俳優の坂上忍が31日、都内で行われた映画『アングリーバード2』初日舞台挨拶に、声優の竹達彩奈とともに登壇した。怒りんぼうで仲間のバードたちと打ち解けられないレッドが、ピッグたちに奪われた仲間のタマゴを取り戻すために大奮闘した前作。第2弾となる本作では、バード・アイランドとピギー・アイランドの2つの島を揺るがす大ピンチに、トリとブタがついにタッグを組む。前作に引き続き、主人公レッドの日本語吹替を担当する坂上は「いち観客として見てもパート2はかなりパワーアップしていると思いました。(収録も)さすがに2回目なので、1回目よりは順調に進んだと思います」と胸を張り、早朝からアフレコの自主練を行う努力も行ったそうで「犬の散歩に出るのが5時くらいなので、だいたい4時頃に起きて1時間くらい練習していました」と告白。加えて坂上は「本当に早口なので練習しないとできないんですよ。細かいし、ディレクターの人がしつこいし…。何回も録るんです」とぼやいて会場を沸かせた。新キャラクター・シルヴァー役の日本語吹替を担当する竹達は、本作が初の洋画吹替だったそうで「実際にやられている役者さんの息づかいに合わせてお芝居をしなきゃいけないので、普通にお芝居をしていたら自分のやりやすい息づかいでやりたくなっちゃうんですけど、もともとある音に合わせてお芝居をしないといけないので、その難しさは感じましたね」と苦労を明かした。また、作品の内容にちなみ、昔は敵と感じていたが、今は最高の仲間になった人はいるか質問された坂上は「ヤックン(薬丸裕英)です」とためらいもなく実名を挙げて笑いを誘い、「お互いに若いときはイケイケというか、盛りですよ。そういうときに"なんで俺、いつもメンチ切られなきゃいけないのかな"っていうくらいバチバチだったんですが、今や毎週お世話になって、再来週にはご飯に連れて行ってもらいます。おじさんになると過去はなくなってくるんです」と語った。さらに、イベント後の囲み取材に応じた2人は、最近怒ったことを尋ねられると、坂上は「基本的に怒っていないときがあるのかって思うんですけど(笑)、何がパワハラになるかわかりませんので、異常に気をつけています。逆にいうと、それが生放送や収録のときに反動で出ちゃってます(笑)」と笑い、竹達は「納豆に付いているタレが全然開かなくてすごくイラってするくらいですかね。開かなくないですか、あれ。ものによってはちょっとベタベタして"んんっ!!"ってなりながら毎朝、納豆を食べていますね」とコメント。これに坂上は「平和な生活を送っていらっしゃるということですよ」と笑顔で語った。
2020年02月01日手塚治虫の「陽だまりの樹」を原作とする舞台『新 陽だまりの樹』が2020年4月から上演される。武士の伊武谷万二郎と、蘭方医の手塚良庵を軸に、激動の幕末を駆け抜ける若者たちを描くこの物語に、2012年の舞台『陽だまりの樹』に続いて上川隆也が出演することも決まった。しかも、前回演じた良庵ではなく、万二郎役で登場するというのだから面白い。上川に作品への思いを聞いた。【チケット情報はこちら】伊武谷万二郎という武士を演じるにあたって、上川がどうしても思い浮かべずにはいられないのが、前回の舞台で万二郎に扮した吉川晃司のことだ。「僕のなかにはもう、まさしく武士のような吉川晃司という男が演じた、あの無骨にして寡黙な伊武谷万二郎がいて、それが男気のあるいい男でしたから、僕のなかから消すのはまず無理なんです。ですから、それをどう咀嚼しながら、あるいはどう受け止めながら、自分の伊武谷万二郎を作っていくのか。それが今回の僕にとっての大きなテーマになるのかなと思っています」とはいえ今度は、相対する良庵を演じるキャストも、中村梅雀に変わる。「前回はお互いの若さをぶつけるような物語だったのが、少し毛色の変わったものになるだろうと窺い知れるようなキャスティングです」と上川自身が言うように、おそらく自然に、新しい万二郎と良庵が生まれるはずだ。「もしかしたら、良庵さんがひとつ上の世代のキャラクターとして、僕らの若気からくる言動を見守るような物語なのだろうかと、勝手に妄想しています(笑)」。脚本と演出も一新される。脚本を担うのは劇団☆新感線の座付作家であり、アニメ作品の脚本も手がける中島かずき。演出は劇団青年座の宮田慶子。上川とは、舞台『真田十勇士』でもタッグを組んでいるふたりだ。「中島さんは歴史に詳しく、新感線をはじめとする様々な作品でも、歴史の本流のなかにアレンジメントを織り込んで描いておられますから、その作風が今回どう活かされるのか、楽しみしかありません。宮田さんの、僕らを自由に動かしながら、気がついたら宮田さんの狙っている的にしっかり当たっているというような演出は、命の使い方を問われた幕末にあってどう生きるのかというこの作品のテーマを、また違う形であぶり出してくれると思っています」。様々に新たな要素を組み込んだ『新 陽だまりの樹』。“生きる”という普遍の問いかけを、しっかりとエンターテインメントに昇華させてくれそうだ。取材・文:大内弓子上川隆也衣装クレジットLosguapos For Stylist ・TEL 03-6427-8654CK CALVIN KLEIN・TEL 03-5476-5811(株)オンワード樫山 お客様相談室
2020年01月23日現在放送中のドラマ『あなたの番です -反撃編-』で田中圭が演じる、手塚翔太による主題歌『会いたいよ』が本日9月4日に発売となる。『あなたの番です』は日本テレビで25年ぶりとなる、2クール連続ドラマとして4月からスタート。原田知世と田中圭が演じる、年の差新婚夫婦が交換殺人ゲームに巻き込まれていくミステリー作品だ。企画・原案は秋元康が務めている。展開と謎解き要素の奥深さで人気を集め、第一章最終回の放送時にはTwitterで「#あなたの番です」が世界トレンドランキング第1位を獲得。放送中の第二章『反撃編』の初回放送は、放送開始から前章からの最高視聴率を記録した。田中が演じる主人公の手塚翔太は妻の菜奈を殺され、犯人を突き止めるため立ち上がるスポーツジムのトレーナー。彼が歌う『会いたいよ』は7月の配信スタートから、1時間足らずでiTunes総合ランキング1位を獲得した。楽曲はもう会えない恋人を想う、切ないバラードとなっている。■リリース情報手塚翔太『会いたいよ』9月4日発売●初回限定盤CD01.会いたいよ02.Bookmark03.川沿いの道04.会いたいよ(Instrumental)05.Bookmark(Instrumental)06.川沿いの道(Instrumental)DVD01.「会いたいよ」Music Video02.Making of「会いたいよ」●通常盤CD01.会いたいよ02.Bookmark03.川沿いの道04.会いたいよ -Piano Only Ver.-
2019年09月04日日曜ドラマ『あなたの番です-反撃編-』の田中圭演じる主人公”手塚翔太”が歌う主題歌「会いたいよ」のCD発売が決定。発売日は、2019年9月4日(水)。8月3日(土)より各CDショップやECサイトで順次予約を受け付ける。「あなたの番です」は、4月からスタートした、日本テレビでは25年ぶりとなる2クール連続ドラマ。原田知世と田中圭が演じる“年の差新婚夫婦”が、“交換殺人ゲーム”に巻き込まれていく姿を描く、企画・原案 秋元康のミステリー作品だ。ショッキングなストーリー展開は勿論、謎解き要素の奥深さから注目を集め、第1章の最終話放送時にはTwitter上で”#あなたの番です”が世界トレンドランキング第1位になるほどの盛り上がりを見せていた。放送中の第2章”反撃編”の初回放送も、放送開始から前クールのどの放送回も超える視聴率を記録している。「会いたいよ」は、“反撃編”第1話の劇中より放送されていた。まるで主人公・手塚翔太の妻・菜奈に向けた想いを描いた歌詞の内容でありながら、放送ではだれが歌っているか・なんという曲名かが一切明かされていなかったため、様々な憶測を呼んでいた。その後、歌手名・曲名が発表され、DL配信がスタートして早々、1時間足らずでiTunesの総合ランキング1位を獲得。その注目曲がCD発売に至った。CDは、初回生産限定盤と通常盤の二形態で発売される。発売に先駆け、8月15日(木)より、田中圭演じる主人公・手塚翔太が歌う「会いたいよ」のミュージックビデオが公開された。【詳細】「会いたいよ」発売日:2019年9月4日(水)※8月3日(土)より各CDショップやECサイトで順次予約受付。■日曜ドラマ『あなたの番です-反撃編-』ドラマ情報日本テレビ系にて、6月30日(日) 22:30〜放送スタート企画・原案:秋元康脚本:福原充則演出:佐久間紀佳ほかチーフプロデューサー:池田健司プロデューサー:鈴間広枝、松山雅則制作協力 :トータルメディアコミュニケーション製作著作 :日本テレビ(c)日本テレビ
