「子宮頸がん検診で卵巣のう腫が見つかった話」について知りたいことや今話題の「子宮頸がん検診で卵巣のう腫が見つかった話」についての記事をチェック! (2/35)
一般社団法人 神奈川県産科婦人科医会と神奈川県は、神奈川県民公開講座「今こそ知りたい!令和時代の子宮頸がん予防」を、横浜みなとみらい「はまぎんホール ヴィアマーレ」で2024年7月21日(日)に開催します。現在、世界では検診と予防接種の両面からナショナルプログラムとして子宮頸がん撲滅に向かっています。日本では、2022年4月にHPVワクチンの積極的勧奨が再開されましたが、キャッチアップ世代が無料で接種できるタイムリミットが来年3月末に迫っています。日本がおかれている現状と課題に向き合い、今こそ正しく知って一緒にこれからのことを考え、語り合いませんか?【プログラム】総合司会中田 さくら 川崎市立川崎病院 産科・婦人科部長植田 啓 ひまわりレディースクリニック 院長13:00 開会挨拶 中野 眞佐男(一般社団法人 神奈川県産科婦人科医会 会長)13:05 日本の子宮頸がん予防の現状と課題宮城 悦子(横浜市立大学 副学長、医学部産婦人科学教室 主任教授)13:20 HPVワクチン接種について中山 克仁(神奈川県 健康医療局 保健医療部 健康危機・感染症対策課)13:30 HPVワクチンの効果:若年患者さんの視点からご報告小貫 麻美子(昭和大学 医学部産婦人科学教室 准教授)13:45 選択肢を知り、自分でつかみ取る子宮頸がん予防高橋 幸子(埼玉医科大学 産婦人科 助教)14:00 大学生の私たちが知りたいこと、伝えたいこと内堀 菜湖美 (女子栄養大学 学生サークル「たんぽぽ」代表)辻本 愛菜 (埼玉県立大学 保健医療福祉学部看護学科 4年)山原 万由子 (埼玉医科大学 医学部医学科 3年)14:20 <パネルディスカッション>知っておきたい子宮頸がん予防の今とこれから14:55 閉会挨拶佐治 晴哉(神奈川県立がんセンター 婦人科部長)15:00 終了登壇者(左から 宮城 悦子、小貫 麻美子、高橋 幸子)【開催概要】日時 : 7月21日(日)13:00~15:00(開場12:30)会場 : はまぎんホール ヴィアマーレアクセス : JR・横浜市営地下鉄「桜木町駅」下車、動く歩道利用徒歩5分 参加費 : 無料(事前に申込フォームからお申し込みください)申込締切 : 7月16日(火)主催 : 一般社団法人 神奈川県産科婦人科医会、神奈川県後援 : 公益社団法人 日本産科婦人科学会、公益社団法人 日本産婦人科医会専用サイト: 申し込みはこちらから一般社団法人 神奈川県産科婦人科医会 ロゴ神奈川県 ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月05日天外塾事務局(所在地:神奈川県茅ヶ崎市、代表:岡)は、新刊「治癒を目指すがん患者のための瞑想ワーク 思考と感情ががん遺伝子に働きかけるすごい力」(出版社:株式会社ユサブル/日本橋蛎殻町)を2024年8月1日(木)に発売します。本日より、Amazonにて予約開始いたしました。新刊『治癒を目指すがん患者のための瞑想ワーク 思考と感情ががん遺伝子に働きかけるすごい力』【医療に頼らなくてもいい!がん患者に朗報!】「瞑想でがんが治るのか?」…断言はできません!はるか昔、池見酉次郎医師ががん患者が「実存的変容(転換)」を起こすことによってがんが自然緩解することを発見されました。それが、天外の進める「医療改革」の中心課題になるとともに、「天外塾」では主として経営者の「実存的変容」をサポートする瞑想ワークを20年にわたって工夫してまいりました。その瞑想ワークがとても効果的なので、いよいよがん患者に特化したワークを開発し、本書をまとめました。この瞑想ワークが広まることで、予防効果も含めて、日本のがん患者が激減することを夢見ています。発売は8月1日ですが、本日からAmazonで予約販売が始まりました。■本の予約はこちらから (8/1発売)世界中で研究が進むがんの劇的緩解と心の関係。アメリカでは人の意識や生活習慣が細胞や遺伝子の働きに影響を与えるというエピジェネティクス(後成遺伝学)の研究が進んでいます。実際に瞑想ががん抑制遺伝子をオンにしたり、免疫力向上につながるという研究もあります。一方、日本ではがんは遺伝子の突然変異で偶然に左右されると考えられています。また、生活習慣やストレスががんに与える影響も軽視され、手術や抗がん剤治療の後は元の生活に戻ってよいと指導されることが大半です。もちろん、がんを直接取り除く手術などの治療は必要ですが、それらとともに瞑想ワークによって、がんの原因となったかもしれないストレスなど心のあり方を変えてみようというのが本書のテーマです。本書は、心が遺伝子に働きかける海外の研究の紹介とともに、心のあり方の変化を治療に取り入れる日本の医師なども紹介しています。そのうえで、瞑想ワークの第一人者である著者が、心のあり方を変えるための具体的な瞑想ワークのやり方を紹介しています。大きなポイントは自宅でお金をかけず簡単にできて、今行っている治療の邪魔をしないこと。世界的に、心とがんの関係についてエビデンスが与えられつつある現在、病院で受ける治療の他、何かできることはないかと考える方におすすめしたい1冊です。#がん患者のための瞑想ワーク#実存的変容により癌が自然緩解する#天外塾で20年つちかった瞑想ワーク#死と直面すると実存的変容がおきる#がん患者は死という言葉を避けるがそれを乗り越えると変容につながる#思考と感情が癌遺伝子に働きかけるすごい力#エピジェネティクス#医療改革#治癒を目指す#がんは変容のチャンス#船戸崇史#矢山利彦#ユサブル#天外伺朗#天外塾■書籍概要タイトル:治癒を目指すがん患者のための瞑想ワーク思考と感情ががん遺伝子に働きかけるすごい力発売日 :2024年8月1日(木)価格 :1,760円(税込)ページ数:168出版社 :株式会社ユサブル■本の予約はこちらから (8/1発売)■お問合せ主催: 天外塾事務局MAIL: officejk@onyx.ocn.ne.jp 天外伺朗(てんげしろう)1■天外伺朗(てんげしろう)プロフィール元ソニー上席常務。工学博士(東北大学)、名誉博士(エジンバラ大学)。2006年まで42年間ソニーに勤務。その間、CD(コンパクトディスク)、NEWS(専門家向けコンピュータ・ワークステーション)、AIBO(犬型ロボット)などの開発を主導した。その後、ソニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所 株式会社所長兼社長などを歴任。ホロトロピック・ネットワークを主宰、医療改革や教育改革に携わり、瞑想や断食を指導し、また「天外塾」というセミナーを開いている。次第にすべての人の意識の変容と、社会の進化を加速することを主眼にした塾に変わっていっている。さらに2014年より「社員の幸せと生きがい、社会貢献を大切にする企業」を発掘しするための「ホワイト企業大賞」も立ち上げ10年間代表を務めた。著書に『運命の法則』、『「ティール時代」の子育ての秘密』、『「生きる力」の強い子を育てる』、『「人類の目覚め」へのガイドブック』、『実存的変容』、『ザ・メンタルモデル』(由佐美加子・共著)、『自然経営』(武井浩三・共著)、『幸福学×経営学』(小森谷浩志・前野隆司・共著)、『人間性尊重型 大家族主義経営』(西泰宏・共著)、『無分別智医療の時代へ』、『日本列島祈りの旅1』、『出雲王朝の謎を解く』、『融和力』、『シン・コミュニティ論』など著書多数。他、瞑想や断食を指導。現在、医療改革、教育改革、企業経営改革、人間力を高めること、最新の組織、コミュニティを深掘りすることにも取り組んでいる。著書一覧【会社概要】会社名 : 株式会社 office JK(代表=岡)所在地 : 〒253-0054 神奈川県茅ケ崎市東海岸南3-2-7事業内容: セミナー/講演会/出版/PRマーケティングURL : 公式ホームページ 公式Facebook 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月02日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院初日、疲れが溜まっていたにしこさんは、消灯時刻の21時にベッドに横になり、目を閉じました。ところが、下腹部や胃のあたりの痛みが激しく、まったく寝つけません。消灯時刻から2時間が過ぎた23時ごろ、看護師さんが見回りにきたため、「痛みで眠れないんです」と相談すると……? どうしても眠れない…!看護師さんに相談したところ、痛み止めの点滴を強めてもらえることになったにしこさん。「そのうち痛みも和らいでくるだろう」と安心して再び目を閉じますが、予想に反して痛みは一向に引いてくれません。その後もひたすら痛みに耐えていたら、気づけば消灯時刻から4時間が経っていて……。 痛み止めを強めてもらったあとも痛みがまったく引かず、にしこさんはスマホを見るなどしながら、ただただ痛みに耐えていました。そして消灯時刻から約4時間が経過したころ、再び看護師さんが見回りにやってきました。「さらに強い点滴って打ってもらえますか?」と聞いたところ、看護師さんの提案で坐薬を入れることに。こうして、にしこさんは人生初の坐薬に挑戦することとなったのでした。 にしこさんは当時を振り返って「早めにナースコールを押して看護師さんを呼べばよかった」と後悔しているそう。翌日も6時起きで朝から検査がありますし、貧血も起こしているので、今はとにかく休息が大事ですよね。病院側も夜中の患者さんの対応には慣れているでしょうし、遠慮せず、すぐ看護師さんに相談したほうがよかったかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月30日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院初日、夕食を終えたにしこさんは内服薬を飲んでトイレを済ませ、病室のベッドに横になります。そして、21時の消灯時間に合わせて目を閉じました。