『娚(おとこ)の一生』の公開記念イベントが2月22日(日)、都内で行われ、共演した榮倉奈々と豊川悦司、廣木隆一監督が出席。“MC”として進行役を務めた榮倉さんに対し、豊川さんは「MCうまいじゃん、バラエティもイケそう」と絶賛していた。一方、「いい意味で余白があり、お客さんの想像力をかきたてる映画。恋や愛について考えるきっかけになれば」と豊川さんが映画の見どころを語ると、今度は榮倉さんが「毎回、豊川さんの言葉選びのセンスが素敵でスマート」と惚れ惚れ。互いに称え合う様子に、廣木監督は目を細めていた。西炯子の同名コミックを原作に、つらい恋愛を経て東京での生活を捨てたOLのつぐみ(榮倉さん)が謎多き50代の大学教授・海江田(豊川さん)と出会い、田舎の一軒家での奇妙な共同生活を通し、恋に落ちていく。“足キス”も話題の本作だが「ポスターのせいで、エロい映画だと思われていますが、皆さんいかがでしたか?」(榮倉さん)、「想像されていた映画と違って、ホッとされた方もガッカリされた方もいると思いますが…。ああいう愛の形もあるんで」(豊川さん)。さらに豊川さんは「例えば、女性が髪を切ったりしたら、男は絶対に気づかないとダメ」と恋愛指南。「いま恋している人?」と客席に質問を投げかけると、なんと廣木監督が「ハーイ」と手を上げ、盛り上げる場面も。豊川さんは「監督は61歳独身ですけど、廣木さんはものすごく優しい人」と持ち上げていた。イベントには子役の若林瑠海くんがサプライズで駆けつけ、3人の似顔絵をプレゼントし、会場をほっこりした空気に包んでいた。『娚の一生』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月23日3月14日公開の映画『ストロボ・エッジ』の完成披露舞台あいさつが16日、東京・内幸町のイイノホールで行われ、福士蒼汰、有村架純、山田裕貴、佐藤ありさ、入江甚儀、黒島結菜、廣木隆一監督が出席した。本作は、2007年から2010年にかけて別冊マーガレットで掲載され、全10巻が累計580万部を突破した咲坂伊緒の同名少女コミックを映画化。学園を舞台に、校内1のイケメン、一ノ瀬蓮役に福士蒼汰、恋に奥手な女子高生・木下仁菜子役に有村架純が扮し、登場人物全員の片思いを描く。試写会前に行われた舞台あいさつに、廣木隆一監督と制服姿のキャスト陣が登壇。撮影が終了してから久しぶりに共演陣と会った主演の福士蒼汰は「同窓会みたいですね」と笑顔を見せながら「咲坂さんの『ストロボ・エッジ』は高校2年生の時に読んでいて、僕が蓮をやったらと思い、声を出しながら漫画を読んでいました。夢が叶った感じですね」と満足げ。一方の有村架純は、本作のために髪の毛を切って役作りに挑んだが「髪が長いと仁菜子じゃないと思い、自分から『切りたい』と言ったんですけど、実際に切ってみると自分の気持ちもサッパリしたし、役として自分の容姿を変えるという違った役作りのアプローチを出来たことが新鮮でうれしかったです」とやり切った様子だった。舞台あいさつ後半には、恋愛映画ということで「恋愛観質問コーナー」を実施。「好きな人に好きな人がいても告白する?」という設問に「YES」と答えた有村は「自分の気持ちを伝えて相手に迷惑を掛けるのは申し訳ないんですけど、どうしても好きな気持ちが我慢できなかったら伝えます」と意外な一面も。また、「プライベートで壁ドンをやられたい?」という質問には「私はNoです!やろうとしてやられたくはないですね。ちょっと不意にそういうことになって事故でならドキっとしますよ」と回答していた。映画『ストロボ・エッジ』は、3月14日より全国公開。
2015年02月17日福士蒼汰×有村架純といういま最も旬な2人のW主演による映画『ストロボ・エッジ』の完成披露試写会が2月16日(月)に開催。福士さん、有村さんに加え、共演の山田裕貴、入江甚儀、佐藤ありさ、黒島結菜、廣木隆一監督が舞台挨拶に登壇した。『アオハライド』に続き、女子高生を中心に高い支持を集める咲坂伊緒の人気漫画を映画化。「好きな人に、好きな人がいても好き。」をキャッチコピーに、学年一のイケメンでクールな蓮と彼にフラれても片想いの仁菜子を中心に、高校生たちの爽やかで切なくもある青春を描き出す。この完成披露のチケットの応募総数は実に2万810通で当選倍率は520倍!劇中の制服姿で壇上に福士さんらが姿を見せると、このラッキーな当選者たちは割れんばかりの拍手と歓声で迎えた。福士さんは元々、原作漫画の大ファン。「高校2年生で読んでて、自分が蓮をやったら?と考えながら声を出して読んでました。夢が叶った感じです」と喜びを語る。有村さんは、仁菜子役のために長かった髪をバッサリと切ったが「長いと仁菜子じゃないので『切りたい』と言いました。切ってみると気持ちがサッパリしたし、容姿を変えるというこれまでと違った役作りのアプローチが新鮮で嬉しかったです」と充実した表情を見せた。久々の制服については福士さんは「同窓会みたい。いいよね、制服」と笑うが、佐藤さんは「26歳なのに制服ですいません!」といきなり謝罪し笑いを誘う。現役高校生は唯一、現在高校3年生の黒島さんだけで、「22歳だけど」(有村さん)、「24だよ!」(山田さん)と口々に自虐コメントが飛び出し会場は笑いに包まれた。有村さんは映画について「“好き”がたくさん詰まった映画。片想いの切なさや胸キュンがたくさんあるのでそれも楽しんでもらいつつ、福士蒼汰くんにやられちゃってください!」とニッコリ。去り際には福士さん、入江さん、山田さんが、客席に向けて投げキッスのサービスで、集まった女子をメロメロにしていた。『ストロボ・エッジ』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストロボ・エッジ 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C) 咲坂伊緒/集英社
2015年02月16日映画『ストロボ・エッジ』の完成披露試写会が2月16日に開催され、主演の福士蒼汰と有村架純、山田裕貴、入江甚儀、佐藤ありさ、黒島結菜、廣木隆一監督が上映前の舞台あいさつに登壇した。その他の写真本作は『アオハライド』でも知られる咲坂伊緒の人気漫画の映画化。恋人がいると知りながらも気持ちを抑えきれずに同級生の蓮に告白した仁菜子を中心に、片想いに揺れる高校生たちの恋模様を瑞々しく描き出す。この日の会場には2万を超える応募の中から、520倍という高倍率をくぐり抜けて当選したラッキーなファンが集結。劇中と同じ制服姿の福士らが姿を見せると会場は熱狂に包まれた。福士は高校生の頃から原作を愛読しており「自分が蓮をやったら?と考えて声に出して読んでました。この世界に入った時からやりたかった作品です」と強い思いを語る。有村はヒロインを演じるにあたり、バッサリと髪を切ったが「原作漫画があり、髪が長いと仁菜子じゃないと思い『切りたい』と言いました。切ってみるとサッパリしたし、容姿を変えるという違った役作りのアプローチも新鮮で嬉しかったです」と笑顔で振り返った。この日は、登壇陣が恋愛観にまつわる質問にYESかNOで答えたが、映画のキャッチコピーでもある「好きな人に好きな人がいても好き」という問いに福士も有村も「YES」と回答。「自分の気持ちをなくすのはもったいないし、大切にした方がいいので、伝えた方がいい」と福士が言えば、有村も「気持ちを伝えて相手の迷惑になったらと思うと言いづらいけど、好きって気持ちが我慢できなかったら伝えます」と語った。昨年、流行語となった“壁ドン”が本作でも登場するが「実際に壁ドンをやってみたい?やられてみたい?」という質問には、福士も有村もまさかの「NO!」これには共演の山田から「どういうこと?やれるもんならやりたいでしょ!」とツッコミが入ったが、福士は「リアルな世界では難しい」と苦笑い。有村は「YES」を掲げた黒島の「不意にやられてみたい」という言葉に同意し「やろうとしてやられたくない。不意に事故でなったら…」と乙女らしくナチュラルなシチュエーションでの壁ドンを要求し、これには会場の観客も深くうなずいていた。『ストロボ・エッジ』3月14日(土)全国東宝系にて公開
2015年02月16日榮倉奈々と豊川悦司をW主演に迎え、大人気コミックを映画化した『娚の一生』。先日公開されたばかりの本作の撮影エピソードが到着。三重県でのロケではキャスト・スタッフが雄大な自然や美味しい名物を堪能しながら絆を深めていたことが明らかになった。都会の生活とつらい恋愛に疲れ果てた女性・堂薗つぐみ(榮倉奈々)。祖母の田舎である緑豊かな街の古民家に引越し、そこで年上の大学教授・海江田醇(豊川悦司)と出逢う。海江田からの求愛や言動に戸惑いながらも、ゆっくりと心を開いてゆくつぐみ。“もう恋はしない”と決めたはずのつぐみが見つけたものとは…。ヒロインのつぐみが暮らす街と家は、「都会とは違う穏やかな暮らしの中で、一生を誰かと寄り添い生きていくことを考えていく場」となる、重要な場所。スタッフが原作通りの「海と山の気配が感じられる古民家」を探し求めて全国を駆け回った結果見つけたのが、今回ロケ地となった三重県伊賀市の古民家だという。撮影にあたってはフィルムコミッションの方々がスタッフ・キャストを伊勢マグロや老舗の和菓子など地元の名産物でもてなし、大好評だったそう。中でもキャストに人気だったのは、芳醇な香りとコクを楽しめる「伊賀牛」。榮倉奈々、安藤サクラといった女優達からも大好評で、寒い中での撮影で振る舞われた伊賀牛の牛丼はおかわり続出だったのだとか。伊賀牛に魅了されたキャストはその後も伊賀牛を食べられる焼肉店に通ったそうで、その美味しさは『きいろいゾウ』の撮影でも三重県を訪れた向井理も「焼肉を食べましたが、おいしかったですね」と改めて感心するほどだ。ロケ中にはスタッフ・キャストともにお酒を楽しむ機会も多かったようで、監督を務めた廣木隆一は、「最初はスタッフとワイワイ飲んでいたら、そのうち榮倉とか豊川さんとかキャストもどんどん集まってきて。