オカメインコと暮らす飼い主(@TORI_mirea)さんは、愛するペットの写真撮影をしていました。撮った写真を見て、飼い主さんは「クソコラみたい」と表現。『クソコラ』とは、加工や切り貼りした写真や画像の作り方が雑で、シュールになっていることを意味する言葉です。さっそく、飼い主さんが撮影した『クソコラ感』のあるオカメインコの写真をご覧ください。クソコラみがあるね pic.twitter.com/46LRy50rd5 — オカメとお豆(kiirogumi) (@TORI_mirea) April 25, 2022 大きい…!オカメインコの体が大きく見え、まるで筋骨隆々のようですね。実は、この写真には、2羽のオカメインコが写っているのです。手前にいたオカメインコの体と、奥にいるもう1羽の頭の位置が重なるように撮影した結果、筋骨隆々に見えるインコの写真が誕生しました。「マッチョバード」「一瞬、どうなっているのかが分からなかった」「めちゃくちゃ小顔に見える」といった反応が上がったオカメインコの姿。写真を撮影する際の角度を変えるだけでも、愛するペットの新たな魅力を発見しそうです![文・構成/grape編集部]
2022年04月26日星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」が、2022年11月25日(金)、長崎県・雲仙温泉に「界 雲仙」を開業する。長崎県・雲仙温泉に温泉旅館「界 雲仙」開業長崎県・雲仙温泉は、雲仙天草国立公園に位置し、立ち込める噴気や湯気、そして硫黄の香りが漂う温泉地。日本が鎖国していた時代に出島を通じ、オランダ商館医のケンベルやシーボルトが訪れたとされ、海外諸国と歴史的な繋がりもある場所だ。「界 雲仙」は、その歴史にちなみ、様々な人や文化が行き交う中で発展してきた、和(日本)、華(中国)、蘭(オランダ)の要素が混ざり合う長崎文化を取り入れた、異国情緒あふれる設えの温泉宿だ。同年8月には「界 由布院」、11月に「界 出雲」を開業し、「界 雲仙」は22施設目の宿となる。色鮮やかなステンドグラスの光が差し込む大浴場大浴場には、オランダから伝わった硝子工芸品であるステンドグラスが施され、外光が差し込む時間帯には、色とりどりの鮮やかな光が湯面に映り込み美しく輝く。内風呂には、源泉かけ流しの「あつ湯」と、心身ともにリラックスできる「ぬる湯」2つの浴槽を用意する。“和華蘭”の長崎文化を感じるご当地部屋6階建ての客室棟には、長崎文化の和華蘭から着想を得た、ご当地部屋全51室を設ける。たとえば、スタンドライトには、オランダから伝わった硝子工芸品のステンドグラスをモチーフにし、鮮やかな赤や青の色合いを和紙で表現するなど、和華蘭の要素を融合した。“客室付き露天風呂”でのんびりと入浴を堪能「客室付き露天風呂」も用意。全51室中16室が「和華蘭の間(客室付き露天風呂)」だ。湯浴みをメインに楽しむ客室として、あえて「客室付き露天風呂」と名付けた室内は、リビングルームを取り払い入浴と休息を交互に楽しめるよう露天風呂とベッドルームの境界に「湯上がり処」を設置。心置きなく入浴を堪能できる客室に仕上げた。長崎の食材&異国情緒感じる会席料理界 雲仙の夕食は、半個室のある食事処で会席料理を提供。「豚角煮」をリエットにした先付、雲仙温泉名物の「湯せんぺい」「宝楽盛り」、そしてメインには「あご出汁しゃぶしゃぶ」と長崎の食材や、和華蘭からインスパイアされた彩り豊かな器や料理の数々が並ぶ。【詳細】「界 雲仙」開業日:2022年11月25日(金)住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙321敷地面積:7,422平米建築面積:1,525平米延床面積:5,689平米階数:6階建(客室棟)客室数:51室料金:1泊25,000円~(2名1室利用時1名あたり、夕朝食付)※サービス料込アクセス:JR諫早駅より車で約1時間、長崎空港より車で約1時間半
2022年04月17日シベリアンハスキーのヴィヴィアンくんと暮らす飼い主(@VivienneHusky)さん夫婦は、愛犬とともに旅行へ出かけました。この日のために、ペットと泊まれる旅館を、時間をかけて探した飼い主さん。飼い主さんの妻だけでなく、ヴィヴィアンくんも喜んでくれるだろうと期待していたのですが…。こちらの写真をご覧ください!旅行先で温度差があった妻とハスキー犬 pic.twitter.com/lTS8qkcoFW — ヴィヴィアン@ハスキー犬のいる暮らし (@VivienneHusky) April 10, 2022 楽しそうにポーズをとる妻に対し、うつむいているヴィヴィアンくん。顔をよく見ると、文句をいっているかのような表情を浮かべています!妻と愛犬のテンションの差に、クスッと笑ってしまいますね。【ネットの声】・温度差に笑ってしまった!ハワイと南極ぐらいの温度差があるわ。・「あーだりぃ」って大きい声でいっていそう!反抗期の我が子のようだ。・ママに「恥ずかしいから大人しくしてよ…!」っていっているみたい。かわいいなー!写真からは、ヴィヴィアンくんが楽しんでいる雰囲気は伝わってきませんが、ご安心ください。この写真は、偶然撮れた1枚だったのだとか。ヴィヴィアンくんも、飼い主さんと一緒に、旅館でのステイや観光を楽しんだそうです。お着き菓子にニッコリのハスキー犬 pic.twitter.com/9wsBUEhJwQ — ヴィヴィアン@ハスキー犬のいる暮らし (@VivienneHusky) April 11, 2022 飼い主さんにとっても、ヴィヴィアンくんにとっても、忘れられない思い出になったでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年04月13日野原に建つ切妻屋根の家広大な敷地の一角に建つ、大きな切妻屋根に包まれた平屋。この家で暮らすのは、IT関係の仕事をしているご主人と建築に興味のある奥さま、新体操に夢中で元気いっぱいの娘さん(6歳)のNさん一家。都内のマンションから自然豊かなこの地に移り住み、2年半ほどが経つ。「親戚から譲り受けた農地の一部を宅地に転用して家を建てました。広く恵まれた敷地なので、平屋にしておおらかに暮らしたいと思ったのです」(ご主人)。設計を依頼したのは、奥さまが以前から心引かれていたという『imajo design』の今城敏明さんと由紀子さん。「建築物が好きで、子どもの頃から住宅関係のテレビ番組をよく観ていました。5、6年前に観た今城さん夫妻が手掛けた、丘の上に建つ家が忘れられなくて。家を建てることになり、すぐにコンタクトを取りました。オープンハウスを2軒見せていただき、陰影がきいた落ち着いた雰囲気がやはり素敵だなと思って。ほかの設計事務所は考えられなかったですね」(奥さま)。絶大なる信頼を寄せていたため、建築家へのリクエストは、「平屋」「切妻屋根」「広いリビング」「個室は3つ」くらいで、あとはお任せだったと話す。シンプルで大胆な切妻屋根の外観が目を引く。屋根はガルバリウム鋼板、外壁は杉を使用。「アンドリュー・ワイエスが描いた“オルソンハウス”をイメージしました」とは、建築家の今城敏明さん。500㎡近い広々とした敷地。もともと植えられていたモミジやツバキ、キンモクセイ、隣の敷地の植栽など緑に囲まれ、見事な景観。「どの季節も素敵ですが、特に春は、桜とミツバツツジのピンクのコントラストがきれいですよ」(奥さま)。垂木の美しい陰影に包まれる数段上がった玄関を入り、天井の高さを抑えた土間を抜けると、高く吹き抜けた広々としたLDKが現れる。最も高いところで4.8m。切妻屋根の形状をそのまま感じられる天井には、30cmピッチで垂木が並び、陰影に富んだ繊細なデザインが目に飛び込んでくる。「シンプルな外観と内部のイメージが異なるようで、皆さん驚かれますね。住み始めて2年以上経った今も新鮮で、いつも素敵だなぁと思います(笑)」と、目をきらきら輝かせて話す奥さま。大きな屋根に包み込まれるような感覚と開きすぎていない開口が、心地よい安心感と静謐な空気をもたらしている。最も高い位置で4.8mもある屋根なりの勾配天井。高い天井と垂木による優しい陰影が教会を彷彿させる。リビング側からダイニングキッチンを見る。正面奥が土間、玄関。垂木はグレーに染色した米松を使用。屋根を支える中央の鉄骨ポールが、ダイニング、キッチン、リビングをゆるやかにゾーニング。グレーに染色した米松を使用した玄関ドア。年月によって味わいが増す真鍮のドアノブとも好相性。横のFIX窓から風景が楽しめる。『カイ・クリスチャンセン』のチェアと北欧ヴィンテージの円卓を置いたダイニングスペース。キッチンの正面にあたる場所に大きめの窓を設置。ダイニングテーブルに合わせてチーク材で造作したキッチン。カウンター下のルーバー部分にはエアコンが隠れている。磨きを残したステンレスの天板が家の雰囲気にマッチ。プライベート空間へと続くドア。枠のないシンプルな造りがご夫妻のお気に入り。N邸のドアノブや取っ手などの金物は、経年変化が楽しめる真鍮で統一。「ノブやツマミが小ぶりで、いちいちかわいいんです(笑)」(奥さま)。階段を上がり、子ども部屋、寝室へと続く。「玄関から寝室へと奥に行くほど床を上げ、暗くし、落ち着く空間になるよう演出しています」と今城敏明さん。「廊下の突き当りに灯る明かりが真ん中からややずれている、この光景が好きなんです」(ご主人)。あえて景色を見る窓は付けず、トップライトを施したバスルーム。夜空の月や星を眺めながらのバスタイムは心身ともにリラックスさせてくれる。洗濯機を置いた洗面室の向かい側の家事スペースには、作業カウンターを設置。真鍮製のブランチビットランプやウォールミラーが雰囲気を盛り上げる。景色を切り取る窓「おおらかな風景やその場所の持つ空気感を暮らしに取り込むと同時に、恵まれたロケーションならではのダイレクトに受ける自然の猛威から室内を守ることも考えました」とは設計を担当した今城敏明さん。シンプルな切妻屋根は水切れが良いという利点があり、また軒を出すことで強すぎる陽射しをカットする。大きな掃き出し窓はあえて設けず、床レベルを上げて地面から距離を取ることで、砂埃や虫の侵入、湿気などを防いでいる。FIX窓や通風窓は、四季折々の美しい景色と室内の居場所とが呼応するように配置を工夫した。リビングのコーナー窓の前に鎮座したニーチェアは、景色を楽しむ特等席。「ここに座って外を眺めると、ブランコで遊ぶ娘の姿も見えるし、遠くの樹々まで見渡せて気持ちいいです」(ご主人)。テレビ台兼ベンチを造作。ヴィンテージショップのサイトで出会ったというネストテーブルは、「好きなところに持っていけて便利」と奥さま。掃き出し窓は設けず、左奥のテラスから出入りする。見る位置によって切り取る景色が変わるコーナー窓。最近購入したというニーチェアからの眺めは圧巻。FIX窓にすることで砂埃や虫などの侵入を防いでいる。寝室の一角を、コロナ禍で在宅勤務になったご主人のワークスペースとして活用。低めに設置した窓は、腰掛けるにも程よい高さ。子ども部屋に置かれたヴィンテージのキャビネット。モビールや植物で装飾した大人かわいい空間は、奥さまのセンスが光る。あおり止めを採用したレトロな木製窓。大人が座ることが多いという『IDEE』の子ども用ソファ。N邸に多く採用されている、シンプルなブラケットライトは『imajo design』のオリジナル。自然豊かな地での楽しみ方広い敷地を有するN邸。「庭を1周ウォーキングすると汗ばむくらいで。けっこういい運動になりますよ」と笑う奥さま。「引っ越してきて1年後くらいにコロナ禍になり、一時期は幼稚園も休みになりました。そんなときに娘が外でのびのび遊べるスペースがあってよかったなと思いますね」(奥さま)。暮らし始めて3年目。この土地での暮らし方がわかってきたと話す。「春から秋にかけては、4,5回トラクターで草を刈ります。最初は大変でしたが、いまでは季節ごとにどのように動けばいいかわかってきて、楽しめるようになりました」(ご主人)。庭の一部には、食卓にも登場するブルーベリーやオリーブなどが植えられ、ご主人がDIYしたブランコやバーベキューをするためのブロックも置かれている。夏にはテラスにタープを張り、プールやバーベキューを楽しんでいるという。「まずは家の前に芝生を敷いて。そのあと小さな菜園にも挑戦したいですね。いずれはヤギを飼って草を食べてもらって。家で食べる野菜や果物をまかなえるくらいになったらいいなと思っています」(奥さま)。自然と共存する暮らしの中で、Nさんたちらしい家へと育てていかれることだろう。ご主人がDIYしたブランコがお気に入りの娘さん。寝室兼ワークスペースからの眺め。奥さまのリクエストでご主人が作製したラダーラック。「木の種類や色を妻に選んでもらいました。我ながらよくできたと思います(笑)」。ゲストルームとしてリクエストした和室。土間との一体感で広く感じられる。玄関ドア脇のFIX窓の外側から障子戸が見える。「この家に和室がある?」という意外性が評判だそう。N邸設計imajo design所在地埼玉県上尾市構造木造規模地上1階延床面積113.8㎡
