第70回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に正式出品されることが決定した『光』の完成披露試写会が4月27日(木)、都内で行われ、主演の永瀬正敏をはじめ、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也、河瀬直美監督が出席した。河瀬監督にとって、カンヌ映画祭への選出は永瀬さんと初タッグを組んだ一昨年の『あん』に続く8度目。また、永瀬さんは日本人俳優として、初めて出演作が3年連続で招待を受けることになり、客席は祝福ムード。この日、登壇した5名全員が、現地入りすることも明らかになり、「いってらっしゃい」の声もあがった。河瀬監督は「明け方、フランスから電話で一報を聞いたら、自宅のリビングから太陽がのぼるのが見えて、“光”がさしました。光は世界をめぐるんだと思うと、その瞬間号泣してしまった」としみじみ回想。本作は「特に難産だった」といい、「河瀬といえばカンヌというイメージもあるかもしれませんが、そんな簡単な場所じゃない。しかも栄えある第70回のレッドカーペットを歩くと想像したら、涙が止まりませんでした」と感無量の面持ちだった。そんな河瀬監督から電話で吉報を受け取ったという永瀬さん。「朝方にお電話をいただいて、もう『ありがとうございます』と『おめでとうございます』ばかり繰り返していた」そうで、「受話器越しに監督の思いが伝わって、僕も朝から号泣しました」とふり返った。ちなみに、河瀬監督によると「電話したのが朝6時だったのに、ワンコールで出てくれた」のだとか。水崎さんも「河瀬監督が愛を注いだ作品を、世界の皆さんに見てもらうと思うと…」と言葉に詰まるほど感激した様子。共演陣も「私自身が『光』の細胞の1つになれて、現場にいても、映画を観ても救われた。監督が“出産”なさった『光』が世界に届けばと祈っている」(神野さん)、「もう(カンヌには)3度行かせてもらって、もう行くことはないと思っていた。カンヌは、こつ然と映画の王国が現れて、やがて消えるファンタジックな香りがある場所。本当に幸せだし、長生きするもんですね」(藤さん)とカンヌ入りに期待を寄せていた。“映画”の音声ガイドの制作にたずさわる美佐子(水崎さん)はある日、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉(永瀬さん)と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていくが――。今年のカンヌ国際映画祭は5月17日(現地時間)より幕開け、「コンペティション部門」受賞結果は、映画祭最終日の5月28日に発表される。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年04月27日永瀬正敏が主演を務める河瀬直美監督の最新作『光』が、第70回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に正式出品されることが決定。河瀬監督は、永瀬さんと初タッグを組んだ一昨年の『あん』に続く7度目、また永瀬さんは、日本人俳優として初めて出演作が3年連続で招待を受けることになった。“映画”の音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。あるとき、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていくが――。昨日4月13日(木)、フランス時間の11時~(日本時間18時~)より発表された、第70回カンヌ国際映画祭ラインナップで「コンペティション部門」への出品が決定した本作。河瀬監督にとっては「監督週間」カメラドール(新人監督賞)受賞の『萌の朱雀』(’97)をはじめ、グランプリ受賞の『殯の森』(’07)、『2つ目の窓』(’14)、『あん』(’15)に続く、日本人監督としては最多となる7度目。また、主人公・雅哉を演じた永瀬さんは、河瀬監督の『あん』と、ジム・ジャームッシュ監督&アダム・ドライバー主演の『PATERSON』(原題)に続き、出演作が3年連続で同映画祭の招待を受けることとなり、日本人俳優として初の快挙となった。5月17日(現地時間)より開催されるカンヌ国際映画祭には、永瀬さん、美佐子役の水崎綾女、そして河瀬監督がチーム『光』として参戦する予定。なお、「コンペティション部門」受賞結果は、映画祭最終日の5月28日に発表される。このたび第一報を受けた永瀬さん、水崎さん、さらに劇中映画の主演・監督役の藤竜也、そして河瀬監督から喜びのコメントが到着している。■永瀬正敏撮影でお世話になった視覚障碍者の皆さんに心から感謝しています。また世界中で作られている数々の作品の中から『光』を選んでいただけたこと、本当に感謝しています。河瀬直美監督の思い、沢山の方々の思いが詰まったこの作品を、世界の皆さんに観ていただけることが何より嬉しいです。■水崎綾女カンヌ国際映画祭なんて、自分とは別の世界だと思っていたので今回のノミネートに驚愕しております。映画祭自体も初めてなのですが、世界各国から来られるたくさんの方にこの作品を観ていただける事がとてもうれしく思います。■藤竜也直美さん、貴女の『光』に僕の魂がゆすられました。ゆすられた僕の魂が、喜びの涙を流しました。彼方にある『光』が私たちに希望を与えてくれるという意識を共有出来ました。■河瀬直美監督映画は、「光」です。映画は、「魂」です。映画に魂を捧げたものとして、この映画『光』をこの世界に誕生させた、スタッフ、俳優のみんな、みんな、みんな、と、カンヌでの瞬間を分かち合えること、いま、とてもうれしい。50回目のカンヌで初めて訪れた場所…あれから20年の節目にまたあそこに立てる歓びをかみしめています。ありがとう。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年04月14日監督・河瀬直美×主演・永瀬正敏の『あん』コンビで贈る最新作『光』。この度、本作の公開日が5月27日(土)に決定し、併せて主演の永瀬さんとヒロインの水崎綾女が写るビジュアルが解禁された。“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように2人は、音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも互いの心をゆっくりと通わせていく――。本作は、日々迷いながら生きていた女が、弱視の天才カメラマン・雅哉に出逢い、彼の内面に惹かれてゆくラブストーリー。雅哉がやがて見えなくなることを知りながらも、互いの心を見つめようとする、切なくも希望を感じさせてくれる物語。主演の弱視のカメラマン雅哉役を永瀬さん、音声ガイドの制作に携わるヒロイン・美佐子役に水崎さん。さらに舞台からドラマまで幅広く活躍中の神野三鈴、白川和子、劇中映画の主演と監督役に藤竜也が出演する。このほど到着したビジュアルでは、美佐子が雅哉の頬を強く引き寄せ、“あなたに見つめられていたい”と願う、切ない想いが込められた一枚。また、ベルリン国際映画祭でも、類似のビジュアルがお披露目されるという。さらに今回、主演の永瀬さんからコメントも到着。自身のドラマ初出演時と映画デビュー作、それぞれで白川さんと藤さんと共演しているという永瀬さんは、「この映画で、自分の原点に立ち返った気がする。俳優になりたての自分に、演技のいろはを教えてくれた、光(道標)のような存在」とコメントを寄せており、この2人との再共演に喜びを感じているようだ。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月10日永瀬正敏が『あん』の河瀬直美監督と再びタッグを組む映画『光』。制作発表後、早くも注目を集める本作がこのほどクランクアップとなり、永瀬さん、そしてヒロインを務めた水崎綾女が魂を込めた作品に熱い涙を見せていたことが分かった。“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく、音声ガイドの制作にたずさわる美佐子(水崎さん)。あるとき、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉(永瀬さん)と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていく――。世界最高峰のカンヌ国際映画祭にて、新人監督賞カメラドールを受賞した1997 年の『萌の朱雀』、その10年後の2007年に審査員特別大賞グランプリを受賞した『殯の森』に続き、10年周期のジンクスとなる来年2017年に、河瀬監督のオリジナル脚本の最新作として送り出される本作。撮影は、「日本の四季の中で光が一番美しく降り注ぐ、この季節に撮影をしたい」という監督の思いのもと、今年10月16日から自身の創作拠点である奈良でスタート。約1か月の撮影を経て、11月14日19時半ごろに京都文化博物館にて無事クランクアップを迎えた。河瀬監督は「明日起きたら、明後日起きたら、奈良にもう雅哉も美佐子もいないのだと思うと、なんだか身を裂かれるような想いがするのです。それほど登場人物たちと一緒に生きていたな、という気がします」と、撮影を終えたばかりの心境をコメント。「クランクインが満月で、とても重要な雅哉と美佐子のシーンを撮った日が新月で、そして今日、クランクアップの日がまた満月。光もすべて味方につけた、俳優たちこそが、スペシャルだと思っています!」と、永瀬さんらキャストたちをねぎらった。河瀬監督と『あん』以来2度目のタッグとなる永瀬さんは、“弱視のカメラマン・中森雅哉”に完全になりきった状態で、目の焦点を合わせずに演技をしていたため、共演者である水崎さんの顔をきちんと見ることがないほどに役にのめり込んだという。「終わったな…終わっちゃったなって感じです。なかなか言葉にするのが難しいのですが、魂よりももっと大きなものをフィルムに焼き付けられたらと思いながら日々過ごしていました」と、永瀬さん。「弱視から目が見えなくなっていく過程の苦しみや、実際に目の不自由な方々の苦しみを、極力うそがないようにしたくても、実際の僕は目が見えています。でも少しでも近づきたいと出来る範囲の最大限の事をやり、自分自身に足枷をはめ、視力を失ってからはほとんど食事を取らず雅哉として生きてきました。実際に目の不自由な方々の気持ちを考えたら、僕らの小さな悩みや絶望というのは、大したものではない…そんな風に世の中の観方がこの作品で変わるきっかけにもなったらと思っています」と、その役ヘの没頭ぶりと、真摯な思いを口にする。そして、「1人でも多くの方にこの河瀬監督が伝えようとしている『光』が届くことを願っています」と語り、「やっぱり僕にとって河瀬組はスペシャルでした」と撮影をふり返った。また、“バリアフリー映画を手掛ける尾崎美佐子”として、撮影前から奈良に住み始め、約1か月もの間、24時間、役になりきって生活し、作品づくりに没頭する日々を過ごした、監督に見出された新たなヒロイン・水崎さん。「1か月以上、“美佐子”として暮らしていたので、先ほど監督に『水崎綾女!』と名前を呼ばれ、急に現実に戻された感じです。私だけ、最初の1週間は台本がないまま演じていて、やがて1日分の台本をいただくようになり、10日前にようやく台本を1冊貰って読ませていただきました。もう、8割、9割のところまで進んでいて、『あと数ページしかない!』という状況でしたが、そこから作品のヤマが続き、ようやく2日前頃(ゴールという)“光”が見えてきた感じがしました」と、撮影の過程を明かす。さらに、「役になりきるために、もの凄く苦しくて大変だったのですが、撮影が終わってしまうのが本当に寂しい…。まだ河瀬組に身を置いていたいし、美佐子でありたいという気持ちがいまは強いです」と熱い言葉を寄せた。魂を込めて演じ続けた日々を思い、クランクアップを迎えた永瀬さんと水崎さんの瞳からは熱い涙がこぼれていたという本作。この2人、そして河瀬監督自身の“離れがたさ”が、この作品が放つ“光”の強さを物語っているようだ。『光』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月16日世界的評価を受ける河瀬直美監督の最新作『光』が、来年公開されることが決定。