美容クリニックコンサルティングを行う株式会社TUKIYOMI(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村 徹)は、美容クリニック医師を対象に、糸リフトの技術講習会を2024年5月14日に渋谷にて開催します。年々増え続ける美容医療のトラブル撲滅のため、各クリニックの技術格差を是正し、安心安全な美容医療の実現を目的としています。【人気の糸リフト、一方で増え続ける美容医療トラブル】1990年代に始まったとされる小顔ブーム。アフターコロナの脱マスクもあり、糸リフトが人気です。別名スレッドリフトともいわれ、時間がたつと体内に吸収される特殊な糸を皮膚の下に通し、たるみをリフトアップします。フェイスリフトと異なり切らない施術であること、ダウンタイムの短さが人気の理由です。しかし国民生活センターによると、美容医療に関するトラブルの相談は年々増加しています(※資料1)。糸リフトにおいてもトラブルが絶えないのが現実です(※資料2)。糸を入れる層が深すぎ神経を損傷してしまったり、逆に浅すぎて太い糸が表皮に浮き出てしまったり。感染症で3ヶ月も顔の腫れがひかなかった例もあり、それらの多くが経験の浅いドクターによる施術ミスが原因となっています。美容外科の世界では、2年間の研修医が終わってすぐに美容クリニックに就職したり、研修医すらせず免許を取得してすぐに就職するドクターがいます。また一部の大手のチェーン店系クリニックでは、経験不足の若いドクターをたくさん雇い、1つのパーツの手術だけひたすらやらせ、その手術のスペシャリストとして売り出すところもあります。このような状況はドクターごとの技術・経験に格差を生じさせ、ひいてはクリニックごとの技術格差につながっています。※資料1:国民生活センター ※資料2:事故情報データバンクシステム 【トラブル撲滅を目指し技術講習会を開催】株式会社TUKIYOMIでは、このクリニック間の技術格差を無くすため、技術講習会を開催しています。2023年の第一回の開催以降、全国で17回開催しており、参加クリニックは累計93社、参加したドクターは累計110人にのぼります。講師はスペシャリストである渋谷アンジークリニック院長の名倉 直彌先生。経験の浅い若手ドクターでも失敗しづらい糸リフト(アルテミスリフト)を使用した実技が中心となります。アルテミスリフトは既存の糸リフトと比べ、施術手順・オペ時間が少なく済むことで、炎症や感染症のリスクを下げます。実際のクリニックを会場とし、間近で手技を見ながら質問でき録画も可能です。また学習効果を下げないよう、毎回参加人数を5人程度に制限しています。毎回多数の受講申込みをいただいており、現在3か月待ちの状態が続いています。この講習会をはじめて以降、参加したクリニックでのアルテミスリフトを原因とした感染症などのトラブルは1件も報告されておりません。技術講習会風景【安心安全な美容医療を目指して】参加ドクターコメント「アルテミスリフトは素材などの違いで数種類ありますが、各々について最も効果的な挿入方法を、糸リフトで有名な名倉先生にご教示いただきました。当院でも実践してみましたが部位ごとにより細かい調整ができるようになり患者様の満足度が上がりました。」(上野美容外科・皮膚科 伊藤 裕子先生)名倉先生コメント「アルテミスリフトの施術に関しては、昨年7月頃から200~300人に行ってきましたが、患者さんの満足度は高いと感じています。医師にとっても利便性の高いものなので、これを使って技術的なトラブルの撲滅に貢献できればと考えています。」代表コメント「これから糸リフトの需要はさらに増えていくと予測されているため、講習会を重ねて業界全体の技術と製品のクオリティを向上させ、安心安全な美容医療の実現に努めます。」《技術講習会概要》日時 : 2024年5月14日(火)19時~22時30分会場 : アンジークリニック〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti 3F 対象 : 糸リフト(アルテミスリフト)導入した、もしくは導入を検討中の美容クリニック医師主催 : 株式会社TUKIYOMI参加人数: 5名程度お問合せ: 株式会社TUKIYOMI(03-6455-7681)までアンジークリニック 名倉 直彌院長【会社概要】会社名 : 株式会社TUKIYOMI代表 : 代表取締役 中村 徹本社 : 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1丁目13-1 フジキカイ広尾ビル8階電話番号: 03-6455-7681事業内容: 美容医師専門コンサルティング事業・美容クリニック・病院経営コンサル事業等URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月24日公益財団法人日本城郭協会(理事長:小和田哲男)は、小和田理事長を審査員長とする審査会にて第3回日本城郭協会大賞の選定を行い、日本城郭協会大賞に「増山城解説ボランティア曲輪の会」の受賞を決定しました。併せて城郭・城址の維持・整備を自主的に行うボランティア団体等を賞する日本城郭文化振興賞に「山名氏城跡保存会」を、城郭文化の普及に寄与した個人・団体を賞する日本城郭文化特別賞を「余湖浩一氏」に、城郭管理者として特筆すべき成果を挙げた自治体等を顕彰する調査・整備・活用賞を「飛騨市教育委員会」に授与することを決定いたしました。また、坂本城で発見された遺構保存のために尽力された大津市と工事計画の中止を決断された「株式会社三王不動産流通」に審査員特別表彰を行うこととし、本日4月6日(城の日)に発表しました。それぞれの受賞理由は以下の通りです。◆「日本城郭協会大賞」 増山城解説ボランティア曲輪の会(富山県砺波市)増山城解説ボランティア「曲輪の会」は、平成22年(2010)に設立。砺波市民に加えて、富山県内や石川県在住の会員も活躍。次世代に活動を継承する目的で、地元小学生向けのガイドや子・親・祖父母の三世代で行う「三世代草刈り&バーベキュー」を開催するなど、城跡を地域振興の拠点として位置づけ、郷土愛の醸成につながる活動をしている。毎年秋に開催される「増山城戦国祭り」と合わせ、地元を巻き込みながら会員も楽しんで参画する保全活動の一つの形を提示している。優秀な学芸員のもと、研鑽を積んだボランティアメンバーによる多彩なガイドは来訪者に増山城に関する知識だけでなく感動も与えており、各地で取り組まれている城郭ガイドボランティアの取り組みの嚆矢、好実践例として大賞を授与することとした。増山城ガイダンス施設 ボランティア教育増山城冠木門前 小学生解説◆「日本城郭文化振興賞」 山名氏城跡保存会(兵庫県豊岡市)「山名氏城跡保存会」は、山名氏関連の城郭、特に有子山城の定期的な草刈り、山道の維持に努めるほか、広く啓発活動を継続して実施している。有子山城は急峻な山上にあるが、「山名氏城跡保存会」が定期的に登山道の整備、安全配慮に努め、山上部の草刈りを会員総出で定期的に実施しているため、山上の石垣遺構も見学しやすく、また山麓の旧出石城下町から山上部の石垣をはっきりと視認できるなど、遺跡の維持のみならず景観整備にも大きく貢献していることを評価する。山名氏城跡保存会 有子山城草刈り山名氏城跡保存会 有子山城草刈り◆「日本城郭文化特別賞」 余湖浩一氏(城郭研究家)~余湖くんのホームページの作成・運営~余湖氏は教職のかたわら、27年間に渡って全国の城郭・城址に足を運び得た情報を、自ら描いた城の鳥観図(余湖図)と写真・文章で構成されたブログ「余湖くんのホームページ」を運営し、無償で城郭愛好家に向けて公開を続けている。城の情報がほとんどない時代から、1万余の城の情報が掲載される「余湖くんのホームページ」の見どころ、アクセス等の情報を参考にして城巡りをする愛好家は多く、同氏の仕事が現在の城ブームの礎になっていると言っても過言ではない。その仕事量と情熱は想像を絶するものであり、特別賞に値するものと評価する。◆「調査・整備・活用賞」 飛騨市教育委員会~姉小路氏城館跡の国指定史跡認定~姉小路氏城館の緻密な調査により山上居館、畝状空堀群の構築過程、織豊系城郭への改修過程等を解明し、遺跡としての価値を明瞭にした結果、国指定史跡として認定されたことを評価する。姉小路氏城館跡姉小路氏城館跡◆「審査員特別表彰」 大津市/株式会社三王不動産流通~坂本城遺構保存に向けた活動~株式会社三王不動産流通が、開発のために取得した土地から出土した坂本城の遺構保存のために尽力された大津市と、遺構保存に理解を示し工事計画を中止して将来の国史跡認定取得のために大津市に協力する決断をした株式会社三王不動産流通の行動に感謝して、審査員特別表彰を行うこととした。坂本城現地説明会坂本城覚書締結式◆受賞者の表彰は6月5日に開催予定の日本城郭協会総会にて執り行う予定です。また、年末にパシフィコ横浜で開催される「お城EXPO2024」(主催:日本城郭協会・ムラヤマ・城びと・パシフィコ横浜)にて受賞者による記念講演等を予定しています。◆第3回日本城郭協会大賞概要・主催 公益財団法人日本城郭協会・後援 東京都教育委員会・協賛 ブックオフコーポレーション株式会社・審査員 審査員長 小和田哲男(協会理事長・文学博士・静岡大学名誉教授)副審査員長 三浦正幸(協会評議員・工学博士・広島大学名誉教授)加藤理文(協会理事・文学博士)審査員 千田嘉博(協会理事・文学博士・奈良大学教授)中井均(協会評議員・滋賀県立大学名誉教授)小和田泰経(協会理事・静岡英和学院大学非常勤講師)萩原さちこ(協会理事・城郭ライター)安形哲夫(協会会員・株式会社ジェイテクト前社長)森忠彦(毎日新聞元編集委員)宮代栄一(朝日新聞編集委員)多可政史(読売新聞文化部)◆公益財団法人日本城郭協会日本城郭協会は、昭和30年に設立後、昭和42年に文部省の認可を受け、「日本および世界各国の城郭に関する研究、調査、啓蒙を通じて、民族、歴史、風土に関する知識の普及を図り、もって教育、文化の発展に寄与すること」を目的として城郭関連団体で唯一の公益財団法人として活動しています。主要な事業としては「日本100名城・続日本100名城」の認定とスタンプラリーの運営や「お城EXPO」「日本城郭検定」「城の自由研究コンテスト」の主催などを行っています。◆日本城郭協会大賞2022年に公益財団法人移行10周年を記念して城郭文化の振興に貢献した団体・個人を顕彰する制度として創設しました。過去の受賞は以下の通りです。第1回 2022年4月6日発表日本城郭協会大賞・大東市・四條畷市 「国指定史跡につながった飯盛城跡の発掘・調査」日本城郭文化振興賞・番場の歴史を知り明日を考える会 「鎌刃城跡の啓発・普及・保存活動」日本城郭文化特別賞・春風亭昇太師匠第2回 2023年4月6日発表日本城郭協会大賞・久野城址保存会(静岡県袋井市)日本城郭文化振興賞・可児市山城連絡協議会(岐阜県可児市)日本城郭文化特別賞・香川元太郎氏(イラストレーター)・島充氏(模型作家)調査・整備・活用賞 ※第2回から創設・福島県白河市 「東日本大震災で被災した石垣を復旧した白河小峰城跡」・福山城 「福山城の天守外観復元・全国唯一の北側鉄板張りを復元」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月06日現在、愛知県で活躍している医師の新開貴子さん(58)は、異例の経歴の持ち主だ。彼女が医師になったのは、なんと53歳のとき。まだ、5年目の医師なのだ。そんな彼女が医師になるまでのドラマを追う(全2回の1回目)。■「7浪して医学部に入学。53歳で医師免許を取得」「こんにちは。お体の加減はいかがですか」「それがね、先生。2日前に歩行器に手をかけた途端にダーッと転んでしまって、腰が痛いのよ」1月末の月曜午後2時過ぎ。愛知県春日井市でひとり暮らしをする84歳の女性宅。要介護2で呼吸器疾患の持病もある女性は、訪問医の到着を待ちわびていたかのように、一気にしゃべり始めた。やがて医師は、横たわる女性患者の隣にしゃがみこむと、「めまいはどうですか」「やっぱり立ち上がるときが、いかん。でも、今日はめまいも腰も少しラクになって、大好きなラーメンを食べられたよ」「寒い日は、あったかいラーメンがおいしいですよね」聴診器を胸や背に当てる間も、会話を途切れさせることなく診察するのは、医師の新開貴子さん(58)。今日も所属する同市の勝川よろずクリニックから、看護師とふたりで車で20分かけて在宅診療にやってきた。女性患者の顔から当初の不安げな表情は消え、笑顔で続ける。「診察もていねいだし、何でも話せる貴子先生が大好きだよ」その後も、血圧測定や服薬の指示など1時間弱の診察を続け、「また来ますからね。お大事にしてください」往診用のカバンを手に車まで向かいながら、貴子先生が言う。「私が話しやすいというのは、きっと娘さんと同世代だからでしょう。私自身も、自分の母親と会話するような気持ちで向き合っています。今日のように、患者さんが元気になる姿に接するたびに、ああ、医師になってよかったと思うんです」快活な口調で話す貴子先生は、異色の経歴の持ち主だ。58歳にして、まだ医師歴5年というキャリアが、その事実を物語る。医師を目指したのが32歳のとき。その後、7浪して40歳で医学生となり、3人の子供を育てながら、53歳で医師免許を取得した。当時をふり返って言う。「小中学校を通して成績もずっとクラス最下位だった自分が、まさかお医者さんになるなんて、夢にも思っていませんでした」意外にも、少女時代の貴子先生は、「劣等感と孤独感のかたまり」だったというのだ。■「劣等生だった小学校時代。東京での生活に疲れ、郷里に戻り……」「物心ついたときには、母がクラブや薬局を経営していて、すごく繁盛させていました。父はもともとバーテンダーで、その後は母の仕事を手伝ったりしていました」1965年(昭和40年)3月17日、島根県松江市に生まれた貴子さん。「自宅1階がクラブで、その2階が私たちの住居でしたが、両親はいつも不在で、私と2つ年上の兄は生後3カ月から近所に住む子守りのおばあさんに育てられ、しつけもしてもらいました」幼稚園から小学校、中学校と、島根大学教育学部の附属校へ。「まわりは親が大学教授や医師など教育熱心なご家庭ばかりのなか、うちは勉強に集中できるような環境ではなかった。『水商売の家の子と付き合うな』と親から言われてる同級生もいて、私はつらくて、母に『クラブをやめてくれ』と訴えたことも。先生からもほったらかしの私は、クラス42人中41番目か42番の成績で、もうひとりの男子といつもビリを争ってましたね」家庭にも学校にも居場所がなかった。「劣等感と孤独に苦しみ、4歳ごろから始まった自分の毛を抜くクセがずっと続いてました。のちに抜毛症という病気だと知るんですが。きっと、母が夜もいなくて寂しかったんでしょう」中学卒業後は周囲の同級生たちが進学校に進むなか、「偏差値が足りず」に私立の女子高へ入学。両親の離婚は、その直後だった。「母は家にはおらず、父も外に女の人がいたりで常に両親はいがみ合っていたので、娘の私でも、離婚は当然の結末と思いました。高校を出ると、地元での暗い生活を何とか断ち切りたいと思って、上京します。