2020年春にグランドリニューアルオープンする京都市京セラ美術館(旧京都市美術館)の新館長に、4月1日付で建築家の青木淳が就任した。同氏は同館の再整備事業の設計段階から関わってきており、今回の基本設計者として西澤徹夫氏と名を連ねている。同氏はこれまで水戸芸術館(磯崎新アトリエ所属時代)、潟博物館、青森県立美術館など数多くの文化施設を手掛け、その知見と国際的な知名度に京都市から期待が寄せられた。全景 京都市京セラ美術館(イメージパース)青木氏は「未来に向けて現代のアーティストが活動できる器を設計する役割から、運営自体を行う館長の打診に当初は戸惑ったが、これから美術館が進むべき道、目指すべき方向性が建築設計と似通っており、任をお受けした」と就任の会見で説明した。同美術館は1933(昭和8)年に竣工した日本に現存する最古の公立美術建築。前田健二郎の設計による帝冠様式の建物は東山を借景として京都市民に愛されてきた。今回のプロジェクトは老築化に伴う耐震化などさまざまな問題に対処するために行われるもので、「白紙に戻すスクラップビルドではなく、同館が重ねてきた長い年月の像の層を引き継ぎ、そこにもう一枚のレイヤーの像を重ねることを考えた」と青木氏。ガラス・リボン具体的には西側玄関の前庭に切り込みを入れスロープを設置。エントランスを地下に移設し、流線型のガラス・リボンと命名されたシンボリックなファサードを設けることで、美術館の内と外を一体化させた。「この前庭の広場では現代美術作家の野村仁がダンボール建築の風化の展示などを行い、京都の街の中でも価値ある空間であり、広場として残したかった」と青木氏は話している。本館は歴史的な意匠を可能な限り保存し、設備をアップデート。これまで同館になかった常設展示室が南回廊1階に新設され竹内栖鳳、上村松園など京都画壇の名品を展示。南回廊2階は創建当初の意匠を残し自然光で鑑賞できる空間となる。また、70年代にクリストが包み覆った本館中央に位置する天井高16メートルの旧大陳列室は、地下1階メインエントランスロビーから大階段によってつながる中央ホールとして各フロア、回廊へのハブの役割を果たす。本館 南回廊・北回廊本館 中央ホール特に今回、現代アートの展示スペースとして「東山キューブ」が新設されたことで東西の軸線が強化された。多様化する表現形態に自由度の高い対応できるこの新館が生まれることで、これまで展示の難しかった現代美術、サブカルチャーなどのジャンルの作品やイベントを積極的に取り上げていくことが可能となった。また、この新館には屋上庭園が設けられ東山も望める。東京六本木の国際文化会館の庭園も手掛けた七代目小川治兵衛が作庭に加わった日本庭園では、音楽・光・アートなどのイベントも提供しいく方針。東山キューブこの東山キューブとともに地元の美大出身の作家の活動の場としての機能として北西のエントランス部分に「ザ・トライアングル」を新設。新進作家のためのスペースとしての活用が予定されている。ザ・トライアングル今後のスケジュールは今春にミュージアムショップ、カフェなどの事業者が決定。今年10月末に竣工し、プレイベントを開催。2020年3月21日にリニューアルオープンを予定している。Text by Tatsuya Noda
2019年04月11日電車で行く京都・聖地巡りプチトリップ。ここでは、大自然の新鮮な空気に触れられる“叡電”で行く、奥京都聖地・鞍馬&貴船ガイドをお届け。出町柳を起点に鞍馬山へと続く叡山電車沿線には、古くから人々の信仰を集めているパワースポットが点在している。もっとも知られているのは、鞍馬寺と貴船神社。鞍馬寺は、天狗信仰の地であり、牛若丸(源義経)が修行した場所。山道を登ったところに本殿金堂があり、その前の石畳(金剛床)から空を仰ぐと、願いが宇宙に届くのだとか。貴船神社は貴船川のほとりにあり、雨や水を司る神様として有名。石垣からあふれ出る御神水は、口当たりがよく茶会などにもよく用いられている。出町柳駅から終点の鞍馬駅まではたった30分程度にもかかわらず、壮大な自然に触れられるのも嬉しいポイント。忙しい日常から離れ、神聖な雰囲気を全身で感じたい。出町柳駅から乗車下鴨神社からほど近いところにある出町柳駅は、京阪電車と叡山電車とをつなぐ連絡駅。叡山電車は宝ケ池駅を分岐点に、鞍馬線と叡山本線の二手に分かれており、鞍馬線は貴船や鞍馬方面へ、叡山本線は八瀬や比叡山方面へと通じている。茶山駅の北白川疏水や、木野駅の妙満寺は桜の美しさでもよく知られている。貴船神社で水占みくじをひいてみる全国にある貴船神社の総本宮。水の神様「高おかみ神(たかおかみのかみ)」を祀っており、昔から朝廷による祈雨などが行われてきた。平安時代の女流歌人・和泉式部が参拝して夫との復縁が成就した逸話から、縁結びのご利益でも知られている。境内の水におみくじを浸して結果を見る「水占みくじ」にもチャレンジしてみて。(※おかみは、あめかんむりに龍)貴船周辺は京都の街中よりも10°Cほど気温が低いといわれており、夏は避暑地となっている。左京区鞍馬貴船町180TEL:075・741・20169:00~17:00(授与所受付時間)拝観料無料鞍馬で守護神・天狗に出合う天狗が住む山とされ、昔から恐れられてきた鞍馬山。鞍馬駅に着くと大きな天狗の像が出迎えてくれる。鞍馬寺の本殿は、山を30分ほど登ったところにあり、ケーブルカーでも登れるけれど、おすすめは自分の足で登ること。一歩一歩登ることで、山のスケールを体で感じ、御神体である山との一体感を高めることができる。霊宝殿には、山の豊かな自然生態系にまつわる資料や、貴重な仏像が展示・奉安されている。左京区鞍馬本町1074TEL:075・741・20039:00~16:30(霊宝殿~16:00)愛山費¥300雍州路(ようしゅうじ)で精進料理をいただく参拝後のランチには清らかな精進料理を。鞍馬寺の山門脇にある『雍州路』は寺の修行僧や関係者もよく利用するそう。麦ご飯やとろろ汁、山菜の白和えや胡麻豆腐、さしみこんにゃくなど、旬の食材のもち味を生かし工夫された料理は、肉や魚を使っていなくても十分な満足感が得られる。8品の料理のセット花精進膳¥2,000。店内はレトロで落ち着いた雰囲気。本わらび粉を使用したわらび餅やコーヒーなど、喫茶メニューもいただける。左京区鞍馬本町1074TEL:075・741・284810:00~18:00火曜休(祝日は営業)くらま辻井で牛若丸が食べていた木の芽煮を買う牛若丸(源義経)は、鞍馬山での修行時代、山で採れた山椒やアケビの蔓を塩漬けにしたものを常食としていたといわれている。それをルーツとし、昆布などを加えて食べやすくしたのが、鞍馬の名産「木の芽煮(きのめだき)」。『くらま辻井』の木の芽煮(¥500)は、昆布の旨味と山椒の風味をぎゅっと凝縮。木の芽煮の他にも、山椒じゃこや椎茸昆布など佃煮を多く扱う。野ぜりや新芽山椒など、旬の山菜を使った季節限定のものも。左京区鞍馬本町447TEL:075・741・112110:00~17:00水曜休実相院門跡で日本の美に触れる岩倉駅にある実相院門跡では、護摩木に願いを書いて本尊である木造不動明王立像に託すとあらゆる願いが叶うのだそう。日本列島を表現しているという小川治兵衛次期十二代目の小川勝章氏が手がけた石庭や、風光明媚な池庭が心を癒してくれる。築300年以上の見事な客殿や、狩野派の貴重な襖絵なども見どころ。境内では、四季折々の風景が楽しめる。4月初旬から中旬にかけては、見事なしだれ桜が見られる。左京区岩倉上蔵町121TEL:075・781・54649:00~17:00(不定休)拝観料¥500※『anan』2019年4月10日号より。写真・福森クニヒロわたなべよしこ伊藤 信吉村規子取材、文・大和まこ木薮 愛本庄 彩下川あづ紗(by anan編集部)
2019年04月06日『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督最新作『バースデー・ワンダーランド』から、声優の藤原啓治と矢島晶子が担当するキャラクターが登場するちょっと怖い本編シーンが到着した。女優・松岡茉優が主人公の声を務めるほか、杏、麻生久美子、市村正親ら豪華俳優陣が参加することでも話題の本作。今回到着した映像は、「クレヨンしんちゃん」の初代“ひろし”と“しんのすけ”の声でお馴染みの藤原さんと矢島さんが演じるワンダーランドの世界を荒らす“悪役コンビ”、ザン・グとドロポのシーン。アカネが泊っている宿で、食料を奪おうとするザン・グとドロポ。食料が減り、水不足の危機に陥っているワンダーランドだが、「食い物を出せ」と店主を脅し、むりやり食べ物を奪ってしまう。さらに睨みつけて水も要求、怒った勢いでテーブルを破壊してしまう。ひろしとしんのすけとは全く違うキャラクターのザン・グとドロポだが、2人には本当の目的もあるようで…。「クレヨンしんちゃん」をはじめ、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』にも出演するなど、原監督作品には欠かせない存在となっている藤原さんと矢島さん。原監督は2人に絶大な信頼を寄せており、「敵役のザン・グとドロポの悪役コンビは、藤原さんと矢島さんにぴったりだと思ったので演じてもらうことにしました」とコメント。また「藤原さんにはワンダーランドの誰もが恐れているザン・グの怖さを表現してもらい、矢島さんは悪役だけどどこか憎めないドロポを演じてもらいました。ひろしとしんのすけとは真逆の悪役キャラを楽しみにしてほしいです」と呼びかけている。『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バースデー・ワンダーランド 2019年4月26日より全国にて公開©柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