学生の部屋飲みのノリでしたね。反省会じゃなくて、他愛もない話をしていました。それでスタッフやキャストの団結力が生まれたと思います」と当時をふり返る様からは、チームとして息の合った現場の雰囲気が伺える。また、好評だったのは名産物だけでなく、多数の現場を経験しているベテラン俳優・豊川さんが「スタジオで組むセットとは違って、風が吹いたり天気が変わったり、僕はロケーションが大好きなんですが、今回は古民家も含めて、すごく良かったです」と伊賀市の自然を絶賛!本作を鑑賞した鈴木英敬三重県知事からも「この映画は、伊賀市や南伊勢町など三重県内を中心にロケが行われました。劇場では、スクリーンに映し出される三重の情景の素晴らしさも、ぜひ楽しんでください」というコメントが到着。つぐみと海江田が織りなす恋愛模様以外にも、見どころ満点の作品と言えそうだ。『娚の一生』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月16日榮倉奈々と豊川悦司が披露する“足キス”が話題の恋愛映画『娚の一生』(廣木隆一監督)が2月14日に全国で封切られ、新宿ピカデリーで初日舞台あいさつが行われた。同日、台湾での上映をはじめ、ニューヨーク、カナダで開催される国際映画祭への出品が明らかになった。『娚の一生』舞台挨拶その他の写真西炯子のコミックを原作に、東京でつらい失恋を経験し、祖母が暮す田舎の一軒家に移り住んだ女性つぐみ(榮倉)と、52歳独身の大学教授・海江田(豊川)の同居生活と恋愛を描く。舞台あいさつには廣木監督をはじめ、榮倉と豊川、共演する向井理、主題歌を手がける歌手のJUJUが登壇した。榮倉は『余命1ヶ月の花嫁』『だいじょうぶ3組』に続き、廣木監督と3度目のタッグを組んでおり、「毎回、試練が多い現場ですね。でもそういった試練や責任を与えられるのは、幸せなこと」とコメント。これを受けて、廣木監督は「いや、そんな厳しいことはないと思いますよ。本人もひょうひょうと演じているし」。また、「大人になっている姿を、撮ってあげたいという気持ちだった」と女優として成長を続ける榮倉に目を細めた。豊川も『やわらかい生活』で廣木組を経験し「常に俳優に寄り添ってくれる監督なので、安心感をもって芝居ができる。きちっと僕らのことを見てもらっている感覚がある」と全幅の信頼を寄せ、「今、俳優さんに一番人気の監督ですよ」と持ち上げた。この日はバレンタインにちなみ、“足キス”ならぬ“足チョコ”がお披露目され「シュールですね」(榮倉)、「きれいなお足ですね」(豊川)と驚きの表情だった。『娚の一生』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年02月14日映画『娚の一生』の初日舞台あいさつが14日、東京・新宿ピカデリーで行われ、榮倉奈々、豊川悦司、向井理、JUJU、廣木隆一監督が登壇した。原作は、累計発行部数150万部を誇る西炯子のベストセラーコミック。東京で辛い恋愛をしていた堂薗つぐみ(榮倉)は、祖母の死をきっかけに田舎の一軒家に住みはじめる。そこに、つぐみに好意を抱き、半ば強引に住み込む大学教授の海江田醇(豊川)。奇妙な同棲生活の中、次第に愛することに向き合う姿を描いた大人のラブストーリー。初日を迎え、榮倉は「廣木監督とお仕事がしたくて、念願叶ったこの映画が公開ということで、今、皆さんの前に立って改めて実感しています」と嬉しそうな表情を見せ、3度目となる廣木組の魅力については、「すごく試練が多いですね(笑)。でも、その試練を与えてくれることはすごく幸せなことで、責任を与えてもらえるという幸せを感じながら、厳しい毎日を過ごしました」と語った。また、共演した榮倉について豊川は、「未だによく分からないんですけど(笑)、よくぞ、こういう女の子に育て上げたなって感じ!?」と印象を語り、「ご覧のとおり伸び伸びと育っています」とコメントすると、会場が沸いた。さらに、イベントには主題歌を歌うJUJUがサプライズで登場し、「一番最初に羨ましいと思いました。あんなに素敵な年上の強引な男性にグイグイ来られて、気付いたら恋に落ちているという状態で、最後に本気で幸せそうな2人のシーンだったので、1人でスタンディングオベーションをしました」と同作の感想を語り、一緒に並ぶ豊川については「素敵で見られないです」とデレデレ。また、JUJUは主題歌を生歌で披露し、豊川から「本当に素晴らしくって、惚れてまうやろ」と言われると、顔を赤らめた。イベントでは、同作で話題となった足キスとバレンタインデーにちなんで、足型のチョコレートがお披露目されると、それを見た榮倉は「シュールですね(笑)」とつぶやき大笑い。一方、豊川は「すごく綺麗な足ですね」と大人な対応を見せた。映画『娚の一生』は、2月14日(土)より全国公開。さらに、カナダとアメリカ・ニューヨークの映画祭で上映と、台湾での公開も決定した。
2015年02月14日“足キス”が話題の恋愛映画『娚(おとこ)の一生』の初日舞台挨拶が2月14日(土)、都内で行われ、バレンタインにちなんだ“足チョコ”がお披露目。登壇した榮倉奈々と豊川悦司は「シュールですね」(榮倉さん)、「キレイなお足」(豊川さん)と苦笑いだった。本作で榮倉さんが見せる“大人の女っぷり”も話題になっており、榮倉さん本人は「それは監督が、大人な女性に撮ってくれたからだと思います…。そう見せようとは思わないですが、どこかで成長した自分でいたいなと」と自己分析。相手役の豊川さんは、「ステキな女性に、伸び伸びと育っている。いまだに素顔は分かりませんけど(笑)」と照れつつも、榮倉さんを称えていた。西炯子の同名コミックを原作に、つらい恋愛を経て東京での生活を捨てたOLのつぐみ(榮倉さん)と謎多き50代の大学教授・海江田(豊川さん)が、田舎の一軒家での奇妙な共同生活を通し、恋に落ちていく姿を描く。東京・新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶には榮倉さん、豊川さんに加えて、共演する向井理、廣木隆一監督、主題歌「Hold me, Hold you」を歌うシンガーのJUJUが登壇した。榮倉さん、豊川さん、向井さんはそれぞれ別の作品で、 廣木監督とのタッグ経験があり「試練が多い現場ですが、それを与えてもらえるのは幸せなこと」(榮倉さん)、「俳優に寄り添ってくれるので、安心感がある。いま、俳優の世界では一番人気の監督さんです!」(豊川さん)、「OKとNGのラインを言ってもらえないので(笑)、こちらが監督の意図を読まないといけない」(向井さん)とそれぞれの体験や思いを話していた。『娚の一生』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月14日「恋はするものじゃない、落ちるものだ」と言うように、好きになるのに理由はなく、出会って、惹かれて、気づいたら自分の心のど真ん中にその人が居すわっている──。そんなふうに、いつの間にか人を好きになっていく心の変化を丁寧に描いているのが、西炯子の人気コミックを映画化した『娚(おとこ)の一生』。都会の生活に疲れ果て、祖母が暮らしていた田舎の一軒家での静かな生活を始めたヒロインのつぐみは、そこで52歳独身の大学教授の海江田と出会い、なぜか一緒に暮らすことになり、彼によって「もう人を好きならない」と決めていた恋のスイッチが再び入る、大人のラブストーリーだ。つぐみを演じるのは榮倉奈々。『余命1ヶ月の花嫁』『アントキノイノチ』『図書館戦争』『のぼうの城』などでタッグを組んできたプロデューサーの「次は、榮倉奈々で大人の恋愛を描きたい」というところから企画はスタート。それはある意味、これまでとは違う榮倉奈々を見せなくてはならない挑戦でもある。「一緒に仕事がしたいと言ってもらえるのはとてもありがたくて、その気持ちに応えていきたい。幸せですね。でも、プレッシャーもありました…(笑)」と語るその雰囲気は、映画の役の影響なのか27歳という年齢なのか、いままでとは違う大人の女性を感じる。「人にはいろんな面があって、そのどこを切り取るかで映画でもドラマでも、その作品の色になっていくと思うんです。『娚の一生』が私にとって今までと違う大人の恋愛映画ですねって言われるのは、今まで切り取ってこなかった違う面を切り取ってもらったから。私はいま27歳で、プロデューサーや廣木隆一監督は私のことを20歳の頃から知っていて、現場以外でもよくご飯に行ったりしているんです。そういう近い人たちがパブリックなイメージになかった私の一面を切り取りたいって形にしてくれるのはすごくありがたくて。一方で、監督とは3年おきぐらいに現場でご一緒しているので、なんだその程度かって思われたくなかったですし、成長したなって思われたいし褒められたくて、身が引き締まる現場でもありました」。つぐみというキャラクターについては「普遍的な部分を持った女性」と愛しい眼差しを向け、「共感というよりも理解できることがすごく多かった」とふり返る。「恋愛だけじゃなくいろんなことに言えることだと思うんですけど、経験を積むと自分の頭のなかで勝手にその後の展開を予想してしまって、臆病になったりする。何か新しいことに踏み出すときに尻込みしてしまう。そういうつぐみちゃんの気持ちはすごく理解できたし、演じながら(海江田との)理想的な恋愛をしていくつぐみちゃんが羨ましくもありました」。その羨ましさのなかにあるのは、豊川悦司さんの演じる海江田の大人の包容力。「練習のつもりで僕と恋愛してみなさい」「僕は君をひとりにはせえへんで」「恋なので、仕方ありませんでした」といった、真っ直ぐな愛の言の葉に女性はグッと心をつかまれる。そして「原作にもある印象的なシーンなので、映画でも絶対に入ってくるだろうなとは思っていました」と言うのは、“足キス”のシーン。