10月に開催された「第27回東京国際映画祭」コンペティション部門でWOWOW賞と最優秀芸術貢献賞のダブル受賞を果たしたロシア映画『草原の実験』が、11月22日(土)に開催するWOWOWの放送イベント「TOUCH!WOWOW2014」の中で一度限りのプレミア放送をすることが決定した。大草原に立つ小屋で父親と暮らす少女・ジーマ。平和な日々を突然襲う暗い影と彼女の運命を描いたこの作品はカザフスタンでロケを行い、登場人物のセリフが一切なく、観客にストーリーの解釈を委ねた野心作。WOWOW賞の選考委員は「セリフを排した本作品の映像・音の持つ力は、言語・国境を越える強さを感じます。この作品をここ 東京から世界に発信することが、監督、俳優、作品関係者それぞれの可能性をさらに広げるきっかけになることを願い、WOWOW賞選考委員満場一致で決定しました。この新しい挑戦に敬意を表します」選出理由を述べている。透明感あふれる魅力を持った主演女優のエレーナ・アン、風や水などの自然が奏でるシンフォニーも見どころだ。監督・脚本はアレクサンドル・コット。第27回東京国際映画祭<WOWOW賞>受賞作『草原の実験』はWOWOWシネマにて11月22日(11:45~)放送。
2014年11月09日10月23日から31日まで開催された第27回東京国際映画祭では、日本の女優陣が「タサキ(TASAKI)」のジュエリーをまとって様々なイベントに出席し、映画祭を華やかに彩った。同映画祭のフェスティバルミューズを務めた中谷美紀は、18Kホワイトゴールドとグレーダイヤモンドで描き出した羽のモチーフの「テイク フライト」バングルに、スタッドタイプのDカラー、大粒ダイヤモンドのイヤリングをコーディネート。宮沢りえは、18Kホワイトゴールドにあこや真珠、ダイヤモンドで氷柱を表現した最新作「アイシ クルズ」のイヤーカフを着用し、国内から唯一のコンペティション作品として出品された映画『紙の月』のワールドプレミアに出席した。フェスティバルナビゲーターを務めた岡本あずさは、リボンをモチーフにした「バウンド」ティアラをメインに、バラをモチーフにした「リボンローズ」イヤリングやTASAKI のアイコンシリーズ「デインジャー」のリングをコーディネート。自身が監督した映画が上映された監督兼女優の杉野希妃は、18Kホワイトゴールドとシャンパンガーネットを素材に使用したシャンデリアタイプの「デコドレープ」のイヤリングとペンダントを着こなした。
2014年11月01日第27回東京国際映画祭が31日に閉幕し、東京・六本木のTOHO シネマズ 六本木ヒルズで行われたクロージングセレモニーで、コンペティション部門をはじめとする各賞が発表された。最高賞である東京グランプリは『神様なんかくそくらえ』に決まり、宮沢りえ主演『紙の月』は、観客賞と最優秀女優賞を獲得した。セレモニーではまず、フェスティバル・ミューズの中谷美紀があいさつ。「豊かな9日間でした。映画漬けの日々を送ることができて、なんて幸せな日々だったんだろうと思っています」と振り返った。続いて、新設された"SAMURAI(サムライ)賞"受賞者の北野武監督とティム・バートン監督が登場し、トロフィーが贈呈された。コンペティション部門では、最高賞の東京グランプリにアメリカ・フランス合作の『神様なんかくそくらえ』が決定。本作は、少女の青年に対する絶望的な愛の物語を軸に、ジャンキーとして生きる若者たちを徹底したリアリズムで描いた作品で、主演女優アリエル・ホームズの実体験を描いた。サフディ兄弟は、最優秀監督賞も受賞。「2つも受賞してうれしく思います」と喜びを語った。日本代表作品の宮沢りえ主演『紙の月』も、観客賞と主演女優賞の2冠を達成。吉田大八監督は「『紙の月』を好きだとおっしゃってくださった方が一番多いという重みを感じます」と語り、宮沢は「おみくじで大吉をひいた時に、『ヤッター!』と思う気持ちの中に自分を引き締めなければという気持ちが湧くのと似ています」と喜びを伝えた。すべての賞を発表した後、コンペティション国際審査委員長のジェームズ・ガン監督が「審査員一同、世界を巡らせてもらえた日々でした」と9日間を振り返り、「今年の作品に流れるテーマは、愛する、そして、愛されるという必要性」だとコメント。「映画作りの楽しさの中で、表現力の相違点と類似点を体験できるのが、東京国際映画祭の魅力だと思います」と語った。第27回東京国際映画祭 受賞作品・受賞者【コンペティション部門】東京グランプリ:『神様なんかくそくらえ』審査員特別賞:『ザ・レッスン/授業の代償』最優秀監督賞:ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ(『神様なんかくそくらえ』)最優秀女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)最優秀男優賞:ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ(『マイティ・エンジェル』)最優秀芸術貢献賞:『草原の実験』観客賞:『紙の月』WOWOW賞:『草原の実験』【アジアの未来】作品賞:『ゼロ地帯の子どもたち』国際交流基金特別賞:『遺されたフィルム』【日本映画スプラッシュ】作品賞:『百円の恋』スペシャル・メンション:『滝を見にいく』【SAMURAI(サムライ)賞】北野武、ティム・バートン
2014年11月01日第27回東京国際映画祭が10月31日(金)に閉幕。クロージングセレモニー後には各賞受賞者および審査員による会見が行われた。米仏合作の『神様なんてくそくらえ』が「東京グランプリ」と「監督賞」の2冠に輝いたが、コンペティション部門審査委員長の映画監督のジェームズ・ガンは、審査の過程について「シンプルに、一番インスピレーションを与えてくれた作品を選びました。満場一致ではありませんでしたが議論をした上で、最後はみんなの意見が一致に近いところまで辿り着いたと思います」とふり返る。今年はお笑い芸人で映画監督として『漫才ギャング』『ドロップ』というヒット作を送り出した品川ヒロシが審査員に名を連ねたが、9日間の映画祭の日々をふり返り「好きな映画に対して意見が出来たと思います」と充実の表情。「(審査員による決定が)多数決ではなく話し合いでできているのが面白いと思いました。もっと仲が悪い審査員なら、映画になりますね(笑)」とも。『神様なんてくそくらえ』チームはジョシュア・サフディ&ベニー・サフディの両監督、ヒロインのアリエル・ホームズ、相手役を務めたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの4人が揃って出席。ヘロイン中毒の若者たちの姿を生々しく描いた本作だが、映画で描かれている物語の一端は、アリエル自身の少し前までの実生活であるという。アリエルは受賞の喜びを口にし、作品について「私自身を取り巻いていた現実、実体験がきちんと映画で描かれていると思います」と語る。さらに「この受賞がどんな意味を持つかはいまの私には分かりませんが、いま私が願うのは、映画を観た人が世の中にいろんな生き方、人生があるということを分かってくれること。そして、どんな命にも重みがあるということです。ニューヨークでホームレスだった少女がいま、ここでこうしているというのはクレイジーなすごいこと。やはり、人それぞれいろんな人生があるのだと思います。誰しもが“声”を持っているので、その声に耳を傾けていただければ幸いです」と呼びかけた。監督のジョシュアは、1年半前の彼女との出会いを「ラッキーだった」と述懐。すでに彼女はロスでの女優としての次の仕事も決まっているそうで、「これからも女優として頑張ってほしい」とエールを送る。そして「ここで描かれていることは決して悲劇ではありません。なぜならエンディングがなく、いまもなお続いているからです」と言葉に力を込めた。なお、「最優秀女優賞」を受賞した宮沢りえは、スケジュールの都合で会見を欠席。『紙の月』の「観客賞受賞」で出席した吉田大八監督は改めて感謝の弁を口にする。「女優賞受賞」の際の宮沢さんの様子について、「驚いていたと思います。普段、彼女はとてもスピーチが上手いのですが、緊張していることが分かりましたし、ものすごく大きな喜びだったのは間違いないと思います」と語る。宮沢さんは壇上で「(トロフィーを)半分に出来るなら監督に演出賞をあげたい」と感謝の思いを語ったが、これを受け吉田監督は「もし自分が監督賞をいただけたなら、同じことを言おうと思ったんですが、機会がなくて残念です」と笑っていた。本作について「分かりやすい映画と思っていないし、シンプルに『大好き』と言える映画ではないと思う」と語るなど、観客の投票による「観客賞」受賞はを予想外の結果と受け止めているよう。「励みになった」と語ると共に「俳優の演技には自信があるので、そこが評価されたのだと思います」と改めて俳優陣への称賛を口にした。(text:cinemacafe.net)