2019年04月04日太宰治の『人間失格』をダイナミックにリメイクした劇場アニメーション映画『HUMAN LOST 人間失格』が、2019年11月29日(金)公開。太宰治の『人間失格』"SFエンタテイメント作品"に破滅に至った一人の男の生涯を描いた太宰治の『人間失格』は、深い死生観・文学性から今なお高い人気を誇る不朽の名作。太宰治生誕110周年を記念し、日本文化の代表作が、日本最高峰のクリエイター陣によってアニメーション映画化される。試みたのは、日本の古典文学をSFアクション化させ、近未来の物語を描いた"SFエンタテイメント作品"として再構築すること。ストーリー物語の舞台となるのは、医療革命により“死”を克服した昭和111年の東京。人々は体内の“ナノマシン”とそれらをネットワークにより管理する“S.H.E.L.L.”体制の支配により、無病長寿を保証されていたが、その究極的な社会システムは国家にやがて歪みをもたらしていった。そんな世界の中で、薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる主人公・大庭葉藏は、ある日暴走集団とともに行動する謎の男・堀木正雄と共に、激しい闘争に巻き込まれてしまう。そこで遭遇したのは、“S.H.E.L.L.”体制から外れ異形化(ヒューマン・ロスト)してしまった“ロスト体”。間一髪のところで、不思議な少女・柊美子に命を救われた葉藏は、自らもまたヒトとは違う力を持つことを知るのだったー。怒り。悲しみ。憐れみ――絶望に呑みこまれ、血の涙とともに大庭葉藏は“鬼”と化す。 無病長寿を実現した究極の社会システムと生きる人間たちは、失格か、合格かーー。キャラクター紹介主人公・大庭葉藏(声:宮野真守)死を克服した社会で、生きる意味を見いだせない男。アトリエ兼住居のバアの2階に引きこもって絵を描き、薬物・酒・女に溺れる自堕落な生活を送っている。友人の竹一に流されるまま、暴走集団の“インサイド”突貫に参加し、未来を巡る闘争に巻き込まれる。柊美子(声:花澤香菜)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の女隊員。健康保障機関“S.H.E.L.L.”の広報官も兼務し、その組織によって明るい未来が来ることを信じている。また、ヒューマン・ロスト現象を感知し、抑え込む不思議な力を持っている。堀木正雄(声:櫻井孝宏)貧困エリア“イチロク”の暴走集団に出入りし薬物をばら撒く謎の男。“S.H.E.L.L.”に反発する竹一の助言者として周囲に一目置かれている。葉藏は心から信用できないものの、自分の内面を見透かされるような視線を無視できずにいる。竹一(声:福山潤)貧困エリア“イチロク”の暴走集団のリーダー。主人公・葉藏の唯一の友であり、生き方に惑う彼に絵を描くきっかけを与えた男でもある。“S.H.E.L.L.”による健康管理を不快に思い、その意志を示すべく“インサイド”突貫を試みている。そうした自分の考えを言語化してくれる正雄を尊敬している。厚木(声: 小山力也)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の実行部隊長。実直さと信念がある屈強な老兵。美子の親代わりで、彼女が“ヒラメ”に保護されてからずっと面倒をみている。澁田(声:松田健一郎)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の所長。“S.H.E.L.L.(シェル)”の信奉者で、現体制の維持継続を最優先に命令を下す。医療革命がもたらしたアンチエイジングによって見た目こそ中年だが、実際は厚木よりも年長者。本広克行×木﨑文智×冲方丁×ポリゴン・ピクチュアズスーパーバイザーには「踊る大捜査線」「PSYCHO-PASS サイコパス」などを手掛けてきた本広克行。監督は「アフロサムライ」「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」『ベヨネッタ ブラッディフェイト(BAYONETTA BLOODYFATE)』などのヒット作を飛ばしてきた木﨑文智が担当する。コンセプトアートは、「ファイナルファンタジーXI」や「メタルギア ライジング リベンジェンス」を生み出した富安健一郎。そして、アニメーション制作は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『トランスフォーマー プライム』などで多数のアワードを受賞しているポリゴン・ピクチュアズが担当する。脚本は「天地明察」で吉川英治文学新人賞ほか数々の賞を受賞した小説家・冲方丁が、キャラクターデザインは「PokemonGO」や「ファイアーエムブレム」などでゲームやアニメーションの登場人物を生み出したコザキユースケが手掛ける。音楽は「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズなど実写・アニメともに活躍する菅野祐悟。音響監督には海外でも活躍する岩浪美和が参加。m-floが主題歌を担当主題歌はm-floがグラミーアーティスト、J. バルヴィンをフィーチャリングに迎えた「HUMAN LOST feat. J. Balvin」に決まっている。<あらすじ>昭和111年――医療革命により死を克服し、環境に配慮しない経済活動と19時間労働政策の末、GDP世界1位、年金支給額1億円を実現した無病長寿大国・日本、東京。 大気汚染と貧困の広がる環状16号線外“アウトサイド”で薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる“大庭葉藏”は、ある日、暴走集団とともに特権階級が住まう環状7号線内”インサイド”へ突貫し、激しい闘争に巻き込まれる。そこで”ロスト体”と呼ばれる異形体に遭遇した葉藏は、 不思議な力をもった女性“柊美子”に命を救われ、自分もまた人とは違う力をもつことを知る。 暴走集団に薬をばらまき、ロスト体を生み出していたのは、葉藏や美子と同じ力をもつ男“堀木正雄”。正雄はいう。進み過ぎた社会システ ムにすべての人間は「失格」した、と。文明崩壊にむけ自らのために行動する堀木正雄、文明再生にむけ誰かのために行動する柊美子。平 均寿命120歳を祝う人類初のイベント“人間合格式”を100日後にひかえ、死への逃避を奪われ、人ならざる者となった大庭葉藏が、その果てに選択するものとは――【作品情報】『HUMAN LOST 人間失格』公開時期:2019年11月29日(金)原案:太宰治「人間失格」より監督:木﨑文智スーパーバイザー:本広克行ストーリー原案・脚本:冲方 丁キャラクターデザイン:コザキユースケコンセプトアート:富安健一郎グラフィックデザイン:桑原竜也CGスーパーバイザー:石橋拓馬アニメーションディレクター:大竹広志美術監督:池田繁美、丸山由紀子色彩設計:野地弘納撮影監督:平林 章音響監督:岩浪美和音楽:菅野祐悟キャスト:宮野真守、花澤香菜、櫻井孝宏、福山潤、小山力也、沢城みゆき、千菅春香アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ企画・プロデュース:MAGNET/スロウカーブ主題歌:m-flo「HUMAN LOST feat. J. Balvin」配給:東宝映像事業部■ムビチケ情報発売日:9月20日(金)価格:1,500 円(税込)※ムビチケのみ特典:キャラクターボイス付メタリックステッカー(全4種・ランダム)キャラクターボイス:大庭葉藏、柊美子、 堀木正雄、竹一※販売劇場は公式 HP参照。 ※前売券1枚につき特典は1枚。※ボイスの種類は選べない。
2019年03月26日日本レコード協会主催による音楽賞「日本ゴールドディスク大賞」の第33回受賞アルバムが発表され、村治佳織のアルバム『シネマ』が「インストゥルメンタル・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。1987年にスタートした「日本ゴールドディスク大賞」は、レコード産業の発展に大きく貢献したアーティスト及び作品を毎年顕彰。今年は第33回を迎えている。その選考基準は、「CD、ビデオ等の正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と有料音楽配信の売上実績」という客観的な基準によって、"いま日本で最も親しまれているアーティスト・作品"を選出。まさに、多くのファンによって支えられてきた栄えある賞と言えそうだ。*村治佳織とアルバム『シネマ』については、「 クリエイター人生(dpia-app://content?contentId=49672096-c5cf-417a-93c1-a31035d46341&contentTypeId=3) 」参照。村治佳織の受賞コメント『シネマ』に関わってくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。発売されて、半年足らずでこのような素晴らしい賞をいただくことができたのも、このアルバムをお聴きくださった皆様のおかげです!またシネマ・テーマの名作をギターで表現できて幸せでした。この賞を励みに引き続き、『シネマ』の世界観を心の中で大切に育み、大好きなギターの素晴らしさを演奏を通してお伝えしていければと思っております。本当にありがとうございます。(村治佳織)村治佳織オフィシャルホームページユニバーサルミュージックアーティスト情報第33回日本ゴールドディスク大賞・受賞作品/アーティスト
2019年03月01日テレビ朝日を寿退社すると発表した小川彩佳アナウンサー(34)が、7月からTBS系「NEWS23」のメインキャスターをつとめる方向で調整に入ったと一部スポーツ紙が報じている。小川アナは2011年4月から2018年9月まで「報道ステーション」のサブキャスターを担当。同年10月からはインターネットテレビ局AbemaTVの報道番組「AbemaPrime」のキャスターをつとめていた。そんななか、今月8日に1歳年上男性との結婚と退社を発表。それに伴い、「AbemaPrime」も3月いっぱいで卒業すると明かした。4月以降はフリーアナウンサーとして活動していく意向を表明している。「民放キー局の女子アナがフリーになる場合はよほどのことがない限り、最初の仕事は古巣か系列でというのが暗黙のルール。小川アナの場合、『AbemaPrime』を継続するという選択肢もありました。しかし上層部に『報ステ』での復帰を直談判し続けるも、聞き入れられなかった。そんな事情もあって、よりによってライバル局の看板ニュース番組のオファーを受け入れたと聞きましたが……」(テレ朝関係者)幼少期を米国で過ごした帰国子女ということもあって、英語が得意な小川アナ。またキャスターとしての実力や安定感、華やかさが関係者に高く評価されて大役が舞い込んだとも記事では報じられている。そしてさらには、TBS側の切実な事情もあったようだ。「16年4月の改編から雨宮塔子アナ(48)がキャスターをつとめていますが、視聴率が3%台で頭打ち。そのため、視聴率低迷打開への試みをCMスポンサーにアピールする必要があったようです」(芸能記者)小川アナが“参戦”すれば、民放各局の夜のニュースバトルが激化しそうだ。
