2月生まれの男の子には、春の訪れと冬の美しさを表す漢字を使った名前が増加していました。2024年2月に生まれた4,186名の男の子の名前から、2月に増加していた季節感のある人気漢字と、その漢字を用いた名前を紹介します。 春体感的には冬真っ只中の2月。とはいえ2月初旬には立春を迎え、暦のうえでは春。陰暦では1月から3月までを指し、また暖かい季節を待ち望む心境からも「春」という漢字が多く用いられます。 2月生まれの男の子では、「春陽」「春希」「直春」など全部で15の名前に用いられていました。 「春」は若さや新鮮さを表し、明るく元気なイメージを与えます。朗らかな「はる」というよみが人気です。 二2月の漢数字である「二」を用いた名前も増加していました。誕生月の漢数字は、名付けに多く用いられる傾向にあります。具体的には「丈二」や「龍二」など5種類の名前で名付けられていました。「じ」とよむのが定番で、次男に用いられることが多いようです。 桃春の訪れとともに花を咲かせる「桃」という漢字が、立春を迎える2月の名付けに人気でした。「桃李」「桃和」といった名前に実際に用いられています。「桃李」には「もも、すもも」という意味のほか、「立派な人物」という意味があります。 春に花が咲き夏に実が熟す「桃」は、その見た目の愛らしさや実の甘さから、女の子の名付けで人気でしたが、近年は「とう」というよみで、男の子にも用いられることが多くなっています。同名の芸能人では俳優の松坂桃李さんが活躍されています。 雪2月は全国的に雪が降る日も多くありました。そのためか「雪」という漢字を用いた名前も多くなっています。「雪翔」「雪糸」といった季節感を感じる名前で名付けられていました。 「雪」には「人柄や行いが清い。高潔」という意味もあり、清らかで気品ある印象を与えます。 2024年2月生まれの男の子に名前では、「春」や「桃」といった春を表す漢字と、美しい冬のイメージを持つ「雪」という漢字が増加しており、季節感を取り入れた名前が増加していました。これから男の子をご出産予定の方は、参考にしてくださいね。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2024年2月1日(木)〜2024年2月25日(日)調査件数:4,186件(男の子)
2024年03月17日前田敦子、カルーセル麻紀、哀川翔、坂東龍汰、片岡礼子、宇野祥平、とよた真帆らが出演、『幼な子われらに生まれ』『Red』の三島有紀子監督自身が47年間向き合い続ける“ある事件”をベースした最新作『一月の声に歓びを刻め』。予告編が解禁となった。八丈島の雄大な海と大地、大阪・堂島のエネルギッシュな街と人々、北海道・洞爺湖の幻想的な雪の世界を背景に、3つの罪と方舟をテーマに、人間たちの“生”を圧倒的な映像美で描いていく本作。解禁となった予告編は、道をさまよう“れいこ”(前田敦子)と、レンタル彼氏(坂東龍太)の2人から始まる。「なんで私が、罪感じなきゃいけないんだよ」と意味深な言葉を吐露するれいこ。前夜は楽しげに踊り、一夜をともにしたはずだったのに…。そして、雪深い道なき道を歩むマキ(カルーセル麻紀)が「れいこ…」と呟き、誠(哀川翔)が険しい顔つきで鉄パイプを手に握る。「わたし…6歳のときに変な男に変なことされたんで…。自分の身体なんか…好きな人とできる身体じゃないなって…」という衝撃の告白とともに泣きじゃくるれいこ。幼いれいこに、罪深い影を落とした心の傷が成長した彼女をいまでも苦しませ続けている。映像中には、前田さんがアカペラで歌う劇中歌が流れる。三島監督が本作の脚本を執筆中に、とある映画館のカフェで偶然耳にした奇妙礼太郎の「きになる」(作詞・作曲:早瀬直久)のカバー。「知らない間に、見違えるほどきれい。何にも知らなくても、幸せになれるかな」という歌詞と、オリジナル版とは対照的な悲壮感漂う前田さんの歌声。そのギャップは本編においても絶妙に生かされているという。現在マスコミ向けに行われている試写会では、抑制された演技からはじまり、終盤にかけて感情が流露していく役どころを見事に演じ切っている前田さんに「間違いなく、俳優としての新境地を開いた」「前田敦子の俳優人生を代表する一作になる」「とても力強く人生をエンパワーメントしてくれる」と、映画評論家やクリエイターから絶賛のコメントが寄せられている。さらに、「カルーセル麻紀がノーメイクでマイナス20度の雪原で挑んだ命懸けの演技が凄すぎた」「哀川翔の俳優という身体の凄絶さに改めて圧倒される」など、脇を固めるキャストにも賞賛の声が止まず、それぞれの存在感が観る者の心に響いていることが伺える。『一月の声に歓びを刻め』は2024年2月9日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:一月の声に歓びを刻め 2024年2月9日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© bouquet garni films
2023年11月29日前田敦子主演、『繕い裁つ人』『幼な子われらに生まれ』『Red』の三島有紀子監督の長編10作目となる最新映画『一月の声に歓びを刻め』が2024年2月9日(金)に劇場公開。この度、メインビジュアルと追加キャストをとらえた場面写真が解禁となった。本作は、三島監督自身が47年間向き合い続けた「ある事件」をモチーフに、自主映画からスタートしたオリジナル企画。八丈島の雄大な海と大地、大阪のエネルギッシュな街と人々、北海道洞爺湖の幻想的な雪の世界を背景に、3人の個性的な役者たちと、方舟をテーマに罪と赦しを繊細な映像で描く。船でやってきた者を前田敦子、船を待つ者を哀川翔、そして、船で向かう者をカルーセル麻紀が演じ、性暴力を別々の角度から静かに、凄まじく描き、その先を見る者に託した挑戦的な作品となっている。この度、追加キャストが一挙解禁。レンタル彼氏を生業にし、前田さん演じるれいこと一晩を過ごすトト・モレッティ役には、『バカ塗りの娘』「きのう何食べた?season2」などの出演でいま最も勢いのある若手俳優の一人である坂東龍汰。カルーセルさん演じるマキの長女で47年前に妹を亡くした美砂子役には、数々の作品に出演し演技力に定評がある片岡礼子。美砂子の夫・正夫役を演じるのは、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」出演でも話題のバイプレイヤー宇野祥平、哀川さん演じる誠の弟分・龍役を、『相棒 劇場版シリーズ』など幅広く活躍する原田龍二。妊娠して八丈島に帰ってくる誠の娘・海役を、『1秒先の彼』や12月1日公開の『MY (K)NIGHTマイ・ナイト』出演や、自身の個展を開催するなど絵画アーティストとしても活躍する松本妃代。美砂子の娘さら役に『メタモルフォーゼの縁側』出演の長田詩音、自由奔放なれいこの母親・真歩役を、確かな演技力でドラマ、映画、舞台に多数出演し、絵画など多彩な趣味を持つとよた真帆が演じる。さらに、メインビジュアルも解禁。5年前に別れた元恋人の葬儀のため、船で大阪・堂島に帰郷したれいこ(前田敦子)が切り取られている。吹き荒ぶ海風のなか、なかなか下船できずにいるれいこと、何かを決心して歩き出したれいこ。一連のシーンの中で対照的なカットを使用したデザインに、「美しく、凄惨な、罪の歌」とのコピーが添えられた。追加キャストよりコメント到着坂東龍汰三島監督の映画の世界観に魅了されながらの撮影期間でした。丁寧に演出してくださりリラックスしながら色々なチャレンジをさせていただきました。美しい映像と音と、今まで見たことの無いような新しい感覚になりました。是非映画館の空間で体験していただけると嬉しいです。片岡礼子三島組。今回は有紀子監督とカルーセル麻紀さんのやりとりが漫才や喧嘩に聴こえるほど賑やかで。時に皆でハラハラしたことも(笑)愛しき現場でした。月の輪郭は見えない時もそこにある。例えば誰しも、気づかないところで鍵のかかった記憶があって、開ければ自分を見失うような出来事を孕む扉もあるとしたら自分を深く傷つけた魂に何を問うのか。新月の空に見えたはずの月を想い強く生きることを願う。宇野祥平初めての三島組、快い緊張が常にありました。映画を観て、自分たちが日常的に安心している地盤がグラグラと揺らされたような思いです。ぜひ劇場で観ていただけたら幸いです。原田龍二誰もが皆、無格好で、ぎこちなくて、屈折してもいい。もっと己を曝け出して、精一杯自由に『生』を貪っていい。たった一度きりの人生なのだし、そもそも生きること自体が、贖罪なのかもしれないのだから…。松本妃代八丈島の海の音、吹き荒れる風、木々のざわめき。三島監督の包み込むような愛のある演出のもと、自然の力に大きく突き動かされながら海という人間を生きました。この作品が、届くべき人たちへのひかりになりますように。長田詩音三島監督をはじめ、キャスト・スタッフの皆さんの映画にかける想いを強く感じ、この作品に参加させていただけて本当に幸せでした。この想いが観てくださった方にも伝わったら嬉しいです。とよた真帆とても純粋で、それでいて痛みをもった空気の中、思いが交差する厳粛な現場でした。監督の特別な作品に参加できたことを心から幸せに思います。1人でも多くの方に観ていただけますように。『一月の声に歓びを刻め』は2024年2月9日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月14日生まれた順は確実にその人の性格に影響を与えると言えます。今回は、あなたの生まれ順から「結婚したらどんな妻タイプになるか」について紹介します。長女(第一子)女子のあなたは……完璧主義のしっかり妻完璧主義のあなたは、外では謙虚で協調性もありますが家庭内では少し厳しめに振舞ってしまいがち。パートナーに対する責任感がエスカレートすると、少し融通が利かなくなる場合も。自分がしっかりしなきゃ! という思いや、礼儀正しく古風な考え方を大切にするのはいいことですが、行き過ぎはNG。あなたのよさは家庭を守っていく協調性にあります。夫にとって愛嬌のあるキャラを目指してみるといいかも。真ん中っ子女子のあなたは……財布の紐を握る堅実な妻あなたは経済観念が発達していて、地に足のついた堅実な家庭を築こうとする傾向が強いでしょう。パートナーの給料をきちんと管理して計画的に使って、貯金もコツコツするので、給料日前に焦ることはまずないはず。それに近所づきあいも上手いので、夫からも頼りにされるはず。気さくな性格で、親戚づきあいもスムーズにいくので、相手のご両親とも実の親子のように仲良くなれるはず。末っ子女子のあなたは……家庭中心の甘えんぼ妻あなたの結婚生活は、かなり家庭中心になりそう。家庭環境が上手くいっているときは、家でも夫に理解を示す明るくおおらかなよき妻になるでしょう。でも、ひとたび夫婦関係でつまずくと、そのストレスを仕事にまで持ち込んでしまうところも。ただ、隠し事が出来ないあなたは、異性問題で家庭を乱すようなことは少ないでしょう。家族第一の甘えんぼなので、ケンカしたら自分から素直に謝って仲良し夫婦を目指して。一人っ子女子のあなたは……個性を尊重する自立妻あなたは結婚しても「人は人、自分は自分」と相手の個性を尊重するタイプ。確かにそれも大切ですが、パートナーに対する責任や家族との連帯意識も大事にしないと寂しい思いをさせてしまうこともあるかも。ただ、夫の失敗に寛容だから、夫婦仲は風通しよく楽しいものになりそう。でも、ひとつだけ気をつけるべきことがあるとしたら、共通の趣味の有無。夫婦で一緒に楽しめるものがあれば、きっと幸せが続くでしょう。傾向はあっても…それぞれの個性を活かして家族と仲良く付き合えるといいですね。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)
2023年10月30日これなんて読むの!?と驚くような難読漢字や、よく使うのに意外と読めない常識漢字…あなたも漢字クイズにレッツトライ!「俄か」はなんて読む?にんべんに「我」と書いてなんて読むのでしょうか。ヒントは「俄雨」「俄かファン」といった使い方をします。いったいなんて読むのでしょうか?正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。正解は…正解は「にわか」でした!「俄か(にわか)」の意味は、物事が急に起こるさま、一時的でかりそめであるさまを表します。よく耳にする「俄かファン」とは、話題になってから突然ファンを公言する人などを指します。熱量が一時的で、ブームがさるとファンではなくなることが多いのが特徴です。同じ言葉を使う「俄雨(にわかあめ)」も、同じ性質をもちます。急に降り出して、雨行きがひどくなったと思ったら、間も無く止む雨のことを表すからです。一方で、似た意味の言葉に「夕立(ゆうだち)」があります。夏の午後や夕方に、急に降り出して、間も無く止む雨のことで、季節が限定された言葉になります。時期の違いに注意してくださいね!みなさんは分かりましたか?家族や友達にも、「知ってる?」と聞いて自慢してみて!あわせて読みたい🌈【纏う】はなんて読む?ヒントは服と関係がある言葉!