主演に俳優・永瀬正敏を迎えることも分かった。“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように2人は、音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも互いの心をゆっくりと通わせていく――。本作の監督・脚本を務めるのは、世界最高峰のカンヌ映画祭では『萌の朱雀』で新人監督賞カメラドールを、『殯の森』で審査員特別大賞グランプリを受賞した河瀬監督。主演には、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニングとして正式出品された『あん』に続いてのタッグとなる、国内外で活躍する俳優・永瀬さんが務め、ヒロインには新進女優として注目を集める水崎綾女が抜擢された。『あん』では、樹木希林演じる徳江の生き様に影響を受けながら、人生を切り開いていく千太郎を演じ、その演技に世界中の人々が心を震わせたが、本作では、弱視の主人公・雅哉という葛藤の中で希望の光を求めさまよう男を演じる永瀬さん。役作りにおいては、撮影の20日前には奈良に入り、実際の雅哉のマンションで暮らし始め、雅哉の部屋を作っていったそう。「部屋の写真は全て自分が撮りだめてきた未発表のものを使用しました」と細部にまでこだわっていると話し、「視覚障害を持つ4~5人の方とお会いし、その生活を拝見させていただいたり、自分自身で出来ることとしては、決められたコースを目をつぶって歩くことを繰り返したりしながら、準備しました」とコメントしている。また、ヒロインとして河瀬監督に見出されたのは、タナダユキ監督の『俺たちに明日はないッス』で銀幕デビューを果たし、『マイ・バック・ページ』『つやのよる』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』など様々なジャンルの作品に出演してきた水崎さん。本作では、バリアフリー映画の音声ガイドとして、その光の中に生きる意味を見出していく女性・美佐子役で、これまでの役柄とは異なる、新たな一面を見せていく。水崎さんは「撮影が始まっても、私だけ脚本をもらえていないのですが、24時間美佐子として生活することで、不思議とすんなり台詞が出てくるのです」と話し、「ストーリーの先が分からない分、予想がつかないけれど、順撮りをしているので、美佐子の気持ちがどんどん積み重なっていくという初めての経験をしています」と撮影中の様子を明かした。「『あん』で初めて音声ガイドをつくったときに原稿確認をしたのですが、音声ガイドそのものが、表現として素晴らしいものだと思いました」と本作の着想を得たきっかけを話す監督。永瀬さんとは、また一緒に映画を作りたいと話していたそうで、「実際に、永瀬さんのカメラマンとして活躍ぶりを見てきたので、今回の役柄は彼しかいないと思っていました」と絶大な信頼を寄せている。なお、美佐子と同じ職場の上司・智子役と劇中映画『その砂の行方』の女優役を、舞台から映画・ドラマへ活躍の場を広げる神野三鈴、『その砂の行方』の主演と監督役を藤竜也が演じる。『光』は2017年、公開予定。(cinemacafe.net)
2016年10月31日西内まりや主演『CUTIE HONEY -TEARS-』が10月1日(土)に公開を迎え、西内さんをはじめ、共演の三浦貴大、石田ニコル、永瀬匡、今井れん、原作者の永井豪が登壇し、舞台挨拶が行われた。1973年に永井さんが発表して以来、幾度もアニメ化、実写化されてきたセクシーヒロイン「キューティーハニー」を大胆な解釈で映像化!近未来を舞台に、“キューティーハニー”のコードネームを持つアンドロイド・如月瞳の戦いを描く。初の映画単独主演を果たした西内さんだが、映画を見終えたばかりの観客の拍手に迎えられ「いまが、ちゃんと(初主演の)実感がわいた瞬間です!」と満面の笑み。「すごく人気の大きな作品で、原作のファンもたくさんいて、全然これまでとイメージの違うキューティーハニーをやることに、受け入れてもらえるのかな? と心配もありましたが、監督をはじめ、スタッフさんが最先端のCGで、お話もオリジナルで作ってくださり、見た人に『感動した』と言っていただけて、やりがいを感じました」と充実の表情を見せた。映画にちなんで「自身のキュートなポイントは?」と尋ねられた女優陣はこの難問に思案顔。今井さんは「撮影初日の初っ端のまだ緊張感が抜けていないときに、分厚い扉を片足でけ破るシーンの撮影で、ガツンとやったらブーツの底が抜けちゃいました(笑)」とかわいらしい外見との意外なギャップエピソードでキュートさをアピール!石田さんは、ハニーと対決する無感情のアンドロイドのジルを演じたが「私のいるシーンはCGを多く使ってて、私のいた場所はほとんどCGで、床が真っ黒だったんですが、CGを少しでも入れやすいように、(ゴミやほこりが映らないように)夜中の3時とかに、ジルのビジュアルのまま、ずっとコロコロで床を掃除してました(笑)」と明かす。2人のエピソードを受けて、“締め”のエピソード披露を求められた西内さんは「この質問、なんなんですか…?」と困り顔。「キュートかどうかはわかりませんが…」と前置きしつつ「地元の福岡でおいしい豚骨ラーメンを食べたんですが、店員さんに『また来るけん!』と言ってサングラスをかけて、店を出たら、口の周りに違和感があって…あごにネギがついてました(苦笑)。サングラスまで掛けてかっこつけてるのにダメでした…。失敗をカワイイと思っていただけたら(笑)」と語ったが、なぜか永瀬さんから「ネギですか?」とダメ出しが入り、会場は笑いに包まれていた。『CUTIE HONEY -TEARS-』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CUTIE HONEY -TEARS- 2016年10月1日より全国にて公開(C) 2016「CUTIE HONEY-TEARS-」製作委員会
2016年10月01日写真家の永瀬沙世による写真展「スプライト(SPRITE)」が、6月28日から7月7日まで東京・恵比寿のALにて開催される。永瀬沙世は、これまでに7冊の写真集を制作している。そのうち、『PINK LEMONADE』、『Asphalt & Chalk』は、パリを拠点とするストックホルムのLIBRARYMAN社から出版されるなど国内外で活動を行っている。同展は、永瀬沙世が今夏2年ぶりに発表した同名の写真集をもとに開催。11年に起きた東日本大震災の直後に撮影しその5年後の16年に仕上げられた『スプライト』に収録された、“未知なる世界、導き手のいない新しい場所に足を踏み入れたときの瞬間”を収めた写真作品の数々が展示される。【展覧会情報】「SPRITE」会場:AL住所:東京都恵比寿南3-7-17会期:6月28日~7月7日時間:12:00~19:00【書籍情報】『SPRITE』写真:永瀬沙世デザイン:米山菜津子協力:YYY PRESS、KiKi inc.発行:Yomogi books並製/80ページ/297×205mm/カラー edition 400部価格:4,500円
2016年06月27日気鋭の写真家・永瀬沙世。海外のクライアントやギャラリーと仕事をすることが増えた近年、永瀬は作品を言葉にするのは難しい、しかし文化の成り立ちが違う人たちに伝えるためのアーティストステイトメントの重要性を再認識しているという。後編では、永瀬自身の言葉と共に、彼女の作品集に込められたメッセージを読み解きたい。前編はこちらから■『WATER TOWER』(2011)『WATER TOWER』は古代がテーマになった作品だ。この世界にある、どこでもないどこか、そんな光景が続く。日本国内でも確かなものは何か、本質的な価値を知りたいという見えない欲求が高まった2011年にこの作品集が刊行されているのも興味深い。女性的な光やシルエットが横たわるようなカットもあれば、水を抱いてそびえ立つ水の塔もある。相反する存在が存在する世界を永瀬の視点で切り取った作品に思える。「これは(東日本大)震災の1週間前に出来上がった写真集です。古代は大きな木の下に長老がいて、そこが不安になった時の心の拠り所になっていたんだと思います。大きな塔や木に宿る神様や精霊を拝むような気持ち。みんなが指標にする何かが分からない時代になってきたな、という思いで撮ったのがこの『WATER TOWER』です」(永瀬)■『White Flowers』(2012)『White Flowers』と題された作品は、実は“免疫”がテーマ。どこにでもありそうな日常のシーンの中に、度々登場する白い花々。この可憐な花こそが、永瀬を苦しめる存在だったとは...。そんな世の中の不条理を切り取った作品といえるかもしれない。「もともとこの白い花が気になって撮りはじめたのが、この花を目の前にすると具合が悪くなってしまって...。結局、この花の花粉症だったんです。この花が好きなのに、自分の白血球はこの花粉を異物だとみなして攻撃するからくしゃみも出れば、鼻水も出る。そこで、免疫って何だろうって...。だから、一番最後のページに暗号のようなメッセージを残しました。“Your hay fever has nothing to do with your thoughts.”って。花粉症は思い過ごしだよって思うことで、この花を好きなことを肯定したかったんです」(永瀬)■『Pink Lemonade』(2013)色の三原色(シアン、マゼンダ、イエロー)のマゼンダが“ピンク”、イエロー が“レモネード”というイメージで作られた写真集。 真逆のものが惹かれ合い、近づいたり離れたりしながら生きていく感じが伝わってくる。「わたしは暗室でプリント作業する時、マゼンダとイエローという逆の光を少しづつ混ぜていき微妙に色をつくってるため、 色を考える時、頭の中がそのパズルを解いている感覚になっているのです。モデルのヘアスタイルも黒髪とピンクの髪だったり、真逆の色を隣合わせる面白さがある。それは、感覚的なようでありながら、ロジカルでもある。モデルはアメリカと日本のハーフ。あえて日本的要素である畳の上で撮影したり、 アメリカで買ったスニーカーを履かせて東京郊外の街で撮影したり。イエローとマゼンダのように、異なるものを同時に溶け合わせていく作業から生まれた作品」(永瀬)永瀬の写真に映るのは“みんなが見ているのに、気づいていないものたち”なのだろうか...。ぜひ一度、彼女の作品の前に立って、その気配を感じてもらいたい。【イベント情報】2年振りとなる永瀬の写真集『 スプライト(SPRITE)』の発売を記念して、同タイトルの写真展が代官山で開催される。永瀬沙世 写真展 “SPRITE”会場:代官山「AL」住所:東京都恵比寿南3-7-17会期:6月28日から7月7日時間:12:00から19:00【永瀬沙世プロフィール】1978年兵庫県生まれ。2016年、2年振りに写真集『SPRITE(スプライト)』を発表 、個展も同時に開催される。今まで7冊の写真集を製作し、『PINK LEMONADE』『Asphalt & Chalk』は、パリを拠点とするストックホルムのLIBRARYMAN社から出版された。