2019年02月24日テレビ朝日の小川彩佳アナウンサー(31)が9日、自身のブログを更新し、3月末で同局を退社することを改めて報告した。8日にAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』(毎週月~金曜21:00~23:00)で退社と結婚を報告した小川アナ。ブログでは「この度、12年間お世話になったテレビ朝日を離れることとなりました。3月末をもって『AbemaPrime』を降板し、4月以降は、フリーの立場で仕事をしていこうと思っております」と改めて報告した。続けて、「新人の時に担当した田原総一朗さんの『サンデープロジェクト』、古舘伊知郎さん、富川悠太アナの隣で7年半サブキャスターを務めた『報道ステーション』など、多くの情報・報道番組を中心にアナウンサーとして沢山の経験をすることができました」と振り返り、「不器用で、アナウンス技術もなかなか上達しない私でしたが、優しく見守り叱咤激励してくださる先輩方、慕ってくれる愛すべき後輩たちにも恵まれました。今の『AbemaPrime』では、個性の光る出演者の皆さんと温かいスタッフに囲まれ、とても刺激的で充実した日々を過ごすことができています」と感謝の思いをつづった。そして、「育て上げてくれた会社、そしてアットホームな『居場所』を離れるという決断は簡単なものではありませんでした。しかし、今後の人生を、キャリアをどう重ねていくのか、自分はどうありたいのか、真剣に向き合うなか、このタイミングで公私ともに新しい環境に身を置き新たな歩み方を模索してみたいという思いが高まり、退社という決断に至りました」と退社を決意した思いを説明。「最後の日まで悔いのないよう、全力で毎日のオンエアに取り組んでまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します」と決意を記した。また、「追伸。昨夜のオンエア後、ばったりこの方にお会いしました」と、田原総一朗氏との2ショット写真を掲載。「入社して最初に担当した番組が『サンプロ』だった私にとって、ひとつの節目となった昨日、田原さんに偶然お目にかかるというのは、なんだか奇跡みたいなできごと。実は来月、田原さんと特番をご一緒させていただく予定もあり、私の局員人生は、田原さんに始まり田原さんに終わるということになりそうです」とつづった。
2019年02月10日還暦及び噺家生活40周年を迎えた桂米團治が2019年、記念の独演会を全国で開催、30公演を行う。その皮切りとなるのが1月4日(金)に行われる大阪・サンケイホールブリーゼ公演だ。還暦&噺家生活40周年記念「桂米團治独演会」チケット情報米朝一門のホームグラウンドであるホールで、お正月から独演会ができてうれしいと顔をほころばせる。メインの演目は「高津の富」を選んだ。ある男が、大見得を切って買った1枚の富くじが大当たりをするという噺だ。「お正月に笑いに来てくれはるお客さんには絶対『高津の富』だと。ハッピーエンドだし、おめでたい噺なのでこれやと思いました」。還暦を迎えた心境を改めて尋ねると、「まさかこの年で会社経営に携わることになるとは思ってもみなかった。思えば人生は思ってもみないことの連続でしたね」と振り返った。2015年3月には師匠であり父でもある米朝が亡くなった。「米朝が他界して3年、あとは好きなことをしよう、やっと吹っ切れるぞと思った矢先、米朝事務所の代表になるという重荷がのしかかってきました。多分、天上界で米朝・中川絹子夫妻がニヤニヤ笑いながら、僕にやらしているような気がする。これを天命と受け止めて、この圧力に倒されることなく、バネにして楽しく演じようと思っています!」。米團治の名跡を継いで10年。まだまだ世間一般には認知されていないと話す。「これからの10年は米團治という名前を認知してもらうように一生けん命、頑張ります。ただ、60代ということで元気なだけではない、ある種枯れていく時代にも入ります。7割ぐらいの力で楽しんでいる米團治を見ていただければと思います」。「還暦&噺家生活40周年記念『桂米團治独演会』」ではほかに「稽古屋」を披露。また、2018年に上方落語協会会長に就任した笑福亭仁智がゲスト出演。弟子の桂米輝が開口一番を務めるほか、桂米紫、桂吉の丞による『スライドショー』も行われる。チケットは発売中。取材・文:岩本和子
2018年12月21日恒例のリサイタル・ツアーを昨年、「名曲の花束」として衣替えしたピアニスト及川浩治。その2年目が、来年2月23日(土)サントリーホールの東京公演で大詰めを迎える。「動画配信サイトでなんでも見れちゃう時代。特に若い層のクラシック離れは深刻です。だからこそ、ちっちゃい頃から大好きだった名曲の数々を、ぜひ生のコンサートで聴いてほしい。自分自身がクラシックへの憧れや愛情を忘れないためにも。広く愛されている名曲はやはり完成度が高いと思います」【チケット情報はこちら】《愛のあいさつ》《ラ・カンパネラ》《トルコ行進曲》《別れの曲》《愛の夢第3番》……。誰もが1度は聴いたことのある名曲ばかりを並べるのは勇気がいるはずだ。ハードルが高くなるし、実力派ピアニストとして、もっと手垢にまみれていない作品で勝負したいという気持ちもあるだろう。「でも、これがいま自分のやりたいことなんです。若い頃は、自分の世界で、弾きたい曲だけを弾いて、それが嫌な人は聴きに来なくてもいいと思ってました。B型なんで(笑)。でもね、お客さんがいなかったら練習と変わらない。客席の雰囲気も含めてコンサート。ぜひ私と一緒にしんみりしたり、感動したりしながら楽しんでください」とはいえ、プログラムにはさまざまな仕掛けも。バッハのオルガン・コラール《目覚めよと呼ぶ声あり》から上記のような曲へ。オルガンやヴァイオリン曲、歌曲や管弦楽曲が原曲の作品が並ぶのは、19世紀に「リサイタル」という形を創始したリストに倣っての、ガラ・コンサート的なラインナップだ。そして、小品ばかりではなく、ベートーヴェン《月光》やストラヴィンスキー《ペトルーシュカからの3楽章》など、骨太の作品も。「《ペトルーシュカ》は久しぶり。若い頃よく弾いていたので、ずっと入れたかったんですけど、難しい作品だと受け取られたくなくて避けていました。でもこのプログラムに放り込んでみたら、スタッフからも異論なく賛成してもらえた。たとえばもしロシア・プログラムとして組んだら、きっともっと難しい印象でしたよね。見せ方が大事なんです」派手な演奏パフォーマンスも彼の人気の要因のひとつだ。「見られる」ことは意識しているのだろうか。「まったく意識してません。なんでだろう。音楽に没入している時に自然に出るんだと思います。指のコントロールを考えながら弾いている練習の時は動きませんから。子供の頃から、レコードを聴きながら歌ったり指揮したりしていたのがそのまま出てるんじゃないですかね。もしパフォーマンスに見えるとしても、それが自分のスタイルなので、音楽のためにも、無駄ではないと思います」自然体の真っ向勝負で聴かせる珠玉の名曲の数々。演奏の合間にはトークも交える。その場で感じたことを正直に話すことで自身もリラックスして弾けるのだという。「長く喋りすぎたらごめんなさい」と笑う。いえいえ。このコンサートには、きっとそれも似合う!公演は2019年2月23日(土)サントリーホール 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:宮本明
2018年12月04日ギタリスト村治佳織がデビュー25周年を迎えた。コアなクラシックファンに認められ、一般のファンからも愛される村治佳織は、クラシック界においてとても稀有な存在だ。しかも15歳でのデビュー以来、常にトップランナーとしてクラシック界を牽引してきたその輝きは、デビューから25年を経た現在も少しも変わっていない。記念アルバム『シネマ』の発売と同時に、アプリ版ぴあでの「ライフストーリー:映画のような私の人生〜いつもギターが一緒だった〜」も連載開始。読んでから聴くか、聴いてから読むか。いずれにしても中身は濃いぞ。
2018年09月19日元「モーニング娘。」の小川麻琴(30)が8日、自身のツイッターを更新。自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の疑いで逮捕された同じモー娘。OGの吉澤ひとみ(33)容疑者について言及した。小川は2001年8月にモー娘。に加入し、自身が卒業する06年8月まで吉澤とともに活動。卒業時のグループのリーダーは吉澤だった。小川は吉澤について「本当にショックで、苦しくて、つらくて、悲しくて怒りの気持ちも込み上げる」と心境を吐露。そして「まずは何よりも事故にあわれた方が、大事に至らなくて本当に良かった…」と被害者を気遣った。「リーダーとして慕っていたこともあり、ショックや怒りが大きかったのでしょう。本来コメントがはばかられるところだが、モー娘。OGの中でいち早くコメントを出した。かつてのモー娘。は吉澤や加入時に金髪だった後藤真希らいわゆる“やんちゃ系”が多かったのですが、小川は優等生タイプでほかのメンバーにも気を遣うことができた」(音楽業界関係者)小川はグループを卒業後、「北区つかこうへい劇団」の門をたたき舞台出演をこなし演技力を磨いていた。今回のコメントの背景には、ストイックな性格もあったようだ。「舞台で動きのキレを出すために食事制限で体を絞っていました。自分にも厳しく、他人にも厳しい性格です。吉澤の件を受け、『自分が相談に乗ってあげれば……』と責めた部分もあったのかもしれません」(芸能記者)ほかのモー娘。OGは、吉澤についてどんな思いを抱いているのだろうか。
2018年09月08日元モーニング娘。でタレントの小川麻琴が8日、自身のツイッターを更新。同グループで先輩だったタレントの吉澤ひとみが酒気帯び運転とひき逃げで警視庁に逮捕された事件についてコメントした。小川は「吉澤さん…本当にショックで、苦しくて、つらくて、悲しくて怒りの気持ちも込み上げる」と心境を吐露。「まずは何よりも事故にあわれた方が、大事に至らなくて本当に良かった…」とつづり、「私の心、時計は止まっているかのようですがそれでも、世界は、世の中の時間は止まらず進み続ける今日を一生懸命に頑張らないと…」と自分自身を奮い立たせるように記した。吉澤は6日午前7時ごろ、中野区東中野の路上で、酒に酔った状態で乗用車を運転し、自転車に乗った女性と衝突するもそのまま逃走。15分後に自ら通報したという。相手女性と付近を歩いていた男性が軽症を負ったと報じられている。吉澤は昨年9月にも車を運転中に衝突事故を起こしていた。
