高橋一生が主演を務めた2006年公開『MEATBALL MACHINE ーミートボールマシンー』をモチーフに、『シン・ゴジラ』の特殊造形を手がけた西村喜廣がメガホンをとった新作映画『蠱毒(こどく) ミートボールマシン』。8月19日(土)より公開された本作に出演する斎藤工の、衝撃の“謎の宇宙人”姿が明らかとなった。孤独でしがない中年男・野田勇次(田中要次)が、謎の生命体に寄生され、最強の戦士“ネクロボーグ”へと変身。密かに思いを寄せるカヲル(百合沙)を守るため、謎の生物に操られたヒトとマシンの複合体“ネクロボーグ”との戦いの渦に飛び込み、死闘を繰り広げていく。本作は、独特な世界観かつ究極の過激描写で描かれ、数々の海外映画祭から絶賛、観客からもカルト的な支持を受けた伝説のバイオレンス・スプラッター『ミートボールマシン』(05/山本淳一監督、山口雄大監督)がモチーフ。これまで、斎藤さんが“謎の宇宙人”を演じることは発表されていたが、そのビジュアルは一切伏せられたままだった。人間の頭の中に寄生した謎の生命体により、“ネクロボーグ”化された人間たちが死闘を繰り返すのは、透明な巨大フラスコのようなものに覆われた街。そこでの死闘の最後の最後に現れるのが、斎藤さん演じる宇宙人。果たして、この宇宙人の目的は何なのか…。このたび明らかになった画像は、背景をCG加工するため、グリーンバック前で西村監督による独創的な姿に変貌した斎藤さんをとらえた一コマ。西村監督前作の『虎影』ではカッコいい忍びの主人公を颯爽と演じた斎藤さんが、180度違うインパクトのある姿を披露するその遊び心とプロ魂には感服!斎藤さんは、「私のビジュアルや役柄はさて置き『蠱毒』自体は物凄い作品ですので、騙されたと思って劇場へ足を運んでいただけたら嬉しいです。宇宙人うそつかない」とコメント。また、西村監督は、この斎藤さんの役柄を「最初の脚本にはなかったのですが、絵コンテを書いていくうちに考えたキャラクター」と明かし、「いつもいろんな役をやってくれるし、二枚目だけではない役をいつも頼んでいます。すごく器用にやってくれるので助かります」と斎藤さんに感謝を告白。「実はセリフが逆回転になっています。今後、DVDやブルーレイが発売されたとき、それをさらに逆回転で聞いてもらうと2度おいしいと思います。なので何を喋っているかはお楽しみです!」と期待を煽っている。『蠱毒 ミートボールマシン』は新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蠱毒 ミートボールマシン 2017年全国にて公開(C) 2017 キングレコード
2017年08月21日第九回下北沢映画祭が、しもきた空間リバティ、下北沢トリウッド、ライブハウス近松、HIBOU HIBOUにて2017年10月7日(土)から10月9日(月・祝)までの3日間開催される。下北沢映画祭とは、ジャンルを問わない一般募集した映画作品のコンペティションをメインに、音楽や演劇、ファッション、グルメなど様々なプログラムを楽しむことが出来るイベントだ。9回目となる今年のテーマは、「Light up! Cinema 映画を照らせ」。ミニシアターの閉館など、映画を取り巻く環境が劇的に変化している現在にフォーカスし、映画を様々な角度から捉えるための5つのプログラムを開催する。会場は、しもきた空間リバティ、下北沢トリウッド、ライブハウス近松、ギャラリーHIBOU HIBOUの過去最多となる全4会場をセッティング。コンペティションでは、応募総数244作品の中から選ばれた9作品を期間中3日間にわたって上映し、最終日に各受賞作品が決定される予定だ。プログラムの第1弾として10月7日(土)には、映画『ディスタンス』を下北沢トリウッドにて上映。監督岡本まな自身のばらばらに暮らす家族と、その物語をカメラを通して紡ぎ出す、セルフ・ドキュメンタリー映画の本作。上映後には、岡本まな、詩人の文月悠光、音楽家の柴田聡子によるトークショーも行われる。そして、プログラム第2弾で発表されたのは、タナカカツキをメインクリエーターに迎えた上演作品だ。イベント内で、マンガ家、映像作家、サウナ大使、水中園芸家など多くの顔を持つ彼の“あたまの中”を徹底解剖。ギャラリーHIBOU HIBOUとの連動企画も開催する。新たに発表されたラインナップには、映画館に勤める男性と映画館閉鎖までを描いたウルグアイの名作『映画よ、さようなら』の上演が決定。上映後、映画館の減少に伴い映画の多様性が失われゆく今、これからどのように映画と出逢っていくべきかを俳優の中島歩らと共に考えていく。他にも、ヒップホップカルチャーを全世界に広めた伝説の映画『WILD STYLE』をアーティスト2組のライブと共に上映。さらに期間中、今回のコンペティションのゲスト審査員、今泉力哉監督の第2回下北沢映画祭準グランプリ作品『最低』と今泉監督が手掛けた乃木坂46個人PVの上映も決定している。【詳細】第九回下北沢映画祭期間:2016年10月7日(土)~10月9日(月・祝)会場:・しもきた空間リバティ 世田谷区北沢2-11-3イサミヤビル4F・下北沢トリウッド 世田谷区代沢5-32-5-2F・ライブハウス近松 世田谷区北沢2-14-16・HIBOU HIBOU 世田谷区北沢2-7-2開催内容:■ドキュメンタリー「ディスタンス」上映日時:2017年10月7日(土) 19:30~(開場19:15)会場:下北沢トリウッドチケット料金:1,800円(税込)■スクリーンで映画と出逢う世界~あなたが想う映画体験のこれから~日時:2017年10月8日(日) 10:30~(開場10:15)会場:ライブハウス近松チケット料金:2,000円(税込)+1ドリンク■映画とラップの過去・現在・未来日時:2017年10月8日(日) 19:00~(開場18:45)会場:ライブハウス近松チケット料金:2,500円(税込)+1ドリンク■タナカカツキと“ととのう”会 ~アートを日常に翻訳する~日時:2017年10月9日(月・祝) 13:30~ 開場は15分前会場:しもきた空間リバティチケット料金:2,000円(税込)■第9回下北沢映画祭コンペティション日時:2017年10月7日(土)~9日(月・祝)会場:下北沢トリウッド、しもきた空間リバティチケット料金:各回800円(税込) 通し券1,600円(税込) 授賞式1,000円(税込)■今泉力哉監督フィルモグラフィ 振り返りプログラム「乃木坂46個人PV無料上映」日時:2017年10月8日(日) 15:30~会場:ライブハウス近松「第2回下北沢映画祭 準グランプリ受賞作『最低』上映」日時:2017年10月9日(月・祝) 17:00~会場:しもきた空間リバティ
2017年08月20日『フラメンコ・フラメンコ』を始め、数々の舞踊音楽の芸術作品を世に送り出してきたスペイン映画界の巨匠カルロス・サウラが贈る最新作『JOTA de Saura』(原題)が、『J:ビヨンド・フラメンコ』の邦題で11月25日(土)より日本公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルも到着した。「フラメンコ三部作」と話題を呼んだ『血の婚礼』(’81)、『カルメン』(’83)、『恋は魔術師』(’86)。トップに君臨するアーティストらのパフォーマンスを格調高くスタジオで捉えた、オムニバス形式による『フラメンコ』(’95)、『イベリア 魂のフラメンコ』(’05)、『フラメンコ・フラメンコ』 (’10)…と、数々の舞踊音楽の芸術作品を世に送り出してきたスペイン映画界の巨匠サウラ。カンヌ国際映画祭(パルムドールを除く)、ベルリン国際映画祭金獅子賞、アカデミー賞に3度ノミネートなど、数多くの受賞歴を持ち、特に音楽を題材とした作品は、現代の映画界における非常にクリエイティブな試みとして高く評価されている。御年85歳の彼が描く、5年ぶりの待望の日本公開となる本作では、監督の生まれ故郷であるスペインのアラゴン地方が発祥とされる「ホタ」が描かれる。フラメンコのルーツのひとつであるこの「ホタ」を通し、フラメンコのフィールドの彼方に広がる「ホタ」の奥深い魅力に迫っていこうという、至福のダンス&音楽エンターテインメントとなっており、めくるめく映像美で描かれる数々のダンスシーンは必見だ。そんな本作には、豪華アーティスト陣が集結。自身を追ったドキュメンタリー『パッション・フラメンコ』が公開を控える国民的フラメンコダンサーのサラ・バラス、パコ・デ・ルシアの後継者と目され、世界的に活躍するスーパーギタリストのカニサレス、ガリシアが生んだ天才バグパイプ奏者カルロス・ヌニェス、「ホタ」ダンスの第一人者で『イベリア 魂のフラメンコ』にも出演したダンサー兼振付師のミゲル・アンヘル・ベルナ、アラゴンの伝統「ホタ」を現代化して歌うポップスターのカルメン・パリスなど、フラメンコおよびスペイン舞踊ファン、ワールドミュージック・ファンなら絶対に見逃せない顔ぶれが勢揃いしている。また今回、ポスターとあわせて写真も公開された。まず、オレンジの衣装を身にまとった踊り子の後ろで、見切れてギターを弾いているのがカニサレス。緑のドレスを着て男性と踊っているのがサラ。そして、ホタのほかにバレエ、モダンダンス、フラメンコも踊れるダンサーのミゲルが、鏡に囲われたような場所でポーズをキメている。『J:ビヨンド・フラメンコ』は11月25日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年08月20日ハリウッドの大物女優たちが断り続けた衝撃のキャラクターを熱演し、第89回アカデミー賞主演女優賞ノミネートほか、数多くの賞に輝いたイザベル・ユペール主演『エルELLE』。8月25日(金)に迫った公開を前に、ユペールが自身の演技論について熱く語ったインタビュー映像がシネマカフェに到着した。本作は、『氷の微笑』などで知られる巨匠ポール・ヴァーホーヴェン監督が、“フランスの至宝”ユペールを主演に迎えて放つ異色のサスペンス。性的暴行を受けながら、警察には頼らず自ら犯人を追及するキャリアウーマン、ミシェルという難役をユペールは熱演。数々のドラマを生んだ本年度の賞レースで、本作はひときわ異彩を放ちながらも133ノミネート69受賞(7月18日現在)、フランス映画にしてアカデミー賞主演女優賞ノミネートも果たした。ユペールといえば、『ピアニスト』(ミヒャエル・ハネケ監督)でカンヌ国際映画祭女優賞、『主婦マリーがしたこと』(クロード・シャブロル監督)などでヴェネチア国際映画祭女優賞、『8人の女たち』(フランソワ・オゾン監督)でベルリン国際映画賞銀熊賞(芸術貢献賞)と、世界三大映画祭の全てで賞を獲得、本作で初のオスカーノミネートも果たした世界でも指折りの演技派。このたびの映像では、キャラクターへの理解度の高さという基本的な要素を認めつつ、一方で、役を理想化するのではなく役のリアルに迫ることを心掛けていると彼女は語る。観客の共感や心地よさを得やすくしなければならない、という風潮を暗に批判しつつ、「ただ役の真実を演じたい」とモットーを挙げた。続けて、“悪いことをするキャラクター”を例に挙げながら自身のキャラクター論についても言及。