小学生の女の子ともなれば、「こんな服を着たい!」というおしゃれ心も出てきます。子ども服を一緒に買いに行ったら、サイズ表記も進化しているようで…。わたし…子ども服でこういうサイズ表記に出会ったことがなかったの。わたし子ども服の160センチの次からS・M・Lって続いていくもんだと思ってた。130センチがSってなんだ? 世のニコラ女子はそういうのが当たり前なの?(ニコラ女子もよくわからんけど)間違って大人がMサイズ買っちゃったりしないのかしらん?(柄がかわいいから買わないかもしれないけど、100%ありえないことではないよね?)なんかよくわかんなかったのと、やっぱ子どもが一緒じゃないと趣味がわからなくて買うのはあきらめたよ…。サイズ表記おいといてくれ!
2018年07月28日自分の好みや体型に合ったファッションを、思い切り楽しみたい――。こんなありふれた願いを、「身体に障がいがある」という理由で諦めなくてはいけない人たちがいます。「障がい者用のダサい服は、もう着たくない」そんな声を聞いて立ち上がったのが、ファッションデザイナーで「a.ladonna.(アラドナ)」の代表、加藤千晶(かとう・ちあき)さん。ファッションブランド「a.ladonna.」の代表を務める加藤千晶さん。「障がいのある人のために服を作ろうとすると、どうしても“介護者に寄り添った服”になってしまう。それは機能的なだけで、デザインとしてはダサいことが多いんです」加藤さんはこう話します。その現実を目の当たりにしたとき、培ってきた自身のデザインが役に立てるかもしれないと一念発起。“障がいのある方と共に着られる服”をテーマに、新しいライン「a.ladonna.+(アラドナプラス)」を立ち上げました。ここでは、そんな加藤さんの怒りを抱えながら疾走したアパレル時代、人から必要とされる喜びに目覚めた今、そして一歩先に描いたビジョン……など、彼女のヒストリーに迫ります。■“怒り”が仕事への原動力だった——加藤さんが幼い頃から描いていたというデザイン画を拝見したのですが、「本当に子どもが描いたの?」とつっこみたくなる完成度の高さでした。ちゃんと描き始めたのは小学校4年生くらいの頃です。“お絵描き”という感覚ではなく、ちゃんと“デザイン”というものを意識していたのを憶えています。デザインの背景にあるストーリーまで鮮明に思い描いていましたね。加藤さんが小学生時代に描いていた、洋服のデザイン画。「このデザイン画が、私の今の仕事の原点になっています」と話しながら見せていただいた。「こんな髪型のこんな人が、こんなポージングで着ているんじゃないか」というような(笑)。——視点がもはやプロ並みですね。デザイナーさんはやはり、そういう感覚でお仕事をされている方が多いのでしょうか。「こんな人が、こんな風に身にまとってくれたら素敵なんじゃないか」というところからデザインするのが理想の姿だと私は思っています。でもファッション業界も大きく変わってきていて……。ファストファッションが大量に入ってきてからは、やはりブランドからそんな余裕がなくなってしまったように見えます。去年売れたデザインをアレンジするとか、他社で売れているデザインをコピーするとか、そんな方法が一般的になったのかな。——そうしたファッション業界の変化を、加藤さんはどのように捉えていたのでしょうか?職人の技術によってつくられるファッションに憧れを持って飛び込んだからこそ、20代は本当に苦悩の日々でした。業界に対しても、自分の会社に対しても、世の中に対しても、とにかく不満だらけ。怒りを原動力にしてデザインを描いていました。特に疑問に感じていたのは、「技術はないけれど価格が安い」という理由で縫製がどんどん海外へ発注され、日本の職人さんたちがことごとく食べていけなくなったこと。今日履いているこのブーツ、何度も修理し直しているんですが、20代の頃お世話になった職人さんに作ってもらった当時のブランドのサンプルなんです。加藤さんが職人さんに作ってもらったブーツ。20代の頃からメンテナンスをしながら履き続けている。——素敵ですね。とても味があるというか。当時、私が任されていたブランドの靴を作っていた方の作品です。小さなブランドでしたけど、親身になってどんなお願いにも答えてくれて、アドバイスもしてくれて……。でもある日その方から電話がかかってきて。「加藤さん、来年の展示会の分、作れなくなった。もう、(店が)回らんわ」と言われました。業界のコスト削減の煽りをモロに受けてしまったんですよね。その後その工場は倒産して、連絡が取れなくなってしまった。そのとき、私の中で糸が切れちゃったんです。こんな正直者がバカを見る世界、嫌だなって。それでポーンと会社を辞めてしまいました。■たどり着いたのは“身体障がい者の方と共に着られる服”——ご自身のブランドである「アラドナ」を立ち上げられたのは、どんなことがきっかけだったんですか?他業界に転職しようと思ったんですけど、やっぱり経験がないからことごとく面接で落とされてしまって。貯金が千円もなくなって「あ、死ぬな」って思ったときに、もう一度自分にじっくり向き合ってみたんです。そこで気づいたのは、私は決して洋服が嫌いになったわけじゃないということ。自分の置かれた環境が許せなかったけど、小さい頃からあんなに大好きだった服を、結局は嫌いになれないということでした。だけど会社に戻る気にはなれない。それならつくってしまおう、と。——貯金千円以下のところから会社を立ち上げるのは大変だったのでは?まずは商社と契約をして、フリーデザイナーとしてデザインを売ることから始めました。2年間で資金を貯めて、以前お世話になっていた工場や職人さんに連絡をして。「ひとりで会社をつくろうと思うんですけど、予算もないし、手広くもできないんです」ということを正直に伝えたところ、何人かの方が力を貸してくれて、なんとか立ち上げることができました。今から10年前、29歳のときです。——その10年の間に加藤さんがたどり着いたのが、“身体障がい者の方と共に着られる服”だったのですね。そうなんです。ブランドを立ち上げて、細く長くデザインをつくり続けていくうちにたどり着いたのが、流行にとらわれず使い捨てでもない、男女問わず自由気ままに着られる服でした。どんな体型の方も着こなせるようにファスナーの代わりにゴムのデザインバリエーションを増やしたり、肌触りの良い素材を使用していたのですが、その発想がバリアフリーとしての機能と合致して。たまたま私がつくっている服を見た福祉関係の知人が、「これって障がいのある人でも着られそう。そういうラインつくれないの?」と声をかけてくれて、3年前に“身体障がい者の方と共に着られる服”「アラドナプラス」として発足。そこからは、生地屋さん、縫製屋さん、モニターの皆さんと何度も意見を交わしパターンを引き直しながら、ようやく最近、最初のサンプルが完成したんです。■介護者のためだけに作られた服に、一石を投じたい——これまで普通のアパレルしか経験のない中で、難しい挑戦だという感覚はありませんでしたか?むしろ「自分こそ役に立てるかもしれない」と思いました。ユニバーサルデザインではなく通常のアパレルで経験を積んでいて、ハイファッションまで網羅する技術もある。着やすくてスタイリッシュな服なら、私に任せて欲しい!と思ったんです。着る人ではなく、介護する人のためだけに考えられたデザインって例えば、(脱がしやすくするために)洋服に巨大なファスナーリングがついていたりする。私だったら絶対にそのようなデザインにはしませんから。——巨大なファスナーリング、たしかにデザイン的にはいけてないですね……。やはり障がいのある方の中には、服に対して不満を抱えているケースが多いですか?多いですね。特に女性でユニバーサルデザインの服を好んで着ている方って、本当に少ないんですよ。理由はひとつ。とにかく「ダサい」から。こんな服を着るくらいなら、着にくいけれど一般の市販服を我慢して着たほうがいいという方が多いんです。特別扱いして欲しくない、健常者と同じ服が着たい、と。——おしゃれを楽しみたい人にとって、選べる服が少ないのは悲しいですよね。今回ブランドのモデルを務めてもらった女性は、右半身麻痺の障がいがある方なんです。「アラドナプラス」では、クラウドファンディングにて資金を募っている。ブランドのモデルを務めている女性も当事者のひとり。もともとおしゃれが大好きだったのに、「車椅子に座ってしまったら、どうせデザインなんて見えない」「普通の服を買ってもひとりでは着られない」といった理由で買い物にも行かなくなって、どんどん閉鎖的な性格になってしまったそうなんです。そうやって諦めなくてはいけないことが増えていくのって、すごく悲しいなと思って。気に入ったものを身につけている時って、本当に気分がいいじゃないですか。そういう、ささやかだけどすごく大切な喜びを取り戻してもらうための架け橋になりたいな、と。■“自立服”の確立を目指して——怒りが原動力だった20代の頃と比べると、ずいぶん仕事へのスタンスが変化したのでは。そうですね。ずっと「打倒・ファストファッション!」みたいな反骨精神でやってきたんですけど、最近やっと“競争”じゃなくて“共存”なのかな、と思えるようになりました。マジョリティが必要とするところじゃなくて、そこからこぼれたところで求めてくれている人たちがいるなら、そこを埋めていくのが私の役割なんだと今は思います。あとはやっぱり、助けてくれた職人さんたちへ恩返しがしたいという気持ちが強いですね。——「アラドナプラス」への挑戦が、自分のビジョンを明確にしてくれたんですね。そうですね。今クラウドファンディングで出資を募ってるのですが、なかなか一筋縄にはいかないと感じることもあります。でもすべて自分で決めてやっているし、我慢だとは思っていません。長期戦になるとは思うけれど、待てるようになりました。実は、挑戦してみたいことがもうひとつあって。「アラドナプラス」には“自立服”という側面もあるんですけど、高齢者の方にもどんどん着ていただきたいと思っているんです。障がいのある方と同じように、“自分で選んで自分で着られる”という体験が、高齢者の方が自分らしくおしゃれを楽しむことができるきっかけにも繋がるはず。高齢者数がピークを迎える2025年までに、この自立服というジャンルを確立させることが今の目標なんです。こうやって新しいビジョンを描いては、逆算しながら生きている。それが私らしい生き方なのかな、と今は思います。クラウドファンディングは7月31日まで実施中です。支援はこちらから!取材・Text/波多野友子Photo/小林航平加藤千晶プロフィールファッションデザイナー・衣裳作家/a.ladonna.合同会社代表/一児の母ブランド名:CHIAKI-a.ladonna.JAPAN/ a.ladonna.+“ひとりからみんなへ 日本から世界へ” 環境や労働問題などを解決するため、ALL-WINの価値観でファッション業界から新たな基準を創り、未来の子供たちに美しい地球と心身を残していくことをミッションとしている。同じ価値観の企業とも契約を交わし、イノベーションやプロジェクトを生み出し中。 webサイト:
2018年07月27日ここ数年、薄着になる夏は、身体のラインを拾わないゆったりとしたシルエットのものを選ぶようになりました。でも、「ここ一番!」というお出かけのときは、ボディコンシャスとまではいかなくても、適度にスタイルを綺麗に見せてくれるワンピースを選びます。「スタイル良く見せる服装」といっても、ボディラインを際立たせるデザインのものや、女性らしさを前面に出すような装いは苦手です。私にとってスタイルアップして見える装いとは、単にボディラインが美しく見えるだけではなく、袖を通すだけで「美人に見える」服だと思っています。今回着ているのは、まさにそんな「美人気分」を楽しめるワンピースです。この日は、娘が出演する演奏会の鑑賞へ。クラシック音楽であること、そしていつもお世話になっている先生方へのご挨拶などもあることから、ある程度きちんとして見える、そして派手すぎず地味すぎず、誰からも好感を持たれるような装いを心がけました。ワンピースのカラーは少しドライな印象のライトカーキです。ややシャリ感のあるタイプライター生地が、清涼感あふれる1枚です。スタンドカラーと胸元のタックが印象的なデザインは、薄い上半身に適度なボリュームを与えてくれ、スタイルアップに一役買ってくれています。さらに、付属のリボンでウエストマークすれば、メリハリのある体型に見せてくれます。余計な装飾などは一切なく、大袈裟にならず、さり気ないお洒落が楽しめる上、スタイルアップも叶うワンピースです。かごバッグとサンダルは、ワンピースのカラーに合わせ、どちらもライトカーキで統一しました。サンダルはヒールが一部クリア素材で、少しだけ遊び心が感じられるデザインです。今夏はフラットなヒールのサンダルが流行していますが、スタイルアップして見せたいときは、ヒールのあるサンダルを選びます。レディライクな印象のワンピースも、夏らしい素材のバッグや靴で季節感のある、そして自分らしい着こなしを楽しみたいです。ワンピース// URBAN RESEARCH ROSSOバッグ// & Nostalgiaサンダル// LANVIN
