現代の恋愛のリアルを描いたドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(以下、恋マジ)で、SNSを中心に熱い支持を集めたのが戸塚純貴さん演じる“安心安全・大津”。福田雄一監督作品の常連俳優であり、さまざまなドラマや映画の中で、気づけば作品にいいスパイスを加えてくれている存在だ。――まずは目前に控える舞台『VAMP SHOW』について伺わせてください。本作は、三谷幸喜さんが’92年に書き下ろし、’01年に再演されたホラーコメディです。以前から、どんな形であれ三谷さんの作品に携わってみたかったんです。楽しみではあるけれど、僕が演じる丹下は、初演で古田新太さん、再演で橋本じゅんさんが演じられた役で、それを僕ができるのかって怖さもありました。先日、じゅんさんと共演する機会があり、この役をやらせていただきますって話をしたら、「純貴がやるの、なんかわかる気するわ」って言ってくださったんですよね。――それは心強い。…余計緊張しました(笑)。もちろん安心もしましたけど、先輩方が築いたものを受け継ぐわけです。同じことをなぞることがないよう、自分ができる最大の表現で応えなければという思いになりましたね。――橋本さんが「なんかわかる」とおっしゃったのも、戸塚さんってコメディリリーフ的な役割を担うことが多いからかもしれませんね。お笑い的立ち位置は、ご自身ではどう受け止めていますか?お母さんが“変わった人”だったからか、昔からコメディが好きだったんですよね。とくにジム・キャリーが好きで、小さい頃からアンパンマンよりジム・キャリー。そういう意味では、昔から喜劇というものに関心があったんだと思います。現場でも、いただいた台本をあえて面白くやってみようと、思ってるところはありますね。――求められた以上のものを?そうですね。「そういうの、求めてないから」とか「そういう感じで来る?」って言われたいというか。監督や現場にいる人を、まず笑わせたいっていうのがあるんです。一番身近にいる人たちに笑ってもらえなきゃ、お茶の間の人に笑ってもらえないと思いますし。――気になったのは、お母様がちょっと変わった方…なんですか?スナックのママをやっていたんです。普段からそのノリだから、なんかハッピーさがあるし、めちゃくちゃよくしゃべる。お酒が一滴も飲めないんですけど、しゃべりすぎて声がガラガラっていう(笑)。今はもう、息子たちが自立したから引退しているんですが、「今やりたいことって何?」って聞いたら、東京でおでんの屋台を引きながら、占い師をやりたいって言ってたんですよ。――え??おでん…ですか?なんか誰にも止められないエネルギーがあるんですよね。この仕事も、背中を押してくれたのが母で、それがなければ多分この道に進んでなかったと思います。――お母様がジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募されたのが、デビューのきっかけだとか。そうなんです。多分、松田聖子さん世代というかアイドルブーム全盛期の人なんで、自分がなりたかった夢を息子に、みたいなことだったんじゃないかと思います。赤ちゃんの頃には赤ちゃんモデル、小学生のときにはジャニーズ事務所に履歴書を送ったりしてたけど、僕がやる気がなかったんです。諦めたかなと思った矢先にジュノンボーイに応募してて、そんなにやらせたいのか、と。ちょっと折れて行くだけ行ってみますか…みたいな感じで受けたんです。――全然やる気がなかったのが、最終選考に残ったときに、自分を応援してくれる人がいることを知って、やってみようと思ったそうですが、俳優を続けてきてよかったと思うのはどんなときですか?なんだろう…多分、私生活では経験できないことができるのが楽しいんじゃないかな。役者を続けてきてよかったというより、続けられてよかったなっていう感じなんです。僕、飽き性で、好きじゃないことって全然続かなかったんです。気づけば仕事を始めて10年以上ですが、この仕事が好きだなぁと思って続けているというより、気づけば続いている感じで。――辞めたいと思ったことは?それもあまりなく、「続けたい」もあんまりなくて。辞めるタイミングがわかんなかったから続いている、みたいな感じです。――辞めるタイミングがなかった、というのは、ここまでのお仕事がきちんと評価されて順調に次のお仕事に繋がってきている、ということでもあると思います。評価してくださる方が増えれば増えるほど、その方々に恩返しじゃないですけれど、新しいものをどんどん見せていかなきゃいけないっていう気持ちになるので、もしかしたらそこも続ける原動力になっているのかもしれません。――まさに、福田雄一監督作品の戸塚さんを拝見していると、そんな印象を受けます。福田組は怖いっすね。わかりやすく、今の芝居がOKかOKじゃないかがわかるっていう怖さがあるんです。最初に僕を引き上げてくれたのが福田さんなんですよね。まだ僕が全然世に出てなくて、ただただ役を面白おかしくやるっていう見当違いなことをしていたのを唯一笑ってくださって。自分でも好きなことをやれる場所があるんだって、教えてもらった場所。上手なお芝居ができる人はいっぱいいるんで、それよりも替えのきかない役者になりたいと思ったのもそのとき。だから、声をかけていただけるのは毎回嬉しいんですけど…他の現場に行くときの仕事モードとは違って、特殊です。今回はどう福田さんを笑わせようかってことだけを考えて現場に向かう。戦いに近い感覚です。とづか・じゅんき1992年7月22日生まれ、岩手県出身。2011年に俳優デビューし、翌年の『仮面ライダーウィザード』に出演。近作に、ドラマ『親バカ青春白書』『ユーチューバーに娘はやらん!』『恋なんて、本気でやってどうするの?』など。9月2日公開のMIRRORLIAR FILMS Season4『女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE』に出演。ジャケット¥77,000(LUFON TEL:03・6662・5524)パンツ¥30,000(SEVESKIG TEL:03・6447・0443)その他はスタイリスト私物戸塚さん出演の舞台『パルコ・プロデュース2022 VAMP SHOW ヴァンプショウ』は8月8日(月)~28日(日)、渋谷・PARCO劇場で上演。その後、愛知、大阪、福岡公演もあり。全国を旅して暮らす5人組。じつは彼らはひょんなことから吸血鬼になってしまい、人の代わりに献血車を襲い生き延びてきたが…。2001年の再演にキャストで参加していた河原雅彦さんが演出を務める。※『anan』2022年8月3日号より。写真・瀬津貴裕(biswa.)スタイリスト・鬼塚美代子(アンジュ)ヘア&メイク・中島康平インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年07月30日ダチョウ倶楽部と純烈によるユニット“純烈♨️ダチョウ”が、純烈の代表曲「プロポーズ」を6人で歌唱したバージョンを8月10日に配信リリースすることが決定した。5月にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなり、リーダー肥後克広の「ダチョウ倶楽部は解散しません!2人で純烈のオーディションを受けます」という追悼コメントに純烈のリーダー酒井一圭がTwitterで「合格ですよ!推すなって?純烈は推しますよ!」と「押すなよ」のネタに絡めて応えてから話題になっていた、「熱湯風呂」のダチョウ倶楽部と「スーパー銭湯」の純烈という“お風呂繋がり”の2組。同曲は、2019年にフジテレビで放送された『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』で上島さんが酒井に、肥後が小田井涼平に、寺門ジモンがLiLiCoに扮して歌唱していた。肥後は「これは悲しみのどん底にいる2人に純烈が手を差し伸べて合体したという、壮大なハートフルコントです。」と語り、長身の純烈に合わせて厚底ブーツを履いて撮影に挑んだ寺門は「長年一緒に仕事をしていた人間が急にいなくなり、これからどうなるんだろうというときに新しい光が見えたのは嬉しかったです。」とコメント。また酒井は「熱湯風呂と健康センターが合体したら、ご覧の通り丁度良い湯加減になりました!ピンクとイエローのメンバーカラーに身を包み、お二人とも完璧なスーパー銭湯アイドルです!どんなステージになるのか!?楽しみです!」と語っている。<リリース情報>純烈♨️ダチョウ「プロポーズ」2022年8月10日(水) 配信リリース関連リンクダチョウ倶楽部 HP:純烈 オフィシャルファンクラブ:
2022年07月20日純烈とダチョウ倶楽部が20日、6人でのユニット「純烈 ダチョウ倶楽部」の“アーティスト写真”を公開し、純烈が初めて「NHK 紅白歌合戦」出場を果たした時の代表曲「プロポーズ」を6人で歌唱して8月10日に配信リリースすることを発表した。5月にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなり、リーダーの肥後克広が「ダチョウ倶楽部は解散しません! 2人で純烈のオーディションを受けます」と追悼コメント。そのコメントを受け、純烈リーダー・酒井一圭がTwitterで「合格ですよ! 推すなって? 純烈は推しますよ!」と「押すなよ」のネタに絡めて応え、話題になっていた。そして今回、「熱湯風呂」のダチョウ倶楽部と「スーパー銭湯」の純烈という“お風呂繋がり”の2組の“合体”がついに実現。6人が配信リリースする「プロポーズ」は、2019年にフジテレビ系『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』で、上島さんが酒井に、肥後が小田井に、寺門がLiLiCoに扮して歌唱披露していた楽曲でもある。■ダチョウ倶楽部・肥後克広コメントこれは悲しみのどん底にいる2人に純烈が手を差し伸べて合体したという、壮大なハートフルコントです。■ダチョウ倶楽部・寺門ジモンコメント長年一緒に仕事をしていた人間が急にいなくなり、これからどうなるんだろうというときに新しい光が見えたのは嬉しかったです。■純烈・酒井一圭コメント熱湯風呂と健康センターが合体したら、ご覧の通り丁度良い湯加減になりました! ピンクとイエローのメンバーカラーに身を包み、お二人とも完璧なスーパー銭湯アイドルです! どんなステージになるのか!? 楽しみです!
