5月27日(金)に開幕を控えた舞台『曇天に笑う』が、都内でファンを招いての製作発表記者会見を行った。曇天三兄弟の長男・曇天火役の玉城裕規、次男・曇空丸役の植田圭輔、三男・曇宙太郎役の百瀬朔、安倍蒼世役の細貝圭、金城白子役の松田凌がそれぞれ役衣裳で登場。さらに、脚本を担当する高橋悠也、演出を担当する菜月チョビ(劇団鹿殺し)も揃い、今作の魅力やエピソードを語り合った。舞台『曇天に笑う』チケット情報原作は、唐々煙の人気コミック「曇天に笑う」(マッグガーデン刊)。2015年2月に初舞台化された際、全15回の公演チケットが即日完売。ファンからのアンコールの声で今回の再演が実現した。ファンを前にまず披露されたのはキャスト陣による大迫力の殺陣。会場を大いに盛り上げた。さらに今回の再演のために描き下ろされたイラストも披露され、原作者の唐々煙から届いた「キャラではなくどんな人間を見せてもらえるか今から楽しみにしております」というメッセージも読まれた。演出の菜月は初演との違いを聞かれ「人見知りですが、今回はせっかく2回目なので、人見知りを超えて、仲良くなるのも超えて、仲悪くなる気で行きたいなって。仲悪くなるくらいの勢いで最後まで作品を作っていけたら。遠慮なしにやりたいなって思ってます」と話し、玉城に「役者陣、今無言ですからね」とツッコまれた。キャスト同士の印象を問われ、玉城は植田について「新しい植ちゃんが稽古でだんだん見え始めているので、本番までにどんな植ちゃんが見られるのか今から楽しみです」、植田は百瀬について「すごくエネルギッシュ。お菓子とかご飯をあげまくって懐かせたのでペットだと思います」、百瀬から細貝については「お話の中では絡みはないですが、仲良しですよね?ふざけると全部拾ってくれるし、精神年齢は同じだと思っています」、細貝から松田については「綺麗な顔してるけど一番好きなのは笑顔。共演できて嬉しいです」、松田から玉城の印象は「座長は玉城裕規だと聞いて、これ以上に安心感のある役者さんはいない。役者から信頼される役者なのかなと思います」と語った。その後も終始和やかな空気で、稽古場でのエピソードや、菜月独自のトレーニングを披露。チームワークのよさを感じさせる会見となった。舞台『曇天に笑う』は、5月27日(金)から6月5日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、6月10日(金)・6月11日(土)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。撮影・取材・文:中川實穗
2016年05月20日パルコ劇場で1990年の幕開け以来、450組以上のカップルが読み続けてきた朗読劇の金字塔「ラヴ・レターズ」。現パルコ劇場ラストイヤーとなる本年、「ラヴ・レターズ LOVE LETTERS ~2016 The Climax Special~」と題し、若手俳優・柳下大と、タレントで女優のイモトアヤコ出演でこの名作を上演することが明らかになった。「ラヴ・レターズ」は、1989年ニューヨークで初演されるやいなや、全世界で上演され静かなブームを巻き起こし、パルコ劇場でもこの一つの台本を、年齢も個性も異なった様々なカップルが読み続けてきた。昨年も、様々なジャンルの演者たちがペアとなり本作を上演しており、1月には松田凌と内田理央、梶裕貴と岡本玲らの上演が話題となった。そして今回出演が決定したのは、演劇雑誌「演劇ぶっく」の読者が選ぶ「えんぶチャート2015」俳優部門10位を獲得し、3年連続トップ10にランクインしている若手舞台俳優・柳下さんと、「世界の果てまでイッテQ!」での体を張ったロケが話題となり、また女優としてもキャリアを積んできているイモトさん。今年、役者になって10年目という節目を迎えた柳下さんは、「いつか出演したいと思っていた『LOVE LETTERS』に出演できてとにかく嬉しく思っております」と喜びを語り、相手役のイモトさんについては「以前御一緒させていただいた事はありますが、2人だけで作品を表現するのは初めてなので、どのような化学反応が起きるかいまから楽しみです」と、期待を寄せた。一方のイモトさんは、2014年の三谷幸喜演出による舞台「君となら」で初舞台を踏み、今回が2度目の舞台となる。「いつもは顔や体の動きをふんだんに使い表現しておりますが、今回は朗読劇ということで、声で伝えるという初めての挑戦です」と話す様子から、いままでとは違うイモトさんを垣間見ることができそうだ。また同時に「少々の緊張もありますが、それ以上にとても楽しみであります」と心境を語った。また、「ラヴ・レターズ LOVE LETTERS ~2016 The Climax Special~」では、5月15日(日)に青木玄徳&遠藤久美子、5月18日(水)に谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)&斉藤由貴のペアでの上演も予定。かけがえのないあなたへ贈る、リーディングドラマ「ラヴ・レターズ」。パルコ劇場での最後の公演に、ぜひ足を運んでみては?柳下さんとイモトさんが出演する「ラヴ・レターズ LOVE LETTERS ~2016 The Climax Special~」は6月27日(月)、パルコ劇場(渋谷パルコ パート1)にて公演。(cinemacafe.net)
2016年05月12日松田龍平を主演に迎え、『もらとりあむタマ子』『味園ユニバース』の山下敦弘監督が“21世紀版の寅さん”を描く『ぼくのおじさん』。このほど、松田さんに一目惚れされる“マドンナ役”に、真木よう子が決定。明るく、カラッとした性格のハワイ在住日系四世の女性を演じることになった。「自分のまわりにいる大人について」というテーマで、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。公務員の父と専業主婦の母では面白いものが書けそうにない。そこで、家に居候している、ぼくの“おじさん”(松田龍平)を題材にすることに。おじさんは、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある人だった。そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がる。最初は乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーにひと目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることになったおじさん。おじさんとぼくはエリーを追いかけ、ハワイへと向かうが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木もやってきて…。原作は、「どくとるマンボウ」シリーズなどで知られる北杜夫の同名小説。北氏のユーモアセンスが遺憾なく発揮され、和田誠のイラストも併せて、いまなお幅広い世代に愛され続ける名作だ。おじさん役を務めるのは、先日、主演作『モヒカン故郷に帰る』がイタリア・ウディネ映画祭で2冠を達成した松田さん。また、おじさんを見守る甥っ子・雪男役には、度重なる選考を見事勝ち抜いた大西利空。監督を、『天然コケッコー』や『苦役列車』など、話題作を次々手掛け、独特な作風でファンを魅了してきた山下敦弘が務め、優しさや寛容さ、そして温かい心を伝える21世紀版『男はつらいよ』を目指していく。そんな本作では、松田さん演じる“おじさん”のロマンスも重要となるが、今回、明るく太陽のようなマドンナ・稲葉エリー役を、『海よりもまだ深く』の公開も控える真木さんが演じることになった。山下監督とは、ドラマ「週刊真木よう子」(’08)以来、8年ぶりのタッグとなる。エリーはハワイ在住の日系四世のため、真木さん自身、映画では初めてとなる英語での長セリフに挑戦。現地の俳優とも話せるように練習し、ハワイでの撮影に臨んだという。真木さんは、「ハワイに行く前はとても不安でしたが、最終日には帰りたくなくなってしまうほど満喫できました(笑)。ハワイの快晴続きの天気はもちろんですが、日本と違って空も広く、ただそこにいるだけで気持ちが朗らかになれました」と語っており、ハワイロケは充実したものとなった様子だ。また、「エリーは典型的な“ザ・マドンナ”」だそうで、「ハワイ育ちのカラッとした性格の彼女は演じていて楽しかったです」と言う。「山下監督は、こちらの集中力が切れていると直ぐに見破ってしまう怖い監督なんです(笑)。でもそれだけ熱心であり、その情熱が現場にも伝わるので、緊張感のある雰囲気のいい現場を作り上げてくださる方ですね。松田龍平さんの演じたおじさんは、すごく素直で、見ているだけで面白い人!おじさんの役にぴったりだなって思います(笑)」と、松田さんの“おじさん”ぶりに太鼓判を押した。また、山下監督も「ひと言で表すとエリーは、おじさんにとって“太陽”のような存在。そんなエリーを真木さんは全力で演じてくれました。芯があって明るい女性という“陽”の部分だけでなく、ハワイの日系四世であるという揺れ動くアイデンティティの“陰”の両方を真木さんは演じてくれて、僕も掴み取れていない複雑で繊細なエリーを見事に体現し、深みを増してくれました」と絶賛。エリーは原作には登場しないキャラクターではあるものの、脚本・企画の須藤泰司氏は、「彼女を通じて原作の大切な部分でもある、太平洋戦争が始まって苦労した日系人の人々、戦争の爪痕の描写を映画に入れようと思いました。原作同様、それが押しつけがましくならない範囲で、エリーから日系人がたどった歴史が見えるような、覚悟ある女性にしました」と、その役どころに込めた意味を明かしている。真木さん演じる“マドンナ”の登場で、“おじさんとぼく”の珍道中がどんなふうに変化していくのか、引き続き注目していて。