静かな街で発見した、素朴なチョコレート工房東京・等々力にあるチョコレート専門店「xocol(ショコル)」。閑静な住宅地にある飾り気のない店構えは、うっかり通り過ぎてしまうほどシンプルです。ガラス張りになった店の外壁は木の板で覆われており、店内も木目調のやさしい空間となっています。タイルと木材で作られたカウンターは、ナチュラルテイストで落ち着いた雰囲気。心安らぐ木の香りに甘いカカオの香りが溶け込み、工房の手づくり感とマッチした特別な空気が流れています。試行錯誤の末、ようやくたどり着いた本物の味2013年に誕生した「xocol」。こちらで作るチョコレートには、厳選したカカオ豆のみを使用。自家工房で焙煎し、石臼で挽くところから手づくりです。こうして原料となるカカオができあがり、そこに砂糖だけを加えたシンプルなチョコレートを製造しています。一般的なチョコレート菓子に使われる人工香料や乳化剤、油脂などは一切追加しません。すべては、チョコレートに不可欠なカカオの持つ素材の味を最大限に味わうため。カカオをスイーツとしてだけでなく、料理にも応用すべく日々研究が重ねられています。伝説の鳥からインスピレーションを受けた本格チョコ「美しい鳥QUETZAL(ケツァール)」は、コイン型のチョコレート。手間と時間をかけてカカオ豆をていねいに挽き、砂糖を加えただけのシンプルなチョコレートです。古代、カカオ豆を通貨としていたアステカ族という人々がいました。彼らは「ケツァール」という鳥を農耕神の使いとして崇めていたというエピソードが残っています。石臼で挽いたキレイなカカオ豆と、美しい羽を持つ「ケツァール」をイメージしてこのチョコレートが誕生。カカオ独特の酸味とほろ苦さ、口の中で溶けていく食感と甘みを楽しみましょう。新感覚のおいしさ! カカオの食感と風味を楽しむカカオ本来のおいしさをダイレクトに味わいたい人には、「グレナダの原石」がおすすめです。カリブ海に浮かぶ小さな火山島のグレナダ。美しい自然が残るこの島で育ったカカオの種に、食べやすいよう砂糖をコーティングしてあります。ザクザクとした軽い食感の後に、ねっとりとした感覚に変化する面白い歯ざわり。チョコレートではないので、溶ける心配もいりません。市販のチョコレートでは満足できなくなったあなたに余計なものを一切加えず、カカオの風味やうまみをじっくりと味わうことができる「xocol」のチョコレート。箱入りの商品もあるので、手土産やちょっとしたギフトにもきっと喜ばれるはずです。美食家や食材にこだわりを持つ方をはじめ、一般的なチョコレートが苦手な方や、チョコレートの真実に興味を持っている方はぜひ一度お試しください。これまで食べてきたチョコレートとは全く違う、新しい発見やカカオの面白さに気付けるかもしれません。お店までは、東急大井町線「等々力駅」から徒歩圏内です。改札を出て駒沢オリンピック公園方面へ向かい、深沢坂上交差点から右折して少し歩いたところにあります。なかなか出会うことのない、カカオ豆から作る本格チョコレート。奥が深いチョコレートの魅力に浸ってみませんか?スポット情報スポット名:ショコル住所:東京都世田谷区深沢5-1-23電話番号:03-6432-2265
2018年06月20日歩いていてふと看板が目に入り、吸い込まれるように入ったコーヒーショップ。駅までの途中にできて、さらに自分の暮らす街が好きになった、おいしい焼き菓子の店。この連載では、そんな、本当は秘密にしておきたい、でもやっぱり教えたい!と対極な気持ちで板挟みにされるような、とっておきの「小さなお店」を紹介しています。今回ご紹介するのは、昨年末にオープンした絵本専門店。並んでいる絵本が自由なら、営業スタイルもとても自由。それでも、「営業日時は確認してね!」と注意を添えつつ、絵本好きな人、イラスト好きな人、贈りものを探している人、いろんな人に教えたくなる、素敵なお店です。日曜日に目黒川散歩をするなら、立ち寄り場所に〔yack yack books〕をオンリスト〔yackyackbooks〕の営業について決まっているのは、「基本的に日曜日」というだけ。不定期営業なので、訪問前にはお店がインフォメーションツールとしているインスタグラムをチェックするのがマストです。場所は目黒駅寄りの目黒川沿い。近くにはおいしいお店もたくさんあり素晴らしいロケーションですが、お店のまわりはとても静か。目黒駅から行くなら、権之助坂を下って目黒川沿いを少し歩けば、わりとすぐ着きます。こちらの店主は、数々のラジオ番組でナビゲーターやリポーターを務めている山中タイキさん。ラジオのほかにも、スポーツや音楽関連イベントでのMCなど、しゃべりのプロとして活躍されている山中さんですが、じつは、イラストレーターとしての顔も。子どものころから好きだったアニメーションの世界から、徐々にイラストの世界にも魅了されていき、2012年には、イラストを学ぶためにロンドンへ。山中さんがイラストを担当し、ロンドンで出会った友人と共同制作した初の『THEYOGIWALRUS』は、ロンドンで出版されていますが、これからは〔yackyackbooks〕でも、出版社として、自身と縁のあるイラストレーターや作家と一緒に絵本を作っていきたいと話してくれました。ガラス戸にも描かれている可愛らしいサルのロゴも、山中さんによるもの。店名の“yackyack”はサルの鳴き声で、「意味を持たない言葉で音として響きが気にいる店名にしたかった」(山中さん)のだとか。大人もほしくなる。眺めているだけでも楽しいインテリアのような絵本たち店内で目を引く鮮やかなグリーンの壁に並ぶ絵本は、「自分(山中さん)が好きな絵本」ばかり。日本語にしていないほうが好きだったりニュアンスで楽しめるものは翻訳されていないままのものを、ストーリーもわかりやすい方がよいと感じたものは日本語訳されているものを。そのあたりのさじ加減も、山中さんの感性で自由にチョイスしているそうです。世界中からセレクトされた絵本たちは、壁に立てかけるだけでなく平置きしても目に心地よく、インテリアとしてもほしくなる美しさ。出産祝いや小さなお子さへの贈りものとしてだけでなく、自宅での暮らしを大切にしている大人への贈り物としても素敵だと思います。わたしが初めて〔yackyackbooks〕を訪れた際、絵本が大好きな息子にと思い購入して帰ったのは、オーストラリアの『LOTS』という絵本でした。メルボルンで活動するマーク・マーティンというアーティストによる、南極からインド、香港、東京、アイルランドまで、美しい色彩のイラストで世界中を旅できる一冊。イラストの中に答えがある問題をわたしが作り、それを息子が探して答えるという楽しみ方をしています。ストーリーのある一角や、時期ごとに装いを変える展示コーナーも入り口はいって左手には、アメリカで活躍するアニメーションアーティスト/イラストレーター・堤大介さんによる『THEDAMKEEPER』のコーナーも。きっかけは、アカデミー賞も受賞した同氏の代表作『SKETCHTRAVEL』。「おもしろいことをやっている人がいるなあ」とフランス語版を購入し(当時はまだ日本語版が発売していなかったそう)、のちに自身のラジオ番組で紹介したことから、ご縁がつながったそうです。そのお隣には、インドの出版社〔タラブックス〕が昨年11月から今年1月まで日本で開催していた企画展「世界を変える美しい本」のポスターと、同出版社の絵本が展示されていました。ここは、時期ごとに内容を変えて展示コーナーのようにしていこうかと考えているのだとか。わたし、〔タラブックス〕のことは、〔yackyackbooks〕で知りました。このコーナーも、新しい出合いをもたらしてくれそう。撮影の日。帰り際購入したのは、ドイツの作家、ゼバスティアン・メッシェンモーザーによる『空の飛びかた』。昔、実家の屋根下に作られた巣から落ち怪我をしたスズメのひなを、飛べるようになるまで家族で育てたことがあるのですが、ストーリーがその思い出とあまりにも重なるんです。前回お店でパラパラと立ち読みをして思わず涙。その日は違う絵本を買って帰りましたが、やっぱりほしい、今日は買って帰ろうと、じつは到着前から決めていました。そうそう、毎月〔yackyackbooks〕セレクトの絵本が届く定期購読のサービスもスタートしたようです。次の営業日にさっそく行ってみたいという方も、目黒まではなかなか足をのばせないという方も、〔yackyackbooks〕の世界観に惹かれたら、ぜひインスタグラムをチェックしてみてくださいね。【yackyackbooks】住所:東京都目黒区下目黒2-9-24営業日/営業時間:不定期営業(基本的には日曜営業)yack yack books●醍醐由貴子ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。●写真さくらいしょうこ▽連載「小さなお店」の他の記事もチェック♪▽【小さなお店 #4】蔦だらけのテントを目指して。看板のない洋菓子店【小さなお店 #5】春支度を楽しくする。おもちゃ箱みたいな文房具店【小さなお店 #6】緑に囲まれたテラスでカレーランチ。優しさの秘密は和風ダシ
