・この漫画はフィクションです。登場人物は実在しません。・無添加商品そのものを悪く言ったり、商品勧誘に繋げる目的で描いていません。・「自然派」を題材にしていますが、健康について議論する漫画ではありません。・漫画に出てくる子どもと同じ特徴や特性があっても自閉症とは限りません。・この漫画で伝えたいメッセージは添加物や発達障がいについてではありません。最後まで読んでいただけると幸いです。■これまでのあらすじ主人公・ハルは、夫と自閉症の息子と3人暮らし。ある日、息子が通う幼稚園の授業参観へ行くと、以前から送迎時に見かけていたママに話しかけられる。いきなり「家に来ない?」と誘われるも、ハルは恐縮して「駅前のカフェにしよう」と提案する。お店に入り、ハルはドリンクとケーキを頼むが、そのママは「私はいらないです」と一言。しかし、店員から「ワンオーダー制」と言われ、「ルイボスティー」を注文する。ふだんから外食しないというママは「ナツミ」と名乗り、“春と夏”だと盛り上がる2人だったが…。子どもを育てていく中で、必ずぶち当たるといってもいいのがママ友問題。とくに息子が自閉症で、自分自身も人見知りのハルにとっては、ここが大きな壁になっていたようです。そんな中、出会ったのがナツミ。「仲良くなれたらいいな」と心躍らせるハルでしたが、その願いも虚しく…とうとう自然派ママからの洗礼を受けることになってしまうのです。次回に続く「いきすぎた自然派ママがこわい」(全33話)は22時更新!
2024年05月09日・この漫画はフィクションです。登場人物は実在しません。・無添加商品そのものを悪く言ったり、商品勧誘に繋げる目的で描いていません。・「自然派」を題材にしていますが、健康について議論する漫画ではありません。・漫画に出てくる子どもと同じ特徴や特性があっても自閉症とは限りません。・この漫画で伝えたいメッセージは添加物や発達障がいについてではありません。最後まで読んでいただけると幸いです。■これまでのあらすじ主人公・ハルは、夫と息子の3人暮らし。息子は自閉症だが、快く受け入れてくれた幼稚園に毎日楽しそうに登園していた。ある日、ハルは息子の授業参観へ。参観が終わり、お迎えまでの時間をカフェで潰そうと思っていると、以前、送迎時に見かけたママに話しかけられる。「お迎えまでお話しない?」と誘われ快諾するも、いきなり「家に来ない?」と誘われ驚いてしまう。さすがに恐縮したハルは、駅前のカフェにしようと提案して…。衝撃の一言、「いらないです」!!家族と出かけたファミレスで自分だけ注文しない、というパターンはあるかもしれませんが、“友人とカフェ”というシチュエーションにおいては、ひとり一杯ドリンクを頼むのがマナーというか、なんというか…。こうして、ママ友としての付き合いがスタートしたハルとナツミ。この時感じた違和感の正体は、一体…!?次回に続く「いきすぎた自然派ママがこわい」(全33話)は22時更新!
2024年05月08日・この漫画はフィクションです。登場人物は実在しません。・無添加商品そのものを悪く言ったり、商品勧誘に繋げる目的で描いていません。・「自然派」を題材にしていますが、健康について議論する漫画ではありません。・漫画に出てくる子どもと同じ特徴や特性があっても自閉症とは限りません。・この漫画で伝えたいメッセージは添加物や発達障がいについてではありません。最後まで読んでいただけると幸いです。■これまでのあらすじ主人公・ハルは、夫と息子の3人暮らし。息子は自閉症だが、快く受け入れてくれた幼稚園に毎日楽しそうに登園。ハルは、息子と他の子と比べて落ち込むことはありながらも、協力的な夫に支えられ、毎日を笑顔で過ごしていた。ある日幼稚園に息子を送り届けると、肌も髪も綺麗なママが目に入る。ハルは、あらためて自分がよれよれの服を着ていることに気づき、「幼稚園に入るまでは自分のことに時間をかける心の余裕がなかった」「授業参観までに新しい服を買おう」とぼんやり考えるのだった。たしかに、いきなり“家に招待”はびっくりしますよね。主人公が言うように、ある程度仲良くなるまではカフェやファミレスなどでお喋りするのが普通かと…。この時点で少し違和感をおぼえるものの、このくらいなら許容範囲内。ですが、さっそく向かったカフェでの行動に、さらに驚かされることになるのです。次回に続く「いきすぎた自然派ママがこわい」(全33話)は22時更新!
2024年05月07日・この漫画はフィクションです。登場人物は実在しません。・無添加商品そのものを悪く言ったり、商品勧誘に繋げる目的で描いていません。・「自然派」を題材にしていますが、健康について議論する漫画ではありません。・漫画に出てくる子どもと同じ特徴や特性があっても自閉症とは限りません。・この漫画で伝えたいメッセージは添加物や発達障がいについてではありません。最後まで読んでいただけると幸いです。■これまでのあらすじ主人公・ハルは、夫と幼稚園に通う息子の3人暮らし。そんなハルが出会ったのは、「市販の洗剤は合成界面活性剤が入ってるから使わない」「ファーストフードは食べさせない」などと自分の意見を押し付ける、いきすぎた自然派ママだった。時は遡り――。ある時、ハルは息子がファーストフードのチキンナゲットを食べたことに大喜びしていた。実は、息子は自閉症でかなりの偏食。野菜も肉もほとんど食べず、幼稚園の給食では白米だけを食べたり、何も食べずに帰宅することもあるほどで…。幼稚園の送迎時に、ひと際目を引くママを見かけた主人公。彼女こそ、主人公を悩ませることになる“いきすぎた自然派ママ”なわけですが、今の段階では好印象しかありません。ここからどのように仲を深め、関係がもつれていくのでしょうか…?次回に続く「いきすぎた自然派ママがこわい」(全33話)は22時更新!
2024年05月06日「待ってこわ…」周囲がドン引き!避けるべきタブー行動日常生活で思わずやってしまいがちな行動が、相手を遠ざけることも…。ここでは、思わず周囲がドン引きしてしまう「避けるべきタブー行動」について掘り下げます。お酒の飲み過ぎリラックスするためにお酒を飲むことはよいですが、その量には十分注意しましょう。お酒が入ると思わず本性が出やすく、特にお酒に弱い人や、いわゆる「悪酔い」をする人は特に警戒が必要です。過度に酔いつぶれてしまうと、周囲からはマイナスと映る可能性が高いです。スキンシップの度合いを考えてまだあまり親しくない関係での過剰なスキンシップは、異性に誤解を与えてしまう場合があります。相手から見れば「軽い印象」を持たれがちですので、スキンシップはほどほどにするのが賢明です。店員さんへの態度もチェックお店のスタッフや他の人へ横柄な態度を取るのは、大きなマイナスポイントになります。人を尊重する態度は、今後にも影響するでしょう。常日頃から周りへの敬意を忘れずにしましょう。素敵な関係を目指して新たな出会いの季節に向けて、思わぬ言動でそのチャンスを潰してしまわないように気をつけましょう。紹介したNG行動を避けることで、より素敵な出会いが待っているかもしれません。(Grapps編集部)
2024年04月01日地球と宇宙について学べる株式会社カンゼンは、近未来に起こる可能性がある地球と宇宙の話を雑学的に紹介する児童書『50年後の地球と宇宙のこわい話』(朝岡幸彦/渡部潤一 監修)を2024年4月2日に刊行いたします。『50年後の地球と宇宙のこわい話』書影地球と宇宙について学べる本書は、近未来に起こる可能性がある地球と宇宙の話を雑学的に紹介する児童書です。地球編では「身近に起こりつつあるもの」のこわさ、宇宙編では「よくわからないもの」「はかりしれない」もののこわさを紹介します。楽しみながら、社会や科学について学べる内容となっており、ぜひ親子で一緒に読んでいただきたい一冊です。サンプルページコロナだけじゃない!パンデミックがまた起きる!?侵略的外来種が生態系をおびやかす!ブラックホールの中ではすべてがスパゲッティーに未知の生命やウイルスが太陽系の外から飛来する?もくじ地球編もくじ宇宙編もくじ第1章地球編6度目の「大絶滅」で人類も絶滅するかもしれないコロナだけじゃない!パンデミックがまた起こる?いつ起こるかわからないが巨大地震が必ず起こる!大規模噴火で都市機能がまひしてしまうかも?戦争や暴力がなくならず今も命を落とす人がいる化石燃料を使い続けて地球温暖化が止まらない永久凍土が解けるとさらに温暖化が進む!海面上昇で海にしずむ国が出てくる!?食べ物の種類や量が減ってしまう食べ物をムダにする食品ロスがなくならない地球をよごす有害化学物質①大気汚染で病気が増える地球をよごす有害化学物質②土壌&水質汚染で病気増!マイクロプラスチックが体内に溜まっていく!?極端な天気や自然災害が増える!魚や野菜・果物の産地が変わってしまう!?世界遺産がなくなっちゃう!?気候変動や自然災害で貧困層の貧しさが加速する貧しい国に対して豊かな国のサポートが足りない小さな子どもとお母さん助かるはずの命がうばわれる飲み水が足りなくなる!?農作物を育てるための水が足りなくなる!?なくならない屋外はいせつトイレが足りない!侵略的外来種が生態系をおびやかす!多くの動物・植物が絶滅してしまう!?海のバランスがくずれてめちゃめちゃになる?干潟を守らないと海の生態系が失われる!?日本5つ分の森が消えた!?森林破壊がとまらない急速な砂漠化で食料と水が不足する森林や湿地の減少で陸の生態系がこわれてしまうコラム地球がごみだらけになってしまう!第2章宇宙編美しいものにはトゲがある?金星の雲は濃硫酸ガスの雨や金属の雨……雨の種類は星によってちがうその存在は吉か凶かすい星に振り回される人々火星の地形はケタ違い!?深すぎる谷と高すぎる山大きすぎて見えなかった規格外の土星の環金属そのものが天体小惑星プシケへの探査ずっとずっと先の未来月は動かなくなってしまう?宝石がまるごと惑星に!ダイヤモンド星が存在する恒星が死を迎えるとコンパクトな天体になる果てしない銀河系はひと回りで2億年の広さブラックホールの中ではすべてがスパゲッティーに第二の地球は数限りない知的生命がいる可能性も宇宙の95%は未解明不思議な物質がいっぱいますますふくらんでいる宇宙はいったいどうなる?新しい星座が登場!その名はへびつかい座星は自由に動くもの近い未来、星座も変わる?北極星はひとつじゃない?時代によって変わっていた隕石はとつぜんやってくる小惑星がしょうとつする日ガンマ線バーストの直撃で地球はかいめつするかも?そばで超新星爆発が起きたら?右かたを失ったオリオン座地球が氷の星になる日全球凍結は起きるのか?