「東山紀之」について知りたいことや今話題の「東山紀之」についての記事をチェック! (8/8)
「武士というのは難しいものだな」――。映画の中で東山紀之演じる主人公・朔之助がつぶやく。この映画がなぜこうまで美しいのかがこのセリフに凝縮されている。現代においてもある種の称賛を込めて“武士”や“侍”という言葉が人物を形容するのに頻繁に使われるが、映画『小川の辺』からは、武士という生き方の不条理、そしてその不条理がゆえの美しさがひしひしと伝わってくる。「人を許せる、命を賭けて許せるということ」。朔之助の奉公人・新蔵を演じた勝地涼は、この映画を通じて感じた武士というものをこう表現する。決してセリフが多くなく、感情を露わにすることもない。その中で彼は何を感じ、表現したのか――?「凛とした強さと思いやり」藤沢作品に出演する“覚悟”親友であり、妹の夫でもある男の成敗を命じられた朔之助。朔之助とその妹の田鶴とは兄弟同然に育てられた奉公人の新蔵。2人の旅路を中心に物語は綴られていく。原作は、これまでにもいくつもの作品が映像化されており、多くの俳優が出演を熱望する作家・藤沢周平による「海坂藩大全」に収められた一編。「藤沢さんの作品に出てくる人物は、日本人の凛とした強さを持っていて、物語には人が人を思いやる気持ちがあふれている。“大人”の俳優さんたちが演じているのを見て、いつか映画に出てみたいという気持ちは持っていましたが、一方で自分にはまだ早いという思いもありました。そういう意味で、嬉しさの反面、セリフが少ない分、きちんと表現できなければ中身のない役になってしまうという不安もありましたね」。言葉どころか、表情にさえもなかなか自分の思いを出そうとしない新蔵だが、勝地さん曰く「感情はうごめいている」。田鶴の住まいを見つけたことを新蔵が朔之助に報告するシーンには、互いの心中を汲み取る男2人の複雑な胸中の思いがにじみ出ている。「見つけてからどれくらいになるか?と尋ねられて『5日になります』と答え、朔之助さんが『ご苦労だった』と返す。当初、僕は新蔵の言葉に、どこか後ろめたさや気まずさを出すべきかと思ってました。そうしたら東山さんが『ここはお互いに目と目を見てやりたい』と仰ってくださったんです。だから、あのシーンはほかのシーンと違い、新蔵は最初から顔を上げて話をして、しっかりと自分の中で覚悟を決めているんです。それに対して朔之助さんもあえて大げさに『受け止めた』という思いを出すことなく、ただ『ご苦労だった』と。このシーンは特に、現場で作り上げた感が強いです。いまの人ってすぐに感情を出したがるけど、この映画の登場人物たちは相手の感情が動くのを待って、汲み取る。分かっていてもあえて口や表情に出さない、そうしたこの時代の人間の生き方がよく出てて、やっていてすごく気持ちよかったですね」。朔之助、田鶴と兄弟同然に育てられつつも、彼らに仕える立場にある新蔵。特に田鶴との間には特別な感情が――。親友を斬らねばならぬ朔之助と同様に、新蔵の姿、思いからもまた武士の家に生きる男の儚さが伝わってくる。「ちっちゃな頃から一緒にいたので、おそらく新蔵には田鶴の気持ちが分かっていたと思いますよ。ただ、年を経て身分をわきまえるようになっていく中で、自分のことを想っているのか?と考えることさえもなくなっていったんじゃないかと。自分の気持ちを抑え込むというよりも、そんなことを考えるのはおかしい、発想自体がない。だから、嫁ぐことが決まった田鶴との納屋でのシーンに関しては、僕自身、演じる上でどう受け止めていいか分からなかったです。あの時代の女性としてはあり得ないようなアプローチをしてくる田鶴に対して、目を背けるべきか見つめるべきか――?ただ実際のシーンでは菊地(凜子)さんが目で語りかけてくるようで、それに引きこまれて目と目で会話ができたと思います。菊地さんの目に素直に反応していたというか…正直、いまふり返ってもどんな感情がわき上がって来たのか思い出せないくらいなんです」。年を重ねることが「楽しみ」な25歳10代半ばでのデビューから数えて昨年でちょうど10年を迎え、20代半ばに差し掛かった。「10年経って見えてきたものというのはなかなかないんですが」と前置きしつつ、変化や成長について、こんな言葉を口にする。「10代のときには当然、10代の役が来ていましたが、歳を取るにつれてもちろん、演じる役柄も歳を取っていくんですね。年齢を重ねることでセリフが説得力を持つというのは確かにあるとは思いますが、それだけじゃ足りないなと思ってます。10代の頃は、学生の役であれ、恋愛のシーンであれ、自分の経験から分かる部分が多かったけど、今後、自分の経験に当てはまらない役をやっていかなくちゃいけない。経験を積んで、役やセリフに説得力を持たせられるようにしたいです」。その口ぶりは、年齢を重ねることを心待ちにしているようだ。「ワクワクしてますね。10代の終わり頃は、早く大人になりたかった。背伸びしていた時期もありましたが、背伸びはダメですね(笑)。だからいまは、25歳として25歳の役ができればいいかな、と。焦りはないけど、年を取ることが楽しみです。あえていま、やってみたい役を挙げるなら悪役。10代の頃の悪役って、どうしても少年犯罪の類で動機が単純なんですよ。単なる悪とは違う、悪は悪なんだけど“何か”を抱えて悪に走るような役で葛藤や悪が突きつけるものを表現したいです。25歳じゃまだ説得力ないかな…(笑)?」淡々と、そして貪欲に自らを成長させる要素を取り込んでいく。20代後半、30代とどのように歳を重ね、役柄を変化させていくのか?楽しみに見守りたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:東山紀之藤沢周平が描く家族の姿から「多くの発見と気づきがあった」菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年06月28日映画『小川の辺』完成記者会見が6月7日(火)、都内で開催され、主演の東山紀之をはじめ、勝地涼、片岡愛之助、松原智恵子、藤竜也、篠原哲雄監督が出席。東山さんは映画の撮影が行われた東北地方への思い、家族への思いなどを明かした。藤沢周平の人気連作をまとめた「海坂藩大全」(文芸春秋社刊)の中の一篇「闇の穴」(新潮文庫刊)を原作に、親友であり妹の夫でもある男を討てと藩命を受けた武士の旅を綴った義と情の物語。東山さんは先月より、本作を携えて山形、仙台、盛岡と東北地方に足を運んできたが「撮影では、山形のみなさんをはじめ、東北の方々のお世話になりました。心をひとつにして、勇気を持っていただけるようにと回ってきました」と真摯な表情で語る。本作の撮影終了後に、女優の木村佳乃と入籍し、先ごろ第一子を授かったことが報じられたが「藤沢先生の作品には、家族の愛が多く含まれていて、発見や気づかされることが多いです。今回の震災で、目が覚めたところもありました。ごくごく普通のことが幸せで、ちょっとの幸せを大切にしていきたいと改めて感じました」と心境を明かした。本作の登場人物について「古き良き日本人の凛とした強さ、清らかな心を感じさせてくれる」と語るのは、藤沢作品初挑戦の勝地さん。