2016年06月20日写真家・永瀬沙世の写真には何が映るのだろうか。写真とは一瞬の刹那を切り取りたいという人の欲求から生まれた文明かもしれないが、彼女の写真にはそれ以上の何かが映し出されている。1978年、兵庫県に3人兄弟の末っ子として生まれた永瀬沙世。19歳の時、写真家を志し上京する。13歳で写真を撮りはじめた時から、友人にメイクをし、衣装やポージングまでセットアップしていたという永瀬。彼女はカメラのファインダーの先に何を見るのか...。桜が花ひらく春、彼女のアトリエを訪ねた。■キュリー夫人を目指した少女が写真家になるまで3人兄弟の末っ子として生まれた永瀬は、どんな子ども時代を送ったのだろうか。聞けば、父親から「キュリー夫人みたいになったらいいのにな」といわれて育った永瀬は、楽しみながら科学の勉強をしていたという。そして、「何で生きていくか」を真剣に考えはじめたティーンの彼女の好奇心は科学に留まらず、ギターを弾き、歌を歌ったり、モデルをやってみたり、劇を演じ、絵も描けば、映像も撮り、写真もはじめた。その中で一番ピンときたのが写真だったのだという。月並みな問いかけではあるが、永瀬に写真の魅力を訊ねると「写真は切磋琢磨すると、どんどん精度が上がっていくこと。芸術とスキル、その両方が写真にはあるから」と返ってきた。どうやら彼女には、親からもらったものだけではなく、自分自身で高めたスキルで挑戦してみたいという心意気があるようだ。そんな思いを秘めた永遠の末っ子は「自分の味方がいないところ」を求めて19歳で上京する。「一人でちゃんと生きていくという自信をつけたかった」と当時を振り返る永瀬。写真家としてキャリアを重ねてきた彼女だが、そんな自分自身について「まだまだ真っ白だと思う。ただ、真っ白なところに立って、一から何かを作っていくことはやってきた」と語る。彼女の作品を前にすると、そこに射し込む陽のまばゆさや、髪を撫でるような風の気配、さらには遠くの音、近くの音までを映し出しているような気持ちになる。永瀬の撮影スタイルは、ルックは決まっているものの、細かな構図は現場で決めていくスタイルなのだという。「ラフよりも、キーワードの方が撮りやすいんです。いつも感覚をゼロにして現場に行くようにしています。私は上手く五感を作用させて、そこにあるものの受信機にならないとダメだから」と撮影に向かう時の思いを語る。後編では、永瀬の作品に込められたメッセージを、本人の言葉と共に読み解きたい。
2016年06月20日7月に劇場版の公開も迫る『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』で劇中に登場するチーム・RUDE BOYSの幹部、シオンを演じている永瀬匡が、6月4日(土)今夜放送のTBS系バラエティ「新チューボーですよ!」にゲスト出演する。同番組は堺正章、森星、「平成ノブシコブシ」の吉村崇の3人がゲストを迎え料理に挑戦するバラエティ番組。今回ゲストで登場する永瀬さんは2011年、ドラマ『桜蘭高校ホスト部』で俳優デビュー。2012年に映画『悪の教典』に出演すると2013年「仮面ライダーウィザード」で主人公の仁藤攻介を演じて若い女性を中心に大きな注目を浴び、同年の大河ドラマ「八重の桜」にも出演。その後も『好きっていいなよ。』や『天空の蜂』、ドラマでは「ナポレオンの村」「マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!~」などに出演。ワイルドな雰囲気から「若手野獣系俳優」として着実にその人気を広げている。今回永瀬さんが挑むのは肉、卵、ご飯の最強タッグでおなじみのハワイの郷土料理「ロコモコ」。ロコモコを作りながら永瀬さんがデビューのきっかけや、仮面ライダーのオーディション秘話などを語ってくれる。ダンス歴なんと10年、体脂肪率4%という永瀬さん、ダンスの腕前を披露…のはずがまさかの“ロックスター誕生”!?「ロック歌手になりたい」という永瀬さんがみせるはじけっぷり”にスタジオが大盛り上がり。その様子も必見。また恋愛トークでは衝撃的すぎる恋愛遍歴に一同が騒然とする場面も。また番組レギュラーの森さんとは同い年ということもあり、友人を交えてディズニーランドに行くほど仲良しだとか。森さんに対する永瀬さんからの“強烈ダメ出し”もお見逃しなく。普段バラエティへの出演機会が少ない永瀬さんの、いろんな一面が見られる30分になりそうだ。永瀬さん出演の『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』は7月16日(土)から全国公開。同作は「EXILE」HIROの企画プロデュースのもと、ドラマ、漫画、ライブツアーなど様々なメディアコンテンツを展開する「HiGH&LOW」プロジェクトの劇場版となる。キャストには「EXILE」はもちろん「劇団EXILE」「三代目J Soul Brothers」「GENERATIONS」「E-girls」ら「EXILE TRIBE」のメンバーが総出演するほか、YOU、小泉今日子、「ゴールデンボンバー」、窪田正孝、林遣都、前田公輝ら豪華俳優陣が共演する。「新チューボーですよ!」は6月4日(土)23時30分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年06月04日フジテレビ夕方のニュース番組「みんなのニュース」が4月より全面リニューアルするにあたり、鈴木勝大、渡部秀、白石隼也、中尾明慶、永瀬匡らイケメン俳優たちが日替わりで登場することが分かった。毎週月曜日から金曜日の15時50分から19時まで放送されているニュース番組「みんなのニュース」。4月4日(月)からは、最初の1時間にあたる“第1部”が、「暮らし」をテーマに暮らしに役立つニュースやトレンド情報満載の「みんなのニュース Hop!」に生まれ変わる。そこに、新しいファミリー・“Hopper”として加入するのが、「仮面ライダー」シリーズや「スーパー戦隊」シリーズなどで子どもとママから支持を得る俳優や、俳優業と育児を両立する“イクメン”パパさん俳優など。彼らが日替わりで登場し、番組を爽やかに彩る。月曜は、映画・ドラマ・舞台などで活躍し、「特命戦隊ゴーバスターズ」で主演を務め、子どもから大人まで幅広い層の人気を得る若手イケメン俳優の鈴木さん。「何度か『みんなのニュース』の現場や打ち合わせ(会議)を見学させていただき、4月からの参加をいまから楽しみにしています」と、出演の喜びを寄せた。火曜は、「仮面ライダーオーズ/○○○」主演で一躍人気を博し、沢尻エリカ主演で話題を呼んだドラマ「大奥」や、映画『進撃の巨人』出演で注目を集める渡部さん。「役者という職業柄、プロモーション以外でこのような番組に出演できる機会がなかなかありません。せっかく頂いたこの機会で、社会のことをたくさん勉強するのと同時に、『みんなのニュース』の火曜夕方の顔になれるよう頑張ります!」とフレッシュなコメントを寄せた。水曜は、「仮面ライダーウィザード」で主演を務め、現在は「グッドモーニング・コール」の主演が話題を呼ぶ白石さん。「普段はお芝居の仕事しかしていないので、番組にどう影響を与えられるのか全く想像がつきませんが、とにかく楽しんでやれたらなと思います」と意気込みを語っている。木曜は、2000年放送「3年B組金八先生」で注目を浴び、その後「WATER BOYS2」「ROOKIES」など数々のドラマ・映画に出演、今年は長編小説「陽性」で小説家デビューも果たした1児のパパでもある中尾さん。「俳優としてでもタレントとしてでもなく、家庭を持つ1人の男として、自分の小さな脳みそをフル稼働させて、視聴者の皆様の生の声を少しでも代弁できたらうれしく思います。難しいことは苦手なので、身近な疑問を単刀直入にズバズバ聞いていきたいです」と話し、中尾さんならではの視点で番組に参加するよう。金曜は、「仮面ライダーウィザード」で仮面ライダービースト役に抜擢され、その後、「八重の桜」、「心がポキッとね」などに出演。映画『ズタボロ』では主演を務めた永瀬さん。「出ることが決まったときには“僕にできるのか?”という不安がありましたが、“分からないことは分からない!”と正直に番組に参加できればと思います!今回仲間入りさせていただくメンバーの中では、こう見えて最年少ですが、遠慮せずに斬り込んでいきますのでよろしくお願いします!!」と、意欲十分の様子。彼らがニュースへの素朴な疑問を視聴者に変わってぶつけるとともに、いま気になる「マイニュース」も披露するという。いまをときめくイケメンたちの“トレンド”にも注目が集まりそうだ。「みんなのニュース」は毎週月曜日から金曜日、15時50分~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月25日浅野忠信が6月15日(月)、映画『あん』のヒット御礼イベントに出席。サプライズで本作の出演者である永瀬正敏が駆けつけると「先日メールをくれたばかりなのに…」と恐縮しきり。一方、永瀬さんは浅野さんの丸刈り頭をナデナデし、してやったりの笑顔を見せた。樹木希林演じるハンセン病に人生を翻弄された老女・徳江の魂の旅路を描く本作。犯罪歴をもつ千太郎(永瀬さん)が雇われ店長を務めるどら焼き店は、徳江がつくる粒あんのおいしさが評判になるが、かつて徳江がハンセン病を患ったという噂が客足を遠のかせ、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる…。「(本作に)出ていないのに、ずうずうしく来てしまって…」と照れ笑いを浮かべる浅野さん。10代の頃、永瀬さん主演の『ミステリー・トレイン』(ジム・ジャームッシュ監督)を見て「強烈にあこがれていた。日本の俳優でも、こんなカッコイイ海外作品に出れるんだと思った」と言い、“海外進出の先輩”に対する変わらぬ敬意を示した。また、永瀬さんが相米慎二監督の『ションベン・ライダー』(1983)で映画デビューを飾り、浅野さんは同監督の遺作となった『風花』(2001)に出演した“縁”があり、「とんでもないオヤジだったけど、今も悩んだときは相米監督の作品を見る」(永瀬さん)、「強烈な何かを植え付けられた」(浅野さん)と思いをはせた。東京・シネスイッチ銀座で行われたイベントには、メガホンをとる河瀬直美監督も出席。本作がオープニングを飾った第68回カンヌ映画祭ある視点部門で、浅野さんが出演した『岸辺の旅』(黒沢清監督)が監督賞を受賞しており、河瀬監督は「おめでとうございます。自分のことのように嬉しかった」と祝福していた。また、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2001公開)以来となる永瀬さん&浅野さんの“再共演”に期待が寄せられると、「浅野くんがよければ」(河瀬監督)、「今日はそのために来たんですよ!」(浅野さん)と意欲満々。永瀬さんも「浅野、今日は来てくれてありがとう」と感謝を表した。『あん』は現在公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月16日秋篠宮妃紀子さまと次女の佳子さまが3月23日(月)、東京・TOHOシネマズ スカラ座で映画『風に立つライオン』を鑑賞された。同席した主演の大沢たかお、原作のさだまさし、三池崇史監督が上映後、取材に応じ「緊張で頭が真っ白」(大沢さん)とふり返った。さださんが1987年に発表した同名の楽曲に感銘を受けた大沢さんが、さださん本人に小説化を依頼。自身も企画に名を連ね、映像化までに足かけ8年の歳月をかけた渾身の一作で、『藁の盾』に続き三池監督とタッグを組んだ。ケニアロケを敢行し、アフリカで奮闘する日本人医師の姿を描いた。紀子さまの隣で鑑賞した大沢さんは「自分の映画なのに、緊張しっぱなしでほとんど覚えていませんが、(ご高覧いただき)感謝しますし、俳優として幸せを感じました。ご感想もいただいたが、逆に僕らが感動してしまい、何も喋れなくなってしまって」と感無量の面持ち。また、佳子さまの印象を「本当にすてきな方」と語り、「おふたりで映画に集中されていて、後半には涙をぬぐわれるようにお見受けした」と明かしていた。一方、さださんは佳子さまの隣で鑑賞したと言い「そりゃ、緊張しますよ。(上映時間の)2時間半ずっと背筋を伸ばしていたので、背骨が痛いです」と緊張がほぐれたのか、安堵の表情。「こういう言い方は不遜ですが、素敵なお嬢様ですね」とお人柄にも感動しきり。「私たちが伝えたかった命の重さについて、同じ気持ちで感動してくださったようにお見受けした」とおふたりのご様子を報告した。三池監督も「本当にきちんと映画を鑑賞していただき、作り手の思いを汲み取ってくださった」。報道陣からネクタイ姿は珍しいと指摘されると、「ネクタイしなくてもいいように、映画監督になったんですけどね…」と照れ笑いを浮かべつつ、おふたりのご高覧に感激していた。『風に立つライオン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年03月24日台湾映画『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』の初日舞台挨拶が1月24日(土)に行われ、主演の永瀬正敏と共演する坂井真紀が出席。台湾からマー・ジーシアン監督とチェン・ビンホンが急遽駆けつけると、永瀬さんは「暖かいですね」と感無量。