大規模な太陽フレアが人間社会を破壊する!大きな磁石・地球磁場がみんなを守ってくれる巨大分子雲とのそうぐう地球に何かが起こる?赤色巨星化する太陽!いずれ地球も飲み込まれる?未知の生命やウイルスが太陽系の外から飛来する?宇宙も地球と同じ!起こりうる人工衛星の事故コンパクト天体が引き起こす考えたくない未来人工の光がじゃまをする?見えなくなる天の川宇宙に浮かぶ小さな岩それが私たちが住む地球プロフィール【監修】地球編:朝岡幸彦(あさおか・ゆきひこ)東京農工大学農学研究院教授。(一社)日本環境教育学会会長。専門は環境教育学、社会教育学。著書に「知る・わかる・伝えるSDGs」シリーズ(I巻執筆・IV巻編著、学文社)、『社会教育・生涯学習論』(編著、学文社)、「持続可能な社会のための環境教育」シリーズ(監修、筑摩書房)など。宇宙編:渡部潤一(わたなべ・じゅんいち)東京大学東京天文台を経て、国立天文台上席教授。太陽系天体の研究のかたわら最新の天文学の成果を講演、執筆などで幅広く活躍。主な著書に『第二の地球が見つかる日』『最新惑星入門』(朝日新書)、『面白いほど宇宙がわかる15の言の葉』(小学館101新書)、『夜空からはじめる天文学入門』(化学同人)などがある。書誌情報書名:『50年後の地球と宇宙のこわい話』ISBN:978-4-86255-716-2監修:朝岡幸彦/渡部潤一ページ数:128P判型:A5判定価:1,650円(本体1,500円+税)発売日:2024年4月2日出版社:カンゼン商品URL: Amazon : Rakutenブックス : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン宣伝プロモーション部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月29日夫と息子の3人家族のきりぷちさん。育児中に起こった出来事をマンガで紹介します。子どもにいつから性教育をするのか、悩むママやパパも多いのではないでしょうか? 今回はきりぷちさんが息子へ生理について話したときの出来事です。いつもきりぷちさんのトイレについてくる息子。ある日、息子はあることに気づいて……。これって性教育のいい機会かも…? きりぷちさんは生理中。息子は「ちがでてる!」と驚いています。 きりぷちさんはいい機会だと思い、生理について話をすることに。 「生理は女の人にとって大切なもの」と語り始めるきりぷちさん。息子は、静かにその話を聞いていました。 後日、メルちゃん人形のママ役で遊んでいた息子。メルちゃん役のきりぷちさんに「何でそんなにしんどそうなのって聞いて」と頼んできた息子。 言われた通りに聞き返すと、「ママ今日、生理だから……」と言うのです!生理でしんどいママを演じる息子を見て「性教育って難しい」と思うきりぷちさんなのでした。 息子に生理について伝えたきりぷちさん。まさかの行動で驚きましたが、息子には伝わっているよう……? 性教育のタイミングは家庭でそれぞれだと思います。子どもが興味をもったタイミングで、正しい知識を伝えていきたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター きりぷち
2024年03月24日子どもがいると、ママ友と関わる機会があるかもしません。しかし、いろいろなママ友がいるので皆さん大なり小なり悩みを抱えているよう…。今回は、そんな皆さんから集めたママ友に思わず衝撃を受けたエピソードを紹介します。通信教育で勉強する息子うちの息子は通信教育の数学をやっています。息子なりにちゃんとやっていて、テストでの成果も出ているので、私たち親子は満足をしています。マウントをとりたがるママ友息子の友達に一人、数学の家庭教師を頼んでいる子がいます。その子は、本当に成績優秀な子なのですが、そのママ友と話すと…。「うちは、家庭教師にお任せしちゃってるけど、やっぱりそれなりの結果がでるね!お宅がやっている通信よりも値段は高いけど、お願いするしかないのよね!オススメよ!」と自慢げに言われてしまいます。金額的にもかなりの差があるので、困惑してしまい…。他の家との比較はあまりしたくないものです。(30代/女性)金銭面はどうしようもできないのに!子どものためとはいえ、どうしても仲良くなれないママ友もいますよね…。皆さんだったらどうしますか?互いに思いやりながら適切な距離を保てる関係でいたいと思えるママ友体験談でした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2024年03月19日「インクルーシブ教育」を推進するための指針を、教育リーダーズから学ぶ2022年に国連から日本へと推進が通達されたこともあり、昨今大きな注目を集めている「インクルーシブ教育」。インクルーシブ教育とは、文部科学省で下記のように定義されています。‘’「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。障害のある子もそうでない子も、共に学ぶための仕組みづくり。しかし実際の市区町村、学校教育の現場では、対応のノウハウが欠如していたり、人員が足りなかったり、チームの目線が合わなかったりと、推進が難しい現状もあるという声も散見されています。そんな中でも、すでに全国でインクルーシブ教育を先駆けて推進している人たちがいます。彼らはインクルーシブ教育をどのように捉え、何を考え、推進を実現してきたのでしょうか?この連載では、そんな彼らを「教育リーダーズ」と位置付け、その言葉に耳を傾けることで推進のヒントとなる”指針のカケラ”を集めていきたいと思っています。第二回は、神奈川県鎌倉市教育委員会の教育長である、高橋洋平氏にお話を伺いました。Upload By 発達ナビ編集部プロフィール 高橋洋平 氏宮城県登米市出身。 中学校教員や市教育長を務めた父親と障害を持つ叔母の影響を受け、教育の道を志す。 東北大学教育学部を卒業し、文部科学省に入省。 学校教育のデジタル化や福島県庁での震災復興、米国の大学で教育研究、コンサルティング会社教育チームマネージャーなど、多角的に教育に携わる。2023年に鎌倉市立小中学校の教育行政を牽引する教育長に就任。Upload By 発達ナビ編集部正しいことを、子どもたちの「今」に合わせて実装するーー本日はよろしくお願いいたします。さまざまな視点・キャリアから教育に向き合ってきた高橋さんですが、まずは教育に対してのお考えの原点にあるものを教えていただけますでしょうか。原点には間違いなく福島で過ごした時間があります。私の在任当時、避難指示区域となった町村の子どもたちは、避難先に建てられたプレハブの仮設校舎などに通っていました。学校を訪ねるたびに、本当に可哀想だな、早く村に戻してあげたいなという一心で、県庁の学校再開支援チームをリードしていたんです。ーーそこで、今の教育に対する価値観にもつながる体験をされた。除染などにより放射線量が下がり避難指示が解除され、新しい学校の整備ができた時の、仮設校舎の閉校式での出来事でした。教育関係者と喜びを分かち合っていた私たちでしたが、ある小学校6年生の女の子から「仮設って言わないで。この学校は仮設なんかじゃない」って言われたんです。ーー仮設なんかじゃない。とても重い言葉です。もう、頭をガツンとやられるような、本当にショッキングな言葉でした。Upload By 発達ナビ編集部ーー子どもたちのためにと奔走するあまり、見えていないものがあったと。はい。その子が先生や友人と学びあった6年間は仮設なんかじゃなく、「本物」ですからね。人生に仮の時間なんてあってはならない。過去の震災に囚われ、未来の復興を見て、当時の私には子どもたちの今が見えていなかったんです。だから、「仮設」や「被災者」、「障害者」などもそうですが、一方的な決めつけではなく、目の前のその人と向き合って仕事をしたいと、強く思っています。ーーその経験が、今のインクルーシブ教育への想いにもつながっているんですね。能登地震でも学校を含め甚大な被害がありました。関係者の尽力で他校を間借りしたりして学校が再開されており、これからさまざまな面で復興が進んでいくことと思われます。何をもって本当の復興というかは本当に難しく、数字などで一律に「ここまでいったら復興!」と決められるものではなく、復興には一人ひとりの形があるのだと考えています。いずれにしても自分の力で立ち上がり、自らの幸せを掴んでいくことが、復興なのかなと考えています。それはまさにインクルーシブな学びにも通じて、それぞれの個性や特性を持ちながら、それぞれの学びや幸せを勝ち取っていくということのように思われます。東日本大震災でもコロナ禍でもさまざまな分断が生じましたが、そういった分断を乗り越えていけるような学びや対話の形を、これからも追い求めていきたいです。ーーインクルーシブ教育について文部科学省が示す方針については、どのように捉えられていますか?インクルーシブ教育を含め文部科学省が示す方向性は、基本的にはいつも正しいことを言っているなと感じます。でも、その正しいことを子どもたちや学校教育の現場において、真に正しいものにどのように落とし込んでいけるかが大事なことです。福島での経験を踏まえて、鎌倉で実践していきたいと、今はそう思っていますね。鎌倉は多彩な文化にも恵まれ、そして海や山という自然も近くにあり、学ぶ場としてとても豊かだと思っています。そして何より、多様な人がこの街を選んで、関わってくれている。まさに街としてもインクルーシブな環境の中で、鎌倉らしい教育の形をつくっていきたいです。Upload By 発達ナビ編集部その場所ならではのテーマやキーワードを見つけ、街の共感を得て推進するーーインクルーシブ教育の中でも、「鎌倉らしさ」について紐解いていければと思っています。鎌倉市が見据える未来について、教えてください。鎌倉では、世界に誇れる持続可能な町、そして共生社会を市民と共創するというビジョンを掲げています。 市民一人ひとりがお互いに尊重し合って、支え合って、自らが望む形で社会との関わりを持ち、生涯に渡って安心して自分らしく暮らしていくというものです。とてもインクルーシブな考え方を持ったビジョンだと思っています。ーー鎌倉市の教育が目指す方向と、重なる部分が大いにあると。はい。まずは自分自身を認め、そのうえで他者を尊重し、違いがあるからこそ学びがあると理解する。その上で、他者と協働しながら持続可能な共生社会の創り手へと育っていく。