前回も触れたように、メールを検索する際に検索演算子を使用することもできる。検索オプションの画面には用意されていない機能もあるので、より柔軟に検索を行えるように、検索演算子の使い方も覚えておくとよいだろう。もちろん、キーボードだけを使って素早く検索を行う場合にも検索演算子が役立つはずだ。○送信者、受信者、件名を指定する検索演算子まずは、「送信者」を指定して検索を行う方法から紹介しよう。この場合は「from:」という検索演算子を使用し、続けて「送信者名」(またはメールアドレスの一部)を記述する。これで、指定した人(またはメールアドレス)から届いたメールだけを一覧表示することができる。さらに、キーワードを追加することも可能だ。この場合は「スペース」に続けて検索用のキーワードを入力すればよい。例えば、以下の図のように入力した場合、鈴木さんから届いたメールのうち、「納品」の文字を含むメールだけを一覧表示することができる。「受信者名」を指定する時は「to:」という検索演算子を使用する。ただし、受信したメールの大半は自分宛てのメールなので、「to:自分」で検索してもあまり意味はない。この検索演算子は、自分が送信したメールを検索する場合、もしくは複数の人に一斉送信されたメールを検索する場合などに活用するとよいだろう。メールの「件名」を検索条件に指定する時は「subject:」の検索演算子を使用する。基本的な使い方は、これまでに紹介した例と同じだ。そのほか、CcやBccを指定してメールを検索できる「cc:」や「bcc:」という検索演算子も用意されている。ただし、受信メールのBCC情報は取得できないため、「bcc:」は「自分が送信したメール」を検索するための検索演算子となる。○場所を指定する検索演算子続いては、メールが保管されている場所を指定する検索演算子を紹介していこう。メールの保管場所を指定する場合は「in:」という検索演算子を使用し、保管場所に応じて以下のように条件を指定する。in:inbox→「受信トレイ」の中だけを検索する場合in:sent → 「送信済みメール」の中だけを検索する場合in:trash → 「ゴミ箱」の中だけを検索する場合in:spam → 「迷惑メール」の中だけを検索する場合とはいえ、保管場所を指定するだけなら画面左側にあるラベルリストをクリックしたほうが速いので、わざわざ検索機能を使用する必要はない。これらの検索演算子は、保管場所を限定しつつ、メールをキーワード検索する場合に活用するのが一般的だ。例えば、以下の図のように入力した場合、「受信トレイ」の中にある「セキュリティ」の文字を含むメールだけの検索が可能だ。自分で作成したラベルを保管場所に指定する時は「label:」という検索演算子を使用し、続けて検索対象にするラベル名を記述する。例えば、以下の図のように入力した場合、「1.社内メール」というラベルが付加されているメールの中で「生産ライン」の文字を含むメールだけを検索できる。検索オプションでも同様の検索条件を指定できるが、検索演算子を使う方法も覚えておくと応用範囲が広がるだろう。○メールの状態を指定する検索演算子「メールの状態」を条件に指定できる検索演算子も用意されている。代表的なものをいくか紹介しておこう。is:read → 「既読メール」だけを検索is:unread → 「未読メール」だけを検索is:starred → 「スター付き」のメールだけを検索has:attachment → 「添付ファイル」があるメールだけを検索filename:(ファイル名) → 「添付ファイル名」で検索「filename:」の検索演算子を使用する時は、「filename:」に続けてファイル名の一部を入力する。とはいえ、ファイル名がよくわからない場合もあるだろう。このような場合は「拡張子」を条件に指定すると、効率よく検索を行える。例えば、Word文書を検索する場合は「filename:docx」、Excel文書を検索する場合は「filename:xlsx」と検索欄に入力する。このように拡張子を「filename:」に指定することで、添付ファイルの種類でメールを検索することも可能だ。それでも検索結果が多すぎる場合は「」(アスタリスク)を使う方法もある。「」はワイルドカード演算子と呼ばれるもので、任意の文字列を示す記号として活用できる。例えば、以下の図のように入力した場合、ファイル名が「企画」で始まるWord文書だけを検索することが可能となる。ただし、「」はキーワードの末尾にしか使用できない点に注意すること。「企画.docx」や「企画.docx」といった使い方には対応していない。このような場合は、単純に「filename:企画」で検索し、検索結果の中から「目的のメール」を探し出すのが基本となる。○論理演算子の活用そのほか、複数の条件を連結できる「AND」、「OR」、「NOT」といった論理演算子を使用することも可能だ。「AND」(かつ)の論理演算子は「スペース」の文字で代用できるため、あらためて覚える必要はない。例えば「from:鈴木納品」と検索欄に入力すると、「送信者が鈴木」かつ「納品の文字を含む」という条件でメールを検索できる。この記述は、「from:鈴木 AND 納品」と同じ意味になる。それよりも「OR」(または)の使い方を覚えておいたほうが便利だろう。例えば、「from:鈴木 OR from:佐藤」と入力すると、「送信者が鈴木」または「送信者が佐藤」のメールを検索することが可能だ。ちなみに「NOT」(否定)の論理演算子は、「○ではない場合」を指定する演算子となる。例えば「在庫 NOT ニュース」と入力すると、「在庫の文字を含み、ニュースの文字を含まないメール」を検索できる。こちらは「-」(マイナス)の記号でも代用可能なので、「在庫-ニュース」と記述しても同じ意味になる。GoogleのWeb検索でもよく用いられる記述方法なので、すぐに使い方をマスターできるだろう。今回の連載で紹介した検索演算子のほかにも、Gmailには数多くの検索演算子が用意されている。気になる方は「Gmailのヘルプ」も参照してみるとよいだろう。
2015年12月07日米Googleが同社の画像検索サービスに、モバイルでWebの画像をブックマークする機能を追加した。モバイルブラウザを使ってGoogleアカウントにログインした状態で画像を検索し、結果の画像で「SAVE」ボタンをタップしてブックマークする。ブックマークした画像があるとGoogleの画像検索ページに「VIEW SAVED」というボタンが浮かぶようになり、タップするとブックマーク画像の一覧ページが開く。ブックマークは大きなサムネイルで並び、メモを追加したり、タグを付けて「Collection」にまとめることが可能。ブックマークを活用することで、画像のダウンロードやスクリーンショット撮影などを行わずにWebから画像を収集でき、「ハロウィーンの仮装アイディア」「新しいヘアカット候補」というようにテーマごとに見やすく整理できる。人気の高い画像収集・共有サービスPinterestを意識したサービスとも指摘されている。
2015年12月02日Googleは、映画「スター・ウォーズ」シリーズ最新作の公開に先駆け、検索画面に仕掛けを施した。「a long time ago in a galaxy far far away」と検索すると、スター・ウォーズシリーズのオープニングシーンを思わせる画面が表示される。「a long time ago in a galaxy far far away」は、映画「スター・ウォーズ」シリーズのオープニングシーンに登場する文章。Web検索すると、背景が黒くなり、オープニングシーンのように下から上へと検索結果がスクロールする演出が見られる。スクロールする検索結果をクリックすると、そのままリンク先へ遷移可能。右上に表示された一時停止ボタンをクリックするとスクロールが一時停止するほか、バツボタンをクリックすれば、通常の検索画面に。この演出は、PCのほかスマートフォンのGoogle検索でも楽しむことが可能だ。Googleでは、このほかGoogleのアプリやサービスのデザインをスター・ウォーズ仕様に変更するWebサイトも公開している。
