俳優の松田龍平が、沖田修一監督の最新作『モヒカン故郷に帰る』(2016年春公開)に主演し、俳優の柄本明と初共演することがこのほど明らかになった。松田は役作りのため、モヒカンヘアに初挑戦。劇中ではバンドのボーカルとしてヘッドバンギングも披露する。本作は、広島の瀬戸内海にたたずむ四島を舞台に、数年ぶりに帰郷したのらくら息子・永吉と昔堅気の頑固おやじ・治のハートフルコメディ。父のガン発覚を機に、心を入れ替えて奮闘する息子の姿を描く。『南極料理人』(2009年)、『横道世之介』(2013年)などを手がけた沖田監督による完全オリジナル脚本。撮影は4月にクランクインし、オール広島ロケで行われる。松田は、プロバンドマンを目指して状況したものの、恋人の妊娠をきっかけに報告がてら数年ぶりに里帰りする永吉を演じる。「沖田さんの脚本は人との距離感がとても綿密に描かれていて、今から撮影に入ることをとても楽しみにしています」と沖田監督との初タッグに期待を寄せ、「"父と息子"から"男と男"になる主人公・永吉を魅力的に演じられたらと思っています」と意気込んだ。息子の帰省に悪態をつきながらも、孫が生まれることがうれしくてたまらない頑固おやじ・治を演じる柄本は、「沖田監督の作品は何本か見ていて、今回ご一緒するのが初めてなので、これからの撮影とても楽しみです。脚本も、オフビートな感じもあり、オーソドックスな懐かしい感じもあり、木下惠介監督『カルメン故郷に帰る』を思い出しました」とこちらも初となる沖田組に感慨深げ。劇中では広島弁でコミカル掛け合いを繰り広げる松田について、「4月からの撮影、松田龍平さんの共演も初めてですが、みなさんで良い作品をつくっていければと思います」と語る。一方の沖田監督は、「生きていればそれでよくて、できることなら難しい話はしたくない。そんな家族の一大事を映画にしたいと思いました。誰にでもあって、いつかはやってくるお話だと思います。現実は、とてもシビアなので、せめて映画の中だけでも、バカバカしいほどコメディにしたいと思いました」と作品に込めた思いと共に、「松田さん柄本さんという魅力的なキャストと共に、楽しい映画を作れたらと思っています」とコメントを寄せた。(C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
2015年03月30日『横道世之介』を手掛けた沖田修一監督の完全オリジナル脚本「モヒカン故郷に帰る」の映画化、制作が決定。あわせて主演を務める俳優・松田龍平の自身初となる衝撃の“モヒカン”姿がお披露目された。プロのバンドマンを目指し上京した永吉は、恋人・由佳が妊娠することをきっかけに、故郷・広島へ報告がてら数年ぶりにのらりくらりと帰ることになる。永吉が帰郷すると相変わらずのうるさい頑固おやじ・治がそこにはいた。治は、息子の帰省に悪態つきながらも、孫が生まれることが嬉しくてたまらず、島民たちに声をかけ、その夜大宴会を開く。しかし、その宴会の途中、永吉は治が倒れているのを発見。病院に運ばれる治、検査した結果、癌で余命宣告を受ける…。永吉は残された日々、どうすりゃいいか分からない、だけどおやじの喜ぶ顔が見たい!その一心で奮闘する。が、結局空回り…。残された時間、息子はおやじになにができるのか――。本作は、広島の瀬戸内海に佇む四島を舞台に、数年ぶりに帰郷した売れないのらくら息子と昔堅気の頑固おやじのハートフルコメディ。故郷へ帰るモヒカン息子の永吉役を演じるのは、『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞など同役で数々の賞を受賞、4月4日(土)に公開を控える『ジヌよさらば~かむろば村へ~』では、お金恐怖症の主人公を演じる松田龍平。本作ではバンドマンの役作りのため初めてモヒカンヘアに挑戦!併せてバンドボーカルとしてヘッドバンギングも披露するという。そしてモヒカン息子の父親には、松田さんとは初共演となる柄本明が好演する。両名共に沖田監督とタッグを組むのは本作が初となる。(以下、キャスト&スタッフコメント)■松田龍平沖田さんの脚本は人との距離感がとても綿密に描かれていて、いまから撮影に入ることをとても楽しみにしています。久しぶりに会う親父はどこか小さくみえた。父と息子、から男と男になる主人公・永吉を魅力的に演じれたらと思っています。■柄本明沖田監督の作品は何本か観ていて、今回ご一緒するのが初めてなので、これからの撮影とても楽しみです。脚本も、オフビートな感じもあり、オーソドックスな懐かしい感じもあり、木下惠介監督『カルメン故郷に帰る』を思い出しました。4月からの撮影、松田龍平さんの共演も初めてですが、みなさんで良い作品をつくっていければと思います。■沖田修一監督生きていればそれでよくて、できることなら難しい話はしたくない。そんな家族の一大事を映画にしたいと思いました。誰にでもあって、いつかはやってくるお話だと思います。現実は、とてもシビアなので、せめて映画の中だけでも、バカバカしいほどコメディにしたいと思いました。松田さん、柄本さんという魅力的なキャストと共に、楽しい映画を作れたらと思っています。『モヒカン故郷に帰る』2016年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月30日公開初日を迎えた特撮映画『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』の初日舞台あいさつが28日、東京・新宿バルト9にて行われ、シリーズの生みの親である雨宮慶太監督をはじめ、栗山航、南里美希、桑江咲菜、井坂俊哉ら主要キャスト陣が登壇した。『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』は、2013年に放送された『牙狼<GARO>~闇を照らす者~』の主人公・道外流牙と、ヒロイン・莉杏の新たなる戦いを描いた新シリーズ「GOLD STORM」の前日譚(第0話)にあたり、黄金騎士ガロ・翔の誕生秘話が描かれている。雨宮監督は「やっと形になったものをファンの人に一番最初に見てもらえたのが感無量です」と無事に公開を迎えほっとした気持ちを吐露。再び道外流牙として戻ってこれたことを喜んだ栗山は、「桜は一分二分咲きですけど、皆さんの笑顔は満開です!」と桜を見て考えたという言葉で喝采を浴びる。本作での流牙については「黄金騎士の称号を受け継いだことで、成長が見られると思います」と語っていた。女魔戒法師・莉杏を演じる南里は「撮影が始まる前からアクションのトレーニングをして挑みました」と振り返り、見どころに流牙と莉杏のコンビネーションを挙げる。雨宮監督によると「『闇を照らす者』から時間が経っているため、2人は阿吽の呼吸になっていると思った」という。南里は「(栗山は)元々アクションが上手なので、こっちのタイミングに合わせてくれるのが上手くてやりやすかった」と語り、栗山もアクションの格好良さに太鼓判を押していた。また、桑江は黄金騎士ガロ・翔、誕生の鍵となる高名な魔戒法師・リュメを演じる。彼女は『魔界の花』でゲストとして女子高生を演じたことがあるため、「今回リュメを演じたことで、GAROファミリーに入れた気がします」とうれしさをにじませた。彼女もアクションはかなり練習したようで、「ライバルは栗山航でした。勝手に対抗意識を燃やしていた」と振り返り、身長の低い彼女は男性相手だとパンチが届かないことをステージ上で実演し、観客の笑いを誘った一幕も。そして、古の魔戒法師より作られた人型魔導具・阿号を演じた井坂は、魔道具を演じることに「どうしても気持ちをのせて喋りたくなるので難しかった」との苦労を吐露。阿号の出演シーンについては「15年役者やらせてもらったんですけど、あんなアップ初めてです」と興奮を隠し切れない様子だった。柄本明との共演は「柄本さんは飄々としていて、彼のペースにのせてもらいながら進めることができた」と話していた。コスチュームやアイテムも本作の見どころで、流牙が身に付ける「魔導輪ザルバ」は蓋が付くという変化を遂げている。その理由について雨宮監督は「他の魔戒騎士とはザルバに対する関係性が違うんですよ。教えを請う師のようなイメージがあるので、必要な時だけ蓋を開けて喋るようにした」と語り、「TVシリーズで蓋の意味がわかります」と含みも持たせる。栗山は「このカバー(蓋)があるとザルバが喋らないので楽です」と述べていた。劇場版に続き、4月3日からはテレビ東京系6局、BSスターチャンネル、CSファミリー劇場にてTVシリーズがスタート。TVシリーズの見どころについては「連続活劇を目指したので、1話も見逃さないでいただくとより楽しめると思います」と雨宮監督。劇場版を観ているとTVシリーズがより楽しめるとという。また、TVシリーズのエンディングテーマ「PRAYERS」は、牙狼<GARO>シリーズに出演してきたREKKA(松山メアリ)、RYUME(桑江咲菜)、YUKIHIME(黒木桃子)、ANNA(大関英里)によるユニット『魔戒歌劇団』が担当。team GAJARI(影山ヒロノブ・奥井雅美・雨宮慶太)のプロデュースによる本楽曲にも注目が集まる。『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』は、新宿バルト9ほか全国公開中。(C)2014「GOLD STORM」雨宮慶太/東北新社
