月9ドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」が、7月17日(月)に30分拡大で放送スタートし、平均視聴率が16.3%の高視聴率を記録したことが分かった。(関東地区)また早くも22日(土)には、この第1話が再放送されることも決定。加えて「FOD」、「+7」では第1話が無料配信中となっており、見逃してしまった人も視聴することができるようだ。山下智久を始め、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介らが再集結し、7年ぶりの新シーズンとなる本作。新シーズンでは、1st、2ndシーズンでフライトドクター候補生(フェロー)だった4人が、キャリアを積んで仕事でもプライベートでも自分の人生と向き合い始める年代に達し、それぞれの道を歩みだしていた5人の“新たな局面”が描かれる。前2作が人気シリーズだったため、今作も放送前からその注目度は高かったが、注目の初回放送では、救命救急センターを離れ産婦人科医となった緋山(戸田さん)、脳外科医となった藍沢(山下さん)が再び救命救急センターに復帰するまでのストーリーが描かれた。また、本作では新たにフェローとして、「Hey! Say! JUMP」有岡大貴、成田凌、新木優子、フライトナース役で馬場ふみかが登場し、新人フェローのダメダメぶり、そして各登場人物たちの苦悩も映し出された。そんな大注目の第1話とあって、関東地区の平均視聴率は16.3%の高視聴率でスタート。また、札幌地区では23.0%、名古屋地区では22.0%、静岡地区で20.8%とFNS系列各局でも高視聴率を記録している(いずれもビデオリサーチ調べ)。中でも、七夕祭りの山車が民家に激突し、多数の負傷者が出た悲惨な事故現場にて、藍沢が事故現場で救った子どもをドクターヘリで搬送し病院に運び込み、子どもの父と語る、迫力と感動にあふれたシーンは、瞬間最高視聴率18.5%を獲得した。そして気になる次週の第2話は15分拡大で放送。月9初出演となる若手女優・古畑星夏が、自身初の“ワケあり”妊婦役で出演する。白石恵(新垣さん)と藍沢のフェローへの指導方針などを巡るぶつかり合いが展開される中、開放骨折で救急搬送されてくる患者・宮本望海役で登場する。実は17歳の望海は妊娠しており、父の勉(平山祐介)からは大反対されるも望海は「産みたい」という思いを強めていて…という役どころだ。『人狼ゲーム ラヴァーズ』で映画初主演を飾り、『銀魂』『東京喰種トーキョーグール』など話題作に続々出演し、ティーンを中心に熱い支持を得ている古畑さん。今回の役を演じ終えた彼女は、「望海はなかなかファンキーな子かな?とも思うのですが、父親に似て不器用で強がりだけど、本当はとても芯のある子だと思います」と役柄についてコメント。また、自分自身では経験したことのない“妊婦役”ということで、「実際に経験したことのある方に話を聞いたりしました。そういったことから知った感情を大切にしながら演じました」と役作りについても明かした。そしてこの親子のほかにも“妊娠”で悩んでいる人が…。第1話で、冴島はるか(比嘉さん)の懐妊を知った藤川(浅利さん)。しかし、本人から話してくれないため聞くこともできずに思い悩んでいた。そして藤川は、そのことをうっかり白石や緋山に話してしまう。そこには藍沢もいた…。一方、藍沢は人体模型を使って胸腔ドレーンの練習をする横峯(新木さん)を見つけ、ICUに連れていく。意識がない患者を最高の練習台と語り練習を促す藍沢の考え方についていけず、横峯はついに泣き出してしまう。傍では灰谷俊平(成田さん)が震える腕を必死で押さえているなど白石は救命センターの現状に頭を抱えてしまう。ギスギスした師弟関係のまま、ドクターヘリ要請を受けた藍沢と横峯は現場へ。マリーナでクレーンによって吊られた船が落下して、親子3人が怪我をしたらしい。機内で緊張する横峯に、藍沢は3人全員の処置を任せると言い放ち…という展開に。前シーズン以上に臨場感、スピード感、迫力に溢れる「コード・ブルー」。今後のストーリー展開にも期待したい。「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」は毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年07月18日玉木宏がキャリアの警察署長でありながら自ら街に出て事件を解決する“平成版遠山の金さん”を演じるドラマ「キャリア~掟破りの警察署長~」が、10月9日(日)今夜からフジテレビ系でスタートする。これまでも「ギルティ 悪魔と契約した女」や「砂の器」で刑事役を経験、先日放送の「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」では検事を演じたこともある玉木さんが、今作で演じるのはその名も“遠山金志郎”。ひょうひょうとしていて変わり者だが、情の厚さを持ち、救いを求める人を助けるため声をあげることのできない被害者に寄り添い、悪を成敗する市民のヒーローという、これまでの刑事役とは一風変わった役どころだ。市民から身近な存在でありたいと、街で出会った人々にも気軽に話しかけていく遠山は、街では警察署長とは思われない服装のため誰からも署長だと思われず、何事も自分の目で確かめないと気が済まない性格のため、捜査員たちは気付かない一見関係なさそうな意外な事柄からも事件解決の糸口を見いだしていくというキャラクター。もちろん遠山の現場の常識に当てはまらない捜査は他の捜査員たちから迷惑がられ、対立は深まるばかりだ。そんな遠山を取り巻く登場人物には、雑用ばかりを押し付けられ、早く認められたいともがくノンキャリアの新人刑事・相川実里を瀧本美織が、叩き上げで係長のポストに上り詰めた完全なる現場主義者でキャリアに対する反発心が強い南洋三を高嶋政宏。さらに刑事課の刑事として白洲迅、半海一晃、勝矢、平山祐介。遠山に憧れる警官役で松本岳。遠山が署長となる北町署の副署長・半田順二に柳沢慎吾。その他遠山のヨガの先生・加納理香を知花くららが、キャリアの警視監・長下部晋介を近藤正臣が演じる。第1話では、入庁後初の現場の所信表明で遠山が警察は“市民の味方”だと強調するも、南洋三らたたき上げのノンキャリアの刑事たちは気に食わない。南や相川実里ら現場の捜査員が連続強盗殺人事件の会議をしているところに遠山がやってきて“見過ごせない事件”があるという。それは被害通報件数1位の落書き。南らが捜査協力を拒否した結果、遠山は実里と落書き犯の行方を追うことになる。しかしその落書きには意外なメッセージが隠されていて…というストーリーが展開。殺人、窃盗のような事件からストーカーやいじめ、隣人トラブルまで市民のまわりで起こるさまざまな事件に大小はない。市民に寄り添おうとする現代の“遠山の金さん”の活躍ぶりに期待だ。「キャリア~掟破りの警察署長~」は、10月9日(日)21時~フジテレビにて放送開始。初回15分拡大。(笠緒)
2016年10月09日生田斗真が主演を務める大友啓史監督の新作『秘密 THE TOP SECRET』の3夜連続舞台あいさつの第2夜が19日に都内で行われ、大友監督とキャストの大森南朋、平山祐介が登場した。3夜連続舞台あいさつ/その他の写真本作は、死んだ人間の脳から“過去の記憶”を映像化できるMRIスキャナーを使って事件を解明する特殊脳内捜査チーム、通称=第九のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件に隠された真実と真犯人に迫っていく様を描くミステリー・エンタテインメント。大森は映画オリジナルキャラクターの刑事・眞鍋を、平山は第九の副室長・岡部を演じている。「生田斗真くんじゃなくてすみません!」と笑顔であいさつした大森は「わりと感情的でエキセントリックな役ということで、普段からテンションを高めに行きました。この映画の中で、異質な存在になるだろうというのは意図して、監督と役を作っていきました」と撮影を振り返る。一方、共同で脚本も手がけた大友監督は「『ハゲタカ』以来、物語のキーになる役には必ず大森さんを呼んでいる」と言い、「原作が強烈な分、映画を撮るときはある程度、自由になることも必要だと思うんです。そのための試金石のような役割を担ってくれたのが眞鍋という役だった」と解説した。また「今まで、こういう大人しい役を演じたことがなかったので、試行錯誤しました」という平山は、室長の蒔を見守る役どろを演じているが「スタジオで撮影をしているときに、大友監督から、『いつも(演技を)見てるからね』と言われたときはドキッとして怖いな、と思いました」と笑顔を見せた。本作は、ミステリー、SF的な設定、人間の心の奥底に眠る秘密など様々な要素が凝縮され、細部に様々な仕掛けが施されているそうで、大友監督は「この映画は、最初見ると驚いちゃうと思うんですよ。なので、そういう細かい所に行くまで時間がかかると思うんですが、様々な記号をちりばめているので、そういうのを発見してもらえると嬉しいです。そして、登場人物とともにお客さんも映画の世界に巻き込まれてほしいと思います」と語った。『秘密 THE TOP SECRET』公開中
