第69回カンヌ映画祭「ミッドナイト・スクリーニング部門」にてプレミア上映されるや、すぐさま20世紀FOXやソニーなど名だたる映画スタジオがリメイク権の争奪戦を繰り広げ、世界150か国以上から買い付けオファーが殺到、各国で大ヒットとなった『新感染 ファイナル・エクスプレス』。9月1日(金)からの日本上陸を前に、本作のオープニングに登場する衝撃の“第1感染者”の姿が大公開!ある意外な人物であることが分かった。ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXの車内で突如起こった感染爆発。疾走する密室と化した列車の中で凶暴化する感染者たち。そんな列車に偶然乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして高校生の恋人同士…果たして、彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか?目的地まではあと2時間、時速300km、絶体絶命のサバイバル。愛するものを守るため、決死の闘いがいま、はじまる――。すでにハリウッドリメイクも決定しており、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督をはじめ、世界の名だたる目の肥えた映画関係者も唸りまくったノンストップ・サバイバル・スペクタクル・アクションとなる本作。その圧倒的なオープニングに登場する、第1感染者の場面写真が公開された。まだ夜明け前のソウル駅、高速鉄道KTX101号は定刻5時30分に駅を後にするが、その発車直前、挙動不振な女が列車に駆け込んでくる。気づいた者は、1人もいない。何者かに足を噛まれた女はトイレに駆け込み、「ごめんなさい…ごめんなさい…」と口走りながらも、なんとか正気を保っているように見えたが、やがて…。この第1感染者役でカメオ出演を果たしたのは、日本をはじめ中国やベトナム、世界各国で次々にリメイクされた映画『怪しい彼女』のシム・ウンギョン!マスコミ関係者向けの試写では「シム・ウンギョンだって気づかなかった!」との声も多数上がるほどのすさまじい変貌ぶりだ。それもそのはず、彼女はこの役のために数か月間アクションスクールに通って準備をしていたという。感染者の演じ方について、ほかのキャストやヨン・サンホ監督が悩む中、撮影の序盤、見事に第1感染者役を消化したシム・ウンギョン。若手実力派として知られる彼女のこの演技があったからこそ、その後の撮影において感染者の動きに確信を持ったと監督も述べており、あらゆる意味で本作の“感染”は彼女からスタートしたといっても過言ではない。本作『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚にあたる『ソウル・ステーション/パンデミック』では声優として出演し、ヨン監督の次回作では主演を務めている。今後、日本でも本格的にデビューすると発表された、シム・ウンギョンの本気の演技による変貌ぶりは必見だ。『新感染ファイナル・エクスプレス』は9月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月28日世界的ホラー・ヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが製作を務め、じわじわと忍びよる“恐怖”とあっと驚く“結末”に全米が沸いた『ゲット・アウト』。このほど、“何かがおかしい”と感じずにはいられない、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目された。ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、その家にいまどき黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と、窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかり。そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間に彼は鼻から血を流しながら豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが…。低予算ながらも、全米初登場でNO.1大ヒットを記録し、大人気コメディアンのジョーダン・ピールの監督デビュー作にも関わらず、米映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で99%の大絶賛を受けたサプライズ・スリラーが、ついに日本に上陸!このたび解禁となったポスタービジュアルでは、ソファに座った主人公クリスの姿が…。この世で目にしたことのないモノを見てしまったかのような、壮絶すぎる表情を見せている。そしてクリスの後ろに並び立つのは、白人の彼女ローズの家族と使用人たち。不気味な表情の彼らが意味するものとはいったい…。併せて解禁となった場面写真も、どこか不気味な雰囲気を感じられるものばかり!クリスの背後に並ぶ白人たち、運転中に何かに驚くクリスとローズ、薄暗い部屋でじっと見つめるローズの両親、怖いくらいの満面の笑みで涙を流す家政婦、不敵な笑顔を浮かべる管理人、鼻血を出しながら虚ろな目をする黒人の若者、そして暗闇にのまれるクリスの姿…。クリスの身にいったい何が起こるのか!“何かがおかしい”この家から、クリスは“GET OUT”=出ていくことはできるのか!?主人公クリスを演じるのは、『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』や『ボーダーライン』に出演後、本作の大ヒットによりブレイク、マーベル・スタジオの『ブラックパンサー』(原題)にも出演しているダニエル・カーヤ。ローズには、海外ドラマ「GIRLS/ガールズ」マーニー役で知られるアリソン・ウィリアムズほか、「ザ・ホワイトハウス」『ウォルト・ディズニーの約束』のブラッドリー・ウィットフォード、『神様なんかくそくらえ』『バリー・シールアメリカをはめた男』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、『はじまりのうた』『カポーティ』のキャサリン・キーナーらが出演する。『ゲット・アウト』は10月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。「第10回したまちコメディ映画祭in台東」 「映画秘宝」presents映画秘宝まつりにて9月17日(日)日本最速上映。(text:cinemacafe.net)
2017年07月28日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己ら豪華俳優陣で描く黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。このほど、主人公・加瀬鳴海を演じた長澤さんのナレーションを収めた最新予告映像が解禁。さらに、スペインの第50回シッチェス・カタロニア映画祭の特別招待作品としての出品されることも決定した。第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、国内外の注目を集めたことも記憶に新しい本作。黒沢監督が劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名人気舞台を映画化した物語は、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアをもとに誰も見たことがない新たなSFエンターテインメントに仕上げた。このたび届いた最新予告映像では、主人公・加瀬鳴海(長澤まさみ)と夫の真治(松田龍平)が一緒に食卓を囲む穏やかな日常から始まるも、ある日突然、真治が別人のようになってしまったことで、日常が“異変”に巻き込まれていく様子が描かれていく。一方、一家惨殺事件を追うジャーナリストの桜井(長谷川博己)は、侵略者と名乗る謎の若者・天野(高杉真宙)と立花あきら(恒松祐里)に出会い、行動を共にする中で、同じく世界の混乱に翻弄されていく。同時並行で描かれる2つの物語は次第に引き寄せられ、事態は思わぬ方向へ。さらに、本映像では夫が侵略者となってしまった鳴海を演じる長澤さんがナレーションを担当し、「世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい」という切ない愛のメッセージを表現。“夫”の松田さんとしっかりと抱き合う映像が重なっていく。また、本作は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで、現地時間10月5日より開催される「第50回シッチェス・カタロニア国際映画祭」特別招待作品として正式招待されることも決定。カンヌ「ある視点」部門への正式出品に続き、世界21か国での公開も決定しており、各国の映画祭からもアツい視線を注がれている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年07月28日北野武監督18作目となる最新作『アウトレイジ 最終章』が、8月30日(水)よりイタリアにて開催される「第74回ベネチア国際映画祭」の“クロージング作品”に決定。また、公式上映には北野監督が参加予定となった。関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長(金田時男)の下にいた。そんな折、取引のため韓国滞在中の「花菱会」幹部・花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、国際的フィクサー「張グループ」vs巨大暴力団組織「花菱会」一触即発の状態に。激怒した大友は、全ての因縁に決着をつけるべく日本に戻ってくる。時を同じくして、その「花菱会」では卑劣な内紛が勃発していた…。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメント。2010年の『アウトレイジ』、2012年の『アウトレイジ ビヨンド』は、累計興収22億円超を記録。そんなシリーズが、前作から5年の月日を経てついに最終章を迎える。キャストには、前作に引き続き「大友組」元組長・大友役のビートたけし、関西最大の組織「花菱会」幹部・西野役の西田敏行のほか、塩見三省、名高達男、光石研、中村育二、松重豊、白竜らが出演している。そしてこの度、本作が世界最速で上映されるワールドプレミアとして、「第74回ベネチア国際映画祭」開催最終日である9月9日(土)授賞式後、映画祭の締めくくりに上映されることが決定。北野監督は、「映画祭のクロージング作品として『アウトレイジ』シリーズの最終章とはまさにぴったり、願ったり叶ったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜びを語り、森昌行プロデューサーは「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」とコメントしている。また、北野監督とベネチア国際映画祭の関わりは深く、これまでに第54回ベネチア国際映画祭にて『HANA-BI』が最高賞である金獅子賞、第60回ベネチア国際映画祭にて『座頭市』が監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。