2015年11月24日米Googleは11月18日、モバイルでのGoogle検索機能を強化し、Facebookなど同社以外のアプリからの情報を表示できるようにした。インストールしていないアプリについては、ストリームでアクセスできるオプションを提供する。モバイルでの検索についてGoogleは、ユーザーの探している情報がモバイルアプリ内に多いと指摘。Googleは2年前からアプリ内コンテンツのインデックスを開始しており、現在1,000億件以上のディープリンクがあるという。これには、Facebook、Instagram、Airbnb、Pinterestなどの人気サービスも含まれるとのことだ。同社は、すでにAndroid上で行うGoogleの検索結果にアプリからのコンテンツを表示しているが、これらはWeb版サービスが展開されているものに限定されていた。今回これを拡大し、アプリにしかないコンテンツも対象とし、“アプリファースト”の検索結果も表示する。検索範囲はユーザーがインストールしていないアプリも含まれている。そのため、インストールしていないアプリにアクセスするための機能として「Stream」ボタンを用意。これをタップすることでモバイルアプリのストリーミングバージョンを利用できるようになり、アプリをインストールせずとも、すぐに必要な情報が閲覧可能になる。
2015年11月19日11月10日、グーグルは新しい検索機能「Now on Tap」の日本国内におけるサービス提供を開始した。英語版は10月5日から提供されてきた機能で、日本は2言語目の対応となる。「Now on Tap」は、スマートフォンで現在表示している画面内にあるテキストからキーワードを自動抽出し、検索を行う機能だ。ブラウザ、メール、LINEといったテキストを扱うアプリならグーグルが提供しているもの以外からでも利用可能で、対象となるワードが表示された画面でホームボタンを長押しするだけで利用できる。現在利用可能なのは、Android 6.0を搭載した端末のみだ。日本ではNexus端末のみということになる。検索の手間を省くことを目的とした機能で、通常ならばキーワードをコピーして検索フォームにペーストしなければならなかったところを、ホームボタンの長押しだけで済ませることができることが大きな特徴だ。グーグル 製品開発本部長の徳生裕人氏は「これまでは調べたいことをグーグルに持って行かなければならなかった。これはグーグルを持ってくるイメージ」と語っている。発表会では徳生氏と、グーグル ソフトウェアエンジニアの小倉章嗣氏によるデモンストレーションも行われた。ホームパーティの打ち合わせをハングアウトで行っているという設定での会話で、「フォンデュでもどう?」と表示されている状態でホームボタンを長押しすると「フォンデュ」をキーワードとして抽出し、検索した結果がカード表示される。カードの中にはブラウザで検索結果を表示する「検索」ボタンの他に、クックパッド、食べログといった関連するアプリのボタンも表示されており、これをタップすると該当アプリでキーワードを検索した結果の画面が直接表示された。大量のテキストが表示されている状態でも固有名詞などを複数抜き出した検索が行われ、地名や店名の場合には地図を直接開くボタンも表示された。さらにLINEで日付や時間を含んだ会話を行った場合、それを予定としてカレンダーに書き込むカードも表示された。○「Now on Tap」を実現する3つの技術この動作を実現しているのが、3つの技術だ。1つ目はグーグルが2012年に発表した「ナレッジグラフ」だ。キーワードが示すものが場所か、人か、物かといったことを識別したり、関連情報をひもづる役割を持っている。2つ目は「自然言語処理」だ。人が会話の中で使うような言葉をコンピューターが処理する技術となる。「Now on Tapは、画面上にあるテキストをコピー&ペーストして検索しているようなイメージ」と徳生氏が語ったとおり、画面表示されている範囲のテキストをコピーし、自然言語処理によってキーワードとなるものを抜き出し、ナレッジグラフの力でその言語が何を示しているのかを識別し、適切な検索結果を示すという動きになっている。そのため、現在は画像化されている文字等は検索対象とならず、テキスト情報が存在しないゲーム画面等からも利用できないという。最後の1つとなる技術が「App Indexing」だ。これはアプリ開発者向けの技術で、アプリ内にディープリンクを行うことができる。これによって、検索結果が食べ物だと判断された場合、クックパッドのようなレシピアプリがあればそのキーワードでアプリ内検索を行った画面を直接表示可能にしている。検索結果として表示されるアプリは、あらかじめ端末内にインストールされていたもので、App Indexingに対応しているもののみとなる。インストールされていないアプリのインストールを促すようなことは行わない。また「Now on Tap」自体も、初回利用時に有効化するかどうかを尋ねるオプトイン方式で提供される。○あくまでも「グーグルの新機能」現在「Now on Tap」が利用できるのは、Android 6.0を搭載した端末のみだ。そのため一見するとAndroidの新機能であるかのようにも見えるが、これはあくまでもグーグルの新しい検索機能だという。「今のところAndroid 6.0がもっともよいエクスペリエンスを提供できる」というのが提供プラットフォームが絞られている理由だが、基本的にプラットフォームに強く依存したサービスではないからだ。画面表示されている範囲を認識し、そこからテキストを抽出してグーグルに引き渡すことができるのならば、別のプラットフォームや、過去のAndroid OSでも対応可能となる可能性はあるという。この機能を提供するにあたって、実際に検索に使われた画面やテキストの情報等は保存されたないが、検索結果に対してユーザーがどのアプリを選択したか等の情報は統計に利用される。これはサービス向上のための統計で、ナレッジグラフの成長等と合わせてサービスの機能向上に役立てられることになる。実際に利用してみると「パズル&ドラゴンズ」という言葉が含まれた画面から「中日ドラゴンズ」が表示されるなど、まだ未熟さも見えた。英語版でのサービス開始から見ても1カ月強ということで、今後の成長に期待することになる部分も多そうだ。徳生氏は「非常に野心的な取り組みで、第一歩だと思っています。使っていただくことによってより進化すると思っているので、ぜひ使っていただいた上で暖かい意見をいただき、よりよいプロダクトにして行きたい」と語った。
2015年11月12日「Googleマップ」のモバイルアプリのオフライン機能が強化され、オフライン時に検索やナビゲーションも利用できるようになる。Googleは10日(米国時間)からAndroid用「マップ」アプリでのロールアウトを開始し、続いてiOS用「Google Maps」アプリにも提供し始める計画だ。Googleは2012年からオフライン機能を提供していたが、特定の地域の地図データを保存するのみで、その場所にある店の検索などは行えなかった。最新のオフライン機能は、今年5月にGoogleが同社の開発者カンファレンスGoogle I/Oでプレビューを披露した機能だ。データを保存した地域において、オフライン時の地図の表示に加えて、ローカル検索やターンバイターンのナビゲーション(音声にも対応)などをサポートする。たとえば、ナビゲーション中に電波の状態が悪くなってネットにつながらなくなっても安定して案内が継続し、オフライン状態でも目的の店の電話番号やレビューといった情報を確認できる。また、接続が安定している場所でも、あらかじめその地域のデータをダウンロードしておくと、より安定してGoogleマップを利用できるようになるという。利用方法は、オフライン用に保存しておきたい市町村、郡、国などを検索し、表示された地域のプレースシートから「Download」をタップ、またはメニューの「Offline Areas」で+ボタンをタップする。オフライン用のデータを端末にダウンロードした地域でデータ通信が不安定になると、Googleマップ・アプリは自動的にオフラインモードに切り替え、データ通信が安定したら再びオンラインに切り替える。オフライン用のデータ保存はデフォルトではWi-Fi接続時のみに設定されている。ダウンロードデータのサイズなど利用体験への影響を考慮して、現時点では乗り換えや徒歩ルートなどはオフラインで利用できないが、Googleはオフラインモードへのさらなる機能の追加を計画している。
