『成功の神はネガティブな狩人に降臨する――バラエティ的企画術』(角田陽一郎著、朝日新聞出版)の著者は、TBSの敏腕プロデューサー。「さんまのスーパーからくりTV」「金スマ」「EXILE魂」など、おなじみのバラエティ番組を手がけてきた人物だといえば、ピンとくる人も多いのではないでしょうか?しかし、これだけのヒット番組を生み出してきたにもかかわらず、社内の企画会議で自分の企画が通ったことはほとんどないのだそうです。なのに、なぜ、やりたい企画を次々実現しているのか?理由はいろいろあるでしょうが、いちばん大切な部分、つまりアイデアの出し方にも秘密が隠されていそうです。そこで第2章「整った『カッコよさ』はつまらない——企画の『アイデア』」のなかから、「アイデアが生まれる3つの行動」を見てみましょう。■アイデアのキーワードは「宇宙」アイデアを日常のなかからどう探し出すかは、企画を考えるにあたって重要なポイント。著者は日常で体験するあらゆる出来事がアイデアの源泉だと考えているそうですが、それを企画にまで昇華させるためには、3つの「ちょっとしたポイント」があるのだといいます。それらを、ひとつひとつ見ていきましょう。■アイデアが生まれる3つの行動(1)自分の宇宙を広げる高校時代、自分の知り得た範囲内で「おもしろい」「つまらない」を判断していた著者の視野を広げてくれたのは、読書家の友人の存在だったそうです。いろいろな本を紹介してもらい、それらを読み進めていくことによって、「読書というのは自分の会ったことのない、またはたぶん会うことのない、それこそ世界中のあらゆるところで、あらゆる時代で、いろいろな人生を送ってきた人の考え方と直接コンタクトができる受信機なのだ」と気づいたのだとか。そんな経験があるからこそ、日常での思考のコミュニケーションパターンは、自分の宇宙を広げることにより、何倍にもなるのだと考えているそう。(2)宇宙に独自のルールをつくるルールを決めることが、ものごとをおもしろく展開させるのだと著者は主張しています。つまり、ルールやレギュレーションを決め、その決めごとのギリギリのところに焦点を当てて実行する。すると、それが期せずして予想外のおもしろさ=ハプニングを招いてくれるということ。でも企画を考えるにあたって、最初に意義するルールは独自のものでもよいのだそうです。なぜなら大切なのは、そのルールを厳密に遂行することで、ルールが生む現実との齟齬を楽しむことだから。それが企画の豊かさにつながるわけで、だから「宇宙に独自のルールをつくる」ことが2つ目のポイント。(3)宇宙の細部にこだわるそしてもうひとつ重要なのは、くだらないことをくだらないと認めたうえで、それを本気で楽しむこと。「ツッコマレるのが当たり前」のシチュエーションにもとことんこだわり、楽しみ、真剣になにかを競い合う。だからおもしろいことになるというわけです。*テレビ番組のプロデューサーというと、それだけで「特別な人」というようなイメージがあるかもしれません。けれど本書を読んでみれば、決してそうではないことがわかるはず。また上記の考え方にしても、きっとさまざまな業種で活用することができることでしょう。(文/印南敦史)【参考】※角田陽一郎(2015)『成功の神はネガティブな狩人に降臨する――バラエティ的企画術』朝日新聞出版
2015年08月04日『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の著者E・L・ジェイムズが、6月18日にシリーズ最新作を出版すると発表した。タイトルは『Grey』。過去の3部作はアナスタシアの視点から語るものだったが、『Grey』はクリスチャン・グレイの視点から語られるという。「読者たちがこれを強く望んだのです。クリスチャンは複雑なキャラクターで、読者たちは、彼の欲望やモチベーション、暗い過去に魅了されてきました。それに、恋愛を経験したことがある人なら誰でも知っているように、すべての物語には、もうひとつの側面があるものなのです」と、ジェームズはプレスリリースでコメントしている。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』3部作は、全世界で1億2500万部を売り上げた。今年2月に公開された1作目の世界興収は5億6900万ドル。2作目は2017年2月10日北米公開予定で、現在製作準備が進められている。1作目の監督サム・テイラー=ジョンソンは2作目には関わらないと発表したため、スタジオは現在、新しい監督を探しているところだ。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ブレーレイ&DVD 7月2日(木)発売文:猿渡由紀
2015年06月02日朝日新聞社は5月11日、動画・生放送のキュレーションサービス「eeny (イーニー)」をリリースした。同サイトは、スマートフォンやタブレット、PCにて閲覧することができる。「eeny」は、SHOWROOMやニコニコ動画、ニコニコ生放送、Ustream、YouTubeが提供する番組の情報をもとに、独自のアルゴリズムを用いて、「今、一番盛り上がっている動画・生放送」を横断的に紹介するサービス。ユーザーによる利用料は無料で、「おすすめコーナー」では、自身の行動や属性から嗜好にあった番組をレコメンドしてもらうこともできる。なお、同サービスの提供にあたり、各メディアを運営する企業(ディー・エヌ・エー / ニワンゴ / Ustream Asia / YouTube LLC)との提携を実施。近日中には、アメスタ(AmebaStudio)の参加も見込んでいるという。
