マーベルコミック史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールの活躍を描く痛快アクションエンタテインメント『デッドプール』シリーズの最新作が、『デッドプール&ウルヴァリン』として7月26日(金)に日米同時公開されることが決定。併せてティザー予告・ティザーポスターも解禁となった。1作目『デッドプール』(2016)公開当時、世界興行収入850億円を超える大ヒットを記録し、その続編となる『デッドプール2』ではさらに記録を塗り替え1,120億円を突破。R指定映画の世界歴代記録をことごとく更新し、日本でも多くのファンを魅了し続ける本シリーズ。人体実験で驚異的な治癒能力と不死の肉体を得たのと引き換えに、醜い身体に変えられてしまった元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)。自作の赤いコスチュームと二振りの刀、二丁拳銃を身にまとい、“クソ無責任ヒーロー”デッドプールのシリーズは、ヒーローらしからぬ言動の数々や、過激でド派手なバトルシーン、突然観客に向かって話しかけてくる型破りな演出が相まって、世界中で絶大な支持を集めてきた。その最新作『デッドプール&ウルヴァリン』では、“俺ちゃん”ことデッドプールに加え、人気キャラクター・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)もシリーズ初登場。Photo by Jamie McCarthy/Getty Imagesこれまでデッドプールが何度もいじり倒してきた、“爪野郎”こと孤高のヒーロー・ウルヴァリンはどんな活躍を見せてくれるのか、プライベートでも親交の深いライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの2大スター夢の競演に世界が注目している。今回解禁となったティザー予告では、愛する恋人のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)、かつて共に戦ったネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)やユキオ(忽那汐里)らに囲まれ、幸せなひと時を送っていたウェイドだったが、突然連れ去られた“その先”で、「君は特別な存在だ」とマーベルヒーローになるチャンスを与えられる。「シネマティック・ユニバースを完全に変えちゃうよ」と息巻き、「俺は救世主マーベルの神だ」と気を大きくしたウェイドは気合たっぷりに、その挑戦を受けて立つことにーー。シリーズ初のディズニー配給作品となる本作。ついにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)入りを果たすという点でもすでに世界中から熱い視線が注がれているが、“俺ちゃん”はいつも通り、お得意のブラックジョークでふざけ散らかしたと思えば、息つく間もない過激なアクションで敵を翻弄するなど、早くも“デッドプール節”が炸裂。そして、予告の最後には、「X-MEN」シリーズなどに登場してきた人気キャラクター・ウルヴァリンと思わしき影が登場!予告にもある“誰もが望むハッピーエンド”とは何を意味するのか、続報にも期待が高まるところ。ちなみに同予告では、アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカなど、歴代マーベルヒーローが登場しているのも、見逃せないポイントのひとつ。“俺ちゃん”がまさかのアベンジャーズ招集か!?マーベルファンには期待の必見作品となりそうだ。また、デッドプールとウルヴァリンのペアネックレスでハートを表現したティザーポスターも解禁。「BEST FRIENDS」「COME TOGETHER」というコピーが象徴するように、本作では、デッドプールとウルヴァリン、まったく違う強烈な個性を放つ2人が強力なタッグを組み、より壮大で衝撃的なストーリーが展開されていく予感!本作を手掛けたのは、『フリー・ガイ』や『ナイト・ミュージアム』シリーズ、Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で知られるショーン・レヴィ。独創的な世界観づくりで知られる彼が、デッドプールとウルヴァリンの間に、どのような化学反応を起こすのか。2人の新たな戦いに注目だ。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月12日アリ・アスター監督の最新作『ボーはおそれている』の劇場公開に合わせ、アリ・アスター監督の代表作と「A24」配給作品が、洋画専門チャンネル ザ・シネマで特集放送される。近年のアカデミー賞で大きな存在感を見せている、いま最も旬なアメリカのインディペンデント系映画スタジオ「A24」。いまや世界が注目するこのスタジオから、『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』を発表して一躍、現代の寵児となったアリ・アスター監督の新作『ボーはおそれている』が2月16日(金)より公開。ザ・シネマではアリ・アスター監督の代表作2作、ホアキン・フェニックス主演の『カモン カモン』を含む「A24」配給作品を7作品、2月14日(水)~16日(金)の期間に特集放送する。『ミッドサマー』(★アリ・アスター監督作品)放送日:2月15日(木)23時15分~ほか[R15+]想像を絶する悪夢と狂気!スウェーデンで開かれる恐るべき宗教儀式を描く米国の女子学生ダニー(フローレンス・ピュー)は、躁うつ病を患う妹が両親を巻き添えに無理心中するという悲劇に見舞われ、そのショックから立ち直れずにいた。そんなある日、恋人のクリスチャンが男友達とスウェーデンの田舎で行われる夏至祭に行くと知り、その旅に同行することに。一行は留学生ペレの故郷で90年に1度行われる夏至祭へ参加し、村の住人たちから歓迎を受ける。だが、翌日から幕を開けた夏至祭は次第に不穏な空気に包まれていくーー。『ヘレディタリー/継承』(★アリ・アスター監督作品)放送日:2月15日(木)21時~ほか[PG12]亡き祖母から“何か”を受け継いだ家族の運命は?邪悪な呪いに背筋が凍る…夫と子ども2人と暮らすミニチュアジオラマ作家アニー(トニ・コレット)は、長年微妙な関係にあった母エレンを亡くす。葬儀を終えたアニーが遺品の収められた箱を開いたところ、「私を憎まないで」と書かれた母のメモを見つける。一方、一家の周りでは異様な出来事が続発し、エレンに溺愛されていた末娘チャーリーの奇行も目立つようになる。そんなある夜、取り返しのつかない悲劇が一家に起こり、絶望したアニーは情緒不安定になっていく。『ライトハウス』CSベーシック初放送放送日:2月15日(木)17時~ほか[R15+]灯台を守る男たちを悪夢が襲う…新鋭ロバート・エガースが放つ戦慄のサスペンス1890年代のニューイングランド。ベテランのトーマス(ウィレム・デフォー)と若いイーフレイム(ロバート・パティンソン)の2人は、灯台守を4週間務めるために小さな孤島へ派遣される。トーマスが灯台の灯り番を譲らず、面倒な雑用をすべて押し付けるため、イーフレイムはストレスを募らせる。それでも何とか島での生活に慣れていき、2人は少しずつ打ち解けていくかに思えたが、任期が終了する日に嵐に見舞われてしまい、迎えの船はやって来ず2人は島に孤立する。『ムーンライト』放送日:2月14日(水)23時~ほか[R15+]自分らしさと愛を探し求める…アカデミー賞3部門に輝く人間ドラママイアミの貧困地域で、麻薬依存の母親と2人で暮らすシャロンは、学校では“リトル”というあだ名でいじめられる気弱な少年。そんな彼にとっての心の支えは、何かと気にかけてくれる父親的存在の麻薬売人フアンと、唯一親しい友人ケヴィンだけだった。ところが高校生になったある日、いじめっ子に対する過剰防衛でシャロンが逮捕され、2人は離れ離れに。そして大人に成長し麻薬売人になったシャロンの元に、ケヴィンから連絡が入る。『カモン カモン』放送日:2月15日(木)深夜2時~ほか9歳の甥と絆を結んでいく…監督の実体験から生まれたホアキン・フェニックス主演作品ニューヨークのラジオ局で働くジャーナリストのジョニーは、ロサンゼルスに住む妹ヴィヴが数日間家を空けることになり、9歳の甥ジェシーの面倒を見るよう頼まれる。独身のジョニーは子どもと2人きりの共同生活に戸惑いながら、何でもストレートに質問する好奇心旺盛なジェシーとの距離を少しずつ縮めていく。そんな中、ヴィヴの不在が長引いてしまい、ラジオ局の取材予定があるジョニーはジェシーを連れてニューヨークへ戻る。『MEN同じ顔の男たち』放送日:2月15日(木)19時~ほか[R15+]田舎町で出会う男たちは同じ顔ばかり…『エクス・マキナ』監督が放つ衝撃スリラー夫ジェームズの自殺を目撃してしまったハーパー(ジェシー・バックリー)は、心に負った傷を癒やすため、田舎の豪華なカントリーハウスで休暇を過ごすことに。管理人ジェフリーの出迎えを受けた後に散歩していると、廃屋のそばで全裸の男性と出会い、その翌日も男はカントリーハウスの庭に侵入。ショックを受けたハーパーが気分を変えるため町を散歩したところ、ある異常さに気づく。少年や牧師など出会う男たちが全員ジェフリーと同じ顔だったのだ…。『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』放送日:2月16日(金)15時~“夢の国”の隣に広がる貧困の実態…アメリカの格差社会をリアルに描き出すシングルマザーのヘイリーと6歳の少女ムーニーは、フロリダ州ディズニーワールドの近くに建つ安モーテル「マジック・キャッスル」で暮らしている母子。やんちゃなムーニーは同じモーテルに住む子どもたちと一緒にいたずらを繰り返し、支配人ボビーの手を焼かせていた。一方、定職を持たないヘイリーは化粧品を売り歩く仕事を始め、ホテル代を稼ごうとする。それでも生活は困窮し、ついにはモーテルの部屋で売春を始めてしまう。「『ボーはおそれている』公開記念 アカデミー賞を席巻するアリ・アスター監督とA24特集」は2月14日(水)~16日(金)ザ・シネマにて放送。『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 A24 Distribution, LLCフロリダ・プロジェクト真夏の魔法 2018年5月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2017 Florida Project 2016, LLC.へレディタリー/継承 2018年11月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018 Hereditary Film Productions, LLCミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.ライトハウス 2021年7月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.カモン カモン 2022年4月22日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Be Funny When You Can LLC. All Rights Reserved.MEN 同じ顔の男たち 2022年12月9日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2022 MEN FILM RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年02月11日2022年・第79回ヴェネチア国際映画祭にて最高賞の金獅子賞を受賞したローラ・ポイトラス監督の『美と殺戮のすべて』(原題:All the Beauty and the Bloodshed)が、3月29日(金)より公開。