてあげられるはずなのに、私にはそれができない」というつらさも常に感じておられたのかもしれません。 「親らしいこと」って、なんでしょうか。広い家に住まわせることでしょうか。毎日立派な食事を作ることでしょうか。子どもが欲しがるものを、不自由なく買い与えることでしょうか。周りの子と同じような習い事をさせることでしょうか。確かにそういうことも必要なのかもしれません。かおぽんさんは「自分は、娘さんの愛情を受け取るに値しない」と思っておられるのかもしれません。でも、食事会への招待をお母さんに断られた娘さんは、「お母さんは、私のことが好きじゃないんだな」「お母さんは、私と一緒に楽しい時間を過ごしたくないんだな」と、思ってしまうかもしれませんね。私も母親にプレゼントを快く受け取ってもらえなかったときに、そう感じた経験があります。「何もできなかった」と思っている自分のまま、娘さんからの感謝を受け取ってみてはいかがでしょうか。「何もできなかった」と思っているのは、かおぽんさんだけ。子どもにとっては、親は「そこにいてくれるだけでいい」ものです。お母さんが家にいてくれるだけでいいのです。その存在だけでいいのです。「いいえ、私は仕事で子どもたちのそばにいられなかった」とおっしゃるかもしれません。でも、かおぽんさんが仕事で家にいない間も、子どもたちの心のなかにはいつもお母さんの存在があっただろうと思います。それで十分なのです。それが十分、親らしいことなのです。そして、「私はこんなにできなかった」とご自身を責めたり、愛してるのに素直にその気持ちを表せなかったり。そういったことも「親らしいこと」ですよね。かおぽんさんは、十分、母親らしい素敵なお母さんです。かおぽんさんにプレゼントしたい言葉は次の通りです。「私十分、いい母親だったらしい」「私がいるだけで、子どもたちは幸せ」「今度は自分が受け取ってもいい」「なーんにもしていないけど、受け取ってもいい」娘さんにとっては、車の免許や就職祝いなどの「この先の経済的な支援」よりも、「今ここにお母さんが自分と一緒にいてくれること」のほうがうれしいはず。ご自分を少し、許してみてください。そうすれば、息子さんのときにもまた同じようになるのではないか…という恐怖も和らぐはずです。これからは、お子さんたちに助けてもらってくださいね。応援しています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年05月17日北川悦吏子脚本の朝ドラ『半分、青い。』が、視聴率的に20%前後をマーク。SNSでも盛り上がりをみせています。左耳の失聴というハンデを抱えながらも、明るく生きていくヒロイン楡野鈴愛(永野芽郁)。今週はついに漫画家になるという夢を追いかけ、上京することになりました。祖父のコネで農協への就職が決まっていたのに、それを蹴って、憧れの漫画家・秋風羽織(豊川悦司)のもとで修業することを選んだ鈴愛。それに一番猛反対したのは、母・晴(松雪泰子)でした。■子どもが夢をもつことを喜ぶ? 寂しい?頑固に東京行きを主張する鈴愛を、なにがなんでも止めようとした晴ですが、娘の強い意思を確認したあと、自分を納得させ、その後は娘を応援しようと決意します。「鈴愛の夢は、お母ちゃんの夢や。娘が夢を持つことはうれしい」と涙ながらに言う晴。でも、「子どもの巣立ち=親離れ」でもあるので、寂しい気持ちを抑えることができません。晴は泣きながら言います。「お母ちゃんは寂しくてたまらん。あんたはもう18かもしれんけど、お母ちゃんの中には、3つのあんたも5つのあんたも13歳のあんたも全部いる。もう大人やと言われても…」たしかに親にとって子どもはいつまでも子どもであり、そばに置いておきたいのが母心。このエピソードに呼応するように、鈴愛はある夜「怖い夢を見た」と、少女時代のように、母親の布団に潜り込んでいきます。そして母に「ごめんね」とようやく素直に言えた鈴愛。晴は「泣いてない」と言いながらも涙・涙。母親の寂しさを誰よりもわかっている鈴愛は、母の背中が小さくなっていることを感じたようでした。■優秀な子どもをもつ親にも葛藤がある昔からいわば神童だった、佐藤健演じる律。鈴愛が困ったときは、いつも助け船を出してくれたり、さりげないフォローもしてくれた、大切な友だちです。そんな律が、よりにもよって、大切なセンター試験を、うっかりミスによって受けられなくなるという珍事が発生。原因は、律の家に来た鈴愛が、律と同じクリアファイルを間違えて持ち帰ってしまったため(じつはカメの仕業だったことがあとで判明)。そこに律の受験票が入っていたようで…。視聴者的には「そんなものがなくても再発行してくれるのでは?」とツッコミたくなるが、そこは抜け目のない北川脚本。律の父・弥一(谷原章介)をとおして「律がそのことに気づかないはずがない」と指摘させる。「プライドがチョモランマより高い」と言われる律が、そのことを承知で受験に行かなかったのではないかと、弥一は推測。彼は親として、息子が“できる子ならではのプレッシャー”を抱えていたことを理解していたよう。「律は心の奥底でどこかホッとしたのではないかと。僕は心底ホッとした」と穏やかな口調で言います。律に京大を受けさせたかった母・和子(原田知世)も今回の一件は納得済みの様子。晴が悲しいとき、つねに笑顔を見せ、妻をいたわってきた晴の夫・宇太郎(滝藤賢一)もすばらしいが、弥一もじつにいい夫でした。■舞台は東京へ! カリスマあふれるトヨエツに期待いよいよ舞台は、岐阜から東京へ。豊川悦司演じる秋風羽織先生に、鈴愛は振り回されそうな予感! トヨエツは、北川悦吏子脚本の『愛していると言ってくれ』のシリアス路線とは打って変わり、カリスマ性あふれる変人漫画家役をおちゃめに演じている。鈴愛を上京させたきっかけは、イベントのときに鈴愛が差し入れた五平餅が気に入ったから、という流れになっていたが、はたして本当にそうなのか!? 鈴愛は、漫画家になるという夢に邁進(まいしん)していけるのか? そしてその夢を応援する律や家族は、今後彼女の発するSOSにどう応えていくのか? 律と鈴愛の関係性がどう変化していくのかも気になるところです。NHK連続テレビドラマ小説『半分、青い。』(月~土)午前8時~8時15分
2018年05月12日新しいことに挑戦したくなる春。「今年度は子どもに何かスポーツをさせたい」と考えているパパママも多いのではないでしょうか?わが家では、昨春に地域のミニバスケットボールチームに小学3年生の次女が入会しました。小学生の地域スポーツは親の手が必要な場合が多く、わが家の日常も子どものチーム加入をきっかけに一変。「親が大変なのはPTAだけではないんだ」と思い知らされた1年を振り返ってみました。■コーチはボランティア、だから親もボランティアが求められる通っている学校を活動拠点としているミニバスケットボールチームに次女が入ったきっかけは、仲良しのお友だちがすでにチームに入っていたことでした。今ひとつ勉強もパッとせず、何事にも自信を持てない次女が珍しく自分から「やりたい」と言ってきたので、親としては応援してあげたいという気持ちになり、「親が大変」というウワサを聞いていたもののチームに入れてみたのです。一般的に「地域スポーツ」と呼ばれるチームは、野球やサッカー、バスケットボールなどの種目が多く、小学校や公園など地域の公共性の高い場所で活動し、コーチなどの指導者が営利目的ではなくボランティアで活動しているのが特徴でしょう。娘のチームも5人いるコーチは全員がボランティア。交代で平日週2回と土日の練習や試合で指導をしてくれます。地域スポーツの一番のメリットは、民間の事業者でスポーツを習うより、一般的には費用が安く抑えられること(娘のチームも週4日練習や試合をして、会費は月に4000円程度)でしょう。また、地域で活動するので通いやすく、同じ地域の子どもと仲良くなれることもメリットです。その反面、もちろんデメリットもあります。コーチはプロではないので、その力量はチームによって偏りがあるのも事実です。そして何よりも一番のデメリットは「コーチにボランティアで指導してもらうから、保護者もボランティアで運営を手伝うことが求められる」ことでしょう。■練習当番から試合の付き添いまで多種多様な「親の仕事」コーチの中には、仕事を終えて平日の夕方に指導してくださる方や、自分にも子どもがいるのに土日も練習や試合に1日費やしてくださる方もいます。「中学生になった自分の子どもの試合には、全然応援に行けない」などの話をコーチから聞くと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。とはいえ、感謝の気持ちはもちろんあるものの、当番がくると親の負担にもがく然として「続けられるのか」と弱気になります。次女が所属するチームの場合、親の仕事は定期的に回ってくる「当番」と、1年を通して担当する「係」の2種類があり、その両方に対応が必要で、容赦なく仕事は振り分けられてきます。筆者の場合、フリーランスで時間に融通がきくということから、平日の練習時に行う体育館の「かぎ開け当番」が回ってきます。それ以外に土日の1日練習の時にはコーチへのお茶やお昼を用意する「お弁当当番」、そのほか試合の時に付き添う「試合当番」などさまざまな当番があります。一つ一つは大した仕事ではなくても、いろいろ回ってくるとボディブローのように負担感が効いてきて重くのしかかってきます。「係」は、ユニフォームを管理する係、スケジュールを管理する係、練習試合の係、公式戦の係など「1人1係」が義務となっていて、係としての仕事を覚えて責任を持たなければいけません。次女のチームは幸い練習場所が確保されているから必要ありませんが、サッカーや野球のチームでは、練習や試合の場所を確保する係があるチームも。 ■早朝から1日がかり! 一番つらい「試合の付き添い」正直に言うと、最初の頃は土日に早起きをして、お弁当を持たせて子どもを送りだすだけでも大変だと思っていました。しかし、子どもが試合に出るようになると、さらに試合の付き添い当番が回ってきて、自分も同じ時間に家を出なければならなくなります。集合時間が早い日は、土日でも朝6時より前に起きてお弁当を作り、子どもに準備をさせながら、自分も出かける支度をします。「土日くらいゆっくり寝たい」という思いでいっぱいでした。試合の付き添い当番は、月に1~2回ほど回ってきますが、朝から夕方まで1日がかりで試合会場にいることになります。子どもの引率、荷物運び、スポーツドリンクの補充、子どもの脱ぎすてたユニフォームをたたむ…。高校生の部活だったらマネジャーがやるような仕事も、小学生のチームは親がやるのです。原稿の締切に追われていて本当は仕事をしたい日も、試合会場で1日拘束され、「こうしている間に仕事をしたい」とイライラすることもありました。また、時間が取られること以外に心理的な負担を感じたのは、「気がきく人が先回りして働いている」という状態。気のきかない筆者にとっては「何をすればいいの?」と周囲をいつも気にしなければいけません。さらに、子どもが試合に出る、出ないにかかわらず、試合の付き添い当番は回ってきます。親は1日中働いたけれど、わが子の試合出場時間はわずか…などの状況にも耐えなければならないこともあります。