2015年05月11日きょうご紹介したいのは、『1分書くだけ 世界一シンプルなこころの整理法』(赤羽雄二著、朝日新聞出版)。ベストセラー『ゼロ秒思考』の著者が、ペン1本とA4の紙だけで実践できる“A4メモ書き”の効能を紹介した書籍です。つまりは“こころの整理法”で、誰でもすぐにはじめられるだけでなく、すぐに効果を実感できるのだとか。第5章「自信のなさを整理する!」から、「自信を持つための7ステップ」を引き出してみます。◼︎1:気になることを全部書き出す気になることがあるなら、かっこつけず、頭に浮かんだまま書き出していく。それが大切。モヤモヤしたことを飾らず、ことばを選ばずに書いていけば、自分がなにを感じてなにを考えているのかがわかる。すると、どうすべきかということも少しずつ浮かび上がってくるといいます。(90ページより)◼︎2:自分がこれからやってみようと思うことを決める次に、「揺れ動く気持ちのなかで、自分はどうしようか」ということを背伸びして考えてみる。そうすれば、現状を打破するためのアクションが浮かんでくるといいます。そのような一歩を踏み出せることは、現実的にとても画期的。(91ページより)◼︎3:簡単なことをやって達成感を味わう最初から全部がうまくいくことはないので、ちょっとしたことからはじめて、達成感を味わうことが大事。(93ページより)◼︎4:もう少しむずかしいことを目標にする現時点で少なからず結果を出せたなら、次は「もう少しむずかしいこと」を目標にしてみる。それは結果的に、自分自身をステップアップしてくれるといいます。(94ページより)◼︎5:人の力を借りてなんとかやり遂げる自分ひとりだけでできることには限界があるもの。そこで、どこかのタイミングで上司や先輩に相談してみる。そうすれば、ひとりではできなかったこともやり遂げることができるといいます。(97ページより)◼︎6:誰かを助けてあげる経験を積むことができると、上司が自分に対してどれほど気をつかって育てようとしていたのかわかるもの。だからこそ、できない部下の気持ちもわかる。だとすれば、次は彼らの成長の後押しをする番だということ。(99ページより)◼︎7:自分の長所をできる限り書いてみる自分の長所を書き出してみると、自分のよさ、素晴らしさを実感できるもの。照れくさいかもしれないけれど、遠慮なく書いてみることが大切だといいます。(100ページより)たしかに、こうしてこころのモヤモヤを吐き出してみれば、悩みは静かに消えていくものなのかもしれません。(文/印南敦史)【参考】※赤羽雄二(2015)『1分書くだけ 世界一シンプルなこころの整理法』朝日新聞出版
2015年04月25日朝日新聞社は3月30日、東京都中央区銀座6丁目の所有地に新ビル「銀座朝日ビル(仮称)」を建設することを発表した。同ビルは、1・2階を商業施設、3~12階をラグジュアリーホテルで構成し、2017年秋に完工する予定。ホテル部分は国際級のラグジュアリーホテルを誘致する予定で、ブランド名など詳細は決まり次第発表するとのこと。同ビルの計画地は、同社が1888(明治21)年に取得し拠点を置いた場所で、東京都における創業の地となる。ブランドショップや老舗が並ぶ並木通りに面しており、東京メトロ銀座駅から徒歩3分の銀座の中心部に位置しているという。建物外観は「『100年の灯』~次代をてらす灯、宿る思い~」をコンセプトとし、銀座の街並みと調和した品格と格調のあるデザインを実現するとのこと。なお、階数は地下2階・地上12階・塔屋1階となる。
2015年04月01日朝日新聞社は25日、クラウドファンディングサイト「A-port(エーポート)」をオープンした。全国紙によるクラウドファンディングサイトの開設は初という。同サイトのクラウドファンディングは、資金を必要とする「プロジェクト」に対し、支援者がWeb決済でワンコイン(500円)から支援でき、金額に応じて起案者が設定したリターン(特典)を受け取る「購入型クラウドファンディング」となる。 プロジェクトの内容については、同社が審査する。なお、決済システムや運営については、クラウドファンディング大手のMotionGallery(モーションギャラリー)のサポートを受ける。まずは映画制作や伝統工芸、地域活性化など8件のプロジェクトから開始。今後は新ビジネス創出や地域活性化などにつなげることも視野に、同社が持つ編集力・情報発信力を生かし、紙面や関連媒体でプロジェクトの魅力を発信していくとともに、クラウドファンディングのしくみ自体の普及も図る。「A-port」は、夢やアイデアを乗せた船が、帆を立てて沖にこぎ出す港(port)のようなサイトにしたいとの思いで名付けたという。また、「A」には、起案者と支援者がつながって一緒に冒険(Adventure)し、行動(Action)を起こすという意味を込めたとしている。
2015年03月25日朝日新聞出版はこのほど、書籍『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(亀山早苗 著/税込1,404円)を発売した。○優しかった妻が"夜叉"に男女関係を中心に、恋愛、結婚、性の問題に取り組む亀山早苗さんが、夫婦が直面した破綻と再生を描く苦く生々しいノンフィクション。「夫の不倫に直面したとき、そこから妻たちは、憎しみ、失望と戦う日々を送ることになる。そうした時に妄想にも近い感情によって、優しかった妻は"夜叉"になっていく。妻の気持ちがわからない男性、そして愛ゆえに苦しむすべての女性へ」。「夫の不倫発覚、揺れ惑う妻の心」「女が夜叉になるとき」「恋をした男たちの本音」「壊れた自分自身を立て直すために」「もう一度心から笑える日は来るのか」の5章構成。夫を信じられるかどうか、怒りの矛先はどこへ向かうか、夫へのどうしようもない失望感、許すとはどういうことか、苦悩は薄れるものなのか、裏切りの夫とどう向き合えばいいのか、離婚する道を選んだふたりのその後などが綴られる。