2019年08月08日手塚治虫の“黒い”作品群の代表作を原作に、上演台本・演出を中屋敷法仁、主演を五関晃一(A.B.C-Z)が務める舞台『奇子(あやこ)』が現在上演中。その東京公演開幕に先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には五関と梶原善、そして中屋敷が出席した。会見で中屋敷が「水戸でのプレビュー公演(7月14日・15日上演)では興奮しました。こんなに好きな原作を、こんなに好きな俳優さんで、僕の好きな演出でやってくれている。夢を見ているみたいな感じです。五関くんが本当にかっこよくて、水戸公演から東京公演まで早く観たくて仕方ない気持ちでした」と熱く語った本作。青森で500年の歴史を誇る大地主でありながら、終戦後の農地改正法を境に衰えていく天外(てんげ)一族を中心に、一族の体面のために土蔵の地下に22年ものあいだ閉じ込められる奇子を巡り起こる物語について五関は「時代背景も、それぞれが持っている欲も、初めて読んだときはファンタジーに感じたくらい、自分とはかけ離れた出来事だと思いました」と話し、だからこそ演じるうえで「それをリアルとして突き詰めていくのは大変でした」と振り返る。梶原も「重いです。観ている方はどう思っていらっしゃるのか」と語るように、遺産のために妻を実の父に差し出す天外家の長男・市朗(梶原)をはじめ、次男の仁朗(五関)、三男の伺朗(三津谷亮)、東京で奇子と出会う波奈夫(味方良介)ら登場人物の奥底に持つものが、奇子(駒井蓮)という存在によって暴かれていくような内容で、同じ手塚作品『鉄腕アトム』などからは想像しにくい残酷さも描かれている。マンガの内容を約1時間45分に凝縮した舞台は「そのシーンそのシーンで主人公が変わるので、そのぶん、それぞれの欲や目を疑いたくなる行為が怒涛のように押し寄せてくる」と五関。登場人物の心情が芝居や時にはダンスによって滴るような生々しさで表わされ、特にそれぞれが追い詰められたときの姿、今際の際に語る言葉は強烈。観ている側もどこか剥き出しにされていくような感覚に陥る作品だ。中屋敷が「演出や原作の手が届かないくらい俳優同士のやりとりが濃密。だからこれからも(公演を重ねるにつれ)勝手に深まっていくんじゃないか」と話す、手塚治虫生誕90周年記念事業PARCOプロデュース2019 舞台『奇子』は、7月28日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中。その後、8月3日(土)4日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。ぴあでは下記特別サイトにて発売中。また、東京公演は公演当日午前9時30分より11時まで当日券専用ダイヤル(0570-00-2321)にてチケット発売中。取材・文・撮影:中川實穗
2019年07月23日SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』の公開ゲネプロが19日、東京・天王洲 銀河劇場で行われ、小西成弥、大平峻也、影山達也、長妻怜央が取材に応じた。同作は、1986~1991年にかけて『花とゆめ』(白泉社)にて連載されていた、那州雪絵の代表作。主人公・蓮川一也(小西成弥)は、初恋の女性が唯一の肉親である実兄と結婚してしまい、失恋のショックから全寮制の名門男子高校「緑都学園」に進学を決意。学園附属の寮・通称「グリーン・ウッド」は、寮長の池田光流(長妻怜央)・生徒会長の手塚忍(影山達也)・同室の如月瞬(大平峻也)を始め、“変人の巣窟”と噂される程、一筋縄ではいかない個性派な面子が揃っていた。初日公演を前に、「入学するときのようなどきどきとわくわくと緊張が入り混じってる感じ」と気持ちを表す小西。影山は「多くの方に愛されてる作品で魅力的なキャラクター、魅力的な役者が揃ったと思うので、楽しみにしていただければ」、長妻は「最初、皆さんに会った時は緊張して、僕自身がやっていけるか不安でした。しっかり演技についても教えていただき、このままずっと稽古していたいと思ったけど、やはり本番が来てしまったので、いい意味で稽古場と同じように。僕たちならやっていけると思います」とそれぞれ自信を見せた。稽古場で絆を深めたという4人だが、エピソードを聞かれると、小西は「怜央が、なんでかわからないんですけど毎日『ラーメン食べる?』って」と明かし、長妻も「僕もそれ、1番最初に思いつきましたね」と笑顔に。「毎日言われるんですよ。『成弥くん、ラーメン食べる?』『いや、今大丈夫……』って、それを1カ月くらい続けてました」という小西に、大平も「しかも朝、カップラーメン食べてるしね」と同意。長妻は「朝ごはんがカップラーメンに始まって、カップラーメンで終わる生活です」と振り返った。「これがナンバーワンエピソード」という4人だが、長妻は「(岡田)あがささんが、差し入れですごい量のラーメンをくださって。僕だけ食べちゃうと申し訳ないので、『成弥くん食べますか』と聞いてるんですけど、なぜか食べないんですよね」と理由を語る。さらに「人見知りと言ってたんですけど、めちゃくちゃ人のこといじる」と小西の印象を述べるが、大平は「稽古初日に、成弥が端っこの方で台本を開いてて、『すごいね』と言ったら、『人見知りで人としゃべれなかった』と言ってて、めちゃめちゃかわいいなと思いました」とエピソードを披露した。ほさかは、男性にも人気だという原作の魅力について「女性が書いたと思えないくらい、男子のわちゃわちゃ感が出ている。あの年代の男子たちの描き方が細かいし、キラキラしているだけでない」と分析。小西は改めて「約1カ月間稽古してきて、男子校、男子寮の感じがすでにカンパニー全体として出来上がっているので、あとはお客さんに楽しんで笑顔になって帰ってもらえれば」とアピールした。公演は天王洲 銀河劇場にて19日〜28日。
2019年07月19日●『ここはグリーン・ウッド』では光流派1980年代に連載されていた人気コミック『ここはグリーン・ウッド』の舞台化が、話題を呼んでいる。全寮制の名門男子高校「緑都学園」を舞台に、4人の男子たちを中心にした物語が繰り広げられる。SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』が発表されると、Twitterではトレンド入りとなり、注目度の高さをうかがわせた。主人公でありいろいろと不運な少年・蓮川一也(小西成弥)、誰もが女子と間違ってしまう如月瞬(大平峻也)など個性的なキャラクターが登場するが、今回は同作の中でも2大”初恋ハンター”として名高い寮長・池田光流役の長妻怜央、生徒会長・手塚忍役の影山達也にインタビュー。長妻には、「太陽のような存在」という光流を演じるにあたって役作りで感じていることや、初共演となるキャストの印象などについて、話を聞いた。○■実際の高校生活は?――『ここはグリーン・ウッド』舞台化ときいてすごく楽しみにしているんですが、長妻さんにとっては生まれる前の作品なんですね。そうなんです。原作もアニメも面白くて、有名になる作品だというのがすごくわかりました。少女漫画が大好きな母の影響もあって、『ママレード・ボーイ』とか、昔の作品にもはまってます。『グリーン・ウッド』は、意外とファンタジー感に富んでいるところが面白いですね。幽霊が現れるとか、女の子の世界に行っちゃう、みたいな。那州雪絵先生に、お話を聞いてみたいなと思いました。――少女漫画だけど、男子の生活を描いている作品で、共感するところはありましたか?実際の高校生活では、クラスのほとんどが女子で、男子は5人くらいしかいなかったんです。体育の時間は2クラスの男子合同10人で、ちょうどバスケができるくらい。サッカーはできません。でも今回の稽古場も含めて、男子メンバーと仕事することが多いので、親近感はあります。男子寮のような環境は、気を使ってない感じがすごくいいなと思いました。ファンの方などの女性が前にいると、良いとこ見せようとしちゃうから(笑)。――原作ファンの間では「光流先輩派、忍先輩派、どっち?」という会話がよくあるんですが、長妻さんはどちら派ですか?僕は、光流派です! 色白な人が好きで、光流くんは僕の中ではけっこう色白なイメージです。演じる上でも、僕の性格的には完全に光流くんです! 明るい太陽みたいな人です。――長妻さんご自身も、太陽のような存在ということですね。自分も明るくて太陽みたいな人だと思ってます!(笑) 光流も明るいけど、いろいろ考えている。僕もそうなので、共感できるところがあります。意外といろいろ考えてて、そのまま……寝る。考えると眠くなっちゃうので(笑)。●「テーブル稽古」で物語が深く見える面白さ――稽古場には場面の流れがグラフのようになっている紙も貼ってあって、熱い稽古が行われているのかなと思ったんですが、いかがでしょうか。稽古初日に、ほさかさんが考案された「テーブル稽古」を行いました。原作と脚本を照らし合わせて、舞台版『ここはグリーン・ウッド』を面白くするには、ということをみんなで話し合うんです。「僕はこう思っていたけど、こうとらえる人もいる」「こういう引き出し方もあるんだ」ということがたくさんあって、すごく勉強になりました。――長妻さんは、そういうときにどんなことを話すんですか?原作は読み込ませていただいたので、光流の生い立ちがあった上で、「こう思ってるんじゃないか」という心境について考えたことを話しました。ほさかさんは、「蓮川くん(一也)とお兄ちゃん(一弘)の関係は、光流と弟の関係に似ているところがある」「光流は一也と一弘、どちらにも共感できる部分がある」と言っていて。僕にはその視点はなかったし、自分だけじゃ作り込めないというか、共演者の方と一緒に点と点をつなげて、ゴールまで持っていく感覚になりました。バトンのような感じで話していくと、物語が深く見えて面白いなと思いました。――かなり踏み込んでますね! 稽古も始まっていると言うことで、ぜひメインの4人の中で、ほかの3人の方の印象をぜひ教えてください。一番最初にお会いしたのが影山くんでした。共通の知り合いがいて、共演が決まった時に、一緒にごはんに行く機会を作ってくださったんです。すごく話しやすくて、心の拠り所です。役としても一緒にいることが多いので、台本に書かれてないシーンや役のバックボーンについて、いろいろ話しています。勉強になります。――小西さんについてはいかがですか?最初は「人見知りな方だな」と思って、「どうやって話しかけよう」と思っていたんですけど、一度帰りの時間が一緒になったことがあって、その時に話したら、すごい優しかった。……すごい優しかった。――2回おっしゃるくらい、優しかったんですね。すごい優しかったんですよ! もうびっくりしちゃって、めっちゃ話しちゃいました。「ラーメンが好き」と言っていて、僕もラーメンが好きなので、昨日も一緒に「せい家」というラーメン屋さんに行って。――それは小西さんの名前(成弥)にかけたんですか……?……いや、かけてないです! 勝手にかかってました!(笑) ただおいしいから行ったし、小西くんも多分気づいてなかったと思います。僕、けっこう勝手にかかっちゃうときあるんですよ。気付かずにダジャレ言っちゃうキャラですね。峻也くんは、意外と一緒のシーンが少ないので、まだあまり話せてはいないんです。峻也くんのことが気になっちゃって、夜も眠れないです(笑)。瞬はかわいいキャラですけど、峻也くんも稽古場でかわいいなと思います。でも稽古ではすごく大きな声で、肝が座ってらっしゃって……これからごはんに行ったりする機会もあると思うので、もっと仲良くなれればと思います。――8月には『7ORDER』も控えていますが、メンバーの方達は『ここはグリーン・ウッド』についてはどんな反応だったんですか?「めちゃめちゃいいや~ん」みたいな(笑)。良い反応でした。勉強にもなるし、すごく優しい作品だから。もう、本当に雲みたいに優しいです。いや、『グリーン・ウッド』だから緑かな?――舞台が続いて忙しいんじゃないかな? とも思いますが。本当に、ありがたいことです。時期も近いので、今回やらせていただいたことを持ち帰って、次の舞台にも活かしやすいと思います。もしかしたら、『7ORDER』でも、光流が見え隠れするかもしれません(笑)。そういう部分も楽しんでいただけたらと思います。■長妻怜央1998年6月5日生まれ、茨城県出身。バラエティ番組『イケダンMAX』(TOKYO MX 毎週木曜25:05〜)に出演中。8月には舞台「7ORDER」が上演される。ヘアメイク:伊熊美砂、スタイリスト:小田優士、衣裳:全てスタイリスト私物
