現在、日生劇場で上演中の三島由紀夫没後50周年企画「MISHIMA2020」。4人の演出家が、それぞれの切り口で三島由紀夫作品を舞台上にアップデートするこのシリーズが、今週末9月26日(土)・27日(日)、いよいよ会期後半戦に突入し、残る2名の演出家が、作品を競う。その2名のうちのひとり、加藤拓也は、三島の短編小説「真夏の死」を舞台版にアダプトする。舞台の作・演出だけでなく、映像作品の監督や脚本提供など、幅広く活躍する気鋭のクリエイターは、なぜ、この作品を選んだのか。答えは明快だった。「三島由紀夫が27歳のときに書いた作品。今の自分と同じ年齢だったからです」。太平洋戦争終戦から7年後の1952年、27歳の三島由紀夫が、その年の終戦記念日に脱稿した心理小説を、平成生まれの26歳が読み解く。海水浴中の事故で、愛児ふたりと子守役の女性の命を奪われた若い夫婦の心理を、ルーペでのぞき、鋭いメスを入れるかのような小説である。不幸のどん底から、次第に平穏な日常を取り戻していく夫婦の虚ろさを冷厳にえぐる、それが、原作「真夏の死」。加藤拓也は、この作品の脚色にあたり、三島由紀夫の重厚華麗な三人称小説の文体を、現代の口語体に変換した。彼が舞台作品を手がけるときには、いつも使っている現代口語のセリフ文体へ。中村ゆりと平原テツが演じる令和の若い夫婦は、自分たちを襲った不幸について、心の内を露わにしながら延々と語り続ける。客席に対峙するふたりの告白を、息を詰めて見届ける舞台と言おうか。「コロナを経験しても、やれることをやろうという、自分の創作のスタンスは変わっていないつもり。ただ、感染拡大とともに、人間の命の価値や死の痛みが、感染者や重傷者や死亡者の数字に置き換わってしまったことへの違和感は、この作品にも共通しています。不幸な海難事故をめぐって、主人公夫婦の悲しみの体験と、彼らを取り巻く周囲の人たちとの関わりの間には、隔たりがある。その無意識な周囲の在り方は、コロナの今にもあるものです」。なお、「真夏の死」は、熊林弘高演出の「班女」とともに2作品続けて上演される。オンライン配信、アーカイブ配信もあるので、そちらもぜひチェックしてみてほしい。取材・文:戸塚成
2020年09月25日「孤独のグルメ」のスタッフによる新シリーズ、戸塚純貴主演で純喫茶をドラマ仕立てで紹介する「純喫茶に恋をして」の続編が、この秋放送決定。各話のストーリーも少し明らかになった。前回に引き続き、戸塚さんが演じる売れない漫画家で妄想家のアラサー男子、烏山純平が純喫茶に迷い込むところから物語が展開していく。全6話となる続編の初回となるのは、東京・西荻窪のコーヒーロッジ「ダンテ」を純平が訪れる第9話。外観はレンガ造り、店内は山小屋風の装飾となっており、独特の雰囲気を感じることができる。また、キッチンとカウンターが半地下になっているのが特徴だ。そしてこの物語には、工藤綾乃が売れっ子漫画家の百々目鬼源一郎として登場する。第10話では、東京・蔵前にある1962年創業の老舗喫茶店「らい」を紹介。ステンドグラスの立て看板、ガラス窓もステンドグラス装飾で、店内の床にはレンガが敷かれ、こだわりを感じさせる喫茶店。また、ロフトのような2階部分も。この第10話には、純平の憧れの先輩・石原美幸役として永池南津子が出演している。ほかにも第11話以降は、「はまゆう」(町屋)、「喫茶マコ」(築地)、「ウッドストック」(吉祥寺)、「珈琲亭ルアン」(大森)が登場予定だ。続編の収録を終え、戸塚さんは「前回に比べて今回の方が知る人ぞ知る純喫茶、というところで撮影ができました。内容もドラマチックになっていて、濃い人間模様など前回よりも、さらに見応えのある内容になっています」と続編をアピール。「とても親しみやすい番組でありつつも、純喫茶という現実とは切り離された異次元な空間がこの番組の醍醐味。番組を通して、視聴者の皆さんにも普段とは違う時間を過ごせるという感覚を感じていただきたいです」とコメントしている。なおフジテレビ地上波にて、前シリーズより厳選されたエピソード3話からなる傑作選の放送も決定した。「純喫茶に恋をして」は10月3日(土)10時30分~フジテレビTWOドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartにて放送・配信(全6話)。「純喫茶に恋をして 傑作選」は9月21日(月・祝)24時35分~フジテレビ(関東ローカル)にて放送。(cinemacafe.net)
2020年09月09日安達祐実が“自分役”で主演する「捨ててよ、安達さん。」の2話が4月24日放送。今回は臼田あさ美が“輪ゴム”役で、戸塚純貴が“レジ袋”役でゲスト出演。その役柄と演技に注目の声が集まっている。安達さんが“安達祐実”を演じ、地上波連続ドラマで10年ぶりの主演を務める本作。物語は安達さんが女性誌から「手放して心地よく暮らすひと。」をテーマに、“毎号私物を一つ捨てる”という連載企画の相談を持ちかけられ、夢の中で謎の少女と“捨てられないモノ”たちが擬人化して次々に登場し、自分を捨ててほしいとお願いする…その過程で安達さんの心も紐解いていくというもの。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。再び夢の中に現れた少女(川上凛子)を見て、安達さんは幼少期時代のある出来事を思い出す。そんな中、安達さんが使っている輪ゴム(臼田あさ美)とレジ袋(戸塚純貴)を名乗る男女2人が安達さんの元を訪れ、自身の使われ方への不満を話し始める。話していくうちに輪ゴムとレジ袋が喧嘩を始めてしまい、2人が付き合っていることなどがわかって…と、今回もシュールな“安達さんの夢の中”が描かれた。毎回豪華なゲストが登場することも話題を呼んでいる本作だが、今回は『蜜蜂と遠雷』や「家売るオンナ」シリーズの臼田さん。「仮面ライダーウィザード」などで注目され『ライチ☆光クラブ』『ブラック校則』などの作品で知られる戸塚さんの2人が登場。「臼田あさみ好きで途中から見てたらまさかの輪ゴムでワロタ」「輪ゴム役は初めてだろうなぁ?!!笑」「戸塚純貴の演技がめちゃくちゃ好きだから、このドラマ幸せ」「うちにもあのタイプのレジ袋さんいらっしゃるわ」など、なかなか演じることがないであろう“役柄”を見事に演じ切った2人にに注目する声が多数寄せられている。(笠緒)
2020年04月25日演劇集団・劇団番町ボーイズ☆の織部典成が、映画『僕が君の耳になる』(2021年夏公開)で初主演を務めることが19日、明らかになった。同作は、ボーカル&手話パフォーマンスグループ・HANDSIGNが2017年にリリースした同名の楽曲を原案とした、大学生・純平(織部)とろう者の女性・美咲(梶本瑞希)のラブストーリー。街角で弾き語りをしている純平は、初めて足を止めてくれる女性・美咲と出会う。後日、同じ大学に通う生徒同士だとわかった純平は、美咲を通じて障がい者の世界を初めて知ることになり、自ら手話を勉強し真っ直ぐにぶつかっていく純平に美咲も心惹かれていくが、2人の間にはさまざまなハードルが待ち受けていた。ヒロインの美咲役にはろう者の梶本瑞希(新人)を抜擢。耳の不自由な女性と、聞こえる男性の実話を基にしたラブソングを基に、いくつものハードルを乗り越えながら愛を深め、成長していく2人の姿を描くピュアなラブストーリーとなっている。また、本作品のクラウドファンディングも予定されている。出演者は他、岡田結実、忍足亜希子、三浦剛、松井健太、三浦大輝、小松みゆき、岡元あつこ、善知鳥いお、ミセスヒロコ、悠綺、阿部祐二、濱田英里、森口瑤子。○織部典成 コメント今回、映画『僕が君の耳になる』で主演をさせて頂くことになりました。映画初主演ということで凄くドキドキしていますが、本当に嬉しく光栄に思います。初めて台本を読んだ時、純平が美咲という女性に惹かれ「僕の知らないもう一つの世界」を知ったのと同じように、僕自身も知らない世界の中でも、「好きな人のために何かしてあげたい」という純平の思いに共感し、胸に突き刺さるものがありました。この作品をやらせて頂くにあたり、僕自身少しでも、ろう者の方の気持ちを理解したいと思い、小説を読んだり実際に教室に行ってお話を聞いたり、手話を勉強しています。手話には日本手話や日本語対応手話があり、これが違うだけで手話をする順番が変わったり、一人称を入れなくてはいけなかったりと色々と苦戦している所ではありますが、僕なりに必死に勉強中です。また、作中に弾き語りをするシーンがあるので、興味はあったものの触ったことがなかったギターにも初挑戦しています。まだまだ納得いくように弾けませんが、こちらも日々特訓中です。この作品を通して、見終わった後に皆様の中に何か1つでも心に響くものがあったらなと思います。多くの方にこの作品が届くように僕も頑張ります。楽しみにしてください。
2020年04月19日今回、ご紹介する作品は、『ケアニン〜こころに咲く花〜』。介護施設を舞台に奮闘する人々を描く感動作です。主人公の介護福祉士・大森圭を演じた戸塚純貴(とづかじゅんき)さんにお話をうかがいました。写真・大内香織 文・田嶋真理 スタイリスト・牛田元 ヘアメイク・小田桐由加里【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 58「身が引き締まる思いで撮影に挑みました」2017年に劇場公開され、国内外で1,300回以上の上映会が開催され続けている映画『ケアニン〜あなたでよかった〜』(※)。そのキャストとスタッフが再結集した3年ぶりの新作が、『ケアニン〜こころに咲く花〜』です。主人公の大森圭は、前作の舞台となった小規模多機能型介護施設から大型の特別養護老人ホームに転職。彼は効率やリスク管理を優先する運営方法に戸惑うなか、認知症の老婦人と夫の深い愛情に接し、介護の在り方を見つめ直していきます。※ケアニンとは、介護、看護、医療、リハビリなど、人の「ケア」に関わり、自らの仕事に誇りと愛情、情熱を持って働く人。大森圭を演じるのは、2010年に第23回ジュノン・スーパー・ボーイ「理想の恋人賞」を獲得して芸能界デビューを果たした戸塚純貴さん。『仮面ライダーウィザード』や映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』のほか、バラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』でダメ彼氏役を演じるなど、数々の出演作に裏打ちされた確かな演技力で、観る者を魅了しています。最新主演作『ケアニン〜こころに咲く花〜』では、前作で大森圭の先輩を演じた松本若菜さん、ふたりが働く小規模介護施設の社長を演じた小市慢太郎さんに加え、『ケアニン』のスピンオフ作品『ピア~まちをつなぐもの~』(2019年)で主演を務めた細田善彦さんが友情出演で登場。シリーズ作品としても楽しめる内容となっています。ーー続編のオファーを受けたときのお気持ちはいかがでしたか?戸塚さん 前作の出演オファーを受けたとき、僕は介護に対して全く知識がなくて。劇中に登場する小規模介護施設のモデルとなった『おたがいさん』で、入居者の方々と触れ合い、介護の基礎やケアの本質を勉強することで、役を作っていきました。