ハウステンボス(長崎県佐世保市)で4月29日より、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズに登場した高さ約9mの実物大パトレイバー「98式AVイングラム」が公開される。4月29日から5月5日の期間、ハウステンボスでは「ロボットの王国」(7月16日よりスタート)のプレイベントを開催。実物大パトレイバー「98式AVイングラム」は、その目玉の一つとして、アトラクションタウン「Kirara」前にて披露され、イベント期間終了後も常設展示される。今回のように、実際に撮影で使用された立像タイプの一般公開、そして長期にわたる常設展示は世界初。また、同シリーズの「リボルバーカノン」をはじめとする小道具や写真パネルなどの展示も行う。『機動警察パトレイバー』は、1988年の誕生以降、従来のロボットアニメでは見られなかったリアルな描写で支持を集め、"ロボットもの"の代表作の一つと評価された作品。そのアニメシリーズを手掛けた押井守氏を監督に迎えた実写プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は全7章シリーズとなった。そして長編劇場版では、"全高約9メートルの警察用ロボット"というたった一つの空想を除き現実的な日常を背景として、突如起こるテロと対峙(たいじ)する警察組織の戦いを描いた。(C)2014 HEADGEAR/ 「THE NEXT GENERATION -PATLABOR- 」製作委員会
2016年03月08日『攻殻機動隊』シリーズをはじめ、独特の世界観と映像美で世界を魅了し続ける鬼才・押井守監督が、構想15年、製作費20億円をかけて世に送り出す最新作『ガルム・ウォーズ』。この度、オール北米ロケで撮影された本作の日本版公開が、5月20日(金)に決定した。遙かなる古代、戦いの星・アンヌン。ここには創造主・ダナンがつくったクローン戦士・ガルムと彼らから神聖視される犬・グラと、鳥が生息している。ガルムはたとえ命を落としても、その個体の記憶をクローンの脳に転写することで、幾世代も生き延びてきた。ダナンが星を去った後、覇権をめぐり3部族の抗争が続いていた。ある日、空の部族・コルンバの女性飛行士カラは、陸の部族・ブリガの兵士スケリグとの戦闘の最中、情報操作に長けた部族・クムタクの老人ウィドと出会う。「我々は何処から来て何処へ行くのか?」。ウィドが投げかける不可思議な問いによって、敵同士である彼らの間に奇妙な連帯が生じ、3人は「ガルムの真実」を探る旅に出る。しかし、それは神の怒りに触れる行為だった――。『アバター』のジェームズ・キャメロンや『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟など、世界中のクリエイターに刺激を与えてきた『攻殻機動隊』シリーズをはじめ、アニメ作品で初めてカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された『イノセンス』を手掛けるなど、世界へ通用するジャパンアニメーションの土台を築き上げてきた人物・押井監督。彼が、監督デビューしてから30年あまり、構想15年をかけて臨んだ本作は、異国の地・カナダにてオールロケを敢行。言葉も通じぬ地で、日本人は監督含めスタッフ7人、そして外国人俳優を起用しての撮影という環境下のなか、アニメーションと実写の境界線を越えた新しい映像に挑んだという。制作には、これまで『イノセンス』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など数々の作品を共にしてきた世界的アニメーション製作会社「Production I.G」。さらに、日本語版プロデューサーとしてスタジオジブリ・鈴木敏夫が参加し、『イノセンス』以来12年ぶりに最強タッグを実現させる。鈴木さんは、「押井守との出会いは、30年以上前に遡ります。当時から彼は、日本の映画を変えたいという夢に燃えていました。たがいに別な道を歩んできたけれど、こうしてたまに、交錯することがあります」と、押井監督との仲をふり返る。「押井守が日本で果たすことが叶わず、海外で撮った、15年越しの『夢』。その日本語版をどうやって作るのか?英語版を2度3度と見ながら、台詞の内容を一切変えずに、作品の印象を一変させてみたいと考えました。それがこの仕事を引き受けた大きな理由です」と明かし、「そのために必要なのは、日本的情緒を表現できる声優さんと、それを演出出来るディレクターさんでした。幸いなことに、朴ロ美さんという名優と、演出の打越領一さんとの出会いがあり、その目論見が実現出来ました」と、本作について新情報を公開。さらに、「押井さんの大ファンである名脚本家・虚淵玄さんの協力も得て、いま作品と向き合っています。この日本語版を押井守が見てどう思うのか。押井さんが悔しがるのが楽しみです(笑)」と、大きな期待を感じさるコメントを寄せた。公開日決定とともに主人公・カラが顔を上げ、空を見上げるメインビジュアルが初解禁。さらに、鈴木プロデューサーが自ら手掛けたタイトルロゴも初披露された。新しい映像革新に全世界が期待する本作を、まずはこのビジュアルから感じてみて。『ガルム・ウォーズ』日本版は5月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月28日細田守監督の『バケモノの子』がBlu-ray&DVDとなって2016年2月24日に発売されるが、本作のBlu-ray&DVDパッケージ展開図や細田守監督書き下ろし短編小説表紙&タイトルが公開された。『時をかける少女』(06年)で人生のある瞬間にだけ訪れるきらめくような青春の断片を、『サマーウォーズ』(09年)では人と人との絆が生み出すパワーが世界を救う奇跡の物語を、そして前作『おおかみこどもの雨と雪』(12年)ではオオカミと人間との間に生まれた「おおかみこども」を育てる姿を通じ、「母親」の無限の強さと優しさとを描き出した細田守監督の3年ぶりとなる最新作『バケモノの子』。『バケモノの子』は、Blu-ray&DVDのスタンダード・エディションとBlu-rayスペシャル・エディションの3ラインナップが用意されるが、DVD&Blu-rayスタンダード・エディションは、くるみ三方背ケースの中にデジパック、ブックレット(劇場パンフレット縮刷版)を封入。Blu-rayスペシャル・エディションには同様のデザインのデジパック、ブックレットに加えて、『バケモノの子』細田守監督書き下ろし短編小説「バケモノの晩ごはん」と、細田守監督のインタビューを収録したオーディオコメンタリー副読本「『バケモノの子』テキストコメンタリー[Interview&Artwork]」が封入される。細田監督書き下ろし短編小説の表紙は、作画監督・山下高明氏描き下ろしのもの。本文中の挿絵も山下高明氏の描き下ろしとなっており、まさにファン必携の特典。さらにはオーディオコメンタリー副読本も作画監督・山下高明氏描き下ろしのイラストが箔押し加工された豪華な表紙となっている。短編小説「バケモノの晩ごはん」は、細田守監督がこのパッケージのために新たに書き下ろした『バケモノの子』のスピンオフ作品。さらにこちらの表紙・挿絵も作画監督・山下高明氏の描き下ろしとなっている。『バケモノの子』のBlu-ray&DVDは、2016年2月24日の発売予定で、価格はDVDスタンダード・エディションが4,800円(税別)、Blu-rayスタンダード・エディションが5,800円(税別)、Blu-ray スペシャル・エディションが8,800円(税別)となる。発売・販売元はバップ。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2016年01月18日声優・歌手として活躍している宮野真守が2016年1月27日にリリースするニューシングル「HOW CLOSE YOU ARE」。そのミュージックビデオのショートバージョンが自身のYouTube OFFICIAL CHANNELにて、フルサイズがGYAO!にて公開された。TVシリーズ『亜人』のエンディングテーマとなっている「HOW CLOSE YOU ARE」は、宮野のシングル表題曲では久々のバラードソング。そんな今作のミュージックビデオでは、終始宮野のその表現力に引きこまれてしまう仕上がりで、薄暗い森の中で枯れ枝の前に座る宮野は、まるで羽がはえたよう……。独特な衣装をまとったコンテンポラリーダンサーもこの空間に花を添えており、歌詞の世界観とリンクした映像美で見事に表現されている。実際、撮影中に気持ちが入りすぎた宮野は思わず涙してしまったようで、フルサイズのミュージックビデオではそんな貴重なシーンも見ることができる。
2016年01月16日新春、「金曜ロードSHOW!」にてスタジオジブリの名作『天空の城ラピュタ』(’86)(1月15日OA)と『魔女の宅急便』(’89)(1月22日OA)の2作品が連続で放送される。両作品とも長く日本人に愛されもはや説明不要の傑作だが、最近では『天空の城ラピュタ』のTV放映中にツイッターが沸くなど新たな現象の盛り上がりも表出している。そこで今回2作品の放映を前に、スタジオジブリの辣腕プロデューサー鈴木敏夫氏に“バルス祭り”のことをはじめ、両作品の製作秘話についても直撃!今後のスタジオジブリの最新情報についてもうかがった。『天空の城ラピュタ』に登場する、滅びの言葉“バルス”。ネット上ではサーバーダウンの言葉として近年有名で、「金曜ロードSHOW!」での放映時、言葉“バルス”の登場と同時に大量の“バルス”の書き込みが起こって、ツイッター上で社会現象的な状態になる。この、いわゆる“バルス祭り”について鈴木氏は、「僕は好きですよ。僕はお祭り好きなんです(笑)」と好意的に受け止めている。「誰が始めたんですかね(笑)?いやね、僕はこれってね、テレビって大きいと思うんですよ。みんな同じ時間に、同じものを観る。これってすごく大きい。つまり、“バルス”が何時何分に出てくるか、事前に皆分かっているじゃないですか。年末のカウントダウンに似ていますよね。それを共有しようって、分かりますよ。個々で観ていたって、そういう現象は起こらないわけだから」。ただ、唯一、世間の狂騒を知らない人がいるとか。「このことを知らない人間がたったひとり、この世の中にいますね。誰あろう、宮崎駿ですよね(笑)。僕、そういうこと言わないようにしているんですよ(笑)」。その『天空の城ラピュタ』は、スタジオジブリが立ち上がったときの記念すべきジブリ作品第一弾。しかし、鈴木氏は、「いや、『風の谷のナウシカ』(’84)の頃から思ってますよ。一緒に作っているわけですから。たまたまそこに会社が出来ただけの話で」と当時のことを述懐する。「それに『天空の城ラピュタ』の頃は、ジブリって会社の名前を積極的に世間に出していないんです。ジブリの名前を出し始めた時期は、実は『もののけ姫』(’97)くらいから。当時の資料が残っていますが、それまでは新聞その他、まったく出してないですよ。ようするに『もののけ姫』から、“はじめなくちゃ”と思ったということです」。スタジオジブリ作品は、それこそ『天空の城ラピュタ』の頃から鈴木氏自ら宣伝活動を展開して、公開前に認知度を上げる地道な努力をしているイメージがありそうなものだが、それは誤解と鈴木氏は言う。「映画を作ることはね、ある種イベント的な側面がありましてね。僕は徳間書店というところで日々雑誌を作る中で、映画製作はお祭りだったわけですよ。さっきも申しあげましたが、僕はお祭り好きなんで(笑)。だから、『風の谷のナウシカ』にしろ、『天空の城ラピュタ』にしろ、楽しかった。