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月03日舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が、4月21日、東京のZeppブルーシアター六本木にて開幕した。原作はミステリー作家・東野圭吾の大ヒット小説で、2013年にキャラメルボックスが初舞台化。今回はキャストをほぼ一新したプロデュース公演となる。初日直前にはゲネプロと囲み取材が行なわれた。物語はコソ泥を働いた青年3人組が廃屋になった雑貨店に逃げ込み、そこに届いた悩み相談の手紙を見付けたところから始まる。青年たちが遊び心から返事を出してみると、すぐに3人の書いた手紙への返事が届く。しかも、差出人は数十年前の時代の人間だった……。悩みを抱えた過去の人間と、現代を生きる青年たちによる手紙のやり取りが始まる。なぜそんなことが起こったのかというミステリー要素を含みながら舞台は進行する。一見無関係に見える登場人物たちが、不思議な縁でつながっていく展開に目が離せない。その理由が明らかになった時、心がふわりと温かくなるストーリーだ。青年3人組を演じるのは多田直人、松田凌、鮎川太陽。3人のイキイキとした会話が物語を明るく彩る。囲み取材では、初演からの継続キャストである多田が「初演とはまた違った関係性と演出がある。感じ方が変わると思うので、初演を観た人にこそ観て頂けたら」とアピール。松田も「ファンタジーの先にリアリティが感じられる。観ている人それぞれに刺さる部分があると思います」と見どころをコメント。鮎川が「この作品に“ありがとう”という気持ちになってもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。脚本・演出の成井豊は「現実的だけれどロマンチックでもありスリリングでもある、非常に豊かな物語。色んな人が集まったカンパニーですが、稽古もゲネプロも順調でした。ここからさらに上を目指してやっていきたい。毎日進化していくお芝居だと思います」と語り、4年ぶりの舞台出演となる川原和久について「役にピッタリだから是非」と出演を頼み込んだ経緯を明かした。ナミヤ雑貨店の店主を演じる川原は「物語のバックにキッチリこの人物が生きていないと作品の面白みが増してこないので、一生懸命やらせて頂いています」とコメント。多田が「(川原さんは)見た目は怖いけど、初めてお会いした時から新人の私にも優しく声をかけて下さった。今回の稽古中もたくさんご馳走になりました」と明かすと、松田と鮎川も川原に優しくされたエピソードを披露。川原が「じゃあ、寿司行くか!」と掛け声をかけ、一同が歓声を上げるなど仲の良さが伺えた。公演は5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)から8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。取材・文:片桐ユウ
2016年04月22日ミステリー作家・東野圭吾が描くタイムトラベル・ファンタジー『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を原作とした舞台が、開幕間近だ。2013年にキャラメルボックスにて初演。今回はプロデュース公演となり、主役の三人組を多田直人、松田凌、鮎川太陽が演じる。初日まで残すところ約2週間となった稽古場を取材した。舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』チケット情報この日の稽古は、ステージングの確認からスタート。多田が進行を務め、舞台上の位置取りや芝居のタイミングなどを確かめていく。全キャストが登場するオープニングのシーンでは、複雑な人の流れに混乱が起きないよう、全員が意見を出し合って動きを調整。時間にすれば僅かな場面だが、客席へスムーズに芝居を届けるべく、より良い方法を模索する。芝居のパーツが、一つ一つ丁寧に磨き上げられていく。本作は「手紙」が重要なアイテム。コソ泥を働いた青年3人組が廃屋になった雑貨店に逃げ込み、そこに届いた悩み相談の手紙を手にする。逃亡中の身でありながら、つい返事を書いてしまう青年たちだったが、その手紙は数十年前の時代を生きた人間が書いたものだった…。時空を超え、過去からの手紙に込められた人々の想い――真相を握るナミヤ雑貨店の店主の懐の深さに、心が温まるストーリーだ。3人組のリーダーを演じる多田は、初演からの続投。多田、松田、鮎川によるダンスシーンでは、カウントが合わずに苦戦する松田と鮎川に多田が助け舟を出す。若手ふたりに優しくアドバイスをする多田は、役柄同様の兄貴肌だ。臆さずに意見を出しつつも、先輩の言葉に熱心に耳を傾ける松田と鮎川は、「現代」に生きる若者を演じるに相応しい素直さを持っている。松田が多田に詰め寄るシーンでは、熱意のあまり松田が間を詰め過ぎ、多田から「もうちょっと、距離開けといてもらえる?」とツッコミも。見ていたキャストから笑いが起こった。鮎川は台本を手にして脚本・演出の成井豊の机前に座り込み、アドバイスを求める。成井が台詞の意図を細やかに解説すると、曇っていた鮎川の表情が「そういうことか!」と晴れ渡った。3人の軽やかな掛け合いも見どころの一つとなりそうだ。ナミヤ雑貨店の店主を演じる川原和久が4年ぶりの舞台出演となる等、注目の俳優たちも本作に集結する。ミュージカル界でも活躍する菊地美香が、人気歌手の役としてその歌唱力を披露する場面も。鯨井康介も加わり、稽古場に美しいデュエットが響き渡った。公演は4月21日(木)から5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)から8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。なお、チケットぴあでは「オリジナル・レターセット&お悩み相談付」チケットと「舞台見学&撮影会付」チケットを発売中。取材・文:片桐ユウ
2016年04月13日演劇集団キャラメルボックスが2013年に舞台化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が、キャストをほぼ一新したプロデュース公演として、4月21日(木)から東京、大阪で上演される。原作は累計100万部を突破した東野圭吾の同名小説。脚本・演出は、初演と同じく同劇団の成井豊。主役のコソ泥3人組を多田直人、松田凌、鮎川太陽が演じる。舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』チケット情報その中で、物語の要ともいえる「ナミヤ雑貨店」の店主・浪矢雄治を演じるのが、ドラマ『相棒』伊丹刑事でもおなじみの川原和久。約4年ぶりの舞台出演となる川原に話を聞いた。キャラメルボックスの作品には、『また逢おうと竜馬は言った』(1992年)や『容疑者Xの献身』(2009・2012年)などに続き6度目の参加となる川原。自身も劇団ショーマに在籍しながら、数多く出演してきたキャラメルボックスについて「昔はね、変えてやろうと思って(出演していました)。もちろん劇団それぞれで価値観は違いますし、やり方は違うんですけど、うち(劇団ショーマ)のやり方もいいよってことをね、トヨタの車もいいけど日産の車もいいよという感じで伝えたかったんですけど、なかなか届かなかったですね」。それでも出演してきた理由を問うと「僕には多くの信頼できる演出家がいまして。成井さんもそのひとり」と厚い信頼をのぞかせた。ストーリーについては「点で散らばっていたものが最終的に線になるっていう、いわゆるミステリーと同じつくり。しっかりその点を描いていかないと、線にはならないなって気はしています」。その中でも自身が演じる役は「(ストーリーの)発端ですよね。浪矢雄治という人が起こした事件によって点が散らばっていって、最終的にひとつの線になる。人間関係が特にね。そこが醍醐味なんじゃないかな」。映像作品にも数多く出演する川原。映像と舞台の違いを聞いてみると「僕はそんなに大きな差は感じてないです。でも、劇場に入って舞台に立って芝居をしていると『やっぱり僕は演劇の人間なんだな』と思います。張ってる声が気持ち良かったり、(客席に向かって)飛ばす芝居だから発散力がすごい。これをずっとやってきたんだなって思い返させてくれる。もちろん映像のお芝居も好きなんですけどね」。20代から50代まで幅広い年代のキャストが揃う本作。川原が食事に連れて行くことも多い。「最近の現場はいつも最年長だから出費が…」と笑いながらも、「なるべくみんなで行きたいですね。あっという間だから」とコミュニケーションも大切にしながら稽古を重ねている。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、4月21日(木)~5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)~8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。この5月で11年の歴史に幕を下ろすシアターBRAVA!では、「さよならBRAVA!」と題し閉館までのカウントダウンを飾る。取材・文:中川實穗