しかし、痛み止めの点滴を打ってもらっているにもかかわらず、おなかが痛すぎてまったく眠ることができず……!? 助かったと思ったら…!?下腹部や胃のあたりの痛みが激しく、まったく寝つけないにしこさん。消灯時刻から2時間が経過した23時ごろ、看護師さんが見回りにやってきたため、「痛みで眠れないんです」と相談すると……? 「痛みがひどくて眠れない」と相談したところ、看護師さんは「明日も朝から検査がありますし、眠れないとつらいですよね」とやさしくなぐさめてくれ、痛み止めの点滴を強めてくれました。にしこさんは「これでようやく眠れる」とホッとし、再びまぶたを閉じますが……その後も痛みの程度はまったく変わらず、長い夜が続いたのでした。 どうやら、痛み止めは種類によって強さが異なるそうです。もしかしたらにしこさんが点滴で受けていた痛み止めは、そこまで効き目が強くない薬だったのかもしれませんね。 それにしても、一睡もできないまま朝を迎えるのは心身ともにつらいですし、何か解決策があればいいのですが……。もう少し様子を見てそれでも眠れなかったら、もう一度看護師さんに相談してもいいかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月27日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院初日、夕食を終えたにしこさんは鉄剤などの内服薬を飲んだあと、寝る準備を始めました。下腹部の激痛に耐えながらトイレを済ませ、看護師さんから渡された病院着に着替えます。そして病室のベッドに横になり、目を閉じたのですが……。 恐怖!? 暗闇で笑う女朝からバタバタしていて疲労も溜まっているため、21時の消灯時間に合わせて「そろそろ寝よう」と目を閉じたにしこさん。しかし、痛み止めの点滴を打ってもらっているにもかかわらず、おなかがあまりにも痛すぎて、まったく眠ることができず……!? 下腹部や胃のあたりがどうしても痛く、消灯時間の21時を過ぎても、なかなか寝つけないにしこさん。「看護師さんが見回りにきたら相談しよう」と、しばらく痛みを我慢し続けます。 そして2時間後の23時ごろ、にしこさんは「これでようやく助けてもらえる……!」という安心で笑みを浮かべながら、看護師さんを迎えたのでした。 ちなみにこのとき、にしこさんには「ナースコールを押す」という選択肢も頭にはあったものの、「押してもいいのかな?」と判断がつかず、看護師さんを待つという結論に至ったそう。遠慮してしまう気持ちもわかりますが、痛みが続くせいでずっと休めないのもよくないですし、早めにナースコールを押して看護師さんに頼ってもよかったかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月26日卵巣出血を起こしているとわかり、総合病院に4日ほど入院することになったにしこさん。入院手続きを済ませて病室へ移動すると、痛み止めの点滴が開始され、主治医から「食後に飲んでね」と、2種類の薬が渡されます。その後、夕食を済ませたにしこさんは疲れもあり、18時と早い時間ではありますが、寝る準備を始めることにしました。 何をするにも痛い…!食事を終えて薬も飲んだにしこさんは、そろそろ寝る準備を始めることに。するとここで、ずっと我慢していた尿意がついに限界を迎えます。今のにしこさんは、ベッドから立ち上がるだけでもおなかに激痛が走る状態。しかし、このままトイレを我慢し続けるわけにもいきません。覚悟を決めたにしこさんは痛みをこらえてベッドから起き上がり、トイレへと向かったのですが……!? 心の中で「いてぇぇぇ!」「トイレはどこだぁぁ!」と叫びながら、にしこさんはやっとの思いで病室の出口までやってきました。そして廊下に出ると……なんと幸運にもトイレは目の前に! 下腹部に力を入れるときに痛みが走りますが、なんとかトイレを済ませました。 しかし、ここで「病院着に着替える」という新たな試練が。できるだけゆっくりとした動作を心がけたものの、それでも足を上げるだけでおなかに激痛が走ったそうです。 卵巣出血を起こした場合、出血量によっては激しい痛みになることもあるそうです。にしこさんの場合は出血量が多かったこともあり、余計に痛みが強かったのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月22日総合病院で検査を受けた結果、昨夜から続いている下腹部痛の原因が「卵巣出血」だと判明したにしこさん。大量出血のせいで貧血を起こしているらしく、4日ほど入院することになりました。病室に移動すると痛み止めの点滴が打たれ、主治医から「食後に飲んでね」と2種類の薬を渡されます。その後、18時になって夕食が運ばれてきたのですが……。 もう…我慢できない!まだおなかや背中に痛みが続いていてあまり食欲がないにしこさんは、少しだけ夕食を食べてから主治医に渡された薬を飲みました。その後、食事を終えたにしこさんは、就寝準備を始めたのですが……? 夕食を食べ終わり薬も飲んだにしこさんは、「今日は疲れたしぐっすり眠れそうだな」などと考えながら、寝る準備を始めました。そのとき、ずっと我慢していた尿意がついに限界を迎えます。覚悟を決めたにしこさんは点滴スタンドを強く掴み、それを支えにノロノロとした歩みでトイレへと向かったのでした。 このとき、すでに痛み止めの点滴が始まっていたにしこさん。ただ、にしこさんの場合は点滴によって痛みが完全に消えたわけではなく、立ち上がったり座ったりするたびに痛みがあったそうです。 もしかしたら、つらいのは今日がピークかもしれません。一晩寝て明日になったら、痛みが少しでも引いていると信じたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月20日アメリカのアラバマ州で、アパートに住む女性が敷地内のゴミ捨て場にゴミを出しに行った時のことです。彼女は大きなゴミ箱の中から動物の鳴き声がするのに気が付きました。女性はすぐにアパートの管理人に伝えて、一緒にゴミ箱から怪しい段ボール箱を発見します。箱はテープで閉じられていたため、管理人が慎重にナイフでテープを切り、箱を開けました。すると箱の中に入っていたのは…。こちらをご覧ください。※動画はFacebook上で閲覧できます。見つかったのは…わずか生後3週間ほどと見られる5匹の子犬。初夏の太陽の下、金属製のゴミ箱内で密封された段ボール箱の中にいたため、熱中症にかかっていました。暑さとノドの渇きで苦しんでいた子犬たちは、助けを求めて必死で鳴いていたのです。女性たちは地元の動物保護施設『トロイ・アニマル・レスキュー・プロジェクト』に通報し、5匹は保護されました。その後、子犬たちは驚くほど順調に回復しているそう。食欲旺盛で、体重も増えてきているといいます。保護されてから5日後には、仮里親の募集が始まりました。これらの投稿には、怒りや安堵などさまざなコメントが寄せられています。・なぜ無垢な子犬を捨てられるのか理解できない。ただ涙が出る。・人間が嫌いになるよ。子犬がいらないなら、シェルターに引き取ってもらう方法があるじゃないか。・動物の遺棄はすべての州で重罪にするべきだ。・こんなにかわいいのに。最悪の結果になる前に助けてもらえてよかった。現在、動物管理局が子犬を捨てた人物を特定するために動いているそうです。投稿には「子犬が熱中症や脱水症状を起こして鳴き声を上げられなくなる前に、誰かが見つけてくれたのは奇跡です」とつづられています。もし子犬たちが力尽きて鳴くこともできなくなっていたら、誰にも発見されなかった可能性があるでしょう。九死に一生を得た子犬たちが今後一生苦しむことなく、幸せな生活を送れるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年06月20日こんにちは、エェコです。前回に引き続き、乳がん検診で生検を受けたお話です。※当時私が受診した際に医師に説明を受けた内容を記載していますが、医療機関によって異なる場合があります。…というわけで低額を選択。私が加入している保険が日帰り手術対象外だったので、保険適用外で…健康保険で3割負担なんですが、それでも高い…!!苦渋の選択でしたが低額を選びました…。(この検査の後に聞かされたことなのですが、選んだ検査は精度がそこそこなので結果が「判別不明」になるケースもあるとかで、その場合は高額の検査になりますって言われて「最初から言ってよ!」ってなりました…)「バチン」という音とともに衝撃も少しありました。「つねられたような痛み」もそれほどの痛みではなく、違和感程度のものでした。検査の後は「激しい運動」のほかに「肉体系の仕事」「飲酒」「入浴」も控えるようにと言われました。体の負担は少ない検査でしたが、血の巡りがよくなると針を刺したところから出血してしまうそうです。(シャワーはOKだと言われました)あと今は麻酔が効いているので痛みはないが、切れたときに痛かったら飲んでくださいと痛み止めを処方されました。私の場合ですが、麻酔が効れた後も「激痛!」ってほどの痛みはなかったのですが、ジンジンした痛みがしたので1錠服用しました。次の日にはもう痛みも治まってました。そして検査結果は2週間後…。ハラハラしながら不安な日々を過ごしました…。続きます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2024年06月16日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、下腹部の激痛が続いているにしこさん。総合病院で検査をした結果、卵巣出血を起こしていると判明しました。大量出血のせいで貧血を起こしていることもあり、4日ほど入院することに。病室に移動したにしこさんは痛み止めの点滴を打ってもらい、主治医と話すことになりました。 主治医から処方された薬は…看護師さんに案内してもらい、大部屋へと移動したにしこさん。痛み止めの点滴を打ってもらったあと、彼氏のうみくんに「入院に必要な物を持ってきてほしい」とメッセージを送っていると、主治医が「にしこさん? カーテンを開けてもいいですか?」と病室にやってきて……? 「そろそろ夕食の時間だから食後の薬を渡しておくね」と言いながら主治医がにしこさんに手渡したのは、2種類の内服薬でした。