2016年08月20日清水玲子による衝撃のミステリーコミックを実写化した『秘密 THE TOP SECRET』の公開記念トークイベントが8月19日(金)、東京・新宿ピカデリーで行われ、出演者の大森南朋と平山祐介、大友啓史監督が登壇した。被害者の脳に残った記憶をスキャンする「脳内捜査」を専門とする警察庁の特別機関「第九」の捜査官たちが、精神崩壊の危険にさらされながら、迷宮入り事件の真相を暴き出す。大森さんが演じるのは、脳内捜査に嫌悪感を抱きながら、一家惨殺事件の捜査にあたる熱血刑事の眞鍋駿介。本作には生田斗真、岡田将生、松坂桃李らイケメンが顔を揃えており、「カッコいい3人に負けない中年くささが出せれば」と自身の“ポジション”について語り、「大友監督とは『龍馬伝』以来。やっと、またお仕事できた」と再タッグに喜びを噛みしめた。映画オリジナルのキャラクターである眞鍋を登場させた意図について、大友監督は「第九は捜査権がない設定なので、誰かが外で動かないといけないし、脳内捜査に対して批評的な立場の人物が必要だった。物語をひっかき回すトリックスター的な存在。ヘビーな原作から自由になる試金石になった」と説明。「大森さんは『ハゲタカ』の頃から、物語のキーポイントになってくれている」と全幅の信頼を寄せていた。トークイベントに飛び入り参加した平山さんは、物語のカギを握る謎の少女・絹子(きぬこ)のことを「きのこ」と言い間違える、お茶目な一面を見せていた。『秘密 THE TOP SECRET』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月20日アーティストの平山昌尚による個展「ゲーム|Game」が、7月16日から8月14日まで東京・目白にあるタリオンギャラリー(TALION GALLERY)にて開催される。平山昌尚は、黒ペンと紙などありふれた道具を用いて、寓意とセンチメント、記号的なおかしみと仕掛けに満ちたドローイング作品を継続的に制作しているアーティスト。国内外で展覧会を開催しており、アートブックも多数出版している。同展ではトランプ、なぞなぞ、すごろく、迷路など、ゲームとして一般的に親しまれているものや、カラスのゴミ漁り、エイプリルフールに付く嘘など、日常のささいな場面や出来事からインスピレーションを得て制作された作品の数々を展示。ユーモアと無意味さ、ルールや拡張性をテーマに、アクリル絵具も用いて描かれた新作のドローイングと立体作品が登場する予定だ。【イベント情報】「ゲーム|Game」会場:タリオンギャラリー住所:東京都豊島区目白2-2-1地下1階会期:7月16日~8月14日時間:11:00~19:00定休日:月・火曜日、祝日
2016年06月26日生田斗真主演の映画『秘密 THE TOP SECRET』(8月6日公開)のレッドカーペットイベント、及び完成披露試写会が22日に行われ、生田、岡田将生、松坂桃李、栗山千明、織田梨沙、椎名桔平、大森南朋、大倉孝二、木南晴夏、平山祐介、大友啓史監督が登場した。新宿のど真ん中設置されたレッドカーペットには豪華俳優陣がずらりと並ぶと、抽選に当たった観客だけでなく近隣のビルからも大きな歓声があがった。ファンやインタビューとじっくり交流を図り、その後のトークセッションの時間がほとんどなくなってしまったほどだった。生田は「こんな新宿のど真ん中を堂々と歩かせていただいて、嬉しく思っています」と興奮。岡田は「緊張しちゃって汗がすごいんですけど……」と恐縮した様子を見せ、松坂は「新鮮でしたね。岡田将生くんと一緒に歩けたのも僕は良かったですね」と喜びを語った。完成披露試写会では、生田が「先ほど新宿の街を練り歩いてきました。岡田将生くんは緊張しすぎて、耳の裏をずーっとかいていたので、耳が真っ赤です」と暴露すると、岡田が顔を覆って恥ずかしがる一幕も。岡田は「本当に骨太な作品になっているので、楽しんでください」と作品について語りながら、最後に「耳が赤くてすみません」と謝罪した。同作は清水玲子原作の少女漫画『秘密』を映画化した近未来サスペンス。死んだ人間の脳をスキャンして事件を解決する警視庁科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」の室長・薪剛を生田、薪の部下となる捜査官・青木一行を岡田、薪の理解者で故人となった捜査官・鈴木克洋を松坂が演じる。
2016年06月23日俳優・生田斗真が22日、都内で行われた主演映画『秘密 THE TOP SECRET』(8月6日公開)のレッドカーペットイベント、及び完成披露舞台挨拶に登場。イベントには、共演者の岡田将生、松坂桃李、栗山千明、織田梨沙、椎名桔平、大森南朋、大倉孝二、木南晴夏、平山祐介、大友啓史監督も出席した。同作は清水玲子原作の少女漫画『秘密』を映画化した近未来サスペンス。死んだ人間の脳をスキャンして事件を解決する警視庁科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」の室長・薪剛を生田、薪の部下となる捜査官・青木一行を岡田、薪の理解者で故人となった捜査官・鈴木克洋を松坂が演じる。作品名にちなんで、自分が知っている共演者の"秘密"を聞かれた生田は「取材とかで絶対『お互いの秘密はありますか』と聞かれるんですね。なので、岡田くんと松坂くんと3人で食事に行った時に『斗真くんの言っていい秘密を教えてください』と言われて3人でずっと話して、秘密暴露大会みたいになりました」と、食事会の様子を語った。しかし生田は「そんなこと言っていいの!? というくらいの秘密もたくさんもらったんですけど、言えるのが1つもなくて……」と言いよどみ、結局「私ごとなんですけど……」と自分の秘密を話し始めた。生田が「僕、ジャニーズ事務所って会社に所属していまして、俳優だけをやってCDデビューをしていないというふうに言われてるんですけど、実はCD出してます」と明かすと、会場は驚きに包まれた。生田は「『天才てれびくん』(NHK)という番組でバンドを組んで、CDを出していて。僕のことを昔から追いかけてくれていた人は知ってくれてると思うんですけど」と説明。「ストロベリーパフェ」というバンド名で、ギターを担当し、視聴者プレゼント用のCDが作成されていた。思わぬ"秘密"に、共演者陣も興味深そうに聞き入っていた。
2016年06月22日俳優の生田斗真が6月22日(水)、都内で行われた主演作『秘密 THE TOP SECRET』の完成披露試写会に出席。過去にテレビ番組の企画として、「ストロベリーパフェ」名義でCDデビューしていた“秘密”を告白し「別に隠していたわけじゃないですけど」と照れ笑いを浮かべた。清水玲子によるミステリーコミックを原作に、被害者の脳に残った記憶をスキャンする「脳内捜査」を専門とする警察庁の特別機関「第九」の捜査官たちが、精神崩壊の危険にさらされながら、迷宮入り事件の真相を暴き出す。新宿ピカデリーで行われた舞台挨拶には、生田さんをはじめ、岡田将生、松坂桃李、織田梨沙、栗山千明、椎名桔平、大森南朋、大倉孝二、木南晴夏、平山祐介、大友啓史監督が出席した。「なかなか近頃見たことがない映画になっています。見終わった後は、ちょっと人生変わっちゃうかもしれないので、ぜひ覚悟してご覧ください」と観客に“挑戦状”を叩きつけた生田さん。自身にとっても、本作で演じる主人公の薪剛は新境地だといい、「大友監督から『ぜひ新しい生田斗真を見せてくれ』とはっぱをかけていただいた。それにここにいる皆さんが、キャラクターを広げてくださった…って真面目かっ!」と笑いを交え、監督とキャストに感謝を伝えた。日本での封切りを前に、韓国、台湾、中国、フィリピンでの配給が決まっている本作。7月14日(現地時間)からカナダのモントリオールで開催される「第20回ファンタジア国際映画祭」コンペティション部門への出品も決定している。大友監督にとっては2年前、『るろうに剣心 京都大火編』が同映画祭の観客賞銅賞を受賞している縁深い国際舞台で、「現地はフランス文化圏なので、異文化への理解も深いし、日本映画のファンも多い。海外の皆さんに、どんな風に受け入れられるか非常に楽しみです」と期待に胸を踊らせた。『秘密THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月22日禁断の脳内捜査をテーマにしたサスペンス大作『秘密 THE TOP SECRET』のレッドカーペットセレモニー&完成披露試写会が6月22日、東京・新宿モア四番街及び新宿ピカデリーで開催され、生田斗真、岡田将生、松坂桃李、織田梨沙、栗山千明、椎名桔平、大森南朋、大倉孝二、木南晴夏、平山祐介、大友啓史監督が出席した。その他の写真原作は清水玲子の人気コミック。