2022年01月24日偶然親しくなったおばあちゃんから都内の平屋を譲り受けた29歳のフリーター、生田ヒロト。上京してきた従妹の美大生・小林なつみとハウスシェアしたり、既婚者の親友・野口ヒデキといまだにつるんだり。そんなヒロトのマイペースな暮らしを描く『ひらやすみ』に萌える。それぞれが悩みを胸に秘めながら、緩やかに流れるビバ!平屋ライフ。前作『ノラと雑草』では社会の負の部分も描いた真造圭伍さんだが、本作では一転。ヒロトをはじめ、出てくる人たちがみな微笑ましい。「次の連載では、主人公を『人として正しい』人間にしようという思いがありました。そういう人を突き詰めていったらヒロトになった。ストーリーも、今回は特に自分が日々感じているようなこと、いま見ている景色や食べているごはん、など生活の空気感や良かった思い出などを積極的に入れていこうと決めていました。ヒロトがやたらおばあちゃんに話しかけられたりというのは、僕自身のリアルな体験でもあります」ヒデキが持ってきた魚をヒロトが捌いて食べるとか、なつみが中華屋さんでアルバイトを始めるなど、毎回、エピソードは他愛ないものだ。だが、東京・阿佐ヶ谷という街の空気感とも相まって、どこかのどかな平屋ライフに惹かれるファン続出。それはすべてアナログで描かれる画の魅力も大きい。「光の表現には少しこだわりがあるかもです。例えば、夏、手前が真っ暗なのに、奥が燦々とまぶしく見える景色がとても印象に残っていて、そういうコントラストをどう見せるかなど。季節ごと、時間ごとの光の移ろいを、下描きのときからかなり力を入れています」2巻では、ヒロトと、平屋の管理をしている不動産会社の社員・立花よもぎの心理的距離がほんの少し近づく。だが、安易にロマンスに流れないのが真造さん流。「僕はラブコメとかでも、両思いになっちゃうとちょっとつまらなく感じてしまうほうで(笑)。できればこの作品でも、つかず離れず、恋愛でも友情でもないけれど、お互いに気になる関係というものを描いてみたいですね」と真造さんは言う。「日常ものではあるけれど、ある部分はきちんと話が進んでいくようにしたいと思いました。ヒロトは変わらないまま、周囲はどんどん変化していく。それに対してヒロトは何を思うのか、変わろうとするのかしないのか。そのあたりがテーマです」彼らのこれからを見届けたい。そんな気分になる、2021年の大ホームラン級コミックだ。真造圭伍『ひらやすみ』22巻では、平屋のもとの持ち主・和田はなえおばあちゃんとのエピソードも深掘り。おばあちゃんの面倒見のよさやヒロトの心根のよさに触れ、温かな気持ちに。小学館650円©真造圭伍/小学館しんぞう・けいご1987年、石川県生まれ。2008年にデビュー。『森山中教習所』『トーキョーエイリアンブラザーズ』が映像化されるなど国内外から注目が。※『anan』2021年12月22日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年12月20日身の丈に合ったシンプルなお家お家づくりから、暮らしを楽しむヒントを発信しています。お家を整えて暮らしを充実させましょう!今回は「暮らしが便利になったと思うこと」をご紹介します。暮らしが便利になったこと7つ1.食器をほぼ手洗いしなくなったinstagram(@__mika.home)食洗機のお陰で手洗いの頻度が減りました。食洗機がない生活はもう考えられません。2.掃除しやすくなったトイレinstagram(@__mika.home)タンクレストイレなのでタンク掃除をしなくてよくなったのは大きいです。3.床暖房でポカポカの床instagram(@__mika.home)もうすぐ床暖房の季節。スイッチONにするとすぐに床が暖かくなり快適でもう家から出たくなくなります。4.浴室暖房でお風呂までポカポカinstagram(@__mika.home)今まで浴室暖房がない家に住んでいたので初めて使った時は感激しました!5.広いキッチンinstagram(@__mika.home)スペースが広くなったので料理中バタバタしなくなりました。笑6.タッチレスキーinstagram(@__mika.home)子供を抱っこしている時や荷物を沢山持っている時に鞄から鍵を探さなくていいのは本当に助かっています。7.天気関係なく干せるランドリールームinstagram(@__mika.home)LDKが狭くなってでも広くとりたかったランドリールーム兼ファミリークローゼット。寒い日、暑い日、雨の日関係なく洗濯物を干せる空間はやはり作ってよかったです。マイホーム検討中の方の参考になれば嬉しいです♪
2021年11月11日終の住み処は手入れが楽なほうがいい鎌倉の自然豊かな小高い丘の上に建つ平屋の家。リビングの大きな窓を開けると、広々とした明るい庭が広がる。この家はパパスホームを設立し、現在はAtelier23.を主宰する建築デザイナーの井手しのぶさんの7軒目の住まい。「子どもも独立し、暮らしをコンパクトにしたかったので、終の住処のつもりで小さな平屋を造りました」土地はネットで見つけた。「熱海や軽井沢もいいなと思ったのですが、家族や友人が居る鎌倉で土地を見つけることができました。傾斜地と書いてあったのですが、気になるほどではなく、却って少しの傾斜は水はけが良かったです。ただ雑草が生い茂っていたので、家を建て、庭を作るためには、かなり手を入れなければなりませんでした。犬と猫がいるのですが、クルマが往来する道路も近くにないですし、この環境ならのびのびと飼うことができると思いました」床はモルタル。愛犬が足を滑らせないよう、ところどころに大きなラグを敷いてある。ダイニングキッチンとリビングの間に段差をつけ、ゆるやかにスペースを分けている。暖房は薪ストーブが活躍。「火を見ていると落ち着きます。薪ストーブは煮炊きにも使えて重宝しています」幅3mの引き込み窓を全開にすると、庭と一体感を楽しめる大開口となる。高さのある天井には杉材を使用。センスのよいアンティークの家具が素敵に配置されている。「引っ越しのタイミングでこの家に収まる数に絞りました」「古い馬の置物は神事に使われたものだそうです」横長の窓の下に、アイアンの飾り棚を設けた。井手家の家族は、猫2匹と犬一匹。この子はトラちゃん。奥がブチャちゃん。「立て続けに2匹の猫を拾いました」自然素材の居心地の良い住まい家造りのテーマは、ローコスト、そして住まいの手入れが簡単なこと。「DIYで壁に珪藻土を塗ったのですが、計算するとプロに頼んだほうが安かったという失敗もありました(笑)。動物がいるので、床は手入れが楽なモルタルにしました。箒でさっと掃けば掃除が終わります。海辺に建てた前の家は窓掃除に苦労したので、この家は庭に面した窓以外は小さくしました」井手さんの住まいのほっこり安らげる居心地の良さは、珪藻土の壁、モルタルの床、杉材の天井と、自然素材で作られているからかもしれない。経年変化が楽しめるアイアンの飾り棚や薪ストーブ、アンティークの家具が自然素材の家にしっくりと馴染む。色数を絞り、玄関扉とモロッコタイルのブルーをアクセントカラーにしている。寝室は敢えて窓を小さくして明るすぎない部屋に。「朝までぐっすり眠れます」。アーチ状の開口の奥はクローゼット。寝室の壁面は、机を囲むように全面棚に。「机は大工さんに天板を切ってもらってなんとか収めました」玄関ドアはアイアンの支柱を中心に回転するように開く。「なぜか猫は狭いほうから出入りします(笑)」眺めの良い庭。ちょうど芙蓉が花を咲かせていた。庭の一角に作った畑ではレモンやイチジクなどの果樹や野菜を育てている。玄関の回転ドアを開けるとすぐにテーブルという自由なレイアウト。井手さんのセンスの賜物だ。キッチンの横に作った勝手口は、洗濯物を干したり、ゴミ出しする際に、家事がしやすい動線になっている。大谷石を使ったキッチンの引き出しは着物タンスを模して作った。「大谷石は自分で張りました」少しつづ暮らしを整える楽しみ今年に入って、動線の確保のため、I型のシステムキッチンから、コンロとシンクを独立させたスタイルにチェンジ。「I型のシステムキッチンはアウトレットで安かったので買ったのですが大きすぎました。買ってきた食料を冷蔵庫に仕舞うために、キッチンをグルリと周らなければいけないのが不便で。コンロとシンクのアイランドに変更したら、無駄な動線が減りました。使わなくなったI型キッチンは友人の家に嫁に出しました(笑)」キッチンの他にも、住みながら少しづつ暮らしを整えていった場所は多い。「リビングの家具の配置をちょっとづつ変えてみて、ようやく落ち着いたところです。今、庭の小屋を手直し中です。それが終わったらデッキも広げたいし、玄関タイルの張り替えも思案中です」「バスタブの上に読書灯を作ってもらいました。水をかけないでねと念を押されました」。バスルームの入り口のドアはインドで買ったアンティーク。「タイルは映画で見たバスルームを真似て自分で張りました」洗面台は宙に浮いたクローゼットの上に置かれたようなスタイル。八角形の鏡も素敵。片流れの平屋。ブルーの玄関扉が印象的だ。窓に腰を掛けて縁側のように楽しむ。「外観は予算重視でモルタルのまま仕上げました」「門扉は友人のアイアンワークのクリエイターに作ってもらいました」。愛猫は門扉をジャンプで出入り。
2021年11月08日瀬戸内海の“現代アートの島”直島に本格旅館「ろ霞」が、2022年4月にオープンします。“現代アートの島”に全室スイートの本格旅館オープン瀬戸内海に浮かぶ直島は、古い町並みと、草間彌生や隈研吾ら著名なアーティストたちの作品が調和する“現代アートの島”として世界的に名を知られています。2022年4月には、直島を含む瀬戸内諸島12島と本土・四国の3港周辺にて、世界中の現代アート作品が集結する国内最大規模のアートイベント「瀬戸内国際芸術祭」を開催予定。そんな直島の中心本村まで徒歩2分という好立地に、本格旅館「ろ霞」が開業します。同館は、古き良き日本の旅館を基本としながら、随時企画展を実施するなど、アーティストの作品の出会いの宿となります。若手現代アーティストの作品を客室やレストランにて展示販売全室スイートとなる客室は、スイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室で構成。「和」の時間を過ごしてもらいたいという思いのもと設計された空間には、露天風呂や畳の上に敷く布団に近いベッド、若手現代アーティストの作品が飾られた和風のリビングが備えられています。また、アートファンが集う場所になればと、建物の中心には野外囲炉裏が設けています。レストラン棟には、客室に飾られる作品と同テーマのアートが展示され、それらの描き下ろしアート作品は随時企画展として展示販売されます。アーティストを招聘したコミュニケーションイベントなども実施予定で、「ろ霞」が日本現代アートの発信拠点になることを目指す。新鮮な瀬戸内の魚を使用した懐石料理また、新鮮な瀬戸内の魚を使用した自慢の料理にも注目。京都で腕を磨いた二人の料理人を中心に、瀬戸内の魚料理がメインの会席料理と、寿司コースを組み合わせた独自のスタイルのコース料理、その日の美味しい食材を使ったアラカルトメニューなどが用意されます。【詳細】直島旅館 ろ霞オープン時期:2022年4月住所:香川県香川郡直島町本村字中奥1234定休日:不定休(館内メンテナンス日)