2019年07月12日●後輩を「養いたい」という感覚が芽生える1980年代に連載されていた人気コミック『ここはグリーン・ウッド』の舞台化が、話題を呼んでいる。全寮制の名門男子高校「緑都学園」を舞台に、4人の男子たちを中心にした物語が繰り広げられる。SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』が発表されると、Twitterではトレンド入りとなり、注目度の高さをうかがわせた。主人公でありいろいろと不運な少年・蓮川一也(小西成弥)、誰もが女子と間違ってしまう如月瞬(大平峻也)など個性的なキャラクターが登場するが、今回は同作の中でも2大”初恋ハンター”として名高い寮長・池田光流役の長妻怜央、生徒会長・手塚忍役の影山達也にインタビュー。忍役の影山には、生徒役の中でも年上のポジションで考えることや、盟友・須賀健太への思いについても話を聞いた。○■原作ファンプレッシャーに「ありがたい」――『ここはグリーン・ウッド』は私の周囲でも人気の作品なんですが、影山さんはもともとご存知だったんですか?お話をいただいたときに、速攻調べて原作を読んだので、すごく新鮮な気持ちで読むことができました。僕はあまり少女漫画を読むのが得意じゃなくて……バトル漫画は視覚で読み進められるけど、少女漫画は深いモノローグがあったり、文字も多いと思っていたんです。でも『グリーン・ウッド』を読み進めると、最初は学園もののドタバタコメディだと思っていたのに、キャラクターのバックボーンがあるからこその発言だったというのがわかって、どんどん作品にはまっていきました。お芝居でも、含みを持たせた表現ができたらいいなと思っています。――ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」のときとはまた違う感覚でしょうか?全然違います! 今回は会話劇が基盤になっていると思うので、テンポよく掛け合っていかないと、と思っています。実は生徒役の中で僕が一番年が上なんです。少し前までは、後輩をかわいがる感覚があまりわからなかったんですけど、『グリーン・ウッド』の稽古に入って、後輩に「かわいらしい」とか、「養っていきたい」みたいな感情が……。――養うんですか!?「おいしいもの食べな〜」みたいな(笑)。そういう気持ちになってきて、いっしょにお芝居を作るのが楽しいです。相方のながつ(長妻怜央)も若いし、2人の関係でも作品の幅を出していかないといけないと思っているので、コミュニケーションをとっていきたいです。――やっぱり忍先輩と光流先輩は非常に人気ですし、原作ファンの期待度も高いのかな? と思います。プレッシャーは、ありがたいです。そういう声も多くいただいているので、頑張らないといけない、と思います。――忍先輩はけっこう複雑なキャラクターかとも思うのですが、どう演じようされているんですか?僕もそう思っていたんですが、舞台を見てくださる方にも、原作を読んだ時のキャラクターの印象のまま、見ていただけると良いのかなと思っています。原作を読み進めれば、「こう考えていたのかな」とわかるので、お客様にも同じような体験をしていただければと思っていて。原作を知ってる方でも、初めて見る方でも、両方楽しんでいただけるように作っていけたらと思います。――稽古の際にすごく話し合われているというお話も伺いました。ディスカッションをして、バックボーンや設定を話し合っています。ほさかさんは初めましてなんですけど、大枠の設計図があって、さらに各々持ち寄ってシーンを作っていくという感じで、すごく楽しいです。ほさかさんのおっしゃることを聞いてても、「そうだ!」と思うことが勉強になって、刺激的ですね。●小西・大平・長妻の印象、そして須賀健太への思い――メインとなる、小西さん、大平さん、長妻さんはどんな印象ですか?ながつは、本当に初対面でした。感受性も豊かですし、実は頭がいいんじゃないかな? と思います。シーンを作っていく中でディスカッションをしていても、「ああ、いいな」と思うくらい読み込んでいるんです。あとはとにかく明るいので、助けられています。成弥くんも初めましてなんですけど、出演している舞台は何回も観たことがあります。初めて会ったときは、彼が人見知りなので、全然目が合わなくて(笑)。でも家が近かったりと共通点があるので、ごはんに誘おうと思ってます!峻也は10代から知っているので、改めて「すごく大人っぽくなったな」と思います。稽古終わりにごはんを食べに行ったりもするので、「こんな感じだったっけ!?」とびっくりしてます(笑)。でも、かわいらしいまんまだなと思います。――男子寮を描いた作品に、共感されたりするんですか?僕も18歳のときに3~4ヶ月、寮にいたことがあるので、当時のことを思い出します。先輩がよくしてくれたこともありましたし、いたずらを企んでたりもしました。トイレやシャワーも共同でしたし、ユニークな方もいました。例えば、すごく体格がよくて強面で柔道も強いけど、実は毎朝ベッドメイクに15分くらいかけてる方、とか(笑)。寮の中の人間模様やつきあい方は、今回の舞台でも見どころだと思うので、ぜひ楽しんでいただければと思います。――影山さんもいろいろな作品に出られて、どんどん大きな役につながっているのかな、と思いました。あんまり実感はないんです。地道にやってくタイプなので、一歩一歩、レベルアップできるように、お客様に楽しんでいただけるように、頑張って……どの作品もみなさんが楽しんでくれると良いなと思いながら毎回努力しています。今回もまたチャレンジとして、光流と一緒に頑張っていきたい。お客さんを引き込む側に行けたらいいなと思います。○■座長として責任を感じてみたい――役者としては、どのような方向性を目指しているんですか?最近はクールな役が多いんですが、やっぱり主役になるようなキャラクターを演じたい、と思っています。経験として、舞台に頭として立つ責任を感じてみたい。チャレンジしてみたいです。――ちなみに、今までに心に残ってる座長というと、どなたを思い浮かべますか?どのカンパニーでもあるけれど、やっぱり、(「ハイキュー!!」の)須賀健太です。年下ですけど、考えてることが2〜3個、上を行ってるというか……。最近も会ったんですが、彼自身は、すごく子供っぽいんです(笑)。でもお芝居では圧倒されますし、今も劇団☆新感線(いのうえ歌舞伎《亜》alternative『けむりの軍団』)で古田新太さんと稽古している姿に、「すごいな」と。健太に負けないようにやらないと、と思っています。――今回『グリーン・ウッド』で相方となる長妻さんとの関係性は、須賀さんとまた違う関係になりますか?けっこう、違うかもしれないですね。健太と僕は、互いに「こうするから」と行動で見せながら作っていった感覚でした。ながつとはまた別の感覚で、事前にたくさん相談しあって作り上げたらいいな、と思っています。役のバックボーンも含めて相談していけたら、より緻密な演劇ができるんじゃないかと思っています。――アクションやダンスなどのない、会話劇よりの作品になるのでしょうか?そこは……楽しみにしていてください(笑)。無限の可能性がある舞台だと思っていただければ! ドタバタの中にも色々なエンタメ要素があるかもしれないです! 気軽に、学校に行くみたいな感じで遊びに来ていただければと思います。■影山達也1992年7月12日生まれ、静岡県出身。2013年に『Blood Heaven〜第七天国 Sad Wings』で舞台デビューし、以来『ちっちゃな英雄』(16)、『プリンス・オブ・ストライドTHE LIVE STAGE』シリーズ(16〜18)などに出演。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 ではメインキャラクターの影山飛雄を演じ、話題となる。近年は『GANTZ:L』-ACT&ACTION STAGE-(18)、『どろろ』『信長の野望•大志 夢幻 ~本能寺の変~』(19)に出演し、9月には舞台『DARKNESSHEELS~THELIVE~』上演を控えている。 ヘアメイク:伊熊美砂