■「やっぱり無理」辞める子ども、あきらめる親もいる親のボランティア仕事が負担なのは事実で、途中で辞めていく親子も見てきました。特に子どものモチベーションが低くなっている時は、親の負担感も倍増するようで、「子どももそんなに楽しんでいないのに、なんでこんなにやらなければいけないんだろう…という気持ちになる」と話すチームメイトのママもいました。また、いくら子どもが「バスケを続けたい」と言ってもどうしてもママが「YES」と言わず、やめていく子どももいました。チーム参加者を観察していると、やはり親もスポーツ好きだったり、スポーツ経験者だったりすることが多く、なんとなく「体育会」的な雰囲気を感じます。例えば、母親8人が大部屋で寝た夏合宿。高校、大学でスポーツをしていた筆者はなんとも感じませんでしたが、そういった環境への適応に負担を感じる親もいるのではないでしょうか。ママが苦手な場合は、パパが奮闘する家庭もありますが、そうでなければ親の事情でやめる親子も存在するのです。■親も「青春を再び謳歌」が一番大きなメリット!?しかし、口では「大変だ、大変だ」と言いながらも、意外に楽しそうな親もいることにある日、気がつきました。子どもの試合の応援に必ずくるバスケパパは、「初めて子どもが夢中になっているから全力で応援したい」と話してくれました。子どもの頑張る姿は、親のモチベーションにもつながるようです。あるサッカーママは「子どもたちのPK戦の時は、親たちみんなで肩を組んで祈って、自分たちも本当に青春しているようで楽しかったよ」と学生時代のような体験が再びできた喜びを語っていました。バスケのママからは「なんであまり仲良くない人たちと合宿などで寝食をともにしなければいけないのか…と考えた時期もあったけど、逆にいうと大勢と密にかかわる体験なんてなかなかできないから、楽しむことにした」というポジティブな発言が出ました。また多くのママの口から出たのは「親がこんなに一緒にやっている気持ちになれるのは小学生までだから。中学からは部活で手が離れるから」という言葉。話を聞いているうちに、親同士も仲良くなれる、子どもの頑張る姿や成長を目にできるなど、子どものスポーツに伴走するからこそ味わえる体験もあることに気がつきました。筆者自身は、「負担が増えた」と感じながらも、とにかくバスケットボールが好きで楽しみにしている次女の姿を見ると、現在は「もう少しだけ自分も頑張ろうかな」という心境に変化しました。*この記事は筆者の体験を元にしています。親の仕事や負担度合は、チームの方針などでさまざまです。
2018年05月08日「小学生になった途端に子どもから質問されることが増えた。しかも、どう答えていいかわからない質問が増えた…」なんてママも多いはず。子どもは学校という“新しい社会”に触れて、なぜ? という疑問が増えていくものですね。毎日子どもから繰り出される問いに対し、親としてどう答えるべきか? 対応すべきか? 小学生になったばかりの子どもをもつママたちに聞いてみました。その中から、代表的な疑問3つに書籍『小学生になったらどうするんだっけ?』(毎日新聞出版)の著者であり、生活哲学家である辰巳 渚さんがお答えします!辰巳 渚さん プロフィール1965年生まれ。文筆家、生活哲学家。大学在学中から生活心理分析のマーケティングに関わり、卒業後は『月刊アクロス』(パルコ出版)記者、(株)筑摩書房にて書籍編集者を経て、フリーランスのマーケティングプランナー、ライターとして独立。1万人以上の生活者の声を聞きまとめた著書 『「捨てる!」技術』 (宝島社新書)は、130万部のベストセラーに。2008年には“家のことは生きること”をスローガンに「家事塾」を主宰。家事セラピストの養成や子ども家事塾など生活と地域を結びつけ、人材育成や次世代育成に力を入れている。 ●家事塾 ■Q.1:うちの子、担任の先生のことが好きじゃないみたい…。A.1:先生という仕事や役割について、子どもに伝えてあげましょう。小学生になると、親以外の大人=先生と過ごす時間が密になりますよね。姉妹で育った女の子は、パパ以外の男性教師に抵抗を感じたり、男の子もまたしかり。また、はっきりと「あの先生、キライ!」なんていう子もいるでしょう。そんな時は、「先生もあなたと同じひとりの人間であること」「世の中にはいろんな性格の人がいること」を、まずは伝えてあげましょう。誰からも好かれる人もいれば、怖がられてしまう人もいます。でも、嫌いな人や物・ことと対峙した時に、避けて通る子どもになるか? 考えを切り替えて自分の環境を改善できる子どもになるか? こんな時にこそ導いてあげるチャンスです。まずは、親子で先生(目上の人)を尊敬する気持ちをもち、良いところを探してみましょう。次に、誰でも大人になれば仕事という役割をもって生きていることを伝えます。「先生は、勉強や学校生活を教える人で、その役割を果たそうとしている」と理解できれば、子どもは良い意味で相手の違う一面に気づき、認められるようになるでしょう。■Q.2:小学生になったら、きょうだいゲンカばかり…。どうすれば? A.2:子どもの気持ちの変化をくみ、長い目で見守りましょう。小学生になったことで、子どもながらに「私は大人の仲間入りをした」という自覚も芽生えます。上の子は下の子に対し優位に立とうとしますし、下の子は上の子に対し対等になった気持ちになるはず。となると、ケンカが増えるのは当然かもしれません。昔から、「きょうだいは他人の始まり」といわれるように、同じ親から生まれても顔や体格、性格まで違うから不思議ですよね。でも、「子どもに残せる最高の財産は、きょうだい」という話もあります。この先の長い人生をともに生きていくのは親ではなく、きょうだいであることを伝えてみましょう。今はケンカばかりしていても、お互い大人になった時に信じて助け合えるのは、きょうだいであること。いつの日か「きょうだいがいて良かった」と思える日が来ることを話してあげましょう。 ■Q.3:子どもが友だちのおうちに初めてお泊まり。大丈夫か心配です… A.3:「友だちのおうちに泊まる」6つのルールについて話し合いましょう。小学校でできた友だちとみんなで、A子ちゃんのおうちにお泊まり。親としてはうれしい出来事ですが、不安でもあります。子どもを通して、しつけや育て方を相手の親に見られるようで、ママのほうがドキドキしますよね。ぜひ、お泊まり前に以下の「友だちのおうちに泊まるときのルール」をしっかり話し合っておきましょう。●ルール1「その家のルールに合わせる」:食事中はテレビを見ないなど、家庭ごとにルールがあるのでそれに従うこと。●ルール2「おうちの人を手伝う」:食事のあとに食器を下げたり、布団と敷くのを手伝ったり。●ルール3「トイレやお風呂はきれいに使う」:よそのおうちでは特に気を使うことを教えましょう。●ルール4「帰る前にチェック」:使ったものは片付けたか、忘れ物がないか確認。●ルール5「お礼を忘れずに」:おうちを出るときはお礼とともに、楽しかったなど感想も伝えましょう。■子どもの理解力を深めるきっかけを逃さない小学生になると人格形成に関わるような出来事も増えていきます。学校やその先の社会に出ていく子どもの未来を見据えて、集団のなかどう生きていくか? は大切なテーマです。相手の気持ちを理解し、行動を起こせる子どもに育ってくれたらうれしいですよね。そのためにも、前述の3つの疑問・不安が芽生えた時は、子どもの理解力を深める好機ととらえて、しっかり親子で話し合ってみましょう。子どもの理解力、ぐんぐん育てましょう!参考図書: 「小学生になったらどうするんだっけ」 (毎日新聞出版)著者:辰巳 渚 漫画:朝倉世界一小学校入学は、自立のスタート。あいさつができる、親友ができる、学校を楽しめる小学生になるための方法を辰巳さんが教えてくれる。『毎日小学生新聞』の人気連載をまとめた本書は、漫画で楽しく学べる新しい“自立の教科書”。親子で一緒に読んでみよう。※取材協力をいただきました辰巳渚さんが2018年6月26日、不慮の事故により亡くなられました。ウーマンエキサイト編集部一同、心よりお悔みを申し上げます。取材・文/山田裕子
2018年04月26日最近ではほとんどの学校で実施している性教育ですが、親子間での教育はまだまだされていない家庭も。今の親世代が子どものときには、家庭内でなんとなくタブーとされていた性教育。今、親となって子どもにどう伝えたらいいのか悩む人もいるようです。Q.子どもの性教育、いつから始めますか?1.未就学児 4.1%2.小学校低学年 6.7%3.小学校高学年 43.2%4.中学生 23.6%5.高校生 4.1%6.その他 7.2%7.家庭ではしない 11.2%小学校高学年が43.2%ともっとも多い意見となりました。女の子は初潮のタイミングがきっかけになることが多いようです。一方、家庭ではしないという人も11.2%いるという結果になりました。■聞かれたら親としてはっきり伝えたい子どもに聞かれたら包み隠さず話すべきと考える人が多いようです。学校での性教育がきっかけで、家で聞かれることもあるようですが、恥ずかしいことと思わずに誠実に答えていきたいと考えているようです。「現在小1ですが、先日学校で性教育の授業がありました。男女の体の違いなどの話で、まだ性教育と言えるほどではないかもしれませんが、子どもに質問されたら話せる範囲で答えていくつもりです」(北海道 30代女性)「聞かれたらその都度、当たり前に話しています。母が産婦人科に務めていたので、私も小さなころから隠すことなく伝えてもらいました。男の子は女の子を大切にするため、女の子は自分の身を守るために教えています。家庭で教えなければ、学校では足りませんし、誤った知識が先に入ると困るのはかわいそう。親の責任だと思っています」(東京都 40代女性)「我が家では『結婚しなくても赤ちゃんは生まれる?』などの子どもからの質問には、隠さず本当のことを教えています。普段から性に対して恥ずかしいことではないと思われていれば、親にも相談してくれてます」(愛媛県 30代女性)「体の変化がある時期には、はっきり伝えなければいけないと思う。親のつとめとして。聞かれたらそのままのことは、今も伝えるようにしています。自然なことであって、いけないことではないけど、自分の体は自分で守れるようにしてあげたいです」(北海道 30代女性)■自分が性教育を受けていないだけに悩む現在のパパママ世代は学校ではもちろんですが、家で親とそういった話をしたことがある人は少数派。だからこそ、自分の子どもにはどう伝えたらいいか悩んでいる人もいました。「どこまで教えるべきなのか悩みます。私の世代の性教育は避妊、避妊、避妊と、とにかく避妊についてが多かったですが、不妊についてはなにも教わっていません。不妊が増えているこの時代、妊娠適齢期と不妊についても学ぶべきだと思います」(東京都 20代女性)「私自身、6年生のときに結婚しただけでは子どもができないと初めて知り、両親がそういう行為をしたという事実があまりにもショックで大泣きした記憶があります。子どもにはどう教えるか悩むところです」(茨城県 40代女性)「家庭で教わった覚えがないので、どうしたら良いのかわかりません」(新潟県 30代女性)「小4、小3、0歳のママです。