2015年03月29日4月17日公開の映画『恋するヴァンパイア』の完成披露舞台あいさつが25日、東京・有楽町朝日ホールで行われ、桐谷美玲、A.B.C-Zの戸塚祥太、田辺誠一、大塚寧々、柄本明、三戸なつめ、鈴木舞監督が出席した。同映画は、幼ない時に離れ離れになり、8年ぶりに再会したヴァンパイアの少女・キイラ(桐谷美玲)と哲(戸塚翔太)の恋愛物語。主演の桐谷は「今回はヴァンパイアを意識するよりも可愛らしくて真っ直ぐで純粋な女の子が頑張って恋をし、たまたまヴァンパイアだったという考え方で演じました。監督が本当に可愛らしいので、監督を参考にしながらやってましたね」と初監督作品となる鈴木監督に気配りも。そんな桐谷の相手役を務めた戸塚は念願の映画初出演を果たして「ひたすら緊張してました。普段は男連中と一緒にいるので、桐谷さんがいてすごい恥ずかしいというか照れてました」と語り、劇中で披露したバク転をステージ場でも再現するなど、会場を盛り上げた。劇中では田辺誠一&大塚寧々夫妻がパン屋の夫婦役として出演。夫の田辺が隣にいたせいか、時折顔を赤らめた大塚は「お互いプロなので多少照れ臭いという思いは隠しつつ、逆に何でも話しやすいというかやりやすかったです」と感想を。その大塚と田辺に私生活と変わらぬ息の良さを見せつけられた桐谷は「本当に憧れすぎてニヤけちゃうぐらいでしたよ。本当に素敵な夫婦役で(本当の夫婦としても)素敵なんだろうな~と想像しちゃいました」と羨望の眼差しを向けていた。「息ができなくなるくらい、大好き。この想いに早く気づいて。」という映画のキャッチコピーに絡め、「好きすぎてやってしまった出来事は?」という質問に「中学生の時にわざとアドレスを変えて一斉送信したんですけど、好きな人にだけは個別で送りました。『絶対登録して』と送ると、絶対に返ってくるんです」と桐谷。また、「好きな人がいたらどうする?」という問いに「頑張ります! 頑張りますけど、最後に『好きだよ』とかそういう言葉を言って欲しいので、そうなるまでものすごく頑張って最後は待つというスタンスです」と答えるなど、好きになると自ら動くタイプであることを明かしていた。映画『恋するヴァンパイア』は、4月17日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開。
2015年03月26日桐谷美玲がキュートなヴァンパイアに扮した映画『恋する・ヴァンパイア』の完成披露試写会が3月25日(水)に開催。桐谷さんを始め、共演の戸塚祥太(A.B.C-Z)、田辺誠一、大塚寧々、主題歌を歌う三戸なつめ、柄本明、鈴木舞監督が揃って舞台挨拶に登壇した。ヴァンパイアの一族に生まれ、親を亡くしてパン屋を営む叔母夫婦の家に身を寄せ、世界一のパン職人を夢見るキイラ。ある日、幼なじみで初恋の相手である哲と再会する。ヴァンパイアと人間の壁に悩むキイラだったが…。この日は、開演の数時間前から会場の入り口前には長い行列ができており、桐谷さんは「ずっと取材を受けていて、早くからみなさんが並んでくださっていて、お喋りの声とかが聞こえてきて嬉しかったです」と感激の面持ち。映画初出演となる戸塚さんは「念願かなって映画初出演で、特別な思いが入ってます!」と強い思いを口にする。キイラは初恋の相手への一途な思いを真っ直ぐに伝えようとするが、桐谷さんはどうやって好きな相手に想いを伝えるのか?桐谷さんは「頑張ります(笑)。頑張りますけど…最後の『好きだよ』とかそういう言葉は(相手に)言ってほしい。そうなるまでを頑張って、最後は待ってます!」と恋する乙女モードで語る。また哲を想うがゆえにある行動を選択するキイラにちなんで「好き過ぎて、やってしまったこと」を告白するコーナーでは桐谷さんはフリップに「アドレス」を記入。これは、あえてメールアドレスを変更し、その変更を伝える際に「普通は一斉送信ですけど、好きな人にだけは個別に送り『絶対に登録してね』と入れる」と好きな相手とのきっかけを手に入れるための高等テクニックを明かす。ちなみに戸塚さんは、同じように好きな女の子の気を引くために「(学校の教室の)ザリガニを(好きな女の子の)机に置いた」と告白。これには会場に詰めかけた戸塚さんのファンも引き気味…?桐谷さんからは「サイアクですね」と冷たい言葉を浴びせられ、戸塚さんは「(桐谷さんと)動機は一緒なんですけど…」と苦笑を浮かべ、会場は爆笑に包まれた。『恋する・ヴァンパイア』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ新宿(オープニング作品)ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月25日桐谷美玲が主演を務める『恋するヴァンパイア』の完成披露試写会が3月25日に、都内で行われ、桐谷をはじめ、共演する戸塚祥太、田辺誠一、大塚寧々、三戸なつめ、柄本明、鈴木舞監督が出席した。映画で初の夫婦役に挑んだ田辺と大塚は、「あまり役作りせず、自然に…。恋愛の先にある結婚を『いいものだな』と思ってもらえれば」(田辺)、「多少の照れくささは隠しつつ、何でも相談でき、演じやすかった」(大塚)とおしどり夫婦ぶりを披露した。その他の画像ヴァンパイアの血を引くヒロインのキイラ(桐谷)が、幼なじみの初恋相手・哲(戸塚)と出会い、思いを重ね合いながら、ヴァンパイアと人間が恋していいのか思い悩む姿を描いたラブストーリー。特殊な役柄に挑んだ桐谷は、「あまり意識はせずに、可愛らしく一生懸命に恋する女の子を演じた」。自身に好きな相手がいたら、「頑張ります!でも最後は、向こうから『好きだよ』って言ってほしい」とはにかんだ。一方、ジャニーズの個性派ユニットA.B.C-Zで活躍する戸塚は、本作で映画デビューを果たし、「特別な思い入れがある作品。可愛らしい内容で、間違いなく胸キュンできる」と誇らしげ。劇中のミュージカルシーンでは、「アドリブでバク転をやらせていただいた」といい、舞台上でもバク転を実演し、ファンの歓声を浴びた。本作が初監督作品となり、原作、脚本も兼ねた鈴木監督は、「初の現場でご迷惑ばかりかけたが、夢のような豪華なキャストの皆様から励ましやアドバイスをいただき、おかげで完成させることができた」と感無量の面持ち。北京の中央戯劇学院で演劇を学んだ経験があり、「アジアの友好を深めることができれば」とモン・ガンルー(台湾)、イーキン・チェン(香港)、チェ・ジニョク(韓国)らを起用した経緯を語った。『恋するヴァンパイア』4月17日(金)TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年03月25日原作発表から20年、“映像化不可能”と言われてきた東野圭吾の同名小説が、江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛ら実力派俳優たちが集結し実写映画化される『天空の蜂』。史上最悪の原発テロに立ち向かう男たちを描いた本作の、待望の特報映像が解禁された。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が突如動き出し、子どもを一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は“天空の蜂”と名乗り、「全国すべての原発の破棄」を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する――。今回解禁された特報は、報道や政府の声が飛び交う中、超巨大ヘリ《ビッグB》が全てを掻き消すように突如現れる、緊迫した場面からスタート。機内の子どもの父親であり《ビッグB》を開発したヘリ設計士・湯原を江口さんが、子どもの救出と日本消滅の危機を止めるべく奔走する原子力発電所の設計士・三島を本木さんが務める。燃料が尽きてヘリが原子炉へ墜落するまでの8時間というタイムリミットに立ち向かう湯原、三島に続いて、三島の恋人で事件解決の鍵を握る女性・赤嶺(仲間由紀恵)、《ビッグB》を奪う謎の男・雑賀(綾野剛)の姿も映し出され、30秒という時間が一瞬に感じられるほどの密度を持った映像となっている。本作の映画化にあたり、原作ファンの間では、現在日本に実在する輸送用ヘリをはるかに越える“日本最大の《ビッグB》がどのように映像化されるのかという点にも注目が集まっており、CG制作作業は1年以上にわたり、いまなお続行中だという。また、不安感や緊張感などを表現するため、“カメラを固定して撮影されたカットが一つもない”という特別な手法で撮影は行われたという。メガホンを取った堤幸彦監督自身も、「様々な作品を作らせていただいていますが、これまでこんなに神経を張りつめた作品はなかなかありませんでした。トップカットからスタッフロールまで全神経を集中させて作りました。私の作品の中ではこういうアプローチはなかったなぁと、自分でもびっくりするような仕上がりになっています」とコメントを寄せ、長年の監督歴の中でもとりわけ手応えを感じた作品となる様子だ。柄本明、國村隼、向井理らの豪華キャストも発表され、ますます盛り上がるクライシス・サスペンス超大作。まずはこちらの特報から“堤組”の本気を感じてみて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月24日東野圭吾の小説を江口洋介と本木雅弘の出演で映画化する『天空の蜂』の特報映像が公開になった。特報動画本作は、原子力発電所の上に最新鋭のヘリを静止させ、“全国すべての原発の破棄”を行わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する犯人“天空の蜂”と、テロに立ち向かう人々の息つまる攻防を描いたクライム・サスペンス。ジャックされた最新鋭のヘリの設計士・湯原を江口が、原子力発電所の設計士・三島を本木が演じ、仲間由紀恵、綾野剛、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人、向井理、佐藤二朗、光石研らが出演する。このほど公開された映像には江口、本木ら出演者だけでなく、物語の最重要キャラクターともいえる超巨大ヘリ“ビッグB”も登場。映画では全長34メートル、総重量25トンの日本最大級の輸送ヘリを描くべく、内部の巨大セットを建設。CGも駆使して“ビッグB”を描いている。堤監督は「様々な作品を作らせて頂いていますが、これまでこんなに神経を張りつめた作品はなかなかありませんでした。トップカットからスタッフロールまで全神経を集中させて作りました。私の作品の中ではこういうアプローチはなかったなぁと、自分でもびっくりするような仕上がりになっています」とコメント。映画は9月に公開される。『天空の蜂』9月12日(土) 全国ロードショー