2018年06月01日川越、埼玉の小さなパン屋さんたちが集結する「川越パンマルシェ」が、5月13日にまるひろ川越店 第6駐車場および東口駐車場脇ビル1階にて開催。パンづくりに熱い情熱を注ぐ20店舗のパン屋さんが出店する。小江戸と呼ばれ、観光地として名高い川越には、個性的なパン屋さんが点在。川越の街を愛する川越のパン屋さんたちによって生まれた本イベントは、2012年の初開催より、年に一度のマルシェとして各地から多くの来場者が訪れ、大きな賑わいを見せ、川越の新たな名物となりつつある。今年は7年目を迎え、規模を拡大。会場をまるひろ川越店に移して開催する。川越からは、「自家製天然酵母パン屋 KiKi」、「NANTSUKA BAKERY(ナンツカベーカリー)」、「善太郎」、「HANDMADE BAKERY nicori(ニコリ)」、「ベッカライ0044」、「パンのかほり」、「Boulanger Lunettes(ブーランジェリーリュネット)」、「パン工房クローバー」、「WACCI」、「BREADMAN」、「ベーカリークレープ」、「カフェアンドベーカリーどんなときも」、「川越ベーカリー楽楽」の13店舗が出店。そのほか県内からのゲストとして、所沢の「ブーランジェリー キシモト」、「パン工房ぬっく」、戸田の「Panya no takesan!」、鶴瀬の「Boulangerie Coton」、日高の「ベーグル工房ひらい」、新座の「コマメベーカリー co-mame bakery」、ふじみ野の「Le・popotin ル・ポポタン」の7店舗、計20店舗が出店する。また“パンの仲間”として、「Cafe&Bar Upper East Side」がホットドックを、「カフェ&キッチン ラフテル」がフレンチトーストを、「glin coffee」がコッペパンを、「La Foire ラフォアー 川越」がホットサンドを、「BurgerCafe honohono」がハンバーガーをそれぞれ提供。“パンのおとも”には、「野々山養蜂園 nonoyama youhouen」がはちみつを、「はやしハム株式会社」がベーコンを提供する。誰でも参加できるワークショップも開催。「tenori*」、「おすし雑貨研究所」、「Bakery mokano」によるクラフトワークショップや、「日本パンコーディネーター協会」による、パンがある暮らしが楽しくなるワークショップを開催予定。そのほか特別企画として、埼玉県産パン用小麦「ハナマンテン」のパンを知る・食べる・楽しむワークショップ、みんなが選ぶ 2018川越食パン大賞、川越を食べよう 〜ご当地コッペパン~、おうちでパンをつくろう!~家庭で気軽にできるパン作りコーナー~、チャリティイベント 親子で楽しむ棒パンBBQなど様々な企画が用意されている。多くの人々に川越、埼玉のパン屋さんとパンの美味しさ、楽しさを通して川越の街の魅力を伝える本イベント。こどもから大人まで、みんなが楽しめるあたたかなマルシェで、美味しいパンとの出会いを楽しんでみては。【イベント情報】川越パンマルシェ会期:5月13日会場:まるひろ川越店 第6駐車場、まるひろ川越店 東口駐車場脇ビル1階住所:埼玉県川越市新富町2-6-1 周辺時間:11:00~16:00(開場予定10:30)
2018年05月10日小さな厨房で手間暇かけて作られている「ここのこれじゃなきゃだめ」なメニュー。小さくても、自分にとって代わりのない、街を訪れる理由になるお店。この連載では、そんな、わたしにとって大切な存在の「小さなお店」を紹介しています。今回ご紹介するのは、大好きなカレーの店。だけど、ここに求めるものは、他のカレー屋に求めるものとはちょっと違うんです。テラス付きのコンテナショップ。〔代々木カリー〕を目指し、代々木ヴィレッジへ代々木って、ほとんど行ったことのない街でした。〔代々木カリー〕ができるまで。〔代々木ゼミナール〕旧校舎跡地、〔代々木ヴィレッジ〕の中にオープンしてまもなく5年。当初は代々木駅改札を出てから若干不安な気持ちで歩いていましたが、今は2、3分あれば、代々木ヴィレッジの入り口に到着できるようになりました。〔代々木ヴィレッジ〕に入って右手ひとつめのコンテナが、わたしの目指すお店〔代々木カリー〕。営業時間中は通路沿いに看板やディスプレイが出ているので、初めての人でもひと目でわかるはず。店内、つまりコンテナ内は、カウンター6席のみ。何しろ「小さなお店」好きなもので、ひとりで訪れたら迷わず店内。でも、誰かと過ごすなら、テラス席もおすすめです。そう、実は店内よりも広いテラス席があったりします。緑あふれる代々木ヴィレッジの敷地内にあるテラス席のソファで過ごす、その心地良さといったら!これから秋に向けてはもちろんベストシーズンですが、ストーブや掘りごたつなど防寒対策バッチリなので、冬もその人気は衰えません。「あれ食べたい!」と思い出したら止まらないのは、優しさの中に濃いめの個性が煮込まれているから?わたしはエネルギーチャージをしたいときに、カレーをよく食べます。でも、ガツンと元気づけてくれるカレーは多々あれども、優しく癒してくれて、最後には元気になっているようなカレーが食べられるお店は、わたしにとってここだけ。同店で提供しているカレーメニューは常時3種類。時期を見て差し替えられるのですが、前シーズンから継続するものもあれば、過去に人気のあったメニューがマイナーチェンジをして復活することも。この4月から提供されている3種類は、《ホタテのバターレモンカリー》《季節野菜のキーマカリー》《ラム肉のトマトカリー》(各980円、ランチタイムは税込、日替わりの小皿付。夜は税別)。いちばん人気は《ホタテのバターレモンカリー》。わたしも、悩んだ末に「やっぱりこれ」と注文してしまうのがこれ。青い器に鮮やかな黄色が映えてフォトジェニック。スパイスは感じるものの、ココナッツミルクのおかげで角がなく、とてもまろやかです。ルーにはホタテの貝ひもでとったダシで旨味を溶け込ませ、具材の貝柱は仕上げの段階で投入するため、ふっくら。途中で添えられているレモンをギュッと絞るとパッと華やかな風味が加わり、食欲がいまいちのときでも、あっという間にぺろり。《季節野菜の和風キーマカリー》のひき肉は、醤油麹とスパイスにひと晩漬け込んで旨味を引き出し、トッピングの彩り野菜は注文ごとに素揚げしているそう。《ラム肉のトマトカリー》のベースは、なんとカツオと昆布の合わせダシ。ラムは、脂を丁寧に取り除き、しっかりと焼きつけてから煮込むことで、臭みを感じさせない上品な仕上がりに。仕上げにかけられたバルサミコソースからも、型にはまらず、ひと皿を作品として本能で仕上げていることを感じます。スパイスに和の食材やダシを合わせ、丁寧に仕込まれたカレーをいただくと、じんわりと身体の芯から元気に。辛さや刺激を求める人向きではありませんが、優しさを求める飲食店にありがちな“物足りなさ”はありません。小さな厨房で、手間ひまかけて仕込まれ、仕上げられたひと皿は、心身ともに満足度高し。夜はカレーを頼む人、激減。自由なバータイム実はこの〔代々木カリー〕、夜になると、ランチタイムとは打って変わって、カレーを注文する人がぐんと減るんです。まさかの、ひと皿もカレーが出ない日も。なぜなら夜は、目を疑うほど、おつまみメニューが充実するから。スパイスを効かせたポテサラや唐揚げ、キャロットラペのような、カレー屋のサイドメニューらしいものから、アヒージョやコンフィ、とろっとろのビーフシチューに、ハーブが香るロールキャベツのようなビストロメニューまで。オリーブにアンチョビを詰めてフライにした《アンチョビオリーブフライ》なんてメニューが、この小さなカレー屋で食べられるなんて……!と、ついついカレー以外のメニューを試していると、カレーにたどり着く前に、満足してしまうのです。もちろん夜だって、カレーだけを注文してサクッとお腹を満たすのもあり。逆に、種類豊富なカクテルを楽しみ、〆にカレーという使い方も。中には、仕事帰りに一杯だけという常連さんもいるとか。カレーを目指す人、お酒を楽しむ場所として目指す人、とにかくお店を目指す人。小さいけれど、いろんな層を広い心で受け入れてくれる〔代々木カリー〕。使い方は、どこまでも自由です。【代々木カリー】●住所:東京都渋谷区代々木1-28-9代々木ヴィレッジコンテナ04●電話:03-6300-9045●営業時間:11:30〜14:30L.O./17:00〜22:30L.O.●定休日:代々木ヴィレッジの休館日に準ずる代々木カリー●醍醐由貴子(だいごゆきこ)ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。●写真さくらいしょうこ▽連載「小さなお店」の他の記事もチェック♪▽【小さなお店 #5】春支度を楽しくする。おもちゃ箱みたいな文房具店【小さなお店 #4】蔦だらけのテントを目指して。看板のない洋菓子店【小さなお店 #3】気分は旅でのお土産選び。ブルターニュ地方の食材が揃う〔ブレッツカフェ レピスリー〕【小さなお店 #2】東京の小さなリトアニアで出合った、ぬくもりあるクラフトとチョコレート【小さなお店 #1】ボリューミーでフォトジェニック!中目黒で見つけたファラフェルサンド専門店