「悪いことをする」からといって「その人が“悪”ではない」と断言する。ミシェルは、映画の冒頭で男に襲われるが、物語を通じて犯罪被害者としてだけではないさまさまな側面を覗かせ、その複雑で独特な人物像に観客は戸惑いながらも引き込まれていく。同時に、彼女を取り巻く人々もまた、多様な表情を持っているのも本作の魅力。ユペールの言葉は、本作を紐解く大きなヒントにもなっているようだ。『エルELLE』は8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月20日東野圭吾のベストセラー小説を、「Hey! Say! JUMP」の山田涼介主演で映画化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の完成披露試写会が8月18日(金)、都内で行われ、山田さんをはじめ、ベテラン俳優の西田敏行ら共演陣、メガホンをとる廣木隆一監督が出席した。どんな相談にも真剣に答えてくれる雑貨店「ナミヤ雑貨店」を舞台に、そこに届けられた手紙が時空を超えた人々の絆を紡ぎだす感動のヒューマンドラマ。山田さんは「原作を読んだときは、2時間にまとめるのは無理なんじゃないかと思いました。でも、考え抜かれた脚本をいただき、スタッフの皆さんの熱い思いが伝わりました」とふり返り、「人の温もりを思い出す作品。奇蹟は信じるものではなく、自分の手で手繰り寄せるものだと思った」としみじみ語った。物語のカギを握る雑貨屋店主を演じる西田さんは、「原作にはいろんな仕掛けがあるから、映像化は大変かと思いきや…、この監督はやってのけちゃう」と廣木監督の手腕を絶賛。また、「山田くんを見ていると、昔、熱心に見ていた映画『エデンの東』のジェームズ・ディーンに重なるものを感じた」と太鼓判を押していた。この日は本作が第22回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門に正式招待されることが発表され、山田さんは「うれしいですね。アジアでも愛されている原作ですし、世界に歩みを始めた作品にいろんな感想をいただければ」と喜びのコメント。映画の内容にちなみ、山田さんが「緊張の対処法は?」と西田さんに“お悩み相談”すると、西田さんは「頸椎を痛めたんで、医者に言われて、ここ4~5年は脱力しっぱなし(笑)。まあ、新人の頃から一切緊張したことはないですね。大物の証かな(笑)」と豪快に返答していた。完成披露試写会には山田さん、西田さん、廣木監督に加えて、尾野真千子、村上虹郎、寛一郎、門脇麦、林遣都が出席した。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月18日ホラー小説界の頂点に君臨するスティーヴン・キングの小説の中でも、これほど恐れられた作品はないと言われる「IT/イット」を映画化した『IT』(原題)が、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の邦題で11月3日(金・祝)に日本公開されることが決定した。一見、平和で静かな田舎町を突如、恐怖が覆い尽くす。相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に、突如“それ”は現れる。“それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子どもたちも“それ”に遭遇していた。自分の部屋、地下室、バスルーム、学校、図書館、そして町の中…何かに恐怖を感じる度に“それ”は、どこへでも姿を現す。ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは、“それ”に立ち向かうことを決意するのだが…。真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた――。発刊以来30年にわたり、世界中の読者に強烈なトラウマを植え付けてきた小説「IT/イット」。金字塔を打ち立てたこの小説を今回、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮の新感覚ホラー『MAMA』で監督を務め、頭角を現した俊英アンディ・ムスキエティが監督・脚本を兼任し映画化。本作の予告編は公開されるや、全米では『ワイルド・スピード ICE BREAK』『美女と野獣』を抜き、24時間で1億9700万回という史上最多の再生回数を記録している。そんな話題の本作から、邦題・公開決定と同時に超特報映像と場面写真が到着!回転しながら下水道の出口へ進み、そして「IT」の恐ろしげなロゴが迫ってくる映像では、笑い声のような音声も入っており、奇妙だが観る者の期待感を煽る仕上がりに。また、写真は真っ赤な風船で顔が隠れた“それ”が写し出され、強烈なインパクトを残している。なお、本作は9月15日(金)から開催される「第10回したまちコメディ映画祭」の映画秘宝まつりでの上映も決定。17日(日)にジャパン・プレミア上映が行われる。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は11月3日(金・祝)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月18日ラヴ・ディアスとは?“怪物的映画作家"と評され、世界の映画祭を次々と制覇してきたラヴ・ディアス。フィリピンが生んだ巨匠。2016年のベルリン国際映画祭で、『痛ましき謎への子守唄』が銀熊賞を受賞、約半年を経てベネチア国際映画祭で『立ち去った女』が金獅子賞に選ばれる。ラヴ・ディアスは1年で、世界三大映画祭の2つを制覇してしまった。そして、最新作『立ち去った女』が2017年10月より全国で順次公開されてく。無実の罪で30年も投獄『立ち去った女』は、『ショーシャンクの空に』の原点となった、ロシアの文豪レフ・トルストイの短編にインスパイアされた作品。殺人の罪で30年間も投獄されてしまう無実の女、そして、その黒幕は、彼女のかつての恋人だった…というストーリー。背景にはフィリピンの現代史を盛り込みつつ、哲学、宗教、寓話的な要素、そして詩情をも取り入れ、揺れ動くヒロインの心情、人の善悪をじっくり描き出すヒューマンドラマだ上映時間は短く3時間48分ラヴ・ディアスのこれまでの作品は超長編。5~6時間は当たり前で、9時間に達する作品もあった。それでも、その独特なリズムは”魔術的魅力”を持ち、見る人は徐々に引き込まれていく。『立ち去った女』の上映時間は奇跡的にも”3時間48分”。ラヴ・ディアスの世界観を初めて体験する人には絶好の機会かもしれない。『立ち去った女』あらすじ殺人の罪で、30年もの間投獄された無実の女ホラシア(チャロ・サントス・コンシオ)。真の黒幕は、彼女のかつての恋人ロドリゴ(マイケル・デ・メサ)だった。出所したホラシアは、自分を陥れた男を追って、孤独な復讐の旅に出る。彼女の前に現れたのは、アヒルの卵売りの男、物乞いの女、そして心と身体に傷を抱えた謎の“女"(ジョン・ロイド・クルズ)。困っている者、弱い者たちに優しく手を差し伸べ、惜しみない愛を注ぐホラシア。そんな彼女を慕う者たちの助けで、復讐すべき男との距離は徐々に縮まっていく…。作品詳細『立ち去った女』原題:Ang Babaeng Humayo/英題:The Woman Who Left監督・脚本・編集・撮影:ラヴ・ディアス出演:チャロ・サントス・コンシオ、ジョン・ロイド・クルズ、マイケル・デ・メサ2016/フィリピン/タガログ語/モノクロ/上映時間:228分/配給・宣伝:マジックアワー
2017年08月14日俳優の山田孝之が、映画『ハード・コア-平成地獄ブラザーズ』(2018年公開)の主演を務めることが11日、わかった。同作は、狩撫麻礼&いましろたかしにより1991年に発表された同名コミックを実写化。世間に馴染めず、埋蔵金堀りの仕事をする権藤右近(山田)と、右近が心を許せる友人の牛山(荒川良々)、エリート商社マンで2人を見守る右近の弟・左近(佐藤健)が1体のロボットを見つけたことにより、運命が変わっていく。山田が2作目となる映画プロデュースを果たし、『山田孝之の東京都北区赤羽』『山田孝之のカンヌ映画祭』『映画 山田孝之3D』などで山田と組み、盟友でもある山下敦弘監督がメガホンを取る。山下監督は「なんで今『ハード・コア』を映画化するの?』と、ある友人に言われました」と明かし、「ともかく傑作マンガ『ハード・コア』を前にしてご時世もキャリアもへったくれも無いです」と断言した。山下監督はさらに「山田孝之の口から『山下さん「ハード・コア」って読みました?』っていう言葉が飛び出して早5年。もうこれはやらねばというか、やる運命というかハッキリ言って使命にも似た境地です」と心境を吐露。原作を初めて読んだ時は「とにかく興奮しっぱなし」と振り返り、「気付いたら主人公の右近より歳とってました。そんな普通のオッさんがマンガ界の中でも純度の高い『ハード・コア』を監督します。是非とも楽しみにしていてください」とアピールした。また、作画のいましろは「なんというのか、この漫画を実写でやろうという人達が現れるとは思ってもみませんでした。楽しみです」と、期待を寄せる。原作の狩撫は「最下層の男たちの世間とのギクシャク、それに尽きます。山下敦弘は良き映像作家である、と思います。映画に期待しています」と語った。○山田孝之コメント全くどうしようもなく不器用な男の生き様を見ていると、イライラしてくる。でも嫌いになれない。この男の不器用さは自分に足りない部分なのでは?とすら思えてくる。そして男たちの結末に、僕は泣いた。それはきっと、曲がった世界を真っ直ぐ生きる男の姿、そこに間違いなく憧れがあるからだろう。○佐藤健コメント山田孝之ファンとしては、山田孝之との兄弟役と聞き2秒で出演を決めました。詳しく話を聞いていくと、素敵な共演者の方々、原作、そして山下監督とご一緒できるとのことで、棚から牡丹餅的な気持ちです。不思議な魅力を漂わせる映画になればいいなと思っております。ご期待ください。○荒川良々コメントオファーを頂いて、自分が生きてくうえでのバイブル『ハード・コア』の映画化、「やっっっと来た!」と感じています。山下監督と、10年程前に下北沢の居酒屋で初めてお会いした時に『ハード・コア』の話しになり映画化になるなら牛山の役は自分しかいないという話しをしたとかしないとか…まさか実現するとは、初めての山下組! 死ぬ気でやります!山田孝之さんとは2度目の共演です。今回はガッツリです。食うか食われるか! 下から見るか上からみるか! 相手にとって不足なし! 首を洗って待ってろよ! 佐藤健さんとは、今回が初対面です、よろしくお願いします。現在邦画はビックリする程漫画原作ばかりです……。原作を読んでいる方にも、読んでいない方にも楽しんでもらえるような、スゴイ映画になるよう一生懸命に挑む所存です! 乞うご期待!!役作りは完璧に仕上がってます! 早く始めて下さい!(C)狩撫麻礼いましろたかし/KADOKAWA刊
