あなたは町中を歩いている時に、落とし物を見つけたことはありますか。近くの交番や警察署に届けるのが一般的ですが、物によっては、拾うのをためらってしまうこともあるでしょう。ある日、町中で驚きの『落とし物』が見つかったとネットで話題になりました。X(Twitter)に投稿された、こちらの写真をご覧ください。排水溝に、楽器のようなものが落ちていたのです…!実は、これは本物の楽器ではなく、『グレーチング』という排水溝のフタにデザインされたもの。楽器はコルネットという金管楽器で、吹奏楽、ブラスバンド、ジャズなどを演奏する際に使用されるといいます。投稿者さんは神奈川県横須賀市にある『ドブ板通り商店街』で発見したそう。珍しいデザインのグレーチングに、ネットではさまざまなコメントが投稿されていました。・初めて拝見しました。素敵なデザインですね。・まるで、魔法で閉じ込められているかのようなデザインだ。・コルネットを落としてしまった人がいるのかと思うくらい、よくできている!同市発祥のファッションアイテム『横須賀ジャンパー(通称:スカジャン)』に関する記念プレートやマンホールなども設置されているそう。買い物や観光をしに訪れた際は、コルネットのグレーチングと一緒に、探してみてはいかがでしょうか。※掲載許可はいただいておりますが、投稿者様のご意向で、本文中では匿名にしております。[文・構成/grape編集部]
2024年05月13日タレントの堀ちえみが9日に自身のアメブロを更新。子宮がん検診と下腹部のエコー検査のために病院を訪れた日のエピソードをつづった。この日、堀は「年に一度の検診」と述べ「子宮がん検診と下腹部エコー検査」を受けたことを報告。「下腹部エコーは何も問題なく、出血の有無も医師が確認し、状態も良いとのことで」とエコー検査の結果を明かし「今回は体がんの検査はしませんでした」(原文ママ)と説明した。続けて「今回は乳がん検査の一連の時に、婦人科の検診もしておくこととなりました」と報告。「後日に出てくるこの検査結果に問題がなければ、次回は人間ドックで子宮がんの検査も受ける予定」と説明し「外来は結構混んでいて、今やっと終わりました」と明かし、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「異常なしで終わることを願ってます」「お疲れ様でした」「年一回のMRIを4月に済ませました」などのコメントが寄せられている。
2024年05月10日演歌歌手の藤あや子が8日に自身のアメブロを更新。子宮と卵巣の全摘手術を受けた自身の現状を報告した。7日のブログで、藤は「先日、子宮と卵巣の全摘手術を受けました 病名は初期の子宮体癌です」と報告。「早期に見つけてくださった主治医の先生 執刀してくださった先生」「看護師の皆様そして支えてくれた友人や家族には感謝の気持ちでいっぱいです」といい「たおやかに咲く藤の花のように凛とした姿で1日も早く皆様にお会いできますようにリハビリ頑張ります」と意気込みをつづっていた。この日は「多くのメッセージを頂きましてありがとうございます!」と感謝を述べ「同じ病気を経験された方があまりにも多くとても驚きました」とコメント。「女性特有のことなので発表することに一瞬ためらいはありました」と明かしつつ「皆さんからのメッセージを読ませて頂きとても励みになりました」とつづった。続けて、手術後の自身の現状について「時々痛みはあるものの順調に回復しております」と報告し「毎年検査はしておりますが、やはり大事なのは早期発見です!!」とコメント。「少しでも体調に変化があったら後回しにしないで病院に行きましょうね」と呼びかけ、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「順調に回復されているようで良かったです」「ゆっくり休んで下さいね」「元気な姿を待っています」などのコメントが寄せられている。
2024年05月08日2024年5月7日、演歌歌手の藤あや子さんがX(Twitter)を更新。初期の子宮体がんと診断され、子宮と卵巣の手術を受けたことを公表しました。藤あや子、初期の子宮体がんを公表子宮体がんとは、子宮体部に発生するがんのこと。自覚症状として不正出血などが見られるといいます。藤さんは、病気を知った時の心境や、今後の活動について、直筆でコメントを公開しました。ご報告 pic.twitter.com/lzlmlqxJY6 — 藤 あや子 (@fuji_ayako) May 7, 2024 いつも応援してくださる皆様へ先日子宮と卵巣の手術を受けました病名は初期の子宮体癌です告知された時は正直実感が湧きませんでしたがこれからまだまだ歌い続けていく為にもしっかりと治療して頂こうと気持ちを切り替えました仕事関係の皆様には大変ご迷惑をおかけし御詫び申し上げます早期に見つけてくださった主治医の先生執刀してくださった先生入院中サポートしてくださった看護師の皆様そして支えてくれた友人や家族には感謝の気持ちでいっぱいですたおやかに咲く藤の花のように凛とした姿で一日も早く皆様にお会いできますようにリハビリ頑張ります@fuji_ayakoーより引用医師に病気を知らされた時、藤さんは実感が湧かなかったとか。突然がんだと告げられたら、誰しも戸惑うことでしょう。それでも藤さんは、今後も歌い続けていくため、治療に専念しようと気持ちを切り替えたそうです。また、愛猫家としても知られている藤さん。退院後、愛猫のマルくんとオレオちゃんに会えるのを楽しみにしていたはずが、逃げられてしまったことを追記しています。「チックショー!」と明るく文章を締めくくる様子から、藤さんの人柄が伝わってくるようですね。藤さんの投稿には、応援の声が多数届いていました。・ご無理をなさらず安静に過ごしてください。猫ちゃんたちがしっかり見守ってくれますよ。・これからも猫ちゃんたちのキュートな姿を楽しみにしています。・なんて強くて優しい、美しい方なんだろう…!ご無理なさらず、心穏やかにお過ごしください。多くの人が、藤さんの復帰を待っている様子。藤さんがいうように、少しでも早く『たおやかに咲く藤の花のように凛とした藤さんの姿』を見られるように、祈りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月07日演歌歌手の藤あや子が7日に自身のアメブロを更新。子宮と卵巣の全摘手術を受けたことを報告した。この日、藤は「先日、子宮と卵巣の全摘手術を受けました 病名は初期の子宮体癌です」と報告。「告知された時は驚きというより正直実感が湧きませんでした」と振り返り「まだまだ歌い続けていくためにもしっかりと治療して頂こうと気持ちを切り替えました」とつづった。続けて「仕事関係の皆様には大変ご迷惑をおかけしお詫び申し上げます」とコメント。「早期に見つけてくださった主治医の先生 執刀してくださった先生」「看護師の皆様そして支えてくれた友人や家族には感謝の気持ちでいっぱいです」と述べ「たおやかに咲く藤の花のように凛とした姿で1日も早く皆様にお会いできますようにリハビリ頑張ります」と意気込みをつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「応援してます」「お大事にして下さい」「1日もはやく回復されます様に心から祈っております」などのコメントが寄せられている。
2024年05月07日歌手の藤あや子(62)が7日、自身の公式Xを更新し、子宮と卵巣の手術を受け、初期の子宮体がんと診断されたと公表した。藤は「いつも応援してくださる皆様へ」と、達筆の文章をしたため、自身の病気を明らかにした。「先日子宮と卵巣の手術を受けました病気は初期の子宮体癌です」と報告し、「告知された時は正直実感が湧きませんでしたがこれからまだまだ歌いつづけていく為にもしっかりと治療して頂こうと気持ちを切り替えました」と心境を吐露。医療関係者や友人、家族らに感謝を込め、「たおやかに咲く藤の花のように凛とした姿で一日も早く皆様にお会いできますようにリハビリ頑張ります」とつづった。藤は1961年5月10日、秋田県出身。89年9月21日に「おんな」でデビュー。92年「こころ酒」が大ヒットし、同年のNHK紅白歌合戦に初出場。以降、21回出場。明治座、新歌舞伎座などで座長公演も多数行い、歌だけにとどまらず、芝居でも魅せてきた。■報告全文いつも応戦してくださる皆様へ先日子宮と卵巣の手術を受けました病名は初期の子宮体癌です告知された時は正直実感が湧きませんでしたがこれからまだまだ歌い続けていく為にもしっかりと治療して頂こうと気持ちを切り替えました仕事関係の皆様には大変お迷惑をおかけし御詫び申し上げます早期に見つけてくださった主治医の先生執刀してくださった先生入院中サポートしてくださった看護師の皆様そして支えてくれた友人や家族には感謝の気持ちでいっぱいですたおやかに咲く藤の花のように凛とした姿で一日も早く皆様にお会いできますようにリハビリ頑張ります令和六年五月七日藤あや子