日本版予告編が解禁となった。1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーンといった題材を撮影、その才能を高く評価され、一躍時代の寵児となった写真家ナン・ゴールディン。2018年3月10日のその日、ゴールディンは多くの仲間たちと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れていた。自身の作品の展示が行われるからでも、同館の展示作品を鑑賞しにやってきたわけでもない。目的の場所は「サックラー・ウィング」。製薬会社を営む大富豪が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペースだ。到着した彼女たちは、ほどなくして「オキシコンチン」という鎮痛剤のラベルが貼られた薬品の容器を一斉に放り始めた。「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら…。「オキシコンチン」とは「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされる“合法的な麻薬”だ。果たして彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に1人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりがいま明かされる――。解禁された日本版予告編は、ノーウェイブバンド「Bush Tetras」の「You Can’ be Funky」をバックに、写真家ナン・ゴールディンが斬新で生々しい題材を被写体にして時代の寵児となり、「どこの美術館も彼女の作品を欲しがる」という輝かしい経歴から始まる。しかし場面が変わると、ゴールディンは多くの仲間とともにメトロポリタン美術館で「サックラー家はウソつき!人殺し!」と叫んでいる。サックラー家は、製薬会社を営む大富豪で「オキシコンチン」という鎮痛剤を安全な薬と偽り販売し、アメリカで50万人もの命を奪った。そして、その莫大な売り上げを世界中の美術館に寄付することで慈善家として知られていた。そんな巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したゴールディン。予告編にはその途方もない戦いの道のりの一端が収められている。また、上映劇場ではナン・ゴールディンが撮影した写真のポストカード3枚がついたムビチケカードが販売中となっている(※数量限定なくなり次第終了、※一部劇場を除く)。ポストカード3枚セット付きムビチケカード『美と殺戮のすべて』は3月29日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:美と殺戮のすべて 2024年3月29日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2022 PARTICIPANT FILM, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年02月11日フィンランド映画を代表する名匠アキ・カウリスマキ監督の最新作『枯れ葉』が、上映8週目にして興収1億円を突破。ロングラン上映が続き、日本で上映されたカウリスマキ最大のヒット作となっている。アキ・カウリスマキ監督最新作にして復帰作となる『枯れ葉』は、孤独を抱えながら生きる女と男が、人生で最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとする心優しいラブストーリー。2023年カンヌ国際映画祭審査員賞、2023年国際批評家連盟の年間グランプリに見事輝き、第81回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)&非英語映画賞にノミネート、第96回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出された。本国フィンランドでは、動員29万人を超え(フィンランドの人口は約550万人)、フランスやドイツ、アメリカ、イタリアなど各国でも大ヒットを記録。そして日本でも各地で満席が続出、公開してから2か月近くが経つ現在もユーロスペースをはじめ、多くの劇場でロングラン上映が続き、この度、累計動員7万2,279人、興収1億157万3,850円を超え(38館 38スクリーン)、日本で上映されたカウリスマキ作品最大のヒット作『過去のない男』を超える興収1億円を突破した。カウリスマキ史上最高のラブストーリーといえる本作『枯れ葉』は、ヒロインの圧倒的な存在感など随所に新しさを感じさせながら、お馴染みのとぼけたユーモアや抜群の音楽センスにもさらに磨きのかかった、いわばカウリスマキの集大成ともいえる作品。この大ヒットを記念して、2月17日(土)より全国の『枯れ葉』上映劇場にて、カウリスマキ監督の愛犬であり、劇中にも登場する犬・チャップリンの様々な姿を切り取ったオリジナルステッカーを配布(数量限定、なくなり次第配布終了)。大ヒット御礼オリジナルステッカーまた、昨年12月に初来日を果たし、日本の観客とも対面した主演のアルマ・ポウスティが大ヒットの御礼を伝えたいと、急遽リモートでの舞台挨拶を実施することも決定した。『枯れ葉』はユーロスペースほか全国にて公開中。『枯れ葉』大ヒット御礼リモート舞台挨拶は2月29日(木)18時50分の回上映後、ユーロスペースにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:枯れ葉 2023年12月15日よりユーロスペースほか全国公開© Sputnik
2024年02月10日2023年7月16日、76歳で逝去したジェーン・バーキンの追悼上映が決定。2月18日(日)より代表作6本が上映される。音楽、ファッション、映画、演劇、あらゆる分野で多くの影響を与えてきたジェーン・バーキン。この度決定した特集上映では、60年代から2000年代まで、ジェーンが出演した6本の作品とともに彼女の映画女優としての軌跡を辿り、そのたぐいまれな才能と魅力をあらためて確認する。『太陽が知っている』上映作品は、『太陽が知っている』(1969年、ジャック・ドレー)、『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』(1975年、セルジュ・ゲンズブール)、『ラ・ピラート』(1984年、ジャック・ドワイヨン)、『右側に気をつけろ』(1987年、ジャン=リュック・ゴダール)、『美しき諍い女』(1991年、ジャック・リヴェット)、『ジェーン・バーキンのサーカス・ストーリー(小さな山のまわりで)』(2008年、ジャック・リヴェット)の6作品。『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』さらに2月23日(金・祝)には関連イベントとして、“映画のアトリエ「ジェーン・バーキン、笑いと涙の間で」”(講師:坂本安美)を開催。それぞれの監督とかけがえのない共犯関係を結び、おおいなる誠実さと知性によって一つひとつの役を抱きしめてきた女優ジェーン・バーキンのフィルモグラフィーを抜粋とともに辿る。また、アニエスベー渋谷店(3F Café)にて、ジェーン・バーキンを追悼した展覧会が開催される(会期:2/10(土)~3/12(火))。ジェーン・バーキン追悼上映特集は、2月18日(日)・23日(金・祝)・24日(土)・25日(日)に、東京日仏学院 エスパス・イマージュにて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年02月10日エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバーらを迎えた映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』から、1960年代、中絶が法律的に許されていない時代のアメリカで活動していたアンダーグラウンド・ネットワーク「ジェーン」の様子を切り取った場面写真が一挙解禁。また、ショート予告も到着した。中絶の手助けによって推定12,000人の女性を救い、“自身の身体について守る権利=女性の選択の自由”を得るため、活動した団体「ジェーン」の実話を描いた本作。今回解禁となったのは、本作のヒロインたち「ジェーン」の活動を映した場面写真。主人公・ジョイ(エリザベス・バンクス)は隣に住む親友のラナ(ケイト・マーラ)の家のベランダで2人、談笑しながら幸せに過ごしている。裕福な家庭の主婦の姿から一転。緊張した面持ちで電話をかけるジョイ。第二子の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまったジョイは、唯一の治療法となる中絶を受けるため、担当医に相談するも拒否されてしまい、電話の相手、違法ながら安全に中絶手術を提供する団体「ジェーン」に辿り着く。手術当日、目隠しをしたジョイが「ジェーン」のメンバーであるグウェン(ウンミ・モサク)に手を引かれ車から降り、ある建物に連れて行かれる様子からも、当時違法とされていた中絶を必要とする女性たちを救うため、秘密裏に行われていた「ジェーン」の活動のリスクの高さが伺える。そして、無事に「ジェーン」によって命を救われたジョイが、自らも「ジェーン」の一員となっていく様子も映し出される。「ジェーン」のリーダーであるバージニア(シガニー・ウィーバー)と共に、助けを求めてきた少女に対し、真剣な表情で話すジョイ。さらには活動が多忙になるにつれ、人手不足を補うため、医者のディーン(コリー・マイケル・スミス)の助手として手術台の前に立つことも…。また、ジョイとバージニアが笑顔で向き合う姿からは、危険な状況の中でも強い意志をもって前向きに立ち向かっていった「ジェーン」たちの強さと優しさを感じさせる。ショート予告編でも、「これは、女性たちが自分の人生を生きるための戦い」というナレーションと共に、ジェーンたちの活動の一部を垣間見ることができる。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年02月09日里親やグループホーム、特別支援学校など、どこに行っても問題を起こしてしまい、社会のどこにも居場所のなくなってしまった9歳の少女を繊細かつ強烈な描写で描いたノラ・フィングシャイト監督の長編初監督映画『システム・クラッシャー』。この度、主人公の少女が睨みつける姿が印象的な日本版ポスタービジュアルと予告編映像が解禁された。第69回べルリン国際映画祭のワールドプレミア上映で10分間のスタンディング・オベーションを受け、銀熊賞(アルフレード・バウアー賞)など2冠、ドイツ映画賞では作品賞を含む8部門を受賞し、世界各国で37冠に輝いた本作。今回解禁となった日本版ポスターは、子どもも大人も関係なく悪態をつきまくる嵐のような9歳の少女ベニーを真正面から捉えたカット。キャンディを頬張りながら、その怒りとは裏腹な愛の渇望を訴える視線が、作品と同様に人々を射抜く1枚だ。予告編でも、中指を突き立て捲し立て、ベニーは絶叫する。でも本当はただ、ママと一緒にいたいだけ…。そんな願いも社会の理不尽にぶち当たると再びキレてしまう。家族もお手上げの状態で、このままではどこにも居場所がなくなってしまう。見知らぬおじさんに悪態をつくベニー、学校に行きたくないと刃物を振り回すベニー、鎮静剤を打たれ動けなくなったベニー。それでも、隔離療法中の森のなかではママを呼び続けるベニーのやまびこが切なく響く。バックで流れるニーナ・シモンの名曲「Ain't Got No, I Got Life」は、なにも持ちえない自分という絶望と、それでも命と自由だけはあるという不屈の希望を歌った、映画本編でも流れる屈指の名曲だ。ニーナ・シモン自身もアメリカが持っていた様々な矛盾や問題、そして自身の置かれた環境や家族や自分自身への怒りをストレートにぶつけ、一時は音楽業界からも忌避された過去を持つ伝説のアーティスト。本作の主人公ベニーと重ね合わせることで、より胸に響く映像となっている。『システム・クラッシャー』は4月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:システム・クラッシャー 2024年4月27日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開