2017年08月11日山田孝之が主演&プロデュースを務め、ドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」や『映画 山田孝之 3D』の山下敦弘監督とタッグを組み、伝説的コミック「ハード・コア-平成地獄ブラザーズ」を映画化。佐藤健が山田さんと初めて兄弟役を演じ、個性派・荒川良々も参戦することが分かった。飲み屋で楽しそうに騒ぐ若者たちを見れば、腹を立てて大暴れしてしまう男、権藤右近(山田孝之)。世間に馴染めず、仕事といえば群馬の山奥での怪しい活動家の埋蔵金掘り。そんな右近が唯一心を許せる相手が、同じ埋蔵金掘りの仕事をしている心優しい牛山(荒川良々)だ。右近が女性経験のない牛山のためにいろいろ画策し、2人はハチャメチャで面白可笑しくも無為な日々を送っている。一方、右近の弟でエリート商社マンの権藤左近(佐藤健)は、そんな2人の報われないけれど自由な日々を、歯がゆさと、ほんの少しの憧憬をもって見守っていた。ある日、右近と牛山は、牛山が住処とする廃工場で1体の古びたロボットを発見する。この分野に明るい左近がロボットを調べると、オールドスタイルな見た目とは裏腹に、現代科学すら凌駕しかねないほどの高性能であることが分かってくる。世紀の発見だと鼻息荒く盛り上がる左近に対し、右近と牛山は、ロボットはただの機械じゃなく仲間だと言い、不思議な友情を築いていく。やがて、心を通わせていく3人と1体は、ロボットの能力を使い、怪しい活動家に内緒で埋蔵金を本当に見つけてしまう。同じころ、右近はその活動家の上役の出戻りで、色魔な娘と体の関係を持ち、道ならぬ恋心を抱いてしまう。果たして、肉体関係先行の右近の恋は!?そして巨額な埋蔵金を手に入れようとする3人と1体の運命は!?原作は、狩撫麻礼・作、いましろたかし・画による伝説的コミック。主人公・権藤右近を演じる山田さんは、本作で2作目となる映画プロデュースも務め、盟友・山下監督がメガホンを取る。共演者には、『るろうに剣心』シリーズをはじめ、『亜人』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などの話題作でも主演を務める若手実力派俳優・佐藤さん。また、多くの人気舞台から近年ではTV・映画と広く活躍、存在感と個性あふれる演技力で注目を集める荒川さんが参戦。8月上旬よりクランクイン、9月初めまで撮影を敢行の予定。山田さんは、主人公の権藤右近に対し、「全くどうしようもなく不器用な男の生き様を見ていると、イライラしてくる。でも嫌いになれない。この男の不器用さは自分に足りない部分なのでは?とすら思えてくる」と評し、「そして男たちの結末に、僕は泣いた。それはきっと、曲がった世界を真っ直ぐ生きる男の姿、そこに間違いなく憧れがあるからだろう」とコメントを寄せる。また、佐藤さんは、「山田孝之ファンとしては、山田孝之との兄弟役と聞き2秒で出演を決めました。詳しく話を聞いていくと、素敵な共演者の方々、原作、そして山下監督とご一緒できるとのことで、棚から牡丹餅的な気持ちです。不思議な魅力を漂わせる映画になればいいなと思っております」と自らも期待を込めて語っている。荒川さんは、「自分が生きてくうえでのバイブル『ハード・コア』の映画化、『やっっっと来た!』と感じています。山下監督と、10年ほど前に下北沢の居酒屋で初めてお会いしたときに『ハード・コア』の話になり映画化になるなら牛山の役は自分しかいないという話しをしたとかしないとか…」と明かし、「まさか実現するとは、初めての山下組!死ぬ気でやります!」とコメント。「山田孝之さんとは2度目の共演です。今回はガッツリです。食うか食われるか!下から見るか上からみるか!相手にとって不足なし!首を洗って待ってろよ!」と強気の一方、「佐藤健さんとは、今回が初対面です、よろしくお願いします」。「役作りは完璧に仕上がってます!早く始めて下さい!」と気合い十分。原作者の2人も、「最下層の男たちの世間とのギクシャク、それに尽きます。山下敦弘は良き映像作家である、と思います。映画に期待しています」(狩撫さん)、「なんというのか、この漫画を実写でやろうという人達が現れるとは思ってもみませんでした。楽しみです」(いましろさん)とそれぞれに期待は高い様子だ。山下監督は、5年前、山田さんから「山下さん『ハード・コア』って読みました?」と言われたという。「もうこれはやらねばというか、やる運命というかハッキリ言って使命にも似た境地です。原作を初めて読んだのは確か23歳くらいの頃。とにかく興奮しっぱなしで、自分の描きたいこと、描くべきことが全て詰まっていると感じました。が、しかし41歳になったいま、あの頃の興奮はありません。この19年で何かを得ては確実に何かを失なったんだと思います。気付いたら主人公の右近より歳とってました」と語り、「そんな普通のオッさんがマンガ界の中でも純度の高い『ハード・コア』を監督します」と、自らを鼓舞するごとくコメントを寄せている。『ハード・コア』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月11日台東区東京国立博物館では9月22日(金)、23日(土・祝)に、移動映画館「キノ・イグルー」と共催で「博物館で野外シネマ」を開催する。今回の上映作品も併せて決定した。2014年に始まり、今年で4年目となる「博物館で野外シネマ」は、東京国立博物館に「まだ行ったことがない」「なかなか行く機会がない」という方に、映画を観ながら博物館の雰囲気を味わってもらうために企画された。2016年は10月13~14日の2日間の上映で、1万人を超える来場があり、1日当たりの動員数では、国内最大級の野外シネマともいわれている。今回の上映作品は、第16回ニューヨーク国際児童映画祭・長編大賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・優秀賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ている『ももへの手紙』(2012年、監督:沖浦啓之)。本作は豊かな自然とやさしい人々が生きる瀬戸内の小さな島で、主人公・ももと、彼女を訪れる不思議な妖怪たちとの交流を描いた家族の愛の物語だ。映画は、本館前に設置された巨大スクリーンに投影される。1,000席程度のイスを用意しているほか、持参したレジャーシートを芝生などに敷いて鑑賞することもできる。敷地内には屋台も出店し、フードやドリンクの販売を行うということで、映画と併せて楽しめる。「博物館で野外シネマ」は9月22日(金)、23日(土・祝)19時~東京国立博物館本館前にて開催。事前申込は不要。参加費は無料。ただし当日の入館料が必要。(text:cinemacafe.net)
2017年08月09日米BOX OFFICE MOJOは8月4日~8月6日の全米週末興業成績を発表した。スティーブン・キングが自身のライフワークと称する原作の同名小説を映画化した『The Dark Tower(原題)』初登場1位。アメリカの西部開拓時代を彷彿させる荒廃した世界を舞台にしたSFファンタジーで、原作小説は現在までに7作品が世に出ている。映画版はプロデューサーにアキヴァ・ゴールズマン、ロン・ハワードが名を連ね、2012年に『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』でベルリン国際映画祭銀熊賞脚本賞を受賞したニコライ・アーセルがメガホンを取る。『パシフィック・リム』『ビースト・オブ・ノー・ネーション』などで知られるイドリス・エルバが"最後のガンスリンガー"と呼ばれる主人公を演じる他、敵役としてマシュー・マコノヒーが出演している。前週まで2週連続トップに立った『ダンケルク』は2位に転落。3位『The Emoji Movie(原題)』と4位『Girls Trip(原題)』もそれぞれ1ランクずつ順位を下げた。5位は今週初登場の『Kidnap (2017)(原題) 』。息子を誘拐された母親が誘拐犯に立ち向かう、ハル・ベリー主演のアクション映画だ。その他前週16位からランクアップして初のトップ10入りを果たした『Detroit(原題)』が8位にランクイン。1967年のデトロイト暴動を背景に起こった犯罪を映画化した作品で、『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグロー監督が再び脚本家のマーク・ボールとタッグを組んだ作品となる。
2017年08月07日オスカー女優シャーリーズ・セロンがブロンドの最強スパイを演じ、『X-MEN』のジェームズ・マカヴォイや『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のソフィア・ブテラと共演する『アトミック・ブロンド』。本日8月7日(月)のシャーリーズの誕生日に合わせ、クールかつ、妖艶な姿をとらえた最新場面写真がシネマカフェに到着した。本作で、ベルリンを舞台に、圧巻のアクションを披露する美しき女スパイ、ロレーン・ブロートンを演じるシャーリーズ。監督は、『ジョン・ウィック』の共同監督を務め、『デットプール』の続編監督にも決定しているデヴィッド・リーチという強力タッグが実現した。南アフリカ出身のシャーリーズは1975年生まれ。1996年にジェームズ・スペイダーら共演の『2daysトゥー・デイズ』で映画デビューした彼女は、『ワンダーウーマン』で女性監督作品の歴代興行記録をつくったパティ・ジェンキンス監督の『モンスター』で殺人犯を演じ、アカデミー賞主演女優賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演女優賞など数々の賞を受賞。近年では、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサ役が日本でも大人気に。先日、全米でひと足早く封切りされた本作は、シャーリーズ単独主演作としては過去最高のオープニング成績をたたき出している。このたび届いた場面写真では、真っ白なコートに身を包み、サングラスをかけて颯爽と歩くシャーリーズ演じる女スパイ、ロレーンの姿が。どこか人を寄せつけない空気感を醸し出している。また、赤いライトに照らされ何かを見つめる姿の写真では、肩から腕にかけてのラインに要注目。本作のために鍛え上げた、逞しくも美しい筋肉を確認できる。さらに、いま話題のソフィアとのツーショットも解禁!セクシーなドレスに身を包んだ2人がバーカウンターに立ち、言葉を交わしている様子はまさに“絵になる2人”。先日行われたベルリンプレミアでも仲睦まじい姿を目撃されている2人だが、劇中での関係性も気になるところだ。『モンスター』や『マッドマックス怒りのデス・ロード』などと並ぶシャーリーズの代表作の1つになる、といわれている本作。SNS上では本作の公開を心待ちにする期待の声が後を絶たないという。『アトミック・ブロンド』は10月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月07日じわじわ来る“恐怖”とあっと驚く“結末”が待ち受ける、全米大ヒットスリラー『ゲット・アウト』。このほど、“何かがおかしい”恋人の実家の様子が次々に明かされる予告編映像が解禁となった。ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、彼女の家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。やがて、“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズとともに実家から出ようとするが…。『インシディアス』『ヴィジット』などで知られる世界的ヒットメーカーのジェイソン・ブラムが製作を務め、人気コメディアンのジョーダン・ピールが初監督で手がけた本作。低予算ながらも全米初登場でNO.1大ヒットを記録し、映画の常識を覆すサプライズ・スリラーにすでに世界中が震撼。日本公開を待っていたファンのために、公開に先駆けて、9月17日(日)に浅草公会堂で行なわれる第10回したまちコメディ映画祭in台東の名物企画「映画秘宝」presents映画秘宝まつりにて日本最速上映されることも決定している。このたび初解禁となった予告編は、主人公クリスが不安げな表情で「親に黒人だって話した?」と言いながら、彼女ローズの実家に向かう姿から描かれる。道中、飛び出して来た鹿をひき殺してしまうトラブルに見舞われると、駆けつけた白人の警官は黒人のクリスに無礼な態度を取る。そしてローズの実家では、彼女の両親に歓迎されるも、なぜか黒人の使用人たちがおり、夜中に全速力で疾走する管理人や不気味な表情で外を見つめる家政婦の姿を目撃するクリス。どこか違和感を覚えるなか、続々と白人の客人がやって来る。ビンゴカードを持つ来客者たち。満面の笑みで涙を流す挙動不審な家政婦、フラッシュの光で豹変し、鼻血を出しながら「GET OUT=出ていけ!」と叫ぶ黒人の若者。“何かがおかしい”と感じるクリスに「GET OUT!」の声が響き、次々になぞのシーンが畳み掛け、最後には、呆然とした表情で涙を流すクリスの姿が…。いったい彼の身に何が起きるのか。彼は無事にGET OUT=出ていくことはできるのか!?夏休み、恋人やパートナーの実家へ誘われた人は特にゾクリとしてしまいそうな映像となっている。『ゲット・アウト』は10月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月07日第30回東京国際映画祭が、2017年10月25日(水)から11月3日(金・祝)まで、六本木ヒルズやEXシアター六本木などで開催される。期間中は世界中から集まった数々の作品に加え、オールナイトイベントや無料の野外上映、オーケストラによるシネマ・コンサートなどが行われる。安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮﨑あおい人気女優の作品上映30回目の開催を迎える2017年の東京国際映画祭では、日本を代表する女優安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮﨑あおいの4名にフューチャー。彼女たちの最新作、そして自らターニングポイントとなったと評価する作品を2本ずつ上映する。安藤サクラは、姉・安藤桃子が監督を務め、自ら主演した『0.5mm』をピックアップ。蒼井優は山田洋次監督作『家族はつらいよ2』を、満島ひかりは越川道夫監督作『海辺の生と死』と、それぞれ2017年公開の最新作を選択した。宮﨑あおい出演作からは『怒り』が選ばれている。期間中は、作品上映だけでなく、監督やクリエイターを招きトークイベントも行う予定だ。『ゴジラ』シネマ・コンサート10月31日(火)には、東京国際フォーラムで『ゴジラ』シネマ・コンサートが開催。1954年、記念すべき第一作として公開された『ゴジラ』(監督:本多猪四郎)の上映に合わせ、伊福部昭作曲の劇中曲全曲を直弟子で作曲家の和田薫による指揮、東京フィルハーモニー交響楽団が完全演奏。劇中歌「平和への祈り」もChor Juneによる合唱で再現する。さらに、上映に先立ち「ゴジラ 現在・過去・未来」として、ゲストトークショーも。1989年の『ゴジラ vs ビオランテ』から『ゴジラ FINAL WARS』までプロデューサーを務めた富山省吾、『シン・ゴジラ』監督の樋口真嗣、そして『ゴジラ』シネマ・コンサートプロデューサーの岩瀬正雄が登壇。60余年にわたりファンやクリエイターを刺激続ける、「ゴジラ」の魅力を語る。無料の野外シアター2017年10月26日(木)から11月3日(金・祝)までは、六本木ヒルズアリーナを会場に野外シアター「Cinema Arena 30!」がオープン。過去29回の上映作品から代表作を一挙に上映する。参加無料なので、気軽に楽しめそうだ。さらに、10月上旬は美しい夜景をバックにした大スクリーン上映会「Tower Light Cinema」も。秋の夜風に当たってロマンチックな夜を過ごしてみてはいかがだろう。米映画黄金期のクラシックフィルム上映も東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催企画として行われるのは、「ジョージ・イーストマン博物館 映画コレクション」。1949年に開館した、ニューヨーク州ロチェスター市の映画&写真のアーカイブであるこの博物館はアメリカで2番目に古く、無声アメリカ映画を始めとする数々の貴重な作品の可燃性原版やプリントを所蔵している。当日はエリッヒ・フォン・シュトロハイム監督の未完作品として知られる『クイーン・ケリー』[スワンソン・エンディング版]を始め、1920年代から30年代の作品を中心に、アメリカ映画黄金期の名作を美麗な35ミリフィルムで上映する。【概要】第30回東京国際映画祭開催期間:2017年10月25日(水)〜11月3日(金・祝)会場:六本木ヒルズ(港区)、EXシアター六本木 ほか<チケット>発売日:2017年10月14日(土) ※一部9月下旬より抽選販売作品あり。※チケットやプログラムの詳細は公式サイトで確認。URL:
2017年08月03日アンジェリーナ・ジョリーが監督&脚本を務め、カンボジア出身の彼女の長男マドックス(15)がエクゼクティブ・プロデューサーとして関わることでも話題となっている『最初に父が殺された』が、この度9月15日(金)より「Netflix」にて全世界同時配信されることが決定。またあわせて本作のキービジュアルと予告編も到着した。9月に開催される「トロント国際映画祭」に公式招待作品として選ばれ注目を集めている本作は、70年代にカンボジア旧ポルポト政権下で起きた大量虐殺を、子どもたちの視点から描いた実話原作、ルオン・ウン著による「最初に父が殺された―飢餓と虐殺の恐怖を越えて」を基にした映画。ジョリー監督は、主演作『トゥームレイダー』のロケでカンボジアを訪れた際にこの原作と出会い、その後、ルオン・ウン氏との慈善活動や、カンボジアで長男マドックスを養子に迎えたことを通し、長い期間をかけて本作の映像化を進めきた。そして原作者ルオン・ウン氏との共同で脚本を執筆し、よりリアルなカンボジアの歴史が切り取られた作品となっているようだ。ジョリー監督は本作の製作にあたって、「この映画は、私のカンボジアへの感謝を表したものです」と言い、「カンボジアがなければ私は母親になることもなかったでしょう。息子マドックスの両親が経験したかもしれないことを理解したいと思っていました。息子とこの国のことをもっと知りたかったからです」とコメント。また映画の目的は「戦争という状況で子どもたちが直面する恐怖を語り、彼らを守る手助けをしましょうと伝えることなのです」と明かしている。到着した予告編では、幸せそうな家族の姿が映し出されたのも束の間、突然その家庭を失った一人の5歳の少女ウンが、“子ども兵士”として独裁者ポルポト派による大規模な虐殺に巻き込まれていく過酷なドラマが描かれる。またビジュアルのタイトル部分は、カンボジア王国の国語であるクメール語で表記され、予告編には一切の日本語字幕が付いていないなど、ジョリー監督によるカンボジアへの深い敬意と、観る者の想像力に訴えかけるような仕上がりとなっている。Netflix オリジナル映画『最初に父が殺された』は9月15日(金)よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング。(cinemacafe.net)
2017年08月03日「CINEMA CARAVAN」が総合演出を担当する野外映画祭イベント「星降る町の映画祭 with CINEMA CARAVAN」が神奈川県城ケ島公園にて1日限定で実施される。本イベントは、映画館で上映される機会に恵まれないオリジナル映画を上映する場をつくり、これからの日本映画の活性化をはかるプロジェクトだ。当日は映画上映とともに、フードやドリンクを楽しみながら、映画監督と意見交換などもできる体験型のイベントとなっている。「CINEMA CARAVAN」とは「地球と遊ぶ」をコンセプトに、五感で体感できる移動式映画館プロジェクトで、関東圏のGWの風物詩となった“逗子海岸映画祭”の企画チームでもある。当日上映される映画は、いずれも本映画祭が初公開となるオリジナル作品。 幻想的なライティングや素朴な手づくりの装飾が施された非日常的な空間の中で、映画を楽しむことができる。会場となるのは神奈川県三浦半島の最南端にある、首都圏では数少ない島・城ケ島。園内では、目の前には真っ青な大海原が広がり、日が暮れれば満天の星空に恵まれる絶景の自然スポット。ここで映画祭が開催されるのは初ではあるものの、今後も持続的に実施し、地域の活性化も図っていくという。なお、当日は「CINEMA CARAVAN」制作による三浦市指定重要無形文化財にも指定された「海南神社 例大祭」の映像など、地域に根付く文化を世界に発信する映画も上映する。映画を目で”観る”だけでなく、五感をフルに使ってカラダ全部で楽しむ“体感型”の映画祭。自然あふれる中で、幻想的な体験をしてみては?「星降る町の映画祭 with CINEMA CARAVAN」は神奈川県城ケ島公園にて9月30日(土)、1日限定開催。(text:cinemacafe.net)