それがやがて『となりのトトロ』(’88)と『火垂るの墓』(’88)を作って、『魔女の宅急便』あたりから、ちょっと“変わってくる”んですよ」。それは、「一言、興行収入のことを言われちゃうわけですよ。数字が落ちたと(笑)」と鈴木氏。実は『魔女の宅急便』の以前は、いまのような立ち回り方はしていなかったと説明する。「僕はそのとき、映画ってヒットしなくちゃいけないものだと、生まれて初めて思った瞬間でした。僕はそれまでは、作ることにしか興味がなかった。宣伝やプロデュース業の重要性を自覚した作品は、『魔女の宅急便』が初めて。本当に、そのときの一言に感謝してます。だから僕は、言われたその足で、日本テレビに行くんです。出資をしてほしいとね。そうすれば、宣伝にもっと協力してくれるだろうと(笑)。発想は、シンプルなんですよ。だから『魔女の宅急便』は初めて、ヒットしてほしいと思った作品なんですよ」。ところが、この『魔女の宅急便』を製作中に“ある事件”が起こる。「これを作っている時に宮崎駿がね、『もう辞めよう』と言い出したんですよ。ジブリをね」と鈴木氏。ちょっと“変わってきた”矢先の出来事だった。「どうしてかと言うと、一スタジオで一作品、同じスタッフで3本作ったら、人間関係がダメになるって。これは宮崎駿の持論だったんですよ。ところが、『風の谷のナウシカ』から『魔女の宅急便』まで、5本も作っちゃったと。だからここでリセットして、リスタートしようと」。しかし、周知のように、そこでスタジオジブリの解散はなかった。鈴木氏の大反対で、宮崎監督が翻意したからだ。「なんでって、面白くなってきたから。それを宮さんが尊重してくれたわけですが、結果、いろいろと体制を変えました。それまでのジブリは、作品ごとにスタッフに集まってもらって、終わったら解散というやり方。それを常雇いにして、給料もちゃんと出そうって。それで変わるんですよ。だからもしかすると『魔女の宅急便』は、幻のジブリ、最後の作品だったかもしれないんですよ(笑)」。その後、スタジオジブリは数々の名作を放ち、宮崎監督も“長編作品からは”引退してしまったものの、現在新たなプロジェクトがいくつも進行している。毎作品ごとにワクワク、ドキドキするジブリの新作も楽しみだ。「押井守監督の映画で、『ガルム・ウォーズ』ってのがあるんですよ。これはカナダで現地のキャストとスタッフで作ったSF映画で、これに協力することになって、これが5月。そして9月にスタジオジブリの新作として、『レッドタートル THE RED TURTLE』があります。これはアート系の映画で、セリフがありません。この2本です。それと、宮崎駿の『毛虫のボロ』。三鷹の森ジブリ美術館でのみ上映する短編ですが、75歳の宮さんが、CGに頑張ってますよ(笑)。毎日、旗日でも会社に来てやってますから。これも大事ですよね」。(text/photo:Takashi Tokita)
2016年01月05日声優であり歌手の宮野真守が、2015年11月23日から始まったライブツアー「MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2015-16 ~GENERATING!~」初日の北海道公演にて、13枚目となるニューシングルのタイトルと発売日をステージ上のMCにて発表した。注目のタイトルは「HOW CLOSE YOU ARE」で、発売は2016年1月27日の予定。2016年1月から放送開始となるTVシリーズ『亜人』のエンディング曲に決定している。宮野は『亜人』にて、過酷な運命を生きる主人公・永井圭の声優を務めるが、そんな永井圭に向けた、「人間」の心が宿す普遍的な愛を描いたこのテーマソング。タイトルの「HOW CLOSE YOU ARE」には、「どんなに離れていても、君は僕のそばにある」というメッセージが込められているという。宮野真守の13thシングル「HOW CLOSE YOU ARE」は、2016年1月27日の発売予定で、価格は1,300円(税別)。そのほか詳細は宮野真守公式サイトをチェックしてほしい。
2015年11月23日「細田守監督作品『バケモノの子』展 ~時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪~」が本日9月16日(水)、大丸ミュージアム 梅田(大丸梅田店15階)にて開幕した。細田守監督作品『バケモノの子』展のチケット情報本展では、細田守監督最大のヒットとなった『バケモノの子』が『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』を経てどのように生まれた作品なのか…。スタジオ地図と映画スタッフ協力のもと、映画の“設計図”ともいえる「絵コンテ」や、魅力あふれる表情豊かな「キャラクターデザイン」、色鮮やかに作品世界を描き出す手描きの「背景美術」など、厳選されたオリジナル約350点をはじめ、細田守監督作品の世界を彩る貴重な資料をダイナミックな展示で紹介する。最新作『バケモノの子』に関しては、美術ボードの数々や著名な刀匠によって製作された「熊徹の大太刀」などに加え、大阪で“初披露”となる絵コンテやレイアウト、原画を展示する。また、“面白法人カヤック”や“チームラボ”といった話題のクリエイター陣とコラボする体感型展示エリアでは、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』そして『バケモノの子』に至る各作品の名場面を体験できるブースを多数展開し、映画と同様に、大人から子どもまでが一緒に楽しめる展示となっている。『バケモノの子』の舞台、細田守監督と多くのスタッフが作り上げた映画の魅力に、イベントならではの視点で迫る本展で、これまでにない細田守監督作品の世界を体験してほしい。9月28日(月)まで大丸ミュージアム 梅田(大丸梅田店15階)にて開催。また、チケットぴあでは、熊徹の弟子である九太が愛用する「“黒”の刀」をモチーフとしたペンが付いてくるプレミアムグッズ付チケットを発売中。
2015年09月17日アニメーション映画「攻殻機動隊」のポスターイラストを「浮世絵作品」として再構築した版画「攻殻機動隊 浮世絵」シリーズが発売される。本日9月2日より「OtakuWorks ショップ」にて、その第一弾の予約受付が開始された。納品予定は12月末~2016年1月末。価格は4万3,200円(300枚限定)。同商品は、士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」の劇場版アニメである「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(監督:押井守)のポスターイラストを、国際的にも評価の高い浮世絵の「手彫り」や「手摺り」といった江戸の伝統技術を用いて「手漉奉書和紙」に再現した浮世絵版画。落款には、大元となったポスターイラストの原画を描いた沖浦啓之氏が、この浮世絵のために毛筆で書いた署名が版画で再現されている。また、彫師には渡辺和夫氏(江戸木版画 伝統工芸師)、摺師には吉田秀男氏(文化庁 無形文化財選定保存技術認定職人)の両職人(「東京伝統木版画工芸協同組合」所属)が担当し、和紙は岩野市兵衛(人間国宝)によって提供されているという。なお、同商品に続く第二弾として、「攻殻機動隊 新劇場版」総監督の黄瀬和哉氏が同シリーズために描き下ろし中で、近日中にデザイン発表と予約開始が予定されているということだ。
2015年09月02日宮野真守、水樹奈々、林原めぐみら絶大な人気を誇る声優&アニソンアーティストたちが出演した大型アニメソングイベントの模様が、この度、「アニソン奇跡の夜(仮)~KING SUPER LIVE 2015~」と題しNHK BS プレミアムにて2週連続で放送されることが決定した。さいたまスーパーアリーナにて、6月20日、21日に開催された大型アニメソングフェスティバル「KING SUPER LIVE 2015」。本イベントの出演者には、80年代から現在に至るまでのアニソンブームを牽引してきた超豪華アーティストたちが集結。“歌う声優=声優アーティスト”の先駆者であり、「名探偵コナン」灰原哀役、「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイ役、「ポケットモンスター」ムサシ役など数々の代表作を持つ声優・林原さん。数々のスタジアムでライブを開催、2009年には声優初となる「NHK紅白歌合戦」に出場したアニソン界のトップアーティスト、水樹さん。「新世紀エヴァンゲリオン」OPテーマ、「残酷な天使のテーゼ」で一世を風靡した高橋洋子。「機動戦士ガンダム」OPテーマでデビューした森口博子。“王国民”と呼ばれる熱烈なファンを持ち、声優界No.1アイドルの呼び声が高い田村ゆかり。「蒼穹のファフナー」シリーズ主題歌などで知られ、海外にも活動の幅を広げる「angela」。そして、男性声優のソロ公演としては初めて日本武道館での公演を敢行、その甘いマスクと高いダンスパフォーマンス力で多くの女性ファンを虜にする声優・宮野さんも出演。現在、『ミニオンズ』や『バケモノの子』などこの夏の話題作に立て続けて出演する彼の声優としての魅力は劇場で堪能しつつ、同番組でアーティストとして魅せる宮野さんも体感してみてほしい。そのほかにも、上坂すみれ、小倉唯、小松未可子、佐藤聡美、保志総一朗、堀江由衣、ゆいかおり、喜多村英梨など、人気「アニソン」アーティストを中心にベテランから新進気鋭の若手までが一堂に会した。同番組では、アニソンが認知され始めた80年代以降のアニソンの歴史を網羅したこの豪華なコンサートの模様を、2週にわたりたっぷりと紹介。アニソン興隆を支えたアーティストによる夢の共演の興奮を、再び味わってみて。「アニソン奇跡の夜(仮)~KING SUPER LIVE 2015~」は、NHK BS プレミアムにて、9月6日(日)23時より「Vol.1」を、9月13日(日)23時より「Vol.2」を放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日6月20日に公開された劇場版アニメ『攻殻機動隊 新劇場版』が早くもBlu-ray&DVD化され、10月28日にバンダイビジュアルより発売されることが決定した。士郎正宗原作の人気漫画作品『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された本作は、映像作品としては1995年にスタートした「攻殻機動隊」シリーズから、監督・脚本・キャストを一新した『攻殻機動隊 ARISE』のスタッフが再集結。原作へとつながる攻殻機動隊結成秘話を完全新作として描いている。劇中では、シリーズを通じて謎に包まれていた主人公・草薙素子の生い立ちも明かされている。発売されるのは、Blu-rayの特装限定版(9,800円/税別)とDVD(7,800円/税別)の2つ。『Blu-ray 特装限定版』には、映像特典として、TV放送された特番『「攻殻機動隊 新劇場版」6.20 公開!!25分でわかるARISE SP』と『「攻殻機動隊 新劇場版」公開記念!!25年を25分でおさらいSP』が、未公開映像を含むディレクターズ・カット版を収録。さらに押井守氏、神山健治氏らシリーズの歴代監督を迎えて開催された「攻殻25周年記念オールナイトイベント『GHOST IN THE NIGHT』」や、黄瀬和哉総監督、脚本の冲方丁氏らが作品の魅力を語り明かした「攻殻機動隊 新劇場版 完全解析Night」の模様も収められている。ジャケットは、劇場版第一作『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995年)では作画監督を務めた黄瀬氏が、本作のために描き下ろしている。