2024年05月07日2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。総合病院に転院してMRIを撮ったあと、手術が得意だという井上先生(仮名)から「筋腫を取っちゃいましょう」と告げられて……?主治医の井上先生(仮名)から手術をすすめられ、今後を考えて子宮を全摘出することにした猫野サラさん。入院期間は10日前後になるとのことで、手術はGWに合わせておこなうことに。入院前検査を終えた猫野サラさんは自宅のネコたちに別れを告げ、いよいよ入院生活に移ります。 16.入院受付 入院や手術に必要な物をリストアップし、準備万全で入院初日を迎えた猫野サラさん。自宅にいる愛猫たちに別れを告げ、いよいよ病院へと向かいます。 受付を済ませると、看護師さんから「7階へどうぞ」と案内されました。 17.個室へ 入院初日(手術前日)から手術翌日までは、4人部屋ではなく個室を予約していた猫野サラさん。あとから夫が荷物を持ってきてくれ、初日は荷ほどきや手術の準備をしながら、ゆっくり過ごすことに。 そんなとき、「2週間ほど入院する」と言っていたお母さんから突然「退院しました!」との連絡が。まさかの1週間前倒しでの退院に、猫野サラさんは思わずびっくりしたそうです。 18.母の愛 まだまだ病み上がりなのに「明日会いに行きます」と言い出したお母さん。なんと、もう新幹線のチケットを買ってしまったとのこと。なかなかにパワフルで行動力のあるお母さんですね。いくつになっても、わが子はかわいいものなのかもしれません。そんなお母さんの気持ちを汲んで、夫は「お義母さんを車で迎えに行くよ」と提案してくれました。 夫が帰宅したあと、看護師さんがやってきて「明日の手術のために剃毛をさせてほしい」と声をかけてきました。 19.剃毛・手術セット ※水差し…水飲み・吸い飲みとも呼ばれます※受け皿…医療現場ではガーグルベースンと呼ばれています 今回、猫野サラさんが受けるのは、へそ下から恥骨までを縦に切る「下腹部正中切開」という開腹術。そのため、おへその下から恥骨の上までの剃毛が必要になるようです。 看護師さんから「おへそがきれいですね」と褒められた猫野サラさん。実は他の方の体験談ブログを読んで、前もって自宅でおへその掃除をしていたのだとか。たしかに、もしおへその中がかなり汚れていたら、看護師さんに掃除されるのはちょっと恥ずかしいかもしれませんね。 20.麻酔の説明 その後、猫野サラさんは看護師さんから「手術は明日の午後1時からです」との説明を受け、病院からのアンケートを受け取ります。 少し経ってから麻酔科の担当医が現れましたが、猫野サラさんいわく、彼はとてもイケメンでさわやかな印象だったとのこと。紙芝居形式で、手術開始とともにまずは硬膜外麻酔を投与し、全身麻酔をかけながら手術をおこない、術後は再び硬膜外麻酔に切り替わる旨を説明してくれたそうです。 硬膜外麻酔のメリットは、術中から術後まで持続して鎮痛剤の投与が可能(持続注入法と呼ばれます)なことと、カテーテルの先端の位置によって麻酔を効かせる範囲を限定できる点、そして意識を保ちながら鎮痛を図れる点だと言われています。 猫野サラさんのような、子宮筋腫による子宮全摘術のケースに限らず、術後痛が強く予想される開胸手術や開腹手術、下肢の人工関節置換術などで、持続注入法が選択されます。また、硬膜外無痛分娩や、帝王切開術で脊髄くも膜下麻酔と併用することも。つまり、硬膜外麻酔とは、今回のような腹部の手術以外にも、開胸手術や無痛分娩でも用いられる方法です。 紙芝居形式だとイラスト付きで説明してもらえるので、硬膜外麻酔をどこに打つかなど、イメージがしやすそうですよね。今回、人生で初めて手術を受けることとなった猫野サラさんですが、麻酔科の先生の説明を受けて「全面的にお任せします」と納得できたそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年05月02日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出。腫瘍が4cm以上あり、ステージが1B1期→1B2期へとランクアップしてしまいました。術後は体力回復のため、とにかく歩く生活に。座っていることが一番しんどかったので、2時間おきくらいにこまめに横になっていました。抗がん剤の恐怖で頭がいっぱいに手術によりおなかに30cm近い大きな傷痕が残ったとりだまりさん。この傷はかっこいいもので、自分の勲章だと言います。それは、みんなが助けてくれて、自分も頑張ったことの象徴だからなんだそうです。抗がん剤治療をおこなうかどうかは、病理検査の結果で決まることになっていました。ついにその結果が伝えられて……。病理検査の結果が出るまで、宙ぶらりんになっていた「今後の治療の有無」。ようやく結果が出て……抗がん剤治療をすることに。正直、涙が出そうになりました。激しいショックと、抗がん剤があまりにも怖くて、先生に「抗がん剤って本当に効果あるんですか?」と軽くキレてしまった私。だって抗がん剤、怖いもん。でも、先生の言葉で、なんだかとても安心したことを覚えています。抗がん剤治療をする覚悟も固まりました。「30万円のお高いカツラでも買う! 私の心の平安のために!」と以前は思っていましたが、いざ実物を買うとなると、「本当ににいいの……?30万円……」と揺れて揺れて。結局もう少し考えることにしたのでした。そんな私に、抗がん剤治療の先輩である、フルダテさんがくれたアドバイスとは……。昔、本当に似合わなかったので、このときも髪を短くするのが本当に嫌でした。それなのに、治療のために切らざるをえなくなって……。気付けば、「この人より、私のほうが不幸」と無意識のうちに比べて、不幸マウンティングを取ってしまって。そんな自分の不幸に酔っぱらっていた私ですが、美容師さんは心地よく酔いを覚ましてくれたのです。お母さんが弱っていくところを間近で見ていた経験は、とてもしんどいものでしょう。そのしんどさを、やさしさに変えることができた、とてもすてきな美容師さん。できれば私も、そんなふうになりたいなと、とても自然に思うことができました。彼のおかげで、似合わないと思っていたショートカットが似合うこともわかり、「嫌だな~」しかなかったこの時期が、ちょっと楽しいものになったのでした。ー------------------------抗がん剤治療を控えて、しんどい時期に、この美容師さんに出会えてよかった、とりだまりさん。つらいことがあると、無意識に人に当たってしまうこともありますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月30日2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。その後、引っ越しによる転院を経て6〜7年ほど経過観察を続けた結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズにまで肥大してしまいました。どうにか閉経までやり過ごせないかと考えていた猫野サラさんでしたが、ついに婦人科医から「MRIをしましょう」と言われてしまって……?MRIを撮ったあと、井上先生(仮名)という手術が得意なベテラン医師が主治医となり、手術をする方向で話を進めることになった猫野サラさん。医師から「子宮を残すかどうか」を問われ、妊娠は考えていなかった猫野サラさんは今後の生活を踏まえて、子宮を全摘することに決めます。その後、手術に向けて各種検査を受けることになり……。 11.手術1カ月前検査 医師と相談して手術が決まったその日のうちに、さっそく手術前の検査を受けることになった猫野サラさん。ついさっき手術が決まって、とんとん拍子に検査を受けている……そんな状況はまるで大きな戦いに向けて準備を進めているようで、猫野サラさんは緊張から武者震いを起こします。 検査内容は検尿や採血、心電図、レントゲンの4つで、30分ほどで終わったそう。 帰宅した猫野サラさんは、ほどよくお酒が回って気持ちがリラックスしたところで、夫に話しかけます。 12.検査結果でまさかの指摘 「結局、子どもは授からなかったけど子宮は取っちゃっていいよね?」という妻からの問いかけに、穏やかな笑顔を浮かべて「うん」と答える夫。「手術までに体力つけとけよー」と前向きに心配してくれるところも含めて、この夫婦の会話には、夫の心やさしい人柄が表れていますね。 そんな中、検査の結果を聞きに行った猫野サラさんは、医師から「肝臓の数値があまりよくない」と指摘されてしまいます。驚いたのは「やや貧血」という診断が下されたこと。猫野サラさんは最近、生理初日の経血量が増加したことは認識していたのですが、貧血の自覚はなかったそうです。こうして、医師の指示でしばらく鉄剤を服用することとなりました。 13.入院と手術の説明 医師の診察のあとは、手術内容や入院についての説明を受けたそう。流れとしては、まず口頭での軽い説明があり、各種書類を渡されたのちに、スライドショーで詳しく説明があったのだとか。以前、医師から「子宮筋腫は妊娠7カ月くらいの大きさ」と言われた猫野サラさん。書類の病名欄には「巨大子宮筋腫」と書かれていたそうです。 その後、母と夫に手術当日の待機をお願いした猫野サラさんでしたが……。 14.準備したもの(事務系) なんと、手術の約1週間前になって、お母さんが入院する事態に。結局、手術当日の待機は夫だけに頼むことにしました。 入院や手術に備えて猫野サラさんが用意した書類関係は、上記のとおりです。ちなみに、猫野サラさんが手術を受けたのは2016年。2024年4月現在は、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる医療機関であれば、限度額適用認定証がなくてもマイナ保険証を持参すれば、限度額を超える支払いが免除されるようになっています。 15.準備したもの(日用品) 手術までに準備した日用品としては、基本的な生活必需品のほか、病院側から指示されたバスタオル(術後、寝たままベッドなどに移動させやすいように下に敷く)、フィットショーツ、腹帯(術後に腹部に巻く帯状の布)、下腹部サポーター(腹帯が外れたあとに術後2カ月くらい着用して腹部を保護する)など。 