2023年04月14日国際的な注目を集めるイギリスの現代アーティスト、ライアン・ガンダー(1976~)の東京では初めてとなる大規模個展『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』が、7月16日(土)より東京オペラシティアートギャラリーにて開催される。オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像など多岐にわたるガンダーの作品だが、その創作活動において一貫しているのが「見る」ということへの考察だ。同展では、私たちが普段見過ごしていること、あたりまえと片付けてしまっていることへの注目を促すガンダーの新旧さまざまな作品を組みあわせ、東京オペラシティアートギャラリーの大きな展示空間をひとつの作品として構築する。作品ひとつひとつのなかで提示されるのは、ガンダーが制作活動の初期から持ち続けてきた、時間、お金・価値、教育、など「よく見ないと見えないもの」について。私たち誰にとっても大切な、これらのものごとの本質とは?まじめに、少しのユーモアを交えて問いかけるガンダーの作品は、見る人の思考や創造力をかきたて、お決まりのものごとを今までと違った視点で考えるきっかけを与えてくれる。当初2021年に開催が予定されていた同展だが、コロナ禍により延期に。その代わりに、本人からの申し出により、同館の寺田コレクションをガンダーのキュレーションにより紹介する『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』が開催された。困難な状況においても、発想の転換でよいものを創り出すその姿勢は、「創造する力」を信じるライアン・ガンダーを象徴しているといえるだろう。今回の個展にあわせ、4階の展示室では、再び『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵作品展』も開催される。ガンダー自身の個展と、ガンダーが選ぶ収蔵作品展、「ガンダーの視点」に注目するふたつの企画を通して、思わずハッとするような発見に出会えるだろう。《最高傑作》2013年公益財団法人石川文化振興財団蔵Courtesy the artist and TARO NASU photo: Martin Argyroglo《首にかけた重石(時間を無駄にしなかった証)》2019年Courtesy the artist and TARO NASUphoto: Stevie Dix《もはや世界はあなた中心ではない》2008年大林コレクション蔵Courtesy the artist and TARO NASUphoto:TARO NASU《時間の問題にすぎない》2020年Courtesy the artistCourtesy the artist and TARO NASU photo: Jon Gorrigan【開催概要】『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』会期:2022年7月16日(土)~9月19日(月・祝)会場:東京オペラシティ アートギャラリー時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)、8月7日(日)入場料:一般1,400円、大高1,000円※『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』も同時開催美術館公式サイト:
2022年06月07日寺山修司命日に捧ぐ初期短歌や昭和精吾がよんだ弔辞の再現、遺稿の詩などマイクと生演奏で語る90分昭和精吾事務所(代表:こもだまり)主催、寺山修司命日公演詩劇『われに五月を2022』が2022年5月4日 (水・祝) ~2022年5月5日 (木・祝)に高円寺K’sスタジオ(東京都杉並区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter(@showa_terayama) 装置もなく語りだけで情景を鮮明に想起させる昭和精吾の技法による《言語の洪水》を浴びよ!マイクを使い、彼の詩や短歌をたたみかける。寺山修司命日、もっともソリッドな形式で送る詩の激流、『われに五月を』!マイクを用いて語る元 天井桟敷・昭和精吾の技法により、寺山修司の言葉の力を、その情景を鮮明に想起させる昭和精吾事務所。本公演のキャストはこもだまり、西邑卓哲、梶原航、常盤美妃と、オーディション通過者の上入佐 秀平。5日夜の回のみ特別ゲストとして演劇実験室◎万有引力に在籍20年となる森ようこが出演。また、初代代表である故・昭和精吾は映像で、こもだと長篇叙事詩『李庚順』を上演する。劇音楽アルバム「仮面劇・犬神」は今夏全国発売。音楽監督は西邑卓哲(ACM:::/FOXPILL CULT)。ゲストとして J・A・シーザーが 1 曲書き下ろし、吉田達也(ドラム)ほか、声の出演で新高けい子(元 演劇実験室◎天井桟敷)、小林桂太・森ようこ(共に演劇実験室◎万有引力)、 白永歩美(月蝕歌劇団)、紅日毬子(虚飾集団廻天百眼)ら現代のアングラ界の俳優が参加する。本公演にて、音源に収録される新高けい子の音声も一部公開される。※演劇実験室◎天井桟敷、万有引力の「◎」は中が●が正式表記過去公演より過去公演より【演目について】30分にわたって青森の母親殺しを語る『長編叙事詩 李庚順』は、こもだが昭和精吾映像とコラボで。詩人で寺山修司記念館館長・佐々木英明が構成した、初期短歌による『短歌掛け合い〜燃ゆる頬森番海の休暇』。1970年に寺山が主催した告別式で昭和精吾がよんだ弔辞『力石徹よ』と、その時歌われた『あるボクサーの死』の再現。寺山修司の遺稿と言われる詩『懐かしのわが家』などを、次々とマイクで語る。音楽は、昭和精吾が使ってきたJ・A・シーザー楽曲と、音楽監督・西邑卓哲による楽曲とアコギ生演奏で綴る90分。撮影:荒川れいこ[zoisite]/過去公演『氾濫原3』「曽根崎心中」舞台写真昭和精吾事務所1984 年設立。演劇実験室◎天井桟敷伝説のアジテーター[昭和精吾]の唯一無二の語りの 技術を継承する劇団。舞台装置もなく、語りだけで情景を鮮明に想起させる手法は「言語の洪水」と称され、中毒性を持つ。2015 年の昭和精吾の逝去を受け、現在は女優・演出家のこもだまりが二代目代表を務める。 昭和精吾と共に 17 年活動し、技法を継ぐこもだ、イッキ(アクロスエンタテインメント/ なめくじ劇場)に加え梶原 航(航跡)が新加入。音楽家で映像作家の西邑卓哲(ACM::: /FOXPILL CULT)が音楽監督を務める。 J・A・シーザーの楽曲による詩劇のほか、西邑卓哲の楽曲による映像音楽劇を製作。公演概要昭和精吾事務所寺山修司命日公演詩劇『われに五月を2022』公演期間:2022年5月4日 (水・祝) ~2022年5月5日 (木・祝)会場:高円寺K’sスタジオ(東京都杉並区梅里1-22-22パラシオン高円寺B1-100号)作:寺山修司音楽:J・A・シーザー/西邑卓哲構成・演出:こもだまり(昭和精吾事務所/ACM:::)音楽監督:西邑卓哲(昭和精吾事務所/ACM:::/FOXPILL CULT)■出演者こもだまり(昭和精吾事務所/ACM:::)西邑卓哲(昭和精吾事務所/ACM:::/FOXPILL CULT)梶原航(昭和事務所/航跡)常盤美妃(舞台芸術創造機関SAI)上入佐秀平【音声/映像出演】イッキ(昭和精吾事務所/なめくじ劇場/アクロスエンタテインメント)昭和精吾【特別ゲスト】(5日夜のみ)森ようこ(演劇実験室◎万有引力)[協力]テラヤマ・ワールド/寺山修司記念館/アクロスエンタテインメント/ACM:::/FOXPILL CULT/航跡/なめくじ劇場/舞台芸術創造機関SAI/演劇実験室◎万有引力■公演スケジュール5月4日(水祝) 19:005月5日(木祝) 15:00/19:00※開場は、開演の15分前■チケット料金一般前売:3,500円当日:4,000円24歳以下前売:2,500円当日:3,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月27日昨年放送された『ドラゴン桜』で南沙良の存在を認識したという人も多いかもしれない。デビュー作『幼な子われらに生まれ』に『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』など、映画を中心に存在感を発揮し、デビュー当初からその演技力の高さは折り紙つきだったが、『ドラゴン桜』で一気にお茶の間での知名度を高めた。さらに放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に源頼朝(大泉洋)と北条政子(小池栄子)の娘・大姫役で出演することになっており、さらなる飛躍を遂げることは間違いない。そんな南が出演する映画『女子高生に殺されたい』が公開!古屋兎丸の人気漫画を原作に、タイトルそのまま女子高生に殺されるという願望を抱き高校教師になった男の“自分殺害計画”を描いた異色のサスペンスである本作で、主人公の教師・春人(田中圭)が、自分を殺してくれる理想の女子高生の候補のひとりとして標的と見定める少女・真帆を演じている。本作しかり、常に役柄の心情に丁寧に寄り添い、その内面を繊細に演じるが、演技については本人曰く「うまく説明ができない(苦笑)」という“本能型”。今年20歳を迎える若き実力派に話を聞いた。――オファーが来る以前から、原作の漫画を読んでいたそうですね?南元々本を読むのは好きなんですが、特にああいうテイストは好きで、本屋さんで見つけて、気になって手に取ってみたんです。タイトルから「どんな内容なんだろう?」と思って、読んでみたらまさかの展開で……(笑)。最初のイメージと違っていたんですけど、すごく面白かったです。――その後、映画化されることになりオファーが届き……。南真帆役と聞いて「え?あの女の子か……」と思いました。お芝居するのは楽しみでしたね。最初に原作を読んだときに感じた展開の読めないドキドキ感が映画の台本にもありました。特に親友のあおい(河合優実)との関係性が気になって、どんな掛け合いをして、どういうお芝居になるのか楽しみでした。――真帆について、南さんはどういう女の子だと感じましたか?役作りに関しても教えてください。南自分に自信がなくて、不安を常に抱えているような繊細な女の子だったので、演じる上でもそこは意識しましたね。ただ、現場に入る前に作りこんだりという準備はあまりしていなくて。今回は監督とも役についてそんなにお話もしていなくて、自分の中でなんとなくイメージを持ちつつ、現場でとりあえずやってみる感じでした。――保健室で過ごすことの多い親友・あおいを常に気遣う優しい女の子で、優等生でもありますが、物語が進むにつれて、真帆が抱えている多面的な部分が見えてきます。南どこか自分でも「おかしい」と思っていて、自分の中でなにかが起きているのを感じつつ、でも頑張って「普通でいなきゃ」という意識を抱えているというところは、お芝居をしながらも感じていました。――普段から、役柄について論理的に組立てたり、セリフを繰り返し練習したりということはあまりしないんですか?南そうなんです。ただ、今回は監督から「こうして」「こういう感じに」と言われることがほとんどなく、自由にやらせていただきました。でもやっぱり、自分の頭の中で考えても、実際にやってみると、出てくるものが全然違うんですよね。むしろあれこれ考えずに目の前のお芝居に集中しようと。そんな感じです(笑)。――デビュー作『幼な子われらに生まれ』のときも、母親の再婚相手を演じた浅野忠信さんの演技に「素直に反応した」とおっしゃっていました。そうやって目の前の相手との対話ややりとりに反応するというのは今も変わらず?南そうですね、ずっとそういう感じです。だから、役作りとかについて、なかなか言葉で説明ができないんです(苦笑)。――そういう臨み方に“恐怖”は感じないですか?南「怖い」っていうのはあまりなくて、「楽しい」という感覚の方が大きいかなと思いますね。家でひとりで台本を読んでいても、相手のお芝居がどういうふうに来るのか全く分からないので、現場で実際にお芝居をしてみないと、自分のセリフもどんなふうに出てくるか分からないのですが、それが楽しいですね。「役を引きずることが全くないんです。役のせいでつらいと感じることもない」――「女子高生に全力で殺されたい!」と願う主人公の教師・春人を田中圭さんが演じると聞いたときの印象は?南「え?田中圭さん?どんな感じになるんだろう?」って思いました。実際に現場でお会いしたら、明るくてお茶目な方で、優しいし……、こんなテイストの作品ですけど(笑)、現場はすごく温かかったです。――本作の真帆は自分の中に“闇”を抱えている少女でしたが、これまでの作品でも、心の傷や葛藤、思春期ならではのコンプレックスや生きづらさなどを抱えた少女を多く演じてきました。そうした役を演じる撮影期間中は、どういう精神状態で過ごしているんですか?南それが私、役を引きずることが全くないんです。カットがかかると切り替わるような感じで、役のせいで「つらい」とか感じることは全然ないですね。