坂井さんは感涙していた。日本統治下の1931年、台湾代表として夏の甲子園に出場し、準優勝した嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部の実話を描く台湾映画。この日、永瀬さんと坂井さんには、ジーシアン監督らの来場は一切秘密だったといい、舞台挨拶の冒頭で永瀬さんは「本当は台湾のスタッフと一緒に舞台に立ちたかったが、叶わなかった。きっと僕らの思いは(台湾に)届いていると思う」と監督の不在を残念がる場面も。それだけに「永瀬さ~ん」とジーシアン監督が姿を現すと、永瀬さんはまず驚きの表情。劇中では「泣くな!」が口ぐせの日本人監督・近藤兵太郎さんを演じており、「いや、泣いてないっすよ」と感動的なサプライズに照れ笑いも浮かべていた。一方、近藤の妻を演じる坂井さんは涙をこぼしながら、「永瀬さんや監督をはじめ、常に現場が作品に対する情熱にあふれていた。私もその情熱に触れて、エネルギーをもらったし、幸せだった」と感慨深げだった。また、ジーシアン監督は「人間は未来を見つめる生き物ですが、そこで過去を忘れてはいけないと思います。この映画を観て日本と台湾の過去から学んで、パワーを受け取ってもらえれば」と日本での“凱旋公開”に感激していた。東京・新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶には永瀬さんと坂井さん、ジーシアン監督らに加えて。大倉裕真、飯田のえる、山室光太朗、青木健、主題歌を歌うRakeと中孝介が登壇した。台湾では昨年2月に封切られ、公開60日間で興行収入3億台湾ドル(約10億円)を超える大ヒットを記録。いったん劇場公開を終えたが、9月から台湾映画史上初となるアンコール公開が行われ、“台湾版アカデミー賞”といわれる第51回金馬奨で「観客賞」「国際映画批評家連盟賞」を受賞した。『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:KANO~1931 海の向こうの甲子園~ 2015年1月24日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 果子電影
2015年01月25日映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』の初日舞台あいさつが、1月24日に新宿バルト9で開催。永瀬正敏、坂井真紀、大倉裕真、飯田のえる、山室光太朗、青木健、主題歌「風になって~勇者的浪漫~ 」を歌ったRakeと中孝介が登壇した。サプライズでマー・ジーシアン監督と、台湾人キャストのチェン・ビンホンも登場し、永瀬と熱いハグをし合った。『KANO 1931海の向こうの甲子園』は、台湾の弱小チームが、台湾代表として甲子園を目指すという、実話を描く感動作。2014 年に台湾で公開され、空前の大ヒットを記録。台湾映画史上初のアンコール上映が開催されるなど、社会現象を起こした話題作だ。永瀬は監督たちの登場に「驚きました。本当に全く知らなかったので」と興奮しながら、監督と熱いハグ。また「泣いてないです」と、必死に涙をこらえている様子だった。「ちょうど今年、全国の高校野球が100年を迎えます。84年前、実際に台湾やいろんな民族を超えたチームで頑張ったこの映画を、今年公開できて感慨深いものがあります。 台湾のみなさんにも感謝しています」と、永瀬は語った。坂井は「永瀬さんをはじめ、スタッフキャストの皆さんの揺るぎない情熱があったので、現場にいるだけで幸せでした。永瀬さんの隣にいさせていただくだけで妻になれました」と、夫役の永瀬に感謝。また、 監督たちのサプライズ登場では、大粒の涙を流した坂井。最後は笑顔で「この映画は本当に魅力的な映画だと強く思います。見るとたくさんのエネルギーをもらえる映画だと思います」と、しっかり映画をアピールした。来日したマー・ジーシアン監督は、本作に込めたメッセージを「いつも思いますが、我々人間は常に未来を見ようとするけど、実は過去から力をもらえるし、学ぶことができる。これは台湾の歴史の一部でもあり、日本の歴史の一部でもあります。ぜひ過去から学び、力をもらってくださいと」力強く訴えかけていた。
2015年01月25日俳優の永瀬正敏が1月15日(木)、都内で行われた主演作『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』のジャパンプレミアに出席。生徒役で共演した台湾人キャストが感謝の手紙を読み上げると思わず感涙していた。1931年、日本統治下にあった台湾を舞台に、台湾代表として夏の全国高校野球選手権に出場し、準優勝した実在の嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部を描いた台湾映画。永瀬さんは日本人の監督・近藤兵太郎さんを演じ、「映画のなかでは生徒たちに『泣くな』と言い続けていたので、今日ここで泣くわけには…」と強がりを見せていた。実在の人物を演じるにあたり、「近藤監督の教え子さんやお弟子さんから、人となりと練習法をうかがった」と役作りを語る永瀬さん。キャスト陣との絆も深まったそうで「映画が公開されてしまうと、こうやってみんなに会える機会が減るので寂しい。とにかく台湾のスタッフ、キャストに感謝です」と感無量の面持ちだった。ジャパンプレミアには永瀬さんをはじめ、妻役で共演する坂井真紀、ピッチャー役で現役野球選手のツァオ・ヨウニン、強打者役を演じるチェン・ジンホン、『セデック・バレ』の出演者で今回監督デビューを飾ったマー・ジーシアン、プロデューサーのウェイ・ダーション(『海角七号君想う、国境の南』)、主題歌を歌うRakeと中孝介が出席した。坂井さんは「みんなが同じ方向を向いた、勢いがある現場。まるで映画のストーリーそのままだった」と現場をふり返り、「公開は泣きたいくらい嬉しいです」と永瀬さん同様、感激しきりの様子。ジーシアン監督は「テーマが野球である以上、試合や練習シーンをしっかり描写しなければ『野球をやっている』と信じてもらえない。それだけキャスティングにこだわった」と、現役プレイヤーを起用した理由を説明し、「永瀬さんも少年野球をやっていたとうかがった」と明かすと、当の永瀬さんは照れ笑いを浮かべていた。映画は“台湾版アカデミー賞”といわれる第51回金馬奨で「観客賞」「国際映画批評家連盟賞」を受賞。俳優の大沢たかおが、台湾の農業発展に大きな貢献をした水利技術者・八田與一役で出演している。『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』は1月24日(土)から新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月15日用を足す以外に、トイレでついしてしまうことはありませんか。マイナビニュース読者の皆さんにアンケートで聞きました。調査機関:2012年9月20日~9月23日アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件(ウェブログイン式)■トイレで株取引!?1位は、やっぱり「携帯チェック」78票(7.8%)。「会社のトイレでメールを打つ」(27歳/女性)「人前で携帯をいじるのがためらわれるので、もっぱらトイレで」(26歳/女性)中には「携帯で株取引している」(33歳/男性)という人まで登場しました。リアルタイムの株価をチェックするには、必須ツールということでしょうか。「以前は新聞を読んでいましたが、家族から『トイレに新聞を持ちこまないで』と注意され、スマホでニュースやメールをチェックするようになった」(54歳/男性)という声も。確かに個人の持ち物である携帯は、どこへ持ち込んでも文句は言われません。2位は、「読書」61票(6.1%)。「昔から両親が4コマ漫画雑誌をトイレに置いているので、家族みんなで読んでいる」(26歳/女性)、「フリーペーパーを読む」(26歳/女性)、「新聞を持ちこんで一通り読み終わってからしか出ない」(24歳/女性)、「小説を持ち込んで、1章分くらい読む」(63歳/男性)、「カタログ雑誌を見たり、パズルを解く」(54歳/男性)、「『論語』や『万葉集』などの本を読む」(28歳/女性)など、読む対象はさまざまですが、「何かを読む行為」という声が多数集まりました。「トイレで読書するひとときは、とても落ち着く」(36歳/男性)、「トイレでしかひとりになれないので、新聞や本を読んでいる」(33歳/女性)など、くつろぐ姿が目に浮かぶ回答もありました。3位は、「ストレッチ」32票(3.2%)。「目が疲れていることが多いので、目のまわりをマッサージしている」(40歳/男性)、「首をまわす」(25歳/女性)、「体全体を伸ばすストレッチ」(24歳/女性)、「足をまわしてむくみ防止」(26歳/女性)、「会社のトイレでは、肩を上下に動かす、首の前倒し、ふくらはぎを伸ばすストレッチはよくしている」(28歳/女性)など、皆さん、オフィスワークで凝った体をほぐす時間として利用されているようです。ほかにも、「ウエストをしぼる体操」(29歳/女性)、「ロングブレス」(23歳/女性)、「下腹部をプッシュする腸のマッサージで快便効果を期待する」(31歳/男性)、「変顔ストレッチ」(30歳/女性)と、多種のストレッチ法が届きました。次に、番外編から面白コメントをご紹介します。「トイレットペーパーで顔の脂をとる」(34歳/女性)、「トイレに行くと必ず鼻をかむ。鼻水が垂れているわけではないけれど、ちょうど紙があるからなんとなく」(32歳/女性)。思わず、ある、ある!とうなずきました。「上の服をめくってしまう」(34歳/男性)、「会社のトイレで個室に入るとすぐに靴を脱いで開放感にひたる」(28歳/女性)、「自宅のトイレでは小用でもトイレットペーパーを使う」(27歳/男性)など、習慣となっていることも。「これからやることの復唱」(33歳/男性)、「財布の中身の計算」(30歳/男性)、「自宅のトイレに置いてある時計で割り算をして遊ぶ。3:45だった場合→45÷3=15」(23歳/女性)など珍回答もありました。携帯や読書で情報収集をし、ストレッチでコリほぐし。もはやトイレは用を足すだけではなく、リフレッシュ、自分を取り戻すための空間でもあるようです。(永瀬紀子×ユンブル)
2012年11月05日しなびた野菜に硬くなったチーズ、かちかちのパンなど「ちょっとくたっとなってきたかな……」という食材をよみがえらせる方法を知っておくと便利です。糖尿病専門クリニックで食事の個人指導を行う、管理栄養士の西山和子(にしやま・かずこ)さんにその方法をお伺いしました。■食材1しなびたなすをおいしく食べるには?野菜室の中で少ししなびた感が出てきたなすを、しゃきっとよみがえらせることはできるのでしょうか。「しなびたなすのへたを切り取り、水の入ったコップに、切り口を下にして半日ほど浸けておきます。蘇生したなすは、傷みが早いので早めに使いきってください。種の部分が黒くなってしまったなすは、みそ汁にしてさっさと食べきりましょう」(西山さん)■食材2かちかちになったチーズにはブランデーをふりかける?チーズはしばらく放置していると硬くなり、味を損ねてしまいます。「硬くなったチーズは、密閉容器に入れてブランデーかウイスキーをふりかけます。ふたをして2~3日チルド室に置いておくと、柔らかく香り高いチーズになります。チーズは一定した温度で乾燥しないように保存すると長持ちします。密閉容器に入れ、チルド室で保存するとよいでしょう。また、硬くなったときは、細かく切って野菜といためて卵でとじ、イタリアンオムレツにすると食べやすくなります」(西山さん)■食材3しなびたほうれん草には酢と砂糖?葉の色が変わりかけてきた、へなへなのほうれん草を元気にするには?「大きめのボウルに水を張り、酢と砂糖を各大さじ1ずつ入れます。そこにしなびたほうれん草を浸すと、酢の殺菌力と砂糖の浸透圧で、数分後にはしゃっきりとしてきます」(西山さん)■食材4 大根おろしの辛さは調整可能?大根の辛みの強さはさまざまですが、大根おろしの辛味を調整できる方法とは?「辛みをおさえた大根おろしをつくりたいときは、皮を厚めにむき、おろす前に大根をぬるま湯に3~4分浸けておきます。