そのうちの1つは鉄剤で、飲むと大便が黒くなることがあるそう。これは、体内で吸収されなかった鉄分が酸化によって黒色になり、便に混じって黒くなる……という仕組みなのだとか。その後、主治医は「また明日の検査で」と言い残し、病室を去って行ったのでした。 当時を振り返って「残念ながらもう1つの薬の種類はまったく覚えていません」と語るにしこさん。一方で、鉄剤の説明だけはキッチリ覚えていたのは、「便が黒くなる」という言葉のインパクトが強かったからかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月13日「水虫が足裏のがんに関係している可能性が高いことがわかりました。水虫の治療や予防をすることで、足裏のがんの予防にもつながると期待しています」そう話すのは、東京慈恵会医科大学(皮膚科学講座)の研究グループで水虫と足裏のがんの関係を調査している教授の延山嘉眞さん。延山さんらの研究グループが、足裏にがんがある患者30人と、足裏にがん以外の皮膚疾患がある患者84人を調査したところ、後者で水虫に罹患していた割合は29.8%にとどまったが、前者では60%と有意な差が見られた。これによって、足裏にできる“メラノーマ”というがんには、水虫の要因である“白癬菌”が深く関与していることがわかったのだ。延山さんは、発症のメカニズムを、こう推察する。「胃の中にピロリ菌が何十年もいると、胃に炎症が起きやすく、その結果、胃がんの罹患率も高いことがわかっています。白癬菌も同じで、長年足裏に生息することで足裏の免疫環境が悪化し、メラノーマを引き起こすのではないかと考えています」(以下、「」は延山さん)■不特定多数が素足でいる場にいたときは足を洗おうメラノーマは、「日本では年間10万人あたり1~2人というまれながん」だが、油断は禁物だ。「日本では足裏に発生することがもっとも多く、発見が遅れて他臓器に転移すると5年生存率が約405以下と低い。ふだん足裏をチェックする人は少ないので、気づいたときには進行していたという方も少なくありません」特に、かゆみがなく患部がかさかさしているだけの水虫は要注意。 「たとえば、足の裏がかさかさしている方のなかには、乾燥などが原因の場合もあれば、白癬菌が原因のこともあります。また、爪が白くなってボロボロになっている方は、爪に白癬菌が入りこんでいる場合も多い。ただ、どちらもかゆみがない場合もあるので、受診が遅れがちです」何十年も白癬菌に感染したまま放置していると、メラノーマに罹患するリスクが高まる可能性が考えられるという。「白癬菌かどうかは、検査しなければわからないので、疑わしい場合は必ず受診しましょう。とくに糖尿病の方は、白癬など感染症にかかりやすいので注意しましょう」メラノーマのリスクを下げるためには、まず水虫にならないよう、予防をすることだ。「公衆浴場やジムなど、不特定多数の方が利用し、かつ床の湿度が高い場所は白癬菌がいる可能性が高い。利用したあとは、足を洗って清潔に。裸足の季節なのでサンダルを履くことも多いでしょうから、座敷などに素足で上がった場合も同じです。家族に水虫になっている方がいる場合、きちんと治療してもらうこと。バスマットなどの共有は避けましょう」さらに、パンプスなど蒸れやすい靴を長時間履くことも避けたい。定期チェックも忘れずに。ほくろとメラノーマの見分け方を図にしておいた。参考にしてほしい。水虫の予防と、定期的な足裏チェックで、メラノーマを防ごう!
2024年06月12日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。総合病院で検査をした結果、卵巣出血を起こしていると判明しました。出血はすでに止まっているため手術をする必要はないものの、貧血を起こしていることもあり、経過観察のために4日ほど入院することに。入院手続きを済ませて病室に移動すると……? 意外に必要な物が多いっ!痛みのあまり歩くことも困難なにしこさんは、看護師さんに車椅子を押してもらい、病室へと移動しました。看護師さんから病室の使い方について説明を受けたあと、痛み止めの点滴を打ってもらうことになり……。 看護師さんに痛み止めの点滴を打ってもらったにしこさん。その後、うみくんに連絡して、入院生活に必要な荷物を持ってきてもらうことに。夕方の5時までに荷物を受付に預ければ、看護師さんが受け取ってにしこさんに渡してくれるそうです(コロナ禍のため、うみくんから直接の手渡しはNGだったそう)。 にしこさんは必要最低限の荷物をスマホに書き出しますが……想像以上に数が多くてビックリ! しかし、基礎化粧品などの美容グッズを外すわけにもいかず、うみくんには大量の荷物を持ってきてもらうことになりました。 今回、急きょ入院が決まったにしこさん。こんなときひとり暮らしだったらと考えると、荷物を準備することもできず大変だったでしょう。こういうときこそ、パートナーの存在をありがたく感じますよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月10日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。総合病院で検査をした結果、卵巣出血を起こしていると判明しました。出血はすでに止まっているため手術をする必要はないものの、貧血を起こしていることもあり、経過観察のために4日ほど入院することになってしまって……!? やっと痛みから解放される…!?医師から「入院が必要です」と告げられたにしこさんは、病院スタッフの案内で、入院の手続きを済ませます。コロナ禍ということもあり、両親や彼氏のうみくんとは病院の廊下でお別れ。このあとは車椅子に乗って病室まで移動することになり……。 看護師さんに車椅子を押してもらい、病室へと移動したにしこさん。そこは6人部屋だったのですが、幸運にもにしこさんともう1人しか使っていないらしく(しかも端と端のベッド)、大部屋とはいえ、とても静かで快適だったそうです。 にしこさんに病室の使い方をざっと説明をしたあと、看護師さんは「痛み止めの点滴をしましょう」と告げます。朝からずっと激痛に耐えていたにしこさんにとって、看護師さんのこの言葉は大きな救いとなったようです。 はじめに訪れた急患センターでは病名がわからず、総合病院に搬送されてようやく病名が判明したにしこさん。激痛が始まってからここまで長かったですよね。痛み止めが効いて、少しでも痛みがラクになるといいですね……! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月08日アメリカのネブラスカ州にある動物保護施設『ネブラスカ・ヒューメイン・ソサエティ』がFacebookに犬の写真を投稿し、衝撃が広がりました。2024年4月15日の朝、同州の動物管理局にこのような通報があったといいます。「ビルの裏のゴミ箱の中に小型犬が入っています」電話をしてきたのはそのビル内にある会計事務所で働くケビンさんで、前夜にゴミ箱からアライグマのような鳴き声を聞いたのだそう。彼は暗かったので確認するのをためらい、翌朝に見に行ったところ、犬を発見してショックを受けました。なぜなら…犬がガムテープでぐるぐる巻きにされていたからです。犬は頭全体がテープで覆われていたうえ、前脚と後ろ脚、しっぽにもテープが巻かれていました。毛には食べ物やゴミがこびり付いていたそうです。犬は『ネブラスカ・ヒューメイン・ソサエティ』に運ばれた後、スタッフが鎮静剤を投与してテープをはがし、毛についたゴミも取り除きました。犬は軽い皮膚炎を起こしていたものの、幸いにもそれ以外は健康で、スタッフに元気にしっぽを振っていたとのこと。マイクロチップの情報から飼い主が判明し、この犬が同年4月11日に捜索願が出されていたレオくんだということが分かりました。ゴミ箱の周辺には監視カメラがなく、投稿の時点でレオくんを虐待した人物は特定できていません。『ネブラスカ・ヒューメイン・ソサエティ』は、容疑者の逮捕につながる情報に対して1000ドル、日本円で約15万7千円の報奨金を提供しています。このあまりにもひどい出来事に、多くの人たちから怒りと悲しみの声が上がりました。・言葉が出ない。こんなことをした人に報いがありますように。・犬が無事でよかった。これがトラウマにならなければいいけれど。・なぜ人間はこんなに意地悪なことができるんだ?とてつもなく悲しいよ。動物管理局が最初の通報に対応した30分後、ゴミ収集車がレオくんが見つかったゴミ箱を空にしていったのだとか。もし発見が少し遅れていたら、レオくんはゴミとともにトラックで回収されていた可能性があります。『ネブラスカ・ヒューメイン・ソサエティ』は「レオの命を救ってくれた、会計事務所のケビンさんとジュディさんに大きな拍手を送りたい!」とつづっています。レオくんがこのつらい経験を忘れて、家族とともに平和に過ごしていけるように願わずにいられません。[文・構成/grape編集部]