2018年05月05日カタカナ(katakana)自由が丘店では、同店が注目するブランド10社から小さなバッグをセレクトした「小さなバッグ展」を5月11日から25日まで開催する。カタカナは、「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトに、日本全国から伝統工芸品や名産品、文房具、洋品、作家モノなど様々なアイテムをセレクトするショップ。今年3月に開催した「小さなお財布展」には、普段女性客で賑わう同店に男性客が押し寄せ、予想以上の大反響。「小さなお財布を手にしたら、小さなバッグも欲しくなる」という考えのもと、今回の「小さなバッグ展」を開催。最近では、小さなバッグで颯爽と街を歩く女性に加え、男性もその身軽さに目覚め、サコッシュやポシェットを身に付けているそう。参加ブランドは、irose、StitchandSew、Southern Field Industries、SUOLO、don’t try、革工房 hibi、VALLEY SHELL、short finger、sonor、made in west。また、連動企画として「hirari/平山篤のレザークラフトマルシェ」を5月11日から14日まで開催。手のひらに収まる小さなお財布「coin Purse」を始め、一点一点、手縫いで作られる平山の革小物が一堂に会する。【イベント情報】小さなバッグ展会期:5月11日〜5月25日会場:カタカナ(katakana)自由が丘店住所:東京都世田谷区奥沢5-20-21 第一ワチビル1階hirari/平山篤のレザークラフトマルシェ会期:5月11日〜5月14日会場:カタカナ(katakana)自由が丘店 ガレージ(マルシェスペース)
2018年04月27日出かけた先で出合った、懐かしい味わいの老舗洋菓子店。セレクトセンスがピタリとはまったクラフトショップ。この連載では、そんな、見つけたことでその街に通いたくなるような、通ううちに思い出のエピソードでいっぱいになっているような「小さなお店」を紹介しています。今回ご紹介するのは、個人的にも思い出深い、吉祥寺の人気文房具店。「懐かしい」あれこれから「新しい」アイテムまでがぎゅぎゅっと詰まった、“吉祥寺らしい”お店です。“暮らしを楽しむ街”吉祥寺で客足絶えない、文房具と雑貨の店〔36 Sublo(サブロ)〕住みたい街として不動の人気を誇る吉祥寺。買い物をするにも外食をするにも困らず、自然も豊富とあって、暮らしに関することなら吉祥寺だけで事足りてしまう、豊かな街です。暮らしを楽しむためのアイテムが買えるお店も多く、今回ご紹介する〔サブロ〕もそのひとつ。場所は、吉祥寺駅からほど近く。吉祥寺通り沿いに建つ古いビルの2階。ビルの前に立て看板がありますが、少し目線を上げて歩けば窓の大きな「36」というロゴが目に入るので、その方が探しやすいかもしれません。階段を上ると、レトロな扉の向こうから、あたたかな光が出迎えてくれます。一歩中に入れば、ひと目で見渡すことのできる、ところせましと並べられた文房具や雑貨たち。アイテムの種類がとにかく豊富で、まずはどこから見ようかと二歩目をためらってしまうほど。店内で使用されている什器は、ヴィンテージのものが多いのですが、中でも印象的なのが、レジの奥で在庫管理に使用されている薬品用の木製棚。たしかに、引き出しがたくさんついていて、アイテム数の多い「サブロ」の在庫管理には使い勝手がよさそう!モノ選びのセンスが表れていますよね。そう、ここには、アイテムの数以上に、店主・村上幸さんのセンスが詰まっているんです。キュンとするレトロな文房具や雑貨の宝庫。オリジナルや関連商品もわたしが初めてこちらを訪れたのは、息子がまだ生まれて間もなかったころ。パッと目に飛び込んできた、ライオンのイラストがかわいい《ナイスおどうぐばこ》(1,728円、税込)がどうしても買いたくて。ちょうど収納方法を悩んでいた息子用の体温計やベビー用爪切り、スキンケアクリームなどを入れようと購入。用途は後づけでしたが、約6年が経ったいまも、中身を少しずつ変えながら、愛用しています。あとから知ったのですが、このライオンのイラストは福田利之さんによるもので、〔サブロ〕オリジナルの商品なのだそうです。そのほかにも、ノートやボールペン、ハンコ、マスキングテープまで、ほとんどのカテゴリーにオリジナル商品があり、文房具界から信頼され、実行力ある村上さんの人柄が見て取れます。どれもベーシックなようでいて、他の文房具店では手に入らないレアなアイテムだらけ。黒板と黒板消しのストラップ、ミニサイズの水のりや鉛筆、小さな原稿用紙風の便箋、その名も《チビセン》などは、ミニチュア好きにはたまらないのではないでしょうか。また、雑貨好きには知られた存在の《おはぎやま》シリーズも、実は村上さんが関わるプロダクト。関西出身の村上さんが、関東出身のデザイナー植木明日子さんと一緒に始めた〔西東〕という雑貨ブランドの第一弾として生まれたキャラクターなのだとか。番付は小結、得意技はうっちゃり。好きなおやつはチーズおかきで、趣味はなんとキックボード!その風貌から細かい設定まで、なんだかクスッと笑わせてくれる《おはぎやま》。ひと目見たら忘れられない。知れば知るほど気になる!そのほか、“のり”ひとつとっても、水のりからスティックのり、懐かしい《わんこのり》(183円、税込)まで、たまらない品揃え。缶入りの輪ゴムも、「輪ゴムってこんなにオシャレだったっけ?」と思わず手に取ってしまいます。ああ、本当に時間ってあっという間……!文房具を愛し、文房具の神様に愛されたお店。ルーツは実家の文房具店〔サブロ〕のルーツは、村上さんの地元、京都。ご実家が文房具店を営んでおり、店名の由来は、お祖父様の名前なのだとか。レジの横に飾られている、ご実家で使用されていた温度計と、幼少時代の村上さんとお祖父様も写る家族写真が、店内の温かい空気感と懐かしさを、より濃いものにしています。開業当初の〔サブロ〕は、現在のように人通りの多い道路沿いではなく、路地裏にありました。3人入ればいっぱいになるような小さなお店で約6年間営業したのち、2010年に今の場所へと移転したそうです。場所が大きな通り沿いになり、お店がちょっぴり広くなり、村上さんの関わるプロジェクトは吉祥寺を飛び出して全国へ。期間限定の特集的なスペースも見応えたっぷり。(※写真は現在展開されている〔夜長堂〕の「モダンJAPAN復刻ペーパー」)これからも、ここから何が生まれるか、楽しみです。【36Sublo(サブロ)】●住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-162F●電話:0422-21-8118●営業時間:12:00〜20:00●定休日:火曜36 Sublo(サブロ)●醍醐由貴子(だいごゆきこ)ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。【小さなお店 #1】ボリューミーでフォトジェニック!中目黒で見つけたファラフェルサンド専門店【小さなお店 #2】東京の小さなリトアニアで出合った、ぬくもりあるクラフトとチョコレート【小さなお店 #3】気分は旅でのお土産選び。ブルターニュ地方の食材が揃う〔ブレッツカフェ レピスリー〕【小さなお店 #4】蔦だらけのテントを目指して。看板のない洋菓子店●写真さくらいしょうこ
2018年03月31日ミナ ペルホネン(minä perhonen)の小さなデパート「Dear Friend, Department」が伊勢丹新宿店本館7階=催物場に4月2日までの期間限定でオープンした。この小さなデパートには、フード、家具、ファブリック、バッグ、ウエア、ベビー・キッズなど、衣食住にまつわるものがぎゅっと詰め込まれている。コンセプトは、“Dear Friend”という名の通り「大切な人を思う気持ち」。ミナ ペルホネンと長らくもの作りを行ってきたメーカーやブランド、または今回初めてコラボレーションを行う鞄のポーター(PORTER)、ファブリックのリバティ(LIBERTY)、ソックスのアンティパスト(ANTIPAST)と丁寧に作り上げた、親友や家族と過ごす日々の暮らしに寄り添うものがラインアップする。ポーター × ミナ ペルホネンリバティ × ミナ ペルホネンアンティパスト × ミナ ペルホネン会場の設計は、暮らしの空間を多数手がける建築家・小泉誠が手がけ、再利用可能なダンボールや発泡スチールを使用した什器、床や壁には「tambourine」や「dop」など代表的なモチーフに包まれている。オープン初日にショップに訪れたミナ ペルホネンのデザイナー皆川 明さんは「私が幼少の頃、暮らしの道具を家族と一緒に買いそろえながら一日を百貨店で過ごす時間は特別なハレの日でした。そんな百貨そろう場所を売り場として成立させるということを予てからしてみたいと思っていたので、今回はそのことも叶えられお客様にとっても新しい体験になっていただけるのではないかなぁと思っています。『Dear Friend, Department』に来られるお客様にも喜びの時間として、記憶のひとひらになっていただけると嬉しいです」と話した。また「今回ご一緒させて頂く方々はものづくりに対する姿勢、確かな品質はもちろんのこと、私自身が日常の中で愛用し、大切に使っているモノの作り手です。日本のものづくりの奥深さとその可能性に、改めて気付かせて頂く機会となりました」とコメントしている。ウィメンズは、これまでのアーカイブテキスタイルの中から代表的なプリントや織りを厳選し、刺繍を重ねることで新鮮で躍動的ながらも、どことなく懐かしさを感じさせてくれるデザインが誕生。リネン100%で着心地の軽いコート「hoshi*hana+land theater」(8万4,240円)やアンティパストとのコラボ靴下(各2,970円)の他、ポーターと初コラボレーションした「tambourine」柄を用いた「デイパック」(3万6,720円)や「ポーチ」(8,640円)などの雑貨も取りそろえる。