「嵐」の櫻井翔と有吉弘行がゲストの願望・疑問・悩みを様々な手段で解決・実現する「櫻井・有吉THE夜会」が8月15日(木)今夜オンエア。今回は俳優の新田真剣佑と女優の永野芽郁がゲスト出演。新田さんが“親友K”とはしゃぎ、永野さんはハーレー乗車に挑戦する。司会の櫻井さん、有吉さんとゲストの新田さん、永野さんのほか、長嶋一茂、島崎和歌子、「アンジャッシュ」児嶋一哉、「アンタッチャブル」山崎弘也、丸山桂里奈らも出演。今回番組では新田さんのオフに密着。“親友K”とともにマリンスポーツを楽しんだり、ショッピングでは意外なある物を爆買いしたりと新田さんのプライベート感あふれるオフ密着映像は必見。そして“親友K”とは一体誰!?一方、乗り物マニアだという永野さんは大型トラックやハーレーの運転に初挑戦。予告では大型トラックでカーブを曲がりながら「おお~っ」と感嘆の声を上げたり、ハーレーにまたがって笑顔を見せたりと、初挑戦を緊張しながらも楽しむ永野さんの姿が。TV初公開の運転姿は見逃せない!今夜のゲスト、新田さんと永野さんは8月23日(金)より公開となる劇場アニメ『二ノ国』で声優に挑戦している。ファンタジックな世界観が話題を呼んだゲームをアニメーション映画化する同作。製作総指揮・原案・脚本は「レイトン」シリーズの日野晃博、監督は『おもひでぽろぽろ』などで知られるジブリ出身の百瀬義行、さらに音楽は『千と千尋の神隠し』をはじめジブリ作品でお馴染みの久石譲が担当。現実と隣り合わせなのにまったく違う、もうひとつの世界“二ノ国”の両方を舞台にしたストーリー。主人公の高校生・ユウと親友ハルは、幼なじみのコトナをめぐる事件をきっかけに、ふたつの世界を行き来することになる。ユウ役には『ジョジョの奇妙な冒険』『キングダム』などの山崎賢人を迎え、活発で負けん気の強い学校の人気者でコトナの恋人でもあるハル役に新田さん。ユウとハル、2人の幼なじみで天真爛漫な女子高生コトナ、そして心優しく真っ直ぐで芯の強い二ノ国の姫アーシャの二役を永野さんが演じる。「櫻井・有吉THE夜会」は8月15日(木)22時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年08月15日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。その7月18日(木)今夜放送回は、『アルキメデスの大戦』で主演を務める菅田将暉と共演の舘ひろしがゲストとして登場。菅田さんと舘さんの“即興コント”など見どころ満載でお届けする。『共喰い』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞すると、女装姿も話題となった『海月姫』に、鋭さと繊細さが共存する10代の多感さを見事を演じた『溺れるナイフ』。寺山修司の長編を映画化した『あゝ、荒野』に大ベストセラーの映像化作『火花』などの作品で数々の映画賞を受賞。1月クールの「3年A組-今から皆さんは、人質です-」も大きな反響を呼んだ菅田さん。「西部警察」「あぶない刑事」という2つの大ヒットシリーズに出演。その後も数多くの刑事モノに出演する一方、娘と人格が入れ替わってしまう父親を演じた「パパとムスメの7日間」や『エイトレンジャー』では無敵のヒーロー、キャプテン・シルバー役を演じるなど幅広い役柄をこなし、放送中の「Heaven? ~ご苦楽レストラン~」も注目の舘さん。今回は菅田さんと舘さんの素顔を親友や幼なじみに徹底取材、丸裸にしていくほか、2人で超豪華な即興芝居も披露。その甘すぎる名演にも注目だ。また菅田さんの“ドタキャン癖”が発覚。ブチギレクレーマーの訴えに菅田さんがまさかの行動!?舘さんは「はじめてのおつかい」に。初体験の連続はどうなる!?今回ゲスト出演する菅田さんと舘さんが共演している『アルキメデスの大戦』は、7月26日(金)より全国東宝系にて公開。「ドラゴン桜」の三田紀房による同名漫画を『DESTINY 鎌倉ものがたり』の山崎貴監督が映画化。第二次世界大戦前夜、超大型戦艦「大和」に期待をかける日本帝国海軍の上層部に対し、海軍少将・山本五十六(舘さん)はこれからは航空母艦の時代と進言するが、上層部は「大和」建造を支持。危機を感じた山本は天才数学者・櫂直(菅田さん)を海軍に招き入れ、櫂の数学的能力で「戦艦大和」建設の裏に隠された不正を暴くことで計画を打ち崩そうと考える。櫂は日本の未来を守るため持ち前の度胸と頭脳、数学的能力を活かし、前途多難な試算を行っていく…というストーリー。「櫻井・有吉THE夜会」は7月18日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年07月18日「嵐」の櫻井翔と有吉弘行がゲストの願望・疑問・悩みを様々な手段で解決・実現する「櫻井・有吉THE夜会」。その7月11日(木)放送回に、女優の黒木華と俳優の中村倫也がゲスト出演。黒木さんの“年表”に中村さんのリアクション芸と今夜も見どころいっぱい!大学で演技を学び野田秀樹、蜷川幸雄ら著名な演出家の舞台に出演、演劇界から熱い注目を浴びると『シャニダールの花』『舟を編む』などの作品で数々の新人賞を受賞、山田洋次監督『小さいおうち』ではベルリン国際映画祭の最優秀女優賞を獲得するなどその演技力が評価され、大河ドラマ「西郷どん」に「重版出来!」「獣になれない私たち」とバラエティに富んだ作品で話題を振りまき続けている黒木さん。大河ドラマ「軍師官兵衛」や映画『ピース オブ ケイク』などを経て「スーパーサラリーマン左江内氏」や映画『3月のライオン』で話題となると、昨年放送された「崖っぷちホテル!」に「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』などで大人気に。深田恭子、横浜流星らと共演した「初めて恋をした日に読む話」も大好評だった中村さん。今回は黒木さんの“年表”を紹介。テレビ初出演は意外なあの超有名バラエティ…など黒木さんの歴史に迫るほか、中村さんの爆笑リアクション芸にも注目。さらに「俺はシナプス外せる」など珍発言連発で新たな一面も見られそう!?今夜の「夜会」もお見逃しなく。黒木さんと中村さんはこの夏スタートの金曜ドラマ「凪のお暇」で共演する。月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店)で連載中のコナリミサトによる同名コミックをドラマ化。“真面目で気が弱く優しい”良い人代表の女性・大島凪(黒木さん)が、幸せになるために仕事も恋も全て捨て、突然失踪!追いかける元カレと新しく出会う人たちに囲まれながら、凪の人生リセットの物語が始まる――というストーリー。中村さんは凪が引っ越したアパートの隣の部屋に住む男で、出会う全ての女子が彼を好きになってしまう、人たらしのイベントオーガナイザー・安良城ゴン役で出演。また凪の元カレで同じ会社で働く営業部のエース、会社では完璧な男でも凪に対しては恐ろしく不器用で嫌われてしまう我聞慎二役で高橋一生も出演する。「凪のお暇」は7月19日(金)22時~TBS系で放送開始。「櫻井・有吉THE夜会」は7月11日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年07月11日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。7月4日(木)今夜は「ノーサイド・ゲーム」から大泉洋、「Heaven?~ご苦楽レストラン~」から石原さとみと夏ドラマの主演を務める2人がゲスト出演する。演劇ユニット「TEAM NACS」から「水曜どうでしょう」で全国区の人気を獲得。昨年は『恋は雨上がりのように』『焼肉ドラゴン』『パパはわるものチャンピオン』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』と4本の映画が公開。今年に入っても『そらのレストラン』が好評を得るなど、そのパワフルさが止まらない大泉さん。ホリプロタレントスカウトキャラバン出身、「左目探偵EYE」『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』などへの出演で注目され、「リッチマン、プアウーマン」「失恋ショコラティエ」でさらなる知名度を獲得すると、『進撃の巨人』『シン・ゴジラ』『忍びの国』などの映画から「アンナチュラル」「高嶺の花」といったドラマまで幅広く活躍する石原さん。今回は大泉さんの愛娘からの手紙をTV初公開するほか、密室空間で“寝る・寝ないの真剣勝負”に挑む、大泉さんは果たして落ちずにいられるのか?また食通で知られる大泉さんが大絶賛する極上グルメも登場。そして石原さんはガチ親友10名に徹底取材。そこから発覚した学生時代の姿や私生活など、世間にまだ知られていない素顔を明らかにしていくほか、憧れの芸人「EXIT」とのコラボ漫才披露や、自宅&私物カバンのTV初公開など盛りだくさんの内容でお届け。大泉さん主演の日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」は池井戸潤の原作小説をドラマ化するもので、大泉さん扮する主人公・君嶋隼人が会社の方針に異議を唱えたことで左遷、工場勤務となりそこのラグビーチームのゼネラルマネージャーを兼任するよう命じられる…というストーリーで、松たか子、上川隆也、八代目中村芝翫らが脇を固める。石原さん主演の新火曜ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」は佐々木倫子の漫画が原作。繁盛させる気など毛頭なく己の欲求を叶えるためだけにフレンチレストランを開いた超変わり者の主人公・黒須仮名子を石原さんが演じ、レストランのスタッフとして福士蒼汰、志尊淳、勝村政信、段田安則、岸部一徳らが出演する。「ノーサイド・ゲーム」は7月7日より毎週日曜21時~TBS系で放送。初回25分枠大。「Heaven?~ご苦楽レストラン~」は7月9日より毎週火曜22時~TBS系で放送。初回10分拡大。「櫻井・有吉THE夜会」は7月4日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年07月04日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務めゲストの願望・疑問・悩みを解決・実現していく「櫻井・有吉THE夜会」の6月20日(木)今夜放送回に、この夏の新ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」から俳優の志尊淳がゲスト出演する。「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」や「烈車戦隊トッキュウジャー」などで若手俳優ファンには知られた存在だった志尊さん。『帝一の國』『覆面系ノイズ』などへの出演で俳優として急成長を遂げると、怒涛の展開が毎回視聴者を釘づけにした「トドメの接吻」や連続テレビ小説「半分、青い。」への出演で広い知名度を獲得。『バンブルビー』では吹き替えも務めるなどその活躍の場を広げ続けている。今回は“美しすぎる俳優”として多くの人を魅了する志尊さんの幼少期から現在に至るまでの友人を徹底取材。学生時代の最強モテ伝説や、見た目からは想像もつかない衝撃の素顔を明らかにしていく。また読者モデルとしてデビュー、その後バラエティへの出演でそのキャラクターが人気となり、YouTuberとしても活動を開始した藤田ニコルもゲスト出演。番組ではニコルさんの過去と現在を徹底比較、病み期から脱却し大人になった現在の夜の過ごし方、爆買いした私物も大公開。さらに藤田さんが嫌いだった因縁の相手がスタジオに登場。一体誰!?志尊さんが出演するドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」は、「動物のお医者さん」で知られる佐々木倫子の漫画「Heaven? ご苦楽レストラン」が原作。墓地の中に建つフレンチレストランを舞台に、風変わりなオーナーと個性あふれる従業員たちが巻き起こすコメディードラマになっている。店を繁盛させる気など毛頭なく己の欲求を叶えるためだけに店を開いた超変わり者の主人公・黒須仮名子を石原さとみが演じる。仮名子がオーナーのフレンチレストラン「ロワン・ディシー」の“笑顔が苦手な”シェフドラン・伊賀観役に福士蒼汰を迎え、伊賀に憧れる元・美容師見習いの無邪気なコミドラン・川合太一役に志尊さん。さらに勝村政信、段田安則、岸部一徳らも出演する。「Heaven?~ご苦楽レストラン~」は7月9日(火)22時~TBS系で放送開始。「櫻井・有吉THE夜会」は6月20日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年06月20日6月12日放送の「衝撃のアノ人に会ってみた! 2時間SP」(日本テレビ、水曜19時~)に、嵐の櫻井翔さんがゲスト出演しました。同番組は、今が気になる「衝撃のアノ人」を探しだし、 “今だから話せる真実・ウラ話”を明らかにするバラエティ番組。櫻井さんは「衝撃のアノ人」として、元ラグビー日本代表キャプテン・廣瀬俊朗さんを紹介。なんとおふたりは慶応大学時代の同級生だったのです。しかも学生時代、自宅に泊まりに行くほどの仲。櫻井さんは当時の廣瀬さんの裏話として、疲れて周りが寝ている時でも寝ずに論文を書いていたことや、試合にでていない時でもチームの事を考え役割を全うしていたことなど、尊敬の念を語っていました。この話には感動する視聴者が続出。また、「チームのために役割を全うする」点は櫻井さんも同じだと感じるファンの声も多く見られました。番組ではさらに北京オリンピックの際に櫻井さんが現地レポーターを務めた際のお宝映像も放送。ツイッターでは懐かしの映像に大盛り上がりでした。櫻井さんは、ちょうど放送日から100日後に開催されるラグビーワールドカップスペシャルサポーターに決定しています。スポーツのリポーターとして定評がある櫻井さんが、どのような目線で試合を切り取るのか注目です。文/エミチャンカパーナ画像/Shutterstock