正直、性教育はいつから始めたらいいのか悩んでいます。3人目を妊娠してから、長男に『どうやったら赤ちゃんができるの?』と聞かれて、なんて答えていいか迷いながら、神様が運んでくれると言いました」(奈良県 30代女性)「どのタイミングで、どう話してよいかわかりません」(神奈川県 40代女性)■小さなときから年齢に応じた伝え方が大切 性教育はいつから始めるというよりも、年齢やその子の成長に合わせて説明していくというのが理想的なのかもしれません。性教育というと抵抗があるかもしれませんが、命の話としてしっかりと伝えられるといいですね。「『おなかの中に赤ちゃんのベッドがあるんだよ』と月経のことを教えたのは、息子が4歳くらいのときでした。一緒にお風呂で出血を見るわけですから、堂々と教えたかった。そのころ、『赤ちゃんはどこから生まれてくるの?』という質問にもちゃんと答えました。『すごいことなんだよ、こんな狭いところから生まれてくる赤ちゃんは命がけなんだよ、あなたは本当に頑張って生まれてきてくれた宝物だよ』って。男女間の性についてもいずれ愛を持って話したいと思います」(鳥取県 40代女性)Q.子どもの性教育、いつから始めますか?アンケート回答数:4498件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年04月13日子どもが成長するにつれて話す言葉も増え、コミュニケーションがとりやすくなる一方で、子どもの「言葉遣い」は気になるところ。幼稚園・保育園にあがる頃には、「うんち」や「おしっこ」、「おちんちん」などのなるべく人前で言ってほしくない言葉を使いたがったり、どこで覚えたのか「バカ」や「アホ」などの人を傷つける言葉を使い始めたり…。ママやパパがどんなに気を付けていても、子どもの言葉遣いが悪くなってしまうことはありますよね。気づいた時には注意をしてやめさせようとしますが、子どもは天邪鬼だから、余計にエスカレートしてしまうこともしばしば。では、こうした状況になった時、先輩ママたちはどうやって対処してきたのでしょう?自分の言葉遣いを振り返る言葉だけに限りませんが、子どもは身近にいる大人を手本にして成長していきます。実際、自分の口癖が子どもにうつっていた…なんてドキッとした経験があるママも少なくないのでは?「ムカつく」「クソ!」といった乱暴な言葉は、ママやパパが言っているのを聞いて覚えた可能性も否定できません。もし、自分自身がそういった言葉を使ってしまっているなら、いくら子どもに「やめて」と言い聞かせてもあまり効果はなさそう。今一度、ママ自身やパパの言葉遣いに注意を払ってみるのも、子どもの言葉遣いを正すためには、重要なことですね。園や学校と自宅での様子を比較してみる家では甘えん坊だったり、暴れん坊だったり、手がかかるような子どもでも、園や学校では問題なく過ごしているという話は意外とよく聞きます。言葉遣いに関しても、同じように捉えるママは多いようです。むしろ、「汚い言葉を使うことでママが注意してくれる」=「“ママに構ってほしい”サインだ」と考えるとの意見もありました。「自宅では言葉遣いが悪くても、家族以外の大人やお友だちに対しては正しく話せているならOK」と、あまり深く考えすぎずにいることも対処法のひとつと言えそうです。どうして“いけない”のかを説明する子どもの言葉遣いについて注意する際、ただ「やめなさい!」と言うだけで終わっていませんか?大人の言動をどんどん吸収していくとはいえ、やっぱりまだまだ子ども。その言葉を「どうして」使ってはいけないのか、「いつ」使ってはいけないのかをきちんと説明しながら注意することでわかってくれることもある。そう実感するママの意見も散見されました。「やめなさい!」と言っても全然聞いてくれない子どもは多いものですが、「やめなさい!」の前後にプラスα付け加えるよう心掛けるだけで、子どもの態度も変わるかも!?場合によっては、「いじめ」に発展してしまうこともある「言葉遣い」。自分は特に気にしていなくても、相手にとっては傷つく言葉かもしれない…。「言葉遣い」って、大人になった今でも難しい問題ですよね。だからこそ余計にナーバスになるママの気持ちも痛いほどわかりますが、焦らずゆっくり解決していきましょう!(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月08日子どもを招いてクッキングなんて大変と思っていませんか?子どもと一緒におやつ作りは楽しそうだけれど、ハードルが高いと感じているママも多いかもしれません。でも、レシピを選べば、親の負担は意外と少なく、もちろん子どもたちは大盛り上がりなんです!我が家はいままでに何度もお友だちを誘って、一緒におやつ作りをしてきましたが、準備も片づけも時間は取られず、むしろ普通に遊んで散らかされるより楽なくらいでした。今回は、お友だちと一緒でも、親の労力は最小限で子どもたちが大満足するお菓子レシピを4つ紹介します。卵・小麦のアレルギーを持つ子と一緒に楽しめるお団子作りお団子は、原料がお米だけのシンプルメニューなので、卵や小麦などのアレルギーを持つ子どもも楽しめるおやつです。そのうえ、とっても簡単。年少さんなどの小さな子どもの場合は、粉を練って用意しておけば、粘土のようにいろんな形を作って楽しめますし、形はただのマルでもココアや抹茶で色を着けて、楽しむこともできます。粉を練るところからやってもらう場合は、粉を少し残しておくと柔くなりすぎても簡単に調整がききます。我が家では、丸いお団子をミッキーの形に盛り付けただけで、子どもは大喜びでした。他にも、クッキー型で型抜きをしてみたり、くし団子にしてお好みのフレーバーで、なんていうのも盛り上がります。子どもの作業時間は10分から出来て、熱々が食べられるのも魅力です。<材料>団子粉もしくは白玉粉(たいていは袋の裏にレシピ有)水<用意するもの>大きめのボウル成形したお団子を入れるお皿お湯を沸かした鍋(ゆでるのは親がおすすめ)<作り方>1、団子粉に水を入れてひとまとめにしておく2、ボールごと子どもに渡し、各自成型する3、お湯を沸かしてゆでる※お団子につけるフレーバーは、好みが分かれるので、お友だちに確認してから足すようにするとよいでしょう。実はサクサク、卵もバターも使わない簡単でヘルシーな米粉や片栗粉のクッキークッキーは、バターを溶かしたり、粉をふるってまとめたりと生地を作るのに手間がかかる印象があるかもしれません。しかし、バターも卵も使わず、代わりに植物油を使うことで、生地は簡単にできます。そして、米粉や片栗粉を足すとサクサク感も増します。今回紹介するレシピは、面倒な手順なしに、材料は全て一緒に混ぜるだけなので、子どもでも簡単に生地を作ることができますよ。そして、生地がひとまとまりになったら、ラップに包んでからめん棒で伸ばすのがポイントです。ラップにゆったりと生地をくるんで伸ばすことで、生地を伸ばす際に余計な粉を使わず、周りを汚すことがありません。また、ラップを使うことで、手もあまり汚さずに作ることができます。型抜きがなくても、ココアなどで色を付け、包丁でカットしたり、手で粘土のように成形したりしても楽しめます。<材料>小麦粉100g米粉か片栗粉40gオリーブオイルや菜種油など60g甘味(砂糖・甘酒・メープルシロップなど)40gほど塩一つまみ<用意するもの>大きめのボウル大きめのラップクッキー型成形したクッキーを入れるお皿オーブンレンジ<作り方>1、材料をボウルに入れてひとまとめにする2、ラップにのせ、ゆったり包み、手で簡単に平たくしておく3、めん棒で伸ばして、型を抜いて焼く※お団子の場合もそうですが、リビングテーブルやローテーブルなどで広々と作るのがおすすめで、心配な場合は、台にビニールクロスやラップ、床に新聞紙などを引いておくとさらに片づけが楽です。自宅で作れる簡単「しっとりせんべい」甘いものが苦手な子どもに喜ばれるのがおせんべいです。手作りしたことのない人も多いかもしれませんが、実は簡単に作れます。手順としては、お団子を作るのと同様に生地を作り、蒸しておき、それをおせんべいの大きさにしてめん棒で伸ばし、焼くだけです。塩とゴマでシンプルに作るのもよし、おしょうゆなどを塗っても楽しめます。<材料>米粉(袋の裏にレシピのあるくらいのお団子の硬さで作ります)塩ゴマなど<作り方>1、米粉は耳たぶの硬さに練って蒸しておく2、片栗粉をまぶしたまな板などの上において小さく切る3、めん棒で伸ばしてオーブンで焼く※焼きたてはサクサクですが、すぐにしっとりとなりやすいのが自宅で作るおせんべいです。硬くなったら、再度温めると柔らかく食べることができます。気分はパテシエ、パフェはグラスと材料をそろえるだけで盛り上がるゆでるのも焼くのも面倒だという場合は、手作りパフェはいかがでしょう?コーンフレークやフルーツ、ゼリー、生クリームにチョコやクッキーなどをそろえるだけで簡単に手作りパフェが作れます。生クリームを泡立てるのも面倒なときには、ヨーグルトやアイスクリームが強い味方です。材料をそろえて並べて、各自のグラスを用意するだけの手間で、大盛り上がりです!<材料>コーンフレークフルーツゼリーや寒天チョコレートクッキーなどのトッピング生クリーム、もしくはヨーグルト、アイスクリームなど<用意するもの>グラスとスプーンお友だちが遊びに来たときには、おやつを出すことも多いもの。たまには、子どもたちも一緒に手作りおやつを楽しんでみてくださいね!<文・写真:フリーランス記者小柳結生>
2018年04月03日飲食店やショッピングモールなど、いろんな場所にある無料で利用できるキッズスペースは、外出先で子どもを遊ばせるのにピッタリですよね。でも、子どものなかには、「ここは僕(私)の場所だから、入ってこないで!」、「おもちゃは全部、僕(私)のだから!」と、独り占めしてしまうこともあります。他人の子が独り占めしていたらその場を離れる?そこで、世のママたちがキッズスペースやおもちゃを独り占めする子どもと遭遇した場合に、どう対処しているのか調べてみたところ、いくつかのパターンに分かれていました。まずは、「その場を離れる」という方法。独り占めしている子どもに対して、注意をしたり、「一緒に遊ぼうね」などと声をかけて、その子の親とトラブルになってしまったら面倒だから、自分と我が子はキッズスペースで遊ぶことを諦めているようです。一方で、「注意をする」という声もちらほら。前述の通り、他人の子どもを注意すると、親とトラブルになってしまう可能性もありますが、「ここはみんなの場所だから一緒に遊ぼうね」などと、やんわりと注意しつつ、一緒に仲良く遊べるように声がけするのだとか。今までご紹介した方法は小さなキッズスペースの場合です。ある程度の大きさがあるなら、独り占めしている子と距離を置いて、遊ぶようにしているという意見もあります。もっともダメなのは子どもから目を離す親?キッズスペースに関するママたちの声で散見されたのは、「子どもから目を離す親」について。結局のところ、独り占めしてしまう子どもは、親がお世話をしていないことが多いそう。キッズスペース自体にいなかったり、いてもママ友と話していたり、スマホに夢中だったりして我が子から目を離している。結果、自分の子どもが独り占めをしても気づかない…という状態に。小さな子どもが「ここは僕の場所!」と怒っても、それは仕方のないことだと理解しているママがほとんど。だからこそ、そんなときはその子の親がしっかりと注意してくれたり、謝罪してくれたりすれば、まったく気にならないといいます。…ということは、“もし”自分の子どもが独り占めをしてしまったら、すかさずママがフォローに入って、迷惑をかけてしまった周りの子や親に対して、気を遣うと同時に、我が子をしっかりと注意することで、みんなが気持ちよく楽しめる場になるのかもしれません。みなさんは、キッズスペースを利用する際に、どんなことに気を付けていますか?(文・山手チカコ/考務店)