2018年07月24日去年の大掃除、そして夏服への衣替え。そんなタイミングで着ない服、着られない服が出てきたら、思い切って捨ててしまうのもいいですが、リフォームやリメイクを考えてみるのはどうでしょうか?今回は、縫製のできるプロのデザイナーやテーラーが、着ない服、着られない服を「もう一度着られる服」にリフォーム・リメイクをしてくれるお店『Salon du reDESIGN Closet.net(サロン・ドゥ・リデザインクローゼット・ドットネット)』で、私が年末の大掃除で見つけた「着ない服」を素敵にリメイクしてもらった話と、リフォーム・リメイクの話をお届けいたします!服のリフォーム・リメイクの上手な頼み方まず、どういう依頼が多いのかを『Salon du reDESIGN Closet.net』の川上さんにうかがいました。川上さん裾上げをはじめとしたちょっとしたリフォームはもちろんですが、思い出の服を再生することも多いです。基本的に当店では断ることはないので、たまにちょっとハードルの高い、というか、チャレンジしがいのあるリメイクの依頼もいただきますよ。ーー川上さんは大学で服飾を学び、某セレクトショップのデザイナーとして活躍の経歴の持ち主で、本当に服が大好きのよう。さらに、リフォーム・リメイクをお店で頼むときに、うまくいくためのコツもお聞きしました。川上さん完成形が決まっている方はそれに合わせて作りますし、もちろん相談しながら一緒に決めていく形でもいいと思います。また、個人的には話しながら作っていくことが好きなので、話しながらいろいろ決めていくのも楽しいです。また、当店では試着室がありますが、試着室がない店舗では、ご自身のお持ちの服のなかで、ジャストサイズなものを持っていくと、試着をせずともサイズに合わせて作ることが可能です。また、いろいろなお店さん、スタッフさんがいらっしゃいますが、自分に似ている感性の方にお願いできると、良いものができあがると思います。ーー穴あきや、裾上げなどで気軽にお願いのできるリフォームと違い、パンツをスカートにしたり、服をバッグにしたりするリメイクは、いくら着ない服、着られない服であってもちょっとハードルの上がる依頼となることが多いと思います。そんなリメイクをお願いするときに、注意をしておいたほうがいいこともお聞きしました。川上さん先ほども言ったように、基本的に当店ではお断りすることはないのですが、リメイクに向いていない生地はあります。例えば、レザーはすでに製品になるときに刺繍がされているケースが多いので、他の素材と組み合わせればうまく無くすことは可能ですが、レザーのままだと穴があいたままになってしまう可能性もありますね。なので、気になる点はしっかりと事前に確認しておいたほうがいいでしょう。以上、一般的なリフォームからリメイクまで、お話を聞いたあとで、私が年末の大掃除で見つけた「着ない服」のリメイクのお願いに。このスカート、めちゃくちゃかわいくてひと目惚れして買ったのですが、後ろが少し長めのアシンメトリーなデザインと、広がりを実現させるためにリッチに使われた布によって、わたしの身長だとスニーカーを履くと後ろはズルズル引いてしまう、そして一日履いていると腰痛になるくらいの重い服だったのです。私の「着ない服」はこのロングスカート!川上さんと相談をしながら決めたのは「長さを少し短くすること」「重さをできる限り軽くすること」の2つ。さらにせっかくなので、アレンジもお願いすることに。その場でいくつかのデザイン案をもらい「丈を全体的に短くすること」「さらに前を思い切って短くしてさらに軽くすること」「短くした部分はアバンギャルドにレースをつけること」が決定。その後、丁寧に進捗を教えてもらいながら待つこと2週間。できあがったということで、取りにいってきました。ちなみに、店舗の雰囲気が違うのは、前回お伺いしたときには銀座にある期間限定のポップアップショップでの営業でしたが、何と4月26日から西武池袋本店婦人服売り場パーソナルオーダーで営業をされているから。この1か月で、めちゃくちゃ規模が大きくなっていて驚きましたが、川上さんはじめやさしいスタッフのみなさんはそのままで安心しました。ほかに、そごう千葉店の店舗にはカフェも始められたそうですよ!リメイク後のスカートは、超かわいくなっていた!そして、待ちに待ったリメイク後のスカートはこんな感じになりました! かわいい! 原色の青と白いレースがかわいいです。そして、着てみると、想像以上に軽い。かなりダイエットさせてくれたのがわかります。川上さん元々のデザインはとてもかわいかったので、ボリュームや立体感はできるだけ残しておきました。フリルの配置には一重から二重、三重と重ねるなどこだわっています。また、このワーカースタイルを強調させてレースとのコントラストをつけるために、裾はあえてダメージっぽくしています。でも、ちゃんと裾加工は施しているので、ほどけませんよ!本当にこだわって作っていただいたようで、無事に「もう一度着られる服」どころか「着たい服」になりました!今回わたしは『Salon du reDESIGN Closet.net』さんでお願いして、素敵なリメイクをしていただきましたが、街のリフォーム・リメイクをしてくれるお店でもきっと良い出会いがあると思うので、もし着ない服、着られない服が出てきたら、まずはリフォームやリメイクを考えて「着たい服」にするのもいいかもしれませんね!Information『Salon du reDESIGN Closet.net』
2018年07月03日■「らしくないこと」をしない女性たち米倉涼子さんに石田ゆり子さん、小泉今日子さん、夏木マリさん……。「スタイルがある女性」というと、皆さんが思い浮かぶ女性ですね。彼女たちはなぜ、自分のスタイルを持っているように見えるのでしょう。それは「らしくないことをしないから」だと思います。例えば米倉涼子さんは、多くの人が憧れる美点である、長く美しい脚を出すひざ上スカートを着ています。しかも少しもいやらしいところがなくイメージはクールでクリーン。米倉涼子さんが頭にリボンをのせたところは見たことがないですよね。同様に夏木マリさんがコンサバスーツ、石田ゆり子さんがロックなスタッズつきライダースを着ているところも、役柄は変わってもおそらく目にすることはないでしょう。自分の個性にふさわしくないものは身につけない。これがスタイルを持つことにつながることは前回のコラムにも書きました。そして「ふさわしくないことはしない」のは、言葉使いや振る舞い、生き方そのものにも言えることだと思います。それらがすべて「自分のスタイル」というひとつの方向性を示しているから、彼女たちはいつも輝いて見えるのではないか、と私は思っています。■型を絞るだけで、スタイルのある人に自分のスタイルやイメージをファッションで一定に保つ、ごく簡単な方法があります。それは「自分の定番ボトムスの型を絞る」こと。トップスは顔に近い場所にあるため、手っ取り早く「印象を変える」効果があります。一方で、ボトムスは「印象を整え、コーデに統一感を持たせる」効果があるのです。例えば自分の定番ボトムスをリーバイス501のデニムにしたとしましょう。トップスを白シャツ、ジャケット、ニット……と変えていっても、その方の全身を見たときのイメージは、なんとなく統一感があるように見えます。逆にボトムスを、ある日はピンクのフレアスカート、またある日はクールなレザーのタイトスカートとくるくる変えると、「イメチェン?キャラ変?」と人に言われるほど印象がガラリと変わってしまいます。どちらが良い悪いということではありませんが、あなたのスタイルを一定に保ちたいなら、だんぜん「ボトムスの型を数種類に絞りこんでしまう」のが効果的です。ボトムスの型を絞ることによる利点はもうひとつあります。それはあなたの体が一番美しく見える状態をいつも保つことができる、ということ。私の場合は、学生時代にバスケットをやっていたせいでふくらはぎがパンパンに太く、加齢と共に筋肉が足首方向に落ちてきたので、ひざ下がなんともカッコ悪いのです。そこでボトムスは足首丈を死守。扁平なヒップと寸胴なウエストすべてを包み込んでスッキリ見せる「細身パンツ」がマイ定番ボトムスです。写真はステラマッカートニーの定番、トラウザー。シンプルで穿きやすく、私の脚の欠点を目立たなくしてくれます。今は色違いで3枚持っていますが、ボトムスはヒップの下に敷かれて消耗も激しいので、毎年1枚セールなどを利用して買い足すようにしています。あなたも、それを着ていると「ちょっと痩せた?」と言われるボトムスをお持ちではありませんか?その型はどんなものか、なぜ褒められるのかをぜひ研究してみてはいかがでしょうか。■「軸女」のススメ「そうは言っても、インスタやブログで誰かがおすすめしていたり、雑誌に載っていたりすると、つい欲しくなっちゃうの」わかります。その気持ち。例えばあなたが回転寿司屋に行ったとします。流れてきた皿のお寿司をはじから全部食べてしまったら、本当に食べたかったものが食べられなくなるかもしれませんよね。今日はマグロが食べたいとなったら、イカをスルーしてまずはマグロの皿だけに手を伸ばすはずです。就職にしてもパートナー探しや住まい探しにしても、「これは譲れない」という自分の軸を持たないと、目指すものには永遠にたどり着けないかもしれません。生き方にもファッションにも「軸」があって、ぶれない。「軸女(ジクジョ)」が清々しくかっこいいのは、不要なものまで欲しがらない潔さがあるからではないでしょうか。
2018年06月15日■生まれ持ったキャラ、というのがある今でも鮮明に思い出す幼稚園のときの記憶があります。お遊戯会の「白雪姫」の配役を決めることになりました。おそらく女子全員の頭に「ひょっとして私がお姫様?」という妄想がよぎったと思います。お姫様に選ばれたのは、まつげが長く目がくりっとした、クラスで一番愛らしい顔立ちの「オガタカオルちゃん」という女の子。誰もが認めるお姫様でした。そして、「白雪姫に毒りんごを食べさせる恐ろしい老婆役」。誰がどう考えてもこれは、身長がずば抜けて高くがっちり体型、色が浅黒く老け顔だった私の役どころでした。周囲の無言の圧を感じておずおずと手をあげたこの頃から、自分自身のセルフイメージが作られ始めた気がしてなりません。何が言いたいかというと、人にはそれぞれ生まれ持ったキャラ=個性があるということです。お姫様キャラになれたことは一度もなかったけれど、なれないものは仕方がありません。その代わりにクールで大人な存在感のオーラを放つ女性を目指そう。中年女になった今でも自分の個性のありようは、当時と少しも変わっていない気がします。■ファッションではキャラかぶりしていいの?例えば合コン。もしも3人の女性のうち、ひとりが美人キャラ、ひとりが天然キャラだとしたら、私は家庭的キャラでいこう。女性は瞬時に察して互いのキャラかぶりを避け、自分の立ち位置を確保しようとします。ところがことファッションになると、とたんにその「住み分け力」があいまいになる方が多い気がしてなりません。「自分がこうありたいというセルフイメージ」より、「安かったから」「雑誌にのっていてみんなが着ているから」「職場で浮かないように」などを優先させてしまうのはなぜ?昼間のオフィス街で、同年代の女性が揃ってパステルカラーのフリルがついた女子アナのような服に身を包んでいるのを見るにつけ、なんだかもったいないなあと感じてしまうのです。ファッションとは、あなたを表す言葉。取り出す名刺と同様に、何も言わなくてもあなた自身を雄弁に語るものではないでしょうか。自信に満ち有能に見られたい管理職のあなたと、誰からも好感を持たれ清潔感のあるお料理教室の先生のあなたとでは、見られたいイメージが違います。「他人や周りが何を着ているか」よりも、「自分のキャラを生かし、セルフイメージを理想の方向に引き上げてくれるかどうか」という選択軸を持つ。大人の女性ほど自分のプロデユーサーであるべきではないでしょうか。■同じ服を着るのは少しも恥ずかしいことじゃない毒林檎ばあさんキャラである私は、そんなわけで白雪姫側のキャラをイメージさせる、甘いレース、フリル、盛り袖、パステルカラーの服を1枚も持っていません。最近ファッション業界の悪しき慣習で、「盛り袖」が流行るとなれば、どこもかしこも「盛り袖」商品ばかりを並べます。こういうトレンドが続くと、私のような人間は、新しい服が買えなくなって困ります。今私のクローゼットの夏物トップスはたった4枚。それもシンプルな白と黒の色違いです。数少ない自分の個性を生かす服に出会ったら、それを色違いで揃えて徹底的に着る。同じ服を着ることは少しも恥ずかしいことではないと私は思っています。むしろ、同じ服を着ているように見える人ほど、自分の個性を知っている人。長年のトライアンドエラーを繰り返し、最近ではそんな風に開き直れるようになりました。「こうありたい自分」にふさわしい服を選び、それ以外にはむやみに手を出すことをやめることで、自分のアイデンティティーが見えてくる。それはやがて、あなたの生き方を選ぶことにもつながっていくのではないでしょうか。
2018年06月08日「服をただ着るのではなく、マニフェスト(宣言)として着よう」。そんなモットーを持つBe inspired!の編集部がセレクトしたブランドの詰まった「人や環境、社会に優しく主張のあるWARDROBE(衣装箪笥)」を作り上げる連載、『GOOD WARDROBE』。ーフェアトレードをどうやって実現しているの? 現在はWFTO(世界フェアトレード機関)と一緒にやってる。私たちが特に関心があるのは、男女平等、公正な報酬、安全な労働環境。こういった基準の他にも、フェアトレードって世界規模で地域の伝統工芸を復興させ、サステイナブルな雇用を生むことができるという側面がある。私たちはブランドとして、女性が職業トレーニングを受けられる団体*1と協力している。公平な雇用だけではなくて、医療や教育プログラム、ビジネストレーニングを提供している団体を選んでるの。どの団体も素晴らしいものばかりで、本当に存在していてくれて嬉しいし、一緒に働けるなんて光栄だと思ってる:)(*1)彼女たちが提携する団体の一つにはインドの西海岸に面する都市ムンバイに位置するCreative Handicrafts(クリエイティブ・ハンディクラフツ)という縫製工場。Creative Handicraftsは1984年に創設されて以来エシカルなハンドクラフトの工場として知られており、1994年に団体として独立、2005年にフェアトレードネットワークに登録された。工場で働く女性たちの多くはスラム街出身で、貧困やDVの被害者である。有給のトレーニングを受けたうえで、裁縫の技術を学び、正社員としてCreative Handicraftsで雇われる。ーブランドを立ち上げてから1年半ぐらいたったと思うけど、今の心境は?最高だよ!ここ数年でいろいろな業界の問題に挑戦しているポジティブな姿勢を持った人にたくさん出会えた。ブランドを立ち上げるのって楽なことばかりじゃない。辛いこともあるし、ものすごい努力が必要。でもやっぱり自分たちのしていることが大好きだし、楽しい!これからの数年間もすごく楽しみなの。新しいプロジェクトもあるし、それをみんなに発表するのが今は待ちきれない。ー「CONSCIOUS IS COOL=意識が高いのはクールなことだよ」っていうスローガンにはどういう意味を込めたか教えてくれる?「意識の高い生き方」を“クールな選択”にしたい!それが実は誰もが望むようなライフスタイルであって、楽しいものだってみんなに気づいて欲しい。 ーブランドとしての目標は何?サステイナブルな雇用を生むだけではなくて、コミュニティ内で素晴らしい職人をどんどん増やしていきたい。それは医療や教育の面を充実させてこそ実現可能だと思ってる。それと、ファストファッションの代替案になることが目標。人が信じられるブランドになること。私たちの洋服を着てくれている人が、見た目に満足するだけじゃなくて、心の底からいい気分になるように!▶︎これまでの『GOOD WARDROBE』・#10 「ソーシャルメディアは精神面によくない」。現代人のSNSの使い方を皮肉ったファッションブランドとは・#9:「マス受けは望まない」。消費者と環境と“ワタシ”のために服を作る英国ファッションブランド・#8:「話題性」や「売れたときに得られる利益」は二の次。ロンドンの社会派ストリートブランドとは▶︎オススメ記事・p.19「“ブサイク野菜”をインド料理へ」。チャツネで年間700kgもの廃棄野菜を救うファミリー。「Eat Me Chutneys」|『GOOD GOODS CATALOG』・「今着てる服に“誇り”を持ってますか?」若き女性が訴えるトレンドではなく、自分を信じる“幸せな消費”All photos via People’s ProductText by Noemi MinamiーBe inspired!