2019年06月13日「リベラルアーツ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。日本ではまだ浸透しているとはいえませんが、アメリカの大学ではごく一般的な教育のことです。そのリベラルアーツのエッセンスを子どもに吸収させることが大切だと語るのは、アメリカ・ワシントンDC在住のボーク重子さん。ライフコーチとして日米で講演会やワークショップを展開し、全米の女子高生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」で娘のスカイさんが優勝したことでも注目を集めました。ボーク重子さんが、これからの子育てにおいてリベラルアーツを重視する理由はどんなところにあるのでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/櫻井健司(インタビューカットのみ)リベラルアーツの本質は「どう生きるか」と考えること辞書を見れば、リベラルアーツは「一般教養」と訳されています。ですから、わたしも最初は「なんだ、難しい本を読んで知識を得る勉強のことか」と思いました。でも、実際はその真逆といっていいものです。「知識の集積」という側面の強い日本の一般的な勉強とはちがって、リベラルアーツが目指すものは「問いを立てる力」「考える力」を育むこと。その力を身につけるために哲学書などの本を使うのです。哲学書を読むのも、アリストテレスやプラトンなど過去の哲学者たちがどんなことを述べたのか、彼らの生涯がどんなものだったのかといった知識を得るためではありません。そうではなくて、そこからさらに進んで、「彼らはこう考えてこんな答えを出したが、自分はどうだろう」「自分にとっての正義とはなんだろう」というふうに、疑問を持つ、そして考えてみる――。それこそが、リベラルアーツです。具体的には、授業はほとんどがディスカッション形式で行われます。ですから、教官が教壇に立って学生に教えるというものではありません。教官は学生の考えを引き出す進行役です。学生たちは、授業までに教材本の指定箇所を読んできて、それに対する自分の考えを述べる。そして、さらにそれぞれの考えについて各自が意見を述べる。そうして、自分の考えを構築し、相手に伝えるすべを学んでいきます。以前、日本の一般的な勉強とリベラルアーツのちがいについて、娘が面白いことをいったことがあります。彼女いわく、「日本の大学は専攻を決めて専門知識を学ぶところだけど、アメリカの大学は『これから自分がどうやって生きていくか』『自分にとっての幸せとはなにか』と考える、その期間なんじゃないかな」と。「これはリベラルアーツを完璧に表現している言葉だな」とわたしは思いました。リベラルアーツでは、なにを読むのか、なにを知るのかということが重要なのではありません。なにかを読んだり知ったりしたことで自分はなにを感じたのか、そしてそれをどう応用して生きていこうと考えるのか、それこそが大切なのです。これからの社会で必要とされる、考える力と表現する力わたしがこのリベラルアーツを重要だと考える理由は、「考える力」「自分の意見を表現する力」を伸ばすということに尽きます。わたしたちは、すでに多様化したグローバル社会に生きています。にもかかわらず、日本人のなかには「僕は海外で働く予定はないから、グローバルな教養なんて必要ない」という人もいるのは少し残念なことです。グローバル社会というのは、外国だけにあるもの、外国の社会を指すものではありません。そうではなくて、国境を越えた文化や人、お金などの流動のなかにある社会のことなのです。つまり、日本はもう立派なグローバル社会なのです。日本で働き生きていく外国人は、今後ますます増えていきます。しかも、わざわざ日本を目指す外国人の多くは優秀な人材だと思ったほうがいいでしょう。リベラルアーツ教育を受け、しっかりと自分の考えを伝えることができる人たちなのです。そんな社会に能力的には彼らと互角という日本人がいたとしても、自分の意見を論理的に表現することができなければ、彼らと競い合う、あるいは協働することなんてできませんよね。しかも、これからの社会は変化のスピードも増していきます。よく指摘されることですが、AIの進化によって今日まではあった仕事が明日にはなくなるかもしれません。小さい頃に、「タクシードライバーになりたい」といっていた子どもが大人になったときには、自動運転車が普及してタクシードライバーという仕事がなくなっているかもしれないのです。そうなったとき、どうすればいいのかと考える力を持っていなければ、自分の人生を切り開くことはできないでしょう。また、人生にはいいときもあれば悪いときもあるものです。悪いときには置かれた状況を打開しなければなりません。そういう場合も、たとえ誰かがアドバイスをしてくれたとしてもその意見を鵜呑みにすることなく疑問視し、自分できちんと精査してどんな可能性や選択肢があってなにがベストなのかと、やはり考える力が求められるのです。まず親がリベラルアーツの基本姿勢を身につけるただ、日本では、リベラルアーツを行っている大学はいくつかあるものの、公教育の小学校や中学校で行っているところはないといっていいでしょう。それでも、リベラルアーツの考え方を家庭教育に生かすこともできます。学校ではディスカッション形式の授業で学ぶものですが、家庭教育でなら、それは「親子の対話」に置き換えられるでしょう。ただ、親子で対話をする、つまり自分の意見をいうにも、自分の考えがなければそうできません。子どもと対話し、子どもの考える力、意見を表現する力を伸ばすには、まずは親自身が自分の考えをしっかり持って伝えられる必要があります。そこで、パートナーがいる場合なら、お父さんとお母さんでいろいろな意見を交換し、しかもその様子を子どもに見せてあげてください。そのとき、「ディスカッションだから」と変に身構える必要もありません。ちょっと変な意見をいってしまってもいいのです。それを見れば、子どもは「どんな意見を伝えたっていいんだ」と思ってくれるはずです。アメリカで暮らしていてやはり気になるのは、自分の意見をいえない日本人がいかに多いかということ。もちろんわたしもかつてはそうでした。でも、どんなに素晴らしい考えを持っていても、それを表現できなければ意味を持ちません。意見の内容を問わず、まずはとにかく表現できる人間に子どもを育ててほしいと願っています。『世界基準の子どもの教養』ボーク重子 著/ポプラ社(2019)■ ボーク重子さん インタビュー一覧第1回:子どもが親の失敗から学ぶもの。「やり抜く力」を育むなら“格好悪い親”であれ第2回:「親の態度」がカギを握る。子どもの自己肯定感を高める行動、低める行動第3回:「ルールを守れる子ども」はこうして育つ。親が子に与えるべき大事な“時間”第4回:「自分の考えを言えない」問題の解決法。幼い子どもにこそ大切な“リベラルアーツ”【プロフィール】ボーク重子(ぼーく・しげこ)ライフコーチ。福島県出身。30歳の誕生日1週間前に「わたしの一番したいことをしよう」と渡英し、ロンドンにある美術系の大学院サザビーズ・インスティテュート・オブ・アートに入学。現代美術史の修士号を取得後、留学中にフランス語の勉強に訪れた南仏の語学学校でのちに夫となるアメリカ人と出会い1998年に渡米、出産。「我が子には、自分で人生を切り開き、どんなときも自分らしく強く生きてほしい」との願いを胸に、全米一研究機関の集中するワシントンDCで、最高の子育て法を模索。科学的データ、最新の教育法、心理学セミナー、大学での研究や名門大学の教育に対する考え方を詳細にリサーチし、アメリカのエリート教育にたどりつく。最高の子育てには親自身の自分育てが必要だという研究データをもとに、目標達成メソッド「SMARTゴール」を子育てに応用、娘・スカイさんは「全米最優秀女子高生 The Distinguished Young Women of America」に選ばれた。同時に、子育てのための自分育てで自身のキャリアも着実に積み上げ、2004年、念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年アートを通じての社会貢献を評価されワシントニアン誌によってオバマ大統領(当時上院議員)やワシントンポスト紙副社長らとともに「ワシントンの美しい25人」に選ばれた。2009年、ギャラリー業務に加えアートコンサルティング業を開始。現在はアート業界でのキャリアに加え、ライフコーチとして全米並びに日本各地で、子育て、キャリア構築、ワークライフバランスについて講演会やワークショップを展開している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月11日家族といってもそれぞれちがう人間同士の集まりですから、家庭にも「ルール」は必ず必要なものです。全米の女子高生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」で娘のスカイさんが優勝したことで注目を集め、ライフコーチとして日米で講演会やワークショップを展開する、アメリカ・ワシントンDC在住のボーク重子さんは、「家庭におけるルール」についてどんな考えを持っているのでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/櫻井健司(インタビューカットのみ)ルールは子ども主導で決めさせる家族というのはひとつのチームです。そして、チームには必ず目的があります。では、家族というチームが目指す目的というと、やっぱり「家族の幸せ」ですよね。だとしたら、その目的のためにそれぞれの家族はなにができるのか――。そういう視点でつくるべきものが家庭におけるルールなのだとわたしは思っています。親はもちろん、小さい子どもであっても、「宿題は自分ひとりでやる」「靴紐は自分で結ぶ」というふうに、やれることはいくらでもあるはずです。その際、親が子どもに押しつけるのではなく、家族全員で相談しながら「あなたは家族のためにどういうことができると思う?」と子どもに聞いて、子ども主導でルールを決めさせることが大切です。なぜならば、押しつけでは子どもの責任感が育たないからです。ただ、子ども自身が決めたルールであっても、問題が起きて守れないということも出てくるでしょう。そういうときに叱ってはいけません。ルールを守れなかった理由を聞けば、「もっともだ」ということも多いものです。大人だって、公私を問わず理由があって約束を守れないということもあるでしょう。家族のルールもそれと同じです。日本人は真面目ですから、「ルールは絶対に守るべきもの」と考えがちです。でも、例外のないルールというものはありません。家庭のルールというのは、あくまでも家族の幸せを目指すための「ガイド」だととらえましょう。子どもは遊びのなかでルールの重要性を学ぶ「ルールは守るべきもの」という考えを持っている人にとっては、ルールの対極にあるように思えるものが「遊び」かもしれません。そういう人からすれば、遊びは禁じたり制限したりするものというとらえ方をしてしまうはず。でも、じつは遊びには子どもの成長を促す大切な要素がたくさん詰まっています。そもそも、「ルールを守る」という姿勢だって、遊びが伸ばしてくれることのひとつです。女の子がお友だちとふたりでおままごとをしていたとしましょう。どちらもママ役をやりたいのに、ひとりだけがママ役をやっていれば、もうひとりは「楽しくないな……」なんて思いながらパパ役ばかりをさせられる。当然、喧嘩になりますよね。でも、そのうち、パパ役とママ役を交代しながらやるというふうに、子どもは自分たちでルールを決めるでしょう。これは、「ルールを守る」ということにとどまらず、問題解決能力を伸ばすということにもつながるものです。この例なら、喧嘩というその場で起きている問題を、ルールを決めることで子どもたちは見事に解決したわけです。それから、ルールというと多くの人がイメージするのがスポーツではないでしょうか。野球やサッカーなどのスポーツは幼い子どもにとっては遊びといっていいものでしょう。でも、それらのスポーツはルールを守らないと成立しません。子どもたちはスポーツという遊びを通じてルールを守ることの重要性を学ぶわけです。さらにいえば、スポーツは子どもの社会性を身につけるためにも大切です。スポーツに親しむ子どもからすれば、もちろん「上手になりたい」と思いながら練習に励むものでしょう。でも、年上のお兄さんやお姉さん、年下の子どもたちと同じスポーツを楽しむというコミュニティーのなかで、子どもは社会性も自然に学んでいるのです。しかも、その学びは大好きなスポーツを通じて楽しみながら得られるのですから、それこそ最高じゃないですか。親の重要な役割は機会を与えることただ、気をつけてほしいのは、子どもの成長に遊びが大切だからといって、「はい、これで遊びなさい!」と親が押しつけてしまってはなんの意味もないということ。