2017年08月03日全米興収100億円突破のメガトンヒットを飛ばしたドウェイン・ジョンソンの主演最新作『セントラル・インテリジェンス』(原題:CENTRAL INTELLIGENCE)の日本公開が、11月3日(金・祝)に決定。“世界イチ稼ぐ”俳優ドウェインと、“世界イチ稼ぐ”コメディアンのケヴィン・ハートが最強バディを結成する。高校時代はスーパースターだったが、いまではしがない中年会計士のカルヴィン(ケヴィン・ハート)。そんな彼に突如、当時はおデブでいじめられっ子だったボブ(ドウェイン・ジョンソン)から20年ぶりに会いたいとの連絡が。しぶしぶ会いに行くと、彼の前に現れたのはマッチョな肉体へと変貌を遂げていたボブ!しかも実はCIAのエージェントで、濡れ衣を着せられ組織から追われる身のため、どうしてもカルヴィンに助けてほしい、と言う。なぜか、彼と一緒に逃げるはめになったカルヴィン。果たして、彼を信じていいのか?いったいボブは何者なのか!?本作は昨年、全米で3,500館以上で拡大公開され、興行収入1億2千万ドルを突破するメガトン級のヒットを記録したバディ・アクションコメディ。主演を務めるドウェインといえば、米「Forbes」誌が発表した「世界で最も稼いだ俳優2016」で堂々の第1位(推定収入6,450ドル)となったアクションスター。『ワイルド・スピード』シリーズやディズニー・アニメーション『モアナと伝説の海』はもちろんのこと、今後も超大作への出演が目白押しで、先日はアメリカ大統領選への出馬についても言及するなど、いまやハリウッドを代表する人気者だ。そして、彼とコンビを組むのは、これまた米「Forbes」誌が発表した「世界で最も稼いだコメディアン2016」で第1位(推定収入8,750万ドル)に輝いたケヴィン。アメリカではお馴染みの顔で、日本での大ヒットも記憶に新しい『最強のふたり』のハリウッドリメイク版で主演を務めており、『ジュマンジ』(’95)の続編となる最新作でもドウェインとタッグを組んでいる。ハリウッドの十八番といえる“バディムービー”でありながら、高校時代はスーパースターだったのに、いまや冴えない中年のケヴィンが、当時は気弱なおデブでいじめられっ子だったドウェインと20年後に再会してみると、なんと筋肉ムキムキのCIAエージェントになっており、予測不能な陰謀に巻き込まれていくという“立場逆転”のジェットコースタームービーでもある本作。本作の公開を日本で待ちわびていたファンも多く、つい先日には「第10回したまちコメディ映画祭」(9月15日~18日)でのジャパンプレミアも発表されている。『セントラル・インテリジェンス』は11月3日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月03日生誕から30年を迎える大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」第4部を、山崎賢人ら超豪華キャストで実写化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。8月4日(金)に迫った劇場公開を前に、小松菜奈演じる美少女・山岸由花子が、神木隆之介演じる広瀬康一に“異常なまでの愛”をアピールする本編映像を独占入手した。本作の舞台は、架空の町・杜王町。<スタンド>と呼ばれる特殊能力を持つ高校生、“ジョジョ”こと東方仗助(山崎賢人)は町で連続する変死事件の犯行現場に出くわしたことから、同じく<スタンド>の使い手である凶悪な連続殺人犯・片桐安十郎、通称“アンジェロ”(山田孝之)と攻防を繰り広げることに。だが、それは壮絶な戦いの序章に過ぎず…。本作は、現地時間7月2日(日)、スイス・ヌーシャテルで開催されたヨーロッパを代表する映画祭の1つ「第17回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭」にてワールドプレミア上映され、見事、投票で選ばれる“観客賞(RTS Audience Award)”を受賞。日本のみならず、世界からも熱い視線を注がれている。そんな本作から今回到着した本編映像は、神木さん演じる 広瀬康一と小松さん演じる山岸由花子の1場面。2人は仗助の同級生で、康一は杜王町に引っ越して来たばかり。転校してきた康一の世話役に使命感を抱く由花子の、“異常なまでの愛”が垣間見えるシーンだ。通学途中、「あ!仗助くんだ」と嬉しそうな表情を浮かべた康一だが、自転車のペダルに力を込めたその瞬間、行く手を阻むかのように突然姿を現したのは由花子…。「ねぇ、私を見て何か気づかない?」と由花子は言うが、いつもと変わりなく見える彼女の姿に「えッ…」と困惑を隠せない康一。たたみかけるように「私、どこか変わったでしょ?」と問われ、「えー…どこだろうなぁ~」と笑ってごまかしながら思考を巡らし「かッ…髪?」と答えてみるも、由花子の期待に添えていない様子。やがて「爪です!爪がとてもキレイです…」と康一が正解にたどり着くと、「康一くん…!気づいてくれたのね。私のすべてに気づいてくれると信じていたわ」と、由花子の喜びあふれる姿が。普段はクールビューティな由花子が、時折見せる極端な性格に終始押され気味の康一の心情を見事に表現した神木さん、そんな奇妙な雰囲気を醸し出す美少女・由花子を体現した小松さんの名演に期待が高まる映像となっている。とはいえ、由花子が見せる意中の相手に対してのアプローチも、ここまでいくとこじらせすぎ!?原作でも有名な由花子の執拗なまでの愛。果たして、この2人の関係性はどのように変化していくのか、その続きはスクリーンで確かめてみて!『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 2017年8月4日より全国にて公開(C) 2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2017年08月03日原作者・永井豪50周年を記念し、漫画史に残る傑作原作漫画「デビルマン」を新作アニメとして蘇らせる「DEVILMAN crybaby」。この度、本作の主人公・不動明役に内山昂輝、飛鳥了役に村瀬歩がキャスティングされたことが分かった。また、2人から喜びと意気込みのコメントが到着すると同時に、本作のPV第2弾も公開された。主人公・不動明はある日、親友の飛鳥了から、地球の先住人類「デーモン(悪魔)」が復活し、地球を人類から奪い返そうとしていることを知らされる。了は明に、デーモンの超能力を取り入れて戦わなくては人類に勝ち目はないと、デーモンと合体する話を持ちかけてくる。明は、悪魔の力と人間の心を持つデビルマンとなることに成功。デビルマン、不動明の戦いが始まる――。原作「デビルマン」は、1972年に週刊少年マガジン(講談社)にて連載が開始された永井氏による漫画作品。監督は「ピンポン THE ANIMATION」『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』などを手掛けるアニメーション作家・湯浅政明。先日6月18日には「アヌシー国際アニメーション映画祭」の長編部門にて見事グランプリにあたるクリスタル賞を受賞。そんなアヌシーで世界一の称号を得たクリエイターが、日本を代表する原作漫画のアニメ化に挑戦する。そして今回、「Netflix アニメストレート2017」にて、ゲーム「キングダム ハーツII」やアニメーション映画『心が叫びたがってるんだ。』、アニメ「ユーリ!!! on ICE」など話題作に出演し、現在放送中の「DIVE!!」にも出演する内山さんと、「ハイキュー!!」「SERVAMP -サーヴァンプ-」の村瀬さんという、いま注目の若手声優がメインキャストを務めることが発表。内山さんは、「テレビで観られないようなものが観たい。普段ぼくが一観客として望んでいることの一つですが、正にそんなヤバいアニメが出来上がりつつあると思います」と話し、「ピンポン THE ANIMATION」にもスマイル/月本誠役として出演していた彼は、「また一緒にお仕事できること、本当に幸せなことです。早く『DEVILMAN crybaby』が世に出て、世界中の大人のみんなにびっくりしてほしいです」とコメント。一方村瀬さんは「日本のマンガを代表する作品に参加させていただけるのが夢のよう」と語り、すでに収録は始まっているそうで、「毎回鮮烈な内容と攻めた表現に役者としても全力で挑ませていただいています。原作の色褪せない世界観が現代に蘇るとどうなるか楽しみにお待ちください」とメッセージを寄せている。さらにPV第2弾が完成。「それは力の歴史だった」というナレーションから始まる映像では、主人公・不動明と飛鳥了が運命の宴に参加したことで、悪魔(デーモン)に襲われ、デビルマン(悪魔人間)に変身するという、原作で最も有名なシーンの一部がダイジェストで登場!異形のデーモンたちが人間を襲うシーンや、飛鳥了がデーモンに向けマシンガンを乱射するシーンなど、暴力的な場面がフラッシュバックのように展開され、また「選べ!明!お前が信じていいのは俺だけだ!」という飛鳥了の言葉に、「俺は悪魔ではない!俺は…デビルマンだ!」という不動明の叫びも収録されている。「DEVILMAN crybaby」は2018年初春、Netflixにて全世界独占配信予定。(cinemacafe.net)
2017年08月02日前作『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』で2013年度ヴェネチア国際映画祭金獅子賞<最グランプリ高賞>を受賞したジャンフランコ・ロージ監督の最新作、『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』が8月2日(水)、DVD発売を迎え、監督のコメントが到着した。本作は、2016年度のベルリン国際映画祭で金熊賞<最グランプリ高賞>を獲得。第89回アカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞へのノミネートを果たしたドキュメンタリー作品で、イタリア最南端の美しい島であるランペドゥーサ島を舞台に難民危機問題を描いた衝撃作。ロージ監督は二作連続で世界三大映画祭の最高賞を受賞しただけでなく、ベルリン、ヴェネチアとドキュメンタリー映画で初の最高賞を受賞するという快挙を成し遂げた。ロージ監督は、「このような小さなプロジェクトが、あまり知られていない小さな島が、こんなにも広く知ってもらえてとてもうれしい。とても大切で素晴らしい映画です。ぜひご覧になってください」とコメント。難民危機の最前線、ランペドゥーサ島に監督自身が移り住み、ランペドゥーサの人々と同じ時間を共有しながら、ゆっくりカメラを回して島の“真の姿”を丁寧に描出。美しい映像とともに語られる静かなる衝撃の真実に、当時ベルリン国際映画祭の審査員長だった女優のメリル・ストリープをはじめ、イタリアの首相マッテオ・レンツィ、ローマ法王も絶賛。世界中の映画人が高い評価を下した、必見作だ。特典映像として、ロージ監督のアカデミー賞ノミネーション時のコメントや、ロージ監督が公開記念シンポジウムで語った自作についての解説、日本版劇場予告などを収録予定。また、封入特典としては、12ページにわたって詳細な情報を掲載するブックレットが付く。(text:cinemacafe.net)
