古屋兎丸による同名人気コミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』。成長を拒む14歳の美しき少年たちが結成し、醜い大人を排除した世界を理想とする“光クラブ”を舞台に、少年たちの愛憎劇と、彼らによって美の象徴として祭り上げられた少女とロボットの恋が描かれる。主演を務めるのは、目下ブレイク街道まっしぐらの若手実力派・野村周平。そして、モデルとしても活躍する19歳の注目女優・中条あやみが囚われのヒロインを演じている。
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野村が演じる主人公・タミヤは、光クラブの創設者でありリーダーだったが、圧倒的なカリスマ性をもつ“廃墟の帝王”ゼラの出現によって、今は統率権を失っているという役どころ。メガホンをとる内藤瑛亮監督とは、14年公開の『パズル』以来2度目のタッグで「僕の性格をよくわかっているので、何も言わず見守ってくれました。指示されたり怒られるのが苦手な性格なので(笑)」と振り返る。
一方、中条はヒロインのカノンを演じる上で、「テーマは母性だった」と明かす。
内藤監督からは「カノンは光クラブにおける女神であり、お母さん」だと説明があったといい、「誰にもできる役じゃないので、ぜひ挑戦したいと思った」