唇と唇のキスシーンよりもエロティックで、つぐみの表情がなんとも艶っぽくて、スクリーンからつぐみの鼓動を感じような息を止めてしまうほどのドキドキがそこにはある。「そのシーンの撮影日はスタッフさんたちが、気を遣ってなのか少しソワソワしていて、逆にそれが恥ずかしかったです(笑)。でも、ああいういうシーンはそういうものだなって思うし、実際、私も緊張していました。映画のなかで2人の気持ちが一番近づいたときに、マニュアル通りにいかない恥ずかしさとか大人の恋愛の距離感ゆえに足にキスなのかなって、私はそういう解釈でした。愛情表現としては伝わりづらいのかもしれないけれど、そこに行き着くまでの2人の気持ちを繊細に撮ってもらったからこそ成立したシーンだと思います。ポスターも気に入っています。ただ…実は恥ずかしくて試写ではそのシーンは目を逸らしてしまって、観てないんです(笑)」。照れくさそうに淑やかに笑いながら「でも、豊川さんが、本当に格好いいんです。豊川さんに恋しに劇場に行ってほしい」と、海江田という男の魅力を掘り下げていく。「足キスのシーンはもちろんドキドキしたけれど、いいなぁと思ったのは、海江田さんがつぐみの遠縁の親戚の子供、まこと君と一緒にいるときのシーンですね。2人が薪割りをしているのを少し離れたところからつぐみが見ているシーンなんですけど、海江田さんとまこと君のやりとりが何だか子どもが2人いるみたいな感じで、すごく可愛くてキュンとしました。海江田さんは52歳ですごく年上だけど、50歳らしくとか年上らしくとか、“○○らしく”って振る舞っていないところが素敵ですね。つぐみへの求愛をいぶかしむ親戚の前で、恋をしたから仕方ないって言い切れちゃうところも素敵(笑)。あんなふうに“仕方ない”って言える責任感はカッコいいですよね」。たしかに、カッコいい。そして、彼の気持ちにしっかり向き合うつぐみの生き方もカッコいい。不毛な恋に疲れた彼女が幸せを掴んでいく姿には、きっと“幸せになるヒント”があるわけで、榮倉さんがつぐみから受け取ったそのヒントとは──。「結末とかゴールとか欲しいものを先に決めてしまわないこと、ですね。つぐみちゃんのことが羨ましいなと思ったのは、彼女はもう二度と恋をしないと決めたけど、ふと気づいたら恋をしてしまっていた。その“気づいたら”っていうのが羨ましい。恋だけじゃなく仕事においても、人って結果を求めて何かをすると、求めている通りじゃなかった時にすごく不幸な気持ちになるじゃないですか。こうなりたいとか結婚したいとか、将来はこういう家庭がほしいとか、つい理想を描いてそれに向かって動いてしまうとおもうんですけど、そんなふうに自分ひとりで結末を決めてしまうのはよくないなって、そう思っている最中です(笑)」。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月13日映画『娚(おとこ)の一生』の先行上映イベントが9日、都内で行われ、キャストの榮倉奈々、豊川悦司、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキと廣木隆一監督が出席した。西炯子の同名漫画(小学館刊)を実写化した本作は、恋をしないと決めた女性と大学教授の恋愛を描く大人のラブストーリー。東京で辛い恋愛をしていた堂園つぐみ(榮倉)は、祖母が暮らす田舎で自分の人生を見つめ直すことを決意する。独身の大学教授・海江田醇(豊川)と奇妙な同居生活を送ることになったつぐみは、海江田からの熱烈な求愛に素直になれず――というストーリーで、映画は14日から全国公開。劇場の大階段で行われた写真撮影で、相手役の豊川と腕を組んで現れた榮倉は、「贅沢だけど照れくさいですね。あの演出は恥ずかしい」とはにかむと、豊川に、「そういう風にしなさいと言われたので(笑)。1人でも大丈夫だったんじゃない?」と言われ、「そんな事ないです!」と慌ててフォロー。同演出は、豊川と向井の2人によるエスコートで現れるはずだったが、頭をかきながら気まずそうに登場した元彼役の向井は、「直前に、『豊川さんだけで大丈夫』って断られて、何も言えなかった」と悲しそうに打ち明けると、榮倉は、「両手はちょっとどうかな? と思って」と苦笑いしていた。劇中で、様々な男性に想いを寄せられる榮倉は、「豊川さんと向井さんの2人は贅沢だけど、実際は煩わしい。もめ事は嫌だな」とぶっちゃけつつ、"大人の恋愛"について、「心のどこかで恋心に気づいても、ブレーキをかけて一歩踏み出せないもどかしい気持ちは理解できる。新しい一歩は昔よりは勇気がいる」と持論を展開。一方、“大人の男”を演じた豊川は、「魅力的なキャラなので、僕でいいのかと思ったけど一生懸命やりました。海江田さんみたいな男になりたい」と話すと、向井は、「豊川さんを拝見していて、経験や包容力は、何を考えて生きてきたかで出てくると思った。革製品のようで格好良い」と憧れの眼差しを向けていた。また、トークショーでは、海江田のセリフである「恋なので、仕方ありませんでした」にちなんだエピソードを披露する場面も。「中学の頃、好きな女の子の家に行ったら、お父さんに『まだ早い!』って説教された。好きなんだもん、仕方ない」(豊川)、「10代の頃、付き合っていた人にフラれたけど、やり直したんですが、今度は1週間でフラれた」(向井)とほろ苦い思い出を語る男性陣に対し、女性陣は、「子どもの頃、夕方6時から朝6時まで寝てたのでノッポになりました。"眠いので仕方ありません"」(榮倉)、「父の実家の池に鯉がいて、一緒に泳いだら臭くなった。"鯉なので仕方なかった"」(安藤)と笑いにシフトチェンジしていた。
2015年02月10日映画『娚の一生』の先行試写会が2月9日(月)に開催。舞台挨拶に登壇した榮倉奈々、豊川悦司をはじめ、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキ、廣木隆一監督が“大人の男”、“大人の恋”などについて熱く(?)語った。西炯子の人気漫画を原作に、不毛な恋に疲れ、祖母が暮らす家へとやってきたつぐみ(榮倉さん)と52歳の独身大学教授・海江田(豊川さん)という歳の離れた2人の恋模様が描き出される本作。これまでに豊川さんの榮倉さんへの“足キス”シーンなどがニュースとなって大きな話題を集めてきた。豊川さんは“大人の男”と称される海江田役について「すごく魅力的なキャラクターで、最初は『僕でいいのかな?』と思いました。素晴らしい役をいただいたので一生懸命やりました」と語る。海江田が、つぐみとの恋愛について語る際の「恋なので仕方ありませんでした」というセリフも話題を呼んでいるが、豊川さんは「ひと言では言えないけど、海江田さんのセリフは本当に素晴らしい言葉の数々なので、シナリオを読んで生の声で立体化できるか?不安でした。すごいセリフなんですが、本質を捉えているセリフなので、僕自身が理解できていれば大丈夫と思ってやりました」と述懐する。榮倉さんは、実際にこの言葉を言われて「『言われたい』と思ったけど、『言いたい』とも思いました。『恋なので仕方ありませんでした』と言える恋をしたいと思った」と語る。向井さんは、豊川さんとのシーンをふり返り「共演シーンは少ないけど、経験や包容力というのは、自分がいま得ようと思っても手に入らないもの。ただ年齢を重ねるだけでなく、何を考えて生きてきたのか?革製品を使っているように自分の色が出てくるものなんだと思います」と豊川さんが醸し出す“大人の色気”に言及する。豊川さんは、共演陣からの褒め言葉のオンパレードに「僕じゃなくて海江田さんですからね(笑)。僕もそうなりたいと思いました」と照れくさそうな笑みを浮かべていた。登壇陣にはこの「恋なので仕方ない」というセリフのように思ったり、行動した経験は?という質問が投げかけられたが、豊川さんは「中学の時、好きな女の子に告白しようと思ってピンポンを押したらお父さんが出てきて…。『中学生の分際で早い!』と説教されました。『(恋なので)仕方ないよね~』と思いました(笑)」と告白。向井さんは「10代の頃、付き合っていた人がいて、一度、フラれたんですが、すごく好きだったので『やり直したい』と言って、もう一度付き合い直したんですが、1週間でまたフラれました(苦笑)。モヤモヤしてたんですが、それでスッキリしました」と明かし、一見、モテモテのような人気俳優2人の意外な失恋エピソードに会場は沸いていた。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月10日映画『娚の一生』の公開を前に先行試写会が開催され、主演の榮倉奈々、豊川悦司をはじめ、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキ、廣木隆一監督が舞台挨拶に登壇した。西炯子の同名漫画を映画化した本作。東京でキャリアを積むも不毛な恋に疲れ、祖母の住む田舎に戻ったつぐみが、祖母の死をきっかけに生前の祖母を知る52歳の大学教授・海江田と知り合い、奇妙な同居生活を送ることに…。この日は、舞台挨拶を前に劇場のロビーの大階段で報道陣用に記念撮影が行われた。榮倉さんは、豊川さんにエスコートされ、白いロングドレス姿で登場した。榮倉さんは「照れくさいです!贅沢ですね。ありがたいですけど、あのシチュエーションは恥ずかしいですね…(笑)」と照れくさそう。当初の予定では、豊川さん、そして映画でつぐみのいわく付きの“元カレ”を演じた向井さんという恋敵の男性2人が榮倉さんを一緒にエスコートする予定だったが、向井さん曰く「直前に『豊川さんだけで大丈夫』と榮倉さんに断られた(苦笑)」とのこと。榮倉さんは「両手にってのも変だし、恥ずかしい!」とハニかんでいた。また、この日だけでなく映画の中でも期せずして豊川さん演じる海江田、向井さん演じる元カレの中川という2人の男性に迫られることになるが、榮倉さんは「今回は(演じているのが)豊川さんと向井さんで贅沢ですが、実際にそうなったら煩わしいですよね(笑)?