東山さんとの二人旅が物語の軸となっているが、東山さんとの共演については「飲みに連れて行ってもらって勉強になるお話をいっぱい伺いました」と笑顔を見せた。この日も、東山さんが突然「勝地くん、(質疑応答を)仕切って」とむちゃぶりするなど、2人は強い絆を感じさせた。舞台公演の合間をぬって駆けつけた愛之助さんは、かつて舞台で藤沢作品の「蝉しぐれ」に出演したこともあり、藤沢さんの小説の大ファンだったという。東山さんとの激しい殺陣を披露しているが「道場に通って四苦八苦しながら勉強しました。東山さんと会わせる時間はあまりなかったんですが、東山さんは運動神経抜群ですぐに入ってきて楽しく務めることができました」と充実した表情を見せた。松原さんは美しい着物で出席。椅子に座ろうとすると隣の東山さんがすかさず手を引いてエスコートしていたが、東山さんについて、現場での芝居への取り組み方を絶賛。「(東山さんは)いつも立っていました。座っているところをほとんど見たことがなかったです」と明かした。すると、東山さんは照れくさそうに椅子から立ち上がり、会見場は笑いに包まれた。藤さんは東山さんの父親役だが「これまで家庭でも立派なお父さんだと言われたことはなかったけど、今回、立派なお父さんをやらせていただき、役者冥利につきます」と感謝。“息子”について「イメージ通りストイック。こんなに月代(さかやき)が似合う俳優はあまりいない」と讃えた。また、東山さんはこの日は残念ながら欠席となった妹役の菊地凜子の印象を聞かれ「『バベル』で強烈な印象を持っていたので、エキセントリックな方かと思っていたらすごくきちんとした自立した素晴らしい女優さんでした」と語り、菊地さん演じる田鶴との重要なシーンの撮影の日の思い出として「(その日は)僕の誕生日だったんですが、菊地さんが『東山さん、誕生日イエーイ!』と言ってくださり、僕も『イエーイ』とちょんまげ姿で返しました(笑)」と意外な“バースデイエピソード”を明かしてくれた。『小川の辺』は6月18日(土)より山形県で先行公開ののち、7月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年06月07日第53回ブルーリボン賞の授賞式が2月15日(火)、都内で開催され主演男優賞の妻夫木聡、主演女優賞の寺島しのぶをはじめ、受賞者が一堂に会した。助演女優賞に輝いた木村佳乃が壇上で感極まって声を詰まらせる一幕も!例年、スポーツ新聞社7紙の映画担当記者で構成される「東京映画記者会」による日本国内で有数の歴史を持つ本映画賞。前年に主演男優賞&女優賞を受賞した2人が司会を務めることになっており、昨年『ディア ドクター』、『おっぱいバレー』でそれぞれ主演賞に輝いた笑福亭鶴瓶と綾瀬はるかの異色コンビが担当、絶妙なボケと突っ込みを見せつけた。なかなかVTRが始まらずに鶴瓶さんが「受賞者はこの方です」と数回繰り返したり、綾瀬さんが受賞者の妻夫木さんに「それではステージへどうぞ」と言ったときにはとっくに妻夫木さんはが壇上にいて「グダグダじゃないですか(笑)!」と突っ込まれたりと、ハプニング続きで会場は笑いに包まれた。作品賞から発表と授賞が行われるのが通例だが、主演男優賞の妻夫木さんと新人賞の生田斗真は現在、舞台公演中のため最初に登場。鶴瓶さんは『悪人』公開当時、映画を観てすぐに妻夫木さんに電話して感動を伝えたそうで、妻夫木さんは「鶴瓶さんからの電話は『飲みに行こう』だけなので、珍しかった」とふり返り、受賞については「嬉しいの一言です。初めて自分で『やりたい』とわがまま言って演じさせてもらい、印象深い作品です」と受賞を喜んだ。『人間失格』、『ハナミズキ』で新人賞に輝いた生田さんは、ジャニーズ事務所所属のタレントで初めてブルーリボン受賞の快挙。「賞は無縁だと思っていたので本当に感謝しています」と監督をはじめとするスタッフ、事務所関係者、ファンへの感謝を述べ「(ジャニーズの)ほかの人がやらなかったことを実践するという気持ちでいます!」とさらなる精進を誓った。助演男優賞を贈られた石橋蓮司は「役者稼業を半世紀以上やってきて初めて」のブルーリボン受賞。『今度は愛妻家』でオカマ役、『アウトレイジ』でやくざ役を好演したが「この歳で、もう真っ当な人間には戻れないな…と(苦笑)。異端の道を進む覚悟です!」と力強く語った。『告白』での過保護な母親役で新境地を開き、見事、助演女優賞を獲得した木村さんは涙をぬぐいつつ「映画に出たくてこの世界に入って…今日ほど嬉しい日はありません」と喜びを語った。鶴瓶さんから「かっこいいダンナさん(東山紀之)は何と?」と質問されると「喜んでくれました」と笑顔を見せた。主演女優賞は、先日授賞式が行われた毎日映画コンクールと同じく『CATERPILLARキャタピラー』の寺島さん。予算がないところから始まった作品であり、若松孝二監督からは当初から「寺島さんが映画祭で賞とって!」と脅迫(?)されていたそうだが、見事、ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞を獲得。だが、小規模作品とあって国内の映画賞の受賞は予想していなかったそうで「想像していなかったので嬉しい!」と笑顔で語っていた。生田さんと同じく新人賞に輝いた桜庭ななみは着物姿で登場。鶴瓶さんからは「普段はボーっとしてるけど、演技させるとすごい!歌はちょっと…」と紹介された桜庭さんは笑顔で『最後の忠臣蔵』の監督・杉田成道や共演の役所広司、『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』で共演した成海璃子らの名前を挙げて感謝を口にした。監督賞は『川の底からこんにちは』の新鋭・石井裕也監督が受賞。監督は次回作撮影中で欠席となったが、本作主演の満島ひかりとの入籍に続いてブルーリボン受賞と絶好調!次回作も期待したいところ。そして、栄えある作品賞に輝いたのは松たか子主演で本屋大賞のベストセラーを映画化した『告白』。代表して来場した中島哲也監督は「現場でほとんど全員がインフルエンザにかかって、37人の子供たちのうち20人がいない日があったりして、普通の映画の倍くらい大変でした」と苦労を明かしつつも喜びに浸った。ちなみに、今週金曜日は日本アカデミー賞の授賞式も開催。本日の受賞者のほとんどが候補に入っているが、結果はいかに?第53回ブルーリボン賞受賞一覧作品賞:『告白』監督賞:石井裕也(『川の底からこんにちは』)主演男優賞:妻夫木聡(『悪人』)主演女優賞:寺島しのぶ(『CATERPILLARキャタピラー』)助演男優賞:石橋蓮司(『今度は愛妻家』、『アウトレイジ』)新人賞:生田斗真(『人間失格』、『ハナミズキ』)新人賞:桜庭ななみ(『最後の忠臣蔵』、『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』)外国作品賞:『第9地区』■関連作品:第9地区 2010年4月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 District 9 Ltd All Rights Reserved.