新作の舞台は、前作よりも入所者の方が多く、システムも異なる大規模な介護施設です。もっとたくさんの方々に介護について知ってほしい、前作を応援してくださった方々にもっと良い作品を見せたいという、身が引き締まる思いで撮影に挑みました。ーー演じるうえで難しかったところを教えてください。戸塚さん 新作で大森圭が担当する入所者の美重子さんは、言葉で気持ちを伝えられない方なんです。入所者の方の感情が動くようなものを「スイッチ」と呼ぶのですが、それを探すのが介護するうえでとても大事なことらしくて。美重子さんを演じた島かおりさんの目の動きや表情など、心の機微を感じ取って演じなければいけないところに難しさを感じました。ーーこれまでに、年配の方と接する機会は?戸塚さん 僕は小さい頃からおばあちゃんが大好きで、接する時間も多かったんです。ーーおばあさまは現在も健在ですか?戸塚さん とても元気です。ーーお孫さんが介護を描いた感動作に主演するなんて、とても誇らしく思っていらっしゃるでしょうね。戸塚さん ところが、おばあちゃんは新しい情報に疎くて、今でも僕のデビューしたての頃の話をするんです。ーー『仮面ライダーウィザード』とか?戸塚さん そうなんです。「おばあちゃん、僕はその後もいろいろな仕事をしているんだよ」と、情報を更新してあげないといけないですね(笑)。ーーデビューのきっかけとなったコンテストでは、「理想の恋人賞」を獲得されていますね。戸塚さんの理想の恋人は?戸塚さん 僕を叱咤激励してくれるような、気の強い方に惹かれます。金銭感覚がしっかりしている方も好きです。ーー女性はどちらかというと気が強い方のほうが多いのでは? この記事を読んでいる、戸塚さんのファンが「やった!」と喜んでいるかもしれませんね(笑)。最後に、この作品の魅力をお願いします。戸塚さん 僕はこの作品に出演して、介護に対するイメージが変わりました。介護する側、介護される側、彼らを取り巻く家族など、さまざまな立場の人々を描いている、誰もが共感できる物語です。難しい話だと思わず、気軽に楽しんでいただきたいですね。インタビューのこぼれ話戸塚さんがお仕事で男の色気を出さなければならないときは、なんと、ananのグラビアを参考にしてくださっているんだそう。今回の撮影では、戸塚さんがセクシーなポーズをビシッと決める度に撮影スタッフ一同がウットリ 演じても撮られても、色気たっぷりな戸塚さんでした!Information『ケアニン~こころに咲く花~』4月3日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開出演:戸塚純貴、島かおり、綿引勝彦、小野寺昭ほか配給:ユナイテッドエンタテインメント共同配給:イオンエンターテイメント©2020「ケアニン2」製作委員会
2020年03月27日MBS/TBSドラマイズム枠にて放送される賀来賢人主演ドラマ「死にたい夜にかぎって」。この度、山本舞香、戸塚純貴、安達祐実ら追加キャストが発表。ポスタービジュアルも到着した。「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」当時、高校で一番かわいい女の子からそう言われた小野浩史(賀来さん)は、この日を境にうまく笑えなくなった。母親には幼くして捨てられ、初恋の相手は自転車泥棒。女性に様々なトラウマを抱えた浩史が、橋本アスカと出会ったのは、音楽系のチャットルーム。アスカが入室してくるたびに高揚する浩史の気持ち。初めて直接彼女と出会ったとき、アスカは変態に“唾を売って”生活していた。その日から、人生最愛の彼女との最高で最低の6年間が始まった…。本作は、Webサイト「日刊SPA!」連載エッセイから「恋愛エピソード」を中心に再構築した小説「死にたい夜にかぎって」の実写ドラマ化。新たに出演が発表された『東京喰種 トーキョーグール【S】』「スカム」などに出演する山本さんが演じるのは、浩史の人生最愛の彼女で、変態に“唾を売って”生計を立てるヒロイン・橋本アスカ。「すごく可愛らしさもあるけど心の病を持っている子」とアスカについて明かした山本さんは、「このような役は初めてなので気合い入ってます!村尾監督とは9年ぶりにご一緒するので凄く楽しみです。監督はじめ、スタッフの方々もとても良い方ばかりなので楽しく撮影できそうです」と撮影を楽しみにしている様子。音楽系のチャットルームで知り合った浩史と付き合い、同棲を始めるアスカ。今回到着したポスタービジュアルでは、浩史とアスカの日々の様子が切り取られている。また、編集長を務める浩史の元で働く部下でラッパーの黒田役に戸塚純貴、レブロン役に今井隆文、CRAZY舌役に櫻井健人。浩史を振り回す女性陣として、「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね」と言い放った、高校で一番かわいい女子生徒・山村役を玉城ティナ。浩史の部下で、浩史に想いを寄せる赤毛のヤリマンラッパー・岡田役を小西桜子。初恋の相手で自転車泥棒の吉野役を中村里帆。浩史の初体験の相手で車椅子のミキ役を安達祐実。そのほか、高校時代の浩史役に青木柚、浩史を鉄拳制裁で育てる父に光石研が決定。さらに、本作のオープニング主題歌も決定。恋する2人の、時に虚しく、時に満たされ、日々漂い続ける刹那的な想いをそのまま封じ込めたラブソング、女性シンガーソングライター・ましのみの書き下ろし楽曲「7」を起用する。▼ましのみコメント未来どころか、目の前の今でさえ霧がかっていてよくみえない。向き合う事すら諦めたくなるような鬱々とした日々の中で急にとてつもない不安に襲われたりする夜もあります。----6でもないラッキーセブンの7(ナナ)----まだ何者でもない僕らが少しでも "まあいいか" の口癖で楽になれるように。見上げた夜空で輝く星のように、この曲があなたにとって1つの救いになれたら嬉しいです。ろくでもない僕らに幸がありますように。ましのみ「死にたい夜にかぎって」は2月23日より毎週日曜24時50分~MBSにて、2月25日より毎週火曜25時28分~TBSにて放送。TBSでの放送終了後からTSUTAYAプレミアムにて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年01月24日戸塚純貴が日本各地の純喫茶に迷い込む、「孤独のグルメ」のスタッフによる新感覚☆ドラマ形式のグルメガイド番組「純喫茶に恋をして」が、CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartにてスタートすることが決定。全8話制作予定、毎週1話ずつ3月まで放送される。かつてどの街にも存在した、レトロでかわいい喫茶店。戸塚さんが、売れない漫画家で妄想家のアラサー男子・烏山純平に扮し、彼が日本各地の純喫茶迷い込み、そこで様々なドラマが起こる――。番組では、お店の魅力を伝えながら、ドラマのストーリーの中で看板メニューを紹介。初回に純平が訪れるのは、本の街・神保町で60年以上愛される老舗の喫茶店「さぼうる」。第2話以降では、五反田の「トゥジュール デビュテ」や阿佐ヶ谷の「gion」など雰囲気のあるお店ばかりが登場予定だ。台本を覚えるときなど、普段から純喫茶に行くという戸塚さんは「今回の番組で名店を紹介する形で携われるというのが本当に嬉しいです。色んなお店に行けると思うので、そのお店のよさ、持っている個性をそのまま皆さんにお伝えしたいと思います」と出演への喜びと意気込みを語っている。「純喫茶に恋をして」は2月8日(土)10時30分~フジテレビTWO ドラマ・アニメ、フジテレビTWOsmartにて放送・配信開始。(cinemacafe.net)
2020年01月17日戸塚祥太(A.B.C-Z)が主演を務める舞台『阿呆浪士』が1月8日に開幕、それに先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には、戸塚、福田悠太(ふぉ~ゆ~)、小倉久寛、演出のラサール石井が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、脚本の鈴木聡が主宰を務める劇団「ラッパ屋」の公演として1994年に初演された“笑いたっぷり、泪ちょっぴり”の時代劇。魚屋の八(はち)が長屋小町の気を引きたくてついた「俺は赤穂浪士なんだ」という嘘から、やがて本当に討ち入りすることになって――というストーリーで、友達のためのみならず他人のためにも命を懸けて闘う“阿呆な”男たちの生き様と、ひょんなことから転がる人の縁の素敵さを描く。囲み取材で戸塚が「2020年、『阿呆浪士』で最高のスタートダッシュを切れてます。お客様にもこの舞台で最高の幕開けを感じていただきたい」と笑顔をみせた本作。自らの役柄については「僕が演じる八は、酒に女にだらしないけど、野暮なことを貫き通すヤツです。こういう役をやらせていただける機会はなかなかないので、とことん楽しんでやりたい」と語る。八とは違い本物の赤穂浪士のひとりで真面目な田中貞四郎を演じる福田は、スケジュールの都合上、稽古にあまり出られなかったそうだが、ラサールが「最初から台詞と動きが完璧だった」と明かすと「もう1回言ってください」と喜びながら「遅れて入った僕を皆さんが受け入れてくれた。だから僕はただ阿呆になればよかった。楽しかったです」と話した。大石内蔵助を演じる小倉は「最後はすごくかっこいい役」と話すラサールに「そんなの言っちゃだめ!俺はハードルを下げて下げたにも関わらず、さらにその下をくぐって生きてきたんだから(笑)」と返し戸塚や福田を笑わせていた。歌あり、ダンスありの、華やかでスカッと楽しめるエンターテインメント時代劇に仕上がっている本作。小劇場で上演された「ラッパ屋」公演を観た人にはそのギャップもおもしろく感じられるだろう。ラサールが「笑いと言ってもギャグっぽいものではなくて、滲み出るようなね、人間のおかしさへの笑いです。でも最後は泣けると思います」と話したように、笑いながらも心に沁みる内容となっている。劇中にはまさかのうちわやペンライトOKなシーンもあるので、お持ちの方はぜひ振ってほしい(貸出用うちわもあり)。戸塚、深田、南沢奈央、伊藤純奈(乃木坂46)ら若手と、浪曲師の玉川奈々福、竹内都子、小倉らベテランの組み合わせや、出自が全く違う面々が一堂に会すことで生まれる化学反応も楽しい本作は1月24日(金)まで東京・新国立劇場 中劇場、1月31日(金)から2月2日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。取材・文・撮影:中川實穂
