とにかく面白いひとり芸日本一を決定する「Cygames R-1ぐらんぷり2016」の決勝大会が6日(日)、東京・台場のフジテレビ本社で行われ、地下芸人のハリウッドザコシショウが3,786人の頂点に立った。優勝が決まった瞬間にザコシショウさんは「本当すか?マジっすか?めちゃ嬉しい。おっしゃー!」とえずきながら涙目で喜びを噛みしめた。第14回大会となる今回は、過去最多の3,786人がエントリー。決勝にコマを進めたのは、エハラマサヒロ、小島よしお、シャンプーハットこいで、ハリウッドザコシショウ、おいでやす小田、横澤夏子、厚切りジェイソン、ゆりやんレトリィバァ、とにかく明るい安村、サンシャイン池崎、ルシファー吉岡、マツモトクラブの全12名。審査は、関根勤、間寛平、清水ミチコ、ヒロミ、板尾創路らの審査員票と視聴者による「お茶の間d投票」で行われた。優勝者には、賞金500万円と全国ネット冠番組権などが授与される。ザコシショウさんは、小島さんとユリアンさんとの最終決戦で、黒いパンツ一枚の姿で似ていないモノマネを更に激しくまねるネタを披露し、最高得点で優勝。同大会11回目の挑戦で念願の初優勝となったザコシショウさんは「去年は白ブリーフで出て3回戦で落とされた。汚いからかと思ってメディア対応用に黒にした。これが勝因」と黒パンツに感謝しきりで「賞金500万円で黒パンツを2兆枚買いたい」と笑わせた。お笑いだけでは生活できないために、水道検針のアルバイトをしているというが「これを機にバイトを辞めるのが長年の夢だった。この歳になってわけのわからないおじさんに怒られるのが嫌。検針中に“何やってんだお前!”と面と向かって怒られるのがストレスだった」と苦節を伺わせた。さらに今年の6月には双子が誕生予定と明かし「今年はついている。嬉しい事がいっぱいあった」と声を弾ませ「優勝したよ~!バイトも辞めるよ~!子供もお金があるから産んでいいよ~!」と絶叫した。これまで支えてきた妻には「稼ぎも少なく、美味しいものも食べさせられなかったので、豪華なところに連れて行きたい。(副賞の旅券で)ニューカレドニアに行きつつ、豪勢な飯を食べさせたい」とメッセージ。それでも番組ロケなどで挑戦したい事を聞かれると「木村拓哉さん、森進一さん、長渕剛さんの前でネタのモノマネをやりたい。怒られるか受け入れてくれるのか試したい」と、尖った笑いで今後も進むことを宣言した。(text:cinemacafe.net)
2016年03月07日異才の劇作家・前田史郎が、小泉今日子と二階堂ふみをW主演に迎え、オリジナル脚本で監督を務める『ふきげんな過去』。強烈な個性を放つ2人の女優の共演で注目を集める本作の、母娘の絶妙な掛け合いや取っ組み合いの大喧嘩シーンなど、見応え満点の予告映像が解禁された。北品川の食堂「蓮月庵」で暮らす果子(二階堂ふみ)は、退屈でつまらない毎日に辟易としつつ、かといってどこに行くこともできず、今年も夏を迎えていた。そんなある日、果子たち家族の前に、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が、突然戻ってきて告げる。「あたし生きてたの」。前科持ちで、すでに戸籍も消滅している未来子。そのうえ「自分が果子の本当の母親だ」という衝撃的な告白をするが…。三島由紀夫賞、向田邦子賞受賞、岸田國士戯曲賞など錚々たる賞を受賞し、劇団「五反田団」を主宰する、異才の天才劇作家・前田司郎が、『ジ、エクストリーム、スキヤキ』から満を持してオリジナル脚本で人間ドラマに挑んだ本作。長年トップスターの座に君臨しながらも、独自の魅力でファンを魅了し続ける小泉さんと、唯一無二の存在感を放つ若手実力派女優、二階堂さんという初共演の2人を母娘役で迎えたキャスティングが大きな話題を呼んでいる。このたび解禁された予告映像では、驚きの伯母の帰還から始まった、可笑しな台詞回しと掛け合いとともに、どこか切ない空気感を味わうことができる。さらに映像終盤、2人は取っ組み合いのケンカまで披露!髪の毛を引っ張り、ひっぱたき…。思わずこちらも声をあげてしまいそうな小泉さんと二階堂さんの熱演に、つい引き込まれてしまうはず。また、こちらの映像で注目すべき人物は、この“ふきげん”な母娘だけではなく、何やらミステリアスな表情でささやく高良健吾や、声を荒げて激高する板尾創路、抜群の存在感を放つ子役・山田望叶など、個性的なキャラクターもこぞって登場。果子と未来子を中心にめぐるひと夏の物語に、彩りを添えている。まるで夏休みに宝島を探しに行くような、眩しく可笑しくも切ない、愛と孤独と成長の物語となる本作。まずは予告映像から、その世界を堪能してみて。『ふきげんな過去』は6月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日異才の天才劇作家・前田司郎がオリジナル脚本で挑む最新作『ふきげんな過去』。小泉今日子と二階堂ふみが母娘役でW主演を務めることで話題を呼ぶ本作から場面写真が到着した。「あたし生きてたの」。大都会と下町が隣接する北品川の食堂で暮らす果子(二階堂ふみ)の前に、突然、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が戻ってきて、そう告げる。ある事件を起こして前科持ちになってしまった未来子の登場に慌てふためく家族と、自分の部屋に居候する図々しい彼女に苛立ちを隠せない多感な女子高生の果子。ただやり過ごすはずだった退屈な夏が、自分が本当の母親だという未来子の出現によって、特別な時間に変わる。いまにも世界を爆破してしまいそうな未来子に反発しながらも、2人はひと夏をともに過ごす――。三島由紀夫賞、向田邦子賞受賞、岸田國士戯曲賞など錚々たる賞を受賞し、劇団「五反田団」を主宰する前田さんが、監督第1弾の『ジ、エクストリーム、スキヤキ』から満を持してオリジナル脚本で人間ドラマに挑んだ第2弾の本作。自分が本当の母親だという未来子の出現によって、退屈していた女子高生の果子は、眩い生き生きとした世界を見てしまう。そんな二2人のひと夏の物語が描かれる。今回W主演で初共演を果たしたのは、強烈な魅力を放つ主演の2人。『毎日かあさん』以来5年ぶりの主演を務める小泉さんと、『蜜のあわれ』『オオカミ少女と黒王子』など主演作が目白押しの日本映画界の若きミューズ二階堂さんだ。この2人の最強タッグに、そのほか高良健吾、板尾創路らが脇を固めている。そして今回、新たに3枚の場面写真が解禁。メインの舞台となる食堂の店内に、どこかマイペースな母親といつも不機嫌な娘の微妙な距離感や空気感が感じ取れるような未来子と果子が並んで座ったカットや、果子の部屋に居候する未来子と、小学生のいとこのカナの姿が写されたカットも登場。突然現れた未来子がもたらした家族の不協和音と、全体的に図々しい彼女に苛立ちを隠せない果子と、そんな家族の様子を冷たい目で見つめる小学生のカナ。年齢も正確も違う女性3人が、それぞれ違った方向を見つめ、物思いに耽っている1枚では、未来子の「みんな寂しいんじゃない?一人でも居ても家族と居ても」という言葉がささくれ立った果子の心に響いているよう。また、未来子と果子、カナが雨の河川敷で立つスリーショットは、神妙な面持ちをした彼女たちが見つめるその先には何があるのか?と気になる仕上がりに。まさにここから前田監督が作り出す“可笑しくも切ない、愛と孤独と成長の「ひと夏」の物語”が伝わるカット満載だ。『ふきげんな過去』は6月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月19日漫画家・漫☆画太郎による伝説のギャグ漫画を、松山ケンイチ主演で実写映画化する『珍遊記』。この度、そんな松山さんの喜怒哀楽を捉えた六変化する場面写真が解禁された。天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘(倉科カナ)は、偶然立ち寄った家のじじい(田山涼成)とばばあ(笹野高史)に天下の不良少年・山田太郎(ピエール瀧)を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、嫌々ながら太郎(松山ケンイチ)を引き取ることになり、何の因果か共に旅をする羽目に…。原作は、1990年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されていた伝説のギャグ漫画「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」。「西遊記」をベースに描かれている本作は、シリーズ累計発行部数は約400万部を記録し、人気を博した。『地獄甲子園』で「ゆうばり国際ファンテスティック映画祭」ヤングコンペ部門グランプリを受賞した山口雄大が手掛ける本作には、主人公・山田太郎役の松山さんをはじめ、倉科カナ、笹野高史、ピエール瀧、田山涼成、そして映画オリジナルキャラクターとして、溝端淳平、板尾創路など、バラエティ豊かなキャストが集結。さらに主題歌となるオープニングとエンディング曲には、「RIP SLYME」の楽曲が起用されている。今回解禁された場面写真は、松山さん演じる太郎が、腕を広げて威嚇したり、臭過ぎるものに鼻をつまんだり、笑顔で敵に攻撃を仕掛けたり、つまみ食いをしたりするなど、印象的な表情が捉えられている。原作では掴み所の無いキャラクターとして描かれていた太郎という難役を、表情や細かな仕草のみならず、全身を使ってその喜怒哀楽を軽やかに表現することで、好戦的かつ子どもっぽく、どこか優しさも併せ持つ役柄に分かり易さと説得力を持たせているということが分かる。映像化不可能ともいわれた本作で、難役に挑んだ松山さんの怪演ぶりが垣間見える場面写真に、さらなる本作の期待が膨らみそう。『珍遊記』は2月27日(土)より新宿バルト9ほか、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月17日WOWOWで今春放送される開局25周年ドラマ『沈まぬ太陽』の追加キャストと放送日が13日、発表された。第1話の放送日は5月8日(日曜 22:00~)。そしてすでに発表されている上川隆也と渡部篤郎に加え、第1部(全8話)に出演することが決まったのは夏川結衣、檀れい、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美、古谷一行、國村隼の8人。上川隆也演じる主人公・恩地の妻、りつ子を演じる夏川結衣は「本作は仕事や家庭といった普遍的なテーマを扱っていて、とても身近に感じられる作品だと思います。恩地を真摯に演じられる上川さんと共に、妻であるりつ子という一人の女性を丁寧に演じていきたいです」とコメント。WOWOWと同じく初舞台から25周年を迎える檀れいは「今回この作品に素敵なご縁を感じ、ワクワクしながら台本を読ませていただきました。豪華なキャストとスケールの大きなストーリーで一話も見逃せないほど、内容の濃い素晴らしい作品になると思います」と意気込みを語った。ひと足先にアフリカロケを終えた草刈民代は「時代に伴う進化、また消えて無くなってしまったもの、物質的、 精神的…さまざまなものが混沌としている時代だからこそ、今このドラマを観ることでいろいろな再発見があるのではないかと思っています」と、ドラマへの期待を寄せた。日本のドラマや映画を支える実力派俳優たちによる演技の競演が今から楽しみだ。なお、3月5日(土)からは『沈まぬ太陽』をより深く楽しむためのミニガイド番組を随時放送する予定。