そんな視点に基づいているのが、鎌倉市の教育が目指す基本的な考え方です。鎌倉らしさで言うと、一つは「如意」という禅の言葉があります。Upload By 発達ナビ編集部ーー「如意」ですか。歴史ある鎌倉らしい言葉です。いわゆる如意棒の「如意」であり、意のまま、自由自在という禅の言葉です。自分の良さと可能性を認め、他者を価値ある存在として尊重し、目指したい方向を合わせながら進んでいく。自分だけでなく社会として自由自在で幸福であることを尊重する。Well-beingに通じる言葉だと思っており、教育で目指すべき姿であるなと感じています。ほかにも、この街らしさで言うと「鎌倉野菜」にもヒントがあるかなと。ーー「鎌倉野菜」はブランド化されて全国的に人気ですよね。山に囲まれた鎌倉の狭い土地であり、かつ多様なレストランからのオーダーを受けて、色とりどりの野菜が少量多品種で生産されています。七色畑とも呼ばれ、インクルーシブ教育が目指すべき姿も重なる、そんな風に思っています。弱みは強みに変わるし、活躍の場を通じてスタイルがつくられ包摂される、鎌倉の教育の姿にも取り入れていきたいなと。その土地ならではの教育の形、キーワードを見つけることは、関係者の目線も揃いやすく、大切なことかなと感じています。Upload By 発達ナビ編集部一方で、難しいのは、歴史ある鎌倉の資材を活用することのみに縛られてしまうと、発想としてプロダクトアウトなんですよね。教育においては、やはり子どもたちを起点としたマーケットインで考えていないと、意味のある形に落とし込めないと思います。やはり学習者中心の視点で考えなければならない。これは忘れてはいけないポイントの一つです。ーーなるほど。そんな鎌倉市の教育においての課題はどのあたりにありますか?どの教育委員会でも重要なテーマとして扱われていますが、学校に行くのがつらい子どもたちが増加しています。学校教育の構造も変わっていかなければなりません。子どもたちが学校にフィットしていない本質的な原因に目を向けながら、さまざまな方々と連携してプロジェクトを進めているところです。民間との協業に力を入れ、魅力的な人や資金のリソースを確保するーー不登校のお子さんに対する取り組みについて、具体的に教えてください。「かまくらULTLAプログラム」という取り組みをご紹介させていただきます。こちらは、不登校や学校に行くことがつらいと感じている子どもたちを対象にした、一人ひとりが学習の個性や特性に応じて自分らしく学んでいく方法を見つけていくことを目的とした探究プログラムです。鎌倉らしい森、お寺、海、テック企業などの地域特性を活かしながら、色んな分野のプロである大人たちと一緒に活動をします。海のプログラムでは、「タコから学ぶ生物多様性からの自己理解」をテーマに、漁師さんのお話を聞いたり、「気持ち悪いー!」とか言いながらもタコを触ったり、パエリアにして食べちゃったり、体験を通して学んでいきます。そうやって保護者の方がいないところで、1つの探究テーマを通して、自らの学習の特性を踏まえて学び方を自己調整しながら学んでいくプログラムです。Upload By 発達ナビ編集部ーー不登校の子どもたちにとって、非常に有意義な場をつくることができているんですね。森のプログラムでは、浄智寺の朝比奈住職の得意料理でもあるカレーをいただいたのですが、その上に鎌倉野菜の素揚げを乗せました。敏感な子も多く、「絶対食べられないよ」と言っていたのですが、ペロリと食べていましたね。「どうして食べられたの?」と聞いてみたら、見たことがない野菜だから挑戦してみたと話してくれました。他にも浄智寺の井戸水の飲み比べをしてみたり、五感を思う存分活用した伸び伸びとした学習に、鎌倉のエッセンスを加えて、独自のプログラムを展開しているんです。ーーお話を伺っているだけで、子どもたちの目が輝いている様子が浮かんでくるようです。本当にそうなんです。例えば工作や絵やダンスやプログラミングなど、子どもたちそれぞれに得意な表現方法があります。得意な学習スタイルで、自ら学びのハンドルを握り、自分らしく学びを掴み取っていくという方向に、教育が変わっていかなければならないのだと思っています。このプログラムは、それぞれの子供たちが学びに向き合っていくエネルギーを高めることができていると感じています。海のプログラムの終わりに「なりたい自分になれたよ!」って叫んでくれたお子さんもいて。大人たちも感動していましたね。ーーとても感動的なエピソードです。一方で、子どもたちが何が得意で、どんな個性を持っているか見えづらいという、学校現場の悩みもあるようです。そのために私たちは、アセスメントという形で学びの特性をできるだけ把握できるように努めています。話すのが得意なのか、聞くのが得意なのか、対人関係や関心分野、表現の特性までを可視化していきます。このデータは、もちろん本人や保護者の方にも共有して、ご家庭での理解にも役立てていただいています。子どもによってはあえて苦手な学び方にチャレンジしたりということも見られるようになってきました。学校ではLITALICO教育ソフトのプログラムも活用しながら、定点観測的に継続して積み上げていき、その後の学びと接続していけるように取り組んでいるところです。特別支援学級を中心に先生と活用してフィードバックを重ね、教育の現場でも役立っています。Upload By 発達ナビ編集部ーー「かまくらULTLAプログラム」での実践を経て、今後の展望を教えてください。手応えを感じているので、学びの多様化を進めるために、体験型のプログラムを軸とした新しい「学びの多様化学校(不登校特例校)」をつくる計画を進めています。1学年10人ほどを想定していまして、学校に行きづらさを感じている子どもたちの学習の進度や特性に合わせて、個別最適の学びが得られる場として令和7年の開校を目指しています。こうした施策を進めていくことで、従来の学校とも相互に刺激を与え合って、学びの選択肢を増やしていきます。通常の学校に通えない子の受け皿やセーフティネットにという言い方はあまりしたくなくて、自分らしく学べ、こういう場なら行ってみたいと思ってもらえるものにしていきたい。こうした取り組みを通して、今学びとつながれていない子どもたちの可能性にしていきたいと思っています。ーー民間との連携で言うと、ほかにはどのようなことをされていますか?「鎌倉スクールコラボファンド」という取り組みをしています。これは、プロジェクト型学習やプログラミング学習、デジタルを活用した個別最適な学びなど、学校が魅力的な企業や大学、NPO等とのコラボレーションを通して、社会に開かれた教育課程を実現していくために、クラウドファンディングで資金調達をするものです。Upload By 発達ナビ編集部寄付を個人や企業から募り、教育委員会でプールすることで、子どもたちの学びにとって必要な領域に、スピード感を持って柔軟に使っていくことができます。このようなアジャイルな資金の活用の仕方はやはり公費だけでは難しく、クラウドファンディングだからこそ実現できた形となります。第4弾となる今回の募集でもなんとか目標達成して調達できました。ーー他の市区町村にも横展開できるような、インクルーシブ教育の土台をつくるためにも活用できそうなモデルですね。そうですね。このスクールコラボファンドの取り組み自体も、他自治体にも広がりを見せています。もちろん私たちのノウハウも共有しますので、今後も全国の自治体に波及していってくれたら良いなと思います。私たちもさらに進化させていきたいと計画しているところです。Upload By 発達ナビ編集部ーーたくさんの視点をいただきありがとうございました。最後に、鎌倉市としてこれから大切にしていく、教育に対しての想いについて教えてください。これからの学校教育の現場には、子どもたちが自分で学びを選ぶという形が求められてくると思います。大人に一方的に教えてもらう教育ではなく、子どもたちが主体的に自ら掴み取っていく学びの環境をいかにデザインできるかが試されてくる。福島の復興で被災者自身が自分の力で立ち上がり、自ら多様な幸福を掴み取っていった時と同じように、子どもたちに一方的に与える学びでなく、多様な子どもたちを信じて委ねながら、共に学んで成長していきたい。そんなことを日々考えながら、鎌倉市のインクルーシブな学びのためにできることに力を尽くしたいと思います。インクルーシブ教育推進のために、まずは子ども以上に大人がワクワクしながら働けているか高橋さんは最後に、個別最適で協働的な学びとか、探究的な学びを教育で実現したいと言うのなら、それ以前に大人がワクワクと自分の仕事に向き合えているかが大切なのではないか、と話されていました。教育委員会自身、あるいは教育長自身が、そういう学びであったり、仕事の仕方をできてるかどうかを常に見直さなければいけないと、自分に言い聞かせているようです。言葉や枠組みが先行しがちなインクルーシブ教育の本質を突いた、示唆のある言葉だと感じました。Upload By 発達ナビ編集部引き続き、この連載では全国の教育リーダーズの話を取材し、皆さんにお伝えしていきます。インクルーシブ教育の取り組みを知ることで指針を集め、今まさに実践されている、実践しようとしている方のヒントになりますように。ここまで読んでいただきありがとうございました。
2024年03月19日皆さんは、子どもの教育で悩んだことはありますか?今回は「変わった教育方針をとるママ友」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言ママ友の娘を預かる夫と小学1年生の娘と暮らす主人公。ある日、部屋に入れず困っていたママ友の娘を一時的に預かることになりました。ママ友の娘の希望で、一緒に宿題をして過ごした主人公。しばらくするとママ友が迎えに来ましたが…。宿題をしたと知ると…出典:モナ・リザの戯言ママ友が「何したの~?」と尋ねると、ママ友の娘は「しゅ、宿題…」と慌てます。するとママ友は表情を一変させて「勝手になにさせてるのよ」と怒り出したのです。突然怒鳴られて「へ?」と驚愕する主人公。どうやらママ友は娘に勉強をさせないと決めているようで、宿題をさせた主人公に腹を立てたのです。その後、騒ぎを聞きつけたママ友の夫が来てくれました。状況を把握したママ友の夫は、ママ友に「離婚だ!」と言い放ちます。それでもママ友は離婚は脅し文句だと高をくくっていたようですが…。これまでのママ友の言動に呆れていたママ友の夫は、本当に離婚を切り出すのでした。読者の感想宿題をすると怒るなんて、ママ友の独特な教育方針に驚きました。離婚にまで発展するとは、ママ友の夫はその教育方針に納得がいっていなかったようですね。(30代/女性)娘の希望で一緒に宿題をしていたのに、親であるママ友に怒られるとは驚きました。ママ友がなぜ勉強を嫌うのか、真相が気になります。(50代/女性)