2015年11月11日Facebookはこれまで2兆を超えるポストをインデックス化しており、同サービスでは毎日15億件を超える検索が実行されている。同社は22日(米国時間)、検索機能「Facebook Search」をアップデートし、ユーザーのネットワーク内だけではなく、Facebookのネットワーク全体から投稿のキーワード検索を実行できるようにした。US英語で使用しているiPhone版、Android版、デスクトップ版のFacebookでロールアウトが始まっている。アップデートされたFacebook Searchの検索ボックスで検索キーワードを入力すると、検索のおすすめが表示される。このおすすめのリストは入力に応じて動的に変化する。たとえば「mlb p」まで入力すると「mlb playoffs」や「mlb playoffs daniel murphy」(プレイオフで連続試合本塁打を継続中)というように、その時に話題になっていることやユーザー向けにパーソナライズしたキーワード(好きなMLBチームなど)がおすすめされる。今起きていることや議論になっていることを素早くチェックできる機能であるという点では、Twitterが開始した最新の話題やニュースのキュレーションサービス「Moments」と同じだが、検索機能であるFacebook Searchでは情報を収集できる自由がユーザーに与えられている。Facebookで広く共有されているリンクからは興味深い議論が広がっており、新しい検索機能から、そうしたホットな話題を見つけ、それまでの経緯をチェックして自分も議論に参加できる。検索結果にはキーワードに関連する最近の公開ポストと並んで、友達や家族などユーザーのネットワークからの結果もリストされる。これらは「Public Posts」「Posts from Friends and Groups」に分けられるので、結果リストでひと目で区別できる。また検索結果は「Top」のほか、「Latest (最近)」「People」「Photos」「Videos」「Pages」「Places」などのタブで絞り込むことが可能だ。
2015年10月23日一般的に「検索」といえば、WEBブラウザの専権事項だ。iPhone/iPadの場合、Safariを起動してURLバー兼検索フィールドにキーワードを入力、事前に選択しておいた検索エンジン(初期値はGoogle)で検索を行う。検索結果はSafariの画面に表示され、そこから外部WEBサイトに遷移する……という流れだ。しかし、調べたい対象が外部WEBサイトに掲載されている情報とはかぎらない。App Storeで販売されているアプリかもしれないし、これから向かおうとしている土地の位置かもしれない。ひょっとすると、自分のiPhone/iPad上にあるプライベートな情報かもしれない。ほしい情報がWEBにあるという確信がないかぎり、検索対象が広い「Spotlight」で検索するほうが好都合だ。このSpotlight検索、iOS 9で大きく変わった。検索範囲に大きな変化はなく、WikipediaやApp Store、『マップ』の情報も串刺しして検索できるが、「戻る」機能がくわわっている。ステータスバー左端に表示される「検索に戻る」をタップすることで、Spotlightの検索結果に戻ることが可能になったのだ。iOS 8のSpotlightでは、ひとたび検索結果からSafariや『マップ』に遷移すると、タスクが切り替わってしまい、もういちどSpotlightを開き直さなければならなかった。すぐに開けば検索結果は残っているが、Safariなどのアプリを閉じたうえでSpotlightを起動しなければならず、操作のタイムラグが発生する。一方、iOS 9のSpotlightは遷移直前のSpotlightの画面へ直接戻れるので、タップ1回で操作が完了する。この改良により、WEBで(Safariで)関連情報を調べてからApp Storeでアプリをダウンロードする、マップで目的地を確認してからWikipediaで歴史をひもとく、といった使い方が可能になった。とりあえず検索するなら、Spotlightがお勧めだ。
2015年10月05日インテル セキュリティは10月1日、同社が実施した2015年版「インターネット検索で最もリスクの高い有名人(Intel Security Most Dangerous Celebrities)」の結果を発表した。「インターネット検索で最もリスクの高い有名人」は今回で、9年目を迎え、これまでもハリウッド俳優やコメディアン、ミュージシャンなどポップカルチャーの有名人のインターネット検索リスクを調査し、その結果を発表してきた。今年の調査では、ミュージシャンとコメディアンのインターネット検索がウイルスやマルウェアに感染するリスクが高いことが明らかになっている。今回の調査では、昨年第1位の米国の人気司会者ジミー・キンメルに代わって、エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)のDJであるアーミン・ヴァン・ブーレンがトップにランキング。アーミン・ヴァン・ブーレンは、2008年の俳優のブラッド・ピット、2014年のジミー・キンメルに続いて第1位にランクされた3人目の男性となり、そしてDJとしては初めてトップになった(2014年は第2位)。また、ミュージシャンのアッシャーが、カントリーミュージック歌手のルーク・ブライアン(第2位)、ブリトニー・スピアーズ(第4位)の間の第3位にランクイン。その他、上位10人には、女性コメディアンのエイミー・シューマー(第7位)、女優のベティ・ホワイト(第8位)、シンガーソングライターのロード(第9位)、女優のニーナ・ドブレフ(第10位)がランクイン。上位10人のうち、EDM、カントリー、ヒップホップ、ポップを含むミュージシャンが7人ランクインしている。サイバー犯罪者は、さまざまな賞の授賞式、TV番組、新作映画、音楽アルバムのリリース、有名人カップルの破局などのポップカルチャー イベントへの一般人の関心を悪用する方法を常に探している。このようなサイバー犯罪者は、一般人の関心を悪用して、マルウェアを潜ませたサイトに誘い込み、パスワードや個人情報を盗む。調査では、音楽の無料ダウンロードやミュージックビデオの検索が特にリスクが高いことが判明。有名人の名前と"無料mp4"や"HD(高画質)ダウンロード"、"Torrent(トレント、ファイル配布ソフトウェア)"といった単語の組み合わせは、インターネットで最も頻繁に使用される検索用語。公式サイト以外から提供されている音楽を検索すると、デジタルライフとデバイスの両方を危険にさらすことになる。