「hoshi*hana+land theater」(8万4,240円)ベビー&キッズは、同ブランド人気のファブリックを大人と同じく子供用にもオリジナルで展開し、親子でおそろいのスタイリングが楽しめるラインアップを用意。ベビー用には「flower cake」の総刺繍を施し、お宮参りなどハレの日にぴったりの「セレモニードレス」(8万6,400円)が登場する他、使い勝手の良い2WAYの「マミバッグ」(3万8,880円)といったバッグ類は子供用も取りそろえる。リビング雑貨は世界的な人気を誇るリバティと初のコラボレーション。リバティの定番柄に、ミナ ペルホネンの代表柄を刺繍で重ねた花柄生地(9,720円/m)を販売する。さらに、広島の家具メーカー・マルニ木工からは、アーカイブから選んだ3種の柄を「dop」に刺繍した特別なファブリックを使用したチェア「HIROSHIMA アームチェア」(ビーチ材 14万400円、オーク材 17万7,120円、ウォルナット材 19万1,160円)を販売。「セレモニードレス」(8万6,400円)その他、とらやとコラボした特性羊羹「光雲」(3,888円)を始め、ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)など国内外のトップブランドとのコラボレーション商品や、ミナ ペルホネンが運営する青山のショップcallで取り扱う、素材の旨味を閉じ込めた瓶詰め(810円〜)など、様々な食材も同時にラインアップ。「光雲」(3,888円)なお、数量に限りがあるアイテムがあるのでお早めに。また一部商品には購入点数制限あり。入場など、ショップや取り扱いアイテムについての詳細は特設サイト(www.isetanguide.com/20180328/mina/)にて。【イベント情報】Dear Friend, Department会期:3月28日〜4月2日会場:伊勢丹新宿店本館7階=催物場住所:東京都新宿区新宿3-14-1時間:10:30〜20:00(最終日18:00まで)会期中無休、入場無料 最終更新: 3月28日
2018年03月28日10社以上のブランドから小さい財布だけをセレクトした「小さなお財布展」が、カタカナ(katakana)自由が丘店で3月3日から16日まで開催される。結婚式やハレの日だけでなく日常でも小さなバッグを持ちたい人など、小さな財布を求める人が増えている。さらに、小さいだけでなく、容量があるもの、お札を折らなくてもいいもの、メイン財布としても使えるものなど求める機能は色々。今回、あらゆるニーズに応える、二つ折りや三つ折りを中心とした様々なタイプの小さな財布が集結。イロセ(irose)、ステッチアンドソー(StitchandSew)、エムピウ(m+)、ヒラリ/平山篤(hirari)、フォアルオブ(fourruof)、松野屋、インク(INK)、チャモト(chamoto)、ロンド工房、サリーズ(SALLIES)といった、定番のブランドからイベント限定で紹介するブランド、個人で活動する革作家まで、10以上の作り手による小さな財布が並ぶ。【イベント情報】小さなお財布展会期:3月3日〜3月16日会場:カタカナ(katakana)自由が丘店住所:東京都世田谷区奥沢5-20-21 第一ワチビル1階
2018年02月26日出かけた先で出合ったとびきりディープなお店。近所でひいきにしている「売り切れ御免」のおいしいパン屋。誰かに言いたい!だけどやっぱり内緒にしておきたい……。この連載では、そんな、見つけたことを大切にしておきたくなるような「小さなお店」を紹介しています。今回ご紹介するのは、わたしが引っ越し先を探していたときに出合った、小さな洋菓子店。次に来たときもちゃんとあるかな?夢だったんじゃないだろうか?確かに味わいは記憶されているのに、なんだか幻だったような気がして。いまだに扉を開けるときには、物語の中へ入っていくような感覚を覚える、不思議なお店です。創業1968年。洋菓子店〔ローラン〕、まもなく50歳京王井の頭線の三鷹台駅。長年、ほとんどその様子を変えない、とても静かな街。そんな三鷹台駅からほど近くに洋菓子店〔ローラン〕がオープンしたのは、昭和43年(1968年)5月のこと。三鷹台駅から井の頭公園駅方面へ、線路と平行して続いている道を少し歩くと、右手に蔦で覆われた青いテントが現れます。草木が元気な時期は、青いテントが見えないほど蔦に覆われていることも。看板はありませんが、扉を開けた正面には、晩年を調布市仙川で過ごしたという武者小路実篤の筆による「露印蘭(ローラン)」の書が、まるで店番をしているかのように存在感を放っています。ショーケースの中に並ぶケーキのすべてを、たったひとりで作り続けているのは、店主の阿(ほとり)さん。「お店を休んでも結局仕込みはしなきゃいけないから」と決まった定休日はなく、毎日ケーキを焼き、毎日お店を開けて、まもなく50周年を迎えます。三鷹台の宝。唯一無二のショーケース初めて〔ローラン〕で買ったのは、チーズケーキでした。母が昔焼いてくれたベイクドチーズケーキを思い出すような焼き色にひと目惚れ。それから訪れたときには必ず購入しています。もうひとつ、2度目の訪店からレギュラー入りしたのは、チョコレートのスポンジとガナッシュ、チョコレートクリームが層を成すチョコレートケーキ。どちらも子供のころの記憶を呼び起こす懐かしいタイプのケーキなのですが、共通して言えるのは、圧倒的な完成度の高さ。これは、50年近くも作り続けてきたからこそのものなのか。それとも、真面目な人柄によるものなのか。いや、やっぱり、「食べ物が好きだったから」お菓子作りの道を志したという、食いしん坊の血によるもの……?なんにせよ、どんなに著名なパティシエ、もしくはジャーナリストでさえ、ケチをつけたら野暮にしか映らないような、独特の、そして完成された世界観があるのです。そのほか、ショーケースの中には、お手本のようなショートケーキや、絵に描いたようなモンブラン……。上段で輝くのは、洋ナシの存在感が抜群のポアールに、イチゴが赤く艶めくタルトフレーズ。レアチーズケーキは上層のゼリー部分が2パターン、シュークリームも、カスタードクリームと生クリームの2種類から選べます。店名と同じ名前の《ローラン》は、アーモンドプードルたっぷりの生地に洋ナシを混ぜ込んだ「アーモンドの風味を楽しんでもらうケーキ(阿さん)」。店名との関連性は特にないそうですが、ふと思い出して食べたくなる、しみじみおいしいケーキです。うんと長めの夏休み。包装紙のストーリー。そのすべてが愛おしい春、秋、冬は定休日がないけれど、夏になると「夏の間休みます」と張り紙をして2ヶ月半ほど長期休暇に入ってしまう〔ローラン〕。実はわたしも、何度か「夏の間」にふらりと訪れて半ベソかいた経験あり。これについても理由がちゃんとあるそうで。それは、お店の入り口から入る日光がショーケースに当たり適温が保ちにくいことと、自然の素材のみを使って作られているケーキなので、暑い中を持ち歩くのに適していないこと。レアチーズケーキを鮮やかに彩るラズベリージャムまで、阿さんの手作りなのだそう。注文を済ませると、手際よくケーキが詰められ、あっという間に包装された箱が差し出されます。濃淡のピンクでプリントされた包装紙に、淡いピンクのリボンがキリッと結ばれた様子がたまらなく素敵!夫とも「何かエピソードがあるに違いない」と話していたこちらの包装紙。聞けば、なんと阿さんの奥様によるデザインで、かつては3〜4色で印刷されていたのだとか。そのバージョンも見てみたい気はしますが、今のピンク1色でも申し分なく素敵です。蔦の隙間から店内を除き、営業していることを確認。ショーケースの前で悩む時間も、木漏れ日の射す窓際でちょっぴり待つ時間も、袋の口から包装紙を除きながら帰る時間も。その多幸感といったら……!いつも決まった定休日のお店や、年中無休のお店は便利だけど、わたし、やっぱり人の息遣いや手仕事、ストーリーを感じられる、ちょっぴり気まぐれなお店が好きみたいです。【洋菓子店ローラン】●住所:東京都三鷹市井の頭2-5-9●電話:0422-45-2826●営業時間:9:30〜19:00※約2ヶ月半の夏期休暇あり●醍醐由貴子(だいごゆきこ)ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。【小さなお店 #1】ボリューミーでフォトジェニック!中目黒で見つけたファラフェルサンド専門店【小さなお店 #2】東京の小さなリトアニアで出合った、ぬくもりあるクラフトとチョコレート【小さなお店 #3】気分は旅でのお土産選び。ブルターニュ地方の食材が揃う〔ブレッツカフェ レピスリー〕●写真さくらいしょうこ