2024年02月09日ティモシー・シャラメ主演『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のプレミア配信が開始された。また、ウォンカ役の日本語吹き替えを担当した花村想太(Da-iCE)のコメント付き予告編が到着した。世界的名作『チョコレート工場の秘密』の“夢のはじまり”を描く本作は、世界77のマーケットの中で、60の国と地域でNo.1スタートをきり、日本でも公開初週に動員・興行収入共に堂々の初登場第1位を記録した話題作だ。ティモシー・シャラメ主演映画としても動員・興行収入共に最高のオープニング成績を残した。公開5週間で北米興収1億7620万ドル、世界興収は3億2910万ドルで、全世界総興収は5億ドルを突破し、いまもなおチョコレートの魔法が世界中を席巻中。映画批評サイト“Rotten Tomatoes”ではオーディエンススコア91%(23/12/18時点)を記録した。また日本語吹替版では、キャストたちがセリフだけでなく、全13曲に及ぶ楽曲も担当。主人公ウォンカ役を人気男性アーティスト「Da-iCE」でボーカルを務める花村想太が演じ、高い歌唱力と表現力で大きな話題となった。さらに、警察署長&神父には大人気お笑いコンビ「チョコレートプラネット」、そして松平健が小さな紳士ウンパルンパ役を務めるなど、演技力&歌唱力を兼ね備えた豪華日本語吹き替えキャストたちが、さらに映画を彩っている。Prime Videoでは、ティモシー・シャラメ演じるウィリー・ウォンカがチャーミングな笑顔で歌う「Pure Imagination」を含む冒頭10分の字幕版が無料公開されている。未来への期待たっぷりに憧れの地に降り立ち、いつか自分のチョコレートのお店を構えることを夢見るウォンカ。ホットココアもすぐに固まってチョコレートになってしまうような寒い夜、ウォンカは怪しい男に格安の宿屋へ案内される。暖かい部屋の中、お酒でもてなされたウォンカは、数メートルもある宿屋の契約書にサインを求められる。宿屋にいた小さな女の子から「契約書をよく読んで」と注意されるが、宿屋の主人にはサインを促され…。憧れの地で早速不穏な雰囲気だが、ウォンカの運命はいかに?ミュージカル調に踊りを披露したティモシー・シャラメの、華麗なターンやステップにも注目だ。『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は各種プラットフォームにてプレミア配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウォンカとチョコレート工場のはじまり 2023年12月8日より全国にて公開© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2024年02月09日ソフィア・コッポラ監督が、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーの回想録を基に映画化した『Priscilla』(原題)が『プリシラ』として4月12日(金)より公開決定。プリシラとエルヴィスの日々を映し出した場面写真も解禁された。本作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちたプリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に描く物語。「シャネル(CHANEL)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の衣装が彩る華やかな恋に隠された孤独を描き出し、常に高く評価されるソフィア・コッポラ作品のサウンドトラックだが、今回音楽はフランス出身のロックバンド「Phoenix」が担当し、美しく精巧な美術とともに60~70年代の空気を伝える。主演は、本作で第80回ヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞に輝いたケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム:アップライジング』)。第81回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、夢のような恋の恍惚と切なさを経験していく少女の心の変遷と外見の変化を驚くほど繊細な表情とたたずまいで表現し、「驚くほどにすばらしい演技」(Rolling Stone)など絶賛されている。そしてプリシラだけが知る、魅力的で華やかだが傷つきやすく大人になりきれないスーパースター、エルヴィスを演じたのは『Saltburn』や「ユーフォリア/EUPHORIA」のジェイコブ・エロルディ。「エルヴィスを演じきっている」(The Warp)と高い評価を受けている。ソフィア・コッポラ監督が、「プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女のグレースランドでの体験に心を動かされました。私が表現したかったのは、エルヴィスの世界に飛びこみ、紆余曲折を経てやっと自身の人生を見つけたプリシラの心情です」と語るように、プリシラの視点で描かれる魅惑と波乱の日々に観客もまた引き込まれていく。飛びきり甘美なシンデレラストーリーのなかに、ソフィア・コッポラがこれまで描き続けてきた人間の孤独や疎外感といったビターなエッセンスを潜ませた緻密で繊細な本作は、「ソフィア・コッポラ最高傑作」(Rolling Stone)、「First Loveの素晴らしさを描いてる」(Littie White Lies)との評価。昨年秋、全米では「A24」配給で公開され、そのファッション性と話題性で多くの若い女性客を魅了、『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットとなっている。また今回解禁となった場面写真8点は、14歳の少女プリシラの儚げな表情から、恋に落ちたプリシラとエルヴィス、1967年当時話題となった結婚式の写真を再現したシーン(プリシラのウエディングドレスは「シャネル(CHANEL)」、エルヴィスのタキシードは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が手掛けた)も。自身がセレブとして注目の的となった華やかなメイクアップのプリシラ、そして、ジャンプスーツに身を包むエルヴィスとのツーショットなど、映画『プリシラ』の世界を表現する豪華で魅惑的なシーンが切り取られている。『プリシラ』は4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2024年02月09日テイラー・スウィフトのコンサートフィルム『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR (Taylor's Version)』が3月15日(金)より「Disney+」にて配信されることが決定した。約5年ぶりの来日公演が東京ドームで実施中、現在開催中の大規模世界ツアー「TAYLOR SWIFT|THE ERAS TOUR」を、コンサートフィルムとして世界で公開された映画『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』。世界興行収入2億6,000万ドル以上というヒットを記録し、コンサート映画として史上最高の世界興行収入となった本作が、今回、劇場版には無かった「cardigan」を含む全5曲が追加収録され、初の全編収録。なお、テイラー8枚目のアルバム「folklore」の特別スタジオライブパフォーマンスを収めた「folklore:ロングポンド・スタジオ・セッション」が独占配信中だ。『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR (Taylor's Version)』は3月15日(金)よりディズニープラスにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年02月08日ドイツでかつて施行されていた<刑法175条>により、特にナチ支配下で男性同性愛者が弾圧されていた事実を、6人のゲイとひとりのレズビアンによる証言を通して描いたドキュメンタリー映画『ナチ刑法175条』。この度、予告編が解禁された。当時、<刑法175条>により約10万人が捕まり、1万から1.5万人が強制収容所に送られ、強制労働や医学実験を強いられた。生存者はおよそ4,000人、本作製作時に生存が確認できたのはわずか10名に満たなかったという。この度解禁される予告編では、<刑法175条>により実際に弾圧された人々の生々しい証言と、当時の写真などのアーカイブフッテージが、緊張感のある音楽とともに映し出されている。「なぜ、男性同性愛者が迫害の対象となったのか?」、これまで“語られることのなかった歴史”を映画は映し出している。監督は『ハーヴェイ・ミルク』(1985年アカデミー賞受賞作)のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマン。ナレーションは自らもゲイであることを公表しているイギリス人俳優、ルパート・エヴェレットが務めている。『ナチ刑法175条』は3月23日(土)~新宿K‘s cinemaほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月08日アリ・アスター監督作『ボーはおそれている』より、日本を代表するアニメーションスタジオ「ドワーフ」とのコラボレーションによる新映像が公開された。『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』のアリ・アスター監督による本作は、ホアキン・フェニックス演じる<怖がりな男>ボーの壮大な帰省を描く、オデッセイ・スリラー。この度、NHKの「どーもくん」や「こまねこ」シリーズ、『リラックマとカオルさん』など数々の“こま撮り”アニメーションを送り出してきた「ドワーフ」と、本作のコラボレーションが実現。撮りおろしの“こま撮り”アニメーション映像と、本編映像が切り替わる、不穏な映像となっている。映像では、ホアキン演じるボーが、ボー人形に姿を変えながら、ただひたすら何かに怯え、逃げる様子を捉えている。交互に現れる“ボーの姿”は、夢か? 現実か? 区別のつかない悪夢のような作品世界へ一瞬で誘う仕上がりに。本映像を監督したのは、2016年よりドワーフスタジオに在籍する小川育監督。アニー賞TV/メディア部門監督賞ノミネートされたNetflixシリーズ「ポケモンコンシェルジュ」、「リラックマと遊園地(エピソード監督)」、NHKプチプチ・アニメ「空き缶のツナ」、さらにストップモーション・アクション時代劇「HIDARI(共同監督)」など手掛けてきた。アリ・アスター監督来日時に対面も果たしている小川監督は、今回の映像について「画面に映るもの全てが怪しく疑わしい。ボーが恐れれば恐れるほど笑える。延々と続く恐怖と奇妙が詰まった、とても好きな映画です。