2015年03月24日俳優の竹野内豊が2016年公開の映画『人生の約束』で主演を務め、ビートたけし、江口洋介らが出演することが18日、明らかになった。本作の舞台は、14日の北陸新幹線開業も記憶に新しい富山県が舞台。竹野内が今回演じるのは、新興IT関連企業のCEOとして、企業買収によって会社の拡大を図る中原祐馬。元共同経営者である親友からの電話をきっかけに新湊を訪れ、曳山の譲渡をめぐる騒動に身を投じるうちに、人生において大切なものに気づいていく。メガホンをとるのは、『池中玄太80キロ』や『点と線』『刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~』など、数々のテレビドラマを手がけた石橋冠監督。共演には江口洋介、西田敏行、ビートたけし、松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、立川志の輔、室井滋、柄本明ら、日本を代表する豪華俳優陣が名を連ね、ビートたけしは祐馬の会社にかけられた金融取引法違反の嫌疑を捜査する刑事役、江口は祐馬のかつての親友である塩谷航平の義兄を演じる。竹野内は、「石橋監督が長年温めてきたこの作品への熱い思いを、全スタッフ・キャストの皆さまで共有させていただき、最強の一枚岩で取り組んで行く所存です」と語り、「この作品を御覧になってくださる皆さま方の心と深く結び付ける事ができるよう、私も心を込めて精いっぱい演じさせていただきたいと思っております。どうぞご期待ください」と意気込む。新湊を"第二のふるさと"と愛し、映画の舞台に選んだ石橋監督は「かねてから、一本だけ映画を撮りたいという夢を持っていましたが、傲慢にもその場合は、自分が発想した物語を、自分が愛する風景の中で撮らなければならないと、かたくなに思い込んでいました」と、長年の思いが結実したことを喜ぶ。「もとより、ドラマが面白いことが第一です。そして、観客の心を大きな感動で満たさなければなりません。それが私の信条です」とこだわりにふれ、「この映画は、『絆』とか『再生』という言葉を声高には使いませんが、いまの日本に必要なメッセージを伝えることになると思います」と自信をのぞかせた。(C)2016「人生の約束」製作委員会
2015年03月18日テレビドラマ界の巨匠・石橋冠が富山の美しい街並みを舞台に描く『人生の約束』で俳優・竹野内豊が主演を演じることが決定。あわせてキャストが発表され、江口洋介、松坂桃李、ビートたけし、西田敏行ら超豪華俳優陣が集結していることが明らかになった。曳山祭りで有名な富山の港町。その町は歴史上初めてという「曳山の譲渡」でゆれていた。そこに東京から一人の男がやってくる。かつての親友は、最後にもう一度「曳山につながる」事を願って死んでいった。全てを失ったとき、亡き友への想い、曳山祭りに高揚する人々の情熱、純粋無垢な一人の少女の想いに触れ、抱え込んだ葛藤と後悔を浄化していく…。かつての親友と共に起業し、IT関連企業CEOを務め、根っからの仕事人間で会社の拡大にしか興味がない主人公・中原祐馬を演じるのは、『ニシノユキヒコの恋と冒険』に出演し、多くの女性を虜にした竹野内豊。祐馬のかつての親友である塩谷航平の義兄であり、四十物町の曳山総代を務める渡辺鉄也役に“原発テロ”を描く『天空の蜂』で主演を務めることで話題の江口洋介。さらに、四十物町の町内会長を務める西村玄太郎には西田敏行。祐馬の会社にかけられた金融取引法違反の嫌疑を捜査する富山県警の刑事役にはビートたけし。そのほか、松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、立川志の輔、室井滋、柄本明という日本を代表する俳優陣が集結した。主演の竹野内さんは「石橋監督が長年温めてきたこの作品への熱い想いを、全スタッフ・キャストの皆様で共有させていただき、最強の一枚岩で取り組んで行く所存です。そして、この作品を御覧になってくださる皆様方の心と深く結び付ける事が出来るよう、私も心を込めて精一杯演じさせていただきたいと思っております。どうぞご期待ください」とコメントを寄せている。「池中玄太80キロ」や「点と線」など名作を世に送り出し、常に時代のテーマを問うてきた石橋監督は、本作を撮ることについて「映画を撮りたいという強い衝動に駆られました。かねてから、一本だけ映画を撮りたいという夢を持っていましたが、傲慢にもその場合は、自分が発想した物語を、自分が愛する風景の中で撮らなければならないと、頑なに思い込んでいました。いまやっと、自信を持って撮れる素材につきあたったのが、この衝動になりました。もとより、ドラマが面白いことが第一です。そして、観客の心を大きな感動で満たさなければなりません。それが私の信条です。この映画は、“絆”とか“再生”という言葉を声高には使いませんが、いまの日本に必要なメッセージを伝えることになると思います」と語った。『人生の約束』は2016年全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月18日東野圭吾原作を基に江口洋介と本木雅弘を主演に迎えて映画化する『天空の蜂』。このほど、本作の公開日が9月12日(土)に決定し、江口さんと本木さんの鋭い視線が向けられたイメージカットが公開された。日本最大の超巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の“原発テロ”と、この究極の危機に立ち向かう人々の8時間のドラマを描いた本作。原発を題材にしたテーマ性やその物語のスケールの大きさから、長年映像化不可能と言われ続けてきた作品に挑むのは、「トリック」や「SPEC」シリーズ、5月に公開を控える『イニシエーション・ラブ』など話題作を手掛けてきた堤幸彦監督。キャストには、長年、家族との時間を犠牲にしながらも、自衛隊用の超巨大ヘリ“ビッグB”の開発に取り組んできたヘリコプター設計士・湯原を江口さん。一方、湯原と同期入社で、日本の発展に寄与するエネルギーと信じ、原子力発電所の設計に携わってきた原発設計士・三島役に本木さん。そのほか仲間由紀恵を始め、堤組初挑戦となる綾野剛、柄本明、國村隼、向井理ら豪華キャストが集結している。公開されたビジュアルでは、立場は違いながらも、同じ技術者であり、普通の父親でもある2人が“原発テロ”に立ち向かおうとする、鋭い視線の中に表れている。緊張感漂う青いトーンには、日本の未来のためにと作り上げてきたヘリと原発がテロに使われ、人類が危険にさらされることになってしまったことへの、生みの親としての憂いや葛藤が浮かび上がる。現在の日本が抱える様々な問題について、直視することを避けてきた我々に問いをなげかける本作。“原発テロ”という前例のない題材がどのように描かれるのか?期待が高まる。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月13日東野圭吾の小説を江口洋介と本木雅弘の出演で映画化する『天空の蜂』の公開日が9月12日(土)に決定し、イメージ画像が公開になった。本作は、原子力発電所の上に最新鋭のヘリを静止させ、“全国すべての原発の破棄”を行わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する犯人“天空の蜂”と、テロに立ち向かう人々の息つまる攻防を描いたクライム・サスペンス。ジャックされた最新鋭のヘリの設計士・湯原を江口が、原子力発電所の設計士・三島を本木が演じ、仲間由紀恵、綾野剛、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人、向井理、佐藤二朗、光石研らが出演する。このほど公開されたイメージ画像は、ふたりの設計士の背後にヘリが浮かんでいるもので、この巨大ヘリが一体どんな動きを見せるのか? ふたりがどのような手段でこのヘリを止めるのか気になるところだ。『天空の蜂』9月12日(土) 全国ロードショー