2018年02月20日JR国立駅からバスで5分、のどかな住宅街に佇む〔つくし文具店〕は、勉強や仕事の道具だけではない、クリエイティブにつながる文具を取り扱います。小さなお店にも関わらず、はるばる遠方からもお客さんが訪れることもあるという〔つくし文具店〕。そのオリジナル文具と、お店の魅力に迫ります!国立〔つくし文具店〕〔つくし文具店〕店舗外観JR国立駅からバスで5分、第三中学校前を降りて4分ほど歩いたところに〔つくし文具店〕はあります。赤いポストと、黄色い車止め、そして「つ」印の青い旗が印象的なお店です。店内に入ると、真っ先に青い棚が目に飛び込みます。一体どんな文具があるのかワクワクします。入り口左側には、黒板の壁。日付と店番の人の名前が「日直」として書いてあって、学校を彷彿とさせます。手前にある平台にも文具がずらりと並んでいます。この平台にある文具のほとんどが〔つくし文具店〕とデザインスタジオ〔ドリルデザイン〕が共同開発したオリジナル商品なのだとか。まずは〔つくし文具店〕のオリジナル文具をいくつか見ていきましょう♪人気のつくしペンケース《つくしペンケース》3,672円〔つくし文具店〕の《つくしペンケース》は、一時期品薄状態になったほどの人気商品。色は黒・青・白の3種類。丈夫なリネンの帆布を使って、工場でひとつひとつ手作りで仕上げています。布なので、汚れたら洗濯することもできますよ♪ちょっとしたメモ帳や小物も入り、使うときはペンケースを全開にして使うのもおすすめです。小さな手帳も一緒にしまうことができ、使い勝手の良さと、自分好みにカスタマイズできるシンプルなデザインがすてきです。アイデアを自由に描き込める。ノート・リングノート《つくしノート》2,052円こちらは《つくしノート》。A5サイズで、ペンケースと同様に、黒・青・白の3色展開です。タイトル部分には罫線がひかれていますが、こちら実はゴムなんです。ノートのタイトルを書くための罫線として機能しながら、パラパラと広がってしまわないようにまとめる役割も果たしています。中身は無地のため、絵も文字も自由にかくことができ、想像力を豊かにしてくれるノートです♪手製本で、ノドの開きがいいのも嬉しいポイント。《つくしリングノート》972円こちらは《つくしリングノート》。A6サイズで気軽に使うことができます。オリジナル文具を作ったきっかけは?2代目店主の萩原修さん閑静な住宅街にあるつくし文具店。もともとは、現在の店主・萩原修さんのお母さんが、1964年頃に始めたお店でした。リビングデザインセンターOZONEに勤めていた萩原さんは、会社員時代から住まいとオフィスに使われる家具が別々のものであることに疑問を感じていたそう。文具店を始めたときも、文具が「仕事の道具」と「勉強の道具」と別々のものではなく、ふだんの生活に寄り添う「日常の道具」として機能してほしいという思いがありました。しかし、1990年に店をたたみ、14年ほど経ってから再スタートしたお店にはなかなか人が集まらなかったのだとか。そこで、つくし文具店でしか買うことができない質のいい文具を作ろうと、オリジナル文具の開発を始めました。左《つくしえんぴつ(5本入)》972円、右《つくしえんぴつキャップ》1,620円左側のかわいい紙箱に入った《つくしえんぴつ》と、先ほど紹介した《つくしノート》は、オリジナル文具の中でも初期のものなのだそう。《つくし定規》1,620円スタンダードなアイテムを、役割を制限しないクリエイティブなアイテムとしてデザインしたオリジナル文具たち。どの文具もシンプルですが、自分なりに役割を与えられるものや、実際に使ってみたくなるものばかりです♪井戸端会議をしてもOK!コミュニケーションを楽しもうちょっと面白い暮らしの道具が、店内のいたるところにありますかつて、子どもたちが集まって遊び、大人たちが井戸端会議をする場所だったという〔つくし文具店〕。その根っこは今も一緒で「ものを買いに来るだけではなく、ゆっくりと話をしに来てほしい」と萩原さんは言います。「駅から遠いですが、来るまでの道のりも楽しんでみてください。全く同じ街並みがないように、住宅街の様子も自分の近所とは違うはず。その違いも楽しみながら来てくれたらと思います」(萩原さん)近くにはお寺や神社もあり、ついでに寄ってみるのもいいかもしれません!国立駅もお散歩しつつ〔つくし文具店〕まで足を伸ばしてみましょう♪店舗概要●住所東京都国分寺市西町2-21-7●電話042-537-7123●営業時間12:00~17:00●営業⽇火曜定休つくし文具店ウェブサイト●ライター・写真宇治田エリ
2018年01月06日心地よく過ごせる空間で優しい一杯を東京・蔵前にあるコーヒー専門店「SOL’S COFFEE ROASTERY(ソルズコーヒーロースタリー)」。お店に近づくにつれ、コーヒーのいい香りが漂ってきます。一面ガラス張りの窓からは、シンプルで落ち着いた店内がよく見渡せます。少しずつ手を加えることで、次第に愛着がわくようにしたという店づくり。工場としての位置付けもあり、ファクトリー感を醸し出しています。金属と木材とのバランスに気を配ったという店内は、男性も気軽に入りやすいシックな空間です。何気ない幸せを感じられるようなコーヒーを目指してお店のテーマとして「Serendipity Of Life」を掲げています。日常の中にある小さな幸せを発見するという意味で、それぞれの単語の頭文字を取り、店名のSOL’Sを名付けました。そこには、「日常で見つけられる幸せとしてコーヒーがありますように」という願いが隠れています。こだわりのコーヒーに使う豆は、その年に収穫した新豆のみ。新鮮な豆の水分をしっかり取り除くため、二度焙煎機にかけます。また、焙煎の前と後にハンドピックを行い、本当にいい豆だけを厳選。手間ひまを惜しまないことで、体に優しくスッキリとしたコーヒーが完成するのです。罪悪感なし! 体にもおいしいスイーツを一緒にただ甘いだけのスイーツではなく、添加物を使用しないで手作りしたスイーツが食べられることもこちらの魅力のひとつ。中でもおすすめなのが、「キャラメルナッツタルト」です。甘過ぎないよう、白砂糖は使っていません。甘さ控えめのキャラメルはなめらかな口当たりです。そこに歯ざわりのよいナッツの食感と合わさり、素朴で心休まる極上スイーツが誕生。甘さ控えめのタルトは、味と食感のバランスが最高です。あなたのお気に入りのコーヒーの味を見つけてみて8~10種類の中から毎日2種類を提供する「本日のコーヒー」。ラインアップの幅広さを知ってもらい、色々な豆の味を楽しんでもらいたいという思いを込めて、丁寧に淹れています。時間をかけて良い豆だけを選び抜いて淹れるコーヒーは、時間が経過しても鋭利な雑味がありません。毎日飲んでも胃が痛くならない、体に優しいコーヒー。色々試して、あなた好みの味を見つけてみましょう。コーヒーだけじゃない! ドリンクやフードも多彩男女ともに利用されていますが、来店客はやや女性が多い印象。平日は朝8時から開いているので、出勤前に立ち寄ることもできます。コーヒー以外にも、自家製のレモネードやジンジャエールなどドリンクメニューが豊富。卵やバター、牛乳を使わずに手作りした自家製の全粒粉パンで作るサンドイッチや、予約をすればランチボックスもあるので、ランチや休日のブランチに最適です。月に一度お酒が飲める機会もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。「SOL’S COFFEE ROASTERY」へは、都営地下鉄浅草線・大江戸線「蔵門駅」から徒歩3分。蔵前橋通りと江戸通りが交差する周辺にあります。「こんなコーヒー飲みたかった!」と思わせてくれる、スッキリと飲みやすく体にもおいしい一杯で、素敵な一日を過ごしてみては?スポット情報スポット名:SOL'S COFFEE ROASTERY住所:東京都台東区浅草橋3-25-7 NIビル 1F電話番号:03-5829-8824
2017年12月24日昔ながらの小さなベーカリー。コンパクトなスペースに厳選された個性的なお花が並ぶフラワーショップ。そんな、出かけた先で小さなお店を見つけたときのワクワク感をお届けするこの連載。今回は、表参道から少し入った通りで見つけて、あっという間に“通いたいお店”となった、小さな〔レピスリー〕をご紹介します。ブルターニュの魅力がぎゅっと詰まった〔ブレッツカフェ レピスリー〕表参道から「まい泉通り」へ入ってしばらく歩くと、ブルターニュに本店を構えるガレットレストラン〔ブレッツカフェクレープリー〕(旧店名:ルブルターニュ)へたどり着きます。そして、そのお隣に、3年半ほど前にひっそりとオープンしたのが、今回ご紹介する〔ブレッツカフェレピスリー〕。ブルターニュではおなじみの、レストランで食事をした後に気に入ったものを併設のレピスリーで購入するスタイルを日本にも広めたいと、レストランの一部を改装してオープンさせたのだとか。フランス人でブルターニュ出身のオーナーによるセレクトを中心に、フランスの食糧庫といわれるブルターニュのおいしいものが棚いっぱいにひしめき合う様子は、どこを切り取ってもフォトジェニック!お菓子に缶詰&瓶詰め、保存のきく食材がぎっしり!いちばん棚の面積を占める割合が大きいのは、やはり甘いもの。塩バターキャラメルだけでも豊富な品揃えですし、黄色い缶が可愛い塩バタービスケットも、厚焼き、薄焼き、詰め合わせとバリエーション豊富。兄弟が昔ながらの銅鍋で煮詰めているというコンフィチュールや、塩バターキャラメルのジャムも、止まらなくなるおいしさです。次に驚くほどの品揃えを誇るのが、イワシとサバの缶詰。トマトやハーブ、唐辛子、マスタードなど、さまざまな素材を合わせたものや、缶を開ければタプナードが完成されているものも。この棚だけでも行く価値ありかもしれません。併設のレストランで提供されているスープの瓶詰めも購入できるのですが、逆に、店内で販売されているリエットやイワシとサバの缶詰なども、スタッフの方にお願いすれば、店内で提供していただけるそうです。この自由なスタイルも、日本にはあまりない感じで楽しいですよね。また、そば粉とゲランドの塩、生地をのばす器具・ラトーがセットになった《ガレットSET》も、ガレットレストラン併設店ならでは。