新世代の『攻殻機動隊』を描いた本作では、監督を野村和也氏、脚本を冲方氏、劇中音楽をコーネリアス、アニメーション制作をProduction I.Gが担当。キャストには素子役を声優の坂本真綾、バトー役を松田健一郎、荒巻大輔役を塾一久、トグサ役を新垣樽助、イシカワ役を咲野俊介、サイトー役を中國卓郎、パズ役を上田燿司が名を連ね、ゲスト声優としてEXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOが、作中でキーマンとなる首相補佐官・藤本修を担当している。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年08月03日シネマカフェが“いま”聞いて欲しいサントラを紹介する「シネマカフェ的サントラのすすめ」。第三回目の今回は、伝説のアニメシリーズの新劇場版サントラや、この夏おすすめの是枝監督最新作のサウンドトラックなどをご紹介。■『新劇場版攻殻機動隊』ハリウッドでスカーレット・ヨハンソンを主演に映画化されることも決定している、日本が誇るSFシリーズ『攻殻機動隊』。今年で25周年を迎える本シリーズは、これまで、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』および『イノセンス』、神山健治監督による『攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』が劇場作品として公開されており、『新劇場版攻殻機動隊』は4作目の映画作品となる。これまでの川井憲次、菅野よう子に変わり、本作および劇場版へと続くストーリーを描いた「ARISE」シリーズからは、音楽をコーネリアスが担当。過去にコーネリアスが映画音楽を手掛けたのは、『攻殻』と同じく士郎正宗原作による『EX MACHINA』で音楽監督を務めた細野晴臣とのコラボ楽曲と、ドキュメンタリー映画 「100万回生きたねこ」など、意外にも少ない。しかしながら、辻川幸一郎が手掛けるミュージックビデオや、映像とのシンクロナイズを目指した数々のショーなど、映像作品と彼の音楽の相性は折り紙つきであり、NHK「デザインあ」でのサウンドトラック提供は、彼のサウンドの特徴であるデザイン性の高さを見事に体現した例だと言える。これまでの『攻殻』においては、作品の持つ情報量の多さに呼応するかのように作りこまれた川井さん、菅野さんの音楽が作品の魅力に寄与する部分が大きかったが、コーネリアスのサウンドデザインの整然としたたたずまいや、激しさのなかにも同時に感じられる統率された静けさは、新シリーズのまた新しいユニークな魅力を演出している。特に、コーネリアスの音楽の特徴である、適切に配置された音やノイズの数々が生み出す響きは、劇場のサラウンドシステムによって鳴らされると独自の快楽性が生まれ、映画に音楽的な魅力を加えることにも成功している。ともに国内外で高い評価を得ているアニメとミュージシャンのコラボレーションとして、注目したい一枚。■『海街diary』是枝裕和監督の最新作『海街diary』では、上述の『攻殻機動隊』のほか、数々のアニメやCM音楽などを手掛ける菅野よう子が音楽を担当している。これまで実写映画としては、中島哲也監督『下妻物語』や、小栗旬が監督し話題を呼んだ『シュアリー・サムデイ』、桜井翔主演『ハチミツとクローバー』、『tokyo.sora』『好きだ、』『ペタル ダンス』といった石川寛監督のすべての作品などを手掛けてきた菅野さんの音楽は、作品によって大きく趣向が異なるのが特徴。『海街diary』においては、これまでの是枝監督作品と同様に、そこまで音楽が多用されるわけではなく、物語の舞台となる鎌倉の風景を照らす光のように、すっと空気に溶け込むような優しい音楽が鳴らされる。広範な音楽性の中でも特に特徴的な菅野さんはピアノはどこまでもやわらかく、クラシカルな風格漂う和音は途方もなく美しい。夏の清涼剤としてもおすすめしたい一枚。■『ハッピーエンドが書けるまで』前作『きっと、星のせいじゃない。』においても、サントラの良さに定評があったジョシュ・ブーン監督。新作『ハッピーエンドが書けるまで』においても選曲のセンスがよく、耳なじみのいい楽曲が並ぶサウンドトラックに仕上がっている。ちなみに、ケイトがラスティにプレゼントするCD「Fevers and Mirrors」は、劇中に流れるインストゥルメンタルを手掛けたマイク・モーギスとネイト・ ウォルコットがかつて在籍したバンド「ブライト・アイズ」のサードアルバムであり、そのボーカリストであるコナー・オバーストの楽曲が劇中で使用されるなどと、分かる人からするとちょっとニヤリとしてしまう選曲もいい。他にも、雨の振る夜に車の中でリリー・コリンズ演じるサマンサとルイスが聞くエリオット・スミスの「Between the Bars」など、物語の中で音楽がドラマチックに絡んでくるので、本作に感動したひとならぜひ手にとってほしい一枚。(text:Toshihiro Horiai)
2015年07月28日公開初日を迎えた映画『東京無国籍少女』の舞台あいさつが25日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の清野菜名をはじめ、田中日奈子、吉永アユリ、花影香音、押井守監督が出席した。アニメ界の巨匠、押井守監督がメガフォンをとった本作は、園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』でヒロインを好演した清野菜名を主演に抜てき。とある女子美術高等専門学校を舞台に、心身ともに傷を負った少女・藍(清野)の日常が音を立てて崩れ始める姿を描く。押井監督がこれまで避けてきた悲惨な暴力や性的描写を解禁するなど、野心に充ちた作品となっている。本作で映画初主演を果たした清野は「初主演ということで、自分自身プレッシャーと不安もありましたが、監督やスタッフ、キャストの皆さんに支えられて最後まで藍を演じることができました」と周囲に感謝の言葉。押井監督については「第一印象は声が小さい(笑)。現場に入ったらマスクをされていて、頑張って口元を見ながら言葉と照らし合わせましたが、分からなくて『もう1回お願いします!』と繰り返してました(笑)」と苦笑いを浮かべるも「分からないことがあったら監督に何でも聞き、理解するまで何度も何度も説明してくれました。分かりやすかったし納得して演じられました。アクションシーンは自分で見てもビックリするぐらいカッコ良いと思いましたね」と満足げだった。そんな清野を主役に抜てきした押井監督は「この作品は清野くんじゃなかったら出来ませんでした。役者さんはセリフを欲しがりますが、清野くんは構えた時が様になる。若い人は難しかったりしますが、清野くんにそういう不安は全く感じませんでしたね」と絶賛。続けて「初めて主演をやってもらった人は何となく一生つきまとう。また一緒にやりましょう」とラブコールを送ると、清野も「私も撮影している最中に監督の魅力に引き込まれました。また別の作品でご一緒できたらと思ったので、これからもよろしくお願いします」と返して押井監督を喜ばせていた。
2015年07月26日●セリフを覚えることの苦手意識急激に人気が高まった時に使われる「ブレイク」という言葉は、定義が特に明確ではないために、軽はずみに使うと疑問視されることがままある"要注意ワード"とも言える。清野菜名という女優に会ったのは約1年前だが、「仕事量」を基準に当時と今を比較して考えるとすれば、ブレイクした若手女優の1人として挙げられるのではないか。現に、今回のインタビューはタイトな撮影スケジュールの合間を縫って行われ、1度の再調整を経てやっと取材に漕ぎ着けた経緯がある。ところが、朝から複数社の取材を受ける中、われわれのインタビュー後の撮影では昨年にも増して元気いっぱいに走り回ってくれた。大抜てきの園子温監督作『TOKYO TRIBE』が公開されたのが昨年8月。そこから『少女は異世界で戦った』、『虎影』などの出演映画が公開され、今後は『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』などの待機作も。ドラマも『素敵な選TAXI』、『ウロボロス~この愛こそ、正義。』のほか、『LOVE理論』ではヒロイン役など次々と出演オファーが舞い込んだ。そして、有村架純、山崎賢人、東出昌大、窪田正孝といった今を時めく同世代の俳優と肩を並べて、『永遠のぼくら sea side blue』に出演したのも記憶に新しい。この勢いに乗って清野が初の主演映画『東京無国籍少女』(7月25日公開)に挑む。『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』(2008年)などで知られる押井守監督がメガホンを取った作品で、とある女子美術高等専門学校を舞台に展開されるスリラー作品。清野は事故で心身に傷を抱えた天才アーティスト・藍を演じ、ラスト15分では銃剣などを駆使した激しいアクションが巻き起こる。本作のキャッチコピー「なぜ、いまここにいる」を今の彼女にぶつけてみたところ、「ブレイクの陰」にあった意外な事実を知ることができた。○初日まで不安だった押井守監督の現場――最近はとてもお忙しそうですね。以前、体を動かさないとストレスが溜まるとおっしゃっていましたが、大丈夫ですか?休日とアクロバットの練習の日があまり重ならなくて。そういえば、2~3カ月ぐらいは行っていません。最近は友だちにダンスを教えてもらったりしています。まだ初心者なんですけどね(笑)。――インスタグラムではカラオケを熱唱している動画がアップされていましたが、すごい弾けぶりですね。そういうところでストレスを発散しています(笑)。でも発見もあって、やっぱり友だちと会うのは大切なことというのに気づくことができました。以前は、ほとんど遊びたいという欲がなくて、誘われてもなるべく行かないようにしていたくらいで。――単独では初主演と聞いて少し意外な気もしました。本人としては待ちに待ったという感じですか。自分としてはまったく意識していません。むしろ、まだこんなに経験が浅い私でいいのかという心配の方が…。でも、アクションがあると聞いて、自分にしかできないものにしようと決意しました。台本にはそこまで細かく書いていなくて、プロットがおおまかに書いてあるだけ。監督からは、それが「完成」と言われていて、「あとは現場の照明や空気感を見ながら1時間25分の映画にしたい」と言われました。私はアドリブが苦手なので、家で台本を読んで気持ちを作っていくことが多いのですが、現場でアドリブとか求められたらどうしようという不安をまず感じました。そういう撮影の仕方は初めてだったので、 どうなっていくのか想像がつかなかったです。でも、その不安も初日まで。藍の気持ちで分からないところがあればその場で聞いて、監督は納得するまで教えてくださいました。それでも分からない時はまた聞く、その繰り返し。監督とそうやって積極的にコミュニケーションを取るのも初めてだったので、一緒に映画を作っている実感がわきました。――以前、アクションは"見た目"を意識しているとおっしゃっていましたが、今回のアクションシーンにおいて、その点いかがですか。練習は全部で3日しかできませんでした。初日はアクション監督が私がどれくらいできるのかを判定する日で基礎練習。2日目はほふく前進や銃の扱い方などの練習。最終日が立ち回りの練習でした。『TOKYO TRIBE』のようなアクションは今まで自分がやってきたものに近いので覚えやすいですが、今回は初めて習っている感じで大変でした(笑)。『TOKYO TRIBE』は自分の素手での打撃で的も大きい。