とにかく、あの家から、島根から出たかった」東京女学館短期大学では、かろうじて好きだった英語を専攻した。「まわりはお嬢さんだらけで自家用車での送り迎えもあるなか、たぶん自転車通学は私だけ」家賃9千円のアパート、弁当販売店でのバイトなど苦学生の生活だったが、家族の煩わしさから解放されて充実した毎日だった。卒業後は東京でレナウンの海外事業部に就職し、3年後には日本航空に転職して羽田空港でグランドホステスとして勤務する。「大好きな高倉健さんのチェックインを3回ほど担当したのは、忘れられない思い出です」しかし、短大を出て社会人になって、順調に過ごしているように見えるが、実際は違っていた。「もう上京してすぐから、拒食と過食を繰り返す摂食障害が始まっていました。一時は、体重も一気に15キロくらい落ちてしまって」心身に限界を感じ、帰郷を決意した。そして、「摂食障害になったり、人間関係をうまく築けない自分の心の空洞の正体を知るために、心理学を学ぼう」そう思い、26歳のときに島根大学教育学部にAO入試(総合型選抜)で入学。以降、実家の薬局を手伝いながら、臨床心理士を目指した。「勉強を続けるなかで、私の根っこには“母に見捨てられた”という消化できないままの感情があると、改めてわかってきました」座学に加えて、2年間にわたりアルコール障害や摂食障害のセルフミーティングに関わるなかで、ある思いに至る。「私の理想とする医療をやろうと思ったら、自分自身が決定的な判断を下せる立場にならなければできないのではないか、と。そのとき初めて、医師になりたい、という思いが芽生えました」32歳の決心を「応援するよ」と誰より喜んでくれたのが、父親の邦洋さんだった。当時、邦洋さんは近所で中華料理店を営んでいた。しかし、そのわずか半年後の1997年9月半ば、貴子さんは顔見知りの酒店店主から、父の店が2日間も閉まったままだと聞かされる。「胸騒ぎを覚え合鍵で店に入ると、父が倒れていました。救急車を呼びましたが、私は意外に冷静で、もうダメだなと思っていました。60代半ばだった父は持病の糖尿病があったうえに酒浸りだったし、なにより私や家族と離れて、ひとりで暮らす寂しさも大きかったのでしょう」そして、貴子さんは思う。「お父さんが苦しんでいるのに、私は何もしてあげられなかった。父のように病に苦しみ、自ら死を選ぶ人を救いたい。患者さんに寄り添い、体も心も支えたい」医学部受験のため、最初に始めたのは、中学の数学からやり直すことだった。(取材・文/堀ノ内雅一)【後編】7浪して医学部、国会試験に2回落ちて53歳で医師になった女性「それでも諦めなかった理由」へ続く
2024年02月25日元サッカー日本代表でサッカー解説者の武田修宏が10日に自身のアメブロを更新。医師から勧められた検査を受けに病院へ足を運んだことを明かした。この日、武田は「PET検査」というタイトルでブログを更新し「茨城県つくばでPETがん検診」を受けに足を運んだことを報告。「年に一度健康診断を受けています」と明かしつつ「今年はドクターからPET検査を勧められました」と説明した。続けて「この歳になるとがんに罹患する仲間も多く予防で検査が大事ですね」とコメント。「結果は2週間後とのことでした」と自撮りショットを公開し、ブログを締めくくった。
2024年02月11日21世紀のアートワールドの主要プレイヤーとして世界から注視される村上隆さんが、最新作をひっさげて京都の街に降り立つ。日本での展覧会は8年ぶり。“もののけ”、そして“京都”がテーマである。現代美術の最前線が描く、京に蠢(うごめ)くもののけたち。岩佐又兵衛《洛中洛外図屏風(舟木本)》、曾我蕭白(しょうはく)《雲龍図》などの村上版超大作をはじめ、京都祭礼行事や茶華道から着想した作品など、170点余りのうち約160点が新作という超人的な構成だ。引用される作品はいずれも江戸期の京都で花開いた琳派や狩野派、そして近年、高い評価を得る曾我蕭白、伊藤若冲(じゃくちゅう)ら「奇想の系譜」の画家たちによる日本絵画史上の傑作ばかり。「村上版」においては、京の町に漂うもののけの気配がより濃厚に描かれる。全長約13mの大作、村上版《洛中洛外図》は、祭りや遊里、歌舞伎や浄瑠璃に興じる二千数百人の人々が登場。賑やかな都の様子を俯瞰して描くものの、その頭上には禍々しい髑髏(どくろ)の形を帯びた錦雲がたなびいている。平安京のインスタレーションでは、八角形の部屋の東西南北に町を守護する神獣(青龍、白虎、朱雀、玄武)の大型絵画を配置。中央には京都のへそと呼ばれる六角堂から着想を得た《六角螺旋(らせん)堂》がたたずみ、周囲をもののけがさ迷う。華やかな表層を1枚めくるとハレとケガレが隣り合う、もう一つの都の姿が立ち上がってくるようだ。「村上版」を含め、新作のテーマを設定したのは、京都市京セラ美術館・事業企画推進室ゼネラルマネージャーを務める高橋信也さん。「村上隆さんが京都で展覧会をする必然性を、私は確信していました。江戸期の京都の美術に並々ならぬ関心を持っていることは、村上さんの絵を見ればよくわかります」これらの絵画のうちに村上さんが見出したのは、現代のアニメや漫画にも通底する「スーパーフラット」という原理。一点透視図法が浸透する以前、日本の絵師たちは2次元の紙の上でさまざまな構図を試みた。一瞬を切り取る独特のタイミング、四角い平面の中を緊張感を持って成り立たせる事物の配置の仕方など。そして村上さんは現代のアニメや漫画の1シーンやコマ割りでも、同じ方法で効果をあげていることを発見。2000年の「スーパーフラット宣言」以来、自身の創作においてこの原理を用いる姿勢を貫いている。「現代美術とは1917年にマルセル・デュシャンが発表した《泉》(男性用便器を用いたレディメイド作品)以降、新しい認識をもたらさないものは認めないという、欧米の作ったルールに則って運営される視覚分野の1ジャンルです。その分野で村上さんは、古典的な技術も含めて日本美術のオリジナルな方法、つまり『スーパーフラット』で挑戦し続けるトップランナーなのです」西洋美術にとって未知の領域として評価されているという、その絵画はどのように作られるのか。例えば1枚の絵画に対して、シルクスクリーンを何百版と重ねる工程を経る。そして仕上げに透明な樹脂を塗ると、ぺらっと薄いセル画のように見えるのだという。が、横から見るとキャンバスの上にスクリーンを重ねた分の厚みがあり、完全なペインティングであることがわかる。「海外の人にどうやって描いたのかと聞かれますが、全く新しい視覚体験に近いものだと思います」村上さんの著書『想像力なき日本』に現代美術とは“作家が生きていた時点での現代”を時代を乗り越えて伝えるもの、という言葉がある。「現代」を一番パワフルに表現しうる手段として「スーパーフラット」で真っ向勝負する村上さんのよりどころが京都にある。この地と向き合って生まれた最新作の数々、気迫と美しさに触れてみてほしい。日本初公開。全長18mの赤い龍は圧巻。「奇想の系譜」の画家、曾我蕭白の《雲龍図》に衝撃を受け、筆で描いた。美術史家の辻惟雄氏と共にボストンで開催した展覧会の目玉となった。日本では初公開。村上隆 Takashi Murakami《雲竜赤変図《辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン》》 Dragon in Clouds – Red Mutation:The version I painted myself in annoyance after Professor Nobuo Tsuji told me,“Why don’t you paint something yourself for once?”2010年 作家蔵 Collection of the Artist©2010 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.神獣が守る村上版「平安京」が会場に出現。(左)平安京を模したインスタレーションでは、さまざまな姿のもののけがさまよい、人間と共存していたさまを描く。村上隆 Takashi Murakami《想像を超えた宇宙の活性を想起する》Invoking the Vitality of a Universe Beyond Imagination2018年作家蔵Collection of the Artist©2018 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.(右)本作品には髑髏のモチーフがちりばめられ、生と死が隣り合う平安京の不穏な気配を漂わせている。村上隆 Takashi Murakami《竜頭 Gold》 Dragon Heads -Gold 2015年作家蔵 Collection of the Artist, Courtesy of Galerie Perrotin©2015 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.京都で活躍した絵師たちの代表作を大胆に再解釈。尾形光琳から着想を得た作品。正面を向く顔のある花は「スーパーフラット」の象徴的モチーフ。村上隆 Takashi Murakami《金色の空の夏のお花畑》(参考画像)Summer Flower Field under the Golden Sky2023年©2023 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.村上隆むらかみ・たかし1962年、東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。英国の雑誌『Art Review』が発表する「アート界で影響力のある100人」に10年連続で選出。今年はブルックリン、香港ほか、世界各地で個展を開催予定。撮影:Museum of Fine Arts, Boston©2017 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.「京都市美術館開館90周年記念展 村上隆 もののけ 京都」京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ京都府京都市左京区岡崎円勝寺1242月3日(土)~9月1日(日)10時~18時(最終入場は17時30分まで)月曜休(祝日の場合は開館)一般2200円ほかTEL:075・771・4334※『anan』2024年1月31日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2024年01月29日2024年も楽しみな展覧会が続々と開催予定。【西洋美術ほか編】に続く第2弾では、今年開催が予定されている企画展のなかから、「日本美術」をテーマにした企画や、日本の現代アーティストの個展などをピックアップして紹介します。※各展覧会の会期等は変更になる可能性があります。詳細は各展覧会の公式HPなどでご確認下さい。国宝舟橋蒔絵硯箱本阿弥光悦作江戸時代・17世紀東京国立博物館蔵年明け早々から注目の展覧会が続々と開催される。そのひとつが東京国立博物館 平成館で開催される特別展『本阿弥光悦の大宇宙』(1月16日〜3月10日)だ。本阿弥光悦は、戦国から江戸時代初期にかけて、さまざまな造形にかかわって傑出した品々を生み出し、それらは後代の日本文化に大きな影響を与えた。蒔絵や螺鈿(らでん)などの漆工品、書や茶碗などジャンルを軽々と飛び越えて名品を作り出すだけでなく、プロデューサー的役割も務めた光悦は、晩年には「光悦村」という法華信仰で結ばれた美術工芸分野の職人たちが集まる場所まで作りだす総合芸術家だった。同展では、彼の作品、人物像、厚い信仰など様々な角度から彼について紐解いていく。村上隆《琳派のお花と抽象的図像》(参考画像)2023年 デザインデータ φ150 cm (C)2023 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.日本を代表する現代美術家として世界的に活躍する村上隆の個展『村上隆 もののけ 京都』(京都市京セラ美術館、2月3日~9月1日)も開催される。村上は日本の伝統的な絵画表現から、アニメや漫画、ゲームなどの表現、さらには日本社会のありかたそのものをフラットに取り込み、作品にすることで、人々にアートやその意味を問いかけ続けてきた。国内では8年ぶり、東京以外では初の大規模個展となり、京都以外への巡回はなし。同展に並ぶ作品約170点の多くが新作であり、京都で活躍した画家たちにインスパイアされた作品も複数用意されているという。彼の代表的なモチーフ“お花”の作品はもちろん、「DOBくん」なども登場する。喜多川歌麿《吉原の花》寛政5年(1793)頃ワズワース・アテネウム美術館Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford.The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund江戸幕府公認の遊廓として、独特の秩序と格式をもって約250年の間続いた吉原。もちろん、この場所で辛酸を舐めた女性たちの歴史も忘れてはならないが、吉原には日夜多くの人々が集い、最先端の流行、文化の発信地としても機能していた。東京藝術大学大学美術館で開催される『大吉原展 江戸アメイヂング』(3月26日~5月19日)では、吉原の歴史や文化、美意識について、喜多川歌麿の浮世絵をはじめ絵画、工芸品、そして妓楼の立体模型などを通して紐解いていくもの。高橋由一が明治期に描いた重要文化財《花魁》や、鏑木清方《たけくらべの美登里》など、明治以降に描かれた吉原像も見逃せない。雪舟筆国宝《秋冬山水図》室町時代(15世紀)東京国立博物館蔵日本美術史上最も重要な絵師ともいわれる雪舟。室町時代に活躍した雪舟の作品のうち、現在6件が国宝に指定されており、これは一人の作家としては最多の数だ。なぜ、雪舟の評価がこれほどまでに突出しているのか?どのようにして「画聖」と称されるまでになったのか?京都国立博物館で開催される特別展『雪舟伝説ー「画聖」の誕生ー』(4月13日~5月26日)は、近世において雪舟がどのように受容されてきたかをたどることで、雪舟の評価が形成されてきた道のりを検証していく。プレスリリースには大きく「雪舟展ではありません」と記されているが、《四季山水図巻(山水長巻)》や《秋冬山水図》など、国宝に指定された雪舟作品6件は全て通期で展示。さらに長谷川等伯や伊藤若冲など幅広い雪舟の“フォロワー”たちの作品から、雪舟が与えた影響を多角的に紐解いていく。竹久夢二《アマリリス》(1919年頃)夢二郷土美術館蔵2024年に生誕140年、没後90年を迎える竹久夢二。甘くセンチメンタルな「夢二式美人」画で一世を風靡した夢二は、デザイナー、文筆家としても活躍。今なお多くのファンを集めている。