2024年05月29日2010年ごろに受けた人間ドックで、小さな子宮筋腫が3〜4個見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、そのうちの1つがグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。その後、総合病院に転院した猫野サラさんは、医師と相談した上で「子宮全摘」を決意。2016年のGWに10日間ほど入院して、子宮全摘術を受けることになりました。迎えた当日、午後1時に始まった手術は、約90分後の午後2時半に終わったのですが……。子宮全摘術を受けた猫野サラさんはその後、退院に向けて歩行練習などのリハビリに励みます。医師の術後報告によると、「摘出した子宮筋腫は近年まれに見る大きさで、重さは1,268gでしたよ」とのこと。超巨大な子宮筋腫を含め、子宮を丸ごと切除した猫野サラさんは、高熱や腹痛、めまい、吐き気など、しばらく術後の不調に悩まされます。 特につらかったのは、痛み止めの点滴を打っても錠剤を飲んでもおさまることのない腹痛。腹痛がようやく軽くなってきたのは、術後3日目の夜からで……。 31.執刀医から合格点 ※腹帯とは、出産後や開腹手術後などに使用する帯状の布で、おなかまわりをサポートしたり、患部を保護したりする目的があります。イラストのように包帯状になっている腹帯を使うケースもあるものの、代表的なのはマジックテープタイプと、スリットタイプです。 「術後3日目の夜あたりから少しずつ腹痛が軽くなっていった」と語る猫野サラさん。それには、同室に入院していた患者さんとの励まし合いも大きかったのだとか。猫野サラさんと同じタイミングで、同じような手術を受けた女性患者さん。彼女も同じように術後の激痛と闘っていると考えると、彼女のことが心強い味方のように思えてきたようです。 一夜明けた術後4日目。診察と問診の結果、主治医から「元気そうなので退院を早めましょうか」との提案が飛び出し、猫野サラさんはうれしくなります。やはり自宅が1番落ち着くものですよね。 この日の猫野サラさんは、売店に本を買いに行ったりシャワーを手早く済ませたりと、昨日よりもずいぶんと元気に動くことができたそうです。 32.退院(術後5日目) 翌日の術後5日目、なんと3日も前倒しで退院することに! 猫野サラさんは同室の女性や看護師さんにお別れを告げ、夫とともに病院をあとにします。途中でスーパーに寄ったのですが、さすがにまだ本調子とはいかず……店内を少し歩いただけで疲れてしまったそうです。 そして、6日ぶりのわが家へ。愛猫たちは最初こそポカーンとしていたものの、すぐに猫野サラさんのにおいを思い出し、ひざに乗りにきてくれました。 その後はしばらくの間、家事のほとんどを夫が担当してくれたおかげで、猫野サラさんは療養に専念することができたのだとか。 33.回復の経緯 猫野サラさんの場合、少しずつ体を動かせるようになっていき、術後7日後には痛み止めを服用しなくなり、退院15日後にはほぼいつも通りの生活に戻ることができたそうです。 それにしても、退院から7日後に漫画制作に復帰したとは……。「記憶が薄れないうちに描き始めたい」という意思もあるとは思いますが、それでも人間の回復力の高さには驚かされますね。 34.退院から4カ月※病理結果…手術時などに患者さんから採取した細胞や組織を顕微鏡で観察して、病変(どのような病気があるか)を診断することを病理検査と言います。 術後1カ月検診で、医師から「経過は順調ですね」と言われ、次回の検診は1年後となりました。医師によると、切り取った子宮筋腫の内部は壊死していたらしく、画像を見せてもらった猫野サラさんは、「手術を受けてよかった」と心の底から感じたのだとか。 その後、術後2カ月、3カ月……と時が経つにつれ、猫野サラさんは少しずつ回復していきます。そして、本作を描き終えた2016年8月末(GWの手術から3カ月半後)、彼女は手術を受けたことすら忘れてしまうほど元気に過ごせるようになったそうです。 ーーこれから子宮筋腫の手術を控えていて不安になっている方など、本作が少しでも誰かの役に立てたらうれしいです。 編集部へのメッセージで、そう語ってくれた猫野サラさん。 本作の優れているところは、子宮全摘術の説明がとてもわかりやすく、入院生活の過ごし方・入院生活の必需品といった耳寄りな情報が、細かく載っているところでしょう。子宮筋腫での手術を控えている方にとって、まさに教科書となるような作品ではないでしょうか。 子宮筋腫はがんと違って悪性ではないものの、女性にとってはめずらしくない病気です。今、本作を読まれている方の中には、子宮筋腫と診断された経験がある方、これから手術を控えている方もいらっしゃることでしょう。 そういった方は、時間があるときにぜひ1話から読み直してみてください。そして、本作の情報を今後の治療生活に少しでも役立てていただけるとうれしい限りです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年05月25日2010年ごろに受けた人間ドックで、小さな子宮筋腫がいくつか見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、1つの筋腫がグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。その後、総合病院に転院した猫野サラさんは、医師と相談した上で「子宮全摘」を決意。2016年のGW期間中、10日間の入院期間の中で子宮全摘術を受けることになり……ついに手術当日を迎えます。手術当日の午後1時、夫に加えてはるばる遠方からきてくれた実母に見送られ、猫野サラさんは病室からオペ室へと移動します。手術台に横たわると、麻酔科医の掛け声で硬膜外麻酔が注入されました。その後は全身麻酔に切り替えられ、猫野サラさんが意識を失っている中で、子宮全摘術が進んでいきます。 26.術後の発熱 ※心電ケーブル:正しくは「心電図モニター」と言います。 午後1時から始まった手術は、約90分後の午後2時半に終了しました。そのとき全身麻酔によって意識がなかった猫野サラさんに代わり、執刀医は「無事成功しました」と告げながら、猫野サラさんの家族に切り取った腫瘍と子宮を見せます。 あとから聞いた話によると、なんと子宮筋腫の重さは1,268gだったそう。これだけ大きな腫瘍を切除したということはおそらく、猫野サラさんの体はそうとうなダメージを負っていることでしょう。術後に患部の痛みや違和感、発熱が起こるのも納得です。ただ、手術当日は硬膜外麻酔がよく効いていたらしく、痛みはあまり感じなかったそう。 翌日、術後1日目からは早くもリハビリが始まります。 27.トイレ往復 ※内診→正しくは検診だったそうです。 ※イラストでは省略されていますが、通常、点滴台にはグリップがついており、基本的にはグリップ部分を掴んで移動します。 術後1日目。この日、猫野サラさんは病室とトイレを往復することと、個室から大部屋に移ることの2つを目標としていました。トイレまで辿り着くことにはなんとか成功したものの、めまいや吐き気などの症状があり、他の患者さんに迷惑がかかることを懸念し、大部屋への移動は断念。 水が飲めるようになったこと、尿道カテーテルが外れて自由に歩き回れるようになったことは進歩ですが、高熱やめまいなどの症状がひどく、まだまだ体が回復してきたとは言えない状況です。 28.おなかの痛み ※利きました→効きました 術後1日目は、猫野サラさんにとって非常につらい夜となりました。午後6時に術後初めての食事を終えた猫野サラさんは、午後9時ごろに休もうとしたのですが……おなかがシクシクと痛み始めたのです。 その後、硬膜外麻酔の量を追加してもらっても効かず、痛み止めの錠剤を飲んでも効かず……日付が変わるころには、冷や汗をかくほどの激痛に見舞われてしまいます。 そこで、最終手段として坐薬を入れてもらうことになりました。 29.大部屋に移動 ※術後4カ月経ったいま…2016年作画となります。 術後1日目の深夜、坐薬を入れてもらった猫野サラさんは、痛みに耐えているうちにいつしか眠ってしまったそう。翌朝に目を覚ますと痛みは軽くなっていました。もしかしたら、坐薬が効いたのかもしれませんね。しかし……午前10時ごろ、またしてもおなかに激痛が走ります。 猫野サラさんは当時を振り返り、「もっと子宮筋腫が小さいうちに切除できていたら、こんなにひどい術後の痛みに襲われることもなかったのかもしれない」と振り返っています。 そして術後2日目の午後3時、予定よりも1日遅れで個室から大部屋へ移動となりました。 30.シャワー解禁 ※弾圧ソックス→弾性ストッキング 大部屋で迎えた術後2日目の夜。この日も猫野サラさんは、下腹部の猛烈な痛みに襲われてしまいます。昨晩と異なり、痛み止めの錠剤を飲んでも坐薬を入れてもらっても、一向に痛みが引きません。 翌朝、術後3日目。目覚めると多少痛みがおさまっていた猫野サラさんは、5分かけてベッドから起き上がります。軽めの散歩と朝食を済ませたあと、背中に入っていた麻酔用の管を医師に抜いてもらい、体中から管がまったくなくなった状態に。同時に、医師から入浴の許可をもらいました。 同日夕方、猫野サラさんは3日ぶりにシャワーを浴びて気分をスッキリさせます。しかし、腹筋に力を入れることができず、お風呂に入るだけでも大変だったそうです。 手術当日から術後3日目までの猫野サラさんは、おなかの痛み・めまい・吐き気・高熱などの症状があり、歩くのすら困難でした。腹筋にはほとんど力が入らないため、いつもできるような動き(ベッドから起き上がる・スムーズに歩く・お風呂に入るなど)ができない状況です。 ただし、術後は早期離床が基本。早い段階でベッドを離れて体を動かすことで、術後の合併症を防いだり、傷の回復を早めたりするメリットが見込めます。 今はさまざまな不調に悩まされて心身ともにつらい時期かもしれませんが、今後の健康を第一に考えると、病院から指示されたリハビリには積極的に取り組んでいきたいところですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年05月20日■乳がん検診のその後…こんにちは、エェコです。以前、こちらで「乳がん検診したらしこりが数十個も見つかった」という記事を書きましたが、今回はその続報です。この時はマンモとエコーの検査をしました。数十個あるしこりのうち、左胸の1個が時間経過に対して大きくなりすぎている…とのことでした。それはもしかしたら、マンモやエコーでいろいろな角度から撮影しているので写した角度の影響で「本当はふたつのしこりだけど重なって写って大きく見えている」だけなのかもしれない。もしひとつのしこりだったとしても、この形は悪性ではないとは思う。でも真偽のほどはわからないのし、私は母を乳がんで亡くしているので不安だろうから、より詳しい検査をしてみたほうがいい…とのことでした。紹介状を持って受診した病院の先生も、検査した病院の先生と同じ見解でした。ところで「生検」って言ってるけど「生検」って何?■生検とは2種類ある※当時私が受診した際に医師に説明を受けた内容を記載していますが、医療機関によって異なる場合があります。「太い針」の検査は手術扱いなので入っている保険によっては保険が下りるかも…と、先生からアドバイス。早速確認しましたが、残念ながら私の保険は対象外でした…。