死んだ人間の脳からスキャンした“過去の記憶”を頼りに、事件を捜査する第九のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件の真相に迫る。すでに韓国、台湾、中国、フィリピンでの配給が決定しているほか、7月14日からカナダのモントリオールで開催される第20回ファンタジア国際映画祭・コンペティション部門への出品も決定している。同映画祭では2年前に、大友監督の『るろうに剣心 京都大火編』が観客賞銅賞を受賞しており、大友監督は「現地はフランス文化圏で、異文化への理解も深い。日本映画のファンも多いし、どんな風に受け入れられるか非常に楽しみ」と期待を寄せた。主演を務める生田は、「近頃、なかなか見たことがない映画になっている。見終わると、ちょっと人生変わっちゃうと思うので、覚悟して」と不敵な笑み。念願だった大友監督との初タッグが実現し、「クランクインする前から、『ぜひ新しい生田斗真を見せてくれ』とはっぱをかけてくださった。ここにいる皆さんがキャラクターを広げてくださった」と感謝を示した。共演する岡田は「とても骨太な作品で、きっと満足してもらえるはず。俳優として、貴重な体験をさせていただき、120%の力で演じきることができた」と強い手応え。松坂は「カットがかかるたび、ここまでグッタリするには初めて。現場の熱量がすごかった」と振り返った。『秘密 THE TOP SECRET』8月6日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年06月22日人気コミックを実写化した『秘密 THE TOP SECRET』のレッドカーペットセレモニーが6月22日(水)、東京・新宿モア四番街で行われ、生田斗真、岡田将生、松坂桃李、織田梨沙、栗山千明、椎名桔平、大森南朋、大倉孝二、木南晴夏、平山祐介、大友啓史監督が登場した。清水玲子によるミステリーコミックを原作に、被害者の脳に残った記憶をスキャンする「脳内捜査」を専門とする警察庁の特別機関「第九」の捜査官たちが、精神崩壊の危険にさらされながら、迷宮入り事件の真相を暴き出す。主人公である第九室長・薪剛を演じる生田さんをはじめ、岡田さん&松坂さんの「ゆとりですがなにか」コンビ、本作で鮮烈な映画デビューを飾った織田さん、日本を代表するクールビューティーの栗山さんら超豪華なキャスト陣&監督総勢11名の“新宿降臨”に、駆けつけたファンや街ゆく人々は大興奮だった。<生田斗真>新宿のど真ん中にレッドカーペットを敷いていただき、歩かせていただき、光栄です。雨が降らなかったのも、皆さんのおかげです。<岡田将生>楽しく歩かせていただけました。緊張して、汗がすごいですけど(笑)。<松坂桃李>新鮮なイベントですし、岡田将生くんと歩けたのも良かったですね。緊張?しましたね。ふわっとした気持ちです。『秘密THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月22日蝶の羽ばたきのような些細なことが大きな出来事を引き起こすことをバタフライ効果という。平山瑞穂さんの新作『バタフライ』のタイトルの意味は、そこにある。「自分のなんでもない行動が誰かの人生に影響を与えているのに、本人はまったく自覚していない。自分たちの日常にもそういうことが起こっているのではないか、という発想がはじまりでした」本作はたった1日の間に、いろんな人の行動が重なって思わぬ出来事が起きる過程を描いた群像劇。登場するのは継父を憎む女子中学生、不登校の少年、正義感の強い元教師の老人、上司に不満を持つOL、小さな工務店の2代目社長、ネットカフェで暮らす青年…。「事実上の主人公は中学生の2人。この年頃は自意識が芽生えているのに自分の力では何もできず、虐げられやすい立場にいる。そこで苦しんでいる子たちは結構いるのではないかと思い、彼らが救われるように描きたかったんです」他の登場人物は、最終的に起きる事件から逆算して生み出したという。彼らの一本の電話が、路上での会話が、公園でのやりとりが、ある出来事を引き起こす。といってもみな駒のように配置されているのではなく、一人一人の事情が奥行きとリアリティを持って描かれているのが魅力。「結局いちばん書きたいのは個々の人間とその人生模様。そこは手抜きをしなかったつもりです。頑張っているのに納得のいく人生を送れていない人ばかりになったのは、意図したことではありません。自分が潜在的に、そういう人たちを書きたかったんだと思います」また、バタフライ効果という仕掛けについては、あるルールを設けた。「一人の人物が何度も少年たちの人生に関わるのは話ができすぎていますよね。ですから一人が2回以上、事件に結びつく役割を果たすことはしない、と決めました」すべてを知るのは作者と読者のみ。全員が幸せになるわけではないが、「いつもその人物の人生の一部を切り取っているにすぎない、と意識して書いています。そのなかで、いい方に向かっていくことが描けたら」あなたも日常のなかで、誰かの人生を変えているかもしれない。そう実感できる一冊だ。◇中学生の七海は、母親の再婚相手から性的虐待を受け苦しんでいた。彼女が心許せるのは、オンラインゲームのチャット相手で…。幻冬舎1500円◇ひらやま・みずほ作家。1968年生まれ。’04年『ラス・マンチャス通信』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著作に『あの日の僕らにさよなら』『忘れないと誓ったぼくがいた』など。※『anan』2016年3月2日号より。写真・岡本あゆみ(平山さん)森山祐子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2016年02月29日俳優・綾野剛が、産婦人科医と天才ピアニストという2つの顔を持つ役柄を演じることで話題のTBS10月期の金曜ドラマ「コウノドリ」。この度、第1話のメインゲストに朝ドラや数々の映画に出演する若手女優・清水富美加が妊婦役で出演することが明らかになった。都内のとあるライブハウスでは、謎の天才ピアニスト「BABY」がライブ演奏中。だが、開演10分でライブは突如終了してしまう。「BABY」の正体は、ペルソナ総合医療センターの産科医・鴻鳥サクラ(綾野剛)。実は、妊婦の救急受け入れ要請の連絡が入り、戸惑う新米産科医の下屋(松岡茉優)が彼を呼び出していたのだ。受け入れ要請の妊婦・夏希(清水富美加)は、産科検診を受けず妊娠週数も不明の「未受診妊婦」。極めてリスクが高い患者ながら、サクラは「未受診なのは母親のせいで、お腹の赤ちゃんに罪はない」と、新生児科にも受け入れ体制を組むように要請。新生児科のリーダー・今橋(大森南朋)が、躊躇する新米新生児科医の白川(坂口健太郎)らを抑えて受け入れを決め、ベテラン助産師の小松(吉田羊)も駆けつける。果たして、緊急搬送された未受診妊婦・夏希は無事に出産できるのか――。講談社「モーニング」で連載中の人気漫画を原作に、『ビリギャル』で大ヒットを飛ばした土井裕泰が監督を務める。キャストには単独初主演となる綾野さんをはじめ、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、平山祐介、清野菜名、豊本明長(「東京03」)、浅野和之、江口のりこ、山口紗弥加、星野源、大森南朋と最旬俳優からベテランまで顔を揃えている。今回ゲスト出演する清水さんが演じるのは、妊娠をしてから一度も病院の健診を受けてこなかった“未受診妊婦”矢野夏希。NHK連続テレビ小説「まれ」の主人公の親友・蔵本一子役で出演しているほか「となりの関くんとるみちゃんの事象」(MBS・TBS)などさまざまな役に挑戦する清水さんだが、妊婦役は今回が初めて。清水さんは役柄について「自信はまったくないのですが、自分が演じることができるならこのドラマを見た人たちが子どもを作るということはどういうことなのか、子どもを産むということの大変さを少しでも伝えられたらいいなと思いました」と真摯にコメント。本作のプロデューサーを務める峠田浩は「清水さんは、どんなシーンでも、自らの居場所をそこに作ることができる女優さんだと思います。何よりその存在感に惚れてオファーしました」と起用理由を話す。「清水さんと言えば、屈託のない笑顔をまず思い出しますが、同時に憂いや悲しみの目もすごく印象的で、その振り幅が今回の矢野夏希に深みを出していただけると思っています」と語った。「コウノドリ」は10月16日(金)22時よりTBSにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年09月15日綾野剛が、講談社「モーニング」で連載中の人気漫画を原作にしたTBS10月期の金曜ドラマ「コウノドリ」で、連続ドラマ単独初主演を果たすことが決定。あるときは冷静な判断力を持ち患者に寄り添う産婦人科医、またあるときは、情熱的で謎多き天才ピアニストという2つの顔を持つ、ミステリアスな役柄を演じることが分かった。