2018年06月05日こんにちは。赤澤 えるです。思い出の服を持ち寄る連載『記憶の一着』、第10回です。たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って何だろう。それはどうして残るのだろう。それを手放す時ってどんな時…?服の価値、服の未来、ゲストのお話をヒントに考えていく連載です。本日のゲストは編集者でありファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓さん。雑誌『ViVi』でフリーライターとして活動後、『VOGUE GIRL』の創刊・運営に携わり、現在は雑誌『Numéro TOKYO』のエディトリアルディレクターから、ドラマのファッション監修、情報番組のコメンテーターまで、幅広く活躍している女性です。各方面から引っ張りだこの彼女が選ぶ、「記憶の一着」とは?赤澤 える憧れの存在だった『記憶の一着』とは赤澤 える(以下、える):『記憶の一着』について聞かせてください。軍地 彩弓(以下、軍地):3年前くらいに買ったサンローランのもの。元々サンローランというブランド自体がすごく好きで憧れていました。エディ(Hedi Slimane:2012年より4年間にわたりサンローランのクリエイティヴ・ディレクターを務めた人物)が入った時は衝撃的でした。デザイナーによってブランドが変わるっていう、ありありとしたことを見た。それでサンローランの“エディが作るジャケット”が欲しくて、手に入れました。サンローランのジャケットを纏う軍地 彩弓氏える:もう一着ありますよね。こちらはどういったアイテムですか。軍地:もう一着もサンローランです。14、5年前に知人からもらった、ステファノ・ピラーティ時代のコート。この時もサンローランに憧れがあって長く着ていました。ViVi時代は若いということもあり、安くてカジュアルな服ばかり着ていたしそういうものばかり扱っていて、サンローランのようなブランドは憧れ。バッグは買えても服を買うという感覚は遠い存在で、自分がそういうものを買えるようになるとは思っていなかった。そんな中たまたまサンローランのコートを知人からプレゼントされました。知人からプレゼントされたサンローランのコートを着ている軍地 彩弓氏える:良いなぁ…私にとってももちろん憧れの存在です。軍地:ラグジュアリーブランドの服は、日常で着ているカジュアルな服とはまったくレベルが違います。袖を通しただけで伝わる素材のよさ、滑らかさ、シルエット、パターンの素晴らしさ。欲しいシルエットは毎シーズンの気分で変わるけど、このトレンチコートは繰り返し着ています。サンローランに憧れて、初めて着たコートに感動して、その後自分で買えるようになって憧れのジャケットをパリで購入しました。私が“ブランド品”に惹かれる理由える:どれくらいの時に「これが憧れだなぁ」と明確に感じたか覚えていますか?軍地:もともと映画が好きなのですが、『昼顔』にでていたカトリーヌ・ドヌーブがポンパドールのヘアスタイルに、サンローランのトレンチコートを着ていたのが最初ですね。それでブランドの名前を知りました。スダンダードな一枚のトレンチコートなのですが、女性らしさが際立って「こういう大人になりたいな」と思いました。私にとって初めて憧れたブランドなのです。オードリー・ヘップバーンは『ティファニーで朝食を』の中でジバンシイのドレスを着ているとか、その頃の雑誌で学んで。そこからブランドへの憧れが生まれたんだと思います。ファッションは女性像を作ります。洋服で女性の印象は変わりますし、スタイルという概念も雑誌や映画から学んでいました。える:ただ単にヴィトンやシャネルの財布や鞄を持つということに憧れている人はよく出会ってきましたし、じゃあどうしてそのブランドが欲しいのか?という質問に答えられない人は珍しくないと思います。軍地さんの場合は、そういう憧れとは全く違った感じですね。軍地:もちろんバッグも憧れですよね。だけどファッションは時代、時代の女性像が込められていて、毎回ショーを見るたびにワクワクしました。当時「ファッション通信」という番組があって、中学生の頃からその番組を見るのがとても好きでした。大内順子さんが伝えるパリコレやミラノコレに興奮しました。ファッションの力をテレビの前にいて感じていたんです。パリのランウェイはすごく遠かったけどいつかあの場所に座りたいという強い思いはありました。える:今の軍地さんに繋がっていそうな感情ですね。軍地:今ファッションの仕事をしているのはあの時のことがすごく影響しています。親に「早く寝なさい」って言われながらも23時に居間に出てきて、ショーの様子をテレビで観たりレポートを聴いたりしたあの時の感覚は忘れられない。ひとつひとつのブランドが全く違う世界観を見せてくれる。ベルサーチはすごく強い女だったり、シャネルはゴージャスなブルジョワだったりとか。サンローランはある種コンサバティブで、品の良いパリっぽさがある。そういうファッションを見ている時に自分が得た興奮っていうのは、根底にずっと残ってるんだなと思います。ファッションは、ただの服じゃない軍地:この対談のお話をいただいた時、自分はどれだけ繰り返し服を着ているのかなって考えてみたんです。編集者という仕事柄、毎日ものすごい数の新しい情報に触れているし、なかなか前シーズンのものって着られないんですよね。これは自分の悩みでもあるんだけどね。今までは職業柄のこともあるし性格も元々飽きっぽいのもあって新しいものに対してガツガツしていられたんです。でも最近は「前シーズンのものを着ても良いよね」って思えるようになって。そうすると私の場合、前の服で着られるものって意外と限られてるなぁと気付いたんですよね。たった半年前のものだけど今これ着るとダサいねってものも出てくる。でも、このサンローランの服は「今着てもやっぱり良いな」と思えるものなんですよ。服って廃れるものと廃れないもの、この2種類があると思っていて。える:その違いって何ですか。軍地:パリのディオール展に行った時、歴代のディオールの服を見てファッションの領域を超えた素晴らしさがあると感じました。この展示を見るために長い行列ができ、お年寄りから子供まで見に来ている。ファッションにはそれだけの力があると。える:具体的にどんなものをご覧になったのですか。軍地:1945年のニュールックと呼ばれるバードレスとか。それが当時のそのままで置いてあるんですけど、今まさに着たい!と思える。70年以上のデザインがとても新鮮に見えて、今でも着たいと思わせる廃れない美しさがある。歴代のデザイナーたちの素晴らしさに圧倒されるのですが、私が一番新鮮に感じたのは創立者であるムッシュ・ディオールが作ったそのドレスだったんです。戦後すぐに作られた70年前のドレスが今でも私を興奮させるということに衝撃を受けました。える:観てみたい…軍地:ピカソやダリやコクトーのような当時の現代アーティストのアートって、今見ても古く感じない。それと同列に並んでいるのがディオールのファッションなんです。ムッシュ・ディオールにそういうアーティストたちとの交流があって、その時代の空気から一枚の服が生み出されている。そこには情熱だったり心だったりテクニカルなことだったり、その時のお針子さんの1針1針の空気もその1枚に全部凝縮されていて、それを見ているだけで涙が出てくるの。「ファッションの仕事をしていて良かったな」って再確認できて、忙しい時期だったけど無理してパリに行って良かったなって気持ちにもなりました。感動したなぁ。える:素晴らしいですね。軍地:ファッションって“ただ今日着る”っていうだけじゃなくて、アートでもあるし、人間が作る最高峰のもの。ものすごくレベルの高いものだってこと。ただの服じゃない。廃れないものの美しさ、良さ、世界観があるんですよ。だからみんなヴィンテージを好きになるのかも。若い子の方がそれを自然と選別しているのかもしれれません。さっきも言いましたが、だからこそ作る側の人は、服に命を吹き込んで欲しい。そうして、結果“残るもの”や“残されるもの”を意識して作って欲しいのです。必ず世の中のためになるから。Eru Akazawa(赤澤 える)Twitter|InstagramLEBECCA boutiqueブランド総合ディレクターをはじめ、様々な分野でマルチに活動。特にエシカルファッションに強い興味・関心を寄せ、自分なりの解釈を織り交ぜたアプローチを続けている。また、参加者全員が「思い出の服」をドレスコードとして身につけ、新しいファッションカルチャーを発信する、世界初の服フェス『instant GALA(インスタント・ガラ)』のクリエイティブディレクターに就任。
2018年05月25日「服をただ着るのではなく、マニフェスト(宣言)として着よう」というモットーを持つBe inspired!の編集部がセレクトしたブランドの詰まった「人や環境、社会に優しく主張のあるWARDROBE(衣装箪笥)」を作り上げる連載、『GOOD WARDROBE』。今回取り上げるのはアメリカの「セレブリティ」と呼ばれる人やモデルの間で話題のブランドで、イスラエルのテルアビブからアメリカのニューヨークに拠点を移した「Urban Sphistication」(アーバン・ソフィスティケーション)。彼らの商品で「ソーシャルメディアへの警告スマホケース」に焦点を当て、インタビューを行った。スウェット全体に「ここに広告を」と書かれているー「ソーシャルメディアを批判するコレクション」が、ソーシャルメディア上で人気なキム・カーダーシアンとかジジ・ハディードのような「セレブリティ」っていわれている子たちにも人気な理由はなぜだと思う?彼らはソーシャルメディアで批判され続けているから、私のメッセージに共感してくれたのかもしれない。人気モデル ジジ・ハディードもUrban Sophisticationのスマホケースを使用しているーソーシャルメディアを批判することをテーマにしながらもブランド自体がソーシャルメディアでアクティブなのはなぜ?それも皮肉なの?皮肉でもある。ソーシャルメディアにネガティブな面があるのに気づいていても、その一部であり続けることを選んでるってことなんだ。ー今の時代にソーシャルメディアから離れるのは簡単ではないと思うけど、ソーシャルメディアとはどう付き合っていけばいいと考えてる?楽しみながらも、それが映し出す“現実”を信じないように自分にリマインドし続けること。だから私は「メンタルヘルスへの警告スマホケース」を自分のために作ったんだ、リマインダーとなるように。▶︎これまでの『GOOD WARDROBE』・#9:「マス受けは望まない」。消費者と環境と“ワタシ”のために服を作る英国ファッションブランド・#8:「話題性」や「売れたときに得られる利益」は二の次。ロンドンの社会派ストリートブランドとは・#7:胸には“SEX”と小さくプリント。健全な性教育を受ける権利を追求する「いやらしいTシャツ屋」とは▶︎オススメ記事・33杯目:インスタグラムが若者の精神面に悪影響を及ぼすことがイギリスの王立公衆衛生協会の研究で判明。#StatusOfMind|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会・現代社会に潜む闇「SNS中毒」を“SNSの力”を利用して喚起させる22歳の風刺画アーティストFrancesco Vullo。All photos by Urban SophisticationText by Shiori KirigayaーBe inspired!
2018年05月07日今日のあなたは、どんな服を着ていますか?その服は、どんな理由で選びましたか?「好きだから」「自分に似合うから」「楽ちんだから」どれもOK。でももし「彼が、こういう服が好きだって言うから」という理由なら?ちょっと考え方を見直した方が良いかもしれません。■彼の好きな服を着てしまっていませんか?「こういう服、彼が好きだからさ」そう言って、恋人が変わるごとに着る服のテイストが変わる女の子。彼女たちは、どうしてそんなことをするのでしょう?それはただただ「彼に愛されたい」という思いから。その一点なのです。彼の好きな服を着れば彼が「かわいい」と褒めてくれる。一方で、自分の趣味で服を選ぶと「俺、そういうのはあんまり好みじゃないなぁ」なんて苦い顔。だから自分の好きな服はクローゼットの奥にしまいこんで、代わりに彼の好きそうな服ばかりを揃えるようになります。恋が始まったばかりの時期であれば、それでも良いかもしれません。少しでも自分を良く見せたい、もっと好きになってもらいたい・・・・・・。そう考えるのは、自然なことですよね。でも、ずっとそのままの関係を続けるのは、じつはとてもリスキー。なぜでしょうか?■彼の趣味に合わせてしまうリスク彼の趣味に合わせて、自分の好みじゃない服を着る。これが一過性のものであれば、さほど問題はないでしょう。マズイのは、それがずっと続いてしまうことです。「相手に合わせる」という行為は、他人を軸にして行動を決めること。知らず知らずのうちに、自分の意志をないがしろにしてしまう行為です。すると次第に、一から十まで彼氏に相談しないと決められなくなります。彼氏への依存心がどんどんふくらんでいくのです。依存が進むと、「重い」「ウザい」と避けられるようになったり、逆に「コイツ、俺の言う事なら何でも聞くんだな」と図に乗られたりします。いずれにしても、そのまま関係を続けても幸せな結末とは程遠いですよね。「彼に愛されたい」と思って始めたことが、かえって彼との関係を歪ませる原因になってしまったのでは、それはとても悲しいことです。■「ありのまま」を愛してもらう筆者自身、かつては彼氏の趣味に合わせてしまう、典型的な依存タイプでした。フェミニンな服を好む彼氏とつき合えば女の子らしいスカートばかり、ボーイッシュな服を好む彼氏とつき合えばTシャツとジーンズばかりを揃えました。当時は何の疑問も持たず、それが幸せを作ると信じていましたが、今思えばまったく健全とは呼べない関係。着たい服、履きたい靴があっても「それ、似合わないんじゃない?」という彼のひと言で、身につけることをあきらめてしまいました。それは単に、彼の趣味に合わないというだけのことだったのに。他人軸で行動することは、選択をしないで生きることだとも言え、ある意味ではラクな生き方かもしれません。自分が着る服を自分で考えることなく、ただ彼の好みに合わせればいいだけ。たしかに簡単ですが、そこに自分の意志はありません。自分の意志を無視し続けると、次第に自分自身が何を好きで、何をしたいのかわからなくなっていきます。それって幸せとは呼べませんよね?本当に幸せな恋愛をしたいなら、ありのままの自分を伝え、愛してもらうこと。そんな相手を見つけたいですね。(七尾なお/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月06日たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って一体どんな服だろうか。そして、それはどうして残るのだろうか。そんな「残したい」「捨てたくない」「誰にも譲りたくない」という思いが込められた、あなたの思い出に残る「記憶の一着」がドレスコードの思い出の服の祭典『instant GALA』が4月22日(日)、渋谷のライブハウスWWWXで開催された。▶︎連載・赤澤えると『記憶の一着』はこちら主催者の赤澤えるさんと壁一面を服で装飾されたイベント会場「記憶の一着は何ですか?」から始まる会話“何年間も着ている無地の白いTシャツ”“25年前にお母さんがスペインで買い、譲り受けたバック”“古着の着物の布地をリメイクして作ったジャンプスーツ”“赤澤えるさんのブランド「レベッカブティック」で買った赤いワンピース”“ロンドン留学中に古着屋で購入し、卒業式にも着たお気に入りのシャツ”(ちなみに筆者は“小学生の時から着ている黒いカーディガン”)今回、初の試みである思い出の服の祭典『instant GALA 』は、ライブ・フリーマーケット・写真展など多彩なコンテンツが用意され、会場には思い思いの「特別な服」を身に纏った人で溢れかえった。イベントには、現在進行中の赤澤えるさんの連載で紹介した4組のアーティストが参加し、各々のアーティストのファンやコンセプトに共感した人々が約250人も集まった。会場では見知らぬ人とも、名前の紹介よりも先に「記憶の一着は何ですか?」という質問から会話が始まり、今さっき会ったばかりなのに、少しだけその人を知った気になる感覚が新鮮なイベントだった。その人が身につけている服のストーリーを知って、自分の「記憶の一着」のストーリーを語る。身につけている物たちが会話のきっかけになり、ファッションがその人の一つのアイデンティティとなることも実感した。世界初の「服フェス」が届けるメッセージ今回のイベントの主催者の一人でもあるラフォーレ原宿に店舗を持つ「LEBECCA boutique(レベッカブティック)」でディレクターとバイヤーを務めている赤澤 える(以下、える)さん。会場で赤いワンピースを身に纏い、ひたすらにステージを見つめていたのが印象的だ。彼女は服の買い付けのために訪れたLAで見た「山積みにされた“布の塊”」に衝撃を受け、自身のブランド・レベッカブティックやSNS、メディア、イベントなどで「大量生産される服の問題」を訴え続けている。▶︎赤澤えるのインタビュー記事はこちらムーブメントを一回きりにしないフリーマーケット型の販売スペース「FASHION STORY MARKET」では、古着等が並べられ、えるさんが手掛けるブランド、レベッカブティックもブースを出展。普通のフリマ、古着屋と違ったのは、金額の他に出品者の名前とその服を買った時、着ていた時のストーリーが書いてあったことだ。次の購入者が、その服を纏って、また新たなストーリーを紡いでゆくその目に見えない繋がりが、とてもあたたかいと思った。▶︎赤澤える関連記事・#009 清水文太の『記憶の一着』・#008 SHE IS SUMMER MICOの『記憶の一着』・#007 ガールズバンド「suga/es」佐藤ノアの『記憶の一着』・#006 マカロニえんぴつ はっとりの『記憶の一着』・#005 読者モデル 荒井愛花の『記憶の一着』・#004 音楽家 永原真夏の『記憶の一着』▶︎オススメ記事・坂本龍一に聞いた、政治とアート。「ほんの少しの勇気でいいんじゃないかな。一度しかない人生なんだから」・「恋愛観や政治的な見解が合わない人も呼びたい」大学生2人が“壁のない”30時間イベントを開催する理由All photos by 雷神inc.Text by Mizuki OzawaーBe inspired!