2018年09月08日第3回 [ 小川菜摘の子育て相談 ]「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】中学生になった息子の成績が急降下、反抗期も迎えてWパンチです。中学2年生の男の子の母です。(一人っ子です)息子には 小さな頃からいろんな習い事をさせてきて、小学校の時はまずまずの成績を保っていました。なのですが、中学校に入った頃から状況が暗転してきて、中2で成績が一気に下降。私から見たところ息子は 勉強をする気が起きないようです。問題はそれだけではありません。最近では教科書どおりの反抗期を迎え、毎日が本当にしんどく、何より息子の将来が不安です。主人に相談すると「放っておけ」といいますが、なかなか放っておけません。(※投稿内容を一部、読みやすいように編集させていただきました。)【 小川さんからのアドバイス 】なぜ勉強に興味が向かなくなってしまったのか?子供の本音を引出してみて私も息子二人にいろいろな習い事をさせました。英会話、水泳、サッカー、空手……。スポーツ少年になってほしいと期待していたんです。でも、本人はつまらなそうだった。その表情を見て、結局、親がいろいろなカードを与えても、そのカードを懐に入れる・入れないを決めるのは子ども自身だと気づきました。やりたくないことを続けても楽しくないし、お金の無駄だし、私も送り迎えがたいへんだし、途中で辞めることは悪いこととは思わない。結局、息子二人とも最終的に残ったものは、スポーツではなく音楽でした。勉強については、うちの場合は、私も旦那も勉強は苦手だったので、(笑)“いい成績”は望まなかったけれど、赤点を取らない程度にはできないと居残りで補習させられるので、「遊ぶ時間が削られてあなた自身が損するだけだよ」と言って聞かせました。次男は高校進学のときに自発的に留学しましたが、それも本人が自分にとって「必要だ」と思ったから。やはり、親があまり多くを望みすぎても仕方がない。子どもの人生は子どものものだと割り切ることも必要かな、と思います。お子さんは、そもそもなぜ勉強に興味がなくなったのでしょうか。もしかしたらいじめの問題や反抗期のフラストレーションを抱えている可能性があるかも。反抗期だと冷静に話をするのも難しいけれど、私は腫れ物に触るようにするのは嫌だったから、真正面から「お母さんはこう思っている」ということを伝えて、子どものイライラも受け止めるようにしていました。怒りながら、時に泣きながら応戦したこともあります。食事のときなど、ケンカになりにくいタイミングで、何が不満なのか聞いてみるとよいかも。それから、お母さん自身もおいしいものを食べたり映画を見たり、ちょっとしたことでいいので自分が楽しめる時間を持つといいと思いますよ。最近の小川さん自家製ピクルス漬けました‼️旨旨♡PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。2012年舞台に復帰。2018年7月20日~22日、六本木スペース ビリオン(東京都)にて『リーディング ファム・ファタール! 運命の女 小川菜摘×青木さやか』出演。Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2018年08月24日17年2月に発覚した櫻井翔(36)と小川彩佳アナ(33)の熱愛。ファンからも祝福されていた2人だが、今年4月に破局していたことが一部週刊誌に報じられた。しかし、結婚間近ともいわれていた小川アナとはなぜ破局に至ってしまったのだろうか――。芸能プロ関係者によると、その要因の1つとなったのが、嵐メンバーの“結婚決意”報道なのだという。「まずは、二宮和也さん(35)と伊藤綾子アナ(37)。2人はこの7月に婚前旅行をし、結婚を認めてくれるよう事務所に直談判したと報じられました。そして、松本潤さん(34)と井上真央さん(31)。13年に渡る交際をついに実らせようと結婚に向けた準備を始めた、との記事も出ています。しかし、国民的アイドルのメンバーが一気に3人も結婚するというのは考えづらい。しかも、嵐は今年11月からデビュー20周年の記念ツアーが始まります。そうした大事な時期だからこそ櫻井さんは、“いまは結婚のタイミングではない”と判断したのでしょう」加えて、“キャスター業に注力したい”という強い意志も、破局に大きく影響したようだ。現在、櫻井が月曜キャスターを務める『NEWS ZERO』(日本テレビ系)が、10月からリニューアルされる。元NHKの有働由美子アナ(49)をメーンキャスターに迎えるにあたって、櫻井もいままでとは違う立ち位置を志願しているという。「制作側としては、有働さんと櫻井さんを番組の二枚看板にしたい意向があるんです。櫻井さん本人も“できれば毎日出演したい!”とやる気満々。他の仕事もあるのでさすがに毎日は厳しいと思いますが、スケジュールを調整して週2~3回に出演が増えることもあるかもしれません」(番組関係者)そこまでしてキャスター業に磨きをかけたい櫻井の視線の先には、20年の東京五輪があった。「もともと彼には五輪取材に強い思い入れがあるんです。これまで、08年の北京五輪から6大会連続でキャスターを務め、取材活動を重ねてきました。自国開催の東京五輪はキャスターとしての集大成になる。それまでの2年間は“何よりも仕事が最優先”という姿勢を貫くつもりなのでしょう」(テレビ局関係者)彼のゴールインは、東京五輪よりも先の話になりそうだ――。
2018年08月23日「彼(櫻井)に関して、僕から言うことはないですから……」こう重い口を開いたのは櫻井翔(36)の元恋人、小川彩佳アナ(33)の実父だ。17年2月に発覚したビッグカップルの熱愛。ファンからも祝福されていた2人だが、今年4月に破局していたことが一部週刊誌に報じられた。さらに、櫻井にはすでに女子大生(21)の新恋人がいるとされているのだが――。「その女子大生とは、はっきり言って小川アナほどの関係性には至っていないでしょう。あくまで友人関係の延長線上だと思いますよ」(芸能プロ関係者)では、結婚間近ともいわれていた小川アナとはなぜ破局に至ってしまったのだろうか。「今年の初めぐらいまでは順調にいっていて、結婚の話も進んでいたようなんですが……。お互いの両親に紹介済みで、親公認の仲だったそうです。12月の櫻井さんのお父さんのお誕生日に小川さんがバースデープレゼントを贈るなど、家族ぐるみで仲良くしていたと聞いています。でも結局、櫻井さんが結婚に踏み切れなかったようです。彼女の33歳という年齢も考えて“あと何年も待たせるのは申し訳ない”と、櫻井さんのほうから別れを切り出したといいます」(櫻井の知人)8月中旬、本誌は小川アナの都内の実家を訪れた。早朝7時ごろ、自宅から出勤する小川アナの父に記者が声をかけた。――彩佳さんと櫻井さんとの破局報道がありましたが?「……もう、娘も大人ですから」しばらく沈黙を続けていたが、自分に言い聞かせるようにこうつぶやいた。――心配の声もありますが?「大丈夫ですよ」そう笑顔で答えてくれたものの、娘の傷心を思ってか時折表情を曇らせていた。櫻井は、自身の結婚観についてこう語っている。《女性ってなんとなく、30歳でゴールみたいなのを設定しようとするけれど、この歳になると、人生のゴールなんてまだずっと先だよなって思う》(『With』17年11月号)人生のゴールはいつになるのだろうか――。
2018年08月23日第2回 [ 小川菜摘の子育て相談 ]「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】空気が読めないママ友との関係に困っています。《 お悩みその1》こんにちは、小川さん。私の悩みを聞いてください。相談にのってほしいのは“ママ友”についてです。知り合いに話が長いママ友がいて困っています。彼女的には悪気はなさそうなので途中で話を止めにくい。でも正直、彼女の話ばかりでつまらないし、時間がもったいないんです。子どもの世話や家事など時間はいくらあっても足りず、彼女の話にずっと付き合っていられるほど私も暇ではないので……。この状況、小川さんならどうしますか?《 お悩みその2》子どものお友達ファミリーから毎週のように遊びや食事に誘われます。そのお誘いを断ると、今度は次の週末ならどう?とまた誘われます。以前、4週続けて断ったことがあるのですが、そのときも5週目にまた誘われました。彼女が苦手、ということではなく、パパ同士、ママ同士は平日には会ったりします。ただ、平日ならいいのですが週末までは少し困ります。子供同士は会えば遊ぶけど……くらいの仲なので。私としては、家族全員がゆっくり過ごせるのは週末ぐらいなので、貴重な土日は家族時間がほしいんです。こんなことを考えるのはダメなのでしょうか?主人は「せっかく誘ってくれてるから」と言いますが。(※投稿内容を一部、読みやすいように編集させていただきました。)【 小川さんからのアドバイス 】あえて「ママ友は広く浅く」話が長いママ友、いますね!しかも、話し始めて30秒くらいでオチがわかるんですよね(笑)。たびたびそういうことがあったから、私は先にオチを言っちゃっていました。「それ、こういう話でしょ!?」って。相手も笑えるような感じでね。ママ友とのお付き合いって難しいですよね。もちろん助かることもあるんですよ。仕事のとき、子どもを預かってくれたり。その一方で、陰口を言われていたというトラブルに遭ったことも。幼稚園、小学校低学年のうちは、親も一緒に行動する機会が多いから「うまくやっていきたい」とどうしても思ってしまいますよね。でも、あえて私は「ママ友は広く浅く」と考えていました。この関係はずっとは続かない。だから言うべきことは言ったほうがいいと思うんです。お誘いをお断りすると「カドが立つかしら」と心配になると思うけど、子どものことを考えれば、親は笑って楽しくしているのがイチバン。だから、ママ友、パパ友付き合いも楽しいことが基本。「子どものために我慢したほうがいいかな」というのは、結局は子どものためにならないんじゃないかな。「いつもお誘いありがたいけれど、主人も私も週末しか休みが合わないからごめんね」とやんわり断れば、相手も嫌な気持ちになることはないはず。