2016年02月14日山崎豊子の最高傑作を、WOWOW史上最大スケールの全20話で初のテレビドラマ化に挑む「沈まぬ太陽」。既にキャストとして上川隆也、渡部篤郎が発表されていた本作だが、このほど追加キャストとして夏川結衣 、檀れい、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美、古谷一行、國村隼が第1部に出演することが決定。放送日時も明らかとなった。国民航空の労働組合委員長・恩地元(上川さん)とその同志で副委員長の行天四郎(渡部さん)は、死亡事故が起きるほど劣悪な労働環境の改善を目指し経営陣と激しく対立する。空の安全を第一に考え、時に愚直に行動する恩地は経営幹部に疎まれ、 海外の僻地へ左遷されてしまう。一方現実主義の行天は恩地と決別し、幹部に取り入りながらも自らの理想の会社像を追い求め出世していく。やがて、空の安全を軽視した国民航空は大型旅客機の墜落事故という未曽有の惨劇を引き起こす。日本に戻っていた恩地は遺族係となり、尊い命を奪われた遺族たちの深い悲しみに真摯に向き合う。そんな中、日本政府は国民航空の建て直しのため、関西紡績の国見にトップ就任を要請。会長に就いた国見は恩地を会長室部長として呼び寄せ、組織にはびこる不正を調査させる。 恩地は失墜した会社の再生を信じて奔走するも、その前に立ちはだかったのは常務にまで上り詰めた行天だった…。WOWOW開局25周年記念し、未曽有の航空機墜落事故という悲劇の裏で信念を貫き巨大組織で生きる者たちの姿を描く本作。1話~8話の第1部、9話~20話の第2部に分け、WOWOW史上最大スケールで放送される。先日発表されたキャストには、国民航空の労働組合委員長・恩地元役の上川さんと、その同志で副委員長の行天四郎役を渡部さんの二人が配役。そして今回第1部に出演が決定したのは、恩地元の妻・りつ子役に夏川さん、恩地と行天と共に組合活動に参加する国民航空の客室乗務員役に檀さん、 国民航空労務課長・八馬忠次役に板尾さん、国民航空労働組合員・沢泉正夫役に小泉さん、アフリカの女王・耀子・ヒギンズ役に草刈さん、行天の妻・麗子役に若村さん、国民航空社長・桧山衛役に古谷さん、国民航空労務担当取締役・堂本信介役に國村さんといった、日本を代表する実力派俳優が顔を揃えた。約1か月にわたる過酷なアフリカ・中東ロケを行ったという本作。豪華キャストによる全20話というスケールで描く本作は、WOWOW史上かつてない作品になること間違いなしのようだ。<以下、キャストコメント>■夏川結衣山崎豊子さんの代表作に参加するということで、光栄であると同時に身が引き締まる思いです。 恩地元を真摯に演じられている上川さんと共に、その妻であるりつ子という一人の女性を丁寧に演じていきたいです。本作は仕事や家庭といった、普遍的なテーマを扱っていて、とても身近に感じられる作品だと思います。「沈まぬ太陽」は人生そのものです。今も昔も変わらない、人間の葛藤や生き様を描いていますので、ぜひ、 毎週ご覧ください。企業のお話ですが、わかりやすい脚本ですので、女性の方にも楽しんで頂けると思います。■檀れいWOWOW開局25周年記念として、制作される「沈まぬ太陽」に出演出来ることを、本当に光栄に思っています。 実は私も宝塚で初舞台を踏んで、今年で25年になります。今回、この作品に素敵なご縁を感じ、ワクワクしながら台本を読ませて頂きました。全20話で綴られるこの大作を、成功に導く為に、精一杯「三井美樹」を演じたいと思います。豪華なキャストとスケールの大きなストーリーで、一話も見逃せない程、内容の濃い素晴らしい作品になると思います。どうぞお楽しみに待っていてくださいね。■板尾創路WOWOWのドラマには過去数本出演させていただいてますが、今回25周年記念作品に声をかけてもらい本当に嬉しかったです。 WOWOW連ドラ史上No.1の作品になると確信してますので、楽しみに待っててください。■小泉孝太郎今回WOWOW開局25周年を記念して作られる作品に参加できることを大変嬉しく思います。素晴らしい原作に素晴らしい脚本で今からワクワクしております。皆様、どうぞご期待下さい。■草刈民代アフリカの雄大さは正に、「行ってみなければわからない」ものでした。大らかで、とても素朴で、熱心に仕事に取り組んでいる人々の姿から、私自身も大きなエネルギーをいただいたような気がします。まだまだ人種間の壁が厚かったこの時代に、アフリカで生きていた日本人を想像するのはとても難しいと思っていたのですが、実際に行ってみて、耀子さんはアフリカという土地柄や自然に魅了され、そこにも支えられていたのではないかと感じました。ほんの数日でしたが、色々なことを感じ、気づくことができました。この物語の時代から半世紀が過ぎています。時代に伴う進化、また消えて無くなってしまったもの、物質的、精神的…様々なものが混沌としている時代だからこそ、今このドラマを観ることで、色々な再発見があるのではないかと思っています。全編拝見するのが楽しみです。■若村麻由美山崎豊子先生原作のドラマは「白い巨塔」以来二作目となりますが、財前夫人同様、今回の行天夫人もドラマ版として描かれています。行天夫妻はシェイクスピアのマクベス夫妻にも通じる欲望と愚かさがあり、現実的な目線で夫を叱咤激励する妻は欲望に正直で人間味溢れる役と感じています。組織に生きる様々な立場の人間の価値観と欲は、家族や周囲の思惑も含み、社会という渦に飲み込まれていきます。ご期待ください。■古谷一行この頃、どの現場に行っても自分が最年長という仕事が多くなってきました。今回の桧山も社長ですから恐らくそうなるでしょう。つい何年前は自分より年長の素晴らしい先輩達が居てくれて安心感を与えてくれていた。淋しいと思う反面、頑張らなくてはとも思います。■國村隼この作品は、原作を読んでいた時に“堂本”という人物像に特に興味をそそられていました。そんなことからオファーを貰ってたいへん嬉しく思いました。山崎豊子さん原作の「沈まぬ太陽」。その壮大な作品世界が忠実に立体化された作品になっています。楽しんで下さい。WOWOW開局25周年記念連続ドラマW「沈まぬ太陽」は、5月8日(日)22時~WOWOWにて放送開始。(全20話・1話無料放送)(cinemacafe.net)
2016年02月13日日本マイクロソフトは2月9日、東京エレクトロンデバイスなど9社と協力して「IoTビジネス共創ラボ」を発足したことを発表した。Microsoft AzureをベースとしたIoTソリューションの開発促進や、共同検証結果を発表するセミナー開催など、各企業がマッチングする場を提供する。登壇した日本マイクロソフト 代表執行役 会長の樋口泰行氏は、「Azure IoT Suite」による迅速な共同検証の支援で、スモールスタートから本格導入までスムーズに行えるとアピールした。日本のICT産業を語る上で「IoT(Internet of Things)」は、今もっとも注力しなければならない分野である。米国のように官民一体となってIoT事業を推進しなければならないのは、誰の目にも明らかだ。このことを改めて強く感じさせたのが、日本マイクロソフトが2016年2月9日に開催した「IoT分野の新たな取り組みに関する共同記者発表会」である。東京エレクトロンデバイス IoTカンパニー(幹事社)、日本マイクロソフト(事務局)、アクセンチュア、アバナード、テクノスデータサイエンス・マーケティング、電通国際情報サービス、ナレッジコミュニケーション、日本ユニシス、ブレインパッド、ユニアデックスの計10社が協力して「IoTビジネス共創ラボ」を発足したことを発表した。登壇した東京エレクトロンデバイス IoTカンパニー カンパニープレジデントの八幡浩司氏は、「IoTのエキスパートによるエコシステム構築や、プロジェクトの共同検証によるノウハウ共有、先進事例の共有によるIoT導入の促進といった目的を持って、各企業がエコシステム的に協力しあう。自由な議論から生まれる発想を活かしたい」と発足理由を語る。そもそも東京エレクトロン デバイスは、産業用エレクトロニクス製品の設計や開発、半導体電子デバイスおよび情報通信機器の販売や保守を行う企業として、さまざまなデバイスを世に送り出してきた。日本マイクロソフトとは23年前から組み込み分野で付き合いがあるというから、Windows Embedded CompactがまだWindows CEと呼ばれていた時代までさかのぼる。そこで東京エレクトロンデバイスと日本マイクロソフトが中心となって、ビジネスソリューション開発やサイエンス分野など幅広い専門分野に声をかける形で、IoTビジネス共創ラボの発足に至った。IoT分野における未来予測はIDCやGartnerの調査結果が顕著だが、八幡氏は2020年までにIoT接続数は250億(Gartner)、市場売り上げ規模は1.7兆ドル(IDC)を引用し、「数字だけではピンと来ないが、我々が関わるすべてのものがインターネットにつながる世界を想像してほしい。より良い行動指針を提示する未来が訪れる」とIoTで変わる未来を語った。また、McKinsey&Companyの調査結果である"IoTがもたらす価値の70パーセントはB2Bシナリオから"についても、「正しい予測だ。我々も同様に始める」という。さらに日本国内のIoT市場についても言及し、「(IDC Japanの調査結果によれば)現在のICT市場は25兆円だが、そのうちIoT市場は9兆円。今後はIoTが市場全体を牽引し、年12パーセントの成長率がある」と説明した。特にサーバーやストレージ、分析ソフトウェアなどが成長分野となり、IDC Japanの調査結果では4年後の2019年には16兆円まで拡大する。この7兆円の部分を参画する企業たちで盛り上げようというのが、IoTビジネス共創ラボの存在理由だ。IoT導入で問題視されるのがセキュリティや投資対効果、そして人材不足である。この点についてはMicrosoft Azureで解決することが可能であると八幡氏はいう。記者からの他社製パブリッククラウドの導入について検討しなかったのか、という質問に対して、「(東京エレクトロン デバイスの調査によれば)あらゆるモジュールを持っているのはMicrosoft Azureだけだった。顧客がオンプレミスサーバーでデーターを管理している場合も、データーだけをPower BIに投げるなど柔軟なシナリオに対応できる」と、日本マイクロソフトを協業パートナーに選択した理由を説明した。