『アウトレイジ』シリーズとしては、1作目の『アウトレイジ』が第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、続く『アウトレイジ ビヨンド』は、第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されており、今回の決定で3部作全てが世界三大映画祭にて上映される快挙となった。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日北野武監督の最新映画『アウトレイジ 最終章』が、8月30日よりイタリアで開催される第74回ベネチア国際映画祭のクロージング作品として上映されることが27日、明らかになった。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督によるシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いたバイオレンス・エンタテインメント。2010年に『アウトレイジ』、2012年に『アウトレイジビヨンド』が公開され、累計興収22億円超を記録している。これまでもシリーズ第1作の『アウトレイジ』が、第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、第2作目『アウトレイジビヨンド』が第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されており、今回の決定により、3作品すべてが世界三大映画祭で上映されることになった。今回の決定を受けて、北野監督は「映画祭のクロージング作品として『アウトレイジ』シリーズの最終章とはまさにぴったり、願ったり叶ったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜び、森昌行プロデューサーも「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」とコメントを寄せている。『アウトレイジ 最終章』は、ビートたけし演じる主人公の大友が、関東の山王会と関西の花菱会の巨大抗争後、韓国に渡り、フィクサーの張会長のもとに身を寄せる。そこに、韓国出張中の花田(花菱会)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、張会長 vs 花菱会という一触即発の様相を呈する中、花菱会では内紛が勃発。そんな中、大友が日本に戻ってくる、というストーリーが展開する。
2017年07月27日世界的音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画が、この度、8月30日(現地時間)にイタリア・ベネチアで開幕する「第74回ベネチア国際映画祭」のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることが発表。あわせて映画の正式タイトルが『Ryuichi Sakamoto: CODA』に決定し、11月4日(土)より公開されることが明らかになった。坂本さんは、1978年「千のナイフ」でソロデビューし、細野晴臣、高橋幸宏の3人でイエロー・マジック・オーケストラ「YMO」を結成し世界的人気に。80年代には『戦場のメリークリスマス』『ラストエンペラー』に出演しその音楽も手掛け、多くの賞を受賞。以後、作曲家、演奏家、音楽プロデューサーとして幅広いジャンルで活動。90年代後半になると、社会問題・環境問題に意識を向けるようになり、その変化は音楽表現にも表れるように。そして2014年、中咽頭がんと診断され、1年近くに及ぶ闘病を経て復帰。今春には8年ぶりのオリジナルアルバム「async」をリリースした。本作は、2012年から5年間という長期間に渡る本人への密着取材によって実現。さらに膨大なアーカイブ素材が映画を彩っている。震災以降の坂本さんの音楽表現の変化に興味をもち、密着取材を始めたのは、本作が劇場版映画初監督となるスティーブン・ノムラ・シブル。坂本さん自身が「全てさらけだした」という本作は、過去の旅路をふり返りながら、新たな楽曲が誕生するまでの“坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー”となっている。坂本さんにとって本映画祭は、2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭。今回は自身の出演作品が、日本での公開に先駆けてワールドプレミアを果たすことになった。『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日(土)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日「『あっ、斎藤工がいる!』と思った瞬間、その隣に30代くらいに見える女性がいて『誰かしら?』と思ったら聖子ちゃんでした。シンガポールに来る前に怪我をしたと聞いていましたから、驚きました」(在シンガポール駐在員の妻) 7月中旬、シンガポール市内を流れるシンガポール川の堤防から川面に足を投げ出すカップルがいた。松田聖子(55)と斎藤工(35)だ。聖子といえば7月8日・9日におこなわれた日本武道館公演直前に転倒し、背中と腰を強打。それでもファンのためにと椅子に座ったまま上半身を精いっぱい使い、本番を乗り切っていた。 そんなコンサートが終わった直後、夫に車いすを押されシンガポールへと旅立った。聖子が怪我を押してでも行きたかったのも無理もない。“抱かれたい男ランキング”で1位に君臨する斎藤が主演をつとめる、シンガポールと日本の共同製作映画『ラーメン・テー』の撮影に臨んでいたのだ。世界のスターへという夢を見て日米を往復してきた聖子。彼女の野心をくすぐったのは、監督のエリック・クー氏が世界の名だたる映画祭の常連なのだ。 映画のストーリーはこうだ。斎藤が演じる主人公・マサトは、群馬県高崎市内のラーメン店で働く料理人。日本人とシンガポール人のハーフで、10歳のときに亡くなったシンガポール人の母親の思い出を追いかけ母の故郷にやって来る……というものだ。 聖子がシンガポール入りをしてから4日後の14日、シンガポールの新聞で『ラーメン・テー』クランクインが報じられた。聖子と斎藤の他に日本からは別所哲也(51)や伊原剛志(53)も参加。聖子は撮影の合間に斎藤と談笑し、監督と英語で打ち合わせをしたという。気になる聖子の役だが、公式リリースには書かれていない。 「主人公の工さんともっとも共演シーンが多いのが、聖子さん。主人公は聖子さん演じる女性と現地で知り合い、一緒にさまざまな料理を食べ歩きながら、亡き母の思い出を探します。とても重要な役柄です」(芸能事務所関係者) まだ聖子の体調は本調子ではないようす。だが、魔性の魅力は健在のようだ。 「聖子さんと工さんは今回の映画が初共演です。初対面のとき、工さんを聖子さんに圧倒されたそうです。現地の取材に『会った瞬間、心臓が止まるかと思った』とコメントしたほどです。バーで号泣する工さんを聖子さんが慰めるというシーンがあるんですが、聖子さんは実際に目に涙が浮べて優しく話すんです。見ていてドキドキしてしまうくらいでした」(前出・芸能事務所関係者) 現地での撮影を終えた2人は別々の便で21日の夜に帰国した。映画の公開は来年の初夏ごろの予定だ。腰痛をおして駆け付けた甲斐があったか。それは、どこかの映画祭でレッドカーペットを歩く聖子の姿が見られるかにかかっている。
2017年07月25日7月13日から韓国・富川(ブチョン)市で行われていた、第21回富川国際ファンタスティック映画祭が23日閉幕した。世界最大級のジャンル映画の祭典とあって、期間中多くのゲストが登場した。日本からは、『蠱毒 ミートボールマシン』の田中要次、百合沙、笹野鈴々音、西村喜廣監督、『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督による日韓合作『風の色』に主演した古川雄輝、藤井武美、審査員として杉野希妃らが参加。オープニングを飾ったサスペンス・コメディ『7号室』(原題)に主演した、人気グループ「EXO」のD.O.(俳優名は、ド・ギョンス)とシン・ハギュンをはじめ、カンヌ映画祭女優賞を受賞した『シークレット・サンシャイン』ほか全作品が上映されたチョン・ドヨン、『オクジャ』のポン・ジュノ監督や、ドラマ「キム課長」が大ヒット中のナムグン・ミンも短編『Light My Fire』の監督としてトークを行った。『気狂いピエロの決闘』のスペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシアのマスタークラスも行われた。『蠱毒 ミートボールマシン』が初主演作となる田中さんは、上映後に大勢からサインを求められると「この映画に出演してよかった」と感激ひとしおだった。さらに富川国際ファンタスティック映画祭の常連である西村監督は、次回作『エンバーマー』が富川国際ファンタスティック映画祭の企画マーケットでスペイン・シッチェス映画祭賞を受賞した。ドラマ「イタズラなKiss」で韓国でも人気の古川さんが極寒の北海道での水中シーンで低体温症になったことを告白すると、心配した多くのファンがどよめいた。クロージング作品は日本で現在大ヒット中の『銀魂』。残念ながら小栗旬らキャストは参加出来なかったが、チケットはソールドアウトとなり大いに盛り上がった。(photo / text:Ayako Ishizu)
2017年07月24日富士山の麓で行われる映画フェス「湖畔の映画祭」が、山梨県富士五湖・本栖湖キャンプ場にて2017年8月4日(金)から8月6日(日)まで開催される。「日本一美しい映画祭」といわれる「湖畔の映画祭」は、国内インディペンデント映画を中心に上映する、日中は大自然を満喫し、夜は月光の下で様々な映画を楽しむイベントだ。会場となる本栖湖キャンプ場には、映画祭専用のテントエリアを開設され、キャンプをしながら映画鑑賞という贅沢な体験をすることができる。上映作品のなかでも特に注目なのは、カンヌ国際映画祭受賞作である『淵に立つ』。主演の平穏な暮らしを営む夫婦が心の奥底に抱えていた秘密が、夫の昔の知人の登場をきっかけにあぶり出されていく。謎めいた魅力あるたたずまいで夫婦を翻弄していく男を演じるのは『私の男』などに出演した浅野忠信、夫婦はそれぞれ古舘寛治、筒井真理子が演じる。映画鑑賞以外にも、「ナンバーガール」で知られる田渕ひさ子、NHKのEテレ「シャキーン」に楽曲提供を行ったT字路sなどアーティストのライブや森の中でのヨガ、上映作品の監督たちのトークイベントなどのイベントが目白押し。また50名以上の映画監督、プロデューサー、俳優らが舞台挨拶に訪れる。映画祭を実施するために必要な環境保全費を募るプロジェクトも同時開催。参加特典は、思い出として保存できる紙の入場券や、リストバンドだ。【詳細】「湖畔の映画祭」開催日:2017年8月4日(金)~8月6日(日)会場:山梨県富士五湖・本栖湖キャンプ場住所:山梨県南都留郡富士河口湖町本栖18アクセス:・車の場合 東京より車で2時間半 河口湖ICより40分・電車/バスの場合 河口湖駅下車 路線バスにて60分チケット(通し券):・一律前売り 3,500円(税込)・当日券 4,000円(税込)※18歳未満は当日券2,000円(税込)※親1名につき小学生以下1名無料取扱いサイト:チケットぴあ、e+宿泊:・周辺のホテル・民宿等は各自で予約が必要・テントエリア利用料1人につき 1,500円(税込)・公式Webサイトにて本栖湖キャンプ場バンガローの予約可(抽選)上映作品一例:『淵に立つ』(深田晃司監督)『14の夜』(足立紳監督)『ポエトリーエンジェル』(飯塚俊光監督)『トータスの旅』(永山正史監督)『アウトドア・ビギンズ』(リム・ジンスン監督)出演アーティスト:T字路s/田渕ひさ子/クリトリック・リス/玉手初美/久遠(Project Agni)