『生誕140年YUMEJI展大正浪漫と新しい世界』(東京都庭園美術館:6月1日~8月25日、夢二郷土美術館:9月7日~12月8日、ほか25年に3か所で開催)では、岡山の夢二郷土美術館が2022年に新たに発見し、所蔵した油彩画《アマリリス》や、2015年にアメリカで発見された油彩画《西海岸の裸婦》などから、希少ゆえに今まで語られてこなかった夢二の油彩画の魅力を紹介。さらに、同じく近年発見された夢二の渡欧時、渡米時のスケッチブックから素描作品など、およそ170点を展示。新たな発見や最新の研究をふまえ、夢二の新しい側面を浮かび上がらせていく。塩田千春 《The Eye of the Storm》 2022年画像提供:バンコクアートビエンナーレ(C)JASPAR, Tokyo, 2023and Chiharu Shiota赤や黒の毛糸やロープでその土地にちなんだ記憶やものを編み込み、生きることや存在について問いかけるダイナミックかつ繊細なインスタレーションを発表し続けている現代美術アーティスト塩田千春。現在はベルリンを拠点に活躍する塩田の故郷である大阪では16年ぶりの個展『塩田千春つながる私(アイ)』(9月14日~12月1日)が大阪中之島美術館で開催される。同展は、パンデミック以降に意識せざるを得なくなった他者との「つながり」をテーマに、3つの「アイ」(私/I、目/eye、愛/ai)を通じてアプローチしていくというもの。大阪中之島美術館の広がりのある空間を使ったインスタレーションを中心に、初期の絵画やドローイング、立体作品、映像など多様な手法を用いた作品が紹介される。田中一村《アダンの海辺》 1969年個人蔵 (C)2024 Hiroshi Niiyama50歳にして奄美大島に単身で渡り、独自の筆致で亜熱帯の植物を描き続けた田中一村(1908~1977)。東京都美術館で開催される『田中一村展奄美の光 魂の絵画』(9月19日〜12月1日)は、知られざる孤高の画家の生涯を約200点で紹介する過去最大規模の大回顧展だ。69歳でその生涯を閉じるまで作品を発表する機会に恵まれなかった一村だが、近年、そのストイックな人生と濃密な描写が注目され、再評価が高まっている。同展では、奄美の田中一村記念美術館の協力の元、神童と称された幼年期から最晩年に奄美で描かれた作品までその全貌を紹介。近年新発見された資料などをふまえた構成で、一村の真の姿を明らかにする。Photo by Neo Sora (C)2017 Kab Inc.昨年3月に71歳で逝去した坂本龍一のメディア・アートの分野における足跡を紹介する『坂本龍一トリビュート展音楽/アート/メディア』が現在、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて開催中だが、今年の年末には、坂本の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する日本では初となる最大規模の展覧会『坂本龍一展(仮)』(12月21日~2025年3月30日)が東京都現代美術館で開催される。先鋭的な音楽活動で時代を切り拓いてきた坂本だが、2000年以降はさまざまなアーティストと協働し、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に思考、実践してきた。同展では、生前から坂本が同展のために構想していた新作に加え、これまでの代表作を美術館の屋内外にダイナミックに展示。坂本の先駆的、実験的な創作活動の軌跡をたどっていく。2024年を迎えた現在でも、4月以降の展覧会スケジュールを公表していない美術館も多いため、これからも新しい展覧会情報はまだまだたくさん出てくるはず。「ぴあ/アプリ」では、今年もアートに関する最新情報をお届けしていきます。2024年もよろしくお願いします。文:浦島茂世
2024年01月03日展覧会「日本の山海」が、東京・白金台の松岡美術館にて、2024年2月27日(火)から6月2日(日)まで開催される。日本画家がとらえた「日本の山海」四方を海に囲まれ、豊かな山林を有する日本。人々の暮らしに恵をもたらす一方で、時に猛威を振るう自然は、古くから信仰の対象とされてきた。しかし近代化が進むと、信仰や生活のためではなく、調査研究やレジャーとして山に登る人が増加。1894年には志賀重昂(しが しげたか)のベストセラー『日本風景論』が出版され、芸術家を含む日本人の景観意識に大きな影響を与えた。日本風景画&志賀重昂の文章を並べて紹介展覧会「日本の山海」では、「松岡美術館の創設者である松岡清次郎が自然に見出した美しさにも、志賀重昂の影響があるのではないか」という仮説のもと、日本風景画を志賀重昂の流麗な文章とともに紹介。近世以降の日本画家が描いた山や海から、日本の自然美を堪能することができる。9点の“富士の絵”注目は、日本最高峰の名山である“富士山”を捉えた作品たち。志賀重昴は『日本風景論』で「『名山』中の最『名山』を富士山となす」と記している。富士山は明治時代以前にも崇敬をあつめ、名山として認識されており、絵画にあらわされてきたが、「富士山が日本一の名山である」というイメージは明治時代以前にはなかったものだ。展覧会には、狩野常信の《富士三穂図》をはじめ、橋本雅邦の《春景富岳図》や下村観山の《富士》など、江戸時代から昭和時代にかけて描かれた9点の富士の絵が登場。それぞれの時代の日本画家が捉えた富士山を概観できる。竹内栖鳳や寺崎廣業“西の栖鳳、東の廣業”と並び称される、竹内栖鳳(たけうち せいほう)と寺崎廣業(てらさき こうぎょう)の作品も展示。モチーフを切りつめ群青の海を抽象的にとらえた竹内栖鳳の海景画《晴海》や、写生と装飾性が調和した寺崎廣業の風景画《春海雪中松図》などを間近で観ることができる。横山大観《黎明》&山下新太郎の油彩画もさらに、横山大観の手による《黎明》や、山下新太郎の油彩画《黒部峡谷鐘釣附近》、池上秀畝の《巨浪群鵜図》など、日本の山海を描いた多種多様な作品がラインナップする。【展覧会概要】展覧会「日本の山海」会期:2024年2月27日(火)~6月2日(日)[前期]2月27日(火)~4月14日(日) [後期]4月16日(火)~6月2日(日)※絵画作品の一部入れ替えがある。会場:松岡美術館住所:東京都港区白金台5-12-6開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)※毎月第1金曜日は10:00~19:00(入館は18:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)入館料:一般 1,200円、25歳以下 500円、高校生以下・障がい者手帳の所持者 無料※会期や開館情報は変更となる場合あり(最新情報については、美術館ホームページなどを要確認)■同時開催「アジアのうつわ」■通年企画「古代エジプトの美術平穏と幸せへの願い」【問い合わせ先】松岡美術館TEL:03-5449-0251
2023年12月30日「来年4月から施行される“医師の働き方改革”によって、外来で診る患者の人数を減らしたり、救急患者の受け入れを制限せざるをえなくなる可能性が出ています」そう明かすのは、京都市の中心部にある「京都からすま病院」(病床数99床)事務長の平田研一さん。この結果、これまで同院のような中小規模病院で受けていた軽症の救急患者が地域の大型病院に集中、医療ひっ迫を招いて、救急車を呼んでも搬送先が決まらない“救急搬送困難事案”が増える可能性もある。現在、こうした状況が全国で起きており、脳卒中や心筋梗塞など、一刻を争う患者の命が脅かされる事態となっている。“医師の働き方改革”とは、これまで青天井だった医師の長時間労働を年間「原則960時間まで」と上限規制することで、医師の健康を確保し、安心・安全な医療を提供するための制度(ただし、地域医療に従事する医師や研修医は上限が1千860時間まで)。21年に法案が成立、来年4月から施行される。労働時間をオーバーすれば、6カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が病院に科せられる恐れもあるという。全国の病院に調査を実施した全国保険医団体連合会、事務局主査の岩下洋さんは、こう指摘する。「医師の長時間労働は医療事故の原因にもなるので“働き方改革”は必要です。ただ、医師の養成を増やしたり、処遇改善のための十分な対策がなければ、医師が足りなくなり、救急を閉鎖・縮小する病院が増えて患者の命が損なわれる恐れも出てきます」このような事態になっている背景には、次のような事情がある。「日本は以前から慢性的な医師不足で、中小規模の病院は、近隣の大学病院等から派遣される“バイト医師”に頼ってきました。ところが、バイトをすると上限時間を超えてしまうので、すでに医師の派遣を見合わせる大学病院が出てきたのです」(岩下さん)特に、地方は医療崩壊の危機に陥っている。北海道の北部に位置する士別市立病院(病床数129床)の院長、長島仁さんも、こう苦悩を明かす。「士別市は、東京23区の2倍弱の面積がありますが、病院は当院だけ。夜勤ができる常勤医も4人しかいないので、休日や夜間救急は、その多くにバイト医師を派遣してもらっていますが、働き方改革により医師が派遣されなくなる恐れがありました」そうなると、士別市民は20k離れた隣町の病院に行くしかない。「人口が少ない士別市の場合、夜間救急を利用する患者は、一晩で数人。そこで、仮眠がとれる“宿日直”として労働時間から除外してもらう許可を得ることで、ようやく医師派遣の継続が可能になりました」(長島さん)ただ、労働基準監督署の許可が下りるまで相当時間がかかった。「一時は、地域医療を守れなくなる、と気をもみました」(長島さん)■医師不足の背景には厚労省の“医療費抑制”の狙いが同様の医療機関は少なくない。報道によると、岩手県立久慈病院は、すでに脳卒中に対応する救急を廃止に。新潟労災病院は、25年度中に廃院になるという。日本医師会の調査でも、回答を得られた全国4千350の医療機関のうち、約3割が「救急医療体制の縮小・撤退の懸念がある」と回答しているのだ。さらに厚生労働省が実施した調査では、時間外労働の上限規制を超える医師が多い科として、脳神経外科、外科、産婦人科などが挙がっている。これらの科では、医師が長時間労働をしていたからこそ診療が成り立っていたのだが、医師を増やさないかぎり、来年4月以降は、診療できる患者が減ることになる。「すでに地域の病院が周産期部門を閉じたため、交通費と宿泊費を支給して遠くの病院で妊婦健診を受けてもらっている自治体もあります。今後は、一刻を争う脳卒中の患者でも、脳外科医がいないために受入れ先が見つからなくなる、という可能性も否定できません」(岩下さん)こうした状況にもかかわらず、なぜ政府は医師を増やさないのか。医療制度研究会・理事長で外科医の本田宏さんは、こう指摘する。「厚労省は、医師不足を認めておらず、あくまで“偏在”(地域や診療科による偏り)が問題だと考えているからです。しかし、医師の絶対数が足りないからこそ、少しでも負担が少ない科に若手医師が集まる結果になっているのです」厚労省が医師不足を認めない背景には、「“医療費抑制”のねらいがある」と本田さんは続ける。「政府は’80年代から、日本は将来、高齢化によって医療費が増大するとして、医療費削減を進めてきました。やがて人口減少で医師があまる、などといって高齢化に見合うだけの医師を増やさないのも医療費削減のためでしょう。日本は、世界一の高齢国家なのにもかかわらず、世界の平均(OECD加盟国比較)より約13万人も医師が不足しています」とはいえ、医療費増大が国家財政を圧迫しているのも否めないのではないか……。「それは大きな間違いです。日本の医療費はG7諸国で、下から2番目に少なく、アメリカやドイツのほうがGDPに占める医療費は多い。それでもドイツは、今年日本のGDPを抜いて経済成長を果たしていますし、総所得も上がっています」(本田さん)次のパンデミックには、さらに多くの人命が失われる、と本田さん。医師を増やすことは急務だが、個人で命を守る方法はないのか。「重症化予防をすることが重要です。少しでも異変を感じたら、最寄りのクリニックで検査や治療を受けておくこと。日常的に関係性を持っておくことで、その連携により運ばれた病院でスムーズに治療が受けられます」(前出の岩下さん)当面は、自衛しかなさそうだ。
2023年12月14日「7年経って『身を切る改革』のカット総額は6億4000万円に上っています」国会で「身を切る改革」の成果を誇った日本維新の会の馬場伸幸代表。その瞬間、こんなヤジが飛んだ。「万博3000億!」12月8日の衆議院予算委員会での一幕だ。いま、日本維新の会が党是としてきた<身を切る改革>に疑問の声が相次いでいる。《どの口が言うのかな?大阪万博こそムダ》《身を斬る改革だと威張るなら、大阪万博を即刻辞めなはれ!!》《青天井の万博費用を棚に上げて身を斬る改革をドヤ顔でアピールしてますけど、説得力まるでなし》全国紙の在阪記者はこう語る。「誘致決定時には1250億円だった会場整備費はどんどん膨らみ、安全確保の費用なども含めると総額3187億円に。しかも、会場である夢洲(大阪市此花区)のインフラ整備費用は別にかかる。これもあわせると、もはやいくらかかるかもわからない状態です。あれだけ、身を切る改革だといって公共施設を廃止し、バスの運転手の給料まで削ってきたのに、自分たちがやりたい万博だけは湯水のごとく税金を使うのかと、多くの人があきれている状態です」■松井知事が言い出した夢洲。危うくなると「国家事業」と交通の便が悪く、大掛かりなインフラ整備が必要となる夢洲での万博開催を言い出したのは日本維新の会だった。’16年に、松井一郎松井府知事(当時)が“私の試案”として夢洲での万博開催をぶち上げたのだ。「’14年の時点で、すでにカジノを含む統合型リゾート(IR)を夢洲に誘致する方針を示していたことから、カジノのための万博と言われています。民間企業が運営するIRのために、税金を使ってインフラを整備すると言っても理解は得られませんが、公共事業である万博のためと言えば、言い訳が立つためです。しかし、巨額のインフラ費用だけがかかるだけではなく、地盤が軟弱な埋め立て地を選んだことで会場建設費もかさむことに。予算拡大や工期の遅れの一因となっています」選挙公約では「大阪・関西万博の成功」を掲げ、これまで万博誘致の成功を実績として誇ってきた日本維新の会。しかし、工事の遅れなどで雲行きが怪しくなると一転して、「万博は国家事業」だと強調するように。そして、12月11日、日本国際博覧会協会の副会長でもある吉村洋文大阪府知事は、運営費が赤字になった場合でも、万博は国の事業なので「府や大阪市で負担しない」と言い放った。これにはネットなどでも大ブーイングが。《自らの失策には税金をジャブジャブ使う。「身を切る改革」なんて二度と言うな》《成功したら維新万博、失敗しそうだから国のイベント。大阪の身を切る改革w》《万博にかけるお金と比べりゃ、維新の身を切る改革6億円なんて屁みたいなもんや》今後は身を切る改革をアピールするたびに、万博問題に言及されることになりそうだ。