それでも辛いときは、できた大根おろしに酢を少々落とします。また大根にラップをかけ、ほんのり温まるくらいにレンジで加熱してからおろすと、甘みが引き立ち、辛さをおさえることができます。おろし方によっても辛みを調整することができます。辛みを控えたいときは、『の』の字を書くようにして、ソフトな手つきでおろします。そうすると、繊維を壊して水分がたくさん出るため、辛み成分が多く溶け出します。ざるで水気を切ってから食べましょう。また、辛みがほしいときは、大根を直角に立てて力を入れておろします。おろした後の時間の経過でも辛みが変わり、3~7分後が辛いと言われています」(西山さん)■食材5こちこちになったパンはフライパンで蒸し焼き?ハード系もソフト系も、最後までパンをおいしく食べる方法とは?「食パンが1枚だけ乾燥していたら、ほかのパンの間に挟んでビニールの口をしっかりと閉じます。乾いたパンにもほかのパンの水分が広がり、ふんわり感が戻ります。フライパンを使う方法もあります。こちこちになったパンをフライパンに入れて、周りから少量の水を加えて弱火にかけます。ふたをしてしばらく蒸し焼き状態にすると、ふっくらとします。フランスパンなどハード系のパンは、電子レンジで15~30秒加熱してから、オーブントースターで3~5分ほど焼きます。表面かりかり、中はもっちりの食感がよみがえります」(西山さん)■食材6べちゃべちゃの天ぷらはコンロで焼く?スーパーで買ってきた天ぷらを、レンジでチンしている人も多いはず。「コンロに網を置いて、表面にちょっと焼き色がつくまで焼いてみてください。さくさく衣のおいしい天ぷらに生まれ変わります。オーブントースターで、海老の天ぷら2匹なら3~5分ほど焼くのもいいでしょう」(西山さん)■食材7アボカドを切ったらまだ硬かったときは?食材よみがえりとは違いますが、最後に西山さんからもう一つ、若いアボカドを食べやすくする方法のご提案です。「切り口にレモン汁を塗り、断面だけにラップをかけます。バナナ1~2本と一緒に、密閉できるチャック付き袋に入れ、常温に置くと5日~1週間くらいで食べごろになります。火を通す料理なら、スライスしたアボカドと豚肉、きのこなどの野菜を入れたいため物や、縦半分にカットしてとろけるチーズをのせ、オーブントースターで焼いたアボカドグラタンなどはいかがでしょうか」(西山さん)さらに、西山さんはこうアドバイスを加えます。「食材を無駄にしないためには、買ってきてすぐの冷凍庫保存がポイントです。野菜などはゆでて、1回分ずつラップして密閉袋に、パンやチーズなども乾燥しないように冷凍しておくと、風味も逃げずにおいしく食べられます」水分を足すか減らすかで、おいしさを取り戻せる食材も多いようです。どれも簡単な方法なので、生ゴミだと捨ててしまう前に早速試してみませんか。監修:西山和子氏。糖尿病専門クリニック勤務の管理栄養士。糖尿病、生活習慣病、メタボリックシンドロームの患者さんを対象に、パーソナルな食事指導にあたっている。(永瀬紀子×ユンブル)
2012年11月02日初デートでの忘れられない失敗エピソードや、失敗から学んだ経験はありませんか。マイナビ読者の皆さんにアンケートで聞きました。調査機関:2012年9月20日~9月23日アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件(ウェブログイン式)■緊張しすぎて汗ダラダラ、目の下にクマがどんより初デートといえば、緊張はつきもの。「ふだんから汗っかきだが、初デートの日の汗の量といったら。でもどうにもならないし」(23歳/女性)「前の晩眠れなかったためクマはひどいし、当日は睡魔が襲ってくるし。睡眠は大事だと思った」(26歳/男性)「声がうわずった。落ち着け、自分!」(42歳/男性)「何を話していいのか分からなくて沈黙してしまった。雑学を身につけて、自分からネタを提供したり、どんな会話にもついていけるようにしなければと思った」(28歳/男性)など、かなり緊張した様子が伝わってくるものの、ほほえましくもあるエピソードが寄せられました。「恥ずかしさのあまり、偶然居合わせた友達のところに何度も逃げた。相手との時間をもっと大切にしてあげられればよかった」(26歳/女性)「緊張しすぎて『あなたを男と思っていない』と言ってしまった。それ以来、音沙汰なし」(39歳/女性)と、思いとは逆の言動に出てしまうのも初デートゆえんでしょうか。■観覧車のてっぺんで初キスが挙動不審に男性からの意見が多かった初キス失敗談。「いきなりキスしようとしたら、かわされた。それからは回数を重ねるごとに徐々に関係を発展させていくようにしている」(30歳/男性)という積極的行動に出て失敗したタイプと、「初デートでキスしようと何度もチャレンジしたが、結局できずじまい。デートから三日以内に実行せよ!と友だちから励まされた」(38歳/男性)と消極的ゆえに失敗してしまったタイプに分かれるよう。今も昔も初キスの定番スポットといえば、「観覧車のてっぺんでキスしようとしたが、緊張し過ぎて、不審な行動をとってしまった。彼女の『何を考えているの?』というひと言でキスにこぎつけたが、彼女はそういうつもりで言ったわけではなかったそう。先走ってしまい、彼女に警戒心を与えてしまったようだ」(28歳/男性)男子が初キスにかける意気込みは、こんなにも大きいのです。■焦って元カレの名前を叫んでしまった「元カレの話をたくさんしてしまった。基本的に、自分以外の男子の話は嫌いなのがオトコ。元カレについては特にそう」(32歳/女性)「過去の恋愛話をしたら、友達で終わってしまった。恋に発展させたいときは絶対NG」(28歳/女性)女子からは、元カレ話で失敗した経験談が数多く寄せられました。「びっくりした瞬間に、元カレの名前の頭文字を叫んでいた!」(29歳/女性)という、聞いているこっちがびっくりするようなエピソードも。初デートの相手に集中、集中!■デートスポットで「先月も来た」と大失言「普段からのくせで、しょっちゅうメールチェックをしてしまった。デートに集中してないと誤解されたばかりか、ほかに男がいると勘ぐられたので、これからは絶対に携帯を見るのはやめようと思った」(28歳/女性)「完全なるデートスポットで『先月も来た』とうっかり言ってしまった。何事も考えてから口にするべし」(28歳/女性)冷や汗たら~り、沈黙の瞬間が目に浮かびます。ほかにも、「ティラミスを食べたら、前歯が茶色になっていた。デートでは、食べたいものではなく、食べやすいものを食べるということを学んだ」(26歳/女性)というかわいい教訓も。初デートでの食事は特に緊張するので、のどを通りやすいメニューを選ぶほうがいいかも。最後は、ラブラブモード全開のエピソードで締めくくりましょう。「彼が帰らなきゃいけない時間なのに、離れたくなくて彼を遅刻させてしまった。辛抱も愛のうち!」(28歳/女性)日ごろの習慣や、自分でも思いがけずに出るとんでもない言動で失敗するケースが多いようです。どれも共感しつつ、くすっと笑わせてもらいました。皆さん、今後の健闘をお祈りします!(永瀬紀子×ユンブル)
2012年10月29日既に完成した部屋を借りて住むのが賃貸住宅だと思っていたら、最近、入居者が内装を自分好みにオーダーできる部屋が登場しているとか・・・・・・その潮流は「オーダーメイド賃貸」と呼ばれています。この方法を手掛けるつなしま不動産マーケット(神奈川県横浜市)のアドバイザー・浜岡望美さんと、コモドスペース(大阪市西区)の不動産仲介担当・島明日香さんに詳しいお話を伺いました。■壁紙、フロアの材質選びから大規模な改修まで可能なシステム――入居者は、何をどこまでオーダーできるのですか。つなしま不動産マーケット・浜岡さん(以下、浜岡さん):弊社では、床材・壁紙など部材のカスタマイズにとどまらず、スケルトン=建物の強度に関わる部分である躯体(くたい)のみを残した状態 からの大規模なリノベーション(建物を大幅に改修し、新たな付加価値を与えること)もご提案しています。入居者の方には、どのような部屋にするかデザイナー、オーナーと共にプランニングから関わっていただくことができます。例えば、入居希望の方に既存の部屋を内見していただき、元は4DKの部屋を、家族のライフスタイルに合わせて広々とした1LDK+サービスルーム(2LDKとしても使用可)にリノベーションするなど、大きく改装した部屋もあります。コモドスペース・島さん(以下、島さん):床材と壁紙を多くのサンプルの中から選べるサービスを提供しています。リノベーション前の部屋では床材と壁紙を、リノベーション後の部屋なら壁紙を張り替えることができます。――オーダーをするにあたり、費用はかかるのでしょうか。家賃や敷金、礼金、手数料は?浜岡さん:リノベーションにかかる費用の入居者負担はありません。現在入居者募集中の川崎市高津区の部屋を例にあげますと、48.28平方メートルの1LDKで、家賃120,000円、敷金・礼金各1ケ月、仲介手数料1ヶ月です。物件によりますが、オーダーメイド賃貸の場合には、一般の家賃よりも5,000~1万円ほど家賃が高くなります。しかしながら、普通の賃貸住宅では得ることができないだろうクリエイティブな空間をご提案しています。島さん:床材・壁紙のオーダーにかかる料金は、入居者からはいただきません。通常の賃貸住宅と比較して、条件は変わりません。――入居希望者が多数いる場合は、どのように決まるのですか。浜岡さん:ほぼ同時の場合は、オーナーの希望に近い方を優先させて頂きます。リノベーション内容の希望によって判断させていただくこともあります。島さん:ご契約の順にご案内しております。――築年数が20年以上など、古い物件を利用していると聞きます。現状はどうなのでしょうか。浜岡さん:弊社では、築24年のRC(鉄筋コンクリート)構造マンション、築30年の木造アパートなどの実例があります。島さん:築年数の古い物件が多くなるのは事実です。20年以上前に建築されたファミリー向けのマンションは、和室2間の2DKなどが多いのですが、今では、ライフタイルの変化から入居希望者が減っています。このようなマンションを、現在の賃貸ユーザーが好んで入居していただけるように、シンプルな1LDKなどに改装し、シングルや新婚カップルの方に入居していただくのが、オーダーメイド賃貸です。――退去時の「原状回復」の規定はどのようになっていますか。浜岡さん:オーダーメイド賃貸では、一般の賃貸住宅ではあまり目にすることのない無垢(むく)の床材や壁材などもご提案しています。これらは、特性のある素材で、基本的には経年変化を楽しんでいただきたいと思います。一般の賃貸住宅と同様に、故意過失による汚損・破損以外は、入居者の費用負担はありません。島さん:原状回復にかかる費用は基本的に請求しておりません。一般の賃貸住宅と同様に、自然損耗(しぜんそんもう。不動産用語で、通常の使用により物が損なわれて減ること)を超える大きな傷みがない限り、退去時の入居者の費用負担はありません。退去された後は、その部屋の内装を生かした原状回復を行い、次の方へ賃貸します。――オーダーメイド賃貸の部屋を検討している人にアドバイスをお願いします。浜岡さん:建築関係・インテリア関係のお仕事をされている方で、自分でプランを提案したいという方がいらっしゃいましたら、一緒にプログラムを進めてまいりたいと試みております。もちろん、そういったお仕事の方だけではなく「ライフスタイル」にこだわりを持った方にお住まいになっていただきたいと考えております。島さん:床材や壁紙のオーダーメイドでは、カラーリングが大事です。住み心地の良い部屋にするためには、ただ好きな色を選ぶのでなく、部屋全体のトータルコーディネートが必要になります。プロのアドバイスを参考にしながら、選んでみてください。――ありがとうございました。オーダーメイドとは方法が違いますが、UR都市機構でも、2012年10月現在、「DIY住宅」と名付け、主に築年数が古い物件を「自分でカスタマイズできて、原状回復の義務がないシステム」を導入しています。この流れは今後、広がっていくと予想できます。可能なオーダー内容は、不動産会社や各物件によって幅があるようですが、これまで、賃貸のしばりであった内装を自分で選ぶことができるとなると、部屋への愛着度は高まり、充実したマイルームライフがかないそうです。