最後の忠臣蔵 2010年12月18日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「最後の忠臣蔵」製作委員会 書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© NTVハナミズキ 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010映画「ハナミズキ」製作委員会人間失格 2010年2月20日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会今度は愛妻家 2010年1月16日より全国にて公開©2010 映画「今度は愛妻家」製作委員会CATERPILLARキャタピラー 2010年8月14日より公開© 若松プロダクション悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会 川の底からこんにちは 2010年5月1日よりユーロスペースほか全国にて順次公開告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ■関連記事:毎日映画コンクール授賞式稲垣吾郎、極悪人役にSMAPメンバー「地が出てるね」毎日映画コンクールタキシードの稲垣吾郎に大歓声!三池監督は銀色ジャケットで登場2010年映画ファンが選ぶベストムービー洋画大作を抑えあの邦画がNo.1に輝く!日本アカデミー賞優秀作品を一挙上映!好きな作品を観られる鑑賞券を5組10名様プレゼント【シネマモード】2010年をふり返ってみれば…
2011年02月16日女優の木村佳乃が10月31日(日)、東京・六本木ヒルズ内で行われた、第23回東京国際映画祭(TIFF)のクロージングセレモニーに出席。23日(土)のTIFF開幕の当日、少年隊の東山紀之との入籍を発表してから初めての公の場で、取材陣、観客から祝福の声を浴びた。就任3年目の映画祭大使として出席したもので、セレモニー冒頭のグリーンカーペットで最初に姿を見せると、カメラマンのフラッシュ放射を浴び、取材陣から「幸せ?」などの声が飛んだが笑顔を見せるだけでコメントはなし。結婚指輪の代わりに右手中指にリングなどハリー・ウィンストンのアクセサリー、アルベルタ・フェレッティのピンクのドレス、セルジオ・ロッシの靴という艶やかなファッションで、新妻フェロモンを全開にしていた。TOHOシネマズ六本木ヒルズ内で行われた授賞式セレモニーでは、コンペティション部門の最高賞、東京サクラグランプリの発表時にプレゼンターとして登場。受賞したイスラエルのニル・ベルグマン監督に恭しくトロフィーを手渡し、拍手を送った。退場時には数回、足を止め、客席へ向かって手を振って晴れやかな笑顔を振りまいていた。(text:Yoko Saito)特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFF■関連記事:【TIFFレポート】新藤兼人映画製作打ち止めを撤回?「また作ってもいいかな」【TIFFレポート】新藤兼人監督ラスト作品に審査員特別賞最高賞はイスラエル作品TIFFインタビュー『海炭市叙景』南果歩×谷村美月×竹原ピストル×熊切和嘉【TIFFレポート】加瀬亮映画初主演作と同じ脚本家作品に「光栄でプレッシャー」TIFFクロージングにハズレなし?『ザ・タウン』“監督”ベン・アフレックに称賛の声
2010年10月31日モデルで女優の佐々木希が10月27日(水)、都内で行われた、イメージガールを務めるトリンプの下着ブランド「アモスタイル」で自身プロデュースしたクリスマスキャミソールの発表会に出席。所属事務所の先輩で23日(土)に少年隊の東山紀之と入籍した木村佳乃を祝福した。「報告はなくて報道で知ってビックリしました。なんか素敵、本当に幸せになってほしいです」とお祝いのメッセージ。木村さんについては「本当に優しく何でも教えてくれるお姉さんみたいな先輩」と親しみを寄せ、「いい奥さんに?なんか想像つきますね」とウットリした表情。自身の結婚には「とりあえずいまは仕事を頑張って、そのうちできたら。26歳までにと思っているけど分からないですね。いま?22です、フフ」とはにかみ笑い。好みの男性のタイプを取材陣から何度も聞かれ、「優しい人」と繰り返し、外見にこだわりは「あまりない」。約2か月後にはクリスマスとあって、過ごしたい相手はいるか?と突っ込まれると「いないですね〜」と苦笑い。今年のクリスマスは「毎年そうなんですけど多分、仕事です。仕事終わっても、過ぎちゃった、みたいな」とへの字口でちょっぴり不満げ。欲しいプレゼントを「休み」と即答し、取材陣を笑わせた。この日は自身でプロデュースしたキャミソールの赤、黒、白のうち赤を着用して登場し、「コンセプトは、ちょっと大人なクリスマス。ポイントは雪の結晶のアップリケ。クリスマスっぽいかな?って」とPR。同キャミソールは28日(木)から全国のアモスタイルのショップで発売される(※各3,675円<税込>)。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会■関連記事:佐々木希、迫真の演技で…熟睡?谷原章介はオヤジ全開「希ちゃんの背中見たかった…」佐々木希×谷原章介インタビュー18歳差の恋人役の2人、次の共演は…義理の兄妹?佐々木希の制服姿に早稲田騒然!恋と友情の二択迫られキュートに「どっちもほしい!」ファッション小噺vol.116カーペットの上の人間模様〜東京国際映画祭〜佐々木希、一日で4変化!ミニスカからドレスまで美肌&美脚で視線釘付けに
2010年10月27日光源氏役に人気絶頂の生田斗真を迎えて描き出す歴史絵巻『源氏物語』の共演陣が新たに発表され、真木よう子、田中麗奈、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋が出演することが明らかになった。作家・高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」を原作に、紫式部が「源氏物語」を執筆する現世と、光源氏の生きる物語の中という2つの世界を往き来する形で物語は展開。これまでに生田さんのほか、紫式部を中谷美紀、藤原道長を東山紀之、そして安倍晴明を窪塚洋介が演じることが発表されていた。今回新たに出演が明らかになったのは6人の女優陣。NHK大河ドラマ「龍馬伝」に龍馬の妻・お龍役で出演中の真木さんは、源氏の亡き母・桐壺と彼女に瓜二つで光源氏の義理の母となる藤壺を演じる。田中さんは、源氏に恋焦がれるあまり生霊の姿に身を変えてしまう六条御息所、多部さんは源氏の正妻・葵の上を演じる。源氏の想い人である夕顔の君に芦名さん、帝の正妻で桐壺を目の敵にする弘徽殿役に室井さんが演じ、現実世界で紫式部の語り相手で道長の娘である中宮彰子に蓮佛さんが扮する。