2023年12月13日里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。里帰り先の病院を受診した雛田さん。バースプランを書き、病院へ提出しますが「無理ですね」とバッサリ。 逆子を直すために体操(※)を試しましたが、直る気配がありません。 病院で帝王切開について説明を受け、予定日より早く子どもに会えるうれしさと手術への恐怖が交互にやってきて……。 おなかを切るってどんな感覚? ※(誤)限度額認定証→(正)限度額適用認定証 結局、逆子が直らず帝王切開が決定。予定通り、手術の前日に入院し、同意書にサインをしていきます。 執刀医から切り方の説明を受けて、横切りを選択。陣痛が起きたときは、緊急帝王切開になると言われ少しドキッとします。しかし、医師の「不安を解消するための説明時間なので、なんでも言ってください」という心強い言葉のおかけで、ホッとしました。 「おなかを縫われる感覚が怖いのから、全身麻酔にしてほしい!」と思う雛田さんでしが、下半身の麻酔のみ。恐怖心がぬぐえないんか、母に「遠慮しがちだから、何かあったらすぐに言うのよ」と言われるのでした。 帝王切開に「痛そう」「怖そう」「ラクそう」と、さまざまなイメージを持っている方がいるのではないでしょうか? 経腟分娩といろいろと異なりますが、ママと赤ちゃんは頑張っています。周囲の人は全力でサポートしていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※逆子体操について近年は無理な姿勢によるデメリットも指摘されているため、逆子体操は推奨されていません。 おなかが張る可能性があるので切迫早産と診断された場合や、医師から許可が出ていない場合は控えましょう。また、体操したからといって、絶対に治る可能性はありません。赤ちゃんはママのおなかの中でグルグルと動いています。そのため、妊娠中期までは頭の位置は変わりやすいですが、妊娠後期になっても逆子のままの人も一定数います。 ※帝王切開の切り方についておなかの切り方は、おへその下を垂直に切る「縦切開」、水平に切る「横切開」の2種類があります。素早く取り出してあげないといけない場合は「縦切開」、下着や水着になったときに傷跡が見えにくいのは「横切開」だと言われています。医師の意向や産院の方針などもあるので、担当医師への相談をおすすめします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2023年12月02日公益社団法人 日本獣医師会は、2023年11月23日(木・祝)上野恩賜公園にて「2023動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”」を開催します。昨年から動物愛護週間中央行事の屋外行事と同時開催となり、より多彩なコンテンツを準備いたしております。2023動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”本イベントは、動物及び獣医師の役割に対する理解を深め、人と動物が共生する、よりよい社会の現実を目指すことを目的としたもので、今年で17回目を迎えます。昨年に続き、本年も上野恩賜公園での開催となり、「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」をテーマに、人と動物が健康に暮らすために獣医師がどのような活動をしているのかをステージイベントやブース展示でわかりやすく楽しく紹介します。お子様から大人までご家族皆様で楽しめるイベントとなっております。会場では、一日獣医師体験コーナー、馬の展示・ふれあいコーナー、ステージイベント、獣医学系大学及び獣医学生のブースや各出展社のブースなどのコンテンツを予定しています。※一日獣医師体験は上記ホームページにて事前予約を受付しております(定員に達し次第受付は終了いたします)◆名称:「2023動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”」◆日時:2023年11月23日(木・祝)10:00~16:00 ※雨天決行◆テーマ:「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」◆場所:上野恩賜公園(東京都)不忍池付近◆入場料:無料、ペット同伴可◆開催内容:一日獣医師体験コーナー、馬の展示・ふれあい、ステージイベント、スタンプラリーなど◆同時開催:令和5年度 動物愛護週間中央行事(屋外行事)◆主催:公益社団法人 日本獣医師会【主なイベント内容】●一日獣医師体験コーナー毎年、お子様に大人気のコーナーです。獣医学生と一緒に白衣を着て、聴診器でペットの心音を聞く等、獣医師のお仕事を体験することができます。お仕事体験の後は、白衣姿で記念写真を撮ることができます。※事前予約制となります。予約・詳細はホームページをご覧ください。●馬の展示・ふれあいコーナー馬とのふれあいを体験することができる人気のコーナー。一緒に写真撮影もできます。※動物の体調等により、体験を変更・中止する場合がありますので、予めご了承ください。●ステージイベント獣医師のお仕事内容や外国の獣医療についてなど、わかりやすく紹介していきます。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年11月10日公益社団法人 日本獣医師会は、2023年11月23日(木・祝)上野恩賜公園にて「2023動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”」を開催します。昨年から動物愛護週間中央行事の屋外行事と同時開催となり、より多彩なコンテンツを準備いたしております。本イベントは、動物及び獣医師の役割に対する理解を深め、人と動物が共生する、よりよい社会の現実を目指すことを目的としたもので、今年で17回目を迎えます。昨年に続き、本年も上野恩賜公園での開催となり、「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」をテーマに、人と動物が健康に暮らすために獣医師がどのような活動をしているのかをステージイベントやブース展示でわかりやすく楽しく紹介します。お子様から大人までご家族皆様で楽しめるイベントとなっております。会場では、一日獣医師体験コーナー、馬の展示・ふれあいコーナー、ステージイベント、獣医学系大学及び獣医学生のブースや各出展社のブースなどのコンテンツを予定しています。2023動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”公式ホームページ: ※一日獣医師体験は上記ホームページにて事前予約を受付しております(定員に達し次第受付は終了いたします)◆名称 :「2023動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”」◆日時 :2023年11月23日(木・祝)10:00~16:00 ※雨天決行◆テーマ :「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」◆場所 :上野恩賜公園(東京都)不忍池付近◆入場料 :無料、ペット同伴可◆開催内容:一日獣医師体験コーナー、馬の展示・ふれあい、ステージイベント、スタンプラリーなど◆同時開催:令和5年度 動物愛護週間中央行事(屋外行事)◆主催 :公益社団法人 日本獣医師会【主なイベント内容】●一日獣医師体験コーナー毎年、お子様に大人気のコーナーです。獣医学生と一緒に白衣を着て、聴診器でペットの心音を聞く等、獣医師のお仕事を体験することができます。お仕事体験の後は、白衣姿で記念写真を撮ることができます。※事前予約制となります。予約・詳細はホームページをご覧ください。一日獣医師体験コーナー●馬の展示・ふれあいコーナー馬とのふれあいを体験することができる人気のコーナー。一緒に写真撮影もできます。※動物の体調等により、体験を変更・中止する場合がありますので、予めご了承ください。馬の展示・ふれあいコーナー●ステージイベント獣医師のお仕事内容や外国の獣医療についてなど、わかりやすく紹介していきます。ステージイベント2023動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”公式ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月08日菓子の製造販売を行う、お菓子のふじいは、日本栄養精神医学研究会 会長・栄養専門精神科医の奥平 智之医師監修による鉄に着目した菓子シリーズ「テケジョスイーツ」を、2023年9月26日より自社ウェブサイトにて販売開始します。鉄欠乏女子を「テケジョ」と名づけ、女性の鉄欠乏への啓発活動を行う医師が監修鉄欠乏に詳しい奥平 智之医師が監修。「鉄欠乏の改善には、単に鉄を補うだけではなく、抗炎症対策も考慮して、鉄代謝を改善する必要がある。従来のスイーツには、鉄欠乏症の方には炎症の原因となる精製糖質や小麦粉が使われていることが多く、これらは控えるべきもの」との奥平医師の指導のもと、本商品シリーズは、単に鉄入りではなく、グルテンフリー・精製糖不使用にすることや、ラクトフェリン・食物繊維・オリゴ糖を配合することで「テケジョ」に配慮されたものとなっています。女性の場合、一般的に1日あたり10mg以上の鉄の摂取が推奨されているが、2019年の国民健康栄養調査によれば平均摂取量は6.2mgと4mgほど不足しているのが実態。「テケジョスイーツ」シリーズの菓子には一袋あたり4mgの鉄を配合しています(サプリメントにも使用実績のある太陽化学の鉄剤)。*菓子としては先駆的な取り組み「ラクトフェリン」配合鉄の吸収効率や腸内環境への寄与が研究報告されている「ラクトフェリン(※)」を配合。機能性素材として乳製品における配合実績は少なくないが、加熱に弱い性質から菓子製造では取り扱いが難しく、これまで使用が困難な素材とされてきました。当社では、菓子の製造法や工程を工夫することで、ラクトフェリン配合菓子の商品化を実現しました。※かまさる団子にはラクトフェリンを配合しておりません大切な人とシェアしたい、和菓子も洋菓子も入っている「テケジョスイーツ」のセット「テケジョスイーツ」は、ロールケーキ(3種)、かまさる団子(2種)、カスタード大福(2種)のラインナップで、今回発売するのは詰め合わせセット商品となります。当社代表・藤井 千晶は「お菓子は体に良くないイメージがあり、食事に気を使う方々の多くはお菓子を贈答用にしづらい現状と、健康に良いものは美味しくないという傾向を払拭したいとの思いがあった。材料にこだわり、製造を工夫。冷凍便で届いたら必要な分だけを解凍し、普通のお菓子と変わらず美味しく食べられる。健康に気を使う方への贈答にピッタリ。」とコメントしています。<種類>ロールケーキ:抹茶風・チョコ・ごま3種かまさる団子:ごま・きな粉2種カスタード大福:プレーン・抹茶風2種和菓子・洋菓子が混合するセット*限定100個のお試しセットが送料込み4,500円→2,980円で通販限定で提供鉄を気にしている女性にぜひ食べていただきたい、お菓子は好きだけど食べるのに罪悪感を感じている大切な方へのギフトにしていただきたい、ぜひお菓子を起点にお話で盛り上がってほしい。そんな思いで初回通販限定でお試しセットを提供します。■商品概要商品名: テケジョスイーツセット発売日: 2023年9月26日(火)種類: お試しセット、ギフト中、ギフト大価格: 【送料・税込み価格】限定100お試しセット4,500円→2,980円ギフト中6,500円ギフト大8,500円内容: *お試しセットロールケーキ3種各1×3個、カスタード大福2種各1×2個、団子2種各1×2個*ギフト中ロールケーキ3種各2×6個、カスタード大福2種各2×4個、団子2種各1×2個*ギフト大ロールケーキ3種各2×6個、カスタード大福2種各3×6個団子2種各3×6個販売場所: お菓子のふじい公式通販サイト・楽天通販サイト(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年09月27日鉄人28号やマジンガーZ、機動戦士ガンダムに代表される巨大ロボットアニメ。その日本独自のアニメーション文化を徹底解剖する展覧会『日本の巨大ロボット群像』が、2023年9月より福岡市美術館、2024年2月より横須賀美術館で開催される。「巨大ロボット」のデザインと映像表現の歴史を辿る本展では、ロボットアニメの元祖といわれる『鉄人28号』から近年のアニメーションに登場する巨大ロボットまで、その設定上の「メカニズム」と「大きさ」を軸に検証する。巨大ロボットという空想上の存在にリアリティを与えるため、どのような創意工夫が凝らされ、いかにしてファンを魅了してきたか。「巨大ロボットとは何か」を問いかける、かつてない展覧会だ。6月27日、本展覧会の記者発表が東京都内で行われた。登壇者は、本展監修者であり福岡アジア美術館学芸課長の山口洋三氏、ゲストキュレーターの廣田恵介氏、五十嵐浩司氏の3名。また、ゲストとして、メカニックデザイナーの宮武一貴氏が登場した。本展の見どころを情熱たっぷりに語った記者発表の様子をここで紹介したい。左から山口洋三氏、宮武一貴氏、廣田恵介氏、五十嵐浩司氏まず語られたのは、本展を作り上げる上で掲げたテーマだ。・巨大ロボットの“本物”を見た人はいる?・アニメの制作素材は、すべて2次元である。廣田氏は、「本物の巨人ロボットを見た人はいますか?」と記者たちに問いかけた。お台場の実物大ユニコーンガンダム立像をはじめ、数々の実物大の巨大ロボットが全国各地に存在するが、それらは立っているだけのモニュメントでしかない。ではテレビや映画館で見た巨大ロボットはどうか。どんなに大きなスクリーンに映し出されても、設計上の寸法とは程遠い。アニメの原画は?これもやはり本物のロボットとは言えないだろう。要するに、「巨大ロボットの“本物”は、人々の頭の中にしか存在しない」のである。「美術館という立体的な場所で、人の頭の中だけに存在する巨大ロボットの“本物”を展示するにはどうすればいいか、それを一番に考えた」と廣田氏は語る。原画を並べるだけでは表現できない、我々の頭の中にいる“本物”のロボットを体感できる展示。この前段を聞いただけで、誰もがワクワクするような内容だ。続いて、本展の見どころ4点が解説された。一つずつ順を追って紹介したい。① 巨大ロボットの「メカニズム」に注目!「飛び出す絵本の中に入り込んだ感覚を味わってほしい」と廣田氏。『勇者ライディーン』のゴッドバードを含む3種の形態を表現するため、三面の立体パネルを用意。アニメの制作資料を並べるだけでは伝えられないライディーンの変形の魅力を感じさせてくれるという。勇者ライディーン (C)東北新社ちなみに、本展で紹介するロボットは全て展示方法を変えているとのこと。それぞれのロボットに真摯に向き合う展覧会であることがわかる。② 気分はパイロット?ロボットの「大きさ」を体感できる!全国各地に存在する実物大のガンダム像は、足元から見上げることしかできない。しかしこの展覧会では、ガンダムをなんと地面に展示。来場者がその上を歩ける革新的な展示方法だ。