2021年09月05日瀬戸内海の“現代アートの島”直島に「直島旅館 ろ霞」がオープン。“現代アートの島”に全室スイートの本格旅館「直島旅館 ろ霞」瀬戸内海に浮かぶ直島は、古い町並みと、草間彌生や隈研吾ら著名なアーティストたちの作品が調和する“現代アートの島”として世界的に名を知られている。2022年4月には、直島を含む瀬戸内諸島12島と本土・四国の3港周辺にて、世界中の現代アート作品が集結する国内最大規模のアートイベント「瀬戸内国際芸術祭2022」も開催される。そんな直島の「家プロジェクト」が立ち並ぶ中心エリアまで徒歩5分という好立地に、「直島旅館 ろ霞」が開業する。同館は、古き良き日本の旅館を基本としながら、随時企画展を実施するなど、アーティスト作品との出会いの宿となる。若手現代アーティストの作品が楽しめる客室全室スイートとなる客室は、スイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室で構成。「和」の時間を過ごしてもらいたいという思いのもと設計された空間には、露天風呂や畳の上に敷く布団に近いベッド、若手現代アーティストの作品が飾られた和風のリビングが備えられている。また、客室露天風呂には岡山・湯郷温泉の濃縮還元した温泉水を用意し、環境に配慮したアメニティ各種を取り揃えた。建物の中心には野外囲炉裏「直島旅館 ろ霞」の建物の中心には野外囲炉裏を設置。その日巡ったアートを振り返ったり、次の日に巡るアートの予習をしたりと、会話が生まれる憩いの場所となる。客室の作品と同テーマのアートが展示されたレストランレストラン棟には、客室に飾られる作品と同テーマのアートが展示され、それらの描き下ろしアート作品は随時企画展として展示販売される。アーティストを招聘したコミュニケーションイベントなども実施し、「直島旅館 ろ霞」が日本現代アートの発信拠点になることを目指す。新鮮な瀬戸内の魚を使用した会席料理また、新鮮な瀬戸内の魚を使用した自慢の料理にも注目。京都で腕を磨いた二人の料理人を中心に、瀬戸内の魚料理がメインの会席料理と、寿司コースを組み合わせた独自のスタイルのコース料理、その日の美味しい食材を使ったアラカルトメニューなどを用意する。旅館詳細直島旅館 ろ霞オープン日:2022年4月14日(木)住所:香川県香川郡直島町本村字中奥1234定休日:不定休(館内メンテナンス日)
2021年08月14日バーチャル旅と運動不足を同時にSOELU株式会社は、ホテルや旅館からヨガやトレーニングのライブ配信をInstagramで行う「旅するソエル」の配信をスタートします。同社の運営する「SOELU(ソエル)」は自宅でヨガやトレーニングのレッスンを受講できるオンラインフィットネスサービス。「旅するソエル」はコロナ禍で旅行に行けない中で、宿泊施設の人々とコラボしたヨガやトレーニングの配信を行い、運動不足を解消しながらバーチャル旅気分を味わうことのできるプログラムです。Instagramで簡単に参加できる「旅するソエル」はSOELU公式Instagramアカウントにてホテル・旅館からヨガレッスンをライブ配信するだけでなく、実際に宿泊した人には特典を用意し、宿泊施設や観光地の活性化に向けて取り組んでいます。6月2日(水)にスタートする第一弾は昼12時から約30分にわたって浅草・雷門旅館 「スイートルーム・桜」から配信予定です。既に第二弾の予定も発表されており、6月30日(水)には東京・青山グランドホテルの「246スイート」からライブレッスンを行います。いずれの配信でも宿泊施設とお部屋の紹介があり、旅心をくすぐる内容です。(画像はプレスリリースより)【参考】※「SOELU(ソエル)」公式ホームページ
2021年06月02日「別に実家暮らしでも結婚した人はいる」「お金もかかるしなんでわざわざ一人暮らしをしなきゃいけないの?」……このように思うこともあるでしょう。実家暮らしで不自由がないのに、わざわざ家を出るなんて面倒ですよね。ですが、実家暮らしを続けることによって出会いのチャンスを減らしているかも……。今回は、「実家暮らしをする女性のデメリット」をご紹介します。■ 帰りの時間を気にする実家にいると、出かけるときに「何時に帰ってくるの?」と親が聞いてくることはありませんか?ご飯を作ってもらって「いると、決まった時間に帰る必要がありますよね。たとえば男性から急に食事に誘われても、「家にご飯があるから」と断ることも。そうすると、「誘ったら悪かったかな」とつぎからは誘われなくなってしまうかもしれません。1人暮らしであれば、このあたりは融通がききますよね。■ 出費が多い実家暮らしだと、お給料はすべて自分のために使えますよね。そのため、意外に浪費をしてしまうことがあるのだとか。話題のスイーツ、ブランド、旅行、料理教室、習い事、ジムなど……。男性からすると、「浪費家だな……」と思われてしまうことも。1人暮らしの場合は家賃や光熱費、食費などをやりくりしなければなりません。そのなかで貯金もしているので、倹約家なイメージを抱かれやすいですよ。■ 1人暮らしの男性に敬遠されやすい1人暮らしは「自立している」印象がありますよね。同じように1人暮らしをしている男性は大変さがわかるため、共感してもらいやすいでしょう。実家暮らしをしていると、1人暮らし中の男性から「話や価値観が合わないかも……」と思われてしまう可能性があります。また、今後同棲や結婚を考えたときに、「この子は生活力があるのかな」と懸念されるかも。ここで言う「生活力」とは、掃除や料理といった名前のある家事ではありません。「公共料金がいくらかかるのか」「人が暮らすにはどのくらいお金が必要なのか」を「把握」できているかということです。わからない場合は、家族に訪ねてみるのがいいでしょう。■ 実家暮らしが悪いわけではないもちろん実家暮らしでいることが悪いわけではありません。人それぞれ、さまざまな事情がありますからね。ただ、「出会い」や「恋愛」という観点で考えるとデメリットがあるかも。人生経験として、一度1人暮らしをしてみるのもいいかもしれませんよ。その場合、期間を決めてトライしてみるのがおすすめです!(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月16日・幻想的!異世界感がすごいですね。・旅館なんですか…!?信じられない!・ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』みたい!そんな驚きと称賛の声がたくさん寄せられたのは、フォトグラファーの三谷ユカリ(@mitsuyuka_lp)さんがTwitterへ投稿した4枚の写真。三谷さんは、佐賀県にある旅館のロビーを撮影しました。旅館とは思えない、幻想的な風景をご覧ください。佐賀県の旅館のロビーが幻想的すぎました。 pic.twitter.com/z6Q6o6Qjiy — 三谷ユカリ (@mitsuyuka_lp) April 27, 2021 青や赤、緑など色とりどりのライトが天井から照らされ、圧巻の景色です。非日常的な世界観に、多くの人が驚いた様子。きっとここに宿泊すれば旅の道中だけでなく、旅館でもいい思い出が作れそうですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月29日高級温泉旅館「ふふ 京都」が、2021年春に京都・南禅寺エリアに開業予定。高級温泉旅館「ふふ 京都」高級温泉旅館を展開する「ふふ」シリーズ。そんな「ふふ」シリーズから「ふふ 京都」が、京都・南禅寺にほど近い、日本庭園「名勝無鄰菴」や「京セラ美術館」の隣地に誕生します。全40室にひのき香る温泉を設け、訪れるすべての人にゆったりとした時間を提供する予定。また、桜と白檀の優雅な香りが漂う客室には、京文化を感じさせる生け花や、艶やかな漆色のテーブル、障子など、職人の技術を感じさせる小物やアートが揃います。食事は、旬の食材の炭火焼きや、地産の新鮮な京野菜を使った料理を用意。敷地内に残されていた日本庭園には日本建築の"離れ"を設け、夜はBARとして利用できる他、芸妓の舞など京都ならではの無形文化も体験できます。さらに、館内には、コンシェルジュデスクがあるので、料亭やレストラン、観光について相談することが可能です。また、2021年4月には、「ふふ 熱海」のプライベート性をさらに追及した、ふふ熱海 別邸「木の間の月」を開業する予定。全国各地で癒しの時間を提供する「ふふ」シリーズの旅館です。【詳細】<ふふ 京都>開業予定日:2021年春住所:京都府京都市左京区南禅寺草川町部屋:全40室6タイプ1室料金:77,000円~※1泊2食付予約TEL:0570-0117-22
2021年01月30日高級温泉旅館「ふふ 京都」が、2021年春に京都・南禅寺エリアにて2021年4月26日(月)に開業する。高級温泉旅館「ふふ 京都」高級温泉旅館を展開する「ふふ」シリーズ。そんな「ふふ」シリーズから「ふふ 京都」が、京都・南禅寺にほど近い、日本庭園「名勝無鄰菴」や「京セラ美術館」の隣地に誕生する。全40室にひのき香る温泉を設け、訪れるすべての人にゆったりとした時間を提供する。また、桜と白檀の優雅な香りが漂う客室には、京文化を感じさせる生け花や、艶やかな漆色のテーブル、障子など、職人の技術を感じさせる小物やアートが揃う。食事は、旬の食材の炭火焼きや、地産の新鮮な京野菜を使った料理を用意。敷地内に残されていた日本庭園には日本建築の"離れ"を設け、夜はBARとしての利用できる他、芸妓の舞など京都ならではの無形文化も体験できる。さらに、館内には、コンシェルジュデスクがあるので、料亭やレストラン、観光について相談することが可能だ。京野菜と炭火料理「庵都」また、館内には和食レストラン「庵都(いほと)」がオープン。地元の新鮮な京野菜や京都の伝統を取り入れながら、「ふふ」ならではの手法と演出を用いた五感で楽しむ日本料理を提供する。店内は平安貴族の館にも使われていた蔀戸や源氏香の図をモチーフとしたオリジナルの香図格子、手すきの落水紙など、京都の歴史や文化を感じられるインテリアで構成。日本庭園を眺めることが可能な席も用意し、「ふふ」ならではの世界観の中で、贅沢な料理たちを味わうことが出来る。ふふ熱海 別邸「木の間の月」も開業なお、2021年4月には、「ふふ 熱海」のプライベート性をさらに追及した、ふふ熱海 別邸「木の間の月」を開業する予定。全国各地で癒しの時間を提供する「ふふ」シリーズの旅館に、訪れてみてはいかがだろう。【詳細】ふふ 京都開業予定日:2021年4月26日(月)住所:京都府京都市左京区南禅寺草川町部屋:全40室6タイプ1室料金:77,000円~※1泊2食付予約TEL:0570-0117-22<京野菜と炭火料理 庵>営業時間:朝食 7:00~11:00、夕食 18:00~22:30席数:カウンター 13卓26席、テーブル 7卓28席※予約・宿泊者のみ利用可能。