2015年03月24日朝日新聞社と朝日新聞出版は3月17日、第40回(2014年度)「木村伊兵衛写真賞」の受賞者に、石川竜一氏と川島小鳥氏の2名が選ばれたことを発表した。木村伊兵衛写真賞は1975年に創設され、各年ごとにすぐれた新人写真家を表彰する写真賞だ。石川竜一氏は「絶景のポリフォニー」「okinawan portraits 2010-2012」(赤々舎刊)が評価されての受賞となった。石川氏は1984年沖縄県生まれ。沖縄国際大学社会文化学科卒業。2010年、写真家 勇崎哲史に師事。2011年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2012年『okinawan portraits』で第35回写真新世紀佳作受賞。川島小鳥氏は「明星」(ナナロク社刊)が評価されての受賞となった。川島氏は1980年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、沼田元氣氏に師事。2006年、ひとりの少女を4年間撮り続けた作品で第10回新風舎平間至写真賞大賞受賞、2007年写真集『BABYBABY』を発売。11年『未来ちゃん』(ナナロク社)で第42回講談社出版文化賞写真賞を受賞。木村伊兵衛写真賞は、写真関係者へのアンケートにより候補者が推薦され、選考委員会で受賞者が決定される。今回の選考委員は写真家の岩合光昭氏、瀬戸正人氏、鷹野隆大氏、長島有里枝氏、アサヒカメラ編集長の佐々木広人が務めた。受賞賞金は50万円。また、受賞作品展が4月11日~20日、東京・新宿のコニカミノルタプラザ(ギャラリーC)で開催される。
2015年03月17日帝国データバンクは5日、月刊誌「美術手帖」などを出版していた美術関係専門の老舗出版社「美術出版社」および同社のグループ会社「美術出版ネットワークス」の2社が、東京地方裁判所に4日づけで民事再生法の適用を申請していたことを報じた。負債総額は24億4,300万円。美術出版社は、月刊誌「美術手帖」をはじめ、「美学」のほか、書籍「カラー版西洋美術史」、「カラー版日本美術史」など、1905年(明治38年)の創業以来、百年以上にわたって美術やデザイン、建築物など芸術分野に関する雑誌・書籍の出版を手がけていた老舗出版社。年間30~40点の新刊を発刊し、2014年3月期には年売上高約12億800万円を計上していたが、従前からの多額の負債や出版事業の売り上げの落ち込みにより苦しい資金繰りが続いていたことから、過大な債務負担を圧縮するべく、民事再生法による再建を目指すとしている。一方の美術出版ネットワークスは、美術出版社のグループ会社として、アプリやWebサイトの受託開発を主体に、スマートフォンや携帯電話向けコンテンツの開発・配信を手がけていた。2014年9月期には年収入高約2億4200万円を計上していたが、美術出版社に連鎖する形で今回の措置となったということだ。
2015年03月06日朝日新聞社は、クラウドファンディングサイト「A-port(エーポート)」を3月より開設すると発表した。オープンに先駆け、同サイトで資金を募る「起案者」を募集している。「A-port」は、夢の実現を目指して船の帆を立て、沖へこぎだそうとする人を送り出す「port(港)」のようなサイトにしたいという思いから名づけられた名称。同サイトのロゴデザインは、アートディレクター・植原亮輔氏(キギ)が手がけた。映画・アートなどのプロジェクトを扱うクラウドファンディングの大手サイトを運営する「MotionGallery」と提携し、決済システムや運営は同社のサポートを受けて実施する。また、特徴として、「プロジェクト」に関する情報発信を、朝日新聞社の関連媒体を通じて行うことが挙げられている。このサイトは、同社が実施している新事業創出コンテスト「START UP!」2013年度の最優秀提案が事業化されたもので、発案者が社内の実験工房「メディアラボ」へ異動して実現したもの。これを通じて、クラウドファンディングという仕組み自体の普及も目指しているということだ。なお、同サイトのオープンに先駆けて、プロジェクトを立ち上げる「起案者」を募集している。寄せられたプロジェクトは朝日新聞社が審査を行い、採用可否を決定する。個人、団体、企業などの形態不問とのこと。詳細は同サイトにて確認してほしい。
2015年02月04日朝日新聞社は1月16日、社内のPC 17台がマルウェアに感染し、社内外とのやりとりを行ったメールや文書ファイルが流出したと発表した。なお、顧客情報などの流出は確認されていない。同社が事態を確認したのは9日夜で、社内PCが社外のC&Cサーバーと不審な通信をしていることから発覚。情報流出は2014年11月下旬より始まっていた可能性があるという。なお、この不審な通信は週明けの13日に遮断したとしている。流出した情報はメールや文書ファイルなどの一部。新聞読者や朝日新聞デジタルといった顧客情報の流出は現在のところ確認されていないものの、引き続き確認を進めるとしている。同社は不正アクセスの可能性があるとしており、セキュリティ会社と連携して情報の流出状況や感染経路の調査を行い、結果を公表するとしている。朝日新聞社 取締役広報担当の高田 覚氏は「弊社に関係されるみなさまにご心配をおかけしますことをおわびします。速やかに全容を究明し、再発防止に取り組みます」とコメントしている。