2018年04月03日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「子どもの世界の悩みは大人が思っているより大きい…親はどう寄り添う?」 で実施したアンケートから見えてきたのは、子どもの悩みに親も一緒に悩んでいる姿でした。■子どもに悩みを相談されたことある?ウーマンエキサイトで実施した「子どもに悩みを相談されたことはありますか?」というアンケートでは次のような結果となりました。Q.子どもに悩みを相談されたことはありますか?ある 36%ない 2%(子どもが小さいので)まだない 62%子どもから相談されたことがある人が、36%。子どもが小さいためにまだ相談されたことがないという人が62%といました。以前、筆者の友人から「子どもが小さいうちは子どもだけの心配をしていればよかった。体調のこと、成長具合のこと。そのときはそれがとても大きな問題に思えていたけれど、大きくなると悩みが変わってくる。友だちづきあいが始まることで、悩みの質が変わり、親も解決ができなくなってくる」と話されたことを覚えています。子どもも大きくなってくると、自分と親だけの世界から友だちも含めた世界へと広がっていきます。そしてそこには自分の感情だけではどうしようもできない問題も生まれてきます。そんな子どもの悩み、親はどうすればいいのでしょうか?■親も我慢してきたから子どもにも我慢させてしまうちゅいママさんは、長男に友人のことで相談されて「ねぇ~、お母さんなんとかしてよ~!!」と泣きつかれてしまったそう。でもちゅいママさん自身は大きなけんかをした経験がなく、どうしたらいいのかわからなくなってしまったといいます。「子どもが悩んでいることについて親としてどのように対処したか、教えてください」というアンケートからも「親が悩んでしまった」という回答がありました。子どもは小2女子です。現在進行形でキツい言葉を言う友達に悩んでいます。泣きながら帰宅することもあるため、とにかく話を聞き同意すること(同情ではなく)をしていますが、相手の子には本当に腹が立って…。「嫌だということは伝えた方がいい」と言うと、逆に「自分が言われたら嫌だから言えない」と娘。「その子が今後困らないようにするために、伝えることも優しさだ」と、つい先程話しました(^_^;)。とは言えそんな嫌な役回りを娘に背負わせるのもなぁ…と、心の声もついつい娘に言ってしまう、ハッキリしない親です…なんでも正面から受けてしまい、流すという事がなかなかできない子どもで、何かあると毎晩布団の中で1時間以上言い続けます。私も最初は、「あーしたらいい」「こーしたらいいんじゃないか」とアドバイスをしていましたが、それで解決したと思うことはありませんでした。共感が大事と読んだり聞いたりして、いまはただひたすら聞いていますが、それで本人はスッキリしているのかどうかははっきり言ってわかりません。ただ子どものためと思っても何日も続くと、私の方もいい加減しんどくなり、悩みにうまく対処できない。自分はダメ親だなと思ってしまい、つらいです。「自分が我慢して合わせてしまうタイプなので、子どもにも我慢させてしまう」と親自身が苦しんできたことを、子どもにも強いてしまっているように感じて苦しんでいる人もいました。また「4月から娘が幼稚園に入ります。私自身が社交下手なので、『こうしたら?』っていう提案もできるのかしら?といまからガクブルです」という方も。4月から入園、入学を迎えるママたちは、新しい環境下での子どもの友人問題は、もっとも心配していることかもしれません。■相談されたときは「聞く」ではなく「聴く」ちゅいママさんは、ある日出会った先生によって反省をしたといいます。それは、大人からしたら「そんなこと」と思えることで泣いていた女の子に、先生は話を聞いてあげるだけだったのに、女の子は涙をふいて登校したという出来事。「私が長男にしてあげるべきだったのは、解決の方法や言葉ではなくて、聞いてあげる姿勢だったんだな」と考え直したそうです。アンケートからも「子どもの話を聞く」という意見が一番多く集まりました。また話を聞く際に、子どもが小さい場合には背中やおなかをさすりながらだったり、聞いた後にギュッと抱きしめているという声も聞かれました。話をよく聞く、気持ちを理解した上で私は自分の失敗談や経験したこと、小学校の思い出なんかを話します。娘は目を輝かせて「ママもそんなことあったの!?」と普通に話すよりも数段テンション高めで食いついてきます(笑)。そうこうしてると、娘はスッキリするのか悩みが飛んでいくみたいで顔が明るくなってます。女性は話す行為でストレスを発散させるというので、ウチではもっぱら悩むと親子でワイワイ話して発散してます!“思い込み”という可能性もあるので、悩みを聞いて、少し様子を見ました。ただ、 「先生に話そうか?」と聞いて、「もうちょっとがんばってみる」と言われたら、「わかった。でも、ママは悲しむ姿は見たくないから、つらかったら我慢しないで言ってね」とも伝えました。またちゅいママさんの出来事ではありませんが、現役の先生からも意見が届きました。私自身の子どもはまだ3歳なのですが、小学校の教員をしているので、そのようなことは多々あります。放課後の遊びのことで相談されることももちろん多いです。ときには公園まで様子を見に行くこともあります。相談されたときはまずはそれぞれに話を聴きます。話を「聞く」ではなく、「聴く」です。耳を傾けてしっかり話を聴きます。「傾聴」とも言います。やっぱり適当にあしらってると、子どももわかるので、気をつけています。ちなみに、言葉が乱暴な子というのは、語彙が少ないことが多いです。毎日が忙しく、話を聞いているつもりでも、つい夕食を作りながらなど、「ながら」作業で聞いてしまうことがあります。聞いても流してしまっていてはダメなんですよね。きちんと子どもの気持ちをくみ取りつつ聴くことが必要なのでしょうね。そして「言葉が乱暴な子は語彙が少ない」という意見に「そうだったのか」と納得。自分の気持ちをうまく伝える術(語彙)がないから、力に頼ってしまうのかも。たとえば「●●君は、どうして怒ったんだと思う?」「もしかしたらサッカーで負けてくやしかったのかな」と相手の感情をママが代弁してあげると、子どもも相手の気持ちを考えるようになるかもしれませんね。■子どもの悩みにジャッジしてしまうただなかには「話を聞く」ことに失敗したという人もいました。はじめは「そんなこと言われて嫌だったねー」と共感して聞くのですが、子どものお友だちから「○ちゃん(子どものこと)がこんなことした、あんなことしたーー」といろいろ聞かされると、つい自分の子どもの言い分ばかり聞いていられず、「お前がこうだから、お友だちに嫌われるんでしょ!」と言ったりしちゃいました。子どもからの相談は、「受け止めてあげなきゃ」と思いながらもつい余計なアドバイスをしたり、ジャッジをしたり子どもに「●●なところを直せば?」と言っちゃいます。でもどうしても嫌なら学校行かなくてもいいし、学校変えてもいいよとは伝えてますまずは話を聞いて、気持ちに寄り添う。そんなことわかってます。それでも「ママ何とかしてー」が続くと「自分で何とかせいー!」ってなっちゃう(笑)彼にしたらとても大きな悩みなんですね。私も今後その視点を大事にしていきたいです。親の「自分で何とかせい」が続くと、相談もされなくなり、いじめで命を絶ってしまったり…につながるのかなとちょっと怖くなりました。自分だって夫に話聞いて欲しいときは、解決策じゃなくて共感して欲しいだけってことが多い。これは“めんどくさいときの私”だと思って対処していきたいです。いつだって子どもの味方でいること。そう思いながらも、いつまでも続くグズグズした言葉に、ついついキレそうになることもあります。「話を聞くだけ」こんなことすらも、忙しいとできなくなってしまう。子どもに共感するためには、親自身の体調や感情がばっちりで、ときには忍耐が必要となることもあるんですよね。■解決策を親はどう示すべきか?まずは話を聞き、そのあとどうすればいいのか? 親が聞いたら子どもが満足すればいいのですが、それだけではまだ心が晴れない場合には次のステップを考える必要が出てきます。まずは聞く。2年生の女の子だから、説明も自分の気持ちを話すのも、わりと上手です。それから、「嫌だったね」と受け止め、その上で、「みんなと仲良くできたら1番だけど、あわない子も絶対いる。あわない子より、あう子との時間を大切にしたらいいよ。あわない子は、『あらあらこんな子もいるんだな』程度に思っていればよいよ」と話してます。すべてが解決できることではなくなって来てるので。性格や育った環境の違いなどで。「関わらない」、「気にしない」、「自分とは違う人間なんだな」という考えも必要かなと。「嫌なことをされたら、きちんと言葉にして『嫌だ』と伝えないと相手はわからないよ?」と言っています。それが言えないならばその場から離れる。それでもダメなら先生に話す。「ママは学校でずっと一緒にいてあげられないから話を聞いてアドバイスしかしてあげれない。自分が悩んでる間、相手はなんとも思ってないことが多い。だからこそ嫌なことがあったら、その場で言わないと相手も冗談のつもりだったことを反省したり考えたりできる」と、励まして声かけしました。友だちがしていることを正面から受け止めて、そして悩んでしまうという子も多いよう。相手がどこまで「いじわるでしていること」なのか、それとも「冗談なのか」の距離感がつかめずに苦しむこともあるようです。■学校に相談するときの線引きは?「話を聞く」に次いで多かった対処法としては、「学校に相談する」でした。しかしこの段階で親が悩んでいることもわかってきました。それは「学校に相談するときの線引きはどこか?」というもの。いまの時代、何かを学校に伝えてしまったときに「モンスターペアレント」と思われるのではという恐怖もあります。それでなくても先生は忙しいと言われていて、子どものささいなことかもしれない感情を伝えてもよいものか悩むところです。そこで学校に相談する際の線引きをココと決めている方の意見を紹介いたします。<親が考える学校に相談するときの線引き>●学校のことで悩んでいて、「学校に行きたくない」というレベルまで行ったら●上級生が関わっているなど、子どもだけで解決できそうにないなという場合●「1(こちら側)対 多数(相手)」の場合で、子どもだけで解決が困難と判断した場合●その子と話をして、それでもやめないならその子の親、そして担任に相談●「ママが言ってやろうか?」