2017年07月22日野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭2017」が、2017年10月7日(土)に愛知県西尾市の佐久島でオールナイト開催されることが決定。「夜空と交差する森の映画祭」は、毎年異なるテーマを掲げ、そのテーマに沿って作られたステージで映画上映を行う幻想的なイベントだ。埼玉県秩父市と山梨県北杜市を経て、4回目を迎える今年は初の離島でのオールナイト上映となる。離島を最大限に活用できるよう、佐久島を横断する形で3つの映画上映ステージを設けた。テーマは「しゅわしゅわ」。サイダーの泡のように甘酸っぱくて儚い世界を、それぞれ3つのステージで表現した。山の中のステージ「祭囃子の隙間から」では、”ざわめきの向こうに君を見つけた。”をコンセプトに、夏祭りのような世界観を、また学校のグラウンドを利用したステージ「放課後、伸びた影と」では、学校帰りの夕暮れのイメージを描き出す。またメインステージとなる大島の「真夜中に抜け出して」では、「君と星を見に行く。」をキーワードに、こっそり夜中に好きな人と待ち合わせるようなドキドキ感のある空間を目指していく。また、上映作品は種類豊富なラインナップ。「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督作『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』が決定。また、小松菜奈と菅田将暉のW主演が話題の『溺れるナイフ』や、アニメ作品『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』なども上映。その他、短編映画17作品や長編映画も展開予定だ。映画でロマンチックな一夜を過ごした後は、夜明けのヨガを楽しんで。朝日でキラキラと輝く海を目の前に、秋の気持ちいい風を感じながら、身体も心もリフレッシュしたい。会場には、フードブースも設けられ、「夜空のドリンクスタンド」を展開する「ポップコーンベアーズ・キッチン」が登場。また、昨年同様「モリス・マーケット」がグッズ発売を行う。さらに、参加者が作り上げるフリーマーケット「ふろしきマーケット」も開催。是非出品したいモノを”専用ふろしき”に包んで、会場に持ち込んでみては。【概要】夜空と交差する森の映画祭2017日時:2017年10月7日(土)オールナイト開催10月7日(土) 会場開場 17:00 上映開始 18:3010月8日(日) 上映終了 05:00 会場閉場 08:00※「祭囃子の隙間から」のみ完全閉場 05:00会場:愛知県西尾市一色町 佐久島内3箇所チケット:7月24日(月)7:00よりPeatixにて販売開始・入場券とフェリーの往復渡船券をセットにした「入場券セット」・入場券および新宿から佐久島までの交通がセットになった「バスツアーセット」・テントサイト利用券・島内の民宿への「宿泊券」など※当日発売は予定なし。チケット・上映作品詳細はURLから確認。URL:■上映作品例『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『溺れるナイフ』『そうして私たちはプールに金魚を、』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』『つみきのいえ』『水戸黄門Z』
2017年07月22日7月15日(日本時間16日)にスペイン・マドリードにて開催された「第6回マドリード国際映画祭」で最優秀外国映画主演女優賞を受賞したタレントの鈴木紗理奈(40)。19日に都内で会見を行い、喜びを語った。 鈴木は主演映画「キセキの葉書」(監督ジャッキー・ウー、8月19日公開)の演技が評価され、同賞を受賞。すでにデビュー26年目だが、映画主演は初。演技に挑戦するのは約10年ぶりで、このところはフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」などのバラエティ番組が主戦場となっていた。 それだけに会見では「女優さん扱いが新鮮だった」と照れ笑い。今後については「等身大で今の自分で、欲張らずにありのままで頑張りたい」と謙虚だった。 「彼女は『これまで何度も芸能界をやめようと思うほど挫折を繰り返してきた』と周囲にも相談していました。それだけに、本人のみならずこれまで彼女といっしょに仕事をしたスタッフにとっても嬉しい戴冠となりました」(民放キー局のバラエティ班担当者) もともと鈴木は92年、米倉涼子(41)や上戸彩(31)らが所属する「オスカープロモーション」主宰の「全日本国民的美少女コンテスト」部門賞を受賞して芸能界入りした。しかし2年ほどでオスカーから現在の事務所に移籍している。 当時は鈴木が事務所の看板。女優として売り出そうと脇役から徐々にこなし、00年に「OLヴィジュアル系」(テレビ朝日)でついに連ドラ初主演をつとめたのだが……。 「なかなか関西弁が抜けず、標準語にしようとするとうまくセリフが読めない。彼女はかなり葛藤していました。見た目がヤンキー風なので、役も限られた。しかしそのうちバラエティで芽が出て、演技よりもバラエティに進出していったのです」(ベテラン芸能記者) その後はレゲエ歌手としてデビューし、ミュージシャンとの結婚・離婚も経験。今では一児のシングルマザーとして、仕事と子育てを両立している。 「『キセキの葉書』は自身の境遇と重なる母親役。これまでの挫折や人生経験が演技に生かされ、映画祭の審査員たちの心に響いたようですね」(映画ライター) 本人は謙遜するが、今後、女優業のオファーが殺到しそうだ。
2017年07月21日埼玉県秩父市・山梨県北杜市を経て4回目を迎えた「夜空と交差する森の映画祭」。今回は海を越えて愛知県西尾市の「佐久島」へ上陸する。佐久島の“橋でしか渡れない小さな島”“小中学校のグラウンド”“山の中の森”と、島を横断する形で3つの映画の上映ステージを設け、今年のテーマである「しゅわしゅわ」な世界観とともに、一夜限りの幻想的な森の映画祭をオールナイトで開催する。佐久島は愛知県の渥美半島と知多半島に挟まれた三河湾内に位置する有人島のうち1番大きな島。佐久島行きの船乗り場である一色港から市営渡船でおよそ20分。穏やかな海に囲まれ、三河湾国定公園に指定された緑豊かな祭りとアートに出会える。また、年間を通して様々なイベントが開催されているほか、島内の各所に常設でアート作品が展示やスタンプラリーが設置されており、森の映画祭の前後では島のアートなどを楽しむことが可能。開催時期である10月の平均最高気温が22度で平均最低気温は17度と比較的暖かく、温海洋性気候のため暖地性植物が多く生息して南の島の気分を味わえる独特の風景も広がっている。今年のテーマは「しゅわしゅわ」。泡沫で儚くて甘酸っぱい世界を表現していく。佐久島内の3つの上映ステージでは、それぞれ別の「しゅわしゅわ」した“甘酸っぱくてせつない、儚く移ろいゆく思い出”を表現。まるで物語の世界に入っていくような、例年よりさらに物語性の強い世界を目指す。森の奥深く山の中のステージ<祭囃子の隙間から>では、「ざわめきの向こうに君を見つけた。」をコンセプトに、夏祭りのような世界観を。学校のグラウンドを利用したステージ<放課後、伸びた影と>では、「偶然を装った、君との帰り道。」をコンセプトに学校帰りの夕暮れをイメージ。メインステージにあたる一直線に伸びた橋の向こうに浮かぶ大島の<真夜中に抜け出して>では、「君と星を見に行く。」をコンセプトに、こっそり夜中に好きな人と待ち合わせるようなドキドキ感のある、爽やかな空間を目指していく。気になる上映作品の第1弾ラインナップ公開では、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督が幸せを願う全ての人に送る、愛と人生のガイドブック『アバウト・タイム愛おしい時間について』が長編作品の1作目に決定し、ほか短編映画17作品を上映されることが解禁された。また、今後長編映画や短編映画は随時公開されるとのこと。気になる方は公式ホームページをチェックしてみて。そのほか島内外の協力によるフードブース出店や、オフィシャルドリンクブースとして「夜空のドリンクスタンド」(supported by ENcounter shibuya)を展開する「ポップコーンベアーズ・キッチン」や、グッズ販売などを行う「モリス・マーケット」は例年通り出店する。さらに、ワークショップ「佐久島×アート×ICT」の実施も決定。これは、ドコモ・イノベーションビレッジの協力のもとで、佐久島の住民やゆかりのある人たちを対象として実施され、佐久島の魅力と今年の森の映画祭のコンセプトである「しゅわしゅわ」をベースにプロジェクションマッピングのアイディア出しを行うとのこと。これらのアイディアは、愛知工業大学水野研究室のサポートにより具現化され、森の映画祭当日展示される予定だ。各種チケットの一般販売は、オンラインチケット販売サービスのPeatixにて7月24日(月)7時より開始される。入場券とフェリーの往復渡船券をセットにした「入場券セット」や、入場券および新宿から佐久島までの交通がセットになった「バスツアーセット」、そのほか、佐久島小中学校のグラウンドに特設されたテントサイトの「テントサイト利用券」や島内の民宿への「宿泊券」なども同時に発売予定。但し、当日のチケット販売の予定は無いということでご注意を。甘酸っぱい「しゅわしゅわ」した世界を味わいながら、大切な人とともに、アートと自然を満喫できる貴重な一夜を体験してみては?「夜空と交差する森の映画祭2017」は10月7日(土)オールナイト開催(17時開場、翌8時閉場)。(text:cinemacafe.net)