猫野サラさんの場合、入院期間は10日ほどになる予定です。術後すぐにリハビリが始まってバタバタするとはいえ、それ以外の時間はずっと同じ部屋で過ごすため、精神的につらくなってしまう可能性も。ぬいぐるみなど、自分にとって癒しとなるアイテムを持っていくのは、長い入院生活の助けになりそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年04月29日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出しました。腫瘍が4cm以上あり、ステージが1B1期→1B2期へとランクアップしてしまいました。大切な人に見せびらかしたいくらい子宮頸がんの手術が終わり、退院して自宅に戻ったとりだまりさん。体力回復のため、とにかく歩く生活を始めました。座っていることが一番しんどかったので、2時間おきくらいにこまめに横になることに。その際、脚がむくまないようにクッションなどで10cm程度の厚みを作って、脚を心臓の位置より少し高めにするようにしていました。術後、シャワーのたびに手術痕を見て思うことがありました。それは意外にも……。子宮頸がんで子宮や卵巣を摘出すると、下腹部に20〜30cm近い傷が、残念ながら残ります。ただ、私はこの傷痕が嫌ではありません。無理しているわけではなく、「なかなか、かっこいい」と本気で思うのです。というのも、ある友人に会ったからで……。「手術の傷痕は、私を生かしてくれた勲章!」そう教えてくれたSは、しんどいことも、嫌なことも、鼻で笑い飛ばして自力でキラキラに変えてしまう、最高に魅力的な友人でした。彼女にそんなふうに言われた後は、脇腹のケロイド状の傷が本当に特別なものに見えて、「なんてかっこいい傷痕なんだ!」と思ったことを覚えています。それに、彼女が大切な宝物を見せようと決めた仲間の1 人に、私を加えてくれたことが、ものすごくうれしかった。その瞬間から、私にとっても彼女の傷痕は、彼女を生かしてくれている宝物になったのでした。だから、私のおなかにも30cm近い大きな手術痕が残ったけれど、この傷は私にとって、同じくすごくかっこいいものです。この先、医療技術が発達して、手術痕をきれいに消せるようになったとしても、絶対に消さないと思います。それくらい気に入ってます。だって、みんなが助けてくれて、私も頑張って、そんなことの象徴なので。あのとき、友人のSがくれたキラキラは、20年近くたった今も、私の中に残っていて、ずっと私を助けてくれています。ー------------------------友人Sさんのおかげで、自分の手術痕を勲章だと思えたと、とりだまりさん。そうポジティブに考えられるとりだまりさんも、とてもすてきですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月29日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出しました。術後は生活上の注意点があり、唯一楽しみにしている長湯ができなくなり、ショックで泣いてしまいました。2時間おきくらいにこまめに横になり…子宮頸がんの手術後、摘出した子宮と卵巣、子宮筋腫を見せてもらうと、子宮筋腫が大き過ぎて驚いたとりだまりさん。腫瘍は4cm以上だったことがわかり、ステージが1B1期→1B2期へとランクアップしてしまいました。1B2期で腫瘍が4cm以上だと術後に放射線と抗がん剤をおこなうのが標準治療とのことだったのですが、医師からはっきり「抗がん剤をおこなう」と言われるまでは諦めきれない気持ちでいました。その後、退院の許可が出て、久しぶりに戻ってきました。体力回復のため、とにかく歩く生活を始めたのですが……。手術を終えて、とりあえず退院し、自宅に帰ってきました! 抗がん剤をするかどうか、病理検査の結果が出るまで、しばしの中休みです。家に戻れてうれしかったのは、久々に飼い鳥に会えたこと! お世話の後は、手術後に始めた習慣に取り組みます。女性用トランクスでもだいぶラクなのですが、男性用に比べると、やっぱりちょっと締め付けがあるんですよね~。脚の付け根の締め付けが気になる方は、よろしければ男性用を!術後、とにかくしんどいのが、下腹部に負担がかかる体勢で過ごすこと。立っていても、座っていても、数時間たつと下腹がむくんでパンパンになり、微妙に熱をもってくる。なので、こまめに横になって、リンパ液を上半身に向かって流し、下腹部の負担を和らげる必要があります。その際、足を心臓の位置よりちょっと高めにするために、クッションなどで10cm程度厚みを作っておくと、脚のむくみが引きやすいと病院で習いました。ただし、あまり高く上げ過ぎると、太ももの付け根あたりで、かえってリンパ液が滞ってしまうとのことで、注意が必要みたいです。こうしたこまめな休憩を挟んで、リンパ液が下肢にたまらないようにしないと、リンパ浮腫になるリスクが高くなります。私の場合は、2時間おきくらいに、こまめに横になるようにしていました。で、そのまま眠っちゃう。実をいうと、術後1年間くらい、こんな感じでした。自宅仕事だから、好きなときに横になれるということもありますが……だいぶだらけてますでしょうか(汗)。外で働いている方は、どうやって休んでいるんだろう? すごく気になります……。ー------------------------下腹部にかかる体勢で過ごすことがとにかくしんどかったと、とりだまりさん。仕事柄、座っての作業がメインだと、こまめな休憩がより必要になりそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月28日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出しました。術後、卵巣がん手術をした「がん友」ができ、同じ境遇でバカ話ができる友人に出会えたことに感謝しました。尿感覚よ、戻れ!手術を終えてからしばらくの間は、いくつか生活上の注意点があるとのこと。その中に無趣味なとりだまりさんが唯一楽しみにしている長湯も含まれていました。ショックを受けて嗚咽(おえつ)してしまいました。手術が成功しても元の体に戻るわけじゃないと気付いたのです。子宮頸がんの手術から10日目、そろそろ退院する日も近そうですが、おしっこの感覚がなかなか戻らず……。術後10日目、まだ尿を出したという感覚が戻らず、看護師さんに導尿してもらいました。退院するには、導尿が50mlを切らないといけないらしく、自分で尿を出しきれないと、退院後も自己導尿をしないといけないため、「尿感覚よ、戻れ!」と思いながら、とにかく院内を歩きまくりました。こんな物が自分のおなかに入っていたなんて……。そして、がんと一緒に摘出した子宮筋腫がデカすぎてびっくり!術後は、下っ腹がめっちゃスッとしました。まぁ、子宮と卵巣の分も減っちゃっているわけですが……。子宮頸がんの場合、4cmというサイズが、1B1期→1B2期へのランクアップの基準になるそう。ああ、本当に嫌だ。というわけで、手術入院はなんとか無事に(?)終えることができました。このときはまだ「がんは4cm以上だったけれど、病理検査の結果次第では、もしかすると抗がん剤、やらなくてもいいのでは!?」と、むなしい期待を抱いておりました。4cm超えとはいえ、がんは子宮の扁平上皮内(へんぺいじょうひない)にとどまっていて、手術できれいに取れたんじゃないかなー、と。先生の「1B2期で、4cm以上」という診断で、抗がん剤フラグはしっかり立っているわけですが、「抗がん剤やるよ!」と言われるまでは、諦めきれないのが、がん患者心です。そんなこんなで、抗がん剤をやるかどうかは、次回の通院まで持ち越されたのでした。ー------------------------摘出した子宮筋腫が本当に大き過ぎて、がん(子宮と卵巣)の存在がかすんで見えたと、とりだまりさん。そんなに大きな筋腫がおなかにあったかと思うと、驚いてしまいますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月27日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出。入院中、徐々に手術後の傷の痛みは治まってきたのですが、痛み止めが切れると頭痛と腰痛が。原因は術後カフェイン断ちの状態になっていたことだと思い当たりました。手術が成功しても元の体に戻るわけじゃない術後4~5日目には、卵巣がんの手術をした友だちができたとりだまりさん。抗がん剤をする必要があるかどうかは、手術で摘出した物を病理検査しなければわからないのですが、病理検査の結果が出るまでの3週間は、本当に長くて心苦しかったそうです。そんなときに、同じ境遇でバカ話ができる友だちに出会えたのは、とってもありがたいことでした。手術を終えてからしばらくの間は、いくつか生活上の注意点があるとのこと。その中にとりだまりさんが好きなことも含まれており、泣いてしまいました……。体にメスを入れるということは、たとえ病気が治ったとしても、これまでとは異なる生活が待っているということ。私がそのことに気付いたのは、実際に手術を終えてからでした。まず、一度開腹手術をすると、当分は腸閉塞が起こりやすくなるのだとか。そのため、消化の悪い物や食物繊維が多い物は、小さく切って、少量から食べることを勧められます。決して食べてはいけないということではないようですが、注意するに越したことはないようです。