2020年01月10日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が8日、東京・新国立劇場 中劇場で行われた『阿呆浪士』公開ゲネプロに登場し、福田悠太(ふぉ~ゆ~)、小倉久寛、ラサール石井(演出)とともに取材に応じた。同作は1994年、98年に劇団「ラッパ屋」の公演として上演された、喜劇作家・鈴木聡の代表作。一介の魚屋である「八」が、赤穂浪士として討ち入りを果たすまでを笑いたっぷり、泪ちょっぴりで描く、エンターテインメント時代劇で、日本人が愛する赤穂浪士の討ち入りのドラマをベースに翻案し、「巨大な落語」として喜劇的に描いた名作が、約20年ぶりにパルコ・プロデュースとして蘇る。作品にちなみ、フォトセッションでは「阿呆で〜す!」と明るく自己紹介していたキャスト陣だが、そのまま「あふぉ〜ゆ〜」という言葉も飛び出すようになり、小倉は「出ちゃったんで、すいません」と謝罪。ラサールが「使い勝手がいい。"あふぉ〜ゆ〜"でも使える」とフォローする。さらに「僕も(役者として)使い勝手がいい」という福田に、戸塚は「だって、福ちゃん今回、稽古5日間くらいしかきてないもんね」とたたみかけると、福田は「それは言い過ぎです。1週間くらいです」と訂正。戸塚は「稽古中に2本芝居してるんです。このスケジュールにした方、阿呆ですよ!」と訴える。ラサールも「しかもカウントダウンコンサートもあって、とっつーは新曲の振り付けもあって、忙しいですね、ジャニーズは」としみじみすると、戸塚は「嬉しいですよ。忙しくしてた方が、いい」と語った。作中では、観客がうちわやペンライトで盛り上がるシーンもあり、自分のうちわがない客のために、ロビーでは様々なカラーのシンプルなうちわを無料で貸し出す試みも。ラサールは「江戸時代の一座が芝居をして、その一座を応援しているという体。お祭り感満載です」と説明した。また正月の過ごし方を聞かれると、戸塚は「実家に帰り、母のおせちやお雑煮を食べ……普通の話をしました! すいません」と苦笑しつつ、「ジャニーズのカウントダウンの帰りに初詣に行ってお参りしましたよ」と明かす。さらに「おみくじは引かなかったんですよね。自分の顔みくじ、しましたけどね。『凶!』みたいな。『凶の顔!』みたいな。『大吉〜!』みたいなことで、顔でやってますね」と説明し、周囲は何を言い出したのかわからず「阿呆浪士になってるから」と本気で驚く。しかし、「大吉の顔」を求められると満面の笑みを見せる戸塚に、福田も「キレがいい!」と声をかけていた。一方の福田は「甥っ子たちにお年玉を配りました。兄貴がいくら包んだのか聞いて、それよりちょっと多めに。年末がんばったので」と照れつつも、カウントダウンコンサートの後は「僕たちふぉ〜ゆ〜は、普通に電車で帰りました。なんでかわかんないですけどね」と告白し、ラサールから「電車が動いててよかったね」と慰められる。4人では「どうせ1年中一緒にいるので」と初詣にはいかなかったというが、「でもみんなからLINEが来て。『(初日)おめでとう』って」と明かし、戸塚は「(A.B.C-Zからは)来ないですね。昨日の夜に会ってるので」と語った。実はこの日は偶然旧暦の12月14日で、本当の討ち入りの日だったという。幸先の良いスタートで、最後に意気込みを求められた戸塚は「この作品で、日本盛り上げていきたいと思います! 頑張るぞ、お〜!!」と叫び、「何の意気込みだったんだ」と自分でつっこんでいた。
2020年01月08日村上春樹の同名小説を原作にした舞台『ねじまき鳥クロニクル』が2020年2月に上演される。事前ワークショップに参加したばかりの成河と渡辺大知に話を聞いた。【チケット情報はこちら】インバル・ピント(演出・美術・振付)とアミール・クリガー(脚本・演出)が来日し、藤田貴大(脚本・演出)も加わって1週間に渡り行われたワークショップ(以下、WS)。成河は「(2015年上演の『100万回生きたねこ』ぶりのタッグとなる)インバルの素晴らしさは相変わらずで。さらにアミールと藤田さんがいて。演出家が3人…思っていた以上の楽しいカオスでした。あとは僕たちがどれだけ彼らの発想を広げていけるかだと思っています」。成河の思う「インバルの素晴らしさ」とは「言葉にすると陳腐ですが、忘れていたものを思い出させてくれる存在なんです。なんで自分はこれに蓋してたんだろう、とかね。表現をする、人と喋る、何かを発見するということに対して、本当に好奇心だけで突き進む方ですし、人の痛みを誰より知っている方でもあります。失敗を一緒に笑ってくれるんですよ。というよりインバル自身が“思いついたわ!”ってやってみて“ダメだった(笑)”って笑うような人。“失敗していいんだ”と思わせてくれます」。渡辺も「WSに参加して、ここには実験を楽しめるメンバーが集まっている、と感じてワクワクしました。インバルさんもアミールさんも藤田さんも、“人と何か作ること”や“人間の可能性”を楽しみにできるし、それを信じている感じがした。そこに乗っかって遊んでいるような時間でした」と笑顔。共演者たちと共にWSに参加し、成河は「大風呂敷を広げるようですが、神キャスト!(笑)」と絶賛。「好奇心と意欲に溢れた仲間たち、先輩方で嬉しかったです」成河と渡辺はふたりで主人公・岡田トオルを演じる。初共演で見た目も雰囲気も全く違うふたりがひとつの役を演じることについて渡辺は「全然違うから面白いんだってことが今回のWSでようやく確かめられました。僕らが違うから、交わったときに面白いんです」と明かす。実はふたりは5か月も前から事前稽古を重ねていたそうで、成河は「重ねた時間に価値を感じています。これだけ時間をかければ、人はこれほど寄りかかることができるようになるんだと実感しましたから」渡辺が「新しい可能性に挑戦している作品になると思います。“もっと面白いもの、ないのかよ”って飢えてる人は、絶対に観に来た方がいい。僕自身も期待が膨らんでいます」と語る本作は、2020年2月11日(火・祝)から3月1日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。取材・文:中川實穂
2019年12月02日明石家さんまがおよそ5年ぶりに舞台出演し主演する「七転抜刀!戸塚宿」が、東京と大阪にて上演されることが分かった。本作は、幕末から明治へと移り変わる中、藩士の“仇討ち”を軸に繰り広げられる、熱い人間模様を描いた新作舞台。脚本は、原田知世や田中圭が出演し大きな話題となったドラマ「あなたの番です」の福原充則が手掛け、演出は「ゆとりですがなにか」「獣になれない私たち」の水田伸生がつとめる。そしてさんまさんのほかにも、共演には連続テレビ小説「まんぷく」や「監察医 朝顔」の中尾明慶、『リング』の佐藤仁美、「相棒」シリーズの山西惇。温水洋一、八十田勇一といった実力派俳優に加え、初の本格舞台出演となる「仮面ライダービルド」の犬飼貴丈、吉村卓也らも出演する。舞台「七転抜刀!戸塚宿」は2020年1月10日(金)~31日(金)Bunkamuraシアターコクーン<東京公演>、2020年2月20日(木)~26日(水)COOL JAPAN PARK大阪WWホール<大阪公演>にて上演。(cinemacafe.net)
2019年10月04日10月から始まる米倉涼子主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」に、市村正親、ユースケ・サンタマリア、武田真治、清水ミチコ、藤森慎吾、戸塚純貴がレギュラー出演することが分かった。2年ぶりに第6弾となる待望の新シリーズをスタートさせる本作は、米倉さん演じる失敗しない天才フリーランス外科医・大門未知子が、再び日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」に現れる!かつてない大赤字に見舞われた大学病院は倒産寸前。そこに現れた投資家、世界でも指折りの企業再生のプロであるニコラス丹下が打ち出す再生プランとともに、経営再建の道を歩み始めることに。これまでよりさらにAIとの共存や内科的治療の推進を強固なものにするべく、海外から次世代型の医師たちがここに呼び寄せられるところから本作はスタートする。■市村正親が米倉涼子と初共演! 東帝大学病院再生へまず市村さんが演じるのは、“今世紀最大のコストカッター”と呼ばれる海外ファンドの投資家で日系2世のブラジル人・ニコラス丹下。未曾有の財政難に陥った「東帝大学病院」を再生すべく、蛭間病院長(西田敏行)が招聘した企業再生のプロ。「東帝大学病院」にやってきた丹下は、副院長に就任し、冷徹なまでのコストカットを断行。未知子とはとある山奥で偶然出会い、意気投合。その出会いが、未知子に大きな変化をもたらすことに。「正直びっくり」と今回の参加について明かす市村さんは「今回は、中園ミホさんが“ニコラス丹下”という、とても面白いキャラクターを作ってくださいました。僕に充てて書いたのではないかと思ってしまうような役なので、昔から僕のお芝居を見てくれていた中園さんのためにも、期待に応えられるよう演じ切りたいと思っています」としっくりくる役どころのようだ。また「陰と陽の両極を併せ持つ男です。これまでにも『ドクターX』に“大門未知子の敵”という立場で加入された方は数々いらっしゃいましたが、そのどなたとも違うキャラクターであることは間違いありません」とキャラクターについて説明し、「楽しみなことが多く、今、ワクワクしています」と期待している。■ユースケ・サンタマリア、未知子と真っ向から対立!またユースケさんは、丹下がボストンから呼び寄せる外科医・潮一摩役で出演。次世代インテリジェンス手術担当外科部長に就任し、丹下が導入したAIシステムによるオペで、徹底的なコストダウンを図ろうとする。また、未知子とは当然意見を対立させることになる潮。2人のやり取りにも注目。ユースケさんは「今回は“AI”というこれまでにない要素が組み込まれており、その部分を担う医師が、僕であったり、清水ミチコさんであったり、藤森慎吾くんであったり…。このメンツを聞いただけでもワクワクしますよね!僕らが入ったことによって、『ドクターX』という作品の世界観をかき回せたらいいなと思います」と意気込み、「大先輩ばかりで緊張もしましたが、どこか安心感もあって、なんだかうれしくなったんです。米倉涼子さんとは昔一度共演した以来…。まったく変わらない米倉さんにも安心しました」と加わった感想を明かしている。■ほかにも新キャラクター続々さらに、武田さんがニコラス丹下の使用人で「東帝大学病院」の新事務長に就任する鮫島有。清水さんが権威や権力を何よりも重んじる内科医・浜地真理。藤森さんが次世代型の外科医・村崎公彦。そして、戸塚さんが「東帝大学病院」の若き外科医・多古幸平を演じる。いまテレビに引っ張りだこ、「凪のお暇」への出演も話題の武田さんは、本シリーズにゲスト出演しており、そのときをふり返り「耳の聞こえないピアニスト役でゲスト出演させていただきました。今回はまったく違う役で出演ということでとても驚いています。『ドクターX』シリーズにレギュラーキャストとして加入するというのは、幕末で言えば“新選組”に入るようなもの。それくらいすごいチームに参加することになるので、非常に光栄に思っております」と喜びのコメントを寄せている。「これまでずっと楽しみに見てきたドラマ」と本シリーズについて明かす清水さんは「出演が決まったときはうれしかったのと同時に、まさか自分が配役されると思わなかったので、びっくりもしました」とオファー時の心境を明かす。そして藤森さんも「こんな人気ドラマの最新シリーズに参加させてもらえるなんて、この上なく光栄です!」