毎週行きたくなければ、毎週お誘いがあって「ごめんね、今週も予定が入っちゃってるの」と断っちゃって構わない。それで「感じ悪いわね」と言うような人なら、むしろ離れたほうがいい。私の場合、今もお付き合いが続いているママ友は、たった一人だけ。次男が4歳のときに知り合って20年。今では親友です。そんな友人と出会えたことは幸運でした。広くたくさんお付き合いしたなかのたった一人ですから。長い目で見れば、それくらいのもの。今の狭い世界のなかだけで「うまくお付き合いしなきゃ」なんて考えなくていいと思いますよ。最近の小川さんスタイリストさわちゃん、その娘ちゃんと三人で温泉旅行してきました。プリクラって本当に盛り盛りだね(笑)PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。2012年舞台に復帰。2018年7月20日~22日、六本木スペース ビリオン(東京都)にて『リーディング ファム・ファタール! 運命の女 小川菜摘×青木さやか』出演。Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2018年08月13日人を恐れるが故に道化を演じ続けてきた男を描いた『人間失格』に、失敗作の植物たちが自らの不遇を嘆く『失敗園』。太宰治の2作が“踊る小説”として『ERROR ~踊る小説4~』というダンス作品になる。オモシロをこれでもかと詰め込んで、太宰治の『人間失格』をダンスに!?「失敗作の植物たちが、太宰の有名な『生まれて、すみません』という言葉を発して始まり、『人間失格』を演る。この作品で、太宰さんはかなり人間について考えているわけで、その人間のことをわかるには、人間じゃない客観的な視点を入れた方がいいんじゃないかと思ったんです」そう話すのは、本作を手がけるCHAiroiPLIN主宰のスズキ拓朗さん。蜷川幸雄さんの元で俳優として活動していた時にコンテンポラリーダンスの魅力に触れ、現在は、学ランダンスカンパニー・コンドルズのメンバーとしても活躍する。「蜷川さんの元でいろんな文学を学びましたが、難解でわからないものが多いんです。僕は絵本が好きだし、チャップリンの『モダン・タイムス』に影響を受けていることもあり、文学もあんなふうに見てわかりやすくできたらいい。太宰さんの傑作といわれる『人間失格』の面白さを僕自身があまり理解できていないからこそ、ちゃんとわかりたくて挑戦するんです」これまでも、シェイクスピアや芥川龍之介などの小説を題材にしてきた。作中のモチーフやオノマトペを、リズムに乗せて言葉遊びにしたり。ふたつの家の対立を、紅白の運動会に模してみたり。さまざまな趣向がこれでもかとてんこ盛り。音楽や演劇、パントマイムの要素も加え、ダンス作品の枠を超えた、賑やかで無条件に楽しい舞台を生み出している。「思い付いたアイデアも現場の意見も、面白いと思ったら何でも盛り込む。全部入れ込んで、持ち上げた時に溢れ出たら、それは多分必要のないものだと思うから。小道具も過剰な数を登場させるし、出し惜しみナシ。だって、過剰なものって、それだけでも面白くないですか?(笑)」すずき・たくろう1985年生まれ。演劇的要素を取り入れたダンス作品が高く評価され、舞踊批評家協会新人賞など数々の賞を受賞。現在、舞台や映像作品で振付家としても活躍する。4月21日(土)~30日(月)三鷹市芸術文化センター 星のホール振付・構成・演出/スズキ拓朗一般前売り3000円(当日3300円)、学生2000円、高校生以下1000円(すべて税込み)※早期観劇・平日マチネ割引あり三鷹市スポーツ文化財団TEL:0422・47・5122※『anan』2018年4月18日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年04月13日矢崎広、柳下大、小川ゲン、佐野岳という今注目の若手俳優による4人芝居『Shakespeare’s R&J~シェイクスピアのロミオとジュリエット~』が1月19日(金)に開幕する。出演者4人に話を聞いた。舞台「Shakespeare’S r&J」チケット情報本作は、アメリカの劇作家ジョー・カラルコが不朽の名作『ロミオとジュリエット』を斬新な発想で脚色し、世界的に話題を集めた戯曲。厳格なカソリックの男子高校生4人が寄宿舎を抜け出し、禁断の書に定められた『ロミオとジュリエット』のページを開く――というストーリーで、演出は新国立劇場演劇研修所のコーチを務め、自身のユニットでも作品を発表している田中麻衣子。「シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』をやるわけではないことは、観に来る方に知っておいてもらいたいです」と柳下。4人の役名は<学生1><学生2><学生3><学生4>。名もなき彼らが夜中にこっそりと起き出し、はちきれんばかりの好奇心で『ロミオとジュリエット』を演じ始める。しかし、「やっぱりシェイクスピアの言葉は強い。引っ張られちゃいます」(佐野)と、油断すると『ロミオとジュリエット』をそのまま演じてしまう苦労を語る4人。彼らがみせたいのはそこではないのだ。「寄宿舎の同じ部屋で暮らしている男子学生4人が、この本を手にすることで、しまっていた感情や想いがどんどん溢れていく。それをお客様に覗き見していただくような作品です」(矢崎)。「かなりしっかり掘って、その下でみんなでつながっていかないとうまく見せられないのかなと思っています。だから稽古場ではその性格や関係性を掘り下げる作業をしています」(佐野)。取材は稽古が始まって2週間というタイミングであったが「なかなかカタチにならないというか。けっこうたくさんこねてるんですけど、ひとつ作っては壊し、ひとつ作っては壊し、みたいな。本当にいろんな解釈、方向性、見せ方があるので」(矢崎)、「これからは、すごく細かい作業、例えば声のボリュームだったり、誰を見る見ないだったり、物を取る仕草、座る姿勢…そういう部分を詰めていくことになると思います。本当にちょっとしたことの積み重ねです」(柳下)と繊細に、けれど頑丈に稽古を重ねていた。“学生”の“芝居”という二重構造だが「さらにもう一個層があるというか。『ロミオとジュリエット』を演じている学生たちを僕たちが演じてるっていう。やっぱり身体も精神も変えられないから、完全に学生を演じようとしても滲み出るものは必ずあるので。だからこそ、その俳優がやる意味がある。そういうところも面白いんじゃないかなと思います」(小川)。公演は1月19日(金)から 2月4日(日)まで東京・シアタートラムにて。1月23日(火)・30日(火)アフタートークあり。取材・文:中川實穗
2018年01月16日七輪で焼くレトロな雰囲気が魅力のホルモンバル大阪の天満にある「肉問屋・ワイン・ダーツ ホルモン小川商店」は、焼肉屋さんとは思えないかわいらしい外観が特徴です。オレンジ色の電球が光るレトロな店名の看板が目印。店内は昭和モダンな雰囲気で、タイル張りのカウンターやテーブル席には七輪が用意され、肩肘張らずに一人でも入りやすいお店です。お店の奥にはダーツがあり、食事を済ませるとダーツで遊ぶことができるユニークなお店です。食べごたえのある看板メニュー「メガ丸腸」「メガ丸腸」(972円)は、全長がおよそ30センチもある食べごたえのある一品。プリプリでジューシーなレア部位が丸ごと味わえます。七輪で焼いた新鮮なホルモンは、おいしさがギュッと閉じ込められ、さばきたてのホルモンの臭みのない味わいがクセになります。焼いている途中で切ると旨味が逃げてしまうので、焼きあがるまで我慢して食べるのがおすすめ。他のホルモンメニューも豊富なので、色々な味わいを少しずつ楽しめます。特性ダレに絡めていただく「炙りシャブリブロース」リブロースのとろける旨味が味わえる「炙りシャブリブロース」(1,058円)は、自家製のこだわり玉子ダレにくぐらせていただくのがおすすめ。焼き色が付き始めるくらいにサッと焼いてタレに絡めて食べると、肉の甘みが口いっぱいに広がります。きれいにサシが入った特大のリブロースは薄切りで、柔らかく口どけも滑らか。肉問屋の看板を掲げるお店の上質なお肉が楽しめます。こだわり素材の「蘭王玉子を使ったフレンチトースト」人気のデザートメニューのひとつが、「蘭王玉子を使ったフレンチトースト」(486円)。甘さ控えめなあつあつのフレンチトーストに冷たいバニラアイスがよく合います。コクがあり濃厚な「蘭王玉子」をたっぷり使ったソースに、バケットをしっかりと浸しふっくらと焼き上げました。お肉だけでなくデザートまで、こだわり素材を使ったおいしい味わいが堪能できます。お肉もワインもダーツも一度に楽しめるお店こちらのお店では厳選されたお肉とおいしい純正ホルモンが味わえます。七輪で焼き上げる絶品ホルモンのとりこになり、リピーター続出中のお店ですが、焼肉なしでも、ワインバーやバルとしても利用できます。店内奥のダーツで400点以上ゲットすれば、生ビールやソフトドリンクなどのサービスもあり、いつもとはひと味違った楽しみ方ができるお店です。「肉問屋・ワイン・ダーツ ホルモン小川商店」は、阪急千里線・大阪市営地下鉄堺筋線・谷町線「天神橋筋六丁目駅」12番出口から徒歩6分、JR大阪環状線「天満駅」から徒歩5分と、アクセスの良い場所にあります。おいしいお肉や七輪焼きのホルモンはもちろん、ワインやダーツも楽しめるお店へぜひ足を運んでみてください。スポット情報スポット名:肉問屋・ワイン・ダーツホルモン小川商店住所:大阪府大阪市北区池田町7-11電話番号:06-6352-2941
2017年10月08日アンソロジー(ANTHOLOGIE)デザイナーの小川圭司がセレクトしたアイテムを取り揃えるセレクトショップ「ART(アート)」が、2017年8月26日(土)に渋谷にオープンする。ファッションアイテムを中心に、強いこだわりを持って表現された作品を小川圭司が厳選し、「作る人、着る人の感性を表現する場」として発信。渋谷2丁目にファッションの新たな空気感を生み出すセレクトショップとして営業する。biscuithead、UNSLACKSなど、独自の世界観を表現するブランドをセレクトして取り扱う。小川圭司がコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)での経験を経て設立したブランドであるアンソロジーも販売。アンソロジーは取扱店舗を絞り、「ART」が都内唯一の展開店舗となる。店舗にはアーティストの木村浩一郎によるアート作品を内装に取り入れ、ショップ空間そのものが表現を発信する場になるように演出されている。オープンに際して、特別商品や一点ものの販売を行う。また、シーズンに捉われず、不定期で新しいブランドやアート作品を展開していく。【詳細】セレクトショップ「ART」オープン日:2017年8月26日(土)住所:渋谷区渋谷2-8-2 2F営業時間:12:00-20:00