2018年05月03日ある程度の年齢の子どもを持つママなら、一度は体験したことがあるであろう子どもと服の問題。たとえば、保育園に通うために着替えをさせようとしたら、何故か嫌がって思うように服を着てくれない…。子育てあるあるのひとつですが、そんなとき、世のママたちはどのようにしているか調べてみました。怒ったり泣いたりして服を着てくれない…子どもを幼稚園や保育園に通わせるために、パジャマから着替えさせようとしたら、「イヤだ!」と怒ったり泣いたりというのはよくあること。仕方のないことではありますが、朝の忙しい時間帯にずっと「イヤイヤ」されるのはつらいのがママのホンネですよね。こういったように、怒ったり泣いたりして服を着るのを嫌がる場合は、子どもなりに何かちゃんとした理由を持っていることがあるそう。だから、「嫌がっていないで、さっさと着替えなさい!」、「早く着替えないと、ママひとりで行っちゃうからね!」と怒るのではなく、「どうして服を着たくないの?」や「どうして着替えたくないの?」などのように、まずは理由を聞くようにするのだとか。そうすると、「この服じゃなくてあの服が着たい」、「この服は着心地が悪い」、「ズボンじゃなくてスカートがいい」など、嫌がっている理由を教えてくれることがあるので、それらを参考に着替えさせてあげるといいそうです。怒ってはいないけど逃げ回って着てくれない…お風呂上りに子どものカラダを拭いて、さあパジャマを着せようと思ったら、突然走り出してパジャマから逃げ回る…。これもよくパターンですよね。子どもが怒っているわけではないのに、走り回って服を着ないのは、ママと遊びたがっている可能性があるようです。子どもが楽しそうに逃げ回る場合は、“あえて”放っておいて「ママは遊ばない」という意思表示を見せたり、おもちゃなどで他の遊びに誘導してあげたりするママもいます。他には、「これを着てかっこよくなろう(かわいくなろう)」や「服を着ないと風邪をひいちゃうよ」、「ママとどっちが早く着替えられるか競争しよう!」と声がけを工夫する方法も。どちらのケースも共通点は、子どもを叱らずに、子どもが服を着たくなるように誘導してあげるのがポイント。もし、毎日着替えのことで悩んでいるなら、試してみてくださいね。(文・山手チカコ/考務店)
2018年04月30日■「着心地が良い服」って何だろう?着心地が良い服──。それはどう定義されるだろうか?生地の肌触りが良くて、着ていて気持ちいい、という触感からくるもの。体型に合っていて、着ていて締め付けられない、窮屈でない、という心地よいフィット感からくるもの。色やデザインが好みに合っていて、身に着けることで心がウキウキするもの。その他にも、仕事でがんばらなければいけないとき、自分に適度な緊張感と勇気を与えてくれる服。というのも一種の「着心地の良い服」と言えるのではないか。ちょっと細身のタイトスカートやボディラインに沿ったニットワンピースなども女性らしい気分を上げてくれる、という意味では「着心地のいい服」だ。決してウエストがゴムでダボダボのパンツや、伸びる素材の緩いワンピースばかりが、「着心地のいい服」ではないはずだ。一度着るとやみつきになる「トーマス・メイソン」の生地で作られたシャツたち。コットンなのに肌を滑るような肌触りは、その日を素晴らしく「心地よい1日」にしてくれる。■「着心地の良い服」はどうやって作られる?仕事熱心な私の友人がよく言う言葉がある。「仕事に愛のある人と一緒に仕事がしたい。そうでない人と仕事をするほど不愉快なことはない」と。その場合、「仕事心地」は良くないものになる。服もそれと同様。「その服が愛を持って作られているか」「その服が愛を持って扱われ、売られているか」それが最終的に、着る人の心理状態に及ぼす力はあまりに大きい。その服が心をこめて作られていて愛のある服ならば、プチプラか高級ブランドなのかに関係なく、間違いなく着心地のいい服になるはずだ。丁寧に選ばれた布地、考えられたパターン(形)、裏地の色やパイピングの色、フックやボタンまでこだわって選ばれているTOMORROWLANDのBallseyの服。間違いなく「愛のある服」。初めて買った18歳のときからずっと買い続けているブランド。そしてこれからも。60歳、70歳になっても。■着心地が良いかどうかは、あなた自身にしかわからない今季の流行最先端の服。ロゴが入った一目でわかる有名ブランドの服。派手な色や装飾、凝ったデザイン。他人から見る服の表情はさまざまだ。だが、その服が「着心地が良い」とわかるのは他人ではない。着ている本人のみがわかる。そこに「着心地の良い服」が存在意義がある。自分自身が一番知っているはずなのだ。クローゼットにぶら下がっている服の、どれとどれが最も着心地が良いかということを。逆に、安かったからと衝動買いしたけれど、実は着心地が悪くて、自分を騙し騙し着ている服もあることを。そういった服は、着てみたら生地はゴワゴワ、縫製がひどいから体に馴染まない。一度着ただけで裾がほつれてくる、ファスナーやボタンも取れてくる。これでは本来楽しくあるべきおしゃれが、ストレスのもとになるだけ。プチプラ服全部が全部そうではないが、そういう目に遭う確率は高い。毎日我慢して着ることで間違いなく、日々の運気は下がってしまう。人生が下がっていく。もう我慢するのはやめよう。着ていて自分が心から気持ちよく感じる服だけを着よう。たかが服、されど服。運気の上がる服を着よう。我慢して服を着て生きるには女の人生は長すぎる。そのうち、と思っているうちに女の人生はあっという間に過ぎていくのだから。いつもベストな気分・精神状態でいられるように「着心地の良い」服だけを着て生きよう。上質なリネンが素肌に気持ちいいTOMORROWLANDのシャツ。目にも鮮やかなブルーは、自分の目に入ると幸せになれる色。デニムはダメージ加工のないものが好み。ウォッシュ加減が上品なREDCARDのデニムと溺愛のエルベシャプリエのトートバッグで、すべてが「心地よい」休日コーデ。■人は自分を幸せにする力を持っている。着心地の良い服を自分に着せることでそれは叶う私はあるとき気づいた。「ひょっとして、自分を一番幸福にできるのは“自分”なのではないか?」と。どうしてこんなに当たり前のことに今まで気づかなかったんだろう?と目からウロコが落ちた。もし、「自分」がいい気分でないならば、それはすべてじぶんのせい。今の自分が置かれた状況は、紛れもなく今までの自分が作ったもの。だからどんどん自分の力で変えればいい。自分で自分を喜ばせる仕掛けを作ればいい。日本国憲法を変えることは私にはできない。でも自分の毎日着る服を変えることはできる。そうして、自分の人生をも変えることができるなずなのだ。気に入っているシャツに前の晩、とことん丁寧にアイロンをかけると、「明日会社に行くのが楽しみ」という気分で眠れるようになる。日々の自分の機嫌なんて、簡単にコントロールできるのだ。着心地の良い服は、女の人生を幸せな人生に変える力を持っている。「誰も見てないし」「おしゃれなんて面倒」なんて思わずに、着心地の良い服で、自分で自分をうんと幸福にしてあげよう!無人島に男は本を持っていく。女は替えのワンピースを持っていく。それが女の幸福に必要だから。
2018年04月26日気温がぐっと上がり、一気に暑くなってきた今日この頃。衣替えが間に合わない! なんて焦っている人も多いのではないでしょうか。薄手の服を着始めると気になってくるのが、身体のライン。冬の間、厚手の服を着ている時は気にしないで済んでいたけど、これから夏に掛けてはコーデの課題ともなるトピックスです。そこで今回は、しまりんごさんのコーデから、着痩せ効果や脚長効果といった“身体のラインがすっきり見える”アイテムをご紹介します。■スタイルアップの秘訣! ストライプ&ハイウェストスカート「全身しまむらで、トータル4630円コーデでした。ストライプ柄のノーカラーブラウスは、椿オイル配合で肌触り柔らか。ホームケアしやすく、汗をかいてもガシガシ洗濯しちゃってます。膨張色のホワイトも、ストライプ柄が入るだけで着痩せして見えるので嬉しい。ストライプは線が細めのものを選ぶと、よりキレイめに見えるのでオススメです」。「スカートは定価1900円ですが、30%にお値下げの時期に購入したので1330円! 色違いのエメラルドグリーンを購入してから実際に履いてみてかなり良かったので、リピ買いしたスカートです。ハイウエストなデザインなので、ウエストを上に見せることができて脚長効果。私はパンツスタイルだと、足が短いのが目立っちゃうので、スカート率高めです。このスカートを履くときは毎回誰かに、『痩せた~?』とか、『スタイル良く見える!』なんて褒めてもらえるので嬉しい」。「カラバリ豊富でビビッドなイエローとレッドも。麻のようなサラッと薄手の素材なので、夏にも履けるさわやかなスカートです。シンプルなスカートは流行にとらわれず、長く着られるのでオススメ。トレンドアイテムをトップスに合わせると、“イマドキ”なコーデにできるので便利」。「ショルダーバッグとパンプスは900円でした! 1000円以下とは思えないクオリティの高さ。ベージュ×オフホワイトのバイカラーで、かっちりしたフォルムはどんなシーンにも使えます」。「パンプスの何気に嬉しいポイントは、足底のロゴが“しまむら”とバレないこと。外で靴を脱ぐ機会はあまりありませんが、しまむらPBのCLOSSHIと書かれていると、しまむら好きの人にはすぐ分かっちゃうので…。どこのブランドか分からないロゴだと、外出時にも気にせず脱げるので助かってます。足の横幅が広めで履きやすくて、最近よく履いています」。■アイラインスカートは脚長効果が抜群!「しまむらでトータル7600円コーデでした。HK WORKS LONDON(コシノヒロコ×しまむら)で全身コーデです。刺繍ブラウスはママ友に好評! 『爽やかで可愛いね~』って褒めてもらえました。膨張色のホワイトですが、体型を拾わないデザイン。さらっと着痩せして見える質感がお気に入りです」。「先日購入した新作のアイラインスカート。スカート丈は約64cmくらい。サイズ展開はM.L.LLサイズです。着心地も良く、夏にも履ける綿素材。裾にスリットが入っているので動きやすい。少しチラ見えする脚がポイントかな? 今日はパンプスと合わせましたが、スニーカーなどカジュアルにも合わせやすい。スカートはベルトを取り外せるので、手持ちでお気に入りのベルトに付け替えたり、ベルトなしで着てもかわいいなぁと思いました」。「ビビッドなイエローが綺麗なショルダーもHKのアイテム。コーデに悩む日は、同じブランドで統一するとまとまるので楽ちんです」。■いつも夫に褒められる、華奢見えコーデ「全身しまむらで5600円コーデでした。鮮やかなエメラルドグリーンのスカートは、履くと必ず夫が『かわいいね~』って褒めてくれる。男性は分かりやすいピンクやパステルカラーが好きだと思い込んできましたが、このスカートの絶妙なカラーとフレアがかわいくて、アラサーの私にちょうど似合っているんだそう。私のしまむら談義やファッションの話に、一緒に盛り上がってくれる女子力高めな夫です」。「一目惚れして購入したブラウス。ボタンが付いている方を着ていますが、前後ろどちらでも着られる2way仕様なんです。細めのホワイトのストライプが入っていて、オフィスコーデとしても着られるので春以降はいろんなシーンで着ようかなと。5分袖くらいでサラリとした素材なので、夏にも着られそうです」。「ちなみに胸元が開くのが少し気になったので、小林製薬×しまむらのニオわなインナーのホワイトを中に着ています。ちらっと見えるレースがかわいくて、汗をかくこれからの季節にぴったり」。どれも華奢見え&脚長効果で、スッキリしたコーデになっていますね。そして、どれも上品。旦那さまとのデートはもちろん、オフィスコーデから園や学校の参観日、ママ友との食事まで、幅広いシーンで使えて、好印象を与えてくれそうです。ウエストマークのスカートにアイラインスカート、そして細いストライプ柄のトップス。これから夏を迎えるにあたって“注目したいキーワード”ではないでしょうか。「しまりんごの毎日しまむらコーデ」ブログは、毎日更新中。■しまりんごさんプロフィールしまむらのアイテムを使ったコーデが人気のAmeba公式トップブロガー。ブログではしまむらの商品をパトロールする通称"しまパト"で見つけたアイテムの特徴や在庫状況などを含めてレポート。「10代~20代ファッション」ジャンルではランキング1位の常連。
2018年04月14日「私は着る服の枠を作りません。年齢や流行に逆らって、何十年も前のアイテムを取り入れてコーディネートに遊び心を持たせています。いかに面白く楽しく着こなすか、今の年齢だからできることかもしれません」 そう話すのは、スタイルブック『草笛光子のクローゼット』(主婦と生活社)が話題になっている、女優の草笛光子さん(84)。スタイルブックのなかでは、私服の着こなしを披露しており、オシャレのこだわりや女優生活についても語っている。 4月14日から主演映画『ばぁちゃんロード』が公開。9月には主演舞台『6週間のダンスレッスン』再演予定と、精力的に活動を続ける草笛さんに、オシャレのこだわりや美の秘訣について質問しました! 【Q】ユニクロなどプチプライスのアイテムも着用されるそうですが、どのようにコーディネートに取り入れていますか? 「プチプライスや高価な洋服など、特に区別はつけていません。いろいろな物を混ぜて楽しんでいます。ミックスしてうまくコーディネートができたときは、とてもうれしいですね」(草笛さん・以下同) 【Q】ご自身のクローゼットのなかで、とくに思い入れの深いものは? 「越路吹雪さんに買っていただいたブレスレットです。生前の越路さんとの最後のお買い物で『これを見たら、私を思い出して』と何度も言われました。言葉の意味をわかっていた私は、ごまかすことが精いっぱいでした」 【Q】最近買ったファッションアイテムは? 「最近は忙しくて買い物が全然できていません。ですが、私は買い物が大好き!小さいころは、百貨店の娘になりたいと思っていました。落ち着いたらあちこち回って買い物を楽しみたいですね」 【Q】いつまでも元気で若々しくいるために、食生活や運動などで気を付けていることを教えてください 「体にいいことはできるだけたくさん試して、その中で自分に合うものを続けています。昔から続けているのは、毎朝セロリを食べること。地方に行っても、これだけは欠かさず続けていますね」 【Q】続けている美容法はありますか? 「これが美容法と言えるかはわかりませんが、冷え性対策として夏場でも湯船には10分間は必ずつかるようにしています。入浴剤やバスソルトを使って、バスタイムを素敵に彩っています」 【Q】美しいグレーヘアを保つために何かしていますか? 「体のなかで、髪の毛は本当に何もしてないんです。かわいそうに。昔は髪を染めたりして気にしていましたが、染めるのをやめたら解放された気分になりました。ありのままで堂々といられるのって、自由で気持ちがいいですよ」 【Q】仕事や私生活での今後の夢は? 「母と誓った『最後まできれいに生きること』。人を押しのけたり、傷つけたり、踏み台にしたり。そういう汚い生き方はしないということ。これを最後まで貫き通していきたいです」
2018年03月25日合コンや飲み会、イベントには、やっぱり勝負服で出かけていって、ステキな男性といい雰囲気になりたいですよね?でもちょっと待って!あなたの勝負服、大丈夫ですか?今回は合コン慣れしている男性に、女子の勝負服をチェックしていただきました。参加メンバーはTさん(30歳/広告)、Eさん(35歳/美容師)、Dさん(38歳/IT関連)の3人です。■男性が苦手な勝負服って?みなさんが、これはダメだなと思うのはどんな勝負服ですか?Tさん「気合が入りすぎて、露出度が高い女子は問題ありですね」Eさん「同感です。男ってグラドルとかが好きでも、本命の彼女には露出度の高い服を着てほしくないんですよ」Dさん「そうそう。露出度が高いと軽い子だと思われるから、気をつけて」鎖骨くらいは見せてもいいけれど、胸元が開いていたり、肩が全部出ていたりすると、遊び相手認定されてしまうかも。真面目なお付き合いをしたいなら、ほどほどのほうがいいみたいですね。■ノースリーブを着ていい人は?特に気になるのはどんな服?Tさん:最近はノースリーブ。冬でも着てる子が多いけど、あれは人を選びます。ジムで鍛えてる子はやめたほうがいいと思う」Eさん「ちょっと太くて、ぷにっとした二の腕ならいいですけど」Dさん「でも、そういう人ってノースリーブは着ないですよね」Tさん「そうそう。アスリートみたいなガッチリした腕の子が着てるけど、ぜんぜん色気がないんですよ。むしろ隠したほうが色っぽいよな、って思っちゃう」見せたい人はNGで、見せたくない人はOKと……。世の中、うまくいかないものです。■オフショルダーが似合う女性って?他に、やりすぎだと感じる勝負服は?Eさん「同じような意味で、僕はオフショルダーがダメ」Dさん「あー、肩のラインがゴツくて似合ってない子が多いですよね」Tさん「鎖骨に水がたまる感じの体つきだったらかわいいけど」オフショルダーも着る人を選ぶとのこと。なかなか難しいですね。普段は見えないところにも注意!オフショルダーを着ると、背中が見えるから、イヤだというのはないんですか?Dさん「まあ、似合ってればいいかな。でも、背中が丸見えの服はヤバイです。背中って意外と産毛が気になるから」Tさん「わかるー。結構、背中が毛深い子っているよね」Eさん「ついでにうなじも処理してほしいです。毛がボーボーの子、多いんですよ」これは盲点かも?最近、お顔剃りができるお店には、背中の毛も剃ってくれる所が多いので、試してみては。冬場でも背中が開いた服や水着を着るときは、ぜひ!■ボトムスはここに注意!ミニスカートはいかがですか?Tさん「個人的にミニのタイトスカートの女子は要注意です」Eさん「座ると下着が見えてる子が多いから?」Dさん「確かに。そこを気にしないとだらしない感じになりますね」Tさん「履くなら清潔感は忘れないでほしいです。あと、座敷の時はやめたほうがいいんじゃないかな」Eさん「僕はショートパンツはやりすぎだと思う。お尻のハミ肉が見えるし」Dさん「それに、ショートパンツだと、緊張感がなくなるのか、足癖が悪かったりするんだよね」足癖が悪いのは確かにダメですね。気をつけないと!あとハミ肉、注意!■終わりにかなり厳しい意見が並びましたが、いかがでしたか?全体的に上品な雰囲気が大事ってことは伝わってきたのでは。合コンや飲み会の服を選ぶ際は、ぜひ参考にしてくださいね。
2018年03月05日「服をただ着るのではなく、マニフェスト(宣言)として着よう」というモットーを持つBe inspired!の編集部がセレクトしたブランドの詰まった「人や環境、社会に優しく主張のあるWARDROBE(衣装箪笥)」を作り上げる連載、『GOOD WARDROBE』。今回は、イギリス・東ロンドンを拠点にする、デニムを中心にエコフレンドリーで機能性が高く、ジェンダーレスな製品を提供するI AND MEを紹介。ファッション業界で人気ファストファッションなどのバイヤーとして10年以上働いたのち、同ブランドを立ち上げたJessica Gebhart(ジェシカ・ゲブハート)に話を聞いた。ーデニムに関しては、日本の伝統的な手法を使って、しかも日本の工場からも仕入れているみたいだけど、どうして日本なの?日本人はデニム界の王者だと思う。今日まで続く、素晴らしい“本物”の技法を持っていてる。私たちが使っているあい色のセルビッジ生地(旧式の技法で織られる「耳」と呼ばれるほつれ止め処理が施された生地)も伝統的なシャトル織機を使って織られている。日本のセルビッジデニムは最高級の生地を使っていると思う。ーこれからはどう成長していきたい?I AND MEはマス向けではないけど、何ヶ国には進出したいと思ってる。(もうすぐ日本にも初めて出荷されるの!!)あと、いつか自分たちだけのお店を持てたら最高だな。▶︎オススメ記事・#8:「話題性」や「売れたときに得られる利益」は二の次。ロンドンの社会派ストリートブランドとは|Bi編集部セレクト『GOOD WARDROBE』・#7:胸には“SEX”と小さくプリント。健全な性教育を受ける権利を追求する「いやらしいTシャツ屋」とは|Bi編集部セレクト『GOOD WARDROBE』All photos via I AND METext by Noemi Minami ーBe inspired!