2016年04月04日2013年にキャラメルボックスが舞台化し好評を得た『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が再び上演される。ミステリー作家として名高い東野圭吾の同名小説が原作。今回はキャストをほぼ一新したプロデュース公演となる。脚本・演出の成井豊が「それぞれの役に最も合う役者にお願いした」と自信を見せるキャスティングには、ベテランから若手まで納得の俳優陣が揃う。初演からの続投となるキャラメルボックスの多田直人、注目株の若手俳優・松田凌が意気込みを語った。舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』チケット情報多田は「初演を踏まえた上で、今回も同じ役をやらせて頂けるというのは有り難いです。初演に携わってきたメンバーと新しい方々の風が合わさって、相乗効果が出るのではないかと思っています」と期待する。学生時代に観た舞台がキッカケで俳優を志したという松田は「イチ観客だった僕からすると、キャラメルボックスさんの作品に出るというのは夢のような出来事。まして再演ということで、並々ならぬ責任を感じます」とプレッシャーを明かしつつも、「緊張する要素は多いですが、緊張感を持つのは板の上に立つ時だけでいい。僕が鼻タレ小僧の時から演劇界を担っていらっしゃった方々の中に飛び込めるわけだから、お芝居では楽しめたらいいなと思います」と瑞々しさを見せた。物語は、コソ泥を働いた青年たちが廃屋になった雑貨店に逃げ込み、そこに届いた悩み相談の手紙を見付けるところから始まるタイムトラベル・ファンタジー。作品の魅力を、多田は「最後に色々なものがハマっていく爽快感。それと手紙がタイムトラベルするというアイディアの秀逸さ」、松田は「ファンタジー的な要素がヒューマンドラマに繋がっていく、心躍るようなストーリー」だと捉える。さらに多田は「手紙というのは、文字の温かさや気持ちがこもっているもの。その想いと『ナミヤ雑貨店』の店主の優しさが、お芝居を包んでくれている気がした」と初演を振り返った。原作の持つ柔らかな風合いは、そのまま舞台にも流れ込むようだ。初演では幾つか設定の変更が為されたが、今回はより原作に沿ったものになるという。多田は「初演を見た方はまだ記憶に新しいと思うので、ぜひ見比べて欲しいと思います。大なり小なり、みんな悩みを抱えて生活している。そんな背中を押してあげられるような作品だと思います」とアピール。松田は「僕は演劇で人生が変わったので、舞台を見たことのない若い人たちにもぜひ観て欲しいと思います。学生料金がある舞台って貴重ですよ!」と呼びかけた。公演は4月21日(木)から5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)から8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。取材・文:片桐ユウ
2016年03月24日石橋凌が3月6日に東京・EX THEATER ROPPONGIで全国ツアー「Neo Retro Music 2016」の東京公演を開催した。【チケット情報はこちら】同ツアーは石橋の生誕60周年を記念して始動したプロジェクト「R=60 PROJECT」の一環として実施。オープニング・ナンバーは『RESPECT THE NIGHT』。伊東ミキオのピアノと太田惠資のバイオリンをバックに、情感豊かに全身でふりしぼるようなシャウトで、一気に場内の気持ちを鷲づかみにするさまは圧巻。続いてTHE GROOVERSの藤井一彦(g)を呼び込み、ARB時代の名曲『Just a 16』を披露、イントロが奏でられるだけで歓声が沸きあがった。さらにはTHE ROOSTERSの池畑潤二(ds)、HEATWAVEの渡辺圭一(b)も加わり、バンド時代の曲とソロのナンバーを交互に繰り出していく。1977年に結成され日本のロック・シーンに大きな影響を与えたバンド、ARBの曲も、今の石橋が表現することでまた新たな魅力を帯びて輝いていく。映画や小説のように心の琴線に触れる歌世界が、ロックンロールという衝動と融合していく。メンバー紹介の際に、「1980年代、各地のイベントでRCサクセションと共演して凄い人だなと思ってました」と石橋に言わしめた梅津和時(sax)とホーン・セクションも加わった贅沢な編成が素晴らしいアンサンブルを聴かせる。中盤の『形見のフォト』、『ヨロコビノウタを!』を演奏する際には、観客に「歌、手拍子、そして演奏も一緒に」と呼びかけ、たくさんのエッグシェーカーを投げ入れる演出も。それに応えて盛り上がるファンとのコラボレーションが熱い。アンコールで「自分にとって恩人がふたりいる」と切り出した石橋は、デビューのチャンスをくれた福岡KBCラジオのディレクター岸川均氏、俳優になるきっかけとなった松田優作と故人ふたりの名を挙げ『縁のブルース』を披露。さらに「What’s a wonderful world」、「Route66」と不朽の名曲を腕利きのメンバーと共にベテランならではの演奏で魅了した。「最近、国内がまた、きな臭い匂いが強くなってきてます。みんなと一緒にこの歌を歌い続けていきたいと思います」と宣言して『ピカドンの詩』で2時間40分にわたる熱演を締めたこの日のMCで「自分が尊敬する好きなミュージシャンと一緒に、魂が乱舞するカーニバルのような一夜にしたいと思っています」と、石橋の口から直接発表されて場内が大いに盛り上がったが、7月20日(水)に東京・赤坂BLITZでバースデイ・ライブの開催が決定した。チケットの一般発売は4月23日(土)午前10時より。チケットぴあでは独占先行を実施中。受付は3月21日(月・祝)午前11時まで。取材・文:浅野保志(ぴあ)■「SOULFUL CARNIVAL 石橋凌BIRTHDAY LIVE」日時:7月20日(水)開場17:30/開演18:30会場:赤坂BLITZ(東京都)【特電番号】0570(02)9947
2016年03月09日石橋凌が3月6日に東京・EX THEATER ROPPONGIで全国ツアー「Neo Retro Music 2016」の東京公演を開催した。【チケット情報はこちら】同ツアーは石橋の生誕60周年を記念して始動したプロジェクト「R=60 PROJECT」の一環として実施。オープニング・ナンバーは『RESPECT THE NIGHT』。伊東ミキオのピアノと太田惠資のバイオリンをバックに、情感豊かに全身でふりしぼるようなシャウトで、一気に場内の気持ちを鷲づかみにするさまは圧巻。続いてTHE GROOVERSの藤井一彦(g)を呼び込み、ARB時代の名曲『Just a 16』を披露、イントロが奏でられるだけで歓声が沸きあがった。さらにはTHE ROOSTERSの池畑潤二(ds)、HEATWAVEの渡辺圭一(b)も加わり、バンド時代の曲とソロのナンバーを交互に繰り出していく。1977年に結成され日本のロック・シーンに大きな影響を与えたバンド、ARBの曲も、今の石橋が表現することでまた新たな魅力を帯びて輝いていく。映画や小説のように心の琴線に触れる歌世界が、ロックンロールという衝動と融合していく。メンバー紹介の際に、「1980年代、各地のイベントでRCサクセションと共演して凄い人だなと思ってました」と石橋に言わしめた梅津和時(sax)とホーン・セクションも加わった贅沢な編成が素晴らしいアンサンブルを聴かせる。中盤の『形見のフォト』、『ヨロコビノウタを!』を演奏する際には、観客に「歌、手拍子、そして演奏も一緒に」と呼びかけ、たくさんのエッグシェーカーを投げ入れる演出も。それに応えて盛り上がるファンとのコラボレーションが熱い。アンコールで「自分にとって恩人がふたりいる」と切り出した石橋は、デビューのチャンスをくれた福岡KBCラジオのディレクター岸川均氏、俳優になるきっかけとなった松田優作と故人ふたりの名を挙げ『縁のブルース』を披露。さらに「What’s a wonderful world」、「Route66」と不朽の名曲を腕利きのメンバーと共にベテランならではの演奏で魅了した。「最近、国内がまた、きな臭い匂いが強くなってきてます。みんなと一緒にこの歌を歌い続けていきたいと思います」と宣言して『ピカドンの詩』で2時間40分にわたる熱演を締めたこの日のMCで「自分が尊敬する好きなミュージシャンと一緒に、魂が乱舞するカーニバルのような一夜にしたいと思っています」と、石橋の口から直接発表されて場内が大いに盛り上がったが、7月20日(水)に東京・赤坂BLITZでバースデイ・ライブの開催が決定した。チケットの一般発売は4月23日(土)午前10時より。チケットぴあでは独占先行を実施中。受付は3月21日(月・祝)午前11時まで。取材・文:浅野保志(ぴあ)■「SOULFUL CARNIVAL 石橋凌BIRTHDAY LIVE」日時:7月20日(水)開場17:30/開演18:30会場:赤坂BLITZ(東京都)【特電番号】0570(02)9947
2016年03月09日松田翔太を主演に、4月にドラマ化、今夏には映画化という一大プロジェクトが始動した『ディアスポリス-異邦警察-』。この度先日公開された超特報に続き、松田さん演じる久保塚が映る特報映像が解禁された。本作は、 東京にいる密入国外国人約15万人。悪い奴もいるが、難民認定を受けられず貧しい生活をしている者も大勢いる。そんな彼らが自分たちを守るために秘密組織「異邦都庁(通称:裏都庁)」を作り上げた。そこには金融庁の関与しない銀行、厚労省の認可しない病院、そして異邦警察「ディアスポリス」が存在した。そんな裏都庁で働くただ一人の警察官、久保塚早紀の活躍を描いた物語――。原作は、すぎむらしんいちと『20世紀少年』などの脚本を手掛けたリチャード・ウー(長崎尚志)脚本による同名コミック。監督には、『私の男』でモスクワ国際映画祭グランプリを受賞した熊切和嘉が務め、守屋文雄と共に脚本も担当している。熱狂的な支持を受けながらも、そのキワどすぎる世界観から実写化不可能とされた本作に挑むのは、「花より男子」シリーズや『LIAR GAME』シリーズ、「女帝」など様々な役どころを演じ、強烈な存在感を放つ日本を代表する俳優のひとり、松田さん。自身原作のファンで、主演を熱望していたという松田さんは、複数の言語を操る国籍不明の裏警察・久保塚役をいままでのキャリア全てぶつけて熱演する。そして今回解禁された特別映像は、本作の内容が少し垣間見える映像。松田さん演じる久保塚が警察に引き止められるも「俺も警察なんだよ」と言い放つシーンなど“裏警察”としての存在感を放った姿が映し出されている。