と聞くと必ず「そこまでは大丈夫だよ」と言っていた子がある日泣いて帰ってきて「ママ、もうママが言ってー」と言われたとき相手の親に伝える、伝えないについては、意見が分かれていました。「相手の親に伝えると、余計に修復が難しくなる気がします」というように、もし自分の子どもが加害者と言われてしまうと親としてもカッとなってしまうこともあり、その関係性には確実にひびが入りそうです。しかし「子どもの悩み」というレベルではなく「いじめ」にまで発展してしまった場合には、親も覚悟が必要となってくるかもしれません。親子でじたばたしました(笑)。いじめ的なハードなものだったので…。「いじめ110」的な専門家に相談したり、学校の先生にも相談しました! ただ相手の子や親御さんには直接抗議するようなことはせずに、対処法と先生には見守りをお願いしました。あとは子どもとたくさん話して、現状を把握して「あなたの味方はたくさんいるよ! だから大丈夫!」といってました!うちの息子の場合は、ある1人の友達(A君)から「一緒に遊ばなければ友だちをやめる」と言われたことから始まり、欲しいものを持ってくるように要求されるまでエスカレートしていきました。ほかにも息子のように困っている子がいると聞いたので、連絡帳経由で担任の先生に相談しました。 先生から子どもたちに話をしてくださり、解決にいたりました。A君の親とは面識がありませんでしたが、たとえ親同士が仲良くても、子どものこととなるとちょっとしたことでその関係が崩れてしまいそうで、安易に直接介入できない難しさをいつも感じています。いじめへと発展させないためには、どう行動すべきか。これは本当に難しい問題です。親にできるのは、子どもにとっての安全地帯(家など)と心の居場所を用意してあげることぐらいかもしれません。そしていざというとき、子どものためには「学校には行かなくてもいい」と決断する力も持っておきたいものです。■「自分で解決する力」を育てるには親の本音としては、「悩みを親が聞いたあとは、自分で解決してほしい」ですよね。これから子どもが生きていくうえで、親が常に危険を取り除き、問題を解決してあげることはできませんから。話をしっかり聞いて、受け止めることを心がけてます。いじめにあっても、悲しいつらい気持ちだけでいることはせず、それをみんなが笑えるネタにする力と跳ね返す力を身につけることを話してます。自分がいま何に悩んで、何でつらいのかを確認して、どうすべきかを考えてもらってます。たとえば「発表の失敗をした→からかわれた→泣いた」では、小さい子ならまだしも11歳になればちょっと幼稚かな? と。自分のやったことを確認できて、どうしたら楽しい人生だったか? と自分なりに答えを探します。つらい苦しい人生だけじゃもったいない。できるだけ結論は自分で見つけた方が納得すると思うので、ヒントになりそうな話しかけから「●●ならどうしたいの?」と言って聞くようにしてます。が、まだ幼稚園児なので難しいことは子ども同士もわからないから、私だけで抱え込まずに夫にもそれとなく相談して回答を求めたりします。「自分で解決しろ!」と突き放すのではなく、まずは子どもに寄り添う。そして「あなたはどうしたいの?」と子ども自身の課題であることを伝えてみることも大切かもしれません。もし子どもが家族全員にも悩みを打ち明けることに同意してくれたら、みんなで話しあってみると、いろいろなアドバイスがもらえるかもしれませんね。ただ注意したいのは、親が考える正解が思い浮かんでしまっても、それを押し付けてしまうと、子どもには「親って結局、何にもわかってない」と思われてしまうことに。ママだって「ただ愚痴が言いたかっただけ」な日があるように、子どもだって言ったことをただ受け止めてもらえるだけで、スッキリすることもあるはずです。でも相談した内容を「くだらない」「何をそんなことで悩んでいるの」と親に一蹴されてしまったら。もう二度と子どもは、親に相談をしなくなるかも。「子どもの悩み」は、どこから直接介入するべきなのか、対処法をアドバイスするのも違うかも…?とモヤモヤすることも多い「親の修行のひとつ」だとは思いますが、まずは子どもの気持ちを受け止める場を作ることを大切にしたいですね。もし悩みがすぐに解決しなかったとしても、「親がきちんと自分を見ていてくれている」という安心感があれば、時間がかかったとしても子どもの中では解消していくのではないかと思います。Q.子どもに悩みを相談されたことはありますか?アンケート回答数:419Q.子どもが悩んでいることについて親としてどのように対処したか、教えてくださいアンケート回答数:105(アンケート集計期間:2018/3/1~2018/3/5)
2018年03月08日子どもがまだ小さい間は、おもちゃや場所の取り合いをしてしまったとき、保護者が仲介に入って間を取り持ってあげたりしますよね。幼稚園が終わった後や休日に、子どもが「○○ちゃんと遊びたい!」なんて言う日も、勝手に1人で遊びには行かせられないので、相手のお母さんに連絡を取ってお伺いを立てたりします。しかし、子どもが小学校に入ると徐々に母親が顔を出すことはなくなってきます。わが子は現在小学3年生。1年生の時には放課後の公園に一緒に付いて行く事もありましたが、今はもうありません。子どもたち同士で遊ぶ約束をして、近くの公園で勝手に集合して遊んで時間になったら帰ってきます。そんな姿を見ていると、ときどきお友だちとの関係で悩んだりする事が出てきます。そんな時、どこまで親が介入していってもいいのか、その見極めが毎度難しく悩むところです。小学生になると、子どものお友だちがどんな子かを親が知らないことも多々あり、何なら顔すら知らないっていうことがどんどん増えてきます。わが家の場合、夫の仕事の関係で転校しているので尚更です。■小3の長男が抱えたお友だちの悩みそんなある日、長男が言ってきたんです。長男:「ねぇ、一緒に遊びたくないのに一緒に遊ぼうって言われて困るんだけど」(ほほーー。とりあえずもうちょっと話を聞いてみよう)私:「どうして一緒に遊びたくないの?」長男:「一緒に遊ばないと殴るって言われるから」(お……おおぅ。そそ、そんなにまで…)私:「じゃぁ正直に『そういうこと言う人とは遊びたくない』って言ってみたら?」長男:「言ってるよ! 今日は遊びたくないって言った!」私:「そしたらなんて?」長男:「今日学校から帰って、公園で一緒に遊んでくれなかったら明日殴るって」(おお……)長男:「ねぇ~、お母さんなんとかしてよ~!!」と、ここで私に泣きついてくるわけです。長男:「なんとかしてよ~! 遊びたくないって言っても聞いてくれないし、遊びにいかないと殴られちゃうよ~~」ゆっさゆっさと私の腕をつかみながら嘆きます。これらのやり取りは学校での出来事。とはいえ放課後(学校外)の約束。もちろんおうちの連絡先も知りません。うーーーん。困った…!実は私、この手の対処がすごく苦手なんです。■子どもの悩みの解決の仕方がわからないなぜかというと、私自身が友だちと大きな喧嘩をした経験があまりなく、どう折り合いをつけたらいいのか自分自身よく分からないのです。いじめをしたこともなければいじめに合ったこともない、平和に育ってきたタイプです。そりゃ学校生活の中で「嫌だなぁ……」「あの子ちょっと苦手だなぁ」と思う事もありましたけど、それを母親に相談して「なんとかしてくれ」って思ったことはありません。だから、こういう時、子どもがどういう風に親に動いてほしいのか、どういう風に声をかけてあげれば子どもの気が楽になるのかがわかりません。おまけに、子どもが全員男の子ということもあり、強くたくましく生きていってほしいという願いもあるので、つい「自分の力で乗り越えろ」精神を持ち出してしまいがちです。学校でのお友だちの関係での悩みに母親の私がどういった言葉をかけてあげればいいのか……。いつも悩みます。そんな私の思いとは裏腹に、私:「学校の先生には相談した?」長男:「したけど。僕はお母さんになんとかしてほしいの!!」と言い切る長男。えええええ~~~~~汗。困った…。長男:「ねぇ、どうしたらいい? お母さんから何とか言ってよ。A君に!」私:「そんなこと言われても………」ごにょごにょごにょ。(自分に火の粉がかからないようにする私)私:「よし! じゃぁわかった! 明日学校に行って、一度真剣にA君に話してみたら? 一緒に遊ばないと殴るとか言うのはやめてほしいって。きちんと言えばわかってくれるんじゃないかな?」と、提案したのですが、長男の答えは、「どうせ言ったって聞いてくれないもん」のひと言。出ました。「どうせ…」です。私:「なんでよ! そんなの分かんないじゃない。きちんと伝えればわかってくれると思うよ?」長男:「そんなことない。絶対わかってくれない」(そ……そんな。その思い込みの激しさ誰に似たのか。あ、私か)仮に私が長男の立場だったら、さっさとその場しのぎで公園に遊びに行きます(笑)。「一緒に遊びたくない」って面とむかってなんて言えないタイプだったので、きっとがまんして、しばらく遊んだら帰ってきます。そういう子どもでした。だから、逆に「遊びたくない」って言える長男のメンタルすごいなと思うのですが、A君からしたら悲しいでしょう。私:「きっとA君、長男とものすごく一緒に遊びたいって思ってるけど、その表現がちょっと空回りしちゃってるだけかもしれないでしょ?」長男:「そんなことない。嫌なものは嫌だ」(まぁそうか)私:「でも本当に殴ってくるかどうかなんて分かんないじゃん。そうやって強めに言ってるだけかもよ?」長男:「そんなことない」私:「どうしてそんなことがわかるのよ」長男:「きっとそうだもん!」はぁ~。どうしたらいいのでしょう。放課後のことだから学校の先生に相談するのも気が引けるし、ずっと悩んでる様子だったら相談しますけど今日1日だけのこと。私自身、これぐらい自分でなんとかせい! という感覚が強いんです。そうなると、今度はこう言ってきます。長男:「お母さんはどうせ自分でなんとかしろって言うんでしょ! 僕のことなんかどうせもいいんだ」…いや、そうじゃない。そうじゃないのよ。僕のことがどうでもよくないからこそ、自分で乗り越えてほしいって思うんだけど……。結局この後どうなったのかというと、A君とたまたま道で会った時に、A君と私とで直接お話ししてみました。A君も理解してくれて、問題は解決したように私としては感じています。日々やってくる、この手の問題にどこまで介入していけばいいのかなと悩んでいたところ、気づいたことがありました。それは、私が子どもの悩みを聞いた時、大前提に頭に置いておくべきことは、子どもの世界は、大人が思うよりもずっと小さい世界だということ。■子どもの悩みと、大人の悩みの違い学校・クラス・家庭・習い事。活動してる場所はさまざまありますが、大人が思っている以上に子どもの世界は小さくて狭いんですよね。その小さくて狭い世界の中での悩みは、大人から見れば小さなものでも、子どもからすれば大きな悩みであることを忘れちゃいけないなと思うのです。