2019年07月10日6月30日よりスタートした「あなたの番です」の第2章「あなたの番です-反撃編-」。この度、本作の主題歌が手塚翔太が歌う「会いたいよ」だと判明した。衝撃的な展開とスピード感で、第1章の視聴率を超える数字を記録し話題となっている「反撃編」。中でも視聴者の注目を集めたのが、田中圭演じる主人公・手塚翔太が、原田知世演じる妻・菜奈を想い嗚咽するシーンで流れた、歌手名&曲名一切不明のバラードだ。歌詞の内容がまるで翔太の妻・菜奈に向けた想いそのものの様に描かれ、Twitterでは「あなたの番です、反撃編で流れてた曲は誰が唄ってるんだろう?」「あなたの番です反撃編で流れた曲って翔太くんが歌ってるんじゃないの!?」「あなたの番です!の挿入歌田中圭なの!? めっちゃいい曲だった!!」「挿入歌って田中圭くんかな? それにしてもいい曲すぎん…」などと話題となっていた。そんな中、明日の第12話放送に先駆け、「THE MUSIC DAY」にゲスト出演した田中さんが、この楽曲は手塚翔太によるものであると発表。「会いたいよ」というタイトルで、「反撃編」の主題歌であることが明らかに。なお、同曲はアーティスト名:手塚翔太として、明日7日(日)0時より各種音楽ダウンロードサービスにて配信開始される。<第12話あらすじ>木下(山田真歩)の部屋に踏み込んだ翔太(田中圭)と黒島(西野七瀬)、二階堂(横浜流星)たち。部屋中埋め尽くされた事件の資料や凶器、薬品、人体解剖図…。木下の正体とその目的とは一体…!?翔太は、木下が集めたマンション住民のゴミを半ば強引に持ち出して調べ始める。各部屋のゴミから複数の交換殺人ゲームの紙をはじめ、怪しい証拠品が次々と出てくる。二階堂がそのデータをパソコンに入力。調べていくうちに黒島のゴミから香典袋が見つかり、翔太は彼女に疑念を抱く。翔太は、二階堂のために鍋を作って304号室を訪ねるが、「他人の手料理は苦手」と断る二階堂。しかし、翔太は犯人を捕まえるまで毎日、二階堂のために料理を作ると大まじめに告げる。そして、二階堂からもっと菜奈(原田知世)の情報が欲しいと言われた翔太が部屋に戻ると、なぜか尾野(奈緒)が菜奈の書斎に…。「あなたの番です-反撃編-」は毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2019年07月06日舞台『ここはグリーン・ウッド』のキャストが1日、明らかになった。小西成弥、大平峻也、影山達也、の長妻怜央が出演する。同作は、1986~1991年にかけて『花とゆめ』(白泉社)にて連載されていた、那州雪絵の代表作。主人公・蓮川一也は、初恋の女性が唯一の肉親である実兄と結婚してしまい、失恋のショックから全寮制の名門男子高校「緑都学園」に進学を決意するも、入学前日に胃潰瘍を患い、1か月遅れで入学・入寮することに。学園附属の寮・通称「グリーン・ウッド」は、寮長の池田光流・生徒会長の手塚忍・同室の如月瞬を始め、“変人の巣窟”と噂される程、一筋縄ではいかない個性派な面子が揃っていた。国内のみならず海外でも高い評価を得ている同作だが、舞台化は初めて。蓮川一也役には『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』シリーズの小西成弥、如月瞬役にはミュージカル『刀剣乱舞』で第69回NHK紅白歌合戦にも出場経験のある大平峻也、手塚忍役にはハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」でメインキャラクター・影山飛雄を演じ切った影山達也、作品の中でも人気の高い池田光流役には今、舞台「7ORDER」で話題の長妻怜央が決定した。○小西成弥 コメントはじめまして、蓮川一也を演じさせていただきます、小西成弥です。学園ものということで制服を着られるので凄くワクワクしています。演出のほさかようさんとは何度もご一緒させていただいているので楽しみですし、素敵な作品になること間違いなし!だと思います。稽古に入る前にしっかり準備をして作品に取り組みたいと思います。皆さん、是非劇場でお待ちしております!!○大平峻也 コメントこの作品は、昭和、平成、そして令和、沢山の方の心に青春をくれた作品です。そんな偉大な作品に如月瞬役として出演させていただける事とても光栄に思います。原作ファンの皆様に当時の気持ちや、青春の香りを感じていただけるよう、初めてこの作品を知る方にはこの作品の世界を存分に楽しんでもらえるよう精進していきますので、ぜひ会場に足を運んでくだされば嬉しいです。○影山達也 コメント皆さま初めまして!「手塚忍」を演じさせていただきます、影山達也です!忍は冷静沈着、ポーカーフェイスな生徒会長という事で、僕とは正反対な性格の役どころを演じる事が今から楽しみです!皆さんに楽しんで頂けるように精一杯頑張ります!!夏の劇場に、いや、緑都学園のグリーン・ウッドに遊びに来て下さいね!○長妻怜央 コメントはじめまして、池田光流役を演じさせていただきます長妻怜央です。長く皆さんに愛されているこの作品に出演できるということでとても光栄です。原作も読ませていただいて、個性的なキャラクターが沢山いる中で、光流は、とにかく、かっこいい !というのが素直な感想でした!!こんなにかっこいい役で、僕よりも年上の方々と共演、さらに、年下の僕が先輩役をやらせて頂くのは不安もありますが、スタッフの方々に諸々ご指導いただきながら、しっかり役作りをしていきます。池田光流は、長妻怜央で良かったと思ってもらえるように、精一杯頑張ります!!!公演は7月19日~7月28日、天王洲銀河劇場にて。脚本・演出は、ほさかようが務める。(C)那州雪絵/白泉社
2019年06月01日俳優の坂上忍(51)が20日、都内で行われたBS10 スターチャンネル『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』最終回特別上映「GOTファイナルナイト」にスペシャルゲストとして登壇。イベント後の囲み取材で、近いうちに交際中の彼女にもう一度プロポーズすると宣言した。令和での目標を聞かれた坂上は、「お付き合いしている人もいる。なんやかんやで10年近くになるようなんですよね。だから、どうしたらいいのかなっていう感じですかね」と彼女との今後について自ら切り出した。昨年10月に明石家さんまがMCを務める『ホンマでっか!?TVスペシャル』(フジテレビ)に出演した際、「『もういい加減、籍入れる?』って言ったんですよ」とプロポーズしたことを明かし、「そしたら『なんで?』って言われたんですよ。俺はどうすればいいんですか?」と相談していた坂上。「さんまさんに相談させていただいて、本心は違うんじゃないかっておっしゃるので、そんなもんなのかなって思いながらそのままになっている」と言い、報道陣からも彼女の真意を聞かないとダメだと言われると「マジか! 本当!?」と驚いた表情を見せた。そして、「近いうちに」と再度プロポーズを宣言し、6月1日に坂上が52歳の誕生日を迎えることから「誕生日婚」を提案されると、「誕生日婚!? 誕生日は早いにしても、年内とか、オリンピックまでとか…」と坂上。あらためて「令和の目標は結婚ということで?」と言われると、「わかりました。頑張ります」と気合いを入れた。『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンであり、作品で象徴的な意味をもつ玉座に座って取材に応じた坂上。「1回失敗しているので、次もしも結婚することがあるならば奥さんに玉座に座っていただいて、僕は隣で控えるみたいな。ちゃんと尻に敷かれるっていうのは、僕の失敗した経験から得たことです。次はひれ伏します」と話した。イベントには、同じく同作のファンであるお笑いコンビ・セブンbyセブンの玉城泰拙と宮平享奈緒も登壇した。
2019年05月20日原作は手塚治虫、上演台本・演出を中屋敷法仁、主演を五関晃一(A.B.C-Z)が務める舞台『奇子(あやこ)』が7月に上演される。手塚治虫の“黒い”作品群の代表作を初めて舞台化する本作について、中屋敷に話を聞いた。【チケット情報はこちら】中屋敷がかねてから舞台化したかったという本作。初めて読んだのは小学生のときで「父がファンで、家には手塚治虫の作品がたくさんあったのですが、そのなかでも子供心に『これは読んではいけない作品だ』と理解していました」と振り返る。それもそのはず。そこに描かれているのは、東北の大地主一族の不貞によって産まれた“奇子”の物語。一族の体面のために地下室に幽閉され育った美しい奇子が、ある日世に放たれる――という、少女監禁や近親相姦などセンセーショナルな描写が多い作品で、大人が読んでも衝撃は大きい。手塚治虫にはさまざまな名作があるが、なぜこの『奇子』なのかを尋ねると、中屋敷は「演劇のよろこびは、生身の俳優と生身の人間を観て、普段僕らが出会えない人間の本性と向き合えることだと思う」と語り、そのうえで「僕にはこの『奇子』が手塚治虫作品の最高傑作…最高怪作」だと明かす。それを“今”やるのは、昭和が終わり平成を経て令和へと移りゆく時代の空気が作品とマッチしているから。「時代に取り残されていく人々がいたり、時代の流れが人の悲しみや怒りのようなものをないがしろにしたり、そういう“時の流れの残酷性”をまざまざと感じられるのが今なんじゃないかと思いました」「“観たくないけど、観なきゃいけない”というような…目を背けられない、目を背くことを許さない作品にするのがテーマです」という本作で、五関をはじめ出演者に求めるのは、本性。「俳優の皆さんの本性に触れなければ進めないんじゃないかというシーンがいくつかありますし、自分の過去の体験や、自分が持っているある意味みにくい本性みたいなものを手掛かりにしていかないと、役を手繰れないんじゃないかと感じています。稽古中、すごく恥ずかしくなるんじゃないかな」「今ってさまざまな技術やメディアがあって、“人間のふりをしてる人間”をたくさん見ると思うのですが、“本当に生身の人間を見るってこういうことだ”“これこそ生身の人間なんだ”というものを、手塚治虫と、この俳優たちと、『奇子』という世界で表現したいです。人間を見るのにうんざりしている人にこそ観てほしい。人間ってこんなに醜くて美しくて愛おしいものなんだということを感じてほしい」と中屋敷が語る、手塚治虫生誕90周年記念事業PARCOプロデュース2019『奇子』は、7月19日(金)から28日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演。その後、水戸、大阪を巡演。取材・文:中川實穗