生田さんからは「絢爛たる女優陣を相手に現代ならではの源氏物語を創っていきたいと思っています。ひとつの作品でこれだけ多くの女優さんと共演が出来ることは稀有な経験で、かなり緊張もしておりますが、いまから楽しみにしています」とのコメントが到着した。また、製作総指揮を務める角川歴彦氏は「光源氏をとりまく女たちには著者・紫式部の心の底に蠢く様々な思いが投影されています。だから“生田源氏”をとりまく女優たちには紫式部が振りつけた個性を光らせる“それぞれの艶”を演じきる力が必須でした。そこで魅力と可能性を併せもつ日本映画界屈指の華麗な演技派に白羽の矢を立てたわけです。母性と色香で光源氏を虜にする藤壺には真木よう子の放つ、なまめかしい大人の艶がその魅力を引き立たせると思います。光源氏への深い愛が嫉妬へと変貌し、生霊と化す六条御息所には妖艶さとある種の気迫を演じ切れるであろう田中麗奈に期待をかけました。光源氏の后・葵の上は、儚さと気品が絶対条件、さらに華もなければならない。表情に幼さを覗かせる多部未華子は適役でしょう。優しさと慎ましやかな佇まいで自然に光源氏に受け入れられてゆく夕顔には、可愛らしさを繊細にかもし出すことが出来るであろうクールビューティの芦名星を選びました。そして光源氏とは直接絡みませんが、清楚さと矜持を表現せねばならない道長の娘・彰子役は蓮佛美沙子に託しました。そして、この物語の主要な舞台となる平安宮廷の大奥を支配する弘徽殿は『人間失格』でも素晴らしい存在感で若手を圧倒した室井滋に委ねます。彼女なら“鬼気迫る”という言葉がまさにぴったりの、物語を大きくうねらせる演技をしてくれるに違いないと思っております」とひとりひとりの配役の理由を説明すると共に、期待を寄せる。彼女たちが源氏とどのように絡み合い、どのように愛憎を表現するのか?撮影は9月20日より始まり、岩手や京都を中心に行われ年内にはクランクアップの予定。『源氏物語』は2011年、全国東宝系にて公開。■関連作品:源氏物語 2011年完成予定■関連記事:生田斗真主演『源氏物語』に中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之が出演!
2010年10月11日椎名軽穂による人気漫画を実写映画化した『君に届け』。見た目の暗さと雰囲気から“貞子”と恐れられる女子高生の爽子(さわこ/多部未華子)とクラスの人気者・風早(かぜはや/三浦春馬)の恋を中心に青春物語が展開するが、いち早く爽子と打ち解けるのが、ちょっぴりお調子者ながら、義理人情に厚く涙もろいムードメーカー、千鶴。演じているのは次々と話題作に出演する蓮佛美沙子。これまでにも数多くの“女子高生”役をこなしてきた蓮佛さんだが、さてさて今回の千鶴には何を感じ、どのような思いで演じたのか?「今回の話が来るまで原作は読んだことはなかった」という蓮佛さん。読者の中でイメージが出来上がった漫画原作(しかも超人気作品!)の役柄を演じることにプレッシャーや不安はなかったのだろうか?「大学の友達が『風早くんが…』と話しているのを聞いたことがあって、お話しをいただいたとき『あ、みんなが話してた漫画だ!』と。身近に原作が好きな友達がいれば、もちろんプレッシャーになりますよ!実際、『美沙子って千鶴のイメージじゃないよね』と言われましたし(苦笑)。『これが生の読者の声だな』なんて思いつつも、映画の物語は原作にすごく忠実に作ってあったので、私も原作を教科書のように思って千鶴を取り込んでいきましたね」。撮影前には原作者の椎名さんから各キャラクターの設定資料を見せてもらうことができて、そこからこんなヒントを得たという。「椎名先生が、それぞれのキャラクターのイラストを描いてくださったんですが、千鶴の頭の上に花が咲いてたんです(笑)。ポワーンと花が咲いた感じが千鶴なんだな、と。このイラストにはずいぶん助けてもらいました。あとは、龍(青山ハル)とは幼なじみなので、長年一緒にいる空気を出せればと思って、撮影を離れてもハルくんとはよく話していました。突然、意味もなくハルくんをバシって叩いたりして(笑)、千鶴っぽい感じや幼なじみっぽさを出してみたりしましたね」。ひとくちに“女子高生”と言っても、本作のような男勝りなタイプから落ち着いた雰囲気の女の子まで、蓮佛さんが演じてきた女子高生は千差万別!どの役も“蓮佛美沙子らしい”と思えてしまうが…素の蓮佛さんは?「いままでの全ての役に、何かしら私自身が反映されているとは思います。例えば千鶴の、誰も聞いてないのにワァーって喋り続けるところとか(笑)。いつも、役を通じて『こんな自分もいるんだ?』って発見している感じですね。いつも役のことなら何でも話せるけど、素の自分がどんな風かと聞かれると…難しいですね。マイペースなのは自覚してます。それから…よく周りには『自由だね』って言われます。どこに行っちゃうか分かんない感じらしいです…(苦笑)」。近くにいたマネージャーさんに同じ質問をしてみるとひと言「自由です」!一方で、幅の広い役柄を演じることについてはその楽しさをこう語る。「やっぱり嬉しいですね。これからもずっと役者をやっていきたいと思っていますが『あの人はこういう役』というイメージを作りたくない。熊澤(尚人)監督とご一緒させていただくのは2度目ですが『(千鶴は)蓮佛のイメージじゃないかもしれないけど、やってほしい』と言っていただいて嬉しかったです。観る人に『蓮佛美沙子ってこういう役もやるんだ?』っていつも思ってもらいたいですね」。では、再び物語について。ずばり、劇中の男の子たちの中で蓮佛さんが心惹かれるのは?「龍ですね。風早は友達ならいいけど…好きになっちゃったら心配になるかも。『何でそんなにみんなに好かれるの?』ってやきもち焼いちゃいますね。龍は寡黙だけど、一途で男らしくて好きです」。ちなみに蓮佛さんも、劇中の物語のような甘酸っぱい高校生活を…「送ってないです!高校生活は楽しかったんですが、その頃から『自由だね』ってよく言われてました(笑)。特定の友達と仲良く、というよりは面白そうなものがあるとあっちにフラフラ、こっちにフラフラという感じで…。高校時代に原作を読んでたら、『こういう恋愛したい!』って思ったかも。屋上で友達と抱き合ったりってうらやましいですね」。そんな彼女も次の誕生日で二十歳!改めてこれまで、そしてこれからについて聞いてみた。「役者をやらせていただくようになって5年くらい…好きにやらせてもらったな、という気持ちが強いです。とにかく、芝居が好きでしょうがないという気持ちで走ってきましたね。思い切り――蓮佛美沙子という人間がなくなってしまうくらい役に浸かったこともあれば、『もっと客観視しなきゃ』という思いで臨んだときもあって、本当に試行錯誤しながら勉強させていただいたと思います。この作品でも強く感じたんですが、『この役はこうしたい!』という思いをもっともっと強く出していけたらいいな、と思います」。「いまやってみたい役は」という質問に「コメディで思い切りバカバカしいことをやりたいです」との答えが。まだまだいろいろな顔を見せてくれそうだ。蓮佛美沙子オフィシャルサイト■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010映画「君に届け」製作委員会 © 椎名軽穂/集英社■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第7回)映画で見てみたいカップルと言えば?春馬好きなタイプは「黒髪で一日一善のいい子」春馬&未華子今年初の浴衣姿で“パワスポデート”東山紀之サッカー日本代表の雄姿で主演ドラマキャスト陣と「心がひとつに」三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」