2020年12月27日印象を決める木製窓やアンティークのドア代々木公園に隣接するハンバーガーショップ『ARMS』のオーナー、岩田卓之さん、朋代さんご夫妻。「公園近くのペット可の賃貸マンションに住んでいたのですが、そろそろ家が欲しくなり物件を探し始めました。鎌倉なども探したのですがなかなか思い描くような家は見つからず、『エンジョイワークス』に相談することにしました」そして見つかったのが、三浦半島は南葉山の約1400㎡もの広大な敷地に建つ平屋の家。「築18年の普通の家が建っていたのですが、この家を生かしてリノベーションすることにしました」印象的な木製扉はアンダーセン社のもの。「『エンジョイワークス』の設計の方とリノベーションの相談をしながら必要な個数を出していただいて、価格を抑えるために個人で安く買いました」玄関扉や室内のブルーのアンティークのドアも岩田さんが見立てて施主支給したもの。フローリングはエイジング加工されたオーク材を選んだ。他にも、タイル、照明、把手、蝶番や鋲に至るまで素材にこだわって空間を作り上げた。「現場の職人さんも含めて、チームプレーでとてもよい家を作ることができました」そして外装は杉板の鎧張りに。これからシルバーに経年変化していくのが楽しみだ。リビングを含む全ての部屋と庭をつなぐ大きなウッドデッキを設置。母屋の横にはキャンピングカーも。奥行きのある広々とした小高い斜面が岩田さんの敷地になっている。この庭が格好の犬たちの遊び場だ。かつては日本風の庭園だったが、樹木を整理し、芝生を張った。広い庭の管理用に新たに軽トラックを購入したのだそう。「今後は好みの植物を入れて、自分らしい庭を作りたいと思ってます」天井を抜いて古い梁を見せた。切妻屋根を生かした三角の天井は白に。「ソファは実家にあった母の嫁入り道具を引き継いで大事に使っています」木製の窓はすべてアンダーセン社の二重サッシ。「壁に煉瓦を貼った場所には、薪ストーブを置く予定です」2頭の愛犬も都内から一緒に越してきた。卓之さんを遊びに誘う8歳のビッケちゃん。14歳のヒニーちゃんは、この場所から外を眺めるのが大好きなのだとか。新しい可能性を秘めた三浦半島の暮らし鎌倉や葉山だけではないポテンシャルが、三浦半島にはまだまだあることを岩田邸は教えてくれる。クルマで片道約1時間半で、都内へとアクセスが可能だ。「以前は店のすぐそばに住んでいたので大変といえば大変ですが、その分、ここには都内では得られない豊かな暮らしがあります。完全にスイッチを切り替えるため、たとえば家にTVは置いていません」広い庭では犬たちが駆け回る。「実はひとつ気づいたことがあります。犬は自分ひとりで庭で遊ぶより、飼い主と一緒に散歩に行くのが大好きなんです(笑)」跳ね上げ式の木製窓もアンダーセン社のもの。窓が部屋の印象を大きく変える。下駄箱にしている棚は内側の黄色のペイントがキュート。小物はアメリカで買ったものが多いそう。玄関扉は『GALLUP』でオーダーしたハンドメイドのヴィンテージ。下駄箱にしたヴィンテージの棚も『GALUP』で。「窓の高さとピッタリのサイズだったので、購入を即決しました」玄関の横のスチールのラックのサイドが鍵の指定席。ラックの塗装の剥げ感がとてもよい味わい。ポッテリとしたアメリカ製の食器を愛用している。約150年前のアンティークのホーローのダブルシンクは、家を建てる前に福生の『DECO DEMODE』で見つけて確保。このシンクに合わせてキッチンを作っていった。窓辺のキッチン。庭を見ながら気持ちよく料理ができる。冷蔵庫(写真右下)は業務用を選択。友人が泊まれるガレージを作る母屋の横のキャンピングカーはクレーンで吊り上げて設置。「友人が遊びに来た時にここに泊まってもらっていたのですが、雨漏りし始めたので修理が必要な状態です」クルマが大好きな岩田さん。敷地内に数台のクルマを停めている。「ゆくゆくはガレージを作りたいと思っています。ガレージの上には友人が泊まれる部屋を作りたいです。家の中も、これから薪ストーブを入れたいですし、ウッドの腰壁も作りたいし、天井に木を貼りたいとも思っています。庭にも手を入れたい。やりたいことが山ほどあるので、これからの変化が楽しみです」奥がベッドルーム。いつのまにかヒニーちゃんがベッドで爆睡。寝室のクローゼットは、通気性の高い木製扉。2面採光の明るいベッドルーム。ベッドルームからも、木製の観音開きのドアから外のデッキに出ることができる。洗面所はアンティークの黒白のタイルを貼り、NYスタイルに。洗面台はアメリカンスタンダード社のもの。鏡はヴィンテージ。トイレはテラコッタタイルのカントリースタイル。グローエ社のシャワーヘッドに、クラシックなデザインの蛇口を組み合わせた。
2020年11月09日アマンの創業者のエイドリアン・ゼッカよる新旅館ブランド「アズミ(Azumi)」が誕生。第1号となる旅館「アズミ 瀬戸田(Azumi Setoda)」が、2021年3月、しまなみ海道に位置する広島県尾道市瀬戸田町の生口島(いくちじま)にオープンする。アマンの創業者が手掛ける高級旅館ブランド「アズミ」位置するのは、“レモンの島”生口島「アズミ 瀬戸田」は、サイクリングロードとして国際的に有名な「瀬戸内しまなみ海道」沿い、本州側から数えて3つ目に位置する生口島に位置する。古くから海上交通の玄関口として瀬戸田港を中心とした街並みが形成され、国宝三重の塔のある向上寺や耕三寺博物館、平山郁夫美術館などの歴史・文化施設、その背後にそびえる潮音山がある。また、日当たりが良く、年間の降水量が少ない温暖な気候なので、柑橘の栽培も盛んな地。とりわけレモンについては、日本一の生産地としてその名を馳せ、“レモンの島”とも呼ばれている。「しおまち商店街」の入口に、新たな賑わいの拠点として歴史・文化とみどりが融合する魅力的な地、そして“レモンの島”としての魅力を持つ一方で、空き家・空き店舗が増加し、町の空洞化が問題にもなっている。その課題解決に向け、アマンの創業者であるエイドリアン・ゼッカを創業メンバーとする「アズミ」が発足し、東京建物とともに、瀬戸田港から耕三寺にかけて繋がる地元の商店街「しおまち商店街」の入口に、新たな賑わいの拠点として旅館『アズミ 瀬戸田』を開業する。約140年の歴史を持つ古民家「旧堀内邸」を改装「アズミ 瀬戸田」は、生口島・瀬戸田地区の古き良きまちなみのシンボルであり、長らく空き家となっていた約140年の歴史を持つ古民家「旧堀内邸」を活用し、日本の伝統建築の手法を用いて改装した旅館。計22室の客室に加え、庭園、あずまや、レストラン、バー、ラウンジなどで構成される。また、新築の別棟として銭湯付帯型の宿泊施設「yubune」も同時に開業する。同施設には銭湯とサウナ、湯あがりラウンジ、計14室の客室が備わっており、地域と旅人に幅広く開かれる“旅籠”となる。【詳細】「アズミ 瀬戸田」開業予定時期:2021年3月場所:広島県尾道市瀬戸田町
2020年10月26日昔も今も変わらない、日本人の心に根付く“暮らし”に触れられる宿として誕生した京都の町家旅館「藏や」。築約100年の町家をフルリノベーションした宿には、庭を眺めながらゆったりと過ごせる浴室や、自宅のように料理が楽しめるキッチン、寒い日に活躍する床暖房など、快適な時間を過ごすための設備が充実している。現在(2020/10)、京都市内の7ヵ所に点在しており、各施設、最大5名から8名までが宿泊可能だ。各1日1組限定の“一棟貸切り”宿なので、まるで自宅にいるような感覚で心おきなくゆっくりと過ごすことができる。7つの「藏や」それぞれの歴史と魅力今回はそんな「藏や」の魅力を、上五条町、大宮島原、清水五条、千本三条、南聖町、聚楽第、万里小路、それぞれが持つ町家の歴史を踏まえながらご紹介。「藏や 清水五条」清水寺を筆頭に、京都観光の欠かせない場所が犇めく場所として知られる清水五条エリア。そこに佇む「藏や 清水五条」は、もともと京焼の登り窯で有名な陶芸家である小川家の店舗として明治時代後期より使われてきた。その所以、館内では、小川作品も楽しむことができる。【詳細】藏や 清水五条住所:京都市東山区五条橋東6-502TEL:075-322-7728最大人数:5名総部屋数:3室(1F居間、2F寝室・畳ルーム)冷暖房:全室エアコン・床暖房(1F)その他:温水洗浄付トイレ、加湿機能付き空気清浄機、簡易ヒーター「藏や 上五条町」阪急「大宮」駅から大宮通りを南へと向かい、ちょうど京都駅へと向かう道すがら中間地点に位置する「藏や 上五条町」。以前の所有者が店舗兼住宅として、60年以上を過ごしていたという築101年以上の町家を改装した。洗濯機も完備されているので、長期滞在にもおすすめだ。【詳細】藏や 上五条町住所:京都市下京区上五条町401-3TEL:075-322-7728最大人数:5名総部屋数:3室(1F居間、2F寝室・畳ルーム)冷暖房:エアコン(1Fに1台/2Fに2台)・床暖房(1F)その他:温水洗浄付トイレ、加湿器、洗濯機、簡易ヒーター「藏や 大宮島原」大宮通りを挟んで、本願寺の向いに位置する「藏や 大宮島原」は、1650年より本願寺の境内地で京菓子の製造・販売を営んでいた「音羽屋」のオーナーの自宅をフルリノベーションした宿。本願寺に近いだけでなく、大宮通りを南へと進めば、京都水族館も徒歩圏内だ。【詳細】藏や 大宮島原住所:京都市下京区大宮通花屋町下ル 大宮2丁目575TEL:075-322-7728最大人数:5名総部屋数:3室(1F 居間、2F ベッドルーム・和室)冷暖房:エアコン(1Fに1台/2Fに2台)・床暖房(1F)その他:温水洗浄付トイレ、加湿機能付き空気清浄機、簡易ヒーター「藏や 千本三条」JR嵯峨野線「二条」駅や阪急「大宮」駅などに加えて、複数のバス停も徒歩圏内にある「藏や 千本三条」は、呉服関係の悉皆業(しっかいぎょう)を営んでいた築80年の空き家をリノベーションした建物。まるで貸切露天風呂に訪れたかのようなお風呂は、旅の疲れも癒してくれそう。【詳細】藏や 千本三条住所:京都市中京区西ノ京南聖町21-15TEL:075-322-7728最大人数:5名総部屋数:3室(1F居間、2F寝室・畳ルーム)暖房:エアコン(1Fに1台/2Fに2台)、床暖房(1F)その他:温水洗浄付トイレ、空気清浄機、簡易ヒーター「藏や 南聖町」「藏や 南聖町」は、十数年前までは 電気部品を製造する工場として稼働していた建物の、通りに面した西棟をリノベーションした町家旅館。また、東棟は簡易リフォームで錫工房のアトリエに、中棟は解体し両棟を挟むニワとして計画した。宿泊者限定で、江戸時代から続く錫工房、清課堂の見学も楽しむことができる。【詳細】藏や 南聖町住所:京都市中京区西ノ京南聖町5-1TEL:075-322-7728最大人数:8名総部屋数:3室(1F居間、2F寝室・畳ルーム)冷暖房エアコン(1Fに1台/2Fに2台)、床暖房(1F)その他:洗濯機、温水洗浄付トイレ、空気清浄機、簡易ヒーター「藏や 聚楽第」千本丸太町交差点の北西側に位置する「藏や 聚楽第」。ここはかつて平安京の大極殿があった場所とされており、建物北側の内野児童公園ではそれを記念した「大極殿遺址碑」を見ることができる。1909年に建てられた町家 2階の土壁構成要素である「竹子舞」「荒土壁」「中塗壁」をあえてさらすデザインとなっており、伝統的な方法で造られる土壁の作成過程を眺められる。【詳細】藏や 聚楽第住所:京都市中京区聚楽廻東町31番地10TEL:075-322-7728最大人数:北棟:8名、南棟:8名総部屋数:3室(1Fリビングルーム・2F寝室1・2F寝室2)※6名以上で予約の場合、2階寝室と寝室の間にある中の間に布団を準備。冷暖房:エアコン(1Fに2台/2Fに2台)、床暖房(1Fのみ)その他:洗濯機、温水洗浄付トイレ、簡易ヒーター「藏や 万里小路」「藏や 万里小路」は、京都の中心街である四条にも、観光の名所である清水にも徒歩圏内の好立地な町家旅館。大正時代に建てられた歴史ある町家を生まれ変わらせた。洗濯機も備えられており、長期滞在にもおすすめ。お風呂の窓からは、京都の繁華街近くであることを忘れされてくれる、穏やかな庭の景色を眺められる。【詳細】藏や 万里小路住所:京都市下京区柳馬場通仏光寺下る万里小路町175TEL:075-322-7728最大人数:4名総部屋数:3室(1F居間、2F寝室・畳ルーム)冷暖房:エアコン(1Fに2台/2Fに2台)、床暖房(1Fのみ)その他:温水洗浄機付きトイレ、加湿器、洗濯機、空気清浄機【その他詳細】宿泊料(全棟共通):30,000円~※季節によって変動■全施設共通仕様インターネット:宿内全域にて無料Wi-Fi(無線LAN)利用可能。駐車場:なし。近隣のコインパーキングを案内。禁煙:全館禁煙アメニティ:シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ハンドソープ、歯ブラシセット、ヘアバンド、ヘアブラシ、カミソリ、コットン/綿棒セットキッチン:IHクッキングヒーター(2口)、ミニ冷蔵庫、調理器具(調味料以外)、湯沸かし器、炊飯器、電子レンジ常備品:フェイスタオル、バスタオル、浴衣、ヘアドライヤー【予約方法】公式サイト内、右上の“空室を確認”ボタンから予約。予約時にチェックイン時間を伝える。支払いは、予約時に登録したクレジットカードで事前決済。【チェックインについて】当日は宿にて入室の説明。常駐スタッフがいないため、チェックイン時間の約束なしの場合、入室できない。予約の時間帯に合わせて宿にスタッフが向かうので、必ず予約のこと。スタッフとの待ち合わせのため、以下の3つの時間帯よりチェックイン時間を予約。1:15:00~15:30、2:16:00~16:30、3:17:00~17:30※スタッフ人員の都合上、希望の時間に添えない場合あり。早めの予約を推奨。※11:00~15:00の時間帯で、宿にて荷物の預かり可能。