検査料金が本当に天地の差で…。「太い針」の料金は3割負担でも「目ん玉が飛び出る料金」でした。それに切開するので出血もある。ただ検査精度は「細い針」と比べて組織を多く採れるので高いとのこと。「細い針」は体の負担も軽く、料金も抑えられる(といってもそれなりにする)。ただ針が細いので組織を少量しか採れない。検査に回しても場合によっては少量しかないので「良性か悪性か判断がつかないことがある」とのことでした。悩む私に先生は検査の日までに決めてくれたらいいと言ってくれました。そりゃ検査の精度は高いほうがいいけど… お金…! 高すぎる…!!悩む日々が続きました。次回、ついに決断し、生検を受けます。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2024年05月19日独身で仕事にまい進していた20代後半のころ。毎月の生理もきちんときているし、経血量も痛みも軽く、特に生理で困ることはありませんでした。2年に一度届く子宮頸がん検診のお知らせも「問題はないだろうと」放ったらかしにしていて……。 「ここでは手術ができない」とのことで、さらに大学病院への紹介状を書いてもらい、大学病院で詳しく検査をしていただいたところ、通常2センチほどの卵巣がなんと直径12cmにまで腫れていることがわかりました。 「いつ破裂してもおかしくないから、もし次に激痛がきたらすぐ救急車を呼んでね!」と言われ、毎日ヒヤヒヤしながらも手術の順番を2カ月待ち、やっと手術へ。 左卵巣を切除し、悪性でないかを検査したとき、私の場合はサラサラとした水状の液体がなんと800mlも卵巣の中に入っていたそうです! 腹腔鏡手術だったため5日で退院しました。 結果、悪性ではなく安心。現在はトラブルも再発もなく、4歳男児を育てながら、第二子妊娠中の日々を過ごしています! 毎月の生理が順調だからといって、「健康体だし大丈夫!」と言えるわけではないんだと身をもって知りました。 もし子宮頸がん検診を毎回受けていれば、定期的に婦人科へ行くようにしていれば、早期にわかった病気のはずです。 検診や通院の重要性を感じた私の体験でした。 原案/笹木 紫さん作画/まっふ監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年05月17日アメリカのアリゾナ州の山で、男性がハイキングをしていた時のことです。誰もいない自然の中で、彼は視線を感じたのだそう。周りを見渡した男性は、目を疑いました。小さな穴に隠れるようにして横たわっている1匹のメス犬がいたのです。犬の被毛の色が周りの土とそっくりだったため、簡単に見落としてしまいそうだったといいます。男性はすぐに地元の動物保護団体『アリゾナ・ヒューメイン・ソサエティ』に連絡して、助けを求めました。スタッフのラシーさんとトレイシーさんが到着するまでの約2時間、心優しい男性はずっと犬のそばで待っていたのだそう。犬は人に対して落ち着いていましたが、穴から出ようとはしませんでした。到着したラシーさんがリードを引っ張って犬を助け出し、水をあげると、すごい勢いで飲み始めたのだとか。乾燥したアリゾナの砂漠地帯で、ノドがカラカラだったのでしょう。犬は足に傷があり、体も弱っていたため、歩くのを嫌がっていました。そのため、彼女たちは犬を赤ちゃんのように抱きかかえて山を下りたのです。ハイカーの男性は、美しい瞳が印象的なこの犬を『ブライトアイズ(輝く瞳)』と命名しました。ブライトアイズちゃんはかなり痩せていて、脱水症状を起こしていましたが、治療を受けて回復。そして数週間後、元気になったブライトアイズちゃんに里親が決まったのです!@azhumanesociety Happy Gotcha Day sweet girl!❤️ #adoptionstory #dogadoption #shelterdog #dogrescue ♬ Stargazing - Myles Smithこれらの投稿には、ブライトアイズちゃんの救助に関わった人たちへの称賛の声が上がりました。・なんて愛らしい犬なんだろう。助けてくれたみなさん、ありがとう。・涙が出た。ハイカーの男性もスタッフの女性たちもみんなヒーローだ。・かわいそうに。こんな場所に置き去りにされるなんて。・見つかった時の犬が悲しそうな目をしているね。ラシーさんは「この犬は最期まで、あの場所にいるつもりだったのでしょう。そしてこのいい人が犬の命を救ったのです」と語っています。ブライトアイズちゃんは極度の栄養失調と脱水症状で、歩く体力もなかったといいます。この日、ハイカーの男性が見つけなければ、最悪の結果になっていたかもしれません。九死に一生を得たブライトアイズちゃんが、新しい家族と幸せに過ごしていけるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月15日2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。その後、総合病院に転院した猫野サラさんは、医師と相談した上で「子宮全摘」を決意。2016年のGW期間中、10日間ほど入院して子宮筋腫の手術(子宮全摘術)を受けることになりました。入院初日を迎えた猫野サラさん。明日はいよいよ手術というとき、タイミング悪く入院していたお母さんから「退院日が前倒しになったので明日の手術に立ち合います」との連絡が。病み上がりにもかかわらず新幹線でわざわざ遠方からくるという母の行動力に、猫野サラさんは思わず「まじか……」と声を漏らしてしまいます。 入院初日(手術前日)は看護師さんにおなか周辺の剃毛をされたあと、麻酔科の医師が病室にやってきて紙芝居形式で硬膜外麻酔と全身麻酔の説明をしてくれるなど、明日の手術に向けて準備が進んでいきます。 21.夕食とシャワー 荷ほどきを終えたあと、夕食を済ませた猫野サラさん。夕食には全粥のほか、きゅうりの漬物や野菜を中心としたおかずなど、消化に良さそうなものが出たそうです。 麻酔医から説明を受けたあと、猫野サラさんは終わっていなかった荷ほどきを済ませました。その後、夕食を食べて下剤を服用してからシャワーへ。明日からしばらくシャワーを浴びられないため、この日は念入りに体を洗っておいたそうです。 消灯時間が訪れ、猫野サラさんは明日に備えて早めに床に就きます。明日はいよいよ手術ですが、あまり緊張もせず、気分は落ち着いているようですね。 22.手術着に着替える いよいよ迎えた手術当日。ウォシュレットで刺激するもののなかなかお通じが出ず、猫野サラさんは浣腸をお願いすることに。点滴が始まるまでになんとかお通じを済ませることができました。 その後、診察室に移動して内診を受けた猫野サラさん。看護師さんの口から飛び出した聞き慣れないワードとその内容に、「うがい薬で消毒をするんだ!」と、カルチャーショックを受けたようです。ちなみに、自宅でのうがいに用いるケースと、医療現場で消毒用として使用するケースなど、用途によって薬の濃度は異なります。 個室に戻った猫野サラさんは手術着に着替え、ここから点滴が始まります。 23.点滴スタート ※通常、点滴には「クレンメ」という薬の流量を調整する部分がありますが、イラストでは省いています。 検温と血圧測定のあとに点滴が始まりました。これから水分は明日の昼ごろまで、食事は明日の夕方までとることができません。 お昼前になり、お母さんと夫が連れ立って病室に姿を現します。新幹線で遠方からやってきたお母さんを、猫野サラさんの夫が車で迎えに行ってくれたようです。 ※NO.24はブログ読者さまへのお知らせのため、本記事ではカットさせていただきます。内容が気になる方は、著者プロフィールより猫野サラさんのブログをご覧ください。 25.手術室へ ※弾圧ハイソックス:医療業界では「弾性ストッキング」と呼ばれます※通常、点滴台には持ち手(グリップ)が付いていますが、イラストでは省略しています 初めて子宮筋腫が見つかってから約7年の月日を経て、ついに手術を受けることになった猫野サラさん。手術当日は午前9時から点滴スタート(同時に絶飲絶食スタート)、午後0時55分に個室を出発、午後1時にオペ室に入る……という流れだったようです。 執刀医の先生は手術のベテランということもあり、手術前に「大丈夫ですからね」と安心させてくれたそう。手術を受けるのが初めての猫野サラさんからすれば、この声がけだけでもホッとしますよね。そしていよいよ、麻酔医の「始めますね」のひと声で硬膜外麻酔がスタートし、子宮筋腫を根治治療するための子宮全摘術が始まりました。 今回のお話で描かれていた「弾性ストッキング」について、最後に少し補足をしたいと思います。 まず、手術時に弾性ストッキングが用いられる目的は、下肢を強く圧迫することで足から心臓に向けて血流の循環を促し、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の予防をすることです。 猫野サラさんは、最後のコマで「弾圧ストッキングの足裏部分に穴が空いていた」と語られていましたが、手術時に用いられる弾性ストッキングは、オープントゥ(つま先が開いているタイプ)か、モニターホール(つま先が開いていない代わりに足指あたりに小さな穴が開いているタイプ)の2種類があります。どちらも足先に穴が開いているわけですが、その理由は猫野サラさんが説明しているとおり、爪の色を確認して血流障害がないかなどをチェックするためと言われています。 よく手術前の注意事項として「ジェルネイルやマニキュアは落としてくるように」と病院から伝えられますが、手術中の爪の色は患者の状態を確認する上で重要な指標の1つなのですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年05月14日あなたは町中を歩いている時に、落とし物を見つけたことはありますか。近くの交番や警察署に届けるのが一般的ですが、物によっては、拾うのをためらってしまうこともあるでしょう。ある日、町中で驚きの『落とし物』が見つかったとネットで話題になりました。X(Twitter)に投稿された、こちらの写真をご覧ください。排水溝に、楽器のようなものが落ちていたのです…!実は、これは本物の楽器ではなく、『グレーチング』という排水溝のフタにデザインされたもの。楽器はコルネットという金管楽器で、吹奏楽、ブラスバンド、ジャズなどを演奏する際に使用されるといいます。投稿者さんは神奈川県横須賀市にある『ドブ板通り商店街』で発見したそう。珍しいデザインのグレーチングに、ネットではさまざまなコメントが投稿されていました。・初めて拝見しました。素敵なデザインですね。・まるで、魔法で閉じ込められているかのようなデザインだ。・コルネットを落としてしまった人がいるのかと思うくらい、よくできている!同市発祥のファッションアイテム『横須賀ジャンパー(通称:スカジャン)』に関する記念プレートやマンホールなども設置されているそう。買い物や観光をしに訪れた際は、コルネットのグレーチングと一緒に、探してみてはいかがでしょうか。※掲載許可はいただいておりますが、投稿者様のご意向で、本文中では匿名にしております。[文・構成/grape編集部]