この考えは、ルールを決めるときと同じですね。子どもは自分で「こうしよう」と思ったことでなければ、熱中するものではないのですから。ちょっと乱暴ないい方かもしれませんが、ほうっておけばいいのです。というのも、子どもは退屈すれば自分で楽しくしようとするからです。子どもはつねに動いていたいものですから、ぼーっとさせておくとなにかをはじめて自然に遊びだすのです。しかも、そういうときの子どもはものすごく考えています。つまらないからこそ、「なんとか楽しくしよう」と考えてなにかをはじめる。当然、これは考える力を育むことにもなりますよね。子どもにとっては、退屈な時間ってそれほど悪いものではないのです。ただ、ほうっておけばいいとはいいましたが、「機会を与える」ことは親の大事な役割です。本来なら外遊びが大好きになるはずの子どもや、あるお稽古事に強い興味を示すはずの子どもも、それらに触れる機会がなければ自分の好奇心に気づくことはないでしょう。子どもは自分で遊びを見つけますが、自由に出かけることはできません。ですから、なるべくさまざまなものに触れる機会を与えてあげることを心がけてください。『世界基準の子どもの教養』ボーク重子 著/ポプラ社(2019)■ ボーク重子さん インタビュー一覧第1回:子どもが親の失敗から学ぶもの。「やり抜く力」を育むなら“格好悪い親”であれ第2回:「親の態度」がカギを握る。子どもの自己肯定感を高める行動、低める行動第3回:「ルールを守れる子ども」はこうして育つ。親が子に与えるべき大事な“時間”第4回:「自分の考えを言えない」問題の解決法。幼い子どもにこそ大切な“リベラルアーツ”(※近日公開)【プロフィール】ボーク重子(ぼーく・しげこ)ライフコーチ。福島県出身。30歳の誕生日1週間前に「わたしの一番したいことをしよう」と渡英し、ロンドンにある美術系の大学院サザビーズ・インスティテュート・オブ・アートに入学。現代美術史の修士号を取得後、留学中にフランス語の勉強に訪れた南仏の語学学校でのちに夫となるアメリカ人と出会い1998年に渡米、出産。「我が子には、自分で人生を切り開き、どんなときも自分らしく強く生きてほしい」との願いを胸に、全米一研究機関の集中するワシントンDCで、最高の子育て法を模索。科学的データ、最新の教育法、心理学セミナー、大学での研究や名門大学の教育に対する考え方を詳細にリサーチし、アメリカのエリート教育にたどりつく。最高の子育てには親自身の自分育てが必要だという研究データをもとに、目標達成メソッド「SMARTゴール」を子育てに応用、娘・スカイさんは「全米最優秀女子高生 The Distinguished Young Women of America」に選ばれた。同時に、子育てのための自分育てで自身のキャリアも着実に積み上げ、2004年、念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年アートを通じての社会貢献を評価されワシントニアン誌によってオバマ大統領(当時上院議員)やワシントンポスト紙副社長らとともに「ワシントンの美しい25人」に選ばれた。2009年、ギャラリー業務に加えアートコンサルティング業を開始。現在はアート業界でのキャリアに加え、ライフコーチとして全米並びに日本各地で、子育て、キャリア構築、ワークライフバランスについて講演会やワークショップを展開している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月10日ライフコーチとして日米で講演会やワークショップを展開する、アメリカ・ワシントンDC在住のボーク重子さん。全米の女子高生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」で娘のスカイさんが優勝したことでも注目を集め、出版された本は軒並みベストセラーになっています。ボーク重子さんが子育ての軸としたのが「非認知能力」でした。非認知能力とは、回復力、やり抜く力、自信、リーダーシップ、主体性、社会性、共感力……など、数字では測れないさまざまな力のことですが、なかでもボーク重子さんは「自己肯定感」の重要性を強く説きます。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/櫻井健司(インタビューカットのみ)「べき」にとらわれる大人が子どもの自己肯定感を下げてしまう日本人の自己肯定感が低いということは耳にしたことがある人もいるかもしれません。その理由を考えると、多くの人が「『べき』にとらわれている」からだと思うのです。男性はこうあるべき、女性はこうあるべき、親は……、子どもは……というふうについ考えていませんか?それを子どもにあてはめるということは、ひとつの決まったサイズの服をすべての子どもに着せようとするようなものだとわたしは思うのです。子どもの体の大きさは一人ひとりちがいますから、その服がぴったり合うとは限りませんよね?ブカブカだったり窮屈だったり丈が足りないという子もいるでしょう。そんなふうにして、「どうして僕はこの服が全然似合わないんだろう」なんて考えさせてしまっては、その子の自己肯定感が高まるはずもありません。そうではなくて、「合う服というものはみんなそれぞれにちがう」「それが個性なんだ」と思わせてあげなければいけないのです。そうすれば、いいところも悪いところも含めて自分をありのままに認めることになる。「これが自分だ!」といえるようになる。それが、自己肯定感を高めるためのスタート地点なのだと思います。どんな子どもも同じように育て、一丸となって国力を上げるといった時代は終わりました。これからは「個の力」が求められる時代です。そういう意味では、子どもを育てる親、大人が子どもの個性をいかに認めるかということを考えなければなりません。多民族国家で「一人ひとりがちがうことが普通」のアメリカとはちがって、日本の場合は基本的に単一民族国家ですから、個性を認める意識が育ちにくいのかもしれませんね。でも幸い、いまも現在進行形で進んでいることですが、日本に移住してくる外国人はさらに増えるでしょう。そうなると、個性があたりまえのように認められ、日本人の自己肯定感も上がってくるということも考えられますよね。自己肯定感を高める最善策は家庭でのお手伝いにありでは、自己肯定感が低い人間にはどんな特徴が見られるのでしょうか。「自己」肯定感という言葉から、自己肯定感の影響は個人のなかで完結しているものと考えてしまう人もいるでしょう。でも、そうではありません。自己肯定感が低い、つまり自分を認められない人間は、「他人も認められない」のです。すると、「僕はなんて駄目なんだ」「また失敗しちゃった」という思いが、「あなたは駄目だね」「あなた、それは失敗だよ」とまわりの人間に向かい、どうしても他人を攻撃したり批判したりしがちになります。そうなると、周囲から煙たがれてしまうことは明白ですよね。自分の個性を生かして他人と協働していくことが求められるといわれるこれからの時代を生きるには、それは致命的なことといっていいかもしれません。では、どうすれば子どもの自己肯定感を高められるのでしょうか?先にお伝えしたように、子どもが、いいところも悪いところも含めて自分をありのままに認める、「これが自分だ!」といえるようになることが、まずは大切なこと。そして、子どもにそうさせるためのベストの方法が、「誰かの役に立つ」という経験をさせることにあるとわたしは考えています。自分の行動によって、まわりの誰かが「ありがとう」といってくれてよろこぶ姿を見る。「自分は誰かの役に立てるんだ!」という思いが、自己肯定感を高めていくのです。そういう経験を得るには、社会貢献活動やボランティアなども考えられますが、小さい子どもの自己肯定感を高めるということを考えれば、わかりやすく周囲から肯定されることが大切です。そうなると、やはり最初は家庭でのお手伝いがベストの方法でしょう。子ども自身が自分の役割として決めたお手伝いをしたのなら、親御さんは「ありがとう」と伝えて、たくさん褒めてあげてください。子どもは親御さんに認められることで自分を認められる。そうやって、自己肯定感が高まるという好循環を生んでいくはずです。叱るときは必ず理由もきちんと伝える加えて、子どもの自己肯定感を高めるにあたってのNG行動もお伝えしておきます。それは「否定する」ということ。頭ごなしの否定は、認めることの対極の行動です。それを繰り返せば、子どもが自分を認められるようになるはずもありません。たとえば、親がつくった料理に対して子どもが「これはあまり美味しくない」といったとします。そこで「そんなこと、いわないの!」なんていってはいけません。意見というものには正解も間違いもないのですから、その意見、子どもの思いをしっかり受け止めてあげるべきです。否定するのではなく、「へえ、そうなんだ」と子どもの発言を認めて、「ほんとに?どんなふうに美味しくない?」と質問してみるのです。そのやり取りは子どもを肯定しているということですから、子どもの自己肯定感を高めていくことにきちんとつながります。とはいえ、危険な遊びをしようとしたときなど、どうしても叱らなければならない場面もあります。そういうときに大切なことが、「必ず理由も伝える」こと。大人だってそうでしょう?「やめなさい!」とだけいわれたら、「どうして?」と思うじゃないですか。小さい子どもにはまだ論理を理解する力がないと思っている人も多いかもしれませんが、そうではありません。丁寧に理由を伝えれば、子どもはその論理をきちんと理解するものです。イコールそれは、子どもと「同じ目線に立つ」ということでもあります。親と子どもではなく、人間対人間という関係性を意識することが大切です。子どもというのは、すべてを親が教えなければならない存在ではなくて、人間同士としてどうやって一緒に生きていくのかと考えるべき存在なのだと思います。『世界基準の子どもの教養』ボーク重子 著/ポプラ社(2019)■ ボーク重子さん インタビュー一覧第1回:子どもが親の失敗から学ぶもの。「やり抜く力」を育むなら“格好悪い親”であれ第2回:「親の態度」がカギを握る。子どもの自己肯定感を高める行動、低める行動第3回:「ルールを守れる子ども」はこうして育つ。親が子に与えるべき大事な“時間”(※近日公開)第4回:「自分の考えを言えない」問題の解決法。幼い子どもにこそ大切な“リベラルアーツ”(※近日公開)【プロフィール】ボーク重子(ぼーく・しげこ)ライフコーチ。福島県出身。30歳の誕生日1週間前に「わたしの一番したいことをしよう」と渡英し、ロンドンにある美術系の大学院サザビーズ・インスティテュート・オブ・アートに入学。現代美術史の修士号を取得後、留学中にフランス語の勉強に訪れた南仏の語学学校でのちに夫となるアメリカ人と出会い1998年に渡米、出産。「我が子には、自分で人生を切り開き、どんなときも自分らしく強く生きてほしい」との願いを胸に、全米一研究機関の集中するワシントンDCで、最高の子育て法を模索。科学的データ、最新の教育法、心理学セミナー、大学での研究や名門大学の教育に対する考え方を詳細にリサーチし、アメリカのエリート教育にたどりつく。最高の子育てには親自身の自分育てが必要だという研究データをもとに、目標達成メソッド「SMARTゴール」を子育てに応用、娘・スカイさんは「全米最優秀女子高生 The Distinguished Young Women of America」に選ばれた。同時に、子育てのための自分育てで自身のキャリアも着実に積み上げ、2004年、念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年アートを通じての社会貢献を評価されワシントニアン誌によってオバマ大統領(当時上院議員)やワシントンポスト紙副社長らとともに「ワシントンの美しい25人」に選ばれた。2009年、ギャラリー業務に加えアートコンサルティング業を開始。現在はアート業界でのキャリアに加え、ライフコーチとして全米並びに日本各地で、子育て、キャリア構築、ワークライフバランスについて講演会やワークショップを展開している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月09日「非認知能力」とは、テストの点数や偏差値など数字で測れる認知能力に対して、数字では測れない力のこと。そこには、回復力、やり抜く力、自信、自己肯定感、リーダーシップ、主体性、社会性、共感力……など、さまざまな力が含まれます。その非認知能力との出会いによって自身の人生を変えたのが、ライフコーチとして日米で講演会やワークショップを展開する、アメリカ・ワシントンDC在住のボーク重子さん。全米の女子高生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」で娘のスカイさんが優勝したことでも注目を集め、出版された本は軒並みベストセラーになっています。もちろん、ボーク重子さんの子育ての軸となったのも、子どもの非認知能力を伸ばすことでした。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/櫻井健司(インタビューカットのみ)はじめての失敗で心が折れた子ども時代子どもの非認知能力の有無によってどんなちがいが生まれるのか――。親であればとても気になるところですよね。ここでは、わたし自身を例にしてお伝えしましょう。子どもの頃のわたしは、「いい高校、大学、会社に入って、いい結婚をすれば一生安泰だから、とにかく勉強をしなさい」といわれて育ちました。