ストップモーションは、通常は動かないものを動いているように見せる技術ですが、それって本当は奇妙なことだよなー、と常々思っています。そんな奇妙さと『ボーはおそれている』を観た時の『どこへ向かって走っているんだ、この映画は!ワァー!』という感覚を映像にしました」とコメントを寄せている。ストップモーションアニメとも縁が深い本作と、今回の日本を代表するストップモーションアニメスタジオとの本コラボ映像は、新たにこの映像制作の裏側を追ったメイキングシーンを加えて、2月9日(金)~2月12日(月・祝)まで開催の「#ワタシはおそれている展」にて展示される。なお本作には、アリ・アスター監督が絶賛したストップモーションアニメ『オオカミの家』の監督クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャが担当したアニメーションパートも登場する。『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年02月08日マーベル初の本格ミステリー・サスペンス『マダム・ウェブ』の日本語吹替版声優に大島優子が決定。アフレコ風景とインタビュー映像を収めたスペシャル映像が解禁された。原作コミックで未来予知の能力を使いスパイダーマンを救う重要なキャラクターとして描かれる「マダム・ウェブ」。その誕生の物語と活躍を描く本作で、この度、主人公マダム・ウェブ(キャシー・ウェブ)役の声優に大島優子が決定。解禁されたスペシャル映像では、実写作品における吹き替えの苦労や収録秘話、本作の見どころについて語っている。マーベルファンだと明かす大島さんは、本作へのオファーを受けた時のことを「飛び跳ねるように嬉しかったです!」と語る。ディズニー&ピクサー長編アニメーション『メリダとおそろしの森』では主人公・メリダ役の日本語吹替版を務めていたが、実写映画の吹き替えは今回が初めて。「アニメーションの吹替はいくつかやらせていただきましたが、全然違いますね!アクションは楽しいです!唸ったりとか声を張り上げたりとか。殴られる、殴る声とかは普段出さないので、楽しかったです」と収録に挑んだ感想を語った。さらに、キャシーが横転した車の中にいるけが人を救助するシーンのアフレコを収録した際には、スタジオブースの中で本編と一緒の動きを実際に自分でやってみることで、そのシチュエーションに合わせた声の出し方を工夫したといった収録中のエピソードを披露。「私は実際に動かないと声が違うって事も分からなかったので、わがままを言ってマイクの位置も変えさせていただきました」と明かした。演じるキャシーは、命を救うために奮闘するニューヨークの救急救命士。偶然出会った3人の少女たちが黒いマスクの男に殺されるという悪夢のようなビジョンを見てしまい、彼女たちを助けることを決意する。第一子を出産し母となった大島さんだが、母親になっての演技の影響について「自然と(意識した演技に)なってたかもしれないですね。やっぱり誰かを守らなきゃいけないってなったら、とっさに手が出たり、守ろうとすると思うので。(3人の少女たちを必死に守るキャシーの姿に)母親として、なにかを守らなきゃいけないっていう、とっさに自然に生まれるものっていうのはすごく共感できるなって思います」と演じる上で、自身とキャシーに通じ合えるものがあったと語る。本作の魅力について聞かれると「どこでキャシーのヒーローとしてのポテンシャルが覚醒するんだろう?と映画を観ながらずーっと考えていたんですよ。なので、『ここでキター!』『なるほど!こういうことなんだ!』というタイミングで覚醒するので、そこはもう是非とも観ていただく方にも楽しんでいただきたいポイントですね」と熱く語った。さらに本作でキャシーと少女たちを追い詰める黒いマスクの男・エゼキエルについて「とにかく敵のエゼキエルが・・・・・・怖い!最初観た時に、この敵来たらほんとに絶叫しちゃう!っていうくらいに怖いです」と今作のヴィランに対する印象についても明かした。最後に「ぜひ吹替で、迫力あるスピーディーな展開を一緒に謎を解き明かすつもりで観ていただけたらなと思います。マーベル初の本格ミステリー・サスペンスで、先が読めない展開でハラハラドキドキします。マーベルの他の作品を観ていなくても誰しもが楽しめる映画になっています。是非映画館に足を運んでください!」と公開を心待ちにするファンに向けてメッセージを贈った。また、2月21日(水)には大島さんらが登壇する日本語吹替版プレミア上映ナイトの開催が決定。2月9日(金)18時より<チケットぴあ>にて先行抽選販売の申込受付が開始される。『マダム・ウェブ』は2月23日(祝・金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マダム・ウェブ 2024年2月23日より全国にて公開© & ™ 2023 MARVEL
2024年02月08日突如出現した、“音”に反応しその全てに襲い掛かる“何か”…。その謎の生命体により崩壊した世界を舞台に、“沈黙”を守り生存を試みる家族の姿を描いたサバイバル・ホラーシリーズ『クワイエット・プレイス』。この度、この大ヒットシリーズの最新作が邦題『クワイエット・プレイス:DAY 1』として6月28日(金)にシリーズ初の日米同時公開決定。ティザー予告編と海外版ポスターが世界同時解禁された。本作は、「決して音を立てていけない」という、いまだかつてないスリルに満ちた設定に観客たちも息を殺し、映画館から“音”が消える新現象を巻き起こして世界的大ヒットを記録。ホラー映画の常識を塗り替えた。前2作を監督したジョン・クラシンスキー今回、世界が沈黙した日[DAY 1]を描く本作の舞台は、これまでの田舎町から一転、「音を出さないことが不可能」な大都市・ニューヨークへと移り変わり、阿鼻叫喚の群衆、そして彼らの日常が破壊されてゆく様子が描かれていく。これまで語られてこなかった“何か”の襲来を映し出すことで、作品はディザスター映画の要素を帯び、圧倒的なスケールアップを果たした。公開された予告編では、1作目、2作目の名シーンを交えつつ、シリーズお馴染みの日数表記が今回は遡る形でカウントダウンしていき、【DAY 1】の文字とともに舞台はニューヨークへ。本作の主人公となる女性が猫を抱えながら大通りを歩いていると、突如火球とともに謎の物体が群衆の中に降り注ぐ。予期せぬ事態になす術もなく混乱に陥る人々、焼け落ちる橋、最後にはビルから降り注ぐ大量の“何か”の姿など、世界が瞬く間に崩壊していく様子が映し出される。生存がより困難になった状況で、“音”を消すことが生存への唯一の道であることにいかに気づき、突破口を見出せるのか。そしてサバイバルを強いられた人類に待ち受けているものとは…。さらにポスタービジュアルでは、逃げ惑う群衆のなか、息を殺そうと口元を押さえ、1人絶望に立ちすくむ主人公の姿が。大都市を舞台に孤独な闘いを強いられる彼女の運命が気になるばかりだ。主人公の女性役には、『それでも夜は明ける』にて第86回アカデミー賞助演女優賞を受賞、『ブラックパンサー』シリーズで重要な役柄を担い、ホラー映画『アス』では2役を演じ分けるなど、幅広い演技に定評があるルピタ・ニョンゴ。ルピタ・ニョンゴ彼女と共に“何か”の脅威から逃れることとなるキャラクターには、世界的大人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4に出演し、知名度を一気に上昇させた最注目の俳優ジョセフ・クイン。そのほかにも、シリーズ2作目『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(21)にも登場した本シリーズのキーパーソン、ジャイモン・フンスーなど実力派キャストが脇を固める。メガホンをとるのはニコラス・ケイジ主演のスリラー映画『PIG/ピッグ』で注目を浴びた新鋭監督マイケル・サルノスキ。また、前2作の監督を務め、1作目では実生活のパートナーでもあるエミリー・ブラント演じる主人公の夫役として出演したジョン・クラシンスキーが本作ではプロデューサーとして製作陣に名を連ねている。マイケル・サルノスキ監督『クワイエット・プレイス:DAY 1』は6月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:クワイエット・プレイス 2018年9月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.クワイエット・プレイス破られた沈黙 2021年6月18日より全国にて公開©2020 Paramount Pictures. All rights reserved.
2024年02月07日『ミツバチのささやき』『エル・スール』で知られるスペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの新作『瞳をとじて』がいよいよ2月9日(金)より公開。この度、エリセ監督の自撮りによる日本のファンに向けたメッセージ動画が到着、日本と日本映画への愛情を語った。本作は、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、2人の記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。監督のビクトル・エリセといえば、1985年に日本で公開された『ミツバチのささやき』(73)、『エル・スール』(83)が日本の映画ファンに大きな衝撃をもたらし、一躍その名を日本に轟かせた。彼の作品に影響を受けたと語る日本映画人は多数存在しているが、ビクトル・エリセもまた日本映画に深く影響されたという。特に溝口健二監督においては、スペイン初の溝口監督に関する長文論考を執筆・出版するほど。そして2011年には東日本大震災を受け制作されたオムニバス作品『3.11 A SENSE OF HOME FILMS』に参加し1編を担当した。そんな監督が超貴重なビデオメッセージを日本のために自撮り。これまでに5度の来日実績があるエリセ監督と日本が深い関係性を築いているからこそといえる。映像の中でエリセ監督は「日本は、いつも私の作品に最も愛と理解を示してくれる国で、私は心から感謝しています」と日本の観客へ感謝をコメント。続けて「生涯を通して、私は過去の偉大な映画監督たちの教えを追い続けてきました。中でも日本映画の巨匠たちは、常に私の中で重要で不可欠な存在でした。謹んで言えば、私は彼らとおなじものを自分の映画に求めてきたのです」と日本映画界の巨匠監督たちへの敬意も。「私の一番の喜びは、皆さんがこの映画を観て、自分の物にして下さることです」と語り、映像の冒頭では「おはようございます」、結びには「元気でな!」と粋な日本語も披露し、エリセ監督の日本の観客への愛と温かな人柄が滲み出ている映像となった。今回のメッセージは本作の日本配給を担当するギャガが、監督とご子息に直接依頼したことで実現。『瞳をとじて』の公開を心待ちにする日本のファンの期待の声やエリセ作品への熱い想いと共に依頼をしたところ、すぐに監督から本動画が届いたという。『瞳をとじて』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月07日本年度・第96回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たしたドイツの新鋭イルケル・チャタク監督最新作『The Teacher’s Lounge』(英題)が邦題『ありふれた教室』として、5月17日(金)より公開。若き女性教師の悪夢のような極限心理をあぶり出す本作から、ティザーチラシ、特報が解禁された。仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を得つつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていく…。