「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「橋田壽賀子さんが『日本で安楽死できないなら、スイスに行って安楽死したい』と手記を書いていました。私も橋田さんと同じ意見です。蛭子さんにとって理想の死に方はありますか?」(アサリ花子さん・65・無職・岐阜県) 【A】「どうせ死んだらすべて終わり。死に方なんてどうでもいい」(蛭子能収) 死なないために生きてきたオレですが、最近、死について聞かれるんですよね。たしかに安楽死は理想的な死に方かもしれませんが、そううまくいかないですよね。このごろは、ショック死もいいなと思うようになりました。映画『麻雀放浪記』で役満(点数が高い役)を上がった衝撃で死んでしまった“出目徳”という男がいましたけど、ちょっと憧れますね。 あとどうせなら、オレが大好きな平和島競艇場でショック死するのもいいですかね。なんとなく“平和な感じ”がするし。オレの最高配当金は80万円ですから、せめて100万円ぐらい当てて、その喜びを感じながら、苦しまずに旅立つのもいいですね。手には舟券を握りしめたままで。でも、こんな死に方したら、人に笑われますかね……。まあ、どうでもいいか。 ただ、エンディングノートとか、死んでいく準備をする人がいますが、何の意味があるんですかね。どうせ死んだらすべて終わりですよ。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年07月10日1990年にスタートし、2011年に1年間の連続シリーズが終了した後も、単発番組として放送してきた橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」。今年もお馴染みの面々が再集結し、放送されることが決定した(放送日時未定)。TBS開局40周年の企画として開始した本ドラマは、主人公の岡倉大吉(第1~第7シリーズでは藤岡琢也、第8シリーズ以降は宇津井健)と小島五月(泉ピン子)ら5人の姉妹家族を中心とした物語。2010年の第10シリーズまで続いた。その後は、第10シリーズから1年後の岡倉家を描いた「ただいま!!2週連続スペシャル~前後編」を2012年に放送するなど、スペシャル版が続いている。昨年9月の2夜連続スペシャルでは、中華料理店・幸楽の改装問題から小島家や五月(泉ピン子)が大きく揺れ、同時 に息子・眞(えなりかずき)の妻・貴子(清水由紀)が妊娠していることなども織り込まれていた。今回の物語では、その子育ての様子も描かれる予定で、再び五月の動向が鍵を握るという。石井ふく子プロデューサーは、「前作では五月は眞に頼まれないことを繰り返し、息子夫婦から迷惑がられましたが、子どもが生まれたらまた大変なことになっていると思います。これがきっかけで新しい“嫁姑問題”が起きてきそうです」と今回の内容について明かし、「思い返せば『渡鬼』は最初、キミ(赤木春恵)と五月のギクシャクが物語の中心でした。その立場がいま、変わろうとしています。家族のドラマというのはつくづく奥が深いとも思います。最新作をぜひお楽しみに」と語っている。(cinemacafe.net)
2017年05月11日抹茶アイスを極めたい方は必見です静岡県藤枝市にある「スイーツファクトリーななや」は、静岡茶をふんだんにつかったスイーツで有名なお店です。特に「世界で一番濃い」と言わしめる超プレミアム抹茶ジェラートは、「農林水産大臣賞」を受賞した茶園のお茶を使っており、様々なメディアでも取り上げられています。そんな「スイーツファクトリーななや」と、浅草に本店を置くお茶の老舗「壽々喜園」がコラボレーションをした商品が、浅草で食べられることを知っていますか?「壽々喜園 浅草本店」の中にあり、お茶の魅力を最大限まで引き出したスイーツが揃っています。抹茶が好きな方は絶対に訪れて欲しいお店なんです。市販されているものや、他店で食べられる抹茶ジェラートは1種類がほとんどだと思いますが、このお店で食べられるのは、なんと7種類。お茶の美味しさを追求して、お茶のより繊細な味わいをじっくり堪能することが出来ます。「抹茶味はちょっと苦手…」という方も、自分好みの味を見つけることが出来るかもしれません。また、抹茶味以外にも、定番の味から、ほうじ茶や玄米茶など、お茶屋ならではの変わり種ジェラートを楽しむことも出来ます。国内外問わず多くのお客さんが訪れるお店なので、開店と同時に行列が出来ることもありますが、店内には待合室・イートインスペースが設置されているので、快適に過ごす事ができますよ。時間に余裕を持って、気になる味はどんどん試してみてくださいね。通り沿いにある老舗です「壽々喜園 浅草本店」は、台東区浅草にあります。電車の場合最寄り駅は東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武線の「浅草駅」です。駅を出たら言問通りを目指しましょう。「浅草おと」と「きび太郎」の間にある道を通って「花やしき」沿いに抜けていきます。言問通りに出たら、隅田川の方へ歩いてください。スカイツリーシャトル停留所8番「浅草寺北」の目の前にあります。駅から徒歩で7分程度なので、浅草の街を歩きながら探してみるのも良いと思います。車の場合「花やしき」や「浅草寺病院」を目指してください。言問通り沿いにあり、通りを挟んだ向かい側には「TOBUPARK 浅草寺病院駐車場」があります。店舗駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。営業時間案内「壽々喜園 浅草本店」の営業時間は、下記の通りです。“営業時間:10:00~17:00定休日:第3水曜日(祝日の場合は翌日の木曜日)”出典:抹茶スイーツの極み・No.7このお店で食べられる抹茶ジェラートは、No.1からNo.7まで、7種類用意されています。ナチュラルな風味のNo.1から、数字が上がっていくにつれて抹茶の濃度や風味が上がっていき、No.7になると苦味や渋味まで、しっかり味わうことが出来ます。No.7には最初にも少し触れましたが、「農林水産大臣賞」を受賞した高級抹茶が使われており、「世界一濃い」と高い評判を得ています。作り方を公開しなければならないこともあって、ギネスブックへは申請していないそうですが…「世界一」と言われている理由は、食べればきっと分かるはず。No.6と食べ比べると、No.7がどれだけ濃厚なのかをより実感することが出来ますよ。温かいお茶が美味しい季節に、快適な店内で冷たいジェラートに舌鼓をうつ、そんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。なお、重ねてになりますが人気店ですので、待ち時間が発生する可能性があります。時間には余裕を持って訪れてくださいね。