と喜び、役柄については「日本人なんだけど海外でも鳴らしてきたイケイケのドクター・村崎」「白衣の下に着ているスーツも派手で、ネクタイも派手、髪も巻いちゃってるような、ちょっと軽い見た目なのですが、最先端の技術を駆使して医療の新時代を築こうとしている外科医です。そしてモテるのかはわからないですが、女性はかなり好きみたいで、すぐ英語で口説いちゃう(笑)」と説明。今回の参加に嬉しさと怖さがあると語る戸塚さんは「新キャストとしてしっかりと自分の役割を担い、前作にはなかった色を出しかなければいけないと思うので、そういう意味でのプレッシャーはしっかりと感じていますが、キャストの方々、監督をはじめスタッフ皆さんの新シリーズを作るという想いや熱量を受けて、絶やすことなく情熱を持って思いっきり楽しみたいと思います」と意気込んでいる。■主演・米倉涼子、新メンバーに「とても楽しみ」『ドクターX』はレギュラーキャストもたくさんいる分、お互いに頼り合っている部分も多いのですが、新キャストの方々もいらっしゃるので、私たちもちゃんとしないと、って思っています。新しく入る皆さんが緊張されている感じも伝わってきますし、その気持ちもすごくよくわかるので…。市村正親さんは、今回ポルトガル語のセリフを覚えなくてはいけないので大変そうです。でもそれを違和感なくできてしまうのは、市村さんのすごいところですよね!私も実はポルトガル語のセリフがあるのですが、いくらやっても覚えられなくて、正直医療用語よりキツいかも…!医局でのシーンなどは医療用語の応酬。いくら練習しても間違えるときは間違えちゃうし、「よし、絶対大丈夫!」ということはないんですよね…。一人のときにはできていたセリフも、人の前に立つと出てこなくなってしまったり…。新キャストの皆さんともそれが早速共有できているような気がします(笑)。そうやって皆さんと、この新しいシリーズを作っていくのがとても楽しみです。第1話あらすじ人里離れた山奥にポツンと建つ一軒家。道に迷い、お腹を空かせて山を歩き回っていたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、そこでニコラス丹下(市村正親)という日系二世のブラジル人と出会う。ニコラス丹下の手料理を食べながら意気投合。その頃、蛭間重勝(西田敏行)率いる「東帝大学病院」は空前の財政危機に瀕していた。苦境を脱するため、蛭間が打ち出した秘策は「海外医療ファンドからの300億円出資」。「東帝大学病院」が誇る最新医療に投資するファンドのマネージャーを招聘することを決定する。2か月後――。蛭間たちが迎え出る車から降りてきた男は、なんと丹下!実はニコラス丹下の正体は医師免許も持つ海外投資ファンドのマネージャー。さっそくニコラス丹下は「東帝大学病院リバースプラン2020」を提示。附属病院の統廃合、医師・スタッフのリストラ断行に加え、業務の合理化を推進する新部門を設立し、そこに次世代インテリジェンス手術担当外科部長として潮一摩(ユースケ・サンタマリア)、次世代がんゲノム・腫瘍内科部長として浜地真理(清水ミチコ)を呼び寄せ、次世代超低侵襲外科治療担当部長に加地秀樹(勝村政信)を昇格させることを発表する。さらに、その場に未知子も現れたことで、蛭間や海老名敬(遠藤憲一)ら「東帝大学病院」の医師たちは騒然。そんな中、病院の食堂のおばちゃん・岩田一子が突然胸の痛みを訴え――。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月17日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2019年09月12日杉野遥亮の連続ドラマ初主演作となるドラマイズム「スカム」から、前野朋哉、山本舞香、戸塚純貴、和田正人、杉本哲太ら新キャスト12名が発表された。振り込め詐欺に手を染める若者たちの姿をオリジナルストーリーでドラマ化した本作。振り込め詐欺の巧妙な手口や、民間企業以上の規律で運営される詐欺組織の実態を交えながら、順風満帆な勝ち組人生から一転し、新卒切りによって無職に、さらには父親の難病治療のため、振り込め詐欺をはじめる主人公・草野誠実(杉野さん)をはじめ、様々な動機で振り込め詐欺に手を染めていく若者たちの“成功”と“転落”の模様を、激しくもユーモラスに活写する。豪華俳優たちが振り込め詐欺に関わる個性的なキャラクターを熱演主人公・草野の詐欺の相棒・清宮役には、様々な映画、ドラマでキャラクターを演じ分ける名バイプレイヤーの前野朋哉。演じる清宮にとっては、「ワクワクするような仲間に出会えた場所がたまたま詐欺稼業だった…」と語り、「自分を奮い立たせる存在の草野と、劇的に変わって行く環境を楽しもうと思いました」と杉野さん演じる草野とのコンビに言及。視聴者に向け、「目まぐるしく変わっていく若者の環境と心情をお楽しみください。きっとオレオレ詐欺は他人ごとには思えないはずです。そして悪の根源は何なのか…見つけられたら今後の人生のヒントになるかもしれません。ギラギラ…いやこれはキラキラの青春ドラマです」と、気になるコメントを寄せた。主人公の幼馴染で、本作のヒロインを務めるのは、映画、ドラマ、バラエティと活躍の場を広げる人気急上昇中の女優・山本舞香。「私の役、美咲は杉野さんが演じる誠実が詐欺をしていることを一切知らない子なので、常に明るくてまっすぐな子を意識しました。役が引っ張られないように、他のシーン(の台本)は読まないようにしていました」と、役作りを明かしている。また、草野が振り込め詐欺の道に進むキッカケを作ってしまう悪友役を、映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』で注目を集め、主演作『ケアニン2』製作も決定した戸塚純貴。さらに、主人公の上司で詐欺師になるための地獄の研修を行う鬼店長役に和田正人、被害者から振り込まれたお金を集める集金屋役に山中崇、息子の窮地を見かねて、思わぬ決断をする主人公の母親役に西田尚美、さらに、主人公の詐欺グループに資金提供し、詐欺ビジネスを牛耳る金主役に杉本哲太など実力派俳優陣が脇を固める。そして、主人公の詐欺グループに所属する同僚役に、映画『JK☆ROCK』で映画初主演を務めた福山翔大をはじめ、水間ロン、若林拓也。ほかにも、主人公の友人役に「仮面ライダージオウ」のスピンオフ「RIDER TIME 仮面ライダーシノビ」での好演で注目を集めた華村あすか、裏稼業で起こるトラブルを解決する謎の便利屋役を『東京喰種 トーキョーグール【S】』にも出演するメンノンモデル・柳俊太郎が務めるなど、バラエティに富んだ注目若手俳優陣も集結している。MBS/TBSドラマイズム「スカム」は6月30日より毎週日曜24時50分~MBS(関西)にて、7月2日より毎週火曜25時28分~ TBS(関東)にて放送(全9話)。(text:cinemacafe.net)
2019年06月16日舞台『BACK BEAT』のフォトコールが東京芸術劇場 プレイハウスで25日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が取材に応じた。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。初日を前に戸塚は「準備万端です。バッチリです」と自信を見せ、「僕たち、スタッフさんから『ビートルズのみなさん』って呼ばれるんですよ。すごい気分が良くてなりきらせていただいています」と語る。辰巳も「令和のビートルズです」と新たなキャッチコピーを作っていた。「最初は絶望からスタートしていたといっても過言ではない」(戸塚)、「学生バンドかなみたいな」(加藤)というバンド演奏だが、今は戸塚も「不思議な感覚があったかもしれないですけど、今はこのスタイルに完全にフィットしている」という。上口が「初めての会話が音だった」と振り返ると、戸塚も「詩人だわ」と感心していた。「全国を回ってみなさんにみていただきたい」とライブツアーも希望した辰巳だが、「ほぼ弾けない状態から始まって。本当に最初に石丸さんの前で披露した時に『お前、まじか』という。目の奥が『本当に、ジョージ・ハリスンをやるのか』って」と苦笑。全員不安を抱えていたものの、できなさで言えば「トップ」と石丸に言われた辰巳は、「トップです!!」と訴える。しかし努力を重ねバンドとして成長したメンバーに、石丸は「すっごい努力でした。バンド同士でグルーヴを産んでからが、早かったですね。観客にビートルズを伝える架け橋なので、架け橋は立派に務めている」と太鼓判を押した。加藤は「毎回がライブで、20曲くらい生演奏なので、何が起こるかわからない。弦が切れたり演奏を間違ったり、ご愛嬌で許してもらって、このステージでしか味わえないので、体感してもらいたい」とメッセージ。戸塚も「とにかくロックに始まり、一時も速度を落とさずに最後の最後まで駆け抜けていきたいと思います」と意気込んだ。
2019年05月25日『銀魂』ファンには、真選組・山崎退(さがる)としてすっかりお馴染みとなった俳優・戸塚純貴。『銀魂2掟は破るためにこそある』のキャスト発表時、ポスターにその姿はあれど公式からの発表を忘れられる、という前代未聞の事態で一躍話題の人物となった。原作さながらの地味さを発揮しつつ、同作のdTVオリジナルドラマ公式Twitterでの「山崎退監察レポート」も人気となり、注目を集めた戸塚さん。そしていまも、“地味”な存在ながら(?)ジワジワと、着実に人気を拡大させ、活躍の場を広げ続けている。こう見えて(!?)ジュノンボーイ、「仮面ライダー」にも出演1992年7月22日生まれ、岩手県出身の現在26歳。2010年に「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で「理想の恋人賞」を受賞してデビュー。同コンテストファイナリスト12人で結成された「劇男JB」旗揚げ公演で初舞台を踏み、前田敦子や中村蒼、三浦翔平らが出演していた「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」でドラマデビューする。新人俳優の登竜門といわれる平成仮面ライダーシリーズの「仮面ライダーウィザード」(12~13)では操真晴人/仮面ライダーウィザード (白石隼也)の助手となる、“魔法使いになりたい”青年・奈良瞬平を好演。純朴で明るく、多少ドジでも超絶に前向きなキャラで、ウィザードを傍らで支える仲間となった。やがて、「痛快TV スカッとジャパン」の“ウザいダメ彼氏”役や、志尊淳、山下リオと共演する明治安田生命「かんたん保険シリーズ ライト!」のCMなどでも注目されるように。吉岡里帆がゼクシィ9代目CMガールを務めた際の新郎役も務めていた。ドラマ「アオイホノオ」や「勇者ヨシヒコと導かれし七人」「スーパーサラリーマン左江内氏」、舞台「スマートモテリーマン講座」といった福田雄一監督の作品ほか、映画『ライチ☆光クラブ』『先輩と彼女』『虹色デイズ』など、豪華キャストによる話題作にも次々出演。ジュノンボーイだけに、キリリとした二重の精悍な顔立ちではあるものの、なぜかダメ男やムードメーカー的なコメディリリーフの役回りが多く、若きバイプレイヤーとして知られる。