都内のとあるライブハウスでは、謎の天才ピアニスト「BABY」がライブ演奏中。だが、開演10分でライブは突如終了してしまう。「BABY」の正体は、ペルソナ総合医療センターの産科医・鴻鳥サクラ(綾野剛)。実は、妊婦の救急受け入れ要請の連絡が入り、戸惑う新米産科医の下屋(松岡茉優)が彼を呼び出していたのだ。その妊婦は、一度も妊婦検診を受けておらず、妊娠週数も不明のいわゆる「未受診妊婦」。極めてリスクが高い患者ながら、サクラは「未受診なのは母親のせいで、お腹の赤ちゃんに罪はない」と、新生児科にも受け入れ体制を組むように要請。新生児科のリーダー・今橋(大森南朋)が、躊躇する新米新生児科医の白川(坂口健太郎)らを抑えて受け入れを決め、ベテラン助産師の小松(吉田羊)も駆けつける。果たして、緊急搬送された未受診妊婦・夏希は無事に出産できるのか――。赤ちゃんが無事に生まれてくることは当然ではなく、実は妊娠・出産にはさまざまなリスクやアクシデントがあること、無事に赤ちゃんが生まれてくることは奇跡の連続であること、そして“命”の現場には、さまざまな葛藤があること…。こうした“命”に関わる奇跡の物語と、主人公が属する産婦人科に加え、新生児科、小児科、救命救急、病院外のスタッフなど、チーム医療で“命が誕生する現場”に関わる人たちを丁寧に描き出していく医療ヒューマンドラマとなる本作。原作は、1児の父である鈴ノ木ユウが、わが子の出産を通して知ったリアルな産科医療の現場を描き、男性誌では異色の産婦人科が舞台でありながら、コミック累計部数100万部を超えるヒット作に。監督を、今年『ビリギャル』で大ヒットを飛ばした土井裕泰が務めている。主演は、『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』『天空の蜂』『ピース オブ ケイク』と、幅広い役柄を演じ分ける若手実力派にして、意外にも本作が連ドラ単独初主演となる綾野さん。彼が演じる鴻鳥サクラは、生まれてすぐ母を亡くし、乳児院と児童養護施設で育ちながら、「生まれてきたすべての赤ちゃんに“おめでとう”と言いたい」と願う愛情深い産科医となり、時には「BABY」の名で、感情のすべてをピアノにぶつけ情熱的な演奏をする謎多き天才ピアニスト。相反する2つの顔を持つミステリアスな役柄を綾野さんがどう演じるのかが、見どころのひとつとなる。チーム医療を担う共演陣には、実力派に加えフレッシュな顔ぶれも集結。サクラ率いるチームの下で奮闘する産婦人科研修医に、話題の映画・ドラマへの出演に加え、バラエティでも活躍する松岡茉優。また、サクラの研修医時代を知るベテラン助産師には、“最旬”の人気女優・吉田羊、新生児科の研修医には、「メンズノンノ」の専属モデルにして連ドラ初出演となる注目の若手、坂口健太郎が抜擢。さらに、救急救命医を平山祐介、若手助産師を清野菜名、麻酔医を「東京03」の豊本明長、サクラが「BABY」であることを知る院長を浅野和之、孤立する妊婦と社会をつなぐメディカルソーシャルワーカーを江口のりこ、新生児科の医師を山口紗弥加が演じる。そして、サクラの同期で冷徹な理論派、良きライバルでもある親友の産婦人科医をアーティストとしても人気の星野源が演じ、新生児科の部長であり、産科も含めた周産期センターのセンター長役の大森南朋が、物語に深みを与えていく。製作陣が、このサクラという役の魅力を最大限引き出してくれるのは綾野さんをおいてほかにはいないと、超売れっ子の彼に1年以上前からオファーしていたという本作。すでに本格的なピアノの特訓もしているという綾野さんは、「医者も、ピアニストも演じるのは初めてです。どちらも演じてみたいと思っていた役柄ではありましたけど、2つ一緒に来るとは思っていませんでした(笑)」とコメント。「10代の方が演じるのは現実的ではないし、20代でも違ったのかもしれない。というところで、30代の役者に目を向けた時に、僕にお話をいただけたことは大変光栄です。きっと、僕が思う以上に周りの方々が僕を支えてくれるはずなので、みなさんの気持ちを見逃さないようにしっかり受け止めながらこの作品に挑もうと思っています」と、意気込みを語っている。【主演・綾野剛コメント】サクラは、ライトな雰囲気でありつつも、きちんと相手に接することをモットーとした産科医です。自分の感情を表に出さない分、ピアニストの「BABY」としてピアノの音に感情を託している。だからこそ、「BABY」の演奏シーンは非常に高度なテクニックを要する楽曲が必要なのではと思います。ピアノテーマ・監修の清塚信也さんとフュージョン(融合)して、最高のピアニストを作ろうと思っています。「コウノドリ」は、医療に関わるすべての人を描く作品。産科医・助産師・救命救急といった医療チーム全般もそうですが、そこに関わるご家族のみなさんや生まれてくる赤ちゃんも一緒に描かれます。そういった人々との関わりの中から、生と死をきちんと受け止め、未来を紡いでいくことができる作品にしたいです。【原作・鈴ノ木ユウコメント】白衣を着て鴻鳥サクラに扮した綾野剛さんを見て、漫画を描いていくうえでの刺激を頂きました。漫画「コウノドリ」をこれからも頑張って描いていきますので、ドラマ「コウノドリ」をどうかよろしくお願いします。応援しています。金曜ドラマ「コウノドリ」は10月、金曜22時よりTBS系にてスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年08月10日シンガポールを拠点に世界中で照明デザインを手がける、Lighting Planners Associates 服部祐介氏。照明デザインという仕事、そのデザインプロセス、そして国による違いについて、彼が手がけたプロジェクトを巡りながら話を聞いた。○光だけでなく陰もデザインする――"光をデザインする"ということについて教えて下さい。光という存在自体は誰でも知っていますし、皆さんは日常的に光を体験していることだと思います。ただ、光が影響をおよぼす空間の印象や心地よさのようなものは、皆さんが無意識のうちに感じ取っていることが多いので、それをデザインするという仕事は分かりにくいかもしれません。一言でいいますと、この仕事は照明に関する知識を利用して空間を光で演出する職業です。照明デザインと言うと舞台照明、映画照明など様々ですが、我々が専門としているのは建築照明、もしくはもう少し広義に環境照明という分野。照明器具をプロダクトとしてデザインしていると思われることも多いのですが、そうではなく、自然光や人工光(いわゆる照明器具)をツールとして空間をどのような光の環境にするかを考える職業なのです。建築、造園、電気設備など多岐にわたる知識を必要とするちょっと変わった職能かもしれません。照明デザインの歴史は50~60年と浅く、それまでは職業として確立するまでは建築家が照明、主に自然光をどのように空間に取り入れるかを考えていたのですが、建築の用途が多様化し、照明のテクノロジーが複雑化し、専門職としての必要性が高まり生まれました。建築家だけでなく施工主が照明の重要性に気づき始めたことや、省エネが取り沙汰されるようになってからは、私たちの職能がさらに重要視されるようになってきました。建築と私との出会いは、私がまだ高校生の頃に建築家 ル・コルビュジエの展覧会を訪れたことでした。大学で建築を学ぶようになり、そこで人が空間で感じる「環境」を形作るものには、音・光・空調の三つの要素があることを学びます。このとき初めて環境心理学という分野に出会い、大学院に進学以降、主に光環境について研究してつき詰めていくことになりました。ですから、実はデザインを学んだことはないんです。照明デザインを専門に学べる大学は、アメリカ、スウェーデン、ドイツなどにはありますが数は少ないんです。ですから、私が勤めているLighting Planners Associatesという照明デザインの会社には、さまざまなバックグラウンドを持ったひとたちが集まっています。電気設備の設計をやっていたひと、造園をやっていたひと。それぞれいろんなきっかけで照明に出会ったひとたちが集まっています。――シンガポールではどのような仕事を?2008年に赴任しました。当時はまだマリーナ・ベイ・サンズもありませんでした。今もそうですが当時のシンガポールは建設ラッシュ。東京勤務だった頃に海外の案件を担当していたことなどがきっかけで、赴任することになりました。こちらでは都市計画のようなものから、ホテル、商業施設、オフィスビル、住宅コンドミニアムの照明デザインまで、照明に関わる幅広い仕事に携わっています。都市計画の事例として、シンガポール政府からの依頼を受けて、ベイエリアやショッピングエリアなど中心街の景観を形づくる照明に関するマスタープラン策定を弊社で行いました。また、マリーナ・ベイ・サンズホテルに隣接する植物公園 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの照明デザインに私も参画しました。公園内には屋外施設もあるため、夜間の照明をデザインする仕事でもありました。