わたしの親は少し教育熱心だったかもしれませんが、当時の「幸せへ向かうレール」に子どもを乗せようとする、ごく普通の家庭だったと思います。わたしはいわれるままに勉強をしましたから、最初は学校の成績も優秀でした。ところが、中学生のある日、急に数学ができなくなったのです。いつも100点だったテストがいきなり70点になってしまった。そして心が折れた。いまならその理由がわかります。それは、わたしの非認知能力がまったく育っていなかったからです。当時のわたしは、「やりなさい」といわれたことになんの疑問も持たずに従っていました。いわゆる「いい子」です。だからこそ、自分で考えるということをまったくしたことがありませんでした。勉強も親や先生にいわれたことをやって、とにかく暗記を繰り返すだけ。学習内容の本質を理解していませんから、学習レベルが上がると一気に成績が落ちてしまったのです。そこでわたしがどうしたかというと……勉強をやめてしまいました。というのも、賢くないと思われるのがすごく嫌だったからです。「勉強をしなければ、『やればできるのに』と思ってもらえる……」。そう考えたわけです。そのときのわたしに回復力ややり抜く力といった力があれば、そこで立ち止まって「どうすればいいか」と考えられたでしょう。でも、当時のわたしにはそれらの力はなかった。要するに、わたしには勉強での失敗経験がなかったのです。なにかをして失敗するという経験は、非認知能力を育てるためにはとても大切なものです。あたりまえですが、失敗しないことには回復力なんて育つわけがありませんからね。そもそも、それ以前に主体性が育っていれば、親や先生のいうことにただ従うのではなく、自ら考えて勉強に励むこともできたかもしれません。さらに、そういった主体的な勉強で成績が上がったのなら、自信をつかむこともできたでしょう。でも、当時のわたしはそうではなかった。だから、たったひとつのテストの結果でポキッと心が折れてしまったわけです。教育法のちがいが子どもの人生を大きく変えるそれからはどんどん成績は下がる一方で、自分は「なんてダメなのだろう」という気持ちを拭うことができませんでした。そこからわたしが回復するには、15年ほどの時間がかかりました。20代はそれこそ暗黒時代。ずっと「どうして自分はこんなに駄目な人間なんだろう?」「どうせわたしなんて……」と思いながら過ごしていました。その後、回復するに至ったのは、30歳になる直前に、当時お付き合いしていた男性にフラれたことが大きなきっかけです。そのとき、真剣な顔をしている彼を見たわたしは「プロポーズかな?」と思った。でも、彼は「君は僕と結婚したらどう生きたい?」と聞くのです。当時のわたしは、「え?そんなの決まってる」と思いました。その答えは、「あなたのお世話をして、あなたの子どもを生んで、一緒に年を重ねたい」です。わたしの返事を聞いて、彼はこういいました。「僕、それだけの人はいらない」と。幼い頃から凝り固まった人生観を刷り込まれ、自分というものを持てていないわたしに彼は愛想を尽かしたというわけです。そうして「幸せへ向かうレール」から外れたことで、わたしは一念発起しました。ずっと心のどこかで「いつかやりたい」と考えていたアートの勉強をするため、イギリス、続いてアメリカに渡ったのです。そのうち結婚して娘が生まれると、また強い不安に駆られました。「わたしに育てられたら、いつも自信を持てなくて誰かの指示を待つわたしみたいな人間に娘が育つのではないか」と――。そして、娘のための学校を探しているうちに出会ったのが非認知能力でした。当時のアメリカにおけるいわゆるエリートコースにある幼稚園や小学校は非認知能力教育に重点を置くようになりつつありました。そして、ある研究によって、その潮流は決定的なものとなった。従来の教育を受けるか、非認知能力を高める教育を受けるかによって、その後の子どもたちに大きなちがいが生まれることがはっきりとわかったのです。非認知能力を高める教育を受けた子どもたちの学習は、機械的にやらされるようなものではありません。学習内容に興味を持ち、自ら能動的に学ぶ。勉強したくないときも、責任感があるから「やらなくちゃ」と勉強をする。もちろん、学習成績も上がります。さらには、自分がやったことを肯定してもらえるため、自信を持つようにもなる。子どもたち一人ひとりが認められるから、いじめも減る。やる気、主体性、パッションがあって、自分がやりたいことをやるためにそれ以外のことも自然にできるようになるし、やり抜く力も身についていく――。まさにいいことずくめなのです。親は子どものロールモデルという役割から逃れられないさて、肝心の非認知能力を高める教育ですが、特別な学校でしかできないというわけではありません。むしろ、家庭教育のほうが重要だともいえます。娘を通わせた学校の先生からは、「いちばん小さいけれど最強のコミュニティーである家庭での教育、親との対話が子どもにもっとも影響を与える」といわれました。親は子どものロールモデルという役割から逃れることはできません。親の姿を見て育つ子どもは、ふとしたときに出るしぐさや口癖などまで親に似るものです。子どもは必死に生きて親を愛して、いずれ親のようになる。それだけ親という存在は子どもにとって大事なものなのです。そう気づいたとき、わたしは思い至りました。「だとしたら、まずわたし自身が自分の非認知能力を高めなければいけない」と。それから、わたしはいろいろと行動をはじめました。アートギャラリーを立ち上げたこともそのひとつでしょう。とにかく行動することが大切で、ずっと家にこもっていても心は強くなりません。家でご飯を食べてテレビを観ているだけなら、誰かに共感したり、失敗して回復したりする必要もないし、主体性やリーダーシップを発揮する場面もありませんからね。そして、「ママ、いまはこういうことをしてるんだよ」というふうに、自分の行動を子どもとシェアするのです。子どもは親を見て育つといいますが、見えやすくするのも親の役目です。子どもには、いわれなければわからないこともたくさんあるのですから。親の行動をシェアする際には、「失敗こそシェアする」と心がけてください。当時のわたしはなにもわからないままビジネスをはじめましたから、当然、失敗の連続です。それらの経験を娘に伝え、ときには娘からアドバイスをしてもらうこともありました。それは、失敗か成功かという結果ではなく、なにがどうしてどうなったかというプロセスを娘に見せるということです。そうすることで、子どもは、失敗は通過点であってやり直しができるということ、方法はひとつじゃなくてもしひとつの方法が駄目でも他の選択肢や可能性を試せばいいといったことを学んでいくことができます。それは、回復力ややり抜く力といった非認知能力そのものですよね。そう考えていたわたしは、娘には成功より失敗を重点的に見せてきましたから、娘にとってはじつは格好悪いママなんです……。はじめて「子育ての本を書くんだ」といったときに、いちばん驚いていたのが娘でしたね(笑)。娘のスカイさんと。『世界基準の子どもの教養』ボーク重子 著/ポプラ社(2019)■ ボーク重子さん インタビュー一覧第1回:子どもが親の失敗から学ぶもの。「やり抜く力」を育むなら“格好悪い親”であれ第2回:「親の態度」がカギを握る。子どもの自己肯定感を高める行動、低める行動(※近日公開)第3回:「ルールを守れる子ども」はこうして育つ。親が子に与えるべき大事な“時間”(※近日公開)第4回:「自分の考えを言えない」問題の解決法。幼い子どもにこそ大切な“リベラルアーツ”(※近日公開)【プロフィール】ボーク重子(ぼーく・しげこ)ライフコーチ。福島県出身。30歳の誕生日1週間前に「わたしの一番したいことをしよう」と渡英し、ロンドンにある美術系の大学院サザビーズ・インスティテュート・オブ・アートに入学。現代美術史の修士号を取得後、留学中にフランス語の勉強に訪れた南仏の語学学校でのちに夫となるアメリカ人と出会い1998年に渡米、出産。「我が子には、自分で人生を切り開き、どんなときも自分らしく強く生きてほしい」との願いを胸に、全米一研究機関の集中するワシントンDCで、最高の子育て法を模索。科学的データ、最新の教育法、心理学セミナー、大学での研究や名門大学の教育に対する考え方を詳細にリサーチし、アメリカのエリート教育にたどりつく。最高の子育てには親自身の自分育てが必要だという研究データをもとに、目標達成メソッド「SMARTゴール」を子育てに応用、娘・スカイさんは「全米最優秀女子高生 The Distinguished Young Women of America」に選ばれた。同時に、子育てのための自分育てで自身のキャリアも着実に積み上げ、2004年、念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年アートを通じての社会貢献を評価されワシントニアン誌によってオバマ大統領(当時上院議員)やワシントンポスト紙副社長らとともに「ワシントンの美しい25人」に選ばれた。2009年、ギャラリー業務に加えアートコンサルティング業を開始。現在はアート業界でのキャリアに加え、ライフコーチとして全米並びに日本各地で、子育て、キャリア構築、ワークライフバランスについて講演会やワークショップを展開している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月08日櫻井和寿、宮本浩次、Salyu、青葉市子が、アート・音楽・食の総合芸術祭『Reborn-Art Festival 2019』のオープニングを飾る音楽イベント「転がる、詩」に出演することが5日、明らかになった。『Reborn-Art Festival 2019』は、8月3日~9月29日の58日間、宮城県の牡鹿半島・石巻市街地を中心にアート・音楽・食の「総合祭」として開催される。そして「転がる、詩」は、8月3日、4日に宮城・石巻市総合体育館で開催される。バンドメンバーには、小林武史(keyboards)・名越由貴夫(guitar)・TOKIE(bass)・椎野恭一(drums)・四家卯大(cello)・沖祥子(violin)が参加する。また、5日の17時より、各プレイガイドでチケットの先行受付が開始されている。
2019年06月05日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」の5月30日(木)今夜放送回は2時間SPでお届け。櫻井さんが親友、妻夫木聡、佐藤隆太と3人で九州ロケに。さらに女優の芦田愛菜、歌舞伎俳優の松本幸四郎、市川猿之助ら豪華なメンバーをゲストに迎えて放送する。2001年放送の「天国に一番近い男 教師編」で共演。その後もお互い共演し合うことも多く友人関係となり、いまでも親友だという3人が今回ゴールデンウィーク旅行として九州へ。福岡出身の妻夫木さんの祖父母宅へ急遽立ち寄ったり、絶景露天風呂や絶品鶏肉料理など堪能。さらにカラオケで嵐の曲を大熱唱したりと貴重な3人旅の様子をカメラが追う。親友ならではの本音トークも必見だ。また子役として国内だけでなく『パシフィック・リム』ではハリウッドにも進出した芦田さん。現在中学3年生の芦田さんは思春期年表を大公開。恋バナに夢中だという中学生らしい学校生活をはじめ、読書が大好きな芦田さん独自の“読書4か条”までその素顔を紹介する。さらに松本さんと市川さんは“海外旅行での変わった食生活”や“妄想遊びが大好き”など、後輩たちから“変態ブラザーズ”と呼ばれているそう。その奇妙な私生活を関係者への取材から明らかにしていく。今夜のゲスト、妻夫木さんが主演を務める舞台「キネマと恋人」は6月8日(土)から世田谷パブリックシアターで上演。佐藤さんが出演する映画『今日も嫌がらせ弁当』は6月28日(金)から全国公開。芦田さんが声優として吹き替えを務める映画『ゴジラキング・オブ・モンスターズ』は5月31日(金)より全国にて公開。また、同じく声優を務めた『海獣の子供』は6月7日(金)より全国にて公開。松本さん、市川さんが出演する「六月大歌舞伎」夜の部「風雲児たち」の公演は6月1日(土)から歌舞伎座で上演。「櫻井・有吉THE夜会」は5月30日(木)21時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年05月30日「嵐」の櫻井翔と有吉弘行がゲストの願望・疑問・悩みを様々な手段で解決・実現する「櫻井・有吉THE夜会」。その5月16日(木)放送回に俳優の松坂桃李と女優の木南晴夏が出演。松坂さんの“本気コント”と“パン大好き”木南さんのロケにも注目だ。数々の人気俳優を輩出してきた戦隊モノ「侍戦隊シンケンジャー」で注目され、『アントキノイノチ』『キセキ -あの日のソビト-』や『不能犯』などの作品を世に送り出すと、連続テレビ小説「わろてんか」から『娼年』まで振り幅広く演技をこなす俳優へと進化。今年日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞し、現在放送中の「パーフェクトワールド」でも改めてその魅力が評価されている松坂さん。「勇者ヨシヒコ」シリーズで演じたムラサキ役や、「せいせいするほど、愛してる」での滝沢秀明の妻役に、原作再現度の高さも話題となった「海月姫」のジジ役。昨年春の「花のち晴れ~花男 Next Season~」ではヒロインたちを天真爛漫な明るさで包むコンビニ店員を演じ作品の癒しとなり、「大恋愛~僕を忘れる君と」では主人公の作家を支える編集者とあらゆる役柄を演じてみせる木南さん。