2017年02月22日店内には有名人のサインがズラリ!浅草の老舗お茶店「壽々喜園」と、静岡県藤枝市で人気を誇る「ななやスイーツファクトリー」がコラボした「壽々喜園×ななや」。どちらもお茶をメインに取り扱うお店で、お茶離れした日本人に向けてお茶の魅力を伝えるべくタッグが組まれました。そんな壽々喜園×ななやでは、お茶を使った濃厚なジェラートが大人気。濃度の違いを楽しめる抹茶ジェラートは7種類も用意されており、お茶好きの心をわしづかみにするお店です。各種メディアでも取り上げられる機会の多いこのお店は、有名人にも熱狂的ファンが多いことで有名。店内にも、有名スターたちのサインがズラっと並んでいます。和テイストのジェラートは必食!壽々喜園×ななやのジェラートは、「さすがお茶屋さん! 」と言いたくなるような和風ジェラートが大人気。抹茶はもちろんのこと、ほうじ茶や玄米と言った純和風な変わり種ジェラートも人気を集めています。ほうじ茶ジェラートは、茶葉を炒った香ばしいかおりとさわやかな口当たりが特徴。濃厚な抹茶ジェラートとダブルで組み合わせれば、それぞれのうまみをより感じることができます。玄米ジェラートは、玄米をそのまま食べているような味わいが特徴。独特の風味で、玄米ジェラートのとりこになる人が続出しています。新登場で話題を集めているのが、きなこくるみジェラート。優しいきなこの甘みに加えくるみがごろっと入っていて、ミルクのクリーミーさと絶妙にマッチしています。長い待ち時間も快適にすごせる壽々喜園×ななやのジェラートは、国内外問わず観光客からも大人気のスイーツ。そのため、待ち時間覚悟の上でお店に訪れることをおすすめします。開店と同時にどっとお客さんが押し寄せ、お昼の12時半頃には行列が。行楽シーズンには、2時間半待ちの行列になることもあります。そんな行列を少しでも快適に過ごしてもらうために、このお店では待合室を用意。ゆっくりとメニューをながめながら、楽しく順番待ちの時間を過ごすことができます。続々とファンを増やし続ける、壽々喜園×ななやのジェラート。純和風テイストは、日本人だけでなく海外のお客さんからも絶賛されるほどです。浅草にお越しの際は、壽々喜園×ななやのジェラートでほっこりひと息ついてみませんか?スポット情報スポット名:壽々喜園 浅草本店住所:東京都台東区浅草3-4-3電話番号:03-3873-0311
2017年01月25日静岡のお茶屋さんから生まれた、本格抹茶ジェラート静岡県藤枝市にお店をかまえる「スイーツファクトリーななや」。日本一のブランドとも言われる静岡茶を使ったスイーツを豊富に取り揃えたお店で、各種メディアにも取り上げられる有名店です。そんな「ななや」が、浅草に本店を置くお茶の名店「壽々喜園」とコラボレートしました。お茶の魅力を最大限にいかした抹茶ジェラートは、お茶好きの心をわしづかみにすること間違いなしです。抹茶のジェラートがなんと7種類! 行列ができるほど話題お店に並ぶ抹茶アイスといえば、通常は1種類。でも「壽々喜園×ななや」の抹茶ジェラートは、濃度の違いでなんと7種類も用意されているのです。No.1からNo.7まで番号で区別される抹茶ジェラートは、抹茶好きの方から、あまりお茶になじみのない方まで、誰もがおいしく味わえるように繊細に工夫されています。ナチュラルな抹茶の風味がするNo.1は、まろやかさが特徴。No.2はNo.1に比べ、倍の抹茶が使われています。No.3、4、5、6と数字が上がるにつれ、抹茶の濃さと香りがアップ。抹茶の上質な苦みと渋みをしっかりと味わうことができます。本物の抹茶の味!"世界一濃厚"な抹茶ジェラートNo.77種類ある抹茶ジェラートの中でも「世界一濃い」と評判を集めているのが、No.7の藤枝抹茶ジェラート。作り方を公開しなければならないのでギネスには申請していないそうですが、それくらい自信を持てるほどの濃厚な味わいが特徴です。No.7には、No.1〜6とは違う抹茶を使用。農林水産大臣賞を受賞した高級抹茶を使用し、高級な味わいに仕上げています。おすすめの食べ方は、No.6との食べ比べ。単体で食べるよりも、No.7の濃厚さや味わいの深さを感じることができ、満足感もアップします。日本茶専門店だからできる濃厚さと美味しさ普段なかなか本格的に味わうことのない抹茶。お茶屋さんだからこそ作ることのできた濃厚な抹茶ジェラートは、市販の抹茶アイスとはまったく違う味わいです。お茶の魅力を伝えようと、研究に研究を重ねて開発された味わいは、ここだけでしか味わえないもの。濃度の違いを感じて食べ比べをして楽しむのが、これからの抹茶の楽しみ方のスタンダードになるかもしれません。スポット情報スポット名:壽々喜園 浅草本店住所:東京都台東区浅草3-4-3電話番号:03-3873-0311
2017年01月23日叶匠壽庵(かのうしょうじゅあん)から、柚子や黒豆などの厳選した和の素材を大切な想いに見立てて、そっとチョコレートで包んだ「心よせ」シリーズが1月14日(土)からバレンタイン期間限定で販売されます。和素材をチョコレートで包んだ「心よせ」シリーズこだわりの和素材である「柚子・黒豆・栗・梅酒」を、和菓子屋が手間暇かけてチョコレートで包んだ「心よせ」。口の中で溶けていくとき、包まれていた大切な想いが伝わる様子が、表現されています。長年連れ添うパートナーへの普段は言えない気持ちを、さりげなく伝える大人のチョコレートです。ピックアップ素材「柚子」高知県の北川村の契約農家で収穫される柚子は、きめ細やかな皮に豊かな香りをぎゅっと溜め込む大きな柚子玉です。その美味しさを最大限に引き出すために製法にもこだわっています。柚子のもつ苦みを抑え、硬い皮を柔らかく仕上げるために、一度皮を薄く剥き、ゆっくりと時間をかけて糖を加え、柚子本来の旨味を引き出しています。アイテム紹介以下のアイテムの組み合わせで販売されます。