こちらのそば粉、今年から、より風味豊かな長野県産の石臼挽きのものになったのだとか。さっそく、プレゼントしたい何人かの友人の顔が思い浮かびました。シードルにクラフトビール、バターにシャルキュトリ、洗剤まで!?手前から2本目のノンアルコールシードル《クール・ドゥ・ポム・ビオ》250ml¥540(750mlは¥1,510)そしてブルターニュと言えば、そう、シードルです。ブルターニュ産りんご100%の一番搾り果汁を使ったシードル《ヴァル・ド・ランス》は、辛口・甘口・中辛口のオーガニックと3種類。ノンアルコールシードルの《クール・ドゥ・ポム・ビオ》も香り高く、ノンアルコールだからって、あなどれないおいしさですよ。《ボルディエ》のバター(125g)¥1,680〜。《レジセナン》のサラミ(2種。各200g)各¥1,910それからもうひとつ。冷蔵棚には〔ボルディエ〕のバターが……!しかも取材時には、〔ボルディエ〕好きなら一度は買っているであろう海藻バターに、めずらしいパプリカバターやユズバター、燻製塩バターまで!(※入荷状況により、品切れの場合もあります)オーナーのラーシェベルトランさんにお話を伺うと、〔ボルディエ〕のオーナーさんはご友人なんだとか。お気に入りは海藻バターで、白身魚や、ホタテに合わせると最高だと教えてくれました。その下には、オープン当初から取り扱いのある〔レジセナン〕のサラミが2種。1種は白カビタイプ。もう1種は、まわりにドライハーブがびっしり。通常のサラミよりも脂身の比率が低い分、肉の旨みがぎゅっと濃縮されており、いつまででも食べ続けられそう。これはグルメな方への手土産にしたら喜ばれそうです。〔ジャック・ブリオシャン〕の食器・手洗い洗剤¥1,060、ペーストクリーナー¥1,510もう、あげればキリがないのですが、最後にこれだけ。ダークホース的な商品があるんです。それが、ブルターニュの老舗〔ジャック・ブリオシャン〕の食器・手洗い洗剤と、ペーストクリーナー。100%天然成分で、アマニオイル使用。ペーストクリーナーは、床磨きに使った後にペットが床を舐めてしまっても害がないとのこと。そのクリーナーをスプレータイプにしたマルチクリーナーも使いやすそうです。ホリデーシーズンのギフトに。保存がきくから、多めに買ってもOKお店に行けば、まだまだここでは書ききれない魅力がいっぱいです。この記事を読んで、アドレナリンが出るのを感じたかたは、ホリデーシーズンのアイテム調達に、ぜひ、表参道へ。ほとんどが日持ちのするものですし、その場で絞り込めなかったら、少し多めに買っておくのも手かもしれません。取材時にもいろいろと連れ帰ったのに、またすぐにでも行きたくて、うずうずしているわたしです。【ブレッツカフェレピスリー】●住所:東京都神宮前3-5-4●電話:03-3478-7855●営業時間:10:00〜22:30(※日曜・祝日は〜22:00)ブレッツカフェ レピスリー【醍醐由貴子(だいごゆきこ)】ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。●写真さくらいしょうこ東京の小さなリトアニアで出合った、ぬくもりあるクラフトとチョコレート【小さなお店 #2】ボリューミーでフォトジェニック!中目黒で見つけたファラフェルサンド専門店【小さなお店 #1】
2017年12月22日街角に佇む小さなお店。知らない街を訪れて吸い込まれるように入ったら、大好きな作家さんの器がちょこんとわたしを待っていた。いつもの街で気づかなかったドアを開いてみたら、ハンドドリップのコーヒーがとびきりおいしかった……。そんなお店を見つけた日の帰り道って、あたたかくて幸せな気持ちになりますよね。この連載では、そんな小さなお店をご紹介しています。今回ご紹介するお店は、外苑前のヴィンテージマンションでひっそりと営まれながらも、活動はワールドワイド。いま注目を集めるリトアニアと日本の架け橋となっているお店です。静かなヴィンテージマンションの中、ひっそりと。見つけるまでも楽しい〔LTshop〕外苑前から歩いて7分ほど。外苑西通りと明治通りをつなぐ神宮前3丁目交差点の角に建つ、シンボリックなヴィンテージマンション「原宿ニューロイヤルマンション」。今回ご紹介する〔LTshop〕は、この中にあります。このマンション、以前わたしの取引先オフィスがあり、2ヶ月ほど毎日通った場所。当時は仕事ばかりしていたのでじっくりと環境を楽しむ余裕がなかったのですが、〔LTshop〕がオープンして以来、プライベートで訪れる場所に。とても魅力的な空間です。そこだけ違う時間が流れているような、まるで異国のような。中庭奥のエレベーターで2階に上がると中庭越しに見えるのが〔LTshop〕。ここまでで、すでにトキメキます。マンションの中のお店ってちょっと入りにくいところも多いけれど、通路に面した一面がガラスで中の様子を伺えるので、ご安心を。さあ、一歩、中へ。この場所から、日本各地へ。東京の小さなリトアニアここ〔LTshop〕は、店主の松田沙織さんが「リトアニアの文化を日本に紹介したい」と始めたお店。7年前、大好きなお芝居をきっかけにリトアニアを訪れた松田さんは、街で出合ったクラフトや親日家であるリトアニアの人々に魅せられ、「それなのに日本ではリトアニアのことがあまり知られていない」と、「リトアニアダイアリー」という名の展示会をスタートしました。展示を見て終わり、ではなく、手にとり、生活の中に持ち帰ってもらいたいという思いから販売もし、回を重ねるうちに、各地のショップやイベントから声がかかりはじめたのだとか。そして4年前。拠点となる「自分のお店」を作っておきたいと、「リトアニアダイアリー」を開催していた原宿ニューロイヤルマンション内に〔LTshop〕をオープン。現在はここを常設のお店とし、百貨店や大手インテリアショップでのポップアップショップ、地方のショップでの展示会など、精力的に活動し、リトアニアの輪を広げています。ぬくもり溢れるクラフトに、エッジの効いたエッセンス店内に入ると、まず目に入るのが、ヘーゼルナッツや松の根などで編まれた大小のかご。色の濃淡やフォルムもさまざま。リネンや鉢物を入れるのによさそうな大きなタイプは、わたしもいつか自宅に迎えたいとねらっています。暮らしぶりを知る友人への引っ越し祝いにもよさそう。器類や木製のクラフトも、ぬくもりがありながらも美しく、日本の伝統工芸と相通じるものを感じます。ドットが美しいピッチャーや鳥笛のような、インテリア要素の強いものから入る人もいれば、木製のコースターやスパチュラなど、使いやすい雑貨から入る人も。ひとつが生活になじめば、またひとつ、と次のなにかを迎えたくなるはず。また、上質なリネンでも知られるリトアニアのアパレルブランド〔muku(ムク)〕や、リトアニアの小さな工房でつくられた靴などは、新作が発表されると受注会も開催。東京のヴィンテージマンションの一室でデザインとサイズ、色を決め、リトアニアで製作されたものが手元に届くなんて、夢があってわくわくしますよね。どのアイテムも、着心地や履き心地、使いやすさを大切にしながらもしっかりと“デザイン”されており、とても素敵です。〔チョコレート ナイーブ〕のビーン トゥー バー・チョコレート¥1,000(税別)〜。5種の詰め合わせは¥2,900(税別)。来年は新しいコレクションの発表予定も。そして、今ではチョコレートの特集やイベントでもすっかりとおなじみになったビーントゥーバー・チョコレートブランド〔チョコレートナイーブ〕も、じつは松田さんがリトアニアで出合い、日本での販売を実現するために尽力したブランド。日本でのお披露目となった会場は、リトアニア大使館。訪れたことがなくともリトアニアの景色が広がるような表現の豊かさ、伝えたいことが明確な味わい、そして洗練されたパッケージに感動してからというもの、新作を追ったり、おなじみのフレーバーに戻ったり。ずっとリピートしています。ギフトにもぴったり。日本のライフスタイルにもなじむリトアニアの文化「本店だから一番商品がたくさんあると思ってきていただいたのに、(お店が)小さくてびっくりされることもあって」と松田さんは恐縮していましたが、どんなに小さくても起源はここ。彼女の溢れる思いがぎゅっと詰まっていて、物足りなさなんてちっとも感じません。「リトアニアダイアリー」時代、手の届きやすい絶妙な価格設定について聞いてみると、金額がハードルになってそこで縁が切れてしまうより、持ち帰って生活の中に置き、使ってもらうことで、縁が続く方を望んでとのこと。いまも、あちらこちらで“リトアニア”の文字を目にすると、そのときの彼女の話を思い出します。ああ、あそこから続いて、広がっているんだなぁと。蜜ろうのキャンドル。ツリーは¥1,300、松ぼっくりは¥1,000(ともに税別)この時期は、クリスマスのギフトにぴったりの蜜ろうキャンドルやオーナメントも並んでいます。年末のギフト選びや、新年とともに自宅へ迎えるアイテム探しに、東京の小さなリトアニアを訪れてみませんか?【LTshop】●住所:東京都神宮前3丁目38-11原宿ニューロイヤルマンション♯212●電話:03-3401-0302●定休日:不定休※買い付けやイベントのためにクローズしていることもあるので、訪れる前に営業日を確認しておくと安心です●ライター醍醐由貴子ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。●写真さくらいしょうこボリューミーでフォトジェニック!中目黒で見つけたファラフェルサンド専門店【小さなお店 #1】