2020年10月13日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、東京・新宿にある温泉旅館「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」をご紹介します。■「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」東京都新宿区新宿5-3-18街中をてくてく歩いていて現れた趣きのある数寄屋門!ここが由縁です。のれんをくぐると、石畳にししおどしと落ち着いた雰囲気から都会にいることを一気に忘れてしまいました。こちらは’19年5月にオープン。“由縁”とは「ことの起こり」「由来」を意味するそうです。チェックインを済ませ、いざお部屋へ。ドアを開けると靴を脱いで上がるスタイルで、横長の窓ガラスからは新宿の街並みが見えました。用意されていた浴衣には、着方の説明書(3カ国語対応)が。さっそく浴衣に着替え、雪駄を履き、向かうは最上階18階の温泉です。なんでもこちらの温泉(露天風呂)は、箱根の源泉から運ばれてきた湯なのだそう。内風呂から外の景色を楽しみ、露天風呂では外気を感じながら空を見上げ、ひと息つきます。この解放感。ここは天国か〜。湯上り後はラウンジで休憩。ラウンジからも新宿の景色が一望でき、かなりのぜいたく気分が味わえます。平日の夕方前だったので広いラウンジを独り占めしてくつろぎました。レストランは坪庭が眺められるつくりで、お部屋のベッドリネンも柔らかくて熟睡。余は満足じゃ〜。和風でありモダンな雰囲気もあるこだわりの空間。宿泊施設の佇まいも重視したい人、ぜひ足を運んでみてください!「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載
2020年09月28日温泉旅館「由縁別邸 代田(ゆえんべってい だいた)」が、2020年9月28日(月)、東京・世田谷代田駅前に開業します。「下北線路街」内に小田急線「世田谷代田」駅隣接の温泉旅館が誕生温泉旅館「由縁別邸 代田」が立地するのは、小田急線の線路地下化に伴う「下北線路街」開発のひとつとして、小田急線「世田谷代田」駅に隣接する敷地。新宿駅や渋谷駅から数駅の場所でありながら、山里の温泉地に来たような安らぎを感じられる温泉旅館として誕生します。日帰り利用もOK、露天風呂付き大浴場宿泊客だけでなく、日帰り利用も可能な大浴場の露天風呂では、箱根「小田急 山のホテル」の自家源泉「芦ノ湖温泉 “つつじの湯”」から運ぶ温泉を楽しめます。女湯にはミストサウナ、男湯にはドライサウナを完備女湯にはオリジナルアロマのミストサウナを、男湯にはドライサウナと水風呂を併設。なお、日帰りの場合は飲食とのセットプランとなり、利用は10月12日(月)からを予定。“日本文化”を色濃く感じる客室客室は、7タイプで全35室を完備。板間、畳間、窓際の広縁で構成され、“日本文化”を色濃く反映した空間となっています。割烹と茶寮、2つの飲食店1階には代田で晩年を過ごした歌人、斎藤茂吉の料理歌集「つきかげ」から命名した飲食店、「割烹 月かげ」と「茶寮 月かげ」を設けています。割烹では、自然の恵み豊かな日本各地の旬の味を楽しめる会席コースと、唎酒師が日本産にこだわって厳選したお酒を提供。一方、茶寮は、かつて茶畑が広がり茶業が盛んだった代田の歴史と文化を背景にお茶にこだわって展開。湯上がりやナイトタイムにお勧めのバーメニューも用意されます。なお、大浴場と同じく、宿泊客以外の利用は10月12日(月)からを予定。2021年春、向かいの離れでトリートメントサービスもスタート2021年春には、トリートメントサービスもスタート。温泉で温まった体をさらに癒すボディトリートメントを客室にて提供。また、本館向かいの離れには、宿泊客以外も利用できるスパを設けられます。【詳細】由縁別邸 代田(ゆえんべってい だいた)開業日:2020年9月28日(月)※公式サイトより予約受付中住所:東京都世田谷区代田2丁目31番26アクセス:小田急線「下北沢」駅徒歩8分、「世田谷代田」駅徒歩1分規模:地上3階建構造:鉄骨造敷地面積:1,753.70㎡建築面積:1,085.04㎡延床面積:1,999.82㎡施設:本館:客室 35室、料飲施設 2(割烹、茶寮)、大浴場 2(男女 各1)離れ:SPA 1(2021年春開業予定)
2020年08月27日毎日の生活の中でカジュアルに活躍する使い勝手にこだわったティーポット&ティーウォーマー。親しみやすいゆったりとしたフォルムでどんなシーンにも、どんな空間にもさりげなく溶け込んでいく「UNITEA」。しっかりと握ることができる大きなハンドルやミニマルな構造は、繊細なガラス茶器のイメージをカジュアルに変えます。併せて使えるポットウォーマーもティータイムをさらに快適に過ごせる便利なアイテムです。目でも楽しめる透明ポット透明なポットはドリンクを美しく見せ、茶葉がゆっくりと開く様子などをじっくりと眺めて愉しむことが できるのが魅力。工芸茶でいつもよりちょっぴり贅沢なティータイムはいかがですか?ジャンピングを促すゆったりフォルム茶葉をポットに入れてお湯を注ぐと、お湯の対流で茶葉が踊るようにジャンピングします。ぽってりとしたフォルムが特徴のポットは、広い空間の中でジャンピングしながらゆったりと茶葉が開くのでおいしいお茶を淹れる事ができますよ。こだわりの注ぎやすさすべての指でしっかりと握ることが出来るゆったりとしたハンドルは、大きな手でも小さな手でも、持つ位置を限定することのない、安定感のある使い心地です。また、フタとストレーナーが一体になっているので茶葉とお湯をポットに入れてそのままカップに注げます。ストレーナーは細かい茶葉が濾せて、フタはお茶を注ぐ時に傾けても落ちにくい構造。フィルターのフチにはシリコーンゴムパッキンも付いていて、液だれもしにくい親切設計です。UNITEA専用のティーウォーマーお茶を適温で長く愉しむことが出来る別売りのティーウォーマーもご用意。ステンレス製のメッシュから見える炎が美しく、ティーシーンを華やかに演出します。ご使用の際は、必ず平らなところに置いて、ティーポットが安定した状態でご使用ください。※付属と同じサイズのキャンドル以外の炎で直火にかけないでください。また、本体が熱い状態でテーブルなどに置きますと後が残る場合がございますので、鍋敷きなどをご使用ください。カジュアルに使える軽やかさが◎日常使いからおもてなしにまで毎日気軽に使えるのが魅力。シンプルなフォルムとクリアなガラスのポットはシーンを選ばず、いつでもあなたのティータイムのお供に。異素材の食器とも合わせやすく、テーブルコーデの幅が広がりそうですね。マルチに使えるシンプルポットシンプルなティーポットはお茶の時はもちろん、食卓でフレーバーウォーターの入れ物として使うのも◎。透明なので、中のレモンやハーブの鮮やかなカラーが際立ちテーブルを華やかに演出してくれそうです。選べる2サイズφ80 x H100 x W140 mm の460 mlと、φ80 x H125 x W150 mm の720 mlの2サイズ。家族の人数や、ライフスタイルに合わせてお選びいただけます。電子レンジOKポットは耐熱ガラスなので、蓋を外せば電子レンジで温めなおしも可能なのが嬉しいポイント。※加熱しすぎたり、空炊きにならないようにご注意ください。お手入れ簡単ストレーナーが一体型なのでパーツが少なくお手入れはとっても簡単。洗浄の際は、クレンザーやたわしの使用は避け、ステンレスの錆を予防するため、汚れや水分は早めに落とし、十分に乾燥させて収納してください。食洗器も使用可能なので日常使いしやすいのが特徴です。最後までご覧いただきましてありがとうございます。シンプルなフォルムと使い勝手の良さが特徴のUNITEA。ポットウォーマーがあれば適温のお茶が長く愉しめるので、お友達とのおしゃべりもついつい長引いちゃいそうですね。ガラスのポットは魅せる収納が◎。KINTOのキャニスターに紅茶やお菓子を入れて一緒に並べても素敵です。また、ポットとウォーマーのセットで贈り物にもおすすめです。
2020年06月01日壁は自分たちでペイントグラフィックデザイナーの吉本多一郎さんが暮らす家は、埼玉県入間市の平屋の米軍ハウスが並ぶ『ジョンソンタウン』と呼ばれる地区の中にある。吉本さんの家は米軍ハウスの作りはそのままに、新たに建て直された平成ハウスと呼ばれるロフト付きの平屋住宅だ。米軍ハウスと平成ハウス、外から見たところ違いはわからない。「見分けるポイントがあります。米軍ハウスは瓦屋根なのですが、平成ハウスは屋根の素材が軽量化されています。平成ハウスは床暖房など、設備が近代化されているのが魅力です」家を探していた時におもしろい物件があると教えてもらったのがジョンソンタウンに住むきっかけになったそう。「僕も妻もアメリカの匂いがする住まいが好みです。幸いここは妻の職場には近かったのですが、僕は家で仕事をすることが多いとはいえ、都内で打ち合わせや撮影等が週の半分以上ありますので、通えるかなと最初は不安でした。けれどもう約6年住んでます。慣れると平気なものですね(笑)」白い壁は友人にも手伝ってもらいながら自分たちで塗装したのだそう。「以前は集成材の合板そのままの色の、山小屋のような雰囲気の家でした。梁や階段はもともとの木の色を残し、バランスを考えながらペイントしていきました。柔らかな白にするため、白に少し黄色と赤を混ぜてオリジナルの色を作っています」もともとはモルタルの床だったが、まちちゃんが誕生してから、転んでも痛くないようにカーペットを敷いた。「玄関の部分だけカットして靴を脱ぐスペースを作りました」たっぷりとした天井高いっぱいまで伸びた存在感のあるグリーンは、ジョンソンタウン内にあったグリーンショップで購入。「ブラインドは以前の住人が残していってくれたものです。ありがたいです」アンティークのロッキングチェア。「僕は気に入ってるんですが、奥さんはあまり好きじゃないみたいです(笑)。後ろのシェルフは大塚家具。母が大塚家具のファンで引越し祝いにいただきました」吹き抜けからリビングを見下ろす。ダイニングテーブルは、足場板を使った多一郎さんのハンドメイド。左奥にあるのがアンティークの視力検査のセット。レザーのソファはACTUSで。このローテーブルも多一郎さんがDIYしたもの。仕事場はロフトにジョンソンタウンの家は、一軒づつ間取りが違うのだそう。「アメリカの住宅のように住人がDIYをしてもよいので、個性的な家が多いですね」吉本さんの住まいは、築10年の平屋。リビングに大きな吹き抜けがあり、ロフトの部屋を仕事場にしている。「今はネットがあるので、どこでも仕事ができます。都内から距離がある場所でも、住環境を優先できるのがありがたいです」1階から見上げると、ロフトに正方形の窓が……。窓の向こうが多一郎さんの仕事場だ。入り口にCAVE(洞窟)と書かれて部屋が多一郎さんの仕事場。低めのドアをくぐるようにして入る巣ごもり感がたまらない。中二階のCAVE内が吉本さんの仕事場。ソファは大正時代のアンティーク。抜群のコミュニティも魅力ジョンソンタウンの魅力は、緑豊かな美しい街並みにもある。「お隣との間の塀も物理的にありませんし、住人同士のお付き合いが親密で、とてもよいコミュニティが築けています。BBQをしたり一緒にキャンプに行ったり、DIYの手ほどきをしてもらったり。同業者も多く、世田谷に住んでいた時より、仕事の幅が広がっています」仕事の手を休めて、近くの公園に息抜きに行くこともおおいのだとか。「子どもと一緒にすぐに公園に行けるのも楽しいです。子育てには抜群の環境だと思います。近くの子どもたちがよく家の前の道で缶蹴りして遊んでます。うちに『缶ください〜』って突然来たり。最近、こういうおつきあい、なかなかないですよね。平屋の家に惹かれて住みはじめましたが、今はコミュニティがかけがえのないものになっています」キッチンの床はモルタルのままにして、カーペットを敷いた。裏口もある。「棚板は自分でつけました」ポーチでBBQを楽しむことも。お隣の家のと間に塀や仕切りはない。