・柚子(ダーク/ホワイト)高知県北川村の柚子のピールがダークチョコとホワイトチョコで包まれています。・柚子ハーフ高知県北川村の柚子が香り良く糖漬けされ、カットした柚子皮に、手作業で半分だけチョコがかかっています。柚子の風味を贅沢に味わえる商品です。・黒豆抹茶黒豆納豆がチョコで包まれ、宇治の香り高い抹茶がたっぷりとまぶされています。・黒豆きな粉黒豆納豆とチョコときな粉が組み合わされた毎年大好評の商品です。・栗(ダーク)栗が甘納豆に仕上げられ、チョコで包まれています。・梅酒(ダーク/ホワイト)自社梅蔵で時間をかけて漬け込んだ「城州白梅(じょうしゅうはくばい)」の梅酒が口当たりのよいジュレに仕上げられ、ビターなチョコレートの中に閉じ込められています。味わいまろやかな甘さとさわやかな酸味の利いた梅酒が口の中でトロッと広がります。口どけの良い梅酒チョコは女性にも大好評です。【組み合わせ】・柚子(ダーク)5本、柚子(ホワイト)5本1,296円(税込)・栗(ダーク)2個、柚子(ダーク)4本、柚子(ホワイト)4本1,620円(税込)・栗(ダーク)4個、黒豆きな粉50g1,620円(税込)・黒豆抹茶80g1,026円(税込)・黒豆きな粉80g864円(税込)・梅酒(ダーク)3個、梅酒(ホワイト)3個、柚子ハーフ4個2,160円(税込)※店舗限定商品「柚子ココア50g864円(税込)」もあります。商品概要価格:864円~2,160円(税込)販売期間:1月14日(土)~2月14日(火)※梅酒(ダーク/ホワイト)+柚子ハーフのみ2月初旬~2月14日(火)販売店舗:叶匠壽庵全店舗にて店舗案内叶 匠壽庵公式ホームページ商品に関するお問い合わせ株式会社叶匠寿庵本社お客様センター:0120-257-310お電話でのご注文:0120-465-320
2017年01月06日橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」が、この秋に1年半ぶりに放送されることが分かった。「渡る世間は鬼ばかり」(通称:「渡鬼」)は、1990年、TBSが開局40周年の企画として開始したドラマ。主人公の岡倉大吉(第1~第7シリーズでは藤岡琢也、第8シリーズ以降は宇津井健)と小島五月(泉ピン子)ら5人の姉妹家族を中心とした物語。当初は1年間という期限付きだったものの、好評であったため断続的にシリーズ化され、2010年の第10シリーズまで続いた。その後は、第10シリーズから1年後の岡倉家を描いた「ただいま!!2週連続スペシャル~前後編」を2012年に、翌年には「2013年2時間スペシャル~前後編」が放送された。そしてその翌年もスペシャル枠での放送を予定していたが、2015年、大吉役・宇津井さんが死去し、大吉が急逝した後の岡倉家を描いた「2015年2時間スペシャル~前後編」が昨年放送された。そしてこの秋再び返ってくる「渡鬼」の人々。今回は、泉さん演じる五月が家族の中で孤立してしまうという。中華料理店・「幸楽」が店を改装することになった。勇(角野卓造)の跡を継ぐ誠(村田雄浩)と愛(吉村涼)夫婦が言い出したことで、いまは使わなくなった住居部分を客席にし、店を大きくするというのだ。勇は誠と愛に理解を示したものの、寝耳に水の五月は激怒。すでに工事中に五月と勇が暮らすマンションまで手配済みだった。怒った五月は愛に親子の縁を切るとまで言うが、「皆から嫌われていることが分かっていない」という彼女の一言に、強いショックを受ける。改装工事の期間は1か月。愛は「いままで働きずくめだった両親にはのんびりとした生活を送ってほしい」と、30万円の小遣いまで用意していた。勇はこの間に久しぶりに「おやじバンド」の活動ができると大喜びで、なにもやることがないと呆然とする五月をよそにさっさとバンド練習に出かけてしまう。家族の誰からも見放され、ひとりぼっちになってしまったと消沈するする五月は、弁当を作って練習中の勇たちに届けるが、すでに出前が手配されていて、無駄骨に終わる。おまけに、二度と余計なことはするなと勇から釘を刺される始末…。ひとりぼっちでやることもなく、気がつけば気軽に話ができる仲間も、愚痴をこぼせる友達もいない。姑や小姑で苦労を重ね、必死で子どもたちを一人前に育て、働きずくめでここまでやってきたのは何のためだったのか。五月はこの孤独と失望にどう立ち向かうのか…?あらすじからも分かるように、今回の物語は五月がメイン。泉さんは「まさに『渡る世間は五月ばかり』。いままでで初めてです。セリフもたくさんあるけど、自分としてはいままでの集大成だと思って、初心にかえって演じています」とコメント。そして1年半ぶりとなった本ドラマだが、「幸楽改装のため夫と仮住まいで生活を始めるんですが、1年半ぶりなのに角野さんといるとすぐに 『夫婦』になれる。やっぱり26年もこの役を演ってますからねえ。それでも2人だけの芝居はセリフもいっぱいあって大変でした」と述懐した。また、「幸楽も自分たちの時代から娘夫婦の代に移っていく。世代交代は仕方がないけど、長い間親しんできた店が改装で変わってしまうのは寂しいですね」と、シリーズの大きな変化に寂しさも吐露した。「幸楽」の改装問題、そして五月たち小島家が大きく揺れはじめる。「渡る世間は鬼ばかり」2016年スペシャル(仮)は、この秋TBS系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日TBSで今秋、橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』2016年スペシャル(仮)を、昨年2月のスペシャル以来、約1年半ぶりに放送することが22日、わかった。前後編の4時間となる。今回、幸楽の中心で40年以上も店を切り盛りしてきた五月(泉ピン子)が孤立。店舗を改装するという大事な話も全く相談されず、怒った五月は娘の愛(吉村涼)に親子の縁を切るとまで言うが、「皆から嫌われていることがわかっていない」という彼女の一言に、強いショックを受ける。渋々改装のことを受け入れた五月だが、工事中は夫・勇(角野卓造)はおやじバンドの練習で朝から出掛け、五月は一人ぼっちで何もやることがない。必死で子どもたちを一人前に育て、働きづめでやってきたが、気がつけば気軽に話せる仲間もいなくなっていた五月。孤独と失望にどう立ち向かうのかが描かれる。五月役の泉ピン子は、「今回の物語は、五月が孤立してあちこち訪ねる話なので、出番はものすごく多いです。全体の9割以上は出ているんじゃないですか」と説明し、「まさに"渡る世間は五月ばかり"」と表現。「今までで初めてです。セリフもたくさんあるけど、自分としては今までの集大成だと思って、初心にかえって演じています」と語る。また、「幸楽改装のため夫と仮住まいで生活を始めるんですが、1年半ぶりなのに角野さんといるとすぐに"夫婦"になれる。やっぱり26年もこの役を演じてますからねえ」と角野との共演についてしみじみ話し、「それでも2人だけの芝居はセリフもいっぱいあって大変でした」と告白。「幸楽も自分たちの時代から娘夫婦の代に移っていく。世代交代は仕方がないけど、長い間親しんできた店が改装で変わってしまうのは寂しいですね」と改装への思いも明かした。(C)TBS