ある新任女性教師の視点で進行する物語は、校内で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと激しくうねり、わずか数日間で学校の秩序が崩壊してしまう異常な事態へと突き進んでいく。第73回(2023年)ベルリン国際映画祭パノラマ部門でワールドプレミアされW受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞)の受賞を達成、米映画レビューサイト「ロッテン・トマト」では99%FRESHという高い数字を獲得しており、世界の映画祭を席巻。さらに先日、本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たした本作は、これが日本での劇場公開は初となるドイツの新鋭イルケル・チャタクの長編4作目にあたる最新作。チャタク監督は教育分野で働く様々な人々へのリサーチを行い、自らの子ども時代の実体験も織り交ぜてオリジナル脚本を執筆した。誰にとっても馴染み深い学校という場所を“現代社会の縮図”に見立て、正義や真実の曖昧さをサスペンスフルに描ききったその試みは、ミヒャエル・ハネケやアスガー・ファルハディといった名匠の作風を彷彿とさせる。また、主演のレオニー・ベネシュはハネケ監督の代表作『白いリボン』で注目され、「THE SWARM/ザ・スウォーム」「80日間世界一周」などのTVシリーズで活躍。次々と重大な選択や決断を迫られるカーラの葛藤を生々しく体現した本作でドイツ映画賞主演女優賞の受賞を果たし、ヨーロッパ映画賞女優賞にもノミネートされた。本作『ありふれた教室』が追求した多様なテーマは、教員のなり手不足や過酷な長時間労働、モンスター・ペアレンツなどの問題がしばしば報じられる日本社会とも無縁ではない。教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーでいつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す、極限のサスペンス・スリラーが誕生した。今回解禁となったティザーチラシでは、主人公の教師カーラがメインに捉えられ、目元には赤いアザのようなものが見受けられるが表情が全て見えないため、謎めいた不気味さを醸し出している。裏面では人混みのなかカーラが呆然とした表情で佇み、「窃盗」「絶望」「崩壊」等の不穏なキーワードが散りばめられ、両面ともにただならぬ空気が漂うビジュアル。併せて公開された特報では、ある盗難事件をきっかけにカーラが次第に追い詰められていく様子がうかがえる。生徒や同僚教師との対立、そして教室での叫び声…。学校の<不都合な真実>とは何か。緊迫感漂う音楽も相まってカーラの混乱が垣間見える特報となっている。『ありふれた教室』は5月17日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月07日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」の「スター」では、世界中を感動の渦に巻き込んだ名作『タイタニック』の4Kリマスター版を配信中だ。1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故をベースに、新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と、上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)の愛の物語を描いた本作。ジェームズ・キャメロン監督による迫力溢れる映像と、運命的な出会いを果たした身分違いの2人による胸を打つストーリーが支持され、当時社会現象を巻き起こした。アカデミー賞作品賞を含む歴代最多タイとなる11部門受賞の偉業を成し遂げ、公開から25年以上経った現在でも、日本の洋画歴代興行収入1位(277.7億円※興行通信社より)を守り続けている。そんな名作が色鮮やかに蘇り、新たな感動を届ける4Kリマスター版。これまで配信されていたHDR版が、4Kリマスター版に自動アップデートされているが、4Kリマスター版を視聴するには、プレミアムプランへの加入が必要だ。『タイタニック』4Kリマスター版はディズニープラススターにて配信中。※4Kリマスター版をお楽しみいただくには、プレミアムプランへのご加入が必要です。スタンダードプランにご加入の方は引き続きHDR版での配信となります。(シネマカフェ編集部)■関連作品:タイタニック (2012) 2012年4月4日より先行上映・7日より109シネマズほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Fox
2024年02月06日マーベル・スタジオが贈る映画『マーベルズ』のMovieNEXが3月13日(水)に発売されることを記念し、キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの3人が入れ替わる謎の現象シーンの撮影風景に迫る映像が解禁された。“運命的なつながり”から、新たな“強さ”に目覚めていく最強のチームを描くMCU最新作となる本作。この度ボーナス・コンテンツから解禁となったのは、キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの3人が入れ替わる謎の現象シーンを作り上げた、ワイヤアクションを含む撮影風景に迫る映像。スタント・コーディネーターのジョー・マクラーレンは、大きな見どころの1つである3人のアクションシーンについて「飛行シーンが多いので、常時ワイヤを装着してた」と語り、第2班監督ポン・ジャンは、「ミズ・マーベルもモニカも能力が異なるんだ。どうやって面白くするか腕が鳴る」と本作を独創的なものにしたいという思いを明かす。ミズ・マーベル役のイマン・ヴェラーニも「衣装も振り付けも最高」と興奮を抑えきれない様子で、「そしてマーベルズがそろい踏みする」と噛みしめるように語る。ほかのMCU作品と一線を画す作品に仕上げたアクションや、入れ替わりのシーンにもワイヤアクションが多く使用されたことが分かる貴重な映像となっている。ダイナミックに戦う3人のヒーローの成長にも注目MCUに忠実な『マーベルズ』では、これまでにないひねりを加えた素晴らしいアクションが展開される。ニア・ダコスタ監督にとって、本作のアクションを演出する上で最も重要な要素の1つは、それぞれの女性が独自のスタイルを持ち、それが映画を通してどのように発展していくかを観客に見せることだった。戦闘シーンと振り付けについて、監督は「キャプテン・マーベルの場合、彼女はもう30年もこの仕事をやっていて、自分が何をしているのかよくわかっている。映画を通してどのように変化していくかを見ることになる。戦闘シーンと振り付けでは、3人のヒーローのキャラクターが、それぞれの動き方をする一人の人間のように感じられるようにしたかった。戦闘シーンは楽しく、ダイナミックなものにしたかった」と語っている。MovieNEXには、今回一部解禁となったアクションシーンのメイキングや、3人が入れ替わるという斬新なアイディアから誕生した「3人のスーパーヒーロー」、キャストや監督たちの撮影風景のVlog「撮影ダイアリー」、思わず笑みがこぼれる「NGシーン集」、惜しくも本編には採用されなかった貴重な「未公開シーン」など、見ごたえのあるボーナス・コンテンツが収録される。『マーベルズ』MovieNEX、4K UHD MovieNEXは3月13日(水)より発売。<『マーベルズ』リリース情報>『マーベルズ』MovieNEX5,390円(税込)『マーベルズ』4K UHD MovieNEX9,790円(税込)3月13日(水)より発売デジタル配信中(購入)、2月21日(水)よりデジタル配信開始(レンタル)発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:マーベルズ 11月10日(金)全国劇場公開©Marvel Studios 2023
2024年02月06日ティモシー・シャラメ主演映画『デューン 砂の惑星PART2』の吹き替えキャスト11名が発表。日本版ポスタービジュアルも完成した。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『君の名前で僕を呼んで』などでもティモシーの吹き替えを務めてきた入野自由が、再び主人公・ポールを担当し、さらなる試練と向き合っていくほか、ポールと恋に落ち共に戦う砂漠の民・チャニ(ゼンデイヤ)役の内田真礼、ポールの母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)役の皆川純子、砂漠の民のリーダー・スティルガー(ハビエル・バルデム)役の大塚明夫。ポールの武術指南役を務めるガーニイ・ハレック(ジョシュ・ブローリン)役の大塚芳忠、宿敵ハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)役の勝部演之、男爵の残忍な甥ラッバーン(デイヴ・バウティスタ)役の立木文彦が前作から続投。入野さんは「息をすることを忘れてしまうほどのシーンの連続です。PART1からよりスケールアップした映像表現に雄大な音楽は圧巻!個人的な注目ポイントは、自分の吹き替えの仕事史上、一番大変なシーンがあったことです」とアピール。内田さんも「PART1 よりも活躍するシーンも増え、映像の中で輝く彼女が素晴らしく、収録でも圧倒されました」とコメント。皆川さんは「引き続き演じさせていただけることに喜びを感じています」、大塚芳忠さんも「再びこの作品に参加させて頂けて大変光栄に思っております」と参加を喜び、大塚明夫さんは「よくわからない言葉も頑張ってやりおおせましたのでどうぞ吹き替え版もお楽しみください!」と呼びかける。勝部さんは「兎に角面白い作品になるという確信がありますので、ご期待ください」と言い、立木さんは「PART2 では、より見せ場もあり、だんだんと翻弄されていく様が独特な哀愁もあり、ラッバーンの心の弱さを感じる面もでてきます」と見どころを話す。そして、PART2となる新たな吹き替えキャストも発表。新たな刺客としてポールの命を狙う冷徹で残忍なフェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)役で木村昴、皇帝シャッダム4世(クリストファー・ウォーケン)役で池田秀一、皇帝の娘イルーラン(フローレンス・ピュー)役で早見沙織、謎に包まれた女性集団「ベネ・ゲセリット」のひとりレディ・フェンリング(レア・セドゥ)役で藤井ゆきよが参加する。木村さんは「お声かけいただいた時はとても嬉しかったです!」とふり返り、早見さんは「本当に物凄いスケールの作品です…!」とアピール。藤井さんは「吹き替え版字幕版共にお楽しみいただけますと幸いです!」と語り、池田さんは「実は僕も完全映像版をまだ観て居りません。壮大なスケールとドラマは収録時にもヒシヒシと感じ取る事は出来ましたが、皆様同様、早く劇場の大画面と大音響で観たいものだと思っている次第です」と公開に期待を寄せている。併せて公開された日本版ポスターでは、ポールを中心に、壮絶な戦いに終止符を打つべく最終決戦に挑むキャラクターたちが大集合。過酷な砂の惑星を象徴する巨大な砂虫サンドワームの迫力あふれる姿も印象的だ。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開(IMAX/4D/ドルビーシネマ/ScreenX)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年02月06日現在上映中の最新作『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス監督が手掛けた『ロブスター』と『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が、シネ・リーブル池袋にて2月9日(金)より緊急上映することが決定した。