まずはリサーチから始めましょう。監修:つなしま不動産マーケット:東急電鉄東横線の綱島・日吉・大倉山エリアに特化した不動産会社。不動産賃貸、売買、建築工事などを展開。「賃貸でもライフスタイルにこだわった住まい方」をテーマに、「シンプルリッチなリノベーション」を提案。Tel:045-549-5495 コモドスペース:大阪・神戸を中心とした関西エリアで、賃貸物件のリノベーション工事から仲介までを一貫して手掛ける不動産会社。デザイナーズマンションなどの紹介でも実績が多い。Tel:06-6533-5167 (永瀬紀子×ユンブル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日既に完成した部屋を借りて住むのが賃貸住宅だと思っていたら、最近、入居者が内装を自分好みにオーダーできる部屋が登場しているとか・・・・・・その潮流は「オーダーメイド賃貸」と呼ばれています。この方法を手掛けるつなしま不動産マーケット(神奈川県横浜市)のアドバイザー・浜岡望美さんと、コモドスペース(大阪市西区)の不動産仲介担当・島明日香さんに詳しいお話を伺いました。■壁紙、フロアの材質選びから大規模な改修まで可能なシステム――入居者は、何をどこまでオーダーできるのですか。つなしま不動産マーケット・浜岡さん(以下、浜岡さん):弊社では、床材・壁紙など部材のカスタマイズにとどまらず、スケルトン=建物の強度に関わる部分である躯体(くたい)のみを残した状態 からの大規模なリノベーション(建物を大幅に改修し、新たな付加価値を与えること)もご提案しています。入居者の方には、どのような部屋にするかデザイナー、オーナーと共にプランニングから関わっていただくことができます。例えば、入居希望の方に既存の部屋を内見していただき、元は4DKの部屋を、家族のライフスタイルに合わせて広々とした1LDK+サービスルーム(2LDKとしても使用可)にリノベーションするなど、大きく改装した部屋もあります。コモドスペース・島さん(以下、島さん):床材と壁紙を多くのサンプルの中から選べるサービスを提供しています。リノベーション前の部屋では床材と壁紙を、リノベーション後の部屋なら壁紙を張り替えることができます。――オーダーをするにあたり、費用はかかるのでしょうか。家賃や敷金、礼金、手数料は?浜岡さん:リノベーションにかかる費用の入居者負担はありません。現在入居者募集中の川崎市高津区の部屋を例にあげますと、48.28平方メートルの1LDKで、家賃120,000円、敷金・礼金各1ケ月、仲介手数料1ヶ月です。物件によりますが、オーダーメイド賃貸の場合には、一般の家賃よりも5,000~1万円ほど家賃が高くなります。しかしながら、普通の賃貸住宅では得ることができないだろうクリエイティブな空間をご提案しています。島さん:床材・壁紙のオーダーにかかる料金は、入居者からはいただきません。通常の賃貸住宅と比較して、条件は変わりません。――入居希望者が多数いる場合は、どのように決まるのですか。浜岡さん:ほぼ同時の場合は、オーナーの希望に近い方を優先させて頂きます。リノベーション内容の希望によって判断させていただくこともあります。島さん:ご契約の順にご案内しております。――築年数が20年以上など、古い物件を利用していると聞きます。現状はどうなのでしょうか。浜岡さん:弊社では、築24年のRC(鉄筋コンクリート)構造マンション、築30年の木造アパートなどの実例があります。島さん:築年数の古い物件が多くなるのは事実です。20年以上前に建築されたファミリー向けのマンションは、和室2間の2DKなどが多いのですが、今では、ライフタイルの変化から入居希望者が減っています。このようなマンションを、現在の賃貸ユーザーが好んで入居していただけるように、シンプルな1LDKなどに改装し、シングルや新婚カップルの方に入居していただくのが、オーダーメイド賃貸です。――退去時の「原状回復」の規定はどのようになっていますか。浜岡さん:オーダーメイド賃貸では、一般の賃貸住宅ではあまり目にすることのない無垢(むく)の床材や壁材などもご提案しています。これらは、特性のある素材で、基本的には経年変化を楽しんでいただきたいと思います。一般の賃貸住宅と同様に、故意過失による汚損・破損以外は、入居者の費用負担はありません。島さん:原状回復にかかる費用は基本的に請求しておりません。一般の賃貸住宅と同様に、自然損耗(しぜんそんもう。不動産用語で、通常の使用により物が損なわれて減ること)を超える大きな傷みがない限り、退去時の入居者の費用負担はありません。退去された後は、その部屋の内装を生かした原状回復を行い、次の方へ賃貸します。――オーダーメイド賃貸の部屋を検討している人にアドバイスをお願いします。浜岡さん:建築関係・インテリア関係のお仕事をされている方で、自分でプランを提案したいという方がいらっしゃいましたら、一緒にプログラムを進めてまいりたいと試みております。もちろん、そういったお仕事の方だけではなく「ライフスタイル」にこだわりを持った方にお住まいになっていただきたいと考えております。島さん:床材や壁紙のオーダーメイドでは、カラーリングが大事です。住み心地の良い部屋にするためには、ただ好きな色を選ぶのでなく、部屋全体のトータルコーディネートが必要になります。プロのアドバイスを参考にしながら、選んでみてください。――ありがとうございました。オーダーメイドとは方法が違いますが、UR都市機構でも、2012年10月現在、「DIY住宅」と名付け、主に築年数が古い物件を「自分でカスタマイズできて、原状回復の義務がないシステム」を導入しています。この流れは今後、広がっていくと予想できます。可能なオーダー内容は、不動産会社や各物件によって幅があるようですが、これまで、賃貸のしばりであった内装を自分で選ぶことができるとなると、部屋への愛着度は高まり、充実したマイルームライフがかないそうです。まずはリサーチから始めましょう。監修:つなしま不動産マーケット:東急電鉄東横線の綱島・日吉・大倉山エリアに特化した不動産会社。不動産賃貸、売買、建築工事などを展開。「賃貸でもライフスタイルにこだわった住まい方」をテーマに、「シンプルリッチなリノベーション」を提案。Tel:045-549-5495 コモドスペース:大阪・神戸を中心とした関西エリアで、賃貸物件のリノベーション工事から仲介までを一貫して手掛ける不動産会社。デザイナーズマンションなどの紹介でも実績が多い。Tel:06-6533-5167 (永瀬紀子×ユンブル)
2012年10月29日危うく命を落としそうになったけれど、命拾いした「九死に一生を得た」という経験をしたことはありませんか。マイナビ読者の皆さんにアンケートで聞きました。調査機関:2012年9月20日~9月23日アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件(ウェブログイン式)■給食の硬すぎるステーキがのどに詰まった幼少時代ならではの、無邪気だけれどとても怖い体験談をご紹介します。「友だちとケンカしたとき、口を押さえられて息ができなくなった。そのとき、何か変な門みたいなものを見た。くぐらなくて良かった」(26歳/女性)「映画で見て、傘で空を飛べるんじゃないかと屋根から飛び降りた。本当に飛べたからあの程度の傷ですんだのかもと、今も少しだけ思っている」(31歳/女性)「給食で珍しくステーキが出たが、恐ろしく硬かった。噛(か)み切れないまま飲みこもうとしてのどにつまり、窒息寸前。周囲に助けを求められなかったが、恥ずかしがっている場合ではないということを学んだ」(26歳/女性)「寝ころがってこんにゃくゼリーを食べていたら、丸飲みしてしまいのどに詰まった。なんとか吐き出して事なきを得たが、こんにゃくゼリーは今も大好物」(29歳/男性)次は、家の中でも、ちょっとしたことが原因で危険な目にあうというエピソード。「台所で、鍋にだしパックを入れようとしたら、パックに火が移ってファイヤー!それ以降は、火を消してからと心に誓った」(26歳/女性)「カッターの刃を床に押し付けて折ったら、まっすぐ目に飛んできた。たまたまメガネをかけていたので、レンズに当たり失明せずにすんだ」(30歳/女性)車にまつわる交通事故や恐怖体験も多く寄せられました。「高速道路で居眠り運転してしまい、気付いたら目の前に壁が迫っていた」(33歳/男性)「追突された車がコントロールを失い、信号を渡ろうとしていた自分に突っ込んできた。あと2メートルでコンクリートの壁との間に挟まるところだった」(45歳/男性)「車を駐車する前に窓ガラスを閉めたら、子どもの首が挟まってしまった。隣で駐車していた人が声をかけてくれ、急いで窓ガラスを下げたので、子どもには何事もなかった」(54歳/男性)車が走る凶器とならないように……。■象の牙に首がひっかかった!眺めているだけならかわいい動物ですが、一歩間違えるとこんな危険な対象になることも。「学生時代の研修でワニの展示池を掃除中、足を滑らせて池に落ちた。ガブッとやられなくて本当によかった」(28歳/女性)「動物公園で、象の牙に首がひっかかって死にかけた。助けてくれた見知らぬおじさんは命の恩人だ」(27歳/女性)象の牙とは?想像もつなかいような、恐ろしい話です。また、アウトドアでのこんな体験も。「海水浴で、気付いたら足がつかないところまで流されていた。これ以上息が続かないという直前に知り合いが気付いて助けてくれた」(26歳/男性)「ヨットに乗っていたとき、台風に直撃。気分が悪くなって甲板に出たら、大波で危うく海に放り出されそうになった。幸いにも、ライフロープに頭がひっかかって事なきを得た。頭を切り、出血多量で病院に運ばれたが、今生きているのは九死に一生!」(36歳/男性)最後に一つ、「恐ろしすぎる体験なのでとても書けない」(45歳/女性)ど、どんな体験なのでしょう。とても気になります。身をもって体験したことは忘れないと言いますが、皆さんが披露してくださった戦りつの体験は、できれば避けて生きていきたいと思います……。(永瀬紀子×ユンブル)
2012年10月28日災害用や風邪をひいて外出できないときなど、いつでも食べられるように保存しておく常備食。マイナビニュース読者の皆さんは何を準備しているのか、アンケート調査で聞きました。調査機関:2012年9月20日~9月23日アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件(ウェブログイン式)■疲れたとき、イライラするときに役立つダントツの1位は、「インスタントラーメン」(81票、8.1%)。「深夜おなかがすいたときに食べる」(25歳/女性)「冷蔵庫に何もなかったときに食べる」(29歳/男性)「疲れて食事を作りたくないときに便利」(30歳/女性)など、お湯を注ぐだけで食べられるからという理由が多いことに納得です。しかしながら、こういう食べ方もあるようで……、「深夜、食事を作る音が近所迷惑になるのでそのまま食べる」(32歳/男性)「台風だろうが停電だろうが食べられる」(31歳/女性)「麺をばりばりと砕いて、粉末スープをかけて食べる。食事であり、おやつでもある」(28歳/男性)などと、お湯を注がずにそのまま食べる人が多いことは予想外でした。2位は、コンビニでも買える「栄養バランス補助食品」(25票、2.5%)。「朝やる気が出ないときや、食事を作るのが面倒なときのために常備している」(26歳/女性)「小腹がすいたときや、運動する前に食べる」(44歳/男性)「あまり活動していない日に、カロリーの過剰摂取にならないように食べる」(27歳/女性)など、その名のとおり、栄養バランスを整えるために常備するという意見が目立ちました。ビスケット、ドリンク、ゼリーなど多彩な形状がそろい、場所を選ばずどこでも気軽に食べられる点も人気のようです。「仕事の移動中に便利」(25歳/女性)「コンサート会場で開演前に食べている」(29歳/女性)バッグから取り出して、駅のホームで食べている人もときどき見かけます。3位は、食事系ではなく、「お菓子・チョコレート系」が堂々のランクイン(23票、2.3%)。「夜ちょっと小腹がすいたときに、おかきを食べる」(45歳/男性)「口寂しいときに少しだけ」(25歳/女性)など、がっつり食べるというよりは、ちょこちょこ食べる姿が目に浮かびます。