2016年08月23日俳優・鈴木亮平が、5月10日(火)に行われた「第24回橋田賞」に出席。ドラマ「天皇の料理番」秋山周太郎役で個人賞を受賞した報告と、弟を演じた佐藤健との“兄弟”受賞の喜びを自身のブログで語った。TBSドラマ「天皇の料理番」は、大正・昭和時代に宮内省厨司長を務めた秋山徳蔵氏の人生を描いた直木賞作家・杉森久英の小説が原作。妻と家族と師と仲間に支えられ、夢を信じ、料理を愛しぬき、天皇の料理番まで上り詰めた男の生き様が描かれ、涙と感動を誘うとともに大人気に。昨年開催された「東京ドラマアウォード2015」でも作品賞・主演男優賞を含む4部門制覇という快挙を成し遂げたことが記憶に新しい。そんな話題作で、役作りのために20キロの減量を行い、ひときわ注目を集めた鈴木さん。今回の受賞について「映画の賞というのは大々的に行われるものも多いですが、テレビドラマの賞というのはそれほど多くはないので、こんなに栄誉ある賞をいただけて、素直にとっても嬉しいです」と喜びを述べ、「それもこれも、『天皇の料理番』を愛してくださった皆さんのお陰です」と感謝。さらに「個人的には、何よりも、弟を演じた健と同時に受賞できたというのが本当に嬉しかった。あのお互い大変だった撮影の日々を思うと、こうして素晴らしい賞までいただいているいまが夢のようです」と、弟・篤蔵を演じた佐藤さんとの“兄弟”受賞に感動しているよう。同時に個人賞を受賞するというコンビネーションを見せた2人だが、実は今週の5月14日(土)には、互いの主演作が同時に公開日を迎える!佐藤さんは、宮崎あおい、濱田岳らと共演した『世界から猫が消えたなら』。鈴木さんは、監督・福田雄一によるファン待望の続編にして、柳楽優弥ら新キャストが加わってパワーアップした『HK/変態仮面アブノーマル・クライシス』が公開と…何かと縁が深い。「兄弟揃って14日公開!いやもちろん、並べて語るのもおこがましいくらい規模もジャンルも大違いの映画ですけどね(笑)でも、なんだか不思議な縁という気がして嬉しいです」と想いを明かし、「というわけで、今日もカウントダウン行きますよ。世界から猫とパンティーが消えるまで、あと4日!!」と、両作品に熱い気持ちを込めたコメントでブログを締めくくった。『世界から猫が消えたなら』は5月14日(土)より全国にて公開『HK/変態仮面アブノーマル・クライシス』は5月14日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月10日俳優の佐藤健と鈴木亮平が10日、都内ホテルで行われた「第24回橋田賞」の授賞式に出席し、受賞の喜びを語った。2人は、TBSテレビ60周年特別企画『天皇の料理番』での演技を認められ、橋田賞を受賞。ドラマ自体も、「夢を掴み取るために試練に立ち向かう主人公と、それを支える者たちの愛の物語は、多くの視聴者の共感と感動を呼んだ」と評価され、同賞を受賞した。主人公・秋山篤蔵を演じた佐藤は「このような素敵な賞をいただいて大変光栄です」と感激。「『天皇の料理番』という作品に出演できたことを大変うれしく思います。と共に、今後も見てくださる方々の心に深く残り続ける作品作りを目指して、精進していきたいと思っています」と語った。篤蔵の兄を演じた鈴木も「主役を演じた佐藤健と一緒にこのような賞をいただけてうれしい限り」と喜びを表現。「僕の役は自分の夢をあきらめて弟に夢を託すという役で、弟に対して手紙を書くシーンが多かったのですが、手紙の中での『夢に向かって努力して苦しめることは幸せなことなのだ』というセリフが今でも忘れられない。苦しいことがあるたびにそのセリフを思い出します」と言い、「自分の中でとても大切な作品になっています」と感慨深げに話した。「『天皇の料理番』だけは見ていた」という脚本家・橋田壽賀子氏は、佐藤に対し、「若い時から年寄りまで一生懸命なさっていたのがすごい好感が持てて、ファンになりました」と告白。鈴木に対しても、「役のためにお痩せになったんですって? そんなこと私できない。なんて真面目な人が世の中にいるんだろうと感動した」と同ドラマのために20キロ減量した役者魂をたたえた。脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団主催の橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる賞。今回、橋田賞は、『天皇の料理番』、佐藤、鈴木のほか、『あさが来た』(NHK)、脚本家の大森美香氏、古沢良太氏、女優の岸本加世子、新人賞は女優の吉田羊、特別賞は女優の三田佳子が受賞し、大賞は該当者なしだった。
2016年05月10日女優の小芝風花が10日、都内ホテルで行われた「第24回橋田賞」の授賞式に出席。橋田賞を受賞したNHK連続テレビ小説『あさが来た』の代表として、受賞の喜びを語った。『あさが来た』は、実業家であり女子教育にも尽力したヒロイン・あさを丁寧かつ魅力的に描き、「多くの視聴者の関心を集めた」と評価され、橋田賞を受賞。あさの娘・千代を演じた小芝は「お母ちゃんじゃなくてごめんなさい。娘の千代ですいません。波瑠さんじゃなくてごめんなさい」と謙虚にあいさつした上で、「台本をもらうたびにワクワクしていたので、素敵な賞をいただけて本当にうれしく思っています。これからも頑張ります」と述べた。同ドラマのオリジナル脚本を手掛けた大森美香氏も同賞を受賞。「スタッフ、キャストのみなさんと共に、日本の朝を明るくする話をどうにか毎日届けたいという気持ちで書かせていただきました」と思いを伝え、「スタッフ、キャストのみなさん全員と一緒にいただけた賞だと思っています。うれしくて今も胸がドキドキしています」と喜びを爆発させた。脚本家・橋田壽賀子氏が理事を務める橋田文化財団主催の橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる賞。今回、橋田賞は、『あさが来た』、大森氏のほか、『天皇の料理番』(TBS)、俳優の佐藤健、鈴木亮平、女優の岸本加世子、脚本家の古沢良太氏、新人賞は女優の吉田羊、特別賞は女優の三田佳子が受賞し、大賞は該当者なしだった。