2024年05月13日2024年5月7日、演歌歌手の藤あや子さんがX(Twitter)を更新。初期の子宮体がんと診断され、子宮と卵巣の手術を受けたことを公表しました。藤あや子、初期の子宮体がんを公表子宮体がんとは、子宮体部に発生するがんのこと。自覚症状として不正出血などが見られるといいます。藤さんは、病気を知った時の心境や、今後の活動について、直筆でコメントを公開しました。ご報告 pic.twitter.com/lzlmlqxJY6 — 藤 あや子 (@fuji_ayako) May 7, 2024 いつも応援してくださる皆様へ先日子宮と卵巣の手術を受けました病名は初期の子宮体癌です告知された時は正直実感が湧きませんでしたがこれからまだまだ歌い続けていく為にもしっかりと治療して頂こうと気持ちを切り替えました仕事関係の皆様には大変ご迷惑をおかけし御詫び申し上げます早期に見つけてくださった主治医の先生執刀してくださった先生入院中サポートしてくださった看護師の皆様そして支えてくれた友人や家族には感謝の気持ちでいっぱいですたおやかに咲く藤の花のように凛とした姿で一日も早く皆様にお会いできますようにリハビリ頑張ります@fuji_ayakoーより引用医師に病気を知らされた時、藤さんは実感が湧かなかったとか。突然がんだと告げられたら、誰しも戸惑うことでしょう。それでも藤さんは、今後も歌い続けていくため、治療に専念しようと気持ちを切り替えたそうです。また、愛猫家としても知られている藤さん。退院後、愛猫のマルくんとオレオちゃんに会えるのを楽しみにしていたはずが、逃げられてしまったことを追記しています。「チックショー!」と明るく文章を締めくくる様子から、藤さんの人柄が伝わってくるようですね。藤さんの投稿には、応援の声が多数届いていました。・ご無理をなさらず安静に過ごしてください。猫ちゃんたちがしっかり見守ってくれますよ。・これからも猫ちゃんたちのキュートな姿を楽しみにしています。・なんて強くて優しい、美しい方なんだろう…!ご無理なさらず、心穏やかにお過ごしください。多くの人が、藤さんの復帰を待っている様子。藤さんがいうように、少しでも早く『たおやかに咲く藤の花のように凛とした藤さんの姿』を見られるように、祈りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月07日2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。総合病院に転院してMRIを撮ったあと、手術が得意だという井上先生(仮名)から「筋腫を取っちゃいましょう」と告げられて……?主治医の井上先生(仮名)から手術をすすめられ、今後を考えて子宮を全摘出することにした猫野サラさん。入院期間は10日前後になるとのことで、手術はGWに合わせておこなうことに。入院前検査を終えた猫野サラさんは自宅のネコたちに別れを告げ、いよいよ入院生活に移ります。 16.入院受付 入院や手術に必要な物をリストアップし、準備万全で入院初日を迎えた猫野サラさん。自宅にいる愛猫たちに別れを告げ、いよいよ病院へと向かいます。 受付を済ませると、看護師さんから「7階へどうぞ」と案内されました。 17.個室へ 入院初日(手術前日)から手術翌日までは、4人部屋ではなく個室を予約していた猫野サラさん。あとから夫が荷物を持ってきてくれ、初日は荷ほどきや手術の準備をしながら、ゆっくり過ごすことに。 そんなとき、「2週間ほど入院する」と言っていたお母さんから突然「退院しました!」との連絡が。まさかの1週間前倒しでの退院に、猫野サラさんは思わずびっくりしたそうです。 18.母の愛 まだまだ病み上がりなのに「明日会いに行きます」と言い出したお母さん。なんと、もう新幹線のチケットを買ってしまったとのこと。なかなかにパワフルで行動力のあるお母さんですね。いくつになっても、わが子はかわいいものなのかもしれません。そんなお母さんの気持ちを汲んで、夫は「お義母さんを車で迎えに行くよ」と提案してくれました。 夫が帰宅したあと、看護師さんがやってきて「明日の手術のために剃毛をさせてほしい」と声をかけてきました。 19.剃毛・手術セット ※水差し…水飲み・吸い飲みとも呼ばれます※受け皿…医療現場ではガーグルベースンと呼ばれています 今回、猫野サラさんが受けるのは、へそ下から恥骨までを縦に切る「下腹部正中切開」という開腹術。そのため、おへその下から恥骨の上までの剃毛が必要になるようです。 看護師さんから「おへそがきれいですね」と褒められた猫野サラさん。実は他の方の体験談ブログを読んで、前もって自宅でおへその掃除をしていたのだとか。たしかに、もしおへその中がかなり汚れていたら、看護師さんに掃除されるのはちょっと恥ずかしいかもしれませんね。 20.麻酔の説明 その後、猫野サラさんは看護師さんから「手術は明日の午後1時からです」との説明を受け、病院からのアンケートを受け取ります。 少し経ってから麻酔科の担当医が現れましたが、猫野サラさんいわく、彼はとてもイケメンでさわやかな印象だったとのこと。紙芝居形式で、手術開始とともにまずは硬膜外麻酔を投与し、全身麻酔をかけながら手術をおこない、術後は再び硬膜外麻酔に切り替わる旨を説明してくれたそうです。 硬膜外麻酔のメリットは、術中から術後まで持続して鎮痛剤の投与が可能(持続注入法と呼ばれます)なことと、カテーテルの先端の位置によって麻酔を効かせる範囲を限定できる点、そして意識を保ちながら鎮痛を図れる点だと言われています。 猫野サラさんのような、子宮筋腫による子宮全摘術のケースに限らず、術後痛が強く予想される開胸手術や開腹手術、下肢の人工関節置換術などで、持続注入法が選択されます。また、硬膜外無痛分娩や、帝王切開術で脊髄くも膜下麻酔と併用することも。つまり、硬膜外麻酔とは、今回のような腹部の手術以外にも、開胸手術や無痛分娩でも用いられる方法です。 紙芝居形式だとイラスト付きで説明してもらえるので、硬膜外麻酔をどこに打つかなど、イメージがしやすそうですよね。今回、人生で初めて手術を受けることとなった猫野サラさんですが、麻酔科の先生の説明を受けて「全面的にお任せします」と納得できたそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年05月02日2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。その後、引っ越しによる転院を経て6〜7年ほど経過観察を続けた結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズにまで肥大してしまいました。どうにか閉経までやり過ごせないかと考えていた猫野サラさんでしたが、ついに婦人科医から「MRIをしましょう」と言われてしまって……?MRIを撮ったあと、井上先生(仮名)という手術が得意なベテラン医師が主治医となり、手術をする方向で話を進めることになった猫野サラさん。医師から「子宮を残すかどうか」を問われ、妊娠は考えていなかった猫野サラさんは今後の生活を踏まえて、子宮を全摘することに決めます。その後、手術に向けて各種検査を受けることになり……。 11.手術1カ月前検査 医師と相談して手術が決まったその日のうちに、さっそく手術前の検査を受けることになった猫野サラさん。ついさっき手術が決まって、とんとん拍子に検査を受けている……そんな状況はまるで大きな戦いに向けて準備を進めているようで、猫野サラさんは緊張から武者震いを起こします。 検査内容は検尿や採血、心電図、レントゲンの4つで、30分ほどで終わったそう。 帰宅した猫野サラさんは、ほどよくお酒が回って気持ちがリラックスしたところで、夫に話しかけます。 12.検査結果でまさかの指摘 「結局、子どもは授からなかったけど子宮は取っちゃっていいよね?」という妻からの問いかけに、穏やかな笑顔を浮かべて「うん」と答える夫。「手術までに体力つけとけよー」と前向きに心配してくれるところも含めて、この夫婦の会話には、夫の心やさしい人柄が表れていますね。 そんな中、検査の結果を聞きに行った猫野サラさんは、医師から「肝臓の数値があまりよくない」と指摘されてしまいます。驚いたのは「やや貧血」という診断が下されたこと。猫野サラさんは最近、生理初日の経血量が増加したことは認識していたのですが、貧血の自覚はなかったそうです。こうして、医師の指示でしばらく鉄剤を服用することとなりました。 13.入院と手術の説明 医師の診察のあとは、手術内容や入院についての説明を受けたそう。流れとしては、まず口頭での軽い説明があり、各種書類を渡されたのちに、スライドショーで詳しく説明があったのだとか。以前、医師から「子宮筋腫は妊娠7カ月くらいの大きさ」と言われた猫野サラさん。書類の病名欄には「巨大子宮筋腫」と書かれていたそうです。 その後、母と夫に手術当日の待機をお願いした猫野サラさんでしたが……。 14.準備したもの(事務系) なんと、手術の約1週間前になって、お母さんが入院する事態に。結局、手術当日の待機は夫だけに頼むことにしました。 入院や手術に備えて猫野サラさんが用意した書類関係は、上記のとおりです。ちなみに、猫野サラさんが手術を受けたのは2016年。