どのエリアが、どの程度の明るさだったら、来訪者に理想のストーリーを体験してもらえるか。照明デザインは、「陰影をデザインする仕事でもある」ということを再認識しました。○来訪者の無意識をあやつるデザインのプロセス――デザインを行う過程について詳しく教えて下さい。ビクトリア・シアター&コンサート・ホールの事例でご紹介します。約100年間の歴史がある古い建物で、老朽化のためリノベーションが行われました。私も2009年から今年まで5年間携わりました。照明デザインのコンセプトは、“Old meets New”を伝えること。シンガポールでは貴重な歴史ある佇まいと、リノベーション後の新しさをハイライトするようデザインしました。○北欧は自然光をいかに取り入れるか、南国は遮るか――国によって違いを感じますか?特に中国のクライアントは、自分の建築をまわりで一番に目立たせることを好むことが多いですね。とにかく、周りより明るく奇抜に目立たせてくれと望む。香港や上海ならよいのかもしれませんが、パチンコ屋のように下品に明るくするのが適切でない立地にある場合は照明の数を減らしましょうと提案することも。こうした建築を取り巻く周辺環境を解釈しながらデザインを考えるマインドセットは建築を学ぶ過程で身につけたものです。自然光に対する考え方も基本的には国によって異なります。たとえば、北欧では限られた自然光を建造物にどう入れられるかという視点でデザインします。一方、赤道直下などの南国では、暑さのしのぐために自然光をいかに遮るかという視点で考えます。その土地の立地、天候、そして経済状況も含めて環境です。照明もそれに対応させます。生活の中に取り入れる照明の明るさの好みも異なります。ヨーロッパでは、レストランでもロウソクの光でステーキを食べたりします。肉がきちんと焼けているかどうかも分からないほど暗い場合もあります。スウェーデンの住宅を訪れたときも、ロウソクのような明かりで生活している家もありました。夕日やいわゆる間接照明などもそうですが、暖かみのある、いわゆる「色温度の低い」光が好まれます。白人は目の色素が薄いので光に敏感だとも言われています。一方、東南アジアなど日照時間が長い地域では、冷たい白色の「色温度の高い」蛍光灯むき出しのところで食事をしてお酒を飲んだりします。日本では、障子や行灯など面で光る照明が日本らしいとされますよね。日本の多くの現代住宅は、天井にひとつ明るい蛍光灯がついていて、リビングをくまなく照らすような環境です。これは、私は知らない時代ですが、親やその前の世代の方々が戦後貧しい時代を裸電球で生活してきたので、明るいことが豊かだというマインドセットがあることに一因があるように思います。――海外での仕事という面で苦労する部分もあると思うのですが。たとえばインドで高層ビルの案件にたずさわっていたときに、予算を使い切ってしまいビル自体の建設が途中で止まったなんてことがありました。また、これはどの国でもあることですが、施工会社とのコミュニケーションに苦労します。日本では考えられないことが起こる。器具の設置作業を指示通りにやってくれなかったりするんですよね。慣れるまではいらいらしていましたが、むしろそれを楽しむ余裕がないとストレスを感じるのではないでしょうか。デザインに対する妥協は好きではありませんが、できるところはしないと作業が進んでいかないこともあります。海外ではそのバランス感覚が必要です。――照明デザインのトレンドを教えて下さい。発光ダイオード、いわゆるLEDがこれまでの照明をすべて置き換えようとしていることでしょうか。省エネにもなりますので、ランニングコストを削減したいクライアントにとっては魅力的です。企業イメージを良くするために照明はすべてLEDを、なんていうことを求められることがあります。しかし、われわれは従来の白熱灯、蛍光灯ほか様々な光を使い分けて提案するようにしています。白熱灯の光と比べてLEDの光は、食べ物のおいしさや女性の肌の美しさを表現することには向いていない。光源それぞれに特性がありますから。その環境に適した光をデザインすることがわれわれの任務です。――デザイナーとして今後の展望は?3.11の東北での震災後、色々な方が色々なことを考えたように、私も照明デザイナーとして何ができるかを考えました。被災地の方々が、電気の無い寒い中、暗く不安な夜を過ごしているのだろう。そこが明るいだけでも少しは安心できるのではないかと、太陽パネル内蔵のLEDが発光するキャンプ用のランタンを被災地に送ったこともあります。この震災がきっかけで、自分の照明デザイナーの社会的役割を考えるようになったと思います。光というのはエネルギーが変換されて得られます。照明にはエネルギーが必要、つまりお金のかかることです。フィリピンのマニラを訪れたとき、夜間に空港からシティーエリアに向かっていたのですが、その道のりにスラム街があり、ものすごく暗くて、いかにも治安が悪そうでした。街が暗いと、犯罪などが起こりやすく治安が悪くなり、ますます貧しくなってしまいます。そういう場所には必要なだけの光があればなと思います。全ての場所を明るくすればよいということではありませんが、こういった負の悪循環は光でも打開できるのではと考えています。いま照明デザイナーを起用するクライアントは、主に経済的に豊かな人や会社です。しかしそうでないひとたちにも自分の力を還元していきたいと思っています。そういった考えの中で将来やらなければと考えているのが、災害が起こった地域や暗く治安の悪い地域などに光を届けるボランティア。昼は太陽が分け隔てなく光を届けてくれます。夜もそうなれば素敵だと思うのです。照明デザイナー服部祐介1980年、東京都生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒。同大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻にて環境心理学を研究。工学修士。2006年Lighting Planners Associates に入社し2008年からシンガポール事務所にて照明デザインに従事。主な担当プロジェクトに、表参道アカリウム、ヒルトン東京、Gardens By the Bay、ION Orchard、Tang Plaza ファサード改修、Peranakan Museum, Victoria Theatre and Concert Hall、CapitaGreen、Aman Shanghaiなど。その他、住宅プロジェクトも担当する。国際照明デザイナー協会(IALD)会員
2015年01月06日ミクシィは15日、同日に開催された取締役会において、現執行役員経営企画室長の朝倉祐介氏(30歳)が新たに代表取締役社長に就任する人事を決定した。現代表取締役社長の笠原健治氏(37歳)は辞任し、取締役会長に就任する。同社は、スマートフォンへの急激なシフト、オンラインでのコミュニケーション手段の多様化といった変化に適応するために、経営トップの大幅な若返りを図ったと説明。今回の人事は、2013年6月25日に開かれる定時株主総会および取締役会を経て、正式に決定する。朝倉氏は、スタートアップ企業の経営者を経て、ミクシィに参画後、2012年7月に執行役員経営企画室長に就任。事業開発および経営戦略の策定を担当するとともに、「ユーザーファースト」の推進やユニット制の導入などを主導してきた。笠原氏は1999年の会社設立以来、mixiをはじめとする複数のサービスを創設。今後は新規事業の開発に専念するとともに、取締役会長として意思決定に携わっていくという。朝倉氏は「学生時代、大学の先輩でもある笠原が、世の中のコミュニケーションのあり方を変えるサービスを立ち上げているという事実に心底興奮しました。笠原は私にとって、同時代の最先端を走るヒーローであり、強い憧れを感じた人物です」とのコメントを発表。続けて「これほどまでに強く憧れた企業であり、また1ベンチャー経営者として途方もなく大きな存在であったミクシィのバトンを受け継ぐということに、強い責任を感じると同時に、今まで以上に社業発展に尽力する覚悟でおります。笠原のアントレプレナーシップを継承・強化し、より良い事業、強固な企業グループを作ることに全力を尽くして参ります」としている。一方、笠原氏は新社長の朝倉氏に向けて「朝倉は、大手コンサルティングファームとネットベンチャーの社長という2つの経験の持ち主で、常に冷静でありながらそして時には情熱的に、物事をバランスよく判断いたします。起業家精神が旺盛で、ロジカルとエモーショナル両面を併せ持つ人物です。また、30歳と非常に若いのも魅力的です。私は、そんな彼に代表を託したいと考えています」とコメント。自身の今後については「取締役会長として、新経営体制を最大限サポートしつつ、mixi、Find Job !