2020年02月26日デレク・ジャーマンに憧れて東京の立川市で手仕事品を扱う店「H.works」を営む園部由貴さん。以前は駅近くのビルの一室で12年ほど店をしていたが、家を建てるのを機に、職住一体の暮らしに。駅からは遠くなったが、大きな通りから少し入り、畑などに囲まれた緑のある敷地に小さな家を建てゆったりとお客様を迎えている。「デレク・ジャーマンの家と庭がすごく大好きで、あんな家がいいなあというイメージがありました」。そう話す園部さん。デレク・ジャーマンとは、原子力発電所の近くの何も無いだだっぴろい土地に小屋を建て、庭造りをしながら暮らしていたイギリス人の映像作家だ。確かに、畑や大きな木が植わっている広い敷地にさりげなく建つ小さな家は、デレク・ジャーマンの家と通じるものがある。正面から見た1階の店部分。右奥がダイニングスペース。正面棚の裏がキッチンスペースに。店、ダイニング、キッチンを回遊できる動線となっている。吹き抜けからの見下ろし。奥のダイニングスペースは店ともキッチンともつながっている。扉をしめればプライベート空間に。限られた面積で使い勝手よく1階が店で、外から中が見えやすい木枠のガラスドアを開けて中に入る。建物は「家」だが、店としての入りにくさもなく、家と店の中間という絶妙な雰囲気を感じさせる。店には園部さん厳選の器や料理道具などが並べられている。決して広くはないが、見ごたえのある量とバラエティで展開されており、かゆいところに手が届くような品ばかり。奥にはキッチンとダイニングスペースが。ここは普段の食事にはもちろん作家さんを招いたり、出張カフェをしてもらったりするときにも使うという半プライベート空間。奥の階段前が玄関で、靴を脱いで2階へ。ここを扉で仕切り、将来的に小さな二世帯住宅としても使うことも考慮されているそう。2階はリビングと寝室のプライベートな空間。小さなキッチンもあるが、ここではお湯を沸かす程度だという。ご自身の使い方と器の寸法を熟知した園部さんが望んだコンパクトかつ収納力もあるキッチンスペース。道具類は見えるように扉などはつけなかった。ダイニングから見たキッチン。この小窓からお皿の出し入れもできる。キッチンは以前から愛用していたワゴンが収納できるよう大工さんにつくってもらった。ダイニング奥にある玄関スペース。食事の器、暮らしの器家の設計をお願いしたのは、国分寺の設計事務所「straight design lab」を営む建築家・東端桐子さん。「雑誌の狭小住宅特集で東端さんの手がけられた記事を見つけて、サイトを見たらすごく心にひっかかる部分があったんです。木も好きなんですが、素材によってはスチールのシャープな感じなんかも好きで。東端さんのご自宅の記事も拝見して色使いや使っている材質、細部のちょっとした工夫がまさに私が求めているイメージと重なったのでお願いしました」と園部さん。東端さん曰く、「色使いなどに関しては本当にスムーズに決めることができました。また、プランなどは園部さんが熟考されたスケッチをいただいたので、私は整える程度でしたね。特にキッチンまわりは完璧なスケッチでした」。「私の器選びの基準は、自分の心にぴたっとくるものかどうか。つくり手の思いや実際の使い勝手など、見た目以外のことも重要なので、作家さんとも対話を重ねています。家も器も似たようなところがあると思います。今の家はほんとうにちょうどいいもので、デザインも使い勝手も居心地もとても満足しています」。店へのアクセスは決してよくはないが、長居していく方も多いそう。少しずつ庭づくりも楽しんでいきたいと話す。2階のリビング。奥が寝室とクロゼット。寝室は屋根の形がそのまま現しの落ち着く空間。シンプルな白いタイル貼りの清潔感ある水周り。ところどころに使われているスチールのブラケットは、東端さんが家具製作をするご主人とつくる「SAT. PRODUCTS」のもの。
2020年02月10日いざ家を建てようとなった時、みなさん共通で悩むのはどんな設計の家にするか。2階建ての家にしたり、中古物件を購入してリノベーションしてみたりと選択肢がたくさんあります。うーんイマイチしっくりこないな……なんて方は、平屋を検討してみてはいかがでしょう?今回ご紹介するのは『ソラマド』の平屋。自由度の高いソラマドだからこそ理想的な暮らしを叶えることができますよ♪平屋の魅力って一体なに?一般的に平屋のイメージは2階がない分部屋が狭く、収納スペースなども少ない印象があるかもしれません。確かに部屋数は少ないですが、平屋には平屋の魅力があります!それはとにかく家族との距離が近くなること。階数や仕切りによって一人一人を隔てるものが少ないので、家族の声や気配がそばに感じられます。これまで『ソラマド』で平屋を建てた皆さまから、同様の声をたくさんお寄せいただきました。このほかにも平屋には魅力がたっぷり♪実際にお住まいの方の事例を見てみましょう!広々とした庭と家をつなぐ縁側付!四季を感じる平屋まずご紹介するのは熊本県にある約200坪のHさん邸。広々とした庭に建つ平屋と大きな樹が印象的です!どの部屋にいても庭を望むことができるようになっている、とても開放的な平屋。庭と部屋を縁側でつなぐことで、外と中の区切りがなく大きな空間として一体化しています。風通しもバツグンですよ♪また部屋や洗濯スペースも庭に面しているので、遊びまわるお子さんを感じながら家事や生活ができるのもポイントなのだとか。近い距離に庭があるので、日本の四季が移ろいゆくのを間近で感じながら生活できそうですね!▼四季を感じる平屋が気になる方はこちらをチェック♪あこがれの縁側で日本の四季を感じる暮らしを実現♪庭と平屋が一体化した「夢を叶えた家」ソラマドの家についてもっと知りたい!家の中なのにアウトドア?遊び心満載の平屋続いてはアウトドア好きのご家族が建てた平屋をご紹介します。こちらの写真はリビングからつながるデッキ。デッキの上はあえて屋根を作らないことで日を遮るものがなくなり、一日中外の光がたっぷりと差し込みます!「一見、ムダ?と思えることこそが大事」とご主人。そんなちょっとした遊び心が開放感のあふれる平屋を作り上げています。キッチンはダイニングテーブルと一体化しているコの字型。リビングはもちろん、外のデッキも見渡せる位置にあるので、家族を近くに感じることができます。またこちらのお宅は、個室のようにドアは作らずに間仕切りをし、天井を吹き抜けにしています。どこにいても空間はつながっているので、安心感があるとのことです。▼遊び心満載の平屋が気になる方はこちらをチェック♪心地よい風が吹き抜ける室内で、アウトドアのような日常を。四季が感じられるお家もっと事例を見てみたい!空だって家の一部!自由度の高い平屋最後にご紹介するのは「子どもたちにのびのびと育ってほしい!」「この家でたくさん思い出をつくってほしい!」という願いをこめて作られた平屋です。箱型の家の真ん中にはぽっかりとあいた大きな空間があります。屋根は開閉式になっていて、天気がいい日は屋根も窓も全部開けるのだとか。家がひとつになるのがお気に入りなんだそうです♪空が家の一部になっちゃうなんて夢がありますよね。なんとこのお宅では寝る場所すらも固定していないのだとか。家族みんながこの家という『箱』を自由に楽しんで生活しているようです。▼自由度の高い平屋が気になる方はこちらをチェック♪寝室の場所も固定しない!間取りにとらわれない自由な発想の家で、のびのびとした子育てを♪今回はソラマドで叶う平屋の事例をご紹介しました。どの家も風通しのよさや、光の差し込み方、家の中での自由度の高さなどが特徴としてありました。「平屋に憧れるけどどんな暮らしがしたいかな?」「平屋にはどんなメリットがあるの?」など、気になった方はぜひソラマドの公式ホームページをチェックしてみてくださいね♪ソラマドで家を建ててみたい!
2020年01月07日落ち着ける家を作りたい埼玉県入間市に、樹々の間に平屋の米軍住宅が並ぶ『ジョンソンタウン』と呼ばれる地区がある。広告やメディアの制作を行うクリエイティブディレクターの曽根原興史さんは、撮影の下見のためにここを訪れた際、いつかは住んでみたいと思ったそうだ。「とはいえ都内からは距離がありますし、妻はヘア&メイクなので、重いメイク道具持ってここから仕事場へ通うのは厳しいと反対するだろうと思っていました。ところが、以前住んでいた世田谷区の保育園問題で頭を悩ませていたのですが、ジョンソンタウンのすぐ側にある保育園には空きがあるとわかりました。さらに近所のスーパーマーケットや美味しい野菜が買える場所、自然豊かな環境などをリサーチして、ここに住むメリットを妻にプレゼンしました(笑)。めでたく採用となり、念願の米軍ハウス暮らしの夢が現実になりました」ジョンソンタウンの米軍ハウスは、賃貸でありながらリノベーションが可能なのも魅力なのだとか。「入居を決めた際、この家はちょうどリノベーションの途中でしたが、天井を抜いて欲しいというリクエストは間に合いました」そしてDIYで壁や扉を塗ったり、キッチンの扉を変えたり、好みの内装に仕上げていったそう。「この街の住人は、みなさん米軍ハウスが好きで住んでらっしゃる方ばかりなので、趣味が似ていることもあって、コミュニティの良さは抜群です。住民のカメラマンやロケバスの方と一緒に仕事をさせてもらっていますし、プロップ用にクルマを借りたり、大工仕事を手伝っていただいたりと、公私ともに仲良くさせていただいています」「アメリカのアンティークショップで、集合写真をたくさん買いました。その中に自分たちの写真をさりげなく混ぜています」リノベーションの際、天井を抜いた。「米軍住宅は、木造でも空間を広く取れる梁の構造になっています」曽根原さん一家は、興史さん、絵理子さん、7歳の翌太くん(登校中でこの日は不在)、2歳の百嶺ちゃんの4人家族。窓の向こうは以前のオーナーが増築した部分で、今はストックルームとして使っているそう。キッチンはリフォーム済みだったが、扉を曽根原さんの好みの木目のものに変えた。ドアをDIYでペイント。ペンキがところどころ剥がれてきて、いい感じの味が出ている。念願の平屋の米軍住宅。ファサードは以前の住人が増築している。庇に伸びたモッコウバラなど、植栽が素晴らしい。テラスには大きな屋根がかかっていて、アウトドアリビングとして気持ちよく過ごせるスペースになっている。玄関の扉はDIYでブルーにペイント。扉ののぞき窓のカーテンがかわいい。鍵は玄関入ってすぐの場所にとりつけたフックへ。仕事場の壁は自分でブルーにペイントひと部屋を曽根原さんの仕事場にしている。壁は自分でブルーにペイントしたのだそう。「漆喰にすることも考えたのですが、この時代のアメリカの住宅はペンキが似合うよとアドバイスいただきました。ペイントにして正解でした。ここで物撮りの撮影をする機会があるので、小物が映える色を選びました」米軍ハウスはDIYを楽しめる家でもあるのだとか。「DIYで家に手を入れるのが好きな方が向いていると思います。ありがたいことにDIYが得意な方が多く住んでらっしゃるので、いろいろと相談に乗っていただいてます」両袖のデスクに、レザーのイームズのアームシェルチェアを合わせて。「この事務所スペースも、前に住んでた方が増築しているようです」キャビネットの上の弾薬箱は小物の収納用に。「ミリタリーものには目がないです」横に長いデスクと、軍ものの折りたたみ式チェア。事務所スペースの外側には枕木が敷き詰めた。「枕木をネットで120本買い、自分で敷きました。引き取りに行って、運んで、敷いて……重労働でした(笑)」レンタルスタジオをリノベーション曽根原さんは、家から徒歩1〜2分、同じ『ジョンソンタウン』内にある撮影用のレンタルスタジオの運営もしている。「ここに越してきて5年が経った頃、以前もスタジオとして使われていたこの建物に空きが出まして、スタジオ経営に名乗りを上げました。内装デザインを新たに行ってリノベーションし、スタジオ『TACOMA』としてオープンさせました」日本の住宅は“センチ”を単位にして設計しているけれど、“インチ”を使うと、どこかしらアメリカらしい建物になるのだそう。「家具の制作や内装をお願いした『リクレイムドワークス』の岩田さんに、そんな重要なヒントをいただきました!」スタジオは撮影以外にも様々な使い方をしているのだそう。「ホームパーティをすることもあります。卓球台を持ち込むとかなり盛り上がります(笑)」「アメリカ西北部、ポートランドをイメージしてスタジオを作りました」「トラス構造は内部空間を広くとれることが特徴です。右側に見える柱2本は不要なのですが、スタジオとして空間を分けるために敢えて立てています」アメリカの古材で作ったダイニングテーブル。スツールで座ってちょうどいい高さにしている。トラス構造がよくわかる梁。壁を黄色に塗り分けた高さもインチで決めた。「バスルームはNY風のデザインにしました」