2017年08月02日これまで、埼玉県秩父市や山梨県北杜市で開催されてきた「夜空と交差する森の映画祭」。今年は初の離島開催!愛知県西尾市の「佐久島」を横断しながらオールナイトで開催されます。離島にて初の野外映画フェス!佐久島を横断しながらオールナイトで開催「夜空と交差する森の映画祭2017」のステージは3つ。佐久島の《橋でしか渡れない小さな島》、《小中学校のグラウンド》、そして《山の中の森》を島を横断しながらめぐり、オールナイトで映画を上映します。愛知県の渥美半島と知多半島に挟まれた三河湾で最大の有人島が、今回の舞台佐久島です。佐久島までは一色港から市営渡船でおよそ20分。穏やかな海に囲まれ、三河湾国定公園に指定された緑豊かなこの島には、各所に常設でアート作品が展示やスタンプラリーが設置されており、森の映画祭の前後には島のアートを楽しむこともできます。開催時期の10月の平均最高気温は22度、平均最低気温は17度と比較的あたたか。温海洋性気候の島には暖地性植物が多く生息しており、南の島の気分が味わえます。●今年のテーマは「しゅわしゅわ」!泡沫で儚くて甘酸っぱい世界を表現佐久島内の3つの上映ステージでは、それぞれ別の「しゅわしゅわ」した"甘酸っぱくてせつない、儚く移ろいゆく思い出"が表現されています。まるで物語の世界に入っていくような、例年よりさらに物語性の強い世界が展開されるとのこと。森の奥深く山の中のステージ【祭囃子の隙間から】では、「ざわめきの向こうに君を見つけた。」をコンセプトに、夏祭りのような世界観を。学校のグラウンドを利用したステージ【放課後、伸びた影と】では、「偶然を装った、君との帰り道。」をコンセプトに学校帰りの夕暮れをイメージ。そしてメインステージ、一直線に伸びた橋の向こうに浮かぶ大島の【真夜中に抜け出して】では、「君と星を見に行く。」をコンセプトに、こっそり夜中に好きな人と待ち合わせるようなドキドキ感のある、爽やかな空間を目指します。島内外の協力によるフードブース出店や、オフィシャルドリンクブース「夜空のドリンクスタンド」を展開する「ポップコーンベアーズ・キッチン」や、グッズ販売などを行う「モリス・マーケット」は、今年も出店します。●長編映画「アバウト・タイム」および短編映画17作品を含む第一弾ラインナップを公開上映作品の第一弾ラインナップも、公開されました。「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督が幸せを願うすべての人に送る、愛と人生のガイドブック「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」が、長編作品の1作目に決定。短編映画17作品も、同時解禁されています。作品の詳細は、公式ウェブサイトで公開されています。その他の長編映画や短編映画についても、随時公開される予定です。●ワークショップ「佐久島×アート×ICT」映画祭に先だって、西尾市佐久島振興課と愛知工業大学情報科学部水野慎士研究室およびNTTドコモによるワークショップ「佐久島×アート×ICT」の実施が決定しました。これは、ドコモ・イノベーションビレッジの協力のもとで、佐久島の住民やゆかりのある人たちを対象として実施され、佐久島の魅力と今年の森の映画祭のコンセプトである「しゅわしゅわ」をベースにプロジェクションマッピングのアイディア出しを行うというもの。まとまったアイディアは、愛知工業大学水野研究室のサポートにより具現化され、森の映画祭当日に展示される予定です。●チケット販売は7月24日(月)から!各種チケットの一般販売は7月24日(月)AM7:00より、オンラインチケット販売サービスのPeatixにて開始されます。入場券とフェリーの往復渡船券をセットにした「入場券セット」や、入場券および新宿から佐久島までの交通がセットになった「バスツアーセット」、その他、佐久島小中学校のグラウンドに特設されたテントサイトの「テントサイト利用券」や島内の民宿への「宿泊券」などが、同時に発売予定です。当日販売の予定はないそうなので、気になる方は早めにチェックしてくださいね。●イベント概要名称:夜空と交差する森の映画祭2017日時:2017年10月7日(土)オールナイト開催10月7日(土) 開場 17:00 上映開始 18:3010月8日(日) 上映終了 05:00 閉場 08:00会場:愛知県西尾市一色町 佐久島内3箇所世界観:しゅわしゅわ内容:・映画上映ステージ3箇所・各種出店ブース・テントサイト / 民宿宿泊・その他会場演出等協賛:スギ薬局 / レントシーバー協力:NTTdocomo / 愛知工業大学情報科学部水野慎士研究室 / Filmarks(フィルマークス) / TSUTAYA / KOJIMA PRODUCTIONS / こんぺいとう倶楽部 / 39の市 / haletto後援:愛知県 / 西尾市 / 青山学院大学総合文化政策学部主催:森の映画祭実行委員会 (代表・サトウダイスケ)公式サイト:
2017年08月02日「サザンオールスターズ」の名付け親としても知られる、洋楽ポップスの一流プロモーター・宮治淳一の若きころを神木隆之介、同じく桑田佳祐を野村周平が演じる『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』。先日の限定公開の好評を受け、ついに9月16日(土)より全国公開が決定し、初予告編がお披露目された。ドキュメントとファンタジーを融合させた「ドキュファ」という、いままでにない形式で綴られた本作。数多くの才能を輩出し続ける“芸能の地、茅ヶ崎”の謎に迫るべく、茅ヶ崎の芸能史を編纂する“日本一のレコードコレクター”であり、洋楽ポップスの一流プロモーターでもある宮治さんと、アースダイブという手法で茅ヶ崎の秘密を数万年規模で遡る人類学者・中沢新一への密着、今年御年80を迎えたいまも、現役で新しい音楽に挑み続ける加山雄三へのインタビューなどのドキュメンタリーパートと、宮治さんと桑田さんにとっての運命的な出来事を回想劇として描くファンタジーパートが融合し、展開されていく。6月25日(日)に開催された「第6回茅ヶ崎映画祭」でのプレミア上映に続き、7月21日(金)~7月23日(日)の3日間、全国15館にて実施された【夏祭り】特別上映では、チケットは即日完売。限定上映だったため、鑑賞後に多くの観た人がSNSに書き込み拡散され、それにより見ることができなかった映画ファン、音楽ファンから各地での劇場公開を求める声が多数寄せられたため、その要望に応える形で全国公開が実現した。今回発表された全国公開は、9月16日(土)より東名阪主要都市をはじめとする5か所の映画館での一般公開を皮切りに、なんと10月から始まる「桑田佳祐 LIVE TOUR 2017 がらくた」に帯同する形で、各都市の公演に合わせて全国的に公開していく、というもの。本作の中でも、ひときわ重要なポジションを担う桑田さん。桑田ファンにとっては、そんな映画が本人のライブと一緒にやってくるという、垂涎の展開となっている。全国公開決定と同時に解禁となった初の映像となる予告編では、映画本編同様、小倉久寛による“烏帽子岩”の「わたし、知ってるんです」というナレーションによって構成されている。ファンタジーパートでは、青年期の宮治さんを演じる学ラン姿の神木さんが安定感のある演技で熱演。また、男子校で天才的な感性が開花し始める桑田さんの学生時代を演じる野村さんは、本人さながら(?)のテンションの高さで怪演を見せている。茅ヶ崎名物・烏帽子岩が見守って来た、スターが生まれる地・茅ヶ崎の秘密とは…。そして予告編のラストに登場する、あの後ろ姿の男といえば…。チャレンジングな表現に挑んだ、茅ヶ崎愛、音楽愛にあふれた本作。なお、今週末8月5日(土)より前売券の発売も決定している。『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』は9月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月01日現在放送中の話題作、連続ドラマW「アキラとあきら」に出演する人気俳優の斎藤工が、「齊藤工」名義で長編監督デビューを果たした『blank13』が、9月15日(金)より開催される「第10回したまちコメディ映画祭in台東」のオープニング作品に選出されることが決定。また16日(土)には、齊藤工監督と主演の高橋一生が登壇することも明らかになった。13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかった。借金を残し消えた父に母と兄は会おうとしなかったが、キャッチボールをしてくれた優しい父の記憶が忘れられないコウジは病院へ向かい再会を果たす。しかし、2人の間にある13年間の溝は埋まらないまま、父はこの世を去ってしまう。果たして、父は13年間なにをしていたのか?もう取り戻せないと思っていた13年間の空白が、葬儀当日の参列者が語る父親のエピソードで家族の誰も知らなかった父親の真実とともに埋まっていく…。本作は、放送作家・はしもとこうじの実話を基に、13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかったことから始まるある家族の物語を、監督独自の世界観で描いた映画。主人公・コウジ役を人気俳優の高橋さんが務め、さらに彼女役を松岡茉優、失踪した父親役にリリー・フランキー、母親役を神野三鈴が演じ、そのほか伊藤沙莉、村上淳、福士誠治、金子ノブアキ、佐藤二朗ら多彩な俳優陣が集結。そして、斎藤さん自身も主人公の兄役で出演している。また、音楽監督は金子さん、スチール撮影はレスリー・キーが務めた。すでに本作は、本年度の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」にて、観客賞にあたるゆうばりファンタランド大賞<作品賞>を受賞、「第20回上海国際映画祭」(アジア新人賞部門)では最優秀監督賞も受賞。そして、今回選出されることがが決定した「したまちコメディ映画祭in台東」は、東京随一の下町の魅力をコメディ映画を通じて存分に味わってもらうことを目的とした、いとうせいこう総合プロデュースのコメディ映画祭。「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素を掛け合わせることで、映画人、喜劇人、地元民、映画・喜劇を愛する人々が一体となって盛り上がれる、住民参加型の映画祭となっている。『blank13』は2018年2月3日(土)シネマート新宿にて限定公開。(cinemacafe.net)
2017年08月01日2006年より毎年開催されている「国連 UNHCR 難民映画祭」が、9月30日(土)の東京・スパイラルホールでの上映を皮切りに、過去最大規模の全国6都市(東京・札幌・名古屋・大阪・福岡・広島)にて開催される。「国連 UNHCR 難民映画祭」は、国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所、およびUNHCRの日本における公式支援窓口である特定非営利活動法人国連UNHCR協会が主催し、難民問題啓発を目的に、世界中から集めた難民問題の現状をリアルに感じることのできるドラマやドキュメンタリー映画を日本各地で上映するイベントだ。難民問題は、現在グローバルイシューとして日に日に深刻度を増しており、日本でも連日ニュースで目にする問題だ。しかし、日本にいながらにして難民問題のリアルな現実に触れたり、その状況を実感することはなかなか難しい。本映画祭では世界の各地でいままさに起きている難民の物語を日本にいる人々に紹介することで、難民について知るきっかけのひとつとなることを目的としている。今回の映画祭の目玉作品の1つ『シリアに生まれて』は、シリアを逃れ難民となり新しい人生を生きようとする、7人の子どもたちに密着した日本初上映のドキュメンタリー作品で、4Kカメラで撮影された美しい映像が見どころだ。2011年以来、シリア危機によって故郷を後にした数百万人もの人々、その多くは子どもだ。子どもたちが歩む苛酷な道のりについて、本作をきっかけに思いを巡らせてみてはいかがだろうか。入場は無料。本日8月1日(火)より申込み開始で、抽選となる。申し込みは、「国連 UNHCR 難民映画祭」の公式ホームページより受付中。(text:cinemacafe.net)