以上にインパクトを持つ新しいサービスを生み出していきたいと思います」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月15日「あの俳優かっこいいよね」と、女性たちの中で熱い視線を集めている俳優に平山浩行がいる。チオビタのCMでお馴染みの、爽やかで自然な笑顔が印象的な、あの素敵な男性だ。現在34歳。俳優デビューは25歳。決して早いとは言えない年齢でのスタートではあったが、彼の「役者になりたい」という夢は中学生の頃からずっと抱き続けていたもの。上京後、飲食店で働きながらチャンスを待っていた彼が最初に手にした役者の切符は、ドラマ「高原へいらっしゃい」のオーディション。そこから見事に夢への一歩を踏み出し、いま平山浩行は期待の俳優として銀幕の中にいる──。「この前の平山と今回の平山は違うねと言われるようにしたい」「ドラマのときと同じメンバーで、今度は映画として、また一緒に仕事ができるというのが嬉しかったですね」。ドラマ「臨場」の第2シーズン「臨場 続章」から主人公・倉石(内野聖陽)の部下・検視補助官役として永嶋を演じている平山さん。フィルモグラフィーには数多くのタイトルが並んでいるが、面白いのは「臨場」を筆頭に「女刑事・音道貴子 凍える牙」、「JOKER ジョーカー許されざる捜査官」、「悪党」、「都市伝説の女」など刑事ドラマへの出演が続いていること。本人も「ほんとに刑事役が多いんです」と苦笑い。けれど、同じ役柄が続くということは、それぞれの刑事役がハマリ役であり、その好演が次の役を引き寄せている、いい連鎖でもある。その一方で、同じような印象を与えたくないという自分なりのハードルも…。「刑事役と言っても、役柄によって設定も年齢も立場も違うので、決して同じではないんですが、その中で、この前の平山と今回の平山は違うねと言われるようにしたい気持ちはありますね。だから、刑事もののオファーをいただくと、今度はどういう感じでやろうかな?髪形をこんなふうに変えてみようかな?とか、いろいろ考えます(笑)。『臨場』シリーズに関しては、検視官の制服を着ると自然にスイッチが入りますね」と、永嶋という役に愛しさを向ける。『臨場 劇場版』で再び永嶋を演じる平山さんが、今回自身に課したのは、永嶋の“成長”。具体的には検視官・倉石を補佐する“スピーディーさ”だと説明する。「何も言わなくてもスッと道具を出せるのが僕の役。検視補助官にとって、そのスピーディーさは何よりも大切なんです。検視官の言葉を一字一句逃さずに記録していく正確さも大切。検視官が言っていることを耳で聞いて、次はどう行動すればいいのか──そういう一連の動きをドラマの頃よりもスピーディーにする、成長を見せたいと思いました。まあ、普段の僕はゆったりとしたタイプなんですけどね(笑)」。ふと表情をゆるめたときに垣間見える平山さんの笑顔。この優しい笑顔に世の女性たちは惹かれるのだろう。もちろん、刑事役としての凛々しい佇まいも魅力的。劇場版ではスピーディーさに加え、倉石に近づきたい、越えたいという永嶋の葛藤もじんわりと伝わってくる。永嶋は、強盗殺人事件で父親を亡くしたことを境に不良から警察官を目指した、いわゆる“改心組”と言われる警察官。地域課勤務から検視補助官として倉石の下に配属されて2年半、そこには常に「死に対する恐怖感がある」とキャラクターの心情を分析する。「映画やドラマの撮影では、本物ではないとしても目の前に死者がいるわけで──どういう気持ちでそこにいるのだろうって思うと恐くなるんです。もしそうだったら…というリアリティを常に考えながら演じていました」。また、表だって見えないが、永嶋役のこんなところが「意外と大変だった」という裏話も。「検視鞄などの小道具は、ドラマシリーズが始まったときからのものを受け継いできているので、小道具にも味があるというか歴史を感じます。ただ、鞄を持って歩くことって、芝居的には邪魔なときもあるんです。倉石さんたちは事件現場に到着すると、すぐに車から降りるけれど、永嶋は運転して、車を止めて、検視鞄を取りに行って、そこから走って班のみんなに追いつかなければならない。地味に大変なんです(笑)。現場でも鞄をどこに置けば邪魔にならないかな、とか(検視のしやすさ)を考えながら演じていました」。「真っ白な状態で現場に臨む」チャレンジ精神現場での対応力を自然と役に活かせるのも平山さんの手腕。けれど、そこに行き着くまでには挫折もあったそう。「自分は役者に向いていないんじゃないか?と思うことは過去何度もありました…」と、これまで歩いてきた俳優人生をふり返る。「以前は、演じるキャラクターについてものすごく作り込んでいかなければならないのかなと思っていたんです。けれど、最近は現場に余計なものを持っていかないようにしています。というのは、僕の思っているキャラクター像と、監督が求めているキャラクター像が真逆だったことがあって。そのとき、僕は何も(演技が)できなくなってしまったんです。参ったなと、本当に参ったなと…。そのとき、こういうのもある、こんなのもあるというように、現場でいろいろ引き出せないとダメだと思った。いまはどんな球を投げられても受け取れるように、真っ白な状態で現場に臨むようにしています」。演じる役について事前にリサーチし、それを自分の中に取り入れ、色を付け、そしてすべてを白紙に戻す──刑事役が続いても同じ印象を残さないのは、そんな地道な努力があってこそ。加えて「できないからこそ次はやってやろうと思うし、はなからできないだろうと思われているものに挑戦するのも好き。とにかく、挑戦することが好きなんですよね」。そんなチャレンジングな姿に女性は、いや男女問わず惚れるのではないだろうか。そして、自分自身が努力を重ねているからこそ、女性に対しても「頑張りを応援したい」とエールを贈る。「いまの女性は強くなってきているというか、“男性いらず”の女性も増えているような気がするんです。仕事に集中していたりとか、そういう一生懸命なところは邪魔したくない。理想は、お互いが好きなことをしながら一緒にいられる関係ですね。相手が何か目標を持って頑張っていたら、僕自身も同じように頑張っている姿を相手に見せることが大事なのかなと。結婚願望もあります。僕、子供が好きなので、20代後半の頃からできれば早く結婚したいと思っていて。でも、こればっかりは出会いがないと、きっかけがないことにはどうにも始まらないんですよね…。なので、気長に待ちます(笑)」。待つことによって得られる運がある──。年齢にとらわれることなく、努力を惜しまず、夢を信じて歩んできた平山さんだからこそ、彼が口にする「待つ」という言葉には、何か特別な輝きがある。そんな俳優・平山浩行が、今後どんな役に挑戦するのか、どんな一面を見せてくれるのか、楽しみに待ち続けたい。(text:Rie Shintani)■関連作品:臨場劇場版 2012年6月30日より全国にて公開© 2012「臨場」劇場版 製作委員会
2012年06月27日アクション・エンターテインメント映画『ワイルド7』が公開され、丸の内ルーブルにて行われた上映後の舞台挨拶に主演の瑛太を筆頭に、共演の椎名桔平、丸山隆平(関ジャニ∞)、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実、深田恭子、中井貴一、そして原作者の望月三起也氏と羽住英一監督が登壇し、それぞれが初日を迎えた喜びと感謝を観客に伝えた。本作は、「週刊少年キング」で連載され、1972年にはTVドラマ化もされた、望月三起也の人気漫画が原作。警視庁によって犯罪者から結成された超法規的警察組織「ワイルド7」による“ワルが悪を裁く”活躍をダイナミックに描き出す。劇中、豪華キャストが迫力のバイク&ガンアクションを展開している。出演者がそれぞれに初日を迎えた喜びを満員の客席に向かって伝えると、上映後の興奮がまだ冷めやらぬ会場からは大きな拍手と声援が飛んだ。主演の飛葉役を演じた瑛太さんは「客席の熱気からいいものを感じます」とコメント。続けて、「原作のファンの方から『お前らほんとにワイルド7なのか?』と言われたりしましたが、かっこよくなっています!ぜひ観てほしい!」と仕上がりに太鼓判を押した。劇中、瑛太さんはスタントなしで(バイクテクニックの)ホイールスピン、ブレーキターンなど華麗なバイクアクションを披露している。セカイを演じた椎名さんは赤いジャケットで颯爽と登場し、劇中同様のダンディさを見せつけた。そして、「アクション映画として素晴らしい仕上がり。楽しんでいただけましたか?」と客席に呼びかけると大きな拍手が起こった。劇中、父親役で登場している椎名さんは「家族としての絆をしっかりつなげて広げていきたいな」と役柄に合わせたコメント。スマートに爆薬作りからバイク走行までこなすパイロウ役の丸山さんは初日を迎え、自身のブログでもファンに「よろしく!」と伝えたことを明かし、「上司と部下である草波とワイルド7のメンバーたちの心でつながっている部分が出ているラストシーンが好き」とお気に入りの場面を挙げていた。草波を演じた中井さんは「人は人にしか救われない。