ただ、「当分」がどれくらいの期間なのかは、誰にもはっきりとはわからないようで、病院側に聞いてみても、「半年」とか「1年」とか「それ以上」と言われることもある様子。他にも、私のようにリンパ節郭清をおこなった人が気を付けなければいけないのが「リンパ浮腫」。「浮腫」とは「むくみ」のことです。手脚のリンパ液の流れが滞らないようにして、むくみをためないようにしなければならないので、こまめに手足を心臓より高い位置に上げてみたり、ウォーキングなど適度な運動をしてリンパ液の流れをよくしたり。そして、締め付けのきつい衣類や服を避けたり、長時間湯船に浸かることを避けたり。私は、湯船でゆったりと本を読むのがとても好きだったので、これが制限されると知り、本当に嗚咽(おえつ)しました……。手術ができない方からすれば、ぜいたくな悩みなのだと思いますが、「好きなことと引き換えに病気が治るなら、仕方ない」とは、やっぱりなかなか思えないのでした。ー------------------------長湯はNGと聞き、本当にショックだったと、とりだまりさん。術後、日常生活で制限しなければいけないことは、想像以上に多いのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月26日健康維持のために健康診断を毎年欠かさずに実施していた私。子宮頸がん検診も若い年齢から受け続け、しっかりとおこなっていました。自分に限って子宮頸がんになることはないだろうと思っていた矢先、婦人科から「要再検査」の通知が届きパニックに……。がん家系に生まれた私は、やはりがんからは逃げられないのか、と不安になった体験談です。婦人科から「要再検査」の通知が社会人になってから健康診断を毎年欠かさずに受け、何ごともなく健康体を維持して数十年。今回も何ごともなくクリアできるだろう、と思っていたときのことです。基本の検査に加え、その年は婦人科で子宮頸がんの検査も受けていました。いつも通りつつがなく検査を終えたつもりで、後日届く検査結果を待っていましたが……。届いた封筒には「要返信」との文字が! 何ごとかと思い、封筒を開けて中を確認すると、「結果の報告と再検査のため婦人科を受診してください」との記載があったのです。「え? 私、子宮頸がんなの!?」とパニック状態に陥った私。まだ当時は子どももいなかったため「子宮頸がんだったら、子どもが産めないのか?」「この先どうしたらいいのか?」などと、不安を抱えたまま職場に向かいました。当然仕事に集中できるはずもなく、途中で気分が悪くなり体を休めることに。ちょうど学校勤めだったため保健室で少し横になりながら、不安で弱りきった私は先生に話を聞いてもらいました。実は気軽に相談できるはずの母をがんで亡くしていた私。不安でいっぱいだったのですが、養護教諭の同僚がやさしく話を聞いてくれたので少しラクになりました。そこで「子宮頸がんでも子どもが絶対に産めないわけじゃないから、婦人科に行ってみよう」と声をかけてもらい、まずは婦人科に話を聞きに行く勇気をもらったのです。婦人科に足を運ぶと再検査、結果は…次の日にお休みをもらい、早速婦人科を受診することに。先生の話によると、私の診断結果は子宮頸がんにつながる「ヒトパピローマウイルス」に感染しているとのことでした。このヒトパピローマウイルスは、性的接触のある女性の50%以上が一度は感染する可能性のある一般的なウイルスだそう。ほとんどは自然に体外に排出されるようですが、場合によっては子宮頸がんの発生につながるとされています。このウイルス感染があるため、念のため、再検査でがんの組織がないかを診てもらうことになりました。そして再検査の結果、軽度の異形成を発見! 「異形成」とは、子宮頸がんの前段階の病変のことを指します。中度異形成、高度異形成などを経て発展してくのが特徴ですが、必ずしもがんになるわけではありません。途中で消失することもあるのだとか。その結果を聞いた私がさらに不安になったことは想像に難くありません。「段階が進行したら将来は子どもを産めないのですか?」と切羽詰まった様子の私。それに対し医師は「子宮を温存して手術する方法もあるから心配し過ぎないで」と冷静に答えてくれました。今後できることは定期的な検診を受けることのみ。もやもやした気持ちを完全にはぬぐえませんでしたが、それからは半年に1回欠かさずに子宮がん検診を受けました。検診を受け続けたその後毎回不安な気持ちで、「今回は異形成が消失していますように」と祈りながら検診を受けていた私。日常生活ではなるべく異形成のことは気にしないようにし、健康的な食事や運動を心がけました。しかし、不安な気持ちをゼロにするのは難しかったです。そして軽度異形成が判明してから1年半後、いつものように進行していないことを祈りながら定期検診の検査結果を聞くことに。すると「異形成が見られない」とのこと! 先生も「消失したようだね、よかったね」と一緒に喜んでくれました。「消失したんだ! 健康に気を付けた結果かな? 本当によかった……」と一度に頭の中をいろいろな感情が巡り、一気に気持ちがラクになりました。異形成が消失したその後も、半年に1回の検診は欠かさずに実施。無事に妊娠・出産もでき、今では2人の子どもにも恵まれました。出産後も子宮頸がん検診は定期的に実施しています。今後も何があるかわからないので、継続するつもりです。まとめ病気について詳しい知識がないと、不安な気持ちが大きくなり、パニックになってしまうのも仕方ないと思った体験談でした。私の場合、家族をがんで亡くしている経験が多いため、病気に過敏になり過ぎたのかもしれません。今回は定期的な健康診断で早期発見に至り、快方に向かいました。健康でいるためにはやはり、しっかりと気になる部分をチェックするのが大切だと実感。今後も健康な毎日を送るために、定期的な健康診断と規則正しい生活を目指していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/sawawa著者/水戸 あおいアクティブな夫と4歳・2歳のやんちゃな男の子の4人家族で生活。じっとしているのが苦手で、お休みの日は子どもを連れて絶対お出かけしたいしたい!最近は夫と休みが合わず悶々としている。
2024年04月25日「私が診察してきた経験則では、高齢の方にがんが見つかり、がん治療を始めようとしたとき、そのうちおよそ2割弱の方に認知症があります」国立がん研究センター東病院・精神腫瘍科長の小川朝生医師が、こう話す。日本対がん協会によれば、2021年の人口動態統計では、全悪性新生物死亡数のうち、65歳以上が88%を占めている。一方、2012年時点での65歳以上における認知症の推定有病率は15%で全国の患者数は約462万人と推計。それが2025年には、約650万人から約700万人に達すると見込まれるというのだ。「これまで『認知症のあるがん患者さん』のことがなかなか取り上げられなかったのは、認知症があることを周囲に気づかれないケースが多かったからでしょう。かかりつけ医に認知症の専門知識がなければ見逃されますし、ご家族からは『老化でしょう』と思われてしまうんです」(小川医師)がん治療が始まっても、担当医の認知症の知識が浅ければ、認知症と気づかないまま治療が行われていることも多いという。「超高齢社会では、認知症とがんが同時にある場合の対策は必須のはずですが、医療現場は『がんはがんだけ』『認知症は認知症だけ』という運営が多いのが現状です」前出の日本対がん協会は、小川医師らの協力を得て、全国のがん診療連携拠点病院に対し、認知症のがん患者への対応状況を調べるアンケート調査を初めて実施、256施設から回答を得て結果を公表した。調査分析した小川医師が言う。「がん患者が認知症だったため、対応に困ったことがあると回答した施設は97.7%にのぼりました。多くの医師が抱えるのは『医師が治療方針を説明しようと思っても、患者本人が自分の治療について判断できない』ということでした」本人や病院側の大きな関心は、介護施設の受け入れ状況だが、じつは「介護施設からがん患者だということを理由に入所を断られた」拠点病院は26.5%もある。小川医師が、診察した患者の事例を挙げて説明する。「70代の女性は認知症の進行は中等度(認知機能の低下が進んで、周囲のサポートが必要となってくる段階)で、ステージIVの大腸がんの治療中でした。腸閉塞にならないようにストーマ(人工肛門)をつくって抗がん剤治療を行っていましたが、リンパ節に転移が見られ、そこから痛みが出て、医療用麻薬(オピオイド)を処方する必要がありました」介護施設に入所していたが、医療用麻薬が必要となった段階で、「これ以上の入所は受け入れられない」と施設に断られたという。「ストーマの管理はなんとか自分でできる程度の進行でした。しかし施設側は『ほかの入居者の方が医療用麻薬を誤って飲んだら困る』という理由でした」結局、家族が医療的な対応ができる介護施設を探し、転所した。飲み薬の抗がん剤を服用するだけで介護施設の退去を求められたというのは、80代の女性の例だ。「肺がん(腺がん)が見つかったのですが、最近の抗がん剤は飲み薬もあり、髪の毛が抜けたり、吐き気が出るなどの副作用もなく、ふだんとほぼ同じ生活ができる。しかし施設側には『抗がん剤は、何があるかわからないので』と誤解され、怖がられてしまって」主治医やケアマネジャーが連携して施設側に説明、なんとか入所を継続できたのだという。■医療・介護関係者が「認知症のがん患者」の知識の共有を一方、認知症を理由に病院の緩和ケア病棟から入院拒否されてしまったのが、70代男性のケースだ。「進行期の胃がんで、あえて言えばステージIVの段階。かなり痛みと倦怠感があり、積極的に治療する段階は過ぎていましたので、ご家族が自宅近くの病院の緩和ケア病棟を探して、私が紹介状を書いたんです。