2018年02月21日子どもの成長というのは、本当にあっという間。毎日接しているせいか、わが子はいつまでも小さい気がしますが、毎日着々と背は伸びています。その証拠に、去年着ていた服が、今年のシーズンはまったく着られない! なんてことはザラ。「ああ、この服もお下がり行きかぁ、お気に入りだったのに(涙)」なんて経験、多くのママがあるはずです。子ども服はすぐに着られなくなるから、欲しくてもやめておこう…と躊躇してしまいがちですね。それでも、「やっぱり、かわいい洋服を着せたい!」というのがママの想いというもの。それなら、洋服選びの段階で、あらかじめ「長く着回せるデザイン」をおさえておくのはいかがでしょうか。■着回し術その1:女の子用トップスは「2サイズ以上大きめを買え!」が鉄則 女の子限定の着回し術ですが、トップスを購入する時は、「ツーサイズ以上大きめを買う」こと。それでは、ブカブカすぎてカッコ悪くない? と思う人も多いでしょう。でも、丈の長いトップスは最初、ワンピースとして着てしまうので大丈夫。ワンピースとしては短くなった…と感じたら、次はチュニックとしてスパッツなどを合わせて楽しむ。さらに小さくなったな…となれば、本来のTシャツとして着る、といった、いわば“トップスの三段活用”をしてしまいましょう。わが子にも実際にこの手法はよく使っています。写真で見るとよく分かるので、ご紹介しましょう。それでも、まだまだ着られそうです! この方法なら、5年楽しめる…なんてこともアリ。■着回し術その2:男子のパンツは「ゆったり素材と形」を選ぶのが正解着回し術その1で紹介した女の子のトップス選びと同じ考え方が、男の子のパンツ選びにも使えます。ゆったりしたシルエット、ある程度ストレッチ性がある素材のパンツを選ぶのがポイント。コットンなどは向いていますが、リネンなどの布帛素材は不向きです。ゆったりした形・素材なら、子どもの背が伸びてパンツの丈感が変わっても、フルレングス→クロップド→ハーフパンツと、着回せます。ハーフパンツになったら、下にレギンスを重ねばきして、レイヤードファッションを楽しむのもいいですね。こちらは女の子でも使えるテクニックです。 ■着回し術その3:調整できる「オーバーオール・サロペットスカート」は無敵 ストラップなど調整機能がついたアイテムを選ぶというのも賢い方法です。代表的なものが、写真のようなオーバーオールでしょう。肩のストラップの長さが調整できるから、身長の伸びにも臨機応変に対応できます。子どもは年齢と共に、横よりも縦に伸びていく比率が大きいので、ゆったりとしたシルエットのものを選べば、横幅がキツくなる心配もあまりないでしょう。さらにオーバーオールは、インに何を着るかで季節を問わず楽しめるアイテムでもあり、男の子でも女の子でもOK! 可愛さが倍増しますよ。女の子の場合は、サロペットスカートもおすすめ。丈が短くなったらスパッツを重ね着すると、より汎用性も高く、長く着回すことができます。■着回し術その4:長袖アイテムもあきらめない!「そで折り返しデザイン」すぐサイズアウトしてしまうから…と、長そでトップスやパンツは大きめを買い、裾やそで口を折り返して着せるのは一般的。でも、織り込んだそでがモコモコして子どもが嫌がったり、いかにも「大きめを着せています」的なのもカッコ悪い…。それなら、最初からそでや裾を折り返すように作られたデザインのものを選んではどうでしょうか? 例えば、裏地に柄がプリントされていて、折り返すとそれが見えてアクセントになって可愛いものなら、無理やり着せている感はありません。逆に、そでや丈が短くなってきたら、女の子の場合、レースやフリルを付けて長さを足してリメイクするのもアリでしょう。親子でお気に入りの子ども服、長く大事に着られることでさらに愛着がわきますね。子ども服選びの際に、ぜひ参考にしてみてください。 文/aica
2018年02月11日年が明けて1ヵ月。まだまだ寒い日が続きます。春は遠いような気がしますが、夕方の日が長くなり、確実に春は近づいています。3月末には、今着ている冬物衣料は片付けなくてはいけません。その時のために、ぜひ知っておきたい冬服を収納する時のポイントを紹介します。冬服収納のポイント①/今年着なかった服がどのぐらいあったかをチェックまずは、今季に着なかった服を出してみてください。秋から初売りにかけて冬服を購入し、処分していなければ、その分冬服は増えています。このまま収納してしまうと、毎年着ない服が増えて続けて、収納する場所を圧迫していくことになってしまいます。今季に一度も着なかった服を出してみて、どうして着ようと思わなかったか。来季に着たいと思えるかを考えてみましょう。一度も着なかった服は「体型が変わってしまった」「好きなコーディネートが変わってしまった」「似合わなかった」などの理由があると思います(冠婚葬祭など、特別な日の服は例外です)。今季に着なかった服が、来季にヘビロテアイテムとして活躍するのは、とても稀(まれ)なことです。私も先日、自分の服のチェックをしました。すると、これだけの「処分対象」が出てきました。冬服収納のポイント②/「自宅で洗うことのできる物」と「できない物」を分ける最近は、自宅で洗える素材の物も増えてきました。平成28年12月から洗濯表示マークが変わっているので、まずはそれをチェックしていきましょう。画像:消費者庁HP自宅で洗うことのできる物は、表示に合った洗濯方法で洗いましょう。コートなどの洗えない物は、来季のためにもクリーニングに出すことをオススメします。冬服収納のポイント③/クリーニングに出した場合、戻って来た時の袋では保管しないことクリーニングに出して衣類が戻ってきた時、そのままクローゼットなどに収納していませんか?実は、クリーニングで入れてもらえる袋は保管に適した袋ではありません。クリーニングの袋は、あくまでも「せっかくクリーニングした衣類にホコリがついてはいけない」という理由で装着されている物なのです。保管用に加工されている物ではなく、「ただのビニール」だと思って間違いありません。ただのビニールですから、空気の循環がしにくく、湿気によりカビを生やしてしまうことにもなりかねません。次の冬に向けて、クリーニングから戻ってきた衣類はビニールから出してください。ほこりなどが気になる場合は、100円ショップでも販売されているカバーがオススメです。こちらのカバーはとても機能的です。カビ菌やニオイの問題に特化した、光触媒の加工されたカバーです。男性のスーツなどに良さそうです。また、長さのあるコートには不織布のカバーがオススメです。クリーニングできれいになった衣類は、こちらのカバーで保管すると良いと思います。冬服収納のポイント④/「圧縮に向く物」と「向かない物」がある冬物衣料は、どうしてもかさばってしまいます。セーターなどは特にそうです。丸めて収納できる場所に余裕があればいいのですが、春物と夏物を入れ替えることを考えると、スペースに余裕がない場合が少なくありません。その場合は、圧縮収納がとても便利です。これも100円ショップで販売されています。この時、間違って「旅行用」を選ばないようにしてください。旅行用はクルクルと丸めて空気を抜くタイプで、短期間向けになります。どうしても丸める時にシワを作ってしまうので、長期保管には向かないのです。専用の袋を購入しない場合、キッチンにある保存袋でも代用が可能です。こちらはイケアの保存袋です。ジッパー部分が二重になっているので、空気が抜けにくくなっています。イケアの一番大きいサイズの袋は、厚手のセーターにぴったりの大きさです。セーターを入れて、上から「ぎゅっ」と押さえて空気を抜くと、上手に抜けていきます。この時、私は正座で座り、膝のあたりで「ぎゅーっ」と押さえて空気を抜いて、きっちりと閉じます。そうすると、厚手のセーターもここまで薄く圧縮することができます。この状態で、私はクリアケースに並べていきます。今まで、この状態で虫食いになっていたことはありません。また、場所に余裕のある場合は、シワにならないように丸めて並べて保管します。我が家では、子供たちの衣類をこのような方法で保管しています。このように丸めて長期保管する場合に、パラジクロロベンゼンを使用した防虫剤を入れたり、炭でできた消臭効果のあるグッズを入れたりすると効果的です。こちらは炭でできており、ニオイだけでなく湿気にも対応しています。長期保管の嫌なニオイの対策にオススメの商品です。また、最近よく聞く失敗談として、ダウンジャケットを圧縮した収納があります。その理由は、「小さく圧縮して袋に入ります」という売り文句で売られているダウンジャケットがあるからだと思います。あの収納方法は、あくまでも一時的な物を対象としています。つまり、旅行中に一時的に旅行カバンに収納したい場合などに、便利に使えるという意味です。この方法で長期間収納をしてしまった場合、どんな状態になるのでしょうか……。おおむね、このようなシワができてしまって、すぐに着られなくなってしまいます。ダウンコートの表面生地はアイロンがかけられないため、このシワは簡単に伸ばすことができないのです。ダウンコートはワンシーズンの着用が終わったらクリーニングに出し、戻ってきたら、不織布の袋に入れて吊り下げ収納をするのがベストです。夏物衣類と違って冬物はかさばる物が多く、洗濯機でガシガシと洗えない物も多いので、面倒な部分もあります。しかし、これは次の冬を気持ちよく迎えるため。今からアイテムをそろえて、3月~4月の収納の季節に備えてくださいね。
2018年01月31日■残る服、残らない服女業を長く営んでいると、「洋服を買う」「洋服を見る」という行為の回数は、天文学的な数字になっている。特に若い頃から洋服を見るのが大好き、試着するのも買うのも好きとくれば、触って手に触れた洋服のショップやブランドは数知れず。そして無事お持ち帰りとなって我が家の狭いクローゼットの一員となった洋服や靴や小物たちも数知れず。「君、素敵だよ!」とラブコールを送り、大切に持ち帰った流行最先端の服。けれど哀しいかな、当然別れの日はやってくる。「シンプルな定番のデザインだし、ずっと長く着られそう、ずっと着よう」と永遠の愛を誓って招き入れても、1年で破局、処分に至ることもある。逆に、毎シーズンのシビアな総選挙にも勝ち抜き、ずっとしぶとく何年もクローゼットに残り続ける服もある。残る服、残らない服。その違い、境界線はどこにあるのだろう?最近その答えが見えてきたような気がする。「丁寧に作られた服、生地と縫製が上質な服、自分が愛情を持てる服」というのはやっぱり残る確率が高い、ということに気づいたのだ。セオリーのニットは手洗いしながら10年以上着ているが、まったく古びず型崩れもしない。毎年冬になると「お久しぶり」と声をかけて着る。古い友人という感じ。■私がファストファッションのお店に行かなくなった理由私は現在、誰もが名前を知っているような、全国展開のファストファッションのお店で服を買うことはほとんどない。理由はいろいろあるが、「人とかぶる」「縫製や素材が悪くて長く着ることができないモノが多い」「積みあげられている大量の服から選び出すという行為が好きじゃない」「試着室が好きじゃない」などいろいろな理由がある。「服を見て着て買う」という行為において、その時間にワクワクする気持ち、キラキラする気持ちが生まれないと思うお店、ブランド、場所を避けたい……と思っているうちに自然にそうなった。そんな私も、もちろん一時期、ファストファッション、プチプラのショップで服を大量に買い込んでいたときがあった。そういったお店は、次々と新商品が投入され、次から次へと欲しいものが出てくる。そして嬉しいことに、衝動買い、色チ買いが気軽にできてしまう、とにかくお安いお値段。暇さえあればお店を覗き、店内の隅々までチェックして必ず何か買ってしまう……という習慣がついてしまった。私はあるとき気づいた。「私は服を消費している。けれどそのことにより、自分自身がとんでもなく消耗している」と。「安いから」「ワンシーズンでどうせ捨てるから」という意識のもと、あまり深く考えずにどんどん買っては捨てる、を繰り返す。そのサイクル。キリがない―――。それって決して自分にとってプラスになっていない、と思い始めたのだ。■服を買うお店の選び方は?じゃあ、身分不相応な高級店に足繁く通うようになったのか?というとこれまたNO。高級なお店でもちっともワクワクしない、逆に緊張するばかりで不愉快な思いをするお店もいくらでもある。安いか高いかではなく、自分がそのお店に身を置いて、服や商品を見て触れてみて、そのときに感じる「気持ちの良さ、ワクワク感」。これで判断するようになった。「この服を買って、毎日この服に触れるとき、自分はどのくらい幸せな気持ちになれるだろうか」と必ず自問自答してから買うようにした。そうやって、お店やブランドを厳選していくうちに、驚くほど思考はすっきりし、買い物に費やす時間は激減したのだった。「その料理に、作る人の気持ち、愛、熱意がいかに込められているかどうか」だと。高級レストランでも愛のない料理が出てくることはいくらでもあるからだ。私が洋服を選び取るときに感じる判断基準も、これに似ているところがあると気づいた。生地や縫製が上質なもの。そして丁寧に作られていると感じるもの。デザイナーさんの愛を感じる服。そして、一番大事なのは、お店のスタッフの方の、洋服・おしゃれが好きでたまらない!という、「アガる感じ」が溢れているお店。そういうところで洋服を買うのはものすごく楽しい。実は、渋谷109で服を買うのはすごく好き。なぜなら店員さんが誇らしげに売り場に立ち、そのブランドの服を着ることを心から嬉しく思い、服に愛情を注いでいるのがわかるから。逆に、店員さんや何故かお客さんまでがだるそうに疲れているお店。服たちがぞんざいな扱いを受けているお店。そんなお店には二度と行かない。下がり気味の「気」をもらってしまうからだ。■プチプラが溢れる時代のモノ選びファッション代、おしゃれ代の予算には限りがある。100%納得できる服を端から端まで揃えることは難しい。服ばかりに予算をかけることはできない。もちろん私だってそうだ。そこで、半年で区切り、大まかな上限の予算を決め、それを超えないように慎重に買い足していくようにしている。1〜2回着たらすぐにヨレヨレになって、哀しい気もちで処分することになるだろうと思えるアイテムは買わない。特に肌に触れるトップスは、触った感じが心地良いと思えないものには手を出さない。その肌ざわりの不快感は、日々その服を着るときに自分にマイナスのものを与え続けてしまうから。そして個々のアイテムの上限金額の決め方。私は洋服でどんなに高級なものでも定番のものでも、永遠に着られるものはないと思っている。着物と違って洋服は時代を写し取るものだからだ。いつかその洋服を手放したり、処分したりしなくてはいけない状態になったときに、「もったいなくてできない」と思うだろうな、という金額のものには手を出さない。それが上限。それは人によっては1万円かもしれないし、20万円かもしれない。自分のファッションや洋服にかけたい、かけられるコストをそうやって自分自身ではっきり決めてくことで、「服を買う」という行為に対して罪悪感は消える。いつも幸せな気持ちで買い物を楽しめるようになった。プチプライスな服は、できればネット通販で買うようにしている。倉庫から直接配送されるので、人の手が触れず、店舗に並んでいるものより状態がいいため。fifthのリブニットは洗っても型崩れしない秀逸な品。色違いで揃えていくつもり。■同じ服を二度着ない人生、同じ服を何度も着る人生今の時代、「基本的に服はワンシーズン限りですべて処分する」という前提での買い物も可能だと思う。現代ではそれほどプチプラな服が大量に溢れている。早いサイクルで入れ替わる商品。極限までコストを押さえた販売価格。去年のものを着るなんて笑われてしまうんじゃないだろうかと不安になり、「インスタ映え」を気にするあまり、次から次へと大量の服を買ってしまう女性たち。でも30代40代と年齢を重ねれば重ねるほど、古い服、すなわち歴史のある服を持たないことの方が逆に寂しいことなんじゃないか、と私は思う。クローゼットの中はもうすぐ捨てようと思っている服か、今シーズン買った服ばかりが溢れている。それって本当に豊かなんだろうか?納得できる品質の自分の身の丈にあった服を、うんうん悩みながら、お財布と相談しながら一枚一枚選ぶ。丁寧に手洗いして着続けている上質なカシミアのニットやシルクのブラウス。ブラッシングを欠かさず何年も着ている上質なコート。悲喜こもごも一緒に人生を戦ってきたいろいろなアイテム。それらに触れるとき、間違いなく心はふわっと優しい気持ちで満たされる。それは使い捨てファッションを続けていると絶対に生まれない気持ちだと思うのだ。女のワードローブにはその女の「何かを選び取り、何かを捨てる」という思考と行動の繰り返しの結果がぎゅうぎゅうに詰まっているのだ。