2024年4月現在は、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる医療機関であれば、限度額適用認定証がなくてもマイナ保険証を持参すれば、限度額を超える支払いが免除されるようになっています。 15.準備したもの(日用品) 手術までに準備した日用品としては、基本的な生活必需品のほか、病院側から指示されたバスタオル(術後、寝たままベッドなどに移動させやすいように下に敷く)、フィットショーツ、腹帯(術後に腹部に巻く帯状の布)、下腹部サポーター(腹帯が外れたあとに術後2カ月くらい着用して腹部を保護する)など。 猫野サラさんの場合、入院期間は10日ほどになる予定です。術後すぐにリハビリが始まってバタバタするとはいえ、それ以外の時間はずっと同じ部屋で過ごすため、精神的につらくなってしまう可能性も。ぬいぐるみなど、自分にとって癒しとなるアイテムを持っていくのは、長い入院生活の助けになりそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年04月29日「私が診察してきた経験則では、高齢の方にがんが見つかり、がん治療を始めようとしたとき、そのうちおよそ2割弱の方に認知症があります」国立がん研究センター東病院・精神腫瘍科長の小川朝生医師が、こう話す。日本対がん協会によれば、2021年の人口動態統計では、全悪性新生物死亡数のうち、65歳以上が88%を占めている。一方、2012年時点での65歳以上における認知症の推定有病率は15%で全国の患者数は約462万人と推計。それが2025年には、約650万人から約700万人に達すると見込まれるというのだ。「これまで『認知症のあるがん患者さん』のことがなかなか取り上げられなかったのは、認知症があることを周囲に気づかれないケースが多かったからでしょう。かかりつけ医に認知症の専門知識がなければ見逃されますし、ご家族からは『老化でしょう』と思われてしまうんです」(小川医師)がん治療が始まっても、担当医の認知症の知識が浅ければ、認知症と気づかないまま治療が行われていることも多いという。「超高齢社会では、認知症とがんが同時にある場合の対策は必須のはずですが、医療現場は『がんはがんだけ』『認知症は認知症だけ』という運営が多いのが現状です」前出の日本対がん協会は、小川医師らの協力を得て、全国のがん診療連携拠点病院に対し、認知症のがん患者への対応状況を調べるアンケート調査を初めて実施、256施設から回答を得て結果を公表した。調査分析した小川医師が言う。「がん患者が認知症だったため、対応に困ったことがあると回答した施設は97.7%にのぼりました。多くの医師が抱えるのは『医師が治療方針を説明しようと思っても、患者本人が自分の治療について判断できない』ということでした」本人や病院側の大きな関心は、介護施設の受け入れ状況だが、じつは「介護施設からがん患者だということを理由に入所を断られた」拠点病院は26.5%もある。小川医師が、診察した患者の事例を挙げて説明する。「70代の女性は認知症の進行は中等度(認知機能の低下が進んで、周囲のサポートが必要となってくる段階)で、ステージIVの大腸がんの治療中でした。腸閉塞にならないようにストーマ(人工肛門)をつくって抗がん剤治療を行っていましたが、リンパ節に転移が見られ、そこから痛みが出て、医療用麻薬(オピオイド)を処方する必要がありました」介護施設に入所していたが、医療用麻薬が必要となった段階で、「これ以上の入所は受け入れられない」と施設に断られたという。「ストーマの管理はなんとか自分でできる程度の進行でした。しかし施設側は『ほかの入居者の方が医療用麻薬を誤って飲んだら困る』という理由でした」結局、家族が医療的な対応ができる介護施設を探し、転所した。飲み薬の抗がん剤を服用するだけで介護施設の退去を求められたというのは、80代の女性の例だ。「肺がん(腺がん)が見つかったのですが、最近の抗がん剤は飲み薬もあり、髪の毛が抜けたり、吐き気が出るなどの副作用もなく、ふだんとほぼ同じ生活ができる。しかし施設側には『抗がん剤は、何があるかわからないので』と誤解され、怖がられてしまって」主治医やケアマネジャーが連携して施設側に説明、なんとか入所を継続できたのだという。■医療・介護関係者が「認知症のがん患者」の知識の共有を一方、認知症を理由に病院の緩和ケア病棟から入院拒否されてしまったのが、70代男性のケースだ。「進行期の胃がんで、あえて言えばステージIVの段階。かなり痛みと倦怠感があり、積極的に治療する段階は過ぎていましたので、ご家族が自宅近くの病院の緩和ケア病棟を探して、私が紹介状を書いたんです。しかしその病院の緩和ケア医師から『認知症のある方は入院できません』と」身の回りや薬の管理は難しいが、徘徊はない。でも受け入れられなかった。家族にとっても、非情な拒絶に映っただろう。結局、療養型の地域包括ケア病棟に入院した。えびな脳神経クリニック理事長で、同院認知症疾患医療センター長を務める尾﨑聡医師はこう言う。「認知症のがん患者さんが、受け入れ態勢が整わず入院・入所できないケースは、実際よく起きます。認知機能が低下するほどご自身の症状を訴えにくくなるため、医療側もがんの発見や病状の進行などに気づきにくくなってしまう。逆に、認知症の人を受け入れる側の施設からは、医師や看護師が常駐していないなどの理由で特殊な薬を出す責任が持てないと、断られることがあるんです」今回の調査報告を総括し、小川医師は次のように要望する。「全国の医療・介護関係者が『認知症のがん患者さん』の知識を共有してほしい。高齢者施設にがんの知識を持つスタッフ、がん病棟などに認知症の知識を持つスタッフをそろえる必要もあると思います」では、私たちはどう考えるべきなのか。尾﨑医師はこう話す。「認知症の方が本当はどんな治療や入院先を望んでいるのか。本人を代弁するつもりで、ご家族も、一緒に考えてあげてください」認知症もがんも、本人はもとより、支える家族の心労が重なってしまう。できる限りの準備を、怠らないようにしたい。
2024年04月24日イギリスで民家の庭で見つかったものに驚きの声が上がりました。ある住宅の所有者が、庭に置いてある古い小屋の解体作業を進めていた時のことです。床下の板を持ち上げた彼らは、とてもびっくりしたそう。なぜなら、床下に7匹のキツネの赤ちゃんがいたからです!誰にも見つからないこの場所で、母キツネが子育てをしていたのですね。家の住人は小屋の解体を中断して、キツネの保護団体『ザ・フォックス・プロジェクト』に連絡。こうして赤ちゃんたちと母キツネを再会させるための作戦が始まりました。まず、赤ちゃんたちを湯たんぽを置いた箱の中に入れて、小屋があった場所のそばに放置。住人と『ザ・フォックス・プロジェクト』のスタッフは遠くから見守りながら、母キツネが戻ってくるのを根気よく待つことにします。母キツネがなかなか現れないので、彼らはハラハラしながら待ち続けたそう。すると数時間後、ついに母キツネが戻ってきて、赤ちゃんたちを1匹ずつ安全な場所へ連れて行ったのです。この出来事を『ザ・フォックス・プロジェクト』がFacebookで紹介すると、喜びの声が上がりました。・あなたたちの素早い行動のおかげで、親子が再会できてよかった!・思いやりのある住人に「ありがとう」といいたいよ。・いい話だね。心が温かくなった。『ザ・フォックス・プロジェクト』によると、母キツネは通常、赤ちゃんを捕食者から守るために複数の巣穴をもっているのだとか。今回は母キツネが戻ってきましたが、赤ちゃんキツネを移動させた場合、母親が戻ってこないケースもあるといいます。そのため、我が子のために戻ってきた母親を「勇気ある母キツネ」と称賛しました。イギリスでは、春先に民家の物置の床下などでキツネが子育てをすることは珍しくないそうです。しかし、中には赤ちゃんがいる巣穴を故意に埋めてしまう人もいるとのこと。今回見つかった赤ちゃんたちは、優しい住人のおかげで無事に母親と再会できてよかったですね。[文・構成/grape編集部]
2024年04月23日2016年5月、開腹手術で巨大な子宮筋腫を摘出した猫野サラさん。術後に医師からは「腫瘍の重さは1,268gもあったよ」と言われたそうです。子宮筋腫の発症から手術に至るまでの約7年間、そして術後の経過について、猫野サラさんの実体験をご紹介します。2010年ごろに受けた人間ドックで3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。その後、引っ越しによる転院を経て6〜7年ほど経過観察を続けた結果、筋腫はグレープフルーツよりも大きいサイズにまで肥大してしまいました。どうにか閉経までやり過ごせないかと考えていた猫野サラさんでしたが、ついに婦人科医から「MRIをしましょう」と言われてしまって……? 6.MRIやってみた 偶然空きがあるとのことで、急きょMRIを撮影することになった猫野サラさん。3日後に再び病院を訪れると、「手術が得意なベテラン」だという医師を紹介されます。どうやらMRIの結果を踏まえて、今後は手術前提で話が進んでいくようです。 7.妊婦さんに例えると MRIの結果によると、子宮筋腫は「妊娠7カ月くらいの大きさ」にまで肥大化しているそう。妊娠7カ月だと子宮の大きさはだいたい22〜25cmほどでしょうか。あまりの大きさに猫野サラさんも驚いて笑ってしまいます。 その後、閉経までなんとかやり過ごそうと思っていた旨を打ち明けると、医師からは「そんなに待っていたら長生きできないかもしれませんよ」と言われてしまいます。 8.筋腫と記憶力 最近、物忘れが増えているような気がして危機感を抱いた猫野サラさんは、できるだけ早く手術をしてもらえるよう、医師にお願いしたのでした。 ※子宮筋腫はほとんど良性です。がんのような悪性の場合は、悪液質と言って正常細胞に栄養や酸素が供給されず、がん細胞がどんどん増殖して、栄養不良で衰弱して死亡するということがあります。また、筋腫による月経過多で貧血が強度の場合、全身への酸素供給が低下し、脳への供給も少なければ、いろいろ症状が起こることがあります。しかし、よほどの栄養失調の状態でなければ、腫瘍に栄養分が取られるようなことはありません。