2016年05月10日女優の吉田羊が10日、都内ホテルで行われた「第24回橋田賞」の授賞式に出席。先月11日発売の『週刊ポスト』でHey!Say!JUMP・中島裕翔との"推定20歳差熱愛"が報じられて以来、初の公の場となったが、交際報道には言及しなかった。吉田は、2015年10月期のドラマ『コウノドリ』(TBS)での演技をはじめとする本年度の活躍を評価され、橋田賞新人賞を受賞。「身に余る素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます」と喜び、演じた小松留美子役について「幸せを感じる役。そんな役はほかにはありませんでした。私がこの役を演じて感じた幸せが見ている方にも伝わって賞につながったのかなと思っています」と感慨深げに語った。また、授賞式の中で脚本家・橋田壽賀子氏が「『天皇の料理番』以外、テレビを見ていない」と暴露したことから、「ちょっと複雑な気持ちではありますが」と笑いを誘い、「橋田先生に見ていただける作品に出られるよう邁進していきたいと思います」と決意を伝えた。授賞式終了後、熱愛について質問しようと報道陣が詰め寄るも、関係者に囲まれながら、ほかの受賞者とは違う出口へ。厳重警戒の中、無言のまま会場を立ち去った。脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団主催の橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる賞。受賞者には置時計と賞金100万円が贈られた。
2016年05月10日「第24回橋田賞」が3月31日に発表され、連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)、TBSテレビ60周年特別企画『天皇の料理番』(TBS)などが受賞した。脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団主催の橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる賞。『あさが来た』は、実業家であり女子教育にも尽力したヒロイン・あさを「丁寧かつ魅力的に描き多くの視聴者の関心を集めた」と評価され、同作の脚本家・大森美香氏も受賞。『天皇の料理番』は、「夢をつかみ取るために試練に立ち向かう主人公と、それを支える者たちの愛の物語は、多くの視聴者の共感と感動を呼んだ」と認められ、主人公・秋山篤蔵役の佐藤健、篤蔵の兄役の鈴木亮平も受賞となった。そのほか、『居酒屋もへじ』(TBS)などで活躍する女優の岸本加世子、『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ)などの脚本家・古沢良太氏も選ばれた。最高賞の橋田賞大賞は該当者なし。橋田賞新人賞は女優の吉田羊、橋田賞特別賞は女優の三田佳子に決定。吉田は『コウノドリ』(TBS)での演技をはじめとする2015年度の活躍、三田は長年にわたってテレビドラマに貢献してきた功績が認められた。授賞式は、5月10日に都内で行われ、受賞者には置時計と賞金100万円が贈られる。
2016年04月01日「叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)」はこのほど、"旬あも"シリーズ「あも(紫蘇)」を販売開始した。9月30日までの期間限定で提供する予定。○口の中でやさしく広がる紫蘇の風味を堪能できる"旬あも"「あも」は、古語の女房言葉で「餅」を意味する。1971年(昭和46年)に誕生した"旬あも"は、職人が手炊きで炊き上げた上品な甘さの小豆で、やわらかな羽二重餅を包んだ「棹菓子(さおがし)」のシリーズ。ふっくらと艶やかな「つぶ餡」と、やわらかくきめ細やかな「羽二重餅」が特徴で、使用している小豆は春日大納言小豆となる。同商品は、夏に収穫される「紫蘇」を旬の食材として、やわらかな羽二重餅に香り豊かに煉り込んだ。今年収穫した芳醇な香りの「青紫蘇」と、梅酢と塩に1年間漬け込んだ「赤紫蘇」により、爽やかな香り・清涼感のある風味を演出。口の中でやさしく広がる紫蘇の風味を堪能できるという。1棹350gで、価格は1,296円(税込)。販売期間は9月30日までの予定。販売は、「叶 匠壽庵」全店舗にて。
2015年08月10日叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)はこのほど、市川海老蔵特別公演「源氏物語」が行われる一部会場において、市川海老蔵<干菓子<の販売を開始した。同社は歌舞伎役者・市川海老蔵氏の古典へ挑戦する姿に共感し、干菓子を創作した。古典芸能である歌舞伎をテーマにしつつ、新たな表現への幕開けという意味で、歌舞伎幕の4色の彩りを伝統の技で表現している。商品は全4種類。抹茶の持つ苦味と甘さが調和している「抹茶(緑)」、昔からある日本の食材「黒ゴマ(黒)」、甘さと辛味がバランスよく楽しめる「シナモン(茶)」、フルーティな酸味がきいた「柚子(白)」。各2~3個ずつ詰め合わせた10個入りとなっている。価格は2,000円(税別)。販売会場は、「上野学園ホール」(3月4日)、「サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)」(3月18日)、「福井市文化会館」(3月20日)、「NHK大阪ホール」(3月21~22日)、「岩手県民会館」(3月27日)など。