2014年11月01日宮沢りえが第27回東京国際映画祭において『紙の月』での演技で「最優秀女優賞」を受賞。本作は「観客賞」にも輝いた。なお最高賞「東京グランプリ」は米仏合作の『神様なんてくそくらえ』が獲得。こちらも「監督賞」との2冠となった。宮沢さんは艶やかな着物姿で来場。すでに『紙の月』が映画祭に訪れた観客の投票による「観客賞」を受賞したことは授賞式前に発表されていたが、「女優賞」と併せて堂々の2冠獲得となった。審査員の韓国人監督イ・ジェハンは宮沢さんの受賞を「満場一致の決定」と説明。「意味深さと奥深さ、繊細さと脆さを表現し、目で全てを語り、真の自由を求めていた。そして何より、美しい」と称賛を送った。宮沢さんは、信じられないといった表情。なかなか言葉が出てこないようで「なんか震えています…」と苦笑い。「おみくじで大吉を当てて『やったー!』と思う気持ちの中で、『自分を引き締めなくては』と思う気持ちと似ています」と心境を語った。久々の映画主演となったが「7年ぶりということで、不安や緊張もありましたが、吉田大八監督の粘り強く厳しい、でも愛がたくさんこもった演出で、手ごわい役を乗り越えることが出来ました。もし(トロフィーが)半分に出来るなら半分は『最優秀演出賞』で監督にあげたい」と感謝の思いを口にし、席に戻ると吉田監督とガッチリと抱き合った。吉田監督は「観客賞」受賞に「映画を観た後で、コンペの素晴らしい作品の中でこの映画を『好き』と仰って下さった方が一番多いという重みを感じてます。これからの励みにしていきたい」と喜びを語った。「最優秀男優賞」はポーランド映画『マイティ・エンジェル』でアルコール依存症の主人公を熱演したロベルト・ヴィエンツキェヴィチが受賞。本人不在のため、監督が代わりにトロフィーを受け取った。そして、ジョシュア&ベニー・サフディの兄弟監督による作品で、ヘロイン中毒の若者たちを生々しく描いた『神様なんてくそくらえ』が最高賞の「東京グランプリ」と「監督賞」をW受賞。ジョシュアは「2つも受賞して本当に嬉しいです。この映画祭のコンペティションに入選したと聞いたとき『これ以上のことはない』と思いつつ、“極端”を描いたこの作品が日本の方に受け入れてもらえうるのでは?と感じもしました。東京に感謝したいと思います」と挨拶。ベニーは「いろんな犠牲を払いながら作り上げた作品だったけど、思いを込めて作り上げました」と感慨深げに語る。主演のアリエル・ホームズは「何て言っていいか…ありがとうございます」、共演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズは「Thank you very very very very very very much!」と短い言葉に感激と喜びの思いをうかがわせた。この他、日本映画を対象にした日本スプラッシュ部門では安藤サクラ、新井浩文が出演する『百円の恋』が「作品賞」を受賞。同部門の「スペシャル・メンション(特別賞)」には沖田修一監督が無名の俳優ばかりを起用して作り上げた『滝を見に行く』が受賞した。<第27回東京国際映画祭/受賞結果一覧>■東京グランプリ:『神様なんてくそくらえ』■最優秀監督賞:ジョシュア・サフディ&ベニー・サフディ(『神様なんてくそくらえ』)■最優秀女優賞:宮沢りえ(紙の月』)■最優秀男優賞:ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ(『マイティ・エンジェル』)■最優秀芸術貢献賞:『草原の実験』■WOWOW賞:『草原の実験』■アジアの未来 作品賞:『ゼロ地帯の子どもたち』■国際交流基金 特別賞:『遺されたフィルム』■日本映画スプラッシュ 作品賞:『百円の恋』■日本映画スプラッシュ スペシャル・メンション:『滝を見に行く』■SAMURAI賞:北野武/ティム・バートン■観客賞:『紙の月』(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日ドワンゴ及びニワンゴは、両社が運営する動画サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」で、11月1日から、全国の大学学園祭の模様を生中継する学園祭企画を開始する。同企画で学園祭を生放送する大学は、早稲田大学、立命館大学、東京大学、防衛大学、京都大学(開催日時順)の5大学。早稲田大学の学園祭「早稲田祭」には、約16万人が訪れるという。生放送では1日目の模様を中継し、数々のイベントでバンザイをするユニークな団体、「バンザイ同盟」の活動風景や、ゼミナールの研究報告会の様子を伝える。放送日時は、11月1日の14:30~。立命館大学では、毎年、滋賀県のびわこ・くさつキャンパス(BKC)で「BKC祭典」、京都府の衣笠キャンパスで「衣笠祭典」を開催する。計4日間にわたる学園祭の様子を、立命館大学放送局(RBC)が立命館大学放送局チャンネルで中継。放送日時は、11月1日、2日の12:00~(BKC祭典)、11月8日、9日の12:00~(衣笠祭典)。防衛大学では、「第62回開校記念祭」を開催する。伝統競技の「棒倒し」やパラシュート部による記念降下を中継。さらに11月8日に行う10式戦車が現れる「訓練展示」の収録映像も放送する。放送日時は、11月9日の10:30~。京都大学は、11月21日~24日まで「11月祭」を開催。その2日目を中継し、同大学の卒業生であるドワンゴ会長・川上量生(かわかみ のぶお)氏による講演「変わりゆくネット社会を見つめて」をメインに、学園祭の模様を伝える。放送日時は11月22日の13:00~。東京大学では、11月22日~24日まで「第65回駒場祭」を開催する。3日目のミス&ミスター東大コンテストをメインに、学園祭の模様を中継する。放送日時は、11月24日の13:00~。
2014年10月31日現在、開催中の第27回東京国際映画祭(以下、TIFF)。今年は庵野秀明監督の特集上映が組まれたり、オープニング作品をディズニーの『ベイマックス』が抜擢されたりと、例年以上の盛り上がりを見せる今年のTIFF。いよいよ明日(31日)は最終日となり、各賞の受賞結果が発表されるが、中でも注目を集めているのは「コンペティション部門」だ。毎年、熾烈を極めるこの「コンペティション部門」。2011年に最高賞となる「東京サクラグランプリ」(※現在の名称は「東京グランプリ」)に輝いたフランス映画『最強のふたり』は、その後、社会現象ともいえる大ブームを巻き起こすなど、この先の映画界を占う重要な部門となっている。今年、同部門で最も注目を集めているのは、唯一日本からの出品作となった『紙の月』。ベストセラー作家・角田光代の同名小説を原作に、『桐島、部活やめるってよ』を大ヒットさせた吉田大八が監督を務める本作。先日、行われた会見でグランプリへの自信について聞かれた、主演の宮沢りえは「あるといえばある」と語り、報道陣を沸かせており、さらに共演の池松壮亮も「あそこまで役に身を投げれる女優さんは、りえさんしか知らない」と、その体当たりの演技を絶賛しており期待感は十分だ。しかし、同会見で「世界という広い舞台で、この映画がどういう位置づけで見てもらえるのか」と語った吉田監督の言葉のとおり、世界はとにかく広い。今年の「コンペティション部門」さらに「最優秀女優賞」まで含めて見渡した時、宮沢さんのライバルは誰なのか?長年、TIFFの作品選定に携わり、今年の各出品作品を選んだ張本人となるプログラミング・ディレクター矢田部吉彦氏に聞いてみると、まさに世界の“広さ”を感じさせる答えが返ってきた。――「宮沢りえさんの強敵は“おばあちゃん”ですね」と。その“おばあちゃん”の正体は、イランを代表する名女優ファテメ・モタメダリア。日本では無名の彼女だが…演技を計る上で、有名・無名を論じるのは無価値。矢田部氏によると、「アゼルバイジャン共和国の『ナバット』という作品で、『紙の月』とはまた違ったタイプの作品です。村が戦争に巻き込まれて村人たちが去ったあと、ひとり取り残されたおばあちゃんのお話なんです。彼女が淡々と生きていく中で抱える“孤独”が、じわじわと胸に迫ってくるんです」。『紙の月』で平凡な日常から逃げ出すように、世の闇へと堕ちていく女性を演じた宮沢さんと、戦乱という非日常の中でどうしようもなく孤独を抱えながら生きていく女性を演じたファテメ。果たして、今年はどの作品が栄冠に輝くのだろうか?第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。『紙の月』は11月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督が新作『天才スピヴェット』を携え、開催中の第27回東京国際映画祭のために来日し、主演のカイル・キャトレットくん(10歳)と共に舞台あいさつに臨んだ。イベントにはゲストとして鈴木福くんも来場した。その他の写真芸術性の高い映像で支持を集めるジュネ監督が3Dに挑戦した本作。生まれながらの天才でありながら、家族にもなかなか理解されずに孤独を抱えた少年が、ある発明による科学賞の授賞式に出席するための旅路の中で、様々な出会いを通じて成長していく姿を描く。日本でも人気のジュネ作品をひと足早く観られるとあって会場は満席。ジュネ監督は「私のファンが日本にも“いくらか”いらっしゃるというのは知ってます。私はモンマルトルのカフェの近くに住んでいて、そのカフェに『アメリ』のポスターがあるんですが、日本人の女の子が来て写真を撮ろうとして『ちょっとどいてもらえますか?』とよく言われるので(笑)」とユーモアたっぷりに語る。今回、3Dで作品を製作したことについて「子供の頃、のぞくと映像が3Dになるオモチャを持ってて、それが大好きだったんです。今回の脚本を読むと3Dで撮るにピッタリの作品でした」と語った。そのジュネ監督から「絶対に現場で『疲れた』と言わず、アクションも全て自分でこなしたスター!」と紹介されたカイルくんは「コンニチハ、カイル・キャトレットです」と日本語であいさつし、さらに劇中のスピヴェットさながらに6カ国語で自己紹介を行ない天才の片鱗を見せつけた。福くんは「スピヴェットを意識した」というタキシード姿で登場。カイルくんの演技について「(演技は)初めてと聞いたんですが、たくさん出ているように見えるくらい素晴らしい演技だったし、アクションもかっこよかったです!」と絶賛する。カイルくんは10歳以下の武道選手権で3年連続優勝経験を持つが、この日はその腕前を披露!三節棍(※3本の棒が鎖などでつなげられた武器)と剣、そしてヌンチャクを使い分け、巧みな演舞を見せて会場をわかせた。一方の福くんは、最近、学校で流行っているというけん玉の腕前を見せたが、大勢の観客を前に「緊張して足が震えてます…」と苦笑い。大技にチャレンジするも惜しいところで失敗してしまったが、ジュネ監督はふたりの天才子役を称賛し「次はけん玉の少年とヌンチャクを使う少年のシナリオを書きます!」と語っていた。『天才スピヴェット』11月15日(土)よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