2019年05月17日ネイキッドは愛媛・道後温泉本館にて、手塚治虫の漫画『火の鳥』をテーマとしたプロジェクションマッピングショー「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」を開催。2019年4月27日(土)よりスタートする。観覧は無料。「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」は、2019年1月よりスタートした重要文化財・道後温泉本館の保存修理工事を機に発足した「道後REBORNプロジェクト」のメインコンテンツとして実施されるもの。明治の改築から125年を迎える道後温泉本館を舞台に、手塚プロダクションが作成したオリジナルアニメーション作品「火の鳥”道後温泉編”」と連動したストーリーを展開する。オリジナルアニメーションは、過去と未来を行き来する"火の鳥"を主役とした内容。道後温泉本館二の湯入口上部に"火の鳥"が設置され、そのオブジェを中心に道後温泉にまつわる歴史絵巻の音と光のプロジェクションマッピングショーが展開されていく。さらに、古事記にも登場し、近年では手塚治虫が自身の作品で新しい表現を生み出すなど、発展し続けてきた擬音表現「オノマトペ」を、コンセプトである"進化"の象徴としてプロジェクションマッピングの演出に盛り込む。【詳細】「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」開始日:2019年4月27日(土)開催時間:19:00〜21:30場所:道後温泉本館住所:愛媛県松山市道後湯之町5番6号料金:無料
2019年04月13日2月22日、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきお(44)が自身のブログを更新。番組で共演している俳優の坂上忍(51)について言及した。伊達は、『坂上どうぶつ王国』と『バイキング』(ともにフジテレビ系)で坂上と共演。この日は『坂上どうぶつ王国』の収録だったと報告し、坂上の愛犬であるパグゾウとの2ショットを公開した。伊達はブログで、「パグゾウくん、めっちゃくちゃ可愛い!!!収録中も、吠える事もなくずーっとおりこうさんにしてる最近、収録が終わると10分くらいパグゾウくんを抱っこしてから楽屋に戻る」と坂上の愛犬であるパクゾウとのエピソードを披露。続いて「動物と接してる坂上さんは、バイキングの時とは別人の顔。(笑)こっちの坂上さんが本当の坂上さん」と明かし、「ただ、バイキングで動物虐待のニュースとかを扱った時の怒りモードも本当の坂上さん」と伝えた。また、「『坂上どうぶつ王国』の収録は、たまに『バイキング』の生放送終了15分後から、違うスタジオで収録が始まる場合もある」と明かし、「ついさっきまで、世間のニュースや意見に対してプンプンしてたばっかりなのに…15分後の『坂上どうぶつ王国』の収録になると、パグゾウくんを抱っこしてニコニコしている」と坂上の豹変ぶりを暴露した。コメント欄には「どうぶつ王国の坂上さんが本当の坂上さんなんですよね」「色々な顔を持つ坂上さんいつも温厚なパグゾウさんいつもカロリーゼロな伊達さんみんな大好き!」などのコメントが寄せられている。
2019年02月22日手塚治虫の生誕90周年を記念した舞台『悪魔と天使』が2019年1月19日からKAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉ほかで開幕する。開幕まで2週間を切ったある日、都内で行われている稽古を取材した。本作は、手塚治虫の幻の作品と呼ばれる『ダスト8』を原作にした、初の舞台作品。物語は、平成から元号が変わる時、豪華列車トワイライトエキスプレス号の大事故という惨事から生き延びた生還者の人生が中心に描かれる。彼らは事故を起こす直前に「生命(いのち)の山」に接触し、その破片である「生命の石」の力で再び生命を得ることができた。人間たちが死と向き合った時、どう生きるかの葛藤やどう対処するのかを問う形で展開していく舞台だ。この日は、2幕の3つのシーンを計3時間にわたって見学した。モトイキ シゲキの演出のもと、立ち位置やセリフの言い回しなどを丁寧に何度も同じシーンを繰り返す。海江田沙月役の観月ありさ、九條小百合役の高島礼子、柏木守役の野村宏伸による緊迫したシーンは、それぞれの思いをぐっと抑えた大人な芝居。視線ひとつで空気をつくることができるのはさすがだった。渋井新役の佐藤B作と、大前田十蔵役のぼんちおさむのシーンは、アドリブが飛び交う。楽しみながら稽古をしている様子がよく伝わり、笑いが絶えない現場だった。岬慎吾役の白石隼也と吉沢エリ子役の黒川智花が出演するシーンでは、白石が積極的にセリフの言い回しなどについて自身の意見を述べている姿が印象的だった。何しろ初の舞台化作品だ。脚本も芝居もまだまだこれから進化を遂げていくはず。どんな全体像になるのか、楽しみだ。出演は観月ありさ、白石隼也、野村宏伸、黒川、鍵本輝(Lead)、矢部昌暉(DISH//)、向山毅(SOLIDEMO)、木全寛幸(SOLIDEMO)、中島早貴、黒田こらん、ぼんちおさむ、松澤一之、佐藤B作、高島礼子ほか。1月19日(土)~2月3日(日)神奈川・KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉、2月9日(土)・10日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール、3月1日(金)~3日(日)愛知・御園座にて上演する。なお、声の出演を予定していた女優の市原悦子が1月12日に亡くなった。代役は、本作品で“小坂徳子”役の黒田こらんが務める(2役)。取材・文・写真:五月女菜穂
2019年01月17日手塚治虫の生誕90周年を記念した舞台『悪魔と天使』が2019年1月19日(土)より神奈川・KAAT神奈川芸術劇場大ホールにて開幕。12月19日、東京都内で製作発表会が行われた。【チケット情報はこちら】本作は、手塚治虫の幻の作品と呼ばれる『ダスト8』を原作にした、初の舞台作品。物語は、大事故の惨事から生き延びた8人の人生が中心に描かれる。彼らは事故を起こす直前に「生命の山」に接触し、その破片である「生命の石」の力で再び生命を得ることができた。人間たちが死と向き合った時、どう生きるかの葛藤やどう対処するのかを問う形で展開していく舞台だ。主演の観月ありさは、精霊の悪魔キキモラと海江田沙月の2役を演じる。観月は「素晴らしい作品に出演させていただくことになり、本当にありがたいなぁと思っております。まだ稽古に入っていないので、これからどういう風になっていくのか、とても楽しみです」と語る。『ブラック・ジャック』や『鉄腕アトム』、『ジャングル大帝』など子どもの頃から手塚作品に触れてきたという観月は「ぜひ原作の『ダスト8』も、舞台版『悪魔と天使』も、みなさんの心に残るような作品に出来たらいいなと思っています。頑張って最後までやっていきたいと思います」と意気込んだ。精霊の天使キキモラと岬慎吾役の2役を演じる白石隼也は「原作を読んで、人間の欲望の恐ろしさ、そして心からの純粋さというものを感じました。これからみなさんといい舞台を作っていけるように、頑張りたいと思います」とコメントした。不死身の身体を手に入れたらどうしたいかと記者に問われた観月は「いろんな国に行って、生活をしてみたい。ヨーロッパなど、日本とは懸け離れた文化のところに行って生活をしてみたいです。今、いちから語学を勉強するのは大変ですが、これから50年も100年生きられるとなると、語学もイチから勉強できるので、夢が膨らみます」と話す。一方の白石は「暴飲暴食をしたいです。何を食べても、病気になったり死んだりしないと思うので。夜にラーメンを食べたいなと思った時に食べたいですね」と庶民的な願望を語り、笑いを誘った。出演は観月、白石のほか、野村宏伸、黒川智花、鍵本輝(Lead)、矢部昌暉(DISH//)、向山毅(SOLIDEMO)、木全寛幸(SOLIDEMO)、佐藤B作、高島礼子ら。1月19日(土)から2月3日(日)まで、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場、2月9日(土)・10日(日)大阪・梅田芸術劇場、3月1日(金)から3日(日)愛知・御園座にて上演する。取材・文・撮影:五月女菜穂
2018年12月25日手塚治虫さんが1970年代に連載していた大人向け漫画『ばるぼら』が、稲垣吾郎さん、二階堂ふみさん主演で2019年末に映画化されることが発表されました。監督は手塚治虫さんの長男である手塚眞さん。手塚治虫さん最大の異色作といわれた作品がどのように映像化されるのでしょうか。映像化不可能といわれた問題作『ばるぼら』1970年代に手塚治虫さんが描いた連載漫画『ばるぼら』は、英語、フランス語でも出版され世界中にコアなファンを持つ怪作です。芸術とエロス、オカルティズムなどを描いた異色の作品で、“黒手塚”全開の世界観が広がっています。その独特な世界観から「映像化不可能」と言われていました。日本、ドイツ、イギリスの共同制作となる本作には、クリストファー・ドイルさんが撮影監督として参加。カンヌ国際映画祭での受賞歴もある彼の、耽美的で退廃的な映像の美しさにも注目です。ストーリー耽美派の天才として名声を得ていた小説家「美倉洋介」は、異常性欲に悩まされていました。ある日、ホームレス同然の自堕落な少女「ばるぼら」と出会い、美倉のマンションで居候させることに。ばるぼらにミューズのような魅力を感じた美倉は、愛と混沌の世界へと落ちていきます。難しい世界観を表現するキャスト・スタッフ稲垣吾郎さん「日本財団パラアリーナ」贈呈式より異常性欲に悩まされる小説家「美倉洋介」を演じる稲垣吾郎さん。愛と欲望に取り憑かれてしまうキャラクターは、稲垣さんにとって新たな挑戦だったそう。愛をむき出しにしていく姿は、今の稲垣さんでなければ演じられない役です。二階堂ふみさん「月刊モトーラ世理奈・夏 写真 二階堂ふみ」より二階堂ふみさんが演じたのは、自堕落だが魔性の魅力を放つ「ばるぼら」。謎多き少女の不思議な雰囲気を見事に演じきっています。『アトム』のようなポップな手塚作品と違い、『ばるぼら』はちょっと怖くなるような感覚になったそうです。手塚眞さん監督として参加した手塚眞さんは、映画監督など映像全般に携わるクリエーターです。父親である手塚治虫さんの作品を「家族みたいなもの」と語っています。原作の中からエッセンスを抽出し、ひとつの作品にまとめたとのこと。予告の10倍はすごい、と作品への強い自信や思いが感じられます。映画『ばるぼら』詳細情報公開日2019年末※詳細日程は未定原作手塚治虫『ばるぼら』キャスト稲垣吾郎、二階堂ふみ渋川清彦、石橋静河、大谷亮介、渡辺えり ほかスタッフ監督:手塚眞撮影監督:クリストファー・ドイル音楽:橋本一子(C)2019 Barbara Film Committee