『ディアスポリス-異邦警察-』(仮)は2016年夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年03月05日「Hulu」にて先行配信、日本テレビ系にて毎週土曜日放送中のドラマ「ニーチェ先生」。間宮祥太朗を主演に、浦井健治ら若手俳優で実写化する本作の今週5日(土)放送の7話より「MORE」専属モデルの内田理央が出演することが明らかになった。原作は「月刊コミックジーン」(KADOKAWA)で連載中の「ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~」。累計発行部数130万部突破を記録する本作は、コンビニエンスストアを舞台に、個性豊かな新人バイト達の日常を描く「さとり世代・痛快コメディー」。主人公の“ニーチェ先生”こと仁井智慧役の間宮さんを中心に、就職浪人中のコンビニ店員・松駒役の浦井さん、松井玲奈、松田凌、菅裕輔などが出演している。今週5日(土)放送の第7話では、新人バイトとして勤務する萌(内田理央)の教育係を任された仁井くんこと仁井智慧 (間宮さん) と、萌が仲良くしている姿を、塩山楓 (松井さん) が目撃。仁井くんに想いを寄せる楓は、仁井くんから萌を遠ざけようとトイレで萌を待ち伏せ、とんでもない嘘を彼女に言い放つが…?今回第7話から登場する事が決定したのは、雑誌「MORE」の専属モデルで、近年ではグラビア、そして「ダメな私に恋してください」や「臨床犯罪学者 火村英生 の推理」にも出演し、女優としても活動する内田さん。今回彼女は、原作にはないドラマオリジナルキャラクターで、ツインテールにミニスカ・ニーハイというなんとも目立つ格好の彼女だが、ある秘密を持った変わったアイドル系の新人バイト店員・立崎萌役として出演する。放送を控えた内田さんは「7話から登場なのに撮影現場が楽しすぎて、勝手に1話からいたような気分です。それ位濃い時間でした」と喜びを語り、役柄については「コンビニの深夜バイトとは似つかない?ツインテールにミニスカにニーハイという格好。オープニングで持っているマイクもヒントなのですが、何やら訳ありです。回を追うごとにその秘密も明らかになりますのでお楽しみに!」と話した。また撮影では「店長役の佐藤二朗さんがとにかく面白くて、笑うのを我慢するのが大変でした。また、テストなしだったり、撮影がまさかの6時間も巻いてしまったり!全てが新鮮で楽しかったです!」とコメントを寄せている。モデルから女優へと活動の幅を広げている内田さん。今回もツインテールでニーハイという姿を披露し、また彼女の新たな一面が垣間見えるだろう。「ニーチェ先生」は毎週木曜日「Hulu」にて独占先行配信中、毎週土曜2時55分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月02日松田龍平がまさかのモヒカン頭となり、前田敦子、千葉雄大、柄本明、もたいまさこと“家族”を演じる『モヒカン故郷に帰る』。本作で、松田さんはデスメタルバンド「断末魔」のボーカルに挑戦、沖田修一監督書き下ろしのオリジナルソングを熱唱していることが分かった。恋人・由佳(前田敦子)の妊娠をきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ7年ぶりに帰郷したモヒカン息子・永吉(松田龍平)。2人を待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛する相変わらずの頑固おやじ・治(柄本明)と筋金入りの広島カープ狂の母・春子(もたいまさこ)、そしてたまたま帰省していた弟・浩二(千葉雄大)。久しぶりに家族そろったと思いきや、“父親になる”というのに相変わらずのらりくらりの永吉に、治は怒り心頭。いつもの一家総出のド派手な親子ケンカが勃発する。そんな矢先、発覚した親父のがん。なんだかんだ喧嘩してしまうけど…やっぱり家族が集まれば笑顔こぼれる!永吉は不器用ながらも「俺は俺なりに」親孝行に大奮闘するが――。本作は、『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』などで知られる沖田監督がオリジナル脚本を手がけ、瀬戸内海に浮かぶ四島でオールロケが行われた、現代版ホームドラマ。緩やかに流れる“島の時間”の中、親不孝だった息子の最後の親孝行というしんみりしがちなストーリーを、“沖田節”ともいえる温かなユーモアで包み、絶妙なキャスティングの豪華俳優たちがそれぞれ喜々として演じている。そんな本作でモヒカン頭の松田さんが扮するのは、売れないデスメタルバンド、その名も「断末魔」のボーカル!「断末魔ー!!」の“デス声”が鳴り響く、印象的なライブシーンの撮影は広島市内のライブハウスで行われ、撮影時、松田さんはスタッフや監督の期待をはるかに上回る最高のパフォーマンスで観客役のエキストラたちを熱狂させた。「まさに思い描いていた永吉。松田さんのパフォーマンスを見た瞬間に、この映画は絶対に面白くなるって確信しました」と、監督は松田さんの“デス声”によるパフォーマンスを大絶賛。実は2人そろって “デス声”を研究したそうで、「デス声の出し方というのがあって(笑)。劇中でも下手な出し方を続けていると声を潰してしまうって出ていて、かなり練習してもらいました。映画の中でもちょっと出てきますが、デス声でドレミファソを言うんです」と監督。ライブシーンの前夜、広島のホテルでは、松田さんの練習する“デス声”が響いていたのだとか…。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日「MEN’S NON-NO」のモデルで俳優の成田凌が2月20日(土)、出演映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』を劇場で観客と一緒に鑑賞。その恐怖や撮影現場の様子などについて語った。小野不由美の小説を原作に、部屋に染みついた“穢れ”が、人を介して拡散していく恐怖を描く。成田さんは、かつて居住者の自殺があった“事故物件”に暮らす若者・山本を演じている。成田さんにとっては完成した映画を観るのは2回目となるが「最初に観た後は家に帰りたくなくて、朝まで飲みました(笑)」と映画を観終わっても続く、本作独特の恐怖について語る。この日も観終えて感想を求められると「終わり方ですよね…。終わり方に難が…」と苦笑を浮かべる。本作のプロデューサーは、山本役での成田さんの起用について「キャスティングしていたら部屋に『MEN’S NON-NO』があり、めくっていたら成田さんがいて『この子なら、訳アリの物件に住んでしまうんじゃないか?』と思った」と説明するが、成田さんは「住まないです!安くても無理!怖いです」と語る。ちなみに「同じ『NON-NO』のモデルの柳俊太郎が、訳アリの物件に住んでた」と語り、怪奇現象があって「半年くらい家に帰ってなかった」と明かして映画を観終えたばかりの観客の恐怖をますます煽る。撮影の現場は「和気あいあいとしていた」と語るが、やはりと言うべきか現場や完成した映画の中で怪奇現象が起こっていたよう…。プロデューサーは映画の中で確認できる2か所の怪奇現象を説明。「坂口健太郎くんがタクシーに乗っているシーンで、坂口くんとカメラマンと監督しかいないはずなのに、3人以外の手らしきものが映っている」と語り、さらに「最後の竹内結子さんと橋本愛さんのカフェでのシーンで、窓の外で人が仁王立ちしてます。普通、映画に映る人は助監督が全て、動きを付けたり避けさせたりしてるんですが…」と明かすと、成田さんは「鳥肌が立ってきた…」と落ち着かない表情。撮影前にはお払いが行われたが、成田さんは「3シーンしか出てないので行かなかった」とのことで「カメラマンさんなどスタッフさんはお守りを持ってたけど、おれはもらってない!」と心細そうに語り、会場は笑いに包まれた。『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年02月20日古屋兎丸による同名人気コミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』。成長を拒む14歳の美しき少年たちが結成し、醜い大人を排除した世界を理想とする“光クラブ”を舞台に、少年たちの愛憎劇と、彼らによって美の象徴として祭り上げられた少女とロボットの恋が描かれる。主演を務めるのは、目下ブレイク街道まっしぐらの若手実力派・野村周平。そして、モデルとしても活躍する19歳の注目女優・中条あやみが囚われのヒロインを演じている。その他の画像野村が演じる主人公・タミヤは、光クラブの創設者でありリーダーだったが、圧倒的なカリスマ性をもつ“廃墟の帝王”ゼラの出現によって、今は統率権を失っているという役どころ。メガホンをとる内藤瑛亮監督とは、14年公開の『パズル』以来2度目のタッグで「僕の性格をよくわかっているので、何も言わず見守ってくれました。指示されたり怒られるのが苦手な性格なので(笑)」と振り返る。一方、中条はヒロインのカノンを演じる上で、「テーマは母性だった」と明かす。内藤監督からは「カノンは光クラブにおける女神であり、お母さん」だと説明があったといい、「誰にもできる役じゃないので、ぜひ挑戦したいと思った」のだとか。光クラブのある野望を果たすために製造され、ライチと名付けられたロボットとの禁断愛も描かれ、「演技というフィルターを通せば、どんなことも可能なんだと思えたことが、大きな自信になりました」と誇らしげだ。原作が放つ昭和的なダークファンタジーの世界観を再現すべく、富士市内の廃工場に巨大な秘密基地のセットが作られ、キャスト陣は缶詰め状態で撮影に臨んだ。野村は「セットの作りこみがハンパなくて、異質な役柄にもすんなり入り込むことができました。ただ、年末の寒さもあって、監獄にいる気分(笑)。いざ空き時間になっても、行く場所がなくて」とその過酷さにギブアップ寸前?氷点下1度のなか、冷水に沈められる“薔薇の処刑”シーンに挑んだ中条は、「少しでも水温を上げると、湯気が出てしまうので…。あまりの冷たさに『絶対ワンテイクで撮り終えなきゃ』って覚悟を決めました」と現場での緊張を語った。古川雄輝、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌ら次世代を担う若手俳優が集結しており、「イキのいい同世代のキャストがこれだけ揃った作品に出られたのが何よりうれしいです」と“共闘”に胸を張る野村。10代最後の年を迎えた中条は、「ガムシャラにいろんなことを吸収し、納得いく形で20代のスタートラインに立ちたい」と抱負を語った。『ライチ☆光クラブ』公開中取材・文・写真:内田涼