2022年07月20日ムード歌謡グループ・純烈(酒井一圭、白川裕二郎、小田井涼平、後上翔太)が6月28日、東京・東蒲田の銭湯「大正湯」で行われた主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』のPRイベントに、タオル1枚の入浴スタイルで登場した。純烈が創立26(ふろ)周年を迎える川崎フロンターレのオフロサポーターに就任したことがきっかけとなり、7月1日から川崎市と大田区の全銭湯68か所で実施するスタンプラリーの目玉として、東蒲田の大正湯と、川崎の千年(ちとせ)温泉に銭湯ペンキ絵の作成が実現した。純レッドを演じる白川は「今にも飛び出してきそうな絵。家から近いので、湯船からゆっくり見たい」とペンキ絵の迫力に圧倒された様子。一方、純ブルー役の小田井は「マスクの造形やスーツのデザインを絵で描くのは本当に大変だと思う」とフィギュア好きならではのマニアックな視点で、ペンキ絵に感激しきり。「湯船にゆっくり使って、のぼせながら眺めてもらえれば」とアピールした。「光栄な気持ちでいっぱい」と喜びを語るのは、純グリーン役の後上。純バイオレットを演じる酒井は「実現したのは、フロンターレさんのおかげ。家族で来て、子どもたちに自慢したい」と意気揚々だった。純烈のメンバーが、憩いの場である温泉施設を守るヒーロー“純烈ジャー”として、温泉の平和を乱す悪と戦う特撮シリーズの第2弾。昨年、前作『スーパー戦闘 純烈ジャー』が公開され、ファンの間では映画を2回以上鑑賞する「追い焚き」というワードが誕生。このワードが今回、タイトルに採用されている。劇中には“銭湯巨神・純烈王”と名付けられた巨大ロボも登場することになり、酒井は「巨大ロボが、ついに登場です」と誇らしげ。「前作で小林幸子さんを倒したんですけど、今回は相手が巨大化するものですから、こっちもいよいよ巨大ロボを出さないと」と不敵な笑みを浮かべ、「バカバカしいなと思いながら、楽しんでいただければ」とファンに呼びかけた。年内いっぱいでグループを卒業する小田井にとっては、本作が“ラストバトル”で「撮影中に卒業は決めていたけど、メンバーには知らせていなかった。この頃は誰も(卒業を)知らなかったんだという見方もできる」と告白。「パート3は『小田井は死んだ』というテロップで始めてもらえれば」と気の早い“妄想”を披露すると、酒井は「LiLiCoさんが墓前で手を合わせながらね」と具体的なシーンを提案していた。取材・文・写真=内田涼『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』9月1日(木)より公開
2022年06月28日純烈が主演を務める映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』のオリジナル・サウンド・トラックが、9月7日にリリースされることが発表された。9月1日公開予定の同映画は昨年9月から全国81劇場で公開された純烈初主演『スーパー戦闘 純烈ジャー』の続編で、世を忍ぶ仮の姿を持つ純烈が皆の憩いの場である温泉施設を守るヒーロー・純烈ジャーとして温泉の平和を乱す悪と戦う姿を描く。今作は純レッドの白川裕二郎がメインで、特撮ファン垂涎の巨大ロボ・純烈王が登場するなど前作を超えるスケールで物語が展開される。サントラには、本作の為に書き下ろされた劇中歌が3曲とそのカラオケ、そして純烈のオリジナル作品を含めた全14曲が収録される。<リリース情報>『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免 ~オリジナル・サウンド・トラック~』2022年9月7日(水) リリース価格:3,000円(税込)【収録曲】・君を奪い去りたい(純烈ジャーver.オープニング曲)作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄・来た道行く道(エンディング曲)作詩:及川眠子作曲:幸 耕平編曲:坂本昌之・君がそばにいるから作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄・真っ赤な2人(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲:高取ヒデアキ編曲:籠島裕昌・レッツゴー!ラブユーチェンジ!(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲・編曲:岩崎貴文・銭湯巨神純烈王(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲・編曲:NARASAKI・星降る街角(2022)(純烈ジャーver.)作詩・作曲:日高 仁編曲:矢田部 正・純烈一途(2022)(純烈ジャーver.)作詩:酒井一圭、高取ヒデアキ作曲:高取ヒデアキ編曲:籠島裕昌・真っ赤な2人(オリジナル・カラオケ)・レッツゴー!ラブユーチェンジ!(オリジナル・カラオケ)・銭湯巨神純烈王(オリジナル・カラオケ)ほか、全14曲収録予定(曲順未定)※純烈ジャーver.:本作品用にボーカルを追加録音、新録音を施した既発作品とは別バージョン。純烈「君を奪い去りたい」MV純烈「NEW (入浴) YORK」MV「君を奪い去りたい」配信リンク:「スーパー戦闘 純烈ジャー」サントラ配信リンク:<作品情報>『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』2022年9月1日(木) 新宿バルト9ほか全国公開『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』ティザービジュアル『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』特報<コンサート情報>2022年純烈コンサート 心・技・体※終了分は割愛6月29日 旭川市民文化会館 大ホール6月30日 カナモトホール(札幌市民ホール)7月9日・10日 とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)7月10日 いわき芸術文化交流館アリオス8月26日 川口総合文化センター・リリア9月16日 習志野文化ホール10月6日 宇都宮文化会館11月1日 神奈川県民ホール11月7日 高崎芸術劇場 大劇場関連リンク純烈 オフィシャルウェブサイト純烈 オフィシャルファンクラブ
2022年06月27日昨夏、大好評を博し早くも再演が決定した戸塚祥太(A.B.C-Z)の主演舞台『フォーティンブラス』のフォトコール及び取材会が6月2日、東京会場となる自由劇場で行われ、戸塚をはじめ、戸塚と同じく前回から続投する内博貴、能條愛未、矢島舞美、演出の中屋敷法仁が意気込みを語った。同作は6月3日から東京公演が幕開け、大阪、愛知での上演も予定されている。シェイクスピアによる長尺舞台『ハムレット』の中で2回だけ登場する“脇役”フォーティンブラスにスポットを当て、演じる俳優視点で、主役を夢見る脇役俳優の悲喜こもごもをエモーショナルに描き出す本作。戸塚がフォーティンブラスを演じる大部屋俳優の羽沢武年、内が対立するハムレットを演じる傍若無人な大スターの黒沢正美を演じる。戸塚は「去年の上演に手応えがあり、良い思い出になった」と強い思い入れを示し、「今回も、お客様に大きなものを持ちかえってもらえれば」とアピール。稽古中には、中屋敷から「より一層“小物感”が出ている」という言葉を受けたそうで、「そんなお褒めの言葉を頂いたので(笑)、さらに磨きをかけて、内が演じるスターとの差を表現できればと思っています」と抱負を語った。一方、横暴なスター俳優を演じる内は「すごいエネルギーを使うんですが、今回も無茶苦茶やらせていただいております。思いきり、嫌われようかなと(笑)」とこちらも気合い十分。「あくまで役柄でしかないので、実際は違うんですよと否定したい」と力説すると、「暴君っぷりがパワーアップしていて、僕らも自然と引っ張られ、キャラクターの幅が広がっている」(戸塚)、「内さんの罵倒が去年よりもパワーアップしている」(能條)と共演陣から太鼓判が押された。また、内からは「とっつー(戸塚の愛称)の芝居が大好きで、舞台袖でも見ちゃうんですよ。ファンの方なら分かると思うんですが、錦織一清イムズを継いでいるんです。見ていても、共演していても楽しいです」とあふれる愛情の言葉も。矢島も「内さん、とっつーさんが本当に大好き。ずっと見ながら、ほほ笑んでいる」と同意していた。「去年以上に、カンパニー内のチームワークとグルーブ感が増している。舞台上で俳優さんたちがお互いに遠慮なく、お行儀が悪くなっている感じが、すごく楽しいし、いろんな火花を散らしている」と語る中屋敷は、戸塚の“小物感”について「去年1年、いろんな経験をしたとっつーに1年ぶりに会ったら、より若々しく、瑞々しくなっていて。それが“小物感”だと思いますが、まるで小さな俳優がデビュー作に挑むような、フレッシュな野心を見せてくれる」とコメント。また、内の暴君ぶりには「怖くて、稽古場で見ていて普通に泣いていました(笑)。リミッターを解除しまくりで、本当に刺激的」と称賛の声を送った取材・文=内田涼<公演概要>『フォーティンブラス』作:横内謙介演出:中屋敷法仁出演:戸塚祥太(A.B.C-Z) / 能條愛未 矢島舞美 / 富岡晃一郎 桑野晃輔 吉田美佳子 新原 武 吉田智則 / 内博貴 ほか【東京公演】6月3日(金)〜9日(木) 自由劇場【大阪公演】6月18日(土)〜20日(月) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ【愛知公演】6月28日(火)~30日(木) 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール■制作:ゴーチ・ブラザーズ■主催:『フォーティンブラス』2022 製作委員会■お問い合わせ:Mitt 03-6265-3201(平日12:00~17:00)公式サイト:
2022年06月02日舞台『フォーティンブラス』のフォトコールが2日に東京・自由劇場にて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか、富岡晃一郎、桑野晃輔、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。昨年8月に上演された際のメンバーがほぼそろっての再演ということで、戸塚は「稽古中に中屋敷さんから『より一層小物感が出てる』とお褒めの言葉をいただいたので、これに磨きをかけて、内が演じるスターとの差を出せればと思っています」と意気込む。暴君と呼ばれるスター俳優を演じる内は「今の時代ではありえないような役をやらせてもらってまして、役でしかないので。実際はそんなことありませんので、そこだけは本当に違うよというのを否定しておきます」と訴えた。"小物感"と称したことについて聞かれると、中屋敷は「とっつーがグループの活動、ソロの活動、映像、ミュージカル、歌舞伎、いろんなことをやられて1年ぶりに会うので、去年よりも主演としてデカくなってるかなと思ったら、より若々しく、みずみずしく、小物っぽくなっていて、びっくりしました。この舞台はとっつーの初舞台のようなフレッシュな色が大事なので、さすがすごいなと思いました」と褒める。また内はレポーターから「暴君役がぴったり」と褒められ、「それ、褒めてないよね? 言うてるやん、ふだん違うよって」と苦笑。演出の中屋敷は「内くんのシーンが怖くて、稽古場で普通に泣いてました。怖! と思って」と明かしキャストは爆笑。さらにマスクをつけての稽古だったため、中屋敷は「マスクを外すとみんな顔が美しすぎるので、内容が入ってこない瞬間があった。もうちょっと人間の顔にしてほしい。マネキンみたいな瞬間がたくさんあった」と感想を述べる。内は「体も鍛えて、デカくしてきましたので、より一層そう見えたらいいなと思ってます。脱いだら、まあまあいい体してます」と自信を見せた。同い年での共演について、内が「とっつーのお芝居がすごい好きで、袖で見ちゃうんですよね」と明かし、戸塚も「ずっといるんですよ、袖に。心強い限りですけどね」と照れる一幕も。矢島は「内さんが本当にとっつーさん大好きだなというのは感じてました。稽古からずっと(戸塚の)演技でふふふ、ふふふって笑ってる」と暴露する。そんな戸塚の魅力について、内は「小物感とかは全くないですけど、わかりやすくいうと、錦織一清イズムを継いでるなって感じです、お芝居が。錦織さんファンの方だったらわかると思うんですけど、見てると『継いでるなあ』という」と表し、戸塚は「錦織さんファンの方わかりますか〜?」と話しかける。内は「見てて楽しい。一緒にやってても楽しいですし、お客さんも楽しめると思いますし、僕もステージでは暴君してますけど、袖では爆笑してますので」と太鼓判を押した。自身の進化について聞かれた戸塚は「小物感ですかね、やっぱり」と表し、内は「見出しが全部小物感になる」とツッコミ。戸塚は「流行語とかになってほしいですね。日々生活していく中で、面白い人たちと会ったり、自分も摂取したりした中で、そういうのが自然と出てるんじゃないかな。お客様にすべて委ねたいと思います」と語った。東京公演は自由劇場にて6月3日〜9日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて6月18日〜20日、愛知公演は穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホールにて6月28日〜30日。
2022年06月02日歌舞伎俳優の市川海老蔵、アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が17日、東京・EXシアター六本木にて行われた「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』(『青砥稿花紅彩画』より)」の公開舞台稽古に参加した。『青砥稿花紅彩画』は、弁天小僧菊之助を含む5人からなる盗賊団の結成から捕縛までを描いた、『白浪五人男』の通称でも知られる歌舞伎の名作。安政江戸地震に続き、コレラや麻疹の流行など混沌とした様相を呈し、昨今の情勢を彷彿とさせる背景のなか生まれた名作が、時空を超えて現代社会と交差する・・・。立ち回りなど見どころを活かしながら、新しい解釈で上演する。海老蔵が弁天小僧菊之助を演じ、歌舞伎初挑戦の戸塚は現代から江戸時代にタイムスリープする窃盗犯・戸塚、そして、江戸時代では浜松屋宗之助を演じる。舞台稽古前に行われた会見で、戸塚は「泥棒ですね。ギャングとまではいきませんが、そういう悪いヤツです」と自身の役柄を紹介。海老蔵は「戸塚さんが(江戸時代で)いろんな記憶をたどっていって、仲間の大切さや、人のために生きるとか、そういうことに気づいていく。そこで生きている人間たちから現代の人間が学んでいく物語です」と説明し、「古典の中に新しいものを見つけてもらう時代が来てほしいという気持ちが強い。古典を見ながら新しいのかもしれないと思っていただけるような六本木歌舞伎であるように一生懸命務めたい」と力を込めた。また、戸塚のアクロバットも見られるのかという質問に、戸塚は「やらせていただいています!」と回答。海老蔵が「バク転したの久しぶりらしい」と言うと、戸塚は「本当なんです。Acrobat Boys Clubって名前が込められているというグループ名が先行してしまって、僕もめっちゃアクロバットできるヤツって思われているかもしれないですけど、そんなできないです。でもやっています」と苦笑い。戸塚は謙遜気味だったが、海老蔵は「やってるよ!」と太鼓判を押した。そして戸塚は、「これまでにもジャニーズからたくさんの方が参加させていただいていましたが、僕も次につなぐよう、しっかり自分の務めを果たしたいと思います。六本木で歌舞伎が見られるこの時期をみなさんお見逃しなく! ぜひ劇場にお越しください」と呼びかけた。公開ゲネプロで、戸塚は立ち回りでキレのあるパフォーマンスを披露。バク転もしっかり決め、自身の持ち味を発揮していた。「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』(『青砥稿花紅彩画』より)」は、2月18日~3月6日に東京・EXシアター六本木にて上演。
2022年02月18日歌舞伎俳優の市川海老蔵、アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が17日、東京・EXシアター六本木にて行われた「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』(『青砥稿花紅彩画』より)」の初日前会見に出席した。『青砥稿花紅彩画』は、弁天小僧菊之助を含む5人からなる盗賊団の結成から捕縛までを描いた、『白浪五人男』の通称でも知られる歌舞伎の名作。安政江戸地震に続き、コレラや麻疹の流行など混沌とした様相を呈し、昨今の情勢を彷彿とさせる背景のなか生まれた名作が、時空を超えて現代社会と交差する・・・。立ち回りなど見どころを活かしながら、新しい解釈で上演する。弁天小僧菊之助を演じる海老蔵は「戸塚さんをお招きしたり新しい試みをしていますが、古典をベースにしているので、実は古典が新しいのではないか、古典の中に新しいものを見つけてもらう時代が来てほしいという気持ちが強いです。古典を見ながら新しいのかもしれないと思っていただけるような六本木歌舞伎であるように一生懸命務めたい」と意気込んだ。現代から江戸時代にタイムリープする窃盗犯を演じる戸塚は「泥棒ですね。ギャングとまではいきませんが、そういう悪いヤツです」と自身の役柄を紹介。海老蔵も「戸塚さんが(江戸時代で)いろんな記憶をたどっていって、仲間の大切さや、人のために生きるとか、そういうことに気づいていく。そこで生きている人間たちから現代の人間が学んでいく物語です」と説明した。稽古して感じたお互いの印象を聞かれると、海老蔵は「さまざまなジャニーズの方と共演させていただきましたが、その中でも戸塚さんは大変飲み込みが早い。比較的ジャニーズの方々は稽古に稽古を重ねてよくなっていく。戸塚さんも稽古を重ねてよくなっていくんですが、最初からいい意味でフラット。自分はこうでなくちゃいけないとか、こうかっこよくいようというのがなくてスッと入ってきたという印象です」と称賛。戸塚は「何も持たずに稽古場に行くことを心がけていました」と明かした。また海老蔵は、戸塚が会見について「最近の中で一番緊張している」と話していたことを明かし、「そういうところがかわいいなと思いました」とコメント。汗をかいていることをいじり、戸塚は照れていた。一方、戸塚は「歌舞伎の方々のスピード感……稽古もすごい早い。稽古に参加する稽古が必要だなと思ったくらい、稽古がもう本番なんです。そういう脈々と受け継がれてきた歌舞伎の伝統や歴史を肌で感じられたことが、すでに僕の中では財産と言えるものを持っています」と述べ、海老蔵が「僕の印象は? すぐ忘れるよね」とツッコむと、「すみません、過去一緊張しているので」と返した。そして、「僕、歴史だなって思いました。海老蔵さんは歴史です!」と表現し、「稽古が本番だって言ったのはまさにその通りで、海老蔵さんが見得を切るのを近い距離で見させていただいた時に、写楽の役者絵が頭に浮かんだ。ああいう役者絵は誇張して描いているだろうなと思っていたんですけど、この距離で体験して、写楽や当時の人はリアルに写実的に描いてこうなっていたんだなと。脈々と受け継がれてきた歴史を体感しました」と語ると、海老蔵は「光栄です」と返した。制作発表時に戸塚は、海老蔵について「優しい瞳なんですけど、奥にはラスボスのオーラがある」と話していた。その印象は変わらなかったようで、「ラスボスでしたね、やっぱり。ちょっとワルな役というのもよりそういう風に見えました」と語った。「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』(『青砥稿花紅彩画』より)」は、2月18日~3月6日に東京・EXシアター六本木にて上演。
2022年02月18日テレビ東京のドラマプレミア23枠『ユーチューバーに娘はやらん!』(毎週月曜23:06〜)のオリジナルストーリー『チャンネル登録お願いします!』が、配信サービスParaviにて21日より配信されることが明らかになった。本編の地上波放送終了後に毎週配信される。同作の主人公は、ドラマ本編で登録者数100万人越えの人気ユーチューバーとして活躍するTAKTAK(戸塚純貴)。Paraviオリジナルストーリー限定のキャストとして女優・モデルとしても活躍する藤井夏恋の出演が決定した。本編から3年前を舞台に、タックタックがまだ無名のユーチューバーだった頃、登録者数・再生数が伸び悩んでいたタックタックが、ケンケン(田中穂先)、ミカジャン(上原実矩)、そしてマネージャーのハラちゃん(藤井夏恋)と出会い、成り上がっていく軌跡をコメディタッチで描いていく。実在する人気ユーチューバーも本人役として登場し、タックタックに指南していく。どうすれば動画が再生されやすくなるのか、コンテンツ作りの流儀やこだわりポイント、収益化の仕組みなど、ドラマ仕立てで紹介する。脚本は本田隆朗とニシオカ・ト・ニール、監督は関野宗紀と松田祐輔が担当。本編主人公の平千紗(佐々木希)もどこかで登場する予定だ。○戸塚純貴 コメント番組も折り返しの第5話となりました!普段の自分とそうでない自分を解き放ち、YouTubeを通して冷静と情熱の間を行き来しながら刺激と快感を発散しております!そんな今や人気ユーチューバーのチーム・タックタック誕生秘話をなんとオリジナルストーリーで描いて頂きました! トッピング全部乗せのニンニク増し増し麺固め油少なめ味濃いめ全8話!タックタックの前途多難の黒歴史を目に焼き付けて頂きたいと思います。