2019年12月30日平屋ならではの一体感に魅せられてこの鎌倉のお宅は、濵さんにとって3軒目の平屋の住まいなのだそう。1軒目が横浜市内の平屋、2軒目が鎌倉の賃貸の平屋、そしてここが3軒目。「すべてを見渡せるのが平屋の魅力です」約築60年の建物のリノベーションは建築家の宮田一彦さんにお願いした。「鎌倉の物件を探していた時にグーグルマップ上に『宮田一彦アトリエ』という案内が出てきたんです。検索するととても素敵なリノベーションを手掛けてらしたのですぐに連絡致しました。この物件の下見にも一緒に行っていただきました」約築60年の家は10cmほど傾いていたそうだがジャッキアップして直し、土台の下にコンクリートを流し込んで床下全体に土間を打ち、断熱材をしっかり入れた。底冷えのない暖かく過ごせる家にしてもらったのだそう。そして、以前のオーナーがリフォームでアルミサッシに替えたほとんどの窓を、木枠のものに交換。「6連の木枠の窓がオークションに出ていたのを見つけてリビングの窓を交換することができました。障子は新しく作っていただきました。建具も大部分をネットで見つけてます。トイレのドアは、もともとあった建具を移動して使いました」「キッチンの白いタイルは、宮田さんに昭和っぽくなりすぎるかもと心配されたのですが、おばあちゃんちのような台所を目指していたので狙い通りに仕上がりました(笑)」ひとつひとつの道具が美しい。ステンレスの天板によく似合う。リンゴ箱を重ねた棚の上に鍋敷きや鍋つかみなどを並べて。ガスコンロは壊れたらいつでも替えられるように独立型を選択。明るく眺めのいいキッチン。濵さんのお宅は目の前に一面の緑が広がり、周囲からの視線はまったく気にならない。キッチンの棚の下段はリンゴ箱にキャスターをDIYでつけた。引き出しにはプラスティックのケースも。「プラスティックは素材的に最初はどうかなと思ったのですが、使ってみるとそれほど違和感ありませんでした。左側のはFOUND MUJIで、右の棚の収納に使っているのは近くのケーキ屋さんが移転するときにいただきました」。真ん中のコールマンのクーラーボックスの中にはぬか床が!イメージは"おばあちゃんちの台所”キッチンは壁で少し囲って天井を下げ、独立した小部屋のようにした。「白い飾り気のないタイルを選んで、”おばあちゃんちの台所”を目指しました」最近はキッチンの天板とガスレンジが一体になっているものが多いが、あえて独立型を選択。”壊れても簡単に交換できる”を最優先にしたそう。「キッチンに棚を作っていただこうかとも思ったのですが、住みながら少しづつ変えていくのもいいかなと思い、リンゴ箱やワインの箱にキャスターをつけて引き出しを作って楽しんでいます」「天井ははがして状態を見てから、ラワン合板を貼ることに決めました。耐震補強のため、新しい柱や壁も追加しています」。テーブルの上のライトはイサムノグチ。正面奥が子ども部屋。本棚はリンゴ箱。「足りなくなったら同じサイズのものをいつでもネットで買い足せます」。上のロフトには漫画コーナーも。ミシンを載せたテーブルの下の柳行李には、趣味の裁縫に使う布地がぎっしり入ってるのだそう。「柳行李の収納力の高さには驚かされます」緑豊かな抜群の環境以前のオーナーが増築した部分も同時にリノベーションした。寝室や洗面バスルームは主に増築部分を使っている。洗濯物を乾かすためのドライルームも作った。「鎌倉は湿気が多いのと、僕らが共働きということもあって、洗濯物を干しながら乾かせる場所を造りたかったんです」濵さんの住まいは、道路から外階段を20段ほど上がった場所にある。緑たっぷりの庭と、庭の横の斜面も敷地の一部なのだそう。「手入れを怠るとどんどんジャングル化します(笑)。テラスにイスを出して外にいる時間が増えました。今まではアウトドア派ではなかったのですが、俄然興味が出てきました」洗面所は天窓をつけたので気持ちのいい明るさ。建具はネットオークションで。「鎌倉彫の手鏡は祖母が彫ったものです」庭で使うためのアウトドア用チェアがドラム缶の中に入っている。子ども用の小さな下駄箱がかわいい。寝室とウォークインクローゼットを仕切っているカーテンは、なんと布オムツをはいで作ったのだそう。透け感が美しい!外壁は杉無垢板の押縁仕上げと漆喰左官仕上げに。「吉村順三建築をイメージしました」。屋根はガルバリウム鋼板で葺き替えた。濵 邸設計宮田一彦(宮田一彦アトリエ)所在地神奈川県鎌倉市構造木造規模地上1階
2019年10月30日芸能人みたいなイケメンは人気があり、恋のライバルも多いため恋愛が上手く行かないことも多いでしょう。イケメンを振り向かせる方法を5つ紹介します。イケメンに夢中になりすぎないイケメンの周りにはいつもたくさんアプローチしてくる女性たちがいます。その女性たちと同じように行動していては、イケメンから特別な感情を抱いてもらうことは難しいです。男性は女性のことを追いかけたい生き物だと言われています。控えめに振る舞っていた方が、「あの子はどうして僕に興味がないんだろう?」「あの女性のことをもっと知りたい」と、イケメンの関心を引けることがあります。イケメンの内面を評価するイケメンは外見だけで判断されることが多く、イケメンに夢中になっている女性は内面をあんまり見ていないということも少なくありません。イケメンの場合、容姿を褒められていることになれているため、「かっこいいね」「スタイルが良いね」という言葉では心に響かないのです。会話のセンスや、仕事熱心な所とか、気配り上手など、内面を評価してあげることで、「この人は本当に自分のことを見てくれているな」と、振り向かせるきっかけになります。自分の人生を楽しく生きるイケメンの周りには、「私こそがイケメンと付き合うんだ」と、男性を追いかけ回す女性が多いです。イケメンとの恋愛しか頭にない女性は、仕事に身が入らなかったり、自分の趣味を後回しにしたりということをしてしまいがちです。このようにガツガツした女性よりも、仕事や趣味を大切にし、自分の人生を楽しく生きている女性にイケメンは心を惹かれることがあります。我が道を行くタイプの女性は、「あの人と一緒にいると自分も楽しくなれそう」「どんな人なのかもっと知りたい」という気持ちにさせてくれる魅力があります。他の女性にはない魅力をアピールモテるために女性がすることと言えば、オシャレな恰好や、流行りのメイク、ヘアスタイルにするということでしょう。このようなやり方では、女性は同じような外見になってしまい、イケメン男性に魅力的にうつらない可能性があります。それよりも自分らしいファッションやヘアスタイルなどで、他の女性と差をつけることで、特別な印象を相手に与えることができます。仕事に一生懸命だったり、イケメンがビックリするような意外な趣味を持っていたりなど、他の女性にはない魅力をアピールすることで興味を引きやすくなるでしょう。イケメンを特別視しないイケメンは容姿に優れているため特別扱いにはなれています。そのため、女性からちやほやされる状況にウンザリしていることもあるのです。相手がイケメンでも、他の男性と同じように接する女性にイケメンは引かれることがあります。悪い所を悪いと叱ってくれる、正直な意見を伝えてくれる女性に、「この女性の前では本当の自分でいられる」と、恋愛感情を持つことがあるのです。
2019年09月28日平屋にしたいこの周辺は一区画がゆったりと大きく、いわゆる住宅密集地とは違う雰囲気があったので気に入って購入したという伊藤邸の敷地は73坪。前面道路が広いのもポイントだったそうだ。広めの敷地が購入できたので平屋にしたいと思ったという伊藤さん。「今までずっとマンション暮らしだったこともあって、家族がいるかいないかがわかる空間で生活をしたいという気持ちがありました。たまたま広い土地を買うことができたので平屋にしたいという要望を出しました」道路側から見る。玄関部分以外はすべて壁柱によって2階に持ち上げられている。道路側より見る。敷地の東西の2辺には隣家の擁壁が迫る。敷地奥から見る。右端に道路が見える。壁柱で持ち上げるゼネコンに勤務する伊藤さんが設計を依頼したのはかつて会社の後輩だった齋藤隆太郎さん。「この実現した案は3つめのもので、2つめのものから高床式のような感じになって、丸柱だったのが最後にこのような壁柱になりました」と伊藤さんは説明する。壁柱というのは、2階レベルへと持ち上げた平屋を支えている1階部分の構造体のこと。丸柱だと前面道路から奥まで丸見えに近い状態になるため、防犯上の懸念から変更してもらったものという。手前のリビングからは光庭を介して向かいのダイニングが見える。リビングには南側の開口からもふんだんに光が入る。中央につくられた光庭伊藤邸は高床式ともいえるつくりのほかに、視線が多方向によく抜けるのも大きな特徴だ。これは伊藤さんからの家族の在・不在を確認できる「視線の抜け」についてのリクエストと、齋藤さんの「端から端まで抜けているような開放感へのこだわり」(伊藤さん)とがあいまって実現したもののようだ。中央の光庭を介して、リビングとダイニングとの間だけでなく、1・2階の間でも視線が抜けるが、この光庭を設けたのは齋藤さんからの提案だった。キッチンはリクエストでアイランド型に。洗い物をしながら空と緑が見える。リビングから見る。光庭が周囲の空間に十分な光をもたらす。左側にキッチンがある。伊藤さんはこの光庭を家の中心近くに配したつくりでは「誰がどこにいて何をやっているかがとてもわかりやすくて、リビングにいれば子どもが帰宅したときに階段のところで“ただいま” “お帰り”と声をかけ合って、それから自分たちの部屋のほうに移動してもずっとシースルーで見えますし、あるいはわたしがこちらでテレビを見ていても、むこうで家内と子どもが談笑しながらテレビを見ているとかというのも見ることがきるのでとても満足しています」と話す。さらに光庭の利点を続ける。「台所が北側にありますが、光庭からしっかり光が入るので明るいんですね。あとわたしが下でゴルフの練習しているときなどに飲み物がほしくなったらそこから声を出してドリンクを窓から落としてもらったり、あるいは玄関が回り込んだかたちになっていますが、上から見ると玄関前も丸見えですから防犯上もなかなか具合がいいなと」収納家具は造り付け。天井も木を使っているため全体的に柔らかな雰囲気にまとめられている。左奥は伊藤さんの書斎コーナー。切妻、片流れと異なる屋根の形の集合で伊藤邸はつくられている。リビングから光庭を正対して見る。ダイニング側から見る。ダイニングの背後には兄妹の部屋が並ぶ。1階の予想外の気持ちよさ壁柱で居住部分を2階に持ち上げたことでできた1階スペース。壁柱をうまく配置することで移動するごとに景色の変化が楽しめるのも魅力だ。伊藤さんはこの1階スペースが予想外に気持ちが良くて気に入っているという。「夏場でも風があちこちから吹いてくるので部屋の中にいるよりも涼しいんですね。だからわたしは下で本を読んだり、昼寝するのも気持ちが良くてとても気に入っています」2階の浴室。正面の窓からは道路が見える。造り付けの家具が階段部分の壁も兼ねる。1階部分には植栽が計7カ所配されている。この家では玄関部分だけが1階にある。存在感のある木の階段も印象的。1階の眺め。壁柱の向きや壁のくりぬき具合など、建築家がスタディを重ねたことがうかがえる。さらにまた予想外だったのは、玄関部分以外はすべて2階にあるので犬走りのような場所も含めて敷地がほぼ全面に近いかたちで有効活用できることだったという。こうして通常はその大半が建物で占められてしまう地上部分が大きく開放されて、ゴルフの練習をするときでも昼寝や読書をするときでも予想外の気持ちの良さをもたらすことに大きく寄与していることは間違いないだろう。敷地の奥側から見る。移動するごとに見える景色が変わるのが目に心地良い。手前が伊藤さんのゴルフの練習スペース。音が響くため、緑の網を2重にしている。通常は使われないことが多い敷地の奥の部分も活用されている。擁壁が心地の良い「囲われ感」を生んでいる。夏場でも涼しく、ベンチや椅子での読書が気持ちいいという。リビングから道路側を見る。主寝室はリビングの奥にある。伊藤邸設計齋藤隆太郎/DOG所在地千葉県松戸市構造RC造+木造規模地上2階延床面積144.00㎡