2015年01月16日米人気歌手レディー・ガガが資生堂の新年広告に起用され、朝日新聞や毎日新聞、産経新聞など全国紙をはじめ、地方紙など全50紙にセルフィー写真50枚が掲載されることが28日までにわかった。50紙すべてに異なる写真が掲載され、2015年1月1日に“ガガジャック”される。<セルフィーといえば…>入浴シーンから着替えまで! こじはるが“セルフィー”姿披露資生堂は、個々の美の多様性を認め、それぞれの美を応援する方向性へと新たな一歩を踏みだしていくとして、2020年までのあるべき姿を構想した「VISION 2020」を定める。そんな同社の方向性が、“その人がその人らしく生きること”を応援するガガの主張と親和性があるとして、グローバルなコラボレーションが実現した。今回の企画では、卓越した歌唱力だけでなく唯一無二のファッションセンスを持ち、プライベートでも数々の斬新なセルフィー写真を公開しているガガの社会への高い影響力に着目。ガガの協力のもと、そのセルフィー写真の中から50枚をピックアップし、50紙の新聞すべてに異なる写真を掲載する。2015年1月1日に46紙、5日に4紙で掲載し、同社公式サイトでも1月1日を皮切りに段階的に公開するとしている。この新聞広告を皮切りに、資生堂ではガガを起用した広告展開を行う予定。新年早々“ガガジャック”が話題となりそうだ。
2014年12月29日レザーブランド「エンダースキーマ(Hender Scheme)」から初となる書籍『Manufacture』が出版される。4,500円、500分限定。ブランド設立前から浅草に身を置くデザイナーの柏崎亮は、この街の持つ“人情深く世話焼きな暖かい側面”、またその真逆とも言えるような“よそ者を寄せ付けにくい側面”の両面を持ち合わせた独特な空気や温度を感じてきたという。この本には、そんな環境の中で靴を製作する際にかかわってきた職人達の素晴らしさ、暖かさ、また相反する難しさなど様々な側面から捉え、脚色せずありのままの浅草という街を伝える。“人から人へモノは渡り、製品になって、それを人が使ってその人なりの完成品になっていく”という柏崎の理念に沿った、その過程や経過を表現した。販売は2015年1月中旬から全国の卸先にて順次開始する予定。国内外のアートブックを取り扱う「ユトレヒト(Utrecht)」(東京都渋谷区神宮前5-36-6ケーリーマンション2C)が12月5日から14日まで、展示・先行発売を実施。また、12日19時半から、代々木上原の弁当・ケータリング店「チオベン(chioben) 」による出版記念ディナーショー(3,000円、ドリンク別)を開催する。現在先着30名でユトレヒト問い合わせ窓口にて予約を受け付け中。
2014年11月28日朝日新聞社が運営する、双方向型のニュースサイト「withnews(ウィズニュース)」は、10月に月間600万ページビューを突破したと発表した。7月22日のサービス本格開始から3ケ月を経て、10月の月間ページビューは637万PV、月間ユニークユーザーは357万件を達成。withnewsは、ユーザーの「気になる」にこたえる記事を日々生み出し、ユーザーに話題を提供してきた。ユーザーからの質問(記事リクエスト)を受け付け、取材を行ったうえで記事として配信している。これまで、取材リクエストをもとに「ハワイ出身力士を見かけなくなった理由」「エボラ出血熱、日本で発生したらどうなる?」といった記事を配信し、11月5日現在、累計53件のリクエストに応えている。今後、朝日新聞社では、記事の筆者をより増やし、幅広い分野でのユーザーの「気になる」を呼び起こす解決する記事を増やしていくという。
2014年11月12日朝日新聞出版は12日、朝日新書の新刊『やっぱりサラリーマンは2度破産する』を発売した。著者は生活デザイン代表取締役社長でファイナンシャル・プランナーの藤川太(ふとし)氏。価格は821円。同書は、ロングセラー『サラリーマンは2度破産する』の全面改訂版。大企業が増収する中、一般のサラリーマンは平均年収がなかなか上がらないうえ、老後に備えた貯蓄も難しいなど、マネー環境の改善は進まない。著者の運営する「家計の見直し相談センター」では、これまで2万世帯以上の家計診断を行ってきたが、一見、普通の家計にみえても、詳しく分析すると、5割を超える家計で破産の危機が予測されるという。同書は、このような現状を踏まえ、実力派ファイナンシャル・プランナーである著者が、家計が苦しくなるメカニズムを解き明かし、将来に向けて「ガッチリ貯まるライフプラン設計術」を指南する。著者の藤川太氏は山口県出身。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、自動車会社に就職。燃料電池自動車の研究開発に従事した後、ファイナンシャル・プランナーとして独立。金融に関する個人相談の普及を目指し、2001年に「家計の見直し相談センター」を設立した。
2014年09月12日朝日新聞社、朝日新聞出版は、第39回木村伊兵衛写真賞を受賞した森栄喜の作品展「intimacy」を開催する。開催期間は4月15日~24日、会場は東京都・新宿区のコニカミノルタプラザ・ギャラリーC。開館時間は10:30~19:00(最終日のみ15:00まで)。入場無料。同展は、第39回木村伊兵衛写真賞を受賞した森栄喜の個展で、受賞の対象となった写真集「intimacy」から約30点を展示する。「intimacy」は、作者の1年間のプライベートな時間を、特殊な技法は用いずにスナップ写真のように表現しているシリーズ。作者と恋人とのありのままの時間を、時に鋭く、既成概念にとらわれない視点で切り取ってつづられている。なお、森栄喜は1976年石川県金沢市生まれの写真家。2001年、米国・パーソンズ美術大学写真学科卒業。2011年、「tokyo boy alone」を台湾で刊行し、現地では異例の1万部以上を売り上げる。同年、男についてのフォトジン「OSSU」を刊行するとともに、受賞作品「intimacy」の撮影をスタート。2013年、同性婚をテーマに写真で訴えるプロジェクト「Wedding Politics」を恋人とともに開始。オリジナルの服を毎回制作し、街中で2人のセルフポートレートを撮影するというもので、日本で同性婚が法的に整うまで続ける。現在は、エディトリアルを中心に活動中。