――こうしたなにかを抱えた少女の役柄を演じる面白さ、役柄が自身に影響を与えてくれる部分はありますか?南こういう役と通じるところが自分の中にもあるというのは、いつも強く感じています。だからこそ実際にお芝居をしていて苦痛に感じるようなこともなくて、どちらかというとお芝居しやすいという感覚が強いんですよね。そういう意味で、素直に役の気持ちに寄り添い、共感することが多いし、演じていて面白いなと思います。――逆に、普通の人とかけ離れた狂気をはらんだ役であったり、『ドラゴン桜』で演じたような、今どきの明るい役の方が難しさを感じる部分もありますか?南そうですね、思いきり明るい役のときは、苦労した部分はありました。私自身はそんなに明るいタイプではないので(苦笑)。――今回のように学校を舞台にした作品で、同世代の俳優さんと共演する機会も増えてきたかと思います。南ここ最近、同世代の方とお芝居できることが増えてきて、新鮮です。作品で学校生活を体験しているような感覚で楽しいですね(笑)。――先ほどおっしゃっていたように、真帆とあおいの友情も作品の中で重要な要素のひとつとなっています。南さん自身は親友と呼べる存在はいらっしゃいますか?南出かけたりするのも母親が多くて、友達のような感じの関係性なんですよね。なんでも相談するかというと、そういうわけでもないけど(笑)、でもいつも一緒で安心感がありますね。反抗期みたいなことも全然なかったですし。――現場で同世代のみなさんとはどんなふうに距離を縮めたり、関係性を築いてるんですか?南私がそれを教えてほしいくらいです(笑)。――10代の半ばで女優としての活動を始めて、もうすぐ二十歳ですね。今年は大河ドラマへの出演もあり、周りから見ると理想的とも言えるような着実なステップアップを遂げているように思えますが、ご自身はここまでの道のりをどんなふうに受け止めていますか?南デビュー当時、なにか目標を掲げていたわけでもなく、とりあえず「お芝居をしたい!」ということしか考えていなかったし、今、自分で振り返ったり、考えたりすることもあまりないんですけど、でもここ最近、お芝居させていただける環境にいられるということが、すごく幸せなことなんだなというのを強く感じています。この先もそれが続いたらいいなと強く思っています。――10代でやり残したことはないですか?南どうでしょう(笑)?特に……ないかな?――20歳を迎える心境は?南よく聞かれるんですけど、自分の中では「誕生日だな……」くらいで特になにもなく(笑)。20歳とは関係ないですが、運転免許を取りたいかな?時間があれば。――運転してみたいんですか? 車で行きたいところとかありますか?南いや、一応、免許は持っておこうかな……と(笑)。取材・文:黒豆直樹撮影:川野結李歌『女子高生に殺されたい』上映中ぴあアプリでは南沙良さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。
2022年04月13日E.G.WORLD(代表:金堂修一)主催、『われは女ぞ後編「お互いさま」の叛逆』が2022年5月6日 (金) ~2022年5月8日 (日)に絵空箱(東京都新宿区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 ★限定割引チケットあり公式ホームページ 今回、昨年11月に上演した「われは女ぞ前編『同調協力』」の「われは女ぞ」シリーズの中編を飛ばしての後編となります。E.G.WORLDは、安心して流して観ていられる芝居はしたくありません。観ている人の心をヒリヒリさせたいし、グサグサと心に引っかかる芝居をしたいと思っています。『われは女ぞ 後編「お互いさま」の叛逆』理不尽に両親を殺された時、私はまだ生後1年と3か月、両親の声も感触も知らず、平凡に関係ないと暮らしているが・・・有名な無政府主義者を両親に持つ娘はどう生きていくのかE.G.WORLD1997年、ライブハウス経営、映画製作等に携わった金堂修一と燐光群にいた出口恵子が一人芝居「皆殺しの天使」にて旗揚げ。以後、毎年定期的にオリジナル作品を上演。短編のビデオ作品も上映。2014年からはE.G.WORLDの番外公演「劇団意地悪」として短編のオムニパス作品を上演。一本のストーリーを上演するE.G.WORLD公演とほぼ交互に上演している。プレッシャー・コンプレックス・ディスコミュニケーションをテーマにヘヴィでハードでディープな作品作りを目指している。E.G.公演概要E.G.WORLD『われは女ぞ後編「お互いさま」の叛逆』公演期間:2022年5月6日 (金) ~2022年5月8日 (日)会場:絵空箱(東京都新宿区山吹町361 誠志堂ビル1~2階)■出演者出口恵子金堂修一■スタッフ製作・脚本・演出:金堂修一照明:長尾裕介音響:滝口美幸ビデオ撮影:高橋哲也チラシデザイン:おかなチラシ画:宮ゆか里■公演スケジュール5月6日(金)18:005月7日(土)13:00/18:005月8日(日)13:00/18:00※開場は、開演の30分前■チケット料金前売:3,000円当日:3,500円(全席自由・税込)【カンフェティ限定】3,000円 → カンフェティ席2,000円! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月11日みなさんは、今気になっている彼がいますか?気になる彼がいる人は、彼の恋愛傾向をチェックしちゃいましょう♡実は、生まれ順から恋愛傾向を診断することができるんです。気になる人は早速チェックしてみてくださいね♪彼の生まれ順は次のうちどれ?第一子・間っ子・末っ子・ひとりっ子のどれかによって、男性の恋愛傾向がわかります!あなたが気になる彼は、この4つのうちどれに当てはまりますか?第一子はA、間っ子はB、末っ子はC、ひとりっ子はDの結果をチェックしてください♪A【亭主関白タイプ】第一子の男性は、恋愛において亭主関白タイプと言えるでしょう。そうなってしまう理由は、自分のあり方に対する理想が高いから。それが、亭主関白な立ち居振る舞いをすることに繋がってしまいます。ですが、その分強い責任感を持っていて、「女性を守ってあげたい」と考えている男気のあるタイプです。このタイプの男性とうまく付き合うためには、少し受け身でいることが大切。B【相手に尽くすタイプ】上下に兄弟がいる間っ子は、マゾっ気があり恋愛では相手に尽くすタイプです。女性のことを大切にするためなら、自分を犠牲にすることもあるみたいです。受け身で静かな人が多く、恋愛がすぐに発展しないことも多いでしょう。そんな間っ子の男性は、ちょっとワガママで可憐な女性を好む傾向にあります。C【オレ様タイプ】末っ子の男性は、恋愛ではサディストなオレ様タイプです。自分が主導権を握っていたいと思っていて、女性のことを振り回すことが多いかもしれません。甘やかされたいタイプなので、大人っぽくて包容力のある女性を好む傾向にあります。D【付かず離れずタイプ】ひとりっ子の男性は、付かず離れずな距離感で恋愛をする傾向にあります。それゆえに淡白だと感じるかもしれませんが、その分自立した恋愛が得意なタイプと言えるでしょう。恋愛では適度な距離感を大切にしているので、その距離感が心地いい女性なら相性がいいかも。気になる彼がひとりっ子なら、適度に放置することを意識するとうまくいきそうです。いかがでしたか?今は気になる彼がいない人も、これを覚えておくとこれから役に立つときがあるかも♪気になる彼を振り向かせるために、今回の結果を参考にしてみてくださいね。(監修:NOTE-X)"
2021年09月19日発明家の、もにゃゐずみ(@Monya_sub)さんは秀逸なアイディアの開発品をTwitterに投稿しています。2021年8月8日、もにゃゐずみさんは新作の開発品を公開。開発品には「センスしか感じない!」「これは欲しい」と称賛の声が相次ぎ話題になりました。通常、割れ物などが入っている荷物などに、配達中の取り扱いに注意するよう、うながすために貼る『われもの注意』のシール。段ボールなどに貼ってあるのを、見たことがある人も多いでしょう。もにゃゐずみさんは1文字足して、このようにしました。われのもの!!注意「自分のものである」ことを全力で主張するステッカーできた pic.twitter.com/pzCgLlO2jY — ゐずみのガラクタ (@Monya_sub) August 8, 2021 自分のものを横取りされないように「私のもの!」と最大限にアピールするシールにしたのです。その迫力とアピール力から、誰も手を出すことはないでしょう。しかし、精巧なデザインから段ボールに貼ると『われもの注意』のシールにしか見えません!秀逸な開発品だからこそ、読み間違えて横取りされてしまう危険性も出てきてしまいそうですね。こちらのシールは、オンラインショップ『MONYA』で販売しています。【ネットの声】・センスの塊!これは欲しい。・傘に貼りたい。素晴らしいアイディアだ。・うまい!ただ、関西地方だと「お前のもの」っていう意味になっちゃうんだよな…。どうやら、地方によっては方言で、『われ』が相手を指す意味で使用されていることもあるため逆効果になる可能性も。自分のものとアピールしたつもりが、反対に『あなたのもの』といった意味にならないよう使用する際は注意が必要となりそうです。[文・構成/grape編集部]
2021年08月10日『新聞記者』藤井道人監督、『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督、『幼な子われらに生まれ』三島有紀子監督の3人と、一般公募より選ばれた新人監督含めた9名が集い、12本の物語を作りあげる映画製作プロジェクト『DIVOC-12』。この度、“感触”というテーマを掲げる上田監督チームに集うキャスト陣が解禁、併せて各作品のタイトルも解禁となった。今回明らかになったチームを導く上田監督作品のタイトルは『ユメミの半生』。主演にはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」や、日曜劇場「この世界の片隅に」に出演、確かな演技力で最近では声優にも挑戦している松本穂香。共演にはNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で話題になり、映画『ライアー×ライアー』や現在放送中のドラマ「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」で年下男子を演じている若手俳優・小関裕太。ふくだみゆき監督の作品タイトルは『魔女のニーナ』。オーディションにて本作の主演を見事掴み取ったのは、映画『一度死んでみた』やドラマ「知ってるワイフ」など数々の話題作に出演する安藤ニコ。また共演には、YouTubeチャンネル「HIMAWARIちゃんねる」で260万人以上のチャンネル登録者数を誇る、家族YouTuberのおーちゃんに決定した。続けて、中元雄監督による作品は『死霊軍団 怒りのDIY』。主演を務めるのは、「半分、青い。」「今日から俺は!!」などに多数出演、ドラマや映画、舞台、CMでも引っ張りだこでありながら、ときに激しいアクションシーンを披露している清野菜名。共演には、若手俳優の登竜門である仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーゼロワン」で主演を務め、「先生を消す方程式。」「着飾る恋には理由があって」などで知られる高橋文哉。そして、一般公募から選ばれたエバンズ未夜子監督の作品タイトルは『あこがれマガジン』。本作のW主演を務めるのはNHK連続テレビ小説「まんぷく」や映画『ビューティフルドリーマー』に主演、さらに映画監督、執筆家としてマルチな才能を発揮する小川紗良。雑誌「non-no」の専属モデルとして活躍しながら、ドラマや映画など女優としての活躍も注目される横田真悠。コロナ禍で人と触れ合いぬくもりを感じる機会が減った今、“感触”をテーマに掲げる上田監督チームが何を伝えてくれるのか、期待が高まる。上田慎一郎監督『ユメミの半生』【松本穂香 コメント】今も大変な状況が続くなか、行き場のない思いに、やるせなさを感じている方も多いと思います。そんな状況下、このようなプロジェクトに参加させて頂いたことで、いまの自分の気持ちを見つめ直すキッカケにもなりました。今だからこそ、純粋に楽しめる映画をお届け出来れば嬉しいなと思っています。【小関裕太 コメント】このプロジェクトにお声掛けいただき、そしてその一員になることができ非常に嬉しいです。映画はその時代時代に、作られる意味を持って生まれているんだと思いながらいつも撮影に挑んでます。僕が今回参加させていただいた『ユメミの半生』は、観終わった後に夢や希望がもらえる作品。この時代、今僕自身が映画に欲しているテーマでした。約10分というこの短い世界の中に凝縮された様々な想いが、誰かの明日に繋がりますように。ふくだみゆき監督『魔女のニーナ』【安藤ニコ コメント】観終わった後に思わず鼻歌を歌ったり、踊って帰りたくなる様なとても明るくて楽しい作品になっていると思います。短い撮影期間だったにも関わらず、おーちゃんやスタッフさんと撮影の合間に話したり遊んだりと明るい現場でした。