人は一人では生きていないと感じるだけで絆は出来ると思う」と作品のテーマでもある“絆”について深いメッセージを伝えた。本日、紅一点の深田さんは「この映画を観て、すごく感動してワイルド7のメンバーのファンになりました」とこの映画が男性だけのものでないことをアピールした。さらに、原作者の望月氏は「(漫画という)平面が、素晴らしい立体になった!」と興奮しながら監督を称賛し、自身がカメオ出演していることも明かした。さらに、25年前に新人だった椎名さんが「映画化されたらぜひ出演させてほしい」と嘆願していたことも明かし、「その約束が守ることができて良かった」と貴重なエピソードも披露していた。羽住監督は、女性客が大半を占めた客席に向かって、「作っているときから女性に観ていただけるかなと心配していました」と安堵の表情を浮かべつつ、「男性にも観てほしい!」と熱いアピールで締めくくった。フォトセッションでは今年の漢字に選ばれた“絆”の横断幕が客席に掲げられ、文字通り出演者と客席が1つの“絆”で結ばれた。性格も生まれ育った環境もバラバラな7人の男たちが「悪を倒す」という目的のもと、見事なチームワークの良さを見せ、一致団結する姿が、男同士の熱い絆と爽快感を感じさせてくれる。『ワイルド7』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:椎名桔平インタビュー「ただワイルドに攻めるだけじゃない」“大人”の男のアプローチ鈴木奈々、おバカキャラ全開!英語のクイズに珍解答披露『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス
2011年12月21日伝説のコミックを実写映画化した『ワイルド7』のジャパンプレミアが28日に、東京ドームシティホールで開催され、主演の瑛太をはじめ、椎名桔平、丸山隆平、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実、深田恭子、羽住英一郎監督が出席した。本格的なアクションに初挑戦の瑛太は、バイクや銃器に囲まれた撮影を「男なので、鉄が好きなんで…」とポツリ。さらに「美女、美男に囲まれて楽しかったです」と“非ワイルド”な発言で会場を笑いに包んでいた。原作は1969年から10年間に渡って連載された望月三起也の同名コミック。選りすぐりの犯罪者7人によって構成された警察官“ワイルド7”が、超法規的な手段で巨悪に立ち向かう姿をし烈なアクションと最新VFX技術を駆使し、ダイナミックに描く。瑛太は「見終わった後は、テンションが上がり、爽快感が残る作品」と自信をのぞかせ、椎名も「純粋にお客さん目線で楽しめた。普段は反省点に目がいってしまうし、こんなことはまれ」と本作のエンターテインメント性に自ら太鼓判を押す。アイドルグループ「関ジャニ∞」の丸山は今回が映画初出演とあって「豪華な俳優のみなさんがそろう作品が、僕にとって初めての映画。こんな幸せなことはないと実感しています」と感慨深げに挨拶し、ファンも大歓声。「死なない程度に監督に追い込まれた」(宇梶)、「宇梶先輩がデカくて目障りだった」(平山)とワイルドな掛け合いを披露すれば、小柄な松本は「改造費に数百万かかったバイクを、スタンドをかけ忘れて倒してしまった。プロデューサーの眉間に血管が浮いていた」と自らの失態を告白。阿部は「完成したばかりの本編を見ながら、心拍数がグーッと上がるのを感じた」と興奮気味だった。そんなワイルドな面々が顔を揃える中、“紅一点”の深田は「女性もときめきながら、見られる作品。きっとワイルド7のファンになっちゃうと思います」と女性目線でアピール。「一番ワイルドだと思うのは?」の問いには、「どの方もワイルドだなと思います」と優等生な発言だった。『ワイルド7』12月21日(水・祝)全国ロードショー
2011年11月29日映画『ワイルド7』のジャパン・プレミアが11月28日(月)に都内で開催され、主演の瑛太を始め、椎名桔平、丸山隆平(関ジャニ∞)、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実、深田恭子に羽住英一郎監督が舞台挨拶に登壇した。1969年から79年にかけて「週刊少年キング」に連載された望月三起也の人気漫画を実写化した本作。7人の元犯罪者で構成される警察内の超法規的武装集団“ワイルド7”がウイルステロを始めとする数々の凶悪犯罪に立ち向かうと共に、その裏に存在する陰謀を暴いていく。けたたましいバイクのエンジン音と共に幕が開くと、そこにはバイクにまたがったワイルド7の面々が!劇中のワイルドな様相とは打って変わった、それぞれ個性を反映させたタキシード姿に客席からは大歓声が贈られた。瑛太さんは「やっとみなさんに観ていただけるんですね…嬉しいです」と感無量といった表情。「震災が起きて撮影もどうするのかというとき、プロデューサーから『日本中を勇気づけるためにも撮ろう』と言われ、その言葉を肝に銘じてここまで来ました」と本作に込めた熱い思いを語った。椎名さんはメンバーの中でも冷静沈着なセカイを演じている。現在放送中のドラマ「謎解きはディナーのあとで」(フジテレビ)ではコミカルな魅力を存分に見せているが、本作に関しては「ちゃんとワイルドです!」としっかりアピールした。映画初出演となった丸山さんはタキシードにゴールドのシャツを着こんで登場。「これだけ豪華な俳優さんたちと一緒に、初めて映画に出させてもらって幸せを実感しています。あまり男っぽくなく、ワイルドさに欠けるところがあったので、この作品で素敵なギフトをいただきました。アイドルとして生活してきた中でこんな撮られ方をしたことがなかったです。生まれて初めて『フォトジェニックだね、丸ちゃん』と言われました」と嬉しそうに明かした。深田さんはまさに紅一点!真っ赤なドレスに身を包み、客席からは「かわいい!」と歓声が飛んだ。“ワイルド”な本作について「男の人のための映画だと思ってましたが、観たら気持ちが変わりました。ときめきながらワクワクできます」と魅力を語ってくれた。司会者からメンバーの中で一番ワイルドなのは誰?と聞かれると「あまりみなさんとご一緒する時間がなかったので、それぞれのワイルドなところを目撃する機会がなかったです。でも作品を観たらどの方もワイルドでした(笑)」と“模範解答”で切り抜け、会場の笑いを誘っていた。羽住監督はキャスト陣を見やり「7人ともワイルドです。夜も酒飲んでワイルドでした」と撮影を述懐。平山さんが「僕は夜はマイルドです」と混ぜっ返すと会場は再び笑いに包まれた。『ワイルド7』は12月21日(水)より全国にて公開。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:ワイルドな瑛太にキュン!『ワイルド7』カップル限定試写会に30組60名様ご招待ワルが悪を裁く!『ワイルド7』ジャパン・プレミア試写会に25組50名様ご招待玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?『ワイルド7』男心をくすぐる瑛太らのアジトに潜入!アクションの一端も明らかに瑛太、深キョンを乗せてバイク疾走も“ドS”監督から「もっと出せ」と非情命令
2011年11月28日瑛太主演で往年の人気漫画を映画化した『ワイルド7』。その激しいアクションシーンを含む撮影の様子を捉えた画像が解禁となるとともに、このほど撮影中の現場のセットが報道陣に公開された。男心をくすぐるワイルドなヤローどもの“アジト”とは――?法では裁けない凶悪犯を逮捕ならぬ“退治”するために、前科を抱えた7人の男たちで結成された警視庁内の超法規的機関“ワイルド7”。バイクを駆って命懸けで凶悪犯を追い詰めていく彼らの活躍を『海猿』シリーズの羽住英一郎が壮大なスケールで映画化する。撮影は3月中旬に九州でスタートしたが、その後、関東近郊へ。この日、報道陣に公開されたワイルド7のアジトのシーンの撮影が行われていたのは埼玉県の川口市。荒川沿いに建つ格納庫群の一角に、細部にわたってアイディアの凝らされたセットが組み立てられた。この日は、ワイルド7の立案者で司令塔的な存在である草波(中井貴一)が、新たな事件についてワイルド7の面々に説明する、というシーンが撮影されていた。倉庫の壁面をスクリーン代わりにデータが映し出され、草波が複数の事件の裏で暗躍する黒幕の存在を説明する…のだが、そこはワイルドな男たちのこと、ごく一般の企業やお役所の会議の雰囲気とは程遠い。机には酒のボトルが並び、話に耳を傾けつつもそれぞれ勝手気ままな様子。中井さんはその後の会見で「人が話しているときにピーナッツ食べたり、吐き出したり、人の気が散ることばっかりやりやがる」と苦笑交じりにボヤいていたが、この様子からワイルド7のキャラクターが一発で伝わってくる。スモークが焚かれ、ほこりっぽい雰囲気が演出されたこちらのアジト。各人が座り込んでいるのが、“共用スペース”とでもいうべき場所である。端では扇風機が生ぬるい空気をかき回し、イスやテーブルが乱雑に置かれ、その横には冷蔵庫が据え置かれている。