2017年07月20日『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』『パージ』『スプリット』などで知られるジェイソン・ブラムが製作を手がけ、全米初登場No.1を獲得、8週にわたってベストテン圏内にとどまる大ヒットとなった『GET OUT』(原題)が、邦題『ゲット・アウト』として日本公開決定。さらに、9月17日(日)に浅草公会堂で行なわれる「第10回したまちコメディ映画祭in台東」の名物企画「映画秘宝」presents映画秘宝まつりにて、日本最速上映されることになった。ニューヨークに暮らす、アフリカ系アメリカ人の写真家クリス(ダニエル・カルーヤ)は、ある週末に白人の彼女ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。翌日も、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかりでクリスは気が滅入ってしまう。そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻から血を流しながら急に豹変、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。“何かがおかしい”、そう感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが…。人種差別を題材にした、異色の衝撃スリラーとなる本作。製作を手がけたのは、近年、数々のヒットホラー作品を生み出しているジェイソン・ブラム。また、監督・脚本を務めたのは、アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピール。世界的ヒットメーカーと大人気コメディアンがタッグを組み、じわじわ来る“恐怖”と、あっと驚く“結末”が待ち受ける、これまで誰も観たことないオリジナリティあふれる作品を生み出した。低予算ながらも全米初登場でNO.1の大ヒットを記録し、監督デビュー作にも関わらず、全米映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では99%の好評価と大絶賛を受けた本作。ついに日本に上陸する、映画の常識を覆すサプライズ・スリラーを見逃さないで。『ゲット・アウト』は10月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月19日オスカー女優のナタリー・ポートマンと、ジョニー・デップの愛娘リリー=ローズ・デップが美人姉妹役で初共演を果たした『プラネタリウム』。このたび、ミステリアスな2人の愛憎を映し出した予告編とポスタービジュアルが解禁となった。舞台は1930年代、パリが最も華やかだったとき。アメリカからやってきた“スピリチュアリスト”のローラとケイトのバーロウ姉妹は、憧れのパリへと向かう。美しく聡明な姉のローラはショーを仕切る野心家で、好奇心旺盛で純粋な妹のケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女。2人のショーは、死者を呼び寄せる降霊術を披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな2人の才能に魅せられた映画プロデユーサーのコルベンは、世界初の心霊映画を撮影しようと姉妹と契約する。果たして、姉妹の力は本物なのか?やがて姉妹の運命が狂いだす――。ハリウッドが誇るアカデミー賞受賞女優で、先日、4年ぶりの来日も決定したナタリーと、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの愛娘で、女優のみならず「CHANEL(シャネル)」のミューズとしても活躍するリリー=ローズが姉妹役で初共演した本作。ヴェネチア国際映画祭ワールドプレミアおよびトロント国際映画祭ガラ・コレクションで上映され、大きな話題を呼んだ。監督を、“フランスのソフィア・コッポラ”とも称される、美貌の次世代監督レベッカ・ズロトヴスキが務めている。今回お披露目された予告編は、あの『ブラック・スワン』を越える野心を抱く姉・ナタリー演じるローラと、ピュアでイノセントなリリー=ローズ演じる妹・ケイトが、不思議な力を持つ本物のスピリチュアリストなのか、それとも人々を騙す詐欺師なのか、美しい姉妹が観る者を引きつける、幻想的でミステリアスな映像となっている。パリでスピリチュアリストとして華々しく活躍する2人は、やがて出会った映画プロデューサー、コルベンが訪れる。コルベンの「降霊術を撮りたい」という依頼に姉妹は協力し、世界初“本物の超常現象”映画の撮影が始まるが…。「成功してすべてを手に入れるわ」と野心を膨らませていくローラ、「私には特別な才能がある」という純粋無垢なケイト、そして映画製作に大金をつぎ込んでいくコルベン。映像には、同じバスタブにつかる姉妹をとらえ、熱い抱擁をかわす様子も収められており、年の差18歳のナタリーとリリー=ローズの、まるで本当の姉妹のような雰囲気にも目が離せなくなる。あわせて解禁となったポスターも、「美しい姉妹 美しい秘密」とのコピーにあるように、バスタブでじゃれ合う姉妹がまるで悪巧みをしているかのような、どこか儚くも美しいビジュアルに仕上がっている。『プラネタリウム』は9月23日(土・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プラネタリウム 2017年9月23日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
2017年07月19日「嵐」の大野智が『映画怪物くん』以来の主演を務め、中村義洋監督と6年ぶりにタッグを組んだ『忍びの国』。このたび、大野さん自らの抽選により会場に選ばれた北海道・札幌シネマフロンティアにて、大ヒット御礼舞台挨拶が実施。さらに、大野さんと中村監督は札幌の美味や名所を巡る“お忍び観光”を楽しんだことが分かった。大野さんが“伊賀最強”の忍び・無門役を演じた本作は、最強・織田軍と伊賀・忍び軍との史実に残る合戦を、ダイナミックに描いた戦国エンターテインメント超大作。7月1日(土)より全国333スクリーンで公開初日を迎えると、2017年公開実写邦画のオープニングNo.1を記録。7月16日(日)までの公開16日間で動員117万人、興行収入14億円を突破する大ヒットに。日本戦国史上唯一の“侍vs忍び”の戦いを描く、全く新しい時代劇映画として、大きな注目を集めている。そんな中、大ヒット御礼舞台挨拶として、主演の大野さんと中村監督が札幌に参上!事前に「北海道、行ってみたいですね」と話していた大野さんは、忍術だけでなく、クジ運も最強なのか、全国18か所の候補の中から見事に札幌シネマフロンティアを引き当て、この地で舞台挨拶が実現。また、「夏の北海道で美味しいものを食べたいです」という大野さんの願いを叶えるべく、舞台挨拶の前に“お忍び観光”も実現した。<お忍び観光1>札幌といえばやっぱり味噌ラーメン! 大人気店を訪問まず訪れたのは、札幌市内の行列のできる人気ラーメン店。濃厚な味噌ラーメンのスープの匂いに「たまらん!」という表情の大野さん。1口目のスープに、思わず「あー、幸せ」と感嘆の声。中村監督もトロトロに柔らかいチャーシューをおかわりしてガッツリとラーメンを堪能した。食後、「大野くんはずっと『美味しい…』って何度も呟きながら食べているので、ラーメンに感動して泣いているのかと思ったよ(笑)」と監督は明かしてくれた。<お忍び観光2>北海道ではコレも外せない、名物・ジンギスカンを堪能!北海道名物と言えばジンギスカン! 札幌市内の名店を訪れた大野さんは、塩味とタレ味でラム肉をたっぷりと堪能。大野さんは「いくらでも食べられる!」と、ラーメンを1杯食べた後にも関わらず、どんどん箸が進んでいた。食事中には中村監督と1年前の暑い夏の撮影現場をふり返り、「涼しい所で撮影したくて、北海道で撮影をする案も出ていた」と明かす監督。大野さんも「北海道で撮影してみたかったですね。そしたらいまごろ、ジンギスカンを懐かしがって食べていたかもしれません」と楽しそうにコメント。最後には、「なまら美味しかった!」と満足の笑みを見せていた。<お忍び観光3>羊ヶ丘展望台「クラーク博士像」をお忍び観光!札幌市・羊ヶ丘公園内の観光名所「クラーク博士像」。「少年よ大志を抱け」の言葉で有名な北海道開拓の父ウィリアム・スミス・クラークの前で、大野さんはクラーク博士の右手を挙げる独特のポーズを真似て記念撮影。札幌市の撮影名所で大勢の観光客の前でポーズをとりながらも「ちょっと恥ずかしかった(笑)」と大野さん。さらに、羊ヶ丘公園ではメロンの上にソフトクリームが乗っている北海道ならではのデザートを食べ、「ソフトクリームも甘いけど、メロンも本当に甘い!お腹いっぱいなはずだけど、全然食べられる!」と別腹を堪能した。<大ヒット御礼舞台挨拶in札幌シネマフロンティア>そして、大野さんと中村監督は、札幌シネマフロンティア・シアター5で行われた大ヒット御礼舞台挨拶へ。2人が登壇すると、会場は大興奮。第一声目で大野さんが「来ました!北海道!涼しくて最高ッス!」と嬉しそうに話すと、ひと際大きな歓声が上がった。興行成績についての話題では、「多くの方に観ていただけてうれしいです!」と喜びと感謝の気持ちを表した大野さん。「『嵐』のメンバーの櫻井くんも観てくれたみたいなんですよ。『嵐』での仕事で会った瞬間、いきなり『面白かったよ~!』と言われて、『え?何のこっちゃ?…あ、映画の話か!』ってなりましたけどね(笑)」と告白。普段コンサートツアーで札幌を訪れることはあっても、なかなか観光まではできなかったという大野さんは、「美味しいものをたくさん食べることができたし、いろいろな場所を巡ることができて、本当に楽しかった。非常に満喫しました。お忍び観光大成功です!」と大喜び。「いろんなものを食べてお腹いっぱいですが、あとラム肉3枚くらいはお腹に入ります(笑)」と話した。そして映画について、「たくさんの子どもたちにも観てほしいですし、忍者のマネなんてして欲しいですね!僕もやってましたけど、折り紙で手裏剣作ったりして。ただ、土遁の術(土の中に隠れる術)だけは危ないのでマネしないでね(笑)!」とアピール。最後には、「この映画はたくさん観ていただいて、札幌を盛り上げていただければ、また来られるんじゃないですかね。その時は塩ラーメン、スープカレー、イクラ、今回食べられなかった北海道名物も食べたいですね!」と会場を笑わせ、舞台挨拶を締めくくった。また、「興行成績を聞いて、こんなにも早くこの数字を突破することはなかなかないので、嬉しく思っています」と中村監督はコメント。加えて、「上海、トロント、ニューヨークと、海外の映画祭に参加して、海外の観客は上映中に声を出して笑ったり、驚いたり、反応がダイレクトに伝わってくるので、その様子が見れて嬉しかったです。ニューヨークでは初めて『オーマイガッ!』という声が聞けました!(笑)」と明かす。本作は、6月17日~26日(現地時間)に開催された、国際映画製作者連盟公認でアジア最大級の「第20回上海国際映画祭」コンペティション部門<ジャッキー・チェン・アクション映画週間(Jackie Chan Action Movie Week)>の正式招待作品として上映されており、6月8日~28日(現地時間)に開催された「トロント日本映画祭(Toronto Japanese Film Festival)」では中村監督が特別監督賞を受賞。さらに、7月13日~23日(現地時間)まで開催中のNYジャパン・ソサエティが主催する北米最大の日本映画祭「第11回JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!」でも上映が行われ、大きな反響を呼んでいる。『忍びの国』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年07月18日ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが姉妹役で初共演を果たした映画『プラネタリウム』。この度、本作のジャパンプレミアが7月20日(木)に開催され、ナタリーとレベッカ・ズロトヴスキ監督が登壇することが緊急決定した。1930年代、パリが最も華やかだったとき。アメリカ人スピリチュアリストのローラとケイトのバーロウ姉妹は憧れのパリへと向かう。