泊まりがけの撮影だった為、ふくだ監督と作品やお芝居についてお話させて頂く時間も多く、貴重な経験をさせて頂きました。二人の少女の愛らしい友情と、成長する姿に是非注目して頂きたいです。【おーちゃん(HIMAWARIちゃんねる) コメント】初めて映画に出ました。とっても緊張したけど、ニコちゃんとたくさんお話し出来たしふくだ監督も優しくて、演技が上手に出来るようにいっぱい教えてくれて楽しかったです。ありがとうございます。また映画に出たいです。いろんな人にこの映画を見て欲しいです。とっても楽しくて感動する映画です。ぜひ見てください。中元雄監督『死霊軍団 怒りのDIY』【清野菜名 コメント】昨年から作品の中止や延期によって悔しい思いをした方々が沢山いらした事と思います。私もその中の一人です。そんな中でも必死に日本映画界を盛り上げようと全力で前を向いている皆さんの熱い思いに胸を打たれ、この度『DIVOC-12』に参加させていただきました。短い撮影期間ではありましたが、私にとってこの二日間はかけがえの無い宝物です。時間を忘れるほど無我夢中で撮影をしました。ブルース・リーをこよなく愛す中元監督作品を楽しみにしていてください!【高橋文哉 コメント】こんにちは、高橋文哉です!『DIVOC-12』上田慎一郎監督チームの中元組に参加させて頂きました。撮影現場では、主演の清野さん、スタッフの皆様が明るく振る舞ってくださり、すごくリラックスして楽しくお芝居させて頂きました。このようなご時世の中で、皆様に笑顔をお届けできる作品となっていると思いますので、是非ご覧下さい!エバンズ未夜子監督『あこがれマガジン』【小川紗良 コメント】19歳にしてプロのスタッフに囲まれて映画を作れることに羨ましさを感じつつ、どこか学生時代を思い出すような懐かしさもある現場でした。エバンズ監督の思い描く不思議な世界観を、不思議で片付けずに、どうにか理解しようとみんなで歩み寄りながら作っていました。私自身もどんな仕上がりになっているか想像がつかないので、楽しみです。【横田真悠 コメント】エバンズ組に参加させて頂きました横田真悠です。小川紗良ちゃんと1年半ぶりの共演ということで、安心感がありましたし、とってもワクワクしながら取り組むことができました。衣装やメイクがレトロに仕上がっているので、懐かしいと感じる方もいらっしゃると思いますし、同世代の方にはどこかエモさを感じてもらえるような作品になっているので、そこに注目していただけると嬉しいです!『DIVOC-12』は2021年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年公開予定
2021年06月08日生まれ順で性格が変わってくるというのは、心理学の世界でもよく言われることです。もしかしたら付き合う相手によっては、自分が損な役回りをしてしまうかも……?そこで今回は、長女(第一子)にあたる女性の恋愛傾向や相性の良い男性・悪い男性をご紹介いたします。■ 長女の恋愛傾向……安定的な恋を目指す長女のあなたはとても真面目で几帳面。周囲への気配りもできるので、一緒にいる相手を安心させられると言えます。計画性があり、相手を見る目もバッチリな彼なので、付き合う上でもとても堅実。一生懸命好きな人を想い、恋人を大切にするでしょう。アタックに関しても、博打のように思い切った告白をせず、相手の気持ちを確認しながらコツコツ地道なアクションを起こしていくでしょう。また、安定的で穏やかな恋を望む気持ちが強いタイプです。■ 恋愛における魅力……受け身でも細やかな心遣いでアピール長女のあなたは一見すると、あまり恋愛に積極的ではないかのように見えます。しかしそれは仮の姿。一度火がつくと、止められないくらいに情熱的になる傾向が。失敗することが嫌いな性格なので、まずはじっくり相手の性格や好み、自分に対してどんな感情をもっているか観察することから始めるでしょう。そして、彼も気があるかも……と感じたら、気遣いができるところを、さりげなくアピールします。少し時間はかかるかもしれませんが、あなたの細やかな性格に心惹かれる男性はかなり多いはずですよ。■ 相性の良い男性のタイプ……頼りがいのある男性長女のあなたは自分が積極的に相手にアプローチをかけるよりも、相手からアプローチされるのを待つ傾向にあります。そのため、少し強引なくらいにリードしてくれる相手とは相性バッチリ!相手の男性も、ついてきてくれるあなたに愛情を感じ、大切にしてくれるでしょう。あなたの恋が最も上手くいくのは、リラックスしているときです。頼りがいのある彼なら心が穏やかでいられるため、相手にも心から優しくなれるはずです。■ 相性の悪い男性のタイプ……口が達者な男性長女のあなたと相性の悪い男性の特徴は、ズバリ「口が達者なタイプ」でしょう。しかし、頭の中では危険信号が出ているにも関わらず、相手の巧妙な話術や軽快なトークについ心を許してしまいがち。もしもこのタイプと接点を持ってしまった場合は、会話の内容ではなく行動に注目すると良さそうです。何だかおかしいと感じたときは、自分の意思をハッキリと持ち、断るべきことはキチンと断りましょう。■ 慎重で気遣い上手長女の内面を一言で表現すると、「慎重派」。何ごとにも細かく計画を立て、ミスのないように行動するのが本質です。人や社会に対する見方はやや厳しめで、自分に対してもストイックなところがあります。しかし、相手の置かれた立場や状況への配慮が行き届いているため、周囲から信用されるでしょう。そこを恋愛に活かすことができれば、自分のモテる魅力を最大限に発揮できるはずです。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月18日気になる彼の恋愛傾向が、生まれ順で診断ができることをご存知ですか?このテストでは、生まれ順だけで男性の恋愛傾向が分かります。Q.彼の生まれ順は、次のうちどれですか?A:第一子B:間っ子C:末っ子D:一人っ子診断できること『生まれ順で分かる男性の恋愛傾向』生まれ順や兄弟構成は、男女問わず他者との人間関係の基礎を形作ります。この診断では、そんな人間関係の基礎である生まれ順から男性の恋愛傾向を暴きます。A:亭主関白恋愛第一子の男性の恋愛傾向は、ズバリ亭主関白な恋愛タイプです。責任感が強く、女性を守ってあげたいという気持ちも人一倍強い男性でもあります。男性としての自分に理想が高いので、結果として亭主関白な振る舞いが多くなってしまいそうです。女性には謙虚さを求めますから、やや受け身でいると良いでしょう。B:尽くしたい恋愛間っ子の男性の恋愛傾向は、M気質な尽くしたい恋愛タイプです。女性を大切にしたいという気持ちが強く、そのために自分を犠牲にする一面がありそうです。受け身でもの静かであることも多く、恋愛は始まるまでが長いことも多いでしょう。女性には適度なワガママさと可憐さを求めているようです。C:俺様気質恋愛末っ子の男性の恋愛傾向は、Sっ気のある俺様気質な恋愛タイプです。甘やかされたい願望が強くありますから、恋愛では常に主導権を握っていたい男性です。結果として女性にワガママが出てしまったり、振り回すことも多いかもしれませんね。女性には大人っぽさや包容力を求めるタイプでもあります。D:付かず離れず恋愛一人っ子の男性の恋愛傾向は、付かず離れずを好む恋愛タイプです。恋愛をしても女性とは適度な距離感を保っていたいのが一人っ子男性の特徴です。やや淡白ではありますが、自立した恋愛が最も得意なタイプでもあります。あまりベタベタしすぎずに適度に放置することで、彼を魅了する恋愛ができるでしょう。いかがでしたか?気になる彼と仲良くなるために、恋愛傾向を知っておくと恋愛を進めやすくなります。このテストを活用して、最短で恋愛を進めてみてくださいね!(恋愛jp編集部)
2021年01月04日ベビーカレンダーは、2020年5月生まれの女の子8,166名を対象に、『5月生まれベビーの名づけトレンド』に関する調査を行いました。5月生まれの女の子に人気の名前ランキング、結果は…!? 1位陽葵(主なよみ:ひなた、ひまり)「陽葵(主なよみ:ひなた、ひまり)」は2018年の年間ランキングでは6位、2019年は1位の名前で、4月の8位から5月は1位へと大幅にランクアップ。太陽に向かってまっすぐにすくすく成長する「葵」を用いた、女の子らしいフラワーネームです。葵は梅雨から夏にかけてきれいな花を咲かせることから、5月にぴったりの名前。ぽかぽかとあたたかい太陽を表す「陽」と組み合わせることで、「朗らかで落ち着いた品格のある女性に育ちますように」という願いが込められているようですね。 2位芽依(主なよみ:めい)「芽依(主なよみ:めい)」は2018年の年間ランキングでは7位、2019年は8位の名前で、4月の11位から5月は2位へと大きくランクアップしました。5月(英語でMAY-メイ-)ということから、5月に人気が集中したと言えるでしょう。草木の発芽、芽が出はじめることを意味する「芽」は、新緑の季節である5月にぴったりの漢字ですね。「い」で終わるよみは、呼びやすいうえにきりっとした印象の名前になります。 3位紬(主なよみ:つむぎ)高貴で知的な印象になる“濁音ネーム”である「紬(主なよみ:つむぎ)」は、2018年の年間ランキングでは16位、2019年は4位、4月は4位にランクインするなど、近年人気上昇中の名前です。「紬」とは紬糸で織られた絹織物のことで、江戸時代には普段着として愛用されたほど。美しく丈夫な絹織物であることから、「周囲に流されない芯のある上品な女性になってほしい」という想いを込めてもいいですね。どことなく古風で日本的な“レトロネーム”のひとつでもあります。 4位莉子(主なよみ:りこ)2018年の年間ランキングでは8位、2019年は6位の「莉子(主なよみ:りこ)」が、5月は4位にランクイン。“二音ネーム”で、音の響きが可愛らしく呼びやすい名前です。「莉」は夏に香りのよい花を咲かせる「茉莉花(ジャスミン)」にも用いられます。ジャスミンの花言葉は「愛想のよい」「愛らしさ」ということもあり、女の子に人気の漢字です。「子」がつくことで日本的な美を連想させる、“レトロネーム”でもあります。 5位葵(主なよみ:あおい)爽やかできりっとした印象になる「い」止めネームである「葵(主なよみ:あおい)」は2018年の年間ランキングでは1位、2019年は3位にランクイン。2019年の漢字ランキングでは男の子の38位、女の子の15位にランクインするなど男女ともに人気の名前です。葵は梅雨から夏にかけてさまざまな色の花を咲かせ、5月生まれにぴったり。太陽に向かって伸びる葵のように「すくすくと健康に、誠実に成長しますように」という想いを込めてもいいですね。 6位結月(主なよみ:ゆづき)4月と同じく5月も6位の「結月(主なよみ:ゆづき)」は、2018年の年間ランキングでは8位、2019年は9位にランクインした名前。「結ぶ」「実をつける」という意味があり、「良縁に恵まれるように」という願いが感じられるような「結」と、優しく美しい光を反射させ神秘的な雰囲気がある「月」を組み合わせた名前です。高貴で知的な印象になる“濁音ネーム”でもあります。 6位澪(主なよみ:みお)2018年の年間ランキングでは17位、2019年は11位にランクインした「澪(主なよみ:みお)」。川や海の船が通る水路を意味し、穏やかに水が流れる印象を受け、安心感のある名前です。「澪」という漢字には「令和」の「令」が入っていて、“令和ネーム”でもあります。改元した2019年5月当時、「令和ネーム」ベビーは15人でしたが、今年の5月は34名と約2倍に増えています。これからも「令和ネーム」ベビーは増えていきそうです。 8位結衣(主なよみ:ゆい)2018年の年間ランキングでは4位、2019年は12位にランクインした「結衣(主なよみ:ゆい)」。「結」は人とのご縁を表し、「周囲の人に恵まれますように」という願いを込めて用いてもいいですね。「衣」は女の子の名前の止め字によく使われ、美しい衣や絹を意味することから、古風で気品のある印象になります。呼びやすく覚えやすい“二音ネーム”でもあり、女優の新垣結衣さんの人気もあってか、女の子に人気の名前です。 8位結菜(主なよみ:ゆいな、ゆな)女の子らしい「菜」がつく“菜の花ネーム”である「結菜(主なよみ:ゆいな、ゆな)」は、2018年の年間ランキングでは3位、2019年は5位にランクインしています。2019年の人気漢字ランキング5位の「結」と、4位の「菜」を合わせた名前です。「菜」という漢字は春に黄色の花を咲かせる菜の花を連想させることから、明るく親しみやすい印象になります。 8位凛(主なよみ:りん)「凛(主なよみ:りん)」は2018年の年間ランキングでは2位、2019年も2位にランクインするなど、近年人気の高い名前。まるで鈴がなる音のようでかわいらしい響きです。「凛とした」「凛々しい」などという言葉に用いられることから、「芯の強さ」「知性」「品の良さ」を感じられ、「自分の道を毅然と歩んでいく、美しく自立した女性になってほしい」という願いが込められているようですね。 毎年5月生まれの女の子は、「めい」とよむ名前の人気が急上昇する傾向にあります。2位の「芽依」が4月の11位から5月は2位にランクアップしたことからも、5月(英語でMAY-メイ-)の季節感を取り入れた名づけがされていることがわかりますね。漢字ランキング5位の「結」もTOP10に3つ入っており、引き続き人気がありました。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2020年5月1日(金)~2020年5月25日(月)調査件数:8,166件(女の子) 文/福島絵梨子