また、「疲れたときや甘いものがほしいとき、主に仕事中が多い」(24歳/女性)「イライラしたとき」(23歳/女性)など、リフレッシュや気分転換のために食べる人も多いようです。4位は「レトルトカレー」(20票、2%)。老若男女に愛される国民食は、「休日の昼食に必須」(34歳/男性)「残業で遅くなったときも、これさえあれば大丈夫」(27歳/男性)と、料理に手をかけたくないときのために常備しているという声が多く聞かれました。なかには、「災害用に常備しておき、消費期限が迫ってきたら食べるようにしている」(29歳/男性)「期限切れのものは、万が一おなかをこわしてもよいように休日の昼食に食べる」(38歳/男性)という食べ方の人もいます。5位は「納豆」です(16票、1.6%)。「毎朝食にはもちろん、おやつとしても食べる」(33歳/男性)「朝食と帰宅後のおやつに、1日2回食べる」(23歳/女性)など、ヘビーローテーションのために常備している人が多いようです。番外編として、常備食の工夫の方法をご紹介しましょう。「ツナ缶・鮭缶などの缶詰類を常備。どちらも、しょう油と七味唐辛子をかけて食べるとおいしい。あと一品、酒のさかなが欲しいときに」(40歳/男性)「パスタは大量に買い置きして、ゆでて一食分ずつ冷凍保存しておく。ソースを混ぜたものを冷凍しておくと、さらに調理がラク」(28歳/男性)「冷凍うどんを常備している。大根おろしとかつお節、のり、わかめとつゆをかけてぶっかけうどんにするとおいしい。夏場は、冷やしたうどんに、トマト、きゅうり、ツナ缶にちょっとマヨネーズを入れてつゆをかけるのがお気に入り」(27歳/女性)「フルーツのミックス缶が便利。小分けにして凍らせ、バナナとともにシェイクにして朝飲むとおいしい」(32歳/女性)乾物やピクルスなどの保存食が登場することを予想していましたが、仕事で帰宅が遅いときにささっと食事に使えるタイプが多くランクイン。皆さんの、忙しいライフスタイルが背景にあるようです。ご協力、ありがとうございました。(永瀬紀子×ユンブル)
2012年10月27日広々としたスペースが気に入って契約したワンルームも、いざ住んでみると収納スペースの確保に頭を悩ませるという話をよく聞きます。そこで、インテリアブランド・イデーの宣伝販促室・広報担当の小林晴美さんに、部屋に収納スペースを作るコツについて教えていただきました。■使い方を限定しないキャビネットを選ぶ――狭くならないように、ワンルームに収納スペースを作ることはできますか。小林さん:美しく、気持ちのよい生活を送るためには、モノの量に合わせて収納を用意するのではなく、「空間に適量を置く」ことが重要です。部屋のレイアウトをする前に、どのような部屋にしたいのかイメージを明確にしておくと、見た目や機能のアイテムをどう選べばいいのか、判断しやすくなります。――自分では、「すっきりおしゃれ」な部屋をイメージしているのですが、モノが多くてなかなかそううまくはいきません。小林さん:限られたスペースで機能を確保したい場合は、「凡用性が高い」、「シンプルな」キャビネットを選ぶといいでしょう。本も食器も収納できる、用途を限定しないタイプが便利です。例えば、ポールと棚板で組み立てるスチールやアルミ素材のシンプルなユニットシェルフなら、多種多彩にモノを配置して楽しむことができます。実際、インテリア関係者のお宅でもよく見かける例です。「真四角の形をした重ねて使うボックス」も、書籍・雑誌、CDなどの収納に便利です。部屋の主のアイデアが生きる、また、見た目もすっきりするのでお勧めします。■ファブリックを使って簡単クローゼットを作る――衣類の収納で、洋服ダンス以外に何か良いアイデアはありますか。小林さん:天井に金具をつけることが許される環境であれば、ごく小さなフックを取り付け、そこからファブリックを吊り下げます。その中にハンガーラックを設置すれば、ワードローブが完成します。アパレルショップの試着室のように、天井にカーテンレールを取りつけてもいいでしょう。金具を打てない場合は、つっぱり棒やS字フックなどを利用しましょう。ファブリックは、なるべく質の良い生地を選び、天井から床までたっぷりと覆う長さにすることがポイントです。部屋の雰囲気がグレードアップし、天井も高く見えます。イデーもそうですが、インテリアショップでは、140センチ幅1メートル・1万円前後から、トレンド感のあるおしゃれなデザインのファブリックが手に入ります。既成サイズで、お得に買えるタイプもあります。■壁面を利用するには、取り付けの位置に注意――うまく壁に収納スペースをつくるためのポイントを教えてください。小林さん:壁に棚やフックを取り付けるときは、後々の壁の修復を意識して、ギャラリーで使われている絵画用のくぎなどの専用道具を利用しましょう。DIY店で手に入ります。ボックスなど収納アイテムを取り付ける位置は、使いやすさはもちろん、座ったとき、立ったとき、部屋に入ってきたときなどの「自分の目線』を意識して、ベストなポジションを見つけてください。また、壁面のフックに洋服を掛けるときは、多くを漫然と掛けると狭く感じるので、1組だけにしておきましょう。すると、ディスプレイとして「見せる収納」になります。ハンガーもインテリア性の高いタイプを選ぶと、さらに収納と空間を楽しむことができるでしょう。イデーショップでは、壁にピンでカゴを留めるディスプレイも紹介しています。キッチンで布類をしまうなど、軽いものをおしゃれに収納するときに適しています。――ありがとうございました。「『○○入れ』と決めてしまわない」、「ファブリックをうまく利用する」、「壁面をおしゃれに見せる」、という3つのコツが分かりました。共通するのは、「ディスプレイを意識する」ということ。狭いマイルームでも、機能的かつ美しい収納がかないそうです。広報担当。同社は、東京・自由が丘店、ミッドタウン店をはじめ東京都内7店舗およびオンラインショップを運営。オリジナル家具を中心に国内外からセレクトしたデザイングッズ、ステーショナリー、書籍などを扱うほか、カフェやグリーンショップを手がける。自由が丘店TEL03-5701-7555、ミッドタウン店TEL03-5413-3455(永瀬紀子×ユンブル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月22日広々としたスペースが気に入って契約したワンルームも、いざ住んでみると収納スペースの確保に頭を悩ませるという話をよく聞きます。そこで、インテリアブランド・イデーの宣伝販促室・広報担当の小林晴美さんに、部屋に収納スペースを作るコツについて教えていただきました。■使い方を限定しないキャビネットを選ぶ――狭くならないように、ワンルームに収納スペースを作ることはできますか。小林さん:美しく、気持ちのよい生活を送るためには、モノの量に合わせて収納を用意するのではなく、「空間に適量を置く」ことが重要です。部屋のレイアウトをする前に、どのような部屋にしたいのかイメージを明確にしておくと、見た目や機能のアイテムをどう選べばいいのか、判断しやすくなります。――自分では、「すっきりおしゃれ」な部屋をイメージしているのですが、モノが多くてなかなかそううまくはいきません。小林さん:限られたスペースで機能を確保したい場合は、「凡用性が高い」、「シンプルな」キャビネットを選ぶといいでしょう。本も食器も収納できる、用途を限定しないタイプが便利です。例えば、ポールと棚板で組み立てるスチールやアルミ素材のシンプルなユニットシェルフなら、多種多彩にモノを配置して楽しむことができます。実際、インテリア関係者のお宅でもよく見かける例です。「真四角の形をした重ねて使うボックス」も、書籍・雑誌、CDなどの収納に便利です。部屋の主のアイデアが生きる、また、見た目もすっきりするのでお勧めします。■ファブリックを使って簡単クローゼットを作る――衣類の収納で、洋服ダンス以外に何か良いアイデアはありますか。小林さん:天井に金具をつけることが許される環境であれば、ごく小さなフックを取り付け、そこからファブリックを吊り下げます。その中にハンガーラックを設置すれば、ワードローブが完成します。アパレルショップの試着室のように、天井にカーテンレールを取りつけてもいいでしょう。金具を打てない場合は、つっぱり棒やS字フックなどを利用しましょう。ファブリックは、なるべく質の良い生地を選び、天井から床までたっぷりと覆う長さにすることがポイントです。部屋の雰囲気がグレードアップし、天井も高く見えます。イデーもそうですが、インテリアショップでは、140センチ幅1メートル・1万円前後から、トレンド感のあるおしゃれなデザインのファブリックが手に入ります。既成サイズで、お得に買えるタイプもあります。■壁面を利用するには、取り付けの位置に注意――うまく壁に収納スペースをつくるためのポイントを教えてください。小林さん:壁に棚やフックを取り付けるときは、後々の壁の修復を意識して、ギャラリーで使われている絵画用のくぎなどの専用道具を利用しましょう。DIY店で手に入ります。ボックスなど収納アイテムを取り付ける位置は、使いやすさはもちろん、座ったとき、立ったとき、部屋に入ってきたときなどの「自分の目線』を意識して、ベストなポジションを見つけてください。また、壁面のフックに洋服を掛けるときは、多くを漫然と掛けると狭く感じるので、1組だけにしておきましょう。すると、ディスプレイとして「見せる収納」になります。ハンガーもインテリア性の高いタイプを選ぶと、さらに収納と空間を楽しむことができるでしょう。イデーショップでは、壁にピンでカゴを留めるディスプレイも紹介しています。キッチンで布類をしまうなど、軽いものをおしゃれに収納するときに適しています。――ありがとうございました。「『○入れ』と決めてしまわない」、「ファブリックをうまく利用する」、「壁面をおしゃれに見せる」、という3つのコツが分かりました。共通するのは、「ディスプレイを意識する」ということ。狭いマイルームでも、機能的かつ美しい収納がかないそうです。広報担当。同社は、東京・自由が丘店、ミッドタウン店をはじめ東京都内7店舗およびオンラインショップを運営。オリジナル家具を中心に国内外からセレクトしたデザイングッズ、ステーショナリー、書籍などを扱うほか、カフェやグリーンショップを手がける。自由が丘店TEL03-5701-7555、ミッドタウン店TEL03-5413-3455(永瀬紀子×ユンブル)
2012年10月22日俳優、永瀬正敏が2月5日(土)、東京・新宿の新宿ピカデリーで行われた映画『毎日かあさん』(小林聖太郎監督)の初日舞台挨拶で、演じた役のモデルで漫画家・西原理恵子さんの元夫の戦場カメラマン、故・鴨志田穣さんに涙声でメッセージを送った。西原さんが、2人の子供とアルコール依存症と闘う夫・鴨志田さんと過ごした日常生活を描いた同名漫画の実写化。鴨志田さんになりきるため撮影時、12キロ減量するなど入魂の演技で挑んだ永瀬さんは、舞台挨拶の最後の場面でキャスト、スタッフのほか「もうひとりどうしても感謝したい人がいる」と真摯な表情。「それは天国の鴨志田さんです。どうしても一緒に初日を迎えたかったので、さっきお墓参りに行ってきました」と明かし、一緒に登壇した西原さんにチラッと目線を送りながら「西原さんの横で、鴨志田さんも喜んでいると思う。その感じがみなさんに伝わればいいな…鴨志田さん、ありがとう」と涙を見せるのをなんとか堪えながら涙声で語った。その様子を見守っていた小泉さんは「泣き虫の夫を育てた気分」と母性を感じさせる優しい笑み。言い終わって永瀬さんと2人で一瞬見つめ合い、頷き合ってみせ、実生活での元夫婦という深い信頼関係をうかがわせた。一方、劇中で2人の長男を演じた子役、矢部光祐くんが「クランクアップの日、おかあしゃん(=小泉さん)が、おとうしゃん(=永瀬さん)におかゆを温めてあげて、それをおとうしゃんが嬉しそうに食べていました」と暴露するひと幕があり、小泉さんは爆笑。関係者によると、減量した永瀬さんのために、小泉さんが自らおかゆを用意し、現場でふる舞ったという。『毎日かあさん』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:撮影の合間も父・永瀬&母・小泉!『毎日かあさん』家族のメイキング映像到着永瀬正敏インタビュー“戦友”小泉今日子との共演は「目指すゴールが同じだった」西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」