さらに日本国内にデーターセンターを保有している点も大きいという。IoTビジネス共創ラボではプロジェクトを検証するため、5つのワーキングループを設けることを明らかにした。各分野に特化した「製造ワーキンググループ(リーダー: 東京エレクトロンデバイス)」「物流・社会インフラワーキンググループ(リーダー: ブレインパッド)」「ヘルスケアワーキンググループ(リーダー: ユニアデックス)」の3つに加え、ビジネスインパクトがあるIoTシナリオを検討する「ビジネスワーキンググループ(リーダー: アクセンチュア)」と、多様なデーターを分析、活用する「分析ワーキンググループ(リーダー: ブレインパッド)」が脇を固める。八幡氏は「ホワイトボードに書き殴りながら議論を進めたい」と語った。日本マイクロソフト 代表執行役 会長の樋口泰行氏は、「IoTはクラウドとデバイスを結びつけることで高い付加価値を生み出せる。弊社は後出しジャンケンが得意な会社だが、より良いもの目指した結果、機能的には(他社製パブリッククラウドよりも)先に進んでいる」と述べている。IoT市場においてはMMI(マンマシンインタフェース: 人と機械の間で情報伝達を行うデバイスやソフトウェア)が重要だが、Microsoftは同分野の研究を長年続けてきた。この点についても「M2M(Machine to Machine)からIoT、最終的には人とつながることに価値を見いだしたい」という。樋口氏はIoTデバイスの多様化を、自社のSurface HubやHoloLensといったデバイスと機械学習などのIT技術を例に挙げ、「別々に存在したものがクラウドやIoTでつながり、それが人につながっていく」と説明した。近年の日本マイクロソフトは国内にデーターセンター設置してから、Microsoft Azureを用いたビジネスを開く展開している。シェア拡大の理由について樋口氏に尋ねると「最近はオンプレミスサーバーを自社で購入する企業はかなり減ってきている。その環境変化に合致したのだろう。『Azure Stack(IaaSやPaaSの機能をオンプレミスで利用可能にするパッケージ)』や他社製パブリッククラウド、企業内クラウドなどにシームレスに対応し、その裏でもインテリジェンスな機能が多数存在するため選んでもらっている」と、Microsoft Azureの強みを語った。IoTビジネス共創ラボにおける日本マイクロソフトの役割は事務局ということだが、容易なクラウドとIoT導入を実現すると同時に遠隔監視や予兆保全、資産管理などのシナリオをパッケージ化する「Azure IoT Suite」や、IoTデバイスとソリューションバックエンド間でセキュアな双方向通信を認定する「Azure Certified for IoTプログラム」を提供。後者は2015年9月から米国本社で始めたプログラムだが、認証済みデバイスなどをリスト化することで、ユーザーのIoT導入支援につなげる意図がある。既に8社のゲートウェイパートナーが申請を開始し、内1社認証を取得済みだという。その他にも、「Azure IoT Hub(何百万台ものIoTデバイスとクラウド双方向通信やセキュリティ保護を確立するサービス)」を2月3日から最終版として提供を始めている。さらにIoT市場の需要喚起として、製造や流通といった各種業界の意思決定者5,000人を対象にしたイベントやセミナーを開催。既に3月10日には1回目の勉強会を予定している。さらにパートナーマッチングや先進事例のモデル化などを行いながら、1年以内に100案件の送出を目指すという。加えてIoT技術者不足を改善するため、無償トレーニングも提供する。年90回以上のトレーニング開催を予定し、合計1万人の技術者育成を目指す。最後に活動目標として八幡氏が「1年以内に(顧客企業を)100社に拡大する」と語った。その理由として「日本は製造業の土壌がある。長年付き合いのある企業は3,000社、常に取引のある企業は2,500社以上。各社からIoT市場への参画をほのめかす声を頂いている」からだという。今回の取り組みがIoT市場へどのようにコミットし、成果を生み出すのか現時点では分からない。だが、IoTへの取り組みは世界レベルで切磋琢磨する時代となった。IoTビジネス共創ラボには次世代のICT市場を盛り上げる役割を期待したい。阿久津良和(Cactus)
2016年02月09日小泉今日子、二階堂ふみのW主演で注目を集める『ふきげんな過去』。女子高生の果子と、突然現れたその伯母のひと夏の物語を描く本作の公開日が、6月25日(土)に決定。併せてメインビジュアルが解禁され、音楽を「ムーンライダーズ」の岡田徹が手掛けることが明らかになった。「あたし生きてたの」。北品川の食堂「蓮月庵」で暮らす果子(二階堂ふみ)の前に、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が突然戻ってきて告げた。前科持ちで、戸籍も消滅している未来子の登場に、果子とその家族は驚き、慌てふためく。「自分が果子の本当の母親だ」など、エキセントリックな言動で周囲を翻弄する未来子。そんな伯母に反発しながらも共に過ごすうちに、果子の退屈で変わり映えしない日常は“特別な夏”へと変化を遂げていく…。このほど解禁となったメインビジュアルでは、本作の舞台となる食堂の店内に、小泉さん演じる未来子と、二階堂さん演じる果子が微妙な距離感を置いて並んでいる。頬杖をついた未来子とふくれっ面の“ふきげんな”果子の表情から、共に暮らし始めた2人の空気感まで伝わってくる、絶妙なビジュアルだ。また、「PSY・S」「パール兄弟」「プリンセス プリンセス」など、さまざまなトップ・アーティストのプロデュースを担当してきた「ムーンライダーズ」の岡田徹が、前田司郎監督の監督デビュー作『ジ、エクストリーム、スキヤキ』に続き、主題歌と音楽を手掛けることも明らかとなった。主題歌の作詞と唄は、世界的ヒットとなった「ピチカート・ファイヴ」の「Twiggy Twiggy」の作詞&作曲などを手掛けてきた佐藤奈々子が担当するという。三島由紀夫賞、向田邦子賞受賞、岸田國士戯曲賞など錚々たる賞を受賞し、劇団「五反田団」を主宰する、異才の天才劇作家・前田司郎が、満を持して人間ドラマに挑む本作。小泉さん、二階堂さんに続いて高良健吾、板尾創路などの出演も発表されている。まるで夏休みに宝島を探しに行くような、眩しく可笑しくも切ない物語に、引き続き注目していて。『ふきげんな過去』は6月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月02日「週刊少年ジャンプ」に連載された伝説のギャグ漫画の実写映画化となる『珍遊記』。主演の松山ケンイチをはじめ、倉科カナ、溝端淳平、田山涼成、笹野高史、温水洋一、ピエール瀧ら超個性派俳優の出演で注目を集めるが、さらに強力な追加キャストとして5人のお笑い芸人が一挙発表!合わせて各キャラクターが分かる劇中カットが明らかになった。天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘(倉科カナ)は、偶然立ち寄った家のじじい(田山涼成)とばばあ(笹野高史)に天下の不良少年・山田太郎(ピエール瀧)を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、嫌々ながら太郎(松山ケンイチ)を引き取ることになり、何の因果か共に旅をする羽目に…。果たして、彼らは無事に天竺まで辿り着くことが出来るのか?(いや、出来ない!)。原作は、唯一無二の存在感を放つ孤高の漫画家・漫☆画太郎による伝説のギャグ漫画「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」。1990年より「週刊少年ジャンプ」にて連載がはじまりシリーズ累計販売部数は約400万部を記録。そんな大人気作の実写化にあたり、松山さんほか超豪華俳優陣が集結。それぞれが演じる役の強烈なキャラクタービジュアルは、解禁後瞬く間に注目の的となった。今回、追加キャストとして発表された5人のお笑い芸人が演じる役柄の多くは、原作にはない映画オリジナルキャラクターであり、映画ならではの“笑い”を物語に加えることとなる。お笑いコンビ「130R」ボケ担当にして、菜々緒の悪女っぷりで話題を集めた「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」や、沢尻エリカが2役を演じ分ける「大奥」など多数のドラマ、映画に出演する板尾創路が演じるのは、山田太郎(松山さん)に街中で声を掛けるこづれ紳士。シルクハットにステッキを携え、娘と手を繋ぎながら、如何にも謎めいた雰囲気を醸し出している。そのほか、お笑いコンビ「カラテカ」ボケ担当の矢部太郎は、山田太郎退治にやってきた賞金稼ぎのザコ役。お笑い芸人・今野浩喜は、山田太郎に恨みを持つ龍翔(溝端淳平)の追っ掛け・アキバ役。本作では脚本も担当するお笑いトリオ「鬼ヶ島」リーダー兼小ボケ担当のおおかわらは、龍翔の側近・張明役。同じく「鬼ヶ島」大ボケ担当のアイアム野田は、世界最強の武闘家・中村泰造(温水洋一)の一人息子のたけし役をそれぞれコミカルに演じる。板尾さんは「くだらない原作、くだらない脚本を豪華キャストで海外ロケまでやって!一体、いい大人が何を考えてるんだ!最高にくだらない映画が出来たじゃないか!!」と仕上がりに満足そう。また今野さんも「『珍遊記』は単行本を全部持ってるほどのファンです。今作の脚本家おおかわらくんが所属するトリオ鬼ヶ島を始めて観たとき『画太郎みたいだな』って感じていたので当然面白くなると思いました。当然の結果を観に来て下さい」と自信を覗かせた。脚本も担当したおおかわらさんは「ネタを書くことしかできない僕のような芸人にとってこんな幸せなお話をくださった山口監督には心から感謝です。出演に関しては韓国の撮影に行きたい一心でセリフほぼ無しで当て書きさせて頂きました。禿げた倉科カナさんが非常にチャーミングでした!」と感謝をコメントした。『珍遊記』は2016年2月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月05日板尾創路、今野浩喜、カラテカの矢部太郎ら5人のお笑い芸人が、俳優・松山ケンイチの主演で漫☆画太郎氏のギャグ漫画を実写化した映画『珍遊記』(2016年2月27日公開)に出演することが、このほど発表された。原作は、1990年より漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載され、シリーズ累計販売部数約400万部を記録した『珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~』。