昨年9月の本番組でも共演した2人が再びゲストとして登場する今回。松坂さんは人気芸人と本気でコントに挑戦。さらに松坂さんの友人、恩師にその素顔を徹底取材。スタジオもドン引きの“残念すぎるエピソード”に超細かい「理想の相手20か条」もお見逃しなく。またパン1万食突破、パンシェルジュの資格も持つ木南さんがいま1番食べたい2大パン屋さんを巡るロケへ。さらに自宅で出来る「美味しいトーストの食べ方」も紹介してくれる。今回のゲスト、松坂さんは映画最新作にして時代劇初主演作となる映画『居眠り磐音』が明日5月17日(金)より全国にて公開となる。松坂さん演じる坂崎磐音が3年間の江戸勤番を終え、九州・豊後関前藩に戻るが、帰藩早々に起きた“事件”により1日にして2人の友を失い、祝言を間近に控えていた許婚の小林奈緒を残したまま関前を後にすることになってしまう。江戸に戻った磐音は六間掘の金兵衛長屋で長屋暮らしを始め、昼は鰻割きとして、夜は両替商・今津屋で用心棒をすることに――という物語。磐音の許嫁・小林奈緒には芳根京子、さらに木村文乃、柄本佑、杉野遥亮らも出演する。「櫻井・有吉THE夜会」は5月16日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年05月16日ヘヴィ・メタル(以下、メタル)と聞いて、みなさんはどんな印象を持ちますか?ただ叫ぶだけの音楽?不良が聴くような音楽?そのように、一般的には悪いイメージを持たれるメタルですが、脳科学者の中野信子さんは中学生のころから一貫してメタルを愛聴してきたといいます。そして、むしろ思春期の子どもには、メタルは「心にも頭にも良いかもしれない」と提案します。2019年1月には、メタルが脳に及ぼすポジティブな影響を考察した『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』(KADOKAWA)を上梓した同氏に、メタルを聴くと本当に「心が整うのか」「頭が良くなるのか」を聞きました。構成/岩川悟(slipstream)取材・文/辻本圭介写真/櫻井健司(インタビューカットのみ)子どもにクラシック音楽を聴かせると頭が良くなる?書店の児童書売り場に行くと、クラシック音楽の「効能」を謳う本や教材がたくさん並んでいます。「クラシックを聴くと情動が落ち着いた子に育つ」「子どもの頭に良い影響がある」……。そんな「クラシック信仰」とでもいうべき見方が、世の中には根強く存在しています。幼い子どものころにモーツァルトを聴かせると頭が良い子に育つという、いわゆる「モーツァルト効果」を頭から信じ込み子どもに聴かせる親もいまだに多いようです。わたしは、こうしたことを「ちょっと問題がある行動では?」と感じています。子どもにクラシックをすすめることにどのような背景があり、聴くと具体的にどんな効果が見込めるのかを理解してすすめるなら問題ないのですが、「うちは落ち着きがないから、なんとか模範的な子どもに育ってほしい」と願って押しつけるような親には、疑問を抱かざるを得ません。「モーツァルト効果」が広まったのは、1993年に『Nature』に掲載された「モーツァルトを聴かせたら大学生の認知力テストの成績が上がった」とする研究報告がきっかけです。「モーツァルトを聴くだけで頭が良くなる」という方法は、子どもの教育に悩む親が欲していた手軽な解決策であり、また「そうであってほしい」と願っていた結果でもあったので、発表されるとまたたく間に全世界に広まりました。「モーツァルト効果」 が存在しないのは研究者のなかでは常識しかし、その6年後、心理学の専門誌『Psychological Science』に掲載された論文によって、その研究結果は再現性がないとして否定されます(※1)。「モーツァルト効果」が、「アーティファクト(人工的に出てきた結果)」であることがあきらかになったのです。「アーティファクト」といっても、けっして悪意のある捏造などではなく、おそらく最初の研究者は、「モーツァルトを聴くと頭が良くなるはずだ」と思い込んで研究したのでしょう。すると、一般的な科学実験でも起こることですが、真実の効果ではなく「研究者が見たいと思う効果」が見えてしまうことがあるのです。つまり、「モーツァルト効果がある」と仮定して実験していると、それを補強するデータだけを拾ってしまう現象が起きるのです。さらに、ハーバード大学のクリストファー・チャベス氏をはじめ、そのほかの研究者たちもモーツァルト効果を否定する論文を発表し(※2)、現在では「モーツァルト効果」など存在しないことは研究者のあいだでは「常識」となっています。でも、古い研究しかご存じない方や、「モーツァルト効果」を謳ったビジネスを展開されている先生たちは、現在でもそうした主張を繰り返している可能性があります。そして、子どもの行いが悪くて勉強もしないといった理由からか、せめて音楽はクラシックのような「良い音楽」を聴かせたいと考える親がいます。子を思う親の純粋な気持ちが謎のビジネスの資金源にされていることを思うと、なんとも残念でなりません。メタルで「不安傾向」を埋めると、「頭が良くなる」可能性が高いそこで、根拠のない「モーツァルト効果」がいまだ音楽産業や教育産業のPR・マーケティングとして使われ続けている現状を見て、わたしは「むしろメタルのほうが、ある思春期の子どもたちには良い効果があるのでは?」と考えるようになりました。もちろん、これもあくまで推論ですが、ある程度のレベル以上の成績優秀者に限っていうと、メタルを聴いている子どものほうがより「頭が良くなる」と考えることができるからです。というのも、成績が良い子というのはちょっと先生に怒られたり、ちいさなミスを犯したりしただけで、「もっと悪いことが起きるかも……」と不安に感じてしまうような不安傾向が高い子どもが多いから。脳科学的にいうと、心のバランスを取る役割を持つホルモンである「セロトニン」があまり出ないような脳の持ち主です。そんな子どもは、勉強においても「ここが悪かったんだ」「次は良くしなきゃ」というように、自分に対してネガティブなフィードバックをする傾向にあります。まさに、それゆえに成績が良くなる面があるのですが、この高すぎる不安傾向をメタルがうまく埋めてくれることで実力を発揮しやすくなったという報告があるのです。ちなみに、不安傾向の高さと成績の良さの関連性も、推論の域を出ないものではありますが、ペーパーテストについていえば、90点で満足する子どもと90点しか取れなかったと悲観する子どもでは、どちらのほうがより成績が伸びるかという単純な比較はできそうです。「なぜまちがったのだろう?」「次は絶対失敗しないぞ!」と思って繰り返し勉強を続ける子どものほうが、モチベーションとしても成績は上がりやすいと推測できるでしょう。激しい音楽を聴きながら手術に臨む外科医たち世間一般的に成績優秀者と認められている医師たちが、じつは手術中に流す音楽は「ハードな音楽がもっとも多い」という面白い調査もあります。この調査ではメタルは広義のロックに含みますが、音楽のストリーミング配信サービス『Spotify』と医師向けInstagram『Figure 1』がアメリカの医師をリサーチしたところ、90%の外科医が手術中に音楽を流していると答え、もっとも人気なジャンルはロックだったのです(49%)。49%という数字は、単なる偶然の一致とはいえない数字ですよね?なかでも、メタリカやレッド・ツェッペリンなどの人気が高く、ある医師は「ロックを流すと快適になり、患者に集中できる」とコメントしたほどです(※3)。わたしたちは、手術室は無音、もしくは音楽をかけていたとしてもクラシックやヒーリングミュージックが流れている程度だと想像しがちです。しかし実情は、激しい音楽を聴きながら手術に臨んでいる医師がもっとも多かったのです。医師は若いころは当然成績優秀者であったはずで、そのころに激しい音楽を聴いて不安が解消された情動の記憶を持っている人が多いのでは?とわたしは推測しています。もちろん、手術室に「ぶち壊せ!」と叫ぶこともある音楽が流れているとなると、歌詞ではなくリズムに乗って集中していると思いたいですけどね……(笑)。ストレス耐性を上げて、不安を直視する力をメタルが与えてくれるふだんの学校での勉強や近い将来に控えた受験などを心配して、不安に感じない子どもは少ないでしょう。ただ、不安傾向が高すぎると、「学校や社会から疎外されている」と感じたり、「大事なときに本来の力が出せない」という実行面で影響が出たりすることもあり、その心理的ブレーキをやわらげてくれるなにかが必要になります。不安がパフォーマンスを左右することについては、2011年にシカゴ大学の心理学者シアン・ベイロック氏らが実験を行い、「試験についての不安を試験直前に書き出すことで、成績が向上する」という実験結果を発表しました(※4)。簡単に内容をまとめると、学生をふたつのグループにわけて2回の試験を受けさせて、1回目と2回目の成績を比べました。このとき、まず2回目の試験前に重要な試験であることを伝えてプレッシャーを与えます。そのうえで、片方のグループには10分間時間をとって「試験について不安なこと」を書き出させ、もう一方のグループはただ静かに座らせました。すると、不安を書き出したグループのほうが、1回目のテストより正答率が5%向上し、もう一方のグループは正答率が12%も下がったというのです。つまり、この実験で見えてくるのは、不安をうまく扱うためには、むしろ「不安を直視したほうが良い」ということ。そこでわたしは、子どもに不安を直視させるためにもメタルが役に立つのではないかと考えています。なぜなら、メタルの歌詞や破壊的な音を聴くことで、「自分と同じようなストレスや疎外感を持って生きている人がいるんだ」というメッセージを音楽から得て、一時的にストレスを軽減する効果があると推察しているからです。さらに、イギリスのウォーリック大学の研究チームが成績の優秀な学生を選んでメタルに関する調査を実施したところ、メタルにはストレス発散や欲求不満の解消に役立つ効果が認められました(※5)。成績優秀であることは、自分自身への期待に加え、まわりからの期待によって大きなプレッシャーを抱える場合があります。しかしメタルを聴くことでそんなプレッシャーを一時的に忘れ去り、ストレス耐性を上げる可能性が言及されたのです。「良い子にならなきゃ」というプレッシャーが、子どもの才能を潰すこのようなことからも、「子どもにメタルなんか聴かせるのは良くない!」といった意見が、いかにステレオタイプな見方であるかがおわかりになるはずです。別に成績優秀者に限らず、思春期の子どもはストレスを感じやすい存在です。そんな子どもが、自分自身を過度な不安傾向から守り、「ここぞ!」というときに力を発揮するには、「メタルも役立つかもしれないな」という認識を新たに持っていただけると良いと思いますね。どれだけ美しいクラシックでも、励ましのメッセージが詰まった音楽でも、そんな音楽をきれいごとに感じる子どもにとっては、「ウソをつけ!」となって逆効果です。むしろ、不安傾向が高い子どもには、「現実に向き合え!」「騙されるな!」と歌ってもらったほうが、「うんうん、そうだよな」と納得できることもあります。「世界は残酷で噓だらけの場所なのだ」とあらかじめ認識しておくことで、心の安定に寄与することがあるというのがわたしの考えであり、また偽らざる実感でもあるのです。たしかに、メタルという音楽ジャンルは一般的なイメージこそ良くないかもしれません。でも、「イメージが良くない」ことが大事なのです。「良い子にならなきゃ」という不安やプレッシャーが、子どもたちの成績を落とし、才能を潰します。ノーベル賞を受賞した科学者たちは、ほぼみんな「好きなことをやれ」といっています。むしろ、親のいうことに従ってしまう子どものほうが怖いかもしれない。「うん、わかった」といいながら、とんでもないことする子どもだっているのですから。そこで親は、「清濁併せ呑む」度量を持っていることを示したほうが良いのだと思います。そして、子どもに無条件の愛情を与える。たとえば、成績が良いときはほめて甘やかすのに、落ちたらものすごく叱ったり、「おまえの味方だ」といいながら子どもが悪いことをしたら責めるだけだったりすると、子どもはとても混乱します。「悪いことをしたけど、おまえを信じている」というのが無条件の愛情であり、存在を受け入れるということ。子どもが安定した愛着を築いていくためにも、親は「悪いところも良いところも受け入れる」という真の愛情を示すことが必要なのだと思います。※1:『The Mystery of the Mozart Effect: Failure to Replicate』 July 1,1999, Psychological Science, Kenneth M. Steele, Karen E Bass, Melissa D. Crook※2:『Muting the Mozart effect』Dec 11,2013, The Harvard Gazette※3:Spotify and Figure 1 team up to hear what surgeons are playing in the OR, Figure1※4:Writing about worries eases anxiety and improves test performance, Jan 13,2011, uchicago news※5:『Gifted Students Beat the Blues With Heavy Metal』 March 19,2007, University of Warwick, Stuart Cadwallader and Professor Jim Campbell『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』中野信子 著/KADOKAWA(2019)【プロフィール】中野信子(なかの・のぶこ)脳科学者、医学博士、認知科学者。東日本国際大学特任教授。1975年生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業、同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。2008年から2010年まで、フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務。脳科学、認知科学の最先端の研究業績を一般向けにわかりやすく紹介することで定評がある。コメンテーターとしてテレビ番組に出演する傍ら、ベストセラーも多数。近著に『サイコパス』(文春新書)、『あの人の心を見抜く脳科学の言葉』(セブン&アイ出版)、『ヒトは「いじめ」をやめられない』(小学館新書)、『不倫』(文藝春秋)などがある。