2014年10月27日インドネシア発の大ヒットバイオレンスアクションの続編で、日本人俳優の出演も話題の『ザ・レイド GOKUDO』が開催中の「第27回東京国際映画祭」で10月24日(金)に上映。来日した主演のイコ・ウワイス、松田龍平、遠藤憲一、北村一輝らが揃って舞台挨拶に登壇した。前作よりさらにスケールアップし、潜入捜査官の苦悩、マフィア親子の愛憎と内紛などを濃密に描き出す本作。松田さんらはタイマフィアとの抗争に参戦する日系のヤクザを演じている。主演のウワイスは「この映画が前作と同じように日本のみなさんに受け入れられることを望んでいます」と挨拶。「ひとつだけお願いです」と前置きし、「家に帰って同じことをマネしないようにだけ気を付けて(笑)!」と暴力描写たっぷりの内容を踏まえ“警告”を発し、笑いを誘う。「前作のファンだった」という松田さんは「監督に呼んでいただいて嬉しいです。前作をしのぐアクションで、人間ドラマもより濃密になっていて楽しめると思います」とアピール。インドネシア映画の撮影現場については「撮影自体、すごく賑やかで現場に着くと音楽が爆音でかけられていて、みんな踊っているという日本では考えられない現場でした」と日本との違いに驚いたよう。一方で「集中して撮影に臨むところは勉強になりました」とふり返る。北村さんも日本の撮影現場との違いに言及。「日本では緊張感の中での一発勝負というか、張り詰めた空気での撮影がありますが、インドネシアはそれとは真逆。和気あいあいとしている中でも集中して撮影していき、ストレスなくリラックスして臨めました」と語る。自身、2度目のインドネシア映画への出演となったが、「日本では邦画とハリウッド映画がほとんどですが、ひとつでも多くの国の映画を観てもらえる環境になればいいと思うし、これからもいろんな国の作品に挑戦していきたい」と力強く語った。遠藤さんは劇中の強面そのままに「“初めて”ヤクザを演じました」といきなりのジョークで笑いを誘う。ヤクザはともかく、海外作品は今回が初めて。「インドネシア映画がどういうものかも知らずに参加して、俳優もアクションも、こんな才能が眠っていたのかとびっくりしました。いい刺激になりました」と充実した表情を見せていた。ギャレス・エヴァンス監督は「本当はいけないんだけど(笑)、幼少の頃からヤクザ映画を観てました」と日本のヤクザ映画に多大な影響を受けたことを告白。既にパート3も企画中とのことで「日本人の俳優の出演も考えています!」と語っていた。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。『ザ・レイド GOKUDO』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月25日「第27回東京国際映画祭」が23日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナに敷かれたレッドカーペットを、ウルトラヒーローたちが国内外の豪華ゲストとともに映画祭のオープニングを飾った。「東京国際映画祭」と円谷プロダクションのコラボレーションは昨年も行われており、その時はウルトラ怪獣たちがレッドカーペットを大行進して話題に。今年のオープニングセレモニーに駆けつけたのは、初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、ゾフィー、そして、最新作の『ウルトラマンギンガS』からウルトラマンギンガストリウムとウルトラマンビクトリーの8人のウルトラヒーロー。あいにくの雨にもかかわらず会場を埋め尽くした多くの映画ファンたちに迎えられ、ウルトラヒーローたちはレッドカーペットをゆっくりと行進。ファンからの声援に手を振って応えたり、ファンと握手を交わしながらステージに登壇した。各々がウルトラポーズを決めると会場からは大歓声が沸き上がり、オープニングセレモニーを大いに盛り上げた。なお、このセレモニーには、ジョン・ラセターやドン・ホール&クリス・ウィリアムズ、嵐の5人や中谷美紀、安倍晋三内閣総理大臣やドラえもんなど、上映作品の監督・出演者をはじめとしたさまざまな豪華ゲストが登壇している。また、10月26日には東京・TOHOシネマズ日本橋にて、『ウルトラセブン』Blu-ray BOX I(11月21日にバンダイビジュアルより発売)の発売を記念した「『ウルトラセブン』HDリマスター2.0~円谷プロ特撮への誘い!~」と題したジャパンプレミアを開催し、キングジョーの登場する第14話~第15話「ウルトラ警備隊西へ」の前後編を上映。当日は、モロボシ・ダン隊員役の森次晃嗣、アンヌ隊員役のひし美ゆり子、アマギ隊員役の古谷敏、そして、満田かずほ監督や樋口真嗣監督など、スペシャルゲストを交えたトークショーも開催される。「第27回東京国際映画祭」は、10月23日~31日の期間中、東京・六本木を中心に行われる映画祭で、今年は「アニメーション」に注力したラインナップを展開。『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督が手がけたTVアニメ・劇場公開作品に加えて、自主制作された短編・CM・PVなど、約50作品を特集上映する「庵野秀明の世界」やアニメーション映画『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が特別招待作品として出品される。(C)円谷プロ
2014年10月24日第27回東京国際映画祭が23日、開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナで行われたオープニングイベントで、宮沢りえや安達祐実、中谷美紀、菅野美穂ら豪華女優陣が、それぞれセクシードレスや花魁姿などを披露した。フェスティバル・ミューズを務める中谷美紀は、黒いロングドレスで登場。ファンの歓声を浴びながらレッドカーペットを歩き、ステージで「多くのお客さまがいらしていただいて。本当に映画が好きでいてくださっているんだなと思いうれしい」と感激を示した。中谷は、イベントのラストでも再び登場し、安倍晋三内閣総理大臣と共にレッドカーペットを歩く重要な役割を果たした。コンペティション部門の日本代表作品『紙の月』で主演を務める宮沢りえは、胸元の開いたセクシーなドレス姿で観客を魅了。吉田大八監督、池松壮亮と共にステージに上がり、「撮影は過酷で、ものを作る喜びとつらさを感じながらも、できあがった作品をこうやって華やかな場所に持ってこられたという興奮があります」と語った。また、『花宵道中』の安達祐実は、劇中と同じ花魁姿、『救いたい』の鈴木京香は、落ち着いた色合いの着物で登場した。そして、クロージング作品『寄生獣』に出演する深津絵里は、黒いパンツスーツ、橋本愛はワンピース姿を披露。深津は「雨の中、こんなにたくさんの方に集まっていただいてうれしいです」と喜び、橋本も「たくさんの方々に集まっていただいて、ものすごく大きな力を感じているので、このままみなさんで盛り上がっていければうれしいなと思います」と呼びかけた。さらに、オープニング作品『ベイマックス』の日本語吹き替え版で声優を務める菅野美穂は、星のスパンコールがちりばめられたドレスで、キラキラと輝きを放った。撮影:蔦野裕