2010年10月08日国民的作家・藤沢周平の短編小説を、東山紀之を主演に迎え映画化した『小川の辺』で、菊地凛子がヒロインを演じることが明らかになった。菊地さんが演じるのは、主人公・戌井朔之助の妹、田鶴。藩から上意討ちの命を受けた朔之助は、狙う相手・佐久間森衛の妻が、実の妹・田鶴であることにより、肉親の情愛と武士としての宿命の間で苦悩することになる。実は時代劇初挑戦の菊地さん。トレードマークの金髪を黒髪に変えて、9月19日(日)の千葉県で行われた撮影に挑んだ。作品について「この作品は、脚本がすごくいい。日本人に生まれたからには、ずっと時代劇に出演したいと思っていた。自分のキャリアの中に、この作品が刻まれることは、とてもうれしい」と意欲的な一面を見せつつ喜びを語った。キャスティングの理由について製作側からは「菊地凛子さんをキャスティングしたのは、目の力、ハリウッドも認めるその演技力はもちろんですが、一番の理由は、彼女ならば、本当に実の兄を討ちそうだ、ということにつきます。役を超えてリアリティが出せる人、そんな人は菊地凛子さんしかいません」と期待を寄せる声が。本格時代劇という新たな新境地に挑む菊地さん。掟を破ってまでも愛する人を守ろうとする役どころをどう演じるのか?『小川の辺』は2011年、初夏公開。■関連作品:小川の辺 2011年、初夏公開
2010年09月29日数ある映画のジャンルの中でも、日本固有のものとしていまも昔も人々の心をつかんで離さない時代劇。今年が特に、人気の俳優をキャストに配して様々な時代背景を舞台にした時代劇の話題作が目白押しとなっている。衣裳に小道具に作法に…と現代劇とは異なる多くの要素を必要とする時代劇の中で今回、“ちょんまげ”をピックアップ!巷では某誌の発案をきっかけにいま“まげメン”――すなわち、ちょんまげを結ったイケメン男性を指す言葉まで存在するとのことですが、読者の投票を基にした「ちょんまげが最も似合う俳優ランキング」を大発表!日本を代表する俳優陣による“時代劇ブーム”のおかげもあってかランキングは大混戦!そんな中、見事に1位に輝いたのは昨年、高視聴率を記録したドラマ「JIN -仁-」(TBS系)に出演し、映画『桜田門外ノ変』もまもなく公開となる大沢たかお。「JIN -仁-」で演じた現代から幕末にタイムスリップし、そこで人々の命を救うべく奔走する医師・南方仁の印象が強いようで「JIN先生の、ちょっと中途半端なちょんまげが、逆にとても良くお似合いでした」(30代・女性)、「現代からタイムスリップし、徐々にあの時代の人間っぽくなっていく姿が印象的」(20代・女性)といった声が多く寄せられました。「JIN -仁-」に関しては映画化を望む声や製作のうわさが放送当時から聞かれますが、実際のところどうなるのでしょう――?ほかに「和風の顔立ちだからちょんまげが似合う」(30代・女性)、「端正な顔立ちとスタイルに加え、品格や立ち居振る舞いが素晴らしい」(30代・女性)との声も多数!『桜田門外ノ変』では「JIN -仁-」とは異なり、月代(さかやき)――すなわちアタマのてっぺんを青々と剃りあげた正統派のちょんまげ姿を披露しているのでこちらも要チェック。そして、かなりの僅差で惜しくも第2位となったのは、錦戸亮!映画初出演にして初主演を飾った『ちょんまげぷりん』は通常の時代劇とは異なり、ある侍が現代にタイムスリップし、しかもパティシエとなって活躍するという奇想天外な物語だが、現代に来ようが侍は侍!錦戸さんは堂々のちょんまげ姿を見せてくれています。「タイトルを裏切らないちょんまげの似合い具合に拍手」(40代・女性)、「『ちょんまげぷりん』の安兵衛さんの姿は全く違和感がなく、お見事でした」(30代・女性)などこの1作で“まげメン”としての確かな評価を獲得した模様!ちなみに劇中、お風呂に入ったシーンでは、髪をおろした“カッパ状態”も見せてくれています。3位に入ったのは堺雅人。お茶の間での堺さんの人気と評価を不動のものにしたNHKの大河ドラマ「新選組!」の山南敬助、「篤姫」の将軍・家定、そして公開が控える映画『武士の家計簿』での加賀藩士と同じ幕末の時代の異なる立場の役柄を演じているのも面白いところ。ほかにもドラマ「出雲の阿国」や映画『壬生義士伝』などでも時代劇に出演しており、ちょんまげ姿は慣れたもの、と言えるのかも。見る人それぞれ、お気に入りの堺さんの“ちょんまげ作品”がありそうですね。続く第4位も僅差!東山紀之がランクイン。映画『山桜』にNHK大河ドラマ「元禄繚乱」、「必殺仕事人」(テレビ朝日系列)とこちらもたびたび時代劇に出演されていますが、「涼しげなまなざしにシャープな鼻筋、立ち振る舞いの美しさ。現代ものより時代物の方が違和感がない」(40代・女性)という声まで!第5位には同じくジャニーズ所属で、まもなく公開の『大奥』で時代劇に初めて挑戦した二宮和也。ほかに『雷桜』の公開を控える岡田将生、いよいよ佳境に入った「龍馬伝」(NHK)の福山雅治、『十三人の刺客』の山田孝之などが上位に名を連ねました。さてさて、あなたが考える最高の“まげメン”は?話題の時代劇を見ながら、俳優陣のアタマのてっぺんにもご注目ください!ちょんまげが似合う俳優は?1位:大沢たかお2位:錦戸亮3位:堺雅人4位:東山紀之5位:二宮和也シネマカフェで月ごとに実施中の投票企画「シネマカフェゴコロランキング5」。次回のお題は「映画の中で見てみたいカップルの組み合わせは?」。こちらもぜひご投票ください!「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:桜田門外ノ変 2010年10月16日より全国にて公開© 2010「桜田門外ノ変」製作委員会ちょんまげぷりん 2010年7月31日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開© 2010 J Storm Inc.武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開© 2010「武士の家計簿」製作委員会山桜 2008年5月31日よりテアトルタイムズスクエアほか全国にて公開© 「山桜」製作委員会大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会 十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:二宮、柴咲の将軍役衣裳の印象は「布団のような着物」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第7回)映画で見てみたいカップルと言えば?市村正親『十三人の刺客』で「妻が惚れ直してくれる」柴崎コウ×二宮和也共演、話題の時代劇『大奥』クリアファイルを5名様プレゼント中村蒼水嶋ヒロの“作家転向”に「ただただビックリ」