2019年04月30日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務めゲストの願望・疑問・悩みを解決・実現していく「櫻井・有吉THE夜会」の4月11日(木)今夜オンエア回に福山雅治、菜々緒がゲスト出演、福山さんの数々の“伝説”や菜々緒さんの美の“秘訣”などが明かされる。1990年に歌手デビュー、翌年に「あしたがあるから」でドラマデビューを飾ると、「ひとつ屋根の下」「ガリレオ」などのヒットシリーズを世に送り出し、2013年公開の映画『そして父になる』では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞、その後も『SCOOP!』『三度目の殺人』など精力的に出演を続ける福山さん。今回はそんな福山さんの“スターすぎる”人生年表を紹介。恩師やラジオ関係者への取材で明らかになる“伝説エピソード”の数々や学生時代の卒アルも大公開。伝説だらけの男、福山さんの人生に驚愕必至だ。また「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」「怪盗 山猫」「好きな人がいること」「A LIFE~愛しき人~」「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」などへの出演で“悪女”キャラが注目され一躍ブレイク。一方で映画『銀魂』や大河ドラマ「おんな城主 直虎」や「BG~身辺警護人~」といった作品でみせる多彩な表情も注目される菜々緒さんもゲスト出演。芸能界で最も美しい体を持つ女性と言われる菜々緒さんの“美の秘訣”を今回は徹底解剖。普段健康に気をつけて食べているという食品から、カバンの中身まで大公開!今夜のゲスト、福山さん主演でおくるこの春の日曜劇場「集団左遷!!」は4月21日(日)21時~TBS系で放送開始。同作は江波戸哲夫の「新装版銀行支店長」「集団左遷」をドラマ化するもので、福山さん演じる50歳を目前にして廃店が決まっている銀行支店の支店長となった片岡洋と、神木隆之介、中村アン、井之脇海ら演じるその部下の“ダメ社員集団”たちが協力して大逆転に挑む平成最後の下克上エンターテインメント。菜々緒さんが出演する金曜ドラマ「インハンド」は4月12日(金)22時~TBS系で放送開始。山下智久演じるロボットハンドの義手を持ち寄生虫を専門とする天才科学者・紐倉哲が主人公で、菜々緒さんは紐倉に難事件の調査を依頼する美人官僚・牧野巴役で出演。紐倉が天才的なひらめきとアッと驚く科学的な方法で鮮やかに事件を解決していくヒューマンサイエンスミステリー。「櫻井・有吉THE夜会」は4月11日(木)今夜22時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年04月11日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。4月4日(木)今夜のオンエアはゲストに新金曜ドラマ「インハンド」から山下智久、菜々緒を、新火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」から内田有紀を迎えてお届けする。2008年から放送が開始された「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズは10年を超え続く長期シリーズへと成長。俳優としての執念を感じさせた『あしたのジョー』に多くの観客をときめかせた『近キョリ恋愛』、圧巻の映像体験となった『テラフォーマーズ』などの映画から「アルジャーノンに花束を」「ボク、運命の人です。」などのドラマまで多彩な魅力をみせる山下さん。モデルとして圧倒的なスタイルで話題となると、女優としても「主に泣いてます」や「ファースト・クラス」などの作品に出演。「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」や「好きな人がいること」などでみせた“悪女”キャラが話題となり一気に知名度を上げると、「A LIFE~愛しき人~」に「BG~身辺警護人~」などでは新たな面も披露、役柄の幅を広げ続けている菜々緒さん。90年代に女優、歌手として大活躍、その後引退、結婚を経て復帰すると、「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズに大河ドラマ「軍師官兵衛」「西郷どん」や連続テレビ小説「まんぷく」などで広い世代に愛される女優となった内田さん。今回は“負けず嫌いな男”だという山下さんを大親友への徹底取材で丸裸にするほか、学生時代の超貴重な写真をテレビ初公開。さらに山下さんがいま一番会いたいというYouTuberも登場する。さらに20年以上にわたり芸能界で活躍する内田さんの変わらぬ美貌の秘密を徹底解析。こだわりの野菜の食べ方から変わった運動法まで意外な素顔が明らかにされていく。さらに内田さんは役作りのためにOLの実態調査ロケに。酔っ払いOLへの神対応アドバイスも必見!今夜ゲスト出演した山下さんと菜々緒さんが共演する金曜ドラマ「インハンド」は、ロボットハンドの義手を持ち寄生虫を専門とする天才科学者・紐倉哲を山下さんが演じ、紐倉のもとに事件調査の依頼を持ち込む美人官僚・牧野巴に菜々緒さん、使命感あふれる救命救急の専門医・高家春馬に濱田岳といったキャストが共演する。内田さん出演の火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」は吉高由里子が“定時で帰る”“残業しない”をモットーに生きる新世代のワーキングガールを演じるワーキングドラマで、内田さんは双子を出産するも早々に職場復帰する仕事に生きるスーパーワーキングマザー・賤ヶ岳八重役で出演する。金曜ドラマ「インハンド」は4月12日(金)22時~TBS系で放送開始。火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」は4月16日(火)22時~TBS系で放送開始。「櫻井・有吉THE夜会」は4月4日(木)今夜22時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年04月04日アイドルグループ・嵐の櫻井翔と、女優の高畑充希が26日、「クリアアサヒ」新CM発表会に登場した。27日から放映される新CMでは、2人が自宅でクリアアサヒと「いつもの」を飲み比べしている様子が描かれたが、「自分で言葉を“発見"してほしい」という監督の要望に、「結局出てくるのが、『は〜』とか『ほえ〜』とかで、ボキャブラリーの貧困さに驚きましたけど、最後にCMでも使われた『わかるわ〜』が出まして、無事採用されました」と振り返る。高畑が「CMを見て、最後から2番目くらいのカットの櫻井さんの目が、普段見れない目だなと思って。プライベートを垣間見ちゃったような、いけない感じがあって」と指摘すると、櫻井は「覗き見感!? そんなしっかり見ていただいて嬉しいです」と笑顔を見せた。「いつもの〇〇だけじゃもったいない」というテーマには、「いつもの”旅行"だけじゃもったいない」と答えた櫻井は、「10年ぶりくらいかな、家族全員揃って温泉旅行に行ったんですよ。家族揃うのもいいなと思いました」と明かす。一方、「いつもの“お米"だけじゃもったいない」という高畑は、「お米の食べ比べにはまってて、ちょっとずつ詰め合わせになってるものをいただいたので、それをちょっとずつ炊いて食べると全然味が違う」と語った。この回答に、櫻井も「去年の秋くらいかな? 玄米にハマってる時がありました」と米談義に参加。「ちょうど我々が……我々が、ってすみません、嵐がミュージックビデオ撮影するときに行ったのがそういったレストランで、そこで買った玄米をおうちで食べてました」とエピソードを披露した。「新〇〇」というお題では、「新コース」と回答した櫻井が「毎年1〜2回スキーに行くんですが、行った場所の新しいコースに行きたい。海外のスキー場行ったことないので、海外のスキー場も発見してみたい」と意気込む。また、高畑は「新声帯。舞台の稽古中で声を強くしたくて。もっと先にミュージカルとかまたやれる時がきたら、歌が上手くなりたいなと思って、ボイトレしてます」と回答。「ボイトレしない」という櫻井は「僕はもう完全にマイクに頼りきってやろうと思いました。充希ちゃん、すごいなあと思って」と感心していた。
2019年03月26日アイドルグループ・嵐の櫻井翔と、女優の高畑充希が「クリアアサヒ」の新CM「櫻井さん とりあえず買ってみます」編、「高畑さん とりあえず買ってみます」編が20日から全国で放映される。今回のCMでは、2人が2月中旬以降製造分よりクオリティアップで新しくなった「クリアアサヒ」に出会い、思わず買ってしまう姿を描く。「櫻井さん とりあえず買ってみます」編では、櫻井翔がコンビニエンスストアのお酒売り場の前でじっと冷蔵庫を眺めている姿から始まり、いつも飲んでいるものと、新しくなった「クリアアサヒ」で迷った後に、「とりあえず買ってみます」と一言。帰宅後、いつも飲んでいるものと飲み比べて、新しくなったクリアアサヒの味を「発見。」する姿を描く。「高畑さん とりあえず買ってみます」編では、高畑がスーパーのお酒売り場の前でカート を押しながらじっと棚を眺めている姿から始まり、新しくなった「クリアアサヒ」 の美味しさを「発見。」する。撮影は、1月に首都圏近郊の店舗とスタジオにて行われた。櫻井は、今回の撮影をする監督と以前も仕事しており、「久しぶりですね」と再会を喜ぶ。コンビニエンスストアでじっと考えているシーンを撮影するために、長い時間かけて腰をかがめた体勢となり、チャーミングな姿が収められた。今回、素の表情を切り取るために用意された6台のカメラを前に、最初は驚いていた櫻井だったが、すぐに現場の空気にも慣れ、普段飲むお酒の話をするなど、リラックスした空気を醸し出していた。高畑は、首都圏近郊にある実際のスーパーで撮影。カートを押しながらじっと棚を眺める演技も、色々なニュアンスでトライした。その後の自宅シーンの撮影では、普段、独り言を言うことはあまりないという高畑が、あえてしゃべりながらの演技に挑戦する。「一人だと難しいなあ」と困りながらも撮影を重ね、高畑は「次回の撮影も楽しみ」と語っていた。
2019年03月20日アイドルグループ・嵐の櫻井翔がイメージキャラクターを務めるゼリー飲料「inゼリー」の新TV CM「inゼリー フレフレ櫻井」編、および「inゼリー しみわたるビタミン」編が18日より全国でOAされる。「inゼリー フレフレ櫻井」編では、山のような書類に囲まれたオフィスで、業務に追われ疲労困憊の櫻井が「サクライ、元気が欲しい」と宣言し、「inゼリー エネルギー」を飲むと、心の中に応援団が現れる。また「inゼリー しみわたるビタミン」編では、出勤前の駅のホームにいる櫻井が「サクライ、朝のビタミン摂取はじめます」と「inゼリー マルチビタミン」を飲むと、身体の中の細胞が活発に動くイメージが頭の中をよぎる。3月下旬からは、JR山手線の車体と各駅のホームドア、大阪メトロ御堂筋線の心斎橋駅・天王寺駅のホームドアにて櫻井の広告ビジュアルを掲出。6種類の「inゼリー」がそれぞれどんなタイプの人にオススメかを表した広告となっている。「inゼリー フレフレ櫻井」編の冒頭、櫻井がオフィスで飛び交う書類に囲まれるシーンは、CG合成などを使わない一発撮影で苦戦を強いられたが、同じ演技を繰り返す中で、より疲れた雰囲気が画面から伝わるよう「どひゃ~!」のセリフが追加されることに。撮り直しと予定変更が重なっても、櫻井は疲れを見せず常に完璧な演技を披露し、すべてが上手く決まった「奇跡の瞬間」を見せた。実は渋滞により30分ほど遅れてきた櫻井だったが、おなじみとなったスタッフと簡単な打ち合わせのみでスムーズにスタートし、最終的には予定より2時間も早く終了。思わず「はやっ!」と驚く櫻井は「すごく巻き(早く終わり)ましたね」と声をかけられ、「みなさんのおかげです! 来るときは渋滞で遅れてしまいましたけど。『inゼリー』があれば休憩いらずでしょう!」と笑顔で答えていた。撮影後のインタビューでは、応援されるシーンに「すごかったし、うれしかったです」と喜ぶ櫻井。中学1年生のの時に、先生たちに応援されながら平泳ぎで1,000メートルを泳いだ思い出や、嵐のアリーナ公演で応募が来すぎて1日3回公演にした時の思い出を振り返る。また櫻井は、新生活を迎える人へ「新生活は環境が変わるので、不安もあると思います。しかし新しい出会いがたくさんあり、環境の変化や今までにない出会いを大切に思えるタイミングでもあるので、そんな期間を楽しんでいただきたいと思います」とメッセージ。さらに自身の思い出として「僕は中学2年の10月にジャニーズ事務所に入りましたが、それも楽しかったですね。学校はクラスや部活など人間関係はある程度限られますが、(ジャニーズ事務所は)環境も性格も違う仲間が全国から20〜30人集まって、いろいろな出会いがあって楽しかった。今も交流が続いている仲間がたくさんいますし、新生活の思い出になっています」と語る。「社長(ジャニー喜多川氏)との思い出は……いちばん最初のオーディションの時に会いました」と振り返り、「僕はひとりで行きましたが、まわりは親御さんも一緒に来ていて、その中に作業着を着たオジサンがパイプ椅子を並べていたんです。これは誰なのかな……と思っていたら、その人が振り返って『私がジャニーです!』と言ったのでビックリしました。『あなたかい!』って(笑)」と、衝撃の出会いを楽しそうに明かした。