しかしその病院の緩和ケア医師から『認知症のある方は入院できません』と」身の回りや薬の管理は難しいが、徘徊はない。でも受け入れられなかった。家族にとっても、非情な拒絶に映っただろう。結局、療養型の地域包括ケア病棟に入院した。えびな脳神経クリニック理事長で、同院認知症疾患医療センター長を務める尾﨑聡医師はこう言う。「認知症のがん患者さんが、受け入れ態勢が整わず入院・入所できないケースは、実際よく起きます。認知機能が低下するほどご自身の症状を訴えにくくなるため、医療側もがんの発見や病状の進行などに気づきにくくなってしまう。逆に、認知症の人を受け入れる側の施設からは、医師や看護師が常駐していないなどの理由で特殊な薬を出す責任が持てないと、断られることがあるんです」今回の調査報告を総括し、小川医師は次のように要望する。「全国の医療・介護関係者が『認知症のがん患者さん』の知識を共有してほしい。高齢者施設にがんの知識を持つスタッフ、がん病棟などに認知症の知識を持つスタッフをそろえる必要もあると思います」では、私たちはどう考えるべきなのか。尾﨑医師はこう話す。「認知症の方が本当はどんな治療や入院先を望んでいるのか。本人を代弁するつもりで、ご家族も、一緒に考えてあげてください」認知症もがんも、本人はもとより、支える家族の心労が重なってしまう。できる限りの準備を、怠らないようにしたい。
2024年04月24日イギリスで民家の庭で見つかったものに驚きの声が上がりました。ある住宅の所有者が、庭に置いてある古い小屋の解体作業を進めていた時のことです。床下の板を持ち上げた彼らは、とてもびっくりしたそう。なぜなら、床下に7匹のキツネの赤ちゃんがいたからです!誰にも見つからないこの場所で、母キツネが子育てをしていたのですね。家の住人は小屋の解体を中断して、キツネの保護団体『ザ・フォックス・プロジェクト』に連絡。こうして赤ちゃんたちと母キツネを再会させるための作戦が始まりました。まず、赤ちゃんたちを湯たんぽを置いた箱の中に入れて、小屋があった場所のそばに放置。住人と『ザ・フォックス・プロジェクト』のスタッフは遠くから見守りながら、母キツネが戻ってくるのを根気よく待つことにします。母キツネがなかなか現れないので、彼らはハラハラしながら待ち続けたそう。すると数時間後、ついに母キツネが戻ってきて、赤ちゃんたちを1匹ずつ安全な場所へ連れて行ったのです。この出来事を『ザ・フォックス・プロジェクト』がFacebookで紹介すると、喜びの声が上がりました。・あなたたちの素早い行動のおかげで、親子が再会できてよかった!・思いやりのある住人に「ありがとう」といいたいよ。・いい話だね。心が温かくなった。『ザ・フォックス・プロジェクト』によると、母キツネは通常、赤ちゃんを捕食者から守るために複数の巣穴をもっているのだとか。今回は母キツネが戻ってきましたが、赤ちゃんキツネを移動させた場合、母親が戻ってこないケースもあるといいます。そのため、我が子のために戻ってきた母親を「勇気ある母キツネ」と称賛しました。イギリスでは、春先に民家の物置の床下などでキツネが子育てをすることは珍しくないそうです。しかし、中には赤ちゃんがいる巣穴を故意に埋めてしまう人もいるとのこと。今回見つかった赤ちゃんたちは、優しい住人のおかげで無事に母親と再会できてよかったですね。[文・構成/grape編集部]
2024年04月23日気象予報士の森田正光氏(74)が22日、自身のXを更新し、検診で肺腺がんの疑いが見つかったことを報告した。メキシコから帰国後の18日に胸腔鏡手術を受け、回復は順調という。森田氏は「メキシコ皆既日食前に検診を受けたところ、左上葉部に肺腺ガンの疑いがみつかりました。ごく初期でラッキーでした。」と記し、食事を写真を添えて報告。「帰国後の4/18に胸腔鏡手術を受け、回復は順調です」とし、「肺機能の10%くらいに影響が出そうですが、リハビリで軽減させられるとのことです」と明かした。「みなさまには御心配とご迷惑をおかけいたしました。日食にいかなければ手遅れになったかもしれない。と思うと#人間万事塞翁が馬ですね」とつづった。森田氏は1950年4月3日生まれ、愛知県出身。1969年より日本気象協会東海本部に入る。同協会の東京本部を経て1992年に退職、初のフリーのお天気キャスターとなる。TBS系『JNNニュースの森』『イブニングワイド』などで活躍。執筆活動も多く、雑誌の連載のほか多数の書籍を発売。講演活動ほか、気象キャスター派遣会社『ウェザーマップ』の設立、気象予報士資格取得講座の開講などに取り組んだ。現在はTBS系『Nスタ』(月~金後3:49)に出演している。
2024年04月22日2016年5月、開腹手術で巨大な子宮筋腫を摘出した猫野サラさん。術後に医師からは「腫瘍の重さは1,268gもあったよ」と言われたそうです。子宮筋腫の発症から手術に至るまでの約7年間、そして術後の経過について、猫野サラさんの実体験をご紹介します。2010年ごろに受けた人間ドックで3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。その後、引っ越しによる転院を経て6〜7年ほど経過観察を続けた結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズにまで肥大してしまいました。どうにか閉経までやり過ごせないかと考えていた猫野サラさんでしたが、ついに婦人科医から「MRIをしましょう」と言われてしまって……? 6.MRIやってみた 偶然空きがあるとのことで、急きょMRIを撮影することになった猫野サラさん。3日後に再び病院を訪れると、「手術が得意なベテラン」だという医師を紹介されます。どうやらMRIの結果を踏まえて、今後は手術前提で話が進んでいくようです。 7.妊婦さんに例えると MRIの結果によると、子宮筋腫は「妊娠7カ月くらいの大きさ」にまで肥大化しているそう。妊娠7カ月だと子宮の大きさはだいたい22〜25cmほどでしょうか。あまりの大きさに猫野サラさんも驚いて笑ってしまいます。 その後、閉経までなんとかやり過ごそうと思っていた旨を打ち明けると、医師からは「そんなに待っていたら長生きできないかもしれませんよ」と言われてしまいます。 8.筋腫と記憶力 最近、物忘れが増えているような気がして危機感を抱いた猫野サラさんは、できるだけ早く手術をしてもらえるよう、医師にお願いしたのでした。 ※子宮筋腫はほとんど良性です。がんのような悪性の場合は、悪液質と言って正常細胞に栄養や酸素が供給されず、がん細胞がどんどん増殖して、栄養不良で衰弱して死亡するということがあります。また、筋腫による月経過多で貧血が強度の場合、全身への酸素供給が低下し、脳への供給も少なければ、いろいろ症状が起こることがあります。しかし、よほどの栄養失調の状態でなければ、腫瘍に栄養分が取られるようなことはありません。また、子宮筋腫によって認知症のような症状が出ることもありません。 9.子宮を残すか否か 入院予定期間は10日間とかなり長いため、GWの期間に合わせて手術を受けることに。 その後、猫野サラさんは担当医と手術の方向性について話し合います。まず、卵巣は残す方針で決まったのですが、問題は子宮をどうするか。医師は「妊娠を考えているのなら……」と選択肢を提示しますが、すかさず猫野サラさんは「考えてません」とキッパリ伝えます。 10.大きいが位置はよい ネットなどの知識から「子宮を残しておくと子宮筋腫が再発するリスクがある」「子宮を全摘してしまえば、筋腫の再発リスクを含め子宮関連の病気の発症に怯えることがなくなる」と学んでいた猫野サラさんは、すでに子宮を全摘する方向で心を決めていたようです。医師から「筋腫のサイズは大きいですが取りやすい位置にあるので大丈夫ですからね」と声をかけられ、この日の診察は終了。続けてこのあと、入院前の検査を受けることとなりました。 今回、子宮全摘を選択した猫野サラさん。子宮全摘はおもに子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜症などで、子宮を丸ごと摘出する必要があるときにおこないます。子宮全摘のメリットとして「子宮筋腫の根治が可能なこと」「子宮がんの発症がなくなる」などが挙げられますが、一方で「妊娠できなくなる」というデメリットもあります。 また、子宮がなくなることで生理も止まります。ここで、「更年期のような症状が出てしまうのではないか」という疑問が生まれるかもしれませんが、卵巣を残した場合は女性ホルモンの分泌が継続されるため、子宮全摘後に急にホルモンバランスが大きく崩れて更年期障害が出ることは、ほとんどありません。 医師は「卵巣はきれいだから(何も問題がないから)」という理由以外にも、まだ閉経を迎えていない猫野サラさんが術後も今まで通りの生活を送れるように、という意味も込めて、卵巣を残す方針にしたのかもしれませんね。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年04月22日2016年5月、開腹手術で巨大な子宮筋腫を摘出した猫野サラさん。術後に医師からは「腫瘍の重さは1,268gもあったよ」と言われたそうです。子宮筋腫の発症から手術に至るまでの約7年間、そして術後の経過について、猫野サラさんの実体験をご紹介します。 1.初めての婦人科検診 ※「6年前」…2016月5月作画のため、6年前=2010年ごろ。 2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。