今回は首の動脈や足の腱など小さな的に向けての動きなので、実戦的なアクションがとても多かったです。銃剣も初めて手にして、監督からは「全く体になじんでない」と言われたので、悔しくて家まで銃を持って帰ってずっと練習していました。○運命を変えた園子温監督――本作のキャッチコピーの一文で「なぜ、いまここにいる」は、藍の気持ちを表すと同時に、現実世界のわれわれも常々考えていることです。ご自身に置き換えて思うことはありますか。『TOKYO TRIBE』がなかったら…この仕事を辞めていたかもしれません。その時期(2013年夏ごろ)は仕事がなさすぎて、精神的にも追い込まれていました。卒業してもいつまでも高校生気分で、夏になったら「夏休み」という感覚で。仕事がないんだったら、1カ月ぐらい実家(愛知県稲沢市)に帰ろうかなと思っていました。1度は落ちたオーディションに受かったことで、そこから何かが変わりました。何よりも仕事に対する自分の気持ちが一番変わったと思います。――出演作が増えると、撮影時期が重なる作品も出てくると思います。それまでには味わったことがない経験だったのでは。セリフを1文字も間違えないように"縛り"みたいなものを自分で作ってしまった時期があって、セリフを覚えることへの苦手意識がどんどん強くなりました。『東京無国籍少女』はセリフがあまりなかったので、そういう心配はありませんでしたが、同時期に重なっていた仕事がとんでもないセリフの量で。それを1日で覚えないといけない時には、かなり追い込まれました。●凱旋舞台あいさつで号泣――今年3月3日のブログに「この壁を乗り超えるのは1年くらいかかりそう」と書いてあったのはそのことでしょうか?それもあります。あとは『ウロボロス』も私にとっては高い壁でした。多くのベテラン役者さんに囲まれての現場も初めてでしたし、その中でセリフの量も多くて警察の専門用語もたくさんありました。キャラクターもほかとは違って、唯一コミカルでテンションが高くて。覚えていたはずなのに緊張してしまって、現場で全部飛んでしまったりすることもありました。しかも、クランクインの日が上野樹里さんと2人のシーンで。緊張してしまって、覚えていたセリフがどんどん抜けていって…。でも、テンションは上げないといけない。気持ちはどんどん焦っていきます。――どんな役にもそういう精神的なプレッシャーはあるものですか。そうですね。特に『ウロボロス』は長年あたためていた作品だったみたいで、構想期間を含めると6年。企画がスタートしたのが私がまだ中学生のころで、女優になるなんて夢にも思ってない時からはじまった作品ということになります。その作品の中の1人を演じさせてもらえるのはとてもうれしいことでしたが、スタッフさんが積み上げてきたものを崩したくないという不安…そして、期待に応えたいという意欲。毎日いろんなことに全力でぶつかる日々でした。――今年6月24日に放送されたドラマ『永遠のぼくら sea side blue』では、今を時めく同世代(有村架純、山崎賢人、浅香航大、矢本悠馬、成海璃子、東出昌大、窪田正孝など)との共演でした。現場に入る時はどのような心境でしたか。いつもの現場とは違った緊張感がありました。やっぱり同世代で、最初はみんな様子をうかがっている感じもあって。でも、物語としては後半にかけて仲良くなっていく話なので、同じようにどんどん距離も縮まってみんなでご飯食べに行ったりもしました。今でもすごく仲良くさせてもらっています。スピードワゴンの小沢さんを引き連れて(笑)。生の"セカオザ"さんすごいですよ。私、しいたけが好きなのでそのことを話したら、「じゃあ、しいたけも君のこと大好きだね」って言ってくださいました(笑)。※スピードワゴン・小沢一敬は水族館職員役で出演○故郷が教えてくれたこと――ところで、ファンの方との撮影にも応じていらっしゃるようですが、時々、ファンの方の喜ぶ声をリツイートなさっていますね。私もうれしかったですし、その方が喜んでくださるのかなと。最近は1日に1回は話し掛けられるようになりました。『ピチレモン』のモデルをやっている時は男性より女性のファンの方が多かったのですが、最近は若い男性の方も増えてファンの層が広がりを実感しています。とてもありがたいことです。――そういったファンの広がりの中で、昨年8月に地元の愛知・稲沢で行われた『TOKYO TRIBE』の凱旋舞台あいさつは感慨深かったのでは? 開催されたユナイテッドシネマは、昔から通っていた映画館だと聞いています。ステージに出た瞬間に泣きました! 客席に知っている顔がたくさん見えて。友だちがいたのもビックリしましたが、中学校の先生もいたんですよ! それが何よりも驚いて…。しかも、私が昔から行っていた映画館。すごいですよね。今でもこうして振り返ると…あぁ、鳥肌が立ってしまいます(笑)。――ブログには「また稲沢に帰ってくる」と書かれていました。控室のホワイトボードに「おかえり」と書いてあって。応援してくれている気持ちとか迎え入れてくれる気持ちがすごく伝わってくる言葉でした。稲沢はすごく好きですが、そこにさらに愛を感じて。稲沢の代表になった気持ちでがんばって、また戻りたいなと思います。――中学から『ピチレモン』の専属モデルとして活動し、芸能系の高校に入学するために上京。その時はどのような気持ちで稲沢を離れたのでしょうか。当時はそこまで深く考えての上京じゃなかったと思います。反抗期の影響でとりあえず親から離れてみたい気持ちとか…。きっと、そういう軽い気持ちです。上京したての頃は女子寮での生活でしたが、夜になると寂しくなって後悔する日もありました。高校入学してアクションをはじめた時、最初はボクシングを集中してやっていました。だから腕もすごくパンパンになってしまって、母からも周りからも「何になりたいの?」「アクションやめた方がいいんじゃない?」「モデルできなくなるよ」と言われることも多かった。でも、自分にとってすごく大好きなことで、その時の生きがいがそれしかなかったので、今思うと本当に続けていてよかったなと思います。そして『TOKYO TRIBE』に出ることができて、稲沢に帰ることもできた。続けることはとても大切なことなんだとあらためて知ることができました。■プロフィール清野菜名1994年10月14日生まれ。愛知県出身。身長160cm。特技はアクション、バク転、殺陣、球技、ギター、ドラム、陸上競技。2007年にファッション雑誌『ピチレモン』(学習研究社)でモデルデビュー。2011年まで専属モデルを務め、同年現在の事務所に移籍。園子温監督作の『TOKYO TRIBE』(14年)で注目を集める。『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』(14年)、『少女は異世界で戦った』(14年)、『虎影』(15年)の映画のほか、『素敵な選TAXI』(14年)、『ウロボロス~この愛こそ、正義。~』(15年)、『LOVE理論』(15年)、『永遠のぼくら sea side blue』(15年)などドラマにも多数出演している。
2015年07月26日押井守監督最新作『東京無国籍少女』が7月25日(土)に公開を迎え、押井監督に主演の清野菜名、田中日奈子、吉永アユリ、花影香音が舞台挨拶に登壇した。美術系の女子高を舞台にした本作。あふれんばかりの周囲の才能で期待や嫉妬を一身に背負い、もがき苦悩する主人公の藍だったが、やがて彼女の感情が爆発し、物語は衝撃的な展開を見せる。本作で映画初主演の飾った清野さんは「自分の中でプレッシャーや不安はありましたが、監督、スタッフ、キャストのみなさんに本当に支えていただいて演じきることができました」と晴れ晴れとした表情を見せる。清野さんが「台本が薄くてプロット状態で、不安でしょうがなかったし、監督に『現場で足していく』と言われてもっと不安になって…クランクインの日は不安しかなかったです」と明かすと、同級生役を演じた田中さん、吉永さん、花影さん「不安でした!」と「(監督が)何を考えているかわからずやっぱり不安だった!」などなど口々に不安を訴えた。押井監督は「不安は悪くないですね。不安な世界を描いているので」と余裕の表情だったが、清野さんは監督の印象について「声が小さい!現場ではマスクをしていて、それまでは口元を見て何とか理解してたのにわかんなくなって『もう1回いいですか?』と…」と苦笑い。だが、このやり取りに関しても押井監督は「そうやって近づいて、距離が縮まるのはいいこと」と監督ならではのコミュニケーション術(?)を明かした。一方で押井監督は「現場では結構、冗談を言ったんだけど…。オヤジの言うことだから通じなかった」と寂しそうに語ったが、清野さんらは、監督が冗談を言っていたという事実にさえ気づいていなかったよう…?現役女子高生の吉永さんをはじめ、エキストラも含め女子高生ばかりの現場に、さすがの押井監督も「スタッフの声よりも女子高生がうるさかった。何に喜んで、何にキャーキャー言ってるのか最後までわかんなかった」とリアル女子高生たちに圧倒されたようだった。清野さんはラスト10分ほどで凄まじいアクションを披露しているが、わずか3日、実質的には2日間の練習で作り上げたそう。「いままでで一番ハード!」とふり返るが、完成した映画を見て「自分で言うのもあれですけど『かっこいいな!』って思いました。と充実の表情。押井監督も「清野でなければできなかった」と称賛し「また一緒にやりましょう!」と次作以降での再タッグを約束した。『東京無国籍少女』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:東京無国籍少女 2015年7月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2015東映ビデオ
2015年07月25日東京都渋谷区の渋谷ヒカリエ9F・ヒカリエホールホールAで7月24日~8月30日、細田守監督作品の世界観を体感できる展覧会「細田守監督作品 バケモノの子展」が開催される。○名作アニメの世界を体感!同イベントでは、世界各国から注目される「スタジオ地図」が贈る細田守監督最新作『バケモノの子』の魅力を紹介するほか、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』の世界観を体感できるブースなどを展開する。また、映画の設計図ともいえる「絵コンテ」や、魅力あふれる表情豊かな「キャラクターデザイン」、色鮮やかに作品世界を描き出す手描きの「背景美術」などを展示する。さらに、「面白法人カヤック」や「チームラボ」といった話題のクリエイター陣とコラボする体感型展示エリアも設置し、大人から子どもまで一緒に楽しめる展覧会となっている。会場では「バケモノの子展限定 クリアフォルダ」(400円)、「バケモノの子展限定 アソート缶クッキー」(1,400円)、「バケモノの子展限定 サマーウォーズ手拭」(600円)、「バケモノの子 ペーパーナイフ」(4,167円)など、同展ならではグッズも販売する。開催時間は10時から19時まで、入場は18時30分となる。会期中は無休。※価格は全て税別(C)2015 B.B.F.P