2014年03月25日出版事業を行う中経出版は、”おいしいご飯”を、最後の一口まで”おいしく”食べきることを解説した「絶対にうまい食べ方」(市島晃生・稲村美紀 著)を刊行した。定価は600円(全224ページ)。同書では、さまざまな名店・名料理に精通しているというグルメ番組ディレクターの市島氏が、東京を中心に放送業界人御用達のレストランや定食屋、仕出し弁当、高級ビュッフェなどを紹介しながら、あらゆる食事に応用できる「おいしさの方程式」を解説している。市島氏は、これまで「ルーがなくなったカレーの、ご飯だけを食べている光景」などを見かけるたびに、”なぜ戦略的に食べられないのか”と考えていたという。今回、そんな市島氏の「食に対する独特のこだわり」を、元部下である稲村氏がFacebookで読み同書を企画。「食べ方から追求するグルメ」の本として、読んだその日から試したくなるような内容になっているとのこと。例えば、新橋駅前SL広場のニュー新橋ビルにある「豚大学」の豚丼(大)では、市島氏の「丼」の攻略法を展開。手前から平行に進めていき、丼の真ん中にある”ご飯の多い部分”のために、どうやって肉をやりくりするか、さらに、ご飯の量が少なくなってきた時に発生するがけ崩れと、どんぶりご飯の”耐久曲線”なども図で解説している。なお、「みんなで行く東京近郊グルメツアー」の章や巻末には、店のリストも掲載。グルメガイドとしても活用できるとのこと。フリー番組ディレクターの市島晃生(いちしまてるお)氏は、グルメ、ダイエット番組を中心に、「カノッサの屈辱」、「料理の鉄人」、「ウンナンのホントコ!」、「マジック革命!セロ」、「100キロ超級ダイエットあの日に帰りたい」などの番組を担当してきた。また、稲村美紀(いなむらみき)氏は、元・テレビ制作会社勤務のフリーライター。東京と英国の2つを拠点とし、取材・執筆を中心に活動している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日書籍出版、電子媒体出版、受注出版を手掛ける中経出版は、著者の岩田松雄氏が、社員一人ひとりへ送った手紙「マネジメントレター」を元にした単行本「スターバックスCEOだった私が社員に贈り続けた31の言葉」を刊行した。価格は1,365円。著者は、コーヒーチェーン店「スターバックス」と化粧品メーカー「ザ・ボディショップ」のCEOだった6年間、それぞれの「ミッション(役割)」を意識してほしいという思いから、毎週月曜日に社員一人ひとりへ「マネジメントレター」を送っていた。同書は、その「何のために仕事をするのか」を問いかけている手紙の内容をもとに、これまでの経験をまとめているという。各項目は、著者が今でも交流のある「スターバックス」の現役社員、ディストリクト(地区)マネージャーを務めている”ハタ君”へ向けたメッセージという形をとっている。実在している人物の現状や悩みをリアルに想像した、より具体的なアドバイスになっており、部下・後輩を育てる立場にある「若いリーダー」や、キャリアに迷っている人、自分を高めたい人などに読んでもらいたい内容とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日出版事業を手がける中経出版は、11月21日に、新刊『天才ではない君たちは「ひらめき」に頼るな、「論理」を手に進め。』(吉田正樹・津田久資 著)を発売した。価格は1,470円(240ページ)。同書は、ロジカルシンキング(論理的な考え方とその技法)の専門家や、戦略コンサルタントの立場から津田氏が、テレビ番組などのクリエイターの立場から吉田氏が、「創造を生み出すためのロジック」について「23の言葉」を軸に、エピソードを交えながら語っている。常に新しい発想を求められるクリエーターだけでなく、仕事を見つめ直そうとしているビジネスマンなど、さまざまな人を読者として想定した内容となっているとのこと。なお著者の2人は、学生時代を兵庫県の同じ学校で過ごし、ともに東京大学法学部へ進学。20年を経て再会したとき、まったく違う道を歩んできた2人が「感じていたこと」が共通していたことから、同書の出版にいたったという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日ジョニー・デップが、出版事業に挑戦するようだ。ジョニーは、大手出版社ハーパー・コリンズと提携して自身の映画プロダクション会社と同じ名前の「インフィニタム・ニヒル」を立ち上げるようで、「正当、率直で、明確なヴィジョンを届ける」ことをスローガンとしていると声明で発表している。「(インフィニタム・ニヒルは)読者にとって意味のある出版物をお届けすることに全力を尽くしていきます。ほかの出版社とは一味違うものをお届けできると思います」とその自信を覗かせている。同出版社がリリースを予定している書籍の中には、2015年に出版が予定されているボブ・ディランの人生とキャリアにおける真実を綴った「The Unraveled Tales of Bob Dylan 」(原題)なども含まれているようで、著者のダグラス・ブリンクリーは「私とジョニーはボブに関する著書がインフィニタム・ニヒルの初出版物として相応しいと感じました。