揉めごとはイヤだ!」とバッサリ。サバサバした物言いに会場からは笑いがわき起こった。一方の豊川さんと向井さんの反応は?つぐみを巡り、実際に劇中で“対決”するシーンもあるが、豊川さんは撮影をふり返り「向井くん、強そうなんで…」と腰が引け気味で、向井さんは「あのシーンに全てを懸けてました。あれくらいしか出てないんで(苦笑)。結構、ケガもしました。流血もしましたよ…かすり傷ですけど(笑)」と強い思いを吐露!豊川さんは「僕の方は万全の防護体制だったので(笑)」とサラリと笑顔でかわし、年の功(?)をうかがわせた。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月09日女性を中心に人気を誇るラブストーリーコミックを、榮倉奈々と豊川悦司を迎えて映画化する『娚の一生』。“足キス”で話題となっているが、本作で紫煙をくゆらせ、ロマンスグレーな魅力全開で女性たちのハートを鷲掴みにしているのが、豊川さん扮する52歳独身の大学教授・海江田醇。そんな彼が醸し出す“オトナの男”を目指すべく、本作に出演する個性派俳優・前野朋哉が<海江田醇講座>を開講。このほど、そのシュールかつためになる特別映像がシネマカフェに到着した。まず、前知識を少し--本作は、西炯子原作の人気コミックを『きいろいゾウ』『100回泣くこと』などで知られる廣木隆一監督がメガホンをとり映画化したもの。仕事にも恋にも疲れ、祖母が住む田舎の一軒家に越してきた堂薗つぐみ(榮倉奈々)は、祖母の死に際し、祖母のかつての教え子であったという初老の大学教授・海江田醇(豊川悦司)と出会う。祖母から家の鍵を預かっていたという彼が家の離れに住むことになり、戸惑うつぐみだったが少しずつ惹かれ始めていく…。海江田醇を解析してみると、「眼鏡」「タバコ」というビジュアル面での魅力はもちろん、困った時にはさり気なく助けてくれる「包容力」、積極的にアプローチすることを躊躇わない「強引さ」、時々覗かせる「少年っぽさ」、甘いことも辛いことも、「関西弁」でユーモアを交えてストレートに伝える物言いなど、内も外も大人の魅力たっぷり詰まった、女子総キュンの男性だ。一方、前野さんが演じるのは、つぐみに想いを寄せる二世議員・園田哲志という役どころ。前野さんといえば、大ヒットを記録した『桐島、部活やめるってよ』で神木隆之介の映画オタク仲間役が最も記憶に残っているのではないだろうか?独特の間と挙動不審な動きがなんとも印象的だったが、そんな彼と共に“オトナの男”について学ぶという今回の映像。海江田が放つ劇中での名セリフ「僕と恋愛してみなさい」「恋なので仕方ありませんでした」などを前後編に分けて、リッスン&リピート形式で前野さんと共に練習できるという講座となっている。前野さん自身がその胸キュンセリフを練習するシーンも収められており、後半になると序盤と比べぐっとオトナの男性度が増したような印象も…?<海江田醇講座>前編は2月2日(月)~、後篇は2月9日(月)~配信予定。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月02日ベストセラー作家・角田光代が実際にあった事件の三面記事を元に執筆した異色の意欲作を、2月公開の映画『娚(おとこ)の一生』の監督を務める廣木隆一が映像化した「三面記事の女たち -愛の巣-」(フジテレビ)。この度、心の闇にトラウマを抱えた変わり者の新聞記者に田中麗奈が演じることが明らかになった。田中さんは今回フジテレビ2時間ドラマ初主演となる。18年前、ごくごく普通の主婦だった自分の母が、父を殺害するのを目撃してしまった章子は、ずっとそのトラウマを抱えて生きてきた。「明日私も人を殺すかもしれない」と、絶えず自分の中の狂気におびえる章子の心の闇は、18年の時がたったいまでもそのままだ。当時、事件を担当し、現在は警視庁捜査一課の刑事である梨山里衣子は、章子の心の闇を理解し、章子とは刑事と新聞記者以上の関係で協力し合いながら、事件を解決していく――。主演を演じる田中さんと事件に挑む刑事の梨山役には、『あなたへ』『ぼくたちの家族』などに出演するベテラン女優・原田美枝子。さらに今回のストーリーの核となる、姉妹を演じるのは、寺島しのぶと板谷由夏の実力派女優の2人。夫婦とは?姉妹とは?心の中に多くの闇をしまい込み、“幸せ”を演じきる姉妹の心の葛藤を迫力のある演技で魅せる。男性俳優陣には、千葉雄大、林泰文、柏原収史、宅間孝行、西村雅彦が集結している。以前から角田氏の作品を読んでいたという田中さんは「主演でお話をいただけて驚きました。ストーリーに出てくる女性たちが大人で、すごく思いが深くて…、人間ドラマだけど事件もあるという大人のドラマに出演させていただけることがうれしかったです」とコメント。さらに共演者については「猛獣の中に一人飛び込んでいる感じですよ~。素晴らしい女優さんの中に一人小僧(小娘)が入っている感じです(笑)。原田さんとは10代のころ母娘役でご一緒しました。今回は、新聞記者と刑事という対等な役なので、うれしい反面、大好きな女優さんと共演する怖さも感じます。寺島さんの映画はよく拝見していて、今回ご一緒するのを楽しみにしていました。板谷さんは初共演ですが、板谷さんの演じる房江という役は人間味があって、でもちょっと怖い役なのでどんなふうになるのか楽しみです。寺島さんと板谷さんの姉妹のシーンは、1シーン見るだけでも2人の関係や心情が伝わってきてグッときます」と興奮気味に語った。そんな田中さんと久々の共演を果たした原田さんは「麗奈ちゃんとは、昔映画で一度共演したことがあって、あのころはまだ10代の可愛い女の子でしたけど、すごく女優さんとして成長されていて、うれしいですね」。また、板谷さん演じる妹・房江と憎しみ合う小林美枝子役の寺島さんは、「お互いの幸せをいちいち嫉妬する屈折した姉妹の話で、そういう気持ちは分からなくはないけど、これだけ姉妹で憎しみ合うにはそれなりの背景があるはずだと監督や板谷さんと相談しながら演じました」と“姉妹像”を作り上げることに苦労した様子。妹役の板谷さんは「私が演じる房江は、すごく狂っているようでどこにでもいる普通の女性です。必死にバランスを取っていたのが、旦那さんの浮気や姉への嫉妬で少しずつほころびていってしまう…共感はしないでほしいですが、ぜひ多くの女性に見ていただきたいです」とメッセージを送った。「三面記事の女たち -愛の巣-」は2月20日(金)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年01月29日染谷将太主演、前田敦子共演の『さよなら歌舞伎町』が公開中だ。新宿歌舞伎町を舞台に、不器用に生きる人々の1日を映し出す群像劇だ。染谷と前田が演じるのは倦怠期のカップル。『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』の廣木隆一監督、脚本の荒井晴彦コンビによるオリジナルの新作とあって、映画ファンからの期待も高い本作に、初共演の染谷と前田も「(出演を)断る理由がなかった」と声を揃えた。その他の画像染谷はラブホテルの店長・徹、前田はプロミュージシャンを目指す徹の彼女・沙耶に扮する。染谷は「絶対におもしろいはずだと思いました。廣木監督と荒井さんの作品ですからね。歌舞伎町が題材だというのも魅力的に思えました。お話しをいただいたときはまだ脚本ができていなかったんですけど、やりたいとすぐにお返事しましたね。出来上がった脚本は愛に溢れていました」と振り返る。前田も「呼んでいただいた時点で、出たいとしか思わなかったです」と同様の答え。さらに「廣木監督の作品にはいろんなタイプがありますが、ピンク映画出身だということは知らなかったんです。それを知ったとき、監督の出発点に近い作品に出られるなんてとさらに嬉しかったです」と続けた。共演の情報が公になった際、「あっちゃんの恋人役!?なんでお前なんだ!と言われました(染谷)」、「現役・元を問わず、AKBのメンバーが羨ましがっていました(前田)」と、周囲にとても羨ましがられたというふたり。共演を経て、「すごくフラットな方で、リラックスしてやらせていただきました」と染谷。前田も「染谷さんがそういうスタンスで、すごく嬉しかった。きっちり話し合いをしなくちゃいけなかったらどうしようと思っていたので(笑)」とここでも意見を一致させた。そして完成した作品に「同世代の女の子にも勧めていきたい(前田)」、「どこか愛おしいと感じさせる人々のお話し。最後には心が温まって清々しい気持ちで家路に着ける映画だと思います(染谷)」と胸を張った。『さよなら歌舞伎町』公開中※取材・文・写真:望月ふみ
2015年01月27日公開初日を迎えた映画『さよなら歌舞伎町』の舞台あいさつが24日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、染谷将太、前田敦子、南果歩、松重豊、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢、廣木隆一監督、Meg with SWEEPが出席した。ラブホテルという日本特有の空間を舞台に、不器用な男と女たちの再生と希望の物語を描いた本作。公開初日を迎えたこの日は、主演の染谷将太とヒロインの前田敦子をはじめ、キャスト陣が勢揃いした。主演の染谷が「今日は朝早くからご来場していただきありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか? 自分はこの映画を見て心が温かくなりましたが、皆さんもそうなっていただけたらうれしいです」とあいさつ。その染谷の相手役である前田敦子は、印象的なシーンとして「新大久保の駅前を自転車で二人乗りをするシーンがあったんですが、とても清々しくてやっていても楽しかったです。最終的に南さんと松重さんの中年カップルの素敵なシーンにつながるシーンだったので、すごく好きですね」と笑顔。その2人乗りのシーンで運転した染谷は「これで転んだら全国のファンに殺されるんじゃないかと緊張しながらこぎましたよ」と冷や汗ものだと告白すると、前田は「すごく安定感があって乗りやすかったですよ」と染谷を安堵させていた。「夢に向かってガムシャラに走ること」をテーマにしている本作。それにちなみ「今夢を叶えたいことは?」というMCからの質問に染谷は「あまり夢とか持たない人なんですよね。何かをやり遂げたいと思ったことのない人生でしたので」と断りを入れつつも「死ぬまでに健康ですかね。それはすごいことだと思うので、死ぬまで健康でいたいです」と回答。一方の前田は染谷に感化されたのか「今まで健康診断を受けたことがないので、今年の前半までに人間ドックに行くことが目標です!」と話していた。