2014年10月24日アイドルグループの嵐が23日、東京・六本木ヒルズで開催された第27回東京国際映画祭のオープニングイベントにサプライズ登場し、櫻井翔が英語で同映画祭をアピールした。第27回東京国際映画祭のスペシャルアンバサダーを務める嵐は、レッドカーペットに先陣を切って登場。駆けつけたファンから悲鳴のような大歓声が沸き起こる中、笑顔でレッドカーペットを歩いた。ステージに上がると、二宮和也は「こういう形で映画に参加できることはありがたい」と喜び、櫻井は「年代を超えて、国境を越えて残っていくもので、出演する自分にとっても大きな財産となる」と映画の持つ力を語った。また、相葉雅紀の初主演映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』が特別招待作品として上映されることがアナウンスされると、温かい拍手が相葉に送られた。相葉は「冬にぴったりのラブストーリーができたと思っています」と作品をアピールし、「僕の大好きなラブストーリーだったので、気合を入れてやらせていただきました」と冗談交じりにコメント。松本潤も「相葉君のラブストーリーは、僕ら的にも新鮮なので楽しみ」と期待感を示した。そして、松本が「映画が好きな方はもちろん、ふだん映画をあまり見ないという方にも、すてきな出会いを用意してお待ちしてます」と呼びかけ、続けて櫻井が、英語に訳してスピーチすると、再び歓声と拍手が送られた。最後は大野智が「本日より開幕します! トーキョー・インターナショナル・フィルムフェスティバル! ナウ、オープン!」と宣言。カラフルなテープが打ち上げられ、華やかな幕開けとなった。撮影:蔦野裕
2014年10月24日第27回東京国際映画祭が23日、開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナに敷かれたレッドカーペットに、上映作品の監督・出演者をはじめ、アイドルグループの嵐、女優の中谷美紀、安倍晋三内閣総理大臣など多彩なゲストが登場した。先頭を切って現れたのは、同映画祭のスペシャルアンバサダーを務める嵐の5人。サプライズ登場に大歓声が響く中、手を振りながら笑顔でレッドカーペットを歩き、ステージに登壇した。そして、松本潤が「映画が好きな方はもちろん、ふだん映画をあまり見ないという方にも、すてきな出会いを用意してお待ちしてます」と呼びかけ、櫻井翔はそれを英語に訳してアピール。続いて、大野智が「本日より開幕します!」と宣言し、華やかに幕を開けた。その後、フェスティバル・ミューズの中谷美紀が黒いロングドレスで登場。ステージでは「多くのお客さまがいらしていただいて。本当に映画が好きでいてくださっているんだなと思い、うれしい」と感激を示した。また、ドラえもんや、くるみ割りキティ、ウルトラマンなどキャラクターたちも会場を盛り上げ、『花宵道中』主演の安達祐実はおいらん姿、『紙の月』主演の宮沢りえはセクシードレスで、カーペットに華を添えた。クロージング作品の『寄生獣』からは、山崎貴監督、染谷将太、深津絵里、橋本愛、そして、ミギーが登場。オープニング作品の『ベイマックス』からは、日本語吹き替え声優を務めた菅野美穂、小泉孝太郎、製作総指揮のジョン・ラセター氏、ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ監督らが、ベイマックスと共に登場した。ラストを飾ったのは、安倍晋三内閣総理大臣。『寄生獣』『ベイマックス』の出演者・監督らと共にステージに上がり、「すごい熱気ですね。この熱気を感じると今年もスタートしたなと思います」と開幕を喜んだ。また、敵に立ち向かうというストーリーの『ベイマックス』にちなみ、「孝太郎さんのお父さん(小泉純一郎氏)は、そういうタイプでございました。どう行動するか予測しにくい方だった」と昔を思い返し、小泉(孝太郎)と握手を交わした。第27回東京国際映画祭は、10月23日~31日の9日間にわたって、六本木ヒルズをメイン会場に開催。「コンペティション部門」をはじめ、国内外の作品約300本が上映され、出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2014年10月23日今年で第27回目を迎える、アジア最大級の映画祭「東京国際映画祭」(以下、TIFF)が開幕!10月23日(木)、六本木ヒルズにてレッドカーペットが行われ、国内外から詰めかけた豪華俳優陣が歩いた。赤絨毯一番乗りのスペシャル・アンバサダーの「嵐」(大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤)がのっけから会場を盛り上げたが、毎年恒例となる女優陣のドレスにも注目が集まった。今年の注目は客席から聞こえた「寒そう…」という言葉に現れている。この日は、関東地方の各地で気温が下がり、気象庁によると最低気温は東京都心が12.9度と今季最低を観測したのだ。しかし、女優たちは寒いからといって華やかな舞台でも豪華でセクシーなドレスにコートを着たりはしなかった。「嵐」に次いで登場した中谷美紀は、全身を覆うドレスで登場したものの、風が吹けばふわりと舞うほどの薄いブラックドレスで登場し、さらに国内外のTVメディアに向かって30分以上かけてインタビューに応えていた。そしてこの日、女優としては最も会場を沸かせた宮沢りえも、ゴージャスかつセクシーなドレスで観客の目を釘付けにした。胸元と背中がザックリと空いた透け感たっぷりのグレーのドレスで大人の妖艶さを漂わせていた。舞台に上がった際、主演作『紙の月』が今年のTIFFで上映されることについて「撮影は過酷で、それをこういった華やかな場所にもってこれたという喜びがあります。(作品には)エネルギーを本当に使いました。7年振り(の主演作)ということで、それまでに溜めておいたものはすべて出し切れた気がします」と喜びと自信のほどを語っていた。今年のTIFFでの注目作品という意味では、ディズニー最新作『ベイマックス』も負けず劣らず。そんな同作で吹き替え声優を務めることとなった菅野美穂も、レッドカーペットに登場。黒と赤、さらにスパンコールが全て星で彩られた肩だしドレスで登場。他の女優陣たちがクール&ビューティーな雰囲気なのに対して、菅野さんはエグゼクティブ・プロデューサーのジョン・ラセター氏と共に大はしゃぎで無邪気な笑顔を見せた。終盤に登場した実写版『寄生獣』チームでは、深津絵里はモード感たっぷりの黒のオールインワンで、橋本愛は黒とグレーの柄入りワンピースで寒空の下で健闘だった。1つポイントを挙げるならば、深津さんは左肩を大胆に露出したドレスに見えるが、実はこの部分はヌーディ―カラーの生地が切り返しとして使われており、場数を踏んだ女優ならではのテクニックを駆使していた。一方、“厚着”という言い方をすると語弊が生まれるが、温かそうな衣装で登場した女優たちも。TIFFは海外メディアも多く取材に詰めかける映画祭とあって例年、和装で登場する著名人も少なくない。今年で言えば、R-18文学の映画化作品『花宵道中』から抜け出してきたようなド派手な花魁姿で会場を沸かせた安達祐実に、嵐のようなフラッシュが浴びせられていた。その逆に、3.11後の被災地を描いた『救いたい』を携えての登場となった鈴木京香は、日本ならではの淡い色使いで大人の優美を漂わせ、男性陣の注目を集めていた。寒空の下、薄手のドレスでも笑顔を絶やさない女優たち。会期中にはどんなファッションで登場するのだろうか?第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで六本木ヒルズ、TOHOシネマズ日本橋ほかにて開催。(text:cinemacafe.net)
2014年10月23日第27回東京国際映画祭が10月23日に東京・六本木ヒルズで開幕。オープニング作品『ベイマックス』を引っさげ来日したジョン・ラセター、日本語吹替えキャストの菅野美穂と小泉孝太郎、クロージング作品『寄生獣』の山崎貴監督、染谷将太、深津絵里、橋本愛、フェスティバル・ミューズの中谷美紀、スペシャル・アンバサダーに就任した人気グループ嵐らが駆けつけたファンの歓声を浴びていた。その他の写真今年は同映画祭のトレードマークであったグリーンカーペットが、レッドカーペットに改められ、最高賞の名称も東京サクラグランプリから“東京グランプリ”に変更されるなど、新たな方向性の模索が始まった。その主軸が日本のカルチャーを世界に発信する“アニメシフト”のプログラム構成だ。映画祭の先陣を切る『ベイマックス』はディズニー・アニメーション・スタジオの最新作。日本文化へのオマージュを捧げた冒険アドベンチャーは、同スタジオ史上初として日本がワールドプレミアの地に選ばれた。また、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を手がける庵野秀明氏のキャリアを総括する特集上映『庵野秀明の世界』も大きな目玉企画だ。特別招待作品には『アップルシード アルファ』『劇場版 進撃の巨人前編~紅蓮の弓矢~』、押井守監督の最新実写作『GARM WARS The Last Druid』、押井氏が総監督を務める『THE NEXT GENERATION パトレイバー/エピソード10:暴走!赤いレイバー』などが並ぶ。ディレクター・ジェネラルを務める椎名保氏は「国内外のクリエイターが東京を目指し出品し、国内外での評価とビジネス的成功をもたらし、映画祭のブランド力を上げる」ことを目標に掲げており、アニメーションへの注力にも積極的だ。それだけに今回の成否は、今後の東京国際映画祭にとって重要なターニングポイントとなりそうだ。期間中はコンペティション、特別招待作品など自主企画と提携企画を含めた約250本、ワールドプレミア32本、インターナショナルプレミア3本が上映される。第27回東京国際映画祭10月23日(木)から31日(金)まで会場:六本木ヒルズ(港区)、TOHOシネマズ 日本橋(中央区)ほか取材・文・写真:内田 涼