2015年10月05日カシオ計算機は9月29日、録音済み音声の聞きたい部分を文字入力で検索できるiOS端末向けアプリ「キーワード頭出し ボイスレコーダー」を特別価格で販売するキャンペーンを開始した。期間は11月30日まで。今回のキャンペーンは、キーワード頭出し ボイスレコーダーが2015年度グッドデザイン賞を受賞したことを記念して開始された。11月30日までの期間限定で、通常600円のところ、特別価格の360円で販売する(いずれも税込)。アプリはApp Storeにて購入可能だ。キーワード頭出し ボイスレコーダーは、2015年3月に公開されたiOS向けアプリで、検索したい言葉をかな入力すると、アプリの内部で音声へ変換し、録音データ内の類似部分を教えてくれる。対応OSはiOS 7.0以上、対応端末はiPhone 4S / 5 / 5c / 5s / 6 / 6 Plus、iPod touch(第5世代)。
2015年09月30日ヤフーは9月3日、路線検索サービスの「Yahoo!路線情報」と「Yahoo!乗換案内」において、「ルートメモ」機能を追加したと発表した。「ルートメモ」は、ユーザーが検索をした路線情報を保存できる機能。以前はアプリのみに「画面メモ」という同様の機能を搭載していたが、今後はブラウザでも利用できるようになる。また、今回の路線検索サービスを刷新するにあたり、機能を拡張し、Yahoo! JAPAN IDを利用することで、異なる端末間でのデータ共有が可能になった。アプリに保存した路線情報をPCで閲覧したり、PCに保存した情報を外出先にアプリで確認したりといった活用ができる。共有には、アプリやブラウザにおいて共通のYahoo! JAPAN IDでログインすることが条件となる。これに加えて、従来20件だった保存データの数を最大50件に拡大している。
2015年09月04日米Googleは8月21日(現地時間)、モバイル検索と同様に、デスクトップでの検索結果においても、Twitterのリアルタイムツイートが表示されるようになったと発表した。発表時点では、英語版のデスクトップ検索でのみこの機能は有効となっている。Googleは今年5月、Googleの検索結果にリアルタイムツイートを表示させることでTwitterと提携を発表。第1弾として、英語でのモバイル検索(アプリとブラウザ)の結果において、リアルタイムツイートが表示されるようになった。Googleはこの機能について、「何かが起こっている時に、リアルタイムの情報を得るための素晴らしい方法。Twitterを使っている組織や人々にとって、最も関連性のある瞬間に世界のオーディエンスにリーチするための手段」と説明している。デスクトップでも「NASA Twitter」と検索してみたところ、最新のツイートが写真付きで2つ表示された。右側の矢印をクリックすると、過去のツイートをさかのぼることができる。
2015年08月24日2015年7月のGoogle検索ワード 急上昇ランキング、1位は「台風情報」。実は、5月にも「台風」が1位になっており、台風接近時の情報源として検索が頼られていることがうかがえる。一方で、7月後半からは各地で毎日のように最高気温30度以上、35度を超えることも珍しくない猛暑が続き、「熱中症」の検索量も急上昇した。まだまだ暑さは継続中なので、調べた対策をしっかり役立てたい。○風物詩などと言っている場合ではない通常、ここではランキング1位のワードをピックアップしているが、前述の通り、台風関連は5月にも取り上げたため、今回は2位の「高校野球」を取り上げよう。今年の夏の全国高校野球選手権大会、通称「夏の甲子園」は、1915年に第1回大会が開かれてからちょうど100回目となる。NHKや朝日新聞が記念コンテンツを公開していることもあってか、Googleトレンドで検索ボリュームの推移を調べると、この7月が過去最高値となっている。毎年出場校が変わり、選手も変わるという1回限りのスペシャル感は高校野球ならでは。それゆえに反映される社会の変化、心に残る人間模様に魅力を感じる人も多いだろう。しかし、今年は特に8月に入ってから、途切れることなく猛暑日が続いている。選手はもちろん、運営だって応援客だってツライはずだ。体を壊す選手や、熱中症で倒れる観客もいるだろう。筆者は最近「そこまでして、一番気温の高い時間帯に試合を行う必要があるだろうか……」と思わずにいられない。午後イチの試合は休みにしてナイトゲームにするとか、放送枠的に支障があるならその分は翌日録画で流すとか、何かやりようはあるような気がするのだがどうだろう……。○"調べること"の意味と価値3位に入った「一回転」は、Google検索の"隠し機能"のひとつ。「一回転」と検索すると、検索結果画面が一回転して表示されるというものが、テレビ番組で紹介され急上昇した。他にも画面が傾く「斜め」や、バラバラになって落ちる「グーグル 重力」、ゲームができる「Zerg Rush」などが紹介された。こうした本来の目的とは関係ない隠し機能は、イースターに子供が隠された卵を探す遊びにちなみ"イースター・エッグ"と呼ばれている。Google検索にはこうした遊び心ばかりでなく、実用的な裏技もいろいろと搭載されている。検索窓で計算ができることは有名だが、「500ドル」「80ユーロ」といった為替換算や、「700マイル」「30時間は何秒」といった単位換算も可能。他にも、「英和/和英 + 単語」で意味を調べたり、「○から××(駅名)」で乗り換え案内を調べるといった機能もあり、それぞれのサービスサイトを開かずに用が足りる。「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」をミッションとして掲げているGoogle。Webサイトを探すためだけに使っていてはもったいない。○9年半におよぶ宇宙の旅9位の「冥王星」は、7月13日にNASAの無人探査機ニュー・ホライズンズが接近し撮影した写真が公開されたことで注目を集めた。ニュー・ホライズンズは2006年1月に冥王星を含む太陽系外縁天体の初探査を目的に打ち上げられ、途中の木星における観測と重力を利用した加速を経て、冥王星への史上最接近観測を成し遂げた。約50億キロ、9年半に及ぶ旅だ。遠いうえに月よりも小さく観測が難しかった冥王星の、人類初の鮮明な画像がもたらされたのだ。地球から冥王星に向かおうとする場合、その距離も位置もお互いに一定ではない。地球は太陽の周りをおおよそ一定距離の軌道で公転しており、この距離は「1天文単位」とされている。一方の冥王星は太陽に近い時には約29天文単位、遠い時には約49天文単位という歪んだ軌道を、およそ247年という周期で公転している。しかも太陽系の各惑星は百科事典などの図で見るように同じ平面上には並んでいないのだ。NASAの公式サイトは基本的に全ての写真・動画・3Dデータなどを「not copyrighted」として公開しており、広告以外の目的であれば一般の利用が可能。ニュー・ホライズンズのその他の写真も探してみよう。報道された写真を見るばかりでなく、冥王星やニュー・ホライズンズについて関連する事柄を調べていくことで、惑星探査のより深い面白さが分かってくるはずだ。調べたいテーマがあれば検索は非常に強い味方になる。お子さんの夏休みの自由研究に、活用してみてはいかがだろう。
2015年08月18日ヤフーは8月12日、「Yahoo!検索」において、より強力なセキュリティ基準を採用したサービスを提供するため、8月18日より段階的に、検索結果に暗号化プロトコル「SSL」を使用すると発表した。ブラウザーに表示される検索結果のアドレスは、「 から 」に変わる。同社は、2015年10月から2015年12月にかけてHTTPS通信を行う際のSSLサーバ証明書をSHA-1証明書からSHA-2証明書に切り替える予定としている。これに伴い、Windows XP SP2以前のOSはSHA-2証明書を利用したHTTPS通信をサポートしていないため、HTTPS通信を行うサービスが利用できなくなる。そのため、Windows XPを利用するユーザーに対し、Yahoo! JAPANのすべてのサービスを継続して利用するには、アップデートするよう呼びかけている。