アカデミー賞脚本賞ノミネートの『ロブスター』は、独身でいることが許されない不条理な近未来の世界を描く、ディストピアムービー。コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、オリビア・コールマンら、ランティモス作品常連となる豪華キャストに加え、レア・セドゥ・ベン・ウィショーらの共演でも話題を呼んだ。カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したA24製作・配給の『聖なる鹿殺し』は、引き続きコリンを主演に迎え、ニコール・キッドマン、バリー・コーガンら共演し、父が起こしたあることをきっかけに、無情な災いに巻き込まれる一家を描く物語。いずれの作品も、ランティモス監督が共同で脚本を手掛け、唯一無二の舞台設定、不穏さの中のユーモア、タイトルや劇中での独創性溢れる動物の忍ばせ方など、変わらぬランティモス・ワールドが炸裂している。鑑賞料金は1,000円均一。各作品数量限定で先着入場者特典をプレゼント。『ロブスター』ではオリジナルアートワーク版のクリアファイル、『聖なる鹿殺し』では劇中で忘れられないインパクトを放つマーティンがパスタを口にする一瞬が切り取られたステッカーが配布される。▼『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』緊急上映企画【上映劇場】シネ・リーブル池袋【鑑賞料金】特別料金 1,000円均一※各種割引、各種招待券、その他優待券、株主優待券、利用不可【上映時間】2/9『聖なる鹿殺し』19:50~2/10『ロブスター』19:50~2/11休映2/12『聖なる鹿殺し』19:20~2/13『ロブスター』19:20~2/14『聖なる鹿殺し』19:20~2/15『ロブスター』19:20~『哀れなるものたち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 2018年3月3日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limited
2024年02月05日ミュージカル映画『カラーパープル』に起用された、実写版『リトル・マーメイド』アリエル役で知られるハリー・ベイリーとグラミー賞&アカデミー賞受賞のH.E.R.が本作に込めた思いを語った。38年の時を経てスクリーンへ蘇る不朽の名作『カラーパープル』。ミュージカル映画として大胆にリメイクされた本作には、ブロードウェイミュージカル版のキャストほか、次世代の歌姫たちが次々と起用されたことで話題となっている。主人公セリーの妹ネティの若き日を演じたのは、ハリー・ベイリー。ディズニー映画『リトル・マーメイド』(2023)で主演のアリエル役に大抜擢され、大ブレイクした。音楽活動でも知られており、姉のクロイ・ベイリーとの姉妹デュオ「クロイ&ハリー」として活躍、その歌唱力は折り紙付きだ。キャスティングに携わった製作総指揮のオプラ・ウィンフリーは「ネティの存在は姉妹の密接な関係により重要な役割を果たします。手紙を通してしか妹のことを思い出すことができない映画の大部分で、空間を保持するような存在感が必要です」と語り、その役柄の重要性から、類まれな才能と存在感をもつベイリーの起用を決めた。ベイリーはネティ役で出演が決まった当時のことを、「『カラーパープル』は私と私の家族にとって昔から大きな意味を持つ作品でした。幼い頃からのこの作品にまつわる話はいくらでもあります。何世代にもわたって、うちの家族にとってこれほど大きな存在だった作品に今こうして参加できることが、とても意義深いです」と、どんなことがあっても未来を諦めない登場人物たちの姿を家族総ぐるみで見つめていたとふり返り、本作参加への喜びを表した。ベイリー演じるネティが登場する物語冒頭では、若き日のセリーを演じたフィリシア・パール・エムパーシと共にその歌声を高らかに響かせる。また、セリーの義理の息子ハーポの恋人で、酒場の歌手として働くスクイークにはグラミー賞歌手のH.E.R.が起用された。5年間で25回グラミー賞にノミネートされ、5度の受賞を果たしたR&B歌手のH.E.R.は、2016年にデビューEP「H.E.R. Vol.1」をリリースし、たちまち話題に。2017年には「H.E.R.」でグラミー賞に輝く。2021年、「I Can't Breathe」でグラミー賞のソング・オブ・ザ・イヤー賞と最優秀R&Bソング賞を獲得、『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』の主題曲「Fight For You」でアカデミー賞歌曲賞を受賞する快挙を成し遂げている。歌手として輝かしい経歴をもつH.E.R.は、本作で俳優デビューを飾った。出演を打診されたときH.E.R.は、「(ブリッツ・)バザウーレ監督のエネルギーやこのプロジェクトに対する熱意に惚れました。彼からは、この作品が再構築された楽しい作品になるという説明を受けました。私にとって今回が演技の世界での公式デビューになるので重要な作品です」とコメント。「オプラとウーピーというパワフルな女性二人が共演しているのを観たことは決して忘れません。その作品に今自分が参加しているなんてめちゃくちゃすごいことです」と、新たなミュージカル映画へのバザウーレ監督の情熱を称賛、スピルバーグ版に出演したウーピー・ゴールドバーグとオプラ・ウィンフリーヘのリスペクトを胸に秘めて出演を決めたと語っている。今回のミュージカル版『カラーパープル』では、素朴でありながらも心を打つ歌曲「Huckleberry Pie」、毎回拍手喝采が起きる「Hell No!」などの歌を通して、キャラクターたちの感情や内なる思いを表現してきた。バザウーレ監督が新たにクリエイトした本作では、ブロードウェイ版に加え、初収録となる楽曲も使用されている。ハリー・ベイリー&H.E.R.、次世代の音楽シーンとスクリーンを輝かせる2人にも注目だ。『カラーパープル』は2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:カラーパープル(2023) 2024年2月9日より全国にて公開© 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年02月05日「運命」を意味する韓国の言葉“縁ーイニョンー”を物語のキーワードに描く『パスト ライブス/再会』。見知らぬ人とすれ違ったときに、袖が偶然触れるのは、前世―PAST LIVES―で何かの“縁”があったから。本作では、久しぶりに再会した幼なじみの2人がN.Y.でこれまでの互いの人生についての会話が弾み、「選ばなかった道」に想いを馳せる。今回はバレンタイン・デーを前に、そんな“縁”に想いを巡らせる恋愛映画の傑作に注目。数多くあるラブストーリーの中でも、“恋愛映画の金字塔”としていまなお観る人々の心を掴んで離さない作品といえば、リバイバル上映もされている『ビフォア・サンライズ恋人までの距離(ディスタンス)』、そしてそれに続く『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』の「ビフォア」シリーズだろう。『ビフォア・サンライズ恋人までの距離』ではウィーンの街を舞台に繰り広げられる、男女の会話が印象的で登場する名言の数々にも心惹かれる。『ビフォア・サンライズ恋人までの距離(ディスタンス)』また、傷つきながらもお互いを想う2人を独創的に描くのは、『エターナル・サンシャイン』。絶望から相手の記憶そのものを消去しようとするが、その過程で改めて大事な気持ちに気づく1本だ。さらに、家族・友人・仕事仲間など関わる全ての人々への愛情を映し出すのは、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』。特別な力を使っても回避することのできない運命を通して、幸せとは何か、人生を彩る愛と時間について考えさせられる。『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』それらに続き、恋愛映画の新たなマスターピースとなるのは、「この上なく独創的。―Hollywood Reporter」「涙を解き放ち、恋に落ちる映画。―The Rolling Stone」「『パスト ライブス/再会』に勝るロマンチックな繊細さと、“会いたかった”という一言に込められた想いを感じられる作品はないだろう。―The Telegraph」と絶賛の声を受け、本年度アカデミー賞では作品賞&脚本賞の主要2部門にノミネートされた『パスト ライブス/再会』。“縁-イニョン”をキーワードに「もしもあの時、あなたとの未来を選んでいたら…」と「選ばなかった道」に想いを馳せ、人生をもふり返り、静かに感情が溢れ出す。N.Y.を舞台に繰り広げられる、2人の会話にも胸を締めつけられる作品となっている。『ビフォア・サンライズ恋人までの距離(ディスタンス)』1995年ウィーンの街を歩きながら2人が交わす、ときに他愛なく、ときに哲学的な会話の数々が光る。昨日までの他人が、いまは大切な人に。しかし、ふたりで一緒にいられるのはわずか数時間だけ…。ウィーンを舞台に、リチャード・リンクレイターが贈るラブストーリー。セリーヌ(ジュリー・デルピー)は、ブダペストからパリに向かうユーロトレインの中で若いアメリカ人の新聞記者ジェシー(イーサン・ホーク)に出会う。ウィーンで途中下車したふたりは、朝日(サンライズ)まで町を歩きながら語り合う。自然な会話の中から、彼らの人生観、価値観、そして心の奥の微妙な揺れ動きが見え隠れし、ふたりの心にある感情を芽生えさせていた。しかし、別れの時はすでに迫ってきていた…。【Filmarks 90's】第5弾として2週間限定リバイバル上映中。『エターナル・サンシャイン』2005年第77回アカデミー賞脚本賞受賞、傷ついた全ての恋人たちに送る珠玉のラブストーリージョエル(ジム・キャリー)は彼のガールフレンドのクレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が2人の関係の記憶を消してしまったことを知り呆然とする。絶望から、彼は記憶消去プロセスの発明者であるハワード博士(トム・ウィルキンソン)と連絡を取り、自分もまたクレメンタインの記憶を取り除こうとする。しかし、ジョエルの記憶が次第に消えていくにつれて、クレメンタインとの情熱を再発見し、脳の奥深くで手術から逃れようとする――。ビョークらアーティストのMVやCMを手掛けてきたミシェル・ゴンドリー監督は、チャーリー・カウフマンと共同で脚本を執筆、アカデミー賞脚本賞を受賞した。『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』2014年『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』監督が問う、人生を彩る愛と時間についてイギリス南西部コーンウォールに住む青年ティム(ドーナル・グリーソン)は、両親と妹、そして伯父の5人家族。どんな天気でも、海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ、風変りだけど仲良し家族。自分に自信のないティムは21歳の誕生日、一家に生まれた男たちは代々タイムトラベル能力があることを父から知らされる。やがてティムは弁護士を目指してロンドンへ移り住み、チャーミングな女の子メアリー(レイチェル・マクアダムス)と出会い、恋に落ちる。ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、2人の出会いはなかったことに。ティムは巧妙なタイムトラベルを重ねた末、ようやくメアリーと交際し、結婚。