2019年09月23日築30年の団地で、あたたかな暮らし ご家族のお仕事の都合で、インド、中国などで暮らされてきたdongurinokoさん。去年、日本に戻ることになりご実家に近い場所で住まいを探した結果、この団地の1室が候補に。80㎡超の3LDKのお部屋です。「お年寄りがボランティアで見回りをされていたり、子どもたちにもよく声をかけてもらえたり、とてもあたたかい地域です。遊歩道が整備されていて、学校への道は信号もなく通えるんです。建物も、レトロな感じが味があって、気に入っています」 襖をはずし、隣の部屋とひとつづきにしているリビング・ダイニングはとても開放感があります。 本棚の前には大きなソファを置いて、家族団欒の空間に。 リビングで目をひくのは、このグリーンの収納棚。運ぶのが大変なので海外ではなるべく大きな買い物はしないように心がけていたそうですが、これだけはどうしても、と2年間悩んだ末に購入し、中国から持ち帰ったそう。とても印象的で、空間の要になっていますね。 ソファに座った時、目に入ってくるこの景色がお気に入り。植物もうまく配置して、心地よい空間を作っていらっしゃいます。 少しだけ手を加えて、暮らしやすさをつくる 築30年の団地、ちょっと現代の生活に合わない部分には少しだけ手を加えて、暮らしやすく工夫をされています。 実はソファのあるお部屋は、元和室。畳の上に、フロアタイルを敷いています。元々のフローリングより幅広の雰囲気の良いものを選びました。廊下やリビングも同じフロアタイルにしたことで、統一感がある空間になりました。 大きく印象的なフロアランプは、IKEAの照明のシェードを交換したもの。照明選びに迷っていた私、この方法には「なるほど」と膝を打ってしまいました。 こちらは、反対側にある畳のお部屋。夜は家族4人分の布団を敷いてみんなで寝ます。子どもたちは日本的な暮らし方ができることに大喜びだったそう。 キッチンはとても立派なものがついていましたが、インテリアにそぐわない黄色だったそう。マスキングテープを貼った上からシートを重ね、イメージに合う色に変更しました。 北欧の器が好きで、特に食卓では白の大皿をよく使います。 リビングの片隅には、彫金台。 ご自身のデザインされたアクセサリーを製作されています。 アートもたくさん飾られているdongurinokoさんのお部屋。こちらはハスの葉を使ってつくるワークショップで製作されたもの。 気持ちのよい空間を作るために心がけていることは、プラスチックやラベルのついたものなど、生活感のあるものは目に入らない場所にきっちりしまうこと。お部屋のあちこちには、インドや中国で手に入れた工芸品が飾られ、レトロな団地の雰囲気とうまくミックスされています。 グリーンとアジアのもの、和のものなどをうまく組み合わせて飾られているのがとても素敵でした。 こちらも、シェードだけ海外のものを利用したランプ。味があります。 団地のお部屋のレトロさも味わいに変えて、自分らしい空間を作ってらっしゃるdongurinokoさん。「本当に気に入ったもの」に囲まれた暮らしかたに、憧れを覚えてしまいました。 dongurinokoさんのInstagramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年07月12日私たちはまわりを田んぼで囲まれた長閑な田舎に家を建てました。小さな平屋の家です。小さな家ですがこだわりをたくさん詰め込みました。今回は家の中で気に入っている場所をいくつかご紹介したいと思います。■ 1.「キッチンカウンターの腰壁」は鎧(よろい)張りに「キッチンカウンターの腰壁」は家の外壁などでよく使われる鎧(よろい)張りという張り方になっています。リビングダイニングから見たキッチン板の張り方によってできた凸凹感が独特の雰囲気を作り出します。また、凸凹に張られた板に影ができるところも気に入っています。照明や日の当たり方で影のでき方が異なり、板の色味も変わります。キッチンの腰壁は鎧張りキッチンカウンターの腰壁としては多分オンリーワンのデザインではないかと満足しています。我が家は対面式キッチンなので、キッチンカウンターの腰壁はリビングやダイニングから常に見えています。常にどこからでも見えているキッチンの腰壁このキッチンカウンターの腰壁は、お客さんからもよく珍しがられます。■ 2.「ダイニングテーブル」圧迫感を感じさせない長さ我が家のダイニングテーブルは長い方が1800mm、短い方が850mmです。家づくりを始めた当初からダイニングテーブルは長いものが欲しいと思っていました。長いテーブルだと友達が何人か来ても対応できますし、たくさん料理が並べられます。我が家のダイニングテーブルでも、我が家は小さな平屋の家です。長いデーブルを置くと、部屋全体が狭く見えてしまいそうでした。ですので、テーブルの脚が天版の内側に入っている方が圧迫感がなく、スッキリ見えると考えました。テーブルの脚が天板の内側にあるのでスッキリして見えますさらにダイニングテーブルの材質はダイニングの床材であるナラと同じか近いものを考えました。天板の色もなるべく明るいものを選びました。ダイニングテーブルは床材に近い材質を選びました窓からの日差しを浴びてより明るい食卓になっています。長いテーブルなので、家族だけの時もゆったりと座れてお皿もたくさん並べらるところが気に入っています。
2018年10月17日「平屋建て」というと、シニア世代の方がのんびり住んでいるイメージではないでしょうか?しかし、今はモダンな平屋建てが増え、子育て世代や若い夫婦からも人気です。そこで今回は〔セキスイハイム東海〕の高柳店長に、平屋建てにするメリットやデメリット、モデルルーム見学で抑えるべきチェックポイントなどを教えてもらいました。いま子育て世代からもブームの「平屋建て」――「平屋建て=シニア」のイメージでしたが、いまは子育て世代からも人気があるようですね。高柳店長(以下、高柳さん):はい。最近は20代や30代のご夫婦も、平屋建てのモデルルームにご来場いただいています。そういった若い方から人気を集める要因の一つは、ワンフロアで掃除や洗濯など家事を完結できるからだと思います。それに、子どもが小さいうちは2階を子供部屋として使っていたとしても、大きくなればおそらく出ていくでしょう。自分たちも、足腰が悪くなれば2階に上がらなくなる。そうなれば「最初から2階はいらないね」という若い人が多いのも実情なんです。――平屋の良さはわかりました!では、あえてデメリットも教えていただけますか。高柳さん:平屋建てには2つ欠点があります。まず1つ目は、平屋だと2階の部分を全部1階にもってくるので、土地の広さが必要になること。2つ目は、坪単価が高くなってしまうこと。――なぜ平屋だと坪単価が高くなるのでしょう?高柳さん:坪単価を上げる要因は、家の土台の基礎と屋根。この2つが多いほど坪単価は高くなります。たとえば、床面積が同じ30坪の家でも、総2階になれば、1階で15坪、2Fで15坪を合計するため、基礎も屋根も半分ですみます。それに対して、平屋は30坪分まるまる基礎も屋根も必要になります。分譲地で総2階の建物が多いのは、割安で建てられるからなんですよ。――どのくらい坪単価は違うのでしょうか。高柳さん:坪単価でいうと、平屋の方が坪10万~15万円ほど高くなります。でも、坪数を落とせるので総額はあまり変わらないんですよ。というのも、実際の広さで比較すると、同じ30坪でも平屋の方が+5坪ほど広くなります。2階建ての場合は、2Fの廊下やトイレ、階段スペースがいりますが、平屋の場合はいりませんよね。だから、2階建ての広さと同じ感覚で平屋を建てるのであれば、25~26坪くらいに落とせるんです。そうなってくると、総額は、平屋でも2階建てでもあまり変わらない。「平屋建ては坪単価が高いから……」といって、最初からあきらめてしまうのはもったいなんです。平屋を賢く使いこなすアイデア――平屋住宅派!という人のために、知っておくと便利なアイデアなどを教えてください。高柳さん:平屋建てだと、2階がない分、吹き抜けや屋根裏を有効活用ができます。たとえば、吹き抜けで視線を広く見せるのもひとつの手。2階建てだと、上に部屋を作らなければならない分、空間も限られますからね。高柳さん:床下から高さ1.4m以下なら「2階」ではなく「中二階」の扱いになります。これだと部屋として換算されないため、固定資産税の対象になりません。――なるほど!屋根裏部分を閉じてしまえば、ただのデッドスペース。そこを賢く使いこなすことで、お得感も出ますね。モデルルーム見学で気をつけたいこと――モデルルームの見学をすると、ただただ内装の雰囲気が素敵で、「こんな家に住んでみたい!」という強い憧れをもちます。非日常感溢れる空間に、テンションも上がりっぱなし。そんなモデルルーム・マジックに惑わされないためにも、見学時はどこを気をつけるべきなのでしょうか。高柳さん:「家造り」は「構造作り」とも言われるように、まずはその家がどういった構造なのかちゃんと知ったうえで、話を進めるようにしましょう。内装は後でも変えられますが、唯一変えられないのは、構造(中身の部分)なんです。たとえば、この内装飽きたな……と思えば、20年後にでも変えられます。しかし、柱をぶちぬくなど構造部分を変えようとすると、大掛かりな工事になり、莫大な費用が発生してしまいます。――「わー!素敵」で選んでしまったら、あとで大変なことになりますね。高柳さん:はい。モデルルームが少々遠い場所にあっても、実際に足を運んで、担当者に家の構造を確認し、しっかり把握しておくことが重要です。高柳さん:それから、メンテナンス性も大切です。最初は安く住めるようでも、10年ごとに外壁の塗替えが必要だったり、屋根のメンテンスが必要だったりします。初めは少しお金がかかりますが、メンテナンスフリーの外壁や屋根を使っておけば、長い目で見て安上がりになる場合も多いんですよ。モデルルームを見学するときは、屋根や外壁のメンテナンス費用についても質問するようにしましょう。――ちなみに、平屋だと、メンテナンス費用も高くなるのでしょうか?高柳さん:外壁の塗替えをする場合、平屋は2階建てと違い「足場」がいりません。そうなると外壁の塗り替え自体は安くできますが、問題は屋根なんです。平屋はもともと屋根の量が多いので、屋根のメンテナンスコストが高くなります。メンテナンス費用は、外壁が大体1回100~150万、屋根が1回200~300万かかると言われているんですよ。さらに、ソーラーパネルをつけるなら、屋根の上にパネルを乗せるのか、屋根とソーラーが一体型になっている建物なのか、知っておく必要があります。ソーラーがのっていると、さらにメンテナンス費用がかかりますからね。特にソーラーパネルをつける場合は、最初からメンテナンスが必要ない屋根を選ぶことをオススメします。――他に気をつけたいポイントはありますか?高柳さん:子育て世代なら、平屋でも部屋数は欲しい。その場合、2階の子供部屋や寝室がすべて1階に集まるので、部屋数はどうしても多くなります。そうなると、場合によっては、キッチンから洗面室が遠くなり、料理をしながら洗濯をするのが難しくなることも……。高柳さん:家事動線が悪い場合は、あえて壁を抜いて通路を作り、キッチンから洗面所へのワープゾーンを作る場合もあります。モデルルームを見学する際には、家事動線がスムーズなのかも確認すると良いでしょう。まとめいかがでしたでしょうか?高柳さんがいるのは、静岡県内の総合住宅展示場内で唯一の平屋モデルルーム。落ち着いた雰囲気、かつ愛犬家との生活環境を重視してつくられた「愛犬家住宅」仕様になっており、平屋に興味がある方はもちろん、ワンちゃんネコちゃんと快適に暮らしたい方にもぴったりです。家造りに興味がある方は、ぜひ足を運んで、参考にしてみてください。●取材協力:セキスイハイム東海浜松「平屋の家」展示場●住所:浜松市南区青屋町400(SBSマイホームセンター内)●TEL:053-469-5113●営業時間:10:00~17:30※定休日はHPをご確認ください。●写真・文安藤美紀
2018年10月03日