2024年02月28日皆さんは、他人の教育論に困惑した経験はありますか?今回は「自分の教育論を押しつける義母」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言夫は義母の言いなりで…義母の言いなりになっている夫に、困り果てていた主人公。義母は「子どもにわがままを覚えさせるな」という極端な教育論を押しつける人物で、夫もそれに従っていました。ある日、娘がほしがっていた赤のランドセルを購入。しかし「オレンジがいいわよ」という義母の一言で、夫は赤のランドセルを捨ててしまったのです。娘はひどく傷つき「パパ嫌い」と言うようになりました。離婚を決意した主人公は、母も含めて義母と話し合うことにします。しかし反省せず、自分が正しいと思っている義母は…。母にイヤミを…出典:モナ・リザの戯言「娘さんの教育に失敗されましたね」と母にイヤミを言いました。母は「いいえ、失敗したのはあなたです」と言い返します。その後、主人公は「あなたとはやっていけない」と容赦なく夫に言い放つのでした。読者の感想我慢することはときには大切だと思いますが、娘のものを勝手に捨てるのはひどすぎますね…。娘を傷つけるのは教育論ではなく、ただの嫌がらせだと感じました。(30代/女性)ランドセルは娘の好みの色にしてほしいですよね…。家族の教育方針に、義母が口出しするのはよくないと思いました。(50代/女性)
2024年02月19日大人気マンガシリーズ、モナ・リザの戯言さんの『娘に勉強を禁じるママ友』を紹介します。買い物に行ったママ友に置いていかれ、家に入れずにいたママ友の娘。主人公はママ友の娘を心配して、家にあげることにしました。するとママ友の娘が「宿題していい?」と聞いてきて…。≪HPはこちら≫前回のあらすじ出典:モナ・リザの戯言#5娘に勉強を禁じるママ友出典:モナ・リザの戯言宿題をすると怒る…?出典:モナ・リザの戯言かわいくなることを目指して出典:モナ・リザの戯言本当は勉強がしたい出典:モナ・リザの戯言ママ友の娘の涙に…出典:モナ・リザの戯言一緒に宿題をしよう!出典:モナ・リザの戯言勉強を教えていると…出典:モナ・リザの戯言本当は賢い子出典:モナ・リザの戯言次回予告出典:モナ・リザの戯言「勉強ばかりすると嫌な大人になる」と宿題を禁じられていたママ友の娘。しかし本当は、宿題や勉強をしたいと思っていたようです。主人公はママ友の娘の本心を聞き、一緒に宿題をすることにしました。イラスト:モナ・リザの戯言※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)
2024年01月28日私は子どものころに母親から性教育を受けた際、生理について最低限のことしか教えてもらえませんでした。そのため、自分の娘にはしっかりとした性教育をおこないたいと思い、幼稚園に通い始める前の3歳くらいから始めることに。そんなある日、私が腹痛で寝込んでいると娘が……。 性教育はしっかりと私には6歳の娘がいるのですが、3歳前後から性教育を始めました。娘が男女の体や自分の体に疑問を持ち始めて質問してきたときには、はぐらかさずにしっかりと答えるようにしました。生理をはじめとした「どうやって赤ちゃんができるの?」「なんで男の人は赤ちゃんが産めないの?」といった性にまつわる疑問すべてに、私なりに考えて真剣に答えたつもりです。 娘から目線をそらさず1つひとつ丁寧に回答したのですが、「ふーん」と言うだけの娘。わかったんだかわかっていないんだか……というような反応でした。 腹痛でつらそうにしていると…それから娘は成長して6歳に。ある日、私は突然胃が痛くなってしまい、あまりの痛さに家事や娘のことを夫に任せ、寝室に移動して横になることにしました。そのとき、私が「ママはおなかが痛いからベッドで休んでくるね」と娘に告げたところ、娘は夫以上に私の体を心配してくれたのです。 「ママ大丈夫?」と気づかってくれたのですが、続けて娘は「今日は血が出てるの? いっぱい寝てね」と言うのです。「血!?」「胃痛がそんなに重症だと思われているの!?」と、驚いた私は「どうして血が出てると思ったの?」と、思わず聞き返してしまいました。 すると、娘は「だってママ、おなかが痛いんでしょ? 血が出てるんじゃないの? 赤ちゃんのベッドがなくなったんじゃないの?」と質問を返してきたのです。 娘の思い込んでいたことどうやら娘は、私が生理のせいで腹痛に見舞われていると考えたようでした。たしかに私は生理が重たいほう。そのせいで娘はいつの間にか「腹痛=生理」というイメージを抱いていたようです。「今日は胃が痛いだけだよ。おなかの痛みにもいろいろと種類があるんだよ。今日は生理じゃないよ」とすぐに訂正しました。 その後、私の回答に納得したらしく「早く治るといいね」とやさしい言葉をかけてくれた娘。3歳ごろに性教育を始めたとき、娘は「ふーん」という反応で心配でしたが、娘なりに生理についてちゃんと理解しているのだとわかって安心しました。 娘もこれから思春期になったら初経を迎えると思います。その際には改めて生理について教えてあげたいと思っていますし、性教育についても親子でじっくり考える時間を作り、娘と話し合いたいと思っています。 著者/花山花子作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年01月26日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。しかし、幼稚園受験に失敗したことをきっかけに転園したと噂が流れます。その後、保育園でヨウタくん親子の姿を見ることはなかったのでした。ヨウタくんママをきっかけに、ヒナちゃんには自分で考えじぶんで行動を起こせる大人になって欲しいとユキさんの夫。話し合いの末、教育環境を変えたいとマレーシアへの移住を決断したユキさん家族。翌年の春、マレーシア移住への準備をしながら街を歩いていると、そこにはヨウタくんとヨウタくんママの姿が……。今なら感謝できる…… 教育熱心なヨウタくんママとの出会いがあったからこそ、教育の方法はその家族それぞれであって「誰かと比較するものじゃない」と気付かされたユキさん。ユキさんの教育方針にダメだしをしたり、マウントを取られたり……。そのたびに悲しい思いをしたり怒りが込み上げてきたりと、何度も気持ちを振り回されることもありました。しかし、最終的には「私たちは私たちの方法で育てていく」と新たな思いを胸にマレーシアへ旅立つのでした。 ◇◇◇ 「私たちは私たちの方法で育てていく」と心に決めたユキさんの表情は、とても凛々しく印象的ですね。この先の生活がたくさんの出会いとチャレンジであふれ、ユキさんやヒナちゃんにとって充実したものになるといいですね。そして、小学校受験をしたヨウタくん。これまでの頑張りが実を結ぶものだといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年12月03日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの教育方針をバカにし、あざ笑うような態度をとってきたため、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。幼稚園受験の本番当日に泣き出してしまったヨウタくん。その姿を見て帰宅後、頭をかかえ落ち込むヨウタくんママ。慌てて帰宅したヨウタくんパパと話し合いに。「俺のいった通りだろ」って思ってんでしょ? どうせ。」と投げやりになるヨウタくんママ。その様子をみたヨウタくんパパは否定するどころか、ヨウタくんママに対し「たくさん一人で頑張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちとこれからも頑張ろうと伝えます。月日は流れ季節は春へ。春休みも終わり登園すると、そこにヨウタくん親子の姿はありませんでした。「転園したらしいよ」と噂ばなしを耳にすることに。そしてユキさんに新たな変化が……。……いってみない? ヨウタくんママがきっかけとなり、ヒナちゃんの教育環境について考えるようになったユキさんの夫。このタイミングで実はマレーシアへの海外転勤の話があると打ち明けます。 ユキさんの夫は自身のアメリカ留学で「じぶんの考えを主張しないとやっていけない」と痛感。どんなシーンでも自分の意見を求められるヒナちゃんには「自分で考えて自分で行動を起こせる大人に育てたいと」強い思いを伝えます。ユキさんもヒナちゃんには「色々なことにチャレンジして人生を楽しんでもらいたい」と思い、新たな環境で学ぶためにマレーシアへの移住を決断するのでした。 ◇◇◇ ヒナちゃんのこれからの長い人生を思いマレーシアへの移住を提案した旦那さん。「自分で考えて自分で行動を起こせる大人に育てたいと」と、ヒナちゃんのことを思うからこその言葉にユキさんも胸を打たれたのではないでしょうか。受験や海外移住など、様々な選択肢を持つことは子どもの可能性を広げる大切なことかも知れません。その時は、子どもの気持ちを受け止め、夫婦で話し合いながらこれからの方針を決めていけるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年12月02日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの教育方針をバカにし、あざ笑うような態度をとってきたため、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。その後、ユキさんは第2子を妊娠。その頃、ヨウタくんは幼稚園受験の本番当日を迎えていました。ヨウタくんは道端で突然立ち止まりママの手をギュッと握り締めたまま泣き出してしまいました。その場から動けなくなってしまったヨウタくんの姿を眺め勝手に涙がこぼれるヨウタくんママ。ヨウタくんの大粒の涙を目の当たりにしたヨウタくんママは自宅へ戻ると焦りと不安から頭を抱えてしまいます。幼稚園の受験会場に向かう途中に泣きだし、その場から動けなくなってしまったヨウタくん。