その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気がついていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、特殊能力を使っても回避することは不可能なのだと。そして、人生最大の選択を迫られるのだった…。『パスト ライブス/再会』(4月5日公開)24年間すれ違った運命の相手とN.Y.で再会の7日間、2人の恋のゆくえは――ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソン。ふたりはお互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後、24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいた2人は、オンラインで再会を果たし、お互いを想いながらもすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラ(グレタ・リー)は作家のアーサー(ジョン・マガロ)と結婚していた。ヘソン(ユ・テオ)はそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れる。24年ぶりにやっとめぐり逢えた再会の7日間。2人が選ぶ、運命とは――。監督・脚本は初長編監督となるセリーヌ・ソン。12歳で、家族と共にソウルからトロントへ移住し、その後ニューヨークに移った自身の原体験を基にオリジナル脚本を執筆。主人公・ノラ役には、Netflixシリーズ「ロシアン・ドール」で注目され、声優として『スパイダーマン:スパイダーバース』(19)にも参加、ハイブランド「ロエベ(LOEWE)」のモデルも務めるグレタ・リー。幼なじみのヘソン役には、ニューヨークとベルリンで俳優としてのキャリアを重ね、2009年よりソウルを拠点に活躍、「その恋、断固お断りします」(Netflix)などに出演し活躍の幅を広げるユ・テオ。先日発表された英国アカデミー賞では主演俳優賞にノミネートされ、注目を集めている。夫・アーサー役には、『キャロル』や『マネー・ショート華麗なる大逆転』などに出演、『ファースト・カウ』で主演を務めたジョン・マガロがキャスティングされ、存在感を放っている。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜 2014年9月27日より全国にて公開© Universal Picturesパスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年02月05日本国初登場フランス映画No.1の『BONNARD, Pierre et Marthe(原題)』が邦題『画家ボナールピエールとマルト』として、2024年秋に公開されることが決定、場面写真が解禁された。また「横浜フランス映画祭 2024」でも公式上映される。20世紀の最も偉大なフランス人画家の一人ピエール・ボナール(1867-1947)は、印象派と抽象を探求したポスト印象派との間を結ぶ架け橋とみなされている。彼は大胆な色彩と日常の些細な事象を好んで描いたことで知られ、友人の画家たちと一緒に、1888年「ナビ派」として知られるグループを形成。彼らは、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ、葛飾北斎の先進性を称賛し、ボナール自身も日本美術からの影響を多くの作品で示していたことでも知られる。本作では、そんな彼が生涯の伴侶となるマルトとの半生を描く。マルトは「幸福の画家」ピエールにとって、単なるミューズをはるかに超えた存在となるのだが、2人の関係は謎に満ちていた。当時の常識からはかけ離れた破天荒な愛の形を営みつつも、生涯をかけ共同で充実した芸術的成果を生み出していく…。キャストは『セラヴィ!』『夜明けの祈り』でフランス映画界実力派の代表格に称されるヴァンサン・マケーニュがピエールを演じ、妻・マルト役には『ヒア アフター』『少年と自転車』『メビウス』『幻滅』など数々の名作で知られるいまやフランスを代表する名女優セシル・ドゥ・フランスが演じる。メガホンを取るのは『5月の花嫁学校』『ルージュの手紙』『ヴィオレット ある作家の肖像』『セラフィーヌの庭』などフランス映画らしい芸術作品に定評のあるマルタン・プロヴォ監督。この度、解禁された場面写真は、破天荒な生涯を送った画家ピエール・ボナールとその妻・マルトが芸術的で且つ感応性を感じるシーンを切り取ったまるで絵画のようなショットや、ボナールの創作シーンなどで、2人の謎に満ちつつ破天荒な愛の半生を垣間見ることができる。またこの秋の公開を前に、3月20日(水・祝)から24日(日)の間に開催される「横浜フランス映画祭 2024」での公式上映も決定し、マルタン・プロヴォ監督の来日も予定されている。『画家ボナールピエールとマルト』は秋、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月05日『ミツバチのささやき』(1973)のスペインの名匠ビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作として発表した『瞳をとじて』。この度、『ミツバチのささやき』にも出演していたアナ・トレントが登場するシーンの本編映像が解禁、監督が語るキャスティングエピソードも明らかになった。本作は、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、2人の記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。アナ・トレントは失踪した元人気俳優の娘役という重要な役どころを演じている。『ミツバチのささやき』で、映画『フランケンシュタイン』の怪物に魅せられる少女“アナ”を演じたアナは、その愛らしくつぶらな瞳で観客たちを魅了、世界から注目を集めた映画史に語られる伝説的な存在だ。『ミツバチのささやき』当時6歳だったアナ・トレント彼女は同作で子役としてデビュー後、カルロス・サウラの『カラスの飼育』(1976)などに出演し、さらに演劇を学ぶためにニューヨークにも留学。現在も継続的に俳優として活動しており、今回、エリセ監督の最新作『瞳をとじて』で再びタッグを組むことになった。厳密にいえばエリセが監督した短編映画にもアナは出演していたが、長編作品でのタッグはなんと50年ぶりとなる。この度解禁となった映像は、失踪した俳優フリオの親友で22年ぶりに彼を捜すことになった主人公ミゲルが彼の娘、“アナ”に会いに行くシーンが切り取られている。彼女は現在プラド美術館で働いており、館内のカフェで2人は落ちあうことになった。久しぶりの再会となったミゲルとアナはこの失踪事件を扱うことが決まったテレビ番組のことや、フリオが失踪した当時のことについて言葉を交わす…という場面だ。エリセ監督はインタビューで『ミツバチのささやき』以降、アナとは連絡を取り続けており、約50年間友情を育んできたと話している。さらにキャスティングの経緯に関して、「2021年末のある夜、彼女が出演していたマドリードの劇場の出口で、彼女に話しかけた。“映画の脚本を書いていて、登場人物の一人をぜひ、演じてほしい”と。彼女は即座に承諾した。それぐらい簡単だった」と語り、直接アナとコンタクトを取り、その場で出演が決定するという驚きのエピソードも明かした。ビクトル・エリセ監督とアナ・トレント当時6歳だったアナとエリセ監督の親交が続いており、このような2人の関係性があったからこそ今回の出演が成立したようだ。また、彼女は今回も『ミツバチのささやき』と変わらず、本名と同じ名前“アナ”の役を演じている。なお、『瞳をとじて』の公開にあわせて、『ミツバチのささやき』と『エル・スール』の特別上映も決定。彼女の初出演の作品を合わせて鑑賞することもできる。『瞳をとじて』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。『瞳をとじて』公開記念 ビクトル・エリセ特別上映『ミツバチのささやき』『エル・スール』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月05日第96回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など11部門にノミネートされたエマ・ストーン主演『哀れなるものたち』から、豪華キャストの存在感をより一層際立たせる、華麗かつ大胆なオリジナリティ溢れる衣装の数々を生み出したアカデミー賞ノミネートデザイナーの手腕が光る特別映像が解禁された。<生まれたての女性>として蘇り、世界を吸収しながら、真の自由を手にするために力強く進む主人公・ベラ(エマ・ストーン)の冒険を描いた本作。この度解禁となったのは、ベラをはじめとした登場人物たちの華麗で大胆な衣装の数々に迫った特別映像。ストーンは撮影中の衣装合わせを振り返りながら「ホリー(・ワディントン)の案はどれもすばらしい」と、本作で衣装デザイナーを務め、同じくアカデミー賞にもノミネートを果たしたホリー・ワディントンに絶賛を贈る。続けて、ヨルゴス・ランティモス監督は「いわゆる歴史映画ではないので通常では見られない華麗な衣装を使った」とこだわりの衣装コンセプトを明かす。監督のその言葉を裏付けるように映し出されたのは、マンゴーイエローと淡いホワイトで統一されたオリジナリティ溢れる2着のドレス。それらのドレスは、ともに肩に大胆なリボンが施されている。ワディントンが「この時代のドレスは肩を膨らませることで、女性らしい線を強調した」と説明するように、彼女は時代背景を組み込みつつも、各キャラクターに合わせて、他にはない唯一無二のコスチュームを作り上げていったようだ。また、マーク・ラファロも「ヴィクトリア朝時代の男は派手好きだ。衣装合わせは15回ほど。全部オーダーメイドだ」と、洗練されたスタイリングの数々にご満悦な様子。最後にストーンは「彼女のアイデアはどれも挑戦しがいがあり、考え抜かれていて、見事に作り込まれてる」とワディントンのデザイナーとしての手腕に賛辞を贈った。一流スタッフたちがその才能を惜しみなく注ぎ込み、<生まれたての女性>という前代未聞の設定を持つベラの空前絶後の冒険を描いた本作。世界を急速に吸収しながら自由な存在として成長するベラが、冒険の果てに見つけた結末は見逃せない。『哀れなるものたち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年02月04日ギャレス・エドワーズ監督作『ザ・クリエイター/創造者』より共同撮影監督オレン・ソファーのインタビュー映像が解禁された。本作は、実際に起こりうる人類とAIの戦いを描いたSF超大作。2月7日(水)にブルーレイ+DVDセット、4K UHDが発売されることを記念し、ボーナス・コンテンツから解禁されたのは、映像美を極めるための“究極のバランス”について、共同撮影監督が語るインタビュー映像。共同撮影監督のオレン・ソファーが、人工物や演出されたものをいかに自然に見せたのか、撮影上の手法について語っている。ソファー曰く、「ビジュアル面でのもっとも重要な指標は、どうやって人工的な物や演出されたものをナチュラルに見せるか」とのこと。ギャレス・エドワーズ監督やキャストたちとともに、常にそのバランスを探りながら映像を作り上げたと言う。「例えば、撮影対象が人工的過ぎたり、(光を)照らされすぎたりして”完璧”になればなるほど、作品が嘘っぽくなってしまいます。一方で、逆に荒削りになってしまうと映画的な美しさが失われてしまいます」と語る通り、監督、スタッフ、キャストが究極のバランスを模索しながら撮影することで、ナチュラルながらも美しい映像が完成した。また映像では、争いが始まる前のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)とマヤ(ジェンマ・チャン)の回想シーンも描かれている。ジョシュアにとっては幸せだった思い出のワンシーンを、ナチュラルな演出でリアルに見せながらも、2人の一挙手一投足から目が離せなくなるような静かで深いシーンだ。暗い背景の中にまるで希望の光のようにマヤが明るく映し出される撮影方法は、ジョシュアにとってのマヤの存在の大きさを感じさせながらも、この後2人を襲う悲劇を暗示するかのようにも見え、スタッフやキャストらの究極のこだわりを体感できる美しいシーンとなっている。『ザ・クリエイター/創造者』ブルーレイ+DVDセット、4K UHDは2月7日(水)より発売。4K UHD『ザ・クリエイター/創造者』デジタル配信中(購入/レンタル)2月7日(水)ブルーレイ+DVDセット、4K UHD 発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:ザ・クリエイター/創造者 10月20日(金)全国劇場にて公開© 2023 20th Century Studios