2017年08月28日人気ジャニーズグループ『嵐』の櫻井翔さん(35)と、テレビ朝日の小川彩佳アナウンサー(32)が真剣交際していると、『スポニチアネックス』が報じました。櫻井さんと小川アナの親密交際の様子は、2月27日発売の『週刊ポスト』に掲載されるということです。なお、スポニチによると、小川アナはテレビ朝日側へ、『櫻井さんと真剣にお付き合いさせていただいています』と報告済だといいます。また、関係者の話として、二人はそれぞれの親とも会っているそうで、結婚も視野に入れているのではないかということです。櫻井さんの父親は元総務省事務次官。小川アナの父親は慶大の医学部教授で大学病院部長なのだそう。二人に共通する“エリート一家育ち”という華麗な経歴にも注目が集まっています。櫻井さんと小川アナの交際報道にファンはショックを受けているかと思いきや、同じ『嵐』メンバーの二宮和也さんと伊藤綾子アナウンサーの熱愛報道や、松本潤さんとセクシー女優の葵つかささんの交際報道が出たときとは打って変わり、祝福の声があふれていました。●ネット上では櫻井さんと小川アナの交際に祝福の声が多数!『お互いにとって申し分ないパートナー』『さすが櫻井くん。自分の立場をわきまえた上での相手だと思う』『ニノや松潤とは違う。相手に好感が持てる』『素敵なカップルだと思います。ファンだけど幸せになってほしいです』『お似合いです!結婚してほしいな』『この二人なら結婚してほしい!にしても伊藤綾子との差がすごい…』『小川アナならしっかりしたイメージだし、匂わせとかしなそうだし、いいと思います!』『小川アナなら許せる。このまま結婚してほしいな』『伊藤アナとは好感度が全然違う。この二人なら納得』『好感持てるカップル!寂しいけど、小川アナなら文句のつけようがない』など、ネット上には二人の交際を祝福するファンの声が多数あがっていました。●一方、二宮和也さん、松本潤さんの交際報道時にはファンが大激怒&軽蔑!二宮和也さんと伊藤綾子アナウンサーの熱愛が2016年7月7日に発売された『女性セブン』で報じられたときには、『結婚したらファンやめます』『ファンにとっては相手が誰でも認めたくないけど、伊藤だけは許さない』『彼女アピールのやり口が姑息。ニノ、もっといい人選んで!』などとファンは大激怒。伊藤アナとの交際を認めないと宣言する声がネット上で多数あがりました。また、女優の井上真央さんとの交際が報じられていた松本潤さんが、セクシー女優の葵つかささんとの二股交際を2016年12月28日発売の『週刊文春』で報じられたときには、『これはヒドい!もうアイドルやっていけないでしょ?』『プロ意識なさすぎ。井上真央がかわいそう。見損なった』『よりによってアイドルがセクシー女優と浮気www軽蔑するわー』『彼女を裏切って二股なんて…。松潤は一途なイメージだったんだけどな…』など、ファンからも軽蔑の声があがるほどでした。----------櫻井さんと小川アナの交際報道は、“人気アイドルと女子アナの交際報道”という点で、二宮さんと伊藤アナの場合と同じですが、ファンからの受け入れられ方や反応は大きく異なるようです。人気者になればなるほど、相手はよく選ばないといけないようですね……。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年02月27日10月29日(土)放送の「チョイ住み」は、「チョイ住み in リスボン」と題し、プロレスラー・小川直也と、俳優・竹内涼真が出演する。NHK・BSプレミアムにて放送中の「チョイ住み」は、その街にまるで引っ越したような、全く新しい旅番組。ガイドブック片手に、忙しい旅をしがちな現代の日本人に、新しい旅のスタイルを提案していく。コンセプトは「その国にちょっとだけ住んでみる」。アパートを借りて、近所の市場に出かけ、食事を作っては、その日ふと思い立った場所で気ままに過ごす。現地の人と同じ目線に立つことで、ガイドブックには載っていないその国の素顔を浮き彫りにするのだ。今回「チョイ住み」するのは、バルセロナオリンピック柔道銀メダリスト、プロの格闘家に転向後は「暴走王」の異名で人気を博す小川さんと、土屋太鳳と共演した『青空エール』や、7月期放送のドラマ「時をかける少女」の出演が記憶に新しい、いま旬の若手俳優竹内さん。第8弾を迎える今回の旅先は、ユーラシア大陸の西の果て、大航海時代の歴史と文化を残すレトロで不思議な街「ポルトガル」。テージョ川の河口に開けた首都リスボンを舞台に、初対面の2人がハプニング続出!おかしなチョイ住みを繰り広げるようだ。迷路のような路地、郷愁を駆り立てる音楽“ファド”がこぼれる下町で、2人が見い出した楽しみとは?どんな旅になるのかお楽しみに。「チョイ住み in リスボン」は10月29日(土)19時30分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2016年10月20日漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の作者・秋本治氏が、4日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』『ワイドナB面』(毎週日曜10:00~10:55/10:55~11:15)にゲスト出演し、連載が終了することについて心境を語った。連載40周年となる『週刊少年ジャンプ』42号(9月17日発売)をもって、終了することを3日に発表した秋本氏。単行本の最終巻が200巻になることに触れ、「1作1作書くのが精いっぱいで、気がついたらという感じですよね」と淡々と振り返りながら、「『こち亀』が40週年の42号で終了します」と報告した。スタジオが騒然となる中、松本人志は「最終回はゴルゴを捕まえてほしいなぁ」と『こち亀』と同じく長期連載が続いている『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷の逮捕を提案して笑いを誘い、秋本氏も「あー!いいアイデアですね!」「ちょっと書きたかった」とまんざらでもない様子。「ゴルゴを追って巻数を争ってた時期もありましたから」「(負けないように)がんばりたいと思っていました」とライバル作品だったことを打ち明けた。気になる最終話は「これから」で、すでに内容は決めているという。40周年の節目で終えることについては、「今もずっと楽しんで描いています。でも、長編作品はどこかで終わりにしないといけない。200巻というのも大きな節目になりました」と説明。「ちょうど40周年のお祝いの時。両さんはお祝いごとやお祭りがすごく好きだから、その時にお祭りをワーッとやって姿を消すのが、キャラ的にもエンディングかな」と主人公・両津勘吉への思いも口にした。また、「やっぱり止められました。続けてほしいということで」と編集サイドから説得されたことも明かす。『こち亀』終了後はしばらく休むが、秋本氏が「大きいポイント」と前置きして伝えたのが、「漫画家を辞めるつもりはなくて。両さんと同時並行で描いていた作品もあるのでそっちを続けようかなとも考えています」という衰えることのない創作意欲だった。番組の締めくくりにコメントを求められると、「40年と200巻ということなんですが、やっぱり読んでくれる人たちがいるからで。少年漫画で40年書かせてもらえるのはすごく幸せなこと。200巻ということは200冊。200冊まで出してくれるということは、漫画家にとってはすごくうれしいこと。決して悲しいことではなく、支えてもらったことにすごく僕はお礼を言いたいです。本当に」と読者や関係者に感謝。「1話完結の作品。続き物だと最終章で盛り上がっていくんですけど。極端に言うと"いつ終わってもおかしくない"状態の作品なので、なるべくだったらいつも通り自然のまま、最終回を迎えられた方がいいかなと思っています」と国民的長寿漫画の重みをうかがわせた。
2016年09月04日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。<前篇>では、シンプルな暮らしに目覚めたきっかけや、ものを手放すコツについて伺いました。今回は、もの、人との付き合い方や環境づくりについてです。小川さんが考える、もの、人との付き合い方小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。1年で手放すより、いいものを長く使ったほうが最終的に経済的だと思うし、使い続けると味が出て、それは時間が作ってくれたものだから貴重だと思います」ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。40歳からは引き算 必要かどうかを吟味していく「あまり抱え込みすぎると動けなくなってしまいますよね。物理的なものも、荷物も、目に見えない人間関係も。ひとつずつ必要なのかどうかを吟味して、これはなくても生きていけると思ったら手放していく。人間関係も『狭く、深く』。ストレスを溜めるのは自分にとっても、相手にとってもよくないことだと思うので、見晴らしよく、無駄なことはしないでいいかなと思うようになりました」「もっとものを減らして、最後はものも人も、本当に大好きなものだけに囲まれて人生を終わりたい(笑)。台所も、最後は鍋一個だけあるのが理想です。自分が人生を終えたときに、なるべく周りの人が迷惑をしないで済むように、いいものがあればまた次に使ってくれる人も見つかってゴミにならずに済むと思うので、そういうことはもう考える時期かなと思います。40歳になるまでは足し算で、欲しいものを手に入れていたと思うんですけど、人生の折り返し地点を過ぎ、ここからは引き算でどんどん手放して、その分余白をいっぱい作りたいなって思うようになりましたね」自分の “五感” を大切にする強い意志を持って、規則正しい生活も心がけているという小川さん。なかなか同じようにするのは難しいかもしれませんが、最後に、もう少しシンプルに生活するためのアドバイスをいただきました。「週末はインターネットを見ない、夜中は返事を出さない、など自分の中で決めては? 