「美術展に行くことの面白さは、自分の体を尺度にして展示物の大きさを体感できること。ぜひ自分の手や足とガンダムの大きさを比べてみてほしい」。そう廣田氏は語った。また、『太陽の牙ダグラム』の顔(=コックピット)の実物大模型も展示。アニメの設計寸法通りに制作中であるというその模型は、本展の関係者ですら、本当に人が入れるコックピットなのか、まだわからないという。アニメーション用に設計した巨大ロボットが、実際に存在したら、乗り込めるのか、座れるのか。本展に訪れて確かめてほしい。ほか、宮崎駿氏が生み出した『ルパン三世』に登場するロボット兵ラムダも実物大で展示される。③ 「内部メカ」にもえる!永野護氏が生み出したゴティックメード等、内部構造から逆算して考えられたロボットを、かなり大胆な展示方法で表現。ほか、ロボットが合体するシーンで緻密に描かれる内部構造にも注目。その見どころを集めた映像作品の上映もあるようだ。④ メカニックデザイナー・宮武一貴による圧巻の巨大絵画を展示!本展のために、日本を代表するメカニックデザイナーの宮武一貴氏が縦259㎝・横582㎝におよぶ巨大絵画を描き下ろした。宮武氏は「デザイナーとして巨大な絵を描くことは想定していない。描く姿に魂を与えられるかが課題だったが、描いているうちに宿るという自信があった。精神的にこたえるものもあったが、ペンを持つとからだが自然に動いた。皆さんにどう接してもらおうか思いながら描いた。完成した作品をぜひ会場で見てほしい」とコメント。廣田氏は、巨大絵画の制作を宮武氏に依頼した理由として、「巨大ロボットという架空のものを扱うにあたり、お寺の仁王像や日本橋の麒麟像のように、神がかったものを会場内に置きたかった。宮武さんはイラストレーターではなくデザイナー。宮武さんの絵は構造を伝えるための絵であり、巨大ロボット制作の出発点である。今回の展示のコンセプトを表現できるのはデザイナーである宮武さんであると考えた」と話した。また、宮武氏とイラストレーターの加藤直之氏が生み出した『宇宙の戦士』に登場する機動歩兵の展示も、加藤直之氏の全面監修で制作。機動歩兵に入れるような工夫を施した疑似装着システムなる展示も、会場でぜひ目の当たりにしてほしい。宇宙の戦士(1977年)加藤直之・宮武一貴 (C)スタジオぬえ以上が記者発表で語られた見どころである。本展で紹介される作品タイトル数は約45タイトル。これまでのロボットアニメ展とは全く違う展示になることは間違いない。我々の頭の中にしか存在しない巨大ロボットが、一体どのように目の前に現れるのか。9月9日の開幕が待ち遠しい。記者発表の最後に本展監修者の山口氏から伝えられたセリフを引用して、このレポートを締めたい。「刮目して待て!!」<開催概要>日本の巨大ロボット群像 -巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現-(英訳)Giant Robots: The Core of Japanese Mecha Anime〇巡回会場・会期福岡市美術館(2023年9月9日~11月12日)※チケット購入はこちら※チケットぴあ限定のお得な図録付きチケットは6月30日(金) 10時~数量限定販売横須賀美術館(2024年2月10日~4月7日)以降、京都(2024年夏)など追加巡回を調整中。●展覧会『日本の巨大ロボット群像』WEB::
2023年06月30日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。 このお話は作者リコロコさんに寄せられたエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじ赤ちゃんが生きられると知り、出産後の未来に思いをはせる芽衣。一時退院の日、迎えに来てくれた夫と一緒に医師たちの話を聞くことに。しかし、医師たちは否定されたはずの肺静脈閉塞(へいそく)症の話を始め…。■医師の説明を真剣に聞く■話が違う方向に!?芽衣が医師から聞いていたのは、「手術ができる」「手術すれば助かる」という内容。しかし、医師たちの説明はそれとは正反対のもので…!?次回に続く「天使が生きる奇跡」(全29話)は12時更新!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年05月06日佐賀県歯科医師会は、当会および佐賀歯科衛生専門学校の第3弾となる新しいプロモーションムービーが完成。2023年4月12日(水)より公開いたします。<佐賀県歯科医師会・佐賀歯科衛生専門学校ムービー第3弾>LOVE&TEETHDOTAMA氏歯科衛生士11万再生を達成した2018年公開の『佐歯子』、5.4万再生された2020年公開の『歯ミーゴ』に続く本作も、かつてないようなインパクトのある仕掛けをいたしました。今回はラップを制作し、作曲や演出には数多くのMCバトルで活躍中の人気ラッパーDOTAMA氏を起用。タイトルは、「LOVE&TEETH」。人々の歯の健康を守り、愛する職業でもある歯科衛生士の仕事の魅力を、ラップに乗せて紹介する内容になっております。「歯科衛生士」×「ラップ」という異色の組み合わせでより話題を形成しつつ、歯科衛生士として働く魅力を伝えられるようなムービーが完成しました。動画URL: 動画視聴はこちらLOVE&TEETH 二次元バーコードDOTAMA氏vs汚れた歯茎くん治療を受けるDOTAMA氏汚れた歯茎くん 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月12日公益財団法人日本城郭協会(理事長:小和田 哲男)は、小和田理事長を審査員長とする審査会にて第2回日本城郭協会大賞の選定を行い、日本城郭協会大賞に「久野城址保存会」の受賞を決定しました。併せて城郭城址の維持・整備を自主的に行うボランティア団体等を賞する日本城郭文化振興賞に「可児市山城連絡協議会」を、城郭文化の普及に寄与した個人・団体を賞する特別賞を「香川元太郎氏」と「島充氏」に授与することを決定いたしました。また、今回から城郭管理者として特筆すべき成果を挙げた自治体等を別枠で顕彰することとなり、「福島県白河市」と「福山城」に調査・整備・活用賞を授与することを決定し、本日4月6日(城の日)に発表しました。それぞれの受賞理由は以下の通りです。◆「日本城郭協会大賞」久野城址保存会(静岡県袋井市)久野城址保存会は昭和52年に宅地造成計画が持ち上がった城址を残すべく、当時約200人の地元有志で結成された団体。袋井市指定史跡化を目指した活動の結果、昭和54年に認定された。史跡化が実現して以降は、単に城址の保存と顕彰だけを目的とするのではなく、城址を地域のシンボルとして、地域活動や地域づくりの核と位置づけ、平成元年からは市全域の保存会へと飛躍・発展させるため、法人会員を募集する等、組織の強化・拡大を図るとともに、会員自らの会費により保存会活動を展開している。団体結成以来、地元の北小学校6年生を対象にした久野城教室を毎年開催したり、年数度の広大な城址の草刈りを行うなど、長きにわたる地道な取り組みを評価した。久野城址久野城址保存会 草刈り大作戦◆「日本城郭文化振興賞」可児市山城連絡協議会(岐阜県可児市)岐阜県可児市には、小さな村の城から地域支配の拠点となった大規模な城まで多様な城跡が残っている。とりわけ天正12年(1584)の小牧・長久手の戦いの際に改修された遺構が良好な状態で残っている城跡が多く、その特性を地域団体がよく理解し、継続的な整備活動を行っている。山城を地域の誇りとなる資源としてとらえる行政(文化財課・観光交流課)と連携し、保存と活用のバランスを考えた整備活動に取り組んでいる。また城跡の持つ魅力や整備活動の成果を多くの方に知ってもらう機会として、行政や専門家、企業や他地域の城跡の整備に関わる団体、山城ファンが一体となったイベント「山城に行こう」を開催しており、保存整備・活用のあり方のモデルとして評価した。可児市山城連絡協議会 ガイド風景可児市山城連絡協議会 久々利城守隊◆特別賞 香川元太郎(かがわ げんたろう)(イラストレーター)香川氏の姿なき戦国時代の山城を見事に可視化した鳥瞰イラストは、城ファンの理解の手助けになり、今や城の本質に迫るための教科書となっている。緻密で丁寧な作品群は専門家から信頼も厚く、イラストの範疇を超えた学術資料に匹敵すると評価する。同氏の長年にわたる膨大な山城イラスト作品制作実績を評価した。◆特別賞 島充(しま みつる)(模型作家)島充氏は城郭模型の製作を長年にわたって行っており、多くの作品が各地で常設展示あるいは巡回展示されている。島氏が製作した城郭模型は、天守や城郭建造物、あるいは城郭全体を対象としたものであり、その模型は復元模型・破損状況模型・再建工事中模型など多岐にわたる。特に天守および城郭復元模型は学術的成果物として他の模型製作者と一線を画すものである。復元模型の制作にあたって、島氏は古写真や古絵図などの各種資料を渉猟し、それをもとにして綿密な復元考察を行っている。その研究成果物である城郭復元模型は、それまでの復元研究で見落とされてきた点や誤って復元された点が完璧に修正されたものである。また、模型の製作技術は全国一と高く評価され、城郭のもつ荘厳さや華麗さにおいて実物を目の当たりにしているがごとくに詳細かつ写実的に再現しており、芸術作品としての価値をも示すものである。城郭復元模型の価値を学術的かつ芸術的水準に高めた点において、島充氏の業績は並ぶ者がないと高く評価した。◆調査・整備・活用賞 福島県白河市~東日本大震災で被災した石垣を復旧した白河小峰城跡~白河小峰城は史跡指定後の2011年3月11日に発生した東日本大震災で、東北地方の城郭の中でも最大級の被害を受けたが、2022年に本丸西側から北側にかけて取り囲む「帯曲輪」の整備が完了し、一般公開が始まった。石垣の再建は難しい作業となったが、震災から11年を経て完全復活を果たした。江戸時代の伝統工法を用いつつ、大きさや形状、加工の痕跡を記録する「カルテ」も作成された。これらの手法は、熊本地震で石垣が大破した熊本城(熊本県)、西日本を襲った豪雨や台風の被害を受けた丸亀城(香川県)などの修復にも参考とされ、石垣復旧のモデルケースとして認知されている。災害大国の日本で、大震災による苦難を経つつ、石垣という文化財を後世に守り伝える取り組みを評価した。◆調査・整備・活用賞 福山城福山城の天守外観復元 ~全国唯一の北側鉄板張りを復元~福山城は城郭自体は戦後の復元城ではあるが、福山藩の城下町としての町おこしが熱心で、市役所を中心に、市民も参加し、近年、オペラなどの文化事業にも取り組んでいる。2022年の事業の中心である「令和の大普請」の目玉として、かつて天守北側に張られていた黒塗り鉄板を復元。2022年8月、77年ぶりに真っ黒の頑丈そうな重みのある城壁が完成した。報道にも大々的に取り上げられ、全国に城郭の話題を提供した功績を評価した。受賞者の表彰は6月の日本城郭協会総会にて執り行う予定です。また、年末にパシフィコ横浜にて開催される「お城EXPO2023」(主催:お城EXPO実行委員会)にて受賞者による記念講演等を予定しています。◆第2回日本城郭協会大賞審査員小和田哲男(協会理事長・文学博士・静岡大学名誉教授)三浦正幸(協会評議員・工学博士・広島大学名誉教授)千田嘉博(協会理事・文学博士・奈良大学教授)中井均(協会評議員・滋賀県立大学名誉教授)加藤理文(協会理事・文学博士)小和田泰経(協会理事・静岡英和学院大学非常勤講師)萩原さちこ(協会理事・城郭ライター)安形哲夫(協会会員・株式会社ジェイテクト前社長)森忠彦(毎日新聞元編集委員)宮代栄一(朝日新聞編集委員)多可政史(読売新聞文化部)◆公益財団法人日本城郭協会日本城郭協会は、昭和30年に設立後、昭和42年に文部省の認可を受け、「日本および世界各国の城郭に関する研究、調査、啓蒙を通じて、民族、歴史、風土に関する知識の普及を図り、もって教育、文化の発展に寄与すること」を目的として城郭関連団体で唯一の公益財団法人として活動しています。主要な事業としては「日本100名城・続日本100名城」の認定とスタンプラリーの運営や「お城EXPO」「日本城郭検定」「城の自由研究コンテスト」の主催などを行っています。◆日本城郭協会大賞2022年に公益財団法人移行10周年を記念して城郭文化の振興に貢献した団体・個人を顕彰する制度として創設しました。第1回の日本城郭協会大賞は「大東市・四條畷市(国指定史跡につながった飯盛城跡の発掘・調査)」が受賞、日本城郭文化振興賞は「番場の歴史を知り明日を考える会(鎌刃城跡の啓発・普及・保存活動)」が受賞、そして日本城郭文化特別賞として「春風亭昇太師匠」が受賞しました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月06日「第46回日本アカデミー賞」の優秀作品賞上映会が、2月17日(金)から23日(木・祝)の期間、T・ジョイPRINCE品川にて開催されることが決定した。今回上映されるのは、主人公の弁護士が“ある男”の真実に迫っていくヒューマンミステリー『ある男』、庵野秀明が企画・脚本、樋口真嗣が監督を務めた『シン・ウルトラマン』、大泉洋&有村架純&目黒蓮&柴咲コウ共演の数奇で壮大なラブストーリー『月の満ち欠け』、辻村深月原作のアニメーション業界で奮闘する者たちを描いたお仕事ドラマ『ハケンアニメ!』、広瀬すず&松坂桃李W主演『流浪の月』という、優秀作品賞全5作品。『ハケンアニメ!』そして、受賞作品別のトークショーも、実に3年ぶりに開催。樋口真嗣監督、石川慶監督、廣木隆一監督、吉野耕平監督ら、優秀賞受賞作品に深く携わった登壇者が、作品への思いや見どころ、知られざるエピソードや撮影の舞台裏などを語る。上映会は、オンラインチケット予約「KINEZO」にて販売(オンライン、窓口とも上映日の2日前より購入可能)。トークショー付の回は、オンライン・窓口とも2月11日(土)より購入可能となっている。「第46回日本アカデミー賞優秀作品賞上映会」は2月17日(金)~23日(木・祝)T・ジョイPRINCE品川にて開催。「第46回日本アカデミー賞」授賞式は3月10日(金)グランドプリンスホテル新高輪にて実施。(cinemacafe.net)■関連作品:シン・ウルトラマン 2022年5月13日より全国東宝系にて公開Ⓒ2021「シン・ウルトラマン」製作委員会©️円谷プロ流浪の月 2022年5月13日より全国にて公開(c)2022「流浪の月」製作委員会ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会月の満ち欠け 2022年12月2日より全国にて公開©2022「⽉の満ち⽋け」製作委員会