2016年02月16日野村周平が主演する『ライチ☆光クラブ』の初日舞台挨拶が2月13日(土)、都内で行われた。映画は古屋兎丸の人気コミックを原作に、思春期の美少年9人が、汚れた大人のいない新世界をつくろうと秘密結社“光クラブ”を結成し、裏切りと愛憎劇を繰り広げる。この日は主人公・タクミ役の野村さんをはじめ、古川雄輝(ゼラ役)、中条あやみ(カノン役)、間宮祥太朗(ジャイボ役)、池田純矢(ニコ役)、松田凌(雷蔵役)、戸塚純貴(デンタク役)、柾木玲弥(ダフ役)、藤原季節(カネダ役)、岡山天音(ヤコブ役)、内藤瑛亮監督が登壇。旬のイケメンが勢ぞろいする舞台挨拶に、熱心な女性ファンが大挙駆けつけた。主演の野村さんはもちろん、ひときわ客席の歓声を浴びていたのは、光クラブ内の絶対的権威を誇る“廃墟の帝王”ことゼラを演じた古川さん。開口一番「おはよう、廃墟の恋人たち…。この薄汚いブタどもっ」とキャラになりきったドSな挨拶を披露し、女性ファンは歓喜の悲鳴をあげていた。そんな古川さんに対して、野村さんが「やっぱり一番大変だったと思う。セリフも膨大だし、最後は…。ずっと古川くんのこと、陰ながら応援していた」と労をねぎらう場面も。ただ、「誰が一番バレンタインのチョコをもらいそう?」の質問に、野村さんの名前を挙げる光クラブのメンバーが誰一人おらず、野村さんは「自分で(名前を)挙げるしかない」と苦笑いを浮かべていた。『ライチ☆光クラブ』は公開中。2月27日(土)より全国拡大公開される。(text:cinemacafe.net)
2016年02月13日古屋兎丸の同名原作コミックを、野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗ら次世代を担う俳優たちを迎えて贈る『ライチ☆光クラブ』。この度、公開間近となった本作から、ヒロイン演じる中条あやみが、氷点下のクライマックスシーンで女優魂を見せつけていた事が明らかとなった。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”。14歳を目前に大人のいない世界をつくろうとした9人の美しい少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)“ライチ”と、少女・カノンの恋を、圧倒的に美しくダークな世界観で描く。大人になる前の脆く、残酷で多感な少年の思春期を描き、その独創的な世界観と圧倒的なカリスマ性で支持される鬼才漫画家・古屋氏のロングセラーコミックを映画化した本作。出演者には、光クラブの創設者でありリーダーのタミヤ役の野村さんをはじめ、ゼラ役の古川さん、ジャイボ役の間宮さん、ニコ役の池田純矢、雷蔵役の松田凌、デンタク役の戸塚純貴、そしてヒロイン、カノン役に中条さんが好演している。そのほか、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音ら、いま旬の若手俳優が集結している。撮影が行われたのは2014年11~12月。初主演に抜擢された『劇場版 零~ゼロ~』に続き2作目となる映画出演の中条さんは、極寒の中、連日の廃工場での撮影が行われ、クライマックスに差し掛かる「薔薇の処刑」の撮影に挑んでいた。「薔薇の処刑」とは、薔薇を浮かべた水の中にカノンが沈められるシーンのこと。撮影現場である富士市の最低気温は氷点下1度。鉄とコンクリートに囲まれた工場内の体感気温はさらに低く感じられたという。外気温があまりにも低く、処刑台となる棺桶に張られた水温を少しでも温めると水面から湯気が上がってしまうため、極めて真水に近い水温で撮影を敢行することを余儀なくされた本シーン。すでに連日撮影が10日間を過ぎ、体力的にもかなり疲労している状況の中、中条さんは、長時間息継ぎなしで、水中での演技をワンテイクでやってのけたという。中条さんが見せつけたその女優魂が垣間見えるシーンや、野村さんら次世代を担う若手俳優たちが現場でしのぎを削り合った演技合戦をぜひ劇場で目撃してみて。『ライチ☆光クラブ』は2月13日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月10日ミュージシャンとしてだけではなく、役者としても、全身全霊“表現者”たることを選び続けて来た石橋凌の最新ツアー「Neo Retro Music 2016」が2月6日、福岡・DRUM LOGOSにて幕を開けた。【チケット情報はこちら】ステージ上には池畑潤二(Ds)、渡辺圭一(B)、藤井一彦(G)、伊東ミキオ(Key)、梅津和時(Sax)という鉄壁不動のメンバーがズラリと顔を揃えている。前回のツアーよりもさらに深く広がった音の世界。今回はオープニングも含めて、ある演出が施されており、圧倒的な声量でフロア全体を包み込む、声そのものの魅力に加えて、時にブルージーに、時にファンキーに、絡み合う楽器同士のアンサンブルが、より豊潤な景色を描いていく。この日演奏されたのは、バンド初期のナンバーから最新のソロ曲まで、これでもか!というくらいにたっぷりと並んだ新旧不問のタイトル20数曲。政治的なものから、“目には見えないもの”について歌った曲まで、いずれも時代を問わない輝きと多くの人の胸を打つ、強くて優しい言葉にあふれた曲ばかり。中でも、エッグシェーカーを会場にバラまき「日頃の鬱憤やストレスを吐き出して帰ってください!」とオーディエンスを煽った後のワンシーンは、実に印象的だった。お決まりのコール&レスポンスに加えて、軽快な手拍子と「ヘイ!」という掛け声が、ある曲において自然発生的に巻き起り、曲後に思わず「嬉しい!やはり私の地元です!」と満面の笑みを浮かべた石橋。その抜群の呼吸をして、より深まったファンとの絆にグッと熱いものがこみ上げてきた瞬間だった。MCでは今年7月に60歳を迎えることに触れ、「R=60 PROJECT」を立ち上げたことを報告。ただ「昔から言われているあの辛気くさい漢字ふた文字は禁句です」「“れ”を“げ”に変えて貰ったら、石橋凌、60歳、感激です」とユーモアたっぷりに笑い飛ばす辺りは、さすが石橋凌といった感じだ。プロジェクトとしては今月3日にリリースしたライヴ・アルバム『LIVE Neo Retro Music 2015』が第1弾で、今回のツアーが第2弾。第3弾としては「全国各地で開催されるイベントやフェスにひとつでも多く出て歌っていく」とのことで、今後の動きにも是非、注目していてほしい。ツアーはこの後、2月9日(火)大阪・心斎橋BIG CAT、2月10日(水)愛知・名古屋BOTTOM LINE、3月6日(日)東京・六本木EX THEATER、3月17日(木)北海道・札幌 cube gardenにて開催。チケットは発売中。取材・文:なかしまさおり
2016年02月09日松田龍平主演の映画『モヒカン故郷に帰る』の完成報告会見およびヒット祈願が2月8日(月)に開催。松田さんをはじめ、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督が勢揃いした。『南極料理人』『横道世之介』の沖田監督のオリジナル脚本で、タイトル通り、松田さんがモヒカン頭にしたことでも話題の本作。売れないバンドマンの永吉は妊娠した恋人を連れて結婚を報告するために故郷・広島の戸鼻島に帰るが、そこで頑固者の父のガンが発覚し…。松田さんが演じた永吉は、父・治が矢沢永吉の熱烈なファンであることから名前が付けられたという設定だが「役作りはモヒカンにしたくらいかな(笑)。ちゃんと、スタイルを持ってこういう格好をしており、形から入って作っていくところがありました」と振り返る。島での撮影では、現地の吹奏楽部の学生たちの演奏に永吉が割り込み、指揮をするというシーンがあったが「段取りを踏まずに演奏をメチャクチャにするという、賭けに出たシーンでしたが刺激的で楽しかったです。教室から出ると、中から『こえー!』って声が聞こえてきて(笑)、それがヒシヒシと伝わってきて心が痛みました…」と笑いながら明かした。柄本さんは、松田さんとの親子役での共演について「お父さんの優作さんと同じ劇団にいたことがあり、親子役に感慨深いものがありました」としみじみと語っていた。前田さんは、永吉の“嫁”として、彼の実家を訪れるが、この日も姑役のもたいさんと手を取り合って登場。もたいさんを“まさこ様”と呼び「劇中のお義母さんもかなり優しいですが、現場でもまさこ様はすごく優しくて、楽しくすごせました」とニッコリ。もたいさんも「“まさこ様”と呼ばれるのは初めてでしたが心地よかったです(笑)。(前田さんは)ストンと人の心に入ってくる感じで、嫁姑というより、友達のようでした」と笑顔で振り返った。しっかりものの次男を演じた千葉さんは「僕は長男で、お兄さんはいないので、この映画でお兄さんができて嬉しかったし、撮影の合間にご飯を食べたり、遊んだり嬉しかったです」と笑顔。松田さんも「かわいかったですね」と思わず、顔をほころばせていた。沖田監督は今回の父と息子を中心に据えた物語について「男同士の面白さを映画でやりたかった。特別に話すことのない距離感のある2人が、こうした状況になって、疎遠だった時間を埋めていくのが面白い」と自信をのぞかせた。