脚本は、お笑いトリオの鬼ヶ島のリーダー・おおかわら、はちゃめちゃなギャグセンスで話題を呼んでいるTVアニメ『おそ松さん』(放送中)などを手掛ける放送作家の松原秀氏が担当する。お笑いコンビ・130Rのボケ担当の板尾や矢部のほか、発表された追加キャストは、キングオブコメディを解散したばかりの今野、鬼ヶ島・大ボケ担当のアイアム野田、おおかわらら。板尾が務めるのは、主人公・山田太郎(松山)に街中で声をかける子連れ紳士役。シルクハットにステッキを携え、娘と手をつなぎながら、謎めいた雰囲気を演出する。そんな板尾は、「くだらない原作、くだらない脚本を豪華キャストで海外ロケまでやって! 一体、いい大人が何を考えてるんだ! 最高にくだらない映画ができたじゃないか!」とナンセンスな作風に合わせて、ひねくれながらも本作の出来をたたえている。矢部が演じるのは、太郎退治にやってきた賞金稼ぎのザコで、「僕の初めてをささげた山口雄大監督にあの『珍遊記』にザコという役で呼んでいただき大変光栄」と歓喜。カンフースーツにヌンチャクを手にしているものの、弱々しい小物の匂いを醸し出す。一方の今野は山田太郎に恨みを持つ龍翔(溝端淳平)の追っ掛け・アキバ。上半身裸でメガネとバンダナを身に着け、完全にオタク風の役柄に成り切っている。原作の単行本をすべてそろえているほどのファンという今野は「今作の脚本家おおかわらくんが所属するトリオ鬼ヶ島を初めて観た時『画太郎みたいだな』って感じていたので当然面白くなると思いました」と太鼓判。「当然の結果を観に来てください」と呼びかけている。このほか、本作脚本も手掛けるおおかわらは龍翔の側近・張明役を、野田は世界最強の武闘家・中村泰造(温水洋一)の一人息子のたけし役を、それぞれ担当する。(C)漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会
2016年01月04日女優・沢尻エリカが、“悪女”と“聖女”2人の側室を演じ分けることで話題のスペシャルドラマ「大奥」。11年ぶりに復活するフジテレビの人気ドラマということもあり、蓮佛美沙子、浅野ゆう子、成宮寛貴ら豪華キャストの出演が発表される中、新たに「AKB48」の渡辺麻友の出演が発表された。今回の新作では、江戸時代、50年にわたる長期政権を確立し、爛熟期を生きたと言われている第11代将軍・徳川家斉の「壮年期」(第一部)と「青年期」(第二部)に繰り広げられた大奥の女性絵巻を、2016年1月22日(金)と29日(金)の2週にわたって放送。主演の沢尻さんは、第一部では“悪女”として有名な史上最強の側室・お美代を、第二部では運命に翻弄される“聖女”のような優しい姉・梅を演じ分け、妹役には蓮佛さん、大奥を取り仕切る総取締・大崎局に浅野さん、徳川家斉に成宮さん、さらに板尾創路、温水洋一、光浦靖子、鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希といった豪華キャストが集結する。この度、豪華キャストに仲間入りを果たすことになったのは、大人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーで、「まゆゆ」の愛称で親しまれている渡辺さん。同グループ内では2007年の選抜メンバー入りから中心メンバーとして活躍しており、2014年開催「AKB48シングル選抜総選挙」では1位を獲得。正統派アイドルとして人気を博す渡辺さんは、今年の4月期放送ドラマ「戦う!書店ガール」でゴールデン・プライムタイム帯連続ドラマ初主演を飾った。渡辺さんは、第一部<最凶の女>編に出演。大奥という世界にいながら、上様(家斉)に気に入られようと必死に知恵を絞る女たちから一歩距離を置き、大奥で巻き起こる争いごとをどこか冷めた目で見ている不思議な娘・お志摩を演じる。大奥で頂点に上り詰めようとするお美代は、そのお志摩に強く興味を持ち、度々密会を重ねていくうちにお互いを求め合い、禁断の恋愛関係に進んでしまう…。さまざまな“愛”が描かれてきた「大奥」史上、女性同士の恋愛が登場するのは初めて。体当たりで演じた渡辺さんは、出演オファーにとても驚いたようで、「小学生のときに家族と一緒に見ていた『大奥』に、自分が出演させていただけることが信じられなくて、“本当に私にできるのだろうか?”と不安で押しつぶされそうになりましたが、同時にすごくうれしかったです」とコメント。共演した沢尻さんについては「沢尻さんと初めてお会いしたときは、緊張で自分から話しかけられませんでしたが、沢尻さんから『まゆゆはいま何歳なの?』など、お声掛けくださり、緊張を解いてくださいました」と収録現場でのエピソードを明かした。一方、沢尻さんも「渡辺さんはかわいかったし役にはまっていたと思います。共演できてとても楽しかったです」と、互いに初共演を喜んだようだ。最後に「今回の新しい『大奥』はお美代をはじめさまざまな人物が登場するのですが、びっくりするような争いが起きて目が離せない、みどころ満載なストーリーになっています。皆さんぜひお楽しみください」と本作に自信を覗かせた。「第一部~最凶の女~」は2016年1月22日(金)21時~、「第二部~悲劇の姉妹~」2016年1月29日(金)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月28日女優・沢尻エリカを主演に11年ぶりに復活を果たす「大奥」。先日、沢尻さんが“悪女”と“聖女”2人の側室を演じ分けることが明らかになり話題を呼んだ本作から、この度、蓮佛美沙子、浅野ゆう子、成宮寛貴ら豪華キャストが出演することが明らかとなった。1月22日(金)に「第一部~最凶の女~」、29日(金)「第二部~悲劇の姉妹~」と2週にわたって放送される本作。江戸時代、在位50年という長期政権を握り、享楽的な暮らしぶりを好んだことで有名な江戸幕府第11代将軍・徳川家斉の「青年期」と「壮年期」。10人以上の側室を持ち50人以上の子どもを設けたことから“オットセイ将軍”とも呼ばれた家斉の時代の大奥には、想像を絶する野心やプライド、そして復讐心などが渦巻いていた。そんな大奥で、時代に翻弄されながら女の園を生き抜いた2人の側室の物語を描いていく。第二部で、沢尻さん演じる主人公・梅の妹役でありもう一人のヒロインの歌を演じるのは、「37.5度の涙」(TBS)や1月スタートの「お義父さんと呼ばせて」でヒロインを演じる蓮佛美沙子。家斉がまだ若く子に恵まれていなかった頃、浜御殿で催される宴にて家斉にお目通しさせられることになった梅と歌。自分が心引かれていた家斉が姉の梅を気に入ったことで、激しい嫉妬心にかられた妹の歌は姉を陥れようと画策する。時代劇に初挑戦となる蓮佛さんは、弓の名手であり男勝りで荒っぽい気性の持ち主である歌役を体当たりで熱演、沢尻さん演じる美しさと優しさを併せ持つ姉の梅とすさまじいバトルを繰り広げる。大奥の万事差配を任されている大奥総取締・大崎局役には、2003年のドラマ「大奥」で大奥総取締・瀧山役を演じ、圧倒的な存在感と強烈なインパクトを残した女優・浅野ゆう子。浅野さんは舞台版「大奥」でも瀧山役を演じているが、今回は家斉を取り巻く大奥の女たちを厳しく統率する大崎局という新たな役を好演。大崎局は第一部ではお美代、第二部では梅と歌という大奥入りする主人公たちを鋭く観察し、時には家斉にも苦言を呈するという役どころ。そして今回のドラマの舞台であり大奥の中心に君臨する徳川家斉を演じるのは、成宮寛貴。心の赴くまま自由に行動する家斉は、第一部<最凶の女>編では大奥史上最強の側室・お美代に、第二部<悲劇の姉妹>編では「梅」と「歌」という美しき姉妹に翻弄されていく。家斉の好色ぶりを、成宮がどう演じるのか気になるところだ。そのほか、家斉の側近であり<第一部>お美代の養父・中野清茂役には板尾創路、清茂の部下で<第二部>の姉妹・梅と歌の父親である酒井忠康役には温水洋一、家斉の正室・寔子役で光浦靖子が出演。さらに、「大奥」全作品に出演している名物である奥女中トリオ「スリーアミーゴス」もカムバックすることが決定!鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希のドタバタぶりは今回も健在のようだ。<以下、キャストコメント>■蓮佛美沙子(歌役)時代劇はやってみたかったジャンルなのでうれしかったです。歌は、ものすごく極端なことをしてしまう役なので、理解することは難しかったです。でも私も兄弟がいるので、美しくて完璧な姉を持ってしまったがゆえの嫉妬心という、周りから比べられることに対するうらやましさや悔しさは少し分かるかなと思いました。上様に対して好意があるように見せかけて引いてみるという駆け引きのシーンは見てほしいです。■浅野ゆう子(大崎局役)お待たせいたしました。大奥にござりまする。女性同士の愛憎劇、嫉妬などがいろいろと描かれてきたのがフジテレビの「大奥」です。第一作から出演させていただいたことは女優・浅野ゆう子にとって幸せでしたし、いまなお声を掛けていただき光栄です。主演の沢尻エリカさんは2作品で違う女性を演じているのですが、きっちりと演じ分けられているのに驚きました。新しい大奥のヒロインの誕生です。■成宮寛貴(徳川家斉役)あの「大奥」に自分が出させていただくというイメージがなかったので、台本をいただいたときは何とも言えない気持ちになりました。一部と二部は20歳くらい違うのですが、見た目は変えず、セリフのスピードや語尾を変えたり、あとは姿勢を変えてみたり、なるべく工夫しました。「大奥」は普段時代劇を見ない方にも楽しんでいただける作品になっていると思います。いままでの大奥と一味違う大奥に仕上がっているのでぜひお楽しみください。「第一部~最凶の女~」は2016年1月22日(金)21時~、「第二部~悲劇の姉妹~」2016年1月29日(金)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月15日小泉今日子と二階堂ふみが母娘役を演じる『ふきげんな過去』。この度、追加キャストに高良健吾と板尾創路が出演することが明らかとなった。「あたし生きてたの」。大都会と下町が隣接する北品川の食堂で暮らす果子の前に、突然、18年前に死んだはずの伯母・未来子が戻ってきて、そう告げる。ある事件を起こして前科持ちになってしまった未来子の登場に慌てふためく家族と、自分の部屋に居候する図々しい彼女に苛立ちを隠せない多感な女子高生の果子。ただやり過ごすはずだった退屈な夏が、自分が本当の母親だという未来子の出現によって、特別な時間に変わる。いまにも世界を爆破してしまいそうな未来子に反発しながらも、2人はひと夏をともに過ごす――。本作は、劇作家、小説家、シナリオライターそして映画監督とジャンルを超えて多才に活躍する、いま最も注目されている稀代のマルチプレイヤー・前田司郎監督が監督第一弾の『ジ、エクストリーム、スキヤキ』から満を持して挑む完全オリジナル脚本の監督第二弾作品。