2015年03月04日ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」スペシャルの放送を前に1月26日(月)、脚本の橋田壽賀子と石井ふく子プロデューサーが揃って記者会見に出席。本作の大黒柱の岡倉大吉役の宇津井健が昨年、亡くなってから初めての放送となるが、改めて宇津井さんとの思い出を語った。1990年から2011年まで計10シリーズが放送され、その後も2度にわたってスペシャルドラマが放送されたが昨年、物語の軸となる岡倉家の父・大吉を演じてきた宇津井さんが逝去。今回のスペシャルドラマでは、年の瀬に大吉が急逝したという設定で、5人の娘たちが大吉亡き後の岡倉家の「これから」について話し合うさまを、昨今、大きな問題となっている相続をテーマに描き出す。宇津井さんは、第1シリーズから第7シリーズまで大吉を演じてきた藤岡琢也が2006年2月に病気のために降板(その後、同年10月に逝去)した後を継いで、大吉役を演じてきたが、昨年3月に82歳で亡くなった。橋田さんは、宇津井さんとの思い出を尋ねられると、「主人(※元TBSプロデューサーの故岩崎嘉一氏)の『赤い』シリーズにも出られていて、家族同士で付き合いがありました」と明かし、その後もいくつもの橋田さんの作品に参加してきたことにも言及し、藤岡さんの降板に際して「(大吉役を)お願いしたら気持ちよく引き受けてくださいました」とふり返る。石井プロデューサーは「藤岡さんが亡くなられて、『どうしましょうか?』と話した時に同時に(石井さんと橋田さんが)宇津井さんの名前を申し上げました」と明かす。長年、藤岡さんが演じてきただけに、宇津井さんが急に本シリーズに参加することの難しさを推察しつつ「最初にリハーサル室に宇津井さんが入る時に、みんなが『お父さん、おかえりなさい!』と言ったんです。それを聞いて『やろう。やらなくてはいけない』と思ったと、のちに仰っていました」ととっておきのエピソードを明かした。現在もスタジオでの撮影が続いているが、石井プロデューサーは「(現場に)宇津井さんの写真は飾っておりません。それを見たらみなさん、セリフを喋れなくなると思ったので」と説明。「厨子(ずし)にお父さんとお母さん(の位牌)を入れています。唯一、お父さんの仕事着を飾らせていただいております。お父さんの話が出ると、次の言葉が出なくなる、つらい感じが見えました。やはり、我慢している部分はありますが、なるべくみなさん、明るくやっていただこうと進めています。いろんなことを個々に思っていると思います」と宇津井さんのいない現場の様子について語ると共に、俳優陣の胸の内を推し量った。なお、橋田さんによると、ドラマは大吉が亡くなって数か月後から始まり、大吉が亡くなる描写や「娘たちが『お父さん…』と泣くシーンはない」という。「渡る世間は鬼ばかり」スペシャルは2月16日(月)21:00~、2月23日(月)21:00~の2週連続で放送。(text:cinemacafe.net)
2015年01月28日橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」スペシャルが2週連続で放送となるのを前に1月26日(月)、TBSにて脚本の橋田壽賀子と長年タッグを組んできた同作品の石井ふく子プロデューサーが報道陣の取材に応じた。1990年から21年にわたって計10シーズンが放送され、その後も2012年、13年にスペシャルドラマが放送され、計505回で平均視聴率は20.5%という驚異的な数字を記録。一家の大黒柱である岡倉大吉を第1シーズンから第7シーズンまで藤岡琢也が演じてきたが、藤岡さんが2006年2月に病気のために降板し、同年10月に亡くなった後、宇津井健が“2代目”として演じてきた。その宇津井さんも昨年3月に逝去。宇津井さんの死後、初めての放送となる今回、大吉が年の瀬に急逝したという設定で、5人の娘たちが岡倉家、大吉が遺した小料理屋「おかくら」の“これから”について話し合うことになる。新たな“3代目大吉”を立てるのではなく、大吉が急逝したという設定について石井プロデューサーは、橋田さんと話し合い「3人目はやめよう。お父さんへの娘たちの気持ちをドラマにしようと決め、大黒柱を立てないことにしました」と説明。過去には、岡倉家の母を演じた山岡久乃、そして藤岡さんとドラマ進行中にメインキャストが亡くなったが、橋田さんは宇津井さんの死を受けて「3人が亡くなって、『やめよう』と決めたんですが、どこに行っても『鬼』はいつやるの?と聞かれるんです。しまいにはやらないと悪いような気がしてきて…(苦笑)。20年前は若かった世代(=嫁の立場)が、いまは“鬼”の世代(=姑の立場)になってきて、これから新しいドラマができるのでは?と思った時に会社からお話をいただきました」と一度はやめようと思った本シリーズを新たに書くことになった経緯を明かす。その上で「いま、一番問題になっている『相続』を書かせていただきたいと思った」と5人の娘たちが、大吉が遺した遺産をどのように相続していくかが大きな軸となっていると語った。石井プロデューサーは88歳、橋田さんは90歳だが、2人ともこの日の会見でも年齢を全く感じさせないハキハキとした口調で報道陣の質問に答えていく。何歳まで現役で執筆を続けるつもりか?という質問に橋田さんは「もう90ですから老衰ですよ…」とボヤきつつも口調は元気そのもの。「まだ書きたいことがある内は、会社が『書かせてやる』と言ってくれる限りは書きたい」と宣言。実際、家族の問題についてはまだまだ書きたいことがあるようで「当主がいなくなったらおしまいと思ってたけど、家族がいっぱい育ってる。老人問題、子どもの育て方…他にも書きたいことがあったら、(新作ではなく)『鬼』で書くのが楽なので(笑)、それが一番かと思ってます」とさらなる続編も示唆した。本作の25年だけでなく、橋田さんはキャリアを通じてずっとホームドラマを書き続けてきた。昨今では刑事ドラマや医療ドラマが視聴率を獲得し、以前よりもホームドラマが製作されることが減っているが、橋田さんは「私はホームドラマしか書けないし、好きなんですね。『うちでも同じことが』という投書をいただきますが、この(ドラマの)家族はこうやって解決したと出すことで、身近に感じてもらえるのでは?」とホームドラマの意義を語る。長年にわたって、橋田さんのドラマを支え続けてきた石井プロデューサーは「何でもない普通のドラマを書ける作家がいなくなった。橋田さんはそれが書ける。すごいことです。(25年前に本シリーズを)始める時に2人で『これでダメならやめよう』と言ってたんですが、まだまだ!」と時代が進んでも、世の中はまだまだホームドラマを必要としていると熱く語った。「渡る世間は鬼ばかり」スペシャルは2月16日(月)21:00~、2月23日(月)21:00~の2週連続で放送。(text:cinemacafe.net)