2015年07月23日運命を変えるものに、人は必ずどこかで出会っている。映画『東京無国籍少女』で映画初主演を飾った女優の清野菜名が辿って来た道のりを俯瞰すると、それがよくわかる。女優に憧れて愛知県から上京してきた一人の少女は、東京で挫折を経験し、女優になる夢を諦めかけた。しかしそんな清野に手を差し伸べ、助けたのが、華奢な体から繰り出されるキレのあるアクションだった。運命を変えるものに出会ったのは、上京して間もない頃。「偶然観た映画『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチの姿に衝撃を受けました。ウィルスに感染した犬に追い詰められたミラが、壁を蹴って上る姿を見て“ヤバ!私もやりたい”って思った」と清野さんは昨日のことのように興奮と共に遭遇の瞬間を振り返る。事務所の紹介もあって、すぐに映画『VERSUS ヴァーサス』の主演俳優としても知られる坂口拓のアクション養成所の扉を叩き、1年間通い詰めてスキルを磨いた。準備は万端。ところが思うように仕事が来ない。「昔から変な自信があった」という楽観主義も影を潜め「自信も一つずつ潰されていきました。スケジュールは真っ白でバイトばかりの日々。たまにある仕事も、誰かのボディダブル。“私、何をしているんだろ?こんな事をやりたいわけじゃなかったのに…”と落ち込んでいました」。「この仕事は私には向いてない。辞めよう」。そう思い悩んでいた時期にたまたま受けたのが、園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』のオーディションだった。しかしそれも不合格。ところが、スタント枠として再度オーディションを受けた清野さんのアクション演技を見た園監督が「アクションをやっている時の君は輝いている」との言葉と共に、清野さんをヒロインに急遽大抜擢した。この話題作への出演をきっかけに、清野さんは若手女優として一躍注目を浴びる存在に。憧れたアクションが、自らの女優生命を救った。生まれ変わった清野さんに用意された初主演映画『東京無国籍少女』(押井守監督)も、アクションがキー。クライマックスに衝撃と秘密が待ち受ける幻想的実写映画といえる本作のハイライト、ロシア兵とのバトルはまさに独擅場だ。練習期間として用意されたのはたった3日とあまりにも少な過ぎたが「売れない辛い時期を経験していたので、どんなに苦しいことがあっても、当時を思い出すと何でも乗り越えられる気がする」というマインドで体当たりした。最も苦戦したのは、銃を持っての殺陣。「戦いながら片手でマガジンチェンジをするときに、銃が重すぎてダラッと下がってしまって、押井監督から“それじゃロシア兵を倒すようには見えない”と言われてしまいました」と打ち明けるが、その一言がアクション魂に火をつけた。「悔しくて銃を家に持って帰りました。銃を自分の肩と部屋の壁に挟んで意識しないようにテレビを見ながらマガジンチェンジを交換する練習もしたし、銃の重みを感じて自分の足で家に帰るという行為も自分の中での馴染むポイントになった」と自主練の成果を感じている。撮影現場では、納得のいくまで押井監督とディスカッションを重ねたという。そこには「事前に渡された台本はプロット程度のもので、セリフも少なく表情で見せる演技が中心になるので、納得して理解しないと出来ない役だと思ったから」という理由もあるが、一番は主演という意識が関係している。「経験の浅い新人という部分で負い目があって、監督と話し合いが出来ない事も多かったけれど、この作品では主演という立場も大きくて、初めて監督ととことん話し合いました。完成した映画は納得しながら出来た分、目にも自信が宿っているように見えた」と胸を張る。女優としての目標を聞くと「ハリウッド進出」と即答する。すでにヴィジョンは確立済で「ミラの姿に影響を受けてアクションを始めたので、ハリウッドに進出した際にはミラと共演して同じ仲間として戦う役どころのアクション映画を撮りたいです。もちろん監督はポール・W・S・アンダーソンで」。運命を変えるものに、人は必ずどこかで出会っている。それを極めようと努力すれば、おのずとチャンスは訪れる。(photo / text:Hayato Ishii)■関連作品:東京無国籍少女 2015年7月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2015東映ビデオ
2015年07月22日押井守監督最新作『東京無国籍少女』のトークイベントが7月16日(木)に都内で開催され、押井監督、主演の清野菜名、共演の金子ノブアキが出席した。美術の高等専門学校に通う藍は才能にあふれ、将来を期待されるも、心の傷を抱え、周囲の期待や嫉妬に苦悩していた。やがて物語は思わぬ展開を見せ、藍の感情の爆発と共に衝撃のクライマックスを迎える…。台風の接近が報じられる中、監督ら一行を乗せた車が渋滞に巻き込まれるというトラブルもあり、イベントは予定よりも十数分遅れてのスタートとなったが会場には多くのファンが詰めかけた。現在、二十歳の清野さんはオーディションで藍役を勝ち取ったが、これまで押井監督のことや作品についてはほとんど「知りませんでした」と明かす。一方、金子さんは「どっぷりと通ってきました」と語る押井作品の大ファン。実は、ポーランド系の血を引いているという金子さんだが、押井監督がポーランドロケを敢行した『アヴァロン』をお気に入り作品に挙げ「この映画で初めてポーランドの景色を見ました」と明かし、今回のオファーについても「感慨深かったし嬉しかったです」と語る。押井監督は「実は『パトレイバー』でも金子くんにオファーを出しかけてたんです」と告白。金子さんは「その話を聞いて、事務所への不信感が…(苦笑)」と心から残念そうに語り、会場は笑いに包まれた。また清野さんの起用について押井監督は「(藍役を)選ぶ基準がなかったんです。若い子を撮ったことがなかったので。これまでどちらかというと少しオバサンばかりで(笑)、若い子の顔は区別がつかないので」と述懐。ではなぜ清野さんを選んだのか?「みんな同じ顔の中で一人だけ今風じゃない顔がいたので」と説明する。「“カワイイ”とか“美人”ということ以外に、人を殺しても不思議じゃない顔だと可能性を感じました」と独特の選考理由を明かし、会場をわかせた。前半は鬱屈した女子高生の姿が描かれるが、終盤にかけて物語は一気に加速し急展開を見せる。押井監督は「量は少ないけど、ダブルミーニングになっているセリフばかり。全てに意味があります」と映画の構造の一端を明かし、自信をうかがわせる。特に終盤のアクションシーンは圧巻!清野さんは血まみれの姿で凄まじいアクションを披露しているが、血糊のメイクに「興奮してスイッチが入りました」とニヤリ。その姿に押井監督以下「殺気を覚えた」という。決して、スケジュールに余裕があったわけではなく、清野さんは「3~4分のアクションを『今日覚えて、やってもらいます』と言われ、『ふざけんな!』って思いました(苦笑)」と苦労を明かすが、完成したシーンについては「いままでの日本映画になかった衝撃のシーンになっています!」と胸を張る。金子さんは、自身が多くは出演していない清野さんのアクションを手放しで大絶賛!「超強いんです(笑)。もちろん、これまでも活躍はされてますが、これを見たら『こいつ誰だ?』となると思うし、海外からも話が来ると思う」と太鼓判を押す。これには清野さんも「来てほしいです!」と満面の笑みで語った。押井監督もこの衝撃のクライマックスについて「演技の延長としてアクションをしてもらった。かっこいいアクションシーンではなく、人殺しのアクションをしてもらわなくてはならなかった」とテクニックのみらず、演技力も必要なこのシーンの難易度の高さを強調し、改めて清野さんを称えた。『東京無国籍少女』は7月25日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月16日押井守が監督を務め、園子温監督作『TOKYO TRIBE』への出演で注目を集めた清野菜名が主演を務める『東京無国籍長女』の新トレーラーと場面写真がこのほど解禁となった。そこは女子美術高等専門学校。日々、創作活動に取り組む生徒たちの中に、かつて天才と持て囃された藍(清野菜名)が居た。彼女は事故で怪我を負った影響で心に傷を抱えてしまい、いまでは眠ることも出来ず、授業もドロップアウトし、ただ一人、謎のオブジェを作り続けていた。そんな藍を再び広告塔として利用するため全てを黙認し、決して学園の外に出そうとしない教頭(本田博太郎)。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。降りかかる執拗なイジメと嫌がらせの中、唯一、彼女の身を案じる保険医(りりィ)にも心を開かない藍。やがて、心休まらない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた「なにか」によって崩れ始める…。群発する地震。響く大量の鳥の羽音。学園内に流れ続けるクラシック音楽。そして繰り返される謎の声…お前はなぜ、ここにいる?既に海外4つの国際映画祭での上映が決定している、ソリッドシチュエーションスリラーの本作。このほど公開されたのは、血まみれで迫力のアクションを披露する清野さんの姿が映し出され、衝撃のラスト15分に大きな期待がかかる予告編。主人公の藍がうける凄惨ないじめや、苦悩する姿が映し出され、美術学校に漂う不穏な空気が感じ取れるがそこから一転、血まみれの清野さんが衝撃的なアクションを繰り広げるシーンが展開!謎の軍隊と壮絶な死闘や、銃を打ちまくる清野さんの姿は、いったいどんな展開でこのような状況になってしまうのか想像もつかないほどの迫力だ。あわせて解禁された場面写真では、清野さんの顔に飛び散った血が生々しい場面のほか、真剣な表情で撮影に挑む清野さんの様子が映し出されている。ナイフ、銃を手にする清野さんのまなざしには、押井監督が絶賛するぞっとするような殺気が漂う。衝撃のラストの真相を、まずはこのビジュアルから覗いてみて。『東京無国籍少女』は、7月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月15日女優・清野菜名が初主演する映画『東京無国籍少女』(7月25日公開)のアクションシーンを収めた映像と新たな場面写真が14日、公開された。映像では、清野が血まみれになりながらも激しいアクションを披露している。『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』(2008年)などで知られる押井守監督が手がけた本作は、とある女子美術高等専門学校を舞台に展開されるスリラー作品。清野が演じるのは、事故で心身に傷を抱えた若き天才アーティストの藍(清野)で、彼女が他人とうまく交われずに憂鬱な日々を送っていた中で、ある日を境に日常が崩壊していく。今回の映像では、同級生たちと激しく対立し、孤立する藍の姿が描かれる。作品作りに没頭する藍。しかし、「衝撃の15分を迎える」の文字が映し出されると、銃剣を手にした藍が登場し、謎の集団と銃撃戦を繰り広げる。銃を使ったアクションはもちろん、素手によるスピーディーな格闘シーンも披露している。制作サイドによると、清野のアクションシーンの稽古は3日間しかなく、そのうち1日目はテストに当てられたため、実質2日間の稽古で完成されたものだという。また、本作では、押井監督が今まで描けていなかった新たな試みとして、血の描写に挑戦していることも見どころの1つとなっている。なお、本作は国内にとどまらず海外からも期待が寄せられており、各国映画祭への出品も決定。7月11日まで行われていた「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」(スイス)、「ニューヨーク・アジア映画祭」(アメリカ)などに加え、現在開催中の「ファンタジア国際映画祭」(カナダ)、7月16日より開催の「プチョン国際ファンタスティック映画祭」(韓国)などでの上映を控えている。海外で作品が上映されることについて清野は、「初主演映画が、海外映画祭から招待されているのは大変光栄です」と喜び、「ラスト15分のクライマックスシーンの撮影の時は、集中力が高まっていくなかで、周囲がゆっくりと動いているような感覚を、初めて感じました。吹き替え無しのアクションに期待してほしいです」とコメントを寄せた。共演には、『新宿スワン』(2015年)などに出演した俳優の金子ノブアキや、りりィ、本田博太郎らベテラン陣から、田中日奈子、花影香音、吉永アユリなどフレッシュな若手が顔をそろえる。(C)2015東映ビデオ