様子を聞いて心配したヨウタくんパパが慌てて帰宅すると……。どうせ…私が… ヨウタくんママは受験のために頑張ってきた日々が無駄だったのではないかと泣き崩れてしまいます。ヨウタくんに否定され、ヨウタくんパパにも否定されると思っていたヨウタくんママ。 しかし、ヨウタくんパパは否定するするどころか、ヨウタくんママへ「たくさん一人で頑張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくれました。その言葉を聞き、悲しい涙は温かい涙へと変わっていきました。 ◇◇◇ まだ4歳のヨウタくんの気持ちを無視して勉強することをヨウタくんに強いてきたヨウタくんママ。習い事にかけた時間や費用もきっと莫大なものだったでしょう。幼稚園受験の当日に泣き出してしまったヨウタくんを見たら、これまで自分がやってきた行動が全て無駄だったのではないかと自分を責めてしまうのも無理はないですよね。しかし、旦那さんからの「ありがとう」の言葉が聞けて、ヨウタくんママの心はスッと軽くなったのかもしれません。受験失敗ときっかけはとてもつらく大変なことでしたが、夫婦で話し合う機会を持つことができたのは大きなポイントになったと思います。もう一度夫婦できちんと話し合い、ヨウタくんの進むべき道を前向きに考えていけるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年12月01日教育と探求社は、高校の教員や教育関係者を対象としたウェビナー「探求型人材が日本の未来を拓く ―中高から大学、社会へとつながる野性味ある学びとは―」を2023年11月2日にオンラインで開催いたします。このウェビナーでは、教育で日本の未来を変革するための議論と最新情報を提供します。探求型人材が日本の未来を拓く教育と探求社は、19年にわたり、探究学習を開発・普及させてきました。主体性と創造性を育む様々なプログラムを学校現場に届けてまいりました。学習指導要領が変わり、探究学習は着実に広まりつつあります。しかし、大学受験という壁を越えるために、生徒たちがせっかく身につけ始めた野性味ある学びが抑制され、受験のプロセスのなかで、過度に既存のルールや現在の社会に適合した人材が生み出される傾向があります。このシンポジウムでは、中学から高校、大学までの連続性を保ちながら、野性味を失わずに知識と専門性を習得する方法に焦点を当てています。<本ウェビナーのホスト 宮地 勘司のコメント>「失われた30年」と呼ばれる時代を超えても、日本の変革は遅々として進んでいません。世界が急速に変化し、新たなチャレンジに向かう他国と比べて、日本人は変化を恐れがちで、未来への自信を失いつつあります。このウェビナーでは、私たちが内に秘めた「野性味」を取り戻し、よりすばらしい未来を築くためには、教育を変革する必要があるという視点を共有します。■企画概要◯日程2023年11月2日(木)19時00分~20時30分◯形式Zoomウェビナーによるオンラインセミナー◯テーマ探求型人材が日本の未来を拓く ―中高から大学、社会へとつながる野性味ある学びとは―◯対象教育関係者、高校の先生など(約100名)◯内容 (予定)◎キーノートスピーチ「想定外と板挟みの時代における大学教育とは?」登壇者 鈴木 寛氏(東京大学 教授、慶應義塾大学 特任教授、社会創発塾塾長)◎トークセッション「大学における探究学習の今とこれから」モデレーター :鈴木 寛氏パネリスト :伊藤 羊一氏(武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長、Musashino Valley 代表、LINEヤフーアカデミア 学長、Voicyパーソナリティ)パネリスト :岩田 千栄美氏(桃山学院大学 ビジネスデザイン学部 特任講師)パネリスト :早田 吉伸氏(叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 教授、産学官連携・研究推進センター長、県立広島大学大学院 経営管理研究科(HBMS) 教授)ホスト :宮地 勘司(株式会社教育と探求社 代表取締役社長、一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ 代表理事)◯主催株式会社教育と探求社このウェビナーは、教育に情熱を持つ方々、探求学習の実践に取り組む教育者、そして教育が未来にどのように影響を与えるかに関心を抱く先生方の参加をお待ちしています。参加登録および詳細情報はウェビナー専用Peatixページでご確認いただけます。 ■教育と探求社の紹介教育と探求社は「自分らしく、生きる。」という理念のもと、さまざまな教育事業を手がける会社です。メイン事業として、現実社会を題材に“生きる力”を育む中高向けの探究教育プログラム「クエストエデュケーション」を提供しています。「クエストエデュケーション」は2004年の創業以来約2,000校で導入され、合計36万人の生徒が学んでいます(2023年3月現在)。代表取締役社長:宮地 勘司創業 :2004年11月資本金 :1億6,338万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月31日ママ友が怖い……。短期連載ながら、コメント欄でも多くの意見をにぎわせた作品「ママ友がこわい」。特にママ友たちがまなみさんを無視した理由が、幼稚すぎると読者から怒りの声が多数寄せられています。「ママ友がこわい」は3話で完結。この記事を機に一気読みしてみるのはいかがですか?<「ママ友がこわい」あらすじ>仲良しだったママ友グループの3人から突然無視されるようになってしまった、まなみさん。直感的に、グループのリーダー的存在であるA子さんが仕組んだと感じたまなみさんは……。 イラつかせる天才なんですよね〜無視される理由が分からないまなみさんは、ママ友グループのひとり・B美に理由を問い詰めることに! すると、予想外過ぎる答えが……。 B美曰く、まなみさんが無視された理由は「正社員であること」「ブランド物のバッグを使っていること」などだそう。どうやら、まなみさんを妬んでのことだったようです。 さらに、「C子さんもまなみさんへの悪口に同意していた」と追い討ちをかけるように言い放つB美。 その発言から、B美もC子も自分のことが嫌いなのだと気づいてしまったまなみさんは、自分から何か行動しても無駄だと気付かされます……。 娘にまで…?B美から衝撃の事実を告げられた、まなみさん。後日、ママ友軍団と鉢合わせをし……。 想像以上のくだらない理由に、ママ友のことは自分が我慢をすれば良いと割り切ったまなみさん。しかし、娘ちゃんにまで影響が! A子の子どもが「……もう一緒に遊ばない」とまなみさんの娘ちゃんに言い放ったのです。子どもを巻き込んだことには激しい怒りを覚えました。 まなみさんの娘ちゃんの涙には心が痛みます。大人同士のいざこざに、子どもまで巻き込むのは許せませんね。 お友だちから聞いた。ママってブスなの?泣きながら帰宅した娘ちゃんですが、翌朝にはケロっとして登園して行きました。 保育園では、仲良く過ごせているようでしたが……。 A子さんたちは、まなみさんの悪口を子どもの前でも言っているようで、娘ちゃんはお友だちに聞いたと言い「ママってブスなのー?」という質問を何度かまなみさんに尋ねます。 保育園に相談しても、取り合ってもらえず、夫も話は聞いてくれますが、親身になってはくれませんでした。 まなみさんは、疲弊してしまい新しいママ友を作る気力も湧きません。 このように信じられない理由で仲間外れにするママ友たちへ、読者から多くの声が寄せられました。 自分の妬みで子どもを巻き込むな!●妬む女って本当に嫌い。自分たちがそういうことしてるって旦那さん達知ってるんですかって言ってやりたい!わかる様に伏せ字でSNSでこういう理由で被害を受けているって発信してやりたいレベル」 ●「無視するようになった理由がくだらなくて鼻で笑った」 ●「人の親なのに「子供じゃあるまいし、しょうもない事で子供達を巻き込むのやめろよ。」と思う。明らかに妬みだし。」 まなみさんが正社員ということなど、自分たちの妬みから無視を始めたママ友たち。子どもたちのお手本であるはずの親がそんな理由で、他人の親子に嫌がらせをするなんて許せませんよね。 他にも、そんなママ友には「関わりたくない」というコメントもありました。 こんなママ友ならいらない! ●「くだらない!関係者全員下らない!30前の大人として、社会人としても、今までどういう生き方してきたの?(以下省略)」 ●「こんな面倒くさいトラブルに巻き込まれるならママ友って要らないわぁ… 自分がどれだけ恵まれてるか解ってないとか、ブランド物のランチバックと恵まれた職場環境をキッカケに崩れる関係なんて脆過ぎる…何も信用出来ないですよね。 私は娘が小4で、今お腹に第二子が居ますがママ友らしいママ友はいません。でもこういう記事を見ていると、常々要らんなぁ…って思ってしまいます。」 ●「今までずっと仲良くしてきたからって気持ちもすごくわかるけど、人の親になってるのに未だに子供みたいな事してる人達とはむしろ離れてくれて良かったんだと思う。こういう人達って、細かい事にもめんどくさいから、遅かれ早かれこうなってた気がします」 ●「こんな性格の悪い人たちのグループから抜けられて、ある意味良かった!仲間でいるより、同類でいない方がずっといい。 ご近所だから辛いところもあると思うけれど…。 でも一緒にいても、レベルの低い人たちの集まりだろうから、そのうち何かしらのトラブルがあっただろうし、そうねるより早めに切り捨てることができて良かったのかも。」 幼稚なママ友グループから抜けることができてよかった!という意見も多くありました。今まで仲良くしてきた人たちから急に態度を変えられることはとても悲しいことですし、つらいこと。しかし、コメントをくれた方たちのような考え方を持つ人々もきっといるはずです。親だけでなく、子どもたちの関係にまで影響を与えるママ友たちは、もはや離れられてよかったとまなみさんが感じ、苦しみが癒える日がくることを願うばかりです。 このようにコメント欄にはママ友の幼稚な行動へのコメントがたくさん寄せられました。この後、まなみさんが楽しく過ごせていることを願うばかりですね。 『ママ友がこわい』ベビーカレンダーでは完結しているお話なので、一気読みが可能です!ぜひ読んで、皆さんのご意見も聞かせてくださいね!