昨年は『銀魂2』で念願の本編出演が実現し、上白石萌歌の主演舞台「続・時をかける少女」にも参加した戸塚さん。ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室 Third Season」や「PTAグランパ2!」のレギュラーを続投したほか、「花のち晴れ~花男 Next Season~」では音(杉咲花)に最低な行動を起こすアルバイト先の先輩、「今日から俺は!!」では開久高校からかつあげにあっていた明美(若月佑美)の彼氏、さらに「家政夫のミタゾノ」「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」、スピンオフドラマ「コード・ブルー -もう一つの日常-」といった人気ドラマで印象的なゲスト俳優としても存在感を見せた。さらに、一時は公開が危ぶまれた映画『青の帰り道』(’18)で高畑裕太の代役に起用されたことも話題に。真野恵里菜が主演を務め、横浜流星や清水くるみらが出演し、山田孝之プロデュース作『デイアンドナイト』でもメガホンをとった俊英・藤井道人監督による同作は、群馬県前橋市と東京を舞台に7人の男女の10年間を生々しく描いた青春群像劇。戸塚さんは授かり婚で若くして父親になるコウタ役を務めあげ、評価を高めた。『銀魂』山崎役で人気!小栗旬に「世代交代」宣言も…2017年、1作目の『銀魂』に合わせて配信されたdTVオリジナルドラマ「銀魂-ミツバ篇-」で、とあることから沖田総悟(吉沢亮)の怒りを買い、アフロヘアーになってしまった戸塚さん演じる山崎。“地味”キャラが売りながら、画面に映り込むたびにかえって目立ってしまい、すっかり人気者となった。昨年の『銀魂2』では関連イベントでも大活躍。dTVの「銀魂2-世にも奇妙な銀魂ちゃん-」を上映した舞台挨拶では、仮にパート3があった際のスピンオフの主演を狙っていることも激白。福田監督に「小栗旬を凌ぐなにかがあるの?」と突っ込まれ、「体力は僕の方があります」「演技力だって…僕だって経験を積んでいますし、ここぞというときの顔は出せます!」「俺の時代ですよ!世代交代です」と弱々しくも宣言していると、サプライズで小栗さんが登場。「今度勝負しよう」と詰め寄られるひと幕もあった。さらに、『銀魂2』の大ヒットを記念して行われた実写映画&dTVドラマイッキ見“応援上映”は、アニメ版の山崎役の声優を務める太田哲治とそろって登壇する“ザキまみれ”イベントに。戸塚さんは満席の会場から大歓声を浴びて感激がとまらず、太田さんにアツいハグも飛び出すほど。自ら執筆した「山崎退監察レポート」でつい溢れ出てしまう「銀魂」愛や福田組への愛と、独特な文体が支持を集めたが、こうした愛されぶりの影には、戸塚さんのストイックなまでの役への向き合い方があることをファンは知っている。「3やってほしいです(笑)そして、そのときはまたdTVでドラマをやっていただいて、山崎退の三部作でもよいですよ(笑)」とインタビューでも明かしていたが、もし続編があれば、今度こそちゃんと(?)スポットライトが当てられることになりそうだ。貴重?「JKは雪女」で色気ダダ漏れいまをときめくブレイク男子・横浜さんが、2015年に平祐奈とW主演を務めたオカルティック青春ラブコメディドラマ。平さんや玉城ティナが雪女、池田エライザが狐火の妖力を持つ女子高生となり、戸塚さんは彼女たちに狙われる宮司の志羽龍之介役に。「スカッとジャパン」で共演したこともある横浜さんは、龍之介の命令に絶対服従で、ときには足蹴にされてしまう安藤玲役を演じた。一瞬、色気ダダ溢れのイケメンキャラなのかと思いきや、やっぱりヘタレな残念キャラ。自分が大好きすぎて、“変態ナルシスト”と呼ばれたりも…。ただ、運動神経抜群な戸塚さんの身軽さを、改めて確認することもできる。介護の仕事に向き合う主人公に『ケアニン~あなたでよかった~』戸塚さんの“純粋で貴い”部分がよく現れた主演映画。“山崎”とはまた異なる戸塚さんを知りたい方におすすめ。主人公の新人介護福祉士・大森圭が、初めて担当した認知症のおばあさんとの関わりを通じて“ケアニン”として成長していく物語となる。なお、同じ製作陣による、在宅医療に取り組む若手医師を主人公にした『ピア~まちをつなぐもの~』(4月26日公開)にも同役で友情出演している。さらに、『ケアニン』の舞台となった神奈川県藤沢市の介護施設「あおいけあ」に1年間密着したドキュメンタリー『僕とケアニンとおばあちゃんたちと。』(5月18日公開)ではナレーションを担当。監督を務めるのは、戸塚さんと同郷で同じ年という佐々木航弥監督。「佐々木くんの感性と若者目線だから見えてくるリアリティと、嘘のない素直な作品。介護のみならず人間の徳がにじみ出て、人と人の向き合い方を考えさせられます。間違いなく、記憶に心に残る作品です。たくさんの方々に見て頂きたい」と自身のブログでもアピールしている。チームに欠かせないムードメーカー『走れ!T校バスケット部』「おっさんずラブ」「チア☆ダン」の徳尾浩司が脚本、『青夏きみに恋した30日』『ReLIFE リライフ』の古澤健が監督を務めた青春スポーツ映画。演じるのは、全国レベルの実力者である主人公・陽一(志尊さん)の入部に歓喜する寿司屋の息子・川崎裕太ことガリ役。ちょっと頭でっかちな、チームのムードメーカーというポジションはお手のものだ。印象的なのは、元・柔道部で怖がりの健太(阿見201)にボールをぶつけようとするシーン。強豪校でいじめを受けていた陽一がトラウマにとらわれる中、佐野勇斗演じるキャプテン・矢島が一喝してその場を収める。「なんだよ、ただのいじりじゃん」との言い訳から、自身の行動をすぐに省みて詫びることができる、そんなごく当たり前の行動には、陽一同様、ホッとさせられる。スカした今どきの若者「私のおじさん~WATAOJI~」制作会社の新人AD・一ノ瀬ひかりを岡田結実、彼女の前に現れる自称「妖精」のおじさんを遠藤憲一が演じたお仕事コメディ。ひかりの先輩でバラエティ番組「限界MAX★あなたも私もヤッテミー!!」担当のAD・九条役を務めた。極度のSNS依存で、「働き方改革」を盾に雑務はひかりに押しつけ、“きっちり自分の仕事しかしない”冷めた若者も、またハマる。番組公式インスタグラムの「AD九条のイケメン風」写真がツボで、彼がジュノンボーイであることを再認識するカットが続々。高杉真宙のドS御曹司の監視役「高嶺と花」鈴木おさむ作・演出の舞台「カレフォン」(’18)ではイケメン御曹司役を務めていた戸塚さん。本作では、高杉真宙が彼史上最高にドSで高飛車、かつヘタレの御曹司・才原高嶺を演じているが、戸塚さんはそのサポート役となる優秀な部下・霧ヶ崎瑛二役に。高校生役を演じることも多かったが、スーツ+眼鏡のデキる男の姿は必見だ。しかも、高嶺を快く思わない親族からの刺客らしい!?高嶺と別れるよう一般庶民のJK・花(竹内愛紗)に近づくが、高嶺から「このスパイ眼鏡!」と罵倒されることに…。町工場の2代目に「スパイラル~町工場の奇跡~」2018年4月に新設されたテレビ東京の「ドラマ Biz」第5弾で、真山仁のベストセラー「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品を玉木宏主演でドラマ化。エリート銀行員から企業再生家に転身した芝野健夫(玉木さん)が、天才発明家だった創業者を亡くし、倒産危機に陥った町工場を立て直していく。戸塚さんが演じるのは創業者である父(平泉成)に劣等感を抱いている息子・藤村望。「父の死をきっかけに人生が変わっていく、関わっていく人たちによって町工場の発展と共に人として成長していく姿を描いていきたい」と、本格ビジネスヒューマンドラマへの真摯な姿勢をブログでは明かしている。「私のおじさん」「スパイラル」と2クール連続でドラマにレギュラー出演し、「高嶺と花」も4月22日(月)から地上波放送が決定と、2019年も躍進を続ける戸塚さん。ますます幅広い層にその名が浸透していくに違いないが、ひと回り成長した姿に期待するとともに、ド直球の大人のラブストーリーも見てみたいような気も…。らしくない?(text:Reiko Uehara)■関連作品:銀魂2掟は破るためにこそある 2018年8月17日より全国にて公開©空知英秋/集英社 ©2018 映画「銀魂2」製作委員会
2019年04月22日舞台『BACK BEAT』の製作発表が東京・新宿LOFTで15日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が登場した。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。暗転したステージに現れた5人は、まずジョン・レノン役の加藤がボーカルをとった「ロックン・ロール・ミュージック」、そして戸塚がボーカルを務め「ラブミー・テンダー」を披露。この演奏に、ビートルズの初来日武道館公演に出演した尾藤も「武道館でビートルズが一番最初にやった曲」と喜び、「これがかっこいいんですよ、グーです!」と絶賛した。戸塚も「バンドのマジックを初体験してしまった。自分の中に新しい命が生まれたみたいな。すっごい楽しかったです」と振り返り、加藤は「出る前もずっと一緒にバンドをやってきたかのような空気感で、みんなで気合い入れして歌って、俺たちバンドなんだなと思いました。稽古も重ねてきているにも関わらず、初めて一つになった瞬間だなと思いました。ここからさらにバンドのグルーヴを高めていきたいと思いました」と充実した気持ちを表した。劇中では20曲を披露するため、初心者の辰巳は現在1日8時間練習しているという。同じくドラムを始めたばかりの上口に加え、ふだんギターを弾いている戸塚がベースに、右利きのJUONが左手でピックを持ってギターに、など挑戦することばかり。今回の演奏では弦が切れるハプニングもあったJUONは「家でやったりして不安だなと思ってても、一緒に練習してると、さっきまで弾けてなかったのに弾けるようになっちゃう」と仲間と一緒に演奏することの喜びを表した。また上口は「ドラムの席って最高の特等席だなって改めて思いました。お客さんの反応も見れて、メンバーのテンションも見れて。いつもより走ってんぞ、とかわかりつつ」と笑顔に。グループでの仕事にベースを持ち込んでいいのか迷っているという戸塚は、A.B.C-Zでもバンドをやっては……という提案に、「塚ちゃん、楽器弾けるかなあ? 新しい一面をグループでも見せられたらいいですね」と新たな可能性を示した。このメンバーでのライブの可能性について聞かれると、辰巳は「やりたいですね」と意欲十分。加藤のライブに乱入したい、という希望には加藤が「そんなサプライズはウェルカムですけど、いいんですか? 逆に」と戸惑う。さらにCD化もどうか、というレポーターの提案に、辰巳は「僕、まだ個人的にCDも出してない。ふぉ〜ゆ〜っていうんですけど。ここが先か! メンバーごめんね!」と謝っていた。