2015年01月25日映画『さよなら歌舞伎町』が1月24日(土)に公開を迎え、舞台となった歌舞伎町にほど近い、テアトル新宿にて主演の染谷将太をはじめ、前田敦子、南果歩、松重豊、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢、廣木隆一監督が揃って舞台挨拶を行なった。「一流のホテルマン」と周囲に偽っているラブホテルの店長とやや倦怠期に入ったその恋人、ラブホテルに集い、去っていくそれぞれに事情を抱えた客たち――。彼らの悲喜こもごものドラマを描き出す。本作は実際に歌舞伎町のラブホテルで、しかも通常営業中に撮影が行われており、だからこそのハプニングもあったよう。染谷さんは「従業員の控室にいて、表に出ていくというのがあって、バっと出ていったら本物のお客さんと出くわしました。制服を着てたので(あくまで従業員としての接客態度で)『失礼しました』と大人しく帰ってきました(笑)」と明かす。前田さんは、染谷さんの恋人役を演じたが、印象に残ったシーンとして「新大久保駅前で自転車で2人乗りをするところが、清々しくて楽しかったです」と笑顔でふり返った。前田さんを後ろに乗せて走った染谷さんは「転んだらファンに殺される!と緊張してこいでました(苦笑)」と肉体的な負担よりも“心労”を口にした。樋井さんは染谷さんの妹役だったが、染谷さんとの共演シーンについて、最後の最後で面と向かって芝居をする場面になり「(染谷さんは)まつ毛が長いなということしか…(笑)。魅力的なまつ毛でした」と語り、これには染谷さんも「何て言えばいいのか…」と困惑気味。廣木監督が2人が兄妹役ということで「2人ともまつ毛が長い」と説明すると、樋井さんはさらに「私はクルンとしたまつ毛ですが、染谷さんは逆さまつ毛で…」とあくまでまつ毛トークを続行し、染谷さんは「もういいんじゃないですか、まつ毛は…」と苦笑し、会場は笑いに包まれた。本作は韓国、台湾、香港、イタリアでの公開も決定!廣木監督は「新宿のラブホテルの話が世界に広がっていくのはどうなんでしょう…?」と苦笑しつつも、「嬉しい限りです」と喜びを語り、会場は温かい拍手に包まれた。『さよなら歌舞伎町』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら歌舞伎町 2015年1月24日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会
2015年01月25日映画『さよなら歌舞伎町』が1月24日に公開を迎え、廣木隆一監督をはじめ、染谷将太、前田敦子、南果歩、松重豊、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢が舞台あいさつで一堂に会した。『さよなら歌舞伎町』舞台挨拶その他の写真歌舞伎町のラブホテルに集う人々の悲喜こもごもを切り取った群像劇。周囲には一流ホテルのホテルマンと偽っているラブホテル店長を演じた主演の染谷は、初回上映を観終わったばかりの観客を前に「楽しんでいただけたと思います」と自信のコメント。「僕は観終わって、最後に心が温かくなりました」と語る。実際に営業中の歌舞伎町のラブホテルで撮影が行われたが、撮影中の印象に残った出来事を尋ねると「従業員の控室から表に出ていくところで、バッと出ていったら本物のお客さんと出くわして、制服を着ているので『失礼いたしました』とおとなしく帰ってきました(笑)」と明かし笑いを誘った。前田は染谷の恋人役を演じたが、印象的なシーンとして新大久保駅前で自転車で染谷とふたり乗りをするシーンを挙げ「清々しくて楽しかったです」と笑顔で語る。染谷の方は、前田を後ろに乗せるとあって「転んだら全国のファンに殺される!と緊張してこいでました…(笑)」と振り返った。同じく自転車のふたり乗りシーンが印象的なのは松重が演じる逃亡犯と、南が演じる彼を支えるパートナーのカップルのエピソード。松重は「52歳になってラブストーリーのひとつを担わせていただきすごく嬉しいです。いままで、ひどいことばかりやって来たので…(苦笑)」と感無量の面持ち。こちらのカップルは女性の南が自転車をこぐ役目だったが、南は「松重さんは大きいので安定が悪い」とボヤきつつ「ぶっ飛ばしました(笑)!生きるか死ぬかの火事場のバカ力で」とニンマリ。松重は舞台公演中のため、途中退席となったが「逃亡犯なので(笑)」とそそくさと足早に劇場を後にし、会場は笑いに包まれた。この日、韓国、香港、台湾、イタリアでも本作の公開が決定したことが発表されたが、廣木監督は「新宿のラブホテルの話が世界に広がっていくのはどうなんだろう…」と首を傾げつつ、祝福の拍手に笑顔を見せた。『さよなら歌舞伎町』公開中
2015年01月24日世界有数の歓楽街、新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、染谷将太&前田敦子という、いまをときめくふたりに加え、大森南朋、村上淳、田口トモロヲ、松重豊、南果歩など豪華俳優陣、さらにキム・キドク監督に見いだされた注目女優イ・ウンウも体当たりで参加している『さよなら歌舞伎町』。ひと癖もふと癖もあるキャラクターが多数出演する群像劇の中で、風俗のスカウト・正也を演じる“イケメン”枠、忍成修吾に注目した。舞台は、新宿・歌舞伎町のとあるラブホテル。不器用ながらも懸命に生きていく男と女を、リアルに温かく描いた、笑って泣ける大人の群像劇となる本作。染谷さん演じるラブホテルの店長・徹や、前田さん演じる有名ミュージシャンを目指す沙耶、南さん演じるラブホテルの清掃員をつとめながら“時効”を待つ里美といった、ワケありなキャラクターがそれぞれの物語を紡ぎ、第39回トロント国際映画祭、第19回釜山国際映画祭などにも出品され、世界でも注目を集めている。忍成さんは、1981年生まれ。1999年にドラマ「天国に一番近い男」で俳優デビューし、岩井俊二監督の『リリイ・シュシュのすべて』で注目を集めた彼も、現在33才。本作の廣木隆一監督とは、『雷桜』(’10)、『軽蔑』(’11)、『100回泣くこと』(’13)と相次いでタッグを組んでいる。今年は染谷さんと岡田将生共演の映画『スレイヤーズ・クロニクル』が公開予定だ。彼が本作で演じる早瀬正也は、歌舞伎町を彷徨う少女に声をかけては風俗へと送り込む“悪徳”スカウト。いつものように夕方過ぎになると、街で声をかけた少女と共に徹が店長をつとめるラブホテルに入っていく。その日、正也と連れだっていたのは、女子高生・雛子(我妻三輪子)。彼女は家族に虐待を受け家出、歌舞伎町でホームレス同然のその日暮らしを送っていたのだ。身の上話を一方的に聞かされながらも、雛子あっけらかんとした表情の裏にある悲しみに触れていく正也は、“スカウト”として非情に徹さなければならないのに、次第に彼女に情が移り、雛子を救いたいという気持ちが目ばえてくる。「必ず戻ってくる」と言い残し、雛子を置いたまま部屋を去る正也。果たして、正也は雛子を風俗に送り込むことになるのか?彼は雛子のもとに帰ってくるのか?クールで鬱屈した悪役が多かったこれまでのイメージを裏切るかのように、男気あふれる忍成さん演じる正也の姿、イケメンぶりをスクリーンでもチェックしてみて。『さよなら歌舞伎町』は1月24日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら歌舞伎町 2015年1月24日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会