2023年10月30日ある日、公園でママ友と話しているとき、子どもへの性教育の話題になりました。するとママ友は、私がびっくりするような発言をしてきて……!? 先輩ママの話私のママ友は、6歳と3歳の男の子を育てています。0歳と3歳の男の子を育てている私よりも、そのママ友は先輩ママだったので、私は育児の悩みごとや困ったことをよく相談していました。 ある日、公園でばったり会った私たちは、話の流れで生理の話題に。話を聞くと、そのママ友は子どもたちに今のうちから生理の話を積極的にしていると言うのです! 子どもたちに生理の話をする理由は?「家でも生理の仕組みを子どもたちに話しておいたほうがいいのかな」とは思っていたものの、小さいころから生理の仕組みを教えるということが私にとってはとても衝撃的でした。 ママ友になぜこんなに小さいうちから生理の話をするのか聞いてみたところ、「子どもがまだ小さいからこそ話しやすいこともある」とのこと。 ママ友の伝え方そのママ友は子どもと一緒にお風呂に入ったときに生理の話をすることが多いそうで「女の人は月に1回、体から血が出る日がある」「毎月赤ちゃんを産むための準備なんだよ」と説明しているそうです。 たしかに、お風呂では裸になるので、お互いの体が目につきやすい分、話しやすい雰囲気になるのかもしれません。 ママ友の話を聞いて、私は「生理は女性の体だけに起こるものだけど、男性も知っておくことで生理中の女性に寄り添うことができるのかもしれない。成長して話しにくくなる前に息子に話したほうがいいのかも」と思いました。 息子たちは生理への理解がある大人になってほしいので、私もママ友のように、子どもたちに生理の話をしておこうと思っています。 著者/nanoka22イラスト/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年10月23日インクルーシブ教育システムとはインクルーシブ(inclusive)とは「包摂的な」「包み込む」という意味を持っており、インクルーシブ教育とは「誰も排除せず、すべてを包み込む教育」とされています。現在の日本の学校ではマジョリティ(多数派)の子ども中心のつくりとなっています。例えば、障害のない子ども、シスジェンダー(生まれたときの性別と自分が自認している性別が一致している)の子ども、家庭環境が安定している子どもなどです。しかし、実際の社会の中には障害のある子ども、性的マイノリティの子ども、外国にルーツのある子ども、社会的養護が必要な家庭の子どもなどもいます。そのようなマイノリティ(少数派)の子どもたちが排除されないように、マジョリティ、マイノリティ関係なく誰もが当たり前に通常の学校に通えるように教育システムを変えていくことがインクルーシブ教育においては必要です。日本では、障害者の権利に関する条約を踏まえて、インクルーシブ教育システムの構築が進められています。インクルーシブ教育システムとは文部科学省でこのように定義されています。「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。引用:共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)概要|文部科学省このコラムでは、・インクルーシブ教育って?・インクルーシブ教育の実践例・合理的配慮の手順・インクルーシブ教育の課題・インクルーシブ教育を広めるために保護者ができることなど、インクルーシブ教育についてのギモンから、課題まで専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。【専門家が回答】メリット、デメリットは?実践例や保護者ができることなどインクルーシブ教育を分かりやすく解説!ここからはインクルーシブ教育・インクルージョン研究者/一般社団法人UNIVA 理事の野口 晃菜先生にインクルーシブ教育についての質問にお答えいただきます。(質問)「インクルーシブ教育」という言葉を最近よく聞くようになりました。「みんな一緒に」という考え方ということなのでしょうか。一体どのようなものなのか分かりやすく教えてほしいです。(回答)多様な子どもがいることを前提とした教育です。教育の形を何も変えずに、ただ多様な子どもが同じ場にいるだけではインクルーシブ教育ではありません。インクルーシブ教育のためには、学校教育の在り方そのもの、例えば先生や子どもの人数、カリキュラム、学校経営や学級経営、授業づくりの在り方などを見直し、変革していく必要があります。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どもに発達障害があり、「インクルーシブ教育」について関心があります。今世界や日本で実際に行われているインクルーシブ教育にはどのようなものがあるのでしょうか。(回答)通常の学級における授業のスタイルや学級経営のスタイルを、多様な子どもがいることを前提に変えている学校がたくさんあります。例えば、教科書を使って、先生が黒板に板書をして、一斉指導をするスタイルではなく、一人ひとり自分のペースに応じて学ぶ授業スタイルや、テーマに沿ったプロジェクト型学習を自分で計画して進めるスタイルの授業など。一人ひとりが違う興味関心があり、得意な学び方が異なり、休み時間の過ごし方も異なる、など、多様な子どもがいることを前提とした学級経営や授業づくりをした上で、個々に必要な合理的配慮をすることがポイントです。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どもに発達障害があり、特性から学校で苦労していることが多くあります。このような場合インクルーシブ教育のために合理的配慮などをお願いできるのでしょうか。先生への伝え方や手順、あると役立つものなども教えていただけるとうれしいです。(回答)合理的配慮は、障害者差別解消法という法律において義務付けられています。ぜひ合理的配慮を学校に意思表明してください。お子さんの年齢や特徴にもよるかと思いますが、なるべくお子さんとどのような合理的配慮が学校であるとよいか、まずは話し合ってみてください。ポイントは、まずは学校においてお子さんが学ぶ上でのバリアがどこにあるのかを先生と話すこと。その上でそのバリアを解消するための合理的配慮について話し合うことです。もし学校側が保護者の方が提案した合理的配慮が難しいという場合、その理由を聞いてみてください。その上で、どのような合理的配慮であれば可能かを、ぜひ話し合ってみてください。可能であれば、その場に子どもさん自身が参加されることをお勧めします。担任の先生のみでなく、特別支援教育コーディネーターや管理職の先生にも同席をしてもらうと、いろんなアイディアがでてくると思います。「バリアをどう解消するか?」という観点からぶれずにみなさんで対話をしてみてください。学校における合理的配慮の事例は、国立特別支援教育総合研究所のインクルDBにたくさん掲載されています。そのほかにも、私が編著として9月に出版した書籍「LD(ラーニングディファレンス)の子がみつけたこんな勉強法学び方はひとつじゃない! - 合同出版」にも合理的配慮の事例や、そのためのプロセスがたくさん掲載されていますので、参考にしてみてください。参考: インクルーシブ教育システム構築支援データベース(インクルDB)|国立特別支援教育総合研究所参考:LD(ラーニングディファレンス)の子がみつけたこんな勉強法学び方はひとつじゃない!|合同出版Upload By 発達障害のキホン(質問)インクルーシブ教育がもっと日本に浸透すればいいのにと思っています。広めていくためにはどのような課題があるのでしょうか。(回答)インクルーシブ教育は障害のみの話ではなく、子どもたちは多様であることを前提とした教育です。そのためには、障害分野のみでインクルーシブ教育の議論をしたり、制度をつくるのでは限界があります。日本には不登校状態の子どもも、外国にルーツのある子ども、性的マイノリティの子もたくさんいます。学校教育そのものをどのように変えていくのか、より大きな視点での議論が必要です。教育施策の中で優先順位を上げていくために、より多くの人が知り、関心を持てるような工夫が必要です。そもそも教育そのものにもっと予算が割かれることも必要です。Upload By 発達障害のキホン(質問)通っている学校などでもっとインクルーシブ教育を知ってもらうために、保護者としてできることはあるのでしょうか。(回答)上記のご質問への回答とも重なりますが、まずはご自身のお子さんにとって今の学校で学ぶ上でのバリアはなにかを明らかにし、その解消方法として合理的配慮の意思表明を学校にしていただくことができることかと思います。学校はまだ合理的配慮に慣れていません。みなさんの行動により、学校にとって合理的配慮がどんどん当たり前のものになっていくと思います。また、ぜひその経験を周りの保護者とも共有してみてください。Upload By 発達障害のキホンインクルーシブ教育にまつわる関連コラム(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年10月21日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの教育方針をバカにし、あざ笑うような態度をとってきたため、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。代わりに夫が娘の送迎を引き受けてくれたのですが、なんと夫とヨウタくんママは前の会社の同僚だったと判明。夫はヨウタくんママの教育担当をしていたため、彼女が完璧主義で負けず嫌いな性格であること、誰にも頼れない環境で優秀を求められてきたことなどを理解しているよう。それがこれまでの数々の発言につながっているのかもしれないとユキさんに話しました。しかし、どんな事情があろうと、他人の子育てにマウントをとるなんて許せないとユキさんは腹を立てます。そんなユキさんの様子を見た夫は、冷静に物事を整理し、少しでもユキさんの心が軽くなればとアドバイスをしてくれました。ある日、久しぶりに保育園へ娘を送っていたユキさん。ヨウタくんママと顔を合わせたのですが……。会釈だけ…? ヨウタくんママとの関係が悪化し、しばらく夫に娘の送迎を代わってもらっていたユキさん。娘が体調を崩してしまったこともあり、久しぶりに保育園の送迎でヨウタくんママと顔を合わせます。 しかしヨウタくんママは、ユキさんを見ても会釈のみで、足早に去っていきました。ヨウタくんママは、夫のことが苦手であるから自分のことも避けるようになったのかなと考えました。 そして、ヨウタくんは塾にも姿を現わさなくなります。 月日は流れ、ユキさんは第2子を妊娠。ヨウタくんは幼稚園受験の本番を迎えました。 ヨウタくんはママと手をつないで受験会場に向かっていたのですが、道端で突然立ち止まります。