2015年08月13日© TRIPPING! シンガポール・セントーサ島世界の航空会社、旅行代理店からのフライト、レンタカー、ホテルの検索情報を一括で比較できる「スカイスキャナー」を運営する、スカイスキャナージャパン株式会社は今年上半期、日本人に最も検索された都市を「2015年上半期、最も検索された家族旅行先トップ10」として発表。東南アジアからは5都市がランクインした。2015年上半期、最も検索された家族旅行先トップ101位 ホノルル2位 沖縄3位 グアム4位 バンコク5位 シンガポール6位 台北7位 バリ8位 香港9位 セブ10位 プーケットバンコクやシンガポールなどの、東南アジアの中でも人気旅行先は、ベスト5入り。更にバリ島や、セブ島、プーケット島といったビーチリゾートも旅行先として検討対象に。海やプールがあれば満足!という子供と一緒の旅行では、ビーチリゾートが通常の人気ランキングよりも順位をあげている印象だ。※2015年1月1日~2015年6月30日の間に、スカイスキャナーを使い、2015年1月1日~12月31日の期間を出発日に設定、同行者として小児、幼児(12歳未満)の乗客を選択して検索された旅行券の目的地を集計。参照:スカイスキャナージャパンこちらも合わせてCheck!初めての子連れ海外旅行は東南アジアがい~んです!おすすめ旅行先1位はあのアーバンリゾート!【保存版】大人も子供も一緒にはしゃいじゃお!ファミリーで過ごすシンガポール3泊4日旅行
2015年08月13日ヤフーとアソビューは8月6日、連携を強化し、Yahoo!トラベル内にて「遊び・レジャー体験」プランの検索と比較検討が可能なサービスの提供を開始した。同サービスは、Yahoo!トラベル担当者が厳選した "今夏オススメのレジャー体験" 計100プランを、特設サイトにて一挙に公開するもの。日本全国9,500件以上のプランを保有する「asoview!」との連携強化により、今からでも間に合う今年の夏にオススメなレジャーとして、「1日でできる自由研究25選」や「夏にこそ楽しみたい"夏アク"15選」「珍しい体験ができる"激レア体験"10選」など、それぞれのテーマごとに選別し掲載する。なお、同社によると、2年連続で増加する余暇市場において、全国の各自治体が地方創生につながる施策として注力する「着地型観光」に対する注目が高まっており、国内旅行をする顧客は、宿泊予約だけではなく、旅行先でのレジャー体験の予約まで検討するケースが増えてきているという。
2015年08月06日Googleは7月31日、アプリ提供企業向け新サービス「Google Play ストア内検索広告」の提供開始を発表した。アプリの提供企業は、グーグルのAdWordsの「モバイルアプリのインストール」を利用していれば、Google Play ストアへの検索広告を掲載できる。ユーザーが欲しいアプリを検索すると、ジャンルに関連するアプリであれば「Ad」と追加されたアイコンが検索結果の最上位に表示される。Booking.comやNordeus といった企業は、Google Play ストア内検索広告を活用している。Nordeusは導入後に「新しいアプリを今まさに探しているユーザーへのリーチ機会が拡大した」とコメントしている。広告掲載企業に向けた新たなキャンペーンを近日中に実施する。キャンペーンは、広告の文章、リーチしたいターゲット、予算、目標インストール単価を入力することで、プロモーションがを利用できる。キャンペーンは、Google Playへの広告出稿のほか、Google検索、YouTube、AdMob アプリ内広告ネットワーク、Google ディスプレイ ネットワークのサイトでも提供する予定だ。
2015年08月03日●AmazonアプリでスキャンしまくるAmazonのスマートフォンアプリがアップデートされ、「スキャン検索」機能が搭載された。アプリ内のカメラを起動して商品にかざすと、その商品が何なのかを即座にスキャンして商品ページへのリンクを作ってくれるらしい。たとえば現物が目の前にあって、それをネットで買いたい場合、いちいちブラウザアプリを起動してAmazonを開いて商品の名前を打ち込んで……とやるのは面倒なので、カメラに映すだけで商品ページにアクセスできるなら確かに便利そうだ。買い物しないまでも、商品の詳細がパッとわかるだけで役立つだろう。ちなみにスキャンした商品がAmazonで売っていない場合は候補が表示されるか、あるいはリンク自体が作成されない。そこでふと思ったのだけど、僕の部屋にある本の中にAmazonで買えないものは果たしてあるのだろうか。世界最大の書店であるAmazonにケンカを売ってみることにした。スキャン検索は、Amazonのアプリを起動し、検索窓の右側にあるカメラアイコンをタップすれば使える。ここに商品を映し出せばいいのだ。撮影するわけではないので、シャッターボタンなどはない。映すだけで認識してくれる。とりあえず手近なところから見てみよう。手元にあった本をAmazonアプリのカメラに映してみると……おおっ、一瞬で認識した。ということは、この本は「Amazonで買える」ということになる。この調子で、片っ端から調べてみよう。いろいろと試してみたが、Amazonのカメラは一切の迷いなく次々と認識に成功していく。どれもこれも、ぜんぶAmazonの商品なのだ。うーん、Amazonで売ってない本はないものか。●予想外のできごとが思わずうなってしまったが、ここでちょっと予想外のできごとが。何気なくスキャンした漫画の単行本が読み取れなかったのだ。え、何でだ?この本はそもそもAmazonで買ったんだけど。不思議に思って普通に検索してみると、この漫画の6巻の表紙画像が登録されていなかった。なるほど、そういうことか。当たり前といえば当たり前だが、やはりAmazonは登録されている写真と照合してスキャンしているため、写真の登録がなければ認識できないのだ。ふーむ。ということは、仮にAmazonのカメラでスキャンして出てこなくても、念のため検索してみないと、本当にAmazonで売っていないかどうかは確認できないことになるな……。ちなみに「帯」がついた状態だとどうだろうと思ったら、これはほとんどの場合で正しく認識した。Amazonアプリ、隙がない。その後も部屋の中の本を次々にスキャンさせていくが、すべて出てくる。大人の事情でここには出せないが、かなり古い本やマニアックな本もAmazonには売っていることが判明した。改めてAmazonの品揃えに驚かされる。気まぐれに、本棚に挟まっていたクロッキー帳をスキャンしてみたら、普通に出てきた。●ネタ枯れかうーん、そろそろネタが尽きてきたぞ。これだけ本があっても、Amazonで扱っていないものがひとつも出てこないなんて……。古本屋で一生懸命探した本がAmazonであっさり見つかるのは、ちょっとショックである。どうにかAmazonに一泡吹かせてやれないかと蔵書を漁ってみたが、市販している本なら確実に売っている。Amazonアプリのスキャン検索が、その事実を一瞬で告げてくる。容赦ないぜ、まったく。あきらめかけたそのとき、一冊の本が目に入ってきた。そうだ!これならいけるんじゃないか!?見つけたのは、数年前に知人が制作した同人誌「カムゴル!!」。……あまり詳細は語らないでおくが、さすがにこれはAmazonにもないのでは。ワクワクしながらAmazonアプリのカメラでスキャンしてみると……。思った通り、Amazonでは見つからなかった。念のために通常の検索もしてみたが、こちらも見つからず。ついに、Amazonには売っていない本を発見することに成功したのだ!……ちょっとずるい気がしないでもないが、これだってちゃんとした本である。一般に流通していないというだけだ。普段はあまり意識していなかったが、こうやって一つひとつ確認していくと、いかにAmazonの品揃えがすさまじいかがよくわかる。でも、そんな中にもわずかながらAmazonで取り扱っていない本もあるのだ。そういう本を皆で持ち寄ってみると面白そうだなと思った。「Amazonで買えない本縛り」の読書会とか、「Amazonでは買えない本ばかり買えるオンラインショップ」とかね。