自分でルールを作っても、そんなに大きな迷惑はかからないと思うんですよね。もしかしたら、誰か少しは返事を待つかもしれないけど、体調を崩す方がもっと大きな迷惑をかけるし、起き上がれなくなってしまうことの方が損失です。だから、メリハリは大事だと思いますね。ものも情報も溢れているので、自分でガードしないと溺れてしまいます。それから、自分が「これが好き、嫌い」という、すごく野生的な感情を大事にすること。頭だけで考えると、どうしてもいろいろなことを考えてしまいますが、五感だけで判断してもいいくらい。心地いい、この肌触りが好き、これに包まれていると安心する、という感性を大事にしていくと、少し楽になると思います。みんなそれぞれ感覚が違うので、人がいいと言っているからではなく、自分が感じることを大事にすると、ちょっとシンプルになるのかなと思いますね」 ▼五作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント <前編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。最新刊のエッセイ『これだけで、幸せ』(講談社)では、自身の驚くほどシンプルな暮らしと、それを実践するための29のルールを紹介し、そのライフスタイルも注目されています。そんな小川さんに、ものを手放すコツやシンプルに暮らすための方法について伺いました。シンプルな暮らしに目覚めた、モンゴルとドイツへの旅小川さんが現在のような暮らしを始めるようになったのは、6年ほど前に旅したモンゴルで、移動式の住居(ゲル)に滞在したことが大きかったのだといいます。「同じ時代なのに、全然違う生き方をしている人たちがいることは、本当に衝撃的でした。夏になると必要な荷物だけ持って移動するので、モンゴルの人たちはものを増やさないという意識が高く、鍋ひとつでお湯を沸かして、炒め物や煮物、何でも作るんです。そのやり方がシンプルで賢くて、それで十分という気がすごくしたんですよね」「自分がこれまで、いかに『お湯はやかんで沸かすもの、ごはんは炊飯器で炊くもの』という、決められた価値観に縛られていたかに気づきました。いつでも行きたいところに行けて、いろんなことができる、ものを持たない暮らしの方が本当は自由なんだって。気持ちの上では遊牧民のように、ものを持たずに身軽に生きていくというのが、自分の中のテーマになりました。もし災害にあったとき、生き残っていけるのはモンゴルの人たちの方だなと思うんです。何でも自分で直せたり、空模様で明日の天気がわかったり、ナビなしで地形を見て行きたい方向に行けたりと、知恵が豊富なんですよね。そういう人間力みたいなものを身につけたいと思いました」勇気を出して減らす。いいものは、長く使う。モンゴルの人たちは、“ものが持てないからではなく、自分の意思で持っていない”ことに気付かされ、ものを増やさないためには、自分で意識をしていかなくてはいけないと思ったのだそう。「“いらないものはいらない”と意識しないと増えてきてしまうんです。だから、断るのにはエネルギーはいりますが、自分が使わないと思ったらその時点で「結構です」とできるだけ言うように努力しています」同じように小川さんが大きな影響を受けたのが、毎年夏に過ごすようになったドイツ・ベルリン。そこでは、「いいものを長く使う」ことを学んだのだとか。「日本では、ものを安く買って壊れたら買い換える、といのうが主流。でもドイツでは最初にいいものを買って長く使い、壊れたら修理に出してまた使うというのが定着しています。いいものはそれなりにいいお値段がするので、買うときに考えるのですが、それもいいことだなと思います。自分のところに来たものに関しては、責任を持って大事に使うのがいいと思います」迷ったら保留箱へ。ものを手放すヒントそうしてものを厳選し、携帯電話すら持たなくなったという小川さん。ものを手放す秘訣は?「使わないで持っていることが、そのものにとっても、それを作った人にとっても一番悲しいことだし、失礼な気がします。やっぱり使われてこそだと思うんですね。私は相手が喜んでくれることが好き。だから値段などは考えないようにして、自分よりもっと上手く使ってくれる人がいるなら渡して、そのものがより気持ち良く使ってもらえたら幸せです。もちろん、すごく気に入って手に入れたけど使っていないもの、手放すことはできないものも結構あります。そういうものは保留にしておいて、時間をかけて別の使い方を探していくのも楽しいんです」「見立て」を待つ保留中の箱には、ここまで入れたらもう入れないというラインを決め、常にいっぱいにはせず、余白を設けるようにしているそう。そうして、小川さんが日々使う道具や生活用品は、「一生付き合いたい」ものばかりになりました。「一生付き合いたい」ものだけで、暮らすヒント「ものを選ぶときに、ゴールを決めることは必要だと思います。これでもういい、と思ったら、とことん繰り返し使うのが好き。たどり着いたものに関しては、あまり浮気はしないですね。引越をしたことも、いかに自分が無駄なものを溜め込んでいたかがわかる、いい機会でした」「来客が多く、以前は同じティーセットを6客欲しいと考えていましたが、ベルリンのカフェに行くと、ティーセットだけでなく、椅子や家具も古くてバラバラ。でもお店の人のセンスでバランスが取れていて。6人のお客さまに同じもので出さなくてもいいんだなって。年に数回のためだけに、スペースを取ることがすごく無駄だと気付くと、逆に同じもので揃えていることの方が変な感じがするようになりました」収納スペースの半分は空けるようにして、たっぷり隙間を作るという小川さん。1年に1回は見直し、全然使っていないものは場所を取るだけ、と考えて手放すのだといいます。「毎年夏は、ベルリンで普通の家を借りるのですが、すごくスッキリしているんですね。もちろん住環境がいいというのもありますが、それにしても必要なものしか置いていなくて。自分の家も、誰にでも貸せるような空間にしたいなと思います。それにはわかりやすくしておかなきゃいけないし、そうできたら理想ですね」モンゴルとドイツで目覚めた小川糸さんのシンプルな暮らし。<後編>は、もの、人との付き合い方、五感が喜ぶ環境づくりについて伺います。 ▼五感を大切に、必要なものを選ぶ作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント<後編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日「現代の名工」と称される職人達がいる。これは国が認めた「卓越技能者」に送られる表彰制度の通称であり、そのうちの一人がジュエリークラフトマンの首藤治氏だ。首藤氏は名古屋に店舗兼工房を構えながら、日本の名だたるジュエリーブランドのハイジュエリー作品を製作し続ける、まさしくジャパニーズジュエリー界における最高峰の技術を擁する一人。七宝や金、プラチナ、そして数々の宝石が織り成す美しい世界に思わず息を飲み、吸い込まれて目が離せなくなる不思議な魅力を持つ首藤氏の作品の数々。七宝で再現された葉の透き通るような瑞々しさ、葉脈までも表現する繊細な地金のライン。あるいは、まるで息遣いを感じるような動物達の愛らしいフォルムや瞳。作品はすべて表も裏も同じように緻密に細工が施され、どの角度から見ても優美な趣を感じられる構造となっている。どうしてここまで巧緻を極められるのだろうか。作品を生み出す首藤氏のジュエリーへの想いとは? またその発想を生み続ける首藤氏のルーツとは? 初の個展を行ったばかりの首藤氏に話を伺った。ー技術の素晴らしさはもちろん、一つのジュエリーにこれだけの力を注ぎ、美を追求する首藤さんの情熱はどこから生まれたものなのでしょうか?私は幼少時代から絵を描くことが大好きで、いつかは絵描きになりたいと思っていた程です。ただ、家業の都合もあり日々猛然と働くうちに、夢から遠のいていました。20歳になったときに「やはり美術の仕事に就きたい、自分の作りたいものを作れる道に進むしかない」と決意し、金属装身具制作の仕事に就きました。電話帳をめくっては電話をかけ、ようやく師となる岡村光也氏に出会えた。どうしてもここで働きたいとお願いして採用されました。鉛筆を削るテストなんかもありましたね(笑)。ー美術を一時は離れ、再び美術に立ち返った首藤さんがジュエリーに魅了されたのは何故でしょう?やはりジュエリーしかないと感じたのは、師匠である岡村氏の仕事ぶりや作品を見た時です。ー師との出会い、貴金属装身具制作の仕事は現在に大きな影響をもたらしているのですね。では、首藤さんの考えるジュエリーとは?流行に押されて同じようなものが大量生産され消費されてゆく、ジュエリーというのはそのような商業的なものではないと思っています。大切なのは身につける人の「その人らしさ」を表現すること。師である岡村氏から学んだことは「最後に笑顔になることをイメージしてつくる」という、作品に思いを込める大切さです。ジュエリーには、その人らしさを発揮させる力があると学びました。ーまさしく笑顔を引き出す作品ばかりです。これらを生み出すインスピレーションというのはどこからくるのでしょうか?生まれ育った熊本県阿蘇の大自然が原風景でしょうか。子どもの頃の景色を思い出して湧いてきたイメージを描きとめています。細かく見すぎないほうが思ったままを容にできる。たとえば動物なら、しぐさや表情は頭の中のイメージから直接デッサンに起こし制作しています。心がけているのは「優しさ」「品のよさ」「おしとやかさ」などが漂うようにということでしょうか。ー植物や動物の自然の営みを表した「ピクチャーシリーズ」や、貴石が煌めく「デコラティヴジュエリー」、アンティークな魅力の「クラシックジュエリー」など、趣向は違えどもすべての作品に通じる美しさがあります。首藤さんが考える美しさとは?どの作品でも根底にあるテーマは「静から動へ」。静止しているものが動き出すときの躍動感、放たれるエネルギーを表現し、見た人にそれを感じてもらう作品を作りたいと思っています。古くから使われる伝統技巧も用いますが、それは宝石をいかに美しく見せるかという方法を追求していくと自然と古代の技法に戻ってしまうから。やはり数千年にも渡り続いてきた技法は理にかなっているのだと思います。ただ、現代ならではの制約もあり、たとえば「プリカジュール」の葉の透け感を表すための七宝は、薄さを追求すると気泡が目立ち濁って見えてしまう。