主演を演じるのは、映画やテレビ、舞台などジャンルを超え活躍する小泉さんと『オオカミ少女と黒王子』の公開も控える若手実力派の二階堂さん。そして今回新たに発表されたキャストは、小泉さん扮する未来子を連れ去りにくる謎の男・康則役に高良さん、二階堂さん扮する果子の甲斐性のない父親・タイチ役に板尾さんが抜擢された。『悼む人』、『きみはいい子』などに出演し、『蜜のあわれ』や『うつくしいひと』など話題作への出演が絶えない高良さんは、「とにかく不思議な居方でした。演る前までとにかく迷って、演るときにはなにも疑わずとにかく真面目にやりました。それがこの映画のズレになってればいいなと思います。とにかく前田さんの現場の中に、思い込みMAXで真剣にいれたのはとても楽しかった。この映画の中にあるズレ。それはもしかしたら日常の真ん中にあるのかもしれません」と語った。また「救命病棟24時第4シリーズ」、『地獄でなぜ悪い』など芸人でありながら俳優業もこなす板尾さんは「ずっと見ていられる心地いい感じで、もっともっと先を見たい映画。全体的に緊張感がありながらも、ニヤニヤさせてくれ、醸し出している雰囲気ややりとりから滲み出ている感じが、どんどん物語の奥の見えていない部分が気になる、釘付けになる作品です」と本作を絶賛。監督も「板尾さんは昔からファンだった。余計な芝居をしないのに、存在感のある人物をやれると思った。タイチは此岸と彼岸の間にいる不思議な人物だ」とコメントを寄せている。さらに、連続テレビ小説「花子とアン」で吉高由合子の幼少期を演じ、その演技力で話題を呼んだ山田望叶が小泉さんと二階堂さんの親戚の子ども役で出演し、シティボーイズの大竹まこと、きたろう、斉木しげるが三人揃って癖のある街の住人らを演じている。ここではない世界を求めては孤独になってしまう人たちの滑稽さと、家族だからこその辛辣な愛情表現を描き、クスクス笑えてほろ苦い涙が錯綜する、切なくも可笑しい人生の縮図のよう本作。向田邦子賞受賞など錚々たる賞を受賞してきた前田の真骨頂といえるその台詞、本作でもその巧みな台詞回しにも注目を集めそう。『ふきげんな過去』は2016年夏、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年12月10日田辺三菱製薬、日本電気(NEC)、理論創薬研究所は12月9日、ICTを駆使した創薬技術「インシリコ創薬」の高精度かつ高速なアプローチを3社共同で開発したと発表した。田辺三菱製薬と理論創薬研究所は2012年より、膨大な化合物情報が一元化されたデータベースから、医薬品創製に役立つ過去の成功/失敗事例といった「創薬ナレッジ」を目的に応じて効率的に抽出できるシステム「改良版MMPA」を研究・構築してきた。2014年よりNECも参画。オープンソースのデータベース「PostgreSQL」に検索を並列処理させるソフトウェア「NEC PostgreSQL Accelerator」を適用させることで、改良版MMPAを用いた創薬ナレッジの抽出速度を最大で約24倍向上させたという。3社は、改良版MMPAとNEC PostgreSQL Acceleratorを効果的に用いたICTによるインシリコ創薬で、医薬候補品の選択を効率化させることが可能になるとしている。
2015年12月09日大晦日恒例の人気番組「ガキの使いやあらへんで!!大晦日スペシャル」が、今年はなんと10年目。「絶対に笑ってはいけない名探偵24時!」と題して、新人探偵に扮した「ダウンタウン」の松本人志と浜田雅功、月亭方正、「ココリコ」の遠藤章造と田中直樹のおなじみメンバーが、超大物芸能人によるゲストとの対面や訓練など、さまざまな抱腹絶倒の活動を行い、今年も予想のはるか上を行く笑いのトラップに襲われていることが分かった。今回のテーマは、ズバリ名探偵!“ガースー黒光り探偵事務所”を舞台に、さまざまな探偵活動(?)を行うものの、どんなことが起こっても“絶対に笑ってはいけない”彼らが、数々仕掛けられた強力な笑いのトラップに、いかにして笑うことなく、お仕置きを回避できるのかが見どころとなる。先日、関東近県のとある研修施設と野球グランドを貸し切り、総スタッフ約400名、参加したエキストラは延べ110名、CCDカメラ170台という、壮大なロケを敢行した本作は、ロケ地一帯だけ雨になるという不運もあった中、無事、長時間に及ぶロケが終了したばかり。例年通り、蝶野正洋、板尾創路といった常連ゲストはもちろん、「笑ってはいけない」初登場となる誰もが驚くスーパースターほか、大晦日にふさわしい豪華ゲストやメンバーの身内(家族)も仕掛け人として参加し、彼らをまたもや笑いの地獄に引きずり込む!まずは、探偵になったメンバーが、事務所に向かうバスの道中。いきなり、あの超人気女優が○秘キャラで登場!?さらに、あの名作アニメドラマが再現されたり、タイムスリップしてきた2人組がひと騒動を巻き起こす。また、ガースー黒光り探偵事務所に到着し、待機部屋に通されるも、いきなり待ち構える数々のトラップ!恒例の引出しネタも登場する。さらに、10年目を記念して、今年はスペシャルゲストも超豪華。初登場のあの超大物有名芸能人がキツーイ挨拶でお出迎え!そして探偵たちが、基礎体力を鍛えるために参加した特別訓練では、恐怖のお仕置き鬼たちが四方八方から襲いかかる!このコーナーには、これまでバラエティには出たことがないというあの有名若手俳優まで参戦、過去最上級のお仕置きを執行する。そのほか、超有名番組に潜入捜査でまさかの2人組に遭遇したり、探偵役でお馴染みの大物俳優も参加した報告会は大荒れに!?“笑ってはいけない”に加えて、今回も“驚いてはいけない”タイムがさらにパワーアッする。あっと驚く超大物から、日本テレビのドラマ主演の人気女優や、今年活躍した芸人たちが、強力な笑いの刺客として登場し、過去最大級の“笑いのトラップ”を仕掛ける今回。5人は笑いの無間地獄から無事、生還できるのか?大晦日の前に、2014年の「(罰)絶対に笑ってはいけない大脱獄24時」をDVDで復習しておくのもいいかも!?<キャストコメント>■松本人志(ダウンタウン)ここで終わった気になるんですけど…この後、スタジオ収録があるんですよ。それが終わるまでは、終わりじゃないですからね!!■浜田雅功(ダウンタウン)スタッフとの信頼関係は既になくしているんですけど、今回は不信感をさらに抱く結果となりました…。■月亭方正お尻を叩かれた回数は一番多くはないと思うんですけど、いままでで一番今年がお尻痛いです。■遠藤章造(ココリコ)スタートからまさかまさかのことが例年以上にあり、ハラハラドキドキすることが多すぎて…ほんとうに大変でした。■田中直樹(ココリコ)10回目の大晦日を飾るにふさわしいサプライズいっぱいあったなと。無事に研修を終えることが出来てよかったです。<大友有一番組プロデューサーコメント>今回は名探偵という、今まで数々のキヤラクターが生まれた役どころを選び、色々なドラマや映画をヒントに、笑いの舞台を考えてきました。ゲストも豪華で自信作です。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル『絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』」は12月31日(木)18:30~日本テレビ系にて放送。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」 Blu-ray&DVD第21弾「(罰)絶対に笑ってはいけない大脱獄24時」は12月2日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日初回のスペシャル放送で視聴率12.9%と好スタートと切った、松坂桃李主演の連続ドラマ「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」。この度、本作で美しき殺人鬼・橘カラ役を演じる菜々緒が今月28日に誕生日を迎え、共演の松坂さんと木村文乃と共に菜々緒さんを祝った事が分かった。原作は「週刊モーニング」で連載されていた山崎紗也夏の同名人気コミック。刑事の中でも初動捜査に携わる機動捜査隊(通称:キソウ)の物語で、相棒でありながら実は恋人同士でもある松坂桃李演じる里見偲と木村文乃演じる猪熊夕貴が、とある殺人現場に突如現れた菜々緒演じる“美しき殺人鬼”橘カラと出会い、運命を狂わされていくラブサスペンス。今回、“美しき殺人鬼”橘カラを演じている菜々緒さんが、今月28日に27歳の誕生日を迎えた。当日は、本作のドラマ撮影が行われていたのだが、撮影が終わると、スタッフが「重大発表があります!今日は菜々緒さんのお誕生日です!」と叫ぶと同時に、花火が弾ける特製ケーキが運ばれてきた。なんとケーキにには、第1話で菜々緒さん演じるカラが、真っ赤なミニワンピース姿で、連続殺人犯のタクシー運転手(板尾創路)をバールで殴りつける姿が描れていた。「なにコレ、すごいのが来た!」と驚いた様子の菜々緒さん。いかにも呪われそうな丸いケーキの周りには、飛び散った血しぶきをイメージさせる赤いクリーム。さらに、ハロウィンにちなんだドクロ、カボチャ、コウモリの飾り。そんな悪女全開のケーキに「すごい、バールのシーンだ!」と菜々緒さんも大喜びの様子。さらに、「サイレーンチームからです!」と松坂さんがプレゼントを手渡し。開けると同時に菜々緒さんは大爆笑!プレゼントはなんと“デビルに変身セット”。「いまの私に一番求められているやつだ」と笑いながら、真っ赤でセクシーなミニワンピースに、デビル角のカチューシャ、黒いレースのマスクを箱から取り出し、さっそくマスクを着けて、1話のセリフ「私の計画に変更はないから」と決めポーズをとってみせていた。その様子に木村さんも「似合いそう!」と話し、菜々緒さんが「着なきゃね」と答えると、松坂さんがすかさず「どこに着ていくの!?」とツッコミを入れ、「え?現場に着ていくよ、(ハロウィン当日は撮影)ないかな?」と淡々と答える菜々緒さんに「げ、現場に…!?」と松坂さんは目を丸くし驚きを隠せない様子。そして最後に「プライベートでこれを着て、初のハロウィンに参加しようかな?仕事ではあるけどプライベートではハロウィンをしたことがないんですよ。本当にありがとうございました」と微笑んでいた。また、11月3日に放送される第3話では、カラを整形した整形外科医・月本(要潤)の正体を秘密裏に潜入捜査を進める里見(松坂桃李)と、そんな恋人の様子に不安を覚える猪熊(木村文乃)の間に距離が生まれ始める。その一方、猪熊が持つ正義感を追体験したいカラは、新たな計画を企てる…。里見は猪熊を守れるのか。更なる里見とカラの対決から目が離せない。「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」は毎週火曜日22時よりフジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2015年10月30日すかいらーくが展開する回転寿司店「魚屋路(ととやみち)」はこのほど、季節限定の「旬サバ」や「金目鯛」のにぎりを目玉とした「晩秋フェア」開始した。同フェアは11月25日まで開催する。○晩秋のおすすめ、"旬サバ・金目鯛"フェアがスタート「旬(とき)サバ」は、対馬・五島海峡で獲れる400g以上の寒さばで、ほどよく脂がのって身が締まり、秋冬の季節でしか食べられないという。食べ方として寿司ネタなどの刺し身が絶品で、今回は長崎産「旬サバ」にぎりを2貫260円(税別)で提供する。「金目鯛」(420円・税別)は静岡下田や東京神津島で水揚げされた「日戻り」と呼ばれる新鮮なもので、脂の乗ってくるこれからがおすすめだという。また、特製の混ぜシャリにカニをふんだんに乗せて蒸しあげた熱々の「かにの蒸し寿司」(260円・税別)などもそろう。そのほかの主なメニューとしては、「季節の三貫(金目鯛・旬サバ・さんま押し寿司)」(420円・税別)、「季節の五貫(ぼたん海老・活つぶ貝・金目鯛・旬サバ・さんま押し寿司)」(890円・税別)などを用意した。さらに10月22日より、平日限定のお得なサービスがより充実し、人気の五貫盛りが80円引き。また15時~18時のハッピーアワーでは、ビールやハイボールを1杯260円(税別)で提供する。