2015年07月15日押井守監督の実写最新作にして、『TOKYO TRIBE』の清野菜名が初主演するソリッドシチュエーション・スリラー『東京無国籍少女』。この期待の取り合わせに、海外の映画祭から続々と招待オファーが届いていることが判明。それを記念して、劇中では一切“笑わない”清野さんの笑顔がまぶしいメイキングショットがシネマカフェに到着した。舞台は女子美術高等専門学校。かつて天才と持てはやされた生徒の藍(清野菜名)は、事故で怪我を負った影響で心に傷を抱えてしまい、いまでは眠ることもできず、授業もドロップアウト、ただ一人で謎のオブジェを作り続けていた…。そんな藍を、再び学校の広告塔として利用するため全てを黙認し、決して学園の外に出そうとしない教頭(本田博太郎)。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。降りかかる執拗なイジメと嫌がらせの中、唯一、彼女の身を案じる保健医(りりィ)にも、藍は心を開かない。やがて、心休まらない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた「なにか」によって崩れ始める…。世界が注目する押井監督の新たなる挑戦とも言える本作。最低限のCGIで役者の身体表現を最大限に活かしたラスト15分のクライマックスは、過去の実写作品とも一線を画す壮絶さと迫力で、観る者を圧倒する。まず、ワールドプレミアとして7月7日(現地時間)に上映されるのは、スイス・ヌシャテル湖畔で行われる「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」。ヨーロッパのファンタ系映画ファンから注目を集めており、「New Cinema from Asia」にて上映される。続く、「ニューヨーク・アジア映画祭」では7月10日に北米プレミア上映。幅広いジャンルのアジア映画に特化した映画祭で、今年は若手俳優に贈られる「ライジングスター賞」に染谷将太が、過去には山田孝之や長澤まさみが選ばれている。また、高倉健、菅原文太へのトリビュート上映が組まれるなど、日本映画も毎年数多く上映されている。さらに、カナダ・モントリオールで行われる「ファンタジア国際映画祭」では、7月21日に上映予定。北米最大級で、昨年は約13万人の映画ファンが参加。親日的な映画祭で、2014年には『太秦ライムライト』が「最優秀監督賞」、『ジョバンニの島』が「最優秀長編アニメーション作品賞」、『るろうに剣心 京都大火編』が「観客賞銅賞」を受賞。また、押井監督には「生涯功労賞」が贈られている。また、アジアを代表するジャンル系映画祭の1つ、韓国の「プチョン国際ファンタスティック映画祭」がアジアプレミアとなる。なお、ワールドプレミアとなる「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」では、押井監督のこれまでの功績を紹介するショートムービーが制作され、上映される予定だという。<清野菜名コメント>初主演映画が、海外映画祭から招待されているのは大変光栄です。カンヌ映画祭のマーケットで、アクションシーンの映像を観た海外の映画祭や配給会社からのオファーや問い合わせが届いていると聞きました。ラスト15分のクライマックスシーンの撮影の時は、集中力が高まっていくなかで、周囲がゆっくりと動いているような感覚を、初めて感じました。吹き替えな無しのアクションに期待して欲しいです。海外の反応も楽しみですが、日本の皆さんにもぜひご期待いただきたいです!!『東京無国籍少女』は7月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月07日『怪盗グルー』シリーズで人気の、バナナが大好物な謎の生物ミニオンを主人公に描く『ミニオンズ』。このほど、人気声優・宮野真守が演じる役が発明家のハーブであることが解禁され、ハーブが登場する特別映像が公開された。人類が誕生する遥か昔、黄色い生物としてミニオンは誕生した。長い年月をかけて進化しながら、絶え間なくその時代の最も強いボスに仕えてきた。Tレックスからナポレオンなどあらゆるボスに仕えてきたが、失敗ばかりで長続きしない。やがて仕えるボスがいなくなり、ミニオンたちは生きる目的を見失ってしまう。ミニオン滅亡の危機が迫る中、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、そして弱虫のボブが仲間たちを救うべく立ち上がった。極寒の南極からニューヨーク、そして流行の最先端を行くロンドンへ――新たな最強最悪のボスを探しに、ミニオンズの壮大な旅が始まる。ユニバーサル・ピクチャーズ史上NO.1を記録し、日本でも大ヒットした『怪盗グルーのミニオン危機一発』に登場する、謎の生物ミニオンを主人公に描く本作。声優陣に、天海祐希、「バナナマン」、モデルの藤田彩華、人気急上昇中のアーティスト・LiSAらの出演が決定し話題だが、このほど未発表となっていた人気声優・宮野さんの配役が、天海さん演じる世界初の女悪党・スカーレット・オーバーキルの夫で、常にかっこいいスーパークールな発明家ハーブであることが明らかになった。そして、宮野さん演じるハーブが登場する特別映像では、クールに軽やかにハイタッチを決め挨拶をするハーブの姿と、そんなハーブの姿に思わずうっとりするミニオンたちが映し出されている。今回の出演にあたって、宮野さんは「前作の『怪盗グルーのミニオン危機一発』では色っぽいプレイボーイの子どもの役を演じさせていただきましたが、今回はがらっと大人のキャラクターになりました。ハーブは渋さもお茶目さもある大人な役なのでかなりチャレンジでしたが、演じていてとても面白かったし、色々な面を出せてすごく楽しかったです」とコメントを寄せている。また、「実は、『ミニオンズ』で演じたのはハーブだけじゃないんです。かなり意外だし、自分にとってもまたかなりチャレンジングなキャラクターなので、こちらも楽しみにしててください!」と本作で2役務めていることも発表!気になるもう一役については近日中に発表予定とのことで、今後ますます注目が集まりそう。映画『ミニオンズ』は7月31日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月25日10月10日に公開される『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット』のポスタービジュアルが、このほど公開された。本作は、5月1日に公開された『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』で総監督を務めた押井守氏の強い要望により、劇場版の全カット責任編集を行い、27分の映像を追加したもの。押井監督自身が「今回、最もこだわって創り出した、現代を象徴するキャラクター」と明かす、テロリスト・灰原零(森カンナ)をめぐるミステリーがさらに踏み込んで語られるほか、生死を賭けた戦闘に巻き込まれる特車二課の面々の描写が新たに加えられたことで、キャラクターたちの人物像がより深く掘り下げられた。その結果、押井監督が「語るべきテーマの詰まった特濃版」と語るように、作品に込めた監督のメッセージがより鮮明に表現されたものになっている。今回公開されたポスターは、ロボットアクション要素が強調された『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』のポスターとは対照的なものに。テロリスト・灰原の正体に迫る本作を象徴するように、コクピットから不敵にイングラムに迫る灰原の姿が全面に登場するデザインになっている。さらに、パイロットスーツとゴーグルに身を包んだ灰原の横には「おまえは誰だ!?」のメッセージが添えられ、ミステリアスな要素が強調されている。すでに劇場公開されている『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は、総監督である押井氏が監督・脚本を務め、最新鋭4Kカメラで撮影された高精細映像と、日本映画初となるドルビーアトモスによるサラウンド音響で制作されている。1,000万人を人質に東京を蹂躙するテロリスト集団を相手に、特車二課の隊員たちが立ち向かっていく物語が描かれ、現実の国際政治上も緊張状態の続く東アジア情勢も背景に、日本映画の枠に収まらない、壮大なスケールの作品に仕上がっている。キャストには、筧利夫、真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、高島礼子、しおつかこうへい、堀本能礼、田尻茂一、藤木義勝、千葉繁らが出演している。(C)2015HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会
2015年06月22日2015年6月12日、「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」の説明会が東京・六本木で行われた。「攻殻機動隊」とは1989年に士郎正宗氏による漫画として誕生した作品。その後1995年に押井守監督により『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』としてアニメ映画化され、世界の注目を浴びた。2002年からは「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」としてテレビアニメ化(神山健治監督)。シリーズは同「S.A.C. 2nd GIG」、「S.A.C. Solid State Society」と続いた。さらに現在、「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」が黄瀬和哉監督、シリーズ構成・冲方丁氏で製作されており、6月20日(土)からは「攻殻機動隊」25周年記念作品の完全新作長編アニメ映画として『攻殻機動隊 新劇場版』が公開される。「攻殻機動隊」はSF作品で、作中に登場するサイボーグ技術「義体」や「電脳」は架空の存在だ。しかし魅力的な作品設定は今でも少なからぬ人たちに影響を与えている。「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT(リアライズ・プロジェクト)」は、「攻殻機動隊」らしい科学技術の実現(リアライズ)に向けた情報発信と研究開発、起業活動支援を目的としたプロジェクトである。説明会は2部構成で行われた。第一部は、プロジェクトの概要説明を「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」実行委員長である株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長の石川光久氏が行った。第2部は神山健治氏や冲方丁氏らアニメ作品関係者のほか、慶應義塾大学大学院の稲見教授、南澤准教授を迎えて、REALIZE公開ブレスト「攻殻機動隊の世界はどこまで実現できるか?」と題したトークセッションが行われた。まずは第一部をレポートする。最初に「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」実行委員長で、株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長の石川光久氏が挨拶に立った。