2017年08月01日生田斗真と瑛太が『土竜の唄 香港狂騒曲』に続いて共演し、『64 -ロクヨンー』の瀬々敬久監督のもと、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”を描く薬丸岳のミステリー小説「友罪」の実写映画化に挑戦。撮影初日を終えた2人から、コメントが到着した。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の2人は次第に打ち解け、心を通わせていく。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始め…。本作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞しミステリー界の若手旗手として注目され、2016年には吉川英治文学新人賞も受賞した作家・薬丸岳が、2013年に発表した同名ミステリー小説(集英社文庫刊)を映画化。薬丸氏といえば、実在の事件に着想を得た作品も多く、犯罪被害者と加害者、また少年犯罪など、重厚なテーマを取り扱い、人間ドラマで読者の心を揺さぶりながらも、エンタメ性の高いミステリーで魅了する作家として知られる。監督を務めるのは、『64 -ロクヨンー前編/後編』で興行収入36億円突破の大ヒットも記憶に新しい瀬々監督。その卓越した圧倒的人間描写は、観る者の心を鷲掴みにし、国内外で高い評価を受けている。瀬々監督のもと、友を想い、互いに疑心や後悔と向き合い葛藤する難役に挑むのは、映画や舞台での活躍も目覚しく、今年の「ウディネ・ファーイースト映画祭」ではトランスジェンダーの女性役を熱演した主演作『彼らが本気で編むときは、』が最高賞となる観客賞を受賞、広瀬すずとの純愛ラブストーリー『先生! 、、、好きになってもいいですか?』も待機する生田さん。そして、『64 -ロクヨンー』『殿、利息でござる!』など話題作への出演が続き、主演ドラマ「ハロー張りネズミ」も話題を呼んでいる瑛太さん。本作では、ともに心に闇を抱え、大きな罪に囚われ続けながらも、同じ時間を過ごす中で心を通じ合わせていく2人の友情、また疑心や後悔に囚われた人間模様を、圧倒的にリアルな演技で挑む。初日の撮影を終えた生田さんは、「うだるような暑さの中のロケで、『何が起こるのか』というワクワクさせてくれる現場」と感想を語る。瀬々監督については、「人間関係の描き方、生々しさというか、腹の底に堪っているものを表現として見せてくれる監督」というイメージを持っていたそうで、「現場では、すごく演出してくださることも的確な印象で、役者に対して明確な指示を下さるので、とても助かります。難しい役どころですが、この益田という役の進むべき道を提示してくれる、そんな監督に感じます」と厚い信頼を寄せる。また、瑛太さんとは今回が3度目の共演。「瑛太とは20代のころから何度も一緒に仕事をしていて、しょっちゅう会っていたりするわけではないけれど、久々に今回一緒に芝居をしていると、やっぱりゾクゾクさせてくれる俳優だと思います。僕と瑛太にしかだせない空気感を、今回の現場で出せれば、と思います。昔から一緒に仕事をしているし、友人関係でもあるので、そこをうまく映画に反映させたいですね」と期待を込めている。「少年犯罪のことなど調べたりしましたが、なかなか実際自分の立場に置き換えるのは本当に難しい」という生田さん。「共演の瑛太という俳優を信頼して、自分の考え方だけではなく、彼からもらえるものを信じていこうと、あまりがちがちに決めずにフラットな状態で挑めればと思っています」と明かしてくれた。一方の瑛太さんは、瀬々監督とは『64』でもタッグを組んだばかり。「ある意味、“お任せ”という感じです。どこかで監督の『お前、何かやってみろよ』という暗黙のメッセージというか、演出があるんです。今回の鈴木という役については、自分で台本を読んで、1シーンごとにおけるひとつひとつの感情は決め込んでいません。客観的にどう見えるか?ということと自分が何を感じるか?ということは、割と現場の空気と監督に任せている感じです」と明かし、「初日ですけど、瀬々組はやっぱりいいなって」とコメント。生田さんとの共演には、「彼はストイックですし、今日も前回『土竜の唄 香港狂騒曲』で一緒にやったときと顔の表情も全然変わっているんです。そういった微妙な変化に気付けるぐらい僕も彼を見てきているし、これからの撮影が楽しみですね」と、生田さん同様、期待を寄せる。「監督からは『鈴木というキャラをあまり私生活に持ち込まないように』と言われました。でも、僕は俳優なんで、仕事として、その切り替えはしっかり全うしたいですし、上手くやりたいなと思いますね。でも、ちょっと夢にも出てきたりします(笑)」と明かし、その壮絶なキャラクターをにおわせた。あなたは、“その過去”を知っても友だちでいられますかーー?人気、実力とも世代を代表する生田さん&瑛太さんの入魂の競演は、いまからも楽しみだ。以下、監督や原作者・薬丸岳からコメントが到着した。■監督:瀬々敬久日々の生活の中で報道される事件は次々に更新され続けるのですが、忘れてはいけない事件というものがある気がします。今回はそこから派生する問題を様々な群像に託し、答えを探し続ける映画だと思っています。果たして、答えは出ないかも知れません。でも、そこに至ろうとする行為こそが大切な気がします。その中心に存在するのが生田斗真さんと瑛太さんです。2人のしなやかな心と肉体、そして果敢に挑戦する心が、この映画を生々しくも光り輝かせる原動力になってくれることと思っています。そして、私たちスタッフも、一緒に愛情と勇気をもって走っていく所存です。■生田斗真映画「友罪」で益田純一を演じさせていただくことになりました。薬丸岳さんの小説が好きで、この友罪も数年前に読んでいた作品です。一生をかけて背負うべき過去の傷を持ちながら、それでも必死に生きようとする益田という人物を通して、多くの方に様々な事を感じ、思案していただきたいと思っております。瀬々監督とは初めてご一緒させて頂きますが、監督の描く生々しい人間模様をしっかりと演じていければと思います。瑛太さんとは今回で3度目の共演になります。瑛太さんが放つ獣のような鋭さと、ふとはにかんだ時の柔らかさに愛を持って対峙し、切磋琢磨しながら素晴らしい作品作りに励みます。どうぞご期待下さい。映画館の椅子から立てなくなるような作品になる予定です。■瑛太この時代にこのような題材を映画化することにまだ惑う自分もいます。とても大変な役を引き受けてしまった。でも、瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい。■原作者:薬丸岳この作品を世に発表するとき、喜びよりも先に恐れを抱きました。世間の関心を集める題材ですが、同時にとてもデリケートで難しい問題を含む内容だったからです。ただ、たとえどんなにリスクがあったとしてもどうしても伝えたかったことでした。いま、この作品にこめたメッセージを映画としてより多くのかたがたに訴えかけようとされる瀬々監督はじめスタッフの皆様とキャストの皆様の勇気と気概に、ただただ敬意の念を抱きます。スクリーンでこの作品と再会できる日をいまから心待ちにしております。『友罪』は2018年5月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月31日世界的ファッションデザイナー、トム・フォードが『シングルマン』以来、7年ぶりに監督を務めた最新作『ノクターナル・アニマルズ』。「第74回ゴールデングローブ賞」助演男優賞、「第73回ヴェネチア国際映画祭」審査員グランプリほか、様々な映画賞を受賞した話題作から、この度、特報映像とティザービジュアルが公開された。スーザン(エイミー・アダムス)は夫とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクタ ーナル・アニマルズ)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。才能のなさや精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか――。本作は、オースティン・ライトの「ミステリ原稿」を原作に、ファッションの世界ですでに確固たる地位を築いたフォード監督が映画化。エイミー・アダムスとジェイク・ギレンホールと実力派俳優の2人が共演し、愛と残酷さ、復讐と償いのきわどい境界線で揺れ動く心を描きだす。そのほかマイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン、アイラ・フィッシャー、アンドレア・ライズブロー、マイケル・シーンらが出演している。「始まりは、別れた夫から送られてきた小説だった――」というナレーションから始まる特報映像。“小説”と“過去”、そして“現在”が交差する複雑な物語の一端が垣間見える。また、特報の音楽は『最強のふたり』で日本に広く知られ、是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』の映画音楽も手掛けているルドヴィゴ・エイナウディの楽曲「ロゴス」。この楽曲が本作の予測のつかない展開をより盛り上げている。送られてきた小説は何を意味するのか?恋愛映画にしてミステリー映画だという本作の内容にますます期待高まる映像となっている。『ノクターナル・アニマルズ』は11月、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年07月29日第69回カンヌ映画祭「ミッドナイト・スクリーニング部門」にてプレミア上映されるや、すぐさま20世紀FOXやソニーなど名だたる映画スタジオがリメイク権の争奪戦を繰り広げ、世界150か国以上から買い付けオファーが殺到、各国で大ヒットとなった『新感染 ファイナル・エクスプレス』。9月1日(金)からの日本上陸を前に、本作のオープニングに登場する衝撃の“第1感染者”の姿が大公開!ある意外な人物であることが分かった。ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXの車内で突如起こった感染爆発。疾走する密室と化した列車の中で凶暴化する感染者たち。そんな列車に偶然乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして高校生の恋人同士…果たして、彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか?目的地まではあと2時間、時速300km、絶体絶命のサバイバル。