2014年10月23日モデルで女優の中条あやみが、WOWOWが放送する『TOUCH!WOWOW2014東京国際映画祭』関連番組のナビゲーターを務めることがこのほど、明らかになった。放送・WEB・リアルイベントを組み合わせた大型イベント『TOUCH!WOWOW2014』を11月22日に開催予定のWOWOWは、10月23日から31日まで開催中の国際映画祭『第27回東京国際映画祭』とコラボレーションした『TOUCH!WOWOW2014東京国際映画祭』を実施。コンペティション部門に同映画祭では初となる放送局による賞・WOWOW賞が創設されるほか、速報番組や受賞作の放送など、『第27回東京国際映画祭』の関連番組を11月に放送する。ナビゲーターを務める中条は、受賞結果などを紹介する『速報!第27回東京国際映画祭』と、過去の"東京サクラグランプリ"を5夜連続で放送する『TOUCH!WOWOW2014東京国際映画祭"東京サクラグランプリ"特集』に出演。公開中の映画『劇場版 零~ゼロ~』で映画初出演にして初主演を果たし、女優業での活躍も期待される中条は、ナビゲーター就任に「とても光栄に感じています。世界中から様々な作品が集まるこの映画祭を私自身も楽しみながら、映画祭の魅力を伝えられれば」とコメントしている。
2014年10月23日今年で第27回目を迎える、アジア最大級の映画祭「東京国際映画祭」(以下、TIFF)が本日(10月23日)より開幕し、同日、六本木ヒルズにて恒例のレッドカーペットが行われた。今年のトップバッターは、スペシャルアンバサダーとしてサプライズ登場した「嵐」(大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤)のメンバーが飾り、会場を大いに盛り上げた。「嵐」の面々が登場すると女性ファンの悲鳴にも近い大歓声が会場全体を包んだ。今年のTIFFに主演作『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』が出品されている相葉さんは「この冬にぴったりのラブストーリーです。光栄です」ですと喜びを語る。一方で、二宮さんは「(今日登壇する人の中で)映画を背負ってないのは僕らだけなんですね。不思議な気持ちです」と冗談交じりに語り、笑いを誘っていた。最後は、松本さんが「いつも映画を観る方もそうじゃない方にも、素敵な出会いを用意してお待ちしております」とアピールすれば、それを櫻井さんが海外メディアに向けて英語に翻訳。さらに、メンバー全員で「NOW OPEN!」と開幕宣言を行い、会場は華々しいスタートを切った。その後も、フェスティバル・ミューズの中谷美紀、フェスティバル・ナビゲーターを務めるハリー杉山に岡本あずさなどが登場。19時まで続くこのレッドカーペットには、染谷将太、深津絵里(共に実写版『寄生獣』)、鈴木京香(『救いたい』)、浅野忠信(『壊れた心』)、宮沢りえ、池松壮亮(共に『紙の月』)、庵野秀明、安野モヨ子(特集上映『庵野秀明の世界』)、ディズニーのジョン・ラセター、菅野美穂、小泉孝太郎(共に『ベイマックス』)、安達祐実(『花宵道中』)、声優の梶裕貴(『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』)、総理大臣の安倍晋三――と豪華な著名人たちが登場する予定だ。今年のTIFFのテーマは“アニメーション”で、オープニング作品にはディズニー最新作『ベイマックス』、クロージング作品には伝説のコミックを実写化した『寄生獣』と注目のラインナップが展開。さらに日本が誇る映像作家・庵野秀明の作品を大型特集上映する「庵野秀明の世界」が組まれ、TVアニメ・劇場公開作品に加え、庵野さんが学生時代に自主制作した貴重な短編・CM・PVなどを含めた約50作品が上映される。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで六本木ヒルズ、TOHOシネマズ日本橋ほかにて開催。(text:cinemacafe.net)
2014年10月23日明日23日(木)より開催されるアジア最大級の映画祭「第27回東京国際映画祭」。毎年東京国際映画祭とタッグを組み、様々な取り組みをしてきたWOWOWでは、今年も受賞結果をいち早くレポートする番組「速報!第27回東京国際映画祭」を放送し、この度、映画祭ナビゲーターとして、『劇場版 零~ゼロ~』で主演を演じた中条あやみが就任することが決定した。ディズニーの最新作『ベイマックス』や、実写化『寄生獣』など今年は“アニメーション”に注目したラインナップが展開される「東京国際映画祭」。コンペティション部門は92の国と地域から、計1,373作品がエントリーされ、その中から厳正な予備審査を経た15本が上映され、最高賞・東京グランプリ(東京サクラグランプリから名称変更)を争う。今回、「速報!第27回東京国際映画祭」と、過去の“東京サクラグランプリ”を5夜連続放送する「TOUCH!WOWOW2014 東京国際映画祭“東京サクラグランプリ”特集」のナビゲーターとして抜擢されたのは、ファッション雑誌「Seventeen」専属モデルとして活躍する一方、映画、ドラマなど精力的に活動する女優の中条さん。“TOUCH!WOWOW2014 東京国際映画祭”ナビゲーター就任を受け、「アジアを代表する国際映画祭の魅力を伝えるナビゲーターに就任できること、とても光栄に感じています。世界中から様々な作品が集まるこの映画祭を私自身も楽しみながら、視聴者のみなさんに映画祭の魅力と共に会場の雰囲気を伝えられればと思っています」と喜びを語った。WOWOWでは今年から、コンペティション部門に、同映画祭史上初の放送局冠の賞となる「WOWOW賞」が創設されるのをはじめ、速報番組や受賞作放送、WOWOW賞決定までの密着ドキュメンタリーなど、11月は東京国際映画祭関連番組が続々ラインナップされている。<TOUCH!WOWOW2014 東京国際映画祭関連ラインナップ>・速報!第27回東京国際映画祭 11月4日(火)午後3:20 [WOWOWシネマ] ほか ※無料放送・TOUCH!WOWOW2014 東京国際映画祭“東京サクラグランプリ”特集11月17日(金)~21日(金)夜7:00 [WOWOWシネマ]・<WOWOW賞>創設記念!東京国際映画祭受賞作&密着ドキュメンタリー11月22日(土)午前11:00 [WOWOWシネマ](text:cinemacafe.net)
2014年10月22日第9回ローマ国際映画祭でコンペティション部門(ガラ部門)に出品された映画『神さまの言うとおり』(11月15日公開)のワールドプレミアイベントが18日(現地時間)、イタリア・ローマで開催され、主演の福士蒼汰、ヒロインの山崎紘菜、三池崇史監督が出席した。同作は、衝撃的な展開と圧倒的な緊張感でファンを増やしているシリーズ累計270万部突破の同名コミック(原作: 金城宗幸、絵: 藤村緋ニ)が原作。『悪の教典』『藁の楯』『土竜の唄』と大ヒット作品を手がけてきた三池崇史がメガホンを取り、福士、山崎のほか、染谷将太、優希美青、大森南朋、リリー・フランキー、神木隆之介らが出演する。ローマ国際映画祭は、2006年にローマ市全面協力のもとスタートした。これまでニコール・キッドマンやジョージ・クルーニーといった世界的な映画スターも参加するなど国際色豊かであることに加え、一般市民が審査を行うことも特徴の1つ。三池監督は『悪の教典』『土竜の唄』に続き3度目の出品となる。主演の福士とヒロインの山崎は18日の公式上映に合わせて現地ローマ入り。映画祭の前には、朝早くから「コロッセオ」や「パンテオン」などローマ各地の名所を回った。40を超える海外媒体が集まったフォトコールには、三池監督、福士、山崎とそろって参加。公式記者会見では、福士、山崎ともにイタリア語であいさつし、英語でのスピーチも披露した。上映前のレッドカーペットアライバルにも大勢のギャラリーが詰めかけた。三池監督は「伊」と書かれた緑のダルマ、山崎は「制」と書かれた白のダルマ、福士は「覇」と書かれた赤のダルマを持参するなど、作品にも登場するダルマをイタリアカラーにアレンジしてさりげなくアピール。山崎はタイトなミニスカートに背中が大きく開いた黒のドレスで観客を魅了した。ワールドプレミア上映では、1,000人を超える観客がキャスト・監督と共に映画を鑑賞。会場からは笑いや驚きなどのリアクションが見受けられ、上映後は約4分間に及ぶスタンディングオベーションが贈られた。ワールドプレミア上映を終えた福士は、「スタンディングオベーションの景色を見て、人生でこんなこと体験したことがないので、どうしていいのか分からなかったのですが、こうしてみなさんに受け入れてもらえて本当にうれしいです」と喜びを表し、「ローマ国際映画祭に参加できたこと、レッドカーペットを歩くことができたことを監督に感謝しています」と締めくくった。一方の山崎は「スタンディングオベーションは本当に夢のような瞬間でした。今日、私も初めて映画を観て、ひとつの作品が出来上がる喜びとそれをイタリアの方々と共感できる喜びを味わえて本当に幸せでした」とコメント。三池監督は「映画の都、イタリアの映画はいろんな意味で歴史がありますからそのローマで受け入れられたという事は自信にもなります」と話した。また、既成のジャンルにとらわれず、映画の新たな可能性を切り開いていく作品を作っている監督に贈られるマーヴェリック賞の受賞について、三池監督は「今までやってきた過去に対してもらった賞だと思うのですが、自分にとってはこれからより気合入れていけよっていう勇気をもらった気がしています。映画を作って映画に助けられていると実感しました。ありがたいですね」と喜び、「マルコ(映画祭ディレクター)からより過激に映画を撮っていけというメッセージをもらったと思っています」と意気込みを見せた。(C)2014「神さまの言うとおり」製作委員会