ボブはとても穏やかな人柄で私たちに温かく接してくれました。私たちは少年の頃から彼の音楽には多大な影響を受けてきたんです」と同書の出版への抱負を語っている。そのほか、来年1月には米フォーク・シンガーの故ウディ・ガスリーが執筆した小説「House of Earth」(原題)の出版を控えている。ウディは1947年に同著作を書き終えているが、出版元が決まらずにこれまで未発表となっていた。■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2012年10月22日「ハリー・ポッター」シリーズで知られるJ・K・ローリングが、先日初の大人向けの小説「The Casual Vacancy」を出版し、過去に「ハリーポッター」のディレクターズ・カット版を執筆する誘惑に駆られていたことを明かした。「ハリー・ポッター」シリーズ執筆当時、「急いで」書かされていたというローリングは、物語を完璧に終わらせる時間が無かったと「BBC News」のインタビューに答えている。「いくつかの『ハリー・ポッター』では、絶対にあと1年くらい必要なことがあったのよ。急いで書かされたし、かなりしんどいときもあったのは確かね。だから、自分で読み直してみると、『困ったわ、このストーリーに戻ってディレクターズ・カット版を書きたいくらいよ』って思うの」と明かし、さらに「でもそういった辛いコンディションで書いた自分を誇りに思ってるのよ。どんなに大変だったか想像できる人なんていないでしょうね」と語っている。ローリングは、今月27日(木)に初の大人向け小説「The Casual Vacancy」を出版しており、同新刊はアダルトなテーマや罵り言葉なども含まれるため、“子供向けではない”と念を押している。「これは子供のための本ではないと周知しておいた方がいいわね。この小説を書き始めたとき、自分の大好きな19世紀の小さな地域社会を舞台にしたものの現代バージョンだと悟ったのよ。会話に罵り合いも含まれるけど、ある意味これが『The Casual Vacancy』のテーマね。社会が抱え込んでいる閉鎖的なものを見つめること。これが私の書きたかったこと」と話している。さらにローリングは、「The Casual Vacancy」後の新作は恐らく若い世代向けの作品に回帰するとも述べている。「たぶん次の作品は子供たちのための本ね。私としてもとても大好きな子供向けの本があるの。『ハリー・ポッター』の層よりもうちょっと若めの子どもたちかもしれないわ」と語るローリング。また現在、世界的なベストセラーになっている官能小説「Fifty Shades of Grey」については、読むことはないだろうとも語っていた。■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2012年09月28日朝日新聞のウェブサイト“朝日新聞デジタル”が、『夢売るふたり』『バイオハザードV:リトリビューション』『デンジャラス・ラン』『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』『最強のふたり』『凍える牙』の6作品の中から、一般の投票数をもとにイチオシの映画を選出する企画“シネマ総選挙2012”を実施している。その他の写真本企画への参加方法は、上記6作品のいずれかを劇場で鑑賞し、鑑賞券半券の実物(コピー不可)を郵便はがきに添付して郵送するか、“朝日新聞デジタル”に会員登録し、ウェブ上で展開されている映画宣伝マンによる各作品の紹介ページを見て投票するというもの。郵送で応募した参加者には、抽選で10名に映画ギフトカード5000円分と5名に本キャンペーンのサポーターである芹那のサイン入り写真が、ウェブから投票した場合は、60名に映画ペアチケットと5名に芹那のサイン入り色紙がプレゼントされるという。なお、期間は9月30日(日)まで。今秋話題となっている洋邦6タイトルの作品に投票して、豪華賞品がもらえるキャンペーンに参加してみてはどうだろうか。シネマ総選挙20128月24日(金)~9月30日(日)まで
2012年09月10日今から約7年前、2005年7月27日の朝日新聞に某所で起きたコンビニ強盗事件の記事が載った。記事によると、ある日の深夜のコンビニで不審な男がレジにいる店員に包丁を突きつけ、現金を奪おうとしたという。しかし、店員が首尾よく防犯ブザーを鳴らしたところ、男は缶ビールを1本奪っただけで逃走し、その後あえなく御用となった。と、ここまではありがちな三面記事なのだが、この事件は後日談のほうが興味深い。犯人は警察の取り調べに対して、いけしゃあしゃあとこんな言い訳をしたというのだ。「レジで千円札と包丁を間違えて出したら、ブザーを鳴らされたんです」。嘘をつけ。いくらなんでも言い訳が苦しすぎるだろう。このように人間が窮地に追い込まれたときに放つ言い訳とは、実に喜劇的でおもしろいものである。裁判傍聴の醍醐味も、被告人の陳述(言い訳)にあるはずだ。かくいう僕は、幼いころから父に「言い訳をするな」と叩き込まれてきた。30代半ばになって、いまだに父に怒られたり説教されたりすることが多い僕だが、その最中の僕は頭の中にどんなに正当な抗弁が浮かんでも、絶対にそれを口にしないようにしている。どうせ何を言っても、「言い訳するな」と封じ込められるに決まっているからだ。そういう父のもとで育ったからか、僕も無意識のうちに言い訳に対して拒否反応を示すようになった。したがって、我が家ではこの言い訳というものが、しばしば夫婦喧嘩の火種になる。妻のチーは、僕が思うに比較的言い訳の多いタイプの女性だからだ。