2020年06月10日夏帆が主演し、妻夫木聡を共演に迎えた映画『Red』が、来年2月に公開されることが決定。『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子が監督を務める。平凡な結婚、可愛い娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた村主塔子。10年ぶりに昔の恋人・鞍田秋彦に再会する。「君は、変わってないな――」鞍田は、塔子の気づかなかった心の隙間に悪魔のように入り込んでくる。そして、運命は予想もしない方向へ走り出す――。本作は、現代女性の恋愛心理描写を巧みに表現し、女性から圧倒的な支持を得る直木賞作家・島本理生が、初めて官能の世界に挑んだ同名小説の映画化。刊行当初、あまりにも衝撃的な内容に賛否両論が巻き起こった小説の禁断の映画化で主演を務める夏帆さんが演じるのは、鞍田の危険な求愛に心を激しく揺り動かされる村主塔子。ここまで濃密な恋愛映画の出演は初めてとなる彼女が、繊細かつ大胆に演じ、新境地を切り開く。そして、近づいてはいけない“危うい魅力”をまとう昔の恋人・鞍田は妻夫木さんが。これまで見せたことのない“悪い男”の色気を全身から漂わせ演じる。夏帆さんは「妻夫木さんとは初めて共演させて頂きましたが、お芝居している時もそうでない時も、役柄と同じ様に大きな愛でずっと守ってくださっている感覚があり、とても心強かったです」と妻夫木さんとの共演を明かし、「塔子は自分にとって、とても挑戦した役で、観てくださる方がどういう風に捉えるのか、今からドキドキしています」と公開後の反応が楽しみだと語る。一方、妻夫木さんは「来年40歳を迎える年で、そろそろ大人の恋愛をお芝居の中で表現できるようになりたいと考えていた時に、いつかお仕事をご一緒したかった三島監督からお話を頂いて、この巡り合わせがとても嬉しかったです」とオファー時をふり返り、「撮影中は、この映画自体に恋愛しているような感覚で、夏帆さんと一緒に作り上げていきました。『Red』は、理屈じゃない、人間の本能的な部分に問いかけてくるようなお話だと思います。皆さんが、どういう風に感じてくださるのか僕自身も楽しみです」とコメントしている。『Red』は2020年2月、新宿バルト9ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年08月21日●宮沢りえとの意外な共通点雑誌『ニコラ』の専属モデルとして活躍し、女優デビューを飾った映画『幼な子われらに生まれ』(17)から高い演技力にも注目が集まっている南沙良(16)。2018年は初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が公開され、ロングランヒットを記録した。年明けにはテレビドラマ初出演で初主演となる(出口夏希、永瀬莉子とのトリプル主演)『ココア』(フジテレビ・1月4日23:30~24:40)も放送される。そして現在は、初めてのCM出演が叶った江崎グリコ「ポッキー」の新シリーズでも繊細な演技を見せて評判を集めている。新コンセプト「ポッキー何本分」をテーマに綴られる親子の物語で、宮沢りえ、大倉孝二と共演。WEB限定公開中の、B’zが書き下ろしたCM主題歌「マジェスティック」が流れる超ロングバージョン(7分6秒)も話題だ。2018年フル活動、そして2019年はさらなる飛躍が期待される南に、CM撮影にまつわる話を中心に、家族の話や現在ハマっている意外な趣味についてなどを聞いた。○■宮沢りえ、大倉孝二と緊張の共演――CM初出演のポッキーの新シリーズが評判になっていますね。CMへの出演を知ったときは、マネージャーさんとハンバーグを食べている最中だったんです。「ポッキーのCMが決まったよ」と言われて。本当にビックリしました。なんだか余計にハンバーグがおいしく感じました(笑)。CMのお話だけでも嬉しいのに、「ポッキー!うそでしょ!」って、ビックリしすぎて気持ちをいったん家に持ち帰って整理しました(笑)。――ご家族の反応は?特にお母さんが喜んでくれました。よかったね、よかったねって。――新CMは、「ポッキー何本分」というキャッチコピーのついた、ドラマ仕立ての作りになっています。通常のCMに加えて、WEBでは超ロングバージョンも公開されています。宮沢りえさん、大倉孝二さんという大先輩と家族役ですね。「ポッキー何本分」というフレーズは、すごくステキだなと思いました。宮沢さん、大倉さん、おふたりともに初めてお会いしたんです。すごく緊張していたんですけど、明るく気さくに話しかけてくださって嬉しかったです。――カメラの外ではどんなお話をされましたか?私は、小学校のときから、お洋服を作ったりお裁縫をするのが趣味なんです。母がお裁縫をするのが大好きなところに影響されて。そのお話をしたら、宮沢さんも刺繍にハマっているそうで、いいよねって一緒にお話ししてくださいました。あと、中江(和仁)監督もミシンで裁縫するのがお好きらしくて、監督も一緒になってミシンの話をしました。大倉さんはさすがにやったことはないとおっしゃってましたけど(笑)。短い時間でしたが、楽しくお話できました。○■「馴染めない時期」転校で悩んだ過去――CMでは、南さんは転校したての女の子、赤井沙良ちゃんの繊細な気持ちを演じていますね。事前に監督とお話をして、現場でもシーンごとに監督と、今沙良はこういう気持ちだよねということを確認して進めていきました。共感できる部分があったので、そこを大事にしました。――どんな点に共感したんですか?私も中学校のときに一度転校していて、馴染めない時期があったんです。だからよく分かります。長いバージョンは特にひとつのドラマとして観られるので、母が見てすごく感動してました。完成したCMを見たときには私自身も感動しましたが、母の反応を見て、またジンときました(笑)。――実際に南さんが転校して悩んだときにも、CMでの宮沢さんとのように、お母さんにお話ししたりされましたか?はい。すごく仲がいいので、母には何でも相談します。そのときにもどうしたら馴染めるかなって相談しましたし、それで気持ちが楽になりました。――仲良し親子なんですね。家族みんな、すごく仲良しです。母とも映画に行ったり、お洋服を買いに行ったりしますけど、兄とふたりでご飯に行ったりもします。それに家族みんなでカラオケに行ったり。すっごくにぎやかです。最近は家でみんなでゲームをすることも多いです。すっごい本気になって、途中でケンカすることもよくあります(笑)。基本的に兄がもともと強いのですが、最近はみんなで楽しくできるパーティーゲームなんかもします。でも私と母がすっごく下手くそで(苦笑)。きゃーきゃー言いながら、遊んでいます。――新CMが家族のドラマだったのも親孝行ができましたね。南さんは、家族の場面以外のシーンも多く撮られています。どんなシーンが特に印象に残っていますか?最初に教室に入って、転校生として自己紹介するところです。学校のシーンで最初に撮影したのがあの場面で、みんなが教室にいるところで、すっごく緊張しながら「赤井沙良です」って言いました。あとは海の撮影もすごく覚えています。ストーリー的にはシリアスな場面ですが、2年ぶりに海に行けて、すっごくテンションが上がって喜んで遊んでました。8月に撮ったのですが、夏のいい思い出になりました。●ゴジラ、メガロドンが大好き○■思い描く女優像とは――2018年を振り返るどんな年でしたか?うーん、たくさんありすぎて全然絞れないんですけど、いろんなことを体験できて、とてもいい年でした。ポッキーのCMに出演できたこともそうですし、あとはやっぱり『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が公開されて、いろんな方に、「観たよ、よかったよ」と言ってもらえたので、それが嬉しかったですね。――2019年の目標を教えてください。女優さんとしてはもっと違う役に挑戦していけたらなと思っています。――特に興味があるジャンルなどはありますか?なんだろう。なんでも挑戦したのですが、今の自分のイメージから一番遠いのはコメディですかね。――振り切ったコメディも見てみたいです。アクションなんかも。アクションは、もちろんお話をいただけたら挑戦したいですが、運動がすっごく苦手で……。――普段、体を鍛えたりは?まったく(苦笑)。家から駅まで歩くくらいの運動しかしてないです。腹筋とか、たぶん3回くらいでギブアップです(苦笑)。でもスポーツものでも、お話がきたら頑張ります!――私生活ではこういうことを始めたいといった抱負はありますか?もっとアクティブに動きたいです。外に出て。バーベキューをしたりとか、アウトドアもいいなって。アウトドアをしている人って、すごくキラキラして見えて、ハッピーオーラが出ているので、憧れます。――いま現在ハマっていることはなんでしょうか。恐竜です。――恐竜?? 以前、ハマっていた仏像のような感覚で?そうです。ゴジラとかも大好きです。あとメガロドンとか。映画の『MEG ザ・モンスター』も観ました。すっごく楽しかったです。恐竜というか、すっごく大きな生物に憧れるんです。――恐竜だと、毎年恐竜展なんかもやっていますよね。上野の博物館にはちょくちょく行って、恐竜に触れています。仏像も好きですけど、最近はかなり恐竜にハマってます。――そういう映画への出演もいいですね。そうですね!大きな生物と。恐竜の味方とか。うふふ。ブルーバックでの撮影もしたことがないので、そういうのもいいですね。ワクワクします。――これからも色んな顔を見せていただけるのを期待しています。最後に、ファンの方に、CM初出演を記念して、「ポッキー何本分」かのメッセージをお願いします。すごく心が温かくなる、ほっとする作品に出られたなと思っているので、みなさんにも何度も見てもらいたいです。お母さんと仲直りして、ふたりでポッキーを食べるシーンは特にステキだと思います。WEBでのロングバージョンもぜひチェックしてください。■プロフィール南沙良(みなみ・さら)2002年6月11日生まれ。第18回ニコラモデルオーディションのグランプリを受賞、現在も雑誌『nicola(ニコラ)』専属モデルとして活躍する。一方、女優としては映画『幼な子われらに生まれ』(17/三島有紀子監督)に出演し、デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞・新人賞にノミネート。その後、行定勲が監督を務めたロックバンド・レベッカの17年ぶりの新曲「恋に堕ちたら」のMVに主演、現在公開中の『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』では映画初主演を務め、第43回報知映画賞・新人賞を受賞。11月17日より、東京・新宿の映画館・K’s cinemaで開催のMOOSIC LABを皮切りに全国順次公開中の『無限ファンデーション』では主演2作目を務め、2019年2月8日公開の映画『21世紀の女の子』、5月17日公開の映画『居眠り磐音』にも出演予定。1月4日放送の、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作『ココア』ではドラマ初出演&初主演を務める。江崎グリコ「ポッキー」イメージキャラクター。