2015年07月20日旅行検索サイト Skyscanner Ltd(スカイスキャナー)とヤフー(Yahoo! JAPAN)は7月15日、7月8日に合弁事業会社「Skyscanner Japan(スカイスキャナージャパン)」を設立し、「Yahoo!検索」上での「航空券検索」機能の提供を開始したと発表した。「Yahoo!検索」にて旅行の出発地と目的地を検索すると、検索結果上にすでに「出発地」と「目的地」が入力された「航空券検索」機能が表示される。「出発日」と「復路」「旅行者情報」などの条件を指定することで、スカイスキャナーが提携している航空券の閲覧・比較が可能となる。今回の取り組みにより、Yahoo! JAPANでは「Yahoo!検索」の回答力の強化、スカイスキャナーにおいては「Yahoo!検索」上でサービスを展開することによる日本市場へのさらなる認知強化を見込んでいる。スカイスキャナーは30言語で事業展開をする旅行検索サイト。グローバルで1300社以上の航空会社・旅行代理店と提携する広い網羅性と、各企業との直接契約の強みを生かしたリアルタイム性を軸としており、Webサイトへの訪問者数は月間3500万超、スマートフォンアプリは総計3500万ダウンロードの実績がある。
2015年07月17日誰だって自分のサイトは検索結果1位にしたいですよね。そのためにSEO対策をしている人もいらっしゃるかと思います。でも、インターネット上で戦っていくためには、上位サイトとなるための条件を知る必要があります。『Business 2 community』の記事を参考にしてみましょう。■1:FacebookよりGoogle+対策をするまず大切なのは、ソーシャル上でどのようにユーザーがコンテンツを見ているかというシグナルをキャッチすることです。そのためにはキャッチするべきソーシャルメディアを選ぶ必要がありますが、ここで見逃してはいけないことがあります。実はFacebookよりも、Google+の方が重要だということ。検索エンジンのリーダーはGoogleなので、Google+のシグナルを重く見ているわけです。Facebookはブランド認知を広げ、企業にとって素晴らしい顧客を得るためには優れたツールです。ただ、ソーシャル上で地位を確立したいなら話は別。検索ランキングを上位に押し上げたいのであれば、アルゴリズムによって一歩リードしているGoogle+対策が必要なのです。■2:被リンクと見出しを戦略的に使う検索エンジンで上位に食い込むためには、キーワードの豊富な被リンクや見出しを使う必要があります。こうしたキーワードは、過去2~3年の間、SEOの世界では時代遅れの行為だと思われていました。その原因として“キーワードスタッフィング”の流行があります。これは本文の内容と関係のないワードを詰め込み、SEO対策として検索で拾われるようにするテクニックです。その結果、キーワードを詰め込むサイトが増加したため、一時期検索エンジンはこうしたキーワードを無視してクロールを行なっていました。これはユーザーにとっては都合のよい事態ではないため、最近になって検索エンジン側から改善がなされようとしています。サイト制作者側も、もう一度キーワード内容の精査に立ち返り、制作する必要があるといえるでしょう。■3:キーワードでドメイン名を登録しないもはやドメイン名にキーワードを入れる必要はありません。ドメイン名を見なくても、ユーザーはウェブサイト上から充分に情報を仕入れることができるからです。キーワードは、サイト内外へのリンクを含めたサイトの内部構造に食い込ませることこそが重要なのです。具体的には、メタタグ内に指定すればOKでしょう。■4:質より内容を重要する上位ランキングに食い込むためには、クオリティも重要ですが、まずはユーザーに興味を持ってもらう必要があります。コンテンツを戦略的につくるために、上位ランキングに位置するウェブサイトを参考にして詳細を検討すべきです。検索サイトも、よりユーザーの求める情報を正確に表示したいと思っています。キーワードもわずかなワードに絞られていくでしょうから、それを見据えてサイト戦略を立てましょう。内容にこだわって戦略を立てることができれば、一歩先に行けるでしょう。■5:粘り強く時間をかけて取り組む検索1位になることは、簡単ではありません。戦略を立てるのはもちろんのこと、時間も体力も注ぐ必要があるでしょう。巨大な影響力のあるサイトなら少しの努力でよいかもしれませんが、それ以外のサイトなら労力はより必要となります。最高のSEO戦略で結果を残せれば、あなた自身も転職や昇進でより上位にレベルアップできるかもしれません。まずは目の前の課題ひとつひとつに立ち向かい、戦略を立てて結果を出してみましょう。(文/和洲太郎)【参考】※5 Things the Highest Ranking Websites Don’t Want You to Know-Business 2 community
2015年07月16日マカフィーは7月1日、同社の公式ブログで「インターネット検索で最もリスクの高いスーパーヒーロー」に関する記事を公開した。McAfee SiteAdvisor(マカフィー サイトアドバイザー)では、人気の高い検索エンジン(Google、Bing、Yahoo!)から検索語でヒットしたウェブサイトを、その危険レベルによって評価している。その後、潜在的に危険なウェブサイトをその危険度に応じて色分けし(安全な順に緑、黄、赤)、クリックしても安全か、または特定のウェブサイトへのアクセスを止めるべきかを示す。このMcAfee SiteAdvisorがスーパーヒーローの検索語によってウェブサイトの安全評価をまとめた、今年の危険なスーパーヒーロのリストは下記の通り。スーパーヒーローブームは、あらゆる人々を惹きつけているが、こうしたスーパーヒーローに関する情報をオンラインで入手しようとする時は、アクセスするサイトに注意を払う必要がある。1941年に脇役のキャラクターとして登場したアクアマンは、長い間冷やかしの対象であったが、「最も危険なスーパーヒーロー」の年間リストのトップに再び返り咲いている。日本に縁がないキャラクターが多いものの、バットマンやウルバリンなどもいるので注意が必要だ。PC、モバイル機器のどちらを使用している場合でも、オンライン検索する時に脅威から自分の身を守るため、うますぎる話へのリンクなどに「疑い深くなる」こと、URLのミススペルなどの「Webのアドレスをダブルチェックする」こと、安全にウェブ検索するプラグインを利用し「安全に検索する」こと、全てのデバイスに総合セキュリティソフトを導入し「自分の身は自分で守る」ことを、同社はアドバイスしている。
2015年07月04日Amazon.co.jp(Amazon)は6月30日、スマートフォン対応Amazonアプリに、新たに「スキャン検索」機能の提供を開始したと発表した。この機能により、商品のバーコード検索に加えて画像での検索も可能になった。ユーザーは、Amazonアプリのメニューからカメラ付きのiPhoneやAndroid携帯を商品にかざすだけで、商品画像で簡単に検索。ワンクリックで商品詳細ページにアクセスできるようになる。また、このAmazonアプリを使ったスキャン検索機能では、書籍やCD、DVD、生活用品、食品や飲料など、幅広い商品の商品情報を簡単に検索・表示できることで、従来のキーワード入力の検索とともに、スマートフォンを使ったより便利なショッピング体験を顧客に提供する。