以前の記事でも登場した、20年近く着ているTOMORROWLANDの紺のパンツスーツと、義母が結婚前に買ってくれた銀座かねまつのバッグ。現在でも現役活躍中。■アイテムごとに、買い方を変える安いものを大量に買い、どんどん処分&購入を繰り返すファッションライフ。質の良いものを少数精鋭で買い、じっくり買い替えずに着るスタイル。どちらがいいのか?との問いに実は正解はない。人それぞれ考え方もライフスタイルも洋服・ファッションへの興味も異なるからだ。そして私は上記のどちらかを二者択一する必要もないと思う。コートやジャケットなど適切な手入れをするとずっと着られるアイテムは後者の選び方。夏のサンダルやカラフルな小物、形に流行が出やすく膝が出て傷みやすいパンツなどは前者の選び方。逆に「コートこそ、毎年流行の形を着たい!」という人はコートを前者の選び方にしたってもちろんOK。自分の考えでアイテムごとに選び方を変えていいのだ。合理的に考えよう。コートの記事で登場したUNTITLEDのウールのコート。これも10年以上着ている。白という汚れる色にも関わらず、クローゼットに生き残っている。日本の老舗アパレルの服の質の良さを着るたびに感じる服。■インスタ映え、高見え、を忘れよう昨今では、いわゆる「高見え」という基準が、自分自身の着心地より「毎日違う服を着なければいけない、高級品に見える服を着なければいけない」と思う風潮をさらに煽っているのではないかと思う。高級ブランドのバッグのレンタルビジネスまで登場している。ファッション選びにおいて、軸が「他人の目線」である限りはどんなにたくさん買っても、どんなに高級ブランドを買っても決して心は満たされない、そんな危険がある。軸を「自分自身の幸福度」に置くことにより、きっとそのスパイラルから抜け出せるはずだ。流行やトレンドを思う存分ワンシーズン楽しみたい、と思って買ったプチプライスな小物たち。ちょっと飽きそうな派手な色や素材のバッグたち。こういったものを適宜投入することで、服の枚数を増やすことなく、ワンシーズン、自分自身がずっと新鮮な気持ちでコーデが楽しめる。■キラキラした気持ちになる買い物をしようきっと長くは付き合わないだろうな、と最初から思う恋を始めることほど女を消耗させるものはない。逆にずっと長く一緒にいようと思って始める恋ほど女を幸せで満たすものはない。次々と使い捨てる服、長く愛する服。そこにはそれと同じような大きな隔たりがあるのだと思う。女は「新しい服」そのものが欲しいのではない。服によってもたらされる、まだ見ぬ自分と新しい時間と新しい人との出会いを夢見ているのだ。だからこそ、自分自身が消耗して疲れるような服の買い方を避けるべき。高いか安いかでなく、一瞬一瞬が、温かでキラキラする気持ちに満たされる、そんなお買い物を。そして眺めるだけで幸せな気分になれるクローゼットを、一生かけて少しずつ構築しよう!
2018年01月29日冬が終わるとやってくる、子どもの卒業・入学シーズン。そこで必要となるのがキッズ用フォーマル服です。 いつもとは違う華やかな装いは子どもも、それを見守る大人も誇らしい気持ちになりますよね。でも、なかには「すぐに大きくなって着られなくなった」「着回しができなかった」など、1度の出番だけで処分するはめになったという人も。そこで今回は「長持ちする」キッズフォーマル服の選び方についてご紹介していきましょう!■最近のフォーマル服、みんなどう選んでる?入学式・卒業式に着るキッズフォーマル服に「こういうものを選ばなければならない」といった決まりごとは、実はないのですが(学校によってルールが設けられている場合もあります)、男の子はスーツ、女の子はワンピースというのが一般的です。入学・卒業のお祝いごとにふさわしい落ち着きと上品さはありながらも、大勢のなかからすぐに自分の子どもを見つけられるようなオリジナリティが欲しい。そんな思いを持っているママやパパ、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんも少なくないようですね。■「長く着る」ための1着! 選ぶポイントは?落ち着き、品の良さ、オリジナリティに加え「長く着られるかどうか」というポイントをあげる人も多いことでしょう。デザイン性が高くても、1回しか着られないんじゃもったいない! 体が多少大きくなっても着られる、いろんな場面でも着回しできる。フォーマル服にはそんな点も求められています。入学式、卒業式、以外にも発表会や結婚式、レストランでのお食事などに着回しできるような、長く着られる服はどのように選べば良いのでしょう? ここからは服選びのコツについて、具体的に紹介していきますね。・アジャスター付きを選ぶアジャスターは簡単にいいかえると「調整装置」のことです。子ども服でいうと、スカートやズボンのウエスト部分についているゴムとボタンのことを指します。ボタンの位置をずらすことでウエストをゆるめたり、反対にきつくしたりできるもので、サイズ調整におおいに役立つものです。子どものフォーマル服はこのアジャスターがついているものを選ぶことで体が大きくなっても調整でき、着られる期間を延ばすことができます。・インナーは白、無地などシンプルなものを選ぶ男の子であれば、インナーのシャツを白ベースにしたものにすれば普段着として活躍させることもできますし、女の子はセットになっているワンピースやスカートを落ち着いた色味のシンプルなデザインにすれば、発表会やお出かけ着として着まわすこともできるようです。シンプルなものは流行り廃りに左右されず、清潔感がありますので「長く着られる」要素を十分に満たしてくれますね。・肩が落ちない程度に大きいサイズを選ぶ子どもって本当に成長スピードが早いですよね。長く着させたいと、ついつい大きめサイズを買ってしまいますが、フォーマル服選びで注意してほしいのは肩幅です。通常サイズより大きめを買ったら、肩が落ちて不格好に…! なんて失敗談のあるママも少なくありません。サイズは肩が落ちない程度に、少しゆるっとしたサイズを選ぶといいでしょう。「長持ち」×「上質デザイン」の1着を選ぶなら?長く着られるキッズ用フォーマル服の選び方についてご紹介してきましたが、実際にそうしたアイテムを取り扱っているブランドとしておすすめなのが ELLE EN NOIR(エルアンノワール) というブランドです。 キッズフォーマルウエア専門ショップELLE EN NOIR(エルアンノワール)とは? 男の子のスーツは、定番でありながら最近のトレンドのネイビーカラーが豊富にとりいれられ、ドット柄のネクタイ、飛行機の形をしたピンバッジなど、小物に見える遊び心がまた楽しい! ネクタイはアタッチメントでつけてあげる手間がなく、ウエストはボタンで簡単にサイズ調整できるアジャスターゴムがついているから体の成長に合わせて対応可能です。女の子はワンピースとボレロのアンサンブルタイプ、ジャケットとスカートのスーツタイプなどシルエット選びからできるので、子どもの好みを優先させてあげられる良さがありますね。ブラウン、ネイビーなど落ち着いたカラーながらも繊細なデザインがオトメ心をくすぐります。品の良さも兼ね備えているので「ほかに埋もれない1着を」と考えている人にもこれぞ! というものが見つかるかもしれません。一式で10,000~20,000円という価格帯なところもうれしいです。一生に一度の大事な晴れ舞台。そんな大切な時間に華をそえてくれるもののひとつがフォーマルウェアではないでしょうか。「ステキだね」「こんなのもあるよ」と、親子でフォーマル服選びを楽しんでみてくださいね。 思い出に残る1着をELLE EN NOIR(エルアンノワール)で探してみる 協力:伊藤忠商事
2018年01月24日◼︎今買いたいのは「春着られる服」まだまだ寒い毎日ですが、今から買うなら断然「春着られる服」。春に向けてワクワクするこの季節、厚手のニットは買う気分ではありません。お客様からのスタイリングリクエストも、「春着られる服」が多いです。ピンクにパープル、グリーン。雑誌をめくると、ポカポカした陽気の中でときめきカラーを身につけている自分ばかり想像しています。今回は、春を少しだけ先取りしたい方に、「春気分」を味わうコーディネートのコツをお伝えします。◼︎かろやかな素材を組み合わせるZARAのチュールレースワンピースと今春は「レイヤードファッション」が旬な着こなしになると予測しています。レイヤードとは、重ね着のこと。つまり、スキニーデニムに、ロングワンピースを重ねる着こなしです。ZARAのセールで見つけたチュールレースのワンピースは、まさに春にサラッと楽しみたいレイヤードコーデにぴったりなアイテムでした。買ったものはすぐ着たい。春まで待てない性格なので、今の時期でも寒くないコーディネートを考えました。ライダースジャケットと甘辛ミックス着丈短めのライダースジャケットのインナーとして、チュールワンピースをコーディネートしました。ライダースジャケットは合皮ですがとても暖かく、薄手のインナーで十分保温効果があります。ちなみに、チュールレースの下は薄手のインナーがおすすめです。私はUNIQLOのヒートテックを着ています。脱いだときに、前の空き具合が気になる場合は、ヒートテックを前後逆に着るのもおすすめです。黒の場合は黒のヒートテックを。色を揃えるとレースの質感が綺麗に見えます。さらに、今の季節はまだまだコートが必要ですね。ライダースジャケットを着る日のコートは、ロング丈のガウンコートがおすすめです。ガウンコートはウエストでベルトを結ぶので、すっきり着られるからです。レースブラウスと春に着たい色のレースブラウスは見ているだけで気分が上がる1枚。寒さを忘れて着ていますが(もともと薄着なのですが)、やはりどこかに暖かさを確保しておきたいですよね。私が実践している着こなし方は、ボトムスに暖か素材のパンツを選ぶこと。ウール素材のパンツなら、暖かく寒さも忘れます。私はショートソックスのみの素足派ですが、足首が出ると寒い場合は、濃いグレーのタイツを履くと良いと思います。UNIQLOのヒートテックタイツも暖かいのでおすすめです。レースインナーは同色を選ぶ透け感のあるレース素材を着たくても、なかなか着る勇気がない理由のひとつにインナーの選び方があると思います。実際にこのブラウスを購入した際、ブラウスを持って下着探しに行きました。実際にブラウスと合わせて、ぴったり合うインナーを選びました。私が選んだのはピンク色のインナーです。水色なら水色。白色なら白色。色を合わせてしまえば、レースの素材感も綺麗に見えますし、いかにも肌着を着ているという感じになりません。同色のインナーなら堂々と着ることができますよ。◼︎春が近づいてくるのを楽しんで薄手のブラウスや、春素材のチュールレースなどを今から着るなら、カーディガンを羽織る着こなし方が一番挑戦しやすいかもしれません。でも、カーディガンを羽織るだけじゃいつものパターンになってしまう!そんなときはクローゼットの中の冬アイテムを春アイテムにミックスしてみてはいかがでしょうか。・ライダースジャケットを羽織る・ウールパンツを履く・インナーに暖か素材を取り入れる・ファー素材をプラスする・ストールをプラスする春の訪れを待っている今は、ワクワクに包まれる時期。新生活や新しい出会い……春に向けた準備は本当に楽しいもの。春を迎える前に買った春服を、今の季節にも楽しんではいかがでしょうか?その際は冬アイテムとうまくミックスさせてみてくださいね。
2018年01月23日初対面に有効な白と水色は便利なリセットカラー白には純粋なイメージや清潔なイメージがあります。一方水色はナチュラルで解放感のあるイメージや希望をイメージします。この二つはリセットカラーというのにふさわしく、人のイメージを先入観なくまっさらな状態に印象付けてくれます。この白と水色は、取引先や初対面のクライアントとディスカッションする際にとても有効です。語り手に先入観を持たず、話の内容そのものを評価して聞き入れてもらえます。紺色とえんじ色の組み合わせでプレゼンの成功紺色のジャケットにえんじ色のネクタイは、審判員の制服などで見られる組み合わせです。青系統の色は人の心を落ち着かせ、冷静にさせるのは良く知られています。そして紺色は青系統のイメージにプラスして、権威を象徴する色ですので、プレゼンなど多くの人の前で話をしたり、人をまとめるときに力を発揮します。えんじ色の効果は、赤系統の色ということで熱意を伝えたり、聞き手にやる気を出させたりします。ただ赤系統は興奮作用の高い色なので、反発も生みやすくなってしまうため、使い過ぎや彩度の高い目立った赤は身に着けるのを控えるのが無難です。人を説得させたい時は淡いオレンジ色でオレンジ色は暖色の中でも好む人が多く、外さない色です。また緊張感をほぐしてくれるので、自分の本音を伝えたいときなどに自然に振舞えるパワーをくれます。オレンジ色は親しみやすさを感じる色なので、チームで仲間意識を強めて一致団結したいときや、家族を説得したり、家庭での大切な話をするのに最適な色です。この色のイメージには、自信に満ち足りた元気でパワフルな印象を与える効果があるので、人を納得させたいときに良い結果を生むでしょう。
2018年01月23日合コンに友達を誘うと、「どんな服を着ていけばいいの?」と言われる事が多かった私。実際、ただ男女が集まって楽しくお酒を飲んで話す会なので好きな恰好・自分に似合う恰好をするのが一番です。しかし、そうは言っても迷ってしまうのが女心…。 今回は、私の合コン経験を元に「コンパでモテる女性が着ていた服コーデ」を紹介したいと思います。① ワンピースが必ずしも王道・ジーパンがNGとは限らない正直、20代中心の街コン・婚活パーティーではワンピースを着ている女の子の人気は高かったです。ただ、ワンピースによっては「着ぶくれする」女性もいます。ニット系でパステルカラーのワンピースをぽっちゃり系の女の子が無理して着てしまうと、かえって膨張して太って見えてしまうのです。また、足が細くて長い女の子はジーパンを履いてくる事も。お姉さん風の美人タイプの女性が、カッコよく細身のジーパンを履いてトップスを少しセクシーなカットソー(鎖骨が見えるようなデザインなど)を着ていると、ジーパンとのギャップで色っぽく見える事も。(ただし、かなりしっかりした雰囲気の婚活パーティーではジーパンはNGです)合コンは、自分の体型を最大限に良く見せる服コーデを選ぶ事が大切です。また、飲食店で開催する事が多いので、上半身が特に大切です。「胸の空いた服」は軽く見られてしまいがちですが、少し鎖骨が覗くような横に広がったデザインのカットソーも人気です。② 合コン受けしやすい服のカラー・柄は?合コンで受けやすいといわれている服は、パステルカラーなどの淡いカラーが多いですが似合っていれば黒・茶系・濃いめのカラーでも素敵だと思います。蛍光色など奇抜なものをチョイスさえしなければ良いと思います。服の柄は、シンプルで顔色が映えるカラーをトップスに持ってくると良いかと思います。個人的には、コーラルピンクやコーラルオレンジのトップスを着て顔色を明るく見せるようにしていました。 また、アニマル柄(ヒョウ柄・ゼブラ柄)はギャルっぽい雰囲気になってしまうので使いたいなら小物程度に抑えておくと良いでしょう。③ ブランドバッグは、やっぱり持っていかない方が良い?個人的に、ブランドバッグで合コンはオススメしません。何故なら「お金かかりそう」と男性に思われてしまうからです。以前婚活パーティーで、エルメスのバーキン・ショッキングピンクの服をドヤ顔で着ていた女性がいたのですが、声をかけるの相当勇気いるだろうな・・・と思いながら眺めていた事があります。 ただ、お嬢様っぽさを出す為に小さめなデザインのブランドバッグを持って遠慮がちに持つ女の子がいたのですが、とても可愛らしいなと思ったし実際にモテていたのを覚えています。アンサンブルニットに膝丈のスカート、ちょこっと小さめのブランドバッグも爽やかですね。 ブランドバッグを持つなら、これ見よがしに持つのではなく控え目に持つのがポイントです。④ 若い女の子に聞いた「アクセサリーを合コンには持っていかない」本当の理由また、これは若い女の子から聞いた話なのですが「アクセサリーは、合コンに着けていかない方がいいよ。だって、男性から買ってもらえなくなるし『この子、買ってくれる人が他にいるんだ』って思われちゃうじゃん」と言われた事があります。実際、私もキラキラしたネックレスをつけて合コンに行って「そのアクセサリーは、誰に買ってもらったの?」と男性に言われた事があります。実は私、アクセサリーを男性から貰ったのは1回だけ。それも、彼氏でもなんでもない人に突然「これ!貰って下さい!」って言われ「ごめんなさい」って言ったのですが「気持ちだけでも・・・」と言われて貰ったものしかありません。私はキラキラ光るものが好きだし、指輪もネックレスも平気でつけていました。なるべく大ぶりなものより、小ぶりなデザインをチョイスしていました。特にダイヤの一粒ネックレスは、薄暗い所で自分の顔を輝かせてくれるんじゃないかって思っていたし、また懸賞で当選したグッズだったので「ラッキーグッズ」になるかもと思っていました。アクセサリーは、持つ事でテンションを上げる事ができるアイテムだと思います。しかし、あまりつけすぎないように気をつけましょう。 みなさんも、以上の点に注意して合コンコーデを楽しんでみて下さいね!Written by みくまゆたん