2018年12月25日稲垣吾郎と二階堂ふみがW主演を務める、手塚治虫原作映画『ばるぼら』の予告編とポスタービジュアルが公開された。手塚治虫生誕90周年を記念して初映像化される本作は、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した問題作。手塚氏の禁断のアダルトマンガが、今回日本、ドイツ、イギリスの国際共同製作でついにベールを脱ぐ!メガホンをとったのは、手塚治虫の実子であり『白痴』『ブラックキス』など独特の映画美学により国際的に評価される手塚眞監督。撮影監督にはウォン・カーウァイ監督作品などの映像美で知られる鬼才クリストファー・ドイル。また、稲垣さんが異常性欲に悩まされている売れっ子耽美派小説家、二階堂さんが自堕落な性格のフーテン女を演じる。物語は人気小説家の美倉洋介(稲垣さん)が、新宿駅の片隅でホームレスのように酔っ払った“ばるぼら”(二階堂さん)に出会い、一緒に生活するように。奇妙な魅力に惹かれ、ばるぼらにはまっていく美倉だが、ばるぼらの背後には悪魔崇拝の教団の存在が見え隠れする…というあらすじだ。そして先日行われた製作発表会見と合わせて、予告編も解禁!美倉がお色気たっぷりの下着美女と抱き合うも、突然美女がばるぼらに殴られる衝撃的なシーンから始まり、本作の独特の世界観を覗くことができる。『ばるぼら』は2019年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年11月21日手塚治虫の禁断のアダルトマンガを初映画化した『ばるぼら』製作発表が11月20日(火)、「手塚治虫生誕90周年記念会」式典内にて行われ、W主演を務める稲垣吾郎、二階堂ふみ、手塚氏の息子である手塚眞監督が出席した。稲垣吾郎、二階堂ふみを絶賛「夢だったのかな」初共演となった両者。二階堂さんについて、「初めてスクリーンで観たときに、衝撃が走りましたし、いつかご一緒したいと思っていた」とした稲垣さん。実際に共演してみての感想を聞かれると、「二階堂さんならではのばるぼらで、存在しているようで、していないような…夢だったのかな、と思わせてくれた」と話し、「もうばるぼらに会えなくなっちゃうのかな…って寂しくなっちゃうような。それもひとつの夢だったかなと、そんな気がします。誘(いざな)ったのは二階堂さんだったのかな、と思った」と初体験となった思いを告げ、二階堂さんのたたずまいを絶賛。二階堂さんは「光栄です」とペコリと頭を下げていた。禁断の愛、エロス、スキャンダル、オカルティズムなど様々なタブーに挑戦した問題作から「映像化不可能」と言われてきた『ばるぼら』が、手塚氏の生誕90周年を記念し、初映像化。人気小説家の美倉洋介(稲垣さん)は、新宿駅の片隅でホームレスのように酔っ払ったばるぼら(二階堂さん)に出会い、一緒に生活するように。奇妙な魅力に惹かれ、ばるぼらにはまっていく美倉だが、ばるぼらの背後には悪魔崇拝の教団の存在が見え隠れする…。稲垣吾郎「愛がむきだしになった僕を、楽しんで!」撮影監督にクリストファー・ドイルが参加するなど、海外のスタッフも参加した本作。二階堂さんは、「初めてのことばかりだったので、勉強させていただきました。すごく刺激的で、スタッフも外国の方が結構いたので、日本語のときもあれば英語のときもあって。言葉でつながっているのではなく、アートは感覚で共有するものなんだなと改めて感じた現場でした」と、その興奮を静かに伝える。手塚監督が「英語、日本語、中国語も混じっていたね」と言うと、稲垣さんも「不思議でしたね。非日常的だった!」と思い出すリアクション。1970年代に連載していた原作が、現代版の映画化となったことについて、稲垣さんは「子どもの頃から拝見させていただいて、ずっと身近に感じてきた手塚先生なので、光栄です。怪作と言ってしまいますけど、自分にとって新しい挑戦で、このタイミングじゃなきゃ演じられない役かな、とすごく感慨深いものがありました」と強い意志を覗かせた。さらに「愛がむきだしになった僕を、皆さんに楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と、印象に残る言葉で作品をPRした稲垣さんだった。『ばるぼら』は2019年全国にて公開。(cinamacafe.net)
2018年11月21日漫画家・手塚治虫氏の禁断のアダルト漫画『ばるぼら』を、稲垣吾郎と二階堂ふみのW主演で映画化することが決定。20日、都内で制作発表が行われ、稲垣、二階堂、メガホンをとる手塚治虫氏の実子である手塚眞監督が出席した。禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、さまざまなタブーに挑戦した問題作を、手塚治虫氏の生誕90周年を記念して映画化。異常性欲に悩まされている売れっ子耽美派小説家・美倉洋介を稲垣、自堕落な性格のフーテン女・ばるぼらを二階堂が演じる。日本、ドイツ、イギリスの製作者が集結する国際共同製作で、手塚眞監督に加え、撮影監督として鬼才クリストファー・ドイルが参加した。手塚眞監督は、『ばるぼら』映画化を決めた理由について「子供の頃から読んでいて、非常に思い入れのある作品。今まで監督として表現してきたことと、父親の作品の接点が感じられたので、自分がやれる作品だと確信して選びました」と説明。時代設定は原作は70年代だが、現代に変えたという。また、稲垣と二階堂の起用について「手塚漫画がすごい似合う」「2人とも魅力的な俳優でいつか仕事したいと思っていて、『ばるぼら』はお二人にぴったりだと思いました」と明かし、「期待以上のことをやっていただいた」と感謝した。稲垣は「(手塚作品を)子供の頃から拝見し、舞台で『七色いんこ』をやらせていただき、手塚作品で育ったようなものなので光栄です」と手塚作品への参加を喜び、「その中でも“怪作”である『ばるぼら』をやらせていただくのは自分にとって新しい挑戦。愛がむき出しになった僕をみなさんに楽しんでいただけるんじゃないかと思います」とコメント。「監督とクリストファー・ドイルさんのコラボレーションによる世界観が本当に美しく、自分の好みにも合っていましたし、そこで演じた時間は夢のようなふわふわしていた時間で、今まで経験したことがないような出来事でした」と撮影時の不思議な感覚を明かした。二階堂は「父親が手塚治虫先生の作品がすごい好きで、『火の鳥』や『鉄腕アトム』を見て、手塚先生はきっとこういう方なんだろうなというイメージがあったんですが、そのあとに『ばるぼら』を読むと難しいというか、どっちの手塚先生が本当の手塚先生なのか謎ができるような感覚でした」と打ち明け、「現場では『これは黒い部分の手塚先生だよね』って話をしながら、みんなで考えながら答えを探している感覚でした」と撮影を振り返った。初共演となった稲垣と二階堂は、お互いの印象も告白。稲垣は「初めて二階堂さんをスクリーンで見たときに衝撃が走り、いつかご一緒させていただきたいと思っていました」と明かした上で、「存在しているようで存在していないような、夢だったのかなと思わせてくれるような、もうばるぼらに会えなくなっちゃうのかなって寂しくなってしまうような…夢を見ていた感じがしました。二階堂さんの演技で表現して引っ張ってくれて感謝しています」と語った。二階堂は「稲垣さんは物心ついたときからずっとテレビで拝見していた方。現場では役で毎日顔を合わせていたので、私自身も不思議な感覚でした」と語り、「稲垣さんは文学を感じる方というか、初めて難しい本を手にしたときのような感覚。知りたいって思うし、でも自分の未熟さや大人になりきれない部分を感じさせられるような感覚の方。どんどん自分の中に眠っているばるぼらを起こされるような方でした」と独特な例えで印象を表現。稲垣は「光栄です」と受け止めていた。