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年02月08日“最旬”俳優たちを迎え、熱狂的人気を誇る古屋兎丸のロングセラーコミックを映画化する『ライチ☆光クラブ』。本作のメインキャストを務めた野村周平と間宮祥太朗の2人が、本日2月4日(木)放送の「櫻井有吉アブナイ夜会」に登場することが明らかになった。下の名前で呼び合うほど親しい仲の2人のオフにカメラが密着し、その素顔に迫るという。野村さん、間宮さんほか、古川雄輝、中条あやみ、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音ら若手俳優たちが集結し、独創的で耽美的なコミックを実写化した本作。黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”を舞台に、14歳を目前に大人のいない世界をつくろうとした9人の美しい少年たちの脆く、残酷で多感な思春期が描かれる。また、彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)“ライチ”の声には、アニメ「銀魂」坂田銀時役でお馴染みの人気声優・杉田智和が起用されるなど、各方面から注目を集めている。この度、本作でメインキャストを務めた野村さんと間宮さんが、「嵐」の櫻井翔と有吉弘行がMCを務めるTBSのバラエティ番組「櫻井有吉アブナイ夜会」に登場。本番組は、毎回ゲスト出演者がいま気になっている関心事や趣味などを、MCの2人に提案し、ライフスタイル情報からグルメ、美容までさまざまなジャンルが取り上げられ、出演者の新たな一面が見られると評判の番組だ。今回、本番組のカメラが、2人の仕事の間のオフの時間に密着!「周平」「祥太朗」と呼び合う仲の2人の素顔が垣間見えるという。また、歩けばすぐに人だかりができる中、2人は世界一辛い(?)麻婆豆腐のお店へ向かった様子にもカメラが同行。間宮さんが中華に行くと必ず頼むという麻婆豆腐は、果たしてどれほど辛いのか?さらにスタジオでは、野村さんが趣味である“BMX”の大技披露!櫻井さんの上を自転車で飛び越える技は成功するのか!?ぜひ本放送でチェックしてほしい。また、本日21時より「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン!!」(文化放送「超!A&G」)にはニコ役・池田さんが出演するという。公開を目前に控え、イケメン俳優たちが様々なメディアに登場することでさらに話題を集めそうだ。『ライチ☆光クラブ』は2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。「櫻井有吉アブナイ夜会」は毎週木曜日22時よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日俳優の古川雄輝らが1日、映画『ライチ☆光クラブ』(2月13日公開)のプレミア上映イベントに出席し、"廃墟の帝王"こと光クラブのカリスマ的存在・ゼラを演じた古川が存在感を示した。本作は、廃工場の秘密基地「光クラブ」を舞台に、9人の少年たちによる裏切りと愛憎の物語。大人になる前のもろく、残酷で多感な思春期が描かれる。この日は主要キャストが一堂に会し、古川をはじめ、野村周平、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音、内藤瑛亮監督が集結した。中でも最も黄色い歓声を浴びたのが、ゼラ役の古川。役になりきり、低めのトーンで「おはよう……」とあいさつすると、客席からは一斉に「キャー!」と声が上がり、「廃虚の恋人たち……」と続けてファンはメロメロ。一転して爽やかなトーンで、「みたいな感じでゼラ役を演じています!」と切り替え、その場を器用に温めた。イベントでは司会者の質問に「◯」「×」札で回答するコーナーが設けられた。撮影は廃校を使って主に深夜帯に行われたことから、"こんな撮影は二度としたくない!"のお題が出されたが、古川は迷わず「×」を選択。古川にとってのゼラは、「僕が今までで本当に演じたいと思っていた役の1つ」。過酷な撮影だったことは認めながらも、「きつかったんですけど、撮影自体は非常に楽しくやらせていただきました」と充実感をうかがわせた。役柄としっかり向き合っていた様子の古川。"自分が演じたキャラクターと友達になれそう?"の質問には「◯」。ファンにとっては「えー!?」と意外な答えだったようだが、「丸ですね。個人的に一対一でしっかり話せばいいやつなんじゃないかな」と一番の理解者であることをアピール。会場が笑いで包まれる中、「仲良くなれます。一緒にチェスとかしてみたい」と真面目に締めて、今度は観客を納得させる。間宮演じるジャイボとゼラの妖艶なシーンも話題の本作。"いい意味でヤバイ?"という不可解な質問に、古川は「×」の札を掲げ、「やってる本人としてはそんなにヤバくないというか。シーン的にはほかのシーンと変わらない感覚」と俳優然とした感想を語った。コメントに物足りなさを感じたファンからの「えー!?」に後押しされるように、野村が「あんなことやこんなことしてたのに!? いろんなところ、舐めたりしてたのに!?」と追及。それでも古川は「まぁ、あの……撮影ですから」「ラブシーンいろいろやってきたので、ただそれが男性になったという(だけ)」と乱されることはなかったが、"初体験"だったと嘆く間宮には「申し訳ない」と笑いながら謝っていた。(C)2016「ライチ☆光クラブ」製作委員会
2016年02月01日最旬若手俳優たちが顔を揃えた映画『ライチ☆光クラブ』が2月1日(月)、新宿バルト9で舞台挨拶付きプレミア上映イベントを行った。壇上には野村周平、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音、内藤瑛亮監督ら総勢11名がずらり出席し、華やかな一夜となった。鬼才漫画家・古屋兎丸氏のロングセラーコミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地・光クラブが舞台。大人のいない世界を作ろうとした9人の少年たちによる、裏切りと愛憎の物語。集まった11人に○×の札を挙げて答える緊急アンケートを実施。撮影は富士の本物の廃工場で行われたが、「こんな撮影は二度とごめんだと思う人」と聞くと、野村さんは迷った素振りを見せながらも×を挙げた。理由について、「きつい撮影がないと、いい作品ができないと思ったんですよ」と言うと、集まった観客からは「おお~」とどよめきが起こり、「いいこと言うっしょ(笑)」と野村さんは、かわいらしく照れた。本作では、中条さんが劇中に登場するまで男所帯が続く。だからか、現場では可愛いキャラクターの松田さんがかなりちやほやされていたという。「思わず可愛いと思ってしまった人」とアンケートをとると、岡山さん以外は○を挙げた。満面の笑みで「うれしい」とはしゃいだ松田さんだったが、野村さんが横から「でも、あくまで中条さんが来るまでですよ。その後に(松田さんを)見るとメイク濃いなって思っちゃいましたもん」と釘を刺す。見どころのひとつに、古川さん演じるゼラと間宮さん演じるジャイボの妖艶なシーンがあるが、そのエピソードを聞かれた古川さんは「やってる本人としては、そんなにやばくないというか、他のシーンと変わらない感覚なんですけど」と涼しげな顔で答えた。すると、野村さんが「あんなことや、こんなことして、あんないろんなところ舐めたりしてたのに?」と煽るも、古川さんは「撮影ですから(笑)。これまでラブシーンはやってきましたし」と交わし、お相手となった間宮さんは「僕は初めてだったのに」と肩を落としていた。『ライチ☆光クラブ』は2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinamacafe.net)
2016年02月01日野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗、中条あやみら最旬の若手俳優たちが華麗に変身し、独創的で耽美的な人気コミックを映画化する『ライチ☆光クラブ』。この度、それぞれがキャラクターに扮し熱演する姿が満載の本作予告編が遂に解禁!ナレーションを、ライチ役を務める人気声優・杉田智和が担当していることが分かった。原作は、古屋兎丸による熱狂的人気を誇るロングセラーコミック。物語の舞台となるのは、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”。14歳を目前に大人のいない世界をつくろうとした9人の美しい少年たちの脆く、残酷で多感な思春期が描かれる。キャストには、「フラジャイル」出演中の野村さんや、『脳内ポイズンベリー』の古川さん、『高台家の人々』公開が控える間宮さん、雑誌「Seventeen」専属モデルでありつつ女優としても活躍する中条さん、ほか池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音ら最旬俳優が集結。少年たちの裏切りと愛憎…そして彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)“ライチ”と、少女カノンの恋を、圧倒的に美しくダークな世界観で実写化する。今回解禁された予告編では、個性的なキャラクタービジュアルを見事に再現したキャスト陣の熱演が初解禁!大人になることを受け入れはじめ、ゼラに反発するタミヤ(野村さん)と醜い大人になることを完全否定するカリスマ・ゼラ(古川さん)の対立構造や、ゼラに偏執的な愛を注ぐジャイボ(間宮さん)の妖艶漂う姿、そしてカノン(中条さん)とライチ(杉田さん)の関係性やキャラクターの個性が伝わるカットは必見だ。ナレーションを務めるのは、9人の少年が創り上げたロボット・ライチに命を吹き込んだ人気声優の杉田さん。