2015年01月23日●「1つをがむしゃらに追いかける」という理想像1月24日に公開をスタートする映画『さよなら歌舞伎町』でヒロインを演じた前田敦子。同作は新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、迷える大人たちの人間模様が交錯する物語で、一流ホテルマンと周囲に偽るラブホテルの店長・徹を染谷将太が、その徹と同棲中の交際相手でミュージシャンを目指す沙耶を前田が演じる。2012年8月にAKB48を卒業した前田。その後は女優業に専念し、これまで『クロユリ団地』『もらとりあむタマ子』『Seventh Code』『エイトレンジャー2』などの映画に出演するなど、着実にキャリアを積み重ねている。今回のインタビューでは、『さよなら歌舞伎町』の裏話にはじまり、恋愛観、思い出の地、卒業後の変化などの話題を通して、女優・前田敦子の進化の過程を追った。――最初に作品を観た感想は?もともと、海外作品のラブコメを観ていて群像劇には興味がありました。4日間ぐらいしか撮影に参加できなかったので、どんな出来上がりになるのか想像しながらの現場だったのですが、脚本の中のキャラクターを皆さん個性的に演じていらっしゃったので、自分が出演してこんな客観的に楽しむことができた映画は初めてだったと思います。――同作は歌舞伎町のラブホテルを舞台に、さまざまなカップルが登場します。前田さんが演じた役以外で、気になったカップルは?私は、南果歩さんです(※松重豊と時効寸前の逃亡生活を続ける女性)。あのかわいさ(笑)。実際にお会いしても、すごくかわいらしい方なんですけど、暗いものを抱えての前向きなあの役柄は、果歩さんからにじみ出ているものがあるんじゃないかと感じました。――犯罪者なんですけど、応援したくなっちゃいますよね。そうそう(笑)。がんばれー!って思いますよね。いちばん、救われる2人なんじゃないかなと。この映画の魅力だと思うんですけど、終盤では登場人物たちの気持ちがスッキリしていって、メルヘンチックな雰囲気になります。ああいう終わり方はいいですよね。――染谷さん演じる徹は、一流ホテルと偽ってラブホテルで働いていたり、沙耶の浮気現場に踏み込めなかったり、ちょっと頼りない一面がある男性です。徹のような男性をどう思いますか?うーん…何でも尽くしていくのが当たり前になっちゃうのはとても悲しいなって思うので、なんでもしゃべってほしいですね。そんなに見栄を張って嘘をついてほしくない(笑)。仕事がないわけではないじゃないですか。一流ホテルで働くという大きな夢があるんですけど、職に就かなくてフラフラしているよりかは…。まだ、若いんだからいいじゃんって思います(笑)。――一方の沙耶は、ミュージシャンを夢見る女の子。レコード会社の社員から枕営業を求められて葛藤する姿は印象的でした。等身大の女の子だと思います。夢とか追いかけているものが何もないというよりかはいいことだと思いますし、1つをがむしゃらに追いかける…そうありたいなというのも私にはあるので。やっていることが正しいのかは分からないですけど。――ギターの弾き語りシーンはずいぶん苦労されたと聞きました。ラストカットは5~6時間ほどかかったそうですね。本番になってみると「弾く」「歌う」「泣く」を同時に演じるのはすごく難易度が高くて。歌えなくなったり、弾けなくなったり…大変でした(笑)。でも、監督が「粘ろう」と言ってくださって。スタッフさんたちは夜中から翌日の夕方ぐらいまでの現場だったと思うんですけど、撮り終えるのを一緒に待ってくださっていたので、本当にうれしかったですね。――廣木隆一監督からは、演技に関してあまり具体的な指示はなかったそうですが、ギターのラストカットでも同じでしたか。そうですね。途中で止まってしまうこともたくさんありました。2カット撮って、1カット目はすぐにOKだったんですけど、2カット目がすごく時間がかかってしまいました。――OKの瞬間は? もう覚えてないくらいですか(笑)。とってもハードな日だったので(笑)。夕方終わりだったのに、「さぁ、帰って寝よう!」みたいな状態でした。撮影がはじまる1カ月半ぐらい前から、先生のところに行ってずっと練習していました。――そこまで苦労したら、ギターにハマってしまいそうですが。うーん…私はすごく頭が固いので。あとは神経質なので、ラフに弾いて歌うというのができなくて。ちゃんとやらないと、やるのが恥ずかしくなってくるというか。だから、全然弾けないです。でも、あんなに一曲丸々を使っていただけるとは思ってなかったので、とってもうれしかったです。●経験を重ねて「すごく現場に居やすくなった」――ちなみに、夢や目標は公言するタイプですか? 徹と沙耶はその点で真逆でした。私はやりたいことは何でも声に出して言うタイプなので、何でも言います(笑)。恥ずかしがらないで、口に出して言った方が叶うと思っています。プライベート的なことでいえば、もっと1人の時間を作りたいです。去年は人といることが楽しい一年でした。結局は自分一人でいる時間がなかったなぁと思います。友達もすごく増えた一年でしたし、お仕事関係の方々ともプライベートでご飯に行ったり。それがすごく楽しかったので、今年は真逆な一年にしたいです。もう少し大人になりたい(笑)。――1人で何を?日常的なことから、1人で過ごす時間を増やしていきたいです。1人で静かに過ごすことが意外とできないタイプ。誰かとしゃべっていたいとか、誰かとご飯に行きたいとか、誰かと何かをしたいと思う寂しがり屋(笑)。少しずつ少しずつ、大人になっていきたいですね。――その1人の時間は仕事と向き合うため? それとも、仕事とは分けたプライベートな時間?うーん…どっちも(笑)。あまり、区別はつけないタイプなんです。お仕事しているからあんまりこうだというのはないですね。その時、その瞬間瞬間。この業界に入ってからずっとそんな感じなので…いま振り返るとすごく自由すぎた時もあったんじゃないかなと思います。――それでも昨年は女優として地固めになるような1年でしたね。役者という仕事に関してちょっと堅く考えていたものが、やわらかくなったのかなというのはあります。すごく現場に居やすくなりました。今まで自分の中で考えすぎてしまって。どういうふうにいたらいいのかとか。どうしてもグループ時代の自分は、「そこから来ている自分」という先入観がありました。その場にどう居ていいのか分からない。去年はその感じから抜け出すことができたんじゃないかなと思います。――昨年は蜷川幸雄さん演出の舞台『太陽2068』に挑戦。初めての舞台で勇気のいる決断だったと想像します。かなり迷わせていただきました。舞台はまだ通らない道かなと思っていたので、まさか呼んでいただけるとは思っていませんでした。でも、何でも見て確かめたいタイプで(笑)。挑戦してよかったと思います。舞台に出演した俳優さんたちは軸がしっかりしていらっしゃる方たちばかりなので、教えてもらったことがたくさんありました。先輩方から「せっかく舞台に足を踏み入れたんだったら、1年に1本や2本は絶対にやるべき」に言ってもらえたので、そういう機会があれば、ぜひまた挑戦したいと思います。――本作は歌舞伎町を舞台に描かれた物語ですが、前田さんにとっての思い出の場所は?卒業してすぐに一人でニューヨークに行ったのは、私にとって大きな出来事でした。いつでも、一人で行きたい場所です。結局行ったり来たりで、丸々1カ月行けたわけではなかったんですけど、人生で初の一人旅。一人で飛行機に乗ったのもたぶん初めてだったと思います。――完全に一人? マネージャーは?完全に一人です。自分でアパートを借りて、学校に通って生活しました。友だちがいないので、学校の先生のおじいちゃんとずっとしゃべっていました(笑)。留学とまでは言えない期間でしたが、今でも一人で行きたい場所です。――ニューヨークの魅力は?とにかく大きな場所で、いろいろな人が集まっている街。そういう意味では怖い部分もありますけど、一人でいれば孤独を感じることもできます。――やっぱり気づかれないものですか。もちろん。でも、日本にいてもあまり気づかれないので(笑)。――えっ!? 変装しないんですか。しません。しない方が気づかれないんです。してる方が目立ちませんか? マスクとかサングラスって誰だろうって見ちゃいますよね(笑)。現地ではミュージカルを観に行ったりとか。一人でそういうことを淡々とできる場所なので、すごく好きですね。――最後に、女優としてこれから実現したいことを教えてください。やってみたいのは、もう1回ぐらい学生の役をやりたいですね。ちょっと制服を着たい(笑)。27歳ぐらいまでは皆さんやってらっしゃるので、まだ大丈夫かなと。それから、以前CMを西川美和監督に撮っていただいて。作品がすごく好きなので、いつかまたご一緒したいなと思っています。■プロフィール前田敦子1991年7月10日生まれ。千葉県出身。2005年、AKB48結成時からメンバーとして活動し、2012年8月に卒業。2007年の映画『あしたの私の作り方』で銀幕デビューを果たし、初めて映画主演を務めた『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(11年)で、第35回日本アカデミー賞話題賞(俳優部門)、『苦役列車』(12年)で第4回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞した。今年は5月23日公開の堤幸彦監督作『イニシエーション・ラブ』を控えている。(C)2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会
2015年01月23日大人の女性を中心に絶大な支持を得るラブストーリーコミックを榮倉奈々と豊川悦司を主演に迎えて描く『娚(おとこ)の一生』。この度、本作の主題歌である、JUJUの「Hold me, Hold you」のミュージックビデオ(MV)が完成。主演の榮倉さんがMVに出演していることが明らかになった。大人の女性を中心に絶大な支持を得るラブストーリーコミック「娚(おとこ)の一生」(小学館 フラワーコミックスα刊)を、『きいろいゾウ』『100回泣くこと』などの廣木隆一監督が映画化した本作。東京で忙しくキャリアを積み、つらい恋愛をしていたつぐみを演じるのは、榮倉さん。その元恋人役には向井理、親友役に安藤サクラらなど、若手からベテランまでが集結。今回公開されたのは、電車に乗り込む榮倉さんと、スーツに眼鏡という豊川さん扮する海江田教授を匂わせる大人の男性。二分割された画面で、2人のそれぞれの物語が同時に進行している。JUJUさんと榮倉さんは、主演を務めた映画『余命1ヶ月の花嫁』(’09)に主題歌を提供して以来、6年ぶりのタッグ。その間も榮倉さんがJUJUさんのライブに出向くなど交流を続けていたよう。MVに初出演を果たした榮倉さんは、「JUJUさんのMVに出演させて頂く事になり、本当にうれしいです。映画自体が、いろんな女性に希望を持ってもらえるというような映画で、そのメッセージを伝えるのにすごく素敵な曲を歌ってくださっているので是非ご注目下さい」と喜びを語った。