2018年11月21日テレビアニメ「忍たま乱太郎」とコラボレーションした期間限定カフェ「忍たま乱太郎茶屋(かふぇ)」が東京・大阪にオープン。東京は2018年10月25日(木)から12月2日(日)まで表参道ボックス カフェ アンド スペースにて、大阪は10月12日(金)から11月25日(日)まで北堀江・コンタクトにて。料理対決がコンセプトコンセプトは乱太郎、きり丸、しんべヱの料理対決。「一人前の忍者たるもの、料理の腕もあげるべし!」との学園長先生の突然の思いつきで、それぞれ異なるお茶屋さんで料理修行をすることとなった3人。乱太郎は「ヘルシー茶屋」、きり丸は「パワフル茶屋」、しんべヱは「モダン茶屋」で修業を積むことに。1年生のためならと、4・5・6年生の先輩と先生たちも助っ人として加わった。さらに、「店が繁盛したらとっておきのご褒美をやろう!」という学園長先生の一言で、白熱した料理対決が始まる。サラダうどんや豆腐ハンバーグドリアフードには、伊作と食満特製の野菜たっぷり「同室で協力!グリーンサラダうどん」や、出汁をかけてひつまぶし風にも楽しめる長次、小平太、文次郎のスタミナ丼「いけドンスタミナ丼~ひつまぶし風~」、久々知のバジル香る豆腐ハンバーグドリアと竹谷のフレッシュなサラダをセットにした「竹谷と久々知の友情豆腐ハンバーグドリア」を用意。くずきりやパンケーキスイーツには、たまごをイメージした牛乳&マンゴーゼリーが印象的な鉢屋と尾浜の「黒蜜で変装!?ヘルシーくずきり」、滝夜叉丸と三木ヱ門が競演する「スターとアイドル夢の競演♪学園の人気者はどっちだパンケーキ★」、タカ丸の結ったヘアスタイルを表現したオレンジカスタード風味の「落とし穴に気を付けて!おしゃれに髪結いデザートパスタ」などを揃える。乱太郎・きり丸・しんべヱの抹茶ラテその他、乱太郎、きり丸、しんべヱが登場する「ホッと一息抹茶ラテ~乱太郎のポン菓子おにぎり付き~」「ホッと一息抹茶ラテ~きり丸のミニパフェ付き~」「ホッと一息抹茶ラテ~しんべヱのミニ肉まん付き~」といったドリンクも登場。パフェや肉まんなど、ミニサイズの個性あふれるサイドメニューが楽しい。カフェ限定オリジナルグッズこのカフェでしか手に入らないオリジナルグッズにも注目。クリアファイルやたまご型アクリルキーホルダー、購入特典付きポストカードが展開される。カフェは事前予約制。予約特典として、オリジナル千社札ステッカー、来店特典としてランチョンマット、メニュー注文特典としてコースターが用意される。【詳細】「忍たま乱太郎茶屋(かふぇ)」■東京会期・営業時間:2018年10月25日(木)~12月2日(日) 10:00~21:00場所:表参道ボックス カフェ アンド スペース住所:東京都渋谷区神宮前5-13-2 パインアンダーフラットB1F■大阪会期・営業時間:10月12日(金)~11月25日(日) 11:00~21:20場所:コンタクト住所:大阪府大阪市西区北堀江1-6-24事前予約制:公式WEBサイト(にて受付(650円+税)予約特典:オリジナル千社札ステッカー(全3種ランダム)来店特典:ランチョンマット(全4種ランダム)メニュー注文特典:コースター(全22種ランダム)
2018年09月30日2019年1月より放送予定の手塚治虫原作のTVアニメ「どろろ」が、舞台化することが決定しました。主人公のひとり、百鬼丸(ひゃっきまる)をアニメと同じく、今人気の2.5次元俳優、鈴木拡樹が演じます。手塚治虫原作マンガ「どろろ」とは?“鬼か、人か。”手塚治虫のマンガ作品「どろろ」は、生まれながらに鬼神に身体の48か所を奪われた少年・百鬼丸が、どろろという名の少年とともに、妖怪を退治しながら自分の身体を取り戻していく物語。1969年に「どろろと百鬼丸」というタイトルでアニメ化され、2007年には妻夫木聡と柴咲コウの共演で実写映画化もされました。原作が結末を迎えないまま終了しているが、だからこそ、数多い手塚作品のなかでも果敢にリメイクがされている作品でもあります。百鬼丸役を演じるのは人気俳優・鈴木拡樹メインキャストとして、百鬼丸役を務めるのは、「仮面ライダーディケイド」や舞台「刀剣乱舞」などで活躍する今人気の2.5次元俳優、鈴木拡樹。今作が声優初挑戦とあって、「バディ感を大切に演じたい、チームスタッフの皆様のお力もお借りして最高の作品をお届けします」と意気込んでいます。「どろろ」は、アニメと同時に舞台化されることも決定。舞台「どろろ」でも、鈴木拡樹が百鬼丸役を演じます。「どろろ」アニメ&舞台詳細TVアニメ「どろろ」2019年1月より放送開始予定。【スタッフ】原作:手塚治虫監督:古橋一浩シリーズ構成:小林靖子キャラクターデザイン:岩瀧智音楽:池頼広アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション製作:ツインエンジン【キャスト】百鬼丸役:鈴木拡樹どろろ役:鈴木梨央琵琶丸役:佐々木睦ナレーション役:麦人舞台「どろろ」主演:鈴木拡樹スポット情報スポット名:手塚治虫「どろろ」アニメ&舞台化決定!
2018年09月04日4月25日、矢部太郎(40)が漫画「大家さんと僕」で「第22回手塚治虫文化賞短編賞」(朝日新聞社主催)を受賞。同賞を受賞するのは、漫画家以外では初めてとなる。 同賞は、日本国内で刊行・発表されたマンガで優れた成果を挙げた作品および個人・団体に贈られるもの。03年から設けられた短編賞は「聖☆おにいさん」の中村光(34)や「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリ(51)といった、そうそうたるメンツに贈られている。 「大家さんと僕」は一風変わった大家のおばあさんと「僕」との、あたたかくも切ない交流を描いた漫画。昨年10月に刊行されたが、約半年で累計発行部数は21万部。第2期の連載も「週刊新潮」にてスタートしたばかりだ。 同日、授賞式に登壇した矢部はこう喜びを噛み締めている。 「賞には無縁だった僕が、憧れの手塚先生のお名前の付いた賞をいただけるなんて大変嬉しいです」 矢部はファンクラブに入っていたほど手塚治虫のファンであり、「手塚治虫さんっていうお名前が入った賞なのでうれしいです」とも語った。 受賞を“大家さん”に報告したという矢部。“大家さん”は「ご立派になられましたね」と褒めてくれたという。さらに「私も女学校4年生のときに歌で賞をとったの」と“大家さん”は思い出を語ってくれたが、矢部が「伊勢丹で買った薄紫色のカーディガン」をプレゼントすると「母が好きな色だわ」と“真意の定かでない”返事があったと矢部は明かした。 ファンからは祝福の声が上がっている。 《『大家さんと僕』はネット配信期から読んでいて、その繊細な文学性に驚かされていました。よいものがちゃんと認められるのはイイコト!おめでとうございまーす》《おめでとうございます 大家さんと矢部さんのファンになりました。お二人の素敵な関係がいつまでも続きますように》《好きなエッセイ漫画なので嬉しい私は祖父母との関わりがあまりなかったので、年長者の方とのこういう温かい関係にすごく憧れます》 “大家さんと僕”は「芸人だからこそ描けたと思う」と発言した矢部。今後も芸人と漫画家の“二足のわらじを履く”という矢部はその理由について「芸人ってやめるもんじゃないです。“芸人”っていう人間だから」と語った。これからの活躍にも期待したい!
2018年04月27日グラニフ(graniph)と漫画家・手塚治虫のコラボレーションアイテムが登場。2018年4月17日(火)より発売が開始される。数多くの作品を発表し、生誕90周年を迎えた現在も世界中から深く愛され続けている、手塚治虫。今回のコラボレーションでは、そんな手塚治虫の作品に登場するキャラクターがTシャツやポロシャツ、ソックスなどのアイテムにユニークにデザインされた。コラボレーションアイテムは全28種類という豊富な展開。ユニセックスおよびキッズサイズで展開されるTシャツには代表作『鉄腕アトム』や『火の鳥』、『ブラック・ジャック』内に登場する1コマや、ロゴを大胆に配置。インパクトのあるルックスの一着に仕上げた。また、ロングソックスには『ブラック・ジャック』のキャラクター「ヒョウタンツギ」をデザインしたものも。クロップドパンツと合わせれば、パンツとシューズの間からキュートな「ヒョウタンツギ」が顔を覗かせる。【詳細】グラニフ×手塚治虫 コラボレーションアイテム発売日:2018年4月17日(火)展開アイテム:・Tシャツ(SS/S/M/L) 13種類 1枚2,500円+税、2枚4,000円+税・ポロシャツ(SS/S/M/L) 2種類 2,980円+税・ショートスリーブシャツ(SS/S/M/L) 2種類 4,980円+税・ショートパンツ(S/M/L) 1種類 3,980円+税・ロングソックス(フリーサイズ) 2種類 1足800円+税、2足1,200円+税・レディスワンピース(フリーサイズ) 4種類 2,980円+税・キッズTシャツ(90/100/110/120/130/140) 3種類 1枚2,500円+税、2枚4,000円+税・キッズポロシャツ(90/100/110/120/130/140) 1種類 2,980円+税
2018年04月20日ソニーのハイブリッド型スマートウォッチ「ウェナリスト(wena wrist)」から、手塚治虫作品&ハナエモリ マニュスクリ(Hanae Mori manuscrit)とコラボレーションした限定モデルが登場。2018年4月17日(火)に先行予約を開始し、4月24日(火)から全国の販売店舗およびソニーストアにて販売される。「ウェナリスト」×手塚治虫作品「ウェナリスト」は、腕時計のバンド部分に、電子マネー機能や通知機能などライフスタイルを豊かにする機能を持たせたスマートウォッチだ。デザイナー・大矢寛朗が手掛ける手塚治虫作品とのコラボレートモデル「ウェナ× 手塚治虫生誕90周年」では、全体をシルバーで纏めた「鉄腕アトム」モデル、ブラックで統一した「ブラック・ジャック」モデルの2種類を展開する。文字盤に描かれたそれぞれのキャラクターには蓄光加工が施されており、暗闇で浮かび上がる仕掛けが。またヘッド部裏蓋のすりガラスやバンド部分にはキャラクターのシルエットが刻印されており、細部にまでこだわりを詰め込んでいる。ハナエモリ マニュスクとのコラボモデルに、電子マネー「WAON」機能搭載ハナエモリ マニュスクリとのコラボレーションモデル「ウェナ × ハナエモリ マニュスク」は、デザイナー・天津憂により、女性が幅広いシーンで使用できる上品な1本に仕上がった。ハナエモリブランドを象徴する蝶を配したスクエアフェイスがエレガントなムードを放っている。カラーはブラック、ホワイト、ブラウンの3色を取り揃えた。なお、このモデルは通常のウェナリストの機能に加え、日本初の電子マネー「WAON」機能を搭載したスマートウォッチとして登場する。【詳細】■ウェナ × 手塚治虫生誕90周年・「鉄腕アトム」モデル オープン価格(市場推定価格 100, 000円前後)<200台限定>・「ブラックジャック」モデル オープン価格(市場推定価格 110,000円前後)<200台限定>■ウェナ × ハナエモリ マニュスクリ オープン価格(市場推定価格 30,000円前後)<数量限定>発売日:2018年4月24日(火)先行予約:4月17日(火)取扱店舗:時計専門店、百貨店、家電量販店、ソニーストア