2015年03月13日桐谷美玲が主演する映画『恋する・ヴァンパイア』(※『・』はハートマーク)のポスタービジュアルと予告編映像が公開された。桐谷演じる“外見は普通の女の子なのに、中身はヴァンパイア”である主人公が、「大好き。好きすぎて息ができなくなるくらい」と恋する胸の内を明かす、可愛らしくも切ない内容となっている。『恋する・ヴァンパイア』予告編映像映画は“ヴァンパイア”の血を持って生まれた、見た目は普通の女の子・キイラが、初恋の相手・哲(戸塚祥太/A.B.C-Z)と再会したことではじまる恋の行方を描くラブストーリー。予告編映像は、世界一のパン職人になる夢を持ち、パン屋でアルバイトをするキイラが、偶然、哲と再会するシーンからはじまる。再び彼に恋をしてしまうキイラだが、彼女の秘密を知る親戚は、本当に好きならヴァンパイアにしなくてはいけないと忠告する。本映像には、桐谷のほか、田辺誠一、大塚寧々、中川晃教、三戸なつめ、チェ・ジニョク、イーキン・チェン、柄本明らが登場するほか、中田ヤスタカがプロデュースを手掛ける新人アーティスト、三戸なつめの主題歌『コロニー』も初公開されている。『恋するヴァンパイア』4月17日(金)TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー
2015年02月26日江口洋介と本木雅弘が出演する大作映画『天空の蜂』に、仲間由紀恵、綾野剛、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人、向井理、佐藤二朗、光石研らが出演することが発表になった。本作は東野圭吾の小説を堤幸彦監督で映画化するもので、今秋に公開を予定している。その他の写真本作は、原子力発電所の上に最新鋭のヘリを静止させ、“全国すべての原発の破棄”を行わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する犯人“天空の蜂”と、テロに立ち向かう人々の息つまる攻防を描いたクライム・サスペンス。ジャックされた最新鋭のヘリの設計士・湯原を江口が、原子力発電所の設計士・三島を本木が演じる。仲間は三島の恋人の赤嶺を演じるが「『トリック』シリーズが完結して少し寂しく思っていたところ、また堤監督とお仕事をご一緒することができて大変嬉しかったです。今回は、スケールの大きな社会派の作品だったので、堤組とはいえまったく雰囲気も違い、初共演の方が多かったこともあり、改めて新鮮な気持ちで作品に取り組めました」と撮影を振り返り、巨大ヘリを奪った謎の男・雑賀を演じる綾野は「堤組、スタッフ、キャストの皆様と共に、真摯に受け止め、取り組まさせて頂きました。刻々と迫っている。もう眼を背けてはいけない。不確かな今を、確かな未来へ紡ぐ為に。わたしは天空の蜂を生きて、わたしを体感したのかもしれない」とコメントを寄せている。撮影はすでに終了しており、現在、ポストプロダクション中。今秋に松竹の配給で全国公開される。『天空の蜂』2015年 秋 全国ロードショー
2015年02月23日3月28日から全国公開される特撮映画『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』で、声優・浪川大輔がナレーションを務めるTVCM(15秒ver.・30秒ver.)が公開された。公開されたテレビCMは、現在放送中のTVアニメ『牙狼<GARO>-炎の刻印-』でレオン・ルイス役の浪川大輔がナレーションを担当しており、実写版とアニメ版のコラボが実現。ナレーションの収録では、OKが出ても「もう一度やってみていいですか!」と、自らが納得できるまでチャレンジしていたという。浪川は特撮とアニメで展開されている『牙狼<GARO>』について「ドラマ版とアニメ版にはそれぞれの良さがある。『牙狼』の重厚さ・テイスト・色・雰囲気などは、どちらも共通していると思います」と話し、今回のナレーションに「両方のいい部分をあわせて表現できれば」という想いを抱いて挑戦。ナレーションを録る前に完成前のラッシュフィルムで作品を観賞していた浪川は、「未完成にも関わらず『牙狼』ならではの丁寧な作り……特に牙狼の鎧など、これはもうドラマでしか表現しきれないもので素晴らしく、そして役者さんたちの熱量も伝わってきました」とシリーズを通して感じられる"熱量"を熱弁している。そして「映画館で観ていただければその熱量が『牙狼』の重みとともにより画面から伝わってくると思うので、僕自身劇場で観るのを楽しみにしています。そして、そのいい部分を吸収しアニメでも活かしたいです」と、本作への期待と自身の作品に向き合う意気込みを語っていた。本作は、3月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開。TVシリーズは、4月よりテレビ東京系、スターチャンネル、CSチャンネル・ファミリー劇場にて放送開始。キャストには、主人公・道外流牙役に栗山航、莉杏役に南里美希、謎のケバブ屋を営むD・リンゴ役に泉谷しげる、そのパートナーであるユキヒメ役に黒木桃子、魔戒法師・リュメ役に桑江咲菜、人型魔導具・阿号役に井坂俊哉、双竜法師役に柄本明。そして、テレビシリーズには仮面ライダーディケイド』で主人公・門矢士を演じた井上正大、ジンガのパートナー・アミリに『牙狼<GARO>~RED REQUIEM~』の魔鏡ホラー・カルマ役に松野井雅、魔戒法師ガルド役を中島広稀、魔戒騎士・秋月ダイゴ役に脇崎智史と豪華キャストが名を連ねている。『牙狼<GARO>』シリーズは、派手なアクションと雨宮監督が生み出す独特の筆文字を取り入れたスタイリッシュな映像と最新のCG/VFX技術を駆使し、独自の歴史を作ってきた大人のための特撮ドラマ。これまでにTVシリーズ4作品、劇場用映画3作品のほか、スペシャルドラマやスピンオフ作品が制作され、現在は「魔女狩り」が行われていた中世ヨーロッパを舞台に、黄金騎士の血を引く少年レオン・ルイスと国を追われた王子アルフォンソを描いたTVアニメ『牙狼<GARO>-炎の刻印-』がテレビ東京ほかで放送中。映像作品以外にも、玩具やゲーム、小説やパチンコ遊戯台などのクロスメディアを展開する大人気シリーズとなっている。(C)2014「GOLD STORM」雨宮慶太/東北新社
2015年02月06日ユーモア受難の時代――。ネットやSNS全盛の現代、例えば何気ないひと言やちょっとした言動が、伝え方や表現を間違えたり、一部だけを切り取られることで、発した当人の思いもよらぬ形で受け取られ、誰かを怒らせたり傷つけるものにもなり、思わぬところから“出火”し、火傷どころか大炎上にまで発展する。「僕自身、わりとそっち方向ですね(笑)。軽い冗談で言ったことが、思いもよらず大きなニュースになってたり…」。オダギリジョーは苦笑を浮かべてそう語る。それでも、そんな危険な匂いのするユーモアを愛してやまず、少しばかりの“毒”を含んだ作品に惹きつけられる。そのオダギリさんをして、企画が持ち込まれた時点で即「やります」と言わしめた、独特のユーモアに満ちた映画『Present For You』がようやく完成した。どんな映画なのか?少し説明を要する。本作はオダギリさんをはじめとする生身の俳優陣による“実写”部分と、オダギリさんらが演じる各登場人物を人形にして、それを少しずつ動かして撮影された“ストップモーション・アニメ”の2つのパートに分かれている。怪しい健康食品を売る会社「Present For You」の雇われ社長・梶原(オダギリさん)と愛すべき仲間たちが、次々と降りかかる難題を前に、危ない橋を渡りながら奔走する姿が描かれるが、実写シーンと俳優陣そっくりの人形によるアニメパートが入り乱れる。監督を務めたのはCMディレクターであり、アニメ「The World of GOLDEN EGGS」でも知られる臺佳彦(だい よしひこ)。企画段階の当初より臺監督は主演にオダギリさんを想定。GOサインが出る前からオダギリさんの人形を作り、オファーの際にはその人形を使って製作されたパイロット版を見せられたという。「短いパイロット版なんですが、その段階で世界観、雰囲気が十分に分かりました。挑戦的でクリエイティブなものを作ろうとしているところで、“僕”をイメージしてくれたのが嬉しかったです」。パイロット版のために作られた“オダギリジョー人形”は本編と同じアフロ&サングラスだったというが、自身の人形を見た時の印象は?「可愛らしいキャラクターだなと思いました(笑)。でも目や眉毛や口、それぞれのパーツが表情によって付け変えられるようになっていて、その緻密さに驚きました」。そこから完成、そして公開に至るまで5年を要した。実写部分はある程度、早い段階で撮影された。アニメパートはまず、オダギリさんら俳優や監督がグリーンバックの前で実際に演技をし、その映像に合わせて1コマずつ、人形の手足や表情を少しずつ変化させながら撮影した。オダギリさんもアニメ制作の現場に赴いたが「パシャっと(1コマ分を)撮って、少し人形を動かして、またパシャッと撮るという繰り返し」。1日に撮影できるのは本編の3~5秒分という気の遠くなるような作業が続けられ、ようやく完成した。「ものすごい根気のいることですよね。あの作業を目の当たりにすると、それが95分の作品になるまでの途方もない労働力が想像でき、本当に頭が下がりました。普段は映画の撮影が終わると、翌年には公開されるんですが、この作品はここまで来るのにこれだけの時間がかかりましたからね。だからこそ、なおさら実写の撮影の後のスタッフのみなさんの苦労を感じます。そういう意味で、なんか僕は出演者としてというよりも、家族とか身内のような感覚で『(完成して)ホントに良かったね…』という気持ちになってしまう(笑)。