良性でただちに手術が必要ないこと、自覚症状がなく日常生活での支障がまったくないことから、年に1度の定期検診で経過観察をすることになりました。 2.引っ越しによる転院 初診から1年後と2年後にも検査を受けた猫野サラさん。3cmだった子宮筋腫はこの2年間で5cm以上になりました。医師から「月経量が増えたり、おなかが張ったり、トイレが近くなったりしていませんか?」と聞かれますが、自覚症状はまったくありません。 このタイミングで県外に引っ越すことになった猫野サラさんは、医師から「引っ越し先でも定期検診は受けてくださいね」と言われ、紹介状を受け取ったのでした。 3.経過観察か手術か ※開腹手術では縦に切開する場合もあります。 2010年ごろに子宮筋腫が見つかってから約4年が経過した、2014年ごろ。2年ほど受診をサボっていた猫野サラさんに初めて自覚症状が現れます。それは生理初日の経血量の多さでした。さらにあお向けになると、明らかにおなかがぽっこりと膨らんでいます。 そこで、2年ぶりに婦人科で診てもらったところ、医師いわく「筋腫の大きさがソフトボールほどになっている」とのこと。この大きさなら、手術で筋腫を切除することも選択肢に入ってくると言われますが……。 4.閉経までやり過ごす? 即座に手術を受ける決断はできず、そのまま経過観察をすることに決めた猫野サラさん。 そして1年後の2015年、再び婦人科で検査をしてもらうと子宮筋腫はさらに大きくなっていて、医師によると「グレープフルーツくらいの大きさです」とのこと。ただし、ここまで大きくなっても猫野サラさんに貧血や頻尿、不正出血などの自覚症状はなく、またしても1年ほど経過観察をすることに。 このとき、猫野サラさんはぼんやりと「閉経まで手術を受けずになんとなくやり過ごせたらいいなあ」と思っていたらしいのですが……。 5.ジーンズが入らない ※今年の3月=2016年3月 ある日、ジーンズがはけなくなったことで「いよいよやばいかも?」と危機感を抱いた猫野サラさんは、1年半ぶりに婦人科を受診しました。エコー(超音波検査)が終わるなり、今まで経過観察を許していた医師からも笑顔が消えて、「前回よりもずいぶん大きくなっていますね……MRIを受けてみますか?」と真剣な表情に変わります。どうやら、何かしらの処置をしなければいけないレベルにまで、子宮筋腫が巨大化してしまっているようです。 たしかに子宮筋腫は、閉経後は女性ホルモン(エストロゲン)の減少とともに小さくなると言われていますが、放置しておくと肥大化し、さまざまな症状が現れます。 また、このあと開腹手術によって巨大な子宮筋腫を切除した猫野サラさんは、「手術後に負った体のダメージが予想以上に大きくて大変だった。もう少し早い段階で治療を検討するべきだった」と語っています。 猫野サラさんのようにあまり自覚症状がない場合は、通院を後回しにしてしまうこともあると思います。しかし、自覚症状があまりなくても子宮筋腫が大きくなっていることもあるため、医師から指示をされたら必ず定期検診を受けるようにしましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年04月17日2019年の2月にステージ4の舌がん(左舌扁平上皮がん)、4月に食道がんの手術を受けたタレントの堀ちえみが15日に自身のアメブロを更新。食道がんの経過観察のため大学病院を受診したことを報告した。この日、堀は大学病院の消化器内科を受診したことを報告し「食道がんの経過観察の診察です」と説明。「食道がんの内視鏡手術から、早いものでまる5年が経過しました」と明かし「次の検査でこれからの方針も、改めて決まると思います」と今後についてつづった。続けて「暑いですね」と述べ、コーヒーショップ『タリーズコーヒー』でドリンクをテイクアウトしたことを写真とともに報告。「会計も混んでいて遅くなりましたが…これからメンテナンスに行きます」と明かし、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お疲れ様でした」「あっという間に過ぎて行きますよね」「良好なようで安心です」などのコメントが寄せられている。
2024年04月16日ペットとの暮らしは私たちの生活に楽しさと癒しを与えてくれますね。しかしなんらかの事情によって、ペットを手放す人もいるでしょう。周りに何もない場所で見つかったのは…アメリカのカリフォルニア州に、『リジェクト・ランチ』という非営利の家畜の保護施設があります。ある日、『リジェクト・ランチ』に「高速道路の近くにブタがいる」という通報が入りました。連絡をしてきた人によると、ブタは少なくとも12日間この場所にいたのだとか。「偶然通りかかってブタを見つけた」というその親切な人が、毎日水と食べ物をあげに来ていたといいます。『リジェクト・ランチ』のスタッフが現場に駆けつけると、1匹のオスのブタがしっぽを振って嬉しそうに近寄って来ました。@rejectranchsanctuary Rescuing an abandoned pig! #pig #rescuepig #rescuelife #piglove #pigsoftiktok #farmsanctuary #savelives #animalrescue #piggie ♬ Beautiful Nature - Steven Solveigスタッフの女性はブタを食べ物で誘導して、保護することに成功しました。ブタは明らかに人に慣れているため、飼い主がこの場所に捨てたと思われるそう。理由は「ミニブタだと思ったら予想以上に大きくなったから」だと推測されるといいます。そこは見渡す限り、住宅も店も何もない場所。さらに、すぐ近くにはたくさんの車が行き交う高速道路があり、とても危険です。動画を見た人たちからは、ブタを捨てた人への怒りと悲しみの声が上がりました。・どうしてこんなことをする人がいるのか理解できない。ブタはとても感情的で賢いんだ。・こんなふうに捨てる前に、ほかの選択肢を探せたはずなのに。そういう人はもう二度とペットを飼わないでほしい!・しっぽを振っているのが泣ける。このかわいい子を助けてくれてありがとう。『リジェクト・ランチ』のスタッフによると、ブタが見つかった場所には多くの野生のコヨーテがいるため、2週間近くも襲われなかったのが不思議なくらいとのこと。また「ブタは信じられないくらい賢いので、信頼していた人たちから不当な扱いを受けると、悲しみ傷付くのです」とつづっています。飼い主に捨てられた後、このブタがどんな思いで過ごしていたかを想像すると、かわいそうで胸が張り裂けそうになりますね。ペットとして飼い始めたミニブタが「大きくなった」という理由で捨てる人は珍しくないとのこと。無責任な飼い主によって、このブタのようなつらい思いをする動物がいなくなることを願わずにいられません。[文・構成/grape編集部]
2024年04月15日タレントの上原さくらが13日に自身のアメブロを更新。子宮の摘出手術に対する心境を吐露した。この日、上原は最近の自身について、不正出血が多量に出てしまうことを明かし「普段もオムツタイプで過ごす日もある」と告白。再来週に大学病院で手術の予約を取ることを報告し「適応かどうかの最終検査はあると思うけど」と補足した。続けて「子宮摘出の手術は怖いんだけど」と心境を吐露しつつ「これも終わってしまえば120%ラクになると分かってるので!!勇気を出して踏み出してみます」とコメント。自身について、元々は精神面の浮き沈みが激しめな性格だと明かしつつ「娘を産んでからはかなり強くなってると自覚してます。あと、年齢的に図太くなっちゃってるのかも。笑」とお茶目につづった。最後に「片頭痛と月経絡みがないだけで、私の体調不良ってグンと減ると思う」と述べ、現在はほとんど片頭痛の症状がないため痛みを堪えて家事や仕事をする機会が減っていることを説明。「これに加えて月経絡みの不調がなければ、今からトライアスロン始められるくらい元気になれるかも。笑」とコメントし「…更年期症状との戦いはあるけども」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「良い方向に進んで行く事を願ってます」「手術の決意をされたんですね」「応援してます」などのコメントが寄せられている。
2024年04月15日女優の古村比呂が9日に自身のアメブロを更新。子宮頸がんに罹患した当時を回想した。この日、古村は同日が「子宮頸がん予防を啓発するための『子宮(し・きゅう)の日』」と明かし「私が子宮頸がんに罹患したのは」「46歳のとき」と回想。「偶然受けた検診で子宮頸がんの疑いがある」と言われたそうで、当時の自身について「バリバリ仕事をしていました」と振り返った。続けて「がんの可能性があると言われても特に自覚症状もなく仕事も出来るから『検査が間違っている』と思い込みました」と述べつつ、再度検査を受けた際に「やっぱり子宮頸がん」と判明したことを明かした。また「子宮とサヨナラしてしまいました。それから12年が経ちました」といい「子宮頸がんは予防できるがんです」とコメント。最後に「子宮頸がん検診をそしてHPVワクチンのことをぜひ理解してください」と呼びかけ、ブログを締めくくった。