2010年09月27日生田斗真主演で映画化されることが決まった『源氏物語』の共演陣が発表され、紫式部役を中谷美紀、陰陽師・安倍晴明役を窪塚洋介、そして藤原道長を東山紀之が演じることが明らかになった。平安時代に成立した古典文学の傑作で、光源氏が宮廷内で紆余曲折を経ながら、栄華を極めていくさまが、様々な恋と共に描かれる。映画は作家・高山由紀子による「源氏物語 悲しみの皇子」を原作に、物語の中の光源氏の世界と物語を執筆した紫式部の世界が交錯する形で、夢と現実を往き来しつつ展開する。先日、映画の製作と共に生田さんが光源氏役を演じることが発表されたが、このほど明らかになった共演陣は3人。「源氏物語」を執筆する文豪・紫式部を中谷さん、時空を超えて、現実と物語の世界の2つの世界を往き来し怨霊と戦う陰陽師・安倍晴明を窪塚さん、そして紫式部に物語を執筆させる人物であり、光源氏の辿る軌跡が自らの人生と重なる、栄華の頂点に立つ男・藤原道長を東山さんが演じる。壮大なる愛の物語を生み出すという役柄に、中谷さんは「千年の時を経て今も尚語り継がれる物語を綴った紫式部が、長い髪と重い装束の内側に隠した修羅を演じることは、光栄であると同時に恐ろしくもありますが、鶴橋(康夫)監督を信じてついて行きます」と意気込みを語る。窪塚さんは「みんなが見たことのない、安倍晴明を御覧に入れます。京都/嵐山なう」とコメント。窪塚さんは役作りのため、晴明神社や京都・嵐山を巡り、勉強しているとか。かつてTVドラマで光源氏役を演じたこともある東山さんは「人生で二度も同じ文学作品に携われるなんて大変光栄です。日本文学最高峰を生み出した“紫式部”。僕は“藤原道長”を演じることをとても楽しみにしています。斗真には負けないぞ(笑)!」とこちらも気合十分の様子。撮影は本日9月20日(月・祝)にクランクインし、年内にクランクアップの予定で、岩手や京都を中心に行われるという。『源氏物語』は2011年公開予定。■関連作品:源氏物語 2011年完成予定
2010年09月20日映画『君に届け』(熊澤尚人監督)の完成披露試写会が9月15日(水)、東京・文京区のJCBホールで行われ、W主演の多部未華子、三浦春馬らが出席した。長い黒髪の外見と内気な性格から「貞子」のあだ名で呼ばれるヒロインの爽子(多部さん)と明るく爽やかなクラスの人気者の男子・風早(三浦さん)の淡い恋を描くラブストーリー。コミック既刊11巻の売上数累計1,400万部突破の人気少女漫画の実写化。クラスメイトから暗い性格と誤解される役どころについて、多部さんは「全部大変でした。でもホントに爽やかNo.1の三浦くんに支えられ、ほかにいたたくさんのスタッフに支えられ、頑張ることができました」と三浦さんに感謝の弁。三浦さんは「去年まで舞台とかドラマで切羽詰まった役、危機迫る役ばかりやっていたので、ふり返ったりするのが尋常じゃなく速かったようで、監督に言われてそこから直していきました」とふり返るジェスチャーを交えて話し、会場の笑いを誘った。一方、タイトルにちなみ司会者が、2人に自身が想いを届けたい好みの相手のタイプを質問。多部さんは「いろんな知識が詰まった方がいらっしゃれば、想いを伝えたいです」と照れながら答えた。三浦さんは「結構、爽子ちゃんみたいな子、ですね。黒髪、一日一善をモットーにしたいい子で、親への思いやりがあって感動屋なところがいい」。会場の女性ファンはザワザワとどよめいていた。ほかに共演の蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、青山ハルが出席。イベントの後半、本作の同名主題歌を歌う男性4人組バンド、「flumpool」が登場し、同曲を披露。客席最前列に移動し着席していた三浦さんらは、演奏が始まると“総立ち”。リズムにのって体を揺らし拍手をしながら聞き入った。演奏終了後、多部さんは「ホワッとした映画ですが、力強く後押ししてくれる曲で、爽子ちゃん目線で聴いて、胸が…いっぱいです」と感激。三浦さんはギターの阪井一生に向かい「カズキくーん」と手を振り「最近仲良くなったんですけど」と親しげな笑顔をステージに向け、「すごくいい曲をありがとう。サビを聞くと、駆け出したくなるんですよね」と喜んでいた。『君に届け』は9月25日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010映画「君に届け」製作委員会 © 椎名軽穂/集英社■関連記事:春馬&未華子今年初の浴衣姿で“パワスポデート”東山紀之サッカー日本代表の雄姿で主演ドラマキャスト陣と「心がひとつに」三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」
2010年09月15日映画『大奥』の公開を記念して、8月30日(月)から9月5日(日)までの1週間限定で、新宿の地下通路に全長約60メートルの“男女逆転”の大奥が登場!さらに、原作者のよしながふみの描き下ろしによる水野祐之進と徳川吉宗の巨大キャラクターも出現した。物語の舞台は謎の疫病の流行で、男性の人口が女性の4分の1にまで落ち込んだ江戸。女が働き、男は子孫を残すための大切な存在として育てられるという、男女の役割が逆転した世の中で、水野祐之進は困窮する家のため、3,000人の男たちが女将軍の寵愛を受けるべく一身に仕える江戸城の大奥に奉公に上がる。嫉妬と陰謀が渦巻く男の園において、水野は剣の腕と才覚で出世を遂げていくが、ある日、大奥の抜本的な改革を進める女傑・吉宗と出会い、その運命が大きく動き出すことに…。原作漫画は隔月刊誌「MELODY」(白泉社刊)にて連載されており、つい先日最新の単行本第6巻が発売されたばかり。同時に「映画&原作『大奥』公式ガイドブック -大奥細見- 」も刊行。最新巻と共に各書店の店頭で平積みで並べられ、訪れた多くの人の目を引いていたが、今回、新宿ではさらに人目を引く巨大な仕掛けがお目見えに!新宿メトロの地下通路の4面、全長約60メートルにわたって、主演の二宮和也扮する水野に、共演の柴崎コウ演じる吉宗、さらに水野の幼なじみのお信(堀北真紀)に、藤波(佐々木蔵之介)、杉下(阿部サダヲ)、松島(玉木宏)、鶴岡(大倉忠義)、垣添(中村蒼)ら大奥の者たち、そして吉宗の家臣・加納(和久井映見)など主要な面々がズラリ。これには壮観のひと言!加えてよしながさんの描き下ろしによる水野&吉宗の巨大キャラクターも出現し、映画と漫画が合わさった巨大なPRが展開されている。こちらは1週間限定、9月5日(日)までの掲出となるので大奥の面々と並んで写真を撮りたい方はお早めに!映画『大奥』は10月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第6回)ちょんまげが似合う“まげメン”俳優といえば?野望、嫉妬、陰謀が渦巻く男女逆転の世界『大奥』劇場鑑賞券を5組10名様プレゼント二宮「ジャニーズ事務所は男女逆転の大奥、嵐は御中臈みたいなもの」東山紀之サッカー日本代表の雄姿で主演ドラマキャスト陣と「心がひとつに」将軍様のおな〜り〜!柴咲コウ、ついにクランクイン『大奥』御鈴廊下で製作会見