いままでにやって来た作品とは距離感とか関わり方、完成作を観て感じることが、ちょっと違うかもしれないですね」。オダギリさん以外に風吹ジュン、青木崇高、柄本明など錚々たる面々が出演しており、当然、彼らをモデルにした人形も登場する。そして、オダギリさん演じる梶原の雇い主である“社長”を演じているのは故・夏八木勲。夏八木さんが亡くなったのは2013年の5月。その後も、『そして父になる』、『永遠の0』など生前に撮影された作品が封切られてきたが、本作は夏八木さんの死から約1年9か月を経ての公開となる。オダギリさんは夏八木さんの死が「いまだに信じられないです。現場ですごくかわいがってもらいました」と語った。「ヤクザの親分の役ですが、そこに滑稽さがあるんです。滑稽さの演技には目に見えるタイプと肌で感じるタイプの2つがあって、演じ方が違うんですが、夏八木さんはその両方をすごいバランスで演じられているんです。木馬に乗ったりする(前者の)ノリノリの方は言ってみればやりやすいんですよ。でも(後者は)セリフの微妙なニュアンスで、やり過ぎるといやらしいし、でも足りないと笑いにならない。その落としどころが絶妙で素晴らしいんです。70代の俳優さんが、そういう笑い――いまの若い世代に伝わるような笑いのセンスをお持ちだということがすごいなと驚きました。本当に素晴らしい俳優さんだなと」。“笑い”の話が出たが、冒頭でも触れたように、本作の世界観を支えているのは、なんとも不思議な独特のユーモア。リアルな人形のやりとりに、思わずクスリと笑わされてしまうが、この人形たち、決して実写ではできないような飛び抜けたアクロバティックな動きや華麗なアクションを見せるわけでもない。実写シーンも撮るなら、なぜ5年もかけてわざわざアニメを…?という“そもそも”の疑問さえ頭をよぎるが、そうした良い意味での“くだらなさ”も含めて本作の世界であり、ユーモアなのだ。「おっしゃる通り、なんで人形を使うのか…?分かりませんよね(笑)。最初にいただいた台本の段階で、言葉遣いとか表現が個性的で、臺さんの色が濃く出た本だなと感じました。臺さん自身がすごく面白い人で、CMや『GOLDEN EGGS』もそうですが、エッジの効いたユーモアを持ってる人だから、普通の笑いともちょっと違うんですよね。確かにいまの時代では、揚げ足を取られてもおかしくないタイプのユーモアかもしれませんが、そのリスキーな感じが僕も好きだし、似た者同士が集まったのかな(笑)。あれを面白いって思ってしまっている自分がいるし、協同作業でもっと面白くしたいと思って参加してる。確かにバカバカしいんですけど(笑)、そのバカらしいユーモアが好きなんですね。思えば『時効警察』の三木(聡/監督)さんも同じで、すごくバカらしいですよね(笑)。でも、それを大の大人が一生懸命に真面目に作ってる。それがなんか好きなんです」。もはや、押しも押されもせぬ、日本映画界になくてはならない俳優だが、当人は俳優としての立場に懐疑的で、自らを「作り手きどり(苦笑)」と称する。本作に関しても、監督に積極的に自身の考えやアイディアを伝え、“主演俳優”という立場以上に深く携わってきた。「そこで鬱陶しがられる現場もあるし、『扱いづらい』と思われる事も少なくなかったと思います」と苦笑するが、面白くなると感じれば、迷わずグイグイと踏み込んでいく。「どんな作品でも、監督やプロデューサー、脚本家の方と話す中で生まれるものが一番大事だと思ってるし、自分のアイディアを出すことが自分の責任だとも思ってます。そうやってキャラクターを膨らませていくのが偶然、“役者”という仕事であるだけで、勝手に“制作側の人間”のような気持ちになってます(笑)。分かりやすく言うと、あるシーンで『もっとこうすれば…』と思って、変更を加えて書き直していくとするじゃないですか。それを一番、きちんと体現できるのは自分なんですよね、自分で書いてるから。だからこそ、役者をやってるだけなのかも。一番、面白いのは書き直している過程なんですよね。それこそが自分が作品に携わる意味である気がするんです」。場合によっては、与えられたシーンを丸ごと自分で書き換えて提案することもあるという。それはクリエイティブな作業であるが、同時に、自身でも口にしているように、現場によっては越権行為だと煙たがられることも多いだろう。いわゆる“イケメン俳優”として高い人気を誇る一方で、メインストリームのスタイリッシュなキャラクターよりも、本作然り、どこかクセのある人物を魅力的に演じる印象が強いのも、こうした気質のせいかもしれない。「自分で書き直す中で、どうしても“そっち”の方向に書き換えてしまうんでしょうね(笑)。ストレートな人格よりも、もっと人間臭くしたかったり、何かしらそのキャラクターが向くべき方向を突きつめたいんです」。決して万人受けするものではないかもしれない。毒が含まれているかもしれない。費用対効果は低いかもしれない。それでも――ふと立ち止まった人の心に深く突き刺さる。それがユーモアであり、オダギリジョーという俳優なのだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:Present For You 2015年2月7日より全国にて公開(C) 2013 PLUS heads inc.
2015年02月06日3月28日に全国公開される特撮映画『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』の予告編が公開され、ガロの鎧が進化した「黄金騎士ガロ翔」の姿が明らかになった。今回公開された予告編では「黄金騎士ガロ翔」の超絶アクションシーンが映像でお披露目となり、劇場版のみに登場する阿号の真の姿で巨大な号殺剣を扱う「阿号戦闘形態」の姿も公開。約1分40秒という短い尺の映像ながらも、新章の魅力を凝縮しながら期待感を煽る、見どころの多い予告編に仕上がっている。劇場版『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』は、道外流牙と莉杏が、邪気の溜った黄金騎士ガロの鎧を洗浄するために訪れたラインシティが舞台。古の人型魔導具「阿号」と出会い、阿号が導き出したホラーのいない世界を実現する為の方法を知り、「守りし者」として葛藤した末に「黄金騎士ガロ翔」を召還するまでの戦いが描かれる。『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』は、劇場版とテレビ版が連動したシリーズとなり、3月28日に公開される劇場版に続き、4月からはテレビ東京系、スターチャンネル、CSチャンネル・ファミリー劇場にてTVシリーズの放送がスタート。TVシリーズでは、「黄金騎士ガロ翔」となった道外流牙が、復活間近となった伝説の魔城ラダンを封印する使命を受け、莉杏とともに新たな戦いへ。謎の美男女ジンガ&アミリ、ガルド、秋月ダイゴ、リュメ、D・リンゴといった魅力的なキャラクターたちが加わり、連続劇のスタイルで展開されていくという。キャストには、主人公・道外流牙役に栗山航、莉杏役に南里美希、謎のケバブ屋を営むD・リンゴ役に泉谷しげる、そのパートナーであるユキヒメ役に黒木桃子、魔戒法師・リュメ役に桑江咲菜、人型魔導具・阿号役に井坂俊哉、双竜法師役に柄本明。そして、テレビシリーズには仮面ライダーディケイド』で主人公・門矢士を演じた井上正大、ジンガのパートナー・アミリに『牙狼<GARO>~RED REQUIEM~』の魔鏡ホラー・カルマ役に松野井雅、魔戒法師ガルド役を中島広稀、魔戒騎士・秋月ダイゴ役に脇崎智史と豪華キャストが名を連ねている。『牙狼<GARO>』シリーズは、派手なアクションと雨宮監督が生み出す独特の筆文字を取り入れたスタイリッシュな映像と最新のCG/VFX技術を駆使し、独自の歴史を作ってきた大人のための特撮ドラマ。これまでにTVシリーズ4作品、劇場用映画3作品のほか、スペシャルドラマやスピンオフ作品が制作され、現在は「魔女狩り」が行われていた中世ヨーロッパを舞台に、黄金騎士の血を引く少年レオン・ルイスと国を追われた王子アルフォンソを描いたTVアニメ『牙狼<GARO>-炎の刻印-』がテレビ東京ほかで放送中。映像作品以外にも、玩具やゲーム、小説やパチンコ遊戯台などのクロスメディアを展開する大人気シリーズとなっている。(C)2015 雨宮慶太/東北新社