2014年10月20日三池崇史監督の新作『神さまの言うとおり』が、イタリアの首都ローマで開催中の第9回ローマ映画祭のコンペティション部門(ガラ部門)で上映され、主演の福士蒼汰、ヒロインを務めた山崎紘菜が、三池監督とともに映画祭へ出席。レッドカーペットでは劇中に登場するダルマを手に登壇し、会場を沸かせた。その他の写真『神さまの言うとおり』は、金城宗幸の人気コミックを映画化したサバイバル・サスペンス。ローマ映画祭では、各国から出品された17作品と、グランプリである“観客賞”を競う。発表は26日(現地時間)。上映前のレッドカーペットイベントでは、3人が作品の象徴であるダルマを持って登場。三池監督は“伊”と書かれた緑のダルマ。山崎は“制”と書かれた白のダルマ。福士は“覇”と書かれた赤のダルマというイタリアカラーに施したダルマを披露した。その後3人は、同日19時過ぎから行われたワールドプレミア上映に出席し、集まった1000人を超える観客と作品を鑑賞。上映終了後には、約4分間に及ぶスタンディングオベーションがおくられた。福士は「スタンディングオベーションの景色を見て、人生でこんなこと体験したことがないので、どうしていいのか分からなかったのですが、こうしてみなさんに受け入れてもらえて本当にうれしいです」と話し、「役者としてもってやりたいという気持ちが沸き起こってくる舞台でした。本編も初めてイタリアの方々と一緒に観たのですが、もう予想外。こんなに笑いが起こるなんて。僕もすごく楽しめました。今回の作品は“大笑い”できる作品なんだと思いました。ローマ国際映画祭に参加できたこと、レッドカーペットを歩くことができたこと監督に感謝しています」と語った。山崎は「スタンディングオベーションは本当に夢のような瞬間でした。今日、私も初めて映画を観て、ひとつの作品が出来上がる喜びと、それをイタリアの方々と共感できる喜びを味わえて本当に幸せでした」とコメント。本映画祭では、三池監督に特別賞であるマーベリック賞(メジャースタジオや独立系に関わらず、多作で、何より既成のジャンルにとらわれず、映画の新たな可能性を切り開いていく作品を作っている監督に贈られる賞)が贈られた。日本の映画監督が受賞するのは初となる今回の受賞に三池監督は「いろんな意味で“重い”ですよね。今までやってきた過去に対してもらった賞だと思うのですが、自分にとってはこれからより気合い入れていけよっていう勇気をもらった気がしています。映画を作って映画に助けられていると実感しました。ありがたいですね。マルコ(映画祭ディレクター)からより過激に映画を撮っていけというメッセージをもらったと思っています」とコメントを寄せている。『神さまの言うとおり』11月15日(土)全国東宝系にて公開
2014年10月20日アジアを中心に芸術性の高い作品を上映し、映画ファンから絶大な支持を得ている東京フィルメックスの本年度ラインナップ発表会見が15日に都内で行われ、特別招待作品としてオープニング上映される『野火』の塚本晋也監督をはじめ、廣木隆一、篠崎誠、高橋泉ら上映作品を手がけた監督4人が出席した。その他の写真塚本監督の『野火』は、第二次世界大戦末期のフィリピン戦線を舞台に、ひとりの日本兵の視点から戦争の恐怖を訴えかけ、今年のヴェネチア映画祭で絶賛された一作で「戦争を描いているが、映画は思想ではなく、あくまで芸術でなければいけない。日本が急速に戦争に傾く恐ろしさに、フィルメックスが共感してくださった」と縁深い映画祭での上映に、強い思いを語った。廣木監督は前田敦子と染谷将太が共演する『さよなら歌舞伎町』、篠崎監督は震災後の心の傷に葛藤する女性をスリリングに描く『Sharing』をそれぞれ上映。「涙あり、笑いあり、裸あり(笑)でフィルメックスの中では一番ラフな作品かもしれない」(廣木監督)、「11年に審査員をさせてもらい、映画を観ることからエネルギーをもらった。作品の上映は(第1回以来)14年ぶりなので、いささか緊張している」(篠崎監督)と心境を明かした。一方、コンペティション部門はイスラエル、イラン、フィリピン、韓国などから9本がエントリーされ、唯一の日本映画『ダリー・マルサン』のメガホンを執った高橋監督は「吐き出す思いでつくった作品を、拾ってくれる熱をフィルメックスに感じる。作品をしっかり観ていただける映画祭」と敬意を表した。同映画祭のディレクターを務める林加奈子氏は「コンペ作品の共通したテーマを強いて挙げれば、闇を描いているという点。世界、時代、心の闇を深く掘り下げ、明日への光明を求めている」と指摘し、「特別招待も含めて、濃厚で深い映画ばかり。ぜひご期待していただければ」と自信を示した。コンペティション部門の審査委員長を、中国が世界に誇る名匠ジャ・ジャンクーが務めることも決定し「長年の念願だったので、本当に光栄で嬉しい」と話していた。第15回東京フィルメックス11月22日(土)から30日(日)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催取材・文・写真:内田 涼
2014年10月15日第33回バンクーバー国際映画祭に招待されていた映画『バンクーバーの朝日』(12月20日公開)が現地時間の10日、「観客賞(Rogers People’s Choice Award)」を受賞した。同映画は、第33回バンクーバー国際映画祭(9月25日~10月10日)「特別招待作品(ガラプレゼンテーション)部門」に正式招待され、ワールドプレミア上映を実施。妻夫木聡、亀梨和也、石井裕也監督が現地を訪れ、現地の日系人やカナダ人から熱烈な歓迎を受けた。バンクーバー国際映画祭は1982年よりカナダの都市バンクーバーで開催されている、北米最大規模の国際映画祭の1つ。国内外の映像作品を紹介し、北米の映画産業活性化の一助になっているとともに、東アジア作品の発掘と育成にも力を入れている。「観客賞」は、同映画祭で最も観客から支持を得た作品に贈られており、昨年は、福山雅治主演の『そして父になる』(2013年、是枝裕和監督)が受賞。2年連続で日本の作品が観客賞に選ばれることとなった。映画『バンクーバーの朝日』は、戦前のカナダ・バンクーバーで、差別や貧困の中にあってもフェアプレーの精神で戦い抜き、白人社会からも賞賛と圧倒的な人気を勝ち得た野球チーム"バンクーバー朝日"を題材にした作品。監督は石井裕也、出演は妻夫木聡、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、佐藤浩市ほか。(C)2014「バンクーバーの朝日」製作委員会
2014年10月14日前田敦子が、「どうしても来たかった」と釜山へ。10月5日(現地時間)、開催中の第19回釜山国際映画祭での『さよなら歌舞伎町』公式上映で、前田敦子、イ・ウヌ、廣木隆一監督が観客からの質問に答えた。昨年も主演作『もらとりあむタマ子』で釜山国際映画祭に参加した前田さんは、「今年も釜山映画祭に来られて嬉しいです。去年とは全然内容の違う映画なので、そこを味わってください」と挨拶。映画は、歌舞伎町のラブホテルを舞台に、ホテルの店長(染谷将太)と同棲相手で歌手デビューを目指す少女(前田敦子)、韓国人デリヘル嬢(イ・ウヌ)とその恋人、時効寸前の男女(南果歩、松重豊)らの人生が交錯する24時間を描いた群像劇だ。前田さんは「どうしても来たかったんです」と多忙と台風で飛行機が飛ぶか危ぶまれる中、舞台挨拶に駆けつけた。昨年の映画祭ではキュートなAラインのドレスが印象的だったが、今年は私服だというミニスカート姿で、大人っぽい印象。上映後の観客とのQ&Aで前田さんは、「廣木監督とはずっと前から一緒に仕事をしたいと思っていたので、内容以前に『廣木さんとお仕事をしたい!』という私の強い願望でやらせていただきました」と出演の動機を明かした。この1年で女優としてどう変化したか、との質問には「『もらとりあむタマ子』はグループ卒業後すぐの撮影で駆け出し状態でしたが、そこからぺースを掴めたんじゃないかなと思います。その後、黒沢清監督や廣木監督と仕事をさせいただいて、感謝していますし、自分のやりたい道を歩けている今の状態に満足しています」と笑顔で語った。。廣木監督は、理想的とは言えないカップルばかり登場することについて「僕は人生がうまくいっている人より、うまくいっていない人を描く方が好きなんだと思います」と語った。感激して泣きながら監督へ質問する観客もおり、廣木監督が作品にこめた想いは伝わったようだ。イベント後、前田さんは多くのファンに囲まれつつ「観客の皆さんがものすごく盛り上がってくれて、とても嬉しかったです。釜山ならではですね」と感激の笑顔を見せていた。主演の染谷さんは体調不良で急遽欠席したが、染谷さんの両親が日本から上映に駆けつけていることを廣木監督が紹介すると、観客から温かい拍手が沸き起こった。