美しく聡明な姉のローラはショーを仕切る野心家で、好奇心旺盛で純粋な妹のケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女。ショーでは死者を呼び寄せる降霊術を披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな2人の才能に魅せられた映画プロデユーサーのコルベンは、世界初の心霊映画を撮影しようと姉妹と契約する。果たして、姉妹の力は本物なのか?見えない世界を見せられるのか?姉妹の運命が狂いだす――。ヴェネツィア国際映画祭ワールドプレミアおよび、トロント国際映画祭ガラ・コレクションで上映され大きな話題となった本作。野心家の姉ローラを、『レオン』で鮮烈な映画デビューを飾り、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞、また『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、常に第一線で活躍し続けるナタリーが、純粋でイノセントな妹ケイトを、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディを両親に持ち、『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』『ザ・ダンサー』に出演するリリーが演じている。また監督を務めるのは、フランスのソフィア・コッポラとの呼び声も高く、初の長編監督作『美しき刺』がカンヌ国際映画祭の監督週間部門で上映され、次世代の監督として称賛されたレベッカ・ズロトヴスキ。さらに次に発表された『グランド・セントラル』は、カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品され、まさにカンヌに愛された人物。そして今回、7月20日(木)に本作のジャパンプレミアの開催が決定。ここには主演を務めるナタリーとズロトヴスキ監督が登壇。実は10年来の親友でもあるこの2人。ナタリーは4年ぶりの来日となり、今年の2月に第2子を出産したばかり。久しぶりの日本のファンの前への登場に期待高まるばかりだ。『プラネタリウム』は9月23日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:プラネタリウム 2017年9月23日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
2017年07月14日例年、内外から注目を集める東京国際映画祭。今年、記念すべき30回目を迎える本映画祭と日本の映画業界を、共に創り、盛り上げるべく、オフィシャルなサポーターをクラウドファンディングにて募集。リターンとして、映画関係者と同じ写真付きパスや、レッドカーペット特別体験、さらにオープニング、およびクロージング上映・パーティなどが用意される。1985年、日本ではじめて大規模な映画の祭典としてスタートした東京国際映画祭(以下、TIFF)。日本の映画史とともに歩んできたといっても過言ではなく、昨年度は、『シン・ゴジラ』『君の名は。』『この世界の片隅に』『怒り』など、話題を呼んださまざまな作品が上映された。TIFFには、才能あふれる新人監督から熟練の監督までを対象に、世界中から厳選されたハイクオリティなプレミア作品が集結。国際的な審査委員によってグランプリが選出される「コンペティション」には、2016年は86の国と地域から1,409本もの応募があり、年々注目度が高まっている。例えば、2011年の第24回グランプリ作品『最強のふたり』はTIFFでの上映後、フランス語映画として世界歴代1位の観客動員を記録し、日本でもロングランヒットとなった。そして、今年は30回目という節目の年を迎える。メインビジュアルとしては、リオオリンピック・パラリンピック閉会式のフラッグハンドオーバーでクリエイティブ スーパーバイザー、チーフアートディレクターを務めた佐々木宏(クリエイティブ・ディレクター)、浜辺明弘(アート・ディレクター)を迎えて制作。新たな30年を祝う「祝祭感」、そして何処にもない「TOKYO」の魅力を強く打ち出したいとの思いから、日本を代表する写真家で、映画監督でもある蜷川実花の写真を起用し、蜷川さんが写す、様々な「東京」の表情を1本の“TokyoFILM”という映画に例えた。また、アニバーサリーイヤーとなるだけに、日本映画界のクリエーターに刺激を与え、スクリーンで輝き続ける現代のミューズ、安藤さくら、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいという実力派女優4名の特集上映を実施するという。会期中に上映される作品は、公開前の超大作から、ここでしか見ることができない貴重な作品や、ドラマや恋愛もの、コメディにアニメーションまで多種多様で、およそ200本強。大好きなジャンルの映画にどっぷり浸かるもよし、いままで見たことのないジャンルの映画に飛び込んで新たな発見をするもよし。今回は、ハロウィーンに盛り上がれるイベントや、無料で参加できるイベント、食のイベントなどのスペシャルイベントを多数実施するため、その費用や、一部はセキュリティの強化費用へも充てるという。本年度より、TIFFのフェスティバルディレクターとなった久松猛朗氏は、「今年は30回という記念の開催に当たり、より多様で多彩なプログラムを組み、日本はもとより世界中からたくさんの魅力的な監督や男優・女優の皆さんをお招きして、より祝祭感溢れる、誰もが参加して楽しめる“映画のお祭り”にしたいと考えています。多くの方々に「参加」していただき、楽しんでいただければと願っています」と、プロジェクトにかける思いをコメント。5,400円からの“ライトサポーター”(EXシアターコンペ部門作品の当日座席交換券など)から、レッドカーペットやイベントなど、映画祭の裏側も体験できる“ゴールド”“プラチナ”“ダイアモンド”まで、幅広いリターンが用意されている。第30回東京国際映画祭は10月25日(水)~11月3日(金・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2017年07月14日7月8日(土)より公開され、『思い出のマーニー』の対比130%となる大ヒットスタートを切った、スタジオポノック第1回長編作品『メアリと魔女の花』。このほど、本作が世界155か国・地域(7月13日現在)の公開に向けて展開していくことが決定した。7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を見つけた少女メアリ。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついた、たった1つの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく――。本作は、昨年12月15日に国内で製作発表記者会見を実施した際、合わせて30秒の特報映像をWEBにアップ。同映像を、海外向けに英語字幕付の特報としてスタジオポノックYouTubeにて配信したところ、映画への期待の声が高まり、SNSで特報映像が拡散されたことをきっかけに、アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、中国、韓国、そのほか、南米、中東、アフリカ諸国など全大陸(南極大陸はのぞく)の国・地域の配給会社及びエージェントからのオファーが殺到。英題『Mary and the Witch’s Flower』として、世界155か国・地域での公開が決まった。なお、英語吹替え版では、大物俳優による声の出演も予定されているという。世界公開に向け、スタジオポノック・西村義明プロデューサーは、「前作『思い出のマーニー』でフィンランドの映画祭に参加したときに、5歳くらいの女の子が緊張しながら米林(宏昌)監督にサインを求めてきました。監督が描き終えた『マーニー』の絵を見て、大喜びしていたその子の笑顔が『メアリと魔女の花』の原動力です」と明かし、「『メアリ』が日本だけでなく世界中の方々、3DCG作品ではなく初めて日本の手描きアニメーションに触れる子どもたちにも、愛されることを期待しています」とコメントを寄せている。ちなみに、西村プロデューサーがスタジオジブリ時代にプロデュースした『かぐや姫の物語』『思い出のマーニー』の2作品は米アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートを果たし、米林監督による『借ぐらしのアリエッティ』は全米邦画興収でベスト4の記録を樹立。本作の世界進出にも期待は高まる。『メアリと魔女の花』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月13日昨年27歳の若さで亡くなったアントン・イェルチンが主演を務め、巨匠ジム・ジャームッシュが惚れ込んだ新鋭監督のもと異国で出会った男と女のラブストーリーを描く『ポルト』の公開が決定。合わせて、情熱的な一夜の物語を予感させる、ワンカットのWEB限定ロング・バージョンの予告映像が解禁となった。ジェイクとマティは、ポルトガル北部の港湾都市ポルトで暮らす、よそ者(アウトサイダー)。2人はかつて、束の間の肉体関係を結んだことがあった。ジェイクは26歳、家族に追放されたひとりぼっちのアメリカ人。マティは32歳、恋人についてポルトへやってきたフランス人留学生。ある日、2人は、考古学調査の現場でお互いの存在に気づく。カフェでジェイクは、思い切ってマティに話しかけてみる。2人は気楽なたった一夜の関係を結び、その夜のできごとが、2人の人生を大きく変えていく――。本作は、ポルトガルの港町“ポルト”を舞台に、異国に馴染めず放蕩を続けるアメリカ人の男と恋人を追ってフランスからきた女の人生を大きく変えた「忘れられない一夜」をめぐり、過去・未来が交錯する珠玉のラブストーリー。男=ジェイクを演じるのは、『スター・トレック』シリーズや、ジャームッシュ監督の『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』などに出演し、将来を嘱望されながら、昨年逝去したアントン・イェルチン。女=マティには、本作で英語作品に初出演、初めて主演を務めるルシー・ルーカス。そのほか、『ママは娼婦』(‘73)や『セラフィーヌの庭』『めぐりあう日』などのベテラン、フランソワーズ・ルブランなどが出演する。メガホンをとったのは、2013年ヴェネチア国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を受賞、本作が長編劇映画初挑戦となるゲイブ・クリンガー。彼の才能に惚れ込んだジャームッシュが製作総指揮を名乗り出た。今回解禁となったWEB限定スペシャル・ロング・バージョン予告は、なんと2分半ものワンカット長回し。ブルース界の巨人、ジョン・リー・フッカーの「Shake it baby」に乗せ、男と女の出会いの瞬間を見事に捉えた、強烈なインパクトを残す映像となっている。『ポルト』は9月30日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月12日ドキュメンタリー映画『ソニータ』が、2017年10月21日(土)よりアップリンク渋谷で公開される。