お友だちと喧嘩したり、ぶつかり合うことは決してマイナスなことではありません。自分とは違う価値観の人がいることを知るきっかけにもなりますし、こうした経験はいつかきっと、大人に成長していく上での糧となり、生きる力のひとつになると思います。だからと言って「いつかきっと為になるから自分でなんとか乗り越えて!」と放任しておくのがいいかというと、決してそうではありません。まだ未熟な彼らにとって、小さな世界のなかでどう乗り越えていったらいいのか、その方法を1から自分で見いだせといわれてもその方法が分からないと思うのです。だからこそ「こうしたら?」「ああしたら?」と提案してみたのですが、長男からしたら欲しい答えはそれじゃないんですよね。将来のためになるって言われたって、今悩んでるんだからそれをなんとかしてほしい。ごもっともです……。どう声かけをしてあげれば前向きな気持ちになってくれるのか。難しいですね。私がそんなことを考えていたある日、こんな光景を見かけました。■悩んでいる子どもが、大人に求めていること学校の門の近くで女の子がしくしくと泣いていて、朝の挨拶で立っていた先生が声をかけていらっしゃいました。聞くところによると、どうやら登校中にお友だちが自分のことを抜かして、早く歩いて行っちゃったとかなんとか。大人からしたら「そ……そんなことで泣いちゃう!?」と思うわけですが(笑)、小学生の女の子からしたら、学校に行く気が失せちゃうほど嫌な出来事だったわけです。しかし、しばらく先生が「そうだったの」と話を聞いてやると、涙を拭いて学校に入っていきました。きっとこれなんですよね。私がこの女の子だったとしたら「あなたも負けずに早く歩いたらよかったんじゃない?」とか「そんな小さなこと気にしてたら、これからの人生やっていけないわよ」とかそんな言葉全然ほしくないんです(笑)ただ話を聞いて、「そうか…それは嫌だったね」と自分の気持ちを認めてくれたら、よし気持ち切り替えて頑張ろうってなれると思うんです。だから私が長男にしてあげるべきだったのは、解決の方法や言葉ではなくて、聞いてあげる姿勢だったんだな、とこの女の子をきっかけに考え直すことができました。提案ではなく、話を聞いて、長男の気持ちを汲んで一緒に「それは嫌だったねぇ、わかる、わかるよ!!」と精一杯同意してあげたら、長男の気持ちも晴れて、お母さんは分かってくれたって、少しは思ったんじゃないかなと思います。話を聞く力、私もまだまだ反省しっぱなしです。【お知らせ】前回の 「『名前のない家事』からの解放! 夫も子どもも気軽にできる片付け術」 の記事下アンケート「Q. 家事を家族で上手に分担できていますか?」のアンケート結果はこちら↓
2018年03月01日こんにちは、沙木貴咲です。去年、過保護な女性が主人公のドラマが話題になりましたが、それをきっかけに親が過干渉な女性が、たびたびクローズアップされるようになりました。過保護であるがゆえに恋愛に縁遠くなり、婚期を逃すとか、何にも口出しする親との関係性が原因で恋愛観に偏りがある、などなど・・・。箱入り娘として育てられると、どういう影響があるんでしょうか?■■自主性が奪われる過保護な親は、良かれと思って子どものためにレールを敷きがちですが、それは子どもの自主性を奪い、「一人では何もできない大人」を作り出すことにつながります。そのため、思春期のうちは「恋愛よりも勉強」という考えを押し付けやすく、塾や部活動以外で帰宅が遅くなることを極端に嫌います。学生時代は休日のショッピングにも母親がついていくとか、娘の預金通帳を親が管理するといったことは当たり前で、成人してからも行動をつねに把握したがったり、「恋愛するならこういう男性がいい」と親が相手の条件を指定したりすることも珍しくありません。そのため、過保護な親に育てられた子どもは、自分の意思で判断する機会が十分に与えられず、誰かを好きになっても不安になってしまうのです。「私はこの人を好きになってもいいの?お母さんはどう思うだろう?」「好きな人とどうすれば付き合えるの?」過保護女子の頭の中は、いつもクエスチョンマークでいっぱい。ほかの女性であれば学生時代に済ませているところの恋の経験が乏しく、一人で判断ができないんです。■■恋をしちゃいけない!?過保護な親は、我が子を守りすぎるがゆえに、子どもに「恋愛をしてはいけない」と思い込ませてしまうことが多いのも特徴です。親としては、適齢期になったら結婚してほしいと思うのですが、思春期の間はずっと悪い虫がつかないように鋭く目を光らせているので、子どもは「親が嫌がることはしてはいけない」という意識を自然と持ちます。筆者は占い師としても活動していますが、親が過干渉な家に育った女性が、恋愛を避けるような傾向を持ち、母親が認めた男性としか付き合ってはいけないと自分で自分を縛り付けているケースがいくつもありました。そのくせ、過保護な親は堅めで世間体を気にするタイプが多く、適齢期になると娘に結婚はしないのかと迫るので、実に勝手です。10代~20代前半で恋愛のチャンスを奪われ、恋の経験がほとんどない状態で結婚をしろとは、泳げない人に水泳でオリンピックに出ろと言っているようなものです。■■結婚適齢期を迎えて自我が目覚める場合も子どもが自力で結婚相手を探せずにいると、お見合い相手を見つけてくるのも過保護な親の特徴。しかも、娘の好みは無視して、自分の価値観で男性を選んでしまいます・・・・・・。けれど、子どもも結婚適齢期を迎える頃になると、さすがに「このままじゃまずい」という意識が芽生えて、ほとんどの女性が「親が決めた人と結婚していいの?」と、簡単には従わなくなります。ただ、自分の幸せは自分で見つけると決めても、アラサーや三十路を越えてほぼゼロから恋愛を始めるというのは、なかなか厳しいんですよ・・・・・・。何があってもくじけず、晩婚になっても自力で彼氏を見つける!という、強い意志が必要です。■■恋愛はトライアンドエラー恋愛とは言いかえると、複雑な人間関係です。親密に関わるがゆえに遠慮はなくなり、本音をむき出しにするものの、そもそも他人同士だからうまくいかない部分も多々ある・・・・・・それを「好き」という気持ちを頼りに、何とかうまく乗りこなしていくことが恋愛なんですね。そして、恋は実践しなければ学ぶことができないもの。悲しい失恋も彼氏とのケンカも経験する必要があるんですよ。恋の楽しさだけでなく、つらさも苦しさも挫折も経験しないと、「自分に合う彼氏」「自分だけの幸せ」は見えてきません。過保護に育てられて恋愛のトライアンドエラーもなく、年齢だけを重ねてしまうのは、とてももったいないこと。親に守られて安心しきっている人は、あえてその枠を飛び出す勇気を持った方が良いですし、親の束縛にウンザリしている人は、おとなしく縛られている必要なんかありません。自分が生きたいように生きて、自分が好きだと思う男性を愛してください。■■さいごにちなみに筆者も、親が過干渉で母親とは性格が真逆、小学校の文集には「この先ずっと、敷かれたレールの上を走っていかなければならないのかと思うとつらい」という内容を書いて、高校卒業時には精神的にかなりまいっていました。良かれと思って・・・・・・という親の愛が、子どもの可能性と未来を潰している可能性は高いのです。自分で動いてみて失敗してもいいんです。親にアレコレ言われたら無視して大丈夫。あなたの人生を生きられるのは、あなた一人だけですから。親であっても不要なアドバイスやお説教は、ただの「ヤジ」と思ってくださいね。(沙木貴咲/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年02月03日「毒親」という言葉を目にしたことはありませんか?過干渉や無関心、育児放棄など、子どもにとってつらい存在になってしまう親のことを言います。この毒親の存在は子どもが大きくなってからも、様々なシーンで選択肢やものの捉え方に影響しがちです。たとえば結婚観についても……。■苦しい状況から脱け出すためにテーマとしては少々ヘビーですが、幸せな結婚を目指すにあたり、毒親に悩んでいる方は、ネガティブ思考の脱却のヒントにしてもらえたらいいなと思います。記事作成にあたり、「毒親」にまつわる悩みを抱える女性たちにお話を聞かせてもらいました。■Case1:母の過干渉で破談の経験ありAさんは30代前半の独身女性。保育資格を取得してから、小規模の保育所や病院の院内保育所で働いています。子どもが好きで、いつか自分も家庭を築きたいと思っていると言います。しかしAさんは、成人後も母親の過干渉に悩んでいました。「いつどこで、だれとなにをしているという報告は当たり前。しないとうるさいから連絡してました。それが親と同居中ならまだわかるけど、職場の寮にいても電話で報告しろっていうのは異常ですよね」彼女の母親は、常に娘であるAさんの行動や交友関係を把握していないと、心配でいられないほどでした。勤務後に電話に出ないと何度も着信を残したり、報告なしで友人と映画を観に出かけたときは、寮の前で何時間も待っていたりしたそう。そんなAさんは4年前に、結婚前提でお付き合いしている男性がいました。でも、過干渉な母親ですから、パートナーを紹介するや否や、デートは母子同伴でないとダメだとか、「しばらく実家で同居しなさい、人柄を見極めるから」と言う始末。結果的に当時のパートナーは「義理であっても母になる人があのようではやっていけそうにない」と判断し、破談になったのです。学生時代から窮屈さを感じていたAさんは、保育を学ぶ中で、母親の自立できていない点などを客観的に見られるようになり、物理的に距離を置くことを決めました。現在は母親に内緒で他県へ転居し、新たな職場で結婚したいと思えるパートナーと交際中。結婚観についてはこう語ります。「わたしも子どもを産んだら、愛しさのあまり過干渉になるかもしれません。母は自分が過干渉だと認めないし、自覚もないんです。子どもはそれだけ、人を盲目にするくらいかわいいのだと思います。けど、わたしは子どもの自由や人格を奪いたくないですね」Aさんは母親と同じことを繰り返さないよう、俯瞰的に物事を見つめていこうとしています。■Case2:常に自分が一番でいたい母親20代のBさんの母親も娘いわく「毒親」だそうです。まだ50代前半の母親は、身なりも若く、自分が一番でないと不機嫌になる性格。Bさんは母親のことを「子どものまま」だと言います。気に入らないことがあるとヒステリックになるため、父親もだんまり。娘のことを「よくできたお嬢さん」などとほめられると「あの子はたいしたことない、こんなところがダメだ」と、謙遜を超えた人格否定にまで至るとか。つまり、自分の娘でも自分以外の人がほめられると、悔しくなる性格なのです。子どもの頃、周りの人がほめてくれることも否定され、努力から得た成功も、誰でもできると一蹴されてきたBさんは、自分のことをこう分析しています。「わたしは自己評価がすごく低いって言われます。自分ができることにもっと自信を持ちなよとか。恋愛も、お付き合いしている人はいるけど、いつ嫌われるか心配。そんなネガティブ思考があるから、結婚はもう少し自分の中で自信がついてからがいいなって。結婚が決まったら母とはもう会いません。きっと彼のことも否定するし、生まれた子どもも否定するだろうから」わたしのことを不幸な子だと思って元気に暮らしていればいい、と突き放したように話す姿が印象的でした。■毒親からの脱却と幸せのためには…AさんもBさんも、本当は親に結婚を祝福してほしいけれど、チャチャを入れられるなら報告したくない。結婚後は距離を置くか、最低限の交流のみにしたいと考えていました。自分の親が毒親であることを認めるのは、つらいことだと思います。でも、親の影響で自分の人生をのびのびと過ごせないのは、もっとつらいこと。まずは距離と時間を確保して「自立」することが大事なのではないでしょうか。毒親育ちの女性は、自分も同じことを繰り返すのではないかと考えることがあると言います。でも、第三者目線で見つめられるようになれば、きっと素敵な人生、そして結婚生活を送れるはず。心が落ち着かないときは、専門家に相談するのもおすすめです。ライタープロフィールsakiたまに毒舌なコラムニスト。一度ハマるとどっぷり浸かるB型アラサー。アロマとコーヒーと舞浜の某レジャースポットをこよなく愛しています。