第19回釜山国際映画祭は10月11日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年10月09日10月23日より開催される「第27回東京国際映画祭」と円谷プロダクションがコラボレーションを果たし、歴代のウルトラマンたちが国内外の豪華ゲストとともに映画祭のオープニングを飾ることが明らかになった。昨年行われた「東京国際映画祭」では、ウルトラ怪獣が大行進して話題となったオープニングのレッドカーペットだが、今年は初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、ゾフィー、そして、最新作の『ウルトラマンギンガS』からウルトラマンギンガストリウムとウルトラマンビクトリーが、国内外の映画スターとともに登場する。また、10月26日には東京・TOHOシネマズ日本橋にて、『ウルトラセブン』Blu-ray BOX I(11月21日にバンダイビジュアルより発売)の発売を記念した「『ウルトラセブン』HDリマスター2.0~円谷プロ特撮への誘い!~」と題したジャパンプレミアを開催し、キングジョーの登場する第14話~第15話「ウルトラ警備隊西へ」の前後編を上映。当日は、モロボシ・ダン隊員役の森次晃嗣、アンヌ隊員役のひし美ゆり子、アマギ隊員役の古谷敏、そして、満田かずほ監督や樋口真嗣監督など、スペシャルゲストを交えたトークショーも開催されるという。「第27回東京国際映画祭」は、10月23日~31日の期間中、東京・六本木を中心に行われる映画祭で、今年は「アニメーション」に注力したラインナップを展開。『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督が手がけたTVアニメ・劇場公開作品に加えて、自主制作された短編・CM・PVなど、約50作品を特集上映する「庵野秀明の世界」やアニメーション映画『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が特別招待作品として出品されることでも話題となっている。(C)円谷プロ
2014年10月08日下北沢映画祭運営委員会はこのほど、10 月11日から10月13日まで開催する「第六回下北沢映画祭」の初日に行われるAプログラムの詳細を明らかにした。同映画祭は、さまざまなカルチャーが生まれる「下北沢」を舞台に行う映画祭。「映画祭」となっているが、ドラマ・CG・アニメーション・ミュージックビデオ、ドキュメンタリーなど作品のジャンルは問わず、プロ・アマチュアといった肩書にもこだわらない。審査もあえて「部門」を設けずに行うなど、インディペンデント映画の登竜門として実施する。このほど、映画祭のオープニングを飾るAプログラムの詳細が決定した。ライブハウスを舞台にした、音楽とアニメと映像にまつわる3つの"体感型"プログラムで、3部構成で開催する。17時からは、漫画家・大橋裕之さんや、岩井澤健治監督、ひらのりょう監督をゲストに迎え、"大橋漫画の映像化"について、関連作の上映を交えながら解説する。さらに、VHSやホームビデオなどさまざまなビデオテープをサンプリングして、映像と音楽を同時に制作している「VIDEOTAPEMUSIC」がパフォーマンスを披露する。18時30分からは、ターボ向後(性格良し子ちゃん)さんや松江哲明さんといったPVを手がける映像作家をゲストに迎え、「二人の映像作家に聞くPV制作の秘密~映像と音楽と、女の子と~」を開催する。「女の子」にスポットをあてて「映像」と「音楽」に迫るという内容で、4本のPVを上映。その他、ミスiD2014の黒宮れい&あやによるガールズバンド「BRATS」のライブなども行う。20時からは、11月22日公開の青春ロックムービー『日々ロック』(松竹配給)とのコラボレーション企画を開催。入江悠監督、劇中で主人公の友人バンド・犬レイプを演じたThe SALOVERSが出演する。撮影の舞台裏を語るトークコーナーや、ライブパフォーマンス、特別映像の公開などを予定している。会場は、下北沢 THREE(世田谷区代沢 5-18-1 カラバッシュビル B1F)。チケットは2,500円(税込)+1ドリンクオーダー(ドリンク代は会場で別途支払い)。3プログラム通して参加可能。出入りは自由。
2014年10月08日加瀬亮が4日夜、開催中の第19回釜山国際映画祭(BIFF)でホン・サンス監督、共演のムン・ソリ、ソ・ヨンファと共に映画『自由が丘で』の公式上映後にQ&Aを行った。「日本での対談でホン監督と知り合い、喫煙所で話しているときに、『一緒にやってみないか?』と声をかけていただきました。こんなに演技をしていて楽しかったことはありません」と出演のきっかけを語った、加瀬さん。「初めて会ったときから、何か特別なものを加瀬さんに感じたんです」と、加瀬さんに一目惚れだったことをホン・サンス監督も告白。会場のファンからの質問の際に「加瀬亮さん、大好きです!」と言われた加瀬さんは、「ありがとうございます」と答えつつ照れ笑い。ホン監督の作品で特に好きなものとして、「監督の映画で最初に観た『オー!スジョン』、最近のものだと『教授とわたし、そして映画』、『次の朝は他人』です」と3作品を挙げた。加瀬さんの相手役であるムン・ソリさんは今年の開幕式の司会を、渡辺謙と共に務めた韓国の名女優であり、『3人のアンヌ』などホン監督作品の常連でもある。映画は、加瀬さん演じるモリが愛する年上の女性(ソ・ヨンファ)を訪ねてソウルに行くがすれ違ってしまい、偶然入ったカフェ“自由が丘8丁目”のオーナー(ムン・ソリ)とデートをするようになる、というキュートなラブストーリー。ホン監督の映画ではおなじみの飲酒シーンで、ムン・ソリさんは「今までもお酒を飲んで演技をすることはありましたが、今回は初めて本当に酔っぱらってしまいました。寝起きのシーンも、本当にお酒がまわって部屋で寝ていて、監督に『ムン、出ておいで』と呼ばれて部屋から出てきたところを撮られていたんですよ」と驚きの演出を明かした。加瀬さんも「僕が酔って支えられて歩くシーンは、本当に立てなかったからなんです」と語った。ホン監督は、映画学科の学生から「監督としての心がけを教えてほしい」と聞かれ、「人間というのは死ぬまで何かをしなくてはならないわけで、それが私にはたまたま“映画を撮る”ことだった。私は映画に対しては、ナイーブで誠実でいたい。映画を撮ることが好きだからやっているだけで、そこからなにかを得ようなどと思わない」と、映画への純粋な思いを語った。加瀬さん、ムン・ソリさんは共演のキム・ウィソンさんと共に、海雲台BIFFビレッジの野外ステージにも登壇。会場に加瀬さんが姿を現すと、大歓声が飛んだ。ここでムン・ソリさんが「ベッドシーンでは、加瀬さんが痩せすぎていて、かわいそうになってしまいました」と明かすと、加瀬さんは「今度、ジムに行って鍛えてきます」と苦笑い。海雲台ビーチに詰めかけた大勢のファンも笑いに包まれた。第19回釜山国際映画祭は10月11日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年10月07日実話を基にしたヒューマンドラマ『ザ・テノール 真実の物語』に出演する女優の北乃きいが、開催中の第19回釜山国際映画祭に参加。『韓国映画の今日―パノラマ部門』に出品された本作の公式上映で、主演のユ・ジテ、主人公のモデルとなったベー・チェチョル、共演のナターシャ・タプスコビッチ、キム・サンマン監督とともに舞台あいさつに登壇した。その他の写真映画は、“アジア史上、最高のテノール”と称されヨーロッパで活躍するオペラ歌手べー・チェチョルが、甲状腺ガンによって声を失い、厳しいリハビリの末、見事に復活を遂げるまでを実話を基に描いた作品。公式上映前に野外で行われた舞台あいさつで北乃は、集まった300人以上の観客と報道陣を前に「北乃きいと申します。音楽プロデューサーのアシスタント役を演じました。大好きな作品で釜山に来れたことを嬉しく思っております」と挨拶。共演したユ・ジテについて「言葉が通じなくても、現場では気持ちで通じ合えていて、その素敵な雰囲気が映画に表れているのではないかと思います。この作品は色々な国の人たちと一緒だったので、少し不安だったのですが、ユ・ジテさんがリラックスさせて下さったので、感じた不安以上に幸せを感じました」と話した。さらに上映後の舞台あいさつでは「本日はお越しいただき、ありがとうございました。映画はいかがでしたか?(「良かったです!」の歓声に)Thank you! カムサハムニダ!」と挨拶し、質疑応答で「劇中で主人公が“命かそれとも歌か”を問われたシーンが印象的でした。もしご自身がそのような状況になったらどうしますか?」と聞かれると、「私の場合は命か芝居かということですよね。命がなければ芝居はできないですよね(笑)うーん、でも芝居をしながら、舞台の上で亡くなるならそれも本望だと思います」と応え、「この映画から学んだことは諦めないことと、少しでも希望があればそこにかける勇気を」と語った。『ザ・テノール真実の物語』10月11日(土)新宿ピカデリー、東劇ほか全国ロードショー(C)2014 BY MORE IN GROUP & SOCIAL CAPITAL PRODUCTION & VOICE FACTORY. ALL RIGHTS RESERVED.