2015年10月27日日立製作所は10月15日、顧客と共に事業機会を探索・発見し、新事業コンセプトを創生してビジネスモデルを検討するための手法、ITツール、空間を体系化した顧客協創方法論「NEXPERIENCE」を構築したと発表した。「NEXPERIENCE」は、顧客との協創過程を「ビジョンの共有」と「新コンセプトの創出、プロトタイプ開発とデモンストレーション」という2段階に大別し、過程ごとに適した手法とITツールを体系化したもの。ITツールには検討に必要な枠組みやデータをコンテンツとして格納するなど、議論を円滑にすすめるための要素を盛り込んでおり、導き出されたアイデアなどの結果やその検討過程を自動整理する機能を備えている。例えば、「プロトタイプ開発」過程で提供される「ビジネスモデル設計ツール」では、参加者がタッチパネル上でアイコンを簡単に並べながらビジネスモデルの設計を検討できると同時に、描き出されたモデルを別の視点で俯瞰できる図やグラフに、リアルタイムで自動的に置き換えて提示することが可能となっている。また、同社の独自性を生かした協創を促進するために必要な「空間」として、プレゼンテーションスペース、協創スペース、ラウンジスペース、ミーティングスペースを備えた顧客協創空間をCSI東京内(東京・赤坂)に開設。協創スペースには、手法やITツールを利用できるタッチパネル仕様の大型マルチディスプレイとテーブルディスプレイを備えた端末や、タブレット端末が設置されている。これらの端末は連携しているため、ファシリテーターと参加者が一緒に使うことで、多角的な視点による濃密な議論を支援し、創造性の発揮と共感の醸成が期待できるという。ラウンジスペースは、東京都心を一望できる開放的な空間で、リラックスした雰囲気で打ち解けた対話を誘発するような作りとなっている。「NEXPERIENCE」は北米、中国、欧州にある社会イノベーション協創センタにも展開される予定。
2015年10月16日『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』『劇場版 MOZU』など話題作に出演する俳優・松坂桃李がゴールデン・プライム帯初主演、共演に木村文乃で贈るフジテレビ系連続ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」。この度、原作にも登場し物語の中でキーとなる連続殺人鬼役を板尾創路が演じ、第1話に登場することが分かった。原作は、週刊モーニングで連載されていた人気コミックス「サイレーン」。刑事の中でも初動捜査に携わる機動捜査隊(通称:キソウ)の物語が描かれ、相棒でありながら実は恋人同士でもある松坂さん演じる里見偲と木村さん演じる猪熊夕貴が、とある殺人現場に突如現れた菜々緒演じる謎の美女・橘カラと出会い、運命を狂わされていくクライム・ラブサスペンスだ。板尾さんは、「家族ゲーム」で主人公に翻弄される歪んだ父親役、「極悪がんぼ」では一見温厚だがひとクセある元公務員役など、いままで一風変わった役を熱演。その独特な表現力やミステリアスな雰囲気に高い評価が集まっている。本作では、原作でも描かれているエピソードで、白いソックスを履かされた女性の変死体が次々と発見される“白ソックス連続殺人事件”の犯人役を演じる。「色んな殺人鬼を演じてきましたが、白いソックスに執着のある殺人鬼は初めてですね。それとタクシーの運転手は久しぶりでした。菜々緒さんは美しくて、人形のような完璧さがあり、強さに説得力がありました。連続殺人鬼は表情や心理など、役作りのし甲斐があるので、撮影はとても楽しめました。1話のキーマンなので、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです」と見所を語った。先日、菜々緒さん扮する演じる謎の美女・橘カラを乗せたタクシーで闇夜に消えて行く、物語の中で重要なシーンの撮影を敢行。主人公の里見や猪熊が、まだ知らないところで繰り広げられているカラと殺人鬼のエピソードから、目が話せない。「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」は10月20日(火)21時より、初回2時間スペシャルで放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月15日「真夜中の5分前」や「ストレイヤーズ・クロニクル」と映画化が相次ぐ人気作家、本多孝好の傑作小説を竹野内豊を主演に迎えて映画化した『at Home』。8月10日(月)、都内にて本作のプレミア試写会が行われ、竹野内さんをはじめ松雪泰子、坂口健太郎、黒島結菜、池田優斗、板尾創路、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、蝶野博監督が登壇した。どこにでもある平凡で幸せな家族。けれども、実は家族全員で、犯罪で生計をたてている一家。父さんは空き巣泥棒、母さんは結婚詐欺師、長男は偽造職人…。ある夜、家族の元に一本の電話が。結婚詐欺がバレ、相手に母が拉致され身代金まで要求されてしまう――。竹野内さんは「静かな作品だけど生きるうえで大切なことが詰まっている希望のある作品」と本作をアピール。松雪さんとは意外にも初共演となるが、「本人を目の前に恥ずかしい…」と照れつつも、「いつかご一緒したいと思っていた方。穏やかで、いてくださるだけで安心感のある方でした。夫婦役でしたが、2人きりのシーンが少なかったのが残念」と初共演の感想を語った。松雪さんも「瞬間瞬間の感性を爆発させる演技に毎回ハッとさせられた。毎回、新鮮で楽しかった」と竹野内さんを称えていた。本作で映画デビューを果たした「ウーマンラッシュアワー」の村本さんは「家族5人との撮影シーンで、サプライズで池田君の誕生日を祝っているのが微笑ましかったです。竹野内さんと松雪さんが『お父さんとお母さんからだよ』とプレゼントも渡していて。僕は知らなかったので、それを端から見ていました」と寂しそうにコメント。本作で村本さんは一家をピンチに陥れる悪役を演じているが、役作りについて「ミステリアスで猟奇的な役。よく自分がストーカー被害に遭っている最中にこんな役ができたなと!役作りもストーカーを見て、自分の役に取り入れました」と自虐的に語ると、先輩・板尾さんの「演技が初めてとは思わなかった。でも挙動不審な感じは出ていた。だからストーカーにはこの場を借りて、お礼が言いたい」という発言で、会場には笑いが沸き起こった。さらに、村本さんはこの舞台挨拶のためにとっておきのエピソードを披露。撮影後に松雪さんを食事に誘おうとしたものの、「撮影後にビールを飲んでいるところで、勇気を出して誘ったら『無理無理!』と一蹴された」と残念な結果を明かし、場内は再びは笑いに包まれていた。『at Home』は8月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:at Home アットホーム 2015年8月22日より全国にて公開(C) 映画『at Home』製作委員会
2015年08月11日8月22日公開の映画『at Homeアットホーム』のプレミア試写会が10日、東京・豊洲のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、竹野内豊、松雪泰子、坂口健太郎、黒島結菜、池田優斗、板尾創路、ウーマンラッシュアワーの村本大輔、蝶野博監督が出席した。昨年の京都国際映画祭オープニング上映作品に選出されて国内外で話題を集めた本作は、人気作家・本多孝好の短編小説『at Home』を『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』の蝶野博監督が映像化。父親が泥棒、母親が結婚詐欺師で長男が偽造職人という訳あり家族5人とその周囲を描く。主演の竹野内は「決してエンターテイメント性が強い物語ではありませんが、希望がちゃんと描いてある作品です」とアピール。意外にも初共演となった松雪について「本人を目の前にして言うのも恥ずかしいですが…」と照れながらも「今回は家族の話ですが、なかなか2人きりで居るシーンがなくて、そこは残念だと思いましたね。本当に穏やかで、いて下さるだけで安心ができるんです。存在感のある素敵な方だと思いました」と大絶賛。一方の松雪は「瞬間瞬間の感性を爆発するのでハッとさせられました。いつも新鮮なものを生み出されるので、ご一緒にやらせていただいてとても楽しかったです」とこちらも満足げだった。本作で映画デビューを果たした、ウーマンラッシュアワーの村本は、撮影中に松雪を口説いたといい「松雪さんがスーパードライを飲んでいたんです。僕はそれがチャンスだと思い、勇気を出してご飯に誘ったら『無理無理無理!』と言われて性格もスーパードライでしたよ」と明かすと、ターゲットにされた松雪は「クライマックスの時に横にいらして、非常に大事なシーンだったので『うるさいな~』と思いました(笑)」とストーカーばりの行動だった村本に拒否反応。それを受けた村本は「友だちということでラインを交換してメッセージを送ったら、毎回『またよろしくお願いします』と終わらせようとして…。僕がストーカーになってたなと思いましたね(笑)」とストーカー的な行動を認めて会場を笑わせていた。映画『at Homeアットホーム』は、8月22日より全国公開。