過去と今を描き、作品をより一層楽しんで頂けたら幸いです。楽しんで頂けたらグッドボタン、コメント、そしてチャンネル登録もお願いします!○藤井夏恋 コメント『ユーチューバーに娘はやらん!』はどの登場人物もキャラが濃く、とても面白い作品だなと思っていたので、出演させていただけることが決まって嬉しく思います。私が演じさせていただく"ハラちゃん"は戸塚さん演じるタックタックにどんどん引き込まれていくキャラクターです。性格面では普段の私と違う部分もあるので、凄く新鮮で楽しませていただきながらハラちゃんとしての時間を過ごしています。現在放送中の『ユーチューバーに娘はやらん!』の3年前という設定なので、タックタックの初々しさが存分に描かれており、見どころたっぷりなオリジナルストーリーになっていると思います。タックタックにどんどん巻き込まれていくハラちゃんにも注目していただけると嬉しいです! 是非楽しみながらご覧ください!○田中穂先 コメント『人生、好きなことをして生きる』のは簡単なことではないですが、尊重し合える仲間が近くにいたら、なるべく自然体な自分のままで困難を乗り越えていけるのかもしれません!チーム・タックタックはきっとそんな仲間なのだろうなあ、と思いながら撮影をしております。一生懸命で愉快なメンバーたちを見て、少しあたたかい気持ちになって頂けたら嬉しいです。『チャンネル登録お願いします!』をよろしくお願いします!○上原実矩 コメントちょっと気になるこの奇妙な3人組がどのようにして誕生したのか、宇宙人のような3人の人間味あるちょっぴりビターでクスッと笑ってしまう、すってんころりんな成長ものがたりとなっています。ほっこりと、可愛がってもらえますように! コメディ作品に出演するのは久しぶりだったのと、ボソボソしゃべる、ツインテール、もこもこパジャマ、という今までにない異色なキャラクターに、できるかな...と固まっていたのですが、スタッフの皆さんがいろんな角度からミカジャン像を投げてくださるお陰でだんだん膨らみ出し、今はもう極限まで遊び尽くすぞ!! おー!! と模索する日々です...!(笑)今日の撮影はウケてたのかな......と、毎回不安な気持ちと闘いながら日々撮影に挑んでいます。もちろん、もちろん現場での反応がすべてではないと思っておりますが、個人的にはオールアップまでに現場の爆笑を掻っ攫いたいという野心を常に燃やしております......。(C)「ユーチューバーに娘はやらん!」製作委員会
2022年02月18日純烈が2月6日に千葉・幕張メッセで行われた世界最大級の造形・フィギュアの祭典『ワンダーフェスティバル』に出演した。今回のステージでは、昨年4年連続となる紅白歌合戦出場を果たした純烈と、昨秋に全国ロードショーされた映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』の純烈ジャーがフィギュア化されたことを記念し揃って登場。ヒーローショーに加えトーク&ライブを行った。ヒーローショーでは、特撮界で禁断(?)とされている変身前と変身後が同じステージに一緒に登場し、最後に同映画の主題歌「NEW(入浴)YORK」を熱唱。メンバー1のフィギュア好きの小田井は過去にお客さんとして同イベントに来場しており、仮面ライダーOBとしてサイン会の出席を打診された時もお客さんとして楽しみたいという理由で断っていたといい「老後は出展する側として参加したいと思っています。」と語った。■純烈ジャーフィギュア:<リリース情報>純烈 ニューシングル『君を奪い去りたい』2022年2月9日(水) リリース●Aタイプ:1,350円(税込)純烈『君を奪い去りたい』Aタイプジャケット1. 君を奪い去りたい作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄2. 来た道行く道作詩:及川眠子作曲:幸 耕平編曲:坂本昌之3. 君を奪い去りたい(オリジナル・カラオケ)4. 来た道行く道(オリジナル・カラオケ)●Bタイプ:1,350円(税込)純烈『君を奪い去りたい』Bタイプジャケット1. 君を奪い去りたい作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄2. 愛は大丈夫作詩:及川眠子作曲:幸 耕平編曲:坂本昌之3. 君を奪い去りたい(オリジナル・カラオケ)4. 愛は大丈夫(オリジナル・カラオケ)純烈「君を奪い去りたい」MV映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』2022年2月16日(水) リリース純烈「NEW(入浴)YORK」MV詳細はこちら:サントラ配信リンク:純烈 オフィシャルウェブサイト
2022年02月07日4回目の開催となる『六本木歌舞伎2022』の製作発表会見が12月23日、都内で行われ、出演する市川海老蔵と戸塚祥太(A.B.C-Z)が出席。歌舞伎初挑戦となる戸塚は「今回の挑戦をしっかり体に叩き込んで、役割を全うしたい」と決意を語り、「甘えられる隙があれば、とことん甘えたい」と海老蔵との共演に期待を寄せた。海老蔵と揃いの紋付袴姿で登壇した戸塚は、開口一番「緊張してマイクがオフになっていました(笑)」と普段とは違った雰囲気に戸惑いも。「まさか自分が市川海老蔵さんの隣に立てる日が来るなんて、今はいろんな感情が入り交じり、気持ちが高ぶっています」と背筋を伸ばし、「海老蔵さんと共有できる時間に、学べることは全部学んで、吸収できることは吸収させていただく。歌舞伎の世界に染まっていきたいです」と新たな挑戦に闘志を燃やしていた。A.B.C-Zのメンバーからの反応は「今のところない(笑)」といい、「メンバー、コメント募集しています!」と呼びかける場面も。ようやく緊張も解けた様子で、笑顔をのぞかせた。第4回となる今回は、三池崇史が監修として参加。日本舞踊の宗家藤間流八世宗家で舞踊・振付・演出と幅広く活躍する藤間勘十郎が演出を担当する。海老蔵と戸塚に加えて、中村児太郎、市川右團次の出演が決まっている。題材は『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』。石川五右衛門、鼠小僧次郎吉と並び、古くから人々に親しまれている盗賊5人族の活躍を描く名作をベースに、歌舞伎音楽とロック音楽を融合させ、弁天小僧菊之助がたっぷりと歌舞伎世話物狂言の醍醐味を見せる場面をはじめ、時空を超えて、現代社会を騒がせる窃盗団と幕末の盗賊一味とが新たなストーリーを織りなす。海老蔵が弁天小僧菊之助と現代の市川海老蔵役、戸塚が浜松屋跡取りの宗之助と現代の強盗団の一員とそれぞれ二役をこなす。「伝統文化や古典を、今の時代の新しいお客様にも理解していただける作品になるよう、一生懸命に勤めてまいります。日曜朝の戦隊ものの原型ともいえる内容ですし、『東京リベンジャーズ』のような不良グループを描いた作品も流行っているので、そこに流れるパッションや粋な部分を、歌舞伎の素晴らしさを活かしながら、面白いものに作り変えたい」(海老蔵)海老蔵と戸塚は会見当日が初対面だといい「第一印象はかわいらしいお顔立ちで、素直さや優しさがあるのかなと。稽古をしていくなかで、いろんなことを知っていきたい」(海老蔵)、「目力ですね。優しい瞳の奥には、これ以上近づけないなという、ラスボスのオーラがすごかった」(戸塚)。戸塚が得意とするアクロバットに話題が及ぶと、海老蔵は「戦う場面も出てくるので、ぜひ。どんなことでもできるでしょうし、演出や脚本と話し合い、何をやるか線引きしたい」と構想を明かし、「ジャニーズの皆さんは、何かを吸収し、身に着ける力が本当にすごい。歌舞伎のみんなも見習わないといけない」と話していた。取材・文・写真=内田涼【公演概要】『六本木歌舞伎2022公演』脚本:今井豊茂 / 演出:藤間勘十郎監修:三池崇史出演:市川海老蔵戸塚祥太(A.B.C-Z)中村児太郎市川右團次他チケット料金:一等席 14,000円、二等席 10,000円(全席指定・税込)前売開始:12月19日(日)協力:全栄企画 / 株式会社ちあふる製作:松竹株式会社■東京公演日程:2022年2月18日(金)~3月6日(日)会場:EXシアター六本木お問合せ:Zen-A(ゼンエイ)03-3538-2300(平日11:00〜19:00)主催:株式会社3Top / 六本木歌舞伎実行委員会東京公演チケット情報 ■福岡公演日程:2022年3月11日(金)~3月13日(日)会場:福岡サンパレスホテル&ホールお問合せ:西日本新聞イベントサービス 092-711-5491(平日9:30〜17:30)主催:六本木歌舞伎実行委員会■大阪公演日程:2022年3月18日(金)~3月21日(月・祝)会場:フェスティバルホールお問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00〜16:00※日祝休業)主催:サンライズプロモーション大阪
2021年12月23日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が23日、都内で行われた『六本木歌舞伎2022』制作発表会見に、歌舞伎俳優の市川海老蔵とともに出席。歌舞伎初挑戦の意気込みを語った。第4回となる今回の『六本木歌舞伎』は、十三代目市川團十郎白猿襲名を控えている市川海老蔵、そして、アクロバットやダンスなど華麗なパフォーマンスを得意とするA.B.C-Zの戸塚祥太らが出演。戸塚は歌舞伎に初挑戦となる。戸塚は、冒頭の挨拶でマイクのスイッチを入れ忘れ、「すみません、緊張していてマイクがオフになっていました」と照れ笑い。「自分がまさか市川海老蔵さんのお隣に立てる日が来ると思ってなかったので、すごく気持ちが昂っていて、高揚していて、いろんな感情が入り混じっているのですが、これまでやったことがない歌舞伎への挑戦、しっかりと体に叩き込ませて、自分に与えられた役割を全うしていきたいと思います」と決意を語った。また、歌舞伎に対するイメージについて、「日本の宝、伝統芸能、代々受け継がれてきたものという印象です」と述べ、「ここから知らないこともさらに勉強していって、いただいた役をしっかりできるように歌舞伎の世界に染まっていきたいと思っています」と気を引き締めた。『六本木歌舞伎』への出演が発表されてからA.B.C-Zのメンバーから何かリアクションはあったか聞かれると、「メンバーからは今のところまだ何もいただいておりません。今後たぶんどしどし来てくれると思う。メンバー、コメント募集してますよ!」とメッセージを送り、笑いを誘った。『六本木歌舞伎2022』東京公演は2022年2月18日~3月6日にEXシアター六本木にて、福岡公演は3月11日~13日にサンパレスホテル&ホールにて、大阪公演は3月18日~3月21日にフェスティバルホールにて上演する。題材として取り上げるのは、『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』。この作品をベースに、歌舞伎音楽とロック音楽を用いながら、弁天小僧菊之助が歌舞伎世話物狂言の醍醐味を見せる場面をはじめ、時空を超えて、現在社会を騒がせる窃盗団と幕末の江戸市中において人々の耳目を集めた盗賊一味が織りなす物語となる。