さらに、ヨウタくんはママの手を引っ張り大粒の涙を流し始めたのでした。 ◇◇◇ 久しぶりにヨウタくんママと顔を合わせたユキさん。今まではヨウタくんママからたくさん話しかけてきていたのに、この日は会釈のみ。ユキさんが、苦手だった会社の元先輩の妻とわかって避けているのかもしれませんね。そして、ヨウタくんの幼稚園の受験当日。ヨウタくんは突然立ち止まり、大泣きをしてしまったよう。まだ4歳のヨウタくんの気持ちを無視して勉強することをヨウタくんに強いてきたヨウタくんママ。ヨウタくんママはヨウタくんがなぜ泣き始めてしまったのか、涙の理由をきちんと知る必要があるのではないでしょうか。そして、ヨウタくんの気持ちに寄り添って、冷静な目で、これから進むべき道を決めていけるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月13日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの教育方針をバカにしあざ笑うような態度をとってきたため、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。その様子を見た夫が、ユキさんがヨウタくんママと顔を合わせなくてもよいよう、娘の送迎を引き受けることに。すると娘を塾に送ったとき、夫とヨウタくんママが顔を合わせ、2人は知り合いであることに気付きました。なんと夫は前の会社でヨウタくんママの教育担当をしていたのです。長い間一緒に働いていたため、ユキさんの夫はヨウタくんママが完璧主義で負けず嫌いな性格であること、誰にも頼れない環境で優秀を求められてきたことなどを理解しているよう。それがこれまでの数々の発言につながっていると思うとユキさんに話しました。 しかし、ヨウタくんママがユキさんを傷つけたことは事実。他人の子育てにマウントをとるなんてとユキさんは腹を立てます。すると夫は……。マウントの解決方法…? ヨウタくんママから自分の教育方針をバカにされたり、マウントをとられたりしてしまったユキさん。 ある日の夜、夫はユキさんに、「他者からマウントをとられてしまったときはどう対応すればよいと思う?」と問いかけます。 ユキさんは少し悩みながらも、更に相手を持ち上げる、話を聞き流すなどと自分なりの案を話します。 すると夫は、「マウントってのは……受け取る本人が自分を認めていればそもそも気にならないと思うんだ」と持論を展開。 そして、自分はヨウタくんママの発言は気にしていないと続けました。その理由は、夫はユキさんのことを、ヒナちゃんを楽しませながら才能を伸ばしてくれる最高のママだと思っているからだとユキさんに伝えます。 ありのままの自分を認めてあげることが大切だと諭されたユキさんは、マウントの連鎖について夫の言葉を元に整理しました。 ヨウタくんママがマウントをとらざるをえなかった背景が、なんとなく理解できたのでした。 ◇◇◇ ユキさんは、ヨウタくんママにマウントをとられ、自分の子育て、教育に不安をもっていたところもあると思います。旦那さんから「俺にとっては感謝しかない最高のママだよ」と言ってもらえてほっとしたのではないでしょうか。これから、肩の力を抜いて子育てに向き合っていけるといいですね。そしてヨウタくんママにも、ユキさんの旦那さんのようにありのままを認めてくれる人が現れるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月12日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの娘と自分の息子の勉強の進み具合を比べて、対抗心をむき出しに……。ユキさんの教育方針をバカにしあざ笑うような態度をとってきて、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。その様子を見た夫は、ユキさんがヨウタくんママと顔を合わせなくてもよいよう、娘の送迎を引き受けてくれることに。すると娘を塾に送ったとき、夫とヨウタくんママが顔を合わせ、2人は知り合いであることに気付きました。なんとユキさんの夫とヨウタくんママは、夫が前に勤めていた会社の同僚だったのです。夫はヨウタくんママに対して、妻を傷つけたことへの怒りを出すのではなく、ヨウタくんママが教育熱心であることを肯定し、ねぎらうような言葉をかけました……。夫とママ友はただの同僚ではない…? ※エルダー制度とは、新入社員に対してエルダーと呼ばれる先輩社員が仕事上の指導やメンタルケアをおこなう教育制度のこと。 ヨウタくんママと顔を合わせても、話しかけないという約束を夫としていたユキさん。 約束を破ってヨウタくんママと会話をした夫にユキさんは少し苛立っている様子。 苛立つユキさんに対して夫は言いました。 「でももうこれでヨウタくんママから嫌味言われないと思うよ?」と。 なぜなのかユキさんが夫に理由を尋ねると、ヨウタくんママは自分のエルダー社員だったからだと答えました。 つまり、ユキさんの夫がヨウタくんママの教育担当だったのです。 夫はヨウタくんママと長い間一緒に仕事をしてきて、彼女が完璧主義で負けず嫌いな性格であること、誰にも頼れない環境で優秀を求められてきたことなどを理解しているよう。それがこれまでの発言につながっていると思うとユキさんに話しました。 しかし、ユキさんはいくらそのような事情があったとしても他人を傷つけてよいわけではないと、イライラしてしまったのでした。 ◇◇◇ ユキさんの旦那さんはヨウタくんママの教育担当であったことから、彼女の性格をよく理解している様子でしたね。ヨウタくんママの「一番になりたい」という強い思い、そして完璧主義で負けず嫌いな性格がユキさんの娘の教育方針をバカにするような発言につながってしまったようですね。ヨウタくんママが同じ過ちを繰り返さないためにも、ユキさんの気持ちをきちんときちんとヨウタくんママに伝えて、話し合う機会が設けられるとよいのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月11日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの娘と自分の息子の勉強の進み具合を比べて、対抗心をむき出しに……。しまいにはユキさんの教育方針をバカにしてあざ笑うような態度をとってきて、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。その様子を見た夫は、ユキさんがヨウタくんママと顔を合わせなくてもよいよう、娘の保育園の送迎を引き受けてくれることに。送迎の初日はヨウタくんママと鉢合わせになることはなかったのですが、翌日の塾の送りで顔を合わせることに。なんとユキさんの夫とヨウタくんママは、夫が前に勤めていた会社の同僚でーー!?なんでそうなるの?話は意外な方向へ… ヨウタくんママはユキさんの夫が自分の知り合いだったとわかり、「私ヒナちゃんママに余計なこと言ってないわよね……?」と心配になりました。 2人は今どこの会社に勤めているのか、どのような働き方をしているのかなどを伝え合います。 ヨウタくんママはユキさんの夫に苦手意識を持っているようですが、ユキさんの夫は気付いていないのか、子どもの教育について話を振りました。 「すごく教育熱心なんだね。妻から聞いてるよ」「息子くんが明聖初等部を受験するって」 教育の話題になったからなのか、ヨウタくんママは自分の考えを熱心に語りました。 ユキさんの夫は、「大事な幼児期だ……うちのヒナのことをよく考えるきっかけになったよ。君のおかげで。妻共々……これからもよろしくね」と言葉を続けたのでした。 ◇◇◇ 送迎を引き受けてくれた旦那さんは、ヨウタくんママに自分から話しかけたりはしないと言っていたにもかかわらず、「君のおかげで娘のことをよく考えるようになった」、「これからもよろしく」などと意外な言葉をかけていましたね。やさしく声をかけることでヨウタくんママとユキさんの関係が悪化しないように配慮してくれたのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月05日道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」とは?麗澤大学大学院(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)学校教育研究科は、2023年12月3日(日)に「道徳教育学セミナー」をオンラインで開催します。本大学院学校教育研究科は、日本において初めて道徳教育に特化した大学院として2018年に設立。小中学校の教員でも教育現場を離れることなく、道徳教育の理論と実践を学ぶことができることが特徴の大学院です。道徳教育の理論と実践の融合を通じて、「特別の教科道徳」に精通した教員や専門研究者の養成に取り組むとともに、教育学における新領域「道徳教育学」の開拓に向けた研究と教育を日々行っています。学校教育研究科では毎年、道徳教育学の最新の動向と論点を概観し、今後の研究に新たな視野を開くことを目的に、道徳教育学セミナーを一般公開形式で開催しています。7回目の開催となる今年度のテーマは『道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」』。本セミナーは2部制で開催されます。第1部では、前文部科学省道徳教科調査官で十文字学園女子大学教授の浅見哲也(あさみ てつや)氏による講演を実施。第2部では、本大学院修了生で、現在、東京都公立中学校道徳指導教諭として活躍中の三浦摩利(みうら まり)氏と千葉県公立中学校教諭で、千葉県長期研修生(道徳)として本大学院に所属する田中大輔(たなか だいすけ)氏も加わり、浅見講師とディスカッションを行います。第2部終了後には、参加者を交えた全体討議を予定いたしております。本セミナーの概要と講師のプロフィールは以下をご確認ください。【道徳教育学セミナー】■日時:2023年12月3日(日曜日)9時〜11時20分■場所:オンライン(Zoom)※参加者は、自由に入退室可能■テーマ:道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」とは?■講師:浅見 哲也(十文字学園女子大学教授、前文部科学省道徳教科調査官)■主催:麗澤大学大学院学校教育研究科■対象:参加自由■参加費:無料■申込方法:申込フォームより要申し込み申込フォームはこちら : 【講師プロフィール】浅見 哲也埼玉大学教育学部卒業。埼玉県深谷市教育委員会課長補佐、深谷市藤沢小学校校長等を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官を歴任。現在、十文字学園大学教育人文学部教授。主な著書に『道徳科授業構想グランドデザイン』、『こだわりの道徳授業レシピ』など。2007年文部科学省優勝教員表彰。