JUJUさんは、「初め、MVに榮倉さんが出演して頂けると知ったときは、えっいいんですか?という感じでした。今回の楽曲は、大人になってもいくつになっても恋をするのは素敵な事だという事を伝えられたらいいなと思ってます。榮倉さんの演技がきらりと光るMVになっております」とコメントを寄せた。『余命1ヶ月の花嫁』と同じ廣木監督作品の『娚(おとこ)の一生』で再びタッグを組む事になった2人。JUJUさんの歌声に乗せて走る電車にはどんな大人の恋が待っているのだろうか?こちらの映像に映し出される榮倉さんの表情から想いを馳せてみて。『娚(おとこ)の一生』は2015年2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月23日中川晃教らが出演するトップシンガーとトップダンサーによるショー「THE SHOW INFECTED “CONNECTION”」(3月19日(木)から東京・天王洲 銀河劇場にて)に、河村隆一がスペシャルシンガーとして出演決定。THE SHOW INFECTED “CONNECTION”チケット情報また、アフタートークイベントも3月20日(金)昼公演と21日(土)夜公演終演後に実施される事が決まった。アフタートークイベントにはキャストの中川、蓮水ゆうやが出演。さらに20日(金)にはショーの構成・演出・振付を手がける大澄賢也と、河村隆一も登場する。同ショーは2部構成。1部では『白鳥の湖』の楽曲を様々なアプローチで歌い踊りながら男女のドラマを描き、2部ではボブ・フォッシーなどのミュージカル曲やマイケル・ジャクソンの楽曲などを現代風のアレンジも加えながら綴っていく。公演は3月19日(木)から22日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットの一般発売は1月24日(土)午前10時より。なおチケットぴあではインターネット先着先行「プリセール」を実施中、1月20日(火)午後11時59分まで受付。
2015年01月20日榮倉奈々&豊川悦司をダブル主演に迎え、2月14日(土)のバレンタインデーに公開を迎える大人のラブストーリー『娚の一生』。このほど、原作コミックでも絶大な人気を誇る52歳独身の海江田教授を演じた豊川さんの、大人の色気ダダもれの場面ビジュアルが解禁!スーツ&眼鏡にタバコ…と大人女子の理想とフェチズムを刺激する、海江田教授奇跡のセクシー“渋メン”ぶりがお披露目された。本作は、西炯子原作の人気コミックを『きいろいゾウ』『100回泣くこと』などで知られる廣木隆一監督がメガホンをとり映画化。東京で忙しくキャリアを積み、つらい恋愛をしていたつぐみを演じるのは、若手演技派として注目を集める榮倉さん。その元恋人役には向井理、親友役に安藤サクラらなど、若手からベテランまで個性的な共演者がそろっているのも魅力だ。そんな本作で、祖母を亡くしたつぐみの前に突然現れる海江田教授を演じるのが豊川さん。海江田は、女子大生に哲学を教える52歳にして独身の大学教授。ロマンスグレーの髪にメタルフレームの眼鏡をかけ、いつも清潔でシンプルなYシャツを着こなす大人の男性だ。周囲の女性からのアプローチが絶えないモテ男ながら、そんなアプローチに目もくれず、つぐみだけを大きな愛で包み込んでいく。今回届いた海江田教授のビジュアルも、スーツフェチ・眼鏡フェチ・タバコ姿フェチな女子たちが総キュン死寸前となりそうなほど破壊力抜群。髪はロマンスグレー、メタルフレームの眼鏡に、真っ白なYシャツという出で立ち、伏し目がちにタバコをふかすその姿は、まるで原作から飛び出してきたかのように完璧。さらに注目したいのは、シャツの袖から覗く、筋張った腕の意外なたくましさ。その包容力たっぷりの腕まくりには、服を着ていても(?)大人の色気があふれ出ている。原作でも熱狂的なファンを生んだ海江田教授を、ここまで本気過ぎる役作りで演じた豊川さんには、原作者の西さんも「等身大フィギュアかと思った!」と感嘆の声を上げたほど。そんな豊川さんのなりきりぶりを、ぜひ劇場でも確かめてみて。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日染谷将太と前田敦子が共演する映画『さよなら歌舞伎町』のキャストと監督による初日舞台あいさつが、1月24日(土)に新宿、池袋、川崎で開催される。その他の画像本作は、新宿・歌舞伎町のラブホテルにやってきた年齢も職業もばらばらなワケありな男女の1日を描いた群像劇。『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』の廣木隆一監督と脚本家の荒井晴彦が3度目のタッグを組み、染谷と前田のほか、南果歩、松重豊、大森南朋、村上淳、忍成修吾、田口トモロヲ、イ・ウンウらが出演する。初日舞台あいさつは、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎で実施され、染谷、前田、南果歩、廣木監督らが登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が受付中。一般発売は、1月17日(土)午前10時より発売される。なお本イベントは15歳以上の観客が参加できる。『さよなら歌舞伎町』初日舞台挨拶1月24日(土)■会場:テアトル新宿9:40の回上映後/12:50の回上映前登壇者(予定):染谷将太、前田敦子、南果歩、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢、廣木隆一監督■会場:シネ・リーブル池袋12:40の回上映後■会場:TOHOシネマズ川崎15:05の回上映後登壇者(予定):染谷将太、前田敦子、南果歩、廣木隆一監督料金:2000円(税込)プレリザーブ:受付中~1月16日(金)11:00AMまでチケット発売:1月17日(土)10:00AMより
2015年01月13日先日、女優の菊地凜子との入籍を発表したばかりの染谷将太が1月8日(木)、外国人特派員協会(東京・有楽町)にて行われた、主演映画『さよなら歌舞伎町』の記者会見に共演の前田敦子、廣木隆一監督と共に出席した。一流ホテルマンと周囲には偽っている歌舞伎町のラブホテルの店長を務める青年、その彼女でミュージシャンを目指す少女を始め、様々な思いや人生を抱えて歌舞伎町に暮らす人々のドラマを描き出していく。染谷さんが結婚後、初めて公の場に登場するとあって、会場には普段の同所での映画の上映、記者会見とは比べ物にならないほどの多くの報道陣が詰めかけた。あらかじめ、質疑応答では映画に関する質問のみと決められていたが、冒頭の挨拶のところで廣木監督が「これだけマスコミが集まっているのは…染谷が結婚したから(笑)。おめでとうございます」と祝福。染谷さんは少し照れくさそうに「このたび、結婚したので、これからは些細な幸せを大切に、まだ子どもはいませんが、家長として頑張っていきたいと思います」と語った。染谷さんと前田さんは本作で、倦怠期を迎えつつある同棲中のカップルを演じたが今後、激しいセックス描写があるような作品のオファーがあったら?という質問に染谷さんは「過去にもそういうラブシーンをやったことはありますし、台本を読んで感動して『これはやりたい』と思ったらやるかも」と回答。前田さんも「同じです。自分をそういう風に作品で求めていただけるなら、作品のためなら全然、抵抗はないですね」と語った。2人のキャスティングに関し、廣木監督は「染谷は昔から気になる役者で、僕らと話していても雰囲気、オーラを消すので、それが不思議でした。脚本の荒井晴彦さんの知り合いの役者を通じて電話をして、たまたま(スケジュールが)2週間空いていたので『その2週間ちょうだい』と直々にお願いしました。前田さんは『AKB48』のときから強さと弱さの両極をもっている人なんだろうと思ってました。現場でも(すぐ目の前に)カメラがあっても動じない強さがあるのを感じたし、でもその裏にある弱さが魅力だとも思いました。中間がない感じが好きで、人間的でいいなと思いました」と起用の経緯と魅力について語った。劇中、新大久保でのシーンで、反韓デモの様子が描かれているが、廣木監督は「新大久保でヘイトスピーチがあったことは事実ですので、それは日本的には恥ずかしい部分であると思いますが、現実に行なわれている部分であり、映画の中で外すことはできないと思った」とあえてこのシーンを盛り込んだ意図を説明した。様々な形で“愛”を描く本作だが、「愛を信じるか?」という質問に、染谷さんは「いろんな愛があると思いますが、人間に生まれて、“人間愛”という言葉が好きなので信じます」と語る。前田さんも「いろんな人に支えられていて、特にこの仕事ではそれを感じるので、愛は大切だと感じています」とうなずいた。『さよなら歌舞伎町』は1月24日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら歌舞伎町 2015年1月24日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会