2017年12月07日神戸の街にふさわしい上品で洗練された印象のお店神戸・花隈にある、スイーツが味わえるお店「ラ・センサスィオン」。神戸の街にふさわしく洗練された大人の雰囲気がお店の魅力です。店内に足を踏み入れると、ショーケースに並ぶ眩しいばかりに輝きを放つスイーツの数々が目にうつります。ブラウンで統一されたテーブルと椅子が並ぶスペースでは、イートインも可能。レストランやホテルのラウンジのような高級感です。感動を味わってほしいというのがオーナーの思いこのお店の数々のスイーツを作り出すオーナー。神戸居留地で有名な「美侑」に勤め技を磨いた後、「ラ・センサスィオン」をオープンしました。一流店で培った技は確かで、多くのお客さんの心を掴んで放しません。「お店で食べても持ち帰っても感動を与えたい」とオーナーは語ります。スイーツを囲んでたくさんの人が笑顔になれるように、随所にまでこだわりがあるお店です。ふわふわのスポンジがたまらない! 「モンブラン」お店イチオシは看板メニューである「モンブラン」。スイーツの定番ですが、こちらのお店のモンブランは、ふわふわに焼き上げたスポンジにお店自慢のカスタードクリームがぎっしり。食べた瞬間に口いっぱいに甘さが広がります。さらに仕上げに振りかける粉糖で「モンブラン」のもつ繊細さが際立ちます。特別な日のデザートや自分へのご褒美にもおすすめな一品です。優しい味わいが特徴! 「はちみつマドレーヌ」「はちみつマドレーヌ」は生地にはちみつと牛乳を練り込み、やさしい味わいに仕上げています。表面のサクッと軽い食感と、中のしっとりとした口当たりがたまりません。シンプルで優しい味わいが食べた人をホッとさせてくれます。型崩れの心配もなく、持ち歩きにも最適なので、手土産に購入しやすいのもうれしいポイントです。関西中からファンが通う「ラ・センサスィオン」「ラ・センサスィオン」で食べられるスイーツはどれもオーナーの思いがつまったものばかり。リピーターや「美侑」からのファンも多く通うお店です。地元の人はもちろん、関西中からお客さんが集まります。イートインもできるので、デートや友達同士のカフェタイムにもピッタリ。贅沢なひと時を過ごしたいときにおすすめのお店です。お店は、神戸市営地下鉄「みなと元町駅」から徒歩約1分、JR阪神電車「元町駅」から徒歩約6分の場所にあります。ビルの1階でレンガの外壁が目印です。神戸の街の散策を楽しみながら、ぜひ、足を運んでみてください。スポット情報スポット名:ラ・センサスィオン住所:兵庫県神戸市中央区元町通4-6-11電話番号:078-335-8344
2017年11月01日赤いエントランスのビストロ「La belle vie」「La belle vie(ラ ベル ヴィ)」は、大阪西区・新町にあるフランス料理店です。季節ごとの食材を活かした、おいしく温かみがあるフレンチを提供しています。シックな赤を基調とした外観が目印のお店。フランスにあるレストランをイメージした店内は総席数が14席あり、隠れ家のようなリラックスできる空間が広がります。おいしいフレンチを楽しむための空間2008年1月にオープンしました。店名の「La belle vie」は、ビューティフルライフという意味で、オーナーが若かりし頃、フランス語の先生に名付けてもらったそう。2014年のミシュランビブグルマン大阪に掲載され、遠方からもお客様さんが集まるビストロです。店内は全席禁煙となっており、食事を存分に楽しめます。旬を味わえる! お店がおすすめのおまかせコースおすすめメニューの「アユのコンフィ」。パリッと香ばしい皮や、骨までホロホロにやわらかくなったアユは、丸ごといただけます。「La belle vie」のランチはAの3,240円コースと、Bの4,320円コースから選ぶスタイル。さらにディナーは5,400円のコースと3日前の予約に限り7,560円のコースが選べ、料理は全ておまかせとなっています。事前の予約をすれば苦手な食材にも対応してもらえます。味わい深いメイン料理と食事を締めくくるデザート「牛リブロースのロースト」は酸味があるシェリービネガーソースと、シソを合わせた香り豊かなソースを使っています。肉厚の牛リブロースは、噛めば噛むほど肉の甘みが口いっぱいに広がります。デザートに食べたい「パイナップルとバニラのパンナコッタ」はさっぱりとしたスイーツ。ほど良い爽やかな風味が食事を締めくくります。お客さんがシンプルにおいしいと感じる料理を提供料理はシンプルですが芯が通ったクラシックなものにこだわり、季節ごとの旬な食材を使用した料理を用意しています。お客さんが心から旨い! おいしい! と喜んでくれる店づくりに努めています。大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線「西大橋駅」の1番出口から徒歩5分。小さな隠れ家のようなビストロ「La belle vie」。スタイリッシュな店内は、友人や家族との食事や、記念日を祝うお店としてもピッタリ。おしゃれな空間で心が温まるフレンチを味わってみませんか?スポット情報スポット名:La belle vie住所:大阪府大阪市西区新町2-17-17-101電話番号:06-6534-6686
2017年10月18日よそのお宅におじゃまする感覚の、居心地よいお店場所は福岡・高宮。閑静な住宅街にたたずむ、築100年の古民家を改装した「MOROPAIN(モロパン)」。焼きたてパンのいい香りに誘われてお店に入ると、オリジナリティあふれるパンと癒しの空間が広がっています。真っ白な壁と木の温かさを感じるインテリアが印象的で、思わず長居したくなる心地よさ。1階のカウンターと2階でイートインでき、ドリンクも販売しています。オーナーの愛称「モロ」から名づけられた「MOROPAIN」オーナー・諸永さんは、福岡・東京・フランスで11年間にわたってパン作りを経験。「ちいさな幸せをたくさんの人へ届けたい」と、地元で本格的なパン屋を始めたのが2014年のことです。約100種類の豊富なラインナップで、開店の朝7:00にはすでに50種類がスタンバイしています。通学前や出勤前の朝食に、パンでほっこり幸せになって1日をスタートして欲しい、そんな気持ちの表れです。グランプリを受賞した「ニダベイユ・オ・レザン」調理パンからスイーツ系までずらりと並ぶオリジナリティあふれるパンですが、中でもイチオシが「ニダベイユ・オ・レザン」。プロのパン職人が参加する第20回カリフォルニアレーズンコンテストの菓子パン部門でグランプリを獲得した商品です。ニダベイユとは、フランス語で「蜂の巣」の意味。ぶどう畑で見つけた蜂の巣のイメージで作られました。ラムレーズンと蜂蜜キャラメルが調和したブリオッシュで、レモンピールのさわやかな甘さとしっとりとした口どけのおいしさです。焼きたてパンがどんどん出てくる! おすすめはお昼前閉店時間前に売り切れてしまい、お店を早く閉めることも多いそう。開店時には50種類のパンが並びますが、最も品ぞろえ豊富な時間帯は10:00から11:00ごろです。店内の黒板には各パンの焼き上がり時間も書いてあるので、目当てのパンの焼きたてを目指して行くのもおすすめです。また、電話で予約をしたり、お取り置きをお願いしたりすることもできます。白金町にある「モロパンのはなれ」での受け取りも可能です。幸せを運ぶ青い鳥のような、住宅街の片隅のベーカリー「安心・安全・おいしさ」はもちろん、オリジナリティあふれる本格的なパンを提供しているそう。ゆったりとした雰囲気の中で、だれからも愛されるパン屋さん、幸せを感じてもらえるパン屋さんをめざしてきました。そんな願いは、オーナーの人柄とスタッフからにじみ出るパンに対する愛情、それらを受け取るお客によって現実のものとなっています。「MOROPAIN」は、西鉄天神大牟田線「平尾駅」から徒歩6分、三月田公園の近くにあります。駐車場も6台あるので、車で訪れる人も多くいます。来店する人がひっきりなしなのも納得できる、優しさに包まれたベーカリーにお出かけしてみませんか?スポット情報スポット名:MOROPAIN住所:福岡県福岡市南区高宮1-17-5電話番号:092-791-5676