ストーリー18歳のソニータがスクラップブックに書いた夢は、有名なラッパーになること。しかし、パスポートも滞在許可証もなく、アフガニスタンのタリバンから逃れてきた難民の彼女は、不法移民としてこの施設で心の傷を癒やすためのカウンセリングや将来のアドバイスを受けている。その一方で、彼女の家族は全く別の将来を準備していた。アフガニスタンに住む親は、古くからの習慣どおりにソニータを見ず知らずの男性に嫁がせようとする。花嫁の値段は9,000ドルーー。女性が歌うことが許されないイランで、ソニータはどうしたらラッパーになる夢を叶えることが出来るのだろうか?母親から迫られる強制結婚から逃れるため、そして有名なラッパーになるという夢を追うため、ソニータは自らの人生を歌うことで切り拓こうとする。厳しい現実に立ち向かう少女ソニータタリバンの影響力が強まるアフガニスタンに生まれ、10歳の頃に難民としてイランへと逃れた少女ソニータ。友人が次々と結納金と引き換えの結婚を強いられるなか、それでも彼女は、アフガニスタンの少女たちが抱える悩み、悲しみや怒りをラップに込めて歌い続ける。そして次第に才能を開花させ、一本のYouTube動画が運命を変えていく。各国映画祭で様々な賞を獲得本作は、「サンダンス映画祭 2016」ワールドシネマ部門でグランプリ&観客賞、「アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(IDFA)2015」観客賞、「シェフィールドドキュメンタリー映画祭 2016」ヤング審査員賞など、各国の映画祭で様々な賞を獲得している。メガホンを取ったのは、イランの首都・テヘランで生まれ、テヘラン芸術大学で映画制作とアニメーションを学ぶロクサレ・ガエム・マガミ。彼女はソニータの出会いや映画製作の背景について、下記のようにコメントを残している。「ソニータとは従兄弟がソーシャルワーカーとして働く、子ども支援団体で出会いました。従兄弟がソニータに会い、何かしてあげられないかと頼んできたのです。ソニータは将来歌手になる夢を持つとても才能ある少女でした。ソニータに興味を持った私は、私の友人を紹介し、その友人が私の家でソニータに音楽の基礎やギターを教え始めました。何回かのレッスン後に、私はますます野心的なソニータに興味を持ち、彼女の映画を作ることにしたのです。ラッパーになることを夢見るソニータに、私は明るい将来が想像出来ませんでした。彼女は滞在許可証もありませんので、旅もできません。彼女を取り巻く全てが彼女の夢を妨害するような状況で、彼女には何も出来ないと思いました。そんな彼女がどのように夢を追いかけていくのか興味があったのです」作品情報ドキュメンタリー映画『ソニータ』公開日:2017年10月21日(土)監督:ロクサレ・ガエム・マガミ出演:ソニータ・アリザデ、ロクサレ・ガエム・マガミ音楽:ソニータ・アリザデ、セパンダマズ・エラヒ・シラジ原題:Sonita2015年 / 91分 / スイス・ドイツ・イラン
2017年07月10日エイドリアン・ブロディが8月4日(現地時間)にスイス南部のロカルノで開催されるロカルノ国際映画祭で生涯功労賞「名誉豹賞」を受賞することになった。歴代の受賞者には作曲家のエンリオ・モリコーネ、テリー・ギリアム監督、高畑勲さんらが名を連ねている。エイドリアンは1989年、16歳のときにマーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレンの3大巨匠がメガホンを取ったオムニバス映画『ニューヨーク・ストーリー』でデビュー。2002年の『戦場のピアニスト』で実在のユダヤ系ポーランド人のピアニストを演じ、史上最年少(当時29歳)でアカデミー主演男優賞を獲得したことで話題に。フランス版アカデミー賞と呼ばれるセザール賞の主演男優賞、ボストン映画批評家協会賞の主演男優賞にも輝いた。その後も華々しい活躍を続けている。エイドリアンの「名誉豹賞」受賞の決め手は『戦場のピアニスト』の功績と、多才な俳優として手本になっていること、ハリウッドやその他の国々のフィルムメーカーからの圧倒的な支持されていることだと公式サイトが発表。彼の肩書は「俳優」よりも「アーティスト」の方がしっくりくると絶賛している。来月に行われるロカルノ国際映画祭では、『戦場のピアニスト』を上映し、エイドリアンと会える機会も設けられるとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年07月05日この間、“女性のような声”を出した男子生徒に対し、小学校教諭が「誰だオカマは」と揶揄したというニュースを耳にした。今でこそ「オカマ」という言葉が肯定的な意味で使われるようになってきているが、“女性的な男性”を馬鹿にするような、その教諭の言葉の使い方が問題だったのだ。セクシュアルマイノリティに対する理解は日本社会で少しずつ広まってきているものの、学校現場で認識が足りない教育者の言動が目に余ることがある。それとは問題が少し異なるが、学校という狭いコミュニティで起きるセクシュアルマイノリティの問題をテーマにした作品が、今回のレインボー・リール東京で公開されるという。1987年 石川県出身/東京都在住。大学卒業後、イベントの制作会社にて勤務。退職後、ニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。現在はフリーランスのイベント/映像ディレクターとして活動中。 【作品歴】『time』(2014年製作)・第12回NHKミニミニ映像大賞 120秒部門グランプリ・福岡インディペンデント映画祭優秀賞 『尊く厳かな死』(2015年製作)・新人監督映画祭コンペティション・中編部門準グランプリ・福岡インディペンデント映画祭企画賞 『カランコエの花』(2016年製作)・第26回 レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜入選第26回 レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜入選作品『カランコエの花』※動画が見られない方はこちら【あらすじ】ただ、あなたを守りたかった。とある高校の2年生のクラス。ある日、唐突に『LGBTについて』の授業が行われた。だが、他のクラスではその授業は行われておらず、生徒たちに疑念が生じる。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」 生徒らの日常に困惑が広がっていく… Be inspired!(以下、Bi): 映画を撮り始めたきっかけを教えてください。 映像の勉強をしたいと思い学校を探していましたが、どこも学費が高く困っていました。そんなとき、映画監督の育成をしている(学費が格安の)学校を見つけ、入学を決めたことから映画を撮るようになりました。Bi: セクシュアルマイノリティをトピックにした『カランコエの花』を撮ろうと思ったきっかけは何ですか? いつかLGBTQを題材に映画を撮ろうとは思っていたのですが、納得のいく企画ができず、なかなか踏み出せずにいました。そんななか、仲間と企画会議をしている際に「LGBTQを題材に映画を撮りたいけれど、センシティブな題材なので気軽に手をつけられない」と話をしたところ、「その考え方がそもそも差別的だよね」と仲間から指摘を受け、なるほど、と思いました。私自身、セクシュアルマイノリティに対して寛容であると自認していたつもりですが、こうした過剰な配慮で当事者の方に被差別意識を与えてしまっていたこともあったのではないか、と。 そこで、LGBTQ当事者を主として描くのではなく、それを取り巻く周囲の人間にフォーカスを当て、彼らの過剰な配慮によって翻弄されていく当事者の様を描いた作品を撮ろうと決め、本作を作りました。Bi: 同作を撮るうえで、どのようにセクシュアルマイノリティの現状をリサーチしましたか? 上述のようにLGBTQ当事者の周囲の人間を主として描いているので、一旦リサーチをほぼ行わず脚本を作りました。その後、当事者の方に実際に脚本を読んでいただき、どう感じたかご意見をもらいながら作品に磨きをかけていきました。 Bi: 学校というコミュニティで起きるセクシュアルマイノリティの問題をどう捉えていますか? 大人になると、居心地の悪い環境から逃げたり、避けたりすることも選択肢の1つとして当たり前にありますが、学校はそうもいかない。ある種、強制的に集められたコミュニティのなかで、嫌でも生活していかなければならない。そういった意味で学校は、LGBTQに限らず様々なマイノリティの方にとって悩ましい環境であろうと感じています。Bi: 同作を通して伝えたいこと、考えて欲しいことは? 社会はまだ、セクシュアルマイノリティの方とどう向き合っていけばいいのか手探りの段階なのだと思います。「接し方が分からないが、傷つけてしまいたくはない」、故にどうしても腫れ物に触るかのように、過剰にケアしてしまうのだと。 しかし実際は、当事者は特別扱いされることを求めている訳ではない。ただ自分の気持ちに正直にありたいだけなのだということを、本作を通じて感じていただければと思います。Bi: 映画は社会の問題に対して何ができると思いますか? 映画の魅力の1つに、“作品中の世界を疑似体験できること”があると思います。「百聞は一見に如かず」という諺にもあるように、体験に勝る学びはない。社会問題について問題提起やメッセージの発信をしたいのであれば、映画ほど有効なメディアはないのではないか、と考えています。中川監督が言うように、日本社会ではセクシュアルマイノリティの人々を傷つけまいと思うあまり、彼らを過剰に特別扱いしているのが現状だ。そんななかで私たちはどう接したらいいのだろうか。実際の学校生活で起こり得そうな『カランコエの花』のストーリーは、鑑賞した多くの人にとって身近なセクシュアルマイノリティの人と“本当はどう接すればいいのか”を考えるきっかけとなるのかもしれない。 インタビュー企画の第1段は、今話題のバンドnever young beachのMV等を制作し、レインボー・リール東京ではセクシュアリティを越えた「人を愛することの普遍性」を描いた映画『春みたいだ』が入選したシガヤダイスケ監督。こちらも合わせて読んで欲しい。<第26回レインボー・リール〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜>主催:レインボー・リール東京運営委員会、NPO法人レインボー・リール東京開催期間:2017年7月8日(土)〜14日(金)@シネマート新宿2017年7月14日(金)〜17日(月・祝)@スパイラルホール(スパイラル3F)今回インタビューを行なった監督の作品が鑑賞できる「レインボー・リール・コンペティション 2017」は、スパイラルホールにて7/17(月・祝)16時から開催されます。上映される短編映画のなかから観客の皆さんの投票でグランプリが決まります。ぜひご参加ください。Text by Shiori KirigayaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!なぜ「ゲイ」が題材はタブーなのか。ある若手監督が「愛の普遍性を描いた映画」で日本人に訴えたいこと。 「ゲイやレズビアンなどのセクシュアルマイノリティをテーマにした映画」と聞いて、どんなものを思い浮かべるだろうか?“セクシュアルマイノリティの人は性に対して開放的”という偏見は現...