2021年12月23日歌舞伎俳優の市川海老蔵、アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が23日、都内で行われた『六本木歌舞伎2022』制作発表会見に出席した。第4回となる今回の『六本木歌舞伎』は、十三代目市川團十郎白猿襲名を控えている市川海老蔵、そして、アクロバットやダンスなど華麗なパフォーマンスを得意とするA.B.C-Zの戸塚祥太らが出演。戸塚は歌舞伎に初挑戦となる。戸塚は、冒頭の挨拶でマイクのスイッチを入れ忘れ、「すみません、緊張していてマイクがオフになっていました」と照れ笑い。「自分がまさか市川海老蔵さんのお隣に立てる日が来ると思ってなかったので、すごく気持ちが昂っていて、高揚していて、いろんな感情が入り混じっているのですが、これまでやったことがない歌舞伎への挑戦、しっかりと体に叩き込ませて、自分に与えられた役割を全うしていきたいと思います」と決意を語った。初共演の海老蔵の印象を聞かれると、「目力ですかね」と答え、「先ほど楽屋挨拶に行かせていただき、初対面でご挨拶させていただいたのですが、そのときは優しい瞳なんですけど、奥にはもうラスボスのオーラというか、これ以上近づけないという、とてつもないオーラがすごかったです」と、海老蔵のオーラに圧倒されている様子。会場から笑いが起こり、海老蔵も笑顔をこぼした。一方、海老蔵は「5分前くらいに会ったばかりなんですけど、ジャニーズとしてのご活躍は拝見していますから、今を時めくスターなんだろうなと思いますが、今回歌舞伎というフィールドに足を踏み入れるということで、それなりの覚悟をしていらっしゃるんだろうなと。それがマイクのスイッチがオンにならなかった緊張につながっているのではないかと。素直な方なんじゃないかなと思っています」と戸塚の印象を述べ、「可愛らしいお顔をされている。優しさ、可愛さがあるんだなとというのは感じます」とも話した。『六本木歌舞伎2022』東京公演は2022年2月18日~3月6日にEXシアター六本木にて、福岡公演は3月11日~13日にサンパレスホテル&ホールにて、大阪公演は3月18日~3月21日にフェスティバルホールにて上演する。
2021年12月23日鹿児島の南端に位置する孤島の唯一の介護施設に半年間密着したドキュメンタリー『僕とケアニンと島のおばあちゃんたちと。』でナレーションを戸塚純貴が務めることとなり、コメントも到着した。前作「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」(2019年)は、世界中が注目する介護施設「あおいけあ」に1年間密着し、何故この施設が注目を集めているのか、その裏側に迫るという内容。本作はその「僕ケア」シリーズの第2弾となるドキュメンタリー。鹿児島港からフェリーで12時間、島民わずか100人ばかりが生活するトカラ列島・宝島。医者も看護師もいないこの島唯一の介護施設に、若手ドキュメンタリー監督が半年間密着した。はじめはリゾート気分を味わえると思っていた監督だが、飲食店や娯楽がなく、都会とはまったく違う環境に衝撃を受ける。しかし、これだけ不便な環境でも、島民は協力し合い笑顔で生活を送っており、その光景を目の当たりにし、いつしか「島民は生まれ育った場所でどのような想いを持って生活しているのか」と考えるようになる。また、監督が撮影を開始した時を同じくして、東京から介護未経験の若者がこの介護施設の責任者になるためにやって来る。慣れない離島での生活や、経験の浅い介護の仕事に苦戦し、ここへ来たことを後悔する若者。しかし、施設の利用者や島民らと触れ合うことで、徐々にその顔つきにも変化が現れはじめる。ナレーションを務めるのは、介護福祉士の成長を描いた映画『ケアニン』シリーズ(2017年、2020年公開)で、主人公の大森圭役を好演した戸塚純貴。前作でもナレーションを務めた戸塚さんは、「それぞれが色々な思いを抱えて生きていく中で、人との繋がりを大切にし、どんなことにも前向きで負けない姿がこの島にはありました」とふり返り、「より多くのケアニンの輪が広がっていくことを願い、微力ながらこれからも応援したいです」と意気込みを語っている。(※ケアニンとは、介護、看護、医療、リハビリなど、人の「ケア」に関わり、自らの仕事に誇りと愛情、情熱を持って働いている全ての人)監督を務めるのは、大学時に映画監督の原一男に師事し、ドキュメンタリー『ヘイトスピーチ』(15)が全国公開され、前作「僕とケアニンとおばあちゃんたち。」でも監督を務めた佐々木航弥。医師も看護師もいない島唯一の介護施設に密着し、そこで働くスタッフ達の想いを聞いていくうちに、「離島の介護」のリアルを知ることになる。戸塚純貴さん(ナレーション) コメント全文今回の舞台はトカラ列島、宝島。世の中がうまく回らなかったり、それぞれが色々な思いを抱えて生きていく中で、人との繋がりを大切にし、どんなことにも前向きで負けない姿がこの島にはありました。ケアする人(ケアニン)を通じて、新たなる世代へ歴史を重んじ、受け継がれていく。離島での生活や福祉、自分たちがマネすることができないリアルがそこにはあります。理想と現実すべてを受け入れ、前に進む姿を目に焼き付けてほしい。そして、より多くのケアニンの輪が広がっていくことを願い、微力ながらこれからも応援したい。前作に引き続きナレーションを務めさせていただき、佐々木監督とこうしてご一緒できて嬉しく思います。監督とは、地元も同じで同い年ですが、監督がその足で撮ってきた想いと、その映像を観て感じた想いを繋ぎ、心を込めて声を入れさせていただきました。「僕ケア」をよろしくお願いします。『僕とケアニンと島のおばあちゃんたちと。』は2022年初春公開予定。(text:cinemacafe.net)
2021年12月03日現在放送中の窪田正孝主演月9ドラマ「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」の第7話(11月15日放送)に、戸塚純貴がゲスト出演することが分かった。患者の病、けがの根源を見つけ出すエキスパートたちの戦いをリアルに描く本作。今回戸塚さんが演じるのは、心筋梗塞を起こして路上で倒れ、甘春総合病院に救急搬送されてくる今井陽一。実は、26歳という若さで末期ガンに冒されており、抗がん剤治療を一通り終えたものの効果はなく、現在は痛みを和らげる緩和ケアに切り替えており、残された時間を自分らしく過ごそうとしている。陽一は、雑誌に掲載された「噂のラーメン ベスト100」全店制覇を目指し、その感想を“ラーメン太郎”というアカウントで発信している。そして陽一は、ある出来事がきっかけで放射線技師・悠木(矢野聖人)と親しくなる。前クールの「ナイト・ドクター」に続き、2クール連続の月9出演となる戸塚さんは、今作について「いただいた台本(の文字)を読んだだけで心がグッと熱くなるような気持ちになりましたので、思いを込めて役作りさせていただきました」とコメント。そして「主演の窪田正孝さんと共演させていただくのは今回で2度目になります。以前共演させていただいた作品では、窪田さんに命を救われるような役どころでした。今回もまた救っていただけるのか、楽しみにしていただけるとうれしいです!」とメッセージを寄せている。<第7話あらすじ>唯織(窪田正孝)のもとへ、杏(本田翼)の父親・正一(佐戸井けん太)が突然訪ねてくる。唯織に1枚の画像を見せる正一。そこには、かなり進行しており、外科手術も不可能なすい臓がんが…。そんな中、心筋梗塞を起こし、路上で倒れていた男性・今井陽一(戸塚純貴)が緊急搬送されてくる。陽一は26歳という若さだったが、精巣ガンが全身に転移しており、抗がん剤治療も効果が見られなかったため、現在は痛みを和らげる緩和ケアに切り替えていた。一方、杏は、正一からすい臓がんであることを告げられるが、正一は積極的な治療を受けるつもりはないという。杏はショックを受けながらも、別の病気である可能性を信じようとするが…。「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2021年11月08日「スーパー銭湯アイドル」の純烈。主演映画「スーパー戦闘純烈ジャー」も大好評公開中!そんな純烈のリーダー、酒井一圭さんのリーダー術について話して頂いた前編に続き、後編では酒井式美容法や人間関係、お悩み相談などを訊いています。ミドル世代に訊く 『純烈』リーダー・酒井一圭さん【後編】 いろいろ聞いてみました♪ : 後編撮影/杉山大道(MONTAGE-T)世代が違っても、等身大でしゃべること。茶の間の会話をステージと客席でしている感じ。今や『純烈』のファン層は幅広く、祖父祖母から親、子供と3世代にわたっています。そんな世代の違いも気にせず、自然体でコミュニケーションをとる酒井さんは「40代の男性として、等身大でしゃべる」と言います。人生相談の話や、奥様と合わないけれども、その合わないことが面白いと思うこと、酒井式美容法などについて訊いています。インタビュー前編は下記リンクをご確認ください。ミドル世代に訊く 『純烈』リーダー・酒井一圭さん【前編】リーダー術とは何なのか : 撮影/杉山大道(MONTAGE-T)撮影/杉山大道(MONTAGE-T)【お問合せ・発行元】株式会社ダンク 住所:東京都台東区台東1丁目7-1 邦洋秋葉原ビル2F担当者:藤原TEL:03-3834-9087E-mail: k-fujiwara@komakusa-pub.jp 「ダンラク」我われダンクの編集者がお届けする楽しくて少しためになるWEBサイトダンクが楽しく『ダンラク』。今後も取材やコラムなど更新していきます。 ダンラク:(元「プルリー」)仕事の合間のちょい読みマガジン : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月14日斎藤工主演「漂着者」の第5話が8月27日オンエア。生瀬勝久演じる柴田と戸塚純貴演じる野間のバディに「最強すぎ」「もう主役」など絶賛の声が上がる一方、シシド・カフカ演じる琴音の死に「復活しそう」と疑問の声も上がっている。記憶を失い全裸で海岸に漂着した謎の男。記憶を失って病院に搬送された男はヘミングウェイと呼ばれるようになり、“予知能力”のような力を発揮。行方不明の女児を発見したことで話題となっていくが、謎めいたNPO団体や婚約者だと名乗る女性、さらに旧ソ連の影もちらついて…という展開の本作。企画・原作・脚本を秋元康が手がけるほか、ヘミングウェイには斎藤さん。彼の謎に迫るなかで危険な目に遭う新聞記者の新谷詠美に白石さん。女児連続殺人犯を追うなか、ヘミングウェイにも疑いの目を向ける刑事の柴田俊哉に生瀬さん。柴田とバディを組む若手刑事の野間健太に戸塚さん。