たとえば連載第39回目で書いた着物騒動のとき、チーは着物をなかなか大阪に送らない理由(言い訳)をしばしば口にしていたのだが、僕としてはその言い訳が余計に癇に障った。問題は着物を大阪に送ったかどうかの、結果だけなのだ。先日もそうだ。深夜寝る前になって、キッチンの流しに洗い物がたくさん溜まっていたのを発見した僕は、チーの「それは明日の朝、洗うから」という言葉を聞いた瞬間、眉間に深い皺を寄せた。僕は食器の洗い物を次の日に持ち越すことが好きではないのだ。かくして、僕は深夜の食器洗いを始めた。我が家は共働きのため、家事をすべてチーに任せるつもりは毛頭ない。余裕のあるほうが、率先してやればいいだけのことだ。その後、洗い物を終えた僕はようやく布団に入った。チーは先に布団に入っており、何やら頬を膨らませている。おそらく僕が洗い物をしたという行為が、チーにはなんとなく厭味に映ったのだろう。おまえが洗い物を明日に持ち越すって言うから、俺が洗うはめになったんだぞ――。僕がそう思っていると、勝手に誤解しているに違いない。それを証拠に、チーは突然切り出した。「やっぱり言い訳させて! 」「はあ? 」「色々事情があって、洗い物ができなかったの。それを説明させてほしい」当然、僕は却下した。言い訳を聞くのは大嫌いだ。それに、この時点での僕は別に怒っていないのに、言い訳を聞いているうちにだんだん腹が立ってきたら損だ。しかし、それでもチーはしつこかった。「お願い、言い訳させて! このままだと眠れない! 」と食い下がってくる。だから僕は仕方なく「わかった。今から俺が少し耳を塞ぐから、その間に言い訳を発散したらいいじゃん」と折衷案を出した。果たして折衷案が通り、僕は耳を塞ぐことになった。そしてその間、チーは胸の内に溜まった言い訳という名のマグマを、独り言として発散していく。「●▼■×……」手で耳を塞いでいるだけのため、かすかにチーの声が漏れ聞こえてきた。もっとも、何を言っているかまでは聞きとれず、僕の計画は順調に進んでいく。このままチーのストレスさえ発散させれば、何事もなく就寝できるだろう。言い訳の内容には興味がないのだ。ところが、である。その後1分ほどが経過し、僕がそろそろ言い訳も終わったころだろうと思って耳から手を放すと、思わず目を丸くした。「●▼■×……●▼■×……」まだ続いていたのだ。僕は慌てて耳を塞ぎ直した。たかだか洗い物をしなかったぐらいで、ここまで長い言い訳が出てくるとは、いったいチーの胸の内はどうなっているのだろう。しかも、この後2分が経過してもまだ言い訳は終わっておらず、3分が経過してもまだチーは独り言を続けていた。いやはや、いくらなんでも長すぎる。そして5分が経過したころ、ようやくチーの声が聞こえなくなった。やっと終わったようだ。僕は耳から手を放し、やれやれと胸を撫で下ろした。チーの表情はずいぶんすっきりしていた。溜まったマグマが、綺麗さっぱり発散されたのだろう。しかし、今度は僕が眠れなくなった。5分間も言い訳するとは、いったいチーの身に何があったのだろう。珍しく、他人の言い訳に興味が湧いた夜であった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日6日、都内ホテルでエステー株式会社が、同社の特命宣伝部長でクリエイティブディレクターの鹿毛康司氏が5月に出版した「愛されるアイデアのつくり方」(WAVE出版)の出版記者発表会と記念パーティーをおこなった。同書は、ヒットCMを生み出し続けてきた鹿毛氏の「アイデア発想法」を、体験談から書き起こしたもの。放送回数が格段に少ないのに、話題となり、愛されるCMになるのはなぜなのか?といったクリエイターの持つアイデアのエッセンスが詰まっている。アイデアとは、つまるところ「お客さまと“心の通うコミュニケーションをとること」から生まれるものだと熱く語られる同書は、Amazonのビジネス書ランキングで1位をとり、話題となっている。発表会では、同社の鈴木喬社長が登壇。あいさつをした後、「影武者の鹿毛がしゃべるほうがいい。ありがとうございました!」と一言で鮮やかにあいさつをしめくくると、お祝いに駆けつけた「勝手に宣伝エステー部」が登場。同部は、エステーのCMファンだった男性たちが“どうしてもエステーを応援したい!”と鹿毛氏に打診したところ鹿毛氏が面白がり、「勝手にすれば」と快諾(!?)し、結成されたものだという。「勝手に宣伝エステー部」は、学生サークルで一緒だった縁でそのまま社会人となっても一緒に仕事を続けているというメンバーで構成されているため、壇上でもどこか“学生然”とした格好。「勝手に宣伝エステー部と申します……」と遠慮がちに挨拶すると、会場からは笑いが起こった。マイクを持つと、「勝手に宣伝エステー部」は、「いつもジャージ姿なのにどうしたんですか!」とやや暴走気味なコメントも交えつつ、「本を書くことで考え方を明らかにするっていうのは怖いことだったのでは?」などと質問をぶつけた。そんな「勝手に宣伝エステー部」に鹿毛氏は苦笑しつつ、「CMづくりも同様だが、本を書くというのは、心を傷つけること。でも、自分でかっこつけすぎると、テレビの向こうには伝わらない。だから、こちらも心を裸にして、どうやったらお客さん目線になれるんだろうかを考え続けてきました」と丁寧に回答。途中、「消臭力」シリーズのCMに出演したT.M.Revolution西川貴教氏やなだぎ武氏からの祝福ツイートもスクリーンに映しだされるど、「勝手に宣伝エステー部」は「すごいっすね」とあらためて感服。T.M.R.西川氏やなだぎ氏は、鹿毛氏とツイッター上でつながったことが縁でのCM出演だったが、ツイッターでの一つ一つの発信について、鹿毛氏は「皆さんの反応をみながら」と、目線を合わせることを常にこころがけることが先である姿勢を示した。