2018年04月20日平日昼の帯番組「バイキング」など民放で7本のレギュラーを抱えるタレントの坂上忍(50)だが、4月からさらに忙しくなる。 まずTBS系で昨年2回にわたり放送されたHKT48の指原莉乃(25)とMCをつとめる「坂上&指原のつぶれない店」、そのレギュラー放送がスタートする。そしてフジでは、3月で終了する「とんねるずのみなさんのおかげでした」の後番組を任されることになったのだ。 「TBSは、何をやっても外れる激戦の日曜午後8時枠の立て直しを坂上さんに託しました。またフジは女性向けの番組で、こちらも坂上さんの手腕にかかっています」(放送担当記者) 今でこそ売れっ子の坂上だが、00年代は本業だった俳優業とキッズプロダクションの運営をしていた。子役の発掘・育成に力を入れていた。 だが、12年に状況は一変。当時放送されていた昼の帯番組「笑っていいとも!」内のコーナーに出演した際、「ブスは嫌い」と毒舌を吐いたことがきっかけでバラエティー番組で引っ張りだこに。その後もバラエティーで顔が売れると、今度はMCの仕事が舞い込んだのだ。 「坂上さんの毒舌を吐くようになったのは、実は01年に映画監督の相米慎二さんの影響なんです。役者を辞めることも考えた時期に相米さんから『お前は宇宙人だ、何を考えているのかわからない』などと言われ、『じゃあ、言いたいこと言えばいいんだ』と吹っ切れたといいます。相米さんはいわば、坂上さんの“恩人”。今では『坂上さんぐらい毒舌を吐ける芸能人はなかなかいない』と重宝されていますよ」(テレビ局関係者) 天国の相米監督も、坂上の大ブレーク喜んでいるはずだ。
2018年03月02日3月で終了するフジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜午後9時)の後番組として、4月から坂上忍(50)がMCを務める新番組がスタートすると一部スポーツ紙で報じられた。 坂上といえば同局で昼の帯番組「バイキング」のMCをつとめているが、記事によると新番組は女性がターゲット。同番組のスタッフが制作に加わり、芸能人の知られざる姿などをリポートする企画が検討されているというのだ。 「とんねるずの後任については、まったくノープランでした。そこで他局に押されっぱなしだった昼の時間帯で“実績”を残した坂上に、視聴率低迷打開の“起爆剤”となることを期待して抜てきしたようです」(テレビ局関係者) 14年4月1日にスタートした「バイキング」だが、当初は生中継のロケ企画を中心に放送されるもかなり不評。その後リニューアルを重ね、現在はスタジオでゲストと論客が生放送でトークを繰り広げるスタイルに定着した。 「番組の売りはなんといっても、坂上の歯に衣着せぬ物言い。話題の人物や事件をめった斬りにするところです。それが昼の視聴者層である主婦層にウケ、視聴率も格段にアップしました。しかしそのスタイルがゴールデン帯の女性にウケるかどうかは未知数ですが…」(フジ関係者) 高視聴率ゲットのためにも、番組開始まで坂上とスタッフは熟考を重ねることになりそうだ。
2018年01月28日漫画と音楽という異色のコラボレーション・コンサート『手塚治虫生誕90周年イベント岩代太郎×浦沢直樹マンガ シンフォニー(MANGA SYMPHONY)「○」』が、2018年3月31日(土)東京芸術劇場 コンサートホールにて開催される。チケットは、1月14日(日)より一般販売。先駆け2017年12月21日(木)より先行予約受付(抽選)がスタートする。『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』など、数々の名作を生み出した故・手塚治虫が生誕90周年を迎える。アニバーサリーイヤーとなる2018年、『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」をリメイクした『PLUTO』などで手塚治虫文化賞マンガ大賞を2度受賞した、人気漫画家・浦沢直樹が新企画を始動させる。タッグを組むのは、ジョン・ウー監督作品や菅田将暉とヤン・イクチュン主演『あゝ、荒野』などの映画音楽を手掛ける作曲家の岩代太郎だ。コンサートは2部構成になっており、第1部は手塚アニメからピックアップした歴代名曲を東京フィルハーモニー交響楽団が演奏。さらに、浦沢直樹と岩代太郎によるトークイベントも予定している。続く第2部では、岩代太郎が本公演の為に描き下ろしたスコアを展開。その音楽に合わせて披露されるのが、浦沢によるライブドローイングだ。全8楽章の交響楽に合わせて、ステージ上のスクリーンには、1本の線から完成作品へと変化していく姿が映し出される。【イベント詳細】手塚治虫生誕90周年イベント岩代太郎×浦沢直樹MANGA SYMPHONY「○」開催日時:2018年3月31日(土)17:15開場 / 18:00開演会場:東京芸術劇場 コンサートホール住所:東京都豊島区西池袋1丁目8-1出演:音楽・指揮岩代太郎/作画・奏画浦沢直樹演奏:東京フィルハーモニー交響楽団チケット価格(全席指定):S席 7,800円、A席 7,300円※4歳以上チケット必要※価格はすべて税込。チケット発売日:2018年1月14日(日)※12月21日より先行予約受付
2017年12月24日「ほぼ日ハラマキ」から、漫画家・手塚治虫の作品とコラボレーションした新作「W9(ウォーマーナイン)」が登場。2017年12月6日(水)に発売される。2001年の誕生以来、ユニークなデザインで人気を集めている「ほぼ日ハラマキ」と、『鉄腕アトム』をはじめとする手塚治虫作品との夢のコラボレーションが実現。まるでマンガのコマがそのまま飛び出したかのような、全9柄11アイテムが展開される。手塚治虫の代表的作品である『鉄腕アトム』からは、アトムの顔を大きくデザインしたもの、アトムが夜の街を飛ぶ漫画の一コマをそのまま採用したもの、そして主人公アトムの妹であるウランにフィーチャーしたものの3バリエーションがラインナップ。そのほか、『リボンの騎士』の一コマから、通常セリフが書き込まれる部分をあえて空洞にしたグラフィカルなハラマキも注目のアイテムだ。また、ハラマキと合わせて、毛糸のパンツとレッグウォーマーも同日に発売。気持ち良さそうに眠るユニコの刺繍をデザインしたものと、『ブラックジャック』に登場するピノコが“あっちょんぶりけ!”をしている様子を刺繍したものの、2種のデザインが用意されている。【商品情報】手塚治虫作品×ほぼ日ハラマキ「W9(ウォーマーナイン)」発売日:2017年12月6日(水)販売店舗:TOBICHI東京、TOBICHI京都、ほぼ日ストア(12/6 11:00〜)(C)Tezuka Productions
2017年12月07日舞台『リチャード三世』の公開稽古が15日、東京芸術劇場プレイハウスで行われ、佐々木蔵之介、手塚とおる、今井朋彦、植本純米、長谷川朝晴、山中崇が取材に応じた。同作はウィリアム・シェイクスピアによる史劇で、主役が悪逆非道を尽くすというピカレスクロマン。敵、味方、肉親も殺し玉座を手に入れるリチャード三世(佐々木)の栄光と転落を描く。ルーマニアの鬼才シルヴィウ・プルカレーテが演出し、男優15名、女優1名というほぼオールメールでの上演となる。佐々木は「ハロウィンでもないのに、おっさん達が何を仮装してるんだと思われるかもしれないけど、大真面目で。やる気満々です」と苦笑。アン王女役の手塚も「この中で最年長で、55歳。この格好して意気込みをわかっていただければ」と語った。極悪の限りをつくすという佐々木だが、共演者を見渡し「僕はだいたい殺してます」とひょうひょうと答える。「今までのリチャード三世の凶悪何ですけど、僕は今回道化というかピエロというか。プロレスで言うたらヒール役みたいな」と役について説明。「最終的に王様になったらこの権力を守ろうと、病気になっちゃうという。まさに衆議院選挙が行われてる最中に」と苦笑しつつ、「今まで見たことのないリチャード三世です」と自信を見せた。手塚は佐々木から口説かれる役となるが、「コロッといきます。蔵ちゃんかっこいい、コロッと」と語る。キスシーンについて聞かれると、手塚は「そんな噂があるんですか。これは観にこないとわかんないですね」とかわしたが、佐々木が「結構濃厚ですね」と暴露していた。また、プルカレーテについて佐々木はは「稽古初日から毎日、僕らは『えっそんな角度から本を読むの? そんな演出?』って毎日が刺激的で、驚くべき日々ですね」としみじみ。「こんな幸せなことやらせてもらってる、って感じでした」と心境を吐露し、「本当に危険で、でも官能的で美しくて、でも凶暴で、それが全部アートでエンタテインメントなんですよ」と表現した。会見後、記者懇親会に現れたプルカレーテは、今回のキャストについて「オーディションをするために来日していろんな俳優さんにあったんですけど、そういった過程の中でほとんどオールメールキャストにしようということが決まりました」と明かす。日本人キャストについては「非常に敬愛すべき才能の豊かな人々でありました。パーフェクトにプロフェッショナルで、とても優しい人々です」と表現。さらに作品についても「大胆なアレンジを施したつもりはない」「今日に響くメッセージを残した」と語った。公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて10月18日~30日。17日にプレビュー公演を行う。また、大阪公演、盛岡公演、名古屋公演を予定している。
2017年10月15日