2023年02月10日「リュイユ」とは、フィンランドの伝統ある織物の名称で、寝具や壁掛け、敷物などとして生活を彩ってきたテキスタイルのこと。そのリュイユの歴史を概観する日本初の展覧会が、京都国立近代美術館で、2023年1月28日(土)から4月 16日(日)まで開催される。今回紹介されるトゥオマス・ソパネン・コレクションは、フィンランド国立博物館と並び称される著名なリュイユ・コレクション。同展は、その所蔵品の中から、18世紀から現代までの作品約40点を厳選し、リュイユの歴史をたどる試みとなる。16世紀から寝具として身近にあったリュイユの歴史の転換期となったのは、1900年のパリ万博だったという。ロシア支配下のフィンランドが初めて独立したパビリオンを設けたこの万博で、画家アクセリ・ガッレン=カッレラがデザインした斬新な作品《炎》が、ナショナル・ロマンティシズムの一端を担い、リュイユが国家のアイデンティティを表す織物と見なされるようになったのだ。1917年にロシアから独立したフィンランドは、1950年代頃から、シンプルで美しく、機能的なデザインのプロダクトで国際的な評価を高めていく。ガラスや陶芸と並び、リュイユもその「フィンランド・デザイン」の一翼として、数々の国際展で受賞を重ねた。同展では、特に1950年代以降に国際的に活躍したデザイナーたちの代表作が多数並ぶのも見どころとなっている。色彩の豊かさや織り手の手技を間近で感じられるのも、大きな魅力だ。色の異なる1本1本の糸を織り合わせることで、まるで点描画のように多彩な階調の柔らかな色面が生まれるのが、リュイユの特色のひとつ。また、すべて手織りで制作された出品作からは、1879年の設立以来、伝統的な技術や装飾模様を守りつつ、新たなデザインの織物化にも取り組んできた「フィンランド手工芸友の会」の職人の真摯な仕事ぶりも見てとれる。写真では伝わらない微妙な色の階調と手技を、ぜひ会場で実見したい。ウフラ = ベアタ ・ シンベリ = アールストロム 《採れたての作物》 1972 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクション Photo: Katja Hagelstamイルマ ・ クッカスヤルヴィ 《ファサード》 1986 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクションPhoto: Katja Hagelstamリトヴァ ・ プオティラ 《赤い塔》 1960 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクションPhoto: Katja Hagelstamアイノ ・ カヤニエミ 《おとぎの国》 2015 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクションPhoto: Katja Hagelstamメリッサ ・ サンマルヴァーラ 《紅葉》 2020 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクションPhoto: Katja Hagelstam<開催情報>『リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション』会期:2023年1月28日(土)~4月16日(日)会場:京都国立近代美術館4F コレクション・ギャラリー時間:10:00~18:00、金曜(2月3日・10日、4月14日除く)は20:00まで(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般430円、大学130円※金曜は夜間開館割引あり公式サイト:
2023年01月10日展覧会の中止が相次いだ20年、21年を経て、再び多くの展覧会を見ることができるようになった2022年。さらに2023年もバラエティに富んだ展覧会が続々と開催される予定だ。ここでは、今年注目すべき展覧会のなかから、「日本美術」を中心に「ファッション」「建築」「現代美術」をテーマにした展覧会をピックアップして紹介します。※新型コロナウイルスの影響などにより、各展覧会の会期等が変更になる可能性があります。詳細は各展覧会の公式HPなどでご確認下さい。日本美術の分野では、画家の個性が際立つ展覧会が目白押しだ。まず最初に紹介するのは、修繕工事のため23年4月より長期休館に入る三菱一号館美術館で開催される『芳幾・芳年― 国芳門下の2大ライバル』(2月25日〜4月9日、北九州市立美術館7月8日~8月27日)。幕末を代表する浮世絵師、歌川国芳に学んだ兄弟弟子であり、良きライバルだった落合芳幾と月岡芳年。芳幾は明治に導入された新しいメディア「新聞」を舞台に新聞錦絵を描くようになり、一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓していった。同展では、30歳前後で明治維新を迎え、“最後の浮世絵師”と呼ばれる世代の二人の作品を紹介しながら、激動の時代に彼らがいかに浮世絵の生き残りを図っていったのか探っていく。高橋由一《鮭》重要文化財1877(明治10)年頃東京藝術大学蔵2022年は「国宝」を特集した展覧会が話題を呼んだが、2023年は「重要文化財」に焦点を当てた展覧会が開催される。東京国立近代美術館の『重要文化財の秘密』(3月17日~5月14日)では、高橋由一の《鮭》や、萬鉄五郎の《裸体美人》など、明治以降に制作され、重要文化財に指定された作品のみで構成される。しかし、重文に指定された作品のなかには発表当時は物議をかもした「問題作」だったものも多かったという。なぜ、問題作は「名品」と呼ばれるようになったのか?作品の魅力とともに、私たちの価値観の変遷にも迫っていく。北野恒富《五月雨》1938年、大阪中之島美術館大阪中之島美術館で開催後、東京へと巡回する『大阪の日本画』(大阪中之島美術館 1月21日〜4月2日、東京ステーションギャラリー 4月15日〜6月11日)は、近代大阪の日本画が会期中150余点も勢ぞろいする史上初の展覧会だ。北野恒富や島成園、菅楯彦や矢野橋村など、50名を超える大阪の画家たちの作品は、伝統や格式にとらわれず、自由でのびのびとした表現のものばかり。東京とも京都とも異なる、個性的な芸術や文化が育った都市・大阪生まれの日本画の魅力を浮き彫りにしながら、「大阪画壇」についても紐解いていく。甲斐荘楠音《幻覚(踊る女)》1920年頃、京都国立近代美術館一度見たら忘れられない強烈な妖艶さを漂わせる人物画で知られる“京都画壇の異才”甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)の実に四半世紀ぶりとなる大回顧展も大きな注目を集めそうだ。『甲斐荘楠音の全貌』(京都国立近代美術館 2月11日〜4月9日、東京ステーションギャラリー 7月1日〜8月27日)では、大正期から昭和期の京都画壇で活躍した、その画業についてのみならず、戦前に映画界へ転身を果たした映画人・演劇人としての甲斐荘についても光を当て紹介。近年発見された甲斐荘が手掛けた時代劇衣裳なども展示し、ジャンルを超えて鮮烈な個性を放ったその生涯を展観する。重要文化財《五百羅漢図》吉山明兆筆南北朝時代・至徳3年(1386)京都・東福寺蔵(中央)第1号幅※展示期間東京会場:3月7日(火)〜3月27日(月)京都会場:10月7日(土)〜10月22日(日)(右)第20号幅※展示期間東京会場:3月28日(火)〜4月16日(日)京都会場:10月24日(火)〜11月5日(日)(左)第40号幅※展示期間東京会場:4月18日(火)〜5月7日(日)京都会場:11月21日(火)〜12月3日(日)毎年、日本各地の古刹の名品を紹介する展覧会が開催されているが、今年は、鎌倉時代前期、円爾(えんに)によって開山され、京都五山のひとつに数えられる禅寺のひとつ、東福寺に注目だ。東京国立博物館で開催される特別展『東福寺』(3月7日~5月7日、京都国立博物館10月7日~12月3日)では、「画聖」とあがめられた絵仏師・明兆(みんちょう)の大作《五百羅漢図(ごひゃくらかんず)》の現存する全47幅を修理後初公開(会期中展示替えあり)するほか、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類の優品など、東福寺の寺宝約200件を紹介。大陸から日本に禅宗文化がどのようにもたらされ、花開いていったのかをじっくりと紐解いていく。そして、「いま」を如実に映し出す、現代アートやファッション、建築の展覧会も忘れてはいけない。ヤン・ヘギュ展示風景「ヘギュ・ヤン:コーン・オブ・コンサーン」マニラ現代美術デザイン美術館2020年撮影:アット・マキュランガン※参考図版『ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会』(森美術館 4月19日〜9月24日)は、知らなかった世界、見たことのなかった世界に触れるきっかけを作る展覧会。物事の見方や観点が複数化した現在、現代アートはもはや「美術」や「図画工作」の枠には収まりきらない存在となっている。この展覧会では、国語・算数・理科・社会などの学校の教科を現代アートの入口に設定。現代アートへの新しいアプローチの仕方も提案してくれる。また、展覧会では、展示作品の約半分が森美術館の収蔵品であることも注目ポイントだ。昨年もパリの一流メゾンを紹介する展覧会がいくつか開催されたが、2023年に登場するのは『イヴ・サンローラン展』(国立新美術館 9月20日〜12月11日)だ。イヴ・サンローランはわずか21歳でクリスチャン・ディオール(DIOR)のデザイナーに就任し、その後、自身のブランドを発表。以降「モードの帝王」として君臨し続けた。彼の没後日本初となる大回顧展では、イヴ・サンローラン自身によるルック110体のほかアクセサリー、ドローイング、写真などを一堂に紹介。ジャンプスーツやサファリルック、そして画家・モンドリアンの作品にインスパイアされたカクテルドレスなど、多様な文化や歴史から刺激を受けながら生み出された彼のクリエイションをたっぷり見られるのが嬉しい。《リトル・アイランド》2021年ニューヨーク撮影:ティモシー・シェンク建築のジャンルでは、『ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築』(東京シティビュー 3月17日〜6月4日)に注目したい。ヘザウィック・スタジオは1994年にロンドンで設立され、世界各地で革新的なプロジェクトを手掛けている今、世界で最も注目されているデザイン集団のひとつだ。2023年竣工予定の「麻布台ヒルズ/低層部」の設計など、日本でも活躍が著しい彼らの展覧会では、《上海万博英国館》や、《グーグル・ベイ・ビュー》など、主要プロジェクト28件を一挙に公開。さらに彼らが手掛け50年ぶりにデザインがリニューアルされたロンドンの2階建てバスの高さ4mを超える原寸大模型(部分)が東京シティビューの吹き抜け空間をいかして展示される予定だ。この記事で紹介した以外にも、さまざまな展覧会や芸術祭が全国各地で開催される。2023年も展覧会巡りを存分に楽しみたい。文:浦島茂世
2023年01月02日日本歯磨工業会(所在地:東京都中央区、会長:濱 逸夫)は、「歯みがきで心と体を健やかに」を目指すためのお口のケアのコツや歯みがきグッズの選び方・使い方などを親しみやすく楽しくご紹介する歯みがき情報サイト「みがこうネット」( )を全面リニューアルし、12月20日(火)に公開します。歯みがき情報サイト「みがこうネット」トップ画面「みがこうネット」では、毎年新たな情報を加えて充実化させてきた様々なお口の健康情報を14のコーナーに再編し、画像も増やして探しやすく見やすいデザインに一新しました。子育て、働く世代、シニアなど年代別のお口のケア、歯間ブラシや洗口液の選び方や使い方、子どもが喜んで歯をみがくようになると評判の「歯みがき電話」、アニメ、クイズ、おかず・おやつレシピなど、楽しくためになる多彩な情報が埋もれずに見渡せるよう配置しました。また、お口の健康について生活者の関心が高く検索されることの多い「だ液」「口臭」「むし歯」「歯周病」などのキーワードで知りたい情報を探せるようにしました。さらに、パソコン、スマートフォンなど、閲覧する端末の画面サイズに応じて、文字、画像のサイズやレイアウトを自動調整して見やすく表示するレスポンシブWebデザインを採用しています。「みがこうネット」は、今後も、お口のケアのコツや、お口の健康が心身の健康にどう寄与するかなどの健康情報を、クイズやイラスト募集などの参加型キャンペーンなども交えながら、楽しくわかりやすく発信してまいります。◆14のコーナーの概要紹介・年代別お口のケアのコツ:とっておきの歯みがきのコツを年代別に厳選して楽しく紹介・歯みがきグッズ選び方・使い方:ハミガキ・ハブラシ・洗口剤・歯間清掃用具を解説・パパ・ママ・キッズ歯育て講座:妊婦と0才~12才の子どもの歯みがきを先輩ママが伝授・みがかない子に「歯みがき電話」:お子さまの歯みがきを楽しく応援する娯楽ツール・お口の健康「シニア講座」:シニア世代の歯と口に起こることやお手入れのコツを紹介・アニメ「がんばれ!みがく君」:ビジネスマンみがく君と同僚の楽しい歯みがきドラマ・むし歯予防「フッ素講座」:むし歯予防に効果のあるフッ素の安全性や効果を解説・歯みがきクイズ:何度でも挑戦して答えていくことで歯みがきの物知り博士になれる・歯医者さんに行こう!:予防歯科、ホワイトニング、矯正、インプラントなどを紹介・紙で工作「歯みがきカレンダー」:立体工作のカレンダーで毎日の歯みがきをチェック・人に教えたくなるお口の健康豆知識:だ液、口臭、むし歯、歴史、雑学知識を紹介・おかず・おやつレシピ:かむ食感や栄養がテーマの簡単クッキングレシピ集・はみがきQ&A:ハミガキに関するよくあるご質問への一問一答集・キャンペーン:プレゼントなどがもらえる年2回実施の参加型キャンペーンを紹介◆キーワードで探すインターネット検索で「みがこうネット」に来訪する方の多くの方が入力するキーワードを中心に「だ液」「口臭」「むし歯」「歯周病」「シニア」「子ども」「おとな」の7つのキーワードでコンテンツを探せるようにしています。◆日本歯磨工業会について国民の口腔衛生の普及・向上に寄与するとともに、健康産業として歯磨及び関連業界の発展を図ることを目的とした団体で、行政官庁、関連業界、消費者団体等との情報交換、歯磨剤に関する情報提供、口腔衛生に関する健康啓発情報の情報発信を行っています。例えば、毎年6月4日から始まる「歯と口の健康週間」に協力し、歯磨剤を通じての口腔衛生の普及・向上を図るキャンペーンを行い、ISOなどの国際会議で歯磨剤等の国際規格作成にも協力しています。1971年6月に設立、会員14社、賛助会員14社が参加し、業務委員会、広報委員会、広告委員会、技術委員会、薬事委員会で活動しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月20日大ヒットのドラマ「賢い医師生活」で医師たちを演じたチョ・ジョンソクをはじめ、ユ・ヨンソク、チョン・ミド、チョン・ギョンホ、キム・デミョンが病院から山村に場所を移し、自給自足の生活をスタートするバラエティ番組「賢い山村生活」がDVD-BOX発売決定、各動画配信サービスにて配信されることになった。「応答せよ」シリーズなど、韓国で大ヒットドラマを連発するヒットメーカーのシン・ウォンホ監督が手掛けた「賢い医師生活」は、韓国で社会現象となるヒットとなったドラマ。日本でもNetflixで配信されたシーズン2は、常にTOP10入りを記録するほどの人気作に。そんな大人気ドラマのキャストたちが、シーズン2の最後の撮影を終えた後に、山の中にある「三食ハウス」に再集合!芸能人が田舎に行って基本自給自足で生活し、調理も自分たちが行い、1日3食ご飯を食べるというナ・ヨンソクPDが手掛ける人気シリーズ「三食ごはん」とのスペシャルコラボが実現した。「賢い医師生活」ファン必見の裏話や仲良しトークが満載!本作に登場するのは、「賢い医師生活」の“99ズ”たち。99ズとは、チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ミド、チョン・ギョンホ、キム・デミョンが演じたソウル大医学部の1999年入学の同期生である5人の医師たちのこと。99ズを支えた周りの出演者たちもゲストとして登場する。忙しい中「三食ハウス」にやってくるゲストや、撮影のため遅れてやってくる99ズのメンバーを迎える出演者など、ドラマの撮影現場が雰囲気や、キャスト同士のチームワークの良さ、仲の良さが見ていてほっこりするようなシーンが盛りだくさん。また、三食ハウスではちょうど放送中だった「賢い医師生活 シーズン2」を一緒に見ながら、思い出話や、ファン必見の撮影の裏話などが盛りだくさんとなっている。ビジュアル最高!味も最高!出演者が作る料理にも大注目「三食ごはん」は芸能人が自ら作る料理も大きな見どころ。「賢い山村生活」でも99ズのメンバーが、材料集めから調理まで一生懸命に作る料理に大注目!時々、ゲストにも手伝ってもらいながらも出来上がった料理は、どれも美味しそうなものばかり。まるでグルメ番組のような料理を見ながら堪能できる。「賢い山村生活」DVD-BOXは2023年2月24日(金)より発売(全9話)。同日より各動画配信サービスにて配信開始(※一部実施していないサービスあり)。価格:10,780円(税込)/9,800円(税抜)発売・販売元:TCエンタテインメント(text:cinemacafe.net)