詠美を心配する上司の橋太に橋本じゅん。最初にヘミングウェイを発見し、その後彼の動画をアップして広めていく女子高校生役で太田奈緒、隅田杏花、吉田志織。またヘミングウェイの婚約者だという古市琴音にシシドさんといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。園児13人を乗せたまま消息を絶ったバスの運転手の遺体が幼稚園の砂場で見つかる。柴田は一連の女児連続殺人事件とは無関係の計画的な犯行だと考える。NPO法人「しあわせの鐘の家」を訪れた詠美は、長時間祈り続けたまま動かないヘミングウェイの姿を見て、幼い頃首を吊った母親を思い出す。柴田も動画を見て昔行方不明になった娘の「パパ、どこ?」という声を聞き、祈るヘミングウェイの動画が公開されるとそれを見て異常な行動を起こす人が続出する。記憶が少し戻ってきたというヘミングウェイは、詠美に「大勢の人に見送られて崖から海に飛び込んだ」ことや、古市琴音との出会いが記憶が戻るきっかけになったと話す。その言葉を聞き詠美は琴音の自宅に向かうが「あなたは知り過ぎてしまった」という琴音によって、詠美は13人の園児とともに捕われの身に。柴田と野間は詠美の携帯の位置情報を頼りに琴音の自宅にたどり着き、詠美を救い出そうとする。そこにヘミングウェイも現れ…というのが今回のストーリー。琴音の自宅で以前詠美を助けるために格闘した相手を発見した柴田。彼の指示で琴音の家に突入した野間の戦いぶりに「野間くんかっこいいやないの」「野間さん戦いっぷり良かった」「野間刑事が何気に強かった」など絶賛の声が殺到。柴田・野間のバディに「柴田、野間コンビ最強すぎ!」「柴田野間コンビ良いよな。もう主役じゃん」と賞賛の声が送られる。一方、ヘミングウェイをかばって刺された琴音。最期に「1400年も、先祖代々、お待ち申し上げておりましたのに。また、お名前さえも聞けぬまま…」という言葉を遺し息絶えた彼女に「琴音さん、不憫だわー。1400年も代々待ち続けたのに」といった感想を抱く視聴者がいる一方、「琴音様あれでお亡くなりになったのか…」「なんだか琴音が復活しそうで怖いんだよなあ」と彼女の死に疑問を抱く声も上がっている。(笠緒)
2021年08月28日戸塚祥太(A.B.C-Z)と内博貴が出演する『フォーティンブラス』が、8月19日に開幕。これに先駆け、ゲネプロと初日を前にした取材会が行われた。扉座主宰の横内謙介が1990年に書き下ろし、前身の劇団善人会議で初演された本作は、その後も数多くの上演版が話題を集めてきた。タイトルは、ウィリアム・シェイクスピア作『ハムレット』に2回しか登場しないノルウェー王子の名前。『ハムレット』上演中の劇場を舞台に、脇役に過ぎないフォーティンブラスに扮する大部屋俳優にスポットライトを当てた物語が展開される。勝手に芝居を変え、若手女優に手を出すなど横暴で陰険な黒沢に業を煮やすカンパニー一同。一触即発の雰囲気に陥った彼らの前に、自身を「フォーティンブラスの父」と名乗る亡霊が衣装姿で現れる。彼に黒沢演じるハムレットへの復讐を呼びかけられた羽沢をはじめ、脇を固めるキャストやスタッフ、そして出演者の身内から悪評がささやかれ始めた『ハムレット』の行方はいかにーー。中屋敷法仁が演出を手がける今回の上演版では、タイトルロールを務める羽沢武年を戸塚が、ハムレット役の大スター・黒沢正美を内が演じる。戸塚は、脇であっても与えられたフォーティンブラス役をまっとうするしかない羽沢の悲哀をコミカルに造形。本番にもかかわらずプロンプ頼りの黒沢に対して舌鋒鋭く喰ってかかるなど、よどみないセリフ回しで客席を圧倒する場面も。対する内も攻めの姿勢だ。異様に剣を怖がるなど黒沢に秘められたバックボーンを感じさせつつ、傲岸不遜な態度でカンパニーを萎縮させる独裁者ぶりを遺憾なく発揮する。ゲネプロ後に行われた取材会で「むちゃくちゃな役どころを振り切って演じさせてもらっています」と述べていた通り、これまで経験したことのない役どころを体いっぱいで謳歌しているように見えた。オフィーリア役に抜擢され初舞台を踏むバラエティタレント・刈谷ひろみを演じるのは、能條愛未。共演者のひたむきな姿やどんな役にも徹底して向き合う姿勢に感化され、俳優の仕事に目覚めていく様子をいきいきと立ち上げる。矢島舞美は“劇場の主”と呼ばれ、古くから脇役として役者人生を貫いてきた松村玉代役。とある一念を胸に秘め、亡霊を待ちわびるベテランの憂愁を視線や仕草ににじませた。取材会には、戸塚・能條・矢島・内・中屋敷の5人が参加。ともに多くの舞台を経験しているふたりは、(ジャニーズ)外部作品における初共演をどう感じているかーー。レポーターからそう問われた戸塚と内は互いに向き合って「嬉しいよね」と笑う。戸塚の「圧倒的主役感のある内がスイッチ入れる瞬間を、いちばんの特等席である板の上で見られるなんてラッキー」「完全にハムレットにしか見えない」というコメントに、内が「ハードル上げるのホントやめてもらえる?」と制すると報道陣から笑い声が起こった。「とっつー(戸塚の愛称)の芝居は“にしきさん”のイズムを受け継いでいるよね」と反応した内は、互いに数多くの演出を受けてきた錦織一清の名を挙げ「にしきさんに見える瞬間があるよ」と言って戸塚を笑わせる。それを受けた戸塚は、内が錦織からプレゼントされた楽屋暖簾を使っているスター的なエピソードを披露。自身は「武年は端役なので、シアターコクーンさんからお借りした楽屋暖簾を提げています」とリアルな世界でも“脇”に徹している日常を覗かせ、客席を湧かせた。どんな点を心がけながら演出したのか問われた中屋敷は「どうしたら役者としていい“油”が取れるのかな、ってことばかり考えていました」とコメント。特に「戸塚くんは絞れば絞るほど、俳優としていい油が出るゴマのようでしたね」「内くんはオリーブオイル」と讃える。そして「俳優さんの“本性”といいますか、演じるとは何かーーみたいな本質や魂を見せてもらった気がしました」と稽古を振り返った。たとえ脇であったとしても劇世界における役割をまっとうし、いつか来るかもしれない主役を夢見てもがく若手俳優たちの奮闘やバックステージを描いた本作。舞台や芝居に対する各キャラクターの愛情を感じさせるセリフが数多く散りばめられており、ショービジネス界が揺らいだコロナ禍に改めて観てみると、演劇や俳優の存在意義が伝わって胸に迫った。『フォーティンブラス』取材会より、左から矢島舞美、能條愛未、戸塚祥太、内博貴、中屋敷法仁取材・文:岡山朋代撮影:田中亜紀
2021年08月20日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。同じ年で気心が知れた仲だが初共演となる2人は、よくプライベートで食事にも行き「いつか外部の舞台とか一緒にやれたらいいね」と話していたという。戸塚は「スイッチが入る内を1番の特等席で見れる。やっぱり内って、圧倒的主役感があるんですよね」と絶賛し、内は「やめろやめろ! ハードル上げるな」とツッコミ。「もうハムレットにしか見えない!」と続ける戸塚に、内は「やめろ、終わってからにしてくれ!」と要請したが、戸塚は「内って結構『やめてくださいよ』みたいにぼやいたりもするんですけど、ちゃんとやるんですよね。そこが好きなんです」と明かした。内は戸塚の芝居について「錦さん(錦織一清)イズムも継いでるなと感じ、見てるとちょっと錦さんに見えてきたり」と表す。その流れで錦織から贈られた楽屋のれんの話になった内は「すごいかっこよくて、真っ白で『錦織一清より』と書いてるんですけど、僕の名前書いてないんですよ。錦さんらしいでしょ?」と説明。一方の戸塚は「今回、シアターコクーンさんからお借りしました。特にないです、誰かからとか」と驚きの発言。戸塚は「(今回演じる)武年は端役なので、絶対(楽屋のれんを)持ってないです。デニーロ・アプローチでやってるので」と役作りにかける意気込みを見せた。また、演出の中屋敷からは「この4名に関しては、元々大ファンというか、もう好きなので、どうしたらこの4人からいい油が採れるかなとずっと考えています」とキャスト陣についての話も。「戸塚くんは絞れば絞るほど、いい油が出るんですよ、俳優の油が。だから戸塚くんのごま油をたくさん出す。内くんはオリーブオイルをたくさん」と独特の表現で周囲を感心させる。そんな中屋敷に内は「僕は、稽古に入ったとき、とっつーと中屋敷さんがデキてると思ってたから。仲が良すぎて」と爆弾発言。「好きだからね」と納得する中屋敷に、内からは「『次の日来れない』という日に、稽古場でとっつーと抱き合ってるのを見てる。2人で抱き合ってて、あれ、これチューするんじゃないか? と思ったけど、さすがにチューはしなかった」と目撃談も飛び出す。しかし戸塚は「(チューは)できないですね。そこはやっぱり五関晃一がいるんで……」と、複雑な人間関係のようだった。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川さんの姉で同社名誉会長の藤島メリー泰子さんの死去が17日に発表され、戸塚は故人について「自分が間違ったことをした時には本当に愛のあるお叱りをしてくださった」と振り返る。「まだジャニーズJr.に入ったばかりの小さい頃に先輩のバックで踊っていたら、褒めてくれたこともあったりして。踊りを踊ってたら『あの子がいいよ』と言ってくれた。『メリーさんに褒められた』と言われて、『ありがとうございます!』とすごく勇気づけられ、それを励みに頑張れた時もあった」と感謝する。「数少ない場面だったり言葉だったりしますけど、自分の中で大切にして、これからも精進したいなと思いますし、天国でジャニーさんと一緒に、僕たちのことを見守っていてほしいです」と追悼した。訃報を聞いて「すごく驚きました」という内は、「昔よくメリーさんに食事に連れて行って、その頃から『ジャニーさんの言うことは聞いておきなさいよ』と言われていました。本当にお寿司だったり和食屋さんだったり焼肉だったりいろんなところに連れて行ってもらいました」と明かす。「焼肉の日はメリーさんがすごい量のお肉を頼んでくれるんですけど、良いお肉ってそんなに何枚も食べれないじゃないですか。子供に対しての『たくさん食べなさい』という愛情だと思うんですけど、こんな山盛りやつをそのままギャンって(鉄板に全て乗せて)焼いて、焼きというか"蒸し"みたいな……だから焼肉に行く日は結構準備をしてから行っていたのを覚えてます」と苦笑した。内はさらに「焼き肉に行った日もやっぱり『ちゃんと見てくれてるからね』とジャニーさんの話になるし、叱られる時は叱られますし。僕は大阪の人間なんですけど、本当に東京のお母さんみたいな存在でした」としみじみ。「昨日ちょっと目を怪我しちゃって赤くなったんですけど、これで済んだのは、もしかしたらメリーさんが守ってくれたのかなぁと思ったりもして。とっつーとも言っていました」と語った。