2024年04月10日社会保障を中心とした様々な分野での政策立案や提言を行う、一般社団法人 新時代戦略研究所(INES:Institute for New Era Strategy、代表:朝井 淳太、以下:新時代戦略研究所(INES))は、4月9日の子宮(し・きゅう)の日に合わせて、参議院議員・三原じゅん子氏が子供を持つ母親役で出演するHPVワクチン啓発動画「未来への選択」を本日2024年4月8日(月)に公開しました。URL: ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです*1。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん患者が増加傾向にあり、1年で約10,000人が罹患しています*2。*1:厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」 *2:国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス」 HPV感染を防ぐワクチンについては、2022年4月に、自治体から接種対象の女性へ予診票などを送る積極的勧奨が再開されました。現在、日本では小学6年生~高校1年生に相当する女性は公費での定期接種が可能となっています。また、積極的勧奨の差し控えによりワクチン接種の機会を逃した方を対象としたキャッチアップ接種も公費負担で行われています。しかし、子宮頸がんは性的接触によってうつる感染症でもあることに加え、HPVは肛門や陰茎、咽頭にもがんを引き起こす可能性があります。そのため、男性がHPVワクチン接種による感染予防をすることで性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。すでに海外ではオーストラリアやイギリスのように男女とも定期接種化している国が50か国以上ありますが、日本ではまだ制度化されていません*3。*3:WHO HPV vaccine included in national immunization programme, by targeted sex新時代戦略研究所(INES)では、男女ともにHPVワクチン接種による感染予防の重要性を広く国民に伝えるべく、啓発動画を制作し、子宮(し・きゅう)の日に合わせて公開しました。この動画にはHPVワクチン推進議員連盟幹事長として積極的勧奨再開に向けて尽力されていた、三原じゅん子参議院議員(自由民主党)に友情出演いただきました。なお、三原氏がこのような場で演技するのは約15年ぶりとなります。本動画を通して、ワクチンで防げるがんがあること、HPVワクチン接種による感染予防が、男女ともに重要であることを一人でも多くの方に知っていただきたいと考えています。●HPVワクチン啓発動画 概要タイトル: 『未来への選択』URL : 監督・脚本・編集:たか ひろや出演 :小川 さくら (佐藤 明梨 役)黒田 昊夢 (佐藤 洸平 役)立仙 愛理 (三上 沙耶 役)三原 じゅん子 (佐藤 美希子 役/友情出演)HPVワクチン啓発ムービー「未来への選択」(1)HPVワクチン啓発ムービー「未来への選択」(2)●新時代戦略研究所(INES)新時代戦略研究所(INES)は、自民党衆議院議員だった近藤鉄雄が、政界引退後の1997年に株式会社として設立しました。近藤は大蔵省出身で、国会議員として活動中は労働大臣や経済企画庁長官を歴任しました。経済、金融、政治、外交等の分野において、国際国内の緊急の問題についてその本質に迫る解明を試み政策提言するべく、民間の立場として研究を行い、朝食会の開催を中心に勉強の機会を設けてきました。2018年7月より、一般社団法人として活動しています。これからも多くの皆様が集まる場を提供し、21世紀の日本が直面する課題について議論を深めることを目的に活動します。ホームページ: YouTube : X : Facebook : 【法人概要】法人名: 一般社団法人 新時代戦略研究所代表者: 代表 朝井 淳太所在地: 〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目9-6-205URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月08日48歳の3月に卵巣がんの手術をしてからというもの、白血球が徐々に減っていき、とうとう基準値以下になってしまいました。 抗がん剤治療は受けてないのに白血球が減少するのはなぜ? 病気との因果関係や主治医の見解に不安を感じた体験談です。原因不明の白血球減少2018年の1月、人間ドックで異常が認められ近所の病院で再検査をすると、卵巣がんの可能性があると診断を受けました。そして、同年3月に再検査した病院とは別の病院で卵巣がんの手術をおこないました。その後、抗がん剤治療はせずに経過観察を続けているのですが、血液検査の結果で気になる点が出てきたのです。それは白血球の数が徐々に少なくなっていることです。手術当時2018年には3880あった白血球数が毎年減っていき、2022年には2930にまで減少。主治医にはその都度確認しても「そんなに気にしなくて大丈夫ですよ」と言われていたので、そこまで気にしていなかったのですが、さすがに基準値以下になると不安になってきました。白血球が多くなるのも心配ですが、当時、新型コロナウイルスが蔓延していたこともあり、白血球が少ないと病気に感染しやすいのでは? など余計な心配が増えてきたのです。基準値割れの白血球に主治医の見解は人間ドックや定期健診で白血球の基準値割れが続くようになり、再度主治医に白血球の数値のことを伝えると、「たしかにだんだん少なくなってるね~。ただ増えてるときもあるから、次の検診でもまだ低いようだったら血液の中身を調べてみよう」と提案されました。主治医によると、白血球の数値も血圧のように1日の中でも数値が変動しているものだとのこと。遺伝的な影響もあるし、また数値が低いと感染症にかかりやすいのはたしかだけれど、今はそこまでの数値ではないとの見解で、とりあえず様子見ということで診察を終えました。とはいえ、次の診察は半年後。そこまで放っておいて大丈夫なのかな? と不安が襲ってきます。診察のときには思いつかなかったのですが、仕事帰りの運転中に、これまでなかったような睡魔が襲ってきたり、以前より疲れやすくなったと感じたりすることが多くなり、それも白血球が少ないせいだからでは? と心配になってきます。ただ、50代という年齢的に当たり前だと言われればそんな気もするし、一方でおなかが出てきたことや腰痛や頻尿など、がんと関係していた症状も、年齢のせいだと思い見逃してきた過去があるので、調べて何もなければ安心できるという理論の元、他の病院で精密検査を受けてみることにしました。精密検査は近所の病院で実施することに私はがんの手術をした病院以外に、めまいや血圧でお世話になっている自宅近隣の病院があります。手術をした病院は患者の数も多く、予約診療にもかかわらず3時間待ちなどは当たり前。診察を終えてもお会計までの待ち時間を加えると、半日は費やさないといけないのが現実です。自宅からの距離も考えると、頻繁にお世話になるには負担が大きいと思いました。一方、自宅に近い病院は大きさもそれなりで待ち時間も少ない。患者の7割ほどは高齢者ですが、とてもフレンドリーで誰にでもやさしい印象です。忙しい主治医にはなんだか申し訳なくて言い出しにくい話も、近所の病院なら相談できることもあります。今回も30代前半であろう若い先生に相談したところ、とりあえず今日時間があるなら精密検査してみましょうか? と言ってもらえて、検査をすることに。こういうフットワークの軽い感じが、地元の病院ならではの良いところだなぁと感じます。そして気になる検査の結果は異常なしでした。基準値より少ない数値ではあるものの、やはり異常値ではないようです。白血球の内訳を見ても大きな問題はないであろうとの結果に、ようやくホっと胸をなで下ろしました。まとめ主治医の言うことには多少の不安を感じましたが、実際検査をして数値で見ることができて安心しました。そして今回のことで、自分としての病院との付き合い方を学べたと思います。大きい病院、小さい病院のどちらが優れているということではなく、それぞれに特性があることがわかりました。的確な診断をしてくれる主治医と患者の意志に寄り添ってくれる地元の病院の医師。そのときの自分の状況に応じて使い分けることが大切だと感じた出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。著者/sara(52歳)22歳で出産後、27歳で離婚。以降一人で仕事と子育てを両立してきたシングルマザー。ようやく子どもも就職し、安心した矢先に大病を患い現在経過観察中の身。忙しい仕事や家事、親の介護など日々のストレス発散は、大好きなお酒とKPOP。そんな趣味を、いつまでも楽しめるよう健康管理に努めている。
2024年04月08日お笑いタレントのだいたひかるが5日に自身のアメブロを更新。乳がんの定期検診のために病院を訪れ、診察結果を報告した。この日、だいたは乳がんの定期検診のために病院を訪れたことを報告。「せめて晴れて欲しかった」と述べつつ「かなり寒いですが、桜は綺麗です」と桜の写真を公開。その後に更新した「診察結果」と題したブログでは「数字が上がってしまっている所があり」と結果を報告した。続けて「天気同様…どんよりした気分」と肩を落とした様子でコメント。「今クスリを待っていますが、マスクの中でため息ばかり」と明かしつつ「それでも今があるから、気持ちを切りかえて…子育てと向き合うのが先決ですね!」と前向きにつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お疲れ様です」「次の検査までに良くなるといいですね」「応援しています」「きっと大丈夫だと思いますよ」などのコメントが寄せられている。