2019年04月15日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が出演する、舞台『BACKBEAT』のメインビジュアルが7日、公開された。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノンを演じる。ビジュアルでは、戸塚、加藤、辰巳雄大、JUON、上口耕平による“5人のビートルズ”の姿が初公開。5人の姿を、ハンブルクでスチュアートと出会い恋人となる写真家・アストリッド(夏子)が撮影するビジュアルとなっている。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。
2019年03月07日高杉真宙主演「高嶺と花」の追加キャストとして、戸塚純貴らの出演が決定。併せて、原作の第1巻をイメージした本作のメインビジュアルも到着した。物語は、姉の替え玉として妹の花がイケメン・高嶺とお見合いをするところからスタートする、ハイスペックイケメン御曹司と一般庶民JKの年の差・身分差ツンデレラブストーリー。高杉さんが御曹司の才原高嶺役を、竹内愛紗がヒロイン・野々村花役を演じる。そして今回、そんな2人に関わる新たなキャストが発表。鷹羽グループ御曹司・高嶺のサポート役を務める霧ヶ崎瑛二役には、『銀魂2 掟は破るためにこそある』や放送中の「私のおじさん」に出演する戸塚純貴。花の幼なじみ・岡本颯馬役に、『ミスミソウ』「明日の約束」の遠藤健慎。花の友人の藤原光子と小川水希役に、「オトナ高校」で中学生にして23歳のOL役を演じた長見玲亜と、昨年「美少女クエスト」で地上波に初出演した宮崎優。そのほか、花の家族として西堀亮(「マシンガンズ」)、仁藤優子、出口亜梨沙。鷹羽商事・専務役に岡田浩暉、会長役は品川徹が演じる。「高嶺と花」は3月18日(月)0時~FODにて配信開始(30分×全8話)。(cinemacafe.net)
2019年01月30日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が、舞台『BACKBEAT』に出演することが30日、明らかになった。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。ビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフ(戸塚)にスポットを当て、学生時代からの親友であり彼を敬愛していたジョン・レノン(加藤)、ポール・マッカートニー(JUON)、ジョージ・ハリスン(辰巳雄大)、ピート・ベスト(上口耕平)、そしてハンブルクでの運命的な出会いにより恋人となる写真家のアストリッド・キルヒヘル(夏子)ら、若者たちの揺れ動く心をストレートプレイで、初期ビートルズのサウンドに乗せて描き出す。翻訳・演出はオリジナルミュージカルの作・演出などにも高い評価を得ている石丸さち子が手掛ける。音楽は、自身のアーティスト活動と並行して様々なアーティストへの楽曲提供を行い、また石丸によるオリジナルミュージカル『ボクが死んだ日はハレ』の音楽を担い好評を博した森大輔が手掛ける。さらに鍛治直人、田村良太、西川大貴、工藤広夢、鈴木壮麻、そして1966年にビートルズが初来日公演を行った際に前座を務め、彼らの生の演奏を体感している尾藤イサオと、確かな実力と個性豊かなキャストが集結。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。○戸塚祥太 コメントジョン・レノンの親友であり、ジョンが認めた男、サトクリフを演じることができると知った時は嬉しすぎて、「やった! やったぞ!」と何度も心の中で叫びました。The Beatles関連の作品ということで、沢山の方の大切な記憶や体験、愛おしい楽曲群を汚すことなく、自分に与えられた役割を全うしたいと思います。改めてThe Beatlesの音楽に触れると、中学1年生の時に兄が持っていたベストアルバム「1」を、CDがボロボロになるまで聴いたことをふと思い出しました。訳もなく眠れない夜に寄り添ってくれた音楽を、今度は自分が演奏する番になり、不思議な縁を感じていますが、彼らの音楽をしっかり学んで演奏したいです。僕が演じるサトクリフは、みなさんが知っている世界最高のバンド、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴのゴールデンメンバーに、「もともと居た」人間です。訳あってThe Beatlesからは離脱しますが、芸術の才能がズバ抜けていて、バンドではベースを担当。演じるにあたり、かなりハードルは高いですが、ROCK and ROLLで今までの自分を壊して、新しい自分、仲間、作品に出会い、それを1人でも多くの方と共有したいです。最高のBACKBEATを奏でるので是非劇場に遊びに来てください。もしよろしければ、Twist and Shoutしちゃってください!○加藤和樹 コメント世界的なバンドで、存在を知らない人はいないThe Beatles。彼らの結成初期の物語である今作に出演するということは音楽に携わる身として、役者として大変光栄なことでもあり、プレッシャーでもあります。しかし、信頼する石丸さち子さん演出の元、個性的で素敵なメンバーたちと唯一無二の作品にできるよう、持てる全てをかけて臨みたいと思います。今のこの時代に、彼らの音楽が、生き様が我々に伝えてくれるものを皆さまに届けられるよう頑張ります。○石丸さち子(翻訳・演出) コメント自分に似た者など、理解できる者など、どこにもいない! と感じる青春の孤独。だからこそ、選ばれた者たちがひとたび出会うと、友情はほとばしるように生まれます。スチュアートは魂の叫びを絵筆に託し、複雑な生い立ちのジョンはロックに夢中になっていました。この二人が運命的に出会い、芸術とロックと愛と友情に揺れて荒ぶる時代を、ライブ演奏とともに描きます。本作は、未来を渇望する若者の繊細な心理を炙り出すストレートプレイですが、音楽は止まることがありません、だってBeatlesの物語ですから。
2019年01月30日福岡出身の役者陣が地元の言葉で演じる舞台『帰郷』が開幕した。【チケット情報はこちら】本作は、入江雅人が企画・作・演出を手掛け、福岡出身の池田成志、田口浩正、坂田聡、尾方宣久、岡本麗、入江が出演するゾンビと青春の終わりの物語。入江が「福岡の人だけで舞台をやったら面白い」と約20年もの間温めてきた企画で、出演者に加え、ビジュアルやグッズのイラストは大人計画・松尾スズキ、応援コメントは劇団☆新感線・いのうえひでのりと、福岡出身の演劇人が集結して実現した。開幕に際し入江は「これまで10本近く作ってきたゾンビモノの作品の集大成でもあり、一人芝居(ベースとなった自身の一人芝居『帰郷』)でやってきたこともちりばめていて、僕が作ってきた芝居の集大成でもあると思います」とコメント。高校生男子5人組の無邪気で笑える青春のワンシーンから始まり、まさかのゾンビパニック勃発、さらに思わぬ方向へと進んでいく物語は、脚本そのものの面白さに、豪華キャスト陣による豊かな芝居、福岡弁特有のテンポやイントネーションがかけ合わさり、この作品でしか味わえない独特の魅力を放っていた。本作について出演者の池田は「見てどう感じてくれるのか?益々わからなくなってきました(笑)。我々福岡人がこんなセンシティブに描かれるなんて!少々の照れくささと、引っ張りだすおじさんおばさんの元気をどうぞ優しい目でご覧くださいませ」、田口は「とにかく、みんなとのグルーヴを楽しみ、頑張る所存でございます。気楽に、観てください」、坂田は「これだけ濃い福岡弁をしゃべる機会もあまりないと思うので、楽しんで、丁寧にやろうと思います。今年1発目、一生懸命やりますんでよろしくお願いします」、尾方は「他では観ることのできない、唯一無二の芝居になったと思います。全力で挑みます」、岡本は「とにかく、おもしろいと思います。脚本も役者もおもしろいので、十分に楽しんで頂けると思います。楽しんで、観て頂きたいです」とそれぞれコメントを寄せている。入江が「福岡の人にももちろん観てもらいたいし、東京にいる、福岡や他の地方から出てきている人にも観てもらえたら。ちょっと悲しい話ではありますが、絶対に、故郷やかつての友人のことを思い出したりできる、温かい想いが胸に燈るような芝居です」と言うように、幅広い人の心に響く作品。ここでしか味わえないものを体感しに、ぜひ劇場に足を運んで!『帰郷』は2月3日(日)まで東京・俳優座劇場にて、2月8日(金)から10日(日)まで福岡・イムズホールにて上演。取材・文:中川實穗
2019年01月29日東西のジャニーズJr.が勢揃いする『映画 少年たち』から、戸塚祥太(「A.B.C-Z」)がナレーションを務める予告編、そしてポスタービジュアルが初解禁された。今回到着した予告編では、「関ジャニ∞」横山裕扮する冷酷な新任看守が「人間には2種類ある」――と話し始めるシーンからスタート。そして、オリジナル楽曲に乗せて「SixTONES」、「Snow Man」、「なにわ男子」、「関西ジャニーズJr.」ら、物語の中心となる少年たちによるミュージカルシーン、人気急上昇中の「HiHi Jets」「Sexy美少年」らによる豪華絢爛なダンスシーンも登場。そしてこの映像では、児童養護施設の職員として出演する「A.B.C-Z」の戸塚さんが、ジャニー喜多川の要望に応え、予告編ナレーションに初挑戦している。「無事に撮り終えることができ、今はホッとしてます」と初挑戦した感想を語った戸塚さんは、「少しでもSixTONES、Snow Man、関西ジャニーズJr.ら東西ジャニーズJr.の力になれたら、と皆を応援する気持ちで挑んだのですが、予告映像を見ていたら自分もテンションが上がってしまいました(笑)」とコメント。「この映画は一言でいうならば新感覚のエンターテイメント」と本作について説明し、「是非皆さんにご覧頂きたいですね」と語っている。『映画 少年たち』は2019年3月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 少年たち 2019年3月29日より全国にて公開©映画「少年たち」製作委員会
2018年12月25日東急プラザ銀座・表参道原宿・蒲田・戸塚の4施設では、冬の合同セール「TOKYU PLAZA the SALE」を、2019年1月1日(火・祝)から順次開催する。会期中、4施設では最大70%オフのお得なセールを実施。また正月の風物詩・福袋の販売や、旅行券などが当たる「おみくじ抽選会」の開催など、新年を盛り上げるコンテンツが勢ぞろいする。各施設では、それぞれ異なるイベントを楽しめるのもポイント。銀座店では、47都道府県の日本酒を振る舞い酒として無料配布を実施。表参道原宿店は、屋上テラスの樹木を16,000球のイルミネーションで点灯し、蒲田店では、和太鼓体験に参加できる子供に向けたイベントを開催する。ショッピングを楽しんだあとは、是非イベント会場へ足を運んで、新年の賑やかな空気を味わってみて。【詳細】「TOKYU PLAZA the SALE」■東急プラザ銀座住所:東京都中央区銀座5-2-1セール期間:2019年1月2日(水)~1月20日(日)参加店舗:約60店舗■東急プラザ表参道原宿住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3セール期間:1月1日(火・祝)~1月31日(木)参加店舗:約15店舗■東急プラザ蒲田住所:東京都大田区西蒲田7-69-1セール期間:1月2日(水)~1月6日(日)/1月7日(月)~1月31日(木)参加店舗:約60店舗■東急プラザ戸塚住所:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-1セール期間:1月2日(水)~1月14日(月・祝)/1月15日(火)~1月31日(木)参加店舗:約40店舗※店舗数・オフ率は変更となる場合あり※一部、セール実施期間が異なる店舗有り