2019年01月04日映画初出演となった『幼な子われらに生まれ』では、多感な少女の心の動きを繊細に表現した女優・南沙良。そんな彼女が初主演を飾った映画が、押見修造の実体験を基にした青春漫画の実写化『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』だ。吃音をコンプレックスに感じ、思い悩む女子高生という、非常に難しい役に挑んだ南さんが、作品に込めた思いや夢だった女優という仕事について語った。役柄に向き合う真摯な態度南さんが演じた志乃は、吃音へのコンプレックスから、クラスメイトとの人間関係に悩む女子高生。南さんも「私はコンプレックスだらけ」と苦笑いを浮かべていたが、人前で話すことや、自分の言葉でしっかり意思を伝えることが苦手だという部分で、志乃には共感できるところが多かったという。「原作を読むまで吃音という存在を知らなかった」と話していた南さん。撮影前に、吃音を持つ人たちに話を聞き、しっかりと理解を深めることからはじめたという。その際「吃音といっても、一人一人感じ方や話し方が違う。志乃ならではという吃音への向き合い方をしっかり理解しなければいけない」と役作りに臨んだ。そのなかで南さんは「吃音というコンプレックスはあるものの、それを除けば、明るくて可愛らしい女の子。そういう高校生らしさを大切にしました」と志乃という女の子を立体化していったという。“南沙良”として話をすることが大の苦手南さんは、幼稚園のころから女優という仕事に憧れを持っていたという。昨年公開の『幼な子われらに生まれ』では、初めてのオーディションでチャンスを物にした。そして本作では主演への挑戦。「オーディションの前に原作コミックを読んでいて、絶対に志乃をやりたいという気持ちが強かった」と胸の内を明かしていたが、デビュー作同様「あまり緊張感や気負いはなかった」と当時を振り返る。本人いわく「お芝居や撮影ではあまり緊張することがない」のだが、自分の言葉で相手に伝えなくてはいけないときは「生きた心地がしない」らしい。オーディションでも「最初に『南沙良です』と話すところが一番緊張します」と面白いカミングアウト。このインタビューは、初日舞台挨拶が行なわれる直前に行なわれたが「舞台挨拶のことを考えると、本当に生きた心地がしないんです」と苦い顔を浮かべる。とにかく“南沙良”として話をすることが大の苦手だという。しかし、今後は映画のプロモーションで、イベントやテレビ番組などに出る機会もきっと増えるだろう。そのことを問うと「しっかり勉強しなければいけないなと思っています」と苦笑い。しかし、裏を返せば、役になりきればどんなことでも臆せずできるということであり、女優としての資質は高いように感じられる。その点について「役を通して感情を表現できるのは、いい意味でコンプレックス解消に役立ってくれるのかもしれません」と語っていた。いろいろな表現ができる女優さんになりたい!デビューから2作、とても良質な映画に出演している印象を受けるが「まだ女優さんとしてお仕事をしているんだという実感は、そこまで強く感じていません」と冷静に語る。それでも「現場でお芝居をしているとき、ふと『夢が叶ったんだな』と感じることもありますし、ずっとこれからも続けていきたいと思っています」と前を向く。あまり笑顔を見せることがない役が続いたことについて「これからは、一つの型にはまらず、いろいろな表現ができる女優さんになりたい」と語った南さん。以前、事務所の先輩である新垣結衣さんや、実力派女優として活躍中の二階堂ふみさん、満島ひかりさんを憧れの女優としてあげていたが、そんな彼女たちと同じ“女優”という舞台に立った。「とても同じ舞台にいるという実感はありませんが、いまでもすごく尊敬し、憧れの存在であることは変わっていません。でも、いつか一緒にお芝居をしてみたいという気持ちはあります。きっとワーっと舞い上がってしまうと思うのですが、しっかりとした気持ちで臨めるように経験を積みたいです」。本作と出会ったことで「自分のなかにはコンプレックスや『嫌だな』と思う部分がたくさんあるのですが、今まではどうやって排除しようかとばかり考えていました。でも、個性としてしっかり向き合うことの大切さを学びました」と気持ちが変わったという。台本をしっかり読み込み役作りをしつつも、現場で沸きあがるリアルな感情を大切に撮影に臨み、メガホンをとった湯浅弘章監督も、丁寧に南さんの表現をすくいあげた。作品を観て「生々しさを感じた」という南さんの言葉が、この作品の魅力を的確に表現している。(text: Masakazu Isobe/photo:You Ishii)
2018年08月06日浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという実力派キャストで、直木賞作家・重松清の21年前の傑作小説を実写化した『幼な子われらに生まれ』。8月24日~9月4日までカナダで開催されていた第41回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門に出品されていた本作が、グランプリに次ぐ審査員特別賞を受賞する快挙を達成!三島有紀子監督から喜びのコメントが到着した。“普通の家族”を築けない、不器用な大人たちの愛すべき物語を丁寧に綴り、モントリオール映画祭では9月1日と9月3日に上映された本作。本年度の映画祭最高の動員数を記録し、「心に響いた」「泣いた」という観客が続出。また、「私も小さいころに同じような経験をしたことがある」など、国境を越えた普遍的な家族のカタチを描き、世界の観客を魅了した。審査員は、本作について「『DEAR ETRANGER』(英題)という題名に呼応するかのように芸達者な演者が様々な側面を見せることで、一見静かにスローに見える冒頭からの30分間に、実は水面下で複雑な緊張が張り巡らされていることに気付かされる。後半に入ると、その緊張の糸が切れたり弾けたりして、一体それぞれのエレメントはどこに行くのだろうと思わせる。そこに一貫してイノセントな役柄を通しているのが、一番下の子どもであり、大人の世界で何が起ころうとも動じない。ゆえに対比が一層増幅されるかのようである。英語とフランス語を交えたタイトル『DEAR ETRANGER』はモントリオールの日常にフィットしている」と、本作の緻密な構成やキャストたちの熱演などを高く評価。特に『DEAR ETRANGER』という英語タイトルについては、観客からも「観た後には特にそう思う。父親のクローズアップから映画の最後に出てくるメインタイトルで、なるほど、と腑に落ちるんだ」と絶賛の声が挙がっていた。この受賞を受け、メガホンをとった三島監督は「海外の皆さまにも伝わったんだなあと、とても嬉しくて、とてもありがたくて、この喜びを、関わってくださったみんなで分かち合いたいです。スタッフ、キャストのみさなま、おめでとうございます。そして、この世に生きるすべての『DEAR ETRANGER』=親愛なる異質な人へ…ありがとうございます」と、喜びを噛みしめながらコメントを寄せている。主演の浅野さんも「とても嬉しいです!モントリオール世界映画祭という大きな映画祭で審査員特別賞をとれたのは、三島監督の粘り強さと三島組という1つの家族の支えがあったからだと思います!みなさんが劇中の僕らの演じた田中家に幸福を運んでくれました!」と三島監督と共演者へ感謝の意を表した。『幼な子われらに生まれ』はテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月05日浅野忠信と田中麗奈が夫婦役を務める、直木賞作家・重松清が1996年に発表した同名傑作小説を映画化した『幼な子われらに生まれ』。この度、浅野さんと寺島しのぶの演技力が光る、即興芝居で生まれた名シーンが映し出された本編映像がシネマカフェに到着した。今回公開されたのは、浅野さん演じる主人公・田中信と寺島さん演じる信の元妻・友佳の回想シーン。本作が絶賛される理由のひとつに、「エチュード手法で挑んだ役者たちの、見事な演技力」が挙げられるが、それが良く分かるのがこのシーンだ。映像は、当初夫婦だった2人の間に子どもができるも、キャリア志向の友佳は相談もなく勝手に子どもを堕ろしてしまい、それを信が知って揉めてしまうという内容。実はこのシーン、脚本では2行ほどしかないという渾身のアドリブシーン!突如喧嘩になるという、いきなりやろうとしたら普通は気持ちが入りづらく、リアルさに欠けてしまうところを、「ベッドルームに友佳のシステム手帳があって、そこに紙が挟まっている。信はいつも彼女の携帯を見てしまうタイプの男。信が友佳の手帳に挟んでいる紙を見たら、術後の諸注意が書いてある。2枚目に手術を許諾しますという書類があって、そこには信のサインが必要なのに、自分(信)が書いていないサインと判子が押してある」という状況から始めたら一体どんなことになるかを、きっかけだけを作って浅野さんと寺島さんが即興でお芝居。台本を重視しながらも、とにかくその場で作り上げていく空間を大切にした演出法だ。また例えば、脚本に「全部後悔すると思う」というセリフがあったのに対し、信をもっとカチンと来させたいと思ったときに、監督はそのセリフをもう少し強調させたいと寺島さんに伝えると、寺島さんは「全部全部全部後悔すると思う!」と叫び、音を立ててドアを閉めた。実際に使用するカットの前後で、カメラがまわっていない部分も芝居をして作り上げており、だからこそこの短いシーンでもリアリティが溢れ、緊迫したシーンになり、役者の凄みを見せつけるシーンに仕上がった。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月28日公開初日を迎えた映画『幼な子われらに生まれ』の舞台あいさつが26日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督が出席した。主演の浅野忠信らキャスト陣と三島監督が勢揃いして行われた初日の舞台あいさつ。これまで癖の多いキャラクターを演じてきた浅野だが、本作では妻(田中)の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマンの信という普通の男性を演じている。「事件を起こさない男をやりたかったんです。僕も40代になって色んな経験をして、それを注ぎ込めるのが信でした。台本にも惚れましたし、予想外に演っていて面白かったですね」と振り返った。オファーを受けた三島監督からは、即興を求められるシーンもあったようだが「リアルが出てきて想像以上に楽しかったですね」と刺激を受けた様子で、「事件を起こさなくても演じきれると思いました(笑)。だいたい僕は、宮藤さんが演じた役が多いと思うので。普段は何も起きません(笑)」とこれまで演じた役とは異なり、プライベートでは普通であることを強調して笑いを誘った。浅野同様に、本作でこれまでのキャラクターとは異なる専業主婦役にチャレンジした田中は「今回は常に旦那さんから決断や意見を求めるぶら下がり系で、フワフワした状態が難しくもありました。その中でカラオケで発散するシーンがあり、悲しみの果てでシャウトするのが気持ちよくて、日頃の強さを主婦の方も隠し持っていて、自分で発散するところがあるのかなと想像したことが、自分にとっては楽しい経験でした」と新たな発見があった様子。その田中は劇中で元夫の沢田を演じた宮藤からDVを受けるが、「本当に色んなことが刺激的で、バイオレンスな宮藤さんと久しぶりに再会しました。殴られたり蹴られたりとDVを受けたんですが。その日が私の誕生日だったんです。刺激的な誕生日プレゼントをありがとうございました」と皮肉ると、宮藤は申し訳なさそうに「本当にすみませんでした」と謝罪の言葉を口にしつつ、「スタッフさんが(田中の誕生日に)ケーキを用意していて、『おめでとうございます』という雰囲気の中で『首閉めろこの野郎』と。気持ちがよかったです(笑)」と会場を笑わせていた。数々のベストセラー小説を手掛けている直木賞作家・重松清が1996年に発表して大きな話題を集めた同名小説を、三島有紀子監督が丁寧な手法で映画化した本作。主演の浅野忠信がバツイチでツレ婚をした気弱なパパ役を熱演し、不器用な大人たちの姿を描き出す。
2017年08月27日直木賞作家・重松清のベストセラー小説を映画化した『幼な子われらに生まれ』の初日舞台挨拶が8月26日(土)、東京・テアトル新宿で行われ、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督が出席した。バツイチ同士で再婚した中年サラリーマンの主人公・信(浅野さん)と妻・奈苗(田中さん)の関係性を軸に、奈苗の連れ子やDVが原因で離婚した元夫の沢田(宮藤さん)、信の元妻や実の娘らとの確執と葛藤を通して、“不器用な大人たち”が成長していくヒューマンドラマ。浅野さんは「いままでクセがある役が多かったので、何も事件を起こさない男を演じたかった。普段の生活では、何も起きていませんけど!」と本作への出演を決めた理由を、自虐的にコメント。台本の秀逸さに加えて、『Helpless』(1996年公開)を見て以来、浅野さんを「撮りたい」と願い続けた三島監督からのラブコールも、大きく背中を押す結果となったそうだ。一方、田中さんは「現場では宮藤さんに殴られたり、蹴られたり…。その日は誕生日だったので(笑)、刺激的なプレゼントでした」とDVに苦しむ役どころを回想。これには“DV夫”の宮藤さんも「すみませんでした。この映画はうちの娘には見せられない」と平謝りだった。劇中には浅野さんと宮藤さんが対峙するシーンがあり、ぶつかり合うばかりではなく、田中さん演じる妻に対する不平不満を共有するという、奇妙な関係性が描かれている。「台本を読んだら、前の奥さんの悪口ばっかり(笑)。思っちゃいけないこと、思っていても言っちゃいけないことなんでしょうけど…」と宮藤さん。この日は偶然にも、浅野さんと宮藤さんが色調の近いハットをかぶって登壇し、40オーバー二人の“双子コーデ”が注目を集めていた。『幼な子われらに生まれ』はテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年08月26日重松清の原作を映画化した『幼な子われらに生まれ』は、DV、離婚同士の再婚、女性のキャリアと出産、育ての親と生みの親といった、日本ではもうめずらしくなくなった社会と家族の問題が絡みあい、もつれあいながら物語が進んでいく。本作でのキーワード“家族”には、さまざまな社会的テーマが内包されている。そのなかで、自分がもっとも強く感じたポイントをひとつあげるとすれば“父の存在”だ。