2024年02月04日東京・原宿では、「Zootopia」BUNNY BEST FRIEND OH MY CAFEが2月23日(金・祝)から4月7日(日)まで期間限定オープンする。今回のカフェは、動物たちが高度な文明社会を築いた世界を舞台にしたディズニー映画『ズートピア』に登場する、ジュディ・ホップスとニック・ワイルドにフィーチャーし、“『ズートピア』のジュディ&ニックの友情”がテーマ。メニューは、ジュディやニックをイメージした色鮮やかでカラフル、ディズニーの栄養成分に関するガイドラインに適合した塩分控えめで低糖質な身体にやさしいヘルシーなものがラインアップ。ジュディをイメージしたサンドイッチプレート<ジュディ>BBFサンドイッチ/2,590円(税込)またカフェオリジナルグッズは、ジュディとニックのアートを使用した雑貨を中心に、多様な動物のワクワク感が楽しいランダムグッズ、トートバッグ、巾着、ミニタオルなどのファッション雑貨、推し活アイテムとして人気のカードホルダー、ネックストラップなども用意されている。オリジナルグッズ「Zootopia」BUNNY BEST FRIEND OH MY CAFEは2月23日(金・祝)~4月7日(日)BOX cafe&space 原宿アルタ店にて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年02月04日第96回アカデミー賞にて最多13部門にノミネートされている映画『オッペンハイマー』の公式メイキングブックが、3,500部限定にて5月に緊急発売されることになった。クリストファー・ノーランが脚本、監督を担当、IMAXカメラによって撮影された『オッペンハイマー』は、世界の運命を握ると同時に、世界を破滅する危機に直面するという矛盾を抱えたひとりの男の知られざる人生を、実話を元に描いたドラマ。プロデューサーはエマ・トーマス、チャールズ・ローベン、そしてクリストファー・ノーラン監督。オッペンハイマー役はキリアン・マーフィー、妻のキティ役はエミリー・ブラントが務め、オスカー俳優のマット・デイモンがレズリー・グローヴス将軍を、ロバート・ダウニー・Jr.はルイス・ストローズを演じる。本書では、『オッペンハイマー』の脚本段階から資料集め、美術セット建設、撮影、完成までの道のりをマーフィー、ブラント、ダウニー・Jr.などの主要キャスト、監督、スタッフの膨大なインタビューと図版を交えて紹介。オッペンハイマーのトレードマークであるハットなど衣装をはじめ、愛用のタバコも年代に合わせてパッケージまで完全再現。帽子をかぶる角度はノーラン自ら細かく調整を行ったという。宿敵ルイス・ストローズを演じたダウニー・Jr.は、髪の薄いストローズに合わせ前髪の生え際を剃って役作りをした。ノーラン監督を驚嘆させたラミ・マレックのアドリブ、トム・コンティは誰もが振り返るほどの再現性でアインシュタイン役に臨んだ。各キャストを実在の人物に仕上げるノーランの精密すぎる人物設計(たとえばオッペンハイマーのヘアスタイルに合わせるため、ノーランは5時間をかけてキリアン・マーフィーのヘアカットを監修したなど)、原子の周りを電子が移動する映像をプラクティカルエフェクツで実現する裏話、撮影の2日前に「すべてをもっとクレイジーで浮世離れにした白」に塗り直された、製作費300万ドルのロスアラモスのTセクションセット、コンセプトアート、調査資料など見応えのある写真や資料も満載。さらに、ノーラン監督がとらえた「オッピー」についての深い考察も。本書から、ノーランの新たな傑作がいかに誕生したかが明らかにされる。「オッペンハイマー クリストファー・ノーランの映画制作現場」は5月25日(土)より発売。定価:6,000円(税別)仕様:B4横変型判 272ページ出版元:株式会社ボーンデジタル■目次まえがきクリストファー・ノーラン著者覚え書き序章極秘のプロジェクト第1章紆余曲折第2章オッピーを探して第3章ドリームチーム結成第4章プリプロダクション第5章撮影開始第6章ポストプロダクションエピローグ『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月04日アリ・アスター監督最新作『ボーはおそれている』よりホアキン・フェニックスとの撮影秘話を明かしたコメントが到着。メイキングショットも解禁された。本作の出演オファーをかけたタイミングですでにリドリー・スコットの大作映画『ナポレオン』で主演を演じることが決まっていた、ホアキン・フェニックス。脚本が完成した当初、アリ・アスター監督は、この一筋縄ではいかない、稀有なキャラクター<ボー>を演じることを、ホアキン・フェニックス自身にオファーしたものの、まさか本当に興味を持ってくれるとは思わなかったとふり返る。だが<ボー>役に心惹かれたホアキン・フェニックス自身が出演を快諾。奇跡のコラボレーションが実現した。「ホアキンは俳優が思いつく限りのありとあらゆる質問をして、とことん脚本を読み込むのが好きだ。僕らは撮影前も、撮影中の現場でも話し合いながら、手探りで映画を作った」とアリ・アスター監督自身がふり返る。その後、アリ・アスター監督とホアキン・フェニックスは力を合わせて、製作前も製作中も数えきれないほど脚本を熟読、キャラクターの態度や見た目、服装、声の感じなどについて話し合いボーというキャラクターに命を吹き込んでいったと言う。ホアキンと仕事をする以前のアスターのやり方は「撮影現場に来る前にシーンの動きをつけ、あらかじめ俳優とカメラの位置を決めておくというものだった」。だが、ホアキンと出会ったことで「僕はそのやり方をやめて、どんなシーンにするかは頭の中でイメージを思い浮かべるだけにした。そうすれば、ホアキンが撮影でいつどんな演技をしても受け入れられるからね。いつも僕の想像を超える、すばらしいシーンになったよ」と自身の演出スタイルにまで影響を及ぼしたホアキン・フェニックスと言う俳優の凄みについて語った。そのほか、「ジャンプしてガラスを跳び越えたり、屋根裏部屋から落ちたり、一日中スタントパフォーマーとバスタブの中で激しく転げ回ったりした」と、大半の危険なスタントシーンも自らが全力で役に取り組み、いずれも傑出した演技力を見せたホアキン・フェニックスについて賞賛の声を送っている。ホアキン・フェニックスの役作りの執念について、共演キャストからも簡単の声が続々到着。共演したパーカー・ポージーは「一緒に仕事をする前、ホアキンは世界で最もすばらしい俳優だと思っていましたが、今では、彼は私の想像していた以上にすばらしい俳優だと思っている。今まで俳優と仕事をした中で、最高の経験になりました」と語り「私のトレーラーに入ってきた人の姿がちらっと見えた時、清掃スタッフかと思った。どことなく悲しげで不気味な感じの人だった。それがホアキンだと気づいて、私は悲鳴を上げて笑っちゃった」と肉体的にも徹底的にボーに変身したフェニックスの役作りに驚嘆する。また、ボーが里帰りの途中で出会う外科医を演じた、ネイサン・レインはホアキンの人柄について「ホアキンに会う前は、彼がずっとキャラクターになりきるタイプの俳優だと思ってた。だからカメラが回っていない時も、“ホアキン”じゃなくて“ボー”と呼ぶように気をつけなきゃ、ってね」というが、実際は違っていたそう。「私たちはホアキンがリーダーのいたずらっ子軍団みたいで、撮影が始まるのを待つ間、彼はみんなを笑わせてた。でも“アクション!”の声がかかると、彼は一瞬でキャラクターに深く入り込める。彼にはそんな奇跡的な才能があったんだ」と、自由自在にオンとオフを切り替えられるホアキンの能力に驚きを隠せなかったことに言及している。『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年02月04日スティーヴン・スピルバーグ、オプラ・ウィンフリー、クインシー・ジョーンズを製作に迎えたミュージカル映画『カラーパープル』。この度、ブロードウェイ版から愛され続ける名曲を主人公セリー役のファンテイジア・バリーノが歌い上げる本編映像が解禁された。新鋭ブリッツ・バザウーレ監督が、“希望”と“自己肯定感”を求める女性たちの姿をとらえ、キャストたちの圧巻の歌声が観る者の心を奮い立たせる力強いミュージカルとなっている本作。「パワフルな歌声と虐げられることに反発する女性たちの強い思いの乗った物語」「歌の力、愛の力、物語の力、映像の力、全部が重なって最高に濃厚な作品」「この映画から、生きるパワーをいただきました!」など、日本初上映となるプレミア試写会後、SNSに絶賛と感動の声があふれている。主人公セリーは、父や夫に虐げられて自由のない生活を送り、唯一の心の支えである最愛の妹とも引き離されてしまう。しかし、自立したパワフルな女性ソフィア(ダニエル・ブルックス)や、人々を魅了する自由奔放な歌姫シュグ(タラジ・P・ヘンソン)との出会いをきっかけに、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。今回解禁された本編映像は、映画のクライマックスとなる圧巻の歌唱シーン。セリーが全身を震わせながら魂の叫びを熱唱する場面だ。“私の中にはあると信じてる豊かな人生を送るためのすべてが私の中に愛が息づいてる限り最も高い木ほど高くそびえよう。日々与えられるすべてに感謝を、苦もあれば楽もあるけど、私は生きてる。でも何より感謝してるのは、ありのままの自分を愛せたこと。私は美しい。そうよ。私は美しい。そして私はこうして生きてる!そうよ 生きてる。”父や夫、社会の制約に縛られていたセリーが、未来を切り開く一歩を踏み出し、高らかに内なる思いを歌い上げる内容だ。この曲「I’m Here」は、自分が生まれ育った場所で、ありのままの自分を貫き、自由に表現する喜びを発見したひとりの女性が、全身に輝きを取り戻す奇跡の瞬間をとらえた心震わせる名場面となっている。グラミー賞受賞歴のあるファンテイジアが歌う「I’m Here」は、ブロードウェイミュージカル版でも愛された、まさに『カラーパープル』を象徴する1曲。2007年にブロードウェイで演じたセリーを再びスクリーンで体現することになったファンテイジアは本作の撮影時も生歌にこだわり、録音された演奏のプレイバックに合わせるのではなく、ピアニストの生の演奏をイヤホンで聴きながら圧巻のパフォーマンスを披露している。彼女のエモーショナルな演技をナチュラルに撮影することで、よりダイナミックで心に響くミュージカルシーンに仕上がった。『カラーパープル』は2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:カラーパープル(2023) 2024年2月9日より全国にて公開© 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年02月04日