2015年01月09日女優の前田敦子、俳優の染谷将太、廣木隆一監督が8日、東京・日比谷の日本外国特派員協会で行われた映画『さよなら歌舞伎町』(1月24日公開)の記者会見に出席した。同作は新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、迷える大人たちの人間模様が交錯する物語。一流ホテルマンと周囲に偽るラブホテルの店長・徹を染谷が、その徹と同棲中の交際相手でミュージシャンを目指す沙耶を前田が演じる。『100回泣くこと』(2013年)などで知られる廣木監督がメガホンをとり、南果歩、松重豊、大森南朋、村上淳、忍成修吾、田口トモロヲ、イ・ウンウといった俳優陣が脇を固める。外国人記者向けに行われた今回の会見。本作で染谷と前田のベッドシーンがなかったことから、ある記者は「楽しみにしていた」と残念がり、「今後の作品で頼まれたら?」と質問した。染谷が「過去にラブシーンをやったことがありますが、台本を読んで感動してこれはやりたいと思ったらやるかもしれません」と答えると、前田は「私も同じですね」と同意。「自分をそういうふうに求めていただけるのであれば…作品のためならば全然抵抗はないですね」と女優としての覚悟を示した。また、「"愛"は信じるか?」というストレートな質問には「壮大な質問(笑)」とたじたじな様子の前田だったが、「そうですね。いろんな人に支えられて。特にこのお仕事ではそれを感じるので、愛って大切だなって思います」と笑顔で回答。そんな前田の印象について、廣木監督は「AKBをやっていた時の"強さ"。そして"弱さ"の両極を持っている人なんだろうなと僕は思っていた」と振り返り、「カメラが顔の近くにあっても動じないんですけど、その裏にある弱い部分というのが、すごく魅力的。中間がない感じが僕はすごく好きです」と撮影を通して感じた魅力を語った。
2015年01月09日豊川悦司による榮倉奈々への“足キス”が話題を呼んでいる映画『娚の一生』の完成報告会見が12月16日(火)、都内結婚式場の「八芳園」にて開催され、榮倉さんは着物姿に左手の薬指には指輪を光らせ、豊川さんは純白のスーツで登場した。西炯子の人気小説を廣木隆一監督が実写化。仕事にも恋にも疲れ、祖母が住む田舎の一軒家に越してきたつぐみだったが、祖母の死に際し、祖母のかつての教え子であったという初老の大学教授・海江田と出会う。祖母から家の鍵を預かっていたという彼が家の離れに住むことになり、戸惑うつぐみだったが少しずつ惹かれ始め…。艶やかな着物姿で登場し、豊川さん、廣木監督に挟まれる形で金屏風の前に座った榮倉さんは「重大発表があります(笑)」と左での薬指を掲げニンマリ。純白スーツの豊川さんは「マジなの?」と笑いつつ、榮倉さんの着物姿について「すごく似合う。ひと目ぼれしちゃいそうなくらいステキ」と絶賛し、榮倉さんも豊川さんの白スーツ姿を「本当にこんなに似合う方は見たことない。だいたいは面白いことになっちゃうはずなんですが(笑)、さすが豊川さん」とウットリした表情で見つめ、相思相愛ぶりをうかがわせる。つぐみの海江田への恋心について榮倉さんは「『恋したい!恋したい!』と恋を探すのではなく、ふと気づいたら、隣にいた誰かと寄り添いたいと感じるつぐみが羨ましい」とも。2人が同居する祖母の一軒家の撮影は、三重で1か月にわたり合宿状態で行われたが、榮倉さんは豊川さんとの共演をふり返り「豊川さんということで最初は緊張しましたし、緊張を解くリハビリから始める感じでした。でもロケーションが素晴らしく、1か月暮らして、自然と空気に馴染んでいくのを感じました。豊川さんが隣にいるのはすごく贅沢なのに、それが自然なことになって馴染んでいく感じで、クランクアップのときは海江田さんにもう会えなくなるのが一番寂しかったです」と語る。豊川さんは、そんな榮倉さんについて「容姿に恵まれて芝居も上手で、性格に少し難があるけど(笑)、全てに恵まれた人間はいないしね(笑)。一緒にいて幸福感を与えてくれる女優さんで、どっぷりと浸りました。いや、変なことはしてないですよ(笑)」とユーモアたっぷりに語り笑いを誘う。女優、そして女性としての魅力について「チャーミングで、失礼な言い方かもしれないけど“未完の魅力”がある。この人、これからどう花開いて、どんな風に年とっていくのか?好奇心に駆られます。そうやって人は相手に引き込まれていくんじゃないかと思う」と語った。一方の榮倉さんは「選ぶ言葉がキレイで、伝わってくる言葉を選んで話してくれる大人の男性です」と豊川さんの魅力を語ってくれた。ネットを中心に話題となった“足キス”シーンに関しては榮倉さんも豊川さんも「恥ずかしかった」と2人とも照れ笑いを浮かべていた。『娚の一生』は2015年2月14日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月16日咲坂伊緒の人気コミックを福士蒼汰と有村架純の主演で実写化する『ストロボ・エッジ』の前売り特典として、映画オリジナル“<片想い応援>クリアファイル”が、3万名限定プレゼントされることが決定した。原作者・咲坂が書き下ろしたクリアファイルのデザインは、『ストロボ・エッジ』と『アオハライド』の登場人物たちが共演するファン垂涎のコラボビジュアルになっている。その他の写真このほど公開されたクリアファイルには、『ストロボ・エッジ』の蓮&仁菜子と、同作の次に咲坂が手がけたコミック『アオハライド』の洸&双葉が並んで描かれており、劇場限定前売券は、本田翼と東出昌大で実写化される『アオハライド』の公開日12月13日(土)より、全国の劇場で発売される。映画『ストロボ・エッジ』は、2007年から2010年まで別冊マーガレットで連載された咲坂伊緒による少女コミックを原作にした、登場人物たちの切ない片想いを描いたピュアなラブストーリー。福士が感情をあまり表に出さないが女子にはものすごく人気のある一ノ瀬蓮を演じ、有村がそんな蓮に一度は振られるが、彼を一途に想い続ける木下仁菜子を演じる。『余命1ヶ月の花嫁』『100回泣くこと』の廣木隆一監督がメガホンを執り、来年3月14日(土)に全国公開される。『ストロボ・エッジ』2015年3月14日(土)公開
2014年12月03日前田敦子が11月23日(日)、東京・有楽町朝日ホールで開催中の「第15回東京フィルメックス」に来場し、特別招待された主演作『さよなら歌舞伎町』をアピール。劇中ではギターの弾き語りを披露しており「1か月みっちり練習しました」と明かした。本作で有名ミュージシャンを目指すヒロイン・沙耶を演じた前田さん。それまでギターには「触ったこともなかった」のだとか。「監督から『まるまる1曲弾いてね』となかなか厳しいご注文をいただいた」とふり返り、司会者が「では、前田さんの弾き語りが見どころですね」と期待を煽ると、「どうでしょうか!?」と照れ笑いを見せていた。この日は前田さんに加えて、共演する女優の南果歩と前田さんにギター演奏の“無茶ぶり”した廣木隆一監督が同席。映画はヒロイン・沙耶&一流ホテルマンだと偽るラブホテル店長の徹の同棲カップルをはじめ、新宿歌舞伎町のラブホテルに集う男女5組のワケありな1日を描いた群像劇だ。前田さんが廣木監督とタッグを組むのは初めて。『ヴァイブレータ』『軽蔑』『100回泣くこと』などで知られる名監督だけに、前田さんは「監督のお名前を聞いただけで、ぜひお願いしますと出演を決めた。現場では自分で考えることの厳しさを教えていただいた」と手応えを示し、女優として多くのことを学んだ様子だ。また、“倦怠期の恋人”を演じた共演者・染谷将太については「事前に何も話さず『とりあえず、演じてみる』という空気を染谷さんが出してくれて、演技にも入りやすく、とてもありがたかった」と話していた。一方、ラブホテルの清掃員を演じた南さんは、実際に都内のホテルに足を運び「手と足を同時に使うテクニックを清掃員の方に教えていただいた」。豪華キャストが揃った本作について、廣木監督は「みんな良いところがなく、ダメダメな役ばかり(笑)。こうして皆さんに出演していただいただけでありがたい」と感謝を語った。今年9月に行われた第39回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映され、10月の第19回釜山国際映画祭でも高い評価を獲得。この日が日本で初めてのお披露目となった。『さよなら歌舞伎町』は2015年1月24日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月23日咲坂伊緒による大ヒット少女コミックを、NHK連続ドラマ「あまちゃん」の福士蒼汰と有村架純を主演に迎えて実写化する『ストロボ・エッジ』。登場人物全員が“片思い”という本作から、原作名シーン満載の胸キュン劇中映像が公式サイトにて公開された。まだ恋をしたことのない、高校1年生の木下仁菜子(有村架純)。ある帰り道の電車の中で、学校中の女子から人気を集める同級生の一ノ瀬蓮(福士蒼汰)と出会う。少しずつ会話を交わすようになる蓮と仁菜子。クールに見える蓮の優しい言動、笑顔にいままで感じたことのない気持ちを感じる仁菜子は、自分が蓮に恋をしていると気付く。しかし、蓮には中学の時から付き合っている年上の彼女・麻由香(佐藤ありさ)がいた。それを知ってもなお、仁菜子は自分の想いをただ伝えたくて、蓮に告白するが、振られてしまい…。本田翼&東出昌大で映画化が決定し注目を集める咲坂作品「アオハライド」の原点とも言える本作。『100回泣くこと』や来年公開を控える『娚の一生』など繊細かつ確かな演出力で高く評価されている廣木隆一監督が、切ない学園青春ラブストーリーを描き出す。今回公開された30秒の特報は、有村さん演じる仁菜子のナレーションに乗せ、「好き」が積もっていく――。という原作で最も名言のひとつに挙げられるフレーズを中心に展開される。1度は仁菜子からの告白を断るも、その一途な想いに惹かれていく福士さん扮する蓮の姿や、電車内で寄り添う2人の姿、山田裕貴演じる蓮の親友・安堂拓海と仁菜子のキス、名場面の数々が散りばめられた原作ファンにはたまらない見どころが満載!なんといってもラストに収められている、「答えてくれるまで帰さない」と有村さんを強引に引き止める福士さんの姿は、ファンにとって絶叫ものだろう。いけないと分かっていても、積もっていく「好き」という想いは誰しもが1度は経験するもの。まずはこちらから、胸キュン必至の映像をご覧あれ。『ストロボ・エッジ』は2015年3月14日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日