愛するものを守るため、決死の闘いがいま、はじまる――。すでにハリウッドリメイクも決定しており、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督をはじめ、世界の名だたる目の肥えた映画関係者も唸りまくったノンストップ・サバイバル・スペクタクル・アクションとなる本作。その圧倒的なオープニングに登場する、第1感染者の場面写真が公開された。まだ夜明け前のソウル駅、高速鉄道KTX101号は定刻5時30分に駅を後にするが、その発車直前、挙動不振な女が列車に駆け込んでくる。気づいた者は、1人もいない。何者かに足を噛まれた女はトイレに駆け込み、「ごめんなさい…ごめんなさい…」と口走りながらも、なんとか正気を保っているように見えたが、やがて…。この第1感染者役でカメオ出演を果たしたのは、日本をはじめ中国やベトナム、世界各国で次々にリメイクされた映画『怪しい彼女』のシム・ウンギョン!マスコミ関係者向けの試写では「シム・ウンギョンだって気づかなかった!」との声も多数上がるほどのすさまじい変貌ぶりだ。それもそのはず、彼女はこの役のために数か月間アクションスクールに通って準備をしていたという。感染者の演じ方について、ほかのキャストやヨン・サンホ監督が悩む中、撮影の序盤、見事に第1感染者役を消化したシム・ウンギョン。若手実力派として知られる彼女のこの演技があったからこそ、その後の撮影において感染者の動きに確信を持ったと監督も述べており、あらゆる意味で本作の“感染”は彼女からスタートしたといっても過言ではない。本作『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚にあたる『ソウル・ステーション/パンデミック』では声優として出演し、ヨン監督の次回作では主演を務めている。今後、日本でも本格的にデビューすると発表された、シム・ウンギョンの本気の演技による変貌ぶりは必見だ。『新感染ファイナル・エクスプレス』は9月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月28日世界的ホラー・ヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが製作を務め、じわじわと忍びよる“恐怖”とあっと驚く“結末”に全米が沸いた『ゲット・アウト』。このほど、“何かがおかしい”と感じずにはいられない、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目された。ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、その家にいまどき黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と、窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかり。そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間に彼は鼻から血を流しながら豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが…。低予算ながらも、全米初登場でNO.1大ヒットを記録し、大人気コメディアンのジョーダン・ピールの監督デビュー作にも関わらず、米映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で99%の大絶賛を受けたサプライズ・スリラーが、ついに日本に上陸!このたび解禁となったポスタービジュアルでは、ソファに座った主人公クリスの姿が…。この世で目にしたことのないモノを見てしまったかのような、壮絶すぎる表情を見せている。そしてクリスの後ろに並び立つのは、白人の彼女ローズの家族と使用人たち。不気味な表情の彼らが意味するものとはいったい…。併せて解禁となった場面写真も、どこか不気味な雰囲気を感じられるものばかり!クリスの背後に並ぶ白人たち、運転中に何かに驚くクリスとローズ、薄暗い部屋でじっと見つめるローズの両親、怖いくらいの満面の笑みで涙を流す家政婦、不敵な笑顔を浮かべる管理人、鼻血を出しながら虚ろな目をする黒人の若者、そして暗闇にのまれるクリスの姿…。クリスの身にいったい何が起こるのか!“何かがおかしい”この家から、クリスは“GET OUT”=出ていくことはできるのか!?主人公クリスを演じるのは、『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』や『ボーダーライン』に出演後、本作の大ヒットによりブレイク、マーベル・スタジオの『ブラックパンサー』(原題)にも出演しているダニエル・カーヤ。ローズには、海外ドラマ「GIRLS/ガールズ」マーニー役で知られるアリソン・ウィリアムズほか、「ザ・ホワイトハウス」『ウォルト・ディズニーの約束』のブラッドリー・ウィットフォード、『神様なんかくそくらえ』『バリー・シールアメリカをはめた男』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、『はじまりのうた』『カポーティ』のキャサリン・キーナーらが出演する。『ゲット・アウト』は10月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。「第10回したまちコメディ映画祭in台東」 「映画秘宝」presents映画秘宝まつりにて9月17日(日)日本最速上映。(text:cinemacafe.net)
2017年07月28日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己ら豪華俳優陣で描く黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。このほど、主人公・加瀬鳴海を演じた長澤さんのナレーションを収めた最新予告映像が解禁。さらに、スペインの第50回シッチェス・カタロニア映画祭の特別招待作品としての出品されることも決定した。第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、国内外の注目を集めたことも記憶に新しい本作。黒沢監督が劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名人気舞台を映画化した物語は、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイディアをもとに誰も見たことがない新たなSFエンターテインメントに仕上げた。このたび届いた最新予告映像では、主人公・加瀬鳴海(長澤まさみ)と夫の真治(松田龍平)が一緒に食卓を囲む穏やかな日常から始まるも、ある日突然、真治が別人のようになってしまったことで、日常が“異変”に巻き込まれていく様子が描かれていく。一方、一家惨殺事件を追うジャーナリストの桜井(長谷川博己)は、侵略者と名乗る謎の若者・天野(高杉真宙)と立花あきら(恒松祐里)に出会い、行動を共にする中で、同じく世界の混乱に翻弄されていく。同時並行で描かれる2つの物語は次第に引き寄せられ、事態は思わぬ方向へ。さらに、本映像では夫が侵略者となってしまった鳴海を演じる長澤さんがナレーションを担当し、「世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい」という切ない愛のメッセージを表現。“夫”の松田さんとしっかりと抱き合う映像が重なっていく。また、本作は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで、現地時間10月5日より開催される「第50回シッチェス・カタロニア国際映画祭」特別招待作品として正式招待されることも決定。カンヌ「ある視点」部門への正式出品に続き、世界21か国での公開も決定しており、各国の映画祭からもアツい視線を注がれている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年07月28日北野武監督18作目となる最新作『アウトレイジ 最終章』が、8月30日(水)よりイタリアにて開催される「第74回ベネチア国際映画祭」の“クロージング作品”に決定。また、公式上映には北野監督が参加予定となった。関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長(金田時男)の下にいた。そんな折、取引のため韓国滞在中の「花菱会」幹部・花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、国際的フィクサー「張グループ」vs巨大暴力団組織「花菱会」一触即発の状態に。激怒した大友は、全ての因縁に決着をつけるべく日本に戻ってくる。時を同じくして、その「花菱会」では卑劣な内紛が勃発していた…。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメント。2010年の『アウトレイジ』、2012年の『アウトレイジ ビヨンド』は、累計興収22億円超を記録。そんなシリーズが、前作から5年の月日を経てついに最終章を迎える。キャストには、前作に引き続き「大友組」元組長・大友役のビートたけし、関西最大の組織「花菱会」幹部・西野役の西田敏行のほか、塩見三省、名高達男、光石研、中村育二、松重豊、白竜らが出演している。そしてこの度、本作が世界最速で上映されるワールドプレミアとして、「第74回ベネチア国際映画祭」開催最終日である9月9日(土)授賞式後、映画祭の締めくくりに上映されることが決定。北野監督は、「映画祭のクロージング作品として『アウトレイジ』シリーズの最終章とはまさにぴったり、願ったり叶ったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜びを語り、森昌行プロデューサーは「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」とコメントしている。また、北野監督とベネチア国際映画祭の関わりは深く、これまでに第54回ベネチア国際映画祭にて『HANA-BI』が最高賞である金獅子賞、第60回ベネチア国際映画祭にて『座頭市』が監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。『アウトレイジ』シリーズとしては、1作目の『アウトレイジ』が第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、続く『アウトレイジ ビヨンド』は、第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されており、今回の決定で3部作全てが世界三大映画祭にて上映される快挙となった。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日