なのに、どうしてルネ・ラリックの作品はあんなに透き通って美しいのかと調べたら、現在では使用できない薬品が使われていました。そんな制約のある中で現代の技術、技巧を最大に生かした作品づくりに挑戦することも大切にしています。ー先日、生涯に一度だという個展「首藤治展~静から動への軌跡~」がイセタンサローネで開催されました(現在は終了)。いま、このタイミングで個展を行った気持ちはどんなものでしたか?いつかは個展を開きたいという気持ちでいました。ただ、商業的な個展を何度もやるものではないという考えもあり、一生に一度、自分の道が定まったときに行いたいという思いもありました。20歳でこの道に入って40年、還暦という区切りもありましたね。昔の作品を振り返ると、それぞれ満足ではありますが、今ならこうするとか、やりすぎたところや足りないところが見えてくるものです。ー首藤さんの工房では若手職人の育成にも力を注がれています。どのような思いでお弟子さん達と向き合っているのでしょう?若手育成というと大仰ですが、「全てを隠さず教えよう」というのが私の考えです。見て覚える昔の時代なら習得まで10年かかったことも、いまのように説明しながら教えれば3年でできるようになるでしょう。しかし、何より大切なのは技術と同時に「心」も教えることです。技術が成熟していても、心のないジュエリーは、“作っては売る商業的なジュエリー”と同じで人の心にも手元にも残りません。「心」を教えることを意識しながら、弟子達の目線にまで降りて一緒に「どう感じるか」を考えています。優しく、時には厳しく「飴、飴、鞭」で接しています(笑)。ー最高峰の技術を持ちながら、次の世代の職人に技や心を伝えようという熱意はどこから湧いて来るのでしょう?私自身、師の教えから現在の基礎をつくり、その後2代目の元から独立していつか認められるまで頑張ろうとしてきました。続けるうちにようやく、師匠がやりたかったこと、言いたかったことが分かるようになった。若い職人達も育ってきて、今はチームでスクラムを組んで作品作りに向き合っている状態です。私が彼らと共に、世に作品を出すことでその教えを繋いでいけると思っています。そして、若い職人達にも技術と心が生み出す「これだ!」という表現を身につけてほしいと願っています。【プロフィール】首藤 治(しゅどう おさむ)1955年熊本県生まれ。1975年より故・岡村光也氏に従事。1984年に国家技能検定一級技能士を取得し1986年名古屋にジュエリークラフトシュドウ開業。その後も第12回一級技能士全国大会「技能グランプリ」金メダル及び労働大臣賞受賞や卓越技能者表彰(現代の名工)など数々の受賞歴がある。2015年秋の黄綬褒章受章。アイビーファッションVANのコレクターという一面のほか、幼少期から犬や鳩、カエルなどを飼う動物好き。現在の愛犬はペコちゃんとゴマちゃん
2015年12月16日この秋、黄綬褒章を受章した現代の名工・首藤治氏が自身の還暦を記念し、六本木・東京ミッドタウン内にあるイセタンサローネで2日から8日まで個展を行う。「還暦の年に生涯に一度の個展をしたいと長年考えていた」という首藤氏。この個展を「首藤治展ー静から動への軌跡ー」と題し、新作17点に加え、個人蔵の作品も含めたアーカイブ作品29点を展示及び一部販売する。首藤氏は日本のハイジュエリーブランドの逸品を多く手がける、知る人ぞ知る現代の名工であり、作品を長年待ち続けるファンも多い。国家技能検定一級技能士でもあり、「技能グランプリ」全国大会での金メダル・大臣賞受賞という圧倒的な技術力を誇る。その作品は、流れるような葉のモチーフなど自然の営みをモチーフにした「ピクチャーシリーズ」、細かなパーツを一つ一つ組み立てる楽器シリーズ、愛らしい表情の動物をモチーフにしたものなど多岐に渡る。宝石や地金といった素材のもつ輝きを引き出しつつ、細やかな表情を導く精巧なつくりは、首藤氏以外では実現できないといわれるほど。緻密で技術が詰まる崇高な美術品でありながらもどこか優しく、首藤氏の想いや人柄が伝わる。同展では、実際に購入できる作品の他、個人蔵の作品もオーナーから借り受けて展示。約50点が一同に会する初の大型展示会であり、首藤氏が還暦を迎えた節目となる今、これまでの軌跡を辿るという趣向。首藤氏が美意識をつきつめたコレクションの数々は、一見する価値あり。ジャパニーズジュエリーの細やかな手仕事の魅力を存分に味わえるこの機会にぜひ足を運んでほしい。同時期イセタンサローネでは、フランク ミュラー(FRANCK MULLER)が手がけるテーブルウェアコレクション「フランク ミュラー フューチャーホーム」や、クロエ(Chloe)のクリスマスエクスクルーシブコレクションなど、ホリデーシーズンを華やかに彩る企画が目白押し。美しいものに包まれた空間で贅沢な気分に浸るのはいかがだろう。【イベント情報】「首藤治展ー静から動への軌跡ー」会場:東京ミッドタウンイセタンサローネ2階住所:東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン・ガレリア1階・2階会期:12月2日から8日営業時間:11:00~21:00
2015年12月01日京都府・中京区の京都文化博物館は、縦横無尽に生きた画家・小川千甕の特別展「小川千甕展 縦横無尽に生きる~彼は、仏画師・洋画家・漫画家・日本画家だった。」を開催する。会期は12月8日~2016年1月31日(12月28日~1月4日・月曜休館、ただし祝日の場合は開館し翌日休館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は19:30まで)。入場料は一般1,000円、高校・大学生700円、小・中学生400円。同展は、個人コレクションを中心に、初期から晩年に至る千甕の代表作約140点、仏画、スケッチ、書簡などの資料類を展示、その芸術を紹介する回顧展。小川千甕(1882-1971 本名・多三郎)は、京都の書店「柳枝軒」の家に生まれ、15歳で仏画師に師事するかたわら、浅井忠に洋画を学び、同じ浅井門下の千種掃雲、芝千秋らと丙午画会に参加、新傾向の日本画を描いた。同時期に京都市立陶磁器試験場の絵付け技手となったことをきっかけに「千甕」(せんよう・ちかめ)と号している。その後「ホトトギス」、「太陽」誌等に挿絵や漫画を発表し、大正4年には日本画家として平福百穂、小川芋銭、森田恒友らと珊瑚会に参加、大正10年からは院展日本画部にも続けて入選を果たした。昭和期には個展も多く開催し、昭和46年に90歳で没するまで、精力的な活動を続けたという。千甕は、浅井塾での平明な鉛筆画・水彩画にはじまり、大正期には各地を旅しながら、柔らかな色調で田園風俗を日本画にした画家で、昭和期には、墨を生かした独自の風景画へと展開、戦後には自讃を配したダイナミックな文人画で知られている。これらの作品は、近代における洋画と日本画、美術と文芸などの問題を考える上で重要な位置にあるという。力みのない朗らかな作風は、個性重視の近代にあって異色であり、画壇にとらわれずに自由な立場を貫いた、千甕の独自の哲学を示すものだということだ。そのほか、関連イベントとして、レクチャー「よくわかる小川千甕入門」(12月12日10:30~12:00)、特別講演会「小川千甕の魅力」(2016年1月9日10:30~12:00)が開催される。いずれも申し込み不要、先着順となる。また、学芸員によるギャラリー・トークが開催される。開催日は12月18日、12月19日、2016年1月16日、1月22日、1月23日。金曜日は18:00から、土曜日は14:00から30分程度行われる。
2015年10月21日小川珈琲は9月1日、「小川珈琲店 有機珈琲」5品を全国で発売する。「小川珈琲店 有機珈琲 カフェインレス モカ 粉 170G」(税別980円)は、水を用いてカフェインを97%以上カットしたコーヒー豆を使用。エチオピア モカの甘い香りを生かし、調和のとれた味わいに仕上げたとのこと。「小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド 豆 170G」(税込820円)は、ペルー、メキシコ、ブラジル、ホンジュラス、インドネシアの豆をブレンドしたコーヒー。酸味と苦味のバランスがとれた味わいになっている。1杯ずつ手軽に楽しめるドリップバッグ「小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド ドリップコーヒー 7杯分」(税別500円)も同時発売。「小川珈琲店 有機珈琲 フェアトレードモカブレンド ドリップコーヒー 7杯分」(税別500円)は、モカのフルーティーな香りを生かして、すっきりとした味わいに仕上げている。ドリップバッグのアソートセット「小川珈琲店 有機珈琲 コレクション ドリップコーヒー 10杯分」(税別720円)には、「オリジナルブレンド」「フェアトレードモカブレンド」「バードフレンドリーブレンド」を詰め合わせた。
2015年08月27日オサムグッズを生み出したイラストレーターの原田治によるエキシビジョン「OSAMU GOODS TRIBUTE」が、8月28日から9月16日まで東京・原宿のトーキョー カルチャート by ビームスにて開催される。80年代から90年代に日本中のティーンエイジャーから絶大な人気を集めたオサムグッズ。弁当箱やマグカップ、バッグ、傘、キーリングなど、シンプルな線で描かれたユーモラスなキャラクターが描かれた様々なアイテムが展開されていた。同イベントでは、古き良きアメリカへの憧憬が反映されたレトロなデザインの空間に、過去のアーカイブからピックアップされた貴重なオサムグッズの数々を紹介。同時に、イラストレーションなど平面作品も展示される。また、原田治に影響を受けた、または原田作品のファンであったデザイナーやイラストレーターによる“原田治リスペクトTシャツ”も販売される。その他、8月28日の18時から20時までは、作家を招いたレセプションパーティーを開催。9月13日の15時から17時までは、原田治本人に加え、「Groovisions」の伊藤弘と「OVERHEAT MUSIC」の石井志津男を交えたトークセッションも行われる。【イベント情報】「OSAMU GOODS TRIBUTE」会場:トーキョー カルチャート by ビームス住所:東京都渋谷区神宮前3-24-7 3階会期:8月28日~9月16日時間:11:00~20:00(最終日は18:00まで)休館日:木曜日入場無料
2015年08月17日