2015年01月28日先日、最終回を迎えたドラマ「半沢直樹」の最高視聴率42.2%。平成に入って最高の数字であり、“社会現象”と言える喧騒を巻き起こしたが、そんな現代では想像も及ばないような最高62.9%という驚異的な数字を叩き出したドラマが昭和の時代にはあった。橋田壽賀子による朝の連続TV小説「おしん」。国民的ドラマという言葉がふさわしいこの名作が30年を経て、新たなキャストで映画化。凶作続きの農村から口べらしのために奉公へと出され、苦難の人生を歩む主人公・おしんを演じた濱田ここねと、深くおしんを愛しながらも彼女が家を出ていくのを見守るしかない母・ふじに扮した上戸彩の“母娘”が過酷な撮影をふり返った。極寒の2月の山形――と聞いただけで身震いがし、心が折れそうになる。2人はそこにいただけでなく、実際に雪に埋もれ、川に身を沈めているのだ。ここねちゃんは宮崎県出身で「これまで雪を全く見たことがなかった」と言う。本作のために温かい故郷を離れ、家族とも離れて撮影に臨んだ。「最初は(雪を見て)びっくりして遊んでたんですけど、雪合戦しようとしても硬いし、雪に当たると痛いんです…。撮影に入って、雪は本当に厳しいものだと思いました」。上戸さんが演じた母・ふじの役は、30年前のドラマで泉ピン子が演じ、ピン子さん自身がいまもって「あれ以上の芝居はできない」と言うほどに命を懸けた芝居で絶賛を集めた役柄。役を引き受けるという決断は簡単にはできなかった。「『上戸彩がおしんの母親役?』と、客観的に考えても自分でも『どうだろう』と思ったので、それはそのまま(相談した)ピン子さんにも何度も伝えました。一方で、これまでピン子さんがずっと大事にされてきた役をピン子さん自身が薦めてくださるということの意味も考えました。すごい葛藤で、周囲の後押しがあってなんとか決断しました」。一方で、出演すると決めてからは、上戸さんの心を占めたのは不安や葛藤ではなく「100%出し切る」という覚悟のみ。「どうやったら母親らしく見えるのか?オリジナル版のピン子さんのような母親の色はどうしたら出るのか?という思いはありましたが、悩むよりも1分1秒でも長くここねと一緒にいて、少しでも交流を深めようと考えました。正直、『母親に見られたい』と言うよりも、ひとりの人間としてふじを演じ、結果的にそう見ていただけたらいいなと思って臨みました」。おしんを手元に残したい一心で、身ごもった子どもを堕ろそうと冷たい川に浸かるシーンは胸が痛くなる。撮影開始からまもない序盤に撮影が行われた。ここでも上戸さんは「不安は全くなかった」と明かす。「引き受けた時点で川に浸かる覚悟はあったし、これまでも大変な撮影はしてきたのでそのひとつと思ってました。でも、周りのみなさんがすごく心配してピリピリしているのが伝わってきたので、そういうときこそ現場でニコニコしてました。まだクランクインして2日で、『もう入るの?』という思いはありましたけどね(笑)。入ると、寒いってよりも痛いんです(苦笑)。全身の皮がむけるようなビリビリする感じでした」。この過酷な現場だからこそ、2人の間には年齢もキャリアも超えた確かな結びつきが生まれた。ここねちゃんは言う。「上戸さんが現場に入るときは『よかったぁ…天使が来る!』って思いました(笑)。上戸さんは心の恩人。毎日でも一緒にいたいって思ってました」。一方の上戸さんは、ここねちゃんの撮影での苦労に耳を傾けながら「泣かなかったよね?偉いよ。泣いてよかったのに」と漏らす。「ひとりの人間として尊敬するし、自分もこうでなきゃと初心を思い出させてくれる存在でした。もっと助けてあげたかったなと思うけど全然、甘えてこないんですよ。強いなと思いました。タイトルを『おしん』じゃなくて『ここね』に変えてもいいくらいですよ…橋田先生に怒られるか(笑)?」。そんな称賛の言葉を少しくすぐったそうに聞くここねちゃん。将来の夢はこのまま女優さん?それともほかになりたい仕事が?と尋ねると「考え中!でもお芝居は楽しいです」と満面の笑み。すかさず上戸さんが「じゃあ、もう1回『おしん』やってと言われたら?ひたすら奉公に行き続ける『おしん2』は?」と迫る。さて、ここねちゃんの答えは?「上戸さんが一緒に出てくれるならやります(笑)!」。監督やプロデューサーが聞いたら泣いて喜ぶかもしれない。せめて撮影はもう少し南で、もう少し温かい時期に、と願わずにはいられないが…。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:おしん 2013年10月12日より全国にて公開(C) 2013「おしん」製作委員会
2013年10月14日女優の上戸彩と子役の濱田ここねが出演する10月公開の映画『おしん』(冨樫森監督)が3月31日(日)、山形県の庄内映画村でクランクアップした。同作は、1983年に橋田壽賀子原作でNHK朝の連続テレビ小説として放送され、社会現象となった人気ドラマを新たな装いを得て描く話題作。当時、その人気は日本のみならず世界86の国と地域で放送され、多くの人々に感動を与えた。放送から30年が経った今、「おしん」が描く、生きる力、信念、親と子といった数々は、30年前とは違う過酷さ、辛さ、閉塞感や悩みなどを多く抱える現代を生き抜く人々に、変わらず強いメッセージを与える。宮崎出身のここねちゃんは本作の撮影にあたり山形を訪れ、初めて雪に触れたそう。そんな彼女だったが、草鞋にボロの着物という薄着で、一人、雪の中を懸命に歩き、母親・谷村ふじを演じる上戸さんと、壮絶な別れのシーンや、手がちぎれるかと思うばかりの川の冷水に、手をつけ、洗濯をするシーンなど、大人でも弱音を吐いてしまうような厳しい撮影を小さい体で懸命に演じきった。54日間、親に会うこともなく、気温がマイナス10度まで下がる過酷な環境での撮影に耐えた、ここねちゃんは「寒くて痛くて何も感じなくなり、涙が勝手に出たりもしました」とコメント。ふじ役の上戸さんは「クランクインしてすぐに、ここねからお手紙を貰いました。それを読んで、私が全部守ってあげるから何かあったら相談してねって思いましたし、ここねの心に奥には、本当におしんがいるなと感じました。おしん役にぴったりの女の子に出会えて良かったです。ここねとは一生の親友でいたいなと思いました。これからもよろしくね」と優しく傍らにいた、母親役を演じた上戸さんはここねちゃんを笑顔で抱きしめ、映画さながらに別れを惜しんだ。『おしん』は2013年10月、全国にて公開予定。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:おしん 2013年10月、全国にて公開