2015年07月01日グーグルは6月29日、2015年の上半期によく使われた検索キーワードのランキングを公開した。集計したのは、検索数が急上昇したキーワードトップ10、話題のニュースランキングトップ10の2種類。集計期間は2015年1月1日~6月23日。○急上昇ランキング1.ラッスンゴレライ2.暗殺教室3.広瀬すず4.風立ちぬ5.パッキャオ6.三代目(J Soul Brothers)7.スプラトゥーン8.まれ9.ココナッツオイル10.ビリギャル○話題のニュース1.イスラム国2.mers3.川崎犯人4.台風情報5.ドローン6.大阪都構想7.アジアカップ8.なでしこジャパン9.windows1010.アシアナ航空急上昇ランキングでは、田中シングルとはまやねんの2人からなる芸人コンビ「8.6 秒バズーカー」のリズムネタである「ラッスンゴレライ」が1位。年明けからテレビ出演が急増し、ラッスンゴレライはお茶の間にも広く浸透した。2位は週刊少年ジャンプに連載中の漫画「暗殺教室」がランクイン。2015年になってからはテレビアニメ化、実写映画化がされ、人気に火がついた。3位は注目の若手女優「広瀬すず」。1月に出演したテレビドラマ「学校のカイダン」では主役に抜擢されるなど注目度が上昇。現在は、鎌倉、江ノ島を舞台とした映画「海街diary」が公開中。話題のニュースでは、連日のように報道されている中東のテロ組織「イスラム国」が1位、韓国で猛威を振るっている感染症「MERS」が2位となり、国外の大きなニュースが注目を集めた。
2015年07月01日Amazon.co.jpは6月30日、スマートフォン向けAmazonアプリにカメラをかざすだけで商品を検索できる「スキャン機能」を追加した。「スキャン機能」は、スマートフォンのカメラを書籍やCD・DVD、生活用品、食品・飲料などにかざすことで、商品が検索できるAmazonアプリ向けの新機能。アプリの検索ボックスをタップしたあと「スキャンして検索」を選択し、手元の商品もしくはバーコードをカメラに向けてスキャンすると、その商品のリンクが表示される。iOS向けAmazonアプリにはすでに、同機能が追加されているが、Android向けアプリは近日中に追加される予定となっている。
2015年07月01日グーグルは26日、2015年上半期にグーグルでよく検索されたキーワードとして、「検索数が急上昇したキーワードトップ10」と「話題のニュースランキングトップ10」をそれぞれ発表した。(集計期間は2015年1月1日から6月23日)急上昇ランキングには、リズム芸人「8.6秒バズーカー」のネタである「ラッスンゴレライ」や、「暗殺教室」「風立ちぬ」「ビリギャル」など、映画タイトルがランクイン。一方、話題のニュースには、無人航空機「ドローン」や7月から順次リリースが始まる「Windows 10」の他、「アジアカップ」「なでしこジャパン」などのサッカーに関するキーワードがあがっている。
2015年06月29日インスタグラムは6月24日、写真共有アプリ(iOS版およびAndroid版)の検索機能を更新し、検索ページのインタフェースをアップデートした。同時に、以前から検索可能だった「ピープル」と「ハッシュタグ」の1つに加え、アカウント、タグ、スポットを総合してサーチできる「検索」と「スポット検索」機能の追加も発表。これにより、特定の場所で投稿されている写真や話題のハッシュタグなどを、より簡単に探せるようになった。この機能更新により、インスタグラムにシェアされている1日平均7000万枚の写真や動画の中から、特定の場所で投稿されている写真や話題のハッシュタグなどを、より簡単に探すことが可能になった。検索機能を使う場合、まず以前からあるページ下部の虫眼鏡のアイコンをタップし、最上部の検索バーをタップする。すると、「検索」「ユーザー検索」「ハッシュタグ検索」「スポット検索」の4つのタブが表示される。次に、検索バーに検索したいキーワードを入れると、各種タブで結果を絞ることができる。また、新しく追加された「スポット検索」タブでは、特定の場所でシェアされた写真や動画を容易に検索可能だ。「ハッシュタグ検索」タブではテキスト、絵文字によるハッシュタグの検索ができる。また、「検索」ではアカウント、タグ、スポットのすべての検索を同時に行える。サービス開始から約4年で、インスタグラムの月間アクティブ利用者数は世界で3億人を突破した(2014年12月時点)。また、1日の平均アクティブ利用者は2億人で、日本のコミュニティも過去1年で2倍以上に増加したという(2015年3月時点)。さらに、1日の平均利用時間は21分間(2015年3月時点)と、より一層アクティブでエンゲージメントの高いコミュニティへと成長している。
2015年06月25日グーグルは6月22日、一般のユーザーがPCやスマートフォンなどでキーワード検索した国内の世界遺産の検索数を集計し、トップ30を公開した。ランキングは、2015年1月1日~6月8日に、日本国内で最も検索された世界遺産を対象としている。期間中に最も検索された世界遺産は「世界一美しい城」とも言われる「姫路城」で、3月に改装工事が完了したことで注目度が上昇し、堂々のトップとなった。惜しくも2位となったのは「高野山」。弘法大師が修行場として開創し、2015年は1200年を迎えることから注目を集めており、10月には金堂と金剛峯寺等の御本尊特別公開が予定されている。注目すべきは、5月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)に世界遺産への登録を勧告された「明治日本の産業革命遺産」も含まれており、その1つである長崎県の「軍艦島(端島炭鉱)」が3位にランクインしている。明治日本の産業革命遺産は、6月末に開催される世界遺産委員会では、世界文化遺産として大方登録される見通しで、さらなる注目が集まることが予想される。○2015年「世界遺産」検索ランキング トップ 301.姫路城2.高野山3.軍艦島(端島炭鉱)4.平等院5.薬師寺6.醍醐寺7.向島8.東大寺9.東寺10.下鴨神社11.松下村塾12.韮山反射炉13.春日大社14.仁和寺15.延暦寺16.本栖湖17.原爆ドーム18.上賀茂神社19.興福寺20.西本願寺21.龍安寺22.天竜寺23.唐招提寺24.高山寺25.西芳寺26.宇治上神社27.今帰仁城跡28.三池炭鉱29.日光二荒山神社30.識名園
2015年06月23日2015年7月29日リリースのWindows 10で消えそうな機能の1つが、Windows 8.1の検索チャームだ。インデックス作成が完了した環境では、ほぼ瞬時に検索結果を示すためランチャーとしても使えて、便利なのは確かだが…。今回は検索チャームの検索結果を整理するTipsを紹介しよう。○検索チャームは便利で不便?皆さんは検索チャームをお使いだろうか。タッチ操作なら右端からスワイプ、キーボード派であれば「Win」+「Q」キーで起動し、そのままキーワードを入力すれば、ファイルや設定を呼び出せる便利な機能である。筆者も比較的多用している機能の1つだが、問題はファイル名に依存している点だ。例えばレジストリエディターを起動したいとしよう。その場合、「レジストリエディター」と入力すればよいはずだが、検索結果にレジストリエディターは現れない(模範解答は、実行ファイル名「regedit」をキーワードにして検索)。このように検索結果が異なるのは、プログラムフォルダー(「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」、および「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダー)に登録されていないからだ。○プログラムフォルダーにショートカットファイルを登録するプログラムフォルダーにショートカットファイルを作成すれば、この問題は解決する。