また、子宮筋腫によって認知症のような症状が出ることもありません。 9.子宮を残すか否か 入院予定期間は10日間とかなり長いため、GWの期間に合わせて手術を受けることに。 その後、猫野サラさんは担当医と手術の方向性について話し合います。まず、卵巣は残す方針で決まったのですが、問題は子宮をどうするか。医師は「妊娠を考えているのなら……」と選択肢を提示しますが、すかさず猫野サラさんは「考えてません」とキッパリ伝えます。 10.大きいが位置はよい ネットなどの知識から「子宮を残しておくと子宮筋腫が再発するリスクがある」「子宮を全摘してしまえば、筋腫の再発リスクを含め子宮関連の病気の発症に怯えることがなくなる」と学んでいた猫野サラさんは、すでに子宮を全摘する方向で心を決めていたようです。医師から「筋腫のサイズは大きいですが取りやすい位置にあるので大丈夫ですからね」と声をかけられ、この日の診察は終了。続けてこのあと、入院前の検査を受けることとなりました。 今回、子宮全摘を選択した猫野サラさん。子宮全摘はおもに子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜症などで、子宮を丸ごと摘出する必要があるときにおこないます。子宮全摘のメリットとして「子宮筋腫の根治が可能なこと」「子宮がんの発症がなくなる」などが挙げられますが、一方で「妊娠できなくなる」というデメリットもあります。 また、子宮がなくなることで生理も止まります。ここで、「更年期のような症状が出てしまうのではないか」という疑問が生まれるかもしれませんが、卵巣を残した場合は女性ホルモンの分泌が継続されるため、子宮全摘後に急にホルモンバランスが大きく崩れて更年期障害が出ることは、ほとんどありません。 医師は「卵巣はきれいだから(何も問題がないから)」という理由以外にも、まだ閉経を迎えていない猫野サラさんが術後も今まで通りの生活を送れるように、という意味も込めて、卵巣を残す方針にしたのかもしれませんね。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年04月22日2016年5月、開腹手術で巨大な子宮筋腫を摘出した猫野サラさん。術後に医師からは「腫瘍の重さは1,268gもあったよ」と言われたそうです。子宮筋腫の発症から手術に至るまでの約7年間、そして術後の経過について、猫野サラさんの実体験をご紹介します。 1.初めての婦人科検診 ※「6年前」…2016月5月作画のため、6年前=2010年ごろ。 2010年ごろに受けた人間ドックで、3cmほどの子宮筋腫が3つ見つかった猫野サラさん。良性でただちに手術が必要ないこと、自覚症状がなく日常生活での支障がまったくないことから、年に1度の定期検診で経過観察をすることになりました。 2.引っ越しによる転院 初診から1年後と2年後にも検査を受けた猫野サラさん。3cmだった子宮筋腫はこの2年間で5cm以上になりました。医師から「月経量が増えたり、おなかが張ったり、トイレが近くなったりしていませんか?」と聞かれますが、自覚症状はまったくありません。 このタイミングで県外に引っ越すことになった猫野サラさんは、医師から「引っ越し先でも定期検診は受けてくださいね」と言われ、紹介状を受け取ったのでした。 3.経過観察か手術か ※開腹手術では縦に切開する場合もあります。 2010年ごろに子宮筋腫が見つかってから約4年が経過した、2014年ごろ。2年ほど受診をサボっていた猫野サラさんに初めて自覚症状が現れます。それは生理初日の経血量の多さでした。さらにあお向けになると、明らかにおなかがぽっこりと膨らんでいます。 そこで、2年ぶりに婦人科で診てもらったところ、医師いわく「筋腫の大きさがソフトボールほどになっている」とのこと。この大きさなら、手術で筋腫を切除することも選択肢に入ってくると言われますが……。 4.閉経までやり過ごす? 即座に手術を受ける決断はできず、そのまま経過観察をすることに決めた猫野サラさん。 そして1年後の2015年、再び婦人科で検査をしてもらうと子宮筋腫はさらに大きくなっていて、医師によると「グレープフルーツくらいの大きさです」とのこと。ただし、ここまで大きくなっても猫野サラさんに貧血や頻尿、不正出血などの自覚症状はなく、またしても1年ほど経過観察をすることに。 このとき、猫野サラさんはぼんやりと「閉経まで手術を受けずになんとなくやり過ごせたらいいなあ」と思っていたらしいのですが……。 5.ジーンズが入らない ※今年の3月=2016年3月 ある日、ジーンズがはけなくなったことで「いよいよやばいかも?」と危機感を抱いた猫野サラさんは、1年半ぶりに婦人科を受診しました。エコー(超音波検査)が終わるなり、今まで経過観察を許していた医師からも笑顔が消えて、「前回よりもずいぶん大きくなっていますね……MRIを受けてみますか?」と真剣な表情に変わります。どうやら、何かしらの処置をしなければいけないレベルにまで、子宮筋腫が巨大化してしまっているようです。 たしかに子宮筋腫は、閉経後は女性ホルモン(エストロゲン)の減少とともに小さくなると言われていますが、放置しておくと肥大化し、さまざまな症状が現れます。 また、このあと開腹手術によって巨大な子宮筋腫を切除した猫野サラさんは、「手術後に負った体のダメージが予想以上に大きくて大変だった。もう少し早い段階で治療を検討するべきだった」と語っています。 猫野サラさんのようにあまり自覚症状がない場合は、通院を後回しにしてしまうこともあると思います。しかし、自覚症状があまりなくても子宮筋腫が大きくなっていることもあるため、医師から指示をされたら必ず定期検診を受けるようにしましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年04月17日すぐに見つかるよ♡理想の彼氏を見つけるための行動とは少しの努力で、待ち望んでいた人との出会いを引き寄せるチャンスが得られることもあります。今回は「理想の彼氏」を見つけるための3つの具体的なアプローチを提案します。[nextpage title="0S00L0]0nel0ns}00g0Y"]あなたの理想を見直してみましょう高い理想を持つことは、誤ったことではありません。ですが、現実的ではない理想は、ときに恋愛の機会を遠ざけてしまいます。「理想の相手が見つからない」と悩んでいる方は、自分が求める相手が現実的な範囲内にいるか、それを問い直してみてはいかがでしょうか。あなたの条件を具体化しましょう実際、あなた自身が「理想の相手像」を明確に認識できていないということもあります。では、自分が何を求めているのかわからなければ、目指すべき相手を特定できる訳もありません。だからこそ、理想の相手が見つからないと言う前に、まずは自分自身の中を整理してみてください。[nextpage title="g _0nel0h0oOU0K0B0j0_0o`P0d0M0~0Y0K"]出会いの場を探しに行こう待っているだけでは、理想の人は見つからないのです。理想の相手との運命の出会いを迎えるためには、おそらく彼がいるだろう場所に足を踏み入れることが大事です。ただ待つだけではなく、一歩踏み出す勇気を試してみてください。あなたが理想とする彼はどのような人でしょうか思わぬところで、理想の相手に出会うことも珍しい話ではありません。その人物が理想の相手であると認識するかどうかは、最終的にあなた自身にかかっているのです。(愛カツ編集部)
2024年04月16日ペットとの暮らしは私たちの生活に楽しさと癒しを与えてくれますね。しかしなんらかの事情によって、ペットを手放す人もいるでしょう。周りに何もない場所で見つかったのは…アメリカのカリフォルニア州に、『リジェクト・ランチ』という非営利の家畜の保護施設があります。ある日、『リジェクト・ランチ』に「高速道路の近くにブタがいる」という通報が入りました。連絡をしてきた人によると、ブタは少なくとも12日間この場所にいたのだとか。「偶然通りかかってブタを見つけた」というその親切な人が、毎日水と食べ物をあげに来ていたといいます。『リジェクト・ランチ』のスタッフが現場に駆けつけると、1匹のオスのブタがしっぽを振って嬉しそうに近寄って来ました。@rejectranchsanctuary Rescuing an abandoned pig! #pig #rescuepig #rescuelife #piglove #pigsoftiktok #farmsanctuary #savelives #animalrescue #piggie ♬ Beautiful Nature - Steven Solveigスタッフの女性はブタを食べ物で誘導して、保護することに成功しました。ブタは明らかに人に慣れているため、飼い主がこの場所に捨てたと思われるそう。理由は「ミニブタだと思ったら予想以上に大きくなったから」だと推測されるといいます。そこは見渡す限り、住宅も店も何もない場所。さらに、すぐ近くにはたくさんの車が行き交う高速道路があり、とても危険です。動画を見た人たちからは、ブタを捨てた人への怒りと悲しみの声が上がりました。・どうしてこんなことをする人がいるのか理解できない。ブタはとても感情的で賢いんだ。・こんなふうに捨てる前に、ほかの選択肢を探せたはずなのに。そういう人はもう二度とペットを飼わないでほしい!・しっぽを振っているのが泣ける。このかわいい子を助けてくれてありがとう。『リジェクト・ランチ』のスタッフによると、ブタが見つかった場所には多くの野生のコヨーテがいるため、2週間近くも襲われなかったのが不思議なくらいとのこと。また「ブタは信じられないくらい賢いので、信頼していた人たちから不当な扱いを受けると、悲しみ傷付くのです」とつづっています。飼い主に捨てられた後、このブタがどんな思いで過ごしていたかを想像すると、かわいそうで胸が張り裂けそうになりますね。ペットとして飼い始めたミニブタが「大きくなった」という理由で捨てる人は珍しくないとのこと。無責任な飼い主によって、このブタのようなつらい思いをする動物がいなくなることを願わずにいられません。[文・構成/grape編集部]
2024年04月15日