2017年07月05日「ゲイやレズビアンなどのセクシュアルマイノリティをテーマにした映画」と聞いて、どんなものを思い浮かべるだろうか?“セクシュアルマイノリティの人は性に対して開放的”という偏見は現在でも残っており、“アブノーマルなセックスシーン”が描かれているものばかりだと思う人も、残念ながらいるかもしれない。だが、セクシュアルマイノリティを取り巻く多様なストーリー作品やドキュメンタリーを公開し、偏見をも払拭する映画祭が7月8日から開かれる。より多くのセクシュアリティを包括したいという思いを込められ、「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」から名前を変更し、1年前に始まった「レインボー・リール東京」だ。それに合わせてBe inspired!では、本イベントの見所のひとつである短編映画のコンペティションに参加する、注目の若手映画監督たちにインタビューを行なった。第1段は、今話題のバンドnever young beachのMV等を制作してきたシガヤダイスケ監督。レインボー・リール東京にはセクシュアリティを越えた「人を愛することの普遍性」を描いた卒業制作『春みたいだ』で入選している。シガヤ ダイスケ監督(Daisuke Shigaya)
2017年07月05日映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が、7月2日(現地時間)、「第17回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭」にてワールドプレミアを開催。世界各地に熱狂的なファンが多い三池崇史監督と、海外の映画祭が初となる主演・山崎賢人が参加し、上映前の舞台挨拶と上映後のQ&Aに登壇した。<スタンド>と呼ばれる特殊能力を持つ高校生、仗助。彼の住む杜王町では、最近、変死事件が続発していた。仗助は偶然、同じくスタンド使いであり、一連の事件に関わる凶悪犯アンジェロの犯行を邪魔してしまったことから、次の標的にされてしまう。家族と町を守るため、アンジェロと戦うことを決意した仗助。彼のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる「クレイジー・ダイヤモンド」。そんな最も優しい力を持つ仗助は、彼に危険を知らせに来た承太郎と共に、最凶の力を使うアンジェロに立ち向かう。果たして、仗助と町の運命は――?「ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭」は、スイスのヌーシャテルで6月30日から7月8日まで開催中のヨーロッパを代表する映画祭。本作は「インターナショナル・コンペティション部門」に選出されており、ワールドプレミアとして世界の映画ファンへ向け本作が初お披露目。会場には仗助のコスプレをした人もいるなど、現地ファンも本作の公式上映を心待ちにしていた様子。公式上映を前に三池監督は、「どう楽しんでもらえるのかを一緒に楽しめたら」と語り、初の海外映画祭となる山崎さんは、緊張の面持ちで「海外の人たちがジョジョをみてどういう反応をみせるのか気になりますし、その中で一緒に映画を観られるのは貴重な体験だと思うので自分も楽しみながら、最高のキャストと最高のスタッフで作りあげた、この三池監督のジョジョワールドを皆さんに楽しんでもらえたらと思います」とコメント。そして上映前、観客から大歓声で迎えられ、現地ファンの前に登場した2人。三池監督は、「今朝、ホテルで目が覚めて、窓の外を見ると人が誰もいなくて、夜、お客さんが来てくれるか不安でしたが、こうして多くのお客さんに来て頂けてほっとしています」と心境を語り、山崎さんは監督から“ジョジョ”と紹介されると、観客からの盛大な拍手に手を振って応え、「こんばんは、山崎賢人です。『ジョジョの奇妙な冒険』を見てもらえることにとても興奮しています。ヌーシャテルのみなさんを愛しています」と流暢なフランス語を披露。挨拶の後、現地ファンと共に2人は本作を観賞。そして映画の上映が終わると自然と拍手が巻き起こり、“トレビアン”の声と共にそのままスタンディングオベーションに。熱気冷めやらぬ中行われたQ&Aでは、現地ファンから撮影で一番大変だったことについて聞かれると、「スタンドを出す、スタンドで戦うこと」と山崎さん。それを受け三池監督は、「CGIの予算に限りがあったので、彼には自力でスタンドを出してもらいました」と冗談を交えて回答していた。次にジョジョを映画化した理由についての質問には、「長い間、荒木先生が連載をされており、現在1億部を超えています。誰にも実写化できないと言われ、何年も前から様々な人が実写化に挑戦したがなかなか実現しなかった。そして、今回、山崎賢人という俳優が登場し、勇気をもって映画化した」と明かし、続編について聞かれると、「続編ができるかどうかは、初めて観た皆さんがおもしろかったと世界へ向けて発信してくれるかにかかっています」とアピール。また、仗助というキャラクターについて聞かれると山崎さんは、「仗助に対してはすごく憧れる部分がありますね。自分自身がなかなかできないようなことをやってくれるので、かっこいいキャラクターだなと思います」と想いを語った。実際に本作を鑑賞した人たちは、「三池監督の作品を見るのは初めてです。僕はジョジョの大ファンで、原作マンガもアニメも好きですが、映画もとてもよくできていて素晴らしいと思います!」「僕はマンガを読んだことがなかったのですが、とても驚きました。すごくいい映画でしたね」「パンチを出すときの怒りの表情などがとても豊かで良かったです。彼はとても良い仕事をしていましたね。とても楽しめました」と大絶賛。そんなイベント後、三池監督は「ぐったりと疲れたけど楽しめた。映画を真剣に観てくれて、真剣に楽しんでくれたのが伝わってきました」と話し、山崎さんも、「いい経験ができ、感動しました」「日本とはお客さんの感覚が違いしますが、今回そのお客さんたちと一緒に観ることができていい経験になりました。スタンディングオベーションは嬉しかったですね」と存分に楽しめた様子だった。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年07月04日俳優の山崎賢人が、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)ワールドプレミアに、三池崇史監督とともに登場した。同作は荒木飛呂彦原作、1987年に連載を開始した人気コミックで、現在はPart8(第8部)を集英社「ウルトラジャンプ」(集英社)で展開している。今回実写化されるのはPart4(第4部)「ダイヤモンドは砕けない」で、山崎賢人演じる主人公・東方仗助が杜王町に潜むスタンド使いと戦いを繰り広げる。ワールドプレミアは、スイスで現地時間2日に開催。6月30日から7月8日まで開催中の第17回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭にて、世界中のファンへ向けて初披露となった。同作はインターナショナル・コンペティション部門に選出されており、8日に結果が発表される。イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、アメリカ等を含む9カ国から約300名のプレスが参加し、仗助のコスプレをしたファンなども集まった。公式上映を前に、三池監督は「わざわざジョジョをみにきてくださる人たちがどんな人たちなのか、勇気をくれる人たちだと信じています」と心境を吐露。初の映画祭に参加する山崎は「海外の人たちがジョジョを見てどういう反応をみせるのか気になりますし、その中で一緒に映画を観られるのは貴重な体験だと思うので自分も楽しみ」と緊張の面持ちで答えつつ、「最高のキャストと最高のスタッフで作りあげた、この三池監督のジョジョワールドを皆さんに楽しんでもらえたらと思います」と、作品の出来に自信を見せた。山崎と三池監督は観客から大歓声で迎えられ、山﨑はフランス語で「こんばんは、山﨑賢人です。『ジョジョの奇妙な冒険』を見てもらえることにとても興奮しています。ヌーシャテルのみなさんを愛しています」とコメント。2人は現地ファンとともに同作を鑑賞した。上映が終わると、自然と拍手が巻き起こり“トレビアン”の声とともに、客席はスタンディングオベーション。山崎と三池監督はがっちりと握手を交わし、上映後には現地のファンからの様々な質問に答えた。イベント後、三池監督は「ぐったりと疲れたけど楽しめた。映画を真剣に観てくれて、真剣に楽しんでくれたのが伝わってきました」と、反応に満足げな様子を見せる。一方山崎は「いい経験ができ、感動しました」と感無量で、「日本とはお客さんの感覚が違いますが、今回そのお客さん達と一緒に観ることができていい経験になりました。スタンディングオベーションは嬉しかったですね」と初の海外映画祭に喜びを露わにした。
2017年07月04日嵐の大野智主演の映画『忍びの国』が7月1日(土)に公開を迎え、大野さんをはじめ、共演の石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平、立川談春、知念侑李、マキタスポーツ、中村義洋監督が舞台挨拶に登壇した。「のぼうの城」などで知られる和田竜の同名小説を『怪物くん』でもタッグを組んだ大野さん×中村監督で映画化。天下統一を目指す織田軍と伊賀の忍びの軍団の戦いを描き出す。大野さんは公開を迎え「ようやくという気持ちです。6年ぶりの映画で、新鮮でした」と述懐。石原さんも1年前の撮影をふり返り「やっとです。今日をもってプロモーションを含めて“卒業”ですが、みなさんにお届けできて、寂しさもあるけど温かい気持ちです」と笑顔で航海の喜びを口にした。知念さんは、自身のジャニーズ事務所への入所のきっかけでもある憧れの大野さんとの共演に「デビューよりも嬉しかったくらい」と語り、大野さんから「事務所に怒られるよ。それは口に出さずに心の中に秘めとけよ(苦笑)」とたしなめられていた。海外の映画祭に参加した中村監督によると、大野さんが演じた織田信長の次男・信雄がなぜか海外の観客の心をガッチリとつかんでいたそうで「信雄がツボで、みっともなさに大爆笑でした」と明かすと、知念さんは「海外進出も近いんじゃないですか!」と目を輝かせていた。この日は、映画に合わせて「もし登壇メンバーの誰かの頭の中に入り込めるなら?」という質問が投げかけられたが、石原さんは大野さんを選択。「1年前に撮影でご一緒して、最近もプロモーションで一緒にいましたが、いまだにわからない!生活感がないし、料理の番組とかで一緒にいてもわかんない」と“謎”に包まれた大野さんが何を考えているのかを知りたいと語る。その大野さんは、鈴木さんの頭の中に入りたいと明かし「(鈴木さんは)変態なんじゃないかと(笑)」と語り「実際どうなんですか?」と追及!鈴木さんから「嵐は『変態仮面』が好きすぎ!あれは役ですから。パンティは被りません」と潔白(?)をアピール。大野さんは「4人に伝えておきます」と語っていた。『忍びの国』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会
2017年07月01日日本マンガ界が誇る大場つぐみ(原作・原案)×小畑健(作画)による人気コミックをNetflixが実写映画化する『Death Note/デスノート』。このほど、死神リュークのクールなキービジュアルとともに、最新予告がお披露目となった。ある日、偶然1冊のノートを手にした男子高校生ライト・ターナー。そのノートに、顔を思い浮かべながら名前を書いた人間を殺す力があることに気づいた彼は、やがて神のような力の虜となる。恐ろしい力を持つデスノートを利用して、生きるに値しないと思う人々を殺し始めていき…。世界の映画祭を震撼させたシチュエーションスリラー『サプライズ』や、ダン・スティーヴンス主演『ザ・ゲスト』などを手がけ、レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザースによる「モンスターバース」の『ゴジラVSコング』(原題/2020年公開予定)でも、メガホンをとることが発表されている話題の気鋭アダム・ウィンガードが監督を務めた本作。ハリウッド屈指のクリエイター陣が集結し、日本でも映画、ドラマ、アニメ、舞台などで描かれてきた伝説的コミックを元に、新たな物語が展開する。主人公ライト・ターナー役を演じるのは、『きっと、星のせいじゃない。』『マイ・インターン』のナット・ウルフ。L役には、『ショート・ターム』のキース・スタンフィールド、ミア役に『ナイスガイズ!』のマーガレット・クアリーら、ハリウッド期待の若手キャストが集結。そして、名優ウィレム・デフォーが死神リュークの声を担当することも大きな話題を呼んでいる中、このたび解禁されたハリウッド版死神リュークのキービジュアルは、原作コミックでの姿を彷彿とさせる超絶クールなもの。もちろん、トレードマークともいえるお馴染みのリンゴを手にしている。また併せて公開された最新予告編では、主人公ライトがデスノートを手にして、徐々に殺人者キラ(KIRA)と化していく様子がより詳細に描かれ、「まだ足りない 世界を変えよう」とライトをそそのかすかのような、マーガレット演じるミアの存在も気にかかる。それを追うミステリアスな名探偵L(エル)との壮絶な追跡劇と駆け引きもダイナミックに描かれ、さらに期待が高まる映像となっている。Netflixオリジナル映画『Death Note/デスノート』は8月25日 (金) よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始。(text:cinemacafe.net)