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日松岡昌宏が8月17日、都内で行われた主演作『連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル』の完成報告会見に、共演する泉里香、池田鉄洋、戸塚祥太(A.B.C-Z)、内片輝監督とともに出席した。伊兼源太郎による警察小説を原作に、4万人を超える警視庁職員の不正を取り締まり「警察の中の警察」とも称される警視庁人事一課(通称:ジンイチ)監察係にフォーカス。1通の密告文に端を発し、松岡演じる主人公・佐良正輝が、過去の同僚・皆口の監察を命じられたことから、ある未解決の殺人事件との接点、そして過去の殉職事件の真相が次第に浮かびあがる。WOWOWドラマ初出演となる松岡は、「とても濃厚な撮影時間を過ごさせてもらいました」と振り返り、役柄については「(自身と接点がなく)本当にゼロから作っていった。今まで経験したことないお芝居でしたので、手探りもあったんですけど、本当に心に残る作品になったと思います」と強い思い入れ。そんな松岡の発言を受け、内片監督は「正直言いますと、すごくいい作品になったと自負しております。今までの警察ドラマとは一線を画すものになっている。サスペンスとしても、人間ドラマとしても、最後残り1分ギリギリまで楽しんでもらえる」と自信を深めていた。泉はジンイチの監察対象となる運転免許試験場職員の皆口菜子を演じ、「カメラも松岡さんも遠い位置で、いつどこで撮られているのかわからなかった」と監察される役柄ならではの難しさを告白。本格的なアクションにも初挑戦し「クランクインの前から、パンチやキック、関節技のトレーニングを積みました。初めて人に(技を)かけることも」と話していた。また、佐良とバディを組む監察係長・須賀透役の池田は「尾行のプロですから、とにかく『存在感を消してくれ』と言われて。役者としていかに目立とうか考えてきたので(笑)、難しかった」と笑いを誘っていた。戸塚は佐良の眼前で殉死し、今も幻影として度々姿を現す後輩刑事の斎藤康太役という、こちらも難しい役どころ。先輩の松岡とのドラマ初共演が実現し、「お芝居はもちろん、現場のムード作りや現場での居方まで、勉強することだらけ。『これがスターか!』と。みなぎるエネルギーをいただいた」と最敬礼を示すと、松岡は「今度、メシおごってやる!僕の辞書には謙遜という言葉がない」と上機嫌。「後輩ですけど、プロフェッショナルですから、『あっ、こういうお芝居するんだ』って刺激をもらいました」と後輩・戸塚をたたえていた。取材・文・写真=内田涼■番組情報『連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル』8月22日(日)よりWOWOWプライム、WOWOW 4K、WOWOWオンデマンドで放送&配信スタート(第1話無料放送)
2021年08月17日『ハムレット』の脇役に着目した横内謙介の名作『フォーティンブラス』。本作を中屋敷法仁が新たに演出、フォーティンブラス役に戸塚祥太、ハムレット役に内博貴を迎え8月に上演される。そこで戸塚と内に、稽古を前にした現在の心境を語ってもらった。外部舞台での共演は初とはいえ、1986年生まれ、ジャニーズ事務所所属、舞台経験豊富と、共通点の多いふたり。役者としてリスペクトし合う関係とのことで、内が「とっつー(=戸塚)の舞台を観て思うのは、単純に僕には出来ないなってこと。つまり自分にないものを持っている人なので、それはやっぱり尊敬しますよね」と明かすと、戸塚も「内はその存在感が圧倒的に主役。そしてその高みへと周囲の人たちも連れて行ける、そういう強さがあるんです」と語り、その信頼の強さを伺わせる。そんなふたりの競演が叶う、この『フォーティンブラス』。主役・ハムレットと脇役・フォーティンブラスという関係性から、俳優の本質をあぶり出していく一作なのだが……。「非常に人間らしい作品ですよね。芸能界に限らず、自分がどんなポジションにありたいかって考えることは誰にでもあると思うので」と内が話すと、戸塚も「共感する部分は絶対にあると思います。グサグサくるセリフも結構ありますから」と、自らを作品に投影する。そんなふたりはこれまでに主役も脇役も経験済み。そこでそれぞれの魅力、苦労について訊ねると、「僕、主役だとかそうじゃないとか、あんまり考えないんですよ。舞台に出たらみんな同じなので。だから敢えて言うなら、“PR宣伝部長”でしょうか」と笑う内。戸塚も「僕も内に近くて、主役でも脇役でもそこに優劣はなくて、舞台にどう立つかっていう点ではなにも変わらない。だから本当にシンボルかなと思います」と続けた。ちなみにふたりの共通点がもうひとつ。それは肺に穴が開いてしまう、肺気胸をかつて患っているということ。戸塚が「僕らすでに深手を負っているので(笑)、感染症対策は徹底した上で稽古を進めていきます!」と切り出すと、内も「なので皆さんも安心して劇場にお越しください!」と呼びかけた。取材・文:野上瑠美子
2021年07月21日紅白歌合戦への出場をはじめとした活躍が注目されるムード歌謡グループ「純烈」。明治座でよの初の座長公演となる、明治座7月純烈公演が、7月2日明治座にて開幕した。第1部「ラブレターを取り返せ!」は、1920年代のニューヨークを舞台にしたコメディ。そして第2部では瀬川瑛子、美川憲一、コロッケ、森口博子、前川清ら豪華ゲストを迎え、純烈コンサート2021「LoveLetter」が開かれる。初日公演終了後の会見では純烈のメンバー酒井一圭、後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平、また第1部に出演の星野真里、曽我廼家寛太郎、磯野貴理子が登壇。初日を終えた感想を聞かれると、小田井は「とにかく舞台が初日あけられたということにホッとしていますね」とコメント。「稽古場では演じる皆さんの目から下の姿を見たのが一回もないんですよ。だから口元ばっかり見てしまって」と、コロナ禍ならではのエピソードも。白川も、「稽古の時からみなさんとお芝居を作り上げてきた、こうして無事に初日をむかえられたことがよかったな、ほっとしたというか、力が抜けました」と続き、「自分自身、緊張するかと思ったんですが、なかなかそういう感じではなく、リラックスしてやらしていただけた。あと23回ありますが楽しめそうだなと思っています」と話した。後上は「幕があいてお客さんの顔とかがやぱあって、はじまったんだなという実感がわいてきた」と笑顔。「お客さんのちからで実感がわいてくる、みたされる、いままでやってきた活動の延長線上にこの公演があるんだなということがうれしく、印象深かったです」と話した。純烈・リーダーの酒井は、今回の公演を「純烈結成以来の最大の試練」と表現。「ほかの座は可能性があったとしても、明治座さんだけはもう呼ばれることはないよな、と思っていた。その明治座さんからご指名をいただいたからには、恩返しというか、僕たちになにかできることがあるなら一生懸命、千秋楽まで頑張らせていただくという思いです」と意気込んだ。明治座7月純烈公演は、7月18日(日)まで、東京・明治座にて。7月16日(金)17:00公演は配信も決定(アーカイブ有)。チケットぴあでは、公演前日17時まで購入できる当日引換券、またPIA LIVE STREAMでの配信視聴券を発売中。
2021年07月06日映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』が9月10日(金)に公開となる。その前日譚であるスピンオフドラマ『純烈のラブ湯~全国名湯巡り』の見放題配信が7月25日(日)より、TTFCオリジナルコンテンツとしてスタートする。東映特撮作品はメンバー4人中3人が東映特撮出身者の純烈の原点。今回のスピンオフドラマは『百獣戦隊ガオレンジャー』(酒井一圭が牛込草太郎 / ガオブラック役で出演)、『忍風戦隊ハリケンジャー』(白川裕二郎が霞一甲 / カブトライジャー役で出演)、『仮面ライダー龍騎』(小田井涼平が北岡秀一 / 仮面ライダーゾルダ役で出演)を全話配信している東映特撮公式スマートフォンアプリ・東映特撮ファンクラブ(TTFC)に彼らが帰ってきた形だ。しかも今回は東映が運営する湯沢東映ホテル(新潟県湯沢町)ともタイアップ。東映特撮ファンクラブ内の旅番組ロケの設定で、湯沢町や湯沢東映ホテル内を散策しながら、その魅力を伝える。もちろん卓球対決や湯沢東映ホテル内のカラオケパブでの持ち歌の熱唱、そしてサービスカットありの大露天風呂での入浴など、温泉ホテルならではのアトラクションを楽しむ『純烈』メンバーそれぞれの魅力も全開。ファンなら絶対に見ておきたい作品だ。また個性的なゲストが毎回出演するのも見どころ。映画『純烈ジャー』本編にも出演している山本康平が、まったく違う役で演しているほか、新潟出身で「煽りパワーポイント」と呼ばれるプレゼンで人気のDDT所属のプロレスラー、スーパー・ササダンゴ・マシンや、2代目ミス夕刊フジ子「特別賞・東映賞」を受賞したグラビアアイドル・未梨一花、巨大怪獣ギャラスまで登場する。『スーパー戦闘純烈ジャー』9月10日(金)公開
2021年07月04日斎藤工が正体不明の漂着者を演じる、新金曜ナイトドラマ「漂着者」。この度新たな豪華キャスト、船越英一郎、リリー・フランキー、戸塚純貴、野間口徹、橋本じゅん、生瀬勝久の出演が明らかになった。衝撃的な展開が待ち受ける本作では、次々と不思議な事件が起こる。そして、「何か隠していそう」「この人、絶対裏の顔がある!」「過去が関係しているのかも」…と、思わず考察したくなること必至の謎めいた人物も続々登場。そんな重要人物を演じるのが、今回発表された名俳優。船越さんが演じるのは、海岸に漂着したヘミングウェイ(斎藤さん)が運び込まれる病院の精神科医で、のちに担当医となる国原栄一。リリーさんが、女児失踪事件の現場近くにある寺の住職・深見龍之介。生瀬さんと戸塚さんが、女児失踪事件と連続殺人事件の捜査をする中で、ヘミングウェイの存在を知り、犯人ではないかと疑う刑事を。野間口さんが、ヘミングウェイの身元引受人となるローゼン岸本。橋本さんが、新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)の上司で、社会部のキャップ・橋太を演じる。船越さんは「ヘミングウェイに寄り添っていく存在になるのか、あるいはヘミングウェイの障壁として立ちはだかる存在になるのかというのも僕自身もわからない。探りながら役を作っていかなきゃいけないんだったら、わからないことをそのまま楽しもうと思っています」と心境を明かし、戸塚さんは「生瀬さんといろんな意味でかき乱していけるようなキャラクターにしたいですね。見てくださる視聴者の皆さまやスタッフ、キャストの方々もいい意味で裏切っていければと思います」と意気込む。野間口さんは「斎藤工さん主演のこのドラマ、きっとのめり込んで見ていただけると思います。皆さんの考察を、お待ちしております」と呼びかけた。リリーさんは「僕は、生瀬さんが犯人、犯人でない場合は、最終回まで命はない…そのどちらかだと」と予想し、そんな生瀬さんは「僕が演じる柴田は、設定として、そこかしこに“昭和の化石みたいな人”という要素があるので、そこを意識しています。僕自身も昭和の人間なのでイメージはしやすいですね。そんな人が、令和の時代にどうやって生活しているんだろう?という部分を付け足しながら演じています」とコメントしている。そのほか、漂着したヘミングウェイを発見し、SNSにアップして世間をにぎわせる女子高生3人組、ラぺを太田奈緒、ペリを隅田杏花、リモを吉田志織が演じることも決定した。金曜ナイトドラマ「漂着者」は7月23日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。※一部地域で放送時間が異なる(cinemacafe.net)