2015年02月05日3月28日に全国公開を控えている特撮映画『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』の新たなキャストと先行場面写真が公開された。これまでメインキャストとスタッフ、特報映像のみで詳細がほとんど知らされていなかった『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』。本作は、劇場版とテレビ版が連動したシリーズとなり、劇場版は黄金騎士ガロ・翔の誕生秘話が明かされる前日譚(第0話)に、そして4月よりテレビ東京系ほかにて放送されるTVシリーズでは、主人公・道外流牙とヒロイン・莉杏の魔城ラダンを巡る壮絶な戦いが描かれる。劇場版では、主人公・道外流牙を栗山航、彼を支える魔戒法師・莉杏を南里美希、高名な魔戒法師・リュメに桑江咲菜、人型魔導具・阿号役に井坂俊哉が演じる。そして、今回新たに発表されたキャストは、移動式ケバブ屋を営む謎の男D・リンゴ役に、アーティストや俳優でマルチに活躍する泉谷しげる、そのパートナーであるケバブ屋の女将ユキヒメ役に、TVシリーズ第4弾『牙狼-魔戒ノ花-』で最強の敵・エイリスを演じた黒木桃子。さらに、阿号を作り上げ「ホラーのいない世界を作る」という夢の為に尽力していた双竜法師役として、数々の名作に出演している大御所俳優・柄本明など、豪華出演陣が名を連ねている。物語は、流牙と莉杏が邪気の溜った黄金騎士ガロの鎧を洗浄するために訪れたラインシティが舞台。古の人型魔導具「阿号」と出会い、阿号が導き出したホラーのいない世界を実現する為の方法を知り、「守りし者」として葛藤した末に「黄金騎士ガロ翔」を召還するまでの戦いが描かれる。そして、TVシリーズの新たなキャラクターも明らかに。流牙たちと敵対する謎の青年シンガ役に『仮面ライダーディケイド』で主人公・門矢士を演じた井上正大、ジンガのパートナー・アミリに『牙狼<GARO>~RED REQUIEM~』の魔鏡ホラー・カルマ役を演じた後に改名し心機一転、女優活動に期待が寄せられる松野井雅が演じる。さらに、ラダンを追う謎の魔戒法師ガルド役を中島広稀、流牙と対立する魔戒騎士・秋月ダイゴ役を『ウルトラセブンX』エージェントケイ役が印象深い脇崎智史が担当する。TVシリーズの物語は、「黄金騎士ガロ翔」となった道外流牙が、復活間近となった伝説の魔城ラダンを封印する使命を受け、莉杏とともに新たな戦いへ向かう。謎の美男女ジンガ&アミリ、ガルド、秋月ダイゴ、リュメ、D・リンゴといった魅力的なキャラクターたちが加わり、連続劇のスタイルで展開されていく。(C)2015 雨宮慶太/東北新社
2015年02月04日佐藤浩市と樋口可南子が、哀しい別れを経てもなお、愛と絆で結ばれた夫婦を演じ注目を集める『愛を積むひと』。本作の公開日が6月20日(土)に決定し、北海道の美しい大自然に加え、北川景子、野村周平、杉咲花ら豪華キャストも登場する特報映像とティザーポスターが解禁となった。第二の人生を大自然に包まれた土地で過ごそうと、北海道に移り住むことにした夫婦、篤史(佐藤浩市)と良子(樋口可南子)。美しい自然の中で暮らし始めた矢先、良子は以前から患っていた心臓の病が悪化し、この世を去ってしまう。悲しみにくれる篤史のもとに、ある日良子より手紙が届き…。本作の舞台となった北海道美瑛町は、「日本で最も美しい村」連合第1号に認定された場所。今回解禁されたティザーポスターの背景にもなっているその景色の雄大さは、圧巻のひと言だ。そしてる今回の特報映像では、佐藤さん、樋口さんを始め、父親と疎遠となっている2人のひとり娘・聡子役を務める北川景子、篤史の石塀づくりを手伝う青年・徹役の野村周平、その恋人・紗英役の杉咲花らも登場。さらには紗英の両親役である柄本明と吉田羊も姿を見せるなど、2015年ブレイク必至の若手俳優からベテランまで、豪華キャストが華を添えている。これまでどちらかと言えば、骨太な強い男の役を多く演じているイメージがあった佐藤さんだが、目に涙をためて亡き妻を想う、“男の弱さ”を見せるシーンの引力は、さすが日本を代表する名優。バックに流れるナット・キング・コールの名曲「スマイル」も相まって、胸打たれずにはいられない映像となっている。『愛を積むひと』は6月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月29日『宇宙刑事ギャバン』や『マジンガーZ』の音楽をはじめ、数々の特撮作品の音楽や主題歌、映像音楽を手がけてきた作曲家・渡辺宙明氏による「渡辺宙明卆寿記念コンサート」が、8月30日に東京・渋谷区立文化総合センター大和田さくらホールで開催されることが明らかになった。「宇宙刑事」三部作をはじめとした「メタルヒーロー」シリーズの音楽の礎を築き、「スーパー戦隊」シリーズ、『仮面ライダーBLACK』や『仮面ライダーBLACK RX』、そのほかにもさまざまな特撮作品の音楽を担当し、特撮音楽の巨匠として知られる渡辺氏。その活躍は特撮だけにとどまらず、『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』、『鋼鉄ジーグ』、『最強ロボ ダイオージャ』とアニメ作品も手がけている。昨年には、新たにVシネマとして生まれ変わった特撮作品『宇宙刑事シャリバンNEXT GENERATION』と『宇宙刑事シャイダーNEXT GENERATION』の劇中BGMを手がけたことでも記憶に新しい。渡辺氏が8月19日に90歳を迎えることを記念して開催される「渡辺宙明卆寿記念コンサート」は、同氏の代表的作品を組曲としてオーケストラで演奏する公演。渡辺氏本人の監修、そして当時のオリジナル楽譜が渡辺氏より提供され、数々の名曲はもちろん、これまでステージで一度も演奏されずにいた伝説の音楽の数々が生演奏で披露されるという。演奏は、昨年にゴジラ音楽のフルオーケストラ演奏で、NHKや新聞にも取り上げられ、タワーレコードチャートで1位を記録したオーケストラ・トリプティークが務める。演目は、宇宙刑事ギャバン組曲、マジンガーZ組曲ほかが予定されている。チケットは1月19日10:00より「カンフェティチケットセンター」で先行発売。700席程度のホールのため、プレミアムチケットになることが予想される。チケットの詳細は、「カンフェティチケットセンター」まで。
2015年01月19日オダギリジョーや青木崇高、さらにありし日の故・夏八木勲が“パペット”アニメと実写、両方で登場する異色の3D映画『Present For You』が、2015年2月7日(土)より全国公開される。先日、その完成披露記者会見が東京都内で開催。史上初、主演のオダギリさんらが“パペット”となって登壇した模様が、シネマカフェだけに到着した。東京・新橋の古い雑居ビルの最上階にある、怪しい会社「Present For You」。ここで健康食品を売る梶原(オダギリジョー)のもとには、不定期に大きな荷物が届いていた。その中身は、社長(夏八木勲)の気まぐれで選ばれ、袋詰めにされた人間。実は梶原の本業は、彼らを“消す”ことだった…。本作は、大人気アニメ「The World of GOLDEN EGGS」を手がける「PLUS heads inc.」の臺佳彦が5年の製作期間を費やし、キャストが演じる実写とパペットを融合させて生み出した新感覚の3D映画。今年1月には『ゼロ・グラビティ』『アナと雪の女王』と並び、3D CREATIVE ARTS AWARDS「海外実写映画部門最優秀賞」にも選出されており、そのクオリティーは世界のお墨付きだ。前代未聞、おそらく史上初となったパペットによる完成披露会見には、本作の世界観そのままにオダギリさんと、風吹ジュン、柄本明のパペットたちが登壇。実写とパペットでの主演というかつてない経験をしたことについて、オダギリさんは「本当に新たな挑戦をさせてもらう機会になった映画です。今日もまさにそうですが(笑)」と、笑みを交えながらコメント。「『The World of GOLDEN EGGS』を生み出した鬼才クリエイター軍団だけに、やることが全て新鮮で、パペットを演じるのは大変でしたが毎日が刺激的でしたね」と撮影現場をふり返った。会見は、パペットにもかかわらず(?)、風吹さん、柄本さんと終始談笑しながら進み、チームワークのよさもアピール。最後にオダギリさんは、「公開初日の舞台挨拶には、今度は実物としてみなさんの前に登場できればと思っています」と語り、次回は“実写”での登場を誓っていた。『Present For You』は2015年2月7日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日佐藤浩市と樋口可南子が夫婦役を演じ、北海道に住む夫婦の愛や家族の絆を描く映画『愛を積むひと』が10月末にクランクアップを迎え、メイキング写真と佐藤、樋口のコメントが到着した。その他の情報本作は、2004年に『石を積むひと』のタイトルで出版されロングセラーとなったエドワード・ムーニー・Jrの小説を基にしたヒューマン・ドラマ。東京下町の工場をたたみ、北海道に移住してきた不器用な夫と、彼を支える妻の愛と絆を大自然の四季の移ろいとともに描く。『釣りバカ日誌』シリーズ、『武士の献立』の朝原雄三監督がメガホンを執り、佐藤、樋口のほか、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明らが出演する。北海道・美瑛町の丘に本建築のオープンセットを建て、約1年にわたって撮影を敢行したという本作。北海道では、十勝岳での登山撮影や、雑木林での茸狩りのシーン、旭川空港での別れのシーンなどの撮影が行われたといい、夫婦が移住する前の回想シーンの撮影を東京都内で行い、10月末に佐藤、樋口らキャストはクランクアップを迎えた。今後は北海道で冬の風景を撮影し、来年1月末に映画を完成させ、初夏の公開を目指す。佐藤は「足掛け4か月の撮影は、夏編と秋編との間が2か月ぐらい空いていました。美瑛の大地に本建築で家を作って、そのオープンセットでほとんどのロケをしたので、美瑛の風光明媚な風景、人々の優しさ、空気感は確実にフィルムに焼き付いていると思います」と話し、「可南子さんとの共演は、昔の日本映画を知っている者同士ということで、安心してキャッチボールができました」と振り返った。また、「朝原組は『釣りバカ日誌』で三國(連太郎)と一緒にやってきたスタッフが多いので、みんな僕の後ろに三國を見るだろうし、逆に言うと僕は朝原さん含めて、スタッフの後ろにまた三國を見る。そんな、普段なかなか無い相関性がありました」と語った。樋口は「美しい大自然の中で、静かに戦ったという感じ。命の時間が長くないと知った妻は、残された時間をどう夫と過ごすのだろう? 自分のため、夫のため、娘のため、何をしたいのだろう? ロケの間、ずーっと考えていたような気がします」と明かし、「実は、石塀を夫に作って欲しいという希望を出すところが、とりわけ難しかった。この突飛な希望って大丈夫なのかなぁと思っていたのですが、浩市さんの石を積む姿を見ていたら、なんだか妙に納得してしまいました。私の答えは、言いません。映画を観て下さる方からもいろんな答えが出そうで、今から楽しみです。演じ終えて、苦労はたくさんあったのに、純な気持ちを失わないこの夫婦は、つくづくいいなぁと思いました」とコメントを寄せた。『愛を積むひと』2015年初夏 全国ロードショー