2017年06月30日森の美術館で1日をすごすキャンプイベント「FOREST MUSEUM 2017-箱根の森の美術館で、素敵なアウトドア体験を」が、8月25日(金)、26日(土)にポーラ美術館で開催されます。豊かな自然とアート、温泉と焼きたてパンが楽しめる欲張りイベントをご紹介します!開館15周年を迎えたポーラ美術館初の企画富士箱根伊豆国立公園という立地に恵まれ、『箱根の自然と美術の共生』をコンセプトに設計されたポーラ美術館。「FOREST MUSEUM 2017-箱根の森の美術館で、素敵なアウトドア体験を」は、今年で15周年を迎えた同美術館がはじめて企画する、アートと自然をいっしょに体験するイベントです。美術館の森でキャンプをしたり野外で映画を上映したり、閉館後の美術館を貸切にして「ピカソとシャガール」展のギャラリートークを楽しんだり。さらには箱根の温泉で疲れを癒やし、富士屋ホテルの焼きたてパンを楽しむこともできるという、とっても贅沢な企画です。●当日楽しめるコンテンツ①「ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌」展を楽しむトークイベント閉館後の美術館を貸切にしておこなうギャラリートークです。美術を身近に楽しめるものにすべく活動中のアートテラー・とに~氏と「ピカソとシャガール」展の担当学芸員が、企画展の魅力をじっくりと語ってくれます。② ネイチャーガイドツアー箱根ビジターセンタースタッフが、遊歩道で見られる動植物の解説をおこいます。普段は目にすることのない生物の生態を楽しめますよ。③ 野外映画上映会イスとランタンをもって幻想的な映画鑑賞に。映画をセレクトするのは、今年で4回目を数える野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」をてがけるサトウダイスケ氏です。④ 森の図書館青々と茂る木々に囲まれて、野鳥のさえずり、沢のせせらぎを耳にしながら本を読む、贅沢な時間が楽しめます。⑤ 森のCafe & bar日中はCafe、夜はbarがオープン。翌朝はアウトドアで美味しいコーヒーを淹れる方法を教わるワークショップも開催されます(コーヒーは無料、お酒はキャッシュオンとなります)。⑥ 日帰り温泉翌朝、箱根湯本の「箱根湯寮」の入浴がついています。箱根といえば温泉は外せませんね。●スケジュール【8月25日(金)・1日目】14:00~15:00 受付・ガイダンス15:00~16:00 ネイチャーガイドツアー16:00~17:00 森のCafe・オープン、自由時間17:00~18:00「ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌」展・ギャラリートーク18:00~20:00 夕食(レストラン「アレイ」にて)、順次自由時間、森のBar・オープン20:00~21:30 野外映画鑑賞23:00 消灯、テント内就寝【8月26日(土)・2日目】7:00~森のCafe・オープン8:00~朝食・コーヒーワークショップ開催10:00 解散、各自で箱根湯寮へ。《イベント詳細》名称:FOREST MUSEUM 2017-箱根の森の美術館で、素敵なアウトドア体験を日程 :2017年8月25日(金)、26日(土) 1泊2日会場 :ポーラ美術館 森の遊歩道(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)申込期間:7月3日(月)10:00 ~8月10日(木)※先着順申込方法 :にて(7月3日10時より公開)参加人数:限定15組(最低催行人数30名)参加費 :申込方法:1人 18,000円参加要件:1組2名以上で申し込み、1テントあたり4名まで*未成年の場合は保護者同伴*未就学児不可参加費に含まれるもの:寝袋以外のキャンプ用品使用料(テント、マット、ランタン、イス等)朝・夕の計2食、25日、26日の入館料(3,600円相当)、箱根湯寮利用料(1,400円相当)各イベント費、国内旅行保険料。*寝袋希望の場合は別途レンタル2,000円。
2017年06月30日『母と暮せば』の二宮和也と『おくりびと』の名匠・滝田洋二郎監督のコンビが初タッグを組み、注目を集める『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』。このたび、二宮さんはじめ、西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、竹野内豊ほか実力派キャスト陣が集結した30秒の特報映像と、登場人物たちの劇中ビジュアルが解禁となった。戦争で失われた、伝説の“料理全席”――。激動の1930年代、満州に渡った天皇の料理番・山形直太朗(西島秀俊)が考案した究極の美味112品によるフルコース「大日本帝国食菜全席」。歴史の闇に消えたレシピの謎を追い、メニューの完全再現に挑むのは、絶対味覚=“麒麟の舌”を持つ料理人・佐々木充(二宮和也)。彼はこれまで、愛を知らずに生きてきた。もう1人の“麒麟の舌”を持つ男の生涯を知るまでは…。かつて世界を料理で変えようとした料理人が、自らの命をかけてレシピに隠した秘密とは?伝説のメニュー、最後の1皿=(ラストレシピ)が再現されるとき、70年の時を繋ぐ“壮大な愛”が明らかになる――。2006年公開のクリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』ので世界中から注目を集め、2015年公開の山田洋次監督作『母と暮せば』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。いまや名実ともに日本を代表する演技派俳優となった二宮さんが主演を務める本作。2008年公開『おくりびと』で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞W受賞をはじめ、第32回モントリオール世界映画祭グランプリ、さらには日本映画史上初の快挙となる第81回米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田監督と初めてのタッグを組んだ。このほど解禁された特報映像では、西島さん演じる天皇の料理番・山形が、70年前に考案した幻のフルコースがお披露目される。原作は、伝説のTV番組「料理の鉄人」を手がけた作家・田中経一、絢爛豪華なメニューの映像化と出演者への調理指導は料理界の重鎮・服部幸應が全面協力しているだけあり、その料理の数々も目を見張る。滝田監督のもと、二宮さん、西島さん、綾野さん、宮崎さん、竹野内さんら超豪華俳優陣が紡ぎだす、現代と過去が交錯する映像は必見。二宮さん演じる佐々木、西島さん演じる山形、そして佐々木の唯一無二の理解者である、綾野さん演じる柳沢のそれぞれの涙の理由とは?『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』は11月3日(金・祝)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月29日6月22日(木)~25日(日)まで有楽町にて開催された「フランス映画祭2017」。このほど、11本の新作上映作の中から観客が選ぶエールフランス観客賞に、『夜明けの祈り』が選出。映画祭団長であるカトリーヌ・ドヌーヴほか、イザベル・ユペール、トラン・アン・ユン監督、ポール・ヴァーホーヴェン監督など、そうそうたる顔ぶれが来日した映画祭が大盛況の内に閉幕した。今年で、実に25回の節目を迎えた「フランス映画祭」。初日6月22日には、『大統領の料理人』のカトリーヌ・フロとの共演作『ルージュの手紙』を引っさげ、カトリーヌ・ドヌーヴが団長としてオープニングセレモニーと上映前舞台挨拶に登壇。フランスの大女優の登場に、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こった。ステージ上で花束を受け取ったドヌーヴは、「25回目のフランス映画祭の団長を務めることができ、大変感動しておりますし、今年もフランスの映画を多く皆さんにお見せすることができます。今回11作品が選ばれていますが、そのうち4作品は女性監督のものであります。これは大変重い、意味があるものだと思います。また新しいことでもあり、私はこのチョイスに賛同いたします」と挨拶。そしてステージ上に各作品のゲストが登場すると、同じくフランスを代表する『エル ELLE』のイザベル・ユペールと笑顔で抱き合い、ステージ上でお互いに来日できたことを喜んでいた。さらに、「フランス映画祭2017」の親善大使の北野武監督が登壇、「僕にとってフランス映画は、ジャン・ギャバンから始まって、セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの『ガラスの墓標』、それから大女優のカトリーヌ・ドヌーヴさんの『昼顔』『シェルブールの雨傘』などから影響を受けています」と、ドヌーヴからも影響を受けたことを告白。「映画には観終わった後に恋人同士や友達同士で語り合って、お互いの見方を知っていく、そういう役目もあると思うので、その点ではフランスの映画は語り合うのに適しています。大女優さんと大監督が揃って、25回目を迎えられたことは本当におめでたいことですし、私もこの壇上で挨拶させてもらうことは非常に光栄に思っています」とスピーチすると、ドヌーヴも笑顔を見せていた。そして、『ルージュの手紙』や『エル ELLE』、マリオン・コティヤール&ルイ・ガレル共演『愛を綴る女』(ニコール・ガルシア監督)、オドレイ・トトゥ&メラニー・ロラン&ベレニス・ベジョの3大女優共演『エタニティ永遠の花たちへ』(トラン・アン・ユン監督)など、上映された新作映画全11作品の中から、見事エールフランス観客賞に輝いたのは、『ココ・アヴァン・シャネル』『ボヴァリー夫人とパン屋』のアンヌ・フォンテーヌ監督による最新作『夜明けの祈り』。1945年、第二次世界大戦が終結した年。ポーランドの修道院で起きた悲劇的な事件により、心身共に傷ついた修道女を救うために尽力した医師マドレーヌ・ポーリアックの知られざる史実を映画化。主演には、類いまれな美貌と実力を兼ね備えた新星女優ルー・ドゥ・ラージュを迎え、神の意のままに生きようとする修道院長をアガタ・クレシャ、マチルドと固い友情で結ばれていくシスター・マリア役をアガタ・ブゼクが務めた。自らの危険を顧みず、無償の人道支援に身を投じたヒロインの勇気ある行動、そして彼女たちの情熱と祈りがたぐり寄せる、奇跡のような“夜明け”のラストが多くの観客の心を揺さぶり、高い評価につながった様子だ。フランス映画祭の観客賞といえば、これまで『最強のふたり』『タイピスト!』『エール!』、そして昨年は『92歳のパリジェンヌ』など、日本において記録的大ヒットとなったり、根強いファンに愛されている作品ばかり。本作も、さらに大きな注目を集めるはずだ。『夜明けの祈り』は8月5日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。『ルージュの手紙』は今冬、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:夜明けの祈り 2017年8月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM MARS FILMS FRANCE 2 CINÉMA SCOPE PICTURES
2017年06月28日