2018年01月18日お正月の子どもの楽しみの一つがお年玉。赤ちゃん時代は親が管理していたお年玉も、子どもが大きくなると「自分で使いたい」と言い出すこともあります。でも、親戚などが集まるお正月は、普段のお小遣いよりも多い金額をお年玉としてもらうことも。子どもが小学生くらいまでは、「まとまった金額を子どもに管理させるのは心配」というママも多いかもしれません。子どもがもらったお年玉、ママ達はどのような管理をしているのでしょうか。■子ども名義の口座開設で「全額親が管理派」「お年玉は全て親が管理しています。ただ、子どもが『お年玉をママにとられちゃった』という気持ちにならないよう、本人名義のお年玉専用口座を一緒に開設しに行き、毎年そこに貯金。欲しいものはクリスマスや誕生日のプレゼントでもらっているせいか、今のところとくに不満はないみたい。もう少し大きくなったら本人に管理させようかな、と思っています」(小2男の子のママ)お正月に親戚一同が集まると、子どもがもらうお年玉も結構な金額に。子どもがお金の使い方をよく分からないうちは、親の管理も必要ですよね。でも、ただ「ママが預かる」というと「お年玉を取り上げられた」とマイナスイメージを持ってしまう子もいるかも。専用口座をつくるなど「ちゃんと貯金している」アピールをするのはいい方法かもしれません。■一番の多数派は「一部子どもに渡し、残りは貯金派」「うちは親戚の数も多いため、子どもがもらうお年玉は合計で数万円になることも。そんな大金を管理させるのはまだ不安なので、お年玉の中から3,000円だけ本人に渡し、残りは貯金しています。渡したお金の使い方に親は口出ししません。欲しいものをあれこれ考えて自由に買い物するのが楽しいみたいです」(小3女の子のママ)子どもが大きくなるにつれて、「お年玉の中から一部だけ子どもに渡し、残りは親が管理」という家庭が増えてくるようです。渡す金額は3,000円や5,000円など家庭によってさまざまですが、「普段のお小遣いより少し多め」というのがポイントのよう。まとまったお金で自由に買い物ができるのも、子どもにとっては楽しいイベントになりそうです。 ■お金の勉強にもなる「子ども本人に管理させる派」「子ども名義の口座をつくって、もらったお年玉は本人に管理させています。その代わり、月々の決まったお小遣いはなし。『全部使ってしまうのも、欲しいもののために貯金するのも自分次第。計画を立てて使いなさい』と、事前にしっかり話し合いました。お金の管理を学ぶ機会になれば…と思っています」(小5男の子のママ)子どもの年齢が上がってくると、徐々にお金の使い方や管理の仕方も学んでいってほしいですよね。お年玉は、お金について親子で話し合う良い機会かも。子ども本人に管理させる場合は、使い方のルールなどもあらかじめ話し合っておくとよいですね。■こんなお年玉管理法も! 「番外編」「わが家は2人兄弟。上の子は昔からムダ遣いせずにコツコツためる性格なので、お年玉も自分で管理させています。一方、下の子は、あればあるだけ一気に使ってしまうタイプ。まとまったお金を管理させるのは心配なので、必要な分だけ渡して、あとは親が貯金しています。子どもの性格によって、お金の管理法も変わりますよね」(小3男の子・小1男の子のママ)「お年玉は原則、子ども名義の口座に貯金。テーマパークなど、まとまった金額がかかるレジャーの時には、子どもの分はお年玉貯金から自分で出させるようにしています。それをきっかけに、レジャーの計画も子どもを交えて家族みんなで企画するようになりました」(小5女の子のママ)お年玉の管理方法には、それぞれの家庭によって違いがあるようです。もらうお年玉の金額や子どもの性格によっても、適した管理法は変わってきますよね。子どもも親も納得して、計画的に使えるように、親子でルールを話し合ってみてはいかがでしょうか。
2018年01月02日*画像はイメージです:普段のお小遣いよりも多くの金銭をもらうことができる「お年玉」を楽しみにしている子どもも多いことでしょう。そんなお年玉ですが、幼い頃は親に預けるケースもあることかと思います。そのお金が実は親に使用されていることが分かった場合は、怒ることもあるかもしれません。親子とはいえ他人ですし、通常は他人のお金を使うことは法律に触れることもお分かりかと思いますが、親が子どもに無断でお年玉を使ってしまうと、法的な問題が生じるのでしょうか? ■「親権」でどこまで管理できる?未成年の子どもは両親の親権に服します。両親は共同して親権を行使するのが原則ですが、親が離婚すると母か父かどちらか一方のみが親権を行使します。親権とは、子どもを養育監護することであり、また、子どもの財産を管理することでもあります。あるいは子どもの居場所を定めたり、進学先を決めるのも親権に含まれます。従って、親が子どもの財産であるお年玉を管理することはなんら問題がありません。しかし親が自分のために子どもの財産を費消することは許されません。親権とはあくまでも子どもの福祉のために認められた親の義務であり、また権利でもあるからです。お年玉程度の財産であれば、自分のために費消するということはあり得ませんので、法的に問題にはならないでしょう。仮に、全部使ってしまい、子どもにお年玉を渡さなかったとしても、親はそれ以上のことを子どもにして上げていますから、問題になることはありません。つまり、10万円のお年玉を生活費に使ってしまったとしても、親が子どもにかけるお金はそれを遙かに超えていますから、法的な問題にはなりません。しかし、祖父から孫へ多額の遺産相続があり、それを親が勝手に使ってしまったような場合には、横領罪となり刑罰を科されたり、あるいは親の親権が剥奪されることがあります。要は、程度問題ということですね。 *この記事は2015年1月に掲載されたものを再編集しています。*著者:弁護士 星正秀(星法律事務所。離婚、相続などの家事事件や不動産、貸金などの一般的な民事事件を中心に、刑事事件や会社の顧問などもこなす。)【画像】イメージですNana / PIXTA(ピクスタ)
2018年01月02日先日最終回を迎えた2017年10月期のドラマ『明日の約束』(関西テレビ)では、過干渉などにより子どもを支配する「毒親」が登場して話題になりました。「毒親」に悩む人は実の母からの卒業が難しく、離れがたいという現実があるように思います。今回は、「毒親」ついて考えてみたいと思います。「毒親」ドラマが続々と登場した2017年「毒親」という言葉は、医療機関のコンサルタントのスーザン・フォワードが書いた『毒になる親 一生苦しむ子供』からついたもので、子どもを支配する、子どもに罰を与えるなどして、悪影響を与える親を意味しています。2012年に親との確執を記録したコミックエッセイ『母がしんどい』が多くの共感を集め、「毒親」の問題が多くの人に知られることとなりました。最近では書籍だけでなく、映画や漫画、そしてドラマにも多く登場しています。今年のドラマでは、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)や『過保護のカホコ』(日本テレビ)に登場する母親が「毒親」として話題になりました。どちらの母親も、娘が可愛いがゆえに自分と同じ苦労をさせたくないというような思いから過干渉になり、「毒親」になってしまっているというものでした。どちらのドラマでも母と子の折り合いがつかない現実が描かれ、母からの卒業を遂げるという結末になっています。子どもにとっては重すぎる毒親、その内容とはドラマ『明日の約束』は、井上真央さん演じるスクールカウンセラーの藍沢日向が、教え子の不可解な死を紐解いていくというストーリー。メインストーリーとして、教え子の男子生徒がなぜ死んでしまったのか、学校や部活でのイジメの疑惑や、不穏な交友関係、そして仲間由紀恵さん演じる母親の過保護すぎる行き過ぎた愛情などが描かれました。注目を集めたのは、物語の中に登場する手塚理美さん演じる主人公・日向の母親の毒親っぷり。その一部をご紹介します。母親が日向の小さい頃に強制していた交換日記のタイトルが「明日の約束」。これが子どもにとってはかなり重い内容です。今日も日向はママの言うことを聞けない悪い子でしたね。明日はちゃんといい子になりましょう。明日の約束。その1、ママがいいと言ったお友達以外とは遊ばない。その2、ママに口ごたえしない。その3、ママをイライラさせない。必ず守るように。ママは日向が大好きです。「日向はこれから、ママの言う通りに生きなさい。日向の読む本も、遊ぶ玩具も、お友達も、全部ママが選んであげる。日向にとって、それが一番正しいんだから。明日の約束。ママの言うことを疑わない。必ず守るように。ママは日向が大好きです」。「日向も今日から12歳。小学校も今年で最後ですね。でも、大きくなってもあなたはママの娘です。これからもずっとママの日向でいてね。明日の約束。日向はママを一生、愛し続ける。必ず守るように。ママは日向が大好きです」。出典: ドラマ『明日の約束』 ドラマでは、漫画やおもちゃを捨てさせたり、自分の気に入らない友達が来たら帰ってもらったりする母親の様子が描かれ、その様子には胸が痛くなるほどでした。日向は母親からの重圧に耐えきれず、12歳になった日を最後に、母親への返事を書くことをやめてしまいます。その後、自分を守るために腕を負傷し障がいが残ってしまった母親への罪悪感から、一緒に暮らすことをやめられなかった日向。社会人になっても毒親からの支配は続きます。「あ~いやらしい。ママに隠れてこそこそ恋人作って」。日向に恋人がいることを知らされていなかったと気づいたとき、大きな声で言い捨てた言葉です。母親は娘とは良好な親子関係を築けていると信じており、日向の心の傷については理解がありません。感情の起伏が激しく、気に入らないことがあると、とげのある口調で日向を攻め立てるのです。やっとできた毒親からの卒業は29歳エンディングで日向は、母親の呪縛から卒業を遂げます。12歳でやめた交換日記の返事を29歳になった主人公がようやくできるのですが、その言葉が印象的です。「私は大きくなってもお母さんの娘です。でも、ずっとお母さんのためだけに生きることはできません。……明日の約束 私は、私のために生きていきます」。出典: ドラマ『明日の約束』 ずっと「ママの日向」でいることはできないと、母親に「NO」をつきつけた形になります。このメッセージを告げて、日向は家を出て一人暮らしを始めることになり、物語は終わります。ありあまる愛情が引き金に…。毒親ドラマはまさに反面教師ドラマの主人公・日向は29歳でようやく母親と決別することができますが、おそらく何歳になっても母親との問題に悩む人はいるのではないかと思います。ありあまる愛情ゆえに、子どもたちの人生を知らない間に支配してしまう母親たち。このドラマはそんな母親に悩む人たちに勇気を与えてくれます。母親に支配されて生きるというのは、別の言い方をすると母親に守られて生きるということ。それはとても苦しい反面、安定もしているため、逃げ出しにくいといえるでしょう。卒業するタイミングがなかなか見いだせず、何歳になっても母親に依存してしまう人は少なくありません。母親との関係性は非常に複雑なものです。日向の母親は、自らが子どもにとって「毒親」にならないための反面教師でもあるように思います。筆者も2児の母ですが、愛情を掛けることは、子どもを支配して全部道を作って決めてあげることではないのだなと改めて気づかされました。「私のために生きる」と宣言した主人公のように、子どもが子ども自身のために進んでいける道を応援する母親でありたいものです。【参考リンク】・『明日の約束』公式サイト ※FOD、カンテレドーガで有料配信中