2010年08月31日三浦春馬と多部未華子が8月11日(水)、東京・港区の日本テレビ内で開催中の汐博EXPO 2010内に設けられたW主演映画『君に届け』にちなんだパワースポットで行われた、「届け!想い」入魂式に出席した。漫画家・椎名軽穂による同名人気コミックの実写化で、見た目が暗く「貞子」のあだ名を持つ女子高生・黒沼爽子(多部さん) とクラスの人気者・風早翔太(三浦さん)の淡い恋を描く青春ラブストーリー。内容にちなみ、カップル向けパワースポットにひと役買う形で開催されたこちらのイベント。2人はハンドスタンプを押して、想いが届くスポットになるようパワーを“注入”した。この日は揃って今年初めてという浴衣姿。お互い見つめ合い、「素敵ですね」と照れくさそうに褒め合うなど、いいムード。夏の思い出について聞かれると、三浦さんは「毎年サーフィンをやっていますが、今年からはもっと本格的にやろうと思って、行っています」。多部さんも「夏休みと言えばいつも、祖父母の家に行き、いとこのボートで大好きな水上スキーをやっています」と仲良くマリンスポーツをあげた。一方、いま、届けたい想いは?との質問に、三浦さんは「原作の『君に届け』ファンの人に。みなさん、大好きな作品が映画化されることになって、どうなっちゃうんだろう?と心配していると思いますが、僕たちも(原作が)大好きな気持ちは変わらないので、一生懸命やりました。裏切っていないと思います。だから映画も愛してください」と仕上がりに自信をのぞかせつつ、真摯なメッセージ。退場時には、暑い中、多数集まった女性ファンに向かって、笑顔を振りまき手を振るなど、配慮も忘れなかった。ハンドスタンプは同EXPO開催期間中の今月29日(日)まで同所で展示されている。『君に届け』は9月25日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010映画「君に届け」製作委員会 © 椎名軽穂/集英社■関連記事:東山紀之サッカー日本代表の雄姿で主演ドラマキャスト陣と「心がひとつに」三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」
2010年08月11日映画『大奥』(金子文紀監督)のクランクアップ会見が7月5日(月)、東京・六本木のグランドハイアット東京で行われ、主演の嵐・二宮和也、共演の柴咲コウ、堀北真希らが出席した。男たちだけが患い、死に至る謎の疫病が流行した江戸・徳川の治世下を舞台に、1人の女将軍に3,000人の美しい男たちが仕える女人禁制の男の園、“逆転”大奥の人間模様を描く純愛ストーリー。原作は、漫画家・よしながふみの同名人気コミック。二宮さんは、第八代将軍・吉宗(柴咲さん)の寵愛を受けることになる水野祐之進役。男女の役割が逆転した設定下での役作りの苦労を聞かれると「そもそもジャニーズ事務所が男女逆転の大奥みたいなものですから。そこからデビューした嵐自体が(大奥の役職のひとつ)御中臈みたいなもの。すんなり置きかえられましたね。で、そこに一番強い人がいるんだなぁ、と」とサラリ。会場の笑いを誘った。劇中、中村蒼を相手にキスシーンにも挑戦。感想を聞かれると「非常に柔らかく、温かかった。僕、(キスを)される側が多かったんですけど、今回する側で、4、5回しましたかねぇ、毎回申し訳ない…だって27のオジサンが若手にグイグイ行くので謝りながら、でも台本に書いてあることだから、という2つを押し通しました」。中村さんは「いい感じでやりました。正直、男の方とは2度目だったので、ちょっと慣れた感じでした。でもこんな方とできるのはめったにない」と喜んだ。一方で、もしいまと性別が逆転したらやってみたいことは?との質問に、二宮さんは「出産。子を産むと強くなると聞いたことがあるので」。柴咲さんは「一人旅、放浪したい。やっぱり女だと危険なゾーンとかあるので」。堀北さんは「何かのスポーツに専念し、ムキムキガチガチの体になりたい」とそれぞれ楽しげに話していた。『大奥』は10月1日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:東山紀之サッカー日本代表の雄姿で主演ドラマキャスト陣と「心がひとつに」将軍様のおな〜り〜!柴咲コウ、ついにクランクイン『大奥』御鈴廊下で製作会見『大奥』堀北真希、着物で撮影快調前売券も快調、2万枚が即日完売!“男女逆転”に世界も注目よしながふみ「大奥」がSFファンタジー文学賞受賞柴咲コウ、次は写真詩集に挑戦?「葛藤、叫びを伝えたい」写真集発売イベント
2010年07月05日TBS系新連続ドラマ「GM〜踊れドクター〜」に主演する東山紀之、共演の椎名桔平らが6月25日(金)、東京・赤坂の同局で行われた制作会見で、FIFAワールドカップで同日早朝に決勝トーナメント進出を決めた日本代表を祝福した。東山さんは、この日の同ドラマのリハーサルに備え、リアルタイム観戦はしなかったものの「日本代表を信じていました。勝って良かった」と喜び「スタジオ撮影の初日が、ちょうどオランダ戦の日で、みんなで試合を見つつやっていて、そこで心がひとつになった気がした」と日本代表のチームワークに触発された様子。共演の大和田伸也が「3時にパッと目が覚めて試合を見た。この日本代表はチームワークがすごくよくて爽やか。それで勝ったと思う。この(ドラマの)チームもチームワークがよくて爽やかですね」と上手く共通項をあげると、同じ共演の八嶋智人も「GMと書いてチームワークと読みます。そういうことを言いたいんですよね、東山さん?」と強引なフリ。東山さんは「まさに、そういうことです。チームワークがあれば、怖いものはないです」とちゃっかり乗っかってPRした。日本代表の次戦、パラグアイ戦は、日本時間で29日午後11時からで、同局で放送される。サッカー好きで知られる椎名さんは「いま、問題になっているのが、その日は夜中の2時まで埼玉でロケの予定になっていまして」と真顔(?)で問題提起。鈴木早苗プロデューサーは「椎名さんのご意見をいただいて、検討しておりますが、いろいろ問題もありまして…検討中です」と苦笑いでなだめた。同ドラマは、アメリカ帰りの総合医療のスーパードクター、後藤英雄(東山さん)を中心に大学付属病院の総合診療科で働く医師、看護師たちの奮闘と成長を描く物語。後藤はかつてのアイドルでダンサーとしての一面を併せ持つ設定。奇しくもこの日は、キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの命日にあたり、東山さんは「とても寂しいけど、心の中ではいつか会いたいって思いながら僕も頑張ろうと思っています。世界中のマイケルのファンが彼の功績を称えていると思う」とオマージュを口にしていた。「GM〜踊れドクター〜」は7月18日(日)放送開始(日曜21:00〜/初回は15分拡大)。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」将軍様のおな〜り〜!柴咲コウ、ついにクランクイン『大奥』御鈴廊下で製作会見『大奥』堀北真希、着物で撮影快調前売券も快調、2万枚が即日完売!“男女逆転”に世界も注目よしながふみ「大奥」がSFファンタジー文学賞受賞柴咲コウ、次は写真詩集に挑戦?「葛藤、叫びを伝えたい」写真集発売イベント