「銀魂」坂田銀時役や「暗殺教室」烏間惟臣役など多数の人気キャラクターを演じ、『エベレスト 3D』ではサム・ワーシントンの吹き替えを務める実力派の杉田さんが、独特の世界観をナレーションで表現している。「永遠に少年のまま、永遠に美しいまま、僕らの世界が終わる」という言葉が示唆する通り、絶望の中で夢見た少年たちだけの理想の世界が破滅へと向かっていく様が伝わる映像に、本編への期待も高まる。『ライチ☆光クラブ』は2016年2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月15日俳優の野村周平が1月11日(月・祝)、都内で行われた主演作『ライチ☆光クラブ』のイベントに出席し、今年の目標は「元気」だと表明。昨年11月に、一部週刊誌が報じたモデル・女優の水原希子との交際について質問が飛ぶと、苦笑いを浮かべていた。今年の目標に「元気」を掲げた野村さんは、その理由を「どんな厳しい現場でも、明るく元気でいれば、周りをハッピーにできるはず。不機嫌とか(笑)、疲れは見せたくない」と説明。同日、成人式を迎えた新成人に対し「二十歳を超えると、体や顔つき、性格も変わってくる。カッコいい生き方をして、カッコいい顔つきになってもらえれば」とエールを送った。鬼才漫画家・古屋兎丸のロングセラーコミックを映画化した本作。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”。大人のいない世界をつくろうとした思春期の9人の美しい少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つロボット“ライチ”と、少女カノンの恋が、圧倒的に美しくダークな世界観で描かれる。イベントには主人公・タクミ役の野村さんをはじめ、古川雄輝(ゼラ役)、間宮祥太朗(ジャイボ役)、池田純矢(ニコ役)、松田凌(雷蔵役)、戸塚純貴(デンタク役)、柾木玲弥(ダフ役)、藤原季節(カネダ役)、岡山天音(ヤコブ役)が勢ぞろい。光クラブを牛耳る役どころの古川さんは「以前から悪役をやってみたかった。経験がないので不安もあったが、ふり返ると楽しい現場だった」とコメント。間宮さん演じるジャイボは、ゼラを崇拝するという設定で「初めてのラブシーンの相手が、古川君で良かった」と笑顔で語った。『ライチ☆光クラブ』は2016年2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月11日野村周平や古川雄輝、間宮祥太朗ら“最旬男子”9人と中条あやみが、鬼才漫画家・古屋兎丸の同名ロングセラーコミックの満を持しての実写映画化に挑む『ライチ☆光クラブ』。このほど、彼らの愛憎の関係性が見え隠れする本作の場面写真が、一挙に解禁となった。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”。14歳を目前に大人のいない世界をつくろうとした9人の少年たちと、彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)“ライチ”と少女カノンの恋が、圧倒的な美しくダークな世界観で貫かれ描かれる本作。キャストには、野村さん、古川さん、中条さん、間宮さんほか、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音といった才能に満ちあふれた、まさにネクスト世代の俳優たちが名を連ね、個性的なキャラクターをリアルに体現し、華麗なる競演で魅せる。今回解禁となった場面カットは8点。“光クラブ”を絶対的なカリスマ性で独裁的に支配する「帝王」ゼラ(古川雄輝)に何か言葉を浴びせられ、伏し目がちに怯えるようなタミヤ(野村周平)の姿が!また、玉座に座るカノン(中条あやみ)の前にひざまずくゼラ。タミヤ、ダフ(柾木玲弥)、カネダ(藤原季節)の“光クラブ”創設メンバーの初々しさが残るスリーショットもある。さらに、ライチを手にしたゼラとジャイボ(間宮祥太朗)の意味深ななまめかしい姿は、間宮さんの長いまつげが印象的。雷蔵(松田凌)、デンタク(戸塚純貴)、ヤコブ(岡山天音)とライチ、ライチにすがるようにしがみつくカノンの姿、そして、タミヤが幼なじみのダフとただならぬ様子で対峙する姿など、原作の独創的で圧倒的な“光クラブ”を創り上げていることが見受けられるカットばかり。彼らの美しき狂気と刺激にあふれたその世界を、こちらから確かめてみて。『ライチ☆光クラブ』は2016年2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月28日故・松田直樹さんを忘れない。3回目を数える『ドリームマッチ群馬2015-remember松田直樹-』が開催される。今回も松田さんと親交があった往年の名選手や同郷・群馬出身のJリーガー、ザスパクサツ群馬の選手たちが、正田醤油スタジアム群馬に集結する。気になる出場予定選手は以下の通り。『ドリームマッチ群馬2015-remember松田直樹-』チケット情報GUNMA DREAMS【監督】服部浩紀【GK】常澤聡、清水慶記【DF】乾貴哉、北爪健吾、川岸祐輔、沼田圭吾、市川恵多、乾大知、廣井友信、佐田聡太郎、坪内秀介【MF】青木剛、渡邊凌磨、平識善昭、横山翔平、清水貴文、仲間隼斗、田中亜土夢、小林竜樹、中町公祐、松下裕樹【FW】小牟田洋佑、大島秀夫、高田保則JAPAN DREAMS【監督】山口素弘【GK】南雄太、曽ヶ端準、楢崎正剛【DF】田中隼磨、茂庭照幸、駒野友一、宮本恒靖【MF】松井大輔、稲本潤一、小野伸二、本山雅志、小笠原満男、中田浩二、氏家英行、河合竜二、戸田和幸、中田英寿、佐藤由紀彦、福西崇史【FW】鄭大世、播戸竜二、永井雄一郎、北嶋秀朗、柳沢敦、松原良香JAPAN DREAMSには同級生の中田英と楢崎、福西、フラット3を組んだ宮本や中田浩、小野、稲本、小笠原の黄金世代など2002年『W杯』日本代表メンバーが揃う。そもそも、『ドリームマッチ群馬』は、サッカーを通じて、スポーツの楽しさや素晴らしさを伝えることをテーマとする。また、群馬で生まれた松田さんの功績を称えるとともに松田さんを襲った悲劇を繰り返さないために、今大会の収益でAEDを購入し、各種団体に寄贈することが目的である。突然の別れだった。松田さんは2011年8月2日、松本山雅FCでの練習中に倒れ、2日後帰らぬ人となった。当時、練習場の梓川ふるさと公園のグラウンドにはAEDはなかった。J1リーグ戦で385試合、日本代表として40試合に出場した稀代のDFは、J2昇格を目指しJFLを戦いながら、突如そのサッカー人生に幕を閉じたのだった……。『ドリームマッチ群馬2015』は、イベントも盛りだくさん。試合前のウォーミングアップの際は出場選手がサインボールをスタンドに投げ込み、試合終了後には場内を一周する。ハーフタイムには、群馬県内で活動するチアリーダー180名によるチアリーディングショーを実施。また、U-15、U-16の群馬県内の選抜選手による紅白戦が2試合ラインナップされている。もちろん、AED講習会も行われる。メインスタンド側場外特設ブースでは松田さん、宮本、永井、細貝萌らが着用したプレミアもののサッカー用具のチャリティーオークションも企画されている。松田さんを偲び、AEDへの理解を深め、スポーツの素晴らしさに触れる『ドリームマッチ群馬2015-remember松田直樹-』は12月23日(水・祝)・正田醤油スタジアム群馬でキックオフ。チケット発売中。
2015年12月18日野村周平や間宮祥太朗らが出演することで話題の、古屋兎丸による熱狂的ロングセラーコミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』。「第20回釜山国際映画祭」でも上映された本作のポスタービジュアルが、このたび遂に完成。あわせて主題歌を「PENICILLIN」のHAKUEIが主催する音楽ユニット「ライチ☆光クラブ」が担当することが明らかとなった。原作は、独創的な世界観と圧倒的な画力で支持される鬼才漫画家・古屋兎丸の同名ロングセラーコミック。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”。大人のいない世界をつくろうとした9人の少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)“ライチ”と、少女カノンの恋が、圧倒的に美しくダークな世界観で描かれる。ドラマ「恋仲」で一躍注目を浴びた野村さんが光クラブの創設者であり、リーダーのタミヤを、『脳内ポイズンベリー』の古川雄輝が絶対的なカリスマ性で独裁的に支配し“帝王”を名乗るゼラ、『高台家の人々』の公開も控える間宮さんが原作コミックファンの一番人気キャラクター・ジャイボを演じる。またニコ役を池田純矢、雷蔵役を松田凌、デンタク役を戸塚純貴が好演。そのほか、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音、中条あやみら、才能に満ち溢れる最旬の若手俳優らを迎え、個性的なキャラクターを心身ともにリアルに体現し、華麗なる競演を披露している。今回完成したポスターは「この醜い世界でぼくらは同じ夢をみた」というキャッチコピーと共に、物語の象徴的なアイテムのひとつであるチェス盤を想起させる格子調の模様、そして成長を否定した少年たちの無垢な危うさを表現する白を背景に、玉座に囚われの身となったカノン(中条さん)を取り巻き、9人の少年たちが配置されている。光クラブのタミヤとゼラが背中を合わせていることから、対立関係にあることが伺え、光のない絶望の中で、理想の世界を夢見る9人の美少年たちの行く末を案じさせるビジュアルに仕上がっている。そしてさらに今回決定した本作の主題歌は、「PENICILLIN」のボーカル・HAKUEIが主宰する音楽ユニット「ライチ☆光クラブ」の「メルヘン☆ジャック」。