そして「生きているひとたちの知恵があつまれば、アイデアがわくものだと思っている。生きている人にはみんなにみてもらいたい」と鹿毛氏は力を込め締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月11日矢沢永吉が、キャロルデビューから40周年となる節目の今年の秋、大型のライブを実施することを発表した。これは2月6日掲載の朝日新聞のインタビューに答える形で明らかになったもの。詳細は後日発表としており、日程・場所などは一切明らかにされていないが、インタビューの中で矢沢は「大きなサンキューの気持ちを込める」と語り、そのライブが大規模、且つ特別なものになることを示唆している。矢沢永吉の情報を見るまた同日、オフィシャルホームページに「矢沢永吉 40周年、今秋、その幕が上がる―」というコピーと、矢沢のシンボルともいえる白いマイクスタンドがアップされ、何かのはじまりを予感させる内容となっている。インタビューでは大型ライブ計画発表と同時に、2棟目となるリハーサル用スタジオの建設に着手していることに触れている。若いヤツらが練習できる場所、音楽シーンを底上げして元気にしたい、との思いからその計画はすでにはじまっているとのこと。自身の言葉で発表された大型ライブが、いったいどんなものになるのか注目だ。
2012年02月07日香里奈著『One.』の発売間近!!女優でモデルの香里奈(27)が自身のライフスタイルを掲載したフォトブック『One.』を10月27日に幻冬舎から出版する。『One.』には、香里奈の私服、プライベートアイテム、自身が撮り下ろした写真など、香里奈の普段の顔などが収録され、ファッションも魅力的に紹介されているという。さらにジュエリーデザインにもチャレンジし、KArins’ Jewelry Fashion を紹介している。香里奈著『One.』出版記念イベント● 開催日時:2011年10月27日(木)17:00~(100名限定)● 場所:福家書店新宿サブナード店●イベント申し込み:福屋書店ホームページ※このイベントは、抽選で100名様に整理券を配付させていただきます(先着順ではございません)。※福家書店店頭での、整理券配付は一切ございません。●イベント申し込み受付期間:10/20(木)10時~10/22(土)15時● お問い合わせ:福家書店新宿サブナード店香里奈著『One.』定価:本体1,000円+税半型:並製/96ページ発売日:2011年10月27日 全国書店販売発行:幻冬舎メディアコンサルティング発売:幻冬舎香里奈・公式サイトより香里奈のTVドラマも好スタート17日の放送の注目の月9ドラマ「私が恋愛できない理由」(フジテレビ系)の初回平均視聴率が17%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録した。元の記事を読む
2011年10月21日2月に出版されたアーティスト、アレクサンドラ・グラントによる「Ode To Happiness」(原題)という大人向けの絵本で文を執筆したキアヌ・リーヴス。日本の俳句に影響を受けたと語るキアヌはすっかりその魅力にとりつかれたようで、今度は自身の句集出版を考えている。「Ode To Happiness」の文は例えば「I wash my hair with regret shampoo after cleaning myself with pain soap(痛みの石鹸で身体を洗い、後悔のシャンプーで洗髪する)」といった暗い内容だが、キアヌは「もう1冊本を作りたいと思っている。『Haikus of Hope(希望の俳句)』と名づけたアイディアがあるんだ。とても暗い場所にいながら、トンネルの向こうに明るい光が見えるような内容のものだ」と語る。ハリウッド進出で話題の浅野忠信を始め、日本人キャストも多数出演する『47RONIN』に主演するなど、今年は特に日本と縁の深いキアヌ。「俳句はとても興味深いよ。伝統的な芭蕉のスタイルで作りたい」と意欲を見せている。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:47RONIN 2012年12月、公開■関連記事:赤西仁、オーディションでキアヌの親友役を勝ちとりハリウッドデビュー!キアヌにデル・トロ。40代独身大物俳優たちの身辺に変化の兆しがキアヌ主演のハリウッド版「忠臣蔵」発進!真田に浅野、柴咲&凜子も参戦
2011年06月17日がん検診の受診率を上げるため、大阪市は4日、民間の金融機関や保険会社6団体と「がん検診プロジェクト」の協定を結んだ。これは、朝日新聞などが報じている。(絵は、アフラックの関連サイト)6団体共同で早期受診を呼び掛け、ゆるキャラも登場三菱東京UFJ銀行、大阪市信金、大阪商工信金、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命、アフラックの6団体が計60万円でリーフレット10万部とポスター千枚を作り、市内に約700ある支店や代理店を通じて市民に早期受診を呼び掛けるという。市役所前では同日、アフラックの「まねきねこダック」、東京海上日動火災保険の「東京海ジョー」、東京海上日動あんしん生命の「あんしんセエメエ」、市の健康増進計画・すこやか大阪21の「いっぽくん」のゆるキャラ4体が参加し、通行人にリーフレットを配った。市の2008年度の推計による受診率は、肺がん46%、胃がん41%、子宮頸(けい)がん・大腸がん33%、乳がん28%などで、市としては受診率50%以上を当面の目標としている。厚生労働省の09年人口動態統計によると、死因で一番多かったのは、がんの31%とのこと。
2010年10月07日