整頓されているとはお世辞にも言えないが、彼らがリラックスしている様子がうかがえる。さらに、この共用スペースの脇には、それぞれに割り当てられた“個人スペース”と言えるバイク用のガレージがある。ここは、7人のキャラクターが色濃く反映されている。左端は丸山隆平(関ジャニ∞)演じるパイロウのブースで、火薬に強い彼らしく、そこには爆弾用の劇薬が置かれている。音楽好きのB・B・Q(バーベキュー/松本実)のガレージには、ステレオが置かれ、脇にはサンドバッグが吊るされている。洋モノのピンナップが散らばっているのは平山祐介扮するヘボピーのスペース。冷静沈着で頭脳派のセカイ(椎名桔平)のブースは、ほかのメンツと比べてどこか大人っぽさの漂う作りに。また、宇梶剛士演じるオヤブンは任侠の出身とあって、ブースの奥には代紋が置かれ、脇には日本刀がある。飛葉大陸(瑛太)とソックス(阿部力)はさすがメンバーの中でもトップクラスのテクニックを誇るライダーとあって整備されたバイクが並び、さらに飛葉ちゃん自慢のピストルも!期待を裏切らない男のアジトといった様相を呈していた。なお、新たに解禁となった画像では、激しいアクションの一端が明らかに!炎の中をくぐり抜けるセカイや銃を構える飛葉、車が横転し炎上する様子が写しだされている。さらに先日、出演が明らかになった深田恭子の姿も。劇中、瑛太さんが深田さんを乗せてバイクで疾走するという場面もあるそうだが、いったいどのようなシーンに仕上がっているのか?こうした激しいアクションに人間ドラマが魅力だが、同時に細部まで趣向の凝らされたセット、そしてそこでのワイルドな男たちの横顔も見逃すべからず!『ワイルド7』は2012年新春、公開。■関連作品:ワイルド7 2012年新春、公開■関連記事:瑛太、深キョンを乗せてバイク疾走も“ドS”監督から「もっと出せ」と非情命令瑛太が元犯罪者の警官役でバイクで大暴れ!伝説的漫画「ワイルド7」映画化決定
2011年05月06日往年の人気漫画を映画化した『ワイルド7』の撮影現場での記者会見が5月2日(月)に行われ、主演の瑛太をはじめ、椎名桔平、丸山隆平(関ジャニ∞)、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実の“ワイルド7”の面々と、彼らをまとめる司令塔にあたる草波役の中井貴一、そして羽住英一郎監督が出席した。また、このほかの共演陣として深田恭子、要潤、本仮屋ユイカ、吉田鋼太郎らが出演することも発表された。殺人などの重犯罪歴を持つ曲者を集めた超法規的機関“ワイルド7”。“悪(ワル)をもって悪(あく)を裁く”というコンセプトの下で結成された7人の最強チームが、バイクや重火器を操り、テロリストなどの凶悪犯を“逮捕”ではなく“退治”すべく戦う姿を描く。ワイルド7の面々は、革のジャケットに赤いマフラーというお揃いの出で立ちで登場。撮影は九州で始まり、その後、東京近郊へ。リーダーの飛葉大陸(ひば だいろく)を演じる瑛太さんは「原作ファンを裏切らない、見たことのないような超大作が出来上がってきていると思う」と自信をのぞかせる。バイクに銃と激しいアクションが注目を集めるが、羽住監督の激しさは予想以上だったようで「深田恭子さんをバイクの後ろに乗せて、ヘルメットを被らずに公道で車をビュンビュン抜かしていくシーンがあったんですが、かなり(スピードが)出ているかなぁ、と思ってたら監督から『もう少し飛ばせるよね』と言われました。ガンアクションでも(爆発が)顔に近い(苦笑)。監督のドSぶりが発揮されています」と明かしてくれた。冷静沈着な頭脳派の世界(せかい)を演じる椎名さんは、自身が20代の頃から、原作漫画の映画化の動きについて聞いていたそうで「その頃は、(自分が演じるなら)飛葉ちゃんかな、と思ってたんですが…」と予想よりも“年長”の役柄に苦笑い。現場の雰囲気について「九州ロケの頃から7人で一緒に、たくさん飲んできました。それが現場の勢いに繋がったかな、と思ってます」と語った。映画初出演となる丸山さんは爆弾とメカのスペシャリスト“パイロウ”を演じるが「映画は初めてで、バイクも免許を取るところから。初めてのことばかりで、いっぱいいっぱいになるかと思ってましたが…」と言いつつもほどよい緊張感と和やかさに包まれた現場で、のびのびと撮影に臨んでいる様子。ワイルドさを身に着けるべく、撮影前に「肉を多めに食べるようにしてました」と意外な役作りを明かし、共演陣の笑いを誘っていた。金髪の阿部さんは賭博師の“ソックス”役。自身の見どころシーンとして「隼という1,300ccのバイクでウィリー(前輪を持ち上げての走行)やストッピー(後輪を持ち上げてのブレーキ)を決めていますのでぜひ見てほしい」とアピール!かつて、暴走族の総長としてバイクを走らせていた宇梶さんもバイクシーンに関しては思い入れがあるよう。「遠い昔に捨て去った、封印した過去を思い起こして『どういう感じだったかな…?』と浮かんできたものを表現しました」と感慨深げにふり返った。キャスト陣で唯一、スーツ姿で登場した中井さんは、ワイルド7の発案者で、司令塔の役割を担う草波勝を演じる。個性あふれるワイルド過ぎる面々のコントロールに手を焼いているようで「調教するような人たちじゃないので…」とやや投げやり…?「昨日、今日と僕がひとりで(みんなに)しゃべるシーンが多かったんですが、人が話しているときにピーナッツ食べたり、吐き出したり、人の気が散ることばっかりやりやがるんです」と苦笑交じりに怒りを爆発させ、会場は笑いに包まれた。瑛太さんはすかさず「そんな中で怒りもせず、優しく接してくださるので“ボス”ですね」と中井さんをフォロー。羽住監督は「見たいものが全部詰まってます。ワイルドに振り切って、いろんなことを出し切りました」と力強く手応えを明かしていた。この日、出席したメンバーに加え、深田恭子が飛葉と惹かれ合う謎の美女・ユキを演じるほか、要潤は世間に公にされていないワイルド7の存在を執拗に追う敏腕記者・藤堂を、本仮屋ユイカはその助手のこずえを演じている。5月中旬のクランクアップまで残すところわずか。果たしてどのような作品に仕上がっているのか?『ワイルド7』は2012年新春、公開。■関連作品:ワイルド7 2012年新春、公開■関連記事:瑛太が元犯罪者の警官役でバイクで大暴れ!伝説的漫画「ワイルド7」映画化決定
2011年05月03日女優の平山あやが2月22日(火)、出演映画『インシテミル7日間のデス・ゲーム』のブルーレイ&DVDの宣伝隊長に就任し、東京・新宿区のゲオ北新宿店でトークイベントを行った。特製エプロンを付け、カウンターでのレジ打ち業務を務める“指令”を受けると、「レジが好きで、将来レジのバイトをしようと思っていたけど、これまでバイトをしたことがなかったので、今日は楽しみに来ました」とソワソワ。「あまりにもレジが好きで、使わなくなった本物のレジ、(数字のテンキーを)押すタイプを2台持っていて、小さいときはお年玉とかくずして入れて遊んでいました」と告白。司会者からレジの魅力は?と聞かれると「(バーコードにセンサーを当てて)ピッとやっただけで値段が出るなんて、あんなにすごいモノはない」と熱弁をふるうレジマニアぶりで、取材陣を笑わせた。本作は、時給11万2千円という高額で7日間の心理学実験に参加した男女10人が、死の推理ゲームを繰り広げる姿を描くミステリーで、平山さんを含め芸能事務所ホリプロのスターキャストが総出演した。もし同ゲームにこのメンバーで参加した場合、一番最初に殺しておきたい人は?と聞かれると、「北大路欣也さん。これはマズイっていう雰囲気があるので」と即答。またまた会場の笑いを誘っていた。『インシテミル7日間のデス・ゲーム』ブルーレイ&DVDは2月23日(水)より発売開始。『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』 [DVD]価格:3,980円(税込)『インシテミル 7日間のデス・ゲーム ブルーレイ&DVDセット』価格:4,980円(税込)『インシテミル 7日間のデス・ゲーム ブルーレイ&DVD プレミアムBOX』価格:6,980円(税込)販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ※レンタル同日開始公式サイト:■関連作品:インシテミル 7日間のデス・ゲーム 2010年10月16日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「インシテミル」製作委員会■関連記事:綾瀬はるかインタビュー“末っ子気質”で過酷なデス・ゲームを生き残る?藤原竜也『インシテミル』見どころは…片平なぎさの怪演?インタビュー映像到着『インシテミル』28か国配給決定バナナマン日村、インディアンの心情に苦戦?7年ぶりに「藤原竜也のオールナイトニッポン」復活!『インシテミル』舞台裏を暴露藤原竜也インタビュー「劇中の状況に置かれたら?武器次第かな…(笑)」
2011年02月22日