2019年03月15日「嵐」の櫻井翔と有吉弘行がゲストの願望・疑問・悩みを様々な手段で解決・実現する「櫻井・有吉THE夜会」の3月14日(木)放送回に「King & Prince」平野紫耀と人気お笑い芸人のみやぞんがゲスト出演する。2015年に結成された「King & Prince」のメンバーとして活動、昨年5月リリースのデビュー曲「シンデレラガール」が爆発的ヒット、同曲が主題歌のドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season」にも出演したことで大きな注目を集めた平野さん。11月には桜井日奈子、伊藤健太郎、磯村勇斗らと共演した映画『ういらぶ。』もヒットさせ俳優としても着実にステップアップしている。そんな平野さんだがバラエティでみせる“ド天然”ぶりも大好評、ということで今回は“ジャニーズNo.1ド天然”との呼び声も高い平野さんを親友や恩師への徹底取材で丸裸に。バク宙に初成功した際の映像もテレビ初公開されるほか、ファンの間で浮上中の“ビジネス天然”疑惑も催眠術で検証する。そしてみやぞんさんは本番組の特別企画として元女子プロサッカー選手・丸山桂里奈と宝石探しの大冒険へ。真っ暗な洞窟ではコウモリが襲い掛かり、険しい山道では落石と度重なるハプニングの中、持ち前の強運で宝石をゲットできるか!?みやぞんさんと丸山さんのハイパー天然コンビによるアドベンチャーは必見。今回のゲスト、平野さんがメンバーの「King & Prince」が待望の3rdシングル「君を待ってる」を4月3日(水)にリリースする。夏の高校野球テーマソングとなった「虹/シンプル」や『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』の主題歌となった「ロードムービー」などで知られる高橋優を作詞に迎えた同作は、平野さん含むメンバーが出演しているCMソングにもなっているほか、カップリングの「風に乗れ」もCMソングとしてオンエア中。初回盤A、Bと通常盤の3パターンでのリリースとなり、初回盤Aにはフォトカードが、初回盤Bにはステッカーシートが、通常盤にはクリアポスターがそれぞれ外付け特典として付属する。平野さん、みやぞんさん、独特の感性を持つゲストたちの魅力が弾ける「櫻井・有吉THE夜会」は3月14日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年03月14日「嵐」櫻井翔&有吉弘行の2人が司会を務め、話題の人物、一流芸能人の願望・疑問・悩みを出演者、スタッフ、視聴者の力を借りて解決・実現していく「櫻井・有吉THE夜会」の3月7日(木)今夜放送回に注目の俳優・北村匠海がゲスト出演する。ダンスロックバンド「DISH//」のメンバーとしての音楽活動に加え、子役時代から様々な作品へ出演。その磨き上げた演技力で2016年夏放送の「仰げば尊し」では新田真剣佑や村上虹郎らと共にバンドに打ち込む不良少年役を熱演、繊細に心揺れる様を巧みに演じ高く評価されたほか、翌年には『君の膵臓をたべたい』に浜辺美波とともにW主演し、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞、第42回報知映画賞新人賞、おおさかシネマフェスティバル2018新人男優賞を受賞。『恋と嘘』『春待つ僕ら』などの青春恋愛モノなどからゲイのバーテンダーという挑戦的な役柄が話題となった「隣の家族は青く見える」まで幅広く活躍するいま、最も注目される若手俳優のひとりである北村さん。今回は北村さんがゲストとして登場、自分を追い込むのが大好きな“ドM”気質の北村さんが番組お馴染みの激痛&激辛スポットへ。またスタジオでは北村さんの素顔を新田さんや永野芽郁ら共演たちが暴露。北村さんの隠された秘密が明らかに!?またお笑いタレントのみやぞんもゲスト出演、その超規格外な半生とその裏で起きていた初出しエピソードを紹介してくれる。今夜のゲストの北村さんは毎週日曜21時~TBS系で好評放送中の日曜劇場「グッドワイフ」に、常盤貴子演じる主人公・蓮見杏子と1つの採用枠を巡り争う新人弁護士・朝飛光太郎役で出演中。小泉孝太郎、唐沢寿明、水原希子、相武紗季、滝藤賢一、賀来千香子、吉田鋼太郎ら超豪華俳優陣のなかでフレッシュな魅力を振りまく北村さんに注目。また北村さんが永野さんとW主演した『君は月夜に光り輝く』が3月15日(金)より全国東宝系にて公開。死期が近づくにつれて肌が光る原因不明の不治の病“発光病”を患う、余命ゼロの少女・渡良瀬まみずを永野さんが演じ、北村さんはまみずが叶えることの出来ない願いを“代行体験”という形で叶えていく少年・岡田卓也役で出演する。2人のピュアで切ないラブストーリーをお楽しみに。「櫻井・有吉THE夜会」は3月7日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年03月07日「嵐」櫻井翔と有吉弘行の2人が話題の人物、一流芸能人の願望・疑問・悩みを出演者、スタッフ、視聴者の力を借りて解決・実現する「櫻井・有吉THE夜会」。その2月28日(木)今夜のオンエア回に俳優の高橋一生がゲスト出演する。ジブリ作品『耳をすませば』の声優などで子役時代から活躍。2015年に放送された「民王」で演じた総理秘書役はスピンオフが制作されるほどの話題を呼び、翌2016年には月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」や「僕のヤバイ妻」『シン・ゴジラ』などに相次いで出演、大きくブレイクすると2017年には「カルテット」に大河ドラマ「おんな城主 直虎」、朝ドラ「わろてんか」に月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などで超人気俳優の仲間入りを果たし、昨年も『blank13』『空飛ぶタイヤ』『億男』など話題作が立て続けに公開された高橋さん。今回は芸歴30年の実力派俳優・高橋さんの半生を紹介。同級生だという「V6」岡田准一との赤面(秘)話に若手時代の体当たりロケなど意外な一面も明らかに。また思い出の地・青山を巡るロケも実施。イケメン同級生が語る高橋さんの素顔とは!?今回は高橋さんのほか「オアシズ」の光浦靖子、大久保佳代子もゲスト出演。お互いの自宅訪問や独身コンビの2人へ母からの切実なメッセージなども公開される。今夜のゲスト、高橋さんは映画最新作となる『九月の恋と出会うまで』が3月1日(金)より全国にて公開される。同作は高橋さんと女優の川口春奈がW主演、川口さん演じる北村志織が引っ越し先のマンションでタイムリープ(時空を超えて)で届いた未来からの声によって、事故に巻き込まれ命を落とすはずだった運命から救われるが、高橋さん演じる小説家志望の隣人・平野進が“タイムパラドックス”に気付き、1年後に訪れる志織の運命を変えようとする――という物語。“タイムリープ”とそれがきっかけで起こる“タイムパラドックス”をテーマにしたラブロマンスをお楽しみに。「櫻井・有吉THE夜会」は2月28日(木)22時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年02月28日「嵐」櫻井翔と有吉弘行の2人が司会を務め話題の人物、一流芸能人の願望・疑問・悩みを出演者、スタッフ、視聴者の力を借りて解決・実現するバラエティ「櫻井・有吉THE夜会」。その2月21日(木)今夜の放送に元キャスターの村尾信尚と女優の川栄李奈らがゲスト出演する。大蔵省に入省後、主計官等を歴任、退官後は関西学院大学の教授を務めるとともに日本テレビ系「NEWS ZERO」にキャスターとして出演、櫻井さんとも共演していた村尾さん。10年以上にわたりニュース番組で櫻井さんと共演してきた村尾さんは、先日の「嵐」活動休止会見直後に起きた(秘)エピソードを披露するほか、12年間におよぶ共演期間中に櫻井さんに溜まった心のモヤモヤをテレビ初告白。2010年に「AKB48」のメンバーになると、2015年の卒業後はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や「僕たちがやりました」『亜人』などに続々と出演。現在も「3年A組-今から皆さんは、人質です-」に大河ドラマ「いだてん」に出演中の川栄さん。女優として快進撃を続ける川栄さんは、その華麗なる経歴の裏で起きた数々の事件とともに、川栄さんがハマっているという(秘)鍋を紹介。スタジオ騒然のその鍋とは!?今回は2人に加え、2018年のM-1グランプリで王者に輝いた「霜降り明星」も出演、地元・大阪への凱旋旅でせいやの美人姉妹も登場する。今回のゲストのひとりである川栄さんは、高橋一生と川口春奈がW主演する映画『九月の恋と出会うまで』で、川口さん演じる北村志織と同じ旅行会社に勤務する同期の香穂を演じている。同作は志織がタイムリープ(時空を超えて)で届いた未来からの声によって事故に巻き込まれ命を落とすはずだった運命から救われるが、小説家志望の隣人・平野進(高橋さん)は、志織が助かったことで生じた“タイムパラドックス”で1年後、志織の存在が消えることに気づく…という物語。『九月の恋と出会うまで』は3月1日(金)より全国にて公開。「櫻井・有吉THE夜会」は2月21日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年02月21日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務めゲストの願望・疑問・悩みを解決・実現していく「櫻井・有吉THE夜会」の2月7日(木)今夜放送回に映画『十二人の死にたい子どもたち』に出演している女優の橋本環奈がゲスト出演。また関脇の貴景勝も一緒にゲスト出演する。小学生時代、地元福岡の芸能事務所に所属、CMなどに出演しながらローカルアイドルとして活動、中学時代に撮影された1枚の写真から“千年に一度の美少女”として一躍話題となり、その知名度は全国区に。2014年の「水球ヤンキース」や2015年からの『暗殺教室』シリーズ、2016年公開の『セーラー服と機関銃-卒業-』では主演を務めるなど着実に実力を磨くと、2017年には『ハルチカ』『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』の3本の映画がいずれも大ヒット。昨年は「FINAL CUT」「今日から俺は!!」とドラマを中心に出演。美しすぎる顔立ちながらコメディでは振り切った変顔もみせるなど、演技に対する貪欲さで実力派へと成長しつつある現在20歳の橋本さん。そんな橋本さんと関脇・貴景勝関をゲストに迎え、長嶋一茂、「サバンナ」高橋茂雄、丸山桂里奈、西野未姫らバラエティに富んだメンバーも加わり、今夜も櫻井さんと有吉さんがトークや企画で視聴者を楽しませてくれる。橋本さんが出演している映画『十二人の死にたい子どもたち』は1月25日に公開され、11日目には動員数64万人を突破、興行収入も8億円超えを記録し大ヒット中。「みんなで死ねば、怖くないから」――12人の未成年たちが安楽死を求め廃病院の密室に集まる。ところがそこには13人目のまだ生あたたかい死体が。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事…。彼らだけしか知らない計画のはずだが、まさかこの12人の中に殺人鬼が――?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく…という物語。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、とまんらが橋本さんと共に自殺志願の少年少女を演じている。映画『十二人の死にたい子どもたち』は全国公開中。「櫻井・有吉THE夜会」は2月7日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年02月07日「嵐」櫻井翔と有吉弘行の2人が話題の人物、一流芸能人の願望・疑問・悩みを出演者、スタッフ、視聴者の力を借りて解決・実現する「櫻井・有吉THE夜会」の1月24日(木)今夜オンエア回に、俳優の滝藤賢一、女優の水原希子とその妹でモデルの水原佑果がゲスト出演する。