2018年12月01日映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(公開中)の実写映画&dTVドラマイッキ見"応援上映"舞台挨拶が18日に都内で行われ、戸塚純貴、太田哲治、福田雄一監督が登場した。同作は、漫画家・空知英秋が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックを原作に、福田雄一監督が実写化のメガホンをとる。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)”と侍・坂田銀時(小栗旬)の間に起こるさまざまな事件を描く。今回は江戸を守る真選組隊士の中でも「地味」といじられる山崎退役の戸塚と、アニメ版で同じく山崎を演じる太田が登場。応援上映であたたまっている観客は戸塚が登場すると大歓声で迎え、戸塚も「泣きそうです。こんなに『戸塚』プレートが客席にあることはない」と驚いていた。普段は小栗などの他キャストとともに舞台挨拶に立つ戸塚だが、今回は初めて俳優として単独での登場に。緊張するという戸塚に、太田も「1人で出るのが初めてなので、立場的には変わらない」と笑顔を見せる。戸塚が、アニメ版の山崎の声について「真似をしているわけじゃないんですけど、太田さんの鼻から抜けているような、聞き心地が良い声を参考にさせていただいて」と語ると、客席からも「わかる〜!」と同意の声が上がっていた。また、「2人にとって山崎とは?」という質問に、戸塚が「救われているセリフがたくさんあるんですよ、"踏み台No,1"とか。もしかしたら他の人が持っているものじゃなく、輝ける場所があるんじゃないかと、勉強になった」と熱く語ると、太田は泣き真似を始める。逆に太田が「山崎って、どこにでもいる存在、誰にでもある存在だと思っている部分がすごく多くて。他の人たちと違うところにある輝きに、少しずつでも共感してもらえると嬉しい」と語ると、戸塚も感極まった演技を見せていた。さらに、急遽『聖⭐︎おにいさん』舞台挨拶からはしごしてきた福田監督が登場。「何かセリフを言ってもらったら」と促すと、戸塚は好きなセリフをリストアップしたメモを取り出し、太田が「君と俺とじゃ、地味の器が違う」「俺達は人気No1になんてならなくていい、踏み台No.1になればいいんだよ」とセリフを披露する。さらに「そんな戸塚くんに向けて、スパーキング!」「福田監督にも向けて、スパーキング!」「会場の皆に、スパーキング!」と名台詞を叫ぶと、戸塚も感激。福田監督が「すいません、泣いてます、こいつ」と指摘すると、太田が「泣くなら、私の胸でお泣き」と手を広げ、熱い抱擁を交わした。最後に太田は「個人的には、次回も期待したいなと。あんぱんとか、あんぱんとかあんぱんとか、あんぱんもありますので」と、山崎メインの「あんぱん生活」の回を猛プッシュ。それを受けた戸塚が「来年、あんぱん生活ができるということで……」と確定のように言うと、福田監督が「あのへんがビクビクするぞ! 目を合わせないようにしてるだろう」と、配給関係者をいじっていた。改めて「今日、こんなことないです。こんなの初めて」と喜ぶ戸塚の様子に、観客からは「山崎、尊いよ〜!」というかけ声も。福田監督は改めて「本当にありがとうございます」と感謝し、「3で!」と『銀魂3』の製作に意欲を見せていた。
2018年10月18日日本ジャズ界の大御所・菊地成孔の作品に数多く参加してきた実力派シンガーソングライター・市川愛が、今年4月に、彼のプロデュースで初のメジャーアルバムを発表した。8つの収録曲には、アーバンとカントリー、大人と子供、恋ともうひとつの恋、愛と演技といった相反する要素が美しく同居。菊地もライナーの中で「ポップスの救世主たり得る」と絶賛するみごとな仕上がりだ。【チケット情報はこちら】「30代に入った頃から、ジャズではなく、私自身の歌を歌いたいと思うようになって。今回の収録曲でもある『あこがれ』『青い涙』『水で薄めた恋』のデモを菊地さんに送ったところ「是非プロデュースさせてください」と言っていただきデビューに繋がりました。私のジャンル?そうですね、正直よくわかりませんが、アーバン・ポップス?ちょっとジャジーみたいな(笑)。自分が女子から女性に変化していると感じる今だからこそ、同世代や少し年上の女性に向けて歌いたい、そんな願いを込めたアルバムです」タイトルの『My Love,with My Short Hair』は、菊地が作詞作曲した収録曲にちなんだものだという。「それまでの私は腰まであるロング・ヘアがトレードマークだったのですが、今回のアルバム制作では、菊地さんからまずは髪をショートにしてくださいと言われて(笑)。今までやってきたキャリアを一新する、それが髪を切る演出にも、歌自体にも、いい形で作用したと思います」ほかにも、全編英語歌詞の『Play for keeps』、ギリシャ留学中に歌詞を書いたという『青い涙』、市川が得意のヴァイオリンの腕も披露している『水で薄めた恋』など、聴きどころが満載の当盤。だが、今回1番の聴きどころは、彼女が長年敬愛する浜田真理子から贈られた『あこがれ』だろう。「私は小さな頃から歌手になることを心に決めていたのですが、大学生の時デビュー前に大きな壁にぶち当たって。ちょうどその頃、TBSの『情熱大陸』で、島根でOLをしながら歌手活動をする彼女が特集されていて、“音楽は自分の最も大切なものだから、自分のペースで育てたい”と語っていた。その言葉と歌に心から感動した私は翌週、彼女のライヴを聴きに松江へ飛んで行ったんです。以来、ずっと浜田真理子教の信者で、初めてお会いしたのが約3年前。そんな“あこがれ”の方にいただいたこの曲は、終世宝物のように歌い続けていくつもりです」7月20日(金)には、duo MUSIC EXCHANGE渋谷で当盤の発売記念ライヴを開催。アルバムの制作に大きく関わった“あの人”もスペシャルゲストで出演予定なので、これは聴き逃せない!!取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)
2018年07月17日成河のひとり芝居『フリー・コミティッド』が開幕し、7月22日(日)まで上演中。開幕に先駆け公開ゲネプロと囲み取材が行われた。【チケット情報はこちら】本作は、オフブロードウェイで1999年に初演されたベッキー・モードによるコメディ作品。超人気レストランで予約電話受付係をする俳優サムが、お客から父親まで次々とかかってくる電話の対応に追われるストーリーで、今作では千葉哲也が演出を手掛け、成河ひとりで全38役を演じる。ゲネプロ前の囲み取材で成河は「運動量と肺活量を駆使してやっていきたい」と体力的にも大変な芝居であることを明かしつつも、「でもね、僕は見どころは皆さんそれぞれであってほしいです。どんな観方をしてもいいと思う。“くだらないコメディだった”でもいいし、プライベートな記憶につながる人がいたらそれはそれで素敵ですし、38役というものに圧倒されるのもいいですし。いろんな角度から楽しんでいただけたら」と語る。「ひとり芝居ですけど、どこかからはひとり芝居であることを忘れて観てもらえたら1番嬉しい」と成河。「この変な作品と何度も取っ組み合って、ひっくり返してきて。またひっくり返すかもしれないけど、とても楽しくやらせていただいてます。ものすごく鍛えられますね」。初めて鍛えられた部分は「肺活量だったり、役の切り替えだったり。自分で喋りながら、自分の言葉を聞くというのはなかなかしない体験です。だけど自分がノッてくると、ひとり芝居をしている感覚がなくなっていく。自分で自分と会話できるようになってる瞬間がたまにあります」「あくまでも主人公のサムを演じる、38人を使ってサムを表現する」という本作。モノローグ(独白)がなく、会話だけで登場人物のキャラを浮き立たせる脚本を、ひとり芝居でやるのは「無茶ですよ」と笑いながらも「この歳(37歳)で自分ができる無茶を散々詰め込んでいただいたので。無茶苦茶やります!」2台の電話と3台の内線(+携帯電話)にひとりで応対するサムのドタバタ劇。電話の向こうとこちら、テンションが全く違う濃厚なキャラのやりとりを当然成河ひとりで演じる。ゲネプロ中もアドリブがあったが、ひとりの人間が即興でふたりの人間のやりとりを演じるのは驚き。しかし観ている間はその驚きに気付かないほど、芝居そのものの面白さが味わえる作品となっている。この劇場でしか味わえない熱量や勢いをぜひ体験してほしい。約1か月というひとり芝居には長い上演期間を「フラッと観に来てくれる人を増やしたい。そのためには長期間やる以外に選択肢はないと思う。ひとりでもふたりでもそういう人がいたらいいなと。燃えています!」と語る本作は、7月22日(日)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて。取材・文:中川實穂
2018年06月28日成河がひとり芝居で全38役を演じる『フリー・コミティッド』が6月28日(木)に開幕する。その稽古場にて成河に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、マンハッタンの超人気レストランで予約電話受付係をする売れない俳優・サムが、その応対でてんてこ舞いになるという、アメリカで1999年に初演された傑作コメディ。サムと電話の相手計38役を成河が演じ、演出は千葉哲也が手掛ける。どう見ても大変そうな作品だが、実際に稽古に入っての感想を聞いてみると「ふふふ」と笑い、「やってみなきゃわからない苦労がたくさんありました」と明かす。「この作品、モノローグ(独白)がないんです…。国内外を見てもそんなひとり芝居はほとんどないでしょ。つまり、スタンダップコメディ(アメリカの漫談のようなスタイルの芸)なんだと思う」。だからと言って「スタンダップコメディ的にはできない」と成河。「だから本国とはまた違うものになっています。ちゃんと演劇として成立させられたらなって。千葉さんもずっと言ってくださっていることですが、“すごい芸だったね”を忘れてもらえたらいい。落語家さんもそうでしょうけど、観ているうちにそういうのを忘れて、演劇にみえるようにしたい。でもそこまではまだ全然…!」。経験豊富な成河が「声を大にして言いますよ。前例、ないんじゃないですか!?」と断言する本作。「“役を生きる”などいろんな言い方はありますが、(通常は)芝居ってある“型”に押し込まれていくものでしょ。でもこの作品を成立させる“型”はどこにもないんです。やっぱり落語とも全然違いますし」。それを稽古場で「何度もちゃぶ台をひっくり返すことを、千葉さんはずっと一緒にやってくださるので、体当たりし続けています」。結果、今見えているのは「とにかく僕は“38人”ではなく“サム”を演じるだけだということ。他の人たちを使ってサムを表現することができたらいいのかなと思っています」。取材後の通し稽古では、とにかく笑った約2時間。俳優から煙が出そうな芝居ではあるが、成河の言った通り、気付けばその苦労は透過し、サムの行方に夢中になっていた。「都会で生きる僕たち自身の話としてすごくリアリティがある。なんでそんなにしてまで電話に出なきゃいけないの?ということなのですが、それって僕たちの生活そのものですから。ただ、そこを感じていただくためには、僕が苦しんで“見てられない”と思われないと。願わくば、“僕が”じゃなくて“サムが”ですけどね!」「オペラグラスで覗くのではなく、全身で感じ取ってほしい!」(成河)という本作は、6月28日(木)から7月22日(日)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演。取材・文:中川實穂