注意するのは、インデックス作成のタイミングだ。ショートカットファイル名をリネームしてからフォルダーに追加しないと、「○ - ショートカット」と登録されてしまう。そのため、一度デスクトップにショートカットファイルを作成してからリネーム、そして移動というステップを踏もう。また、この操作で動作が反映されない場合は、「インデックスのオプション」から「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダーにチェックを入れて、同じダイアログのインデックス数が増加するか確認するとよい。○不要な検索結果を削除するWindows 8.1にアプリケーションをインストールすると、アンインストーラーやドキュメントのショートカットが加わることがある。検索チャームをランチャーとして使っているユーザーには邪魔な存在となるだろう。これらもプログラムフォルダー内にあるショートカットファイルが原因なので、削除すれば済む話だ。そろそろWindows 8.1からWindows 10へのアップグレード時期が近づいてきているため、これを機に不要なファイルを整理しておくのもよいだろう。阿久津良和(Cactus)
2015年06月19日アライドアーキテクツは6月16日、EC商品検索・レコメンドソリューションを開発・販売するゼロスタートと連携し、ECサイトにおける検索クエリを活用したFacebook広告配信ソリューションの提供を7月1日から開始することを発表した。同サービスは、アライドアーキテクツが提供するFacebook広告配信のソリューショと、ゼロスタートが提供する「ZERO ZONE AD」が連携し、効果的なFaceboook広告の配信を実現するもの。「ZERO ZONE AD」を導入したECサイト上で、ユーザーによる検索クエリのデータを蓄積・分析し、検索条件ごとに購買傾向の高い商品を推測・選定することで、Facebook上で効果的なターゲティング広告を配信できる仕組みだ。同社は今後、外部の有力なソリューションとの連携を強化してくことで、更に効果的なアドテクノロジーサービスの提供を目指す考えだ。
2015年06月17日Google検索は便利だけど、そうではない時もある。筆者が今もRSSリーダーを使っているのはFeedlyの検索機能を気に入っているからだ。例えば、WWDCの発表に関する記事をチェックする時、Google Newsで「WWDC」と検索するだけだったら数千本もの記事がリストされる。タイトルに目を通すだけでもひと苦労だ。でも、Feedlyで検索したら、自分が選んでFeedlyに登録したニュースサイトやブログの記事だけが検索対象になる。検索キーワードを追加したり、媒体で絞り込んだりすることなく、効率的に質の高い記事や関連するプレスリリースを確認できる。Googleは、それだけで何でもできる頼もしい検索ソースだ。Googleでなければ見つかりそうにない情報もたくさんある。でも、Googleをメインの検索プロバイダーとして使っていても、実際にはFeedly、Midium、Amazon、Product Hunt、Spotify、Overcast、Slack、GitHubなど、たくさんのソースから直接、日々色んな情報を引き出している。検索の多様化は、特にモバイルで顕著である。AndroidではGoogleがOSのデフォルト検索だし、iOSでもGoogleがSafariのデフォルト検索エンジンだが、Google検索よりもアプリで検索する機会がどんどん増えている。例えば、サンフランシスコでバスと電車で移動するなら、Google検索から乗り換え案内を引き出す方法でも十分だけど、乗り換え案内アプリであるCitymapperを使ったほうがより充実した結果を得られる。Facebookがモバイルでメッセンジャーを独立させたように、モバイルではサービス・機能のアンバンドリングが進んでいる。単一サービス・単一機能に絞り込んだアプリのほうがモバイルのUIでは使いやすく、そうしたアプリの増加もモバイルにおける検索ツールの多様化に拍車をかけている。ただ、使用するアプリが増えるほどに、複数のアプリを組み合わせて使うことも増える。例えば、レストランを決める時にYelpで評価をチェックして、OpenTableで予約し、Citymapperで交通手段を確認する。異なるアプリで、同じ検索を3度繰り返している。これでは、それぞれのアプリがモバイルに適した設計で使いやすくなっていても、モバイルの利用体験が良くなっているとは言いがたい。前置きが長くなったが、そのソリューションになりそうなのが、WWDC 2015でAppleが披露したiOS 9の検索のディープリンクである。デジタルアシスタントSiriも活用できるOSの検索機能のAPIをサードパーティにも公開する。つまり、アプリ側が対応すれば、アプリが扱うコンテンツもiOSの検索機能の対象になる。例えば、ホーム画面をスワイプしてOSの検索画面を呼び出し、「maui」と検索すると、シェアリングサービスのAirbnbやホテル/フライト/レンタカー検索のKAYAKなどからの結果も一覧表示される。そのうちの1つをタップすると、アプリのコンテンツページが開き、左上の「Back to Search」をタップするとアプリのコンテンツページから検索結果に戻れる。複数のアプリを横断的に検索でき、直接アプリコンテンツにアクセスできる。まだ実際に使っていないので使用感はわからないし、自分がよく使うアプリが対応してくれるとも限らない。検索に対して「アプリのおすすめ」などが出てきそうな……そんな不安もあるのだが、デモを見る限りではモバイルの利用体験を改善する機能になりそうだ。Applebotがパートナーサイトのコンテンツデータを収集しておくのか、それともパートナーが自ら検索プロバイダーになって結果を返すのか、流れは不明だが、後者だとしても今はAmazon CloudSearchやAlgoliaなど、検索プロバイダーとして検索力を磨くためのサービスが整っている。GoogleはGoogleで、5月末に開催したGoogle I/Oで機械学習とプロアクティブなデジタルアシスタントの可能性を示した。ユーザーの行動や置かれている状況を把握し、先回りするように効果的なアシスタントを提供する。Google Nowのユーザーを理解したアシスタント能力はすでにユーザーから高い評価を得ており、Googleは大量のデータ解析からユーザーに最善の結果を提供できることを示したうえで、Google NowのAPIをサードパーティに提供し始めた。Googleらしいアプローチだと思う。筆者はGoogleが嫌いじゃないし、むしろ平均以上にGoogleに個人データを提供しているほうだと思う。だから、PCにおけるGoogle検索のような圧倒的な力を、モバイルでGoogle Nowが示し、サードパーティも巻き込むことにも期待している。すでに多くの国・地域でモバイルがPCの検索数を上回っているという調査結果が出ているが、これまでのモバイル検索はPC向けの検索体験の焼き直しだった。MicrosoftはCortanaをPCにも持ち込むが、AppleやGoogle、Microsoftがしのぎを削るデジタルアシスタントを組み合わせた検索機能は、本当の意味でモバイル向けの検索体験を作り上げる取り組みと言える。Googleがモバイルでも検索の覇権を握るのか、それともソーシャル検索や多様化する検索プロバイダーが大きなチャンスをつかめるのか。個人的にはPC時代のように巨大な検索ソースに依存するよりも、無数の小さな情報ソースが緩くつながっているほうがインターネット的だと思うし、そうなってほしいと思う。いずれにせよ、サービス/コンテンツ・プロバイダーはコンテキストに応じたSEOや、自ら検索プロバイダーとして足場固めることなどを考える時期に来ている。
2015年06月15日