2010年06月25日女優の木村佳乃が2月22日(月)、東京ドームシティ内で行われた日本語吹き替え版で声優を務めた映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のジャパン・プレミアで、来日中のクリス・コロンバス監督に逆出演オファーした。本作は、神と人間との間に生まれた“半神半人”の高校生の少年・パーシーの冒険を描くファンタジーで、木村さんはユマ・サーマン演じる、頭が毒蛇に覆われ目を見た者を石に変えるギリシャ神話の女怪物・メデューサの声を担当。舞台挨拶でコロンバス監督へ「初めてお会いしました」と笑顔を向けた木村さんは「作品を観させていただきましたが、(続編が)ナンバー2、ナンバー3と続く印象でした。そのとき、東洋人の役があったらぜひオーディションを受けさせてください!」と逆出演オファー。「お会いしたから、ぜひ出演してもらいたいです。メデューサは3姉妹であと2人いるから、チャンスがありますよ」とコロンバス監督から好反応&好条件を示され、「東洋人でもいいんですか?」と瞳をキラキラ。「もちろん!」と歓迎され、喜んでいた。この日のファッションは「メデューサを意識して、強そうな洋服を選んでみました」と高級ブランド、ジバンシーのゴールドの飾りが施された黒ドレス。先に行われたレッドカーペット・イベントでは、取材陣から交際中の少年隊・東山紀之について「例の方は観にいらっしゃる?」と聞かれ、無言ながら笑顔を見せていた。一方で、約1,500年続いているという宮城県・櫻田山神社の神主の息子としても知られ、“神”つながりで宣伝隊長に任命されたお笑いタレントの狩野英孝が、神主の格好で来場。プロデューサーのマイケル・パーナサン氏は物珍しそうにカメラを手に夢中で撮影し、コロンバス監督も大受けだったが、「パーシー、楽しい、僕セクシー」の持ちネタをアレンジした即興ギャグで来日陣をきょとんとさせた。コロンバス監督は意外にも初来日。「これまで何度も来たいと思ってきたけど、いつもプロモーション期間には次回作の準備をしていてスケジュールの都合がつかなかった。来日して数日過ごしましたが、東京は本当に美しい街。ニホン、ダイスキ!」と覚えたての日本語を披露しながら、印象を語った。同じく初来日したパーシー役のローガン・ラーマンは、本作の日本語吹き替え版の声優が芸能界の初仕事となった第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストグランプリの稲葉友と奇しくも1歳違い(※ローガンの方が年上)。俳優の先輩として「鍛練、忍耐が必要でやり続けることが大事。情熱を持ってやりたいことを追いかけて」とアドバイスを送っていた。『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』は2月26日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 2010年2月26日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:注目イケメン俳優来日!『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』ジャパン・プレミアに10組20名様ご招待新生ジュノンボーイ、初仕事でアフレコ挑戦バレンタインチョコもしっかりアピールギリシャ神話が現代に!『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』試写会に15組30名様ご招待木村佳乃、ヒガシとの結婚猛攻質問かわす実写初アフレコ現場で会見
2010年02月22日女優の木村佳乃が1月21日(木)、東京・中央区のスタジオで行われた、日本語吹き替え版でユマ・サーマンの声を務める映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の会見に出席。交際中の少年隊・東山紀之との結婚に関するレポーターの質問攻めをかわした。前列にズラリと陣取ったレポーター3人が順番に質問。1人目から劇中、頭が毒蛇に覆われ目を見た者を石に変えるギリシア神話の女怪物・メデューサの声を担当することに引っ掛け、石にしたい人は?と聞かれ「自分が石になりたいと思うときはあります。失敗したときや恥ずかしいとき。最近ではいま、ドラマの収録中ですが、違う日の台詞を覚えていってしまい…おっちょこちょいなので。人に対してはないですね」とお茶目なエピソードを披露。2人目から、石のように“身を固める”予定は今年ありそう?と結婚について問われると「あ、ありがとうございます」とひと呼吸おき「それはまた後ほど」と満面の笑み。報告するということ?と確認されると頷いてみせた。3人目の、神殿と寺院なら結婚式をどちらでやりたい?との問いには、司会者から「映画に関する質問のみで」と遮る声が飛び、雰囲気が張りつめたが、「劇中で出ましたが、テネシーのナッシュビルって神殿があるんですか?ナッシュビルには中学生のとき、行ったことがありますけど。アテネのパルテノン神殿にも行ったことがあります」と話題を変え、場を和ませた。途中、マイクの音声トラブルがあったときにも「メデューサの呪いですね」と機転のきいた言葉で関係者の笑いを誘った。同作は、神と人間との間に生まれた半神半人の17歳の少年の冒険を描くファンタジー。木村さんは『カンフー・パンダ』などアニメの吹き替えは経験済みだが、実写は初挑戦。「ファンタジーは大好きでユマという大好きな女優さんの声をやらせていただき、すごく光栄。今日を含めて数回、収録があるんですが、ユマの芝居と私の声で吹き替えじゃないみたいと思ってもらえるところまでいくのが目標です」と女優魂を燃やしていた。『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』は2月26日(金)より全国にて公開。■関連作品:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 2010年2月26日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© TWENTIETH CENTURY FOX
2010年01月21日