2015年08月11日スウェーデンが誇る巨匠ロイ・アンダーソン監督が、構想15年、撮影4年もの歳月をかけ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を抑えて第71回ヴェネチア国際映画祭「金獅子賞(グランプリ)」を受賞した最新作『さよなら、人類』。ロイ・アンダーソンといえば、CG全盛のこの時代、巨大なスタジオにセットを組み、マットペイントを多用して細部にまでこだわった配色や美術で、1シーン1シーンがまるで絵画のような、徹底的に作り込まれた映像美が魅力のひとつとなっている。今回、クリエイターとしての一面も持つ板尾創路、菊池亜希子、種田陽平ら、業界の垣根を越えた各界の著名人たちから、その映像世界への絶賛コメントが到着。また、彼らも魅せられた、監督が描く“脚本代わり”のドローイング画の数々がシネマカフェに到着した。サムとヨナタンは、何の役にも立たない“面白グッズ”を売り歩く冴えないセールスマンコンビ。現代のドン・キホーテとサンチョ・パンサのように、何をやっても上手くいかない人たちの、哀しくも可笑しいさまざまな人生を目撃する。ワインを開けようとして心臓発作で死ぬ夫とそれに気づかない妻、天国に持って行くために宝石の入ったバッグを手放さない臨終の床の老女、現代のバーに立ち寄るスウェーデン国王率いる18世紀の騎馬軍。万華鏡のような不思議な世界へ、私たちを誘う2人は…。ロイ・アンダーソン監督は、完璧な脚本を作らない代わりに、イメージをスケッチやドローイングで描き、映画に登場すると思う順番に、スタジオの壁に貼り付け、それを “脚本”とする手法を取っている。まずは、各シーンのイメージをドローイング画で描き起こし、奥行きや配置などをスタッフやキャストに伝え、それを基に撮影を進めて、世界観を作り出していく。撮り終わったシーンは、ドローイングとスチール写真と取り替えていき、最終的には、壁に貼った写真の順番を変えてベストな並びを想定。なんと、壁を使って“編集”するという、アナログへのこだわりぶりがあった。さらに、本作は、16世紀の画家ピーテル・ブリューゲル「雪中の狩人」など、様々な絵画からインスピレーションを受けて作られているという。「特に絵画の中でも、ワイドアングルの、背景が丁寧に描かれ、その生活や生き方が伝わってくるものが好きだ」と語るロイ・アンダーソンの作品は、全編を通して絵画のように固定されたワイドアングルのカメラワークを採用している。また、絵描きがうらやましいというロイ・アンダーソンは、「世界にはたった1枚の絵を観るためだけに、世界1周をする人が大勢いる。絵画には、人をそこまで動かしてしまう力を秘めている。だから私も絵画のように“いつまでも眺めていたくなるような映画”を作ってみたいんだ」と、唯一無二の自身の映画づくりへの思いを話している。監督の頭の中を、こだわり抜かれた映画美術により具現化した奥行と温かみのある映像は、観る者を不思議な感覚の世界へと連れていってくれる。<著名人コメント>■板尾創路(芸人)39枚の絵画は突然 動き 喋り 笑いを仕掛けてくる…そんな100分間の美術館。映画の基本的手法でありながら映画の枠を超えた贅沢なエンターテイメントだ!■菊池亜希子(女優・モデル)旅の途中でふらりと入った異国の美術館で、名もなき絵画に心を奪われ動けなくなるような、そんな感覚。たちは一体何者で、どこにいて、これからどこへ向かうのだろう。■種田陽平(美術監督)『さよなら、人類』は、全シーン、美術がつくったセットで撮影された。独特な色彩と光で世界は抽象化されていて、絵画の中に迷いこむ感覚を味わうことができるだろう。■椹木野衣(美術批評家)ああ、素晴らしきかなマヌケな人生。何をやってもうまくいかぬ男たちの醜態が、しかし完璧な一枚の壁画のように描かれる。死期を控えたすべての人類に!『さよなら、人類』はYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら、人類 2015年8月8日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(C) Roy Andersson Filmproduktion AB
2015年08月10日俳優の竹野内豊が主演を務める映画『at Home アットホーム』(8月22日公開)で、共演の女優・松雪泰子との場面写真が、このほど公開された。父・和彦(竹野内豊)は泥棒、母・皐月(松雪泰子)は結婚詐欺師、長男・淳(坂口健太郎)は偽造職人で、長女・飛鳥(黒島結菜)とまだ幼い次男・隆史(池田優斗)も犯罪で生計を立てていることを自覚している森山家。彼らに血の繋がりは無く、共通するのは虐待、性暴力、DVなどそれぞれが背負った暗い過去。ある日、詐欺を目論んだ母が拉致され身代金を要求されたたために、一家は奪還作戦を計画する。本作は血縁関係にはない人間が必死になる姿を描くことで、「家族とは?」を投げかける。DREAMS COME TRUEの楽曲を映画化した『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』(07年)を手がけた蝶野博監督がメガホンを取り、原作の映画化が相次いで話題の小説家・本多孝好氏の短編小説『at Home』を映画化した本作。メインキャストの5人のほかにも、國村隼や村本大輔、千原せいじ、板尾創路など個性的な面々が映画を彩る。本作で竹野内の妻であり、一家の母親・皐月を演じる松雪。皐月は結婚詐欺で男をだます役どころで、演じるにあたって「不可欠な美貌」や「過去と現在を演じ分ける陽と陰の振り幅」を持ち合わせている必要があり、プロデューサーが「それらを全て兼ね備えているのは松雪泰子さんしかいない」とオファーした。脚本で描かれるのは、血まみれになるほど殴られる場面など痛々しいビジュアルのシーン。スタッフにとって、「本当にこの役どころを引き受けてくれるか」が気がかりだったが、松雪は臆せず激しい暴力的なシーンを受け入れた。今回公開された場面写真は、母と詐欺師の顔や、顔から服まで血まみれでうなだれる姿など彼女の身に起こる壮絶な出来事を予感させる。(C)映画『at Home』製作委員会
2015年08月07日大垣共立銀行はこのたび、愛知県の春日井市と「地方創生に関する連携協定」を締結したと発表した。○産業および経済の活性化、地域活力の創造に寄与する「地方創生に関する連携協定」は、大垣共立銀行と春日井市の相互連携・協力により、春日井市における地方創生の諸課題に取り組むことで、地域活力の創造などに寄与することを目的としているという。政府が地方創生を重要政策として推進するなか、OKB垣共立銀行は6月、「地方創生センター」を新設して地方公共団体の取り組みをグループ一体となって積極的に支援しているという。同協定の締結により春日井市との連携をさらに強固なものとし、地方版総合戦略の策定・推進や高蔵寺ニュータウンを始めとした市内への移住・定住促進など、春日井市の地方創生に向けた取り組みへの支援を強化するとしている。OKB大垣共立銀行はこれからも、地域金融機関として地域における地方創生への取り組みに積極的に参画し、地域の活性化に寄与していくとしている。
2015年08月06日これから間違いなく日本のロックシーンを席巻する存在になるであろう、ポテンシャルあふれるロックバンドが登場しました。その名も、空創ワルツ。ファンタジックなバンド名ですが、サウンドはキャッチーさを兼ね備えた、骨太なロックです。メンバーは、ヴォーカル・ギターの中川悠太さん、ベースの太治さん、ドラムのTAHARAさんの3人。中川さんと太治さんは福岡県出身、TAHARAさんは山口県出身という、関門橋がつなぐ縁で結成されたバンドです。その空創ワルツの2ndミニアルバムが、『Waltzer Waltz』(ワルツァーワルツ)です。全6曲入りというアルバムではありますが、それぞれの楽曲の充実度が凄まじく、フルアルバムを聴いたかのような充足感を持っています。どの曲も個性的で面白いアレンジが施されているので、ライブ感満載ですし、何よりメンバーが音楽を楽しんでいる様子が伝わって来ます。このバンドは、必ず時代を作り上げるはずです……空創ワルツ、要注目!リリース情報:『Waltzer Waltz/空創ワルツ』(2015.8.5発売/¥1500(tax out)/CLMR0035)
2015年08月03日JALは7月31日、シンガポール時間の7月12日にシンガポール発羽田着JAL38便の767-300(JA606J)が誘導路にて離陸操作を開始するという事例が発生した件で、シンガポール当局および国土交通省航空局より重大インシデントと認定されたことを発表した。同便は管制承認を得て地上走行を実施し、滑走路からの離陸許可を得ていたが、副操縦士が誘導路を滑走路と誤認し、誘導路上にて離陸操作を開始した。誤認に気付いた機長が離陸操作中断を指示し、直ちに副操縦士が離陸操作を中断、ほぼ同時に管制から停止の指示を受けた。同件は7月12日に発生したものだが、JALは7月23日にシンガポール航空当局から同便の運航状況について問い合わせを受けて初めて同件を認識し、同日速やかに国土交通省航空局へ報告したという。7月23日より同便の機長および副操縦士を乗務停止とし、事実関係の調査を進めているという。また、今後についてはシンガポール当局による調査に全面的に協力するとともに、「このような事例を2度と発生させることのないよう、安全意識の再確認と一つひとつの作業の確実な実施を徹底してまいります」としている。
2015年08月03日『anan』7月29日号の特集は「大人の男」。その魅力に酔いしれたい…ということで、各業界に潜む、イケてるおじさまをフィーチャー。映画監督、脚本家、作家、画家など、多岐にわたり活躍する大宮エリーさんは、「男は心意気!」とのこと。そして、文句なしにカッコいい大人の男、と太鼓判を押すのが4人の落語家たちです。「共通点は、粋でツヤっぽくて、チャーミングなところ。なかでも、立川志の輔師匠は、知り合ったばかりのとき、私の個展にフラッと立ち寄ってくださり『いいもの見せてもらったよ。ありがとうねぇ』とおっしゃるんです。あるときは私が出演した番組を見て『見せていただいたよぉ。よかったよ。頑張ってるねぇ、私も頑張ります』とそれだけ言うためにお電話くださる。洋服もいつもおしゃれで、とにかく粋なんです」笑福亭仁鶴師匠には、大宮さんが脚本・演出を担当するドラマに出演してもらったことが。「どんな人にも分け隔てなく接する方。撮影後は必ず最終の新幹線で大阪にお帰りになり、奥様と家で晩ごはんを召し上がると聞いて、素敵だなぁって思いました」◆立川談志シャイな愛されキャラ「志の輔師匠から聞いた話ですが…。生前、恩のある落語家から、ゲスト出演を頼まれた談志師匠。ところが当日、師匠は大幅に遅刻をしてきて、結局出番がその公演のトリになってしまったそう。そのときの言い訳が『だって、俺が時間通りに行くなんて、テレるじゃん』。お会いしたことはないけど、魅力的な人だったんだろうと思いますね」◆立川志の輔チャーミングで粋な大人「私が行くとお伝えしていた師匠の公演の当日、ご本人から電話が。『なんか、来れないそうじゃない?』って。主催の方が、万が一のこともあるし、予防線を張って『来れないかも』と伝えていたみたいで、『え?向かってますよ』と伝えたら『あ、そうなの?ならよかった』と。甘えたり拗ねたりという態度をさらりと出せるところがカッコいい大人だなあ、と」◆笑福亭仁鶴(にかく)温かくて穏やかな愛妻家「仁鶴師匠は大物であるにもかかわらず、威圧感がまったくなく、周りの人に気を使わせないところが本当にすばらしいんです。私が演出を担当したドラマで、板尾創路さんと相撲をとるシーンを演じていただいたとき、『本気出さなくていいです』と言ったのに、ゼーゼーいうほど全力を出してくださって(笑)。そんな真面目なところも好きです」◆立川談春弟子思いで義理堅い人「以前、若手の落語家さんに3つのお題を出して落語を作ってもらう、というイベントに呼んでいただきました。談春さんのお弟子さんも出演されていたんですが、その後、談春さんにお会いしたときに、『弟子がお世話になっております。ありがとうございます』と深々と頭を下げられたんです。イヤイヤイヤ、私こそ素人なのにお題を出させていただくなんて、すみません、と。謙虚で懐が深いところがすごいんです」◇大宮エリー映画監督、脚本家、作家、画家など、多岐にわたり、ボーダーレスに活躍。著書は『猫のマルモ』(小学館)、『EMOTIONAL JOURNEY』(フォイル)など多数。※『anan』2015年7月29日号より。取材、文・重信 綾古屋美枝薮内加奈