2018年01月05日朝、時間がないのに着ていく服に悩むこと、ありませんか?前日に決めておきたいけど、寒かったり、暑かったり、雨が降っていたり…。今回は働く女性のみなさんに、朝のコーディネートについてアンケートしました。朝、洋服のコーディネートに悩むこと、ある?ある76%ない12%翌日のコーディネートは前日に決めている11%そのほか1%※シティリビングWeb読者を対象としたWeb調査調査期間:2017/10/11〜10/31有効回答数:235人みんなが感じていた「いつもワンパターンになってしまう」76%の人が「ある」と答えた今回のアンケート。多くの人が、毎日朝、悩んでいるよう。また「前日にコーディネートを決めている」や、「ない」と答えた人も、コメントで多かったのは「いつもワンパターンになってしまう」、「仕事中は制服だから平日は気にしないけれど、休日は悩んでしまう」という声。働く女性にとって、洋服のコーディネートは悩ましい問題のようですね。会社は決まったパターンしかない。昔はオシャレしていたけど、今の職場は近いし電車に乗らないので、服装なんて気にしない。その分、休日のコーデを考え込んでしまう(みーこ/31歳)最近結婚してからは飲み会にも行かなくなり、ほぼ家と会社の往復。仕事中は制服だし、いつもの上下(パンツにジャケット)に中のトップスくらいしか替えていない。通勤で会う人からはこいついつも同じ服、って思われているかも(笑)。でも気にしないー(そろそろマズイかな/40歳)平日朝は時間が無いし、頭が働かないので「とりあえずワンピ」が多いです。ワンピースならコーディネートの時間が省け、靴だけ選べば済むので(SM/45歳)当日の朝に決めるなんて、時間がかかるし、私の中ではあり得ないです。合うと思ったのも実際着てみたら合わなかったりするし、朝の忙しい時間で修正する時間がない(あや/39歳)あまりこだわりがないので、コーディネートに迷うことはない。 昨日(前回)と同じ服装にならないように、 清潔感のある(他人に不快感を与えない)、TPOに合った服装をするようにしてるだけなので、全然時間がかからない。 (すわ/49歳)基本的に平日の服装は前日に、休日のお出かけは前の週から考えています。平日の服装は、仕事中にぼーっとしながら考えることもよくあります(SN/30歳)平日の通勤のコーディネートに自信がないので、朝早く来て、終業後はさっさと帰って、あまり同性に服を見られないようにしている(笑)(ゆら/30歳)コーディネートとか考えたいけど、実際持っている服の数が少ないので、組み合わせもほぼほぼ決まっていて悩みようがない…。もっといろんな服を持ちたいと感じています。 コーディネートに悩めるぐらい服を持ってみたい!(葵/30歳)編集部VOICEふと気付いたら「先週の水曜日も同じ組み合わせだった?」でも、思い出せない…。他のランキングもCHECKする
2017年11月28日■「今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた」と思うことはありませんか?「何着試着しても、なかなかこれという服が見つからない」「最近、何色の服を着たらいいか、わからなくなってきた」「もう自分には似合う服なんてないのでは……」あなたも、こんな風に悩んでいませんか?とくにアラフォー世代になると、「今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた」という現象に襲われます。これは、40歳前後から加齢に伴い、シミやくすみといった肌のトラブルや、体型のゆるみ、体重増加などが1年単位で加速度的に押し寄せ、自分に似合う色や形、素材の範囲が狭くなることが原因です。でも逆にいうと、自分に「似合う範囲」に入った服を身につけるだけで、これまで以上にあなた自身を美しく魅せることも十分可能です。そのカギは、「色」と「デザイン」にありました。■同じ色でも、着る人によって与える効果が違う!実は色というのは、人によって似合うものが異なり、合わせる人によってプラスになったりマイナスになったりします。諸刃の剣のように、味方につければこの上なく頼もしい助っ人になりますが、敵に回してしまうと知らず知らずのうちに、あなたを老けて疲れた印象に見せてしまうのです……!じゃあ、私には何色が似合うの?と思われたでしょう。実は、単純に、赤が似合う、青が似合う……という話でもありません。ここでは覚えやすいように、ふたつのパターンをご紹介します。1.ブルーベースひとつ目は、「ブルーベース」と呼ばれる色のグループ。これは全体に青が混ざってできる涼しい印象の色たち。具体的には、赤なら真っ赤に少し青を混ぜてできる赤紫系のソフトな赤や、もっとも緑らしい真緑に青を混ぜてできた青緑などの色です。ピンクでいえば青みの強いローズピンクがこれにあたります。ブルーベースの色は似合っていれば、身につけるだけで肌に青みがのり、「キレイな透明感がある白い肌だね」という色白美人の印象を与えてくれます。また、フェイスラインをすっきりと見せる効果も兼ね備えているので、うまく活用すれば「美白&小顔」という大人女性の憧れを一気に叶えることができるのです。ただ、頬に色みがない血色が悪いタイプの方がブルーベースの色を身につけると、色が抜けすぎて青白く寂しい印象になってしまいます。こうなるとかえって顔色が悪い人、元気がない人になってしまうので注意が必要です。ブルーベースの色は、身につけて透明感が出ていればOK。青白くなっていたらNGというのを「似合う、似合わない」の判断の目安にしてみてください。2.イエローベース逆に、それぞれの色に黄色を混ぜてできる、暖かみのある色たちのグループ「イエローベース」。赤でいえば真っ赤に少し黄色を混ぜてできる朱赤、緑なら真緑に黄色を混ぜてできる黄緑。ピンクは朱赤に白を混ぜてできるピーチピンクやコーラルピンクです。イエローベースの色は似合っていればチーク効果抜群。肌を血色良く健康的で元気に見せ、また、フェイスラインをふっくらと見せる効果もあり、アラフォー女性の肌をふっくらハリツヤがあるみずみずしい肌に見せてくれるのです。ただ、こちらも似合っていない場合は、「なんだか肌が黄色くくすんで顔が大きくなっちゃった」という残念な印象になるためお気をつけください。イエローベースが似合う方は肌色はアイボリーなどのオークル系、髪や瞳は黄みのブラウン系の方が多いのが特徴です。『今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた』書籍情報出典:今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた著者:海保麻里子発行:サンマーク出版単行本:本文238ページ発売日:2017/11/13価格:1404円[公式サイト]著者海保麻里子さんプロフィールビューティーカラーアナリスト。サロン・ド・ルミエール代表/日本パーソナルカラー協会認定講師/骨格スタイル協会認定講師。青山学院大学文学部卒業。百貨店、外資系アパレルを経てカラーコーディネーターに転身。パーソナルカラー(似合う色)を切り口にした顧客の持つ魅力を最大限に引き出す「外見力アップ」の手法が評判になる。レッスンを行う中で、とくに大人の女性には、色だけでなく体型に合う形と素材も重要だと気づき、「スタイルアップ&大人のキレイ」を叶える骨格スタイル分析の理論を学ぶ。パーソナルカラーと骨格を軸にしたレッスンにより女性を「愛され美人」に変身させることを得意とするため、「美しく幸せになりたい」と願う多くの女性たちが、日本全国はもとより海外からも来店する人気サロンとなる。これまでの診断実績は1万2千名を超え、現在は予約2カ月待ちの状態が続いている。また、その独自のメソッドは多くの一流企業からも高い評価を得ており、企業向けの研修やイベント、商品開発の監修なども手がける。一児の母として育児にも奮闘中。
2017年11月14日■自分スタイルの服って、どうやって見つければいいのだろう?自分で服を選び、買い始めてから30年以上の月日が経った。その間、ひたすら流行を追いかけた時代もあったし、服どころじゃない時代もあった。告白すると、若さにしがみついてギャル服を着て、見事にイタいおばさんだった時期もあった。仕事に没頭するあまり、通勤・ビジネス用の服ばかり増えて、気づくと休日に着る服がパジャマとトレーナーしかない……という時代もあった。そんな数々の失敗と残念なファッションのやらかしを経て、ようやく最近になって「これって、自分らしいかも……?」と思えるファッションを自覚できるようになった。それでも日々、何を着たらいいのか迷いながら服を選び、服を買っている。■似合う服を見つける方法「自分に似合う服が何なのかがわからない」「何を着たらいいのか、自分ではよくわからない」という類の話をよく聞く。そんな方のために、ひとつご提案したい手法がある。イメージスケールというものをご存知だろうか?もとは色と感性を結び付けた色彩学のシステム、手法だが、ファッションにも応用できる。縦軸、横軸に正反対の形容詞を取り、その2次元の座標に、さまざまなイメージを評価して置いていく、という手法。このスケールを使うと、いろいろなものが整理されて見えてくる。1.服の座標軸を作る普段身につけているファッションを、この座標軸に冷静にかつ客観的に置いてみる。縦軸と横軸に何を指標として指定するかはいろいろあるけれど、ここでは私が一番やりやすかった指標でやってみることにする。服の座標軸の例横軸:「甘い」↔「辛い」縦軸:「定番品が多い」↔「トレンド系が多い」、「保守的」↔「前衛的」この作業を行ううちに、無意識のうちにできていた自分の服のスタイルの偏りを発見できる。私は自分としては比較的、いろいろなバリエーションの色や形の服を着ているつもりでいた。モノトーンも着るしカラフルな服も着る。スーツも着るしふんわりワンピースも着るし、マニッシュな恰好もするし、カジュアルな恰好もする。けれど、この座標軸、イメージスケールに普段のコーデを乗せていくと、驚くほど座標の下半分に偏ったのである。いかに自分が、定番のコンサバ寄りのファッションを好んでしているかに気づく。イメージスケールを作成することで流行りものに慎重で冒険できない、凝ったものや変わったもの、前衛的なものを買おうとしない自分に初めて気づいたのだ。2.自分自身を座標軸に置いてみる次に、「自分という女性」のイメージが、この座標上のどこに位置するか考えてみる。これがとても難しい。自分自身ではスイートな女性だと思っていても(笑)、「男みたいにサバサバしているよね」、またはその正反対のケースなど、実は他人からはまったく逆のイメージを持たれていることが多々あるからだ。ここは勇気を持って、周囲に聞いてみることをおすすめする。家族や周りの友人、会社の同僚(できれば男女混ぜて)に聞いてみる。きっと驚く反応が返ってくると思う。「そ、そうだったのか……私!」こうして1と2を比較することにより、「自分という女性」が持つイメージと、普段着ている服のイメージのズレを視覚で確認できる。1と2がぴったり合う服。それが自分に似合うテイストの服である可能性は高い。手持ちの服が甘い、辛いの両側に散らばっていても、どちらかに統一する必要はない。レース袖の甘いニットと黒の革の辛いスカート。パールのアクセサリー、ヒョウ柄ハラコのハイヒール。甘い服と辛い服は混ぜることで、ファッションに奥行きが出る。■着たい服と似合う服、ぴったり合っていますか?上記のイメージスケールで分析した結果、「自分のイメージに合う服と、普段買っている(持っている)服がまったく違う……」という結果になる場合もあるかもしれない。すなわち、「似合う服と着たい服が一致しない……」という結果だ。いや、むしろそうなるケースの方が多いかもしれない。分析した結果、余計に「何を着たらいいかますますわからない」状態に。でも私の考えでは、それっておそらく、全世界の女性に共通する、永遠に解決しない悩みではないかと思う。もちろん「着たい服と似合う服がぴったり完璧に一致するわ」という人もいると思うが、少なくとも私は違う。パンツにシャツという辛口な格好が似合うと言われる一方で、ふんわりスカートにレースのブラウスが大好きだったりする。でも私はこの問題を解決しようと思っていない。なぜなら、「好きな服・着たい服」は誰にも合わない休日や、地味にデスクワークに没頭する日に好きなだけ着て楽しめばいいし、保護者会や、仕事で目上の方に会うときなど、社会的役割を求められる場では、それに合う服をきちんと着ればいいし、本当に「似合う服」、すなわち「褒められる服」は、パーティやデート、気の置けない仲間との食事会など、「自分を良く見せたい」と思う場で思う存分着ればいい。人生は長い。洋服を着るチャンスはこれからも山ほどある。焦らずいこう。■今似合っている服が永遠に似合うとは限らない上記のようなイメージスケールによる分析をした結果、「自分に似合う服のテイストはこれだ!」と明快にわかったとする。でも私の場合、「これが私のスタイルだ!」とは、あえて決めつけないようにしている。というのも、年齢と共に好みも自分の体型も髪の色も肌の質感も変わる。ライフスタイルも変わる。もちろん世の中の流れも変わる。今似合っていたからといって、5年後にも似合っているとは限らないし、凝り固まらず、これからもいろいろな服を試していきたいと思うからだ。そう考えるようになったきっかけは、30代~40代後半に起きた、「似合うファッション」の変化。子育て中だった30代、黒いTシャツに黒いブラックスキニーデニム、といったシンプル&ミニマムな恰好が好きだったが、40代に入ってからは、恐ろしく似合わなくなった。大げさに言うと「必死でがんばっている感」がにじみ出てしまう。余裕のない感じが化学変化を起こすかのように、一種の威圧感となって自分から発散されていることに気づき、黒い服の多くを処分した。短めのフレアスカートは言うまでもなく似合わなくなった。似合わないどころか、まわりから「イタい」「それはひどい」と批判を浴びた(笑)。あるとき、「あなたは、着ている服が若っぽいから若く見えるんですよ」と、辛口な男性からズバッと嫌味を言われ、我に返った。服の若さで自分を若く見せようと、浅ましくあがくのはきっぱりやめようと。そのときから服の転換をはかることにしたのだ。もうひとつ、決定的に似合わなくなったものがボーダーの服。20〜30代、似合うと信じてたくさん着ていたボーダー服だが、自分から女としての湿度を根こそぎ吸い取るものだと気づいて以来、一部を部屋着に格下げし、あとは処分した。■「高見え」という軸を思い切って捨てると楽になる毎日服を選び、着て、周りからの評価を謙虚に受け止める。逆に、「人からどう思われようと知ったこっちゃない!」と好きな服をまとって休日過ごす。トライアンドエラー。ファッション修行はこれの繰り返し。こうして今でも自分スタイルの服を絶賛模索中の私。その軸は今でも日々刻々と変わっている。ただ、ずっと変わらないと思う軸は、「自分が着ていて着心地のいい服」を選ぶ、ということ。仕立ての丁寧さや生地の肌触りの良さといった点はもちろん、何よりその服をデザインし、パターンを起こし、生地やボタンを選んだ人の”愛”を感じる服だと一番嬉しい。さらに、いわゆる最近はやりのプチプライスの服を選ぶ際の視点である「高見え」=人から見て「高そうな服に見える」というフィルターを、あるとき思い切って捨ててみた。そうすると服選びは驚くほど楽になった。「自分が着ていて着心地のいい服」この視点を服選びの中心に据えると、服選びはとっても楽になりスムーズになる。なぜなら、ただシンプルに自分の気持ちと対話してジャッジするだけで良いからだ。■自分スタイルの服探しは、終着駅のない旅のようなもの自分に似合う服って何だろう?自分はどんな服が好きなのだろう?どんな服を着れば幸せになれるのだろう?女性はずっと悩んで模索して生きている。答えはなかなか見つからない。でも私はそれで正解だと思っている。20歳のときに着ていた服を今一枚も持っていないのと同じように、今着ている服を70歳になっても着ているとは思えないからだ。人生の答えが見つからないまま人は年を重ねる。ファッションの答えも同様なのだと思う。見つからないまま人は毎日服を着て、毎シーズン懲りずに(笑)服を買う。その混沌とした毎日と、統一感のまるでないクローゼットも、またれっきとした自分の一部なのだ、自分のスタイルなのだ、と考えてみよう。そうすれば、おしゃれはきっと、ますます楽しくなる!