2013年04月04日1983年に社会現象を巻き起こしたNHK朝の連続テレビ小説を映画化する『おしん』(10月公開)のキャスト発表会見が5日、都内で行われ、女優の上戸彩(おしんの母親・ふじ)、泉ピン子(奉公先の大奥様・くに)らの出演が明らかになった。また、注目されていた主人公・おしん役にはオーディションで2471人の候補者から抜てきされた子役・濱田ここねの起用が決まり、世代を超えた女優3人が意気込みを語った。その他の情報放送から30年目の節目を迎えた今年、日本のみならず世界で感動を巻き起こしたドラマが、装いも新たにスクリーンによみがえる。今回の映画化では主人公・おしんの少女時代にスポットを当て、2月中旬から庄内映画村ほか山形県内でオールロケーションを敢行。メガホンを執る冨樫森監督は「平成の新しい『おしん』を観ていただこうと思っている。エピソード集にはせず、母と娘の関係性を軸に、映画として芯を通すつもり。こんな時代ですから、泣いて泣いて元気になるような映画になれば」と抱負を語った。母親役に挑む上戸は「世界的にも知られる作品なので、ものすごくプレッシャーを感じています。『まだ早い』『母親に見えない』と言われるのは目に見えていますし…」と不安をのぞかせながらも、「家族の絆や生きていく力強さといった『おしん』のテーマを、新しい形で表現できれば」と決意のコメント。ドラマ版で母親役を演じた泉は「私も(母親役を)上戸さんが引き継いでくれると聞いて、感無量。命をかければ大丈夫よ」と上戸を勇気づけた。主人公のおしんを演じるここねちゃんにとっては、本作が本格的なデビュー作で「一生懸命、頑張ります」と少々緊張気味。そんなここねちゃんについて、冨樫監督は「こんなリンゴのほっぺをした野生児は、今の時代なかなかいない。生命力があふれている」と起用の理由を説明し、最終選考に立ち会った泉も「今の子役さんは、みんな上手過ぎるの。綾子(ドラマ版でおしんを演じた小林綾子)も最初は上手じゃなかったもの。それよりも存在感が大切」と太鼓判。原作者の橋田壽賀子氏も「思いきり演じればいい。変に演技するのは、おしんらしくない」とエールをおくった。会見では以下のキャストが正式に発表されている。濱田ここね…谷村おしん上戸彩…谷村ふじ・おしんの母岸本加代子…つね・中川材木店の奉公人小林綾子…みの・加賀屋の若奥様乃木涼介…清太郎・加賀屋の主人吉村実子…谷村なか・おしんの祖母満島真之介…俊作・脱走兵ガッツ石松…松造・炭焼き老人泉ピン子…加賀屋の大奥様・くに『おしん』10月公開
2013年02月05日橋田壽賀子が原作を手掛け、社会現象を巻き起こしたNHK朝ドラ「おしん」の映画化作品『おしん』。その出演者が2月5日(火)に都内で行われた記者会見で明らかになった。女優の上戸彩が主人公・おしんの母親を演じるほか、ドラマ版の母親役だった泉ピン子が奉公先の加賀屋の大奥様役を務めることに。また、主人公のおしん役には候補者2,471人から選ばれた子役・濱田ここねちゃんの起用も決定した。会見にはこの3人に加えて、冨樫森監督、原作者の橋田壽賀子が出席し、今月中旬から山形県で始まるロケを前に、意気込みを語った。1983年に放送された「おしん」は今から約100年前を舞台に、山形県の寒村に生まれ、苦難を強いられても決して負けることなく生きる女性・おしんが歩んだ激動の半生を描き、日本のみならず世界86の国と地域で大きな感動を巻き起こした。放送開始から30年。記念すべき今年、おしんの少女時代に焦点をあてた内容で、スクリーンに新たな感動が映し出される。「ファンの皆さんの期待を裏切らないよう、平成の新しいおしんを観ていただこうと思っている。こんな時代ですから、泣いて泣いて元気になる…、そんな映画を目指します」(冨樫監督)。母親役に挑むことになった上戸さんは「ものすごくプレッシャーを感じています。きっと『まだ早い』とか『母親に見えない』と言われるのが目に見えていますし…」と不安な胸中を告白。それでも、大先輩の泉から「命をかければ大丈夫」とアドバイスされたそうで「新しい形で、家族の絆や生きていく力強さを表現できれば」と語った。泉さんも「上戸さんが引き継いでくれるなんて、感無量」と世代を超えたバトンタッチに、感慨ひとしおだ。そしてこの日の主役である、ここねちゃんは劇中衣装で登場し「一生懸命頑張ります」と緊張気味に挨拶。「衣装合わせで初めて会った。ずっとそばで、笑顔でいてくれた」(上戸さん)、「とにかく思いきりやればいいの。変に演技すると、おしんらしくないから」(橋田氏)、「いい演技を引っ張り出すんで、頑張ろう」(冨樫監督)とエールを送られ、満面の笑みを浮かべた。ちなみに起用理由は「こんなリンゴのほっぺをした野生児は、いまの時代なかなかいない。それに生命力の強さが決め手」(冨樫監督)なんだとか。そんなここねちゃんを始め、映画の新キャスト&ドラマ版のオリジナルキャストが紡ぎだす“生命のドラマ”が日本を元気にしてくれることを期待したい。会見で発表されたキャスト陣は以下の通り。濱田ここね(谷村おしん役)上戸彩(谷村ふじ・おしんの母)岸本加代子(つね・中川材木店の奉公人)小林綾子(みの・加賀屋の若奥様)乃木涼介(清太郎・加賀屋の主人)吉村実子(谷村なか・おしんの祖母)満島真之介(俊作・脱走兵)ガッツ石松(松造・炭焼き老人)泉ピン子(加賀屋の大奥様・くに)『おしん』は2013年10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おしん 2013年10月、全国にて公開
2013年02月05日