石川氏はまず士郎正宗氏の原作について触れ、「話の根っこの強さ、SF設定の緻密さ。設定の時代である2029年が近づけば近づくほど、士郎正宗氏の時代を見る目の凄さを感じる」と語った。アニメについて士郎正宗氏は原作を気にせず好きにしていいと言っているが、原作が緻密に描き込まれているので、描いてはいけない部分があるという。同プロジェクトでは、単に描かれているものを実現するだけではなく、原作に描かれてなかったとしても世界観に合致するものの実現を目指すという。原作に寄り添うだけではなく、士郎正宗氏の原作に近づいていくような、もしかしたら次の攻殻機動隊に出てくるようなものがリアライズできたらと考えていると述べた。また、現在アニメ化が進んでいる「ARIZE」は2029年の前を描いた作品であり、「新劇場版を見ていただければ、リアライズプロジェクトのことも、言いたいことがわかってくれると思う」と述べた。最後に石川氏は「アイデアや技術が間違った方向にいかないように、また日本の科学技術の発展に貢献できるように、実行委員会と事務局が中心となって、産学官と連携して中長期のプロジェクトとして進めていきたい。新たな取り組みとして、ぜひ皆様にご期待いただければと思う」と挨拶を締めくくった。○プロジェクト概要「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」では、メディア事業、インキュベーション事業、プロジェクト関連事業、アワード事業等を行う予定だ。まずメディア事業では、攻殻機動隊の世界に近いものを独自に取材してキュレーションしていくほか、SNS連動や、各メディアともタイアップしていく。インキュベーション事業では今回、株式会社NTTドコモベンチャーズの協力で攻殻機動隊のテーマにあった研究開発やスタートアップを対象とした「コンテスト・ハッカソン」を開催することが発表された。これらをアワードとして表彰する予定。説明会ではプロジェクト・関連事業の一例として、日本で初めてとなるフォトグラメトリースタジオ「Avatta」を運営・監修する写真家の桐島ローランド氏が登壇した。「フォトグラメトリー」とはカメラで複数角度から同時撮影して3Dモデルを作るという技術だ。「AVATTA」では、84台の一眼レフカメラ(NikonD5300)を使っている。従来の3Dスキャンによるモデル作成よりもリアルなアバターが作れる点が特徴で、しかも従来は数カ月かかっていた作業が10日間程度ですむようになったという。桐島氏は3Dデータを用いた新しい表現をこれから試していきたいと語った。会場には撮影を行ったモデルの有馬綾香さんが「攻殻機動隊」主役の草薙素子のコスプレで登場した。撮影そのものは手と足を少し広げて立ついわゆる「Aポーズ」で行う。会場では作成した3Dモデルに服や髪の毛のモデルを着せて作った3Dモデルが紹介された。有馬綾香さんのほか、コスプレイヤーのうしじまいい肉さんも撮影を行っており、両者のモデルはウェブサイトで閲覧できるようになる予定。背景には心電図上のパルスが出ているが、これはうしじまいい肉さんが着用しているApple Watchが計測したデータをリアルタイムで反映したものだという。続けて株式会社ライブアース代表取締役社長の庄司真史氏が登壇した。「攻殻機動隊」に登場する電脳、義体、ロボットなど要素技術を整理して、どれだけ現実のものになっているかを検証していき、意味のあるかたちで還元する試みを事務局では行っていくと述べた。庄司氏は特に「攻殻グラフ」という「攻殻」世界の可視化を目指すプロジェクトについて解説した。セマンティックネットワークに基づいて要素をグラフ化し、世界を分析・整理していき、ネットワークは世界を検索するアルゴリズムへと昇華させていくことを目指すという。これまでのグラフ化で「攻殻機動隊」の技術は「機械(ロボット)」、「都市(スマートシティ)」、「人工知能(AI)」、「義体(サイボーグ)」、「電脳(サイバー・ブレイン)」の5つに大別されることがわかった。もっとも実現が難しいのが電脳分野で、2029年までにどれだけ進むかはまだわからない。いっぽう、いまのスピードで技術が進むと、人間のニューロンよりも速い処理速度をもった計算機が安価に手に入ると考えられると庄司氏は語った。各技術を取材し記事にした結果を、読者、専門家、各メディア、事務局での値などから「攻殻係数」として定量評価し、アワードなどを通して、社会の発展に寄与するように還元していきたいという。今回、例として出されたのはライブアースの地球儀技術「LiVEARTH」を使って、産業用ロボットの取引額をウェブ地球儀上に可視化したもの。日本から世界への輸出額が非常に大きいこと、欧州では地域内での取引が多いことなどがわかる。○コンテスト・ハッカソンを実施予定コンテスト・ハッカソンについては、NTT ドコモ・ベンチャーズ取締役副社長の秋元信行氏が紹介した。秋元氏は「攻殻機動隊こそ未来ビジョンなのではないか。現実世界が攻殻機動隊の世界を追いかけている。現在の技術の発展系が攻殻機動隊の世界に繋がり得るのではないかと思っている」と述べた。映像作品だけではなく「日本を代表する未来ビジョン、テクノロジー・ロードマップである」と考えているという。コモンズ代表で事務局の武藤博昭氏はアワード事業について紹介した。サイトから攻殻機動隊らしいニュースをについて報じる「攻殻ニュース」からもっとも「攻殻係数」が高いものを1年に1度表彰する。そのほか、コンテスト・ハッカソン事業で募集するチーム・団体参加、個人参加、企業家向けのそれぞのれの募集種類から優秀な作品を表彰し、開発資金や企業支援などを与える。詳細は応募要項が固まり次第公開されるが、7月に発表、8月に募集を開始し、翌年2月上旬にアワードを実施する予定だという。産官学のコラボレーションを通してイノベーション、大手企業の休眠特許の呼び起こしなどを目指したいと述べた。
2015年06月13日7月24日から東京・渋谷ヒカリエで開催される、細田守監督作品をテーマにした「バケモノの子展」の体験型コーナーを、チームラボと面白法人カヤックが担当することが明らかになった。7月24日から東京・渋谷ヒカリエで開催される、アニメーション映画監督・細田守氏の作品をテーマにした『バケモノの子展』。その体験型コーナーを、デジタル技術を用いた展示で国内外から注目を集める「チームラボ」と、「日本的面白コンテンツ」をテーマにユニークなサービスを展開する「面白法人カヤック」が担当することが12日明らかになった。「バケモノの子展」は、『時をかける少女』(2006年)に始まり、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)、さらに最新作『バケモノの子』(2015年)に至るまで、細田監督の作り上げた映画の魅力に迫る展示。絵コンテやレイアウト、原画、背景美術など300点以上のオリジナル素材に加え、作品の世界を体感できるコーナーを用意している。デジタル技術を用いた展示で国内外から注目を集める「チームラボ」が担当するのは、最新作『バケモノの子』のエリア。「熊徹道場(チームラボスタジオ)」では、バケモノ・熊徹から指導を受ける九太になった気分で、太刀さばきの修行を体験。また、「チームラボカメラ」では、映画のポスタービジュアルと撮影者を合成し、自分だけのポスターを作ることができるという。そして、「日本的面白コンテンツ」をテーマにユニークなサービスを展開する「面白法人カヤック」は、細田監督の過去3作品のエリアを担当。「未来で待ってるby『時をかける少女』」では、印象的な映画のラストシーンを体感できる。「よろしくお願いしまあああすっ!!by『サマーウォーズ』」では名シーンを完全再現し、「OZメッセージby『サマーウォーズ』」はインターネット上の仮想世界・OZを表現して、自由にメッセージを入力することが可能。最後に「雨と雪の背くらべby『おおかみこどもの雨と雪』」では、柱に刻まれた身長の記録に手をかざすと、その年ごろの雨と雪が現れる仕掛けが盛り込まれている。細田監督3年ぶりとなるアニメーション映画『バケモノの子』は、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。主人公のバケモノ・熊徹役には俳優の役所広司、熊徹の弟子である九太の青年期を染谷将太が、少年期を女優の宮﨑あおいが担当。そして、ヒロインの楓を声優初挑戦の広瀬すずが演じる。そのほかにも、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋、山路和弘、黒木華、宮野真守、長塚圭史、麻生久美子ら豪華キャストが名を連ねている。(C)2006 TK/FP(C)2009 SW F.P.(C)2012 W.C.F.P(C)2015 B.B.F.P
2015年06月12日「攻殻機動隊」25周年記念作品『攻殻機動隊新劇場版』が、6月20日(土)より公開されるのを記念して、9日(火)都内で舞台挨拶が行われた。SF漫画家、士郎正宗が1989年に漫画として発表し、1995年に押井守監督による長編アニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開されてから、いまもなお愛され続けている「攻殻機動隊」。この日行われた完成披露上映会には、青春を共にした世代の方たちはもちろんのこと、当時はまだ幼かったであろう年代の方まで、幅広い年齢層のファンが集結した。本作の監督を担当した30代の野村和也監督は、「25年も前から愛されている作品を担当するのは、ものすごいプレッシャーでした」と少しホッとした様子を見せた。脚本を担当した冲方丁は、「デビュー時の教科書みたいな作品だったのですが、本作では監督のアイディアで、青春と卒業というテーマも加わり、現代ならではといった作品になったと思います」と自信を覗かせた。また、草薙素子役を務めた坂本真綾は、「桜が満開のシーンが最後にあるのですが、アフレコの任務完了した日も満開の桜だったので、映画と現実がリンクした感じがしました」と当時の思い出を紹介。皆それぞれが、終わってしまう寂しさを漏らすと、パズ役の上田燿司は「このメンバーが本当にチームになったな、と思います」と感極まる一場面もみられ、声優陣も興奮が冷めやまない様子だった。そして、劇中で攻殻機動隊部隊設立に寄付する首相補佐官の藤本修役を演じた、「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」のNAOTOがゲスト出演すると、会場はヒートアップ。元々攻殻機動隊のファンだったというNAOTOさんは「リトルリーグに入った子の初めての登板がヤンキースっていうぐらい、信じられない感じだった」と初めてにして、大舞台でのアフレコを存分に楽しんだ様子だった。「草薙素子は上司にしたい女性NO.1ですね!頼れてセクシー」と話すNAOTOさんに、「劇中では草薙素子にフラれていませんでした?」とMCから突っ込みが入るも、「え?僕はフラれているとは思っていませんけど」と、諦めきれていない様子のNAOTOさん。しかし、「すごく親切にお断りさせて頂きましたよ」と草薙素子役の坂本さんにズバッと言われ、結果的に2回もフラれてしまう羽目となった。25周年にちなみ、NAOTOさんから坂本さんに「夢が叶った」という花言葉の青いバラ25本が贈られると、何故か製作総指揮間を務めた石川光久からも坂本さんへ25本のバラが贈られ、困惑する坂本さんだったが、「このバラは、みんなでもらったものだと思っています」とチーム一丸となって闘ったことへの感謝を述べた。『攻殻機動隊新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:攻殻機動隊 新劇場版(C) 士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊新劇場版」製作委員会