2018年06月26日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が9日、主演ミュージカル『恋する・ヴァンパイア』(・はハート)の公開ゲネプロに登場し、共演の京本大我(SixTONES/ジャニーズJr.)、樋口日奈(乃木坂46)とともに取材に応じた。同作は2015年に上映された同名映画の連動展開として、ストーリーを刷新。ヴァンパイアの哲(戸塚)、人間の女の子・キイラ(樋口)との恋心を描く。戸塚によるギターの弾き語りや、男性陣のヴァンパイア対決も行われる。制作発表では体重を落としたと発言していた戸塚だが、稽古を進めるにつれ「(体重を)戻しました。落としてたらやっぱり違うなと思って。7〜8kg落として、7〜8kg戻りました」と告白。「ロバート・デ・ニーロです!」と自称した。ヴァンパイアはものを食べないと思ったが、「ヴァンパイアも血を吸わなきゃダメだと思ったので、栄養を摂ろうと思って」と意図を明かした。一方、筋肉を増やしたいと言っていた京本は「筋肉は落ちました。稽古もハードだったり、ライブもあったり、思ったような体にはならなかったんですけど、役作りをしているうちにいつもの京本大我に比べたらカッコつけられるようになりました」と自信を見せる。「いつもへなちょこなんですけど」と明かすと、戸塚は「そうなの!?」と驚いていた。ミュージカル経験の豊富な京本について、「ミュージカル界のスターだなと思って。勉強させてもらった」という戸塚に、「いやいや! 今からできないです、もう!」と恐縮する京本。戸塚が「『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングだと思い込ませてもらって。僕はライアン・ゴズリングです!」と宣言すると、先ほどはロバート・デ・ニーロを自称していたために、京本と樋口から「いろんな方が出てくる」とつっこまれた。少年隊の錦織一清もイメージし、「仕上がりは2000%です」という戸塚。しかし、京本がウィンクを披露すると少し笑いが起こっていたため、「マジかよ! 2000%じゃないじゃん!」と焦った様子を見せる。京本も「嘘でしょ!? 笑う!? キャーってなって欲しいんですけど!」と驚いていた。
2018年03月09日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が10日、都内で行われた主演ミュージカル『恋する・ヴァンパイア』(・はハート)の製作記者発表に、京本大我(SixTONES/ジャニーズJr.)、樋口日奈(乃木坂46)とともに登場した。同作は2015年に上映された同名映画の連動展開として、ストーリーを刷新。ヴァンパイアの哲(戸塚)、人間の女の子・キイラ(樋口)との恋心を描く。戸塚によるギターの弾き語りや、男性陣のヴァンパイア対決も行われる。ヴァンパイア役に向けて、体重を6〜7kg落としネイルもバッチリの戸塚と、プロテインを飲んで体作りに励んでいるという京本。モテモテ役の京本だが「ウィンクができないので、お手洗いで鏡を見るたびに練習しています」と明かした。戸塚は「実は僕も"ウィンクできない系ジャニーズ"で、そんな2人が、日本の女性の方々をキュンキュンさせて。そのことだけを第一優先に考えてやっていきたいと思います」と決意を表明。「"ラブパワー"でなんとかしたい。不可能を可能にしたい」と意気込んだ。2人は「ウィンクできない系ジャニーズの逆襲」をテーマに同作に挑むというが、戸塚が「樋口さんのことを、稽古場でずっと見ていこうかなと」と役作りのプランを明かすと、樋口は「やばいですね、気をつけなきゃ」と怖がっている様子。戸塚は「視界に樋口さんをとらえていきたいと思いますよ。哲君もちょっと変な奴なのかな? と思って」と、めげずにプランを練っていた。また、その場で"キュンキュン"な言葉を求められた戸塚は「ヴァンパイアは不老不死の存在だけど、もし君がこの世からいなくなる時は、僕も一緒に死ぬ」と究極の愛を表す。採点を任された樋口は「すごい恥ずかしくなりました。この空気で今できたのは100点じゃないですか!」と称賛し、戸塚も「優しい〜!!」と喜んでいた。一方京本は、作中のセリフであるという「ベイビー、俺についてこい」という言葉を情感たっぷりに表し、戸塚も思わず「ついていきます!」と応える。京本は「うわーだめだ!! この空気! 明日から引きこもろうかな」と頭を抱えていた。
2018年02月10日PARCO&CUBE 20th present『人間風車』が9月28日に開幕。それに先駆け公開ゲネプロと会見が行われ、会見には出演者の成河、ミムラ、加藤諒、矢崎広、松田凌、良知真次が登壇した。舞台『人間風車』チケット情報本作は、後藤ひろひとによって1997年に劇団「遊気舎」に書き下ろされ、2000年にパルコ版初演、2003年に再演された童話ホラー演劇。今回が14年ぶりの新版上演となり、後藤が脚本を改訂、演出を河原雅彦が手掛ける。会見で、主演の成河は「普遍的なテーマを持つ作品ですが、“現代劇”として14年のブランクをどう埋めるか、ということをずっと後藤ひろひとさんも含めて、改訂し、稽古してきました。そのうえで僕たちが思うのは、今の僕たちにとって嘘がないことが、今生きているお客さんにとって嘘がないということで。そうすればこの作品の普遍的な本質の部分に近付いていけるんじゃないかと思います」と今回の上演について語る。舞台は2作目となるミムラは「舞台は同じことを何回もできる楽しさがあります」と笑顔。稽古によって「体脂肪が5パーセント落ちて、5キロ体重が増えました!身体を使っていろいろできるのが非常に楽しいです」と全身で作品に挑んでいる様子。物語のキーとなるサムを演じる加藤は「僕は(成河演じる)平川さんが話す童話を聞くと、その主人公になるという役なんです。なので6役くらいあるのですが、それをどう演じ分けるか、どうやったらできるのか、ということを成河さんにも相談に乗っていただきました」と振り返った。矢崎が「この作品では僕も松田くんも良知くんも“若手”になるんですけど、河原さんの演出も先輩方の芝居も本当に勉強になって。若手にとってはこんな幸せな現場はない」と話すと、松田や良知も同じように感じていた様子。松田は「僕にとって刺激的な現場でした」、良知も「成河さんにずっと支えてもらいました。舞台上でお返しできるようにがんばります」と語った。売れない童話作家(成河)が公園で子供たちに聞かせる童話が軸となる本作。大きな回り舞台や童話の衣装など華やかな見所がありつつも、それ以上に印象的だったのは“想像の世界”。作家の語り口調、それに対する子供たちやサムの反応により、童話の描く世界が目に見えている以上の鮮やかさで飛び込んでくるのだ。その一方で、現実世界でみせる登場人物たちのリアルな感情や表情も強く心に残るもので、だからこそ、そのふたつの世界がみせる結末は強烈だ。成河が「演劇的な仕掛けが豊かで、劇場でこそ味わってほしい演劇の醍醐味が詰まってる作品です」と語る本作は、10月9日(月・祝)まで東京芸術劇場プレイハウスで上演後、高知、福岡、大阪、新潟、長野、仙台を巡演。撮影・取材・文:中川實穗
2017年09月29日「落馬事故から、あっという間の1年でした。おかげさまで復帰させていただくことになり、本当に嬉しいです」 夫・三浦皇成騎手(27)の復帰を本誌に明かしてくれたのは、ほしのあき(40)。 昨年8月、三浦は札幌競馬場で落馬。左肋骨9本と骨盤5カ所を骨折するという重症を負った。当初は「全治不明」とも言われていたが、わずか1年間のリハビリを経て“奇跡のスピード回復”を見せた。8月12日の札幌競馬でレース復帰する見込みだ。7月18日の9時ごろ。長女を幼稚園へ送り届けたほしのが、茨城県内の自宅へ帰ってきたところを直撃した。 ――ご主人の復帰、おめでとうございます! 「ありがとうございます。さっそく今日から調教で馬に乗っているんですよ。私はまだ寝ていたんですが、今朝も5時くらいに留守電が入っていて『ちゃんとうまく乗れたよ』って、嬉しい報告がありました」 ――ほしのさんの献身的なサポートのおかげですね! 「いえ、彼の頑張りが全てです。事故直後から一度も諦めず、無我夢中でリハビリを頑張ってきましたから」 だが、三浦は『東京スポーツ』のインタビューで《いろんな人に助けてもらいましたが、何より一番は家族。特に妻には入院中、毎日病院に来てもらって……。お弁当を持って、娘を連れて病室に来てくれるのがいちばん幸福でしたね》と語っている。そして、家族の他にもう1人、“復帰の鍵を握る人物”がいるという。 「私が結婚前からずっとお世話になってきた樫木裕実先生(54)に、主人を託すことにしたんです。樫木先生なら必ず治してくれる。そう信じて、私から先生にお願いしました」 樫木といえば“カーヴィーダンス”で有名だが、実は、けがに苦しむアスリートたちのリハビリに取り組んでいることでも知られている。 三浦が実際にどのようなリハビリを行ったのか、樫木本人に電話取材した。 「今年2月に初めて来たときはまだ杖をついていて、けがをした左足をかばうような動きをしていたんです。でも痛いからってかばうような動きをしていたら、逆にダメージが大きくなってしまう。ですから入院している間も電話で痺れの出ている箇所を聞いて『こう押してみてくれる?』と指示したり、寝ながら膝を立てて動かしてもらったりしてました」 そんな“鬼のリハビリ”に励み、みるみる回復した三浦。 「最初は痛そうにしていたので『股関節を中心に動かしてみて』とアドバイスしました。すると、けがをした左足を動かせるようになってきたのです。今ではむしろ左足のほうが動かしやすくなったそうです。昨日メールで『自分でもびっくりするほど馬と同調できていた』と言ってくれました。周りの人たちも完璧な仕上がりにびっくりしていたそうです」
2017年07月27日