2014年10月06日人気男性アイドルグループ「JYJ」のユチョンが、10月3日午後(現地時間)、釜山国際映画祭の名物企画オープントークに登場。前夜からの待機組を含め、詰めかけた大勢のファンを前に俳優パク・ユチョンとしての胸の内を率直に語った。映画デビューとなった『ヘム(海霧)』で、若き船員・ドンシクを演じ、その演技が高く評価されているユチョン。3日午後に海雲台ビーチで行われた韓国映画記者協会によるオープントーク『俳優の誕生:パク・ユチョン』で、歌手が演技をすることについて聞かれると、「アイドル歌手が演技をしている、という先入観をどう撥ねのけるのか。プレッシャーはかなりありました。けれど、音楽にもとても役立っています」と回答。『ヘム』は、実際の事件を基に、密航者たちを乗せることになった漁船が陥る恐怖の1日を描いたスリラー作品で、今年のアカデミー賞外国語映画賞の韓国代表に選出されている。自分の演技で自信があるところはどこか、という質問には、複数のファンから「ベッドシーン!」と声があがり、「ベッドシーンもいいですね」と笑いつつ、「自信があるというわけではないですが、僕は手をつかって感情を表現をするのが好きですね」と語ると、「映画のベッドシーンでも手を使っていましたね」と進行役にツッコまれ、苦笑いする一幕も。ユチョン演じるドンシクは、密航者のホンメ(ハン・イェリ)と文字通り命がけで愛し合うこととなる。「僕も彼のように、我を忘れるほどの恋愛がしてみたいです。映画の中で、ホンメと結ばれたあと、彼女に靴を履かせてあげるシーンではあまりに切なくて、鳥肌が立ちました。泣き出したいほどだったけれど、必死に耐えていました」とロマンチストぶりを発揮した。さらに「共演してみたい女優は?」との質問には、「『恋愛の発見』のチョン・ユミさん。ラブストーリーを演じてみたい」と答えつつ、「でも僕はロマンスより、体を使った演技の方がおそらく向いているんじゃないかな、とも思います」と冷静に自身を分析。夜には、キム・ユンソク、ハン・イェリ、ムン・ソングンら共演者に加え、シム・ソンポ監督と共に舞台挨拶。そこでも「初めての映画で、素晴らしい共演者、監督に恵まれ光栄でした。僕のこれからの演技人生のベースとなる作品です」と、作品への愛を語った。年内は「JYJ」の活動に専念するが、近いうちにまた映画に出たいとし、脚本を選んでいる段階だというユチョン。「毎年、釜山に来られるといいですね」という言葉が現実になるのを期待したい。第19回釜山国際映画祭は10月11日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年10月06日三浦春馬が、釜山映画祭で熱狂的歓迎の洗礼を受けた。10月3日(現地時間)、韓国・釜山市で開催中の第19回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門で、行定勲監督の『真夜中の五分前』が上映され、三浦春馬、中国の女優リウ・シーシー、台湾の男優チャン・シャオチュアン(ジョセフ・チャン)、行定勲監督が舞台挨拶を行った。この日、会場となった5,000人収容の野外劇場は満席。司会者が「日本ではカッコいい男性をイケメンといいます。そして、イケメンと言えば三浦春馬さんです」と三浦さんを紹介すると、若い女性ファンが大絶叫!横断幕を持ったファンもおり、その人気の高さをうかがわせた。あまりの熱気に三浦さんはタジタジになりながらも、「釜山国際映画祭に招待されて、とても光栄に思っております。釜山は、とてもエネルギッシュで、元気をもらえる地です。この映画にはとても多くの時間を費やして、一所懸命役になれるよう注いだつもりです。改めて自分の相手に対する愛の形を、一緒に考えて頂けたら嬉しいです」と挨拶。本作は釜山映画祭の企画マーケットAPMを通じてアジア共同プロジェクトとして誕生した作品であり、行定監督は「ようやくここに戻ってこられました。この映画は上海で撮影されたものですが、日本を、国境を越えた撮影になりました。これは、人と人の愛の不確かさを描いた作品です。みなさんが見つめる愛がどういうものか考えるきっかけになれば嬉しいです」と語った。映画は上海を舞台に、日本人の時計技師・亮(三浦春馬)が、美しい双子の姉妹(リウ・シーシー/二役)と、2人に愛されてしまった男(チャン・シャオチュアン)と知り合うことから始まる、ミステリアスなラブストーリー。三浦さんは全編中国語で演技をしている。翌4日には、海雲台ビーチでオープントークを開催。こちらにも、大勢のファンが詰めかけた。トークでは、三浦さんが3か月間レッスンに励んだという中国語の演技をリウ・シーシーさんもチャン・シャオチュアンさんも絶賛。三浦さんは「中国語は僕もちゃんと話せるわけではなく、ジェスチャーを交えながら、単語、単語をつなぎ合わせてなんとか話しているだけ。笑いは所々にあったので、和やかな現場になったと思っています」と話した。『真夜中の五分前』は日本に先行して、10月23日(現地時間)に中国全土約4,000館での公開が決まっている。第19回釜山国際映画祭は10月11日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年10月06日アジア最大の映画の祭典、第19回釜山国際映画祭が10月2日(現地時間)、韓国・釜山市海雲台の“映画の殿堂”で開幕した。今年の開幕式の司会は、日本の渡辺謙と、釜山出身の人気女優ムン・ソリ。渡辺さんはステージに登場すると、興奮気味に「プサン、チェゴ(最高)!」と大声で叫び、5,000人の大観衆を沸かせた。また、渡辺謙夫人の南果歩さんも『さよなら歌舞伎町』の出演者として会場入りしており、ムン・ソリが「謙さんの奥様のルーツは釜山なんです」と紹介した。国際派の2人は英語と韓国語を織り交ぜながら、セレモニーを盛り上げていた。さらにゲストとして、歌手の夏川りみが韓国の古典楽器を伴奏に「さとうきび畑」を歌うなど、日韓の文化による連帯を強く印象づけた。開幕式には、『真夜中の五分前』の三浦春馬、行定勲監督、チャン・シャオチュアン、リウ・シーシー、『ザ・テノール真実の物語』の伊勢谷友介、ユ・ジテ、『私の男』の浅野忠信と二階堂ふみらが出席。また、チョン・ウソン、ユ・ジテ、アン・ソンギ、パク・ヘイル、オム・ジョンファ、チャ・イェリョン、キム・ヒエ、ク・ヘソン、キム・ナムギル、イ・ヒョヌ、キム・ジョンフン、クララら多くの韓国スターに加え、イタリアの監督兼女優アーシア・アルジェント、オーストラリアの女優テリーサ・パーマーらが華やかに登場した。中でも今年のレッドカーペットで一番の人気を集めていたのが、中国の女優タン・ウェイ。先日、韓国のキム・テヨン監督と結婚したばかりのタン・ウェイが主演作『黄金時代』のアン・ホイ監督と共に姿を現すと、悲鳴にも似た大歓声があがり、タン・ウェイもそれに笑顔でこたえていた。オープニング作品は台湾のニウ・チェンザー監督の『軍中楽園』。1960年代末、中国との最前線だった金門島にあった国民党軍の慰安所を舞台にした人間ドラマで、イーサン・ルアン、チェン・ジェンビン、ワン・チエン、アイビー・チェンが監督と共に登壇した。第19回釜山国際映画祭は10月11日(現地時間)まで、釜山のリゾートエリアである海雲台地区を中心に開催される。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年10月03日