麗澤大学について麗澤大学は昭和10年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。「知徳一体」という教育理念のもと、心豊かな人間性を養い、国際社会に貢献できるグローバルリーダーの育成を目指し、教育改革を進めています。「THE 日本大学ランキング」の国際性分野では2017年から連続して千葉県1位の評価を受けています。【プレスリリース】麗澤大学学校教育研究科による道徳教育学セミナー開催.pdf : 麗澤大学WEBサイトはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月05日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの娘と自分の息子の勉強の進み具合を比べて、対抗心をむき出しに……。しまいにはユキさんの教育方針をバカにしてあざ笑うような態度をとってきたのです。平然を貫いていたユキさんでしたが、帰宅するなり泣き崩れてしまいました。その様子を見た夫は、ヨウタくんママとは距離を置いたほうが良いのではないかと判断し、娘の保育園の送迎を引き受けてくれることになりました。初日、夫はヨウタくんママと鉢合わせることなく送迎ができたのですが、この後、夫も塾のスタッフも驚く展開に……。夫とヨウタくんママの意外な関係性 その翌日、ユキさんの夫が塾に娘を送ったときのこと……。 ユキさんの夫とヨウタくんママが鉢合わせになりました。 ヨウタくんママはユキさんの夫を見た途端、表情をこわばらせます。 「やあーー!! 久しぶり!!」とユキさんの夫が声をかけると、なんだか気まずい雰囲気に。 明るい笑顔で話しかけるユキさんの夫に対して、「どうも。ご無沙汰してます……」とヨウタくんママはよそよそしく挨拶をします。 ユキさんの夫とヨウタくんママは、夫が転職をする前の会社の同僚だったのです。 ◇◇◇ まさかヨウタくんママとユキさんの旦那さんが知り合いで、前職の同僚だったとは驚きですね。笑顔で挨拶をするユキさんの旦那さんに対して、ヨウタくんママは気まずい雰囲気が表情に出ていました……。会社でどのような関わりがあったのかはわかりませんが、お互いを理解している部分もあると思うので、ユキさんとヨウタくんママが良い関係になれるよう旦那さんに協力してもらえたらいいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月01日ゆうこさんは娘のむつきちゃんが通う幼稚園で、さえさんというママ友に出会いました。自己中なさえさん、教育熱心なボスママ・まさえさんたちのグループにいましたが、ある時から仲間はずれに。その後のクラス替えで、ゆうこさんはさえさんとまた同じクラスになってしまいました。しかし、非常識なさえさんに嫌悪感をいただいていたのは他のママも同じ。温厚だと思っていたあかねちゃんママを激怒させてしまい、さえさんは次第に孤立していきました。頼りにしていたまさえさんからも見放され、完全にひとりぼっちになってしまったさえさん。ゆうこさんも彼女と今後一切関わらないことを決意しました。 ……が、そう決心した矢先、さえさんが衝撃の発言をしてきたのです。「ゆうこちゃんにしかこんなこと頼めない!」「あかねちゃんママに取りなしてもらえないかな……」 何も反省していないさえさんに呆れてしまったゆうこさん。それから数日後、さえさんがあかねちゃんママに謝罪をしてきて……?! 自己中ママの運命は? 「あかねちゃんママ、ごめんなさい……」 さえさんが突然謝ってきました。謝罪理由を問い詰めてみると、「いろいろ考えてみたんだけど、もしかして……発表会のDVDのことかな……?」と返答したさえさん。 あかねちゃんママは、その場しのぎにしか聞こえないさえさんの謝罪に苛立ち、「もういい。帰ろ」と周りのママ友に言いました。 すると、さえさんは「じゃあ、もう許してくれるってこと? 私も遊びの仲間に入れてくれるってこと?」あまりにも図々しい発言に、ママたちは絶句してしまいました。 さえさんが何も理解していないと察したあかねちゃんママたちは、その場を去っていきました。 自分で蒔いた種をいつも誰かに尻拭いしてもらっていたさえさん。完全に孤立してからようやく謝罪したものの後の祭りです。そして、呆れて突き放した「もういい」の言葉を「許してもらえた」「仲間に入れてもらえる」と勘違いするさえさんには、驚きです。現状をしっかり受け止めて、心を入れ替えてくれるといいですね!著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月28日ゆうこさんは娘のむつきちゃんが通う幼稚園で、さえさんというママ友に出会いました。自己中なさえさん、教育熱心なボスママ・まさえさんたちのグループにいましたが、ある時から仲間はずれに。その後のクラス替えで、ゆうこさんはさえさんとまた同じクラスになってしまいました。しかし、非常識なさえさんに嫌悪感をいただいていたのは他のママも同じ。温厚だと思っていたあかねちゃんママを激怒させてしまい、さえさんは次第に孤立していきました。あかねちゃんママは、上の子が通っている小学校でまさえさんを見かけました。その姿は、借りてきた猫のように大人しく、幼稚園にいるときと大違い!そのことを本人に伝えると、彼女は顔色を変えだんまりしてしまいます……。 それを機にまさえさんは、さえさんに冷たい態度を取るようになりました。 ひとりぼっちになったママが衝撃の行動に?! トラブルに巻き込まれてしまったまさえさんは、さえさんと距離を置くようになり、彼女は完全にひとりぼっちになってしまいました。 その姿を見て、ゆうこさんは彼女に同情することもできず、今後も一切関わりたくないと思っていました。 そう決心した矢先、さえさんが突然ゆうこさんに声をかけてきたのです。「ゆうこちゃんお願い! 助けて! ゆうこちゃんにしかこんなこと頼めない!」「あかねちゃんママに取りなしてもらえないかな……」と、涙目になりながら厚かましいお願いをしてきたさえさん。 これまでさんざんゆうこさんに嫌がらせをしてきたにも関わらず、謝ることもなく話しかけて来るさえさんに、ゆうこさんは呆れてしまい、話を聞かずにその場を去っていきました。 散々ひどいことをしておきながら、周りに人が離れていった途端「ゆうこちゃんにしか頼めない」なんて都合良すぎる話。さえさんには、なぜ孤立してしまったのか、自分の行いを見つめ直して、まずは反省してほしいものです。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月27日ゆうこさんは娘のむつきちゃんが通う幼稚園で、さえさんというママ友に出会いました。自己中なさえさん、教育熱心なボスママ・まさえさんたちのグループにいましたが、ある時から仲間はずれに。その後のクラス替えで、ゆうこさんはさえさんとまた同じクラスになってしまいました。しかし、非常識なさえさんに嫌悪感をいただいていたのは他のママも同じ。温厚だと思っていたあかねちゃんママを激怒させてしまい、さえさんは次第に孤立していきました。まさえさんは、あかねちゃんママとゆうこさんを呼びだし、さえさんのことを「許してやって」と解決しようとしました。 さえさんを庇うまさえさんに「本当にやさしいんですね」「過保護すぎる」と皮肉発言を連発するあかねちゃんママに、まさえさんは激怒! 「穏便に済ませようと思ったけど、今回のこと大ごとにしてやろうか」と爆弾発言をしてきたのです……! ボスママを本気で怒らせてしまったあかねちゃんママ。それから園では不穏な空気が漂っており……。去り際に耳打ちされ表情が一変! 去り際に、まさえさんの耳元でボソボソと何かを伝えたあかねちゃんママ。それを聞いたまさえさんは、顔色を変えだんまりしてしまいました。 あかねちゃんママとまさえさんの上の子どもたちは、同じ学校に通っていることが判明! 小学校でのまさえさんは園での態度とは違い、借りてきた猫のように存在感がなくひとりぼっちだったそう。 同じ学校であることに気づいていないまさえさんに、あかねちゃんママは「来週の集計もお願いしますね」と伝え、まさえさんは驚いて黙ってしまったのです。 翌日、園では不穏な空気が漂っていました。するとあかねちゃんママが突然「どうしよう……私、まさえさんを怒らせて……」と泣き出したかと思いきや、演技をしていたあかねちゃんママ。「どうせ取り巻きたちに愚痴るしか無いんだから」と強気な発言をしていました。 裏事情を知られたまさえさんは、あかねちゃんママが許せないようですね。プライドが高く陰湿な嫌がらせをしてくるママなので、大ごとにならないことを願いたいです。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月26日ゆうこさんは娘のむつきちゃんが通う幼稚園で、さえさんというママ友に出会いました。自己中なさえさん、教育熱心なボスママ・まさえさんたちのグループにいましたが、ある時から仲間はずれに。その後のクラス替えで、ゆうこさんはさえさんとまた同じクラスになってしまいました。しかし、非常識なさえさんに嫌悪感をいただいていたのは他のママも同じ。温厚だと思っていたあかねちゃんママを激怒させてしまい、さえさんは次第に孤立していきました。ボスママ・まさえさんに呼び出されたゆうこさんとあかねちゃんママ。どうやら孤立したさえさんが、まさえさんに泣きつき助けを求めた様子。 「さえちゃん、また調子乗って気分を害すること言ったんだろうけど、私からもよく注意しとくからもう許してやって」 まさえさんの言葉に、あかねちゃんママは「私は何もしてないですよ。被害妄想じゃないですかね?」と反論! 歯向かってきたあかんちゃんママに怒ったまさえさん。2人の口論はさらにヒートアップ!怖い!あのボスママを黙らせた?! あかねちゃんママは当事者であるさえさんに、「ね、さえちゃん。私が何したのか、話してみてよ」と要求しました。さえさんは、公園やランチに誘われなかったから、仲間はずれにされていると思った、と言います。 あかねちゃんママは、「誰と遊びに行こうが自由じゃないですか? それとも全員を誘わなきゃダメなんですか?」「わざわざ気の合わない人を誘わなくても良くないですか?」「お互い、いい大人だし、さすがに過保護すぎるかなって」と反論。 これに激怒したまさえさんは、「穏便に済ませてあげようと思ったけど、やっぱりやめた。今回のこともっと大ごとにしてやろうか?」と脅迫をしてきたのです……。 2人の皮肉たっぷりな口論はさらにエスカレート! あかねちゃんママは猛反撃し、あのまさえさんを黙らせてしまいました。あのボスママのまさえさんをだんまりさせたあかねちゃんママには驚きです。事情をちゃんと把握せずに口を挟んでしまうと、時に矛先が自分に向いてしまうことも……。ママ同士のトラブル、早く解決できるといいですね。次の話。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月25日