2024年04月06日タレントで実業家の“ゆうこす”こと菅本裕子がMCを務める、特別企画『Like ME Project.-今考えたい、私たちのカラダ-』が8日(21:30〜)、「ABEMA SPECIAL」チャンネルにて配信される。○石川翔鈴、折田涼夏も登場ABEMAとMSDが共同企画した特別企画『Like ME Project.-今考えたい、私たちのカラダ-』は、自分のことが「好き」と思える自分でいるために、そして未来の自分にワクワクするために“自分の心とカラダ”に向き合うきっかけ作りとなることをコンセプトに、将来の自分に向けて今知っておきたい情報として「子宮頸がんとその予防」に関する正しい知識を発信。ティーンや20代女性に向けて子宮頸がんへの関心と自分事化を行うきっかけ作りをしていく。なお、子宮頸がん予防においては、「1次予防」としてHPV感染を防ぐためのワクチン接種があり、「2次予防」としてがんになる前の段階やがんの初期に発見するための定期的な検診が大切とのことだ。この特別企画では、モテクリエイターとして活動し、ティーン世代に絶大なる支持を集めている“ゆうこす”こと菅本裕子がMCを務め、ABEMAオリジナル恋愛番組『今日、好きになりました。』に参加し、ティーン世代から絶大な支持を誇る石川翔鈴と折田涼夏も出演。さらに、“女性の心とカラダのスペシャリスト”として、産婦人科医院「THIRD CLINIC GINZA」の三輪綾子院長を迎える。○ゆうこす コメントまだまだ知られていない子宮頸がんについて、堅苦しい雰囲気ではなく、楽しく話せました! こんな風に、もっとライトに話せる場が増えたらいいなと思います。ぜひ動画を見て、気になった事はどんどん調べてみて欲しいです! そして、周りの友人と話してみてほしい。自分の体をもっと知って、自分を大事に、愛していこうね?! Like me!【編集部MEMO】“ゆうこす”こと菅本裕子は、1994年生まれ。福岡県出身。アイドルグループ・HKT48を脱退後、自己プロデュースを開始し、「モテクリエイター」という新しい肩書で株式会社KOSを起業。現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。
2024年04月05日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術から2日目の夜、ようやく手術をした実感が湧いてきたとりだまりさん。実際に子宮と卵巣がなくなると、何とも言い表せない喪失感が表れ、がんが判明してから初めて泣きました。同じ境遇でバカ話ができるがん友ができて入院中、徐々に手術後の傷の痛みは治まってきたのですが、痛み止めが切れると頭痛と腰痛がするようになったとりだまりさん。手術から数年後、カフェイン断ちをすると頭痛や腰痛などの離脱症状が出ることがあるとわかり、術後カフェイン断ちの状態になっていたため、それが原因だったのではないかと思い当たりました。術後4~5日目には、卵巣がんの手術をした友だちができて……。子宮・卵巣の手術では、尿管のそばの神経をいじるので、一時的に排尿の感覚がなくなります。尿意はあって力んでみるのですが、何かが出てくるわけではなく……。出ているんだか、出てないんだか、自分でもよくわかりません。初めのうちは、ちっともおしっこが出てこなくて、焦りました。入院中、卵巣がんの手術をしたシマダさん(仮名)と仲良くなりました。私もシマダさんも、ともに進行具合はステージ1。ただし、抗がん剤をする必要があるかどうかは、手術で摘出した物を病理検査しなければわからない……という段階でした。ちなみに、私もシマダさんも、抗がん剤治療が必要と言われたら「やる」の一択。ちまたではいろいろなことも言われていますが、いざとなったら死の恐怖が先立ち、「やらないなんて、怖くてできねぇ」という感じ。とはいえ、怖いしやりたくはないのですが。病理検査の結果が出るまでの3週間は、本当に長くて心苦しかったです。そんなときに、同じ境遇でバカ話ができる友人に出会えたのは、とってもありがたいことでした。ー------------------------抗がん剤治療を受けるのかどうか、結果が出るまでの時間がとても長く感じたと、とりだまりさん。病理検査の結果が出るのには、ある程度の時間がかかるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年03月31日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術後1日目から歩行練習をおこなったとりだまりさん。上半身を起こすだけでも吐き気がありましたが、看護師さんから「でも、起きる!」「無理でも立つ!」「吐いても立つ!」と厳しい指導を受けました。痛み止めが切れると頭痛と腰痛がする原因は2日目の夜、ようやく手術をした実感が湧いてきたとりだまりさん。実際に子宮と卵巣がなくなると、何とも言い表せない喪失感が表れ、がんが判明してから初めて泣きました。入院中、徐々に手術後の痛みは治まってきたのですが、痛み止めが切れると頭痛と腰痛がするようになり……。入院中は、積極的に起き上がって歩くことにしたのですが、歩くほどに痛みが和らいていきました。無理のない範囲で少し頑張って歩くと、回復が早くなるみたいです。とはいえ、ちょっと気になることが…。おなかの痛みは徐々に和らいでいくのに、痛み止めの薬が切れてくると、頭痛と腰痛がひどかったのです。そのときは、「ずっと横になっているからかな?」と思っていたのですが、数年後、同じような症状が出たことで、あることに思い当たりました。それはカフェイン断ち。カフェイン断ちをすると、頭痛や腰痛などの離脱症状が出ることがあるらしく、私もそうだったのかな、と。術後は検査の値に影響することもあるので、病気によっては「術後はカフェインが入っていないものを飲むように」と指示されることもあるそう。私の場合は、買いに行くのが面倒(というか痛くて行けなかった)で、事前に購入した水ばかり飲んでいました。そのため、術後は自然と「カフェイン断ち状態」になっていたのです。事前に知っていれば、入院前にカフェインをとる量を減らしたり、先生に「カフェイン入りのお茶を飲んでもいいですか?」と聞いたりして対策できたかもしれないな〜。(離脱症状は、コーヒーの1杯でも飲めばすぐに落ち着くので)なので、これから入院の予定がある方で、普段からカフェイン入りの飲み物を常飲している方は、気を付けたほうがいいかもしれません。ちなみに、カフェインの離脱症状は人それぞれで、頭痛に始まり、疲労感、倦怠感、イライラ、筋肉痛などが特徴的なようです。ー------------------------頭痛と腰痛は、痛み止めの薬が効いている間は気にならないけれど、切れてくるととてもしんどかったと、とりだまりさん。手術とは関係のない痛みに悩まされることもあるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年03月30日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術のためおこなった全身麻酔で全身の震えと吐き気という副作用が2つ出ました。手術を終えた実感が湧いてきて…子宮頸がんの手術後1日目から歩行練習をおこなったとりだまりさん。上半身を起こすだけでも吐き気がありましたが、看護師さんから「でも、起きる!」「無理でも立つ!」「吐いても立つ!」と厳しい指導を受けました。歩行練習後、あまりのしんどさにようやく痛み止めを変更してもらうようにリクエストしました。すると一晩中我慢していた痛みがラクになり……。痛み止めの種類を変えてもらったら、びっくりするほど痛みを感じなくなりました。痛みがないって、なんて幸せなんだろう!苦痛が消えた反動で、気持ちがラクになり、周りを見渡す余裕も出ました。そして、ストレスも影響しているのか、自分の汗が獣のようなにおいになっていることにも気付いた私。点滴で入れている薬のにおいと、獣のような汗くささが相まって、「お願いだから、誰もそばに来ないで!」という状態に。そんなワイルドな香りを放ちつつ、2日目の夜がやって来ました。夜になって、ようやく手術をした実感が湧きました。もともと子どもを持ちたいという欲がほぼなかったので、がんになって子宮と卵巣を取ると言われたときも、「女性ホルモンが出なくなって、女らしくなくなったら嫌だなぁ」と、それくらいにしか考えていませんでした。ただ、実際に子宮と卵巣がなくなると、何とも言い表せない喪失感が……。「産まない」のと、「産めない」のは、同じことではないようです。「産まない」は自分の選択の結果だったりするけど、「産めない」は産むことも産まないことも、自分じゃ選べないってことだからなぁ。選べないと、なんだか希望を奪われたような気がしてしまう。初めから産む予定なんてなくても、「なんだかなぁ」と感じてしまうのです。とはいえ、時間は巻き戻せないし、おかげで私は今も生きていられるわけだし。ありがとう、というのは、ちょっと違う気がするけれど、子宮と卵巣、いなくなってしまったあなたたちのおかげで、私は今も生きてるよ。ー------------------------子宮と卵巣が自分の体からなくなったことを実感し、がんが判明してから初めて少しだけ泣いたと、どりだまりさん。喪失感を受け入れるのは、つらいものですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年03月29日