2015年07月28日山口フィナンシャルグループは26日、地方創生を専門に手掛けるコンサルティング会社「株式会社YMFG ZONEプラニング(仮称)」を同社100%出資にて設立すると発表した。山口フィナンシャルグループ(YMFG)の主要営業エリアである山口・広島・北九州(YMFG ZONE)において、民間中心の地方創生に特化した専門的な業務展開を行うとしている。○会社概要企業名/株式会社YMFG ZONE プラニング(仮称)略称:YM-ZOP(ワイエムゾップ)本社所在地/山口県下関市(予定)代表者/未定設立/7月(予定)資本金/3,000万円事業概要/地域・域内企業の生産性向上に向けた総合的な事業活動支援。(1)中堅・中小企業の総合的成長支援、(2)経済構造分析・企業分析等データベース整備、(3)各種ネットワークを活用したオープン・イノベーションを提供、(4)官民連携によるインフラ整備の促進、(5)女性活用支援など労働生産性向上に資するコンサルティング○山口フィナンシャルグループ(YMFG)の考える地方創生の5つの柱「面(地域・経済レイアウト、事業環境提供など)」の視点でのコンサルティング業務をYMFGがリーダーシップを発揮して展開し、今までの「点(個社・個人)」への対応が主であった態勢の機能強化・拡充を図り、地方創生のキーワードである地域・域内企業の生産性向上に向けた総合的な事業活動支援を行う。○グループ内での位置づけ3銀行・ワイエムコンサルティング・YMFG ZONEプランニングが相互に連携し、地域・域内企業の生産性向上に向けた、総合的な事業活動支援を行う。
2015年06月29日個性派俳優としても引っ張りだこの芸人・板尾創路がナレーションを担当した、話題のスウェーデン映画『さよなら、人類』が8月8日(土)より公開される。昨年来、劇場でロングランヒットとなった『シンプル・シモン』や『100歳の華麗なる冒険』、さらにカンヌ国際映画祭で「ある視点」部門審査員賞を受賞した『フレンチアルプスで起きたこと』が7月4日(土)に公開となるなど、いま、スウェーデンには勢いのある作品ばかり。独特の世界観で人々を魅了し続ける、スウェーデン映画の魅力に迫った。スウェーデンといえば、近年話題の北欧インテリアや空間デザインの魅力が先行されがちだが、実はこれまで、映画界をけん引してきた巨匠・鬼才を数多く輩出する“映画大国”としての一面も持っている。その代表的な存在が、板尾さん始め、倉本美津留(放送作家)、岡田利規(演劇作家)、福里真一(CMプランナー)など、業界の垣根を越えた熱狂的なファンを有する、巨匠ロイ・アンダーソンだ。ロイ・アンダーソン、その才能を世界が絶賛!CF界でも活躍アカデミー賞受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を抑え、第71回ヴェネチア国際映画祭にて「金獅子賞」(グランプリ)を受賞したアンダーソン監督の『さよなら、人類』。「ヴェネチア史上最高の映画!」(ポジティフ誌)との絶賛を受け、すでに日本のTwitter上でも「最新作公開が待ちきれない!」という声も相次いでいる。彼が26歳で完成させた『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』(’69)は、初の長編映画にしてベルリン国際映画祭で4つの賞を受賞。少年と少女の淡い恋を瑞々しく描いた本作は、スウェーデンで70万人を超える動員を記録し社会現象にもなった。以降、2作目『Giliap』がカンヌ国際映画祭の監督週間に選出。人間の本質がシニカルな視点で描かれた“リビング・トリロジー”3部作の<序章>『散歩する惑星』(’00)はカンヌ国際映画祭「審査員特別賞」を受賞し、続く<第2章>『愛おしき隣人』(’07)では、スウェーデンアカデミー賞にて「グランプリ」を含む3冠に輝いた。アンダーソン監督独自の、固定ショットや綿密に構想された絵画的なシーン、不条理な笑い、本質的なヒューマニティは、常に各国の映画祭から大絶賛。5作目となる長編映画『さよなら、人類』は、15年かけて完結した“リビング・トリロジー”の最終章となる。ストックホルムに自身のスタジオを設立し、CG全盛のこの時代に、全編にわたり細部にまでこだわったセットを組み立て撮影を行った。また、アンダーソン監督は映画製作の傍ら、1975年にコマーシャル監督としてのキャリアをスタート。世界3大広告賞の一つといわれるカンヌ広告祭では「ゴールドライオン」を8度受賞。人間であるがゆえの愚かさ、滑稽さを優しいユーモアに包みながら、丁寧に描き出してきた監督の魅力は、日本でも多くのクリエイターから支持され、愛されている。映画史に影響を与えてきたスウェーデンの至宝たち昨年、日本公開のものだけでも、『シンプル・シモン』(アンドレアス・エーマン監督)、『ストックホルムでワルツを』(ペール・フライ監督)、『100歳の華麗なる冒険』(フェリックス・ハーングレン監督)と、相次いでスマッシュヒット。加えて、今年は、カンヌで話題を呼んだ『フレンチアルプスで起きたこと』(リューベン・オストルンド監督)、そしてロイ・アンダーソンの『さよなら、人類』と、今年もその人気はとどまるところを知らない。意外と知られていないが(!?)、スウェーデン映画界の巨匠たちは世界でも一目置かれる存在だ。■イングマール・ベルイマン(1918-2007)黒澤明、フェデリコ・フェリーニとならび「20世紀最大の巨匠」と称される、スウェーデンを代表する映画監督。スティーヴン・スピルバーグ、スタンリー・キューブリックやトリュフォー、ゴダールなどなど、現在に至るまで、ベルイマンに影響を受けた監督は数多い。『第七の封印』(’57)『野いちご』(’57)『処女の泉』(’60)で各国の映画賞を受賞し、世界的名声を確立。スウェーデン映画界の基盤を築く。■ラッセ・ハルストレム(1946-)『アバ/ザ・ムービー』(’78)が世界的にヒット。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』(’88)がアカデミー賞「監督賞」にノミネート。以後、ハリウッドでも活躍。『サイダーハウス・ルール』や『ショコラ』など、アカデミー賞ノミネート作品を続々発表。世界的評価を受ける、ドラマ性のある作品を数多く手掛けている。■トーマス・アルフレッドソン(1945-) 『ぼくのエリ 200歳の少女』(’08)で国際的に知られ、ハリウッドでは『モールス』としてリメイクされた。また、ジョン・ル・カレのスパイ小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画化で、ゲイリー・オールドマンを主演に迎えた『裏切りのサーカス』はヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され、「金獅子賞」にもノミネートされた。このように、北欧の中でもひと際異彩を放つ監督を多く輩出しているスウェーデン。これからも、従来の価値観をくつがえす世界を見せてくれる、スウェーデン映画から目が離せない。『さよなら、人類』は8月8日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月23日本田孝好の原作小説を竹野内豊、松雪泰子をキャストに映画化する『at Home』の予告編映像が、このほど解禁となった。どこにでもある平凡で幸せな家族。けれども、実は家族全員で、犯罪で生計をたてている一家。父さんは空き巣泥棒、母さんは結婚詐欺師、長男は偽造職人…。ある夜、家族の元に一本の電話が。結婚詐欺がバレ、相手に母が拉致され身代金まで要求されてしまう。能天気にみえた家族、その裏にあるそれぞれの苦しい過去。血もつながっていない、けれどこの幸せを守るためなら、誰よりも必死になれる。これも一つの家族の姿。母親を取り戻すことはできるのか――?今回解禁となった予告編では、ワケあり家族の成り立ちと、そんな家族が危機に立たされる姿が描かれている。冒頭、ひとりの少年を盗んでくる竹野内さんの姿が映し出される。登場人物のそれぞれの“ワケ”である過去が明らかとなる緊張感溢れるシーンが続き、1人また1人と、いびつな形ではあるが“家族”ができあがっていく様が。予告編の最後の、家族の大黒柱を演じる竹野内さんが涙ぐむシーンがなんとも印象的だ。竹野内さん率いる“家族”には、松雪さんを始め、『海街diary』『ヒロイン失格』『俺物語!!』と人気少女コミックの実写化出演が続く坂口健太郎や、『ストレイヤーズ・クロニクル』の公開を控える黒島結菜、子役の池田優斗が集結。さらに、一家の世話役として國村隼、ナルシストな金持ち役に板尾創路、暴力男に千原せいじ、そして5人をピンチに陥れる悪役に「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔が怪演する。「俺が盗んできた家族は、誰にも奪わせない」という意味深なキャッチコピーがつけられた本作。偽装家族ではありながら家族の絆が生まれようとする家族団らんを描くシーンがあるかと思えば、血だらけの松雪さんの姿が映し出され、一家が窮地に追い込まれるシーンも…本当の家族の絆とは?まずはこちらの映像から竹野内さんが盗んできた“偽装家族”をご覧あれ。『at Home』は、8月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日