2017年12月28日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。子どもが幼稚園に行くようになると、朝の準備をしなくてはいけなくなります。子どもが慣れないうちは親が手伝うことになりますが、やがては子ども一人で準備してもらいたいですよね。しかし、どういった声掛けや手助けをすれば子どもが一人で準備できるようになるのかは、親も試行錯誤することになります。そこで今回は、筆者の経験から子ども一人で幼稚園の準備をできるようになるヒントをご紹介していきます。●見てわかるような『お手本』を用意する筆者が自分の息子用に用意したのは、冒頭の色紙です。1)幼稚園のリュックをA4サイズのコピー用紙にカラーコピーする。2)必要なものを写真に撮ってプリントアウトする。3)色紙にリュックをのり付けする。4)先生からの指示どおりに取り出せるように、詰める順番を考えて切り抜いた写真を貼る。5)ひらがなと数字で詰める順番を注記する。比較的、手間も時間もかからずにこの色紙はできあがりました。カラーコピーや写真でなくても、絵を書けばさらに簡単に仕上がります。入園したばかりの4月はひとつひとつ準備する品を読み上げていましたが、夏休みが始まる前には、「色紙見て準備しなさいね」と声をかけると、息子一人で幼稚園の準備が出来るように なりました。●チェックシートで親も一緒に最終チェックする子どもの準備が終わったら、忘れ物がないか上記の写真のようなチェックシートを使って親も一緒に最終チェックしてあげるのもいいと思います。準備するものは、1)100円ショップで購入したA4サイズのホワイトボード2)100円ショップで購入した表と裏の色が違うマグネットシート3)100円ショップで子どもに選んでもらったシール以上です。作り方は、ホワイトボードに油性ペンで表を書き、幼稚園の準備品をひらがなで書きます。左上から詰める順番に書いてあげると子どももわかりやすいと思います。マグネットシートは表の枠の大きさに切り、表に子どもが選んだシールを貼ります。裏面にはまだ準備ができていないことを子どもが理解できる絵を書きましょう。子どもの準備が終わったら一緒にリュックを開けて、チェックシートを見ながら「(例えば)おべんとう、はいってまーす」と親が確認したら、子どもにマグネットをひっくり返してもらいます 。こうすると子どもも親も忘れ物はない、と確信が持てますよね。----------朝という時間帯は親にとっても子どもにとっても忙しい時間帯ですよね。限られた時間の中で必要な準備をするためには子どもが自分で準備するものを理解しなくてはいけません。とはいえ、子どもに口頭で説明してもなかなか分かってもらえないこともあります。筆者の息子の場合は、写真や絵にすることでわかりやすくなったようです。子どもの準備に親はつい手を出したくなります。時間の制約があると手伝い以上の手出しをしてしまう こともありますよね。でも、親もいつまでも手出ししてばかりではダメだとはよくわかっています。筆者の息子の場合は、たまたまうまくいったパターンかもしれません。でも、自宅に遊びにきたお友達のママさんたちには、色紙もチェックシートもなかなか好評 でした。ひらがなが読める年齢のお子さんなら、リュックの絵の中は文字だけでもいいかもしれません。筆者の息子の例が皆さんの参考になれば、幸いです。●ライター/マエジマシホ
2017年12月22日最近ではゲームだけでなく、インターネット視聴やスマホのSNSなど、子どものメディア接触が増えているという問題があります。親としては視力や学力の低下などが気になりますが、制限を設けている人はどれくらいいるのでしょうか。Q.お子さんの、テレビやスマホ、パソコンなどのメディア接触時間に制限を設けていますか?1.設けている 51.3%2.設けていない 43.8%3.その他 4.9%意外にも設けているという人は51.3%にとどまりました。ある程度子どもが大きくなると、言っても聞かないこともあるようです。■制限を設けていない親の意見メディア接触時間の制限よりも、やることをしっかりやっているかを重視しているのが、制限なしの親たちの意見のようです。その他、反抗期なので一時的にそっとしているという人も。「やることをやっていれば、基本的には自由です」(埼玉県 40代女性)「一日中みているようだと注意はしますが、基本的には勝手にして状態。自分の興味のあることに関する動画を見ているみたいなので、意外と勉強になっている気もします」(神奈川県 40代男性)「言っても聞かないです。反抗期の子どもたちなので、今はそっとしています」(和歌山県 40代女性)「もう中3なので、細かい口は挟まず自主性に任せてます。自分のやるべきことはやらずに人のせいにしたときには、メガトン級の雷を落としてます」(茨城県 40代男性)■接触時間を設けている親の意見やはり親が管理するのが当たり前という人も半数近くいます。メディア接触を制限する方法としては、Wi-Fiを繋げないようにしたり、就寝時間を決めるなど間接的な方法を取る人もいました。「ゲームはやりだすとキリがないので、パソコンやスマホを含めたゲームは1時間です。中学生のスマホはラインの返信以外使えないようにロックしてますし、高校生もリビング意外では使わないようにしています」(三重県 40代男性)「約束だけでは解決しないので、今は子どものスマホだけ夜10時から朝8時まではWi-Fiを繋げないようにしてます」(神奈川県 40代女性)「スマホは使わせてません。テレビも特に時間は決めてないけど9時に寝ることが約束です」(島根県 30代女性)「30分たったらアラームが鳴るようにセットしてます」(三重県 30代女性)■親のメディア接触時間が子供に影響する?もっとも影響があるのが親のメディア接触時間。子どもに制限をするのであれば、やはり親もそれなりに制限をすべきなのかもしれません。週に1回はノーメディアデーを作るのもいいアイデアかもしれませんね。「自分たち親も制限なしにメディア接触しているから、子どもたちに何も言えない親も多いのでは? 恥ずかしながら私もそんな親です」(宮城県 50代女性)「ゲームもしませんし、テレビもあまり見ません。私か夫の携帯で夕食後にYouTubeを少し見たり、ネットで調べものをするくらいなので、制限することもありません。その代わり本が好きで読みまくっています」(北海道 40代女性)Q.お子さんの、テレビやスマホ、パソコンなどのメディア接触時間に制限を設けていますか?アンケート回答数:4507件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月22日子どもが大きくなるにつれて、言葉の乱れや汚い言葉遣いなどが気になることがあることも。友だちの影響を受けたり、または自分の子どもが周りの子に悪影響を与えてしまうこともある言葉遣い。親たちの悩みを聞いてみましょう。Q.お子さまの言葉遣い、気になるときがありますか?1.ある 94.0%2.ない 6.0%ほとんどの親たちが子どもの言葉遣いが気になるときがあるという結果になりました。小学生くらいから徐々に気になる親が多いようです。■怖い言葉を平気で使っている子どもに不安を感じる最も多かったのが、暴言などの汚い言葉や人を攻撃する怖い言葉に対する意見。発した本人にそのつもりがなくても、相手に深い傷を負わせてしまうこともあり、親たちは心配をしているようです。「『ヤバイ』の使い方。OKなのかNGなのか、私の年代になってくると何事も一言で済ますなとつい憤りを感じます」(神奈川県 50代女性)「怖い言葉を平気で使っている子どもが多い気がします。殺すとか消えろとか…」(神奈川県 40代男性)「小学生になり、うるせぇ! ぶっ殺す! 黙れ! などなど汚い言葉を言っている友だちがいるらしく、うちの子もいつか話すようになるのかと心配しています」(岩手県 30代女性)■親こそ言葉遣いに気をつけなければいけないやはり手本になるためには親が正しい言葉遣い、きれいな言葉遣いをしなければいけないということ。夫や周りの人に言われてやっと気づく人も。「下の娘が私の口調にそっくり。『もっと優しい言い方があるでしょ!』と注意すると、旦那さんに『自分のことは棚上げだね』と言われて、最近反省しました」(三重県 30代女性)「先日、私の友だちに子どものしゃべり方がそっくりって言われました。悪い言葉も良い言葉も、親が使っていたら子どもも真似してしまうので、子どもの前だけは言葉遣いに気をつけています」(神奈川県 40代女性)「私の話し方のクセが似ちゃってます。言葉遣いを気をつけないと…」(千葉県 40代女性)■大人になれば使い分けができる?なかには、大人になれば自然と使い分けができるようになるから、子どものうちは心配しなくてもいいのではという人もいました。そのときに正しく話せるようにするためにも、親としては正しい言葉遣いをして接するに越したことはないですね。「まあ、気にすることないと思いますよ。私たちも若いころは、言葉遣いで注意されたものです。でもある程度の歳になれば使い分けられます。大きくなっても使い分けできなければ、ただのバカですね」(神奈川県 40代女性)「ちゃんと場所や相手で使い分けできたらいいんじゃないかな。仲間内なら悪い言葉遣いで結束を強めたりすることもありかと思います」(滋賀県 30代女性)Q.お子さまの言葉遣い、気になるときがありますか?アンケート回答数:5123件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月20日