2022年12月11日日本舞踊家集団 弧の会による、『弧の会 日本舞踊公演 コノカイズム~弧の会 ジュニア育成プロジェクトVol.2~』が2022年12月27日 (火)にかめありリリオホール(東京都葛飾区亀有3丁目26番1号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 日本舞踊の普及と新たな創造に挑む 男性舞踊家ユニット<弧の会>ジュニア育成プロジェクト第二弾!本公演は《次世代への継承》を主軸とした企画【ジュニア育成プロジェクト公演】と銘打ち、昨年東京銀座にて開催され大好評を得、本年もVol.2公演として【かめありリリオホール】に弧の会&ジュニアが登場!!演目『若獅子』流派を越えて結成された若手邦楽囃子方集団・若獅子会の創作曲 に共鳴した弧の会が、五穀豊穣、疫病退散などを祈りつつ舞われる「三番叟」をベースに振付を施し、「御柱祭」に次ぐ回数の上演を 重ねています。 伝統文化の未来を見据えつつ清新に舞い踊ります。『二つ巴』「二つ巴」とは大石内蔵助…大石家の家紋。『仮名手本忠臣蔵』で有名な「七段目」と「十一段目」を日本舞踊化した作品。内蔵助が祇園一力茶屋で遊興に耽りつつ討入に向けた準備や駆け引きを行う場面、そしてクライマックスの討入を素踊り・群舞で表現します。『渦潮』穏やかな海から渦潮へ。阿波踊りの賑いに、渦潮に住む竜神も示現し共に舞い踊る。 再び静かな海に戻り巡礼の旅は続く…。巡礼の人々が眼にしたさまざまな光景をモチーフに若獅子会が作曲、弧の会が振付しました。今回はジュニアが果敢に挑みます。『御柱祭』長野県諏訪市に伝わる天下の奇祭「御柱祭」をモチーフとした弧の会の代表作。神への祈りと祭に命を懸ける男たちの熱い姿を、鼓童の楽曲を用いて舞踊化。日本舞踊の創作作品としては類を見ない80 回に迫る再演を全国各地で重ね、大反響を呼んでいます。日本舞踊家集団弧の会特色の異なる数々の流派が存在する日本舞踊界において「日本の踊りの素晴らしさを未来へ繋げよう」という熱い思いから、第一線で活躍中の男性舞踊家たちが流派を超えて結集したユニット。1998年結成以来、紋付・袴のみの「素踊り」を基本に、迫力に満ちた新作舞踊を次々と発表。昨年より「弧の会ジュニア育成プロジェクト」を立ち上げ、日本舞踊家を目指す次世代の育成に着手するなど、普及活動にも幅広く精力的に取り組んでいる。その活動の方向性とクオリティは各方面より高い評価を受け、熱い注目を集めています。公演概要『弧の会 日本舞踊公演 コノカイズム~弧の会 ジュニア育成プロジェクトVol.2~』公演日時:2022年12月27日 (火)17:30開場/18:00開演会場:かめありリリオホール(東京都葛飾区亀有3丁目26番1号)■出演者日本舞踊家集団 弧の会(泉 徳保、市山 松扇、猿若 清三郎、西川 扇衛仁、西川 大樹、花柳 榮輔、花柳 寿美藏、藤間 勘護、藤間 章吾、藤間 仁凰、若柳 吉優、若柳 里次朗)弧の会ジュニア(泉 寛裕、市山 幸、市山 扇雄右、今給黎 知季、岡田 美桜、猿若 瑛貴、西川 一樹、西川 央樹、平部 咲樹、牧 緒理英、吉岡 可穗、若柳 吉優也、若柳 元秀)■スタッフ企画・構成・演出/弧の会舞台監督・美術/滝善光照明/原昌男音響/宮崎裕之(predawn)主催・制作/古典空間チラシデザイン/天ほか■チケット料金一般前売:5,000円当日:5,500円小学生~大学生:1,000円(全席指定・税込)【カンフェティ 良席多数あり!】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月12日「文化と伝統としてのウィーン舞踏会」など、オーストリアの文化を日本に紹介する日本・オーストリア文化交流会~クライネ・クローネ(代表:クローネマキコ、本部:東京都千代田区)は2022年11月12日にウィーン舞踏会 in東京を開催します。ウィーン舞踏会 in東京は、ウィーンの社交界文化としての舞踏会という世界を楽しんで頂く機会を創出することを目的として、クライネ・クローネが2010年から毎年開催している、日本で唯一の「夜会」です。今年はオーストリア大使館関係者やウィーンの元貴族もご招待し、通常のイブニングパーティーやダンスパーティーとは異なる日本では希少な、大変華やかな“非日常”の場です。女性はイブニングドレス、男性は蝶タイで正装し、オーストリアのワインや料理、ウィンナーワルツを楽しんで頂く、しかも、踊れなくても楽しめる場となっています。東京・神戸合わせて今年で15回目となる「夜会」は、ウィーンオペラ座舞踏会(オーパンバル)が、2023年に三年ぶりに開催されることを願いつつ開催いたします。2021年「ウィーンの夜会」~クライネ・クローネ20周年+1を記念して~での、ダンスパフォーマンス■ウィーン舞踏会inTokyoについて<名称>“ウィーンの夜会 2022”~オーパンバルに思いを馳せて~Der Wiener Abend 2022 -Mit den Gedanken am Opernball-<日時>2022年11月12日(土)受付開始・ドアオープン 17:40、開始18:00<場所>学士会館201号室 東京都千代田区神田錦町3-28Tel:03-3292-5936<内容>ウィーン舞踏会風オープニング、オペラ曲など演奏、ヨハン・シュトラウス協会による舞踊披露、ウィンナーワルツとカドリールタイム、他。お食事(ビュッフェ)とフリードリンク付き<規模>数十名(昨年の実績、コロナ前は100名以上)<ドレスコード>【女性】ロング・イブニングドレス【男性】燕尾服、タキシード又はダークスーツに蝶ネクタイ後援:オーストリア大使館文化部/オーストリア文化フォーラムウィーン市詳細: をご覧ください。<ご参加費>クライネ・クローネ会員 15,000円 非会員 17,000円(学割あり)ビュッフェのお食事の様子■お申し込み方法以下URLよりお申し込みください。 締め切り:11月5日(土)、それ以前でも定員となりました時点で締め切らせて頂きます。※新型コロナウイルス感染症対策につきましては、学士会館のガイドラインに則ります。※夜会の翌週11月19日(土)には、ウィーンからこの「夜会」のために来日するウィーンの元貴族でありダンスインストラクターによる、マナーセミナー&ウィンナーワルツレッスンも開催します。■日本・オーストリア文化交流会~クライネ・クローネについて2000年11月にクライネ・クローネ(小さな王冠、の意味)として設立、2010年1月に現名称に改称。ヨーロッパ社交界や舞踏会に憧れる方々への情報提供や参加コーディネート、デビュタント*も送り出している。国内では、オーストリアの文化を紹介し楽しむセミナーや交流会等の各種イベント、ウィーン舞踏会を再現したフォーマルな「夜会」、宮廷風ダンスやウィンナーワルツ練習会等の活動を、オーストリア大使館の協力も得ながら展開。代表のクローネマキコはタウンFMラジオ番組に毎月出演、オーストリア・ウィーン文化についての楽しいトークを披露している。*デビュタント:“社交界デビューする人”の意味。かつては王侯貴族の子女たち。現代でも白いドレスと王冠で踊る■代表クローネマキコのプロフィール日本・オーストリア文化交流会~クライネ・クローネ代表。日本カドリールダンス協会主宰。銀行員時代に、「お婆さんになってしまう前に!」とウィーン舞踏会参加の夢を自身で叶え、これまでに渡墺50回以上、オペラ座舞踏会など参加120回を超える。王宮舞踏会にて「デビュタント」も経験。現地貴族や、ハプスブルグ家末裔のプリンセスとも交流がある。国内外での様々なイベント開催を通じ、社交文化と文化交流の普及促進をしている。2019年には「マツコの知らない世界」でも紹介された。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月27日日本キレーション協会(所在地:東京都渋谷区、代表:満尾 正)は、2022年11月5日(土)・6日(日)にZoomオンライン形式で医師・歯科医師・医療従事者向けに『第18回キレーション治療セミナー』を開催します。第18回キレーション治療セミナー【プログラム】抗加齢医学会 認定単位:入門編 3単位、応用編 2単位※プログラムは予告なく変更になることがあります。※原則、全時間ご視聴いただくことによって単位付与となりますので、ご注意ください。◆入門編◆日時:11月5日(土)10:00~18:1510:00~10:45 「キレーション治療の概要と歴史」10:45~11:30 「代表的キレート剤の薬理作用」11:45~13:00 「有害金属汚染とキレーション治療」14:00~15:00 「動脈硬化とキレーション治療」15:00~15:45 「点滴の具体的な方法と注意点」16:00~16:45 「キレーション治療とアンチエイジング医療」16:45~17:30 「キレーション治療と発達障害治療」17:30~18:15 「症例検討&ディスカッション」講師:満尾 正(日本キレーション協会世話人代表/満尾クリニック院長)◆応用編◆日時:11月6日(日)8:55~15:05 敬称略08:55~09:00 開会の言葉09:00~10:00 「終末糖化産物(AGE)を標的とした抗加齢医療-TACT研究が教えてくれること」山岸 昌一(昭和大学医学部)10:00~11:00 「Repurposing existing prescription drugs for longevity」Terry Grossman(Grossman Wellness Center)※同時通訳あり11:00~12:00 「アンチエイジングにおけるビタミンKの新たな役割」東 浩太郎(東京大学老年病科)12:00~13:00 休憩13:00~14:00 「新型コロナの今後とワクチンの問題点」岡田 正彦(新潟大学)14:00~15:00 「ヘルスサイエンスからビジネスを創る!」坪田 一男(株式会社坪田ラボ)15:00~15:05 閉会の言葉▼セミナーチラシはこちらから▼ ▼お申込みはこちらから▼ 【キレーション治療について】1940年代から始まったEDTA キレーション治療は、当初、鉛中毒患者の治療として使用されていましたが、1950年代にこの治療が心臓疾患など動脈硬化を原因とする心臓血管疾患に有効ではないかという報告がなされ、動脈硬化に対する治療としても応用されてきました。その後1970年代に入るとこの治療に関する学会が発足し、安全で効果的なEDTAキレーション治療が確立されました。この学会はその後名称を変え、現在はACAM(American College for Advancement in Medicine)として統合医療の最新情報を発信しています。国内では日本キレーション協会(代表:満尾 正先生)がキレーション治療を適切に行う医師の育成並びに医師向けにキレーション治療に関する最新情報を発信しています。▼日本キレーション協会▼ 【キレーション治療に関する代表的文献】Effect of disodium EDTA chelation regimen on cardiovascular events in patients with previous myocardial infarction: The TACT Randomized TrialJAMA. 2013 March 27; 309(12): 1241-1250. 『第18回キレーション治療セミナー/日本キレーション協会主催』■開催日時 :入門編/2022年11月5日(土)10:00~18:15、応用編/2022年11月6日(日)8:55~15:05■形式 :Zoomを活用したWEB開催■対象 :医師・歯科医師・看護師・その他医療従事者※看護師、その他医療従事者の方でもセミナーに参加していただくことは可能ですが、当会への入会資格は医師・歯科医師のみとなります。■単位 :日本抗加齢医学会 専門医/指導士 入門編 3単位、応用編 2単位■通常参加費 :【1】入門編のみ または 応用編のみ 参加・会員価格 12,000円・非会員価格 26,000円【2】入門編・応用編 両方参加・会員価格 20,000円・非会員価格 35,000円※現在「日本キレーション協会」の会員でない方も、入会手続きをしていただいた後(年会費12,000円)、会員価格にてお申込みいただけます。新規会員へのお申込みは下記リンクより申請をお願いいたします。 ※参加登録期間/2022年11月2日(水)23:59まで■認定試験 実施期間:2022年11月7日(月)~20日(日)■開催場所 :WEB開催■申込期限 :2022年11月2日(水)※下記リンクの「実施要項」をお読みいただき、参加申込ページのオプションよりお申し込みください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月06日医師向けキャリア支援サービスなどを提供する株式会社メディウェルは、「医師の開業」に関する医師1,645名へのアンケート結果を公表しました。