2021年07月02日俳優の戸塚純貴が出演する、東京建物の新CM「まちと、あなたと、次の物語を。」編が1日より放送開始。CMには、歌手のAIが書き下ろした楽曲「BE WITH YOU」が使用されている。新CMでは、戸塚演じる東京建物の若手社員の目線で、デベロッパーとして同社が目指す、まちづくり活動の様子を紹介。そのまちで働く人、住まう人、訪れる人、憩う人など、さまざまな人との関わり合いが描かれる。今回のCMのために、完全書き下ろしとなるオリジナル楽曲を制作したAIは「『まちと、あなたと、次の物語を。』というメッセージと、人に寄り添い、まちに寄り添い、ともに課題を解決してゆく東京建物の姿勢に共感し、色々な人に寄り添って元気になって欲しいと思いを込めて『BE WITH YOU』という曲を作りました」とコメント。また、曲名にちなんだ「いつも寄り添い、力をくれているものは?」という質問には、「仕事面ではライブする時のお客さんからすごいパワーをもらいますね。特に今、こんな大変な時期に会いにきてくれる事とか、自分もファンのみんなと同じ気持ちでいたいって思わせてくれますね」と回答。さらに「プライベートでは、自分の友達とか家族とか、特に子どもにはパワーをもらえますね。やっぱり子ども達の寝顔を見るだけで、全てが洗い流されるというか、リセットできる。それを守っていくために頑張らないといけないなと感じます。いろんなことが当たり前じゃないっていうのは、去年コロナが始まったぐらいから、色々教えられたので、それをよく思い出していきたいなと思います。いろんな人から、パワーは常にもらってます」と語った。
2021年07月01日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が、舞台『フォーティンブラス』の主演を務めることが20日、明らかになった。内博貴が共演する。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。『ハムレット』の物語の中では、フォーティンブラスの父親がハムレットの国デンマークに戦争で負けて、その復讐のために攻め行ってみたところ、既にハムレットの王家は滅んでしまっており復讐する相手は死んでいた、という結末。戸塚演じる売れない役者・羽沢武年は、フォーティンブラス役を演じている劇場で、自らを「フォーティンブラスの父」だと名乗る亡霊に出会うこととなる。人は生きていく上で、時には主役になることはあっても、ほとんどの場面は脇役を演じ続けざるを得ない。ましてや俳優は、ほとんど主役になれることなどは無く、ただ主役を夢見ながら生き続けているしかない。その悲哀を、フォーティンブラスを演じる脇役俳優の楽屋や劇場で生活する人々の感情を通して描いた作品となる。今回、同作を『半神』『サクラパパオー』『露出狂』『奇子』『黒子のバスケ』『文豪ストレイドッグス』シリーズなど話題作の演出を数々手掛けてきた中屋敷法仁が演出。主人公・フォーティンブラスを戸塚、そして対立するハムレットを内が演じる。公演はシアターコクーンにて8月19日~29日。○中屋敷法仁 コメント以前より、戸塚祥太さんの俳優力、そして人間力に強い興味をひかれていました。彼の舞台人としての本性を暴き出す作品として『フォーティンブラス』は最も相応しいと感じました。夢と現実、希望と絶望の狭間で揺れ動く人間の姿をのびのびと、生々しく演じて欲しいです。さらに今作では、戸塚さんと深い繋がりのある内博貴さんが好敵手として登場します。お二人の熱い共演は 緊張感あふれるものとなるでしょう。戸塚さん、内さんの肉体から作りあげる『フォーティンブラス』の劇世界。衝撃的な観劇体験をお約束します。○戸塚祥太 コメント旧知の仲である内博貴とタッグが組める事は、心くすぐられる楽しみの中に、成功させたいというプレッシャーも感じておりますが、そこも含めて新鮮な気持ちで表現していきたいと思います。このような時期に新たな舞台に立てる事、新しい世界に飛び込めるチャンスを頂けた事に感謝をしています。また、安心安全に稽古を重ね、皆様にも安心して楽しんで頂けるように自分自身の役を全うしていきたいです。ぜひ、楽しみにしていて下さい。○内博貴 コメント今回、この舞台のお話をいただいて先ず、戸塚と同じ作品に出演できる事を嬉しく思いました。彼とは同い年であり昔からお互いを知っている仲間でもあります。ジャニーズ舞台では同じステージに立った事がありますが、外部の舞台では初めてなのでとても 楽しみにしています。きっとお互いのファンの方にも喜んでもらえると信じています。まだまだコロナ禍の最中ですが、その中でも皆さんに楽しんで頂けたらなと思っています。我々も 感染対策をしっかり行い挑めるよう努めます。劇場でお会いしましょう。
2021年06月20日純烈が出演する映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』が9月10日(金)に公開される。この度、本作の主題歌「NEW(入浴)YORK」のミュージックビデオが公開された。メガホンを取るのはスーパー戦隊&仮面ライダーシリーズだけでなく『美少女戦士セーラームーン』や『男たちの大和/YAMATO』(2005年)など数々のヒット作を生み出した特撮研究所の佛田洋。銭湯やライブ会場とも一味違う、純烈の新たな一面を提示する。メンバー中、酒井一圭は『百獣戦隊ガオレンジャー』、白川裕二郎は『忍風戦隊ハリケンジャー』、小田井涼平は『仮面ライダー龍騎』と4人中3人が戦隊ヒーロー出身だが、唯一の初チャレンジとなる後上翔太は作品のキーマン。それぞれの経験だけでなく、挑戦的な要素も加わったファン待望の作品となるだろう。MVが発表された「NEW(入浴)YORK」の作詞は純烈のリーダー・酒井、作曲は『ドラゴンボールZ』の初代オープニングソング「CHALA-HERD CHA-LA」や数々の特撮ソングを歌ってきた影山ヒロノブ。配信開始直後から、今までになかったロックな曲調ということでファンを魅了した。映像はリーダーの酒井がプロデュース、『TOKYO BLUES WORKS』の遠山正樹が監督をつとめ、3月中旬に長野県諏訪市の旧東洋バルブ工場で撮影されたという。今までの純烈のイメージを一新するロック風なスタイル、まるでヒーローが敵と対峙する様な鋭い眼差しでワイルドに力強く歌い上げる。純烈ジャーへの変身アイテム「マイクチェンジャー」を持って歌うシーンや、変身シーンのイメージなどもインサートされ、「歌手・純烈」と「俳優・純烈」が見事にシンクロ。限界突破した純烈の姿を堪能できる仕上がりだ。『スーパー戦闘 純烈ジャー』9月10日(金)公開
2021年04月28日舞台『未来記の番人』のプレスコール・初日前会見が11日に東京・新橋演舞場で行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.)が登場した。同作は聖徳太子が残した“予言の書”を巡る戦いの中で主人公が様々な人と出会い成長していく姿を、史実を織り交ぜながらダイナミックに描いた話題作。役の心情をダンスで表現する“ダンスカンタービレ”を織り交ぜ上演する。千里眼の異能を持つ主人公・千里丸を、戸塚祥太(A.B.C-Z)が演じ、惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズ Jr.)、笠原章、勝野洋、渋谷天外(松竹新喜劇)が出演する。本格的な殺陣に初挑戦となった戸塚は「大変なことだらけでしたね。殺陣の手をいただいて、その日に覚えまして、翌日またその反復をするんですけど、全部覚えてないんですよね。ちょっと自分の中で初めての体験でした」としみじみ。「とにかくひたすら反復してなんとかたたき込みました」というが、「本番、失敗する可能性大です」と自信を見せ、周囲からつっこまれる。通販で木刀を購入したことも話題となっており、「本番で使用するものより木刀の方が若干の重量があったので、その分トレーニングになったと思います」と少年漫画のようなコメントを残した。座長・戸塚の姿を見ていたという松田は「祥太くんを見てて1番びっくりしたのは、いつも稽古場に最後までいる。誰か捕まえて殺陣の確認をしたり、芝居の確認をしたり、演出家を捕まえて『ここの心境は……』と確認したり。その姿勢を観ていて、がんばらなきゃいけないと思いました」と称賛。さらに松田が「ご自覚があるかわからないですけど、劇場に入ってから完全にテンションが違うんです」と明かすと、惣田も「100倍くらい違う」と同意する。戸塚は「稽古場でちゃんとやってなかったみたい」と苦笑しつつ、「新橋演舞場さんのおかげです。昔からお世話になってる場所なので」と感謝の気持ちを表す。「ジャニーズJr.の頃にここで『滝沢歌舞伎』『滝沢演舞城』に出させていただきました。そのときは短刀で長い刀も持てなくてちょろちょろしている中、滝沢(秀明)くんがバッチリ1,000人くらいを相手にするイメージで。僕は何にもしませんでした」と謙遜していた。またコロナ対策で稽古はずっとマスク越しだったというが、戸塚が「惣田さんの顔の下半身、どうなってるんだろう? と気になっちゃって」と振り返ると、耳慣れない言葉に会場は騒然となる。戸塚は「河合郁人がジャニーさんから『顔の下半身がブサイクだ』と言われたことがあって、自分の中で言葉として残ってて」と弁明しつつ、実際に惣田の顔を見て恋するシーンはばっちり。「引きつけられる感じなので、僕は何もしないでいいんですよ。顔を見てたら自然と(惣田に恋する)ダンスができる。自動です。自動でやってます」と語った。惣田も「私も昨日初めてマスクをとって、どうしようと思いました」と照れると、戸塚は「いや、ずっと見れる」とアクリル板越しに惣田の顔を凝視。「褒めてますか、それ?」と言われながらも「全然見れる!」と惣田を見つめた。そんな戸塚の目について、後輩の冨岡は「目の奥が無垢すぎて、全てを見透かされてるんじゃないかという感じがして、目を見て芝居するのがこっぱずかしくなってくるんです」と表す。冨岡が「威圧に負けないようにするのに必死でした。本当に千里眼があるんじゃないですか? 目がすごいんですよ。目からビームを発してる!」と主張すると、戸塚は「何も考えてないだけです」と説明していた。
2021年03月12日