2017年10月13日バストの形はブラで補正できるとはいえ、もともと持っている形はあり、上手にカバーできるものではありません。自分のバストに合わない服を着ると太って見えたり、貧相に見えてしまうのはそのせいなのです。 流行を取り入れるよりも似合う服を選ぶが大事! 今回は、バストの大きさや形に合わせたおすすめの秋冬トップスをご紹介します。イラスト、文・角侑子【スタイリストの体型カバーテクニック術】vol. 40小胸さんのオススメ秋冬服は「フリルニット」小胸さんは、基本的に厚み素材である秋冬服を上手に着こなすことができます。ぴったりめのニットやトップスはスマートに、ボリュームのあるニットでも余計に太ったり見えたりしないので嬉しいですよね。なかでもおすすめしたいのがフリルニット。バストにボリュームがあり過ぎると太って見えてしまいやすいデザインなだけに、小胸さんはバランス良く着こなすことができます。今年は、少し大胆なくらいフリルが大きめなデザインが主流です。背丈のバランスに合う大きさのフリルデザインを選びましょう。豊満さんのオススメ秋冬服は「ボートネックざっくりニット」バストが大きい方は秋冬服に苦手意識がある人も多いのではないでしょうか。どうしても服の厚みとバストのボリュームで太って見えてしまいやすいのですよね。そんなバスト大きめさんがスッキリとした印象で組み合わせられるトップスはボートネックのニット。ニットも編み目が細かくキュッとしたものよりも、ざっくりと編み込まれた目の粗いニットが良いでしょう。Vネックだとバストを強調してしまうので、横広がりなボートネックで適度に首周りをスッキリ見せて。色はできればシックなネイビーやブラックで引き締め感を出すのがオススメです♡鳩胸さんのオススメ秋冬服は「ボリュームカーデinキャミ」バストが大きい方と同じように太って見えてしまいがちな鳩胸さん。上半身に厚みがあるので、全身をニットで覆うよりも、フロント部分はスッキリとまとめニットカーディガンで全体をカバーする着こなしが良いです。今年らしいボリュームのある袖のニットカーディガンにインナーは、スッキリ感とフィット感のあるキャミソールで秋に似合う着こなしを。冬だと少々寒さを感じるので、さらにアウターを重ねたり、胸もとがスッキリ見えるキャミワンピを重ねたコーディネートがおすすめです。バストに似合うトップス選びを意識しよう買った後で何だか似合わない…という失敗をなくすためにも、試着は必ず行ってください。そしてできれば、感覚的に選んだお洋服と、今回タイプ別にご紹介したお洋服の両方を着比べて違いをチェックすることをオススメします。ほんの少しの差ですが、こっちの方がしっくり来る!というデザインを意識的に選べるようになるとお買い物にもきっと迷いがなくなるはず。
2017年10月05日気づけばクローゼットに収まりきらなくなっている洋服たち。収納スペースが圧迫される大きな原因は、着ない服の多さではないでしょうか。古着と化した洋服をいつまでも保管していても仕方ありません。どこかで見切りをつけなきゃと思いながらも処分できずにいる方へ、ちょっとしたヒントを。タンスやボックスに服がパンパンに詰め込まれ、もう扉が閉まらない。服を吊るしすぎてハンガーラックが折れてしまいそうになっている……。あなたの家庭に、収納場所からあふれてしまっている服はありませんか?持っているファッションアイテムを整理すれば、日々のコーディネートも組みやすくなるはず。ぜひこの機会に古着を一気に処分してみましょう。しかし、収納場所にあふれかえっている古着は、どうやって処分すればいいのでしょうか。今回はお子さんがいる家庭の主婦50人の方々に、古着の処分についてアンケートを実施しました。主婦の知恵をふまえながら、古着の処分方法についてご紹介します。■目次1.増え続ける古着。捨てられない理由は?2.古着の処分を楽にする6つのルールまとめ1. 増え続ける古着。捨てられない理由は?「着なくなった古着の処分に困ることはありますか?」というアンケートをとったところ、なんと60%の方が古着の処分に困っているという結果となりました。もう着ないとわかっている服でも、捨てられないのはどうしてでしょう。アンケート結果を見ると、さまざまな意見がありました。■「着なくなった服でも、いつか着る機会があるかもしれないと思ったり、思い出があったりと捨てられず、収納を圧迫していくからです」(30代・専業主婦)■「着なくなっているけれども、高価なものだとなかなか捨てられなくて困る」(50代・専業主婦)■「着なくなっても洋服タンスにそのまま入っている。まとめて捨てるようにしたい」(50代・専業主婦)たしかに、「あそこに着て遊びにいったなぁ」という思い出や「これは高かった……」という未練があると、なかなか捨てる決断ができないもの。しかし、部屋の収納は限られているものです。要らない服は捨てていかなければ、古着が収納からあふれかえってしまいます。いざ処分をしようとしても、溜めに溜め込んだ服の山を目の前にすると、どういった基準で捨てるかを考えるのも難しいもの。そんなときには、以下のルールを参考に仕分けをしてみてください。捨てるときのルールさえ定めてしまえば、服の選別も楽に進んでいきますよ。2. 古着の処分を楽にする6つのルール整理整頓されたクローゼットだと、物が取り出しやすくなり、ストレスになりません。サイズもカラーも自分に似合う服だけを残し、服の数を減らしておくことで、毎日のコーディネートもしやすくなるでしょう。①一定期間着なかった服は捨てる②サイズが合わない服は捨てる③ボタンが取れていたり、ほつれや穴があったりする服は捨てる④思い出の服は捨てる⑤着回しのできない服は捨てる⑥自分の年齢に合わない服は捨てるそれでは、これらのルールをコメントの紹介を含めつつ解説していきます。【①一定期間着なかった服は捨てる】■「自分のなかで2年着ていなかったらもう着る事はないというルールを作り、処分しています」(30代・専業主婦)■「流行のものはどんどん買ってしまうため、流行らなくなったものはすぐに処分することで新しいものが買えると思うので」(40代・専業主婦)だいたい2シーズン着なかった服は、その後も着る機会がほとんどない場合がほとんど。1年に2回ほど、着たか・着ていないかチェックする機会を設けると、クローゼットの中身を綺麗な状態に保つことができます。【②サイズが合わない服は捨てる】■「持っていても着ることができない服があり、ダイエットも成功しないので処分しようと思います」(30代・専業主婦)■「子ども服など、成長に伴いサイズが合わなくなったものは、リメイクしない限り再び着るのは難しいため」(40代・専業主婦)体型はそう簡単に変化しないもの。「いつか痩せたらまた着よう」と考えてタンスの肥やしにするよりは、いっそのこと処分してしまったほうが吉でしょう。また、成長のスピードが早い子どもの服は、数回着ただけなのに、早くもサイズが合わなくなることがあります。お下がりとして誰かに譲るか、売ったりしていきましょう。【③ボタンが取れていたり、ほつれや穴があったりする服は捨てる】■「あげるにあげれないものは処分するしかないから。人にもあげれないから」(40代・専業主婦)ボタンが外れていたりほつれがあったりする服は、修繕しないのならゴミとして捨ててしまったほうが無難。古着屋さんなどでは、傷がある服は買い取ってもらうことはできません。仮に、買い取ってもらえたとしても、数十円ほどのお金にしかならないことがほとんどです。【④思い出の服は捨てる】何かの行事や人生の門出のときに着た服などは思い出が詰まっており、なかなか捨てられないもの。どうしても離れがたいのなら、写真を撮って残しておくのもおすすめですよ。【⑤着回しのできない服は捨てる】一目惚れして買った服など、その服単体ではとても気に入っているけど、自分のクローゼットにある服には合わせる服が少ないという場合があります。ほとんど日の目を見る機会が少ない服も、思い切って処分してしまいましょう。毎シーズンやってくる、ファッションのさまざまな流行。それらは着回しが難しいデザインのものが多くあります。最近ではファストファッションの店舗も増え、流行の洋服は安く手に入るようになりました。簡単に手に入るようになったからこそ無駄買いしてしまうことも。今後、無駄買いをしないという決意のもと、着回せない服は処分してしまうことも時には必要です。【⑥自分の年齢に合わない服は捨てる】■「もう若い子にしか似合わないような服。デザインがおばさんになると無理ですね」(30代・専業主婦)若い頃は好んで着ていた露出度の高い服。仕事が始まったり、子どもが生まれたりなど、環境が変化したことでお蔵入りになった服もあるでしょう。時間の変化とともに着なくなる洋服が生まれるのは当然です。タイミングを見計らって処分すれば、すっきりしますよ。もっとも大切なのは「今、実際に着ているか」ということ。現状として、服が多くなって困っている状況は、“いつか着るかも”という気持ちにとらわれているから。実際にそうなるかわからない未来に執着せずに、心を鬼にして仕分けをしていくのが、すっきりした洋服の収納を実現するコツです。今後は「1つ買ったら、1つ捨てる」ということを徹底していけば、クローゼットに服が増えることもありませんよ。まとめクローゼットの中の古着を「要る服」「要らない服」と仕分けることはできたでしょうか。次はその服を、どう処分するか決める作業に移ります。処分方法としては、大きく分けて以下の3つ。・ゴミとして処分する服=捨てるor回収してもらう・ちょっと古いデザインの服=寄付をする・人気ブランドなどの洋服=古着屋などで売る人気ブランドの洋服で状態が良いものであれば、古着屋でも高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。後編にて、仕分けた古着の処分方法を詳しく見ていきましょう。【古着の処分・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年8月9〜10日対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の女性の方アンケート総数:50
2017年09月19日ランウェイで発表された服はどうやって着るの?答えはあなたの心に隠れています。服を見て湧き出てきた感情と心に浮かんできた景色を合わせて妄想コーディネート。「この服ならこんな場面で着てみたい」そんな気持ちをイラストで表現してみました。東コレ17AWより心に残った5ブランドのルックをピックアップ!tiit tokyo – 落ち葉とリボンの彼女彼女はいつも遠い目でどこかを見ている。いま目に見える景色の、さらに向こう側を想像しているのだろう。過去に想いを馳せているのか、未来を探しているのか。カサカサと音を立てながら、落ち葉の山から何かを探している。気がついたら大切な意味を持っているもの。それは記憶と形が一緒に居合わせないと成立しないもの。無造作に結んだポニーテールにいつもくくられているリボン。彼女が見つけようとしている落ち葉の山の中の何か。カタチで思い起こされる感情は色褪せない。Motohiro Tanji – 海辺にいたあの子思い切って逆立ちをしてみたら、子ども時代の景色が見えた。ゆったりとした時間が流れる海辺を散歩して、仲良しのあの子と笑いあって。陶器みたいに繊細でつややかで、怖いものなんて何もなかったあの頃。大人の気持ちは水面のゆらぎのように気まぐれで不安定。ぎゅっと抱きしめてくれたのは、あの時の海の景色のようなニットだった。上下逆に着てみたり、パンツを首に巻いちゃったり。次の私を編んでいくために、たまには常識破りに遊んでみてもいいのかもしれない。TAAKK – 疾走する越境レディここはどこ?私は誰?目が覚めて朝一番に聞こえてきたのは騒がしいクラクション、誰かの笑い声、知らない国の言葉。完璧なプロフィールを書き悩んでいる暇があるなら、さっさと外に飛び出さなきゃ!人生がランウェイ。BGMは街の喧騒、今着ているものが衣装。直しきれなかった寝癖だってヘアメイクって言い切っちゃう。何度夜を越えようと、音楽が鳴り止むまでランウェイは続くんだから。好きな色を詰め込んだ魔法のマントを羽織って、どんなボーダーだって越えていく。5-knot – 旅する女は美味しい香りまだ夜が明け切る前のまどろみの中、旅する女は出発する。スパイシーイエローのファーコートで目を覚まし、ザクロの刺繍でお腹を満たして本日の戦へいざ出陣。旅する女は戦う女。機動力を確保するにはパンツスーツが必須?いえいえお嬢さん、女の武器はお気に入りの服ってご存知?今日も美味しく香るファッションで戦い抜きましょう。Chika Kisada – 思い出の中で踊る大人の少女ピンク色の木漏れ日を見たことがある。悔しくて仕方なくて、たくさんの涙を溜めながら見た夕日だった。ぼやけた視界に映る美しい景色。記憶の奥底にあった、同じように悔しくて泣いた日を思い出す。額縁に入った少女の写真は少し不機嫌そうに、照れながらこっちを向いている。大丈夫、今はもっとうまく踊れているよ。小さな私に声をかけて、ふわりとチュールを膨らましながらブランコを降りた。Instagram Reporttiit tokyoROBEさん(@robetokyo)がシェアした投稿 - 2017 3月 20 1:28午前 PDTMotohiro TanjiROBEさん(@robetokyo)がシェアした投稿 - 2017 3月 20 7:29午後 PDTTAAKKROBEさん(@robetokyo)がシェアした投稿 - 2017 3月 24 7:34午後 PDT5-knotROBEさん(@robetokyo)がシェアした投稿 - 2017 3月 19 7:45午後 PDTChika KisadaROBEさん(@robetokyo)がシェアした投稿 - 2017 3月 25 2:07午前 PDT東コレ記事はこちら:*【#AmazonFWT 】東コレ2017年秋冬で注目のトレンド&ディテールはコレだ!*【#AmazonFWT 】これを着るならこんな場面で!妄想イラストコーデで東コレ2017年春夏を振り返る*【#AmazonFWT 】東コレ2017年春夏に注目したブランド&ディテールはコレ!*【#MBFWT 】イラスト妄想シチュエーション!東京コレクション2016秋冬ベストルック*【#MBFWT 】イラストで見る東京コレクション2016秋冬トレンドillustration. Hitomi ItoText. Azu Satoh
2017年07月20日