開業医のメリット・デメリットや開業時の注意点とは?医師1,645名への開業に関するアンケート結果開業は医師にとってキャリアの有力な選択肢の1つとなっており、国内の医師全体の2割強が「診療所の開設者又は法人の代表者」となっています(2020年医師・歯科医師・薬剤師調査より)。今回の調査では、医師がどのような理由から「開業する・しない」を決めているのかといったことや、開業のメリット・デメリットなど、医師のキャリアにおける「開業」の実情が明らかになっており、今後開業を検討する医師をはじめ、独立を検討する多くの職種の人にとっても参考になる内容といえます。調査の概要については、以下のようになっています。■調査概要調査内容 : 医師の開業に関するアンケート調査調査対象 : 株式会社メディウェルに登録している医師会員調査時期 : 2022年8月15日~2022年8月30日有効回答数: 1,645件公開URL : ■結果の概要・開業経験のない医師のうち、「開業したい」医師は17%、「機械や条件が合えば開業することも考えている」医師は39%と、半数以上が開業をキャリアの選択肢として視野に入れている。・開業したい医師の理由としては、「自分の裁量・自由の大きさ」「金銭面のメリット」「開業している実家を継ぐ」「自分のやりたい医療ができる」「地域医療への貢献」「老後の準備、定年後のキャリア」「勤務医や現在の職場にいることへの限界」など。・開業したくない医師の理由としては、「開業に伴うリスク」「経営が大変/経営に向いていない」「管理や人を雇うことが大変」「年齢的に厳しい」「自分の専門分野ややりたい診療が開業に向かない」「勤務医・現職に満足している」「開業の知識・ノウハウがない」「体力・健康面の問題」「開業に必要な資金がない」など。・開業経験のある医師のうち、開業したことについて「良かった」が50%、「どちらかといえば良かった」が35%と、合わせて85%の医師が開業して良かったという結果。開業の経験(調査対象者属性)開業の意向開業して良かったか■自由回答(一部)【開業に関して印象に残っているエピソード】・気に入った物件があったが、契約直前に大家が競合相手に寝返ってしまい、その後1年間アルバイト暮らしを余儀なくされた。(50代男性、一般内科)・父の急逝で、県庁に廃院届と開業届を同時に提出。(60代男性、一般内科)・最初に雇った事務がフレネミーで危うく潰されかけた。(40代男性、一般内科)・研修した病院の近くで開業したので最初から患者さんが多かった(60代女性、心療内科)・病院では大人しいのに、開業医相手だと横柄になる患者および医療者。(40代男性、泌尿器科)本調査の詳細に関しましては以下のURLをご参照ください。 ■引用・転載時のお願い・本調査結果の引用・転載時には、「株式会社メディウェル」による調査である旨の明記をお願いいたします。・WEB上での引用・転載を行なう場合には、「株式会社メディウェル」による調査である旨の明記と、引用元のURL( )へのリンク付与をお願いいたします。■サービス・会社概要【医師転職ドットコム】URL : サイト概要: 2004年より運営している会員数50,000人以上の医師向け転職支援サイト【会社概要】企業名 : 株式会社メディウェル( )所在地 : 〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西5丁目2番地 興銀ビル9階事業内容: 医療機関を対象とした経営コンサルティング事業、病院経営に関する情報発信、医療従事者の紹介事業、医療関係職員の研修、セミナー並びに各種イベント企画、立案代表者 : 代表取締役 中村 知廣 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日公益社団法人 日本獣医師会は、2022年10月1日(土)上野恩賜公園にて「2022動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”」を開催します。会場では、1日獣医師体験コーナー、馬の展示・ふれあいコーナー、ステージイベントなどのコンテンツを予定しています。2022動物感謝デー 公式ホームページ: このイベントは、動物及び獣医師の役割に対する理解を深め、人と動物が共生する、よりよい社会の現実を目指すことを目的としたもので、今年で16回目を迎えます。(14・15回目は新型コロナウイルス感染症のまん延防止対策の観点から、開催中止となりました)前回の駒沢公園での開催時には、ファミリー層を中心に1万5千人もの方々にご来場いただき、人と動物のふれあいを実際に体験いただきました。今年初の上野恩賜公園での開催にあたり「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」をテーマに、人と動物が健康に暮らすために獣医師がどのような活動をしているのかをステージイベントやブース展示でわかりやすく楽しく紹介します。◆名称 :「2022動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”」◆日時 :2022年10月1日(土)10:00~17:00 ※雨天決行◆テーマ :「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」◆場所 :上野恩賜公園◆入場料 :無料、ペット同伴可◆開催内容 :1日獣医師体験、馬の展示・ふれあい、ステージイベント など◆同時開催 :令和4年度 動物愛護週間 中央行事(ステージイベント)◆主催 :公益社団法人 日本獣医師会【主なイベント内容】●1日獣医師体験コーナー毎年、お子様に大人気のコーナーです。白衣を着て、聴診器でペットの心音を聞く等、獣医師のお仕事を体験することができます。お仕事体験の後は、白衣姿で記念写真を撮ることができます。※事前予約制となります。詳しくは公式HPにてお知らせいたします。1日獣医師体験コーナー●馬の展示・ふれあいコーナー馬とのふれあいを体験することができる人気のコーナー。一緒に写真撮影もできます。※動物の体調等により、体験を変更・中止する場合がありますので、予めご了承ください。馬の展示・ふれあいコーナー●ステージイベント獣医師のお仕事内容やしつけ方教室など、実演を通して分かりやすく紹介していきます。ステージイベント2022動物感謝デー 公式ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月20日東京書籍株式会社(代表取締役社長:渡辺 能理夫)は、2025年日本国際博覧会(以下 大阪・関西万博)において、大阪府・大阪市・2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会が出展する「大阪パビリオン」に協賛し、出展参加することをお知らせいたします。大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催され、Society5.0に向けた実証の機会として、一人ひとりがよく生き、多様性を認め合い、持続可能な社会を共創していく「未来社会」の実現に向けた取り組みが展開されます。なかでも、「REBORN」を出展テーマとする「大阪パビリオン」では、「いのち」「健康」を軸に、未来社会の新たな価値の創造、well-beingの向上への取り組みが展開されます。東京書籍はこれらの主旨に強く共感し、「Own Education , Own Life(自分らしく学び・教え、自分らしく健やかに生きる社会)」を出展テーマとして、大阪・関西万博「大阪パビリオン」に出展参加することを決定いたしました。「教育と文化を通じて人づくり」を企業理念とする当社は、110年以上にわたって、日本の教育の根幹である教科書事業を柱として成長してまいりました。「大阪パビリオン」への出展参加を通して、個別最適化された新しい学びの在り方を創造・提供し、教科書や学校教育にとどまらず、100年200年先も日本の教育・文化に広く貢献し続けられる企業となることを目指します。今後は、「大阪パビリオン」との共創を通じて、新しい教育・学びの在り方を広く世の中に問い、現在そして未来の社会へ貢献できるよう、取り組んでまいります。■2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)について主催 :公益社団法人2025年日本国際博覧会協会テーマ :いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)コンセプト:People's Living Lab(未来社会の実験場)開催期間 :2025年4月13日(日)~10月13日(月)184日間開催場所 :大阪府大阪市夢洲地区■大阪パビリオンについて出展者 :大阪府・大阪市・2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会出展テーマ:REBORN 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月20日6月14日、秋篠宮家の次女・佳子さまが公益社団法人日本工芸会の総裁に就任された。日本工芸会の総裁は、姉の眞子さんが’16年から務めていた。眞子さんは小室圭さんと結婚会見を開いた昨年10月26日をもって、日本工芸会の総裁及び日本テニス協会の名誉総裁を退任した。小室さんとの結婚を機に眞子さんが皇籍を離脱したことに伴い、佳子さまは日本テニス協会の名誉総裁を引き継がれたが、日本工芸会の総裁は眞子さんの退任後は空席となっていた。今回、佳子さまが就任された経緯について、皇室担当記者が言う。「’17年に眞子さんが日本工芸会から作品や技術の説明を受けた際、佳子さまも同席されていました。そのような縁もあり、同会は宮内庁を通じて佳子さまに総裁就任のお願いをしたようです。佳子さまが団体の総裁となられるのは、今回が初めてです。就任に伴って、毎年9月に行われる日本伝統工芸展での総裁賞の選定や、授賞式に出席されることとなります。佳子さまも伝統工芸に関心がおありのようで、今後の活動に期待が寄せられています」佳子さまが眞子さんから引き継がれた公務はこれだけではない。佳子さまは昨年11月、前回まで眞子さんが出席してきた「第4回 みどりの『わ』交流のつどい」にオンラインで参加され、こうビデオメッセージを寄せられた。「みどりは多様な生き物のすみかであるとともに、地球温暖化や自然災害の防止に寄与しています。また、日々の暮らしに潤いを与えてくれる大事な存在です」佳子さまはこの日、眞子さんが前回の表彰式で着用していた洋服をお召しになられていた。「第1回目から出席してきた眞子さんの話を参考に、佳子さまはお言葉を考えられたそうです。ご公務での活躍が目立つ佳子さまですが、昨年5月からは『全日本ろうあ連盟』の非常勤嘱託職員として働かれています。社会人となられた佳子さまが眞子さんの公務を次々と引き継がれるお姿には、“姉の思いを受け継ぐ”という思いものあるのではないでしょうか。眞子さんは大学卒業に際して、公務について《声をかけて下さる方々に少しでも良かったと思って頂けるよう、可能な限り力を尽くすことが出来ればと思っております》と述べていました。その言葉の通り、卒業後は博物館に週3日勤務しながら公務にも励んでいました。そのような真摯な眞子さんの姿勢に、佳子さまは影響を受けられたのかもしれません」(前出・皇室担当記者)小室夫妻の結婚当日の朝、宮廷の玄関先で眞子さんを笑顔でハグされた佳子さま。さらに、《姉は、これまでもこれからも、自分にとってとても大切な存在です。一緒に楽しい時間を過ごせましたし、姉がいてくれたおかげで救われた気持ちになったことが多くありました》とのコメントも発表されていた。愛する姉の意志を受け継ぎ、佳子さまは皇族としての責務を全うされようとしている。
2022年06月15日中国のアート市場に強みを持つHRD Artist Label[日本国内法人:HRD ART株式会社(本社:東京都中央区)]は、日本の若手アーティストの展覧会「蝉鳴(せみなり)」を2022年6月17日(金)から7月10日(日)まで、台北市のホテル「美寓meistay」とともに同ホテルにて開催します。6月1日より入国制限の緩和が発表されましたが、まだ海外旅行は少し先になりそうな昨今。ひと足早く、日本人アーティストの作品が海を越え、台北市のホテルを彩ることになりました。ホテル宿泊者だけでなく、ホテルを訪れる様々な方も見ることができます。一部作品は展示終了後、ホテルの所蔵作品となる予定です。蝉鳴(せみなり)メインビジュアル■「蝉鳴(せみなり)」開催概要展覧会名:「蝉鳴(せみなり)」開催日時:2022年6月17日(金)から7月10日(日)まで。各日13:00から18:00まで会場名 :ホテル「美寓meistay」主催 :HRD Artist Label、美寓meistay協力 :BoonBoon Art、TimeArt出展アーティスト:丸山純奈、金田涼子、黒木美都子、Yokoteen、スズキエイミ、安藤万実、林果林、新海至人、田村勇太、許嘉維ホテル「美寓meistay」ホテル「美寓meistay」■「蝉鳴(せみなり)」案内文この度、ホテル「美寓meistay」はリニューアルオープンにあわせ、HRD Artist Labelプロデュースで展覧会を開催します。テーマを「蝉鳴(せみなり)」とし、土の中で成長してから出てくる蝉の姿と、若手アーティストの努力の姿を重ね、これから活躍が期待できる日本の若手アーティストの作品を展示します。メイン会場はホテル14階で、ホテル宿泊者以外にも訪れる方など広くご覧いただけます。台湾地域のアート市場は先月開催されたアートフェア「Taipei Dangdai(台北當代)」をはじめ、活気に満ちており、特に日本のアーティストは人気があります。今後そうした人気アーティストの仲間入りをすると思われるアーティストを選出しました。■HRD ART株式会社についてHRD Artist Labelは、新世代のアーティストのプロデュースとマネジメントを手がけるアートカンパニーです。アーティストの学術的な発展を重視しつつ、現代の美意識のトレンドとリンクさせ、コレクターたちに潜在的可能性に満ちた作品を提供します。激動の中国現代アート市場での5年間にわたる安定した運営を経て、HRD Artist Labelは業界内で広く知られるようになり、丸山純奈や金田涼子、鄒雅埼といった所属アーティストは作品発表のたびに大きな話題を巻き起こしています。会社名 : HRD ART株式会社所在地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目13番16号 銀座wallビル UCF5階設立 : 2021年9月E-mail : info@hrdart.co.jp URL : Instagram: 事業内容 : アーティスト関連業務の代理運営、プロモーション、作品展の開催、その他関連業務 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月10日