2015年06月09日原作漫画誕生25周年を記念し、「攻殻機動隊」の誕生の秘密に迫った完全新作ストーリーで贈る『攻殻機動隊 新劇場版』。6月20日(土)の公開を目前に、この度、本作の冒頭12分間にも渡る本編映像が解禁となった。1989年、士郎正宗による原作「攻殻機動隊」が誕生。1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開され、その圧倒的な作品世界と映像表現により、ウォシャウスキー姉弟(『マトリックス』)やジェームズ・キャメロン(『タイタニック』『アバタ―』)を始めとする世界中のクリエイターに影響を与え、後のSF映画の映像表現に革命を起こしたといわれる本シリーズ。今回解禁された冒頭12分間では、本作の物語の鍵となる“大使館人質事件”“総理大臣暗殺事件”の2つの事件の勃発が描かれている。大使館で起きた人質事件の捜査に乗り出す草薙素子たち7名。しかし事件の背後には電脳ウィルス【ファイア・スターター】の存在が見え隠れし、スナイパーであるサイトーは、事件の鍵を握る衝撃的な人物を目撃する。時を同じくしてホテルで秘密会談中の総理大臣と、同席する草薙素子のかつての上司である501機関のクルツ。部屋に運びこまれたトランクは、クルツによる静止も間に合わず、総理大臣自らの手によって爆発し、戦後最大の事件である「総理大臣暗殺事件」が発生してしまう…。映像では、「攻殻機動隊」の見どころである電脳会議シーンや迫力のアクションシーンを、冒頭から余すところなく披露。この2つの大きな事件を契機に、草薙たち“はぐれ者の寄せ集め集団”がいったいどのような物語を展開していくのか…続きが気になる映像に仕上がっている。全世界が注目する本作の世界観を、いち早く体験できる本映像を見ながら公開に備えたい。『攻殻機動隊 新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日士郎正宗の原作誕生から25周年を迎え、TVアニメ新シリーズの放送や完全新作『攻殻機動隊 新劇場版』の公開などアニバーサリー・イヤーに相応しい盛り上がりをみせる「攻殻機動隊」。以前、主役にスカーレット・ヨハンソンを迎えてハリウッドで実写化されると発表されたが、この度、日本での「攻殻機動隊 ARISE」舞台化が決定した。1989年に原作漫画の連載がスタートして以来、映画・TVなどに映像化され、1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開。その圧倒的な作品世界と映像表現は『アバター』のジェームズ・キャメロンや『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟など、世界中のクリエイターに刺激を与え、後のSF映画にも革命を起こしたとされている。今回舞台化される「攻殻機動隊ARISE」は、原作、映画、TVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」に続く“第4の攻殻機動隊”として2013年に全4作で発表。まだ若く血気盛んな時代の草薙素子を主人公に、彼女が公安9課のメンバーとどのように出会ったか、いかにして攻性の特殊部隊=攻殻機動隊を創設したのか…攻殻機動隊結成前夜の物語が描かれており、現在放送中の新TVシリーズ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」では、これに『攻殻機動隊 新劇場版』へ繋がる完全新作エピソードが追加された構成で、“攻殻機動隊”はじまりの謎に迫まるシリーズとして人気を博している。演出を務めるのは、舞台「ペルソナ」シリーズや「BLOOD-C ~The LAST MIND~」の演出も手がけ、映画監督でもある奥秀太郎。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の脚本家でもあり「攻殻機動隊ARISE」スーパーバイザーを務めた藤咲淳一が担当。さらに最新作で脚本を務めた冲方丁が監修として参加。数多くの舞台演出の経験を持つ奥さんと、“攻殻機動隊”に精通した藤咲さんと冲方さんがタッグを組み、舞台の上で攻殻機動隊結成前夜“はじまりの物語”を創りだす。いまだ出演者情報などは未発表。ハリウッドではスカーレット・ヨハンソンが演じる草薙素子役は今作では誰が演じるのか、また9課のメンバーのキャスティングは誰になるのか、気になる続報を心待ちにしよう。舞台「攻殻機動隊ARISE」は11月5日(木)から15日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて公演予定。映画『攻殻機動隊 新劇場版』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日『攻殻機動隊』25周年を祝い歴代3監督が登壇するトークイベントと、初映像化作品から最新作まで一挙に上映されるオールナイトイベントの開催が決定した。原作誕生よりすでに四半世紀を経て、6月20日(土)より完全新作『攻殻機動隊 新劇場版』が公開となる『攻殻機動隊』シリーズ。今回決定したイベントでは、攻殻機動隊の歴史を築いてきた監督たちの夢の対談が実現し、公開前日に最新作を鑑賞することができる。トークイベントのゲストとして登壇するのは、最新作の総監督・キャラクターデザインを務めた黄瀬和哉、脚本の冲方丁と、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の監督である押井守、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の監督の神山健治、さらにこれらすべての作品でプロデューサーを務めたProduction I.Gの石川光久。これまでの25年間の歴史の中で、歴代監督が一堂に会し、“攻殻”について語り明かすのは初めて。さらに、入場者には特典として公開一週目の入場者プレゼントである攻殻機動隊25周年記念複製原画セットに加え、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『イノセンス』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』ほか公開当時のチラシ集(一部復刻版)をプレゼント。ファン垂涎の特典に、大きな注目が集まりそうだ。これまでのファンだけではなく、新劇場版からの“攻殻”ビギナーにとっても特別な一夜になりそうな本イベント。チケットは6月5日(金)24時から発売とのこと。『攻殻機動隊 新劇場版』公開前夜!攻殻機動隊25周年オールナイトイベントは6月19日(金)19:30~翌05:20終了予定。(随時休憩含む)(text:cinemacafe.net)
2015年06月04日アニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の6月20日公開を前に、「攻殻機動隊」生誕25周年を記念したオールナイトイベントが、東京・TOHOシネマズ新宿で6月19日に開催されることが明らかになった。本イベントでは、『攻殻機動隊 新劇場版』で総監督・キャラクターデザインを務めた黄瀬和哉氏、脚本を担当した冲方丁氏に加え、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井守監督、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の神山健治監督、さらに、これらすべての作品でプロデューサーを務めたProduction I.G代表・石川光久氏など、「攻殻機動隊」の歴史を築いてきたメンバーが登壇。同シリーズの歴代監督が一堂に会し、作品について語るのは今回が初となり、製作サイドも「非常にレアな一夜になること間違いなし!」と胸を張る。入場者には特典として、『攻殻機動隊 新劇場版』公開一週目の入場者プレゼントとして用意されている「攻殻機動隊25周年記念複製原画セット」に加え、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『イノセンス』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』ほか公開当時のチラシ集(一部復刻版)が全員にプレゼントされる。開催時間は6月19日19:30の回(上映前トークショー)~翌5:20(上映終了予定、随時休憩含む)。上映作品は、『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』前後編、『攻殻機動隊 新劇場版』、『GHOST IN THESHELL/攻殻機動隊』、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』。チケットの料金は3,800円で、プレミアボックスシート(+1,000円)、プレミアラグジュアリーシート(+3,000円)も用意。劇場のインターネットチケット販売「vit」にて、6月5日24:00から販売がスタートする。「攻殻機動隊」シリーズの主人公・草薙素子の過去と攻殻機動隊の結成秘話が描かれる『攻殻機動隊 新劇場版』は、総監督・キャラクターデザインを黄瀬氏、脚本を冲方氏、音楽はコーネリアスと『攻殻機動隊ARISE』を手がけた面々が再集結。アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。キャストには坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆきらが名を連ねている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会(C)1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年06月04日細田守監督の最新作『バケモノの子』の主題歌が、Mr. Childrenの『Starting Over』に決定し、桜井和寿が「この素晴らしい作品に、微力でも携われることに大きな誇りを感じています」とコメントを寄せた。その他の写真『バケモノの子』は、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちの棲む異世界“渋天街(じゅうてんがい)”での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛など、あらゆる世代が共感できる“夏休みの国民映画”を目指して制作された冒険活劇。主題歌について細田監督は、「映画『バケモノの子』は、ひとりぼっちの少年の成長譚であり、主題歌『Starting Over』は、少年が思春期の戸惑いを打ち破る、戦いの唄です。タイトルの『新たな出発』という意味を噛み締めて、どうぞ聴いてみてください」とコメント。本作について桜井は「凄い映画を観てしまった。ひとりの父親として、それから試行錯誤を繰り返す作家のハシクレとして、込み上げてくる感情に胸が苦しくなった」と語っている。主題歌に決定した『Starting Over』は、6月4日(木)に発売されるMr. Childrenのニューアルバム『REFLECTION』に収録される。『バケモノの子』7月11日(土)ロードショー
2015年06月01日