2017年10月04日彼氏・旦那様と仲良く過ごすことは、毎日の中で忘れがちな小さな行動を確認し直すことが必要です。簡単なことなのに効果は絶大!二人の仲がさらに良くなる8つの小さなアイデアをご紹介します。何をするのも一緒、考え方、笑うツボも一緒なカップルは理想的です。2人の仲を長続きさせて良い関係を保つのは少し賢くならないといけません。「ありがとう。」と感謝の気持ちを伝えることとここで書いていることすると相手の気持ちをつかんでおくことができます。こんなシンプルな事でも良いのです。早速二人の仲をよくする8つの行動を再確認してみましょう。1.好奇心を持ち、「知的」でいよう長い間一緒にいて、その間あまりにもだらだらとし、新しいことに挑戦しない姿をずっと見せていると、どんどん魅力を感じなくなってくるものです。ある程度、「知的」であることを忘れてはいけません。世間のすべてのことを知る事は不可能ですが、いろいろな情報を知って、新しい話題を持っている事はとても相手を楽しませます。話をする前にいろいろなニュースや情報に目を通しておくことで話題が広がっていきます。2.相手に「空間」を与えるいつも白黒はっきりさせたがってしまうのは良くありません。男性も女性も一緒にいて心地よさを感じないといけません。何かをするときに、1人ではなく付き添ってくれる人がいる事はとても心地よく、心強く感じられます。でも、趣味や好奇心を持っていることに対してネガティブなことを言われたり、邪魔をして窮屈な思いを感じさせる事はいけません。新しいことをしたい気持ちや、新しいことにチャレンジしたい気持ちは、相手にとってはとても大切な感情です。これらをしているときには穏やかな心、ポジティブな気持ちが必要です。あなたと一緒にいることで自分の時間も充実すると思わせないといけません 。彼のしている行動をしっかりと見極めて、1人を満喫したいときはそっとしてあげましょう。彼が1人でいたいときのジェスチャーを知ることがコツです。例えばコーヒーを飲みながら雑誌を見ている時などは1人の世界を静かに楽しんでるのかもしれません。3.相手が何かを「試みている事」に気付こう例えば、相手が健康のためにビールを控えているときに目の前にビールを飲む。ダイエットしてる人の前でおいしそうなチョコレート食べる。棚にポテトチップスを買っておいておく。相手が何か我慢してることに対して敏感になってあげましょう。これは相手がしようとしていることをしっかりと重要視し、尊敬していることを意味します。こうすることで相手もあなたの行動を見て「理解力がある」と思います。そしてさらに大切な存在へとなります。4.「楽しい人」になろうこれを言い換えると、一緒にいて「つまらないと思わせないようにする」ことなります。一緒にいるなら、やっぱり刺激を与えあって楽しいこと一緒にしたり、ときにはくだらないことを笑ったりすることが必要です。相手には隠し事を作らないようにしましょう。どんな小さな事でもお互いに話ができて、お互いが一緒になって話を共有し合える関係を築きましょう。ときには相手をからかうのも楽しいですが、度がすぎてしまってはいけません。5.「真剣さ」をアピールしよう2人でいるなら、一緒にいろいろなことをチャレンジしたり、新しいことへ行動を起こす事は大切です。1人ではできないことを、2人でなら楽しみだからやることができると思ってもらうことが必要です。何か新しいアイディアを与えたり、毎日いろいろなことを話をする事は楽しいことです。言うだけではなくしっかり行動しましょう。ふざけ合うのも2人の仲を良くしますが、ときには真面目になってみましょう。何かを真剣にする姿は男性にとってセックスアピールとなります。6.「感謝の気持ち」を忘れない夕食の用意をしてくれた時、引っ越しをするときに重たいもの運んでくれた時、車で行かないといけないところまで送ってくれた時など、もう一度しっかり「ありがとう」と心から言えるように確認してみましょう。もちろん大げさにする必要はありません。でも、優しさでしてくれたこれらの行動をしっかり受け止めてありがとうを伝えると、相手もして良かったと幸せな気持ちになるものです。たった一言の言葉が、また次の優しさへとつながり、2人の仲を良くします。7.「自分の感情」はコントロールしよう男性も女性も子供も大人も、せっかく過ごすなら笑顔で、気持ちよく過ごすことを望むのは自然なことですよね。楽しい時間を過ごすから一緒にいたいと思うものです。これはカップルでも変わりありません。何年も一緒にいるからと、慣れてしまい、すぐに怒ったり、愚痴を言ったりするのでは思わぬ終わりが来てしまいます。ケンカをすることもありますが、感情は常にコントロールしないといけません。8.「楽しく」ふざけ合う急に笑わせる2人でじゃれあう笑う事は、2人の仲を良くし、良い関係を作ることへのきっかけとなります。いろいろな方法を試しながら、小さな事でも楽しめるように、お互いを刺激し合いましょう。一度楽しいと感じた心は小さなことでさえ楽しく感じるようになるものです。一緒にすると、さらに楽しい。一緒にいると、理屈もなく笑える。と思ってもらえるポジションをつくる事はとても大切なことです。
2017年04月14日著者撮影バンコク・BTSトンロー駅前にある老舗のバミー(タイ風ラーメン)店を今回はご紹介します。小さな店構えながら、常にたくさんのお客さんで賑わっている人気店です。 在住日本人にも大人気今回ご紹介する「バミーコンセリー」はスクンビット通りとトンロー通りの交差点に位置しています。BTSトンロー駅からは徒歩2分ほどのロケーションです。著者撮影著者撮影店頭のガラスケースが目印です。著者撮影店内の壁には各メディアで紹介された記事が貼られています。そのなかには日本語の記事も。著者撮影こちらのメニューはなんと日本語にも対応しています。写真もしっかり掲載されているので、タイ料理初心者の方や言葉に不安を感じる観光客の方にも安心です。在住日本人にも人気があり、私が訪れたこの日もお客さんの半分が日本人でした。著者撮影 自家製麺と絶品炒飯が自慢!お店の一番のおすすめはやはりバミー。オーナー家族は50年以上前から製麺業を営んでいるのだそう。この日はワンタン・蟹身・焼き豚入りをスープ無し(70B=約215円)で注文しましたが、スープ有りもおすすめです。かなり具だくさんで食べごたえがあります。シンプルな味わいながら不思議とやみつきになってしまうバミーです。著者撮影そして私のおすすめはというと炒飯!この日は蟹身と腸詰入り(60B=約185円)を注文しましたが、海老や塩漬け魚を具にすることも出来ます。こちらのお店の炒飯はパラパラッとした仕上がりで絶品。タイのローカル食堂や屋台で食べる炒飯を想像していると、良い意味で期待を裏切られる炒飯です。著者撮影どの料理も奇をてらわないシンプルなものばかりですが、不思議と中毒性があり、ついつい通ってしまうお店です。バンコク・トンロー界隈に行かれる機会がある方は是非トライしてみてくださいね。
2016年05月22日オシャレなお店のポストカードや旅先で買った絵はがきで、小さなパッケージを作ってみませんか? アクセサリーのプレゼントにぴったりの大きさです。用意するものポストカード、テープ、リボンなど作り方1) ポストカードを縦に置き、上と下を、真ん中で1cmくらい重なるように折ります。2) テープでとめます。3) お茶椀などのカーブを利用して、両端にカッターの「背」で丸く折り線をつけます (線をつけるだけですよ)。裏側も同じようにします。4) 2)の折り線を内側に折って重ねます。できあがり!!プレゼントを入れたら、リボンやひもをかけてラッピングの完成! シールやマスキングテープで飾っても楽しいです。執筆:Julianインタビューから旅紀行までこなすフリーのライター&エディター。ナチュラルクッキングとアウトドア好きです。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年12月14日森永乳業はこのほど、「クラフト 小さなチーズケーキ ~世界の国から~ マンゴー&ココナッツ」(税別300円)を期間限定で発売した。「クラフト 小さなチーズケーキ」シリーズでは、プレーンとブルーベリーの2品に加えて、世界のチーズケーキの楽しみ方やその土地をイメージした「小さなチーズケーキ ~世界の国から~」シリーズを販売している。今回発売する商品は、カオニャオ(もち米)とマンゴーに、ココナッツミルクをかけたタイのデザート「カオニャオマムアン」をイメージしたもの。おやつやティータイムにもお勧めとのこと。
2015年07月07日BBCアースとピクサー・スタジオがタッグを組み、斎藤工が映画ナレーションに初挑戦する『小さな世界はワンダーランド』。まるでおとぎ話のような映像とハートウォーミングなストーリーをかけ合わせた新ジャンル<ドラマチック・ドキュメンタリー>といわれる本作から、このたび斎藤さんのナレーション入りの予告編が到着した。神秘的な原生林に住むシマリスと、見渡すかぎり空っぽな砂漠に流れついたスコーピオンマウス。彼らは、生まれて初めて家族と離れ、未知の世界へと歩み出す。そこはまるで、色彩豊かなおとぎ話の世界。でも、その国では、危険が常に付きまとう。彼らよりもはるかに大きいクマやオオカミ、そして、命を狙う“ハンター”たち、さらには、初めて過ごす厳しい冬。この世界を生き抜くため、そして大人になるため、彼らは初めての勇気をふりしぼり、 確かな一歩を踏み出す――。本作は、大ヒットを記録した映画『アース』『ライフ-いのちをつなぐ物語-』『ネイチャー』などで驚きの大自然を描き続ける世界最高峰のネイチャー・ドキュメンタリーブランド、BBCアースが、ピクサー・スタジオとともに生み出したドラマチック・ドキュメンタリーの第1弾。生きることを知り始めた小さなシマリスと、冒険の旅へと飛び出した幼いスコーピオンマウスという、2つの小動物の視点から未知の世界を描き出す。今回到着した映像では、斎藤さんのナレーションが初めて解禁されているが、その艶のある声は観る者を壮大で繊細な大自然の世界へと心地よく誘っている。また、これまで見たことのない緻密さをもって描かれる映像世界は圧巻のひと言で、驚異的なリアリティとともに“おとぎ話”のようなファンタジーを持ち合わせているのが魅力だ。44分間という凝縮された時間の中、斎藤さんの甘く深い声色を案内役に、小さな命の大きな成長の物語を体験してみて。『小さな世界はワンダーランド』は5月9日(土)、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月10日