2011年に結成された「ライチ☆光クラブ」は、甘美で繊細、そして残酷な本作の世界を音楽に昇華させ、多種多様なアーティストと共にライフワークとしてコンスタントに展開。今回のために書き下ろされた主題歌は、一層映画の世界観を盛り上げてくれること間違いなしだ。また、本作の全国共通前売鑑賞券が12月19日(土)より発売開始。特典として、秘密基地の玉座前に集う光クラブのメンバー全員と、カノンとライチの記念写真風の限定写真がセットになった「秘密基地のメモリアルフォトカード」が、購入者に先着で配布される。『ライチ☆光クラブ』は2016年2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年12月17日コナミスポーツクラブは12月1日、世界体操選手権金メダリストの加藤凌平選手(順天堂大学体操競技部)と古谷嘉章選手(仙台大学体操競技部)の同社への入社を発表した。同日、両選手の入社発表会が行われた。加藤選手は、「私は中学生までコナミスポーツクラブのジュニア選抜に在籍していたので、また同じ場所で練習できることが楽しみでありますし、少しでも結果を残して恩返しできればいいなと考えています。まず一番に来年のリオデジャネイロオリンピックでメンバーに入り、団体金メダルに少しでも貢献できればと考えています。その後も2020年の東京オリンピックを標準に合わせて、がんばっていこうと思っています」とあいさつした。加藤選手の父でもある加藤裕之監督は、「内村航平選手が入社して以来のオリンピックメダリストとして、迎え入れることになります。父親に似てかどうかイケメンということばかりが先行しがちですが、競技成績のほうはロンドンオリンピックで代表になって以降、世界選手権でメダルを獲得し、本年の世界選手権では37年ぶりの団体の金メダルに貢献しております」と話した。「オリンピック、世界選手権でともに戦ってかなり頼りになる選手ですので、同じ所属として戦えるということを大変うれしく思っています」と内村選手も入社を喜んだ。○「あん馬が非常に得意」古谷嘉章選手古谷選手は、「私はコナミスポーツクラブに憧れており、内村航平選手やコーチ陣のいるこのチームに入ることができてすごくうれしく思います。またこれからはこの環境で自分がどれだけ成長できるのか挑戦していき、少しでもチームに貢献できるように努力したいです」とあいさつ。加藤監督は「あん馬が非常に得意な選手です。当競技部においてもあん馬の補強は重要と考えております。また、彼は世界を狙える技術を持っておりますので、さらに強化をしてぜひとも世界に羽ばたいてほしいと思っております」、内村選手は「まだまだ成長する選手だと思うので、これから一緒に日本を背負って立つ選手になってほしいなと思っています」とそれぞれ激励した。
2015年12月01日漫画家・古屋兎丸氏原作の映画『ライチ☆光クラブ』(2016年2月13日公開)のキャラクタービジュアルが18日、発表された。本作は、少年たちの思春期における自我の芽生えをテーマとして漫画誌『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)で連載されていた同名漫画、およびその前日譚となる『ぼくらの☆ひかりクラブ』が原作。物語の舞台は、煙と油にまみれた蛍光町と廃工場の秘密基地"光クラブ"。大人のいない世界を理想とするカリスマ・ゼラ(古川雄輝)や謎めいた美少年のジャイボ(間宮祥太朗)、ゼラの思想に反発を覚えるタミヤ(野村周平)など、14歳を前にした少年たちの裏切りと愛憎が展開される。その一方で、美少女"カノン"(中条あやみ)とライチの淡いラブストーリーを並行して描く。このたび公開されたキャラクタービジュアルの衣装およびキャラデザインを担当したのは、『るろうに剣心』シリーズや三池崇史監督作品などを手掛けてきた澤田石和寛氏。光クラブメンバーの個性を引き出すため、細部の異なる学生服と学帽を用意した。制服は、映像の暗さに埋もれてしまわないよう、こだわられた色彩に。ダフ(柾木玲弥)の眼帯はホワイトレザー用いたハンドメイドであるなど、各キャラクターを象徴する小道具まで徹底された。仕上がったビジュアルは中学生の心の闇を匂わせ、妄想的ながらも耽美的なダークファンタジーを彩る。劇中、元祖メンバーでリーダーのタミヤを演じる野村は、光クラブを支配するゼラに服従しながらも、集団心理から目覚めていくという葛藤を表現。正義感のあるキャラを熱演する。ゼラ役の古川は、好青年のイメージを封印。自身もやってみたかったという非道なキャラを演じる。このほか、カノン役の中条、ジャイボ役の間宮、ニコ役の池田純矢、雷蔵役の松田凌、デンタク役の戸塚純貴、カネダ役の藤原季節、ヤコブ役の岡山天音らは外見のみならず、おのおののキャラの内面まで体現する。(C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
2015年11月18日野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗、さらに中条あやみら、いま最旬の若手俳優たちが華麗に変身し、独創的で耽美的な人気コミックを映画化する『ライチ☆光クラブ』。このほど、待望のキャラクター集合ビジュアルが解禁となった。鬼才漫画家・古屋兎丸のロングセラーコミックを映画化した本作。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”。大人のいない世界をつくろうとした思春期の9人の美しい少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つロボット“ライチ”と、少女カノンの恋が、圧倒的に美しくダークな世界観で描かれる。元祖メンバーでリーダーであるタミヤを演じる野村さんは、実質的に光クラブを支配するゼラ(古川さん)に服従しながらも、集団心理から目を覚していくという心の葛藤を表現し、正義感溢れるキャラクターを熱演。その物語を牽引するゼラこと古川さんは、これまでの好青年イメージを封印し、自身も一度挑戦してみたかったという徹底した非道キャラを怪演する。さらに、ロボット・ライチとのビジュアルが解禁されているカノン役の中条さん、そして妖艶な美少年ジャイボ役の間宮さんが、圧倒的な美しさを放ち、華を添える。このほか、ニコ役の池田純矢、雷蔵役の松田凌、デンタク役の戸塚純貴、ダフ役の柾木玲弥、カネダ役の藤原季節、ヤコブ役の岡山天音と、個性にあふれたそれぞれ芸達者な若手俳優たちが、外見のみならず、キャラクターの内面までを体現する。本作で衣裳デザイン・キャラクターデザインを手掛けるのは、『るろうに剣心』シリーズや三池崇史監督作品などを手掛けてきた澤田石和寛。“光クラブ”メンバーのキャラクターの個性を引き出すため、9人それぞれディテールの異なる学生服と学帽を用意した。特に制服は、映像の「闇」に埋もれてしまわないように色彩にこだわり抜かれており、ゼラの星印のある白手袋や雷蔵(松田さん)の真っ赤なマニキュアはもちろん、ダフ(柾木さん)の眼帯はホワイトレザーでハンドメイドで仕上げられているなど、各キャラクターを象徴するビジュアルを小道具に至るまで徹底させている。中2病男子の妄想耽美系ダークファンタジーとして、リアルを超越した役どころに挑む若き実力派俳優たちの競演が、ますます楽しみになってきた。『ライチ☆光クラブ』は2016年2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月18日阿部サダヲが主演を務め、瑛太、妻夫木聡らが出演する中村義洋監督による痛快時代劇『殿、利息でござる!』の追加キャストが発表され、竹内結子、松田龍平、草笛光子、山崎努ら合計13名の豪華俳優陣が一堂に会したキービジュアルが初披露された。その他の写真本作は、今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿を舞台に、年貢の取り立てや労役で困窮する町人たちが、宿場町を守るため「殿様に金をお貸しし、その利息をとる!」という大胆な計画を実行しようと奮闘する姿を描くもの。阿部は、夜逃げが相次ぐ宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎(こくたや・じゅうざぶろう)を演じ、竹内は吉岡宿の住人が集う煮売り屋(飯屋)のおかみで未亡人のとき役。松田は、十三郎たちと敵対する藩の財政を預かる出入司(しゅつにゅうつかさ)をつとめる役人・萱場杢(かやば・もく)を演じる。中村監督は竹内の役どころについて「ほとんどアテ書きです。竹内さんに時代劇の経験がない、というのも大きかったです。ああ、結子さんの日本髪を一度でいいから拝んでみたい、という思いも重要な決め手の一つであったことは否めません」と明かしており、竹内は「時代劇映画初ということでメイク、衣装、美術、セットなど全てが新鮮で和やかさと良い緊張感をもって撮影に臨むことが出来たと感じています」とコメント。「この作品は、町を救いたい一心で、人のために尽くす庶民たちのお話なのですが、何でも誰かに言いたがり拡めたがりの時代に、報われたい欲を捨て敢えて“つつしむ”ことを選んだ人々の、その心の在り方がとても美しいと私は思います」と語っている。監督は「今回ほどキャスティングに時間を使った映画はありません。九人の篤志家と、見守る女性、そして酷薄怜悧な御上と、バランス(年齢、顔、形や、観客が思っているであろう印象と、それへの裏切り等)を考えながら、一人一人、慎重に、時間をかけてキャスティングしていきました」と語っており、キービジュアルでは、阿部を中心に、瑛太、妻夫木、竹内、松田、草笛、山崎のほか、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦が役に扮した姿で勢揃いしている。『殿、利息でござる!』2016年5月14日(土)大願成就!
2015年11月10日