2011年02月07日どういう神経をしているのか?と言うと言葉が悪いが、かつて妻だった女性と映画の中で夫婦役を演じるというのはどういうものなのだろう?永瀬正敏が(そしておそらく小泉今日子も)そんな周囲の喧騒を全く意に介さないタイプであろうことは予想がつくが、それでも問わずにはいられない。映画は西原理恵子の人気エッセイ漫画を実写化した『毎日かあさん』。つまり2人は、実際に夫婦であった西原さんちの2人(※夫の鴨志田譲氏は故人)を演じているのだが、なぜだか観ている内に、この物語が見たこともない「永瀬―小泉」家の物語のようにさえ見えてくるから不思議なもの…。もちろん、映画の見どころはそれだけではない。さて、永瀬さんの見解は?鴨志田さんの墓参りで許可取り永瀬さんが演じているカモシダは、アルコール依存症の元戦場カメラマン。永瀬さんの演技からは、彼のどこか憎めない人柄はもちろん、見ているこちらが辛くなるような人間の弱さや、業の深さというものが伝わってくる。永瀬さんは彼を「いろいろな“想い”を落としながら生きていかれた方」という独特の言葉で表現し、演技についてこう語る。「今回に関しては、上手いお芝居をしようとかではなく、なりたかったんですよね、鴨志田さんご本人に。普段は基本的に、頭の中の宇宙で作り出す人物像だけでなく、現場で動いて、監督の世界観も入れた上で膨らましていった方が面白そうだな、とか考えつつ、でもあれこれ考えすぎてしまうので、現場に入ったらできるだけゼロにする、という感じです。でも今回はそういう構築の仕方ではなく、まず皮膚感覚や空気感を大切にしたかった。実際に鴨志田さんが撮られた写真やご自身やご家族が写っている写真をあちこちに貼って、見るというでもなく、目に入るようにしたり。それから、クランクイン前にはひとりでこっそり鴨志田さんのお墓参りに行って“許可”を取ってきましたね。30〜40分くらい話しましたよ。内容?最初は『俺でいいすか?』って(笑)。それから『力を貸してください』ってお願いしたり、『そっちはどうすか?』とか普通の会話をね。カップ酒持ち込んで『もう、さんざん飲んでも大丈夫ですよ』って言いながら」。具体的に、カモシダの内面的な部分を表現する上で、どのような部分に取っ掛かりを見つけ、演じたのだろうか?「鴨志田さんが書かれたエッセイも読んだんですが、前半部分は西原さんが描かれる世界観の文章版という感じでよく似てるんです、表現するものが。この2人はものすごくガッチリとコネクトして生きてるんだなって思う。でも2人が離婚して、ある瞬間に文章が変わるんですよ。そこにはやはり大きな何かがあったんだな、と感じさせられて、演技の上でのひとつの大きなきっかけになりましたね。映画の中では編集でカットされてしまったんですが(苦笑)、離婚のシーンでカモシダは『まあしょうがねぇか』って感じのへっちゃらな顔してるんだけど、離婚届に判を捺すときだけ指が震えてるんです。そこから何かが少しずつ変わっていったんだろうな、という思いはありました」。では冒頭の問いに。映画の製作が発表された当初より、小泉さんとの共演については期待と驚きと好奇心でもって大きく報じられてきた。演じる側として、特別な思いはあったのだろうか?「大前提として知らない方ではないからね…“方”って言い方も変だな(笑)。ある時期を一緒に過ごした人だから、『はじめまして』って会って、『この人、どういう人なのかな?』と勘ぐり合いながら入っていくのとは違いますね。でも、何より一緒に現場に立ってみて、彼女は女優として素晴らしいんですよ。お互いいろいろな過去はありますが、何を置いてもそこですね。だから、最初に衣裳合わせで久々に会ったときくらいですね、『どうしようかな…?』って感じでちょっと恥ずかしかったのは(笑)」。「一本でも良い映画を遺したい」プライベートで一緒に過ごした時間があったからこそ、映画の中で夫婦を演じる上でそれが活かされた、という感覚は?「いや、それはどうだろう…。僕らとは過ごしてきたシチュエーションが違うから。繰り返しになりますが、それよりも小泉の女優としての素晴らしさによるところが大きいと思います。たぶん、僕らがこの映画で目指していたゴールは一緒で、演技の“色合い”や“濃度”が同じだったんでしょうね。それは、夫婦だったということとは関係ないと思います。だから少し残念な気もするんです。お互いもっと若いときに、俳優と女優としてもっともっと一緒に仕事ができていれば面白かったなって」。いやいや、共にまだ40代。夫婦役にとどまらず、これからもいろんな関係性の中での2人の絡みを見てみたいところ。ちなみに“若い頃”という言葉も出たが、永瀬さんは20代だった1980〜90年代の頃から、常にこれまでにない新しい俳優の在り方を体現してきた存在。30年近くにわたる俳優人生の中での自身の“変化”について尋ねるとこんな答えが返ってきた。「20代の頃はひとりで戦ってるという感覚が強かったですね。何とか面白い映画をいっぱい作って、映画館をいっぱいにしてやろうって。いろいろな“槍”や“言葉”で突かれて、傷つけられても、何でもいいから走ろうという気持ちでやってました。いまは、みんなが好きで、みんなでひとつの作品を作ろう、という思いが強いです。そう考えるようになったきっかけは、デビュー作(『ションベン・ライダー』)の相米慎二監督が亡くなられたことですかね。それまでは自分ひとりで行こうって気持ちが強かったけど、相米慎二という存在が映画界から失われたときに、自分の寿命がどれくらい残ってるのか分からないけど、一本でも良い映画を遺したいって思ったんですね。でも、立ち返ってみると、映画はひとりじゃできない。だから、確信的な“共犯者”をいっぱい作っていきたいんです(笑)」。(hairmake:KATSUHIKO YUHMI<THYMON>/stylist:yasuhiro watanabe/photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着
2011年02月01日女優の小泉今日子と俳優の永瀬正敏が1月20日(木)、東京・新宿区の新宿ピカデリーで行われた夫婦役を演じる映画『毎日かあさん』(小林聖太郎監督)の完成披露試写会に出席。約16年ぶりに公の場でツーショットを披露した。人気漫画家、西原理恵子さんが、夫で戦場カメラマンの鴨志田穣(ゆたか)さん(2007年逝去)と2人の子供との日常生活を綴った同名漫画の実写化。実生活で元夫婦の小泉さんらが、夫婦役で離婚以来初共演することで話題を呼んでいる。本作は昨年夏に撮影。小泉さんは「子供たちが自然に笑ってくれるのが目標だったので、ずっと一緒にいました」と“一家団欒”を楽しんだ様子。隣の永瀬さんは、アルコール依存症とガンに苦しむ役どころに12キロ減量して臨んだが「必要なことだったので役者として当たり前のことをしただけ」と表情を変えずに謙虚な言葉。だが子役の小西舞優が「お弁当を食べるとき、みんなご飯を食べていたのに、お父しゃん(=永瀬さん)だけ水を飲んでいてかわいそうでした」と話すと、恥ずかしそうに顔をほころばせた。ほかに、原作者の西原さんも出席。映画の感想を司会者から聞かれると、「1番ビックリしたのは永瀬さんが、私しか知らない鴨志田の表情や仕草を演じられていたこと。彼はいろんなことがあってやっと家に帰ってきたんですけど、またすぐ出て行かないといけなくて、困った表情をしたり、息子の靴下を写真に撮ったりしていたんですが、それが映画に出ていた」と大絶賛。小泉さんについても「私の知っている輝けるキョンキョンじゃなく、すっかりオカンになっていた。役者さんはばっちいヨゴレの役もできるんだなぁ、と」と感心しきりだった。小泉さんは、西原さんについて「本当に大好きでほとんどの作品を読んでいた。演じることになり、絶対かなわないので1つずつ組み立て直して役作りをした。それくらい素敵な人」と思い入れタップリに話していた。『毎日かあさん』は2月5日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待『毎日かあさん』に大森南朋ら出演!母・小泉今日子、父・永瀬の姿も明らかに
2011年01月20日漫画家・西原理恵子の傑作「毎日かあさん」が、小泉今日子と永瀬正敏という、元夫婦の2人が夫婦役で共演し、実写映画化されることが決まった。原作は、2002年10月より毎日新聞朝刊の毎週日曜日の生活家庭面にて連載中の漫画で、単行本はシリーズ累計150万部を超えるベストセラー。西原さんの実人生を基に、主人公の漫画家と元カメラマンの夫、6歳の息子と4歳の娘の驚きのエピソードがつづられる。これまでに文化庁メディア芸術祭賞(2004年)、手塚治虫文化賞短編賞(2005年)を受賞し、TVアニメ化もされ、現在、テレビ東京系で放送されている。『女の子ものがたり』、『いけちゃんと僕』、『パーマネント野ばら』と近年、西原さんの作品が立て続けに映画化されているが、本作は笑いとどこかホロリとさせる部分、そして鋭い毒をはらんだ、西原ワールドの真骨頂とも言える作品。多様化する価値観の中で、変化する家族の形と、変わらない絆が描き出される。主人公のサイバラを演じる小泉さんは「大好きな作家、西原さんの、あの『毎日かあさん』を演れるなんて小躍りしたい気分です。永瀬氏との共演は、時が過ぎたと言いますか、同業として戦える日が来たのだと嬉しく思います。いろいろあった私たちだからこそ出来ることがあるはずです。信頼する小林(聖太郎)監督とそのあたりを探りながらよい映画になるように頑張りたいと思います」とコメント。サイバラの夫・カモシダを演じる永瀬さんも「以前から『いつかまた同じ現場に立てるといいね』と彼女と話していたことが、この素敵な物語で実現することを、嬉しく思ってます。僕にとっては久々の映画なので監督に身を委ね、皆で力を合わせ、愛される作品になる様、精一杯頑張ります」と意気込みを語る。酸いも甘いも知る2人が、西原ワールドでどのような“夫婦姿”を見せてくれるのか――。西原さんは「『毎日かあさん』は自分の人生の代表作になるかもしれないので、嬉しくもあり心配でもあり、という感じですねホントに。自分の子供が成人してどっか行っちゃうような感じですね」と語り、小泉さんについては「(西原さんの原作映画の主演女優で)初めての同年代の人で。アイドルと言っても、ちょっと“叩き上げ臭”のする人という(笑)。前から私の本を読んでくれているというのは聞いていました。お会いしたことはないのですが。お互いいろんなことがあった同世代の女性なんで『いろいろあったね』というところを上手にきっとやってくれるんじゃないか、と」とコメント。さらに、永瀬さん、そして2人の共演についても「鴨ちゃんっぽい人ですよね、雰囲気が。『どのツラ下げて帰ってきたんだい感』みたいのが映画の中でばっちり出ると思います(笑)。居心地の悪そうなお父さんの感じがよく出るんじゃないでしょうか(笑)。(2人が演じることで)いろんな喜びや、いろんな悲しみをね、同年代で経験してきて『あんたもいろいろあったろうね』という気がするんで、そんな感じでやっていただけたら、と」と期待を口にする。メガホンを握るのは『かぞくのひけつ』が注目を集めた小林聖太郎。「実在の人々を題材にしたベストセラー漫画が原作…というのは、映画の作り手にとって、チャレンジしがいがあると同時に、非常に手強い相手でもあります。『毎日かあさん』という原作に恥じない映画にできるのか?不安はありますが、小泉今日子さんと永瀬正敏さんという心強い共犯者たちと一緒に、いい作品にすべく全力を尽くします。まぁ、とは言うても、そんな気負いなんて微塵も感じさせないような、軽やかでオモロい映画になったらいいな、と夢見ております」と意気込みを語っている。明るく、愛情深いが独特の毒と鋭さを持つサイバラと、時に豪放磊落で規格外の魅力を放ちながらも、繊細な面を併せ持つカモシダ。小泉さん、永瀬さんのやり取りを想像するだけで胸が高鳴る『毎日かあさん』。公開は2011年新春、全国にて。■関連作品:毎日かあさん 2011年新春、全国にて公開
2010年07月07日