昨年、連続テレビ小説「半分、青い。」とドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」で対照的な父親像を並行して演じたかと思えば「探偵が早すぎる」では一転これまでにない探偵像を描き出し、『孤狼の血』ではハードすぎる芝居で観る度に新たな顔を見せ続ける名優・滝藤さん。アメリカに生まれ神戸に育ったグローバルなバックグラウンドから来る独自の感性とセンスで、モデルとして圧倒的な存在感と魅力を放つ一方で、映画『ノルウェイの森』で女優デビュー。『ヘルタースケルター』から『進撃の巨人』まで出演作がいずれもヒット作となっている水原希子さん。放送中のドラマ「グッドワイフ」で共演中の2人が今夜の「夜会」にお目見え。いまや“日本一忙しいバイプレーヤー”となった滝藤さんの買い物に密着。芸能界屈指のオシャレ俳優として知られる滝藤さんが行きつけのお店で連発した“異常行動”とは?さらに“脇役界の主役”にまで上り詰めた滝藤さんの過酷な下積み時代から現在までの半生を年表で紹介。また水原希子さんの妹でモデルとして活動中の佑果さんも登場、トークバラエティ初共演を果たす水原姉妹が“食べるエステ”と呼ばれる注目の激辛火鍋を大公開。幾度もの“ネット炎上”も話題になる希子さんはその真相についても語ってくれる。滝藤さん、水原希子さんが出演中の日曜劇場「グッドワイフ」は、常盤貴子を主演に迎え人気の海外ドラマの日本版として制作。常盤さんが演じるのは夫が汚職で逮捕され浮気も発覚、16年ぶりに弁護士に復帰する蓮見杏子。その夫・壮一郎に唐沢寿明、杏子の元同期でいまは事務所代表も務める多田征大に小泉孝太郎、杏子と採用枠の座を争う朝飛光太郎に北村匠海。壮一郎を敵視する後任の特捜部長・脇坂博道に吉田鋼太郎といったキャストで、滝藤さんは壮一郎の元部下でいまは脇坂の下で働く佐々木達也を、水原希子さんはパラリーガルの円香みちるをそれぞれ演じている。日曜劇場「グッドワイフ」は毎週日曜21時~TBS系で放送。「櫻井・有吉THE夜会」は1月24日(木)22時~こちらもTBS系でオンエア。(笠緒)
2019年01月24日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務めゲストの願望・疑問・悩みを解決・実現していく「櫻井・有吉THE夜会」の1月17日(木)今夜放送回に、ドラマ「初めて恋をした日に読む話」から俳優の中村倫也と女優の安達祐実がゲスト出演する。「スーパーサラリーマン左江内氏」ではムロツヨシ演じる刑事と“バディ”を組んで視聴者を笑いの渦に巻き込み、「崖っぷちホテル!」では競艇好きで上から目線、“やる気なし”のシェフを、一転「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」では犯人逮捕に執念を燃やす刑事とあらゆる役柄をこなす“カメレオン俳優”の中村さん。幼少期からCMなどで活躍、12歳で主演を務めたドラマ「家なき子」が一大ブームとなり、その後は様々な作品に出演。近年は「女囚セブン」に「海月姫」などバラエティに富んだ役柄に挑戦、大人の女優としての新境地を開いている安達さん。この2人を迎えた今夜の本番組。夜会恒例企画の「地元に帰る」では安達さんが地元・浅草に。なんと実家に潜入、母親で自身もタレント活動している安達有里と“禁断共演”。またスタジオでは現在37歳なのにキュートで若々しさ全開、全く老けない安達さんの“美の秘訣”にも迫る。そして中村さんはパンダの着ぐるみで夜の街に繰り出す…果たしてどうなるのか!?また大好きな小動物の“マル秘”部分にメロメロ…中村さんの素顔が楽しめるほか、櫻井さんと「KAT-TUN」上田竜也の“師弟コンビ”が復活、こちらもお楽しみに。ドラマ「初めて恋をした日に読む話」は深田恭子主演で「クッキー」(集英社)連載中の持田あきによる同名人気コミックをドラマ化した作品。深田さんはしくじり鈍感アラサー女子・春見順子を演じ、中村さんは順子の同級生で高校教師をしている山下一真役で、安達さんは順子の親友でキャバクラのオーナー・松岡美和役で出演する。ドラマ「初めて恋をした日に読む話」は毎週火曜日22時~TBS系にて好評放送中。「櫻井・有吉THE夜会」は1月17日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年01月17日「嵐」の櫻井翔と有吉弘行がゲストの願望・疑問・悩みを様々な手段で解決・実現する「櫻井・有吉THE夜会」の12月20日(木)放送回は「豪華芸能人が世間をザワつかせた名場面&未公開」SPをお届け。ゲストたちの秘蔵映像が続々とオンエアされる。ジャニーズJr.時代から若手のリーダー格としてメンバーを取り纏め「タッキー&翼」としてCDデビュー。俳優としても大河ドラマ「義経」や映画『こどもつかい』など多数の作品に出演。舞台「滝沢演舞城」「滝沢歌舞伎」などでも新しいエンタメの形を追求し、今年いっぱいでの芸能活動引退、裏方専念を発表している滝沢さんが、櫻井さんとのサシ飲みでジャニーズ愛を語る。また今年「King&Prince」としてCDデビュー、同グループのデビュー曲が主題歌となり、自身もメインで出演したドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」も大ブームを巻き起こしたほか映画『honey』などもヒットさせた平野紫耀は“一人で映画が観れない”のだとか。その衝撃的な理由とは!?さらに櫻井さんとともに歩んできた「嵐」メンバーの大野智、二宮和也、松本潤らの意外な一面も明らかに。またこの夏は「義母と娘のブルース」が大きな感動を巻き起こし『インクレディブル・ファミリー』では吹き替えも担当した綾瀬はるかが激痛足ツボに挑戦、まさかの無反応ぶりも必見だ。「崖っぷちホテル!」で主演、『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』も大ヒット。先日放送が終了した「大恋愛~僕を忘れる君と」でも毎回号泣する視聴者が続出と今年も大活躍だった戸田恵梨香は“戸田鍋”を初披露。さらに同作で共演、今年は『50回目のファーストキス』『空飛ぶタイヤ』などの映画や「きみが心に棲みついた」で新境地を開拓したムロツヨシの“隠れイケメン”ぶりも暴露する。さらにスタジオには森山良子、清水ミチコが登場、櫻井さん、有吉さんとトークを繰り広げる。「櫻井・有吉THE夜会」は12月20日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2018年12月20日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務めゲストの願望・疑問・悩みを解決・実現していく「櫻井・有吉THE夜会」の12月6日(木)今夜放送回に映画『来る』から主演の岡田准一と妻夫木聡がゲスト出演する。20年来の親友だという櫻井さんと妻夫木さんの素顔が明らかに!?1995年に「V6」としてメジャーデビュー。その後ドラマ「木更津キャッツアイ」で主演を務め俳優としても注目を集めた岡田さん。最近では『海賊とよばれた男』『関ヶ原』では2年連続で日本アカデミー賞優秀主演男優賞に輝くなど、いまや日本を代表する名優の仲間入りを果たした。ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で注目された妻夫木さん。近年は山田洋次監督作『東京家族』がきっかけで『家族はつらいよ』シリーズに出演を続けているほか、『ミュージアム』では“カエル男”を演じるなど役柄の幅も広げている。この2人をゲストに迎えた今夜の「夜会」。今回20年来の友人だという櫻井さんと妻夫木さんが「サシ飲み企画第3弾」を決行、大河ドラマ主演も務めた岡田さん、妻夫木さん2人が衝撃の舞台裏を初告白するほか、素人時代の爆笑モテエピソードにライバル俳優を実名告白するなどテレビでは見せない2人の素顔に注目。さらに青春時代を過ごした超人気俳優Sも合流するなど豪華な“サシ飲み”をお楽しみに。また普段から体を鍛えている肉体派俳優の岡田さんは激痛施術を初体験。妻夫木さんが「ぱぱっとグルメ」企画でみせる料理の腕前も必見だ。岡田さんと妻夫木さんが共演する映画『来る』は2015年「第22回日本ホラー大賞」を獲得した、澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を鬼才・中島哲也監督が映像化する作品。結婚式を終え幸せな未来に胸を膨らます田原秀樹のもとを訪れる謎の訪問者、その2年後イクメンパパとして娘を溺愛する秀樹の周囲で不可解な出来事が起こりだし、秀樹は知人の伝手でフリーライターの野崎とその恋人で強い霊感を持つ真琴を紹介してもらうのだが、真琴も“それ”を感知した途端、その強大さを思い知る。そして日本中の霊能者たちが集結したクリスマスの夜、遂に“それ”との戦いが幕を開ける――というストーリーで、岡田さんがフリーライターの野崎を、妻夫木さんが秀樹を演じるほか、小松菜奈が真琴役で出演。黒木華、松たか子、青木崇高、柴田理恵、太賀らも出演する。『来る』は12月7日(金)より全国東宝系にて公開。「櫻井・有吉THE夜会」は12月6日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2018年12月06日TOKIOの松岡昌宏が、18日に放送されたラジオ番組『TOKIO WALKER』(NACK5/毎週日曜7:00~8:00)で、嵐の櫻井翔を「翔」と呼んでいる理由を明かした。普段ジャニーズの後輩を苗字で呼ぶことが多い松岡。そのことについてリスナーから「嵐の櫻井翔さんのことだけ『翔』と呼んでいるところをよく見ます。名前で呼ぶ人と苗字で呼ぶ人の違いは何ですか?」と問うメールが紹介された。これを受けて松岡は「あぁ、これ良いとこ突いてますね!」と言い、「『櫻井』とは最初の頃しか呼んでない。なんか『翔』なんだよね、俺の中で」と、何となく感覚的に名前呼びしていることを告白。続けて「たしかに、ニノじゃん? 相葉、大野、松本でしょ?」と、他のメンバーは苗字呼びのほうがしっくりいくことを明かした。また、「他で名前呼びしているメンバー」として、関ジャニ∞・大倉忠義を挙げ、「『ちゅう』って呼んでる」とも。どうやら松岡は、「V6の森田剛→剛」「三宅健→健」のように、2文字の名前は比較的名前呼びする傾向があるようだ。それ以外は基本「苗字呼び」だと言いつつ「でも、木村さんは、『智也』『准一』って呼ぶもんね、『長瀬』『岡田』とは呼ばないよね」と、先輩・木村拓哉の後輩の呼び方についても言及した。
2018年11月21日「嵐」櫻井翔と有吉弘行の2人が話題の人物、一流芸能人の願望・疑問・悩みを出演者、スタッフ、視聴者の力を借りて解決・実現するバラエティ「櫻井・有吉THE夜会」。その11月15日(木)今夜の放送に女優の篠原涼子がゲスト出演する。1990年に「東京パフォーマンスドール」のメンバーとしてデビュー、現在のライブアイドルの先駆けともいえるライブメインの活動で着実に人気を獲得しつつ、1991年「ダウンタウンのごっつええ感じ」に出演するようになると、体当たりでコントに挑む姿が話題を呼んで注目の存在となった篠原さん。1994年、「篠原涼子 with t.komuro」名義でリリースしたシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超えるメガヒット、同年には紅白出場も果たすなど、一気にトップアーティストの階段を駆け上がるとその後は女優へと軸足を移し、『下妻物語』でのヤンママ役や「光とともに…~自閉症児を抱えて~」では自閉症児を抱える母親役を演じ、「アンフェア」シリーズや「ハケンの品格」などの作品で演じた女性像が視聴者から熱い支持を受け、女優としても高く評価されるように。昨年の月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」では主婦から議員を目指す主人公を演じたほか、自身もプロデュースを受けた小室哲哉の楽曲と共に90年代の青春を描いた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』もヒット。現在も一線で活躍し続ける篠原さん。そんな篠原さんが今回、新橋のガード下で“はしご酒”。ほろ酔いで超ハイテンションになった篠原さんがカラオケで歌うのはまさかのあの歌!? また“あまり語らない”という篠原さん流子育て術なども明かしてくれる。今年は春に『北の桜守』が公開され、夏には先述の『SUNNY』とすでに2作もの映画が公開された篠原さんだが、11月16日(金)からは最新作『人魚の眠る家』が全国公開となる。同作は「ガリレオ」などの人気作家・東野圭吾の原作を「SPEC」や『真田十勇士』などの堤幸彦監督が映像化。西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈らを共演に迎え、愛する娘が突然、意識不明のまま病院に搬送され、医師から「脳死の可能性が高く、回復の見込みはない」と宣告されてしまった母親と夫、それを取り巻く人々の苦悩と、そこから生まれていく狂気を描いていく。「櫻井・有吉THE夜会」は11月15日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2018年11月15日