2014年11月18日女優の安藤サクラが11月8日(土)、姉・安藤桃子監督と初タッグを組んだ主演映画『0.5ミリ』の初日舞台挨拶に、安藤監督と共演の津川雅彦とともに登壇。エグゼクティブプロデューサーに父・奥田瑛二、フードスタイリストに母・安藤和津、共演に義父母の柄本明&角替和枝と、家族一丸となって取り組んだ渾身作の公開に感激し、こらえきれず涙を流した。「超カッコ悪い。やだー(笑)!」と照れ笑いを浮かべたサクラさんは、「まさかこんなにたくさんの人が来てくださるなんて思いもせず、緊張の糸がブツンと切れた。泣いているブサイクな写真じゃなくて、可愛いの使ってください!」と報道陣に懇願した。本作は、安藤監督が自身の介護経験から着想を得て書き下ろした小説の映画化。ワケありの老人を見つけては介護を買って出る“おしかけヘルパー”サワ(サクラさん)の旅路を描いたロードムービーだ。先日、結婚と妊娠が明らかになったばかりの安藤監督は、「今マラソンを走り切ったような清々しい気持ち。この映画の生命力が光となって東京を飛び出していってくれたら嬉しい」と感慨深げ。司会を務めた奥田さんは、「結婚、妊娠とおめでたい。お父さまにもよろしくお伝えください」と冗談交じりにツッコミ、会場の笑いを誘っていた。津川さんは、初共演のサクラさんを大絶賛。「これまでになかった良い味が出てる。すごい女優だなってつくづく思った。この子の感性、生き様が素敵!」と褒めちぎり、「一人は結婚、妊娠。もう一人は緊張のあまり泣く。青春ですよ」と微笑ましげに姉妹を見守った。本作で新たな魅力を開花させたサクラさんは、「サワちゃんという役は、おじいちゃま方のところにズカズカと入っていかないといけない。緊張したけれど津川さんのことも“ジジイ”と思って接した(笑)。イチ女優としても、イチ生物としても贅沢で貴重な時間を過ごしました」と手応えを語った。『0.5ミリ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年11月09日実写映像とパペットアニメーションを融合させたオダギリジョー主演の映画『Present For You』(プレゼント・フォー・ユー)が来年2月7日(土)に公開されることが決定し、新たな予告編映像とポスタービジュアルが解禁された。『Present For You』新予告本作は『The World of GOLDEN EGGS』を手がけるCGアニメーション制作スタジオ、PLUS heads inc.が約5年かけて制作した3D作品。プラスヘッズの臺佳彦(だい よしひこ)が監督と脚本を手がけ、オダギリら俳優たちが登場するハイクオリティな実写3D映像と、彼らを模した10分の1サイズのパペットが動く様を秒24コマで撮影したアニメーション映像を融合させた異色作。ひょんなことから裏社会のボスに気に入られ、健康食品を売るダミー会社Present For Youの社長として、日本の“掃除”をするよう命じられた男の物語が、新橋・有楽町を舞台に描かれる。このほど公開されたポスタービジュアルには、アフロヘアーでサングラスをかけたオダギリジョーとパペットが登場。新予告編映像では、ダミー会社で働くことになった梶原が、自分の仕事“掃除”について語っており、ボスを演じる夏八木勲のほか、風吹ジュン、青木崇高、佐藤江梨子、柄本明らキャストとパペットが交互に登場し、不思議な世界観が繰り広げられている。本作は、昨年の釜山映画祭、ドーヴィル・アジア映画祭に出品されたほか、3D CREATIVE ARTS AWARDS 2014では海外実写映画部門最優秀賞を受賞するなど、公開前から注目を集めている。『Present For You』2015年2月7日(土)全国公開
2014年11月07日人気アニメ「The World of GOLDEN EGGS」を手掛ける「PLUS heads inc.」がオダギリジョーを主演に迎えた映画『Present For You』(プレゼント・フォー・ユー)が2015年2月7日(土)に3D公開されることが分かった。今回解禁された予告映像、ポスタービジュアルでも分かるように、実写映像とパペットアニメーションを緻密に融合させた新たな世界観の作品となっている。舞台は、古き良き雰囲気を残した新橋&有楽町。ある怪しい健康食品を売る会社でアルバイトをしていた梶原(オダギリジョー)は、金を持ち逃げした社員たちに置き去りにされてしまう。梶原は新橋を見下ろす巨大ビルGive Me Money社の社長(夏八木勲)の命令で、たったひとりで資金回収をする羽目になるが、あっという間に数億円の回収を達成してしまったことで社長に気に入られ、健康食品を売るダミー会社“Present For You”の社長を任されることに。“日本の掃除をする”ように頼まれた梶原だったが、彼のオフィスに届くのは、社長に“必要とされなくなった”人々が袋詰めされた“プレゼント”だった。ある日、大物政治家(柄本明)がオフィスに届けられたことで物語は思いもよらぬ方向へ…。2013年、釜山国際映画祭、ドーヴィル・アジア映画祭などで大きな注目を浴び、2014年1月にはあの『ゼロ・グラビティ』『アナと雪の女王』と並んで3D CREATIVE ARTS AWARDS「海外実写映画部門最優秀賞」に選出されるなど、日本公開前から早くも世界で脚光を浴びてきた本作。主演を務めるのは、独特な本作の雰囲気にぴったりのオダギリジョー。共演には柄本明、風吹ジュンを始め、『るろうに剣心』シリーズで注目を浴びている青木崇高、そして、昨年惜しまれながら亡くなった夏八木勲といった豪華キャストが勢揃い。実写の俳優陣と、彼らを模した1/10サイズのパペットによるWキャストという、これまで誰も見たことのない映像を手掛けたのは大人気CGアニメ「The World of GOLDEN EGGS」や「The Planet of stray cats」などで多くのファンを持つ臺佳彦監督。制作期間はなんと5年!秒24コマで撮影した緻密なアニメーションが交わるハイクオリティな実写3D映像を長い時間をかけて生みだした。パペットとしても登場する実力派俳優陣たちの掛け合いは、何とも奇妙で目が離せない。どこか懐かしく胸を打つ物語を、あのオスカー受賞作と肩を並べるほど海外から注目を集める映像技術で描いた本作の公開がいまから楽しみだ。『Present For You』は2015年2月7日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月07日玉木宏&石原さとみW主演作『幕末高校生』のブルーレイ&DVDが来年1月21日(水)に発売されることが決定し、玉木と石原がコメントを寄せた。『幕末高校生』その他の画像本作は、幕末の江戸を舞台に、町を戦火から守ろうとする勝海舟(玉木)と、未来からやってきた高校生、そして引率の教師(石原)が騒動を巻き起こす様を描く新感覚時代劇エンターテインメント。タイムスリップする高校生を柄本時生、川口春奈、千葉雄大が演じるほか、伊武雅刀、佐藤浩市、柄本明らが出演している。幕末の英雄を演じた玉木は「『幕末の時代はきっとこうだったのではないか…』と思ってもらえるような、今までとは違った幕末を感じられる作品です。偉人と呼ばれる人でも、人は人。その時を必死で生きているからこそ悩む時や迷う事もある。そんな人間味溢れる、勝海舟も是非観てください」と本作をPR。石原は「歴史に詳しい人も、そうでない人も楽しめる作品です!! 実際に演じてみて、過去の歴史があるから今があるんだということを実感させられました」といい、「私が演じた未香子は、幕末にタイムスリップして、勝海舟に会ってほんのちょっとだけ成長したように思えます。でも、人間の成長ってそういう小さな変化から始まるんじゃないかなと思っています。肩の力を抜いて、幕末の世界を体感してもらえたらうれしいです」と語っている。来年1月21日(水)に発売されるブルーレイ&DVDの“豪華版”には、公開記念特番としてテレビ放映された『玉木宏&石原さとみが食べる! 幕末高校生大江戸グルメ食堂』やクランクアップコメント集などが特典として収録されるほか、豪華ブックレットが封入される。『幕末高校生』ブルーレイ&DVD 1月21日(水)リリースブルーレイ豪華版(2枚組):5800円(税別)DVD豪華版(2枚組):4700円(税別)DVD通常版:3800円(税別)発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン
2014年10月10日佐藤浩市と樋口可南子が第二の人生を歩む夫婦を演じた、映画『愛を積むひと』。北海道を舞台に大自然の中で撮影が行われている本作からこのほど第一弾となる特報映像が公開された。第二の人生を大自然に包まれた美しい土地で豊かに過ごそうと、東京下町の工場をたたみ、北海道に移り住むことにした夫婦・篤史(佐藤浩市)と良子(樋口可南子)。以前に外国人が住んでいたという瀟洒な家を手に入れ、良子は野菜やガーデン作り、篤史は、良子の長年の憧れでもあった家の周りの石塀を作るなど、ささやかながらも豊かな生活を満喫していた。そんなある日、良子が倒れる。以前から患っていた心臓の病が悪化していたのだ。心配させまいと夫に病状を言わず退院し、明るくふるまう良子。そんな良子に、景気の良いときも悪いときも結婚以来、毎年贈り続けていた一粒の真珠を篤史は今年も誕生日にプレゼントする。笑顔で受け取る良子を見つめながら、夫婦2人の幸せなときが続くことを願う篤史。しかし、その願いは届かず突然、良子は最期の時を迎える。悲しみにくれる篤史のもとに、亡き妻から手紙が届のだが…。今回届いた映像には、佐藤さんと樋口さんが笑顔で歩くシーンが映し出される。「あっちゃん、ありがとう」と優しく語りかける良子が篤史と腕を組むシーンでは、夫婦の絆の深さを垣間見ることができる。北海道の美しく雄大な土地や、夫婦が暮らした家を空撮でダイナミックに映し出し、人生の豊かさや希望を感じさせる映像だ。1年という歳月をかけて、北海道の雄大な自然、豊かな四季とかけがえのない夫婦の愛、家族の絆を描く本作。エドワード・ムーニー・Jr.の「The Pearls of The Stone Man」を基に『釣りバカ日誌』シリーズ、『武士の献立』でメガホンをとった、巧みな人間ドラマの演出で定評のある松竹の社員監督・朝原雄三が映画化。主人公・篤史に佐藤さん、篤史の妻で病を抱えながらも、陽気でしっかり者の良子に樋口さんが演じるほか、篤史と良子の一人娘・聡子役に北川景子、更生を誓い、篤史の家の石塀作りを手伝う青年・徹役に野村周平、誰にも言えない秘密を抱える徹の恋人・紗英役に杉咲花、娘の将来を心配する紗英の母・美智子役に吉田羊。そして、頑固一徹な紗英の義父・熊二役には柄本明と豪華俳優陣が集結している。映画『愛を積むひと』は2015年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月04日9月2日、家具メーカーのマルニ木工が、同社東京ショールームで、プロダクトデザイナーの深澤直人と、「ミナペルホネン(mina perhonen)」デザイナ-の皆川明による初のコラボレーションプロジェクト「ふしとカケラ・マルニコレクション・ヒロシマ・ウィズ・ミナペルホネン(MARUNI COLLECTION HIROSHIMA with mina perhonen)」の発表会を開催。深澤、皆川両氏登壇により、トークセッションが行われた。同プロジェクトは、今秋開催の「三越伊勢丹デザインウィーク(ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK 2013)」のメインコンテンツ。深澤デザインのイス「HIROSHIMA(ヒロシマ)」などマルニ木工のイスにミナペルホネンの"カケラ"(残布)のパッチワークを組み合わせた商品や、端材を使ったテーブルなどのオリジナル家具が期間限定で発売される。皆川氏は、「2011年に西麻布のギャラリーで初めて"HIROSHIMA"を見て、その横姿の美しさに感動した。"カケラ"とは、洋服を仕立てる際に出る、端切れなどの余り布のこと。余り布も他の生地と同じように手間暇かけて作られるのに、廃棄されてしまうのはもったいないと常々感じていた。そんな余り布に“ピース=カケラ”としてもう一度生命を与えようというのが今回の試み。毎年発表してきたミナペルホネンのコレクションラインで使われたアーカイブ生地を組み合わせることで、タイムレスな魅力が感じられるものになったと思う」と語った。今回、皆川氏は使い続け生地が擦り切れると、織り込まれた別の色が見えてくる生地をイスの座面用に提案。「使い込む内に現れる経年変化を楽しめるようなイスを作りたいと考えた。この生地は2色の糸が互いの色を干渉し合わないようにしながら高密度で織り込んで作られており、表地と裏地が時間の経過と共に歩みよってくるような仕掛けになっている」と話す。また深澤氏は、「人はモノを買う時、”傷がなく奇麗な商品が欲しい”と思うのが正直なところ。だが、このプロジェクトで、"ふし"(がある木材)や"カケラ"を使ったモノであっても、"自分にしか手に入れられないもの"という価値がそこに存在する、という新しい考え方を提供できたのが大きな意義だと思う。プロダクトデザイナーとして、これまでは美しくクオリティーの高いものを目指してモノ作りを行ってきたが、今回そこに”無駄にしない”という意識を持ち込むことができた」と語った。同プロジェクトは、伊勢丹新宿店1階ザ・ステージで10月23日から29日まで開催されるイベントで公開予定。
2013年09月06日累計観客動員数158万人、興行収入18.9億円の大ヒットを記録した感動作、映画『神様のカルテ』の続編となる『神様のカルテ2』の製作がこのたび決定した。働くとは何か、家族とは何か、人間の生死とは何なのかという普遍的なテーマを深く掘り下げた世界観で読者を魅了し、シリーズ累計210万部を突破した夏川草介によるベストセラー小説の映画化。映画では、美しい自然に囲まれた信州・松本を舞台に、主人公の医師・栗原一止(いちと)が、旧友の医師との再会と衝突を経験し、最愛の妻や友人に支えられながら、尊敬する上司の意志を受け継ぐ感動のヒューマンドラマが描かれる。主人公・一止役には前作に引き続き、国民的アイドルグループ「嵐」の櫻井翔。一止の妻・栗原榛名に人気女優・宮﨑あおい。一止が尊敬する上司の医師・貫田に柄本明ほか、原田泰造、要潤、吉瀬美智子、池脇千鶴、朝倉あき、西岡徳馬ら前作からのキャスト陣が勢揃い。そして、一止と医療方針をめぐり衝突する・進藤辰也役に舞台・映画で活躍する若手屈指の実力派俳優、藤原竜也。さらに、濱田岳、吹石一恵、市毛良枝といった新たなキャストが加わり、前作以上に豪華なキャスティングが実現した。今回の製作決定を受け、主演の2人からは「撮影から2年の時を経て、再びこの作品に関われること大変嬉しく思います。前作撮影中は、悩み、苦しみ、決して楽しいことばかりの現場ではありませんでしたが、自分の知らない一面と出会えた作品でした。役柄の“栗原一止”と共にまた、成長することができたらと思います」(櫻井さん)、「一止さんを見守れること、榛名さんを生きられること、とても楽しみです」(宮﨑さん)と、再共演に懐かしさと喜びで胸いっぱいといった様子。また今回、初出演となった藤原さんからは「前回の世界観を壊さないように、そして良い意味でレギュラーキャストの方々の刺激になれるように頑張ります。櫻井さん、宮﨑さんとも初共演でどういう化学反応が起きるか分かりませんが、現場が楽しみです」と期待感あふれるコメントが寄せられた。前作に続いて、深川栄洋監督がメガホンをとる本作。2013年1月より長野県松本市、関東近郊にてクランクイン、公開は2014年を予定している。『神様のカルテ2』は2014年、全国東宝系にて公開。■関連作品:神様のカルテ2 2014年、全国東宝系にて公開
2012年12月13日西加奈子氏のベストセラー小説を廣木隆一監督が映画化した『きいろいゾウ』の完成披露試写会が11日、都内で行われ、夫婦役で初共演を果たした宮崎あおいと向井理が舞台あいさつに登壇した。映画は木々や動物の声が聴こえる“ツマ”と背中に鳥のタトゥーがある売れない小説家“ムコ”の結婚生活を繊細なタッチで描き出す。共に原作のファンだった宮崎と向井が夫婦役を好演しており「とても嬉しくて光栄」(宮崎)。向井は初共演の印象を「結構暗い。まあ僕もそうなんですけど」と語り、宮崎も「お互い人見知りですし」と明かした。その他の画像撮影は今年4月から約1カ月間、三重県で行われ「三重からパワーをもらいながら、ツマになることができた。日常から離れた場所で、精神的にしんどかったが、その分演じやすかった」(宮崎)。また、原作への愛情が演技を後押ししたといい「大好きという根っこの部分を大切にし、フラットな気持ちで演じることができた」と振り返った。一方、向井も原作の大ファンで「お茶目でファンタジーな面と、人間同士が向き合う生々しさが不思議なバランスで描かれた作品」。自身とムコでは「ビジュアル的なイメージが全然違う」そうで、「どんなことでも受け止める、器が大きいムコの内面を醸し出せればと思った」と役作りについてコメント。「自然と夫婦としての距離感が生まれた」(宮崎)、「芯が強い宮崎さんは役柄とオーバーラップする部分があり、より本気スイッチが入った」(向井)と劇中さながらの、相性の良さがうかがえた。完成披露試写会には宮崎と向井に加えて、濱田龍臣、浅見姫香、柄本明、松原智恵子ら共演者が勢ぞろい。原作者の西氏は「映画でしか表現できないことに挑んだ映画。最初は美男美女でどうなるかと不安だったが、自然とふたりの世界が生まれ、話を知っているはずなのに、映画に没頭してしまった」と太鼓判を押し、廣木監督は「まるでふたりのおうちにお邪魔しているようなナチュラルな撮影だった」と述懐していた。『きいろいゾウ』2013年2月2日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年12月12日