■娘のいるお父さんが、深く肩入れする物語田中麗奈が演じる奈苗は、DV被害に遭い、その夫と離婚後、浅野忠信扮する信と再婚。その奈苗の元夫で暴力を振るった張本人、子どもにも愛情を抱けず家庭に不向きと自分で判断した宮藤官九郎扮する沢田。彼らの実の子で小学6年生という微妙な年ごろを迎えた薫。この家族をとりまくどの登場人物に肩入れするか、もしくはどの問題に興味を抱くかで、まったく違った風景が見えてくる。なかでも浅野忠信が演じる信の在り様は、子どもを持つ父親、もっといえば娘のいる父親こそ感じる部分が多いといっていいかもしれない。彼は普通のサラリーマンで、妻と、小学校6年生の薫とその妹の恵理子と暮らしている。ただ二人の娘は、信の実の子ではなく、妻の連れ子だ。再婚して4年、なんとなく家族関係が築けたころ、奈苗の妊娠が判明。うれしくないことはないが、二人の娘のことを考えると、彼は複雑な気持ちにならざるえない。また、彼には前妻との間にも沙織という娘が。定期的に実の娘と会う機会をもっていることも、連れ子である娘たちへの引け目へとつながっている。だからといって間違ったことを子どもがすれば、きちんとしかるし、注意もする。良き父でありたいとは思いながらも、必要以上に遠慮すれば溝ができることも、愛情も伝わらないことも承知している。子どもへの向き合い方は仕事へのスタンスにも表れ、残業して昇格するより、必要以上に残業をしないで、子どもとの時間に当てるのを選ぶタイプ。実際、彼は降格人事ともいえる出向のうわさ話が出てきたとき、“働けて同じような給与をもらえれば仕事はなんでもいい”と打ち明ける。結果、かなり理不尽な職場へ出向となるが、どこか受け入れているふしがある。良い意味で、自分らしい生き方を模索し、対外的なことや他人の評価といったことはあまり気にしていない。周囲の目はどうでもいい。要は、内情さえよければ問題ないのだ。■頑固オヤジ→ダメオヤジ→そして現代の父親は?これまでの日本のドラマや映画において、この信という人物はきわめて異例といっていい。逆を言えば、これまでのドラマや映画において、彼のような人物が主要キャラクターとして登場することはほとんどなかったのではないだろうか? そういう意味で新鮮味のある父親キャラといえる。ひと昔前、日本の映画やドラマに登場する父親といえば、父の威厳を振りかざす厳格な頑固オヤジが相場だった。しかし時代が平成へと移り始めてからだろうか、その父親像は崩壊し、いわゆるダメオヤジがとってかわった。家庭から疎まれ、子どもに尊敬もされなければ、妻に敬意を払われることも少ない。ほとんど存在感ゼロ。“父の存在”どころか、“父の不在”で語られる作品もめずらしくなかった。そして、こうしたステレオタイプな父親像がいまだ多く現代の映画やドラマには登場する。ただ「自分の周囲」に限っていえば、自身が子を持つ父としていろいろな親御さんと出会う中で、こうした映画に多く登場するようなお父さんに出会ったためしがない。はっきり言ってしまえば、映画やドラマに登場する父親は、フィクションということでは片づけられないぐらい、現実からかなりかけ離れている気がしてならない。対して、この信という人物はどうか? この信という人物を前にしたとき、自分の皮膚感覚で日々体感している“いまどきのお父さん”に彼はかなり近い。自分の周囲にいても不思議ではないと思えるほど、身近な存在に感じられる。そういう意味で、“自分の代弁者がようやく登場した”と共感を覚えるお父さんは、私以外にも多いのではないだろうか?■ヒーローじゃない。でもいまの父親に求められていること昔の父親とは違って、いまの父親は子どもにも関心があって、女性が働くことも異論はなく、自分なりのワークスタイルも確立している。そして信と同じように、それでも家庭生活は順風満帆とはいえず、悩みは尽きない。年ごろを迎えた、奈苗の連れ子、薫にはある日突然、話すことさえ拒まれ、“ほんとうのお父さんに会わせろ”と言い放たれる。“自分はほんとうの父親になれないのか”という事態に直面し、心が揺らぐ。一方で、実の娘である沙織がすでに自分の手から離れている現実を目の当たりにすると、どこか一抹の哀しみを感じる。そうした事態に直面し、信は子どもとの関係、妻のとの関係、家庭の問題を、やりきれない気持ちを抑えられずに試行錯誤しながら、解決というよりも、いい着地点を見いだしていく。そんな信の苦悩し、奮闘する姿からは、いまの父親たちに求められていることが浮かび上がっているように思える。たとえば、父親の家庭における役割、親が子どもにしてあげられることなど。ヒーローとは言い難いが、父としてその役割をまっとうしようとする信の姿に、勇気づけられるお父さんはきっと多いに違いない。裏を返せば、お母さんたちにとっては都合のいい話にもみえるかもしれないが(笑)、いまどきの夫が考えていることがつまっている作品となっている。きわめて現代の父親像を描き切った1作であり、とりわけいまを生きるパパたちに感じることが多い作品であることを約束したい。『幼な子われらに生まれ』8月26日(土)、テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー公式サイト:
2017年08月24日8月26日公開の映画『幼な子われらに生まれ』の完成披露試写会舞台あいさつが2日、都内で行われ、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督が出席した。数々のベストセラー小説を手掛けている直木賞作家・重松清が1996年に発表して大きな話題を集めた同名小説を、三島有紀子監督が丁寧な手法で映画化した。主演の浅野忠信がバツイチでツレ婚をした気弱なパパを熱演。不器用な大人たちの姿を描き出す。主演の浅野は「子どもたちに救われました。大人として仕事をしていて、染み付いちゃった何かがあったんですけど、子どもたちと向き合った時にリアルに同じシチュエーションのままでいてくれました。子どもたちと芝居をしていて僕も夢中になったし、色んなアイデアが生まれたので本当に感謝しています」と感謝の言葉。そんな浅野の相手役である田中は、専業主婦役を初めて演じており、「今までしたことのない女性で難しく、『これ誰?』という感じでした。今まで見たことのない自分がいましたが、それはそれですごく面白かったです」と手応えを掴んだ様子で、その田中に対して三島監督は「(浅野が演じた)信さんは色んな人と出会って本質がむき出しになりますが、(田中が演じた)奈苗さんはちょっとずつ自分から多面的な面を出していきます。今までの田中麗奈さんとは違う、新しい田中麗奈さんが見れると思いますよ」と絶賛した。昨年2月に結婚した田中は、結婚した2カ月後に本作の撮影に臨んだという。撮影当時の心境として「パックしているシーンがあるんですけど、それで夫を迎えて当たり前のようにいるシーンがあり、その時に『パックして旦那さんを迎えるなんてあり得ない!』と思っていました」と驚いたようだが、「今は全然パックしてドライヤーで髪を乾かし、台本を読みながら旦那さんの前にいます(笑)」と新婚時の心境にも変化が現れている様子だった。映画『幼な子われらに生まれ』は、8月26日より全国公開。
2017年08月03日映画『幼な子われらに生まれ』の完成披露試写会が8月2日(水)、都内で行われ、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督が出席した。バツイチ同士で再婚した中年サラリーマンの主人公・信(浅野さん)と妻・奈苗(田中さん)の関係性を軸に、奈苗の連れ子やDVが原因で離婚した元夫の沢田(宮藤さん)、信の元妻や実の娘らとの確執と葛藤を通して、“不器用な大人たち”が成長していくヒューマンドラマ。直木賞作家・重松清のベストセラー小説を、『ぶどうのなみだ』『繕い裁つ人』の三島監督が映画化した。複雑な人間関係に巻き込まれる難役に挑んだ浅野さんは、「とても感じるものが多い台本だったので、かたくなに『台本通りじゃないといけない』という気持ちにしがみついてしまい、監督を困らせてしまった」と回想。「その分、妥協なく監督にぶつかり、夢中になれた。自分にとっても、とても新しい」と新境地に手ごたえは十分だ。一方、夫婦役で浅野さんと初共演した田中さんは「すべての世界が、家庭にあるような女性。監督は“ぶらさがり系”とおっしゃっていましたが、難しい役どころだった」と夫や家族への依存性が強い女性役に悪戦苦闘。三島監督が「いままで見たことない、田中麗奈さんだと思う」と語ると、「自分でも映画を見て『これ、誰?』って思った」と笑顔を見せた。そんな田中さんの元夫で、妻や子どもに暴力を振るう役どころの宮藤さんは「なかなかひどい男なので、映画を見終わったら、好感度が下がりそう…。嫌いにならないでください」と必死のアピール!「台本には思っちゃいけないこと、思っていても言っちゃいけないことが書いてあって。(共感は)ないです!でも台詞は言っていて気持ちいいものがあった」と本音(?)ものぞかせ、会場の笑いを誘っていた。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月02日数々のベストセラーを手掛けている直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説を原作に、浅野忠信と田中麗奈が出演する映画『幼な子われらに生まれ』。この度、本作で田中さん演じる奈苗と離婚した、ギャンブルやDVを繰り返すダメ夫・沢田扮する宮藤官九郎が、役について語るコメントが到着した。バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3か月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。いまの家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会わせる決心をするが…。本作は44歳の信が、元妻、現在の妻、妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれくる命をめぐって、“不器用な大人たち”が成長していくヒューマンドラマ。原作刊行当時、『共喰い』『さよなら歌舞伎町』の脚本家・荒井晴彦が、重松氏と映画化の約束を交わし、21年を経たいま、『しあわせのパン』『繕い裁つ人』三島有紀子が監督を務めることで実現。バツイチ子持ちで再婚した中年サラリーマンの主人公・信役を浅野さん、2度目の妻・奈苗役を田中さん、奈苗の前夫・沢田役を宮藤さん、信の前妻・友佳役を寺島しのぶが演じるほか、水澤紳吾、池田成志、鎌田らい樹、新井美羽らが出演している。2019年のNHK大河ドラマの脚本も手掛けることが発表され、作り手、演じ手としてもマルチに活躍する宮藤さん。本作で彼が演じる沢田は、子どもが生まれると家庭を顧みなくなるDV夫。奈苗と別れてから、実の娘である長女・薫が会いたいと言っていることを知っても、信に対して会いたくないという態度をとる。宮藤さんは、脚本を渡されたときの感想を「予想以上に重たい脚本と、重たい役で自分にできるか少し不安になりました。荒井さんの脚本ということで一字一句変えてはいけないのかなと思っていたのですが、現場で浅野さんがセリフを自分色に染めていくのをみて、あ、いいんだ!と思って演じやすいように変えさせていただいた部分もあります」とふり返る。また、沢田という役については「子どもが嫌い・子どもは鬱陶しいと言って憚らない。普段の自分とは全く異なる考え方をする役でしたが、なぜだか演じやすくて」と意外な答えが。さらに、大ファンだと公言する田中さん演じる奈苗を足蹴にするDVシーンについては、「本当につらくて。つらすぎて記憶を抹消したんだと思います」と回想している。一方、沢田というキャラクターに1番思い入れがあると語ったのは、三島監督。「沢田は何かがまとわりついてくるのが嫌で、常に自由と非日常を求めている人種」と説明し、「原作に奈苗について『ありえないことが絶対起こらないんです。想像していた日々しか起こらないんです、あいつといると』みたいなセリフがあって、私は非常に共感できたし、心根が理解できるなと思って」と明かした。さらに「実は信は沢田と出会ったときに、信の中にもあった同じような非日常を求める部分を感じ、徐々に本質がむきだしにされていくんです。沢田はある意味、信なんです」と実は対となるキャラクターであると言う監督。「だから、むしろ外見は反対の方がいいのではないか、と。浅野さんが、がっしりした体型なので、ほろっとしながらボソボソしゃべる、信よりも地に足がついていないように見える人がいいなと」と宮藤さんのキャスティングへの経緯を語っている。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月10日こんにちは、フリーライターの鈴木ハナコです。幼稚園と保育園が合体したような機能を持つ、未就学児のための制度改革がなされてから数年、身近にも幼保一体の機能を持つ園が増え、実際にこのような園にお子さんを通わせている方、入園を検討している方も多くなってきているのではないでしょうか。私自身もわが子をいわゆる“幼稚園型 ”とよばれるところに通わせています。今回はさまざまなママにインタビューを重ね、幼保一元化の機能を持ったことで幼稚園がどう変わったと思うか、またそのような園を選ぶ際に気をつけたいことなどをご紹介します。●そもそも幼保一元化とは簡単に言ってしまえば、家庭の代わりに子どもを保育していく保育園と、教育を施す幼稚園とを一体化させていこう という改革です。幼稚園側が、保育の機能を兼ね備えたり、保育所が幼稚園的な機能を併せ持ったり、それぞれの園でさまざまな試みがなされており、待機児童の解消にも期待が高まっています。では、実際にそのような園ではどのような変化があったのでしょうか。既存の幼稚園が預かり保育などを提供する形で変化した、いわゆる“幼稚園型”という施設に焦点を絞って見ていきましょう。●働いてみる、という選択がしやすくなった今まで、幼稚園では14時の降園後延長保育を申請すると料金が高かったり、そもそも預かり保育がないといったところも多く、パートなどを含めて働くママは少数でした。しかし、保育の機能を持った幼稚園が登場し、預かり保育が充実 することでママの選択肢が広がり、まずはパートでちょっと働いてみよう、という風に社会復帰がしやすくなりました。『預かり保育を利用して昔働いていた職場でパートを始めました。夕方まで子どもを預かってもらえるだけで就ける仕事の幅が広がると思います』(埼玉県/30代女性・飲食業)●一方でPTAなどの父母会で温度差も元々専業のママが多い幼稚園で働くママが急増すると、父母会のシステムがそれに追いついていかない 場合も。いわゆる幼稚園型と言われる園の場合、行事や父母会は幼稚園仕様のままで変わらず、働くママの負担が増えたり、専業のママばかりが役員や行事をこなさねばならなかったり、不満が出てしまう場合もあります。『よく小学校のPTAに関して問題点を聞きますが、その構造の始まりを見ているようで何とも気が滅入ります。幼保一元化とするなら、いろいろとシステムを変えていかないと負担が偏っていきます ね。働くママでも少ない負担で役員や行事の係りになれるように細分化するなど、改革が必要だと思います』(千葉県/40代ママ)●保育のシステムを持った幼稚園を選ぶならこのように、幼稚園に保育のシステムがプラスされたような園を選ぶ場合には事前の下調べが必須。中には働きながら園を選ばねばならず大変なママもいるかもしれませんが、実際にその園に通わせているママに話を聞くのがベスト です。子育て支援センターなど、ママが集まる場に出向くことで、上の子を通わせている、というママに出会える場合もあるのでしっかり情報収集しましょう。『幼保一元化といっても、まだまだ新しい制度なので現場は混乱中 、という感じを受けます。幼稚園型は特に行事の多さなどがそのままだったり、予定が出るのが遅かったりして受け身ではいられず、保育園に入れているよりも圧倒的に大変 です。祖父や祖母、夫の助けが必須の場合もあります。今の仕事につきながら通わせることができるのかよくリサーチしてください。仕事量を調整せざるを得なくなる場合もあります』(神奈川県/30代女性・会社員)----------幼保一元化といっても、その現場ではスムーズに物事が進んでいかない場合も多いような印象を受けました。これからもっと良い方向に変化していってくれるといいですね。●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年06月14日直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説を、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶらで映画化した『幼な子われらに生まれ』。“普通の家庭”を築けない不器用な大人たちがアンサンブルを織りなす本作から、予告編と場面写真が到着した。バツイチ、再婚。一見、良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン、田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は専業主婦。信はキャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と、3か月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には新しい命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」と言い放つ。いまの家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま、半ば自暴自棄で長女を、奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会わせる決心をするが…。解禁となった本予告は、原作者の重松さんの、「原作を書いたのは21年前でした。でも、映画は『いま』の物語になっていました。それが原作者としてなによりうれしい。最高の勲章です」という21年越しの想いがあふれるコメントから始まる。『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦が重松さんと映画化の約束を交わし、その脚本が『しあわせのパン』『繕い裁つ人』などの三島有紀子監督の手に渡り、ついに実現したのが本作だ。父親になろうとしても妻の連れ子とはうまくいかない主人公を浅野さんが演じ、新しい子どもが生まれれば、何もかもうまくいくと信じているマイペースな現在の妻を田中さん、再婚した相手が末期ガンとなり、実は後悔だらけの人生を送っている主人公の元妻を寺島さん、家族を捨てた妻の元夫を宮藤さんがそれぞれ演じている。「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」という血のつながらない長女(南沙良)のひと言で、物語は大きく動いていく。逃れることのできない“家”に帰る主人公・信の後ろ姿や、「子どもってね、こっちをがんじがらめにしちゃうんだよね」という妻の元夫の呟き、その言葉に重なる容赦のない暴力、「理由は聞くくせに気持ちは聞かない」と責める前の妻…。それぞれの思いが激しくぶつかる家族が、子どもを介し、徐々にちぐはくになっていく様子が予告編からも伺える。台本を重視しながらも、役者同士のその場面その場面での新鮮な感覚を大事にし、ドキュメンタリー的な手法を使った撮影と、実力派であり個性派であり、日本を代表する役者陣が見事にぶつかり合った本作。観る者さえも家族の一員であるかのようなリアリティで、物語に引き込んでいく。血のつながらない家族と、血のつながった他人は、幸せを紡いでいくことができるのか。不器用な大人たちの愛すべき物語に注目してみて。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月02日直木賞作家・重松清による小説「幼な子われらに生まれ」が実写映画化、同名タイトル『幼な子われらに生まれ』として2017年8月26日(土)より全国ロードショーキャスト&登場人物の特徴・田中信(浅野忠信):バツイチ&再婚。一見良きパパを装いながらも、妻の連れ子とうまくいっていない。・信の妻・奈苗(田中麗奈):沢田と離婚した後、信と再婚。新たに子供ができたことに喜びを感じる一方で、信と前妻との娘との関係がぎくしゃくし始める。・友佳(寺島しのぶ):信の元妻でキャリアウーマン。信との間に1人の娘ができるが、折りが合わずに離婚。・沢田(宮藤官九郎):奈苗の元夫。奈苗とは、沢田のDVを元に離婚。関係性を見ると、とってつけたかのようなパッチワークのような家族構成。4人の不器用な大人たちが成長していく過程をリアリティあふれる映像と、かつ優しく見守るように描いていく。監督:三島有紀子『しあわせのパン』『繕い裁つ人』の三島有紀子が監督を担当。幸せの瞬間をさりげなく、そして繊細に丁寧に描くことで評価が高い。『幼な子われらに生まれ』ではドキュメンタリータッチの撮影を行い、まるでその場面の中にいるかのようなリアリティーを引き出したという。脚本は、『共食い』の荒井晴彦が担当。あらすじ『幼な子われらに生まれ』「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた…。バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。作品詳細映画『幼な子われらに生まれ』原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)監督:三島有紀子脚本:荒井晴彦出演:浅野忠信、田中麗奈、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、水澤紳吾、池田成志、宮藤官九郎寺島しのぶ配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch)(c)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
2017年05月29日映画『幼な子われらに生まれ』が、2017年8月26日(土)より、テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国の劇場で公開される。原作は、直木賞作家・重松清による同名の小説。中年サラリーマンの主人公・信が、元妻、現在の妻、妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれくる命をめぐって、不器用な大人たちと共に成長していく姿を描いたヒューマンドラマだ。キャスト&登場人物の特徴主人公の信を務めるのは、浅野忠信。そして、連れ子の二人の娘と共に、信と平凡ながらも幸せな生活を送る二度目の妻・奈苗役を田中麗奈が演じる。これまでのキャリアにはない平凡なサラリーマン役を務める浅野は、家族の中で“異物”である自分が、「父性とは何か」という事に向き合う難しい役どころを演じている。・田中信(浅野忠信):バツイチ&再婚。一見良きパパを装いながらも、妻の連れ子とうまくいっていない。・信の妻・奈苗(田中麗奈):沢田と離婚した後、信と再婚。新たに子供ができたことに喜びを感じる一方で、信と前妻との娘との関係がぎくしゃくし始める。何かあったときはあまり自分で考えない、ぶらさがり系。・友佳(寺島しのぶ):信の元妻でキャリアウーマン。信との間に1人の娘ができるが、折りが合わずに離婚。・沢田(宮藤官九郎):奈苗の元夫。奈苗とは、沢田のDVを元に離婚。ツギハギだらけの家族信との子どもを妊娠している奈苗。「病院で妊娠高血圧症と言われた」ことを信に伝え、「どうしよう…」と相談するが、信は黙ったまま。夫に「どうしたらいい?」と判断を委ねてしまう奈苗。信「そういうの俺に聞かれても分かんないよ」奈苗「あなたの子供なんだし、2人で考えよう」信「自分の身体にいろいろなことが起きるんだったら、それはもう堕ろすしかないでしょ」と話してしまう。奈苗は、「嫌よ、嫌よ」とが泣き拒む中、「ずっと考えてるけど、今だったら俺たち綺麗に別れられると思う。だから、子ども堕ろして別れよう。あなたがそんなことなくても俺がもうだめでしょ。もうあなたのことも薫(奈苗の連れ子)の事も全然分かんない」とより感情的になっていく。関係性を見ると、とってつけたかのようなパッチワークのような家族構成。4人の不器用な大人たちが成長していく過程をリアリティあふれる映像と、かつ優しく見守るように描いていく。監督:三島有紀子『しあわせのパン』『繕い裁つ人』の三島有紀子が監督を担当。幸せの瞬間をさりげなく、そして繊細に丁寧に描くことで評価が高い。『幼な子われらに生まれ』ではドキュメンタリータッチの撮影を行い、まるでその場面の中にいるかのようなリアリティーを引き出したという。脚本は、『共食い』の荒井晴彦が担当。映像を確認した原作者の重松清は、「この映画は最高の勲章です」とコメント。実力派豪華キャストが繰り広げる、不器用な大人たちのアンサンブルムービーをぜひ劇場で楽しんで。あらすじ『幼な子われらに生まれ』「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた…。バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。作品情報映画『幼な子われらに生まれ』公開日:2017年8月26日(土) テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー出演:浅野忠信、田中麗奈、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、水澤紳吾、池田成志、宮藤官九郎、寺島しのぶ原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)監督:三島有紀子脚本:荒井晴彦©2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
2017年05月11日